『フリンジマン』第11話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』最終話のあらすじ(ネタバレあり)井伏(板尾創路)の諜報室が荒らされ、犯人は「毒蜂料理人・バズコック」の異名を持つ江戸川(東幹久)だと判明。江戸川は井伏の愛人情報を盗み、それを使って井伏を破滅に追い込もうとしていた。一方、田斉(大東駿介)は愛人の原石・久利栖(板野友美)から連絡がこなくなり、大きな不安と焦りを感じていた。江戸川はそんな田斉に、ベッドで久利栖と田斉が一緒に写っている盗撮写真を送りつけ、「井伏の住所を調べろ」と脅しをかける。言いなりになるしかない田斉は、さっそく愛人同盟に連絡。満島(淵上泰史)と安吾(森田甘路)に教授の住所を聞き出そうとしたところ、江戸川の本性について知らされ、目を覚ます。井伏の観察眼によって、久利栖と体の関係を持っていなかったことを知った田斉は、次に妻と江戸川の関係を探り始めた。妻の証言により、江戸川とは無関係なこと、よく外出をしていたのには理由があったことがわかり、これで田斉夫婦はお互いに不倫をしていないことになる。そしていよいよ、井伏と江戸川が真っ向勝負をするときがきた。江戸川は井伏の破滅を願っており、「嫁に自分の所業をすべて話せ」と要求したが、井伏はそれに応じなかった。それならばと、江戸川は盗んだ井伏の愛人情報を元に、井伏の愛人に電話をかけ――。■『フリンジマン』最終話の感想今まで放送された『フリンジマン』の中で、一番キュンとした回がこの最終話です!江戸川の手先となっていた愛人・夏美。彼女の正体に気づいていた井伏は、すでに彼女とコンタクトをとっていました。麻雀で彼女に勝ち、動揺している彼女に井伏は、「いつまで彼のために働き蜂を続けるんですか?あなたは蜂ではなく蝶になるべきだ」と一言。あぁ、こう言われた瞬間の夏美の顔ったら!井伏の優しさに戸惑う姿が、まるで初めて恋を知った少女かのようです。夏美は江戸川の愛人ですが、彼から愛情を感じたことは一度もないという状態。駒のように使われてばかりで疲れているときに、男性からこんな優しい言葉をかけられたらどう思いますか?私だったら、気持ちが一気に傾きます。江戸川なんてもうどうでもいい、井伏、私を抱いて!なんて言ってしまいそうです。井伏は「愛人に愛は必要ない」と言い続けている男でした。でも、実際は違います。誰よりも愛情がある男なんです、井伏は。クライマックスでは、井伏の愛人についての考えが述べられています。それは不倫がいかに危険であるか、どれだけの覚悟を持って望むべきなのか、淡々と語られました。そして、「愛があるから憎しみが生まれる。感情があるから嫉妬が生まれる」と。だから井伏は、不倫では愛を捨てると考えているのでした。田斉も言っていましたが、井伏の「不倫相手を不幸にしないために愛を捨てる」という考え方、とても深い愛だと思います。愛人という立場にはなりたくないですが、井伏のような相手だったら……?なんて、よからぬ考えを抱いてしまいました。結局、井伏に敗れた江戸川は不倫をやめて、幸せなマイホームパパになったとのこと。不倫業界からすれば残念なことかもしれませんが、健全な視点からみると、江戸川がマイホームパパになったのはいいことですね。さて、井伏は長い旅に旅立ってしまったので、愛人同盟はどうするのか?今までの教えを駆使してまた愛人作りをするのか?と気になりましたが、彼らは愛人作りをひとまずやめました。その代わり、男を磨くそうです。自分たちの愛人作りの経験と、江戸川と井伏の戦いを見て、自分たちには不倫をする資格がないと悟った3人。イイ男になるよう励んでほしいなと思います。いえ、むしろすでにイイ男になりかけているかも。ひたすら愛人がほしいと騒いでいた時期から比べれば、彼らはかなり成長しました。「愛人の作り方を教えるドラマってなに?」と思っていた「フリンジマン」ですが、純愛や切ないエピソードがたくさんあり、とても楽しませていただきました。最終話を迎えてしまい寂しい気持ちでいっぱいです。今後は続編を期待しつつ過ごしていこうと思います!■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。最終話12月23日(土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年12月24日『フリンジマン』第10話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第11話のあらすじ(ネタバレあり)田斉(大東駿介)は料理教室で知り合った江戸川(東幹久)のおかげで、目当ての女性とキスすることに成功した。江戸川の実力と考え方を目の当たりにした田斉は、今まで愛人作りのレクチャーをしてくれた井伏(板尾創路)と決別。田斉が井伏と別れたあと、江戸川は「毒蜂料理人・バズコック」と呼ばれる、甘い言葉で近づき何もかも壊してしまう人物だということが判明した。井伏から江戸川の正体を教えてもらった満島(淵上泰史)と安吾(森田甘路)は、田斉に真相を話そうとするが連絡は無視されてしまう。直接話そうとふたりは田斉のマンションへと向かうが、途中、田斉の妻と江戸川が密会しているところを目撃する。そのことも含めてふたりは帰宅途中の田斉に話すものの、田斉は不安になりつつふたりを振り切って帰宅した。井伏は江戸川の目的を探るために、助っ人として愛人手術のスペシャリスト・森尾(村上淳)に連絡をとって呼び寄せる。森尾を料理教室に送り込み、女性たちを誘惑してもらえば、江戸川は自分の場を乱されたと焦り、きっと何か動きを見せるはずだと井伏は考えていた。満島、安吾とともに料理教室に入った森尾は、愛人作りのテクニックを活用して女性の心を掴んでいくが、江戸川も負けておらず、森尾が狙った女性を奪い返していく。しかし、森尾のほうが一歩先をいく様子に焦った江戸川は、あることを今夜決行することに決めた。一方、田斉は料理教室をサボり、目当ての女性と過ごしていたが……。■『フリンジマン』第11話の感想愛人作りのプロ同士のバトル、とても見応えがありました!奪っては奪い返し、奪っては奪い返し……次々とテクニックを繰り出すふたりに、尊敬の念(?)を抱いてしまいそうになります。井伏によると、料理教室に通う女性たちは江戸川の愛人だと思われるとのこと。すでに誰かの愛人になっている女性をときめかせるなんて、これは森尾のほうが上手ですね。開業医というステータス、さらに女性のハートをつかむ心理テクニック。私も江戸川か森尾か選べと言われたら、森尾にクラっときてしまいそうです。特に、自分でも気づいていない長所を褒められるのはたまりません。もしも褒めてもらえたら、「この男性、私のことをよく見てくれている!」と胸キュンします。とはいえ、「脈が若い」という褒め言葉(?)は、いまいちピンとこず噴き出してしまいました。体年齢や肌年齢が若い、という感覚と同じなのでしょうかね。さて森尾が乱入したことにより、江戸川はかなり焦ってしまいました。江戸川は協力者の女性に電話を入れて怒鳴り、何かを決行するように指示。この時点では何をするつもりなのかわかりませんでしたが、物語の最後に井伏の諜報室が荒らされているシーンを見て、ピンときた視聴者は多いはず。恐らく江戸川が女性に指示したのは、諜報室を突き止めて、井伏の愛人のデータを盗むこと。江戸川が井伏の愛人のデータを欲しがるのは、愛人作りのライバルとして目障りだから?それともほかに個人的な恨みがあるのか?とても気になるところです。江戸川は諜報室のみならず、田斉の妻にも接触しています。どのような思惑で近づいているのか、こちらも気になって仕方がありません。愛人作りのプロなのですから、田斉の妻を愛人にしようとしているのかも。ただ、そもそもなぜ田斉の妻を狙うのかがわからない。田斉も妻の浮気疑惑があるからこそ、不倫に意欲的になってしまっています。このままだと、田斉夫婦はダブル不倫をして夫婦仲は最悪なことに……?まだ田斉の妻が浮気していると決まったわけではありませんが、不穏な空気が漂いすぎていて不安です。なんせ、江戸川が絡んでいるのですから!ちなみに田斉は愛人の原石と裸でベッドにいましたが、本当に体を重ねてしまったのかは疑問が残るところ。田斉は記憶がないのですから、ただ寝ていただけの可能性もあります。毎週楽しみにしていた『フリンジマン』も、来週でいよいよ最終回。田斉夫妻、さらに井伏と江戸川の対決がどうなるのか必見です。最後まで見届けようと思います!■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第11話12月16日(土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年12月17日『フリンジマン』第9話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第10話のあらすじ(ネタバレあり)出張のため井伏(板尾創路)が不在の状態に。愛人作りも中断かと思った矢先に、雀荘の常連客・夏美(MEGUMI)から料理教室を勧められる。料理教室には出会いを求めている女性が多いと聞いた田斉(大東駿介)、満島(淵上泰史)、安吾(森田甘路)は、井伏に頼らずに愛人作りをしようと決意。早速入会したところ、料理教室には美しい女性ばかりが通っており、3人のテンションはどんどん上がっていった。3人はこれまで井伏に教わった数々のテクニックを駆使して、ターゲットとなる女性との距離を順調に詰めていく。しかし、田斉のターゲットを満島が横取りしようとしたことで田斉は困惑。安吾も目当ての女性と順調に仲良くなりつつあったため、田斉は焦りを感じていた。そんななか、田斉たちを除く唯一の男性生徒・江戸川(東幹久)が田斉に声をかける。田斉の愛人作りに協力を申し出てきた江戸川は、井伏と同じく人の心理をよく理解しており、すぐに田斉とターゲットの仲を取りもつことに成功。江戸川のおかげで、田斉はその日のうちにターゲットと食事を済ませ、さらにキスまですることができた。井伏とは違い「不倫に愛は必要」と考える江戸川と出会ったことで、田斉は井伏の考え方に疑問を持つようになり――。■『フリンジマン』第10話の感想ついに、最終章突入です。新しい登場人物として、田斉たちの前に江戸川が登場しました。江戸川はこれまでもひっそりと何度か登場しており、今までの様子から見て愛人同盟の味方とは言いづらい人物です。しかし、田斉に対してはとても親切です。江戸川が田斉の愛人作りに協力したおかげで、田斉はターゲットと難なくキスするのに成功。井伏のときは苦労していたのに、江戸川の協力を得た途端にトントン拍子でコトが進むなんて……。もちろん井伏の教えも十分効果的ではあるものの、江戸川のように出会って数時間でキスまでもっていける状態を作ってくれるなら、井伏より江戸川を頼りたくなるのもわかります。そもそも、「愛人に愛は必要ない」という井伏の考え方には、最初から驚いたり戸惑ったりしていた田斉。「井伏がそう言うのならそうなのだろう」と思っていたとしても、自分を成功に導いた江戸川が「愛人に愛は必要」と言うのなら、もうそちらを信じてしまうでしょう。今度こそ愛人を作れる、そして愛があってもいいんだ!田斉にとって、これほど気持ちが高揚することもないと思います。それだけに、江戸川が「毒蜂料理人・バズコック」と呼ばれる、甘い言葉で近づき何もかも壊してしまう人物だというのは、残念極まりないです。田斉は江戸川の餌食になってしまうのでしょうね。今は田斉も幸せ状態ですが、きっとすぐに破滅へと導かれてしまうのでしょう……。満島と安吾が田斉に江戸川の本性を伝えてくれたらいいのですが、果たして田斉は江戸川が悪だということを信じるでしょうか?自分にいい思いをさせてくれた相手に対して、悪い印象は持ちにくいと思います。周囲からあれこれと言われたって、少なくとも今は実害がないのです。井伏側についている満島と安吾の言葉に、耳を傾けてくれるのかどうか……。一方、田斉の妻も怪しい動きを見せています。妻が夜遅くに外出することで、田斉は浮気を疑い始めました。万が一浮気をしていたとしても、愛人作りをしている田斉は妻を責められないでしょう。お互い様というカタチになりそう。とはいえ、そもそも妻が浮気をしているのかは未だ不明のままです。おまけに、江戸川は田斉の妻にも目をつけている様子。江戸川の明確な目的はまだわかりませんが、田斉夫妻が江戸川のせいで良くない事態に陥る可能性は十分あるはず。愛人同盟は田斉を助けられるのか、それとも江戸川の勝利に終わるのか。最終章は愛人作りよりも、江戸川の存在が気になって仕方がないです。次週も江戸川に注目したいと思います。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第10話12月9日 (土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年12月10日『フリンジマン』第8話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第9話のあらすじ(ネタバレあり)安吾(森田甘路)の愛人作りのためにターゲットのリサ(小倉優香)と恋人を別れさせることになったが、肝心の別れさせ方は井伏(板尾創路)がリサを抱いているところを恋人に見せるというもの。この方法に納得のいかない安吾は、井伏を止めようと決意。田斉(大東駿介)と満島(淵上泰史)に、井伏の情報提供をお願いした。井伏はタレント志望のリサと親しくなるために、プロデューサーのフリをしてドラマの撮影現場へと赴く。リサ、田斉、満島の前で撮影スタッフと話す井伏にリサは笑顔を向け、田斉と満島は知人がひとりもいないはずの撮影現場で堂々とふるまう井伏を不思議に思っていた。撮影現場のあとは「打ち合わせ」と称して、井伏はリサたちを寿司屋へと連れて行く。寿司屋の大将も井伏と知り合いらしく、プロデューサーに扮する井伏に話を合わせていた。リサが先に帰ったあと、井伏が話していたドラマの撮影スタッフや寿司屋の大将は、200人以上の会員が属する不倫ネットワークのメンバーだと判明。不倫ネットワークの会員は会員同士で助け合うことになっていて、井伏は会員を使って見事リサを騙すことに成功したのだ。この出来事を知った安吾は、井伏の脅威に改めて恐れを抱く。なんとかしてリサを救いたい安吾。しかし、常に先をゆく井伏に太刀打ちできず、ついに諦めようとしたが――。■『フリンジマン』第9話の感想今回は特記すべき「愛人作りのハウツー」はなく、安吾の純な恋愛奮闘劇です。好きな女性のために必死で走る安吾と、安吾に全力で協力する田斉、満島の行動に、男の友情と純情さを感じました!「愛人がほしい!」と言っていた安吾が、まさか愛人という割り切った関係ではなく、本気で女性を好きになり、「付き合いたい」と思うだなんて……。いえ、これが彼の本来の姿なのでしょうね。学生時代のトラウマのせいで女性恐怖症になっていましたが、それもやっと卒業です。おめでとう、安吾!安吾はリサに振られてしまうものの、それはもともとわかっていたことです。わかったうえで告白し、きちんと断ってもらえたのですから、これでこの恋に心残りはないと思います。片想いの終わりはとても悲しい。でも安吾はリサのために全力で考えて行動し、井伏という脅威にも立ち向かった。そして、安吾のために一緒に走ってくれる男友達もいる。なんだかいいなぁ、なんて思ってしまいました。全力で恋ができて、それを応援してくれる友達がいて。「愛人同盟」というふざけた集まりかと思いきや、今回に限っては、思わぬ男の友情と純情な恋を見ることができました。安吾とリサの終わりを見届けたあと、これら一連のことは井伏が仕組んだことだと判明。おまけにリサも協力していたなんて!てっきりリサが騙されて、不幸な目に遭うものだと思っていたのに、騙されていたのは愛人同盟側。すべては安吾の女性への恐怖心を乗り越えるための、「安吾改造計画」だったわけです。女性恐怖症の安吾は愛人作りよりも先に、女性恐怖症をなんとかしなければいけなかったのですね。さすが井伏。愛人作りのプロなだけあって、まず愛人作りができるかどうかを見極め、できないならできるように計画を立て実行する。井伏の分析力と愛人作りの徹底ぶりにはいつも感心してしまいます。これが愛人作りではなく、もっと善の行動だったら応援しやすいのに……。さて、安吾改造計画を終えた今、安吾はやっと愛人作りのスタートラインに立てました。これで田斉、満島、安吾と、改めて愛人作りを開始できます。次週の予告を見てみると、どうやら料理教室で愛人を探すよう。料理男子も人気が高いですから、なんだかモテそうな気がします。でも、気になるのは作中でときどき登場する謎の男(東幹久)と女(MEGUMI)。井伏たちの味方とは言えなさそうな雰囲気です。きっと、何か大きな壁となって立ちはだかるのでしょう。「フリンジマン」もいよいよ最終章。クライマックスに向けて、どんな展開が待ち受けているのか期待です。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第9話12月2日(土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年12月03日『フリンジマン』第7話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第8話のあらすじ(ネタバレあり)安吾(森田甘路)は、バイト先のレンタルDVD店で客として訪れたリサ(小倉優香)と出会う。リサが探している映画は安吾と趣味が似ており、またリサが安吾のことを覚えていたことから、安吾は彼女を「愛人の原石かもしれない」と期待。しかし、彼女はDVDを借りず、恋人と共に店を出ていってしまった。安吾は愛人同盟の前で、「映画よりも男を取った!」とリサに対して怒ったものの、井伏(板尾創路)は安吾がリサのことを気にしていると見抜く。安吾もそれを認め、なんとかリサを安吾の愛人にできないかと相談を始めた。問題なのはリサに恋人がいることだが、井伏は落ち着いた様子で「別れさせればいい」と言う。井伏と安吾はリサのことを調べるために、リサの通う大学の軽音楽部部室へと向かった。リサの身辺に関わるものを探しているうちに、軽音部の部員が帰ってきてしまったが、井伏はOBのふりをしてその場をしのぎ、無事に情報を集めることに成功した。その後、井伏はリサに浮気をさせて恋人と別れるよう仕向ける作戦を考案。リサの浮気相手は井伏自身が行うと宣言した。安吾が見守る中、井伏は田斉(大東駿介)と満島(淵上泰史)の協力を得て、難なくリサとの距離を近づけていく。そしてリサと恋人を別れさせる決定的な方法は、井伏がリサを抱いているところを恋人に見せるという衝撃的な内容だった。■『フリンジマン』第8話の感想「赤べこの法則」には笑ってしまいました!”相手のツボを抑えたキーワードを投げかけ、赤べこのごとく頷き続けることで玄人味を醸し出す”ものですが、思い起こせば周囲にも赤べこの法則を使っている人がけっこういたかもしれません。それっぽいキーワードを出されると、勝手に解釈して話を進めてしまうんですよね。頷いてもらえれば自信が持てるし、特に疑うことなく満足して会話を終了できます。ドラマ内でも、赤べこの法則を使った井伏に対して、軽音部員たちが楽しそうに話していました。井伏の堂々とした態度がより彼らを納得させているのでしょう。井伏のような、いつ・どんなときでも動じない精神と、その場を乗り切るスキルを私も身につけたいものです。さて、今回からはいよいよ安吾のパートとなりました。そもそも独身者である安吾に愛人もなにもありませんが、そのへんは置いておきましょう。女性を嫌っていそうな安吾が選んだのは、自分と映画の趣味が合うお客さまのリサ。恋人と別れさせる方法は何かと思いきや、井伏とリサのセックスを恋人に見せるという驚愕のものでした。恋人が誰かとベッドを共にしている姿を見るなんて、トラウマ級のショックです。井伏はそんなトラウマをリサの恋人に与えようとするなんて!リサ自身も深い傷を負うと思います。大学生でこんな体験、とても受け止めきれなさそう……。愛人作りにおいて、井伏は何度も「マシーンになれ」と言っていました。愛人を愛することも、愛人から愛されることもダメ。ただひたすらマシーンになる……そんな状態で愛人を作って、楽しいんでしょうか。少なくとも井伏はそれで納得しているようですが、安吾にそれは無理というもの。井伏のひどい別れさせ方を聞いた安吾は、発狂したように叫び、その場を出て行ってしまいました。今回は安吾が女性恐怖症になったエピソードが登場しましたが、「そりゃ女性が嫌になっちゃうよね」と思わざるを得ない内容でした。目の前で堂々と彼女に裏切られてしまう、それも思春期に。大切な時期に恋愛で大きく傷ついてしまうと、大人になってからもそれを引きずってしまうのはよくわかります。女性を避けて生きてきた安吾が、愛人作りに踏み出せたのは大きな一歩です。できればここで大きな成果を上げてほしい!しかし、味方であったはずの井伏は敵のようなポジションに変化しました。リサを安吾の愛人にするという目的達成のためとはいえ、この別れさせ方は安吾にとって納得できないものです。だからこそ必死で止めようとするものの、井伏は手強い。安吾は井伏を止めることができるのでしょうか。もしも止められたとして、リサを愛人にする手段はほかにあるのか?それとも、愛人にするのは諦めるのか?今後、安吾とリサがどうなっていくのが楽しみです。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第8話11月25日(土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年11月26日「芸人役は難しいなんてもんじゃないですよ。ただ、(ベテラン芸人の)板尾さんがOK出してくれたら、ええやんというか、安心感がありましたね」 そう語るのは、板尾創路(54)が監督した映画『火花』(11月23日全国東宝系公開)で主演を務めた菅田将暉(24)。又吉直樹(37)が芥川賞を受賞した同名小説を原作とする今作で、菅田はお笑いコンビ「スパークス」の徳永を演じている。徳永の相方・山下を演じたのは、実際の芸人である2丁拳銃の川谷修士(43)。もうひとりの主人公、先輩芸人「あほんだら」の神谷は俳優の桐谷健太(37)が務めた。 今回、その撮影現場の裏側を主演の菅田と監督の板尾が語ってくれた。 菅田「たとえば、ピアニスト役だったら、曲を弾けるように練習するとか、明確にできるんですけど……。(芸人役は)お客さんの前に立って、本当に漫才をするってことでしかない気がして。修士さんと2人でネタ合わせをして、撮影の日に初めてお客さんの前に立って、ウケるかどうかわからんけど漫才をやるって感じでした」 板尾「俺らでも初めてのネタをお客さんの前でするのは緊張するからな~」 菅田「もちろん、漫才の台本はあります。でも、『これを自分の力も踏まえて、どうにかせんとあかん』という、漫才師の方々の感じがわかればなって思いでした」 相方を演じる川谷とは19歳差。だが、劇中では同級生という設定だ。年齢差を埋めるため、努力が必要だった。 菅田「修士さんから、敬語をまずやめようと言ってくださって。2人で6時間くらい飲みに行ったり……」 板尾「菅田くんは『腹立つわ』とか言いながら、修士にものすごく上からいくんです。同級生だから同じ目線にならないといけない。ちゃんと役柄に持っていけるように考えた、菅田くんなりの礼儀正しさです。撮影を通じて感じたのは、菅田将暉は、演技に対する自分の気持ちとの折り合いとか、リアリティとかを、しっかり考える俳優だということ。表現する者として、それくらいの覚悟というか、気持ちになってくれる」 板尾監督がメガホンを取ったのは、『火花』で3作目。だが、原作がある作品は初めて。しかも、原作者は吉本興業の後輩の又吉だった。 板尾「会って話しました。『火花』に対する思いとか、こういう映画にしたいとか、そういうことを一方的にしゃべった。あいつは、ほとんど何も言わなかったけど、最後に『原作のことを思ってくださっているというのがよくわかりました。すべてお任せします。お願いします』と」 菅田「『火花』への出演が決まるより何年か前に、雑誌の対談企画で、僕のほうからお願いして初めて(又吉に)会いました。漠然とメディアのイメージで、暗いというか、独特の雰囲気のある人かなと思っていたんですが……。意外やったのが、会ったらとても気さくで、大阪の兄ちゃんみたいな感じで。『連絡先を教えてよ』と言ってくれたのがうれしかったです。ちょくちょく連絡は取っています。洋服が好きな共通点もあって」 板尾「2人ともサッカーをやってたしな。自分はどこでやってたん?ブラジルでやってたん?」 菅田「ブラジルでやってたら、僕はいまここにいませんて!」
2017年11月22日『フリンジマン』第6話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第7話のあらすじ(ネタバレあり)ふたりの愛人候補のうち、ひとりはダメになってしまった満島(淵上泰史)。すぐにターゲットをミエ(佐津川愛美)に戻し、満島は仕事を後回しにしてミエとのやりとりを楽しんでいた。朝10時からのデートの約束を取り付けて上機嫌な満島は、愛人同盟に頼らず自分でがんばろうとするものの、井伏(板尾創路)のレクチャーなしにミエの心をつかむことはできなかった。必死になる満島は過去に井伏がレクチャーした技を次々に繰り広げるが、タイミングを選ばず苦し紛れに繰り出すだけの技はことごとく失敗に終わった。ミエはすぐに帰ってしまい、満島の焦りはピークに達した。なんとかしようとした結果、満島はミエの仕事帰りにサプライズとして待ち伏せをする行動に出てしまう。サプライズと称した待ち伏せ行為にミエはハッキリと拒絶の態度を示し、満島を置いてさっさと歩き始めた。どうすることもできず呆然としていた満島の元に、井伏ら愛人同盟から連絡が入る。井伏はミエについて、ある推測を満島に伝えようとしていた。そしてまたミエも、追ってくる満島に自身が隠していた秘密を打ち明け――。そんな中、愛人同盟のたまり場「雀荘北」に、謎の男・江戸川(東幹久)がやってくるのだった。■『フリンジマン』第7話の感想「満島編」が終わってしまいました。満島も田斉同様に愛人成立に至らず。しかも、かなり切ない結末です。満島とうまくいきそうな雰囲気を出しつつも、なぜか短時間デートしかしなかったミエ。実は離婚歴ありの子持ち女性だったのですね。あぁ、それなら長時間一緒にいられないのも納得です。子どもがいることを言えずにデートをするのって、どのような感じなのでしょうか。いつか言わなければいけない、でも言い出しにくい……好きになればなるほど、苦しい思いでいっぱいになりそうです。満島は満島で、妻帯者であることを隠していました。せっかくうまくいっているのに、知られたら関係が終わってしまう。ミエは満島が妻帯者かもしれないと気づいていましたが、それがハッキリしてしまうとお別れになってしまうこともわかっています。あえて聞かない、気づかないようにしていたミエを思うと、満島との時間がどれだけ楽しかったのか想像がつきます。久しぶりの恋愛にドキドキしているからこそ、できるだけその時間を長く味わいたいですよね。悲しい結末はできるだけ先延ばしにしたいものです。ふたりとも大きな秘密を抱え、そしてほぼ同時に打ち明けて別れを選ぶシーンは泣きそうになりました。付き合っても不倫になるだけなので未来はないですが、お互いに惹かれ合っていると思うと、別れはやっぱり悲しい気持ちにさせられます。愛人作りのはずが、報われないピュアな恋物語のようになっていました。不倫のハウツードラマのはずなのに、なぜこんなに切なくさせられるのでしょうか。「不倫なんて!」と思う気持ちはありつつも、世の中の不倫にはきっとこういう悲哀も紛れているのかもと思わされます。次はいよいよ「坂田編」ですが、それ以外にも気になることがいくつか出てきました。まず、愛人同盟のたまり場「雀荘北」に現れた謎の男。いったい、この男性は何者なのでしょうか。愛人同盟の仲間になる人なのか、それとも敵になる人なのか。次に、田斉の奥さん。夜遅くに帰宅したうえに、田斉の質問をごまかして詳細を話しませんでした。これはもしや、田斉の妻が不倫をしているパターン?もしもそうなら、田斉は愛人作りに失敗したうえに、妻に不倫された残念すぎる男になってしまいます。さらに妻の不倫相手が井伏だったりしたら、大変なことになりそう。そして、今回のラストに登場した謎のセクシーな女性。こちらも今後、どのようなカタチでストーリーに絡んでくるのか気になります。7話まで終わり、そろそろクライマックスへ向けてストーリーが進行すると思います。謎の人物や田斉の妻の言動など、気になる展開が山盛りです。まずは次週、坂田の愛人作りに注目したいです。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第7話11月18日 (土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年11月19日今田耕司とモデルで女優の中条あやみがMCを務める「アナザースカイ」の11月17日(金)の放送に、俳優の鈴木浩介がゲストで出演。今回鈴木さんは“カレー”のスパイスの聖地である南インドで究極のカレーを堪能。カレー愛を熱く語ってくれる。『ALWAYS 三丁目の夕日』『それでもボクはやってない』などの作品に出演し、ドラマ、映画と展開した「LIAR GAME」シリーズで注目を集めると、その後は長寿シリーズとなった「ドクターX」や「刑事7人」「緊急取調室」などの人気シリーズから上戸彩と斎藤工が共演し大きな話題を呼んだ「昼顔」など様々なドラマに出演。この春には「緊急取調室」最新シーズンと「人は見た目が100パーセント」に同時出演し、夏シーズンには「愛してたって、秘密はある。」への出演と各所で引っ張りだこの鈴木さん。そんな鈴木さんが芝居同様にハマっているものが「カレー」だという。今回鈴木さんはカレーの味を生み出すスパイスの聖地である「インド」のケララ州を訪問。カレーの師匠が大絶賛するほど美味しいというフィッシュカレーからリゾートホテルの超高級カレー、街場のミールスまで、魅惑のスパイスに感動。現地のスパイス市場で幻のスパイスを探す。鈴木さんが大森南朋、桐谷健太と豪華トリプル主演して、地方都市の闇に生きる男たちのヒリヒリとする葛藤と衝突を描く『ビジランテ』は12月9日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。幼い頃に失踪した長男・一郎。市議会議員の次男・二郎。デリヘル業雇われ店長の三男・三郎。別々の道、世界を生きてきた三兄弟。父親の死をきっかけに、失踪していた一郎が、30年ぶりに突然帰ってくる。再会した3兄弟の運命は再び交錯し、欲望、野心、プライドがぶつかり合い、事態は凄惨な方向へ向かっていく――。『SR サイタマノラッパー』や「みんな!エスパーだよ!」で頭角を現し『ジョーカー・ゲーム』『22年目の告白 -私が殺人犯です-』などのヒット作を送り出した入江悠監督のオリジナル最新作となり、3人のほか篠田麻里子、嶋田久作、間宮夕貴、吉村界人、菅田俊らも共演する。「アナザースカイ」は11月17日(金)23時から日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年11月17日『フリンジマン』第5話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第6話のあらすじ(ネタバレあり)満島(淵上泰史)は井伏(板尾創路)から「すぐに妻帯者だとミエ(佐津川愛美)に打ち明けなさい」と指示されるが、満島は無視してしまい、打ち明けないままミエとのデートを終えた。満島は愛人同盟から責められるも、最終的に井伏は「すべては満島さんが決めること」、さらに「責任は自分で負うこと」と釘を刺した。その後、井伏は愛人同盟を料亭に呼び出す。「愛人作りには事前に愛人のリサーチが必要不可欠」と言い、井伏は自身の愛人・美紗(安達祐実)を愛人同盟に引き合わせて帰っていった。美紗は愛人同盟に「脈ありの女性を見分ける方法」を教え、満島は早速それを実践。ミエはダメだったが、もうひとりの愛人候補・キャバクラ嬢のカオリ(岸明日香)は脈ありだと判明した。喜んだ満島はカオリをデートに誘うことに成功。報告を受けた井伏は、いよいよ最終レクチャー「ホテルへの誘い方」の指導を始めた。満島はカオリとのデートを順調に進め、井伏の指導通りにホテルへ誘い、見事カオリとホテルに行くことができた。カオリもまんざらでもない様子で、自ら服を脱ぎ始める。満島はカオリのやる気をみて意気揚々と服を脱ぎ、服を脱ぎ終わったカオリを喜々として眺めたところ、カオリの体には“あるもの”があって――。■『フリンジマン』第6話の感想男性が勃起しているかどうかは背中の角度でわかるという話には、大きく頷いてしまいました。ドラマやマンガでも、股間が元気になったときは前かがみになる描写があります。あの姿勢を見ると、「男性って大変だな」と思わずにはいられません。ベッドに入っているときならともかく、居酒屋で何気なく話しているときに、あそこが元気になったら困りものです。自分の意思で抑えることも難しいのでしょう。満島もカオリとの居酒屋デートでは、一度トイレへ立たなければいけない状況になっていました。あのシーンを見たときは吹き出してしまいましたが、男性にとっては笑い事では済みません。これだけ元気なら、ベッドインしたときは大活躍するはず!と思っていたのに、いざカオリとホテルへ行ったら勃たない。いえ、最初は元気でした。でもカオリのタトゥーを見た途端に元気を失ったのです。勃たなければ、セックスはできない……。満島はせっかくカオリとホテルへ行けたのに、コトを済ますことなく帰る羽目になってしまいました。もったいないにもほどがある!恋人同士ならセックスをせずにいちゃいちゃするだけでもよさそうですが、満島は愛人、カオリはセフレを求め、さらにカオリは満島のことを「チキン」「小さい」とまで言う始末です。あそこを小さいと言われるなんて、男性にとってはダメージの大きいことでしょう。プライドがズタズタ。ただでさえ勃たずに焦っているというのに。男性にとって、女性のタトゥーは勃たない原因になるのでしょうか?タトゥーが身近ではない人にとっては、少しドキッとするものかもしれませんね。井伏もタトゥーの女は難易度が高いと口にしていました。これでカオリは愛人候補として落選。残るはデパートの案内係・ミエです。ただ、ミエにはまだ妻帯者だと告げていないことが大きな問題になっています。このままミエを騙し続けていたら、ただの悪い男になってしまう……。ミエは満島に好意を寄せているように見えます。もしもそれが事実なら、そのショックは計り知れません。満島が改心してミエに真相を打ち明けてくれるよう祈るばかりです。満島はまたもや井伏たちの力を借りず自分だけでやっていこうとしますが、果たしてどうなることやら。満島はミエに真実を伝えられるのか、ミエはそれを聞いたときに受け入れられるのか……そして愛人関係は成立するのか?知りたいことがたくさんで、来週が待ち遠しいです。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第6話11月11日(土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年11月12日ドラマ『フリンジマン~愛人の作り方教えます~』にて、愛人教授(ラマン・プロフェッサー)・井伏真澄を演じる板尾創路さんに、見どころをうかがいました。愛人作りに奮闘する男たちを、上から目線で楽しんで。最近、世間をにぎわせている“不倫”をテーマにしたドラマ『フリンジマン~愛人の作り方教えます~』が、放送中。主演の板尾創路さんは、愛人が欲しいと願う男たちにレクチャーを行う、愛人教授(ラマン・プロフェッサー)の井伏真澄役。「不倫は、今、世間のみなさんが興味のある旬のトピックですから、いいタイミングでドラマ化したなと思いました。“これ、いいの?”という、ギリギリの感じがテレビ東京さんらしいですし、一視聴者として“やってくれたな~”と楽しみです。不倫のニュースには、その人のリアルでドラマティックな人生の浮き沈みを垣間見ることができますよね。それは、お芝居を観て、登場人物の人生を味わうのと似ているところがあるなって思うんです。結局みんな、エンターテインメントとして見て、楽しんでるんじゃないですかね」演じる井伏は、謎が多い男。「教授ということで、面白みがなく、淡々として見えるキャラクターにしようと思いました。お金にならないのに、毎日、ひたすら愛人の研究だけをしている井伏は、喜びの表情こそないですが、実は今の生活に満足している。そんなに興味がわくことがある人生って、羨ましいですよ」作中には「スリルと遊びがあるから男は不倫をする」というセリフが出てきますが…?「リスクがあるのにうまく乗り越えられたとか、クリアする喜びみたいな感情が人間にはあって、それを手にしたいんでしょうね。あと、ドラマに登場する男たちもそうですが、愛人を作ることをロマンだと思っている。妻がいるのに他の女性に言い寄られることで、“自分には男としての価値がある”みたいに感じるんじゃないですか?(笑)」と、男性目線で描かれたこの作品。しかしながら、「意外と女性のほうが楽しめるかもしれない」と板尾さん。「井伏は、研究により導き出した女性の心をつかむ方法や立ち振る舞いをレクチャーするのですが、“そんなわけないよ”とつっこんだり、愛人を作ろうと奮闘するバカな男たちを“ふ~ん”と上から目線で見ていただけたらありがたいなと思います。そもそも、登場人物のひとりなんて、結婚していないのに『愛人が欲しい』って言ってますからね(笑)。でも、そんなバカバカしい設定でありながらも、生身の人間が演じていることもあり、時々、いいシーンがあったりするんです。“思わず感動してしまったけど、これ、よく考えたら『フリンジマン』だったわ~”というような、気持ちの揺れを味わってもらえたら嬉しいですね」いたお・いつじ1963年7月18日生まれ、大阪府出身。芸人としてはもちろん、俳優、監督としても幅広く活躍中。監督と脚本を手がけた映画『火花』が11月23日に全国公開される。最高同時愛人数11人を誇る、通称・愛人教授の井伏真澄。愛人作りの術を田斉治(大東駿介)、満島由紀夫(淵上泰史)、坂田安吾(森田甘路)の冴えない3人にレクチャーする。毎週土曜24:20~、テレビ東京系で放送中。※『anan』2017年11月15日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2017年11月10日アイドルグループ・V6の森田剛が10日、東京芸術劇場プレイハウスで行われた主演舞台『すべての四月のために』の公開ゲネプロに登場した。同作には他、臼田あさ美、西田尚美、村川絵梨、伊藤沙莉、小柳友、稲葉友、近藤公園、中村靖日、山本亨、麻実れい等が出演する。同作は舞台『焼肉ドラゴン』作・演出を務め演劇賞を総舐めにし、映画『月はどっちに出ている』『愛を乞うひと』で数々の賞に輝いた、鄭義信が新たに書き下ろす。第二次世界大戦時の朝鮮半島近くに浮かぶ日本植民地の島で、理髪店を営む朝鮮人一家と、家族を取り巻く朝鮮人、日本人軍人たちを描く。麻美は「鄭さんとご一緒するのは久しぶりでしたが、やはりお稽古はとても『しつこかった』です」と振り返る。主演の森田については「普段寡黙ですが、今回は交わす台詞も多い役どころなので、実はすごくあたたかくて、やさしくて、そして可愛いところに触れられました。何より、舞台に向かう姿勢が真摯で素敵ですね」と称賛。「観終わった後、清々しくあたたかな幸福感に満たされる作品だと思います」と語った。脚本・演出の鄭は「森田さんとご一緒するのは初めてですが、これまでの作品にない森田さんの魅力を引き出せたのではないかと思っています」と自信を見せる。「まっすぐな演技をなさる方なので、とても見ていて気持ちがよく、ご一緒したいと思っていました。とても素敵な方です」と印象を語った。さらに鄭は「稽古場では明るく、明るくという注文も、嫌がることなく実にのびのびと(笑)やっていただけました。割とご本人、ギャグっぽいのも好きなんじゃないかな(笑)」と稽古中の様子を明かす。「テーマ自体は重いものを扱っていますが、笑って、泣けて、幸福な時間を共有できる舞台になると思います」とアピールした。東京公演は11日~29日、東京芸術劇場 プレイハウスにて行われる。京都公演はロームシアター京都 サウスホールにて12月8日~13日。北九州公演は北九州芸術劇場 大ホールにて12月22日~24日。○森田剛コメント長かったような短かったような稽古期間、毎日、多くのダメ出しをいただきました。素敵な言葉がたくさんあるので、お客様にしっかりと届けたいと思います。大変な時代を生きぬく人たちの話ですが、観ている人に勇気を与えられる作品です。あたたかい家族なので、いい家族だな、と思ってもらえると思います。その一員として観ていただけるように、稽古中の鄭さんの演出が自分の中に入っていればいいのですが、繰り返しダメ出しが出たシーンでは鄭さんの顔が浮かんできそうな気がします(笑)。本番が始まったら、役は役者のものでもあるので、のびのび演じられればと思います。きっとこの作品を観た方は、自分の家族のことを思い出すのではないかと思います。同時に、自分の未来や過去、生きている意味を考えるかもしれません。さらには祖父や祖母、父や母がいて、自分がいるんだという当たり前のことが、とても幸せなことだと感じていただける舞台になっていると思います。
2017年11月10日『フリンジマン』第4話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第5話のあらすじ(ネタバレあり)田斉(大東駿介)の愛人作りが未遂に終わり、今度は満島(淵上泰史)が愛人作りに乗り出した。「とにかく愛人が欲しい!」と主張する満島に、井伏(板尾創路)はまず愛人候補を見つけることが必要だとレクチャー。それを聞いた満島は得意げに「すでに愛人候補を見つけた」と言う。それもふたりいるとのことで、愛人同盟は驚愕した。早速愛人候補を見に行ったところ、ひとりはデパートの店舗案内係・ミエ(佐津川愛美)、もうひとりはキャバ嬢・カオリ(岸明日香)だった。田斉(大東駿介)と坂田(森田甘路)は清楚系であるミエのほうが適役だと考えるが、井伏は「店舗案内係は難易度が高い」とふたりに話す。店舗案内係がいかに手強いか力説した井伏は、満島に過度なプレッシャーを与えないよう、そのことは秘密にしておくようにと田斉と坂田に口止めした。満島は井伏から「曲がっているネクタイを直接直しにくる女性は愛人の原石」という「ネクタイの法則」を教わり、早速実行に移した。するとミエは見事に満島のネクタイを直し、愛人の原石だと判明した。その後、満島はカオリとのデートに成功。ミエともデートの約束を取り付け、順風満帆な状態だった。しかし、満島はミエにあることを秘密にしており、井伏はそのことを指摘したが……。■『フリンジマン』第5話の感想愛人候補がすでに見つかっているうえに、ふたりもいるとは。おまけにそのふたりと順調に仲を深めているのですから、愛人成立も時間の問題かもしれません。期待を高めつつドラマを見ていましたが、それほど甘いものではなかったよう。最後に大きな問題が発覚しました。なんと満島は、既婚者であることをミエに黙っていたのです。満島が既婚者だとミエが知っていれば、ミエもその気がある場合、納得したうえで愛人関係になれます。しかし、知らなければ……ミエは完全に騙されている状態です。これはひどい、ひどすぎます。自分がこんな目に遭わされたら、きっと秘密にしていた男性を恨むでしょう。そして騙された自分を恥じて、ひたすら泣いているかもしれません。愛人作りのプロである井伏は、電話で満島に「妻帯者であることを彼女に伝えなさい」と指示。井伏の愛人作りのポリシーから考えたら、既婚者であることを秘密にするなんて言語道断です。レクチャーしている相手がそんな行動に出ることは許せないと思います。今まで井伏の言う通りに動いていた満島でしたが、今回は井伏からの電話を切ってしまいました。あぁ、あんなにお世話になった井伏からの指示なのに!順調に進んでいた関係が終わってしまうという恐怖は、満島にとって井伏を裏切る恐怖よりも大きかったようです。とはいえ、電話を切った満島の手はかなり震えていました。井伏に牙をむける恐ろしさを感じているのがよくわかります。関係がうまくいっていたら、自分が不利になるようなことは言いたくない。そんな気持ちはよくわかります。問題を後回しにすればするほど、事態が発覚したときに困ることはわかっているのですが、どうしても目先のことばかり考えてしまうのでしょう。井伏に逆らった満島は、もう井伏からアドバイスを受けられないかもしれません。関係が順調にいっているため、井伏がいなくてもなんとかなる可能性もありそうですが、それでも不安は大きそう。また、既婚者だといつバレるのかも気になるところ。満島はこれから、仲を深める楽しみよりも、既婚者であることを知られる恐怖のほうが大きくなっていくのではないでしょうか。愛人作り、やはりむつかしい。せっかく愛人候補がふたりもいるのに、今回も一筋縄ではいかないようです。ただ次回予告では、満島が女性とベッドインしそうな雰囲気がありました。もしかして、なんだかんだで愛人関係が成立するのでしょうか……?そして、井伏は言うことを聞かない満島に手を貸すのでしょうか?来週の展開も見逃せません。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第5話11月4日 (土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年11月05日「京都・花灯路」が、嵯峨・嵐山エリアと東山エリアの2か所で開催。嵐山花灯路は2018年12月8日(土)から17日(月)まで、東山花灯路は2019年3月8日(金)から17日(日)までの期間で実施される。「京都・花灯路」とは「京都・花灯路」は21世紀の京都の夜の風物詩をとなることを目指して行われている「灯り」と「花」がテーマのライトアップイベント。京都を代表する寺院・神社・文化施設をはじめとする歴史的な文化遺産や、まちなみなどを、露地行灯の「灯り」といけばな作品の「花」によって華やかに演出する。「京都・嵐山花灯路-2018」「京都・嵐山花灯路-2018」は、嵯峨・嵐山地域を会場に、2018年12月8日(土)から17日(月)の期間で開催。渡月橋や竹林の小径など、定番の観光スポットの初冬の季節感が魅力的に表現される。ロームが灯す「灯りと花の路」エリア全体を網羅するように設定されたルートには、無数のLED電球を使用した露地行灯を設置。また、その灯りとともに、いけばなによる演出もされ、思わず歩きたくなる幻想的な路が至る所に広がる。渡月橋周辺や竹林の小径をライトアップ渡月橋と山裾、水辺など周辺をライトアップし、雄大で美しい夜の自然景観を演出。嵐山をバックにした景色が有名な渡月橋の、いつもとは一味違った美しい姿を見ることができる。野宮神社から大河内山荘庭園に至る散策路両側の竹林の小径のライトアップでは、幻想的な情景が頭上まで広がり、見る人々を包み込む。灯りに照らされ、風にそよぐ笹は、見ているだけでヒーリング効果がありそう。「京都・東山花灯路-2019」「京都・東山花灯路-2019」は、東山地域を会場に、2019年3月8日(金)から3月17日(日)の期間で開催。嵐山と同様に「灯りと花の路」をはじめとするライトアップだけでなく、いけばなプロムナードや地元の小学生によるお囃子も実施される。いけばなプロムナードや「火の用心」お囃子組も京都いけばな協会によるいけばなプロムナードは嵐山花灯路、東山花灯路ともに実施。「灯りと花の路」沿いに大型花器によるいけばな作品を展示する。また、地元小学校の児童が火の用心をテーマにしたわらべ歌を唄いながら、青蓮院から清水寺までの「灯りと花の路」を練り歩く「火の用心・お囃子組」も実施。太鼓や拍子木の音が響き、どこか懐かしい気分を誘われる。【詳細】■「京都・嵐山花灯路-2018」開催期間:2018年12月8日(土)~17日(月)※雨天決行開催時間:17:00~20:30開催場所:嵯峨・嵐山地域(中之島公園から渡月橋を渡り、天龍寺周辺を通る嵯峨野散策路とその周辺の寺院・神社・文化施設等)■「京都・東山花灯路-2019」開催期間:2019年3月8日(金)~17日(日)※雨天決行開催時間:18:00~21:30開催場所:東山地域(北は青蓮院から円山公園、八坂神社を通って、南は清水寺まで東山散策路と周辺寺院・神社等)【問い合わせ先】京都・花灯路推進協議会事務局TEL:075-212-8173※平日10:00~18:00写真提供:京都・花灯路推進協議会
2017年11月02日『フリンジマン』第3話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第4話のあらすじ(ネタバレあり)田斉(大東駿介)は詠美(筧美和子)から「元カレと完全に終わった」との報告を受けた。これで元カレのフリをする必要はなくなったが、なんとしても詠美との関係を終わらせたくない田斉は、井伏(板尾創路)に連絡をとり、本当のデートに誘う方法を尋ねる。田斉の本気を感じ取った井伏はすぐにアドバイスをし、田斉は無事に詠美とデートの約束を取り付けることができた。社内での秘密のやりとりや本屋での待ち合わせなどを経て、「これが本当のデートだ!」と心をはずませる田斉。詠美との何気ないやりとりを楽しむのだった。一方、坂田(森田甘路)は詠美の元カレと一緒に写っていた女性を職場で発見する。坂田の手にしたAVのパッケージに写っているのがまさにその女性。彼女はAV女優だった。田斉は坂田から話を聞き、そのAV女優の情報を社内のパソコンで見ていたところ、詠美に画面を覗き込まれてしまう。慌てる田斉に詠美は、神妙な面持ちで「話がある」と言い出し――。そのころ坂田は、AV女優と詠美の身体的な共通点を見つける。そしてAV女優と詠美は同一人物であり、今の詠美は整形した姿だったと気づいた。坂田は愛人同盟に報告しに行くが、田斉はちょうど詠美とラブホテルに入るところで――。■『フリンジマン』第4話の感想詠美の元カレには別の女性がいると思いきや、その女性は詠美の過去の姿とは……。しかも、AV女優!自分の顔がコンプレックスだったと言う詠美。AV女優として働いて得たお金で、整形をするくらいなので、よほどの覚悟と辛さがあったのでしょう。故郷を出て顔を変え、新しい自分として再出発。不安もあったでしょうが、コンプレックスから開放されたうれしさは大きかったはずです。だからこそ、過去の自分を知る元カレは、心に影を落とす存在だったと思います。元カレは捨て去った過去を思い出させる存在です。生まれ変わって生きていくには、元カレとも完全に縁を切ったほうがいいでしょう。とはいえ、元カレは離れてくれず。整形しても詠美を心から思ってくれる元カレに胸が熱くなりつつも、別れたあとも家に押しかけてくる熱っぽさは少し怖いかも。今回は丸く収まったのでいいですが、詠美が元カレとの絶縁を心から願っていたとしたら、元カレの行動はストーカーのようになってしまいそう……。さて、詠美を愛人にしたかった田斉は、自らの意思で詠美の誘いを断り、体の関係までは進みませんでした。スタイル抜群の美女が目の前で「抱いてください」と言いながら全裸になるのですから、田斉としてはまたとないチャンスです。夢にまでみた瞬間のはずなんです。それなのに、手を出さずにいる田斉。田斉のこういう、悪人になれないところがとても好きです。悪い男なら、ここですぐにパンツを脱いでしまうでしょう。「君を慰めてあげる」だのなんだの言ってベッドインし、そのままずるずると愛人関係に……。田斉がいい男でよかった。愛人作りをしようとする時点で、いい男ではないかもしれませんが、詠美の誘いを断った姿を見て、いい男認定します。彼は人情溢れるいい男!と思いきや、ラストで「AV女優とセックスするのは試されているようで……」という、なんとも情けない理由が原因で抱かなかったことが発覚!男のプライドってやつでしょうか。感動の涙を返してほしい!ほんと、男ってバカねぇ。なんて言いたくなった瞬間です。でも、そのバカさがなんだかかわいい。今回で田斉編が終了し、次は満島が愛人作りにチャレンジです。満島は田斉ほど慎重ではないでしょうから、田斉のときとは違った面白さを楽しめそうです。そしてラストに、復讐を誓う男性が登場。この男性はいったい誰なのか、そして復讐とは……?田斉編が終わったのもつかの間、次の展開にも大きな期待をしてしまいます。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第4話10月28日(土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年10月29日『フリンジマン』第2話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第3話のあらすじ(ネタバレあり)愛人の原石・詠美(筧美和子)から恋人のフリを頼まれた田斉(大東駿介)。元カレを諦めさせるためとはいえ、デートができたことに喜んだのもつかの間、デート先のレストランに妻の美知子(渡辺舞)が姿を現した。美知子は田斉と背中合わせに座り、いつデートがバレてしまうかわからない状態に陥る。レストランを出るには美知子のそばを通るしかなく絶体絶命状態だった。井伏(板尾創路)は「詠美に田斉のあだ名をつけさせて」と指示。あだ名で呼んでもらうことで、カクテルパーティー効果(カクテルパーティーのように多人数で談笑している中で、周囲の雑音レベルが高いにもかかわらず、自分が興味のある人の会話や名前などは正確に聞き取れる現象)を避け、美知子に気づかれないようにするためだった。さらに、井伏は「5分後に美知子を動かす」と宣言した。その言葉通り、美知子は井伏の作戦で席を立ち、その隙に田斉と詠美は店を脱出することに成功した。急場をしのぎホッとした田斉だったが、次は歩きながらのふたりでの会話に頭を悩ませる。話題作りに困る田斉に、井伏は立ち止まるべき場所を指示した。井伏の指示通りに立ち止まると、田斉の目の前にはアパレルショップがあった。詠美は田斉がそのお店に興味があると思い、ファッションについてのトークを開始。田斉から話題を持ちかけることなく、ショーウィンドウの前に立ち止まるだけで、詠美が次々と話してくれるようになった。そしていよいよ、ふたりは詠美の元カレの勤務先へと向かった――。■『フリンジマン』第3話の感想タクシーのとき同様、またしても井伏は危機を乗り越えるための的確な指示を出してくれました。偶然にも、美知子が他店にスマホを忘れてくれたおかげでなんとかなったわけですが、井伏ならその幸運がなくてもどうにかできたと思います。それにしても、別店舗のスタッフのふりをしてお店に電話をかけるなんて、どれだけ度胸があるんでしょうか。数々の不倫をこなせば、この程度のことは朝飯前になるのでしょうか。不倫は嘘をつく能力と冷静な状況判断力が必要だと思います。繰り返していくうちに度胸がついてくるのかも……?今回勉強になったのは、会話に困ったときは「ショーウィンドウの前に立つ」ことです。私も田斉と同じで、人との会話に困ったことは数知れず。無理やり話題を出してスベった経験は山ほどあります。井伏の「あなたの周りにはいくらでも(話題の)材料があります」という言葉には、大きな力をいただきました。不倫に限らず、対人関係でとても役立つ知識です。『フリンジマン』は愛人作りの作品ですが、こうしてみると対人関係におけるノウハウがあちこちに広がっています。不倫について学びたい人はもちろん、それ以外の人にも学びのある作品だと思います。さて、田斉は詠美の元カレと意外なカタチで再会してしまいましたが、このときのショックと恐ろしさは尋常ではなかったと思います。「もう会うことはない!やったー!」と思って安堵していたあとに、元カレと偶然の再会ですからね。一度安心したからこそ恐怖は大きいはず。引きつった笑顔をしたあと、なぜか踊り出す田斉には大笑いさせていただきました。しかも、冒頭では怖すぎて壊れてしまったのか(?)、元カレの顔をしっかり見て踊っています。あれだけ見つめられる精神がすごい!非常事態になったとき、人はどういう行動を起こすかわかりません。田斉の場合は、元カレの前で踊りだったのですね。踊るという行為は奇想天外すぎて、愛人同盟に呆れられていましたが、同じ立場になれば似たようなことをするかも……いえ、恐らくしませんね。走って逃げるくらいだと思います。元カレは驚異的なものの、元カレがスマホを落としたことで事態は田斉が有利となったよう。元カレのスマホに映っていた女性が誰なのかが気になるところです。次回予告で詠美の脱衣シーンがありましたが、これは愛人成立でベッドインの流れなのでしょうか?そして、田斉が美知子に疑われているような描写もあるような……?これは早く真相を知りたいですね。来週が待ち遠しくて仕方ありません。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第3話10月21日(土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年10月22日『フリンジマン』第1話のレビュー・あらすじ■『フリンジマン』第2話のあらすじ(ネタバレあり)田斉(大東駿介)は愛人の原石である2年目の新人OL・詠美(筧美和子)とタクシーに同乗。チャンスとばかりに愛人作りのベテラン・井伏(板尾創路)にアドバイスを求めた。井伏は「彼女と一緒にタクシーを降りて彼女の部屋に上がろう」と言い出したものの、田斉はどうすればいいのかわからず困っていた。もうすぐ詠美の自宅に到着するというとき、井伏はタクシーのルート変更を指示。その結果、道路事情により田斉は詠美と一緒にタクシーを降りることに成功した。井伏の的確な指示に感心する愛人同盟。そして井伏の予測通り詠美は田斉を誘い、いよいよ詠美の部屋へと上がることになった。ところが、詠美の部屋の前に強面の男性が登場したことで事態は急変。田斉は怖くなって逃げ出し、怯えながら事の顛末を愛人同盟に報告した。井伏は話を聞きながら状況を整理し、美人局の可能性とその男性が彼女の兄という可能性、そして稀な可能性として男性がジョーカーであるケースを説明。ジョーカーの場合、愛人成立率は85%まで跳ね上がるという。田斉は不安な気持ちを抱えながら出社し、詠美に話しかけたところ、昨夜の男性は元カレだということが判明した。そして詠美は田斉に「元カレの前で彼氏のふりをしてほしい」と頼み、さらには日曜日のデートまで誘ってきて――。■『フリンジマン』第2話の感想井伏、どこまで頭が回るんだ……!タクシーの件では、心から感心してしまいました。人間の心の動きを読むだけでなく、状況も冷静に判断できる。その能力、不倫だけでなく他の部分にも活かせないの?と思わずにはいられません。警察や探偵にも向いていそう。さて、詠美は元カレに諦めてもらうために、田斉に恋人役を頼みました。うーん、これってどうなのでしょう。確かに新恋人がいれば諦めるというケースはあります。しかし、元カレが逆上して田斉に殴りかかってくるということもありそうです。詠美の元カレはちょっと怖そうな男性。田斉だったら一発KOな気がします。愛人の原石である詠美からのお願いだからこそ受け入れるものの、田斉に不倫願望がなければ断っていそうな申し出です。今回心配になったのは、田斉の妻がタクシーの領収書を見つけてしまったことです。井伏ならこのようなミスはしないでしょうが、田斉のような素人はやっぱり詰めが甘いですね。勘の鋭い女性なら「何か隠し事があるのでは」とピンとくると思います。田斉は堂々と不倫ができるタイプではないので、あのおどおどした態度を見た妻に、勘繰られるのではないでしょうか。おまけに田斉は日曜日に予定があります。ここで田斉の妻がどのような予定なのか詳しく問い詰めたら、田斉はうまくかわせないかも……。田斉が妻にスマホカバーをプレゼントしたことも気になりました。妻に発信機をつけるためですが、妻が「珍しく旦那がプレゼントしてくれた」と言っていたあたり、「やましいことがあるから優しくなった人」に見えてしまい……。もしも田斉の不倫(未遂も含む)が妻に知られたら、妻は「やましいからスマホカバーをくれるなんていう、珍しいことをしたんでしょ!」と思いそう。まさか発信機がついているとは思わないでしょうし。さて、日曜日のデートは愛人同盟の連携プレーのおかげで滞りなく進むと思いきや、妻が同じお店、しかも田斉の後ろの席に座ることになったのだから、修羅場を予想せずにはいられません。第2話はここで終わってしまったため、この先はどうなるのかまだわかりません。もしも妻に気づかれてしまったら、タクシーの領収書のこともあり、不倫を疑われる可能性は十分あります。井伏は「臆病者ほど戦地で生き残る。不倫もまた然り」と言っていました。田斉はかなりの臆病者で心配性です。そういう人は不倫自体に手を出さなさそうですが、いざ愛人作りを始めたら成功率が上がるのでしょうね。不倫という行為は応援できませんが、フィクションであるドラマなら、安心して田斉の不倫を応援できそうです。田斉は詠美を愛人にできるのか、それとも妻にバレてしまうのか……。まずは田斉が妻に気づかれないように退店できるのかどうか、早く知りたいものです。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第2話10月14日(土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年10月15日大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太と豪華トリプル主演で、地方都市の闇に生きる男たちのヒリヒリとする葛藤と衝突を描いた入江悠監督オリジナル最新作『ビジランテ』。この度、本作の予告映像が公開された。今回到着した予告映像では、別々の世界で生きてきた兄弟3人が父親の死をきっかけに再開する場面からスタート。大森さん演じる長男・一郎が、鈴木さん演じる次男・二郎に「誰だお前」と言い放つシーンや、二郎の妻演じる篠田麻里子の姿、一郎と桐谷さん演じる三郎が殴り合うシーンなどが収められている。閉鎖的な地方都市で、土地や家族という逃れられない悪循環の中窮地に追い込まれていき、狂気に満ちた愛憎をぶつけ合う彼ら。そして、事態は凄惨な方向へ向かっていく――。『ビジランテ』は12月9日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年10月10日■『フリンジマン』第1話のあらすじ(ネタバレあり)3年のセックスレス、枯れ果てた結婚生活……田斉(大東駿介)は「愛人がほしい!」と強く望むようになっていた。同じように、田斉の友人・満島(淵上泰史)と坂田(森田甘路)も愛人を欲しており、たまり場にしている雀荘で愛人の作り方について話し合う。しかし、愛人の作り方がわからず、話は堂々巡り状態。そこで満島は、同僚の井伏(板尾創路)を田斉と坂田に紹介した。井伏は21歳で結婚、22歳で初愛人を作り、同時期に最高で11人の愛人と付き合った経験のある人物だ。人呼んで愛人教授(ラマン・プロフェッサー)の井伏は、愛人を求める男性に愛人の作り方を教えてくれるのだ。井伏は田斉たちの愛人を求める動機や状況などを聞き、愛人を作るのは難しいと考えたが、自分の愛人作りのノウハウを実践してくれる未完成の被験体を探していたことから、田斉たちの申し出を受け入れることにした。愛人作りをレクチャーする上で、井伏は田斉たちに4つの掟を掲示する。そしてチーム「愛人同盟」が結成され、愛人作り活動が始まった――。まずは愛人になりそうな都合のいい女を見つけるため、3人はそれぞれの職場でレクチャー通りに女性を物色。田斉は2年目の新人OL・詠美(筧美和子)が愛人の原石だと目をつけ……。■『フリンジマン』第1話の感想愛人もののドラマと考えると、ドロドロな泥沼恋愛ものだろうか?と思ってしまいます。しかし、『フリンジマン』は違いました。ものすごく、本当に大真面目に不倫をしようとするんです。井伏をはじめ田斉たちはみんな真剣ですし、「たった一度きりの人生、思い残すことがあっては無念すぎませんか?」なんて名言も飛び出しますが、やっていることは愛人作り。全力で愛人を作ろうとし、真顔で語り合うシーンはなんだかシュールで、笑いがこみ上げてきてしまいます。さて、『フリンジマン』に登場する愛人作りのノウハウは、女である私が見ても、「なるほど!」と思うものばかりでした。例えば、「朝の挨拶の法則」。”挨拶の後に相手の名前を呼ぶ女性は相手を意識している”というものですが、確かに私も多少なり好意のある相手のときは、名前も一緒に呼んでいる気がします。「あぁ、ということは私も愛人の原石なんだ……」なんて軽いショックを受けつつ、自分で気づかなかった部分にふれ、目の覚める思いをしました。好意は恋愛としての好意だけではなく、友人としての場合もあると思います。ただ、どちらにしろ人として好意を持っていることは同じこと。ただの友達だと思っていた相手でも、もしかしたら愛人という関係になる可能性もあるのかも……?井伏のレクチャーを受けて田斉たちは愛人作りを開始。田斉は運良く愛人の原石を発見!なかなかいいスタートだなぁと思ったのですが、田斉はまだ愛人作りという冒険ができる覚悟は決まってなかったよう。不倫という背徳行為に思いきって飛び出せない田斉には好感が持てます。できればこのまま愛人作りを諦めてもらいたいものの、結局は井伏の説得で愛人作りに乗り出してしまいました。愛人の原石とタクシーに乗り込むのですが、ここから「愛人同盟」、というより井伏のすごさに驚きました。愛人作りのために、わざわざ諜報室まで用意しているなんて!いくつもあるモニター、スマホのGPS、通信機、そして井伏のノウハウ。井伏の的確な分析と指示で、田斉は愛人の原石との距離を確実に詰めていました。そして最後に、井伏は彼女と一緒にタクシーを降りて彼女の部屋に上がろうと指示。といっても、それはハードルが高すぎます。そもそも一緒に降りる口実がありません。田斉が彼女の部屋に上がれるのか、それとも上がれないのか……それは来週に持ち越しです。『フリンジマン』は愛人作りのノウハウを学べるため、男性にとっていい勉強(?)になると思います。そして女性目線で見ると、「私は愛人の原石なのか?」という疑問を解消できそうです。愛人のターゲットにされないためにも、『フリンジマン』を観て勉強していこうと思います。次週の展開、そしてどんなことを学べるのか、今から放送が待ち遠しいです。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第1話10月7日 (土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年10月08日「ヤングマガジン」で連載された青木U平の「フリンジマン」原作にドラマ化する、板尾創路主演「フリンジマン~愛人の作り方教えます~」。この度、本作に出演する女性ゲストが一挙発表。愛人作りのターゲット“愛人の原石”となる女性ゲストとして、筧美和子、佐津川愛美、岸明日香、小倉優香、板野友美が参加することが分かった。「愛人が欲しい!」禁断の欲望を口にしたのは、都会の片隅にある雀荘に集まった田斉、満島、安吾たち3人。既婚者が絶対に足を踏み入れてはいけない領域なのはわかっているが、彼らを取り巻く“枯れ果てた結婚生活”ゆえに、強固で実直な願望が溢れようとしていた。だが、愛人を作ると言っても方法が分からない。そこで、満島が連れてき たのは、同僚の井伏真澄(板尾創路)。22歳の頃、初めて愛人を作ったのを皮切りに、 最高で同時期に11人の愛人と付き合ったことがあり、現在は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を欲する男性に方法論を教えていた。井伏は田斉たちの申し出を受ける代わりに、4つの掟を守るように指示を出した。1.四人の間に秘密を作らないこと2.四人の愛人作りを互いに全力でサポートすること3.四人の情報を決して外部に漏らさないこと4.愛人を愛することも愛されることも禁ずる全ての掟を話し終えた教授は、「愛人同盟」というチーム名を発表し、愛人を作るため、 厳しい指導のもと数々のミッションを与えていくのだった…。男が本当に好きな物は2つ。危険と遊びである。なぜ男が不倫をするのか――。それは不倫が最も危険な遊びにほかならないから。「愛人作り」の果てに待つのは、甘美な天国か、破滅の地獄か…。本作は、「愛人の作り方」How Toコメディードラマ。板尾さんが最高同時愛人数11人、自分の愛人作りの術を冴えない男たちにイチからレクチャーしていく通称「愛人教授(ラマン・プロフェッサー)」井伏真澄役を演じるほか、愛人同盟のメンバー、田斉治(大東駿介)、満島由紀夫(淵上泰史)、坂田安吾(森田甘路)が井伏のミッションを遂行していく。そして今回、新たに女性ゲストが発表!筧さんが演じるのは、田斉の愛人候補になる会社の後輩・山口詠美。田斉だけに限らず、独身の男性社員のほとんどが彼女を狙っているという。また満島が愛人にしたいと思うデパートの店舗案内係・川上ミエ役を佐津川さん、満島が愛人候補にしたいと思うキャバクラ嬢・江口カオリ役を岸さん、安吾の愛人候補となるアナウンサー志望の美人女子大生・綿貫リサを小倉さん、田斉・満島・安吾が愛人探しで訪れた料理教室で出会ったお嬢様・阿川久利栖役を板野さんが演じる。さらに、井伏らの雀荘に入り浸る麻雀好きの謎の女性・桐野夏美をMEGUMIが扮する。筧さんは、「詠美はターゲット側なので、気持ちが悟られないようにシーン毎に気を付けて演じています」と役作りを明かし、「男性たちが恋する青年のようにドキドキしたり一生懸命な姿を見ると、不倫という形ですが恋をする気持ちには変わりなくて純愛に思えてくるのはこのドラマならではの不思議な感覚でした」とコメント。佐津川さんは「個人的には、愛人のターゲットになるということはイヤですが(笑)」と話し、役柄については「職業柄ずっとニコニコしているのですが、そこがミエの魅力なので、うまく出せたら いいなと思います。男性が誘いたくなるような、可愛い女の子を意識して演じたいと思います」と意気込み。また、「このご時世、不倫というテーマのドラマで、さすがテレビ東京さんはチャレンジャーだなと思いました(笑)」と語ったのは岸さん。「もっとドロドロしたものを妄想していたのですが、実際は、コメディタッチに描かれていて、どんな展開になるのか想像ができないですが、新しいアトラクションに乗るような気持ちで、楽しんで挑みたいと思います」と言い、「いままでの不倫ドラマとは180度違う作品だと思うし、台本を読んだときは、爆笑するくらいおもしろかったので、皆さんにも笑って見てもらえたら嬉しいです」とコメントを寄せている。土曜ドラマ24「フリンジマン~愛人の作り方教えます~」は10月7日より毎週土曜日深夜0時20分~テレビ東京系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年09月20日お笑い芸人の板尾創路が主演を務めるテレビ東京系新土曜ドラマ24『フリンジマン~愛人の作り方教えます~』(10月7日スタート 毎週土曜24:20~24:50)の出演者が6日、明らかになった。同作は青木U平による漫画『フリンジマン』をドラマ化。愛人が欲しい男たちに、最高で同時期に11人の愛人と付き合ったことがあり”愛人教授”として男性に方法論を教える井伏真澄(板尾)が、不倫のハウツーを教えていく。「オハヨウゴザイマス」のあとにアナタの名前を呼ぶ人は間違いなく『愛人の原石』です」など、井伏から名言が飛び出していく。井伏のミッションを遂行していく男たちとして、大東駿介(田斉治役)、淵上泰史(満島由紀夫役)、森田甘路(坂田安吾役)という注目俳優3人が決定。“愛人を作りたい”と願う冴えない男たちを熱演する。また、ドラマのキーパーソンとなる江戸川雷人(通称:バズ・コック)を東幹久、4人が夜な夜な愛人作りについて語り合う雀荘の店主を村松利史が演じる。小心者のサラリーマン・田斉を演じる大東は「板尾さんと仕事するのは久しぶりなので楽しみです。本読みの時に板尾さんが『とにかく真剣に思いを持ってやるんだ』と言っていたのが印象的でした。それが結果的に見てる人にはばかばかしく見えるからと」と明かした。愛人づくりという題材にも「躊躇はなくふたつ返事でした。これぞテレ東と思いました」ときっぱり。「少年のように無垢に好奇心を持って、不純な気持ち無く、まじめに愛人を探したいと思います」と語った。空気の読めない明るい野球バカ・満島役の淵上は、「このご時世、さすがテレ東さん面白いことやるなと思いました。参加させてもらえて光栄です」と喜ぶ。独身にも関わらず愛人同盟に参加する坂田役の森田は「大丈夫かな……? と思っているんですけど、OAされてからの世間の反応がすごく楽しみでもあります」と、期待と不安の入り混じった心境を吐露した。(C)テレビ東京
2017年09月06日聖路加国際病院(以下・聖路加)の名誉院長・日野原重明さんが、7月18日に105歳で逝去した。聖路加国際病院の内科医となったのは1941年。以来半世紀以上に渡り、聖路加の顔として活躍してきた。じつは、そんな日野原さんには最後まで知らされなかった“ある事実”が。医療ガバナンス研究所理事長で内科医の上昌広さんが語る。 「全国でも屈指のブランド病院ですが、現在、深刻な経営難と、ブラック企業ぶりが問題となっています。表面化したのは、昨年5月に同院に労基署による監査が入ったことです。月平均95時間を超える超過勤務と、残業代などの不払いが問題となりました。病院幹部と労働組合の話し合いも長引き、ボーナスが遅配される事態になったんです」 聖路加国際病院のA医師が、院内の様子を教えてくれた。 「超過勤務は深刻で部署の報告会では『労務状況が改善されなければ現院長(福井次矢氏)の逮捕もありうる』と聞かされたほど。オーバーワークは常態化していて、医師によっては100時間、200時間にも。ところが聖路加はそれほど給料が高くはない。それでも働きたいのは履歴書に“聖路加”と書けるのがキャリアになること、トップレベルの医療技術を勉強できること、そして日野原先生のようなカリスマによる求心力があったことです」 上さんは「聖路加のOBの話では過労で倒れた医師が労災申請をしようとしたとき、院内で『日野原氏の名誉を傷つけるのか』と声があがったと聞きます。黙っていても研修医は集まるので奢りがあったのかも」と指摘。別の病院に勤務する産婦人科医C医師は語る。 「10年に自然の営みで起きる出産を応援するため、日野原先生肝いりで設立したというのが聖路加の助産院。『通常の助産院に比べると1.5倍くらいと高額』という理由で利用者が非常に少なかったそうです。今では助産院では分娩が不可能になったと聞きました。せっかく助産院に入院しても、わざわざ通りを挟んだ本院に移動して出産。状態がよければ産後4時間ほどで助産院に戻らされるそうです」 高級志向、富裕層向けのサービスが、ことごとく裏目に出ているという声は多い。 「大手町には、富裕層向けの健康サポートを提供するクリニックがあります。ところが、入会金180万円、年会費60万円(それぞれ税別)とあまりに高額です。そのため、会員は目標数の4分の1~3分の1程度しか集まらなかったみたいです」(前出・A医師) 実際、聖路加の経営は厳しい。今回、聖路加は労基署に指摘された数十億円とも言われる不払いの時間外手当を支払った。同院の財務報告を見た税理士が分析する。 「15年度の資料を一見すると、健全な経営に見えます。ところが収入の部門には、解散した研究所の資産譲受などの“特別収入”が多い。これはその年度限りのもの。それらを差し引くと、おそらく年間の赤字額は8億円にも上ると思われます」(前出・税理士) 前出の上さんはこう語る。 「聖路加は6月から、34の診療科で行っていた土曜外来を14に大幅縮小しました。まずは採算が取れない外来から手をつけたのではないでしょうか。今後、救急や小児科など不採算を生みやすい部門にもメスが入れられることは十分に考えられます」 聖路加国際大学広報室は土曜外来の診療科が大幅縮小されたこと、助産院で出産できなくなったことは認めたが、その理由や指摘された経営危機などについては「内部の事情となりますので、お答えしかねます」と回答。別の現役医師が語る。 「現場には聖路加ブランドをはき違えて“一見さんお断り”の銀座の老舗料亭のように、患者さんを選ぼうとする医師がいるのは事実です。今回の“危機”が、それを見直すチャンスになってほしい。富裕層ばかりに目を向けず、本来の“弱者”に寄り添う日野原先生が守ってきた聖路加らしさを取り戻してほしいです」
2017年07月28日アイドルグループ・V6の森田剛が、舞台『すべての四月のために』に主演することが23日、わかった。同作には他、臼田あさ美、西田尚美、村川絵梨、伊藤沙莉、小柳友、稲葉友、池田努、津村知与支、山本亨、麻実れいが出演する。同作は舞台『焼肉ドラゴン』作・演出を務め演劇賞を総舐めにし、映画『月はどっちに出ている』『愛を乞うひと』で数々の賞に輝いた、鄭義信が新たに書き下ろす。第二次世界大戦時の朝鮮半島近くに浮かぶ日本植民地の島で、理髪店を営む朝鮮人一家と、家族を取り巻く朝鮮人、日本人軍人たちを描く。森田が演じるのは、麻美と山本が営む理髪店の次女・秋子(臼田)と結婚する新郎・萬石。実は理髪店一家の長女・冬子(西田)への思いを捨てきれずにいた。それぞれ思いを秘める結婚式の場に日本人軍人の篠田(近藤公園)が、理髪店を日本軍専用とするとの辞令を持ってやってくる。戦時下でもがくひと人の姿から、人間存在の本質をあぶり出し、人生、民族、時代を照射していくという。東京公演は東京芸術劇場 プレイハウスにて、11月11日~29日。また京都公演はロームシアター京都 サウスホールにて12月8日~13日、北九州公演は北九州芸術劇場 大ホールにて12月22日~24日に行われる。○森田剛コメント約1年半ぶりの舞台に、以前からご一緒したかった鄭義信さん作品に出演させていただくということで今から楽しみです。鄭さんが描かれる人々は、辛い状況下でも明るく、生きていくことの逞しさや強さを持っていてとても魅かれます。今回は戦時下の朝鮮半島の小島に住んでいる家族の話ということですが、いつの時代も変わらない家族というものをテーマにしっかり演じていければと思っています。○鄭義信コメント森田君(君などとは失礼かもしれないけれど、やっぱり君って感じなのです)の舞台でのたたずまいを見ていると、僕は木蓮を思いおこします。あの高い梢に白い大きな花を咲かせる木蓮です。僕が描こうとしているのは、歴史の波の中で翻弄されながらも、必死で生きようとする、ささやかな家族の物語です。その中で、彼がどんな花を咲かせてくれるのか、今から楽しみにしています。
2017年06月23日小学生になると親が送り迎えをせず、子どもだけで登校するようになります。通学中に事故に遭わないかと交通量の多さなども気になりますが、防犯面もチェックしておきたいところ。新1年生はもちろん、2年生以上でも、あらためて通学路の安全性を見直しましょう。■ひと気の少ない道には危険がいっぱい!?悲しいことに、子どもが事件に巻き込まれるニュースが増えてきました。今日は大丈夫でも、ある日突然、犯罪者が現れるかもしれません。わが子を守るためにも、子どもがどのような道を歩いているのか、親の視点でチェックしていきましょう。・通学、帰宅時間の人通りの多さを確認住宅街の場合、日中は誰ともすれ違わないかもしれません。それでは少し心配してしまうかもしれませんが、庭いじりをしていたり、家の中で過ごしたりしている人がいれば、犯罪に巻き込まれるリスクは低くなります。犯罪者は誰かに見られることを嫌うので、家の中や庭から道路を見られるような場所では犯罪を起こしにくいのだとか。・暗い死角がないかチェック人通りがあったとしても、生い茂った木が道路にはみ出したりすると、暗い死角ができてしまいます。これは犯罪者にとって好都合です。それがたとえば公園の樹木ならば、危険をなくすように行政に相談してみるのもひとつの手です。・誰もいない通学路は、ひとりで通らせない郊外の場合は、誰もいない田畑や森林のあいだが通学路に指定されていることも。だからといって、別のルートがあるわけではなく、夕方になると大人でもちょっと怖いと感じる道もあります。こうした通学路を通らなければならない場合は、登校班のように集団行動が基本になっていると思います。しかし、忘れものを取りに帰ったときなど、ひとりになった瞬間に事件は起きるものです。子どもには、なるべくひとりで通らないように話しておきましょう。忘れものをしないように、前日確認の習慣をつけさせることも、普段からできる対策です。通学路で、子どもがひとりになってしまう可能性のある場所があれば、交代での見回りを近所の方や学校の先生に相談した上で、対策を検討してみるのもよいでしょう。■人が多いマンションにも注意が必要マンションや団地のような集合住宅は、人の出入りがつねにあり、安心できると思いがちです。しかし、多くの人が出入りするということは、見知らぬ人がやってきてもわからないということでもあります。たとえオートロックがついていても、絶対に安全とは言い切れません。・集合住宅の中に死角がある場合も集合住宅で死角になりやすいのは、階段の踊り場やエレベーターです。ほかにも、駐車場・駐輪場、ゴミ捨て場付近は人の目が届きにくいことも。こうした場所に不安を感じるならば、センサーライトや監視カメラをつける、交代で見回りをするなどの対策を、管理組合に相談してみましょう。日本は治安がいいといわれていますが、それでも子どもを狙った犯罪は後を絶ちません。少しでもリスクを減らすためにも、危険な場所がないかチェックし、早めの対策を講じることが必要かもしれません。
2017年05月04日直木賞作家・荻原浩の小説「神様からひと言」が、「神様からひと言 ~なにわ お客様相談室物語~」として6月10日(土)よりNHK総合にてドラマ化されることが決定。また主演には小出恵介を迎えることも分かった。主人公・佐倉凉平(33)は、曲がったことが嫌いな熱血漢だが、ときどき正義感が溢れすぎて上司と衝突してしまうことも。それが原因で大手広告会社からここ「珠山食品」に転職してきたばかりだが、着任早々の大きな会議の席、また上司とケンカをしてしまう。失敗続きの彼が新たに配属されたのは、「お客様相談室」。昨今話題のモンスタークレーマーたちに対応する社内では最前線の部署だ。はじめはふてくされていた涼平だったが、「相談室」には癖はあるけれど面白おかしい面々が。遅刻魔でだらしない先輩が、実はクレーム処理の達人だったとか…。「自分は会社組織には合わないのではないか」と感じていた凉平は、やがて、「相談室」で個性豊かな面々に囲まれ「クレーム処理」のスキルや精神を身につけ、人間的にも成長していくのであった…。原作は、「海の見える理髪店」で第155回直木賞を受賞した荻原氏の「神様からひと言」。本作は、食品メーカーの「お客様相談室」に望まず配属された会社員が、個性あふれる仲間たちとクレーム処理に奮闘する中で、自分の人生を見直していく姿を描いていく。今回は、ネット炎上対応など現代的要素を織り交ぜ、連続テレビ小説「マッサン」の羽原大介が脚本化。2006年には伊藤淳史や陣内孝則出演でWOWOWにてドラマ化もされたが、今回、7月配信開始のNetflixオリジナルドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」で、明石家さんま役を演じることでも話題の小出さん主演でドラマ化となった。小出さんのほかにも、岸井ゆきの、三宅弘城、吉沢悠、小泉孝太郎、市毛良枝、草笛光子、段田安則らが出演する。土曜ドラマ「神様からひと言 ~なにわ お客様相談室物語~」は6月10日(土)より毎週土曜日20時15分~NHK総合にて放送(全6回)。※翌週土曜0時55分~再放送(cinemacafe.net)
2017年04月25日有川浩の小説を実写化した映画『旅猫リポート』が2018年10月26日(金)に全国公開。有川浩のベストセラー小説「旅猫リポート」実写映画化「図書館戦争」や「植物図鑑」など、著作が続々と映画化されている人気作家・有川浩のベストセラー小説「旅猫リポート」。主人公の青年・悟(サトル)が、とある事情から飼えなくなってしまった愛猫のナナと一緒に、新しい飼い主を探して日本各地を訪ねる旅を描いた心温まる感動ストーリーだ。悟はこれまでに出会ってきた様々な人を訪ねる中で、本当の絆や、伝えられなかった気持ちを見つめなおし、自らの人生を振り返ることになる。有川浩が過去のインタビューで「一生に一本しか書けない物語」と話すほど思い入れの深い作品であり、映画化に当たっては自ら脚本開発にも参加した。主演・福士蒼汰、相棒ナナの声は高畑充希主人公の悟役を務めるのは、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』や『ちょっと今から仕事やめてくる』、『曇天に笑う』など主演作品が続く俳優の福士蒼汰。ほぼ全編が猫との共演という、動物相手の難しい役どころに初挑戦する。特報映像では、心優しき青年とツンデレ猫の凸凹コンビの掛け合いが公開されている。また、相棒の猫・ナナの声は高畑充希。近年では『ひるね姫』での声優出演も記憶に新しい。今回は、猫としての作品参加とのこともあり、高畑自身も戸惑いがあったようだ。とはいうものの、高畑は本作のアフレコを終えて「俳優猫ちゃんの可愛げのない可愛らしさに夢中になっているうちに、気づいたら終わっていました。声を担当させていただいてはいるのですが、見所はズバリ、喋らない時の猫ちゃんの顔!大きな目に映る様々なものに、想像力を掻き立てられてしまいました。」と語っている。高畑の声はもちろん、彼女のハートも射止めた猫の演技、そして何より福士との掛け合いは1番の見どころとなりそうだ。その他に、悟の高校時代の同級生に広瀬アリス、大野拓朗、悟の幼少期からの旧友には山本涼介、悟の叔母に竹内結子と、実力派の俳優陣が集結。加えて、橋本じゅん、木村多江、田中壮太郎、笛木優子、中村靖日、戸田菜穂らも出演する。物語の中心であり高度な演技が求められる猫は、撮影の最大の関門とされている。本作では、動物プロダクションとの入念な準備によって、猫のリアルな仕草や表情をたっぷりと撮影。“猫映画の決定版”を目指すという。監督は、有川浩が原作の映画『植物図鑑』も手掛けた三木康一郎監督。本作で再びのタッグが実現する。ストーリー元野良猫のナナは、交通事故にあったところを心優しい猫好きの青年・悟に助けられ、5年間、飼い猫として幸せに暮らしてきた。とある事情でナナを手放さなくてはならなくなった悟は、新しい飼い主を探す旅に出る。「さあ行こう。これは僕らの最後の旅だ。」悟とナナは、悟の小学校時代の親友、高校時代の初恋の人など悟がこれまでの人生で出会った大切な人たちを、順に訪ねていく。それは図らずも悟の人生をふりかえる旅となる。強い絆で結ばれた一人と一匹のおかしく、切なく、あたたかい物語。旅の終わりに明かされる、悟の「秘密」とは――。作品詳細『旅猫リポート』公開日: 2018年10月26日(金)全国公開原作:有川浩 『旅猫リポート』(講談社文庫)出演:福士蒼汰、高畑充希(声の出演)、ナナ、広瀬アリス、大野拓朗、山本涼介、前野朋哉、田口翔大、二宮慶多、中村靖日/戸田菜穂、橋本じゅん、木村多江、田中壮太郎、笛木優子、竹内結子監督:三木康一郎 脚本:有川浩、平松恵美子音楽:コトリンゴ企画・配給:松竹
2017年03月11日福士蒼汰が、『図書館戦争』シリーズの有川浩によるベストセラー小説「旅猫リポート」の実写映画化で主演を務めることが決定した。元野良猫のナナは、交通事故にあったところを心優しい青年・悟(サトル)に助けられ、5年間、飼い猫として幸せに暮らしてきた。しかし、とある事情でナナを手放さなくてはならなくなった悟は、新しい飼い主を探すため、ナナと一緒に日本各地を巡る旅に出る。幼いころの親友や初恋の相手など、悟がこれまでの人生で出会ってきたさまざまな人たちを訪ね歩く中で、伝えられなかった気持ちや本当の絆、そして悟の知られざる過去や秘密が明らかとなり…。「図書館戦争」「植物図鑑」「阪急電車」など、著作が次々と映像化され、いずれも大ヒット、“最強のストーリーテラー”との呼び声が高い有川氏のシリーズ累計40万部突破のベストセラー小説を映画化する本作。心優しい青年・悟と愛猫・ナナ、強い絆で結ばれた一人と一匹のおかしくも切なく、あたたかい物語は、2012年の発売以来「号泣必至!」と大反響を呼び、瞬く間に大人気に。数々の文学賞候補に選ばれ、有川ファンや小説ファンの間でも高く評価されている。また、有川氏自身も、過去のインタビューで「一生に一本しか書けない物語」と表現するほど思い入れは強く、今回の映画化に当たり、自ら脚本開発に参加している。主人公の悟役を務めるのは、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』をはじめ、『ちょっと今から仕事やめてくる』『曇天に笑う』『BLEACH』と主演作品が相次ぎ、木村拓哉主演『無限の住人』では初の悪役に挑戦するなど、いまや若手俳優を代表する人気と実力を併せ持つ存在となった福士さん。2013年、2015年に映画化された『図書館戦争』シリーズに続いての有川作品への出演となり、ある秘密を抱えながら猫と旅する青年という難しい役どころに挑む。また、小説の高い評価を受け、これまで絵本化、舞台化、ラジオドラマ化、朗読劇化などさまざまなメディアミックス展開が行われ、映像化へのオファーも殺到していた本作は、全編にわたって猫の高度な演技が求められることから、映像化は不可能とも言われてきた。 今回、満を持してその実写映画化を手掛けるのは、『植物図鑑運命の恋、ひろいました』を興行収入23億円を超える大ヒットに導いた三木康一郎監督。撮影にあたり、最大の難関ポイントとされてきた猫のお芝居については、動物プロダクションとの入念な準備のもと、猫のリアルでかわいい表情やしぐさを収め、いままで誰も見たことがない「猫映画の決定版」を目指すという。福士さんも、猫とがっちり“共演”するのは初めて。人間と猫の絆をどう演じてくれるのかには要注目。2月末にクランクインし、目下、主人公・悟と猫・ナナが旅をする日本各地でロケーションを敢行中という。以下、有川氏をはじめ、福士さん、監督らからコメントが届いた。■原作/脚本有川浩これは、一人と一匹の最後の旅の物語です。でも、きっと悲しさではなく幸せを感じていただけると思います。今回は、これまでにご縁があり、その力を心から信頼できる方々に映画化していただけることになりました。こちらからお願いしたのは、とにかく猫さまの都合を第一に!ということ。猫のしたくないことはいっさいさせない。必要であれば脚本はいくらでも書き換えます、と。けっして言うことをきいてくれない猫さまを一緒に愛してくださるみなさま、サトルとナナのふたりの旅を見守ってあげてください。■主演福士蒼汰原作を読み、やわらかいものに丸く包まれているようなやさしい物語だと思いました。けれど、その中に隠された秘密や過去にドキッとする瞬間が何度かありました。そのドキッとしたときの気持ちと作品全体を包むやわらかい空気の両方を大事にして、悟を演じたいと思います。大切な人たちや猫への思いを、自然体で届けられたらいいなと思います。お芝居で猫と共演するのは初めてなので、最初は猫との距離感に少しドキドキ、猫見知り(?)しました。でも、相棒のナナは、クルクルとした毛がチャーミングな、ちょっとやんちゃでかわいい猫なので、日々楽しく撮影しています。■監督三木康一郎脚本を読み、涙しました。自分には何ができるのか?考えさせられましたし、愛することの尊さを感じました。映画を見てくださる方々にも、愛することの尊さが少しでも伝わるような作品にしたいと思います。有川先生の作品は2作目ですが、いつも登場するキャラクターの聡明さに心打たれます。今回も全ての登場人物が生き生きして、やさしい。どう表現するか、とても楽しみです。福士蒼汰さんは悟のイメージにぴったりで、やさしくておおらかで、強く、福士さんが悟なんじゃないかと思うほどです。彼の雰囲気を壊さないように、さらに、いまの彼の魅力を十分引き出したいと思っています。皆さんの心の奥のやわらかい部分をギュッと掴むようなものにしたいと思っています。『旅猫リポート』は2018年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月08日森田療法とは?出典 : 森田療法とは精神科の医師であり研究者でもあった森田正馬(まさたけ)により創始され、1919年に確立された日本独自の精神療法です。森田療法が対象とするのは、主に神経症の症状のある人です。神経症は森田療法の開発当時の症状の呼び名であり、現在の精神医学の領域では不安障害という疾患名で呼ばれています。開発の当初は不安障害のみを対象としていましたが、現在では対人恐怖や広場恐怖などの恐怖症、強迫神経症、パニック障害、全般性不安障害などの不安神経症のある人や、最近ではアトピー性皮膚炎などの皮膚の疾患や摂食障害に対して森田療法を導入している病院もあります。森田療法は考え方の転換による治療法です。森田療法では主に、不安を持つ人がとらわれている意識などに焦点をあて、不安の悪循環から脱却することを目指します。悩みを持つ人が縛られている考え方に対して、異なる考え方の枠組みを提供することによって症状を緩和していきます。症状の時期によっては薬物療法と併用しながら治療を進めていきます。現在の一般的な医療においては「症状を取り除く」治療が行われています。つまり原因を探求し、取り除く、または修正していくことです。現代医学の原因を「取り除く」治療に対して、森田療法では症状である不安や恐怖などを受け入れることにより、症状を治療していきます。現代医学の「取り除く」医療は西欧由来の考え方ですが、森田療法の「受け入れ、生かす」という考え方は、東洋で発展してきた医学の考え方です。森田療法の治療の考え方出典 : 森田療法では「自然」であることが治療の大変重要な概念とされています。森田療法では、人間のあり方を「正常か異常」というとらえ方ではなく、「自然か反自然か」という考え方から捉えています。例えば、ペットが亡くなった時などに悲しみの感情が起こること自体は「自然」です。「反自然」とは、悲しみの感情を感じてはいけないと無理に取り除こうとする姿勢です。「直接症状を治そうとするとかえって治らない」という考え方が森田療法の前提です。生活で生じる心身の感情などの反応は本来自然なものです。神経症の患者の人は、自然なあり方を「このようにあらねばならない」と知性で捉え、本来自然なはずの自分のあり方を否定することにより苦しんでいると解釈されます。森田療法では、不安と闘うのではなく受け入れる態度を醸成していきます。森田療法が対象とする症状出典 : 森田療法が対象とするのは主に神経症(不安障害)の症状をもつ人です。開発者の森田正馬によると、もともと神経質な性質をもった人が日常生活の中での不快な感覚を気にすることから神経症が始まるといいます。そして徐々に不快な感覚が増幅して感じられることで、重い苦悩にかられ症状が進行すると考えられています。Upload By 発達障害のキホン森田神経質|公益財団法人メンタルヘルス岡本記念財団森田療法が対象とするのは以下のような症状のある人です。これらの症状をもつ人は森田神経質という独自の呼び方がついています。神経症(不安障害)のある人の大半は、自然に経験する症状を重大な病であると思い込み、あってはならないと強く排除しようとする特徴をもっているといいます。森田神経質の症状レベルとしてA,Bの基準を満たすと共に,Cの5つの基準のうち,2項目を満たすこと。A.症状(悩み)に対して違和感を持ち, 苦悩,苦痛,病感を伴う(自我異質性)。B.自己の今の状態(性格,症状,悩み)をもって環境に適応し得ないという不安がある(適応不安)。C.症状内容,症状への認知,関わり合い方などの項目のうち,2項目以上を満たすこと。1.症状(悩み)が起るのではないかという持続的予期不安を持つ(予期不安)。2.症状(悩み)の焦点が明らか(主に1つのことについて悩んでいる防衛単純化)3.自分の症状(悩み)は特別,特殊であると考える(自己の悩みの特別視)。4.症状(悩み)を取り除きたいという強い意欲を持つ(症状克己の姿勢)。5.症状の内容が,通常の生活感情から連続的で,了解可能(了解可能性)。北西憲二/編『森田療法を学ぶ―最近技法と治療の進め方』2014年 金剛出版/刊森田神経質になりやすい人出典 : 森田神経質になりやすい人として、森田は「内省的」「執着性」「心配性」「完全主義」という4つの性格特徴をもつ人を挙げています。■内省的である反省心が強く、真面目で責任感が強いが、わずかの弱点・欠点も過大視し、劣等感を抱きやすい。■執着性が強いねばり強く忍耐強いが、物事にこだわりやすく、融通がきかない。■感受性が強く心配性な人細かいことによく気が付き、人の気持ちを思いやることができるが、不安や苦痛に過敏となり、取り越し苦労をする。■完全を目指しがちである向上心、完全欲が強く、努力を惜しまないが、完全主義に陥りやすく、不完全であることを許すことができない。以上のような4つの性格特徴の人が森田神経質になりやすいといわれてます。森田によると、このような性格特徴のある人は、不快な感覚を気にすることを発端として、症状から脱却しようと強く願うがあまりに結果として悪循環に陥り、さらに不安定になりやすいとされます。森田療法における神経症のメカニズム出典 : ここまでは森田神経質の症状の特徴と、森田神経質になりやすい人の性格特徴について見てきました。森田は独自の理論により、神経症(不安障害)の症状のメカニズムがあるといいました。ここでは、森田療法における神経症(不安障害)の起こるメカニズムについてご紹介します。森田は、神経症(不安障害)の症状は「理想の自己の肥大」と「悪循環」により起こっているといいます。森田療法では、自己に対する意識のあり方を見直すことにより症状を和らげていきます。自己には、「理想の自己」と「現実の自己」という二つの種類があります。「理想の自己」とは「このようになりたい」と望む自分です。「現実の自己」とは、「このようにある」今の自分です。人は、「このようにありたい」と理想の自己の目標を掲げることにより、現実の自己を理想に近づけようとしていきます。Upload By 発達障害のキホンしかし、神経症(不安障害)の症状で起こっているのは、「このようになりたい」という思いが大きくなったがゆえに起こる、理想の自己が大きくなりすぎている状態です。この大きくなりすぎた理想の自己を、「肥大した理想の自己」といいます。ここで生まれた、理想の自己と現実の自己とのギャップは、「このようにあらねばならない」という義務的な思いへと転換し強い葛藤が起こります。この状態の時の特徴として持たれがちなのは、不安や恐怖の全くない状態を望んだり、「症状さえなかったら自分は望む自分に必ずなることができる」という意識です。現在の自分の状態を受け入れられず、なんとか理想の自己に近づけたいと思うことでさらに悪循環が起こります。例えば、就職試験の面接を例にして考えてみましょう。重要な就職試験の前には、緊張をしてうまくいかなかったらどうしようと不安になります。うまくやりたいという欲求が強ければ強いほど、不安や恐怖も大きくなります。不安や恐怖の感情が起こることは当然であるので、感情や欲求を受け入れられればよいのですが、理想の自己が肥大した場合には、「緊張することはだめなことだ」と考えてしまいます。そして、緊張してしまう自然な心の動きを受け入れられずに緊張する気持ちをどうにかしようと、何度も練習を行ったり、瞑想をしたりして緊張をなくそうと対処します。本当は自分の気持ちを面接官に伝えることが目的であるはずなのに、緊張を取り去って堂々と話すことに心が向かってしまいます。こうしてうまくいかなかったときには、「緊張する自分が弱いから」「だめだから」と悩み、現実の自己を追い詰めてしまいます。このように理想の自己が過度に大きくなり「こうあらねばならない」と意識をするあまり、現実の自己を縛り、問題から逃げようとするほど悪循環にはまる、これが神経症で起こっていることの一つです。Upload By 発達障害のキホン森田療法を理解するための5つのポイント出典 : 森田療法は、開発の当初には治療方法がはっきりと示されていませんでした。それぞれの医師が自らの解釈で治療を行うため、実施する医師により治療の方法にはバラつきがありました。しかし、森田療法が普及するにつれて画一的な治療の基準が求められ、その結果として2009年に森田療法のガイドラインが査定されました。そこには森田療法の治療方針の5つが定めらています。さまざまな神経症状の根底には不安や恐れ、恥、怒りなどがあります。森田療法ではまず、それらのさまざまな感情に気付いていくことを目指します。治療者からは、症状が出たときの体験について「どんな気持ちだったのですか?」「どのように感じていたのですか?」という質問を繰り返し質問を受けることによって、自分の感情を自覚していきます。また、森田療法では「感情は流れていくもの」とされています。パニック障害を例として挙げると、アメリカ精神医学会の『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)によると、数分以内に頂点に達すると書かれています。頂点を過ぎると不安が鎮まっていきます。このような「感情はそのままに放任すれば自然に消えていく」という法則に気がつけば、感情をなくそうと処理することなくそのままでいることができるようになっていきます。森田療法においては、恐怖や落ち込みなどの感情に圧倒されている患者はそれだけエネルギーがあると考えられています。それらのエネルギーは「生きる欲望」といわれ、恐怖や落ちこみなど負の感情の裏側に隠れています。治療では、そのエネルギーである「生きる欲望」を見つけ、自分を追い詰めるためにそのエネルギーを使うのではなく、自分を生かし現実に働きかけるものとしてそのエネルギーを使っていきます。普段の生活の様子をふり返り、自身が何に関心をもっているのかを考えることが「生きる欲望」の発見に繋がります。「これからどのようになりたいのか」「治ったらどのような生活をしたいのか」という問いについて考えることによって自分の欲望を発見していきます。そして発見をしたあとには、「心が動いたらすーっとそれに乗る」というように、気持ちの動きを実際の行動に繋げていきます。神経症の症状では、先ほども説明したように感情の「悪循環」が起こっています。つまり、ある感覚に対して過度に注意が集中すると、その感覚がますます過敏になり注意が固着してしまうことです。森田療法では、症状におけるこのような「注意と感覚の悪循環」のからくりを患者自身が理解することが大切です。治療者は、症状が出たときの体験に対して、「どんなことをそのときに考えていましたか」などと問い、「もっと●●でなければならない」といった考えに拘泥していることに自覚を促していきます。上でご紹介したように、悪循環に気付いたり、感情を自覚したりと心や頭の動きに着目したあとには、行動に踏み出していきます。大抵は症状が改善したあとに行動に踏み出せばいいと考える場合が多いですが、森田療法では不安や症状を行動にも踏み込んでいくことが大切とされています。なぜ積極的に行動を行っていくことが大切なのでしょうか。行動していくことのねらいは、「症状中心のあり方から生活中心のあり方」へと意識を転換させることです。最初は症状を気にするばかりであった意識のあり方は、小さい目標を決め、行動を重ねていくことで、結果的に活動的な生活態度へと繋がっていきます。行動にあたっては、治療者が指示をするのではなく、患者と治療者が相談をして行動の課題を見つけ目標を決めていきます。注意点としては、行動する際に出てきた不安などの症状よりも、目標を達成できたかどうかを第一に考える姿勢が大切だということです。この目的を達成できたかと評価の基準にすることを森田療法では「目的本位」といいます。神経症の症状による行動のパターンを明確にすることにより、「●●のようにあるべき」という考え方による「肥大した理想の自己」を見つめなおします。個々の行動に表れる神経症のパターンを見直すことは、最終的にはその患者の生き方を問い直すということになるといいます。例えば、強迫性障害の患者は症状の出る前から、完璧主義や心配性などの性格の特徴があったために、「不完全となってしまったら怖いのでやらない」など自らの行動を制限している場合が大いにあります。森田療法を進めるにつれて、不完全が気になるというのは、「そもそも完璧主義や心配性という考えすぎる性格スタイルが問題なのではないか」と自ら気がついていくようになります。森田療法では、症状のみではなくその根底に横たわる自分のあり方さえも見つめなおしていきます。北西憲二/編『森田療法を学ぶ―最近技法と治療の進め方』2014年 金剛出版/刊森田療法の治療は認定医により行われる出典 : さきほどの章でご紹介したガイドラインの5つのポイントを中心として神経症の治療は行われます。では、具体的にはどのように治療は行われていくのでしょうか。森田療法には、入院療法と通院療法があります。森田療法が確立された当時は入院による治療が主でしたが、現在では一般的には通院によって症状の改善を行います。ここでは、現代の森田療法で主流とされる通院療法を中心に森田療法の治療の具体的な進め方についてご紹介していきます。通院療法の他に入院療法についてもご紹介します。通院療法の基本は治療者との面接です。病院との距離が遠い場合には面接はメールやスカイプで行われることもあります。治療者は、精神科医や森田療法学会による認定医です。通院療法では、治療者が患者に対して行動や考え方について助言を加えていくというスタイルがとられています。まず、症状が発症するに至った経過を見ながら、問題点を絞り込んでいきます。症状や絶望や苦しみ、恐れの感情に治療者に語り、苦悩に追い込まれている今の自分のあり方をそのままつかむ作業から治療を開始していきます。初回の面接では、森田療法における「とらわれ」「はからい」などの森田療法独自の視点を使いながら、治療者から投げかけられる問いに患者が答え問題の読み換えを行っていきます。例えば、体のふるえが気になって仕方がない患者について考えてみましょう。患者が症状が出たときの体験をについて話すと、治療者からは「そのときにはどこに注意が向かっていましたか?」などと問いかけられます。そして、問われることにより自分を見つめなおしていくうちに、「もっと堂々としていなければならない」という思考や、「ふるえたらみっともない」という意識がかえってふるえを助長しているのではという思考の「とらわれ」「はからい」に気づくことになります。森田療法では、面接と並行して日記を書くことも治療の一環として行われています。「書くこと」「言葉にすること」が森田療法においては大きな特徴となっています。日記療法は開発者の森田が1919年に入院森田療法を確立した時から行われていたものです。日記には、生活の中での取り組みや実践を書いていきます。「こうあらねばならない」と自分を縛っている頭の中の思考を紙に書いて、客観的に自分の感情や考えを見つめることにより、自分の感情をありのままに受け止め、自分を理解することにつながります。面接ではなかなか内面を素直に表現できない人にとって日記はありのままの自分を表現できる場となります。症状からの回復とは、悩む以前の状態に戻ることではなく、自ら自分の感情に気づき、行動を変容させることができるようになったときであり、これが治療の完了です。入院療法は、森田療法が確立された当初主流だった伝統的なスタイルです。施設や患者の学校や仕事の関係上、現在は外来による森田療法がメインですが、入院による森田療法を行う施設もあります。対象は、通院によって森田療法を受けてきたけれど今一つ行動を広げることができなかった場合や、症状のために日常生活に支障をきたしている状態の場合などです。通院療法と同じく、医師や臨床心理士、森田療法学会による認定医によって治療は行われます。治療の期間は、大体2ヶ月~半年程と治療の期間には大きな幅があります。入院療法は4つの時期に分けて回復までの道のりを考えます。◇第1期第1期は、終日横になったまま過ごします。横になったまま、一定期間を過ごすことにより疲れた体と神経を休めます。この時期のポイントは、恐れや不安などの症状に対して何の手も加えず起こるままにします。この約5~10日の期間は、食事、風呂、トイレ以外の行為は禁止されており、人と会うこともできません。この期間は、絶対臥辱(がじょく)期と呼ばれています。絶対臥辱期に始終寝て過ごすことのねらいは、もちろん心と体を休めることです。しかし、後半2,3日に感じる退屈な気持ち、そして「活動したい」という欲求を高めることが最大のねらいです。この状態に至ることがその後の治療の足がかりとなります。◇第2期第2期は軽作業の時期です。寝たきりから起床した最初は、大きく活動をすることはしません。屋外に出て散歩や草花の観察をすることから始め、部屋の整理や陶芸など軽い作業を行います。治療者が作業を課すのではなく、入院者自身が気がついたことを行っていくスタイルをとります。気分や症状にとらわれることなく、できることからやっていくということが基本となります。この時期から、個人面談と日記の指導を行います。夕方から夜に不安が再燃しやすくなることから、入院者は夕方・夜に日記を記載し、次の日の朝に治療者に提出します。◇第3期第3期は、日常的な作業を行っていきます。第2期までは、治療者以外の人とふれあうことはありませんでしたが、第3期においては、人との共同作業も行います。具体的には、植物の水やりや犬の散歩などの作業、園芸、木工や料理などを行います。作業の内容や担当はグループの中でミーティングを行い話し合いを行いながら決めていきます。どんな作業が必要となるのか観察をして、グループ内で話し合いをしていくことに大切な意味があります。この時期のポイントは、達成感の体験と、現実に即して臨機応変な態度をとることです。大体1~2ヶ月くらいの期間を費やしてこのような態度を身につけます。作業期には、不安や症状を抱えながらも、目の前の必要な行動に積極的に関わっていく行動が大切となります。それらを体験することにより、不快な症状に対する執着から解放されていきます。◇第4期第4期は社会生活への復帰の準備期であり、1週間~1ヶ月程度です。外出、外泊を含めて社会復帰への準備をします。場合によっては院内から通学・通勤も認められます。入院療法について|公益財団法人メンタルヘルス岡本記念財団認定医制度について|森田療法学会森田療法は自分でもできる?出典 : もちろん、病院へ通って専門家により治療をしてもらえればよいのですが、時間などの都合により病院に通うことができないこともあるかもしれません。森田療法は自分で行うこともできるのでしょうか。メリットとしては通院費がかからない、病院まで行く必要がないことですが、デメリットとしては、どのように実践していくのか治療の方法が見えづらいことや、森田療法を継続していくためには根気が必要であることなどがあります。森田療法では「知識を身につけることでも楽になる」と言われており、神経症の症状の仕組みを理解することが治療へのもっとも近道だといわれています。自助グループに入ったり、ネット上の掲示版である体験フォーラムに参加したりすることで森田療法理論を勉強することにより、生活の中に森田療法を取り入れていき、症状の軽減を行っていきます。森田療法を実践し症状を克服した人から自らの経験や意見、アドバイスを貰うことで、実際に症状に悩み、克服した経験に根ざした意見を参考にすることもできるでしょう。自助グループに参加をすることにより、森田療法の実践の方法を学んだり、他の会員と情報を交換することができます。入会金と年会費が必要ですが、1ヶ月に1回全国で集談会という集まりがあり、世話役といわれる人や、同じく神経症のある参加者から話を聞くことができるなど、回復までを後押ししてくれます。3ヶ月にわたる基準型学習会やオンライン学習会などが定期的に開催されています。2007年に発足され、全国に集談会は120か所以上あります。生活の発見会その他にも、ネット上の会員限定の掲示板があり、神経症の症状を現在、あるいは過去にあった人がコミュニケーションをとり森田療法について学ぶことができます。この掲示板では月に1度の割合で、医療現場で活躍されている医師からアドバイスをもらうことができます。体験フォーラム|公益財団法人メンタルヘルス岡本記念財団森田療法を受けるまでの流れは?費用は保険が適用されるの?出典 : 森田療法を病院で受けたい場合には、森田療法が対象とする症状に合うかどうか医師が判断し、条件に見合った場合には森田療法を受けることができます。患者の状態に応じて、入院療法か通院療法かを相談を行います。通院治療と医師から判断された場合には、日記の記載や面談についてなどを医師が指示します。入院希望の方には病棟見学は、条件に見合った場合には病棟の見学を行ってもらいます。費用は、健康保険が適用されますので3割負担で受けることができます。入院を希望される場合も同様に保険適用になります。所得に応じた医療費の自己負担額の上限が定められます。入院の場合には、治療費用に加えて、食事代と宿泊代などが必要となります。森田療法を行っている医療機関については、以下のウェブサイトにまとまっているので参考にしてください。森田療法医療機関|公益財団法人メンタルヘルス岡本記念財団まとめ出典 : 森田療法とは、森田正馬によって確立された日本生まれの精神療法です。神経症(不安障害)を対象とした療法である森田療法は、不安や恐怖を消そうとするのではなく自然な状態であると受け入れ、行動を行うことにより神経症の症状を軽減させていきます。この記事では森田療法の考え方、治療が適応される人、ポイントや実際の具体的な治療や費用についてご紹介してきました。1919年に開発がされてから約100年ほどの時間が経ち、時代の流れに即して治療方法がアレンジされている部分もありますが、「ありのままに生きる」という価値観は当初から変わらず治療の軸となっています。症状が起こっているメカニズムを理解し、自分の感情についてそのまま受容していくという姿勢をもつことにより、症状だけに意識が向いている状態から、日常生活での自身のあり方へと視点を広げていくことができます。現代では、認知行動療法や薬物療法など他の治療行為とともに併用されることが多いです。医師と相談をしながらご自身に合う方法で治療を行っていけるといいですね。青木薫久/著『森田療法のいま―進化する森田療法の理論と臨床』2011年 批評社/刊北西憲二/著『はじめての森田療法』2016年 講談社/刊
2017年01月19日俳優の東山紀之が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『刑事7人』(毎週水曜21:00~21:54)は、3日に放送される第4話で、鈴木浩介演じる刑事・永沢圭太が殉職するという衝撃の展開を迎える。機動捜査隊に異動した東山演じる天樹悠らが、"別動捜査隊"として凶悪犯罪に挑んでいく同作。第4話は、勤務を終えた永沢が「デートがある」と言って職場を後にするが、その数時間後、団地の敷地内で遺体となって発見される。天樹や沙村康介(高嶋政宏)ら永沢の仲間は、激しく動揺しながら捜査を進めるが、永沢は団地に住む女性を襲おうとした男を追い、誤って屋上から転落したことが判明する。昨年7~9月の第1シリーズから永沢を演じてきた鈴木だが、この殉職でクランクアップ。この展開は「全く予想もしていませんでした!」といい、共演者から花を贈られると「こんなにたくさんお花をもらうシステムは初めてなので、今ちょっと頭がパニック状態です(笑)」と冗談めかした。ただ、本音は「正直なところ、本当に寂しい気持ちがあります」と、次の日も撮影現場に来てしまいそうだという感覚を告白。東山に対し、「"物語をとことん追求していく姿勢"は本当に勉強になりました。こういう現場を拝見できたことは、僕にとって間違いなく、これからの財産になると思います」と感謝し、「現場でたくさんいじっていただいたことも感謝しております(笑)」とメッセージを送っていた。
2016年08月01日先日、主演に森田甘路が抜擢されたとこが明らかになった「Hulu」オリジナルドラマ 「でぶせん」。この度、新たなキャストとして、いま注目の若手俳優・横浜流星の出演が決定した。コスプレ衣装の買い過ぎで借金地獄に陥ったデブのキモメン・福島満は、自殺しようと思い立ち、富士の樹海へ。ところが、うっかり穴に落ちてしまった満は、デブの白骨死体とご対面。しかも、死体のバッグの中を改めた満は驚愕する。そこには大金とマンションの鍵、そして女装した自分にそっくりな女性の顔写真が載った免許証が入っていたのだ! しかも何の偶然か、名前までもが「福島満子」と、自分にそっくり。奇妙な遭遇にしばし考えを巡らす満だが、その矢先、満子の死体が着けていたダイヤの指輪がキラリと光る。その光に吸い寄せられるように指輪をはめた満は、彼女の魂が乗り移ったかのようになる。気がつくと、満は女装し、「帝辺高校」の入学式に出席していた。どうやら、満子はこの高校に国語教師として赴任してきたらしい。状況はあまり飲み込めないが、満はひとまず満子として新任の挨拶をすることに。だが、目の前には殺気立った不良たちがズラリ…!「デブ!」「でぶせん!」と野次が飛び交う中、筋金入りのいじめられっ子人生の記憶がよみがえった満は、恐怖で失神してしまう。とその時。指輪が光り、満が唐突に上体を起こした。満の頭が額にヒットした教頭は、そのままぶっ倒れて失神。生徒たちがどよめく中、何かに憑りつかれたように眼光が鋭くなった満は「暴れたり、他人を傷つけた方は容赦なく叩きのめします」と、宣戦布告。ところが、満自身はたったいま自分が何をしたのか、まったく把握していなかった。我に返った満は、逃げ出したい気持ちでいっぱいになりながら、担当クラスの寅組へ。そこでは、満をさらにビビらせる、生徒たちの荒々しいにも程がある“歓迎”が待っていて…!?“伝説の教師”みっちゃん役を森田さんをはじめ、みっちゃんが受け持つ2年寅組の生徒たちを演じる顔ぶれは、神夜晶役の池上紗理依、麻生祥子役の芝崎唯奈。そのほか、東使友亮、渕野右登というフレッシュな面々が集結している。今回出演が明らかになった横浜さんは、「烈車戦隊トッキュウジャー」でブレイクし、『オオカミ少女と黒王子』『全員、片想い』などに出演。また、昨年上演された舞台「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE ~さよなら絶望学園~」では主演に抜擢され、先日、その続編も決定し、主演も続投するなど、ネクストブレイクな若手俳優だ。横浜さんが演じるのは、みっちゃんが受け持つ2年寅組の生徒で、同じクラスの盾野と矛野を半殺しにして停学になっていた不良であり、ケンカはめっぽう強い・義志沢月人役。学校一の問題児として、帝辺高校で暴れまくるという役どころだ。しかし、正義感も強く、いじめられっ子の小山をなぜかいつも助ける。そんな彼には実は、誰にも明かしていない“意外な過去”があるという。ケンカが強い役どころを今回演じるにあたって横浜さんは「月人は自分の力に絶対的の自信があるので、常日頃から”余裕”でいることを心掛けるようにしました。『こいつヤバイな』という空気感や存在感を出せるようにしたいと思って演じています」と役作りについて語る。また、「他ジャンルの方々が集まり、とても個性が豊かなので、クランクインの時は圧倒されました(笑)。皆さん細かい所までこだわってお芝居しているので、教室のシーンなどは注目して観て頂きたいです。現場は仲良く和気あいあいと撮影をしています」と裏側を明かした。さらに注目のシーンについては、「喧嘩のシーンはひとつの見所だと思います。月人が抱えている想い、そこからの月人の”行動”を注目して頂きたい」とアピールした。Huluオリジナル連続ドラマ「でぶせん」は8月末、「Hulu」にて配信開始予定(全6話)。(cinemacafe.net)
2016年07月20日「週刊ヤングマガジン」(講談社刊)にて連載中の爆笑衝撃作「でぶせん」が、「Hulu」にてオリジナルドラマとして実写化されることが決定しているが、この度、本作の主要キャストが決定。主演には、森田甘路が務めることが明らかとなった。コスプレ衣装の買い過ぎで借金地獄に陥ったぽっちゃりの“キモメン”福島満は、自殺しようと思い立ち、富士の樹海へ。ところが、うっかり穴に落ちてしまった満は、ぽっちゃりの白骨死体とご対面。しかも、死体のバッグの中を改めた満は驚愕する。そこには大金とマンションの鍵、そして女装した自分にそっくりな女性の顔写真が載った免許証が入っていたのだ!しかも何の偶然か、名前までもが「福島満子」と、自分にそっくりではないか。奇妙な遭遇にしばし考えを巡らす満。その矢先、満子の死体が着けていたダイヤの指輪がキラリと光る。その光に吸い寄せられるように指輪をはめた満は、彼女の魂が乗り移ったかのように…。気がつくと、満は女装し、「帝辺高校」の入学式に出席していた。どうやら、満子はこの高校に国語教師として赴任してきたらしい。状況はあまり飲み込めないが、満はひとまず満子として新任の挨拶をすることに。だが、目の前には殺気立った不良たちがズラリ…!「デブ!」「でぶせん!」と野次が飛び交う中、筋金入りのいじめられっ子人生の記憶がよみがえった満は、恐怖で失神してしまう。とその時。指輪が光り、満が唐突に上体を起こした。満の頭が額にヒットした教頭は、そのままぶっ倒れて失神。生徒たちがどよめく中、何かに憑りつかれたように眼光が鋭くなった満は「暴れたり、他人を傷つけた方は容赦なく叩きのめします」と、宣戦布告。ところが、満自身はたったいま自分が何をしたのか、まったく把握していなかった。我に返った満は、逃げ出したい気持ちでいっぱいになりながら、担当クラスの寅組へ。そこでは、満をさらにビビらせる、生徒たちの荒々しいにも程がある“歓迎”が待っていて…!?今回、初主演を飾ることとなったのは森田さん。森田さんは、人気劇団「ナイロン100度」の劇団員で、『イニシエーション・ラブ』や「モテキ」「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」などに出演していた、ぽっちゃり俳優。個性的な風貌と空気感、確かな演技力で異彩を放ち、いまちまたでは密かに“気になる存在”として注目を集めている俳優なのだ。そして、原作者・安童夕馬からの熱いラブコールを受け、今回の初主演が実現したという。 過去に仕事で経験したことがあるという女装姿を惜しみなく披露しながら、ヘタレで性欲旺盛な“伝説の教師”みっちゃんをオチャメに熱演する。今回が初主演ということで森田さんは、「撮影初日にスタッフから『座長!』と呼ばれ、『こんなふざけた役なのに座長って…』と、そのギャップに戸惑うと同時に(笑)、責任の重さを感じました」とコメント。ここ数年、女装する役が多いと語る森田さん。新宿2丁目でも人気のようで、「オカマの役をやるとガッとツイッターのフォロワーが増えるんです。で、アイコンを見ると、結構ゴリゴリの方ばかりで(笑)。今回の役がそちらの方面の方々にも受け入れていただけるかどうかは分かりませんけど、自分では姉にそっくりな女装姿を見て、血のつながりを感じて安心すると同時に、“新しい自分の可能性”を感じました(笑)」と新たな発見もあったそう。また、楽しみなシーンは混浴シーンだと話す森田さんは「このドラマはいかに真面目にふざけるかが勝負となる、“夜のサザエさん”的な作品。ぜひ平和なエロ描写を見て、くだらないなって笑い飛ばしながら、息抜きをしていただきたい!『教育委員会、かかってこい!』って感じです(笑)」とメッセージを寄せた。森田さんを取り囲むキャストも“これからの逸材”で固めている。みっちゃんが受け持つ2年寅組の生徒たちを演じる顔ぶれは、フレッシュさが溢れている。シャレにならないレベルの攻撃性を放つセクシー美少女・神夜晶役に、ファッション誌のモデルやグラビアで活躍している池上紗理依。ある理由で失った左腕の義手の中に鋭利な刀を仕込み、凶暴な不良たちとも互角に戦いまくる神夜を演じる。そのほか、真面目な美少女・麻生祥子役に、タレント&グラビアアイドルとして活躍する芝崎唯奈。クマばりの野生ぶりを炸裂させる単細胞な巨体不良・緋熊五郎役に、本作で鮮烈デビューを果たす新人・東使友亮。そして、いじめられっ子だが、誰よりも立派な巨根を持つ優等生・小山大器役に、次世代若手俳優輩出ユニット「恵比チリDAN」のメンバー・渕野右登をキャスティングしている。まだまだ無名だが、粒ぞろいの原石たちが大集合する本作。彼らは一体どんな輝きを放つのか。捨て身の演技にも注目だ。Huluオリジナル連続ドラマ「でぶせん」は8月末、「Hulu」にて配信開始予定(全6話)。(cinemacafe.net)
2016年07月11日