春夏は草木が大きく成長するときです。ガーデニングを楽しむにはもってこいのシーズンですね。コーヒーかすや卵の殻が肥料として、ガーデニングにいいなんて噂も耳にしますが実際のところはどうなのでしょうか。日刊Sumaiの過去記事から、「ガーデニング」に関する気になる噂からお役立ちグッズまで、まとめて4本ご紹介します!■ 1.コーヒーかすをそのまま土に混ぜても効果なし?ネット上にはガーデニングに関する口コミ情報がたくさんあふれています。中には真偽のほどが疑われるものも。「コーヒーかすを土に混ぜると、ガーデニングに良い」なんて噂もありますが、果たしてこれって本当なのでしょうか。確かに、コーヒーかすを土に混ぜるとよい肥料になりそう……。そこでガーデニングのプロに噂の真相を直撃してみました!なんと、そのまま混ぜるだけでは土壌に悪影響を与えてしまい逆効果なのだとか。大事なのは、「コーヒーかす+たい肥」で、熟成・発酵させてから使うことなのだそう。まさに目からウロコです!記事はこちら■ 2.土の上に卵の殻を置くとナメクジ避けになる!?梅雨時期になると土壌の水分量が増え、根腐れの心配や、カビなどの病気、害虫の発生が気になります。湿気をうまく排出し、蒸れを抑えるには、プランターの下にレンガやすのこを敷いて隙間を作り、風通しをよくするといいですよ。よく、卵の殻を砕いてプランターの土の上に置いている様子を見かけますが、これにはナメクジやカタツムリ避けの効果も期待できるのだとか。ナメクジの這ったあとは、葉や花などに白い筋として残り、気持ちの良いものではありません。天然素材の卵の殻を使った対策なら、小さな子どもがいるご家庭でも安心して取り入れることができますね。記事はこちら■ 3.「タフガーデンバッグ」って知ってる?安くてオシャレで便利!大型の鉢や陶器の鉢は、なかなかの重量で、動かすのも大変です。そんなとき便利なのが、「タフガーデンバッグ」です。ガーデニング専用のバッグで、鉢の代わりに使うことができます。値段は8号サイズで300円ほどと安く、不繊維なので通気性も抜群です。見た目もスタイリッシュで、とってもオシャレ。不繊維製のエコバッグと同じ素材なので、わざわざ購入しなくても、家にあまっているエコバッグで代用することも可能です。記事はこちら■ 4.土のう袋を使えば1つ約30円でプランターがDIYできる!安くプランターを手に入れたいという人には、土のう袋の手作りプランターがオススメです。土のう袋は、ホームセンターに行けば、10枚入りで税込297円くらいで手に入れることができます。1つあたり約30円でプランターが作れるので、これはかなり経済的ですね。袋の口を折りたたんでそのままプランターにしてもよいのですが、シート状に切って開き、角をホッチキスで止めなおすだけで、好きな形のプランターを作ることができます。カラーも、白やベージュのほかに、モスグリーンやブラックなど豊富に揃っています。記事はこちらDIY好きな人はぜひ試してみてくださいね!
2018年06月02日◼︎足元のおしゃれで、自分らしさを楽しむ皆さんはシューズを何足持っていますか?我が家は猫の額ほどの下駄箱なので、シューズコレクターの方に比べると、それほどたくさんは所持していませんが夫婦でシューズが大好き。(1足買ったら、1足手放す――そんなルールがあります)(お互い、お互いのシューズを手放すよう促し合っています……)ファッションの仕上げは足元にありと断言できるほど、シューズ選びはその日のコーディネートを大きく左右します。そのため、お客様にコーディネート提案をさせていただく際にも、必ずシューズを一緒に試着していただきます。なぜなら、足元を変えるだけでいつものコーディネートが120%素敵に見えるから。足元のおしゃれこそ気を使うべきポイントです。◼︎ZARAスニーカーを合わせたシンプルコーデシャツ&デニムのシンプルファッションフランク&アイリーンの白シャツにGUのハイウエストデニムの超シンプルファッション。こんなシンプルなファッションがわたしは好きです。なぜなら、「素の自分」を楽しめるから。フランク&アイリーンのシャツの質感を肌で感じることができ、シンプルだからこそ背筋だって自然と伸びます。プチプラなデニムですが、この色が何にも染まっていない感じがして、すごく気に入っています。プチプラブラックコーデのシンプルファッションZARAのジャケットにUNIQLOのアンクルパンツを合わせたコーディネートは、黒×黒のシンプルファッションです。「黒と白だけのコーディネートは寂しくない?」そんなお声も聞こえてきそうですが、黒と白だけだからこそ足元が自由になるんです。コーディネートの色を絞って、超シンプルにまとめたからこそ、足元の個性が引き立ちます。◼︎毎日履きたいほどスニーカーが好き実は毎日履きたいくらい、スニーカーが好きです。我が家の下駄箱に収まるわたしのスニーカーの数は8足が限界。コンバースにBENSIMON、NIKE、adidas、H&M、Newbalance、しまむら。そして先日、ZARAのスニーカーが加わりました。2018年も、スポーツミックスコーデブームが続くため、「ウエストポーチ」や「サイドラインパンツ」とともにスニーカーも外せないアイテム。ZARAのスニーカーは「個性」を楽しむ1足として、とてもおすすめなんです。わたしが選んだスニーカーは・スタッズ・白色・ヒョウ柄2018年の各ブランドの新作スニーカーをチェックしてみると、ジミー チュウにドルチェ&ガッバーナ、グッチ、バレンティノなど、たくさんの名ブランドがスタッズをデザインに用いたスニーカーを展開しています。また、白色は汚れやすそうと敬遠しがちですが(実際1度履いたら汚れます。我が家は息子のスニーカーのソール跡が付いていました)、白色はとにかく万能なので外せません。白、黒のシンプルファッションにも合いますし、パステル系の柔らかい色にも合います。ヒョウ柄はわたしが個性を楽しみたいな、と思うときに必ず選んでいる柄です。特に理由もなく直感的に好きな柄。若い頃も今もこれからも、足元のおしゃれを個性的にしたいときに、わたしらしく取り入れたい――そんな柄です。足元の個性はおしゃれへの近道。そして、足元が好きなアイテムで仕上がると、きっと楽しい1日になるはずです。2018年は足元のおしゃれを、個性的に演出する日を作ってみてはいかがですか?
2018年01月05日攻殻機動隊のVRアクティビティ「近未来制圧戦アリーナ 攻殻機動隊 ARISE Stealth Hounds」が、国内最大級のVR施設「VR ゾーン 新宿(VR ZONE SHINJUKU)」にて、2017年12月9日(土)から稼働する。今回登場するのは、最大4人vs4人の計8人で対戦する日本初のVRアクティビティ。サバイバルゲームのようにスポーツ感覚で楽しめる上、全身にVRゴーグルなどの装置を身に着けることで「攻殻機動隊」の世界で近未来の銃撃戦が味わえる。ストーリー情報ネットワークが加速的に進展した近未来で複雑化する犯罪に挑む公安九課の奮闘を描いた士郎正宗原作「攻殻機動隊」は、コミック、アニメ、劇場版と展開する人気作。VR体験者は主人公「草薙素子」が召集した特殊部隊のルーキーとしてテロリスト集団の制圧戦に参加する。遊び方全身モーションキャプチャシステムを構築した国内最大級20mx11mの専用アリーナで、最大4人vs4人の計8人が自由に動き回って銃撃戦を繰り広げる。参加者は、VR空間でのリアルな銃撃戦を実現するため、VRゴーグルやベスト、ハンドガンなど全身に装備を着用。銃やベストに組み込まれた体感演出が銃撃戦の臨場感を高める。VR空間には体験者の全身の動きがそのまま映し出され、銃から飛び散る火花や、壁が壊れる様子までリアルに再現される。他にも自身を透明化し敵からカモフラージュする「光学迷彩」や、電脳空間で状況報告を受けるブリーフィングなど、攻殻機動隊の世界観に入り込める演出に余念がない。【詳細】VR アクティビティ 「近未来制圧戦アリーナ 攻殻機動隊 ARISE Stealth Hounds」開始日:2017年12月9日(土)使用チケット:専用チケット体験料:2,800円(税込) ※別途入場券の購入(800 円)が必要。体験人数:最大8名 ※サービス開始直後は4名での体験。所要時間:30分(ブリーフィング時間含む)対象年齢:13歳以上会場:VR ゾーン 新宿(VR ZONE SHINJUKU)住所:東京都新宿区歌舞伎町1-29-1
2017年11月24日日本が生んだSF金字塔「攻殻機動隊」をハリウッドが実写化した『ゴースト・イン・ザ・シェル』に出演する仏女優、ジュリエット・ビノシュが来日し、単独インタビューに応じた。「まるで暗号解読だったわ」とふり返る舞台裏、そして“輝き続ける50代”の本音とは?“攻殻”といえば、世界的にも知られるSFアイコンだが、ジュリエット自身は「正直、あまりよく知らなかった」のだとか。メガホンをとるルパート・サンダース監督から熱烈オファーを受け、脚本に目を通したが「内容はさっぱり理解できず、まるで暗号解読だったわ。だから、一度はお断りした」そうだ。それでも、出演を決めたのは「ならば脚本をリライトする」とまで言ってくれたサンダース監督の熱意、そして息子の後押しがあったから。「私の息子が映像関係の仕事をしていて、押井守監督が手がけた長編アニメ(=1995年公開の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』)の大ファンなの。今回の脚本も気に入ったみたいで、絶対参加したほうがいいって助言してくれたわ。現場では、サンダース監督とディスカッションを重ねながら、役柄や世界観への理解を深めていった。要はシェイクスピアと同じ。最初はチンプンカンプンでも、語彙や関連性をつかめば、物語に入り込める」。そう語るジュリエットが演じるのは、映画オリジナルのキャラクターであるオウレイ博士。巨大企業ハンカ・ロボティックスを率いる科学者であり、スカーレット・ヨハンソン演じる主人公“少佐”の実質的な生みの親でもある。「登場シーンは決して多くないけど、その分、多面的で複雑な人物像をしっかり表現したかった。彼女は科学者としての理想と、組織の歯車だという現実の間で葛藤している。結果的には、悪魔と契約してしまうの…」。グリーンバックに覆われたスタジオには、さまざまな専門分野のプロたちが1つのシーンを完成させるために集結した。「とても楽しかったわ。『あの人は、何の担当なの?』って聞いて回ったりして(笑)。映画作りの新たな側面に触れることができて、現場では子どものようにワクワクしていた。想像力も試され、とても演じがいがあったし、キャラクターにリアルな感情を吹き込むという点では、これまでの出演作と何ら変わりはないのよ」。1996年に公開された『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー助演女優賞、ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞。『トリコロール/青の愛』でヴェネツィア国際映画祭女優賞、『トスカーナの贋作』でカンヌ国際映画祭女優賞に輝き、世界三大映画祭を制覇した。まさに名実ともに世界を代表するトップ女優だ。実際、本人を目の前にすると、その貫録に圧倒されるが、同時に言葉やしぐさからは飾らない人柄と、自然体な素顔がにじみ出ている。「人は夢や理想を追いながら生きているでしょ。でも、常に物事がうまく運ぶとは限らない。現実に直面し、挫折や失望、喪失感を味わい、ときにどん底に落ちることもあるのよ。でもそうした体験があるからこそ、『本当の自分とは何か?』と考えずにはいられなくなるの。誰しも歳はとるけど、その分、知恵も身につくし、開放される。その積み重ねで、人間は身も心も少しずつラクになっていくんだと思うわ」と何ともありがたいお言葉!だからこそ、出演作を決める基準の1つが「冒険心を満たしてくれるもの」だと聞くと、思わず納得してしまう。「確かに今回みたいなSF作品は珍しい機会だったけど、ストーリーを通して、人間性にまつわる問いかけがあり、役柄にも何らかの内面的な変化があるという意味では、女優として挑戦すべき作品だった。さっき『本当の自分とは何か?』と言ったけど、まさに『ゴースト・イン・ザ・シェル』が提示するテーマに一致しているわ」。そう語る彼女が、女優として喜びを覚える瞬間は?「カメラは常に回っているの。つまり、すべては現在進行形で流動的。そんな状況の中で一瞬一瞬、真実を探求することがたまらなく楽しく、胸が踊ってしまうのよ。優れた共演者やスタッフ、特に今回はとても国際色豊かな現場だったから、より一層刺激を受けた。権力の暴走や腐敗、産業化の闇を描くと同。時に、人間本来の“生き抜く力”を描いた希望に満ちあふれた作品だと思うわ」(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:ゴースト・イン・ザ・シェル 2017年4月7日より全国にて公開(C) 2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2017年04月05日声優の田中敦子が4月4日(火)、都内で行われた実写版『ゴースト・イン・ザ・シェル』の日本語吹き替え版完成披露試写会に出席。「すばらしい攻殻」「よくぞここまで、すごいことをしてくれた」とハリウッドが総力をあげて実写化した本作に太鼓判を押した。田中さんといえば、1995年に世界を席巻した押井守版『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』を皮切りに、その続編にあたる『イノセンス』や神山健治のTVアニメシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」などで、主人公・草薙素子の声優を努めたレジェンド。今回、日本語吹き替え版でも、6年ぶりに主人公(ハリウッド版では“少佐”役)に命を吹き込んでおり、「私にとって、素子は1番近くて、1番遠い存在。演じているのは私ですが、タフな性格は真逆だし、ずっと憧れの存在」だと深い思い入れを語った。日本語吹き替え版には田中さんをはじめ、大塚明夫(バトー役)、山寺宏一(トグサ役)らおなじみのメンバーが再集結。なんと、アフレコ当日には、豪華な3人が揃ってスタジオ入りしたといい「プレッシャーもありましたが、大塚さんや山ちゃんに委ねれば、(素子を)引き出してもらえると思い、ワクワク感が大きかった」のだとか。「アフレコ中、山ちゃんが『目を閉じると、アニメが浮かぶね』と話していた」とファン垂涎のエピソードも披露し、「私たちなりのゴースト(=魂)を吹き込むことができた」と自信を示した。ルパート・サンダース監督がメガホンをとり、ついに日本公開が近づく『ゴースト・イン・ザ・シェル』については、「随所にルパート監督の、原作や押井監督への愛が止まらない印象。光学迷彩や義体、ダイブのシーンなどどう表現するのかとても興味がありましたし、強いこだわりとリスペクトを感じた」と絶賛。主演を務めたスカーレット・ヨハンソンに対しては「すばらしいですね。ご本人は小柄な方ですが、存在感の大きさがあり、彼女自身が義体なんじゃないかと思うほど細部まで美しい」と圧倒されていた。『ゴースト・イン・ザ・シェル』は4月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴースト・イン・ザ・シェル 2017年4月7日より全国にて公開(C) 2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2017年04月04日毎日の食生活に欠かせない卵。「完全栄養食」と言われることもあり、栄養が豊富に詰まった優秀な食材ですよね。そんな卵ですが、殻におおわれていて、ゆで卵などでは剥くのに手間がかかり面倒くさいと感じる人もいるのではないでしょうか。しかし、邪魔者扱いされることもあるこの殻には、便利な使い道がたくさんあるのです!毎日出るゴミが便利グッズに早変わり してしまう活用法をご紹介します。●(1)口の狭いビンの汚れ落とし調味料などが入ったビンは口が狭くなっており、奥まで手が届かないためキレイにするのが難しいですよね。細長い形をした専用のブラシなどもありますが、調味料の入ったビンはべとべとしており、そのまま入れるのは気が引けるもの……。そんなときは、卵の殻を研磨剤として使う のが有効です。ビンに水と細かくした卵の殻を一緒に投入します。そしてそのまま口を押さえて前後左右にふるだけ!少量の洗剤を入れると、より効果を実感できるでしょう。同じように、洗いにくいペットボトルなどもこの方法でキレイにすることができます。『いつもぬるぬるが残った状態でゴミに出していたけど、この方法を試すようになって、ピカピカの状態で出せるようになりました!ペットボトルはくもりも取れるので、繰り返し使いたいときに重宝しています』(30代女性/アパレル)●(2)鍋のコゲ落とし細かく砕いた卵の殻は、クレンザーとしての役割も果たします。スポンジにふりかけて焦げ付いた鍋をこすればピカピカに!鍋の表面を傷つけにくいため、ガラス素材のものや土鍋などのデリケートな鍋の掃除 にもってこいです。『重曹とかセスキでも焦げ落としはできると言うけど、家にないことも多い。その点、卵の殻は自炊する人の家なら必ずあるし、手間もかからないからおすすめです』(30代男性/自営業)●(3)ふきんの漂白卵の殻の主な成分は、炭酸カルシウム。これを加熱すると酸化カルシウムと二酸化炭素にわかれ、これが反応し合うことでお湯がアルカリ性となり、洗浄力がアップする という仕組みです。やり方は、沸騰したお湯に卵の殻を入れたあと、ふきんを投入して10〜20分ほどそのまま煮るだけ。殻はあまり細かく砕かない方が効果が高まるようで、ふきんだけでなく、襟・袖の頑固な汚れ を落とすときにも活用できます。卵の殻を使うことで漂白効果も得られるため、ぜひ試してみたい方法ですね。『最初は洗い物の中に卵の殻を入れるのは抵抗があったけど、まず汚れをガツンと落としておいて、その後普通の洗濯物と一緒に洗うようにしたら気にならなくなりました。ただ煮洗いするだけより、明らかにキレイになりますよ』(40代女性/主婦)----------この他、花壇の肥料にしたり、ぬか床に入れて酸味をやわらげるといった活用法もある卵の殻。これまで捨てていたものを活用できるというのは、ムダがなくなったようで気持ちの良いものですよね。幅広い使い道のある卵の殻を、ぜひ有効活用していきましょう!●文/パピマミ編集部●モデル/赤松侑里(さゆりちゃん)
2017年03月28日スカーレット・ヨハンソンが主演を務め、日本からもビートたけしが参加する『ゴースト・イン・ザ・シェル』。この度、押井守監督版『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の声優陣が、ハリウッド実写版である本作の日本語吹き替え版も担当することが決定した。脳以外が全身義体である世界最強の捜査官・少佐(スカーレット・ヨハンソン)が、上司の荒巻(ビートたけし)やバトー(ピルー・アスベック)らエリート捜査組織・公安9課の面々とともに、脳をハックする脅威のサイバーテロリストとの戦いに身を投じていく本作。捜査を進めるうちに、自分の記憶は操作されており、自分の命は救われたのではなく、奪われたのだと気づく少佐。本当の自分は誰なのか?隠された驚愕の過去とはいったい?果たして、少佐は犯人を突き止め、世界を守ることはできるのか…?日本発のSFの金字塔「攻殻機動隊」を、ハリウッドで実写映画化する本作。昨年11月に行われた東京発の全世界へ向けた特大規模のローンチイベントでは、主演のスカーレットが、ルパート・サンダース監督と共に緊急来日、そしてたけしさんも登壇し、公の場で初めて作品について語られる様子は全世界で注目を集めた。さらに、イベントにあわせて全世界同時解禁された予告映像は、現在全世界で2億回以上の再生回数を記録するなど大きな盛り上がりを見せ、さらに期待がさらに高まっている。そんな中、4月の日本公開に先駆け、押井監督映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の集結から22年、その続編にあたる『イノセンス』や神山健治のTVアニメシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」などで声優を努めた、田中敦子(草薙素子役/※ハリウッド版においては“少佐“役)、大塚明夫(バトー役)、山寺宏一(トグサ役)が『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』から6年ぶりに同役で吹き替えを務めることが決定。すでに公開されている日本版の予告映像では、タイトルコールを田中さんと山寺さんが担当しており、正式発表はないものの、ファンの間では密かに話題に。なお、日本で生まれた漫画やライトノベル、小説などを原作とし、ハリウッドで実写映画化されてきた作品の中で、アニメーション作品で声優を務めたキャストがハリウッド作品の実写映画においても同じ役で吹き替えを務めるということは、史上初の試みとなっている。今回同メンバーが再集結したことについてキャスト陣は、「目を閉じて大塚さんや山寺さんの声だけを追いかけるとアニメのシーンが浮かんでくるようで、とても不思議な体験でした」(田中さん)、「久しぶりにメンバーと集まって、こんなに楽しいことはない、もっとやりたいと思いました」(大塚さん)、「ほかのメンバーがアフレコしているところを見て、ずっと一緒にやっていた感覚が戻ってきて懐かしい気持ちになりました」(山寺さん)とそれぞれアフレコの様子をふり返る。また大塚さんは、「アニメがそのまま実写になったようなシーンもずいぶんあって、制作の方々の原作やアニメ版に対してのリスペクトが伝わってきて、嬉しかった」と作品について明かし、田中さんも「公安9課のメンバー(キャスト)は私の人生の宝物だと感じています」と思いを述べた。そして、押井監督も期待は高まっているようで、「皆さんプロですから、不安はありませんし、楽しみとしか言いようがないですね。実写版の吹き替えがどうなるのか、お手並み拝見です」とコメントを寄せている。『ゴースト・イン・ザ・シェル』は4月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ゴースト・イン・ザ・シェル 2017年4月7日より全国にて公開(C) 2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2017年03月10日士郎正宗・原作の「攻殻機動隊」をハリウッドが実写映画化する『GHOST IN THE SHELL ゴースト・イン・ザ・シェル』。そのエクスクルーシブ・イベントが11月13日(日)、東京都内にて行われ、主演のスカーレット・ヨハンソンをはじめ、共演のビートたけし、ルパート・サンダース監督らが出席。2分超えの予告編映像もお披露目された。近未来を舞台に、エリート捜査組織公安9課と、ハンカ・ロボティックスによるテクノロジーを狙うサイバーテロ組織との戦いを描くSFアクションとなる本作。スカーレットが演じるのは、原作の草薙素子にあたる、脳以外は全身が義体の主人公・少佐、そして、たけしさんは公安9課の創設者である荒巻大輔役。さらに、桃井かおり、福島リラなども出演する。今回のエクスクルーシブ・イベントには、LEDライトの閃光が駆け抜ける中、撮影で実際に使われたコスチュームやコンセプトアートなどファン垂涎ものの展示がずらり、作品の世界観が細部まで表現された会場に、世界中からファンたちが大集結した。日本発の全世界向けローンチイベントだけあって、会場全体が期待感と緊張感が入り混じる中、押井守監督『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』に続き、本作でも音楽を担当する川井憲次によるライブアクトによりイベントが幕開け!「攻殻機動隊」の世界観らしい近未来感と、和太鼓など日本の伝統楽器をハイブリッドさせた圧巻のパフォーマンスに、会場は大熱狂の渦に包まれた。そんな中、本作でメガホンをとるサンダース監督が大歓声で迎えられながら登壇。この一大シリーズを生み出した日本へのリスペクトを込めて、「まず何よりこの作品が生まれた日本に来たかった。日本のクリエイターたちが始めたもので、私たちが次のチャプターを開く役目だから、彼らに誇りをもって自分たちの作品を紹介したいと思ったんだ」とコメントし、本作を「リメイクではなく、リイマジニング」と紹介した。さらに、「クレイジーで極端な近未来を描いているけど、1人のキャラクターが自身を発見する旅なんだ。人間の脳が組み込まれたアンドロイドである主人公が、自分が誰であるのかを探そうとしている。サイバーパンクの世界観はキープしつつ、主人公の内面を描いたよ。実写化にあたって、トーン、調子にこだわったんだ。マンガ、アニメを実写化するのはトリッキーで難しい部分があるものなんだけど、非常に原作に強さがあるし、キャスティング、ロケーション、デザインを一から作り上げて、違和感なく信じられるようにしたんだ」と、見どころに言及した。今回は、スカーレットやたけしさんら、錚々たる面々が顔をそろえたキャスティングも話題を呼んでいるが、「スカーレットは女優として20年の経験があるし、サイバーパンクの世界観にもぴったりな容姿を持ち合わせている。キャリアを見ても、彼女の姿勢とタフさは素晴らしいし、人間の思考を持つアンドロイドという、機械を通す細かいニュアンスもしっかり表現できる類まれな役者だ。自身が誰なのか、善なのか悪なのか、葛藤をきっちり体現してくれた」とべた褒め。「ビートたけしという俳優も、もともと知っていたんだ。『HANABI』『ソナチネ』『アウトレイジ』ももちろんね。私のフィルムメイカーとしての成長にそれらの作品は欠かせないし、この作品へのアプローチとして荒巻役には彼以外考えられなかった。世界中おいかけて、やっと捕まえることができたんだ(笑)。素晴らしい演技をしてくれて、この作品が日本から発信したということにおいても強みになってくれた」と語り、「2人をはじめスタッフみんなは、地球の反対の小さな島で絆を固くして戦った戦友さ。素晴らしい撮影が出来たよ」と称賛しきり。そんな監督の言葉に会場も一段と熱くなる中、本編中の出演シーンがスクリーンに映し出されながら、荒巻役のたけしさんが登壇し、「こんにちは。渡辺謙です(笑)」とおどけて挨拶。会場をさらに沸かせた。たけしさんは、「昔はアニメというものをバカにしていました。AIの存在感が突出していく割に刀で切ったりとか不思議なことも多かったんですが、この作品はようやく、いまの時代らしく、違和感なくはまっていると思います」とコメント。「英語は嫌だと言ったら日本語で良いとなり、セリフ覚えが悪いとか字が読めないとかいろいろと難癖をつけていて(笑)、しまいには、スカーレット・ヨハンソンが俺のカンペを持っていた(笑)。あれを写真に撮りたかった!」と、驚きのエピソードも披露してくれた。続いて、こちらも出演シーンの一部がスクリーンに映し出されながら、正真正銘のハリウッドNo.1女優スカーレット・ヨハンソンが満を持して姿を現すと、会場の興奮はMAXに!出演映画では14年ぶりの来日となったスカーレットは、日本への愛着を語り「本当に日本が大好きよ。前回は17歳のときだけど、馴染みを感じられたわ」と声を弾ませた。本作には並々ならぬ想いを持って臨んだようで、「(少佐役は)いまの自分のなかに影=GHOSTを感じている人だから、多くの側面を演じられることが魅力的だったの。演じるために肉体的にもたくさんトレーニングしたわ。マーベル作品をやっている経験も役に立ったし、武器の使い方も覚えたのよ」と語る。さらに、「たけしさんとも仕事をすることになって、これだけ偉大な方と仕事をするときは一歩下がって彼の仕事を観察していたわ。日本語と英語という差があっても、演技というのは”人間”であることなの。内面が大事だし、感情のつながりなのよね。荒巻の存在感を感じたし、言葉は違っても多くの感情をわかちあって、同じ映画言語で、つまり同じ言葉で話している気持ちだったのよ。とても感動的な体験だったわ」と、たけしさんとの共演を感慨を込めてふり返った。最後に、たけしさんは「映像がかなりすごいです。悔しいくらいにお金がかかってます(笑)。私の映画だと100本出来そうなくらいで、これこそがハリウッドということ。デザイナーをはじめスタッフの凄さに、改めて総合芸術だと感じましたし、参加できたことが本当に光栄です」とコメント。スカーレットも世界中のファンに向けて、「特別な想いを込めた作品よ。非日常で独特な素晴らしい世界の設定で、視覚的にもアクション満載で圧倒されるし、生まれ変われる成長の物語でもあるの。私が主人公に強く共感を得たように、みなさんにも世界に入り込んで共感して欲しいと思っているわ」と呼びかけた。この日、お披露目された予告編では、圧倒的な肉体美でバトルを繰り広げるスカーレットの姿や、銃をぶっ放すたけしさん、オウレイ博士役のジュリエット・ビノシュ、バトー役のピルー・アスベックらの姿も確認でき、さらに期待が高まる映像となっている。『GHOST IN THE SHELL ゴースト・イン・ザ・シェル』は2017年4月、全国にて公開予定。2017年3月31日、全米公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月14日スカーレット・ヨハンソンが主演を務め、日本が世界に誇る不朽の名作「攻殻機動隊」を実写映画化する『GHOST IN THE SHELL』(原題)。このたび、11月13日(日)に日本から世界に向けたハッキングイベント「GHOST IN THE SHELL エクスクルーシブ・イベント」の開催が決定。スカーレットとルパート・サンダース監督が緊急来日し、日本人出演者・ビートたけしらと共に本イベントに登壇することになった。1991年に誕生した、士郎正宗の原作漫画「攻殻機動隊」。近未来を描き、人智を超えたその圧倒的な世界観は日本のカルチャーシーンを席巻し、1995年には奇才・押井守を監督に迎えて『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』として劇場版アニメ化。その熱狂は日本に留まらず、瞬く間に世界規模に広がり巨大なファンダムを構築した。その独特の世界観は、『マトリックス』シリーズで監督を務めたウォシャウスキー姉妹など多くの映像作家・監督に影響を与え、2004年には押井監督2作品目となる映画『イノセンス』が公開、日本のアニメ作品としては初めてカンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映されるなど、世界中から絶大な評価を博し、世界中のカルチャーに多大な影響を与え続けてきた。そして、昨年発表されたパラマウント・ピクチャーズ制作による実写映画化。このニュースは世界中を駆け巡り、ファンを中心に新たな情報が渇望されていた中、2016年9月、パラマウント・ピクチャーズのYouTubeチャンネルで10数秒の映像が数本配信され、わずか数週間で計770万回超の再生数を記録。その映像の一部を垣間見た世界中のファンからは、さらなる情報が待ち望まれていた。このハリウッド実写版で主演を務めるのは、『アベンジャーズ』シリーズや『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』などで知られるスカーレット。来日は、ソフィア・コッポラ監督作『ロスト・イン・トランスレーション』の撮影で滞在した2002年以来、出演映画関連としてはおよそ14年ぶりとなる。今回のエクスクルーシブ・イベントには、メガホンをとるサンダース監督や、たけしさんをはじめ、特別ゲストたちと共に登壇する予定。また、都内某所で開催される本イベントで、その興奮を世界最速で体感し、世界に拡散する参加者100組200名を“全世界”から緊急募集する。『GHOST IN THE SHELL』(原題)は2017年、世界公開。「GHOST IN THE SHELL エクスクルーシブ・イベント」11月13日(日)夕方、都内某所にて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年10月27日名作『攻殻機動隊』をハリウッドで実写化した映画『GHOST IN THE SHELL(原題)』(2017年公開)で主演を務める女優のスカーレット・ヨハンソンが、11月13日に来日することが26日、明らかになった。スカーレットが出演映画のPRとして来日するのは、2002年に公開された『ロスト・イン・トランスレーション』以来、14年ぶり。本作の監督を務めるルパート・サンダースと共に緊急来日する。2人は、11月13日に都内で開催される「GHOST IN THE SHELL エクスクルーシブ・イベント」に登場。同イベントには、本作に出演しているビートたけしなど特別ゲストも参加し、日本から世界に向けて作品をアピールする。また、同イベントに参加し、世界に広げてくれる100組200人を募集。応募サイトより申し込むことができる。1991年に誕生した士郎正宗による漫画原作『攻殻機動隊』は、近未来を描き人智を超えた圧倒的な世界観で人気を集め、アニメ化、そして、押井守を監督に迎え劇場版アニメを公開。2004年には押井守の監督2作品目となる映画『イノセンス』が公開され、日本のアニメ作品としては初めてカンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映されるなど、世界中から絶大な評価を博した。
2016年10月27日4月14日(現地時間)に『攻殻機動隊』のハリウッド実写版『GHOST IN THE SHELL』(原題)で主役の草薙素子を演じるスカーレット・ヨハンソンのスチールが公開された際、「なぜ草薙素子役が日本人じゃないのか?」とキャスティングに対して動揺や非難の声が上がる…という憂き目を見たが、現在も順調に制作中。制作会社の「Production I.G」が監督とキャスト、そして映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の押井守監督、同じく『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』のサントラを手掛けた川井憲次、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の神山健治監督、と『攻殻機動隊』にゆかりのある3人が写っている写真をSNSに投稿。ルパート・サンダース監督やスカヨハは笑顔を見せており、撮影現場の和やかな雰囲気が伝わってくる。「MovieWeb」によると、キャスティングへのクレームを受けた制作側は、スカヨハ版草薙素子を「よりアジア人っぽく」見せるよう努力しているとは言うが、プロデューサーのスティーヴン・ポールは今回の映画化でスカヨハの役は「草薙素子」という役名ではなく、ただの「少佐」と呼ばれるキャラクターになることを強調した。また、ストーリーはサム・ライリー演じる「笑い男」によって引き起こされる世界規模で危険な事件を食い止めようとする、「少佐」と彼女が率いる公安9課を中心とした話になるということだ。(Hiromi Kaku)
2016年07月07日スーパーフード「キヌア」の殻日本ロレアル株式会社は、「キヌア」の殻エキスを使用した美容液「キールズ DS マイクロピール コンセントレート」を4月23日(土)より新発売する。スーパーフード「キヌア」の廃棄されていた殻の部分を使用した美容液だ。記憶に残る女性に同社がおこなった調査によると、「素肌がきれいな女性」に対して約7割の男性が「もう一度会いたいと思う」と回答。素肌の美しさが、見た目の印象に大きくかかわっていることがわかる結果だ。新発想の“肌クレンズ美容液”「キヌア」の殻エキスは、肌の表面や内側の老廃物の排出を促す効果がある。「キールズ DS マイクロピール コンセントレート」は、この効能を利用し、肌の老廃物を「出す」ことを重視した新発想の“肌クレンズ美容液”だ。触り心地は、するりとなめらかで、透明感の高い仕上がり。他のスキンケアの効果もわかりやすくなるという。「キールズ DS マイクロピール コンセントレート」は、30mlで8,500円(税抜き)だ。4月6日(水)より新宿伊勢丹店にて先行発売がおこなわれている。公式オンラインショップでは、4月7日(木)18:00より予約開始だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・キールズから4月23日(土)、 “新・肌クレンズ美容液” 「キールズ DS マイクロピール コンセントレート」が発売!
2016年04月07日鳥取大学は3月30日、カニ・エビ殻を原材料とする極細繊維であるキチンナノファイバー(キチンNF)の塗布によってアトピー性皮膚炎が抑制されることを確認したと発表した。同成果は同大農学部の東和生 助教、同工学部の伊福伸介 准教授らの研究グループによるもので、オンライン科学誌「Carbohydrate Polymers」に掲載された。キチンNFはカニ殻の主成分であるキチンをナノファイバーとして取り出したもので、幅が約10nmの極細繊維。これまでの研究で、肌の保湿効果および傷の修復促進効果などが確認されている。今回の研究では、アトピー性皮膚炎モデルマウスを用いた実験で、キチンNFを塗布することでアトピー性皮膚炎の症状の進行を抑えられ、かつ皮膚の炎症の進行も抑えられることが確認された。キチンNF塗布により、炎症などの免疫反応で中心的な役割を果たす転写因子NF-KBの働きが抑制され、血液中の免疫グロブリンE濃度が減少したという。これに対し、従来のキチンにはそれらの効果は認められなかったことから、ナノファイバーという形態が皮膚のバリア機能の維持を可能にしていると見られている。同研究グループは、今回の成果によりキチンNFの皮膚炎への応用が期待されるが、実際の使用に向けては今後さらなる検討が必要だとしている。
2016年03月31日ビートたけしが、スカーレット・ヨハンソン主演の「攻殻機動隊」の実写映画化に出演することが分かった。アニメ化作の人気も高い、士郎正宗原作の同名SFコミックをドリームワークスが映画化するもので、「Variety」誌によると、たけしは内務省公安9課(攻殻機動隊)の荒巻大輔課長。スカーレットが演じるサイボーグ警官のヒロイン(原作では草薙素子)の上司にあたる。監督は『スノーホワイト』(’12)のルパート・サンダーズ。スカーレットのほかにマイケル・ピット、『LUCY/ルーシー』のピルウ・アスベックがキャストとして名前が挙がっている。昨年から『劇場版MOZU』、現在劇場公開中のウェイン・ワン監督『女が眠る時』では主演を務め、俳優として自作監督作以外への出演が続くたけしさんにとって、1995年にキアヌ・リーヴスと共演したロバート・ロンゴ監督『JM』以来のハリウッド映画出演となる。映画は2017年3月31日に公開予定だ。(text:Yuki Tominaga)
2016年03月04日DMM.com、karakuri products、海内工業、攻殻機動隊 REALIZE PROJECTは共同で、アニメ「攻殻機動隊」シリーズに登場する多脚戦車「タチコマ」のリアライズプロジェクト「攻殻機動隊 S.A.C. タチコマ 1/2サイズ・リアライズプロジェクト」を発足したことを発表した。同プロジェクトは、士郎正宗氏のSFマンガを原作としたテレビアニメ「攻殻機動隊」シリーズに登場する多脚戦車「タチコマ」を、コミュニケーションロボットとして1/2スケールで再現し、社会実装に関する研究・技術開発への応用を目的とするもの。コンシューマーへのロボット・コンテンツの認知の向上やイベント、テーマパーク、アミューズメント用途での市場開拓、人材育成などを目指す。昨年、karakuri productsと海内工業の両社が、「多脚ロボットプロジェクト」として一次試作機「Daniel 61」を国際ロボット展に出展し、重量面での設計を見直して再開発した二次試作機「MUSASHI」がプロモーションの一環として採用され、それをベースにコミュニケーションロボット「タチコマ1/2サイズ・リアライズプロジェクト」として公式に開発を進めることになったという。また、二次試作機の完成は今年4月末を予定しており、今年5月から2018年3月末にかけて、商業施設内での研究開発に移行し、社会実装を目的とした環境知能化技術の開発とともに、「1/2サイズ・タチコマ」の機能を段階的に向上させていく計画とのことだ。今後のプロジェクト展開は、プロジェクト公式WebサイトおよびTwitter公式アカウント(@multilegpf)にて公開される。なお、「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」とは、日本を代表する企業、大学の研究開発者、公共機関、そして製作委員会が一体となり、「攻殻機動隊」に描かれている数々の近未来テクノロジーの実現を追究するプロジェクトのこと。
2016年02月12日Cerevoは11日、士郎正宗原作のアニメ「攻殻機動隊」シリーズに登場する小型多脚戦車「タチコマ」をモデルとした製品の開発に着手したことを発表した。発売は翌冬を予定しているという。これは、アニメやゲーム、映画などの作品中に登場するアイテムを、家電のテクノロジーを用いて現実世界に可能な限り再現するCerevoのプロジェクト「S2R(From screen to the real world)」の第2弾として企画されたもの。電動による作品同様の自立歩行または車輪による走行機能を基本に、スマートフォンやインターネットと連携する機能を搭載し、1/10程度のスケールでタチコマを現実世界に再現する。同社は、「S2R」第1弾としてアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』に登場する特殊拳銃を再現したスマート・トイ「ドミネーター」を発表し、大きな話題を呼んでいた。今回明らかにされた新製品については、価格含む仕様の詳細はアナウンスされておらず、開発が進んだ段階で公開されるという。
2016年02月11日ディズニーで配給が決まっていたドリームワークス製作の実写版『攻殻機動隊』を、パラマウントが配給することになった。スティーブン・スピルバーグがディズニーを去ってユニバーサルの元で配給をすることに決めたのが理由。パラマウントもこの映画に出資していることから、新しい配給としてパラマウントが決まったようだ。来年3月31日の北米公開日は変わらない。その他の情報主演はスカーレット・ヨハンソン。監督は『スノーホワイト』のルパート・サンダース。撮影はニュージーランドで行われる予定。ヨハンソンの次回作は、来月北米公開予定のジョエル&イーサン・コーエン監督作『ヘイル・シーザー(原題)』今年は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』、声の出演をする『ザ・ジャングル・ブック(原題)』も控える。文:猿渡由紀
2016年01月27日「いつかは幸せになりたい」「今の自分を変えたい」と思っている女子も多いでしょう。自己主張をするのが苦手だといわれるゆとり世代。自分の殻に閉じこもり、自己嫌悪や心配を抱えている人も多いものです。社交性はあり、普通に人と接することはできますが、何をするにも自分のなかの考えだけで突っ走ってしまい、自身の殻を剥けずに苦しんでいる女子を「タマゴ女子」と呼ぶそうです。■なかなか殻の剥けない「タマゴ女子」って?タマゴ女子は、周りの視線や評価を気にするあまり自分の殻に閉じこもり、苦しんでしまう乙女心を言います。「傷つきたくない」「嫌われたくない」という思いが根本にあるため、恋愛だけでなく仕事や人間関係など何をやってもうまくいきません。特に我が強く自信のない20代に多いと言われています。■脱する方法1:自己完結しようとしない<会話例>男「タマゴちゃん、メール教えて!」タマゴ女子「えっ・・・う、うん・・・(この人はみんなに連絡先聞いてるはず。絶対チャラい)」タマゴ女子は、「期待」や「希望」を自ら抑制する傾向があります。これは「傷つきたくない」という思いからきていますが、相手の心を勝手に自分なりの解釈でまとめあげる傾向があるため、何をするにも自己完結することが多いのです。自分で物事のハードルを下げ、自分を傷つけないようにします。自己完結ばかりしていては人と密に関わることができません。自分の思いを伝えること、決めつけずに相手の話に耳を傾けることが大切です。■脱する方法2:完璧を目指さない<会話例>男「タマゴちゃん料理うまいよねー」タマゴ女子「うん、毎日自炊してるから・・・(本当は週に1度程度しかやってないけど、今度はビーフストロガノフ作ろう・・・)」女子力や仕事、何事にも完璧を目指すと男性は辟易してしまいます。硬めのゆでたまごよりも、半熟ゆで卵のほうが好きという人は多いもの。かたい女性よりもやわらかい女性が好まれるのです。男性が好きなのはカレーやハンバーグ、ラーメンなどの単純なもの。頑張ってビーフストロガノフやロールキャベツなどを作るよりも、家庭的な味やボリュームのある料理を目指しましょう。また部屋の掃除にいたっても同じことが言えます。すみずみまでピカピカにすると居心地が悪いと感じる人もいます。「水回りはキレイ」「だけど部屋はちょっと散らかっている」くらいがちょうどいいのです。もちろん無理して背伸びする必要もありません。■脱する方法3:自分を磨きすぎない<会話例>男「銀座にあるレストランでオープンしたばかりの店があるんだけどさ・・・」タマゴ女子「ああ、そこ行ったことある。お肉の質はいいけどソースは微妙だよねetc」自分の世界に閉じこもるタマゴ女子は、自分を磨きすぎる傾向があります。知識があるのはいいことですが、一方的に評論する女性はモテません。「自分はこんなに頑張っているのだから、相手も頑張るのが当たり前」という押しつけや、「こんなこともできないの?」という上から目線もNGです。相手をジャッジするのではなく、耳を傾ける努力をしましょう。殻を破って幸せを手にできるといいですね!
2016年01月19日ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)は、アニメ『攻殻機動隊ARISE』全4話および『攻殻機動隊ARISE PYROPHORIC CULT』を2015年11月25日(水)より4週連続で、PlayStation Plus(PS Plus)の加入者を対象として追加料金無しで配信する。士郎正宗氏の原作誕生から25周年を迎える「攻殻機動隊」シリーズ。『攻殻機動隊ARISE』は、若き日の草薙素子がいかにして攻性の特殊部隊=攻殻機動隊を創設するに至るかが描かれる結成前夜の"はじまりの物語"。士郎正宗×黄瀬和哉×冲方丁×コーネリアスという最高のスタッフが集結した、第四の攻殻機動隊プロジェクトとなっている。今回はプレイステーションのメンバーシップサービス「PlayStation Plus (PS Plus)」の加入者を対象として、『攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain』、『攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers』、『攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears』、『攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone』、『攻殻機動隊ARISE PYROPHORIC CULT』を配信。視聴対応端末(フォーマット)は、プレイステーション 4、プレイステーション 3、プレイステーション Vita、Web、プレイステーション・ポータブル、Xperia Tablet、Xperiaスマートフォン、ブルーレイディスクプレーヤー、Media Goとなっており、PlayStation Storeにて配信期間内にコンテンツをダウンロードすることで視聴できる。○PS Plus加入者対象コンテンツダウンロード期間■『攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain』2015年11月25日(水)~2015年12月1日(火)■『攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers』2015年12月2日(水)~2015年12月8日(火)■『攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears』2015年12月9日(水)~2015年12月15日(火)■『攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone』2015年12月16日(水)~2015年12月24日(木)■『攻殻機動隊ARISE PYROPHORIC CULT』2015年12月16日(水)~2015年12月24日(木)(C9士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会
2015年11月25日士郎正宗原作のアニメ作品『攻殻機動隊』シリーズを浮世絵化した「攻殻機動隊 新劇場版 ~桜の二十四時間監視之図~」の予約販売が、10月30日よりスタートしている。シリーズの生誕25周年プロジェクトの一環として制作された完全新作アニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』の上映や、11月からは舞台『攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE』の公演が開始されるなど、2015年はさまざまな展開を見せた『攻殻機動隊』。同作を浮世絵化し今年9月に予約受付されていた第一弾「攻殻機動隊 浮世絵」に続き、第二弾「攻殻機動隊 新劇場版 ~桜の二十四時間監視之図~」が新たに商品化される。作品を手掛けるのは、『攻殻機動隊 新劇場版』で総監督を務めた黄瀬和哉氏。同シリーズの名シーンであり、『攻殻機動隊 新劇場版』でもオマージュとして登場した「桜の二十四時間監視」をベースにキャラクターを新規で描き下ろし、浮世絵作品として完成させた。「攻殻機動隊 新劇場版 ~桜の二十四時間監視之図~」は、国際的にも評価の高い浮世絵ならではの"彫り"や"摺り"の伝統技術を用いて「手漉奉書和紙」上に描写。全て手作りで制作されており、黄瀬氏が毛筆で描いた署名も版画にて再現されている。「攻殻機動隊 新劇場版 ~桜の二十四時間監視之図~」は、300枚限定でオンラインショップ「OtakuWorksショップ」にて10月30日15時より予約開始。サイズは縦約340mm×幅約230mmで、価格は43,200円(税込、送料別途)となる。なお、掲載の画像は開発中の商品で、実際の商品に変更がある場合あり。(C)士郞正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
2015年10月30日兵庫県「伊丹市」が全国に先駆けて実施する「安全・安心見守りプロジェクト」が、舞台『攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE』と異例のコラボレーションを実施。両者が連携した「Super Security City ITAMI 2015~地方創生~」が始動する。○攻殻機動隊×兵庫県「伊丹市」PRポスターで京浜東北線を電車ジャック伊丹市が全国に先駆けて実施する「安全・安心見守りプロジェクト」と「攻殻機動隊」の世界観を重ね合わせ、伊丹市のシティプロモーションポスターが製作され、10月18日(日)~11月2日(月)の期間、3種類のポスターで京浜東北線1編成(10両)電車ジャックが行われる。ポスターデザインは、伊丹市出身の女優でモデルの青野楓が主演する舞台『攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE』とコラボとなっている。ポスターでは、市内に安全・安心見守りカメラ(25km2に1,000台)を設置し、あわせて「Bluetooth」を活用した、こども・高齢者の見守り事業を実施する「安全・安心見守りプロジェクト」のPRに加えて、首都圏在住者の関西へのU・I・Jターンを促す「職員採用試験 首都圏募集」の告知も行われる。「職員採用試験 首都圏募集」では、関西出身者に限らず、伊丹市で活躍したい人なら、だれでも受験可能(ただし、年齢・職務経験の要件あり)で、試験会場は東京・秋葉原などが設定されている。伊丹市とコラボする、日本初の3D映像演出の舞台『攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE』は2015年11月5日(木)~15日(日)に東京芸術劇場プレイハウスにて上演予定。
2015年10月16日11月5日から東京芸術劇場プレイハウスで公演される舞台『攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE』の最新キャラクタービジュアルが公開された。本作は、攻殻機動隊の結成前夜を描き、2013年から2014年にかけて全4話で劇場公開された士郎正宗原作のアニメ作品『攻殻機動隊ARISE』を舞台化したもの。特殊な映像演出として、演劇では日本初となる3D映像を導入し、生身の役者による演技と3D映像とが複雑に絡み合った映像を体験できるほか、作品が持つ独特の世界観を舞台上で再現するため、さらに新たな映像技術を明治大学総合数理学部福地研究室と共同で開発したという。公開されたビジュアルでは、攻殻機動隊の前身である独立攻性部隊からトグサ(兼崎健太郎)、パズ(井深克彦)、そして主人公・草薙素子の恋人であるホセ(南圭介)、素子の上司・クルツ(護あさな)、全身義体の少女エマ(桃瀬美咲)の5人の姿が明らかに。髪型や衣装など、原作のキャラクターたちのイメージを忠実に再現しようとしていることが伺える。ほかキャストには、草薙素子役の青野楓をはじめ、素子たちに協力していく公安9課・課長の荒巻大輔役を塾一久、バトー役を八神蓮、ボーマ役を松崎裕、サイトー役を松村龍之介、イシカワ役を伊阪達也、サイード役を吉川麻美、イバチ役を高崎俊吾が担当する。また、演出は舞台版『ペルソナ』シリーズや『BLOOD-C ~The LAST MIND~』を手がける映画監督の奥秀太郎氏。脚本は、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の脚本家で、『攻殻機動隊ARISE』でスーパーバイザーを務めた藤咲淳一氏、監修は『攻殻機動隊ARISE』シリーズの構成・脚本を手がけた冲方丁氏が務める。舞台『攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE』は、東京芸術劇場プレイハウスで2015年11月5日~15日の期間で公演。チケット料金はプレミアムシートが9,900円(税込、特典付)、一般席が6,900円(税込)となっている。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会
2015年10月14日アニメーション映画「攻殻機動隊」のポスターイラストを「浮世絵作品」として再構築した版画「攻殻機動隊 浮世絵」シリーズが発売される。本日9月2日より「OtakuWorks ショップ」にて、その第一弾の予約受付が開始された。納品予定は12月末~2016年1月末。価格は4万3,200円(300枚限定)。同商品は、士郎正宗の漫画「攻殻機動隊」の劇場版アニメである「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」(監督:押井守)のポスターイラストを、国際的にも評価の高い浮世絵の「手彫り」や「手摺り」といった江戸の伝統技術を用いて「手漉奉書和紙」に再現した浮世絵版画。落款には、大元となったポスターイラストの原画を描いた沖浦啓之氏が、この浮世絵のために毛筆で書いた署名が版画で再現されている。また、彫師には渡辺和夫氏(江戸木版画 伝統工芸師)、摺師には吉田秀男氏(文化庁 無形文化財選定保存技術認定職人)の両職人(「東京伝統木版画工芸協同組合」所属)が担当し、和紙は岩野市兵衛(人間国宝)によって提供されているという。なお、同商品に続く第二弾として、「攻殻機動隊 新劇場版」総監督の黄瀬和哉氏が同シリーズために描き下ろし中で、近日中にデザイン発表と予約開始が予定されているということだ。
2015年09月02日原作誕生から今年で25周年を迎え、物語の要である“攻殻機動隊”の結成前夜を描いた映画『攻殻機動隊 新劇場版』が絶賛上映中の大人気SFシリーズ「攻殻機動隊」。以前、主役にスカーレット・ヨハンソンを迎えてのハリウッド実写化のニュースや、「攻殻機動隊 ARISE」舞台化が発表されたが、この度、気になる舞台作の出演者が解禁された。1989年、士郎正宗による原作「攻殻機動隊」が誕生して以来、1995年には押井守監督による映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が公開。その圧倒的な作品世界と映像表現で世界中のクリエイターに衝撃を与え、後のSF映画に多大な影響を及ぼしたと言われている。今回舞台化される「攻殻機動隊ARISE」は、原作、映画、TVシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」に続く“第4の攻殻機動隊”として2013年に全4作で発表された、攻殻機動隊結成前夜の物語を描いたシリーズだ。本舞台で、まだ若く血気盛んな時代の主人公・草薙素子を演じるのは、『ハイキック・エンジェルス』、舞台「BLOOD-C ~The LAST MIND~」などで注目を浴びるアクション女優・青野楓。荒巻大輔役を、「攻殻機動隊ARISE」シリーズや『攻殻機動隊 新劇場版』でも声優を務めた塾一久が舞台でも続投する。そして、草薙素子と独立攻性部隊を構成する面々、バトー役は、舞台「神様はじめましたTHE MUSICAL」巴衛役など舞台・映画と幅広く活躍する八神蓮。トグサ役に「ミュージカル テニスの王子様」真田弦一郎役をはじめ数多くの舞台にたつ兼崎健太郎。イシカワ役を「戦国BASARA」前田慶次役や、ロックミュージカル「BLEACH」で主演・黒崎一護役を務めた伊阪達也が好演する。パズ役を「DIABOLIK LOVERS」逆巻ライト役や「薄桜鬼SSL~sweet school life~」風間千景役の出演が控えている井深克彦。サイトー役を、「戦国BASARA」真田幸村役の松村龍之介、ボーマ役を舞台「K」の鎌本力夫役の松崎裕が演じる。さらに、イバチ役は「DIABOLIK LOVERS」逆巻レイジ役の高崎俊吾、クルツ役は舞台や映画を中心に活躍する護あさな、サイード役は舞台「P4U」エリザベス役の吉川麻美、ツダ・エマ役は「BLAZBLUE」ノエル役の桃瀬美咲、そして草薙素子の恋人、ホセ役は舞台「P4U」鳴上悠役や舞台「K」の宗像礼司役の南圭介が担当。演出は、舞台「ペルソナ」シリーズや「BLOOD-C ~The LAST MIND~」の演出も手がけ、映画監督でもある奥秀太郎。脚本は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の脚本家でもあり「攻殻機動隊ARISE」スーパーバイザーを務めた藤咲淳一が担当。さらに最新作で脚本を務めた冲方丁が監修として参加している。実力派舞台俳優たちと、「攻殻機動隊」に精通した豪華スタッフ陣がタッグを組み、舞台上で創りだす新たな攻殻機動隊結成前夜“はじまりの物語”から、まだまだ目が離せそうにない。舞台「攻殻機動隊ARISE」は11月5日(木)から15日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスにて公演予定。(text:cinemacafe.net)
2015年07月14日「ペットウェルカム物件」のポータルサイトであるしっぽ不動産は、猫付きマンションを紹介している。○猫付きマンションとは保護猫カフェから猫を預かり、一緒に暮らすことができるのが猫付きマンション。猫を飼うのはもちろん強制ではなく、入居者の自由。猫を希望した入居者は、キャットガーディアンが運営する保護猫カフェから、一時預かりの形で、猫(1歳以上の成猫)を引き取ることができるのだ。猫を預かっている際の食事代や医療費などは入居者負担となる。そして、もし引っ越しをした際など猫と暮らすことができなくなった際は、キャットガーディアンに猫を返すことができる(もちろん、猫をそのまま引き取ることを選ぶ人もいる)。○収納スペースもたっぷり今回、紹介するのは、東京都杉並区の猫付きマンション。JR中央線「荻窪駅」、JR総武線「荻窪駅」、丸ノ内線「荻窪駅」の3路線を利用できる。間取りは1LDK。広い窓があり日当たりもいい。洋室にはたっぷり収納できるスペースが付いている。キッチンは広々とした7帖。2口ガスなので調理もしやすい。専用庭もあるので、ガーデニングなども楽しめる。○物件詳細最寄り駅:JR中央線「荻窪駅」徒歩15分、JR総武線「荻窪駅」徒歩15分、丸ノ内線「荻窪駅」徒歩15分場所:東京都杉並区桃井1丁目礼金:1カ月 敷金:1カ月(ペット飼育時は1.5ヶ月)賃料:68,000円 管理費:5,000円詳細はしっぽ不動産のウェブサイトまで。○レポート記事実際の猫マンションでの暮らしぶりについては、東京都目黒区のマンション、東京都中野区のマンションで、それぞれレポート記事を公開している。
2015年07月14日フォーブスが運営する「夢酒知花」(東京都中央区)はこのほど、「気仙沼産殻付きウニ」の提供を開始した。同店は、和食ひとすじの料理人が作ったこだわりの料理と、和食に合う酒が楽しめるとする和食店。同店は震災で被害を受けた宮城県・気仙沼の完全復興を応援しており、気仙沼産の鮮魚を仕入れている。今回、気仙沼から届いたのは「殻付きウニ」。同店は「殻付きということはまだ生きている、ということ。東京にいながら、新鮮なウニが味わえる幸せを体験していただきたくて、こだわりを持って提供しています」とコメントしている。同店では、まずはウニを刺身で味わってほしいという思いから「とろけるお刺身」を提供。産卵の1~2カ月前の今頃が、身も大きくうまみをたっぷり蓄えていて、濃厚な味わいが楽しめるという。価格は税別600円前後(大きさによって価格が異なる)。「ふっくらホタテのウニ味噌焼き」(税別750円)は、気仙沼産の旬のホタテにウニ味噌をのせて焼き上げたもの。ホタテのプリプリの食感とウニの豊かな風味が楽しめるという。
2015年07月07日士郎正宗による原作の誕生から25周年を記念し、この夏公開される『攻殻機動隊 新劇場版』。主人公である草薙素子の過去と、彼女が率いる公安9課(=攻殻機動隊)の誕生を描いた『攻殻機動隊ARISE』、そして攻殻機動隊として初めて挑む事件を描く完全新作映画の製作にあたり、総監督・黄瀬和哉、脚本・冲方丁が再集結。公開を前に、本作に込めたこだわりはもちろん、長年クリエーターを刺激し続ける『攻殻』の普遍性、さらに25年後のエンターテインメントの形を語る。『攻殻機動隊 新劇場版』場面写真テクノロジーが飛躍的な進化を遂げる現代において、『攻殻』の歴史をさかのぼり“ひと昔前”を描くジレンマが『攻殻機動隊ARISE』、そして『攻殻機動隊 新劇場版』にはつきまとった。「今思ってる未来観はすぐ古くなる。過去の作品で素子たちはガラケーを使っていますが、さすがに今はスマホじゃないと無理があって(笑)」(黄瀬総監督)、「企画が動き出した数年前に、現実社会でここまでタッチパネルが普及するとは想像していなかった」(冲方氏)一方で、士郎氏が生み出した『攻殻』ワールドには、時代を経ても色あせない魅力が秘められている。冲方氏にとって原作は「教科書のような存在」だといい、「複雑だけど、破綻していないし、遊び心まである。サイバーパンクの世界で政治劇を描くというフォーマットは揺るぎない個性ですし、今後、次世代のクリエーターが『攻殻』の世界にどんなプラスアルファを見出すか、とても楽しみにしています」と未知なる可能性に、心を踊らせる。「プラスアルファといえば、やっぱり興味があるのは、近未来の人たちがどんな娯楽を楽しんでいるかってこと。例えば、どんなスポーツを観戦するのか?想像するだけで楽しいですよ。意外と“リアルの価値”が重視されているかもしれない」(冲方氏)、「将来、人間にとっての“身体性”がどれだけ意味を持つのか…。そこがカギですね。今だって、こと恋愛に関しては、ネット上のつながりで満足している人たちもいますから」(黄瀬総監督)。まさに『攻殻』25周年のクライマックスを飾るにふさわしいエンターテインメント作品に仕上がった『攻殻機動隊 新劇場版』。「ARISEという形では、これでおしまいです」(黄瀬総監督)、「やりきった感がありますね」(冲方氏)とそれぞれの達成感が刻まれた本作は、長年のファンはもちろん、『攻殻』に初めて触れる観客にとって格好の“入り口”となるはずだ。新たに生まれたファンが、今後いかに『攻殻』ワールドを楽しむかも非常に興味深い。『攻殻機動隊 新劇場版』6月20日(土) 全国ロードショー取材・文・写真:内田涼
2015年06月17日6月20日に公開されるアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』と、現在放送中のTVアニメ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の2作品がコラボレーションしたイベント「『攻殻機動隊 新劇場版』×『シドニアの騎士 第九惑星戦役』SFコラボナイト」が、6月24日に東京・TOHOシネマズ日本橋にて開催される。本イベントには、『攻殻機動隊 新劇場版』の総監督・キャラクターデザインの黄瀬和哉氏と脚本を手がけた冲方丁氏、そして『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の瀬下寛之監督と、『シドニアの騎士』原作者の弐瓶勉氏が登壇。豪華スタッフがお互いのSFの世界感や魅力、SF世界の表現と可能性など、クリエイターならではの視点で語り明かしていく。特に冲方氏は、弐瓶勉氏の大ファンであることを自ら公言しているので、作品に対する熱いトークが期待される。当日はトークショーのほかに、『攻殻機動隊 新劇場版』と『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の第10話&第11話、そしてTV放送直前の第12話(最終話)を先行上映。イベントは、6月24日19:00より東京・TOHOシネマズ日本橋(スクリーン7)にて開催、チケットは上映劇場の公式サイト・劇場窓口で販売中。価格は3,000円(プレミアボックスシートは4,000円)となる。『攻殻機動隊 新劇場版』は、士郎正宗原作の『攻殻機動隊』生誕25周年プロジェクトの一環として制作された完全新作のアニメーション映画。総理大臣暗殺事件をきっかけに、シリーズを通して謎に包まれていた全身義体の主人公・素子の生い立ちが明らかになるとともに、攻殻機動隊の誕生秘話が語られる。総監督・キャラクターデザインは黄瀬和哉氏、脚本は『マルドゥック・スクランブル』『天地明察』を手がけた小説家の冲方丁氏、音楽はコーネリアスと『攻殻機動隊ARISE』を手がけた面々が再集結。アニメーション制作はProduction I.G、監督は野村和也氏が務める。キャストには坂本真綾、塾一久、松田健一郎、新垣樽助、咲野俊介、中國卓郎、上田燿司、中井和哉、沢城みゆきらが名を連ねている。『シドニアの騎士』は、漫画誌『月刊アフタヌーン』(講談社刊)にて連載されている弐瓶勉氏によるコミックで、対話不能の異生物・奇居子(ガウナ)と戦う人類の姿を描いた正道ロボットSF作品。2014年4月~6月に放送されたTVアニメは、世界50カ国以上で放送・配信され、2015年3月に『劇場版 シドニアの騎士』が公開。2015年4月から新シリーズ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』が"アニメイズム"枠(MBS、TBS、CBC、BS-TBS)で放送中。監督は『シドニアの騎士』で副監督を務めていた瀬下寛之氏が担当し、小惑星激突の危機を乗り切ったシドニアが、奇居子の巣を駆逐するためにレム恒星系へと向かう旅路が描かれている。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会(C)弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局
2015年06月17日●「ロボットの恐ろしさは姿かたちではなく年をとらないこと」2015年6月12日、「攻殻機動隊REALIZEPROJECT」の説明会が東京・六本木で行われた。記者説明会の第1部に続いて行われた第2部のレポートをお送りする。第2部では「攻殻機動隊S.A.C. 」シリーズ監督・脚本を手がけた神山健治氏や、小説家で「攻殻機動隊ARISE」シリーズ構成・脚本、「攻殻機動隊新劇場版」脚本の冲方丁氏らアニメ作品関係者のほか、慶應義塾大学大学院の稲見昌彦 教授、南澤孝太 准教授を迎えて、REALIZE公開ブレスト「攻殻機動隊の世界はどこまで実現できるか?」と題したトークセッションが行われた。○まずはロボットや義体 - 「どこまでが自分の身体なのか」トークはまずロボットや義体の話から始まった。神山健治氏は「攻殻機動隊 S.A.C.」時代を振り返り、当時は既にある技術とまだ存在しない技術間の差異を描くために「現実と未来のテクノロジーをなるべく接近させるように描いた」と語った。義体は身体に物理的に繋がったかたちで身体拡張を起こすもの、ロボットは自分の身体から離れた遠隔操作をする対象で自分の分身、あるいはAIが搭載されて自律的に動くものという捉え方だったという。それに対し稲見教授は「身体拡張」と「身体の代理」というのは研究上での捉え方と同じだと答えた。身体拡張は「いかに人に合わせていくか」という問題があるが、身体の代理となると人と同じかたちで同じような機能で動かす必要があり、それぞれ違った難しさがあるという。南澤孝太准教授は、遠隔地にロボットをおいてログインし、まるで自分がそこにいるかのようにロボットを使う「テレイグジスタンス(遠隔存在感)」という研究について紹介。モデレーターを務めた株式会社HEART CATCH代表取締役の西村真理子氏はその研究について、意識と身体が分離された体験をしたとコメントした。既に工学的にも「どこまでが自分の身体なのか」といった問題について考えられる時代だという。これから起こるべくことについて、どんな期待あるいは恐怖があるかという問いに対しては、神山氏は「S.A.C.」第1話に登場した芸者ロボットについて触れた。ロボットの将来を考えたときに、非常に高くつくロボットを肉体労働のために使うよりは、エンターテイメントや、今後登場するだろう第3次産業のさらに次の産業に使われることになるのではないかと考えたという。つまりロボットにはコストがかかるので、人間ができないことをロボットにやらせるようになるのではないかというわけだ。昔のSFが想定したのとは違うかたちで人間の職が奪われていくかたちになるのでないかと語った。冲方氏は「ロボットの恐ろしさは姿かたちではなく年をとらないこと」だと述べた。たとえば本当に年をとらない永遠のアイドルもできてしまう。疲れず衰えないこと、それがロボットの有用性であり、一部の人間が嫌悪するところではないかと述べた。「ARISE」では戦争以外の動機でサイボーグが普及する理由を考えなくてはならず、そのために「老人が衰えた肉体を交換する」といった用途を考えたと解説した。身体の拡張を内側、すなわち臓器のほうに向けたという。永遠の若さを保つための全身義体だ。また、いわゆる「不気味の谷」がどんどんなくなっていく状態が今日既にあることから、人間と全身義体の違和感の描き方が難しく、違和感を持っている人間のほうが差別的であるといった描き方をしたと述べた。かつて生物学を学んでいた稲見氏は、人工物で「不気味の谷」を超えるのはまだ難しいが、内臓というアプローチは面白いとコメントした。ベルギー人アーティストWimDelvoyeによる「Cloaca」シリーズなどを指して、メディアアーティストによる人間の消化の仕組みを真似たロボットもあると紹介した。南澤氏は、義体のサイボーグが食事をする理由として、他の人と交流して溶け込んだり、生きがいをもって「生きている」という確証を持つためではないかと語り、義体を持った上で「人間は何のために生きているのか」という問いが改めてクローズアップされると述べた。恋愛や食べる行為は、生きていく意義を確認するために必要なのではないかという。また、そもそも身体を持つ理由として、身体が外界とのインターフェースになっていて、インターフェースを通じて他者との触れ合いや食事などの楽しさを得ていくのだろうと述べた。神山氏も本来食べる必要がない義体用の食べ物を作中で出した例を挙げて、搭載された感覚受容体の数が多いほうが高価な義体であるはずで、それは必要不可欠だからではなく楽しみのためのものになっているのだろうと述べた。「攻殻」の世界を突き詰めると、最初は肉体を切り捨てる段階があって、さらにその先に、肉体を手に入れなおすようになるのではないかと考えているという。冲方氏も「日常空間には機能だけを考えると要らないものだらけだが、精神的には必要なものが多い」とコメントした。自分が相手にどう受け取られるか、自分が他者をどう受け取るかのために必要な装飾の類だ。そして「脳が並んでいるだけだったただの並列だが、実際の人間は並列を嫌う」と指摘した。南澤氏も「ARISE」での草薙素子が義体を変えながら成長していくことについて触れた。本来は、子供の脳のまま大人の身体を操ることも可能なはずだ。しかし素子は、子供、ティーンエージャーと義体を乗り換えながら成長していく。「身体と(精神の)成長は切り離せないものなのかもしれない」と語り、また義体が社会に溶け込むためにどうすればいいかという部分は研究の種にもなるかもしれないという。神山氏は「肉体を捨ててみたら要らないと感じるかもしれない。こればかりは試してみないとわからないが、肉体と精神が不可分であると思いたい」と答えた。●エネルギーは「逃げたいテーマ」○電脳、AI - 進化を加速させるキーは「共有」続けて話題は電脳やAIに移った。冲方氏は「ARISE」での素子の電脳空間の描写について、これまでは電脳空間と現実空間とを描き分けるほうが普通だったが、今回は変えなかったと解説した。「もう視聴者もわかるだろう」という判断があったからという。また、素子の電脳空間には最初は自分しかいないが、だんだん部屋が増え、椅子や壁なども増えていき、個人のパーソナリティがわかる空間として描いたという。同様にAIも人間と区別せず、声色も特に変えなかったと解説した。南澤氏は既にみんなが好きな電脳空間をクリエイトしはじめているのかもしれないと述べた。また作中に登場するAIロボットである「ロジコマ」が会話できるようになるシーンが好きで、会話ができるようになってコミュニケーションし始めることで身体を得たAIそのものが成長していく過程が面白いという。「実際のAIも次は身体を持たせて経験を積むという過程にいくかもしれない」と語った。AIが「攻殻」世界に近づくための道は遠いが、稲見氏はコミュニケーションによってリアリティを上げていく、インタラクションしているあいだに対象のことを信じられるようになるという手法で、スキップできるかもしれないと触れた。神山氏はアップル「iPhone」のSiriとの会話を通して、まずは対話以外にあえてAIが触覚や物理的移動を経験することで、より人間に近づくことがあるのかなと感じたという。「S.A.C.」には物理的には遠い人が距離的なハンデを超えて会話する、facebookやTwitter的なシーンがあるが、今日でも、脳が直接繋がってはいないけれども、電車に乗りながら複数の人と同時に会話したりしているわけで、電脳の第一段階にはあるのではないかと考えているという。さらにそこにAIがどう介入してくるのかが次の段階で、たとえばスマフォで他のことをしているときにAIが支援してくれるような状況を想像しており、そこから、支援型のAIがスマフォから外部に行く、たとえば自動車に搭載されるといった可能性もあるのではないかと述べた。自動運転は研究段階ではだいぶ進んでおり、南澤氏は「AIが物理的なかたち、世界に影響を与えるような実態を持つというのが重要なファクターだ」と述べた。稲見氏は「経験を共有できるところがAIを人以上に進化加速させるキー」だと語った。○都市 スマートシティ - 「攻殻機動隊」世界のエネルギー源は?3つ目の話題は「都市」。「S.A.C.」ではガラケーで電話しながら普通のガソリン車を手動運転しているシーンがあるが、自動運転車は想像以上の速度で進歩している。神山氏は、これまでの自動車は所有する価値観で投資されていたが、自動運転になるとその意味がなくなり、さらに街のデザインや土地利用の仕方、インフラもダイナミックに変わってくるのではないかと述べた。いっぽう電脳化が進んだ世界で本当に移動が必要なのかという問題もある。また、ドライブする喜びを本当に放棄するのだろうかという問題意識もあったという。いっぽう軍用では無人飛行機が普及している。人命は色々な意味で重要だからだ。民間のドローンがここまで普及するのは盲点だったという。冲方氏も「ルンバが出た時点で衝撃だった」と話を受けた。技術的に何が古くなるかは読みづらいという。稲見氏は技術ガジェットは一周して新しくなることがあるとフォローした。「攻殻機動隊」の世界で曖昧にされているのがエネルギーだ。神山氏と冲方氏はエネルギーは「逃げたいテーマ」だと述べた。稲見氏は将来の都市のあり方として、今日とはまったく違って、情報と情報処理するためのエネルギー源が一体化したような別のものになっているかもしれないと述べた。だがその時代のエネルギー源が原子力や化石燃料なのか、クリーンエネルギーなのかはわからない。だが分散化した電源がネットワークをなすかたちになるのではないかと南澤氏は語った。新たなエネルギー源ができたとしても、それを広く全人類が使えるかどうかは、また次の人類的テーマかもしれないと神山氏はコメントした。冲方氏によれば「ARISE」では旧市街と新市街とを分けて描写しているという。旧市街はインフラが整っておらず高度な電脳化サービスが受けられない。いっぽう、新市街は信号機も表示灯もない。中央が各自動車に干渉しており、交通渋滞もないという世界だ。だが一度ハッキングされると大変なことになる。エネルギー部分に関してはバッサリとカットしたという。ちなみに一番どうしようかと思ったのが「義体はなぜ重いのか」という問題。その重さはバッテリーだろうと思い、またサイボーグと生身の生活感の違いを、エレベーターなどで出そうとしたという。ただし「詳細にやろうとすると映像的には煩わしくなるので、隠れテーマとしてちらちら描く程度に抑えた」。神山氏も義体のエネルギー源についてはいろいろ考えたそうだ。稲見氏は、指数関数的に速くなる計算機の進歩に比べてバッテリー性能の向上は線形なのでバッテリーで重たいというのリアルかもしれないとコメント。いまならワイヤレスで常に給電されるようなかたちかもしれないと述べた。たとえば未来の都市機能の中核的インフラがワイヤレス給電になるような状況もあり得るのではないかと南澤氏も述べた。だがそうなると都市部を離れた状況では動けなくなってしまうが、現実的な話題としては、震災対策の公園などには充電装置を備えることが重要だろうと語った。○研究とフィクションの世界で互いに「並列化」を最後にまとめとして、それぞれがコメントを述べた。稲見氏は「光学迷彩」で有名だ。「今の私がいるのは攻殻のおかげ。研究上の夢と元気をもらった。ロジコマやタチコマをかたちにすることができればと願っている」と語った。南澤氏は「私は第2世代で、稲見先生たちの影響で読むようになった」と語り、「わくわくする世界観が緻密に描かれていて、それを超えたい、描かれていないものはなんだろうと考えるもとになっている」と述べて、会場に設置していたテレイグジスタンスのデモを通して「身体が切り離される感覚の一端を味わってもらいたい」と述べた。神山氏は、「物語を作る上で研究者の本を読んだり取材をする上で、なるべく絵空事にならないリアリティのある作品を描くように努力している。攻殻から逆に研究ソースを得たと言われると、アニメを作ってる立場の人間として勇気をもらえて有難い。相互に並列化しながら、さらにみなさんを驚かせる作品が作れたらなと思うので今後も情報共有をお願いしたい」と語った。冲方氏は「テクノロジーがここまで早く進むか、参ったなという気持ちが強かった」と述べた。「SFが『すこし不思議』な、ブラックボックスはあるけど、何が実現できればいいかがわかているような状況で、フィクションがどうやりかえすか」が、今後の課題だという。ただし今は「やりかえしかたが限定されている」という。視聴者側が知っている状況がないとフィクションは成り立たないので、視聴者が増えれば増えるほど「攻殻」の世界は広がっていくことができる。そして「もしかしたら攻殻世界でスポーツやラブコメ、スポ根もできるかもしれない。まったく考えつかなったようなアイデアを提示できるようになるかもしれない。切迫感や焦りを抱きつつ、研究成果を並列化のほどをよろしくお願いしたい」と語った。
2015年06月15日2015年6月12日、「攻殻機動隊REALIZE PROJECT」の説明会が東京・六本木で行われた。「攻殻機動隊」とは1989年に士郎正宗氏による漫画として誕生した作品。その後1995年に押井守監督により『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』としてアニメ映画化され、世界の注目を浴びた。2002年からは「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(S.A.C.)」としてテレビアニメ化(神山健治監督)。シリーズは同「S.A.C. 2nd GIG」、「S.A.C. Solid State Society」と続いた。さらに現在、「攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」が黄瀬和哉監督、シリーズ構成・冲方丁氏で製作されており、6月20日(土)からは「攻殻機動隊」25周年記念作品の完全新作長編アニメ映画として『攻殻機動隊 新劇場版』が公開される。「攻殻機動隊」はSF作品で、作中に登場するサイボーグ技術「義体」や「電脳」は架空の存在だ。しかし魅力的な作品設定は今でも少なからぬ人たちに影響を与えている。「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT(リアライズ・プロジェクト)」は、「攻殻機動隊」らしい科学技術の実現(リアライズ)に向けた情報発信と研究開発、起業活動支援を目的としたプロジェクトである。説明会は2部構成で行われた。第一部は、プロジェクトの概要説明を「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」実行委員長である株式会社プロダクション・アイジー代表取締役社長の石川光久氏が行った。第2部は神山健治氏や冲方丁氏らアニメ作品関係者のほか、慶應義塾大学大学院の稲見教授、南澤准教授を迎えて、REALIZE公開ブレスト「攻殻機動隊の世界はどこまで実現できるか?」と題したトークセッションが行われた。まずは第一部をレポートする。最初に「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」実行委員長で、株式会社プロダクション・アイジー代表取締役社長の石川光久氏が挨拶に立った。石川氏はまず士郎正宗氏の原作について触れ、「話の根っこの強さ、SF設定の緻密さ。設定の時代である2029年が近づけば近づくほど、士郎正宗氏の時代を見る目の凄さを感じる」と語った。アニメについて士郎正宗氏は原作を気にせず好きにしていいと言っているが、原作が緻密に描き込まれているので、描いてはいけない部分があるという。同プロジェクトでは、単に描かれているものを実現するだけではなく、原作に描かれてなかったとしても世界観に合致するものの実現を目指すという。原作に寄り添うだけではなく、士郎正宗氏の原作に近づいていくような、もしかしたら次の攻殻機動隊に出てくるようなものがリアライズできたらと考えていると述べた。また、現在アニメ化が進んでいる「ARIZE」は2029年の前を描いた作品であり、「新劇場版を見ていただければ、リアライズプロジェクトのことも、言いたいことがわかってくれると思う」と述べた。最後に石川氏は「アイデアや技術が間違った方向にいかないように、また日本の科学技術の発展に貢献できるように、実行委員会と事務局が中心となって、産学官と連携して中長期のプロジェクトとして進めていきたい。新たな取り組みとして、ぜひ皆様にご期待いただければと思う」と挨拶を締めくくった。○プロジェクト概要「攻殻機動隊REALIZE PROJECT」では、メディア事業、インキュベーション事業、プロジェクト関連事業、アワード事業等を行う予定だ。まずメディア事業では、攻殻機動隊の世界に近いものを独自に取材してキュレーションしていくほか、SNS連動や、各メディアともタイアップしていく。インキュベーション事業では今回、株式会社NTTドコモベンチャーズの協力で攻殻機動隊のテーマにあった研究開発やスタートアップを対象とした「コンテスト・ハッカソン」を開催することが発表された。これらをアワードとして表彰する予定。説明会ではプロジェクト・関連事業の一例として、日本で初めてとなるフォトグラメトリースタジオ「Avatta」を運営・監修する写真家の桐島ローランド氏が登壇した。「フォトグラメトリー」とはカメラで複数角度から同時撮影して3Dモデルを作るという技術だ。「AVATTA」では、84台の一眼レフカメラ(NikonD5300)を使っている。従来の3Dスキャンによるモデル作成よりもリアルなアバターが作れる点が特徴で、しかも従来は数カ月かかっていた作業が10日間程度ですむようになったという。桐島氏は3Dデータを用いた新しい表現をこれから試していきたいと語った。会場には撮影を行ったモデルの有馬綾香さんが「攻殻機動隊」主役の草薙素子のコスプレで登場した。撮影そのものは手と足を少し広げて立ついわゆる「Aポーズ」で行う。会場では作成した3Dモデルに服や髪の毛のモデルを着せて作った3Dモデルが紹介された。有馬綾香さんのほか、コスプレイヤーのうしじまいい肉さんも撮影を行っており、両者のモデルはウェブサイトで閲覧できるようになる予定。背景には心電図上のパルスが出ているが、これはうしじまいい肉さんが着用しているApple Watchが計測したデータをリアルタイムで反映したものだという。続けて株式会社ライブアース代表取締役社長の庄司真史氏が登壇した。「攻殻機動隊」に登場する電脳、義体、ロボットなど要素技術を整理して、どれだけ現実のものになっているかを検証していき、意味のあるかたちで還元する試みを事務局では行っていくと述べた。庄司氏は特に「攻殻グラフ」という「攻殻」世界の可視化を目指すプロジェクトについて解説した。セマンティックネットワークに基づいて要素をグラフ化し、世界を分析・整理していき、ネットワークは世界を検索するアルゴリズムへと昇華させていくことを目指すという。これまでのグラフ化で「攻殻機動隊」の技術は「機械(ロボット)」、「都市(スマートシティ)」、「人工知能(AI)」、「義体(サイボーグ)」、「電脳(サイバー・ブレイン)」の5つに大別されることがわかった。もっとも実現が難しいのが電脳分野で、2029年までにどれだけ進むかはまだわからない。いっぽう、いまのスピードで技術が進むと、人間のニューロンよりも速い処理速度をもった計算機が安価に手に入ると考えられると庄司氏は語った。各技術を取材し記事にした結果を、読者、専門家、各メディア、事務局での値などから「攻殻係数」として定量評価し、アワードなどを通して、社会の発展に寄与するように還元していきたいという。今回、例として出されたのはライブアースの地球儀技術「LiVEARTH」を使って、産業用ロボットの取引額をウェブ地球儀上に可視化したもの。日本から世界への輸出額が非常に大きいこと、欧州では地域内での取引が多いことなどがわかる。○コンテスト・ハッカソンを実施予定コンテスト・ハッカソンについては、NTT ドコモ・ベンチャーズ取締役副社長の秋元信行氏が紹介した。秋元氏は「攻殻機動隊こそ未来ビジョンなのではないか。現実世界が攻殻機動隊の世界を追いかけている。現在の技術の発展系が攻殻機動隊の世界に繋がり得るのではないかと思っている」と述べた。映像作品だけではなく「日本を代表する未来ビジョン、テクノロジー・ロードマップである」と考えているという。コモンズ代表で事務局の武藤博昭氏はアワード事業について紹介した。サイトから攻殻機動隊らしいニュースをについて報じる「攻殻ニュース」からもっとも「攻殻係数」が高いものを1年に1度表彰する。そのほか、コンテスト・ハッカソン事業で募集するチーム・団体参加、個人参加、企業家向けのそれぞのれの募集種類から優秀な作品を表彰し、開発資金や企業支援などを与える。詳細は応募要項が固まり次第公開されるが、7月に発表、8月に募集を開始し、翌年2月上旬にアワードを実施する予定だという。産官学のコラボレーションを通してイノベーション、大手企業の休眠特許の呼び起こしなどを目指したいと述べた。
2015年06月13日