現在放送中の“月9”ドラマ「恋仲」(フジテレビ系)で主演を務める、福士蒼汰を始め、竜星涼、永瀬匡、市川知宏、山本涼介、入江甚儀といった研音の若手俳優たちによる、年末恒例のイベント「MEN ON STYLE」。4回目となる今年は、「SUPER LIVE」としてバージョンアップし、上杉柊平、瀬戸利樹、蒼山真人といった3名の新星が加わることが分かった。福士さんといえば、「恋仲」のほか、今秋にはTBSスペシャルドラマ「図書館戦争BOOK OF MEMORIES」、映画『図書館戦争 THE LAST MISSION』(10月10日公開)も控えている。また、竜星さんは先日、初の単独ファンイベントも成功させたばかり、映画『orange』(12月12日公開)にも出演。唐沢寿明主演「ナポレオンの村」(TBS系)に出演中の永瀬さんは、主演映画『ズタボロ』でも熱演を見せていた。市川さんは映画『おかあさんの木』などに出演、山本さんは映画・ドラマほか「MEN’S NON-NO」モデルとしても活躍中で、入江さんも『流れ星が消えないうちに』(11月21日公開)『さらばあぶない刑事』(1月30日公開)と話題作が続く。彼ら、いまをときめく最旬俳優たちが、歌やダンス、お芝居などのライヴパフォーマンスを披露してファンと一緒に盛り上がる本イベント。2012年の初開催以来、年末恒例となっており、普段なかなか見られない素の表情や、同世代としてのライバルであり、切磋琢磨してきた仲間でもある彼らのチームワークが見どころとなって、好評を博している。今回、4年目となる今年は、「SUPER LIVE」として、さらに進化。今年3月から研音所属となり、「ホテルコンシェルジュ」(TBS系)でドラマデビューを果たした上杉さん、8月から研音所属となったドラマ「天皇の料理番」『ストレイヤーズ・クロニクル』の瀬戸さんと、体脂肪率3.4%というモデル蒼山さんという、新たなメンバーのパフォーマンスにも要注目だ。以下、キャストコメント●福士蒼汰22歳今年はオールスタンディングと言うことで、メンオン史上最大の"盛り上がり"になると思います。未だ見たことのないMEN ON STYLEを作っていきたいです。自分自身もまたなにか新しい物をお魅せしたいと思います。●竜星涼22歳今年も皆さんのおかげで、MEN ON STYLEを開催できることになりました。ありがとうございます!今年はSUPER LIVEという事で今まで以上に見せるエンターテイメントになりそうです。今年も目一杯、最後まで一緒に楽しく遊びましょう●永瀬匡22歳今年の年末も開催です!!永瀬燃えてます!!僕らが今年1年でどれだけパワーアップしたのかを会場に来て確認してください!!今年1年の締めくくりをみんなで盛り上げましょう!!●市川知宏23歳今年も帰ってまいりました!年末恒例、MEN ON STYLE!来て下さる皆様のお陰で、今年も開催となります!ありがとうございます!!今年は、歌などが中心となりLIVE感が増し、今までとは違った新しいMEN ON STYLEがお見せできるのではないかと思います!来て下さる方に楽しんでもらい、良い年の締め括りをして頂くためにも、良いステージをお届けしたいと思います!皆様、是非お越し下さい!お待ちしております!●山本涼介20歳今年は今までのMEN ON STYLEとは一味違う、歌を中心としたLIVEパフォーマンスなので、これまで以上に盛り上がること間違いなしです。僕自身このイベントが大好きで、今年もファンの皆さんと楽しめる日になればなと思います。寒い寒い冬ですが、僕たちとファンの皆様が一緒になって心の底から熱くなるようなイベントにします●入江甚儀22歳MEN ON STYLE 今年も開催決定でございます。なんと今年は歌を中心としたLIVE形式。自称芸能界一の歌声を持つと言われている入江甚儀。歌いまくります。自虐的なネタを放り込んだからには、上手くなるしかないなコリャ!さらに年末感がでるイベントになりそうですね!今年もお待ちしております☆●上杉柊平23歳今年から参加させて頂くことになった上杉柊平です。先輩方が作り上げてきたMEN ON STYLEを良い意味で壊すつもりでいきたいと思います。新風を吹き込むので、これまでと違った一面を見せられたら。お楽しみに。ピース●瀬戸利樹19歳今年から参加させて頂くことになりました、瀬戸利樹です。年齢は一番下の歳ですが、先輩たちにしがみつき、一生懸命な姿を皆様にお見せすることができればと思っています。いまから緊張しておりますが、皆様にお会いできること楽しみにしています。●蒼山真人22歳はじめまして、蒼山 真人です。8月1日より研音に所属することになり、そしてMEN ON STYLEに参加させていただくことになりました。夢である俳優のスタートラインに立つことができ、とても嬉しく思います。演技や歌などを日々勉強し、誠心誠意取り組んでいきます。そして、MEN ON STYLEのステージに立たせて頂くからには、出逢った皆さんの心に残る特別な日にしたいと思っています。まだまだ未熟な僕ですが、応援よろしくお願いいたします!「MEN ON STYLE SUPER LIVE 2015 」は、12月25日(金)19時より、26日(土)13時/17時より大阪(全3公演)、12月29日(火)13時/18時より、30日(水)13時/18時より東京(全4公演)にて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年08月05日浅野忠信が6月15日(月)、映画『あん』のヒット御礼イベントに出席。サプライズで本作の出演者である永瀬正敏が駆けつけると「先日メールをくれたばかりなのに…」と恐縮しきり。一方、永瀬さんは浅野さんの丸刈り頭をナデナデし、してやったりの笑顔を見せた。樹木希林演じるハンセン病に人生を翻弄された老女・徳江の魂の旅路を描く本作。犯罪歴をもつ千太郎(永瀬さん)が雇われ店長を務めるどら焼き店は、徳江がつくる粒あんのおいしさが評判になるが、かつて徳江がハンセン病を患ったという噂が客足を遠のかせ、千太郎は徳江を辞めさせなければならなくなる…。「(本作に)出ていないのに、ずうずうしく来てしまって…」と照れ笑いを浮かべる浅野さん。10代の頃、永瀬さん主演の『ミステリー・トレイン』(ジム・ジャームッシュ監督)を見て「強烈にあこがれていた。日本の俳優でも、こんなカッコイイ海外作品に出れるんだと思った」と言い、“海外進出の先輩”に対する変わらぬ敬意を示した。また、永瀬さんが相米慎二監督の『ションベン・ライダー』(1983)で映画デビューを飾り、浅野さんは同監督の遺作となった『風花』(2001)に出演した“縁”があり、「とんでもないオヤジだったけど、今も悩んだときは相米監督の作品を見る」(永瀬さん)、「強烈な何かを植え付けられた」(浅野さん)と思いをはせた。東京・シネスイッチ銀座で行われたイベントには、メガホンをとる河瀬直美監督も出席。本作がオープニングを飾った第68回カンヌ映画祭ある視点部門で、浅野さんが出演した『岸辺の旅』(黒沢清監督)が監督賞を受賞しており、河瀬監督は「おめでとうございます。自分のことのように嬉しかった」と祝福していた。また、『ELECTRIC DRAGON 80000V』(2001公開)以来となる永瀬さん&浅野さんの“再共演”に期待が寄せられると、「浅野くんがよければ」(河瀬監督)、「今日はそのために来たんですよ!」(浅野さん)と意欲満々。永瀬さんも「浅野、今日は来てくれてありがとう」と感謝を表した。『あん』は現在公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年06月16日阿部サダヲを始め、水原希子、藤木直人、山口智子が共演するドラマ「心がポキッとね」。この度、最終回となる6月10日(水)放送の第10話に「ももいろクローバーZ」の弟分として人気沸騰中の7人組ユニット「超特急」が本人役として登場することが明らかになった。キレちゃった男・小島春太(阿部サダヲ)、ストーカー女・葉山みやこ(水原希子)、悩みがないことが悩みの男・大竹心(藤木直人)、いい歳して自分探し女・鴨田静(山口智子)…それぞれが悩みを抱えながらも、心の奥深くで繋がろうと奮闘する姿を、軽やかに明るく、時にブラックユーモアを交えて描き出す本作。登場人物たちの心の問題に思わず共感し、涙と笑いがこみ上げる、悩める現代人に贈る応援歌的ストーリーだ。阿部さん扮する春太が家具再生職人として働くアンティーク家具店「リオボニート!」には、春太におせっかいを焼き続けるウザい女・糸山扶美(徳永えり)、扶美にかなわない恋心を寄せる富田涼(永瀬匡)、そして、無気力でめんどくさがりのパート・庄司加代子(池津祥子)などクセ者揃い。そんな加代子が、生きがいにしているのが「超特急」を追いかけること。中でもタカシに人生をかけ、お金を注ぎ込んでいるのだ。名前だけの出演だった「超特急」の本人出演が決定し、メンバーのタカシも「はじめは名前だけの出演で、ちょっとずつ出させてもらって、とってもうれしかったんですけど、とうとう、本人が出ることになりました! 」と喜びのコメント。さらに「本人役でドラマに出させていただき、演じるのも自分自身の役なので、楽にできるんじゃないか、と思っていたんですが、そこが逆に難しかったですね。緊張で全て吹っ飛んでしまって、“俺は普段どういう風に振る舞っていたんだったっけ?”という風に迷ってしまって(笑)。演技するためにはイメージってものが大事だと思いましたね」と苦悩したことを明かした。今回連ドラ初出演となる「超特急」。どのように登場するのか、期待は高まるばかりだ。「心がポキッとね」は毎週水曜日22時からフジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月03日ゲッツ板谷の自伝的小説を映画化した『ワルボロ』(2007年)の続編『ズタボロ』の初日舞台あいさつが、5月9日に新宿バルト9で開催。主演の永瀬匡、清水富美加、堀井新太、成田瑛基、荒井敦史、南果歩、橋本一監督の7人が登壇した。『ズタボロ』は、立川を舞台に、高校生となった主人公・板谷コーイチ(永瀬匡)が、仲間との友情を取り戻そうとして、暴走族や不良集団、ヤクザなどとの抗争に巻き込まれていくという青春映画。バイレンスシーンが多いため、永瀬は「朝から観て、体調大丈夫ですか? ポスターを見ると、ゾンビ映画じゃないかと言われるんですが、ゾンビ映画じゃないです。観てもらえてうれしいです」とあいさつして笑いを誘った。南は「自分の体が傷んでも傷ついても、友達のために突き進むところにぐっときました」と見どころを語った後、演じたたくましい母親役について「子どもはみんなのもの。我が子だって特別視しないところがいい」と称えた。それを受け、堀井はシャワーを浴びるシーンで、南に裸体を見られ「お前のぞうさんを見るか」といった、恥ずかしい会話のやりとりをしたことを告白。永瀬が「笑いをこらえるが大変だった。『意外と大したことないじゃない』とか言ってた」と突っ込むと、堀井は大慌てで「やめろ!」と叫び、会場は大爆笑となった。明日10日が母の日なので、永瀬には秘密で、彼の母から息子に当てた手紙が代読された。手紙には、永瀬が小さい頃に体が弱かったことや、永瀬のやさしい素顔についてのエピソードのほか、「あなたの母でいさせてもらえることが誇りです」という熱い思いが込められていた。永瀬は照れ隠しなのか「素晴らしい」と言った後「こんな息子ですが、『ズタボロ』を機に、ネットニュースのトップになれるように頑張ります。食レポで『まずい』と言ったら、それだけが書かれてしまって。こんな息子ですが、よろしくお願いいたします」と会場にいる母親へ向けて語りかけた。さらに、母の日なので、食用のカーネーションをふりかけた"愛母ズタボロ弁当"が用意されたが、例によって永瀬は「本当にまずい」と口をゆがめて、素直な感想を口にしていた。
2015年05月10日映画『ズタボロ』の完成披露試写会が3日、東京・丸の内TOEIで行われ、キャストの永瀬匡、清水富美加、堀井新太、成田瑛基、木村祐一と橋本一監督が出席した。9日から全国公開する本作は、ゲッツ板谷の自伝的小説を実写化した青春群像劇。不良高校生のコーイチ(永瀬)は、喧嘩に明け暮れる日々の中で、少年から大人へと成長していく――というストーリーで、2007年に公開された映画『ワルボロ』の続編となっている。映画初主演を果たした永瀬は、堀井、成田と共に学ラン&傷メイクで登場。「コーイチに共感する部分があって、俺のままでいこうと。これまでで、1番お芝居をしなかった現場」と撮影を振り返りつつ、「自分のドッキリを見ているような気分。この生々しさ伝わらなかったら、役者を辞める勢いです」と自信たっぷり。そんな永瀬の恋人役を演じた清水は、「素晴らしかったです。主役の器の人なんだなと思った」と大絶賛していた。また、劇中でキスシーンに初挑戦した清水は、「犬のぬいぐるみ相手に家で練習したんですけど、あんまり意味無かった(笑)。永瀬さんがリードしてくれました」と照れ笑いを浮かべると、永瀬は、「本当は俺がリードしちゃいけなかったんだけど、子犬のように震えてたから」とニヤリ。橋本監督からは、「濃厚で長いキスを」という要求が入り、「本当に長かった! 1時間くらい永瀬さんとキスしてたと思う」と明かした清水は、「女として映画に出たのは初めて。これを機に、もっと男性に来てほしい」と大胆発言していた。
2015年05月04日5月9日(土)の公開に先立ち、映画『ズタボロ』の完成披露上映会が3日(日・祝)都内で行われ、永瀬匡、清水富美加、堀井新太、成田瑛基、木村祐一、橋本一監督が登壇した。主演の永瀬さんらが登場するも、何故か顔は傷だらけ。「これは木村(祐一)さんにやられたんです」と永瀬さんが暴露すると、「こんな役、親に怒られますよ。普段は湯豆腐みたいに温かい、柔らかい男です」と木村さんが会場の笑いを誘った。本作は『ワルボロ』の続編であり、人気作家・ゲッツ坂谷自身の不良高校時代が赤裸裸に描かれた熱い青春が描かれている。永瀬さん演じるコーイチの周りを固めるのは、朝ドラ「まれ」に出演中の清水さん、朝ドラ「マッサン」から大河ドラマ「花燃ゆ」へと異例の連続出演を果たした堀井さん、そして、小・中・高・大学と、空手日本一の経験を持ち、本作でも本格アクションを披露している成田さんといった日本映画の未来を担う若手俳優陣ばかりだ。「成田さんは、劇中で『鬼』と呼ばれているんですけど、アクションの練習中から音が違って、本物の鬼でした!」と永瀬さん、堀井さんがエピソードを話すと、「でも空手では鉄パイプを持ったり、階段からジャンプしたりすることがないですから、空手も活かされたんですが、学ぶことが多かったです」と真面目に回答。紅一点の清水さんにMCから、劇中のようなこんな男性はどうですか?との質問が投げかけられると、すかさず「こんな男子は絶対に嫌です!あ、でも成田さんはいい」と言われ、成田さんはタジタジだった。「今までで一番お芝居をしなかった作品です。嘘を演じたくなくて、全て自分自身に置き換えながら演技をしていったので、まさに俺だと思いました。これで伝わらなかったら、役者を辞める勢いです」と永瀬さんは本作への自信をみせた。「自分」という看板を背負って成長していく主人公になぞらえ、キャスト・監督がタイトル「ズタボロ」の文字が入った看板を背負い、アピール。ダンベルの重さに永瀬さんが歯を食いしばっていると、会場からは黄色い声援も飛ばされた。映画『ズタボロ』5月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月03日台湾映画『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』の初日舞台挨拶が1月24日(土)に行われ、主演の永瀬正敏と共演する坂井真紀が出席。台湾からマー・ジーシアン監督とチェン・ビンホンが急遽駆けつけると、永瀬さんは「暖かいですね」と感無量。坂井さんは感涙していた。日本統治下の1931年、台湾代表として夏の甲子園に出場し、準優勝した嘉義農林学校(通称:嘉農=かのう)野球部の実話を描く台湾映画。この日、永瀬さんと坂井さんには、ジーシアン監督らの来場は一切秘密だったといい、舞台挨拶の冒頭で永瀬さんは「本当は台湾のスタッフと一緒に舞台に立ちたかったが、叶わなかった。きっと僕らの思いは(台湾に)届いていると思う」と監督の不在を残念がる場面も。それだけに「永瀬さ~ん」とジーシアン監督が姿を現すと、永瀬さんはまず驚きの表情。劇中では「泣くな!」が口ぐせの日本人監督・近藤兵太郎さんを演じており、「いや、泣いてないっすよ」と感動的なサプライズに照れ笑いも浮かべていた。一方、近藤の妻を演じる坂井さんは涙をこぼしながら、「永瀬さんや監督をはじめ、常に現場が作品に対する情熱にあふれていた。私もその情熱に触れて、エネルギーをもらったし、幸せだった」と感慨深げだった。また、ジーシアン監督は「人間は未来を見つめる生き物ですが、そこで過去を忘れてはいけないと思います。この映画を観て日本と台湾の過去から学んで、パワーを受け取ってもらえれば」と日本での“凱旋公開”に感激していた。東京・新宿バルト9で行われた初日舞台挨拶には永瀬さんと坂井さん、ジーシアン監督らに加えて。大倉裕真、飯田のえる、山室光太朗、青木健、主題歌を歌うRakeと中孝介が登壇した。台湾では昨年2月に封切られ、公開60日間で興行収入3億台湾ドル(約10億円)を超える大ヒットを記録。いったん劇場公開を終えたが、9月から台湾映画史上初となるアンコール公開が行われ、“台湾版アカデミー賞”といわれる第51回金馬奨で「観客賞」「国際映画批評家連盟賞」を受賞した。『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:KANO~1931 海の向こうの甲子園~ 2015年1月24日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 果子電影
2015年01月25日映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』の初日舞台あいさつが、1月24日に新宿バルト9で開催。永瀬正敏、坂井真紀、大倉裕真、飯田のえる、山室光太朗、青木健、主題歌「風になって~勇者的浪漫~ 」を歌ったRakeと中孝介が登壇した。サプライズでマー・ジーシアン監督と、台湾人キャストのチェン・ビンホンも登場し、永瀬と熱いハグをし合った。『KANO 1931海の向こうの甲子園』は、台湾の弱小チームが、台湾代表として甲子園を目指すという、実話を描く感動作。2014 年に台湾で公開され、空前の大ヒットを記録。台湾映画史上初のアンコール上映が開催されるなど、社会現象を起こした話題作だ。永瀬は監督たちの登場に「驚きました。本当に全く知らなかったので」と興奮しながら、監督と熱いハグ。また「泣いてないです」と、必死に涙をこらえている様子だった。「ちょうど今年、全国の高校野球が100年を迎えます。84年前、実際に台湾やいろんな民族を超えたチームで頑張ったこの映画を、今年公開できて感慨深いものがあります。 台湾のみなさんにも感謝しています」と、永瀬は語った。坂井は「永瀬さんをはじめ、スタッフキャストの皆さんの揺るぎない情熱があったので、現場にいるだけで幸せでした。永瀬さんの隣にいさせていただくだけで妻になれました」と、夫役の永瀬に感謝。また、 監督たちのサプライズ登場では、大粒の涙を流した坂井。最後は笑顔で「この映画は本当に魅力的な映画だと強く思います。見るとたくさんのエネルギーをもらえる映画だと思います」と、しっかり映画をアピールした。来日したマー・ジーシアン監督は、本作に込めたメッセージを「いつも思いますが、我々人間は常に未来を見ようとするけど、実は過去から力をもらえるし、学ぶことができる。これは台湾の歴史の一部でもあり、日本の歴史の一部でもあります。ぜひ過去から学び、力をもらってくださいと」力強く訴えかけていた。
2015年01月25日俳優の永瀬正敏が1月15日(木)、都内で行われた主演作『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』のジャパンプレミアに出席。生徒役で共演した台湾人キャストが感謝の手紙を読み上げると思わず感涙していた。1931年、日本統治下にあった台湾を舞台に、台湾代表として夏の全国高校野球選手権に出場し、準優勝した実在の嘉義農林学校(通称:嘉農=かのう)野球部を描いた台湾映画。永瀬さんは日本人の監督・近藤兵太郎さんを演じ、「映画のなかでは生徒たちに『泣くな』と言い続けていたので、今日ここで泣くわけには…」と強がりを見せていた。実在の人物を演じるにあたり、「近藤監督の教え子さんやお弟子さんから、人となりと練習法をうかがった」と役作りを語る永瀬さん。キャスト陣との絆も深まったそうで「映画が公開されてしまうと、こうやってみんなに会える機会が減るので寂しい。とにかく台湾のスタッフ、キャストに感謝です」と感無量の面持ちだった。ジャパンプレミアには永瀬さんをはじめ、妻役で共演する坂井真紀、ピッチャー役で現役野球選手のツァオ・ヨウニン、強打者役を演じるチェン・ジンホン、『セデック・バレ』の出演者で今回監督デビューを飾ったマー・ジーシアン、プロデューサーのウェイ・ダーション(『海角七号君想う、国境の南』)、主題歌を歌うRakeと中孝介が出席した。坂井さんは「みんなが同じ方向を向いた、勢いがある現場。まるで映画のストーリーそのままだった」と現場をふり返り、「公開は泣きたいくらい嬉しいです」と永瀬さん同様、感激しきりの様子。ジーシアン監督は「テーマが野球である以上、試合や練習シーンをしっかり描写しなければ『野球をやっている』と信じてもらえない。それだけキャスティングにこだわった」と、現役プレイヤーを起用した理由を説明し、「永瀬さんも少年野球をやっていたとうかがった」と明かすと、当の永瀬さんは照れ笑いを浮かべていた。映画は“台湾版アカデミー賞”といわれる第51回金馬奨で「観客賞」「国際映画批評家連盟賞」を受賞。俳優の大沢たかおが、台湾の農業発展に大きな貢献をした水利技術者・八田與一役で出演している。『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』は1月24日(土)から新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月15日女優・清水富美加が映画『ズタボロ』(2015年公開)でヒロイン役を務め、映画では初となるキスシーンに挑戦したことが15日、明らかになった。同映画は、ゲッツ板谷氏の自伝的小説が原作。松田翔太と新垣結衣共演で優等生からヤンキーに転身した少年の姿を描いた『ワルボロ』(2007年)の続編となる。『ワルボロ』では描かれなかった、高校生の持つ鬱屈とした感情や将来への閉塞感、無力感など、よりリアルで切ない感情が描かれる。舞台は、東京・立川。暴走族、不良集団、ヤクザなどの抗争に巻き込まれていく主人公・コーイチと仲間たちの壮絶な生きざまが映し出され、中学を卒業したコーイチを俳優の永瀬匡が演じる。清水が演じるヒロイン・清美は、コーイチと出会ったことで甘いひとときを過ごしながらも、人には言えない秘密を抱えている女性という設定。自慢の黒髪ロングヘアを人生で初の茶髪にしてテキ屋役になり、映画初のキスシーンにも挑戦する。舞台『2LDK』で女性とのキスシーン経験はあったものの異性とは今回が初となる清水。「今まで『いつか役でやること』と思っていたことがいきなり『次の役でやること』になったので、未体験ゾーンに突入するわくわくと不安とが撮影前からあって楽しみでした」と撮影前の心境を振り返り、「練習方法は恥ずかしいので伏せますが、キスの練習もしました(笑)。それでもやっぱり現場で何度も監督や永瀬さんやスタッフさんに助けていただいちゃったんですけど(笑)」と事前準備のエピソードを明かした。清水は、2011年9月からの『仮面ライダーフォーゼ』でヒロイン・城島ユウキ役を演じ、その天真爛漫さでに多くの人に知られる存在に。映画『HK/変態仮面』(2013年)でヒロイン・姫野愛子役を熱演後、2015年3月30日スタートのNHK連続テレビ小説『まれ』では、ヒロイン・希の親友である蔵本一子役に決定している。『ズタボロ』のキャスティング理由について、東映ビデオの菅谷プロデューサーは「少女のようなあどけなさと、成熟した女性のような色気を持ち合わせた稀有な女優。彼女であれば"清美"という難しい役どころを間違いなく演じてくれると確信した」とコメント。橋本一監督も「一見華やかにみえて、鬱っぽい感情やマゾヒスティックな感じを表現できるところが、この役にピッタリだと思いました」とその魅力を語っている。(C)2015東映ビデオ
2014年10月15日累計600万部を記録する葉月かなえの人気コミックを映画化した『好きっていいなよ。』の初日舞台あいさつが12日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演を務める川口春奈と福士蒼汰が出席した。福士が川口を“お姫様だっこ”するサプライズもあり、駆けつけた約600人のファンからは大歓声があがった。初日舞台挨拶その他の写真友達なし、彼氏なしの地味な高校生活を送っている16歳の女子高生・橘めい(川口)が、校内一の超イケメン・黒沢大和(福士)と急接近したことから、新たな感情に目覚めていく青春ラブストーリー。ラブストーリーに初挑戦の川口は「不安もありましたが、皆さんが笑顔で迎えてくれるのはとても幸せ」と満面の笑みでファンに感謝した。福士も「ここまで大きな作品に主演するのは、不安やプレッシャーもあった」と振り返り、それだけに「嬉しいという言葉じゃ足りない」と手応えを示していた。舞台挨拶には共演する市川知宏、足立梨花、永瀬匡、西崎莉麻、山本涼介、八木アリサ、日向朝子監督が出席。舞台あいさつでは男性キャスト陣が「俺のこと、好き?何も言わないと本気チューしちゃうぞ」(福士)、「俺は好きな人にはいつでも毎日会いたいけどな。だから会いにきた」(市川)と自身のお気に入りセリフを生披露し、女性ファンの黄色い歓声を浴びていた。同日、新宿ピカデリーでは映写機トラブルがあり、舞台あいさつ前の上映が中止に。観客は舞台あいさつが始まるまで、約2時間待機する事態になったが、「こんなにたくさんの方が待っていていただき、感謝しています」(川口)、「こんなにたくさんの人に残っていただき、嬉しく思います」(福士)と感謝のコメントをしていた。『好きっていいなよ。』公開中取材・文・写真:内田 涼
2014年07月12日8月3日(土)から全国公開される『劇場版 仮面ライダーウィザード イン マジックランド』と『劇場版 獣電戦隊 キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック』の舞台あいさつが公開初日と翌日に関東、関西、中部で行われる。その他の写真『劇場版 仮面ライダーウィザード…』は、魔法のリングで自在に変身を遂げるウィザードたちが魔法の国を舞台に、最強の敵“金の魔法使い”と激闘を繰り広げる姿を描く新作。『劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー…』は、“恐竜”をモチーフにしたスーパー戦隊や獣電竜、巨大ロボが明るく楽しく“サンバ”を踊るミュジーカル仕立ての特別編だ。公開初日は、『劇場版 仮面ライダーウィザード…』を代表して、白石隼也、永瀬匡、戸塚純貴、高山侑子がシネマサンシャイン池袋、新宿バルト9、丸の内TOEI、TOHOシネマズららぽーと横浜、横浜ブルク13で舞台あいさつを行う。『劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー…』からは、竜星涼、斉藤秀翼、金城大和、塩野瑛久、今野鮎莉、丸山敦史が、なんばパークスシネマ、あべのアポロシネマ、梅田ブルク7、イオンシネマ茨木、シネプレックス枚方、T・ジョイ京都で舞台あいさつを行う。翌4日(日)は、『劇場版 仮面ライダーウィザード…』の白石隼也、永瀬匡、戸塚純貴、高山侑子がなんばパークスシネマ、あべのアポロシネマ、梅田ブルク7、TOHOシネマズ岐阜、ミッドランドシネマ名古屋空港、109シネマズ名古屋に登壇する。『劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー…』の竜星涼、斉藤秀翼、金城大和、塩野瑛久、今野鮎莉、丸山敦史は、T・ジョイ大泉、こうのすシネマ、イオンシネマ羽生で舞台あいさつを行う予定だ。チケットは27日(土)から発売され、一部の劇場ではプレリザーブをすでに行っている。詳しくは、映画公式サイト、チケットぴあ、各劇場公式サイトへ。『劇場版 仮面ライダーウィザード イン マジックランド』『劇場版 獣電戦隊 キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック』8月3日(土)全国ロードショー『仮面ライダーウィザード…/獣電戦隊 キョウリュウジャー…』舞台挨拶8月3日(土)会場:シネマサンシャイン池袋、新宿バルト9、丸の内TOEI、TOHOシネマズららぽーと横浜、横浜ブルク13登壇者(予定):白石隼也、永瀬匡、戸塚純貴、他会場:なんばパークスシネマ、あべのアポロシネマ、梅田ブルク7、イオンシネマ茨木、シネプレックス枚方、T・ジョイ京都登壇者(予定):竜星涼、斉藤秀翼、金城大和、塩野瑛久、他8月4日(土)会場:T・ジョイ大泉、こうのすシネマ、イオンシネマ羽生登壇者(予定):竜星涼、斉藤秀翼、金城大和、他会場:なんばパークスシネマ、あべのアポロシネマ、梅田ブルク7、TOHOシネマズ岐阜、ミッドランドシネマ名古屋空港、109シネマズ名古屋登壇者(予定):白石隼也、永瀬匡、他チケット:7月27日(土)より発売
2013年07月24日俳優、永瀬正敏が2月5日(土)、東京・新宿の新宿ピカデリーで行われた映画『毎日かあさん』(小林聖太郎監督)の初日舞台挨拶で、演じた役のモデルで漫画家・西原理恵子さんの元夫の戦場カメラマン、故・鴨志田穣さんに涙声でメッセージを送った。西原さんが、2人の子供とアルコール依存症と闘う夫・鴨志田さんと過ごした日常生活を描いた同名漫画の実写化。鴨志田さんになりきるため撮影時、12キロ減量するなど入魂の演技で挑んだ永瀬さんは、舞台挨拶の最後の場面でキャスト、スタッフのほか「もうひとりどうしても感謝したい人がいる」と真摯な表情。「それは天国の鴨志田さんです。どうしても一緒に初日を迎えたかったので、さっきお墓参りに行ってきました」と明かし、一緒に登壇した西原さんにチラッと目線を送りながら「西原さんの横で、鴨志田さんも喜んでいると思う。その感じがみなさんに伝わればいいな…鴨志田さん、ありがとう」と涙を見せるのをなんとか堪えながら涙声で語った。その様子を見守っていた小泉さんは「泣き虫の夫を育てた気分」と母性を感じさせる優しい笑み。言い終わって永瀬さんと2人で一瞬見つめ合い、頷き合ってみせ、実生活での元夫婦という深い信頼関係をうかがわせた。一方、劇中で2人の長男を演じた子役、矢部光祐くんが「クランクアップの日、おかあしゃん(=小泉さん)が、おとうしゃん(=永瀬さん)におかゆを温めてあげて、それをおとうしゃんが嬉しそうに食べていました」と暴露するひと幕があり、小泉さんは爆笑。関係者によると、減量した永瀬さんのために、小泉さんが自らおかゆを用意し、現場でふる舞ったという。『毎日かあさん』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:撮影の合間も父・永瀬&母・小泉!『毎日かあさん』家族のメイキング映像到着永瀬正敏インタビュー“戦友”小泉今日子との共演は「目指すゴールが同じだった」西原理恵子の娘『毎日かあさん』観て号泣、そのとき息子は…まさかの行動!小泉&永瀬16年ぶりの子連れ“ツーショット”披露小泉今日子元夫・永瀬正敏との共演に「同業者としてがっつり戦えた」
2011年02月07日どういう神経をしているのか?と言うと言葉が悪いが、かつて妻だった女性と映画の中で夫婦役を演じるというのはどういうものなのだろう?永瀬正敏が(そしておそらく小泉今日子も)そんな周囲の喧騒を全く意に介さないタイプであろうことは予想がつくが、それでも問わずにはいられない。映画は西原理恵子の人気エッセイ漫画を実写化した『毎日かあさん』。つまり2人は、実際に夫婦であった西原さんちの2人(※夫の鴨志田譲氏は故人)を演じているのだが、なぜだか観ている内に、この物語が見たこともない「永瀬―小泉」家の物語のようにさえ見えてくるから不思議なもの…。もちろん、映画の見どころはそれだけではない。さて、永瀬さんの見解は?鴨志田さんの墓参りで許可取り永瀬さんが演じているカモシダは、アルコール依存症の元戦場カメラマン。永瀬さんの演技からは、彼のどこか憎めない人柄はもちろん、見ているこちらが辛くなるような人間の弱さや、業の深さというものが伝わってくる。永瀬さんは彼を「いろいろな“想い”を落としながら生きていかれた方」という独特の言葉で表現し、演技についてこう語る。「今回に関しては、上手いお芝居をしようとかではなく、なりたかったんですよね、鴨志田さんご本人に。普段は基本的に、頭の中の宇宙で作り出す人物像だけでなく、現場で動いて、監督の世界観も入れた上で膨らましていった方が面白そうだな、とか考えつつ、でもあれこれ考えすぎてしまうので、現場に入ったらできるだけゼロにする、という感じです。でも今回はそういう構築の仕方ではなく、まず皮膚感覚や空気感を大切にしたかった。実際に鴨志田さんが撮られた写真やご自身やご家族が写っている写真をあちこちに貼って、見るというでもなく、目に入るようにしたり。それから、クランクイン前にはひとりでこっそり鴨志田さんのお墓参りに行って“許可”を取ってきましたね。30〜40分くらい話しましたよ。内容?最初は『俺でいいすか?』って(笑)。それから『力を貸してください』ってお願いしたり、『そっちはどうすか?』とか普通の会話をね。カップ酒持ち込んで『もう、さんざん飲んでも大丈夫ですよ』って言いながら」。具体的に、カモシダの内面的な部分を表現する上で、どのような部分に取っ掛かりを見つけ、演じたのだろうか?「鴨志田さんが書かれたエッセイも読んだんですが、前半部分は西原さんが描かれる世界観の文章版という感じでよく似てるんです、表現するものが。この2人はものすごくガッチリとコネクトして生きてるんだなって思う。でも2人が離婚して、ある瞬間に文章が変わるんですよ。そこにはやはり大きな何かがあったんだな、と感じさせられて、演技の上でのひとつの大きなきっかけになりましたね。映画の中では編集でカットされてしまったんですが(苦笑)、離婚のシーンでカモシダは『まあしょうがねぇか』って感じのへっちゃらな顔してるんだけど、離婚届に判を捺すときだけ指が震えてるんです。そこから何かが少しずつ変わっていったんだろうな、という思いはありました」。では冒頭の問いに。映画の製作が発表された当初より、小泉さんとの共演については期待と驚きと好奇心でもって大きく報じられてきた。演じる側として、特別な思いはあったのだろうか?「大前提として知らない方ではないからね…“方”って言い方も変だな(笑)。ある時期を一緒に過ごした人だから、『はじめまして』って会って、『この人、どういう人なのかな?』と勘ぐり合いながら入っていくのとは違いますね。でも、何より一緒に現場に立ってみて、彼女は女優として素晴らしいんですよ。お互いいろいろな過去はありますが、何を置いてもそこですね。だから、最初に衣裳合わせで久々に会ったときくらいですね、『どうしようかな…?』って感じでちょっと恥ずかしかったのは(笑)」。「一本でも良い映画を遺したい」プライベートで一緒に過ごした時間があったからこそ、映画の中で夫婦を演じる上でそれが活かされた、という感覚は?「いや、それはどうだろう…。僕らとは過ごしてきたシチュエーションが違うから。繰り返しになりますが、それよりも小泉の女優としての素晴らしさによるところが大きいと思います。たぶん、僕らがこの映画で目指していたゴールは一緒で、演技の“色合い”や“濃度”が同じだったんでしょうね。それは、夫婦だったということとは関係ないと思います。だから少し残念な気もするんです。お互いもっと若いときに、俳優と女優としてもっともっと一緒に仕事ができていれば面白かったなって」。いやいや、共にまだ40代。夫婦役にとどまらず、これからもいろんな関係性の中での2人の絡みを見てみたいところ。ちなみに“若い頃”という言葉も出たが、永瀬さんは20代だった1980〜90年代の頃から、常にこれまでにない新しい俳優の在り方を体現してきた存在。30年近くにわたる俳優人生の中での自身の“変化”について尋ねるとこんな答えが返ってきた。「20代の頃はひとりで戦ってるという感覚が強かったですね。何とか面白い映画をいっぱい作って、映画館をいっぱいにしてやろうって。いろいろな“槍”や“言葉”で突かれて、傷つけられても、何でもいいから走ろうという気持ちでやってました。いまは、みんなが好きで、みんなでひとつの作品を作ろう、という思いが強いです。そう考えるようになったきっかけは、デビュー作(『ションベン・ライダー』)の相米慎二監督が亡くなられたことですかね。それまでは自分ひとりで行こうって気持ちが強かったけど、相米慎二という存在が映画界から失われたときに、自分の寿命がどれくらい残ってるのか分からないけど、一本でも良い映画を遺したいって思ったんですね。でも、立ち返ってみると、映画はひとりじゃできない。だから、確信的な“共犯者”をいっぱい作っていきたいんです(笑)」。(hairmake:KATSUHIKO YUHMI<THYMON>/stylist:yasuhiro watanabe/photo:Toru Hiraiwa)■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:西原理恵子の娘『毎日かあさん』観て号泣、そのとき息子は…まさかの行動!小泉&永瀬16年ぶりの子連れ“ツーショット”披露小泉今日子元夫・永瀬正敏との共演に「同業者としてがっつり戦えた」【シネマモード】今年、映像界を賑やかにしてくれた人小泉今日子と永瀬の共演シーンがついに解禁!『毎日かあさん』予告編が到着
2011年02月01日女優の小泉今日子と俳優の永瀬正敏が1月20日(木)、東京・新宿区の新宿ピカデリーで行われた夫婦役を演じる映画『毎日かあさん』(小林聖太郎監督)の完成披露試写会に出席。約16年ぶりに公の場でツーショットを披露した。人気漫画家、西原理恵子さんが、夫で戦場カメラマンの鴨志田穣(ゆたか)さん(2007年逝去)と2人の子供との日常生活を綴った同名漫画の実写化。実生活で元夫婦の小泉さんらが、夫婦役で離婚以来初共演することで話題を呼んでいる。本作は昨年夏に撮影。小泉さんは「子供たちが自然に笑ってくれるのが目標だったので、ずっと一緒にいました」と“一家団欒”を楽しんだ様子。隣の永瀬さんは、アルコール依存症とガンに苦しむ役どころに12キロ減量して臨んだが「必要なことだったので役者として当たり前のことをしただけ」と表情を変えずに謙虚な言葉。だが子役の小西舞優が「お弁当を食べるとき、みんなご飯を食べていたのに、お父しゃん(=永瀬さん)だけ水を飲んでいてかわいそうでした」と話すと、恥ずかしそうに顔をほころばせた。ほかに、原作者の西原さんも出席。映画の感想を司会者から聞かれると、「1番ビックリしたのは永瀬さんが、私しか知らない鴨志田の表情や仕草を演じられていたこと。彼はいろんなことがあってやっと家に帰ってきたんですけど、またすぐ出て行かないといけなくて、困った表情をしたり、息子の靴下を写真に撮ったりしていたんですが、それが映画に出ていた」と大絶賛。小泉さんについても「私の知っている輝けるキョンキョンじゃなく、すっかりオカンになっていた。役者さんはばっちいヨゴレの役もできるんだなぁ、と」と感心しきりだった。小泉さんは、西原さんについて「本当に大好きでほとんどの作品を読んでいた。演じることになり、絶対かなわないので1つずつ組み立て直して役作りをした。それくらい素敵な人」と思い入れタップリに話していた。『毎日かあさん』は2月5日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:小泉今日子元夫・永瀬正敏との共演に「同業者としてがっつり戦えた」【シネマモード】今年、映像界を賑やかにしてくれた人小泉今日子と永瀬の共演シーンがついに解禁!『毎日かあさん』予告編が到着小泉今日子×永瀬正敏『毎日かあさん』試写会に350組700名様ご招待『毎日かあさん』に大森南朋ら出演!母・小泉今日子、父・永瀬の姿も明らかに
2011年01月20日漫画家・西原理恵子の傑作「毎日かあさん」が、小泉今日子と永瀬正敏という、元夫婦の2人が夫婦役で共演し、実写映画化されることが決まった。原作は、2002年10月より毎日新聞朝刊の毎週日曜日の生活家庭面にて連載中の漫画で、単行本はシリーズ累計150万部を超えるベストセラー。西原さんの実人生を基に、主人公の漫画家と元カメラマンの夫、6歳の息子と4歳の娘の驚きのエピソードがつづられる。これまでに文化庁メディア芸術祭賞(2004年)、手塚治虫文化賞短編賞(2005年)を受賞し、TVアニメ化もされ、現在、テレビ東京系で放送されている。『女の子ものがたり』、『いけちゃんと僕』、『パーマネント野ばら』と近年、西原さんの作品が立て続けに映画化されているが、本作は笑いとどこかホロリとさせる部分、そして鋭い毒をはらんだ、西原ワールドの真骨頂とも言える作品。多様化する価値観の中で、変化する家族の形と、変わらない絆が描き出される。主人公のサイバラを演じる小泉さんは「大好きな作家、西原さんの、あの『毎日かあさん』を演れるなんて小躍りしたい気分です。永瀬氏との共演は、時が過ぎたと言いますか、同業として戦える日が来たのだと嬉しく思います。いろいろあった私たちだからこそ出来ることがあるはずです。信頼する小林(聖太郎)監督とそのあたりを探りながらよい映画になるように頑張りたいと思います」とコメント。サイバラの夫・カモシダを演じる永瀬さんも「以前から『いつかまた同じ現場に立てるといいね』と彼女と話していたことが、この素敵な物語で実現することを、嬉しく思ってます。僕にとっては久々の映画なので監督に身を委ね、皆で力を合わせ、愛される作品になる様、精一杯頑張ります」と意気込みを語る。酸いも甘いも知る2人が、西原ワールドでどのような“夫婦姿”を見せてくれるのか――。西原さんは「『毎日かあさん』は自分の人生の代表作になるかもしれないので、嬉しくもあり心配でもあり、という感じですねホントに。自分の子供が成人してどっか行っちゃうような感じですね」と語り、小泉さんについては「(西原さんの原作映画の主演女優で)初めての同年代の人で。アイドルと言っても、ちょっと“叩き上げ臭”のする人という(笑)。前から私の本を読んでくれているというのは聞いていました。お会いしたことはないのですが。お互いいろんなことがあった同世代の女性なんで『いろいろあったね』というところを上手にきっとやってくれるんじゃないか、と」とコメント。さらに、永瀬さん、そして2人の共演についても「鴨ちゃんっぽい人ですよね、雰囲気が。『どのツラ下げて帰ってきたんだい感』みたいのが映画の中でばっちり出ると思います(笑)。居心地の悪そうなお父さんの感じがよく出るんじゃないでしょうか(笑)。(2人が演じることで)いろんな喜びや、いろんな悲しみをね、同年代で経験してきて『あんたもいろいろあったろうね』という気がするんで、そんな感じでやっていただけたら、と」と期待を口にする。メガホンを握るのは『かぞくのひけつ』が注目を集めた小林聖太郎。「実在の人々を題材にしたベストセラー漫画が原作…というのは、映画の作り手にとって、チャレンジしがいがあると同時に、非常に手強い相手でもあります。『毎日かあさん』という原作に恥じない映画にできるのか?不安はありますが、小泉今日子さんと永瀬正敏さんという心強い共犯者たちと一緒に、いい作品にすべく全力を尽くします。まぁ、とは言うても、そんな気負いなんて微塵も感じさせないような、軽やかでオモロい映画になったらいいな、と夢見ております」と意気込みを語っている。明るく、愛情深いが独特の毒と鋭さを持つサイバラと、時に豪放磊落で規格外の魅力を放ちながらも、繊細な面を併せ持つカモシダ。小泉さん、永瀬さんのやり取りを想像するだけで胸が高鳴る『毎日かあさん』。公開は2011年新春、全国にて。■関連作品:毎日かあさん 2011年新春、全国にて公開
2010年07月07日