俳優の江口洋介と本木雅弘が初共演する映画『天空の蜂』(9月12日公開)のメインビジュアルが13日、公開された。本作は、東野圭吾が1995年に発表した同名小説(講談社文庫)を原作に、「20世紀少年」シリーズなどで知られる堤幸彦監督が手掛けるクライシス・サスペンス作品。最新鋭にして日本最大のヘリコプターが何者かに奪取され、原子力発電所の上空でホバリングを始める。「原子力発電所を全て使用不能にしなければ、ヘリコプターを落とす」と要求する犯人を捜し出せるのか――という、テロ事件による国家の危機を描く。主演の江口はヘリコプター設計士・湯原一彰役、共演の本木は原子力機器設計士・三島幸一役を務める。今回公開されたビジュアルでは、立場は違いながらも、同じ技術者であり、普通の父親でもある2人が"原発テロ"に立ち向かおうとする、その強い使命感が、鋭い視線の中に表れている。青いトーンのバックが、2人を待ち受ける事態の緊張感を感じさせながらも、頭上から差すまぶしい光は、未来へのかすかな希望を暗示するビジュアルになっている。(C)2015「天空の蜂」製作委員会
2015年03月13日東野圭吾原作を基に江口洋介と本木雅弘を主演に迎えて映画化する『天空の蜂』。このほど、本作の公開日が9月12日(土)に決定し、江口さんと本木さんの鋭い視線が向けられたイメージカットが公開された。日本最大の超巨大ヘリコプターを乗っ取り、原子力発電所の真上に静止させるという史上最悪の“原発テロ”と、この究極の危機に立ち向かう人々の8時間のドラマを描いた本作。原発を題材にしたテーマ性やその物語のスケールの大きさから、長年映像化不可能と言われ続けてきた作品に挑むのは、「トリック」や「SPEC」シリーズ、5月に公開を控える『イニシエーション・ラブ』など話題作を手掛けてきた堤幸彦監督。キャストには、長年、家族との時間を犠牲にしながらも、自衛隊用の超巨大ヘリ“ビッグB”の開発に取り組んできたヘリコプター設計士・湯原を江口さん。一方、湯原と同期入社で、日本の発展に寄与するエネルギーと信じ、原子力発電所の設計に携わってきた原発設計士・三島役に本木さん。そのほか仲間由紀恵を始め、堤組初挑戦となる綾野剛、柄本明、國村隼、向井理ら豪華キャストが集結している。公開されたビジュアルでは、立場は違いながらも、同じ技術者であり、普通の父親でもある2人が“原発テロ”に立ち向かおうとする、鋭い視線の中に表れている。緊張感漂う青いトーンには、日本の未来のためにと作り上げてきたヘリと原発がテロに使われ、人類が危険にさらされることになってしまったことへの、生みの親としての憂いや葛藤が浮かび上がる。現在の日本が抱える様々な問題について、直視することを避けてきた我々に問いをなげかける本作。“原発テロ”という前例のない題材がどのように描かれるのか?期待が高まる。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月13日イラストレーターの小川恵子とサイトウケイスケのインスタレーション「メルティングドリームス(Melting Dreams)」が伊勢丹新宿店2階イセタンガールギャラリーで8月26日まで開催されている。今回のテーマ「Melting Dreams」は“夏の暑さに溶けるようなドリーミーな世界”をイメージした。ピンク、オレンジ、黄色などハッピーな色合いの波打つ模様は、「イメージはテレパシー。自分の頭の中で考えていることが直接相手に伝えられたらいいな、という思いを込めて」と小川さんは話す。メインとなるピンクの3枚絵は今年3月に出版された小説『ブランコ乗りのサン=テグジュペリ』(紅玉いづき著、角川書店)の表紙となった作品。「I LIKE」というタイトルのキャンバス地でできた冊子状の作品は、敢えて人物メインではなく、波打つ模様のみの絵にチャレンジした作品だという。今回、コラボレーションしている作家のサイトウケイスケとは大学時代にSNSを通して知り合い、ウェブ上でお互いの作品をリスペクトし合っていた。その後、東京―山形間でお互いの絵を梱包して送り合って制作する“遠距離コラボ”を続けながら、2011年2月に2人展「キス(KKIS)展」を東京・高円寺AMP cafeで開催。今回は2年ぶりの2人展となる。「サイトウくんは全国各地のミュージシャンに自ら絵を渡してコラボしたり、海外のアーティストが来日したらウェルカムボードを作ってアプローチしたり、自分でイベントを企画したり、とてもアグレッシブな人。お互い地方出身というところで気が合うんです」展示スペースでは小川がデザインを手掛ける「スキスキダイスキ(SUKISUKIDAISUKI)」のタイツ、レギンス、キャップ、ピアス、バレッタ、ヘアゴム、ブローチなどのグッズも販売。すべて「自分が高校生のときに欲しいと思っていたものを作っている。だから高校生でも買える価格設定にしています」と説明。ブランドのネーミングについて、「響きがいいな、と思って。ポジティブなイメージのものを出したくてつけました」。舞城王太郎の小説『好き好き大好き超愛してる』は名付けた後に本を読んでファンになったとのこと。今後は、「もっと柄を増やしてテキスタイルのグッズ展開をしていきたい」と語った。熊本県出身の小川は、2006年に東京造形大学映像科を卒業。学生時代は手描きのコマ撮りアニメを制作していた。2007年よりイラストレーターとして活動を開始し、通常はアクリル絵の具でのペインティングとデジタルの制作が中心。2011年頃からテキスタイルデザインを、2012年から「スキスキダイスキ」名でタイツなどのグッズも作り始めた。
2013年08月09日NHKの人気紀行バラエティ「世界びっくり旅行社」の新“オーナー”に江口洋介が就任。3月27日(火)の新装開店スぺシャルの放送を控えた3月20日(火・祝)、共演のオードリー(若林正恭&春日俊彰)と黒崎めぐみアナウンサーと共に都内スタジオで取材に応じ、司会初挑戦の意気込みを語った。故・児玉清がオーナーを務め、架空の旅行社を舞台にガイドブックに載っていない驚きの海外旅行プランを紹介する番組として人気を博した「世界びっくり旅行社」が江口さんを新オーナーに迎えて復活。新装記念として初回はオーナーの江口さん自らイタリアのシチリア島へ赴いたほか、“新入社員”である春日さんはオーナーの命令を受けドイツへ。実体験を交えて旅の面白さを伝えていく。江口さんは「旅は好きで、仕事としてもこれまでいろんなところに行かせてもらったので、役者とは別にドキュメンタリーならではの楽しさを発表できるときが来たなという気持ちです」と気合い十分。児玉さんの後を受けての司会初挑戦となるが「児玉さんとは違った僕なりのカラーを出せたら。体験しながらその面白さをトークで伝え、『行ってみたい』と思ってもらえたら嬉しい」と語った。春日さんは、江口さんの指令を受けて「世界の面白いホテルを紹介する」というコンセプトで一風変わった宿泊施設を訪問。詳細は明らかにしなかったものの、過酷な体験(?)もあったようで「私の旅と比べると、ただただ江口さんの旅がうらやましいです」とコメント。今回は若林さんが同行しない、初のピンでの海外ロケとなった。海外スタッフとの撮影については「不安はございませんでした」とふり返ったが「唯一、不安だったのが行きも帰りも一人でマネージャーさえも同行しなかったこと。向こうのスタッフに入国審査の前で見送られた」と一人旅の心細さを明かした。これまでの旅の思い出や失敗談の話題になると、江口オーナーは「言えないことが多いです。結構、いろいろありますがNHKだから…」と苦笑い。若林さんは「アメリカからの帰りの飛行機が着陸した瞬間、僕の席だけ酸素マスクが降りてきた。CAの人も『初めて見ました』と言ってました」と貴重な(?)体験を明かした。さらに若林さんは、NHKでのレギュラー番組出演に「『爆笑オンエアバトル』で7連敗した僕らがこんな素晴らしい番組に…」と感慨深げに語り、スタジオは笑いに包まれた。「世界びっくり旅行社~新装開店スペシャル~」はNHKにて3月27日(火)19:30より放送。
2012年03月20日和月伸宏の大人気コミックを佐藤健主演で実写映画化する『るろうに剣心』の新キャストが決まり、吉川晃司、江口洋介、香川照之が主人公・剣心のライバルを演じることが発表された。その他の写真『るろうに剣心』は1994年から5年に渡って週刊少年ジャンプに連載され、コミックの累計発行部数は5000万部を突破、テレビアニメ化もされた大人気作。かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられるも、維新後に殺さずの誓いを立てた伝説の剣客・緋村剣心(佐藤)が様々な人との出会いを通じて、自らの生きる道を見いだして行く姿を描く。佐藤のほかにも、武井咲、蒼井優、青木崇高らが出演し、ドラマ『龍馬伝』を手がけた大友啓史監督が手がける本作。このほど新キャストとして発表された吉川が演じるのは、己の欲望を満たすために金で人斬りを請け負っていた浮浪人斬り・鵜堂刃衛。吉川は「敵味方の分別を忘れただひたすらに斬りまくるは、己に相応しい死に場所を得る為か。そのまとう寂しさに“ゾクッ”とさせられながら演じられる幸せ。奇々怪々です!」とコメント。剣心と対峙する旧幕府軍・新撰組三番隊組長、斉藤一を演じる江口は「今まで経験したことのない大友監督の撮影方法に新たな可能性を感じ、僕自身どう仕上がるのかが今から楽しみでいます。きっと今までにないエンターテイメントをご披露できるのではないかと思います」と意気込みを語り、『龍馬伝』で大友監督作に参加し、本作では新政府にとって代わって自分の帝国を作ろうとする男・武田観柳を演じる香川は「監督からは“新しい悪、ただの悪ではないもの”を目指すと言われて、役作りと同時に、色々な小道具だったり、メイクだったり、髪の毛だったり、衣裳だったり、外見の造作には非常にこだわっています。観柳は自由勝手に生きた人なので、僕も作品の中で自由に振る舞えればいいなと思っています」とコメントを寄せている。三名ともが主演クラスの演技力と存在感、そしてキャリアをもつ名優だけに、佐藤演じる剣心とスクリーンでどのようなかたちで対峙するのか気になるところだ。撮影は現在、関西を中心に行われており、11月に撮了予定、来夏に全国公開される。『るろうに剣心ー明治剣客浪漫譚ー』2012年夏公開
2011年10月04日えっ?!CG合成じゃなかった??AKB48の期待の大型新人といわれ、CMで登場した江口愛美。登場直後から合成とのうわさがネットを中心に飛び交い、結局のところ、やっぱり人気メンバーの合成であったことが判明するなど、なにかと世間を騒がせたが、そのいるはずのない“江口愛美”が、24日、AKB48の西武ドーム公演3Days最終公演に登場し、会場を驚かせた。サプライズ出演した“江口愛美”は、CMソングのイントロが流れ始めるとともに登場し、前田敦子、大島優子らをしたがえてセンターへ。堂々と歌い踊り、CGだったはずなのに…とファンらは騒然となった。実は、サプライズの特殊メイク最終日公演として盛況を極めた公演は、その後演目通り進み、真相は…??となったところで、ようやくMCでネタばらし。説明した高橋みなみによると「実は、皆さんをびっくりさせるためにある方に愛実ちゃんになっていただきました」とのこと。「ある方」とは、グリコ・アイスの実のCMでもその声を担当していた研究生の佐々木優佳里。彼女が特殊メイクを施して登場していたのだそうだ。CG合成すら実存の姿にしてしまう特殊メイク恐るべしっ!思わず美容面からも注目してしまうサプライズだった。元の記事を読む
2011年07月27日映画『洋菓子店コアンドル』が2月11日(金・祝)に公開を迎え、都内劇場にて舞台挨拶が行われ、主演の江口洋介、蒼井優をはじめ、江口のりこ、尾上寛之、戸田恵子、深川栄洋監督が登壇した。ケーキ作りをやめた元天才パティシエと恋人を追って上京したケーキ屋の娘が都内の人気パティスリーで出会い、それぞれが再生していく姿を描いたハートフルな物語が展開する本作。舞台挨拶当日、朝からの雪にもかかわらず多くの観客が劇場に足を運んだ。劇中、苦労したシーンや思い入れのあるシーンは?という問いに江口さんは「ケーキを作るのは結構楽しくて、道具を買って家でも練習しました。そのかいあって、映画の中でも“伝説のパティシエ”に見えているな、と自画自賛してます。実際、ケーキを作るシーンがどんなふうに見えるか気になって仕方ないんです」と笑顔で語った。一方の蒼井さんは「(演じた)なつめは感情の起伏が激しいので、十村(江口さん)や、(江口のりこさんを指しながら)こっちの江口さんの家に押しかけたりするんですが、どちらの家に押しかけるのも午前中の撮影で…。朝6時に鹿児島弁で一気に話すのは難しかったです」と苦笑交じりにふり返った。江口のりこさんも撮影のためにケーキ作りの練習に励んだそうだが「映画を観たら、机をふくシーンばかりだったので…残念です」とポツリ。戸田さんは店のオーナー役とあって「自分の店ということで、かわいく、愛おしかった」と愛情たっぷりの様子。そして、なつめの恋人役を演じた尾上さんは「優ちゃんと喧嘩し、言い合いになるところは鹿児島弁だったから大変でしたが、楽しかったです」と笑顔でふり返った。これに蒼井さんは「(尾上さんが演じた)海の新しい彼女を演じたコは事務所の後輩なんですが、『やっぱり若いコがいいのかぁ』って思いました」と満面の笑みを浮かべて恨み節?これには客席から笑いがわき起こった。そして、バレンタインデー間近ということで登壇陣それぞれにバレンタインの思い出は?という質問がなされたが、6人とも全くと言っていいほど良い思い出はないようで…。代わりに、とばかりこの日は女性陣3人から男性陣にケーキのプレゼントが渡された。蒼井さんからケーキを受け取った江口さんは「嬉しいものですね」とニンマリ。最後に蒼井さんは「小さなお話、小さな世界の物語ですが、注げるだけの愛情は注いだと自負しています!」と静かに、力強く語り、温かい拍手がわき起こった。『洋菓子店コアンドル』は新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開中。■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:江口洋介×蒼井優インタビュー甘い幸福を生み出す職種“パティシエ”を演じてみて自分チョコは低調ぎみ?『洋菓子店コアンドル』バレンタインアンケート発表蒼井優主演!『洋菓子店コアンドル』コースター&プレスセットを5名様にプレゼント洋菓子店オーナーを演じた戸田恵子、プロのパティシエも「働きたい」と太鼓判スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に
2011年02月14日江口洋介と蒼井優。それぞれの世代を代表する2人がついに初共演を果たした。気になる関係はというと、これが何とも説明のしにくい間柄…さてさて、何と言うべきか?かつては“伝説のパティシエ”と呼ばれながらも、ある悲しい過去を背負いケーキ作りをやめた男と恋人を追って鹿児島から上京したケーキ屋の娘。2人は都内の人気洋菓子店で出会うのだが…。甘く、そしてちょっぴりビターな――まさに女の子が大好きなスイーツと同じ味わいを見せる映画『洋菓子店コアンドル』。江口さん、蒼井さんがそれぞれスイーツに対する思いや共演の感想を明かしてくれた。医者に刑事に教師…などなど様々な職業を役柄で経験済みの江口さんだがパティシエは初体験。ドラマ「ランチの女王」(フジテレビ)ではコック姿がお似合いだったが、パティシエとなるとまた違った経験だったようだ。江口:最初はパティシエという職種の具体的なイメージが浮かばなかったんですが、実際にお店に行ったり話をうかがう中で、ある種の職人なんだということが分かりました。デザインから何から新しいものを作っていかないと時代に遅れてしまうし、ヘッドハンティングまである厳しい世界。(自身が演じた十村は)ニューヨークに修行に行ったり、思っていたよりずっとタフな世界でしたね。そういうところから入って十村を演じたら面白いな、と思いました。撮影前にはお菓子ケーキ作りの特訓もあったが、練習を通じて技術的な部分はもちろん、気持ちの部分で感じることも多かったという。江口:料理は嫌いではないのですが、ケーキ作りは初めてで、専門学校で丁寧に教えてもらいました。学校での撮影もありましたが、たくさんの女の子が実習している姿を見て憧れの職業なんだということをより強く感じましたね。十村の“伝説のパティシエ”という設定に関して、少し大げさなのではと思ってたんですが、この世界にはお菓子に対する愛情やセンスでレジェンドになる人が生まれるんだろうな、と感じました。調理器具を貸していただいて家でも練習しましたよ。ショートケーキがきれいにできると達成感があるし、食べてもらって『おいしい』と言われると、またより強い達成感がある。フルーツの置き方ひとつにしても自由で、デコレーションするのも面白い。パティシエの方たちは味はもちろん、色のセンスなどいつも自分で磨いているんでしょうね。とにかく人を幸福にする職種だな、と思いました。一方の蒼井さんが演じたのは、東京で何とか自分の居場所を見つけようともがき、奮闘する臼場なつめ。蒼井さんは彼女のキャラクターを「小学校低学年の男の子がそのまま大人になっちゃったような子」と表現する。蒼井:テンションが高いので、早朝からそのテンションに持っていくのは大変ではあったのですが、とてもまっすぐな女の子だったので、何だかんだいっても楽しみながら演じましたね。そして、本作で蒼井さんの前に立ちはだかったのは…鹿児島弁!蒼井:大変でした…。方言を喋る役はこれまでも割と多くて抵抗はないですし、福岡出身なので鹿児島弁はやりやすいかもと思ったんです。でもいままでやらせていただいた中でもダントツで難しかったです。法則がないので、この言葉のときはここが上がる、とかではなく、その後に続く言葉によって同じ単語でもイントネーションが変わっていくんです。それを覚えるしかないので、毎日苦労しました。劇中で「メロディアスだね」と言われるシーンがあるんですが、本当にメロディのような特殊な言葉でした。ちなみに、蒼井さん自身も現場に手作りのキャロットケーキを差し入れたとか。少し照れくさそうにそのときのエピソードを明かしてくれた。蒼井:チーズケーキとキャロットケーキはよく作るんですが、現場に手作りのお菓子を差し入れるということがすごく恥ずかしくて…(笑)。おいしくできなかったらちょっと嫌だし、友達のお母さんが作ってくれたことにして持って行ったんですが、あるスタッフさんに「優ちゃんが作ったんでしょ?」と言われてこっそり認めたらバレてしまいました(笑)。みなさん、優しいからおいしいと食べてくださったんですが、気を遣わせてしまったな、と反省してます…(苦笑)。では、気になる互いの印象や共演の感想について。まずは江口さんから!江口:(蒼井さんは)イメージ通りでしたね。すごく自然で、素直で素朴というか。なつめというキャラクターも、彼女がやっているから怒っていてもどこか四苦八苦していてすごくかわいい。鹿児島弁には苦労したみたいですが、その方言のニュアンスもとてもかわいかったですね。なつめという役の素朴さ、彼女が食べたときのニコッとした顔は、この映画を物語っていると思います。蒼井さん自身は子供っぽいところと冷静なところが両方あって、共演してて面白かったですよ。すごく練習熱心で、チョコレートで文字を書くシーンでもすごくたくさん書いてました。すごい集中力とあの笑顔とのギャップが彼女の魅力だと思います。一方、蒼井さんから見た江口さんはというと…。蒼井:すごく男らしい方で、ずっと主演を張られていた方だからか、元々なのか、すごく器の大きな方だと思いました。現場に江口さんがいらっしゃると心強いんです。ちょっとやそっとじゃビクともしないという感じで、ドンと立っていてくださって、本当に主演の方だな、と思いました。でもそれだけではなくて、面白い話をしてくださったり、でも、掴みどころのないところもあったり…見ていて飽きない方でした(笑)」。そして、劇中の十村となつめの関係性を2人はこんな言葉で表現してくれた。蒼井:2人の性格は違うけど、ところどころ共通点があるせいか、お互いが互いをほっとけない。世代を超えてそういう関係になっていて、2人の間では男とか女とかではない感じが、すごくいいコンビだなと思いました。江口:(十村は)上京して失恋したなつめと出会い、先輩後輩のような仲でありながら、ちょっと親のような目線もあって…。パティシエとして彼女の腕を磨いてやりたいと思い始める。なつめと出会うことによって、もう一度人生がスタートしていくんですね。恋愛でもないし兄妹でもない――でも、お互いのエネルギーがぶつかり合うっていう、面白い関係です。話を聞いてみると、江口さん、蒼井さん共に甘党!特に江口さんからは意外なほど(?)スイーツについてのエピソードが…。江口:自分でも好きで食べるし、人にあげることも多いです。忙しくて甘いものがほしくなったときは自分で買いに行くこともあります。おいしいと言われるケーキ屋さんはチェックしてますね。好きなのはミルクレープ。層が細かければ細かいほど何とも言えない感じで、切ったときの弾力と口に入ったときの裏切らない感じがいいんですよね(笑)。いまは、バームクーヘンでもロールケーキでも何でもお取り寄せできますが、先日いただいた何でもない谷中の寒天がおいしかった。豆とか求肥とかが、江戸前のスイーツというか庶民的な感じでしたね。和菓子も好きでやっぱり食べると幸福になりますよね。蒼井さんもスイーツを「絶対にプラスにしか働かないもの」といい、その効用を力説!蒼井:元気がないときにちょっとホッとさせてくれたり、少し気分を高めてくれたり。楽しいときは余計食べたくなるし、より楽しい時間をサポートしてくれるものだと思います。ではいま、ハマってるスイーツは?蒼井:かき氷が大好きで、ずっとブームが続いてます(笑)。(photo:Tadayuki Minamoto)<Yosuke Eguchi>Hairmake:Yumi Katsuhiko(THYMON)Stylist:Kouichiro Yamamoto<Yu Aoi>Hairmake:Eri Akamatsu(esper.)Stylist:Mana Yamamoto■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:自分チョコは低調ぎみ?『洋菓子店コアンドル』バレンタインアンケート発表蒼井優主演!『洋菓子店コアンドル』コースター&プレスセットを5名様にプレゼント洋菓子店オーナーを演じた戸田恵子、プロのパティシエも「働きたい」と太鼓判スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に福岡在住の新人アーティストが東京初ライブ、博多華丸「絶対売れるんです!」と太鼓判
2011年02月09日女優の戸田恵子が1月31日(月)、都内で行われた出演作『洋菓子店コアンドル』の特別試写会に登場し、本作に特別協力する辻調グループ校エコール辻東京の講師・大川満氏、プロデュースを手掛けた前田浩子氏と共に舞台挨拶に立った。会場には同校の学生が招待され、大川氏と共同で製作した“大ヒット祈願スイーツ”をお披露目した。伝説のパティシエと呼ばれながら、8年前にスイーツ作りを突如としてやめてしまった十村遼太郎(江口洋介)と恋人を追って鹿児島から東京に出てきた臼場なつめ(蒼井優)。都内で評判の洋菓子店「パティスリー・コアンドル」で出会った2人が、人生を見つめ直す姿を目にも鮮やかなスイーツと共に描く。戸田さんは洋菓子店のオーナーを演じている。「映像がきれいだし、誰もが観終わった後はケーキが食べたくなるはず。撮影中は温度調節をしつつ、みんながケーキを愛した時間だった。いまも特別な愛着があるし、苦労を知ったので心して食べている」と戸田さん。撮影前に同校でケーキ作りを学んだそうだが、「オーナー役だから、お店のそろばん勘定ばかりで、さほど学んだことが活かされなかった」と笑いを誘った。そんな戸田さんに対し、大川氏は「僕も戸田さんのお店で働きたくなりました」とオーナーぶりに太鼓判を押した。この日は主演の江口さんから「撮影中はお世話になりました。学校に伺って、お菓子作りの楽しさを知り、みなさんの真剣な姿に心を打たれました。とにかくパティシエは、人を幸福にする職種だと思います。これからもたくさんの“笑顔”のために、夢を叶えられるように頑張ってください」と心のこもったメッセージが到着。戸田さんはメッセージが読み上げられる間、ポスターの江口さんにマイクを向けて“擬似インタビュー”を披露した。未来のパティシエに向けて、戸田さんは「この道を進むと決めたからには、厳しいこともあると思いますが、へこたれずに頑張ってください。いつかみんなが作ったスイーツをいただけると日が来るのを楽しみにしています」とエールを贈り、「登場人物全員が少しだけ成長できるストーリー。この映画をきっかけに、パティシエになりたいと思う人が増えればうれしい」とアピールしていた。『洋菓子店コアンドル』は2月11日(金)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に福岡在住の新人アーティストが東京初ライブ、博多華丸「絶対売れるんです!」と太鼓判ビター&スイートな感動作『洋菓子店コアンドル』試写会に20組40名様をご招待蒼井優が“とっておき”を紹介するスイーツ本…その名も「蒼井洋菓子店」発売決定!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第10回) スイーツを作るのが似合う俳優は?
2011年01月31日11月29日(月)、大阪市内で来年公開の映画『洋菓子店コアンドル』の記者会見が開催され、主演の江口洋介と蒼井優、深川栄洋監督が出席した。江口さんが、かつて伝説のパティシエと呼ばれた男・十村を、蒼井さんが恋人を追って鹿児島から上京したなつめを演じ、都会の洋菓子店を舞台に、甘くほろ苦いドラマが展開する。互いの印象を尋ねられ、江口さんは「イメージ通りでした。スクリーンやブラウン管で見ていた印象と、会った印象があまり変わらなく、とても自然でした。お芝居していても差がないという感じでした。今回のなつめという役は、ヒステリックな要素があるのですが、彼女が鹿児島弁で喋ると、それがとてもかわいかったんです。彼女のムードが映画全体のムードを作っていて、とてもほんわかした感じでした」と語った。すると蒼井さんも「江口さんと同じで、スクリーンやブラウン管で拝見させていただいている感じと、実際にお会いした印象が全く変わらなかったです」とニッコリ。さらに、現場での江口さんについて「とてもドッシリされていて、現場にいるだけで、共演者・スタッフさんが喜んでいました。現場では江口さんが、私たちのいる集団の後ろで、洩れがないかを見守ってくださるような(笑)、そんな感じでした」と信頼を感じさせるコメント。また、ケーキ作りについて、江口さんは「“伝説のパティシエ”役だったので、手元にしっかりとリアリティがなくてはならないなと思い、専門学校で授業を受けました。そこでは何千人という人が勉強をしていて、(パティシエは)こんなに憧れの職業なんだと思って、意識が変わりました。実際に道具を手にしたら、時間との戦いでとても難しかったです。料理するのは嫌いじゃないんですけど、さすがにケーキは作ったことがなくて…でも意外とハマリ症なので、(家で)ブルーベリーでかわいらしくデコレーションしたりして(笑)、デジカメで撮るっていうのをやってました。映画のためです(笑)!」と楽しい(?)役作りを明かしてくれた。蒼井さんは、ケーキ作りに加えて鹿児島弁という難関があったが、ケーキ作りと鹿児島弁のどちらが難しかったか?という問いに「普段からケーキを作ったりするのが好きなんです。今回習得しなきゃいけない技術…クリームのしぼりやチョコレートで文字を書いたりは、最初は慣れなかったのですが、徐々に体が覚えていくので、途中からは心配はありませんでした。ただ、鹿児島弁は全く独立した方言なので、外国語を覚えるような感覚ですべてゼロから覚えなきゃいけなかったんです。同じ日本語なのでところどころ、(『フラガール』で使った)福島弁だったり、(両親の故郷である)大阪弁だったりと似ているニュアンスがあるのですが、セリフを話しているうちに全部福島弁になってしまうこともありました(笑)。音にとらわれてはいけないと思いながらも、一言一言のセリフに緊張していました。方言の方が大変でしたね」とふり返った。深川監督は2人のキャスティングについて尋ねられると「いままでにない江口さん、蒼井優ちゃん」とそのポイントを挙げ、さらに本作を『女の子版・寅さん』という独特の表現で説明。「彼女(=蒼井さん)が出演している映画を観ていて、違う面があるのではないかと思ったんです。陰と陽なら“陽”の部分を見てみたいなと思いました。竜巻のように風を起こす人がやって来て、そこから、竜巻を起こされた側の大人の顔をしていた人たちが彼女に問題を突き付けられて、動かされ、怒り、泣き、彼女のために集まって、知恵をもって行動する、というような、人に影響を与える人間の作品を作り上げてみたいと思いました。それで、モデルがあるとしたら、『寅さん』なんじゃないかなと思ったんです。最近、恋愛を扱う映画やTVが多いんですよね。男女の中で愛や恋で響き合う作品が多いと思うんですが、“マドンナ”の十村さんは、恋愛線ではなく、職人同士の師弟関係というところで、どのように響き合うか?好きや嫌いではなく、人間と人間同士の影響の仕方で物語を見せていけないものかと思いまして、作ってみました」と熱い思いを語った。色とりどりのおいしそうなケーキに囲まれた『寅さん』の仕上がりやいかに?『洋菓子店コアンドル』は2011年2月11日(金・祝)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:ほぼ全員が鑑賞後「スイーツ食べたくなる」『洋菓子店コアンドル』が女心をガシッ蒼井優江口洋介は「見ていて飽きない」江口洋介、蒼井優来場!『洋菓子店コアンドル』完成披露試写会に25組50名様ご招待江口洋介&蒼井優主演映画の主題歌に福岡の路上から駆け上がった新人歌姫を大抜擢!ケーキにウットリ江口×蒼井共演作『洋菓子店コアンドル』ポスター画像解禁
2010年11月30日映画『洋菓子店コアンドル』の完成披露試写会が11月11日(木)、東京・新宿の明治安田生命ホールで行われ、W主演の江口洋介、蒼井優、深川栄洋監督が出席した。街角の洋菓子店を舞台に、心に傷を抱えた元天才パティシエの十村(江口さん)と鹿児島から上京したケーキ屋の娘・なつめ(蒼井さん)が人生を懸命に生きようとする姿と心の再生を描くオリジナルドラマ。見どころについて江口さんは「宝石のようなケーキが出てくると思えば、それを作っている人間たちの過去やドラマがあって、まさにビターな部分とスウィートな部分があります」と上手い言い回し。すかさず隣の蒼井さんが「さっきも取材を受けていたんですけど、カンペに書いてあった言葉なんです」と吹き出し笑いで暴露。「それを江口洋介さんが言っていると思うと耐えられない」とツボにはまった様子。江口さんは恥ずかしそうに頭を掻いた。また本作で2人は初共演。お互いの印象を江口さんは「イメージ通りナチュラルで素朴。で、また意外な一面があって…」。司会者から意外な面とは?と突っ込んで聞かれると、「お酒を飲む…お酒が好きなんです。これ以上言わない」と含み笑い。一方の蒼井さんは「いままで見たTVや映画、雑誌でイメージする江口さんってすごく男らしかったんですけど、お会いしたらそのまま。器が大きい」と絶賛…と思いきや、「ホントに人の話を聞かない方。例えば監督に質問をして、監督が答えているときに、もうほかの人に話しかけている。そういうことが多々あるんです」とまた暴露。江口さんは「すごい観察されていました。すごい観察力です」とコトの真偽をぼかしかけたが、蒼井さんは「現場で江口さん以外のみんな、気付いていました。ホント、見ていて飽きない」と笑いをこらえきれない様子。仲のいいところ(?)をうかがわせていた。『洋菓子店コアンドル』は2011年2月11日(金・祝)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:江口洋介、蒼井優来場!『洋菓子店コアンドル』完成披露試写会に25組50名様ご招待江口洋介&蒼井優主演映画の主題歌に福岡の路上から駆け上がった新人歌姫を大抜擢!ケーキにウットリ江口×蒼井共演作『洋菓子店コアンドル』ポスター画像解禁蒼井優、江口洋介とのW主演作で鹿児島弁のパティシエ役に挑戦!
2010年11月11日江口洋介と蒼井優の初共演作として話題の映画『洋菓子店コアンドル』の今週末より劇場に貼り出されるポスター画像がシネマカフェ先行で解禁となった。伝説のパティシエの異名をとりながらもある理由から忽然とスイーツの世界の第一線から姿を消した十村(江口さん)と、音信不通の恋人を追って鹿児島から上京してきたケーキ屋の娘・なつめ(蒼井さん)。2人がひょんなことから出会った人気洋菓子店「パティスリー・コアンドル」を舞台に、それぞれの人生模様がキュートに描き出される。今回解禁となったこちらのポスターのデザインは、『トワイライト〜初恋〜』、『オール・アバウト・マイ・マザー』、『ロッタちゃん はじめてのおつかい』など、様々な映画作品のポスターやチラシなどのデザインを手がけてきた大寿美トモエが担当。また、このポスターにある、いちごにラズベリー、ブラックベリーなどが乗せられた、見ているだけで幸せな気分になれそうなケーキは、アグネスホテル東京(神楽坂)のパティスリー「ル・コワンヴェール」の上霜考二パティシエの手によるもので、上霜さんは本作の製菓総合監修として、劇中の「パティスリー・コアンドル」のスイーツ全てを手掛けている。また、辻調理師専門学校グループも本作を全面的にバックアップ。劇中、当然ながら蒼井さんや江口さんもケーキ作りに挑戦しているが、スタッフを現場に送り込み、ケーキ作りのシーンの演技指導なども行っている。さて、お2人の腕前やいかに?物語も気になるところだが、まず、このおいしそうなケーキを見ているだけでも幸せな気分になれそう!『洋菓子店コアンドル』は正月第2弾として新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年正月第2弾、新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:蒼井優、江口洋介とのW主演作で鹿児島弁のパティシエ役に挑戦!
2010年06月08日映画『パーマネント野ばら』(吉田大八監督)の初日舞台あいさつが5月22日(土)、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の菅野美穂、共演の江口洋介、小池栄子らが顔を揃えた。母と娘のなおこ(菅野さん)が営む小さな美容室に集う大人の女性たちが抱える恋とそれにまつわる悲しみを描く物語で、原作は漫画家、西原理恵子の同名作品(新潮社刊)。8年ぶりに映画主演した菅野さんは、江口さん演じる高校教師を恋人に持つ役どころ。「江口さんがもう本当に素敵で、栄子ちゃんと『江口さん、カッコイイよね』って言ってたんです。ね!」と小池さんに語りかけ、小池さんも「言ってたね」とガールズトーク。「そしたら水が落ちてきて、バチが当たったのかな?って」と観客の笑いを誘った。江口さんは「監督から『理想の男でお願いします』って言われ、理想の男って?どういうポジションで演じればいいのかな?と思いながらやっていました」と自信なさげだった。一方、母親役の夏木マリは、菅野さんについて「普段から、なおこになっていて本当に演技が上手で、改めて天才だなと思いました」と大絶賛。菅野さんは「いえいえ、そんなことないです」と喜びと照れが入り混じったような笑顔を見せた。放蕩者のなおこの父親役は宇崎竜童で「人生が真夜中のスナックみたいな、訳のわからない人。監督の指示を聞いて一生懸命やりました」と苦笑い。MCから「でも素敵でしたよね」と褒められると、「本当?あんなダメな男とばかり付き合ったら、みんなダメになっちゃうでしょ」と自分の役にダメ出しし、会場を沸かせていた。『パーマネント野ばら』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:パーマネント野ばら 2010年5月22日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010映画「パーマネント野ばら」製作委員会■関連記事:初恋に別れに遠距離恋愛…忘れられない恋の投稿エピソードを大公開!西原理恵子がモデルデビュー?『パーマネント野ばら』の意外なシーンで…夏木&菅野がさばけた恋愛指南「だめんずとは行くだけ行ってグチャグチャに」菅野美穂×夏木マリトーク付『パーマネント野ばら』女性限定試写会に40組80名様ご招待菅野美穂ら女優陣があの言葉を連発?原作者・西原理恵子「下品ですみません(笑)」
2010年05月22日江口洋介と蒼井優のW主演となる映画『洋菓子店コアンドル』が2011年正月第2弾で公開されることになり、2人がパティシエ役に挑戦することが発表された。江口さん、蒼井さんの初共演作となる本作。江口さんは“伝説のパティシエ”と呼ばれるほどの腕を持ちながらも、8年前に突如としてスイーツ界から姿を消した元パティシエで、いまは製菓学校の講師をしつつ、評論家としてガイドブックを出版する十村遼太郎を演じる。一方の蒼井さんが演じるのは、東京のパティスリーで武者修行中の恋人との結婚を夢見て、彼を追って鹿児島から右も左も分からぬ東京へと出てきた臼場なつめ。2人が出会うのは、十村が常連客として訪れ、ひょんなことからなつめが働くことになった評判の洋菓子店“パティスリー・コアンドル”。なつめは恋人を見つけることができるのか?そして十村がケーキ作りをやめた理由とは?女性たちを魅了する“スイーツ”をスパイスに、人生の挫折と再生がキュートに、そして切なく描き出される。メガホンを握ったのは、『60歳のラブレター』、つい先頃公開された『半分の月がのぼる空』などで若くして、その演出力が高い評価を受ける深川栄洋。江口さんと蒼井さんには、当然のことながらお菓子作りのシーンも!江口さんは「オファーをいただいた当初は、正直、自分じゃないのでは?と思うほど繊細な印象を受けていました。そして監督と細かいディスカッションを重ねていくうちに、十村という伝説のパティシエ像が、少しずつ自分の中に生まれていきました。作品に入る前には何度もケーキ作りを体験し、その奥深さと、その味を維持していくプロフェッショナルたちの真剣さ、厳しさを知りました。試食するため都内の店を何軒も見学したのですが、実に美味しそうにケーキを食べている人たちが大勢いるのを見て、ちょっと驚きながら、そういうことも幸せの一瞬なのでは?と感じたりもしました。物語の主役とも言える、沢山の“宝石のようなケーキたち”が、この作品を盛り上げています。映画を観終わったときに『ちょっと、ケーキ食べに行かない?』と、思わず誰かを誘ってしまいたくなるような、そんな作品に仕上がったのではないかと思います。劇場で、ぜひともそんな幸福感を味わってみてください」とコメントを寄せてくれた。蒼井さんからも「今回は、鹿児島弁とケーキ作りに挑戦しました。ケーキ作りの材料と器具一式を先生にお借りして、家で毎日練習したのですが、鹿児島弁を練習して、クリームの絞りをやって、絞りが上手くいくようになったら、今度は鹿児島弁を忘れてしまって、また練習して…。結構、睡眠時間を削って没頭しました。深川監督はとても優しくて、けど譲らないところは絶対に譲らない人。それは、自分のためではなく全て作品のためで、周りはそんな監督のために頑張っていました。江口さんとは今回初めてご一緒させていただきましたが、これまで会ったことのないタイプの方で、好奇心がわきました。役柄的に反発し合うことも多かったので、一番長いシーンがドア越しだったのも印象的です。最高の現場でした。そこにいた人たち全員の想いがしっかりスクリーンに映っていることが、この映画の魅力だと思います」とのコメントが到着。鹿児島弁、そしてコックコート姿の蒼井さんを想像するだけで期待が膨らむが、蒼井さんのコメントにあった「(十村となつめ)役柄的には反発し合う」、「ドア越しのシーン」というのも気になるところ!ちなみに、本作は昨年の10月にクランクインし、1か月強の撮影を経て、12月の初旬にクランクアップ。深川監督は江口さんと蒼井さんを演出してみて「ジャズのライヴ演奏を楽しむドラマーのような感覚で映画作りをしたという印象があります」と感想を語っている。監督曰く「江口さんは、いままでTVドラマでは見せなかった姿を私たちにみせてくれました。蒼井さんは、同じ時代に映画人として存在出来て良かったと思わせてくれる響きを見せていただきました」とのこと。果たしてどのような仕上がりとなっているのか?2人のほかに、コアンドルの女主人を戸田恵子が、パティシエールを江口のりこが演じることも発表された。ビター&スイートなエンターテイメント『洋菓子店コアンドル』は正月第2弾として新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。
2010年05月08日