2016年7月2日、3日の全国映画動員ランキングは、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(全国354館)が初登場1位になった。その他の画像本作は、『アリス・イン・ワンダーランド』を監督したティム・バートンが製作を担当したファンタジー。ジョニー・デップ、ミア・ワシコウスカ、アン・ハサウェイらが続投し、サシャ・バロン・コーエンがタイム役で出演。懐かしい仲間たちと再会したアリスが体験する時間をさかのぼる不思議な冒険を描く。2位は『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』(全国289館)。3位の『ズートピア』(全国342館)は公開11週目を迎えるもTOP3内にとどまっており大ヒット中だが、配給は7月15日(金)で上映終了を発表している。そのほか初登場5位に『それいけ!アンパンマンおもちゃの星のナンダとルンダ』(全国184館)が入った。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』2位『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』3位『ズートピア』4位『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』5位『それいけ!アンパンマンおもちゃの星のナンダとルンダ』6位『貞子vs伽椰子』7位『64-ロクヨン- 後編』8位『日本で一番悪い奴ら』9位『クリーピー 偽りの隣人』10位『デッドプール』
2016年07月04日『ファインディング・ドリー』の勢いが止まらない。公開3週目を迎えた『…ドリー』は、独立記念日の3連休となる7月1日~4日にかけての金、土、日3日間で4,190万ドル、祝日の月曜を入れた4日間では5,050万ドルを売り上げる見込みだ。その他の画像この週末は、『ターザン:REBORN』と『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』のふたつの超大作が公開されたが、『ドリー』にはかなわなかった。『ターザン』は2位、『BFG』は4位で、3位は、やはりこの週末に公開された『The Purge: Election Day』。『ドリー』の現在までの北米興行成績は3億8,000万ドル。来週には、『トイストーリー3』の4億1,500万ドルを抜いて、ピクサー史上最高の北米興行成績を打ち立てると予測されている。ディズニーの最高記録は、『ライオンキング』の4億2,280万ドル。アニメ映画の北米最高記録は『シュレック2』の4億4,120万ドル。これらをも抜くことになるかどうかが注目される。『ファインディング・ドリー』7月16日(土) 全国ロードショー文:猿渡由紀
2016年07月04日デジタルセル配信中の人気海外ドラマ『スーパーガール』のDVDレンタルが、8月10日(水)から開始される。ヒーローものがあふれる昨今においても本作は特異的だ。主人公が女の子のヒーローというだけでなく、友情や恋愛、OLとしての苦悩など、24歳の女性として等身大の悩みをもつ。日本語吹き替え版を演じる小松未可子もまた、スーパーガールと同年代で、彼女にも負けない能力や美貌も持つ。小松に本作について話を聞いた。その他の写真主人公カーラ・ゾー=エルの従弟は、かのスーパーマン。彼女は超人的能力を隠し続け、ごく普通の生活を送っていた。しかし24歳のときに起こったある出来事をきっかけに、“スーパーガール”になる決心をする。「カーラはどこにでもいるような女性ですし、スーパーガールになったときも特殊能力を駆使して必死に人助けをするのに、その後で自分のニュースをみて喜んだり凹んだりする姿は、ヒーローとしてまだまだここからなんだなと、微笑ましく思います」。マネージャーの「男の子の声やってみない?」という一言で声優業界に飛び込んだという小松。2010年に『HEROMAN』で声優デビューを果たすと、瞬く間に唯一無二の存在になった。「スーパーガールが攻撃を受けると、映像を見ている私も無意識のうちに頭がガーンと動いてダメージを受けているみたいなんです」。声だけでなく演じてみたくならないかと尋ねると、飛ぶポーズをしてみせ、「なかなか筋力が足りないですね!」と、首をかしげておどけてみせた。では、もしスーパーガールのような特殊能力を秘めていたら。「私はヒーローになれないタイプなので、家族の前でしか能力を使わないです。メディアには絶対にさらされないようにしたいです(笑)」。終始笑顔を絶やさない彼女だったが、本作への想いを聞くと一転、声優として真摯に語ってくれた。「ストーリー展開もキャラクター性も変わらないのに、字幕と吹き替え版では、印象がガラリと変わっていると感じることがあると思うんです。吹き替えをする際には、作品として出来上がっているので、私は作品の邪魔をせずに、彩りを添えられる存在でありたいと思っています。字幕版と吹き替え版、それぞれで、発見できることもあると思うので、双方楽しんでもらえることが、個人的には理想です」。熱いまなざしからは、頼もしいほどの自信が感じられた。『SUPERGIRL/スーパーガール』ファースト・シーズン全20話デジタル先行配信中8月10日(水) DVD レンタル開始(Vol.1~10)デジタルレンタル配信開始9月14日(水) コンプリート・ボックス発売発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント取材・文・写真:小杉由布子
2016年07月04日1996年に公開された『インデペンデンス・デイ』の続編『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の特別広告画像が、本日(7月4日=インデペンデンス・デイ)公開になった。宇宙から侵略にやってきた超巨大宇宙船が、東京スカイツリー(R)に迫っている画像で、東京の渋谷駅と新宿駅には国会議事堂、SHIBUYA109、大阪駅には大阪城、あべのハルカス、通天閣のバージョンも掲出されている。その他の写真本作は、宇宙からやってきたエイリアンを相手に人類が戦い、勝利おさめてから20年後を舞台に、さらに規模を拡大し、万全の準備で再び攻めてきたエイリアンと、彼らの技術を活用し、一致団結して戦う人類の攻防を描く超大作。このほど公開された画像で、スカイツリーの上空に浮かんでいる宇宙船は、全体のほんの一部で、実際には大西洋全域とほぼ同じ大きさだ。東京ドームならば4億球場、甲子園であれば5億球場の大きさだが、数字が大きすぎて、球場でたとえる意味が完全にない状態だ。さらに彼らは地球の重力を自在に操る新装備も搭載。人類は前作からは想像もできないほど過酷な戦いを強いられることになりそうだ。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』7月9日(土) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー7月8日(金) 前夜祭上映(一部劇場をのぞく)
2016年07月04日太いまゆげがトレードマークの怒りんぼうの鳥レッドと仲間たちが活躍するアニメーション映画『アングリーバード』の予告編映像が公開になった。レッドたちの大冒険が、コミカルなシーンを交えて描かれる。『アングリーバード』予告編映像『アングリーバード』はフィンランド生まれのモバイルゲームで2009年にリリースされ、世界各地で大ヒットを記録している。映画は、ゲームに登場するキャラクターが登場するアニメーションで、怒りんぼうのレッド、お調子者のチャック、ビビりのボムが、いじわるなピッグたちに盗まれた大切なタマゴを取り返すために冒険を繰り広げる。このほど公開になったのは、坂上忍がレッドの声を演じる日本語版の予告編。盗まれたタマゴを取り戻すため、自分たちが暮らすバードアイランドを飛び出したレッドたち。とは言え、彼らは鳥だが飛ぶことができないため、飛ぶ際には巨大なパチンコを活用。豪快な飛行シーンやアクションだけでなく、思わず笑ってしまうシーンもふんだんに盛り込まれている。『アングリーバード』10月1日(土)全国ロードショー
2016年07月04日前2作から11年後を舞台にした映画『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の予告編と新ビジュアルが公開になった。ブリジットがバージンロードを歩くシーンから始まり、さらに妊娠が発覚する目が離せない展開になっている。公開された予告編レニー・ゼルウィガーが演じるブリジット・ジョーンズは、恋に夢中だがキャリアも大事という崖っぷち大人女子。幸せをつかむために脇目も振らずまい進してきた彼女は、新作ではアラフォーに。彼女が愛した男性のひとりダニエル(ヒュー・グラント)は事故で亡くなり、マーク(コリン・ファース)は別の女性と結婚し、さらには離婚調停中だという。日本版予告は結婚式のシーンから始るが、それはブリジットの妄想だったようで、自分の気持ちを代弁するような音楽に毒づきながら、孤独に夜を過ごす日もあるが、仕事面では、TVリポーターを経て、局の敏腕プロデューサーとなり絶好調。そして訪れた新たな恋の予感と、妊娠という予期せぬ出来事。「全く問題なし。たぶん…」と持ち前のポジティブさで自分の進む道を見つめる彼女は、どのような選択をするのか?ブリジットの前に現れた高スペックのナイスガイ、ジャック役をドラマ『グレイズ・アナトミー』のパトリック・デンプシーが演じるほか、エマ・トンプソンも出演する。『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』10月全国ロードショー
2016年07月01日2012年のディズニーのヒットアニメ『シュガー・ラッシュ』の続編が製作されると発表された。監督はリッチ・ムーアとフィル・ジョンストン。1作目で、ムーアは監督を務め、ジョンストンはジェニファー・リー(『アナと雪の女王』)と共に脚本を執筆している。その他の情報公開中の『ズートピア』も監督したムーアは、『ズートピア』の製作中に、『シュガー・ラッシュ』続編の準備を始めたと明かしている。英語版でラルフの声を務めるジョン・C・ライリーは、『ラルフは僕が心の底から愛するキャラクター。1作目の製作は、それまで味わったことがなかったような素敵な経験になった。またラルフに息吹を吹き込めることを、楽しみにしている』と語った。続編の北米公開予定は2018年3月9日。文:猿渡由紀
2016年07月01日ディズニー/ピクサーの新作映画『ファインディング・ドリー』で、さかなクンが字幕版と日本語版の海洋生物監修を務め、日本語版のマンボウの声を演じている。子どもの頃から魚が大好きで、愛情をもって研究を続けてきたさかなクンは、映画を観て、フィルメイカーたちの魚への深い愛情を感じたようだ。その他の画像前作『ファインディング・ニモ』も大好きだったというさかなクンは「お魚と映画のキャラクターがピタッと合っているんです!」と語る。「カクレクマノミは確かにニモちゃんみたいな性格だろうなぁと思えるんです。映画だと、マーリンさんは心配性で、ニモちゃんは冒険したがりますけど、本当のお魚も小さいときは冒険したがるんです。大きいお魚は危険な目に遭っているから、なかなか釣れないけど、小さいお魚ほど釣られやすい。映画を観るとクリエイターの先生方が、お魚や海洋生物ひとつひとつの動きや姿、泳ぎ方を研究されて、忠実に表現されていることがわかります」ピクサーのスタッフは、映画製作の過程で徹底したリサーチを行うことで知られているが、さかなクンは『…ドリー』のスタッフは海の世界を調べ抜いただけでなく、深い愛情をもって描いているという。「見て、触れて、味わって……色々な感動をお魚からいただいているわけですね。お魚は身をもって色々なことを教えてくれるので“たかがお魚”なんて思ったら失礼ですし、調べれば調べるほど、知れば知るほど、お魚のことが愛おしくなるのです。この映画でも、お魚それぞれにキャラクターがあり、面白さが違うんです。マンボウのユーモラスな感じだったり、カジキちゃんのシュッとした姿や群れで動くところ……動きもリアルで、クリエイターの先生方が長い時間をかけて研究することで、お魚たちへの愛情が大きくなっているのを感じました」さらに、さかなクンは、映画の中で描かれるマーリンとニモの親子像、親に会いたいと願うドリーの姿に感動したようだ。「さかなクンは小さい頃から絵を描くことが好きで、ハイハイするぐらいの頃から夢中になって絵を描いていました。小さい頃はトラックをよく描いていたんですけど、母は清掃局の車庫に連れて行ってくれたし、お魚が好きになってからは、街で一番大きなお魚屋さんに連れて行ってくれました。家庭訪問で学校の先生が母に『魚のことに夢中なので授業に集中させてください』って言った時も、母は『それでは、みんなが同じ子どもになってしまいます。この子は絵が好きで、お魚が好きなのでそれでいいんです』ってノビノビと泳がせてくれました。その結果、さかなクンになったんです! この映画でもドリーは旅に出ますけど、さかなクンも若い頃に自分でお金を貯めて外国に行った時、親は何も言わないで自由にさせてくれた……だから、大人がこの映画を観ると、自分も子どもの頃にあんなことや、こんなことがあったなぁって思えますし、小さい子にはこの映画を観て、もっともっとお魚の世界に興味をもってもらいたいです!」『ファインディング・ドリー』7月16日(土) 全国ロードショー
2016年07月01日ダニエル・クレイグが『Kings』への主演を交渉している。1992年のL.A.暴動を扱う映画で、監督は『裸足の季節』のデニズ・ガムゼ・エルギュヴェン。ハル・ベリーも出演する。その他の情報クレイグが演じる主人公は、L.A.のサウスセントラルに住む。黒人の多いこのエリアで、唯一の白人だ。L.A.暴動が起こった時、彼は仲良くなっていた近所の女性(ベリー)を助け、子供たちを探そうとする。L.A.暴動はロドニー・キング事件に関して、白人警官に無罪判決が出たことをきっかけに、1992年4月29日に勃発した。収まったのは6日後で、53人の死者を出している。L.A.暴動についての映画は、別のところでも進んでいる。脚本家ジョン・リドリー(『それでも夜は明ける』)が書き下ろしたもので、一時はジャスティン・リンが監督をする予定だったが、リンが『スター・トレック BEYOND』の監督を受けたため、リドリーが監督も兼任することになった。プロデューサーはブライアン・グレイザー。この2作品のどちらが先に公開されることになるかは明らかでない。文:猿渡由紀
2016年06月30日9月9日(金)に公開される冒険スペクタクル映画『キング・オブ・エジプト』のポスタービジュアルと、古代エジプトを舞台に、壮大なスケールで繰り広げられるアクションシーン満載の予告映像が到着した。公開された予告映像舞台は神と人間が共存する古代エジプト。暴君と化した砂漠の神・セトの支配によって国民が苦しめられる中、反旗を翻した神々によって、エジプトの王座をかけたバトルが勃発する。その鍵を握るのは、囚われた恋人ザヤを救うために立ち上がった泥棒のベック。彼は、王座に君臨する重要なアイテム“神の眼”を探し出すため、天空の神・ホルスを相棒に壮大な冒険の旅に出る。このほど公開になった予告映像には、ベックとホルスの前に立ちはだかるスフィンクスやピラミッド、神話の神々が次々と登場する。ベックたちは敵の襲撃をかわしながら、巨大なピラミッドの崩壊、ナイル川の消失、スフィンクスが仕掛ける謎、カラクリだらけの神殿、迫り来る夜の闇などのさまざまなミッションをクリアしながら、恋人を救うため“神の眼”を手に入れようと奮闘する。本作は、2D・3D上映のほか、アトラクションさながらの映像体験ができるMX4D、4DX、D-BOXで上映されることが決定。観客がベックたちと一緒になって“古代エジプト”を冒険できるアトラクション・ムービーになっている。『キング・オブ・エジプト』9月9日(金) TOHOシネマズスカラ座ほか全国公開
2016年06月30日8月11日(木・祝)に公開される映画『ペット』と同時上映の『ミニオンズ:アルバイト大作戦』の新たな場面写真が公開になった。ボスのためなら何でもする黄色い不思議な生き物ミニオンズが、今度は最高の“何か”を入手するためお小遣い稼ぎに奔走する。その他の写真ミニオンは、バナナが大好きな謎の生物で、これまでの映画では“最強のボスに仕えること”を目的に、壮大な冒険を繰り広げてきた。このほど到着した場面写真ではミニオンたちが、最高の“何か”のためにダイナマイトで貯金箱を割ろうとするシーンや、“何か”を前に目を輝かせる姿、さらに“ガーデニングサービス”と書かれた荷台を手に入れウキウキしている様子が描かれており、アルバイト大作戦中の彼らの様子を垣間見ることができる。毎回、ボスをサポートしているような、迷惑をかけているような不思議な存在のミニオンたち。場面写真には、芝刈り機の側でキョトンとしているフィルの姿や、ホウキを持って小人の置物を見つめるジェリー、さらにブロワー(送風機)でイタズラする姿も。マイペースすぎる彼らは無事にアルバイトを終えることができるのか? 楽しい騒動を期待させる画像になっている。『ペット』同時上映『ミニオンズ:アルバイト大作戦』8月11日(木・祝)全国ロードショー
2016年06月30日長編アニメーションとして全米歴代No.1のオープニング記録を樹立したディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』を手がけたアンドリュー・スタントン監督、アンガス・マクレーン共同監督が6月29日、都内で行われた来日記者会見に出席。かつて「続編は作らない」と宣言していたスタントン監督は、前作『ファインディング・ニモ』以来、13年ぶりとなる続編の製作に至る心境の変化を語った。その他の写真忘れん坊のドリーが、生き別れになった家族を探しに大冒険を繰り広げる海洋ファンタジー。前作に引き続きメガホンをとるスタントン監督は、「当時は本当に続編のことなんて考えられなかった。今回の経験を通して、今後“never”という言葉は使わないことにしたよ」と思わず照れ笑い。きっかけは2012年、『ファインディング・ニモ』の3D製作に関わったときだといい「改めてドリーの将来が心配になってしまってね。家族と再会もできず、忘れん坊の性格が災いして、いつも周りに謝ってばかりのドリーに、自分のことを好きになってほしいと思ったんだ」と続編製作の経緯を説明した。全米での記録的ヒットについて、マクレーン共同監督は「きっとファンの皆さんが、旧友との再会を待ち望んでいてくれたからだと思う。それほどドリー、それにニモやマーリンは愛される存在なんだ」。前作から1年後という設定になっており、「大冒険を経て、ニモは10歳分くらい成長したからね。実体験を通して得た自信を、今度はドリーに伝えてほしいという気持ちがあった」と語った。会見には日本語版のキャストを務める室井滋(ドリー役)と木梨憲武(マーリン役)、上川隆也(タコのハンク役)、中村アン(ジンベイザメのデスティニー役)が来場。「ドリーは物忘れが激しいし、ハンクは足が7本。デスティニーは視力は弱かったり、皆ハンデを持っていますが、それを個性としてプラスに捉えている。そんな姿を見てほしい」(室井)、「うちの娘がちょうど13歳なので、ぜひ家族と観たいですね。僕らがアフレコをしている間も、ピクサーでは編集作業が行われたそうで、さすがプロ集団」(木梨)とアピールした。『ファインディング・ドリー』7月16日(土) 全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年06月29日世界各国で大ヒットを記録している大作映画『ウォークラフト』が今週末から日本で公開になる。剣と魔法の世界を舞台にした壮大なファンタジー作品で、『月に囚われた男』『ミッション:8ミニッツ』のダンカン・ジョーンズが監督を務めている。これまで複雑に入り組んだドラマを描き、高い評価を得てきたジョーンズ監督はなぜ、この壮大なプロジェクトに参加したのか? 監督とスタッフが語る特別映像が公開になった。『ウォークラフト』/特別映像本作の舞台は、魔法や剣が存在する世界“アゼロス”。故郷が滅びるため巨大なオークたちは、新天地を求めてアゼロスに侵略してくるが、人間たちはアゼロスを守るために魔力を持つガーディアンらの力を借りて応戦する。基になったゲームは世界的に熱狂的なファンを生み出しており、スタッフはプロジェクトを開始した後も、どのエピソードを映画化するか? どの視点から、どのような物語を描くべきか試行錯誤を繰り返した。そこに参加したのがジョーンズ監督だ。彼はもともとゲームの大ファンで、20年に渡ってゲームをプレイし続けてきた経験と知識、フィルムメイカーとしての能力を投じて、プロット作りに加わった。映像でジョーンズ監督が「ひとつの映画として楽しめる作品にしたかった。それを可能にするために、争う両者の視点を重視した」と語る通り、監督が参加したことで、人間とオークの両方の視点で物語が語られることになった。人間から見れば、オークはわが町を襲う侵略者だ。しかし、オークの故郷は滅んでおり、人間の世界で居場所を見つけることができなければ愛する家族や友を失うことになる。両方ともに戦う理由があり、戦わざるをえない両者が対峙する。この設定が『ウォークラフト』のドラマに深みを与えており、特別映像ではスタッフたちが作品の世界観やドラマの魅力についてじっくりと語っている。『ウォークラフト』7月1日(金) TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー
2016年06月29日7月公開の映画『ターザン:REBORN』のLAプレミアが現地時間27日に行われ、主演のアレクサンダー・スカルスガルドらが登場。日本語版でターザンの声を演じる桐谷健太も参加し、会場でスカルスガルドと対面した。その他の写真ターザンはジャングルで動物たちに育てられた人物で、たくましい肉体、驚異的な身体能力、ワイルドなルックス、ジャングルを縦横無尽に駆けるその姿が多くの観客を魅了し続けている。『…REBORN』では、英国貴族で実業家として成功をおさめているターザンが政府の命を受け、妻ジェーンと故郷コンゴに戻るも、侵略者に妻をさらわれたことから、内なる野生を呼び覚まして、ジェーンを救うべく戦う姿を描く。会場にはおよそ3000人のファンがつめかけ、スカルスガルド、マーゴット・ロビー、サミュエル・L・ジャクソン、クリストフ・ヴァルツ、デイヴィッド・イェーツ監督らが登壇。カーペット上で桐谷に会ったスカルスガルドは報道陣に「僕らは“ターザン2”を一緒にやるんだ。スウェーデンのターザン(※スカルスガルドはスウェーデン出身)と日本のターザンが一緒にね!」とコメント。「僕のキャリアで最も長期間かつ最もハードな撮影になった。その一方で、得られるものも最も大きかった。自分がこの世界の一部であれるなんて信じられなかったよ」と語り、桐谷と肩を組み“日米ターザンの共演”をアピールした。プレミア後、桐谷は「本当に華やかだし熱気がすごい。ハリウッドスターのアレクサンダーも気さく。貴重な体験ができて楽しかった。皆さんのイメージや想像を覆す、すべてが新しいターザンになっています。この暑い夏にぴったりの、キンキンに冷えた爽快感満載のスタイリッシュ・アクション大作なので、ぜひ楽しみにしていてほしいです!」と作品をPRした。『ターザン:REBORN』7月30日(土)全国ロードショー
2016年06月29日本年度のアカデミー賞で作品賞、主演女優賞、脚色賞の主要3部門にノミネートされたシアーシャ・ローナン主演作『ブルックリン』の特別映像が公開になった。ジョン・クローリー監督と出演者のジュリー・ウォルターズが作品の背景やテーマについて語った観賞前の予習に最適な映像だ。公開された特別映像本作は、家族のいるアイルランドを離れ、ニューヨークのブルックリンで暮らしはじめたエイリシュが、今までとは違う文化や生活に戸惑いながらも、変わっていく様を描いたヒューマンドラマ。アメリカは夢を抱いてやってきた移民によって成長し、新たな世代を生み出してきた国で、劇中で主人公エイリッシュの暮らす寮の寮母を演じたウォルターズもアイルランド系イギリス人だ。新天地アメリカにやってきた人々を描いた作品はこれまでも数多く存在するが、本作は主人公を若い女性に設定し、その親世代の想いや、劇中で彼女がアメリカから一度、故郷に戻る展開などを入れることで、これまでにないドラマを描き出している。さらに映像で、監督とウォルターズは、移民の数だけ、アメリカを目指す動機があり、孤独があり、問題があるという。映画はひとりの女性が主人公だが、その背後には、制作者たちの移民たちへの敬意や誠実な想いがあるようだ。その一方で、映画は現代にも通ずる心情の変化やドラマを描いており、主人公が新しい環境の中で自分で未来を選択するドラマは、多くの共感を集めそうだ。クローリー監督は別のインタビューで「歴史のレッスンのようにはしたくなかったから、時代背景を決め込んだあとはそこまで気にしないで作ったが、20世紀のアメリカを築いた人々の話であると同時にひとりの少女の成長を観てほしい」と語っている。『ブルックリン』7月1日(金) TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
2016年06月29日ジュリア・ロバーツとオーウェン・ウィルソンが、『Wonder』への出演を交渉している。原作は2012年に出版された同名のベストセラー小説。5年生まで普通の学校に通えなかった少年が、思いがけずしてヒーローになっていくという物語。その他の情報少年は『ルーム』のジェイコブ・トレンブレイが演じる。ロバーツとウィルソンは、少年の両親を演じるらしい。監督はスティーヴン・チョボスキー。北米公開は来年4月の予定。ロバーツの最新作は、ジョディ・フォスター監督、ジョージ・クルーニー共演の『マネーモンスター』。ウィルソンの最新作は、ベン・スティラーが主演と監督を兼任する『ズーランダー2』。最近は、コメディ映画『Bastards』を撮り終えた。共演はJ・K・シモンズ、グレン・クローズ、エド・ヘルムズら。北米公開は来年1月。文:猿渡由紀
2016年06月29日11月に公開になる超大作映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の原作と脚本を手がけたJ.K.ローリングが、映画の公開に先がけて『北アメリカの魔法界』と題した新作をウェブサイト“ポッターモア”で独占公開しているが、このほど第2章“イルヴァーモーニー魔法魔術学校”が公開された。第2章“イルヴァーモーニー魔法魔術学校”『北アメリカの魔法界』は、映画『ファンタスティック・ビースト…』で描かれる世界やドラマの“起源”を描くシリーズで、今年3月に第1章“北アメリカの魔法界の歴史”が公開され、全世界のファンを熱狂させた。このほど公開になった第2章は、17世紀の北アメリカの魔法学校について書かれたもの。この学校が、ひとりの魔女とノーマジ(英国では“マグル”と呼ばれている非魔法族のこと)によって創設され、世界で最も民主主義的な学校になっていく過程や、4つ寮の特徴やシンボル、その組み分け方法、さらにアメリカで杖がどのようにして作られはじめたのかも描かれるそうで、映画をより深く楽しめるエピソードが数多く登場する。本作は、『ハリー・ポッター』シリーズと同じ世界観を共有している物語で、“ハリポタ”といえば主人公たちが通ったホグワーツ魔法魔術学校が物語の舞台になっていたが、“ファンタビ”ではイルヴァーモーニー魔法魔術学校がどのような役割を果たすのか気になるところだ。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』11月23日(水・祝) 全国ロードショー
2016年06月28日アネット・ベニング、ジェイミー・ベル、ヴァネッサ・レッドグローブ、ジュリー・ウォルターズが、『Film Stars Don’t Die in Liverpool』で共演することになった。原作は、英国人俳優ピーター・ターナーのメモワール。物語はオスカー女優グロリア・グラハムの人生の末期に焦点が当てられるようだ。その他の情報グラハムには4度の離婚歴があり、ターナーは彼女の若き愛人だった。1981年、グラハムが末期の乳がんを患っていることを宣告される。その時、グラハムが頼りにしたのがターナーだった。グラハムは57歳で亡くなっている。監督は『ラッキーナンバー7』のポール・マクギガン。製作は『007』シリーズのプロデューサー、バーバラ・ブロッコリ。撮影は今週、リバプールでスタートする。ベニングの次回作は、チェーホフの『かもめ』。共演はシアーシャ・ローナン、エリザベス・モス。ベルの次回作はアクション映画『6 Days』。文:猿渡由紀
2016年06月28日ローランド・エメリッヒ監督の次回作が、SF映画『Moonfall』であることがわかった。ユニバーサル・ピクチャーズが製作配給する。脚本はエメリッヒが、スペンサー・コーエン、長年の執筆パートナーであるハラルド・クローサーらと共同執筆した。物語は、月が軌道から外れた時、地球を救うために立ち上がる人々を描くものらしい。その他の情報エメリッヒの最新作は先週末、北米をはじめ世界各国で公開された『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』。オリジナルの『インデペンデンス・デイ』からちょうど20年を経て公開される続編だ。オリジナルは世界で8億ドルを売り上げ、ウィル・スミスを大スターに成長させている。『~リサージェンス』にはスミスは出演しないが、ジェフ・ゴールドブラム、ビル・プルマンらは再び戻ってくる。ほかに、リアム・ヘムズワース、マイカ・モンローら若手が新しく出演する。文:猿渡由紀
2016年06月27日西田敏行が、8月に公開になる超大作『ジャングル・ブック』の日本語版で、主人公の少年モーグリの友達のクマ・バルーの声を演じることが発表になった。『ジャングル・ブック』/その他の画像本作は、ジャングルで黒ヒョウとオオカミに育てられた人間の少年モーグリが、人間への復讐に燃えるトラに出会い、ジャグルの脅威だといわれたことから、壮大な冒険に出かける様を描いた超大作。日本語版では松本幸四郎、宮沢りえ、伊勢谷友介がキャストを務めることがすでに発表されている。バルーは、ジャングルで自由気ままに暮らす大きなクマで、西田は「バルーはもう、俺ですね。ほとんど。一応掟が厳しいジャングルの中で、色々なレギュレーションがある中でも割と自由に、ゆるーく守っているというかね」と語り「バルーを演じるということは、西田敏行を演じればいいんだ、という楽な気持ちでやりました」とコメント。劇中にはバルーが歌うシーンも登場するため、該当の音声を繰り返し聴いて収録に臨んだそうで「いつも感じていることですが、声優さんって気持ちも大事だけども、技術的なところ、そういったところをきっちりとバランスよくやってらっしゃるんだなと。われわれのような実写的な俳優の立ち位置から言うと、どうしても気持ちを先行させてしまって、伝えようとする言葉の音量が上がったり下がったり難しいんですけれども、いつも冷静に測っているんだなと思うと声優さんの技術はやはり凄いものだなと改めて勉強させていただきました」と振り返った。また、西田は映画について「本当に素晴らしい映画です。モーグリの生き様、ジャングルにおいての彼の生命力あふれる生き様を見て、とっても元気をもらえる、そんな作品になっていると思います」と語っている。『ジャングル・ブック』8月11日(木・祝) ロードショー
2016年06月27日養子として韓国からフランスに渡った自身の体験に基づくデビュー作『冬の小鳥』(2010公開)で高い評価を得たウニー・ルコント監督が来日。最新作『めぐりあう日』の公開を記念し6月24日、都内でトークイベントを開催した。トークイベントその他の写真養子として育った理学療法士の女性エリザが、苦悩しながら自らの出自を見つめ直し、30年ぶりとなる実母との再会に揺れ動く姿を描いた本作。ルコント監督も過去に、実母との再会を果たしており「前作同様、実体験をもとにしているが、自伝的な意図はない。描きたいのは、愛情や怒り、絶望や幻想といった感情の足跡なのです」と語った。映画の原題である『JE VOUS SOUHAITE D’ETRE FOLLEMENT AIMEE』は、アンドレ・ブルトンの「狂気の愛」の一節で、「あなたが狂おしいほどに愛されることを望む」という意味だという。「男女が出会い、愛し合ったからこそ子どもは生まれるもの。子どもには、それと同じくらい大きな愛に出会ってほしいという願いをこめた」(ルコント監督)。トークイベントには長年、特別養子縁組普及に取り組んでいる衆議院議員の野田聖子氏が駆けつけ、「素晴らしい映画。ぜひ、たくさんの人に見てもらい、愛は形ではなく、血縁を超越するものだと知ってもらいたい」とアピールした。野田氏は自身の不妊治療や子育ての経験をメディアで公表しており、「日本では養子縁組に対する偏見もあり、法整備が遅れていた」と指摘。現在は児童福祉法の改正によって、児童相談所での養子縁組に関する相談、斡旋が義務付けられ「出自を問わず、子どもが元気に育つことが国の将来的な安定につながる」と熱弁。ルコント監督も大いにうなずいた。『めぐりあう日』7月30日(土)より 岩波ホールほかにて全国順次ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年06月25日ジーナ・デイヴィスが、インディーズのコメディ映画『Don’t Talk to Irene』に出演することになった。その他の情報主人公アイリーンは、太っていて、友達のいない女子高生。学校を停学になり、老人ホームで地域奉仕を命じられた彼女は、入居者である老人たちを、ダンスのリアリティ番組に出演させようと試みる。アイリーンは密かにチアリーダーにあこがれており、ダンスをするのに完璧な容姿は必要ではないということを証明するのが目的だ。デイビスの役柄はわかっていない。監督はパット・ミルズ。デイビスは『偶然の旅行者』(1988年)でオスカー助演女優賞を受賞。『テルマ&ルイーズ』(1991年)でも、主演女優部門にノミネートされた。その後、『プリティ・リーグ』(1992年)、『ロング・キス・グッドナイト』(1996年)、『スチュアート・リトル』(1999年)などに出演。近年は、テレビやインディーズ映画に出演しており、最近はティム・ロビンスと共演するインディーズ『Marjorie Prime』を撮り終えている。文:猿渡由紀
2016年06月25日8月に公開になるディズニーの超大作映画『ジャングル・ブック』は、すでに公開された国と地域で大ヒットを記録しているが、観終わった観客の多くが、魅力的なキャラクターと巧みな脚本と同じぐらい“圧倒的な映像”を評価している。デジタル技術が進化し、多くの観客が豪華な映像を見慣れているのになぜ、『ジャングル・ブック』の映像は観客を驚かせたのだろうか?その他の画像本作は、黒ヒョウとオオカミに育てられた人間の子モーグリの冒険と成長を描く作品で、物語の舞台はタイトル通り“ジャングル”だ。通常、この種の映画はロケ可能なジャングルを探し出して撮影し、そこにデジタル処理を加えることが多い。しかし、本作は言葉を喋る動物たちと、驚異的な身体能力をもつモーグリが、大自然を縦横無尽に動き回るため、モーグリをスタジオで撮影して、残りすべてをCGで描く壮大な計画が立てられた。ジャングルを描くにあたっては、現実のジャングルをコピーする方がはるかに楽で、安くつく。しかし、彼らは、現実のジャングルをモデルにせずに“まだ誰も観たことがないジャングル”をゼロからデザインすることを決意。ウォルト・ディズニー・スタジオの会長を務めるアラン・ホーンは「別の世界に連れて行ってくれる技術があるのに、本物の景色が映像に制限をつけてしまうのはもったいない。新しい技術を限界まで押し広げて、見たことのない世界を作ってみようじゃないか」と、彼らの挑戦を支援した。スタッフは“プレビズ”という動画コンテを作成して、1カットごとにカメラの位置やキャラクター、木々、風などの動きを検討し、本物のジャングルで撮影した10万枚にも及ぶ写真を参考にしながら手作業で“誰も観たことがないジャングル”を創造した。監督を手がけたジョン・ファヴローは「すべてをイチから作り上げたからこそ、劇中のジャングルの木や葉っぱひとつにも物語に合わせた様々な解釈や、雰囲気を加えることが出来た」と語る。本作に登場する映像は、『アバター』や『ロード・オブ・ザ・リング』の製作時には存在しなかった最新の技術が駆使されている。しかし、本作の映像が観客を驚かせ、ワクワクさせた最大のポイントは、時間と労力とアイデアを極限まで投じて、誰も観たことがない世界を生み出したスタッフの”熱意”にあったようだ。『ジャングル・ブック』8月11日(木・祝) ロードショー
2016年06月24日トム・クルーズ主演最新作『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』が11月11日(金)より全国公開されることが決まり、第1弾予告映像が解禁になった。リー・チャイルド原作の“ジャック・リーチャー”シリーズを映画化した『アウトロー』の続編だ。第1弾予告映像本作の主人公ジャック・リーチャーは、元軍のエリート捜査官で、現在は放浪の旅を続ける“流れ者”。物語はリーチャーが、古巣である軍隊に立ち寄るところからはじまる。現在の指揮官であるターナー少佐を尋ねて軍を訪れたリーチャーは、少佐が何者かにはめられ、スパイ容疑で逮捕されたことを知る。軍で培った能力で少佐を牢獄から救い出したリーチャーは、何かの陰謀が絡んでいる可能性があると、ふたりで真相解明に乗り出す。第1弾予告映像は、ある街に流れ着いたジャック・リーチャーが、自分にとって障害となる人物を次々に倒し、目的を遂行していく様が描かれている。「法が裁かなくても俺が裁く」と言い放つ彼は、正義のためなら法律も守らない孤高のアウトローだ。監督は『ラストサムライ』でトム・クルーズと組んだエドワード・ズウィック。ターナー少佐を『アベンジャーズ』でマリア・ヒル役を演じたコビー・スマルダースが演じるほか、ダニカ・ヤロシュ、ロバート・ネッパーらが出演する。『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』11月11日(金)全国ロードショー!
2016年06月24日『バットマン』や『スーパーマン』をおくりだしてきたDCコミックスの作品に登場する悪役たちがチームを組んで活躍する『スーサイド・スクワッド』のキャラクター画像が公開になった。登場するのは、正義や愛のためには戦わない、思う存分に暴れたいという悪党ばかりだが、最強のメンバーが揃っており、予測不可能なバトルが繰り広げられるようだ。その他の写真映画は死刑や終身刑を宣告された悪役たちが、減刑と引き換えに、自殺に等しい任務を遂行するため“スーサイド・スクワッド(自殺団)”を結成し、極悪なまま、“悪人にしか倒せない敵”に挑む様を描く。このほど公開になった画像に登場するのは4人。『バットマン』シリーズでいくども登場したジョーカーは、多くのファンを集める人気キャラクター。狡猾で容赦なく、凶暴で、混乱と混沌を好む悪党だ。そんな男を愛して追いかけ続けているのが、愛らしいルックスの“ハーレイ・クイン”。精神科医だったが、ジョーカーを好きになりすぎた結果、自分まで悪党になってしまった。かつてはマフィアの殺し屋で冷酷な狙撃手“デッドショット”は、自分以外は信用しない孤高の男だが、娘を溺愛している。日本刀とマチマキのような仮面が印象的な“カタナ”は、悲しい過去を背負っているらしいが、誰にも心を開かないため、なぜ“スーサイド・スクワッド”に参加したのかは明らかになっていない。映画には、他にも自分勝手で凶暴で、愛や思いやりが微塵もない、でも魅力的な悪党が次々に登場。“チーム感ゼロ”のまま、スクリーンで大暴れする。『スーサイド・スクワッド』9月10日(土)全国ロードショー(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT. LLC
2016年06月24日俳優の滝藤賢一が7月1日(金)公開の映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の日本語版で、物語のカギを握る新キャラクター“タイム”の声を演じることが発表になった。その他の画像本作は『アリス・イン・ワンダーランド』のその後を描く作品で、アリスが親友マッドハッターの危機を救うために、再びワンダーランドに戻り、時間をさかのぼる冒険を繰り広げるが、時が正しく流れ、過去が改変されないように見張っている番人が“タイム”だ。「ついにハリウッドデビューか!と嬉しかったです。やっとこの日が来たかって(笑)」と喜ぶ滝藤は「ジョニー・デップやヘレナ・ボナム=カーターと共演している気持ちにさせていただける素敵な現場だったと思います。勘違いしてしまいそうでした(笑)」とコメントした。滝藤は徹底的に準備を重ねて現場に臨むことで知られているが、彼がワンダーランドの番人にして、どこかコミカルな面も持つ“タイム”の声をどう演じるのか気になるところだ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』7月1日(金) 全国ロードショー
2016年06月24日ニューヨークを舞台に“幽霊退治”に挑む女性たちの活躍を描く『ゴーストバスターズ』が8月に公開になる。1984年には同名の作品が全世界的に大ヒットしたが、新作は、過去作を観ていなくても楽しめる映画になっているようだ。ポール・フェイグ監督とキャストのコメントが公開になった。その他の画像1984年の『ゴーストバスターズ』は、幽霊退治業をはじめた男たちの活躍を描いたアクションコメディで、おなじみのロゴマークや主題歌は全世界で流行した。フェイグ監督も10代で“バスターズ”にハマったそうで、キャストのメリッサ・マッカーシーも「子供の時、ゴーストバスターズになりたかったわ。私はゴーストバスターズの真似をしたし、自分はなれると思っていた」と振り返る。しかし、夏に公開される映画はシリーズものでも、続編でもない。フェイグ監督は「僕ら独自のものを作ろうとしている。まだ人々がゴーストを見たことがない世界の話にすることは、僕にとって大切だった。僕らはすべてを最初から観ることができる。つまりオリジンストーリーなんだ」と説明。つまり、予習は不要だ! 完成した脚本は、キャストのケイト・マッキノン曰く「本当に賢くて、良い出来」だそうで、彼女は「この女性たちと共演できるなんて、やらないわけがないわよね。根強く愛されてきた映画だし、同じ映画であればオリジナルと比較されるだろうけれど、でも、新作はオリジナルとは全然違うのよ」と語る。もちろん、主人公がチームを組んで幽霊退治をする設定や、豪快なアクション、コミカルな展開は新作にも引き継がれており、マッカーシーは「オマージュは楽しく、驚きの形で登場する」、フェイグ監督は「あの歌を耳にすることになると言っておこう」とコメント。1984年版のファンがニヤリとできる場面もありそうだ。映画は、8月11日(木・祝)から4日間、先行公開され、19日(金)から公開になる。『ゴーストバスターズ』8月11日(木・祝)~14日(日) 先行公開8月19日(金)公開
2016年06月24日ディズニー/ピクサーの新作映画『ファインディング・ドリー』にウミガメのクラッシュが再登場していることが明らかになり、本編映像の一部が公開になった。『ファインディング・ドリー』/新映像公開『ファインディング・ニモ』では、カクレクマノミの父マーリンが、行方不明になってしまった息子ニモを探して大冒険を繰り広げる姿が描かれたが、新作はニモの親友ドリーが幼い頃にはなればなれになってしまった家族に出会うために、旅立ち、人間の世界を舞台に冒険するドラマが描かれる。公開になったのは、ドリー、マーリン、ニモがクラッシュたちにつかまって、海流に乗り、カリフォルニアを目指す場面。ドリーの親がどこにいるのかはいまだに不明だが、忘れんぼうのドリーはなぜか“カリフォルニアの宝石”というフレーズを思い出したため、オーストラリアのグレートバリアリーフから、カリフォルニアに向けて移動する。大きな甲羅と豪快なキャラクターで知られるクラッシュと子どもたちは、『ニモ』でも人気を集めるキャラクターで、クラッシュと会話ができる東京ディズニーシーのアトラクション“タートル・トーク”には連日、多くの人々が集まり、クラッシュと一緒にヒレをあげて楽しんでいる。本作でもオリジナル版はアンドリュー・スタントン監督が、日本語版では小山力也がクラッシュの声を演じている。『ファインディング・ドリー』7月16日(土) 全国ロードショー
2016年06月23日アリシア・ヴィキャンデルとエヴァ・グリーンが、『Euphoria』で共演することになった。シャーロット・ランプリングも出演する。ヴィキャンデルは主演のほか、プロデューサーも兼任。監督は、ヴィキャンデルとスウェーデン映画で2度組んでいるスウェーデンの女流監督リサ・ラングセット。ラングセットにとっては初めての英語での映画となる。撮影は8月にドイツでスタートの予定。その他の情報ヴィキャンデルは『リリーのすべて』で今年のオスカー主演女優賞に輝いた。次回作はこの夏北米公開予定の『ジェイソン・ボーン』。最近は、ヴィム・ヴェンダースが監督するスリラー『Submergence』を撮り終えている。共演はジェームズ・マカヴォイ。また、リブート版『トゥーム・レイダー』の主役にも決まったところだ。グリーンの次回作は、ティム・バートン監督の『Miss Peregrine’s Home for Peculiar Children』。北米公開は今年9月。ランプリングは『さざなみ』で、今年のオスカーの主演女優賞をヴィキャンデルと争っている。文:猿渡由紀
2016年06月23日スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』のUSプレミアが6月21日(現地時間)にロサンゼルスで行われ、スピルバーグ監督、マーク・ライランス、ルビー・バーンヒル、レベッカ・ホール、ジョン・ウィリアムズらがレッドカーペットを歩いた。『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』日本版予告会場のエル・キャピタン・シアターには上映を心待ちにする1500人の観客と、各国からの取材陣が多数、駆けつけた。映画は、ロンドンから巨人たちが暮らす国にやってきた少女ソフィーと、心優しい巨人BFG(ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)の交流と冒険を描くファンタジー。このほど解禁された日本版予告編映像には、これまで手や足、後姿だけしか明かされていなかったBFGの姿が登場する。スピルバーグ監督は今作に込めたメッセージについて「友達を大事にしなさい。人を見た目で判断するのではなく、中身でちゃんと判断してほしい。そしてちゃんと相手の話を聞くこと。そして、人を肩書きなどで判断しないで、その人の細部を見て、それぞれの良さを見つけることが、どんな友情でも大事なんだ」と語った。BFG役のライランスと、ソフィー役のバーンヒルは、日本の観客に向けて「こんにちは! 日本、大好きだよ。玉三郎、鴈次郎さん、そして歌舞伎役者のみなさん、こんにちは。世界で最も好きな役者さんたちなんだ。三船敏郎さんは、映画俳優で最も好きな役者さん。『生きる』の主人公の渡辺勘治(志村喬)も、素晴らしい俳優さんだよ。僕は日本の俳優さんたちから多くを学んできたんだ」(ライランス)、「日本のみなさん、こんにちは! ぜひこの映画を楽しんで頂き、どんな人とでも友達になれるというメッセージを受け取ってもえれば嬉しいです!」(バーンヒル)とコメントを寄せた。『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』9月17日(土) 全国ロードショー(C)2016 Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
2016年06月23日