お笑いタレントの渡辺直美さんが、2022年11月18日にInstagramを更新。着物姿を披露し、ファンから反響を呼んでいます。着物を題材にする書籍の表紙を飾ったという渡辺さん。「歴史ある着物をたくさん着ることができて嬉しい」としながらも、「袖を通す時に、破れないかが怖くて震えてた」と、撮影中は緊張していたようです。渡辺さんの着物姿はこちら。※写真は複数枚あります。左右にスライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 渡辺直美 Naomi watanabe(@watanabenaomi703)がシェアした投稿 着物姿だけでなく、髪形やメイクからも、和風らしさがかもし出されていますね。ファンから、和風な渡辺さんの姿に大きな反響が上がりました。・めちゃくちゃ雰囲気があって、かっこいいです!・鏡に収まった顔の写真もいいですね!・似合っていて、素敵です!渡辺さんは今回の撮影を踏まえて、「いつか私服もすべて着物にしたい」とコメントしていました。着物を普段着のように着こなすのは、難しいもの。しかし渡辺さんなら、当たり前のように着こなしていく姿が目に浮かびますね![文・構成/grape編集部]
2022年11月20日7ORDERの阿部顕嵐と森田美勇人が、それぞれの公式YouTubeチャンネルによるコラボ企画を行うことが17日、明らかになった。この度、2人だけによる初の展覧会『チャンネル顕嵐ふらーっと森田美勇人展』を、2022年9月30日〜10月17日まで渋谷モディ1Fイベントスペースにて開催することが決定。80〜90年代にタイムスリップした2人が、それぞれの好きな世界を表現し、グランジやポップスが混ざり合う、オリジナリティ溢れる2人らしい空間を撮り下ろしの写真等で創り上げるという。また本企画のオリジナルアイテムの販売や、来場者も参加できる等身大パネルが設置されたフォトブースも設置。期間中オリジナルアイテムを税別5,000円以上購入で、10月17日に開催されるイベントへ抽選で招待するという。入場料は税込800円、営業時間は11:00〜20:00で最終日のみ15:00まで。
2022年09月17日2022年9月5日に、タレントの渡辺直美さんがTikTokを更新。イギリスの北部にあるスコットランドで、ゴルフを教わっている最中のハプニングを投稿しました。ゴルフのスイングを習得しようと、渡辺さんが腕を振ると…。@naomiwatanabe6月のスコットランドの思い出♬ オリジナル楽曲 - NaomiWatanabe腕を振った瞬間、渡辺さんのスカートから異音が発生。まだ渡辺さんが「Oh my God!」しかいっていない段階で、スカートが裂けたことを察した紳士たちは笑ってしまいます!動画は、見た人たちも爆笑の渦に巻き込みました。・もってるねぇ!・面白すぎて無限ループしています。・紳士も爆笑していて、釣られて笑ってしまう。・海外の笑いの神様にも愛されていますね!動画が撮影されたのは、同年の6月のこと。渡辺さんは、ドイツを代表するフォーマル系ファッションブランド『HUGO BOSS』の撮影とイベントに出演するため、スコットランドを訪れていました。テーマがゴルフだったため、人生初のゴルフ体験となったそうです。※写真は複数枚あります。スライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 渡辺直美 Naomi watanabe(@watanabenaomi703)がシェアした投稿 撮影の時の、楽しい様子が写真から伝わってきますね。ただでさえ賑やかな現場で、こんなハプニングが起きては、笑いが止まらなかったことでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年09月09日作曲家・渡辺俊幸が東京フィルを指揮して「渡辺俊幸シンフォニック・ガラ・コンサート~音楽家活動50周年の祝典~」を開く[9月21日(水)東京芸術劇場コンサートホール]。渡辺に聞いた。キャリアのスタートは1972年。大学入学と同時に、伝説のフォーク・グループ赤い鳥にドラマーとして加入した。始めからいきなり音楽界の最前線だったわけだ。しかしまもなく赤い鳥が解散。編曲家として歩き始めた渡辺が出会ったのがさだまさしだった。さだのプロデューサー兼アレンジャーとして順調にキャリアを積んでいくなか、今度は「作曲家・渡辺俊幸」に大きな転機が訪れる。「アメリカで『未知との遭遇』を見て、ジョン・ウィリアムズの音楽に魅了されました。自分の能力をはるかに超えたすごい音楽を書く人がいる。こういう音楽が書きたい!」勉強したい。しかしそれには仕事を中断しなければ。悩んだ末にさだに相談すると、「わかった。俺の分まで勉強してきてくれ」と暖かく送り出してくれた。ボストンのバークリー音楽院に留学する。「ボストン交響楽団の音楽監督だった小澤征爾さんが地元でとても愛されていること、クラシックが人々の身近な存在であることに驚きました。そしてシンフォニーホールで聴くオーケストラの素晴らしさ。ポップスの世界しか知らなかった私にとって、マイクを使わないストリングスの響きは感動的でした。自分のやりたいことはこれだ!生のオーケストラの美しさ。今に至るまでずっとそこにこだわり続けています」つまりまさに今回のようなオーケストラ・サウンドこそが、作曲家・渡辺俊幸の原点なのだ。大事にしているのは、音楽の持つ、ある種宗教的な力だと言葉を強める。「音楽は人々の心を崇高なところに持ち上げて、気持ちを前向きにさせる力を持っています。人間を超えたもの。宗教で言えば神様のような。音楽を書く時には、必ずどこかにそれを込めようとしています」公演には活動50年のエッセンスが詰まっている。大河ドラマ『毛利元就』『利家とまつ』や朝ドラ『おひさま』、アニメ『シンカリオン』『宇宙兄弟』など、惜しげもなく続々と登場する人気作の数々。今年6月に逝去した父・宙明のアニメ・特撮作品の音楽も、壮大な合唱付きで演奏する。ゲストも豪華。まずはもちろんさだまさし。そして平原綾香。代表曲《Jupiter》を、今回書き下ろしの新アレンジで。間違いなく、感動を呼ぶコンサートになるはずだ。(宮本明)
2022年08月05日2022年7月31日、YouTube上で『【生配信】今夜は寝かさないぞSP』と題してリアルタイム配信を行った、タレントの渡辺直美さん。動画の中で、渡辺さんが発言した後の展開に、ファンから笑い声が上がりました。『いいこと』を話した渡辺直美同年9~11月に、各地で開催されるミュージカル『ヘアスプレー』で主演を務める渡辺さん。新型コロナウイルス感染症の予防のため、マスクを着用しながら、本番に向けて稽古に励んでいるといいます。マスクを着用した状態で挑む稽古に苦しさなどを感じつつも、「楽しい」と語り、次のように続けました。何かに挑戦するのがめっちゃ好きなの、私。好きになった部分もある。根暗な部分もある。ビビりな部分もある。でも何かに挑戦した時に、それが失敗しようが、成功しようが、その先、挑戦した先しか見れない景色がある。だからそれを感じたいんだよ。それを絶対感じたいと思っているから。怖いよ、挑戦するのは。怖いんだけど、やってみた先にある景色が見たい。【生配信】今夜は寝かさないぞSPーより引用渡辺さんは、挑戦することに、意義を感じているようです。この時、普段の柔らかい雰囲気ではなく、何かの役になり切ったような口調で語りました。そのため、いつもと違う様子を目にしたファンから、「どうしたの?」といったコメントが来ていたようです。コメントに爆笑した渡辺さんは、口調の変化についてこのように説明しました。初めて見た方は失礼いたしました。いろんな人格が出てきます。なので、みなさん、私に情緒を合わせてついてきてください。テレビで初めて知った方や、ニュースでたまに見る人、いろんな人がいると思う。でもここだけが特別。本当の私はこれ。いろんな私がいるんだよ。【生配信】今夜は寝かさないぞSPーより引用渡辺さんが語った挑戦することの意義と、ファンからのツッコミは反響を呼び、さまざまな反応が上がっています。・めちゃくちゃいい言葉から、コメントの読み上げが面白すぎる!・寝る前に見たのが間違いだと思うほど、お腹を抱えて笑った!・いい話だなと思って聞いていたら、オチに笑ってしまう。話し上手なだけでなく、どのような雰囲気でしゃべるかについても、渡辺さんは長けているといえます。そんな姿も、渡辺さんの魅力ですね![文・構成/grape編集部]
2022年08月02日ミュージカル『東京ラブストーリー』の制作発表が2日に都内で行われ、柿澤勇人、笹本玲奈、夢咲ねね、濱田龍臣、唯月ふうか、熊谷彩春、綺咲愛里、高島礼子、豊田めぐみ(演出)、ピアノ伴奏:ジェイソン・ハウランド(作曲)が登場した。同作は柴門ふみによる漫画の世界初ミュージカル化作。原作はバブル時代の東京を舞台にしているが、ミュージカル版では設定を2018年春から2019年春という設定に置き換え、コロナ禍前、希望をもって東京で暮らすカンチ、リカ、三上、さとみの4人を中心とした恋愛模様を描いていく。2チーム制ダブルキャストにより上演あれ、大人で成熟した恋愛模様を魅せる「空キャスト」には、柿澤勇人、笹本玲奈、廣瀬友祐、夢咲ねねが、フレッシュで向こう見ずな恋物語を描く「海キャスト」には、濱田龍臣、唯月ふうか、増子敦貴、熊谷彩春という世代の異なる魅力あふれるキャストが集結した。カンチ役の柿澤は「『え、どうなっちゃうの』と思ってました。家族や仲間、他の現場の先輩にも『カンチが歌うの?』みたいな話になって、みんな不思議に思っていました」と苦笑する。一方で「数年前に僕は『デスノート』という漫画原作のミュージカルに携わりました。その時も同じような現象があって、どうなっちゃうのという声がたくさんありました。数年経った今、日本では再演を何度も繰り返して、台湾でも成功、韓国では連日ソールドアウトの長期作品にまで成長しています。この東京ラブストーリーも日本で成功し、海外に進出できるような作品にしたいなと思っています」と意気込んだ。空チームの笹本、夢咲も同様に驚いたそうだが、笹本は「4人で読み合わせをした時にもすごく面白くて。前向きになれる作品になっている」と自信を見せる。夢咲は「曲が入ることによって今しかできない東京ラブストーリーが新しく生まれ変わるんだろうな」と期待した。フレッシュな海チームについては、「ミュージカルの経験が浅い」という濱田が緊張していたようで、柿澤が「さっきも『ここまで胃酸が上がってる』と言ってた」と暴露。濱田は「本当に緊張してて、今も頭が真っ白なんですが、令和の時代だからこそ見せられる東京ラブストーリーになってます」と語る。唯月は「ジェイソンさんの楽曲がどれも素敵で、いろいろなジャンルの曲がたくさん詰め込まれている作品」、熊谷は「母親が興奮していて。出演が決まった後に漫画やドラマを見させていただいて、いつの時代も胸に刺さる作品だなと思った」、両チームに出演する綺咲は「まずはドラマを拝見し、一瞬で世界に没頭して大好きな作品となりました」と魅力を表した。また、高島は同作の原作・ドラマについて「デビューして間もない頃で仕事にも恋愛にも思い悩んでいた頃、すごい力をもらった記憶があります。今、ミュージカル版にキャスティングしていただいたのは夢のよう」と喜ぶ。「初ミュージカルではありますけど、とにかく楽しんでがんばっていきたい」と語った。東京公演は池袋・東京建物 Brillia HALLにて11月27日~12月18日、大阪公演は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて12月23日~25日。その後愛知、 広島公演を予定している。
2022年08月02日石丸幹二と柿澤勇人がWキャストで主演を務めるミュージカル『ジキル&ハイド』が、2023年3月に再演されることが決定した。2001年の日本初演から2007年まで4回にわたって主演を担当した初代・鹿賀丈史の跡を継ぎ、2代目の主演を務めた石丸。その後2016年と2018年の再演を経て、唯一無二のジキル/ハイド像を構築し、高い評価を得ている。そんな彼にとっては今回が最後の『ジキル&ハイド』となり、新たに3代目として出演する柿澤とともにWキャストで主演を務める。なお公演に関する詳細は後日発表となる。<公演情報>ミュージカル『ジキル&ハイド』2023年3月上演予定ミュージカル『ジキル&ハイド』公演ビジュアル【スタッフ】音楽:フランク・ワイルドホーン脚本・詞:レスリー・ブリカッス演出:山田和也上演台本・詞:高平哲郎【キャスト】ヘンリー・ジキル / エドワード・ハイド:石丸幹二 柿澤勇人(Wキャスト)公式HP:公式Twitter:
2022年07月27日ストレートプレイやドラマ、映画を舞台に活躍してきた劇団EXILEの小野塚勇人。2021年には『INTERVIEW〜お願い、誰か僕を助けて〜』でミュージカルに初挑戦し、今年は『結 -MUSUBI-』でノンバーバル(セリフがなく身体だけで表現するスタイル)舞台に臨んだりと、表現の幅を広げている印象だ。「今はなんでもやって、自分のキャパシティをどんどん広げる時期」と語る彼は、『INTERVIEW』をきっかけに苦手意識があったミュージカルにも前向きに取り組んでいる。6月17日から始まるミュージカル『シデレウス』で演じるのは、若きドイツの数学者・ケプラーだ。「彼に比べたら小さいですけど……」と苦笑しながら語ってくれた、小野塚勇人の信念とは──。経験豊富な石井一彰、ファンだった石川由依との3人芝居が楽しみ──韓国で生まれたミュージカル『シデレウス』が日本で初めて上演されます。ケプラーを演じる小野塚さんですが、韓国公演の映像をご覧になった印象は?小野塚「歴史上の人物が出てくるので、どちらかというと重苦しいお話なのかな?と思っていましたが、かなり明るい印象を受けました。世界の常識とされている事柄に疑問を抱き、「自分が正しい」という信念を貫く、まっすぐで純粋な人たちの話だなと思いました。──舞台美術も幻想的で、引き込まれそうですね。小野塚宇宙にいるような空間にも見えますし、すごく素敵でした。『シデレウス』の舞台って、手紙のやり取りをセリフや歌で表現しているので、実際に対面してお芝居するシーンがほとんどないんですよね。それでも、別々の空間にいるようには見えない……例えば、地動説を証明するシーンなんかは別々の場所で実験を重ねているんですが、まるで一緒にやっているかのように見えますし。ともすると地味に見えてしまう実験の描写ですが、とてもキレイに、ダイナミックに描かれているなと感じました。──対面してお芝居はしないけれど、舞台上には一緒に立ってセリフを掛け合うというのは難しそうな気もします。小野塚そうですね。正面を向いてお芝居することが増えるので、お客様を飽きさせないように、目線や仕草といった細部にもキャラクターの色を出していけたらいいなと思いました。ただやっぱり僕はミュージカルの経験も少ないし、ストレートプレイで相手と対面して会話することが多かったので、難しそうだなとは思っています。田尾下(哲)さんの演出をしっかり理解して、自分なりの表現ができたらいいなと思っています。──本作は3人芝居構成で4チームの編成となりますが、小野塚さんは“オリオン公演”でガリレオ・ガリレイ役の石井一彰さん、マリア役の石川由依さんとの共演です。小野塚RAMPAGEのRIKUが出ていたので観に行った『天使について〜堕落天使編〜』で、一方的に石井さんを拝見しましたが……それも田尾下さんの演出で、とても素敵な作品だったんです。そのときの石井さんの印象からも、今回のガリレオとケプラーの年齢差や関係性がいい感じで作れるんじゃないかなと思いました。石井さんの胸をお借りして、一緒にいいお芝居を作っていけたらと思います。石川さんは『進撃の巨人』のミカサ役のイメージが強くて……僕はアニメや声優さんが好きなので、完全にファンですね(笑)。普段はアニメを通して聞いている石川さんの声ですが、実際にご本人と一緒にミュージカルの舞台に立つ機会をいただけて、すごく楽しみです。──他のチームの顔ぶれも多彩ですね。小野塚僕と同じくケプラー役を演じる吉田広大さんとは、歌稽古をご一緒したんですが……軽く歌っただけでも「すごく歌が上手な方なんだな」と分かるくらいでしたから。稽古が始まったら(※取材時は稽古前)別のチームの方たちとも一緒になることがあると思うので、みなさんから多くのことを吸収できるんじゃないかなと楽しみです。普段お会いする機会がないミュージカル俳優さんやアーティストさんとご一緒させていただけることは貴重な機会なので、たくさん勉強させていただきたいと思います。僕もこれまでの経験を生かして表現に向き合いたいと思っていますので、みなさんとどんなふうに噛み合うのか楽しみですね。“天才=変わり者”ではなく“天才=自分の信じることにまっすぐ突き進んでいる人”──若きドイツの数学者・ケプラーを演じるにあたり、どこから役をひも解いていけそうですか?小野塚ガリレオとケプラー、それぞれが天才なんですが、「じゃあ、天才に共通しているものってなんだろう?」と考えたんです。それってきっと、純粋さだったり、「知りたい」と思う無邪気な好奇心だと思っていて……子どもが「なんで?」って言うのと一緒なんですよね。大人になると「みんなそれが常識だって言うし」とか「分からないけど、みんなが言ってるからいいんじゃない?」と周りに迎合しがちですが、その中で「いや、それって絶対おかしいですよ」とか「俺は違うと思うから、覆します」と言える人も稀にいる。そういう人たちが天才だと思うんです。現代でもそうですけど、彼らに対する批判は多いですし、ケプラーの時代だとさらに宗教的な背景もあって、自らの信念を貫き通すことが命に関わることだってある。──それでも志を曲げずに突き進むのが、ガリレオとケプラーです。小野塚純粋に真実を求めて「絶対にこっちの方が正しいんだ」と証明しようとする。そこに打ち込むエネルギーが、役を演じるうえでの取っかかりになりそうな気がしています。傍から見たら天才って変わっていると思うんですが、“変わり者”を演じるというよりも“自分の信じることに熱量を注いで、まっすぐ突き進んでいる人”という感じですかね。そこを意識して演じたら、自ずと本作の意図にも結びつくと思います。──小野塚さんご自身の中には、そういったケプラーに通ずるものはありますか?小野塚薄れていってますね(苦笑)。「まあいいか」と思うこともあるし……でも、「これだけは絶対に違うよな」と思うこともあります。例えば「とりあえずやってみましょう」と言われたときに「“とりあえず”ってなんですか?」と思ってしまうし、「なぜそうなるのか、意図があるなら教えていただきたいです」と言うようにしています。ふわっとしたままだと気持ちが動かないので、そのままやったとしても良いものができないと思うんです。だから、そういった場合はかなり戦いますね……って、ケプラーに比べたら全然小さいことですけど(笑)。──“これまでの人生”という視点で振り返って、ケプラーのように周囲からなんと言われようと、ご自身の信念を曲げずになにかを決断してきた経験などはありますか?小野塚信念を曲げないというか、反対されたからこそ挑戦しようと思ったことはあります。まさに、この業界に入るときの話なんですけど……高校で部活をすぐに辞めて、フラフラしていたんです。そのときにEXILEが好きだったので「俺、EXILEになるわ」って言ったら、友達に「なんだそれ?」と反対されて。あのとき「そうか。頑張って行ってこい」とかって送り出されていたら……きっと途中で心が折れていたと思うんですけど、反対されたからこそ、「結果を出さないといけない」っていう思いがどこかにあったんでしょうね。それに、中途半端に部活を辞めてしまったので、それに代わるエネルギーがないとつまらなかった。サッカーから逃げてしまった自分だから、次は辞めずに逃げずに、納得いくまで続けたいと思って……何度も事務所のオーディションに落ちましたが、それでもギリギリでなんとか所属が決まって、今俳優として10年近く続けることができているのも、あのとき反対されたのがきっかけだったと思っています。キャラクターとして生き、音色としてセリフを届けるミュージカル俳優のすごさ”──小野塚さんは以前「これまでミュージカルに対して苦手意識を抱いていた」とおっしゃっていましたが、2021年に『INTERVIEW〜お願い、誰か僕を助けて〜』で初めてミュージカルに出演されましたね。小野塚当たり前にできていたことがコロナ禍でできなくなったときに、「苦手意識を持っているものに、このまま目を背けていくのは嫌だな」と思ったんです。自分が勝手に苦手意識を持っているだけかもしれないし、実際にやってみないと分からないだろうと挑戦したのが『INTERVIEW』でした。出演したことでミュージカルに対する意識は確実に変わりましたし、作品を観に行くようにもなりました。──ミュージカルを観る視点も変わった?小野塚それは多分にあります。「自分がここに立ったらどんな表現をするだろう?」とかって考えている自分に気づいて、「あ、俺今ミュージカルをやる視点で舞台を観ていたな」と思ったり(笑)。『INTERVIEW』でミュージカルに触れたことで、「自分はどういうミュージカルが好きで、どういうミュージカルを苦手としているんだろう?」と考えるようになりました。それって映画を観たり、ストレートプレイの舞台を観に行くときと同じ視点なんですよね。むしろ「なんでミュージカルだけは、こんなに苦手意識を持っていたんだろう?」と不思議なくらい、自分でもよく分からない頑固さがあった。それに気づけたことは大きいです。──たしかに、ミュージカルとひと言で言ってもスタイルはさまざまです。小野塚韓国のミュージカルはストレートプレイに近い描写があるので入りやすいなと思いますし、「これこそがみんながイメージするミュージカル」みたいな舞台も世界観が振りきっていて、凄みを感じます。『レ・ミゼラブル』などはセリフというより歌だけで2時間半のストーリーを展開していくので……とんでもない作品だと思います。ただ歌っているだけだと、2時間半もお客様を釘づけにすることはできない。その難しさというのが今の僕には分かりますから、圧倒されるし、尊敬しかないです。──「ただ歌っているだけ」ではないとは?小野塚歌っているんだけど、歌っているように見えないほど自然と物語の中に溶け込んでいるのが一番の理想だと思うんですけど、それができるってものすごく高度な技術や表現力が必要なんですよね。ミュージカル俳優のみなさんはそれができてしまう……「うわ、めっちゃ歌うまい!」と思うんですけど、それって単に技術として歌が上手というわけじゃなくて、きちんとそのキャラクターとして生きていて、音色としてセリフを届けている。もちろん、表情や立ち居振る舞いも大きな要素ではありますが、歌だけでもキャラクターの心情が十分伝わってくるんです。それがいかに難しいことかは、僕自身もレッスンする中で痛感していますし、本当に繊細で奥深い表現だなと思います。──本作の公演の後に、ミュージカル『DOROTHY〜オズの魔法使い〜』の出演も控えています。ミュージカルの奥深さに向き合う期間になりそうですね。小野塚そうですね。『DOROTHY』のようなファンタジー作品をやったことがなかったので、また新たな挑戦になると思います。『シデレウス』と『DOROTHY』を経て、自分の表現がどのように変わるのか、どんな気持ちになっているのか、僕自身も楽しみです。──映像作品やストレートプレイだけでなく、ミュージカルやノンバーバルにも挑戦され活動の幅を広げている中で、今現在の表現者としての目標は?小野塚すべてをコンプリートできる俳優になりたいと思っています。ミュージカル俳優、2.5次元俳優、映画俳優とかってカテゴライズされがちですが、そういった垣根がない、全部できる俳優になれたら強いんじゃないかと思うんです。自分をどうブランディングしていくかを考えたときに……僕自身、自分がどういった人物なのか、どのカテゴライズにハマるのかって今はまだ分かっていなくて。それだったら、まずは全部やってみたい。そこから向き・不向きが分かってくるんじゃないかと思っています。だから、今は目標というよりは……なんでもやって、自分のキャパシティをどんどん広げる時期なんじゃないかと思っています。僕がいろんなことに挑戦するのを、どこかで誰かが見ているかもしれない。そこから繋がっていくことだってあるかもしれない。僕は元々歌手を目指していましたが、それが今は役者として活動していて……でも、歌をやっていたことがミュージカルに繋がったりもしますから。きっと10年前の自分だったら、今の状況をまったく想像していなかったと思いますが、自分がいろいろと挑戦することでどこかで繋がることもあるかもしれないということを感じています。──『シデレウス』が繋ぐ縁も、この先訪れるかもしれませんね。小野塚そうであったら嬉しいです。『INTERVIEW』は自分と妹の間の、すごく閉ざされた世界で生まれた物語でしたが、『シデレウス』は世界の常識をひっくり返すような壮大な物語になっています。それでも、なにかに打ち込む力だったり、なにかを変えるためのエネルギーは今の時代にも通ずるところがあると思うんです。いろんな手段で個人の表現ができる時代になってきた今、挑戦したいなにかがある人の背中を押すような作品になったらいいなと思っていますし、観てくださる方が前向きになるような、明るく希望に満ちた物語でもあるので、多くの方にご覧になっていただきたいと思います。取材・文:とみたまい撮影:川野結李歌『ミュージカル『シデレウス』公演日時:2022年6月17日(金)~6月30日(木)会場:自由劇場ぴあアプリでは小野塚勇人さんのアプリ限定カットをご覧いただけます。ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=26fd672c-5dd5-477b-b989-76ce8d72f9ff&contentTypeId=2) すると、この記事内に掲載されています。
2022年05月27日《渡辺裕之さん急死なぜ…》《渡辺裕之さん縊死の謎》《渡辺裕之さん急死の謎何が…》渡辺裕之さん(享年66)の逝去が発表された翌日の5月6日、スポーツ紙やタブロイド紙のタイトルは、「謎」「なぜ」といった言葉ばかりだった。きっと誰よりも「なぜ?」という言葉を自分に問いかけ続けているのは、妻・原日出子(62)に違いない。「5月3日、自宅のトレーニングルームで倒れている渡辺さんをご家族が発見したそうです。渡辺さんの所属事務所は死因を『縊死』(首が絞まって命を落とすこと)と発表しました。また原さんの所属事務所は、《あまりの突然の出来事に、弊社・原日出子は呆然自失としており……》といったコメントを出しています」(芸能関係者)2時間ドラマで恋人役を演じたことをきっかけに交際を始めた原と渡辺さん。「’94年に結婚するまで4年の交際期間を要しています。原さんには離婚経験があり、前の夫との間に娘がいたことも理由の1つだったようです。ただ結婚に至ったのも、その長女が渡辺さんのことを『パパと呼びたい』と、言ってくれたことが2人の背中を押したからだそうです」(前出・芸能関係者)結婚後は、どちらかが仕事に出かけるときはハグとキスを欠かすことがなく、芸能界でも有名なおしどり夫婦となっていた。渡辺さんとは30年以上の交流がある元俳優の松下晋司さんはこう語る。「阿佐谷の店(※松下さんが経営するイタリアン『松下雄二屋』)に渡辺さんがよく来てくれました。あるとき『ちょっと高いワインを』と買われたのですが、原さんがワインがお好きで、家族旅行のディナーで飲んだそうです。後でそのときの家族写真を送ってくれて、『原も大喜びしてくれたよ』なんて言っていました。10年ほど前に、自宅のホームパーティに呼ばれたことがありました。あのご夫妻はドラマやCMでも共演しているけれど、自宅でもそのまま仲がよくて。原さんは料理が得意で、プロの私から見てもすごい腕前でしたね」そんな夫妻にも危機が訪れたことがあった。原が44歳のころから更年期障害に苦しむことになったのだ。彼女自身は、地獄のような日々についてこう語っている。《夜中には震えて目が覚め、朝まで眠れないことがたびたび。常に手足が氷のように冷たくなっていました。そんな状態が3年も続き、このまま死ぬんじゃないか、もう女優はできない……。そう思って、ようやく重い腰を上げて婦人科を受診しました》(「美ST ONLINE」’21年8月14日付)彼女に症状を告白されたとき、渡辺さんは家事に不慣れながらも奮起した。《原因がわかってからは僕に何ができるだろう、と。そっと見守りながらも、なるべく悟られないように彼女の負担を減らしていきました。洗い物や掃除、ゴミ出し、あとは子供を送るのも率先してやりましたね》(『Hanada』’18年5月号)渡辺さんのサポートもあり、原は徐々に回復していったという。■渡辺さんは「思うような演技ができない」と苦悩3人の孫にも恵まれ、’19年には無事に銀婚式を迎えた。だが今度は、CMでの「ファイト一発!」の掛け声でもおなじみの、渡辺さんの快活さに陰りが見えるようになる。「ドラマや映画へもコンスタントに出演していたのですが、本人はコロナ禍の影響に悩んでいました。渡辺さんは役を作り込むタイプの俳優でしたから、スケジュールが変更になったり、登場シーンが減ったりすることでペースを乱されてしまったのかもしれません。 『思うような演技ができない』と、苦悩を漏らすようになったのです」(テレビ局関係者)そんな渡辺さんにとって妻の存在は救いだった。彼は’21年5月に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で、こう話している。「(仕事がなくて)本当に落ち込んでいました。そのときは努めて元気にしている妻に影響されて助けられました」渡辺さんは“完璧主義”なだけに、人より悩んでしまったのだろうか。前出の松下さんは、「サイン1枚書くのにも、自分で毛筆を用意して、30分もかけて絵を描くように仕上げるんです。何をするにも“いいかげん”にはできない。私が『そんなに完璧にしなくても、いまの(演技で)最高じゃないですか』などと言っても、絶対に納得しませんでした。趣味のゴルフにしても、3年ほど前に肩を痛めて、スコアも飛距離も伸びなかったそうなので、楽しめなかったのかもしれません」コロナ禍に加えて、66歳という年齢の影響もあったのではないか、と語るのは精神科医の香山リカさん。「一般的に言えば、60代後半は初老期のうつ症状が出やすい年齢でもあります。特に渡辺さんは、明るくタフなイメージを保ち続けていた俳優さんでした。トレーニングルームで発見されたとのことですが、肉体を維持したいという気持ちもあったでしょう。それが70歳へ近づいていくうち、理想とする若々しさと、現実の自分の体力とのギャップを感じ、苦しまれていたのかもしれません」かねてインタビューなどで、「いつか2人だけで行きあたりばったりの旅をしたい」と、語っていた原と渡辺さん。特に原は昨年の夕刊紙のインタビューでも、日本国内や海外への旅の希望を明かしていた。子供たちも手が離れ、コロナ禍も収束した後の旅行は、かつて自分を救ってくれた夫への恩返しの意味もあったのか。だが、その機会は渡辺さんの逝去により、失われてしまった。■「日本いのちの電話」ナビダイヤル:0570-783-556(午前10時~午後10時)フリーダイヤル:0120-783-556(毎日・午後4時~午後9時/毎月10日・午前8時~翌日午前8時)
2022年05月10日渡辺美里が、5月5日(木・祝) 東京・渋谷LINE CUBE SHIBUYAでライブ『渡辺美里スペシャルライブ パイナップルロマンスのその先へ “雨のバカ~” 2022』を開催。伝説のライブとして知られる1989年に行われた西武球場でのライブ『SUPER Flower bed BALL ‘89』の“続き”を披露した。『SUPER Flower bed BALL ‘89』は2DAYSで開催され、2日目のライブ(1989年7月26日開催)が雷と豪雨のため途中で中止となったことで知られる。渡辺美里はライブが続行不可能と判断されたことを知ると、泣きながら「青春のバカヤロー!!雨のバカー!!」と叫び、それでも気持ちが収まらず、アカペラでお客さんと一緒に「My Revolution」を歌ったため、伝説のライブと呼ばれるようになった。本公演はその続きを行おうと企画されたライブで、途中換気休憩を挟む2部構成で行われた。第1部では、当時のライブ映像をバックにヒット曲「すき」を歌唱するなど当時歌うことのできなかったセットリストを披露。自身もMCで「あの日の忘れ物を取りに来ました!」と過去の自分に決着をつけた。第2部では、“その先へ”として1989年以降に発表した楽曲たちをパフォーマンス。途中、13曲のメドレーを含むなど全42曲を熱唱し、最後は最新のオリジナルアルバム『ID』から「It’s All Right」で幕を閉じた。併せて、この日のライブが6月26日にWOWOWにて全曲ノーカットで放送されることが決定。さらに、渡辺は7月に開催されるカバー企画のライブ『うたの木 彼のすきな歌Vol.1』に続き、10月から開催となる全国ツアー『プレミアムツアー Good Time ’22~’23』を発表。ツアーファイナルは2023年2月4日に日本武道館で行われる。<公演情報>『渡辺美里スペシャルライブ パイナップルロマンスのその先へ “雨のバカ~” 2022』2022年5月5日(木・祝) 東京・LINE CUBE SHIBUYA■バンドメンバーギター:佐橋佳幸ベース:有賀啓雄ドラム:松永俊哉キーボード:斉藤有太 / 奥野真哉サックス:山本拓夫<番組情報>『渡辺美里スペシャルライブ パイナップルロマンスのその先へ “雨のバカ~” 2022』2022年6月26日(日) 16:00~放送局:WOWOW番組HP:<ライブ情報>『渡辺美里 Billboard liveうたの木 彼のすきな歌 Vol.1』2022年7月3日(日) ビルボードライブ東京(1日2回公演)1stステージ 開場 15:30 / 開演 16:302ndステージ 開場 18:30 / 開演 19:30問:ビルボードライブ東京 03-3405-11332022年7月10日(日) ビルボードライブ大阪(1日2回公演)1stステージ 開場 15:30 / 開演 16:302ndステージ 開場 18:30 / 開演 19:30問:ビルボードライブ大阪 06-6342-77222022年7月16日(土) ビルボードライブ横浜(1日2回公演)1stステージ 開場 15:30 / 開演 16:302ndステージ 開場 18:30 / 開演 19:30問:ビルボードライブ横浜 0570-05-6565『渡辺美里 Live うたの木 彼のすきな歌 Vol.1』2022年7月23日(土) 福岡Gate’s7(1日2回公演)1stステージ 開場 15:30 / 開演 16:302ndステージ 開場 18:30 / 開演 19:30問:LAND 092-710-6167■バンドメンバー(予定)ピアノ:光田健一ギター:林部直樹パーカッション:ラムジチェロ:遠藤益民(エンドウ マスタミ)渡辺美里 全国ツアー『プレミアムツアー Good Time ’22~’23』【2022年】10月8日(土) 埼玉・戸田市文化会館10月14日(金) 京都・京都劇場10月15日(土) 岡山・岡山市民会館10月23日(日) 山形・やまぎん県民ホール10月30日(日) 神奈川・神奈川県民ホール11月2日(水) 東京・かつしかシンフォニーヒルズ11月5日(土) 長野・ホクト文化ホール11月12日(土) 茨城・結城市民文化センターアクロス11月23日(水) 福岡・福岡市民会館12月3日(土) 北海道・札幌教育文化会館【2023年】1月15日(日) 愛知・愛知県芸術劇場1月29日(日) 大阪・フェスティバルホール2月4日(土) 東京・日本武道館関連リンク渡辺美里 オフィシャル・サイト渡辺美里 Facebook渡辺美里 Twitter渡辺美里 ブログ
2022年05月06日日本の学校では母国語に加えて、英語の読み書きや、発音を学びます。それでも、英語を話せなかったり、聞き取ることができなかったりする日本人は多いといわれています。2021年4月からアメリカに活動拠点を移したお笑いタレントの渡辺直美さんは、Instagramで英語を話せないことへの持論を述べました。英語を話せない渡辺直美の持論2022年3月2日にInstagramを更新した渡辺さん。アメリカに住むファンから、歴史や文化などについて、英語で教えてもらう番組に出演することになったと明かしました。英語を話せないと自覚している渡辺さんは、「できていなくても、恥ずかしがることはない」として、持論を展開しました。言語だけじゃなく、何か物事を始めた人に、今完璧に出来てないことは恥ずかしいことじゃない!その成長過程を一つの娯楽、自分の歴史の1ページとして楽しむのもいいじゃないってな思いと、私は変な英語喋ってでも、世界中のファンと交流したい、自分の声でみんなに思いを伝えたいと思って始めました。出来ないから完璧になるまで…と待つのではなく、出来るところから挑戦するのが好きなんだにょ。watanabenaomi703ーより引用※写真は複数枚あります。スライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 渡辺直美 Naomi watanabe(@watanabenaomi703)がシェアした投稿 渡辺さんは、英語を話せない状態で番組に出演することを、ネガティブにとらえていません。むしろ、「英語をしゃべれないことを、個性にした」と前向きに考えています。渡辺さんの言葉に、感銘を受けた人からのコメントが寄せられました。・やりたいことがあっても、できないつらさに泣いてしまう。でも、この言葉を読んで、できない過程も楽しもうと思えた。・英語を勉強したい人の励みになる…。英語以外でも、何かを始めた時に覚えておきたい。・英語が完璧になってから使いたかったけど、少しずつクリアしていくほうがいいなと思った。多くの人に勇気を与えた、渡辺さんの言葉。英語に限らず、子供の頃にできなかったことが、大人になっても克服できていない人はいるでしょう。また挑戦しても、できなかった…と落ち込むのではなく、渡辺さんのいうように「できることから挑戦していく」心構えを大切にしたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年03月30日お笑い芸人の渡辺直美が出演する、アサヒビール・ハードセルツァーの新ブランド「アサヒFRUITZER(フルーツァー)」新CM「ライトなのがいいね。」編、「ライトな自己紹介。」編が4月5日より、首都圏・関東信越地区で放送される。「ライトなのがいいね。」編は、友達とのエクササイズや仕事場でのインタビュー、公園での休日、買い物などを明るく楽しみながら、同商品を笑顔で味わう渡辺の姿をロサンゼルスで撮影。「ライトな自己紹介。」編では、スマートフォンの画面をイメージさせる縦長の画面の中で、渡辺がラップのリズムにあわせて商品を軽快に紹介している。○■渡辺直美インタビュー――CMを撮影してみての感想とお気に入りのシーンをお聞かせください。撮影は最高に楽しかったです。LAの素敵な天気にめぐまれて、「アサヒFRUITZER(フルーツァー)」は爽やかなお酒なので、 お酒とあった素敵な雰囲気で、みんなでゲラゲラ笑いながら楽しく撮影できました。 どのシーンもお気に入りですが、一番は、滑り台のシーンが怖くて楽しかったです。日本ではなかなかない、急勾配なところから滑るのですが、何度も滑るうちにどんどん楽しくなって、楽しさが爆発しました。――新CMは、「ライトなのがいいね!」をメッセージに自分らしく自然体で過ごす日々を表現しています。 自然体な自分でいるために、普段の生活の中で、どんなことを意識していますか?楽しいことは楽しいって思うようにしてます。昔は自分の感情を口に出すタイプではなかったのですが、楽しいことは楽しいって言ったほうがもっと楽しくなるし、感情を出したほうが、相手ともコミュニケーションがとりやすいと思います。何も言わないであれこれ思うよりは、自分の思いを言った方が、思いを共有できると思うので自分の感情は言うようにしてます。――ご自身の中で「これをライトに(軽やかに)したい」と思うことはありますか?昔より腰が重くなっちゃいました。「いつかやればいいや」っていうのが多いタイプなので、もっと腰を軽やかにして、ジムに行くならジムに行く、日記を書くと決めたら日記を書くとかスケジューリングをしていきたいです。――CMの中で「気の向くまま、やりたいことをやる」という台詞がありましたが、今後やりたいことはありますか?いっぱいあります。去年の目標がアメリカで車の免許を取ることで、それは達成したので、今年は車を買って、車でアメリカのいろんなところを旅してもっとアメリカの文化を学んで、コメディだったり演技だったりに取り入れるというチャレンジをしたいです。 まだ主要都市しか行ったことないので、都市それぞれに歴史や文化があるので学んでいきたいです。 あとはぶちかましたいですね。日本のファンの方々が、応援してくださっているので、ファンの方が「やっぱり自慢の直美ちゃん」って思ってもらえるように、ぶちかましたいと思っています。――これから「ライトに軽やかに」新しくやりたいことをやろうとしている人にメッセージをお願いします!ライトに軽やかにといわれても、私もそうですが「あれやんなきゃ」って自分を追い込んじゃうこともあると思います。でも、今まで十分頑張ってきましたから、今シーズンは自分の心に素直になって、一緒に2022年ぶち上がっていきましょう。
2022年03月30日ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』の公開ゲネプロが20日に東京・東京国際フォーラム ホール Cで行われ、吉田鋼太郎(演出)、柿澤勇人、ウエンツ瑛士、木南晴夏が取材に応じた。同作は1983年のロンドン・ウエストエンドでの初演以来、世界中で愛され、日本でも1991年以来、繰り返し上演されてきたミュージカル。二卵性双生児として生まれた2人の男の子が、1人は裕福な家庭に引き取られ、もう1人は実の母親と貧しさの中で暮らしていく中で、双子と知らずに出会い人生を通して固い友情を育んでゆく。しかし血を分けた実の兄弟が、血が繋がっていると知った瞬間運命が変わってしまう数奇で切ない人間ドラマとなっている。作品には他、鈴木壮麻、内田朝陽、伊礼彼方、一路真輝、堀内敬子らが登場する。吉田は初のミュージカル演出、さらに自身が出演せず演出に徹するのも初めてのことだという。「シェイクスピアの芝居の演出が多くて、それに比べると楽しいと言ってしまうと不謹慎かもしれないですけど、楽しいですね、ミュージカルの演出は」と心境を明かし、「ちゃんとセリフが大事だし俳優同士の感情のやり取りが高じて歌になっていくというスタイルを持ってると思うんですけど、絶対に役者同士がきっちりコミュニケーションしないと歌になっていかないんだなと。もしコミュニケーションがとれたら本当に素晴らしい歌がそこに立ち上がってくるんだと改めて思いまして、今回はそれが大変うまくいってる」と自信を見せた。「自分も出演したくなるのでは?」という問いに、吉田は「初めは出たくなるんではないかと思ってたんですが、ミュージカルにたくさん出ている俳優さんたちはすごい訓練された人々なんですよ。出る幕がないということが途中でわかってきて、とてもじゃないけど出れない、もし出るんであればちゃんと練習をして訓練をして出なきゃいけないんだなと思いました。僕の出番ないですね」と苦笑。一方でウエンツは「鋼太郎さん、絶対出たいだろうなと、僕らは感じてました」と指摘し、柿澤も「稽古場の最終日で順調に行ってすぐ終わるのかなと思ったら、僕の役を鋼太郎さんが普通にやり始めて。『柿澤見てろ、こうやるんだよ』って」と明かす。吉田は「演出家がやって見せると、俳優にプレッシャーがかかるしそれにとらわれちゃうんで、今回しなかったんですけど、最後の最後、ダメ押しで……」と弁解し、柿澤は「セリフ、ほとんど覚えてましたから」、ウエンツは「俺のセリフまで全部入ってる」と次々とツッコミ。吉田は「世が世ならミッキー(柿澤の役)をやりたいです」と認めていた。1幕では3人とも7歳という設定のため、木南は「おほほ。すいません」と笑いつつ「この格好でみんなで普通に大人としてしゃべってるのがすごく恥ずかしい」と胸の内を語る。今回は柿澤、ウエンツ、木南の3人が幼馴染役となるが、柿澤は「蜷川(幸雄)さんの芝居のパリ公演に木南ちゃんと行ってたんですが、(ウエンツが)ロンドンに留学してる時にわざわざわ観に来てくれて、この3人で2〜3日飲んだり一緒に買い物したりしていたんです。もちろんんそのお時はこの話なかったので、キャストを見た時は『え〜、こんなことあるんだね』って。不安がない、楽しみというのが大きいです」と縁があった様子。一方、ロンドン留学の成果について聞かれたウエンツは「稽古場でもみんなにそれをいじられるというか、何かと『イギリス帰りの実力を……』みたいな感じになるので、なるべくそういう質問は避けてほしいというか……」とたじたじだったが、最終的には「イギリスの話ですし、(留学の成果は)出ます。ぜひステージ上で観てください」と胸を張る。吉田は「すばらしいですよ、イギリス感満載だし」と褒めながらも、「割と蜷川さんも『イギリスの俳優って均等の感覚をとって並べないんだよ。シンメ(左右対称)の位置がとれねえんだよな。苦労するよ』とおっしゃってたんですけど、ウエンツくんがまさにそれ」とつっこみ、ウエンツは「確実に俺はイギリス人に近づいてるわけですから」と開き直っていた。そんな吉田について柿澤は「蜷川さんに似てきた」と指摘し、作品については「ミュージカルが大好きなキャストとスタッフが集まった一方で、矛盾するようですけど、ミュージカルの弱点というか『もっとこうなったらいいのに』と思っているところを、初ミュージカル演出の鋼太郎さんが『こうした方がいいんじゃない?』といろんなアプローチのもと稽古を重ねてきました」と振り返る。「ミュージカルが大好きな方にとっても、すごく新鮮な思いで見てもらえると思いますし、ミュージカルを観たことがない方も『こんな舞台があるんだ。こんな命がけの俳優が一生懸命頑張っている世界があるんだ』と、一生忘れることのない作品をお見せできると、自信を持って言えるので、ぜひ劇場でお待ちしています」とアピールした。東京公演は東京国際フォーラム ホール Cにて3月21日〜4月3日、愛知公演は刈谷市総合文化センター アイリス大ホールにて4月9日〜10日、久留米公演は久留米シティプラザ ザ・グランドホールにて4月15日〜17日、大阪公演は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて4月21日〜24日。
2022年03月20日ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』稽古場お披露目会が9日に都内で行われ、吉田鋼太郎(演出)、柿澤勇人、ウエンツ瑛士、木南晴夏、鈴木壮麻、内田朝陽、伊礼彼方、一路真輝、堀内敬子らが登場した。同作は1983年のロンドン・ウエストエンドでの初演以来、世界中で愛され、日本でも1991年以来、繰り返し上演されてきたミュージカル。二卵性双生児として生まれた2人の男の子が、1人は裕福な家庭に引き取られ、もう1人は実の母親と貧しさの中で暮らしていく中で、双子と知らずに出会い人生を通して固い友情を育んでゆく。しかし血を分けた実の兄弟が、血が繋がっていると知った瞬間運命が変わってしまう数奇で切ない人間ドラマとなっている。お披露目会では「My Child我が子」(堀内、一路)、「Easy Termsかりそめの暮らし」(堀内、一路)、「Shoes Upon The Table 1テーブルの上の靴1」(伊礼、堀内、一路ら)、「That Guyあいつに」(柿澤、ウエンツ)、「I’m Not Saying A Word言わない気持ち」(ウエンツ、木南)、「Miss Jonesミス・ジョーンズ」(鈴木、柿澤、木南、内田、堀内ら)の6シーンを披露。演出を手掛ける吉田は「こんなに多く通し稽古をやったのは、役者としても、演出家としても初めてで、まさかこんなに早く通し稽古がやれると思っていませんでした」と稽古の状況を説明する。吉田は「今回は初めてのことばかりで、これまでは全て演出と俳優を兼ねていましたが、今回は演出のみ。またこれまではミュージカルと一線を画す人生を歩んでいましたが、今回は初めてミュージカルの演出をさせていただいております。俳優陣のおかげもあるのですが、ミュージカルの演出をするのは、なんて楽しいんだろうとワクワクしています。初めて尽くしで非常に不安も抱えて挑んだのですが、不安は全部払拭されて、本当に素晴らしい現場に立ち会わせていただいている実感があります」と充実感を表した。柿澤はW主演を務めるウエンツについて「一緒に芝居するととても救われるというか、預けていいんだと感じます。失敗しても、ダメだったとしても、助けてくれるんじゃないかと思わせてくれる。双子役として、舞台上に一緒にいてくれることに本当に感謝しています」と語る。ウエンツは「カッキーは失敗しても助けてくれる存在と言ってくれますが、大体間違えるのは俺」と笑いを誘い、「本当に刺激になる存在、今回は双子役ですが、実際の年齢はカッキーが年下ですが見習うところばかりで、そんなことを感じつつ日々一緒にいます」と信頼を寄せる。そんな2人について吉田は「柿澤は本当にミッキーの様に、ウエンツは本当にエディーの様に舞台の上にいるので、こんなに素晴らしいミッキーとエディーは見たことがないというのが正直な感想です。この調子でやっていただきたいです」と絶賛した。俳優として活躍し、同作の前回公演にも出演していた吉田だが「今回、僕のやる役はないです」「途中までは、みんなが芝居しているのを見ていると、自分も役者なので混ざってやりたいなと思うと思っていましたが、今は全く思わないです」ときっぱり。「本当に俳優陣がすごく、大げさでなく体もお芝居でボロボロで、そんな中、歌も歌わないといけない。俳優陣はとても楽しくやっていただいていると思うので、今はそれに甘えて好き放題やらせてもらっていますが、とてもじゃないけど僕は舞台の上にいたくないです」と苦笑する。演出で意識する点については「今回は、セリフがあって、そのセリフを俳優同士がしっかり掛けあって、お互いに分かりあって生まれてくる感情、そしてその感情が歌になるということをさらに突き進めています」とポイントを説明した。公演は東京国際フォーラム ホール Cにて3月21日〜4月3日。写真:企画制作ホリプロ
2022年03月09日Ground Y(グラウンド ワイ)は、7人組アーティスト「7ORDER」の森田美勇人とコラボレーションした新作アイテムを受注販売。2022年3月18日(金)から24日(木)まで、Ground Y 直営各店舗にて受注を受け付ける。森田美勇人が撮影した写真をグラフィックアートにコラボレーションアイテムには、“Roots”をコンセプトに森田美勇人が自らのフィルムカメラで撮り下ろした写真を落とし込んだグラフィックアートをプリント。鮮やかなアートワークをフィーチャーした、ジャケットやシャツ、パンツ、カットソー等が揃う。ダイナミックなプリントのジャケットや総柄カーディガンゆったりとしたリバーシブルダブルロングコートやビッグスリーブシャツ、ロングドレスには、風景を思わせるグラフィックをダイナミックにプリント。分量感のあるスカートパンツやアシンメトリースカートには印象的な色使いを採用し、アーティスティックな雰囲気に仕上げている。その他、モノトーンでグラフィックを表現した総柄の変形カーディガンやパンツ、メッセージプリントをあしらったリバーシブルマントコート、丸みを帯びた裾のカットが特徴的なロングカットソーなどが登場する。【詳細】Ground Y × Myuto Morita Collection <Roots>受注期間:2022年3月18日(金)~24日(木)※公式オンラインストアでは3月18日(金)10:00~3月24日(木)23:59※商品は6月初旬~中旬頃に受け渡し予定(オンラインで注文の場合は配送)受注受付店舗:Ground Y直営店舗(ギンザ シックス / ラフォーレ原宿 / 渋谷パルコ / 心斎橋パルコ)、公式オンラインストア「ザ ショップ ヨウジヤマモト」アイテム例:・リバーシブルダブルロングコート 145,200円・リバーシブルマントコート 115,500円・変形カーディガン 63,800円・スリムパンツ 61,600円・ビッグスリーブシャツ 49,500円・ロングドレス 66,000円・スカートパンツ 66,000円・アシンメトリースカート 49,500円・グラフィックカットソー2種 各13,200円・ラウンドロングカットソー 29,700円【問い合わせ先】ヨウジヤマモト プレスルームTEL:03-5463-1500
2022年03月06日柿澤勇人とウエンツ瑛士が“双子”に扮するミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』。初日を約1ヵ月後に控える稽古場では、マスク姿のキャスト・スタッフによる気迫のこもった一幕の立ち稽古が行われた。1983年に英ロンドン・ウエストエンドで初演され、ローレンス・オリヴィエ賞を獲得した本作。日本でも1991年以降に繰り返し上演されている。二卵性双生児として生まれたミッキー(柿澤)は実の母親と貧しさの中で暮らし、エドワード(ウエンツ)は裕福な家庭に引き取られた。正反対の環境で育った二人は互いに双子であることを知らないまま幼少期に出会い、厚い友情を育む。成長した両者を待ち受ける運命とは──。カンパニーを率いるのは、ミュージカル初演出の吉田鋼太郎。1991年の日本初演を含め、3度サミー(ミッキーの兄)役として参加していた彼は、当時をヒントにしながらも決して過去にとらわれることなく、この数奇な人間ドラマをより魅力的に立ち上げようとキャストに熱く語りかける。最たる例が、ミッキーとエドワードが出会うシーンに表れていた。野生味あふれる“悪ガキ”に成長した柿澤ミッキーに対して、育ちのよいウエンツエドワードはどこまでも素直で行儀正しい。こう受け止めている二人に、吉田は「エディを一瞥したミッキーは“俺の方が強えぞ”って感じで前に出るの」「エディも意に介さずミッキーに近づいて」と指示。「人見知りしないのがジョンストン家の血だよ」と二人のルーツを改めて認識させる。すると次のターンで柿澤とウエンツは人物造形を磨き上げ、緩急あふれた魅力あるシーンに仕上がった。こうした説得力ある芝居の積み重ねが、引っ越してしまうエドワードを思い浮かべ、喪失感まじりにミッキーが歌うM18〈長い長い日曜日〉に活きる。互いに欠けているものを挙げ、「ミッキーになりたい」「エディになれたら」と憧れる両者の想いを知ると、彼らを待ち受ける二幕ラストが切ない。母親同士の“芝居合戦”も注目だ。夫に捨てられ生活に困窮し、楽な暮らしをしたい一心のミセス・ジョンストン(堀内敬子)と、子宝に恵まれないミセス・ライオンズ(一路真輝)は、M6〈我が子〉でそれぞれの思惑を見せる。堀内は「こんなお屋敷で育てばご飯の心配はいらない」と子どもを手放すことで生まれる可能性をしたたかに歌い、一路は「おもちゃは独り占め」と環境のよさをアピール。煩悩の根底に母性愛を覗かせるのも、結局はエゴなのか。議論したくなった。公演は3月21日(月・祝)~4月3日(日)に、東京・東京国際フォーラム ホールCにて。その後、愛知・福岡・大阪と巡演する。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2022年03月02日お笑いコンビ・NON STYLEの石田明がオリジナル脚本・演出を手掛け、劇団EXILEの小野塚勇人が主演を務めるノンバーバル(セリフなし)のコメディ舞台『結 -MUSUBI-』のゲネプロ公演が3日、東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールで行われた。相撲部屋を題材にした同舞台は、世界共通である“笑い”を中心にストーリーが進行し、アクションやダンスあり、サプライズあり、ド派手な舞台演出あり。海外でも勝負できるコンテンツとして石田が言葉に頼らずに構想した、“しゃべらないけどうるさい”新感覚の舞台となる。伝説の横綱・雅ノ富士が生前に立ちあげた富士見部屋には、二つの「してはいけないこと」がある。それは「私語」と「女性を土俵にあげる」こと。とくに女性を土俵にあげてしまうと、とんでもないことが起きると言われている。その「してはいけないこと」を守りつつ、雅ノ富士の息子、雅ノ花・雅ノ國・雅ノ海・雅ノ龍の4人は稽古に勤しんでいた。そこに彼らが愛してやまない妹・幸恵がフィアンセを連れてくる幸せな物語。だと思っていたところに不穏な空気が流れ始め、彼らの命がけの結びの一番が始まる。主人公の四男・雅ノ花を小野塚勇人が演じ、長男・雅ノ國を株元英彰、次男・雅ノ海を廣野凌大、三男・雅ノ龍を杉江大志、長女・幸恵を中村里帆が担当。また、侍・銀之丞を久保田創、幸恵の彼氏・太郎を守谷日和、兄弟子・雅ノ若を瀬下豊を演じ、石田も侍・国士無双役で出演する。冒頭、配達員に扮した瀬下のパフォーマンスでノンバーバルコメディが幕開け。その後、まわし姿の雅ノ花(小野塚)が登場し、四股を踏む。凛々しい姿を見せるも、コミカルな動きで早速笑いを誘う。そして、雅ノ國(株元)、雅ノ海(廣野)、雅ノ龍(杉江)も登場し、雅ノ花のイタズラで大騒ぎ。雅ノ若(瀬下)が現れると、4人は練習を始めるも、またしても雅ノ花のやんちゃぶりが炸裂していく。その後、妹・幸恵(中村)がフィアンセ・太郎(守谷日和)を連れてくると、4人は太郎いじりで大盛り上がり。その後、物語は思わぬ展開へ。侍・国士無双(石田)、侍・銀之丞(久保田)が現れ、激しい殺陣が繰り広げられ、クライマックスへと向かっていく。言葉を使わずとも、動きと表情でしっかりと物語を表現し、まさに“しゃべらないけどうるさい”舞台に。小野塚らのコミカルな演技を楽しみつつ、ダンスシーンや殺陣のシーンでかっこいい一面も。また、黒子役としても舞台に登場し、笑いを生み出していく石田にも注目してほしい。石田は「小野塚くんは稽古場でも十分引っ張っていってくれて、めちゃくちゃ僕の台本を遊んでくれたんですよ。なのでこの調子で本番で遊んでほしいなと思います。あらゆる世代の方、あらゆる国の方に見てもらえたらなと思います。手放しで楽しめる舞台だと思いますので、皆さんぜひ大笑いしに来てください!」とメッセージ。小野塚も「本番では石田さんのコメディの力を見せていただけるので、そこに自分も乗っかっていけるように頑張りたいなと思います。稽古で1日があっという間に過ぎるくらい濃密な時間を過ごせたので、ノンバーバルコメディがどれだけ楽しいものかということをぜひ見に来ていただいて体感していただければと思います」と呼びかけている。『結 -MUSUBI-』東京公演は、2月4~6日に渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにて上演(全6回)、大阪公演は、2月11~13日にCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて上演(全4回)。
2022年02月04日2022年より双子選手としてJリーグで活躍し、日本代表でもプレーした佐藤勇人氏、佐藤寿人氏が、 ジュニア年代における国内最大規模のサッカー年間リーグ「プレミアリーグ U-11」のアンバサダーに就任したことが発表されました。【関連記事】プレミアリーグ U-11 チャンピオンシップ3 年ぶり開催お二人はアンバサダー就任にあたって以下のコメントを寄せました。佐藤勇人氏、佐藤寿人氏 コメント「子供たちにとって、試合をすることが何よりの喜びであり、成長の源です。そうやって僕たちも小さい頃から試合を経験して成長してきました。プレミアリーグ U-11の3 ピリオド制で全員が試合に出られる仕組みは素晴らしいと共感して、このたび2人でアンバサダーを務めさせていただくことになりました。日本中の子供たちがプレミアリーグU-11 を通じてたくさんの笑顔になって、たくましく成長していくことを願っています」<プレミアリーグU-11とは>「豊かなサッカー文化を日本中に広めること」、「少年サッカーに関わる人を幸せにする環境づくり」をミッションとし、サッカーの育成年代におけるソフト面のソリューションとして発足。2021年までに全国37都道府県に拡大、約600チームが参加、約4,000以上の試合を実施する日本最大の私設リーグ。負けたら終わりのトーナメント方式の公式戦では、いわゆる「上手な子」しか試合に出られない勝利(成績)至上主義が根強い日本のスポーツ文化の現状に対する問題意識からスタートしており、「力の拮抗した相手と、年間を通じてホーム&アウェイを戦う」カテゴリー分けされた育成重視のリーグ戦を編成し、「全員出場」「3ピリオド制」など、他にない独自の競技規則を設け、『補欠ゼロ』への取り組みを行なっています。大会ホームページはこちら>>お問い合わせプレミアリーグU-11実行委員会 事務局担当:佐々木電話:090-4590-5713Email:sasaki@pl11.jp
2021年12月24日「夢のようでまだ全然実感が湧いてないです。本当に現実かなと」こう語ったのは、漫才コンビ『錦鯉』の渡辺隆だ。43歳の渡辺と、50歳の長谷川雅紀からなる錦鯉。12月19日に行われた『M-1グランプリ2021』で優勝し、史上最年長の王者となった。お笑い界では“第7世代”と呼ばれる若手が躍進するなか、中年コンビの錦鯉が見事グランプリを獲得。その快挙に、ネットでは《ネタみて泣き笑いし優勝後にもらい泣きしました》《本当に今までの苦労が報われてよかった!》と祝福の声が後を絶たない。「錦鯉が活動を始めたのは’12年ですが、ともに芸歴はすでに20年を超えています。40歳を超えたころ、長谷川さんは『もう芸人を辞めようか』と考えるように。しかし、渡辺さんが『コンビを組もう』と誘って結成されました。昨年のM-1で初めて決勝に進出。そして、今年ついに優勝を果たしたという遅咲きのコンビです」(スポーツ紙記者)実は今年2月、渡辺の半生が注目されることとなった。キッカケは街頭で声をかけた人の住居を訪問する番組『家、ついて行ってイイですか?(明け方)』(テレビ東京系)。そこに渡辺の父である政夫さんが“たまたま”登場したのだ。番組で「40歳で運送業を始め、1週間に1、2回ほどしか家に帰れない生活を送っていた」と話した政夫さん。そんな日々を送るなか、妻が交通事故に遭い49歳で急死したと明かしていた。「実は渡辺さんのお母さんが亡くなったのは、彼が芸人の養成所に入って2年ほど経ったころなんです。20歳で芸人になると宣言したとき、お母さんは『勘弁してくれ』と大泣きしたといいます。活躍を見せる間もなくお母さんが亡くなったので、相当堪えたでしょうね」(テレビ局関係者)母の死を経たあとも渡辺にとっては“苦難の季節”だった。芸人としての芽が出ず、長らく下積み時代を経験したのだ。今年7月、『Real Sound』にアップされたインタビューで渡辺はコンビニや深夜のコールセンターなど、いくつものアルバイトを経験。そして、野菜市場の仕分けのバイトには今でも籍を置いていると話している。「ですが、錦鯉は昨年のM-1グランプリで4位にランクイン。人気に火がつき、現在はバラエティー番組を中心にテレビでも活躍を果たしています。あまりの忙しさから、渡辺さんは撮影中に『いま何の番組だっけ?』と考えることもあるほどだそうです(笑)。さらに今年11月には錦鯉2人の自叙伝『くすぶり中年の逆襲』も発売。大ブレイクのお陰で、給料も劇的に変化したといいます」(前出・スポーツ紙記者)渡辺の実の姉だというTwitterアカウント「みょん」さんは《ホントにおめでとう、天国の母も喜んでるよぉ!》と投稿している。壮絶な過去を乗り越えての快挙は、家族に多くの幸せをもたらしているーー。
2021年12月21日2021年4月から活動拠点をニューヨークへ移した、お笑いタレントの渡辺直美さん。同年8月21日、自身のYouTubeチャンネルのライブ配信中に語った内容に、反響が相次ぎました。渡辺直美「みんなに伝えたいことがある」動画内で、ニューヨークでのリアルな暮らしを語った渡辺さん。すると「これだけはみんなに伝えたい」とタクシーに乗った時の出来事を話し始めます。タクシーで友人と日本語で話していると、運転手に「君たちはどこの国の言葉で喋っているの」と聞かれたそうです。渡辺さんが「日本語だよ」というと、運転手はこう続けたといいます。「めちゃくちゃ耳なじみというか、すごく気持ちいいし、優しい言葉だね」って。「日本語ってすごいね」って。マジで車に乗って90%くらいの確率でいわれる。NAOMI CLUBーより引用運転手は、日本語を絶賛!そういった場合、後に必ず「まだ日本へ行ったことはないけど、みんな優しくて平和で、俺は日本が大好きだよ」といわれることが多いといいます。そういった経験から、これまで日本からニューヨークへ移住した日本人が築き上げてきた『信頼』を感じたという渡辺さん。最後に視聴者へこう伝えます。だから私も、先輩たちがやってきたことと一緒で、変なことをされたらハッキリ「NO」というけど、日常的には日本人として自信を持って、人に親切にして、日本人としての誇りを持ちたいなって思った。自分たちの下の世代がニューヨークへ行った時に「あの時日本人に助けてもらった」といってもらえるように。みんなが「日本人です」と自信を持っていえるようにしたい。NAOMI CLUBーより引用海外ではアジア人というだけで差別を受けるケースもあり、留学や移住に不安は多いでしょう。そんな人たちへ、ニューヨークへの移住による『気付き』を発信した渡辺さん。メッセージは反響を呼び、心を動かされた人が多くいました。・本当に素敵な話。運転手さんの言葉にグッときました。・海外で「日本人は信頼できる」といって親切にされることが多かった。自分もその信頼を裏切らないように、行動したいと思います。・日本人は優しいと思ってもらえて、とても嬉しい。素敵な話を聞かせてくれてありがとう!親切の輪は広がり、つながっていくもの。先人の努力を無駄にしないためにも、「日本が好き」といってもらえるような行動を心がけたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年08月23日渡辺おさむによるスイーツデコアート展「渡辺おさむ展-お菓子の美術にようこそ-」が、静岡・浜松の平野美術館にて開催。期間は、2021年6月12日(土)から8月15日(日)まで。美術の名品×スイーツデコ“本物そっくり”なクリームやキャンディ、フルーツを用いて、様々なスイーツデコアートを制作する現代美術作家・渡辺おさむ。世界的にも注目を集めている渡辺だが、今回は誰もが見たことのある“美術の名品”とスイーツデコを融合させた、摩訶不思議なアートの世界へと観る者を誘う。浜松銘菓「うなぎパイ」がモチーフに?!注目は、浜松銘菓「うなぎパイ」をモチーフにした新作品だ。国宝に指定されている尾形光琳の「燕子花図」を連想させる作品には、リズミカルに配置された花々の上に「うなぎパイ」を大胆に装飾した。また作品に関連して、「うなぎパイ」にちなんだワークショップも開催。樹脂で「うなぎパイ」をコーティングしたストラップ、バレッタ制作を、事前予約制で参加することができる。(各回人数制限あり。)話題作も一挙に集結そのほかこれまでも話題を集めた、世界の名画にオマージュを捧げた代表作品も一同に集結。生クリームたっぷりのクレープで表現したフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」から、チョコレートでデコレーションされた尾形光琳「紅白梅図屏風」の大型作品まで、ユニークなスイーツデコアートの数々を楽しむことができる。【詳細】「渡辺おさむ展-お菓子の美術にようこそ-」期間:2021年6月12日(土)~8月15日(日)10:00~17:00※入館は16:30まで。場所:平野美術館住所:静岡県浜松市中区元浜町166観覧料:大人800円、中高生300円、小学生200円※20名以上は団体割引2割引※土日に限り小中学生無料※キッズアートプロジェクトしずおかパスポート利用可※障害者手帳の所持者、および介助者1名まで100円引(その他割引併用不可)※1回限り。他の割引との併用不可。■関連イベント「渡辺おさむ先生とうなぎパイのストラップを作ろう!」日時:7月17日(土)、18日(日)10;00~、11:30~、14:00~、15:30~定員:各回7人程度参加費:500円(本展観覧券が必要)申し込み方法:事前予約制。電話にて問い合わせ。受付開始:5月28日(金)10:00~TEL:053-474-0811※やむを得ず、イベントを中止する場合可能性あり。
2021年06月04日2021年3月17日、東京五輪・パラ五輪の開閉会式の企画・演出で統括役を務める、クリエイティブディレクターの佐々木宏氏の発言が週刊誌で報じられました。その内容は、タレントの渡辺直美さんにブタをモチーフにした衣装を着せ、『オリンピッグ(ブタ)』というキャラとして式典に起用するというもの。ネットでこの件が報じられると、批判する声が殺到。「他人の体型を下品なネタにするなんて」「ブタに例えるのは侮辱している」と怒りの声が上がりました。同日、佐々木氏は大会組織委員会を通して「心から反省し、お詫び申し上げる」とコメントしています。『オリンピッグ』問題に渡辺直美がコメント翌18日、所属事務所である吉本興業ホールディングス株式会社のウェブサイトに、渡辺さんがコメントを掲載。議論を呼んでいる『オリンピッグ』の話題について、渡辺さんは冷静に思いを明かしています。「オリンピックの件ですが、去年、会社を通じて内々に開会式への出演依頼をいただいておりましたが、コロナの影響で オリンピックも延期となり、依頼も一度白紙になったと聞いておりました。それ以降は何も知らされておらず、最初に聞いていた演出とは違うこの様な報道を受けて、私自身正直驚いております。表に出る立場の渡辺直美として、体が大きいと言われる事も事実ですし、見た目を揶揄されることも重々理解した上でお仕事をさせていただいております。実際、私自身はこの体型で幸せです。なので今まで通り、太っている事だけにこだわらず『渡辺直美』として表現していきたい所存でございます。しかし、ひとりの人間として思うのは、それぞれの個性や考え方を尊重し、認め合える、楽しく豊かな世界になれる事を心より願っております。私自身まだまだ未熟な部分もありますので、周りの方にご指導いただきながら、これからも皆様に、楽しんでいただけるエンターテイメントを作っていけるよう精進して参りたいと思います。」吉本興業ホールディングス株式会社ーより引用ひと昔前は、人の身体的特徴や生まれ持った性質を『笑いのネタ』にすることが当たり前のように行われてきました。しかし時代は移り変わり、人権意識は日々アップデートされています。2021年の価値観でいうと、体型を他人が笑いのネタにするのは批判されてしかるべき行為といえるでしょう。怒りや不快感をあらわにせず、冷静に人権意識についての考えを述べた渡辺さん。その対応に、多くの人から称賛する声が上がっています。・渡辺さんの対応の、なんと素晴らしいことか。こういうのを『大人の対応』っていうんですね。・ブタに例えるだなんて、世間の認識的には侮辱でしょう。発想が小学生のいじめみたい。・渡辺さんが自ら体型をネタにするのと、他者がいじるのは全然違う。自分の体型を個性と受け入れている人もいれば、コンプレックスを抱えて苦しい思いをしている人もいます。渡辺さんのコメントは、苦しんでいる人の心にも寄り添ってくれたのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2021年03月18日2021年2月28日に『林先生の初耳学!』(TBS系)で、塾講師でタレントの林修さんとお笑いタレントの渡辺直美さんが対談。その内容がネット上で話題となっています。渡辺直美、留学で変わった人生とは林さんと渡辺さんは、バラエティ番組『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系)で共演していました。しかし、同番組は2014年の3月に放送が終了。さらに、渡辺さんが出演していたバラエティ番組『ピカルの定理』(フジテレビ系)も同年に終了しました。当時25歳だった渡辺さんは、同時期に2つの番組が終了し、「あまりにも自分に力がなさすぎて、30歳まで持たないんじゃないか」と不安になり、留学を決意します。マネージャーからは「お前の席はなくなる」と反対されつつも、「何もカードがない状態で消えていくより、戦って消えたほうがいい」と思った渡辺さんは、世界一の表現者が集まるニューヨークへ旅立ちました。渡辺直美、メンタルが弱く耳鳴りで苦しむことも留学前は、自分でも「メンタル超弱かったですよ」というほど、心が強くなかったといいます。収録中に周りが笑わないと、耳鳴りがすることもあったのだとか。ちょっとでもスベったら耳鳴りがすごくなるんですよ。だから例えば収録。こういう大勢の前で「マンキン(本気)でボケました」ってなった時にどんズべりしたら両耳がキーンってなるんですよ。林先生の初耳学!ーより引用「笑ってないという現実を受け入れないように、キーンとさせていたのかも」と、身体の原因は分からなかったものの、笑いが起きないことに大きな不安を抱えていたのでしょう。しかし、留学したことによって、ポジティブになったそうです。そのきっかけとなったのが、ニューヨークで行われたあるダンスレッスンでした。渡辺直美、ダンスレッスンで衝撃を受けるスタジオには30人ほどの生徒がおり、ストレッチ中に「あんたみたいな体型で踊れちゃうってマジでウケる」というような発言をされ、渡辺さんは委縮していたといいます。しかし、レッスンが始まると…。その先生が教えるダンスを1時間でみんなで覚えて最後発表するんですけど、そのダンスを教えるのとまったく全然違うダンスをその人は踊るわけですよ。最後の発表も1人だけまったく違うダンスやって先生に怒られてたんですけど、それでも「え、間違った?しょうがないな」っていう感じで自信満々でいるのを見た時に衝撃を受けて。周りと違う、失敗してると思っても自信をもって「あ、そうなの?ごめんね~」みたいな軽い気持ちって私、今までなかったかもって思って。林先生の初耳学!ーより引用それまでは失敗してはいけないという気持ちが強かった渡辺さん。間違っても動じない生徒の姿を見て衝撃を受けたのです。失敗しても「あ、失敗しました。じゃあ次行きます」という切り替えがすごく大事だということを学んだといいます。そして、渡辺さんのダンス披露の順番が回ってきました。生徒たちからは「え、あの人踊れるの?」というようなクスクスと笑う声が響いたのだとか。その声に気付いた渡辺さんがとった行動は…。そのクスクスですっげぇスイッチ入っちゃって、私はまったく違うダンスを踊っちゃったんですよ!使ってない端から椅子持ってきて、椅子に対してセクシーダンスを踊るみたいな。ビヨンセのスイッチが入っちゃって、わーってやったら全員が「フォー!」ってなって!めっちゃ盛り上がったのを見た時、「やっぱいいんだ」と。その時にやりたいことやってみんなが「フォー!」といえばそれでOKなんだって思って。林先生の初耳学!ーより引用渡辺さんは「自分を変えるためには環境を変えることが大事だと思った」と語ります。ネット上でも、渡辺さんの言葉に大きな反響が上がっていました。・「フォーとなればOK」という言葉が新鮮で響きました。見習いたい。・最高すぎる。かっこいいな、渡辺さん。・世界に誇れる日本人だと思う。本当に尊敬する。日本から外に出たことで、渡辺さんはこれまでよりも強いメンタルを手に入れて、よりいっそう面白いお笑いタレントになったでしょう。周囲から反対されたとしても自分の考えを強く持ち、実行させる行動力を見習いたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月18日吉田鋼太郎と柿澤勇人が出演する舞台「スルース ~探偵~」が、来年1月より東京公演を皮切りに上演されることが決定した。イギリスの劇作家アントニー・シェーファーの最高傑作「探偵 スルース」。1970年に英国で発表され、ブロードウェイ版はトニー賞を受賞、1972年にはローレンス・オリヴィエ&マイケル・ケイン主演で映画化され話題に。また2007年には、ノーベル賞作家のハロルド・ピンターが脚本を手掛け、ケネス・ブラナーが監督、マイケル・ケイン&ジュード・ロウという超豪華メンバーで『スルース』として再び映画化もされた。日本でも数々の名優たちによって舞台化されてきたこの傑作ミステリーが2021年、吉田さんの演出で新たに生まれ変わる。著名な作家ワイク役には、蜷川幸雄からバトンを受けた彩の国シェイクスピア・シリーズでも演出家として、芸術監督として手腕を振るう吉田さん。「フランケンシュタイン」「デスノート The Musical」などミュージカルで活躍する柿澤さんが、ワイクの妻の浮気相手ティンドルに扮する。吉田さんは「二人芝居です。柿澤勇人と。6月に幕を開ける筈だった芝居が中止になり、約1年振りの舞台です。1年振りにやる芝居が二人芝居。初めての。で、相手が、やはり幾つかの舞台が中止になり鬱憤を溜めに溜めた狂犬柿澤勇人。不安と緊張が弥が上にも募ります。言い換えれば、武者震いが止まらない、という事です」と心境を明かし、「初めての二人芝居に震え慄く老俳優と、しつこいようですが狂犬柿澤勇人。ご期待ください」と呼びかけている。また、「デスノート The Musical」「アテネのタイモン」や、ドラマ「太陽は動かない」での吉田さんとの共演をふり返りつつ柿澤さんは、「鋼太郎さんは、早くまたお前と芝居がしたい、と常に言ってくれましたが、この『スルース』の上演が決まり、嘘では無かったんだなあと思い、本当に嬉しくとても楽しみです」と言い、「鋼太郎さん曰く、『お前は俺の若いころにそっくり』とのことで、僕は自覚がありませんが、皆さまの目でお確かめ頂けたら幸いです」とコメントしている。ストーリー著名な推理小説家アンドリュー・ワイク(吉田鋼太郎)は、妻の浮気相手であるマイロ・ティンドル(柿澤勇人)を自身の邸宅に呼び出す。不倫ヘの追及を受けるものだと思っていたティンドルに対し、ワイクは意外にも「妻の浪費家ぶりには困っている」、「自分にも愛人がいる」と切り出す。さらにワイクは、ティンドルに自宅の金庫に眠る高価な宝石を盗み出してほしいと提案。そうすることでティンドルは宝石とワイクの妻を手に入れ、ワイクは宝石にかかっている保険金を受け取り愛人と幸せに暮らすことができるのだ、と。提案に乗ったティンドルは、泥棒に扮しワイクの屋敷に侵入するが――。舞台「スルース ~探偵~」東京公演は2021年1月8日(金)~24日(日)新国立劇場小劇場にて上演、ほか地方公演あり。(cinemacafe.net)
2020年12月02日過去幾度となく舞台化され、二度の映画化でも知られるアントニー・シェーファーの傑作『スルース 探偵』。この名作が吉田鋼太郎、柿澤勇人のふたり芝居で、2021年1月から上演される。『デスノート THE MUSICAL』(15年初演)に続き、吉田が演出も手がけた『アテネのタイモン』でも共演を果たしている彼ら。柿澤について吉田は「すごい役者」と切り出し、「ことあるごとに『柿澤とふたりで、濃いのをやりたい!』と言っていたんです」と力を込める。柿澤も「特に『~タイモン』は初めてのシェイクスピアで、右も左もわからないところを鋼太郎さんに導いていただきました。演劇界のリーダーとして走っている人とやれたことは大きな財産でしたし、また絶対にご一緒したいと思っていたんです」と熱く語る。そんなふたりの念願が、この『スルース 探偵』。大御所ミステリー作家と、彼の妻を寝取った青年との、緊迫した心理合戦が繰り広げられる。それは勝ち負けを競うゲームのようでもあるのだが、ふたりの演技合戦について尋ねると、吉田は「勝ち負けしかないです!(笑)」ときっぱり。「そういうものだと固く信じて疑わず、僕はこの一寸先は闇の俳優稼業を続けてきましたが(笑)、柿澤くんにも似たところを感じます」と続けると、柿澤も「否定は出来ないです」とニヤリ。さらに作品を絡め、「騙し合いの連続ですし、確かに勝ち負けって部分はあるだろうなと。10回に1回ぐらいは僕が勝ちたいです!」と闘志を燃やす。演じるワイクについて吉田は、「何不自由ない生活をしてきた彼の唯一の失敗が、奥さんを寝取られたこと。そこで相手の男を呼び出すんですが、本当に嫉妬に駆られて、心からの復讐心で彼を呼びつけたのかがいまいちわからない。これは解釈にもよりますが、僕が思うに、少し狂気をはらんだ人ではないかなと。それによって舞台上に少し緊張感が生まれ、より面白くなると思います」と分析する。一方ティンドル役の柿澤は、「好きになった女性を自分のものにしたいという欲があり、さらに若さゆえに知性の欠ける部分もある。すごく人間らしい青年だなと。そんなティンドルとワイク、ふたりの男の意地の張り合いといいますか、イニシアチブの取り合いをお客さんに盗み見してもらうことで、すごい空間が生まれていくのではないかと思います」と期待を膨らませた。世代は違えども、似た者同士のふたりが見せる、壮絶な復讐劇。年明けの幕開けが楽しみでならない。取材・文:野上瑠美子
2020年11月11日柿澤勇人、南沢奈央、須藤蓮、石井一孝が出演するKOKAMI@network vol.18『ハルシオン・デイズ 2020』が10月31日(土)に開幕、11月23日(月・祝)まで東京・紀伊國屋ホール、12月5日(土)・6日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演中。11月1日(日)の公演レポートをお届けする。鴻上尚史が、さまざまな人たちと出会い、公演するために作ったプロデュース・ユニット「KOKAMI@network」の第18弾。『ハルシオン・デイズ』は、鴻上作品の中でも最も多く上演されている戯曲『トランス』のテーマを引き継いだ作品(’04年初演)で、今回は“今だから”届けたい作品として 2020年版に書き換え上演される。登場人物は、ツイッターの「#自殺」で知り合い、一緒に死ぬために集合したメンバー。流行の感染症“パンデ”にまつわる出来事が理由で会社を辞めた原田雅之(柿澤)、実は自殺を食い止めたいスクールカウンセラーの谷川和美(南沢)、ゲイであることなどを隠しながら生きる橋本哲造(石井)、そして谷川のカウンセリング後に自殺した高校生・平山明生(須藤)という3人+1人だ。哲造の「楽しく死にたい」というアイデアで、練炭、ハルシオン(睡眠導入剤)、美味しい食事、ゲームなど、死ぬための準備を進めるメンバー。しかし突然、雅之が「自粛警察と戦う」と言い始めて――。劇中では“コロナ”ではなく“パンデ”だが、登場人物のマスク姿に、“今”の物語であることを突き付けられる2020年版。大きく変化したのは雅之の妄想の内容だ。これまでは「自分は戦地の“人間の盾”だ」というものであったが、今作ではそれが「<自粛警察と戦い隊>のリーダー」となった。今現在、多くの人が気にしているであろう“自粛警察”だからこそ、台詞の一つひとつが、物語の展開が、実生活と重なり生々しく響く。柿澤の等身大の青年役は新鮮。雅之の内側に渦巻くものが苦しいほど伝わってくるがゆえに、救われることを願わずにはいられない存在となっている。南沢の奥深い芝居も印象的。谷川のある気持ちが解放されたときは、こちらまで解放されるような感覚を味わえた。須藤は熱の塊のよう。高校生ならではの不安定さや必死さの芝居に、なにかがギュッと絞られるようだった。石井の哲造は、その存在がガラリと空気を変える、そんな強さがあり、一番死にたがっているように見えながら、“生きる”とはどういうことなのかを何度も発見させてくれる人物だった。「自殺」から物語は始まるが、最後には、今を生き抜こうと思える作品。閉塞感に風穴があくような感覚を、ぜひ劇場で味わってほしい。
2020年11月06日柿澤勇人、南沢奈央、須藤蓮、石井一孝が出演するKOKAMI@network vol.18『ハルシオン・デイズ 2020』が10月31日(土)に開幕する。主演の柿澤と作・演出の鴻上尚史に話を聞いた。鴻上が「コロナ禍での5月、6月頃のSNSの荒れ方を見ていて、これは今やるべき芝居になると思いました」と語る本作。2004年の初演では自殺系サイトで出会った4人の物語として上演されたが、今回2020年版に書き換えられ、ツイッターの「♯自殺」で出会った4人の物語として上演される。しかし暗い物語ではない。「もともと僕の芝居は、劇場に来る時よりも出る時に元気になってほしいというのがテーマですが、今回は特にそう思っています。今だからこそ、初演より楽しいものにしたい。観て悲しい気持ちになるものには絶対にしたくない。『生きようぜ!』という芝居になればいいと思っています」(鴻上)柿澤は「出演作が次々と中止になり、今年は舞台上で芝居をすることはないんだろうなと思っていた時に声をかけていただいて、作品にも惹かれたし、嬉しかったです」と喜んで出演を決めたが、その後迷いが訪れたことを明かす。「この作品は“自死”もテーマのひとつですが、最近、僕の友人や近しい人が死を選ぶという出来事があって。『鴻上さん、俺、できるかな』という話はしました。そしたら鴻上さんは“生きろ”というのがテーマなんだと言ってくださって。それで『よし、やろう』と思いました」。稽古が始まり、出演者については「面白い4人だと思います。よくまあこれだけ個性の違う4人が集まったなと(笑)。しかも、それぞれがそれぞれの役柄にすごく合ってるんですよ。ここまで合ってるとは思わなかったな」と鴻上。柿澤が演じる原田雅之を「カッキー(柿澤)っぽい」と言うと、柿澤は「うそだ!」と笑うが、鴻上は「うそじゃないよ(笑)。『引き受けなくていいじゃん、そんなたくさんのものを』というものをちゃんと引き受ける。その誠実さがカッキーにあると思うから」と印象を明かした。作品について柿澤は「いろいろ抱えた4人が集まるお話ですが、人が集まるといいこともあるし、バカみたいなこともある。単純にみんなで飯を食うだけでもこんなに面白いんだ、とか、そういうものを楽しんでもらいたいです」。柿澤が「舞台って楽しいな、芝居って楽しいなと、僕も思いたいし皆さんにも感じてもらいたい。観終わった頃には、『明日も生きよう』とか『がんばってまた舞台観に行こう』という気持ちになってもらえたら」と語る本作は、10月31日(土)から11月23日(月・祝)まで東京・紀伊國屋ホール、12月5日(土)・6日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。
2020年10月26日歌手でタレントの渡辺美奈代(わたなべ・みなよ)さんが、2020年8月20日にブログを更新。次男のために作ったという夏らしい弁当を紹介しています。渡辺美奈代の手作り弁当に「いつもおいしそう…」渡辺美奈代さんは、次男でタレントの矢島名月(やじま・なつき)さんからリクエストされたという『冷麺弁当』の写真を公開しました。名月からのリクエストで久しぶりに冷麺のお弁当暑い日の外で食べには、、、冷たい麺類がいいみたい!キムチは、、、別盛り麺は2玉入り!渡辺美奈代オフィシャルブログーより引用現在、高校生で食べ盛りな次男のために、麺は2玉を使用。美しく盛り付けられたチャーシューや玉子、トマト、キュウリなどの具材が食欲をそそります。投稿を見たファンは「おいしそう」「食べたくなった」とお腹を空かせた様子。母の愛情たっぷりな手作り弁当を称賛しています。・ママの愛情がいっぱい!本当においしそう~!!・美奈代さんは本当にいいお母さんですね。うらやましいです。・いつも工夫が満載ですね。私も食べたい!!ちなみに、渡辺美奈代さんは暑さで弁当が悪くならないように、蓋に保冷剤が付いているタイプのタッパーを使っているそう。こういうところにも、母としての気配りが感じられます。今度はどんな弁当を子供たちのために作るのでしょうか。これからの投稿も楽しみですね!渡辺美奈代が見せた『11年前の写真』が驚き!ミニスカ姿に「尊敬する」との声も渡辺美奈代の息子はラッパーでアイドル!次男の学校は西村知美の娘と同じ![文・構成/grape編集部]
2020年08月21日多数の舞台やミュージカルで活躍する石川禅、柿澤勇人、田代万里生、平方元基によるコンサート『THE MUSICAL BOX~Welcome to my home~』が8月29日(土)、30日(日)に日生劇場で開催される。【チケット情報はこちら】新型コロナウイルス感染拡大防止のため公演中止・休館が続いていた日生劇場は、このコンサートで数ヶ月ぶりに客席に観客を迎えることとなる。コンサートは感染症予防対策のために客席数を通常の50%以下に抑え、観客には検温と消毒の協力やマスクの着用を求め、会話を回避するよう呼びかけるなど、感染防止策を徹底した上で開催される。コンサートのプログラムはA~Fの6種類が組まれており、「MY HOME」をコンセプトとした石川、柿澤、田代、平方のソロ・コンサートに加え、4人が一堂に会するコンサートが二日間に渡り催される。生バンドによる迫力ある演奏と共に60分間ノンストップで歌唱される楽曲は『アリス・イン・ワンダーランド』 『生きる』 『エリザベート』 『ジーザス・クライスト・スーパースター』 『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』 『ラ・カージュ・オ・フォール』などのミュージカル作品から、彼らのこれまでの出演作にとどまらず、事前にリクエストを募った「観客が聞いてみたかった名曲の数々」が採り上げられる。また、ソロ・コンサートには別の出演者の一人が「リモートナビゲーター」として登場。出演者とナビゲーターの組み合わせごとに、個性あふれる会話が飛び出すコンサートとなることが期待される。提供:ホリプロ
2020年08月21日尾上松也(35以下、松也)えりさんとは家族ぐるみで身内みたいなお付き合いをさせていただいて。渡辺えり(65・以下、渡辺)そうそう、お母さん(元新派女優の河合盛恵さん)とは“えりもりコンビ”で『ぴったんこカン・カン』(TBS系)に出ました(笑)。妹の(春本)由香ちゃんとも今春、舞台『有頂天作家』で共演する予定でしたし。コロナの影響で延期になってしまったけど。松也4年前、舞台『狸御殿』でえりさんと共演させていただいたときは、毎晩のように飲みに行ってましたよね。渡辺あのときは母子役で。新橋演舞場は(故・中村)勘三郎さんゆかりの劇場だったので、私が何度も泣いて演技できなくなる日もあって。そのたびに松也くんがカバーして慰めてくれたんだよね。松也えりさんは大先輩ですけど、本当にどんな新人の方よりも探求心と向上心が強くて、見習わなくてはと驚かされました。渡辺松也くんは明るくて、人を甘えさせてくれる、ドンと来いという大きな親分肌のところがあって、一緒にお芝居してると勘三郎さんのたたずまいを思い出して、すごくうれしいんです。2人は8月21日からの舞台『消えなさいローラ』でも共演する。松也は現在、ドラマ『半沢直樹』に瀬名洋介役で出演中。実は渡辺も大の『半沢』ファンであり、話題は収録秘話へと移っていった。渡辺見てますよ、『半沢直樹』!皆さんの顔芸、すごいよね(笑)。松也ありがとうございます。現場では直前までフェースシールドをつけているので、本番では皆さんのテンションが急にあがるんです(笑)。渡辺7年前の第1作のときから見てたの?松也見てはいましたが、続編への出演が決まってから改めて全部見直しました。やはり、惹かれましたね。香川(照之)さんも(片岡)愛之助さんも、あれだけ大胆な演技をしても『半沢直樹』の中では普通に感じられる。笑えるのに説得力があるじゃないですか。僕も頑張らないとなと心しましたね。今回は残念ながら香川さんと(市川)猿之助さんとは現場が一緒になることがなくて……。渡辺瀬名社長が着ている、あの白いVネックのインナー、すごく似合ってるわよ!松也あの白いインナーはジャイさん(福澤克雄監督)が決めてくださったんです。皆さんスーツが多いなか、瀬名だけがカジュアルなのですが、服装には無頓着、先輩肌ってイメージで選んだそうです。渡辺スティーブ・ジョブズ(アップル社の創業者)をモデルにしたとかあったの?松也いや、原作を読んだ僕のイメージと、ジャイさんの思い描く瀬名像で構築しました。瀬名は正義漢で熱い男ですからね。歌舞伎の諸先輩方の怒った表情を想像したり、どんな演技をされるのかを予想したりしながらつくっていきました。渡辺大和田役の香川さん、第4話ではほんとに泣いてましたよね。松也香川さんは変幻自在ですよね。あの演技力には頭が下がります。原作では大和田は登場していないので、ドラマの演技はオリジナルなんです。渡辺会社のシーンでも何十人もエキストラ使って、緊張しない?松也僕の役は重要な役だとジャイさんから伺っていたので、撮影初日は緊張しましたね。堺雅人さんとの最初のからみでは堺さんがすごい長ゼリフで、それが完璧だった。専門用語がたくさん入ってるのに、まったくかまずに。そんな堺さんに引っ張られ、僕も負けていられないという気持ちになりました。堺さんは緊張してた僕を見て、『歌舞伎、これから先どうなるの?』とかフランクに気さくに話しかけてくださって。渡辺堺さん、私が演出した舞台にも出てくれたことがあったんですが、打ち合わせに20分遅れてきたから思わず雷落としちゃって。もっとやさしくしとけばよかった(笑)。ほかに印象に残ってるシーンある?松也僕が郷田社長(戸次重幸)のオフィスに乗り込んで詰め寄るシーンです。瀬名社長は短気なのでいきなりぶち切れ、堺さんが体を張って止めに入る場面があったんです。そのとき堺さんが「全然遠慮しないで振り払っていいよ」っておっしゃってくださったので、思いきりできました。「これぞ『半沢直樹』!」って感じでした。渡辺半沢さんとの剣道のシーンも素敵だったわね。松也あのシーンは1日がかりで撮ってたんですよ。道場を去るシーンでは、これからいよいよ反撃開始だと。そう思ったら思わず「うおー!」と口から奇声が出ちゃって!渡辺アドリブでしょ?監督から怒られなかった?松也逆にジャイさんが喜んでくださって、褒められたんです。渡辺それは私も鼻が高い(笑)。『消えなさいローラ』は松也にとって7カ月ぶりの舞台になる。松也僕、えりさんが演出される舞台にまた出演したいと言っていたので、今回ようやく夢がかないました。渡辺松也くんは私が演出した歌舞伎『新版 舌切雀』にも出てくださって、あれが初対面。松也あのときは僕はまだ22歳。当初はセリフもないお役だったのが、勘九郎さんが早変わりで2役勤めるはずが間に合わない。それでもう一つのお役を(片岡)孝太郎さんが勤めることになって、そのお役が僕に回ってきた。稽古中はえりさん、僕のことをかなり我慢してくださってましたよね(笑)。渡辺勘三郎さんに「あの子、大丈夫?」なんて失礼なことを言ったら「いい役者んだから我慢して見てやれよ」と怒鳴られて。稽古終わるころには反省してました。松也2人芝居は僕の人生で3回目。最初に稽古場入ったとき、お芝居ができる喜びでグッときました。1月の新春浅草歌舞伎以降、舞台に立っていませんから。渡辺コロナだから握手もハグもできなかったですけど(笑)。松也今回の舞台はミステリアスで、コメディでもあり、深い話なのでぜひご覧いただきたいです。「女性自身」2020年9月1日号 掲載
2020年08月19日