日本の文化と融合した和製アイビースタイル50年代にアメリカで生まれたアイビー・ルック。ナチュラル・ショルダーのブレザー、ボタンダウンシャツ、ペニーローファー……シンプルで飽きのこないアイテムを基本としたアイビー・ルックは学生じゃなくても楽しみたいスタイルのひとつです。その時代背景も含め憧れを抱かずにはいられない私は『トゥルー・プレップオフィシャル・プレッピー・ハンドブック』で現代版のルールを学びつつ、80年代に出版された穂積和夫さんの『絵本アイビーギャル図鑑』を実践編として参考にしています。冬ならば、英国海軍御用達の厚手のメルトン製のブルーのダッフル・コート。その裏地に合わせたタータン・パンツ、足元はベージュのバックスキンのデザート・ブーツを合わせる。そんなスタイルで冬もお洒落を楽しめたら素敵ですよね。本の中ではアイビーから派生した日本独自のハマトラのスタイルも紹介されています。今回注目したいのは日本の文化と融合した和製アイビースタイル。1954年に石津謙介によって生み出された『VAN』ブランドはその中心となり、日本の若者たちに支持されました。ディテールなどにこだわった『VAN』のアイテムは半世紀以上が経った今でも、クラシックとして愛用し続けたいものばかりです。 Processed with VSCO with c1 preset 『絵本アイビーギャル図鑑』春夏秋冬、そのシーズンならではのスタイル、そしてそれを構成するアイテムが可愛いイラストと気の利いた文章で紹介されています。メイク、小物からインテリアまで、これを読めばアイビー・ルックの基礎が身につきます。 Processed with VSCO with c1 presetProcessed with VSCO with c1 preset『VAN』キャメルカラーのダッフルコート。裏地にタータンチェック、フロントのボタンはトグル(浮き型)のクラシック・タイプ。 Processed with VSCO with c1 presetProcessed with VSCO with c1 presetこだわりが詰まったボタンダウン・シャツ。背にはロッカーのフックに手軽に引っ掛けることができるようにアイビー・ループが施されています。 一見シンプルなアイテムですが、アメリカやイギリスへの憧れをベースに随所に日本の職人によるこだわりが垣間見れ、着れば着るほどに魅力を増すのが和製アイビーの魅力だと思います。『絵本アイビーギャル図鑑』や『VAN』にまつわる書籍を参考にしながらぜひ自分のスタイルに取り入れてみてくださいね。
2019年01月14日アカペラグループ・RAG FAIRの土屋礼央が、17日に放送されたニッポン放送『土屋礼央 レオなるど』(毎週月曜~木曜 13:00~)で、妻が胃がんの手術を受けていたことを告白した。土屋は自身が10月に番組を急きょ欠席した際、「家族の手術に立ち会うため」であったことを番組で語っていたが、今回、妻の胃がん手術だったことを明らかにした。そして自身も人間ドックを受診してきたことを報告した。土屋は夏休みに家族旅行をしていた際、義母との会話で「ピロリ菌がいるかもしれないから検査した」という話があり、妻も受診する流れになったと経緯を説明。検診の結果、妻が「進行がん」であることがわかったという。その後、妻の手術日が決まったが、同番組の生放送日と重なっていた。結果的に、土屋は代演パーソナリティを立てることを決断し、番組を休んで手術に立ち会った。手術の結果は、胃の全摘出であり、医師からは「あと半年遅れていたら、助からなかった」と告げられたことを語った。今回、この一連の出来事を番組で語った理由は、妻から「あなたは、物事を世の中に伝えられる役割をもっているんだから、発信してほしい」と言われたこと。土屋はリスナーにも胃カメラによる検診を受けてほしいという気持ちと、そのためには自分自身が受診すべきだと感じて行動に移したことを明かした。
2018年12月17日お笑いコンビ・中川家の礼二が、4日に放送されたニッポン放送『中川家のオールナイトニッポンPremium』(毎週火曜 18:00~)に出演し、自身が審査員を務めた『M-1グランプリ2018』について、明石家さんまからダメ出しされたことを明かした。番組冒頭、相方の剛から「君、ボケへんかったな」と振られると、礼二は「ボケたけど、スベってた。トム・ブラウンのボケの方に『自分、目の奥笑ってへんな』って言ってウケるかなと思ったら、シーンってなって大恥かいたわ。ホンマに背中に汗かいたわ」と返答。これに対して、剛が「いや、違う。最初の登場のところ」とツッコむと、礼二は「ホンマにそれ、さんまさんも言うけど。ボケれるような雰囲気ちゃうねん。さすがに出来んわ」と話した。また、「さんまさんも見てたみたいやからね、『M-1』を」と明かした礼二。剛が「君、言われたやん。『何もせえへんかったな。お前』って」と振り返ると、礼二は「言われて。そこでも怒られるから、もう…」と漏らしていた。剛は「ただ、『楽しんで見てたんすね』って言ったら、『いや、俺はちゃうねん。俺とかぶっているヤツおらんか、確認してるだけ』。それでおらんかったから、ホッとしたんやって」と明かし、2人は「もういいやん。どこまでいくねん、あの人は」とさんまのストイックすぎる姿勢をツッコんでいた。
2018年12月06日人気声優の内田真礼が、男女二人の朗読劇『ラヴ・レターズ』に挑む。幼馴染で、人生の長い期間、手紙を交わし続けたアンディーとメリッサ…。作品への思いを内田に聞いた。【チケット情報はこちら】まず、台本の感想を聞くと、内田は次のように語った。「自分のことのように思えました。心の中の痛いところを突かれるな、と。メリッサのほぼ一生を、自分がまだ経験していない年代まで演じますが、歳を重ねた焦り、諦めにも近い思いが胸に刺さります。本を読めば読むほど、ストーリーが自分のことのように思えてきました」また、自らが演じるメリッサについて問うと、「自由奔放で、画家として自由に生きている分、生き急いでいる感じ。じっくり待って何かを成すタイプではなく、瞬間瞬間を切り取って生きる。感情の揺れ幅が大きくとても女性らしい。共感するところもありますね」と、共通点を見出したようだ。相手役アンディーの味方良介の印象については、「真面目で真っ直ぐ。声がストレートに響く方だと思いました。役もあるのでしょうが、イメージとしては真っ直ぐすぎて、ちょっとからかいたくなるような(笑)」と笑顔を見せた。演じていて楽しいシーンについては、「(ふたりが)喧嘩するところ」だと言う。「手紙なのに喋っているような勢いで、心の距離が縮まる感じが楽しいです。表情にも出るし、アンディーの長話を聞いているだけでも嫌になっちゃう。いつまで喋っているんだろう?とため息をつきたくなる瞬間もあって、それすら面白い。やはり感情が露わになるシーンが好きですね」と見どころを語った。「堅物なアンディーは女子から見ると、突っ込みどころが多いのでは?」という問いについては、「ほんと、わかってないなぁって思いますね」と気持ちを込める。「メリッサが結婚して、アンディーからもらう手紙には腹が立つ(笑)。手紙の中に女性の影も感じて、人をなんだと思っているんだ!って。メリッサの気持ちがよくわかります。でも、きっとアンディーの視点で見たら、女子ってこうだよなぁってなるんでしょうね」メリッサが幸せな人生を送ったと思うかについて問われると、「うーん」と考え込みつつも、「ただ少なくとも、一生をかけて彼女らしさを貫いたとは思います。もし二人がもっと近くにいたら…いや、この距離感だから、上手くいっていたような。ある意味、ゲームのキャラクターを介して、一緒に冒険したり会話したりする関係に似ているかも」と、内田ならではの解釈を語った。「約2時間、私ならではのメリッサの存在を伝えて、演じられる喜びを残したいです。ぜひその瞬間を見届けてください!」と語る内田真礼の出演回は11月18日(日)。そのほか、良知真次&中川翔子(14日(水))犬飼貴丈&大野いと(15日(木))、小池徹平&平野綾(16日(金))、寺脇康文&春野寿美礼(17日(土))。東京・サンシャイン劇場にて。チケット好評発売中。取材・文:三浦真紀
2018年11月15日圧倒的なダンステクニックと伸びやかな歌声、明るく周りを照らすオーラで、演劇界でも唯一無二の存在感を放つ柚希礼音。3年前に宝塚歌劇団を退団し、女優として活動を始めてからは、繊細な感性に裏打ちされた演技力でミュージカルシーンを彩ってきた。そんな彼女のコンサート『REON JACK』シリーズも、今回で3作目。前作から続投の大貫勇輔と大村俊介(SHUN)、YOSHIE、クリスティアン・ロペスといった第1級のダンサーたちとの息もぴったりで、もはや“カンパニー”としての勢いすら感じさせるステージを見せている。【チケット情報はこちら】低音のリズムが強く響くオープニングナンバーは、柚希と大貫、大村、YOSHIE、ロペスが1節ずつ、それぞれの個性とテクニックを強烈に印象づけるダンスを披露。再び舞台の階段上に柚希が登場し、ソロから4人のダンスに加わる流れは圧巻で、問答無用に引き込まれる。続いて柚希のセカンド・ミニアルバム『R ing』から、『アラート feat.NAOTO』。本作の音楽プロデューサーを務める本間昭光が作曲を担当、ポルノグラフィティの新藤晴一が作詞したキャッチーな1曲だ。柚希は、大人の女性の揺れ動く気持ちを表しながら、歌い、踊る。オープニングでタフなダンスを見せつけた直後に、エモーショナルなポップスの世界観も表現できるのが、柚希の強み。今ではめっきり少なくなった、“歌とダンスで魅せるショーコンサート”の系譜を、彼女がしっかりと受け継いでいるのが分かる。楽曲はほかにも、洋楽のスタンダードナンバーから1980年代の歌謡曲、オリジナル曲にタンゴまで、変化に富んだラインナップ。その軸となっているのは、やはり柚希とダンサーひとりずつとの競演だ。本作のステージングも手掛けた大村と、ジャネット・ジャクソンの曲に乗せて小粋に踊るナンバー。タンゴダンサーのロペスと共に、超絶技巧の足さばきを見せるタンゴの場面。俳優とダンサーを兼ねる大貫とだから表現できる、コンテンポラリーダンス。なかでも、1990年代のダンスヒットチャートをにぎわせた曲に乗せて、YOSHIEと女ふたりで踊るシーンはここでしか見られないものだろう。国内外で活躍するYOSHIEは、柚希のフルパワーなダンスにも余裕の表情で応える。「ひとりの女性の表と裏を表現した」(柚希のMCより)というダンスは互いにうねり、高まって、会場を熱気で包み込んでゆく。心地よさそうな笑顔の柚希が印象的だ。迫力のダンスシーンが続く一方で、ホッとする口調の柚希のMCも健在。フルレングスのドレス姿でじっくりと聴かせた後、「どうこれ!この引きずり加減!」と発言。前作も登場した『Feeling Good』に乗せ、崩しタキシード姿を披露した後には、「(前作では出ていなかったので)すごく嬉しい!」と無邪気な表情も。このギャップもまた、柚希の魅力。硬軟自在なエンターテインメントを、存分に味わえるステージだ。大阪公演は、11月8日(木)から11日(日)まで、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。取材・文/佐藤さくら
2018年10月23日個性豊かでチャーミングなデザインが魅力の帽子ブランド『Chapon(シャポン)』イギリス好きにはおなじみの「ロイヤルアスコット」。1700年代から続く、イギリス王室主催の競馬を楽しむために集まるハイクラスな紳士淑女の写真をネットやSNSで見るのが私の密かなの楽しみです。男性はモーニングスーツに山高帽、女性はフォーマルなドレスに帽子またはヘッドピースと厳格なドレスコードがあるこのイベントで私が一番注目しているのは「ミリネリー」や「ファシネーター」と呼ばれるユニークで美しい女性用の帽子です。大ぶりなローズをモチーフにしたものや、フェザーなどを使った華麗な装飾など、派手だけど、気品溢れる帽子たちは目の保養になります。 職人による丁寧な仕事がミリネリーの魅力ですが、日本でそんな装飾もりもりの帽子をかぶるのはちょっと気が引けちゃいます(そんなの気にせずに堂々とかぶるのがお洒落なのかもしれませんが!)。 そんな私のニーズにぴったりはまったのが、ハンドメイドで制作されている一点物の帽子ブランド「Chapon」です。60年代の映画や音楽など、個性豊かでポップなファッション・カルチャーを彷彿とさせるチャーミングなデザインで、どれもこれも「可愛い!」と感嘆の声がつい出てしまうほど魅力的。デザイナーのTommyさんが持つセンス、それを形にする技術にいつも驚かされます。 秋冬のコーディネートのアクセントになる、キャッチーなデザイン! Processed with VSCO with c1 preset レコードをイメージしたこちらのベレー帽。レコードの溝のようにステッチを入れるこだわりが素敵。実際に被ってみると、とってもシンプルなブラックのベレー帽に。そのギャップもまた魅力的。Processed with VSCO with f2 presetこちらは化粧のパフをイメージしたヘッドドレス。ボリュームたっぷりでインパクトがあるので、パーティーなどで活躍してくれそう。Processed with VSCO with c1 presetProcessed with VSCO with c1 presetChaponさんの一番人気はこちらのアップルベレー帽。カラーによって印象がガラリと変わるキュートなデザインです。 こちらは私が所有しているブラックのリボンハット。ベルベットのダブルリボン、黒一色だけで仕上げられたシックなデザインで、かぶるだけでグッとレディーな印象に。この秋冬はシャルロット・オリンピアの靴と合わせて楽しみたいです。 帽子をひとつ加えることでスタイリングがパッと華やかになりますよね。都内では新宿の「豆千代モダン」でのお取り扱いがあります。イベントに参加して出品されることもあるので、ウェブサイトで是非最新情報をチェックしてみてください。 WEB:
2018年10月05日渡辺直美がプロデュースするファッションブランド「プニュズ(PUNYUS)」より、『美少女戦士セーラームーン』とコラボレーションしたコレクション第2弾が登場。2018年9月14日(金)より発売される。プニュズ×『美少女戦士セーラームーン』第2弾!キャラクターもパワーアップ世代を超えて今なお愛され続ける伝説的なアニメ『美少女戦士セーラームーン』。2017年4月のコラボレーション企画に続く今回は、キャラクターの種類もパワーアップ。プニュズの世界観が加わった、ポップな色合いと共に、秋冬の装いに彩りを与える。渡辺直美が「セーラーちびムーン」に⁈キャラクターの中で最も注目したいのは、渡辺直美が「セーラーちびムーン」に扮した奇跡のコラボレーションキャラクター「ちびなおみムーン」。アイコニックなピンクのツインテール&セーラ姿で登場する“イラスト版”渡辺直美は、ぽってりとした赤リップがチャーミング。キャラクターカラーをイメージした、淡いピンクのスウェットワンピースの中心に、しっかりとポーズを決めた姿が刺繍であしらわれている。袖にはフリルをたっぷりとあしらって、ガーリーな印象に仕上げた。多彩なキャラクター「セーラーウラヌス」「セーラーネプチューン」もアイテムには、もちろん主人公「セーラームーン」や、その相棒である黒猫「ルナ」といったお馴染みキャラクターも登場。また『美少女戦士セーラームーン』シリーズで人気の「セーラーウラヌス」「セーラーネプチューン」や「ブラック・レディ」「エリオス」など、滅多にお目にかかれない多彩なキャラクターもコレクションに仲間入りする。キャラクターに合わせた豊富なカラー展開展開されるのは、Tシャツやタートルネックセーター、スカジャンなどウェア全8型と、小物1型。サイズはフリーサイズから6Lまで豊富に取り揃えている。各キャラクターをイメージしたという色とりどりのアイテムは、ダークトーンで纏めがちな秋冬のコーディネートに、ブランドらしいハッピーな雰囲気を添えてくれそう。【詳細】プニュズ×美少女戦士セーラームーン 第2弾予約開始日:2018年8月31日(金)発売日:2018年9月14日(金)展開店舗:プニュズ 渋谷109店、東京スカイツリータウン・ソラマチ店、ルミネスト新宿店、名古屋パルコ店、あべのキューズモール店、札幌パセオ、横浜ジョイナス、PUNYUSオンラインストアサイズ:フリーサイズ~6Lアイテム例:・刺繍スウェットフリルワンピース 全6色 各7,990円・刺繍スカジャン 全3色 各9,990円・プリントリンガーTシャツ 全6色 各3,990円・タートルネックセーター 全3色 各6,990円
2018年09月29日乃木坂46のメンバーたちが、自身が偏愛するものを紹介。今回は渡辺みり愛さんが、自身が偏愛するものについて語ります。ミラーレスカメラを所有する“カメラ女子”の渡辺みり愛さんが、写真に興味を持ったのは、乃木坂46のグラビアがきっかけ。「自分が出ていない時でも、メンバーが出ている雑誌のグラビアや写真集をよく見ていたんです。そのうちに、どうやって撮るんだろう、私もこんなふうに可愛く撮ってみたいと思うようになって。それで全員でグアムに行った時、自前のカメラでメンバーのオフショットをいろいろ撮影しました」数ある写真集のなかでも、特にお気に入りの作品があるという。「伊藤万理華さんの写真集『エトランゼ』です。いつかこんなふうに撮ってみたい、と思っていた世界観そのままの写真がたくさんありました。いちばん印象的だったのは、夜の屋上でカメラをじっと見ているカット。濡れたような髪が顔にかかっていて、すごく良い雰囲気なんです。この写真を見た時に、私は“夜にフラッシュをたいた写真”が好きなんだと気づきました。万理華さんは普段着ている服も素敵なので、どこで買ったのかよく聞いてますね」彼女の頭の中には、撮りたい写真のイメージがたくさんある。「雑誌の『装苑』みたいな、オシャレで不思議なイメージで撮りたくて、夜のお台場で友達を撮影したことがあるんです。真っ暗な浜辺でバラを一輪持って、香りを楽しんでいる横顔を撮ったり、顔の一部分を花で隠して撮ってみたり。けっこう面白い写真が撮れました。いつか自分の写真で、写真集を作りたいという夢があるので、ちょっとずつ撮り溜めているんです」乃木坂46のなかにも撮影してみたいメンバーがいるそうだ。「ひとりは中田花奈さん。ノースリーブがすごく似合うので、不思議な柄とシルエットのノースリーブワンピースを着てもらって、キレイな横顔を強調したカットを撮りたい。もうひとりは与田(祐希)ちゃん。いつも可愛い感じで撮られることが多いので、無地のワンピースを着てもらって、カッコよく撮ってみたいです!」わたなべ・みりあ1999年11月1日生まれ、東京都出身。愛機は「Canon EOS M3」で「次はもうちょっとコンパクトなカメラが欲しいです」※『anan』2018年10月3日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・市野佑大ヘア&メイク・PON江原理乃取材、文・森野広明田島太陽(BLOCKBUSTER)池永 亘森 祐介執筆協力・堀田隆大
2018年09月29日俳優の窪田正孝と柚希礼音が、Bunkamura30周年記念シアターコクーン・オンレパートリー2019『唐版 風の又三郎』で、W主演を務めることが20日、明らかになった。宮沢賢治の『風の又三郎』にギリシャ神話、シェイクスピアの『ヴェニスの商人』、さらに初演の前年となる1973年に起った自衛隊員による隊機乗り逃げ事件などをつきまぜながら、唐十郎によって1974年に誕生した同作。状況劇場公演として初演を迎え、根津甚八、李礼仙、小林薫といったアングラのレジェンドともいえる俳優たちが出演した。不忍池の水上音楽堂や夢の島に張られたテントなどでの上演では、当日券を求め5時間並ぶことも厭わない観客の熱狂ぶりも話題を呼んだ。東京の下町で出会った、精神病院から逃げてきた青年・織部(窪田)と、宇都宮から流れてきたホステスの・エリカ(柚希)は、恋人同士ですらなく、『風の又三郎』のイメージを介して結びつくもろい関係。汚濁した世間で生きていくことができずに病院に収容され、それでも、自分を連れ去る風の少年に憧れる織部は、その面影をエリカの中に見い出す。またエリカは自衛隊の練習機を乗り逃げした恋人を探す道連れとして、純真な青年を利用する。W主演の2人に加え、北村有起哉、丸山智己、江口のりこ、風間杜夫、山崎銀之丞、石井愃一、六平直政、大鶴美仁音と、演出の金守珍率いる劇団新宿梁山泊の面々など、若手からベテランまで豪華な顔合わせが実現した。○金守珍コメント唐ワールドの魅力は何といっても異次元の世界にワープし、物語の飛躍を楽しめることだ。渦巻き状のパワーを秘めたタイムトンネルをくぐり抜けることで、限りなく自由な想像力を我々に与えてくれる。この渦巻き状のパワーは荒々しい北風にも似て東北から生まれた宮沢賢治の世界とあいまってロマン溢れるファンタジーの世界を醸し出している。この度、素晴らしいキャスト・スタッフと共に『唐版 風の又三郎』をシアターコクーンで上演できることはこの上ない喜びである。ぜひとも劇場に足を運び、唐ワールドのダイナミックで美しい飛翔のイメージとノスタルジックな叙情をたっぷりあじわって頂きたい。○窪田正孝コメント蜷川幸雄氏演出『唐版 滝の白糸』でアリダを演じたのが昨日のことのように感じます。あれから5年も経っているとは。再び唐版に携われることが光栄です。風のようにやわらかく風のように凶暴に風のように自由に風のようにカタチにとらわれず唐版の戯曲を、言葉遊びに酔いしれたい。○柚希礼音コメントこの度『唐版 風の又三郎』に出演させていただくことになり身の引き締まる思いでございます。今まで出演させていただいた作品とは全然違う世界で、そして私ごとですが、来年芸歴20周年を迎え、その幕開けがこの作品になり、新人のつもりで体当たりで全てをかけて学ばせていただきたいと思っております。演出の金さんを始め、ご一緒させていただく窪田正孝さん、素晴らしい共演者の皆様からもたくさんのことを吸収させていただき、おもいっきり挑みたいと思います。このような素晴らしい体験ができることに感謝しながら、今までの自分からもまた一つ殻を破ることができたら……、そして憧れのシアターコクーンで演じることができるのも楽しみです。是非とも楽しみにお待ちください。宜しくおねがいいたします。
2018年09月20日インテリアとしても楽しめる、お洒落なルームフレグランスProcessed with VSCO with 6 preset通勤途中でふといい香りに出会うことがあります。女性の華やかなフレグランスだったり、柔軟剤のふわっとした香りだったり、ずっと包まれていたい、そんな香りに出会った日は足取りも軽くなります。現在双子がお腹にいるので、刺激的なフレグランスは避けて、なるべく自然な香りを心がけていますが、何かとイギリス贔屓な私はJo Maloneを妊娠前には愛用していました。最近は身につけるタイプのものだけではなく、インテリアとして部屋に置いて香りを楽しむルームフレグランスに興味をひかれています。猫がいるのでアロマキャンドルなど火をつけるものはなかなか楽しめないのですが「檸檬はソワレ」のような置いているだけで繊細にアロマが漂うルームサシェは気軽に楽しめますし、何より彫刻作品のように精彩を放つデザインはうっとりする美しさで、ずっと眺めていたいほどです。 Processed with VSCO with hb2 preset 表面だけでなく、裏にも可愛いモチーフやラメなどが施されていて、ついつい裏には何があるのかな?と覗いてしまいます。 他に類を見ないアロマサシェ「檸檬はソワレ」を制作している櫻子さんにサシェに込められた思いなどを教えていただきました。 檸檬はソワレという名前は何から由来してるのでしょうか?「キャンドルやサシェの制作をはじめたのが2015年の5月から、ちょうど私自身の誕生月が5月だったこともあって、5月には昔からとても特別な思いがあります。これから始まる夏に向けて、希望に満ちていながらも、どこか変化に不安を抱く不思議な月です。レモンの花はちょうどその頃、小さな白い花を咲かせます。実は爽やかではつらつとした印象を与えてくれる反面、棘が鋭く、レモンの樹自体が自分の棘で傷ついてしまい、病気にかかることもあります。また、高村光太郎「レモン哀歌」や梶井基次郎「檸檬」などの描写などでもあるように、みずみずしい幸福の象徴とどこか悲哀や焦燥感が香気立つ、とても多面的な印象を与えてくれる植物です。そして陽が暮れてから制作や、物思いに耽ることが多かったこともあって、夜会を指すソワレを足して、『檸檬はソワレ』と名付けました。」 美しく繊細なサシェを作る上で原料のこだわり、デザインのこだわりなどがあれば教えてください。「蝋原料のこだわりは、天然由来の素材をベースに製作しています。具体的にはミルキーな質感とまろやかな空気を放つ、大豆由来のソイワックス。サラサラとした質感で、固まると羽根や氷のような柄が浮き出る椰子由来のパームワックス。そしてミツバチが六角形の巣を作る際に、働きバチが分泌している蝋を、巣から集め、精製されるミツロウ。この3つを基本のベースに、その他の原料もいくつか都度配合して、異なった質感を醸し出すように整えます。また、デザインのこだわりについては、時折どこか異文化情緒を感じさせつつも、特定のルーツやカラーを定めないように気を配ります。モチーフや、枠のなかに収まりつつも、デザインや香りに関しては自由なスタンスで制作をしているため、従来のキャンドルやサシェからほんの少し、道を抜けたプロップスでいられたらとおもいます。」 「自分自身を信じる」という意味が込められた、Trust meシリーズ Processed with VSCO with 5 preset 今までで一番印象に残った作品、香りなどありますか?「Trust meシリーズという、指輪をはめる手がモチーフのシリーズです。このシリーズはぱっと見ではなかなか気付かれないのですが、中指に指輪をはめています。中指に指輪、というのは行動力や直感、協調性を高めるという意味があります。「自分自身を信じる」あるいは「どうかあなた自身を信じてね。」という気持ちを込めて日々制作しています。フレーバーはNight Partyという香りが個人的に思い入れがあります。当初よくあるキャンドルのスタンダードなフレーバーから、もう少しドラマティックな香りを再現したいなと思い始めた頃に配合した、フルーツベースの甘いカクテルをイメージしたこのフレーバーは、ナイトクラブの喧騒の中で、気が滅入りはじめた女の子が口寂しさに手をつけたカクテル...と、物語仕立てに構想をふくらませて出来た、初めてのイメージフレーバーでした。」 手紙で想いとともに香りを届ける、なんて粋な使い方も。 Processed with VSCO with 5 preset どんな風にサシェを日常に取りれて欲しいですか?「インテリアプロップスとしてお使い頂くことが多いですが、サシェの特徴を生かして、薄手の小袋などに入れて頂いて、クローゼットにおいていただくと、お洋服やランジェリーに香りが自分にだけふんわりと気がつく程度にうっすらと伝わるので、試していただけたら嬉しいです。また、個人的にはペーパーウェイトにして少し香りづけをしたり、愛用しているしおりを三日ほどサシェの下に置いておくとちゃんと香りが伝わるので、本を開いた瞬間にふんわり香りが回るので、読書の際にはとってもオススメです。手紙などの便箋に香り付けしておけば、相手が封を開いた時に香りが届くと思うので、そんな使い方も是非。」 普段はバスルームやリビングなどで「檸檬はソワレ」のアロマサシェを楽しんでいますが、手紙などに香りを移す素敵なアイデアは目からウロコでした。大切な人に文章とともに香りを届ける、そんな粋なことを日常でも実践できたら素敵ですね。 檸檬はソワレ / ekot spectrum worksinstagram :
2018年08月31日俳優・渡辺大が、9月3日と10日に2週にわたって放送されるニッポン放送『磯山さやかのGoodナイト!Goodトーク!』(毎週月曜 19:40~)にゲスト出演し、父・渡辺謙からかけられた言葉を明かす。渡辺大は映画『ウスケボーイズ』の主演として、「マドリード国際映画祭」に続き、「アムステルダム国際フィルムメーカー映画祭」でも外国語映画部門の最優秀主演男優賞を受賞した。「マドリード国際映画」を終え、帰国直後に収録に臨んだ渡辺大が、同番組に出演するのは昨年6月以来2度目。前回は「今度ワインの映画に出るんですよ」と話していたが、その作品での受賞とあって、番組はお祝いムードに。受賞の瞬間については、映画祭が長かったこともあり、ワインを飲みながらほろ酔い気分の時に名前を呼ばれたという。しっかりスピーチを用意していなかったため、「ボケきれなかった」と苦笑いする場面も。さらに父・渡辺謙に直接報告をしたところ、「おめでとう」と祝福されるとともに「40歳まではもうちょっと必死に頑張っていい作品を作って欲しい」と言葉をかけられたことを明かし、「いつもは俳優の先輩として接していて、褒められることがあまりないので、今回はちょっと親父っぽい感じがした」と振り返ってた。
2018年08月23日梅雨も明け、30度を超える暑い日々が続いていますね。夏になると、体を締めつけないシルエットがふわっとしたワンピースばかり着てしまう傾向にあり、ついついお洒落からは遠のいてしまうのですが、プールやお祭りなど楽しい行事が盛り沢山な夏をお洒落抜きに楽しむなんて、勿体ないという気持ちもあり、最近では「浴衣」を日常に取り入れて楽しむようになりました。結婚を機に夫の趣味だった和装に興味を持ったことで、この春には着物を着て週末にお出かけする機会もありました。着物は着付けを自分でするのも難しいですし、ルールなども多く、着崩れなどの心配などもあり、初心者の私にはハードルが高かったのですが、浴衣は不器用な私でも10分もあればさっと着ることができて気軽なので、特別な日じゃなくても普段着として楽しむことができそうです。花柄や金魚などの柄が浴衣の定番ではありますが、個人的には今の年齢に不相応な感じがするので、敢えてそういった定番柄は外しています。最近では北欧テキスタイルのようなモダンな柄の浴衣も多、無地やストライプの浴衣に帯や帯紐、小物などで色味を加え、その色の取り合わせやニュアンスを楽しむのがオススメです。シンプルな浴衣にインパクト大な籠バッグを取り合わせてみたり、下駄ではなく、敢えてレースアップシューズを選んだり、既存のルールから外れて、自由気ままに浴衣を嗜んでみてはいかがでしょうか?ディレクションをつとめる大森伃佑子さん、そしてイラストレーター塩川いづみさんの作品の大ファンな私としては、何着でも欲しくなってしまう『Double Maison』。水色や黒のギンガムチェック、リップスティックやヘアコーム、猫など乙女心を鷲掴みにするデザインの浴衣たちが揃っています。カフェオレボウルやレトロな薔薇など、他にはない個性的なデザインの帯も、他のブランドにはない可愛らしさでついついあれもこれもと欲しくなってしまいます。シックなモノクロームな浴衣にパールを合わせたり、襟元からレースをちらりとのぞかせたり、trippenの木底サンダルでハズしを楽しんだり、上品に可愛らしく浴衣を着たい人にはぴったりなブランドです。この夏には神楽坂にリアルショップもオープンするので、実際に浴衣を着てみて、自分の好みを追求するのも楽しそうですね。よりシンプルな浴衣を求めて行き着いたのはメンズの浴衣。ネイビーのストライプの浴衣にカンカン帽を合わせると、とっても粋でお気に入りのコーディネートです。街歩きを楽しみたいアクティブ派の私は下駄ではなく歩きやすいシンプルなレースアップシューズを浴衣に合わせています。こちらはイギリスのバレーシューズ・メーカー「FREED」のジャズシューズを。 東南アジアで作られた籠バッグ。モダンなインテリアのようなデザインに一目惚れし、代々木上原のセレクトショップで購入。幼い頃、夏になると祖母が浴衣を仕立てるために、寸法を測ってくれるのですが、「あらまあ、びっくりするくらい大きくなって!」というが祖母の口癖でした。浴衣の季節になるとそのフレーズと丁寧に手縫いされた浴衣を着て、下駄を鳴らしながら駆け足で近くの神社のお祭りや花火大会に出かけたことが思い出されて胸が熱くなります。この夏、さらに心ときめく思い出が浴衣とともに作れたら嬉しいです。
2018年07月20日現代美術家・内藤礼による、自然光での展覧会『内藤 礼―明るい地上には あなたの姿が見える』が7月28日から10月8日まで、水戸芸術館現代美術ギャラリーにて開催される。《無題》2009年(2008年−)神奈川県立近代美術館 鎌倉、神奈川 撮影:畠山直哉「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」をテーマに制作する内藤は、光・空気・風・水・重力など無尽蔵な自然と、それらがもたらす色彩や音を受け取る地上の生を、ひそやかでありながら確かな希望を放つ形に昇華させた空間作品で国内外より高い評価を得ている。内藤はこれまで、きんざ《このことを》(直島、2001年)、《母型》(豊島美術館、2010年)のような自然や建築空間と呼応するパーマネント作品を手がけた他、フランクフルトのカルメル会修道院や東京都庭園美術館など、歴史的な場所で展示を開催してきた。国内において2014年以来の個展、かつ過去最大規模となる本展では、光を自身の作品における根源の一つとしてきた内藤が、初めて自然光のみによる光と生命と芸術が決して分別されることのない「地上の生の光景」を見つめる空間を生み出す。《無題(母型)》2008年 三渓園 横笛庵、神奈川[横浜トリエンナーレ2008] 撮影:畠山直哉内藤はある時、「地上の生の内にいる者(私)が生の外に出て他者の眼差しを持ち、生の内を眼差す無意識の働き」に気づき、「私たちは遠くから眼差され、慈悲を受け取っているのではないか」と感じるようになったという。本展は、一日を通して移り変わる豊かな自然光のもと、地上に生きる私たちと死者、生まれ来る者、動植物、精霊との交歓の場として、また永続する自然の動きと私たちとを貫く連続性を可感化する空間として立ち現れる。タイトルの「明るい地上には あなたの姿が見える」をもとに、内藤が水戸芸術館現代美術の空間と向き合う本展。新作を中心として、ギャラリー全8室が絵画や彫刻といった様々なメディアで構成され、一つの作品として立ち上がる。鑑賞者は全室を巡ることで、新たな内藤の作品世界と出会うことができる。《タマ/アニマ(わたしに息を吹きかけてください)》2005年 アサヒビール大山崎山荘美術館、京都 撮影:森川昇内藤は、日中の太陽の光が自室に注ぎ込む間のみ制作を行う。今回は、内藤が制作する光の環境に近い条件での作品鑑賞となる。とりわけ、絵画作品《color beginning》においては、人工照明では見ることのできない繊細で神秘的な色彩が立ち現れ、移りかわる光景を目にすることになる。関連プログラムとして、企画担当学芸員が展示について話すキュレータートークも開催される。【イベント情報】内藤 礼―明るい地上には あなたの姿が見える会期:7月28日〜10月8日会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー住所:茨城県水戸市五軒町1-6-8 時間:9:30〜18:00(7月28日〜8月31日、入場時間は17:30まで)、9:30〜17:00(9月1日〜10月8日、入場時間は16:30まで)休館日:月曜日、9月18日、25日(9月17日、9月24日は開館)入場料:一般900円、前売・団体(20 名以上)700円、高校生以下・70 歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名 無料キュレータートーク会期:8月25日、9月15日会場:現代美術ギャラリー時間:14:00〜15:00 料金:無料(展覧会入場料に含まれる)
2018年07月05日5月17日に渡辺謙(58)との離婚を発表した、女優の南果歩(54)。2人はドラマの共演がきっかけで友人関係になり、渡辺の前妻との離婚成立後の05年に結婚。おしどり夫婦として知られていたが、昨年3月に元ホステスでジュエリーデザイナーの女性と渡辺との3年に及ぶ不倫が『週刊文春』で報じられた。離婚発表後、彼女は自身のツイッターに《これからは曇りのない笑顔で、私らしく歩んで参りたいと思います》と綴っているが――。 「果歩さんは周囲を心配させまいと明るく振舞っています。でも13年も連れ添った夫婦ですから、平気なわけがありません。不倫はいけないことですが、謙さんだって果歩さんのことを心から愛していました。彼女の乳がん闘病も謙さんは献身的に支えていましたし。離婚という結論に至ったとはいえ、果歩さんは今でも謙さんに感謝しています」(南の知人) そんな彼女の複雑な気持ちとは裏腹に、離婚発表後は南が受け取る“多額の慰謝料”について複数の記事が出た。5月23日発売の『女性セブン』は、“渡辺が南に支払う慰謝料は10億円”と報道。記事によると2人は“婚前契約”を交わしており、渡辺側に何らかの不都合があって離婚することになった場合、“夫婦の財産はほとんど南に譲る”という取り決めがあったというのだが――。前出の南の知人は、この記事に真っ向から反論する。 「婚前契約なんて、2人はまったく交わしていませんよ。婚前契約について尋ねられた果歩さんは、あまりに根も葉もない記事に呆れていたそうです」 こうした憶測が飛び交うなか、当事者である彼女はいま何を思うのか――。離婚発表から1週間が経った、5月下旬。六本木の一流ホテルに到着した南に記者は声をかけた。何度も取材してきた顔なじみの記者だったからか、離婚後はノーコメントを貫いてきた南が、困惑しつつも初めて口を開いてくれた。離婚したばかりとは思えないほど明るい口調だったが、“慰謝料10億円”報道についてたずねると表情は突如として曇ってしまった。 「どうしてこんな記事が出るんでしょうか……」 驚き呆れた表情の南は頭を横に振りながらこう続けた。 「10億円なんて、とんでもない。全部嘘です!だって、(渡辺には)借金しかなかったんですもの……」 ――え!?借金ですか? 「はい。でも、そんな記事にいちいち反論していても仕方ないですからね(苦笑)」 さらに、南は慰謝料の報道以外にも心を痛めていることがあるようで――。 「うちの母が『(離婚は)私のせいじゃないか』ってひどく傷ついているんです」 実は、南の実母と同居していたことで、息が詰まる生活を強いられた渡辺が“不倫に走った”と、これも一部では報じられてきたのだ。 「同居が不仲の原因と言われていますが、そんなことはないと思うんです。というのも、もともと私たち家族が住んでいた家に向こう(渡辺)が入ってきた形なので、母との同居はいまに始まったことではないんですよ。でも母は『自分が出ていけば何とかなるんじゃないか』と思ってしまったみたいで、騒動後はあの家から引っ越していきました。母とはいまも一緒に住んでいませんし、住民票まで移したんです。もう80歳を過ぎた母にそんなことをさせてしまって、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなんです……」 悲痛の真相を明かした南。最後に、今後の人生についても聞いてみた。 「いまは何も考えられない状態なんです。女ひとりの人生って、心細いですよ。でも、これが私の人生ですからね、負けずにしっかり歩いていきたいと思います。頑張っていきますから、これからも応援よろしくお願いいたします!」
2018年05月29日バランスが難しい「渡辺」を上手に書こう日本人に多い名字の上位にランクインする「渡辺」。画数が多い「渡」とシンプルな「辺」の組み合わせは、上手に書くのに苦労する人も多い漢字です。特に「辺」に使われるしんにょうは、書く人の個性が出やすい部分。しかし、逆に考えるとしんにょうを上手に書くコツを習得できれば、大人びた美しい「辺」になります。ポイントをおさえれば、バランスの取りにくい「渡辺」が見違えるほど上手に書けるようになるでしょう。「渡」はさんずいで決まるさんずいを書く際は、2画目を左側に出すように意識してください。1~3画目の出だしが全て同じ位置の場合、それはNG。それぞれの画をつなげると三角形が出来るのが理想です。1画目と2画目の間隔は小さく、2画目と3画目の間隔を大きく取るとかっこよく決まります。1画目と2画目の間、2画目と3画目の間が1対2のバランスになるように書いてみましょう。最後の払いは右にまっすぐつくりの「度」は、横線同士、縦線同士がそれぞれ平行になるようまっすぐ書きます。6画目の払いは、左に長く払ってください。中の「廿」は小さめ、「又」を大きめに書くと全体のバランスが良くなります。「廿」で出来た口の部分と、「又」と「廿」の間を同じくらい空けましょう。近くに出来たすき間を等間隔に揃えると、全体的に整って見えます。最後の右払いは、まっすぐの方向を意識してください。「辺」の刀は向きを揃える「辺」の書き出しとなる「刀」。後でしんにょうを書くことも考えて、やや右上をイメージして書いてください。同じ向きに揃えることで美しい文字に見えます。2画目を書き始めは、1画目の横線の真ん中からスタートしましょう。このとき、少し角度をつけて入ると大人っぽい雰囲気になります。また長方形をイメージして、全体的にやや細長く書くとよりスマートな印象を与えます。しんにょうを上手に書くコツしんにょうは、上手に書けないと悩む人が多い部首のひとつ。特に注意が必要です。3画目は「刀」よりも高い位置から書き始めます。しんにょうを上手く書くコツは、4画目を上下に離して分けるように書くこと。最初の出っ張り部分は上向きに、次の出っ張り部分は下向きに書いてください。ここが同じ向き、同じ角度になると、子どもっぽく幼稚な印象になってしまいます。最後の払いは上向きがポイントしんにょうの3画目は下からスタートさせ、緩やかな山を書くようなイメージで書きましょう。最後となる払い「渡」ではまっすぐ右に払いますが、ここでの払いは違います。若干上向きに上げて払いましょう。角度がつくことでメリハリが生まれ、スマートでバランスの取れた「辺」が完成します。「刀」の画数が少ない分、「辺」はしんにょうとの距離感が重要。刀としんにょうの間に、広すぎず狭すぎない絶妙なすき間を意識してください。「渡」は最初のさんずいの間隔や位置を注意して、「辺」はしんにょうにメリハリをつけることを意識するだけでも、立体感のある大人の美文字に近づきます。特に「辺」は中心を取りづらい字形ですが、「渡」をバランスよく書くことで中心を捉えるヒントにもなるはず。しんにょうのコツが掴めると、他のしんにょうがつく漢字にも応用できるので、ぜひマスターしましょう。監修:myMOJI萩原季実子(ペン字講師・美文字マインドクリエイター)
2018年03月26日インスタ女王が手がけるカラコン2018年3月下旬、渡辺直美がプロデュースするカラコンブランド『N’s COLLECTION(エヌズコレクション)』がデビューする。「メイクを引き立たせるカラコン」がコンセプトの『N’s COLLECTION』は、ハイセンスな女性をターゲットにしたカラコンブランド。オシャレなInstagramで「ファッションアイコン」としてのポジションを確立した渡辺直美がプロデュース、そして話題のグラフィックデザイナー・吉田ユニがビジュアルデザインを担当している。「盛る」だけのカラコンじゃ終わらないばっちり決めた日のメイクから、普段のナチュラルメイクにまで似合うよう、エッジの効いたレンズからナチュラルなレンズまで、7種のデザインが登場する。「目を大きく見せる」「目元を盛る」だけのカラコンではなく、メイクと合わせることで一層魅力的な表情になるような「メイクを引き立てる」デザインを起用している。ワンデータイプで、度あり・度なしのラインナップ。各10枚入りで、税抜き1,600円(予定)で発売される。販売店舗はコンタクト専門店、ドラッグストア、雑貨ショップ、WEBコンタクト販売店など。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース※『N’s COLLECTION』ブランドサイト
2018年03月09日「第50回ミス日本コンテスト2018」が15日、東京・新宿の京王プラザホテルで行われ、愛知県出身で会社員の市橋礼衣(いちはし のりえ))さん(23歳)がグランプリに選ばれた。「第50回ミス日本コンテスト2018」のグランプリに選ばれた市橋礼衣さん今年で50回という節目を迎えた同コンテストは、過去に藤原紀香らを輩出した歴史あるミスコンテスト。この日は、2,803人の応募者から選ばれたファイナリスト14名が最終選考に臨み、着物・水着・ドレスの審査が行われた。名前を呼ばれて思わずうれしさを爆発させた市橋さんは「本当にまだ夢の中にいるようで、実感が湧きません。ここに立てていることが本当に幸せで胸がいっぱいです。改めてこれまで支えてくださったすべての皆様に感謝を申し上げたいと思います」と笑顔を見せ、誰に一番喜びを伝えたい? という質問には「会場に駆けつけてくれた母と叔母、大学時代にバイト先でお世話になった上司とお客さんが見に来てくださいました。4人に心から『ありがとう』と言いたいです」と会場にいた4人との再会を待ち焦がれていた。市橋さんは昨年行われた「2017ミス・ユニバース日本大会」にエントリーした経歴も。「(地元の)愛知大会で3位をいただきました。とても光栄なことなんですが、まだまだ自分の可能性があるのではないかと思い、同じ年に石川大会にも挑戦しました。その時は2位(準グランプリ)をいただきましたが、あと一歩届かない思いをして悔しかったです。私にとってのミスコンは雲を掴むような存在。もう諦めてこのまま会社員として真面目に暮らしていこうかと思いました」と当時の複雑な思いを明かしつつ、「どうしても諦められない自分がいて、ミス日本を知って挑戦しました。諦めなければ道は開けるということを発信していきたいですね」と今後の活動に意欲。将来的には「ダンスだけでなく演劇や歌など、自分の可能性すべてに挑戦してきたいです」と芸能界進出にも興味津々で、憧れの著名人を壇蜜とあげて、「すごく知的なトーク、ウィットに富んだ話が魅力的で、彼女のように話しても美しい、佇んでいても美しい、そんな女性になりたいです」と目を輝かせていた。また、この日の同コンテストでは、1992年の第24回大会でグランプリに輝いた藤原紀香も登壇。ミス日本50周年感謝状が授与された。「感謝状をもらえっるとは思ってもいませんでした。この26年間、ミス日本のグランプリを与えてくださったことで、今の私がいます。逆に私が感謝をしなければいけないです」と恐縮しきりだったが、「あの時の心にあった光を、もっと大きな光にしていこうと、この感謝状をいただいてますます思いました」と決意新たに。この日グランプリとなった市橋さんには「本当にチャンスですし、ミス日本を誇りに思って心に灯った灯火を大きなものにしていき、日本の元気を世界に伝えていただきたいと思います」とエールを送った。左から、岡部七子さん(ミス着物)、竹川智世さん(みどりの女神)、市橋礼衣さん(グランプリ)、浦底里沙さん(水の天使)、山田麗美さん(海の日)、霜野莉沙さん(準ミス日本)なお、ミス日本 準ミス日本には大阪府出身の霜野莉沙(しもの りさ)さん(19歳)、ミス日本「海の日」には、東京都出身の山田麗美(やまだ れみ)さん(20歳)、ミス日本「みどりの女神」には、和歌山県出身の竹川智世(たけかわ ちせ)さん(20歳)、ミス日本「水の天使」には、鹿児島県出身の浦底里沙(うらそこ りさ)さん(21歳)、ミス日本「ミス着物」には、埼玉県出身の岡部七子(おかべ ななこ)さん(18歳)をそれぞれ選出。浦底さんは前日に発表された「ブリリアント賞」(過去のミス日本受賞者が選ぶ賞)にも選ばれている。
2018年01月16日AKB48の渡辺麻友が20日、東京・台場のヴィーナスフォートで1stアルバム『Best Regards!』の発売記念イベント「1日で3都市巡り! 御礼ミニソロライブツアー」を行った。「1日で3都市巡り!御礼ミニソロライブツアー」を行った渡辺麻友年内にAKB48を卒業する渡辺麻友が、1stアルバム『Best Regards!』の発売日であるこの日、1日で福岡、大阪、東京を巡ってファンに直接お礼を伝えるイベントを決行。最後の会場となった東京・台場のヴィーナスフォートでは、2012年のデビューシングル「シンクロときめき」のイベント以来、5年ぶりとなる伝説の"背中にネジ付き衣装"で登場し、ファンを驚かせた。朝から福岡、昼過ぎに大阪、そして夜に東京と、3都市を回ったにもかかわらず疲れたを見せなかった渡辺は「3都市を1日で回ると聞いた時は驚きました。そんなことが物理的に可能なのかと。でも意外にできちゃうんですね(笑)。色々とバタバタになりながらも、すごく楽しかったです」と笑顔。3会場で最も多い1,000人のファンで埋めた東京会場を目にして「朝から一日頑張って良かったです。東京は"ラスボス感"みたいなものがあります(笑)。本当にありがとうございます」とファンには感謝の言葉を口にした。12月26日には東京・秋葉原のAKB劇場で最後の劇場公演、そしてAKB48としては大晦日の『NHK紅白歌合戦』の出演を最後に卒業する渡辺。AKB48としての11年間の活動を「数え切れないぐらいの思い出はありますが、転機になったのはソロデビューの時と、2014年の『選抜総選挙』で1位を取った時。私のAKB48人生においても大きなターニングポイントで、記念すべき1日だったかなと思います」と懐かしげに振り返り、「私は不器用なので、自分の信じた道でひたすらコツコツやってきた結果が報われ、たくさんの方々の支えがあったからこそ1位を取れたかなと本当に思います」と感謝の言葉を述べた。残りわずかとなったAKB48としての活動では「しっかりと味わって、本当に最後は楽しく笑顔で終われたらと思います。もうやり残してきたことはほとんどないので、メンバーと最高の思い出を作れたらと思います」としっかりと前を向いていた。
2017年12月21日欅坂46の渡辺梨加さん、長濱ねるさんの写真集の出版を記念して、2人が登場!今回は渡辺さんの撮影秘話を中心にご紹介。長濱さんも太鼓判!渡辺さんの写真集が完成。長濱:ぺーちゃん(渡辺)、欅坂初のソロ写真集発売おめでとう!渡辺:ねるちゃんも~。長濱:先に発売が決まったのはぺーちゃんで、メンバー全員の前で発表があったんだよね。みんな「すご~い!!」って言ってた!渡辺:私もびっくりしたよ。どうしよ~って。でも嬉しかった。長濱:ぺーちゃんの写真集見るの、すっごい楽しみにしてたんだよ!渡辺:え~。ねるちゃんに見せるの恥ずかしい…。長濱:どうせもうすぐ世の中に出るんだから(笑)。渡辺:でも~。長濱:見るね!(そっと写真集を開いて…)うわ~かわいい~!大人っぽ~い!ぺーちゃんはさぁ、顔が本当~にきれいだよね!渡辺:(首を横にふる)長濱:ねるはこのグレーの水着を着てるカットと、手にマスカットを持ってるカットが好き。ぺーちゃんは手足が長くてきれいだから、水着が本当によく似合ってるね。渡辺:恥ずかしい…。長濱:ぺーちゃん自身はどの写真が一番お気に入り?渡辺:うーん…。白いワンピースを着てるカットかなぁ。長濱:これね!本当に女神さまみたいだよ~!渡辺:ギリシャのサントリーニ島で撮ったやつなんだけど、本当に街全体がきれいだった。長濱:ねるもいつか行きたいな。渡辺:私は早くねるちゃんの写真集が見たいよ~!ながはま・ねる1998年9月4日生まれ、長崎県出身。欅坂46メンバー。3 歳から7 歳まで育った故郷、長崎・五島列島で撮影した、青春がテーマの1stソロ写真集『ここから』(講談社)は12 月19日発売予定。ニット、ショートパンツはスタイリスト私物わたなべ・りか1995年5月16日生まれ、茨城県出身。欅坂46最年長メンバー。抜群のルックスを活かし、雑誌『LARME』『Ray』のレギュラーモデルとしても活躍。愛称の「ぺーちゃん」は、飼い猫の名前に由来。カーディガン¥9,500(ジーナシス/アダストリアTEL:0120・601・162)インナー、ショートパンツはスタイリスト私物ファッション誌などでも活躍するカメラマン、阿部ちづるさんが撮り下ろした渡辺さん初のソロ写真集。4ポーズの水着カットをはじめ、ロングインタビューも収録。12月5日発売。『饒舌な眼差し』集英社1800円※『anan』2017年12月6日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・高垣鮎美(LOVABLE)ヘア&メイク・犬木 愛取材、文・菅野綾子(by anan編集部)【人気記事】※いい女は寝る前にアレを枕元に置く!?横澤夏子が解説※【驚愕!意外とみられてた!】知っておきたい「脱毛サロン」の選び方4つ
2017年12月03日年内でアイドルグループ・AKB48を卒業する渡辺麻友(23)が10月31日、地元・埼玉のさいたまスーパーアリーナで「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」を開催。総選挙で名勝負を繰り広げてきた"戦友"指原莉乃が、涙ながらにメッセージを送った。ラストの楽曲「桜の花びらたち」の前に、指原は「細くてちっちゃい体でこんなに大きいグループをずっと支えてくれて本当にありがとう」と号泣。「どんな仕事にも、体調が悪いときも、文句ひとつ言わず私たちを引っ張ってくれた麻友ちゃんにメンバー一同感謝しているし、本当に心から尊敬しています」と思いを伝えた。そして、「これからは女優として自分の人生をしっかり歩んでいってください。これからの人生楽しんでください」とエールを送り、2人で熱い抱擁を交わすと、会場からは大きな拍手が起こり、渡辺は「ありがとう」と感謝の言葉を伝えた。終演後の囲み取材で、渡辺は「ライバル、戦友と世間的に言われるんですが、普段はいい意味でライバル心がないというか、ふざけ合う友達みたい。みなさんが思っている以上に仲良しだし、ふざけた話しかしてないくらいの仲」と指原との関係を説明。「だからこそあのメッセージで、すごく真面目に話してくれたので、今までそういう風に思ってくれてたんだなと。普段まじめな話をあんまりしないので照れくさいというか、でも、そうやって見てくれてたんだなと思って、一緒に頑張ってこられて本当によかったなと、大切な仲間だなと思いました」と指原の本音に感動していた。
2017年11月01日”コップのフチ子”を展開する、キタンクラブのフィギュアPUTITTO シリーズから、お笑いタレント・女優として活躍する渡辺直美をモチーフにした「コップのふちの直美」が登場。得意の歌モノマネを中心に、体験型展示イベント「渡辺直美展 Naomi’s Party」の開催や渡辺直美がプロデュースするファッションブランド「プニュズ(PUNYUS)」の展開など、多方面で才能を発揮している渡辺直美。現在は、TBSドラマ「カンナさーん!」で主演を務め、女優としての新たな一面で注目を集めている。インスタグラムのフォロワー700万人を超えるほど、世界でもトップクラスの”ぽちゃかわいい”スター・渡辺が今回フィギュアになって登場。ハート柄のTシャツを着て佇む「ちょこっと座る ver.」、水着を着てセクシーなポーズをきめる「セクシーポーズ ver.」、コップのフチにぶらさがった「ぶらさがり ver.」、舌を出して味見している「ちょい飲み ver.」、そして「シークレット.ver」の全5種類がラインナップする。すべてボックスに入って発売される「クローズド BOX」形式で展開されるので、どれが入っているかは購入してからのお楽しみ。部屋の中に飾れば、元気をもらえるはず。ぜひ手にとってみては。【アイテム詳細】「コップのふちの直美」全5種 各600円+税発売日:2017年8月18日(金)取扱店舗:オンラインショップ「ラナタウン 」、よしもと各劇場ショップ「テレビ通り」ほか全国バラエティショップ(C)YOSHIMOTO KOGYO(C)KITAN CLUB
2017年08月24日宝塚歌劇星組『阿弖流為-ATERUI-』東京公演が7月31日に開幕した。この作品は日本青年館ホールのこけら落とし公演。主演は星組の礼真琴が務める。星組の二番手スターとして高い人気を誇る礼は、これまで本拠地・宝塚での主演経験はあるものの、東京の地で主演を務めるのは初。新劇場での東京初主演と“初ものづくし”となった。宝塚歌劇星組公演『阿弖流為-ATERUI-』チケット情報新国立競技場の建設に伴い2015年3月、36年の歴史に幕を下ろした旧・日本青年館。日本青年館ホールはその後継施設で、以前より南に約100メートル場所を移した敷地に立つ。7月にオープンし、記念コンサートなどを行っているものの、一般客を入れた公演は今回が初めてで、この日が本格スタートとなる。宝塚歌劇団は旧・日本青年館も東京の拠点のひとつとし、宝塚ファンの間でもなじみのある劇場だっただけに、そのこけら落とし公演となる本作は大盛況でチケットはすでに完売。特に初日のこの日は、建物の外観やロビーの写真を撮るファンの姿も多く見られた。物語は高橋克彦の小説『火怨』が原作。8世紀、大和朝廷が蝦夷征伐に乗り出す時代を背景に、故郷を守る為に立ち上がった蝦夷の若き指導者・阿弖流為が、大きな歴史の流れの中、仲間たちとともに大和との戦いに挑んでいくさまをスペクタクルに描いていく。巨大な中央政権に挑む地方勢力の悲劇を単なる悲劇ではなく、どこか希望も残るステージに仕立てているのが宝塚らしく爽やか。LEDボードを使った映像や激しい立ち回りも見どころだ。そして何と言っても主演の礼が、力強くも涼やか。もともと歌も芝居もダンスも秀でたスターだが、大きな心を持つ優しく強い阿弖流為に説得力があったのは、この人の持ち前の求心力あってこそだろう。カーテンコールで礼はまず、「日本青年館ホールのこの舞台に一番最初に立たせていただく幸せを感じ、身の引き締まる思いでいっぱいです」と挨拶。「全員が心をひとつに、力をあわせて駆け抜けたい」と公演への意気込みを語ると同時に、「この作品がこけら落とし公演でよかったと思っていただける作品になるよう、全力で頑張ります」と、こけら落とし公演主演という栄誉ある大役への意気込みも。カーテンコールは4度繰り返され、満員の客席は最後にはスタンディングオベーションになるほどの大盛り上がりとなった。星組公演『阿弖流為-ATERUI-』は8月6日(日)まで同劇場で上演。なお、日本青年館ホールではこのあと、9月25日(月)から10月15日(日)まで、元宝塚星組トップスター・北翔海莉主演ミュージカル『パジャマゲーム』の上演などが控えている。
2017年08月02日映画『リトル・ダンサー』を元にミュージカル化した舞台作品『ビリー・エリオット』。海外で絶賛されるこの作品が、ついに日本で上映決定。出演する柚希礼音さんに話を聞きました。不況に喘ぐ炭鉱の町で生まれ育った少年・ビリーが、ふとしたきっかけからバレエに魅せられ、家族の反対や世間の偏見を乗り越えてプロのバレエダンサーの道を歩んでいく。衝動に突き動かされるようにバレエにのめり込んでいくビリーの姿とひたむきさと、そんな彼のピュアな情熱に感化され、次第に変わっていく周りの大人たちの葛藤と愛を描き大ヒットした映画『リトル・ダンサー』。『ビリー・エリオット』は、その映画を元にミュージカル化した舞台。ストーリーが素晴らしいのはもちろんだけど、ミュージカル用にエルトン・ジョンが書き下ろした楽曲は素晴らしく、舞台ならではの演出で披露される少年・ビリーのダンスシーンの楽しさは、映画以上とも。ロンドン、NYをはじめ世界各地で絶賛され数々の演劇賞を受賞した傑作が、ついに日本で上演決定。炭鉱の町で小さなバレエ教室を営み、ビリーの才能を見出すウィルキンソン先生を演じる柚希礼音さん。「舞台版のDVDを観た時に、昔観た映画以上に感動したんです。全キャストがオーディションと聞いて、最初は怯みましたが、それ以上にこのウィルキンソンという役をやってみたいと思ってしまったんです」柚希さんが、この作品に惹かれたのは、「きれいごとで終わらない」人間くさいドラマだったから。「バレエ教師といっても、教室ではコートも脱がず、バレエシューズも履かず、レッスン中にパイを食べたりしているんです。教室を開いた当初は、純粋な情熱を持っていたけれど、時代や土地柄もあって周りから軽んじられ、うんざりしながらやっていたんですよね。そんな時にビリーのような熱心な生徒が現れて、彼を後押しすることで彼女自身も救われる。そこが素敵ですよね」ウィルキンソンがダンスについて語るセリフにも共感ポイントが。「ダンスに大切なもののひとつはテクニックで、もうひとつが自分の表現だって言うシーンがあるんです。宝塚の入団当初の私は、いかに難しいステップが踏めるかというような技術ばかりを注視していたんです。でも、お芝居のなかでダンスを踊るようになったら、すごいジャンプをしても、ダメ出しされるんです。お芝居の中での心の叫びが大きくなってダンスという表現になるんだと気づいたのは、随分経ってから。自分が身をもって実感したことを先生の立場で言えるのがうれしいんです」稽古には、ロンドンのクリエイティブチームが参加し、段取りや感情の流れなど、細かく演出されるそう。「外枠から役を作ることで、内から湧き上がるものだけでない新しい感覚がプラスされていく感じがあって、とても刺激的な現場です」『ビリー・エリオット』TBS 赤坂 ACTシアタープレビュー公演/7月19日(水)~23日(日)S席1万2500円A席8500円7月25日(火)~10月1日(日)S席1万3500円A席9500円*すべて税込みホリプロチケットセンターTEL:03・3490・4949大阪公演あり。ゆずき・れおん宝塚歌劇団星組トップスターを経て’15年に退団。現在、舞台を中心に活躍中。ソロコンサート「REON JACK 2」のDVDが7月26日にリリース。※『anan』2017年7月19日号より。写真・内田紘倫(柚希さん)ヘア&メイク・黒田啓蔵(Three PEACE/柚希さん)文・望月リサ(by anan編集部)
2017年07月15日7月14日(金)今夜放送の「A-Studio」はゲストに渡辺直美を迎え、お笑いタレントとしても女優としてもマルチに活躍、自身のインスタグラムが女性に大人気の渡辺さんがNY留学での体験からドラマ「カンナさーん!」の舞台裏までを語り尽くす。同番組は笑福亭鶴瓶と「ViVi」モデルのemmaの司会で、友人や関係者への徹底取材からゲストの素顔に迫るバラエティー。ビヨンセのものまねでブレイクを果たし、その後はバラエティなど芸人としての活動はもちろん、インスタグラマーとしても女性を中心に絶大な支持を獲得している渡辺さん。2014年からは自身でプロデューサーを務めるアパレルブランド「PUNYUS(プニュズ)」も始動、昨年開催したワールドツアーも大成功といまや世界で活躍する“アーティスト”となった。今回はそんな渡辺さんの地元・茨城の幼なじみを鶴瓶さんが取材。10代のアルバイト時代の武勇伝をはじめ、NY留学で経験した熱い夜(!?)、さらに要潤や西島秀俊といったイケメン俳優たちとの共演時のエピソードなども披露するという。渡辺さんがゴールデン・プライム帯の連続ドラマ初主演を務める「カンナさーん!」は7月18日(火)より毎週火曜日22時~TBSにて放送。初回15分拡大。パワフルで豪快、思い込んだら一直線の女・鈴木カンナ(渡辺直美)。雇われファッションデザイナーとして働く彼女には、「いつか自分のデザインした洋服で世界中の女性をイイ女にしたい!」という夢があるが、斬新すぎる趣味になかなか時代がついてこず…会社ではちょっぴり浮いた存在。しかし夢をあきらめることなく、いつもポジティブ。イケメン夫・鈴木礼と一人息子の麗音とともに毎日楽しく暮らしていた。しかしある日、あろうことかラブラブだったはずの夫・礼の浮気が発覚!「冗談じゃない!」と息巻いて、ゲス夫を追い出したまではよかったのだが…理不尽な上司から降ってくる大量の仕事、マザコン息子に過保護な姑の来襲、そして泣き虫で甘えん坊な4歳児の子育て、そのほかさまざまなハードルがひとりぼっちのカンナに襲いかかる!つい心が折れそうになる瞬間もありつつも、カンナは逃げない!曲げない!くじけない!愛する息子のため、さらに自分の夢のため、逆境を跳ね返しハッピーに生きるカンナの熱い奮闘が始まる――!主演の渡辺さんはじめカンナの夫・鈴木礼役に要潤、礼の母親・柳子役に斉藤由貴、カンナが働くアパレル会社の先輩・片岡美香役に山口紗弥加、さらに工藤阿須加、トリンドル玲奈、「シソンヌ」じろう、礼の不倫相手・草壁真理役にシシド・カフカといったキャストを迎える。主演ドラマも注目の渡辺さん、その素顔とは!?「A-Studio」は7月14日(金)23時15分~TBS系で放送。(笠緒)
2017年07月14日渡辺直美がTBSドラマ初主演を務める新ドラマ「カンナさーん!」。この度本作の主題歌が、人気女性アーティストAIと渡辺さんが歌うガールズ・デュエットソング「キラキラ feat.カンナ」に決定したことが分かった。パワフルで豪快、思い込んだら一直線の女・鈴木カンナ(渡辺直美)。雇われファッションデザイナーとして働く彼女には、「いつか自分のデザインした洋服で世界中の女性をイイ女にしたい!」という夢があるが、斬新すぎる趣味になかなか時代がついてこず…会社ではちょっぴり浮いた存在。しかし夢をあきらめ ることなく、いつもポジティブ。イケメン夫・鈴木礼と一人息子の麗音とともに毎日楽しく暮らしていた。しかしある日、あろうことかラブラブだったはずの夫・礼の浮気が発覚!「冗談じゃない!」と息巻いて、ゲス夫を追い出したまではよかったのだが…理不尽な上司から降ってくる大量の仕事、マザコン息子に過保護な姑の来襲、そして泣き虫で甘えん坊な4歳児の子育て、そのほかさまざまなハードルがひとりぼっちのカンナに襲いかかる。愛する息子のため、さらに自分の夢のため、逆境を跳ね返しハッピーに生きるカンナの熱い奮闘が始まる――。6月7日に約4年ぶりのオリジナルアルバム「和と洋」をリリースしたばかりのAIさん。彼女の放つパワフルでポジティブなイメージは、まさに本作にぴったりだとドラマプロデューサーが渡辺さんとのデュエットソングを熱烈オファーし、今回実現。偶然にも2人は、今年のGWにAIさん本人からのラブコールにより初のステージ共演を果たしたばかり。そこで観客を一瞬にして魅了した最高の笑顔と最強のポジティブパワーを持ち合わせる2人は、「絶対にまた一緒にやろうね」と約束していたという。主題歌では、AIさんが渡辺さんと共に歌唱することを前提に、歌詞とメロディーを書き下ろし!本格的なスタジオ・レコーディングは初めてという渡辺さんに、サウンドプロデューサーとして丁寧にボーカルをディレクション。真剣ながらも、時にアドリブを交えつつ和やかな雰囲気を経て、2人とも大満足の1曲が完成した。渡辺さんは、「カンナさんのポジティブないいところを、AIさんがバシッと表現してくださっていて、すごく元気が出る曲です」と主題歌について話し、「AIさんのパワフルな歌声も、すばらしいです。私も歌わせていただいて…本当に緊張しましたが、気合いを入れて頑張りました!ドラマでは悲しい物語の回や、カンナさんが落ち込むシーンもあるんですが、この曲が流れたら、明日もがんばろう!って思えますし、みなさんにも、きっとそう思っていただける曲だと思います」とコメント。一方、AIさんも「ドラマ主題歌のお話をいただいたのはもちろん、直美さんと一緒に歌うっていうのが、本当にうれしくて。すごく気合いを入れて作りました!」と言い、「カンナさんは、いろんなことがあるけど、笑顔で吹き飛ばしながら人生を強く生きていっているので、ドラマを見た人が希望に満ち溢れる気持ちになれるような曲にしたいと思って、作り上げました」と込めた想いを明かした。また「『きっと明日はいい日だから Don’t give up』っていう歌詞がありますが、この曲を聴いて、みなさんにもそんな気持ちになってもらえたらうれしいです」とメッセージを寄せた。「カンナさーん!」は7月18日より毎週火曜日22時~TBSにて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2017年06月28日ミュージカル『ビリー・エリオット』の公開レッスンが10日に行われ、吉田鋼太郎、柚希礼音、加藤航世、木村咲哉、前田晴翔、未来和樹、山城力が登場した。同作は、日本では『リトル・ダンサー』として知られる映画『BILLY ELLIOT』を2006年にイギリスでミュージカル化し、数々の賞を受賞した。映画で同作の監督を務めたスティーヴン・ダルドリーが演出を務め、エルトン・ジョンが音楽を担当した。イギリス北部の町の少年・ビリーは、炭鉱労働者の父に反対されながらも、バレエダンサーとしての才能を開花させていく。約1,300人から選ばれた子供達に、吉田は「彼らのまっすぐな取り組み方にとても心を打たれます」としみじみ。柚希も「子供達なのにプロ」と称賛し、「毎日のスケジュールもすごいことになってるんですけど、予習も復習も。尊敬しています」と語った。宝塚好きな吉田は、柚希について「かわいくて華があって、性格もオープンで、初めてお会いした時から10年来の友達のような気になりました」と絶賛。「宝塚の方を見たら口説くわけじゃないんですよ!」と言い訳し、周囲を笑わせる。一方柚希は「初めてお芝居を合わせた時は、ものすごく圧倒されて何もできなかったです。とにかく吉田鋼太郎さんにビビらないで、圧倒されないでと言われるくらい、あまりの迫力とあまりのお芝居に、何もできずに終わって反省しました」とその演技の凄さに驚いた様子だった。吉田は同作について、改めて「本当に子供達の情熱、それから周りの子供達に触発されながら、ものすごいものを作っていると実感しながら作っております」とアピール。「観終わった後に、俺も頑張ろうという気に必ずなれる芝居だと思います。ミュージカル嫌いな僕がおすすめする、絶対俺も観るというミュージカルです」と熱弁した。この日の公開レッスンでは、「シャイン(Shine)」「ソリダリティ(Solidarity)」「エクスプレッシング ユアセルフ(Expressing Yourself)」3曲のパフォーマンスを披露。少年たちによるバレエやタップ、吉田・柚希による迫力のやりとりに、拍手が沸き起こっていた。
2017年06月11日渡辺直美が、自身初の写真集「NAOMI」を発売。ミラノコレクション、ワールドツアーの熱狂を追い、“世界のポップアイコン”へと成長していく渡辺さんの姿をファッションや広告を中心に活躍する鬼才フォトグラファー・新田桂一氏がカメラに収めた。2007年にデビューし、ビヨンセのダンスパフォーマンスでブレイクした渡辺さん。2014年には、自身でプロデューサーを務めるアパレルブランド「PUNYUS(プニュズ)」が始動。2016年1月からはインスタグラムのフォロワー数が国内トップとなり、現在は650万人を突破。昨年開催したワールドツアーでは、ニューヨークで500人、ロサンゼルスで800人、台湾で1,500人を集め、各公演を瞬時ソールドアウトさせたことも話題を呼んだ。そんな渡辺さんが、世界を駆け巡った芸歴10年目を迎えた2016年。9月は、ファッションプロデューサーとして、ミラノコレクションを視察するためにイタリアへ。また、10月は、エンターテイナーとしてニューヨーク、ロサンゼルス、台湾の3都市でライブを開催し、地元の観客を熱狂させた。まさに世界を駆ける渡辺さんを追いかけ、心と体の核心をとらえたのは、鬼才フォトグラファー・新田氏。世界の巨匠テリー・リチャードソンに6年間師事した愛弟子と知られ、そのパッショナブルな作風からは被写体の内面がにじみ出ると定評がある。今回は渡辺さん本人たっての希望で、このプロジェクトのカメラマンに決定した。ライブの舞台で観客を沸かせる圧巻のパフォーマンスから、バスタブに浸かる超プライベートな姿まで、世界のポップアイコンへと成長していく“渡辺直美”の現在のすべてを、鬼才カメラマンが余すところなくとらえ、222枚の写真に収めたドキュメント写真集。渡辺さん自身の直筆による、書き下ろしエッセイも収録される。渡辺直美写真集「NAOMI」は6月29日(木)より発売。(text:cinemacafe.net)
2017年06月09日ローラと渡辺直美が、いま大きな注目を集めるアメリカン・コミック、いわゆる“アメコミ”の魅力に迫る番組「アメコミ・ヒーローの世界~ローラ&渡辺直美マーベル・キャラクターへの道~」に出演。日本のテレビとしては初めて、ニューヨークのマーベル本社にも潜入したことが分かった。アイアンマン、スパイダーマンなど、実写映画が次々大ヒットとなり、日本でも大きな注目を集めるようになったアメコミ。その代表格として高い人気を誇り、東京・六本木ヒルズでは大規模展覧会も開催中の米マーベルに迫り、その魅力を探るのが本番組。プレゼンターは、昨年『バイオハザード: ザ・ファイナル』に出演し、マルチな活躍を続けるローラさんと、ニューヨーク・ロサンゼルス・台湾でワールドツアーを成功させた渡辺さん。活躍の場を世界に広げる2人が、アメリカ人のマスターピースともいえるアメコミの魅力の秘密を探る旅に出る。2人は、大人気の「マーベル・コミック」のキャラクターになるべく、ロサンゼルス、ニューヨーク、香港と飛び回り、マーベルの世界をその肌で体験。自分たちなりのキャラクター像をつくりあげていく。日本のテレビでは初となるニューヨークのマーベル本社での大規模撮影をはじめ、貴重な映像が満載。ローラさんと、アメコミ界伝説の巨人といわれるマーベル名誉会長スタン・リーとの対談や、渡辺さんが香港ディズニーランドでアイアンマンと出会ったときの模様など、見どころたっぷりの1時間。果たして、2人はどんなアメコミ・キャラとなるのか、乞うご期待!「アメコミ・ヒーローの世界~ローラ&渡辺直美 マーベル・キャラクターへの道~」は5月5日(金)22時50分~NHK総合にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年05月05日皆が憧れるステージで活躍する大人って、どんな子ども時代をすごしたのでしょうか? ゆめを叶えた大人はどんな風に育てられたのか、人生まだまだヒヨっ子のちゃずがインタビュー!第6回は、2017年4月8日(土)より公開中の『映画 きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち』にゲスト声優として出演する渡辺直美さんにお話しいただきます。多彩な才能は、どのようにして磨かれたのでしょうか。渡辺直美さんプロフィール 1987年、茨城県生まれのお笑い芸人。吉本興業所属。NSC(吉本総合芸能学院)東京校12期生。歌手ビヨンセのモノマネで一躍人気に。ファッションブランド「PUNYUS」のプロデューサー、“インスタ女王”としても注目を集めている。洋画の日本語吹替えやアニメでは声優としても活躍し、2017年4月8日(土)より公開中の『映画 きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち』では女の子の機関車アシマ役を務める。 Instagram: ■コンプレックスを笑顔でプレゼン!ちゃず:『映画 きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち』は、トーマスがコンプレックスを乗り越える様子も描かれています。渡辺さんは、子ども時代にそういった経験、ありましたか?渡辺:私は日本人の父親と、台湾人の母親から生まれたんですが、両親の離婚により母子家庭で育てられました。あまり裕福ではなく、洋服やお菓子は物価の安い台湾のものを与えられていたのを覚えています。台湾の洋服って、本当に安いんですよ。「Tシャツ5枚で100円」みたいな。その代わり、偽物のキャラクターがデザインされているものとか、ものすごくダサいものばかりでした。ちゃず:日本と台湾の文化の違いがあったんですね。それを理由に、いじめられることなんかもありましたか?渡辺:それが、全然なかったんですよ。例えば、私が台湾の飴を友だちにあげると、「こんな飴、見たことがない」とか言われて、恥ずかしい思いをしたことはあります。でも、私が「美味しい」って言って食べ続けていると、友だちのほうから、「あの飴、また買ってきて」って言ってくれるようになるんです。コンプレックスって、自分がコンプレックスだと思えば思うほどより強くなってしまうもの。私の場合、コンプレックスを笑顔でプレゼンすることで乗り越えてきました。その結果、友だちにも受け入れてもらえたし、それを認めてくれるのが本当の友だちなんだと思います。■子ども時代のパワーが、いまの芸につながっているちゃず:渡辺さんご自身は、どんな性格だったんですか?渡辺:人見知りだけど八方美人! 小学生の頃からものすごくおしゃべりで、めちゃくちゃうるさかったと思います。オタク系やヤンキー系まで、誰とでもしゃべれたので、学年全員と仲良しでした。あと、面白いことが大好きで、面白いことを追求し続けていました。休み時間には、モノマネを披露して、みんなを笑わせて。外で遊ぶのも大好きで、一輪車で坂を登ったり、バドミントンクラブに通ったり、とにかく活発に好き放題やっていました。ちゃず:それで、お母さんに叱られることは?渡辺:「うるさい!」ってよく叱られていました。でも、私は言われ慣れていたので、「はいはい」みたいな感じで受け流していて。お母さんもお母さんで、ダメなことはダメと伝えつつ、好きなことをさせてくれていたんだと思います。加えて、本当にやってはいけないことや、相手に嫌な思いをさせてしまうことっていうのは、学校の友だちを見て学んでいました。そういう意味でも、よい環境だったと思います。ちゃず:だからこそ、のびのびと成長できたんですね。渡辺:好き放題にしゃべったり、走り回ったりさせてもらえたおかげで、いまこうして踊ったり、歌ったりする活動ができています。子ども時代からの溢れんばかりのパワーを、仕事に替えることができたわけです。だから、おてんばすぎて大変な子もいると思うけど、見守ってほしいって、世の中のお母さん方に伝えたいですね。将来、お子さんがそのパワーを、活かせるときがくるかもしれませんと。■年上からは最初に嫌われ、あとから好かれるちゃず:そんなパワフルな渡辺さん。周りの人たちからも、すごく好かれていたでしょうね。渡辺:悪気はないのですが、年上の人から態度が大きいと思われがちです。最初は誤解をされたり、嫌われたりして、あとから誤解が解けて好かれるパターンが多いです。高校時代、バレー部の部長に選ばれたときも、最初は顧問の先生と折り合いが悪かったんです。先生が、後輩たちの前で、「おまえたち、渡辺が部長で本当にいいのか? であれば、渡辺のいいところを挙げろ」とか言って。ちゃず:え!? それで、後輩たちはなんて?渡辺:「明るくて楽しい人です!」「とにかく面白いです!」「歯がきれいです!」って、そこかよ! みたいな(笑)。でも、そんな感じでほめてくれました。それで、私からも、その後あらためて先生に、「私に何かあるようでしたら、ごめんなさい」って謝ったんです。そうしたら、先生も、「あれ? こいつ素直なやつじゃん」って思ってくれたみたいで。最後には、「渡辺が部長で本当によかった」と言ってくれました。■渡辺直美流! 友だちづくりの秘訣ちゃず:こうしてお話を聞いていると、渡辺さんは本当に人間関係に恵まれていますよね。友だちづくりの秘訣はありますか?渡辺:友だちづくり、と聞いて思い出すのはNSC時代のことです。18歳で自分としてははじめての大きな決断をし、東京へ出てきて、入ったNSC東京校。そこには、年齢もタイプもさまざまなライバルたちがたくさんいたんです。八方美人な部分がありつつも、人見知りな性格で自分から「相方になろうよ」って言えませんでした。ちゃず:では、当時どうやって相方を見つけたんですか?渡辺:NSCではネタ見せの機会があるんですが、そのときに、まずはピンでネタをやってみて、自分がどういう人間かを伝えようと考えたんです。それで、面白いと思ってくれた人と組みたいな、と。中学校のときからやっていたモノマネを披露したんですけど、それからいろいろな人から声をかけられるようになりましたね、「ご飯食べよう」とか。ひとりと気が合えば、そこからどんどん気の合う人たちが集まって、自然と友だちの輪が広がります。ちゃず:まずは、自分を知ってもらうことが大事なんですね。渡辺:自分から声をかけられないのなら、別の手段で自分を知ってもらうようにするのもひとつの手かな、と。自分の得意なこと、苦手なことを思いきって発表しちゃったほうが、友だちになりやすいと思うんです。苦手なことを発表するのは、確かに恥ずかしい。でも、それについてとやかく言う人とは、どちらにしても友だちになんてなれないですよね。だから、私は素直に苦手なことを伝えるし、相手に相談したり、頼ったりします。それを受け入れてくれる人と友だちになれたほうがいいじゃないですか。ちゃず:渡辺さんの素直さ、見習いたいです! どうやって身につけたんですか?渡辺:なんでしょうね。誰かから怒られたら、何がよくなかったかを考え、それをすぐに反省して謝る。そういうのを繰り返してきたからかもしれません。さっきお話ししたバレー部のときもそうでした。いまでも、先輩芸人の吉村さん(平成ノブシコブシの吉村崇)や綾部さん(ピースの綾部祐二)から、よく怒られるんですが、「おまえのことを信じているから怒るんだよ」「おまえはパワーがあるし、素直に頑張ってくれるから」って言ってくださるんです。素直さで大変な思いをすることもあるけれど、それがあるからこそ、先輩方も見放さないでいてくれているのだと思います。■トーマスは現代にピッタリの映画ちゃず:家族、友だち、先輩、先生など多くの方々に愛され、才能を開花させ、表現の幅を広げてきた渡辺さん。『映画 きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち』アシマ役を演じてみていかがでしたか?渡辺:アシマは、精神的にはお姉さんだけど、まだまだ子どもらしい一面もある。その絶妙な強さ、明るさを演じるのが難しかったです。私の声って、もともと低いんですよ。それでいて、高い声を出そうとすると、ふざけているみたいな声になっちゃう。アシマの可愛らしさを表す、ちょうどいい声色が出せるよう、精一杯頑張りました。ちゃず:子どもの頃から、『きかんしゃトーマス』は観ていましたか?渡辺:観ていました! 毎朝、保育園に行く前に、チーズパンを食べながらトーマスを観る。それが、保育園時代の私の日課だったんです。だから、今回のお仕事前にも、チーズパンをかじりながら思い出を振り返りました(笑)。ちゃず:映画でお気に入りのシーンは?渡辺:歌のシーンです。私の歌が、そのままアシマの歌として流れますからね、納得するまで撮り直してもらいました。歌詞のいいところをきちんと聴かせるように意識しましたね。歌詞がとてもいいんです。トーマスが抱える「他人をうらやむ一方で、自分にも自信がある」という葛藤に対する、「いまのあなたのままでいい。いまのあなたを輝かせましょう」というメッセージを感じることができます。私もトーマス側だと思うから、アシマの声を演じながら、自分に言い聞かせているみたいでした。まさに、現代にピッタリの映画だと思います!ちゃず:ありがとうございました!いまや、ステージでたくさんの人を笑わせている渡辺さんが、実は人見知りだということが意外でした。人前に出ていく道を選ぶのは、とても勇気のいることだったのではないでしょうか。渡辺さんは、小さい頃から「うるさい!」と注意されてしまうほどの溢れるパワーを大切にし、いまのスタイルを築かれてきました。他人と違った感性を塞いでしまうか、活かしていくかは自分次第なんですね。ヒヨっ子ちゃずの欠点は、どうやって活かしていけるかな。そんなことを考えさせられました。刺激的で楽しいインタビューの時間を、ありがとうございました。『映画 きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち』4月8日(土)より、シネ・リーブル池袋、全国イオンシネマ(一部劇場除く)ほかにて公開中HP: 【提供】ソニー・クリエイティブプロダクツ【配給】東京テアトル(c) 2017 Gullane (Thomas) Limited.取材:イラストレーターちゃず 文:馬島利花
2017年04月13日松岡茉優が初主演を務める、綿矢りさ原作の映画『勝手にふるえてろ』。このたび、松岡さんが演じる主人公ヨシカを取り巻く“2人の彼氏”に、渡辺大知(「黒猫チェルシー」)と北村匠海(「DISH//」)が決定。さらに、石橋杏奈、片桐はいり、古舘寛治といった追加キャストが明らかになった。私には彼氏が2人いる──中学時代からの片思いの相手、イチ(北村さん)と、突然告白してきた暑苦しい同期のニ(渡辺さん)。「人生初告られた!」とテンションがあがるも、ニとの関係に乗り切れないヨシカ(松岡さん)。一方で、「ひと目でいいから、いまのイチに会って前のめりに死んでいこうと思ったんです」という奇妙な動機から、中学以来ひきずっているイチに会ってみようと、ありえないうそをついて同窓会を計画。ついに再会の日が訪れるのだが…。“脳内の片思い”と“リアルな恋愛”。同時進行で進むふたつの恋の行方は?本作は、2001年に「インストール」でデビュー、「蹴りたい背中」で第130回芥川賞を受賞した作家・綿矢りさによる同名小説が原作。主演を務めるのは、本作が映画初主演となる若手実力派女優の松岡さん。絶滅した動物が好き過ぎて、アンモナイトの化石についてネットで調べていたら気づくと朝になっていたり、中学時代の初恋の相手との過去を思い出しては、胸をトキめかせる、ちょっと変わった“恋愛ド素人”OLのヨシカを演じる。本作では、“脳内片思い”と“リアルな恋愛”の2人の彼氏を、“イチ”、“ニ”と勝手に命名する、極度に捻じ曲がった乙女心を披露。そんなヨシカの“リアルな恋愛”の彼氏に、『色即ぜねれいしょん』で俳優デビューし、NHK連続テレビ小説「まれ」など、俳優としても独特の存在感を放つ「黒猫チェルシー」のボーカル、渡辺さん。ヨシカにうっとうしがられるほど猛アタックし、若干強引に(?)彼氏となる男・ニを熱演。そして、“脳内片思い”の彼氏には、「DISH//」でボーカル&ギターを務め、『君の膵臓を食べたい』『恋と嘘』など話題作への出演が控える、いま最も注目の若手俳優・北村さん。ヨシカの中学時代からの片思いの相手・イチをクールかつ魅力的に演じている。そのほか、ヨシカの恋をかき乱してしまう同僚に、『泥棒役者』にも抜擢された石橋杏奈、ヨシカの話し相手になる釣りのおじさんに古舘寛治、同じアパートに住む、すこし変わった隣人に片桐はいりと、ヨシカを取り巻く共演者にも、個性的な役者が揃った。24歳まで恋愛経験ゼロの遅咲きな主人公・ヨシカが繰り広げる、悩んでは傷つき、暴走する恋の行方を、応援しながら見守りたくなる痛快コメディが誕生した。脚本を最初に読んだときから主人公のヨシカのキャラクターに釘付け」と語るのは、渡辺さん。「ぼくは撮影中、実際に、空回りしながらもヨシカにずっと一直線でした。主演の松岡さんは芯が強くて、可愛いのにひねくれてて、まさにヨシカそのもので、とても魅力的でした」とふり返り、個性豊かな登場人物の「それぞれの魅力が画面をはみ出しているところを、ぜひご覧ください!」と期待を込めている。また、「まず、独特な役名だなぁという印象から始まりました」という北村さん。「“あーいるいる”って要所要所で感じる松岡茉優さん演じるヨシカがとても面白く、僕自身も楽しみながら台本を読み進めることができました。松岡茉優さんとは3度目の共演になります。お互い初めて会った日からは、6年ほど経っているのですが、しっかりと魅力的な演技をされるので、やはり一緒に芝居するのが楽しかったです」と、松岡さんとの撮影をふり返っている。脚本も手がけた大九明子監督は、この2人について、「役名が、イチ、ニ。男を番号で呼ぶ小気味良さよ。一応現場では君付けで呼んでいました」とコメント。「渡辺大知君が、面倒な男・ニ君をサイコーに愛しい男にしてくれました。ご自身も作り手だからでしょうか、視点が客観的でさすが! というときもあれば、何だ ニそのものじゃんカワイイ、と思うときもありました。あと、手が美しい」と大絶賛。そして、「北村匠海君とは、イチ君が記号のようなイケメンにならないよう、相談しながら繊細に作りました。北村君は頭も良く、瞬発力もあり、日の出を待って数分で撮らねばならない慌しい中でも、演出に一瞬で対応してくれたのが印象的です」と語り、その演技センスに太鼓判を押している。『勝手にふるえてろ』は2017年、全国にて公開。※古舘寛治:正式には外字の舘(舎官)となります。WEB上では表現できない文字のため、「舘」を使用しています。(text:cinemacafe.net)
2017年04月13日