タッキー&翼の滝沢秀明が3日、都内で行われたTBS系ドラマ『せいせいするほど、愛してる』(7月12日スタート/毎週火曜22:00~)の完成披露特別試写会に出席した。北川みゆきの同名漫画を原作とする本作は、ティファニーの広報部に勤める主人公・栗原未亜(武井)が、ティファニージャパンの副社長であり既婚者の三好海里(滝沢)と恋に落ちる大人の恋愛ドラマ。海里役の滝沢は「照れくさい、クサいセリフがたくさんありまして…キュンキュンしていただけるようなお芝居をしていきたい」と意気込み、「ジェットコースターのような恋の行方を僕も楽しみにしています」と期待感を示した。また、「毎回クサいセリフがある。第1話の『ここにいてくれ、命令だ』というのもドラマだからこそ言えるセリフ。最終回のころには慣れちゃってどうなっちゃうんだろう」と笑い、「甘いセリフが多いので、キュンキュンとかドキドキよりも僕は毎日不安。どういう言い回しで言ったらいいんだろうっていう迷いがある」と不安も吐露。「こういうポイントで女性はキュンキュンするんだとか、このドラマは非常に勉強になりますね」とも話した。海里との共通点を聞かれると、「自分とは真逆にいる男性かもしれない」と返答。「だからこそ思いっきり演じられるのかなって思います」と言い、海里について「しっかりしてるんですけど嫉妬深いところがあったり、いろんな顔を持っている男性」と説明した。ティファニージャパンの社長役の松平健は、滝沢について「大人のラブストーリーが似合う男になった」と太鼓判。「昔のようなドロドロした不倫ドラマではなく、2人のさわやかさ…そういったドラマになっている」とアピールした。試写会には、武井、滝沢、松平のほか、中村蒼、トリンドル玲奈、中村隼人、横澤夏子、和田安佳莉、GENKING、神野三鈴も出席した。
2016年07月03日不仲説も噂させれていた嵐の櫻井翔とタッキー&翼の滝沢秀明の確執の真相が、7月14日放送のTBS系バラエティ番組『櫻井・有吉THE夜会』(毎週木曜21:57~22:54)で明らかになる。今回、7月12日スタートの同局ドラマ『せいせいするほど、愛している』(毎週火曜22:00~)に出演している武井咲と滝沢秀明がゲストとして登場した。同じジャニーズ事務所で同学年の櫻井と滝沢は、滝沢が半年先輩だがほぼ同期メンバー。ところがここ最近は約13年間バラエティ番組での共演はなく、一部のファンの間では不仲説まで噂されていた。この噂を受け有吉弘行が、2人の歴史やデビュー当事共演していた過去の映像などを分析し、不仲説の真相を紐解こうと試みると、これまで明らかになっていない事実が続々発覚。スタジオの観客から驚きの声が上がる。また、番組では不仲説を払拭するため、櫻井と滝沢2人きりのロケを敢行。恵比寿の街で初めてのサシ飲みロケを実施した。仕事でもプライベートでも2人で飲みに行くのは今回が初めて。個室でのスタッフなしの2人きりのトークに初めは緊張気味であったが、事務所の後輩である生田斗真、風間俊介からの手紙などをきっかけに徐々に心を開いていく。そして、これまで胸に秘めていた思いを告白し、互いに初めて聞く事実に衝撃を受ける2人。それぞれが胸に秘めていた互いへの想いや、若かりし10代の滝沢と櫻井がひそかに抱えていた葛藤など…20年間にわたる確執が初めて明かされる。(C)TBS
2016年07月02日滝沢秀明が、清水崇監督の新作ホラー映画『こどもつかい』で、17年ぶりに映画出演することが決定した。滝沢はこどもの霊を操り、大人に呪いをかける謎の男“こどもつかい”を演じる。その他の情報劇中で滝沢が演じる“こどもつかい”は、子どもの心に入り込み、その子どもを連れ去ってしまう男。いつの間にか戻ってきた子どもに遭遇した大人は、3日後に謎の死を遂げるという。この男は一体、何者なのか? 滝沢は本作を「怖いだけではなく笑いもあったり、人間の成長物語だったりと沢山のテーマがあり、今までにない作品になりそうです」と語り、「完全オリジナル、新ジャンルのホラー映画を皆様にお届け出来るよう撮影に挑みたいと思います」とコメントしている。また、“こどもつかい”の噂を追う地方新聞記者の江崎駿也を有岡大貴が、江崎の恋人で保育所に勤める原田尚美を門脇麦が演じる。自ら共同でオリジナルの脚本も手がけた清水監督は「これまで幾つものホラー映画を作ってきましたが、今回は滝沢さんと共にかなり狂ったホラーキャラクターを生み落します。 これまでの邦画に無かった、そして見た事も無いタッキーの役どころにご期待ください。娯楽としての怖さはもちろん、現実社会の問題を背景に展開する、滑稽且つ、はらわたの煮えくり返る様なドラマに仕立てます」と宣言している。映画は、本日から撮影を開始し、来年に全国で公開になる。『こどもつかい』2017年 全国ロードショー
2016年07月01日TBSで7月期に放送される武井咲×滝沢秀明共演ドラマ『せいせいするほど、愛してる』(毎週火曜22:00~)が、ジュエリーブランド「ティファニー」とコラボレーションすることが19日、わかった。ティファニー全面協力のもと、連続ドラマを撮影するのは今回が初めて。北川みゆきの同名漫画を原作とする本作は、ある企業の広報部に勤める主人公・栗原未亜が、自社の副社長であり既婚者の三好海里と恋に落ちる禁断の恋愛ドラマ。主人公の栗原未亜役に武井咲、未亜と恋に落ちる既婚者の副社長・三好海里役に滝沢秀明、そのほか、中村蒼、水沢エレナ、トリンドル玲奈、中村隼人、横澤夏子、GENKING、松平健らが出演する。そしてこのたび、特別協力として世界的に有名なジュエリーブランド、ティファニーとのコラボレーションが決定。劇中で武井が演じている未亜はティファニージャパンの広報部で働いており、滝沢演じる海里はティファニージャパンの副社長という設定だ。ティファニー全面協力のもと、実際の店舗でも撮影を行っており、毎回さまざまなジュエリーを身につけたキャラクターが登場。また、実際にティファニーのイベントが行われた会場を借りて、総額約46億円のハイジュエリーに囲まれての撮影も敢行した。主演の武井は「もともとティファニーは大好きなブランドだったので、広報役を演じられるのはすごくうれしかったです」と喜び、「すてきなジュエリーを身に着けられたり、実際の店舗で撮影させていただいたり、女子としてもテンションが上がります」とコメント。「毎回たくさんのジュエリーが見られるので、ファッションにもぜひ注目してご覧ください!」と呼びかけている。(C)TBS
2016年06月20日グラビアアイドルの橋本マナミとタレントのGENKINGが、TBSで7月期に放送される武井咲×滝沢秀明共演ドラマ『せいせいするほど、愛してる』(毎週火曜22:00~)に出演することが13日、わかった。GENKINGの連続ドラマ出演は本作が初となる。小学館『プチコミック』で連載されていた北川みゆきの同名漫画を原作とする本作は、"本気で純粋な"大人の恋愛ドラマ。とある企業の広報部で働く主人公・栗原未亜(武井咲)が、既に妻を持つ自社の副社長・三好海里(滝沢秀明)に恋に落ちてしまうというストーリーで、2人の禁断の不倫愛を軸に、複雑に絡み合う人間模様を描く。橋本が演じるのは、海里と仲むつまじげに話すミステリアスな美女・小川遥香。遥香は、海里の最大の秘密を握り、未亜と海里の恋路を阻む物語の鍵となるキャラクターだ。GENKINGが演じるのは、未亜とその親友のあかり、千明たちが女子会をする行きつけの焼き鳥店の店長・ナオキ役。乙女チックな店内で恋愛トークが繰り広げられ、恋愛マスターのナオキは恋する未亜にアドバイスを送る。橋本は「遥香はミステリアスな魅力で周囲をかき回すような女性なんですが、以前からこういう役をやってみたいと思っていたので、すごくやりがいがあります」とコメント。「とっても胸がキュンキュンするドラマで、自分が未亜だったら・・・なんて、ついつい妄想してしまいます。皆さんがときめいて、また明日頑張ろうって思えるようなドラマだと思います」とアピールする。GENKINGは「正直、出演が決まった時はドッキリかと思いました(汗)」と告白。「初日の撮影では台本をしっかり覚えて臨みましたが、緊張してしまい失敗の連続で、共演者の方、スタッフの方に迷惑を掛けてしまいました(泣)。右も左も分からない初心者ですが、視聴者の皆さまに喜んでもらえるように、全力で頑張りますので見守っていただけたらうれしいです!」と奮闘中で、「僕自身も恋愛主義者なので、台本を読みながら共感することばかりで、今後の展開が楽しみで仕方ありません」と胸をふくらませている。同ドラマには、中村蒼、水沢エレナ、トリンドル玲奈、中村隼人、横澤夏子、松平健らも出演する。(C)TBS
2016年06月14日武井咲と滝沢秀明が初共演で“禁断の関係”を演じる、7月スタートの火曜ドラマ「せいせいするほど、愛してる」。このほど、さらなる追加キャストに、「スーパー歌舞伎IIワンピース」でサンジ・イナズマ役を務めるなど注目の人気若手歌舞伎俳優・中村隼人が決定。民放ドラマレギュラー初出演にして、滝沢さんの後輩で、水沢エレナとトリンドル玲奈と波乱の“三角関係”を演じることが分かった。企業の広報部で働く主人公・栗原未亜(武井さん)と、妻のいる副社長・三好海里(滝沢さん)との禁断の恋愛を軸に、複雑に絡み合う人間模様を描く本作。ある時、仕事で出張に出ていた未亜は、交際中の彼氏である山下陽太(高橋光臣)からプロポーズされるが、出先でエンゲージリングをなくしてしまう。焦る未亜だったが、その場に偶然居合わせた男性の協力もあり、無事に見つけ出すことに成功。ホッとしたものの、仕事が生きがいである未亜は内心、「仕事を辞め、実家についてきてほしい」と言う陽太の一方的な提案を受け入れる気持ちになれず、その申し出を断ろうとしていた。出張から戻った未亜は、研修の一環で広報部に来た自社の副社長の顔を見て驚く。なんとその副社長とは、出張先でエンゲージリングを共に探してくれた男性・海里だったからだ。しかも彼の教育係として、未亜は行動を共にすることになる。数々の困難に襲われながらも奮闘する未亜の仕事ぶりに対し、「“せいせい”するほどやってみろよ、天職なら」と、時に厳しく、時に優しく見守ってくれる海里。そんな海里に未亜は少しずつ心惹かれていく。そんなある日、未亜は突然ストーカーと化し、社内に乗り込んできた陽太に襲われる。震えて逃げる未亜だったが、そこに居合わせた海里に助けられ、キスされてしまう――。そのほか物語には、未亜のライバル会社の敏腕広報マンであり、海里の最大の恋敵となる宮沢綾(中村蒼)、未亜のルームシェア仲間で出版社に勤務、恋愛に奥手な真咲あかり(水沢エレナ)、同じくルームシェア仲間で、モデルをしており恋に奔放、独占欲が強い美山千明(トリンドル玲奈)など、個性豊かな人物たちが登場することも話題。そんな中、中村さんが演じるのは、海里の大学の後輩・久野淳志役。証券マンにして、新進気鋭の小説家で、編集者のあかりにその才能を見出され、新人賞を受賞。その受賞パーティで、未亜や千明と出会うこととなる。あかりとは小説家と編集者、という立場で絆を深めていく一方、千明とも特別な関係となっていき…と、波乱の三角関係の中心となる重要な役どころだ。中村さんは、二代目中村錦之助の長男として生まれ、2002年の初舞台以来、大活躍。2007年には、国立劇場「堀部彌兵衛」のさち役で国立劇場特別賞を受賞。現在、「スーパー歌舞伎IIワンピース」にも出演も果たし、いまをときめく気鋭の歌舞伎俳優として注目度上昇中。彼が演じる久野を中心とした、三角関係の行方も気になるばかりだ。<中村隼人コメント>久野はミステリアスな部分もあり、愛嬌たっぷりな部分もあり、とても魅力的な人物。また、物語は女性がきゅんとするようなシーンが多いので、拙いながらも全力でぶつかり、しっかりと久野という役を掘り下げて演じられたらと思っています。禁断の恋がテーマではありますが、純粋で、ひたむきな感情が描かれています。是非ご覧下さい。<プロデューサー・伊與田英徳コメント>以前舞台を拝見した際に、お若いのに非常に懐の深いお芝居をされる方だなと感動し、いつかご一緒できればと思っておりました。今回このような形でご一緒できることになり、とても興奮しております。あかりと千明、さらには未亜と海里の関係をも揺さぶる、キーマンとなる久野淳志という男をどのように演じていただけるか、いまから放送が楽しみです!「せいせいするほど、愛してる」は7月、毎週火曜日TBSにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2016年05月30日V6の三宅健と、タッキー&翼の滝沢秀明がケンタッキー・フライドチキンのパックメニュー「おトクな いいとこどりパック」CMキャラクターに決定したことが8日、わかった。放送は4月21日から5月31日。三宅と滝沢は、10日開演の舞台『滝沢歌舞伎2016』で初共演を予定しており、1月19日に行われた制作発表で、三宅が自分たちの名前に触れて「ケン&タッキーというおいしい関係になれたら」と発言していた。この言葉がきっかけの一つとなり、今回のCMが決まったという。CM自体も舞台に合わせ、稽古を終えた2人が楽屋でフライドチキンを食べるという設定。滝沢が「ケン」、三宅が「タッキー」と呼びかけるなど、2人の名前を生かした展開になっている。三宅は1997年、滝沢は2012年にそれぞれ同社のCMにキャラクターとして登場しており、三宅は19年前に撮影したスタッフと再会、当時の話題で盛り上がったという。また、滝沢は前回のCM時、コンビを組んでいる今井翼と一緒に「ケン・タッキー&翼(ツバサ)・ンド」というコピーで出演しており、今回もまた名前にかかった内容で出演することとなった。
2016年04月08日岩手銀行は8日、岩手県滝沢市で実施される県内最大規模の太陽光発電(メガソーラー)事業向けプロジェクトファイナンスとして、同行がアレンジャーとなりシンジケートローンを組成し、初回の融資実行を行ったと発表した。同シンジケートローンは、同行、青森銀行、秋田銀行、七十七銀行、山形銀行及び東邦銀行でシンジケート団を構成しているが、東北主要地銀6行のみでプロジェクトファイナンスを組成した事例は同案件が初めてだという。○岩手銀行は再生可能エネルギーの導入及び普及に向けて積極的に支援を実施同行は再生可能エネルギーの導入及び普及に向けて積極的に支援を行っており、2012年7月に固定価格買取制度が実施されて以降、再生可能エネルギーに関連する融資契約の総額は約334億円、このうち融資実行額は約215億円となっている。エネルギーの種別では、太陽光が中心となっているが、それ以外では風力、木質バイオマス及び鶏糞バイオマスなど幅広く事業化の支援を行っている。また、同行はこれまでも再生可能エネルギー事業向けのプロジェクトファイナンスに対してレンダーとして積極的に参加してきたほか、共同アレンジャーやコ・アレンジャーとしての参加実績もあるが、単独のアレンジャーとして組成した実績は同案件が初となる。同行は、今後も再生可能エネルギーの普及や活用に向けた取組みを積極的に支援し、地域経済の活性化に貢献していくとしている。○事業概要事業主体:合同会社バイテック・漁火館滝沢市メガソーラー(同メガソーラー事業の実施のみを目的として設立された特別目的会社)スポンサー:バイテック(代表取締役会長兼社長今野邦廣氏)外事業用地:岩手県滝沢市後外発電規模:約21MW(直流ベース)年間発電量:約2,180万kWh/年(一般家庭約6,100世帯分相当)総事業費:約77億円売電開始予定:12月下旬頃を予定○シンジケートローン概要組成金額:約68億円アレンジャー:岩手銀行(エージェント兼務)参加金融機関:岩手銀行、青森銀行、秋田銀行、七十七銀行、山形銀行及び東邦銀行契約締結日:6月12日初回融資実行日:6月29日
2015年07月10日翌日、会社の帰りに鮎子に揺れる気持ちを打ち明けることにした。日が暮れるのが早くなり真っ黒な夜がそこまで来ている。街路樹は寒そうに北風に揺れている。ふたりはコートの襟を立てながら駅に続く道を足早で歩いた。桃香は今の気持ちを鮎子に話した。鮎子はいつもとちがってしょんぼりしているようだ。桃香はひと息ついて話しかけた。「慎ちゃん、私のこと好きなのかな? 私は好きだけど、恋っていうのかどうかわかんないんだ。怪我で殻に綴じ込もてったから引っ張りだしてあげたかった。お世話してあげたいっていう感じ。でも冬馬はグイグイ引っ張ってくれる感じで、こんな人の奥さんになると何かあっても安心なのかなあって思うの」鮎子は前を見て歩きながら桃香の迷いを黙って聞いていたが、だんだん顔つきがこわばり、歩くのをやめて立ち止まった。「いいかげんにしてよ。どれだけモテ女気取ってんのよ。冬馬君がいいか、慎吾がいいかなんて、人の気持ちをもてあそばないで。それでなくても慎吾はやっと明るさを取り戻したところなの。桃香が離れて行ったら、人を信用しなくなって暗いあの子に戻っちゃう。こんなことになるなら、最初から慎吾にやさしくしないでくれたほうがよかった」「鮎子、そんな…そんなつもりじゃ」「うわべだけのやさしさなんて、慎吾に見せないで。あの子は私たちが思う以上に怪我で傷ついてたんだから。夢を失いかけてたけど、桃香のおかげでゆっくり元気になろうとしてるんだから。今さら突き落とすなんてひどいよ」「じゃあ、私に無理して付き合えっていうの?」桃香の口から、絶対に言ってはいけない言葉が出てしまった。遅かった。冷たい空気が氷点に達し、ピリっと固まったような気配。頬を冷たい風がチクリとさしにくる。まずいと思ったが鮎子は唇をキュっと結んで怒りを抑えていた。(続く) 【恋愛小説『自由が丘恋物語 〜winter version〜』は、毎週月・水・金曜日配信】 目次ページはこちら
2015年03月02日4月8日(水)より、東京・新橋演舞場で上演される、滝沢秀明の主演舞台『滝沢歌舞伎10th Anniversary』の製作発表が2月17日に都内で行なわれ、滝沢のほか、Kis-My-Ft2の北山宏光とHey!Say!JUMPの薮宏太が出席した。【チケット情報はこちら】同作は2006年に『滝沢演舞城』として新橋演舞場でスタート。2010年から滝沢が演出も手掛け、東京・日生劇場で『滝沢歌舞伎』として2012年まで上演。翌年に新橋演舞場に戻って『滝沢演舞城』、2014年にはタイトルを『滝沢歌舞伎』に統一した。5月14日(木)の公演で通算上演500回を達成する。滝沢は「10年間も続けられると思っていなかった。いつも思っていることですが、今回もお客さんが求めている以上のものを提供したい。そして記念すべき10年目はたくさんいる後輩の中から、自慢の後輩がふたり(北山宏光・薮宏太)出てくれます。今まで色々な後輩が出てくれてありがたいことに“また出たい!”って声を聞くんですが、今回はこのふたりと、来て下さるお客さんで楽しい思い出を作りたい」とコメント。滝沢から「ふたりから感動できるコメントが出るはずです(笑)」と振られた北山、薮のふたりは「出たい出たいと言う後輩が沢山いたという話が出ましたが、多分僕が一番言っていたと思います。10年前のことを思い出すと、薮は可愛くて背も小さかったんですが、みるみるうちに僕を抜かしていって、僕はずっと伸び悩んでいるという(笑)。でも身長だけじゃなく大人になったなと思うところが沢山あるので、色々な成長もこの舞台で見せていければ」(北山)。「僕はジャニーズに入ってから、滝沢くんの背中を見て育ってきた。初演、2回目と出させてもらったんですが、こうして10年目に誘ってもらえて嬉しい。北山くんと一緒の舞台に立つのも久々。こうしてお話をいただくと当時のことを色々思い出して、僕の思春期はタッキーとともにあったなと思います。今回はタッキーのために120%の気持ちで頑張りたい」(薮)と意気込んだ。また今回『滝沢歌舞伎』の海外公演が発表。8月18日(火)から23日(日)まで、シンガポールのグランドシアターで上演。念願の海外公演について滝沢は「セットが本当に大掛かりなので、海外に持っていくのは大変なんですが、ファンの皆さんが海外にもたくさんいると言うのは知っていたので嬉しい。ジャニーズのエンターテインメントを海外に発信できるきっかけになれば。東京公演も海外公演も同じぐらい気合いを入れて頑張りたい」と語った。シンガポール公演も東京公演と同じメンバー?という記者の質問に滝沢は「スケジュールの都合もあるので何とも言えませんが、なるべく同じメンバーで」と答え、北山、薮のふたりは歓喜。しかしすぐさま薮が「なるべく、って言葉は信用できないですね(笑)」と笑いを交えて語っていた。「滝沢歌舞伎10th Anniversary」は東京・新橋演舞場で4月8日(水)から5月17日(日)まで上演。なお、一階桟敷席+お弁当付セット券はぴあでのみ販売。一般発売に先がけて、3月10日より(火)電話先行抽選を実施。
2015年02月23日週末、桃香は鮎子と一緒に自由が丘にいた。木枯らしが首筋を撫で、キュっと首をすくめたくなる。そろそろ冬の足音が聴こえる。「かわいい帽子買って帰ろうか。おそろにしようよ。白いファーがたっぷりついたのどうかな。あったかいよ。うさぎになろうよ。二人で」とガールズトークがはずむ。買い物のあとは、慎吾のバイト先のコミックカフェ見学の約束だった。店に入ると慎吾は黙々と接客仕事をこなしていた。必要最小限のことしか話さないがまじめに取り組んでいる様子だ。客がコミックを探していると、一緒に棚を見回して一生懸命探している。狭い通路を行ったり来たり動き回っている。左脚が動きにくい事は、知っていなければわからない程度だ。1時間だけふたりはオープンスペースで恋愛コミックを読みながら慎吾のバイト終了時間まで待った。コミックに出てくる瞳キラキラの恋する乙女に我が身を重ねて。作品のシーンに合わせたBGMが自然に桃香の頭の中を流れる。音楽にたずさわっていると音がないコミックでもまるで映画のように感動が広がる。嬉しいシーンには小リスがどんぐりを持って弾むようなメロディ。悲しいシーンでは心を締め付けるマイナーなバラード。桃香は夢中でページをめくる。いつか自分もこんな恋をするのだろうという予感がした。慎吾のバイト終了後、桃香は自由が丘ツウのところを見せたくてふたりを誘った。「パンケーキ専門店あるの。そりゃもう、こってりクリームやフルーツが乗ったすっごいパンケーキ! 食べようよ、3人違う種類頼めば3つの幸せじゃん!」鮎子はバイト先にしか行かない慎吾にいろいろな所へ出かけて行って欲しかったが、この3年間は誘う事すら躊躇していた。桃香の誘いがきっかけで慎吾が外へ出ればいいと思った。「行く! 慎ちゃんも行こう」と慎吾の腕を引っ張った。慎吾は少し下を向いて考えたが「ねえちゃん、おごってくれる?」と小さな声で答えた。「もっちろん、高給取りのOLですから。ゴチするわ」と鮎子はうれしそうだった。客層は女性100%のキラキラした店内。バニラの甘い香りが鼻先をつつく。3人はでかいパンケーキにキャアキャア言いながらさっき読んでいたコミックの話に花が咲いた。慎吾は休憩時間に女性向けのコミックも目を通しているので、ストーリーがだいたいわかる。漫画家の名前や過去作品までスラスラ言う慎吾に「慎ちゃん、それってオタクっていう領域よね」と鮎子が突っ込みを入れる。桃香はやりとりを楽しく傍観する。(続く)【恋愛小説『自由が丘恋物語 〜winter version〜』は、毎週火曜日配信】 目次ページはこちら
2014年12月23日鮎子とは就職してから1年の付き合いになるが、気がとっても合う。プライベートでスパに行ったり女子会で遊んだり、自分が作った歌を一番先に披露するのも鮎子だ。恋の話では多いに盛り上がるいわゆる女子友。鮎子には事故で左足が不自由になった弟、慎吾がいた。2歳年下だ。サッカー選手に憧れてサッカー三昧の日々だった。サッカーがうまく、かっこいいということで慎吾ファンクラブができたほどだ。グランドを走り回る慎吾はりりしく、女の子達の視線の到着点には常に慎吾がいた。しかしある日、神様が何を思ったか慎吾を突き放した。慎吾はバイクの接触事故に巻き込まれて左膝を痛め、サッカーができなくなってしまった。3年前のことだった。事故の後から慎吾は人とあまり話さなくなった。リハビリをしたが元のように歩けない。左足を引きずってしまう。膝が思うように上がらない。もちろんサッカーも辞めてしまった。笑顔すら消えた。サッカー仲間とも交流を絶って、一緒に遊びに出かける友達がいなくなった。大学は中退して今は自由が丘のコミックカフェでバイトをしている。「大学まで辞めなくても」と親にいさめられたが、サッカー部の連中と会いたくないという理由で貫きとおした。脚を引きずりながら歩くのを見られたくないのか、バイト先と自宅の往復以外は出かけない。人が変わったようにおとなしくなった。人付き合いをしなくなり暗い性格になった慎吾に家族は気をつかい続けていた。そんなふうにひっそり暮らしていた慎吾が桃香にだけは心を開いた。鮎子の家に遊びに行った時のことだ。家族で一緒にケーキを食べた。桃香が自由が丘のスイーツフォレストで買ってきたかわいらしいフルーツケーキ。洋梨と杏のコンポがジュレに包まれてのっかているおいしそうなケーキだった。ケーキを口に運びながら桃香は無口な慎吾にいろいろ話しかけてみた。サッカーはいつ初めたのかとか、もうしないのかと、家族の間ではタブーな話題から切り出した。下を向いてむっつりしていた慎吾に畳み掛けるように話し続けた。鮎子も母親もハラハラしながら慎吾を見ていた。桃香は気にもしないというように、バイト先が自由が丘なんて最高だとうらやましがり、コミックは何冊くらいあるのか、自分は恋愛コミックしか読んだことがないとか、歌手になる夢を持ってるとか一方的に話しまくった。すると、ケーキを食べ終えた慎吾が少しだけ笑顔を浮かべて意外な言葉を口にした。「桃香さんが好きそうな恋愛コミックあるから、一度お店に来てください。自由が丘が好きなんでしょ。ありがと、このケーキすごく旨い。」(続く)
2014年12月09日ワコールは4月中旬より、同社のチェーンストア向けブランド「ウイング」より、Cutie(キューティー)「ヒロインメイクブラ」とファッションモデルの滝沢カレンがコラボレーション企画した商品を発売する。同商品は、ファッションモデルならではの着こなし方やおしゃれな感性をもつ滝沢カレンさんと、企画段階からアウターコーディネイトまで共同で開発。着けごこちのよさに加え、ブラジャーをファッションの一部として取り込むことで夏の着こなしを楽しめるデザインにもこだわったという。また、首のうしろでリボン結びすることでバックスタイルをかわいく見せる”ホルターネック”、ストラップを外して着用しても、程よいホールド力できれいなシルエットを保つ”チューブトップ”、通常どおりのストラップを付けた”ストラップ付き”と、アウターに合わせて1枚で3つのスタイルを楽しめる、これからの季節に向いた商品となっているとのこと。サイズはA~D。カラーは、IV(アイボリー)、BL(ブラック) 、BE(ベージュ)で、サイズによって取り扱いカラーが異なる。希望小売価格はA・Bが3,990円、C・Dは4,305円。4月中旬よりワコールウェブストアにて先行発売、5月中旬より店頭にて順次発売となる。その他、詳細は「滝沢カレン×『ヒロインメイクブラ』」Webサイトで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月21日東京・帝国劇場の開場101年目が元日より『新春滝沢革命』で華やかに開幕。1月3日、同劇場にて座長の滝沢秀明が、弟役の中山優馬(NYC)と共に記者発表を行った。この日の開演中、舞台機構にトラブルがあり、安全確認のため12分間の中断を余儀なくされたが、無事再開。カーテンコールでは滝沢が観客に向けて、中断の理由と謝罪の挨拶を。中山は、ハプニング時の滝沢に対し、「やはり頼りになります。どうしたらいいかとみんなが滝沢くんのことを見ていたと思います」と、滝沢座長の、その存在の頼もしさを述べた。『新春滝沢革命』チケット情報物語は、紀伊国熊野が舞台。紀伊を治める長老(錦織一清)一族は、海の王妃(紫吹淳)との争いに敗れ、紀伊の海を奪われる。しかし時は経ち、成長した長老の息子ヒデアキ(滝沢)は弟ユウマ(中山)をはじめとする仲間を率いて、奪われた海を取り戻すべく王妃軍に立ち向かう。ステージ上には巨大な船や白鯨が登場し、フライング、殺陣、ダンスで力強く進むスペクタルアドベンチャー。今回新たに、その登場人物の心情、物語の世界観を音とダンスで表現するシーンが追加された。滝沢自身が作曲した15分強に及ぶ組曲で、静寂、激動、再会、逃避、情熱の5要素をドラマティックに展開している。『新春滝沢革命』と言えば、初演より年々スケールアップしている水の演出にも目を奪われる。ウォーターピクチャーは水で絵や文字を描き、水のスクリーンのように幻想的。物語終盤の大決戦シーンに登場する本物の滝は、時折鉄砲水のようにも暴れ出し、スペクタルそのもの。今年は帝劇地下のプールから水を吸い上げるホースが倍増、プール自体も1台増設し、毎分30トンの放水量が実現。日本演劇史上最大級の水の演出となっている。滝沢は「僕から“今回は(水量を)もっとすごいことにしたい”とスタッフにお願いしたら、じゃあやってやる、と(笑)。ホントに水の量が去年とは全然違いますし、滝の角度とかいろんなことを計算して作ってくれました。すごいですよ!これは帝国劇場でしかできないこと。やってて気持ちいいですね」と話していた。「ギネス世界記録2012年度版」にて、“最も多くのSHOWをプロデュースした人物”に輝いたジャニー喜多川が、受賞後初めて世に放ったこの作品。公演は1月29日(日)まで。チケットは発売中。(文・堀江純子)
2012年01月04日