人間に捨てられて傷ついた犬や猫に、新しい飼い主との幸せな出会いを――。そんな保護犬・猫活動のボランティアに取り組んでいる著名人に、その思いを聞いた!■「愛犬の死をきっかけに、譲渡会をやると決めました」長与千種「人間に捨てられ、人間を怖がる犬や猫に信頼してもらうには愛をもって寄り添うしかありません。けれど動物たちは、愛情を注げば必ず心を開いてくれる。保護主さんたちが手塩にかけてお世話してくれるおかげで、ここに参加しているのはみんないいコです!人間の子どもよりもずっと言うことを聞いてくれるかもしれない(笑)」長与千種(54)は、主宰するプロレス団体「Marvelous」の敷地(千葉県船橋市)で、約2カ月に1度のペースで保護犬・猫の譲渡会を開いている。「うちに、20年間生きてくれたワンコがいました。試合に負けて泣いている選手がいれば、いつも近寄ってずっとそばにいる。自分が表のボスなら、そのコは裏ボス。そんな彼女が亡くなったタイミングで、現在、譲渡会を一緒に主催している方に出会い、即座に“自分も一緒にやる!”と決めました」(長与・以下同)彼女いわくこの活動は「生きがい」。「目標は殺処分ゼロです。65歳を過ぎたころ、那須あたりに移住して動物がのびのび暮らせる大きな動物王国を作れたら」先日の事件で小指を負傷し「うまく抱っこしてあげられなくて」と残念そうだが、「事件をきっかけに譲渡会を知ってくださった方が1人でもいるならケガの一つや二つ。ピンチはチャンスです!」と実に頼もしい。次回の譲渡会は、来年1月20日13時~15時開催予定だ。「一匹でも多くの犬や猫に里親さんとの“シンデレラストーリー”を作りたい!」
2018年12月17日人間に捨てられて傷ついた犬や猫に、新しい飼い主との幸せな出会いを--。そんな保護猫活動のボランティアに取り組んでいる著名人に、その思いを聞いた!■「保護猫カフェで運命のコに出会ってほしいです」中川翔子「保護猫カフェは、人間の勝手な行動のせいで悲しい思いをしてしまった猫たちに、『二度とそんな思いをさせないようにしたい』と、人間がまた愛情を注げる場所でもあります。そして猫ちゃんは、もう一度人間を信じようとしてくれているので、とても愛らしいんです」母親がプロデュースする名古屋の保護猫カフェ「ミラクルキャット」で、猫たちとの触れ合いに目を細めるタレントの中川翔子(33)。“犬猫殺処分ゼロ”を願う中川は以前から寄付や保護活動などに携わっているが、保護猫カフェのように、一緒に遊んで相性を確かめ合えるシステムに関心があったそう。「猫たちが一匹でも幸せになれるなら、とうれしくてボランティアでお手伝いをさせていただいています。里親に出会えて、幸せになる猫ちゃんが増えることをただただ祈っています」(中川・以下同)自身も、ここで運命の出会いをした2匹の猫の里親になり、家では計10匹の保護猫たちと幸せに暮らしている。「ここは猫と触れ合えるだけでなく、抱っこもできます。何度か訪れるうちに、きっと『このコだ』という運命のコに出会えると思います。猫はツンデレだけど、甘えたいときは徹底的に甘えてきます。愛に包まれて暮らせるようになるのでぜひ、里親さんになることを考えてみてほしいです!」
2018年12月16日歌手のMISIA(40)が「第3回 澄和Futurist賞」を受賞し、10月26日に都内で行われた表彰式へ出席した。「環境保護」「社会貢献」「非戦・平和関連」など、市民目線で豊かな未来へとつながる活動に取り組んだ個人や団体に贈られる同賞。第1回は女優の吉永小百合(73)、第2回は映画監督の山田洋次氏(87)が受賞しているという。各スポーツ紙によるとMISIAは08年からアフリカ・ケニアの子供たちをサポートすべく、教育支援活動を開始。さらに災害復興支援や生物多様性に関する啓発活動など、さまざまな幅広い取り組みが評価されての受賞となったという。「07年にケニア・ナイロビ最大の貧民街キベラ・スラムを訪問。そのときに支援活動をする意思を固め、08年に世界中の子どもの教育支援を目的とした非営利団体・Child AFRICAを立ち上げました。10年には国連から生物多様性条約第10回締約国会議名誉大使に、12年にはJICAからJICA―TICADオフィシャルサポーターにそれぞれ任命されました。13年には外務省から第5回アフリカ開発会議の名誉大使に任命され、東日本大震災発生後には復興応援メッセージソング『明日へ』を発表。慈善活動に積極的に取り組んでいます」(音楽業界関係者)ここまで積極的に慈善活動に取り組む背景には、音楽活動で稼いだことによる心境の変化があったようだ。「98年にデビューし、2000年にはフジテレビ系テレビドラマ『やまとなでしこ』の主題歌に起用された『Everything』が200万枚を突破。04年には女性ソロ・アーティスト初の5大ドームツアー完全制覇を達成。04年分まで公開されていた高額納税者にも名前が載り、デビューから推定6億円以上を稼いでいます。そうして軌道に乗ったことで『音楽で世の中に恩返ししたい!』と考えるようになり、慈善活動にも力を入れているようです」(レコード会社関係者)今後もその活動が世界的に評価されることになりそうだ。
2018年10月28日昨今、環境汚染の問題が話題となっているが、私たちができる地球環境への取り組みといえばどんなことが思いつくだろうか。CO2排出量の削減、節水、省エネなど、よく耳にするようなワードが頭に浮かんだかもしれない。でも、どのくらい電力を節電したらいいのか、そもそもCO2はどこから排出されるのか、知識として覚えておくには難しかったり、あいまいな部分が多くて、どこから始めたらいいのかわからないという人も多いはず。あるいは、日々の生活が忙しくて環境への取り組みにまで手が届かないという人もいるだろう。そこで今回は、東京で会社員として働きながら、プラスチックで作られたストローに焦点を当てた地球環境への取り組み、「No Plastic Japan(のーぷら)」を始めたノイハウス萌菜(のいはうす もな)さんに話をうかがってきた。ノイハウス萌菜さんNo Plastic Japanって?私たちの身の回りに大量に存在する使い捨てプラスチック製品は自然に分解されることはなく、最終的には埋め立てられたり、投げ捨てられたペットボトルやビニール袋は海に流れ込む。その結果、海に浮かんだプラスチックは長い年月を経てもろくなり壊れ、ほかのプラスチックと摩擦おこして小さくなっていく。海の生物はその小さくなったプラスチックを食べてしまい、その海の生物が人間の口に運ばれることによって、知らず知らずの間に私たちの身体はプラスチックによって悪影響を受けているという。また、現状のままだと近い将来には海に生息する魚の量を浮遊するプラスチックの量が超えると予測されており、世界でも大きな問題となっている。そんな現状を変えるための、きっかけづくりを身近なところから提案し、より多くの人に使い捨てプラスチックの有害性に気づいてもらうために始まったのが「No Plastic Japan(のーぷら)」である。いま現在、のーぷらが人々に広めようとしているもの、それはステンレス製のストローだ。一度使ったら捨ててしまうプラスチックのストローとは違い、洗って何度も使えるため資源を無駄に使うことなく、環境への影響も少ない。2種類の太さから選べ、カラーも3種類で展開しており、単体もしくはブラシとのセットでも購入することができる。Photo via No Plastic Japanそんな環境に配慮したグッズを提供する当ブランドを立ち上げたのがノイハウス萌菜さん(以下、萌菜さん)である。紙を作るために木を切らなきゃいけないことにショックを受けた12歳できることからはじまった「ゆるいアクティビズム」はつらつとした雰囲気で話す萌菜さんのステンレスストローを通した地球環境に対する思いを聞くなかでも、「私じゃなくてもいい」という言葉が印象に残った。その言葉からは、お金が欲しいのではなく、心から地球環境を改善していきたいという思いが伝わってくる。私が!(売りたい)とかではないんです。大きい企業が売っているステンレスストローのほうがもちろん安いので。ただ、私としては、ストローを売るだけではなく、それこそ私が時間をつくって啓発活動していることとか、メーカーから私に送られてくる段階でも一切プラスチックは使っていないことをチェックしていることとか、私がお客さんに送るときにも包装は全部プラスチックなしとか、そういう大きな企業にはないような要素もいっぱいあると思います。だから、そういうところをサポートするっていう意味を含めての値段として受け取っていただきたいです。楽な気持ちで環境について考えてみてほしい筆者自身、エコな活動はお金がかかるし、人に説明できる十分な知識が必要だと思っていたのだが、萌菜さんへのインタビューを通して、少し考えが変わった。「ひとりでやってもしょうがない」という考えを持ってしまう人もいるかもしれないが、身近なものであれば実践できることが本当に多い。気軽に始められるものなのだ。あんまりプレッシャーかけなくてもいいかなって。もういろんなところから始めたらいいと思います。ちょっとずつでいいんで。そう話す彼女のストーリーを読んで、より多くの人が環境について考える機会を持つことができたら嬉しい。これから自然とよりいい関係を続けていくために、なにか小さなことからゆるっと始めてみてはどうだろう。ノイハウス萌菜No Plastic JapanWebsite|Instagramノイハウス萌菜、25歳。普段は会社員として働きながらもプラスチックを原因とする環境問題に取り組んでいる。現在No Plastic Japanを立ち上げ、一度使っただけで捨てられるプラスチックストローに使用を減らすために、何度も使えるステンレスストローを世の中に広める活動を行っている。
2018年09月21日「環境活動=まじめ=つまらない」。そんなイメージを吹き飛ばす環境NGOが日本に存在する。それが「国際環境NGO 350.org Japan」だ。年齢、職業、性別、人種もとにかく多様。下は6歳の子どもから上は70代のおばあちゃんまで。シングルマザーや障がいをもった人、外国籍の人もメンバーにいる。そこで主体的に動いているのは主にミレニアル世代(1980年代から2000年代初頭までに生まれた世代)の若者たち。少しでも多くの人に、楽しみながら環境活動ができることを知ってもらいたい!そこで、Be inspired!では、以前本誌でも紹介した350.org Japanのフィールド・オーガナイザー イアンが活動に関わる人をインタビューする連載をお届けする。その名も『「世界は気候変動で繋がっている」。若き環境アクティビストのリアルな声。by 350.org』。▶︎350.org Japanイアン氏のインタビュー記事『「日本の銀行が環境破壊に加担する事実」を知らない日本人へ。25歳のアクティビストが提案する解決策とは』350のフィールド・オーガナイザー イアンこんにちは!本連載を担当してきた清水イアンです。ツバル、ビーガン、クリエイティブの力、活動するモチベーション、銀行ダイベストメント、あらゆるテーマについて紹介してきた本連載も、いよいよ今回で最終回を迎えます。盛大なラストを飾るべく、今回はボランティアのインタビューに加えて連載#002でインタビューをした大月さんに動画を製作してもらいました。年齢、ジェンダー、人種、職業、ライフスタイル、人生観、すべてにおいてダイバーシティに溢れた350ボランティアが「環境アクティビストとして、今社会に伝えたいこと」が今回のテーマです。「環境アクティビスト」と聞いてみなさんはどういうイメージを思い浮かべますか?ラディカル?カタい?遠い存在?そんな固定観念を打ち壊す動画ができました。その名も『350 Picnic』!タイトルの通り、予定が合ったメンバーでピクニックしながら撮影しました。どうぞご覧ください!世の中に様々な社会問題があるなかで、ボランティアたちはなぜ今、350と共に気候変動に取り組むのか?その理由が垣間見えたと思います。ここからは、『350 Picnic』に参加したボランティア達+自分の写真にそれぞれが「社会に伝えたいこと」を一言添えて紹介します。ピクニックに参加できなかったボランティアが多数いたのが残念です!写真はすべてボランティアのおふじが撮影しました。サンキューおふじ!おふじ(24)先人が残していった美しい地球の文化を、今を生きる私たちは守っていく責任がある。自分が満足するまで「持続可能な循環」というものを、周囲の人間を巻き込んで作り上げていきたい。それが一人ひとりにとってハッピーに生きる基盤になることまちがいないから!350の同じ志を持つ仲間と、より良い世界について考える、こんなにワクワクすることはない!長谷部裕大(18)地球温暖化問題は、避けられない現実。今から一人ひとりの意識改革、行動が未来への大きな力になると思う。地球は私たちが人生を送る為に借りている素晴らしい自然の星。この星を自然豊かなまま未来の子どもたちへ引き継ぐ責任が私達にはある。りりあん(29)世界の文明、つまりライフスタイルも食も生活も文化も地球の持ち物「資源」の恩恵と共に共存して移り変わってきたと思う。そこに、人間がどんな思いで生きているかという「人間エネルギー」によって、世界環境は大きく変わると思う。エネルギー紛争・戦争で支配されていた歴史を、その「人間のエネルギー」の「愛」で未来がかわるときだと信じている。子どもにも誰にでも何かできるChanceがある!イアン(26)自分一人にどれだけの力があるかに気づくのは難しい。でも歴史を見ても、一人ひとりの力が合わさることですごく大きい力が何度も生まれてきた。環境運動っていうのは、見方によっては、地球や世界中の人のことを考えてみること。だから、自分と世界の繋がりを取り戻すために、人生の探求の一部として、参加をオススメしたい。▶︎これまでの350の連載はこちら・#005 「推定総額5億3千万円」を動かした若者集団。彼らが“環境のために銀行を替えること”を人々に訴える理由・#004 幸せって友達よりも稼ぐことだっけ?“沈みゆく島”ツバルに行って「幸せの方程式」を知った日本の若者たち・#003『「何を食べものと決めるかは社会ではなく自分」。ビーガンに風当たりの強い日本で、私が肉を食べない理由』・#002『「 “遊びながらやる感覚” で環境活動にも参加したい」。映像で環境NGOをポップにするクリエーター』・#001『「環境活動に正解はない」。若きアクティビスト3人が語る、真面目なだけじゃない“地球の救い方”』▶︎オススメ記事・牛乳よりも、環境を壊さない。製品の“不完全な部分”まで公開する、スウェーデン発の「麦ミルク」ブランド・地球から「奪い、作り、捨てる」ビジネスモデルの終焉。“髪飾り”で環境問題について学ぶ場を作る女性All photos by FUJIGARAText by 清水イアンーBe inspired!
2018年07月06日「環境活動=まじめ=つまらない」。そんなイメージを吹き飛ばす環境NGOが日本に存在する。それが「国際環境NGO 350.org Japan 」だ。年齢、職業、性別、人種もとにかく多様。下は6歳の子どもから上は70代のおばあちゃんまで。シングルマザーや障がいをもった人、外国人もメンバーにいる。そこで主体的に動いているのは主にミレニアル世代(1980年代から2000年代初頭までに生まれた世代)の若者たち。少しでも多くの人に、楽しみながら環境活動ができることを知ってもらいたい!そこで、Be inspired!では、以前本誌でも紹介した350.org Japanのフィールド・オーガナイザー イアンが活動に関わる人をインタビューする連載をお届けする。その名も『「世界は気候変動で繋がっている」。若き環境アクティビストのリアルな声。by 350.org』。350のフィールド・オーガナイザー イアン連載5回目の今回は、350のボランティアメンバーである、さおりと陸にインタビュー。2018年3月にみずほ銀行が環境に悪影響を及ぼす石炭事業に世界で一番お金を費やしていることがわかり、世界中から批判の嵐が起きている。そんな不名誉なNo.1を獲ってしまった日本に住む私たち一人ひとりが今こそ考えるべきこと。日常の生活のなかの小さな選択で地球に大きなインパクトをうむ「ダイベストメント」について、「気持ちがいい選択をしたい」「誰も傷つけない選択をしたい」と話す2人に改めてうかがった。陸、イアン、さおり3.11を機に環境や消費について考えるようになり、ファッション業界から転身してライターになったさおりは、SDGs*1やダイベストメントを広める活動をしている。東京生まれで、最近はゼロウェイストや東京の地産地消に興味があり、都市農園やコンポスト作りにも参加している。中央大学4年生の陸は、神奈川生まれ。大学の授業でダイベストメントを知り、その後オーストラリアのシドニーに留学。実際に市民が銀行に石炭事業から手を引くように働きかけている光景を目撃し、同様の活動に参加したいと日本に帰国後、350ボランティアを始める。▶︎350 フィールド・オーガナイザー イアンのインタビュー記事日本の銀行が環境破壊に加担する事実」を知らない日本人へ。25歳のアクティビストが提案する解決策とは』(*1)SDGsとはSustainable Development Goalsの略。2015年に国連で採択された、持続可能な社会のための世界共通目標のこと。日本でも広まりつつある。“小さなお金の流れ”から社会を変える。誰でもできる社会変革「ダイベストメント」イアン:ここでちょいと脱線して2人について聞きたいんですが、2人が活動するモチベーションは何ですか?さおり:一つは、未来の地球は、私たち次第で暗いSF映画に出てくるような緑のないグレーな世界にもなり得るし、自然と調和して緑がたくさんある世界にもなり得る。私は、後者の世界を思い描きたいし、次世代にそれを残したいなって思ってる。もう一つは、途上国の人たちのこと。気候変動によって例えば海面上昇が起きたときに、一番その被害を受けるのは、一番温暖化に加担していない途上国の人たち。温暖化の影響に脆弱な彼らは、生活を追われてしまう。だから気候変動は、命の問題でもある。日本はというと、温暖化に大きく加担しているのに、そこまでは影響を受けない。このままじゃいけないと思って、この活動しているよ。イアン:それでは話を戻します。現在の活動の焦点を教えてください!さおり:今350は「石炭と銀行」に焦点を置いて活動してる。イアン:ほう。「石炭」について普段考えることもないと思うので、なんで「石炭」にフォーカスするのか教えてください。 陸:日本は石炭の使用を国内でも国外でも進めているけど、いくら高効率な火力発電技術でも、石炭は天然ガスや石油より二酸化炭素の排出が多い。つまり石炭は、もっとも気候変動を悪化させる燃料だってこと。さらには、採掘するときに環境破壊を引き起こしたり、燃やすことで大気汚染を引き起こすし。 さおり:2015年にパリ協定っていうのが世界で合意されて、それによって世界195ヶ国が気候変動を1.5度から2度未満に防止する、という約束を交わしたんだけど、その後に国連環境計画UNEP*2が調査報告書を出して。そのなかで1.5度から2度未満の目標を達成するには、新しい石炭火力発電所の建設は今後一切許されない、さらには既存の火力発電所も段階的に廃止していく必要がある、っていう勧告を出したんだよね。 陸:そんななか日本は、自国に石炭火力発電所を40基以上建設しようとしていて、これは先進国の中ではもっとも多い数。(*2)国連環境計画UNEPとは、世界の気候変動サミットを統括している一番大きな環境の枠組みイアン:つまり気候変動的には石炭は絶対アウト。だけど増やそうとしていると。じゃあ石炭と銀行の繋がりについては? 陸:最近発表された海外のNGOの調べで、みずほ銀行が世界で1番、三菱東京UFJ銀行が世界で2番、三井住友銀行が世界で5番目に石炭に融資してることがわかって。つまり日本のメガバンクは、世界トップクラスの石炭推進派になっていて、気候変動防止に貢献するどころか、悪化させる側に立ってしまってる。 さおり:レインフォレストアクションネットワークっていう団体が、世界の主要銀行を対象に、森林伐採や化石燃料に対してどういう方針を持っているかというのを元に銀行を評価するレポートを発表したんだけど、その中で三菱東京UFJ銀行が最低ランクのF、みずほ銀行と三井住友銀行がDマイナスという評価を受けてしまった。なぜそんな評価なのかというと、ほとんど方針を持っていないから。Urgewald, Banktrack, 350.org陸:同じ調査の対象になっているオランダのINGという銀行は、もう石炭へは出資しないことを表明していて、Bの評価を受けてる。世界がそういう流れのなかで、日本のメガバンクの後進的な姿勢が際立ってきてるのが現状だね。さおり:今までずっと産業単位の話だったけど、プロジェクト単位での融資も日本の銀行は行ってて。例えば、今日本は東南アジアに石炭火力発電所をたくさん建設しようとしていて、そのほとんどのプロジェクトに日本のメガバンクが関わってる。こういったプロジェクトのなかには、人権侵害が報告されている例や、地域住民の暮らしへの被害が報告されているものもあるんだ。陸:こういう風にあらゆる問題があるから、今はメガバンクに石炭への新たな融資をやめてください!って声を届けるための署名を集めてる。誰かを傷つけるお金の使い方じゃなく、誰かを支える使い方に。「ダイベストメント」で自分と世界の繋がりを取り戻すさおり:それでいうとダイベストメントって、自分が預金として預けたお金が、環境や社会にどういう影響を与えているかを考えるきっかけになるから、すごくいい活動だと思う。お金を通して社会を俯瞰して見られるというか。ダイベストメントに関わるようになって、一気に意識の範囲が広がったもの。イアン:うちらがやっている活動は、社会にいいインパクトを与える選択肢があって、せっかくならそっちを選びませんか?と提案しているだけ。そしてその選択を通して、物事を変える力があなたにもあるっていうことを伝えたい。あとはボランティアと一緒にいろいろと実現することを通じて、環境活動に参加するハードルを下げたいな。自分らしく、でいい。それぞれの環境意識を表現できる場所イアン:それでは、最後に今後に向けて一言ください!!さおり:ダイベストメントは一つのきっかけ。誰かと喧嘩をしたいわけでも、誰かを責めたいわけでもない。いろんなセクターの人と楽しく環境活動をやりたいし、みんなで一緒に平和を実現していきたいな。陸:気になったらプラスチックでもビーガンでも、なんでもいいからまずは調べてみてほしいな。NGOの職員にならないといけないじゃなくて、もっと身近なところ、「ストローいらないです」って言ってみるとか、小さなところに落とし込む。全員が毎日一つでもゴミを拾えば、世界はすごくきれいになるって言われて「あぁ、たしかに」ってなる感覚。そういうのって、ハードル高くないところからはじめていくと、どんどん面白くなっていく。一人が小さいことをやるだけでも、日本の1億2653万人がやれば大きな力になるって信じてほしい。自分も信じているからダイベストメントや、ビーガンや、プラスチックを使わないように生活をしてる。信じることが一番大事かなって思います。「環境問題」と聞くと、なんだかスケールが大きくて自分一人の力ではどうしようもないことのように思えるかもしれない。でも実際は「日常生活のなかの小さな選択」が大きなインパクトを生むことができる。その可能性を信じて活動しているのが、350のメンバーだ。同時に350は彼らにとって自分らしくいられる居場所でもある。これを読んでいるアナタも、350に参加して「自分らしく地球に優しい生き方」を見つけてみてはどうだろうか?SAORI & IAN & RIKUボランティアに参加する/署名する/Facebook/Twitter/ Instagram/銀行を変える
2018年05月01日「環境活動=まじめ=つまらない」。そんなイメージを吹き飛ばす環境NGOが日本に存在する。それが「国際環境NGO 350.org Japan (以下、350)」だ。年齢、職業、性別、人種もとにかく多様。下は6歳の子どもから上は70代のおばあちゃんまで。また、シングルマザーや障がいをもった人、外国人もメンバーにいる。そこで主体的に動いているのは主にミレニアル世代(1980年代から2000年代初頭までに生まれた世代)の若者たち。少しでも多くの人に、楽しみながら環境活動ができることを知ってもらいたい!そこで、Be inspired!では、以前本誌でも紹介した350のフィールド・オーガナイザー イアンが、350の活動に関わる人をインタビューする連載をお届けする。その名も『「世界は気候変動で繋がっている」。若き環境アクティビストのリアルな声。by 350.org』。350のフィールド・オーガナイザー イアン連載4回目の今回は、350のボランティアメンバーである、ニーナとサトシとの対談。2人はイアンと共に、海面上昇の影響で世界で一番最初に沈むと言われている島国「ツバル」に2か月間(1月〜3月)行き、島民のインタビューやマングローブの植林、ドキュメンタリー動画の撮影などをしてきた。未来の見えない国に暮らしながらも、底抜けに明るい人々と触れ合って見つけた自分なりの”幸せの基準”、そして自分達ができる環境活動について語り合った。左からサトシ、イアン、ニーナ東京都内の田舎、羽村市に生まれて川と山で遊んで育ったサトシ。オーストラリアにて環境学を学んだ後、今は環境専門の広告屋さんを目指して、ネット広告会社に勤務。浅草で友達と一緒に古民家に住んでいる。もう一人は愛知県生まれで、ミシガン州のデトロイト育ちのニーナ。デトロイトは、彼女いわくとても危険な街らしい(実際にアメリカで最も治安が悪いと言われている)。ツバルへ行くために、仕事を辞めて頭も剃った。現在はメディア関係の仕事を探し中。▶︎350.org Japanイアン氏のインタビュー記事『「日本の銀行が環境破壊に加担する事実」を知らない日本人へ。25歳のアクティビストが提案する解決策とは』世界一つまんない国「ツバル」イアン:ツバルに行く前にツバルにどんなイメージを持ってましたか?サトシ:高校の授業でツバルの写真を見た。白い集会所の前に灰色の海水が上がってきているやつ。シンプルに言うと、めっちゃ暗いイメージがあった。“沈みゆく悲劇の国”みたいな。とにかく沈むっていうイメージが先行してて、なぜか人がいるっていうイメージがなかった。ニーナ:350のイベントで初めてツバルのことを知ったんだけど、私も島にはあまり人がいないイメージがあったし、沈んじゃうんだ、かわいそうって思ってた。あと、「ツバルやること」っていう言葉を検索したら、一番上にブログが出てきて、そのタイトルが「ツバル、世界一つまんない国」だった。イアン:すごい言われようだな笑 自分もメディアの報道をそのまま受け取っていて、「沈む国」というイメージ強くて、みんな悲しみにくれているんだと思ってた。イアン:ツバルはサンゴ礁でできた島だから地盤が結構スカスカで海水が湧き出てくるんだよね。サトシ:すごく印象的だったのが、水たまりで子ども達がバシャバシャ楽しそうに遊んでたこと。子ども達はめっちゃハッピーなんだけど、実はその水溜りはかなり汚ない。ツバルってトイレが垂れ流しの場合が多くて、ゴミも多いし、そこを楽しく遊んでるんだけど、あの水は飲んだりしたらすごくやばいはず。イアン:俺もそれこを歩きながら、絶対うんこ混じってるなーと思ってた(笑)ツバルは真ん中が凹んだ形状になっていて、その部分の海抜がとても低いから、大潮が来ると海水が湧き出てきて浸水しちゃうんだよね。近年、その被害は大きくなってきてるって島の人たちが言ってたな。ニーナ:そうそう。浸水していた地域に住んでるおじさんが言ってたけど、昔は足首辺りまでしか水が上がってこなかったらしい。でも今は膝あたりまで来てるって。幸せのなり方に迷いのないツバル人と、選択肢が多すぎて混乱している日本人イアン:ツバルにいる間、口を揃えて「この国は人々の幸福度がめっちゃ高い」って言ってたじゃん。それはなんでだと思う?ニーナ:インタビューした人たちに「幸せですか?」って聞くと、全員が「幸せです」と即答だったのには本当に驚いた。「幸せです」どころか、「めっちゃ幸せです!」って元気そうに答えてた(笑)それが衝撃的で、なんでこんなシンプルな生活なのに、こんなに幸せになれるんだろうって思った。イアン:同じ質問を日本人にしたら即答する人は果たしてどれくらいるんだろうね?サトシ:おれは、やっぱりツバルの人々は幸せへのハードルが低いのかなって思った。良い意味で!日本に生まれて、学歴社会で、子どもの頃から勉強して良い学校に行きなさい、それで次は良い会社に入って良い生活をしなさいみたいな。良いものを求められて、自分も良いものを求めてしまう。良いことがあった時に素直に喜べずに、次の良いこと、もっと良いことを考えてしまう。でも、ツバルの人たちは日々の些細なことに幸せを感じている感じだった。イアン:すごいわかる。生きていければ良い。それが幸せなんだ。っていう考えに揺らぎが無かったよね。それは裏返すと、彼らはどう幸せになれば良いのかっていうのに一切混乱がないんだと思う。日本だと選択肢が多すぎるから幸福をどう得るのか混乱してる。日本では、競争のなかで物事を図ろうとする傾向があると思う。例えば友達のはずなのに、年収を比べて、俺の年収低いみたいな。その手前で、この人と自分が友達であるという関係性をもっと大事にすべきでしょ。それを嬉しく思うことが、幸せなんじゃない?って思った。単純に「周りの人は大切に」ってことだね。ニーナ:うん。向こうにいて日本人は、一番の幸せへの近道であるはずの家族や友達とかそういうところを置き去りにして、仕事を追いかけてるって思った。ツバルだったら、家族と一緒に暮らすことが一番の幸せだって言ってるのに、今の日本だったら、社会人で親と一緒に暮らしていたら少し引け目を感じなければいけないというのが、ちょっとおかしいかもと思った。ツバルのために今あなたがとれるアクション気候変動の影響を受けている人々は、私たちとは違う遠い世界に生きているように感じてしまう。でも実は、私たちは彼らに会うことができる、彼らと友達になれる。「先進国の責任」じゃなくて、気軽に友達を助けるような気持ちで始める環境活動があって良いのではないだろうか。350では、活動をともにするボランティアを募集している。少しでもビビッとくるものがあったなら、ぜひ参加してみてほしい。SATOSHI & NINA & IAN
2018年03月31日モト冬樹(66)の“スズメの保護”が波紋を呼んでいる。 昨年6月のブログで、カラスに襲われていた一羽のスズメを保護したと報告したモト。役所に相談したところ「飼ってはいけない」と言われたことを綴っているが、野生に返すことはなかった。さらに“チュンちゃん”と名付けて以降、“チュンちゃん”との日々を投稿。しかし今月、東京都環境局から“違法飼育”にあたるとしてモトが指導を受けていたと報じられた。モトは、現在も飼育し続けているという。 生態系維持の観点から、野鳥の飼育は鳥獣保護管理法で“違法”とされている。もともとは狩猟行為を防ぐために成立した同法だが、基本的には“保護”も禁止。もし弱った野鳥を見つけた場合は、環境局に連絡することが一番の解決策。動物病院を紹介してくれることもあるそうだ。 『とくダネ!』(フジテレビ系)でも3月14日、今回の騒動を取り上げた。モトは同番組の取材に対し、コメントを寄せた。 「みなさんいろんなこと言ってくださるんですけど、全部やってダメだったわけであって。一番大事なのは、変な話、我々のことよりもスズメのことが心配なわけで、これ以上、法律どうのこうのじゃなくて、私と都の問題で解決しようと思っております」 モトのコメントを受け、司会の小倉智昭(70)は「法律的にはよくない」としたものの「命を救ってあげて懐いたスズメでしょ?大目に見るとかさ、大岡裁きみたいなの、ないの?」と同情を寄せた。しかし同日の「スッキリ」(日本テレビ系)では大沢あかね(32)が法律で決まっているため「ぐっと耐えて、放して欲しい」と語っていた。 Twitterでも討論が繰り広げられている。“肯定派”は「スズメの命が第一」と考えているようだ。 《今後はちゃんと保護したら届けて下さいね、で良いのでは》《違法違法…って。目をつぶる部分もあるんじゃね?》 “否定派”からは「法律の意味を理解してほしい」との声が。 《密猟が横行するんだよ。善意だからいいじゃん、愛護だからいいじゃんじゃないんだよ》《「カラスに食べられそうで可哀想だから保護する」とか意味わからんカラスだって生きる為に食っとるんやろ》 いっぽうで、中立派もいる。 《弱き者を救いたいという気持ちはわからなくはないけど違法とわかっていたならこっそりすべきだったよね》 どこかに解決策があるはずだが――。
2018年03月14日「環境活動=まじめ=つまらない」。そんなイメージを吹き飛ばす環境NGOが日本に存在する。それが「国際環境NGO 350.org Japan (以下、350)」だ。年齢、職業、性別、人種もとにかく多様。下は6歳の子どもから上は70代のおばあちゃんまで。また、シングルマザーや障がいをもった人、外国人もメンバーにいる。そこで主体的に動いているのは主にミレニアル世代(1980年代から2000年代初頭までに生まれた世代)の若者たち。少しでも多くの人に、楽しみながら環境活動ができることを知ってもらいたい!そこで、Be inspired!では、以前本誌でも紹介した350のフィールド・オーガナイザー イアンが、350の活動に関わる人をインタビューする連載をお届けする。その名も『「世界は気候変動で繋がっている」。若き環境アクティビストのリアルな声。by 350.org』。連載3回目の今回は、350 Japanのボランティアメンバーである、あんなと日南子(ひなこ)にイアンがインタビュー。2人に共通するのは「ビーガン」として生きていること。食と社会の関わりを考え、敢えて「肉」を食べない選択をしている2人には、社会がどんなふうに見えているか、そして食の選択と350の活動との共通点について話を聞いた。
2017年12月27日「環境活動=まじめ=つまらない」。そんなイメージを吹き飛ばす環境NGOが日本に存在する。それが「国際環境NGO 350.org Japan (以下、350)」だ。年齢、職業、性別、人種、とにかく多様なコミュニティである350は、下は6歳の子供、上は70代のおばあちゃんまで、シングルマザー、障がいを持った人、外国人もメンバーにいる。そこで主体的に動いているのは、主にミレニアル世代と呼ばれる(1980年代から2000年代初頭までに生まれた世代)若者たち。上も下もないフラットな組織である350は、気候の公平性と訳される「クライメート・ジャスティス*1」の角度から、お金と気候変動にまつわる問題を楽しく広めていく活動に取り組んでいる。少しでも多くの人に、楽しみながら環境活動ができることを知ってもらいたい!そこでBe inspired!では、350.org Japan のフィールド・オーガナイザー イアン氏と、活動に関わるさまざまな人との対談を連載でお届けする。連載2回目の今回は、350が現在行っているキャンペーン「レッツ、ダイベスト!」のために映像を作ってくれた大月 壮(おおつき そう)さんに、等身大のままでいながら環境問題と向き合う、彼なりの環境活動への関わり方について話を聞いた。
2017年11月08日「環境活動=まじめ=つまらない」。そんなイメージを吹き飛ばす環境NGOが日本に存在する。それが「国際環境NGO 350.org Japan (以下、350)」だ。年齢、職業、性別、人種もとにかく多様。下は6歳の子供から上は70代のおばあちゃんまで。また、シングルマザーや障がいを持った人、外国人もメンバーにいる。そこで主体的に動いているのは主にミレニアル世代(1980年代から2000年代初頭までに生まれた世代)の若者たち。上も下もないフラットな組織である350は、気候の公平性と訳される「*1クライメート・ジャスティス」の角度から、お金と気候変動にまつわる問題を楽しく広めていく活動に取り組んでいる。少しでも多くの人に、楽しみながら環境活動ができることを知ってもらいたい!その一心で、今月からBe inspired!では、以前本誌でも紹介した350のフィールド・オーガナイザー イアン氏が、350の活動に関わる人をインタビューする連載をお届けする。その名も『「世界は気候変動で繋がっている」。若き環境アクティビストのリアルな声。by 350.org』。▶︎350.org Japan フィールド・オーガナイザー イアン氏のインタビュー記事はこちらから『「日本の銀行が環境破壊に加担する事実」を知らない日本人へ。25歳のアクティビストが提案する解決策とは』(*1)クライメート・ジャスティス:「気候の公平性」と訳されるこの言葉は、先進国に暮らす私たちが、石油や石炭などの化石燃料を大量消費してきたことで引き起こした温暖化への責任を果たし、すべての人々の暮らしと生態系の尊さを重視した取り組みによって、温暖化を解決しようとするコンセプト。
2017年10月11日9/24(日)深夜の保護者会「発達障害 子育ての悩みSP」見どころは?Upload By 発達ナビニュース2017年9月24日(日)、NHK総合の特別番組、「深夜の保護者会『発達障害 子育ての悩みSP』」が放送されます。小・中学生の保護者の皆さんと教育評論家の尾木直樹さんが子育てについての悩みを共有しながら、問題解決のヒントを探していくEテレの人気番組「ウワサの保護者会」。NHKの通年企画「発達障害プロジェクト」の一環として特別バージョンでの放送です。今回は7/24に放送されたあさイチ「他の子と違う?子育ての悩み」とのコラボとして、あさイチで紹介された家庭のVTRを見ながら話し合いをしていきます。■周囲の理解が十分ではない中、子どもの発達障害・または特性を周囲に伝える?伝えない?伝えるならば誰にどう伝える?■子どもの気持ちにどうやって寄り添う?など、発達障害がある子どもを育てる上での困り事や悩み事から、「発達障害ってなに?」「子どもを丸ごと受け入れられるためにどうする?」といった深い内容まで、出演者・保護者の皆さんが本音で語り合います。番組の詳細はこちら!Upload By 発達ナビニュース◆番組名NHK総合 深夜の保護者会「発達障害 子育ての悩みSP」◆放送日時2017年9月24日(日) 23:00~23:50◆出演者はなわ、尾木直樹、有働由美子、高山哲哉◆サイトURL総合 深夜の保護者会「発達障害 子育ての悩みSP」(画像提供:NHK)
2017年09月22日犬や猫と暮らす家族にとって、動物たちはわが子同然、大切な家族の一員です。SNSを開けば #猫と赤ちゃん 、 #犬と子ども などのハッシュタグが数多く並び、その愛らしい写真に癒される方も多いでしょう。最近ではデザイン性の高いペットアイテムや、こだわりのプレミアムフードなども増え、衣・食・住あらゆる面で人間の子ども同様に愛情と時間とお金を注ぐ飼い主さんが増えてきました。そんな愛するペットのために商品を購入すると同時に、保護犬活動に参加できる取り組みがあります。■愛犬を “見守る” ことが、保護犬支援につながる「ファーボ」「外出中のペットの様子が気になる!」という飼い主さんたちのニーズを満たしてくれると、最近人気急上昇中なのがペットのお留守番カメラです。とくに2016年の発売以来、愛犬家たちに人気の「Furbo(ファーボ)ドッグカメラ」は、 iOS/Androidのスマートフォンやタブレットの専用アプリを通じて、外出先から留守番中の愛犬の様子を確認できるだけでなく、こちらから話しかけたり、おやつをあげることもできます。そんな「Furbo(ファーボ)」がこのたび、保護犬支援プロジェクトを始動。1台の購入につき1,111円が保護犬支援に寄付される『Furbo ドッグカメラ -Donation Edition-』を販売しています。(公式サイトとAmazon(Furbo公式ストア)で購入された商品が対象)集められた募金は、保護犬たちの医療費(血液検査、便検査、ワクチン、狂犬病予防接種、エコー検査、レントゲン検査、避妊 去勢手術、フィラリア検査、マイクロチップ等)や輸送費、シェルター運営費などに使われるのだそう。毎日のこととはいえ、かわいい "わが子” を置いて外出するときは、いつだって後ろ髪を引かれるもの。ましてや「いつもと様子が違うかも?」と感じた日は、留守番中の "わが子” の様子が確認できるだけでも安心ですよね。「離れていてもいつでも一緒」という安心感とともに、保護犬活動にも参加することができる「Furbo ドッグカメラ -Donation Edition-」は、期間限定販売。ペットカメラ導入を検討している方はぜひチェックしてみてください。・ファーボ: ・ 「Furbo ドッグカメラ -Donation Edition-」 (販売期間:2017年7月9日(日)まで)
2017年07月07日こんにちは、金融ライターの齋藤惠です。子どもが学校などに通うようになれば、気にかかるのが保護者会やPTAの存在です。未就学児の子どもを持つママは、「いったいどちらがどんな役割を持つのか?」「自分も強制参加させられるのか?」と不安になってしまうこともあるようです。そこで今回は、保護者会とPTAの違いについてと、それぞれの意義についてご紹介します。●保護者会とPTAの違いって?近年、保護者会とPTAの区別は非常に曖昧になっています。もともとは、それぞれ次のような活動を行う団体です。・保護者会……親が主体 で子どもの学校生活をよりよくするため、学校側と協議をしたりイベント運営をしたりといった活動をする団体。・PTA……学校と親が共同で運営する 組織で、子どもを取り巻く地域社会の改善と充実について協議や活動を行う団体。このように、親が自主的に活動するか学校と連携し合うかといった違いが昔はあったようですが、今ではその垣根はほとんど存在しない ようです。さらに、“保護者会=PTA”という考え方や、時代の流れを受けて保護者会やPTAをつくらない学校まであります。ここまでくると、そもそもこれらの団体は必要なのかと思ってしまいますよね。●どうして親が関わる団体が必要なの?子どもを危険から守るため、また教育や発達にふさわしい生活環境を整えてあげるためには、学校と親が協力し合わなければいけません。学校がいくら子どもの安全と発達に力を注いでいても、家庭での生活が不健全では子どもは順調に育っていかないものです。親の方だってわが子が「学校で楽しく生活できているか」「勉強しやすい環境か」「登下校などに危険はないか」など目の行き届かないところまで気にし出したらきりがありません。そんなときに学校からの報告やサポートがあればとても心強いですよね。このように子どもの健やかな成長のためには学校と家庭両方の力添えが大切なので、今の時代には保護者会やPTAという既存の概念に縛られることなく、子どもを社会全体で見守っていく姿勢が必要ではないかと思われます。●強制参加かどうか……不安もうすぐ学校に通う年頃の子どもがいるママには、ぜひとも近所にある学校のPTA行事などについて学校に問い合わせてみたり、先輩ママから情報を集めてみたりといったアクションを起こすことをおすすめします。子どもが通う予定の学校ではどんな行事や集会を行うのか、またそのとき親はどれほど深く関わらなければいけないのかは学校によって大きく違うので、事前に調べておく必要があります。親の負担が軽い場合もあれば重い場合もありますし、学校がPTAに対して良心的なところもあれば半ば強制的にいろんな仕事を押し付けるようなところもあるようです。PTAは任意団体なのですが……。子どもが学校に入学してから思い悩むより、あらかじめリサーチをして自分がどのようなスタンスで参加すべきか を決めておけば、今の不安も軽減するでしょう。本来、保護者会やPTAは子どものためになる有意義な団体ですから、自分の生活に支障のない程度に積極的に参加したいものですね。【参考リンク】・第4章学校・家庭・地域社会の連携 | 文部科学省()●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)●モデル/坂井由有紀(央将くん)、貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年05月15日レオナルド・ディカプリオがドナルド・トランプ次期アメリカ大統領と会談、再生可能エネルギーの経済効果について話し合った。環境保護活動に熱心で、自身の名を冠した「レオナルド・ディカプリオ財団(LDF)」を設立しているレオナルドは、LDFのCEOのテリー・タミネン氏とともにニューヨークのトランプ・タワーを訪問。大統領選挙期間中、地球温暖化について懐疑的な態度を示していたトランプ氏と彼の長女・イヴァンカと会談し、クリーン・エネルギーに注力することで数百万の雇用を作り出すとプレゼンテーションを行なった。レオナルドはそれ以前にも、イヴァンカに自身が手がけた地球温暖化についてのドキュメンタリー映画『Before The Flood』(原題)を送っていた。タミネン氏によると、トランプ氏は今後も会談を希望していて、来年1月にも再度会談を予定しているという。(text:Yuki Tominaga)
2016年12月09日『レヴェナント:蘇えりし者』でアカデミー賞を受賞し、環境活動家、国連ピース・メッセンジャーとしても知られるレオナルド・ディカプリオが手がけるドキュメンタリー番組「地球が壊れる前に」が、「ナショナル ジオグラフィック チャンネル」にて日本初放送されることが決定。そのほか「hulu」や「dTV」などでも配信されることが決まった。125年以上の歴史を誇る、世界最大級のNPO団体「ナショナル ジオグラフィック」が贈るドキュメンタリー専門チャンネル「ナショナル ジオグラフィック チャンネル」にて放送される本番組。『レヴェナント』撮影中にも気候変動が及ぼす地球への影響や危機を改めて目の当たりにしていたレオナルドが、マーティン・スコセッシを製作総指揮に迎え、2年間に渡り世界各地を巡ったドキュメンタリー。絶滅の危機にある野生動物の実態や、北極で氷山が崩壊する瞬間など、地球が直面している環境破壊の現実をリアルに届けると共に、レオナルド自らがオバマ大統領やローマ教皇フランシスコ、ビル・クリントン元大統領らと環境問題について対話する様子も収められている。なお、より多くの視聴者に見てもらえるよう、放送翌日から番組公式ホームページでの配信に加え、ナショジオワイルド、FOXスポーツ&エンターテインメントなど各放送や各配信サービスなどでもお届けする予定。ドキュメンタリー番組「地球が壊れる前に」はナショナル ジオグラフィック チャンネルにて10月30日(日)22時~放送。公式番組ページにて10月31日(月)正午12時~11月8日(火)午後2時まで配信。<放送>■ナショジオワイルド■FOXスポーツ&エンターテイメント■ひかりTVテレビサービス「ひかりTVチャンネル1」■ケイ・オプティコム「eo光チャンネル」■近鉄ケーブルネットワーク「KCNスポーツ&カルチャー(12ch)」<配信>■J:COMオンデマンド■ひかりTV ビデオサービス■hulu■dTV■UULA■ゲオチャンネル■avex Movie Gift※順不同。放送、配信のサービスやスケジュールは都合により変更になる場合があります。(text:cinemacafe.net)
2016年10月24日レオナルド・ディカプリオが南フランスのリゾート、サントロペで自身の名を冠したオークション・ガラを開催、地球の環境保護を目的に4,000万ドルの資金を集めた。20日(現地時間)、地球の気候変動と自然保護を目的とする団体「レオナルド・ディカプリオ財団」がサントロペのワイナリー「ドメーヌ・ベルトー・ブリユー」でオークションを開催。主催者のレオはもちろん、ボノやブラッドリー・クーパー、ジャレッド・レト、トビー・マグワイアやジョナ・ヒルなど仲良しの俳優仲間ら、多くのセレブが集まった。オークションに出品されたのは、レオが中米のベリーズの島に所有する土地(入札価格1,100万ドル~)、エルトン・ジョンのプライベート・コンサート2回(300万ドル)、ロダンの彫刻「考える人」の数量限定復刻版(約200万ドル)など。レオは所有していたアンディ・ウォーホルやバンクシーの作品も出品した。ナオミ・キャンベルやエルトン・ジョン、オーランド・ブルームにイリーナ・シェイクなども出席し、ケイト・ハドソンは美しいモデルたちやミシェル・ロドリゲスとの集合写真をインスタグラムにアップしている。レオはスピーチで絶滅危惧種について言及し、「絶滅の危機に瀕している種の保護にフォーカスすることは、世界規模の“ノアの方舟”のネットワークを作るようなことです」と熱く語った。(text:Yuki Tominaga)
2016年07月22日ミロク情報サービス(MJS)は、文化活動や環境・社会活動の一環として東京藝術大学が創設した「ユーラシア文化交流センター」の活動に賛同し、活動への支援を4月より開始する。東京藝術大学が創設した「ユーラシア文化交流センター」は、ユーラシア全体の文化遺産の保護・修復、複製制作、遺産活用に関する情報を集め、文化的発展に深く貢献する国際ネットワークの構築を目的としている。同大学では、元東京藝術大学学長 故平山郁夫画伯が、国際社会に訴え内戦の混乱時にアフガニスタンから流出してしまった文化財を数多く保護するなど、古くからユーラシア文化の保護に深く携わっている。現在同センターでは、2001年に爆破されたバーミヤン東大仏の天井壁画「太陽神と飛天」を同大が特許を持つ特許技術を用いて、原寸大で復元する世界初の試みが行われており、4月12日から6月19日の間に東京藝術大学美術館陳館で開催されるアフガニスタン特別展「『素心 バーミヤン大仏天井壁画』~流出文化財とともに~」(入場無料)で展示される予定。ミロク情報サービスは、「豊かな生活の実現」、「文化活動への参加」、「社会的人格の錬成」という同社の企業理念に基づき、「東京国立博物館」や「文化財保護・芸術研究助成財団」の支援を継続的に行っている。同社は、「ユーラシア文化交流センター」への支援を通じて、今後も文化遺産の保護など、様々な社会貢献活動を行っていきたいとしている。
2016年03月14日ハリー・スタイルズが、ワン・ダイレクションの活動休止中は俳優業よりも音楽でのソロ活動に力を入れる意向のようだ。俳優業で活躍するとほのめかしていたハリーだが、脱退したゼイン・マリクと音楽で競うために、1Dのソングライターのジェイミー・スコットの力を借りて音楽に集中したいのだという。関係者の1人は「ハリーは自分が1Dの中で最も人気であるということを知っていますが、(テイク・ザットの)ロビー・ウィリアムズとゲイリー・バーロウ、もしくはゼインの脇役のようなシチュエーションにはなりたくないのです」「ゼインは自身のソロ曲を先にリリースすることでハリーを負かしていますが、ハリーの方は長期戦をする自信があるようです」「ハリーはゼインのように脱線しすぎたり1Dファンを遠ざけたりすることはしたくないようですが、だからといって自分だけが成功したいと思っているわけではないようです。ジェイミーはハリーの声に合った曲の書き方をしっています」とデイリー・ミラー紙に話す。1Dが活動休止に入るのを待たずに昨年1Dを脱退したゼインは、先日初のソロシングル『ピロートーク』をリリースしてチャート1位を多くの国で獲得。1Dを脱退してちょうど1年となる3月25日には、ソロアルバム『マインド・オブ・マイン』のリリースを控えている。(C)BANG Media International
2016年02月16日厚生労働省は2日、2015年9月分の被保護者調査の結果を発表した。それによると、9月時点の生活保護受給世帯は前月比874世帯増の162万9,598世帯となり、過去最多を更新した。増加は2カ月ぶり。前年同月比では1万7,645世帯増加した。○高齢者の受給世帯、初の80万世帯突破生活保護受給者数は前月比228人増の216万3,584人と、2カ月ぶりの増加。前年同月比では1,325人減少した。世帯別にみると、高齢者世帯(男女とも65歳以上の世帯、またはこれらに18歳未満の未婚者が加わった世帯)が全体の49.4%に当たる80万301世帯と、初めて80万世帯を突破し最も多くなった。以下、働ける世帯を含むその他の世帯が27万2,564世帯、傷病者世帯が25万3,386世帯、障害者世帯が18万9,752世帯、母子世帯が10万4,723世帯と続いた。同省は「高齢者世帯において、年金が足りずに生活保護を受給する世帯が増えている。今後も高齢者世帯の受給世帯は増加すると予想している」と分析している。
2015年12月02日KODAWARIは、iPhone 6シリーズの湾曲した部分まで保護する液晶保護フィルム「PATCHWORKS ITG Full Cover - Impossible Tempered Glass」を発表した。11月20日より販売を開始する。価格はiPhone 6/6s用が4,700円(税抜)、iPhone 6 Plus/6s Plus用が5,000円(税抜)。同製品は、iPhone 6シリーズの湾曲した部分まで保護するタイプの液晶保護フィルムである。iPhone 6/6s用と直販限定の6 Plus/6s Plus用の2タイプをラインナップする。本体はガラスフィルムのフチにシリコンを接合し、液晶面をガラスフィルムが、曲面部分をシリコンパーツが保護するという構造になっている。厚さは0.33mmで、表面硬度は9H。ガラスのフチ部分がブラックのものと、ホワイトのものの2種を用意。ユーザーが所持するiPhoneのベゼルにあわせたカラーコーディネートを楽しめる。
2015年11月19日昨今のニュースでもたびたび報道されているように、現在、生活保護を受ける人が増えています。なかでも、「生活保護の不正受給問題」はなにかと話題にもなっていますね。今回、「生活困窮者の早期発見・早期支援」と「生活保護の不正受給」を取り扱っている、さいたま市生活福祉課の「生活保護ホットライン」にお話を伺ってみました。■生活保護の不正受給額はさいたま市だけで2億円弱さいたま市内で生活保護を受けている人は2万166人(平成27年3月現在)。そのうち不正受給が発覚し、生活保護法第78条により徴収が決定した件数は462件、金額では1億8,910万6千円(平成26年度)にも上るとのことでした。件数の割合でいえばそれほど多くないのかもしれませんが、とても多い金額です。また、不正受給で気になるのが「どのように発覚するのか」といった点ではないでしょうか。そこで、詳しい情報を教えていただきました。■不正受給の約8割は「福祉事務所の調査」で発覚!なんと不正受給の多くが、生活保護の相談や申請を行っている福祉事務所の調査で発覚しているとのことでした。生活保護を受ける人は年金、給与、仕送りなどの収入や資産をすべて申告する義務があります。そこでごまかして申告してしまうと、収入額と課税情報とを突き合わせる調査で見つかって大変なことに!発覚後は、ごまかした分の金額を後から全額返還しなければならなくなります。悪質なものは罰せられることも!もちろん、不正受給の発覚は調査ばかりではありません。「生活保護ホットライン」のような専門のダイヤルには、ご近所さんからの情報が入ってくることもあります。周囲の目はなかなかごまかせないようです。■不正受給はご近所さんの情報で調査を開始することもさいたま市にある「生活保護ホットライン」のような専門のダイヤルでは、ご近所さんからの通報が少なくありません。たとえば、「母子家庭で生活保護を受けているはずなのに、最近男性がいっしょに住んでいるようだ」とか、「2軒先の●●さんは生活保護を受けているといっていたのに、他人名義の車を乗り回しているようだ」などなど。そんな通報をもとに調査を開始することも多いようです。他にも、「本人から直接“生活保護を貰っているけどズルをしている”と聞いた」なんていう連絡もあるとのこと。通報された側は「密告された」と思うかもしれませんが、不正をしている方が悪いのは明らかです。一定条件に当てはまる人に対して、「健康で文化的な最低限度の生活」を保障してくれる生活保護制度。ありがたいものですが、不正に受け取るのはいけないことです。管轄の福祉事務所は申告された収入が正しいかどうかをしっかり調べるので、嘘は見抜かれてしまいます。本人のウッカリした申告ミスも、発覚後はきっちりその分を返還しなくてはなりません。みんなの税金で支払われている生活保護ですから、正しく申告し、必要な場合はありがたく使わせてもらうようにしたいですね。(文/齊藤カオリ)【取材協力】※さいたま市生活福祉課「生活保護ホットライン」
2015年08月26日IDC Japanは8月3日、2015年4月から5月にかけて、国内オフィスプリント環境およびIT環境の導入判断者を対象に、ワークスタイル変革の実態と今後の活動予定や、ワークスタイル変革がプリント環境に与える影響に関して調査した結果を公表した。調査方法は、アンケートおよび個別インタビューとなる。調査の結果、ワークスタイル変革の重要性が高く認識され始めており、変革活動を推進しようとする企業も増えていることが判明した。特に従業員数1,000人以上の大規模企業においては、ワークスタイル変革を「非常に重要」「重要」とする回答者が66.8%にのぼり、48.2%の大規模企業は「すでに変革活動を開始」、あるいは「1年以内に開始する」と回答した。ワークスタイル変革を実施する主な目的は、従業員の生産性向上だが、育児や介護などの労働上の制約がある従業員の業務継続などの複合的な目的も持ち合わせている。ワークスタイル変革に取り組んでいる企業の具体的な活動内容は企業規模で異なっている。従業員数1~99人の小規模企業ではモバイルワークと在宅勤務の導入に積極的な姿勢が見られ、例えば、小規模企業における在宅勤務可能業務の導入指数は、現在26.9%、2年後32.5%、5年後38.1%となった。一方、従業員数100~999人の中規模企業および大規模企業は、フリーアドレスオフィス、会議室改善などのオフィス環境改善活動、Web会議などのコミュニケーション支援に力を入れているようで、例えば、大規模企業におけるWeb会議の導入指数は、現在15.4%、2年後25.5%、5年後34.6%となっていた。ワークスタイル変革推進上の課題としては、セキュリティリスクの増大、勤怠管理、事故などの場合の責任範囲、部門内コミュニケーションなどが挙げられている。また、新たなワークスタイルを支援するプリント環境としては、大規模企業の47.0%、中規模企業の43.8%の回答者が、他事業所でのモバイルプリントが必要と回答。他事業所だけでなく、自宅やコンビニなどでのモバイルワーカーへのプリント支援が求められている。また、在宅勤務者支援のためには、個人所有プリンターの使用許可、在宅勤務用プリンターの貸与に加えて、消耗品や用紙の支援なども期待されている。プリント支援に関する課題としては、モバイルや在宅勤務でのプリント環境の提供方法が分からないこと、プリントのセキュリティ、およびプリントアウトからの情報漏洩など挙げられた。これらのアンケートと個別インタビューの結果を分析した結果、IDC Japanでは、ワークスタイル変革推進には、個人強化とチーム力強化との最適バランスをユーザー企業ごとに設定して、活動を実施していくことが重要であるとしている。また、ワークスタイル変革の際、成熟度が低いままプリント環境を拡張するとセキュリティリスクが増大する恐れがあることから、新しいワークスタイルを支援するプリント環境を提供するためには、プリント/ドキュメント管理の成熟度を高めたてから新たなワークスタイルへとプリント環境を拡張する必要があると考えている。
2015年08月04日レオナルド・ディカプリオが22日(現地時間)、南フランスのサントロペで環境保護を目的に自身の名を冠した基金のガラを開催、4,000万ドルを集めた。レオは1998年から、環境保護に取り組む「レオナルド・ディカプリオ基金(LDF)」を運営していて、今回は南仏のリゾート地にあるロゼのワイナリー、ドメーヌ・ベルトー・ベリユーでセレブが一堂に会するガラを計画。エルトン・ジョンやマリオン・コティヤール、オーランド・ブルーム、シルヴェスター・スタローン、エイドリアン・ブロディ、モデルのナオミ・キャンベルやイリーナ・シェイク、ペトラ・ネムコヴァら、幅広い層のセレブが集まった。現在の恋人でモデルのケリー・ローバックを連れてきたレオは、スピーチで「今夜のイベントはLDFの活動をサポートすることが目的です。トラやサイ、マウンテンゴリラなどを保護するために、各国政府と共に彼らの住む場所であるジャングルや珊瑚礁、森林の保護活動を行なっています」とスピーチ。「絶滅危惧種の保護に集中することは、世界規模のノアの方舟のようなものです」と訴えた。(text:Yuki Tominaga)
2015年07月24日アディダスが、海洋環境保護に取り組むパーレイ・フォー・ジ・オーシャンズ(Parley for the Oceans)とのパートナーシップを記念したコンセプトシューズを発表した。6月29日、国連本部では専門家や科学者、起業家やクリエイターを集めて海洋をとりまく現状などについて語り合うイベントが行われた。その中でアディダスは、パーレイ・フォー・ジ・オーシャンズとのコラボレーションをきっかけに誕生したユニークな試作品を披露。海洋廃棄物や違法に設置された深海の刺し網より回収・再利用した糸と繊維のみで100%作られた世界初のシューズ・アッパーを発表した。使用された刺し網は、パーレイ・フォー・ジ・オーシャンズのパートナー組織でもある海洋生物保護のための環境保護団体シー・シェパードが、非合法の密漁船を110日間にもわたって追跡し続けた結果、ようやく西アフリカ沖合で回収するに至ったものだ。今回発表されたコンセプトシューズは、今年下半期の発表が予定されている海洋プラスチック廃棄物を再利用した一般消費者向け製品に先がけて、アディダスとパーレイ・フォー・ジ・オーシャンズが目指す方向性を示すものとなっている。パーレイ・フォー・ジ・オーシャンズの創設者であるシリル・グッチ氏は「アディダスが私たちの掲げるミッションへの参加を表明し、その創造力をもって私たちのパートナーシップを支援してくれていること、海洋プラスチック廃棄物もクールなものへと変化させられると示していることを、私たちはこの上なく誇らしく思っています」とコメントしている。
2015年07月09日飼い主のいない猫の保護や、飼育希望者への譲渡などの活動を行う東京キャットガーディアンは、保護猫カフェの大塚シェルターにて、フェルト作家ののこのこさんと編み物作家のmi-capri(あみかぷり)さんの作品の展示・販売を行う。会期は7月1日~31日。のこのこさんは、羊毛フェルトを使用した丸い猫や小鳥の作品「まんまるシリーズ」や、座布団にちょこんと座る「手のりにゃんこ」を作成している。mi-capri(あみかぷり)さんは編みぐるみの「カラフルケムケムちゃん」や「ねこ饅頭」などを作る編み物作家。今回期間限定で、2人の作家による作品を展示し、販売も行う。なお、同施設では開放型シェルター利用にあたり、寄付とともに身分証の提示もお願いしている。
2015年06月30日動物の殺処分0(ゼロ)を目指して活動する団体「ちばわん」は、保護犬と保護猫の譲渡会を、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県で開催する。「ちばわん」は250名を越えるボランティアからなる団体。殺処分0を目指して、無責任な繁殖に反対し、不妊・去勢手術の推進、行き場を失った犬や猫を保護し、家族として迎える「いぬ親」「ねこ親」を捜す活動を行っている。関東各地では、保護犬・保護猫たちの譲渡会を開催している。6月28日には、千葉県船橋市にて「船橋いぬ親会」を開催する。場所は、Pooch(プーチ)ドッグカフェ・トリミングで、時間は11:00~15:00。同じく6月28日には、埼玉県上尾市で「啓蒙活動&いぬ親会」を開催。会場は一清堂上尾店で、動物愛護の啓もう活動や、ちばわんグッズの販売も行う。時間は12:00~15:00。7月5日には3会場で開催。東京都江戸川区の「篠崎臨時いぬ親会」は、江戸川河川敷 篠崎緑地10号そばで行う。時間は12:00~15:00。神奈川県横須賀市では、「さくらの里山科いぬ親会」、「さくらの里山科ねこ親会」を開催。会場は特別養護老人ホーム さくらの里山科。時間は11:00~14:30。7月12日には、千葉県船橋市で「船橋いぬ親会」「船橋ねこ親会」を開催する。会場はPooch(プーチ)ドッグカフェ・トリミング。時間は11:00~15:00。7月19日は、東京都江戸川区で「篠崎定例いぬ親会」を行う。7月の定例いぬ親会で、会場は江戸川河川敷 篠崎緑地10号そば。時間は12:00~15:00。7月26日は、東京都品川区で「品川いぬ親会」「品川ねこ親会」を開催する。会場は、いずれもウエルカムセンター原・交流施設。時間は12:00~15:00。譲渡会には、預かりボランティアも付き添っているため、普段の様子を聞くこともできるとのこと。
2015年06月25日EMCジャパンは6月18日、企業のデータ保護戦略を推進するためとして、「EMC Data Domain DD9500」を始めとするデータ保護製品群の提供開始を発表した。2015年6月から提供開始予定。価格は、「Data Domain DD2200」の4TBモデルが112万5,000円(税別)から。新製品のうちData Domain DD9500は、58.7TB/時のパフォーマンスを持ち、1.7PBの容量を提供する。価格は個別見積。Data Domain DD2200は、小規模オフィス向けの2Uで最大4TBの実効容量を保護するとのこと。EMC Data Protection Suite 2015は柔軟なライセンス・モデルを採用し、さまざまデータ保護要件に合わせた最適な組み合わせで個々の製品を利用できるとのこと。「CloudBoost Connector」「Data Protection Search」「Data Protection Advisor 6.2 SP1」 の各製品を含む。CloudBoost Connectorは、ユーザーの既存のEMCデータ保護ソリューションとクラウド環境をシームレスに統合し、バックアップの長期保管を実現するという。プライベートおよびパブリック・クラウドへの長期保管を実現し、月単位/年単位のコピー・バックアップ・データのクラウド転送が可能。Data Protection Searchは、オープンソースのElasticSearchテクノロジーを利用して、企業規模のバックアップを「EMC Avamar」と「EMC NetWorker」の双方から検索可能にする。「Data Protection Suite」ユーザーのための検索機能を備え、メタデータまたは全文検索により結果の抽出が可能。Data Protection Advisor 6.2 SP1では、サポートアプリケーションの拡充、「Data Domain」解析の機能拡張、「ProtectPoint」環境の解析およびレポート、オブジェクト・サーチ機能といった強化を実施した。Data Protection Suite 2015の価格は個別見積であり、CloudBoost ConnectorおよびData Protection Searchは、Data Protection Suite 2015ライセンスに含まれる。EMC ProtectPointは、プライマリ・ストレージからData Domainへの直接バックアップを可能にし、従来必要であったバックアップ・インフラを不要にすることで、コスト削減を実現するというソフトウェア。従来と比較して20倍高速なパフォーマンスを持つといい、Oracle/SAP/IBM DB2との統合やアプリケーション・オーナーによるバックアップ/リストアのコントロールが可能とのこと。価格は個別見積。
2015年06月19日岐阜・大阪で活動する保護猫カフェ「ネコリパブリック」はこのほど、31日にオープンした「ネコリパブリック東京」を運営するための資金出資をクラウドファンディングサイト「kibidango」で募っている。○念願の東京進出が実現へ「ネコリパブリック」は、「2022年2月22日までに、日本の行政による猫の殺処分をゼロに!」を目標に掲げる。現在、岐阜本店と大阪心斎橋店の2店舗を運営。地域のボランティアと協力し、保護された猫の里親探しを行いながら、猫とのライフスタイルを提案している。また、ビジネスとしても「自走」する「自走型保護猫カフェ」を目指している。「ネコリパブリック東京」は、御茶ノ水駅から徒歩5分の立地。店内の構成は、イベントなどを開催する大きな和室の猫部屋、予約制の個室、今後オープンを予定しているコワーキングスペースからなる。和室では、毎週水曜日の夜に、猫映画館を開館する予定。また、毎週金曜日には、猫にまみれながら楽しめる、週替りの様々なイベントを企画中。フラワーアレンジメント、大人の塗り絵、英会話、ネコん活、ヨガなどを開催する予定とのこと。クラウドファウンディングの「kibidango」では、改装費と開店後の運営資金300万円のうち、100万円の自己資金を除く200万円を募っている。受付は6月22日まで。リワード(出資)は1,000円(税込・送料込)からとなり、利用券やオリジナルマグカップ、店内のキャットステップに名前を刻む権利、年間パスポート、保護猫の命名権などを用意している。
2015年06月03日京都大学は5月26日、3D映像などを観ているときに発生する「映像酔い」時では、右脳と左脳の活動が乖離する現象を発見したと発表した。同成果は同大学大学院人間・環境学研究科の山本洋紀 助教とキヤノンの宮崎淳吾 研究員、明治国際医療大学らの研究グループによるもので、国科学雑誌「Experimental Cell Research」に掲載される予定。「映像酔い」は3D映像やドローン映像などを観て、目の痛みや吐き気、めまいといった症状が発生する状態のことで、医学的には車酔いや船酔いと同じ動揺病の1つとされている。その発生原因はよくわかっていないが、映像の動きを検出する脳部位であるMT+野が関与していると考えられている。今回の実験では14名の被験者に映像酔いを起こしやすい動画と起こしにくい動画を6分ずつ見せ、その間の脳活動を測定した。その結果、映像酔いを訴えた8名の被験者のMT+野では、右脳と左脳の活動が乖離していることがわかった。一方、映像酔いにならなかった6名の被験者のMT+野では特に乖離は見られなかった。MT+野は映像の動きの検出だけでなく、映像酔いの前兆である眼や身体の動きの制御・検出にも重要な部位であることから、今回の結果はMT+野が映像酔いに深く関わっていることを強く示唆するものとなった。今後、研究を進めることで、映像酔いだけでなく動揺病が生じる仕組みの解明が期待されるほか、MT+野の乖離を減少させることで快適な映像を提供する技術の開発につながる可能性がある。
2015年05月26日