Z世代は「子育て」をどう捉えているのか明確な定義はありませんが、Z世代とは1990年代中盤から2000年代序盤に生まれた世代を指すことが多く、2023年現在においては、10代中盤~20代前半ぐらいまでの世代が該当します。Z世代の物事に対する考え方の特徴として、「自分らしさ」を大切にする傾向が強い世代と言われています。そんなZ世代は、子育てについてどう考えているのでしょうか?今回はビッグローブ株式会社がおこなった「子育てに関するZ世代の意識調査」をもとにZ世代の子育てに対する認識を紹介します。Z世代の約5割が「将来、子どもがほしくない」Q. 将来、結婚と子どもについて未婚で子どものいない18歳から25歳までの男女を対象に、将来の結婚と子どもについて質問した結果は、「将来結婚して、子どもがほしい」と回答したZ世代が44.9%、「将来結婚というかたちにこだわらなくても子どもはほしい」が9.4%であり、あわせて約5割となっています。一方、「将来結婚はしたいが、子どもはほしくない」が9.6%、「将来結婚もしたくないし、子どももほしくない」が36.1%となっており、将来、子どもがほしくないというZ世代もおよそ半数という結果となりました。男女別でみてみると、「将来、子どももほしくない」と回答した男性が51.3%、女性が40.2%となっており、男性が約10ポイント上回っています。子育てに自信がないZ世代が多い?「将来、子どもがほしくない」と回答したZ世代の理由として、「お金の問題」と回答した割合は17.7%、「お金の問題以外」と回答した割合が42.1%、「両方」と回答した割合は40.2%でした。子育ての負担として「お金の問題」は大きいと思いますが、Z世代にとっては「お金の問題以外」が特に影響しているようです。Q. お金の問題以外で子どもがほしいと思わない理由(複数回答可)お金の問題以外でのもっとも大きな理由は「育てる自信がないから」で52.3%と5割を超えています。ついで「子どもが好きではない、子どもが苦手だから」が45.9%、「自由がなくなる(自分の時間を制約されたくないから)」が36.0%となっています。また、「これからの日本の将来に期待ができず、子どもがかわいそうだから」が25%、「子どもを育てにくい世の中だから」が20.9%となっており、社会状況もZ世代の子育てに対する意識に影響を与えていることがうかがえます。まとめ今回ご紹介した調査では、将来子どもがほしくないというZ世代は約5割にのぼりました。お金の問題以外でそう思う理由として、5割以上が「育てる自信がないから」と回答しています。これは自分自身のことが理由になっていますが、「これからの日本に期待ができない」「子どもを育てにくい世の中だから」という意見も2割を超えています。Z世代が子どもがほしくないと考える要因には、社会に対する不安も影響しているようです。(マイナビ子育て編集部)画像はイメージです<調査概要>子育てに関するZ世代の意識調査/ビッグローブ株式会社調査地域:全国調査対象:18歳から25歳までの男女500人調査時期:2023年2月7日~2月9日調査方法:インターネット有効回答数:500サンプル<関連記事>✅中高生は結婚や子育てをどう考えている?「名字はどちらでもよい」「子育ての分担は夫婦で同じがよい」など時代を反映する結果に✅「結婚したい」若者は4割以上の一方、「必ず結婚する」という人は男性で2割、女性で1割強【17~19歳の結婚観】✅「子どもが生まれた後は緩いペースで働きたい」、女性だけでなく20代男性も4割に上る
2023年08月16日積水ハウス株式会社と株式会社シンク・ネイチャーは、2030年のネイチャー・ポジティブの実現に向けて、積水ハウスの生物多様性の取り組み「5本の樹」計画やシンク・ネイチャーの生物多様性ビッグデータ、AIを活用して、『生物多様性の純増(以下、「生物多様性ネットゲイン」という。)と算出方法の標準化』を目指し、共同で推進する連携協定を7月1日に締結しました。生物多様性ネットゲインイメージ図近年、世界中で生物多様性の保全・再生への動きが加速しています。2022年12月には生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)が開催され、「昆明・モントリオール生物多様性枠組」を採択、2030年までに陸域と海域の30%以上を保全する「30by30*1目標」などがターゲット(行動目標)に位置付けられました。また今年9月には、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)の最終提言が予定されています。日本でも民間取り組み等と連携した自然環境保全、例えば、公的あるいは民間による保護区面積の拡大や、都市緑化における民間の力の活用(OECM*2)についての議論が本格化しています。このような社会の動きに先立ち、積水ハウスは2001年から都市の住宅地に地域の在来樹種を中心に植栽し、緑のネットワークを作ることで、生物多様性保全・再生を推進する「5本の樹」計画に取り組んでいます。この効果を琉球大学理学部久保田研究室及び株式会社シンク・ネイチャーと共同検証し世界初の都市の生物多様性の定量評価の仕組みを「ネイチャー・ポジティブ方法論」として2021年に公開いたしました。生物多様性保全活動の促進につながる本方法論を発展させ、今回は住宅地への植樹等の緑化を通じた「生物多様性ネットゲイン」とその算出方法の標準化を推進します。「生物多様性ネットゲイン」とは、住宅地や開発地における生物多様性保全に留まらず、生物多様性の回復に向け生物多様性を増やすことです。取り組みとしては、「生物多様性ネットゲイン」につながる住宅建設に関する新たな商品・サービス、ビジネスモデル、その他の実現アイデアの創出および啓発活動を行います。例えば、今後の住宅建設予定地における植栽提案において、「生物多様性ネットゲイン」を最大化できる植栽の樹種・本数のシミュレーション提案ツールの導入を2024年の春頃に検討しています。算出にあたっては、「5本の樹」計画やシンク・ネイチャーの生物多様性ビッグデータ、AIの活用をしていきます。積水ハウスは“「わが家」を世界一幸せな場所にする”というグローバルビジョンのもと、本取り組みを通して生物多様性回復のための数値的目標設定を行うことで、ESG経営のリーディングカンパニーを目指します。さらに積水ハウスとシンク・ネイチャーが連携し、「生物多様性ネットゲイン」の取り組みを共同推進することで、ネイチャー・ポジティブの実現に貢献してまいります。■積水ハウス×シンク・ネイチャーによる主な取り組み・既存の建築地における緑化活動による生物多様性ネットゲインの算出に対応できる「自然資本関連データセットと算出方法の標準化」の推進(例:生物多様性ビッグデータとAIを活用した算出方法の提案)「自然資本関連データセットと算出方法の標準化」の推進・今後の住宅建設予定地における植栽提案において、シンク・ネイチャーのデータと分析アルゴリズムを活用して生物多様性ネットゲインを最大化できる植栽の樹種・本数のシミュレーション提案ツール導入を検討生物多様性ネットゲインを最大化できる植栽の樹種・本数のシミュレーション提案ツール導入の検討■積水ハウスの「5本の樹」計画について「5本の樹」計画は、積水ハウスが2001年から生物多様性保全の取り組みとして、お客様のご協力のもと、生態系に配慮した造園緑化事業として開始したプロジェクトです。“3本は鳥のために、2本は蝶のために、地域の在来樹種を”という思いを込め、日本古来の里山をお手本として、その地域の気候風土・鳥や蝶などと相性のよい在来樹種を中心とした植栽にこだわった庭づくり・まちづくりを提案しています。2021年度の「5本の樹」をはじめとした年間の植栽本数は88.6万本、2001年の事業開始からの累積植栽本数は1,900万本を達成しました(2023年1月現在)。「5本の樹」計画公式サイト 積水ハウスの「5本の樹」計画■ネイチャー・ポジティブ方法論について「5本の樹」計画のネイチャー・ポジティブ方法論とは、株式会社シンク・ネイチャーの自然資本ビッグデータと生物多様性可視化テクノロジーに基づいた、都市部における生物多様性を財務価値化するための方法論です。生物多様性回復についての認知を広げ、ノウハウを活用してもらい緑化の促進と生物多様性保全への貢献へつなげていくことを目指し、2021年11月に一般公開いたしました。株式会社シンク・ネイチャーとの共同検証において、1977年の樹木・鳥・蝶の種数、多様度指数、個体数を100%とし、「5本の樹」計画を開始前の2000年を基準として、緑地の劣化が著しい三大都市圏(関東・近畿・中京)の2070年までの変動をシミュレーションしました。地域の生き物にとって活用可能性の高い在来樹種を植栽することで、「5本の樹」計画開始前の2000年と比較して、2030年には37.4%、2050年には40.9%、さらに2070年には41.9%まで生物多様性を回復できることが予測されました。「ネイチャー・ポジティブ方法論」公開サイト ■株式会社シンク・ネイチャーについて株式会社シンク・ネイチャーロゴ生物多様性科学において卓越した研究業績を有する研究者で構成されている「大学発グリーンテック・スタートアップ」です( )。世界の陸・海を網羅した野生生物や生態系の時空間分布を、自然史の研究論文や標本情報、リモートセンシング(人工衛星・ドローンによる観測)、環境DNA調査、野生生物の行動記録(バイオロギング)、植物・動物愛好者の研究などで収集された生物関連データ(地理分布、遺伝子、機能特性、生態特性など)を元にビッグデータ化し、AI等の最先端技術を用いたネイチャーの可視化や予測、シナリオ分析技術を有しています*3。TNFDのデータカタリストイニシアティブに参画し、自然資本ビッグデータを活用した自然の持続的利用に関する分析、評価、ソリューション(TN LEAD*4、TN GAIN*5)を通して、金融機関・機関投資家・企業の生物多様性対応を支援しています。*1 30by30とは、生物多様性の損失を抑止するために、2030年までに地球の陸地と海洋の30%以上を保護地域として効果的に保全する目標*2 OECMとは“other effective area-based conservation measures”の略称で、法的根拠のある公的な保護区とは異なる“代替的な保護区施策”のことを意味します。国立公園のように、国が主導して国有地に設置する公的保護区は、保全専用の土地を確保するランドスペアリング型の保全と呼ばれます。しかし、国土の30%以上を保護区にしようとすると、国有地だけでなく民有地も関係してくるので、保全に特化した土地利用や私権制限は実現性がありません。例えば、林地や農地を放棄して保護区にしましょう、とか、都市部の私有地を接収して保護区にすることは現実的ではありません。したがって、保全と様々な土地・海域利用との共用を図るランドシェアリング型の保全が注目されることになります。例えば、以下のような、土地・海域利用において、その土地の生物多様性の保全も含めて、多目的な使用を促すような考え方です。・農地で農業生産を行いつつ、同時に副次的に、農地や周辺里山で生物多様性の保全が伴う。・林地で木材生産を行いつつ、同時に副次的に、森林の生物多様性の保全維持が伴う。・沿岸域で漁業を行いつつ、同時に副次的に、海域の生物多様性の保全維持が伴う。・都市で経済活動を行いつつ、同時に副次的に、都市緑地の生物多様性の保全再生も行う。*3 日本の生物多様性地図化プロジェクト:J-BMP( )*4 TN LEADとは、全産業セクター&グローバルな事業拠点に対応した TNFD対応支援サービス( )*5 TN GAINとは、宅地の庭木植栽、企業緑化、社有林などのネイチャー・ポジティブ効果の数値評価サービス( ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月28日近年の多様性への理解から注目されるようになった「ジェンダーレスな名前」。そこでMOREDOORでは、性別に関係なくつけることができる「ジェンダーレスな名前」に関するインターネット調査を実施!今回はそのなかから、7月にちなんだ名前を3つご紹介します。文(ふみ)「文」は4画の漢字です。7月の異名の「文月」から漢字を取った名前となっています。左右対称な漢字なので、苗字とのバランスも取りやすそうですね。アンケートでは、『7月というと文月なので、「文」の一文字で「ふみ」と読む名前が素敵だなと思います。知的なイメージもありつつ、音が呼びやすくかわいらしい響きだと思います。』(40歳/接客業)との声が寄せられました。文月(ふづき)「文月」は「文」が4画、「月」も4画で、総画数が8画の名前です。アンケートでは、『「文月」は「ふみづき」と読みますが、名前に付けるなら「ふづき」の響きがかわいらしいと思いました。』(55歳/公務員)との声も。樹里(じゅり)「樹里」は「樹」が16画、「里」が7画で、総画数が23画の名前です。アンケートでは、『7月は英語でJULY(ジュライ)なので、英語を日本語の音にアレンジしました。』(61歳/主婦)との声が寄せられています。今後の参考にいかがでしたか。7月の異名「文月」や、英名の「JULY」にかけた7月生まれらしい名前でしたね。「ジェンダーレスな名前にしたい」「7月にちなんだ名前に」という方は、ぜひ参考にしてみてください!※こちらは実際に募集したインターネット調査をもとに記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年07月28日子供に対し『遊びの天才』という言葉で褒めることがあります。時に子供は自由な発想でオリジナルの遊び方を生み出し、大人を驚かせるものです。Instagramに写真を投稿しているchiico(___itokoto)さんには、2人の娘さんがいます。ある日、遊んでいた1歳の娘さんは今まで見たことのない恰好で現れました。一体どんな格好だったのかというと…。つなぎタイプの洋服『ロンパース』に全身を包まれた娘さん。時折、「ばあ」といいながら顔を出したり、笑いながら近付いて来たりしたそうです。chiicoさんによると、『ロンパース』を頭まで被ったのは今回が初めてとのこと。予想外の姿に驚いたchiicoさんは「変な生物がいた」とユーモアを交えて紹介しました。Instagramに投稿された娘さんの姿で、多くの人は笑顔に!「ツボりました!最高です!」「かわいすぎます!どこで捕まえたんですか?」などのコメントを寄せています。これからも自由な発想で、たくさんの人を笑わせてほしいですね![文・構成/grape編集部]
2023年04月26日世界淡水魚園水族館「アクア・トト ぎふ」(岐阜県各務原市 館長:池谷 幸樹)では、2023年4月15日(土)~7月9日(日)に古代生物たちを紹介する企画展を開催いたします。企画展 ロゴ■古代生物って、どんな生き物?古代生物は恐竜やアンモナイト、マンモスなどの絶滅した生き物だけではなく、カブトガニやオオサンショウウオ、シーラカンスなど「生きている化石」とも呼ばれる生き物もいます。人類よりもはるか前に誕生し、姿や形をほとんど変えることなく現在まで生き延びている生き物たちです。■図鑑とコラボレーション!今回の企画展は、「角川の集める図鑑GET!」とコラボレーションした企画で、さまざまな生き物を出現した時代ごとに並べて紹介しています。■開催概要名称:企画展『古代生物がやってきた!~時を超えた生き物たち~』期間:2023年4月15日(土)~7月9日(日)料金:入館料のみ場所:館内1階 特別企画展示スペース展示:生体13種約50点(植物・藻類を含む)標本2種2点、パネル紹介など展示風景(1)展示風景(2)■どんな生き物が見られるの?「生きている化石」とも呼ばれる生き物(生体)を13種類展示。ヌタウナギやシベリアチョウザメなどの生体のほか、貴重なカモノハシの標本や植物なども展示し、普段のアクア・トト ぎふでは見ることができない生き物たちを紹介しています。ジュラ紀後期からほとんど姿が変わらないと言われるネコザメ(展示:ネコザメ)ネコザメ今とよく似た姿のカブトガニはジュラ紀後期にあらわれました(展示:アメリカカブトガニ)アメリカカブトガニ現在のハリネズミに近い仲間の化石は第四紀に見つかっています(展示:ミツユビハリネズミ)ミツユビハリネズミクラゲの仲間の化石は石炭紀の地層などから見つかっています(展示:ミズクラゲ)ミズクラゲ■書籍や関連グッズの販売コラボレーションした「角川の集める図鑑GET!」や展示している生き物のぬいぐるみなど、関連グッズも多数販売しています。関連商品■古代生物たちは館内の色々な場所に常設展示にも「生きている化石」とも呼ばれる生き物がおり、水槽の前には紹介看板を設置しています。また、恐竜の頭骨(複製)の展示や、触れるアンモナイトの化石など、館内全体で企画展をお楽しみいただけます。アンモナイトの化石■施設概要名称 : 世界淡水魚園水族館「アクア・トト ぎふ」所在地 : 〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453 河川環境楽園内アクセス : 東海北陸自動車道川島PAハイウェイオアシス隣接一宮木曽川IC・岐阜各務原ICから約10分通常入館料金: 大人1,780円、中学高校生1,400円、小学生900円、幼児(3才以上)500円サイトURL : ※生き物の体調などにより、実施内容が変更になる場合があります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月20日株式会社日比谷花壇(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮嶋浩彰)は、今年の母の日に向けて、多様性に想いを寄せたデザインと、地球環境に優しい素材の容器やラッピングを採用した、エシカルな「母の日店頭限定フラワーギフト」全6種類を、2023年4月7日(金)から、全国のHIBIYA KADAN、及びHibiya-Kadan Styleで予約受付を開始し、5月9日(火)から14日(日)まで店頭限定で販売します。(一部店舗を除く)今年の日比谷花壇の母の日フラワーギフトは、「母と、母へ。」をテーマに、さまざまな家族のかたちがあるように、多様性を重んじる一環として、障がいのある方が活躍するアトリエ「嬉々!!CREATIVE」に所属する、山本頼子さんが描くイラストを、今回メインビジュアルとして採用しました。山本さんの優しい雰囲気の花のイラストは、見る人の心をほっと温めてくれます。イラストが描かれたプレート型ピックやラッピング、そして「ありがとう」の言葉と一緒に、母や、母のように大切な人と、温かな時間を過ごしていただきたいと考えます。今回の「母の日店頭限定フラワーギフト」には、従来使用していたプラスチック素材ではなく紙素材の容器を採用し、一部商品のラッピングは、従来のOPPフィルムから、バイオマス素材を配合したフィルムへと変更しました。また、山本さんのイラストが描かれた印象的なプレート型ピックも、石灰石から生まれたLIMEX素材で作られており、石油由来のプラスチック使用量を削減しています。シンプルでありながら、色合いにも質感にも温かみが感じられるパッケージングで、人や社会、地球環境に心を寄せる、想いが伝わるデザインです。日比谷花壇は、母の日をきっかけとして、多様性や環境問題といった話題に目を向けていただき、多様なすべての人の、それぞれの日々の暮らし、そして人生を、花とみどりを通じて、もっと彩り、心豊かなものにしていくこと、これにより社会の問題解決に貢献していくことを目指してまいります。日比谷花壇2023年母の日フラワーギフト2023年の母の日フラワーギフトでは、「母と、母へ。」をテーマに、フラワーアレンジメントや花束、花鉢、またこれらと雑貨やスイーツの母の日に喜ばれるギフトセットなど、豊富なラインアップを取り揃えて展開します。■日比谷花壇オンラインショッピングサイト「母の日特集」: 《2023年 日比谷花壇「母の日店頭限定フラワーギフト」概要》【予約受付期間】2023年4月7日(金)〜5月14日(日)【店頭販売・来店引き取り期間】2023年5月9日(火)〜14日(日) ※店舗により異なります。【販売店舗】全国のHIBIYA KADAN、Hibiya-Kadan Style ※一部店舗除く。日比谷花壇店舗情報: 【注文方法】店頭、またはモバイルオーダーモバイルオーダー: ※母の日店頭限定フラワーギフトは4月14日(金)から順次追加予定。引き取り店舗・日にち・時間を指定し、事前に予約することが出来ます。【商品(6種類)】※使用する花材やラッピングの色味は画像と異なる場合があります。■ecoシュシュフルール ハミングブーケM価格:3,800円(税込)花材:生花(カーネーション)※紙製カップ、LIMEX素材プレート使用サイズ:高さ約20cm、幅約14cm■ecoシュシュフルール ハミングブーケS pink mix価格:2,800円(税込)花材:生花(カーネーション)※紙製カップ、LIMEX素材プレート使用サイズ:高さ約18cm、幅約11cm■ecoシュシュフルール ハミングブーケS pastel mix価格:2,800円(税込)花材:生花(カーネーション)※紙製カップ、LIMEX素材プレート使用サイズ:高さ約18cm、幅約11cm■ブーケ(バッグ入り) ハピネス価格:4,400円(税込)花材:生花(カーネーション)※紙袋使用サイズ:高さ約36cm、幅約19cm■ブーケ チェリッシュ価格:1,800円(税込)花材:生花(カーネーション、グリーン)※バイオマス配合フィルム使用サイズ:高さ約40cm、幅約21cm■1本巻き ウィズ価格:660円(税込)花材:生花(カーネーション)※紙製スリーブ使用サイズ:高さ約40cm、幅約10cm嬉々!! CREATIVE: 2022年4月、神奈川県平塚市にオープンした、障害のある人があらゆるクリエイティブ活動を行い活躍するアトリエ。誰もが得意なことを活かし、嬉々として創造的に暮らせる社会を目指している。山本 頼子(Yoriko Yamamoto) ※嬉々!! CREATIVE所属1975年生まれのベテラン作家。フェアトレード・オーガニックな商品を取り扱う第3世界ショップのパッケージデザインや、シューズブランド Le Talonに採用されるなど採用歴多数。化粧品や花をテーマに選び、ペンでラフに線を引く。色選びには特にこだわっている。紙に顔をくっつけてインクを染みこませるのを楽しみ、葉脈のように区切りながら塗っていく。時々添えられる文字はほんわか優しい印象で作家の人柄を表している。株式会社日比谷花壇について: 1872年創業、1950年に東京・日比谷公園店の出店後、株式会社日比谷花壇を設立。現在、全国に約190店舗を展開。ウエディング装花、店舗及びオンラインショップでの個人/法人向けフラワーギフト、カジュアルフラワーの販売、お葬式サービス、緑を通じた暮らしの景観プロデュース、フラワーグラフィックサービス等を行っています。今後も花や緑の販売、装飾にとどまらず、暮らしの明日を彩り、豊かなものへと変えていく提案を続けていきます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月07日近年の多様性への理解から注目されるようになった「ジェンダーレスな名前」。そこでMOREDOORでは、性別に関係なくつけることができる「ジェンダーレスな名前」に関するインターネット調査を実施!今回はその中から、明るい印象を感じさせる名前を3つご紹介します。陽向(ひなた)「陽向」は「陽」が12画、「向」が6画で総画数が18画です。日の当たる場所を意味している言葉のため、明るさを感じさせる名前ですね。アンケートでは、『男女関係なく使えるいい名前だと思います。』(36歳/会社員)との声も寄せられました。明希良(あきら)「明希良」は「明」が8画、「希」が7画、「良」が7画で総画数が22画の名前です。それぞれの漢字が持つ意味から、全体的に明るく希望に満ちた印象になりそうですね!明日香(あすか)「明日香」は「明」が8画、「日」が4画、「香」が9画で総画数が21画です。アンケートでは、『男性でも女性でもどちらにもいそうな名前だと思います。明るいイメージで、素敵なネーミングだと感じました。』(44歳/事務職)との声が寄せられました。今後の参考にいかがでしたか。漢字や響きから、明るい印象を感じさせる名前でしたね。「名前に明るい意味を込めたい」なおかつ「ジェンダーレスな名前に」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!※こちらは実際に募集したインターネット調査をもとに記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年04月05日4月7日世界保健デーに合わせ、腸内フローラの多様性維持に不可欠な複数種類のルミナコイドを配合した健康食品「ルルミルク」を発売している株式会社Smart Lab(本社:東京都千代田区、代表取締役:酒井 康光)は、腸内フローラ(腸内微生物叢)の「多様性と健康」を体感してもらうための割引クーポンを発行します。世界保健デーの今年のテーマは「Our Planet, Our Health(わたしたちの地球、わたしたちの健康)」です。私たちは、地球とそこに住む多様な生き物たちと複雑に絡み合って存在しています。特に、私たちの腸内に棲む多種多様な腸内フローラ(腸内微生物叢)に、私たちの健康が支えられています。この多様性の維持に不可欠でありながら、現代人に慢性的に不足しているのが「ルミナコイド(発酵性食物繊維)」です。当社は、このルミナコイド摂取が、科学的かつ合理的な腸活方法であることを多くの方に知っていただくことを目的に、世界保健デーに合わせ、ルルミルク割引クーポンを発行することとしました。■世界保健デー世界保健機関(World Health Organization: WHO)は、WHO憲章を設定した4月7日を記念して、毎年同日を世界保健デー(World Health Day)と定め、世界的な健康啓発をすることを目的に、毎年テーマを発表しています。2023年は、昨年のテーマをそのまま据え置き、「Our Planet, Our Health(わたしたちの地球、わたしたちの健康)」がテーマです。WHOは従来、社会的弱者や様々な疾患、食の安全性などをテーマに取り上げてきましたが、この2年間は、私たちが住む地球と健康をテーマにしています。■地球の健康=人類も含めた多種多様な生物の健康日本WHO協会は、『世界保健デーのテーマを契機に、ヒト以外の家畜や野生動物、細菌やウイルス、植物といった地球上の生き物すべての健康とウェルビーイングについて、また、わたしたちを取り巻く気候変動、海洋プラスチック汚染、大気汚染、生態系の崩壊といった環境課題についても考えて欲しい。』としています。私たちの健康は、私たちと一緒に地球に共生している様々な生き物と切り離すことができません。人類を含めた多種多様な生物が有機的に繋がり、且つ、生命を維持できる自然環境を有しているからこそ、私たちは健康で存在していられるのです。このような考え方は「プラネタリーヘルス*」とも言います。*世界的に権威のある科学誌「ランセット」が2015年の国際会議「ワールドヘルスサミット」で発表した言葉です。■腸内環境も地球環境と同じ地球上に、人間や家畜、野生動物、細菌やウイルス、植物などが有機的に繋がり、棲みついているように、私たちの身体にも、数百兆個もの菌類、細菌、ウイルスなど多種多様な微生物が有機的に繋がり、棲みついています。自然界の食物連鎖と同様に、腸内微生物が発酵連鎖をし、人間が様々なライフラインネットワークを作り出したように、腸内微生物もまた、様々なネットワークを作り、植物が酸素や二酸化炭素などを産み出すように、腸内微生物が人間に有益・有害なものを産み出しています。そして、地球環境破壊が様々な天災を招いているように、腸内環境破壊が、様々な疾患を繋がっています。■人間は「超生命体」ノーベル生理学・医学賞受賞者ジョシュア・レダーバーグ博士は「我々人間は、ヒトと共生微生物が高度に絡み合った超生命体(Superorganism:スーパーオーガニズム)として考えるべきである」と語っています。■治療方法のパラダイムシフト従来の医学や栄養学は、私たちの身体に共生している微生物のことを考慮してきませんでした。しかし、最新の研究で、カロリー値も栄養価も、その人の腸内微生物によって変わることが分かっています。また、様々な疾患の原因は、腸内微生物の多様性が失われた状態(ディスバイオシス)であることも判明しています。つまり、病気の原因である腸内微生物にアプローチすることが、これからの治療方法であり、正に治療方法のパラダイムシフトが今起ころうとしているのです。■科学者に聞く「科学的・合理的腸活」インタビュー動画マイクロバイオーム(微生物)研究の世界的権威である、国立研究開発法人理化学研究所の客員研究者・生命情報科学・服部 正平博士に、科学的・合理的な「腸活」などに関するインタビュー動画を公開しています。「研究の結果から分かったことで一番重要なのは、ヒトが不健康になるのは、腸内フローラのバランスが崩れることによって起きる。結果ではなく原因であることが突き止められたこと。」( )服部 正平博士 人間は超生命体■人類が長い年月を掛けて、そぎ落としてきた「食物繊維」今や健康維持に不可欠な成分として認識されてきた「食物繊維」。腸内微生物の不可欠なエサであり、ヒトの健康に様々な有益な作用をすることが広く認識されてきました。しかし皮肉にも、人類が約1万年前に農耕をはじめて以来、美味しく、食べやすく、見栄え良くするために、そぎ落としてきたのも「食物繊維」です。人類は、食物連鎖の頂点に君臨し、乱獲・密猟、環境破壊・環境汚染などを引き起こして、様々な動植物が絶滅しました。人類が地球に共生する生き物のバランスを崩してきたように、腸内微生物の食べる食物繊維が年々不足し、腸内微生物のバランスも崩れてきています。現代人はルミナコイドが不足■多種多様な微生物が食べる多種多様な「ルミナコイド」人間の小腸は栄養を吸収する場所ですが、消化吸収されずに大腸まで届くものを食物繊維と言います。しかし、大腸の微生物が食べ、人間に有用な作用を及ぼす元になる食物成分を、従来の食物繊維の概念では十分に説明しきれなくなりました。そこで、「ヒトの小腸内で消化吸収されにくく、消化管を介して健康の維持に役に立つ生理作用を発現する食物成分」として、日本食物繊維学会が「ルミナコイド」を提唱しました。ルミナコイドは、食物繊維やオリゴ糖類、糖アルコール、難消化性デキストリン、レジスタントスターチ、レジスタントプロテインなどの難消化性・難吸収性の食物成分の総称で、腸内微生物が短鎖脂肪酸(酪酸、プロピオン酸、酢酸など)を産み出すために欠かせない成分です。短鎖脂肪酸は、小腸や大腸を動かす「エネルギー源」で、腸内の善玉・悪玉・日和見菌を最適な均衡に整える「細菌バランス維持因子」や、免疫システムを適正に維持する「免疫賦活因子」でもあります。ルミナコイドの分類■慢性的な不足を補う、科学的・合理的な「複合ルミナコイド」ルミナコイドは、それぞれ分子量、分子構造、水溶解性などの特性が異なります。そのため、大腸内の広範囲に棲む多種多様な微生物が食べる時間も、発酵産生される代謝物や腸管部位も異なると考えられます。そこで、当社は、各種ルミナコイドの特性に着目し、広範囲に届き、さらに産生される各有機酸の想定される産生比率を考慮した、複数種類のルミナコイドを配合した粉末飲料「Lulumilk(ルルミルク)」を開発しました。ルルミルク■ルルミルク製品概要商品名 :Lulumilk(ルルミルク)原材料 :でんぷん、水溶性食物繊維、大豆(国産・遺伝子組換えでない)、グァーガム酵素分解物、乳酸菌(EC-12AF)アレルギー :大豆主な含有ルミナコイド:難消化性デンプン(レジスタントスターチ)、難消化性タンパク質(レジスタントプロテイン)、グァーガム酵素分解物、イヌリン、フラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、セルロース、ヘミセルロース、リグニンルルミルクは、毎日手軽に、飽きずに、お召し上がりいただけるよう以下の工夫をしています。■たっぷり10g/杯大さじスプーン1杯(15g)で、複合ルミナコイドが10g補うことができます。■こだわりの品質人類が長年食べてきた食品を原材料に、食品添加物ゼロ、砂糖・人工甘味料不使用、グルテンフリー、ディリーフリー(乳不使用)、NON GMO(遺伝子組み換え作物でない)と、こだわりのある方にも安心してお召し上がりいただけます。■飽きずに続けられる高品質な原材料の素材が持つ風味の僅かなうま味で、お湯や水だけでも、飽きずに毎日飲み続けられます。■お好みの摂り方でお好みで紅茶やヨーグルト、スムージー、味噌汁やスープに混ぜても、お菓子や料理にも活用できるので、お子様からご年配の方まで幅広く摂取できます。■発行するクーポン対象商品 : ルルミルク200g(希望小売価格4,000円税込)割引価格 : 1,000円(お一人様1回1袋限り)有効期間 : 2023年4月7日(金)0:00~23:59(当日1日限り)クーポンコード: DIVERSITY公式サイト : で購入時に上記クーポンコードを入力してください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月04日メグミウラ ワードローブ(MEGMIURA WARDROBE)の2023-24年秋冬コレクションが、渋谷駅西口タクシープールにて発表された。多様性の街「渋谷」を舞台に、初のフィジカルショー“羽織るだけで、360度美しいコート”をコンセプトに、ジェンダーレス、エイジレス、ボディポジティブなアウターを提案しているメグミウラ ワードローブ。今季は、渋谷駅西口タクシープールを舞台に、ブランド初のフィジカルショーを開催した。コレクションを紐解くキーワードとなるのは、「多様性」だ。ショー開始の10分前になると、サラリーマンやギャルの女子高生、ミュージシャン、買い物帰りの主婦、スケートボーダーなど、様々な職業の人に扮したエキストラが現れ、会場はさながら渋谷の街のようなムードに。また、ランウェイショー本番にも、人種や性別、体型、年齢の異なるモデルたちが次々に登場。カラフルなアウターを纏い、自由でプレイフルな世界観を構築した。着る人を選ばないシルエット特徴的なのは、生地をたっぷりと使ったオーバーサイズのシルエット。すっぽりと身体を覆うようなポンチョコートをはじめ、袖周りにふっくらと空気を含ませたパフスリーブのブルゾン、裾に向かって緩やかに広がっていくAラインのステンカラーコートなど、年齢・性別・体型を問わず羽織ることができるリラクシングなフォルムのピースが散見された。重厚感のある素材使いゆったりとしたシルエットや、ボンディングの手法による立体的な表現など、ブランドの核となる部分はそのままに、今季は素材使いでアイテムに幅を持たせているのが新鮮。温かみのあるモヘアやラメ糸を織り交ぜたツイード、マットな質感のスエードなどを用いて、秋冬らしい重厚感をプラスしている。プレイフルなレイヤードアウターにアウターを重ねた、遊び心のあるレイヤードスタイルにも注目したい。たとえば、瑞々しいブルーのスタンドカラーコートには、それとは対照的に襟を大きく開いたショート丈のコートをオン。首周りのデザインが異なるアイテムを自由に組み合わせることで、プレイフルな表情を引き立たせている。アイコンディテールを織り交ぜて刺繍ポケットと、ダッフルコートのトグルボタンを思わせるフロントのデザインは、“メグミウラ ワードローブらしさ”を強調するアイコニックなディテール。これらブランドのシグネチャーは、ベーシックなトレンチコートやパンキッシュなレザーベスト、ダブルブレストのロングコートなどありとあらゆるアウターに施され、コレクション全体に個性的なアクセントを付与していた。
2023年03月20日近年の多様性への理解から注目されるようになった「ジェンダーレスな名前」。そこでMOREDOORでは、性別に関係なくつけることができる「ジェンダーレスな名前」に関するインターネット調査を実施!今回はその中から、画数が9画未満で漢字1字の名前を3つご紹介します。心(こころ)「心」は4画。アンケートでは『心優しい、心のある人に育って欲しいと思った。』(44歳/主婦)との声も寄せられました。読み方は「こころ」の他に「しん」もありますね。凪(なぎ)「凪」は6画。この漢字には「風がやんで波が穏やかになる」という意味があります。他の人と波風を立てることなく、心が穏やかな人になってほしいという願いを持つ方にはぴったりですね。幸(こう)「幸」は8画。アンケートでは『幸せな一生を送ってほしいという願いとコウという響きが綺麗で好き。』(42歳/自営業)との声も寄せられています。今後の参考にいかがでしたか。漢字の意味や響きで「穏やかに」「幸せに」といった願いを込めることができ素敵ですね!漢字1字のため、苗字とのバランスも考えやすそうです。「ジェンダーレスな名前にしたい」「漢字1字の名前が良い」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。※こちらは実際に募集したインターネット調査をもとに記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年03月11日個人の特徴や特性を認める「多様性」という言葉が、ニュースやネットで取り扱われる機会が増えています。そこで今回は「多様性は良いことだと思いますか?面倒くさいと思いますか?」とアンケート!アンケートの結果をご紹介します。気になる結果は……「多様性は良いことだと思いますか?面倒くさいと思いますか?」という質問に「良いことだと思う」と答えたのは全体の5割と、最も多い結果になりました。ちなみに「面倒くさいと思う」と答えた人は2割、「どちらともいえない」と答えた人は3割です。それでは、それぞれの回答者さんが「そう思った理由」をご紹介します!「良いことだと思う」理由は?『様々なことに対して好奇心や興味を持つことは、新たな出会いや発見にも繋がる大きな一歩でもあると思うから』(20歳/会社員)『「大多数が正義」という間違いに、多少なり気が付けるのではないかと思う』(50歳/パート)『「みんな同じでなくてはいけない」と考えるほうが、面倒で窮屈だと感じます』(45歳/会社員)「面倒くさいと思う」理由は?『多様性への配慮を常に忘れてはならず、気遣う必要があるので面倒だと思います』(45歳/専業主婦)『仕事への負荷がかかることや、歩調が合わないことがしばしばあり、面倒だと思うことが多いです』(38歳/会社員)「どちらともいえない」理由は?『「差別をなくす」という意味と、一部の「自己中心的な考え方や振る舞いを多様性と勘違いする」という意味があるように感じます』(39歳/主婦)『多様性を都合の良い武器として使わず、人それぞれの良さを理解するという、前向きな意味なら賛同できます』(40歳/パート)感じ方は人それぞれ多様性という言葉の使われる場面によっても、捉え方が異なってくるようです。社会はそもそも多様であり、人によって考え方や感じ方は違うのは当たり前なこと。アンケートの中で、「昔は左利きというだけで驚かれたりしましたが、今はそれほど驚かれることもなくなりました。このように多様性が浸透すると、みんな違うことが当たり前になり、良し悪しもなくなるものだと感じています」という声がありました。皆さんは今回のアンケート結果について、どう感じましたか?調査主体:MOREDOOR編集部調査方法:クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」によるインターネット上のアンケート調査調査期間:2023年1月27日有効回答数:30名の男女(MOREDOOR編集部)
2023年02月12日特別展「ラテンアメリカの民衆芸術」が、大阪の国立民族学博物館にて、2023年3月9日(木)から5月30日(火)まで開催される。民衆芸術の多様性に迫る「民衆芸術」とは、ラテンアメリカの民衆が手がける洗練された手工芸品を指す。造形芸術のひとつのジャンルである民衆芸術には、暮らしに役立つ生活用品から装飾品まで多様な作品が含まれ、その種類は陶器、木彫、人形、仮面、織物、刺繍、絵画、版画、雑貨など、多岐にわたっている。特別展「ラテンアメリカの民衆芸術」は、民衆芸術が示す豊かな多様性に着目しつつ、古代から現代に至る約400点の作品を紹介。 ラテンアメリカにおける文化の混淆の歴史、芸術振興の過程、そして市民による批判精神の表現という3点に光をあて、それぞれの意味で民衆芸術が成立した歴史をひもといてゆく。民衆芸術は、さまざまな文化からなるラテンアメリカという地域が形成される歴史のなかで生まれたものだ。先史時代に岩絵などのかたちで始まり、メソアメリカ文明やアンデス文明の成立にともなって土器や織布などの作品が作られるようになった。さらに大航海時代以降には、ヨーロッパやアフリカ、アジアから渡ってきた人びとの文化が先住民族の文化と交わることになる。今日の民衆芸術は、このように多様な文化の混淆と変容を経てかたち作られてきたものだといえる。また、民衆芸術は、国民の芸術という意味も持っており、その背景には芸術振興政策がある。20世紀前半のメキシコとペルーでは、国民文化を高揚する手段として国内各地の手工芸品が着目され、芸術としての評価を確立することが試みられた。展覧会の開催や博物館の整備といった制度を通して民衆芸術が振興されると、そこから名品が生まれ、芸術のひとつのジャンルとして国際的に知られるようになったのだった。さらに民衆芸術は、市民による批判精神の表現という意味を帯びるようになる。20世紀後半のラテンアメリカでは、軍事政権による人権弾圧や、債務危機による政府の機能不全などから、民主化や人権尊重などを求める社会運動が活発化した。こうした背景のもと、暴力を記憶し、権力による弾圧に抵抗するという政治的な役割を担った作品が制作されるようになった。こうした作品もまた、今日の民衆芸術において重要な側面をなしている。このように民衆芸術は、その意味をめぐってさまざまな解釈が存在し、それがジャンルとしての多様性にも反映されている。また、民衆芸術をめぐる以上3つの意味は、それぞれ固有の歴史を有するばかりでなく、今なお現在進行形の過程のもとにある。本展では、互いに異なる歴史過程の併存から生まれる民衆芸術の多様性に光をあててゆく。展覧会概要特別展「ラテンアメリカの民衆芸術」会期:2023年3月9日(木)〜5月30日(火)会場:国立民族学博物館 特別展示館住所:大阪府吹田市千里万博公園10-1開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)休館日:水曜日(5月3日(水・祝)は開館)、5月8日(月)観覧料:一般 880円(600円)、大学生 450円(250円)、高校生以下 無料※本館展示も観覧可※( )内は20名以上の団体、満65歳以上などの割引料金(要証明書など)※障がい者手帳の所持者および付添者1名は観覧無料※会期などは変更となる場合あり【問い合わせ先】国立民族学博物館TEL:06-6876-2151 (代表)
2023年02月12日サステナブル美容の専門家 長井 美有紀<一般社団法人 日本サステナブル化粧品振興機構 代表理事/株式会社EcoVia Intel 代表取締役>と、福井大学准教授・高井 愛子氏が共同で執筆した紀要『サステナブル化粧品に関する認証と生物多様性との関わり』が2023年1月に刊行されました。同専門家である長井は、課題が多く残る化粧品業界のサステナビリティを啓蒙するため、兼ねてから生物多様性と産業との関わりについて研究し、これまでも多くを提言。兼ねてから「化粧品業界における生物多様性への配慮」を述べてきたことから、本紀要では、その産業や消費を支えるサステナブル認証の国内認知度調査とその重要性を提唱するなど、専門的見解を示しています。本紀要は、今後、福井大学にてリポジトリ登録されます。この度、共同論文発表をうけ、「サステナブル化粧品認証と生物多様性」をテーマに、長井が公開セミナーを2023年2月17日(金)にオンライン開催。気候変動とともに、いまや重要なグローバル課題の一つである生物多様性において、産業としてどう切り込むか、サステナブル美容の専門家として化粧品業界に長く業界にふさわしいサステナブルソリューションを提供しつづけている長井美有紀が提言します。共同論文発表公開イベントimage◎紀要「サステナブル化粧品に関連する認証と生物多様性の関わり」Relationship between certification and biodiversity related to sustainable cosmetics共同紀要2023年1月刊行P1抜粋本紀要について:本研究は研究ノートで、サステナブル化粧品におけるエコ認証マークの認知度や理解度、その重要性について現状を把握し、どの程度生物多様性の理解が消費者において浸透しているのかを調査する。海外で先行しているサステナブル化粧品の事例を通じて、今後の有効な化粧品への認証マーク活用についての研究課題の検討を目的としている。(論文本文より引用)掲載先 :福井大学 人文社会系部門紀要著 者 :高井 愛子(福井大学大学院国際地域マネジメント研究科教育・人文社会系部門総合グローバル領域 准教授 マーケティング)共同著者:長井 美有紀(株式会社EcoVia Intel 代表取締役、一般社団法人 日本サステナブル化粧品振興機構 代表理事)受付日 :2022年9月30日刊 行 :2023年1月◎公開セミナーイベント「サステナブル化粧品認証と生物多様性」講演テーマ: 化粧品業界での環境課題、化粧品業界の生物多様性のへ配慮、国内のサステナブル認証認知度、サステナブル認証が与える影響、など日 時: 2023年2月17日(金) 13:30~15:00形 式: オンライン(Zoom) *事前登録必須聴 講: 無料 (先着100名)登 壇: 美容環境アナリスト、環境コンサルタント 長井 美有紀<一般社団法人 日本サステナブル化粧品振興機構 代表理事/株式会社EcoVia Intel 代表取締役>対 象: 化粧品産業のサステナビリティに取り組まれている方、化粧品の環境・社会課題について知りたい方、生物多様性の取り組みに興味がある方、気候変動や地球環境問題について関心がある方、専門家の方、メディアの方などお申込み : 注意事項 : ・本イベントは、日本語のみとなります (Japanese Only)。・本イベントの内容が多少変更になる場合があります。詳細はお申込みURLにてご確認ください。・メディア関係者の方も、お手数ですが上記URLからお申し込みください・終了/ご退出後は、アンケートに是非ご協力ください。主 催: 一般社団法人 日本サステナブル化粧品振興機構共 催: 株式会社EcoVia Intelイベントに関するお問い合わせ先:一般社団法人 日本サステナブル化粧品振興機構*本イベントは、長井が主宰する学びのオンラインサロン「わたしも地球もキレイになる★クリーンビューティーアカデミー」< >にて、後日、同サロン会員向けに一般公開されます。(配信予定日は、後日サロン内コミュニティ配信にてご確認ください)化粧品業界に身を置きながら、早くから生物多様性について研究し、産業と生物多様性の関りについて解いてきた専門的知見をぜひご聴講ください。■登壇者プロフィール:長井 美有紀(ながい・みゆき)長井 美有紀PR代理店・化粧品メーカー勤務など経て、株式会社EcoVia Intelを設立。化粧品業界に長く身を置く。環境問題に興味を持ち、2008年の国内の第2次オーガニックコスメブームに一役を買うが、欧米との違いに衝撃を受け、「美容×環境」の提唱を始める。国内外のオーガニックコスメ&フードの市場導入やマーケティング、美容新規事業開発を企業向けに提供。近年では、化粧品業界のための環境・SDGsコンサルティングも提供する。これまでの経験や海外情報収集力などを生かし、美容環境アナリストとしても活躍。専門執筆・講演・大学での特別講義・個別コンサルティングなどを行う。・メディア実績:業界専門誌、日経クロストレンド、日経トレンディネット、25ans、動画配信メディアSchoo、たまひよWeb、など美容系・情報系メディア多数★25ans 22年1月号「サステナ白書」にて取材されました★化粧品業界のサステナビリティ普及のため、2021年2月に一般社団法人 日本サステナブル化粧品振興機構(JSCF)を立ち上げ、代表理事に就任。いまだ確立されていない業界のルール作りやサステナブル産業支援を行う。業界全体の取り組みは日本サステナブル化粧品振興機構にて、また企業への個別支援を株式会社EcoVia Intelで行い、2社を通じて化粧品のサステナビリティ達成に注力している。■企業情報・一般社団法人 日本サステナブル化粧品振興機構(JSCF)所在地: 東京都港区白金3-23-6-1F概要 : サステナビリティやSDGsへの様々なアプローチを通じて、化粧品業界のさらなる発展に貢献する業界団体URL : ・株式会社EcoVia Intel所在地: 東京都世田谷区深沢5-4-8-205概要 : 化粧品や美容フードなどを中心とした美容事業コンサルティング会社。化粧品をはじめとした環境・SDGsソリューション、国内外美容ブランドのブランディングや市場導入~販促、次世代トピックスに対応した新規事業開発まで。URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月24日空がつなぐまち・ひとづくり推進協議会(事務局:兵庫県加西市北条町横尾1000番地 加西市役所、会長:西村 和平)は、シンポジウム「マンガが伝える戦争~戦争表現の多様性と可能性~」を2023年2月11日(土)、熊本県錦町の錦町立人吉海軍航空基地資料館(にしき ひみつ基地ミュージアム)で開催します。イベントHP: マンガが伝える戦争~戦争表現の多様性と可能性~■開催背景マンガはいつの時代も人々の傍らにあり、その時代において世相を表してきました。マンガは、どのように戦争を表現し、戦争の悲惨さや平和の尊さを世の中に伝えてきたのか。第1部では、京都精華大学マンガ学部教授、吉村 和真氏に「マンガが伝える戦争」と題し基調講演をいただき、第2部では、戦争を題材とする現代のマンガ家を招いての「マンガが伝える戦争~戦争表現の多様性と可能性~」と題してのパネルディスカッションを行います。主催:空がつなぐまち・ひとづくり推進協議会主管:錦町■開催概要イベント名:「マンガが伝える戦争~戦争表現の多様性と可能性~」開催日時 :2023年2月11日(土)時間 :13:00~16:00会場 :山の中の海軍の町 にしき ひみつ基地ミュージアム(多目的ホール)〒868-0301 熊本県球磨郡錦町大字木上西2-107参加費用 :無料(事前申し込みの必要あり)■内容<第1部> 基調講演 13:20~14:15○「マンガが伝える戦争」京都精華大学マンガ学部教授 吉村 和真氏(よしむら かずま)<第2部> パネルディスカッション 14:30~15:55登壇者○漫画家 武田 一義氏(たけだ かずよし)※オンライン参加「ペリリュー ―楽園のゲルニカ―」作者○漫画家 野上 武志氏(のがみたけし)「空がつなぐまちとひとの物語」「紫電改のマキ」作者○「那須良輔記念館」職員 中尾 章太郎氏(なかお しょうたろう)○にしきひみつ基地ミュージアム 副館長 平本 真子氏(ひらもと まこ)コーディネーター〇京都精華大学マンガ学部教授 吉村 和真氏(よしむら かずま)■参加申し込み方法締め切り 1月23日(月)シンポジウムへの参加希望は、webの「申し込みフォーム」「Eメール」「ハガキ」のいずれかで申し込みください。応募者多数の場合、抽選を行います。参加者には開催1週間前を目処に「参加証」を郵送いたします。開催当日、「参加証」を受付に提示してください。(1) オンライン申し込みチラシ二次元バーコード、錦まち観光協会HP(時を旅する錦町【公式】)から申し込みフォームを利用ください。(2) Eメールの場合メール本文に必要事項を入力し、下記アドレスまで送信してください。メールアドレス: nishikitourism@gmail.com (3) ハガキの場合ハガキに必要事項を明記し、シンポジウム事務局宛にて郵送ください。【必要事項】参加者の郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、同伴者(1名まで)の氏名/年齢、車椅子利用の有無【抽選結果】当選者には、締切後ハガキで「参加証」を発送します。落選した方には「申し込みフォーム」「Eメール」をご利用の方→「Eメール」、「ハガキ」をご利用の方→「ハガキ」で通知を郵送いたします。〇空がつなぐまち・ひとづくり推進協議会旧海軍飛行場にゆかりのある姫路市、加西市、宇佐市、鹿屋市、そして地域の市民団体や観光協会等で2018年7月28日に設立され、2022年5月27日に錦町が加盟。平和な空のもと、地域進行や交流人口の拡大に取り組み、将来的には全国各地の関連団体ともつながることを推進しています。加盟自治体(兵庫県姫路市、加西市、大分県宇佐市、鹿児島県鹿屋市、熊本県錦町)空がつなぐまち・ひとづくり推進協議会 ロゴ〇吉村 和真氏 プロフィール専門分野:思想史/マンガ研究所属 :京都精華大学マンガ学部教授、マンガ学部共通教員大学院マンガ研究科、専務理事吉村 和真氏立命館大学大学院博士後期課程単位取得退学。現在、これまで蓄積してきたマンガ研究成果の社会還元を進めている。専門は思想史・マンガ研究。主編著に『差別と向き合うマンガたち』(2007年)、『マンガの教科書』(08年)、『複数の「ヒロシマ」』(12年)、「コンビニエンスなマンガ体験としての『知覧』―『実録神風』のメディア力学」(福間良明・山口誠編『「知覧」の誕生』所載、15年)、「手塚治虫―逆風が育んだ「マンガの神様」」(岩波叢書『ひとびとの精神史』4巻所載、15年)、『障害のある人たちに向けたLLマンガへの招待―はたして「マンガはわかりやすい」のか』(18年)、「ギャンブルマンガのメディア論―『パニック7』という名のパチスロマンガ雑誌が賭けたもの―」(日本記号学会編『賭博の記号論』所載、18年)。など。〇野上 武志氏 プロフィールマンガ家・イラストレーター2000年に短編『RUN MEROS RUN』でデビュー日本漫画家協会会員『紫電改のマキ』アニメ『ガールズ&パンツァー』キャラクター原案補佐単行本:『紫電改のマキ』(秋田書店1-15巻)、ガールズ&パンツァー リボンの武者(KADOKAWAメディアファクトリー 一刊 1-16巻)他多数野上 武志氏 作品1野上 武志氏 作品2〇武田 一義氏 プロフィールマンガ家北海道岩見沢市出身。2012年、自身の闘病体験を綴った『さよならタマちゃん』(講談社)でデビュー。同作がマンガ大賞2014年第3位に選出されるなど、注目を集める。2016年から『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』の連載を開始。2017年第46回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。2021年4月、本編完結と同時にアニメ化が発表され、注目を集めている。『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』作中画像代表作『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』1944年、夏。太平洋戦争末期のペリリュー島に漫画家志望の兵士、田丸は居た。そこはサンゴ礁の海に囲まれ、美しい森に覆われた楽園。そして日米合わせて5万人の兵士が殺し合う狂気の戦場。祖国から遠く離れた小さな島で、彼らは何のために戦い、何を思い生きたのか!?「戦争」が「日常」にあった時代、若者が見た真実の記録。『ヤングアニマル』(白泉社)にて2021年4月まで連載された『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』。2016年に単行本発売以来、新聞各社でも取り上げられた話題作で、完結と同時にアニメ化も発表された。著者の武田 一義氏は「戦争のリアルを伝えながら、今の時代に広く読んで貰えるよう、試行錯誤して描いている作品」と語る。第25回手塚治虫文化賞 マンガ大賞ノミネート。第46回日本漫画家協会賞優秀賞受賞。■インフォメーション会場となるひみつ基地ミュージアムは、太平洋戦争末期の1943年に旧日本海軍が作った人吉海軍航空基地の歴史を紹介する平和資料館です。魚雷調整場見学ツアーは入館料に含まれます。広大な飛行場や教育施設、無数の地下施設。これらはなぜつくられ、どのような活動をしていたのか。歴史やひみつの地下壕見学をとおして戦争末期の情勢と地元の人々の生活を肌で感じることができます。当時を生きた人々の証言や、残されたものを通して、命の尊さや平和の大切さについて考えるきっかけの場です。魚雷調整場見学ツアー■イベント当日のご見学についてイベント当日、ミュージアムご見学をご希望の方は、午前9時から開館しております。なお、地下魚雷調整場見学ツアーは、9時30分、10時30分、11時30分スタートのガイドツアーをご利用ください。開館時間:9:00~16:00入館料 :大人(高校生以上) 800円・小中学生 500円・未就学児 無料■気球搭乗体験 同時開催!!シンポジウム チラシ(表)シンポジウム チラシ(裏) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月16日しながわ水族館(東京・品川、館長:鈴木 正勝)は、深海生物に焦点をあてたイベント「グソくんと行く!深海探検-しな水の深海生物み~つけた!-」を2023年1月21日(土)~2月27日(月)の期間で実施いたします。イベントポスター本企画では、飼育スタッフが実際に採集した約6種15点の深海生物を生体展示すると共に、イベントナビゲーターを務めるキャラクター“グソくん”が深海生物について解説し、館内各所を巡りながら深海世界へと誘います。イベントを通して提供する「知る、学ぶ、触れる、作る」体験を“深海探検”と題しました。また、実際の深海生物採集の様子をご覧いただけるモニターを設置するほか、期間中毎日開催する「深海生物ふれあいタッチ」では、人間が普段見ることができない深海生物を、間近で観察して触れる体験ができます。そのほか、土日祝日には当館で初となる「モザイクタイルワークショップ」を開催します。深海生物を形どった下地を好きなタイルで彩ります。マリンショップ シーガルでは人気の深海生物グッズを販売するほか、レストラン ドルフィンでは期間限定メニューを販売します。この機会にぜひ、しながわ水族館へお越しください。【開催概要】<「知る」・「学ぶ」体験>深海生物や深海の環境を知る展示。当イベントのメインコンテンツです。(1) 解説パネルイベントナビゲーターを務めるオオグソクムシのキャラクター“グソくん”が、深海の過酷な環境や生物の特徴について紹介するほか、しながわ水族館の公式キャラクター“しなフィン”からの深海生物についての疑問に答えます。イベントナビゲーター グソくん(2) 深海生物の生体展示特設の水槽を設置し、深海生物約6種15点を生体展示します。(会場:地下1階クマノミルームほか)ユメカサゴヌタウナギの仲間(3)海洋ごみの展示飼育スタッフが採集活動の際に回収した海洋ごみを展示します。プラスチック等が海洋汚染を引き起こしている問題について紹介します。海洋生物に及ぼす影響を学び、私たちと一緒に海を守る行動を考えてみませんか。回収した海洋ごみ<「触れる」体験>■深海生物ふれあいタッチ深海生物の生体を間近で観察したり、触ってみたりと貴重な体験ができます。過酷な環境に生息する生物の体には、どのような特徴があるでしょうか。どの生物に触れられるかはその時のお楽しみ。開催日時:期間中は毎日開催。平日 :13:45~土日祝日:10:45~、14:45~料金 :1人1,000円(深海生物オリジナルクリアファイル付き)開催場所:地下1階 ふれあい水槽人数 :1回15名様限定体験方法:入館後、1F受付カウンターにて受付。対象年齢:4才以上体験時間:1人3分間オオグソクムシアカザエビ深海生物クリアファイル<「作る」体験>■モザイクタイルワークショップダイオウグソクムシ、メンダコ、クリオネデザインの下地から一つ選び、好きなタイルで彩ります。目地に使用する紙粘土は蓄光性で暗い所で光ります。深海生物を身近に感じられるオブジェとしてお部屋に飾ってはいかがでしょうか。開催日時 :期間中の土日祝日のみ開催(各日5回実施)(1)10:30 (2)11:50 (3)13:10 (4)14:30 (5)15:50料金 :ひとつ2,500円体験方法 :入館後、地下1階クマノミルームにて受付。講師 :KATSUプロフィール:タイルを用いたアート作品を造る造形作家。オーダーメイドの制作を手掛けるほか、モザイクタイル教室やワークショップの講師を務める。生物のモチーフを得意とし、水族館の生き物たちの大きな作品を創ることが夢。モザイクタイル作品サンプル蓄光するダイオウグソクムシ作家KATSUが制作したモザイクタイル深海生物のフォトスポットが、地下1階クマノミルームに登場!会場を彩る芸術的な作品を是非ご覧ください。【グッズ販売】■マリンショップ シーガル人気のある深海生物グッズを店頭とガチャガチャで販売します。アロマアイス&ホットピローアロマアイスアンドホットアイピローメンダコ(上)、ダイオウグソクムシ(下)各1,320円リアルダイオウグソクムシLサイズリアルダイオウグソクムシ Lサイズ 4,950円ムニュマム ダイオウグソクムシムニュマム ダイオウグソクムシ 770円【レストラン、カフェメニュー】■レストラン ドルフィン、ドルフィンカフェ魚介をふんだんに使用したメニューを期間限定で販売します。真ダコとトマトのジェノベーゼパスタ真ダコとトマトのジェノベーゼパスタ(季節のサラダ、ドリンクバー付き) 2,170円海老の濃厚ビスク&雲パンセット海老の濃厚ビスク&雲パンセット 750円、スープ単品 510円【ゲーム機(深海バージョン)】■MEGAきっちゃお!景品をぶら下げている紐を狙って、ハサミを操作する人気のゲーム機。期間限定で、景品が全長約115cmの大型ダイオウイカになります。場所:水族館内 地下1階 イルカの窓前料金:1回200円※ご利用には水族館への入館が必要です。MEGAきっちゃお!ダイオウイカ◆「しながわ水族館」概要◆所在地 :〒140-0012 東京都品川区勝島3-2-1 しながわ区民公園内営業時間:10:00~17:00 ※最終入館は16:30休館日 :火曜日(春・夏・冬休み、GW、祝日は営業)、1月1日 ※2月14日は営業入館料金:大人(高校生以上)1,350円、こども(小・中学生)600円、幼児(4才以上)300円、シルバー(65才以上)1,200円※画像はすべてイメージです。※状況により内容が変更になる場合がございます。※金額はすべて税込です。■お客様からのお問い合せ先■しながわ水族館TEL : 03-3762-3433公式WEBサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月13日池袋・サンシャイン水族館は、深海生物を紹介するイベント「ゾクゾク深海生物2023」を2023年1月13日(金)から3月12日(日)まで開催する。”深海生物”にフォーカスしたイベント「ゾクゾク深海生物2023」「ゾクゾク深海生物」は、わずかな光しか届かない水深200メートルより深い海域に住む、”深海生物”にフォーカスしたイベント。7回目の開催となる今回は、「駿河湾の深海生物を大調査!」をテーマに、様々な魅力あふれる深海生物を紹介する。”日本初公開”の大型深海生物「ヨコヅナイワシ」中でも注目なのは、日本初公開となる大型の深海生物「ヨコヅナイワシ」の冷凍標本だ。ヨコヅナイワシは、深海2,000メートル域に生息する、食物連鎖の頂点に位置する”トッププレデター”である生物。近年、確認されたばかりの非常に珍しい新種で、今回発見されたのは世界で7例目となる。深海のアイドル「メンダコ」また、かわいらしい見た目から”深海のアイドル”と言われる「メンダコ」の採集・飼育のデータ、映像、標本を展示をするほか、運が良ければ生体展示が見られる可能性も。さらにサンシャイン水族館が採取した生き物や迫力ある標本・映像を通して、深海の秘密を紐解いていく。様々な体験イベントを実施「ゾクゾク深海生物2023」開催中は、深海生物にまつわるイベントも開催。飼育スタッフが深海生物について解説する「ゾクゾク深海ツアー」や、閉館後の水族館でディープな深海トークを繰り広げる「深海トーク」などを実施する予定となっている。”深海生物”モチーフの限定ドリンク&グッズ深海生物を鑑賞したあとは、サンシャイン水族館内にあるタリーズコーヒー(TULLY’S COFFEE)にて、イベント限定のドリンク「アクアリウムココア深海ver.」を楽しめる。全3種の深海生物のイラストを描いたキュートな1杯だ。さらに館内の「ショップ アクアポケット」では、「メンダコ」をモチーフにしたサウナハットや、「ヨコヅナイワシ」を模したティーバッグ、「ヨコヅナイワシ」デザインのスウェットなど、個性的あふれる”深海生物”グッズを用意している。【詳細】「ゾクゾク深海生物2023」開催期間:2023年1月13日(金)~3月12日(日)場所:サンシャイン水族館住所:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上時間:10:00~18:00 ※最終入場は閉館1時間前入場料:高校生以上 2,400円~、小・中学生 1,200円、4歳以上 700円※チケット料金が変更になる場合あり※状況により、内容・スケジュールが変更になる場合あり■ゾクゾク深海ツアー開催日時:会期中11:00~(約40分)定員:15名料金:800円 ※別途水族館への入場料が必要申込方法:当日年間パスポート発行カウンターにて申し込み■深海トーク閉館後の水族館(大水槽「サンシャインラグーン」前)で飼育スタッフによる深海トークを開催※有料イベント※詳細は後日、ウェブサイトにて発表<メニュー例>「アクアリウムココア深海ver.(全3種)」716円(ホット/アイス)※イートイン価格※絵柄は3種からランダムに提供<グッズ例>「メンダコサウナハット」4,800円「ヨコヅナイワシ ティーバッグ」432円「ヨコヅナイワシスウェット」4,500円(M/L/XL)【問い合わせ先】サンシャイン水族館TEL:03-3989-3466
2022年12月26日書籍のPRを手掛ける株式会社プレリアは、20年以上におよぶ記者・編集者キャリアを持つ羽生 祥子さんが2022年1月に発売した注目の書籍『多様性って何ですか? D&I、ジェンダー平等入門 (日経BP社、1,980円)』が好評につき4刷となりましたことをお知らせいたします。この本には、今話題となっている「性別多様性、ジェンダー平等」についての基本的概念と海外での取り組み、また日本でなぜうまくいかないかや、何から始めればいいかが具体例と共に紹介されています。多様性が組織に必要な理由や、それが企業の経営的な成長に繋がることを裏付ける50のデータ、また「女性が活躍する会社BEST100」などがまとめられていて、「企業のダイバーシティ・女性活躍推進の研修テキスト」としても参考になると評判です。企業研修やセミナー登壇の依頼も2022年だけで50社を超えたとのことで、今まさにこのテーマで奮闘している方や悩んでいる方、そしてこれから就職を控えている方にもおすすめの1冊。ぜひ年末年始に、ゆっくり読んでじっくり考えてみてください。書籍『多様性って何ですか? D&I、ジェンダー平等入門』 書影【内容一部要約】■日本に押された「男女不平等な国」という烙印世界経済フォーラムが調査している、通称ジェンダーギャップ指数ランキングでは、2021年の時点で日本は120位、G7諸国で最下位という結果です。アジアで見てもインドネシア101位、韓国102位、中国107位に後れを取っており、ジェンダーギャップが大きい、つまり男女不平等な国という烙印が押されています。また内閣府の2019年の調査でも、国民の4人に3人が、「男性のほうが優遇されている」と認識しているという結果が出ました。さらに、日本人女性は、高等教育を受けても全然収入に反映されておらず、経済的リターンは諸外国と比較しても際立って低いという調査結果もあります。(ジェンダーギャップ会議2021年5月資料より)「女性だけ特別扱いするのはおかしい」という理屈で、男女共同参画=gender equalityという政治目標が20年も放置され達成されていない日本は、ジェンダー平等の項目で世界から取り残されていると言えます。■女性活躍が進む企業ほど、純利益があがっている日経ビジネスと日経xwoman編集部での2021年9月の特集記事では、女性管理職比率で上位4分の1に属する企業群と、下位4分の1に属する企業群の業績を比較しており、16年3月末時点と5年後の21年3月末までの比較で、純利益に大きな差がついたことが示されました。(前者増益率平均28%、後者平均マイナス43%=減益)またジェンダーダイバーシティに優れた企業群に投資をしている、代表的な投資信託「MSCI日本株女性活躍指数」を見ても、2018年ごろから株価はパフォーマンスを伸ばしています。投資の専門家も、冒頭の取材の中で、「女性活躍は倫理的な観点で大事だからというわけではなく、長期的な投資収益につながると考えている」「女性活躍の場が増えれば、それだけ企業内に埋もれていた優秀な人材を発掘できる。過去において女性管理職の割合が多い企業ほど、強く成長していたことは疑いようのない事実だ」と話します。さらに『Journal of Financial Economics』に掲載された学術研究によると、取締役の女性比率が高く、女性議長がリードする企業のほうが、不正を働いたり証券取引規制に違反する割合が低いことがわかっています。女性取締役が1人いるだけでも、取締役会の監督機能が発揮され、集団思考(自分たちと異なる意見や不都合な情報を排除する、自分たちは正しいと思いこみ道徳や倫理を無視する、全員の意見が一致していると思い込む等)のリスクが減ることになるのです。◆書籍概要書籍名: 多様性って何ですか? D&I、ジェンダー平等入門著者 : 羽生 祥子発売日: 2022年1月17日出版社: 日経BP体裁 : 262ページ価格 : 1,980円(税込)URL : ◆目次【1部 理論編】多様性って何ですか?1章 世界に訪れた「多様性」の波2章 企業に求められるD&Iの変化3章 国際比較から分かる、日本のダイバーシティの遅れ4章 女性活躍が進まない「言い訳トップ5」5章 今さら聞けない…多様性が組織に必要な理由【2部 実践編】ウチの会社、何から始めればいいですか?1章 ウチの会社、何から手をつければいい?2章 制度は作ったのに、なぜ会社は変わらない?3章 コーポレートガバナンス・コード改訂、女性活躍推進法改正4章 先進企業は何をやっている? D&I取り組み事例5章 日経WOMAN「女性が活躍する会社BEST100」6章 日経xwoman「女性取締役ランキング」◆著者 羽生 祥子(はぶ・さちこ) プロフィールジャーナリスト、女性活躍推進家、メディアプロデューサー。株式会社羽生プロ 代表取締役社長。京都大学卒業後、渡仏。帰国後に無職・フリーランス・ベンチャー・契約社員など多様な働き方を経験。編集工学研究所で松岡 正剛氏に師事、「千夜千冊」に関わる。05年現日経BPに入社。12年「日経マネー」副編集長。13年「日経DUAL(当時)」を創刊し編集長。18年「日経ARIA」「日経xwoman」を創刊し総編集長。20年「日経ウーマンエンパワーメントプロジェクト」始動。22年羽生プロ代表取締役社長に就任。日経xwoman客員研究員、内閣府「女性活躍と経済成長の好循環実現のための政策検討会(小倉将信大臣開催有識者会議)」委員なども兼任しながら、働く女性の声を発信している。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月26日池袋・サンシャイン水族館は、深海生物を紹介するイベント「ゾクゾク深海生物2023」を2023年1月13日(金)から3月12日(日)まで開催する。”深海生物”にフォーカスしたイベント「ゾクゾク深海生物2023」「ゾクゾク深海生物」は、わずかな光しか届かない水深200メートルより深い海域に住む、”深海生物”にフォーカスしたイベント。7回目の開催となる今回は、「駿河湾の深海生物を大調査!」をテーマに、様々な魅力あふれる深海生物を紹介する。”日本初公開”の大型深海生物「ヨコヅナイワシ」中でも注目なのは、日本初公開となる大型の深海生物「ヨコヅナイワシ」の冷凍標本だ。ヨコヅナイワシは、深海2,000メートル域に生息する、食物連鎖の頂点に位置する”トッププレデター”である生物。近年、確認されたばかりの非常に珍しい新種で、今回発見されたのは世界で7例目となる。深海のアイドル「メンダコ」また、かわいらしい見た目から”深海のアイドル”と言われる「メンダコ」の採集・飼育のデータ、映像、標本を展示をするほか、運が良ければ生体展示が見られる可能性も。さらに、水族館が採集した様々な深海生物や迫力ある標本・映像を通して、深海の秘密を紐解いていく。様々な体験イベントを実施「ゾクゾク深海生物2023」開催中は、深海生物にまつわるイベントも開催。飼育スタッフが深海生物について解説する「ゾクゾク深海ツアー」や、閉館後の水族館でディープな深海トークを繰り広げる「深海トーク」などを実施する予定となっている。”深海生物”モチーフの限定ドリンク&グッズ深海生物を鑑賞したあとは、サンシャイン水族館内にあるタリーズコーヒー(TULLY’S COFFEE)にて、イベント限定のドリンク「アクアリウムココア深海ver.」を楽しめる。全3種の深海生物のイラストを描いたキュートな1杯だ。さらに館内の「ショップ アクアポケット」では、「メンダコ」をモチーフにしたサウナハットや、「ヨコヅナイワシ」を模したティーバッグ、「ヨコヅナイワシ」デザインのスウェットなど、個性的あふれる”深海生物”グッズを用意している。【詳細】「ゾクゾク深海生物2023」開催期間:2023年1月13日(金)~3月12日(日)場所:サンシャイン水族館住所:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上時間:10:00~18:00 ※最終入場は閉館1時間前入場料:高校生以上 2,400円~、小・中学生 1,200円、4歳以上 700円※チケット料金が変更になる場合あり※状況により、内容・スケジュールが変更になる場合あり■ゾクゾク深海ツアー開催日時:会期中11:00~(約40分)定員:15名料金:800円 ※別途水族館への入場料が必要申込方法:当日年間パスポート発行カウンターにて申し込み■深海トーク閉館後の水族館(大水槽「サンシャインラグーン」前)で飼育スタッフによる深海トークを開催※有料イベント※詳細は後日、ウェブサイトにて発表<メニュー例>「アクアリウムココア深海ver.(全3種)」716円(ホット/アイス)※イートイン価格※絵柄は3種からランダムに提供<グッズ例>「メンダコサウナハット」4,800円「ヨコヅナイワシ ティーバッグ」432円「ヨコヅナイワシスウェット」4,500円(M/L/XL)【問い合わせ先】サンシャイン水族館TEL:03-3989-3466
2022年12月24日積水ハウスは、11月30日に「都市の生物多様性フォーラム」を開催しました。ネイチャー・ポジティブがテーマである当フォーラムは、独自の取り組みである「5本の樹」計画の成果や、教育・ウェルビーイング分野等への新たな展開の発表、各分野の第一人者の方々とのパネルディスカッションを行いました。12月にはCOP15(生物多様性条約第15回締約国会議)第2部が開催され、世界的にも生物多様性保全への意識が高まっており、会場やオンライン視聴を含め、多くの方にご参加いただきました。フォーラムの登壇者【登壇者のご紹介】<基調講演>積水ハウス株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 仲井 嘉浩国際自然保護連合日本委員会 事務局長 道家 哲平 様(ビデオ登壇)<ご来賓挨拶>環境省 大臣官房 総合政策課 環境教育推進室長 河村 玲央 様<都市の生物多様性 活動報告>公益財団法人都市緑化機構 企画調査部 主任研究員 菊池 佐智子 様<パネルディスカッション>東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授 曽我 昌史 様(ビデオ登壇)写真家 今森 光彦 様千葉大学非常勤講師 NPO法人生態教育センター理事株式会社生態計画研究所 主席研究員 村松 亜希子 様立教大学 特任教授、不二製油グループ本社CEO補佐 河口 眞理子 様積水ハウス株式会社 ESG経営推進本部 環境推進部 八木 隆史<司会>フリーアナウンサー 木佐 彩子 様■「5本の樹」計画の成果を数値化。生物多様性保全の推進に貢献当フォーラムのテーマは「5本の樹」から始めるネイチャー・ポジティブです。ネイチャー・ポジティブとは、自然を増やすなどの意味を持つ言葉で、企業などが生物多様性保全を考える際によく使われるキーワードです。2001年から積水ハウスが取り組んできた「5本の樹」計画は、「3本は鳥のために、2本は蝶のために」という思いのもと、地域の在来樹種を中心とした植栽を提案するプロジェクトです。住まいの庭から地域の自然とつながり、生態系ネットワークの形成を目指しています。これまで1800万本以上をお客様と共に植栽してきました。2019年より行ってきた琉球大学との共同研究では、20年前と比較して住宅地に呼び込める鳥の種類が2倍、蝶の種類が5倍になったことが明らかになり、2021年に世界初の定量評価の仕組みを構築しました。自然を回復させ積極的なネイチャー・ポジティブな活動として「第30回地球環境大賞」の大賞や「第5回エコプロアワード」大臣賞の環境大臣賞受賞等、高く評価されています。積水ハウス株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 仲井 嘉浩≪新たに定量化手法の活用、教育、ウェルビーイングの3分野へ展開≫フォーラムの基調講演では、積水ハウス代表取締役の仲井より「5本の樹」計画から始まるネイチャー・ポジティブの新たな展開が発表されました。「今後の新たな展開が3つあります。まずは『5本の樹』計画での定量化の手法が、都市緑化機構様によって全国87ヶ所の企業緑地の評価に用いられます。次に教育分野への展開として、横浜市や長野県上田市との環境教育の連携が決定しています。最後にウェルビーイング分野への展開として東京大学と生物多様性と健康に関する共同研究を開始します」「生物多様性の豊かな庭の自然とのふれあいが、住まい手の自然に対する行動やメンタルヘルスに及ぼす影響などを科学的に検証することは世界初の試みのようです。積水ハウスのグローバルビジョンは“「わが家」を世界一幸せな場所にする。”です。一つ一つの小さなお庭から自然と触れ合うことにより、感性を育み、健康で幸せに過ごしていく、そんな生活の一助になれるよう、今後も『5本の樹』計画の活動を継続していきます」≪企業のネイチャー・ポジティブへの取り組みが求められる時代へ≫次に、国際自然保護連合日本委員会事務局長の道家 哲平氏より、COP15開催直前情報とあわせて、国際会議を通じた世界の声や企業に求められることをビデオレターでご紹介いただきました。ビデオレターで出演された国際自然保護連合日本委員会事務局長の道家 哲平氏「12月7日にカナダで開催されるCOP15第2部では、生物多様性というテーマで、新たな世界目標(ポスト2020生物多様性枠組)の議論が行われる予定です。2050年までに『人と自然の共存する社会』を作りだすために、近い将来である2030年までに我々が一体どんな行動をすればよいのか。自然を回復の軌道に乗せる『ネイチャー・ポジティブ』の考え方は、重要なキーワードです」「これまで生物多様性は配慮と考えられてきました。マイナスをゼロにする考え方です。しかし今後は、ポジティブ、つまりプラスを求めていく時代がやってきます。人間は、食べ物だったり、服であったり、そして住居であったり、さまざまな自然を使っていかなければ生きていけない生きものであります。しかし今後は、人間が使った以上に自然が回復されていく、そんな時代が求められようとしています。この中でとても大切なのは、『ネイチャー・ポジティブ』を定量的に把握し、定量的に議論できる状況に持って行くことが重要です。「自然を守り回復させつつ、社会課題も解決されるよう私たち自身の仕事をデザインしていく『ネイチャー・ベースド・ソリューションズ』も重要なキーワードです。国際的には、この『ネイチャー・ベースド・ソリューションズ』にもっと投資をしていこうという動きが起こっていくと言われています。企業における主流化、企業の役割もCOP15の非常に大きなテーマです。事業のバリューチェーンやポートフォリオにおいて、生物多様性にどれだけプラスの影響を与えるかをモニタリングして透明な形で開示する動きもあります。未来を見据えた投資や消費ができるように、世界330社を超える企業から情報開示を義務化すべきだという声もあります。世界の動きもありながら、大事なのは持続可能な未来に向けて我々がどんな行動をしていくこと『5本の樹』計画のように人と自然をつなぎ、自然を回復させることに関わり、理解が深まることを祈念いたします」≪社会課題の解決と経済成長実現で新しい資本主義へ貢献≫続いて、環境省大臣官房 総合政策課 環境教育推進室長の河村 玲央氏より政府全体における環境政策の動向と環境教育プログラムについてご紹介いただきました。環境省大臣官房 総合政策課 環境教育推進室長の河村 玲央氏「現在、政府全体で、経済社会の課題解決のため、新しい資本主義の実現を目指しています。なかでも、全省庁が取り組んでおり、我が国が直面する最重要社会課題のひとつに、一刻の猶予も許されない『気候変動問題』があります。環境省では、『炭素中立型経済社会(カーボンニュートラル)・循環経済(サーキュラーエコノミー)・自然再興(ネイチャーポジティブ)の同時達成』により持続可能性をめぐる社会課題の解決と経済成長を同時実現することで、新しい資本主義に貢献することを目指しています」「2030年、2050年と息の長い取り組みを続けていく上で重要なのが教育。現在、自然共生・生物多様性分野に対する様々な教育プロジェクトが行われています。自然体験学習については学校教育法に規定があり、義務教育の中で自然体験活動を促進して、自然を尊重する精神や環境の保全に寄与する態度を養うことを目的としています。これまでも多くの小学校が宿泊を伴う体験活動を取り組んでおり、その中で自然体験活動を行っている学校は87.9%です。地域の生物多様性の親近感や、生物多様性の保全意欲を高める自然体験学習は、その他の環境課題への関心を育む上でも重要であり、そこへ企業の皆様が参加していくことに大きな意義があると考えています」「環境施策に関して、今後、強化したい取り組みのひとつに『ビジネスにおける生物多様性の組み込み』が挙げられます。配慮ではなく、本業として生物多様性を取り込んでいただけるかどうかが非常に重要です。その成果を正確に評価し、環境教育など様々な分野へ発展することが今後の論点となっていきます。積水ハウスの『5本の樹』計画が方法論として確立され、様々な分野や関係者の方々に展開されていくことは、ビジネスにおける生物多様性の主流化への重要な一歩になることでしょう」■緑の認定「SEGES(シージェス)」と生物多様性評価の取組みフォーラム中盤では、公益財団法人都市緑化機構 企画調査部 主任研究員 菊池 佐智子氏より、都市緑化機構が行っている緑の認定「SEGES」のご紹介と、琉球大学理学部教授、株式会社シンクネイチャー代表取締役の久保田教授とともに分析を行ったSEGES認定緑地と生物多様性評価についての活動報告がありました。公益財団法人都市緑化機構 企画調査部 主任研究員 菊池 佐智子氏「公益財団法人都市緑化機構は、2013年に内閣府の公益認定を受けた財団となります。緑をつくり、守り、育てる活動に関わる市民・事業者・公共団体等による取り組みを支援するとともに、都心の緑に関する調査研究、情報提供、普及啓発を通じて緑豊かなまちづくりに貢献する活動を行っています。SEGES(シージェス)は緑の評価・認定の取り組みです。民間事業者が所有管理する緑地の価値と取り組みが、市民や環境社会にとっていかに素晴らしいものであるかを客観的に評価し、認定する制度のこと。『そだてる緑・都市のオアシス・つくる緑』の3つの部門で、社会貢献性及び環境貢献性の観点から評価を行い、緑地を認定しています。SEGES認定緑地の場所と保全の重要性を把握し、その効果を見える化することが、認定緑地による生物多様性保全の貢献につながると考え、久保田先生とともに分析を行っています」久保田教授と行っているSEGES認定緑地の場所が持つ生物多様性のポテンシャルの評価分析についても、菊池 佐智子氏からご報告いただきました。≪認定緑地へのネイチャー・ポジティブ方法論の普及を図りたい≫「認定企業の皆さんから『所有している緑地が適切に評価できるのか』『生物多様性の保全に向けてどのように緑地管理や運営をすればいいのか』といった声が寄せられています。そういった認定緑地へネイチャー・ポジティブ方法論の普及を図り、また認定緑地の生物多様性評価の観点を強化することでESG投資やSDGs関連の課題解決に向けた指標や方法論の検討を進めたいと考えています。それぞれの認定緑地と周辺緑地の関係性を見たときに、どのような生物多様性の価値があるのかを明確に示すことができると考えております。企業が自社の緑地とその取組みを通じて、自然との関わりを見直すことがアーバンネイチャー・ポジティブの実践につながると期待しています」以上のフォーラム前半では、自然回復への貢献が数値で実証された積水ハウスの「5本の樹」計画の活動や、「ネイチャー・ポジティブ方法論」を各地へ展開することで、日本全体のネイチャー・ポジティブの後押しにつながることが明らかになりました。世界的な見解や企業に求められることや環境への意識醸成を目的とした教育の在り方まで幅広い内容となりました。■生物多様性保全の社会的価値を考えるフォーラム後半では、生物多様性の第一人者でもある多様な分野の専門家の方々に登壇いただき、多くの示唆に富んだパネルディスカッションを行いました。子どもと自然、健康と自然、企業と自然といった多面的な視点から生物多様性の保全やネイチャー・ポジティブについて議論がなされました。会場には、里山とのかかわりの深い写真家の今森氏、都市のまちづくりや幼保育分野で活躍される村松氏、グローバルな目線や企業のESG投資に精通した河口氏をお迎えしました。冒頭では、積水ハウスの昨年の取り組みと今年のテーマをご紹介しました。昨年は、「5本の樹」計画を皆様と一緒に広げていけるよう「ネイチャー・ポジティブ方法論」の2つの情報を共有しました。まず1つ目は、単なる樹木図鑑にとどまらず、どの植物にどんな鳥や蝶が集まってくるかの相関関係までご紹介する「庭木セレクトブック」を無料で公開しました。「庭木セレクトブック」は、一般のご家庭にとどまらず、今後は学校などの教育機関への提供が予定されており、環境教育の支援を行います。もう1つは、生物多様性の保全に関する評価の分析について、科学的なノウハウを公開しました。「5本の樹」計画を取り入れ植栽した樹木の種類や本数を数値化したデータを、琉球大学の久保田教授がまとめた生物多様性のビッグデータを使用して分析するという具体的な方法です。これを活用していただいたのが、都市緑化機構の取り組みです。続いて、フォーラムの冒頭で積水ハウスとの共同研究が発表された、東京大学大学院農学生命科学研究科准教授 曽我 昌史氏よりウェルビーイング分野に関する内容がビデオレターで紹介されました。≪人と自然のふれあいから生まれる好影響≫曽我氏「ネイチャー・ポジティブな社会へ導く上で、自然との日常的なふれあいは重要な役割を担います。人と自然とのふれあいにより、健康を向上させるだけではなく、人々の生物多様性保全に対するポジティブな態度や行動を醸成できるなど、ポジティブなフィードバックが得られます。最近の研究から自然とふれあうと、人間はいろんな面で健康になることが分かっています。まずは、体の健康です。高血圧・肥満になりづらい、循環系疾患の予防になることが分かっています。次に、心の健康です。鬱症状の低下やストレスを減少させます。2年前に行った研究では、コロナ禍で日常的に窓から緑を見ていた人あるいは緑地に出かけていた人は『自尊心が高い』『人生満足度が高い』『幸福感が高い』などのポジティブな感情が増えることが分かり、人の精神的な健康が高まる可能性が示唆されています。また自然の質が重要であることも明らかになってきました。質は生物多様性のことを指しています。研究でも生物多様性が豊かな公園の方が、より心理的な回復効果が高いことがわかりました」≪日常的な自然体験は大きな可能性を秘めている≫曽我氏「また生態系保全の態度・行動の醸成に関する研究行い、例えば『ガーデニング経験者の方が生態系を理解していること』『幼少期の自然体験頻度が高い方が生態系保全に対するポジティブな行動が増えること』がわかっています。日常的な自然との関わりの場となる家の庭は大きな可能性を秘めていると考えます。今後積水ハウスとの共同研究によって、庭が人間の健康や社会の生物多様性生態系保全の態度・行動に対して、どういった効果を及ぼすのかを明らかにしていきたいと考えています」東京大学大学院農学生命科学研究科准教授 曽我 昌史氏次に、会場でのディスカッションが繰り広げられました。積水ハウス環境推進部の八木がパネルディスカッションの司会進行を務めました。―写真家の今森さんには「5本の樹」計画を立ち上げる当初から、多くのアドバイスをいただいています。最近の活動や生物多様性の動きについて、どうお考えでしょうか≪日本人の自然観を取り戻す里山の活動≫今森氏「写真を撮る行為は『内に入り込む・被写体を知る』と『被写体から離れる・客観的に見る』という二面性があります。自然についてお話しすると『内に入り込む』、つまり自然の中に入り込んでそこで生きる命と出会って、その命の気持ちになって物事を見ることが希薄になっていると感じています。もともと日本人が持っていたそのような感覚を取り戻す意味合いで、人と自然が一緒に生きる共存空間である里山の活動を始めました。人と自然の関わり度数は、日本においては農業環境、農地が高く、都市は希薄になっていきます。そのような中で、積水ハウスの『5本の樹」計画によって、緑のネットワーク化ができれば、農地の生きものたちが都市でも生きていけるようになるのです。現状、絶滅危惧種の7~8割は農地に生息していることがわかっています。これらをどう守るか。人と自然の関わりがある里山に生息する生きものの特徴は、環境を戻すとすぐに復元すること。人が根気よく環境を戻していくことはすごく大切です」パネルディスカッションの様子―これまでも今森さんから多くのことを学んできましたが、それを「5本の樹」計画に取り込んで、里山と都市の間を繋いでいく存在になれたらと思います。次は、村松さんです。「5本の樹」計画の効果を測るために生きもの調査などを行っていたときから関わっていただきました。最近の活動と生物多様性の動きを教えてください。≪身近な自然、アクセスできる自然の存在が子どもを育む≫村松氏「小さな子どもたちにこそ、多様な自然の中での機会が大切であるというニーズを受けて、乳幼児の自然とのふれあい、自然を通じた子育て支援やまちづくり、幼稚園や保育園の先生を中心とした保育ナチュラリスト養成講座に取り組んでいます。子どもたちは『生きものにどこまで近づけるかな』『どんなふうに触ったらいいかな』と目の前にある生きものとの距離感や力加減を全身で学んでいます。小さな子どもたちにとって、目線の高さにふれあえる自然があることは大切です。例えば、街中の小さな低木でも子どもたちにとっては迷い込めるジャングルになります。子どもたちが生きものを見つけて、自然の中で周りの環境も含めてよく観察したとき、同じ場所にその生きものを返そうとしてくれることがあります。どの樹も同じように見えるけれど、その生きものにとってはその樹こそが大事と考えるからこそ。その感覚を培うためにも、身近な自然の存在が重要です。小さな子どもたちが日常的に自然にふれあう様子を見て、周りの大人たちももう一度自然のおもしろさに気づき、その価値を感じていくことにもつながっています」パネルディスカッションの様子―「5本の樹」計画の庭が子どもたちにそのような機会を与えてあげる場所になればいいなと思います。続きまして河口さんです。昨年のフォーラムでもご参加いただきました。ESG経営の専門家として自然資本を重視される中、最近の活動について教えてください。≪もっと身近に生物多様性保全を考えるために≫河口氏「不二製油グループはカカオやパームなどの植物原材料を調達する企業です。森林破壊や児童労働といった社会課題も話題になりながらも、我々は企業の努力としてマレーシアやインドネシア、アフリカでの森林破壊をしない原材料を調達する努力をしています。またアフリカでは、女性組合をサポートし『環境再生型農業』を導入すること、多品種の作物を作ることで生物多様性を満たしながら農家の方たちの収入源になる活動を行なっています。また、私個人的には生物多様性をもっと身近に引き寄せて考えるために『自然の存在なしでは人間は生きてこられなかった』という原点に立ち返り、日本文化と生物多様性を結び付けたらどうかと考えています。私自身が習っている俳句の季語は、生物多様性の宝庫でもあります。今まで生物多様性に興味のなかった人にも関心を持ってもらう活動として、NGOと共同で俳句や茶道などの文化から身近な生物多様性を考えるセッションを行い、生物多様性を身近に感じていただく努力をしています」パネルディスカッションの様子―次に、生物多様性の社会的価値について皆さんへお話を聞いていきます。今森さんは里山の活動を通じて、子どもたちと生物多様性の関係について変化を感じたことはありますか。≪生態系のネットワークへの意識を向ける関わりを≫今森氏「23年間にわたり里山で昆虫教室をやっていて思うのが、子どもたちの好奇心や虫に対する知識は昔と変わっていません。変わった点は、子どもたちが自然環境を知らないことです。カブトムシのことはよく知っているけれど、カブトムシが生息している環境や自然のことは知らない。椎茸を栽培するクヌギが育って伐採し、また数十年経って伐採するというサイクルのなかに幼虫が生まれて育って暮らしています。子どもの頃に、環境や生きものに興味を持つことは、とても大切。庭といった小さな自然は、大きな自然に続く窓のような役割になると思います」―次に村松さんにお聞きします。自然遊びを通じて、幼稚園の先生や保護者の皆さんの反応がどのように変化したのか教えてください。≪子どもと自然の関わりが、大人への環境教育につながる≫村松氏「私が自然遊びに通う保育園では、振り返りの際に、先生の発言が2つの面で変わっていくのを感じています。1つは自然に対する発言、もう1つは子どもに対する発言です。先生の中には、自然が苦手な方や、ご自身が幼少の頃に自然遊びをした経験が少ない方も多いのですが、自然に関する質問がどんどん科学的、哲学的になっていくのです。また、多様な自然の中で、子どもたちも多様であることに気づいて、子どもたちひとりひとりの違いに寄り添うようになっていきます。」―子どもだけでなく、それによって大人も育っていっている、勉強になっていることを感じました。少し視点を変えまして、河口さんにお聞きします。企業の新しい役割として積極的な情報開示について、どうお考えでしょうか。≪企業は積極的かつ丁寧に情報を開示していく≫河口氏「企業もお手盛りでなく、いろんな研究機関や専門家を巻き込んで客観的に丁寧に伝えていくことは非常に重要だと感じています。投資家がESG投資の観点で、企業の生物多様性保全の取り組みに注目しています。気候変動に関しては脱炭素の観点で企業評価ができるようになっており、生物多様性に対する評価も一歩前進しています。現在私がアドバイザーを務めている日本最大級の運用会社では、所有している日本株について生物多様性のチャンスとリスクを業種ごとに分析し、12/8のサスティナブルレポートにて公開します。投資家の間でも、各企業の生物多様性の取り組みを正しく評価していくために、企業側の積極的かつ丁寧な情報開示が必要になってくると思います」―ありがとうございました。本日のフォーラムも、それに繋がってくれればと感じています。最後に積水ハウス「5本の樹」に期待することを、ぜひ教えてください。今森氏「日本古来の里山の環境を取り戻すことは、日本人の自然観を取り戻すことです。今、絶滅危惧種の7~8割は農地に生息し生物多様性が群を抜いて高く、コンクリートが増える都市に行くに連れ低くなります。そんな中で積水ハウスの『5本の樹』計画の庭が点で増えていくと、生態系のネットワークが面になっていくと思います。自宅の庭だけではなくて、そこから一歩飛び出して背後にあるコアな自然(例えば大きな公園や神社、農地など)とどう関わっているか、そこに生息している生きものとどう関わっているか。『5本の樹』計画を通じて、そんなことに興味を持っていただければと思います」村松氏「つながりがキーワードだと感じました。『5本の樹』が多様な自然や生きものとつながっていく、子どもたちが人と自然をつなぎ、子どもと大人がつながっていく。子どもも大人も快適に過ごせる都心のまちづくりで、自然が果たす役割は大きいと感じています。これからの『5本の樹』計画の取り組みに期待しています」河口氏「昨年のフォーラムで、『5本の樹』計画のデータベースをオープンにして、日本や世界の生物多様性に寄与したいという、仲井社長の強い思いをお伺いしました。今年は企業や教育等、日本国内での展開の広がりを感じましたが、今後は、効果が評価され、手法が応用できる部分は国際的にも広げたいと考えています。どこの国においても、誰にとっても、その場にある自然は本当に貴重なものです。『5本の樹』計画を、リミットを設けずに、どんどん広げていっていただきたいと思います」パネルディスカッションの様子―本フォーラムが、私たちの暮らしを豊かにしてくれる自然資本を再認識するきっかけとなることを願っています。積水ハウスは、未来の子どもたちに豊かな自然と恵みを残すために、今後も人と自然の共生社会を目指していきます。本日は貴重なお話をありがとうございました。約90分間にわたるフォーラムは、ひとりひとりの小さな行動が積み重なり、自然を回復するネイチャー・ポジティブにつながることを深く理解する機会となりました。生物多様性の保全や自然回復は、人間にとっても健康や幸福感などの好影響がたくさんあることや、企業活動の主軸に組み込むための追い風や、生物多様性保全効果の定量化による手法論の拡大への期待など、多くの勇気と希望がありました。2030年、2050年の未来を見据えて積水ハウスでは、さらなる生物多様性への取り組みを推進していきます。・積水ハウス「都市の生物多様性フォーラム」特設サイト(アーカイブ視聴はこちらから) ・積水ハウス 生物多様性保全の取り組み ・動画 都市の生物多様性とネイチャー・ポジティブ ~積水ハウス 「5本の樹」計画~ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月23日本日、積水ハウス株式会社は「都市の生物多様性保全フォーラム」を開催し、生態系に配慮した造園緑化事業「5本の樹」計画や生物多様性保全の取り組みについての最新情報を発表しました。積水ハウスは、2001年から「5本の樹」計画として、日本全域で都市の住宅地に緑のネットワークを作り、生物多様性保全を推進しています。「5本の樹」計画は、“3本は鳥のために、2本は蝶のために、地域の在来樹種を”という思いを込め、お客様とともに、日本古来の里山をお手本として、その地域の気候風土・鳥や蝶などと相性のよい在来樹種を中心とした植栽を提案するプロジェクトです。庭づくり・まちづくりを進めてきた結果、2001年の事業開始からの累積で植栽本数は1,810万本(2022年1月時点)となりました。積水ハウスの生物多様性保全の取り組みについてまた「5本の樹」計画の効果検証として、2019年から琉球大学久保田研究室・株式会社シンクネイチャーと共同検証を進めてきました。2021年に、生物多様性保全効果の実効性を、樹木本数・樹種・位置データと生態系に関するビッグデータを用いて、世界で初めて都市の生物多様性の定量評価の仕組みを構築し、「ネイチャー・ポジティブ方法論」として公開しました。「ネイチャー・ポジティブ方法論」として、積水ハウスが蓄積した樹種の選択と生き物の相関関係の情報や、琉球大学久保田研究室・株式会社シンクネイチャーと実施した共同検証の情報の公開により、様々な企業や組織、教育機関から関心の声を頂き、新たな方向性への展開を進めています。生物多様性保全をより加速するためには、自然を守ることが社会課題の解決を通じて、人々の暮らしをより豊かなものにするということが実感され、社会全体で生物多様性保全を支えることが必要です。積水ハウスは、自然に根ざした社会課題の解決策*を推進することで、この動きを加速していきたいと考えています。生物多様性は生態系保全に貢献するだけでなく、都市で生活する人々に新たな価値を提供することが、見え始めてきました。生物多様性は、子供たちの感性を育む教育、そして人の健康や幸せに対して影響を与える、都市の暮らしにもたらす「社会的価値」ではないでしょうか。ネイチャー・ポジティブ方法論の公開からの積水ハウスの取り組みをご紹介します。■生物多様性の国際組織・日本政府の取り組みへの協力や参画・2022年2月9日 :TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)フォーラムへ参画(英語サイト): ・2022年4月8日 :環境省「30by30アライアンス」へ参画: ・2022年6月16日:TNFD日本協議会メンバーへの参画: ・2022年6月16日:環境省「自然共生サイト(仮称)」認定実証事業に参画: ■生物多様性関連の受賞実績・2022年3月2日:「第30回地球環境大賞」(最高位)を受賞: ・2022年9月7日:「第5回エコプロアワード」で環境大臣賞を受賞: ■新たな方向性の発表内容・2022年11月30日:都市における企業緑地の生物多様性評価の視点を強化~都市緑化機構は積水ハウスの協力を得て「緑の認定」SEGESにおける生物多様性評価を強化します~: ・2022年11月30日:東京大学と積水ハウス、生物多様性と健康に関する共同研究を開始: ・2022年11月30日:長野県上田市の全小中学校で「庭木セレクトブック」を活用した環境教育を開始: ・2022年11月30日:横浜市の小学校の環境教育支援に向けて、環境教育出前講座へ参画: 積水ハウス 生物多様性保全の取り組み: *自然に根ざした社会課題の解決策(ネイチャー・ベースド・ソリューション)について: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月01日公益財団法人都市緑化機構は、都市緑地の生物多様性保全・回復の推進に向けて、運用する「緑の認定」における生物多様性評価の視点を強化しており、積水ハウスは2022年12月1日より、「5本の樹」計画による21年間の都市の生物多様性保全推進活動の知見とネイチャー・ポジティブ方法論を都市緑化機構に提供するなどの協力を行います。都市緑化機構のSEGES認定を受けた企業緑地この度、都市緑化機構は、琉球大学理学部久保田教授と連携して進めてきた積水ハウスのネイチャー・ポジティブ方法論を用いて、全国87か所のSEGES認定緑地を評価し、各地の生物多様性への貢献程度や、生物多様性の保全ポテンシャルの可視化を試みます。都市緑化機構は2013年より公益財団法人として、都市に緑をつくり、まもり、育てる活動に取り組んでいます。「SEGES(社会・環境貢献緑地評価システム)」は、2005年から運用している社会、環境に貢献し、良好に維持されている企業緑地とその取り組みを第三者評価により認定する制度で、90の企業・団体、105か所の緑地が認定されています(2022年10月現在)。これまで、民間企業による緑化推進活動は、都市での緑地の保全、創出によるヒートアイランド現象の緩和や良好な景観形成、レクリエーションやコミュニケーションの場の提供などとして評価される反面、生物多様性保全・回復の観点からの貢献について定量的に評価することは難しく、企業緑地が果たしている役割や価値を十分に評価・可視化できないという課題が残っていました。近年、生物多様性保全への動きが世界的に加速する中で、都市における緑化の推進を担ってきた民間事業者が所有する緑地が、生物多様性の保全・回復にどの程度貢献できているか客観的に示すことの重要性が高まっていました。生物多様性の定量評価が進み、都市緑化機構が認定する企業緑地が都市の生物多様性にどの程度貢献できているかを把握することができれば、企業において、より積極的な活動の促進とさらなる生物多様性保全・回復に向けた具体的な取り組みが進むことが期待できます。積水ハウスの「5本の樹」計画は、日本古来の里山思想を取り入れた生物多様性保全推進活動です。日本各地の郊外にある里山と都市の緑地が繋がることで生態系ネットワークの回復、保全が促され、都市に生き物を招くことができるようになります。ネットワーク型の緑化は、企業一社だけではなく、多くの企業が取り組むことで有機的なつながりが生まれ生物多様性保全への効果を発揮するものです。都市緑化機構は、本取り組みにおいて、SEGESの強化と都市緑化における生物多様性保全、創出する企業緑地のネットワークの拡大を目指しています。公益財団法人 都市緑化機構公式サイト: SEGES「緑の認定」公式サイト: 積水ハウスの生物多様性保全の取り組み: ●都市緑化機構について2013年に内閣府より公益認定を受け、都市に緑をつくり、まもり、育てる活動に携わる市民、事業者、公共団体等による様々な取組みを支援するとともに、都市の緑に関する調査研究、情報提供、普及啓発を通して、緑豊かなまちづくりに貢献する財団法人です。●「緑の認定」SEGESについて民間事業者が所有、管理する緑地の価値と取り組みが市民や環境、社会にとっていかに素晴らしいものであるかを客観的に評価する制度で「そだてる緑」「都市のオアシス」「つくる緑」の3つの部門があります。「そだてる緑」:事業者が所有する面積300m2以上の緑地の優良な保全、創出活動を認定「都市のオアシス」:快適で安全な都市緑地を提供する取り組みを認定「つくる緑」:開発、建築に伴う敷地面積3,000m2以上の優良なプロジェクトを認定SEGESは、住友林業株式会社の特別協賛をいただき、実施しております。●積水ハウスの「5本の樹」計画について「5本の樹」計画は、積水ハウスが2001年から生物多様性保全の取り組みとして、お客様のご協力のもと、生態系に配慮した造園緑化事業として開始したプロジェクトです。“3本は鳥のために、2本は蝶のために、地域の在来樹種を”という思いを込め、日本古来の里山をお手本として、その地域の気候風土・鳥や蝶などと相性のよい在来樹種を中心とした植栽にこだわった庭づくり・まちづくりを提案しています。2021年度の「5本の樹」をはじめとした年間の植栽本数は101万本、2001年の事業開始からの累積植栽本数は1,810万本を達成しました(2022年1月現在)。2019年からは琉球大学久保田研究室・株式会社シンクネイチャーと共同検証を進めており、2021年には、生物多様性保全効果の実効性を、樹木本数・樹種・位置データと生態系に関するビッグデータを用いて、世界で初めて都市の生物多様性の定量評価の仕組みを構築し、「ネイチャー・ポジティブ方法論」として公開しました。●積水ハウスと都市緑化機構の関わり2015年に新梅田シティ「新・里山」と「希望の壁」がSEGESから都市のオアシスに認定されました。そして、2016年には「緑の都市賞」において最上位の「内閣総理大臣賞」を受賞しました。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月30日国立大学法人東京大学大学院農学生命科学研究科と積水ハウス株式会社は、生物多様性と健康に関する共同研究を2022年12月1日より開始します。今回の共同研究では、都市の自然環境や生物多様性が人の健康や幸せに対してどのような効果をもたらすのかということを検証します。生物多様性豊かな庭における身近な自然とのふれあいが、居住者の自然に対する態度・行動及び健康に及ぼす影響を総合的に検証する試みは世界初となります。生物多様性と健康に関する共同研究を開始東京大学大学院農学生命科学研究科生圏システム学専攻保全生態学研究室(*1)では、都市の生物多様性の保全や生態系サービス(生態系が人間社会にもたらす様々な恵みのこと)の活用に関する研究を行っています。緑と健康の関係については、2016年から様々な研究を行い、緑とのふれあいが人の健康促進と関連するという結果が得られていました。その一方で、こうした健康便益が、緑の「量」ではなく「質」によりどれほど変わりうるのかは調査されていませんでした。2020年に、東京大学大学院農学生命科学研究科の保全生態学研究室では、緑地の利用頻度と家の窓からの緑の景色という2つの自然経験の尺度が、都市住民のメンタルヘルス(自尊心、人生の満足度、幸福度、鬱・不安症状、孤独感)とどのように関連しているのかを検証しました。その結果、緑地の利用頻度が高い人だけでなく、窓から緑が良く見える家に住む人においても、これら5つのメンタルヘルス尺度が良好な状態にあるという結果が得られました(*2)。この結果は、人は緑地を訪れなくても、自然がもたらす「癒し効果」を家の中からでも享受できる可能性を示しています。図. コロナ禍における都市住民のメンタルヘルスと関連する要因積水ハウスは2001年から、地域の在来樹種を生かした庭づくり・まちづくりの提案である「5本の樹」計画として、都市の住宅地にネットワーク型の緑地を作り、生物多様性保全を推進しています。2019年から琉球大学久保田研究室・株式会社シンクネイチャーとともに行ってきた共同検証では、生物多様性の劣化が著しい都市部(三大都市圏)において、「5本の樹」計画に沿った在来樹種を中心に庭木を植樹してきたことによる生物多様性の効果が確認出来ました。今回の共同研究は、東京大学大学院農学生命科学研究科保全生態学研究室が構築した分析手法と、積水ハウスの生物多様性保全の取り組みである「5本の樹」計画を組み合わせて研究することで、「生物多様性の豊かな庭の緑」が「人の健康・幸せ」にどのような影響を与えるかということが、世界で初めて科学的に検証されます。これにより、単なる「緑」ではなく生物多様性の豊かな緑が庭にあることの重要性を導き出します。東京大学大学院農学生命科学研究科保全生態学研究室では、自然とのふれあいと健康の関係に関して「精神的健康」「身体的健康」「認知機能」「社会的健康」のテーマで5つ仮説を立て研究をしています。今回の共同研究では、まず精神的健康の想定仮説1、2及び、認知機能の想定仮説3の3つの想定仮説から調査を開始します。今後は、社会的健康等の他の健康尺度に関するテーマも視野に入れて、長期的に共同研究を行います。【想定仮説】テーマ:想定仮説・精神的健康:1. 庭において自然とふれあう人は、ネガティブな感情(鬱・不安症状・ストレス等)が少なく、ポジティブな感情(生活の質や幸福感等)が高い。2. 窓越しに自然を見ることができる人は、メンタルヘルスの状態が良好である。・認知機能:3. 庭における自然とのふれあいは、認知機能を高める。・社会的健康:4. 庭における自然とのふれあいは、良好なコミュニティを作る。・身体的健康:5. 自然でのエクササイズは、屋内での運動よりも多くの健康便益をもたらす。本共同研究に関して、東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授 曽我 昌史は、以下のように述べています。「人は古来より自然に癒しや安らぎを求めてきたと思いますが、近年の研究・技術の進展によってこうした目には見えない健康便益が定量化できるようになってきました。しかし、こうした健康便益が供給される過程で生物多様性が果たす役割はほとんど分かっていません。この役割が解明されれば、生物多様性保全と人の健康の双方にとって望ましい自然共生型の景観・緑地管理が達成できるかもしれません。今回の共同研究では、私たちにとって最も身近な自然である庭における自然とのふれあいが人の健康や幸福とどのように関連しているのかを大規模に検証します。積水ハウスの保有する全国の植栽データによって、これまで検証が難しかった「庭の生物多様性と健康および自然に対する考え・行動の関係性」が世界で初めて総合的に検証されることになります。これまで自然がもたらす健康便益に関する議論では、緑地や森林など比較的まとまった緑がある場所が注目されてきましたが、今回の研究では「自然と住む」ことの重要性を明らかにしたいと考えています。この研究結果を都市の生物多様性保全の推進へ役立てていただければ幸いです。」東京大学大学院農学生命科学研究科と積水ハウスは、都市部における身近な自然とのふれあいが、人の自然に対する態度・行動及びメンタルヘルスに及ぼす影響を科学的に検証し、社会に共有することで、都市部の生物多様性保全の推進とネイチャー・ポジティブな社会の実現への貢献を目指します。*1 東京大学大学院農学生命科学研究科 曽我研究室: *2 緑の見える部屋:コロナ禍のメンタルヘルスにおける、近隣の緑の重要性(英語サイト・原題 A room with a green view: the importance of nearby nature for mental health during the COVID-19 pandemic): *3 積水ハウス 生物多様性保全の取り組み: *4 積水ハウス「ネイチャー・ポジティブ方法論」: ●東京大学大学院農学生命科学研究科について東京大学大学院農学生命科学研究科では、農学を構成する応用諸科学に関する専門教育を段階的・体系的に行い、食料・資源・環境等の問題の解決に必要な高度の専門知識と幅広い視野を有し、社会・文化・産業活動を通じて地球社会の要請に応えることのできる洞察力・実践力・指導力を備えた人材を育成することを目的に教育研究活動を行っています。●積水ハウスの「5本の樹」計画について「5本の樹」計画は、積水ハウスが2001年から生物多様性保全の取り組みとして、お客様のご協力のもと、生態系に配慮した造園緑化事業として開始したプロジェクトです。“3本は鳥のために、2本は蝶のために、地域の在来樹種を”という思いを込め、日本古来の里山をお手本として、その地域の気候風土・鳥や蝶などと相性のよい在来樹種を中心とした植栽にこだわった庭づくり・まちづくりを提案しています。2021年度の「5本の樹」をはじめとした年間の植栽本数は101万本、2001年の事業開始からの累積植栽本数は1,810万本を達成しました(2022年1月現在)。2019年からは琉球大学久保田研究室・株式会社シンクネイチャーと共同検証を進めており、2021年には、生物多様性保全効果の実効性を、樹木本数・樹種・位置データと生態系に関するビッグデータを用いて、世界で初めて都市の生物多様性の定量評価の仕組みを構築し、「ネイチャー・ポジティブ方法論」として公開しました。■東京大学大学院農学生命科学研究科の研究データ1. 植物とのふれあいと人の健康・ウェルビーイングに関する研究論文:Soga et al. (2017) Gardening is beneficial for health: a meta-analysis. Preventive Medicine Reports, 5, 92-99.URL(英語サイト): 内容:ガーデニングを通した植物との触れ合いが人の健康促進と関連することをメタ解析(複数の研究の結果を統合し、ある要因が特定の疾患と関係するかを解析する統計手法)により明らかにしました。2. 自然とのふれあいが世界的に減少していることを示した研究論文:Soga, Gaston (2016) Extinction of experience: the loss of human-nature interactions. Frontiers in Ecology and the Environment, 14, 94-101.URL(英語サイト): 内容:多くの先進国で人と自然の関わり合いが減少しており、こうした自然体験の減少(経験の喪失)が人の健康と生態系保全に大きな負の影響を及ぼし得ることを示しました。3. 自然とのふれあいと「生き物嫌い」の関係を調べた研究論文:Soga et al. (2020) How can we mitigate against increasing biophobia among children during the extinction of experience? Biological Conservation, 242, 108420.URL(英語サイト): 内容:自然との関わり合いが少ない人は、身近な生き物に対してより強い恐怖心や嫌悪感を示すことが分かりました。■積水ハウス「5本の樹」計画における戸建て住宅の取り組み積水ハウス「5本の樹」計画における戸建て住宅の取り組み■積水ハウス「5本の樹」計画における集合住宅の取り組み積水ハウス「5本の樹」計画における集合住宅の取り組み■積水ハウスの「5本の樹」計画における街づくりの取り組み積水ハウスの「5本の樹」計画における街づくりの取り組み 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月30日積水ハウス株式会社は、横浜市の小学校における生物多様性の環境教育支援に向けて、横浜市環境教育出前講座に参画します。出前講座では校庭樹木を題材にした積水ハウスの環境教育プログラム「Dr.フォレストからの手紙」を実施します。2022年12月1日から、横浜市の小学校を対象に、横浜市環境教育出前講座のウェブサイトにて申し込み受付を開始します。校庭樹木を活用した環境教育の様子横浜市では、生物多様性保全や地球温暖化対策といった環境問題への理解を深めるため、市内の小中学校や地域の方を対象に、市民団体、企業、国際機関、市役所など専門知識を持った講師が講義を行う「環境教育出前講座」を実施しています。積水ハウスは、2001年から生物多様性保全の取り組みとして、地域の在来樹種を生かした庭づくり・まちづくりの提案である「5本の樹」計画を開始しています。「5本の樹」計画では、お客様のご協力のもと、日本全域で都市の住宅地にネットワーク型の緑地を作り、生物多様性保全を推進しています。2006年には、「5本の樹」計画から得た知見や経験を活かして、生徒向けの環境教育プログラム「Dr.フォレストからの手紙」を開発しました。「Dr.フォレストからの手紙」は、子どもたちが校庭などにある樹木や様々な生き物と触れ合うことを通じて、緑と生き物の関わりを理解し、自らの自然環境への関わりが地域や地球環境全体の保全につながることを考え、行動を促す“体験思考型”環境教育プログラムです。また、積水ハウスは、横浜市がSDGsを推進する企業・団体等の事業者を認証する「横浜市SDGs認証制度“Y-SDGs”」の最上位であるSupreme(スプリーム)に、2022年7月に認証されています。積水ハウスは、これからも横浜市における生物多様性保全の推進を支援していきます。横浜市SDGs認証制度“Y-SDGs”今回積水ハウスが、参画する横浜市環境教育出前講座では、環境教育プログラム「Dr.フォレストからの手紙」を提供します。講師として、樹木医等の植栽や造園の知識・資格を持つ当社社員が、緑の専門家であるDr.フォレストとして学校で出張授業を行います。子どもたちがDr.フォレストから与えられる課題を解決していく中で、生態系や在来種・外来種問題を考え、身近な自然環境に興味をもち、授業や体験を通して得た知識や考え方をこれからの自分たちの行動につなげていくことを目指します。積水ハウスは、生物多様性保全への取り組みの経験を活かし、未来を担う子どもたちの環境教育の推進を支援します。*プログラム受講日は必要となる校庭の樹木の状態次第で、時期をご相談させていただく場合があります。横浜市環境教育出前講座: 横浜市SDGs認証制度“Y-SDGs”: ●積水ハウスの「5本の樹」計画について「5本の樹」計画は、積水ハウスが 2001 年から生物多様性保全の取り組みとして、お客様のご協力のもと、生態系に配慮した造園緑化事業として開始したプロジェクトです。“3 本は鳥のために、2 本は蝶のために、地域の在来樹種を”という思いを込め、日本古来の里山をお手本として、その地域の気候風土・鳥や蝶などと相性のよい在来樹種を中心とした植栽にこだわった庭づくり・まちづくりを提案しています。2021年度の「5本の樹」をはじめとした年間の植栽本数は101万本、2001年の事業開始からの累積植栽本数は1,810万本を達成しました(2022年1月現在)。2019年からは琉球大学久保田研究室・株式会社シンクネイチャーと共同検証を進めており、2021年には、生物多様性保全効果の実効性を、樹木本数・樹種・位置データと生態系に関するビッグデータを用いて、世界で初めて都市の生物多様性の定量評価の仕組みを構築し、「ネイチャー・ポジティブ方法論」として公開しました。●Dr.フォレストからの手紙について積水ハウスでは、「5本の樹」計画から得た知見や経験を活かして、2006年に開発した生徒向けの自然教育プログラム「Dr.フォレストからの手紙」を無償で提供するとともに、小学校への出張授業にも取り組んでいます。「Dr.フォレストからの手紙」は、子どもたちが校庭などにある樹木や生き物などの身近な自然環境での観察(フィールドワーク)や講座を通して、緑と生き物の関係を理解し、自らの自然環境への関わりが地域や地球環境全体の保全に繋がることを考え、行動することを促す“体験思考型”環境教育プログラムです。Dr.フォレストティーチャーズガイド・ワークブック積水ハウス 生物多様性保全の取り組み : 積水ハウス「ネイチャー・ポジティブ方法論」: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月30日積水ハウス主催の『都市の生物多様性フォーラム~「5本の樹」で始めるネイチャー・ポジティブ~』は、明日11月30日(水)14時からの開催となります。本フォーラムの開催に先立ち、積水ハウス 生物多様性保全の取り組みのサイトに、フォーラムの参考になる情報を本日公開いたしました。「5本の樹」計画の紹介動画や積水ハウスの環境教育、「5本の樹」計画を取り入れた住まい手のストーリーなどご覧いただけます。【11月30日開催】都市の生物多様性フォーラム昨年開催されたCOP15(生物多様性条約第15回締約国会議)第1部に続いて、いよいよ12月7日にカナダでCOP15第2部が開催されます。第2部では、新たな世界目標(ポスト2020生物多様性枠組)が採択される見込みです。世界的に生物多様性保全に注目が集まるタイミングで、「都市の生物多様性フォーラム」では、積水ハウスの生物多様性保全の取り組みの紹介や、国際自然保護連合日本委員会事務局長からのCOP15開催直前の情報のご紹介など、生物多様性保全推進に役立つ最新情報をお届けします。積水ハウスは、2001年から「5本の樹」計画を開始し、都市部を中心とした緑化活動で緑のネットワークをつくり、生物多様性保全を推進してきました。本フォーラムの基調講演では、「ネイチャー・ポジティブ方法論」のこの一年間の拡がりをご報告するとともに、今後の新たな展開をご紹介します。そしてパネルディスカッションでは、各分野の第1人者の方々にご登壇いただき、企業緑地や学校、公園など都市における「生物多様性保全緑地の拡大」が、都市にもたらす「価値」について、教育などのテーマを交えてご紹介します。フォーラムの司会には、フリーアナウンサーの木佐 彩子さんをお迎えします。都市の緑がもたらすネイチャー・ポジティブな未来への第一歩になるフォーラムを目指します。<都市の生物多様性フォーラム~「5本の樹」で始めるネイチャー・ポジティブ~>■開催日時11月30日(水)14:00~15:30■登壇者・基調講演積水ハウス株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 仲井 嘉浩国際自然保護連合日本委員会 事務局長 道家 哲平 様(ビデオ登壇)・ご来賓挨拶環境省 大臣官房 総合政策課 環境教育推進室長 河村 玲央 様・都市の生物多様性 活動報告公益財団法人都市緑化機構 企画調査部 主任研究員 菊池 佐智子 様琉球大学理学部教授・株式会社シンクネイチャー代表取締役 久保田 康裕 様・パネルディスカッション東京大学大学院農学生命科学研究科・准教授 曽我 昌史 様(ビデオ登壇)写真家 今森 光彦 様千葉大学非常勤講師 NPO法人生態教育センター 理事株式会社生態計画研究所 主席研究員 村松 亜希子 様立教大学 特任教授、不二製油グループ本社CEO補佐 河口 眞理子 様積水ハウス株式会社 ESG経営推進本部 環境推進部 スペシャリスト 八木 隆史■司会フリーアナウンサー 木佐 彩子 さん■視聴URL ■特設サイト・積水ハウス「都市の生物多様性フォーラム」特設サイト ・積水ハウス 生物多様性保全の取り組み 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月29日積水ハウスは、都市の生物多様性保全の取り組みに関するフォーラムを2022年11月30日(水)に開催します。昨年開催されたCOP15(生物多様性条約第15回締約国会議)第1部に続いて、いよいよ12月7日にカナダでCOP15第2部が開催されます。第2部では、新たな世界目標(ポスト2020生物多様性枠組)が採択される見込みです。この国際会議の開催直前に、積水ハウスは、「都市の生物多様性フォーラム」を開催します。世界的に生物多様性保全に注目が集まるタイミングで、積水ハウスの生物多様性保全の取り組みの紹介や、国際自然保護連合日本委員会事務局長からのCOP15開催直前の情報のご紹介など、生物多様性保全推進に役立つ最新情報をお届けします。積水ハウスは、2001年から「5本の樹」計画を開始し、都市部を中心とした緑化活動で緑のネットワークをつくり、生物多様性保全を推進してきました。2019年から株式会社シンクネイチャー・琉球大学久保田研究室と共同検証を開始し、2021年には生物多様性保全効果の実効性について、世界で初めて都市の生物多様性の定量評価の仕組みを構築し、「ネイチャー・ポジティブ方法論」として公開しました。本フォーラムの基調講演では、「ネイチャー・ポジティブ方法論」のこの一年間の拡がりをご報告するとともに、今後の新たな展開をご紹介します。そしてパネルディスカッションでは、各分野の第1人者の方々にご登壇いただき、企業緑地や学校、公園など都市における「生物多様性保全緑地の拡大」が、都市にもたらす「価値」について、教育などのテーマを交えてご紹介します。都市の緑がもたらすネイチャー・ポジティブな未来への第一歩になるフォーラムを目指します。【11月30日開催】都市の生物多様性フォーラム【都市の生物多様性フォーラム~「5本の樹」で始めるネイチャー・ポジティブ~】■ 開催日時11月30日(水)14:00~15:30■ 登壇者・基調講演積水ハウス株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 仲井 嘉浩国際自然保護連合日本委員会 事務局長 道家 哲平 様(ビデオ登壇)・都市の生物多様性 活動報告公益財団法人都市緑化機構 企画調査部 主任研究員 菊池 佐智子 様琉球大学理学部教授・株式会社シンクネイチャー代表取締役 久保田 康裕 様・パネルディスカッション東京大学大学院農学生命科学研究科・准教授 曽我 昌史 様(ビデオ登壇)写真家 今森 光彦 様千葉大学非常勤講師 NPO法人生態教育センター 理事株式会社生態計画研究所 主席研究員 村松 亜希子 様立教大学 特任教授、不二製油グループ本社CEO補佐 河口 眞理子 様積水ハウス株式会社 ESG経営推進本部 環境推進部 スペシャリスト 八木 隆史■ 視聴URL ■ 特設サイト・ 積水ハウス「都市の生物多様性フォーラム」特設サイト ・ 積水ハウス 生物多様性の取り組み 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月14日積水ハウスの様々な事業を紹介する「積水ハウス ストーリー」の公開を開始しました。お客様の戸建て住宅への想いや、商品開発への想いを、毎回テーマを設定してご紹介します。第38弾として10月27日に、積水ハウスが推進する、「5本の樹」計画を通して行う子どもの教育支援活動のストーリーを公開しました。■自然体験は子どもの「生きる力」を育み、よりよい生活を創出新型コロナウイルスの影響で中止となっていた、秋の恒例行事「稲刈り」の授業や体験が全国各地で、3年ぶりに開催されています。豊かに実った稲を刈り、収穫の喜びを味わっている家族連れや子どもの姿が多くみられます。文部科学省は、「今の子どもたちは、自然への直接体験が不足している」とし、生活や自然の中での“体験活動”の機会を増やすことが、とても重要な課題だとしています。子どもたちは、具体的な体験や事物との関わりを拠り所とし、感動したり、驚いたりしながら、「なぜ、どうして」と考えを深める中で、実際の生活や社会、自然の在り方を学んでいきます。そこで得た知識や考え方を基に、実生活の様々な課題に取り組むことによって、自らを高め、よりよい生活を創り出していくことができると提言しています。子どもたちの「生きる力」を育むためには、自然や社会の現実に触れる実際の体験が必要だとしています。※1学習意欲に関する調査研究※1.文部科学省「体験活動の教育的意義」( )■都会の真ん中で子どもたちが“お米作り”大阪駅から徒歩10分、連結超高層ビル「梅田スカイビル」の足元にある緑地「新・里山」でも、地元の大淀小学校の生徒さんによる「稲刈り」が実施されます。「新・里山」は、約8,000m2の積水ハウスをはじめとする企業が保有する緑地です。日本の原風景、「里山」をお手本とした、積水ハウスの庭づくり「5本の樹」計画に基づき、在来種を中心に樹木を選定し、棚田や雑木林、野菜畑なども配しています。近隣住民やオフィスワーカーから「憩いの場」として親しまれているほか、子どもの教育やオフィスワーカーのボランティア活動にも活用されるなど、「地域コミュニティの場」ともなっています。「新・里山」の秋の紅葉風景その「新・里山」では、2007年から子どもの教育支援活動を実施しています。地元の大淀小学校5年生を対象としたお米作りの体験授業では、年に1~2回のイベントとして実施するのではなく、年間を通じて、田植え、水草取り、収穫「稲刈り」、脱穀と、全てを自分たちの手でやり遂げ、最後に調理実習などで食すまでを「食育」として学びます。子どもたちは、都会ではなかなかできない田植えなどの、田んぼの中での作業に「わあ!冷たい!」「ぬるぬるする~!」「カエルがいる!」など歓声を上げ、収穫を迎えた「稲刈り」では、初めて持つカマに緊張しながら真剣に作業をします。こうした体験を通して、子どもたちは、食べ物の大切さ、それを支える生きものの大切さを肌で感じることができます。また、米作り体験が終わったあとも、学校帰りなどに見学に訪れるほど、「新・里山」に愛着を感じるようになります。今では、「5年生になったらお米作りができる!」と楽しみにしている生徒さんも多くいるほどです。散歩がてら訪れた年配の方からは、「自分が生まれ育った場所によく似た風景で懐かしい」と、思い出話に花を咲かせる様子もしばしば見かけます。「新・里山」の秋の風物詩となった小学生の「稲刈り」刈った稲の「はさ掛け」をする様子上段:田植え/脱穀作業、下段:除草作業/籾摺り■人と人、人と自然をつなぐこのように「新・里山」は、単に都会に豊かな緑地をつくることだけが目的ではなく、「人と人、人と自然をつなぐ」場所を目指しています。歴史を振り返ると、日本古来の「里山」も、人が手を入れ管理することで豊な自然を守ってきました。例えば、落ち葉をかけば、冬でも木々の根元に光が届き、地面に落ちたどんぐりが目吹きやすくなり、その落ち葉を集めて堆肥化し、田んぼや畑の肥やしとなります。田んぼや畑は食につながり、食は命へとつながり、人は自分にとって社会にとって価値のある、この身近な自然を大切にしなければ、という気持ちになり、心を込めて手入れをするようになります。「新・里山」は、そうして自然とともに生きてきた人の知恵を表現し、伝える場でもあり、生きものたちの暮らしの場、命の誕生の場でもあるのです。上段:ツバキの蜜を吸いにきたメジロ /水辺でのギンヤンマの脱皮、下段:シジミチョウの交尾/モズ(野鳥)が残したカエルの“はやにえ”■自然と人に寄り添う「循環型」の維持管理「新・里山」を語るということは維持管理を語ると言っても過言ではありません。そして、オープン当初から現場で管理を担っているのが、造園・植栽管理のプロ「ガーデンラボ」さんです。スタッフ全員が、“「新・里山」の意図を理解した上で作業を行うことが大切”との意識を持ち、「新・里山」を唯一無二の存在にしました。「ガーデンラボ」の現場責任者 井田 美雪さん「新・里山」の特徴的な管理手法の一つは、敷地内で発生した有機物を敷地外へ持ち出さない「循環型」ということです。秋が深まると落ち葉は、都会ではゴミとして処分されますが、自然界では昆虫や微生物の働きによって分解され、植物が成長するための栄養をたっぷり含んだ土へと還っていきます。こうした自然の法則に沿って、敷地内には堆肥置き場を作り、落ち葉や刈り取った枝葉を、時間をかけて堆肥化し、田んぼや畑の肥料として活用しています。臭いやハエが一切発生していないことも徹底した管理を象徴しています。また、樹木の生育や生きものへの影響、人の健康を重視し、有機・減農薬栽培を原則としており、一般的な薬剤や除草剤は使用していません。現場には、常駐のスタッフや、オフィスワーカーのボランティア活動で、害虫を手で駆除しています。除草に関しても、あえて、根元を残すよう手刈りし、刈った後は土に還るよう片付けずにそのままにしておきます。“雑草も生きものにとって必要な生態系の一部”という「新・里山」の考えを反映させ、惜しむことなく手間暇をかけています。上段:積み上げた石の隙間や石垣のくぼみは虫や小動物の隠れ場所/間伐した枝や幹は昆虫や微生物の力を借りてゆっくり土に還る、下段:自然な美しさを残した除草と生き物の利用しやすさを両立/「新・里山」で育った竹と稲刈り後のわらを使用した手作りの堆肥置き場ガーデンラボの現場責任者、井田さんは、こうした取り組みについて、次のように語っています。「続けていくのは難しいですが、だからこそ得るものも大きいです。はじめは、不安なこともありましたが、5、6年経ったころから表彰などの社会的評価を受け、訪れる方からは、『私の庭みたいなもの。きれいにしてくれてありがとう!』などと声をかけて下さるようになりました。また、毎月、遠方から大阪に住むお嬢様を訪ねてこられる前に、近くではないにもかかわらず、足を運び、四季を楽しみに来られます。小学生も今では、井田さん!と名前を憶えてくれて嬉しいです。親子イベントに参加された方からは、『都会で生活しているので、子どもに自然体験をさせる貴重な機会になった』と言われます。『新・里山』の空間が何よりも好きです。ここで働くことができて感謝しています。」(ガーデンラボ・井田さん)また、運営をめぐっては、「新・里山」を知り尽くした積水ハウスやガーデンラボのメンバーを中心にそれぞれの視点で管理、年間計画、教育支援活動の進め方などについて毎月議論し、次世代につなげています。「新・里山」の自然を都会の子どもたちに体験してもらい、生物多様性について考えるきっかけになればと願っています。こうして、多くの人たちの絶え間ない取り組みによって、「新・里山」は企業緑地として社会的評価を受け、数々の賞を受賞。2014年には、民間企業初として、第34回緑の都市賞「内閣総理大臣賞」を受賞しました。月に一度の定例会議■人、緑、生きものを結ぶ“生物多様性”の輪を拡大生態系を再現することで、さまざまな生きものも訪れるようになりました。オープンからわずか2年で生態系ピラミッドの頂点に位置する「ハイタカ」が姿を見せ、2013年には世界に1,000羽しか生息しないサギの仲間「ミゾゴイ」が1ヵ月半滞在しました。「新・里山」は、生きものにとっても成熟した環境となったのです。絶滅危惧種 ミゾゴイ/ハイタカ「新・里山」での体験を通して、子どもたちは、“身近なところから生物多様性に寄与できる“ということを知ることができます。自然や生きものに触れることで、それまで知らなかった自然の成り立ちに興味を持つようになり、それらを取り巻く大人や社会も生物多様性について考え、自分事として捉えるようになるのです。自然の中で子ども同士が心を通わせ、つながり合う。それが、生物多様性の輪となって広がっていくのです。積水ハウスでは、「5本の樹」計画を通じて、こうした取り組みを推進し続けています。また、子どもの環境教育を通して、これからの子どもたちが、自然体験から「生きる力」を育んでいけるよう応援しています。「5本の樹」計画 新梅田シティ「新・里山」 「新・里山」の受賞歴○「第2回キッズデザイン賞」(2008年)(「新・里山」空間を使った地元の子どもたちへの環境教育活動)○「ストップ温暖化『一村一品』大作戦 全国大会2010」銅賞○2009年度 第7回「企業フィランソロピー大賞」特別賞○2010年度「生物多様性保全につながる企業のみどり100選」○「第7回キッズデザイン賞」(2013年)(「5本の樹」計画を活用した全国での自然教育活動)○第34回(平成26年度)「緑の都市賞」において、最上位の「内閣総理大臣賞」受賞○2015年度「SEGES(社会・環境貢献緑地評価システム):都市のオアシス」に認定 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月28日一般社団法人アニマルパスウェイと野生生物の会は、樹上性野生生物保全のための歩道橋普及を目指し、啓発アニメ制作のためのクラウドファンディングを「READYFOR」にて2022年10月17日から12月15日まで実施します。300万円を目標金額としています。<クラウドファンディングサイト URL> アニマルパスウェイ啓発アニメ制作支援のお願い!!■プロジェクトについて皆さんが便利に利用している道路などの連続する構造物は、私たち人間にとって便利で有効かつ重要なインフラです。一方森や生態系を分断して存在することも事実で、道路等がバリヤー(障壁)となって多くの動物たちの移動、採食や繁殖にも大きな影響を及ぼしております。そこで、私たち一般社団法人アニマルパスウェイと野生生物の会は既存道路でも設置可能な、特にリスやヤマネなどの樹上性の動物のためのアニマルパスウェイの開発普及を行ってきました。これらを広く未来世代につなげるため、絵本や漫画本にて紹介してきましたが、この度アニメ化し、より多くの方に知っていただきたいと思い、本プロジェクトを立ち上げました。アニメ化のための資金を現在上記クラウドファンディングで募集中です。道路を利用されるのはほとんどの企業や多くの市民の皆様です。賛同いただける方より、より多くのご支援をいただけることを願っております。アニマルパスウェイ啓発アニメ制作支援のお願い■樹上性野生動物とアニマルパスウェイニホンリス、エゾリス、二ホンヤマネ、ヒメネズミなど森林に棲む小動物は森の生態系ピラミッドの中間層であり、道路などで森が狭小化すると地域絶滅にもなりかねません。動物のためのブリッジやトンネルも実現していますがコストが掛かります。そのため私達アニマルパスウェイと野生生物の会は安価で既存道路上に設置出来、しかも多様な生き物たちが利用し、下を通る車や人に安全でなるべくメンテナンスコストが掛からないものを開発し、道路管理者のご協力を得て全国に普及してきました。現在までに国内13基(現存9基)、海外1基です。国内道路総延長約128万kmで森林率約68%の我が国では、まだまだほんのわずかです。これらを将来全国どこでも見かけられるものにして、樹上性動物をロードキルからも守っていきたいと存じます。■リターンについて(例) ※1申込みにつき手数料220円(税込)が別途必要3,000円 :お気持ち支援です。アニメのエンドロールにはお名前(ユーザー名)が掲載されます。30,000円 :全力支援です。エンドロールへのお名前掲載、ピンバッジ、絵本セットを送ります。100,000円:企業・団体様向けです。エンドロールへのロゴマーク掲載も可能です。CSR報告書に掲載可能な感謝状を贈ります。その他、リターン不要な方向けのコースもご用意しております。■法人概要名称 : 一般社団法人アニマルパスウェイと野生生物の会代表者: 代表理事 大竹 公一所在地: 〒178-0064 東京都練馬区南大泉2-27-4設立 : 2012年5月URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月20日特定非営利活動法人 森づくりフォーラムは、生物多様性保全をテーマにしたオンラインイベントを2022年10月26日(水)に開催いたします。持続可能な社会の実現に向けて、生物多様性保全の重要性が再認識されてきています。私たちが知らない生き物たちに出会ったとき、気軽に写真を撮って、楽しく生物種を調べられると同時に、そのデータを生物多様性保全にも役立てているアプリがあります。この度は、いきものコレクションアプリ『バイオーム』を開発・運用する株式会社バイオームの代表取締役 藤木 庄五郎さんを講演ゲストに迎え、生物多様性保全に向けたビッグデータの活用や今後のヴィジョンについてお話いただきます。告知バナースマホで、ゲーム感覚で、生き物たちを守る。バイオームが提案するデジタル社会の生物多様性保全 ■開催概要2022年10月26日(水) 19:30-21:00講演ゲスト:藤木 庄五郎さん(株式会社バイオーム 代表取締役)聞き手 :宮本 至(特定非営利活動法人 森づくりフォーラム 事務局長)参加費 :無料(要事前申しみ、定員に達し次第締め切り)参加方法 :Zoomウェビナーによる配信を予定主催 :NPO法人森づくりフォーラム2022年度地球環境基金助成事業■藤木 庄五郎(ふじき しょうごろう)さん プロフィール株式会社バイオーム 代表取締役 ボルネオ島熱帯林にて2年以上キャンプ生活をする中で、環境保全を事業化することを決意。博士号取得後、株式会社バイオームを設立。生物多様性の保全が人々の利益につながる社会を目指し、世界中の生物の情報をビッグデータ化する事業に取り組む。データを活かしたサービスとして、いきものコレクションアプリ『バイオーム』を開発・運営。経済産業省が認定する『J-Startup』、未来を創る35歳未満のイノベーター「Innovators Under 35 Japan 2021」に選出。★特定非営利活動法人 森づくりフォーラムについて市民参加による森林保全や森林を利用した活動を推進・サポートに取り組んでいる団体です。各地域で森づくりに取り組む団体や森林・林業関係者と協力しながら、「森と共にくらす社会」の実現をめざしています。哲学者の内山 節が代表を務めています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月05日「アートはみんなのもの」は、香港の社區文化發展中心(CCCD)と共同で、イベント『アートとインクルージョンと多様性の祭典 ヨク(※1) - 紗鴎(※2)麗 越界 SEAM - SAORI Crossborders:多元共融國際藝術節 International Festival for Arts, Inclusion and Diversity (IFAID) ◎ 香港 Hong Kong』を2022年9月1日(木)から10月9日(日)まで香港のジョッキークラブアーツセンターで実施しております。そのメインイベントとして国際シンポジウムを行います。※1 糸へんに或※2 鴎(區に鳥)タイトル■国際シンポジウム 開催日時2022年9月24日(土曜日) 第一部 16時~18時 第二部 20時30分~22時30分日本時間 9月25日(日曜日) 第三部 16時~18時 第四部 20時30分~22時30分香港での展示このシンポジウムは、アートにおいてすべての人は平等であるという理念のもと、アジアのVSArtやさをり織りに関わった人を中心に開催した、2021年に実施した福祉から社会参加へ『アジアの障がい者が実践する芸術の効果』に関する国際シンポジウムから、2022年2月にフィリピンでの開催は実現しませんでしたがオンラインで行った「アートとインクルージョンと多様性の祭典」を通し、学びを深めてまいりました。今回は4つのテーマについて、様々な取り組みを学びあいます。I) さをり織り、芸術による独立した生活 9月24日(土曜日) 16時~18時紗鴎麗、藝術與獨立生活SAORI, Arts and their implications on Independent Living▼日本からの登壇者萱野 智篤 北星学園大学経済学部教授 フェアトレード北海道「フェアトレードタウン札幌の挑戦。地域に根ざした、アートを通じたマイノリティらの自立とインクルージョン」(仮)II) 災害時におけるさをり織り及びアートによる心の健康 9月24日(土曜日) 20時30分~22時30分災後重建中的紗鴎麗、藝術治療與身心靈健康SAORI in Reconstruction after Natural Disaster, SAORI in therapy, SAORI and well-being▼日本からの登壇者東山 高志 社会教育士 アートはみんなのもの副代表 ツナミクラフト代表共同研究者 イザンベール 真美 大和大学准教授「東日本大震災とスマトラ島沖地震における、さをりによる心の癒し」III) インクルーシブアートのリーダーシップ 9月25日(日曜日) 16時~18時共融藝術中的領導Leadership in Inclusive Arts▼日本からの登壇者竹樋 秀康 特定非営利活動法人煌の会 代表理事「GEZELLIG(ヘゼリヒ)のブランディング(仮)」IV) インクルージョン、多様性を手で届ける 9月25日(日曜日) 20時30分~22時30分共融、多元及通達Inclusion, Diversity and Accessibility▼日本からの登壇者月嶋 紫乃 GID劇団 トランス☆プロジェクト 主宰「GID劇団 トランス☆プロジェクトの20年以上の取り組み」(仮)『桃源の門にて』大阪公演ダイジェスト映像<参加フォーム>日本語 : こちらから該当ページへ中国語・英語: <主催>アートはみんなのもの 社區文化發展中心 Centre for Community Cultural Development (CCCD) <助成>日本万国博覧会記念基金万博ロゴ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月15日公益財団法人日本生態系協会は、ビオトープ管理士資格試験を2022年11月6日(日)に実施します。受験申し込みは2022年9月20日(火)までです。ビオトープ管理士資格試験最近、生物多様性に関するニュースを多く目にするようになりました。この理由は、2021年のG7で合意された自然協約や、SDGsの普及、身近なところでは外来生物の問題が注目されることなどが背景にあります。このような課題を解決するためには、多くの人が生物多様性に関する正しい知識を持つことが必要です。公益財団法人日本生態系協会は1992年以降、ビオトープ管理士資格の認定を通じ、その正しい知識の普及に努めてきました。これまでの合格者はのべ約15,000名で、行政機関や企業の事業地の管理に携わる方はもちろんのこと、防衛や宇宙に関わる方の合格者も生まれています。さらに、親子での受験も各地で見られるようになりました。(本人の承諾が得られれば、合格者の紹介も可能です)今年度の筆記試験(全国一斉)は11月6日(日)に実施しますが、受験申し込みは9月20日までとなっています。日本の美しく豊かな自然を守り育てるためにも多くの方に受けていただきたいため、ここにお知らせいたします。なお、試験に関する詳細は「受験の手引き」 をご覧いただくか、下記担当までお問い合わせください。■「ビオトープ管理士資格」とは持続可能な社会に必要な生きものやその生息環境(ビオトープ)を守り、維持し、増やすのに必要な知識や技術を身につけます。生きもの以外にも、法律、技術、倫理観など、幅広い知識が求められるこの資格は、環境省や国土交通省、農林水産省などの中央省庁や地方自治体で、公的な入札条件や評価の対象として、広く活用されています。区分としては、計画管理士と施工管理士の1級と2級があり、国土交通省の登録資格、環境省の環境人材認定事業にもなっています。■ビオトープ管理士オンラインセミナー試験対策のほか、本気で自然を守り再生させたい方のための講座です。11月30日まで受講いただけます。詳しくは をご覧ください。■この件についてのお問い合わせ公益財団法人日本生態系協会 人材開発部TEL : 03-5954-7106Email: bt-jinzai★ecosys.or.jp (★を@に変更して送信してください) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月01日