出産を控え、今か今かと赤ちゃんの誕生を待ちわびるプレママの皆さん! これからどんな毎日になるか、夫と2人、夢と希望にあふれていることでしょう。しかし、そう甘くないのが現実というもの。産後の急激な変化に足を取られないよう、今から準備しておくべき本当のことを教えます!■知っておきたい…産後の実態産後ママは、出産という大仕事を終えてとにかくクタクタ。そこに、育児という新たな使命がのしかかり、まさに身も心もボロボロに。日々、ギリギリの状態でママ業をこなすことになります。ホルモンのバランスが乱れているため、どうでもいいことにカチンときたり、些細なことに落ち込んでしまったり…。自分で自分を制御できず、それがさらなるストレスとなって、極限まで追い込まれるママも少なくないのです。そんな疲れ果てたママの目に、夫はパートナーというよりは邪魔者のように映ってしまうかもしれません。父親としての自覚はイマイチだし、育児はいいとこどり、単なる能天気に見えてしまうことも。夫は夫なりに迷い、悩み、できることは何でもしようと一生懸命なのですが、ママはとにかくイライラの塊。ついつい厳しい目を向けてしまい、ぶつかり合うことも増えるでしょう。多くの先輩ママたちも、夫との危機を経験し、それを乗り越え今に至ります。彼女たちが過去を振り返って思うのは、夫婦そろって産後をナメていたということ。プレママたちにはつらい思いをしてほしくない…。そんなわけで、先輩ママからアドバイス。夫に対し、今のうちに言っておくべきことを挙げてもらいました。1.イクメンをきどるべからずあれこれ頑張ってくれるのはうれしいけれど、しょせんはお手伝い。「自分はデキる」などと、間違っても調子に乗らないこと。「ママってスゴイ! かなわない!!」という謙虚な気持ちを忘れずに。2.妻を蔑ろにするべからず赤ちゃんよりも妻第一で。「ありがとう」「お疲れさま」など、感謝とねぎらいは頻繁に。また、スキンシップを怠ってしまうと、心の距離もグングン離れてしまうので要注意。手をつないだりハグしたり、どんなに邪険にされようとも、挫けずこまめに触れ合って。3.何事も否定するべからず産後、妻はとにかく不安定。そんな、揺らぎやすい心を安定させるのは、夫の共感力。「そうだね」「わかるよ」「つらかったね」などとやさしく受け止めてあげれば、イライラも半減。この時期、妻に対する正論は不要です。4.過去と比較するべからずメソメソしたりイライラしたり、夫からすると、「前はこんなんじゃなかった」と思うことばかり。そうした妻の変化はすべて、ホルモンのせい。怒ったり何とかしようとせず、別人だと思って諦めること。■プレママ時代がラストチャンス!「産後クライシス」と呼ばれ、離婚率もグンと高まる出産直後からの数年間。この時期を乗り越えることが育児以上に大変なことを、プレママたちは知るよしもありません。本当は、家族みんなで仲良く暮らしたい、夫婦一緒に育児を楽しみたいのに、どこからともなくふつふつと湧き上がってくるネガティブな気持ち。怒りたくないのに怒ってしまうママと、怒られて納得のいかないパパとの間に、暗く深い溝ができる前に、とにかく話し合っておくことが重要です。でも、育児に追われて忙しく、ホルモンバランスが崩れて冷静さを失っている状態ではそれすらうまくいかないもの。それができるのはまさに今、プレママ時代しかないのです。幸せいっぱいのプレママにはピンとこないかもしれませんが、「私は大丈夫」と思わず、夫と産後の打ち合わせをしておきましょう。
2016年08月03日アメリカの調査によると「一目惚れで結婚した夫婦は上手くいきやすい」というデータがあります。アメリカの離婚率が50%なのに対し、一目惚れで結婚した女性の離婚率は10%以下。人間は本能的に考え方が似ていたり、行動パターンが近かったりする相手に一目惚れする傾向があるそうで、離婚率が低い理由は“価値観が似ている”からだと言われています。■日本での離婚の現状厚生労働省によると、日本では3組に1組の夫婦が離婚している現状。そして、最も多い離婚原因が「価値観(性格)の不一致」です。一目惚れ結婚した夫婦は価値観が似ているわけですから、少なくとも離婚原因の一位には当てはまらないことが分かります。では、なぜ一目惚れで結婚した夫婦は離婚率が低いのでしょうか。“一目惚れ夫婦”が離婚しにくいといわれる、3つの理由をご紹介しましょう。■相性は遺伝子レベルで察知する!?女性には“自分の遺伝子から遠い男性”を嗅ぎ分ける能力が備わっているそう。自分の遺伝子と遠いほど健康的で丈夫な子供が生まれるといわれており、一目惚れと思っていても実は遺伝子で選んでいるという説もあるのです。本能的に遺伝子レベルでの適合性を察知することが、一目惚れや相性の良さにつながっているのではないでしょうか。 ■「所有効果」が働いている一目惚れの片想いから始まり、アプローチや告白などの過程を経て実らせた恋。その恋愛は特別な価値があるものだと思い込み、手放したくないという気持ちが強くなります。これを心理学では「所有効果」と呼んでおり、多少の危機や障害があっても所有効果が働いて関係を持続させようと努力する傾向があります。■相手に求める条件が低い通常の恋愛は、収入がいいとかルックスがいいとか、条件面も判断基準になります。そのため、条件が悪くなっていくと別れの原因になります。ところが一目惚れは直感的に相手を好きになるわけですから、ほかの条件はあまり気になりません。少しくらい条件が悪くても、よほどのことじゃない限り妥協できるのです。また、一目惚れで片想いしている最中は一方的に相手のことが好きですから、なるべく相手に好かれるために考えや価値観を受け入れようと努力します。こうした歩み寄りにより、徐々に「似たもの夫婦」になっていくのではないでしょうか。あなたは一目惚れしたことがありますか? もし一目惚れを経験したことがなければ、まだ“運命のパートナーと巡り合えていない”ということかもしれません。今後、直感的に男性を好きになったときは、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
2016年07月16日数年前、女優の小雪さんが出産で利用したことで知られるようになった、韓国の産後ケア施設。日本にも産後ケア施設があるって知っていましたか?韓国と日本、両国の産後ケア事情について「日本産後ケア協会」代表、大久保ともみさんに話を聞きました。韓国の産後ケア施設「産後調理院」視察で何度も韓国を訪れた大久保さん曰く、韓国では産後1カ月は水も触ってはいけないというほど、産後の養生(ようじょう)が重視されているそう。昔は実母や家族が産婦のサポートをしていましたが、現在は「産後調理院(サヌチョリウォン)」とよばれる産後ケア施設が韓国全土に750カ所以上あり、産婦の3人に1人が利用しているのだとか。産後すぐから利用できるこの施設には、“松・竹・梅”のグレードがあり、お財布事情に合わせてほとんどの人が利用できるサービスとして、社会に定着しています。一般的な施設では産婦さんに個室が与えられ、快適な環境で心身の回復をはかります。滞在中は母乳や沐浴の仕方など赤ちゃんのお世話についてはもちろん、ママに対しては美容マッサージ・ヨガ・アロマ・漢方・よもぎ蒸しなど、きめ細かいケアサービスが提供されます。希望するだけ滞在できるこの施設、約2週間から1カ月の滞在期間中に、産婦同士の横のつながりができるのも利点のひとつ。「オプションによっては家族の滞在も可能で、ここから会社に通うパパも多いのですよ」と大久保さん。芸能人やセレブが利用する施設は、まるで超高級ホテル。ドクター、助産師はもちろん、小児科医、エステティシャン、コックが常駐。施設によっては「美容整形」や「女性器形成」も可能で、産後だれにも会わない期間にちょっとお直しということも!さすが“美”に対しての意識が高い国、韓国ですね。ケア費用は実家が負担?しかし近年の少子高齢化は日本と同じく深刻です。親と産婦の高齢化が進む中、産婦の実家が大切な娘のために、産後ケア施設の料金を負担する傾向にあるのだとか。「高齢になった親が24時間体制で娘のケアをするのは難しい。けれど、お金を出してサービスを買う方法でならサポートできるという、合理的な考え方でもあります」と大久保さん。それと同時に“命をかけて赤ちゃんを産んだ産婦さんを大切にする”ということが、文化として根付いているといいます。日本でも産後に自分の母親や家族を頼らない人が増えてきました。実家に帰ると夫が出産に立ち会えない、産前・産後を一緒に過ごせないデメリットから里帰りを選ばない人も少なくありません。そのような中、退院後に産後ケアセンターなどの施設に入院し、体の回復をはかりながら育児指導・相談をうけられる「産褥入院(さんじょくにゅういん)」が少しずつ知られるようになってきました。日本の「産後ケア」事情産後ケア施設も増えつつあります。(日本産後ケア協会のWebサイトに全国産後ケア施設一覧が掲載。)昨年にオープンした「綾瀬産後ケア」(東京都葛飾区)はママのケアサポートを中心に、産前・産後の切れ目のない支援を目的としています。日帰りも可能で、日帰りプランは21600円(税込)。宿泊プランの料金は1日につき32400円(税込)×利用日数(利用時間は初日10:00~最終日の19:00)。滞在中には赤ちゃんのケア、育児相談や助産師・看護師によるカウンセリング、産婦のケアも行われ、オプションとしてアロマトリートメントやスタジオクラスなどの癒しのプログラムも提供、養生とリラクゼーション、学びを兼ね備えた滞在ができます。産後に一人で不安になるよりも、こういったサービスを上手に利用して、疲れと不安を解消していくのも良い方法ですね。(お部屋)(授乳室)(アロマトリートメントルーム)その他、産褥入院や産後デイケアに力を入れている助産院もあります。家のようなアットホームな雰囲気の中、ママと赤ちゃんのペースに寄り添った助産師さんのケアは、ママの気持ちを癒し、こちらも利用者が少しずつ増えています。今後注目の“産後ケアリスト”とは?「赤ちゃんのケアばかりに目がいきがちな、産後。子育てに大変な時期のママの心と体をケアしなければ、家族は幸せになれない」と大久保さん。現状の制度だけでは補えない部分を埋めるため、2013年3月5日「一般社団法人日本産後ケア協会」を設立しました。協会のキャッチコピーは「産後ママを全力でエコヒイキ」。2014年からは、出産直後のママをプロとしてサポートできる資格、「産後ケアリスト®」認定講座が開始され、受講者数は2級約270人、1級約100人と、年々人気が高まっています。大久保さんによると、受講者は産後うつなどの辛い経験をされた方や子どもの手が離れた人、看護師・助産師さんなどさまざま。精神的ケアや家事サポート、母子の環境を整えるアドバイスや子育ての知識の共有方法などを専門的に学び、それぞれの場所で社会に還元しているそうです。最後に、日本産後ケア協会の今後の目標を聞きました。「“産後ケアの重要性”を一人でも多くの人に認知してもらい、“ひとつの家庭に一人の産後ケアリスト®”を定着させるのが目標です。さらに出産と子育てを経験した女性が産後ケアリスト®として自らの経験を活かせる場も創出し、相互助け合いの循環型の子育て社会となるよう、産後ケアリスト®とママをつないでいきます」と語ってくれました。子どもたちが親になっていてもおかしくない10~20年後、ひとつの家庭に一人の産後ケアリスト®が定着し、より楽しく有意義な子育てができる社会・環境になっていて欲しいと思いました。<取材協力・写真提供:一般社団法人「日本産後ケア協会」綾瀬産後ケア ><文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年07月14日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。夫婦になって数年がたったり子どもができたりすることで、恋人同士のような関係がいつの間にか感情的に違うものになってしまうことがあります。そこから夫婦仲が悪くなってしまうと、悪化の一途をたどるか、カンフル剤のようなものが必要になり、どうにかつなぎ止めた状態 になることもあります。しかし、ちょっと気をつけるだけで、夫婦仲を悪くさせないようにすることができます。それが“会話・普段のしぐさ・表情”なのです。●夫婦仲を悪くさせないコツ●(1)笑顔を見せる笑顔は、人を心地良い気持ちにさせます。あなたが話しかけられたときに相手から笑顔を向けられていたら、悪い気はしないはずです。ポジティブな内容の話をしていても、表情が乏しければ良い話と感じ取ることができない という研究結果が出ているくらい、身体言語は重要なのです。その中でも笑顔は本当に相手の心に響きます。ケンカをしていても、笑顔で接したらすぐに仲直りができてしまうくらい強力なものなのです。笑顔は出し惜しみをしない方が、夫婦関係においては良い状態を保つことができます。●(2)目を見て会話する感情面で切れてしまっている夫婦の多くは、“相手の顔を見ないで話をしていることが多い” という研究結果が出ています。相手に「どうでもいい」という態度をしていることが、すぐにわかってしまいます。自分がそんなことをされたら、「無視された」「なに、今の態度!」と頭にくるでしょう。相手も同じなのです。身体言語を詳しく知らない方でも、目を見て会話をすることの重要性がおわかりになるはずです。●(3)アイコンタクト・うなずきアイコンタクトやうなずきは、相手に「あなたの話を聞いていますよ」という意思表示です。ただし、何かしながらの空返事はケンカの元となってしまいますので、話をするときは相手の近くで家事をするとか、食事のときにするとかアイコンタクトが取りやすい範囲 で行うことをおすすめします。男性は、“新聞を読みながら”“テレビを見ながら”なんてことがあると思います。これでは話を聞いていないのと同じです。新聞から目を離して相手の顔を見ましょう。話を聞くことに重点を置いている、と相手が感じるようにすることが大切なポイントです。●(4)噂話・愚痴・悪口の軽減男女ともに、“噂話・愚痴・悪口”は言います。夫婦間であればパートナーに聞いてもらって発散させたいですよね。これはあっても問題はありません。しかし、聞く側にとってネガティブな話は、嫌な気持ちに同調しなくてはいけません。そのため、「話したくない」と思わせてしまう話題 でもあります。人によっては「またこの話。いい加減にしてほしい」とか、「時間の無駄だ」と感じてしまいます。だから、軽減することが重要です。少ない回数で短めの話なら、聞く気持ちも湧いてきます。“長々クドクド”が良くないのです。パートナーから話を聞いてもらうだけで、心の中でモヤモヤしていたものが軽くなるのは事実です。でも、“長々クドクド”しないように注意しましょう。●(5)足先を相手に向けて話す身体表現の中に“話をするときは相手に足先を向ける”というものがあります。興味のある相手には体ごとそちらに向けて話をするもの なのです。きっと気づいていない方がいらっしゃるかもしれませんが、興味のある人や物に対しては、体ごと動きます。好きな人との会話や、自分の興味ある話のときは、前のめりになって話をするのと同じ意味合いです。だから、話をするときは相手に足先を向けるようにして話してあげましょう。話をしているのになんか違和感があるという場合、足先がこちらに向いていないということもよくあります。その辺にも気を配ってみてください。●おわりに夫婦仲が良いと、生活が楽しく感じます。それに気持ちが落ち着き、相手に信頼をおけるようにもなり、笑顔が自然と増えます。また、仲が良い夫婦は子どもにも良い影響を与えると言われています。子どもの心が安定するので、発達段階の子どもにとってはとても良いのです。夫婦仲が良いと自分たちの気持ちも穏やかになり、相乗効果で他の物事も良くなっていきます。夫婦関係を今以上に良くするためには、身体言語にちょっとでも注意しましょう。それだけで相手の気持ちを理解することができるようになります。【参考文献】・『とっさのしぐさで本音を見抜く』トルステン・ハーフェナー(著)●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)
2016年07月06日夫の嫌なところに目がいってしまい、価値観を疑ってしまうときってありますよね。一緒に生活していれば当然のことです。しかし、一方的に拒否してばかりで相手を受けいれようとしないのは問題です。価値観が似ているとか、価値観が合うといった言葉を耳にしますが、夫婦にとって大切なのは価値観のすり合わせです。妥協したり受けいれたりして、お互いがもっている価値観を“夫婦のもの”にする必要があるのです。そのためには“風通し”が良くなければ成立しません。夫婦にとっての“風通しの良さ”とは、いったいなんでしょうか。■風のなかで夫婦を築く風格や風流という言葉を聞いたことがありますよね。これは、趣向や気品を表すときに使われる言葉ですが、本来の意味はちがいます。たとえば、風流の意味は、「迷いながら流されながら育つ人格」のこと。“どんな風のなかで生きてきたのか”で価値観がつくられ、やがて人間性となるのです。育った環境も積みかさねてきた経験も異なるふたりが、根本からわかり合うのは難しいわけです。でも、だからといって理解し合えなければ深い関係性やつながりは生まれません。夫に対し、あるいは友人や職場など人間関係のなかで、その人が“そんな風のなかで生きてきたのか”を知ろうとすることが大切なのです。受けいれることで理解することで、これまでとはちがった見方で相手と接することができます。そうして絆を深めていけば、円満な夫婦関係を築きやすくなるのではないでしょうか。■風通しを良くするには?夫婦の風通しの良さとは、“どんな風のなかで生きてきたのか”をお互いが理解し合える環境です。気軽に相談できる仲だったり、どちらか一方の考え方を押しつけない仲だったり、まずは相手の価値観を受けいれる姿勢をもたなければなりません。反対に風通しが悪い夫婦は、相談できなかったり考えのすれちがいでストレスがたまったりして夫婦のあり方を見失ってしまうもの。いまのふたりは、素直に話しあえる環境でしょうか? 何かあれば互いに相談しあえる仲でしょうか?そして、風通しを良くする一番の秘訣は、夫の変化に気づいてあげることです。ささいな変化や異変を感じたら、「どうしたの? 悩みがあったら相談して」と、その一言があればOKです。相談してくれない、話しあわない、考えがバラバラなど、夫に対して価値観のちがいを感じている女性は、この機会に風通しの悪さを見直す必要があるかもしれませんね。
2016年04月25日産後クライシスとは産後クライシスとは、産後に起こる夫婦の危機のことで「出産後2年以内に、夫婦の愛情が急速に冷え込んでしまう状況」を指します。それまで良好だった夫婦でも、子どもの誕生や、パパとママ双方の心情的な理由などから関係が変化し、一時的から慢性的に至る夫婦不仲や、離婚にまで発展することもあります。産後クライシスが起きる原因って?出産によってママの生活が激変し、自分の心身を顧みる時間が激減することと、対するパパの親の自覚のなさによる夫婦間の意識のずれが原因だと言われています。パパの家事育児参加が期待できなかったり、無遠慮なパパの言動を実感したりしたことから、ママの、パパへの愛情が急激に低下することなどが原因の一つです。出産後は24時間365日いつでも赤ちゃんのお世話中心の生活を送るママと、出産前と同じ生活を送る傾向が高いパパの暮らし方の差は大きく、溝が埋まらないまま離婚を迎えることは少なくありません。また実際に夫婦生活が破たんしたケースでは、子どもの年齢が0歳~2歳の間に離婚した夫婦が全体のおよそ30%を占めると言われ、離婚につながる重度の産後クライシスは子どもが2歳までの間に発生しやすいと考えられています。ママがこんな態度の場合、産後クライシスに陥っている可能性がある?ママがパートナーへの愛情を低下させている場合、パパ自体はその自覚がないことが多いと言われます。ママの愛情低下は、主に本人の態度から推測することができます。・子どもが生まれてから、夫婦の時間や会話が減った・夫婦の会話のぎこちなさが増えた・出産後、セックスレスである・ママの態度が冷たくなった・ママが常にイライラしており攻撃的に見える・ママになじられたり、責められたりする・ママが子どもと家にこもることが多くなり、出かけなくなった・ママが実家に帰省する回数が極端に増えた・ママに、当てにされていないと感じる・ママが自分のことを見ていない時間が増えた・夫婦喧嘩が増えた・よそのご主人との比較をされる・周りのイクメンブームに焦りを感じる・父親としての自覚が持てないと感じることがあるこんなパパが産後クライシスを引き起こす!産後クライシスは夫婦の関係性や環境、意識のずれの大きさ、お互いの家事育児への貢献度など、さまざまな理由が複合的に絡み合い、さまざまな形で現れます。症例は夫婦ごとに異なりますが、産後クライシスを引き起こしやすいパパのタイプがあります。言われなければやらないタイプ家事育児には協力的な姿勢を見せるものの、言われなければやらないタイプ。口癖は「言ってくれたら俺がやるから」などであることが多く、ママが依頼するまで気が回らないときは自分からは動きません。自分の生活が大切なタイプ子どもが生まれてからも、独身時代と同じ生活を送りたがるタイプ。自分の趣味にお金を投じたり、休日に一人で出かけたりするほか、友達の予定を優先する人もここに含まれます。産後、生活が激変したママの心身のストレスを理解していながら、自分の人生とはどこか関係がないと線引きをしている傾向があります。仕事が忙しすぎるタイプ早朝に出勤して深夜に帰宅するなど、付き合いの飲み会などの回数も多く多忙を極めるため、家では体を休めることが大切だというタイプ休日は睡眠に充てることが多く、家事育児への貢献度は低い傾向があります。ワガママな子どもタイプ赤ちゃんのお世話に追われ、家事を充分に行える時間が取れないママを責めるタイプ。代わりに自分が家事を行おうという意識も低く、家事能力にも期待できません。赤ちゃんのお世話にも非協力的である傾向があります。産後クライシスの乗り越え方産後クライシスに陥ったら、率先して家事育児参加を行うよう意識を変えてみましょう。手伝うではなく “ママに負担をかけないという意味で”ママを当てにせず、自分でやる”という考え方が大切で、パパ自らが、家庭の中心人物であるという当事者意識を持つことが大切です。また、夫婦のコミュニケーション不足から産後クライシスに陥る傾向も強くあります。1日のうち5分でも、お互いがお互いをしっかり認識して言葉を交わすことがコミュニケーションの軸となります。会話を意識的に増やし、1日の出来事や、感じたことなどをパートナーと共有しましょう。また、ママが心身のストレスを感じ、誰にも相談できず一人で抱え込んでしまう場合にも現れやすい傾向があります。ママ一人の時間を意識して作ったり、実家などを頼ることをパパから提案したりすることで、ママの心にも余裕が持て、結果的に産後クライシスを回避できることがあります。ママは、パパの家事育児参加や、これまでの関係改善のための工夫を感じたら、感謝の気持ちと労いの言葉をこまめにかけていきましょう。その行動は“ママと赤ちゃんを労わる気持ち”や“自分が頑張ろうという気持ち”が動機になっています。パパの当事者意識や親の自覚を大切に伸ばしながら、お互いが家庭内のどんなことでも頼れるパートナー同士として、ともに成長していきましょう。
2016年04月04日義理の実家ができたり、親戚付きあいが増えたり。結婚すると変わることはたくさんありますが、意外と結婚前に意識しないのが「本人同士の関係の変化」。婚姻届けを提出すれば、その途端に恋人から夫婦になります。紙切れ1枚のことなのに、2人の関係性が大きく変わってしまうこともあるようです。今回は「結婚して変わってしまったこと」について、既婚女性の体験談を紹介します。■「一緒にいたい」と思っていたのに…交際約5年、同棲約3年をへて入籍したAさんは、結婚後にある変化に気づいたそうです。「結婚すると、2人で一緒に過ごすことが『生活』に変わりました。同棲中は『恋人らしく2人で過ごせる貴重な時間』だった休日が、『お互いに好きなことができる日』になり、別々に過ごすことが増えました。結婚後も生活スタイル自体は同棲中とほとんど変わっていないのに、2人の気持ちは確実に変わりましたね。あんなに『一緒にいたい!』と思っていた恋人時代のことを考えると少し寂しい気もしますが、これが“夫婦になる”ということなのかもしれません」2人の気持ちは変化したものの、結婚生活は幸せだというAさん。もうじきお子さんが産まれるそうなので、また休日の過ごし方が変わるかもしれませんね。■急に相手の趣味が嫌になってしまった!続いては、医療関係で働く女性・Nさんのエピソードです。「夫はアニメがすごく好きで、録りためておいたアニメを休日に見るのが何よりの楽しみ。この趣味は交際中から知っていて、何とも思っていなかったのですが…。なぜか結婚してから非常に気になりはじめました。休日にずっとテレビの前にいる夫を見ていると、『少しは家事を手伝って!』『自分ばかり好きなことを楽しんで!』という気持ちから、ついイライラしてしまいます。そして、それが『アニメのせいで…』となっているのかも。すっかりアニメ嫌いになってしまいました」Nさんも、本当は恋人時代のように一緒にアニメを楽しんだり、話を聞いたりしたいとのこと。しかし、いまはどうしてもそんな気持ちにはなれないそうです。■どうしても、力関係が生じてしまう最後は、筆者自身の体験から。筆者は結婚してから、恋人同士のときにはなかった「力関係」を感じるようになりました。たとえば、筆者が自分の洋服を買うときには、夫に「買っていい?」と聞いてしまいます。筆者にも収入があるため、自由に使えるお金の範囲内であれば、断りなく買っても問題ないとわかってはいるつもりです。自分のなかに、夫の収入の方が多いから、という思いがあるのかもしれません。家のなかのことで主導権を握っているのは筆者なので、バランスは取れているのかも。ただ、交際中はこんな風に「力関係」を感じることはなかったので、やはり結婚すると変わるのだと実感しました。「結婚」というステップを踏むだけで、2人の関係が大きく変化する場合もあります。戸惑うこともあるかもしれませんが、最初から「変わるものなんだ」と割りきっていれば、「こんなはずじゃなかった!」と思わずにすむかもしれませんね。
2016年03月22日赤ちゃんはかわいいけれど、どうにも気持ちが晴れなかったり、イライラしてしまったり、理由もなく不安になったり。これらは、いわゆる産後うつに見られる現象です。産後うつというと赤ちゃんを産んだお母さん特有の現象のように思われてきましたが、このたび、お父さんの16.7%、つまり約2割にも、産後3か月までの間に産後うつのリスクが高かった時期があったという研究結果が、国立成育医療研究センターにより発表されました。夫の、また自分の、産後うつを回避するためには、いったいどうしたらいいのでしょうか。研究員の竹原健二さんに、詳しいお話を伺ってきました。■いいにくいけどお父さんもしんどい竹原さんは、もともと妊娠・出産や、妊産婦のケアの研究を専門にしていたそうですが、実際に自分が子どもを育てる側になったとき、「意外にお父さんも大変だぞ」と思ったといいます。しかし、世の風潮は、「お母さんは大変なんだから、お父さんはがんばって手伝ってあげてね」の一色。もちろん、子育てにおいてお母さんの方が大変なことはわかっているのですが、だからといって、お父さんが大変ではないというわけではないのだけどなあ……と竹原さんは内心思ったそうです。竹原さんは、やはり子どものいる男友だち同士で、「子育てって、がんばるほどしんどいよね、楽しいけどしんどいよね」、「だけど、しんどいって言う場所がないよね」という点で意見の一致をみたそうです。女性は身体からお母さんモードになっていきますが、男性はそうはいきません。通常の仕事の負担・責任に加え、家事・育児の負担、夜泣きや夜の授乳・ミルクにつきあうことによる睡眠不足などが加わり、完全にキャパシティオーバーなのです。さらに、定時に退社したくても、上司や周りの理解が得られなかったり、子どもの世話がうまくできなくて、それを妻に指摘されて落ち込んでしまったりすることもあります。そんなときに、共感してくれる友人もなく、行き場のない悩みがたまってしまったら、心の体調を崩すことは大いにありえることではないでしょうか?■父親の産後うつは時代が産んだ現象海外ではすでに1990年代にPaternal Depression(父親の産後うつ)についての論文が発表されていたといいます。その後、2005年頃には、医学系の専門雑誌に父親の産後うつについての記事が数多く掲載されていたそうです。ところが、当時、日本ではほとんど話題にならなかったとか。その理由を竹原さんにお尋ねしてみたところ、「イクメンという言葉が出てきたのが2009、2010年頃ということを考えると、2005年は、お父さんが家事や子育てをするという考えが、まだ日本に定着していない時期でしたよね。そういう意味では、当時の日本では父親の産後うつというのは、あまりなじまない考え方だったのだと思います」とのことでした。長いあいだ、日本では女性は家、男性は外で仕事、という考え方は根強く、それが日本の経済成長を支えてもきました。それが、ここに来て、労働力の不足や、経済、および雇用の不安定化に伴い、働いていなかった女性のなかにも働かざるを得なくなる女性が出てきました。また、男性は男性で家事や子育てを手伝わなくてはならなくなりました。イクメンという言葉はその現実をポップに表現することで、社会に、お父さんがいままでに選んでこなかった生き方の提言をすることに成功したといえるでしょう。その反面、もしかしたらわが国における父親の産後うつは「イクメンという言葉が生まれた時代が作り出した現象」なのかもしれません。■夫婦で産後うつにならないためには女性の多くは、まさか自分の夫が産後うつになるなどとは思いもしないでしょう。妻の方からできること、また夫婦で危機を乗り切るためにはどうしたらいいかをうかがいました。まず、「男性も産後うつになる可能性があることを、女性にも知っておいてほしい」と竹原さん。また、お母さん向けの産後うつに対応するカウンセリングは存在しますが、お父さんの場合、そもそも産後うつを疑って診察を受けるケースはほとんどないと考えられています。ですから産後うつと診断される人もほとんどおらず、ケア体制もないのです。さらにこわいのは、夫婦そろって産後うつになってしまうことです。センターの調査によると、100家族のうち、1~2家族は、同時期にうつのリスクありと判定された夫婦がいた、という結果が出ています。夫が産後うつになると、妻もそうなるリスクが高くなり、そうなると、意図しないまでも、ネグレクトに近い養育状況に陥ってしまいかねないそうです。「元気じゃないと、子育てってできないですからね」という竹原さんの言葉に大きくうなずきました。竹原さんは、研究者として医師や看護師、助産師、保健師と接する際、子どもを持つお父さんのメンタルヘルスにも気を配るよう勧めているそうです。お父さんを、単にお母さんや子どものケア提供者としてみるのではなく、メンタルヘルスを悪化させる可能性のある未来の患者としてみること、具体的にいうと、赤ちゃんの検診に一緒についてきたお父さんにも、一声かける、といった類のことですね。*夫婦にとって、産後はもっとも大変な時期のひとつであることは間違いありません。竹原さんは強調します。「一般的にお母さんの方が大変ということは確かなのです。ですから、お互いにどちらが大変かを競い合うという不毛なことはやめて、子育てという大変だけれどやりがいのあるプロジェクトをいかにしてふたりで協力して乗り切るか、ということに力を注いでください」子どもが大きくなるまでには、決して短くない時間がかかります。それまで、お父さんとお母さんができるだけ笑っていられる時間を増やせるといいですよね。(文/石渡紀美)【取材協力】※竹原健二・・・国立成育医療研究センター研究所研究員。専門は母子保健の疫学。妊娠・出産や妊産婦ケアに関する研究を国内外で手がける。近年は産前産後の父親に関する調査研究を複数実施している。三児の父親でもある。
2016年01月30日俳優のハリソン・フォードは、『スター・ウォーズ』のハン・ソロとチューバッカの関係をまるで老夫婦のようだと思っているという。来月公開となる『スター・ウォーズ/フォース覚醒』でおなじみのハン・ソロ役を演じているハリソンは、ピーター・メイヒュー演じるチューバッカとの間柄についてエンパイア誌に「何よりもこの2人はまるで老夫婦のようなんだよ。新作映画の中でもいつもと変わらない2人を見ることができるよ」と話す。さらに、ハン・ソロとチューバッカが再会を果たしたシーンのことを「みんなも想像できると思うけど心地よいものだったね。古い友人たちに会うのはとても喜ばしいことだからね」と思い返した。つい先日には、レイア姫役で再び新作に登場するキャリー・フィッシャーがあるインタビューに対して「私はずいぶん前にレイア姫と認識されていることを受け入れたの。それは私という人間の中の大きな一部として共存しているからね。この映画に出演することにためらいはなかったわ」と語っており、さらに自身の年齢でも役をもらえたことに喜びを感じると言い、「私は女優だからハリウッドでは30歳を超えると仕事をもらうのが難しくなるの。もしかしたら今は40歳になっているかもしれないけどね」と続けていた。(C)BANG Media International
2015年11月27日付き合いたてはいいけれど、倦怠期がやってきたりケンカが多くなったり。好きで付き合ったものの、ずっと良い関係が続くとは限りません。それでも今の彼を手放したくない!長続きさせたい!好きなのにいつもなかなか続かない!なんて方は仲良し夫婦から長い間仲良くいられるポイントを学びましょう。■1.相性のいい相手をじっくり見極めるこれは、まだお相手のいない方限定ですが、長く付き合っていくにはやはりこれが重要なのだそう。焦って相手を探すより、ある程度の余裕をもって相手を見極めることが大事です。自分のことをよく知った友達や家族の意見、相手のことを知っている人がいればその人の意見を聞いてみるのもいいでしょう。■2.素直になる「子供ができてから大事だなと思ったのは、『ありがとう』『ごめんなさい』をおろそかにしないことです」(結婚36年目/男性)長い時間一緒にいると忘れがちになるのがこれ。ありがとうの一言があれば丸く収まる場合や、ごめんなさいをもっと早めに言っていればこんな大ごとにならなかったのに・・・なんてこともカップルの間ではしばしば見られます。いつも口に出して伝えられるような素敵な関係になりたいですね。■3.相手を思いやることを忘れない「結婚20年目に入りましたが、まだまだラブラブです。夫が広い心を持つ人だというのもうまくいく一因だと思いますが、やっぱり相手の気持ちになって、思いやる気持ちが一番大切だと思います。」(結婚20年目/女性)「ちょっとした、相手への配慮があるだけで、お互いに信頼感が増す。 うちはコレで16年円満です」(結婚16年目/男性)できているつもりでも、自問自答しなければ意外とわからないことだったりします。やはり、長く続くためには自分の都合だけで動くのはダメ。相手の気持ちや都合を考えてみましょう。■4.会話を大事にする「仲良くというかうまくやっていく秘訣は会話かな?会話なくては互いに何を考えてるかわからないし、言いたいことも言えなくなるから」(結婚25年目/男性)「何十年経っても言葉にしないと分かり合えない事って多いと思います。褒められれば嬉しいし、喧嘩で本音を言い合う事も必要です」(結婚37年目/男性)「会話を大事にしなかったので、 バツ1となりました。」(46歳/男性)夫婦円満の秘訣で一番大事という意見が一番多いのが日々の会話です。黙っていてはわからないことだらけ。もともと違った環境で育った他人同士なのだから、ちょっとした事で歯車が噛み合わないようになっても仕方ないです。一人で悩んだり、他人に相談する前にパートナーと話し合う、これが一番だそう。お互いの主張をぶつけ合った上で二人で考えたり、ちょっとしたことでも、言葉にして相手に伝えることが大事ですね。■5.適度な無関心「大事なのはグレーゾーンだね、適度に無関心な部分を作るべき」(結婚18年目/男性)好きだからこそ、相手への関心が強くなり、必要以上に踏み込んでしまいたくなるものです。しかし、いつも拘束し合ったり一緒に居すぎては疲れてしまいます。お互いに不満が爆発しないためには、自分の時間を持つことも大事です。信用が存在してこそだとは思いますが。本当に理解できない行動や趣味については無関心になるのも円満の秘訣かもしれませんね。■おわりに相手のことを理解するのは難しいもの。一緒に居たいのであれば、いろんな努力が必要です。いいコミュニケーションをとって好きな人とずっと仲良くいたいものですね。(星あの/ライター)(古泉千里/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2015年08月24日マザーファーストはこのほど、夫婦の呼び方や時間などに関するアンケート調査の結果を発表した。調査は8月4日、20代~40代の既婚女性を対象にインターネットで実施された。回答者数は58名。○夫婦互いの呼び方は「名前」が最多調査ではまず、お互いをどのように呼び合っているのか教えてもらったところ、およそ半数が「下の名前、もしくは「くん」「ちゃん」付け(48.3%)」で呼び合っていることが判明。また、「パパ・ママ、おとうさん・おかあさん(20.7%)」と、親になって呼び方が変わった夫婦も2割いることがわかった。その一方で、およそ1割の人が「あまり呼び合わない(10.3%)」と回答しており、会話がなく、あまり相手のことを呼ぶことがない夫婦も一定数いることがうかがえた。○55.2%が、夫婦二人の時間が減って「寂しい」子どもとの時間は尊くて大切なものではあるが、そのために、夫婦二人で過ごせる時間が減ったことをどのように感じているか教えてもらったところ、半数以上が「寂しい(5.2%)」または「たまに寂しいが、少しだけでも二人の時間を取れればよい(50.0%)」と回答した。しかしながら、「寂しくない」という人も44.8%と、ご主人との時間はあまり必要ないと感じている人も多くいることが明らかとなった。では、夫婦二人の時間はどのくらいあるのだろうか。「お子さんが寝ている時など、夫婦二人でお話ししたりテレビを観たりする時間はありますか?」と尋ねたところ、一日に「30分程度」と「2時間以上」が同率(25.9%)でトップとなった。次いで「1時間程度(20.7%)」と続き、多かれ少なかれ夫婦二人の時間を取っている人が多数いることがわかった。一方で「夫婦二人だけの時間はない」という人も17.2%と割と多かった。○77.6%が「産後、夜の夫婦生活が減った」と回答次に、「夜の夫婦生活」について調べたところ、実に77.6%もの人が「減った」と回答。理由として、「旦那は仕事で疲れ、私は家事育児で疲れているので、二人とも子供と一緒に寝てしまう」(25~29歳)、「育児、家事に仕事でそんな時間があるなら寝たい…」(30~34歳)、「子供がいつ起きるかわからないから、なかなかそういう雰囲気にならない」(30~34歳)など、お互いに疲れていることや、子どもに関する理由が寄せられたほか、「もう無理」(40~44歳)、「夫への愛情がなくなった」(30~34歳)、「恋人というより、"自分の一部"という感じで、性的な対象としての興味がなくなってしまった」(30~34歳)など、夫に対する気持ちの変化を理由に挙げる人も目立った。一方、産後も夫婦生活の回数は「変わらない(20.7%)」と回答した人からは、「子供が寝てからなので、特に変わらない」(25~29歳)、「子供が増えても特に変わりません。私は家事や子育てで疲れてるので少し減らしてほしいのですが……旦那の要求を断ると機嫌が悪くなるので仕方なく相手してます」(35~39歳)、「子供がいても夫婦生活は欠かせない。好きだからする」(20~24歳)といったコメントが寄せられた。
2015年08月06日2015年2月8日、足立区にて産前産後のご夫婦対象に「産前産後パパ支援学級」が行われました。今、話題の父親学級を全国で開催している アイナロハ 代表の渡辺大地さん、性の健康から夫婦関係のあり方を支援する NPO法人JASH 日本性の健康協会 代表の山口いわおさん、同じく副代表のイノマタカナコさん、同じく理事で助産師のやまがたてるえさん、ママの支援をするNPO法人子育てパレット代表の三浦りささんというメンバーで、「パパの立場から」「ママの立場から」双方の視点を交えながら、熱い授業が繰り広げられました。■産後の夫婦関係には、夫の思いと妻の状態にズレがあるまずは、事前に取ったアンケートをもとに、夫と妻、それぞれ産後の夫婦関係に変化が生じたと感じているどうかについてふれました。ここで早くも、夫婦関係に対する思いのズレが浮き彫りに。ほとんどのママたちは産後、夫婦関係に「変化が生じた」と回答。具体的には、「あまり旦那に触られたくない」「恋人のような存在でなく『パパ』という目線で見てしまう」「夫と気分の波長が合わない」「できればしたくない」など。これを聞いて、会場のパパやプレパパたちはショックを受けたようでした。そこで、パパ代表でもある渡辺さんが、奥様が第一子を出産後、そのような思いの違いに気づいた経験を話し、会場をなだめます。JASH代表の山口さんからは「産後、2人だった時のラブラブは戻りません。そうではなくて、新たな夫婦関係を築いていくスタートと考えてください」というお話がありました。女性が産後、前述のような気持ちになるのは、ごく自然なこと。ホルモンバランスや母性の目覚め、会陰切開など、さまざまな要因が関係しています。(男性の射精後の状態が長く続いているのが産後の女性だと、助産師のやまがたさんから助言が!) そのため、パパは特に落ち込む必要はないようです。■夫の育児協力で、ママが本当に望んでいることは!? 「イクメン」という言葉も当たり前になり、昔に比べて家事や育児に協力的な男性が増えています。会場のパパやプレパパたちも、夫婦でこのような場に来ているくらいですから頑張ってくれているはず。しかし、アンケート結果を見てみると、こちらも認識にズレがあることがわかりました。ママの声には、「労いの言葉が欲しい」「子どもに『ママ怖いね~』と言わないで欲しい」「家事は手伝ってくれてありがたいが、ひとつひとつ『〇〇どこ?』と聞かれてイライラした」「子どもと遊びたい気持ちはわかるが、せっかく寝たのに起こさないでほしい」などの意見が。パパの立場からすると、思いつくなりに一生懸命ママの力になろうとしているはず。しかし、ママが望むかゆいところには手が届いていないようです。たとえば、「ゴミ出しをしています!」というパパがいました。しかし、実際のところはママがゴミの分別をしてまとめて、パパはそれを家からゴミ置き場まで移動しているだけだよね? 手柄だけ取るつもり? なんていう厳しい意見も飛び出しました。「育児への協力」というと、家事を一緒にしたり、子どもの面倒を見たりというのが頭に浮かぶかもしれませんが、実はママたちは夫に「慣れない家事をやって欲しい」「子どもの面倒を100%見て」とは思っていないことが、話が進むうちにわかってきました。どうやらママたちが本当に望んでいることは、「話を聞いて欲しい」「1日子どもと向き合っていた私にひと言、労いの言葉が欲しい」というものだったのです。女性にとって「いっぱいいっぱいになった気持ちを解放し、心の余白を作る」方法は、ただひとつ。誰かに自分の話を聞いてもらうことです。たとえば奥さんが、「素敵なコートを見つけたの」と夫に話すとします。それを聞いた夫は、「良かったね。どういうところが素敵だった?」と返してあげればOK。それだけでいいのです。必ずしも「欲しい」や「買って!」という意味を含んでいるわけではないという意見には、パパ代表の渡辺さんや山口さんも納得しながらも、「具体的にどうして欲しい、という指示があった方が手伝いはしやすいので、それは伝えてあげるようお願いします」と会場のママたちに伝えていました。■夫婦で子育てをするために必要な第1歩とは。よく、子どもはママを選んで生まれてくるという話があります。言い換えれば、そんなママを手助けしてくれる人=パパとして赤ちゃんは認識しています。そのパパは、物質的な援助でなく子育てに奮闘するママの気持ちをサポートする存在であることが一番だということ、それが夫婦で子育てする第1歩だということが、このクラスを通して会場のご夫婦に伝わったのでは?と感じました。終了後、何組かのご夫婦に感想を聞いてみると「まずは、妻への声かけから変えてみたい」「妻の気持ち、夫の気持ち双方の立場からの意見が聞けてよかった」「夫を連れてきてよかった」「産後の夫婦のあり方に対するイメージが湧いた」などの声が寄せられました。同じパパという男性の立場からこういうことを夫にぜひ伝えてほしい! これからパパになる夫へ伝えたい! という方は、ぜひアイナロハの父親学級を聞きにいかれることをおすすめします。
2015年03月04日出産後、夫の何気ない一言でイライラしたり、育児に対する協力が見られないことがストレスとなったりして、夫への愛情が薄れてしまうことを「産後クライシス」と呼んでいます。出産後の女性は、急激なホルモンバランスの変化で、体だけでなく精神的にもデリケートになる時期。そんな大切な時期に夫の理解が得られないと、その後の夫婦関係に亀裂が生じてしまい、夫に対する愛情がなくなってしまうことも。最悪の場合、離婚に至るケースもあるようです。産後クライシスは事前の工夫で、防ぐことができます。今回は、産後クライシスに陥らないためにしておきたい3つのポイントをピックアップしてみました!■1.実母や義母など、家族に協力してもらう産後のデリケートな時期は、ホルモンバランスの乱れも影響しているので、ママだけの力でどうこうできるものでもありません。1人で頑張りすぎると余計にストレスを感じて精神的にまいってしまい、夫婦関係が悪化しやすい原因となってしまいます。夫のちょっとした言葉にもイライラしてしまい、かえって負のスパイラルが生じてしまうおそれがあるので、夫だけでなく、実母や義母などの家族にも協力してもらえるよう、事前に働きかけておくことが大切です。双方の両親が遠方に住んでいる場合は、電話で愚痴を言ったり、相談をしたりして、精神的な負担を軽減する工夫をしてみましょう。■2.自分の気持ちは素直に夫に伝えよう出産した女性の悩みや体の変化は、男性には到底理解できないものです。そのため、今どんな状態なのか、どうしてほしいのかを明確に夫に伝えることが必要になります。要領の良い男性なら、一を伝えるだけで十を理解してくれますが、大抵の男性は1つずつわかりやすく説明しないと理解してくれないようです。たとえば、洗濯物を干しておいてもらいたい時に、「洗濯を干しておいて」とだけ伝えても、思った通りにはしてもらえないことが多いもの。実際に、「洗濯物は干してくれていたけど、雨が降ってきたのに取り込んでくれていなかった」というケースがあります。男性の言い分としては「干しておいてとは言われたけど、取り込んでとは言われていないから」だそう。こうした事態を避けるためには、「ここに洗濯を干して、雨が降ったらすぐに取り込んでおいてね。あと、洗濯物が乾いていたら、片付けてくれたら嬉しいな」と、面倒でも細かく伝えておくことが大切です。そのほか、「イライラしてぶつかるときもあるけど、本音じゃないからわかってね」と、あらかじめ伝えておけば、多少は衝突が防げるはずです。■3.夫婦で家事や育児の担当を決める産後クライシスで悩むママの多くは、夫が家事、育児に協力的ではないと思っているようです。まずは、少しずつでも夫に、家事へ協力する姿勢を持ってもらうことが、産後クライシスを防ぐポイントになるでしょう。まずは家事をやってもらうことからスタート。いつもやっている家事を1つずつ箇条書きにして、それぞれ夫と妻、どちらが担当するかを決めておくと、ママの負担や不満も解消されるはずです。初めての家事に戸惑う男性もいると思いますが、はじめから完璧を求めるのはNGです。。最初は、家事をすることに意義がある、ということをわかってもらうことが大切。「本当に助かる!」「パパがしてくれるから安心ね」などと褒め言葉を添えて、感謝の気持ちを伝えておきましょう。夫としても、妻がいつもこんな大変な思いをしているのかと理解するきっかけとなり、より一層労わってくれるようになるかもしれません。夫婦で互いに理解し、歩み寄ることで、産後クライシスを防いでください!
2014年11月27日夫婦によって睡眠環境は異なります。多くの夫婦は一緒に寝ているのでしょうか?それとも別々?多くの夫婦がどうやって寝ているのか、なかなか聞けないところですよね。今回は、夫婦の睡眠事情についてご紹介します。約9割の夫婦は一緒の睡眠環境で寝ている!女性向けサイトで、いまどきの夫婦の寝室事情を調査することを目的として、「旦那様と一緒に寝ているかどうか」を調査したそうです。その結果、『一緒に寝ている』と答えた人は87%。約9割の夫婦が、一緒の寝室で寝ているそうです。別々の寝室で寝ている夫婦は、13%で全体の1割程度という結果がでています。しかし、これは結婚年数によっても変化するようです。夫婦は結婚○年目から別々に寝始める?!次は、結婚年数ごとの結果をみてみたいと思います。結婚1年目だと96%の夫婦が一緒に寝ているとのこと。しかし、6~10年になると80%までその割合は下がります。さらに、11~20年になると65%にまで下がります。結婚5年目あたりから一気に一緒に寝る割合が下がっていき、10年を超えるとそこからさらに15%下がる傾向にあることがわかりました。結婚年数が経つにつれて、寝室やベッドを分ける夫婦が増える傾向にあります。睡眠環境を別々にしたい理由別々で寝ている夫婦にもさまざまな理由があるようです。まずはイビキ問題。相手のイビキがうるさくて眠れない、ということも多いようです。また、ひとりの時間を確保したいという人もいます。さらに大きく影響するのが子どもの問題です。夫婦で寝ていたが、子どもが生まれたことで別々で眠るようになった、という家庭もあるようです。また、生活リズムが違うと、一緒に眠ることも難しくなります。睡眠環境が違うからといって、家庭に問題があるわけではありません。夫婦にとって最適な睡眠環境を選ぶようにしましょう。【参考】朝日新聞『【引越し侍/エイチーム】夫婦が別々で寝始めるタイミングは、結婚○年目だった!?~誰と寝ている?ベッドのサイズは?いまどき夫婦の寝室を徹底調査!~』Photo by Vladimir Pustovit
2014年10月07日出産の後も意外と体重って減らないよ、という経産婦さんの言葉を聞いたことはありませんか? 実際に私も、妊娠中に7kg増えた体重が産後すぐでは3kgしか減っていなくて、残り4kgは脂肪!? と驚愕しましたものです。とはいえ、産後は骨盤が緩んでいる時期なので体型を整える絶好のチャンスです。出産を機に、妊娠前よりもスタイルが良くなったという人もいます。私は、骨盤ケアと授乳効果で、産後1ヵ月で妊娠前より2kg痩せることができました。そこで今回は、自分でできる産後骨盤矯正についてお伝えします。■あなたの骨盤はどのくらいゆがんでいますか?まずは骨盤のゆがみ具合をチェックしてみましょう。仰向けに寝て両足を腰幅に開き、左右の骨盤の一番高いところに親指を、床に中指をつけて、高さを比べてみましょう。骨盤の左右で高さに差があれば、骨盤がゆがんでいるサインです。もっと簡単に見分ける方法として、靴底の減り方を見る方法もあります。靴底の内と外のすり減り方に違いがあれば、骨盤がゆがんでいるといえます。■お尻歩き体操私が産後行った骨盤矯正運動とは「お尻歩き体操」です。やり方は簡単。1.足を伸ばして床に座る2.腕を体の前で組んで、お尻を左右交互に動かしながら前に10歩、後ろに10歩移動を繰り返すというものです。進む時にはお尻が床から離れないように注意してくださいね。■骨盤ケアベルトを使ってみましょう骨盤は分娩台から降りる一歩目からゆがむといわれています。そのため、産後はすぐに「さらし」で骨盤を締めるのが効果的です。私も、産後2ヵ月間は24時間骨盤ベルトをするようにしていました。骨盤は正しい位置でしっかりと固定されると、ウエストの引き締めやO脚改善にも効果があります。ただし、つける位置を間違えると骨盤がゆがんだ状態で固定されてしまうので逆効果になることも。しっかりと着け方を確認し、「気持ちいい」「楽」と感じる場合は着用を続けてください。妊娠中についた脂肪は、水分を多く含んでいて落ちやすい脂肪だといわれています。しかし、産後6ヵ月を過ぎると、それも定着した脂肪になってしまいます。そうなる前に、しっかりと骨盤ケアをして、妊娠中についた脂肪を落としましょう。
2014年08月24日出産後、夫婦仲が急激に冷え込む状態を指す言葉として、昨今メディアで取り沙汰されることが多くなった「産後クライシス」。医学的にこの現象を説明することはできるのだろうか。産婦人科医で性科学者の宋美玄医師に、医学的知見から解説してもらった。○産後に起きる急激なホルモンバランスの変化「産後の女性に起こる変化として、まずは出産直前は平常時の150倍ぐらい出ていたエストロゲンが一気に低下します。そうなると、更年期と同じようなメカニズムでうつ症状が出ることがあります。産後うつやマタニティブルーとも呼ばれるように、精神的に不安定になります」。また、産後の妻は夫婦生活に消極的……という話もよく聞くが、これも女性の体のメカニズムを知っていれば、致し方ないこととわかる。というのも、「授乳をしていると、プロラクチンというホルモンが分泌されます。これは性欲が減退するホルモンなのです」。妻の妊娠中は仕方がないと我慢していた夫側は、産後は「そろそろ……」という気持ちになるだろうが、妻はといえば、身体的な準備がまだできていないということだ。さらには、「何より授乳などで寝不足で、それどころじゃないですよね(笑)」。それを"クライシス"などといって煽ることで問題視しすぎてしまい、過度の不安に襲われてしまうことでさらなる支障をきたす……といった悪循環をうむ可能性すらある。産後に起きる夫婦関係の変化は、ある意味正常なことと捉えておくくらいがいいのかもしれない。○宋美玄(そん みひょん)医師産婦人科女医・性科学者1976年兵庫県神戸市生まれ。2001年大阪大学医学部医学科を卒業。同年医師免許取得、大阪大学産婦人科入局。2007年川崎医科大学講師就任、2009年イギリス・ロンドン大学病院の胎児超音波部門に留学。2010年には日本国内の病院にて産婦人科医として従事する傍ら、「女医が教える本当に気持ちいいセックス」を上梓。50万部突破の大ヒットとなる。2012年には第一子となる女児を出産。現在、フジテレビ「とくダネ!」火曜日レギュラーコメンテーターとしても出演中。
2014年03月24日夫婦は一緒に寝るのが常識? 最近話題になる夫婦別寝もアリ? 仕事や子育てなどライフスタイルとも大きく関係してくる夫婦の寝室の問題、マイナビニュースの既婚男性会員200名からその実態を探った。「夫婦の寝室は一緒ですか。別ですか。」という問いに、「一緒」と答えた人は70.5%、「別」と答えた人は28.0%、「その他」が1.5%だった。その理由と、現状に対する不満を、以下見ていこう。>>女性編も見る■寝室は「一緒」派の意見・「一緒のベッドで寝るのが当たり前だと思っているので」(43歳男性/電機/事務系専門職)・「夫婦円満の秘訣」(34歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「他に部屋がないんですよ(笑)」(34歳男性/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)■対して、寝室は「別」派の意見・「プライバシーは必要」(22歳男性/電機/事務系専門職)・「妻はベッド、自分は布団が好きだから」(33歳男性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「私のいびきがうるさいのと、寝起きの時間がずれているため」(52歳男性/電機/技術職)・「子供の夜泣きがうるさいから別にした」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)■「別」派にはこんな寂しい理由も…・「仲が悪い」(27歳男性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「気がついたら別になっていた」(28歳男性/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「おじさん臭いそうです」(50歳男性/その他/技術職)■「一緒」だと、ちょっとした不満も・「相手の歯軋りがたまに気になる」(28歳男性/情報・IT/技術職)・「結婚した当初から特に不満はないが、寒いときは布団の取り合いになる」(44歳男性/医療・福祉/専門職)・「妻が暗くないと眠れないので、布団の中で読書をすることができない」(33歳男性/マスコミ・広告/事務系専門職)■総評妻と寝室が「一緒」と答えた人は、「夫婦だから当然」「別にする理由がない」というような回答がほとんどだった。中には、「寝る直前までおしゃべりできる」「仲良しだから」なんてラブラブな人もいたが、大半の男性は夫婦同室に関しては特にコレといった考えもなく、それが自然な状態だと感じているようだ。同様の女性編アンケートでは、夫婦同室という回答者から「いびきが」「物音」という不満を吐露する妻が続出だったが、男性の場合は不満もほとんど見られなかった。……幸せだ。寝室が「別」の人は、「夫の都合というよりは妻側からの要望? 」と思われるような理由が多かった。「子どもが夜泣きするから」「寝室が狭くて家族全員で眠れないから」「いびきがうるさいから」「仕事で帰りが遅いから」などなど。自らの希望で、自分1人になりたいから寝室が別という人は、ごく少数に限られていた。子どもの成長とともに違う部屋に追いやられていくお父さん……どことなく切ない。「その他」を選んだ人の回答には、「部屋がいくつもあるからその日の気分で寝室を変えている」というセレブな意見もあった。「(文・アリウープ 中嶋絵里) 調査時期: 2012年11月6日~2012年11月12日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性200名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月07日リクルートが運営するブライダル総研は20日、「夫婦関係調査2012」の結果を発表した。調査は2月16日~2月21日、全国の20代から60代の既婚者2,000人を対象に実施された。20代から60代の既婚者に「結婚式は”新郎新婦のため”にするもの」と思っているかを聞いてみたところ、41.5%が「そう思う」と回答。年代別では、20代~40代では38%程度にも関わらず、50代では40.5%、60代では53.3%が「そう思う」と答えており、50代以上で「結婚式は”新郎新婦のため”にするものだ」と思っている人が多いことがわかった。さらに男女別で見てみると、50代では男性が38.0%に対して女性は43.0%、60代では男性が50.0%に対して女性は56.5%と、特に女性で「そう思う」人が多いことがわかる。一方で、「結婚式は新郎新婦の”親のため”にするもの」と思っているかを聞いてみたところ、29.5%が「そう思う」と回答。年代別に見てみると、若い世代ほど「そう思う」人が多く、20代では41.8%で、60代の15.0%とおよそ27ptの差がある。男女別では、男性より女性のほうが「そう思う」人が多く、20代の女性では約半数の49.5%が「結婚式は新郎新婦の”親のため”にするものだ」と思っていることがわかった。結婚式は、親世代は「新郎新婦のために」、新郎新婦世代は「親のために」という意識のもと行われているようだ。同社では、結婚式は親と子の関係においても、相思相愛のイベントと言えると分析している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日リクルートが運営するブライダル総研は20日、「夫婦関係調査2012」の結果を発表した。調査は2月16日~2月21日、全国の20代から60代の既婚者2,000人を対象に実施された。20代から60代の既婚者に「結婚式は"新郎新婦のため"にするもの」と思っているかを聞いてみたところ、41.5%が「そう思う」と回答。年代別では、20代~40代では38%程度にも関わらず、50代では40.5%、60代では53.3%が「そう思う」と答えており、50代以上で「結婚式は"新郎新婦のため"にするものだ」と思っている人が多いことがわかった。さらに男女別で見てみると、50代では男性が38.0%に対して女性は43.0%、60代では男性が50.0%に対して女性は56.5%と、特に女性で「そう思う」人が多いことがわかる。一方で、「結婚式は新郎新婦の"親のため"にするもの」と思っているかを聞いてみたところ、29.5%が「そう思う」と回答。年代別に見てみると、若い世代ほど「そう思う」人が多く、20代では41.8%で、60代の15.0%とおよそ27ptの差がある。男女別では、男性より女性のほうが「そう思う」人が多く、20代の女性では約半数の49.5%が「結婚式は新郎新婦の"親のため"にするものだ」と思っていることがわかった。結婚式は、親世代は「新郎新婦のために」、新郎新婦世代は「親のために」という意識のもと行われているようだ。同社では、結婚式は親と子の関係においても、相思相愛のイベントと言えると分析している。家族のためのウェディング
2012年06月22日リクルートが運営するブライダル総研はこのほど、「夫婦関係に満足しているか」などを聞いた「夫婦関係調査2012」の結果を発表した。調査は全国20~60代の既婚者2,000人を対象に、インターネットアンケートによって実施された。「夫婦関係に満足しているか」という質問事項に対し、既婚者全体の73.1%が満足と回答。男女別では男性76.8%、女性69.4%と、昨年調査に引き続き、妻よりも夫のほうが満足している割合が高い。性・年代別では、最も満足している割合が高いのは男女とも「20代(男性85.5%、女性79.0%)」であり、反対に最も低いのは男女とも「40代(男性71.0%、女性62.0%)」だった。昨年の結果と比べると、男性は「夫婦関係に満足している(+4.4pt)」、「大切な、かけがえのない絆がある(+3.8pt)」、「自分を犠牲にしてでも配偶者を幸せにしたい(+3.8pt)」など、多くの項目で「そう思う」と回答している。一方、女性は「自分を犠牲にしてでも配偶者を幸せにしたい(+2.0pt)」、「夫婦関係に満足している(+1.6pt)」、「配偶者のことを信頼している(+1.6pt)」は増加したものの、「この先離婚することはない(-1.8pt)」、「配偶者のことを愛している(-1.6pt)」は減少。全体として、夫と妻の気持ちの動きに違いが見られる結果になったという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月07日生真面目なサラリーマンの夫が、ある日突然うつ病に…。『ツレがうつになりまして。』はシリアスな題材を扱いながらも、ほんわかと温かみのある感触が心地良い夫婦の物語だ。しかも、主人公夫婦を演じるのが大河ドラマ「篤姫」でも夫婦を演じた宮崎あおい&堺雅人だというのだから、もはや感動は保証済み!?そんな“安心感”を抱いたのは、観客となる私たちだけではないようだ…。互いに感じた安心感「一緒にいることが当たり前だった」(宮崎さん)「妻役があおいちゃんと聞いたときから安心感を感じましたね。病気の役を演じる場合、どうしても不安定になってしまいがちなものなんですが、安心感のある相手だとより不安定になれる。おかしな言い方ですけどね(笑)」と先に口を開いたのは堺さん。「あおいちゃんが相手で本当によかったです」と微笑みながら放った一言に、宮崎さんが続く。「『篤姫』のときの私は堺さんが家定でいてくれたから、篤姫として徳川を守ることができた。あのときの経験は本当に幸せなものだったんです。なので、今回もまた夫婦になれる嬉しさを感じましたし、何の不安もなく現場に入ることができましたね。すごく心強かったです」。目の前にきちんと並んで座り、インタビューに応じるさまは長年連れ添ったおしどり夫婦さながらで何だか微笑ましいが、撮影中も同種の光景が見られたよう。堺さんがこんな秘話を明かしてくれた。「僕は撮影の合間に本を読むことが多いんですが、『篤姫』のときはなぜか読んでいなかったんです。今回は逆にずっと読んでいたんですが、あおいちゃんも僕の隣にちょこんと座って一緒に本を読んでいたんですよね。僕はノンフィクションが好きで、あおいちゃんは現代小説が好き。好みは全然違うんですけど、特に会話もなく、一緒に読んでいる光景はちょっと面白いものだったと思いますよ」。補足するように、言葉を継ぐ宮崎さん。「『篤姫』のときの私は絵を描いていたんです。缶に入ったペンとノートを持って、真っ暗なスタジオの中でずっと絵を描いていました。現場によって本を読んだりもするんですけど、全然ページが進まない現場もあれば、今回みたいにスラスラ読める現場もあるんです。それだけ穏やかな現場だったということかもしれないですね。私の場合、夫婦を演じるときはなるべく相手の役者さんのそばにいたいなと思うんですけど、今回はそれを思うまでもなく自然に堺さんと一緒にいられました。一緒にいることが当たり前だったし、会話がなくても気を遣わない。私たち、相性がいいですよね?(笑)」。役者としての成熟、モットーは「自分に甘く」(堺さん)宮崎さんからの可愛らしい問いかけに「うん。そうだと思いますよ」と答える堺さんにはこんなプランも。「“夫婦といえば堺と宮崎!”という感じで、夫婦役の日本記録を目指すのもいいんじゃないかなって。いろんな夫婦の形があるわけですから、その中でただただ夫婦を演じ続けるという不毛な挑戦をしてみたいかも(笑)。近所のご夫婦みたいなチョイ役とか、台詞がない通行人とか…。“堺と宮崎が演じているのだから、あの通行人はきっと夫婦だろう”なんて思ってもらえたりしてね」。映画の中の2人は互いを「ハルさん」「ツレ」と呼び合い、夫の大ピンチにもめげず、夫婦の絆を強めていく。そこにあるのは理想にすら思える素敵な夫婦の形だ。「すごく素敵な夫婦ですよね。この夫婦はうつ病という壁にぶつかりますけど、2人で向き合って乗り越えていく。その姿はとても尊敬できるものですし、いろんな夫婦の形があるけれど、私は良い夫婦の形だなと思っています」と宮崎さん。堺さんも同意して言う。「自分たちの手持ちの材料を全部捨てて夫婦の完璧な理想像に近づくのではなく、いまある材料を何とか上手く使いこなしながら、騙し騙しでもたった一歩でもいいから良い方向に行きたいと努力する姿に成熟した大人の関係を感じました。答えを違うところに求めず、あくまでも自分たちの関係性の中に見出そうとするのって素敵なことだなと思いますね」。劇中には夫婦の仲睦まじさを象徴するように、うつ伏せ状態の夫の上に妻が体を重ねる亀の親子(?)的な名シーンも。「いいですよね〜。あれはとても素敵なシーンでした」と堺さん。隣で微笑む宮崎さんも満足そうだ。「いままでは自分と反対側にあるものだと思っていたんですけど、実は地続きにあるものなんだと感じましたね。歯車が狂うと、容易に到達することもある。決して他人事ではないなと思いました」と、夫を悩ませたうつ病について語る堺さん。映画の中では、どんなに辛く、心が壊れそうになっても「割れないでいることが大事」だというシンプルな答えが導き出される。では、宮崎さんと堺さんが割れないでいるためにしていることは?「自分に甘く、ですかね。この仕事をやってきて徐々にそう思えるようになったんですけど、状況によっては満点を下げることも大事なんです。例えば、晴れのシーンを撮るときに雨が降ってきたら、もう満点じゃない。でも、“雨が降っている中でどうできるかを考えようよ”と方向転換することに恥ずかしさを感じなくなってきたし、そういった臨機応変さは年の功なのかなあ…(笑)。でも、そうすることでだんだん楽になってきているし、この仕事自体をもっと好きになってきている気がします」(堺さん)。「私は“どう割れないでいられるか”を最近考えるようになりました。今まではなるようになると思って生きてきたんですけど、そうじゃなく、いろいろ考えて自分の進む道を考えていかなきゃいけないんだなっていうのをだんだん思うようになってきましたね。きっと誰しも簡単に割れてしまうから、そんな中、甘えられる場所を作ることが大事なのかなと思います。家族だったり、友達だったり、弱音を何でも吐ける場所があれば、頑張れる気がしますね」(宮崎さん)。(photo:Toru Hiraiwa/text:Hikaru Watanabe)■関連作品:ツレがうつになりまして。 2011年10月8日より公開© 2011「ツレがうつになりまして。」製作委員会■関連記事:『ツレうつ』原作・細川貂々が明かす、宮崎あおい&堺雅人への特別な思いとは?宮崎あおい、堺雅人と「とことん夫婦役を演じ続けるのも面白そう」堺雅人、17歳の設定は「ハードル高かった」あなたならどうする?『ツレがうつになりまして。』プレス&ポスターを5名様プレゼントあなたなら、どうする?『ツレがうつになりまして。』独占試写会に20組40名様ご招待
2011年10月05日家庭円満と肥満の関係アメリカ・テネシー大学が発表した研究結果によると、夫よりも妻のほうが体重が軽い夫婦は、円満な夫婦生活を送っているということです。これは、35歳以下の新婚夫婦169組を対象に、4年以上にわたって、肥満判定基準であるBMI指数と結婚への満足度について半年ごとのアンケートを通じて調べたものです。その結果、妻よりBMI指数が高い夫は、4年経っても、夫婦関係に幸せを感じており、夫よりBMI指数の低い妻も同様に、二人の関係に対する満足度が高いということです。研究者は、結果について、夫は、もともと、自分より痩せている女性を好み、妻は、夫が求める姿であるということで、長期的にわたり満足を得るようだと結論付けています。セレブカップルに見る調査結果イギリスのデイリーメール紙は、この調査結果を今話題のセレブ夫婦に当てはめ、分析しています。まず、7月10日に、第4子となる長女ハーパー・セブンが誕生したばかりのデビッド・ベッカムとビクトリア夫妻。結婚して12年経過する二人ですが、夫婦で仲のよい姿をたびたび目撃されています。確かに、37歳となるビクトリアは、4人の子持ちとは思えないスタイル。最近では、洋服のデザインも手がけるなど、美容とファッションには、まったく気を抜くということはないようです。4月末に世界中が見守る中、結婚式を挙げたイギリスのウィリアム王子とキャサリン妃。キャサリン妃は、良質なたんぱく質とオートブランを中心にした「デュカンダイエット」で、婚約会見から結婚式までの5ヶ月間で、約10キロの減量に成功したそう。最近では、痩せすぎとの声もあり、慣れない王室でのストレスを心配する声もありますが、こちらのカップルも妻のほうが夫より明らかに痩せています。ただし、無謀なダイエットは不要。調査を行った研究者は、体重だけの問題ではなく、夫のほうが"強い"ほうが、女性はより幸せであり、必ずしも低体重がよいというものではない。と語っています。実際、体重だけが夫婦関係に影響を及ぼすとも考えにくいものです。太っていても、痩せていても、運命の相手と一緒ならば、いつまでも幸せでいられるのではないでしょうか。ただし油断は禁物。いつまでも新鮮な気持ちで結婚を続けるには、自分を磨く努力も必要でしょう。元の記事を読む
2011年07月22日