女優の多部未華子、永野芽郁が出演するUQmobile新CM「映画撮影」編が、30日より放送される。新CMでは、映画撮影現場にて、オープンカーに乗るママとパパを撮影する次女(多部)と三女(永野)が登場。三女がクレーンの先端についたiPhoneを見て、「カメラ、iPhone12よね?」と監督である次女に確認すると、次女は「そうよ」とクールに返答する。iPhone12の画面に、紙吹雪とともにオープンカーに乗るママとパパがスローモーションで再生されるなか、三女はさらに「iPhone12は4Kで高画質だから大丈夫ってこと?」と尋ねると、再び「そうよ」と返答する次女。そして三女からの確認も気にせず、次女が「本番、ヨーイ!」と掛け声をかけると「UQ!」のフレーズとともに全員でカメラ目線を決める撮影現場。撮影した動画をすぐさま「その動画、プロデューサーに送って」と指示する次女に対して、三女が「サクサク進めるわね」と返してCMは幕を閉じる。今回のCM撮影は、多部が大きく手を振りながら先に現場入りしていた永野のもとへ駆け寄るなど、二人の仲の良さがうかがえ、打ち合わせの際や撮影の合間でも仲良く談笑する様子がたびたび垣間見えるものに。また、セリフ指導の際に、スタッフの切れのいい「カット!」の言い方に多部が思わず吹き出してしまうシーンもあった。今回、UQmobileのCMに久しぶりの登場となった次女こと多部は「前日は少し緊張しましたが、優しいいつものスタッフの皆さんと、とてもかわいい、いつもの芽郁ちゃんと、いつも通りの心地良い環境で、楽しく撮影に参加することができました」と、撮影を回顧。一方の永野は「撮影日が決まった日からうれしかったです! なんだかそわそわしていたのですが、久しぶりに一緒に『UQ、だぞっ』って言った時の安心感がすごくて、とてもホッとしました! 撮影の合間にたくさんお話しできて会えていなかった時間を取り戻せた気がします!」と、久しぶりのCM共演を喜んだ。
2021年07月30日歌手の倖田來未が8日、都内で行われた「倖田來未プロデュースサプリメント『KILLER BURNER』」の発売記念イベントに出席した。『KILLER BURNER』は、倖田來未が完全プロデュースしたダイエットサプリメント。持ち運びが便利でスティックタイプな同商品は水なしでも摂取可能で、さらに味も飲みやすく美味しいパイナップル味。ダイエットの効果はもちろん、むくみが解消されるなど美容効果も期待できるという。そんな同商品の発表記念イベントに倖田來未が赤いセクシーなドレス姿で登場。「今日のためにたくさんKILLER BURNERを飲んで絞ってきました(笑)」とスタイルを披露しながら「今年の11月で39歳になるんですが、歳とともに理想の体型とどんどん離れていくんです。ライブで踊ったり運動やジムに行っているというイメージが強いと思うんですけど、プライベートではトレーニングを一切しないんです。簡単に痩せるサプリを試してみたんですが、納得がいくものがなかったので簡単に痩せるサプリを自分のために作ったという感じです」と商品を作るまでの過程を説明。食べることも我慢せず、1食を差し替えるだけで効果が出るという同商品について、「ダイエットは我慢なので続けられることが大事。より早く結果を出したいなら小さい努力をしてほしいですね。私は珍しくピラティスストレッチを続けていますが、テレビを見ながらゆっくりダイエットができています。ちょっとしたストレッチやいつもよりも長くお風呂に浸かったり一駅歩いて帰るとかちょっとした努力を続けていただけたらどんどん痩せると思います」と語った。イベント後半には外出する時の1日のスケジュールを発表。20~21時は家族3人揃ってベッドの上で団らんタイムを過ごすそうで、「息子が寝るまでベッドで喋るんです。息子が2人(夫と倖田)にいて欲しいと言うので3人で喋りますね。割と仲が良いですよ。息子と旦那が喋って、私はどちらかというと聞き手ですね。3人で喋って気づいたら(息子が)寝ているという感じです」と幸せオーラ。その団らんタイムが終わったら「ゲームタイムですね(笑)。ゲームをしたりYou Tubeを見たりしています。息子ともっと話したいと思ってゲームを始めましたが、ハマってしまいましたよ」と明かしていた。
2021年06月08日多部未華子が主演する映画『空に住む』のデジタル配信とBlu-ray&DVDのリリースが決定した。昨年10月に全国公開された本作は、作詞家・小竹正人の同名小説と、原作とともに誕生した「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」の楽曲「空に住む~Living in your sky~」の世界観を基にした物語。孤独を抱えたヒロインを軸に、現実と夢の間で揺れ動きながら、新たな人生を見出していく女性たちの姿を描き出す。多部さんが、両親の急死を受け止めきれないまま、叔父夫婦の計らいでタワーマンションの高層階で暮らすことになる直実を演じ、直実の後輩で複雑な事情を抱えた妊婦・愛子を岸井ゆきの、叔父夫婦を鶴見辰吾と美村里江が演じているほか、岩田剛典(EXILE/三代目 J SOUL BROTHHRES from EXILE TRIBE)、岩下尚史、高橋洋、大森南朋、永瀬正敏、柄本明らが出演している。今回リリースが決定したBlu-rayには、撮影の裏側を追ったメイキング映像や、完成披露舞台挨拶、青山真治監督と黒沢清監督のトークショーなどを収めたイベント映像などの映像特典に加え、リーフレットも封入される。『空に住む』デジタル配信は5月1日(土)よりAmazon Prime Videoにて開始。Blu-ray&DVDは8月4日(水)リリース(同日DVDレンタル開始)。(cinemacafe.net)■関連作品:空に住む 2020年10月23日より公開©️2020 HIGH BROW CINEMA
2021年04月27日女優の深田恭子、多部未華子、永野芽郁が出演するモバイルインターネット「WiMAX +5G」の新テレビCM「WiMAX +5G」篇が、4月20日より放送される。新CMでは、“UQ三姉妹”でおなじみの深田(長女)、多部(次女)、永野(三女)が、青い着物をまとい華やかに登場。さらには、ブルーガチャ(ママ)とブルームク(パパ)は巨大な彫刻のような姿で登場し、「+5G」と唱える。三姉妹とパワーアップしたママ&パパの会話劇を通して進化したインターネットが使える、UQの「WiMAX +5G」を紹介する。空中に 「G」と「?」の文字が浮かぶ空間で、青い着物を身にまとった三姉妹。「+5G」による進化を象徴した巨大な彫刻のような姿になったママ&パパに向かって、長女が「ママ」と問い掛けると、「+5G」とママが返事をし、次女が「パパ」と問いかけると、パパからも「+5G」と答えが返ってくる。疑問を抱いた三女が「なに?+5Gって」と聞くと、「魔法のことばよ」と長女が答える。そして、いつものように「UQ♪」という掛け声に合わせてカメラ目線を決め、着物姿の三姉妹による艶やかなポーズが映し出される。最後は三女が「で、結局なに?」と問うと、次女は「検索して」と言い切り、「+5G」は謎に包まれたまま幕を閉じる。着物姿について3人は、「着物といってもちょっとこういうモダンな感じの着物だったので、とっても新鮮で楽しかったです」(深田)、「みんな同じ色で、でもそれぞれ個性があるので見るのも楽しかったですし、着るのも楽しかったです」(多部)、「着物っていってもなかなかない着物の着方だったので斬新で面白かったです」(永野)とそれぞれ感想を語った。
2021年04月20日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期――。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。昨年10月にはカメラマンとの結婚を発表、7月に放送されたドラマ『わたしの家政婦ナギサさん』(TBS系)も大ヒットするなど絶好調の女優・多部未華子(31)。そんな多部の出演作のなかでも、ドラマファンから高い評価を受けていたのが19年放送の『これは経費で落ちません!』(NHK)だ。高い人気から続編制作も内定していた本作だが、実は多部がまさかの降板を――(以下、2020年9月22日号掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま《わたナギがなくなったら何を楽しみに生きればいいんだ完全にロス》《わたナギ。終わってしまった。。ハッピーエンドで最後まで癒された。わたナギ2やってほしいな》SNSでは多部未華子(31)主演のドラマ『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)の終了を惜しむ声が次々と上がっている。TBS関係者は言う。「あまりの好調ぶりに、最終回放送直後、9月8日に2時間の特別編で、主人公・メイとナギサさん(大森南朋)の新婚生活を描く特別編も放映されることが発表されたのです。主演の多部さんは“令和の新視聴率女王”とも呼ばれるようになりました」だが、この『わたナギ』フィーバーのカゲで“事件”が起きていたという。ある芸能プロダクションの幹部は次のように語る。「多部さんが次に撮影に臨むはずだった連続ドラマの制作が突然中止されたのです」中止となったのは’19年夏にNHKで放映された『これは経費で落ちません!』の続編だったという。ドラマ制作に携わるNHK関係者は言う。「『これは経費で落ちません!』は多部さんが主演で、せっけんメーカーに勤めるアラサー独身女子を演じました。仕事には几帳面なカタブツで、恋には奥手という繊細な女性社員を多部さんは好演し、演技力も評価されました。撮影現場でも、専門用語が多い難解なセリフを多部さんはほとんどNGナシだったそうで、スタッフも絶賛していました。夜22時スタートの『ドラマ10』枠は視聴率的には苦戦することが多いのですが、『これは経費で落ちません!』は異例の高視聴率だったのです。原作小説がまだ続いていることもあり、ドラマ終了時には、『わたナギ』ほどではありませんが、続編を望む声も多かったですね」そこでNHKは続編制作を決定し、プロジェクトは秘密裏に進行したという。「当初は’21年1月からの放映を目指していましたが、コロナ禍の影響もあり、4月から放映することになっていました。今年10月下旬から撮影をスタートすることも決まり、スタッフたちは粛々と準備を進めていたのですが……」制作中止が関係者たちに知らされたのは8月下旬のことだったという。すでに撮影スタートまで2カ月を切っていた。前出の芸能プロダクション幹部によれば、制作スタッフは中止の理由について次のように説明したという。「主演の多部さんの事務所が降板を申し入れてきたそうです。もともと続編制作については、多部さんサイドからは、『作品の世界観を大事にしたいので、前作と同じキャスト・スタッフで臨みたい』という、条件が出されていたそうです。演出も前作と同じ中島悟監督に決まり、主要キャストをはじめ、多くの出演者たちのスケジュールも押さえることができたのだそうですが……」せっけんメーカーの同僚社員役の1人が、出演することができなくなってしまったのだという。「存在感があるいい俳優さんです。しかし続編でのキャスト変更は、この世界では珍しくないことですからね。でも、そこから多部さんサイドは、不信感を抱くようになったそうです。制作側は説得を続け、台本も5話分まで用意して送ったそうです。ただ多部さんサイドは台本にもいい印象を持てなかったようで、最終的に『作品世界を大切にする多部の気持ちを軽んじている』と、降板を決めたと聞いています。いまスタッフたちも、出演が決まっていた俳優たちへの事情説明で大変なようです」NHKの大混乱は事情説明ばかりではない。「来年4月の放映枠がポッカリ空いてしまいました。いろいろ代案も提案されましたが、上層部からのOKも出ず……。『このままでは過去のドラマの再放送でしのぐしかない』という悲鳴も上がっています」(前出・NHK関係者)そこで多部の所属事務所に、『これは経費で落ちません!』続編中止騒動について、取材を申し込んだところ、担当者は次のように回答した。「前作キャスト・スタッフの続投という当初のお約束がかなわなかったため、成立にいたりませんでした」出演辞退は、あくまでも台本などの問題ではなく、“キャストの続投”という約束が果たされなかったためだというのだ。それにしても、これほど間際での連続ドラマ制作中止は、よくあることなのだろうか。「主要出演者の病気や事故、あるいは逮捕による中止ということならあるとは思います。でも、“都合がつかない出演者がいるから”という理由で、主演俳優が降板するのは非常に珍しいですね」(ベテランのドラマ制作関係者)食い違うドラマ制作サイドと多部サイドの主張。だが多くの視聴者が待ち望んでいた『これは経費で落ちません!』の続編放映が遠のいてしまったことは間違いない。
2020年12月14日女優の深田恭子、多部未華子、永野芽郁が出演する「UQ mobile」の新テレビCM「UQ三兄弟」篇が、11月20日より放送される。新CMでは、“UQ三姉妹”でおなじみの深田(長女)、多部(次女)、永野(三女)が、学ランを着て男子学生に変身し、“UQ三兄弟”として登場。ピンクガチャ(ママ)とブルームク(パパ)と共に体育館倉庫に登場し、18歳以下(学生問わず)とその家族が月額900円から利用できる「UQ学割」を紹介する。ピンクレディーの楽曲「UFO」のイントロとともに、学ラン姿のクールな男子学生に扮した“UQ三姉妹”改め“UQ三兄弟”が静かに会話を始め、三女が「なんで制服なの?」「なんで男の子?」と問いかけると、長女は「いいじゃない、学割のCMっぽくて」、次女は「いいじゃない、自由な時代よ」と、迷いのない回答が返ってくる。そして、「UQ♪」の掛け声に合わせてカメラ目線を決めると同時に、体育館倉庫の窓からピンクガチャ(ママ)とブルームク(パパ)が登場。野球のバットやバドミントンの羽根、縄跳びなどを持ってシュールなポーズを決める三兄弟のカットが映し出され、最後は「だぜっ」と男勝りにCMを締めくくる。
2020年11月20日多部未華子を主演に迎えた、青山真治監督の7年ぶりの最新作『空に住む』。すでに本作を観た観客からは、「多部ちゃん演じる直実に大いに共感!」「孤独や喪失感を乗り越えて、また歩み出すパワーをもらえる映画」「穏やかながら力強く、生きることの尊さを教えてくれます」など、絶賛の声が続出。多部さん演じる直実が身に纏う衣装の数々に彼女の心情が映し出されていることも、共感度の高いヒロインとして魅力となっている。カジュアルながら華やかさを忘れない職場でのスタイルから、リラックスムード漂う部屋着まで、シーンによって様々なスタイルを見ることができる本作。衣装を担当したのは、青山監督の『共喰い』や、多部さん主演で話題を呼んだ『あやしい彼女』、そして登坂広臣&中条あやみ主演の『雪の華』などを手掛けてきた篠塚奈美。美しい色使いと、どこかリアリティを感じさせる多部さんの着こなしは、直実というヒロインをより共感度の高い魅力的なヒロインに見せている。仲の良い後輩の愛子(岸井ゆきの)が部屋に遊びに来た時に着ていたのは、黄色の花柄ワンピースに緑のカーディガンという組み合わせ。ある事情を抱え、何かと前途多難な愛子を明るく優しく照らすような、暖かい色合いが印象的。叔父(鶴見辰吾)とその妻・明日子(美村里江)の前では、Tシャツワンピースやフード付きポンチョといったラフなルームウェア姿が中心。身内なだけあって、ざっくりと結ったポニーテール姿や風邪気味のマスク姿など、無防備ともいえる格好も披露している。しかしながら、そうした“オフ”の何気ない雑談中にも、ふとした瞬間に喪失感や虚無感を覚えてしまう直実。そこには、決してリラックスしているとは言い切れない彼女が映し出されている。同じマンションに住んでいることから偶然出会い、逢瀬を重ねていくスター俳優・時戸森則(岩田剛典)とのシーンでは、ブルーを基調としたワンピースを着用。初めて時戸が部屋を訪ねてきた日には、水色と白のボーダーがキュートなウエスト切り替えワンピースを、何度目かの来訪の時には、青と白のストライプが特徴的なワンピースにパーカーというラフな格好で対峙している。どこか“空”の色を思わせるようなコーディネートに。このほかにも、様々な登場人物たちとのシーンで、直実の服装やヘアスタイルも変化。ファッションは心を映す鏡――そんな風に考えて映画をチェックしてみると、シーンごとに直実の心情がより伝わってくるかもしれない。『空に住む』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空に住む 2020年10月23日より公開©️2020 HIGH BROW CINEMA
2020年11月02日女優の多部未華子が、新たなプラチナ・ジュエリーブランド「プラチナ・ウーマン」のオリジナルムービーに出演する。ムービーは、多忙な日々を過ごしながらも、自分らしく生きることをプラチナに誓う多部を描く。揺るぎなく真っ直ぐ生きる姿を、“プラチナ”の品質やイメージに重ねた。今回のテーマである「自分らしさ」について、多部は「あまり嘘がつけないので……そこかな?」と笑顔を見せ、「でも、本当に素直なまま生きている気がします。家族や友達など、ありのままの自分を出しても、引いてしまわない人たちと過ごしているので、そのままの自分でいられている気がします」と語る。自身と深く向き合うタイミングを、「一人でいる時よりも、友達との時間の中で向き合っている気がします」と明かし、「会話の中で『自分ってやっぱりこういう風に思っているんだ』とか『ここの意見ってブレてないんだな』とか、そういう風に自分自身のことを気付くことが多くて。自分一人で深く悩むよりは、友達に全部話して改めて気付くことがすごく多いです。なので、そういう周りの人たちの存在がすごく大事だなと思います」と友人が大きな存在となっているようだ。最後に、ムービーを見ている人への応援メッセージとして、「今、本当に色んな事が起こる世の中で、自分の気持ちに嘘をつかず、正直に。周りの人を騙すことなく、素直に自分らしく、ありのままの気持ちを誰かに伝えて。それを受け止めてくれる人と色んなことを解決していける世の中になったらいいな、と思います。そういう気持ちで毎日心地よく過ごせたらいいなと思います」と願いを込めた。
2020年10月29日“多部ちゃん”の愛称で知られる多部未華子さんに、外出自粛期間中の過ごし方など、プライベートな話を聞きました。20代後半の女性は仕事に、結婚に悩む、そんな時期です。――ドラマ『これは経費で落ちません!』や『私の家政夫ナギサさん』など、最近は等身大の女性を演じることが多いですが、いわゆる“アラサー”世代を演じる面白さをどこに感じますか?多部:20代後半に感じる、仕事に対する向き合い方とか、これからの人生どうしていくのか、変わるなら今しかないんじゃないか…という女性特有の焦りや思いはわかります。“ナギサさん”で言えば、仕事が順調でどんどん大事な仕事を任されるようになり、任されたら断れないメイはバリバリ仕事をするけれど、周りには結婚していく人もいて。本当にこれでいいのかな、って思いながらも仕事にはやりがいを感じるし…という葛藤には、わかるわかる、と思いながら演じていました。20代後半って、女性はそういう時期なんでしょうね。私も27~28歳ぐらいの時はまさにそう。今は仕事が楽しいけど結婚もしたい、でも旅行もしたいから結婚なんてしていられない、とか(笑)。独身を謳歌してる友達と話しているとやっぱりこっちが楽しいって思うし、結婚して子供を連れている友達とランチをすると、こういう幸せもいいな、って揺れ動いて。私、悩みは全部友達に話すタイプなので、そういう時は友達に聞いてもらって心を落ち着けていましたけど。――多部さんもそうなんですね。多部:変わらないですよ、私もひとりの女性、みんな一緒です(笑)。――お友達は、同じ業界の方が多いんですか?多部:ほぼ一般の人ばかりです。でも、友達は私の仕事を応援してくれているし、私は私で毎日営業を頑張っているOLの友達の仕事ぶりを聞いてすごいなって思うし。尊敬し合いながら生きていると思います。今は、20代後半の悩みは抜けて、親友たちと楽しい毎日を送っています。――今年31歳になりましたが、30代をスタートしていかがでしょう。思い描いていた感じですか?多部:まだわからないですね。20代は、1本作品を終えたら少し休んで次の作品へという感じでしたが、今年は、コロナの影響で“ナギサさん”の撮影も序盤で一度止まってしまって。そこで少し考えたんですが、より深く濃く人と関わりながらお芝居を楽しんでいきたいなって思うようになりました。30代は一つ一つの作品を大事にしていきたいなって。――今後はどんな作品や役にチャレンジしたいですか?多部:作品や役というよりも、この方とお芝居してみたいとか、あの映画監督とご一緒したいというのが一番ですね。そしてフタを開けて撮影に臨んだら現場が楽しかった、というのが理想です。――お話を伺っていると、すごく肝が据わっているように感じます。多部:そう言われるし、確かにあまり動じないタイプかも。繊細さは、かけらもないと思います(笑)。――それは意外でした。役に引きずられたり、役から学ぶことはあったりするのでしょうか。多部:何かしら学んでいるとは思うんですが…でも引きずられることはないですし、役によって自分が変わるきっかけになったというようなこともないですね。役は別物ですから。それに、仕事とプライベートは自分の中できっぱり分けていて、現場に入ってメイクをして衣装に着替えたら自動的にスイッチが入るし、撮影が終わって「お疲れさまでした」と自分で言った時にスイッチをオフにできます。――はっきりしていますね。自粛期間中はどのように?多部:毎日自炊をしていたんですが、怠けてきちゃって。撮影が再開した時に、髪は切ればいいけど体型が変わってしまったらまずいと思って、友達とテレビ電話を繋げて、ユーチューブのエクササイズをするようになりました(笑)。今日はこれをやろうって決めて「せーの」で再生ボタンを同時に押して。それを毎日1時間ぐらい。――毎日はすごいですね。どんなエクササイズですか?多部:最初は日本のユーチューバーの方たちでしたが、そのうちいろんな国のエクササイズをしてみようとなり。南米のズンバ、タイの腰まわりをシェイプするエクササイズ…という感じで、それぞれが探してきたものをやっていたので飽きなかったですね。でも一番効いたのは、韓国のチョン・ダヨン先生のエクササイズかな。――話題になりましたね。ほかに、自粛生活に変化はありましたか?多部:私デパートが好きで、自粛前は上から下まで全部の階を見て回るほどだったんですが、それも行けない状況になったら行かなくてもいいかなって思ったり。2日に一回は友達とごはんを食べにも行っていたのですが、それもできなくなったけど苦じゃなくて。制限されてストレスを感じるというより、できなくなっても苦じゃないものが多いということがわかりました。必要なものだけを選べるようになったのかもしれない。――そのぶん趣味に没頭したり?多部:実は、趣味がないのが悩みなんです。もともといろんなことに興味がないのに加え、続かないというWパンチで(笑)。ただ、そろそろしっかりとお金の勉強をしないとなとは思っています。生活の中で何にどのぐらいお金を使っているのかをあまり把握していないので…。あ、そうそう、ユーチューブを見るのが好きなんですが、最近、税理士ユーチューバーさんのチャンネルを見つけて。ホワイトボードとかを使ってわかりやすく説明してくださるんですが、それでも私にはハードルが高いです。ただ、1年ぐらい前からやっとカードの明細を細かく見るようにはなりました。見たところで、普通だなって思いましたけど(笑)。派手にお金を使って生きるタイプでもないですし。――今回演じた直実のように、タワマンに住むような生活は?多部:高いところは怖いのでムリです。そもそも、お風呂に入る時になんでこんな上空で裸にならなくちゃいけないんだろう?って思っちゃう。だから住めないですね(笑)。両親との死別をきっかけに、愛猫ハルと一緒に都心の高層マンションに住むことになった直実が、出会いや死を経験しながら、葛藤を乗り越えていく。監督/青山真治原作/小竹正人『空に住む』(講談社)出演/多部未華子、岸井ゆきの、美村里江、岩田剛典ほか映画『空に住む』は10月23日(金)より全国ロードショー。たべ・みかこ1989年1月25日生まれ、東京都出身。2002年に女優デビュー。近年の出演作は主演ドラマ『これは経費で落ちません!』『私の家政夫ナギサさん』、映画『あやしい彼女』『アイネクライネナハトムジーク』、舞台『ドクター・ホフマンのサナトリウム~カフカ第4の長編~』ほか多数。ジャケット¥52,000スカート¥48,000(共にBAUM UND PFERDGARTEN/UNIT&GUEST TEL:03・5725・1160)トップス¥28,000(kotohayokozawa)リング、右手中指¥10,000(Folk/N/UTS PR TEL:03・6427・1030)その他はスタイリスト私物※『anan』2020年10月28日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)スタイリスト・岡村春輝ヘア&メイク・光野ひとみインタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2020年10月25日映画『空に住む』(10月23日公開)の公開記念舞台挨拶が24日に都内で行われ、多部未華子、岸井ゆきの、美村里江、青山真治監督が登場した。同作は作詞家・小竹正人が手掛けた小説『空に住む』(講談社)の実写化作。原作と共に誕生した楽曲「空に住む~Living in your sky~」を三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEが担当し、小説と楽曲が同時にリリースされたことでも話題を集めた。郊外の小さな出版社に勤める直実(多部)は、両親の急死を受け止めきれないまま、叔父夫婦の計らいで大都会を見下ろすタワーマンションの高層階に住むことに。直実の前に現れたのは、同じマンションに住むスター俳優・時戸森則(岩田剛典)で、彼との夢のような逢瀬に溺れながら、仕事、人生、そして愛の狭間で揺れ続ける。1席空けが解除され満員の客席に、多部は「まさかこんなに人がいるとは思ってなかったので、嬉しい気持ちもあります。みんな今日まで元気だったんだなって」と喜ぶ。この日は女性陣のみの登壇となったが、共演した岩田について「初めてお会いしたのが、撮影が始まるちょっと前にあった監督への質問会でした」と明かした。さらに多部は「私は監督に何を聞いたらいいのかわからないでその場にいるくらいふわふわしていたんですけど、岩田さんは台本にすごい付箋をいっぱい貼ってらっしゃって、そんなに聞くことがあるんだあ、と思って。本当に読み込んで自分の役の解釈や疑問を持ってる」と感心。「監督ともコミュニケーションをとってらっしゃって、すごい真面目な方で、勉強熱心で、私にはない部分をたくさんもってらっしゃる方なんだなと思って、焦りました。すごいなと思って」と振り返った。しかし青山監督は「記憶にないんですよね」と返し、多部は「え〜! ほんとに!?」と驚いていた。イベントでは多部が青山監督に花束を渡し、さらにサプライズでコメント動画で岩田から多部、大森南朋から岸井、鶴見辰吾から美村へ花束のプレゼントが。岩田が「劇中でエレベーターで直実に渡した花束を改めて贈らせていただこうと思っています」とコメントし、スタッフから赤い花束を渡されると、多部は「食べるやつ!?」と、岩田が花を食べていたシーンに言及する。また大森のコメントには全員が爆笑していたが、美村は「みなさんのやらされてる感が、なんか……」と笑いの理由を説明。岸井は「大森さん、(岸井が演じた)愛子に向けて(のコメント)で、私にじゃないですよね!? 『優しくできなくてごめんなさい』って!」とツッコミつつ、「嬉しいです。真っ赤なお花、なかなかもらえないので」と喜んでいた。
2020年10月24日多部未華子を主演に迎え、名匠・青山真治監督が7年ぶりにメガホンをとった『空に住む』。今回、本作で初共演を果たした多部さんと美村里江、2人きりの掛け合いをとらえた本編シーンが解禁となった。両親の急死を受け止めきれないまま、叔父夫婦の計らいでタワーマンションの高層階で暮らすことになった直実(多部さん)。叔父の妻・明日子(美村さん)は、世話好きな性格も手伝って両親を亡くしたばかりでも忙しく働く直実を気にかけている。解禁されたシーンは、風邪を引いてしまった直実と、様子を見に来た明日子が語り合う場面。「あまりにも悲しくて泣けないことってある」年上の夫(鶴見辰吾)とは仲睦まじく、豪華なタワーマンションでセレブ主婦として豊かな暮らしを送っている明日子。一見満ち足りた生活だが、子どもを望んでおり、仕事をしていないため夫の出張中は暇を持て余し、人生にどこか空虚さを感じている。対する直実もまた、心に穴が開いたような気持ちを取り去ることができずにいた。明日子が何気なく、直実が両親の葬式で泣かなかった話に触れると、直実は「泣かなかったんじゃなくて、泣けなかった」ことを明かす。自分は冷たい人間なのかもしれないと吐露する直実に、明日子は真剣な表情で否定しながら、「そういうことってあるのよ。どんなに悲しくても、あまりにも悲しくて泣けないことってあるの」と優しく語り掛ける。明日子の真理をつくようなセリフと共に、“姪と叔母”ならではの親し気で心地よい空気感も味わえる、印象的なシーンとなっている。“悪気のない世話好き”が度を越し、直実の心に波を立てる場面も!?多部さん、美村さんら本作でのキャスト陣の演技について、青山監督は「今回の俳優さんたちは優秀で、最初から図太く『私はこれをやる、俺はこれをやる』と、自分で役を作って行動する人たち」と絶賛を惜しまない。本編では今回解禁されたシーンのほかにも、明日子の“悪気のない世話好き”が度を越して、直実の心に波を立てる場面も…。共感を呼びそうな人物描写と共に、多部さんや美村さんの細やかで豊かな演技を存分に堪能することができる本作。それぞれ胸の内に複雑な思いを秘めた直実や明日子の姿が、多忙な日々の中で感情をすり減らしながらも前進していく、現代女性たちと重なっていくだろう。『空に住む』は10月23日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空に住む 2020年10月23日より公開©️2020 HIGH BROW CINEMA
2020年10月20日泣きたいのに泣けない。思っていることがあっても、いざとなったら言葉を飲み込んでしまう……そんな経験ってありませんか?多部未華子さん演じる、映画『空に住む』の主人公・直実もそういう女性の1人。感情表現が苦手で、自分をさらけ出すことなく、社会や他者となんとか共存しています。■今を生きる女性にエールを送る映画両親が急逝し、叔父夫婦の計らいでタワーマンションの高層階に住むことになった編集者の直実は、喪失感を抱きつつ、浮遊するように生きていました。あるとき、同じマンションに暮らすスター俳優・時戸(岩田剛典さん)と偶然出会い、男女の関係に……。彼との夢のような逢瀬に溺れつつ、仕事・人生、そして愛の狭間で揺れる28歳の彼女。様々なことが起こる中、静かな葛藤が続きますが、やがてある決断を下します。未来へと歩き出す女性たちの背中を押す『空に住む』は、多くの人に観てほしい作品ですが、「女性の選択」「人生のターニングポイント」といったキーワードが気になる方には特におすすめです。■岩田剛典が演じるのは悪くて魅力的な男?映画の序盤で、直実が時戸と出会うエレベーターのシーンは、なんだかドキドキ。2人きりのエレベーター、至近距離での数秒間の会話が今後の展開を期待させます。彼が同じマンションの住人だと知った直実は、気になって出版社の同僚たちに「時戸森則についてどう思います?」と質問。みんなの答えは「超タイプ」「エロいですよね」「時代を作る感じ」「芝居うまいっすよ」「最近キテますね」「好青年?こんなのただのイメージです」「たぶんヤバいですよ、あの男」などなど。それを聞いて「どっちなんだよ?」とボヤく直実。他人の評価って、まるで当てにならないのかも。この「どっちなんだよ?」は、亡き父に「雲みたいな奴」と評された直実自身のことを物語っているようにも感じられました。それにしても、時戸役の岩田剛典さん。どの作品でもかっこいいけれど、今回はこれまでにない“悪い男”を魅力的に演じています。直実の部屋を訪れる傍ら、女を取っかえ引っかえしているらしく、スキャンダルまみれ。かわいらしさもありつつ、色気を漂わせ、どこかミステリアスで……。■見逃せない表情・台詞がいっぱい監督は『EUREKA(ユリイカ)』でカンヌ国際映画祭・国際批評家連盟賞を受賞したことでも知られる青山真治氏。この作品は随所に、出演者たちの「おお、今のは見逃せない!」と言いたくなるような、表情や台詞がちりばめられています。例えば、時戸は直実にこんなことを言いました。「中身、真っ直ぐなのに、表現が捻じれててややこしいよね」「一致してないよね?感情と外側」チャラそうなのに、意外と洞察力が鋭く、核心を突いた発言をする彼。「言っときたいんだけどさ、恋とか愛とかじゃない。ただ心のスキマを埋めるために一緒にいるとか、寝るとか、そういうことも、俺は全然同じことだと考えてる。人間関係ってそういうもんなんじゃないかな。ただね、一度、人と人とが関係を持ったら、一生終わらない地獄みたいに続いていくんだよ」こんな言葉にもドキッとさせられます。“俳優”として、嘘の中に本当を作り、美しい涙を流す彼と、自分をさらけ出すことができず、泣きたくても素直に泣けない直実……。時戸との対話。飼い猫との時間。裕福だけれど孤独を抱える叔母や、ワケあり妊婦の後輩など、周囲の人々が抱える小さそうで大きな問題の数々。「空に住む」日々を過ごす中で見た景色が、直実を取り巻く虚無の世界をどのように変えていくのか。彼女のボヤきの一つ一つも聞き逃さずに観てほしいなと思います。■12星座別「空に住む」的・あなたがアガる場所ところで、「空に住む」感覚は、世界一周旅行に出た旅人の気持ちに似ている気がします。リアルだけれど非現実的で、孤独であると同時に、気分をハイにさせる状況とでも言えばいいでしょうか。迷ったり、傷ついたり。しんどいと思ったときは小休止が必要です。というわけで、ここでは12星座別に、あなたを静かにアゲるスポットをご紹介します。◎牡羊座のあなた都会と郊外の接点にあるような街、高台や高層ビルで火を扱う店◎牡牛座のあなた郊外にある庭つきの家、家庭料理を振る舞う店、アンティーク家具屋◎双子座のあなた駅近のマンションの一角、個性的なデザイン・非対称の建物、斜面の途中にある店◎蟹座のあなた海辺や川の近くなど水を感じる場所、水族館、倉庫のような大型モール◎獅子座のあなた高級感のある門、リッチな家具がある所、一点ものや大きなサイズのアイテムを取り扱う場所◎乙女座のあなた蔵、釜のある場所、低い塀に囲まれた芝生の公園、裏庭に続く喧騒から離れた小道◎天秤座のあなた街並みに溶け込んだ美しい空間、窓から外が見える部屋、美術館◎蠍座のあなた街外れの一軒家、入口が見つかりにくい隠れ家、茶室◎射手座のあなた美しい眺めを一望できる場所、高層階を歩けるデッキ、仕切りのないスペース◎山羊座のあなた歴史あるパワースポット、風や雨・土の匂いのする場所、古く寂びた街並み◎水瓶座のあなた光・風・水を取り入れたアトリエのような空間、デザインにこだわった店◎魚座のあなたリゾートホテル、天井までぎっしり本が並んだ図書館、自然を感じられる場所■『空に住む』を観たら、その後は……あなたにおすすめの場所のイメージは湧きましたか?そこに身を置けば、空に住んだ直実ほどではないにしても、何かしら自分の中で変化を感じられる可能性が。映画館で『空に住む』の世界に浸り、いろいろなことを感じたら、その後、ふらっと行ってみてはいかがでしょう。大切な人と一緒に訪れるのもいいかもしれませんね。【STORY】郊外の小さな出版社に勤める直実は、両親の急死を受け止めきれないまま、叔父夫婦の計らいで大都会を見下ろすタワーマンションの高層階に住むことになった。長年の相棒・黒猫ハルとの暮らし、ワケアリ妊婦の後輩をはじめ気心のしれた仲間に囲まれた職場、それでも喪失感を抱え、浮遊するように生きる直実の前に現れたのは、同じマンションに住むスター俳優・時戸森則だった。彼との夢のような逢瀬に溺れながら、仕事、人生、そして愛の狭間で揺れ続ける直実。果たして彼女は、見失ってしまった自分を取り戻すことができるのか?そして葛藤を乗り越えた末に下した大きな決断とは─?10月23日(金) 全国ロードショー出演:多部未華子/岸井ゆきの 美村里江/岩田剛典鶴見辰吾/岩下尚史髙橋洋/大森南朋永瀬正敏柄本明監督・脚本:青山真治脚本:池田千尋原作:小竹正人『空に住む』(講談社)配給:アスミック・エース(C)2020 HIGH BROW CINEMA
2020年10月19日多部未華子主演、青山真治監督の『共喰い』以来7年ぶりの長編映画『空に住む』の完成披露舞台挨拶が10月4日(日)に開催。青山監督に主演の多部さんをはじめ、岸井ゆきの、美村里江、岩田剛典(EXILE/三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、鶴見辰吾、永瀬正敏、岩下尚史、高橋洋が出席した。この日の舞台挨拶は無観客、YouTubeチャンネルでの配信という形でとなったが、青山監督がそれでも劇場で舞台挨拶ができることについて「映画館っていいですね。興奮気味です」と喜びをかみしめる。本作は作詞家の小竹正人が、デビュー小説で“主題歌”としてつづった「三代目J SOUL BROTHERS」の楽曲「空に住む ~Living in your Sky~」の世界観を映像化、青山監督は「この映画が発するメッセージは『人生は冒険だ』ということ。楽しみにしていてください!」とアピールした。多部さんは、青山監督とは初めての仕事となったが「監督とは撮影中もほとんどコミュニケーションをとっておらず、いまだにどういう方なのかわかってない…」と苦笑。「そんな中で生まれた映画です(笑)」と語り、さらに自身が演じた直実という女性についても「一言で説明できない性格の持ち主。感情が表に出ないし、泣けない女性で難しかったですし、『何言ってんのかな?』という部分もいっぱいあったんですが、難しいながらも現場でつかんでいきました」と述懐する。直実が働く出版社の後輩を演じた岸井さんも、多部さんの話を受けて「青山さんの演出は直接的じゃなく、『もっとスッキリしてていい』という感じで、『こういうシーンなので、こうやって』というやり方じゃないんです。現場の空気や風、温度をくみ取って映画を作っていきました」とふり返る。古民家をベースにした出版社での多部さんとの撮影については、「私が(撮影を離れて)多部さんとして接してるのと、役として撮っているのと差がないんです。休憩時間に、岩田さんが演じたスター俳優の時戸が出ている(小道具の)雑誌を見たんですけど、それが映画のシーンか、多部さんとの時間なのか、あいまいになるくらい、素の部分と撮影の差がなかった」と、なんとも不思議な空気感に包まれた現場の様子を明かした。そんな青山監督の演出について、直実の叔父を演じた鶴見さんは「何も言わないで、結局、相手のいいところを出させちゃう」と演出家としての稀有な才能を指摘。『東京公園』に続いての青山作品出演で出版社の編集長を演じた高橋さんも「台本に『出版社』とあったのですが、行ってみたら古民家で、そういう場所でできることが嬉しくて、自然と『こういう感じでしゃべるのかな?』とか『こういう風に働いているのかな』というのが、用意していただいた空気で決まりました」と巧みに現場の空気を作り、俳優陣を導いていく“青山演出”を解説。その一方、青山監督はそうした俳優陣の言葉に「俳優さんがやりたいようにやっているのを、僕がニコニコ見ていることで成立していく現場を常に心がけています」と飄々と語っていた。美村さんは鶴見さんと本作では夫婦役に。「共演は3~4度目で、これまで叔父と姪だったり、金持ちと庶民という関係だったんですけど、2人でお金持ちの夫婦役を演じるのは楽しかったです」とにっこり。鶴見さんは、そんな“妻”の抱える葛藤や悩みに映画を通じて触れて「亭主として(妻を)幸せにしているとばかり思ってて、映画を見たら『こんなに悩んでたんだ?』とショックを受けました(苦笑)。夫婦ってそういうことあるんだな…」と苦笑まじりに語る。そして、映画の中で独特の際立った存在感を放っているのが、直実と同じタワーマンションに住むスター俳優・時戸を演じた岩田さん。岩田さんは、自身の役柄について「脚本を読んだ時から『変な人だな』って思いました」「共通部分があると言いたくない役。ひどい奴だな…と思いながら読んでました(笑)」と難役に苦労した模様。「青山監督とクランクイン前にあったとき、お花を持ってきてて、いきなり『食べれそうな花ある?』と聞かれたんです(笑)。確かに脚本のト書きに『生きている花をちぎって食べる』とあったんで、どう表現するのかなと思ってたんですが、本当に花を食べるシーンが成立するとは…。見たことのないシーンになりました」と貴重な経験を楽しんだよう。もうひとり、出演シーンはワンシーンながらも重要な役割を果たしているのが、永瀬さんが演じたペット葬儀屋の男性。永瀬さんは、原作者の小竹さんとは数十年来の友人であり、物語の中に書かれている、実際に小竹さんが体験した事柄を間近で見ていたそうで「(小竹さんの)猫にも会ってますし、タワーマンションにも行ってるし、(猫をなくす)喪失感も直に見ています。そういう意味で、ワンシーンしか出てないけど、僕にとって特別な映画になりました」と感慨深げ。また、直実の勤める出版社の代表を演じるのは、作家の岩下尚史。「映画を見て、小竹さんは芸能界のこともよくご存じで、出版社の人のこともよくご存じで。岩田さんが演じたスターのような人もよくいますし、多部さんが演じたああいう怖い編集者もいます」と断言すると、これには登壇陣も大笑い。最後に多部さんは「この映画のとらえ方は様々で、男女でも違うだろうし、いろんな見方があると思います。それぞれ、思い思いに見ていただけたら」と語り、「お体に気を付けて、万全の体調で映画館に足を運んでいただければ幸いです」と呼びかけた。なお、本作は第25回釜山国際映画祭 「アジア映画の窓」部門に出品されることも発表された。『空に住む』は10月23日(金)より全国にて公開。※高橋洋の「高」ははしごだか(text:cinemacafe.net)■関連作品:空に住む 2020年10月23日より公開©️2020 HIGH BROW CINEMA
2020年10月05日映画『空に住む』(10月23日公開)の完成披露舞台挨拶が4日に都内で行われ、多部未華子、岸井ゆきの、美村里江、岩田剛典、鶴見辰吾、永瀬正敏、岩下尚史、髙橋洋、青山真治監督が登場した。同作は作詞家・小竹正人が手掛けた小説『空に住む』(講談社)の実写化作。原作と共に誕生した楽曲「空に住む~Living in your sky~」を三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEが担当し、小説と楽曲が同時にリリースされたことでも話題を集めた。郊外の小さな出版社に勤める直実(多部)は、両親の急死を受け止めきれないまま、叔父夫婦の計らいで大都会を見下ろすタワーマンションの高層階に住むことに。直実の前に現れたのは、同じマンションに住むスター俳優・時戸森則(岩田剛典)で、彼との夢のような逢瀬に溺れながら、仕事、人生、そして愛の狭間で揺れ続ける。多部は今回演じた直実について「あまり感情が表に出ないというか泣けない女性で、一言では言えないキャラクターなので難しかったですし、『ちょっと、何言ってるのかな?』みたいなこともいっぱいあったんですけど、難しいながらもこういう感じかなと思いながら演じました」と振り返る。他のキャスト陣たちも演じた役について「わからない」を連発していたため、多部は「各々、わからないなりにやってたんだなということがわかって安心しました。自分自身のことであっても周りのことであっても、100%理解できることはないし、それでも大丈夫だったとおっしゃっていただける監督とご一緒できてよかった」と感謝する。また登場する3人の女性については、「全員理解できないです」と苦笑する多部。「ちょっとクセありますよね」と表すと、美村も「それぞれなかなか裏のある感じで、極端ですよね」と同意する。多部が「本心がどこにあるのかがわからないということが映画のテーマの一つかと思うくらい、表面に見てるものだけが全てじゃない。3人のキャラクターそのままでしたね」と語ると、美村も「女性陣からしてもなかなかわからない。皆さんに考えていただければと思います」と訴えかけた。作中では岩田演じるスター俳優の時戸がエレベーターで直実と出会うが、「岩田さんの風貌だと誠実さがにじみ出ているので、つい大丈夫かなと思うんですけど、そうじゃない男性だったらセキュリティボタンを探します」(美村)、「見た目が岩田さんだからいいけど、そうじゃなかったらもう!」(多部)、「怖いですよね。知らない人についてっちゃいけません」(岸井)と行動には散々な評価が。岩田は「どうリアクションしていいかわからない」と苦笑しながら、「ついていかない方がいいんじゃないでしょうか」と見解を示し、「自分が女性だったらこんな出会いはどう思うか?」という質問には「怖いですね。怖い経験だと思うので、ついていかないです」ときっぱり答えていた。最後に青山監督は「今日わかったことは、これだけ話してもどんな映画かよくわからないだろうということでした。それで僕はいいと思っています」と語る。「最後に僕から言いたいのは、この映画の発するメッセージは『人生は冒険だ』ということです。ますますわかんなくなってきてるとは思いますが、それで結構でございます。楽しみにしてください」とメッセージを送った。
2020年10月04日小説と音楽の世界観から生まれた珠玉の物語を、主演・多部未華子ら豪華キャスト陣で映画化する『空に住む』より、「三代目J SOUL BROTHERS」が担当する主題歌「空に住む ~Living in your sky~」の歌詞付きロングトレーラーが公開された。今回のトレーラーでは、多部さん演じるタワーマンションの高層階で暮らす出版社勤務の直実をはじめ、周囲の人々の生活が、透き通るようなメロディの主題歌と共に映し出されていく。両親の急死を受け止めきれないまま、気丈にふるまう主人公の直実。「流れる日々に 迷わぬように 見上げていてください」「たくさんの夢があなたを 見守っているから 待っているから」とそんな彼女にエールを送る歌詞は、見る者も共感し、そっと応援したくなる。直実のほかにも、黒猫のハル、スター俳優の時戸(岩田剛典)、訳あり妊婦の後輩・愛子(岸井ゆきの)、叔母の明日子(美村里江)、タワーマンションのコンシェルジュ(柄本明)など、豪華キャストたちの姿も確認することができる。最後まで登場人物たちの人生に優しく寄り添うこの楽曲。歌唱した今市隆二は「僕にとっても大切な曲で、公私共にお世話になっている小竹さんの想いを強く感じます。初めて歌詞を見させて頂いた時にストレートな歌詞に心を動かされ、目頭が熱くなったのを覚えています」と楽曲について語り、「映画を通して視覚で『空に住む』を感じることで、楽曲の新しい一面が見られることをとても楽しみにしています。そして、多くの方の心に残る作品になることを願っています」と映画完成に期待。登坂広臣は「数多くの作品を共にさせてもらっている小竹正人さんの世界観が映像化されるという事で、僕たち自身も楽しみにしています。この楽曲と共に、この映画を観た方々の心に残る作品になればと願っています」とコメントを寄せている。『空に住む』は10月23日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:空に住む 2020年10月23日より公開©️2020 HIGH BROW CINEMA
2020年09月14日TBSドラマ「私の家政夫ナギサさん」での自然体でリアルな演技が大きな話題となった多部未華子の主演映画『空に住む』。この度、多部さんや共演の岸井ゆきの、美村里江、岩田剛典の“訳あり”な場面写真が一挙に解禁された。多部さんが演じるのは、両親の急死により、叔父夫婦の住むタワーマンションの高層階で暮らすことになった直実を演じる。長年の相棒・黒猫のハルと共に住み慣れない場所に突然連れてこられた直実は、現実を受け止めきれないまま、浮遊しているかのように毎日を過ごす。話題となった「ナギサさん」のメイとは180度変わり、あまり感情を表に出すことが得意ではないキャラクターを丁寧に演じている。直実を取り巻くキャラクターも、いろいろと困難を抱えている。郊外の小さな出版社に勤める直実の後輩で、妊娠中の愛子(岸井さん)は天真爛漫さの裏に複雑な問題を抱え、信頼できるのは直実だけ。直実の叔母・明日子(美村さん)も誰もが羨むセレブ生活を送るも虚無感は消えることはなく、直実の生活への干渉が激しく若干空気の読めないキャラクターであり、その裏には誰にも言えない叶えられない望みがあった。さらに直実の前に突如現れた日本を代表するスター俳優、時戸森則(岩田さん)も実態がつかめない、空気のような存在。エレベーターで偶然出会うというありえない展開も、多部さんと岩田さんの演技力により、むしろどこかおとぎ話のように映しだされる。ただ、この夢のような展開も『共喰い』など人間の隠された部分を描くことに定評のある青山真治監督の手腕によって単なる夢物語になることはなく、直実は心の内が見えない時戸に次第に複雑な感情を抱え始めることに。一見するとドロドロした世界に見える本作の中で、ひときわ輝き、見る者に優しい癒しを与えてくれるのは、鶴見辰吾、大森南朋、永瀬正敏ら実力派俳優たち。天涯孤独となり困っていた直実に手を差し伸べ、自身が持つ高級マンションへ呼び寄せた叔父・雅博(鶴見さん)はとにかく直実の味方で優しく明るいキャラクター。また、“ナギサさん”役で視聴者を「おじキュン」させた大森さんは、過去に直実が担当した小説家・吉田を演じ、ぼさっとしたビジュアルにぼそぼそと話す独特な空気感でドラマの雰囲気を一新!さらに年々渋さが増し、本作でも謎の男というミステリアスな演技に目が釘付けとなる永瀬さんや、直実の上司で編集長の柏木(高橋洋)は優しい口調で直実を諭す良き理解者と、脇を固める俳優たちにも注目だ。『空に住む』は10月23日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空に住む 2020年10月23日より公開©️2020 HIGH BROW CINEMA
2020年09月08日10月23日(金)より全国公開となる、多部未華子主演『空に住む』の場面写真が公開された。本作は『EUREKA ユリイカ』などで世界的に知られる青山監督7年ぶりの長編映画。先日最終回を迎えたTBSドラマ『私の家政夫ナギサさん』で話題となった多部が主演を務めるほか、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、EXILEのメンバーとして活躍する岩田剛典、近年注目される女優・岸井ゆきの、『私の家政婦ナギサさん』で多部と共演したベテラン俳優・大森南朋などが出演する。今回は、本作に登場する個性豊かなキャラクターが映し出された場面写真が一挙公開された。本作で多部は、両親の急死により、叔父夫婦の住むタワーマンションの高層階で暮らすことになった直実を演じる。長年の相棒黒猫のハルと共に住み慣れない場所に突然連れ、現実を受け止めきれないまま、浮遊しているかのように毎日を過ごす直実。話題となったドラマとは180度変わって、あまり感情を表に出すことが得意ではないキャラクターを丁寧に演じている多部の姿が場面写真では映し出されている。そんな直実の前に突如現れた日本を代表するスター俳優、時戸森則(岩田)。直実はエレベーターで偶然出会った彼との逢瀬に溺れていく。スター俳優と偶然に出会い、恋に落ちるというありえない展開も、多部と岩田の演技力で不自然に感じることはなく、むしろどこかおとぎ話のように描かれるとのこと。ただし、単に夢物語になることはなく、青山真治監督の手腕により、直実は心の内が見えない時戸に次第に複雑な感情を抱え始めるという展開になっていく。他にも、郊外の小さな出版社に勤める直実の後輩で妊婦の愛子(岸井)や、誰もが羨むセレブ生活を送るも虚無感は消えることはなく、直実の生活への干渉が激しく若干空気の読めない叔母・明日子(美村里江)など、一癖も二癖もあるキャラクターばかり。一見するとドロドロした世界に見える本作の中で、ひときわ輝き、見る者に優しい癒しを与えてくれるのは、鶴見辰吾、大森、永瀬正敏らイケおじたちだ。天涯孤独となり困っていた直実に手を差し伸べ、自身が持つ高級マンションへ呼び寄せた叔父・雅博(鶴見)はとにかく直実の味方で優しく明るいキャラクター。また、ドラマの“ナギサさん”役で視聴者を「おじキュン」させた大森は、過去に直実が担当した小説家吉田を演じ、ぼさっとしたビジュアルにぼそぼそと話す独特な空気感を漂わせる。さらに、謎の男をミステリアスな演技で際立たせる永瀬や、直実の良き理解者となる上司・柏木役の髙橋洋など、脇を固めるベテラン俳優たちにも注目してほしい。『空に住む』10月23日(金)全国ロードショー
2020年09月08日多部未華子が、スター俳優との出会いで揺れ動く女性を演じ主演する映画『空に住む』。この度、本作の予告編とポスタービジュアル、多部さんをはじめとするキャストたちのコメントが到着した。小説と音楽の世界観から生まれた珠玉の物語が、話題の演技派キャストたちで映画化する本作。今回到着した映像では、両親が急死し、タワーマンションの高層階で暮らし始める直実(多部さん)が、日本を代表するスター俳優・時戸森則(岩田剛典)と出会う。時戸との出会いによって生活が変わり始めるが、それでも埋めようのない喪失感を抱えていた直実。そんなどこか満たされないまま日々を過ごしているのは、直実だけではない。誰にも打ち明けられない秘密を抱える後輩で妊婦の愛子(岸井ゆきの)、何不自由なく暮らしているが、人知れず虚しさを感じている専業主婦の叔母・明日子(美村里江)と、それぞれに悩みを抱え、自分をさらけ出すことができず、傷つき迷いながらも前を向こうとする女性たちも登場。ラストには、何かを決意したような直実の姿も…。予告編には、「三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」が担当する主題歌、悩みや孤独を癒し、そっと背中を押してくれる「空に住む ~Living in your sky~」が挿入されている。またポスタービジュアルは、直実が切ない表情で空を見上げて、まるで空に浮いているかのような、ぼんやりと漂う直実の不安定な心が写し出されている。主演の多部さんは、撮影をふり返り「参加した私にも言葉にできないとても独特な世界観でした。撮影をしていた約1ヶ月はとにかく、その世界観にどっぷりと浸かりたいという思いで必死だったような気がします」とコメントし、岩田さんも「すごく丁寧な撮影で、役者としてはすごくモチベーションを高めてもらえる良い現場でした」と明かしている。キャストコメント多部未華子青山真治監督の描く作品の空気は、参加した私にも言葉にできないとても独特な世界観でした。撮影をしていた約1ヶ月はとにかく、その世界観にどっぷりと浸かりたいという思いで必死だったような気がします。様々な受け取り方が出来る作品なのかなと思いますが、誰かの心の片隅に残る作品になることを願っています。岸井ゆきの今回、青山組に参加でき光栄です。この映画は約二年前に撮影しました。現場に流れていた穏やかで丁寧で、キリッとした空気がスクリーンからも見て取れて、今改めてあの時の空気で、落ち着いて深呼吸したような感覚です。二年前と今では大きな変化がありましたが大事なことは変わらずに生活の中にあると思います。是非見てください。美村里江活字で読んだ時と、映像として人の体温と陰影が重なった後では随分印象の変わる作品です。雲のように漂っているのは主人公の直実だけではなく、どの人物も色・大きさ・水分量の違う、そして流れている層も異なる一群れの雲に私には見えました。重なっているようで遠かったり、離れて見えて近いこともあるのかもしれません。岩田剛典青山さんは現場でしか出せない空気感を大切にされている監督で、多くを語らずとも、ひとつひとつの絵作りや映画としてのクオリティを高めていく情熱がひしひしと伝わってきました。すごく丁寧な撮影で、役者としてはすごくモチベーションを高めてもらえる良い現場でした。鶴見辰吾『レイクサイド マーダーケース』、『エリエリ・レマ・サバクタニ』以来、久々の青山真治監督作品に参加。嬉しいなあ。俺を覚えていてくれたか。青山さんとは同じ年で、彼の作り出す現場の雰囲気が大好きなんだ。美村里江さんと多部未華子さんと猫ちゃんと一緒に幸せで、ご褒美みたいな撮影だった。これから観るのか楽しみだ。高橋洋エンドロール、多部未華子さん演じる主人公・直美(28)がスクリーンから消えたあとの余韻のなか、観ている僕の頭にはふいに監督・青山真治(56)が浮かび、そのときハタと思いました。直美は…監督自身なのかもしれない…と。だから、なんだ?と言われたらアレなんですけど。だから映画っていいなあ、と自分は思ったのです。沁みます。岩下尚史青山監督のお声がゝりで、初めて映画の出演者として招かれる冥加にめぐりあいました。もとより、しろうとのことですから、監督はむずかしいことは注文なさらず、普段のとおりにと仰言るだけで、ちょっと戸惑いをしたことでしたが、商売の下手なところだけは私と同じですから、そこをお買い下さいましたら幸いに存じます。大森南朋ついに参加させて頂けた青山真治監督の映画でした。もう少し現場にいたかったです。永瀬正敏10代の頃、僕達は伸ばした手で繰り返し空を掴む様に、何かに向かいただガムシャラに走った。時が経ち彼は作詞家になり、そして小説家になった。青山真治監督によって新たな命が吹き込まれたその現場に、まさか自分が立てるとは。短い間だったけど今までにない特別な現場になった。親友小竹正人に、二人の歴史に感謝したい。柄本明公開、おめでとうございます。飲み屋では何度も会っていますが、仕事といえば、『レイクサイド マーダーケース』以来ですから15年ぶりでした。みなさん、何も考えないで、この映画をそのまま、お楽しみください。『空に住む』は10月23日(金)より全国にて公開。※高橋洋の“高”ははしごだか(cinemacafe.net)■関連作品:空に住む 2020年10月23日より公開©️2020 HIGH BROW CINEMA
2020年09月03日女優の多部未華子が主演を務める、映画『空に住む』(10月23日公開)の予告映像が3日、公開された。同作は作詞家・小竹正人が手掛けた小説『空に住む』(講談社)の実写化作。原作と共に誕生した楽曲「空に住む~Living in your sky~」を三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEが担当し、小説と楽曲が同時にリリースされたことでも話題を集めた。郊外の小さな出版社に勤める直実(多部)は、両親の急死を受け止めきれないまま、叔父夫婦の計らいで大都会を見下ろすタワーマンションの高層階に住むことに。直実の前に現れたのは、同じマンションに住むスター俳優・時戸森則(岩田剛典)で、彼との夢のような逢瀬に溺れながら、仕事、人生、そして愛の狭間で揺れ続ける。予告編では、等身大の直実の姿と、彼女の前に突如として現れたスター俳優・時戸森則の出会いのシーンが。さらに誰にも打ち明けられない秘密を抱える、出版社の後輩で妊婦の愛子(岸井ゆきの)、人知れず虚しさを感じている専業主婦の叔母・明日子(美村里江)と、それぞれに悩みを抱える女性たちが映し出された。映像の最後には、何かを決意したような顔で空を眺めながら伸びをする直実の姿で締めくくられている。予告編全編に流れるのは、三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEが担当する主題歌「空に住む ~Living in your sky~」。小説と共に誕生したこの曲は、最後まで登場人物たちの人生に優しく寄り添い、映画の世界観にも見事にマッチしている。合わせて解禁となったポスターは、両親を亡くし心の整理がつかないままタワーマンションに連れてこられた直実が、切ない表情で空を見上げている印象的なビジュアルとなった。○多部未華子 コメント青山真治監督の描く作品の空気は、参加した私にも言葉にできないとても独特な世界観でした。撮影をしていた約1ヶ月はとにかく、その世界観にどっぷりと浸かりたいという思いで必死だったような気がします。様々な受け取り方が出来る作品なのかなと思いますが、誰かの心の片隅に残る作品になることを願っています。○岸井ゆきの コメント今回、青山組に参加でき光栄です。この映画は約二年前に撮影しました。現場に流れていた穏やかで丁寧で、キリッとした空気がスクリーンからも見て取れて、今改めてあの時の空気で、落ち着いて深呼吸したような感覚です。二年前と今では大きな変化がありましたが大事なことは変わらずに生活の中にあると思います。是非見てください。○美村里江 コメント活字で読んだ時と、映像として人の体温と陰影が重なった後では随分印象の変わる作品です。雲のように漂っているのは主人公の直実だけではなく、どの人物も色・大きさ・水分量の違う、そして流れている層も異なる一群れの雲に私には見えました。重なっているようで遠かったり、離れて見えて近いこともあるのかもしれません。○岩田剛典 コメント青山さんは現場でしか出せない空気感を大切にされている監督で、多くを語らずとも、ひとつひとつの絵作りや映画としてのクオリティを高めていく情熱がひしひしと伝わってきました。すごく丁寧な撮影で、役者としてはすごくモチベーションを高めてもらえる良い現場でした。○鶴見辰吾 コメント『レイクサイド マーダーケース』、『エリエリ・レマ・サバクタニ』以来、久々の青山真治監督作品に参加。嬉しいなあ。俺を覚えていてくれたか。青山さんとは同じ年で、彼の作り出す現場の雰囲気が大好きなんだ。美村里江さんと多部未華子さんと猫ちゃんと一緒に幸せで、ご褒美みたいな撮影だった。これから観るのか楽しみだ。○高橋洋 コメントエンドロール、多部未華子さん演じる主人公・直美(28)がスクリーンから消えたあとの余韻のなか、観ている僕の頭にはふいに監督・青山真治(56)が浮かび、そのときハタと思いました。直美は…監督自身なのかもしれない…と。だから、なんだ?と言われたらアレなんですけど。だから映画っていいなあ、と自分は思ったのです。沁みます。○岩下尚史 コメント青山監督のお声がゝりで、初めて映画の出演者とし て招かれる冥加にめぐりあいました。 もとより、しろうとのことですから、監督はむずかしいことは注文なさらず、普段のとおりにと仰言るだけで、ちょっと戸惑いをしたことでしたが、商売の下手なところだけは私と同じですから、そこをお買い下 さいましたら幸いに存じます。○大森南朋 コメントついに参加させて頂けた青山真治監督の映画でした。もう少し現場にいたかったです。○永瀬正敏 コメント10 代の頃、僕達は伸ばした手で繰り返し空を掴む様に、何かに向かいただガムシャラに走った。時が経ち彼は作詞家になり、そして小説家になった。青山真治監督によって新たな命が吹き込まれたその現場に、まさか自分が立てるとは。短い間だったけど今までにない特別な現場になった。親友小竹正人に、二人の歴史に感謝したい。○柄本明 コメント公開、おめでとうございます。飲み屋では何度も会っていますが、仕事といえば、『レイクサイド マーダーケース』以来ですから15年ぶりでした。みなさん、何も考えないで、この映画をそのまま、お楽しみください。(C)2020 HIGH BROW CINEMA
2020年09月03日10月23日(金)に公開される多部未華子主演『空に住む』の本予告とポスタービジュアルが公開された。本作は、『EUREKA ユリイカ』などで知られる青山真治監督7年ぶりの長編映画。J-POP界を牽引する作詞家・小竹正人が手がけた小説『空に住む』の主人公を主軸に、両親との死別、妊娠、出産など、人生のターニングポイントに差しかかった現代に生きる20代~30代女性たちのドラマと、彼女たちを支える人々の群像劇が描かれる。主演を務める多部は、郊外の小さな出版社に勤める28歳の直実役。直実は両親の急死という出来事を受け止めきれないまま、大都会を見下ろすタワーマンションの高層階で暮らし始めることになり、そこで岩田剛典演じる日本を代表するスター俳優・時戸森則に出会う。一方、直実が働く出版社の後輩で妊婦の愛子(岸井ゆきの)は誰にも打ち明けられない秘密を抱え、何不自由なく暮らしている専業主婦の叔母・明日子(美村里江)もまた、人知れず虚しさを感じていた。今回予告編では、彼女たちが悩みながらも前を向こうとする姿が、三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEが担当する主題歌『空に住む ~Living in your sky~』とともに映し出されている。それぞれに悩みを抱え、自分をさらけ出すことができず、傷つき迷いながらも精いっぱい前を向こうとする女性たちが切り取られている。映像の最後には、何かを決意したような顔で空を眺めながら伸びをする直実の姿。様々な人との出会いによって変化した彼女が選んだ未来とは。対するポスターは孤独を抱える直実が切ない表情で空を見上げている印象的なビジュアルに仕上がっており、空に浮いているかのように、ぼんやりと漂う直実の不安定な心を映し出したものとなっている。さらに今回、多部をはじめ出演者のコメントも到着した。多部は「青山真治監督の描く作品の空気は、参加した私にも言葉にできないとても独特な世界観でした。撮影をしていた約1ヶ月はとにかく、その世界観にどっぷりと浸かりたいという思いで必死だったような気がします」と撮影当時の様子を返っている。さらに、直実を取り巻く面々として出演した岸井、岩谷加え、鶴見辰吾、高橋洋(※高は「はしごだか」)、岩下尚史、大森南朋、永瀬正敏、柄本明もコメントを寄せた。演技派キャストと名監督によって映画化された『空に住む』が、現代に生きるすべての女性にエールを贈ってくれること間違いなしだ。■主演:多部未華子 コメント/小早川直実役青山真治監督の描く作品の空気は、参加した私にも言葉にできないとても独特な世界観でした。撮影をしていた約1ヶ月はとにかく、その世界観にどっぷりと浸かりたいという思いで必死だったような気がします。様々な受け取り方が出来る作品なのかなと思いますが、誰かの心の片隅に残る作品になることを願っています。■岸井ゆきの コメント/木下愛子役今回、青山組に参加でき光栄です。この映画は約二年前に撮影しました。現場に流れていた穏やかで丁寧で、キリッとした空気がスクリーンからも見て取れて、今改めてあの時の空気で、落ち着いて深呼吸したような感覚です。二年前と今では大きな変化がありましたが大事なことは変わらずに生活の中にあると思います。是非見てください。■美村里江 コメント/小早川明日子役活字で読んだ時と、映像として人の体温と陰影が重なった後では随分印象の変わる作品です。雲のように漂っているのは主人公の直実だけではなく、どの人物も色・大きさ・水分量の違う、そして流れている層も異なる一群れの雲に私には見えました。重なっているようで遠かったり、離れて見えて近いこともあるのかもしれません。■岩田剛典 コメント/時戸森則役青山さんは現場でしか出せない空気感を大切にされている監督で、多くを語らずとも、ひとつひとつの絵作りや映画としてのクオリティを高めていく情熱がひしひしと伝わってきました。すごく丁寧な撮影で、役者としてはすごくモチベーションを高めてもらえる良い現場でした。■鶴見辰吾コメント/小早川雅博役『レイクサイド マーダーケース』、『エリエリ・レマ・サバクタニ』以来、久々の青山真治監督作品に参加。嬉しいなあ。俺を覚えていてくれたか。青山さんとは同じ年で、彼の作り出す現場の雰囲気が大好きなんだ。美村里江さんと多部未華子さんと猫ちゃんと一緒に幸せで、ご褒美みたいな撮影だった。これから観るのか楽しみだ。■高橋洋コメント/直実の出版社・上司役エンドロール、多部未華子さん演じる主人公・直美(28)がスクリーンから消えたあとの余韻のなか、観ている僕の頭にはふいに監督・青山真治(56)が浮かび、そのときハタと思いました。直美は…監督自身なのかもしれない…と。だから、なんだ?と言われたらアレなんですけど。だから映画っていいなあ、と自分は思ったのです。沁みます。■岩下尚史コメント/直実の勤める出版社・社長役青山監督のお声がゝりで、初めて映画の出演者として招かれる冥加にめぐりあいました。もとより、しろうとのことですから、監督はむずかしいことは注文なさらず、普段のとおりにと仰言るだけで、ちょっと戸惑いをしたことでしたが、商売の下手なところだけは私と同じですから、そこをお買い下さいましたら幸いに存じます。■大森南朋コメント/作家・吉田役ついに参加させて頂けた青山真治監督の映画でした。もう少し現場にいたかったです。■永瀬正敏コメント/謎の男役10 代の頃、僕達は伸ばした手で繰り返し空を掴む様に、何かに向かいただガムシャラに走った。時が経ち彼は作詞家になり、そして小説家になった。青山真治監督によって新たな命が吹き込まれたその現場に、まさか自分が立てるとは。短い間だったけど今までにない特別な現場になった。親友小竹正人に、二人の歴史に感謝したい。■柄本明コメント/直実の住むタワーマンションのコンシェルジュ役公開、おめでとうございます。飲み屋では何度も会っていますが、仕事といえば、『レイクサイド マーダーケース』以来ですから15年ぶりでした。みなさん、何も考えないで、この映画をそのまま、お楽しみください。『空に住む』10月23日(金)全国ロードショー
2020年09月03日女優の深田恭子、多部未華子、永野芽郁が出演する「UQ mobile」の新テレビCM「め組のひと」篇が、9月1日から全国で放映される。深田が長女、多部が次女、永野が三女を演じる“UQ三姉妹”。新CMは、80年代のRATS&STARの名曲「め組のひと」が流れ、花火のような電飾と青いマネキンを背景にピンクガチャ(ママ)とブルームク(パパ)がノリノリで踊る。そして、華やかな法被姿のUQ三姉妹が、巨大な“UQ”の飾りが付いたまといを持ち、クールにカメラ目線を決めていく。その後、「ずっと イチヨンパッ!」という歌詞に合わせて、三姉妹そろってピースサインでポーズ。最後は再びパパとママも加わり、家族全員で仲良く決めポーズをして締めくくる。原色カラーの世界に映えるUQ三姉妹のクールな表情と、誰もが知るダンスナンバーに合わせた息ぴったりのポージングに注目だ。UQ三姉妹シリーズ開始から丸4年。深田は「最初はなかなか『UQ』っていうのを合わせるのが難しかったりしたんですけど、今ではすぐにセリフも合うようになりましたし、3人でお食事に行ったりとかもします。4年間一緒にお仕事できるってなかなかないので、本当にUQさんに関わらせていただいてうれしく思います」と語る。多部も「そうですね、ゲストの方も、今回はこの方なんだとか、今度来てくださるんだとかというのも楽しいですし、初めは全然しゃべらなかったんですけど、4年過ごしていくうちにいろんな話ができるようになったのも楽しいなって思っています」と三姉妹を楽しんでいる様子。永野も「4年間の中で、すごく私自身はいろんな環境が変わったんですけど、その中で戸惑ったりしてる中でも、お姉ちゃんたちに会って、目が合うとすごくうれしくて(笑)。なので今日も久々にお会いできるのはすごくうれしいです」と話している。
2020年09月01日青山真治の7年ぶりの長編映画『空に住む』が、2020年10月23日(金)より全国で公開される。主演は多部未華子。三代目JSBの楽曲の楽曲とともに発表された同名小説を原点に映画『空に住む』のストーリーの原点は、J-POP界を牽引する作詞家・小竹正人が手掛けた小説『空に住む』。同作は、2013年のリリース当時、原作と共に誕生した楽曲「空に住む~Living in your sky~」を、国民的人気アーティスト・三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEが担当し、時を同じくしてリリースされたことでも話題を集めた。なお、今回は同楽曲が主題歌としても起用されている。現代日本に生きる全ての女性たちへ“エールを贈る”物語本作では、夢と現実の狭間で葛藤しながらも、新たな人生を見つけるために未来へ歩き出す女性たちの物語を描く。両親との死別、結婚、出産など、現代女性の人生のターニングポイントに迫る様々なドラマと、彼女たちを支える人々の機微や葛藤を映し出す。ストーリーは、主人公の直実が、両親の急死を受け入れきれないまま、叔父夫婦の計らいで大都会のタワーマンションの高層階に住むところから始まる。長年の相棒・黒猫ハルとの暮らしや、気心の知れた仲間に囲まれた職場、何不自由のない生活を送りながらも、喪失感を拭えずにいる直実。浮遊するように生きる彼女の前に現れたのは、同じマンションに住むスター俳優・時戸森則だった。彼との夢のような逢瀬に溺れながら、仕事、人生、そして愛の狭間で揺れ続ける直実。果たして彼女は、見失ってしまった自分を取り戻すことができるのか?そして葛藤を乗り越えた末に下した大きな決断とは─?登場人物(キャスト)主演に多部未華子両親が急死し、孤独を抱え生きる主人公・直実を演じるのは、主演ドラマ「私の家政夫ナギサさん」や映画『アイネクライネナハトムジーク』など多くのドラマや映画に出演し、作品ごとに違った魅力を見せることで知られる実力派女優、多部未華子。傷つきながらも確かな選択をして強く前へ進む女性の姿を熱演する。直実と男女の関係になるスター俳優役に岩田剛典直実と同じタワーマンションに暮らし、偶然の出会いから直実と男女の関係になっていくスター俳優・時戸森則役は、EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのパフォーマーでありながら、多くの映画やドラマに出演し高い評価を得る岩田剛典。屈託のない笑顔が印象的な岩田だが、本作では今までにない「悪い男」を魅力的に演じている。“ワケアリ”妊婦の愛子役に岸井ゆきの直実の職場の後輩で、複雑な事情を抱えた“ワケアリ”妊婦・愛子役には、ドラマ「私たちはどうかしている」や映画『愛がなんだ』などに出演し、説得力のある演技で存在感を示す大注目の女優・岸井ゆきのが抜擢された。その他、美村里江、大森南朋、永瀬正敏、柄本明ら実力派キャストが脇を固める。美村里江:何不自由なく暮らすもどこか空虚さを感じ、直実に何かと世話を焼く叔母・明日子役鶴見辰吾:直実をタワーマンションに迎え入れた叔父・雅博役岩下尚史:直実が務める出版社・社長役大森南朋:愛子と関係を持つ作家・吉田役永瀬正敏:直実が出会う不思議な男性役柄本明:直実の住むタワーマンションのコンシェルジュ役監督・青山真治、7年ぶりの長編映画メガホンをとるのは、『EUREKA ユリイカ』でカンヌ国際映画祭批評家連盟賞受賞ほか国際的に高い評価を得る名匠・青山真治。今作『空に住む』は、青山にとって実に7年ぶりの長編映画となる。青山の手腕によって丁寧に描かれる、深く繊細なドラマに注目だ。【作品詳細】『空に住む』公開日:2020年10月23日(金)出演:多部未華子、岸井ゆきの、美村里江、岩田剛典、鶴見辰吾、岩下尚史、髙橋洋、大森南朋 、永瀬正敏、柄本明監督・脚本:青山真治脚本:池田千尋原作:小竹正人『空に住む』(講談社)主題歌:三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE「空に住む〜Living in your sky〜」(rhythm zone)
2020年08月27日女優の多部未華子が、青山真治監督7年ぶりの長編映画『空に住む』(10月23日公開)主演を務めることが24日、明らかになった。同作は作詞家・小竹正人が手掛けた小説『空に住む』(講談社)の実写化作。原作と共に誕生した楽曲「空に住む~Living in your sky~」を三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEが担当し、小説と楽曲が同時にリリースされたことでも話題を集めた。郊外の小さな出版社に勤める直実(多部)は、両親の急死を受け止めきれないまま、叔父夫婦の計らいで大都会を見下ろすタワーマンションの高層階に住むことに。直実の前に現れたのは、同じマンションに住むスター俳優・時戸森則(岩田剛典)で、彼との夢のような逢瀬に溺れながら、仕事、人生、そして愛の狭間で揺れ続ける。現代日本に生きるすべての女性たちへのエールを贈る同作で、多部は両親が急死し、孤独を抱える主人公・直実を演じる。直実の後輩で複雑な事情を抱えた妊婦・愛子役に岸井ゆきの、何不自由なく暮らすもどこか空虚さを感じ、直実に何かと世話を焼く叔母・明日子役に美村里江と実力派女優陣が集合。直実と同じタワーマンションに暮らし、偶然の出会いから直実と男女の関係になっていくスター俳優・時戸森則役は、EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの岩田剛典で、今までにない「悪い男」を魅力的に演じている。さらに、直実をタワーマンションに迎え入れた叔父・雅博役に鶴見辰吾、直実が務める出版社・社長役に岩下尚史、直実の出版社の上司役に高橋洋、愛子と関係を持つ作家・吉田役に大森南朋、直実が出会う不思議な男性役に永瀬正敏。直実の住むタワーマンションのコンシェルジュ役に柄本明と、物語を彩る個性豊かな俳優陣がそろう。監督は、『EUREKA ユリイカ』でカンヌ国際映画祭批評家連盟賞受賞ほか国際的に高い評価を得る名匠・青山真治。7年ぶりの長編新作となる本作で映し出されるのは、主人公の人生を主軸にしながら、異なる境遇で悩みを抱える20代〜30代女性たちで、両親との死別、妊娠、出産など、現代女性の人生のターニングポイントに迫る様々なドラマと、彼女たちを支える人々の感情の機微や葛藤が丁寧に描かれる。また、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの「空に住む~Living in your sky~」が主題歌になった。○青山真治 コメント脚本から公開まで足かけ四年、ああでもないこうでもない、それがダメならこうだ、もはや絶望という時期もありました。すると救いの神が舞い降りて、高層マンションのてっぺんからTake it easy manと厳かに言われるのです。だから私はこの映画を愛している。誰にもばれないように、ひとり静かに愛するのです。○小竹正人 コメント無我夢中で書いた小説と泣きながら書いた歌詞が青山真治監督のおかげで報われました。原作に息を吹き込むかのように多部未華子さんが主人公を奥深く演じてくれています。忘れそうになっていた幸せと忘れてはいけない悲しみを思い出し、宝物がまたひとつ増えたような気持ちです。映画制作と主題歌制作に関わってくださった全ての方に感謝します。(C)2020 HIGH BROW CINEMA
2020年08月24日現在放送中の「私の家政夫ナギサさん」も好評の多部未華子が主演する映画『空に住む』が10月23日(金)より公開決定。現代日本に生きる全ての女性たちへのエールを贈る、小説と音楽の世界観から生まれた珠玉の物語となっている。郊外の小さな出版社に勤める直実は、両親の急死を受け止めきれないまま、叔父夫婦の計らいで大都会を見下ろすタワーマンションの高層階に住むことに。長年の相棒・黒猫ハルとの暮らし、ワケアリ妊婦の後輩をはじめ気心のしれた仲間に囲まれた職場、それでも喪失感を抱え、浮遊するように生きる直実の前に現れたのは、同じマンションに住むスター俳優・時戸森則で――。本作は、『EUREKA ユリイカ』の青山真治監督7年ぶりの長編新作。主人公の人生を主軸にしながら、異なる境遇で悩みを抱える20代~30代女性たち、両親との死別、妊娠、出産など、現代女性の人生のターニングポイントに迫る様々なドラマと、彼女たちを支える人々の感情の機微や葛藤が、エチュードの様に丁寧に描かれる。ストーリーの原点となったのは、J-POP界を牽引する作詞家・小竹正人が手掛けた小説「空に住む」。原作と共に誕生した楽曲「空に住む~Living in your sky~」を、「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」が担当し、小説と楽曲が同時にリリースされたことでも話題になった。主演の多部さんが演じるのは、孤独を抱える主人公・直実。迷い、傷つきながらも、確かな選択をして変わっていく女性の心理を深く掘り下げ、新たな魅力を発揮する。また、直実の後輩で複雑な事情を抱えた妊婦・愛子を、『愛がなんだ』「浦安鉄筋家族」などに出演する岸井ゆきの。直実に何かと世話を焼く叔母・明日子を、放送中の「MIU404」の出演が話題となった美村里江。直実と同じタワーマンションに住み、偶然の出会いから直実と男女の関係になっていくスター俳優・時戸森則を、「EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」岩田剛典。直実の叔父・雅博役を鶴見辰吾。直実が務める出版社・社長役を作家・岩下尚史。直実の出版社の上司役を高橋洋。愛子と関係を持つ作家・吉田役を、「私の家政夫ナギサさん」で繰り広げられる多部さんとのやり取りがいま話題の大森南朋。直実が出会う不思議な男性役を永瀬正敏。そして、直実の住むタワーマンションのコンシェルジュ役を柄本明が演じる。<監督・原作者コメント>監督・青山真治脚本から公開まで足かけ四年、ああでもないこうでもない、それがダメならこうだ、もはや絶望という時期もありました。すると救いの神が舞い降りて、高層マンションのてっぺんからTake it easy manと厳かに言われるのです。だから私はこの映画を愛している。誰にもばれないように、ひとり静かに愛するのです。原作者・小竹正人無我夢中で書いた小説と泣きながら書いた歌詞が青山真治監督のおかげで報われました。原作に息を吹き込むかのように多部未華子さんが主人公を奥深く演じてくれています。忘れそうになっていた幸せと忘れてはいけない悲しみを思い出し、宝物がまたひとつ増えたような気持ちです。映画制作と主題歌制作に関わってくださった全ての方に感謝します。『空に住む』は10月23日(金)より全国にて公開。※高橋洋の“高”ははしごだか(cinemacafe.net)
2020年08月24日多部未華子(31)主演のTBS火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』が好調だ。各メディアによると、初回の世帯平均視聴率は14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進。8月18日に放送された第7話は16.6%と、上昇傾向だ。これまで同枠で放送されたドラマのなかで、最高記録となったようだ。多部演じる相原メイは、製薬会社のMR(営業担当)として働くキャリアウーマン。仕事に打ち込む反面、家事は苦手で部屋も散らかり放題。そこへ大森南朋(48)演じる中年の家政夫が現われ、互いに心を通わせていくストーリーだ。19年7月放送の『これは経費で落ちません!』(NHK総合)では、等身大のアラサー女性をリアルに演じた多部。いっぽう最終回を終えたタイミングの10月1日に、写真家・熊田貴樹氏との結婚を発表した。「熊田さんは、広告や雑誌、著名アーティストのCDジャケットなど幅広く手掛ける写真家。16年に撮影現場で出会ったことを機に、交際に発展したそうです。多部さんは好きなタイプの男性を、『努力しようと思わせてくれる人』と語っていました。『生活=仕事』という考えの多部さんにとって、ご主人の存在はプラスになっているようです」(メディア関係者)そんな『わたナギ』は、多部が結婚して以来初の主演ドラマだ。新婚生活を送りながらも、女優業に邁進する多部。『生活=仕事』というポリシーを持つ彼女の姿勢は、“職人”のようだという。「多部さんは役に入り込む憑依型ではなく、監督や演出家からの要求を忠実に反映するタイプ。引っ込み思案な面もあり、撮影現場では自ら話かけることは少ないといいます。ですが、先輩の仕草や動作をしっかり観察して吸収しているそうです。仕事とプライベートもきっちり分ける方なので、人間関係のトラブルもありません。18年に共演した樹木希林さん(享年75)も、『女優として芯がある』と太鼓判を押していました。多部さんのフラットな姿勢は、制作サイドもオファーしやすいようです」(テレビ局関係者)折り返しとなった『わたナギ』。後半では、どんな演技を見せてくれるだろうか。
2020年08月19日多部未華子主演、大森南朋、瀬戸康史らの共演で贈る「私の家政夫ナギサさん」の7話が8月18日放送。メイにハグされたナギサさんの表情に「可愛い」の声が続出。またメイに告白するも“忘れられてしまった”田所には励ましの声が寄せられている。人気WEBコミックを原作に、多部さん演じるキャリアウーマンだが家事が全くできないアラサー独身の相原メイが、突然現れた大森さん演じる50歳のおじさん家政夫・鴫野ナギサや、瀬戸さん演じるライバル製薬会社のMR・田所優太らと出会うことから始まる物語が描かれていく本作。多部さん、大森さん、瀬戸さんのほか、趣里、眞栄田郷敦、若月佑美、高橋メアリージュン、宮尾俊太郎、草刈民代といった顔ぶれが共演している。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。7話は、前回のラストで病院までメイのタブレットを届けにきたナギサさんだが、ある女性を見かけた瞬間、表情が一変。それからナギサさんは料理に失敗するなど心ここにあらずといった様子。さらにナギサさんが急に仕事を休んだことから“緊急事態”が起きていると感じたメイは、ナギサさんの自宅を訪ね、“弱みを握るため”と言いながらナギサさんの過去を知ろうとする。ナギサさんが見かけた箸尾(松本若菜)は、MR時代のナギサさんの同僚で、母がガンになったことがきっかけでMRに転職。未経験ながら良い成績を収めるナギサさんを見習いたいという箸尾だったが、激務のなかで追い詰められていき精神的に変調をきたしてしまう。病院で箸尾を見かけたナギサさんは、今も箸尾が通院してると思い大きなショックを受けていた…という展開。メイは箸尾を探し出し、ナギサさんと再会させる。当時、自分が箸尾を追い詰めていたと謝罪するナギサさんに、箸尾は病院にいたのは医療事務の仕事を始めるためだったことと、現在は結婚し子どももいて幸せだと答えるというラストだった。心の重荷から解放されたナギサさんから「あなたに出会えてよかったです」と感謝されたメイは、「こちらこそです」とナギサさんを抱きしめる…「ナギサさんとメイの攻守が逆転」「メイちゃんに急にハグされて固まってるナギサさんが可愛すぎた」「ハグするメイちゃんの可愛さとハグされるナギサさんの可愛さよ…」など、急なハグに目を丸くするナギサさんに視聴者から「可愛い」の声が続出。一方、勇気を振り絞ってメイに告白するも、箸尾の件で瀬川(眞栄田さん)から電話が来たことで“忘れられてしまった”田所には「田所さん不憫すぎ」「田所さん散々な回じゃん」「こんなに空気になることある?」など哀れみとともに「日増しに田所さん応援隊になりつつある」と励ましの声も寄せられている。(笠緒)
2020年08月19日電子書籍サイト「コミックシーモア」発の原作を多部未華子主演でドラマ化した「私の家政夫ナギサさん」の第5話が8月4日放送。仲互いしていたメイの母・美登里と妹・唯…2人の“号泣和解”に「なんて良い話」などの声が殺到中だ。製薬会社「天保山製薬」のMRとしてバリバリ働くキャリアウーマンだが、家事は全くできないアラサー独身女性の相原メイを多部さんが演じる本作。そんなメイの姿を見かねて妹の唯が派遣した、50歳のおじさんという家政夫としては異色の存在ながら、指名率ナンバーワンを維持するエース家政夫の鴫野ナギサに大森南朋。外資系製薬会社「アーノルド製薬」に勤務する、製薬業界内では超優秀なMRとして知られた存在の田所優太に瀬戸康史。メイの妹で「NTSクリーンハウス」に勤務する福田唯に趣里。メイが勤務する横浜支店にやってきた入社一年目の新入社員、瀬川遙人に眞栄田郷敦。メイと唯の母親・美登里に草刈民代。メイの同僚役で若月佑美、高橋メアリージュン、富田靖子らも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回はある夜、メイが帰宅するとナギサさんから料理を教わる母・美登里の姿が。父・茂(光石研)の還暦パーティーで手料理を振舞って驚かせたいらしい。3年前に実家を飛び出したままの唯と美登里の仲を取り持ちたいメイはナギサさんに相談。当日、唯を変装させ、ナギサさんのアシスタントとして家に入れるのだが…というストーリーが展開。還暦を迎えた父の元に集うメイたち、食事をしながら思い出の映像を眺めるその姿に「見てると実家帰りたさ増すわー」「あぁ、姪っ子に会いたい」など、自分の家族を思い出す視聴者からの声が続出。実は美登里は変装したアシスタントが唯だと気づいており、家族の思い出を語りながら号泣する美登里と唯は“和解”する…というラストにも「家族もの弱いんだよ。泣いてる」「ナギサさん観て号泣してる」「涙腺崩壊。なんて良い話なんだ」といった感想が続々とSNSに投稿されている。(笠緒)
2020年08月04日電子書籍サイトで人気を博したコミックを多部未華子主演でドラマ化した「私の家政夫ナギサさん」の2話が7月14日放送。“おじさん”呼ばわりしながらもナギサが気になるメイ。一方、田所とも距離を縮め…視聴者もこの3人の関係に注目している様子だ。原作は国内最大級の電子書籍サイト「コミックシーモア」発のオリジナルコミック。製薬会社のMRとしてバリバリ働くキャリアウーマンだが、家事が苦手で自宅は汚部屋状態な相原メイを多部さんが演じ、そんなメイの身を案じた妹によって派遣された50歳のおじさんという“異色”エース家政夫の鴫野ナギサに大森南朋。メイの隣の部屋に引っ越してくるライバル会社「アーノルド製薬」の超優秀なMRである田所優太に瀬戸康史。家事代行サービス業者「NTSクリーンハウス」で働いているメイの妹・唯に趣里。メイが教育係を務める新入社員・瀬川遙人に眞栄田郷敦。メイと唯の母である美登里に草刈民代。若月佑美、高橋メアリージュン、富田靖子といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。田所に契約を取られ落ち込むメイだが、新薬をアピールするため瀬川がWEB講演会を提案、実現に向けて動き出す。講師選びに難航するなか瀬川が田所と飲み会の約束を決めてしまう。飲み会の翌朝目覚めると、美登里から忘れ物を取りに行くと連絡があり、急遽ナギサさんの助けを借りることに。早速掃除を始めようとしたところでメイが滑って転びそうになり、助けようとしたナギサさんと抱き合う格好になったところを、美登里にみられてしまう…というのが2話のストーリー。“おじさん”呼ばわりしつつもナギサさんのことが気になっていく一方、田所に対しても対抗心を抱きつつ、その余裕のある振る舞いに惹かれていくメイ。SNSには「田所さんはめちゃくちゃカッコイイんだけど、ナギサさんが出てくると和むんだよな」「メイちゃんは田所くんと幸せになってほしい。そしてナギサさんはお母さんポジで」「田所さんといい雰囲気だけど、メイにはナギサさんだよな」など様々な声が寄せられ、視聴者もメイとナギサ、田所の今後の関係に注目している模様だ。(笠緒)
2020年07月14日編集部:学研キッズネット編集部この度、ゼネラルリサーチ株式会社は、未就学児を持つ家庭の新型コロナウイルスの影響調査を、未就学児を持つ全国20代〜40代の男女を対象に実施。その結果を発表しました。調査実施の背景世界中に大きな影響を与えている新型コロナウイルス感染症。日本においても、4月7日の緊急事態宣言が発令され、対象地域も全国へと拡大していきました。しかし、徐々に対象地域の解除が決定し、5月25日には関東の1都3県と北海道の解除が決定し49日ぶりに全面解除となりました。新規感染者数は、日々下がっては来ているものの、まだまだ終息したとは言えません。予断を許さない状況が続いていますが、新型コロナウイルスは未就学児の自宅の過ごし方にも大きな影響を与えていると言われています。今もなお、自宅待機をしている未就学児は多いでしょう。未就学児の自宅待機は、学力の低下だけでなく、社会性の低下も示唆されています。 では、未就学児を持つ保護者や未就学児自身にはどのような影響が起きているのでしょうか?そこで、ゼネラルリサーチ株式会社では、未就学児を持つ家庭の新型コロナウイルスの影響調査を実施しました。【調査結果のポイント】・新型コロナウイルスによって家庭では外出できないことにストレスを感じている・7割の保護者が子どものストレスは外に遊びに行けないことと回答・年代別:ストレスがたまることで起きた子どもの変化・年代別:社会性の低下への対策意識・年代別:コロナ世代の子どもの将来で不安なこと、期待すること・前回調査との比較:新型コロナウイルス「かからない」「うつさない」の意識について・前回調査との比較:不要不急の外出自粛について調査結果■調査1:新型コロナウイルスによって家庭では外出できないことにストレスを感じているまず、「新型コロナウイルスによって家庭でどのようなことをストレスに感じていますか?(複数回答可)」 と質問したところ、『家族で遊びや旅行に出かけられない(81.2%)』や『家計への出費がかさむ(水道光熱費や食料品など)(44.6%)』といった回答が上位に挙げられました。外出することもできず、自宅待機によってどんどんと家計への出費だけがかさんでいる状況をストレスに感じる家庭が多いようです。■調査2:7割の保護者が子どものストレスは外に遊びに行けないことと回答未就学児を持つ保護者のストレスが明らかになりました。では、未就学児である子どもは、どのようなことをストレスに感じているのでしょうか?調査の結果、『外に遊びに行けないこと(70.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『長時間家にいること(50.6%)』『保育園や幼稚園に行けないこと(42.9%)』『友だちと遊べないこと(41.5%)』と続きました。外での遊びや、保育園や幼稚園、友だちといった外部との交流が絶たれている状況に、子どもがストレスを抱えている様子が伺えることが分かります。■調査3:年代別:ストレスがたまることで起きた子どもの変化自粛生活で、子どものストレスの原因は外出できない事だと、多くの親は感じているなかで、子どもにどのような変化が起きているのでしょうか?そこで、各年代別で子どもの変化に関して調査したところ、保護者の年代によって子どもの変化が異なっていることが分かりました。20代と40代の方は子どもが怒りやすく癇癪を起こすようになったという回答が最も多く、30代の方は子どもがわがままになったと回答しました。20代、40代の方と30代の方の回答が異なるのは、子どもの接し方や子育て方法に違いがあるのかもしれません。その結果、ストレスがたまった子どもの変化に違いが生じられているのではないでしょうか?では、子どものストレスを削減するために、保護者はどのような対策を取っているのでしょう。【子どものストレスを減らすための対策】・動画をみて一緒にダンスをしたり、子どもと遊ぶ時間を増やした(茨城県/会社員/20代/男性)・家の中でかくれんぼをしたり、身体を動かせる遊びをしている(愛媛県/専業主婦/20代/女性)・ベランダで日光浴をしたり家でできる遊びをしたりしている(福岡県/公務員/20代/女性)・とにかく遊び相手を丁寧にやる(福岡県/専業主婦/30代/女性)・タブレットを使って遊んでいる(愛媛県/会社員/40代/男性)上記のような回答が寄せられました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、「緊急事態宣言の発令」や「不要不急の外出自粛要請」、「幼稚園・保育園の休園」によって子どもは自宅待機を余儀なくされることとなりました。緊急事態宣言は解除されたものの、解除されてもなお自粛要請や分散登園があるのではないでしょうか?今後も外部との接触機会の減少は続き、子どものストレスが軽減されないことが予想されます。しかし、保護者も様々な対策を行いストレスがたまらないように注意していることが伺えます。■調査4:年代別:社会性の低下への対策意識先程の調査で、子どもが外出や外部との接触が絶たれていることでストレスを抱えている状況であることが伺えました。このような状況が続いてしまうと注意したいのが、学力の低下や社会性の低下です。特に、社会性は外部との交流で育まれる場合が多いため、早い段階で外部との交流が絶たれてしまうと、低下の危機を招きます。そこで、各年代別で子どもの社会性の低下への対策に関して調査しました。●子どもの社会性低下への対策はできていますか?20代…はい:28.1%/いいえ:71.9%30代…はい:26.6%/いいえ:73.4%40代…はい:27.4%/いいえ:72.6%全年代で、7割以上の方が対策できていないと回答しました。しかしながら、3割近くの方が社会性低下への対策を行っています。では、社会性低下への対策を行っている方はどのようなことをしているのでしょう。●社会性低下への対策方法・オンライン指導を受ける(神奈川県/専業主婦/30代/女性)・リモートでお友達や祖父などと話をする(石川県/パート・アルバイト/30代/女性)・知育アプリや市販のドリルで学びながらルールなどを教えている、話して聞かせている(佐賀県/専業主婦/40代/女性)・オンライン授業や、SNSで人とのつながりや大人社会の知識を教えてあげている(和歌山県/会社員/40代/女性)上記のような対策方法が寄せられました。オフラインでの外部との接触が減っているからこそ、オンライン上で外部との交流機会を増やしているようです。■調査5:年代別│コロナ世代の子どもの将来で不安なこと、期待すること新型コロナウイルスの感染拡大を受け、「コロナ世代」といった表現を見聞きするようになりました。 コロナ世代とは、新型コロナウイルスによって社会に出る前の、入園式・入学式や卒園式・卒業式が行えなかった世代を指すようです。保護者のなかには、子どもの幼稚園や保育園の入園時期が予定より遅れてしまった、再開の目処が立っていないという方もいるのではないでしょうか?そんな「コロナ世代」と呼ばれる子どもの将来で不安なこと、期待していることとは何が挙げられるのでしょう。各年代別で調査を行いました。上記のグラフから分かるように、各年代別でみて「子どもの教育格差」に関して不安に感じているようです。また、先程の調査結果同様に、社会性の低下に関しては、20代、40代、30代といった順に不安を感じていることが判明しました。反対にコロナ世代の子どもの将来で期待していることとは何が挙げられるのでしょうか?●コロナ世代の子どもの将来に期待していること・できない環境のなかで、自分で変えようとする意識(石川県/専業主婦/20代/女性)・大変な時代に生まれたからこそ、強く生きてほしい(静岡県/専業主婦/20代/女性)・元気で社会性のある人間になってほしい(東京都/会社員/30代/男性)・得意なこと、好きなことを見つけて、その部分で仕事や生き甲斐を持ってほしい(大阪府/専業主婦/40代/女性)・ネットワークを使うことに抵抗がないことで生まれるアイデア力(徳島県/会社員/40代/男性)上記のような回答が寄せられました。コロナ世代の子どもに不安を感じる一方で、期待していることも多いようです。■調査6:前回調査との比較:新型コロナウイルス「かからない」「うつさない」の意識についてゼネラルリサーチが実施した前回の調査で、新型コロナウイルスへの「かからない」「うつさない」の意識に関して調査したところ、年代別で意識に差があることが分かりました。では、未就学児を持つ保護者に関して、各年代別での意識に違いはあるのでしょうか?※前回記事の調査6より:代の方が「どちらも意識している」項目でトップとなり、30代と10ポイント近く差のついたと結果となっています。この理由として、20代〜40代での感染者数は、40代、20代、30代といった順で多いため、特に対策を徹底しているのかもしれません。また、前回同様に、20代〜30代の方は、「かからない」を意識した新型コロナウイルスへの対策をしていることが判明しました。未就学児の子どもがいることから、まずは自分が「かからない」ことへの意識を高くもち対策していることが考えられます。■調査7:前回調査との比較│不要不急の外出自粛について政府は、5月14日に特定警戒都道府県以外の34の県と、特定警戒都道府県のうち、茨城、石川、岐阜、愛知、福岡の5県を合わせた39県で緊急事態宣言を解除しました。また、同月21日に大阪、京都、兵庫の2府1県を解除し、25日には関東の1都3県と北海道の解除が解除され、緊急事態宣言が全面解除となりました。しかし、政府の対策本部では、引き続き、不要不急の外出自粛を呼びかけています。そこで、前回の調査同様に、各年代別で不要不急の外出の意識に関して調査を行いました。※前回記事の調査5より:前回、子どものいる家族世帯/単身世帯に調査を実施した時と比べると、「完全に外出自粛をしている」と回答した方のポイントが増える結果となりました。未就学児の子どもを持っていることから、感染リスクを減らすために、徹底的に外出自粛をしていることが考えられます。ここで注目したいのは、20代の「ある程度外出している」と回答した方の割合です。前回調査時には、9.7%と一桁台のポイントでしたが、今回11.0%と増える結果となっています。調査時点では、一部地域で緊急事態宣言が解除されていたり、感染者数が日に日に減少していたりしたため、外出自粛への意識が下がってきていること考えられます。また、全年代の結果からも分かるように、新型コロナウイルスの感染者数は減少しているなかでも不要不急の外出を控える意識は高いことが伺えます。しかし現在では、緊急事態宣言が全面解除となったため、今後の外出自粛への意識はさらに変化していくのではないでしょうか?調査結果からわかること新型コロナウイルス感染拡大の影響により、自宅待機を余儀なくされていた保護者や未就学児がいることでしょう。緊急事態宣言は全面解除となりましたが、解除されてもなお自宅待機や分散登園が続くと、子どもの外部との交流機会がどんどん絶たれてしまい、社会性低下の恐れがあることは早急に解決すべき問題です。アフターコロナの時代でどのように立ち向かっていくのか、保護者の対策が非常に重要だと言えるでしょう。ゼネラルリサーチでは、今後も引き続き調査を継続してまいります。【調査概要】調査概要:未就学児を持つ家庭の新型コロナウイルスの影響調査調査期間:2020年5月19日(火)〜2020年5月20日(水)調査方法:インターネット調査調査人数:1,058人調査対象:未就学児(0歳〜6歳の子ども)を持つ全国20代〜40代の男女調査主体:ゼネラルリサーチ■ゼネラルリサーチとは・国内最大規模のモニター数:1,538万人以上・5000種類以上の属性データでセグメント設定可能・調査形式8種類×5種類のカスタマイズ機能※調査目的に対して、最適な調査形式・機能をご提案致します。ゼネラルリサーチHP:ゼネラルリサーチ公式アカウント:Twitter「@_GRinfo」■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年05月29日アイドルグループ・嵐の櫻井翔と女優の多部未華子が出演する、花王ヘアケアブランド・エッセンシャルの「エッセンシャル flat」 TV CM「ココアアート」編(15 秒)が、25日より全国でOAされる。櫻井と多部が夫婦役で出演することが話題となっている同CMシリーズ。「ココアアート」編では、まとまらないくせ毛に不機嫌だった妻が、新しいシャンプーで機嫌のいい様子を見て、夫がココアの上に泡立てたミルクで絵を描く展開となっている。夫が「ほら、そっくり」と言って手渡したカップには、ココアアートで描かれた妻の顔。お世辞にも似ているといえない似顔絵を見て「まあね」と妻もちょっぴり苦笑いするが、夫が「(似顔絵の)髪型とかいい感じだと思うよ」と声をかけると、妻は自分の髪の指通りを確かめる。
2020年04月20日