世界中で収集した段ボールで作品を生み出すアーティスト・島津冬樹によるポップアップイベント「Carton Stand Isetan」が、10月2日から15日まで、伊勢丹新宿店メンズ館2階のギャラリースペース「ART UP/アートアップ」で開催される。島津は、「不要なものから大切なものへ」をコンセプトに、世界中で収集した段ボールを使用し財布を制作する「Carton(カルトン)」という活動を行っているアーティスト。2018年には自身を追ったドキュメンタリー映画『旅するダンボール(監督:岡島龍介 / 配給:ピクチャーズ・デプト)』が公開されたほか、エッセイ『段ボールはたからもの 偶然のアップサイクル』(柏書房)の出版、世界各国でのワークショップなど、段ボールの魅力を伝えるための様々な活動を展開。現在では、国内外での展示やワークショップのほか、ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)やナイキ(NIKE)とのコラボワークショップも実施している。「段ボール 財布」上:7,000円、中:2万円、下(左):1万5,000円、下(右):5,000円今回のイベントでは、従来の段ボール財布に加えて、伊勢丹新宿店限定で初のお披露目となるサコッシュが登場。また、会期中の週末、10月5日、6日、12日、13日の各日15時から18 時には、島津が在廊し、好きなデザインの段ボールで財布を作ることができるワークショップを開催する。参加費は7,000円、所要時間は30分から1時間程度で、予約は不要だが参加出来る人数に限りがある。なお、イセタンメンズの公式メディア「IMn」では、島津のインタビュー()を公開中。【イベント情報】島津冬樹 ポップアップ「Carton Stand Isetan」会期:10月2日〜10月15日会場:伊勢丹新宿店メンズ館2階=メンズクリエーターズ内 “ART UP”時間:10:00〜20:00
2019年09月26日『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』で映画初主演をつとめる松重豊をはじめ、いま、渋い魅力がたまらない“アラ還”(アラウンド還暦)俳優たちの映画が目白押し。名バイプレイヤーとして活躍し、御年56歳にして初の映画主演を務めた松重さんのように、年齢を重ねるほど演技に深みと温かみが増し、時には哀愁漂う魅力で活躍を見せる名優たちに迫った。主演・加藤雅也(57歳)『影に抱かれて眠れ 』公開中北方謙三・原作の講談社創業100周年記念出版作品「抱影」(講談社刊)を実写映画化。こよなく酒を愛し、横浜の野毛の街を愛する抽象画家・硲冬樹は、横浜・野毛の街で2軒の酒場を営む。絵を描き、野毛の街で酒を呑み、自らの経営する店を巡回するのが硲の日常だったが、 そんな平凡な毎日を揺るがす事件が起こる。この事件によって、やがて冬樹は横浜の街の闇に呑み込まれていき、平凡な日常が大きく崩れ始めていく…。主人公の硲冬樹を演じるのは、NHK連続テレビ小説「まんぷく」から『二階堂家物語』『真田十勇士』など、様々な出演作で演技の幅を見せつける大人の色香漂うベテラン俳優・加藤雅也。この映画では全てを受け入れていく「男」の哀愁と優しさを見事に演じきっており、その渋い演技に魅了されること間違いなし。主演・中井貴一(57歳)『記憶にございません! 』公開中三谷幸喜監督の最新作で、記憶をなくした総理大臣が主人公の政界コメディ。国民から嫌われ、史上最低の支持率を叩き出した総理大臣・黒田啓介は、 ある日、一般市民の投げた石が頭に当たり、記憶喪失になってしまう。金と権力に目がない悪徳政治家から、一夜にして善良で純朴な普通の“おじさん”に変貌してしまった啓介は、国政の混乱を避けるため、国民はもちろん、大臣たち、家族にさえ記憶を失ったことを隠しながら、ギリギリなんとか日々の公務をこなしていくが… 。主人公となる支持率2.3%の史上最低の総理大臣を演じるのは、『ステキな金縛り』『ザ・マジックアワー』など三谷作品にも出演し、これまでも数々の作品で主演を務めてきた中井貴一。シリアスな演技はもちろん、この映画のようにコミカルなキャラクターまで、 まるで別人かのように見事に演じ分ける中井さんは、観る人に安心感を与える演技力の持ち主。この秋は“トンデモ首相”として観客を魅了する。主演・松重豊(56歳)『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』10月4日公開これまで日本映画ではほとんど取り上げられてこなかった“男性の不妊”という題材に対して、温かな視点でアプローチした、知られざる“男の妊活”を描くヒューマンドラマ。人気作家のヒキタクニオは、ひと回り以上年が離れた妻・サチと仲良く暮らしていたが、ある日の「ヒキタさんの子どもに会いたい」という妻のひと言で、生活は一変する…。主人公・ヒキタ役に抜擢されたのは1992年の『地獄の警備員』以来、130本以上の映画に出演し、名バイプレイヤーとして邦画界に名をとどろかせてきた松重豊。意外にも50 代にしてこれが初の主演映画となる彼は、ロマンスグレーの大人の風貌ながら、中身はやんちゃな熱血少年であり、妻のため、そして良き精子のために孤軍奮闘する様をユーモラスに演じた。松重さんだから生み出せる温かさと頼もしさを、スクリーンで堪能してみて。主演・役所広司(63歳)『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』11月15日公開『M:I-2』『レッドクリフ』シリーズで知られるテレンス・チャンがプロデューサーを務める日中合作のスペタクル映画。第32回東京国際映画祭の特別招待作品に選ばれている。ある日、エベレストに墜落した飛行機に残された“重要機密文書”の捜索を依頼されたヒマラヤ救助隊「チーム・ウィングス」を率いる隊長・ジアンは、チームの隊員たちと共に墜落現場である“デスゾーン”(危険地帯)へと飛び立つことに。タイムリミットはわずか48時間。決死の覚悟でミッションに挑む彼らだったが、世界最高峰の頂には、相次ぐ異常事態と世界規模の陰謀渦巻く、予想もつかない事態が待ち受けていた…。“ヒマラヤの鬼”と呼ばれ、「チーム・ウィングス」を率いる隊長・ジアンを演じるのは、日本映画界を代表する名優・役所広司。極限地帯でのドラマに説得力を持たせる確かな演技力はもちろん、これまでのイメージを覆すような激しいアクションシーンにも挑んでおり、本作の過酷な撮影を伺わせている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:記憶にございません! 2019年9月13日より全国東宝系にて公開©2019フジテレビ東宝影に抱かれて眠れ 2019年9月6日より丸の内TOEI2、横浜ブルク13ほか全国にて順次公開©BUGSYヒキタさん! ご懐妊ですよ 2019年10月4日より全国にて公開©2019「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」製作委員会オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁 2019年11月15日より全国にて公開©Mirage Ltd.
2019年09月23日今年の秋は、“影”にまつわる映画が連続公開。日本映画では、加藤雅也主演『影に抱かれて眠れ』、山崎まさよし主演『影踏み』といった渋めなハードボイルド小説やクライムミステリーを原作にした作品、そして世界の巨匠チャン・イーモウ監督の最新作として新時代の武侠アクション『SHADOW/影武者』と、“影”が紡ぐ“男の生き様”が描かれている。影×自由を求める影武者『SHADOW/影武者』(9月6日公開)時は戦国時代、一人の影武者が無謀な任務に挑もうとしていた。彼の暮らす沛(ペイ)国が、その領土を強大な炎国に奪われて20年。奪還を願う男たちの燃え上がる闘志を束ねる、頭脳明晰で武芸の達人の重臣・都督(トトク)の影武者だ。影武者と都督、そしてその妻に騙されている若き王は炎国と休戦同盟を結び、平和だが屈辱的な日々に甘んじていた。だが、影武者は都督の命令に従い、炎国の将軍にして最強の戦士・楊蒼(ヤン・ツァン)に対決を申し込む。都督は影武者に、自由と引き換えに敵地での大軍との戦いを命じていたのだ。都督の勝手な行動に怒り狂う王も、一方で実はある作戦を秘めていた。都督とその影武者を一人二役で演じるのは、『戦場のレクイエム』でスター俳優となったダン・チャオ。筋骨隆々の肉体美を作り上げ、過酷な特訓と激しい格闘シーンの続く影武者パートを演じた。なんとそこから20kgの減量を果たし、刀傷から病んでやせ衰えるも、王位への燃え上がる野心と妻と影武者への嫉妬を活力に暗躍する都督役に挑み、鬼気迫る存在感でスクリーンを圧倒する。果たして、影武者は“影”で終わる運命なのか、その生き様に注目してみてほしい。背負うもの全てが影になる…『影に抱かれて眠れ』(9月6日公開)講談社創業100周年記念出版作品となる、北方謙三原作の「抱影」(講談社文庫刊)を映画化。横浜・野毛を舞台に、スタイリッシュな劇的展開を堪能させてくれる硬派な作品が誕生した。物語の主人公は、こよなく酒を愛し、野毛の街を愛する抽象画家・硲冬樹(加藤雅也)。野毛の街で2軒の酒場を営む冬樹は、絵を描き、酒を呑み、自らの経営する店を巡回するのが日常だった。そんな平凡な毎日を揺るがす事件が起こる。一方、10年以上、純愛を貫く女性の余命を知ってしまう冬樹。冬樹の周囲がひときわ騒めきだし、平凡な日常が大きく崩れ始めていく――。本作は、意に反して起こることの“全てを受け入れる”男の物語。冬樹が背負うものが影となり、大人の男の哀愁となって静かに匂い立つ。映像化が難しいとされた北方ワールドを、スタイリッシュな映像で果敢に攻めた、近年には珍しいハードボイルドの真髄ともいえる作品に仕上がっている。影に生きる孤高のダークヒーロー『影踏み』(11月15日公開)世間のルールを外れて生きてきた真壁修一(山崎まさよし)は、深夜に寝静まった民家を狙い、現金を盗み出す忍び込みのプロ“ノビ師”。その中でも真壁は一線を画す腕前の持ち主で、証拠も残さず決して口を割らない、その高く強固な壁を思わすしたたかさから、警察からは「ノビカベ」の異名で呼ばれていた。ある夜、偶然忍び込んだ県議会職員の寝室で、就寝中の夫に火を放とうとする妻・葉子を目撃、咄嗟の行動で犯行を止めに入るが現場に現れた刑事に現行犯逮捕されてしまう。2年後、刑期を終えて出所した修一は己の身に放火殺人未遂事件の罪を背負わされた真相と、あの時、夫を殺害しようとしていた葉子の足取りをつかむべく、探偵さながらの行動を開始。ただ、修一の脳裏には、もう1つの放火殺人事件の残像がよみがえっていた。それは20年前に真壁一家に起きた消し去ることのできない悲しい出来事。1つの放火殺人未遂をきっかけに、修一の奥底に閉ざされた闇と封印してきた事件が呼び覚まされていく。張り巡らされた事件の伏線が1つ1つ紐解かれていくにつれ、 “影”に捕らわれ、“影”を背負ってきた男の運命の歯車が再び動き出す。地面スレスレを生きてきた“孤高のアウトロー”がたどり着くのは、秘められた真実か、それとも傷ついた魂の終着駅か?映画ならではの大胆な要素を加えた一級のヒューマン・エンターテインメントに、期待が高まる。『SHADOW/影武者』は9月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:影に抱かれて眠れ 2019年9月6日より丸の内TOEI2、横浜ブルク13ほか全国にて順次公開©BUGSY影踏み 2019年11月15日より全国にて公開©2019 「影踏み」製作委員会SHADOW/影武者 2019年9月6日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018 Perfect Village Entertainment HK Limited Le Vision Pictures(Beijing)Co.,LTD Shanghai Tencent Pictures Culture Media Company Limited ALL RIGHTS RESERVED
2019年09月08日北方謙三の「抱影」を映画化した加藤雅也主演『影に抱かれて眠れ』より、公開中の特報映像よりさらに物語に寄り添う本予告編が公開された。主人公の画家・硲冬樹を加藤雅也が演じるほか、中村ゆりが冬樹が純愛を貫く女性・永井響子を、「EXILE」松本利夫が冬樹を兄貴のように慕うバーテンダー・辻村正人。そのほか、カトウシンスケ、熊切あさ美、若旦那、余貴美子、火野正平、AK-69と豪華キャストが参加。そして、「相棒」「おみやさん」シリーズや『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』の和泉聖治が監督を務めた。今回到着した予告編では、冬樹、辻村、そしてカトウさん演じる冬樹を事件に巻き込む発端を作る岩井の3人が、野毛の街でキャッチボールを楽しむシーンから始まる。3人の過去の関係性が浮き彫りになり、冬樹がなぜ、身に起こる全てを受け入れていく人生を選んだのかが伺えるような映像だ。さらに、殴り殴られるシーンや発砲音のような音、冬樹をめぐる2人の女性との切なさと激しさも垣間見える。原作の世界観を見事に表現しているように思える本作だが、その全貌はぜひ劇場で確かめて。『影に抱かれて眠れ』は9月6日(金)より丸の内TOEI2、横浜ブルク13ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:影に抱かれて眠れ 2019年9月6日より丸の内TOEI2、横浜ブルク13ほか全国にて順次公開©BUGSY
2019年07月10日離れて暮らす母親を探すため、はるか500キロの冒険に出た一人の少年の成長と家族の深い絆を描き、ベストセラーとなった新堂冬樹著の感動作「僕の行く道」。この小説を原作とした待望の映画化作品『ぼくとママの黄色い自転車』が8月22日(土)、公開初日を迎え、メガホンを取った河野圭太監督に主演の武井証、阿部サダヲ、鈴木京香、そして原作者の新堂さんによる舞台挨拶が行われた。会場は夏休み中の子供の姿もたくさん見られ、満員の客席の前で一同は初日を迎えた喜びを語った。主人公・大志を演じた武井くんは、「たくさんの人が来てくれて、ありがとうございます。どう感じてもらえるか不安でドキドキしています。昨日は緊張してよく眠れなかったけど、嬉しいです。大志はとても勇気のある子だと思います」と満面の笑みを見せた。弱冠11歳の武井くんだが、「演じることとは?」と尋ねると、「もう一人の自分を見つけることができます。(将来は)また共演したいと思われる役者になりたいです」と大人顔負けのコメント、「この映画を観て、身近な人に優しくしてくれたら嬉しいです」としっかりと映画をアピールした。そんな証くんに対し、河野監督は「一番信頼できる俳優でした。何も言わなくてもパーフェクトに表現してくれて、こんなに楽をさせてもらっていいのかなと思いました。彼の演技には泣かされると思います」と大絶賛。父親役の阿部さんは、優秀な愛息に「武井くんの後だとコメントのクオリティが下がります」と平伏しつつ、映画俳優として先輩の武井さんに「またご一緒できたらいいと思います(笑)。この役を演じて、役者として新しい面ができました」とコメント。隣の、真っ黒に日焼けした新堂さんとは対照的なビジュアルとなったが、「僕はあまり日焼けしないタイプなので、ちょっとびっくりしてます」と恐縮気味に語り、笑いを誘った。これに乗じて(?)、母親役の鈴木さんも「夏真っ盛りの方にお会いして、もっと日焼けすればよかったと思いました」と一笑。観客に向けて「子供のために大きな選択をするところを、みなさんがどう感じるか興味があります。夏が子供を成長させるところに注目して見てもらいたいです。観てないお友達にも勧めてください!」と優しい表情で語りかけた。一際黒さが目を引いた新堂さんはというと、「アットホームな客層だと聞いて、僕が出ていいのかなと思いました(笑)」と挨拶。待望の映画化に「この作品には思い入れがあり、2回観て、2回とも号泣しました。自分の書いたものを超える演技で感動しました。愛の形は一つじゃないというところを見てほしいです」と太鼓判を押した。『ぼくとママの黄色い自転車』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。■関連作品:ぼくとママの黄色い自転車 2009年8月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2009「ぼくとママの黄色い自転車」製作委員会■関連記事:阿部サダヲが新たに見せる“父”の顔「自分の子供にも冒険させてやりたいと思った」阿部サダヲ、自分よりも大人っぽい“息子”に脱帽!鈴木京香と親子3人浴衣で登場温かくて強い、家族愛を描く『ぼくとママの黄色い自転車』試写会に5組10名様ご招待阿部サダヲ、鈴木京香とのアンバランス夫婦に「お前とそれか?みたいなパターン…」
2009年08月24日