株式会社メモリード(本社:長崎県西彼杵郡長与町/代表取締役社長:吉田 昌敬)は、地域のコミュニティづくりの一端を担い、様々な繋がりの場になることを目指して、伊万里市松島町に「いこいテラス伊万里」を2023年10月3日~14日までプレオープンいたします。1時間利用で1ドリンクサービスとなります。ホームページ: 月額料金で、軽食やドリンク、動画配信サービス視聴、健康器具などを自由に楽しめ、カルチャー教室などの学びの場も開催。かつての縁側のように、出会い・語らいを気軽に体感できる上質な憩いの空間です。【女性限定にした理由】「たまには主人と別々での時間がほしい」「ご主人に先立たれ一人で寂しい」というお客様のお声を頂戴し、お一人で気兼ねなく訪れることができ、コミュニティーが築ける場所を提供したいと思い、女性限定といたしました。【いこいテラス伊万里 概要】所在地 :佐賀県伊万里市松島町362-2 パークサイド松島II 1階(西側)営業時間:10:00~17:00営業日 :月~土曜日(祝日除く)利用料金:一般 時間利用:700円(1時間) 月額会費:5,000円/月互助会会員 時間利用:500円(1時間) 月額会費:3,000円/月いこいテラスラウンジ※写真はイメージです住み慣れた場所で、もっと幸せに楽しく過ごすことができますように。そんなことを願って、この「いこいテラス」でお待ちしています。※今秋より佐賀・長崎・福岡で順次店舗オープン予定です。【会社概要】株式会社メモリード1969年(昭和44年)創業以来、「ありがとうをもっと届けたい。ありがとうにもっと応えたい」の理念のもとに、婚礼・葬祭・ホテル・レストラン・貸衣装・写真・保険事業等で成長を続けています。所在地:メモリードグループ総合本部長崎県西彼杵郡長与町高田郷1785-10TEL :095-857-1777 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月10日マメ クロゴウチ(Mame Kurogouchi)の2024年春夏コレクションがフランス・パリで2023年9月26日(火)に発表された。「初期伊万里」を着想源にモダンな日本食を楽しめるレストラン「HIGASHI-YAMA Tokyo」や和菓子店「HIGASHIYA」を手掛けている、緒方慎一郎監修の複合施設「オガタ・パリ(Ogata Paris)」。静謐な和空間が広がる同施設を発表の舞台とした今季は、17世紀前半の⽇本磁器の記憶を宿す「初期伊万里」の陶片を着想源とした。散見されたのは、草花のモチーフが浮かび上がる、どこか奥ゆかしい印象のアイテム。ゆったりとしたシルエットのシャツドレスや美しいカッティングのデニムウェアなどに、有機的なモチーフをエンボス加工で表現した。ヘルシーな肌見せを叶えるシアーニットのドレスやトップスには、「初期伊万里」に描かれた海景を投影。胸元には、陶片のようにシャープな切り替えが施されている。コレクションに透明感をプラスするラメジャージーのアイテムは、表面をなめらかにし、美しい光沢を出すためにかける釉薬のよう。スタイリングに軽快なアクセントを加えるロンググローブやクロップド丈のトップスのほか、素肌に光を纏っているかのような幻想的なムードを演出するロングドレスが展開された。カラーパレットは、かつての陶⼯たちが陶器の素地の色“白”を生み出す試行錯誤の過程で生まれた「初期伊万里」の色味にインスパイア。ホワイト、エクリュ、ミントグリーンといった淡いカラーを基調としつつ、ブラックやネイビーのダークなカラーを差し込んで、コレクションを引き締めた。
2023年09月30日ドラマ10「大奥」の【三代将軍家光・万里小路有功編】が1月17日放送。斉藤由貴演じる春日局に「斉藤由貴さんの春日局が怖い」「予想以上凄みのある春日局」などの声が続出。その迫力に多くの視聴者が恐怖を感じた模様だ。男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いてセンセーションを巻き起こした、よしながふみによるコミック「大奥」を原作に、3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまでをドラマ化する本作。江戸幕府3代将軍・徳川家光の時代、“若い男子にのみ”感染し“数日で死に至る”恐ろしい病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」が日本中に広がり、男子の人口が女子の1/4まで激減。男子が希少な存在となったことで、女子が男子の代わりとして労働の担い手となり、江戸城でも将軍職が女子へと引き継がれ、大奥も男の世界へと変貌を遂げる…という世界観のもとストーリーが展開する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。【三代将軍家光・万里小路有功編】は“男女逆転”大奥の始まりを描くエピソードとなり、赤面疱瘡が広まるなか、若い男子にのみ感染するはずの赤面疱瘡によって3代将軍家光がまさかの死を迎えるところから始まる。春日局は家光が赤面疱瘡で死んだとなれば、また戦乱の世に逆戻りすると考え、家光の死を隠し秘密裏にその娘を将軍の身代わりにし子を産ませ、徳川幕府を維持しようと考える。そして公家出身の僧・万里小路有功が、春日局の策略で無理やり還俗させられ大奥入りさせられる…という物語。春日局の策略によって家光の側室「お万の方」となり、家光の心を開いていく万里小路有功役で福士蒼汰。本来の家光の隠し子で家光の死を偽装するため、将軍に据えられた徳川家光(千恵) 役で堀田真由。元々の家光の乳母で大奥の実質的な創設者でもあり、千恵を拉致、跡取りを産ませる目的で大奥を男性中心に入れ替え、有功を大奥入りさせた春日局役で斉藤さん。春日局の子で家光の側近となる稲葉正勝役で眞島秀和。有功付きの小僧で彼とともに大奥へ入り部屋子となる玉栄役で奥智哉。春日局の命により有功の部屋子となるのちの大奥御右筆・村瀬正資役で岡山天音といったキャスト。8代将軍の徳川吉宗役で冨永愛も出演する。放送が始まると「斉藤由貴さんの春日局が怖い」「斉藤由貴さんのど迫力にヤラれました」「大奥、斉藤由貴が出演1分で「これはすごい怪演……!」て思った」「予想裏切らないどころか予想以上凄みのある春日局の斉藤由貴」など、斉藤さん演じる春日局の迫力に触れた視聴者からのツイートがタイムラインに続出する事態に。また「福士蒼汰がめちゃくちゃ有功様」「話し方も身のこなしも姿も美人すぎて有功福士蒼汰のことばかり考えてしまう」など福士さんの有功を高く評価するコメントも数多く投稿されている。【第3話あらすじ】有功は家光から贈られた猫に若紫と名付け、若紫の存在で家光と有功の距離は次第に縮まっていく。一方、玉栄は有功のことを良く思わない者たちから嫌がらせを受け始める。有功もまた玉栄の変わった様子が気がかりになっていく。そんな中、有功と家光を繋ぐ若紫を巻き込んだある事件が起こってしまう…。ドラマ10「大奥」は毎週火曜22時~NHK総合ほかで放送中。(笠緒)
2023年01月18日企画展「夢二が描いた 心ときめく花と暮らし」が、東京の竹久夢二美術館にて、2023年1月6日(金)から3月26日(日)まで開催される。花テーマの作品&花を楽しむ文化を紹介大正ロマンを代表する詩人画家・竹久夢二は、暮らしの中の花々から着想を得た絵画やデザイン、詩歌などを生み出し続けた。「夢二が描いた 心ときめく花と暮らし」では、夢二作品に多く見られる花に着目。可憐な姿の花をモチーフとした作品を展示し、明治後期から昭和初期の雑誌より花を楽しむ文化を紹介する。会場では、花を描いた絵画やデザイン、彼自身の心情と花の印象を結び付けた詩を多数展示。また、夢二のスケッチブックと日記に描かれた草花など、公開する機会の少ない作品を目にすることができる。たとえば、夢二が絵を手がけた雑誌の付録「手製半襟の図案」は、赤色が映える椿やダリアなどの花々や草、仲良く寄り添う2匹の小鳥などが、アール・ヌーヴォー調にデザインされている。さらに、2022年2月に発売された切手「ライフ・花 -竹久夢二の花図案-」に使用された作品と併せて展示される、郵便にまつわる作品を集めたコーナーにも注目だ。【詳細】企画展「夢二が描いた 心ときめく花と暮らし」会期:2023年1月6日(金)〜3月26日(日)会場:竹久夢二美術館住所:東京都文京区弥生2-4-2開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜日(1月9日(月・祝)は開館、1月10日(火)は休館)入館料:一般 1,000円、高校・大学生 900円、小・中学生 500円※弥生美術館と2館あわせて観覧可※休館日・開館時間は変更となる場合あり【問い合わせ先】竹久夢二美術館TEL:03-5689-0462
2022年12月24日1月10日(火)より放送開始のドラマ「大奥」より【3代・徳川家光×万里小路有功編】のキービジュアルが完成。デザイン担当の清川あさみのコメントも到着した。【3代・徳川家光×万里小路有功編】は、赤面疱瘡が広まり、本来の3代将軍・家光も死亡した後の物語。春日局は秘密裏に、その娘・千恵を将軍の身代わりにし子を産ませ、徳川幕府を維持しようとする…。福士蒼汰が万里小路有功、堀田真由が徳川家光を演じ、春日局役を斉藤由貴がつとめることがすでに発表されている。この度公開されたキービジュアルのデザインは、昨日公開された【8代・徳川吉宗×水野祐之進編】と同様、清川あさみが担当。寄り添う家光と有功の周囲に散りばめられた花のモチーフが印象的だ。清川あさみ清川さんは、「お互いに傷を暖め合うような有功と家光の空気感が美しいです。二人の関係は優しく穏やかで、時に激しさを伴う一途な愛のようなカタチに見えます。大奥の全ての『はじまり』をコンセプトを蕾に見立てて制作しました」とコメントを寄せた。ドラマ10「大奥」は2023年1月10日より毎週火曜日22時~NHK総合にて放送(※初回15分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2022年12月20日株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2022年6月22日に『竹久夢二100枚綴りの便せん』(2,200円税込)を発売します。本作は、大正ロマンを代表する画家である竹久夢二(1884~1934)の美人画や風景画をあしらった便せん帖です。竹久夢二美術館(東京都文京区)、夢二郷土美術館(岡山市中区)、京都国立近代美術館(京都市左京区)、日本屈指の絵葉書コレクターである生田誠氏の全面協力を得て、それぞれの所蔵作品をレトロかわいい新意匠にした、オールカラーの便せん100種を収録しました。『竹久夢二100枚綴りの便せん』表紙当時の発色を目指し、美術館監修のもとに印刷竹久夢二は、大正から昭和初期にかけて活躍した画家であり、詩人です。また、少女雑誌の表紙を手がけ、絵葉書や千代紙、風呂敷などの“夢二グッズ”をプロデュースして大ブームになるなど、当時のハイカラ女子たちを虜にしたアートディレクターでもありました。今から100年以上前に一世を風靡した希代のクリエイター竹久夢二の作品を、便せんとして蘇らせるにあたっては、各美術館の監修を受けて、できるだけ現物に近い発色を目指して印刷しています。『竹久夢二 100枚綴りの便せん』について美しいタッチと色彩の竹久夢二作品を収録。収録作品紹介(一部)「雛節句」千代紙「いちご」「湖畔鮮緑1 令女界 絵はがき」便せん面サンプル楽しみ方もいろいろ*1冊まるごとギフトに*封書の暑中見舞いに*加工してポチ袋に*額装してインテリアに竹久夢二とは画家、詩人。1884(明治17)年9月16日、岡山県に生まれる。22歳のときに『中学世界』で一等入選。以来、美人画で一世を風靡した「大正ロマン」を代表する画家。代表作は「黒船屋」「五月之朝」「青山河」など。絵画・挿絵のほか、千代紙・浴衣・書籍の装丁などのデザインや詩、俳句など幅広いジャンルで活躍した。1934(昭和9)年、51歳(数え年)で永眠。商品情報タイトル:竹久夢二 100枚綴りの便せん編者:PHP研究所価格:2,200円(10%税込)判型・製本・頁数:A5判並製208ページISBN978-4-569-85199-0発行:PHP研究所 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月21日企画展「竹久夢二と乙女たち あこがれの美人、ときめきのモダンライフ」が、島根県立石見美術館にて2022年4月9日(土)から5月30日(月)まで開催される。大正・昭和の乙女たちを魅了した画家、竹久夢二大正時代から昭和時代初期にかけて活躍した竹久夢二は、物憂げな美人画で一世を風靡した画家。絵画だけでなく、グラフィックデザインにおいても時代を先取りするような作品を残した。懐古趣味とモダンな感覚、退廃性と可憐さを備えた夢二の世界観は、ファッションや日用品、文芸、音楽など様々な面で暮らしに華やぎを添え、夢二の描く美人に憧れた女性たちがそのイメージを装いに取り入れたり、夢二がデザインしたグッズを買い求めたりするなど、当時の人々を魅了した。また、蕗谷虹児や中原淳一といった後続の作家にも影響を与えている。夢二の美人画や書籍・楽譜のデザインなどを紹介「竹久夢二と乙女たち あこがれの美人、ときめきのモダンライフ」では、夢二の美人画をはじめ、書籍や雑誌、楽譜などのグラフィック作品が集結。中でも、夢二が表紙デザインを手がけた「セノオ楽譜」56点と、「中山晋平作曲集」全27点は特集展示にて紹介する。加えて、夢二と同時代、もしくは後を追って活躍した高畠華宵や小早川清といった画家たちの作品もあわせて展示する。粋な美人画から、異国情緒あふれる絵画、都会生活を楽しむ「モダンガール」をモチーフにしたデザイン、乙女をターゲットにした“かわいい”グッズなどを通して、大正・昭和の時代にときめきをもたらしたイメージの秘密を紐解いていく。【詳細】竹久夢二と乙女たち あこがれの美人、ときめきのモダンライフ会期:2022年4月9日(土)~5月30日(月)場所:島根県立石見美術館住所:島根県益田市有明町5-15 島根県芸術文化センター「グラントワ」内休館日:毎週火曜日(ただし5月3日は開館)開館時間:9:30~18:00(入館は17:30まで)観覧料:・[企画展]一般 1,000(800)円、大学生 600(450)円、小中高生 300(250)円・[企画・コレクション展セット]一般 1,150(920)円、大学生 700(530)円、小中高生 300(250)円・[前売券]一般 900円 ※企画・コレクション展セット※( )内は、20名以上の団体料金【問い合わせ先】島根県立石見美術館TEL:0856-31-1860
2022年02月06日展覧会「夢二がいざなう大正ロマン ―100年前の文化と女性を中心に―」が、東京・本郷の竹久夢二美術館にて2022年1月29日(土)から5月29日(日)まで開催される。竹久夢二の芸術とともに振り返る“大正ロマン”「夢二がいざなう大正ロマン ―100年前の文化と女性を中心に―」では、“大正ロマン”を象徴する画家・竹久夢二の芸術と自由恋愛に焦点を当てつつ、大正時代の文化を紹介。抒情画や芸能、ファッションといった文化生活に加え、女学生や令嬢、モダンガールなど、当時の若い女性たちのライフスタイルや流行にも着目する。さらに、大正ロマンをイメージしたアンティーク着物も特別展示。レトロでノスタルジックな雰囲気だけでなく、現代にも通じる魅力にあふれた大正ロマンの世界を目にすることができる。和洋折衷の趣を楽しむ抒情画や大正時代の少女雑誌会場には、竹久夢二の作品を中心に、大正時代の作品や資料約200点が集結。竹久夢二による、和洋折衷の趣を表現した抒情画「独占ひ」をはじめ、高畠華宵や蕗谷虹児、須藤しげるなどによる抒情画を展示。また、10代前半の少女向け雑誌『新少女』や婦人雑誌、少女小説なども紹介する。女優・松井須磨子が歌う「カチューシャの唄」は、楽譜の表紙絵を竹久夢二が担当。また、宝塚少女歌劇や浅草オペラ、キネマなどの大衆娯楽にも展示を通して触れていく。モダンガールやハイカラな文化生活にも着目さらに、洋服姿のモダンガールが表紙を飾る、関東大震災の翌年に出版された『東京朝日新聞』復興記念号や、三越のPR誌の口絵ページに掲載された、竹久夢二のアール・デコ調のイラストからは、モダンガールの佇まいを見て取ることができる。また、当時の文化発信地であった百貨店やフルーツパーラー、カフェの資料を通して、ハイカラな大正時代の暮らしにも迫る。【詳細】夢二がいざなう大正ロマン ―100年前の文化と女性を中心に―会期:2022年1月29日(土)~5月29日(日)会場:竹久夢二美術館住所:東京都文京区弥生2-4-2休館日:月曜日 ※ただし4月26日(火)は臨時休館、5月2日(月)開館開館時間:10:30~16:30(入館は16:00まで)入館料:一般 1,000円、大・高生 900円、中・小生 500円※弥生美術館と2館併せて観覧可能。※入館にはオンラインによる事前予約(日時指定)が必要。【問い合わせ先】竹久夢二美術館TEL:03-5689-0462
2021年12月25日ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』の公開ゲネプロが12日に東京・よみうり大手町ホールにて行われ、田代万里生、平方元基が登場した。同作は音楽・作詞:ニール・バートラム、脚本:ブライアン・ヒルによって、2009年にブロードウェイで初演され、ドラマ・デスク・アワードにノミネートされた(ミュージカル作品賞、作曲賞、作詞賞、脚本賞)ミュージカル。故郷を同じくする2人の男、トーマス(平方元基/牧島輝)とアルヴィン(田代万里生/太田基裕)の友情の物語を描く。人気短編小説家のトーマスは幼なじみのアルヴィンの突然の死に際し、弔辞を読むために故郷へ帰ってくる。しかし言葉が思い浮かばないトーマスの前に死んだはずのアルヴィンが現れ、トーマスの心の奥深くにあるたくさんの物語を紐解くうちに、2人の間に存在したはずの数々の結びつきが明らかになっていく。2019年に迎えた日本初演では、田代と平方が2役を交互に演じる相互上演が話題に。今回の公演では、亡くなった幼馴染アルヴィンを田代万里生が、小説家トーマスを平方元基が固定で演じる。公演は東京・よみうり大手町ホールにて12月13日〜25日。○田代万里生 コメントいよいよ開幕です! クリスマス大定番映画であり、アメリカでは毎年この時期にTV放映もされるという『素晴らしき哉、人生!』(1946年)に出てくる、命を絶とうとする主人公ジョージ・ベイリーと翼のない見習い天使のクラレンスの2人両方をモチーフとしたアルヴィン。時と共に役が染み渡りさらにパワーアップした今回の稽古場では、元基からはスーパーアルヴィン! と呼ばれています。全ての幕が閉じた時、あなたの心には温かなクリスマスプレゼントが…劇場で最高のクリスマスを共に過ごしましょう!○平方元基 コメント初演に続き再演出来ることを大変嬉しく思っています。今回は12月25日のクリスマス当日に千穐楽を迎えられるとのことで喜びも大きいです。「これがプレゼントだよ!」といった大きなプレゼントではないかもしれませんが、皆さまにちっちゃなちっちゃなプレゼントをひとつずつ丁寧にお届けし、自分なりの、自分だけの『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』をお観せしたいと思っています。自分だけの感想を持って頂ける、自分だけの色んな思い出が蘇るような、そんな作品に仕上がっているので、是非そこを楽しんで頂きたいです。僕たちからのささやかなプレゼントだと思って受け取っていただけるように本番公演つとめてまいりますので、最後までどうぞよろしくお願いします。○演出:高橋正徳(文学座) コメント両チーム共に稽古場で積み重ねてきたものが、劇場という空間で花開くのを感じました。田代さん、平方さんチームは再演にあたり解釈を掘り下げ、役を研ぎ澄ましていく事で、この作品により深みを与えてくれました。太田さん、牧島さんチームはこの作品に新たな光を当て、稽古場までとは違ったトーマスとアルヴィンの関係を発見することが出来ました。同曲でありがなら、それぞれのチームの色彩がはっきりとしたものになったと思います。ミュージカル『ストーリ・オブ・マイ・ライフ』が演出の手を離れ、お客様の元に届き、また成長していくのか、楽しみです。
2021年12月12日ピューリッツァー賞戯曲部門を受賞したデヴィッド・リンゼイ=アベアーによる『ラビット・ホール』を、小山ゆうなが演出。夫婦役として初共演を果たす小島聖と田代万里生に話を訊いた。小島と田代が演じるベッカとハウイーの夫婦は、4歳のひとり息子を交通事故で亡くしたばかり。悲しみは同じながら、夫婦には微妙なズレがあるようで、「目指すところは一緒なんですけどね。捉え方の違いによって摩擦が起きている状態。でもそういうことって決して遠い話ではないですし、恥ずかしいけれど自分の日常を思い出したりしながら、ベッカという役になっていけたらと思います」と小島。田代も「お互い逃げているわけでもないし、ハウイーはハウイーなりに、ふたりの明日をどう紡いでいったらいいか一生懸命考えていると思うんです。でもあのズレ方っていうのは男と女だからなのか…。永遠のテーマですね」と苦笑いを浮かべる。さらにはベッカの妹で妊娠中のイジーや、姉妹の母のナットらが登場。家族だからこその強い想いと、それゆえの綻びが、丁寧な会話の積み重ねから描かれていく。「これを観て自分に照らし合わせない人はいないと思うんです。迷いながら生きている人たちが、答えが見つからなくても、その中で進んでいる今が間違っているわけではないんだと。ちょっと背中を押せるような作品になればいいなと思います」と田代。小島も「この作品は押しつけがましくないのがいいなと思っていて。『こっちが正解!』となると疲れますが、そういった無理矢理なところがない。そこが救いだと私は思います」と続ける。KAAT神奈川芸術劇場の今シーズンのテーマは“冒(ぼう)”。そこで本作におけるふたりの冒険を聞くと、「劇中で歌わないストレートプレイへの出演や、演出家の小山さんも共演者も劇場も僕にとっては初めて尽くし。知らない国にやって来た、“ラビット・ホール”に迷い込んだ気持ちもありますが(笑)、とても素敵な作品に出会えて僕は本当に運がいいなと思います」と田代。「あまり子どもがいる役をやったことがなかったので…」と語る小島は、ベッカと同じく子どもを持つ母親でもある。それだけになかなか重い役どころではあるのだが…。「最初に戯曲を読んだ時、なんとも言えない気持ちになったのが正直なところです。でも私があまりガーンとしていても、何も伝わらないですから。そこを落とし込んだ上で、舞台上では軽やかに放出出来たらと思います」と微笑んだ。取材・文:野上瑠美子
2021年11月15日世界口笛大会で優勝実績をもつ口笛演奏者である加藤万里奈が、新たな挑戦として10月20日に歌手デビューいたします。デビューシングル「名前の無い駅」デビューシングル「名前の無い駅」が、テレビ埼玉「情報番組マチコミ」のエンディングテーマに採用され、1日から放送。新人デビュー前に採用されることは稀で、加藤万里奈への期待度は高まっています。「情報番組マチコミ」は毎週月曜から金曜の午後4時30分から5時45分放送されます。9月1日にはワールドコア株式会社が運営する音楽レーベル HolosMusicにて口笛童謡のアルバム「DO YOU MARINA」を世界配信しています。口笛童謡のアルバム「DO YOU MARINA」加藤万里奈_1加藤万里奈_2〈リリース情報〉加藤万里奈「名前の無い駅」M1.名前の無い駅作詞:北爪葵 作曲:南乃星太 編曲:伊戸のりおM2.名前の無い駅(口笛テイク Guitar 大久保昭)M3.名前の無い駅(オリジナル・カラオケ)YZME-1525210月20日CDリリース定価:¥1,000(税別価格:¥909)Melody Records〈番組情報〉情報番組「マチコミ」( )放送日時:毎週(月)~(金)16:30~17:45 ※生放送・16:30~17:00 首都圏ネット枠(テレビ埼玉・テレビ神奈川・千葉テレビ)・17:00~17:45 テレビ埼玉■ 加藤 万里奈(かとう まりな)1998.12.7生まれ 22歳 A型中学在学中にアメリカで開催された世界口笛大会のティーン部門女子部で優勝。2014年には芸術文化功労賞を受賞。2018年からは女優としての活動も開始。口笛だけではなく、バイオリン、乗馬など多岐にわたり活動。水戸市の「魅力宣伝部長」に就任。2019年、日本人で初めてアメリカニューヨーク市のカーネギーホールに於いて口笛を演奏 。2019年4月よりデヴィ夫人宅に住んでいる女子大生。口笛世界チャンピオンとしてバラエティー番組に出演!!2021年10月に歌手デビュー!!加藤万里奈_3【TV出演】TBSテレビ「サンデージャポン」(2021年)フジテレビ「ノンストップ!」(2020年)日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」(2020年)テレビ朝日「激レアさんを連れてきた。」(2020年)日本テレビ「ヒルナンデス!」(2019年)【トピックス】加藤万里奈「DO YOU MARINA」YouTube動画 加藤万里奈「DO YOU MARINA」Spotify 加藤万里奈HP 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月08日グラニフ(graniph)から、詩人画家・竹久夢二とのコラボレーションアイテムが登場。2021年8月24日(火)よりグラニフ国内店舗にて発売される。竹久夢二の美人画を配したTシャツ大正ロマンを代表する画家として活躍した竹久夢二。特に美人画は、「夢二式美人」と呼ばれる独特のスタイルで、当時の少女文化や女性のファッションへ大きな影響を与えた。今回のコラボレーションでは、竹久夢二美術館など4つの美術館に所蔵される竹久夢二の作品から8つを選りすぐり、デザインとして使用。ユニセックスのTシャツやロングTシャツには、「黒船屋」や「水竹居」といった竹久夢二を象徴する美人画が大胆に施されている。「大椿」&「いちょう」パターンのワンピースもまた、竹久夢二が描く「大椿」や「いちょう」のパターンを全面に配した半袖ワンピースやシャツワンピースも用意。ネイビーのシャツワンピースは、袖の先にどこか懐かしい「どくだみ」のグラフィックをあしらい、レトロな雰囲気を纏う1着に仕上げている。【詳細】グラニフ×竹久夢二発売日:2021年8月24日(火)※8月10日(火)12:00~20日(金)12:00まで予約を受付。販売店舗:グラニフ国内店舗、グラニフ公式オンラインストア価格:・Tシャツ(SS~XL) 2,750円・長袖Tシャツ(S~XL) 3,520円・半袖ワンピース(フリー) 3,300円・シャツワンピース(フリー) 7,150円※販売店舗により入荷状況・販売開始時間が異なる。※グラニフ国内店舗では、一度の会計でTシャツを2点以上の購入、またはTシャツと1,078円のアイテムとの買い合せでセットプライスサービスを実施。(一部商品対象外)※グラニフ公式オンラインストアはセットプライスサービス適用後の価格。
2021年08月13日今年はバーチャル企画として開催毎年1月に開催される「伊万里ハーフマラソン」は、今年は、専用アプリ「TATTA(タッタ)」を活用したオンラインでの開催となります。種目は、ハーフマラソンの部とセルフリレーの部があり、期間中(2021年1月1日(金)~ 2021年1月11日(月))であれば、全国どこからでも、好きな時に走れる大会です。納得が行くまで走ることができるハーフマラソンの部は、開催期間中にハーフマラソン以上の距離を1回で走り切ることが条件となります。期間中であれば、何度チャレンジしてもかまいません。チャレンジした中で最も早いタイムが自動集計されます。セルフリレーの部は、開催期間中の累計走行距離がハーフの距離以上であることが条件です。期間中であれば、何かに分けて走ってもかまいません。同じ距離でも完走条件が違うので、自分の体力に合わせて種目を選ぶことができます。選べる完走賞も魅力的エントリー料は3,500円、参加者全員に参加賞(Tシャツ)が貰えます。他にも、完走賞として、伊万里市の特産品や大会オリジナルグッズ、フィニッシャー専用ムービーを貰うことができます。新春の走り始めの大会としてエントリーしてはいかがでしょうか。(画像は公式サイトより)【参考】※大会公式サイト
2020年10月05日展覧会「夢二が愛した日本 ─桜さく国のボヘミアン─」が、東京・竹久夢二美術館にて、2020年10月31日(土)から2021年1月31日(日)まで、事前予約制で開催される。夢二作品の“和”の要素センチメンタルな独自の画風の美人画を手掛けた、大正ロマンの画家として知られる竹久夢二。日本画や水彩画、油彩画、そして本の挿絵といった夢二の作品には、日本の郷愁と西欧のモダニズムという和と洋の要素が巧みに織りこまれている。「夢二が愛した日本 ─桜さく国のボヘミアン─」は、そうした夢二作品がもつ“和”の要素に着目する展覧会だ。夢二が手掛けた日本画や水彩画、そして書籍の扉絵や口絵など約200点の作品から、懐かしく、“夢の国”をも思わせる日本の姿を紹介する。“旅人”として日本を眺める京都の舞妓と奈良の風景を描いた《加茂の露台 奈良の白壁》や、『万葉集』の歌を添えた《寧楽椿市》などに見るように、夢二は日本の伝統に郷愁や愛着を持つ一方で、1つの場に留まらずさすらう旅人に自らを重ねてもいた。本展の展示作品からは、盲目的に日本を懐かしむのではない、夢二独特の批評眼が感じられるだろう。もちろん、夢二ならではの美人画の数々も。新春をテーマとした《王春吉報》や、外遊先のベルリンで和服を着せたドイツ人女性をモデルに描いた《水竹居》など、センチメンタルな雰囲気を漂わせる作品を目にすることができる。展覧会概要展覧会「夢二が愛した日本 ─桜さく国のボヘミアン─」〈事前予約制〉会期:2020年10月31日(土)〜2021年1月31日(日)※オンラインによる事前予約制を導入(電話でも可)会場:竹久夢二美術館住所:東京都文京区弥生2-4-2TEL:03-5689-0462開館時間:10:30~16:30(入館は16:00まで)休館日:月・火曜日(11月3日(火・祝)・23日(月・祝)、1月11日(月・祝)は開館)、11月4(水)、12月28日(月)~1月2日(土)入館料:一般 1,000円、大・高生 900円、中・小生 500円※あわせて弥生美術館も観覧可※予約が埋まっていない場合は当日券あり
2020年08月29日多数の舞台やミュージカルで活躍する石川禅、柿澤勇人、田代万里生、平方元基によるコンサート『THE MUSICAL BOX~Welcome to my home~』が8月29日(土)、30日(日)に日生劇場で開催される。【チケット情報はこちら】新型コロナウイルス感染拡大防止のため公演中止・休館が続いていた日生劇場は、このコンサートで数ヶ月ぶりに客席に観客を迎えることとなる。コンサートは感染症予防対策のために客席数を通常の50%以下に抑え、観客には検温と消毒の協力やマスクの着用を求め、会話を回避するよう呼びかけるなど、感染防止策を徹底した上で開催される。コンサートのプログラムはA~Fの6種類が組まれており、「MY HOME」をコンセプトとした石川、柿澤、田代、平方のソロ・コンサートに加え、4人が一堂に会するコンサートが二日間に渡り催される。生バンドによる迫力ある演奏と共に60分間ノンストップで歌唱される楽曲は『アリス・イン・ワンダーランド』 『生きる』 『エリザベート』 『ジーザス・クライスト・スーパースター』 『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』 『ラ・カージュ・オ・フォール』などのミュージカル作品から、彼らのこれまでの出演作にとどまらず、事前にリクエストを募った「観客が聞いてみたかった名曲の数々」が採り上げられる。また、ソロ・コンサートには別の出演者の一人が「リモートナビゲーター」として登場。出演者とナビゲーターの組み合わせごとに、個性あふれる会話が飛び出すコンサートとなることが期待される。提供:ホリプロ
2020年08月21日展覧会「生誕135年竹久夢二展 -幻想の美秘められた謎-」が、京都髙島屋にて2020年3月15日(日)まで開催され、日本橋髙島屋S.C.にて5月13日(水)から5月25日(月)まで開催予定だ。尚、当初予定していた、横浜髙島屋、大阪髙島屋での開催は中止。大正ロマンを象徴する詩人画家・竹久夢二の展覧会「生誕135年竹久夢二展 -幻想の美秘められた謎-」では、美術史家・竹久夢二学会会長である高階秀爾監修のもと、夢二郷土美術館の所蔵作品を中心に、厳選した約150点の竹久夢二の作品を、全4章で構成し展示。アメリカ西海岸滞在中に夢二が新たな画境を求めて描いた《西海岸の裸婦》と《花衣》が、夢二郷土美術館外で初めて揃って公開されるなど、貴重なラインナップを揃える。第1章 樹下美人から海辺の裸婦へ第1章では、“夢二式美人”と言われる女性像の作品を中心に、夢二の画業を辿る。S字ラインの身体に心情を表す目・手・足を描く、夢二が切り拓いた新しい美人画の数々を用意する。また、本展の中心作品であり傑作と称される《西海岸の裸婦》も、この章で展示する。第2章 遥かな国 夢の世界大正ロマン時代における夢二が憧れた幻想世界や、異国情緒を反映した作品は第2章で展観。西洋画、中国文人画、江戸地代の浮世絵など、夢二が幼い時から憧れていた異国や未知の世界から着想した作品が揃う。第3章 人生劇場の情念ドラマ第3章は、夢二が親しんだ芝居や、妻や恋人たちと歩んだ夢二自身の人生と重なる「情念のドラマ」を題材にした作品を集積。芸事好きな父親の影響もあり、子供の頃から芝居に親しんでいた夢二が、画家としてだけでなく、詩人、デザイナー、人形作家、文筆家といった様々な形式で発表した作品を紹介していく。第4章 新感覚と奇想のデザイン約60冊の自身の著作本をはじめ、多くの本や雑誌の装丁、挿絵を手掛けた夢二。第4章では、そんな本の装丁や挿絵をはじめ、クラシックから流行歌まで様々な楽曲を表現したデザイン、タイポグラフィー、絵ハガキや日用品のデザインといった、総合芸術家としての夢二が具現化した“生活の中の美”にフォーカスする。【詳細】生誕135年竹久夢二展 -幻想の美秘められた謎-入場料:一般 800円、大学・高校生 600円、中学生以下無料■京都会場会期:2020年3月4日(水)~3月15日(日)時間:10:00~19:30(20:00閉場) 最終日は16:30まで(17:00閉場)会場:京都髙島屋 7階 グランドホール住所:京都府京都市下京区真町52■日本橋会場会期:5月13日(水)~5月25日(月)時間:10:30~19:00(19:30閉場) 最終日は17:30まで(18:00閉場)会場:日本橋髙島屋S.C.本館 8階ホール住所:東京都中央区日本橋2-4-1※当初予定していた横浜会場(3月18日(水)~3月30日(月)/横浜髙島屋)、大阪会場(4月8日(水)~4月19日(日)/大阪髙島屋)は開催を中止。
2020年01月23日企画展「はいからモダン袴スタイル展 ― 『女袴』の近代、そして現代 ―」が、東京・竹久夢二美術館にて、2020年1月7日(火)から3月29日(日)まで開催される。「女袴」の歴史をたどる今や女子大学生の卒業式の定番スタイルとして定着している、女性の袴姿。もとは宮中の装束であった袴は、明治から昭和初期に「女袴」へと形を変えて、当時の女学生を象徴する風俗として注目を集めた。同時に、明治初期に開業した富岡製糸場の工女が袴を身につけるなど、「働く女性」の装いでもあった。「はいからモダン袴スタイル展 ― 『女袴』の近代、そして現代 ―」は、そうした「女袴」の歴史に光を当てる展覧会だ。日本画や挿絵原画、雑誌など約200点から、和装から洋装へ移りゆく短い期間に花開き、今もなお人びとを捉える「女袴」の魅力へと迫る。竹久夢二や高畠華宵の作品多数本展では、明治30年代以降に描かれた女学生の袴姿を多数展示。梶田半古による『魔風恋風 前編』口絵や大正時代に活躍した画家・竹久夢二の挿絵のほか、高畠華宵によるモダンでファッショナブルな挿絵を楽しむことができる。袴や着物の実物展示もまた会場には、当時の女学生が着用していた袴や着物、徽章の実物などの資料も。さらに、大正時代から続く宝塚の「緑の袴」や、『はいからさんが通る』や『ちはやふる』といった漫画作品の複製原画も併せて展示し、現代でも色褪せぬ女袴の魅力を紹介する。展覧会概要はいからモダン袴スタイル展 ― 「女袴」の近代、そして現代 ―会期:2020年1月7日(火)~3月29日(日)会場: 竹久夢二美術館住所:東京都文京区弥生2-4-2時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜(ただし1月13日(月・祝)、2月24日(月・祝)は開館)、1月14日(火)、2月25日(火)入館料:一般 900円、大・高生 800円、中・小生 400円※弥生美術館と2館併せて観覧可※20名以上の団体は100円割引【問い合わせ先】竹久夢二美術館TEL:03-5689-0462
2019年12月26日10月4日、大阪・新歌舞伎座で日本初演のミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』が幕を開けた。田代万里生と平方元基によるふたりだけのミュージカルで、人気短編小説家のトーマスと幼なじみで書店員のアルヴィンとの友情を描いた物語だ。本公演は、それぞれ役を入れ替えて上演する。初日は田代トーマスと平方アルヴィンで始まった。幼なじみアルヴィンの突然の死に際し、弔辞を読むために故郷に帰ってきたトーマス。しかし葬儀が始まるというのに手向けの言葉が全く思い浮かばない。「僕は彼の何を知っていたんだろう…」。トーマスの心にぽっかりと空いた穴に光がさすように、たくさんの本に囲まれた空間とともにアルヴィンが現れる。たくさんの本棚から思い出を取り出し、互いに読み上げる。心、家、街と、少しずつ焦点を変え、内と外を往来しながら彼らの分岐点へと近づいていく。冒頭、冷たい印象のあった大人のトーマス。だがどうだろう、アルヴィンと一緒にいる少年時代の彼はとても柔らかで、純真だ。アルヴィンは無邪気そのもの。風にも雪にも翼にもなれる衣裳も印象的だった。太陽と月のような関係性が、大人になるにつれ変わっていくふたり。田代と平方、それぞれが役を入れ替えた時、この太陽と月という印象すら変わるだろう。それを思うと、ふたりミュージカルというシンプルな構成ながら底知れぬ奥深さも感じられた。透明感のある田代と深みのある平方、双方の歌声も物語とリンクしていた。ふたりでひとつ、その印象はトーマスとアルヴィンそのものだ。情感豊かなソロはもちろん、デュエットでは磁石のようにぴったり重なり合ったかと思えば、ふたりとは思えないほど幾重にも層を描き、うっとりするほど美しいハーモニーを聴かせてくれた。音楽も照明も実にきれいで、特に小雪が舞う場面は、冬の匂いと寒さも感じられるほどだった。スペシャルカーテンコールでは「役を相互に演じるなんて僕たちも信じられませんが、これからたくさんのお客様がパワーを与えてくれると思います」と田代。平方も「毎日、稽古してきて、今日、やっと舞台からお客様の気を感じられてうれしかった」と笑顔を見せた。そして『雪の中の天使』をデュエット、本編とは異なるリラックスした表情で歌っていたのも印象的だった。上演中は出ずっぱり。語り、対話、歌唱と休む間もない。にもかかわらず、初日しかも日本初演の作品とは思えないほどの完成度で魅せた田代と平方。大阪公演を終えて、東京、水戸、名古屋をめぐる。回を重ねるごとにますます完成されていくことを思うと、大千穐楽にはどうなっているのか末恐ろしくもあった。完売していた東京公演も、一部追加席をチケットぴあにて発売中。取材・文:岩本和子撮影:西木義和
2019年10月04日企画展「レトロかわいい♡ 楽譜表紙イラストレーションズ -夢二が描く大正ロマンの音楽イメージ-」が、2019年10月4日(金)から12月25日(水)まで、東京・竹久夢二美術館にて開催される。“美人画”をはじめ、センチメンタルな画風の作品を数多く描いた竹久夢二。そんな彼が活躍した大正時代は、音楽に親しむうえで楽譜が身近な存在であった。楽譜の表紙を飾るイラストレーションが注目された当時、画家である夢二もこの分野に携わり、視覚面から音楽を多彩に表現した。「レトロかわいい♡ 楽譜表紙イラストレーションズ -夢二が描く大正ロマンの音楽イメージ-」は、幅広いジャンルにわたる夢二作品から、楽譜表紙絵に焦点をあてた企画展だ。古今東西の名曲を紹介した「セノオ楽譜」はじめ、童謡や民謡を題材にした楽譜表紙絵など、夢二が手掛けた楽譜表紙絵250点を展示する。可憐なファッションに身を包んだ異国の少女を描いた「アヴェマリヤ」楽譜、植物をアール・ヌーヴォー様式で図案化した「言はれぬ嘆き」楽譜、色とりどりの連続模様の「乙女のねがひ」楽譜など、夢二が楽譜表紙に織りなした多彩な音楽イメージに触れられる。さらに、大正期に活躍した作詞・作曲家と夢二のつながりを紹介。当時の音楽事情、そして夢二が手掛けた楽譜が人気を博した理由にも迫る。【詳細】企画展「レトロかわいい♡ 楽譜表紙イラストレーションズ -夢二が描く大正ロマンの音楽イメージ-」会期:2019年10月4日(金)〜12月25日(水)会場:竹久夢二美術館住所:東京都文京区弥生2-4-2TEL:03-5689-0462開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜日※10月14日(月・祝)・11月4日(月・祝)は開館、10月15日(火)・11月5日(火)は休館入館料:一般 900円、大学・高校生 800円、小・中学生 400円※団体20人以上でそれぞれ100円引き※弥生美術館と2館あわせて観覧可能
2019年09月28日田代万里生と平方元基が出演するふたりミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』が10月4日(金)の大阪・新歌舞伎座からスタート。その通し稽古に潜入した。【チケット情報はこちら】本作は、作詞・作曲をニール・バートラム、脚本をブライアン・ヒルが手掛け、2006年の初演以降、世界各地で上演されているミュージカル。日本では初上演となり、演出を高橋正徳(文学座)が手掛ける。また、田代と平方が公演によって役を入れ替える2バージョンでの上演となる。この物語は、ベストセラー作家のトーマス・ウィーヴァーが、幼馴染のアルヴィン・ケルビーの弔辞を書くシーンから始まる。その弔辞を書くために、二人の思い出を振り返る“温かな感動もの”をイメージして稽古場に訪れたが、実際はそのイメージとも違う展開が待っていた。最初にトーマスが歌う楽曲では「何を見落としているんだ?」「いつ壊れてしまった?」「俺のせい?」「どうしろと?」と自らに問う。幼馴染の死というショッキングな出来事を前に、緊張感のある始まりだ。この日、田代が演じたトーマスは「書くにはプロセスが大事なんだ」と言うような、どちらかというと常識的なイメージの人。平方が演じたアルヴィンは「君の頭の中には何千という物語があるはずだよ」と言うような、ユニークで自由だけど繊細な人。それぞれの役柄も、田代・平方二人の役者も魅力的だからこそ、両バージョンを観たくなる。劇中では、ふたりの数十年のうちのいくつかの場面が、断片的に描かれていく。ひとつひとつは取りとめもない思い出に見えるが、それを並べていくと、少しずつ見えてくるものがあった。田代と平方は、役のうえで幼少期から成人期までを演じる。年齢だけでなく、その時どきのふたりの関係性もふまえながら、丁寧に演じていく。また、ふたりの関係性の変化は音楽にも表れていた。そうやって辿った記憶から浮かび上がるものはなんなのか。ふたりミュージカルならではの熱演に、最後は思わず胸を押さえてしまう本作は、10月4日(金)から5日(土)まで大阪・新歌舞伎座、10月9日(水)から16日(水)まで東京・よみうり大手町ホールにて上演。その後、水戸、名古屋でも上演する。事前に映画『素晴らしき哉、人生!(It’s a Wonderful Life)』(1946)を観ておくとより楽しめる作品だということもお伝えしたい。チケットはぴあにて一般発売中。取材・文: 中川實穂
2019年09月17日フラットなコースで走り易い佐賀県伊万里市では、2020年1月13日に開催する「伊万里ハーフマラソン2020」の受付が始まりました。伊万里ハーフマラソンは、制限時間が通常の大会より、長めに設定してあるランナー目線の大会です。伊万里市は、伊万里焼が有名大会を開催する伊万里市は、佐賀県の西部にあり、江戸時代から栄えた「伊万里焼」が有名です。伊万里市には、現在でも多数の窯元や史跡があります。大会コースは、伊万里市の中心部(市民センター前)をスタートし、九州最大規模のアーチ橋で伊万里湾のシンボル的存在の伊万里湾大橋を渡り、伊万里湾を一周する全体的にフラットなコースなので、記録を狙いたいランナーにもおすすめです。当日の選手受付は不要伊万里ハーフマラソンの種目は、ハーフ(公認コース)、3kmの2種目でハーフの制限時間は2時間50分と初心者向けの設定です。ゼッケンは、事前に送られてくるので、当日会場での受付は不要です。大会ゲストランナーは、元マラソン選手で世界選手権陸上大会の金メダルの谷口浩美さんが参加予定です。(画像は伊万里市ホームページより)【参考】※伊万里市ホームページ※大会公式サイト
2019年09月13日展覧会「アンティーク着物万華鏡 ―大正~昭和の乙女に学ぶ着こなしー」が、2019年7月5日(金)から9月29日(日)まで、東京の弥生美術館・竹久夢二美術館にて開催される。戦前の日本では普段着として親しまれていた着物。現代の人にとって、着物はルールが難しそうなど、敬遠する人が多くなっている。しかし本来、着物の着付け方やコーディネートは厳密なルールに縛られる必要はなく、自由に楽しんでいいもの。「アンティーク着物万華鏡 ―大正~昭和の乙女に学ぶ着こなしー」では、着物が日常生活で広く着用されていた戦前の時代にフォーカス。着物の着付けやコーディネートに加え、文学作品から当時の着物事情を紹介していく。戦前の美人画をアンティーク着物で再現大正から昭和初期、雑誌の表紙や口絵で活躍した抒情画家たちはファッションリーダー的な存在であった。会場では、そんな感性豊かな画家たちが描いた美しい着物姿の女性の画を多数紹介する。さらに、その中から数点をアンティーク着物によって再現。合わせて、スタイリストによる別コーディネートも展示することで、多彩な着物の着こなしを学ぶことができる。文学作品から当時の着物事情を紐解くまた、大正から昭和の初期にかけて活躍した小説家の文学作品を展示し、当時の着物事情を紹介。時代の風俗を丹念に描写した作品に記された情報をもとに、小説家たちが描いたヒロインの着物姿を再現する。流行や風俗を敏感にとらえて作品に織り込んだ作家で知られる菊池寛。女性の着物姿からも、当時のモダンな雰囲気が反映されている。文豪・徳田秋聲の愛用品を初公開加えて、文豪として知られる徳田秋聲が着用したマントや鞄、ステッキなどの愛用品を初公開。さらに、かんざしや着物の帯締めに通す帯留めといった着物のアクセサリー100点以上も初めて展示される。長襦袢を紹介する初の展覧会もまた、期間中、併設される弥生美術館3階では「長襦袢の魅力 ~着物の下の遊び心~」を同時開催。現代で言う下着の役割を果たしていた“襦袢”の魅力を紹介する初の展覧会となるので、合わせて観覧してみてはいかがだろうか。【詳細】アンティーク着物万華鏡 ―大正~昭和の乙女に学ぶ着こなしー会期:2019年7月5日(金)~9月29日(日)会場:弥生美術館・竹久夢二美術館住所:・弥生美術館 文京区弥生 2-4-3・竹久夢二美術館 文京区弥生 2-4-2TEL:・弥生美術館 03-3812-0012・竹久夢二美術館 03-5689-0462開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜日(ただし、7月15日(月)、8月12日(月)、9月16日(月)、9月23(月)は開館、7月16日(火)、9月17日(火)、9月23(火)休館)入館料:一般900円、大学・高校生800円、小・中学生400円※団体20人以上各100円引き※二館併せて観覧可能
2019年05月25日企画展「竹久夢二という生き方-明治・大正・昭和を駆け抜けたロマンチスト-」が、2019年4月4日(木)から6月30日(日)までの期間、竹久夢二美術館にて開催される。竹久夢二は、センチメンタルな画風の「夢二式美人画」作品などで広く知られる画家・詩人。大正ロマンを象徴する存在として、今なお注目され続けている。本展では、夢二の「生き方」と「美の世界」にフォーカス。画家としてスタートした明治から、自身がデザインした雑貨を販売する「港屋絵草紙店」を開店した大正、闘病生活を送った昭和までを、『夢二画集 冬の巻』カバーや「暮笛」、「モントレーの丘から」といった日本画・デザイン作品・雑誌表紙絵などの作品約250点と共に追っていく。また、平成最後の年となる2019年、竹久夢二は生誕135年・没後85年を迎える。平成では、竹久夢二をめぐる平成年間の動向も振り返り、その魅力を深く追求する。【詳細】竹久夢二という生き方-明治・大正・昭和を駆け抜けたロマンチスト-会期:2019年4月4日(木)~6月30日(日)場所:竹久夢二美術館住所:東京都文京区弥生2-4-2時間:10:00~17:00TEL:03-5689-0462休館日:月曜日 ※ただしGW期間を含む4月23日(火)~5月6日(祝月)は無休で開館入館料:一般 900円、大・高生 800円、中・小生 400円※弥生美術館と二館併せて入場可能※20人以上は100円割引となる
2019年03月31日「竹久夢二 美人画展 ―わたし美人?―」が、2019年1月3日(木)から3月31日(日)まで、東京・根津の竹久夢二美術館で開催される。“美人画”を描いた画家として知られている、竹久夢二。うりざね顔に、細長くしなやかな肢体、憂いを帯びた表情、といった独特の女性像は「夢二式美人」と呼ばれ、明治末から大正時代にかけて、雑誌などを通じて一世を風靡。当時「夢二式」という言葉が、美人の代名詞とされたほどだ。“美人”の定義は時代が変わるにつれ変遷していくものだが、竹久夢二は「夢二式美人画」によって、1つの“美人”像を世間の人々に浸透させ、時代の理想像を変革させたと言える。「竹久夢二 美人画展 ―わたし美人?―」では、竹久夢二の美人画作品を一挙に紹介する他、鏑木清方・北野恒富など弥生美術館所蔵の美人画作品や、当時の写真・雑誌記事・広告など「美人」にまつわる資料も展示。作品や資料、合計約200点を通して、美人画の系譜や、美人を巡る背景に迫る。【詳細】竹久夢二 美人画展 ―わたし美人?―会期:2019年1月3日(木)~3月31日(日)会場:竹久夢二美術館住所:東京都文京区弥生2-4-2TEL:03-5689-0462休館日:月曜日 ※ただし1月14日(月)・2月11日(月・祝)は開館、1月15日(火)・2月12日(火)休館 開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)入館料:一般 900円/大・高生 800円/中・小生 400円 ※弥生美術館と2館併せて観覧可能。※20名以上の団体は100円割引。■ポーラ美術館「モダン美人誕生―岡田三郎助と近代のよそおい」展 相互割引内容:ポーラ美術館「モダン美人誕生―岡田三郎助と近代のよそおい」展(2018年12月8日(土)~2019年3月17日(日)開催)との相互割引を実施。半券提示で、大人 1,800円から1,600円に入館料割引となる。
2018年12月28日展覧会「明治時代に登場!麗しき絵葉書の世界 ~アールヌーヴォー美人から、レトロ風景まで~」が、東京の竹久夢二美術館で2018年9月29日(土)から12月24日(祝月)まで開催される。明治時代の絵葉書や流行を紹介「明治時代に登場!麗しき絵葉書の世界 ~アールヌーヴォー美人から、レトロ風景まで~」では、明治時代の絵葉書を展示するとともに、当時ならではの世相や流行も紹介する。日本で絵葉書が最初に登場したのは、明治時代中期頃。郵便物としてだけでなく、メディア、コレクションアイテム、ブロマイドとしての機能も担っており、1904年から始まった日露戦争の頃に大流行した。神田郵便局で発売された、日露戦役記念絵葉書を求めて人々が殺到し、負傷者が出る事態となったことも記録されている。美人、風景、風俗を題材にモノクロ写真に手で色をつけた絵葉書から、竹久夢二をはじめ数多くの画家によってデザインされ、高度な印刷技術で生み出された美術絵葉書まで、会場には希少性の高い明治期の絵葉書が勢揃い。竹久夢二による《無題(ベンチに座る女性)》は、優しいタッチとカラフルな色彩で、女性を可憐に描いた絵葉書。竹久夢二は多数の絵葉書を手掛け、絵葉書店の女主人である岸他万喜と結婚した。また、アールヌーヴォー様式を取り入れた絵葉書や、《三越呉服店大阪支店開業記念》の絵葉書など、見ているだけで時代の空気感を感じられるような絵葉書が一堂に集結する。詳細明治時代に登場!麗しき絵葉書の世界 ~アールヌーヴォー美人から、レトロ風景まで~会期:2018年9月29日(土)~12月24日(祝月)休館日:月曜日 ※ただし10月8日(祝月)会館、10月9日(火)休館会場:竹久夢二美術館住所:東京都文京区弥生2-4-2TEL:03-5689-0462開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)入館料:一般 900円、大・高生 800円、中・小生 400円※弥生美術館と2館併せて観覧可。※20名以上100円割引■ギャラリートーク開催日時:2018年10月20日(土)、11月11日(日)、12月15日(土) 各日15:00~※企画展担当学芸員が展示解説。参加費無料。※10月20日(土)、12月15日(土)には絵葉書研究家の生田誠が参加。
2018年09月29日画家・竹久夢二の明治時代の作品に焦点を当てた展示「明治150年記念Ⅰ 明治の夢二」が、2018年9月24日(月・祝)まで東京・竹久夢二美術館にて開催される。竹久夢二とは竹久夢二は、美人画で一世を風靡した大正ロマンを代表する画家。明治38年の22歳にデビューして以来、新聞の飾り絵である"コマ絵"や挿絵を数多く発表し、センチメタルな画風の<夢二式美人画>を確立した。また画壇に属さなかった人物としても知られており、独自の画風で日本の郷愁と⻄欧のモダニズムを自由に表現。日本画・水彩画・油彩画・木版画制作など、多岐に渡るジャンルで多彩な才能を開花させた。明治時代の作品を中心に「明治150年記念Ⅰ 明治の夢二」では、そんな竹久夢二の作品を、最初期のものから約200点を一堂に集結。大正時代の作品のイメージが強い画家にとって、初めて明治時代の作品に焦点を当てた展示となる。見どころとなるのは、大正時代の代表作の基となる明治の作品群。「夢二式美人」のモデルとなった女性"他万喜"の写真や、大正時代に流行歌となる「宵待草」の原詩や作品が公開される。また恋多き男であった竹久夢二は、いずれの作品も自分の経験を基にして絵や詞を作成。「夢二式美人」の"他万喜"は、竹久夢二が唯一結婚した女性。そして「宵待草」の歌詞には、自身の恋エピソードを取り入れている。作品から観察する明治のファッション作品を鑑賞する上で注目してほしいのは、それぞれの絵画から垣間見れる当時のファッションや文化だ。例えば「風光る」では、明治時代の女学生の間で流行した大きなリボンが描かれ、その少女の腕の中には当時"ウサギバブル"になるほど人気を博したウサギが描かれている。会場では、そのほか大正・昭和期の同作者の作品もコンパクトに展示。竹久夢二の初期から晩年にかけてまでその作品の変遷を辿ることが出来る。【開催概要】「明治150年記念Ⅰ 明治の夢二」期間:2018年7月1日(日)~9月24日(月・祝)休館日:月曜日※ただし7月16日(月・祝)、8月13日(月)、9月17日(月・祝)、24日(月・祝)は開館、7月17日(火)、9月18日(火)は閉館開館時間:10:00~17:00住所:東京都文京区弥生2-4-2電話:03-5689−0462入館料:一般900円、大・高校生800円、中・小学生400円*弥生美術館と二館併せて閲覧可*20名以上の団体は100円割引適用
2018年07月14日佐賀県産の食材をグリルダイニングで堪能「グランドニッコー東京 台場」30Fにお店を構えるグリルダイニング「The Grill on 30th(ザ・グリル・オン・サーティース)」と「鉄板焼 浜木綿(はまゆう)」にて、佐賀県産の食材を堪能できる「佐賀・伊万里フェア」が、2018年6月1日(金)~8月31日(金)の期間限定で開催されます。東京のきらめく景色とともに、佐賀県の食材をいただく本イベントには、柔らかい赤身に甘くてコクのある脂が特徴の佐賀牛をはじめ、天然真鯛や伊万里梨など、佐賀の美食が大集合。山海の幸に恵まれた佐賀県ならではの逸品が楽しめるコース内容となっています。食材の美味しさを最大限に引き出す、匠の技で仕上がる華麗なコース料理たちは、ここでしか味わえません。肉・魚・野菜が充実した2コースをご紹介The Grill on 30th大都会、東京らしい景色を一望できる「The Grill on 30th」では、大人な時間が流れるラグジュアリーな空間で、佐賀が誇る食材を楽しめるコース「Chefs’ Selection(シェフズ・セレクション)」をご用意。甘くてコクのある最高級佐賀牛のヒレ肉ステーキや、佐賀産の旬魚を帆立でダシを取ったカレー風味のソースでいただく「玄界灘(げんかいなだ)天然真鯛とグリーンアスパラのパートフィロコキヤージュカリーのエッセンス」など、趣向を凝らした料理たちを楽しめます。鉄板焼 浜木綿2018年4月1日(日)にリニューアルオープンした、洋風で高級感を感じさせる「鉄板焼 浜木綿」では、上品な旨みを持つ伊万里牛サーロインを中心に、「玄界灘の天然真鯛と伊万里梨のマリネ」など、素材の味をストレートに届けるコース料理が充実。繊細なおもてなしと、伊万里牛と佐賀の食材を華やかな絵付けが美しい 伊万里焼のお皿で味わってみてはいかがでしょうか。先着300名様に伊万里焼小皿プレゼントキャンペーン同時開催さらに、本フェア開催期間中「The Grill on 30th」または「鉄板焼 浜木綿」にて、各コースの「Chefs’ Selection」又は「佐賀・伊万里ディナーコース」をご注文いただいた先着300名様に、伊万里焼の小皿をプレゼントするキャンペーンも同時開催します。職人の手により、丁寧に作られた伊万里焼の器やお皿は、料理をより華やかに美しく仕上げてくれますよ。「グランドニッコー東京 台場」のレストランにて開かれる「佐賀・伊万里フェア」で、佐賀県の魅力を思う存分、味わってみませんか。イベント情報イベント名:佐賀・伊万里フェア催行期間:2018年06月01日 〜 2018年08月31日住所:東京都港区台場2-6-1電話番号:The Grill on 30th:03-5500-6605 鉄板焼 浜木綿:03-5500-6606
2018年06月08日夢二の多彩な活動を紐解く出版・印刷業が集積した全国有数の街として発展してきた東京・千代田区。その中でも千代田区九段南にある出版社「龍星閣」は、高村光太郎による『智恵子抄』の版元以外にも、戦後には夢二の画集を次々と出版し、第二次夢二ブームを牽引した存在でもあります。本展覧会では竹久夢二の著作や画集の出版に際して、「龍星閣」創業者である澤田伊四郎により収集された、1200点を超える膨大なコレクションが寄贈されたことを記念し、その精華を紹介しているものです。会場内では、20歳の若き夢二が制作した外国文学の翻案や創作、さらに数点の手書きを含む画文集『揺籃(ようらん)』、そんな夢二の半生を綴った自伝小説『出帆』の挿絵原画が初公開されます。その他にも数多く出版された自身の画集をはじめ、装幀本、楽譜集、子どものための絵本、絵葉書や千代紙、半襟のデザイン、そして肉筆画に至るまで、竹久夢二の多彩な活動を紐解くことができます。 夢二はアーティストであり、プロデューサーだった?! 過去最大級となる500点以上の展示作品から、多彩な活動を様々な角度から紹介している本展覧会。夢二が手掛けた数多くの展示作品を目にすると…アーティストの側面を持ち合わせているだけでなく、プロデューサーとしての才覚も確認することができます。例えば、夢二が正式に結婚した唯一の女性・たまきが主人を務めた「港屋絵草紙店」では、夢二がデザインした千代紙、便箋や封筒、着物の半襟などの夢二グッズを販売していますが、時折若い芸術家たちが集わせて作品発表ができるギャラリーでもありました。そんな「港屋絵草紙店」を開店させた背景には、世間一般に自身を知ってもらうための拠点としてだけではなく、作品と鑑賞者や読者を手に届ける距離で提供していく商業的な目的のほか、自身の妻子を養うための経済的な理由も兼ね備えていたそうです。また、竹久夢二は女性遍歴が激しいことでも知られており、自身の女性関係を赤裸々に綴った書籍化を目指すなど、自分という1人のアーティストをプロデュースせずにはいられなかったのだと思いました。 竹久夢二に思いを馳せる 会場内の夢二作品を一望してみると、仕事として“他者”のことを考えながらも、自身の表現を探求していく様子が感じられます。一重には、夢二が装幀を手掛けた灰色の地に白抜きで表した柳、江戸情緒溢れる着物女性の半身像が描かれた『春の鳥』では、見返しの意匠がそれぞれ異なっており、同作品でも装幀の違いが楽しむことができます。二重には、夢二によるデザインが施された数多くの楽譜表紙は、日本や世界各国の楽曲をイメージを反映させ、様々なジャンルの要素を取り入れている様子が分かります…宗教絵画のようなマリア様や観音様が描かれている表紙や、ジョルジュ・ブラックによるキュビスム絵画のような『ベニスの夜』。その他にもスキャンダラスな内容の自伝小説『出帆』では、イタリア未来派の影響を受けた画風から、20世紀初期の美術運動を取り入れていることが分かります。そんな夢二作品は時代を越えても色褪せることなく、現在に生きる私たちの目を楽しませてくれます。それは先述に申し上げたことを踏まえ、商業品・消費品でありながらも、後世に自分の作品を残していけるよう、将来を見通していたのかは神のみぞ知るところですが…そんな想像を膨らませてくれるのもアートの楽しみ方の一つ。そんな手に届くアートを提供してくれる竹久夢二の作品が楽しめる本展覧会に足を運んでみてはいかがでしょうか。 【情報】『夢二繚乱』会期:2018年5月19日(土)〜 7月1日(日)会場:東京ステーションギャラリー休館:6月25日をのぞく月曜日時間:10:00 - 18:00※金曜日は20:00まで開館※入館は閉館の30分前まで
2018年06月02日神戸ファッション美術館では、特別展「大正ロマン昭和モダン―竹久夢二・高畠華宵とその時代―」を2018年4月21日(土)から7月1日(日)まで開催する。「大正ロマン昭和モダン―竹久夢二・高畠華宵とその時代―」では、竹久夢二・高畠華宵を中心に、蕗谷虹児、岩田専太郎、中原淳一といった、大正から昭和にかけて活躍した画家たちの日本画、版画、挿絵原画、絵葉書など約200点を一挙に展示。「大正ロマン」「昭和モダン」と称される文化の潮流の一端を紹介する。西洋文化を取り入れ、日本の文化に融合させていった大正時代から昭和初期は、現代の大衆文化の源流ともいえる表現活動が盛んに行われていた時代。竹久夢二が描く叙情的な女性の絵画や、高畠華宵、蕗谷虹児による甘美な少年・少女像は、その独自の世界観が新たな時代を象徴するかのごとく、世間から支持を集めた。また、昭和の挿絵画家である岩田専太郎や中原淳一も新たな表現を切り拓き、活躍した芸術家。それぞれの時代性を色濃く反映した、表情豊かな作品の数々が勢揃いする。【詳細】大正ロマン昭和モダン―竹久夢二・高畠華宵とその時代―会期:2018年4月21日(土)~7月1日(日)会場:神戸ファッション美術館住所:神戸市東灘区向洋町中2-9-1開館時間:10:00~18:00 (入館は17:30まで)休館日:月曜日(ただし4月30日は開館し、翌5月1日が休館)入館料:一般 500(400)円、大学・65歳以上 250(200)円、高校生以下無料※()内は30名以上の団体料金■関連イベント・講演会「大正ロマンの画家たち―夢二や華宵など―」日時:4月29日(日) 14:00~15:30会場:4階 第1セミナー室定員:90名程度(参加無料、要申込・先着順)・ワークショップ「筆で描き、彩り、楽しむ夢のデザイン」2018年5月13日(日) 14:00~16:00会場:4階 第1セミナー室定員:20名(要申込·先着順)※講演会、ワークショップいずれも電話(078-858-0050)か、イベント名、名前、電話番号、年齢を明記の上ファクス(078-858-0058)で申込。【問い合わせ先】神戸ファッション美術館TEL:078-858-0050
2018年04月13日展覧会「竹久夢二 暮らしを彩る小さな美 -大正ロマンのかわいいデザイン-」が、東京・竹久夢二美術館で、2018年3月29日(木)から6月24日(日)まで開催される。「竹久夢二 暮らしを彩る小さな美 -大正ロマンのかわいいデザイン-」では、竹久夢二がデザインし人気を誇った千代紙をはじめ、着物 小物、絵葉書、装幀本など暮らしを華やかに彩った、小さく“かわいい”図案や装飾の数々を紹介。大正ロマンを象徴する画家・竹久夢二は、絵画だけでなく日常の暮らしを趣味良く彩るためのデザインも手掛け、“かわいい”をコンセプトにした商品作りに注力した。また、日本のファンシーショップの先駆けともいえる「港屋絵草紙店」をオープンし、竹久夢二がデザインした千代紙、絵封筒、うちわ、風呂敷、半襟、帯、さらに版画や書籍まで多彩な日用品を販売。花柄をあしらった「新千代紙」や、小鳥や植物を表情豊かなタッチで描いた、半襟に刺繍を施すための図案、少女の暮らしぶりが垣間見られるコマが描かれた「家族双六」など約170点の作品が集結する。また、「竹久夢二美術館 セレクション展」も同時開催される。竹久夢二美術館所蔵のコレクションから、美人画を中心にセレクトした日本画や油彩画など約150点の作品を展示する。【詳細】竹久夢二 暮らしを彩る小さな美 -大正ロマンのかわいいデザイン-会期:2018年3月29日(木)~6月24日(日)休館日:月曜日 ※ゴールデンウィーク期間を含む※4月24日(火)から5月6日(日)は無休で開館。開館時間:10:00~17:00 ※入館は16:30まで入館料:一般 900円、大・高生 800円、中・小生 400円※弥生美術館と二館併せて観覧可能。※20名様以上は100円割引。■ギャラリートーク日時:4月14日(土)、5月13日(日)、6月9日(土) 15:00~※各回約45分、参加費無料(要入館料)
2018年03月23日