●10億ユーロを投資し、次世代半導体プロセスの開発を本格化ベルギーの独立系半導体ナノエレクトロニクス研究機関であるimecは、同国ルーベン(Leuven)郊外の小さな町Heverleeにある同社本部キャンパス(図1)内にかねてより建設中であった新しい300mmクリーンルーム(床面積4000m2)を2016年3月に開所した(図2)。次々世代の半導体プロセスとなる7nm、そしてその後の5nmプロセスを用いたデバイスを開発するためには、デバイスそのものの構造や使用する材料が大きく変わってくるため、新たな半導体製造装置を一式揃えなければならず、それらの装置を設置する場所として新たなクリーンルームの建設が求められていた。こうした背景からimecでは、既設の450mm-ready 300mmクリーンルーム(天井の高さや床荷重を450mm装置対応に設計されたが、当面は300mmウェハ処理用に使われるクリーンルーム。図3、図4)の隣接地に対応クリーンルームを新たに建設した。imecの社長兼CEOであるVan den hove氏は、新クリーンルームの開所式で「imecは、1984年に設立以来、高い目標を掲げ、世界最大の独立系ナノエレクトロニクス研究センターに成長してきたが、この成功は、世界のトップクラスの半導体メーカーを含む幅広い国際的な協業ネットワーク、世界トップレベルの卓越した科学者・技術者集団、そしてimecの誇るインフラよるところが大きい。今回のクリーンルーム拡張により、研究パートナーは、最先端の施設や製造装置を使って、IoTや持続可能な将来に向けた革新的な研究を継続して行えるようになる。これにより、将来、地元およびグローバルなハイテク産業でimecの成功は確実なものになった」と述べた。○10億ユーロを投じて7~5nm試作環境を整備「今回のクリーンルームの建築費用と搬入される設備の総額は10億ユーロ(約1300億円)を超える」とVan den hove社長は話す。このうち、1億ユーロ(約130億円)をベルギー国フランダース地方政府が出資し、残りの9億ドル(約1200億円)余りを、imecと研究開発契約を結ぶ世界中の半導体および装置材料企業90社が負担するという。新クリーンルームの施工は、ドイツに本社を置く世界規模のハイテク・エンジニアリング企業、M+Wグループが担当した。同社はゼネコンの多い日本では余り知られていないが、台湾TSMCや米国ニューヨーク州のGLOBALFOUMNDRIES(GF)のファブ8や同州に本拠を置くGlobal 450mm Consortiumの450mmクリーンルームなど、(日本を除いた)世界中の最先端半導体ファブの多くを手掛けている。増設クリーンルームには、正式な開所前の2016年1月から半導体製造装置(多くは開発段階のアルファ機やベータ機)の搬入が始まっている(図5)。最初に搬入されたのは、日本のアドバンテスト製のEB直接描画装置(図5)で、その後、縦型炉(ASM International製)、 イオン注入装置、重ね合わせ精度測定装置など、最新の製造装置や検査・分析装置の搬送が続いている。●もともとは450mmウェハ対応を計画していた新クリーンルーム○もともとは450mmクリーンルームとして計画imecは、もともと2016年から450mmウェハを用いた7nmプロセス開発のための研究開発パイロットラインを稼働させる計画を2012年に立てていた(図7)。この計画における第1期計画(2013~2016年)では、既存の300mmクリーンルームで450mmプロセスモジュールをいくつか選択して評価を行い、第2期計画(2017~2020年)で、新たに建設される450mmクリーンルームでフルフロープロセスおよびデバイスを開発することになっていた。ベルギーのフランダース地方政府は、この計画を支援するためimecの450mmクリーンルーム建設に対して1億ユーロを資金援助することを2012年7月に発表しており、この補助金を呼び水にして、広く世界中の産業界から10憶ドル規模の出資を募ることを計画していた。しかし、その後、業界の先頭に立って450mm化を推進してきた米Intelが、PC需要低迷やスマートフォン向けビジネスへの参入苦戦で業績が低迷し、300mmラインが埋まらず、450mm化を「期間の定めなく延期」(Intel関係者の話)してしまった。これに他の先端半導体メーカ―も右に倣えしたため、imecのクリーンルーム建設計画も宙に浮いていた。その後、300mmウェハを用いて7~5nmプロセス開発やデバイス試作を行うために、新たに多数の装置を導入しなければならなくなり、今回、450mmではなく300mmクリーンルームを増築することになった。この件に関して、imecの広報担当オフィサーであるHanne Degans博士は筆者の取材に対し、「現在、半導体産業界で最先端は未だに300mmであり、増築したクリーンルームには300mm装置を導入するので、300mmクリーンルームと呼ぶことにした。将来、450mmに対する要請が産業界からでてきたら、450mmへ移行することは可能であるが、今はその時ではない」との説明を行っている。imecには新設分を含めて総床面積12000m2の200mm/300mmクリーンルーム群があり、最先端の半導体プロセス開発/デバイス試作のほか、ナノバイオ研究、ニューロエレクトロニクス研究、シリコンフォトニクス研究、イメージセンサやワイヤレスチップ開発MEMS試作、太陽電池試作、Si基板上のGaNデバイス試作、などさまざまな目的のために使用されている。○日本がずっこけている間にも世界は爆進するちなみに昨秋、imecを訪問した「世界で勝負する仕事術」や「10年後,生き残る理系の条件」などの著者で知られる竹内健中央大学教授がTwitterに「imecでは、世界の多くの企業からお金を集めて巨大な半導体クリーンルーム(試作工場)を建設中。半導体産業は成長しているのに、日本だけずっこけている現実を改めて実感した」と記していた。日本国内だけに目を向けていては時代遅れになってしまうと言うことだ。日本では、SIRIJ, STARC, EIDECなど最後まで残っていた半導体研究機関や国家プロジェクトが日本の半導体産業の復権に貢献することなく今年度末にことごとく消え去る中、半導体大国ではないベルギーの半導体研究機関は世界中から注目を浴びて、日本の企業とも広範に協業してますます発展していくのはなぜか。日本勢は反省とともに戦略を練り直す必要がありそうだ。
2016年03月30日女優の竹内結子が1月30日に、都内で行われた主演ホラー映画『残穢〈ざんえ〉-住んではいけない部屋-』の初日舞台あいさつに登壇。大の怖がりを自称し「18年前、『リング』でスクリーンデビューしたご縁もありますが、やはり怖い内容は…。今回でホラー引退宣言とさせていただければと」と消極的なコメント。それでも「逆に怖がらせるような役なら」と今後のホラー出演に意欲も見せた。『残穢〈ざんえ〉』初日舞台あいさつ/その他の写真第26回山本周五郎賞を受賞した小野不由美のホラー小説『残穢』を映画化。小説家である「私」(竹内)と、手紙を寄せた女子大生の「久保さん」が、久保さんの暮らす部屋で聞こえる奇妙な“音”の真相を探り、事件や事故に起因する土地に根付いた穢れ(けがれ)の正体を解明していく。舞台あいさつには竹内をはじめ、久保さんを演じる橋本愛、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一、中村義洋監督が出席。2月3日の節分を前に、来場者の幸せと映画のヒットを祈願しながら、豆が入った巾着を客席に巻く場面もあった。また、節分にちなみ「追い出したいものは?」と質問されると、「面倒くさがりの性格」(竹内)、「夜更かしを直したい」(橋本)、「そろそろ正月気分を脱したい」(佐々木)、「肩のコリを解したい」(坂口)、「悪玉コレステロール」(滝藤)、「そりゃ、脂肪です」(中村監督)と思い思いに返答していた。アジア圏での海外配給も続々決定するなか、4月に開催される第18回ウディネ極東映画祭のコンペティション部門出品も決定した本作。中村監督は「その場所に残された汚れが、人々に広がっていくという日本的な恐怖を、海外の皆さんがどう見るか楽しみ」と現地での反応に期待を寄せ、「デカより危ない映画です」と同日公開される『さらば あぶない刑事』にライバル心を燃やした。『残穢〈ざんえ〉-住んではいけない部屋-』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年01月30日ディズニー/ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』の公開を記念し7月7日に、都内で七夕イベントが行われ、日本語版キャストを務める“ヨロコビ”役の竹内結子、“カナシミ”役の大竹しのぶが浴衣姿で駆けつけた。その他の写真ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリという5つの“感情“たちが、その持ち主である11歳の少女とともに成長する冒険ファンタジーで、「感情が主人公なので、誰もが自分の物語だと感じられるはず。ぜひ感動の魔法にかかって」(竹内)、「喜びだけでは生きていけず、悲しみも必要なのだとしみじみ感じた。見ればきっと心が優しくなれるはず」(大竹)とアピールした。イベントでは七夕にちなみ、それぞれの“願い”を披露する場面もあり、大竹が「カナシミに溢れても、すぐそばにヨロコビがいてくれる世界になりますように」と映画の世界観にマッチした願いをする一方、竹内は「世界一周の船旅に行けますように」とお願いし、「個人的すぎて、欲張りですみません…」と恐縮しきり。これに対し、大竹も「私だって、本当はやせたいとか、シワを減らしたいとか願いはありますよ」とフォローした。また、この日は世界的に活躍する書家・紫丹がライブ・パフォーマンスを披露。独特なスタイルで「喜」「悲」「涙」という文字が浮かび上がると、竹内と大竹は驚きの声をあげた。『インサイド・ヘッド』7月18日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年07月07日中央大学は6月18日、理工学部竹内健教授のグループが、インターネットにおけるプライバシー保護のため、「忘れられる権利」を実現するメモリシステムの開発に成功したと発表した。昨今、インターネット上に過去に書き込まれた誤った情報やプライバシーに関する情報により将来にわたって不利益をかぶることが問題となっており、デジタルデータの「忘れられる権利」(プライバシー保護のためインターネット上に存在する個人情報を一定の期間の後に削除したり、消滅させたりする権利)が注目されている。今回、SNSなどに書き込んだデータの寿命をあらかじめ設定することで、指定した時点で自動的にデータが壊れるメモリシステムが開発された。新システム(Privacy-protection Solid-State Storage<PP-SSS<System)は、データが記憶されるメモリ上のデータを、ユーザーが決めた時点で自動的に壊し再現不能にすることで、より高いプライバシーを担保する「忘れられる権利」を実現する。具体的には、フラッシュメモリのエラー確率が高い精度で予測できる特徴を利用し、データをメモリに書き込む時点で寿命に応じた所定の数のエラーを意図的に注入することで、指定した時点でデータは壊れ、誤りが訂正できないようになる。同システムは、指定した時点でデータを意図的に誤るように制御できるので、メモリデバイスは物理的には破損しておらず、再利用が可能。
2015年06月19日中央大学は6月18日、デジタルデータの「忘れられる権利」を実現できるメモリシステム「Privacy-protection Solid-State Storage(PP-SSS)System」を開発したと発表した。同成果は、同大 理工学部の竹内健 教授らによるもの。詳細は6月15日から19日にかけて京都で開催されている「IEEE Symposium on VLSI Circuits」にて発表された。同システムは、SNSなどに書き込んだデータの寿命をあらかじめ設定しておくことで、そのタイミングが訪れた際には自動的にデータが壊し、再現不能にするというもの。具体的にはデータを記録しているフラッシュメモリにおいて、リーク電流によるデータ破壊で生じるエラー確率を高い精度で予測できるという特徴を利用することで、データをメモリに書き込む時点で寿命に応じた所定の数のエラーを意図的に注入し、誤り訂正をできなくすることで実現する。指定した時点でデータを意図的に謝るように制御できるため、メモリそのものは物理的な破損がなく、再利用することが可能だ。なお、研究グループでは、データ寿命を自在に制御できる今回の技術を活用することで、半導体メモリの新しい市場の創出にもつながる可能性があるとコメントしている。
2015年06月18日佐藤健と神木隆之介を主演に迎え、「デスノート」の大場つぐみ×小畑健コンビの傑作漫画を実写化する映画『バクマン。』。このたび、2015年10月に公開を迎える本作のティザービジュアルが解禁となった。高い絵の才能を持つ、真城最高(サイコー)。巧みな物語を書く、高木秋人(シュージン)。クラスメイトの亜豆美保(アズキ)への恋心をきっかけに、二人はコンビを組み、週刊少年ジャンプの頂きを目指す。編集者・服部に見いだされた最高と秋人。次々と生み出されていく漫画。だがそこに立ちはだかるジャンプ編集部。新進気鋭のライバルたち。そして突如現れ、遥か先を走り始めた若き天才漫画家・新妻エイジ。果たして二人はジャンプの頂点に立つことができるのか――。『モテキ』で日本映画の新たな地平を切り開いた鬼才・大根仁監督がメガホンを握り、週刊少年ジャンプ連載を目指す高校生漫画家(作画担当)・真城最高を佐藤さん、真城とコンビを組む(ストーリー担当)同級生・高木秋人を神木さんが演じる本作。佐藤さん扮する最高が恋心を抱くヒロイン・亜豆役を小松菜奈、最高&秋人と「ジャンプ」連載をめぐり白熱の戦いを繰り広げる最強ライバル、新世代の天才マンガ家・新妻エイジ役に染谷将太が参戦。そのほか最高&秋人コンビの仲間でありライバルとなる漫画家役として、長髪にニット帽がトレードマークの漫画家・福田真太役に桐谷健太、異色系漫画家・平丸一也役に新井浩文、遅咲き漫画家・中井巧朗役に皆川猿時。さらに、最高&秋人の才能を見抜き、2人を支えるジャンプ編集部・服部哲を山田孝之、そんな2人を陰で見守るジャンプ編集部編集長・佐々木役をリリー・フランキー、主人公・最高の叔父で漫画家の川口たろうを宮藤官九郎ら豪華キャストが集結している。メインキャスト陣が発表され、少しずつ全貌が明らかになってきた本作だが、このたび解禁となったのはファン待望のティザービジュアル!主演の2人にフューチャーし、「描く。」、「ジャンプの頂点へ。」と力強いコピーが印象的なビジュアルとなっている。2人が手に持っているイラストはなんと、原作者である小畑氏が今回のために特別に描き下ろしたものだそう。実力派俳優陣が脇を固め、ますます盛り上がりを見せる本作。いったいどのような作品に仕上がるのか?期待は高まるばかりだ。『バクマン。』は10月3日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月13日インテルは4日、都内で記者説明会を開催し、同社が2015年1月に発表した第5世代Intel Coreプロセッサ(開発コード名:Broadwell)の概要を紹介した。製品の発表時には公開されていない技術情報もいくつか解説されたので、説明会の内容と合わせてお届けしたい。第5世代Intel Coreプロセッサは、最新の14nm製造プロセスを採用したCPU。2015年1月のCES 2015に合わせて発表された14製品は、型番に"U"が付いたTDPが15Wもしくは28Wに設定されたモデル(開発コード名:Broadwell-U)で、クラムシェルの薄型ノートPCや大型ディスプレイを備えた2in1デバイス、オールインワンデスクトップPCをターゲットとしている。SKUや詳細なスペックに関しては発表時の記事を参照してほしい。製品概要の説明を担当したIntel クライアント事業開発部マーケティングマネージャー 小澤剛氏によるとBroadwell-Uは、前世代の低電圧版第4世代Intel Coreプロセッサ(開発コード名:Haswell-U)と比較して、性能やバッテリ持続時間が向上しているという。パフォーマンス面では、内蔵グラフィックス(iGPU)の強化やV8/V9、HEVCといったデコーダのサポートが大きく寄与し、3Dグラフィックスの性能で最大22%、動画変換で最大50%の性能向上をはじめとして、オフィスにおける生産性でも最大4%のパフォーマンス向上が得られるとしている。一方で、バッテリ駆動時間はSoCそのものの消費電力削減に加えて、PCH(Platform Controller Hub)でも省電力化を進めることで、最大で1.5時間のバッテリ駆動時間延長を実現したとのことだ。○Haswellからさらに進化した省電力技術さて、今回の説明会ではBroadwell-Uに搭載されたテクノロジー関して、Intel 技術本部技術部長 竹内健氏からいくつか解説が行われた。1つ目がIntelターボ・ブースト・テクノロジーについてだ。ターボ・ブースト・テクノロジー自体、何回かバージョンアップされ、より効果的にクロックを上げられるようになっているが、BroadwellではノートPCに内蔵されるバッテリへの負担を軽減する仕組みが取り入れられている。従来のターボ・ブースト・テクノロジーでは、定格時の電力を「PL1」、ターボブーストによって上昇する電力のしきい値を「PL2」(バーストリミット)と設定している。ターボ・ブースト・テクノロジーによってクロックと消費電力が上昇していくわけだが、しきい値である「PL2」を超えると、「PL2」に近づけようとして消費電力が急激に増減するという現象が起こっていた。バッテリからすると短い時間に大量の電流が何回も流れる。竹内氏によるとこの動きは内蔵バッテリに対してよくない状態だという。このため、場合によっては「PL2」の値を引き下げて対応しているそうだが、これではCPUが持つ力をスポイルしてしまうことになる。Broadwellでは、新たにバッテリ保護のために「PL3」(バッテリ・プロテクション)というパラメータを用意した。電力が上昇し「PL3」に達すると、PL2付近に電力を抑えるように動作を調整する。これにより急激な消費電力の上昇、それに伴うバッテリへの急激な電流の流れを抑制してバッテリの負荷を減らすことができるようになった。竹内氏は続けて、Broadwellでの省電力技術についても解説。Broadwellでは、内部に実装された統合電圧レギュレータFiVR(Fully Integrated Voltage Regulator)も第2世代となり、低電圧動作時の効率性を改善しているが、システム全体で省電力化を推し進めているという。CPUがSoCの電力消費を監視して、あらかじめ設定された電力の上限に基づき、PCHのスロットリングを行う。SATAやPCI Express、USBといったインフェースでは、スロットリングによってスループットは落ちるが、消費電力は削減できる。ただ、通常のノートPCで、頻繁にPCHのスロットリングが起こることはなく、竹内氏も「2in1デバイスにおけるタブレット形状のように、USBなど接続するものがないときに駆動時間を延ばすという使い方を想定している」という。また、Broadwellでは、Bay Trail(開発コード名)世代のIntel Atomで採用された熱制御技術「Intel Dynamic Platform & Theram Framework」(Intel DPTF)も、より機能が拡充された形で利用できるという。Intel DPTFは、パフォーマンスを発揮しつつ、PCやタブレットの筐体温度を低く維持するための技術で、筐体内に用意された複数の温度・電力センサーを使ってソフトウェアで温度管理を行う。Intel DPTFでは優先事項を決めて、CPUやPCHだけでなく、メモリやワイヤレスLANモジュール、システムファンといった各種パーツを細かく制御できる。例えば、利用している電源がACなのか内蔵バッテリなのかというPCの状態だけでなく、動作しているアプリケーションによっても、動的に挙動を変更することができるという。
2015年02月09日人気テノール歌手・錦織健がプロデュースし、自らも出演する「錦織健プロデュース・オペラ」の第6弾として、モーツァルト《後宮からの逃走》が、2~3月に全国7都市で上演される(全8公演)。「錦織健プロデュース・オペラ」は、ビギナーも気楽に楽しめるエンタテインメントとしてのオペラ上演を理想に掲げて2002年にスタートした、彼曰く「旅まわりの一座」。抵抗なくオペラに入るためには笑いが一番と、毎回喜劇を題材にした作品を採り上げている。何事も同じだと思うけれど、初体験にはなるべく上質なものを勧めたい。「オペラは初めて」という観客も重視しているからこそ上演クオリティにはこだわっている。日本のトップクラスの歌手たちに「座長」の錦織自身が声をかけて集めるキャストはいつも豪華な顔ぶれ。加えて、稽古の質の高さと内容の濃さは、オペラ歌手たちの間でも評判になっているほどだという。若い頃からテレビのバラエティ番組でロックやポップスを熱唱したりと、オペラを囲む垣根を取り払って広い層のファンを獲得してきた錦織ならではの経験と熱意と本気が結実したプロジェクトと言ってよいだろう。《後宮からの逃走》は「ジングシュピール」と呼ばれ、歌と歌をつなぐたくさんのセリフによって物語が進行してゆくタイプの作品。今回は歌の部分は原語のドイツ語だが(日本語字幕つき)、セリフは日本語で上演するからわかりやすい。わりに単純な物語なので、特別な予習なしでも理解できるはずだ。筋さえわかってしまえばあとは歌芝居。モーツァルトの軽快で美しい音楽と声の魅力を、耳が感じるままに楽しもう。実は歌い手にとってはかなり技巧的で難しい曲も多いのだけれど、観る側としてはそれも大きな楽しみのひとつだ。オペラの筋は、公演タイトルに添えられた錦織発案の「ハーレムから助け出せ!」というキャッチコピーのとおり、スペイン貴族の青年ベルモンテが、誘拐された恋人コンスタンツェを奪還すべく、トルコの後宮(ハーレム)に単身乗り込むという、恋と冒険の物語。最後には大どんでん返しのハッピーエンドが待っている!文:宮本明
2015年02月05日竹内結子を主演に迎え、2015年1月に放送されるスペシャルドラマ「上流階級~富久丸百貨店外商部~」。このほど、本作の共演陣に斎藤工ら豪華キャストが決定した。竹内さんとはドラマ初共演となる。原作は作家・高殿円によるお仕事小説。本作の舞台は、神戸の老舗一流百貨店。ノルマ・月1500万を達成するため、一癖も二癖もある日本屈指のお金持ちを相手に、竹内さん演じるバイトからの叩き上げアラフォー女性・鮫島静緒が奮闘する姿を描く。今回出演が決定した斎藤さんが演じるのは、静緒の同僚で、ちょっと“ワケあり”な外商員・桝家修平。良家出身で一見、幼少期から甘やかされて育てられたお坊ちゃんタイプに見えるが、実は様々な顔を持ち合わせているミステリアスな男だ。ドラマでは鍛え上げられた肉体美を披露するシーンもあり、「昼顔」で世の女性たちを魅了した斎藤さんが醸し出す男の色気に再び話題が集まりそうだ。さらには本人が「初めて」と語る、コスプレ姿で少女アニメの振り付けを踊る場面もあるそうで、「ダンスの先生に教わりながら練習します!」と意気込む。これまで見たことのない、新たな斎藤工の演技も見逃せない。竹内さんとの初共演の感想を聞いてみると、「凛とした芯の強さと明るさで、現場を照らし引率して下さる竹内さん。男社会と言われている百貨店の外商部でひときわ輝くお姿は鮫島静緒と重なります」とコメントを寄せている。斎藤さんのほかにも、外商部で働く静緒の上司・邑智崇役には竹中直人、そして富久丸百貨店のカリスマ外商員・葉鳥士朗役には草刈正雄、富久丸百貨店東京店の紳士服カリスマバイヤーで静緒の夫・神野久臣役に田中哲司、地下食品売場の超ベテランパートで富久丸の生き字引、そして情報通で静緒のよき理解者・時任真由美役には倍賞美津子が。さらに、カリスマ外商員・葉鳥が抱えていた“太い顧客”たちには、浅野ゆう子、高畑淳子、森口瑤子、渡辺いっけいと2015年新春を飾る豪華キャストのアンサンブルにも注目だ。スペシャルドラマ「上流階級~富久丸百貨店外商部~」は2015年1月16日(金)21時~放送。(text:cinemacafe.net)
2014年12月11日中央大学(中大)は6月12日、カーボンナノチューブ(CNT)を用いた半導体メモリであるNRAMに最適な書き込み方法を提案し、140nmサイズの単体素子を測定して、高速、低電力、大容量、高信頼な基本的な動作を実証したと発表した。同成果は、中大 理工学部の竹内健教授によるもの。詳細は、6月10~12日(現地時間)にハワイにて開催される「2014 VLSI Technology シンポジウム」で発表される。今回のNRAMは、20ナノ秒の短い書き込みパルスで、20μA以下という高速かつ低電力な書き換えが可能。また、書き換え時には100倍以上の大きな抵抗の変化が得られ、1つのメモリセルに複数のビットを記憶する、大容量なMLC(多値記憶)動作の可能性を示した。さらに、信頼性に関してはフラッシュメモリの1000万倍に相当する、1000億(1011)回の書き換えが可能であることを示したという。今後は、10nmまで微細化し、ギガビット以上の統計データを評価することが必要だが、これらの結果は、将来NRAMがユニバーサルメモリとして、現在のメインメモリであるDRAM、メインストレージであるHDDやSSDなど、様々なメモリを置き換え、スマートフォンから企業向けサーバまで、幅広いIT機器の高速化、低電力化、高信頼化に貢献する潜在力があることを示しているとコメントしている。
2014年06月12日入社してから年々かわいさを増している、竹内由恵アナウンサー。今回は、竹内由恵アナの魅力をまとめたうえで、「放っておけない女」になる方法をご紹介します。■1.いつもひたむきMステのサブ司会をしていたときの、あぶなっかしくも、ひたむきな竹内アナに感銘を受けたひとは多いはず。男性は、女性がひたむきに頑張っている様子を見ると、応援したくなり、「放っておけない女だ。」と思うのです。アルバイトや仕事をひたむきに頑張っていると、社内恋愛の可能性が増えるかもしれません。■2.努力している姿をみせる竹内アナは、頑張りやさんです。新しいことにチャレンジし、スポーツ番組にも進出しました。男性は、女性が努力している過程をみると手助けしたくなり、「放っておけない女だ」と感じます。陰で努力し、突然成果がでたほうがカッコイイですが、努力する過程をみせた方が男性ウケはいいでしょう。■3.おっちょこちょいな一面をみせる竹内アナは、一見しっかり者のようで隙があります。たとえば放送中にパンチラしてしまったりなど、大切なところがうっかりしているのです。男性は、どこか危なげなところがある女性のことを、「放っておけない女だ」と思います。道に迷ったり、遅刻したり、物を忘れてしまったり、うっかりした部分は誰にでもあると思います。そこを隠さずさらけ出すと可愛いなあ、守ってあげたいなあと思ってもらえるかもしれません。■4.知性を兼ね備える竹内アナは、帰国子女で語学も堪能、慶応卒。漢検も準一級合格と学歴申し分なしです。例え、学歴でなくても、政治や社会情勢、自分が好きな分野に詳しくなれば、充分インテリ感を醸し出せます。男性は、なんだかんだで、自分の価値を上げてくれそうな、デキる女と付き合いたいと思っているものです。男性にデキる女だと思わせることで、この女を逃がしたくないと思わせ、「放っておけない女」になることができるでしょう。■5.お嬢様オーラを醸し出す竹内アナは、言葉遣いがきちんとしていて、敬語を正しく使います。言葉遣いのきれいな女性は、育ちがよくみえるものです。男性はだれでも深窓のお嬢様にあこがれを持っています。ふとした瞬間にお嬢様感を出していけば、この女と付き合いたいという憧れが湧き、「放っておけない女」になれること間違いなし。■6.かわいらしいポーズ竹内アナは、両腕を前で絞り「がんばるぞ!」のポーズをとったり、座るときに脇を絞り手を伸ばして両手を膝の上に乗っけます。男性は、女の子らしいかわいらしいポーズを見ると、「女の子」を感じ、守ってあげたいと思います。恥ずかしがらず、少しぶりっ子になって自分の決めポーズを作ってみましょう。「放っておけない女」になれること間違いなしです。■おわりにいかがでしたでしょうか?ひたむきで一生懸命なんだけど、どこか危なげで、オレがいないとダメなんだと思わせる、意外性がある女を、男性は「放っておけない女だ」と感じるようです。竹内アナに見習って、「放っておけない女」になっちゃいましょう。(内野彩華/ハウコレ)
2013年04月18日来春放送の日テレ特別ドラマで女優の竹内結子らが来春放送の日本テレビ系金曜ロードショー特別ドラマ「チープ・フライト」に出演し、キャビンアテンダント役を演じることが分かった。話題となった格安航空会社LCCを舞台にしたドラマで、豪華な面々のCA姿も見どころだ。ドラマは日本初のLCCとして、今年3月に就航した「ピーチ・アビエーション」と関西国際空港の協力により制作されており、ドラマ史上初めて、実機内での撮影も行われたという。ドラマ内のキャビンアテンダント役には、主演の竹内ほか、桐谷美玲、加藤あい、宮崎美子、トリンドル玲奈とバラエティに富んだ豪華な顔ぶれが揃えられており、彼女らのCA制服姿が注目される。替え歌やダンスもキュートに披露ドラマのなかで竹内は、大手航空会社からLCCの新会社へ出向を命じられたキャビンアテンダント、相沢美晴を演じる。それまでの職場とはかけ離れた、素人ばかりの同僚CAや、低コストの徹底されたオフィス環境などに愕然としつつも、少しずつ自分自身の仕事に誇りをもつことができるようになり、初フライトへ向けて奮闘を重ねるという姿が描かれてゆくそうだ。キャビンアテンダントといえば、美しく時代を彩る女性の象徴的な像の代表のひとつであり、数々のドラマも制作されてきているが、LCCを舞台とすることで、このドラマはまさに今の世界が切り取られた新たな作品となることだろう。どんな環境でも、自分らしく明るく輝くことを目指す、現代女性としての美しさ、強さも描写される。劇中には、「黄色いさくらんぼ」の替え歌にのせ、竹内らキャビンアテンダント役のメンバーが機内でダンスするシーンなどもあるとか。ポップでキュートな彼女たちの魅力が発揮されるところとなりそうだ。放送が今から楽しみに待たれる。元の記事を読む
2012年12月25日