幸せな恋をしたい女子のみなさま、こんにちは。「恋愛・婚活研究所」主宰のにらさわあきこです。「彼を作るために努力しているのに、まったく成果が出ない」とか、「私がこんなに頑張っているのに、男性が努力をしてくれない」など、恋を求めて活動していると虚しくなる時がありますよね。「もう、恋活なんて止めてしまいたい」と思う気持ちはわかるのですが、当研究所の調べでは、「くじけないで続けた人たちは、もれなく幸せになっている!」そこで、どういう心構えでいれば続けられるのかについて、書いていこうと思います。努力の方向が違う?努力が成果に結びつかないと「努力の方向が違うのかも?」と疑ってしまいますよね。自分の方法に自信が持てなくて、人の言うことを信じたくなる。そして、「洋服のせいじゃない?」とか、「性格を変えたほうが…」などの助言を受けると、「なるほど」と思い、変えたくもないのに変えようとする。もちろん心から「変えたい」と思ってするのならいいのでしょうが、自分がしっくり来ていないのに、変身するのは微妙です。見た人も「しっくりこない」印象を受けて、結局は恋がうまくいかなくなる恐れが高くなるからです。「自分らしい」とは?当研究所では追跡取材も長く行っていますので、しみじみと感じてるのですが、自分に合った幸せな恋を見つけるためには、自分らしい形で努力をし続けるのが一番。好みでない外見や、うわべだけを取り繕ろおうとしても、結局はほころんでいくのです。実例を申し上げましょう。すごくおせっかいで、時に口うるさく感じられることもあるA子さんという女性がいました。彼女は恋活をしていたのですが、なかなかうまくいかなくて、「おせっかいをやめれば、もう少し人気が出るのに」とも言われていました。また、ファッションがラブリーすぎるアラフォーのBさんには、「もっと年齢に応じた格好をすればいいのに」と助言をする人が多くいました。2人とも、いろんな場所に積極的に出かけているにも関わらず、なかなか恋人ができなかったので、一時、それらの助言を受けて変わろうと努力したのですが、いつのまにか元に戻っていました。彼女たち「本来の姿」とは、違うと感じたのでしょう。そのままの「自分」を愛してくれる人その後、さらに「不遇の時代」を過ごした2人でしたが、恋活を意識してから2年後に、A子さんは結婚、Bさんも見事婚約を果たしました。研究所では、お相手にも合わせてもらったのですが、2人の彼氏は、おせっかいなA子さんそのままのキャラと、ラブリーなBさんのファッションを含めたBさんを愛してくれる人でした。「受け入れる」というよりも、「むしろ、そこがいい」と思ってくれるレベルです。そんな彼らは、はたから見ていると、まさに「おせっかいされるにふさわしい」夫と、「ラブリーを好みそうな」彼氏でした。つまり、2人の女性は「そのままの自分」にふさわしい相手を見つけたということです。ではどうして、2人はそんな相手に巡り合うことができたのでしょうか。「モテ」よりも「合う」かが大事一言でいうと、「止めなかったから」。どんな不遇な時でも、辛くても、彼女たちは「彼氏が欲しい」という欲望にフタをせず、探し続けたのです。もう一つの勝因は、「自分らしさ」にやはりフタをせずに自分を出したことでしょう。先ほども書いた通り、A子さんに助言をしてきた人たちは、「おせっかいをやめれば、もう少し人気が出るのに」と言いました。確かに、おせっかいをやめればA子さんは人気が上がったかもしれません。けれど、「A子さんタイプ」を好きでない人から、広く人気を得たところで、A子さんは幸せになれたでしょうか?結果から考えれば、「人気」なんて出なくても実はいいのです。A子さんにちょうど合う「一人」が見つければいいのですから。大人女子には「癖」があるそして、大人の私たちは、どんな人でもきっとそれなりの「癖」を持っています。なのでモテようと思うと、その「平均値」から外れている分だけ、どこかにきっと無理が出る。もちろん、無理をしないで「平均的モテ女性」を目指せる人や、それが「しっくりとくる」と思える人ならその方法でいいのです。だって平均値こそ、大勢の人が所属する位置なのですから、「多くの分母」の中から愛する人を探すことができる。けれど、大人の私たちはなかなか「平均」にはなれません。ならば、必要なのは、「場数」。くじけずに続けていく中で、平均ではない面を持つ、自分にしっくりとくる人に巡り合えることができるのです。癖があるなら「数」が必要といっても、延々と続くわけではありません。A子さんは32歳で結婚するまでの2年間、Bさんは43歳で彼ができるまで3年間、いろんなところに意識的に出かけましたし、片思いの失恋もしました。彼女たち含め、大人女性が最愛の人に巡り合うために必要な期間を研究所で調査した結果、だいたい2年くらいでした。しかしその2年は、休んだりせずに、真剣に動くのが条件です。恋活は、ダイエットや勉強などと違い、結果が「階段状」にすら出ないのがつらいところ。闇の中に居続けることになり、やさぐれることもあるでしょう。けれど、決まるときにするすると「逆転」していくものなのです。だから今、いろんな努力をしているのに結果が出なくて、辛いと感じている女性たちに伝えたいのは、「今はオセロの陣地を増やしている時なので、止めないで」ということ。…そう、恋活とは、まるでオセロのようなもの。「負けがこめばこむほど、最後の陣地(=満足感)は大きくなるもの」なのです。それをわかっていれば、変に焦る時間が減るのではないでしょうか。だって、今はゲームの「途中」。途中で止めたら、永遠に「自分(の色)」のスペースができないけれど、止めないで動いている女性は全員結果を出しているのです。それを頭に思い描いて、ぜひ続けてくださいね。まとめ・努力は必ず実を結ぶ。・ふいに「オセロ」現象が起きるのが恋活!written by にらさわ あきこ
2017年10月11日先日、第9回TAMA映画賞で「最優秀新進男優賞」の受賞が発表され話題となった俳優・高杉真宙。この度、彼が主演する株式会社ブルボン制作の胸キュン動画「ズルイよ、甘杉くん!」の新シリーズ「5人もズルイよ!全員甘杉くん」が、10月16日(月)より5週連続で配信されることが決定。動画では、高杉さんが1人で5タイプのキャラクターを熱演するという。今年1月、第1弾として配信された「ズルイよ、甘杉くん!」は、“いつもそばにいて、笑顔をくれる”ブルボンのお菓子を、「周囲に必ず一人はいる、気になる男の子」に置き換えたシリーズ。全5本となる今回の動画では、パワーアップして気になる男の子が5タイプのキャラクター別で登場!そんな5タイプのキャラは、「王道イケメン」「チャラ男」「ヤンキー」「理系男子」「子犬男子」。動画は、妄想女子のリアルな目線を中心にしながら、文字通り甘すぎな展開が繰り広げられ、胸キュン必至。放課後、突然の雨で2人きりになる「王道イケメン篇」、不意打ちの頭ポンポンがたまらない「チャラ男篇」、危ない見た目に反して心優しい「ヤンキー篇」、メガネキャラがまぶしい「理系男子篇」、母性本能くすぐられまくりの「子犬男子篇」…。それぞれのシチュエーションは、現役女子高生120人から独自のアンケート調査を行いストーリーに盛り込まれているようで、リアルなストーリーが期待できそう。高杉さんは、「再び『甘杉くん』ができることになって嬉しいです。今回は、5人のいろいろなキャラクターの甘杉くんが出てくるので、ぜひ皆さんに違いを楽しんでいただきたいです」とコメント。また、撮影は楽しかったと話す高杉さんは、中でも自身のお気に入りは「理系男子」だそう。「よく考えたらあまりいままでにやったことのない役だなぁと思い、新鮮でしたね。理系甘杉くんを演じたことで『いつかがっつりとやってみたいなぁ』と思うきっかけにもなりました」と話し、「皆さんもぜひ全てのムービーを見て、どのキャラクターが好きか教えて頂けると嬉しいです!」と呼びかけた。「5人もズルイよ!全員甘杉くん」は10月16日より毎週月曜日ブルボン公式Twitterおよび公式YouTubeチャンネルにてより5週連続配信(全5本)。(cinemacafe.net)
2017年10月11日みなさんは、キッズデザイン賞という賞をご存じですか?キッズデザイン賞とは、子どもの安全・安心と健やかな成長発達に優れた製品・空間・サービス・研究活動などを表彰している制度です。「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」「子どもたちを産み育てやすいデザイン」の3つの部門に分け、子どもが使うものはもちろん、大人が使うものでも子どもに配慮されたものやサービスなど幅広く顕彰されています。そんな優れたデザインを称えるキッズデザイン賞の今年の受賞作が、この度決定。2007年の創業以来、企業や自治体だけでなく子育て中のファミリーからも注目度が高まっているなかで、第11回目を迎える今年の受賞作には、どんなものが選ばれたのでしょうか?■最高賞には初の鉄道車両が! 「西武鉄道株式会社 新型通勤車両40000系」最高賞となる内閣総理大臣賞には「西武鉄道株式会社 新型通勤車両40000系」が選ばれ、鉄道車両として初の受賞を果たしました。「人にやさしい、みんなと共に進む電車」をコンセプトに、ロングクロスシート転換車両の設置、車いすやベビーカー利用の人が使いやすい“車両バリアフリー”、子どもが外を眺めやすい大きな車窓、通勤車両でありながらおむつ交換シートもついたトイレの設置、社内の空気を清浄に保つ“プラズマクラスター”の搭載など、使う人の視点に立ち優れた移動空間を実現したことが評価のポイントに。子ども連れでの移動が社会問題化される今、この受賞が今後の社会の目を変えるキッカケになるかも? と、母親としては期待することころです。■家で小児科医に相談できるサービス「小児科オンライン」「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」から子ども部門として優秀賞・経済産業大臣賞を受賞したのは、株式会社Kids Publicの「小児科オンライン」。これは、スマホで小児科医に平日18~22時に直接相談できるサービスで、病院へ行くべきかの判断を仰いだり、日常生活の疑問や不安、さらには不登校の問題などにも相談に乗ってくれるそう。通信手段はLINE、電話、Skypeで、TV電話を選べば子どもの表情を見てもらうことができるのも魅力です。予想外の体調不良やケガの処置など、最近はインターネットで調べられますが、情報量が多すぎてどれが正しいのか迷うこともあります。医師に直接相談できることで、悩んだり、心細い夜を過ごさないで済むのは大きいと思います。 ■世界の子どもたちが地球について話し合う「せかい!動物かんきょう会議」「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」から、消費者育成部門として優秀賞・消費者担当大臣賞を受賞したのは、「日本と世界の子どもたちが創発。せかい!動物かんきょう会議」。ITやAI機械翻訳などを駆使して、世界の子どもたちが交流しディスカッションできるこのプログラムは、「人間(おとな)だけに任せちゃいられない!」と世界各国から森に集まった動物に子どもたちが扮し、人と人、国と国の違いを理解し合いながら、環境問題、そして共生について考えます。積極的な発言が不得手な日本の子どもも、キャラクターに扮することで発言しやすくなり、世界の子どもたちとの交流を通じてコミュニケーション力の育成にもつながるというのが受賞のポイントに。親としては、多感な時期に異文化コミュニケーションの機会を経験させてみたいし、キャラクターなどデザインがどれもかわいいので、子ども(親も…!)の興味をぐっと引くものになっていると思います。■日本最大級の“子どもとおでかけ”サイト「いこーよ」「子どもたちを産み育てやすいデザイン」の個人・家庭部門で「奨励賞 キッズデザイン協議会会長賞」を受賞したのは、アクトインディ株式会社の子どもとおでかけ情報サイト「いこーよ」。親子でおでかけできる遊び場、イベントの情報が、おむつ替えシート・授乳室・託児所の有無から口コミや体験記など、細かい情報と共に掲載されています。「スマートフォン世代向けに、本当に欲しい情報をひとつひとつ調べてデータベースを作り上げ、日本最大級のサービスまで育てた熱意は素晴らしい」との審査評。筆者もお出かけの際よく参考にしていますが、場所や目的、時期などいろんな角度から検索できるのがとても使いやすいです。審査委員長の益田文和氏によると、子どもの安全と安心につくした製品づくりから、子どもを取り巻く環境全体に配慮が行き届いた設計へと、年々応募されるデザインの内容は広がりを見せてきているそう。こうして受賞作品を見てみると、デザインとは形や色などの外見だけではなく、使いやすいことを“デザイン”しているんだな、とその重要さを再認識させられます。“子どもにやさしい”ということは、結果としてどんな人にもやさしい=住みやすい環境・社会を作ることにもつながるはずです。受賞作品は今すぐ使えるものばかり。子育てに生かせるバラエティ豊かなデザイン、チェックしてみてはいかがでしょうか? ・キッズデザイン賞2017
2017年10月08日●日本映画の現状を考えて俳優・オダギリジョー(41)にとって、10月6日に公開される主演映画『エルネスト』は、彼の最高到達点と言っても過言ではない。ただしこれは、「現時点」という条件付きであり、過去に身を投じてきた役にも当然同じことが言えるだろう。TBS系ドラマ『重版出来!』でオダギリ演じる副編集長・五百旗頭が残した「正しい編集者とは何か」。彼がデビューしてから一観客として魅力されてきたこともあり、『エルネスト』の取材を終えてさらにその言葉の重みが増した。ボリビア戦線下の1967年8月31日に25歳という若さで命を落とした日系二世・フレディ前村ウルタード。日本人の父とボリビア人の母のもとで生まれた前村は心優しい青年に育ち、医師を志してキューバ・ハバナ大学に留学する。ところが、チェ・ゲバラと出会ったことが彼の運命を変える。フレディは軍事クーデターから祖国を解放すべく、奨学金を辞退してまでボリビア軍事政権へと立ち向かっていく。阪本順治監督いわく、タイトルにある「エルネスト」は、「目的を決めた上での真剣」という意味。その決断する姿は、観客に「今やるべきことは何か?」を強烈に突きつける。オダギリは本作に備え、約半年にわたってスペイン語と向き合う。しかもフレディの出身地であるボリビア・ベニ州の方言指導も仰ぎ、外見においても体重を12キロ減量して限りなく実像に近いフレディを浮かび上がらせた。「想像もできないような困難な道」と覚悟していたというオダギリ。本作が約20年の俳優人生において大きな意味を持つのは、数多の自問自答を繰り返してきたことの証左、そして日本映画に対する思いにもつながる。俳優・女優のターニングポイントに焦点を当てるインタビュー連載「役者の岐路」の第1回。日本アカデミー賞・優秀主演男優賞を受賞した映画『ゆれる』(06)を経て、オダギリは新たな進化の過程を歩んでいた。○外国語の方言習得は「限りなく時間がかかる作業」――大変な意欲作でした。まずはフレディ前村さんとご自身を比較し、共通する部分を探して臨まれたそうですね。いろいろありますが、分かりやすいのは……僕は、正しいと思うことと、正しくないと思うことに対して曲げることができないタイプの人間なんです。それに関しては相手がどういう人であっても、闘ってしまうタイプなんですよね。良い意味で自分の信念をあまり曲げられないというか……あまり悪い意味に取ってもらいたくないんですが(笑)、「自分が信じるものに対して突き進む」という点においてはすごく共感できる部分がありました。――映画の中では、亡くなった父のジャケットを炎天下の中で着る姿、勉学を優先するために友人からのチェスの誘いを断りつつ本当に申し訳なさそうに謝る姿。そして、悪友が捨てた女性・ルイサとその子供への無償の愛。そういう彼の多面的な優しさが映し出されている作品でした。勝手なイメージですが、「オダギリさんもこのような方なんじゃないか」と思いながら観ていました。僕は自分のことを優しいとは思っていません(笑)。彼の「優しさ」については、監督が時間をかけて重ねた学友からの取材や、そこから広がったイメージなどから描かれた部分がきっと大きいと思うんですよね。それをいかに人間的な説得力を持って観客に届けるかということが俳優の仕事だと思うので、自分の優しさは残念ながら関係ないのかなと思います。正直なところ、僕はどちらかというと他人に厳しく、自分には甘いタイプなんですが(笑)。僕もフレディみたいな人には憧れるというか、あのような優しさを持った男性はとても魅力的だと思います。――フレディさんが生まれ育ったボリビア・ベニ州の方言のスペイン語を、約半年間でマスターされたそうですね。阪本監督は、「言語を覚えたその先」の方が苦労があったのではとおっしゃっていました。言語の習得だけでなく、方言指導の先生からも教わったそうですね。外国語での芝居は、日本人の僕が想像できる範囲を超えることも多くあります。まずは、言葉を習得する上での先生が必要ですし、芝居の表現においても相談できる相手は多いに越したことはない。今回、セリフに関してはベニ州出身の方が茨城にいらっしゃって、その方が仕事の休みの日に東京に来てもらって。半年間、なるべく時間をとって言葉を学んでいくということをやりましたし、表現という部分ではキューバの俳優4人ぐらいにセリフの一言一言をどう捉えるか、相談に乗ってもらいました。スペイン語で芝居をする時、「この状況でこの感情だったらどの単語にアクセントを置くのか」とか、「どのようなテンポやリズムになるのか」など。それを1人に絞るとその人の感性や癖に影響されてしまうので、複数の俳優に付き合ってもらうことが重要でした。その一人ひとりが思うフレディ像に加えて、僕が想像する「フレディらしさ」をかき集めていくような日々でした。――みなさんで集まってやられたんですか?集まってやることもありましたし、一人ずつの時もありました。――4人のうち2人の言い方で迷うこともありそうですね。そういう場合は、僕と監督が思い描くフレディ像に最も近いものを選んでいました。あとは、自分が表現したいことがあったとして、それがどのような言い回しであればスペイン語圏の人にとって不自然にならないかとか。そういうことも相談しました。今思うと、限りなく時間がかかる作業ですね。――ものすごく抱えるものが大きな役柄ですね。そこから選び抜いた一語一語をどのように記憶し、現場で表現されたのでしょうか。4人のパターンは全部録音していました。その中で組み合わせたこともありましたし、1人を重点的に聞いてリズムを自分の中に刻みこむこともありました。本当にさまざまなやり方でパターンを組み立てていました。――音源を現場に持ち込んで確認されたいたんですか?ええ、そうですね。――阪本監督もスペイン語習得を試みたそうですが断念されたと(笑)。セリフの言い回しを選ぶという点においては、ご自身で監督的な役割を担われていた。スケジュールが合えば監督も参加されていました。監督がまずフレディに対してどのような人物にしたいのか。このシーンではどうあってほしいのかみたいなことをみんなで共有しながら進めたことも何日かありましたので、監督が来られない時は任せていただいていました。でも、それは監督と俳優の信頼関係があってこそだとは思います。何よりも、僕が監督のフレディ像をしっかりと理解できていれば、監督が毎回来る必要もないわけですからね。だから僕が責任を持ってフレディ像をまとめ上げることになりました。――最終決断をするのはすごく責任の大きなことだと、今のお話を聞いてあらためて思いました。一方で、俳優にとっては当然のこととも言えるのでしょうか?どうなんでしょうね。俳優が役を頂いた時点から、監督よりもその役のことを考えるのは当然のことだと思いますし、自分の感性や考えを役に投影することはあるべきことだと思います。僕は今までそういうやり方をしてきたので、それが当たり前だと思っていますが、その反面、全く違うタイプ、例えば自分の意志とは関係なく監督の言う通りに完璧に芝居できる方もいる。それはそれですごくプロフェッショナルだと思います。だからこそ、どちらが間違いでどちらが正しいとも言えない。それぞれのやり方ですね。○「今の日本映画界にとって必要なもの」――先月13日に行われた上映会では、「想像もできないような困難な道」を予感していたとおっしゃっていましたね。日本映画の現状を考えると、こういう作品を作ること自体が……どの言葉を選べばいいか分からないですが、「容易ではない」と思うんですね。それを監督がまず作ろうとしているということが挑戦だと思いました。ただ、こういう作品こそ今の日本映画界にとって必要なものだと思うので、そこにちょっとでも協力できたり参加できたりすることは、自分にとっても非常に意味があることです。それから、キューバ革命やゲバラを扱うことに対しても「容易ではない」と思いました。日本のチームがそこに足を踏み入ていいものなのか。監督をはじめ、この作品に関わった人にとっては挑戦というのか、そのような大きな思いがあったはずです。そして自分自身にとっても、準備することはとにかく山のようにあったので、それも「容易ではない」。そして、キューバでの撮影です。とにかく、現場ではとんでもないことが起こると覚悟していました。というのも、僕も過去に何度かキューバに行ったことがあったので。準備を整えて何もトラブルがなく撮影できる日本の現場とは、全く異なる環境であることは分かっていました。●俳優にとっての「甘え」「慣れ」とは?――撮影を終えて、想像通り取りだったと感じますか? それとも、想像を超えていたのか。想像を超えていたと思います。撮影2日目ぐらいからシャワーが水しか出なくて(笑)。1日目はお湯だったんですが。そういうことすら日本では起こり得ないことですもんね。細かいトラブル含めて、想像もしていないようなことがたくさんありました。――そのほか、上映会の壇上では「俳優をやっていると甘えや慣れが付きまとう」「それを排除しないと乗り越えられない作品」「初心に戻してもらう意味でも必ず乗り越えよう」と。確かに「甘え」や「慣れ」は、どのような職業にも付きまとうような気がします。別の職業との比べ方は分からないんですが、「ぬるい気持ちでやっても仕事として成立させられる時」ってありませんか? でもそれをやることが、自分にとって何になるんだろうと思ってしまうんですよね。自分の気持ちが乗らないのであれば、やらない方がいい。その仕事が何を生むんだろう、と自分が嫌になるんですよね。芝居で言うと、技術が備わって見せ方が分かってくると、ある程度のところまでは表現できたりもするんです。でも僕はそれが良いとは絶対に思えないんですね。身を削って絞り出してないということが、僕にとっては「甘え」や「慣れ」という言葉に近い。全てを死にものぐるいでやる必要はないんですけど(笑)人間ってすぐに楽な方に流れちゃうじゃないですか。日本の現場にいると、自分は甘やかされてるなと感じてしまうことが多くて、気を引き締めないと。言い方がすごく難しいんですけど……例えば時間に追われている現場だと、そこまで芝居にこだわれないじゃないですか。――そうですよね。その場を成立させるためには、仕方のないことだと思います。1回でOKを出してどんどん撮影をしていかないといけない現場で、やっぱり自分だけの芝居にこだわって「もう1回やらせてほしい」とも言えないんですよね。「100%出し切れたとは言えないんだけど……まぁ、悪くないならいいか…」みたいに過ぎていく日々が、どうしてもあるんですよ。足らない部分を技術で埋めているような感覚がどうしても許せないんです。――経験がアダになる。そういう思いが「初心」という言葉に込められていたんですね。デビュー当初は何も分からない中で、どんな仕事でも「足し算」に。そうですね。今見ると方程式を無視したとんでもないことをやっているんですけど、ただ、今はもうあんな無茶なことが出来ないんですよ。昔の自分の芝居を見ていると、危なっかしいけど、でも独創的で面白かったりもするんです(笑)。何が正解なのかは分かりません。でも、安全なことだけしていても面白くないじゃないですか? 「これが答えでしょ?」というのを指していっても、芸術や表現としてそれはどうなのかなと思うんですよね。安全なものだけ作っていても面白くないという気持ちはいつもどこかに抱いています。だからこそ、初心に戻りたいというか、「脳みそで考える」ということから外れた方がいいんじゃないかと思わされるんです。もの作りという側面に立ち返った時、そういう思いが度々起きるんですよね。だから、『エルネスト』のような現場に身を置くと、考えていたことのすべて覆されたりするので、本当に感覚的なものに頼らざるを得なかったり、自分の持つ能力というか俳優としての根本をテストされているような場面にたくさん遭遇します。そこが僕にとってはすごくリスキーで面白いんですよね。○納得できない仕事をやらなくなった理由――以前、『永い言い訳』(16)のトークイベントに西川美和監督と出席されたことがありました。オダギリさんといえば、西川監督の『ゆれる』(06)に出演。そのトークイベント前日に『ゆれる』を観て、「もっといろいろなことをやっていたと思った」「いろいろと思うことが多々あった」とおっしゃっていました。過去の出演作は、そういうものなのでしょうか。そうでしょうね。同時に、あの時にしかできないことはいっぱいあったのも事実なんです。先ほど言ったような。そのトークイベントでも、当時の自分はそう思ったんでしょうね(笑)。『ゆれる』は、その時に自分ができる120%のことをやったつもりでした。だから、今の自分が観て「何が120%だよ」と思ったんでしょうね(笑)。――たとえば10年後。この『エルネスト』を観返した時に、同じように思う可能性もあるわけですね(笑)。そうですね(笑)。10年後の自分がどう感じるのかは全く想像できないですけど、少なくとも面白い芝居をしているなとは思いたいですね。――今回の作品では、カストロの「やるべきことなんか聞くな」「それはいつか君の心が教えてくれる」というセリフが印象的でした。フレディ前村が大きな決断をする姿が描かれていたわけですが、オダギリさんの転機といえば、映画監督の勉強のためにアメリカの大学に留学したものの、願書を書き間違えたことで結果的に俳優の道へ。俳優になってからの転機はあったのでしょうか?うーん……(しばらく考え込む)。『ゆれる』は1つのターニングポイントかなとずっと思ってきました。自分が一番大切にしていた作家性やオリジナリティが発揮されていた作品でしたし、公開の規模も含めて自分が一番好きなタイプの映画だったんですよね。そして先ほどもお話したように、その時の全てを懸けて、表現者としての力を120%を出した気がしていたんです。ある種の満足感があったんでしょうね。目標としていた俳優像の1つのゴールを切ったような気がして。それから未来に気持ちが向かなくなったというと大げさなんですけど、「じゃあ、次に何をやろうか」みたいな気持ちになった時期でした。それが30歳ぐらいだったんですけど、その頃を境に仕事をより慎重に選ぶようになりました。納得できないものは、やらなくなったというか。というのも、ちょっと自分を使い過ぎていた20代だったので。『ゆれる』が終わったあたりから、自分を抑えていかないと出るものも出なくなりそうな気がしたんです。本当にやりたいと思えるものだけで勝負するべきだと思ったんですね。そういう意味でもターニングポイントだったといえるのかもしれないですね。――そういえば『エルネスト』の上映会で、阪本監督がこんなことをおっしゃっていました。一緒に飲んでいる時にオダギリさんが「越境したい」「生まれ変わりたい」と言っていたと。先ほどおっしゃっていたように、「俳優として生まれ変わりたい」ということだったんですか?酔っ払ってただけじゃないですかね(笑)? あまり覚えていません。でも、甘えで乗り越えられる現場を甘んじる環境からは、いつも出なきゃいけないという気持ちはあるので、そういうことも含めて「越境したい」と言っていたのかもしれないですね。――なるほど。さて、オダギリさんが予感していた「困難な道」の『エルネスト』。こうして踏破した今、俳優としてどのような変化、成長があったのでしょうか。何よりも自信につながりました。やっぱり、強烈に困難だと予測した上で、それを何があっても乗り越えるんだということを目標にしていたので、甘えることなく乗り越えられたことは、役者としても人間としても成長したのではないかと感じています。マラソンを走り切った後に近いような気がします。振り返ると、この作品がまた新たな転機になっているのかもしれません。そして、自分の中ではある種、できることを全て注ぎ込んだ作品だと思っているので、『ゆれる』の後のように「じゃあ、次何をやろうか」みたいになるのかもしれません。■プロフィールオダギリジョー1976年2月16日生まれ。岡山県出身。身長176センチ。O型。2003年、第56回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された黒沢清監督の『アカルイミライ』で映画初主演。その後、『あずみ』(03)で日本アカデミー賞新人俳優賞、エランドール賞新人賞、『血と骨』(04)で第28回日本アカデミー賞とブルーリボン賞の最優秀助演男優賞、『ゆれる』(06)、『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』(07)で日本アカデミー賞優秀主演男優賞、『舟を編む』(13年)で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。最近作に『南瓜とマヨネーズ』(17)が控えている。本作の阪本順治監督とは、『この世の外へ クラブ進駐軍』(04)、『人類資金』(13)に続く、3度目のタッグとなる。
2017年10月06日これからお相手のご両親に結婚のご挨拶に行く予定がある人は、あるいは知っておいて損はないと思いますが、堅苦しい雰囲気になることが想定される挨拶のときって、誰もが「言いづらい言葉」を胸に抱えています。ゆえに妊娠という言葉は使えないたとえば妊娠という言葉。挨拶のときに「彼女が妊娠したらすぐに、彼女と一緒に暮らしはじめたいと考えております」と言いたいシチュエーションって、まあ、ごくふつうにあります。相手のご両親だって、今後のわれわれの予定を一応であれ知りたいわけですから、「いずれ彼女と一緒に住みます」では言葉足らず。いつから一緒に住むのかを、具体的に述べようと思えば、そのタイミングを超具体的に言う必要がある。ゆえにたとえば「彼女が妊娠したら」となる。がしかし、彼女のお父様の耳に妊娠という言葉が入ってしまえば……当然「こいつはおれの娘とヤッたんだな」と想像(妄想)することでしょう。世界中でもっともかわいらしい生き物は、わが愛犬でもわが愛ネコでもなく、わが娘。こういうことを思っている彼女のお父様に、ヤバい妄想のきっかけを与えるのは得策ではない。ゆえに妊娠という言葉は使えない。「あの行為が現実のものとなれば」結婚という言葉も微妙。無論、結婚のご挨拶にうかがっているわけだから、結婚というワードが会話の端々に出ても、ちっともおかしいことではない。結婚という言葉を使うことなく、「あれが(=結婚が)」とか「あの行為が(=結婚が)現実のものとなれば」とか「ふたりがあそこ(=結婚)に到達すれば」なんてややこしい言葉を使うと、「あそこに到達するって……あそこって……あそこはあそこだろ!この変態野郎!」と怒られないとも限らない。そんな妄想をしていたらやおら、彼女のご両親のほうから結婚という言葉を口にしはじめました。ラッキー!「結婚したらどこに住む予定ですか」とか「娘と結婚したら、娘もほっとして、もっとまるい性格になると思います」とか、とにかく結婚の二文字を口にした彼女のご両親。大空に羽ばたいた瞬間ぼくはすかさず言いました。「あの~……どこに住むか、というか……もしご両親に結婚をお許しいただけるのであれば、ということがありまして……」言葉を濁しまくって、ぼくはやっとの思いで、おうかがいを立てました。彼女のお父様は、超イヤな上司ではなく、きわめて物わかりのいいステキなお父様でした。「娘があなたと結婚したいというのであれば、娘ももういい歳なのだから、結婚すればいい」お母様もいい女性でした。「結婚したらいろんなことがあると思うけど、わたしたち夫婦も、どうにかそういうことを乗り越えてやってきたのだから、あなたがたもきっといい家庭を築けると思う」。究極の状況を乗り越える方法は、下から上を見上げるかのごとく「おうかがいを立てること」。ブラック上司に毎日、心折れていた27歳の頃の思い出が、大空に羽ばたいた瞬間でした。(ひとみしょう/文筆家)
2017年10月05日台湾版アカデミー賞「2017年 第54回金馬奨」に主演男優賞、助演男優賞を含む5部門ノミネートの快挙を果たし、かつて青春映画以外はヒットしないと言われていた台湾映画界を根底から揺るがした問題作『目撃者 闇の中の瞳』(原題:目撃者)が、来年1月13日(土)より日本でも公開されることが決定。あわせてティザービジュアルも解禁された。2007年。新聞社の実習生シャオチーは、ある嵐の夜、郊外の山道で車同士の当て逃げ事故を目撃する。被害者の男性は死亡、助手席の女性も瀕死の状態だった。シャオチーは現場から逃走する車を撮影するが記事にはならず、また犯人が捕まることもなかった。時は過ぎ、9年後。敏腕記者となったシャオチーは、取材の帰り道に買ったばかりの中古車をぶつけてしまう。破損した車を自動車修理工に見せると、その車は過去にも事故に遭っていることが判明。さらに警察で調べたところ、なんと以前の持ち主は9年前の当て逃げ事故の被害者だった。シャオチーは先輩記者マギーの協力を得て、独自に事故の真相を調べ始める。事故の直後に失踪した被害者女性、彼女につきまとう 影、消された証拠写真、そして逃走車の所有者として浮かび上がる意外な人物…。関係者たちの証言がことごとく食い違う中、シャオチーはある結論を導き出す。それは永久に続く悪夢の始まりだった――。この数年、ホラーやサスペンスなどのジャンル映画の快進撃が続く台湾映画だが、その先陣を切っているのが、33歳の新鋭監督チェン・ウェイハオ。興行・批評の両面で大成功を収めた長編デビュー作のホラー『紅衣小女孩』(日本未公開)に続く本作は、生身の人間の恐ろしさを描き切った犯罪スリラー。物語は、ジャーナリストの卵が山道で目撃した衝突死亡事故から9年後、彼がいま乗っている愛車がそのとき当て逃げされた事故車だったと知り、やがて男の周りで次々と悪夢が起こる。何者かが裏で手を引いているのか、それとも因果応報か?事件に巻き込まれた者たちが語る様々思惑と嘘が入り混じった「真実」を時空と視点が交錯する巧みな構成で描き、ラストの瞬間まで観客の背筋を逆なでし続ける…。そんな野心あふれる新聞記者の主人公を演じるのは、2016年の話題作『菜鳥』(原題)で台北映画祭最優秀助演男優賞を受賞した若手実力派のカイザー・チュアン。また、主人公を翻弄する魔性の上司を、モデル出身で昨年の台北映画祭では『紅衣小女孩』を含む3作品で最優秀主演女優賞に輝いたティファニー・シュー。事件の鍵を握るワケありの被害者女性を『モンガに散る』のアリス・クーが演じている。『目撃者 闇の中の瞳』は2018年1月13日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年10月05日第9回TAMA映画賞 受賞作品・受賞者が5日、明らかになった。最優秀作品賞には『散歩する侵略者』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』が選出された。同映画賞は、東京都多摩市内の3会場4スクリーンで行われる映画ファンの祭典「第27回映画祭TAMA CINEMA FORUM」(11月18日~11月26日)の賞で、国内映画賞のトップバッターとして注目を集める。多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファン立場から感謝をこめて表彰したもの。最優秀作品賞には、「侵略者の地球襲来を通して不穏さを帯びる現代社会を暗喩しつつ、新しい世界観のエンターテインメントを創り上げた」として黒沢清監督の『散歩する侵略者』、及び「大都会において孤独と見えない不安に苛まれながら寄り添う若者の姿は、観客一人ひとりの内なる感情と共鳴した」という石井裕也監督の『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』が選ばれた。『散歩する侵略者』からは、最優秀女優賞の長澤まさみ、最優秀新進男優賞の高杉真宙も受賞。黒沢監督は「大変な驚きです。実験的な侵略SFに賞をいただけるとは夢にも思っていませんでした。俳優やスタッフたちが新しい娯楽映画を目指して試行錯誤した結果が評価されたのだとしたら、こんな嬉しいことはありません」と感謝。長澤は「監督をはじめ、スタッフ・キャストと共に熱い夏を乗り切った事、青春の思い出の様にふと思い出しては、夢の様な不思議な時間だったとまるで自分が概念を奪われた様な感覚に囚われます」と撮影を振り返った。また、『散歩する侵略者』を含めた多くの作品で評価された高杉は「2017年はジャンルも役柄も全く違う映画に6本出演させて頂き、たくさんの演出に出会わせて頂いた本当に刺激的な1年でした」と紹介し、「その中でも特に正解が見えづらく、最も模索しながら演じたのが『散歩する侵略者』でした」という。「その作品がこのような素晴らしい賞として評価されたこと、自分がそこに少しでも関われた事を心より光栄に思います」と感謝の意を表した。■最優秀作品賞『散歩する侵略者』 (黒沢清監督、及びスタッフ・キャスト一同)『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(石井裕也監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞富田克也監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『バンコクナイツ』)■最優秀男優賞浅野忠信 (『幼な子われらに生まれ』『沈黙 -サイレンス-』『淵に立つ』『新宿スワンⅡ』)池松壮亮 (『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『続・深夜食堂』『デスノート Light up the NEW world』『永い言い訳』)■最優秀女優賞満島ひかり (『海辺の生と死』『愚行録』)長澤まさみ (『散歩する侵略者』『銀魂』『追憶』『金メダル男』)■最優秀新進男優賞間宮祥太朗 (『トリガール!』『帝一の國』『劇場版 お前はまだグンマを知らない』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』)高杉真宙 (『逆光の頃』『散歩する侵略者』『トリガール!』『想影(おもかげ)』『ReLIFE リライフ』『P とJK』)■最優秀新進女優賞石橋静河 (『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『PARKS パークス』『密使と番人』)土屋太鳳 (『トリガール!』『P とJK』『兄に愛されすぎて困ってます』『金メダル男』)■最優秀新進監督賞菊地健雄監督 (『ハローグッバイ』『望郷』)瀬田なつき監督 (『PARKS パークス』)
2017年10月05日幸せな恋をしたい女子のみなさま、こんにちは。「恋愛・婚活研究所」主宰のにらさわあきこです。「恋がなかなかうまくいかない」人たちに話を聞いていると、「手に入らないから好き」という感情に支配されている場合が多い気がします。「もともとはそんなに好きではなかったんだけど、追いかけられたから気になり始めた」とか、「嫌われてきたから興味を持った」など。しかし、そんな恋愛スタイルでは、幸せになりづらいのも事実。そこで今回は、「追いかける」スタイルを卒業するコツについてです。頑張り屋さんは追いかけるそもそも、向上心のある頑張り屋さんには、追いかけるスタイルの恋愛をする人が多いです。わが研究所に相談にいらっしゃる方の中でも、高学歴やキャリアUPを目指している人に、片思いの人が多いです。しかも話を聞いていると、必ずしも最初から「いい」と思ったわけでないというケースがとても多いです。つまり男性から「好き」と言われて、その気になったところで、去られるから「なぜ?」と気になり始めるのですが、努力が好きな女性ほど「なんか失敗した?」と自分を反省し、「直したい」と思うからはまってゆくのです。手に入りそうなものが入らないからそれに、恋を盛り上げる秘訣は、「手に入りそうで入らない状態を作ること」とよく言われますから、このように、最初は「手に入りそう」と思えたものが「手に入らない」と思った時点で心が奪われてしまうのは、仕方のないことではあるのです。というのも、相手がいくら素敵でも、自分に一ミリも興味を示してくれなかったら、普通はあきらめる…というよりも気にも止まらないものなのです。「そういや、イケメンがいたな」と簡単に終えて、ひっかかりさえしないのです。つまり、諦められないほど心に火が付くのは「向こうにその気があった」、つまりは、「気が合った」と思えたからで、そんな相手をみすみす「自分の失策によって」失ったと思ってしまうから、「取り戻したくなる」のです。特に「努力好き」な頑張り屋さんほど、頑張りゴコロに火がつけられるので、片思いに陥りやすいです。恋は頑張るものではないしかし、恋ってそもそもあまり頑張るものでもないですし、努力で結果が出るものでもない。それは皆さんもわかっていますよね。「こんなに頑張ったのに好きになってくれないなんてひどい」とはさすがに誰も思わないはずです。なので、努力好きな人ほど、努力を使う方向を意識しなければなりません。つまり「片思い相手を振り向かせる」方向に力を注ぐのではなくて、「両想いになる方向」にシフトチェンジするのです。候補を複数持つのがオススメそのために一番オススメしたいのが、「彼氏候補を複数作る」こと。対象を一人に絞るとどうしてもその一人に執着し、追いかけるスタイルになりやすい。だから恋人候補を3~4人作り、力を分散させるのです。とはいえ、努力は必要です。というのも、候補を3~4人作るといっても「好きでない人」を入れては意味がないからです。「わあ、付き合いたい」と思えるほどに素敵な異性を3~4人、常に身近に作るってかなり大変です。簡単にできるものではありません。けれど、一人の「自分を振り向いてくれない男性」を追いかけるパワーがあるなら、そのパワーは絶対に、「ほかの素敵な人との関係づくり」に費やしたほうがいいのです。俳優を思い浮かべて頑張るべし「そんなに素敵な人なんて世の中に早々いるはずがない」「私は一人しか好きになれない」という人は、イケている俳優を思い浮かべてみてください。例えば、竹内涼真とか星野源とか、福士蒼汰とか佐藤健とか、この全員と付き合えるとしたら、好み云々は置いておいたとしてもちょっと悩んでしまいませんか?わかりやすくするために俳優の例を出しましたが、身近な世界にだってイケている男性は星の数ほどいます。だから、そのイケている人たちと交流できるように努力していきましょう。恋を成功させるための努力とは、一人の人に執着し、追いかけることではありません。大勢のイケている男性と交流し、関係をキープすることなのです。まとめ・追いかける努力よりも「イケている」交流男性の人数を増やそう。・「イケメンズ」と常に交流すべし。written by にらさわ あきこ
2017年10月04日2016年7月に劇場公開され、興行収入82.5億円超え、2016年実写邦画ランキング第1位を獲得、日本アカデミー賞では最優秀作品賞ほか最優秀監督賞、最優秀撮影賞など7部門を制覇した『シン・ゴジラ』。日本が世界に誇るゴジラ映画のヒット超大作が、ゴジラの“誕生月”でもある11月に、地上波初放送されることになった。第1作の『ゴジラ』(1954年11月3日)が公開されておよそ60年。2014年にはハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』として映画化され、全世界で大ヒットを記録するなど、日本で誕生したゴジラは世界の“キング・オブ・モンスター”といわれるまでになった。そんな“ゴジラ”を日本において復活させ、歴史的な大ヒットを記録したのが本作。日本製作のゴジラ映画としては、『ゴジラ FINAL WARS』(2004年)以来、12年ぶり。『エヴァンゲリオン』シリーズの庵野秀明が脚本と総監督を担当、『のぼうの城』『進撃の巨人』の樋口真嗣が監督と特技監督を務め、長谷川博己、竹野内豊、石原さとみなどをはじめ、328名に及ぶ豪華キャストが集結した。今回の地上波放送を行うテレビ朝日としては、2005年8月14日の『GODZILLA』(1998年)以来のゴジラ映画放送となる。庵野総監督は、その圧倒的な映像表現で、まったく新しいゴジラを生み出すことに成功した。史上最大となる体長118.5mのスケールはもちろん、国内シリーズ初のフルCGでゴジラを表現。想像をはるかに超える最強の完全生物として、見るものを恐怖に陥れた。さらに斬新だったのは、「現代日本に初めてゴジラが現れたとき、日本人はどう立ち向かうのか?」という壮大なテーマ。ゴジラが東京に上陸する、というリアリティを限界まで追求した映像は、まるでドキュメンタリーとも思えるような仕上がりに。次から次へと現れる豪華キャストたちが織りなす、“怪獣映画”というジャンルにとらわれない“人間ドラマ”にも注目だ。なお、12年ぶりのゴジラシリーズ放送となる11月は、ゴジラの誕生月でもある。11月17日(金)には、ゴジラ映画史上初となるアニメーション映画作品『GODZILLA 怪獣惑星』の公開が控えるなど、ゴジラムーブメントはさらに過熱していく様子。東京・六本木のテレビ朝日本社でも『シン・ゴジラ』の地上波デビューを記念した展示を予定しているほか、テレビ朝日の人気番組と連動し、地上波を超えたスケールでゴジラの魅力をお届けしていくという。『シン・ゴジラ』は11月12日(日)21時~テレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年10月01日なんらかの努力をすることで、じぶんの人生や運命を変えることができる、というのは世間で、あまりによく言われていることですが、それがすべてではない。たとえば「そういう発想があると知らなかった」ことが、人の運命を変えることもよくある話。逆説的にいえば「そういう発想があると『知ってさえいれば』、運命は大きく変わる」ということ。悔やんでいない元風俗嬢だって、大勢いるのにねたとえば以前、小説を書くにあたって風俗嬢を取材したとき、ある風俗嬢は「風俗でバイトするという発想しかなかったから、風俗業界ではたらくようになった」と言いました。人が風俗ではたらくことを検討しはじめるとき、それはたいてい、お金に超困ったときです。話を聞かせてくださった24歳の大手メーカーの受付嬢も、お金がなかった。いい大学を出ていようと、一部上場企業に就職していようと、若くして都内でひとり暮らしをし(オートロック付/バス・トイレ別/2階以上/駅近)、それなりに化粧品や洋服を買うと、どうしても毎月、お給料だけで生活するのがむずかしい。誰に教わることなく、クレジットカードの支払いを、キャッシングでまかなうようになる。お金がない。さて、どうしたものか。彼女には、生活を切り詰めるとか、シェアハウスに引っ越して生活費を安くする、というような発想がなかった。「お金がない=風俗バイトをする」という発想「しかなかった」。ゆえに高収入バイトのサイトをのぞいて、風俗バイトを始めた。24歳で大手企業の受付という肩書の風俗嬢は、高級デートクラブでいたく人気だそうで、彼女はお金がない状況からすぐに脱することができたものの、風俗バイトを「黒歴史」と思いこみ、じぶんの過去を悔やんでいるとのこと。悔やんでいない元風俗嬢だって、大勢いるのにね。「娘さんと結婚させていただいてもよろしいでしょうか」さて前回の、結婚のご挨拶における「娘さんをください」という言葉を、ほかの言葉に置き換えたら、という話。彼女のお父様に「結婚を前提におつきあいさせていただいております」と言ったら、お父様が「娘がお世話になっております」と言って、長くシブイ沈黙が降りてきた話。沈黙のなかで、ぼくの頭に浮かんできた発想は、「超わがままな上司にするようにしてみよう」というものでした。彼女のお父様が、超わがままな上司のようだということではありません。単純に「究極の状況を脱する方法」として、過去に出会った(出会ってしまった)超イヤな上司のことが、ふと頭に浮かんだのでした。**知っている人は知っていると思いますが、超イヤな上司はときに、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)だけでは満足しません。そこに「おうかがいを立てる」ことが加わらないと、めちゃ不機嫌になる。たとえば「このクライアントからこういう情報を聞いたので、こういう企画書を作って、来週プレゼンに行きます(あるいは行こうと思います)」と言うと、イヤな上司は不機嫌になります。「行こうと思っているのですが、よろしいでしょうか」こう言うと、彼はきわめてご機嫌になる。すっごくヘンな上司。つまり「おれのことを立ててくれる部下=すっごくいいヤツ」こんな子どもじみた(というか、ちっともクールじゃない)思想がきっと、彼のなかにはある。そしてそういう、いわば「究極の上司」に通用したテクニックは、どのような人にも通用する。ちょうど富士山登頂に使ったあらゆる登山道具が、ふつうの山登りには過剰であるにせよ、使えるように。こう踏んだぼくは、彼女のお父様に言うべき次の言葉を、心のなかで繰り返しました。つまり「娘さんと結婚させていただいてもよろしいでしょうか」。そして、その言葉を口にできそうなタイミングは、意外にもすぐにやってきたのでした。(ひとみしょう/文筆家)
2017年09月28日米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)」では、第30回東京国際映画祭との提携企画として10月に「秋の上映会」を開催。ダン・スティーヴンスら人気英国俳優が過去に出演した作品を日本初上映するほか、飯豊まりえ出演『ジュリエット×2 ~恋音ミュージカル~』など注目作が多数上映される。ショートフィルムの魅力を広めること、そして若手映像作家の育成を目的に毎年開催している上映会。今年は、英国人気俳優の出演作や「SSFF & ASIA 2017」グランプリ受賞作品『シュガー&スパイス』、同アジア インターナショナル部門オーディエンスアワード受賞のチャン・グンソク監督作『偉大なる遺産』など各部門の受賞作品を上映。さらに、故・伊丹十三監督の“幻のデビュー作”『ゴムデッポウ』、河瀬直美監督の『嘘 - LIES-』ほか、「注目のU-40日本人監督」として、『東京喰種 トーキョーグール』で長編デビューした萩原健太郎監督『スーパースター』、俳優としてのみならず映画・ミュージックビデオなど多岐に活躍する松居大悟監督『ゆーことぴあ』、国内外で評価を高める落合賢監督の『ジュリエット×2 ~恋音ミュージカル~』などを特集し、全7プログラム、約50作品を無料上映する。また、『散歩する侵略者』の黒沢清監督を迎えたクリエイター向けセミナーも開催。世界中に熱狂的な支持者“キヨシスト”を有する黒沢監督が講師となり、独自のスタイル・演出法について語る。<人気英国俳優の出演作品を特別上映>●ダン・スティーブンス出演『ベビーシッター』(Babysitting)バイトで犬の世話をしていたら緊急事態発生。そんなとき、元カレに遭遇して事態はさらに悪い方向へ…。荷物も思い出も、そのままにしておくほうがいいときがある。TVシリーズ「ダウントン・アビー」でブレイクし、今年大ヒットした『美女と野獣』の野獣役に大抜擢されたダンが、2011年に出演した作品。最近ではハリウッドでの活躍も増えている話題沸騰中の英国俳優の1人。●トム・ヒューズ出演『思い出の保管場所』(Storage)孤独な自閉症の少年ジェイソン。彼は経験したことをきちんと整理するように、毎日思い出の品を箱に詰めていた。その箱から品々が消えたとき、彼は現実世界と向き合うことになる――。トムは、二重スパイを演じた主演ドラマ「The Game」や「女王ヴィクトリア 愛に生きる」などで知られ、“第2のカンバーバッチ”と呼ばれる美形俳優。近年では、『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』や『フラワーショウ!』など映画出演も。●ナオミ・スコット出演『ハロー、アゲイン』(Hello, Again)母親の葬儀の翌日、一睡も出来ずに朝を迎えたオーウェンは、父親を避け1人で母親の墓参りをすることにした。ちょっとした勘違いから、亡くなった父親の墓を訪れていたマウラという女性と知り合う。2人は、失ってしまった愛する人とつながる方法を探そうとしていた――。ディズニーチャンネルのTV映画「レモネード・マウス」のベースを演奏するロックガール役などを経て、今年は『パワーレンジャー』ピンク・レンジャー役でブレイク。実写版『アラジン』など今後の活躍が期待される若手女優。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2017 -秋の上映会-」は10月16日(月)~18日(水)までアンダーズ東京にて、10月19日(木)~22(日)まで東京都写真美術館にて開催。(text:cinemacafe.net)
2017年09月27日長くインターネットに恋愛コラムを連載していると、「座らせていただける場所」に敏感になります。ネット上の恋愛コラムって、女子が女子に向けて書いてあるものが非常に多く、ぼくは言うまでもなく男なので、そういう場所にポジションをとることはできません。読者(女性)にとっての恋愛対象である男って、恋愛や結婚についてホンネではどう思っているのか?という、いわば「男研究」の椅子になら、末席のそのまた末席の端っこに半ケツくらいは座らせていただけるのではないか?こんなことを考えています。ということで、この連載では「男から(つまりぼくから)見た結婚のリアル」についてお話したいと思います。女性が女性に対して「結婚とは?」と語っているウエッブサイトや雑誌は、たくさんありますよね。がしかし、男は結婚について、ぶっちゃけどう思っているのか?という情報はまだまだ少ない(ですよね?)この連載が偏見も含め、あなたにとって、男のホンネの一部をうかがい知る一助になりますように。前説が長くなりました。では本編を。世間でよく言われている「娘さんをください」というセリフ「ふたりそろって、両親に『結婚します』という報告をするときって、なにを着ていけばいいの?」たとえば女子はこういう疑問を、ごくふつうに抱くと思います。グーグル先生が即座に答えてくれますよね。男は戦闘服、つまりスーツでOK。戦いに馳せ参じるわけではないけれど、いつもの戦闘服でOK。彼女のご両親への挨拶に向けて、ビームスでピンクのスーツを買うとか、絶世の高笑いを練習するというのはきっと、林家(はやしや)さんくらいなものでしょう。ゆえに、というか、なんというか、ようするに男はスーツ。決定。女性はグーグル先生が述べているとおりの服装でよろしい。洋服は「いつものもの」とか「あるもん」で済ませる男は、彼女が真剣に自身の洋服選びをしているのを横目に、ぜんぜん別のことを考えています。たとえば「結婚します(したいです)」の報告(というか挨拶)を、どのような言葉で彼女の親御さんに伝えるべきか?に苦慮します。世間でよく言われている「娘さんをください」というセリフ。これをしれっと口にしてしまえば、お父様が激おこぷんぷん丸になる可能性があります。「くださいってさ、君、うちの娘はモノじゃないんだよ」とボソッとつぶやいて、横を向いて熱い茶をしばく(すする)父親。想像できますよね?ちょッ!タンマタンマ!では、「ください」ではなく、「結婚します」あるいは「結婚したいと思っています」という言い方はどうなのか?はじめてお会いする彼女のご両親に対していきなり「結婚します」と言えば……「ちょッ!タンマタンマ!君さ、いきなりうちに来て、君がどこの馬の骨かもわからないうちに、結婚します、は、ね~だろ」常識あるご両親のホンネはきっと、こういう感じでは?作家でいえば、非常に厳格な、男の中の男である(のように見える)伊集院静氏はきっと、こう言って怒るかもしれない。「と思っています」と言うと、「君さ、思うのは君の勝手だけど、思って、で、どうするの?思うだけかい?」なんて言われかねない。で、それではと思って「結婚します」と言い切ると、「ちょッ!タンマタンマ!(以下省略)」となりそう。思考がネガティブにループして、どうにもならない。などと、ひとりで熱い茶をしばきつつ考えに考え、結局彼女のご両親にご挨拶に行く前日、ぼくは彼女に「『**さんと結婚を前提におつきあいさせていだたいております』とだけ言って、あとは沈黙、ということにしたいのだけど」と言いました。彼女は、ぼくが想定しているすべてを瞬時に理解し(聡明だ)、「うん、それでいこう」と言いました。沈黙ののちに彼女のお父様が「娘ももうオトナなのだから、娘が結婚したいと言うのであれば、それでいい」とおっしゃってくださり、その後、和やかな食事会がもたれて……沈黙に語らせる、いわば日本人的な挨拶の平和的勝利を想定したわれわれは(ぼくと彼女は)、静かに微笑みあったのでした。茶をしばく人がちゃうが、実際にはそううまくコトは運びませんでした。「**さんと結婚を前提におつきあいさせていだたいております」彼女のご両親にぼくがそう言うと、「娘がいつもお世話になっております。」と返ってきました。お世話になっております。の文末の「。」が、くっきりと空中に浮かぶみたいに、キッパリと。「ああ、結婚の報告ね、まあ娘もオトナだから(以下省略)」という答えが返ってくるであろう、というぼくたちの想定は、無慈悲な波に崩される砂の城よろしく、いとも簡単に崩れ去りました。となりに座っている彼女をちらっと見たら、彼女は空中に浮かんだ「。」の存在はおろか、いかなるものの存在も「ないもの」として、つまりきわめて冷静に、熱い茶をすすっていました(聡明だ)。「茶をしばく人がちゃう」と、内心ぼくはオロオロしつつ、結果、作り笑顔をしまい込むタイミングを完全に見失い、後頭部が痛むのを我慢していました。このタイミングで作り笑顔なんかしてしまうなんて!(愚かだ)。続きはCMのあと、じゃなくて、次週。まる。(ひとみしょう/文筆家)
2017年09月21日幸せな恋をしたい女子のみなさま、こんにちは。「恋愛・婚活研究所」主宰のにらさわあきこです。「好きな人と付き合いたい」というのは、全女性の望みだと思いますが、一方で、「好きな人と合う人は違う」とも言います。そして恋をうまく進めるためには、「合う人を見極める」のも大事なのは事実。今回は、「好きな人」と「合う人」はどう違うのか、どう見極めるべきなのかを考えていきましょう。「素敵な男性」を本当に好きか出会い活動をしていると、「あら素敵」と思える男性に出会うことはあると思います。しかし、そんな人に対しては、多くの女性が「あら素敵」と思っていますので、彼の彼女になるには倍率が高くなってしまうでしょう。「そういう男性とうまくいくためにはどうすればいいか」を考えるのも一考ではありますが、その前に考えてほしいのが、あなたが本当にその人を「好きなのか」ということです。例えば、今、福山雅治さんと「NOTイケメンな男性」が目の前に現れたとしましょう。出会いがしらにはたいていの女性が「福山がいい」と思うでしょう。「憧れ」という場合がほとんどしかし、実際に付き合ったときに「福山とあなたが合う」でしょうか。2人一緒にいるシーンを細部まで想像してみると、「合いそうもない」と考える人も多いのではないでしょうか。実は、あなたが「好き」「いいかも」と思っている男性は、このたとえの「ミニ版」で、憧れのような感情が彼を「いい」と思わせていることがほとんど。実際に付き合いに至る「好き」とは別の感情なのですね。しかし、たいていの女性はこの「違い」をあまり想像しませんから、初対面でいいと思った男性に執着してしまうことになる。そう、あなたが大人なら、自分の感情に対する判断を見極めることで、ミスを減らし、「憧れ」に惑わされないで、「合う男性」に巡り合う確率を上げられかもしれないのです。自分に「近い」人が合うでは、「合う男性」をどうやって見極めていけばいいのでしょうか。よく言われているのが、「自分と近いものがあるかどうかを見る」ことです。分野でいうと「年齢」「職業」「出身地」「趣味」「親の職業」「親の学歴」などのうち、一つでも同じか“極近い”ものがあるといいようです。年齢は、前後2歳程度。職業は、同じか同じ業界。親の職業や学歴は、同じだと育った環境が似ているので、「生活が合う」可能性が高いと恋愛界では言われています。さらにヒントになるのが、相手の男性の年収かもしれません。年収も判断基準になるある婚活女性が言っていたのですが、「婚活をしているうちに、自分に合うのは年収が500~600万円の人だとわかった」と。彼女は32歳の誕生日から決意して婚活を始め、2つの婚活サイトに登録。結婚相談所にも入り、半年で結婚を決めました。見た目がかわいらしいこともあり、登録後は降るように男性からの申し込みが来たのですが、年収のより高い人よりも、気が合ったのは年収が500~600万円の範囲内の人だったそうです。なお、最終的に結婚したのは年収が600万円弱の3つ上の理系男子。実際、年収は生活レベルや、価値観、お金の使い方などに反映されますから、そこがいまの自分とかけ離れすぎてない人のほうが、「しっくりくる」と思えるのかもしれません。年収では学歴もわかるまた、彼女はこうも言っていました。「年収がより高い人ともたくさん会いましたが、そういう人は東大や有名大学を出ている人が多く、話が合いませんでした」と。つまり、学歴も高ければいいというわけではないのです。出会いに挑戦していると、普段は男性のスペックなんて気にならないという人でも、比較して惑わされたりします。けれど、自分が本当に求めているものは何なのかを考えたら、「高ければ高いほどいい」という邪念を振り払えるかもしれません。まとめ・「憧れ」に惑わされずに「合う人」を探すべし・高嶺の花より「近い」部分がある男性をこそチェック!
2017年09月20日9月17日(現地時間)に行われた「第69回エミー賞」授賞式で、ドラマ部門作品賞を含め、主要5部門を制覇した米国Huluオリジナル作品「The Handmaid’s Tale」(原題)が、来年「Hulu」にて独占配信されることが決定した。本作は、1990年に映画化もされた、カナダ文学界の巨匠マーガレット・アトウッドのディストピア小説「侍女の物語」をもとにしたもの。1985年に出版されるやベストセラーとなり、カナダ最高峰の文学賞である総督文学賞をはじめ数々の賞を受賞している。舞台は、環境汚染により少子化問題が深刻化した宗教主義国ギレアド共和国。ここでは、富裕層以外の健康な女性は子作りのために侍女として上位階級の司令官に仕えることが決められていた。そんな恐ろしい世界で、侍女として仕えるオブフレッドの人生を描いていく。今年4月に米国Huluで配信開始された本作は、地上波テレビでは描くことができない、女性を“性奴隷”として扱ったテーマは世界に衝撃を与えるとともに、宗教や圧政で女性の人権が侵害されることへの批判を含み、現代のアメリカで幅広く受け入れられ大ヒット。多くのメディアから「見るべき」(ワシントンポスト紙)、「この春で最高のドラマ」(ハリウッド・リポーター誌)など賞賛を浴びている。そんな本作が、今回エミー賞授賞式にてドラマシリーズ部門「作品賞」のみならず、「主演女優賞」、「助演女優賞」、「監督賞」、「脚本賞」も制覇し、圧倒的な評価を受けた。また侍女として仕えるオブフレッド役は、「マッドメン」「トップ・オブ・ザ・レイク」に続き、本ドラマで8度目のエミー賞ノミネートを果たした、賞レースの常連エリザベス・モスが演じている。「The Handmaid’s Tale」(原題)は2018年、Huluにて独占配信予定。(cinemacafe.net)
2017年09月19日17日(現地時間)に開催されたエミー賞で「People」誌などが取り上げたベストドレッサーをご紹介。「ウエストワールド」のテッサ・トンプソンは、「ロージー・アスリーヌ(Rosie Assoulin)」のメタリックで虹色に光るドレスで登場し、レッドカーペットで輝きを放った。ミニマルなジュエリーとシンプルに後ろに流したヘアスタイルがドレスを主役級に目立たせ、各メディアがこぞってベスト・ドレッサーとして取り上げている。「ビッグ・リトル・ライズ~ママたちの憂うつ~」のゾーイ・クラヴィッツは、およそ1か月前に披露したブルネットのピクシーカットの毛先とリンクするフェザー素材の「ディオール(Dior)」のオートクチュール・ドレスがぴったりマッチ。トップはブラック、腰から下のスカートのフロントはオレンジ、イエロー、レッドのグラデーションが見事だが、バックはブラック、グレー、ブルー、グリーンのカラーで構成されていて360度全方位で目を楽しませる。「カルバン・クライン(Calvin Klein)」の“顔”を務めている「ストレンジャー・シングス」のミリー・ボビー・ブラウンは同社のドレスが「プリンセスのよう」と評判に。13歳という年齢にふさわしく、華美なジュエリーを身に着けなかったのも高評価のポイントのようだ。今年は「ビッグ・リトル・ライズ~ママたちの憂うつ~」で自身初のエミー賞を獲得したニコール・キッドマンは、ミリーと同じく「カルバン・クライン(Calvin Klein)」をセレクト。ホルターネックラインがエレガントな真っ赤なAラインのドレスに、ピンクのサテン地のサンダルを合わせた。「最も衝撃を受けた」との声が上がったのは、ジェーン・フォンダだ。まもなく80歳を迎えるジェーンはいままでショートヘアが定番だったが、アリアナ・グランデ風のポニーテールで現れ、「誰だかわからない」と人々を困惑させた。ホットピンクのドレスも不評であった。(Hiromi Kaku)
2017年09月19日テレビ界のアカデミー賞と呼ばれるエミー賞第69回授賞式が17日(現地時間)ロサンゼルスで開催され、Huluの「The Handmaid’s Tale」(原題)がドラマ部門作品賞をはじめ5部門を受賞。配信サイトの作品として初めてエミー賞作品賞に輝いた。リミテッド・シリーズ「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」も作品賞、監督賞、主演女優賞など5部門を受賞。女性のドラマが強い印象を残した。最多22ノミネートの「ウエストワールド」(ドラマ部門)は無冠に終わり、同じく22ノミネートを受けた「サタデー・ナイト・ライブ」(コメディ部門)は、監督賞、助演男優賞および女優賞など4部門を受賞した。ドナルド・トランプ大統領を、選挙戦の候補の頃から演じてきたアレックは、大統領本人が過去にリアリティ番組「アプレンティス」で何度も候補になりながら受賞を果たせなかったことから、「大統領、ついにエミー賞を獲りましたね」とスピーチした。ヒラリー・クリントンを演じたケイト・マッキノンが助演女優賞を受賞している。コメディ部門主演女優賞に輝いた「Veep/ヴィープ」のジュリア・ルイス=ドレイファスは、同作で演じるセリーナ・メイヤー副大統領役で、なんと6年連続で受賞という前人未到の快挙を成し遂げた。その一方で、今年はエミー賞史上初の授賞も。「ナイト・オブ・キリング失われた記憶」でリミテッドシリーズ/TV映画部門主演男優賞を受賞したリズ・アーメッドはアジア系として初めて、「アトランタ」でコメディ部門監督賞を受賞したドナルド・グローヴァーはアフリカ系男性として初めて、「マスター・オブ・ゼロ」でコメディ部門脚本賞をアジズ・アンサリとともに受賞したリナ・ウェイス はアフリカ系女性として初めての受賞者となった。今年の司会は、トランプ大統領をネタにしたジョークで高視聴率を記録しているスティーブン・コルベア。オープニングから早速大統領をネタにトークを展開。「ツイート楽しみにしていますよ!」と呼びかけたが、授賞式中には大統領のツイートはなかった。オープニングには7月にホワイトハウス報道官を辞任したショーン・スパイサー本人が登場、会場を驚かせた。■主な受賞結果は以下の通りドラマ部門作品賞 :「The Handmaid’s Tale」(原題)ドラマ部門主演男優賞:スターリング・K・ブラウン「THIS IS US 36歳、これから」ドラマ部門主演女優賞:エリザベス・モス 「The Handmaid’s Tale」(原題)助演男優賞:ジョン・リスゴー「ザ・クラウン」助演女優賞:アン・ダウド「The Handmaid’s Tale」(原題)監督賞:リード・モラーノ「The Handmaid’s Tale」(原題)脚本賞:ブルース・ミラー 「The Handmaid’s Tale」(原題)コメディ部門作品賞:「Veep/ヴィープ」コメディ部門主演男優賞:ドナルド・グローヴァー 「アトランタ」コメディ部門主演女優賞:ジュリア・ルイス=ドレイファス「Veep/ヴィープ」助演男優賞:アレック・ボールドウィン 「サタデー・ナイト・ライブ」助演女優賞:ケイト・マッキノン 「サタデー・ナイト・ライブ」監督賞ドナルド・グローヴァー 「アトランタ」脚本賞:アジズ・アンサリ、リナ・ウェイス 「マスター・オブ・ゼロ」リミテッドシリーズ/テレビ映画部門作品賞(リミテッドシリーズ):「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」作品賞(テレビ映画):「ブラック・ミラー」主演男優賞:リズ・アーメッド 「ナイト・オブ・キリング失われた記憶」主演女優賞:ニコール・キッドマン 「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」助演男優賞:アレキサンダー・スカルスガルド 「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」助演女優賞:ローラ・ダーン 「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」監督賞:ジャン=マルク・ヴァレ 「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」脚本賞:チャーリー・ブルッカー 「ブラック・ミラー」(text:Yuki Tominaga)
2017年09月18日ゴールデン・グローブ賞で作品賞&主演男優賞を受賞し、第69回エミー賞でも6ノミネート、さらにシーズン2の制作も決定している「アトランタ」が、9月18日(月)、第69回エミー賞レッドカーペットおよび授賞式の生中継直後の昼12時頃から、「FOXチャンネル」にて日本で最速、独占で全10話一挙放送することが決定した。本作は、音楽の街ジョージア州アトランタを舞台に、ダメ男アーンが、従兄弟でラッパーのアルフレッドのマネージャーとしてその相棒のダリウスと共に奮闘する姿を描いたコメディ・ドラマ。アトランタで生まれ育ったアーンは、名門プリンストン大学に通っていたものの休学し、元交際相手の家に家賃も払えないまま居候しながら、うだつの上がらない生活を送っていた。そんな中、従兄弟のアルフレッドがラッパー“ペーパーボーイ”としてその名を轟かせている姿に希望を見出す。アルフレッドのマネージャーとして、そして一人前の男になるために必死なアーンのドタバタ劇と、喧嘩っ早いが人情深いアルフレッドの掛け合い、そしてアルフレッドの相棒であるダリウスの天然さが混ざり合い、テンポの良い笑いが展開されていく。一方で、アーンの元交際相手、ヴァンとの間にある絶妙な距離感は、時にセンチメンタルな感情を誘うことも。ヒップホップ文化とは切っても切り離せない人種差別問題やドラッグなどのトピックに切り込み、ギリギリのラインで繰り出されるブラックジョークも必見だ。主人公のダメ男、アーンを演じるのは、『オデッセイ』や『スパイダーマン ホームカミング』など人気作にも出演するドナルド・グローヴァー。俳優以外にもコメディアンとラッパーとしての顔を持ち合わせている彼は、本作で脚本も手掛けている。またアーンの従兄弟であり、通称:ペーパーボーイ、アルフレッド・マイルズ役を演じるのは、「The Knick/ザ・ニック」「グッド・ワイフ」のブライアン・タイリー・ヘンリー。そのほか、ラキース・スタンフィールド、ザジ・ビーツらが出演する。そして本作には、マーベル初のTVドラマ作品として話題となった「レギオン」第6話で監督を務め注目を浴びている、東京生まれの日本人監督ヒロ・ムライが参加。“チャイルディッシュ・ガンビーノ”の名で活動するドナルドのミュージック・ビデオを多数監督している縁もあり今回のタッグが実現。場面を照らし出す絶妙な光と闇の効果、そして黒澤映画から影響を受けたとされる巧みなカメラワークなどの要素が溶け合うことで生まれた映像美も要チェックだ。「アトランタ」は9月18日(月)第69回エミー賞レッドカーペット&授賞式生中継直後、FOXチャンネルにて全10話先行一挙放送。(cinemacafe.net)
2017年09月15日幸せな恋をしたい女子のみなさま、こんにちは。「恋愛・婚活研究所」主宰のにらさわあきこです。「恋をしたい」と思っているのになかなかチャンスが訪れないときは、思い切って今の関係を見直してみるのも大事です。今回は、女友だちとの関係についてです。女子会は恋を遠ざけるまずよく言われていることですが、「女子会」は恋を遠ざけます。そもそも忙しい現代女子にとって、仕事帰りや週末は貴重なプライベートタイムです。しかし女子会は、複数人で集うものだけに、かなり早くから日程が決まります。すると、まるで仕事かの如く「動かせない」スケジュールとなって、新しい出会いの時間を物理的に遠ざけてしまいます。しかもそれだけではありません。女性同士は会って楽しいので、「楽しくない男性」と出かけるくらいなら、女性同士で集っていたいとつい考えるようになってしまいます。しかし好きな人がいない段階で、「楽しい男性」がいるはずはないので、結局は「好きな人ができない」というループにはまりこんでしまうのです。スケジュールに穴をあけよう「では、どうするか」という話ですが、スケジュール表に「約束を入れない日」を最低でも週に一日は作りましょう。当日、ヒマでいたたまれなくなったら、女友達と集ってもいいですが、最初から「女友達と遊ぶ日」を減らしてみるのは大事です。また、当日もできれば女友達を誘うのではなく、「男友達」と遊ぶように意識を変えていきましょう。当たり前ですが、独身男性と会っていかないことには彼ができるはずはありません。また、「出会いを謳う場」に、女性同士で行くのもできれば止めてみてほしいです。というのも、彼氏や夫ができた女性のほとんどが、「一人でお見パに行った」「出会いアプリで知り合った」と単独行動の成果であると教えてくれているからです。男性のいる場でも難しい合コンに行ったり、パーティーに行ったり、出会いイベントに出かけることは、一見、彼氏づくりに有効な行動に思えます。けれど、わが研究所の調査結果では、そんな場所で彼ができるのは、「もともとモテている女性」のみ。…いえ、あなたがモテモテならいいのですよ。けれど、「今まであまり男性のモテたことがないが、今こそ彼や夫が欲しい」と考えるならば、ここは勇気をもって単独で出かける機会を作ってほしいのです。いきなり「対面の場」が難しいなら、婚活アプリでも構いません。なんでもいいので、「女友達と行動する」というのを止めてみてほしいのです。だって、恋をするのはあなたなのですから、友達といくら相談しても、なんの足しにもならないのです。ネタにするのも控えるべし「じゃあ、友達とは恋活の報告をし合います」というのも、できれば、避けてほしいです。というのも、恋活をネタにし始めると「ネタのために合うようになる」というと大げさですが、「真剣に相手と向き合う」以上に、「ダメだったら、またネタにすればいいや」と考えがちになり、真剣味が減るからです。しかも、女友達と話すとどうしても面白おかしく話してしまうので、「その人ないよね」と、付き合わない方向に持っていきそうになったり、妙なあだ名で呼ぶなどして男性をキャラ化して扱ってしまう。すると、言葉って影響が強いですから、本心ではそんなふうに思っていなくても、つい男性を「面白キャラ」にしてしまったり、雑に扱ったりするようになって、結局は恋としてうまくいかなくなることが多いのです。相談するなら既婚女性にですから恋をしたいと思ったら、一人で恋活や婚活を始めてみてほしいのですが、真剣に行い始めると、誰かに相談したくなることもあるでしょう。そんな場合には、彼氏のいない女友達と話すのではなくて、以前ご案内したとおり、既婚女性に話すのがオススメです。もちろん、独身の女友達との関係は大事です。けれど、常に一緒にいると、ずっとそのままの人間関係しかあなたは持てなくなってしまうでしょう。ですから「なにかを変えたい」と真剣に願うのならば、女友達との日常を見直してみるといいのではないでしょうか。とはいえ、本当の友達なら、あなたが一時離れても、またすぐに仲良くなれますよ。なので、心配しなくて大丈夫。「恋も友達も両方ほしい」のは、贅沢でもなんでもありません。二つは両立するものですから、まずは「持ってないもの(恋)」を手に入れることを優先させましょう。まとめ・恋したいなら単独行動をすべし!・女友達は離れても、また復活できる。
2017年09月13日是枝裕和監督の『三度目の殺人』がコンペティション部門に出品され、北野武監督の『アウトレイジ 最終章』がクロージング上映された第74回ヴェネチア国際映画祭。このほど、メキシコが生んだ映像の魔術師ギレルモ・デル・トロ監督が放つファンタジー・ロマンス『The Shape of Water』(原題)が、最高賞にあたる金獅子賞を獲得したことがわかった。舞台は1962年、アメリカと旧ソビエトの冷戦時代。清掃員として、政府の極秘研究所に勤めるイライザ(サリー・ホーキンス)は孤独な生活を送っていた。だが、同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と一緒に“極秘の実験”を見てしまったことで、彼女の生活は一変する。人間ではない不思議な生き物との、言葉を超えた愛。それを支える優しい隣人らの助けを借りてイライザと“彼”の愛はどこへ向かうのか…。本作は、『パシフィック・リム』『パンズ・ラビリンス』などの世界的ヒット作で知られる、メキシコの巨匠デル・トロ監督によるファンタジー・ロマンス。ひとりの孤独な女性と、水の中で生きる不思議な生物との超越した“愛”を描き、公式上映の際には映画祭の会場は興奮のるつぼに!イタリア現地時間9月9日、日本時間10日未明に行われた授賞式で、見事、金獅子賞の栄冠に輝いた。メキシコ人監督の金獅子賞受賞は、史上初。孤独だが、慈愛に満ちた女性イライザを演じたのは、『ブルージャスミン』『パディントン2』のサリー・ホーキンス。彼女を支える優しい隣人には『扉をたたく人』のリチャード・ジェンキンス、イライザと恋に落ちる生き物に息吹を与えるのは『パンズ・ラビリンス』でもデル・トロ監督とタッグを組んだダグ・ジョーンズ。また、冷徹な政府の調査官に『ノクターナル・アニマルズ』のマイケル・シャノン、そして、イライザの頼もしい同僚に『ドリーム』のオクタヴィア・スペンサーと本年度アカデミー賞ノミネート俳優が扮し、観る者を未知の世界にタイムスリップさせる。類まれなる美しさをたたえた映像世界で描かれた、空想をも超える純愛と覚醒に、世界が喝采を贈った本作。ファンタジー映画の新たなる金字塔として、早くもアカデミー賞ノミネート確実との声も上がっている本作に、引き続き注目していて。『The Shape of Water』(原題)は2018年、日本公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月11日リドリー・スコットが製作総指揮を務め、『メッセージ』でアカデミー賞監督賞にノミネートされた鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴがメガホンをとる『ブレードランナー 2049』。このほど、ライアン・ゴズリングやハリソン・フォードらが集結した日本版ポスターが完成、ストーリーの一端が明らかとなった。このたび、お披露目された日本版ポスターは、新たな“ブレードランナー”K役のライアンと、かつての“ブレードランナー”デッカードのハリソンが背中を合わせて並ぶ、インパクト抜群なビジュアル。科学者ウォレス役のジャレッド・レトに、アナ・デ・アルマス演じる謎の美女の姿も!また、中央に書かれた「知る覚悟はあるか――。」という意味深な言葉も目を引く。前作『ブレードランナー』(’82)では、人類への反乱を目論み、社会に紛れ込んでいる違法なレプリカントを処分する役目の捜査官=“ブレードランナー”であるデッカードをハリソンが演じ、斬新でありながらどこか現実的な世界観はSFの金字塔となった。そして、公開から30年以上経ったいまもなお、ファンの間で物議をかもしているのが、恋人である女性レプリカント(人造人間)と共に姿を消したデッカードの行方や、彼の正体などの謎、人間と見分けのつかない存在である“レプリカントの是非をめぐる”論争だ。長年、決着がつかなかったさまざまな“謎”があるだけに、重大な“真実”が明かされることを示すポスターには期待値は高まるばかり。本作の舞台となるのは、“2019年”を描いた前作から30年後、“2049 年”の世界。空白の30年間、つまりデッカードが姿を消した後の世界では、レプリカントは制約のない寿命を持つように改良されていた。しかし2022年、アメリカ西海岸で原因不明の大規模停電が発生し、財政や市場は世界的に停止、食物の供給は切迫。世論はそれを“レプリカントが原因”と非難したことで、社会ではレプリカントの製造を禁止する法令が出されてしまう。その世界的危機を救ったのが、ポスターでもひと際険悪な表情を見せている理想主義的な科学者ウォレス(ジャレッド)。彼は2025年、遺伝子組み換え食物を開発し、世界的な食糧危機を終焉させた。さらにウォレスは、以前レプリカントを製造していたタイレル社の負債を買い取り、2036年の“レプリカント禁止法”の廃止と共に、新型レプリカントの製造を始める。ロサンゼルス市警の“ブレードランナー”K(ライアン)は、違法レプリカント“処分”の任務にあたる最中、レプリカント開発に力を注ぐウォレスの“巨大な陰謀”を知る。その陰謀を暴く重要な鍵を握るのが、30年間行方不明だったブレードランナー“デッカード”なのだった――。彼が命をかけて守り続けてきた“秘密”とはいったい何なのか?デッカードがこつ然と姿を消してから30年、我々は“封印された真実”を目の当たりにすることになる。『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年09月08日料理家さんに教えてもらうおもてなし料理。「15分で作れるアペリティフ(前菜)」の第5回は「アボガドと豆腐の前菜」。材料 (4皿分)アボガド:1個木綿豆腐:1/2丁海苔:1〜2枚ミニトマト:3〜4個わさび醤油:少々【1】豆腐は一口大の長方形(7ミリ程度の厚み)にカットし、塩をふって、ペーパータオルに巻いて水切りします。【2】アボガド一口大にカットします。【3】豆腐の上にアボガドをのせ、スプーンでわさび醤油を少々のせていきます。【4】仕上げに小さくカットした海苔をのせます。お好みでミニトマトを添えると華やかになります。律子さんからのアドバイス一口で食べられるアペリティフに仕上げていますが、お皿に盛ればアボガドの豆腐サラダとしても頂けます。プロフィールシャルル律子さんフランスの家庭料理を中心とした「実験料理工房」を開催。おもてなし料理を短時間で作ることをメインとしたお料理教室です。海外で過ごされる時間も長く、フレンチだけでなく各国の料理を和風にアレンジすることも得意。最近は50人程度のパーティー用フィンガーフードなども行っています。 【特集連載】15分で作れるアペリティフ(前菜)6種 第1回「豆腐のカプレーゼ風」 第2回「アボガドとキノコのホットサラダ」 第3回「大根と梅の和風アペリティフ」 第4回「アボガドと豆腐の前菜」 第5回「イサキのカルパッチョ和風仕立て」第6回「季節の柿とアンチョビのマリネ」 = 写真・文:大西佳葉 = 食のはなし 15分で作れるアペリティフ(前菜)6種 日々のおかず 【ご紹介したアイテム】 食材をラフに盛り付けるだけでテーブルの主役になるプレート、brunoマルチスレートです。⇒ BRUNOマルチスレートスクエア(S)4枚セット/ブルーノ 2,916円(税込)
2017年09月08日日本アカデミー賞、ブルーリボン賞など数々の映画賞を総なめにした大ヒット映画『百円の恋』の武正晴監督の3年ぶりの最新作『リングサイド・ストーリー』の完成披露上映会が、9月6日(水)に都内にて行われ、監督とW主演を務めた佐藤江梨子、瑛太をはじめ、有薗芳記、格闘界から本作に参加しているK-1チャンピオンの武尊、黒潮“イケメン”二郎らが登壇した。格闘技界を舞台にしたストーリーとあって、この日はリング上で舞台挨拶が行われていた。司会の関根勤は、「随所に格闘家へのオマージュが入っていて凝っているし、それに応える瑛太さんの身体能力もすごい!知らない人が見たらプロの格闘家だと思うくらい素晴らしい!」と本作を大絶賛。また、4年ぶりの映画主演となった佐藤さんは、「すごく面白そうな企画で、脚本も素晴らしくて、すぐに決めました」と出演決定時の心境を明かす。今回、瑛太さんはパブリックイメージを大きく裏切るヒモで売れない俳優という“ダメ男”を演じているが、「演じているときは僕自身はダメ男とは思ってなかったです。大胆で、ピュアで、役作りを怠らない男だと思っていました」とコメントし、俳優の役という点では自身の若い頃を思い出して演じた部分もあったようで、「俳優仲間と居酒屋で、グダグダと俳優論を語ったり、そういう時期が僕にもあったので…」とふり返っていた。また関根さんも絶賛した格闘シーンに関して、ジムで一緒に練習をした、現役のK-1王者である武尊さんからは「蹴りがメチャメチャ重くて効きました!」と言わしめ、武尊さんからは「ぜひK-1に!」とのオファーも飛び出したが、「やめときます(笑)」と瑛太さんは照れ笑い。また本作が演技初挑戦となった武尊さんだが、「ほかの俳優がヤバいと思うくらい、嫉妬するほど自然な演技」(武監督)、「この中で一番、得してると思います」(佐藤さん)と言い、瑛太さんも、まさに武監督の言葉通り武尊さんの演技に「嫉妬しました」と告白し、登壇陣は一様に絶賛。さらに、この日はスペシャルゲストとして亀田兄弟が登場!佐藤さんと瑛太さんに花束を贈呈し、大毅さんは自身の出演シーンについて「見つけられたらすごい!瞬きで終わった(笑)」と明かし、興毅さんは「格闘技の裏側をこんなにリアルに描いた作品はほかに知らない。これを見たら格闘技の見方が変わると思います」とアピールした。そして、最後にリングに登場したのは、プロレス界のカリスマ・武藤敬司。本人役での出演となったが、武監督に「次はナヨナヨした役でお願いします!」とリクエストを出し、会場を沸かせる一幕も。最後に佐藤さんは、上映前の観客たちへ向けて「とっても楽しい作品なので、沢山の人に観て欲しいです!」と笑顔で語り、瑛太さんも「瞬きしないで見てほしいですが、特に見どころは僕!」と猛アピールをしていた。『リングサイド・ストーリー』は10月14日(土)より新宿武蔵野館、渋谷シネパレスほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年09月07日女優の宮沢りえ(44)の主演映画「湯を沸かすほどの熱い愛」が9月5日、来年3月4日に米・ロサンゼルスで授賞式が開催される「第90回アカデミー賞」外国語映画賞部門の日本代表に決定した。 同作は昨年10月29日に公開。余命宣告を受けた宮沢演じる母と杉咲花(19)演じる娘の強い絆を描いた感動作だ。「第40回日本アカデミー賞」で優秀作品賞など6部門を受賞するなど、国内の映画賞を総なめ。その評判が海を越えて、世界最高峰の映画賞に参加することになった。 だが同作公開後、宮沢が出演した作品は昨年12月放送のドラマNHK BSプレミアムのドラマ「漱石悶々」のみ。直近の出演作などは発表されていない。 「『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督(44)はダメ元でりえにオファーしたといいますが、意外にも快諾。それまで商業映画を撮ったことがなかった中野監督だけに、異例のケースでした。逆をいえば中野監督の作品みたいに、りえが興味を持たなければ出演は困難。出てくれさえすれば全身全霊で仕事をしてくれるだけに、彼女のキャスティングには“プレミア価値”がついています」(映画ライター) そのため今回の吉報にもかかわらず、業界からは悩ましい声があがっているという。 「りえさんはもともといろんなものに“こだわり”が強く、なかなかオファーしづらい女優の1人でした。今回さらにハクがついたことで、オファーするほうからすれば『さらに“ハードル”が上がってしまう!』と悲鳴もあがっています」(映画業界関係者) よりいっそうりえの次回作が注目される。
2017年09月06日幸せな恋をしたい女子のみなさま、こんにちは。「恋愛・婚活研究所」主宰のにらさわあきこです。大好きだった彼に振り向いてもらえなかったときや、付き合っていた彼に別れを告げられたときって、なかなか気持ちがついていかずに引きずってしまいますよね。今回は、失恋したときの考え方についてです。感性を大切にすべし恋を失ってしまうと、悲しくてなにも手につかなくなって、「恋なんて、しなきゃよかった」とつい、思ってしまいますよね。だけど、「もう恋なんてしない」って、思わないでほしいのです。なぜって、誰かの恋する気持ちこそが、世の中や人生を動かす原動力になると思うから。それに恋する気持ちを紐解くと、異性に接したい「憧れの気持ち」が発端なわけだから、「感性が豊かだから恋をする」ということにもなります。だから、「恋をしない」と決めることは、感性を捨てることにもつながると言えるのではないでしょうか。「もらいきった」と考える誰かに出会って、気持ちが刺激され、「彼の世界をのぞいてみたい」「もっと素敵な女性になりたい」と思っていろんな行動をする…。これらはすべて、気持ちが刺激されたから行いたいと思ったことです。つまり、これだけでもあなたはたくさんのエネルギーを受け取っているわけですよね。そう考えると、「タダで(というのもナンですが)」すでにいろんなものをもらっているのだから、別れるときが来たとしたならば、「もう、彼からのエネルギーはすべてもらいきった」と考えてはどうでしょうか。つまり、「なにかをやりたい」「こうなりたい」というのが「もらえるエネルギー」だとしたら、「悲しい」「悔しい」「嫉妬」などの思いは、あなたを「疲弊させるエネルギー」。つまり、増える「貯金」ではなくて、あなたを苦しめる「負債」です。負債は、「負債と気づいた時点で」手放すのが正解で、「まだ取り戻せる」と判断を誤るとどんどん増えてゆくものですから、ここは「もらったもの」に目を向けて手放す勇気を持つようにしましょう。「手放したもの」に意識を向けるよく、「何かを手放すと、新しいものが入ってくる」と言いますよね。たとえば、「服を捨てたら、(そのスペースに入る)素敵なプレゼントをもらった」とか。それも一理だとは思うのですが、私はもっと大きな視点を持っていいのではないかと思います。つまり、「手放すと手に入る」って、自分目線の考え方ですよね。自分の手にするものが「A」から「B」に変わっただけといいますか…。結果的に目指すべきは、そういう「彩り」だとは思うものの、それに意識を向けると、どうしても「何かがある」「ない」という考えに固執してしまうと思うのです。そこで、私がお勧めしたいのは、手にしていた「Aにフューチャーする」こと。たとえば、あなたが大切にしていた「ランドセル」を手放すべきときがやってきたとして、「ランドセルを手放すのが悲しい」と考えると泣けてきますよね。または、「ランドセルを放した分、新しいカバンが手に入るのかしら?」と考えると、(お金も機会もその時点でなかったとしたら)「本当に入るのかな?」とそのことばかりを考えて、不安が募るだけでしょう。「手放すと入ってくる」とは言うけれどもちろん、手放したときに「今度はどんなカバンが手に入るのかしら?」とワクワクできたり、「新しいカバンのためにも頑張って働こう」と前向きに考えられるならいいでしょう。これこそが「手放すと新しく手に入る」の神髄だとも思いますし…。でも、失恋をして悲しいときに「新しい彼ができる」とか考えて、ワクワクするって難しいですよね。そこで、先の「手にしていたAにフューチャーする」という考えを取り入れてほしいと思うのです。つまり、別れた(フラれた)彼を忘れられないとしたら、その彼にフューチャーしてみようというのがこの提案。具体的には、「彼にもらったものを考える」。そして、「彼がまた誰かを幸せにすると考える」ということです。「彼が誰かを幸せにするなら幸せ」と考えるまず「彼にもらったものを考える」では、彼と出会って「どんな気持ちをもらえたか」、「どんなことをしたい気持ちになったか」など今までに感じた気持ちや、おこなった行動を振り返って考えてみましょう。彼と出会ったことにより、ときめきをもらえたり、おしゃれしたくなったり、仕事を頑張ろうという気持ちになれていたとしたら、すべて「いただいたもの」ですから、そこは素直に感謝の気持ちを持つ。もちろん、そう「感じた」自分にも「やるな、私」と思ってほしいのです。もう一つの、「彼がまた誰かを幸せにすると考える」は、たとえば先のランドセルでいうと、「私が手放したからこそ、またこのランドセルを使える人がいる」と考えましょうということです。つまり、「手放す」という行為が「自分を幸せにする」と考えると、「信じられない」と思うかもですが、「誰かを幸せにする」となら、信じられたりしませんか?婉曲的に幸せ作りに貢献もしも、あなたを悲しくさせるくらい素敵な人と別れることになってしまったとするならば、そんな素晴らしい人に出会えただけでもラッキーなハズ。そのラッキーに注目することができれば、あなたはきっとラッキーなオーラに包まれていきますから、また新しいご縁もやってくる。それに、人生を振り返ったときに、たとえ失恋に終わるのだとしても「恋をした人生」と「一度も恋しなかった人生」のどちらが魅力的かを考えれば、選ぶ道は見えてきませんか?あなたが彼と離れたとしたら、世の中でまた新しい誰かが、きっと幸せになれると考えると、なんとなく沈んだ心も、少し明るくなりませんか?まとめ・「手放したもの」に注目し、それが幸せを広げると考えてみよう。・「受け取ったもの」を思い出してみよう。
2017年09月06日宮沢りえ主演、中野量太監督の『湯を沸かすほどの熱い愛』が、第90回米国アカデミー賞外国語映画賞部門への出品作品に決定したことを、一般社団法人日本映画製作者連盟が発表した。アカデミー賞とは、6,500名以上からなる著名な映画製作者によって組織される「映画芸術科学アカデミー」が毎年主催、2018年3月で第90回を数える、歴史と権威ある映画の一大イベントだ。毎年ハリウッドにて授賞式が華やかに開催され、その様子はあらゆるメディアを通じて世界中に中継される。この度、一般社団法人日本映画製作者連盟(以下、映連)では、第90回米国アカデミー賞の外国語映画賞の出品について、米国の映画芸術科学アカデミー(ACADEMY OF MOTION PICTURE ARTS AND SCIENCES)より「外国語映画賞」に日本映画1本を選考し出品する依頼を受けており、外部委員による選考会を行い出品作を決定したという。2016年の同部門の日本代表には『母と暮せば』が選出。結果受賞したのは、アスガル・ファルハーディー監督の『セールスマン』だった。この度選ばれた『湯を沸かすほどの熱い愛』は、中野量太監督が、オリジナル脚本で描いた家族の物語。余命2か月を宣告された母親が、持ち前の明るさで残される家族を再生させていくストーリーが、国内外から高い評価を受けた。第40回日本アカデミー賞では、宮沢さんが最優秀主演女優賞を獲得。さらに、最優秀助演女優賞を受賞した杉咲花と“親子”受賞としても大きな注目を浴びた。第90回米国アカデミー賞は、2018年3月4日(現地時間)に授賞式が開催される。(text:cinemacafe.net)
2017年09月05日『ファミリー・ツリー』で第84回アカデミー賞脚色賞を受賞、いまやすっかりアカデミー賞の常連となった監督アレクサンダー・ペインが、マット・デイモンを主演に迎えて贈る最新作『ダウンサイズ』が2018年3月に公開することが決定した。人口が増え続け、住みづらくなってしまった地球。物語はノルウェーの科学者によって、人間の体のサイズを13cmに縮小する方法が発見されるところから始まる。いまや地球規模の社会問題として人類を悩ます人口過多問題が一気に解決する「全人類縮小200年計画」が持ち上がるのだった。ネブラスカ州オマハでストレスフルな生活を送るどこにでもいる平凡な男ポール・サフラネックと妻オードリー。彼らは少しの蓄えでも裕福になれ、幸せな生活が約束される縮小された世界に希望を抱き、13cmの身体で生きていくことを決意するが――。“全人類の縮小計画”という信じられないアイディアを「こんな未来が本当に来るのかも…」と思わせるほどリアリティたっぷりに描く、社会風刺とコメディの風味を利かせた奇想天外なドラマ。主人公・ポールを演じるマットをはじめ、妻オードリー役に『ゴーストバスターズ』のクリステン・ウィグ、ミニチュア人類社会のカギを握る謎の男に扮する名優クリストフ・ヴァルツ、そして「CSI:科学捜査班」「ビッグ・リトル・ライズ」などTVシリーズでの活躍が目覚ましいホン・チャウが、物語を大きく動かす重要なキャラクターを好演する。第74回ヴェネツィア国際映画祭オープニングを飾り、8月30日(現地時間)に行われた公式記者会見に出席したマットは「世界中の俳優がペイン監督と仕事をしたいと思っているんだ。もし電話帳の役を頼まれたら、電話帳だって演じるよ。この作品は、とにかく脚本が美しく、素晴らしい。オリジナリティに溢れてユニークなんだ。『ダウンサイズ』は、本当に美しくて前向きな映画だよ」と語り、ペイン監督も「この作品は、SFの要素を持ち、大きなキャンバスで物語を描いているが、これまで(脚本家の)ジムと一緒に作ってきた作品と同様のトーンやユーモアの感覚もあるんだ」と自信を見せていた。『ダウンサイズ』は2018年3月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月01日ここ最近、ただでさえ少ない持ち物をさらに減らす作業をしています。これって断捨離ではなく、むしろ終活に近いよなあなどと思いながら、必要ないものを迷いなく処分していきます。アラフォーになって物に対する執着がますますなくなりました。私の家は、ちょっとした自由が許されている刑務所(南米とかにありそう)の独房よりも物が少ないんじゃないかと思います。そんな中、先日一人暮らしの独身男性の家に伺う機会がありました。ずかずか入ってぐるりと彼の部屋を見渡した私は「ああ、やっぱり」と思いました。以前、彼の友人が「こいつ、家で観葉植物とか育ててるんだよ。寂しいやつだろ~」と言っているのを耳にした時にすでに予想はしていたのですが、実際に彼の部屋に足を踏み入れて「やっぱり」なのでした。観葉植物が家にある男ってのは、絶対にモノをごちゃごちゃ置いてるんですよ。モノに囲まれているのが平気な男なんですよ。これまでの統計上100%の確率。といっても統計をとっているのが3人ぐらいなので論文に書いて『ネイチャー』に掲載するのは難しそうです。彼の部屋の片隅に積み上げられた靴の箱は優に50足を超えていて、一番下の靴なんてもう何年も取り出していないんだろうなと思いました。私は思わず「物多すぎじゃない?」と苦言を呈すと、彼は「そう?」と首を傾げました。この瞬間に、この人とは絶対に一緒になれないなあと思いました。まあ向こうも思ってないんだろうけど。これまで同棲経験もない私からすると、こういうことがすごく気になります。だって家のキャパが10として荷物の多さが彼と私で8:2ってフェアじゃないじゃないですか。理想の比率は1:2。私よりもさらに物が少なくて、家の7はがらんとしているのが理想です。つまり冒頭に書いた、ちょっとした自由が許されている刑務所から出所した人でも無理ということ。ということは、厳しめの刑務所から出所した人の中で……いやいや待て待て。そこから選ぼうとするな、私。8月も終わり、季節は秋へと移り変わろうとしているというのに、相変わらず立ち止まってばかりの西山繭子なのであります。
2017年09月01日幸せな恋をしたい女子のみなさま、こんにちは。「恋愛・婚活研究所」主宰のにらさわあきこです。婚活をしていると疲れるときってありますよね。「もう、誰とも知り合えないんじゃないか」と思い詰めて悲しくなる…。しかし、そんなときには「この条件を見直してみたらどう?」と言われる3つのポイントがあります。今回はその3つについてご紹介したいと思います。1.距離を広げる一つ目の条件は、「距離」です。実際、誰かと出会いたい時に、「好み」だとか生活する上での「譲れないポイント」ってありますよね。たとえば食事とか、休日の過ごし方だとか。そして、好みを変えてまでつきあうべきかは、悩ましいところです。しかし、そんな根本的なところを見直さなくても、「距離」を見直せば対象はぐっと広がります。たとえばあなたが東京都在住なら、探す範囲を関東全域にまで広げるとか、地方も視野に入れるとか、海外も見てみるくらいの意気込みを持つといいかもしれません。もちろん、「そんなところに嫁げる気がしない」という気持ちもありましょう。けれど、実際に出会ってみたら、気持ちが変わるのはよくあることですし、話し合いの末、男性が引っ越したり、職を変えるケースだってあります。要は、「不必要かもしれない条件」に縛られない精神を持ちましょうということです。2.対象年齢を広げるつづいては、「年齢」です。婚活男女はたいていの場合、同じくらいの年齢の異性を求める傾向にあります。女性の場合、35歳までは年上の男性を好み、35歳以降は同い年か年下の男性を視野に入れ始めます。けれど、“幅”が狭いとどうしても、対象となる数は限られます。先日取材した結婚相談所の相談員さんが言ってたのですが、「数字にこだわるうちは、なかなか成婚には至りません。『数字ではなく、人を見る』気持ちになると、心の通う交際をやっとスタートできるんです」。…そう、当たり前ですが、誰だって「優しくて思いやりある異性」と知り合いたいと願っています。そして「中身」を見るためには、ときとして「数字などの条件」が邪魔になることもあるという話。3.対象の収入を広げるその「数字」の最たるものが「年齢」と「収入」でしょうか。婚活女性を取材していると「収入よりも人柄や相性を重視する」という人がほとんどですが、数字を羅列されるとどうしても「より高い収入の男性」を求めたくなってしまうものです。でも、最後は、やっぱり「人対人」。「この人のためなら、私が稼ぎたい」と思えるほどの人に会うためにも時には数字を見ないで男性と対峙するのも大事なのかもしれません。婚活や恋活に行き詰まりを感じている人がいるとしたら、今回上げた3つのうちの一つでも見直してみてください。「素敵な出会いはきっとある!」そのためにも、いらない条件に縛られる自分をまずは開放しましょう!まとめ・距離・年齢・収入の幅を広げると出会いの数はぐっと増える。・必要のない“条件”に縛られるのは卒業しよう。
2017年08月30日世界中の映画賞を総なめにし、大人たちの心をわし掴みにした傑作ストップモーションアニメ『ぼくの名前はズッキーニ』が、2018年2月10日(土)より日本公開されることが決定。そのビジュアルが解禁となった。不慮の事故で母親を亡くした9歳の少年イカールは、母親がつけた“ズッキーニ”というニックネームを大切にしている。同じ年頃の子どもが集まる孤児院に連れていかれた彼は、はじめは馴染めずにいたが、それぞれに複雑な事情を抱える仲間たちと過ごし次第に心を開いてゆく――。子どもたちがたくましく生きていく姿と、それに寄り添う大人たちの何気ない毎日を追い、子どもたちにとって本当に大切なものが何かを、観るものの心に静かに問いかける珠玉の物語。年月をかけて丁寧に制作されたアナログな人形たちがみせる、感情豊かなストップモーションアニメーションが世界中から絶賛された本作。監督クロード・バラ、脚本セリーヌ・シアマによる、デジタルCGや3Dとは真逆の、懐かしくも驚きに満ちた笑いと涙あふれる作品は、第89回アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネートをはじめ、“アニメ界のアカデミー賞”アニー賞にも3部門にノミネート、アヌシー国際アニメーションフェスティバル2016では最優秀作品賞と観客賞をW受賞し、フランス最高峰の第42回セザール賞では最優秀脚色賞、最優秀長編アニメーション賞を受賞するなど、世界の映画界に一大旋風を巻き起こした。若き俊英グザヴィエ・ドラン監督がInstagramで祝福したことも話題を呼び、全米批評サイト「Rotten Tomatoes」では100%フレッシュ(好評価)という驚異の満足度を叩きだし、今年3月、作品名『ズッキーニと呼ばれて(My Life as a Courgette)』として「東京アニメアワードフェスティバル2017」で上映されるや、日本公開を切望する声がSNS上を駆け巡った。海外メディアからも「ティム・バートンを彷彿とさせるが、バートン作品にはない甘く切ない感情表現に成功している」(THE BUFFALO NEWS)、「トリュフォー(『大人は判ってくれない』監督)も気に入るに違いない!」(INDIEWIRE)、「切なくて心臓がえぐられる!」(THE PLAYLIST)と惜しみない賛辞が贈られている。『ぼくの名前はズッキーニ』は2018年2月10日(土)より新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月29日『ティム・バートンのコープスブライド』『コララインとボタンの魔女』のスタジオライカが日本を舞台に描く、アカデミー賞ほか世界の映画賞を席巻中のストップモーションアニメ『KUBO and the TWO STRINGS』(原題)が、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』の邦題で11月18日(土)より日本公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルと予告編も到着した。三味線の音色で折り紙に命を与え、意のままに操るという不思議な力を持つ少年・クボ。幼い頃、闇の魔力を持つ祖父に狙われ、助けようとした父親は命を落とした。そのとき片目を奪われたクボは、最果ての地まで逃れ母と暮らしていたが、更なる闇の刺客によって母さえも失くしてしまう。追手である闇の魔力から逃れながら、父母の仇を討つ準備を進めるクボは、道中出会った面倒見の良いサルと、ノリは軽いが弓の名手のクワガタという仲間を得る。やがて、自身が執拗に狙われる理由が、最愛の母がかつて犯した悲しい罪にあることを知る――。本作は、数々の傑作を送り出してきたストップモーション技術最高峰・スタジオライカが、「古き日本の世界」をテーマに、情感あふれる日本の風景や風習を、息を飲む美しさで描いたもの。本年度アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞のノミネートを始め、アニー賞にもノミネートされるなど、全世界の映画賞を総なめした話題作で、日本でも公開前にも関わらずSNS上では「早く観たい!」「公開はいつ?」と映画ファンの間で話題沸騰していた。今回この日本公開に先駆け、第30回東京国際映画祭の特別招待作品として上映も決定。そしてこのほど公開された、制作過程とアニメ映像が交互に映し出されるシーンから始まる予告編は、少年・クボが三味線の音色で折り紙に命を与えて操るという、不思議な力を発揮する場面などその映像美が垣間見える仕上がりに。呪いや犯した禁忌の代償など、日本の寓話をベースに描かれた深く壮大な物語が垣間見える、ドラマティックで衝撃的な予告編だ。また、監督が葛飾北斎からインスパイアされたという大波と月を背に、主人公のクボが三味線を構えて立つポスタービジュアルも同時に公開された。監督を務めたのは、黒澤明や宮崎駿を敬愛する大の日本マニアで、次回作に『トランスフォーマー』シリーズ最新作も控えたトラヴィス・ナイト。また、最先端クリエーターたちが壮大なセットの中で人形や美術を1コマ1コマ動かし、1秒間の映像のために24枚の写真を撮影しながら作り上げた努力と愛情の結晶に命を吹き込むボイスキャストには、シャーリーズ・セロン(サル)、マシュー・マコノヒー(クワガタ)、レイフ・ファインズ(月の帝)、ルーニー・マーラ(闇の姉妹)ら超豪華俳優陣が担当!大人にこそ観てほしい、圧巻のストップモーション絵巻がここに誕生した。『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』は11月18日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月24日