筆跡心理学では、文字の癖からその人の心理や性格を読み取ることができます。そして実は、その逆も可能です。文字の癖を変えることで、心理や性格は変わっていきます。つまり、筆跡で自己分析をしながら、性格改善もできるのです。今回は、筆跡改善のポイントを3つ具体的に紹介します。もし当てはまるところがあれば、早速今日から筆跡を変えてみましょう!■「筆跡を変える意識」が性格にも変化を起こすまずは、「筆跡を変えることで性格も変えられる」という理由を説明しましょう。人には、それぞれ行動傾向があります。そして普段の言動の多くは、頭で考えてから実際の行動に移しますよね。「文字を書く」ということも、何かしらの心理や考えが働いてする行動の1つです。例えば、せっかちな人は急いだ文字を書きますし、マイペースな人は丁寧でゆったりとした文字を書きます。これが筆跡心理学の考え方です。筆跡改善では、これと逆の発想を用います。思考が行動に表れるならば、行動を変えることで思考も変えられると考えるのです。ただし、単純に文字を変えただけで性格もすっかり変わるかと問われると、やはり難しいでしょう。大切なのは、文字を書く度に何度も「そうそう、私はこう変わりたいんだ」と意識して、自分自身に刷り込ませていくこと。筆跡改善による性格の変化は、文字を書くことで自分の意識を変えていく方法なのです。■【なりたい性格別】筆跡改善のポイントここでは早速、目指したい性格別に筆跡改善のポイントを紹介します。筆跡心理学セミナーで筆者が実際によく聞く「直したい性格」から3つをピックアックしました。◇(1)「コミュニケーション能力」を上げたいセミナー等で性格の悩みを聞くと、「人付き合いが苦手」という声は多く挙がります。社会生活をする上で、コミュニケーション能力は大切な要素。仕事でもプライベートでも、できるだけ円滑な人間関係を築きたいと思う人は多いでしょう。コミュニケーション力アップを目指すには、線と線をきっちりくっつけすぎず、適度に隙間を空けてみてください。そもそも、コミュニケーションが苦手な方の筆跡は、隙間が少ない傾向にあります。例えば、「口」という文字の1画目と2画目。ここの隙間を意識するとオープンマインドになります。他人に対して興味を抱きやすくなり、思いやりにあふれてくるでしょう。ただし、下の線はしっかり閉じること。下も隙間を開けてしまうとルーズさが目立ち、逆に人間関係で悪影響が出てしまう可能性もあります。また、へんとつくりの間は心の広さを表します。ここの隙間を少し開けるよう意識することで、心にゆとりができるでしょう。積極的に情報を得ようという姿勢になり、社交性アップも期待できます。逆に、へんとつくりの隙間が狭いと頑固になりやすく、場合によっては人間関係のトラブルにつながる可能性も。ぜひ「隙間」を意識してみてくださいね。◇(2)物事を継続する「意志の強さ」が欲しい勉強やダイエットなど、「何かを続ける」ということはなかなか大変なもの。最初のうちは頑張っていても、いつの間にか投げ出してしまう……といった経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。意志の強さや最後までやり遂げる粘り強さが欲しい場合は、文字ハネを強く書くよう意識してみましょう。また、最後の縦棒を下に長く書くこともポイントです。ここで大切なのは、最後の1画まで気を抜かないこと。自分が続けたいことを想像し「諦めない!」という気持ちを再認識するようにしてみてください。文字を書く度にしっかり意識できている場合は、ぜひ自分を褒めてあげましょう!◇(3)しっかり意思表示したい職場など組織の中で、自分の意思をうまく伝えるのは難しいものですよね。主張しすぎると悪目立ちしたり、輪を乱したりしてしまうし、かといってずっと黙っているのもストレスにつながるでしょう。そもそも意思表示することが苦手な方は、文字が小さい傾向にあります。そのため、まずはいつもより大きめに書くことを意識してみましょう。ノートの罫線や枠がある場合は、範囲いっぱいにのびのび書いてみます。無意識のうちに自分が作っているガードを取り払うイメージです。また、縦棒の上部を短く書いている場合は、少し長めを意識してみましょう。縦棒が短い方は協調性に富んでいるのですが、自己主張は苦手な傾向があります。縦棒を上に伸ばすことで上昇志向が高まり、自己アピールがうまくできるようになるはずです。ただし、あまりに縦棒を長くしすぎると我が強くなりすぎるところも。文字の1/3程度を意識して、適度に伸ばすのがポイントです。■文字を変えれば性格も変わる!筆跡改善は、何度も繰り返すことで徐々に意識を変えていく方法です。例えば受験をする時「めざせ○○大学合格!」と書いて貼るなど、日頃から見えるところに目標を掲示することで意識改革をしますよね。それと同じように、筆跡改善でも文字を書く度に「変わろう」と意識したり、変化した自分をイメージしたりすることで、徐々に成果が表れてくるものです。そのため、筆跡改善は最低でも半年は必要。1年くらい続けると、かなり意識改革ができるでしょう。スマホなどデジタルツールが主流となり、なかなか文字を書く機会が減っている時代。あえて紙の手帳を使ったり、日記をつけたりするなど、日々の習慣に取り入れることでより筆跡改善は進むかもしれません。(関由佳)※画像はイメージです
2024年04月03日筆跡心理学を用いれば、文字を見るだけで性格や心理を読み取ることが可能です。中には、ちょっぴり困った性格を表す筆跡があるのも事実。だからこそ、筆跡を見ることトラブルが起こる前に適度な距離を取れるでしょう。そこで今回は、クセの強い「要注意人物」に見られがちな筆跡を紹介します。■クセ強な性格を見抜く筆跡のポイントコミュニケーションに関してやや注意が必要な人には、どんな筆跡が見られるのでしょうか?◇(1)ひっかける線がある人は「神経質」線の最後にひっかくような小さい線が入る人は、神経質なタイプ。細かいことが気になる性格で、重箱の隅をつつくように指摘したり、自分の意に反することがあると小言を言ったりするところがありそうです。ただし、こだわりが強いことと細かい部分に目がいくところは、見方を変えれば強みになることもあります。その性格を適した場面で使えば、良い方向に生かすこともできるでしょう。もしこの筆跡がある人と仕事などで関わる場合は、相手のこだわりポイントを先につかんでおくと良いでしょう。気になるところが分かっていれば、事前に対応することもできます。ちなみに、行書のように線が次の線につながる文字は「連綿型」というもので、上記の筆跡とは異なります。連綿型の字を書く人は、情緒的で世話好きな人が多いです。◇(2)右下がりの文字を書く人は「あまのじゃく」筆跡心理学は、日本ではまだ歴史の浅い学問であり、基本的に右利きの筆跡を対象としています。そして、右利きの8~9割は、右上がりの文字を書く傾向があります。そんな中、数少ない右下がりの文字を書く人は、あまのじゃくな批評家タイプ。人と違う意見を持ちやすく、他人と意見が食い違った場合に相手のことを「間違っている」と強く非難する傾向があります。もし同僚の中に右下がり筆跡の人がいる場合、会議がうまく進まなかったり、なかなか意見がまとまらなかったりするかもしれません。ただしこのタイプは、ブレストの時など多くのアイデアが必要な時に、斬新な案を出してくれる可能性があります。もし反論されても「面倒くさいな」と思わずに、その人の斬新な視点で参考にできるところがないか探してみると良いでしょう。なおこの右下がり筆跡は、学者や評論家といった肩書きの人にも見られやすい傾向も。あえて一般的ではない、斬新な考え方が必要な職業に適した筆跡なのかもしれません。ちなみに右上がり筆跡の人は、ルールを重んじ団体行動が得意なタイプ。保守的な性格で、組織において誠実なふるまいをする人が多いです。ただし極度に右上がりの文字を書く人は、押しに弱く他人の影響を強く受けてしまう傾向が。「人の言いなりになってしまう」「自分の意見が言えず我慢している」という方は、傾きを少し下げてみましょう。◇(3)極度に崩れた文字を書く人は「自分の都合の良いように解釈する」何となく読めるけれど、学校で習ったものとは少し違う崩した文字を見たことはありませんか?やや無理がある奇妙な文字を書く人は、クセが強い性格の持ち主といえそうです。正式な文字を自分の書きやすい形に変えるというのは、自分の都合の良いように物事を解釈する性格を表しています。また、他人から見て読みにくい文字を書くという点でも、周囲への配慮が欠けてしまっているといえそう。このような文字を書く人と接する場合は、まず相手の主張を先に聞いてから返答を考えましょう。とはいえ、この筆跡を持つ人は珍しい特技や非凡な才能を持っている傾向もあり、一風変わっていながらも優秀な人である可能性があります。学べるところは学び、適度な距離感を保って接すると良いでしょう。◇(4)異常接筆がある人は「トラブルメーカー」通常は伸ばさない線を長く書き、隣にあるへんやつくりを突き刺すような文字は「異常接筆」と呼ばれ、クセの強い性格を表します。この文字を書く人はトラブルメーカーになりやすく、いわゆる「空気が読めない」行動をしやすいといえます。怖いもの知らずで、どこまでも自分の信念を貫くタイプ。そのため、思わぬところで強硬手段に出るなど、組織の輪を乱す可能性があるでしょう。この筆跡は、ラグビー選手やプロレス選手など、敵に立ち向かう勇気と精神力のある人にも見られるものです。つまり、そのくらい強いメンタルを持っている人ともいえます。この筆跡を持つ人とは、適度な距離感で付き合うのが吉。どうしても深く関わる必要がある場合、こちらで指揮をとれる状態で仕事を任せるのが良いでしょう。■筆跡をコミュニケーションに役立ててみよう今回紹介した文字の特徴が自分自身に当てはまった場合は、筆跡を改善してみましょう。筆跡を変えることで、徐々に性格も変わっていきます。以前、筆者が筆跡分析をした人で、周囲とのトラブルが増えて悩んでいた方がいました。トラブルの原因となっていた性格を表わす筆跡を改善したところ、徐々に考え方が変わり、人間関係の衝突がなくなったというケースもあります。筆跡は、自分と相手の良好な距離感と関係性を築くヒントになるのです。ぜひご自身や周囲の人の筆跡に注目してみましょう。(関由佳)※画像はイメージです
2024年03月06日文字の特徴から性格を読み解く筆跡心理学ですが、うまい・へたは関係ありません。むしろ、個性的な筆跡によって「芸術的センス」の資質が見えることも。そこで今回は、芸術的センスのある人に見られる筆跡を紹介します。■「芸術的センス」を見極める筆跡のポイント今回紹介する分析ポイントは4つ。紙とペンを用意して、ご自身の文字をチェックしてみましょう!◇(1)払いの始まりがズレている人は「鋭い感覚の持ち主」色や香り、音に敏感な人に見られるのが「起筆ズレ型」。例えば「木」や「東」など、左右の払いの始まりが十字の中心点よりも下や左右にズレている筆跡です。この特徴がある人は、理屈よりも感覚を重視するタイプ。勘が良い人にも多く見られます。味や香りを見極めるのが得意だったり、素材の質感や色彩にこだわったりなど、鋭い感覚を持つ傾向があるでしょう。またファッションやインテリアに自分なりのこだわりを持っている人も多いです。持ち前の鋭い感覚を生かして、クリエイティブな仕事に就ける可能性もあるでしょう。ただし、細かいことに気づきやすいともいえるため、大ざっぱな人やあまりこだわりがないタイプの人とは相容れない可能性もあります。こだわりを貫くのは自分のプライベートな範囲にとどめて、周囲の人には多くを求めすぎない方が楽かもしれません。◇(2)縦棒が曲がる人は「個性的なものが好き」長い縦棒が湾曲する「線湾曲型」も、芸術的センスがある人に見られやすい筆跡。デザインのアイデアなど、個性的な感性を持っているタイプでしょう。実際にデザイナーなどのクリエイティブな仕事をしている人によく見られる傾向があります。また、角を丸く書くなどの筆跡も、漫画家やデザイナーに見られやすい文字。個性や柔軟な思考が、文字にも柔らかい印象となって表れているのでしょう。これらの筆跡がある人は、生き方などにおいても個性的な方向を好みます。ちょっぴり変わり者タイプともいえますが、センスは折り紙つき。面白いアイデアが飛び出してくることも多いはずです。◇(3)文字の並びがうねる人は「恋多き芸術家!?」筆跡診断では、文字の癖だけでなくその並び方からも性格を見ることができます。芸術的センスのある人は、住所や名前など複数の文字を書く時、なだらかにうねるような並びが見られます。この特徴がある人は感性が豊かで、音楽家やダンサーなどに多く見られるでしょう。また情熱的な面があり、恋愛経験が豊富な傾向も。「恋多き芸術家」といえるかもしれませんね。◇(4)四角い文字の下を閉じる人は「芸術的感性アリ」「門」や「開」などの門構えや「岡」などの四角い文字を書く時、下側を閉じるように書く人も芸術的感性のあるタイプ。文字の見栄えとして閉じ気味に書く方がおさまりの良い印象を与えるため、そのあたりにセンスを感じさせます。ただしこの特徴を持つ筆跡は、運気という意味ではあまり良くありません。繊細さ故に継続することが苦手だったり、人間関係がうまくいかなかったりと、何事も尻つぼみになりやすい傾向があります。開運筆跡という観点では、四角い文字の下側をやや開くのが吉。筆跡を意識することで、徐々に安定的な感覚が身につくでしょう。関連記事はこちら▼安定した生き方を好む人の筆跡をチェック■文字の癖は個性の表れ!芸術的なセンスのある人は、丸みやズレなど文字にも個性が表れています。あなたが持つ唯一無二の感覚を生かして、ぜひ仕事やプライベートを充実させてくださいね。(関由佳)※画像はイメージです
2024年02月21日貯金をしたいと思いながら、実際にはなかなか貯められていないという方も少なくないのでは?筆跡心理学では「貯金ができる性格」に見られる文字の癖というものがあります。そして文字の書き方を意識することで、徐々に性格にまで影響を与えられるのが筆跡心理学のおもしろいところです。今回は、貯金ができる性格を筆跡診断していきましょう。■「貯金ができる筆跡」を見極めるポイント今回紹介する分析ポイントは2つ。紙とペンを用意して筆跡をチェックしてみましょう!◇(1)「口」の隙間をチェックまずは、「口」という文字を書いてみてください。チェックするポイントは3カ所の角です。1画目と2画目の接する部分である左上は、お金や人脈、情報の入り口です。左上が開いていると、収入やその源となる要素が入ってきやすいと考えます。そもそも、左上が開いている人は、オープンマインドタイプ。心にゆとりがあって寛容であり、臨機応変な対応が得意です。そのため、仕事がデキる人にも多い筆跡でしょう。つまり、有能で人との繋がりがあり、情報を得る機会も多いため、お金が入ってきやすいと考えられるのです。逆に、下の左右の角はお金の出口。左右どちらもぴったり閉じている人は、堅実な性格といえます。けじめがつけられるタイプで、オンオフの切り替えも上手でしょう。左右どちらかが開いてしまう人は、人当たりが良く楽観的な性格。その分、お金や人付き合いにややルーズさがあるかもしれません。例えば、お金がないにもかかわらず、人にごちそうしたり、その時の気分で散財したりしてしまうのです。無駄遣いをしないよう、下の角は左右共にきっちり閉じましょう。まとめると、「お金が貯められる」という点でベストな「口」の筆跡は、上の角が開いていて下の角は閉じているタイプ。上も下も開いている人は、お金が入ってくるけれど貯められないタイプ。上も下も閉じている人は、限られた収入の中で堅実にやりくりするタイプ。上が閉じていて下が開いている人は、なかなかお金が貯まりにくいタイプでしょう。◇(2)下に伸ばす縦棒の長さはどれくらい?「申」「帰」「市」など、縦棒を長く伸ばして書く人は、結果にこだわって最後まで諦めない性格の持ち主。最後の1画をわざわざ丁寧に長く伸ばすというのは、できる限り労力をかけようとする気持ちの表れです。ここでのポイントは「結果にこだわる」というところ。できるだけ良い成果を出したいという気持ちが強い人は、貯金に関しても目標達成に向けて努力をし続けられる人といえるでしょう。また、諦めない性格なだけに、出世しやすい筆跡とも考えられています。仕事で出世すれば、それだけ収入アップも見込めるということです。■筆跡で性格は変わる?「筆跡を変えたからって性格が変わるなんて……」と疑問に思う気持ちはよく分かります。確かに、文字の書き方を変えたからといって、その瞬間からすぐにお金が貯まるわけではありません。筆跡によって性格を変えるには、少なくとも半年~1年ほどかかります。長い時間をかけて文字の癖を見直すことで、文字を書くたびに「貯金できる性格になるぞ」と思い出し、徐々にその思いが性格として刷り込まれていくのです。前回の記事でも書きましたが、生活環境が変わることで自然と筆跡が変わる時もあります。上述した縦棒を長く伸ばす筆跡についても、実際に、今までは長く伸ばしていた人が育児をするようになって時短勤務になったところ、縦棒が短くなったというケースがありました。やはり筆跡と生活環境には、ある程度のつながりがあると考えられるのです。つまり、筆跡を変えることで意識が変わり、生活環境にも変化が出る可能性はあるでしょう。貯金しやすい性格とは、単にお金を貯める能力があるというだけでなく、仕事人として有能な資質を持っているともいえます。筆跡を変えて、仕事も貯金力もグレードアップさせましょう!(関由佳)※画像はイメージです
2024年01月24日日々忙しくしていたり、環境の変化があったりすると、ちょっとした不調を見逃してしまいがち。そんな時、筆跡から不調のサインを見つけることができます。筆跡心理学とは、筆跡を見て性格や心理を読み解く学問のこと。日本ではまだ歴史の浅い分野ですが、ヨーロッパでは140年以上も前から研究されているメジャーな学問です。今回の記事では、不調のサインを表す筆跡を紹介します。自分の体調はもちろん、同僚や家族など他人の不調サインも読み取れるので、ぜひチェックしてみてくださいね。■筆跡から「不調サイン」を見極めるポイント今回紹介する分析ポイントは3つ。紙とペンを用意して筆跡をチェックしてみましょう!◇(1)細かい部分がつぶれている「識」や「創」など画数の多い文字中にある、「日」や「口」がつぶれているかどうかをチェックしてみましょう。もし、空間に隙間がなくつぶれている場合は、肉体的・精神的に疲れやストレスを抱えている可能性があります。文字を書くという行為は、それなりに労力を使います。特に、パソコンで文章を書くことに慣れている現代人は、ペンを持って書くことに対してよりパワーを使うのです。そのため疲労やストレスがある時は、手に力が入りにくかったり気力が湧いてこなかったりして、それが文字にも表れてしまいます。実際、筆者も寝不足の時は、メモの文字がつぶれているなと感じることがあります。実体験からいうと、できるだけ力を使わないよう簡略化して書こうとしたり、集中力がなく書くことをまとめきれないまま手を動かしたりすることで、文字がつぶれてしまうイメージです。ちなみに、元からせっかちな性格な人は、急いで文字を書くことでつぶれてしまうこともあります。普段からつぶれ気味の方は、必ずしも不調のサインというわけではないかもしれません。◇(2)直線がブレたりゆがんだりしている通常、まっすぐ書くはずの線がカクッと途中でブレていたり、ゆがんでいたりしたら、気力や体力が弱っているサインかもしれません。思ったように手に力が入らない、文字を書く力が湧いてこないという状態だと、力強く書くことができず線がブレてしまうのです。もし自覚がなかったとしても、この筆跡が見られた時はぜひ休息を心掛けましょう。◇(3)急に文字が小さくなる文字の大きさには、その人の外向性が出ます。普段から文字を大きめに書く人は、行動力があって外向的。オープンマインドな性格で、しっかり自己主張できるタイプが多いといえます。一方で、文字を小さめに書く人は、控えめで内向的。思ったことをあまり口にせず、大人しいタイプが多いといえます。または、大きな体格にコンプレックスがある場合も「小さく見られたい」という心理から、文字を小さく書く傾向があります。元々は大きめの文字を書いていた人が、ある時から急に小さく書くようになった場合は注意が必要です。何かに抑圧されて、ストレスを抱えている可能性があります。どんなことにストレスを感じているのか、自身の心に問いかけてみましょう。■その時の心理状況で筆跡は変化する!筆跡分析のセミナーなどで、よく参加者の方から「その日によって字が違う」と言われることがありますが、筆者自身もそう感じたことがあります。みなさんも、子どもの頃や学生時代と今の文字を比べると、きっと違いがあるのではないでしょうか?心身の状態によって行動が変わるのと同じように、その時々で筆跡も変わるもの。「役職に就いたら上昇志向を表す筆跡が出てきた」など、環境が変わった時にも筆跡は変化します。つまり、筆跡によってリアルタイムの自分が見えるということなのです。過去と比べれば、心境の変化も見えてくるでしょう。ぜひ昔の手帳やメモを引っ張り出して、筆跡を観察してみてください。不調も含め、思いがけない発見があるかもしれませんよ。(関由佳)※画像はイメージです
2024年01月10日先の自民党総裁選で、立候補した4人の筆跡から、いち早く「岸田氏勝利」を自身のブログで事前予想。見事的中させた筆跡仕事人・芳田マサヒロさん。今回は、岸田氏の書いた色紙の筆跡から“首相の器”について診断。まずは、首相に求められる「リーダーシップ力」から。「ポイントは文字の中の横線の上に突き出た縦線の長さ。名前の『雄』が特徴的です。ほとんど上に突き出ていない(写真の(1)参照)。これはカリスマ性のあるリーダーというより、周りの空気を読みながら指揮を執るタイプに多い。さらに押しにも弱く、押しの強い人に押し切られてしまうことも」(芳田さん・以下同)3A(安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁、甘利明幹事長)は押しが強そうだが、大丈夫だろうか?次は「コミュニケーション力」。これもリーダーに必要不可欠だ。「漢字のへんとつくりの間の広さから、周りの意見やアドバイスを受け入れる“聞く耳”を診断できます。『縫』、『雄』のへんとつくりの間は、ビッチリ閉まっていて、見るからに極狭です(写真の(2)参照)。こういう字を書く人は、話を聞くといいながら、実は話半分で聞いているタイプに多い。コミュニケーション力はあまり高くないかも」岸田首相の特技は「人の話をしっかり聞くこと」だったはずだが……。最後は一国の首相としての「責任感」。「責任感の強さは、はねの強さで見ます。『衣』のはねの強さはハンパなく、責任感に関しては申し分ない(写真の(3)参照)。粘り強さや忍耐強さがありますが、あきらめの悪さも兼ね備えている。一人で背負いすぎてしまうところがあるので、ストレスを抱え込むことも。その他、気になる特徴としては『天』『衣』『無』『文』など、文字の横線の右上がり度が強いことです(写真の(4)参照)。これは慣習や伝統を重んじるタイプで、組織主義的で保守性が強い。機転がきかない」責任感はあるが、リーダーシップ、コミュニケーション力にやや難あり。はたして岸田内閣の運命はいかに!
2021年10月14日筆跡は小さい頃からの書き方のクセや、その人の性格と密接だとされています。細やかな人は丁寧な字を書きますし、おおらかな人は文字も大きくてダイナミックですよね。もちろん、シチュエーションにもよりますが、リラックスしてある文字を書いてみましょう。そこで今回は、「楓(かえで)」の筆跡から「相性のいい男性の年齢差」を診断いたします。それでは早速、紙に「楓」の文字を書いてみてください。■ 木の左はらいが長い【相性のいい男性の年齢差+5~10歳】あなたは努力家で何に対しても一生懸命。人を感動させる才能をもっていると言えます。自分に甘えず、キチンとしないと!という規範意識があるでしょう。そんなあなたに対して、5~10歳年上の男性もエールを送りたくなるようです。プライドを持って仕事をする姿勢や、凛とした態度は多くの年上男性の心を惹きつけるはず。ただ、自分を認めて欲しい気持ちが強すぎると、「構ってちゃん」に見えてしまうこともあるから、謙虚さを意識して。そうすれば、彼の心もあなたのものになるかも!■ 木の右はらいが長い【相性のいい男性の年齢差-2~4歳】あなたは理想を大切にして、それに向かって努力するまっすぐな精神を持っていると言えます。「こうありたい!」という思いが周囲にも伝わるため、きっと2~4歳年下の男子もあなたのひたむきな姿にキュンとするのでは。計画をきちんと立てて、なりたい自分になるために必要な勉強をしていきます。いっぽうで、自分の学んだ知識を後輩や部下に教えることも得意なあなただから、年下男子の心を鷲掴みにするでしょう。でも、あまり細かいところを気にしすぎると、神経質かも…… と思われちゃうので、気をつけて。■ 風の左上の接筆部分が開いている【相性のいい男性の年齢差±2歳】あなたは何でも、ポジティブな気持ちを持って取り組めるチャレンジ精神を持っていると言えます。楽天的でほがらかなあなたなので、ふとした事で±2歳差あたりの同年代の彼も微笑ましく感じることがあるみたい。太陽のように人の心を照らして勇気づけることができるあなたの情熱を、彼が気づいてくれたら好感触の予感。ただ、少し無責任なところがあるので、最後までやり遂げる習慣を身につけて。■ 風のはねが強い【相性のいい男性の年齢差+2~5歳】あなたは責任感があり、決められたことを最後までキチンとできるところが持ち味。スピードは早くありませんが、「ウサギとカメ」のように最後は目標を達成するあなたを、+2~5歳年上の男性も一目置いているところが。陰で努力するタイプなので、頑張りをあまり表に出すことがなく謙虚な印象を持たれることも。ただ、あなたは少し人見知りするところがあるようなので、もう少し人に甘えられるようになってみましょう。そしたら、彼とも接点が生まれてくるはず。彼を頼っても良いのです。■ おわりに自分のことを知るうえでは、血液型、生年月日、手相、人相などさまざまな診断方法がありますが、筆跡診断も意外とその手立てとなってくれるもの。実は、その人の書いた文字は、脳の奥深い所にあるイメージをもとに表現されているとされ、日常の行動や習慣がヒモづけられているという説もあるのです。人それぞれの筆跡が異なるように、脳のつくりも異なるため、相性の良い異性との年齢差が生まれてくるのかもしれませんね。(脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年01月11日筆跡は小さいころからの書き方のクセや、その人の性格と密接とされています。細やかな人は丁寧な字を書きますし、おおらかな人は文字も大きくてダイナミックですよね。今回は、水曜日の「水」の筆跡から「男性からの愛され女子度」を診断いたします。それではさっそく、紙に「水」の文字を書いてみてください。■ 突き出し(水の縦線)が目立つ…元気を振りまく前向きタイプ愛され75度%あなたは活発で明るい魅力がある、太陽のような存在。落ち込んだ異性を明るく励ますなど、とにかくエネルギッシュなので、愛され要素を多分に秘めています。ただ、少しお節介なのと、常に自分のペースで物ごとを進めていきたいところが。相手の状況お構いなしに踏み込んでしまうため、引いてしまう男子も。相手のペースにも配慮できれば、間違いなくモテ女子になれるはず。■ 書き出し(水の左側)が目立つ…素直で目立つ愛されタイプ愛され度90%あなたは人から好かれる人気運があります。天真爛漫で自分の感性を信じるため、好きなもの・人には、素直かつ大胆に「好き!」と言えるでしょう。まさに可愛い妹系の性格ですが、ひとつ注意点も。あなたの場合、自然体のままでモテモテなので、下手な打算やプライドを重視すると、痛い目にあうことも。自分の純粋さをフル活用して相手の心をつかむのがベストですよ。■ ハネ(水の下部)が強い…責任感が強いマジメタイプ愛され度45%あなたは責任感が強い、いわゆるマジメな優等生タイプ。ただ、仕事や学業では持ち前の能力を発揮できるのに、恋愛となると途端に大人しくなってしまいます。そのため、本音を語らず、気になる彼のサポート役に回ることも少なくありません。会社や学校・サークル内であなたのことをよく知る相手から好かれることが多く、そういう意味では狭い範囲でモテる傾向が。もう少し自分の思いを彼に話せれば、あなたの純粋さが伝わるはずですよ。■ 払い(水の右部)が長い……一途だけどウジウジ女子愛され度20%あなたは典型的な尽くすタイプの性格。失恋すると、いつまでも過去の恋を引きずってしまうような、ピュアな性格の持ち主です。恋をすると相手に合わせようとする意識が強くなるため、付き合う相手によってガラリと印象が変わってしまうところがあります。そんなあなたに必要なのは、駆け引き力。もしかすると、あなたは相手に尽くしていれば、愛されると思っていませんか?彼が本当に欲しいものを焦らしながら差し出す姿勢を学べれば、モテ女子に大変身できるでしょう。■ おわりにもしもあなたがモテ女子になりたければ、日頃文字を書くときに、筆跡を変えることでなりたい自分に近づけます。自信が持ちたいなら、枠からはみ出すくらい大きな文字を書きましょう。そのときに、右側が少し上がるようにするとさらに自信がアップ!男子からモテモテになりたいなら、小さくて丸い文字がモテ字を書くようにしましょう。「はらい」の左側を長くするとアイドル型の華やかな性格に。このように、文字から性格を変えることも可能なのです。ぜひ、試してみてくださいね。(脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年02月22日ネット上で字が汚ないとか、ポーズだけとの批判も相次いだ沢尻エリカ(33)の謝罪文。だが、筆跡の専門家は、そこに彼女の素直な思いと、本当の性格を読み取ったーー。「真面目に書いた文字のほうが、その人の本質がよく表れます。芸能人はサインをするとき、よく崩した文字を書きますが、そういうものだと本質は出にくい。その点、謝罪文ではそういう字を書く人はいませんから、その人の本質が表れやすいのです」こう語るのは、これまでに3,000人以上の筆跡カウンセリングを行っている「筆跡仕事人」こと、芳田マサヒロさん。筆跡には、書き手の人間性と“そのときの状態”が表れるという。2月6日、東京地裁で、麻薬取締法違反の罪により懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を受けた女優の沢尻エリカ。判決後、彼女は所属事務所を通して直筆の謝罪文を発表したのだが、すぐさまネット上では“字が下手すぎ”といった手厳しい声が飛び交いお祭り騒ぎに……。「批判的な声は多くありましたが、今回の沢尻さんの字は、けっしてうまくはないですが、真っすぐで素直な部分が出ています。社交辞令的な謝罪文ではない、心が入った字だと感じました」(芳田さん・以下同)謝罪文を診断した芳田さんによると、沢尻は「このまま女優を続けるべき存在」だという。「女優としての感受性が鋭い人の文字ですよね。まず、“変形字型”“はね強型”であること。そして“空間つぶれ型”の字であることです。女優としての高い素質を感じます。むしろ、普通の仕事につくのは難しいと言ってもいいかもしれません」しかし、気になる点も。「“行うねり型”なところです。この特徴を持つ人は、気持ちが流されやすく、誘惑に弱い。さらに、“非等間隔型”である点。よく言えば自分に正直とも言えるのですが、欲望にも正直という側面もあるのです」10年以上、薬物を使用していたという自制心の弱さが文字に表れているのだ。また、一部の字のみ“開空間広型”であるという点からは、女優という顔を守りつつ、仲間内ではハメを外し“禁じられた遊び”に興じていた彼女の日常生活が垣間見えたそうだ。芳田さんは、筆跡を改善すれば“なりたい自分になる”こともできるという。「誘惑に負けないために、沢尻さんは、横線の非等間隔を直したほうがいいですね。感情でなく、理性で物事を考えるようになれるので、客観的な判断ができます」「女性自身」2020年3月3日号 掲載
2020年02月20日筆跡は小さい頃からの書き方のクセや、その人の性格と密接だとされています。細やかな人は丁寧な字を書きますし、おおらかな人は文字も大きくてダイナミックですよね。今回は、田んぼの「田」の筆跡から、恋愛における「あなたの弱点」を診断いたします。それでは早速、紙に「田」の文字を書いてみてください。■ 右上がりである…おカタ過ぎで自分を表現できない右上がり文字のあなたは、ルールを守る性格で、先生や親の言うことをちゃんと聞くタイプ。少し堅すぎるところもありますが、信頼度はバツグンでしょう。ただ、何でもそのままストレートに受け止めてしまうため、恋を型にハメようとする傾向が強すぎるかもしれません。マジメな性格ゆえに「恋愛はこういうもの」「彼はこうあるべき」という概念に縛られてしまい、お互い不自由になってしまうようです。「恋は楽しむためのもの」という発想が欠けているので、もう少し気楽に構えましょう。■ 全体的に角ばっている…完璧主義で理想が高すぎるカクカクした文字を書くあなたは、生真面目で何ごともきっちりした性格の持ち主。勉強や仕事で評価されることも多いでしょう。でも、理想が高過ぎて、現実から目を背ける考え方をしてしまうところ。もしかしたら、リアルを直視するのが少し怖いのかもしれません。確かに恋愛はきれいごとだけではないと言えます。しかし、それを受け入れながら恋をしていかないと、足元をすくわれることも。甘い言葉に惑わされて、ろくでもない男の世話をするなんてことにならないように注意しましょう。文字に少しまるみをつけるようにすると、柔らかい印象になれますよ。■ 全体的に丸っこい…受け身で流されやすい丸文字のあなたは、人の心がわかる優しいタイプ。丁寧でやわらかい印象をもたれるでしょう。おしとやかな性格から、異性からも好かれます。ただ、何でも相手を尊重しすぎて受け身になるところが。彼の言うことを間に受けすぎる素直なところも、度が過ぎるとマイナスに。相手が冗談で言ったようなことも、きちんと覚えていて、どんな無理難題にも応えようとするところが、彼を「コイツは俺のためなら何でも聞いてくれる」と勘違いさせてしまうようです。イヤなものはイヤだとハッキリ意思表示しましょう。■ 接筆部が開いている…余計なことまで言ってしまう接筆部とは、縦と横の線が接する部分を指し、ここが開いているあなたは、社交的で人見知りしない性格の持ち主。偏見なく人を受け入れられるタイプです。ただ、何でもストレートに厳しいことを言い過ぎるところが。あなた自身は「相手のために言ってあげている」という意識かもしれませんが、相手からするとグサグサと痛いところを突かれているような気分になるでしょう。もう少し言葉をオブラートに包まないと、彼の心も離れていってしまうかもしれません。柔らかい表現を心がけて。■ おわりに自分のことを知るうえでは、血液型、生年月日、手相、人相などさまざまな診断方法がありますが、筆跡診断も意外とその手立てとなってくれるもの。実は、その人の書いた文字は、脳の奥深い所にあるイメージをもとに表現されているとされ、日常の行動や習慣が紐づけられているという説もあるのです。人それぞれの筆跡が異なるように、脳のつくりも異なるため、文字の特徴が生まれてくるのかもしれませんね。(脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年01月14日