キル フェ ボン(Qu’il fait bon)は、新作フルーツタルト「北海道産 らいでんメロンのタルト」を2018年8月16日(木)よりキル フェ ボン全店で販売。また、グランメゾン銀座 / 青山 / 東京スカイツリータウン・ソラマチ店 / 横浜店では「北海道日高産 すずあかねとココナッツのタルト」も限定発売する。「北海道産 らいでんメロンのタルト」は、芳醇な香りととろけるような甘みが特徴のらいでんメロンを主役にしたスイーツ。練乳を効かせた、なめらかな食感のババロアと組み合わせ、みずみずしいらいでんメロンの果肉を一面に飾った。「北海道日高産 すずあかねとココナッツのタルト」は、同じく北海道で育ったイチゴ・すずあかねにフォーカス。フレッシュなすずあかねをタルト一面に並べ、ココナッツを効かせた滑らかなムースとマッチさせた。すずあかねは、鮮やかな赤い果皮とほんのり薄紅色を帯びた白い果肉が特徴。甘酸っぱく爽やかな味わいが楽しめる。【詳細】・「北海道産 らいでんメロンのタルト」価格:piece 800円、whole(25cm) 7,560円販売期間:2018年8月16日(木)~9月下旬頃※予定取り扱い店舗:キル フェ ボン全店・「北海道日高産 すずあかねとココナッツのタルト」価格:piece 1,082円、whole(25cm) 10,260円販売期間:2018年8月16日(木)~9月下旬頃※予定取り扱い店舗:キル フェ ボングランメゾン銀座 / 青山 / 東京スカイツリータウン・ソラマチ店 / 横浜
2018年08月19日「東京ミッドタウン デザインタッチ2018(Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2018)」が、2018年10月19日(金)から11月4日(日)までの期間、東京ミッドタウンにて開催される。「東京ミッドタウン デザインタッチ2018」は、“デザインを五感で楽しむ”をコンセプトとした秋のデザインイベント。12回目の開催を迎える今回は「みらいのアイデア」をテーマに、国内外で活躍・注目されるデザインやデザイナーが集結し、作品を展示。デザインの魅力や可能性を身近に体感することができる。メインイベントは、ミッドタウン・ガーデン及び芝生広場で開催されるみらいの公園「パークパック バイ ウルトラパブリックプロジェクト」。組み立てるとテーブルや椅子になるツールが収納されたコンテナによって、芝生広場が遊び場やシネマに変身。公園の可能性を提示していく実験的な取り組みとして披露される。ミッドタウン・ガーデンでは、コンテンポラリーデザインスタジオ「ウィープラス(we+)」が手掛けるインスタレーション「スウェル(Swell)」を展示。“みらいのアイデア”として提案されるメッシュを使用した作品は、風を受けることにより生まれる曲線や、メッシュに反射する光の変化で風を可視化。まるで生きものが呼吸を楽しんでいるような、心地のよい空間が広がる。その他にも、「東京ミッドタウン デザインタッチ2018」に関わるクリエイターなどのトークセッション「デザインタッチ カンファレンス(DESIGN TOUCH CONFERENCE) by 東京ミッドタウン・デザイン部」や、イベント参加者とともに未来の社会を考えるイベント「未来の学校 powered by アルスエレクトロニカ ―グッバイワーク(GOODBYE WORK)展―」など、様々な観点でテーマを捉えたコンテンツが用意されている。【詳細】「東京ミッドタウン デザインタッチ2018」開催期間:2018年10月19日(金)~11月4日(日)■「パークパック バイ ウルトラパブリックプロジェクト」期間:2018年10月19日(金)~11月4日(日) ※雨天荒天中止場所:ミッドタウン・ガーデン及び芝生広場■「スウェル」期間:2018年10月19日(金)~11月4日(日)時間:11:00~21:00 ※雨天荒天中止場所:ミッドタウン・ガーデン参加費:無料■「デザインタッチ カンファレンス by東京ミッドタウン・デザイン部」期間:2018年10月26日(金)~10月29日(月)予定 ※期間中、10コマのトークセッションを開催予定。申し込み:「東京ミッドタウン デザインタッチ」特設サイトで10月上旬より内容詳細発表・申し込み開始場所:東京ミッドタウン・デザインハブ、東京ミッドタウン カンファレンスなど■「未来の学校 powered by アルスエレクトロニカ ―グッバイワーク展―期間:2018年10月26日(金)~11月4日(日)場所:東京ミッドタウン館内モニター【問い合わせ先】東京ミッドタウン・コールセンターTEL:03-3475-3100
2018年07月29日吉凶を占うおみくじは、神社やお寺へ行ったときの楽しみのひとつ。唯一無二の個性あふれるアイテムをピックアップしました。筒状の箱を振って棒を出したり、箱に入った紙片を引くのがスタンダードとされるおみくじ。でも、世の中には、くじの入れ物が独特の形をしていたり、人形が運んでくるものなど、普通とは違う進化系がたくさん存在する。書かれている内容も千差万別で、なかには大吉から大凶までの運勢が書かれていないものや、海外の人も楽しめる英語のくじも…。気になるものを見つけて、来年の初詣に引いて楽しんでみよう。エンタメ性にあふれた愉快なおみくじ大集合。鞍馬天狗の佇まいに圧倒!由岐(ゆき)神社の天狗みくじ京都にある鞍馬山に佇む、厳かな雰囲気が漂う由岐神社。歴史ある拝殿は国の重要文化財に指定されており、多くの人が訪れるパワースポットとしても知られている。その一角にあり、思わず目を奪われるのが、インパクトが強すぎる天狗みくじ。天狗の形をした真っ赤な販売機の中には、おみくじがささった天狗のキーホルダーがぎっしりと詰まっている。天狗は鞍馬山のシンボルゆえ、お土産としても人気があるそう。中身を読んだ後は、カギやバッグにつけて。由岐神社京都府京都市左京区鞍馬本町1073TEL:075・741・1670東京大神宮は、おみくじの種類もスゴかった!初めて神前結婚式を行った神社であることから、縁結びにご利益があるとして知られ、全国から多くの人が訪れる東京大神宮。お守りが50種類以上と多いことでも知られているが、実は、おみくじも個性的なものがラインナップされている。全部で8種あるうち、4種は恋愛に関するもの。当たると有名な和紙の人形がついた「恋みくじ」をはじめ、和歌が記された趣のあるものなど、豊富に揃う。また、血液型別に引くタイプや、海外からの観光客も楽しめる英文が書かれているものなど、ほかの神社ではあまり出合えない珍しいおみくじも多い。足しげく通い、コンプリートするのも楽しそう。恋みくじ(恋人形つき)和紙で作られた人形つきで、東京大神宮の名物ともいわれている。恋愛に迷ったときにはこれを引けといわれるほど、当たると人気。東京大神宮東京都千代田区富士見2-4-1TEL:03・3262・3566現代美術作家とコラボ布忍(ぬのせ)神社のイチハラヒロコ恋みくじ太文字の強烈なメッセージが印象的な布忍神社のおみくじは、現代美術作家・イチハラヒロコさんとコラボレーションしたもの。宮司の寺内成仁さんにお話を伺った。「みくじの吉凶だけではなく中身まで読んでほしいと考えたときに、いっそ吉凶のないものを作ればいいのではと思いつきました。また、内容を恋愛にまつわることに限定すれば、吉凶をつけなくても成り立つと思ったんです。なぜなら、恋をすることは必ずしも大吉ではなく、地獄の入り口に立つ場合もあり一概には言えないですから。そのアイデアが思いつくと同時に、“言葉をアートに”するイチハラヒロコさんが頭をよぎり、相談すると乗り気になってくれて完成しました。引いた方には、結ばずに、イチハラヒロコさんの作品として、そして神様の言葉として持って帰ってくださいと伝えます。言葉の解釈は書いていないので、じっくりと意味を考えてみてください」布忍神社大阪府松原市北新町2-4-11TEL:072・334・7634からくり人形おみくじマシン。神田明神の獅子舞おみくじ、中津城の若だんなおみくじには、からくり人形がくじを選んで運ぶ、機械仕掛けのものがある。そのひとつが、神田明神の獅子舞おみくじ。お金を入れると獅子が音楽に合わせて踊り、くじを口にくわえて持ってくる。また、黒田官兵衛が築城した中津城の敷地にあるものは、着物を着た笑顔の若だんなが回転し、屋敷の中からくじを運ぶ。ゆるく、かわいい動きをする人形を見ると、吉凶にかかわらず笑顔になれる。神田明神東京都千代田区外神田2-16-2TEL:03・3254・0753中津城大分県中津市二ノ丁本丸※『anan』2017年12月27日号より。文・重信 綾(by anan編集部)
2017年12月26日日本最大の“体験型”イルミネーション「さがみ湖イルミリオン」が、「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」にて2017年11月3日(金・祝)より開催される。昨年同様の関東最大600万球の圧倒的なスケール感に加え、2017年は見るだけの鑑賞型イルミネーションから、光の中で遊べる“体験型”のイルミネーションリゾートへと生まれ変わる。イルミネーションスポットは全部で21カ所。乗り物に乗って光り輝くイルミネーションの上を走行したり、光のトンネルの中から光の生き物たちを探したりと、光と遊べる体験が来場者を待ち受ける。光が導くパディントンの冒険の世界へなかでもお勧めしたいのは、映画公開も控えるパディントンの世界を描く「パディントンの物語」。全部で4カ所ある映像を見ながら、イルミネーションをめぐることで、パディントンと一緒に冒険しているかのような体験ができる。さらに、その映像を眺めながら空中散歩を楽しめる「スカイライダー」もおすすめのひとつ。空中に伸びたレールの上をペダルをこいで進んでいくライドアトラクションだ。光の宮殿が現れる期間中は、高さ15mを超える圧倒的な迫力の大宮殿が園内に現れる。100万球の光と噴水のイルミネーションショーをメインとし、観客が振る光のタクトと宮殿の色が連動して様々な色に光輝くことでイルミネーションと自分が一体化したかのような気分が味わえる。自然の姿も煌めきによって表現光が表現するダイナミックな自然の姿も目にすることができる。「光の森」は、ライトアップされた木々と緑色のLEDで再現された森の中を探検しながら進んでいくエリア。森に潜むライオンやクマなどが時折顔を覗かせて、私たちを楽しませてくれる。絶叫アトラクションも幻想世界に欠かせない!絶叫好きの人が楽しめるアトラクションも用意。崖上にそびえたつ巨大絶叫アトラクション「大空天国」では、時速80kmで暗闇に放り出されるような恐怖を味わうことができる。また、そのほか観覧車やメリーゴーランドなど通常アトラクションも煌めきがプラスされ、幻想世界を創り出す。詳細「さがみ湖イルミリオン 」期間:2017年11月3日(金)~2018ねん4月8日(日) ※予定※1/10~3/15の期間は水・木曜定休 この期間以外は毎日開催。住所:神奈川県相模原市緑区若柳1634営業時間:16:00~21:30 ※最終入場は21:00まで※点灯時間は1月までは117:00、2月以降は季節により異なる。※昼間からプレジャーフォレストに入園する場合は、イルミリオンをそのまま観覧できる。入場料金:平日 大人 800円小人 500円愛犬500円土日祝(1/1~3含む) 大人 1,000円小人 700円愛犬 700円
2017年11月11日数十年に一度しかない“筑波山の日”がやってくるこの夏、「筑波山ウィーク」が開催されることになりました。日本百名山のひとつに数えられ、豊かな自然、パワースポット、名産品に恵まれた筑波山を、この機会に訪れてみてはいかがでしょうか。筑波山の日とは「筑波山の日」とは、筑波山=2983、すなわち平成29年8月3日のこと。筑波山ウィークは、筑波山の日8月3日(木)から山の日である8月11日(金)までの期間、筑波山を訪れる観光客に最高のおもてなしを提供するために企画されました。●各イベントのご紹介筑波山を訪れる人たちに「楽」「遊」「食」の最高のおもてなしを、と企画された筑波山ウィーク。それぞれのイベントをご紹介しましょう。●8月3日(木)※筑波山の日場所:筑波山境内筑波山の日セレモニーガマまつり神事/光誉上人慰霊祭/第20代名人ガマの油売り口上/バルーンリリース(298個+3個))約50m!流し福来らーめん筑波山麓特産の福来みかんを使用した「福来麺」をご祈祷して、筑波山神社境内で約50mのロング流しらーめんを実施。鯛だしのつけめんとして頂きます。ジオコロッケ試食イベントジオパーク認定を受けて考案された「ジオコロッケ」を堪能できます。●8月5日(土)筑波山夜婚筑波山神社での祈祷/筑波山からの夜景/初のサンセットフォレストアドベンチャーや筑波山神社内でのBBQなど、幻想的な夜の縁結びの山「筑波山」での婚活イベントです。●8月11日(金・祝)第69回筑波山ガマまつり(がまレース)Summer Snow大作戦真夏のがまレースコースを走る参加者に雪が降ります!●8月9日(水)~11日(金・祝)筑波山神社境内で「モバイルフォレストアドベンチャー」ほか、期間中は筑波山やつくば市内でグルメイベントなどが開催されます。また、筑波山神社で「筑波山の日」限定御朱印と御守りを授かることができるそうです。イベント詳細名称:筑波山ウィーク会期:2017年8月3日(木)~8月11日(金)公式サイト:
2017年07月13日神奈川県相模原市の「さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト」にて、2017年3月25日(土)より「さがみ湖桜まつり2017」が開催される。「さがみ湖桜まつり2017」は、さがみ湖リゾートならではの起伏に富んだ地形を活かし、どこまでも広がる桜を鑑賞できるイベント。都心からわずか1時間のさがみ湖の森を、約2,500本の桜が彩る。新スポット「桜の天の川」今回は、約500本の桜並木が400mに渡って続く新スポット「桜の天の川」が新登場。「桜の天の川」は、桜を鑑賞するために新設された約400mの散策ルートの両脇に約500本の桜が立ち並び、頭上で花を付けた枝が交差し、ピンク色のトンネルの様な美しい光景を演出。また、散策ルートにはリフトが併設しており、リフトに乗りながら桜並木を見下ろす特別な花見を体験することもできる。夜は関東最大600万球のイルミネーションと約2,500本のソメイヨシノを中心とした桜が競演する「夜桜イルミリオン」へと生まれ変わる。華やかなイルミネーションの光と、ライトアップされた桜はそれぞれの美しさを一層際立たせ、幻想的な雰囲気に。新アトラクション「マッスルモンスター」同日、山頂にてオープン予定の鳥肌コロシアム「マッスルモンスター」からの眺望はまさに絶景。眼下に桜を見下ろしながらアスレチックに挑戦することもできる。足元に広がる起伏に富んだ敷地に広がる桜は「さがみ湖リゾート」ならではの魅力だ。さらに、園内では桜と共にヤマブキやスイセンなど、様々な花も見頃を迎える。「お花見限定メニュー」と「ナイトアトラクション」も園内中心部にあるレストラン「ワイルドダイニング」では、大きく開けた窓があり、お花見限定メニューの「さくらパンケーキ」などと共にお花見を楽しむことができる。また、観覧車や極楽パイロットなど全10機種の乗り物を「ナイトアトラクション」として営業。各アトラクションにはこの期間限定でイルミネーションの装飾が施される。日帰り温泉やイベントも充実桜やイルミネーションを鑑賞した後は「さがみ湖リゾートエリア」内の日帰り温浴施設「さがみ湖温泉 うるり」で体をゆっくり温めて帰ることができる。隣接のキャンプ場に宿泊し、朝露に濡れる桜を愛でるのも風流だ。加えて、期間中の週末には桜の下で、手裏剣や巻物探しをする忍者修行のイベントも実施。桜鑑賞だけではない、体験型複合リゾート「さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト」の魅力を味わってみてはいかがだろうか。【詳細】さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト営業期間:2017年3月25日(土)〜2017年4月30日(日) ※予定 ※定休日は要問合せ。営業時間:2017年4月9日までは 9:00~21:00 (最終入場は20:30)※昼間からプレジャーフォレストに入園の場合はイルミリオンをそのまま観覧可。2017年4月10日からは 9:00〜16:30(平日)・9:00〜17:00 (土休日)料金:桜まつり特別入園券(2時間以内):800円、リフト片道券付き:1,000円、リフト往復券付き:1,300円夜桜イルミリオン(16時以降入園):大人:800円、子供・ペット(犬):500円(大人は中学生以上、小人は3歳から小学6年生)住所:神奈川県相模原市緑区若柳1634交通:・車[東京埼玉方面から]中央自動車道 相模湖東出口から約7分[横浜方面から]圏央道相模原IC (3月29日開通予定)から約15分、圏央道高尾山ICから約20分・電車/バスJR中央本線 相模湖駅にて津久井神奈交バス「三ヶ木」行きに乗り約8分、「プレジャーフォレスト前」下車JR横浜線 橋本駅にて神奈川中央交通バス「三ヶ木」行きに乗り換え約35分、「三ヶ木」バスターミナルにて「相模湖駅」行き約50分、「プレジャーフォレスト前」下車【問い合わせ先】さがみ湖リゾートプレジャーフォレストTEL:042-685-1111
2017年03月03日兵庫県神戸市、六甲山の北側、澄んだ空気ののどかな街にオープンしたカフェレストラン「TOIRONI(トイロニ)」。古い日本家屋をリノベーションした店は、天井が高くゆったりとした雰囲気。大きな窓からは北神戸の街並みが眺められ、くつろぎの時間が流れています。このお店は“産育食” コミュニティサイト「月とみのり」を運営する(株)みらいたべるが展開。2008年1月に神戸の街でスタートした小さな企業です。“産育食” とは、「うみそだてる人の食」「もう何もいらないくらい幸せなときも、ひとり寂しく肩を抱くときも、お腹はグーと鳴るものです。たべることは、“みらい” につながることなのです」と、代表の小附孝(こつきたかし)さんが、料理、食を主軸に始められました。公務員、フレンチレストランのシェフ、役者など、さまざまなユニーク(?)な経歴を持つ小附さんは、給食会社で働いていた時に「産院食」に出会います。「妊婦さんが出産するための平均5日間の入院期間で、妊婦さんのための食事、出産後ママになってからの食事があることを知りました。それで、妊娠さんになった! と気づいてから出産そして授乳期まで、ママと赤ちゃんが同じ栄養を分け合って過ごす月日の食事を考えられたら…」。そんな思いで起業。ママの食事が、母体の健康を守るとともに、そのまま赤ちゃんの栄養に…。そんな「うみそだてる人の食」を小附さんは「産育食」と名づけました。妊婦さんたちに “やさしい料理” を「栄養バランスを考えるのが大事と分かっているけれど、体調が悪くて食べられない。料理をするのも辛い…」、妊婦さんにはそんなときが多々あります。そこで小附さんは、産院での食事づくりで培ったたくさんのレシピと、 最新の医学的研究に基づいた栄養学を背景に、産育食という考え方やサービスを社会に提案しています。「我々は妊産婦さんが摂りたい栄養素が入った食事を、産育食と総称していますが、実は『産育食ってこういものです!』という実態はありません。妊産婦さんが摂取した方が良いもの、逆に食べてはだめなものなどをきちんと考えて私たちが作っている料理がやがて、それぞれの家庭でのスタンダードなメニューとなっていけばいいな、という思いで提案しています。『トイロニ』のメニューもそんなふう。ていねいにカツオと昆布からとったお出汁で作る煮物やスープ、豆、芋、海草類も取り入れて、もちろん野菜もたっぷり! かと言って、お肉を控えめに…というわけではなく、そこはバランスを考えて作ってます」「~せねばならない」ではなく「あ! おいしいな」を大切にトイロニではランチも展開しています。メニューは「トイロニランチ」のほか、サラダプレートやパン&デリランチ、2歳以上の子どもが食べることができるキッズプレート850円(チーズオムレツ、ゴロゴロポテト&ソーセージ、お子さまカレー、白ごはん、スープ)、チーズケーキ、シフォンケーキ、タルトなどのスイーツ類も充実。「『これを食べなきゃいけない、野菜をとらなきゃ』とか、『~~せねばならない』という義務にかられて食事をするのではなく、『あ!おいしいな』、『いろいろ食べられて楽しいな』と、食べてもらって、栄養も自然にバランスよくとれてしまう、そんなランチなんですよ」と小附さん。例えば、切り干しダイコンのナポリタン風などアレンジの楽しい「トイロニ」の料理からヒントを得て、「家でも作ってみようかな?」とか「こういう食べ方もあるんだ!」とヒントや発見をみつけてもらえたら…とも話してくれました。広々空間のテーブル横にベビーカーを横付けしたり、ベビーラックを利用したり、子どもと一緒に座れるベンチチェア席もあるので小さなお子様のいるママも安心。授乳やおむつ交換コーナーも設えられているのもうれしい限りです。神戸の郊外カフェレストランで、親子で家族で、栄養バランスのとれたランチを食べながら、の~んびり過ごしてみてください。「TOIRONI(トイロニ)」兵庫県神戸市北区上津台1-5-2tel. 078-983-3901営業時間:10:00~18:00 火曜定休駐車場:8台
2017年01月25日睡眠不足のとき、とくに甘いものや脂っこいものを食べたくなった経験がないでしょうか。筑波大学の研究グループはこの原因を解明し、2016年12月7日に発表しました。 寝不足はダイエットの敵睡眠不足が体重増加と関係があることはこれまでも指摘されていましたが、睡眠不足になるとなぜ高カロリーの食品を欲するようになるのか、その因果関係の仕組みについては分かっていませんでした。寝不足がやはりダイエットの敵だったということが、科学的にも裏づけられたことになります。 睡眠不足だと不健康な食品を食べたくなる筑波大学のミハエル・ラザルス准教授らの研究グループは、レム睡眠の時間を減少させると、ショ糖や脂質など肥満につながる食べ物の過剰摂取が引き起こされる原因を明らかにしました。レム睡眠とは、浅い眠りの夢を見やすい睡眠時間のこと。研究によると、睡眠不足の状態にあるとき、体重を増加させる嗜好性の高い不健康な食品をより多く摂取し、太りやすくなる傾向がありますが、このとき、食物の嗜好に関わる前頭前皮質が重要な役割を果たしているということです。 レム睡眠と食物の嗜好性の関係を初めて明らかに研究グループは、マウスをレム睡眠不足の状態にした実験で、ショ糖、脂質ともに接触量が増加したことを確認しました。この研究は、レム睡眠と前頭前皮質、食物の嗜好性との直接的なつながりを示した初めての成果だということです。 高齢化もレム睡眠の減少に関係レム睡眠の時間は、加齢とともに減少することが知られています。今回得られた成果をもとに、筑波大学では「高齢化社会で健康的な食事行動を促進する、新たな神経薬理学的な戦略が期待される」としています。この研究成果は、英医学誌eLifeに発表されました。 出典:・筑波大学ホームページ・筑波大学 2016年12月7日発表 プレスリリース by Scott
2016年12月10日「みらいの夏ギフト’16」が、伊勢丹新宿店本館・メンズ館で開催される。会期は、2016年8月3日(水)から9日(火)まで。日本古来のギフトである「お中元」を未来に向けたギフトとして新しい息吹を与えることができないかということから始まった「みらいの夏ギフト」。日本の文化や感性をベースに、大切な人に送りたい気持ちや物語を込めた視点と、未来の暮らしを想像した視点から、贈り物をセレクトしている。各階ごとに、それぞれテーマを設定。本館地下1階では、「真夏のバレンタイン」を贈ろうというテーマのもと、とらやから“みらいの羊羹”が発売される。羊羹を厚めに流してから約3mmの厚さに一枚一枚削いでいった「カレ ド 羊羹」や、黒色(黒砂糖入)と紅色(和三盆糖入)の2種類の羊羹を、薄く削いで交互に並べ、見た目の美しさと、はがしやすさを配慮した「NATSU NO TABI (ナツノタビ)」が伊勢丹限定で発売される。本館5階ウエストパークは、「みらいの暮らし」を贈ろうがテーマ。職人が一つ一つ、丹念に時間と手間をかけて作った、ものづくりの技術が光る逸品を紹介している。「蓋ちょこ」は男性的なイメージが強い江戸切子に、可愛さや色気などのエッセンスを吹き込んだもの。蓋がついたことで、おちょこ以外にも様々な使い方が可能だ。他にも、それぞれのフロアで個性のあるアイテムが、計26企画、約1,450型で展開。そのうち約50型が伊勢丹オリジナルとなっているので、ぜひ「みらいの夏ギフト’16」に足を運んでみて。【概要】みらいの夏ギフト’16会期:2016年8月3日(水)〜9日(火)場所:伊勢丹新宿本店 本館1階ザ・ステージ、各階、メンズ館8階、1階プロモーションスペース住所:東京都新宿区新宿3-14-1アイテム一例:・本館地下1階茶の道 とらやカレ ド 羊羹 (マーブルバニラ/マーブルラム) 各3,240円(各1箱)各日各15点限りNATSU NO TABI (ナツノタビ) 1箱1,944円 各日15点限り ※12時からの販売・本館5階ウエストパーク 廣田硝子「蓋ちょこ」各21,600円※価格は全て税込み。
2016年08月06日さがみ湖リゾートプレジャーフォレストで、イルミネーション&花火イベント「さがみ湖納涼イルミリオン」が開催される。期間は2016年7月30日(土)から8月21日(日)まで。「さがみ湖納涼イルミリオン」では、東日本エリア最大級の300万球のイルミネーションを使用し、涼しげなブルーの輝きが会場を彩る。また、七色の光が滝のように流れる「光のナイアガラ」や青く光る幻想的なトンネルを通り抜ける「星々のゲート」などが園内を幻想的に演出。さらに、開催期間中の週末は納涼花火の打ち上げも。中でも「光の夏海」エリアではイルミネーションと打ち上げ花火が競演し、他の場所では見ることのできない美しい眺めを楽しめる。この他にも、吹き上がる巨大な火柱が夜空を焦がす手筒花火や、サンバパレード、バーベキュー食べ放題など夏を盛り上げるコンテンツを充実のラインナップで用意。夏の思い出を是非さがみ湖リゾートプレジャーフォレストで作ってはいかがだろうか。【開催概要】さがみ湖納涼イルミリオン期間:2016年7月30日(土)~8月21日(日)営業時間:16:00~21:00(最終入場は20:30)※プレジャーフォレストは9:00より営業。料金:大人(シニア含む)800円、小人(3歳~中学生未満) 500円※「納涼営業(16:00以降)」の入園料金。※納涼営業はフリーパスの販売は行っていない。※当日既に日中(9:00~17:00までの間)より入園した人は「納涼イルミリオン」をそのまま観覧可能。なお、フリーパスを購入すれば、納涼営業時のアトラクションも引続き利用可能(一部制限あり)。
2016年07月29日伊勢丹新宿店では、3月2日から8日まで、文化ファッション大学院大学と同店がコラボレーションして、“みらいのデザイナー”を発掘する企画「リ・スタイル(ReStyle)×いまとみらいのデザイナー」を同店本館3階ウエストパーク/プロモーションスペースで開催する。今年でショップオープン20周年を迎えるリ・スタイルを「正装でお祝いしよう!」というアイデアからから生まれた同企画は、“いま”を活躍するデザイナーやブランドと、“みらい”のデザイナーとして期待される文化ファッション大学院大学の学生14名が「リスタイルで販売したいシルク製リトルブラックドレス」を製作、紹介するというもの。会場では“いまのデザイナー”の商品は発売され、“みらいのデザイナー”の作品はコンテストによって優勝者、準優勝者を決定する。“いまのデザイナー”の商品として発売されるは、アキラ ナカ(AKIRA NAKA)のシルクドレス(6万5,000円から)を始め、ルール ロジェット(leur logette)のレースプリーツドレス(8万9,000円)、アカネ ウツノミヤ(AKANE UTSUNOMIYA)のシルクドレス(5万6,000円)、ジュリアン デイヴィッド(Julien David)のリトルブラックドレス(8万3,000円)、リエ(RHIE)のリトルブラックドレス(8万3,000円)、ケイタマルヤマ(KEITA MARUYAMA)のドレス(8万9,000)など。“みらいのデザイナー”の作品は、会期中、リ・スタイル来店客と三越伊勢丹社員による人気投票を実施。同店によれば、投票基準は「今までにない魅力あるデザインであるか」、「伊勢丹新宿店3Fのモード顧客に求められるデザインであるか」だという。コンテスト優勝者と準優勝者には、会期終了後の3月16日から29日まで、同フロアに設置されているリスタイルアートフレームで、今回選抜された作品と、当人のオリジナル作品が展示される。
2016年03月03日大学発ベンチャーは、大学に潜在する研究成果や技術シーズをもとに新規性の高い製品・サービスを創出することで、イノベーションを実現できるものとして高く期待されている。しかし、日本では一時期のベンチャーブームが過ぎ去り、ピーク時には年度あたり約250社まで増えた大学発ベンチャーの新設数が、2013年度時点で52社にまで減少。ここ数年は横ばい傾向にある。こうした状況を打破すべく2015年9月、筑波大学出身経営者からなるOB会「筑波みらいの会」は、筑波大学を毎年多くの起業家を生み出す“日本のシリコンバレー”のような環境にするための活動の一環として、国内初の大学クラウドファンディングプラットフォーム「筑波フューチャーファンディング(TFF)」を立ち上げた。TFF 代表理事 佐々木敦也氏は、大学発ベンチャーを取り巻く状況について、「アベノミクスにおいて、経済の活性化には起業家の輩出が必要だという話だが、日本では開業率が5%と、欧米に比べて半分程度。開業率が増えない理由は、自己資金が足りない場合、銀行の借り入れに頼らざるを得ないため、個人に借金が残ってしまうという大きなリスクがあるからだ。ベンチャーキャピタルによる資金調達も考えられるが、成長して上場するという大きな目標をはじめから与えられることが多いため、ハードルが高い」と指摘する。こういった課題を解決すべく、TFFは「小さく産んで大きく育てる」というコンセプトを掲げている。起業のハードルやリスクを低くすることによって、開業率を上げていけるようなエコシステムを構築していくことが狙いだ。同エコシステムでは、まずバージョン1.0のフェーズとして、アントレプレナー教育を行う「筑波クリエイティブ・キャンプ(TCC)」、アイディアを実現する場「T-ACT」および「Startup Weekend」により、学生たちからのアイディアを引き出す。ここから得られたアイディアに対して、購入型クラウドファンディングによって資金調達を行うというのが、これまで行ってきたバージョン2.0のフェーズだ。そしてTFFは今回、各業界の企業と業務提携を行い、各社の協力のもと資金調達できたアイディアを本格的に事業化していくためのエコシステムバージョン3.0を3月1日にリリースすると発表している。業務提携を結ぶのは、助成金取得支援サービスを運営するライトアップ、クラウドソーシングサービスを行うランサーズ、ハードウェア開発をサポートするモノづくり施設 DMM.make.AKIBA、プレスリリース配信サービス「ValuePress!」を提供するバリュープレス、「イノベーションセンターSYNQA」を運営するイトーキ、会社設立支援などを行うアリベルタ共同会計事務所の6社。自身が筑波大学の出身で、筑波を日本のシリコンバレーにしたいというTFFの考えに共感したライトアップ 代表取締役社長 白石崇氏は、「学生は真面目なうえ、時間もやる気もあるのに、起業の知識がないのがボトルネックとなっている」と指摘。TFFの監事も務めるアリベルタ共同会計事務所 代表の吉田光一郎氏は、「経営のためには、”名前”、”お金”、”人脈”、”人材”、そして”自分自身が立派な経営者になること”が必要。若い人たちの夢を実現するために少しでも役に立つことができれば」と今回の提携について自身の経験を踏まえて展望を語った。各社は、短期的な視点での収益は期待しておらず、当面はボランティアという形で学生たちの起業支援を行っていく考えだ。目標は、クラウドファンディングのプロジェクトを月に1件、定期的にリリースしていき、そこからバージョン3.0へと移行できる事業を年間3社程度発掘していくこと。TFFだけでなく、ほかのクラウドファンディングサイトからバージョン3.0へ流れてくることも歓迎しているという。”筑波色が強い”プラットフォームだが、他大学の学生のチャレンジも可能だ。さらに今後は、バージョン4.0をリリースし、同エコシステムの構築を進めていくとしている。「アメリカでは、シリコンバレーを中心に素晴らしい企業が出てきている。彼らの力強い原動力を見習う必要がある」という佐々木氏によると、シリコンバレーと筑波の交流を図るべく、ベンチャーキャピタルと協力してファンドを立ち上げる予定。またこのエコシステムを他大学、研究所、地方へ横展開していくことも視野に入れているという。○第一弾は低価格な小型人工衛星用モジュールの開発エコシステムバージョン3.0の第一弾として、筑波大学の亀田敏弘研究室に対して、技術支援および大企業とのコラボレーションをアレンジし、低価格な人工衛星開発・販売事業の立ち上げを行っていくことが決定している。現在では、国際宇宙ステーション「きぼう」の実現や相乗り小型衛星の機会の提供により、宇宙における材料試験などの各種実験を計画することが可能となっているが、研究用の装置を宇宙用デバイスのみで構成することはコスト・開発期間の観点から不利な場合がある。亀田研究室では、これに替わるものとして、現在、民生用電子部品を利用した超小型人工衛星クラスの通信システムの開発と検証を行っている。今回、事業化を目指すのは、モジュールとマイコンひとつで送受信ができるという技術。これにより、通常製造に1~3億円かかる人工衛星を最低50万円で製造できるようになるという。すでに通信モジュールのプロトタイプはできており、2019年の市販を目指すとしている。同研究室では大学と連携し、インターンシップとして学生に経営参画体験の機会を提供するほか、授業の一環としてR&Dの実践、製造・開発・販売までを行っていく考えだ。亀田准教授は、「お金を生み出すだけではなく、人材を生み出す企業として尽力していきたい」とコメントしている。果たして、TFFから世界へ羽ばたいていくイノベーティブな大学発ベンチャーは生まれてくるのだろうか。今後の動向に引き続き注目していきたい。
2016年02月22日筑波大学出身経営者の会「筑波みらいの会」が支援する筑波フューチャーファンディング(TFF)は2月1日、各分野の企業6社と業務提携を結び、学生による起業を支援する「筑波大学・つくば研究所発イノベーションエコシステム3.0」を3月1日よりリリースすると発表した。TFFは、筑波大学と筑波みらいの会が連携して進める「筑波大学を、毎年多くの起業家を生み出す“日本のシリコンバレー”のような環境にする」活動の一環として大学系クラウドファンディングサービス「TFF」を2015年9月24日にリリースしている。今回の業務提携は、アイディアを発表して終わるサイクルの起業家候補を、発表時すぐに各種の経営資源を提供できる企業とつなぎ、サービス・製品をリリースするサイクルの起業家に変えていくことを目的としている。TFFと業務提携を結ぶのは、助成金取得支援サービスを運営するライトアップ、クラウドソーシングサービス企業でサービスづくりを支援するランサーズ、ハードウェア開発をトータルでサポートする総合型のモノづくり施設 DMM.make.AKIBA、プレスリリース配信サービス ValuePress!、「イノベーションセンターSYNQA」を会員に開放するイトーキ、会社設立支援などを行うアリベルタ共同会計事務所の6社。また、筑波大学 助教でPixie Dust Technologies 共同創業者 CEOの落合陽一氏がアドバイザーを担当する。第1弾として、筑波大学 亀田敏弘研究室に対して、通常製造に1~3億円かかる人工衛星を最低50万円で製造できる技術の支援および大企業とのコラボレーションをアレンジし、低価格な人工衛星開発・販売事業の立ち上げを行っていくとしている。また、イノベーションエコシステム3.0で生み出した製品・サービスを早い段階で世界市場に挑戦させるため、シリコンバレーに本社を構える企業と大学系ベンチャーキャピタルを準備中であるという。
2016年02月01日コンビニエンスストアや書店、ホビーショップなどを中心に展開している"ハズレなしのキャラクターくじ"「一番くじ」より、「一番おみくじ ハイキュー!!缶バッジ~セカンドシーズン!~」が、1月16日より書店、アニメイト、ジャンプショップ、ホビーショップ、ゲームセンターなどで順次発売される(※取扱いのない店舗あり)。価格は1回310円(税込)。今回の一番おみくじは、『ハイキュー!!』を題材としたアイテムA賞~B賞の2等級全60種+ラストワン賞をラインナップ。A賞にはキラキラ仕様の「おみくじ付きスペシャル缶バッジ」(全11種)、B賞には「おみくじ付き缶バッジ」(全49種)を用意している。いずれもクローズドパッケージとなっている。お店で最後のくじ券を引くとその場でもらえるラストワン賞は、「スペシャル缶バッジ」。「一番おみくじ」商品のパッケージ袋の中には「缶バッジ」のほか、「おみくじ」も入っており、おみくじに記載されているバンプレIDからダブルチャンスキャンペーンに応募することができ、「コレクションバッグ」が合計100個当たる。(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!セカンドシーズン」製作委員会・MBS
2016年01月14日茨城県は9月11日、9月10日に発生した茨城県内大雨災害の影響により、9月13日に開催を予定していた「筑波山がまレース 2015」を中止にすることを発表した。つくば市内では避難勧告が発令され、災害対策本部が立ち上がり、現在も多くの人が避難している。また、隣市である常総市においては鬼怒川氾濫により未曾有の大災害となっており、多くの人が被災し、つくば市の避難所へも避難している状況となっている。そこで同イベントの実行委員会は、被災者の状況等を鑑みるとこのような中で開催すべきではないと判断した。合わせて、「楽しみにしておられた方も多いと存じますが、甚大な災害発生の状況下ですので、何卒、ご理解のほどお願い申しあげます。最後に、災害に被災された方々に心よりお見舞い申し上げます」とコメントしている。
2015年09月11日伊勢丹新宿店は、7月22日から28日まで、ifs未来研究所とチームを組み、“みらい型ギフト”を紹介するイベントを同店本館1階ザ・ステージで開催している。会場では、本年4月に日本橋三越で公開され話題を呼んだ、女性アンドロイド「地平(ちひら)アイこ」がギフト商品の紹介を行っている。(地平アイこが設置されるのは24日まで)同イベントでは、従来のギフト概念である“モノ”に加え、体験を通じた“コト”も意識し、贈る人も贈られる人も“心が動く”ギフトを紹介。切り口は「ときめく伝統を贈ろう」、「ほれぼれする革新を贈ろう」、「笑みがこぼれる毎日を贈ろう」の3つに設定された。「ときめく伝統を贈ろう」では、和菓子の「虎屋」とifs未来研究所が協業し、“みらいの羊羹”を考案。「SUEHIROGARI」(8個入り 税込3,800円)は、扇形に広がった一口サイズの干羊羹で、末広がりの扇をかたどった斬新な一品。表と裏で色が異なる二層で、紅白と、緑黒の二種類が販売されている。半円状に串に刺さった羊羹は大勢でもつまめるため、立食サマーパーティーでも楽しむことができる、みらい型ギフトだ。ジュエリーブランドの「チマスキー(CHIMASKI)」からは、ギフトボックスの中を開ければ、浜辺を想わせる白い砂、貝殻の中にはパールジュエリーまでが入った、アクセサリーキット(1万3,500円)を紹介。このほか、九谷焼とウルトラマンがコラボレーションした箸置き(2,000円)、ミナペルホネンと金鳥の渦巻きがコラボレーションした蚊取線香(2,000円)も登場している。「ほれぼれする革新を贈ろう」では、音楽愛好家でラジオDJのピーター・バラカンが客と会話をしながら、相手のイメージに合った音楽を探り10曲をセレクト。そのレコード音源を高性能のレーザーターンテーブルで再生、CDへ記録する“オートクチュールCD”が贅沢なギフトとして登場する。「笑みがこぼれる毎日を贈ろう」では、東京・六本木ヒルズ内にある森美術館と、同ビル52階の展望台東京シティビュー、屋上のスカイデッキに一年間何度でも入場できる年間パスポート(2人分で税込1万2,000円)を発売。“365日分の夕陽”を楽しむことができる感動型のギフトだ。このほか、イギリス人の2人組が手掛ける人形シリーズ「ボビーダズラー」も登場。“大事にして欲しい”という思いが込められたという、同ぬいぐるみは2体セット(3万円)で発売されている。
2015年07月23日大日本印刷(DNP)と筑波大学は7月9日、臓器の内部構造が視認しやすい臓器立体模型を3Dプリンタで安価に作製する手法を開発したと発表した。同成果はDNPと筑波大学医学医療系の大河内信弘 教授、大城幸雄 講師、システム情報系の三谷純 教授の研究グループによるもので、7月15日~17日に開催される「第70回日本消化器外科学会総会」で発表される予定。今回開発した臓器立体模型の特徴は、臓器の機能を担う実質部の外面に沿うように形成し、内部をほとんど空洞にしている点だ。内部の状態が見やすいため、血管が複雑に入り組んだ箇所でも確認しやすいというメリットがある。また、樹脂材料の使用量が削減されたことで、コストダウンも実現。3Dプリンタを用いた従来の手法では立体模型1つの製作に数万~数十万円かかっていたが、新手法では約3分の1の価格が可能となるという。3Dプリンタを用いて作る患者ごとの臓器立体模型は、手術のシミュレーションや練習に使用されており、頭蓋骨や顎の一部の手術では実物大の模型の利用が保険適用となるなど導入が進められている。しかし、コストが高いことに加え、不透明またはカラーの樹脂を用いるため光の屈折などによって内部が歪んで見えるなどの課題がある。両社は今後、開発した手法をさまざまな臓器へ展開し、2016年度までの実用化を目指すとともに、外科医のトレーニングや臨床現場での応用を進めていくとしている。
2015年07月09日●星出宇宙飛行士も「まるで本物」と太鼓判宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2015年6月23日、筑波宇宙センター(茨城県つくば市)にある展示館「スペースドーム」をリニューアルした。スペースドームはJAXAで開発された人工衛星の試験モデルや、実物のロケット・エンジンなどが多数展示されており、宇宙ファンのみならず、家族連れや修学旅行生などでも賑わう人気のスポットだ。今回、開館から5周年を迎えたのに合わせ、展示物などが追加され、新たに生まれ変わることになった。今回は、オープン前日の6月22日に行われた内覧会の様子を、写真を交えてお伝えしたい。○スペースドームスペースドームは2010年にオープンし、実物のロケット・エンジンをはじめ、人工衛星や宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)の試験モデルなど、数多くの展示物が公開されており、現在までに約140万人もの来場者が訪れている人気の高いスポットだ。またオープン前日の22日には、報道関係者や日本宇宙少年団(YAC)の子供たちを招いての内覧会が行われた。筑波宇宙センターの今井良一所長は挨拶の中で「今年4月に、JAXAは国立研究開発法人になりました。国が一致団結して、世界のいろんな課題を解決していこういう考えの下でできたものです。それも踏まえ、この展示の中で、人工衛星やロケット、『きぼう』モジュールといったJAXAの取り組みが、宇宙開発という枠を超えて、社会や科学のいろんな課題にどう貢献していくのか、ということを見ていただければと思います。ぜひ楽しい宇宙体験をしていただければと思います」と語った。また、宇宙飛行士の星出彰彦さんも駆けつけ、子供たちに向けて「私も中学・高校時代は筑波の学校に通っていました。当時はもちろん『スペースドーム』はまだありませんでしたが、筑波宇宙センターには足しげく通い、本物を体験する機会がありました。この『スペースドーム』もロケット・エンジンや衛星など、本物のものがありますから、それに触れ、そして宇宙開発を感じてもらい、将来を背負っていって欲しいと思います」と語りかけた。今回のリニューアルでは、大きく3つの点が変わっている。○「きく」シリーズの試験モデルが大集合まずひとつは、人工衛星の展示エリアが一新されたことだ。筑波宇宙センターは実用衛星を多く生み出してきた場所であり、これまでも「ゆり」のプロト・フライト・モデル、また「きく7号」、「きく8号」、「こだま」、「いぶき」、「だいち」、そして「かぐや」の試験モデルなどが展示されていた。これらは地上で試験をする目的で造られたもので、実際に宇宙に行くことはなかったものの、衛星の大きさや機能などは実物とほぼ同じように造られているため、目の前にすると圧倒されるほどの迫力がある。そして今回のリニューアルでは、新たに「きく」、「きく3号」、「きく4号」の試験モデルが追加され、技術試験衛星「きく」シリーズの挑戦の歴史を、ほぼ実物に近い機体を目の当たりにしながら知ることができるようになった。星出飛行士は「これまで宇宙開発事業団(NASDA)、JAXAが開発し、実際に運用してデータを得てきた衛星の実物をお見せしています。ぜひ本物を感じていただければと思います」と語った。○オービタルビジョンもうひとつは「オービタルビジョン」と名付けられた、床面に大きな映像を映し出す装置が追加された点だ。ここではロケットが飛行する様子や、人口衛星の宇宙空間での動きがリアルに体験できるようになっており、「ロケットは打ち上げ後、どこへ向けて、どのようにして飛んでいくか」、また「人工衛星はどこを飛んでいて、何をしているのか」といったことを体験できる。星出飛行士も「足元にガーッと映像が出てきて、よい勉強になります」と語る。また、上映される映像は随時更新されていくとのことなので、今後にも期待したい。○「きぼう」実物大モデルがよりリアルにそして、JAXA曰く「一番の目玉」が、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」の実物大モデルが、よりリアルなものに更新されたことだ。「きぼう」の実物大モデルはこれまでも展示されていたが、今回のリニューアルにより、昨年開催された「宇宙博2014」で展示されたものと入れ代わることになった。なお、これまで展示されていた方のモデルのうち、船内実験室については、石川県小松市にある「サイエンスヒルズこまつ」で展示されるという。星出飛行士は「実際に宇宙で組み立てて作業してきた私が言うのもなんですが、本当はこれが本物なんじゃないかと思うぐらい精巧にできています」と太鼓判を押す。また星出飛行士は、このモデルを造った方と会って話をしたところ、そのこだわりように驚いたという。「たとえば『ラベル』。いろんな実験装置やものをどこに置くかを示したり、識別をするために、手すりなどに番号を書いたラベルが付いているんですね。そのラベルの形や、貼られている場所や位置、さらには文字のフォントなどが、非常にリアルに作られています。しかも見えないところにあるものまで再現されています」。「そして『音声』。『きぼう』実物大モデルの中に入ると、若田宇宙飛行士が地上と交信をしている音声が流れていますが、これはあとで録音したものではなく、実際に若田飛行士が、『きぼう』の中から筑波宇宙センターやヒューストンのジョンスン宇宙センターと交信した、実際の肉声が使われています」。さらに、星出飛行士が驚いた点が2つあるという。まず「音」。ISSの中は、空調のファンや機械から出るノイズが聞こえるが、それが再現されているのだという。そして、空調のファンから出る「風」についても、出てくる場所などが忠実に再現されているのだという。星出飛行士は「そんなところまで再現しているのか、と驚きを持ちました。ぜひ『きぼう』の風を感じて欲しいと思います」と、その驚きを語った。展示館の見学にあたっては事前申し込みは必要なく、自由に見学することができる。休館日は毎週月曜日(祝日、夏休みなどの月曜日は開館)と、施設点検日、年末年始(12月29日~1月3日)。開館時間は10時から17時までとなっている。また展示館とは別に、「きぼう」を実際に運用している様子や、宇宙飛行士を養成するための施設なども見学できるツアーも用意されている。こちらはJAXAのウェブサイトから要申し込みとなる。これから夏休みも始まるので、ぜひ訪れてみてはいかがだろうか。●写真集
2015年07月06日筑波銀行は25日、「空き家解体・活用ローン」の取扱いを開始した。同ローンは、昨今社会問題となっている「空き家」の解体、改築・改装、防災・防犯上の設備対策等の費用に利用できる商品だという。同行は、地方創生の取組みの一環として、同ローンの取扱いを開始することで、顧客のニーズに応えていくとともに、「空き家問題」に取組む各自治体を支援していくとしている。今後とも、筑波銀行は顧客の多様なニーズに幅広く応えていくため、よりよい商品の提供とサービスの向上に努めていくとしている。
2015年06月25日沖電気工業(以下、OKI)は、筑波銀行に銀行向けATM最新機種「ATM-BankIT Pro」を納入し、15日より順次稼動を開始した。OKIのATMとしては筑波銀行で初めての採用となる。2017年度までに170台が稼動する予定。「ATM-BankIT Pro」は、「まかせて安心」「使って安心」「未来も安心」の3つの「安心」をコンセプトに、金融システム事業での実績と高い技術を結集した機能を実現した機種。筑波銀行は、顧客にとって身近なATMにおいても顧客ニーズを的確に捉え、ATMの取引や機能に反映する方針を掲げていた。これを受けOKIは、「ATM-BankIT Pro」の機能によって筑波銀行の方針に十分対応することができると提案。同機種の採用により、通帳繰越や画面表示などで顧客操作性が向上するほか、セキュリティーの強化や消費電力削減による環境への配慮も行われていることなどが、筑波銀行より高い評価を受け、導入に至ったという。OKIは同機種が提供する3つの安心とともに、将来にわたるきめの細やかな金融サービスの提供により、地域や利用者のニーズを的確にとらえ、地域経済の成長地域の活性化へ貢献する筑波銀行をサポートするとしている。
2015年06月15日伊藤園は6月9日、野菜汁100%飲料およびビタミン強化型の野菜・果実ミックスジュースの継続的な摂取による抗抑うつ・抗不安効果を確認したと発表した。同成果は筑波大学との共同研究によるもので、「Journal of Family Medicine and Community Health」に掲載されたほか、6月4日に開催された「WPA Regional Congress 2015」で発表された。これまでの研究で、うつ病を発症している人は発症していない人に比べて野菜の摂取量が少ないことが報告されている。これは野菜に含まれるカロテノイドやビタミンなどの成分を十分に摂取することで、うつ病の発症リスクが低減されるためと考えられている。今回の研究では、毎日の食事に加え、野菜汁100%飲料またはビタミン強化型の野菜・果実ミックスジュースで野菜の栄養を補うことで、抑うつ状態・不安状態を改善できるかどうか検証するため、臨床試験を実施した。試験は、抑うつぎみ(抑うつの程度を測るBDIスコアが11点以上)、状態-特性不安尺度(状態不安と特性不安の尺度であるSTAIスコアレベル3以上)の健常な25~60歳の男女60名を対称に実施。被験者を野菜汁100%飲料を1日1本摂取する群(野菜汁100%飲料群)と、野菜・果実ミックスジュースを1日1本摂取する群(野菜・果実ミックスジュース群)、飲料を摂取しない群(コントロール群)の各20名に分け、4、8、12週間摂取後のBDIスコアおよびSTAIスコアを比較した。その結果、抑うつの程度を示すBDIスコアでは、摂取前と比較して野菜汁100%飲料群と野菜・果実ミックスジュース群で12週間後に有意な改善が確認された。また、状態不安を測るSTAI-1では摂取前と比較して野菜汁100%飲料群で4週間後、12週間後に有意な改善が確認され、野菜・果実ミックスジュース群では12週間後に有意な改善が確認された。特性不安を示すSTAI-2スコアでは、摂取前と比較して野菜汁100%群で12週間後に、野菜・果実ミックスジュース群では8週間後、12週間後に有意な改善が確認された。同社は「野菜汁100%飲料、野菜・果実ミックスジュースを継続摂取することが、ストレスなどによる軽度の抑うつ状態や不安状態の改善に有効であると考えられます。今後は、メカニズムの解明に向けてさらなる研究を進めてまいります。」とコメントしている。
2015年06月09日「とらやの羊羹」で知られる和菓子メーカーの虎屋は、ifs 未来研究所の企画協力により、3名のクリエイターとともに作った3種類の羊羹を紹介する企画展「"みらい"の羊羹~わくわくシェアする羊羹」を開催する。会期は4月1日~8月3日。会場は東京都・六本木の東京ミッドタウン ガレリア地下1階にある「とらや 東京ミッドタウン店」店内ギャラリー。開場時間は11:00~21:00(店舗営業時間と同じ)。入場無料。この企画展は、須藤玲子氏、グエナエル ニコラ氏、渡邉良重氏といった3名のクリエイターとともに「ちょっと未来の、和菓子のある暮らし」を思い描いて作られた、見た目も楽しみ方も異なる3種類の新しい羊羹を、「食べるシーンの提案」とともに展示するもの。テキスタイルデザイナー・須藤玲子氏が制作したのは、切り分けるとグラフィカルな柄が表れるという「縞」をテーマにした羊羹。円環や四方形に並べると縞と縞がつながり、布(=テキスタイル)のような表情が広がるという。また、キュリオシティ代表・グエナエル ニコラ氏は、"扇"をかたどったスティックタイプのひと口羊羹を制作。華やかさと斬新さを併せ持つユニークな存在で、立食パーティーの席などにぴったり合う羊羹となっている。そして、アートディレクター・渡邉良重氏はカラフルなパーツが入った透明な羊羹を制作。切り分ける場所によって異なる絵柄が現れ、「物語を連想させる絵」が手前と奥で重なって見えるということだ。
2015年03月27日筑波大学は3月5日、マウスの脳内に体内時計を調節するペースメーカー細胞が存在することを証明したと発表した。同成果は筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構の柳沢正史 機構長、米テキサス大学サウスウェスタン医学センターのJoseph S. Takahashi 教授らの共同研究によるもので、3月4日付け(現地時間)の米科学誌「Neuron」に掲載された。体内時計は脳の視床下部の視交叉上核にある神経細胞によって調節されていることが知られているが、具体的にどの細胞群が中心的な役割を担っているかはわかっていなかった。研究グループは、視交叉上核のみで作られるニューロメジンS(NMS)という神経ペプチドに注目。マウスを用いた最新の分子遺伝学的手法を組み合わせることで、NMSを産生する神経細胞群の体内時計を任意のタイミングで操作し、行動リズムをリモートコントロールでオン・オフできるシステムを構築した。同システムを用いた研究の結果、NMS細胞群のクロック分子の振動を止めると、視交叉上核全体の行動のリズムもなくなることがわかった。また、NMS細胞群のリズム周期を遅くすると、視交叉上核全体および行動のリズムも遅くなった。さらに、NMS細胞群からの神経伝達を阻害すると、視交叉上核全体および行動のリズムがなくなった。これらの結果から、視交叉上核にある神経細胞の約40%を占めるNMS細胞群が、マスタークロックとして機能していることが示された。ただし、NMSそのものをノックアウトしても何も起きなかったことから、このプロセスにおいて重要な神経伝達物質の正体はわからなかった。今後、NMS細胞群が使っている神経伝達物質の実態をさらに追求していくことで、体内時計の同調現象の全容解明につながる可能性がある。また、この神経細胞群をターゲットとして、概日リズム障害に関連した睡眠障害などの疾患の診断・治療が可能になることも期待される。
2015年03月05日筑波大学は1月22日、サッカー選手が状況判断を行っている際の眼球運動を計測・分析した結果、平均レベルの選手はスペースを見て状況判断やパスを行っているのに対し、レベルの高い選手は他の選手をよく見て状況判断をしていることを明らかにしたと発表した。同成果は、同大学体育系の浅井武 教授、夏原隆之氏らの研究グループによるもので、2015年6月発行の日本体育学会誌「体育学研究」に掲載される予定。今回の研究では、慶應義塾大学環境情報学部の加藤貴昭 准教授、同総合政策学部の永野智久 専任講師の協力の下、筑波大サッカー部の選手30名に小型軽量眼球運動計測装置を装着し、パス動作を伴う実際のプレーに近い環境で実験を実施した。その結果、競技レベルの高い選手では、スペースよりも選手を見ていて、意図的に見る対象を相手選手から味方選手に切り替えていることが分かった。具体的には、パスを受ける直前の状況では、ディフェンダーに視線を向け、パスを出す直前では狙った味方選手を見ていた。これは、パスを受ける前は相手の守備の隙を見つけパスコースを見極め、パスを出す直前は味方選手の動きや走りこむ位置、周辺情報などを的確に捉えることで正確にパスするためだと考えられた。一方、平均レベルの選手はパスを受ける前、パスを出す直前両方の状況でスペースを見る傾向があった。この結果は、サッカーにおいて的確な状況判断を下すためには、いつ何を見るかが重要であることを示しており、状況判断のトレーニングならびにコーチングの今後の研究、開発に大きく寄与すると考えられるとしている。
2015年01月23日神奈川県相模原市の「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」で開催中の「さがみ湖イルミリオン」では12月31日、花火とイルミネーションによるカウントダウンイベントが開催される。「さがみ湖イルミリオン」は、500万球の電飾による関東最大級規模のイルミネーションイベント。今回開催するカウントダウンイベントでは、打ち上げ花火とイルミネーションによる「光の競演」を鑑賞できるという。また、当日はミニライブやビンゴ大会も予定している。他にも、同敷地内のアウトドア宿泊施設「パディントン ベア・キャンプグラウンド」では、年越しそば打ち体験やおしるこの振る舞いなど、大みそかの宿泊客限定でさまざまなイベントを用意しているとのこと。
2014年12月26日●英語が苦手な日本人NTTドコモは29日、翻訳事業の合弁会社「みらい翻訳」を設立すると発表した。東京オリンピックが開催される2020年までに、世界最高レベルの精度の機械翻訳技術の開発、およびサービスの提供を目指す。都内で開催された共同記者会見では、会社設立の背景や今後のロードマップなどが説明された。○会社の設立背景合弁会社のパートナーとして選ばれたのは、韓国に本社を置く翻訳ソフトウェアの開発会社シストランと、大阪府に本社を置く音声認識・翻訳システムの開発会社フュートレックの2社。NTTドコモを含むこの3社から、それぞれ社員が新会社に派遣される。みらい翻訳は2014年10月下旬の始業を予定する。記者会見の冒頭、NTTドコモ執行役員 R&D戦略部長の栄藤稔氏が登壇して概要を説明した。栄藤氏は「海外渡航者は年間で1600万人に上る。また、日本には海外から月間100万人の観光客が訪れている。にも関わらず、日本人は英語が話せない。TOEICの成績は、実施している48か国の中で40位にとどまっている。2020年に東京オリンピックが開催されるが、外国のお客様に対して"おもてなし"ができるレベルには至っていないのが現状」と話す。言語の壁を乗り越えることが責務で、ビッグデータに基づく高精度な機械翻訳を提供することでそれを解決していきたい、と今回の会社設立に至った背景を説明した。●ビジネス利用も想定みらい翻訳では「コンシューマ向けサービス」と「企業向けソリューション」の両分野で事業を展開する。コンシューマ向けサービスでは、日常生活の利用シーンを想定。買い物、観光、交通などに役立つ翻訳サービスを提供する。企業向けソリューションでは、法律、教育などの専門分野における同時通訳や社内文書の翻訳サービスを目指す。栄藤氏は「NTTドコモが有するデータと技術を、この新会社にすべて注ぎ込む」と意気込む。まずは日・英・中・韓の言語間でサービスを展開し、ゆくゆくはアジア諸国(ベトナム、タイ、インドネシアなど)にも言語を拡大していく。栄藤氏によれば、日本における翻訳・通訳の市場規模は現在2,500億円ほど。新会社では、この市場でマーケットシェアを獲得していく考えだという。将来的には、新たな市場の開拓も視野に入れている。栄藤氏は「機械翻訳の精度が上がれば、新しい市場を開拓していくことも可能になる。例えば、黒電話を見ていただけでは、いまの携帯電話の市場は見えてこなかった。まだ見えていない市場の開拓にも、大きな期待をしている」と説明した。現在の、機械翻訳のレベルはTOEIC 600点の水準。これを2016年にはTOEIC 700点以上の水準に、2019年にはTOEIC 800点の水準に到達するよう精度を上げていく。そのために、NTTドコモをはじめとする企業や、関係機関などから大量の対訳コーパスを集めることが必須となる。それに加え、専門技術者が継続的にチューニングを行っていくとのこと。栄藤氏は「現代のロゼッタストーンをたくさん集めて、翻訳をつくっていく。いかに多くのデータを集められるか、が勝負の世界になる」と説明した。●ドコモが提供するデータの規模感○質疑応答最後に質疑応答の時間がもうけられ、記者団の質問に栄藤氏が回答した。NTTドコモが提供するデータの内容について「通話の内容なども提供されるのか」との質問に、栄藤氏は「権利関係の問題があるので、お答えできない」と回答。提供されるデータの規模感については「最低でも数百万」と回答した。コンシューマ向けのサービスを提供する場合、ビジネスの形としてはB to B to Cになるとのこと。つまり、中間業者を介して一般利用者にサービスが提供される。中間業者として想定しているのはNTTドコモだが、KDDI(au)やソフトバンクなど他キャリアから依頼があれば提供する考えだという。Google翻訳のように、ビッグデータの解析だけである程度の翻訳が可能なサービスもあるが、との質問には「特定の会社様のサービスについてコメントできる立場にはない。現在、機械翻訳の分野では飛び抜けたサービスはないと感じている。それぞれに一長一短がある。質の良いコーパスを、どれだけ持てるかが重要になる。それに関しては、自信がある」と回答した。2020年までに、日・英・中・韓の言語間でストレスのないコミュニケーションが図れる精度のサービスを提供していきたいとのことだった。
2014年09月29日NTTドコモは29日、フュートレック、韓国のシストランの3社で翻訳技術の開発およびサービス提供を行う合弁会社「株式会社みらい翻訳」を10月に設立すると発表した。従来の日常会話だけでなく、ビジネス分野でも利用できる高精度な機械翻訳技術・ソフトの開発を目指す考え。2020年までに外国人の来日、日本人の海外渡航や企業の海外転換などがさらに増加すると見込まれ、NTTドコモら3社は各社のリソースを生かして機械翻訳技術・ソフトの開発などを行う新会社を設立する。「はなして翻訳」のサービス提供実績を持つドコモ、翻訳ソフト業界最大手のシストラン、音声認識。翻訳システムの開発実績を持つフュートレックが新会社に関わる。新会社の資本金は9億9,000万円で、出資比率はドコモが51%、シストランが30%、フュートレックが19%。開発するソフトは、日常生活においては、買い物、観光、交通等の翻訳サービスなど、ビジネス利用では、法律、教育等、専門分野の同時通訳や社内文書の翻訳サービスを展開していく。新会社設立当初は、英語、中国語、韓国語を中心にソフト開発とサービス提供を行う。将来的にベトナム語、タイ語、インドネシア語なども対象にする。ソフト開発にあたっては、情報通信研究機構(NICT)の多言語翻訳エンジン、日本電信電話(NTT)の日本語解析処理に基づいた機械翻訳技術もあわせて活用する。新会社には3社から社員を派遣するとともに、技術エンジニアの募集も行っていく。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年09月29日茨城県土浦市の土浦駅と茨城県西茨城郡岩瀬町(現・桜川市)の岩瀬駅を結ぶ筑波鉄道筑波線は、昭和62年(1987)にその歴史を閉じた。キハ500形やキハ300形が駆けた40.1kmの道は現在、自転車が駆けるサイクリングロードになっている。○休憩所には駅舎跡を活用軌道跡を生かした自転車歩行者専用道路の名は「桜川土浦自転車道」 、愛称「つくばりんりんロード」である。舗装整備された道は勾配も緩やかで、辺りは筑波山を望む田園風景などと、走りやすさと豊かな自然を兼ねそろえた道が続いている。また、道中には駅舎跡を活用した6つの休憩所があり、トイレやベンチ、駐車場が設けられている。今回はJR東日本の常磐線土浦駅からりんりんロードに入り、岩瀬駅までの往復ライドを決行。土浦駅は上野駅から乗換なしで、普通列車なら約1時間15分、特急なら約45分でアクセスできる。土浦駅の周辺は駐車場も整備されているので、「土浦まではクルマで」という選択もある。往復しても80.2kmのツーリング。朝一で東京を出て走り始め、ランチを岩瀬駅周辺で楽しみ、夕方には土浦駅に戻って帰路へ、という日帰りツーリングができる。土浦駅からりんりんロードまでは2,3kmと近いが、その間にはクルマの通りの多い道と交わることもあるので、注意して走行したい。道中にはりんりんロードへの行き先を示す標識もあるので参考にするといいが、道に迷っても周りの人に聞けば「あっち」と教えてくれる。土浦駅から走ると、初めは街の中を走っている感覚だが、気がつけば田園風景が開けてくる。道の両サイドには木々が立ち並び、季節の移ろいも感じられる。取材時の4月末には桜が咲き誇り、その奥では田植え機がゆっくりと稼働していた。○"雨引観音ヒルクライム"で刺激をツーリング当日は土曜日だったが、都内のサイクリングロードのように混んでおらず、自転車とすれ違うのもまれだった。また、フラットで走りやすいコースということもあって、子供と一緒にサイクリングを楽しんでいる家族を見かけることもあり、なんだかほほえましい気持ちにもなることも。休憩所は「虫掛」「藤沢」「筑波」「真壁」「雨引」「岩瀬」と、駅の名を引き継いでいる。今は駅名などの標識はないが、屋根やベンチから当時の駅の姿を推し量ることができる。休憩所間は場所によって3.8km~12.8kmと幅があるが、休憩所以外にも駅舎跡は残されているので、自分の好きなタイミングで足をとめられる。また、道の側には武者塚古墳や小田城跡などの史跡のほか、「雨引観音」という古刹もある。ただ、雨引観音に関してはちょっと注意していただきたい。岩瀬から雨引の間に雨引観音を示す標識があるため、「近いんだろうな」と思ってしまうが、りんりんロードからは3km程度と少し離れており、雨引観音は雨引山の上にある。つまり、ヒルクライムなのだ。途中には登坂角度が15%近くになる坂もあるので、のんびり走れるりんりんロードの気分で行くと大変なことになるかもしれない。とはいえ、たどり着いた時の爽快感は格別だ。もし、もっと刺激が欲しい人は"筑波山ヒルクライム"に挑戦していただきたい。雨引観音は安産子育ての霊場としても広く知られる関東屈指の寺。桜の名所でもあり、6月10日~7月20日には境内の約3,000株のアジサイが花開くアジサイ祭も開かれる。境内にはクジャクが優雅に歩いているので、寺とクジャクのコラボを楽しんでみるのもいいだろう。折り返し地点の岩瀬でランチ休憩をする人が多いらしく、周辺の食事処をネットで検索してみると、「サイクリングで立ち寄りました」などというコメントが投稿されていることも多い。また、サイクリング中のおともには、岩瀬駅からも近い国道50号線、元岩瀬の交差点に位置する洋菓子店「パティスリーIshikawa」の「やさしいプリン」(240円・税込)がオススメ。疲れた身体に染み渡る、甘い癒やしはサイクリングをもっと楽しいものにしてくれる。※記事中の情報・価格は2014年4月取材時のもの
2014年05月30日(画像はプレスリリースより)血液と血管の浄化をサポート創業以来、世界中に散らばる本当においしいもの、体に優しい安全なもの、安心で約立つものを選りすぐり販売している三和インターナショナル株式会社は、注目の成分「三七人参サポニン」と「セサミン」を配合した健康サプリ「みらい爽爽」を発売した。最古の人参「三七(田七)人参」「金不換(お金にもかえられないもの)」という別名を持ち、2億数千年前から存在する「最古の人参」とされている生薬。中国雲南省文山州の海抜1,500~1,800mの山岳地帯で栽培され、驚異的な薬効が世界で注目されている。豊かな生活を送るために「みらい爽爽」には、体を元気にする要素がぎっしりで、中国で肝臓や血液改善の特効薬として使われている「サポニン」が高麗人参の20倍以上、普通の三七人参粉末の10倍以上含まれている。若々しさ役立つ高品質なスリランカ産の有機栽培セサミを使用したセサミオイルで、抗酸化の高い物質を生きたまま豊富に配合。幻の天然バンバラハチミツも配合している。【参考リンク】▼三和インターナショナル株式会社プレスリリース/@Press▼「みらい爽爽」特設ページ▼三和インターナショナル株式会社
2014年03月16日筑波大学と物質・材料研究機構(NIMS)は2月10日、有機薄膜太陽電池に用いる高分子材料の新たな合成手法を開発し、高い純度を有する材料を簡便に得ることに成功したと発表した。同成果は、同大 数理物質系の桑原純平講師、神原貴樹教授、NIMS 太陽光発電材料ユニットの安田剛主任研究員らによるもの。詳細は、「Advanced Functional Materials」オンライン版に掲載された。有機薄膜太陽電池は、軽量、フレキシブル、低コストという特徴から、次世代の太陽電池として注目されている。近年、その発展は目覚ましく、変換効率が10%を超える報告もある。しかし、すでに実用化されている無機材料を使用した太陽電池と比較すると、変換効率や耐久性の面で改善の余地を残している。そのため、有機薄膜太陽電池の特性向上を目指した材料開発やデバイス構造の最適化が盛んに進められている。有機薄膜太陽電池の発電を担う部分には、一般的にフラーレン誘導体とπ共役高分子を混合したものが用いられている。太陽光を良く吸収し、効率よく発電できる材料の開発を目指して、様々な構造の化合物が合成されてきた。これらの研究の蓄積により、太陽電池材料に適した構造が明らかになってきている。一方で、材料の純度向上も重要な課題となっている。材料に含まれる不純物が変換効率を低下させ、さらに、素子の劣化を引き起こすためである。高い純度の化合物を得るためには、合成の後に入念な精製操作が必要となる。将来的に有機薄膜太陽電池が広く実用化されるためには、材料を低コストで大量生産する必要があり、簡単な精製操作で高い純度の材料を製造することが求められる。その手段の1つとして、合成方法を抜本的に見直すことで反応によって生じる不純物の量を低減することが考えられる。分離すべき不純物が少なければ、精製操作が簡単になり、生産プロセスを低コスト化できる。有機薄膜太陽電池の材料であるπ共役系高分子は、これまで主にクロスカップリング反応を用いて合成されてきた。この手法は適応範囲が広く様々な高分子の合成が可能であるため、有機薄膜太陽電池の発展に欠かせない技術である。その一方で、スズやホウ素、リンなどを含む不純物が副生されるため、反応後にそれらを除去する必要がある。これに対し、研究グループは、π共役系高分子の合成において、クロスカップリング反応の代替として新しいカップリング反応を用いる手法を開発し、高純度の高分子を簡便に合成することに成功した。同方法では、反応剤のC-H結合を反応点とするカップリング反応を用いるため、従来のクロスカップリング法では必須であったホウ素化合物などを必要としない。さらに、反応条件の検討を行い、リン化合物の添加も不要な合成法を確立した。これによって、生成物である高分子にホウ素やリンなどの不純物が残存する懸念が抜本的に解消された。次に、期待通りに高分子の純度が向上しているかを、従来法で合成した高分子と比較することで検証したところ、元素分析や微量分析の結果から、同じ精製方法であっても、新規合成法によって得られた高分子が高純度であることが明らかになった。また、この高純度高分子を実際に太陽電池の材料として評価したところ、4%の光電変換効率が得られた。従来法で合成した同じ骨格の高分子を用いた場合の変換効率は0.5%であることから、材料の純度の高さが太陽電池特性の向上に大きく寄与していると考えられる。さらに、連続光照射下での変換効率の経時変化を追跡したところ、高純度材料を用いると素子が長寿命化することを見出したという。今回の不純物の種類や量を低減できる合成方法により、簡単な精製操作で高い純度の高分子を得ることが可能になった。同方法を用いて、高い変換効率を示す最先端材料を高純度で合成すれば、さらに変換効率を向上させることが可能になる。また、反応効率や生成プロセスなどの面で大量生産にも適した合成手法であることから、新たな製造技術としての活用も期待されるとコメントしている。
2014年02月12日