ドコモ・ヘルスケアはこのほど、「からだと食生活に関する調査・分析」の結果を発表した。同調査は、同社が運営する「からだの時計 WM」の機能である「管理栄養士相談サービス」の利用実態をもとに行ったもの。2015年3月~10月末の期間、のべ785名のデータおよび利用者から投稿された食事の写真を分析した。はじめに同サービスの利用目的を集計したところ、「ダイエット」(39%)という回答が最も多かった。次いで「メタボ解消」(15%)、「疲労回復」(7%)と続いている。次に食事内容について、利用者から投稿された食事写真を解析し、野菜の摂取率を算出した。利用者のBMIで比較すると、やせている人ほど、よく野菜を食べているということがわかった。また管理栄養士からの785人へのアドバイスの中で、「野菜」という単語が出てきたのは1,551回にのぼり、野菜に関するアドバイスの多さが伺える結果となった。さらに食事時間についても調査した結果、全曜日を通しての平均食事時間は、朝食が7時22分、昼食が12時39分、夕食が19時41分となった。昼食に関しては、特に12時台前半に集中していた。曜日ごとで見ると、朝食時刻は土日の方が遅くなり、夕食時刻が一番遅いのは金曜日となった。同社は「いつもより少しだけ長く仕事をして飲み会へ向かっているのでしょうか」とコメントしている。
2015年12月02日「淑徳大学看護栄養学部教授」監修株式会社ファミリーマートは、淑徳大学看護栄養学部の教授で、管理栄養士の桑原節子氏監修のもと共同開発した弁当第5弾として、「蓮根入りメンチカツ弁当」を、2015年11月17日(火)から、地域限定で発売を開始した。【商品名】蓮根入りメンチカツ弁当【価格】本体:462円、税込:498円※食塩相当量:2.0g以下、カロリー目安:598kcal(プレスリリースより引用)販売対象となるファミリーマート店舗は、関東地方を中心とした茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県・長野県・静岡県東部の約4,800店となる。第5弾は「蓮根入りメンチカツ弁当」ファミリーマートでは、2015年6月から、臨床栄養学のプロフェッショナルである桑原節子教授監修のもと、塩分や栄養バランスに配慮して共同開発した弁当を発売し、美容や健康への感度の高い人に支持を得ている。この度第5弾の発売となった、「蓮根入りメンチカツ弁当」は、歯応えと食感の良い栄養豊富な野菜である、蓮根、人参、たけのこを使用したメンチカツにソースをかけた主菜でボリューム感を出した。主食には、“黒米入り麦ごはん”、副菜には、“小松菜だし煮”、“もやしときのこのカレー炒め”、“ほうれん草のコーン炒め”や“インゲンの胡麻和え”など、慣れ親しんだ和食をダシや香辛料を効かせることで、おかずの塩分を抑え、野菜を中心に組み合わせ、彩り良くヘルシー仕上げた。(画像はニュースリリースより)【参考】・株式会社ファミリーマートニュースリリース
2015年11月20日ゾーホージャパンは10月30日、クライアント管理ソフトウェア「ManageEngine Desktop Central(Desktop Central)」の正式版をリリースした。同ソフトは、WindowsやMac、Linuxに対応したデスクトップ端末の統合管理ソフトウェアで、PC、ワークステーションなど、サポート対象OS搭載のあらゆる端末を一元管理できる。2005年より北米やヨーロッパなどで販売を開始し、6月時点で全世界1万社の導入実績を持つ。同社では、多くの企業がセキュリティ強化への関心を高めていることや、企業システムのクライアント環境もWindowsとMacの混在環境が増えていることから、日本での製品展開を決めたという。パッチ管理機能では、OSやサードパーティ・アプリケーションのパッチを自動的に適用し、クライアント端末をセキュリティ脅威から守り、ソフトウェア管理機能では、複数の端末に一括でソフトウェアを配布したり、ソフトウェアのアンインストールを簡単に実行したりできる。そのほか、USBデバイス制御やIT資産管理、リモートコントロール、サービスパックのインストール、Active Directory関連のレポート、電源管理などの機能を備えている。価格は、管理対象のクライアント端末の台数による課金体系に基づいており、年間1端末当たり1821円~3960円(最小ライセンスは50端末)となる。
2015年11月02日ザ・プリンス パークタワー東京(東京都港区)はこのほど、医師・管理栄養士が監修する1泊2日の「プチ断食」プランを発売した。今回発売したのは、固形物を除いた食事と適度な運動で「プチ断食」が行える1泊2日の宿泊プラン。滞在中は、1日目の夕食と2日目の朝食・昼食に、管理栄養士監修「断食プラン専用食事メニュー」として、茶わん蒸しやスープなど消化器系を休める食事が提供される。また、同ホテル内のスポーツクラブも自由に利用できる。スポーツクラブでは、トレーニングマシンや室内プールを使った運動に加え、天然温泉の入浴も可能。東京タワーや増上寺に囲まれた芝公園散策などを通して、体と向き合う時間を作ることができるという。客室にはヘルスメーターが手配されているほか、無料のビデオオンデマンドで映画も鑑賞できる。同プランの利用が可能な宿泊期間は2015年10月20日~2016年3月31日。料金は1室1名の利用で3万6,900円~、1室2名の利用で2万4,100円~となっている(いずれもサービス料・消費税が含まれているが宿泊税は別)。
2015年10月21日管理栄養士と共同開発したヘアケア製品P&Gは、同社が展開するヘアケアブランド「ヘアレシピ」の新CMに俳優・速水もこみちさんを起用した。「ヘアレシピ」は管理栄養士と共同開発し、使用する素材ひとつひとつとそのレシピにこだわったヘアケア製品。コンセプトを「髪に、ごちそう。」とし、美味しいものを食べた時のような心が満たされるヘアケアで、濃密なうるおい髪を実現する。CMの舞台はキッチン!新CMは、「ヘアレシピ」こだわりの素材が並んだキッチンが舞台。光が差し込むキッチンで素材を見つめるもこみちさんが勧めるのは、素材の力で髪を美しくする「ヘアレシピ」。長身に映える白いシャツとエプロン姿の爽やかなもこみちさんに注目だ。もこみちさんも「きれいな髪のひと」が好き?新CMの撮影に際し、もこみちさんに「髪がきれいな女性はどう思いますか?」という質問をしたところ、速水さん:髪がきれいな女性はとてもいいと思います。女性にとって髪の毛というのは特別なもので、もうひとつの大事な命のようなものだと思います。髪をきちんとケアしていたり、きれいに保っているひとは本当に素敵だな、と思います。(引用:プレスリリースより)とのこと。新CMは2015年10月10日(土)より全国でオンエア開始だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・P&G プレスリリース/Digital PR Platform
2015年10月12日「ダイエットのためにお肉を控えてる、なんていう若い女性の声を聞くたびに、“逆よ!キレイになりたいならもっとお肉を食べて!”と思うんです」と言うのは、栄養士で学術博士(食物学)の佐藤秀美先生。肉に含まれる栄養素と女子の美、実は深い関係があると言います。「まず、お肉が良質なタンパク質源であることは周知の事実ですが、なぜそれが美に必要かというと、タンパク質は内臓の原料だから。皮膚や筋肉、臓器に必要なタンパク質の生産工場である肝臓の細胞は、約10日で生まれ変わるといわれています。タンパク質が不足すれば肝臓は弱り、皮膚や筋肉の質が落ち、結果、キレイが損なわれることに。また美肌を作るビタミン類や、肌の血色や髪のツヤに関わる鉄や亜鉛など、肉は栄養素の宝庫。ダイエットに必須のL-カルニチンも含有。つまり美の原料はすべて肉にあります」以下、お肉の、女子の美に良いポイントを6つご紹介。これを読んだらきっと、すぐお肉を頬張りたくなります!■良質なタンパク質が摂れるから、体の内も、外も健康に!健康で美しい体でいるためには、体を司る“いい内臓”を持っていることが必須条件。その内臓を作る原料になるのが、タンパク質です。タンパク質は、体内で合成できるものもありますが、肉には、体内では合成できない“必須アミノ酸”が9つ含まれています。これぞ素晴らしいタンパク源!■脂肪を燃やす“L-カルニチン”で、ダイエット効果も。体内の脂肪を燃焼させるとき、絶対必要なのが“L-カルニチン”というビタミン様物質。この成分がたくさん含まれているのが肉の赤身の部分。L-カルニチンをたくさん摂ることで、ダイエット効果も期待できます。また同じく脂肪燃焼を助けるパントテン酸やマグネシウムも、肉にはたくさん入っています。■亜鉛や鉄分が効率よく摂取できるので、髪がツヤツヤ&血色向上。髪の美しさをキープする栄養素・亜鉛も肉はたっぷり含有。また細胞に酸素を運ぶ役割を担うのがヘモグロビンで、その材料になるのが鉄。肉の鉄分は〈ヘム鉄〉といって、植物に含まれる〈非ヘム鉄〉より体内吸収率が高い。肉を食べれば鉄分がしっかり摂れ、血行が良くなって、肌がバラ色に。■たくさんのビタミンで、瞳が輝き、肌がつるん!牛肉や羊肉に含まれるビタミンAは、粘膜細胞を再生してくれるので、目の粘膜にも潤いをプラス。また、豚肉にたくさん含まれることで有名なビタミンB1などのB群には、肌荒れを予防する力が。抗酸化の働きを持つビタミンEも、実は肉に入っています。他にもコラーゲンなど、肌に良い成分がたくさん!■たくさん噛む&内臓もよく動くので、食事中から代謝がアップ。肉といえば、比較的よく噛んで食べるもの。実はその行為自体がエネルギーを使うので、噛むほどに代謝がアップ。また、消化するために臓器もよく働き、さらに分泌液をたくさん出すので、それに対してもエネルギーを消費。肉を食べること自体で、カロリーを消費しているわけです。なんだかお得な食品?■セロトニンがたっぷり分泌され、心も体もハッピーに。別名“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニン。肉には、良質なタンパク質やビタミンB群(特にB6とナイアシン)、鉄分など、セロトニンを合成するために必要な栄養素がたっぷり。お肉を食べた後、「お腹いっぱいで幸せ♪」となるのは、ちゃんと理由があるのです。落ち込んでいるときほど、お肉をどうぞ。※『anan』2015年10月14日号より。写真・高杉 純
2015年10月11日京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は9月30日、連結経営管理ソリューション「GreenOffice Profit Management」に予算管理機能と原価管理機能を追加した新バージョン(Ver.1.8)を10月1日より提供を開始すると発表した。同ソリューションは、ERPなどの基幹システムから日々の実績データを取り込み、事業経営に必要な経営情報の見える化を行うことで、マネジメントサイクルを確立する管理会計ソリューション。新バージョンでは、「予算管理機能」と「原価管理機能」が追加された。追加された主な機能の特徴として、「予算管理機能」では、売上・経費・原価などの各種予算を策定でき、トップダウンとボトムアップの両アプローチで予算策定することが可能な点が挙げられている。また、予算シミュレーション機能により、複数のシナリオから最適なシナリオを選択し、正式な予算として採用することができるほか、期初に立てた予算を適切なタイミングで、経営環境の変化や直近の実績に応じて見直すローリング予算にも対応しているという。「原価管理機能」では、標準原価や見積原価と実際原価の差異をさまざまな切り口から分析でき、工場・工程・品種の切り口や改善活動の責任単位である部門切り口で差異分析することを可能としている。また、予算管理や業績管理と連動しており、会社業績と連動した形で原価低減活動を行うことができるほか、間接費の配賦にも対応しており、部門別・品目別での配賦が可能で、配賦基準も細かく設定することができるとしている。同ソリューションの価格は、20ユーザーで840万円(税別)~となっている。別途、導入費用・保守費用・ハードウェア費用などが発生する。同社は初年度でインテグレーション含め、2億円の販売目標を掲げている。
2015年10月01日子どもの食事については、何かと悩みが尽きないもの。特に乳幼児期は、あれこれ試行錯誤が続く時期でもありますね。そんな時に頼りになるのが、自治体の保健センターなどにおかれた相談窓口です。管理栄養士・保健師・歯科衛生士など専門職の方が在籍していて、日頃の食事や育児に関する相談に丁寧に答えてくれます。これでもいいんだ!という自信が持てる実は私も、娘の離乳食で悩んでいた時に、保健センターの電話相談を利用しました。わざわざ電話するほどでも…と、少しためらっていたのですが、実際に栄養士さんとお話しすると、丁寧なヒアリングで改善点をアドバイスしてくれるだけではなく、良いところも教えてくれるので、「このやり方でもいいんだ!」と自信やゆとりが持て、気持ちが軽くなりました。本やインターネットでもたくさん情報がありますが、それでもスッキリしないなぁというママは、ぜひ身近な保健センターなどで、話を聞いてもらうのもオススメですよ!今回は、品川区保健所・荏原保健センターで、子どもの食事についてよくある相談内容とそのアドバイス例を教えていただきました。離乳食期の悩みで多いのは「食べない」ことこちらの保健センターでは、やはり乳幼児期の食事についての相談が多いそう。まず、離乳食期で多いのは、「食べない・食べる量が増えない」というお悩み。そんなママのチェックポイントとしては、食事の時間が決まっているか授乳間隔がちゃんと空いているか?果汁やイオン飲料、ベビー用おやつをあげていないか? という点があげられるそうです。特に母乳育児の場合は、泣いているとすぐに授乳してしまいがち。ちょこちょこ飲むことで常にお腹が満たされてしまい、その結果、離乳食が進まないことも。1日の食事とミルクの時間を見直して、空腹の時間をちゃんと作り、次の食事に備えるよう、リズムを付けるのが大切だそう。さらに、あまり食べさせようとしすぎると余計食べなくなる傾向も…。ママも心にゆとりを持てるといいですね。1~2歳頃の食の悩みは「偏食」や「遊び食べ」次に、1~2歳の頃の食事では、「好き嫌いや偏食」、「遊び食べ」の相談が多いとのこと。そんなママへのアドバイスは、空腹で食卓につくこと食べやすい切り方・調理法にすること(大きさ・かたさなど)苦手なものも時々は食卓に並べ、食べる機会をなくさないことおもちゃは片付け、食事に集中できる環境をつくること。食卓についてから、30分以上たっても食べ終わらない場合は、無理に食べさせず片付けること この時期は、野菜のようにうま味が少なく、苦みが多い食品をおいしいと感じることができないため、嫌がることもあります。今は、いろいろな食品と出会いながら、味覚を形成していく時期。おいしいと思って食べられるようになるまでは、長い時間と多くの経験が必要です。葉物野菜のように繊維が多いものは、まだ噛んで飲み込むことがうまくできないため、大人よりもやわらかくゆでる、繊維を断ち切るように垂直に切るなど、調理を工夫することで食べやすくなることも。また、食べない食材でも、「もう出さない!」のではなく、時々ごく普通に食卓に並べて、一緒に「おいしいね!」と食べてあげるのが良いのだとか。少しずついろいろな味にも慣れてくるので、食べられる機会は無くさないであげるのが大切だそうです。空腹で食卓につけるよう大人が意識することで、子どもも食事に集中し、苦手なものもおいしく食べることができるというアドバイスもいただきました。今回ご協力いただいた品川区荏原保健センターでは、電話相談や予約をすれば対面での相談も可能です。「『聞いてもらってよかった! 何かあったら、また相談しよう!』と思ってもらえたら嬉しいです」と話してくださいました。各市区町村、皆さんのお住いの近くにも身近な相談窓口がありますので、気になることがあったら一人で悩みすぎず、気軽に相談してみてはいかがでしょう?
2015年09月22日ヘルスケア市場に参入するベンチャーが急増している。その先駆者となるのが2012年創業のFiNCだ。栄養士やトレーナーなどダイエットの専門家が、スマホアプリを通じてマンツーマンの指導を行う「FiNC ダイエット家庭教師」など生活者の健康を支援するサービスを提供する。同社のファーストプロダクトは、DNAや血液、生活習慣などの各種検査サービスだった。これにより、一人ひとりに最適化された情報提供は実現したものの、実際のアクションは生活者の判断に委ねられていた。つまり、検査サービスだけでは、情報提供を超えたサポートを実現できなかったのだ。「スマホを使って検査結果に合わせたサービスを提供できれば、時間と場所にとらわれずしかも効率的に、多くの方に最適なソリューションを届けられる ―― この気付きが起点となり、およそ2年後の2014年3月、FiNC ダイエット家庭教師をリリースしたんです」と振り返るのは、FiNC 代表取締役社長 CEOの溝口勇児氏だ。○組織の実行力は、経営者と現場の相互理解が生み出すもの溝口氏 : 複雑な家庭で育ったこともあり、中学生の頃からいろいろな仕事をしてきましたが、高校3年生のときに従事したスポーツクラブでのトレーナーは、これこそが自分の天職だと感じ、その後長らくプロアスリートの体づくりに携わることになりました。しかし、お客さまの生活習慣まで踏み込んで支援すると、自分一人が担当できる人数は50~100人が限界なんですよね。多くの方から指導してほしいとお願いされるのに、そのすべてをお受けできないことに対して申し訳なさを感じていました。だからこそ次のステップに進まなければと思い、高品質なサービスを提供できるトレーナーを育成する指導者、さらには支配人として経験を積んでいきました。24歳のときには業績不振に陥った老舗スポーツクラブの経営を任せてもらう機会をいただき、その会社は今にも潰れてしまいそうな状態でしたが、当時の経営者は藁にもすがる思いだったんでしょう、僕に賭けてくれたんです。この案件は、周囲にライバル施設が続々と新規参入していたこともあって、業界では経営改善が難しいと言われていましたが、業績回復に成功し、コンサルの依頼が舞い込むようになりました。独立したのは27歳のときです。初期の頃は、業績不振企業の立て直しやコンサルを続けながら、稼いだお金を人件費や開発費に充てていました。――― コンサルの仕事で結果を残せた要因は何でしょう?実行力のある組織を作り、正しい施策を打ったことだと思います。業績が低迷している企業は往々にして、経営陣と現場との間に軋轢があります。これは、「経営陣のコミュニケーション能力の乏しさ」と「現場の理解力の無さ」に問題があるためだと考えています。たとえば、僕もアルバイトだったとき、社員の指示に納得できなかったり、違和感をおぼえたりした記憶があります。しかし、僕が社員になったときは、アルバイトが僕に対して、当時の僕と同じ不満を抱えていた。「ある立場になった途端に、下から同じ不満を持たれる」という構図が続き、双方の摩擦がなかなか解消されずにいたんです。この原因はシンプルで、当時見えていなかったものが、1段上がることで見え始めたからです。1階にいた経験しかない人は、当然1階からの景色しか見えません。一方で、10階まで上った経験のある人は、10階からの広い視野を持って意思決定できるわけです。僕も社員になって初めて「(当時の社員は)こんなに次元の高いところからものを見ていたんだ。自分が理解できていなかったんだ」と気づきました。この気付きから、二者間にある隙間を埋めていくための施策を行ってきました。組織が一枚岩になれば実行力が増します。指示を出すのは上の人でも、実際に動くのは現場ですから、お互いの間で信頼関係ができていれば、強い実行力が生まれると考えたわけです。――― そういった経験を、現在の組織運営にどのように活かしていますか?どんなに難しい意思決定をするときであっても、伝えるのが億劫なことであっても、社員に対して思考プロセスを丁寧に開示するようになりました。たとえば「60度」と耳で聞くと、人によって温度や角度など、捉え方はさまざまですよね。自分が温度のつもりで伝えても、相手の受け取り方が違うと、コミュニケーションは成立しなくなりますし、コミュニティもまとまらなくなります。また、僕たちは「世界で最も戦略の実行スピードが速い組織」を目指しています。アイデアはいくらでも思い浮かびますが、形にするには実行力が必要不可欠ですし、形にできなければ価値を生み出せません。そのために、やはり、積極的なコミュニケーションが大切になります。スムーズに意思疎通できていれば、変な遠慮が生まれて物事が進まなかったり、ムダな時間を過ごしたりすることはありません。加えてもう1つ、明確なビジョンを持つことも重要だと考えています。言い換えると、ゴールを曖昧にしないことでしょうか。ゴールがクリアになっていれば、目の前に突き付けられる選択肢を正しく選ぶことができ、迷わず最終地点へと向かっていけますから。○一流の人間に囲まれているから弱い自分に打ち勝てるとはいえ、創業後2年はヒト・モノ・カネ、すべてが不足していました。ヒトでいうと約10人の社員のうち、アプリを開発できるエンジニアは0人。次のステージに進むため、自分たちでプロダクト開発をする必要がありましたが、エンジニアを新規で採用するには当然お金が必要です。まとまったお金を手に入れるには、投資をしてもらうのが一番ですが、そのためにはプロダクトを見せる必要があります。結局のところ、当時あったのは "思い" だけでした。友人たちに「起業している人でも、CTOをしている人でも良いので、◯◯さんが知っている中で一番優秀なエンジニアに会わせてほしい!」とお願いし、いろいろなエンジニアと会い続けました。大きな転換点になったのは、元MEDICA創業者の南野充則(現 取締役CTO)との出会いです。彼は会社を2つ経営していましたが、彼の下で働いていたエンジニア4人と共に、2013年末にFiNCに参画してくれた。僕の思いに賭けてくれた彼らが3カ月間に渡って、一生懸命作ってくれた高機能なプロダクトのおかげで、大きな資金を得て、優秀な社員を採用し、プロダクトの質を上げ、より大きな資金を得て……と正のサイクルが回るようになったんです。――― 南野氏以外にも、元LINE代表取締役社長の森川氏や元クックパッド最高財務責任者の成松淳氏など、一流の人々を次々と経営陣に巻き込んでいますよね。幸運なことに、僕らの事業は市場性・社会的意義・タイミング・ヒトの4つが揃っているんです。マス市場を攻めていますし、社会性も大きいですし、世の中が大きく変わるタイミングでもありますし、そこに素晴らしい人たちがいる。どれだけ崇高なビジョンを掲げていようと、本気で具体的なゴールを目指す集団に見えなければ、誰も手伝ってくれないと思うんです。この4つが揃った状態で、5年で時価総額1兆円達成という大きなゴールを設定しています。ゴールから逆算すると、その世界を自分の目で見てきた、かつ実績を持っている一流の人が必要になる。僕は真剣に「本気でゴールを目指しているので、◯◯さんのことが必要なんです!」としつこくお願いします。それがたくさんの素晴らしい人たちを巻き込めている要因かも(笑)。というのも、僕にはゼロから作ったプロダクトを大きくスケールさせた経験はありません。たとえば僕が10階からの景色を見ているとすると、森川氏は100階からの景色を眺めているでしょう。その世界を見てきた人からアドバイスをいただくと、目指すところに行きつく確率は格段に上がると思いますし、道を誤ってしまう確率も減ると思うのです。――― 元サッカー日本代表監督の岡田武史氏を新たに株主として迎え入れたことも話題になりましたね。僕は若い頃から「尊敬する人は?」と聞かれるたびに、岡田元監督のお名前を挙げていました。本音を言うと、尊敬という言葉は相手を追い越せない気がして、好きではないんですが(笑)。でも、岡田元監督に対しては、尊敬という言葉を心から使いたいと思ってしまうんです。日本代表を率いてきたマネジメント力や経営哲学、リーダーとしての姿を長年拝見してきて、多大な影響を受けています。本当に一流の方ですから、組織作りをする上で学びを受けたいと思っています。僕は決して心が強い人間ではないので、どうしても怠けたくなるときがあります。哲学書と漫画が並んでいれば、つい弱さの方が勝ってしまい、漫画を選んでしまうこともあるので。でも、尊敬する方が僕たちにお金を預けてくれて、思いをぶつけてくれているとなると、弱い自分を律することができるんです。自分を追い込む環境を意図的に作っています。僕はよく社員に「you are what you choose (あなたは選択で作られている)」といった話をします。人生は選択の積み重ねでできています。ゴールさえ見えていれば選択そのものは簡単ですが、己に勝ち続けることはとても難しい。己に負けない人だけが、最終的にゴールに到達できると思うんです。――― 代表取締役を3人体制にしたのにも、自らを追い込む環境作りを行う意図があったのでしょうか?そうですね。小泉も乗松もトップマネジメントを歴任してきて、経験・実績共に豊富ですから、非常に高い視座を持っています。彼らと仕事を進めることで、僕自身の視座も引き上げられているのを感じます。また、僕のようにトップの立場になってしまうと、酸いも甘いも噛み分けた年齢でもないのに、指摘してくれる人はいなくなってしまいます。僕の性格や考え方、会社の状況や目指すゴールなどを理解していて、多くの経験を積んでいる2人が両脇を固めてくれるのは、本当にありがたいことです。また、3人というのはちょうど良い人数でもあるんです。直近2カ月で、僕たちは周りから心配されるくらい激論を交わしてきましたが、3人いると1人が「まぁまぁ」と仲裁に入りやすいんですよ(笑)。2人だと激論の末、仲違いしてしまう……なんてこともあり得ますが、3人だとそうはなりません。今後の取り組みを少しお話させていただくと、五期目(2015年9月時点は四期目)でアジアへ進出する予定で、現在リサーチを行っています。日本は、他国がまだ直面していないレベルの問題をいくつも抱えた課題先進国だと言われています。だからこそ、課題への対応方法を導き出せれば世界に出ていけるはずなんです。それなりに息の長い戦いになるのは覚悟しています。しかし、海外でも「一生に一度のかけがえのない人生の成功をサポートする」というビジョンを掲げ、今から仕掛けていきたいと思っています。
2015年09月18日ローソンはこのほど、管理栄養士が開発した"ごはんの主役になるサラダ"、「蒸し鶏のボウルサラダ~コクと甘みの玉ねぎドレッシング~」を発売した。○食事にもなるサラダ同商品は、レタスやグリーンリーフなどの生野菜に、しょうが風味をきかせた蒸し鶏、かぼちゃの素揚げ、ブラックペッパーでアクセントをつけたポテトフライ、ぶなしめじと玉ねぎのソテー、チーズのバジルソースなどを盛り付けたサラダ。「蒸す」「揚げる」「炒める」など、さまざまな調理法で仕上げた具材の風味や食感を味わえる。また、玉ねぎの甘みとうまみを生かした「和風玉ねぎドレッシング」で、生野菜をしっかり摂ることができる、食事としても満足感のあるサラダに仕上げたという。価格は420円(税込)。販売店舗は全国のローソンおよびナチュラルローソン店舗(「ローソンストア100」は除く)。
2015年09月09日タニタ食堂(R)管理栄養士監修森永乳業株式会社は、健康総合企業の株式会社タニタとコラボレーションしている「タニタ食堂(R)の100kcalデザートかぼちゃプリン」を9月1日(火)より全国にて期間限定で新発売する。「タニタ食堂(R)の100kcalデザート」シリーズ2011年3月から、株式会社タニタの監修のもと、人工甘味料は使用せず自然な甘さにするため、味にアクセントのある食材を使用し、カロリーは計算しやすい数値に設計された発売以降人気の商品だ。脂肪分を抑え、素材の味を活かした自然な甘さに仕上げたことで、同社従来プリンと比較すると、3~5割のカロリーカットとなる、1個85g当たり100kcalを実現した。“おいしさ”と“満足感”を得ることができる、タニタ食堂(R)の管理栄養士監修のデザートが100kcalで、価格も120円(税別)と手に取りやすいのも特徴だ。秋の味覚が100kcalで堪能季節限定で新発売する「タニタ食堂(R)の100kcalデザートかぼちゃプリン」は、秋の味覚として毎秋発売し、支持を得ている。北海道産かぼちゃをたっぷりと使用し、シナモンの隠し味が素材の甘い味わいを引き立て、ほくほくした食感が楽しめるかぼちゃプリンとなっている。なお、9月下旬から10月下旬頃までの期間限定でハロウィンをイメージしたパッケージデザインを展開する。(画像はニュースリリースより)【参考】・森永乳業株式会社ニュースリリース
2015年08月30日ファミリーマートは18日、神戸市立医療センター中央市民病院の管理栄養士監修のもと開発した「焼鮭とゴーヤチャンプルー弁当」を、関西地方(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)のファミリーマート店舗で発売した。○神戸市立医療センター中央市民病院の管理栄養士監修の弁当第7弾同社と神戸市は2013年12月、「包括連携に関する協定」を締結。健康の増進・食育に関する具体的連携として、"バランスの良い食事"や"塩分の抑制"などのコンセプトのもと、2015年1月から神戸市立医療センター中央市民病院の管理栄養士監修の弁当を発売している。今回発売となる第7弾の弁当は、旬のにがうりと国産豚もも肉を使用した"ゴーヤチャンプルー"をメインに、焼鮭や野菜のおかずをバランスよく合わせた。食塩相当量約1.3gで、カロリー目安は538kcal。価格は498円(税込)。なお、同商品の売り上げの一部は、神戸市立医療センター中央市民病院の医療サービスの向上に役立てられる。
2015年08月21日暑い夏にも、バーベキューや焼肉、カレーなど、肉を食べる機会は意外に多いもの。夏バテ防止にぴったりだとはいえ、やはり気になるのはカロリーです。そこで管理栄養士の望月理恵子さんに、肉並みの満足感を得られつつも、カロリーが低い食材を教えてもらいました。それぞれ、食材200gあたりのカロリーで比較しています。ちなみに牛肉(和牛バラカルビ)は1,034キロカロリー、豚肉(バラ)は772キロカロリー、鶏肉(皮付きもも)は400キロカロリーとなっています。素材に合ったおいしい食べ方も伺っていますので、ぜひ毎日の食事に取り入れてみてくださいね。■10位:車麩・・・774キロカロリー(直径約5cmのものは1個4g)出汁など、水分をたっぷり吸い込んだ料理にすると満腹感を得られます。ただし、炒め物、揚げ物は油を吸いやすいので要注意。■9位:ソイミート・・・720キロカロリー(1食分10g)大豆を原料にした加工食品で、ハンバーグやミートボールなどひき肉の代用として活用できます。味や食感は肉のようなのに、カロリーは低く、植物性のタンパク質や大豆イソフラボンが豊富なのが女性にとってはうれしいですね。■8位:テンペ・・・404キロカロリー(1人前50g)インドネシアの伝統食品で、大豆の煮豆をテンペ菌で発酵させたもの。そのまま食べても食べ応えがあり、おいしく食べられますし、ステーキのように焼いても風味豊かです。■7位:魚肉ソーセージ・・・322キロカロリー(1本約90g)味がついているので、そのままでも、ウィンナーのようにグリルしても美味しく食べられます。■6位:ちくわ・・・242キロカロリー(1本30g)細かく刻めばひき肉のように、ぶつ切りにすれば小さめのブロック肉のように扱えます。味がついているので、そのままグリルにしてもヘルシー。■5位:おから・・・222キロカロリー(茶碗1杯分150g)ひじき、しいたけ、ごぼう、ネギなどを混ぜてかさ増ししたり、豆腐と混ぜてハンバーグにしたり、いろいろと活用できます。■4位:グルテンミート(セイタン)・・・220キロカロリー(1人前50g)小麦粉に含まれるタンパク質を原料とした加工食品。少し癖があるので、揚げて甘酢あんをかける、もしくはカレーなどしっかりした味をつける料理に向いています。■3位:はんぺん・・・188キロカロリー(1枚120g)味がついているので、そのままオーブンで焼く、ソテーにする、などにも向いています。おでんのように水分を含めて食べるのもヘルシー。■2位:絹ごし豆腐・・・112キロカロリー(1丁300g)冷凍したり、重しをのせたりして水分を抜き、厚さを1/4ほどにすると、スライス肉のように扱えます。ヘルシーで栄養も満点です。■1位:氷こんにゃく・・・14キロカロリーダントツで低カロリーなのが、こんにゃくを冷凍して戻しただけの氷こんにゃく。食べやすい大きさに切って保存容器で1日以上凍らせたら、自然解凍してよく水気を絞って調理します。切り方次第で、スライス肉、ひき肉、ブロック肉などのように扱える上、豚、鳥、牛肉の代わりとしてどんな料理にも使うことができます。✳︎やはり、ダイエットの王道であるこんにゃくが第1位でした。凍らせることで肉のような食感になるので、料理のレパートリーが増えそうですね。これ以外にも11位に入った高野豆腐(200gあたり1,058キロカロリー/1個20g)なども煮物などに入れると満腹感の高い食材。また、ソイミートの一種であるソイハムや、魚肉ソーセージと同様に使える魚肉ハムなど、用途によって使い分けできる食材もいろいろあります。低カロリーで栄養価の高い食品を活用して、上手にダイエットしましょう!(文/平野鞠)【取材協力】※望月理恵子・・・管理栄養士、サプリメントアドバイザー、ビタミンアドバイザー。調剤薬局、サプリメント会社に勤務後、独立。強制・禁止などの指導ではない“楽しく自然に身に付く栄養カウンセリング”と、アンチエイジングクリニックや皮膚科などで美容・肩こり・冷え・眼精疲労など“健康な人にもおこりうる悩みに対してのカウンセリング”を得意とする。現在は、健康検定協会を運営しながら、栄養専門誌など、幅広い媒体で執筆活動中。
2015年08月18日Facebookは7月30日、アカウントのセキュリティ管理ツール「Facebookでのセキュリティを強化」を発表した。セキュリティ管理ツールは、Facebookの利用者がアカウントのセキュリティを強化する方法をまとめたツール。利用者は管理ツールの指示に従い、自分で設定を行う。具体的には、Facebookにログインした状態で1カ月以上使用していないデバイスがあれば、まとめてログアウトできる。管理ツールではログインしているデバイスの台数が管理され、デバイスの台数を確認し、不要と感じたら即ログアウトできる。次に、自分のアカウントを他人がログインした場合に自動通知を出す「ログインアラート」機能の設定だ。アラートを有効にすると、万一他人にアカウントを乗っ取られた場合、登録したメールアドレスなどに通知できる。もう一つが、パスワードの保護だ。他人にパスワードを見破られないためのヒントを紹介している。保護画面から新しいパスワードへの変更もできる。Facebookのデスクトップ版はヘルプセンターにアクセスすればすぐに管理ツールを利用できる。モバイルアプリ版は近日中の公開を予定している。
2015年08月03日井藤漢方製薬はこのほど、20~60代の医療関係者(医師、薬剤師、栄養士)の300人を対象に実施した「飲酒についての調査」の結果を明らかにした。調査期間は2015年6月。飲酒をしているか尋ねたところ、73%が「普段お酒を飲んでいる」と回答した。飲酒率を職種別に見ると、「医師」は85%、「薬剤師」は75%、「栄養士」は59%で、2014年に実施した一般男女の「飲酒調査」の飲酒率69%より、医師と薬剤師の飲酒率が高いことがわかった。また、飲酒頻度について調べたところ、医師の27%、薬剤師の22%、栄養士の7%が「ほぼ毎日飲んでいる」と答えた。医師は飲酒率も飲酒頻度も高い傾向にある。飲酒対策によいと考えている食品や成分について尋ねたところ、「ウコン」(49.7%)、「しじみ」(46.3%)が多くを占めた。一般を対象とした調査では、「しじみ」「ウコン」「牛乳」や「カキ」などの食品に集中して いるが、医療関係者は「タウリン」「オルニチン」「肝臓水解物」といった食品以外の成分の評価も高いことがわかった。知っている「飲酒対策サプリメント」について聞くと、「ウコン」「しじみ」はもちろん、「セサミン」(50%)、「オルニチンサプリ」(45.7%)など、具体的な成分による「サプリメント」の認知率が、一般よりも高かった。実際に飲酒する前や、飲酒した後に摂取するサプリメントについて尋ねたところ、飲酒対策によいとされる「サプリメント」や「ドリンク」を、医師たちも一般とほぼ同率で活用していることがわかった。
2015年07月29日クラウド型出張・経費管理サービスを提供するConcur Technologiesの日本法人であるコンカーは7月27日に、世界各地におけるリスク情報を企業の管理部門が把握し、主に海外へ渡航する従業員の所在管理や、迅速な情報共有で、現地従業員の安全確保のための対応を支援する「Risk Messaging(リスクメッセージング)」の日本市場での提供開始を発表した。○リスク管理の実態経済のグローバル化が進む中、海外への出張はもはや当たり前のように行われている。にもかかわらず、従業員がどういった交通機関を利用して、どこにどれぐらい滞在しているのかなどの情報を、きちんと把握できている企業は多くない。コンカー 代表取締役社長の三村真宗氏は、安全配慮義務を取り巻く状況の変化について、次のように解説した。「90年代までと比較して、現在は政治リスクなどの予見が困難になっている。例えば、ヨーロッパの街で突然テロが起こる、といった状況が発生している。また、出張予約の仕方も、インターネットの普及に伴って、予約方法が多様化している。以前は企業が旅行代理店経由で手配を行っていたが、現在は従業員が自ら予約を行うケースが多く、企業側での管理が困難な状況となっている」(三村氏)三村氏によると、この従業員自身が予約を行う"勝手予約"が、企業の中で2~3割程度を占めているという。これでは、危機が発生した際に、企業は情報収集にタイムラグが発生し、最終的には旅行会社頼みにならざるを得ない状況となる。○従業員の旅程情報を一元化する仕組み「Risk Messaging」は、RISKLINE社が提供する世界中のリスク情報や各国のリスクレベル情報を取り込むとともに、コンカーが提供している出張予約ツール「Concur Travel」や、航空券・ホテルなどの予約・発券システムであるGDS(Global Distribution System)と連携し、従業員の出張旅程情報を一元化するという。従業員が勝手予約を行ったサービスに対しては、予約メールをコンカーに転送することによってコンテキスト解析され、あらゆる情報を一元化できる仕組みとなっている。「『Risk Messaging』では、企業ごとに設定したリスクルールによって、RISKLINE社が提供するリスク情報を、従業員の所在地に応じて動的にリスク情報を提供する。また、企業の管理部門は、リスク発生付近にいる従業員に、リアルタイムに安否確認のメールを送信することも可能だ」(三村氏)○世界中の状況を可視化記者発表会では、実際に「Risk Messaging」のデモンストレーションが行われた。管理画面にはマップが表示され、従業員の所在地や滞在していた場所には黒いアイコンが、リスクが発生している地点は青い丸が表示される。リスクレベルを5段階に分けて、国ごとに色分けされている。リスク情報は事件や災害、交通事故などさまざまな情報が警告される。日本国内のリスク情報としてはこれまで、国会周辺で行われたデモや御嶽山の噴火などが表示されたという。米国コンカーでは、2015年5月12日21時23分に発生した、フィラデルフィアでのAmtrak脱線事故の際に、同サービスを利用して、翌13日の朝8時5分までに、脱線事故現場周辺にいる19人の従業員の存在をつきとめ、安否確認メールを送信し、同日9時25分までに19人全員の安否を確認したという。リスク情報確認と安否確認の両方を兼ね備えた「Risk Messaging」を、同社は8月3日から日本で販売を開始する。初年度の販売目標は20社となっており、3年間で合計100社の導入を目標として掲げている。
2015年07月28日神戸市とファミリーマートのコラボ第6弾株式会社ファミリーマートは、神戸市立医療センター中央市民病院の管理栄養士監修のもと開発した弁当の第6弾として、「鶏のレモンソース弁当」を、2015年7月21日(火)から、関西地方(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)のファミリーマート店舗約2,000店で発売を開始した。【商品名】鶏のレモンソース弁当※食塩相当量:約1.4g、カロリー目安:493kcal【価格】本体:462円、税込:498円(プレスリリースより引用)夏にピッタリ爽やかヘルシー弁当同弁当では、500kcal程度の適切なエネルギーが摂取でき、主食・主菜・副菜バランスが良く、塩分を食塩相当量一食当たり2g以下に抑え、野菜の積極的な摂取などをコンセプトに開発している。第6弾の弁当は、主食のご飯190gにもち麦を20%配合し、主菜にはヘルシーな鶏ムネ肉を揚げて、爽やかな味わいのレモンソースをかけ、トッピングにもレモンをあしらった。副菜には、旬の夏野菜である、いんげんのカレー炒め、茄子や赤黄ピーマン・ズッキーニのトマト炒め、キャベツともやしの炒めもの、パンプキンサラダと野菜もふんだんに使われている。神戸市立医療センター中央市民病院管理栄養士監修弁当ファミリーマートと神戸市は、2013年12月に「包括連携に関する協定」を締結し、2015年1月から健康の増進・食育に関する具体的連携として、神戸市立医療センター中央市民病院の管理栄養士監修の弁当を発売している。同弁当の売り上げの一部は神戸市医療センター中央市民病院の医療サービス向上に役立てられる。ファミリーマートは、健康で安心な毎日の生活を支援するライフソリューションストアを目指し、ドラッグストア一体型店舗の出店や、こうした健康に配慮した商品の開発をすすめている。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社ファミリーマートニュースリリース
2015年07月22日学研パブリッシングはこのほど、管理栄養士の木下あおいさんが監修した書籍「飲むだけでキレイになれる デトックスウォーター」を発売した。著者の木下あおいさんは、野菜や大豆、発酵食品などを用いた、体の内側から美しくなるための食事を発信している。ダイエット料理サロンも主宰しており、3カ月で5kgや10kgもやせる生徒が続々と誕生しているという。このほど発売した同書では、果物や野菜、ハーブ類などを容器に入れ、水を注いで作る「デトックスウオーター」を解説している。デトックスウオーターは水溶性ビタミンや水溶性食物繊維といった栄養素も摂取できるため、美容に敏感なモデルやタレントなども注目している飲み物であるとのこと。見た目のかわいさも特徴で、透明のタンブラーや、ドリンクジャーに入れた「Myデトックスウオーター」をSNSやブログでアップする人も多く、新たなファッションとしてもブームとなっている。同書では、木下さんが考案した2種類の食材でつくるお手軽レシピや、「美白、代謝UP、むくみ」などの美容やダイエットの悩み別レシピを掲載した。また、効果的な飲み方や読者の実践レポート、ボトル&ジャーカタログといった情報も紹介している。価格は864円(税込)。
2015年07月06日PHP研究所はこのほど『長生きしたけりゃ、トマトとたまねぎを食べなさい(白鳥早奈英/著)』を発売した。同書の著者・白鳥早奈英さんは、管理栄養士・調理師であるとともに、食べ合わせの提唱者でもある。白鳥さんによるとトマトとたまねぎは、糖尿病、高血圧などの生活習慣病予防から、便秘、冷え性、物忘れまでを解消する優れものの野菜であるという。単体として摂取するだけではなく、トマトとたまねぎを食べ合わせると、「栄養効果は3倍、おいしさは10倍になる」としている。しかし、そのようなメリットの多いトマトとたまねぎでも、それぞれの栄養素を生かす食べ方や調理法をしなければ、せっかくの栄養素がムダになってしまうという。同書では、トマトとたまねぎの栄養成分と健康効果、栄養成分を最大限に発揮する調理法を詳しく解説している。全5章の構成で、栄養成分や食べ合わせのほか、トマトやたまねぎの歴史やミニ知識についても紹介。レシピの章では、トマトやたまねぎに牛肉をプラスしたビーフシチュー、キウイフルーツを加えたガスパッチョなど、トマト&たまねぎ+1品の「健康レシピ」を掲載した。価格は1,100円(税別)。
2015年06月29日『美人は「食べて」綺麗になる。~この栄養素があなたをつくる~』(木下あおい著、大和書房)の著者は、インナービューティープランナー、管理栄養士として、女性が内側から美しくなるための食事を発信している人物。運営するダイエット専門料理教室『bejou』では、綺麗に痩せる生徒が続出しているのだとか。そして本書では、栄養素の観点から「太らない食べ方」についてさらに詳しく解説しているわけです。多くの働く女性にとって重要な問題について解説している、「22時以降のごはんでも太らないコツ」を見てみましょう。■食事はなるべく夜22時までに!残業などで日常的に帰宅が遅くなってしまう人も、決して少なくはないでしょう。しかし最近の研究では、夜22時~午前2時までの間に体内で脂肪が蓄積していくことがわかっているのだそうです。つまり、なるべく夜22時までには食事をすませておく方がよいということ。とはいえ食べずに寝ると、空腹で眠れないこともあるはず。眠れずイライラが高まると、ダイエットへのモチベーションも下がります。■食べてもOKな食材を知っておくそこで著者がオススメしているのは、夜22時以降でも「これなら食べても大丈夫」という食材を知っておくこと。まずおすすめしているのは、血糖値を急上昇させないきのこや海藻、コンニャク。あるいは腸の吸収力をセーブしたり、免疫力をアップさせたりする納豆やメカブ、オクラなどのネバネバ食品もいいそうです。■夜は手軽な“袋クッキング”がいいそして、これらの食材を調理するのが面倒だという人のために、ここでは3分でできる“袋クッキング”が紹介されています。たとえばサニーレタス、青菜、スプラウト、サラダ菜など好みの野菜をポリ袋にイン。葉が大きいものはちぎるだけでよく、どれも入れるだけでいいので、包丁を使う必要もないそうです。そこに、水で戻したワカメと豆腐を入れ、味つけの塩麹と黒酢を少々。あとは袋ごともむだけで、簡単で、しかも美容効果抜群のボリューミーな一品が完成するというわけです。これだけでも充分においしいのですが、さらにコクのある味を楽しみたいなら、アボカドやするゴマを入れるのもいいとか。■遅くなった夜にはスープがベターまた著者は、遅くなった夜にはスープを食べるようにしているといいます。舞茸や椎茸、のりやコンニャク、青菜やモヤシなど、包丁を使わずに食べられる食材を洗ってちぎって水と一緒に鍋に入れ、味噌で味つけするだけ。こうしてできたスープは、野菜の出汁がしっかり味わえるのがポイント。つくりすぎても、すりおろしたニンニクと豆乳を足して洋風シチューにするなど、バリエーションが楽しめるそうです。他にもさまざまな角度から綺麗になるための解説がなされているため、きっと役に立つと思います。(文/印南敦史)【参考】※木下あおい(2015)『美人は「食べて」綺麗になる。~この栄養素があなたをつくる~』大和書房
2015年06月18日○ハードウェアとソフトウェアの「購入」の意味は大きく異なる前々回よりIT資産管理の中でも重要な位置を占めるソフトウェア管理について紹介しているが、今回はその締めくくりとして、ソフトウェアのライセンス管理の重要性について解説を試みたい。まず最初に抑えておきたいのは、ハードウェアを購入することとソフトウェアを購入することの間に存在する大きな差異についてだ。ハードウェアの場合は、購入するのはその「所有権」であるため、一度対価を支払えば自分たちのものとなると考えていい。これは、私達にとって馴染み深い通常の買い物と同じである。ところがソフトウェアの場合には、購入するのはあくまで「使用する権利」に過ぎない。このため対価を払っても自分のものとはならず、ベンダーが定めた使用許諾条件に従うことが義務付けられているのである。そしてソフトェアに関わる権利には、著作権と特許権がある。購入後もこれらの保護下にあるため、勝手に複製を行ったりプログラムを無断使用したりすることは許されない。にもかかわらず、ソフトウェアはその特性から複製が容易だ。そこで不正なコピーを防ぐなど予め使用範囲を決めておくために、ソフトウェア購入の際にはソフトウェア使用許諾契約書に基づいてメーカーと契約を交わすようになっている。使用許諾の方法としては、パッケージのシールを剥がしたり、インストーラの「同意する」ボタンを押したりするだけで締結されるものも多い。しかしこの使用許諾契約書、ほとんどが細かい文字が延々と羅列されているため、どのような内容が書かれているのか理解している人は非常に少ないのではなかろうか。しかし、契約は契約。認められていないかたちで利用すれば、契約違反扱いされてしまう危険がある。では、契約違反が露見した場合、どのような罰則が適用されるのか──例えば1台のPCにしかインストールできない使用許諾契約にもかかわらず10台のPCにソフトウェアをインストールしていた場合、「使用許諾契約書違反」、「知的財産権の侵害」、「著作権法の違反」といったように二重、三重もの罪に問われてしまう可能性がある。たとえ故意ではなくとも、違反金や賠償金などの制裁は免れないだろう。○利用者がインストールしたプログラム、5本に1本は違法コピー!?このようなソフトウェアの購入と使用に伴うリスクを低減するために企業に求められているのが、ソフトウェアのライセンス管理ないしはSAM(Software Asset Management:ソフトウェア資産管理)である。SAMとは、組織内のソフトウェア資産の有効な管理、制御及び保護のために、ライフサイクル全般にわたってソフトウェアの使用・保有状況などを管理する仕組みである。つまり、ソフトウェアを資産として適切に管理することが必要になるのだ。普及が進むクラウド環境であっても、SAM適用の必要性に変わりはない。ここでライセンス管理をめぐる国内の現状を見てみよう。最近の調査によると、日本におけるソフトウェア違法コピー率は減少傾向にあるという。また、ソフトウェアの権利保護支援や啓発活動を行っている団体では、組織内部の不正コピー通報窓口等が設けられているケースもあり、これにより組織内の違法コピー利用実態が露呈する場合もある。さらにはソフトウェアメーカーからのライセンス調査依頼に応じなかった、虚偽の報告をした場合、証拠隠滅の可能性を考慮し裁判所から証拠保全を実施されるケースもあるのだ。もしそうなれば通常業務はストップし、企業が受ける影響は計り知れない。ライセンス調査とは、ソフトウェアメーカーが製品ユーザーを対象に行う自社製品利用状況の調査依頼のことであり、基本的に断ることはできない。調査内容はインストール数、バージョン、エディション、インストールしているハードウェアなど非常に多岐にわたる。ライセンス調査依頼を受けた企業は、調査票に記されているこれらの細かい項目に正確に回答しなければならないのである。しかし、インストール済みのソフトウェアの情報や、ソフトウェアの保有を証明するためのメディア、ライセンス証書、パッケージの箱といった関連部材、それにプロダクトキーの情報など、どれも1回インストールしてしまえば普段は見直さないようなものばかりなのが実に悩ましい。だからといって正しい情報を記さずに調査票を提出すれば、内容に矛盾がなくなるまで再調査を求められ、修正を続けなければならない。実際、ライセンス調査の対応が終了するまで半年以上かかった企業の例もある。○複雑極まるライセンス管理はツールの活用をライセンス調査に対応できるようなライセンス管理を行うには、全PCが管理対象になっているか、PCの購入履歴/使用実態を収集できているか、ソフトウェアの購入履歴/使用実態を収集できているかなど、いくつかのポイントに注意しなければならない。インストール済みソフトウェアの棚卸し(実態把握)を定期的に行うことも大切だが、ライセンスにはさまざまな形態があるので、単に数の突き合わせだけでは不十分。例えば契約情報(ライセンス約款)に基づくライセンス管理を行うのであれば、アップグレードライセンスの場合、元のライセンスと現在使用しているもののライセンスの2つを紐付けて初めてライセンスの正当性が証明できることになる。つまりそれぞれのライセンス約款に基づく実態との突き合わせ管理が必要となるのだ。そこで、こうした複雑極まるライセンス管理を正確かつ容易に行えるように支援するのが、IT資産管理ツールである。一般的なIT資産管理ツールを使えば、各PCから収集したインベントリ情報からライセンス数と照らし合わせることが可能となる。ただし、前述のようにライセンス数とインストール数が合致していたとしても、ライセンス違反となるケースもある。加えて現在のインベントリ情報だけでは、アップグレードやダウングレードして使用しているソフトウェアライセンスの経緯を追うことはできない。そこで、ライセンスの契約内容まで管理することで、企業のソフトウェア利用の実態に合わせた正確なライセンス管理を行えるようなIT資産管理ツールも存在している。クオリティソフトが提供している「QND」の場合、88,000種を超える「ソフトウェア辞書」により、PCにインストールされた多種多様なソフトウェア情報を判別して名寄せを行うとともに、7,500種類以上の「約款辞書」で、アップグレード/ダウングレードライセンスやプリインストールライセンスなど、複雑なライセンス形態に対応できるようになっている。これによりコンプライアンスリスクを低減するだけでなく、ライセンスを効率的に利用することでコスト削減にもつなげることが可能だ。次回はスマートデバイス管理についてIT資産管理の視点から考えてみたい。
2015年06月15日料理研究家・栄養士の中山桜甫氏のプロデュース株式会社ポーラは、料理研究家・栄養士の中山桜甫氏が監修した、美と健康のために、脂肪酸バランスにこだわった調理用オイル『桜甫のキレイDELIヘルシークッキングオイル』(600gX2本、3,800円(税込4,104円))を2015年6月2日に発売する。販売は、全国のポーラレディ、コスメ&エステショップ「ポーラザビューティ」約620店を含む全国約4,800店舗のポーラのお店で、カタログ販売にて取り扱う。同年2月に発売した『桜甫のキレイDELI ヘルシーベジタブルオイル』は生で食べるためのヘルシーオイルだったが、今回発売する『桜甫のキレイDELIヘルシークッキングオイル』は、料理の汎用性にこだわり、和食、洋食、中華と幅広く調理用として日本の食卓に対応している。「脂肪酸バランス」にこだわった5種の植物オイルをブレンド『桜甫のキレイDELIヘルシークッキングオイル』は、美容にも健康に良いとされる、オメガ3系、オメガ6系、オメガ9系の脂肪酸が含まれた5種の植物オイルをブレンドしている。美と健康にうれしい5種のオイルは、オレイン酸が豊富なキャノーラオイル。リノール酸やビタミンEが豊富なコーンオイル。リノール酸、オレイン酸が豊富で独特の香ばしい香りと風味が特長のごま油。シソ科のエゴマの種子から搾ったアルファリノレン酸が豊富なエゴマオイル。アマゾン熱帯地域に生息する植物の種子から採取される独特の風味が特長でアルファリノレン酸とビタミンEが豊富なインカインチオイルをブレンドしている。キャノーラオイルは、独自製法で焙煎をして加えたことで、香ばしさをプラスしているうえ、コクと深みのある味わい、素材本来の香りが楽しめるのが特徴だ。(画像はプレスリリースより)【参考】株式会社ポーラプレスリリース/日経プレスリリース
2015年05月28日クックパッド ダイエットラボはこのほど、ダイエットラボの管理栄養士とともに開発したオンライン上の検定「ダイエット美ボディー検定」の提供を開始した。同検定は、ダイエットにおいて大切な食事の摂(と)り方などを出題するオンライン上の検定。同社所属の管理栄養士が選んだ30問のダイエットに関する設問の正解率から合否を判定する。合格者は、オンライン上で合格証書を受け取ることができる。不正解の質問には、詳しい解説つき。設問に回答しながら、自己流で間違いがちな食事の正しい知識や、ダイエットについての知識を学ぶことができる。
2015年05月27日NECは5月13日、アパレル業界特有の商品管理や取引形態に対応したクラウド型の販売管理サービス「アパレル業向け N-town(エヌタウン)販売管理」を発売した。月額利用料は1IDあたり1万3,000円から(税別)。今後3年間で1,000社への販売を目標とする。新サービスは、色・サイズ別の商品管理機能や、店舗での売上・在庫情報をタブレット端末に入力することで、アパレル業界に多い取引形態である消化取引を含めた本部でのリアルタイムな情報把握を可能とする店頭情報管理機能などを提供するもの。中堅中小企業向けに各種のクラウド・サービスやコンサルティング・サービスをワンストップで提供する同社のクラウド型ビジネスプレイス「N-town」の販売管理サービスを基に、オーシーシー情報センター(OCC)と共同開発した。同サービスは、アパレル業界特有の色・サイズ別の商品管理機能や、入荷商品を得意先・店舗別に振り分ける出荷振分け機能を装備。また、各店舗での売上情報や在庫情報を販売員がWebブラウザに対応した端末から入力することで、消化取引を含めて本部でのリアルタイムな情報把握を可能とする店頭情報管理機能を提供する。これらにより、店舗での正確な在庫情報に基づいた接客対応や、売れ筋商品のタイムリーな店舗間移動による在庫適正化、販売機会ロスの防止などを実現するという。月額料金のクラウド・サービスのため、初期投資の抑制や、事業拡大に応じた柔軟かつ迅速なシステム拡張、費用最適化が可能としている。また、インターネット上のN-townポータルから会員登録することで、同サービスの契約や利用を簡単な操作で実施可能とのことだ。同サービスの第1号ユーザーとして、婦人靴の企画販売などを行う大阪市のハヤシゴに提供するという。同社は、全国の百貨店や総合スーパーなどに展開する61の直営店において、販売員にタブレット端末を配布。同サービスを利用して売上情報や在庫情報を店舗内で入力することで、従来は各店舗から1日1回送信するFAXを基に本部で行っていた入力業務が不要になると共に、本部での迅速な情報把握を実現するとしている。また、従来は手作業で行っていた出荷振り分け業務を同サービスで自動化することなどにより、販売管理業務に要する時間・工数を従来比で1/3程度、削減を見込んでいるという。NECはハヤシゴへの提供実績を活かし、OCCを始めとする同社の販売店と連携して同サービスを拡販すると共に、同サービスへの日報機能などの追加を予定している。また、建設・資材向けなど、今後もN-townの販売管理サービスを基にした特定業種向けサービスの発売を検討しているという。
2015年05月13日=ファミリーマートは28日、「ファミから もり山監修(しお味・しょうゆ味)」をファミリーマート店舗で発売した。○塩唐揚げの名店が、"しょうゆ味"を監修本格からあげ「ファミから」シリーズから発売する、"元祖!中津からあげ もり山"(大分県中津市)が監修した唐揚げ。同店の特徴である、にんにくと生姜の風味を活かした本格的な唐揚げになっているという。同社では、2011年から同店監修の商品を発売し、ロングセラー商品として好評を得ている。今回は、同店がファミリーマート限定の味付けとして監修した"しょうゆ味"と、さらに同店本来の味わいを再現するため、薄衣に仕立てた"しお味"の2種類を発売する。"しょうゆ味"は、ファミリーマート限定の特製レシピで味付けすることで、塩味の効いたまろやかな醤油からあげに仕立てた。価格は210円(税込)。"しお味"は、塩味をベースに、にんにく、生姜などで味付け、より衣を薄くすることでよりサクッとした食感のからあげに仕立てた。価格は210円(税込)。
2015年04月30日○狙われやすいソフトウェアの脆弱性前回 はIT資産管理におけるソフトウェア管理の位置付けについて説明するとともに、ソフトウェア管理の中でもアプリケーションの種類の管理と制御について紹介した。第五回目となる今回は、ソフトウェア管理における脆弱性の管理について詳しく解説することにしよう。まずソフトウェアの脆弱性管理の基本となるのが、OSやミドルウェア、アプリケーション、それにウイルス定義ファイル等を常に最新の状態にしておくことである。なぜその必要があるのかというと、ウイルスやサイバー攻撃の手法として圧倒的に多いのが、ソフトウェアの脆弱性を悪用したものだからだ。セキュリティベンダーなどにより一般に公開された脆弱性というのは、攻撃者にとって最も狙いやすいもの。だからこそ、脆弱性を解消するセキュリティパッチが配布されたらいち早く適用しなければならないのである。そして数あるソフトウェアのなかでも特に注意が必要なのが、JavaやAdobe Reader、Adobe Flash Playerといった基本的なソフトウェアとブラウザ類である。脆弱性というとまず思い浮かぶのはOSかもしれないが、実はOSの脆弱性については過去の数々の教訓から対策が進んだこともあり、以前ほどは狙われにくくなっていると言われている。とはいえ、アップデートを確実に実施する必要があることは言うまでもないが……。一方、JavaやAdobe Reader、Adobe Flash Playerなどの場合、大抵のPCにインストールされているにもかかわらず、OSほどには更新やパッチ適用が迅速に行われずセキュリティ対策が進んでいないのではないだろうか。そのため攻撃者側からも、攻撃成功率の高い"格好の標的"とみなされていると思われる。それゆえ、IT管理者としては、社内のユーザーに対して各自のクライアントPCに入っているソフトウェアのアップデートを必ず行うよう呼びかけることになるわけだが、実際のところすべての社員にそれを守らせるというのは非常に難しい。忙しい業務の最中、PCの画面に「いますぐ更新してください」というアラートが出現した際に、そのままキャンセルしてしまったという経験は誰にでもあるはずだ。さらに、ほとんどの社員がしっかりと決まりを守ったとしても、1人でも守らない社員がいれば、その人のPCがウイルスなどに感染して社内全体に拡がってしまうことになりかねない。「最低のセキュリティレベルが全体のセキュリティレベルを決める」というのは、セキュリティの基本中の基本なのだ。そうなってくると、IT管理者が社内のPCのパッチ適用状況を把握せねばならなくなる。しかし、すべてのPCを1台ずつ手作業で確認していたら途方もない時間と手間がかかってしまうことだろう。それに人手で確認する以上、うっかり見逃してしまうといったミスはどうしても避けられない。○社内のPCの脆弱性を自動的に把握するツールも登場そこで求められるのが、IT資産管理ツールである。IT資産管理ツールを使えば、社内のどのPCに何のソフトウェアのどのバージョンが入っているかといった情報を自動的に集約し、一覧として確認することができるようになるのだ。ニュースなどで深刻度の高い脆弱性が報告されていたら、対象となるソフトウェアを検索してバージョンを確認する。そこで脆弱性のあるバージョンのソフトウェアが使われていることが判明した場合には、最新のパッチ等が配布されているかを調べ、配布されていれば急遽、全社にアップデートを呼びかけるようにするのである。これだけでも、IT資産管理ツールを使わなかった頃の状況と比べ格段に全社のセキュリティレベルが向上するはずである。しかし昨今の脅威の動向を鑑みれば、IT資産管理ツールを活用する際にもう1つ気をつけておきたいことがある。前回も説明したように、企業のPC1台には平均して2000以上ものソフトウェアが存在していると言われている。それに伴い、脆弱性の有無を確認しなければならないソフトウェアの種類も日に日に増えているのだ。さらに、これに関連して、脆弱性が報告される頻度も高くなってきている。例えばIPA(情報処理推進機構)が発表している脆弱性対策情報を見れば、ほぼ毎日のように何らかのソフトウェアの脆弱性が警告されていることがわかるはずだ。これだけ煩雑な状況になってくると、IT資産管理ツールで情報を把握しつつも、ソフトウェアの脆弱性を自動的に発見して最新のパッチ適用を支援してくれるようなツールもまた欲しいところだ。既にそうしたソリューションは提供されており、クライアントの脆弱性を自動で検出するクラウドサービスを提供するクオリティソフトの「ISM CloudOne」が該当する。「ISM CloudOne」は、毎日更新される「セキュリティ辞書」にもとづいて、セキュリティパッチの未適用など脆弱性のある端末をリストアップし、レポートを生成する。またグローバル企業では海外の拠点ごとに異なるウイルス対策ソフトを使用しているケースが多いが、「セキュリティ辞書」は多数のウイルス対策ソフトに対応しており、しかも同一製品であっても検知エンジンのバージョンや言語の種類まで含めて脆弱性の自動診断が可能となっている。攻撃手法がますます複雑化、高度化していくなか、これからの企業のセキュリティのあり方を考えるならば、「ISM CloudOne」のようなIT資産管理ツールを選択することが最適解となると言っていいだろう。そして煩雑な作業から解放されたIT管理者には、より戦略的なIT活用にリソースを注いでもらいたい。今回は、ソフトウェア管理におけるソフトウェアの脆弱性管理について紹介した。次回は、ソフトウェアのライセンス管理の重要性について言及することとしたい。
2015年04月27日○ソフトウェア管理が必要なワケ第二回、第三回では、PCに接続する外部メディアやPCの操作ログといった、どちらかと言うとハードウェア寄りのIT資産管理について説明してきた。しかし当然ながら、OSやアプリケーションなど企業内で使われているソフトウェア資産を適切に管理することもIT資産管理における重要なテーマである。そこで今回は、IT資産管理の中でもソフトウェア管理にフォーカスして解説したい。まずソフトウェア管理の基本となるのが、企業にとってリスクとなるソフトウェアの存在を発見し、その起動を制御することである。例えばファイル共有ソフトやメッセンジャーソフトなどが各社員の手で勝手に端末へインストールされてしまうと、情報漏えいリスクが増大することになる。これとは逆に、なくてはならないソフトウェアが正しくインストールされ、かつ適切に動作しているかを監視することも、ソフトウェア管理の大事な要素だ。例えばウイルス対策ソフトが許可なくアンインストールされていたり、動作を止められたりしていたとしたら、マルウェアに対して無防備な、極めて危険な状態となってしまう。実際、そうしたケースは多いと言われている。また、アプリケーションやOS自体は許可されているものだとしても、最新のセキュリティパッチが適用されていなかった場合にもやはり、脆弱性のリスクが生じてしまうことになる。ウイルス対策ソフトの定義ファイルについても同様で、最新の状態を保っておくことが欠かせない。このように、ソフトウェア管理では脆弱性を管理することも必要となるのである。さらに、コンプライアンス違反を防止するためのライセンス管理も、広義でのソフトウェア管理に含まれる。もしも企業内でライセンス違反のアプリケーションが使われていた場合には、違反金や賠償金が課されるなどして社会的信用の失墜にもつながりかねない。また、それぞれの機器に、どのようなソフトウェアがインストールされているかだけでなく、そのソフトウェアのバージョンやライセンス形態まで把握することで、無駄なソフトウェアの購入を未然に防ぎ、最適なタイミングで一括してライセンス更新を行うことも可能になる。○1台のPCには2000以上のアプリケーションが──どう管理すべきかソフトウェア管理における、ソフトウェアの種類の管理と起動制御、脆弱性の管理、それにライセンス管理は、それぞれ密接につながった関係にあるが、このうち脆弱性の管理とライセンス管理については次回以降に詳しく解説することにして、ここではソフトウェアの種類の管理と起動制御について説明することとしよう。ソフトウェア管理がハードウェアの管理と大きく異なるのが、管理対象となる”数”だ。企業のクライアントPC1台には平均して2000以上もの実行ファイル(EXEファイル)が存在していると言われている。つまり、500台のPCを使用している企業の場合、のべ100万にもおよぶ実行ファイルを管理しなければならないのである。ソフトウェアの数については、例えば、社内で使用を許可していたメールアプリケーションがバージョンアップによりチャット機能などが加わった場合に、企業によっては情報漏えい防止のため使用自体を禁止しなければならなくなる、というようなケースが発生することは想像に難くない。同じアプリケーションであっても、バージョンの変化で異なる挙動を行うケースまで想定すると、単にソフトウェア名称による管理というのは、いささか心許ないと言える。このように、ソフトウェア管理を徹底しようとした場合、従来の方法では工数が天井知らずに膨れ上がっていく可能性をはらむ。だからといって、誰がどのPCでどんなアプリケーションを使っているかすら把握できていなければ、とてもではないがアプリケーションの起動を一括して制御することなど不可能だ。そのため、実際的なソフトウェア管理を行うには、IT資産管理ツールが必須となる。IT資産管理ツールは、社内のネットワークに接続されたすべての機器のインベントリ情報を自動的に収集し、資産情報として一元管理できるが、PCにインストールされているアプリケーションについても、インベントリの収集が自動で行えるようになっている。通常、インベントリは日々更新されるため、勝手にインストールされたアプリケーションがあれば速やかに発見することが可能だ。そしてアプリケーションの制御機能によって、あらかじめ設定したアプリケーションは起動させないようにできるのである。こうした資産管理ツールの中には、クオリティソフト社の「QND Advance」のように、76000種以上を網羅した独自の「ソフトウェア辞書」を用いて、製品名、バージョン、エディション等、PCにインストールされた多種多様なソフトウェア情報の名寄せを行い、カテゴリー分けを支援するものもある。ただし、IT資産管理ツールを使って企業内のPCに存在するソフトウェアのインベントリが収集できたとしても、どのアプリケーションが危険なのかをいちいち判断して使用禁止の設定をするとなると、それなりの知識と工数が必要になる。また、管理者が危険なアプリケーションだと見抜けずに使用を許可してしまう恐れもある。そうした管理者の時間と知識を補うものとしては、先述の「QND Advance」が備える「グレイネットアプリケーション起動制御用アプリケーションDB」がある。これは、グレイネットアプリケーション(=情報流出のおそれがあるアプリケーション)をリストアップした辞書ファイルの中から、管理者が許可しないアプリケーションをまとめて指定することで、簡単に危険なアプリケーションの利用を禁止することができるものだ。辞書ファイルにはアプリケーションの種類とバージョンを含めて3000件を超える情報が収められており、クオリティソフト社により定期的に更新・提供がなされるため、常にプロの知見と最新の情報に基づいたアプリケーションコントロールが可能となる。また、同じアプリケーションであっても、社員によって、または部門によって使用可否を使い分ける運用も想定される。そのような際には、端末1台ごともしくは端末グループごとにアプリケーションの起動を制御できるIT資産管理ツールを選ぶようにしたい。今回は、ソフトウェア管理全般について、またその中でもアプリケーションの種類の管理と制御について紹介した。次回は、ソフトウェア管理における脆弱性の管理について詳しく解説する予定だ。
2015年04月13日世界文化社はこのほど、書籍『私は「炭水化物」を食べてキレイにやせました。』を発売した。同書では、管理栄養士・柴田 真希さんが、リバウンドもなく健康的にやせられる「美穀ごはんプログラム」を紹介している。著者の柴田さんは、「炭水化物抜きダイエット」の経験者。ダイエット中はごはんを食べられないストレスや皆と同じものを食べられないストレス、悪化する便秘や冷え性などに悩んでいたという。柴田さんは「雑穀ごはん」と出会い、健康的にストレスなくダイエットすることに成功する。「雑穀ごはん」とは、ごはんの一部に雑穀に取り入れたごはんのことで、エネルギー(カロリー)は変わらないのに、体を燃やすビタミン・ミネラルを白米よりも多く摂取できる。また、食べる量を減らさなくてよいので、その後もリバウンドを起こしにくい。健康によいとされる「よく噛(か)む」ことも自然に行える。よく噛むと脳に"満腹サイン"が送られ、食べすぎを防げるだけではなく、表情筋のエクササイズにもなるという。同書では、この「雑穀ごはん」を取り入れた5つの食事のルール"美穀ごはん"プログラムを紹介している。第1章と2章では、糖質オフダイエットのデメリットと、これまでの炭水化物を雑穀ごはんに変えることで起こる変化を解説。第3章では、雑穀ごはんの効果をさらに高める食材、第4章では雑穀ごはんのおいしい炊き方を掲載している。そのほかに太らない満腹おむすびや、むくみ改善スープ、デトックス効果がある作り置きおかずなど、乱れた食生活をリセットできるレシピも数多く紹介している。価格は1,200円(税別)。
2015年04月13日『桜甫(おうほ)のキレイDELIコクと旨みの本格和風だし』株式会社ポーラは、料理研究家・栄養士の中山桜甫氏が監修した、6種類ものこだわり素材を贅沢に使った合わせだし『桜甫のキレイDELIコクと旨みの本格和風だし』を2015年3月3日に発売する。桜甫(おうほ)のキレイDELIコクと旨みの本格和風だし30袋入り3,800円(税込4,104円)(プレスリリースより引用)全国のポーラレディ、コスメ&エステショップ「ポーラザビューティ」約620店を含む全国約4,800店舗のポーラのお店で、カタログ販売にて取り扱う。同品は、基本のかつお節、利尻昆布をベースに香信椎茸、あご、枯れさば節、煮干うるめ鰯など、特長のあるこだわり素材を加えることで、様々な味が複合的に混ざり合い、絶妙なハーモニーで様々な料理に使いやすいのも特長だ。6種類のこだわり素材と“すこやかサポート成分”をブレンドベースとなる静岡県焼津産のかつお節は、約2週間いぶした「荒節」に、カビ付けをくり返し、さらに熟成させた小枯れ節をブレンド、重みのある深い味わいの枯れさば節、北海道産の利尻昆布が澄んだ色合いとまろやかな甘みを引き出す。すっきりとした上品な甘さが特長の国内産のあご(飛魚)と、手間ひまかけた原木栽培で収穫した旨味成分と豊かな香りの宮崎県産の香信椎茸に、熊本産の煮干うるめ鰯の独特の風味で複雑さと格調高い深い味わいのだしに仕上がった。コクと旨みをしっかり味わえる「だし」が簡単に作れるうえ、不足しがちな栄養素を補うべく、1袋にオルニチン200mg、カルシウム30mg、ビタミンDといった“すこやかサポート成分”を配合し、忙しくても健康と美容に気づかい美味しい食事を楽しむ人をサポートする。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社ポーラプレスリリース/日経プレスリリース
2015年02月21日森永乳業はこのほど、タニタ食堂の管理栄養士が監修したプリン「タニタ食堂の100kcalデザート ストロベリーチーズケーキ」を発売した。○濃厚なクリームチーズと甘酸っぱい苺ピューレを使用した100kcalデザート「タニタ食堂の100kcalデザート」シリーズは、レシピ本「体脂肪計タニタの社員食堂」がベストセラーとなったタニタの協力のもと2011年3月より発売。発売以降、1個当たり100kcalながら"おいしさ"と"満足感"を得られる点、また1個当たり100kcalであることで罪悪感を抱くことなく食べられる点から多くの支持を得ているという。同商品は、濃厚なクリームチーズを使用した本格的なレアチーズケーキに甘酸っぱい苺ピューレを使用した色鮮やかなストロベリーソースを敷いた。内容量85gで、カロリーは100kcal。希望小売価格は120円(税別)。6月上旬頃までの期間限定販売の予定。
2015年02月21日