ふるさと納税という制度、きっと1度は耳にしたことがあると思うけど、やったことはありますか?今回は働く女性のみなさんにふるさと納税の実施率を調査。満足度や、1番良かった返礼品を聞いてみました。やったことが無い人も、この結果を見たらやりたくなるかも!?ふるさと納税、したことある?したことがある64%したことがない36%ふるさと納税の返礼品に、満足してる?※シティリビングWeb読者を対象としたWeb調査調査期間:2017/9/20〜10/10有効回答数:187人1番満足度が高かった返礼品は果物。 64%の人が経験済のふるさと納税、みんなの意見は?64%の人が「したことがある」と答えたふるさと納税。「知っていますか?」の質問には98%の人が知っていると回答し、認知度と実施度の高さがうかがえました。「1番満足度が高かった返礼品は?」の質問には、1位が果物で2位がお米、3位が肉。特に果物ではモモが人気で、次いでメロン、ブドウという結果に。また、「とても満足している」と「満足している」を足すと96%と、満足度がとても高かったのも印象的でした。やったことが無い人のコメントでは、「面倒そう」や「やり方がよくわからない」というコメントが目立ちましたが、こんなに満足度が高いなら、やってみる価値はあるかも?「やってもいいかな」と思うけど、なんだか面倒くさそうでやっていない…(みーこ/31歳)地方の新鮮な野菜や魚が食べられるし、地方の活性化につながればいいと思います。できれば東北や宮崎、大分、熊本など震災・災害があった地域に納税したいと思います(ももりん/47歳)去年はしたが、寄付金が偏ってしまって特に都市部が困っていて子育て(保育園増設)に影響があると知って、今年はどうしようか迷っている(のりひら/41歳)なによりも「お得感」が魅力ですが、さらに、今まで知らなかった土地に親近感を覚えたり、ネットショップを利用してみようという気持ちになったりするので、息の長い地域振興策になれば良いと思います(T/41歳)節税できて返礼品ももらえて良さそうなのですが…いまいち節税効果がわからない。また、どこを選べばよいのかもわからずでやっていません(よち/43歳)お得で大好きです。返礼品が豪華すぎると批判があるけど、豪華ではなくてもいいからその土地の自慢の品を紹介する場として使ってほしい。ふるさと納税をきっかけにお取り寄せグルメしたり、旅行先の候補にしたりと知らない土地のことを知っていける気がする(きのこのこのこ/31歳)今年からは条件によっては確定申告しなくても良くなったと思うけど、以前やったときに税務署の方に少額すぎる申告で苦笑されました(ボブ姉/42歳)返礼品を探すのも楽しいし、いただくのはもっとうれしい。けれど自分の住んでいる区では、昨年ふるさと納税0件と聞いて、やはり税金は根拠のある(たとえば生まれ育った地、学生時代を過ごした地、転勤で行った地など)に納めるべきだと思いました(ゆきんこ/34歳)返礼品をもらうために始めたのですが、税金の仕組みや確定申告についても勉強する機会になって良かったと思う(M/44歳)できるだけ所縁のある市町村や、災害にあわれて復興を目指している市町村などに寄付しています。最初は返礼品が目的だったときもありますが、今は何をもらうかよりもその市町村がどのような考え方をしているか見極めて、選んでいます(ニュームーン/36歳)返礼品にお米がいいなあとネットで見ていて、人口3500人ほどのある村を知りました。村長さんのコメントに感動して、ふるさと納税しました。こういう出会いが本来の形なのかもと思いました(みっちぇる♪/38歳)編集部VOICE「だって、面倒そう…」という理由でまだ未経験です。みなさんのコメントを参考に、今年こそチャレンジ!ふるさと納税の返礼品に、満足してる?他のランキングもCHECKするふるさと納税の返礼品に、満足してる?とても満足している54%満足している42%普通3%そのほか1%ふるさと納税、したことある?他のランキングもCHECKする調査期間:2017/9/20〜10/10有効回答数:120人
2017年10月24日加熱する各自治体間の返礼品合戦に、総務省が「待った!」をかけたのも記憶に新しいふるさと納税。その一方で、ふるさと納税を“町おこし”の絶好の機会と捉え、熱い思いで取り組む“役場の星”たちがいる−−。 「私たちが提供する返礼品には、ほかの自治体にはない厳しい基準があります。寄付金を集めることだけが目的ならば、海のない天童市でもタラバガニを返礼品にすることができます(笑)。しかし私たちの目的は市のブランド力を上げていくこと。返礼品は“町の顔”ですから、これからも質にこだわっていきます」 さくらんぼや桃、ラ・フランスなどのフルーツの返礼品で人気を集める山形県天童市。ふるさと納税を担当する沼澤賢次さん(37)が、こう語る。’15年度には32億円の寄付を集めて全国3位になった天童市。人口6万人ほどの小さな市では、ふるさと納税によって毎年10億〜12億円ほど財源が増えている。 「自分の商品を返礼品として扱ってほしいという事業者はたくさんいますが、私どもでは本社が市内にあり、通販の実績があるなど厳しい要件があります。電化製品を作っている工場があっても天童市に本社がなければ、家電を返礼品にはしません。また天童市らしくない返礼品もNG。原材料、製造、販売の3つのうち2つ以上が市内で行われていることが条件です。寄付者の方に市を好きになってもらうことが大事なので“天童らしいもの”に限定しています」(沼澤さん) 天童市がふるさと納税を始めたのは’14年から。当初目標にしていた寄付金額は年間100万円。ところが開始初日で目標金額を達成。初年度に集まった寄付金は7億8,000万円!沼澤さんは、そこでふるさと納税が持つ可能性を予感したという。 「全国から天童市のものが欲しいという声が届いたことで、市民が故郷に対してプライドを持てるようになりました。衰退産業でもある農業や伝統工芸に光を当てられたことも大きい。返礼品を提供する生産者にとっては、収入に直接つながり、売り上げを伸ばすチャンスにもなるのです」(沼澤さん) 奇抜な返礼品で勝負しなくても、ふるさと納税には計り知れない潜在力があるようだ。 「男性の名前で寄付をいただいていても、返礼品を選んでいるのは、実は奥さまなど女性が多いという実感がありました。地方の活性化には女性の力は欠かせません。そのために女子の心をつかむような返礼品をそろえていきたい」 そう話すのは、新潟県柏崎市でふるさと納税を担当する今井由衣さん(29)。’08年にふるさと納税を始めた柏崎市だが、寄付は思うように増えなかった。そこで昨年度から返礼品のメニューに、30代女性をターゲットに絞ったものをそろえる“プロジェクト”を開始。8人の20〜30代の市職員らが「女子チーム」を結成。彼女たちのアイデアにより、’16年度は前年度よりも寄付件数が約2倍に。寄付金額も5,000万円を超えた。 これまで寄付者は40〜60代の男性からが圧倒的だったが、女性目線を取り入れたことで変化が生まれた。 「返礼品には男性目線で選ばれる、お肉やお酒が多いのですが、一度だけの関係になってしまうことが少なくありません。そこで、返礼品の食材を使った料理を紹介するパンフレットをつけたり、美や健康をキーワードにした返礼品(型染め柄の和紙で作られた特殊加工の化粧ポーチと名刺入れの『門出和紙女子力セット』など)を心がけたりしています。そんな女子力がある返礼品だと、お問い合わせがあったり、ほかの特産品にも関心を持ってもらえたり、ご縁につながることが多いのです。また、私も女性を意識した市内の特産物を探すことで、新たな町の魅力を見つけることがあり、それを楽しんでいます」(今井さん) 肉や酒、米などの定番の返礼品だけでなく、“女子力を上げる”返礼品が地方を変えるかもしれない。
2017年07月12日加熱する各自治体間の返礼品合戦に、総務省が「待った!」をかけたのも記憶に新しいふるさと納税。その一方で、ふるさと納税を“町おこし”の絶好の機会と捉え、熱い思いで取り組む“役場の星”がいる−−。 「平戸市に住んでいる、お菓子作りが趣味だった30代の主婦は、ふるさと納税を原資に市が実施した起業塾で学び、事業補助金でスイーツアトリエを開業。今では返礼品用のスイーツも提供しています。そんな若い人たちが増え、町に活気が戻っています」 そう話すのは、長崎県平戸市の黒瀬啓介さん(36)。海に囲まれた人口3万人ほどの平戸市を一躍有名にしたのは、’14年度にふるさと納税で14億円の寄付を集めて日本一になったこと。’15年度も26億円集めるなど、全国トップクラスをキープする、その立役者が黒瀬さんだ。 「地方が元気にならないと、日本には未来がないと考えています。そのためには、ふるさと納税で地域をどう活性化させるか、ということがとても大事。この制度は“自治体が儲かる”というレベルではなく、日本全体に関係しています。小さな町から日本を変えられるのです」(黒瀬さん・以下同) 黒瀬さんが、ふるさと納税に関わるようになったのは4年前。当時の平戸市には明るいニュースがなかったという。 「人口がどんどん減り続けていくなか、地元で商売をしている人は現状維持がやっと。未来をあきらめてしまう生産者もたくさんいました。でも、ふるさと納税で日本一になったことで、町に無関心だった市民に誇りと自信が生まれました。つまりゼロが1になった。ゼロにいくらかけてもゼロですが、1になったことで可能性が無限に広がったのです。平戸だからこそできるチャレンジがいろんなところで生まれています」 黒瀬さんがこれからのふるさと納税について語る。 「この制度は永遠ではありません。今は返礼品が地場産業の活性化の起爆剤になっていますが、そこに依存しているだけでは生き残れません。ふるさと納税をきっかけにして、市内の生産者や事業者が、商品やブランドを磨き上げることが重要です。ふるさと納税は地方自治体が試されている制度でもあるのです」
2017年07月12日加熱する各自治体間の返礼品合戦に、総務省が「待った!」をかけたのも記憶に新しいふるさと納税。その一方で、ふるさと納税を“町おこし”の絶好の機会と捉え、熱い思いで取り組む“役場の星”たちがいる−−。 「正直、“安定”が公務員を選んだ理由のひとつでした。でも、ふるさと納税を担当するようになり、仕事に対する意識が大きく変わりました」 そう語るのは、愛知県碧南市の伊藤桃子さん(24)。名古屋から40キロ圏内にある港町・碧南市。役所に勤めて3年になる伊藤さんは、入庁後、ふるさと納税を担当する課に配属になったという。 「本当は子育て関連の仕事をしたかったので、ふるさと納税について、まったく知識がありませんでした。でも担当してからすぐに、“あしながおじさん”のような存在が現れたんです」(伊藤さん) 碧南市の返礼品には、寄付金100万円以上で「へきなん満喫スペシャル」という市内の遊園地を貸し切りできるプランがある。ある男性が寄付をして得た遊園地を貸し切りできる権利を使い、児童養護施設の子どもたちを招いたのだ。 「本来は社員旅行などに使ってもらうプランですが、こんな利用法があるんだと驚きました。しかも、善意の連鎖が続き、翌年以降もほかの方から寄付をいただいて、3回も児童養護施設の子どもたちを招待できたのです。遊園地で笑顔を見せる80人ほどの子どもたちを見て、自分だけでなく、多くの人を巻き込むことができる、ふるさと納税に魅力を感じました」(伊藤さん) 現在は、市内の生産者や企業を回って返礼品の収集に力を注いでいる伊藤さん。毎日が驚きの連続だという。 「私は碧南市の隣の市の出身で、碧南に日本最古のみりんの醸造元があるなんて知りませんでした。しかも地元の人は、このみりんを調味料としてだけでなく、バニラアイスにかけたりして楽しんでいます。そんな素晴らしい特産品を若さと女性の感覚でどんどん見つけていきたいです」(伊藤さん) ふるさと納税を新しい“販売ルート”にして、町の活性化を成功させたのが、人口1万4,000人ほどの鹿児島県大崎町。全国的に注目されるようになったのは、’14年度に約1,000万円だった寄付金が、1年間で約27億円になったことから。それを成し遂げたのが市の職員である竹原静史さん(41)だ。 「税収が一気に増えたことで、私の給料も上がっただろうといわれますが、5,000円だけ(笑)。それより町に元気が出てきたことがうれしい」(竹原さん) 高齢化による福祉医療費の増大、公共施設建設による借金の返済などで財政難だった町を救った方法とは−−。 「返礼品には審査基準が厳しいイメージがありますが、大崎町はハードルが低い。それは地元の事業者に、ふるさと納税を販路拡大のツールとして使ってもらいたかったから。通常、生産者と消費者の間には中間業者が入りますが、ふるさと納税はいわば“直販”。ダイレクトにつながることができます。お客さんの厳しい意見や喜びの声を聞く機会がなかった生産者にとって、重要な機会でもある。生産意欲を高めたり、責任感が生まれ、生産者の育成にもつながるのです」(竹原さん) 税収が増えただけでなく、さまざまな相乗効果が町に表れているという。 「多くの寄付を集める町ということで、県外から視察ツアーが組まれ、それをサポートするボランティアも立ち上がっています。地元の女性たちは返礼品をつくる食品加工グループを結成し、食堂までオープンしました。閉塞感が漂っていた町民たちが『何かしてみよう』と動きだした効果が、着実に出ているのです」(竹原さん)
2017年07月12日好きな自治体を選び寄付(納税)することで、その地域の特産品などを返礼品としてもらえるとあって人気の「ふるさと納税」−−だが、ここにきて異変が! 事の発端は、総務省が4月1日付で、ふるさと納税の「返礼品は寄付額の3割以下」と“お達し”を出したこと。さらに、贈らないようにするものとして、次の返礼品が記載されていた。 「プリペードカード」「商品券」「電子マネー」「ポイント」「マイル」「通信料金」、さらに資産性が高い「電気・電子機器」「家具」「貴金属」「宝飾品」「時計」「カメラ」「ゴルフ用品」「楽器」「自転車」が名指しされている。 電化製品やギフト券を多く取り扱う大手ポータブルサイト『ふるなび』の広報は、今後のふるさと納税制度について、次のように推測する。 「全国的に見直しを検討する流れになっています。ただ、今回の通知で“高額返礼品合戦”が下火になったとしても、各自治体が工夫を凝らし、特産品や限定品といった、より地域の特性に特化した、魅力的な返礼品が増えていくのではないでしょうか」 そんな中止される可能性の高い返礼品も、今ならまだ間に合うかも。そこで、今がラストチャンスの高額返礼品を紹介! ■山形県米沢市・還元率約5.7割 寄付金額180,000円。返礼品「NEC LAVIE Direct NS(e)【’17年春モデル】15.6型液晶搭載のスタンダードノートパソコン」(102,800円相当)。 ■長野県飯山市・還元率約5.8割 寄付金額50,000円。返礼品「iiyama製28型フルHD液晶ディスプレイ」(約29,000円相当)。 ■群馬県草津町・還元率5割 寄付金額の半額の「くさつ温泉感謝券」(草津町内300以上の温泉宿泊施設、飲食店や土産店などで使用可能)。 ■静岡県焼津市・還元率7割 寄付金額10,000円。返礼品「ボイルずわいがに脚1.3kg(5〜7肩)」(7,000円相当)。 ■島根県浜田市・還元率約4.5割 寄付金額20,000円。返礼品「のどぐろ一夜干し(特大・約240g×4枚)」(約9,000円相当)。 ■福岡県久留米市・還元率約5.5割 寄付金額80,000円。返礼品「自転車『カルクデラックス』(ブリヂストン)」(43,800円相当)。 ■佐賀県上峰町・還元率約4.8割 寄付金額10,000円。返礼品「“九州産”黒毛和牛切落しドカ盛り1,200g」(約4,800円相当)。 ■宮崎県都城市・還元率約6割 寄付金額10,000円。返礼品「都城産ひのひかり15kg(5kgパック×3)」(約6,000円相当)。 ※’17年4月14日現在、取り扱いのある返礼品を掲載。還元率および返礼品の値段は、すべて編集部調べ。
2017年04月24日「ふるさと納税」と呼ばれる制度をご存じでしょうか?この制度は税制を通じてふるさとに貢献するための制度であり、この制度をより利用しやすくするために平成27年には「ワンストップ特例制度」が新設されました。今回は、ふるさと納税に関する概要とワンストップ特例制度について解説していきます。■ふるさと納税の仕組みは?ワンストップ特例制度って何だろう?ふるさと納税は自治体への寄付に関する制度です。自治体に寄付をした場合に、この制度が適用されると税金の一部(所得税と住民税)が控除されます。対象となる金額は、自己負担額である2,000円を除いた寄付金額の全額です。例えば、あなたが自治体に対して50,000円の寄付をしたとしましょう。自己負担額は一律2,000円なので、ふるさと納税の対象は「50,000円-2,000円=48,000円」となります。この48,000円分の税金が、所得税と住民税から控除される仕組みです。では、ふるさと納税はどのような目的で整えられた制度なのでしょうか?ふるさと納税ができた背景には、日本の現代社会が大きく関係しています。現代の日本では、若年層が地方から都会へと移り住むケースが少なくありません。そうなると、地方出身の方は育った自治体に対して恩返しをすることが難しいため、その問題を解決するためにふるさと納税は制度として整えられました。ふるさと納税では、自分が生まれた街以外への寄付も対象とされています。そのため、学生時代に数年暮らした自治体や配偶者の故郷など、様々な自治体を積極的に応援しやすくなりました。ふるさと納税を通して寄付をした資金は、自治体ごとに少し異なります。各自治体が寄付金の使い道や考え方などをホームページで公表しているので、興味を持った方は一度確認してみてはいかがでしょうか?そのような情報を調べることで、応援したくなる自治体が見つかるかもしれません。【税制改革でふるさと納税はどう変わった?】平成27年の税制改革によって、ふるさと納税は以下の2点が変更されました。・ふるさと納税枠が拡大された・ワンストップ特例制度が新設されたふるさと納税枠は従来の2倍ほどに拡大され、控除対象となる金額が拡大されました。これにより、以前に比べて選んだ自治体をさらに応援しやすくなったと言えます。ワンストップ特例制度についても、ふるさと納税を利用しやすくなるために新設された制度と言えます。控除を受けるためには確定申告が必要になるケースが多いですが、この制度の新設により一定の条件を満たすことで確定申告は不要となりました。つまり、控除を受けるために余計な手間を発生させないための制度です。では、具体的にどのような条件を満たせば、確定申告が不要になるのでしょうか?主な条件としては以下の3つが挙げられます。・寄付をする自治体が5つ以下・サラリーマンなど、確定申告をする必要がない方・申告特例申請書を寄付をした自治体に提出した方上記の中で間違えやすいポイントとしては、寄付をする自治体の数です。ワンストップ特例制度は1年間の寄付が対象となりますが、同じ自治体に何回か寄付をした場合でも、寄付をした自治体は1つとして数えられます。■従来は確定申告が必要だった?ワンストップ特例制度が導入される前は、ふるさと納税には確定申告が必要でした。サラリーマンのように確定申告が必要ない方であっても、ふるさと納税で控除を受けるには確定申告で所定の手続きをする必要がありました具体的には、以下のような手順で控除申請が行われていました。【STEP1】証明書類を用意するふるさと納税を行うと、寄付したことを証明する書類が発行されます。自治体ごとに具体的な必要書類は異なりますが、多くの自治体では確定申告時にこの証明書類が必要です。【STEP2】確定申告書を作成する確定申告については、寄付をした翌年の3月15日までに行う必要がありました。それまでに確定申告書を作成し、税務署や役所などに提出をすることで控除の申請となります。本来確定申告をする必要がない方にとって、上記の手続きは面倒なものです。中には、この手続きによって「ふるさと納税を諦めた…」という方もいることでしょう。元々確定申告の必要がある方にとっては大きな手間ではありませんが、必要がないサラリーマンなどにとっては大きな手間と負担です。そこで導入されたのが、前述でもご紹介したワンストップ特例制度です。この制度の導入により手続きが簡略化され、上記の手続きをしなくても控除を受けられるようになりました。「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」を提出する必要はありますが、控除に必要なほかの書類や情報に関しては、この制度を利用することで自治体側がそろえてくれます。確定申告書を作成する場合と比べると、手間や負担を大きく抑えられる方法と言えるでしょう。では、このワンストップ特例制度が導入されたことで、ふるさと納税の実績はどのように変化したのでしょうか?平成27年度の実績を見ると、この制度が導入されたことで状況が変わったことが確認できます。・受入額は約1,653億円であり、前年の約4.3倍・受入件数は約726万件であり、前年の約3.8倍(総務省:ふるさと納税に関する現況調査結果)上記の結果を見ると、ふるさと納税の利用は今後ますます増加する可能性があると言えるでしょう。ワンストップ特例制度を活用することで、余計な手間を減らしつつ好きな自治体に貢献することができ、控除というメリットも得られます。興味を持った方は、一度好きな自治体への寄付を検討してみてはいかがでしょうか?■こんな場合には要注意!ワンストップ特例制度が適用されないケースがある?ワンストップ特例制度には条件が備わっているので、ふるさと納税をしたからと言って必ずしも利用できるわけではありません。では、実際にどのようなケースに該当すると、ワンストップ特例制度が適用されないのでしょうか?以下で詳しく見ていきましょう。【その1】確定申告が元々必要な方ふるさと納税をしなかったとしても、元々確定申告が必要な方は多く見られます。そのような方については、基本的にワンストップ特例制度が適用されることはありません。確定申告が元々必要な方としては、以下のケースなどが挙げられます。・年収が2,000万円を超えているサラリーマン・給与所得が一ヶ所ではなく、複数の企業などから給与が支払われている方・事業所得がある方・不動産所得がある方・副業や投資をしている方確定申告が必要な方は確定申告時に寄付の証明書類を用意しておき、ふるさと納税の控除申請をきちんと行うようにしましょう。【その2】寄付をした自治体の数が多い場合前述でご紹介しましたが、ワンストップ特例制度を利用するには寄付をする自治体を5つまでに抑えなくてはなりません。寄付をした自治体が6つを超えると、確定申告をしなければ寄付した金額は控除がされないので注意が必要です。【その3】その他の還付申告を伴う方ふるさと納税以外にも、還付申告が必要になる制度はいくつか見受けられます。そのような制度を利用する方は、確定申告をしなければふるさと納税の控除を受けることができません。還付申告が必要なほかの制度としては、医療費控除や住宅ローン控除などが挙げられるでしょう。なお、住宅ローン控除については2年目から確定申告が必要ないケースもあります。住宅ローン控除は複数年に及ぶケースが一般的ですが、2年目以降は年末調整で処理がされるので、サラリーマンの方などは確定申告をする必要がありません。ただし、1年目については確定申告が必ず必要になるので、ワンストップ特例制度は適用されないことを覚えておきましょう。■「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」提出後の注意点申告特例申請書を提出した場合であっても、以下のケースに該当する場合は確定申告が必要になる可能性があります。以下でご紹介するケースを確認し、自分が該当していないかをきちんと確かめた上で行動をするようにしましょう。【ケースその1】その年の年収が2,000万円を超えた場合ひとつの勤務先に勤めているサラリーマンであっても、年収が2,000万円を超えると年末調整の対象ではなくなります。つまり、翌年の3月に確定申告をする必要性が生じてくるので、ワンストップ特例制度が利用できません。昇給などにより年収が変化しそうな方は、2,000万円を超えないかどうか事前に確認しておくことが望ましいでしょう。【ケースその2】その年の途中から収入源が増えた場合その年の途中から収入源が増えた場合も、確定申告が必要になるので注意が必要です。雇用形態が変更になった方や、不労収入がある方などは特に意識しておきましょう。【ケースその3】急な病気やけがで多くの医療費がかかった場合急な病気やけがで医療費がかかると、医療費控除の対象に含まれることがあります。ふるさと納税の控除に加えてこの医療費控除も受けたい場合には、確定申告できちんと控除申請をしなければなりません。このようなケースで確定申告を怠ると、「ワンストップ特例制度は利用できるものの医療費控除は適用されなかった」といった状況に陥る可能性があるので注意してください。■ワンストップ特例制度の申し込みは?提出期限はある?ここまでワンストップ特例制度の概要についてご紹介してきましたが、そもそもこの制度を利用するためにはどのような手順で申し込むのでしょうか?以下では、ワンストップ特例制度の申し込み方をステップに分けて解説していきます。【STEP1】申告特例申請書を郵送してもらう前述でもご紹介しましたが、ワンストップ特例制度の申し込みには申告特例申請書が必要になります。しかし、この申告特例申請書は必ずしも郵送されるものではありません。ふるさと納税を希望する場合は、各自治体の払込取扱票に記載をした上で寄付を行います。この払込取扱票に申告特例申請書の欄があるので、必ず「申請書送付を希望する」の欄にチェックを入れるようにしましょう。この欄にチェックを入れることで、自治体から申告特例申請書が郵送されてきます。もしチェックを入れ忘れた場合、待っていても自宅に申請書が届かなかった場合などは、各自治体のホームページから申請書をダウンロードすることが可能です。【STEP2】申告特例申請書を提出する申告特例申請書を手に入れたら、案内などに従いながら必要事項を記入していきます。必要事項をすべて記入し終わったら、ふるさと納税で寄付をした自治体に返送をしましょう。【STEP3】受領されれば完了返送した申告特例申請書が自治体に受領されれば、申し込みは完了となります。申請にはある程度の時間がかかり、記入漏れがあるとさらに手間が発生してしまうので、ワンストップ特例制度の申し込みは早めに行うことが大切です。【2016年以降はマイナンバーも必要!】2016年以降からは申請時にマイナンバーの記載が必要になりました。申請書にマイナンバーの記入欄があるので、自分のマイナンバーを確認した上できちんと記入するようにしましょう。また、マイナンバーに加えて本人確認書類が必要になる点も忘れてはいけません。本人確認書類については、以下のものを用意しておきましょう。・個人番号カードを持っている場合個人番号カードの表面と裏面をそれぞれコピーしたものが必要です。・通知カードしか持っていない場合通知カードのコピーに加えて、顔写真が貼られている本人確認書類のコピーが必要です。具体的なものとしては、運転免許証やパスポートなどが挙げられます。・通知カードを無くしてしまった場合マイナンバーが記載されている住民票の写しに加えて、運転免許証やパスポートなどのコピーが必要です。ワンストップ特例制度の申請は1年中受け付けていますが、提出の期限があります。税金の計算は毎年1月~12月までの期間に基づき行われるので、申請書類の提出はふるさと納税をした翌年の1月10日までであり、この期日までに自治体に到着することが必要となります。この期限を過ぎてしまうと、ふるさと納税ワンストップ特例制度の適用を受けることができなくなるため注意してください。■まとめ今回は、ふるさと納税とワンストップ特例制度についてご紹介してきました。ワンストップ特例制度の開始により、サラリーマンでも利用しやすくなったふるさと納税。この機会に地方創生への想いも込めて、ふるさとへの恩返しやお世話になった地域への貢献の方法として、ふるさと納税を利用してみてはいかがでしょうか?
2017年04月18日「ふるさと納税」という言葉を耳にしたことはありませんか?このふるさと納税は、上手に利用すればサラリーマンでも節税対策をすることができる魅力的な制度と言えます。ただし、より効果的にふるさと納税を利用するためには、「ワンストップ特例制度」についても理解を深めておく必要があるでしょう。そこで今回は、ふるさと納税とワンストップ特例制度について解説していきます。■ふるさと納税はどんな制度?「ふるさと納税」と聞くと故郷に税金を納めるように聞こえますが、正しくは「ふるさと納税=自治体への寄付金」のことです。では、そんなふるさと納税はどのような目的があって整えられた制度なのでしょうか?現代では地方で生まれ育った子どもが、進学や就職を機に都会へ引っ越すケースが多く見られます。そのまま都会での生活に慣れて、都会で結婚をして長期間住み続けることも珍しくはありません。そうなると、その人は都会に対して地方税などを納めることになります。サービスに関しても都会のものを利用することになるでしょう。そのような方でも子どもの頃は、生まれ育った故郷のサービスを受けていたはずです。しかし、大人になってから都会へ移り住むことになると、故郷に対して税金を納めたりサービスの対価を支払ったりすることができません。これは自治体にとってはマイナス要因であり、本人にとっても「地元に貢献できない」といったデメリットが発生します。そこで整えられた制度がふるさと納税です。ふるさと納税では自分が選んだ地方自治体へ寄付をすることで、寄付をした金額の一部が税金控除の対象となります。所得税と住民税が安くなるので、この制度が整えられたことで積極的に寄付をしやすくなりました。寄付の対象となる自治体は自由に選べるので、生まれ育った自治体以外にも学生時代に過ごした街、自分の子どもが住んでいる街などに寄付をしても控除を受けることは可能です。ふるさと納税はこのような制度なので、「地方創生」という大きな役割も担っています。控除の対象となるのは自己負担額(2,000円)を除く寄付金の全額なので、人によっては節税対策としても活用できるでしょう。その上、自治体によってはふるさと納税をすることで、趣向を凝らした返礼品を受け取ることもできます。【寄付先は情報収集をしてから選んでみよう!】日本全国の自治体は、ふるさと納税に関する目的や寄付金の使い道などをホームページ上で公表しています。そのため、「寄付金が何に使われるか分からないから…」と悩む必要はありません。また、中にはふるさと納税を行う本人が、寄付金の使い道を選択できる自治体も見られます。そのような自治体を選べば、納得できる形で寄付をすることができるでしょう。ふるさと納税の寄付先は、情報収集をしてから選んでも遅くはありません。きちんと情報収集をしてから自治体を選べば、不本意な形で寄付をしてしまうことは防げるでしょう。■寄付金額の上限は?全額控除になるふるさと納税額の目安上記ではふるさと納税の概要をご紹介しましたが、必ずしも全額控除を受けられるわけではありません。例えば年間で50,000円の税金を納めている場合、それ以上の控除を受けることは難しいでしょう。納めた税額以上の控除を受けることは基本的にできないので、その点には注意が必要です。では、全額控除になる寄付金額は具体的にどれぐらいなのでしょうか?納税者の年収や家族構成により目安は異なりますが、以下ではいくつかのモデルケースをご紹介いたします。【その1】ふるさと納税を行うサラリーマンの給与収入が300万円の場合・独身または共働き夫婦では28,000円・共働きで高校生の子供が1人では19,000円・共働きで大学生の子供が1人では15,000円・共働きで大学生と高校生の子供2人では7,000円・配偶者に収入がなく高校生の子供が1人では19,000円・配偶者に収入がなく大学生の子供が1人では11,000円【その2】ふるさと納税を行うサラリーマンの給与収入が500万円の場合・独身または共働き夫婦では61,000円・共働きで高校生の子供が1人では49,000円・共働きで大学生の子供が1人では44,000円・共働きで大学生と高校生の子供2人では36,000円・配偶者に収入がなく高校生の子供が1人では49,000円・配偶者に収入がなく大学生の子供が1人では40,000円・配偶者に収入がなく大学生と高校生の子供2人では28,000円【その3】ふるさと納税を行うサラリーマンの給与収入が700万円の場合・独身または共働き夫婦では108,000円・共働きで高校生の子供が1人では86,000円・共働きで大学生の子供が1人では83,000円・共働きで大学生と高校生の子供2人では75,000円・配偶者に収入がなく高校生の子供が1人では86,000円・配偶者に収入がなく大学生の子供が1人では78,000円・配偶者に収入がなく大学生と高校生の子供2人では66,000円【その4】ふるさと納税を行うサラリーマンの給与収入が1,000万円の場合・独身または共働き夫婦では176,000円・共働きで高校生の子供が1人では166,000円・共働きで大学生の子供が1人では163,000円・共働きで大学生と高校生の子供2人では153,000円・配偶者に収入がなく高校生の子供が1人では166,000円・配偶者に収入がなく大学生の子供が1人では157,000円・配偶者に収入がなく大学生と高校生の子供2人では144,000円上記で紹介したモデルケースは、住宅ローン控除などほかの控除を受けていないサラリーマンの例です。年金収入だけの人や事業所得者、その他の控除を受けているサラリーマンの人などは上限額が異なる場合があるため注意してください。あくまでも目安としての年間上限額のため、実際の金額はお住まいの自治体に問い合わせることが大切です。■ふるさと納税の寄付金控除を受けるための手続きふるさと納税の寄付金控除は、原則として確定申告をしなければ受けられません。では、具体的にどのような手順で確定申告をすれば良いのでしょうか?以下で詳しく解説していきます。【STEP1】寄附金受領証明書を受け取るふるさと納税で寄付をすると、寄付先の自治体から「寄附金受領証明書」と呼ばれる書類が届きます。この書類は確定申告時に必要になるので、必ず無くさないように保管しておきましょう。自治体によっては、専用振込用紙の払込控が受領証になる場合もあります。【STEP2】受領証明書を添付して確定申告をする受領証明書を受け取ったら、確定申告書の指定された箇所にその証明書を貼り付けましょう。その後、確定申告書に必要事項を記入して提出をすれば手続きは完了です。この手続きにおいて注意するべきポイントは、確定申告の「期日」です。控除を受けたい場合には、寄付をした翌年の3月15日までに確定申告を行う必要があるので必ず忘れないようにしましょう。上記の手続きが完了すると、所得税と住民税が以下のように控除されます。・所得税…寄付をした年の所得税から還付される・住民税…寄付をした翌年6月以降分の税額が減額されるなお、国税庁が提供している「確定申告書等作成コーナー」を利用すれば、画面の案内に従って各項目を入力していくだけで簡単に確定申告書を作成できます。「確定申告書の作り方が分からない…」と悩んでいる方は、このようなサービスを積極的に活用してみましょう。確定申告書の提出については、お住まいの地域を管轄する税務署に郵送または持参するか、e-Tax(電子申告)を利用して申告する方法があります。ただし、e-Taxでの申告には事前の手続きが必要になるので注意してください。■ワンストップ特例制度によりサラリーマンは確定申告が不要になる場合も!上記ではふるさと納税による控除を受けるために、確定申告が必要になるとご紹介しました。しかし、実は一定の条件を満たすことで確定申告が不要になるケースがあります。それが「ワンストップ特例制度」と呼ばれる制度です。この制度が平成27年に新設されたことにより、多くの方がふるさと納税を利用しやすくなりました。平成27年から納税枠が約2倍に拡大されて、控除の範囲が広がった点も私たちにとっては嬉しいポイントです。例えば、元々確定申告をする必要がない方にとっては、確定申告の手間が増えることは負担です。「控除が少額なら行っても仕方ない…」と感じていた方も、中にはいるかもしれません。しかし、以下の条件を満たすサラリーマンの方であれば、ふるさと納税により寄付をしても確定申告なしで控除を受けられるようになりました。・ふるさと納税をした自治体が1年間に5つ以内の方・年収が2,000万円未満、副収入を得ていないなど、元々確定申告をする必要がない方上記の条件を満たしている方は、所定の手続きを済ませることでワンストップ特例制度が適用され、確定申告をしなくても控除対象になります。では、この制度の適用を受けるにはどのような手続きが必要になるのでしょうか?【ワンストップ特例制度で必要な手続き】ワンストップ特例制度の手続きでは、以下の書類が必要になります。・ワンストップ特例申請書(寄附金税額控除に係る申告特例申請書)・本人確認書類のコピーなど寄付をした自治体に対して、上記2つの書類を郵送することで手続きができます。なお、2017年3月現在ではマイナンバーの記載も必要になったので、マイナンバーが分かる書類もきちんと用意しておきましょう。この手続きを済ませると、自治体同士で納税者の情報が共有されて自動的に税金が減額されることになります。確定申告の手間を一気に省けるので、ふるさと納税を検討している方はワンストップ特例制度の利用も考えてみましょう。ただし、上記の申請を行った後に住所などが変更になった場合は、さらに手続きが必要になるので注意しておきましょう。このようなケースでは、寄付をした翌年の1月10日までに「申告特例申請事項変更届出書」を寄付先の自治体に提出をする必要があります。■ワンストップ特例制度の申し込み期限ふるさと納税のワンストップ特例制度は、1月~12月までいつでも申し込むことが可能です。ただし、所得税などの控除は1年単位で適用されるので、年をまたぐと前年分の申請ができなくなる可能性があります。寄付をする場合には、早めにワンストップ特例制度も申請しておきましょう。なお、年末に申請をする場合には特に注意が必要となります。申請から受領まではある程度の日数がかかりますし、自治体によっては12月の早い段階で受付を締め切ることもあります。各自治体で締め切りは異なるので、必ず寄付先の自治体に関する情報は事前に調べておきましょう。また、ふるさと納税の期限に関しても注意が必要です。受領証明書に記載されている受領日が12月31日を過ぎると、その年の控除申請ができなくなる恐れがあります。その場合は翌年分として扱われますが、節税対策としてふるさと納税の利用を検討している方は注意するべきポイントでしょう。なお、受領日の扱いは以下のように送金方法によって異なります。・クレジットカードの場合…決済が完了した日・銀行振り込みや払込取扱票による支払い…指定口座に支払いした日・現金書留…自治体が受領した日上記の送金方法による違いも意識しながら、ふるさと納税やワンストップ特例制度を上手に使いこなすようにしましょう。これらの制度を上手に活用すれば、節税対策をしながら社会貢献もできるはずです。■まとめ今回は確定申告不要でサラリーマンでも簡単に利用できる、ふるさと納税のワンストップ特例制度についてご紹介してきました。いかがでしたでしょうか?ふるさと納税のワンストップ特例制度を上手に利用すれば、サラリーマンでも節税対策をすることができます。また、ふるさと納税を通して故郷やお世話になった地域に貢献することもできます。今回ご紹介した内容を参考にして、みなさんもふるさと納税を利用してみてはいかがでしょうか?
2017年04月13日「『ふるさと納税』の返礼品には、ふだん使う食材が多くて主婦には大助かり。ママ友の中には、1年間のお米を返礼品で賄ったり、旬の野菜やお肉が定期的に届くコースにして、食費を大幅に浮かせたりしている人もいます。うちではビールなど、重くて買い物が大変なものは返礼品で。“送料”もかからず、かなり便利でお得度も高いですね」 こう話すのは主婦で個人投資家の夕刊マダムさん。これまでも寄付金額を上限いっぱいまで利用して、さまざまな自治体に寄付をしてきた。 「主婦目線で返礼品を選ぶことで、『ふるさと納税』はもっと便利に活用できるんです。たとえば、かさばるトイレットペーパーや、重たい洗剤といった日用品を選べば、家計が助かるだけでなく、買い物がずっとラクになりますよね」 そんな“ふだん使うもの”こそ狙い目だと語る夕刊マダムさんに、お得な返礼品を賢くゲットするコツを教えてもらった。 「たとえば10万円を『ふるさと納税』にするとき、1つの自治体にまとめて寄付してもいいし、2万円を5つの自治体に振り分けてもいいのですが、一度に寄付すると、クレジットカード払いの場合は一気に引き落とされるし、返礼品も集中して届いてしまいます。だから一年の中で、分散して寄付するほうがおすすめですね」 「ふるさと納税」は通年で行われているが、返礼品の追加は随時、しかも突然されたりする。このことからも、一度に寄付してしまわず、こまめにポータルサイトをチェックしながら、欲しい返礼品が見つかったときに寄付するのが、より賢く楽しむコツなのだそう。 「すぐに品切れになってしまう返礼品を逃がさないためにも、こまめなチェックは有効ですね。宮崎産マンゴーや高級さくらんぼなど、そもそも生産数の少ないものは、返礼品の数にも限りがあります。また、フルーツは寄付金額の4~5割程度の返礼品をもらえるものが多く、高級品だと6~8割になることもあるので、とくに人気です。また、野菜やフルーツは収穫時の数カ月前から受付けが始まることがほとんど。秋冬が旬のフルーツは、3月下旬から4月上旬に募集が始まり、収穫時期に届くものが多いのです。この受付け開始日を狙って応募する人もたくさんいるので、人気商品はすぐに品切れになってしまいます」 では、一年のうちで新しい返礼品が多く登場する時期というのはあるのだろうか? 「まず1月と、年度変わりの4月ですね。さらに7月は、下半期に向けて返礼品の入れ替えをする自治体も多いようです。そして通年の寄付の60%が集中する、年末の“駆込み納税”の時期に近づくにつれ、品切れも続出するようになっていきます。反対に、2月から4月にかけては一年の中でも申し込みが少ない時期。“早い者勝ち”を狙えるタイミングでもあります」 品切れ必至の旬の農産物をゲットしたければ、これから4月にかけてはとくに、こまめなチェックが重要だ。
2017年02月15日「『ふるさと納税』は、好きな自治体に寄付できる制度。その最大の魅力は、お礼として自治体から送られてくる返礼品です。これまでは男性目線のものが多く、どうしても肉や海産物が目立っていました。しかし最近になって、洗剤や化粧品など日用品をそろえる自治体が急増。家計を助けてくれたり、女子力をアップさせるものなど、女性目線の品物も充実してきています」 そう語るのは、自身も「ふるさと納税」を活用している税理士の眞喜屋朱里さん。’08年にスタートした「ふるさと納税」。初年度に集まった寄付金は約72億円だったが、年々注目度が高まり、’16年の寄付金は3,500億円になる見込み。これは’15年の実績の2倍以上!人気の秘密を探ってみると、その理由が見えてきた。 【1】主婦目線の返礼品が充実! 家庭で日常的に使う消耗品を返礼品にしている自治体が増えているという。 「2万円の寄付で届く約半年分の洗濯洗剤『アリエール』(岐阜県七宗町)や1万円の寄付で送られてくる96個の『トイレットペーパー』(岐阜県池田町)は助かりました。日用品を買うお金をランチに回せるので、主婦にとってはとてもお得です。そして何よりうれしいのがお米。全国の自治体が競うように銘柄米を返礼品にしています。相場は1万円の寄付で20キロほど。しかも、一度に大量にお米が届くのではなく、年に数回に分けて届けてくれる定期便もあります。主婦にとっては心憎いサービスです」(眞喜屋さん) 「ふるさと納税」で得た食品のみで家族4人で生活している達人・金森重樹さんも、こう語る。 「玉ねぎやじゃがいもなど同一の野菜だけが大量に届き、食べきれないこともあったのですが、最近は、いろいろな野菜が少しずつ入ったセットものの返礼品が増えています。また、肉や魚などの食材もいいのですが、共働き家庭や主婦が手を抜きたいときに助かるのが、ご当地名物の加工品。1万円の寄付でもらえる『美唄焼き鳥セット』(北海道美唄市)や『ふっくらとろける蒲焼(特大)』(福岡県福智町)は、調理不要で長期保存も可能なんです」 【2】大手家電メーカーの製品が返礼品に! 肉や魚、野菜といった食材が多い返礼品だが、このところ増えてきた家電製品も見逃せない。 「寄付金額はそれなりに上がりますが、長野県伊那市ではダイソンの家電が用意されていて、15万円で空気清浄機、20万円でロボット掃除機が返礼品として選べます。3万円の寄付で手に入る炊飯器(静岡県小山町)などは、還元率(コスパ)も高いといえるでしょう」(金森さん) 眞喜屋さんもこう語る。 「家電メーカーの城下町だったり、製造工場があったりする自治体では、家電が“特産品”になります。私も今年は電化製品を選ぼうと思っていて、今はベランダ掃除のために5万円の寄付でもらえる『高圧洗浄機』(広島県府中市)を申し込もうか検討しているところです」 【3】“行って楽しむ返礼品”が人気に! さらに最近、じわじわ増えてきたのが、寄付先の観光地などでの宿泊券や施設利用券。 「神奈川県湯河原町の『宿泊ギフト券』は還元率が寄付金額の50%。宿泊施設でしか利用できませんが、湯河原温泉は質の高い旅館が多いので、けっこうな頻度で利用しています。また宿泊券よりも還元率がいいのが、ご当地の商店やレストランで使える金券。『かつうら七福感謝券』(千葉県勝浦市)は1万円の寄付金で70%の還元率。加盟店もどんどん増えて、ますます便利になっています。住んでいるところの近くや、行きたい自治体の返礼品に金券や感謝券があれば狙い目です」(金森さん) なかには「1日町長体験」(福岡県みやこ町・寄付金額100万円)や「日帰り人間ドック」(奈良県生駒市・寄付金額15万円)なども。 「現地に行って、新鮮な魚介類を味わうツアーや、いちご狩り、田舎暮らしなど、地元体験型の返礼品も要チェックです」(眞喜屋さん)
2017年02月15日「主婦目線で返礼品を選ぶことで、『ふるさと納税』はもっと便利に活用できるんです。たとえば、かさばるトイレットペーパーや、重たい洗剤といった日用品を選べば、家計が助かるだけでなく、買い物がずっとラクになりますよね」 こう話すのは主婦で個人投資家の夕刊マダムさん。これまでも寄付金額を上限いっぱいまで利用して、さまざまな自治体に寄付をしてきた。“ふだん使うもの”こそ狙い目だと語る夕刊マダムさんに、主婦が“得する”おすすめの返礼品を教えてもらいました。 ■重くて買い物が大変なもの【トイレットペーパーW96個セット】岐阜県池田町・寄付金額10,000円 返礼品の中には日用品も。かさばるトイレットペーパーもそのひとつ。池田町は寄付金1万円以上で、エンボス加工ミシン目入りのトイレットペーパーW30メートルが96個も届く。これだけ“もらい置き”があれば安心! 【そうじゃのお米・精白米20キロ】岡山県総社市・寄付金額10,000円 「ヒノヒカリ」「にこまる」「きぬむすめ」「朝日」の中から収穫時期に合わせて届く、期間・数量限定の精白米。申し込みは2月28日まで。届くのは11月予定。お得で数量限定の返礼品は見つけたときが勝負! ■旬が味わえるもの【合志の旬のお野菜セット】熊本県合志市・寄付金額10,000円 産地直送で旬の野菜10~12品が届く。阿蘇山の火山灰が降り積もった「黒ボク」と呼ばれる火山灰性腐植土に覆われた、広大な農地が広がる土地で丹精込めて作られた野菜セット。内容は時期によって異なる。 【山形市産さくらんぼ・佐藤錦、紅秀峰】山形県山形市・寄付金額10,000円 高級さくらんぼ「佐藤錦」と晩生種の「紅秀峰」が500グラムずつ2種類入った数量限定もの。「高級さくらんぼは大人気です。品切れも早い」(夕刊マダムさん)。申込みは3月31日までで、配送は6月中旬~7月上旬予定。 ■キレイになれるもの【ミスアール シャンプー・リンスセット】香川県宇多津町・寄付金額10,000円 髪と地肌をすこやかに保つ成分「ライスパワーNo.1-E」が入ったシャンプーとリンスのセット。地肌をさっぱりと洗い上げ、パサつかずまとまる髪に。さわやかなフローラルの香りで、女子力アップ。 【北上製ボンボン付 カシミヤ100%マフラー】岩手県北上市・寄付金額30,000円 熟練した職人が製作する“大人カワイイ”ボンボンがついたカシミヤ100%マフラー。上品な肌触りから年齢を問わず使える一生もの。女子力を高めるのに高級品はぴったり。黒・茶色・グレーの3色から選べる。 家事が助かり、キレイになれて、家計にうれしい「ふるさと納税」――まずは“得する”返礼品選びから始めてみませんか?
2017年02月15日沖縄県今帰仁村(なきじんそん)が、「沖縄県今帰仁村ふるさと納税サイト」にて、ふるさと納税のお礼品として、完熟マンゴー5品目を追加しました。2015年度は約5,000件の注文が殺到!今帰仁村産のマンゴーは沖縄県内のコンテストでも常に上位を占めるなど、その品質の高さで知られ、消費者や市場関係者からも高い評価を得ています。今回追加となったのは、「今帰仁マンゴー(A級品1kg)」「今帰仁マンゴー(A級品2kg)」「今帰仁マンゴー(S級品2kg)」「今帰仁マンゴー特別便(2kg×7ケース)」「今帰仁マンゴー特別便(2kg×35ケース)」の5品目です。今冬に予約注文を受付け、来年7月に収穫されるとれたてマンゴーが生産者から直送されます。本商品は2015年度に4,955件の注文があった人気のお礼品です。そのため、2016年度はラインナップがリニューアルされました。2015年度に引き続きリピートされる寄附者も多く、すでに多数の注文が届いているそうです。数量限定商品ですので、早めの注文がおすすめです。沖縄県今帰仁村ふるさと納税サイトお礼品の詳細「今帰仁マンゴー(A級品1kg)」寄附金額1万円以上でもらえる「今帰仁マンゴー(A級品2kg)」寄附金額2万円以上でもらえる「今帰仁マンゴー(S級品2kg)」寄附金額3万円以上でもらえる級品とA級品の違いは色付きの良さ。マンゴーらしい鮮紅色が7割以上を占めていればS級品、5割以上はA級品となります。形状や味に大きな違いはありません。見た目も味わいたい方にはS級品、たっぷり食べたい方にはA級品がおすすめです。「今帰仁マンゴー特別便(S級品2kg×7ケース)」寄附金額20万円以上でもらえる「今帰仁マンゴー特別便(S級品2kg×35ケース)」寄附金額100万円以上でもらえる贈答用にもぴったりのS級品2kgが、それぞれ7ケース、35ケースもらえる特別便です。マンゴーの旬は7~8月なので、御中元にも最適。送り先を伝えれば、今帰仁村からギフトとして配送してもらうこともできます。喜屋武 治樹村長のメッセージ今帰仁村は沖縄県内では数少ない基地のない緑豊かな癒しの村です。昨年度ご寄附いただいたふるさと納税を財源に大学進学希望者への入学準備金の貸与や美しい砂浜を守るための海岸漂着物の清掃などこれまでできなかった事業を行うことができました。寄附者の皆様には心より感謝申し上げますとともに引き続き今帰仁村にご支援を賜りますようお願いいたします。
2016年12月22日最近、よく“ふるさと納税”という言葉を聞きますが、イマイチどんなものかわからない人もいるのではないでしょうか?そこで、ふるさと納税の仕組みや最新情報をご紹介します。どんなものかわかったら、早速お目当ての地方自治体を見つけて、寄付してみませんか?ふるさと納税って?一言でいうと、自治体への寄付です。生まれ育ったふるさとでも、応援したい地域でも、好きな自治体を選んで寄付ができます。この寄付が、その地域のまちづくりや伝統的建造物の維持といった自治体の活性化への手助けになるのです。さらに寄付をした自治体から名産物が届き、寄付した本人も嬉しい。相互にとってプラスになるのが、ふるさと納税なのですね。加えて、一定額を差し引いた寄付額は寄付者自身の所得税や住民税から減額されます。実際にふるさと納税を行っている30代女性によると、季節ごとにお米や果物、お肉などその土地の名産品が届くので、楽しみが増えたそう。では、ふるさと納税の流れを簡単に説明しましょう。その自治体のホームページからメールまたは電話で、問い合わせをしてふるさと納税寄付の旨を伝えます。その後自治体から連絡がきた後に支払いをします。クレジットカード決済できるふるさと納税もあるので便利ですよ。特産品や領収書が届いたら、領収書は確定申告のためにとっておきましょう。ただ、2015年4月1日から税制改正が行われ、年間5自治体までの寄付の場合、確定申告が不要になりました(※寄付ごとに寄付した自治体に「寄付金税額控除に係る申告特例申請書」を郵送する必要はあります)。実際に、どれくらい税金が減額されるのでしょうか。例えば、5万円をふるさと納税で寄付したとすると、4万8千円が所得税や住民税で減額されます。つまり、5万円自治体には入りますが、寄付者は実質2千円の出費ということに(寄付する人の収入により、減額される金額は異なります)。さらに自治体からの返礼品もかなりお得で、還元率50%の自治体だと2万5千円分の返礼品をもらえます! 2千円で2万5千円・・・めちゃお得ですね。使用目的で選ぶふるさと納税がお得なものということはわかったけど、どこの自治体がふるさと納税を受け付け募集しているかわかりませんよね。また知っていたとしても、あまりに多すぎてどう選べばいいかわからないなんてことも。そんなときは、総務省ふるさと納税ポータルサイトをチェック!ふるさと納税の仕組みをさらに詳しく知ることができ、ふるさと納税を受け付けている自治体を検索することもできます。寄付金の使い道、お礼品、おすすめなどから寄付先を選びたい場合は、ふるさとチョイスも参考にしてみてください。ふるさと納税には、さまざまな使用目的があります。たとえば岐阜県美濃市では町並みや伝統文化を守るため、香川県高松市では文化芸術の持つ創造性をまちづくりに活かすため、北海道斜里町では原生の森の復元のためと、その自治体それぞれに目的は異なります。その目的に賛同して選ぶもよし、自然保護や国際交流、高齢者、公共設備、音楽など自分の興味ある分野で選ぶのもいいかもしれません。また、台風や地震で被災地になった地域を、ふるさと納税という形で支援することもできるのです。たとえ遠くの地域だとしても、ふるさと納税をきっかけに繋がり、お役に立てるって嬉しいですよね。いつかその地域を訪れてみるのも素敵ではないでしょうか。名産物から体験型までさまざまな「お礼品」地方の名産物は、お肉やお米、野菜から、ビール、スイーツ、バラの花束まで実にさまざま。その地方の自慢の逸品ばかりなので、どこの自治体のお礼品も魅力的です。最近では、名産品以外にも体験型のお礼品なんていうものもあります。たとえば、・平安装束「十二単衣」着装体験、パラグライダータンデムフライト体験(茨城県土浦市)・乗馬1日体験(北海道東神楽町)・消防士体験(福岡市苅田町)などユニークなものも。好奇心旺盛な方やその地域に実際に足を運びたい方には、最適のお礼品といえるでしょう。その地域で実体験することで、忘れられない思い出になるはず。ふるさと納税は、自動車税や消費税と違い、自分で好きなものを選べるのが最大の魅力です。新たな地域との繋がりをつくるふるさと納税で、お金を有効活用してみませんか?地域も自分の心も潤って一石二鳥!参考:ふるさと納税ポータルサイト、ふるさとチョイス、さとふるふるさと納税サイト、一般社団法人東京法人会連合会
2016年11月02日実質負担2,000円で、ご当地のお礼品がもらえると話題の「ふるさと納税」。興味はあるけれど「実質負担2,000円」と言われてもピンとこないし、手続きが面倒そう、と二の足を踏んでいる方もいらっしゃるかもしれません。私ももそう思っていたひとりでしたが、昨年ふるさと納税をしてみたら、思ったよりかんたんで、そして節税効果もばっちり実感できました。あらためて「ふるさと納税」の仕組みと、我が家の実例をご紹介します。■「ふるさと納税」の仕組みをおさらいふるさと納税とは、ざっくりいうと地方自治体へ寄附をすることで「寄附金-2,000円」が税金から控除される制度のことです(※控除の上限あり)。寄附をおこなった自治体からは、「お礼品」が届きます。たとえば、年収500万円の人が、5つの自治体に1万円ずつ、計50,000円分を「ふるさと納税」制度を利用して寄附をし、確定申告でふるさと納税をおこなったことを申告したとします。すると、所得税の一部が還付金として戻り、翌年の住民税は「寄附金50,000円-2,000円-所得税の控除額」分が減額されます。このケースでは、税金の控除額の合計は48,000円ほど。つまり、2,000円の負担額で税金が安くなり、さらに5つの自治体からお礼の品が受け取れるのがふるさと納税の大きなメリットです。■実際、税金はどうなった? 我が家のケースをご紹介!ふるさと納税での節税効果を感じられるのは寄附をおこなった翌年のため、実際どうなるかイメージしにくいかもしれません。百聞は一見にしかず、我が家が昨年ふるさと納税をおこなった結果、税金がどのように変化したかをご紹介します。昨年は、4つの自治体へ合計40,000円を、ふるさと納税ができるウェブサイトを通して寄附し、お肉や高級魚、果物、キッチンアイテムをお礼品として受け取りました。ちなみに、年収や家族構成によって、ふるさと納税で全額控除される金額が異なります。ご自身の上限額を知りたい方は、総務省のふるさと納税ポータルサイトなどでシミュレーションできます。我が家では昨年のふるさと納税の際、「ワンストップ制度」を利用しました。ワンストップ制度とは・ふるさと納税をおこなう人が会社員などで確定申告をする必要がない・寄附先が5つの自治体以内の場合に使える制度で、これを利用すると確定申告をしなくても控除が受けられるメリットがあります。手続きは、ウェブサイトなどを通しての申し込み時に「ワンストップ制度を利用する」をチェックし、自治体から送られてきた申請用紙に記入して送り返すだけ、とかんたんでした。ただし、2016年度の申請分から、申請用紙のほかマイナンバーカードなどの提出が必要になっています。また、ワンストップ制度を利用すると、所得税からの控除はなく、寄附金-2,000円が翌年の住民税から引かれることになります。とはいえ、確定申告でもワンストップ制度でも控除の合計額自体に変わりはないので、還付金を受け取るか、還付金分も含め住民税から減額されるか、の違いと考えてよいでしょう。さて、40,000円のふるさと納税以外の控除項目が増えたわけでもなく、年収も大きな変化がなかった我が家では、実質負担額の2,000円を引いた38,000円が住民税から控除されるはずです。その結果…。我が家では今年の6月以降、前年に比べ住民税が月約3,300円安くなりました。年間にすると、約40,000円の負担減です。税金の算出にはふるさと納税での控除以外にもさまざまな要素が加わりますので、ぴったり38,000円ではありませんでしたが、ふるさと納税による控除が含まれていることがわかる、うれしい結果となりました。節税しつつ、地方ならではのお礼品が受け取れるお得感はもちろんのこと、寄附額自体はささやかではありますが、各自治体を「応援している感」が得られ、より地方活性化への関心が深まったことも、ふるさと納税の大きな収穫でした。「私もふるさと納税をやってみよう!」と思われた方は、年末調整直前になると申し込みが殺到しお礼品が品薄になったり、手続きが遅くなったりするケースがあるようですので、10月、11月中がおすすめです。寄附をする私たちも、寄附をされる側の地方自治体も、みんながハッピーになれるふるさと納税、今年こそ活用してみてはいかがでしょう。総務省 ふるさと納税ポータルサイト
2016年10月31日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「ふるさと納税」です。***ふるさと納税とは、好きな自治体に寄付をする制度です。寄付をすると、その額から2000円を引いた額が、所得税と住民税から控除されます。日本は東京が中心となり、大都市ばかりに人もお金も集まってしまっています。地方にお金が回るようにと、ふるさと納税制度は2008年に公布されました。寄付した人には地方の特産品などのお礼の品が送られます。理念は素晴らしいのですが、年々、自治体ごとの寄付金獲得競争が加速、返礼品がエスカレートして豪華になってきてしまいました。自治体の方でも返礼品が重荷になったり、返礼で受け取った金券を転売する寄付者が出てくるなど、本末転倒な事例も。公布から8年たち、そろそろ制度の見直しが必要なのかもしれません。また、ふるさと納税を使って、高額所得者が高額の寄付をし、寄付額がほとんど還付される、節税対策に使われていることを問題視する人もいます。いわば、日本のタックスヘイブンです。ただ、都市と地方の格差は広がる一方。地方は財源を得るのが本当に大変です。ですから、たとえタックスヘイブンになったとしても、地方にお金が回るのは良いことなんじゃないかと思います。最近では被災地にふるさと納税する人も増えていますね。熊本への寄付金も増えて、復興に役立っています。問題は、寄付をする側の姿勢ですね。ただの節税対策や、返礼品目当てのショッピングモールになってしまうのは残念。集まった寄付金の使い道は各自治体で公開していますので、寄付をしたら、ぜひチェックしてください。また、一度その土地に足を運んで、実際に見てきてほしいですね。都市部はどうしても消費が中心。地方が生産を支えています。農業、林業、水産業の「生産者を守る」という意識で地方を応援していきたいですね。実際に生産の現場の大変さを知ると、無駄な消費をしなくなります。日本はレストランでもコンビニでもたくさん食品を捨てていて、食品ロスが多いんです。過剰な消費から生まれる社会問題は少なくありません。生産と消費、都市と地方のいいバランスを目指していきたいですね。◇堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2016年7月20日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2016年07月17日豪華な特産品がもらえる!と少し前に話題になった「ふるさと納税」をご存じでしょうか?実は、ふるさと納税でもらえるお礼の品の中にはネイルキットや美容機器など、キレイになれるアイテムがたくさんあります!実質2,000円しか負担がないふるさと納税ですが、「よく分からない」という人も多いかもしれません。そこでキレイになれる商品の紹介とともに、実際にどのくらいの還付、控除があるのか?申し込み後の流れは?などの疑問を解消していきましょう!ふるさと納税って?ふるさと納税は簡単にいうと「税金の収入が少なくて悩んでいる自治体と、他の自治体との格差をなくすためにつくられた制度」で、自治体への寄付金のことです。ふるさと納税の特徴は、以下のとおり。1.好きな自治体に寄付できる2.複数の自治体に寄付できる3.寄付した額に応じて税金が還付・控除される4.寄付した自治体から特産品や宿泊券など、さまざまなお礼の品がもらえる寄付する自治体は「この前行った旅行先」や「友だちの住んでいるところ」、あるいは「欲しいお礼の品があるところ」など自分の「ふるさと」である必要はなくどんな場所でもOK!複数の自治体に寄付できるのもうれしいですね。超簡単!ふるさと納税の仕組みって?Photo by さとふるでは申し込み後は、どんな流れになるのでしょうか?年収600万円のAさんを例に、申込みから還付・控除を受けるまでの流れを説明しましょう。()内は、寄付のタイミングについて説明しています。1.5つの自治体に合計65,000円を寄付(例:2016年1~12月)2.5つの自治体からそれぞれ「お礼の品」と「寄付金受領証明書」が届く(例:2016年1~12月)3.確定申告で「寄付金受領証明書」を税務署に提出(例:2017年3月まで)4.所得税から6,300円の還付金が戻る(例:2017年3月~4月)5.住民税から56,700円が控除される(例:2017年5月)この例でいえば、65,000円の寄付で63,000円の還付・控除があったため、実質2,000円で5つの自治体からお礼の品をもらえたことになります。ふるさと納税はこのように、わずかな負担金でたくさんのお礼の品をもらうことができます。また、現在は確定申告が不要となる「ワンストップ特例制度」ができたのでより便利に!ただ、こちらの制度は寄付するたびに申請書を各自治体に提出する、年間5自治体まで、などの条件があるので注意が必要です。ふるさと納税は「さとふる」で申込み可能。収入額に応じた控除額シミュレーションもできるので、参考にしてみてくださいね。日本全国の「キレイになれる」ふるさと納税をご紹介それでは、数多いふるさと納税のお礼の品の中から「美容」に関する商品をご紹介しましょう!Photo by ふるさとチョイス全国屈指のバラ産地、山形県の寒河江市では10,000円以上の寄付で「バラ風呂セット」が届きます!48個の生バラが届くので、高級リゾートホテルのような生バラ風呂が楽しめます。バラの彩りと香りによる非日常空間をつくれるのはこのセットならでは!Photo by ふるさとチョイス「日立マクセルライフソリューション事業本部」がある福岡県の福智町からは、56,000円以上の納税で目元ケア「ハダクリエ アイ」が届きます。温式・乾式、温冷・温・冷のモードが選べ、疲れ目、乾き目などの解消に役立ちますよ!Photo by ふるさとチョイス広島県の熊野町から60,000円以上の寄付で届くのは、チーク、シャドウ2種類、アイブロウ、リップがセットになった「化粧筆 Happy box」。全国の筆の生産量80%を占める熊野町の「熊野筆」は今やブランドとしてその地位が確立されています。「筆なんてみんな同じでしょ?」と思っている人にこそ使ってほしい「熊野筆」は、ギフトとしても人気が高いようですね。Photo by ふるさとチョイス愛知県の春日井市から30,000円以上の寄付で届く「はじめてのジェルネイルキットセット」は、ペラっと剥がせる新感覚のジェルネイル!ネイル除去のためのアセトンを使わないので、爪を痛めずにジェルネイルが楽しめます。「不器用だからネイル自体が苦手」という人や、ジェルネイル初心者の人も早く・簡単に仕上がりますよ。ネイル下地剤1本、カラージェル(赤・ベージュ・ピンク)各1本、LEDライト1台がセットになっています。ふるさと納税は「震災復興のための建築」や「美しい自然のための森林育成」など自分で使い道を選ぶことができます。普段は使い道の不透明な税金だけに、どう使うか選べるのも魅力のひとつ!気になった人はぜひ検討してみてくださいね。
2016年06月16日かつて住んでいた故郷や応援したい市町村など、思い入れのある地域があるという人も多いことだろう。「ふるさと納税」はそんな大切な地域に対して、居住地に関係なく納税(寄附)ができる制度。最近では、民間企業が運営する「ふるさと納税」の専用ポータルが登場したり、返礼品として、地域の特産品だけでなく“体験型”の特典を用意する自治体が増えたりと、新たな動きもみられているという。「ふるさと納税」限定 “体験型”の特典が大きな魅力!「ふるさと納税」の受入額は、2015年度上半期(4月~9月)だけでも、対前年度同期比のおよそ3.9倍となる、約453.6億円にのぼる。その人気の秘密は、地域ならではのさまざまな特典(返礼品)。トレンド総研が「ふるさと納税」経験者を対象に実施した調査によると、「ふるさと納税」をしようと思った理由の第1位は「特典(返礼品)が魅力的だったから」という意見で、79%にものぼっている。中でも、特に注目が集まっているのが“体験型”の特典。農水産物や伝統工芸品といった地域の特産品などに加え、地方自治体ならではの体験型アクティビティを通じて、故郷の魅力を再発見する人も増えてきているのだとか。「ふるさと納税」における“体験型”の特典は、地域のさらなる活性化につながりやすいと考える人も多いようだ。「ふるさと納税」の専用ポータルが登場“体験型”と同様、ヒトと地域のつながりを深める仕組みとして注目を集めているのが、「ふるさと納税」の専用ポータル。最近では、大手航空会社・ANAがポータルサイト、『ANAのふるさと納税』をオープンし、話題になっている。『ANAのふるさと納税』はクレジットカードでの寄附に対応し、手軽に地域貢献できるのが魅力だ。ANAではこの事業を通じて「地元に来てほしい」というニーズを持つ地方自治体と、ANA利用者をつなぐことで、地域への送客を含めた地域活性化への貢献を目指しているとのこと。今回のポータルサイトにおける参加自治体数も、6月には21自治体、9月には約50自治体まで増加予定。12月にはさらに数が増える見込みだ。ANAのマーケットコミュニケーション部・渡邊勇喜さん(写真中央)は、「市町村のカラーをしっかり打ち出した“体験型”の特典は、農水産物や工芸品といった通常の返礼品以上に、地域へ足を運ぶ人を増やすきっかけになりやすいようです」とコメント。ここでも“体験型”の特典がポイントとなっているようだ。こうした専用ポータルの登場などにより、自治体のPRチャンスは日々拡大している。今後は「ふるさと納税」をフックにして、いかに地域の魅力の訴求につなげられるかが、自治体の新たな課題となりそうだ。【参考】※ANAのふるさと納税
2016年05月25日こんにちは、金融コンシェルジュの齋藤惠です。みなさんはもう『ふるさと納税』をしていますか?納税する側も自治体もお得がいっぱいのふるさと納税ですが、これから納税先を検討する際にぜひ候補に入れていただきたいのが“被災地への納税”です。今回は、ふるさと納税で被災地を支援する具体的な流れと方法についてご紹介します。●ふるさと納税とは? おさらい『ふるさとチョイス』のホームページによると、**********ふるさと納税とは、自治体への寄附金のことです。個人が2,000円を超える寄附を行ったときに住民税のおよそ2割程度が還付、控除される制度です。また、2015年4月1日より、確定申告が不要な給与所得者等に限り、確定申告の代わりとなる「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」を寄附先自治体へ寄附する都度提出(郵送)することで住民税から控除されます。つまり、実質今収めている県民税・市民税の一部を任意の自治体へ移転する事になります。**********と記載されています。さらに、自治体からお礼の品がもらえたり、税金の使い道を指定できたりと納税者にとってとても魅力的な内容となっています。自治体も地元のPRができるため、双方が積極的にふるさと納税に参加することで、地方経済の促進につながっていく のです。●被災地へ積極的な納税を!現在、『ふるさとチョイス』では、平成28年熊本地震で被災した自治体を支援する活動を積極的に行っています。具体的な納税の仕方は、・被災した自治体に直接寄附(納税)する方法・被災地に代わってふるさと納税の受付をしている自治体へ寄附(納税)する方法の2種類から選択できます。納税する側にとっては、自分のお金がどような形で復興に役立てられるのかを把握できる ので、とても透明性の高い資金援助の仕方といえます。被災地へ募金を検討している方は、ふるさと納税をしてみてはいかがでしょうか?ただし、ご注意いただきたい点として、自治体によっては返礼品がなかったり、あっても到着が大きく遅れる可能性がありますので、そちらをご了承の上で申し込んでください。もちろん、ふるさと納税ですので、寄附受領証明書はどの自治体も発行してくれるようですからご安心を。----------「ふるさと納税」は地方再生への大切な役割を担う制度です。私たち一人ひとりが考え、上手に活用することで、自分たちのお財布だけではなく被災地の助けにもなります 。税金対策と被災地支援の相互利益という新しい納税方法がこれからますます浸透し、このような税金の使われ方が当たり前になっていくと素敵ですね。【参考リンク】・緊急寄附申込み受入れ自治体 | ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス]()●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)
2016年05月09日【ママからのご相談】先日、確定申告をして医療費控除をすることで保育料が安くなると聞きました。ふるさと納税をすると保育料は安くなるのでしょうか?●A. ふるさと納税では保育料は下がりません。ご相談ありがとうございます。ファイナンシャルプランナーの常磐麗奈です。結論から申しますと、ふるさと納税では保育料は下がりません。公立の保育料算定には、『住民税の所得割額』 が使われています。この所得割額の算出方法から、保育料の軽減に役立つ控除とそうでないものの違いを説明します。●保育料は『住民税の所得割額』で決まる公立の保育料は『住民税の所得割額』で決まります。これは何のことかというと、「給与収入-(1)給与所得控除-(2)所得控除」 の金額です。●(1)給与所得控除収入金額によって決まる控除額です。●(2)所得控除代表的なものに、「扶養控除」「配偶者控除」「基礎控除」「社会保険料控除」「生命保険料控除」「医療費控除」があります。中でも、自分で金額を申告して控除できるのが「医療費控除」と「生命保険料控除」になります。●「医療費控除」と「生命保険料控除」は効果的医療費控除は、年間の医療費が10万円以上の部分を所得から差し引ける ので税金を下げる効果があるものです。特に出産した年は出産費用(健康保険などからの一時金を除く)や通院費は医療費控除の対象となりますので、必ず確定申告しましょう。生命保険料控除について、「自分の契約の保険だけど、今収入がなくて夫の扶養に入っているから保険料控除は関係ない」と思っている方も多いと思います。しかし、妻契約の生命保険料を夫が支払っていた場合、夫の所得から控除することができます。夫の会社で年末調整があれば一緒に提出するようにしましょう。医療費控除と生命保険料控除をすることで、所得税も下がり、住民税も下がります。保育料算定基準の所得割が低下するので、保育料も安くなる可能性があります 。●ふるさと納税は?住民税は、以下の算式で求めます。所得割額×税率-“税額控除”=住民税よって、税額控除は保育料算定の基礎には関わってきません。税額控除の代表的なものは、「住宅ローン控除」「配当控除」そして「寄付金控除」。ふるさと納税をたくさんすれば、住民税額は下がりますが、所得割には関係しませんので、保育料を下げる効果はありません。----------出産後は何かと支出がかさむのと、余裕がないものですが、事前に医療費と生命保険料は税金対策になると知っておくことで、準備がしやすいでしょう。保育料を決める階層のボーダーラインであれば、保育料を下げる効果が大きくなります。ただし、保育料は毎年見直される ことは考慮しておいてください。【参考リンク】・個人住民税 | 東京都主税局()・所得控除のあらまし 所得税 | 国税庁()●ライター/常磐麗奈(ファイナンシャルプランナー)
2016年04月01日近年、その名前が浸透し、人気が高まっている「ふるさと納税」。お礼品としてもらえる特産品は食品のイメージが強いですが、実は美容関連のアイテムもたくさん用意されているのです。今回は数多くある美容関連アイテムの中から、筆者が気になったものをピックアップして紹介しましょう。ふるさと納税って? 「ふるさと納税」は、簡単にいうと自治体への寄付金のこと。自分が住んでいるところに関係なく選んだ自治体に寄付することで、住民税が還付、控除される制度です。2015年からは確定申告が不要になるなど、より参加しやすくなりました。この制度の一番の楽しみといったら、各地の名産品などをお礼にもらえることでしょう。なかには自分で買うと高額な食品を送ってくれる自治体もあり、人気アイテムは争奪戦になっているようです。キレイになれるお礼品の数々茨城県境町「【希少】お茶の種子オイル 猿島茶油 限定70本」(寄付金10,000円)自家茶園で収穫したお茶の種子を絞ったという、完全無添加・100%の茶の種子オイル。お茶の種子には、オイレン酸やリノール酸などの美容成分がたっぷり含まれており、特にビタミンEはオリーブオイルの50倍とか。70本限定という希少さに試してみたくなります。北海道豊富町「『サロベツ大地恵泉』アトピーや乾癬に効能のある豊富温泉 濃縮温泉水」(寄付金10,000円)皮膚にとても良いことで知られる「北海道豊富温泉」を濃縮した入浴アイテム。温泉水をそのまま7倍に濃縮しているので、浴槽にいれれば家のお風呂が温泉に。薬品、添加物などを一切使用していないところも安心です。贅沢なひとときを味わえる エステ付きの宿泊プランも! 長崎県島原市「国内有数の高濃度炭酸泉&エステの宿泊プラン」(寄付金100,000円)「HOTEL シーサイド島原」のスイートルームに1泊できる商品。何といっても魅力的なのは、バリ州政府認定エステティシャンによる、極上バリ式エステ&頭皮ケアが合計50分ついていること。国内でも有数の高濃度炭酸泉とエステが堪能できるプランです。沖縄県今帰仁村「ワンスイートホテル&リゾート 2泊3日ディナー・エステ付きご宿泊チケット」(寄付金1,000,000円)沖縄でも屈指の美しい海を誇る古宇利島頂上の「ワンスイートホテル&リゾート」で、ディナーとエステを楽しめるプラン。屋上では360度パノラマの絶景を眺めながらジャグジーを楽しめるのだとか。100万円とかなり高額な寄付金ですが、何とも贅沢なひとときを味わえそうです。このほかにも、たくさんの美容グッズが紹介されており、選ぶのに迷ってしまいそう。お礼品は変わっていることもあるので、詳しくは各地域のホームページなどで調べてみてください。ふるさとに寄付をしながらお得にキレイをゲットできるチャンス、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
2016年03月28日年末、多方面で話題になった、ふるさと納税。2015年から、ふるさと納税の枠が2倍になりました。(参考)・ やらなきゃもったいない、ママたちこそ「ふるさと納税」を活用すべき理由とは(その2) わが家でもそろそろ始めたいと思っている人も多いのではないでしょうか。そこでおすすめなのが、ふるさと納税の感謝券での旅行です。ふるさと納税は「物品」以外が便利ふるさと納税のお礼の品として一般的なのは、その地方の名産品や特産品。手にしたことのある人はおわかりでしょうが、かなりのボリュームが届きます。小さな子を含めた3人家族では、なかなか食べきれない量です。しかも、自治体によって発送の期間はさまざま。常温品以外は冷蔵や冷凍で届きます。受け取りの日時指定は基本的にできません。そのため、食べることができずにムダにしてしまった、という人も決して少なくないでしょう。そこでおすすめなのが、特産品や名産品以外のお礼を選ぶ方法。実は、ふるさと納税のお礼には、Tポイントや格安航空会社(LCC)のマイレージ、宿泊券、アクティビティ体験など、「モノでないお礼の品」がたくさん用意されているのです。感謝券をもらって、旅行に行こう「モノでないお礼の品」のなかには、旅行に行けるものもあります。特定の旅館の宿泊券、Yahoo!トラベルで使える旅行先限定ポイントなどもありますが、特におすすめなのは、特定の地域でほぼ何にでも使える「感謝券」。いわゆる商品券です。寄付額の3~5割程度が相場となっています。有名なところでは、群馬県中之条町(四万温泉)、群馬県草津市(草津温泉)、静岡県賀茂郡西伊豆町、群馬県吾妻郡嬬恋村(軽井沢、万座温泉)、群馬県みなかみ町、岐阜県郡上市などがあります。有効期限はおよそ1年間。この感謝券のすごいところは、宿泊はもちろん、飲食店やお土産、ガソリンスタンド、日用品店などでも使えること。感謝券とともに「使える店一覧」が送られてきます。Webで確認することも可能です。計画を立てて使えば、往復の交通費のみで旅行を楽しめることも! 実際にそうして旅行に行ってきた、わが家の実例をご紹介しましょう。群馬県の四万温泉に行ってきました群馬県中乃条町に6万円寄付すると、1週間後、3万円分の感謝券とお米やお漬物数種が送られてきました。感謝券は「1,000円」と印刷されたカラフルな金券が30枚入っていました。ナンバリングがされていて、裏には一般的な商品券とほぼ同じような使用上の注意が記載されています(おつりは出ない、換金性の高いプリペイドカードなどには使用できない、いかなる場合も再発行しない、など)。この感謝券を使って群馬県の四万温泉に行くために、旅行サイトから宿泊予約し、「現地払い」を選択。これで準備完了です。旅行中も安心、楽々宿泊施設にチェックインするときは、ちょっとどきどきしました。先に支払い方法の確認はしておいたほうが安心ですが、今回は「ふるさと納税の感謝券を使います」と伝えて無事OK。赤ちゃん連れだったので、追加のシーツ代は感謝券で、さらに夕食時のビールなどもすべて感謝券で支払いました。おつりが出ない分は、赤ちゃんにとても良くしてくれたので、心づけということで切り上げて支払いました。翌日は観光で近隣を回ったのですが、昼食のレストランや町内のお土産物屋さん、ガソリンスタンドでもすべて感謝券を使用しました。どの店舗も慣れた様子で、安心して使うことができました。使えなかったのは1,000円未満で買い食いをした焼き団子くらいです。とにかく中之条町内であれば、四万温泉に限らず多くの施設で使えます。使うときに慌てないコツは、使いたいお店が町内かどうかを、行きになんとなく確認しておくこと。そうすれば帰りに、目星をつけていたお土産物屋さんやガソリンスタンドに入ることができます。四万温泉には私たちも含め、乳幼児連れ観光客が非常に多く訪れていました。たしかに、実際に訪れてみると宿泊施設は小さいながらも、お風呂を貸し切りにしてくれたり、部屋食だったりと赤ちゃんにフレンドリーという印象。四万温泉以外にも、感謝券を使える温泉地や観光地はたくさんあります。皆さんも、感謝券を使って旅行に行ってみませんか?(みさわ<フォークラス>)
2016年03月16日トラストバンクが運営するふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」はこのほど、2015年のふるさと納税による寄附金額・件数ランキング(速報)を発表した。それによると、2015年にふるさと納税が最も多かった自治体は宮崎県都城市で、寄附金額は35億2,718万円に上った。○寄附件数の1位も都城市が獲得宮崎県南部に位置する都城市は温暖な気候と豊かな土壌に恵まれ、牛肉、豚肉、らっきょう、ごぼうなど農業・畜産業が盛んな地域。ふるさと納税のお礼品でも、宮崎牛や焼酎などが人気を集めたという。寄附金額の2位は静岡県焼津市で34億9,280万円、3位は長崎県平戸市の26億7,716万円、4位は山形県天童市で25億8,418万円、5位は長崎県佐世保市で24億8,965万円となった。寄附件数が最も多かったのは寄附金額と同じ宮崎県都城市で23万2,810件。以下、2位は山形県天童市で14万1,766件、3位は静岡県焼津市で12万6,638件、4位は島根県浜田市で10万6,114件、5位は長崎県佐世保市で10万5,285件と続いた。同サイトのシステムをもとに、上位になりそうな自治体(都道府県市区町村含む)に問い合わせてランキング化した。集計期間は2015年1月1日~2015年12月31日(寄附件数・金額ともに収納ベース)。なお、速報は2016年1月27日時点のデータとなっており、今後順位が変動する可能性がある。
2016年02月12日全日本空輸(以下、ANA)は4月、ふるさと納税応援ポータルサイト「ANAのふるさと納税」を開設する。○利用者にはANA SKYコインを付与同サイトでは、ふるさと納税の御礼品の紹介と寄付の申し込み受付を実施。参画自治体毎の紹介ページを掲載し、カテゴリーごとに御礼品を選べるようにするほか、新着情報や人気の自治体、人気の御礼品もわかりやすく掲載する。2016年2月2日現在すでに11自治体の参加が決定しており、2016年度早期には50自治体の参加を目指していくという。同サイト利用の特典として、申し込みをした人にはANAグループからANA SKYコインを付与する。また、航空券との連携など、ANAグループならではの情報発信を実施する予定だ。自治体での情報管理については、ヤマトグループの「ふるさと納税トータル支援サービス」を採用し、寄付から御礼品の配送までをトータルで行う。同社はポータルサイトについて「これまで地方創生や地域活性化の取り組みとして、全国47都道府県の特産物を紹介する『Tastes of Japan by ANA』プロジェクトや、訪日旅客の視点から日本を見る『IS JAPAN COOL?』サイトの開設など、様々な取り組みを行ってきた。今回、ふるさと納税が拡大している状況を鑑み、さらなる地域活性化への取り組みの一つとして、新たなサイトを立ち上げることを決定した」とコメントしている。今後は、自治体主導の目的型寄付「ガバメントクラウドファンディング」への対応、地域の観光活性化などへの貢献、ANAのショッピングサイト「A-style」への展開を予定している。
2016年02月03日ANAは1日、ふるさと納税応援ポータルサイト「ANAのふるさと納税」を、2016年4月から開始すると発表した。「ANAのふるさと納税」では、自治体のふるさと納税の取り組みを紹介するほか、自治体ごとの紹介ページや、カテゴリ別での返礼品紹介などを掲載予定。利用者からの寄付の申し込みも受け付ける。また、ANAならではの発信情報として、各自治体の観光スポットを紹介。同社の電子クーポンANA SKY コインの付与や、航空券との連携、旅行商材の案内も実施する予定だ。「ANAのふるさと納税」のサービスのうち、返礼品の配送や決済システムについては、ヤマトグループが提供するふるさと納税関連業務の支援サービス「ふるさと納税トータル支援サービス」を採用。サイトの運営や自治体への参加呼びかけ、交渉などは、ANAが担当する。具体的な収益構造は非公開だが、参画自治体などからの手数料を想定し、「先行事例を参考にして進めている」という。今後、自治体主導のクラウドファンディングや、ショッピングサイト「A-style」との連携も予定する。
2016年02月01日日本アニメーションは、アニメ制作スタジオの所在地である東京都多摩市の「ふるさと納税」の返礼品「ふるさと納税 ラスカルプラン」として、「日本アニメーション多摩スタジオ特別見学」と「世界名作劇場」シリーズ作品の複製画(1枚)の提供を開始する。市外在住者で多摩市に7万円以上を寄付(ふるさと納税)した人が対象。受付開始は2月1日。多摩市の「ふるさと納税」のお礼の品として追加される「ふるさと納税 ラスカルプラン」は、「日本アニメーション多摩スタジオ特別見学」と「世界名作劇場」シリーズ作品の複製画(1枚)のセット。対象者は、多摩市に7万円以上寄付(ふるさと納税)した市外在住者(クレジットカード決済)。2月1日より受付を開始する。「日本アニメーション多摩スタジオ特別見学」は、さまざまなアニメーション制作を行っている日本アニメーション多摩スタジオにて、アニメ制作工程や原画、往年の機材の紹介・見学、作画体験、16mmフィルムでの作品上映など(約2時間)に参加できるもの。ふるさと納税ひと口につき2名まで参加でき、毎月第3土曜日に2回開催される(1回につき5組10名まで参加可能)。一方の「世界名作劇場」シリーズ作品の複製画は、引換券とあわせて送付されるカタログに掲載されている10点の中から、好きな作品を選ぶことができる(A3サイズ、額付き)。また、これらが「ふるさと納税」の返礼品として採用されたことを記念して、1月27日~2月28日までの期間限定で、多摩市内のカフェ「Cafe GARDEN(カフェ ガーデン)」と「アトリエ タッセルとコラボレーションによる「あらいぐまラスカル」コラボメニューの提供と、日本アニメーション所属アニメーター・佐藤好春氏による「世界名作劇場」複製画の展示・販売を実施している。なお。アトリエ タッセルでは、永見夏子氏やハンドクラフト講師によるワークショップも開催される。内容やスケジュールについては、日本アニメーションの公式Webサイトにて随時更新されるということだ。
2016年01月29日オンキヨーのカスタムインイヤモニター「IE-C1」「IE-C2」「IE-C3」が、鳥取県倉吉市のふるさと納税返礼品に採用された。オンキヨー&パイオニアイノベーションズは二本社制を敷いており、東京本社のほか倉吉市に鳥取本社を構えている。倉吉市に150,000円以上寄付すると「IE-C1」、200,000円以上寄付すると「IE-C2」、250,000円以上寄付すると「IE-C3」を返礼品として選択できる。寄付金の入金期限は2016年3月31日。カスタムインイヤモニターの製作には耳型の採取が必要で、鳥取県倉吉市のOTOKURA、東京都中央区のGibson Brand ショールーム TOKYO、大阪府中央区のオンキヨーカスタム IEM ポップアップストアのいずれかで行える。製作には約2週間かかり、完成後は店舗での受け取りか指定場所への発送で手元に届く。
2015年11月04日ここのところ話題になっている、ふるさと納税。好きな地域を選べる、地域の特産品がもらえる、税金の控除が受けられるなどのメリットがあり、気になっている人も多いのではないでしょうか。お得といわれるふるさと納税ですが、賢く活用するためにはいくつかのポイントがあります。本当にお得にするためのコツを、しっかりおさえておきましょう。■ふるさと納税ってどんなもの?その呼び名から「ふるさとに税金を納めること」と思う人もいるかもしれませんが、ふるさと納税は税金ではなく寄付。寄付をする自治体も、出身地や昔住んでいた土地である必要はなく、好きな自治体を選ぶことができます。寄付先は1か所だけでなく、複数の自治体でもOK。自治体によっては、「教育支援」や「スポーツ・文化活動支援」など、寄付金の使用目的を選ぶことができるケースもあります。寄付をしたお金がどんな風に使われるかが分かれば、その自治体への思いも強くなりそうですよね。■ふるさと納税で税金の控除&お礼の品がもらえるふるさと納税がお得といわれる理由の一つが、税金の還付&控除です。寄付金のうち2,000円を超えた金額については、その年の所得税からの還付と、翌年の住民税の控除が受けられることに。つまり30,000円の寄付を行った場合、28,000円分は戻ってくる、ということなのです。(※上限あり。また、還付&控除金は年収や家族構成によっても異なります)さらに、寄付をした自治体からは、多くの場合お礼の品として特産品や優待券などがもらえます。中には、都会で購入すると高価な農産物や海産物、現地で使える宿泊券なども。税金控除により実質2,000円分の寄付で、お礼の品がもらえてその地域のことも知ることができる、というのが、ふるさと納税のメリットなんです。■お得に活用するにはいくら寄付をすればいい?ふるさと納税をすると税金から還付&控除が受けられますが、その戻ってくる金額には上限があります。上限を超えた分は純粋な寄付となり、キャッシュバックは受けられないので注意!しっかり控除を受けるための寄付金の上限金額は、年収や家族構成などによって異なります。独身の会社勤めの人の場合、年収200万円で寄付金は15,000円上限を目安に。年収300万円なら28,000円、年収400万円なら43,000円になります。(平成27年9月現在)自分の上限金額がいくらになるか詳しく知りたい場合は、ふるさと納税のポータルサイトなどでシミュレーションができるので調べてみてくださいね。また、ふるさと納税によるキャッシュバックは、「払う予定の税金が安くなる」というもの。年収が100万円以下など、もともと税金がかからない人の場合はお金も戻ってこないので注意してください。■今年度から確定申告が不要に! ただし条件に注意これまで、ふるさと納税で税金の還付&控除を受けるには確定申告を行わなければならず、それが面倒で避けてきた…という人も多いかもしれません。しかし、今年度から税制が改正され、「ワンストップ特例制度」といって、面倒な確定申告なしでも控除が受けられるようになりました。ただし、この「ワンストップ特例制度」を利用するためには、いくつかの条件をクリアしていなければいけません。給与所得者であること(お給料は1か所しかもらっていない)医療費控除や住宅ローン減税など、ほかに確定申告の必要がない寄付した自治体の数が5か所以下これらの条件に当てはまらない場合は、確定申告が必要です。また、この制度は今年度=2015年4月1日以降の寄付について適用されるので、もし3月31日以前にふるさと納税を行っていた場合は、やはり確定申告が必要になります。条件に当てはまった場合も、確定申告なしで控除を受けるには申請書の提出が必要です。ふるさと納税をするときには、寄付先の自治体から申請書が送られてくるので(申請書送付の申し込みが必要な場合もあります)、忘れずに記入して返送してくださいね。
2015年10月10日「VAIO」ブランドのノートPCが、長野県安曇野市のふるさと納税返礼品として再度選択可能になることが分かった。長野県安曇野市は、2015年6月にふるさと納税の返礼品に「VAIO Z」を追加。その後、予定数に達したため、申し込みの受付を停止していたが、13日12時30分から、台数限定で申し込みの受付を再開する。今回は「VAIO Z」に加えて、新たにクリエイター向けハイエンドタブレット「VAIO Z Canvas」も返礼品として加わった。「VAIO Z」はWindows 10 Home 64bit搭載モデル、Windows 10 Pro 64bit搭載モデルでそれぞれ150台ずつ、一方の「VAIO Z Canvas」は"スタンダードモデル"と"ハイスペックモデル"を50台ずつ用意。「VAIO Z」(Windows 10 Home搭載モデル)は400,000円以上、それ以外は450,000円以上の寄付で申し込み可能となる。いずれも発送は11月中旬を予定する。「VAIO Z」(Windows 10 Home搭載モデル)の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-5257U(2.7GHz)、メモリが8GB、ストレージが128GB PCIe SSD。ディスプレイはタッチ対応13.3型WQHD(2,560×1,440ドット)、本体カラーはブラック。Microsoft Office Home & Business Premiumが付属する。「VAIO Z」(Windows 10 Pro搭載モデル)の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-5557U(3.1GHz)、メモリが8GB、ストレージが256GB PCIe SSD。ディスプレイはタッチ対応13.3型WQHD(2,560×1,440ドット)、本体カラーはブラック。Microsoft Office Home & Business Premiumが付属する。「VAIO Z Canvas」(スタンダードモデル)の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4770HQ(2.2GHz)、メモリが8GB、ストレージが256GB SATA SSD、ディスプレイはタッチ対応12.3型WQHD+(2,560×1,704ドット)、OSがWindows 10 Pro 64bit。本体カラーはシルバー。「VAIO Z Canvas」(ハイスペックモデル)の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4770HQ(2.2GHz)、メモリが16GB、ストレージが512GB PCIe SSD、ディスプレイはタッチ対応12.3型WQHD+(2,560×1,704ドット)、OSがWindows 10 Pro 64bit。本体カラーはシルバー。また、従来と同様に安曇野ふるさと寄附特別仕様の刻印も可能で、申込時に刻印のあり/なしを選択できる。
2015年10月07日税金が控除されるだけでなく、地域の特産品などの特典がもらえると人気の「ふるさと納税」。実はやり方も進化して、とても簡単になっているんです。もし「会社員だから関係ない」なんて思っているならもったいない!ふるさと納税のポイントを紹介します。●確定申告いらずで簡単!「ふるさと納税」とは、簡単に言えば自治体への寄付金のこと。自治体(市区町村)へ寄付した金額が住民税(県民税、市民税)の一部として認められるうえに、その自治体から「うちに払ってくれてありがとう。お礼に市の特産品や特典を差し上げます」ということで、ギフトがもらえるという嬉しい制度のことなんです。ちなみに、誤解されやすいネーミングですが、「ふるさと」といっても本当の故郷である必要はなく、自分の好きな自治体に寄付できます。このふるさと納税、非常に好評で利用者も増えているせいか、2015年4月より税制が改正され、2000円以上の寄付を行った場合、確定申告をすると住民税のおよそ2割程度が所得税から還付され、住民税から控除されるようになりました。さらに、会社員のように確定申告が不要な「給与所得者」なら、「寄付金税額控除に係る申告特例申請書」を寄付先の自治体へ提出するだけでOK。なんと、自治体の担当者があなたの代わりに手続きをしてくれ、確定申告をしなくても住民税を控除してくれるようになったのです。確定申告の手間がなくなり、利用するハードルが下がった、ふるさと納税。オトクが大好きな女子なら、これを活用しない手はないかも!?●OL向けの特産品、特典をゲット!では、いったいどこに寄付すればいいのかというと、やはりお目当ては特産品や特典の内容。日本全国さまざまな自治体へ寄付できるので、自分の好みやライフスタイルに合ったものを賢く選ぶのがポイント。TVなどのふるさと納税特集では、高級牛肉や高価なフルーツなどのセットが人気といわれますが、1人暮らしのOLが、牛肉を2kgももらっても持て余してしまいますよね。そこで、今回は1人暮らしの女性にうれしい特典を探してみました。●温泉好きに嬉しい宿泊券とくに温泉地に多いのが、ホテルの宿泊券や、宿泊券と特産品のセットを用意しているが自治体。高知県の室戸市では、「市内宿泊施設のペア宿泊券+レンタカー+室戸ドルフィンセンターでイルカと友だちになれるドルフィンスイムのペア体験」というコースも。旅好き女子なら、ぜひ宿泊券型を探してみて。●美容家電だってもらえる!大手メーカーの工場を抱える自治体では、その企業の製品を用意していることも。たとえば、福岡県福地町では、日立製作所製の美容家電を用意。ふくらはぎ用エアマッサージャー「AirCRiE Leg」や保湿サポート器「ハダクリエ」がもらえるコースがあります。岡山県備前町では、パナソニックやフィリップス、シャープなどの大手家電メーカーの製品をラインナップ。美容にうるさい女子は、このあたりが狙い目!●航空会社のポイントでオトクに旅行も格安航空(LCC)「Peach」の拠点・関西空港がある大阪府泉佐野市は、「ふるさとへ帰ろう!Peachセット」を用意。Peachで航空券を購入するときに、運賃や料金、税金、手数料の支払いに利用できるピーチポイントがもらえます。金額によって5コースあるので、飛行機での旅が多い人はチェックしてみて。●気になる納税額の目安は?このほか、どんな自治体がどんな特典を用意しているかは、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」で検索できます。予想の斜め上をいくコースもあるので、まずは見るだけでも楽しめるはず。ただし、よくよく見ると、寄付金額が20~30万円というコースもあって驚いてしまうかもしれません。そんなときは、「やっぱり、私には寄付なんて無理!」と諦めず、「私はだいたい、いくらできる?~税金控除になる金額の目安2015~」で寄付金額をシミュレーションしてみましょう。また「単身の給与収入者の場合(共働きの場合もこちらになります)」という一覧表も参考になります。これを機に、あなたもふるさと納税に挑戦して、お得な体験をしてみてはいかが?プロフィール/風呂内 亜矢(ふろうち あや)1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)、CFP®認定者、宅地建物取引主任者。主な著書に『貯金80万円、独身の私にもできた! 自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』(日本実業出版社)、『図解 手取り15万円でも、年60万円貯まる節約のレッスン64』(翔泳社・共著)がある。風呂内亜矢 オフィシャルサイト:<文/萩野わかば監修/ファイナンシャルプランナー風呂内亜矢>
2015年10月02日楽天は31日、ふるさと納税専用サイト「楽天ふるさと納税」を開設した。これにより、ふるさと納税を通じた地域の活性化を目指すという。○長野県野沢温泉村など17自治体からスタート楽天会員は、「楽天市場」での買い物と同様のステップでふるさと納税の手続きが簡単に行えるようになり、寄附の金額に応じて楽天スーパーポイントも付与される。サービス開始時の参加自治体は、北海道東川町、山形県最上町、山形県寒河江市、茨城県古河市、群馬県富岡市、埼玉県宮代町、静岡県清水町、長野県大鹿村、長野県野沢温泉村、長野県宮田村、岐阜県養老町、和歌県北山村、兵庫県三木市、長崎県松浦市、佐賀県みやき町、宮崎県川南町、宮崎県都農町の17自治体。今後は順次、参加自治体を拡大する予定。ふるさと納税は、「生まれ育ったふるさとに貢献できる制度」、「自分の意思で応援したい自治体を選ぶことができる制度」として2008年に創設。自分の生まれ故郷に限らず、応援したい都道府県や市町村に寄附をすることができ、寄附額から2,000円を越える部分について所得税と住民税から原則として全額が控除される。2015年に入り、自己負担額2,000円を除いた全額が控除される限度額である「ふるさと納税枠」が約2倍に拡充されたほか、確定申告を行わなくてもふるさと納税の寄附金控除を受けられる「ふるさと納税ワンストップ特例制度」が創設。今後も利用者のさらなる拡大が見込まれている。
2015年07月31日トラストバンクはこのほど、運営するふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」にて、犬の殺処分ゼロをめざすガバメントクラウドファンディングが目標寄附金額の5,000万円を超えたことを発表した。「ガバメントクラウドファンディング」とは、政府(自治体)が行うクラウドファンディングのこと。自治体の課題解決に、自らの意志を反映することができ、すべての寄附がふるさと納税の対象となる。プロジェクトオーナーはすべて自治体であるため、安心して参加できるというメリットもある。「2020年までに犬の殺処分ゼロをめざす活動」のガバメントクラウドファンディングは、2015年4月2日より広島県神石高原町(じんせきこうげんちょう)が開始。神石高原町にあるNPO法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が運営する「ピースワンコ・ジャパン」の活動を支援するために行った。「ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)」が運営する「ピースワンコ・ジャパン」では、自治体と協力して殺処分前の犬や捨て犬を保護。獣医師による診察やドッグトレーナーによるしつけの後、新しい飼い主を探す活動を行い、殺処分をゼロにするための仕組みを構築している。しつけを受けた犬たちは、性格や適性を見極めた上で災害救助犬やセラピー犬としても活躍しており、4月25日に起きたネパール地震でもPWJの救助犬、夢之丞(ゆめのすけ)とハルクが出動。現地で活躍したことがメディアに大きく取り上げられた。神石高原町は犬の養育費・医療費、施設の建設費、人件費などの運営資金のかかるこの活動を全面的に支援するため、ふるさと納税制度の使い道の1つに、このNPO法人の活動を指定できるようにしている。今回、ガバメントクラウドファンディングにより、目標としていた寄附金額を達成。最終的には支援人数2,763人、金額55,533,000円、達成率111.1%となった。
2015年07月29日