鈴木聡脚本・演出、稲垣吾郎主演のミュージカル・コメディ『恋のすべて』の京都公演が6月9日よりスタートした。さらに初日を迎えた稲垣のコメントと舞台写真が解禁されている。稲垣と鈴木のタッグは今回で第7本目。音楽監督にあらたに青柳誠を迎え『恋と音楽』シリーズから続くバンドメンバーとともに、おしゃれで楽しい大人のミュージカル・コメディを届ける。2018年夏以来、ついに4年振りに稲垣吾郎が京都に帰ってきたということもあり会場は、公演を待ち望んでいた観客の思いに包まれ、最後のカーテンコールまで熱気にあふれた公演となった。公開された稲垣のコメントは以下の通り。<稲垣吾郎>家族のような気心知れたカンパニーと共に自分が自分らしくいられる場所で、(カンパニーの)皆さんも楽しんでくださっているのが嬉しく、お客様が楽しみにしてくださっていることも伝わってきています。お客様と京都の地で今日から10日間、初夏のいい思い出をつくれたらいいなと思っています。ぜひ劇場にお越しください。■公演情報モボ・モガ プロデュース ミュージカル・コメディ『恋のすべて』6月9日(木)~6月19日(日)上演会場:京都劇場出演:稲垣吾郎、花乃まりあ、石田ニコル、松田凌、北村岳子、羽場裕一演奏:pf.青柳誠vln.高橋香織b.バカボン鈴木g.三好“3吉”功郎perc.仙波清彦作・演出:鈴木聡作曲・音楽監督:青柳誠公式サイト:
2022年06月09日映画『窓辺にて』が、2022年11月4日(金)に全国公開。主演は稲垣吾郎、監督は今泉力哉。今泉力哉による完全オリジナル脚本、大人のラブストーリー『愛がなんだ』『街の上で』『猫は逃げた』など、次々と話題作を世に送り出してきた映画監督の今泉力哉。一筋縄ではいかない、繊細な恋人たちの心の機微の表現や恋愛観が支持を集めてきた。中でも特に、今泉力哉の描くオリジナルラブストーリーには定評がある。映画『窓辺にて』は、今泉力哉が大人のラブストーリーを描く、17作目の完全オリジナル作品だ。今泉ワールドの特徴でもある“等身大の恋愛模様”に加え、これまで以上に「好きという感情そのもの」について深く掘り下げて描写している。台本を読んだ俳優やスタッフたちからはフランス映画のような珠玉のラブストーリーだと絶賛されたという。撮影は、映画『ドライブ・マイ・カー』のスタッフを迎え、2021年7月に都内近郊で行われた。稲垣吾郎が主演、妻について「ある悩み」を持つ主人公に■主人公・市川茂巳...稲垣吾郎妻について「ある悩み」を持つフリーライター。主演を務めるのは、稲垣吾郎。『半世界』『クソ野郎と美しき世界』など次々と斬新な役柄に挑み、唯一無二の存在感を放つ稲垣吾郎が、今泉力哉の監督作品に初参加する。ふと生まれた感情を表す繊細な演技と、ただそこにいるだけで漂う稲垣吾郎の華やかな存在感によって、美しくも儚い世界観を表現した。■ 紗衣...中村ゆり市川の妻。■久保留亜役...玉城ティナ高校生作家。■有坂正嗣役...若葉竜也市川の友人でプロスポーツ選手。■ゆきの役...志田未来有坂の妻。■荒川円役...佐々木詩音紗衣と浮気している売れっ子小説家。主題歌はスカート主題歌は、澤部渡のソロプロジェクト・スカートが担当。どこかノスタルジックなポップスが、物語に温かな彩りを添える。劇伴は、 抒情派エレクトロ・ダブ・バンド「あらかじめ決められた恋人たちへ」の池永正二が担当した。〈映画『窓辺にて』あらすじ〉フリーライターの市川茂巳(稲垣吾郎)は、編集者である妻・紗衣が担当している売れっ子小説家と浮気しているのを知っている。しかし、それを妻には言えずにいた。また、浮気を知った時に自分の中に芽生えたある感情についても悩んでいた。ある日、とある文学賞の授賞式で出会った女子高生作家・久保留亜の受賞作「ラ・フランス」の内容に惹かれた市川は、久保にその小説にはモデルがいるのかと尋ねる。いるのであれば会わせてほしい、と…。【詳細】映画『窓辺にて』公開日:2022年11月4日(金) 全国ロードショー出演:稲垣吾郎、中村ゆり、玉城ティナ、若葉竜也、志田未来、倉悠貴、穂志もえか、佐々木詩音、斉藤陽一郎、松金よね子監督・脚本:今泉力哉
2022年06月09日ママたちの憧れ【mamagirlアンバサダー】の活動がいよいよスタートします♡ファッションや美容などトレンドに敏感で、おしゃれで行動的なママたちが勢ぞろい。 3人目は、美容誌のインスタグラム版編集長も務めながら、2人の女の子を育てるパワフルママ、井川枝美さんです。夏のお出かけコーデとともにご紹介しますね。美容系SNSで編集長をしているワーキングママ井川枝美さん井川さんってこんなママ♡●名前:井川枝美さん●年齢:37歳●職業:編集長・デザイナー・キャスティング●7歳と3歳の女の子ママたくさんの美容と育児情報の手書きレビューが大人気! もともと人気インフルエンサーでしたが、現在はその経験を生かして、美容雑誌『bea’s UP(ビーズアップ)』(現在休刊中)の公式インスタグラムの編集長に就任!美容やコスメ好きのママたちが「知りたい!」と思う情報を惜しげもなく発信しています。 また、7歳と3歳の女の子ママとして子育てにも奮闘中! 」気分をアゲてくれる【お出かけ用ワンピ】で夏を先取りコーデ♪「お出かけ用に、とパパがプレゼントしてくれたワンピースでコーディネート♡ コロナ禍でずっとこういう『憧れブランド』のアイテムを買っていなかったので、クローゼットにあるだけで気分がアガります」と井川さん。ウエスト位置が高くて、スタイルアップして見えるところがお気に入りなんだそう。「ザラでも似たようなタイプがあったけど、荷物が入らないなーと購入を見送ったところ、なんとしまむらで発見したんです!」というカゴバッグ。こちらは思った以上に収納力があり、おしゃれな友人とおそろいなんだそう。「歩きやすくてどんな服とも相性がよくてヘビロテしています。華奢なのに楽すぎて走れるんです(笑)」ワンピース:セルフォードバッグ:しまむらシューズ:emmi(エミ)アクセ:ピアス/ティファニー、ブレスレット/祖母から譲り受けたものわかりやすくて今日からマネできる美容情報を発信!ご自身のインスタでも【手が届く】【マネできる】美容情報を大量に発信中。日々のコスメ研究も欠かしません。「マスカラがまぶたに付かない塗り方裏技。付箋を使うといいよ!」推しは人生の光です(笑)こう見えて結構な“オタク気質”なんだそう(笑)。「基本は2次元男子が好きなんですが、最近『ジャにのちゃんねる』にハマってジャニーズの素敵さがわかってきた。ジムで走る時も大好きな三浦大知さんやジャにのを見て力もらってます(笑)」レビューを書かせたらピカイチ☆の情報発信ママ!美容のことはもちろん、ママファッションも女の子ファッションも、子どもとのおでかけ情報さえも、井川さんのインスタグラムを見れば、何かが見つかる! レビューからも伺える、明るいキャラクターも、見ていて元気がもらえます。mamagirl WEBでもアンバサダーとしてどんどん情報を発信してもらいます♪ 楽しみにしていてくださいね。井川さんインスタグラム’sUP公式インスタグラムあわせて読みたい🌈グランピング大好きなデザイナーママ・中村沙織さん【mamagirlアンバサダー#1】
2022年06月04日2022年6月2日、ラグビーチーム『埼玉ワイルドナイツ』所属の稲垣啓太さんが、Instagramを更新。同年1月に結婚した妻でモデルの新井貴子さんが、32歳の誕生日を祝福してくれたことを写真付きで報告しました。仲むつまじい姿に「素敵」の声も凛々しい表情を崩さないことから『笑わない男』とも呼ばれている稲垣さん。しかし、写真には心なしか優しい表情にも見える稲垣さんが写っていました。 この投稿をInstagramで見る keita inagaki(@gaki.keita)がシェアした投稿 仲むつまじいツーショットに、稲垣さんの知人や友人から祝福の声が寄せられたほか、「素敵な2人」「幸せそう」とうらやむ声も多数寄せられました。・お誕生日おめでとうございます!表情が柔らかくなってきましたね。・美男美女で、目の保養です。・なんて優しい顔。幸せオーラが伝わってくる。2022年度のラグビー日本代表候補選手にも選ばれている稲垣さん。6月3日から始まる代表合宿を前に、パワーをチャージできたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年06月03日今年2月に東京・東京建物 Brillia HALLで上演され好評を博した稲垣吾郎が主演を務めるミュージカル・コメディ「恋のすべて」。この度6月9日(木)~6月19日(日)まで京都・京都劇場にて上演する。舞台は1930年代のアメリカ。稲垣演じる探偵のニック・テイラーは、事件に巻き込まれて亡くなった友人の妻に送金するような人のいい男。そんな彼のもとに「娘を恋に落としてくれ」という奇妙な依頼が届いたことから物語ははじまる。依頼主は手広く事業を展開する経営者のクラーク(羽場裕一)。クラークは娘・コニー(花乃まりあ)の周りをうろつく若者・テディ(松田凌)を追い払いたいが、実はその裏でテディの母・カミラ(北村岳子)の投資を当てにしているため、大っぴらにテディを邪険にすることができない。クラークから提示された高額なギャランティに、依頼を引き受けるニックだが、コニーと過ごすうちにロマンティックな雰囲気となっていく。しかしクラークはさらに自身の愛人ザラ(石田ニコル)をテディ誘惑に仕向けたことで更なる展開を迎える…。初演では歌、ダンスはもちろん、そのコメディセンスでショーマンぶりを発揮した稲垣。自身と同年代の役柄でもあり、今だからこそ演じられるとも感じられる役。少し間をあけての再演となるが、また新しい面を見せてくれるだろう、稲垣のニックに期待したい。作・演出には、稲垣主演で18年・19年と上演された『FREE TIME,SHOW TIME~君の輝く夜に』の記憶も新しい、劇団ラッパ屋主宰の鈴木聡。稲垣とは多くタッグを組んできたからこそ生まれた物語を、スウィングジャズの生バンドの演奏が彩る。稲垣にとっても久々となるという京都公演。豪華キャストで送る、笑い溢れた華やかな物語をぜひ劇場で体験してほしい。ミュージカル・コメディ「恋のすべて」は2022年6月9日(木)~6月19日(日)まで京都・京都劇場にて。プレイガイドでのチケット一般発売は5月28日(土)10時より。
2022年05月27日高知県はグルメ雑誌「dancyu」編集長の植野 広生氏にPRの協力を依頼。3月19日、高知市内のオーテピアホールにて濵田 省司知事から植野氏に委嘱状をお渡ししました。植野 広生編集長植野氏は、2019年11月に「土佐のおきゃくPR大使」に就任。土佐弁で「宴会」を意味する「おきゃく」に代表される食文化から、食材、飲食店まで、高知の食にまつわるさまざまな魅力を、自身の雑誌はもちろん新聞・テレビ・ラジオで、客観的かつ強力に発信した功績に感謝するとともに、更なるPRを期待して、今回の委嘱となりました。<委嘱後のコメント>【植野編集長】高知を訪れる度に新たな感動があり、食材や風土、自然、そして人々の素晴らしさを学ぶことが多かった。日本の貴重な食文化として、国内はもちろん、世界に発信していきたい。【濵田知事】高知県は東西に長く、海・山・川の自然があり、各地域の人々の暮らしの中に食文化が根付いている。植野さんにそれらを発掘していただき、ぜひ一緒に全国、そして世界にPRしていきたい。濵田 省司知事(左)と植野編集長委嘱式の後は、トークショーを開催。食のPR活動を委嘱されたdancyu 植野 広生編集長は、高知の食文化の魅力を国内外に発信する方法として映画製作を提案。タイトルは、その名も「おきゃく」。高知の食材や酒、食文化を受け継いできた人々の暮らしをテーマに物語をつむぐドキュメンタリーの製作を会場に呼び掛けました。<トークショーでの植野編集長コメント>「おきゃく」というタイトルで映画を作りませんか。食の旅をしながらいろいろな話をお伺いする中で、おきゃくには高知はもとより日本の食文化の原点が凝縮されていると感じました。そこには食材、酒、人々のストーリーといったすべてが詰め込まれています。いろんな方がみんなで一緒に発信できて、作品として後世に残り得るのは、やはり映画。できるだけ多くの方に参加してもらい、本編の上映時間が90分、エンドロールが3時間でもいい(笑)。これまで高知からお返ししきれないほどたくさんのものをいただいてきたので、わずかでも恩返しができれば。夢は大きく、海外の映画祭にも出品して「OKYAKU」が世界の合言葉になることを目指しましょう!トークショーの植野編集長【植野 広生(うえの・こうせい)】1962年、栃木県生まれ。法政大学法学部卒。銀座のグランドキャバレー「モンテカルロ」の黒服、鰻、珈琲、アイスクリームなど多数の飲食店でアルバイトを経験。新聞記者を経て、出版社で経済誌の編集を担当する傍ら、大石 勝太(おおいし・かつた=おいしかった)のペンネームで「dancyu」「週刊文春」などで食の記事を手掛ける。2001年からプレジデント社で「dancyu」の編集を担当し、2017年4月から編集長。食と音楽のイベントを手掛け、ラジオ番組やBSフジ「日本一ふつうで美味しい植野食堂」など多数のメディアに出演、執筆中。趣味は料理と音楽。2019年「土佐のおきゃくPR大使」就任。土佐のおきゃく イメージ【植野編集長が大使を務める土佐の「おきゃく」2022は分散開催コア期間の5月13日(金)~15日(日)には植野氏も登場!】毎年3月に開催される人気イベント『土佐の「おきゃく」』。子供からお年寄りまで楽しめるイベントや催しが街中で開かれる、高知の春の風物詩です。象徴的なのが市中心部の公園や商店街に机やコタツが並べられ“街中が宴会場”になる「大おきゃく」。老いも若きも、ご家族や仲間同士でも、偶然隣り合わせた「はじめまして」でも。すぐにお互い打ち解けあって料理に舌鼓を打ち、酒を飲み交わします。(2019年3月のイベント来場者は約7万4,000人で、経済効果は8億4,700万円(株式会社四銀地域経済研究所調べ)。「大おきゃく」(過去の写真)コロナ禍のため2020年、2021年は中止や一部開催を余儀なくされましたが、今年はイベントの開催を3~5月に分散し、3年ぶりのリアル開催となりました。コア期間となる5月13日(金)~15日(日)には植野氏も来場。感染対策を徹底し、ひろめ市場や中央公園で「おきゃく」を楽しめる企画を実施します。また、16日(月)~19日(木)は飲食店を飲み歩く「ドリンクラリー」も実施予定です。コロナに負けず文化の復活を目指す「土佐のおきゃく」にご注目ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月28日春の風に吹かれて「春めいてきたので、新しい飲み物を用意してみました」そう言ってビバレッジ・マネジャーの齋藤隆一さんがつくってくれたのは、タイニー・スプリングと名付けられた爽やかなカクテルでした。スパークリング・ワインの泡に林檎紅茶やライチ、レモンなどの風味が乗っかったもので、シャワーの後の火照った体にとても気持ちがいい。「お気軽にお過ごしください。カクテルを手にルーフトップに出られてもいいし、テーブルでゆっくりくつろいでいただいても」。京都の中心地に一昨年オープンしたエースホテル京都。アメリカ・シアトル発祥の有名ホテルの日本初出店で、大正期の建築である旧京都中央電話局の外観を生かしつつ、京都の街並みとの調和を図るようリノベーションしてつくられています。隈研吾氏の監修になるこの新旧が調和するホテルは、京都の新しい観光地にもなっています。チェックインした部屋は3階の角部屋で、ギターとレコードプレーヤーが置かれていました。アメリカン・ロックの黄金時代、ちょうどイーグルスのホテル・カリフォルニアなんかが似合ってしまいそうな、ちょっとだけノスタルジックな風情を感じてしまいます。新しいTシャツに着替え、軽くジャケットを羽織ってやってきたのが、ここホテル内のオステリア【ミスター・モーリスズ・イタリアン/Mr. Maurice’s Italian】。アメリカン・イタリアンの有名シェフ、マーク・ヴェトリさんが監修するお店です。以前ここのルーフトップで昼食をいただいたことがありましたが、風が気持ちよく、つい長居をしてしまいました。今日は夜をここでいただくことにします。シンプルな味わいと温かみ【ミスター・モーリスズ・イタリアン】は、人気店を作り上げたマークシェフの祖父の名前から取ったそうで、シェフ自身コロナ下で来日がかなわず、毎日オンラインでエグゼクティブシェフの西村元伸さんとやりとりしながらメニューをつくっているのだとか。さて、春のカクテルを手にテーブルへ。アンティパスティが3種皿に盛られて出てきました。まずは、12時間キャラメリゼをした玉葱のクレープ巻をパルミジャーノソースでいただきます。そして国産ポークのポルケッタのトンナートソース添えに、京青山椒ソースの鯛のクルード。どれもフレッシュで、カクテルになじみます。もうひとつカクテルを合わせてもらいました。ジンベースでハーバルな印象のメロウメロンと名付けられたもの。メロンやライムにアブサンが少し入っているのだとか。「まずはラザニエッテでマークシェフの感じをつかんでみてください。彼の料理は実にシンプルです。でもそこになんともいえない温かみ、味わいがあるんです」と西村シェフ。フライパンごと出てくる小さなラザニア(ラザニエッテ)は、外にはみ出した動きのあるもので、クリスピーな食感と鴨のソース、チーズの旨みがスナック感覚で後をひきます。次に出てきたパスタ(トンナレッリ)も実にシンプルで、チーズとブラックペッパーだけの「カチオエぺぺ」です。これも同じく、もう一皿食べられる感じ。子どもから大人まで食べやすい定番です。ワインが欲しくなり、カリフォルニアのシャルドネをいただきます。ホテル内には、モダンタコスの【ピオピコ】やサードウエーブの代表格の【スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ】などもあり、食事のバリエーションが楽しめるようになっています。新旧いいとこどりのハイエンドな雰囲気も残しつつ、スマートカジュアルに過ごせる気持ちいい空間です。【ミスター・モーリスズ・イタリアン】では、さっきからずっとロックがガンガンにかかっていて、ドアーズのあとはトーキングヘッズ。このへんのポップでゆるーい選曲感がまたいいのかもしれません。「マークシェフの料理って、ほんと飾らないんですよ。人柄も料理と同じです。先祖がシチリアからアメリカに渡った人で、ファインダイニングで大成功した人です。日本のラーメンなんかもすごく研究しています。家族や仲間を本当に大事にする人で、ここにいたら隣でギター弾いて歌っちゃうような人ですよ」と西村シェフ。なるほど、わかる気がします。ここにピザがあると私も歌いだすかもしれないと言うと、「じゃあピザをご用意しましょう」とピザ職人の方が窯で焼いてくれました。スペックハム、林檎、ラディッキオが乗っかったもので、けっこうなボリュームです。あまり食べ疲れる感じはしませんが、ここでフルコースをいただくのなら、やはり仲間とワイワイやりながら楽しむのがいい気がします。メインは魚でした。丸ごとローストした鯛です。水から炊いてバターで味付けしたものです。エノキ、ポテト、根セロリなどが添えられています。「これもシンプルでしょう。上に飾りとか乗せるのぜったい嫌がるんですよ。余計なことはいらない、素材の旨味をシンプルに引き出せばいい、あとは楽しくやろう、がマークシェフの真骨頂ですね」と西村シェフは繰り返します。ルーフトップに出てワインをナパのソービニオン・ブランに変えてもらいます。確かに複雑な要素はなく、誰でもが好きになりそうな飽きのこない味付け。これでコースを構成するのは思い切りの良さが必要な気がしますが、マークシェフが鼻歌を歌いながら笑顔でこれをつくっているシーンを想像すると、もっと君も肩の力抜いていいんじゃないか、と言われているような気にもなります。ドルチェは、チョコレート味のポレンタのスフレとバニラジェラート。ポレンタはイタリア各地でよく食べます。トウモロコシの粉で、いろんな料理に使われています。荒挽きのざらついた食感がスフレにしても気持ちよく、アイスクリームにはわかりやすくマッチします。あっという間に時間は過ぎていきます。食後酒を少しいただくと、ルーフトップに出て風にあたることにしました。心なしか風の中に春の匂いがしていてなんだか気持ちのいい夜です。ミスター モーリスズ イタリアン【エリア】四条河原町周辺/寺町【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】2,000円 ~ 2,999円【ディナー平均予算】5,000円 ~ 5,999円
2022年03月15日『GU(ジーユー)』の子ども服の春夏新作が大豊作と聞きつけて、編集長と編集アシスタントY(3歳女の子のママ)が展示会にお邪魔してきました! 子どもが喜ぶデザインなのはもちろん、大人もときめいてしまうアイテムばかりで、とってもワクワク♪ おしゃれ着にも普段着にも使える『GU』の新作をぜひお見逃しなく。編集アシスタント Yprofile:3歳・女の子のママ。K-POP好きが高じて、最近は韓国語の勉強をスタート。4月から幼稚園年少さんの娘は、可愛いキャラクターマスク&絆創膏集めにハマり中。< contents >1. グラフィックTとカラーアイテムが豊富! GU kidsの新作2. おしゃれなうえに着替えもラクちん♪ GU babyの新作グラフィックTとカラーアイテムが豊富!〈 GU kidsの新作 〉こんにちは! 『GU』の展示会に初参戦してきた編集アシスタントYです。ママ目線で、読者のみなさんにおすすめしたいアイテムを一挙ご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。会場に足を踏み入れると、デザイン&カラバリ豊富なTシャツがずらり! ここに並んだTシャツは「790T」と名付けられていて、その名の通りどれも790円!! 種類豊富なので毎日いろいろなデザインが楽しめるのも嬉しいし、プチプラなのでたくさん揃えたくなってしまう……!トレンドのカレッジTシャツもたくさん! 大人も着たくなってしまうデザインばかり。中にはクロップド丈のものもあって、ハイウエストのボトムスと合わせればおしゃれ上級コーデに!胸元に小さく刺しゅうされた「cheer up!」のメッセージがさりげなくておしゃれ。プリントでは出せない刺しゅうのぷっくり感がなんとも言えない♡グリーン×オレンジの組み合わせも今っぽくて可愛い! 今年も断然、カラーアイテム人気が継続中。こちらの組み合わせは、男の子が着ても、女の子が着ても◎。イエロー地にブルー×グリーンのボーダーでこなれ感アップ!Yは、こちらのワンピースに一目ぼれしました! Aラインシルエットとギャザーが上品なだけでなく、光沢感ある素材がポイント。お出かけにも最適なワンピースがプチプラで手に入るなんて……娘用に2色買いしようか検討中です。こちらもリアルバイ候補のひとつ♡ ほどよい透け感とリラックス感あるシルエットが春夏にぴったり。トレンドのグリーンも見逃せない! ギンガムチェック&フリル付きで、これは大人も子どもも好きなはず。セットアップとしてだけでなく、別々に着ることもできるのでコーデの幅が広がりますよね。こちらのパンツも個人的にツボでした。旬なスウェットパンツのサイドにフリルが付いたデザイン。カジュアルにもガーリーにも着こなせる便利アイテムです。こちらは「990 夏パン」と名付けられた夏にぴったりのパンツシリーズで、お値段は990円! Tシャツ同様、色柄が豊富でプチプラなので汗をかいて着替えが多くなる季節に嬉しいアイテム。タイダイ柄とヤシの木柄は、パパも履いていそうなおしゃれなデザイン。じゃぶじゃぶ池や海へ出かける夏に重宝しそうなラッシュガードまでGUで揃う! 淡いピンク×パープルの色合いもキュート。こちらのパンツも、速乾性があるので水遊びにもOK! ネイビーのペイズリー柄とカモ柄に手描きのペイントを施したようなデザインが大人っぽくてグッド。おしゃれなうえに着替えもラクちん♪〈 GU babyの新作 〉2021年にローンチした「GU baby」ですが、ママたちの意見を取り入れたアイテムが続々と登場しています。レイヤード風のトップスや、フリル付きのデザインなど、babyもkids同様におしゃれを楽しめちゃうんです。早速チェックしていきましょう!こちらは、トップスとボトムスがひとつになったセパオールです。前開きボタンなので、ねんね期のベビーでも簡単にお着替えできるのがポイント。ワッフルTと白Tがレイヤード風になったデザインにも注目!こちらもセパオールなのですが、パープルのギンガムチェックがガーリー。娘が赤ちゃんの頃に「GU baby」があったら購入したかった!このセパオールも可愛い~。これにベビー用のハットをかぶって夏のお出かけを楽しみたいですね。マスタードイエローの色味が大人っぽくて◎。胸元のデザインにインパクトがあるので、これ1点着るだけでもおしゃれ見えが叶います。リボン付きのリブレギンスもとってもキュート! このくすみピンクが今っぽくておしゃれですよね。そして、こちらは大人気の「サマナルパンツ」。お尻、太ももまわり、ひざ上までのシルエットがゆったりしており、伸縮性のある素材が使われていることから、子どもが自分で脱ぎ着しやすいとママたちが大絶賛。機能面だけでなく、デザインにもこだわっていて、おしゃれを楽しめるのも嬉しい!「サマナルパンツ」は、色柄も豊富なのでコーデの幅が広がりそう。そして、ママたちの要望に応えて、今シーズンより10分丈に加えて7分丈も登場! これからの時期は、ヘビロテ間違いなしですね。ここでご紹介したアイテムはほんの一部で、プチプラなのにおしゃれが叶うアイテムはまだまだたくさん! すでに店頭とオンラインストアに並んでいるものもあれば、これから販売開始するものもあるので、詳細は『GU』公式サイトをチェックしてみてくださいね。(お問い合わせ)株式会社ジーユーお客様窓口 0120-856-452(年中無休AM9:00~PM5:00)
2022年03月08日稲垣吾郎が出演するミュージカル・コメディ『恋のすべて』(鈴木聡作・演出)が、2月13日に開幕。舞台写真とコメントが到着した。当初は初日が延期となった本作。稲垣吾郎作品ではおなじみの鈴木聡が作・演出を手掛けており、稲垣吾郎×鈴木聡のタッグは、第7本目となる。音楽監督にあらたに青柳誠を迎え、「恋と音楽」シリーズから続くバンドメンバーとともに贈る、最高におしゃれで楽しい大人のミュージカル・コメディになっている。稲垣が演じるのは過去に大切な仲間シドを事件で亡くした探偵のニック・テイラー(稲垣吾郎)。彼は「娘を君との恋に落としてくれ」と手広く事業を行う経営者クラーク・キャンピオン(羽場裕一)から、自分の娘コニー(花乃まりあ)をテディ・モーリー(松田凌)から遠ざけてほしいと依頼を受ける。破格の依頼料に仕事を引き受けるニック。一緒に時を過ごすうち、ふたりの間には「恋のような感じ」が漂いはじめるが……。今回、本作の舞台写真と、稲垣吾郎と作・演出の鈴木聡のオフィシャルコメントが到着した。稲垣吾郎コメント鈴木聡さんのお芝居は、僕にとってはお仕事とは思えないほど楽しくて、自分へのご褒美みたいな感じです。お芝居をしている間は、甘くキラキラした夢の中にいるみたいな感じがします。そんな世界をみなさんにも劇場で楽しんでいただけたらと思います。鈴木聡作・演出コメント粋な大人のミュージカルができました。キーワードは「スウィング」。音楽もスウィングだけど、登場人物の心も揺れ続けます。ドラマも笑いもいい歌もたっぷり。吾郎さんをはじめ6人の俳優陣がほんと魅力的。自信作です。ぜひ観てください。■公演概要モボ・モガプロデュースミュージカル・コメディ『恋のすべて』会場:東京建物Brillia HALL2022年2月13日(日)~2月27日(日)出演:稲垣吾郎 / 花乃まりあ / 石田ニコル / 松田凌 / 北村岳子 / 羽場裕一演奏:pf.青柳誠 / vln.高橋香織 / b.バカボン鈴木 / g.三好“3吉”功郎 / perc.仙波清彦作・演出:鈴木聡作曲・音楽監督:青柳誠公式サイト:
2022年02月14日俳優の稲垣吾郎が主演を務めるミュージカル・コメディ『恋のすべて』が13日に幕を開ける。このたびゲネプロ写真が公開された。稲垣と作・演出の鈴木聡氏のタッグは本作で7本目。音楽監督に新たに青柳誠氏を迎え、「恋と音楽」シリーズから続くバンドメンバーとともに、最高におしゃれで楽しい大人のミュージカル・コメディを届ける。稲垣が演じるのは、世間の裏表を知る中年探偵のニック・テイラー。ある日、ニックの探偵事務所に奇妙な依頼人が現れる。「娘を恋に落としてくれ」。お金が欲しいニックは、気乗りせぬまま引き受け、一緒に時を過ごすうち、2人の間には「恋のような感じ」が漂いはじめ……。稲垣が歌い、踊り、女性を恋に落とす。相手役には花乃まりあ、そのほか、石田ニコル、松田凌、北村岳子、羽場裕一らが出演する。稲垣は「鈴木聡さんのお芝居は、僕にとってはお仕事とは思えないほど楽しくて、自分へのご褒美みたいな感じです。お芝居をしている間は、甘くキラキラした夢の中にいるみたいな感じがします。そんな世界をみなさんにも劇場で楽しんでいただけたらと思います」とコメント。鈴木氏も「粋な大人のミュージカルができました。キーワードは『スウィング』。音楽もスウィングだけど、登場人物の心も揺れ続けます。ドラマも笑いもいい歌もたっぷり。吾郎さんをはじめ6人の俳優陣がほんと魅力的。自信作です。ぜひ観てください」と本作の魅力を語っている。『恋のすべて』は初日が延期となり、2月13日~27日に東京建物 Brillia HALLで上演される。撮影:田中亜紀
2022年02月13日映像作家の岩井俊二氏が、6日に配信される『7.2新しい別の窓』(ABEMA 毎月第1日曜15:00~7.2時間生配信)にゲスト出演する。稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾によるレギュラー番組『7.2新しい別の窓』。今回、“大の映画好き”であり自身も数々の映画に出演している稲垣が、映画監督や作家をゲストに迎えトークを展開する「インテリゴロウ」に、映像作家の岩井俊二氏が登場。番組での共演経験もある2人が、昨年発刊された岩井氏の最新小説『零の晩夏』を中心にトークを展開する。本作執筆のきっかけに、Twitterで見かけた三重野慶氏の油絵作品があるという岩井氏。自身も高校時代は美術部に所属し、大学は油彩画を専攻していたことを明かし、本作の表紙も手掛けた三重野氏のリアルすぎる油絵の解説とともに本作を紐解いていく。また、本作の一節を取り上げながら、岩井氏のかつての夢や、原作から脚本・監督・編集までを手掛ける岩井氏の作品づくりの極意に迫る。対談を終え、稲垣は「今まで、じっくり2人で話すということがなかったので、久しぶりにお話しさせていただいて、すごくうれしかった」と久々の再会に喜びの声を上げると、印象に残ったトークに“肌”に関する話をピックアップ。「人の肌の描き方って映像の中でもすごく重要で、プロのメーキャップとか編集とかいろんなことも左右すると思うんだけど、そこについて監督の視点から話しがあったのは面白かった」と語り、「小説もすごく素晴らしい作品なので『ななにー』を見ている人にも読んでいただきたい」と呼びかけた。(C)AbemaTV,Inc.
2022年02月05日知らない国への旅に似ている、暗闇での体験発達ナビ編集長牟田暁子(以下――)ダイアログ・イン・ザ・ダーク、実は5年ほど前に、息子と一緒に体験したことがありました。今回、あらためて体験したのですが、暗闇に入る前に緊張していることに気づき、「この感じ、知っている」と思ったら、学生時代に予備知識のほとんどない未知の国に行った経験に似ていたんですね。風景の予想もできない、どんな文化があるのかもよくわからない国に入国する前のような、そんな気持ちでした。私の学生時代はパソコンもスマートフォンもなく、今ほど情報がなかったので、特に。ジブラルタル海峡を船で渡ってモロッコに入国する前の、不安感と好奇心と興奮が織り交ざったような気持ちに似ていました。ですが、暗闇の中に入ってみると、私、すごく喋っていたんですよね。一緒に体験したみなさんと声を掛け合っていました。普段の生活ではこんなに知らない人に向かって話しかけることなんてないなということも思いました。これも、見知らぬ国を旅するときに似ていました。街の様子をよく知らないから周りの人に話しかけるし、知り合った旅人同士協力しながら宿を見つけたり、次に行く街を相談したり…。Upload By 発達ナビ編集部志村真介さん(以下、志村):知らない人にただ話しかけるだけではなく、「ここに段差があるよ」とか、相手に対して安全な情報を発していませんでしたか?これは別に誰かを助けてあげないといけないルールだからそうするのではなくて、必要な情報だから共有しようとしていたのではないでしょうか。もしこれが、「病気や障害のある人を助けよう」というメッセージが根底にある体験だったら、「楽しんではいけない」と思う人がたくさんいそうです。でもそうではなくて、あくまで「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」はエンターテインメント、楽しむ体験なんです。暗闇というのはこれまで、人間がものすごく恐れていたもので、火を焚き、灯りをともすことで安心を得てきたのです。人は、明るいところ、都市に集まるものでした。ところが、都市の中にこの暗闇をつくって体験するというのは、真逆のことです。そこで怖いはずの暗闇を体験した人はみんな、人の体温を感じたとか、自分と人との境界線が曖昧になった、と話します。暗闇をポジティブに変換できる装置となったのです。これは(ダイアログ・イン・ザ・ダークの)開発者、アンドレアス・ハイネッケによる大発明だと思っています。――たしかにそうですね。暗闇をポジティブに変換する装置、まさにそうでした。目に見えない壁をなくしていくのはダイアログ=対話Upload By 発達ナビ編集部――そもそも、ダイアログを日本で開催しようと思われたのは、どうしてですか?志村:ダイアログは、ドイツの哲学者・アンドレアス・ハイネッケが1989年に始めた活動で、現在世界50か国で開催されています。私が最初にダイアログについて知ったのは、1993年の日経新聞に掲載された小さな記事でした。その記事が伝えていたのは、ウィーンの自然史博物館を真っ暗にして、普段の生活で目を使わない(視覚障害がある)人がその中を案内して、最後にはバーがあってみんなでお酒などを飲むという内容でした。普通、展示物を「見せる」博物館が何も「見せない」、なのにチケットは完売。しかもハイネッケは、世界中にこれを展開しようとしている。その当時、私はマーケティングの仕事をしていたので、目に見えることが付加価値だと思っていました。だから、すでに成熟しているヨーロッパでは、物ではなく、時間や人との関わりといった目に見えない付加価値を提供して、お客さまがチケット代を払って楽しんでいるというのが、ものすごい衝撃だったんですね。その記事を見て、新聞社経由でハイネッケに手紙を書き、ようやく日本で初開催できたのが1999年。そのときは常設ではなく単発のイベントとしての開催でした。そこから今に至るまでも、たくさんのことがありました。――目に見えない付加価値を提供すること、2020年代の今、ようやく理解できるようになってきたと思いますが、1990年代当時はまだまだ考えにくいことでしたよね。志村:ハイネッケがダイアログをスタートした1989年というのは、東西ドイツの壁が崩壊した年。それから30年ほどの時間が経った今、物理的な壁はないけれど、人にはそれぞれ目に見えない壁がある。それはそれぞれの人の思い込みによる壁なんですね。障害の有無とか、男女の違いとか、国籍の違いとか、さまざまな違いが人を分け隔てています。ダイアログには、暗闇の「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」、無音の静寂を聴覚障害者がアテンドする「ダイアログ・イン・サイレンス」、高齢者との対話「ダイアログ・ウィズ・タイム」がありますが、これらのダイアログ・シリーズが挑戦していることは、こうしたそれぞれの思い込みによる壁を溶かしていくことなんですよね。宇宙飛行士から見た地球には国境線は見えません。それなのに分けてしまうのは、何らかの固定観念とか既成概念があるから。それを1回リセットするために、ダイアログ・シリーズがあります。――ダイアログ・シリーズはエンターテイメントですよね。こうした社会課題に取り組むプロジェクトは、一般的にはまじめに学ぶものが多いと思いますが、「楽しむ」という形も新鮮です。志村:ソーシャル・プロジェクトには、さまざまなアプローチがあります。イソップの「北風と太陽」の北風タイプの、厳しい現実を突きつけていくアプローチもあるでしょう。一方でダイアログの場合は、太陽タイプで、楽しみながら見えない壁を壊していきます。だから、ソーシャル・エンターテインメントと呼んでいます。自分とは違う世界の人だと思っていた視覚障害者や聴覚障害者と一緒に遊ぶことによって、彼らの文化に興味がわいたり、向こう岸にいる人ではなく地続きにいる人だったと理解したりしていく。楽しみながら、主語を「私」から「私たち」と変えていく、違う文化の人も包含していくような体験になることを目指しています。「いま、ここに、私がいます」を実感する暗闇Upload By 発達ナビ編集部――異なる文化に対して、その国の人と友達になると印象が変わるという体験は、これまでにもありました。暗闇に入る前に緊張したのは、知らないから怖かった、ということもあるのでしょうね。志村:そうですね。知ることで怖さがなくなっていくのは、たとえば留学がその体験に似ていると思いますよね。知らない土地のことを知りたくて留学するわけです。でも実際に留学してみると、今度は逆に質問されることがあります。「あなたはどこから来て、あなたはどういう考え方で、その背景にあるあなたの国の文化はどういうことなのか」と。自分自身について聞かれるわけです。それと同じことが、暗闇でも起こります。50ヶ国で行われている「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の暗闇の中で、アテンドは必ず「あなたはどこですか」と質問します。すると、どの国の参加者も、多くが共通して言うセリフがあります。それは「私はここです」。ふだん私たちは「今ここにいる」と意識していないことが多いのではないでしょうか。「昨日あのとき、こうすればよかった」とか、「あと1時間したら出かけなくちゃ」とか、過去と未来に行ってしまって、「今ここ」にいないんですよね。でも、暗闇の中にいると「今ここ」しかなくて、過去も未来もありません。それは「本当の自分はここにいます」という、とても本質的なことでしょう。これを今読まれている方が、「あなたは誰ですか」と聞かれたとき、「発達障害のある子どもを育てる親です」という言い方もあるかもしれませんが、それは「あなたは誰ですか」という問いとは本来関係ないことなのです。たとえば「視覚障害者の山田さん」と言うと、「視覚障害者の」という枕詞がついた時点でその人に対する見方にバイアスがかかります。本質的な山田さんは単なる山田さんで、その山田さんの一部として目を使ってないという特性もあるということ。発達障害のある子どもを育てているという一面があったとしても、それがその人の人生の中核ではありませんよね。そういう「今ここにいる私」というものを、暗闇では体験することになるのです。―「ADHDのある○○さんのお母さん」ではなくて、自分自身に戻れる場所なんですね。子育てする中では、子育て優先で自分の時間は持てない、楽しむ余裕はないと思っている保護者の方も少なくありません。でも、「私自身」として楽しいと感じることをしていていいんだよ、どうしていると私は幸せなんだっけ、ということを思い出す場所になりますね、この暗闇は。対等な関係になれるからこそできる、本質的な対話Upload By 発達ナビ編集部――なぜ、暗闇の中だと、そういう本質的なことがスッと入ってくるのでしょうか。志村:それは情報を引き算しているからなんです。ふだん、学んだり楽しんだりするときは、情報を足し、掛け合わせて盛り込んでしまうのが、暗闇では情報がそぎ落とされる。日本文化は、引き算のじょうずな文化だと思っています。たとえば、俳句のように。言葉を短く、五七五の中に凝縮しますよね。本質的に、どこに心が動いたかという表現が、得意なのではないでしょうか。ハイネッケは、ラジオ局で目の見えないジャーナリストとともに働くことになったときに、ダイアログ・イン・ザ・ダークの原点を考えつきました。仕事が終わって部屋を出る前に電気を消すと、日常生活で目を使う人は右往左往して出口を探すけれど、目の見えないジャーナリストはスタスタ帰っていく。助けるべき存在だと思っていた人が、部屋の灯りが消えただけで、自分を導いてくれる人になるという瞬間だったそうです。漆黒の暗闇をつくると、助ける側と助けられる側の立場が入れ替わるというだけではありません。視覚障害者も、私たちも、同じように目を使わないのです。そこで対等になります。対話は、対等な関係でないとできません。ダイアログでは、その対等になれる空間をつくっているのです。その空間があるからこそ、本質的なところに入っていきやすいのではないかとも思います。子どもたちのダイアログ体験を、未来の社会が変わる力にUpload By 発達ナビ編集部――ところで、2022年はどんな活動を展開していくのでしょうか。志村:今、「こども5000人たいけん!」プロジェクトを進めています。海外のダイアログは、国が子どもたちの学校教育の一環として展開しているところが多いのですが、日本ではまだです。小学校4年生ぐらいになると、人と違うところがかっこ悪く感じるようになることが多いでしょう。また、違うところがある子どもをいじめたりしてしまうこともある。そうした時期に、ダイアログを経験してもらいたいと願っています。そこで、まず佐賀県がふるさと納税を使い、2,000人ほどの県内の子どもたちに、学校教育として取り入れてくれました。そのときの子どもたちへのアンケートでは、ダイアログの体験後に自己肯定感が上がるということが分かりました。「あなたの希望はいつか叶うと思うか」、「自分に満足しているか」といった質問の回答が、体験後にはポジティブな方向に変化していました。ただ、こうした結果があっても、全国の学校で実施するに至るには時間がかかります。私たちは昨年クラウドファンディングを実施しましたが、そのときに、子どもたち5,000人に無料体験してもらうということを、リターンにしました。「こども5,000人たいけん!」によって起こる、10年後の未来の社会をみなさんがイメージして支援してくださいました。このプロジェクトは昨年から徐々に始まっていますが、今年5,000人に達成させたいと思っています。Upload By 発達ナビ編集部――それは楽しみですね。こうした取り組みに、コロナ禍の影響もありましたか?志村:コロナによって、人と人との距離感が変わりましたよね。見えない壁は、厚くなったとも思っていました。ところが、(一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ )代表理事の志村季世恵は、「マスクをしている恋人同士がマスク越しでキスをしているのを見たの。それって、3年前にはなかった風景じゃない?」と言ったんです。相手のことを思うからこそマスクを外さない姿。たしかに愛の伝え方は、すごく変わりました。病院でもこれまでは、愛する人の手をにぎって最期のときを過ごしたのが、ガラス越しになったりモニター越しになったりしています。でも、伝えたいことは同じ。「愛している」「ありがとう」といったシンプルなことで変わらないはずなんです。コロナによって愛の「伝え方」が変わったことを、ダイアログで再認識してもらえたらと、2月14日まで「LOVE イン・サイレンス」、「LOVE イン・ザ・ダーク」を開催しています。――気持ちの伝え方の変化、たしかにありますね。そして、たくさんの変化が、この約2年の間にありました。志村:ヨーロッパの13世紀にペスト菌やスペイン風邪がはやり、最悪の事態に陥ったあと、14世紀には人間性復興、ルネッサンスが起こったように、ここからまた新しい芽が出るはずだと信じています。コロナで1回リセットされたあと、立ち上がっていくのは、健常者だけでもないし、さまざまな障害のある人だけでもない、男性だけでも女性だけでもない。イメージで言うと、城壁のようにさまざまな形と大きさの石が重なり合い、お互いに摩擦を起こしながらも繋がり、しなやかでありつつ強靭になっていく。そんなイメージが、まさに多様性、ダイバーシティではないかと考えています。これまでとは、方程式が変わった気がするんですね。――今までなら、学校に行って学ぶ、会社に行って働くのがあたりまえだったから、障害のある人は通学・通勤だけでも大変でした。それがリモートが可能になったら、誰でも家で学べるし、働ける。働きやすさ、暮らしやすさが見直されて、みんなが力を合わせていくような社会構造に変わっていくことが望まれていますね。志村:障害のある人は、何らかの状態に適合しないということでもあります。でも今は、すべての人が学校や会社に通えないとか旅行できないとか、全員が適合できていない状態。今は全員がボーナブル、脆弱性を持っています。だから、社会が変わることによって自分がハッピーになると考えるのではなく、社会に内在している自分が変わることで、周りが変わって社会が変わるということを考えたいですよね。ダイバーシティについて考えるとき、外側から見るのではなく、自分も含まれているということを忘れずにいたいと思っています。Upload By 発達ナビ編集部文/関川香織撮影/鈴木江実子言葉の壁を超えて、人はもっと自由になる。純度 100%の真っ暗闇の中で、見ること以外の感覚を使い、驚きに満ちた発見をしていくエンターテイメント。体験を案内するのは、普段から目をつかわない視覚障害者のアテンドです。視覚以外の感覚を広げ、新しい感性を使い、チームとなった方々とさまざまなシーンを体験します。1988年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれ、これまで世界 50ヶ国以上、800万人以上が体験。日本では 1999年に初開催し、これまで 23万人以上が体験しました。現在は東京・竹芝のダイアログ・ミュージアム「対話の森」で体験が可能です。※詳細ボタンをクリックすると発達ナビのサイトから一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティのサイトに遷移します1962年生まれ。関西学院大学商学部卒。コンサルティングファームフェロー等を経て1999年からダイアログ・イン・ザ・ダークの日本開催を主宰。1993年日本経済新聞の記事で「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」と出会う。感銘を受け発案者ハイネッケに手紙を書き日本開催の承諾を得る。2020年8月、東京・竹芝「アトレ竹芝」内にダイアログ・ミュージアム「対話の森」をオープン。著書に『暗闇から世界が変わる ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパンの挑戦 』(講談社現代新書)
2022年01月29日「ウディ・アレンのニューヨークを舞台にしたシリーズのような、古き良き時代を思い出すテイストの“大人のラブコメ”の王道。当て書きしてくださって、セリフも実際に僕が言いそうなことだから、ちょっと恥ずかしいんだよね」幾多の“恋”を演じてきた稲垣吾郎(48)が新たに挑むのは、1930年代のアメリカが舞台のミュージカル・コメディ『恋のすべて』(2月11日〜27日・東京建物Brillia HALLにて上演)。今回は女性を“恋に落とす”という役どころだが、吾郎さん自身の口説き方は?「ニヒルな男にもあこがれるけど、僕はたくさんお話をして友達みたいになってシュッ!という感じかもね(笑)。逆に僕が恋に落ちたら……無我夢中になりたいとも思うけど、どこか冷静な自分がいて。傍から見るとわからないかもしれないけど、ドキドキしてるし、目の前にあるすべての景色がキレイに見える」「恋してますか?」と尋ねると「してると思う」と吾郎さん。結婚への意識に変化はあった?「とくに変わったっていうのはないですね。これまでも悩んだことはあったけど具体的にはなくて。今後どうなるかな、と。今回の舞台のように揺れてるんですよ」
2022年01月29日稲垣吾郎が続けてきたミュージカル・コメディの最新作『恋のすべて』が上演される。ずっとタッグを組んできた作・演出の鈴木聡が当て書きする物語と役にはいつも、稲垣が持つチャーミングさが全開!今回はどんな恋と音楽が待っているだろう。今の僕の等身大の物語──作・演出の鈴木聡さんとは、2003年の『謎の下宿人』から19年。鈴木さんと作るこのミュージカル・コメディは、稲垣さんにとってどんな存在ですか。鈴木さんのお芝居をしている間は、夢の中にいるような感じがするんです。甘くキラキラした夢の中にいるみたいな。作品のテイストもそうですし、鈴木さんやバンドのメンバーもそんな空気を醸し出している。だから、僕にとっては本当にお仕事とは思えないくらい楽しいっていうしかなくて。いつも、自分へのご褒美みたいな感じでこの期間を過ごしているので、今回も楽しみですね。──今回の『恋のすべて』は、1930年代のアメリカが舞台。稲垣さん演じる探偵ニックに、「娘を恋に落としてくれ」という奇妙な依頼が舞い込むところから物語が始まります。台本を読んだ感想はいかがでしたか。すごく面白かったです。僕よりもちょっと若い設定ではあるんですけど、中年になった男性が、いろいろ経験してきた中で、恋はもうしないかなと思いながらも、それでもまだちょっとドキドキしたり、その歳になってもゆらゆら心が動いてしまったり。そういう揺らぎみたいなものがちょっとコミカルに描かれているので、自分の今の心境ともすごく合うなと思っています。だから、今の僕の等身大の物語ですよね。──では、ご自身とニックが似ていると感じられるところもありますか?けっこう似てるんじゃないのかなと思います。この作品は鈴木さんが僕をイメージして、僕に当てて書いているということもあって、この役にも、すごく素が暴露されてしまっているような感じがありますね。たとえばラジオでしゃべっているときに素の自分がにじみ出てしまうのと同じように。ラジオってテレビより隠せない感じがあって、週3回生放送と収録でやっているラジオ(TOKYO FM「THE TRAD」、文化放送「編集長稲垣吾郎」)ではすごく素でしゃべっていて、それは、グループ内でのキャラクターやパブリックイメージとは違うと思うんですけども。それに近いものが、ずっと一緒にやってきている鈴木さんだからこそわかる僕が、ここには表れている気がします。──これまで鈴木さんには、どんな自分が引き出されてきた感触がありましたか。僕のちょっと調子のいいところですね(笑)。あと、意外とおしゃべりなところとか、人たらしなところとか。たぶん多くの人は、稲垣吾郎をそういうふうには当て書きしないと思うんです。僕が今まで演じてきたのは、ちょっとサイコパスであったり、『No.9─不滅の旋律─』のベートーヴェンという天才であったり、発表になったばかりのNHKドラマ『風よ あらしよ』(2022年3月下旬放送予定)のダダイスト・辻潤や、どこかクセのある、本当の僕は違うのになというような役が多かったですから。でも、鈴木さんは僕のことをよく見ていて、コミカルなところとか、僕の資質をよくわかっていらっしゃる。だから、セリフを言うのは恥ずかしいんです。あまりにも自分の言葉すぎて(笑)宝塚に劇団四季に2.5次元、そしてアイドルグループにいた僕。いい意味での「ちぐはぐさ」も楽しんで──今回のニックの中でとくに、素の自分と近いなと思われるところは?状況の判断の仕方とかは似てますね。物語というのは、登場人物がいろいろな選択をしながらうねっていきますよね。人生も同じですけど。その選択の仕方が僕と似ています。あまり似てるって言いたくないですけどね。役者としては、役と自分はまったく違うけど演じているんだって言いたいですから(笑)。でも、これは鈴木さんが僕に当てて書くシリーズなので、もういいんです。ただ、歳を重ねて、僕も変わっていってますから。最初に鈴木さんが書かれたのは33歳の僕だったし、ニックは今の僕で。どう変わったのかは、きっと観ていただければわかると思います。──これまでも音楽が魅力でしたが、今回はどんな音楽になりますか。1930年代のアメリカはスウィング・ジャズが盛んだったので、そういう音楽もあります。北村岳子さんがスウィングを軽快に歌って踊って、僕ら男性陣がコーラスをする場面があったり。ピアノ一本でバラードを歌うシーンもあったり。スタンダードジャズナンバーもあったり。あと面白いのは、今回の音楽監督の青柳誠さんが作曲されるものには、日本っぽさがあるんですよね。かつて美空ひばりさんが歌われていたような感じのジャズとか、大貫妙子さんのようなシティポップな感じの曲とか、昭和のテイストがある。20曲近くあるんですけど、どれもすばらしいので、耳でも楽しんでいただけるんじゃないかと思っています。何しろこれは、オリジナルミュージカル作品ですからね。日本にはなかなかオリジナルのミュージカルがないので、そこはもう自負できるところだと思っていますし。グランド・ミュージカルとは違ってこぢんまりしてますけども(笑)。でも、ミュージカルのパロディーとしてやっているところもあるので、楽しくやれたらいいなと思っていますね。──北村岳子さんのお名前が出ましたが、今回の共演者についても教えてください。このシリーズはいつもそうなんですけど、畑の違う人たちが集まっていて、それが面白いんですよね。今回も、花乃まりあさんという宝塚出身の方がいて。そうだ、ヒロインはいつも宝塚の方でしたね。それから、北村岳子さんのような劇団四季でやってこられた方がいて、羽場裕一さんは「夢の遊眠社」にいた方ですから演劇畑で、石田ニコルさんはモデルとしても活躍されていて、松田凌さんは2.5次元でも人気の俳優さんで、そして、アイドルグループをやってきた僕がいて。いい意味でのそのちぐはぐさを、楽しんでいただけたらと思います。大人だからこそキラキラと、現実を歩いていきたい──作品の魅力として、大人の恋を描いていることがあります。恋をテーマにすることの面白さって、どんなふうに思われていますか。我々はやっぱり、ドラマでも映画でも舞台でも、ラブストーリーを求めているじゃないですか。恋愛は普遍的なもので、みんなドキドキしたいんじゃないかなと思うんです。なかでも大人になるほど、ドキドキは必要になってくると思うので。だから、現実でいろんなものに感動したり恋をしたりする力に、この作品がなれればいいなと思いますし。ドキドキは、求め続けていいものだと思います。──恋する力を届けるために、どんなことを心がけておられますか。やっぱり僕自身もドキドキすることでしょうね。演劇はあくまでもごっこですけど、ごっこじゃ伝わらないと思うので。その間は本当に、その世界に生きて、自分の言葉として発する。だから結局、役者の基本を大事にするっていうことですよね。その役の人生を生きる。そうするとちゃんと伝わるようにできていますから。プロの方たちが集まって作っているものなので。あと、この舞台はコンサートに近い要素もあるので。観ている方と境界線なく空気を作っていく。そうして一緒にドキドキできればいいなと思いますね。──鈴木さんとタッグを組まれてきた作品は“大人のエンタテインメント”と銘打って続けてこられました。大人が楽しむために何を大切にして作っていきたいと思われていますか。現実と非現実のバランスかなと思っています。現実で僕らが抱えている悩みであったり、夢や希望であったり、実生活で感じていることに共感を得られるようなアプローチも必要でしょうし。でも、非現実的な甘いキラキラした夢、あり得ないだろうと思うようなこともエンタテインメントには求めたいですから。そう考えると、大人ということに限らず、エンタテインメントってすべてそうですよね。等身大のリアルさと、夢のような非現実的な世界を、両方バランス良くブレンドして気持ちよく観る人の心に届けられたらと思います──恋と同じく、大人になっていろいろ経験してきたからこそ、キラキラが必要だっていうこともありそうですしね。そうです。別に大人と若者を分けるわけではないですけど、大人になればある程度現実はこういうものだとわかってくる。でも、だからといってあきらめてしまうのではなく、だからこそ心を若く持ってキラキラと、その現実を歩いていきたいじゃないですか。あるいはもっと背伸びしてもいい。僕自身も、そんな思いを持って作品を作っているつもりです。取材・文:大内弓子撮影:曽我美芽スタイリスト:細見佳代(ZEN creative)ヘアメイク:金田順子(June)〈衣装〉ジャケット/ネクタイ/パンツ:すべてボス、シャツ:スタイリスト私物・ヒューゴボス ジャパン株式会社 [TEL]03-5774-7670
2022年01月28日2022年1月26日、ラグビー日本代表の稲垣啓太さんが、元ミス日本グランプリで現在はモデルとして活躍する新井貴子さんとの結婚を発表しました。稲垣さんは、自身をマネジメントする会社を通じて、新井さんとの連名で結婚のコメントを発表したほか、Twitterでも写真付きで結婚について報告しています。御報告稲垣啓太はモデルの新井貴子さんと結婚致しました。これからは夫婦共々応援していただけると最高に嬉しいぜ。夫となった稲垣は妻を守りながらも闘いに行きますので、今シーズン更に気合い入れた応援を皆宜しくお願い致します写真は顔をこねくり回されているだけです。 pic.twitter.com/0SZ1AWCJrw — 稲垣 啓太 Keita Inagaki (@Gaki_keita01) January 26, 2022 2019年に日本で開催されたラグビーの国際大会で、一躍注目を集めた稲垣さん。その後、ラグビー選手としてはもちろん、凛とした表情を崩さないことから『笑わない男』としてバラエティ番組などでも活躍しました。一方の新井さんは、2012年度のミス日本コンテストでグランプリを受賞し、現在はパリコレをはじめ、世界で活躍するモデルです。2人の結婚にファンからは「おめでとうございます!」「2人そろって世界で活躍するワールドワイドなカップル」と祝福の声が寄せられました。稲垣さん、新井さん、ご結婚おめでとうございます。[文・構成/grape編集部]
2022年01月26日俳優の稲垣吾郎が主演を務めるミュージカル・コメディ『恋のすべて』のチラシビジュアルが18日、公開された。稲垣と作・演出の鈴木聡氏のタッグは本作で7本目。音楽監督に新たに青柳誠氏を迎え、「恋と音楽」シリーズから続くバンドメンバーとともに、最高におしゃれで楽しい大人のミュージカル・コメディを届ける。稲垣が演じるのは、世間の裏表を知る中年探偵のニック・テイラー。ある日、ニックの探偵事務所に奇妙な依頼人が現れる。「娘を恋に落としてくれ」。お金が欲しいニックは、気乗りせぬまま引き受け、一緒に時を過ごすうち、2人の間には「恋のような感じ」が漂いはじめ……。稲垣が歌い、踊り、女性を恋に落とす。相手役には花乃まりあ、そのほか、石田ニコル、松田凌、北村岳子、羽場裕一らが出演。今回公開されたチラシビジュアルは、役柄とキャスト自身の魅力が絶妙にマッチした生き生きとしたビジュアルに。デザインにもキャストの衣装にもピンクを用い、華やかな仕上がりになっている。稲垣は「鈴木聡さんとのタッグは今回で7作目。毎回とても素敵な役でしたが、『依頼内容は恋に落とすこと』、こんな素敵な任務を果たす探偵役は初めてです。誠実さと共にちょっと抜けたところもあって、演技も得意な探偵ニックは、果たして素敵な女性を恋に落とすことができるのでしょうか。自分自身との共通点も多く、僕も既にそうであるように、皆さんがニックという役を愛してくださると幸せです」とメッセージ。鈴木氏は「1920年代から1930年代のアメリカ文化に惹かれます。狂騒のジャズエイジから、ほっと一息ついたラジオデイズへ。華やかでスタイリッシュ、それでいて、繊細でせつない。だからでしょうか、この時代、稲垣吾郎さんに似合う感じがするのです。以前、この時代を舞台にした吾郎さんの芝居を僕は書いています。『魔法の万年筆』(2007年)。この時はフィッツジェラルドに憧れる若き小説家を演じてもらいました。『恋のすべて』では、大人の渋さを身につけた吾郎さんに、世間の裏表を知る中年探偵を演じてもらおうと思います」と説明し、「笑いとロマンティックいっぱいの大人のエンターティメント。約束します、絶対、楽しい。是非、ご覧ください」とアピールしている。
2022年01月18日稲垣吾郎主演、鈴木聡作・演出『恋のすべて』が2月11日(金・祝)より東京建物Brillia HALLで上演される。この度、チラシビジュアルが初公開された。稲垣と鈴木のタッグは今回で7本目。音楽監督に青柳誠を迎え「恋と音楽」シリーズから続くバンドメンバーとともに、最高におしゃれで楽しい大人のミュージカル・コメディを届ける。チラシビジュアルには、稲垣を中心に、花乃まりあ、石田ニコル、松田凌、北村岳子、羽場裕一、キャストそれぞれの魅力があふれている。役柄とキャスト自身の魅力が絶妙にマッチした生き生きとしたビジュアルに注目だ。すでに公開となっているビジュアル撮影時のメイキング映像も合わせて、ぜひともチェックしてほしい。チケット一般発売は1月22日(土)10時より。■公演情報モボ・モガプロデュースミュージカル・コメディ『恋のすべて』会場:東京建物Brillia HALL2月11日(金・祝)~2月27日(日)入場料:S席¥11,500 / A席¥6,500 / 車イス席¥11,500(税込・全席指定)※未就学児童入場不可※営利目的の転売禁止※チケット情報に関しての詳細は、公式ホームページでご確認ください。出演:稲垣吾郎 / 花乃まりあ / 石田ニコル / 松田凌 / 北村岳子 / 羽場裕一演奏:pf.青柳誠 / vln.高橋香織 / b.バカボン鈴木 / g.三好“3吉”功郎 / perc.仙波清彦作・演出:鈴木聡作曲・音楽監督:青柳誠公式サイト:
2022年01月18日俳優の香取慎吾(44)が、一般女性と結婚したことを28日、所属事務所を通じて発表。新しい地図としてともに活動している稲垣吾郎(48)と草なぎ剛(47)も祝福のコメントを寄せた。稲垣は「慎吾の笑顔は、僕らを幸せにしてくれている。これからも、ファンの皆さんにとっての PBI(パーフェクトビジネス アイドル)を極めてください」とメッセージ。草なぎは「しんご、おめでとう!これからも『しんつよパワー』全開でいきましょう」と祝福した。なお、香取は「今後も、真摯に仕事に取り組んでまいります。皆さま、ご支援の程、よろしくお願い申し上げます」とコメントしていた。
2021年12月28日稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が出演する教育バラエティー番組「ワルイコあつまれ」の第2弾が、元日に放送されることが決定した。稲垣さん、草彅さん、香取さんの3人が、視聴者と一緒に楽しく社会を学ぶこの番組。大きな反響があった9月の放送以来となる第2弾が、今回1月1日に2本立てで放送。今回も「学び」のきっかけに繋がる、様々な企画コーナーを豪華ゲストと共に放送。いまの時代ならではのものの見かたや、ある分野で専門的に活躍する人々にスポットをあて、自由な発想で世の中と向き合う、柔らかな感性を育む番組となっている。なお、第2弾放送に先駆けて、前回の2本を再放送することも決定した。「ワルイコあつまれ」#3は2022年1月1日(土・祝)9時45分~、#4は23時30分~Eテレにて放送。#1&2は12月31日(金)15時30分~Eテレにて再放送。(cinemacafe.net)
2021年12月24日稲垣吾郎主演のミュージカル・コメディ『恋のすべて』が2022年2月11日(金・祝)~2月27日(日)にかけて、東京建物Brillia HALLで上演される。稲垣が演じるのは過去に大切な仲間シドを事件で亡くした探偵のニック・テイラー(稲垣吾郎)。彼は「娘を君との恋に落としてくれ」と手広く事業を行う経営者クラーク・キャンピオン(羽場裕一)から、自分の娘コニー(花乃まりあ)をテディ・モーリー(松田凌)から遠ざけてほしいと依頼を受ける。破格の依頼料に仕事を引き受けるニック。一緒に時を過ごすうち、ふたりの間には「恋のような感じ」が漂いはじめるが……。稲垣がどんな中年探偵を演じるのか、期待が高まる。<作演出:鈴木聡・コメント>1920年代から1930年代のアメリカ文化に惹かれます。狂騒のジャズエイジから、ほっと一息ついたラジオデイズへ。華やかでスタイリッシュ、それでいて、繊細でせつない。だからでしょうか、この時代、稲垣吾郎さんに似合う感じがするのです。以前、この時代を舞台にした吾郎さんの芝居を僕は書いています。「魔法の万年筆」。この時はフィッツジェラルドに憧れる若き小説家を演じてもらいました。あれから15年。「恋のすべて」では、大人の渋さを身につけた吾郎さんに、世間の裏表を知る中年探偵を演じて貰おうと思います。ある日、彼の探偵事務所に奇妙な依頼人が現れる。「娘を恋に落としてくれ」。お金が欲しい彼は気乗りせぬまま引き受けるのですが・・。たった一夜の物語です。ワンナイトで、恋のときめきとせつなさをたっぷり描きたいと思います。お相手役の花乃まりあさんをはじめ、最高の俳優陣が集まってくれました。音楽監督の青柳誠さんと「恋と音楽」シリーズでもおなじみのバンドメンバーがゴキゲンな音楽をお届けします。笑いとロマンティックいっぱいの大人のエンタテインメント。約束します、絶対、楽しい。是非、ご覧ください。<稲垣吾郎・コメント>鈴木聡さん作・演出作品に出演させていただいてから15年。毎回とても素敵な役でしたが、「依頼内容は恋に落とすこと」、こんな素敵な任務を果たす探偵役は初めてです。誠実さと共にちょっと抜けたところもあって、演技も得意な探偵ニックは、果たして素敵な女性を恋に落とすことができるのでしょうか。自分自身との共通点も多く、僕も既にそうであるように、皆さんがニックという役を愛してくださると幸せです。■公演情報モボ・モガプロデュースミュージカル・コメディ『恋のすべて』2022年2月11日(金・祝)~2月27日(日)会場:東京建物Brillia HALL入場料:S席¥11,500 / A席¥6,500 / 車イス席¥11,500(税込・全席指定)※未就学児童入場不可※営利目的の転売禁止※チケット情報に関しての詳細は公式サイトへ
2021年12月08日俳優の稲垣吾郎が主演を務めるミュージカル・コメディ『恋のすべて』が、来年2月11日~27日に東京建物 Brillia HALLで上演されることが、稲垣が48歳の誕生日を迎えた本日12月8日に発表された。稲垣が演じるのは、世間の裏表を知る中年探偵のニック・テイラー。ある日、ニックの探偵事務所に奇妙な依頼人が現れる。「娘を恋に落としてくれ」。お金が欲しいニックは、気乗りせぬまま引き受け、一緒に時を過ごすうち、2人の間には「恋のような感じ」が漂いはじめ……。稲垣が歌い、踊り、女性を恋に落とす。作・演出は鈴木聡氏。稲垣とはこれまで6回、『魔法の万円筆』(2007)、『恋と音楽』(2012)、『恋と音楽II~僕と彼女はマネージャー~』(2014)、『恋と音楽FINAL』(2016)、『FREETIME SHOW TIME君の輝く夜に』(2018)、『君の輝く夜にFREETIMESHOWTIME』(2019)でタッグを組んでおり、本作は7作目のタッグとなる。稲垣は「鈴木聡さん作・演出作品に出演させていただいてから15年。毎回とても素敵な役でしたが、『依頼内容は恋に落とすこと』、こんな素敵な任務を果たす探偵役は初めてです。誠実さと共にちょっと抜けたところもあって、演技も得意な探偵ニックは、果たして素敵な女性を恋に落とすことができるのでしょうか。自分自身との共通点も多く、僕も既にそうであるように、皆さんがニックという役を愛してくださると幸せです」とコメントしている。なお、相手役には花乃まりあ、そのほか、石田ニコル、松田凌、北村岳子、羽場裕一らが出演する。
2021年12月08日EXITが、本日12月5日に放送されたAbemaTV『7.2新しい別の窓』にて稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾とのコラボパフォーマンスを披露した。これまでも数々の音楽番組へ出演し、インパクト強めなカウボーイ風の衣装やユーモアあふれるダンスで注目を浴びていたEXIT。今回、MISIAがコーラス参加していることで話題となった「SUPER STAR」で初めてコラボレーションという形でのパフォーマンスが実現した。番組では、ダンスの注目ポイントとなる“ピストルダンス”“エガちゃんダンス”を稲垣、草彅、香取の3人もしっかりマスターし、EXITとともに息ぴったりなライブパフォーマンスを披露した。EXITは、来年1月に初の単独音楽ライブ『GENESIS 〜諸行無常のお歌の時間〜』の開催が決定している。<ライブ情報>『GENESIS 〜諸行無常のお歌の時間〜』2022年1月30日(日) 東京ガーデンシアター開場 15:30 / 開演 17:00公式サイト:<リリース情報>EXIT ミニアルバム『GENESIS』発売中●初回生産限定盤(CD+PHOTO BOOK):2,400円(税込)EXIT ミニアルバム『GENESIS』初回生産限定盤ジャケット●通常盤(CD):2,000円(税込)EXIT ミニアルバム『GENESIS』通常盤ジャケット【収録曲】1. なぁ人類2. SUPER STAR3. WHAT COLOR?(feat. 明石家さんま)4. PEN PEN PEN5. バナナナナバ6. ONE CHANCE7. サヨナラ DAY DREAMEXIT『GENESIS』全曲視聴動画EXIT「SUPER STAR」MVEXIT『GENESIS』特設サイト:関連リンクEXIT 公式アーティストページ: 公式ファンクラブサイト:
2021年12月05日味噌汁や冷奴など、ちょっとしたアクセントとして使える長ねぎ。具材としてだけでなく、みじん切りにして香味を引き立たせることもできる名脇役です。とはいえ、みじん切りって面倒臭いですよね…。そんな時は、こんな方法はいかがでしょうか。皆さんご存知とは思いますがネギの半分くらいまで斜めに切れ込みをいれ、反対側にも入れてから、端から切ると即みじん切りになります。 pic.twitter.com/a4f7hmsQHF — シューフ (@shuerff) October 10, 2021 シューフさん(@shuerff)さんがTwitterにアップしたのが、こちらのみじん切り方法。シューフさんは毎週日曜日の夜に副菜を作り置きしているパート主婦で、作り置き料理を公開しています。そんなシューフさんが発見したのが、こちらのみじん切りの情報だといいます。料理家やYouTuberが発信しているというこの切り方は、ねぎに斜めに切り込みを入れて、端から切るというもの。簡単にみじん切りの完成です。この投稿には6万件以上の『いいね』がつき、1万件以上リツイートされました。また、簡単な切り方に感動する声も寄せられました。・えー!知らない!!縦に細くに切り込み入れてた。やってみよっと!・知らなかったですよ〜!これからこれにする!中には、早速この切り方を試して動画をアップしている人も。・早速納豆に入れて食べてみる。納豆にもぴったり!長ねぎをみじん切りする時は、試してみてくださいね。[文・構成/grape編集部]
2021年10月31日瀬尾まいこ氏による小説の実写映画『そして、バトンは渡された』が29日より公開される。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野芽郁)&義理の父親・森宮さん(田中圭)、そして夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)&泣き虫な義理の娘のみぃたん(稲垣来泉)と、2つの血のつながらない家族のある秘密を描く同作は、公開前から話題を呼んでいる。今回は、親子役となった石原&稲垣にインタビュー。石原は自身初の母親役で、娘のみぃたんに愛を注ぎつつ魔性の女としての一面も持つ女性に。そしてNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(16年)や『アンナチュラル』(18年)、『糸』(20年)など立て続けにヒット作に出演し天才子役として注目されている稲垣は「泣き虫」というキャラクター通り色々な感情で泣くシーンにも挑んだ。仲の良い2人の撮影の裏側や、石原から稲垣へのアドバイスなど、話を聞いた。○■撮影も絶対大丈夫だと確信――今回親子役となりましたが、お互いの印象はいかがでしたか?石原:(本作でみぃたんの実の父親・水戸さんを演じた)大森南朋さんと監督と4人で台本の読み合わせをしたのが最初で、その時は声が印象的だなと思いました。そこからクランクイン前に2人でコミュニケーションをとる時間を持たせてもらって、「ずっと笑ってるなあ」「ああ、この子が笑えば世の中、全員笑うんじゃないかな」と思うくらいハッピーな子だったので、これからの撮影も絶対大丈夫だと確信を持ちました。稲垣:ホン読みの時には「パパはパパだな」って思った(笑)。オーラがパパだった。石原:大森さんでしょう? もう役が出来上がってた。稲垣:ヒゲが生えてて、撮影の時には剃ってたかなあ?石原:よく覚えてるね!稲垣:ヒゲを剃ったら、もっと、ぶわん!! ってパパオーラが……。石原:増えてた! わかる(笑)――逆に、石原さんのママ感は出てましたか?稲垣:出てた! すごかった。石原:本当に!? 嬉しい。でもやっぱり、血の繋がらない親子という設定だから、フラットな感じはありました。最初から1人の女の子として見られる感じがして、それは私が来泉ちゃんに対して抱く印象とリンクしていました。最初の出会いから順番に撮ってくれたので、すごくありがたいスケジュールでした。稲垣:親子になろうと思ってやっていたわけじゃなくて、撮影していない時間と撮影してる時が同じ感覚で。1回だけ、さとみちゃんに「好きな男の子いるの?」と聞かれたのは覚えてる。で、「いないなあ」と言ったら「嘘でしょ~!?」って言われた。2人:(爆笑)稲垣:あと、なぞなぞクイズもして。石原:面白かったなあ。けっこう難しくて、私たちは答えがわかっても大森さんがわからなくて(笑)。特別な意識をせずに、ずっとしゃべってずっとコミュニケーションをとっていました。――今回石原さんの演じた梨花さんはちょっと奔放で自由な感じだったと思うんですけど、そういうお母さんはどうですか?稲垣:作中で、梨花さんがいっぱいみぃたんや梨花さん自身の高いお洋服を買ってくるシーンがあって、その時にみぃたんが「そんなに買っていいの? うち、お米ないよ」と言うんです。そしたら梨花さんがパンの耳を無料でもらってきて、工夫しておいしくしてくれて。本当にみぃたんのことが好きなんだなあというのがわかるから、 嬉しいと思います。石原:愛が伝わってよかった。でも「お米ないよ」って、ちゃんとつっこんでくれるんだよね(笑)稲垣:お米は食べたい(笑)○■「アドバイスできるような大人」になりたい――稲垣さんが今10歳とのことですが、石原さんは自分の10歳の頃を思い返してみて、違いなどは感じましたか?石原:自分は、子供の時にあまり大人と触れ合うことがなかったなと思います。親に友達が多いので、親の友達が家に来て抱っこしてもらうようなことはありましたけど、話したり遊んだりということがなかったので、くるみんはどういう大人になっていくんだろう? 私が通ってない道を進んでいくんだろうな。誰とでもコミュニケーションが取れる子になりそう。――稲垣さんは、お仕事で大人の人と接するのは楽しいですか?稲垣:楽しいです。もともとお話するのが好きだから、空き時間とかもすっごいしゃべって……。石原:声、枯れてたもんね(笑)稲垣:撮影中に変な声になって、しゃっくりをずっと我慢してて、台詞を忘れたことが1回あった気がする(笑)――「こういう大人になりたいな」と思うことはありますか?稲垣:8歳くらいの時だったかな、ある役者さんが「悲しいとか嬉しいとか、学校で感じた感情が色々あると思うけど、その感情が演技にもつながってくるから」と言ってくださって、そういうことを言えるような役者さんになりたい。石原:アドバイスできるような大人だね。自分が気づいたことを、忘れないように持っておくといいかも。――ちなみに、石原さんからのアドバイスは何かありますか…?石原:なんだろう……「楽しい気もするけど、そこまで楽しくない」みたいな中間の感情が、実はあると思うんです。笑顔って1つじゃないから、そういう時の自分の笑顔も、動画や写真などで客観視したら、お芝居に活かせるんだろうなと思います。「ダメな笑顔」を再現しなきゃいけない時もたくさんあるから。今は自撮り社会なので、好きな写真、好きな顔が固定されちゃうと、もったいないなあという気持ちはあるかもしれません。――今作で優子(永野芽郁)が最初浮かべていた笑顔にも近いものがありますね。石原:凝り固まった笑顔がちゃんと笑えるようになる瞬間が表現できたり、笑顔の幅があるとすごく素敵で、今回の芽郁ちゃんを見ていても思いました。私は1回、マネージャーさんに雑誌の撮影でOKの写真とNGの写真を見比べさせてもらったことがあって。「これが女性向けで、これが男性向け」とか、「これは我が出ていて、これは出ていない」とか。それを見た時に自分の表情の幅や、NGになる時の理由がはっきりとわかりました。どうすればダメな表情を少なくできるかも、逆にダメな表情の表現の仕方もわかったので、知ることは大事だなと思いました。――めちゃくちゃ深いアドバイスですね。稲垣さんは、この作品ではどういう表現をしたことが印象に残っていますか?稲垣:この作品で頑張ったのは、みぃたんが泣くシーンです。すっごく多くて、それが「悲しい」とか「いやだな」とか、全部違う感情でした。見てる人たちにどう伝わるのか、前田監督が細かく教えてくださったので、やりやすかったけど、頑張りました。石原:みぃたんが泣くシーンが多すぎて! 実際の撮影では、作中の何十倍も泣いてるということを伝えたい!(笑)――泣くシーンでは、学校での感情を思い出したりしたんですか?稲垣:学校では、あまり泣いたことはないかも……みぃたんに少しでも近づけるように、観に来てくれてる人が「みぃたんだな」と思ってくれるように、この涙は「友達と離れるのがいやだな」とか、この涙は「前の家に戻りたいな」とか、みぃたんそのものになりました。みぃたんの感情での涙でした。石原:本当に、嘘がなかった。これは前田監督のおかげだと思います。私に対してもそうですけど、ちゃんと嘘がないように、役者に対して感情の準備をしてくださった。しかも諦めずに何度も繰り返して下さったので、作品にも表れています。観ている方も、嬉しい涙、悔しい涙、色んな種類の涙を受け取ってもらって、最後には温かい涙を流してもらえたらと思います。■石原さとみ1986年12月24日生まれ、東京都出身。『わたしのグランパ』(03年)でデビューし、同作で第27回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。NHK連続テレビ小説『てるてる家族』(03年)で、第41回ゴールデン・アロー賞放送新人賞、最優秀新人賞を受賞。『シン・ゴジラ』(16年)、『忍びの国』(17年)、『決算 忠臣蔵』(19年)などに出演。■稲垣来泉2011年1月5日生まれ。キッズファッション雑誌のモデルとして活躍するほか、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(16年)をはじめ、『アンナチュラル』『この世界の片隅に』(18年)など子役としてTVドラマを中心に出演。さらに、『人間失格 太宰治と3人の女たち』(19年)、『記憶屋 あなたを忘れない』『糸』(20年)などにも出演。
2021年10月28日稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾による「新しい地図」のカレンダー「2022 CHIZU CALENDAR」が10月25日より発売されることが決定した。今回は、“軽快さと妖艶の二面性ある魅惑的な男たち”をテーマに撮影。様々な表情が見られる作品に仕上がっている。さらに今年より、特別付録としてカレンダーの写真がプチシールとなって同封。卓上カレンダーだけでなく、自分の好きなところにシールを貼って楽しめる仕様になっている。また、「NAKAMA会員」にはカード型カレンダーをプレゼント。カード型カレンダーは、カレンダー1冊購入につき1枚同封される。なお、カレンダーは「CHIZU SHOP」にて販売。販売期間は10月25日18時~12月5日23時59分で、12月中旬より順次発送予定。
2021年10月25日来年のベルリン国際映画祭の審査員長に、M・ナイト・シャマランが決まった。ホラーを得意とするハリウッドの監督がヨーロッパの映画祭の審査員長に選ばれるのは、珍しいこと。しかし、映画祭事務所とシャマランは、インディーズ出身で独自の作品を作り続けてきた彼がこの役目を務めるのはふさわしいと考えているようだ。来年のベルリン映画祭は、2月10日から20日にかけて開催される。シャマランの最近作は、この夏公開された『オールド』。次回作は2023年公開予定の『Knock at the Cabin』。文=猿渡由紀
2021年10月20日映画『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)に出演する稲垣来泉の場面写真が8日に公開された。同作は瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野)は、わけあって料理上手な義理の父親・森宮さん(田中圭)と2人暮らし。卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなど悩みを抱える。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然娘を残して姿を消してしまう。稲垣が演じるのは、石原さとみ演じる梨花の義理の娘で、泣き虫の"みぃたん"。稲垣はNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(16年)や『アンナチュラル』(18年)、『糸』(20年)など立て続けにヒット作へ出演し、映画『漁港の肉子ちゃん』の主題歌として、吉田拓郎の名曲「イメージの詩」をカバーし話題をさらうなど、10歳にしてすでに活躍の場を多岐に広げている天才子役だ。今作では、キャリア初のシングルマザー役を演じる石原の娘役という注目度の高い役柄を見事、オーディションで勝ち取った。公開された場面写真は亡くなった母親に想いを馳せる様子や、愛称である"泣き虫のみぃたん"の由来にもなっているように、みぃみぃと大粒の涙を流し嗚咽する姿、大好きなママと一緒に大きな笑い声が聞こえて来そうなほどの笑顔を見せ合う幸せいっぱいのカットなど。本作の謎を解き明かす重要なヒントにもなっている“ピアノ”だが、永野演じる優子や、岡田健史演じる早瀬くん同様に、みぃたんもピアノと繋がりを持ち、その後の人生にも大きく関わっていく。稲垣自身はピアノ経験者だったが、ピアノを始めて習うみぃたんとして徐々に上達していく過程を表現するべく、未経験の永野や岡田と同様にレッスンへ参加した。自身初の母親役としてみぃたんの血の繋がらない母・梨花を演じた石原は、稲垣との共演について「思い出すだけでも愛おしくなるくらい可愛くて素直で感性豊かで、本当にいいご両親に育てられたんだなと思いました。撮影がない間もずっとみぃたんのことを思っていようとくるみちゃんとの2ショット写真を携帯の待ち受け画面にしていました。離れていても心の底から凄く好きになれた子です」と親子のような関係性を築いていたことを明かし、絶賛のコメントを寄せている。
2021年10月08日稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾による「新しい地図」が、設立4周年を迎えた本日9月22日、NAKAMA会員限定の有料配信LIVE「NAKAMA to MEETING_vol.1.6」を12月13日に開催することを発表した。昨年2020年11月23日以来、稲垣・草なぎ・香取3人そろっての配信となる同公演は、12月13日22時スタート。チケット料金は4,300円(税込)で、お土産(クッションカバー)付き。アーカイブ配信あり。ABEMAでの有料配信となる。チケット購入期間は11月1日10時から11月10日23時59分までで、チケットの購入・視聴方法等は、10月下旬に改めて発表される。なお、NAKAMA WORLD MEMBER(日本国外会員)に向けて、「今回もABEMAでの有料配信となります。一部の地域を除き、各国でご利用頂けますが、海外へのお土産の発送はできませんので、予めご了承ください。国内で受取可能な場所がございましたら、お申込み時にそちらの住所をご記入頂ければお届けいたします」と説明している。
2021年09月22日稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人がNHK Eテレの新しい教育バラエティー「ワルイコあつまれ」に揃って出演することが決定。コメントも到着した。なかなか自由に外出ができない今日このごろ、稲垣さん、草彅さん、香取さんの3人が視聴者の皆様と共に楽しく社会を学ぶ本番組。この番組では、好奇心を持って多様な価値観に触れようとする全ての人を、あえて“ワルイコ”と呼び、オムニバス形式で「学び」のきっかけにつながる様々な企画コーナーを展開。いまの時代ならではのものの見方や、ある分野で専門的に活躍する人々、自由な発想で、世の中と向き合う柔らかな感性を育むことを狙いとしている。稲垣吾郎スタジオバラエティーを3人でやるのは久しぶりでしたし、今回Eテレということもあって、これまでとは違った楽しみ方をしていただけると思っています。大人になると、自分のパターンを無難に選んでしまったり、思考が凝り固まってきますよね。子どもに伝える番組でありながら、大人も楽しめる、なにか気づかされる番組になっていると思います。草彅剛この番組は「ワルイコあつまれ」というタイトルですけど、ワルイコというのはちょっと茶目っ気のあるいたずらっこな人の生き方や人生を表していて、そんな方々を子どもたちや僕らを通して紹介していきます。僕たちにとっても刺激的な番組になったので、新鮮な気持ちで見てくださるとうれしいですね。香取慎吾僕自身のアイデアも出しながら番組を作りましたが、すごく楽しいものができたと思っています。絵を描くとき、僕も絵の具を洋服でふいたりします。人生においてみんながやらないような“いたずら的な ワルイコト”を求めているところがあるので、この番組に登場するオトナにも共感する部分は大きいです。とってもおもしろいものになりましたので、たくさんの人に見てほしいですね。「ワルイコあつまれ」#1は9月13日(月)前8時25分~、9月13日(月)19時25分より、#2は9月20日(月・祝)19時25分、9月23日(木・祝)9時より[再]NHK Eテレにて放送。※NHKプラス・NHKオンデマンドでも配信。(text:cinemacafe.net)
2021年09月13日江口のりこ主演の新木曜劇場「SUPER RICH」に、古田新太が電子書籍企業の独特なキャラの編集長役で出演することが分かった。本作は、幸せのカタチ=“スーパーリッチ”を追い求めるキャリアウーマン・氷河衛(江口さん)の波瀾万丈な半生を描く完全オリジナルドラマ。木曜劇場11年ぶりの登場となる古田さんが演じるのは、衛の会社「スリースターブックス」の電子書籍編集長・碇健二。最大のミッションは、「スリースターブックス」のオリジナル作品でヒットを出すこと。仕事に没頭するあまり周りが見えなくなることもあるが、ひょうひょうとした性格で、淡々と仕事をこなす碇。感情的な衛の無理難題をのらりくらりと交わしながらも、最高の職場環境を与えてくれた衛への恩義は忘れておらず、2人は特別な絆で繋がっている。また、若者の面倒を見ることも多い碇。春野優(赤楚衛二)や宮村空(町田啓太)、田中リリカ(志田未来)らインターンたちとのかけ合いにも注目だ。撮影に入ったという古田さんは「周りが若くてキラキラした役者さんばかりで戸惑っております。この間のりちゃん(江口のりこ)と一緒のシーンがあり、ホッとしました。今後はのりちゃんとのシーンも増えそうなので、楽しみにしております」とコメントしている。「SUPER RICH」は10月、毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年09月10日