新潟一に輝いた鶏料理宝石のように美しい鶏刺し究極のTKGとラーメン新潟一に輝いた鶏料理【my farm to table おにや】は、新設された新潟ガストロノミー・アワードの飲食部門で大賞を受賞しました。自家農園で育てたシャポン(Chapon……去勢したオス鶏)が有名で遠方からも食通が通うお店です。新潟駅から少し離れたかつての花街・古町にあるのですが、夏の夕方には気持ちいい散歩なので駅から歩いて行きました。歩いて30分ほど。看板ひとつない白い建物の入口には小さな鶏のオブジェが置かれています。中はお洒落なカフェ風の作りになっていて、カウンターとテーブル。ワインセラーも充実しています。鶏を七輪で自分で焼くこともできるようですが、今回はさすがにそれはシェフにお任せして、話を聞きながら食事をいただきました。カウンターに座ります。一品目の濃厚な温泉たまごに続いて出てきたのは胸肉とささみ。ビールをいただくことにしました。オーナーシェフの鬼嶋大之さんがカウンター越しに説明してくれます。「昨日絞めたものと今日絞めの胸とささみです。味の違いを試してみてください」。まずは何もつけずに昨日絞めと続いて今日絞めを食べてみました。昨日のものと今日のものとでは全然ちがう弾力感におどろきます。塩を付けると味の輪郭がはっきりし、同時に出された醤油、わさび、しょうがを使う間もなく食べ終えてしまいました。「シャポンのお腹の脂を取り出して、そのまま冷やし固めたものです。試してみてください。手前にあるのはメスのもも肉です」。お腹の脂がバターのように見えて、口の中で溶けるかと思いきや、これは柔らかなレバーのようなテクスチャ―。鬼嶋シェフの養鶏場では鶏を通常の3倍、最低180日以上は飼育するそうです。「時間はかかりますが、自由に動き回れる鶏舎でじっくり育てたほうがもちろん自然でおいしい。だから自分で養鶏所をやるしかなかった」とシェフ。今は数種の地鶏、フランス原産のプレノワール(poulet noir……黒鶏)、に加え、豚も育てているそうです。宝石のように美しい鶏刺しさて刺盛りの登場です。シェフが部位ごとに細かく切り分け、お皿にならべると、宝石のようです。ひとつひとつ、色と形が美しくみずみずしく、食べるのが惜しいくらいです。左から砂肝、砂うち、背肝、レバー、白レバー、きんかん、ハツもと。お皿に乗って後から追加されたのがハツ、鶏みそ。鶏みそは脳みそです。目の前でシェフが取り出してくれるのですが、「この光景が苦手な人もいるんで」と苦笑。これだけ新鮮で上質なものをいただける機会は貴重ですし、感謝の気持ちも生まれます。ワインセラーも気になりましたが、やはり新潟のお酒をいただくことにしました。シェフのおすすめは「越弌」の純米大吟醸。新潟産の五百万石を40%まで磨いた贅沢なもので、フレッシュだが深みのある酸の具合がこの鶏刺しによく合います。砂肝は柔らかく新鮮で、普段食べている印象とはかなり違います。背肝は腎臓ですね。これもレアな部位で、独特の苦みとコクを感じます。レバーはさっき絞めたばかりで実にフレッシュ。つるんと飲み込めてしまいます。かたや白レバーは一日寝かしたもので、すごくコクがある。これは酒が進みます。鶏の脂を塗って蒸し焼きにしたコーンが出てきます。香りが広がります。そして鶏ユッケです。もも肉、むね肉、ささみでつくったユッケは飲み物のよう。部位ごとの食感と旨さをちょうどいい塩加減と生卵で封じ込めた、これまた新鮮だからこそできる絶品のひとつでしょう。次にいただいたのは「雅楽代(うたしろ)」。雅やかな響きの佐渡の蔵元です。先ほどの鶏脂で焼いた野菜に生ハムが添えられます。マンガリッツアかと思って訊けば、「これもうちで育てている豚です。22か月熟成させました。種類はまだ秘密です(笑)」とのことです。シャポンのもも肉を焼いたものが出てきました。噛めば自然な弾力が気持ちいい。肉のしっかりとした味わいと脂との一体感を楽しめます。食感の気持ちよさ、これも旨みに繋がる大きな要素です。「オスは、成長すると肉が硬くなるので、去勢して育てることでメスのようなやわらかさを出せるんです。独自の食感もシャポンの魅力ですね」と、卵管からきんかんが出てくるところを見せてくれながらシェフは語ります。究極のTKGとラーメンそして鶏すきです。甘いタレの匂いがまた食欲そそります。マッシュルームのなめらかさを持つシイタケ、「天恵菇(てんけいこ)」が入ります。(「天恵菇」は徳島で開発されたシイタケですが、魚沼の名物になっています。魚沼の【ファミリーダイニング小玉屋】ではこれの様々なバリエーションが食べられます)すき焼きに欠かせないたまごは地鶏の有精卵。淡い黄身が自然な感じで、白身は力強い。これに鶏肉やネギや天恵菇をたっぷりくぐらせて、いただきます。さっきのユッケのあったかいバージョンにも感じる、たまごの絶妙さ。自然でしなやかで優しい味わいに陶然としてしまいます。こうなると最後は究極のたまごかけご飯、いわゆるTKGですね。鶏すきの残ったたまごにもう一つ新しいたまごを加え、そこに炊き立てのご飯を入れてもらいます。土鍋で炊いたコシヒカリがしっかり米を主張します。この一体感こそまさにこの地ならではのものなんでしょうね。鬼嶋シェフは最初、東京のバーなどで働き、故郷新潟にもどってから鶏に目覚めたのだそうです。自身の焼鳥好きも手伝って、ちゃんとした鶏を育てられたらもっとおいしいものが出せるのではと一大決心をし、養鶏業を始めたのだとか。さて最後のラーメンですね。もうおいしくないわけがありません。デザートのプリンをいただくころには相当時間も過ぎていましたが、お客さんの様々な注文を聞き、雑談をはさみながら同時進行で料理を準備していくオペレーション能力の高さも、見てきて実に気持ちのいいものでした。このあたりは様々な飲食を経験されたなかで培われてきたものなのでしょう。ほろ酔いで古の花街をそぞろに歩き、夜風にふかれて駅に向かいます。信濃川のほとりではいくつかのお店が輝いています。気持ちのいい夏の夜の風景です。my farm to table おにや【エリア】新潟【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】15,000円 ~ 19,999円
2023年08月07日新しい地図の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が、8月24日に都庁周辺で開催される「TOKYOパラスポーツFORWARD」にゲスト出演することが4日、発表された。3人が出演するのは、東京都新宿区の都民ホールで行われるスペシャルステージ(19:00~20:00予定)。先月開催されたウインブルドン選手権で優勝を果たした車いすテニスの小田凱人選手とパリ2023世界パラ陸上競技選手権大会から帰国したばかりの佐藤友祈選手もゲストアスリートとして登場する。定員は250人(抽選・無料)。車いす席・手話対応席あり。ステージの音声はテキストでも見られる。本日4日から6日23時59分まで、専用サイトにてスペシャルステージの事前申し込みを受け付け、抽選結果は8月11日12時以降に専用サイトのマイページから確認できる。
2023年08月04日取材・文:仲野もも撮影:稲垣佑季編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部仕事でちょっとしたミスをしてしまった。引きずっていてもしょうがないのに、気持ちの切り替えがうまくできない。同僚や上司にちょっと嫌なことを言われても、言い返したり訂正したりできない。「私が間違っているのか?」「これで本当に大丈夫?」と思ってしまうほど自信が無い……。考え方がネガティブで、キャリアや将来に不安を感じてばかりたけど、そんな自分にもうんざりしてる。メンタルの弱い自分を変えたい!どんな時も物怖じしない、自己肯定感の高いギャルみたいなポジティブマインドを手に入れられたらいいのに……!そこで今回は、伝説のギャル雑誌『egg』を復刊させたことで話題の元編集長ギャル・赤荻瞳さんに、メンタルが強くなる方法、“鬼強ギャルマインド”を手に入れる方法を伝授してもらいました!■考えるのは極力好きなことだけ!モヤッとしたときは「一歩引いて」捉えるライターの仲野です。今日はよろしくお願いします!突然ですが、赤荻さんって悩むことや落ち込むことってあるんですか?無いです!(即答)(えっ無いの!?)たとえば仕事で「ちょっとうまくいかなかったな」ってときも、落ち込まないんですか?その瞬間は「やっちゃった」みたいな感じにはなるんですけど、「一回失敗しとけば同じ失敗はしないから、良かったわ」って思うかな。(ポジティブ……!)私は結構引きずってしまうんですよね。人間関係で考えこんでしまうことも多くて、たとえば嫌な言い方をされても訂正したり、言い返したりできないんです。赤荻さんは相手の言い方でモヤッとしたときはどうしていますか?私はモヤッとしてもあまり考えすぎないですね。例えば私も自分が誰かに話したことで、「あの時の言い方はちょっと良くなかったかも」って後から思うときがあるんですよ。それと一緒で、相手も言い方を間違っちゃったのかな、みたいな。ちなみに、その相手は友だちとか好きな人ですか?どちらかといえば上司とか仕事上の関係で悩むことが多いですね。あ~!そしたらマジでその時間もったいないんで、野菜ぐらいに思ったら良いと思います。ジャガイモとか(笑)。ちょっとドライに思われるかもしれないんですけど、極力自分が好きだなって思う人のことしか考えない!いい意味で線引きしてるってことですね。相手をシャットダウンするわけではないんですよ。言い方が気になってしまったときは、「私に」ではなく「みんなに」こういう言い方をする人なんだと思って、それ以上は考えない。ミスしたこともモヤッとしたことも、客観的に、一歩引いて捉えるんですね。はい。ただそういう言い方をする人は結果的に損してしまいますよね。だから、好きな相手だったら「私には良いけど、そういう言い方は良くないと思う」と訂正して、好きじゃない相手は「損しているな」と思ってスルーでOKです。■良かったことを思い出して自己肯定感をアゲる!赤荻さんはギャル雑誌『egg』の編集長からスクールの校長に転身するなど、新しい仕事にチャレンジしていますが、キャリアや将来について不安になることはありますか?不安になることもあまり無いんですよね。ただ緊張することはありますよ。4月にスクールの入学式を行ったのですが、生徒さんはちゃんと予定通りに動けるかな、お辞儀のタイミングは大丈夫かなとか……。心配っていうか、ドキドキしました!そんなときは、どう自分を落ち着かせているんですか?緊張してる時間がもったいないんで、結構遊びに行っちゃったりします(笑)。もう、一旦忘れちゃうことが多いかもしれません。なんだかんだやれることやったし、自分を信じて明日の自分に託す!自信が揺らいでしまうときって無いんですか……?(ネガティブ)無いです!本番にめちゃくちゃ強いって思い込んでるんですよね。考えるのがちょっと面倒くさいっていうのもあるんですけど(笑)。本番に強いと思い込めるようになったきっかけはあるんでしょうか?きっかけというか、緊張するときは良かったことしか思い出してないんですよね!昔、学校の運動会で応援団長をやって優勝できたこととか……。良いことしか思い出してないから、自然と「絶対うまくできる」って思えるのかもしれないです。(陽のオーラがすごい……!)良かったことを思い出すってすごく良いですね!私は緊張したり落ち込んだりしたら、失敗したことを思い出してしまうんですよね。それで余計気分が落ちてしまうのかも……。良いことを思い出せば自然とポジティブになれるし、これならできそうです!ネガティブになったときこそ楽しかったことを思い出して「自分のテンションを上げる」っていうのも大切だなって思います。他にはどんなことをしているんですか?私は下着で一日のテンションが変わるんですよね。上下セットのものを着たり色を合わせたりするだけでファッションにも気合が入るっていうか、がんばろうって思えるんです。そういう小さなことからも自分をアゲています。■ギャルマインドは育むもの!時には周りに甘えるのも大切赤荻さんの陽エネルギーに照らされて私もポジティブになれてきている気がします……!勝手なイメージですけど、ギャルは明るくてポジティブな人が多いと思っているんですが、赤荻さんの周りもメンタル強めな人が多いのですか?どっちかっていうとポジティブでエネルギッシュな人が多いです。でも、私みたいな根っからのポジティブばかりじゃないですよ。ギャルのコミュニティにいるうちに、メンタルが強くなった人がたくさんいます。『egg』の編集長だった時は、モデルになったときはそうでもなかったのに、卒業間近になると「ポジティブになった」「人見知りしなくなった」って言ってくれる子がすごく多かったです。(ネガティブなギャルもいるんだ)ギャルのポジティブさって生まれながらの性質かと思ってました。やっぱり、全員が鬼強ギャルマインドを持ってるわけじゃないんですよね。だから、「何か私だったらこうするけど、気持ち分かるよ」みたいな感じで話を聞いていくうちに、ポジティブな空気に持っていってました(笑)。それをくり返しているうちにギャルマインドが育まれていったって感じかも。ギャルマインドは育てられるんですね……!ネガティブなときは周りからパワーを分けてもらうことも大切だと思うんです。私もスクールの代表になってから、「これで間違っていないかな」って友達に相談するときがあります。とりあえず、不安なときは安心したいじゃないですか(笑)。そんなこともあるんですね!仕事で失敗しちゃったときは「こういう謝り方でいいかな」って同期の子に意見をもらったり、「とりあえずこの子にテンション上げてもらおう!」って話を聞いてもらったり。大丈夫、間違ってないよって言ってもらって、そこでまた自分をアゲてって感じですね。ギャルマインドだと落ち込む部分も1ミリも無いのかなって思ったんですけど、私とも共通するところがあって安心しました。大人になって、周りに甘えたり頼ったりするのもすごく大事だなと思うようになりました。甘える……苦手です……。私も最初は甘えられない長女タイプだったんですけど、やっぱり仕事するようになると助けてもらうことも多いじゃないですか。助けてもらった分、私もいろんな人に返して甘えを循環させていく。「自分だけが甘えてるんじゃない」って思ったら、頼れるようになりました。■誰の心にもギャルマインドが潜んでいる鬼強ギャルマインドを育てるには周りの環境も大切ということですが、社会に出るとギャルの友達が段々少なくなってしまう人も多いと思うんです。たしかに私が『egg』を復活させたとき、ギャルは絶滅したって言われてました(笑)。でもぶっちゃけ、みんな心のどこかにギャルマインドが潜んでいると思うんですよね!そうなんですか!?ギャルって最初はファッションの一つの形だったと思うんですけど、令和になって「このファッションしてたらギャル」って判断できなくなってきたんです。好きな服で好きな髪形でいる、それってすごくギャルだよねって。ギャルに見た目はあまり関係無くなってきているんですね。はい。ですから、周りにギャルがいないってことは、きっと無いはずです。「この一言がギャルだな」みたいな、大人になってから出会う“ギャルじゃない人”にも、ギャルマインドを感じることがあります。気がついていないだけで、誰の心にもギャルがいる。私の中にもギャルがいる……!ってことですね。20歳を過ぎてから、ギャルに目覚めたって人も周りにたくさんいます!それこそ、8月に発売される初の著書『鬼強ギャルマインド 心にギャルを飼う方法』を読んでもらったら、ギャルとの共通点が見つかると思うんです。この考え方は分かるなとか、そういうところからマインドを育てていけば、いつの間にか鬼強ギャルマインドになったってこともあると思います。今日はありがとうございました!私も鬼強ギャルマインドを手に入れられそうです!時にはネガティブな瞬間があっても良いと思いますよ。落ち込んだときとか、「そういえばこんなポジティブなこと言ってた赤荻って奴いたな」って思い出して、元気になってもらったらうれしいです。(……感動!!)◇Information『鬼強ギャルマインド 心にギャルを飼う方法』2023年8月4日(金)発売予定赤荻瞳・著株式会社SDP・刊定価:1,650円(本体・1,500円+税)「まあ、しょうがなくない?」「なんとかなるっしょ!」といった、ギャルが持つ「どこまでもポジティブなノリの良さ」「圧倒的な自己肯定感の高さ」などのギャルマインドが令和の時代に男女問わず幅広い世代から注目されている現代。そんなギャルマインドを身につけ、心にギャルを飼うことで、今より強く前向きでハッピーに生きられる方法を著者の赤荻瞳さんから学ぶことができる一冊です。
2023年08月04日稲垣吾郎が出演する土曜プレミアム「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2023」が、8月19日に放送。また、白石麻衣が同作で7年ぶりの主演を務めることも決定した。1999年にスタートした「ほんとにあった怖い話」(通称:「ほん怖」)は、実際に人々が体験した怖い話をリアルに描くリアルホラーエンターテインメント。心霊体験をした視聴者の証言をもとに、ゾッとする恐怖や、心霊現象の不安に翻弄されつつも立ち向かっていく姿を描く。そんな夏の風物詩でもある「ほん怖」が今年も真夏に登場。「ほん怖」クラブリーダーはおなじみの稲垣さんが務め、小学生を中心に構成されたクラブメンバーと共に恐怖体験を紹介する。今回も、稲垣さんと子どもたちの臨場感あふれるやりとりは要注目。さらに、今年は実録心霊ドラマを、6本立てで放送。各エピソードには旬の豪華俳優陣が登場する。白石麻衣が7年ぶりに「ほん怖」カムバック!「夏をひんやり過ごして」白石さんが主演を務めるエピソードは「滞留する痕」。カフェの新規オープンを控え、責任者として開店に向けて奮闘する女性・向井絵美を演じる。絵美は10日後に新規オープンを控えるカフェの責任者。入社以来、初めて1人で任された店のオープン準備ということもあって忙しくも充実した日々を送っていた。そんなある日、更衣室で帰り支度をしていると、同僚の佐藤有紀(志田彩良)が自身のロッカーを見つめてけげんな表情を浮かべていた。絵美は有紀にどうしたのか尋ねると、有紀はロッカーの中が気になる様子。ロッカーの中をのぞくと何かシミのようなものがあり、それは人の形をしているようにも見える。何かにおびえる様子の有紀を心配した絵美は、自分のロッカーと交換することに。しかしその日を境に更衣室から「おおお…」とうめき声のようなものが聞こえるようになり…。白石さんは「乃木坂46」の1期生としてデビューし、2020年にグループ卒業後は俳優として存在感を見せており、映画では『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』、『嘘喰い』にヒロインとして出演したほか、月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」では病弱で謎めいた女性役を、水10ドラマ「テッパチ!」では自衛官役に初挑戦。そして、今年4月期に放送された月9ドラマ「風間公親-教場0-」では二面性のある新人刑事役を好演し、幅広い役で活躍の場を広げている。なお、「ほん怖」の出演は2016年放送の「もう1人のエレベーター」以来、7年ぶり2度目となる。白石さんは「怖いのは苦手なのですが、また呼んでいただけてとてもうれしく思います!」とコメント。出演する「滞留する痕」は、「日常生活の中に溶け込んだ恐怖を感じゾッとする場面がたくさんありました。その恐怖をリアルにお届けできたら」と語り、「今回は職場のロッカーがお話の中に出てきますが、クローゼットや引き出しなど自分の身近なものに置き換えてみると、さらにゾクっとするかもしれません」と見どころに触れた。注目の若手・志田彩良が「ほん怖」初出演絵美と同じカフェに務めるスタッフでロッカーの不穏な空気を感じている有紀役は、志田彩良が務める。志田さんは初オーディションで初主演となった短編映画『サルビア』(2014年)で女優デビュー、木曜劇場「問題のあるレストラン」で連ドラデビューすると、ドラマ「ドラゴン桜」「ペンディングトレイン―8時23分、明日君と」をはじめ映画やCMと多方面で活躍。今作で「ほん怖」初出演を果たす。土曜プレミアム「ほんとにあった怖い話夏の特別編2023」は8月19日(土)21時~フジテレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年07月31日稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人によるABEMAの番組『7.2 新しい別の窓』。6月4日の番組内で、10月から72分の新番組が開始され、7・8・9月には事前番組が配信されることが発表され、大きな話題を呼んだ。そして、本日30日の事前番組内で、次回8月20日配信の『72分タクシー』の番組内容が明らかになった。また、元テレビ東京で『家、ついて行ってイイですか?』などの人気番組の数々を世に送り込み、現在はABEMAに参画している高橋弘樹プロデューサーが新番組の制作に加わることも発表された。事前番組のタイトルは「72分タクシー」。東京・渋谷のAbema Towersからタクシーで、稲垣・草なぎ・香取のそれぞれ1人ずつが初対面の高橋プロデューサーとサシで出発。タイムリミットは72分間。行き先も運転手と相談し、お互いのことを知りながら、今後何をしたいかなどを話す。3人は高橋プロデューサーと何を語るのか? そして、10月からの『7.2 新しい別の窓』はどんな番組になるのか注目だ。
2023年07月30日稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人によるABEMAの番組『7.2 新しい別の窓』が10月からパワーアップすることに先駆け、事前番組『7.2 新しい別の窓「72分タクシー ~出発進行編~」』(7分20秒)を7月30日20時より配信することが27日、発表された。配信スタートの72時間前に解禁、そして配信も7分20秒と「72(ななにー)」に徹底的にこだわったという。『7.2新しい別の窓』は、SNSを通じ視聴者と繋がる企画を盛り込むなど、SNSを本気で遊び倒す世界初の“SNSバラエティ”。2018年よりスタートし、5年に渡り毎月第1日曜日に7.2時間の生配信を行ってきたが、今年6月の番組内で、10月からは週1回の72分番組として配信することを発表した。7月の配信では、まだ番組タイトル「72分タクシー ~出発進行編~」のみの発表となっており、その内容に注目が集まっている。
2023年07月27日古民家でいただく日本酒と蕎麦の魅力目白通りを少し入ったところにある築百年になろうかという古民家をリノベーションした店舗は実に風格があり、靴を脱いで部屋にあがると小さな庭の緑が目に優しい。何人も入れる大部屋と、4人用の小部屋があります。1階が店舗で、店主の納剣児さん夫妻は2階に住んでいるのだとか。時間をかけてじっくり探してようやく見つけた場所なんだそう。それにしてもしっとりとした気持ちのいい空間です。古い日本家屋の魅力です。庭の緑を愛でながら、日本酒と蕎麦前をいただきます。日本酒は今っぽいセレクションで、仲居さんが詳しく説明してくれます。今回いただいたのは、「玉川」純米吟醸「澤屋まつもとultra」純米大吟醸「初亀」純米吟醸「新政佐藤卯兵衛」純米「田中六十五」純米「写楽」純米吟醸「而今」純米吟醸「田酒」特別純米などなど。季節によって日本酒のメニューも変わり、量も五勺から頼めます。蕎麦前に合わせて少しずついただくのもいいでしょう。ワインもオンリストされています。まずは蕎麦がきが出てきます。粗挽きの蕎麦がきは埼玉県三芳町の在来種。香りを楽しんだあと、塩と山葵を少しつけていただきます。お酒は英国人が杜氏を務めることで有名な京都は木下酒造の「玉川」、純米吟醸からスタートです。ほどなく、前菜ですと用意されたのが、蕎麦前の全部盛りとでもいう一皿。含め煮にしたぜんまい、にしんの昆布煮、板わさは和歌山の南蛮焼き蒲鉾で、酒粕仕込みのわさび漬けのせ、粕味噌漬けにしたクリームチーズ、茨城の平飼い無投薬の鴨ロース、薬味が入った焼き味噌、枝豆、西京味噌に漬け込んで焼いた車エビなど、どれも定番中の定番のような一品ですが、一つ一つ時間をかけて丁寧につくられたものばかり。お酒も進みます。車エビに合わせてと、独特な果実香が魅力の静岡酵母でつくる「初亀」の純米吟醸をいただいていたら、出汁巻き卵の登場です。これも欲しい一皿です。それから鶏モモ肉の醤油麹焼き。在来種の一味をかけるのですが、これが予想以上の辛さでなかなかフレッシュです。蕎麦を三枚手繰って日本酒好きの人たちのなかで雄町を愛する人をオマチストというらしいです。なかでも岡山産は雄町のルーツということで、備前雄町には一種特別な響きがあるようです。その備前雄町の「写楽」をいただきます。一枚目の蕎麦の登場です。長野の乗鞍の十割です。塩を少しつけて手繰ります。蕎麦をいただく表現は難しく、昔からいろいろ語られるところですが、汁につけて一気に……というよりは、塩をつけて手繰りたくなる顔つきの蕎麦なのです。それだけ香りが魅力的なのかもしれません。二枚目は鳥取は伯耆町の在来種の玄挽き蕎麦。こちらは少量の汁で手繰ってみました。これもいい感じです。粋がって蕎麦汁を付けない話は落語などでもよく聞くところですが、汁は少量で十分。香り高い蕎麦は余計なことをしないほうがいいということがよく分かる瞬間です。三枚目はせいろ、成田の在来種で、これは温かいあさり蕎麦として出されました。お酒で火照った体を二枚の冷たい蕎麦で落ち着かせ、最後にいただく温かいあさりの蕎麦。ほっとします。デザートはそば茶プリン。白ワインの樽で熟成させた万寿泉を合わせていただきました。蕎麦と日本酒のフルコースでした。満腹で外へ出ると、外はまだ明るいのです。風も気持ちいいし、このままもう一軒……といった流れになりそうです。夏の夕暮れの大好きな時間。蕎麦おさめ【エリア】目白【ジャンル】そば【ランチ平均予算】2,000円 ~ 2,999円【ディナー平均予算】10,000円 ~ 14,999円
2023年07月20日稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香を迎え、第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウによる同名小説を映画化した『正欲』。この度、公開日が11月10日(金)に決定し、ティザービジュアル&特報映像とともに7名の追加キャストが解禁された。今回解禁されたティザービジュアルでは、『正欲』というタイトルが大きく示され、「(ab)normal desire」という映画『正欲』の英題がパッションピンク色の手書き風文字で強調されている。()でくくられた「ab」が意味するものとはなんなのか、気になるつくりとなっている。併せて解禁された特報映像でも、本作のタイトルが強調され、「正」という文字が最初に示された後、稲垣さん、新垣さん、磯村さん、佐藤さん、東野さん、それぞれの表情が大きく映し出されていく。「欲」という文字が次に示されると、「それでも私が、私たちが抱えている欲望は、あって良いものだと思いたい」という新垣さんが演じる桐生夏月の台詞とともに、再度キャストの表情が次々と映されていく。さらに今回、総勢7名の追加キャストが明らかに。不登校になった息子との距離を掴めずにいる啓喜(稲垣吾郎)に対し、徐々に気持ちが離れていく妻・寺井由美(てらい・ゆみ)役を、ドラマ「ナイルパーチの女子会」「あなたの番です」など出演作が続く山田真歩が演じる。山田真歩啓喜とともに検察庁に勤める事務官・越川秀己(こしかわ・ひでき)には宇野祥平。2020年、『罪の声』(土井裕泰監督)で数々の映画賞に輝いた名バイプレイヤーに注目だ。夏月(新垣結衣)と佳道(磯村勇斗)の中学の同級生・西山修(にしやま・しゅう)役には、ロックバンド「黒猫チェルシー」(現在は活動休止中)のボーカルで、俳優デビュー作『色即ぜねれいしょん』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞以降も出演作が後を絶たない渡辺大知。渡辺大知夏月と同じ商業施設で働き、夏月を気に掛ける妊娠中の女性・那須沙保里(なす・さおり)には、連続ドラマ初主演となった「恋のツキ」で大きく注目された徳永えり。徳永えりある日をきっかけに、佳道と大也(佐藤寛太)と秘密を共有するようになる小学校の非常勤講師・矢田部陽平(やたべ・ようへい)を演じるのは、舞台、映画、テレビドラマ、と各メディアで活躍する俳優・岩瀬亮。大也の所属するダンスサークルのリーダーとして、サークルのみならず大学内でも信頼を得ている高見優芽(たかみ・ゆめ)役は、Flower・E-girls として活動後、俳優として活動の幅を広げている坂東希。中学時代、夏月と佳道の担任をしていた教師は、現在放送中の連続テレビ小説「らんまん」のほか、出演作が続く山本浩司が演じる。「読む前の自分に戻れない」とも評される、価値観を揺るがす原作世界の映画化。脇を固める豪華俳優陣がどのように関わっていくのかにも期待が高まる。『正欲』は11月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:正欲 2023年11月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2021 朝井リョウ/新潮社ⓒ 2023「正欲」製作委員会
2023年07月18日稲垣吾郎がディレクションを務めるカフェ「J_O CAFE」にて、6月30日よりカヌレセット2種が発売されることが決定した。5月に発売開始以来、多くの要望が寄せられたことを受け、カヌレセット2種の発売が決定。「疲れがたまった週末に、おいしいコーヒーとカヌレでちょっとだけ贅沢なひとときを過ごしませんか」という思いを込めて、カヌレセット「HAPPY FRIDAY SET」(カヌレ2個+ドリップバック1つ/1000円)を金曜日限定、数量限定で販売する。また、カヌレ2個セット「CANELE de J_O」(カヌレ2個/900円)も発売する。J_O CAFEのカヌレは、芳醇な香りが特徴のラム酒を効かせて味に深みを出し、隠し味にレモンゼストを加えて爽やかなアクセントも。そして、しっかりと焼き上げ、口に入れた瞬間、バニラの甘い香りが広がる。人気ドリンクとのセット販売も継続する。
2023年06月28日日本でも大人気の映画『プラダを着た悪魔』。アン・ハサウェイ演じるジャーナリスト志望の主人公が、鬼のように厳しいファッション誌編集長のもとで成長していく物語だ。そんな『プラダを着た悪魔』の現実版ともいえる求人が話題を呼んでいる。原作となった小説を書いたローレン・ワイズバーガーは、かつてアメリカのファッション雑誌『Vogue』で女性編集長アナ・ウィンターのアシスタントとして働いていた。アナ・ウィンターはカリスマながら非常に仕事にストイックなことで有名な人物のため、『プラダを着た悪魔』の鬼編集長のモデルではないかといわれているのだ。ワイズバーガー自身は、アナがモデルであることは否定しているものの、二人の編集長の雰囲気はあまりにそっくりである。そんななか、日本でも注目を集めているのが『Vogue』を発行するアメリカのコンデナスト社のホームページに6月13日ごろに掲載された”求人情報”だ。そこには、「Vogue編集長およびグローバルコンテンツ最高責任者のアシスタント(Assistant to the Editor in Chief- American Vogue and Global Chief Content Officer)」との記載が。つまり、アナ・ウィンターのアシスタント。まさに『プラダを着た悪魔』の主人公と同じような職種なのだ。気になる詳細はというと、勤務地はニューヨーク、仕事内容は編集長のスケジュールの調整を含む”戦略的なカレンダー管理”から始まり、電話・メール対応、会議室の予約や端末のセットアップ、資料の準備/印刷、出席者の調整など、あらゆる社内会議の手配、オフィスのメンテナンス。くわえて、「あらゆる事柄において、心の知性、判断力、思慮深さ、機密性を発揮すること」「問題を予測し、回避する能力を実証すること」他多数……。とにかく多岐にわたり“ハード”に見える。応募のための最低条件は、大学の学位、G Suiteに習熟していること、国境を越えてあらゆるレベルの人々と快適に連携できる口頭でのコミュニケーション能力、文法や校正能力など、優れた文書コミュニケーション能力、優れたマルチタスクスキルと時間管理スキル……などなど、こちらもハードルの高そうな項目がずらり。最も気になる給与については、《予想基本給は 60,000 ドルから 80,000 ドル》とのこと。1ドル141円として日本円に換算すると、年収846万~1128万円となる。SNS上でこの求人を見た日本のユーザーは、このアシスタントの給与水準に戸惑う声があがっている。《アシスタントとはいえマンハッタンでこの給料はプラダを着させてくれない悪魔なのでは……》《今の物価考えたら給与が安すぎなのではないかと思ってしまうのだが実際どうなんだろう》《NYでこの給料は安すぎでしょ》お金では得られない体験ができそうだ。
2023年06月21日稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾による『7.2新しい別の窓』(ABEMA 毎月第1日曜15:00~7.2時間生配信)。本日4日に生配信された同番組の終盤で、10月から週1回の72分番組になることが発表された。2018年から5年間続いた「ななにー」は、10月からさらにパワーアップした内容で視聴者に届ける。今までに見たことのないような面白い試みにあふれたコンテンツとなるよう、鋭意企画中だという。また7~9月は、10月から始まる新しい番組に向けた斬新な試みを企画中とのこと。
2023年06月04日稲垣吾郎と新垣結衣が出演する映画『正欲』の追加出演者が発表された。原作小説は、2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞、2013年『何者』では直木賞を受賞した朝井リョウが、作家生活10周年で書き上げた渾身の作品。家庭環境、性的指向、容姿など、様々に異なった“選べない”背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるものは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的なストーリーだ。稲垣は息子が不登校になった検事・寺井啓喜役を、新垣は特殊性癖を持つことを隠して生きる・桐生夏月役をそれぞれ演じる。今回出演がアナウンスされたのは、磯村勇斗、佐藤寛太(劇団EXILE)、東野絢香の3人。両親の事故死をきっかけに中学3年まで暮らしていた広島に戻ってきた佐々木佳道役を磯村、一見華やかな場所にいるように見えるにも関わらず、人との交流を避ける大学生・諸橋大也役を佐藤、そして大也と同じ大学に通い、学祭実行委員として大也が所属するダンスサークルにイベント出演依頼をする神戸八重子役を本作が映画初出演となる東野が務める。併せて、登場人物5人それぞれの場面写真が公開された。■磯村勇斗 コメント今回の作品では、自分の指向とは異なる人物を演じなければならなかったので、その感覚を体に馴染ませるのが難しかったです。ですが『前科者』でご一緒させていただいた岸監督とだったので、信頼しながら作り上げていきました。クランクイン前や現場で監督と話し合い、丁寧に佐々木佳道に寄り添っていきました。難しい題材ではあるものの、今の時代に問う作品になっていると思います。■佐藤寛太 コメント自分の身体の目に見えるところに傷をつけられたような、今後一生自分が向き合っていくことになるものだと気づかされた。というか知らされた、知らしめられたという感覚でした。準備期間前に自分が当たり前だと思っていた価値観が崩れる不思議な体験でした。杭を一本一本打ちながら登っていく力強さを大也に感じたから、それは誰にでもあるものじゃないから、勇気をもらうじゃないけど、今までにない感じ方をした役柄でした。岸監督の演出のなにがすごいって、遠回りをさせてくれる。簡単に答えを出さないから、遠回りして見た景色を現場の本番というゴールに来た時にもうひとつ昇華させてくれる、一緒に考えてくれる。欲しい言葉をくれるというのもあるけど、絶えず考えさせてくれるし、信頼してくれてるのがすごく分かるから、気張るという意味ではなく、応えたいと思うし、この監督が創る作品のなかで、重要なピースでいたい。と気持ちよく思わせてくれる。今回ご一緒させていただいて、ここに呼ばれるように自分を削っておきたいな、と思いました。どこかでまあこれでいいかと思わず、ずっと削っておきたいです。こんな組に携われることはなかなか無いから、ここでできることは全部出しときたいな、この作品、この役に悔いを残したく無いな。と思いました。この映画観てくれたひとがみんな傷つけばいいのに、傷ついてハッとして人にやさしくなればいいのにって思います。■東野絢香 コメント原作を読んだ時に感じた、喉の奥に広がる苦さが逃げないよう、丁寧に撮影を重ねて挑みました。全てを愛する事は、難しいです。ですが、あの日、カメラの前に立ったあの瞬間は、心からなにかを愛せたと思います。1秒1秒がスローモーションに感じたあの時間や空間を、私は生涯忘れません。この作品が、誰かにとっても、そう記憶される映画になればと、万感の思いでいっぱいです。<作品情報>映画『正欲』今秋公開予定(C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会関連リンク公式サイト::
2023年05月01日俳優の稲垣吾郎が13日、東京建物BrilliaHALLで行われた主演舞台『サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-』の取材会に出席し、舞台への思いを語った。稲垣がフランス革命期に実在した死刑執行人シャルル=アンリ・サンソンを演じる同舞台。2021年4月に初演の幕を開けるも、新型コロナウィルス感染拡大の影響によりわずか5公演で東京公演の中断、大阪公演の中止を余儀なくされた話題作が再始動する。稲垣は2年前を振り返って「本当に悔しい思いをして。この世界だけじゃなくてみんなそうだったと思いますが、突然のストップで中止になったので」と述べ、「また動き出していることがうれしく思っています」と喜び。「僕はこういう感じでひょうひょうとしていますが、舞台の上では力を入れてやっています。頭は冷静に心は熱くないといけないので、自分のペースは乱さずに」と語った。また、舞台は「自分が一番自分らしくいられる場所」だと言い、「無理もなく自由でいられる場所。いろんなエンターテインメントをやらせてもらっていますが、どうしても迷いが生まれることがあって、それは決して悪いことではないと思いますが、舞台はとても素直に自由でいられる、自分の場所だなと思います」と思いを明かした。取材会には共演の大鶴佐助、崎山つばさ、佐藤寛太も参加。稲垣は、舞台を完走したらみんなでワインを飲む会などを設けて「仲良くしたいなと思います」と話し、「不思議ですね。僕もいろんな作品の中で年下だったんですけど、いつの間にか年上に」としみじみと話していた。なお、東京公演は4月14日~4月30日に東京建物Brilia HALL、大阪公演は5月12日~5月14日にオリックス劇場、松本公演は5月20日~5月21日にまつもと市民芸術館 主ホールにて上演。
2023年04月13日俳優の稲垣吾郎が13日、東京建物BrilliaHALLで行われた主演舞台『サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-』の取材会に出席。SMAPとして活動を共にしたオートレーサーの森且行が復帰戦で勝利したことについて「『おめでとう』を伝えたい」と祝福した。2021年1月にレース中の事故で多発肋骨骨折・肺挫傷・肺血胸・骨盤骨折・腰椎破裂骨折の重傷を負った森。治療・リハビリを乗り越え、今月6日に埼玉県・川口オートレース場で802日ぶりに復帰し、勝利を飾った。稲垣は「うれしいです。若い時にずっと一緒に頑張ってきた仲間なので素直にうれしいですし、実際にお会いして『おめでとう』を伝えたいですね」と声を弾ませ、「ABEMAの番組に出ていただいたりして、その直後だったのでずっと心配していたんですけど、復帰できてよかったなと思います」と語った。復帰までの期間に連絡を取っていたのか聞かれると、「ちょこちょこかな」と答え、「グループ時代も今もそうですけど、男同士だしベタベタ連絡を取り合う感じではなかったので。心ではつながっていますし、同い年なので頑張っていきたいと思いますし、この舞台も見に来てほしいですね」と話していた。稲垣がフランス革命期に実在した死刑執行人シャルル=アンリ・サンソンを演じる同舞台。2021年4月に初演の幕を開けるも、新型コロナウィルス感染拡大の影響によりわずか5公演で東京公演の中断、大阪公演の中止を余儀なくされた話題作が再始動する。取材会には、共演の大鶴佐助、崎山つばさ、佐藤寛太も出席した。なお、東京公演は4月14日~4月30日に東京建物Brilia HALL、大阪公演は5月12日~5月14日にオリックス劇場、松本公演は5月20日~5月21日にまつもと市民芸術館 主ホールにて上演。
2023年04月13日●再びの白井晃演出に喜び「怒られながらやりたい」劇団EXILEの佐藤寛太が、14日に開幕する稲垣吾郎主演の舞台『サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-』に出演する。白井晃氏の演出ということで出演を即決し、稽古が「すごく楽しい」と充実の日々を過ごしている佐藤に、本作での役作りや白井氏の演出、稲垣との共演などについて話を聞いた。本作は、フランス革命期に実在した死刑執行人シャルル-アンリ・サンソンの物語。マリー・アントワネット、ルイ16世らの首を刎ねるという宿命に苦しみながらも人間の生死を真っ直ぐに見つめ続けた人物を、稲垣が全身全霊で演じる。2021年4月に初演の幕を開けるも、新型コロナウィルスの感染拡大の影響によりわずか数公演で東京公演の中断、大阪公演の中止を余儀なくされた話題作が再始動。今回新たに加わった佐藤は、親殺しの罪で死刑を宣告されるも、友人たちによって救い出されるジャン・ルイを演じる。――音楽劇『銀河鉄道の夜 2020』でご一緒された白井晃さんが演出を担当されるということで、演目を聞く前に「やりたいです!」と即決されたそうですね。白井さんが呼んでくださるんだったら「ぜひ!」と。うれしかったです。『銀河鉄道の夜』でご一緒したときに、演劇を何も知らない自分に一つ一つわかるまで丁寧に向き合ってくださる姿がすごくうれしかったので、今回も白井さんにガッツリ怒られながらやりたいなと思いました。――『銀河鉄道の夜 2020』では、俳優としてどんな学びがありましたか?舞台は映像と違ってカット割りがなく、役者たちが自分たちで動きながら演出をつけていく部分もあるので、感情で突っ走るというよりも、感情を腹の底、丹田のところに押し下げて、足から動くようにと、白井さんに教えていただきました。――舞台のほうが感情を爆発させて演技されるのかなと思っていました。僕もそう思っていたのですが、そうすると喉を潰してしまうんですよね。今回も感情を先に演じていたら喉の調子が悪くなってしまって。感情だけでやるとそうなってしまうので、気持ちと表現の境界線をより考えさせられるのが演劇なのかなと感じています。――白井さんの演出について、『銀河鉄道の夜 2020』のときから変わったなと感じていることはありますか?そんなに変わってない気がします。そして今回も楽しいです。――今回再び白井さんとご一緒され、舞台に限らず俳優として学びがありましたら教えてください。年に1回舞台をやらせてもらっているのですが、自分の中でお芝居を頭で考える機会になっています。自分が思いつかなかったことを白井さんや先輩の役者さんたちに言っていただき、もっと広い視野が持てるようになっていると思うので、今回もお芝居をする上でまたひとつ感覚をつかんでいけたらいいなと。白井さんの演出やご一緒させていただく先輩たちの姿を見ながら演技に関して学びを見つけられたらと思っています。○■フランス革命期に関する本を読んで役作りの参考に――いつも稽古に入るまでにどんな準備をされていますか?今回はフランス革命の時代の作品だったので、その時代に関する本を買って読みました。マリー・アントワネットとシャルル-アンリ・サンソンの本を読みましたが、舞台で起こっている事柄について詳しく知ることができました。そして、馬の蹄など蹄鉄を作るところの息子の役なので、衣装を着ていてもわかるくらい体に厚みがある、職人階級の若々しさやエネルギーを出せるように、舞台期間中も稽古期間中も体を鍛えようと思っています。――本を読むのはもともとお好きですか?そうですね。自分が興味を持って見たいと思った本や映画は、そのときに必要なものだと思って読んだり見るようにしています。今回の舞台では、死刑を宣告されて受け入れる役を演じますが、どうして死を前にして人間の尊厳や気高さを優先できるのかわからなかったので、本を読んでその当時の人たちの気持ちを知りたいと思いました。――演じるジャン・ルイについて、台本を読んで感じていた印象から、稽古が始まってから変化はありましたか?みんなで作り上げ、動きをやっていく中で、自分が想像していたものとは全然変わっていますが、最初に自分が持っていた印象に近しいところもあるので、役の解釈の振れ幅が大きくなっている気がします。ジャンとして舞台の上に立ち、誰かと相対しているときはすごく楽しくて、今日も稽古に行きたいなって、毎日稽古が楽しみです。――役とご自身の共通点はありますか?時代も背景も違うので自分と対比させることは難しいですが、若い勢いで何かを変えたいという思いは、例えば映画やドラマや演劇とかに関して、もっと「面白い」「生活の糧になる」と思ってもらいたいという思いはあります。とはいえ、フランス革命の若者たちみたいに、となると難しい気もします。でも、自分がこの状況にいたらどうなるんだろうなとは考えていきたいです。別の自分になりきるという感覚でお芝居することはあまりないので、自分の中から出していきたいと思っています。●稲垣吾郎のカメラを見て「話しかけちゃいました(笑)」――稲垣さんとの初共演はいかがですか?ずっとテレビで拝見していた方とご一緒できるという高揚感があります。すごく物腰が柔らかい方で、自分が抱いていた画面の向こうの吾郎さんのイメージよりも人柄が穏やかというか、分け隔てなく接してくださるから話しやすくて、すごく居心地のいい空間になっていると思います。――俳優の先輩として稲垣さんから刺激を受けたり、すごいなと感じたことがありましたら教えてください。初日に、本読みのあとに立ち稽古をしたのですが、吾郎さんが長セリフのシーンを台本を持たずにやられたんです。僕たちにプレッシャーを与えようとしたのではなく、座長という責任を持った上で初日にそうされたんだろうなと感じたので、すごくかっこよかったですし、ついていきたいと思いました。――現場ではどんな会話を?稲垣さんがカメラを現場に持ってこられていて、ちょうど僕が気になっている機種だったので、話しかけちゃいました(笑)。どういう写真を撮られているのかなというのも気になって。稽古場の風景も撮ってくださるなら、ピースしたいと思います!――俳優として活動を開始してから約8年。さまざまなドラマや映画などに出演し、経験を重ねられていますが、今の俳優業への思いをお聞かせください。今は目の前の作品に一生懸命なのが楽しいです。今年に入ってから1本1本に向き合う姿勢を変えようと思うようになり、自分のマインドをもっと作品にしっかり向けようとすごく意識しています。――何かきっかけがあったのでしょうか?何か一つというわけではなく、いろんな人との出会いだと思います。いろんな人と出会って、いろんなことを話していく中で、自分は真摯に向き合っていたつもりだったけど、自分が気持ちよくなっていただけなのではないかなと振り返ったり。小さい出来事が積み重なって変わっていったのだと思います。今はとにかく、作品に一筋になることが大事だと思っていて、仕事が楽しいし落ち着いているなと思います。■佐藤寛太(さとう・かんた)1996年6月16日生まれ、福岡県出身。劇団EXILEのメンバーとして、2015年より映像・舞台に多数出演。近年の主な出演作に舞台『怖い絵』(22)、映画『Blind Mind』(23)、ドラマ『結婚するって、本当ですか』(22/Amazon Prime Video)、『テッパチ!』(22/フジテレビ)、『あせとせっけん』(22/MBS)など。■舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』東京公演:4月14日~4月30日 東京建物Brilia HALL、大阪公演:5月12日~5月14日 オリックス劇場、松本公演:5月20日~5月21日 まつもと市民芸術館 主ホールヘアメイク:Emiyスタイリスト:平松正啓
2023年04月12日贅沢な小旅行穏やかな春を感じさせる日でした。40階にあるレストランからは、東京のビル群が広く見渡せます。席に着くと、今日はシャンパーニュだけで料理の流れを構成するということで、「ベレッシュ・エ・フィス」のリストが配られました。「ベレッシュ・エ・フィス」はモンターニュ・ド・ランスで一番標高の高い1級リュード村で1847年より続く醸造家です。そして今回は5代目ラファエル・ベレッシュさんが来日し、自社のシャンパーニュを「ビオデナミで自然な味わいとテロワールを感じてもらうため、マロラティック発酵せずドサージュも最小限。ピュアな果実味を感じていただけるのでは」と説明してくれました。田中一行シェフのレストラン【racine】も近いことですから、シャンパーニュ地方のテロワールを感じるにはいい組み合わせです。さて、アペリティフとして出てきたのが、両シェフによるレンズ豆のシリーズでフムス、キャビア、チュールにはアマゴの畳イワシが添えられ、それとホロホロ鳥のタルトレット。シャンパーニュはピノノワール、ムニエ、シャルドネで構成されるブリュット・レゼルブのマグナムが注がれます。マグナムは瓶内の空気量が通常より多く熟成がゆっくりなのでよりおいしく感じます。アミューズはパースニップとセップを使った小皿と、もうひとつはタラバガニ。ボイルしたタラバガニにビネグリット、ヨーグルト、バジルのソース。これは田中シェフの手になるものです。田中シェフは、フランスで日本人として史上最年少でミシュラン2つ星に輝いた人で、ランスでは基本その土地のもの、大量流通しない地元の小規模生産者の食材やお酒を使うことで高い評価を受けています。綺麗な一皿です。蟹の香りが立ち上がります。合わすのはロゼ・エクストラ・ブリュット・カンパニア・レメンシス2018。タラバガニの凝縮した旨さを若々しいロゼが引き立てます。アントレはバターソテーしたホタテのポアロソース。トリュフの香りに包まれています。白そばの実が粘り気を出し、エシャレットとからんで面白いテクスチャーです。これはマルコンシェフのスペシャリテだとか。マルコンシェフはキノコの魔術師とか秘境の3つ星とか言われています。人口200人ほどのオーヴェルニュの小さな村に世界中の食通を呼べる実力者で、地元の伝統を重んじ、サステイナブル・キュイジーヌにも積極的です。シャンパーニュは、エクストラ・ブリュット・ル・グラン・プルミエクリュ2014。シャルドネとピノノワールですが、白亜の土壌のしっかりしたミネラル感がホタテによく合います。ヒラメの料理とウサギの料理が出るから、それに合わせてほしい、とエクストラ・ブリュット・アイ・グランクリュ2014が出されます。アイは村の名前で、ここのグランクリュを購入してつくった代表作のシャンパーニュです。ピノノワール80%、シャルドネ20%のパワフルなもの。「貝を煮詰めたブイヨンを感じる」とベレッシュさん。確かにマリンアロマのようなものを感じます。ヒラメの料理は田中シェフのもの。野菜の彩りが美しく、バターナッツのソースが薫り高く、どこかフランスの郊外の田園風景と重なってきます。田中シェフのレストラン【racine】では1回の食事で25皿ほどの料理を出し、月に一度そのメニューを変えるのだとか。またひと月のなかで日々変わっていくものも多いため、あえてスペシャリテのようなものは用意しないそうです。ウサギの料理はマルコンシェフのもの。竹串には肝臓、腎臓が。肩から腰にかけての肉はほうれん草に包まれ、円柱状に盛り付けられた肩肉など、あらゆる部位が雑穀の上で一体化して表現されています。これも同様に田園風景が広がります。そこにグランクリュを合わせます。これも素晴らしい土壌のなせる業でしょう。複雑味が豊かで余韻があります。テロワールとともに生きるそしてメインはうずらの料理です。田中シェフの手になるもの。美しいトリュフを纏い、優しい香りが立ち上がります。そこにブリュット・ルフレ・ダンタンのマグナム。「祖父の時代からつくっている手法でつくっています。熟成期間も短くすっきりしていますが、これがこの土地の昔ながらのシャンパーニュなんです」とベレッシュさん。テロワールとともに生きた生産者へのオマージュですね。温かく柔らかなうずらの料理に寄り添います。食事の余韻を残しながらのデセールは2品。パイナップルとココナッツの一皿と、林檎とモリーユの一皿。モリーユのデセールは珍しいかもしれません。蜂蜜でコンポートした林檎にモリーユが添えられ、マスカルポーネ、林檎のソルベ、栗のチュイル。モリーユのリキュールが添えられます。これも野趣に富むフランスの田園を感じます。ミルクリキュール、セップのマカロン、チョコレートタルト、林檎とライムなどミニャルディーズとコーヒーをいただいたころには、もう陽が傾き始めていました。厨房での作業を終えたシェフが出てきて、話を聞きました。午後の豊かな数時間、シャンパーニュとオーヴェルニュをめぐる小旅行でした。ベッラ・ヴィスタ【エリア】永田町【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】6,000円 ~ 7,999円【ディナー平均予算】20,000円 ~ 29,999円
2023年03月28日京菓子・亀屋良長は、春限定の和菓子を亀屋良長 本店や亀屋良長 ジェイアール京都伊勢丹店ほかにて発売。“苺や桜”を使った春限定の和菓子京菓子・亀屋良長から、心華やぐ春にぴったりな、苺や桜を使用した和菓子がお目見え。中でも注目なのは、“いちご⼤福”をイメージした「いちご摘み」だ。“いちご⼤福”をイメージした羊羹ホワイトチョコレート⼊りの⽩⽺羹の上に、もっちりとした⾷感の「餅⽺羹」をセット。さらに、甘みと酸味のバランスが絶妙な苺「紅ほっぺ」やミカン、⽩桃を重ねて琥珀羹を流し⼊れた、見た目にも華やかな和菓子となっている。人気の「スライスようかん」に甘酸っぱい“ベリー味”また、パンに乗せ、トーストして楽しむシート状の羊羹「スライスようかん」に、春限定のベリー味「スライスようかん 春のベリー」が仲間入り。ようかんは、いちごとラズベリーを⽩あんに合わせた「ベリー⽺羹」と丹波大納言小豆を使用した「⼩倉⽺羹」の半分ずつとなっており、1枚で2つの味を楽しめるのが嬉しい。本物の“桜”を閉じ込めた羊羹「円⼭の桜」は、本物の“桜”を閉じ込めて、京都の桜景⾊を表現した和菓子だ。桜の塩漬け⼊りの餅⽺羹の上に、琥珀羹を流して、花びらをかたどった美しい⽺羹を浮かべている。桜型の和三盆の詰め合わせなどそのほか、桜の焼印入りのしっとりとした焼き菓子「烏⽻⽟まんじゅう さくら」や桜型の和三盆を詰めた「暦 花⾒⽉」など、春に味わいたい品々がラインナップする。【詳細】亀屋良長 春限定の和菓子販売期間:〜2023年4⽉中旬「スライスようかん 春のベリー」は3⽉15⽇(水)より店頭販売開始。取扱店舗:亀屋良長(本店、ジェイアール京都伊勢丹店)、高島屋京都店、大丸京都店、公式オンラインショップ※⾼島屋京都店、⼤丸京都店は⼀部商品のみの販売商品例:・いちご摘み 1,296円・スライスようかん 春のベリー 594円( 2枚入)・円⼭の桜 1,080円・烏⽻⽟まんじゅう さくら 195円(1個)・暦 花⾒⽉ 1,080円
2023年03月16日2022年の暮れ、コペンハーゲンを旅しました。コペンハーゲンはいまや世界の食通が集う場所で、日本でも有名な【Noma(ノーマ)】をはじめ、世界のベストレストランの常連がこの小さなエリアに集まっています。(ちなみに2022年のランキングでも【Geranium(ゲラニウム)】(1位)、【Alchemist(アルケミスト)】(18位)、【Jordnær(ヨーネア)】(38位)はコペンハーゲンにあるレストランです)。今回の旅では【ノーマ】、【ゲラニウム】、【アルケミスト】で食事することができました。それぞれ個性的で時代をリードするレストランですが、ここでは【ノーマ】のランチ風景を綴ろうと思います。レネ・レゼッピ・シェフとの再会北欧料理を世界的に有名にし、多くの影響を与え続けてきた【ノーマ】は、レネ・レゼッピさんという革命的なシェフが率いる新北欧料理(ニュー・ノルディック・キュイジーヌ)のお店です。8年前に東京でポップアップをしたときには、生エビに蟻を乗せ、高級レストランで蟻を食べさせるのか、と話題になりました。おりしも2023年3月に京都でのポップアップ(エースホテル京都)を発表したばかりでしたので、そんな話も聞けたらいいなと思い、出かけたのです。市内からバスに乗り、少し早く着いたらウエイティング・ルームでちょうどレネ・シェフが暖炉に焚火をくべているところで、8年前の東京の話などすることができました。レネさんは当時すごく尖がっている印象でしたが、久しぶりにお会いしたら随分落ち着いた感じになっていました。テーブルに案内されてからも、しばらく彼は私のテーブルで話をしてくれました。京都に行くのがすごい楽しみだと彼は繰り返し、8年前の蟻のようなサプライズは?との問いには、笑って答えません。でもきっと何かやってくれるんでしょうね。2022年冬のランチメニューよりさて、ランチメニューは「Game & Forest Season 2022」というもので、初冬の北欧の森の柔らかな光の中を散策しているような構成でした。トナカイのハツ(心臓)という【ノーマ】らしい小品からのスタートです。照り焼きテイストでソースもマヨネーズ風なので、わかりやすいおいしさです。以下、写真とともに流れを見てください。そしてすぐに頭骸骨に入ったカスタードソースに花粉を詰めたもの。これは日本の【Inua(イヌア)】でいただいた味を髣髴とさせます。次は夏に取ったフルーツを乾燥させたものを戻して野兎のオイルを添えたもの。次はトナカイのシビレ(胸腺)と苔を揚げたもので、添えられたカシスのソースも素晴らしく、シビレのふわっとパリっとした食感とソースの甘みにうっとりしてしまいます。ワインのセレクトも好みでした。ジュラのワインをいただき、クリスティアン・チダ のヒンメル・アウフ・エルデンも登場。次はノロジカのサンドウィッチ、蜜蝋入り。冷たいスープは苔などの森のエキス。甘みのある肉サンドに寄り添います。これもNomaっぽいトナカイのラグー、ペニス入りです。ハーブが強く刺激的。【イヌア】のシェフだったトーマスさんもこちらに戻っていて、テーブルに来てくれ、再開の握手をします。さっきの頭骸骨料理はやはり彼の手になるものでした。次は、昆布かと思いきや、うずらの卵を野草の酢漬けでくるんだもの。野沢菜のような感じ。ここからトーンが少し変わってきました。そしてカボチャを鰹節のように料理したもの、白スグリソースです。これから2つはデザートっぽい感じです。マリネしたヘーゼルナッツとキャビアに、もうひとつは伝統的なタコ焼きのようなデザートをアレンジし、熊肉で皮をつくったもの。ハーブの香りにつつまれて優しい食感です。そしてバラの果実やリンゴの昆布茶漬け。そしてまた肉に戻ります。メインは名物の鴨料理。日本酒・鍋島を合わせてくれました。トリュフ香のする日本料理の趣です。手でソースを付けて口に入れると、鮨をいただくような感じになるから不思議です。もうひとつの肉料理は、ノロジカのグリル。これが締めになりました。デザートは2品。クランベリー、プラムとアイスクリーム・ソース。芥子の実が入っています。もうひとつはトナカイの血の入ったキャラメル。コーヒーをいただきます。残念なお知らせが落ち着いたころ、日本人でスーシェフをつとめる高橋惇一さんがテーブルに来てくれて、ラボなど案内してくれました。優雅で気持ちのいい昼下がり、森のエキスをいっぱい吸った気分です。それからしばらくして【ノーマ】が閉店する知らせが届きました。これだけのクオリティのものを維持していくことの難しさを、改めて知らされた気もします。これからは形態を変えての再出発となるのでしょうが、賛否両論さまざまに語られてきた【ノーマ】。さすがに閉店となると寂しいです。即日完売したと言われる京都のポップアップは、きっとファインダイングの歴史に残るイベントになるのでしょうね。
2023年02月23日3月17日(金) より全国公開される映画『長ぐつをはいたネコと9つの命』より、“長ぐつをはいたネコ”プスの軌跡を振り返る特別映像が公開された。本作は、『シュレック』シリーズから飛び出した、帽子に羽根飾り、マントと長ぐつがトレードマークのレジェンド剣士ネコ“プス”を主人公とした映画『長ぐつをはいたネコ』シリーズの第2弾。先駆けて公開を迎えた各国での世界累計興行収入は4億ドルを突破(約540億円 ※1ドル=135円換算)し、第80回ゴールデングローブ賞(アニメ映画賞)、第50回アニー賞(作品賞)、第95回アカデミー賞(長編アニメ映画賞)にもノミネートされた。日本語吹替版には、キレキレでモフモフな賞金首のレジェンド剣士プス役を山本耕史、プスの元カノで今は気まずい関係のキティ役を土屋アンナ、プスの敵キャラで「3びきのくま」を引き連れた女の子・ゴルディ役を中川翔子、冒険仲間となるネコに変装したイヌのワンコ役を小関裕太、ゴルディの“弟”くまのベイビー・ベア役を木村昴、鋭い眼光でプスを狙う賞金稼ぎ・ウルフ役を津田健次郎が演じるなど、個性豊かなキャラクターたちにピッタリの豪華キャストが集結している。映像は、「俺様が何者か知らないだって? 仕方ない……教えてやるとするか」という言葉に続き、グラス一杯のミルクをペロペロとあおって「“長ぐつをはいたネコ”だ!」と言い放つ主人公プスの姿から幕を開ける。プスの名が世界中に知れ渡るきっかけとなったのは、「シュレック」シリーズの第二弾『シュレック2』(04)。続編ではシュレックの退治を目的として初登場し、シュレックを退治するどころか早々に捕まえられてしまうも殺されることなく命拾いをさせてもらいシュレックに忠誠を誓った。プスはそのまま仲間の一員となり、“凄腕の泥棒猫”である自らのスキルや、持ち前のキュルルンお目目を駆使しながら冒険の手助けをしていく。すっかりシュレックたちと家族のような絆を作り上げたプスは『シュレック3』(07) にも登場。再び旅に出ることになった一行はその途中で出会った魔術師マーリンに魔法をかけられ、ドンキーとプスの身体が入れ替わるというハプニングに見舞われる。「もう二度とこの肉体を失うもんか!」と振り返るプスのナレーションに続いて映像に映し出されるのはまんまるに太ったボディとピンク色の首輪でインパクト抜群の長ぐつをはいたネコの姿。これにはプスも「おっと……! 無理だった」と苦笑い。シリーズ最終章の『シュレック フォーエバー』(10) では、シュレックがペテン師に騙されて“別次元”に飛ばされてしまう展開が描かれる。そこでは誰かの飼い猫になり、わがままボディへと変貌した“別次元”のプスが登場。見た目や身分が変わってもロマンスの専門家としての頭脳は健在で、シュレックとフィオナの愛を見抜くほか、わがままボディを携えながらのアクションやダンスもこなしていく。単独作品『長ぐつをはいたネコ』(12) では、プスがシュレックに出会う前へと遡り、捨てネコだったプスを拾った人間のママとの思い出、トレードマークである長ぐつに隠されたエピソードや幼なじみのハンプティ・ダンプティとの固い友情、そして“スリの天才”のネコ・キティとの出会い、さらには街の滅亡を阻止したプスが英雄ネコとして親しまれるようになっていく過程など、プスの知られざる過去が描かれる。最新作では、9つあった命がうっかりラスト1となったプスが命の惜しさから長ぐつとマント、そして帽子と剣を封印し、ただの家ネコになってしまうというまさかの展開に。しかし、どんな願い事も叶う「願い星」の存在を聞いたことで再奮起し、プスのラス1の命を狙う賞金稼ぎのウルフや願い星を追うライバルたちに邪魔されながらも、道中で出会ったネコに変装したイヌのワンコと元カノのキティとともに「願い星」を探す大冒険へと飛び出す。「長ぐつをはいたネコ」のれきし<作品情報>『長ぐつをはいたネコと9つの命』2023年3月17日(金) 全国公開監督:ジョエル・クロフォード本国声の出演:アントニオ・バンデラス、サルマ・ハエック日本語吹替版キャスト:山本耕史、土屋アンナ、中川翔子、小関裕太、木村昴、津田健次郎【ストーリー】長ぐつをはいたお尋ね者の賞金首ネコ、プス。剣を片手に数々の冒険をし、恋もした。でも気付いたら、9つあった命はラスト1に。急に怖くなり、賞金首のレジェンドの看板を下ろして家ネコになることにしたが、プスを狙う敵の急襲で、平和な生活は壊される。そんな時、どんな願い事も叶う「願い星」の存在を聞き、再奮起。命のストックを求める旅の道中、プスが出会ったのは、ネコに変装したイヌのワンコと、かつて結婚も考えた気まずい元カノ・キティ。そこに、「願い星」の噂を聞きつけた手強い奴らもモチロンやってきて、前途多難な予感しかない。やれやれ、次死んだら、ほんとに終わりなのに。うっかり死ねない大冒険が 今、幕を開ける。公式HP:公式Twitter:公式Instagram:
2023年02月22日稲垣吾郎主演舞台『サンソン —ルイ16世の首を刎ねた男—』が2023年4月14日(金)から4月30日(日)まで東京建物 Brillia HALLで上演され、その後、大阪公演、松本公演を実施。チケット一般発売日は、東京公演は3月26日(日)、大阪・松本公演は4月9日(日)を予定している。稲垣吾郎主演舞台『サンソン』再始動舞台『サンソン —ルイ16世の首を刎ねた男—』は、18世紀のフランス・パリに生きた、実在の死刑執行人シャルル=アンリ・サンソンの数奇な運命を描いた物語。劇中では、彼の眼差しを通して、王族、貴族、革命家、一般庶民にいたるまで、フランス革命にかかわった多くの人間たちの理想や挫折、生きざまが描かれている。2021年4月に初演の幕を開けるも、わずか数公演で東京公演の中断、大阪公演の中止を余儀なくされた『サンソン —ルイ16世の首を刎ねた男—』が、待望の再始動を迎える。〈舞台『サンソン —ルイ16世の首を刎ねた男—』あらすじ〉物語の主人公は、パリで唯一の死刑執行人であり、国の裁きの代行者 “ムッシュー・ド・パリ”と呼ばれる誇り高い男、シャルル=アンリ・サンソン。市中で最も忌むべき“死刑執行人”と知らずに、騙されて一緒に食事をしたと主張する貴婦人が起こした裁判で、彼は処刑人という職業の重要性と意義を裁判長・判事・聴衆に説き、勝利を手にする。父の仕事を受け継ぎ、処刑人としての使命・尊厳を自ら確立しつつあったシャルルだが、ルイ15世の死とルイ16世の即位により、フランスは大きく揺れはじめる。自分の前に次々と罪人が送り込まれてくる現実に、慈悲の精神を持つシャルルは、自身の仕事の在り方に疑問を募らせていくのだった。そんなある日、蹄鉄工の息子ジャン・ルイが、恋人エレーヌに横恋慕した父を殺める事件が発生。その死は実際には事故によるものだったが、「親殺し」の罪は免れず、ジャン・ルイは車裂きの刑を宣告されてしまう。しかし、彼の友人たちがジャン・ルイの奪還を企てて成功。この顛末を目の当たりにしたシャルルは、国家と法、刑罰のあり方について、思考を深めることに。さらに、若きナポレオン、医師のギヨタンら、新時代のキーマンとなる人々とも出会い、シャルルの心はよりいっそう揺さぶられるのだった。登場人物■シャルル=アンリ・サンソン…稲垣吾郎18世紀のフランス・パリに生きた、冷静と情熱を併せ持った実在の死刑執行人。死刑廃止論者としての死刑制度に対する葛藤があった人物でもあり、せめて誰にでも平等に苦痛を感じさせない死をもたらそうと、ギロチン(断頭台)の発明にも尽力した。しかし、絶対王政の崩壊、急進派と穏健派の分裂、ロベスピエールによる恐怖政治と揺れ動くフランス革命期にあって、完成&実用化されたギロチンは、処刑の名の下に多くの人間の死を量産する道具ともなった。演じるのは初演に引き続き稲垣吾郎。大きな時代の変化を見つめる知性と冷静沈着さを保ちつつ、その内面に息づく人間性、信念、情熱をも感じさせる多面的なサンソン像で初演時に深い印象を残した稲垣が再びシャルル=アンリ・サンソン役に挑戦する。・ルイ16世…大鶴佐助フランス革命のいちばんの当事者。・トビアス・シュミット…崎山つばさジャン・ルイの友人で職人。刑場からのジャン・ルイ奪還を目論み、成功する。・ジャン=ルイ・ルシャール…佐藤寛太蹄鉄工の息子。恋人エレーヌに横恋慕した父を殺める事件を起こしてしまう。・ナポリオーネ・ブオナパルテ…落合モトキ新時代のキーマンとなる人物。・ルイ=アントワーヌ・サン=ジュスト…池岡亮介後に革命家となる人物。トビアス・シュミットと一緒に、ジャン・ルイ奪還を企てる。・エレーヌ…清水葉月ジャン・ルイの恋人。・デュ・バリー夫人…智順・マチュラン・ルシャール、アントワーヌ・ルイ博士…春海四方・グロ…有川マコト・ラリー=トランダル将軍…松澤一之・ジョゼフ・ギヨタン…田山涼成ギロチンの発案者。医師。・シャルル=ジャン=バチスト・サンソン…榎木孝明シャルル=アンリ・サンソンの父親。息子に処刑人という仕事を引き継ぐ。白井晃&中島かずき&三宅純が再集結演出は白井晃、脚本は劇団☆新感線座付作家の中島かずき、音楽は三宅純が担当。英仏の百年戦争を舞台に、歴史の奔流に飲み込まれていくヒロインを描いた舞台『ジャンヌ・ダルク』、楽聖ベートーヴェンの半生を音楽と共に描いた舞台『No.9—不滅の旋律—』、そして『サンソン —ルイ16世の首を刎ねた男—』と、3度にわたり実在の人物を題材とした歴史劇を創作してきた彼らがドラマティックな劇空間を作り上げる。【詳細】舞台『サンソン —ルイ16世の首を刎ねた男—』演出:白井晃脚本:中島かずき音楽:三宅純出演:稲垣吾郎、大鶴佐助、崎山つばさ、佐藤寛太、落合モトキ、池岡亮介、清水葉月、智順、春海四方、有川マコト、松澤一之、田山涼成、榎木孝明、今泉舞、岡崎さつき、小田龍哉、加瀬友音、木村穂香、久保田南美、熊野晋也、斉藤悠、髙橋桂、チョウ ヨンホ、中上サツキ、中山義紘、奈良坂潤紀、成田けん、野坂弘、畑中実、古木将也、村岡哲至、村田天翔、ワタナベケイスケ、渡邊りょう原作:安達正勝『死刑執行人サンソン』(集英社新書刊)坂本眞一 『イノサン』に謝意を表して<公演情報>・東京公演期間:2023年4月14日(金)~4月30日(日)会場:東京建物 Brillia HALL住所:東京都豊島区東池袋1-19-1・大阪公演期間:2023年5月12日(金)~5月14日(日)会場:オリックス劇場住所:大阪府大阪市西区新町1-14-15・松本公演期間:2023年5月20日(土)~ 5月21日(日)会場:まつもと市民芸術館 主ホール住所:長野県松本市深志3-10-1<チケット情報>チケット料金(全席指定):S席13,500円 A席10,000円/(松本公演のみ)B席 7,500円チケット一般発売日:・東京:3月26日(日)10:00予定・大阪・松本:4月9日(日)10:00予定※まつもと市民芸術館チケットセンターの発売は4月15日(土)10:00を予定している。※未就学児入場不可※チケットは一人1枚必要。※車椅子での来場希望者は、対応台数に限りがあるため、チケット申し込み前に問い合わせ先まで要連絡。万が一、スペースを確保できない場合は、自席鑑賞となる。※営利目的の転売は禁止。※公演中止の場合を除き、払い戻し不可。※本公演では配信の予定はない。【問い合わせ先】・東京公演:キョードー東京TEL:0570-550-799(平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)・大阪公演:大阪公演事務局TEL:0570-666-898(11:00~18:00 日・祝除く)・松本公演:サンライズプロモーション北陸(新潟)TEL:025-246-3939
2023年02月17日18世紀フランス・パリに生きた実在の死刑執行人、シャルル=アンリ・サンソンの物語を、稲垣吾郎主演、中島かずき(劇団☆新感線)脚本、白井晃演出、三宅純による音楽で描いた舞台『サンソン ールイ16世の首を刎ねた男ー』の“再始動”が決定。キャスト、スタッフのコメントも寄せられた。本作は2021年4月に初演の幕を開けるも、新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、わずか数公演で東京公演の中断、大阪公演の中止を余儀なくされた。演出の白井は「私は、今回の公演を再演とは捉えていない。あの日の憤りからこの作品はずっと続いている。だから、再演ではなく再始動である」と今回の上演に向けて複雑な胸の内を語る。稲垣は「再始動の話を聞いたときは素直に嬉しく思いました」と喜びを語りつつ、「色々なお仕事をさせていただく中で、舞台は自分が自由に羽ばたけるような貴重な場所です。初演時は中止になってしまった公演も多く、ご来場が叶わなかったお客様もいらっしゃると思います。今回は多くのお客様と時間を共有できることを楽しみにしています」と初演時の悔しい想いも滲ませる。今回の“再始動”にあたり、稲垣が演じるシャルル=アンリ・サンソンを取り巻くキャストには、フレッシュな面々が揃う。フランス革命のいちばんの当事者であり、サンソンの敬愛の対象でもあるルイ16世役に蜷川幸雄演出『盲導犬』で舞台デビューを飾り、近年もウィル・タケット、鄭義信、ノゾエ征爾ら個性豊かな演出家から愛され続ける大鶴佐助が新たに挑むほか、2.5次元舞台から映画、テレビドラマへと活躍の幅を広げ独自の存在感を放つ崎山つばさ、劇団EXILEのメンバーで映画、ドラマと多くの話題作への起用が続く佐藤寛太、2.5次元舞台から翻訳劇までさまざまな舞台でキャリアを重ね進化を続けるD-BOYSの池岡亮介が加わり、革命期の青年たちを演じる。初演メンバーからは、数多くの映画、ドラマでキャリアを築き、話題作への出演を続ける落合モトキ、舞台はもちろん映画やドラマでも着実に存在感を示す清水葉月が続いて出演。さらに、ギロチンの発案者で医師、ギヨタン役には、重鎮・田山涼成、シャルルの父親とロベスピエールの二役には榎木孝明も続投、若者たちの群像劇に奥行きをもたらす。舞台『サンソン ールイ16世の首を刎ねた男ー』のは4月に東京・東京建物 Brillia HALLにて。その後5月に大阪・長野での公演を予定している。舞台『サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-』キャスト(上段左から、稲垣吾郎、大鶴佐助、田山涼成、榎木孝明、下段左から、崎山つばさ、佐藤寛太、落合モトキ、池岡亮介、清水葉月)<キャスト・スタッフコメント全文>■稲垣吾郎(シャルル=アンリ・サンソン役)『サンソン』再始動の話を聞いたときは素直に嬉しく思いました。白井さん、中島さん、三宅さんという素晴らしいクリエイターの方たち、そしてフレッシュなメンバーも加わるキャストの皆さんと、改めてこの作品に向かい合えることに感謝しています。“死刑執行人”という非情な宿命を背負ったサンソンに再び向き合い、彼のような人物がいたという事実を、舞台を通して皆様に伝え、未来に繋げていければと思っています。色々なお仕事をさせていただく中で、舞台は自分が自由に羽ばたけるような貴重な場所です。初演時は中止になってしまった公演も多く、ご来場が叶わなかったお客様もいらっしゃると思います。今回は多くのお客様と時間を共有できることを楽しみにしています。■白井晃(演出)2021年4月の突然の中断から2年。再び『サンソン』が動き出す。私は、今回の公演を再演とは捉えていない。あの日の憤りからこの作品はずっと続いている。だから、再演ではなく再始動である。2年間という時間の中で私たちは多くのことを学んだ。不安の蔓延、虚偽と真実の不確かさ、価値の変化。だからこそ、今、フランス革命の中心にいて、時代の波に翻弄されながらも、使命を全うすることで自己の存在を見出そうとした「サンソン」の姿が崇高に思えてくるのだ。■中島かずき(脚本)『サンソン』が再始動する。2021年に唐突に中断され、その公演の大半を中止せざるを得なくなり、それでもなんとか神奈川公演で大千穐楽にだけはたどり着けた。だが、そこにいた誰もが不完全燃焼な思いを胸に「もう一度」と熱く願っていた作品だ。2年の時を経て、新しいメンバーを加えて、ようやく胸の燻りに火をつけることができる。暗く辛い時代の重い使命を抱えた男の物語だが、しかし、その炎があれば、闇の先の光にまでたどりつけると信じている。■三宅純(音楽)世襲の『死刑執行人』という宿命、動乱の時代がもたらす過酷な試練、シャルル=アンリ・サンソンをめぐる数奇な史実を知って、僕は震撼した。彼が責務を執行した現場の多くは、パリの住まいから徒歩圏にあり、街が今までとは違って見えてきた。サンソンの生きた時代、カオスとデカダンス、彼の美学とリリシズムを、白井晃さんの音楽構成案に繰り返し登場する「重低音」というキーワードと、どのように交差させるべきか、試行錯誤したのが今回のスコアだ。この作品の初演はコロナ禍に翻弄され、余儀なく中断されたが、僕にはそれすらも物語の背景にある動乱の時代の事象に見えてきてしまっていた。今回の再演に際しては、中断された悔しさのエネルギーが昇華され、さらに凄みのある舞台になることを期待している。<新キャスト>■大鶴佐助(ルイ16世役)フランスには友人も多く、実際にフランス人を演じたこともあり、縁深いものを感じています。フランス革命という歴史の象徴でもある題材、そして首を切られてしまうルイ16世の心情などまだまだ未知の部分も多く、改めて勉強してお稽古に入りたいと思っています。■崎山つばさ(トビアス・シュミット役)お話をいただいたときは喜び、不安、緊張、楽しみなどが入り混じり、背筋が伸びる思いでした。18世紀という特別な世界観に入り込めることにワクワクしています。多くのことを吸収して1日も早く馴染めるように稽古に励んでいきたいと思っています。■佐藤寛太(ジャン=ルイ・ルシャール役)『銀河鉄道の夜』でご一緒させていただいた白井さんの演出ということで、演目を聞く前に「やりたいです!」と伝えました。初日から千穐楽に向けて変化することを楽しみながら、たくさん怒られて成長していきたいと思います。■池岡亮介(ルイ=アントワーヌ・サン=ジュスト役)今回のような時代の作品に出演するのは初めてですが、物語の裏側を探ることが好きなので“死刑執行人”という題材に隠されている見えない部分を追求できればと思っています。役者の心情までしっかり見てくださる白井さんの期待に応えられるよう、嘘のない演技をお見せしたいです。<公演情報>舞台『サンソン ールイ16世の首を刎ねた男ー』出演:シャルル=アンリ・サンソン稲垣吾郎ルイ16世大鶴佐助トビアス・シュミット崎山つばさジャン=ルイ・ルシャール佐藤寛太ナポリオーネ・ブオナパルテ落合モトキルイ=アントワーヌ・サン=ジュスト池岡亮介エレーヌ清水葉月デュ・バリー夫人智順マチュラン・ルシャール春海四方アントワーヌ・ルイ博士/グロ有川マコトラリー=トランダル将軍松澤一之ジョゼフ・ギヨタン田山涼成シャルル=ジャン=バチスト・サンソン/マクシミリアン・ロベスピエール榎木孝明今泉舞岡崎さつき小田龍哉加瀬友音木村穂香久保田南美熊野晋也斉藤悠髙橋桂チョウ ヨンホ中上サツキ中山義紘奈良坂潤紀成田けん野坂弘畑中実古木将也村岡哲至村田天翔ワタナベケイスケ渡邊りょう演出:白井晃脚本: 中島かずき(劇団☆新感線)音楽:三宅純【東京公演】2023年4月14日(金)~4月30日(日)会場:東京建物 Brillia HALLチケット一般発売日:3月26日(日)10:00予定【大阪公演】2023年5月12日(金)~5月14日(日)会場:オリックス劇場チケット一般発売日:4月9日(日)10:00予定【松本公演】2023年5月20日(土)~5月21日(日)会場:まつもと市民芸術館 主ホールチケット一般発売日:4月9日(日)10:00予定公式ホームページ:
2023年02月14日京菓子・亀屋良長から、2023年バレンタインに向けた新作菓子が登場。亀屋良長 本店や亀屋良長 ジェイアール京都伊勢丹店ほかにて発売される。亀屋良長の2023年バレンタイン2023年の亀屋良長のバレンタインは、ユニークでほっこりする菓子7種が揃う。中でも、お湯を注ぐとホットココアになる和菓子「chocolat 笑(ショコラショー)」には注目だ。ココアの干菓子は、100年以上前の“犬型”を使用してつくられたかわいらしいフォルム。スキムミルクでできた竹の干菓子と一緒にお湯を注ぐと、ミルキーなココアが完成する。人気No.1「スライスようかん」に限定のカカオ味亀屋良長で人気を誇る「スライスようかん」には、バレンタイン限定のカカオ味を用意。ようかんをパンにのせてトーストすると、とろっと溶けてフォンダンショコラのような味わいだ。ようかんは、インド産カカオ&定番の丹波大納言小豆を使用した小倉の半分ずつになっており、1枚で2つの味を楽しめる。その他には、カカオやホワイトチョコレートと掛け合わせて生まれた、「cube チョコレート小餅」や「カカオ豆羊羹」、「ほのほの 黒糖ショコラ」などのバレンタイン和菓子がラインナップする。【詳細】2023年バレンタイン菓子販売期間:~2023年3月下旬販売店舗:亀屋良長(本店、ジェイアール京都伊勢丹店)、高島屋京都店、大丸京都店、公式オンラインショップ※高島屋京都店、大丸京都店は一部商品のみの販売。商品例:・chocolat 笑(ショコラショー) 1組 648円・スライスようかん CACAO 2枚入 594円・cube チョコレート小餅7個入 864円・カカオ豆羊羹1箱 1,728円・ほのほの 黒糖ショコラ1個 216円
2023年02月03日俳優で歌手の香取慎吾が21日・22日、東京・有明アリーナでLIVE「Black Rabbit」東京公演を開催した。有明アリーナは、昨年8月24日に稲垣吾郎・草なぎ剛とともにIPC特別親善大使として「東京2020パラリンピック1周年記念イベント」に参加して以来2度目となるが、ソロでは初のアリーナクラスでのライブ開催となった。この記事では22日のライブの模様を紹介する。スクリーンに映像が流れた後、「Metropolis」で幕を開け。4曲目の「I’m so tired」で花道を通ってセンターステージに移動するなど、センターステージも用いてパフォーマンスした。そして、「皆さんこんにちは! ようこそ『Black Rabbit』in 有明アリーナ!」と挨拶し、「楽しい! 最高! こんな大きいところで1人でライブをする日が来るとは」としみじみ。1階席のファンから4階席のファンまで、それぞれに話しかけてやりとりを楽しんだ。ダンサーとともにキレのあるダンスを披露していく香取。大人の恋愛模様をテーマにした「こんがらがって」では、色気漂うパフォーマンスを届けた。大汗をかいて「汗でおぼれそうだぜ!」と笑顔を見せる香取。「最高の景色です。こんなに大きな会場で1人でライブする日が来るなんて感激です。ありがとう」と感謝すると温かい拍手が起こった。また、「さっき吾郎ちゃんから電話があって……」と切り出すと、21日のライブに稲垣が来場していたことを告白。「終わったあとにスタッフから聞いて。僕も聞いていたはずなのに、いっぱいいっぱいだったのかな、稲垣吾郎が来ていたことを忘れていた」と話して笑いを誘った。そして、「電話があることってほとんどないんですけど、『よかったよ』と。『あの曲で泣けたよ』とか『素晴らしいショーだった』と褒めてくれました」とうれしそうに話し、「『自分のほうを見て手を振ってくれる、うれしい思いってこういう感じなんだってわかった』と。いまさら(笑)。だからこれからは稲垣吾郎がたくさん手を振ってくれると思います」と稲垣の言葉を紹介した。続けて、「今日は草なぎ剛が……来てないんですよ。つよぽん来たいと言ってくれていたんですけど、ドラマがお忙しいみたいで。みんなで最後まで応援しましょうね」と草なぎにも言及。「僕も主題歌を歌わせてもらっているので聞いていただけたらと思います」と呼びかけた。「Happy BBB」では、“くろうさぎ”の着ぐるみも登場し、にぎやかなステージに。後半はバンドメンバーを紹介し、生バンドが際立つ楽曲を散りばめた。「Anonymous」では赤い衣装でパフォーマンス。会場全体が赤く染まる中、迫力のあるパフォーマンスで魅了した。そして、この日はキャイ~ンが見に来てくれていることを伝えた香取。これまでを振り返りつつ、「改めてこうやって大きなところで楽しい時間が過ごせているのが信じられない。うれしくて」と喜びをかみしめ、「本当に幸せです。ありがとうございます」と感謝の言葉を繰り返すとファンも大きな拍手で応えた。アンコールでは、草なぎ剛の主演ドラマ『罠の戦争』(カンテレ・フジテレビ系 毎週月曜22:00~)の主題歌に起用されたSEVENTEENとのコラボ楽曲「BETTING」などを披露。ステージの端から端まで走ってファンに手を振り、「ありがとうございます!」と感謝すると、最後は「愛してます!」とおなじみのフレーズで締めくくった。東京公演を終えた香取は「最高でした。香取慎吾史上アリーナ規模でのライブデビュー日になりました。ここが新たな始まりで、応援してくれる皆さんと音楽でもっとつながっていつまでも笑顔をつむいでいきたいです」とコメントした。なお、同ライブは3月14日・15日に兵庫・神戸ワールド記念ホールでも開催される。
2023年01月23日2019年に行われたラグビーのワールドカップで、凛とした表情から『笑わない男』として話題を呼んだ、稲垣啓太選手。2022年1月には、モデルの新井貴子さんと結婚したことを発表していました。『笑わない男』ラグビーの稲垣がパリコレモデルと結婚を発表結婚から1年が経った、2023年1月11日。同月12日にInstagramを更新した稲垣選手は、結婚1周年を迎え、外食に行った時の写真を投稿しました。※写真は複数枚あります。左右にスライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る keita inagaki(@gaki.keita)がシェアした投稿 稲垣選手はどこか表情がゆるみ、目元が笑っているように見えますね。新井さんも同日、Instagramで食事風景を投稿。こちらでは、稲垣選手のお茶目な姿が写っていました! この投稿をInstagramで見る Kiko Arai / 新井 貴子(@kikoarai)がシェアした投稿 グラス越しに自分の顔を見せる稲垣選手は、どこか笑っているようにも見えます!仲むつまじい様子を見せた稲垣選手と新井さんの姿に、多くのコメントが寄せられました。・2人とも、とても幸せそう!・稲垣選手、笑ってる!?・『笑わない男』の笑顔にやられた~!2人の結婚生活はまだ始まったばかり。稲垣選手が投稿で「これからもよろしく頼む」とつづった通り、今後も新井さんやファンを笑顔にしてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年01月13日俳優の稲垣吾郎が10日、アンバサダーに就任した「エレクトロン頭皮ケアライン」の新CM発表会に出席し、髪型へのこだわりを語った。「エレクトロン頭皮ケアライン」は「ELECTRON」ブランドで“実感を伴う美容体験のデザイン”を追求するメーカーが、出発点となる「活性電子水」から作ったエイジング頭皮ケア。商品のアンバサダーに就任した稲垣は「エレクトロンの製品は、お話をいただく前から愛用していたので運命的なものを感じました」と語ると「僕も髪にはこだわっています。なかでも頭皮が大切だと思ってケアしていて、髪を上げて頭皮の乾燥具合をチェックしています」と述べる。それでも稲垣は「年齢を重ねると頭皮の状態も変化していきますよ」と語ると「僕は昔から髪型にはこだわっている。その人の印象を決めるし、自己表現だと思っています。しっかり髪型が決まるように、基本的なこと、例えば睡眠や食べるもの、適度な運動など基本的なケアは気をつけています」と日々の積み重ねの大切さを強調していた。「『10代の頃から髪型変わらないよね』って言われるんですよ」と笑った稲垣は、「僕のなかではミリ単位で変わっているんですよ」と主張。一方で「でもこうやって皆様の前に立たせていただく仕事をしているので、『稲垣と言えばこの髪型』みたいなイメージを持っていただくことも大切だと思っています」と変わらない大切さも述べた。新CM「水の伝道師」篇では、花や植物に囲まれた神秘的なセットのなか、アンニュイでフェミニンな雰囲気漂う稲垣が水の伝道師として登場する。稲垣は「凛として艶と腰のある元気な髪を目指していきたい。水の伝道師となって皆さんの髪を美しくしていきます」と抱負を語っていた。イベントには美容家の神崎恵も出席した。
2023年01月10日俳優の稲垣吾郎が、効果的な人事戦略を支援するサービスを展開している「HRBrain」の新CMキャラクターに就任。稲垣が出演する新CMが7日、公開された。今回のCM制作では、HRBrainが人事に寄り添うパートナーである事を伝えるべく、人事の悩みを解決するCMキャラクター「ブレインさん」として稲垣を起用。「HRBrain タレントマネジメントシステム『ブレインさんと焼肉』篇」では、焼肉店で考え事をしてフリーズ状態の男性に、隣の席のブレインさん(稲垣)が気づき、ブレインさんがメガネを掛けると、男性の悩み事がお見通しに。誰でも使えて、サポート万全のタレントマネジメントシステム探しに悩んでいることをズバリ言い当てる。男性は怪訝な顔だが、誰でも使いやすくサポートも手厚いHRBrainを紹介され、最後には握手を交わす。「HRBrain 労務管理クラウド『ブレインさんとボクササイズ』篇」では、ジムでボクササイズに励む女性がイライラしながらミット打ちをしている。ミットを受けているのがブレインさんで、労務業務DX化のためのシステム探しに悩んでいることをズバリ言い当て、誰でも使いやすくサポートも手厚いHRBrainを紹介。最後に女性から「ブレインちゃん」と呼ばれ困惑する稲垣の表情も見どころだ。「HRBrain タレントマネジメントシステム『ブレインさん語り』篇」は、画面に一人、椅子にかけてクールにきめるブレインさんが、「タレントマネジメントシステム HRBrain」「顧客満足度No.1で累計導入社数は2,000社以上」「そこを評価して選んでもらうのも嬉しいけれど、HRBrainにはもっと誇りたい実績がある」「真に企業のためになってきた実績だ」と語りかける。最後は、「本当に頼りになるのは誰か」と問いかけ、「悩める人事に頼れるブレイン まずはお話だけでも」と締めくくる。
2023年01月07日生産者、作り手、食べ手のシアワセな関係目の前で一からつくる新鮮なパスタ自家製ハムのバリエーションの凄さ生産者、作り手、食べ手のシアワセな関係【パルコフィエラ】とは公平な場所を意味するイタリア語だそうで、生産者、作り手、食べ手のバランスが公平なことを望んで修行先のおばあちゃんにつけてもらったそうです。「でもイタリアで1年しか修行していないから、イタリア料理を名乗っちゃいけないって思ってて」とシェフの中條大輔さんは笑います。ちょうど1年ぶりに来ました。当時よりハムや調味料が増えている印象です。中條さんは、北海道の食材を中心に生産者の顔が見える料理を、自家製の珍しい調味料と独自の技術で出してくれます。とくに後半の自家製ハム、サラミなどは、イタリアのバーケル社のスライサーで丁寧に1枚1枚スライスされ、そのバリエーションの多さも驚きのひとつなのです。シャンパーニュでまずは喉を潤します。窓が開け放たれているので函館本線の列車の音がかなりうるさい(笑)。なんか不思議な感じです。最初はツブ貝と桃の前菜です。アスパラのピュレに入る肉厚のツブ貝は香り高く火が入り、酢酸発酵した桃はとろける甘さ。食感のコントラストがすばらしい。乗せられたストラッチャテッラやじゅんさいが爽やかさを後押しします。合わせるワインは基本的にナチュールで、パルティーダ・クレウスの「ビネッロ ブランコ」。スペインの白ですが、オレンジのニュアンスです。次に出てきた茶わん蒸し風の料理は、鱧のだし。焼いた茄子、毛ガニが入っていて、イカのしょっつるが効いています。コーンやハマグリの粉が風味を添えて美味。ゆっくりと味わっている間にシェフはパスタをつくりはじめました。目の前で一からつくる新鮮なパスタ目の前で丁寧に一からつくられるパスタは、乳酸発酵させたフルーツトマトに濃厚な玉子がからんだもの。それにからすみ、3年熟成のパルメジャーノがかかっています。生トマトを齧っているようなフレッシュなパスタには、南アの白。それからブルゴーニュはセクスタンの赤。果実味を感じる2017のヴィンテージは、トマトを引き立ててくれます。カウンター6席のみのこじんまりとしたお店ですが、シェフひとりでワイングラスの上げ下げまですべてをこなすので、時間はかかります。その分、お酒は進みますね。メヌキのソテーです。メヌキは北海道の金目鯛とも言われる高級魚です。ブイヤベースソースには発酵レモンとバターが使われています。ヤングコーンは蒸して髭の部分だけ油をくぐらせていて、パクチーとケールの粉がかかっています。全体が炭火の香りにつつまれていて、香ばしい一皿です。シェフはけっこう詰めて研究するタイプの人で、最近何をしているのかと訊いたら、ナノ粒子の水を使った昆布水やシイタケだしなどを研究中らしく、精度があがると何も手を加えない魚料理が出せそうだと語ります。ラングドックの赤が出てきて、栗山町の菅野牧園のいちぼの炭火焼です。万願寺が添えられています。経産牛だといいますが、すっきりとした味わいのものです。オリジナルのガストリックソースが梅風味で、マスタードもいい感じ。結構お腹がいっぱいになったかと思ったらシェフが一言、「はい、では前菜はおしまいです(笑)」。これはお決まりのセリフでしょうかね。自家製ハムのバリエーションの凄さ後半は自家製ハムのバリエーションを愉しみます。エミリア・ロマーニャの赤、「カミッロ ドナーティが」出され、自家製ハムが並びます。ハムは1枚1枚丁寧にスライスされ、手渡しされたりします。まずは余市の豚を使ったモルタデッラ。軽やかで何枚でも行けそうな感じ。「鹿児島のふくどめ小牧場のと食べ比べてみてください」ともう1枚。いいものは土地のものだけじゃなく広く取り入れたいとのことでした。そしてグアンチャーレ。薫り高い脂が優しくとけていきます。カチッと冷えたヴェネトの白、「ビアンコ・クレスタン」。余市のキュウリのフリットにまかれたスペック(燻製生ハム)も出てきます。シェフが土鍋を見せます。「そのうちここでシャリ切りとかやらかしそうで」と笑います。ご飯と生ハムも何かやるのかと思いきや、シェフはそれでモッツァレラをつくり始め、今度はそこにプロシュートを乗っけました。このへんは定番でしょうか。ワインはボジョレの赤、「フィリップ・ジャンボン」。そのあとチョリソーが3種類。薄くスライスされたチョリソーは後を引きます。最後に出たチョリソーにはニセコとフランスの唐辛子が使われていて辛い後味で終了。最後のドルチェは、その辛さを優しく包んでまろやかに開放してくれるミルクのジェラート、というよりはこれから流行るとも言われているカッサータでしょうか。シチリアではドライフルーツなどが入っているアイスですが、ここでは余市のブドウが使われています。グラッパの香りがいいですね。料理ごとにワインを変えてくれましたが、あまり料理にワインを寄せる気はないというのがシェフの考えのようです。私もペアリングはいろんな出会いを愉しめばいいものと理解しています。1年前よりいろいろ進化している印象の【パルコフィエラ】。ここは定点観測的に訪れてみると面白いと思います。
2022年12月07日俳優の稲垣吾郎が出演する、サントリー「ノンアルでワインの休日」の新CM「華やかな妻」編が、6日より放送開始した。今年2月に放送されたCMに続く第2弾に、稲垣が夫役で登場。ボトルワインを注ぐような動きで同商品の缶を妻のグラスに注ぐ。そして、妻に「キレイだ」と一言つぶやき、「酔ってるの?」と聞かれると「ノンノン、ノンアル」とお茶目に返す。大好きなワインに関する内容ということで、気合い十分な様子の稲垣。撮影では、監督と真剣な表情で演技についてすり合わせする姿も見られ、ワインに対する愛情をうかがわせた。■稲垣吾郎インタビュー――撮影を終えて、感想を聞かせてください。(撮影は)楽しかったですね。今年の流行語が決まっちゃいましたね(笑)。ノンノン、ノンアルコール! 良いですよね。僕、すごく良いと思っているんですよ! 絶対流行りますね。流行らせます! 一緒に流行らせましょう。皆さんに使っていただきたいですね。――妻役に酔いしれる演技が印象的ですが、最近思わず「酔いしれた」エピソードがあれば教えてください。先日購入した古い蓄音機でベートーべンを聴きながら皆既月食を見たときは、とても酔いしれました。音楽をかけながらゆっくりと料理を味わうのが最近のマイブームで、特にクラシックはゆっくりとした時間の流れを感じられるのでおすすめです。2022年を振り返ってみると、日々を駆け抜ける中でも時折こうして季節を感じながら良い時間を過ごせたと思います。2023年も日常にある豊かさに目を向けながら、うっとりと酔いしれる時間を大切にしたいです。――この冬、「ワインの休日」と合わせて楽しみたい料理は何ですか? おすすめレシピがあれば教えてください。長時間煮込んだビーフシチューですね。これからの肌寒い季節に恋しくなります。ワインの休日は、意外とおせち料理にも合うかもしれません。数の子や甘い栗きんとんに白のワインの休日を合わせて楽しみたいですね。
2022年12月06日2022年1月に、モデルの新井貴子さんとの結婚を明かした、ラグビー選手の稲垣啓太さん。2人のSNSでは、仲むつまじい様子がたびたび投稿されています。同年11月18日、新井さんは地元の大阪府内にある大阪城公園を稲垣さんと訪れた時の写真を公開。新井さんは稲垣さんの様子について、「地元に馴染んでくれていたようです」とコメントしました。『笑わない男』として知られる稲垣さんが、大阪城公園の光景に馴染む様子がこちらです。※写真は複数枚あります。左右にスライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る Kiko Arai / 新井 貴子(@kikoarai)がシェアした投稿 大阪城のお堀を背景に、木に隠れるようにして立つ稲垣さん。背景の色と、稲垣さんの服の色が同系色であることから、景色に溶け込んでいるようです!新井さんがコメントした「なにやら視線を感じると思ったら、緑と同化した人がおりました」という表現が、しっくりきますね。お茶目な様子を見せる稲垣さんの姿に「奥ゆかしくて笑った!」「隠れ切れていないところがかわいい」といった反響が上がりました。稲垣さんは、新井さんに笑顔をもたらそうとして木の後ろに立っていたのかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2022年11月19日俳優の稲垣吾郎が17日、都内で実施された主演映画『窓辺にて』(全国公開中)の公開御礼・全国生中継つき舞台挨拶に、中村ゆり、今泉力哉監督と共に登壇した。本作は、稲垣と今泉監督がタッグを組んだ完全オリジナル脚本のラブストーリー。妻に対してある悩みを持つ主人公のフリーライター市川茂巳(稲垣)を中心に、濃密でほろ苦い愛についての群像劇が展開する。新型コロナウイルス感染症により、5日に行われた公開記念舞台挨拶を欠席していた稲垣。「ちょうどこの映画が公開ぐらいのときに、まさかのタイミングで新型コロナウイルスに感染してしまって」と口火を切り、「見ての通り今、元気になりました。ご心配とご迷惑をおかけしました」と笑顔で挨拶。会場から拍手を浴びた。劇中では稲垣演じるフリーライターがインタビューをしたり、相手の話を聞き取るシーンもあるが、そういった場面含め、映画を観た人からは稲垣の演技が「とてもナチュラルだ」という感想が多く上がっている。稲垣は「僕も最近はMCのお仕事やラジオ番組でゲストの方とお話をしたり、作家さんや映画監督の方と対談したりという機会も増えている。とてもうれしいですね」とにっこり。「昔は、MCの仕事は今ほどなくて。どちらかというと、5人組グループの一番端っこでおとなしくしていて。前髪をいつも気にしているような、ちょっとミステリアスな感じだった」と過去の自分をいじるように語り、「最近は、意外とよくしゃべるなと言われます」と楽しそうにコメント。演じた茂巳について「自分を見ているみたいだなと思うような場面がいっぱいあった」そうで、「不思議な体験です。『演じていないんじゃないの?』と言われることも多い」と新鮮な体験ができたと話す。リピーターが多いことを知った今泉監督は、2回目観る人に向けて鑑賞ポイントを紹介した。今泉監督が「(茂巳が)パフェを食べているシーンで、『僕は僕よりつまらない人間をほとんど知りませんよ』というセリフのときに、稲垣さんの身体が静かに揺れる。僕はこっそり“ダンサブル吾郎”と呼んでいます」と語ると、稲垣は「うそ!」とびっくり顔。さらに今泉監督は「トランプをしながら、米津(玄師)さんの歌について話しているときに、トランプを持った稲垣さんの手がリズムを刻んでいる」と続けたが、稲垣は「自分では記憶にない」という。「パフェのシーンで、僕がパフェを抑えながらしゃべっていたというのは、香取慎吾くんも『これ、吾郎ちゃんじゃん』と指摘していた。僕はそれを覚えていなくて、勝手にやってしまった。踊りが大好きなので、ダンサブル吾郎も(笑)。そういうのが自然に出ちゃうほど、素の自分というか」と自分自身も役柄との重なり合いを感じた様子だ。また夫婦関係を築く難しさが描かれる映画にちなみ、「理想の夫婦像」について語り合う一幕も。中村は「友だちみたいなのがいいなと思います。なんでも話せて、寄りかかり合いすぎないで、お互いに自立して。機嫌の悪さもあまり出し合わずに、楽しく友だちみたいにいられるのが理想」と思いをめぐらせると、稲垣は「僕もそういう形がいいな。いい距離感を持ちながら、家族だけど、ある程度他人としても認めていて、家族だからってあまりベタベタするわけでもなく。同じような趣味とかがあって、お友だちでいられるような」と意気投合。中村が「そうですね」と同調すると、稲垣は「あれ、ゆりさん。気が合いますね」とニヤリとして周囲も大笑い。ラブレターについて話を展開する場面もあったが、稲垣は「ファンレターも、出してくれる人にとってはラブレターだと思う。ちょっとアイドルっぽいな」と目尻を下げるなど、終始飾らないトークで会場を盛り上げていた。
2022年11月17日