凸版印刷はフィートと共同で、情報通信研究機構(以下NICT)の委託研究「自治体向け音声翻訳システムに関する研究開発」(2015年度から2019年度の5年間)を受託し、自治体窓口業務に対応した国内で初めての音声翻訳システムの研究開発に着手したと発表した。東京都板橋区との連携により、窓口での実証実験をすでに開始しており、今後は窓口業務での外国人来庁者の行動分析などをもとに、利用者満足度の高い音声翻訳システムの開発を実現した上で、全国の自治体で利用が可能な音声翻訳を研究開発する計画だという。また、凸版印刷では、この研究開発の成果を活用し、大学やハローワーク、金融機関などさまざまな窓口業務で利用可能な音声翻訳システムの開発を推進します。システムは、両社の強みを活かして、観光分野や医療分野を中心に高精度化を図ってきたNICTの音声翻訳の技術をベースに、新たに自治体窓口で利用可能な音声翻訳システムを開発する。研究開発は、板橋区などの協力自治体と連携し、窓口業務での実証実験や利用者満足度を調査・分析。窓口における外国人対応のシチュエーションや会話例を明確化し、窓口応対時に想定される対話のシナリオやコーパスの作成や英語、中国語、ブラジルポルトガル語の三言語の音声コーパス収集(クラウドソーシング含む)を行う。そして、NICTの音声翻訳システムを拡張し、自治体窓口向けの音声翻訳システムを開発し、協力自治体での実証実験を通じて実用化に向けた課題検証を実施する。さらに、 在留外国人の多い自治体を対象としたヒアリングの実施や収益化手法(広告モデル・自治体からの課金、外国人ユーザー課金など)も具体化する。最終目標としては、全国1,741自治体を対象としたクラウドサービスのビジネスモデルを構築や商業施設や金融機関などの多様な窓口業務、医療や災害対策などをはじめとした他分野への展開の検討も行っていくという。
2016年03月23日ドワンゴは、イタリア・ローマのDigitalVideo社が開発したアニメーション制作ソフト「Toonz」を買収。これを元に同社が開発した無償のオープンソースソフト「OpenToonz」を開発したことを発表した。公開開始は3月26日より。「OpenToonz」は、長年「Toonz」を利用してきたスタジオジブリが独自に開発した「Toonz」向けの機能(※Toonz Ghibli Edition)が含まれる。これに加え、ドワンゴでは自社の人工知能技術を使った「OpenToonz」向けのエフェクトや、誰でもエフェクトを追加できるプラグイン機能を新たに搭載し、あわせて無償提供を行う。Toonz Ghibli Editionは、「Toonz」のソースコードをスタジオジブリ社内でカスタマイズしたもので、『借りぐらしのアリエッティ』以降のほぼすべての作品の仕上、色指定、撮影工程(手描きの絵をスキャンするところから、最終的な画面を組み上げるところまでの各工程)で使用されている。今回の発表に際し、スタジオジブリエグゼクティブイメージングディレクター奥井敦氏は、同社が「Toonz」を採用したのは、「1995年「もののけ姫」制作時に一部をデジタル制作するため、『混在させても違和感が無く、劇場クオリティでもストレスなく作業出来る事』を条件に、当時使用出来たソフトから選定した」と明し、「アニメーション業界はもとより、より多くの人に使用していただければ幸いです」ともコメントした。一方、ドワンゴは「OpenToonz」を通じて、アニメーション制作に関連する様々な研究成果を即座に制作現場に生かせるようなプラットフォームを作り、学術研究と映像産業が活発に連携できるような環境を提供したいと考えているとのことだ。また、3月26日・ 27日には、東京ビッグサイトで開催されるアニメイベント「AnimeJapan 2016」にて、「OpenToonz」の展示・説明会がKADOKAWAブースで行われる。26日には、クリエイションステージにて『アニメーション制作ツールのオープンソースプロジェクトについて』と題したセミナーを実施。ドワンゴ会長・川上量生氏のほか、「OpenToonz」について共同研究を行っている東京大学大学院情報学環の岩澤駿助教、特別ゲストとしてスタジオジブリエグゼクティブイメージングディレクターの奥井敦氏が登壇する。なお、買収に際して、両者は「ドワンゴが『Toonz』を元にしたオープンソースプラットフォームを開発し公開する」という条件のもとに合意。これに基づき、ドワンゴはオープンソースソフトウェア「OpenToonz」として誰もが無償で利用でき、改良できる形にして発表した。
2016年03月18日インターコムは3月9日、業務ソフトと連携して見積書や注文書などのFAX送受信を自動化するシステムを従来のオンプレミスに加えてクラウド環境でも構築できるハイブリッドFAXサーバソフト「まいと~く Center Hybrid」を開発し、同月25日に販売を開始すると発表した。価格はSDU2回線版1年保守付きパックで63万5000円(税別)。新製品の特徴は、FAX機や複合機を使って紙でやり取りしているFAX送受信をペーパーレス化・電子化し、業務効率化とコスト削減を同時に実現する最大8回線対応のFAXサーバソフト。従来のオンプレミスでのシステム構築に加え、FAXサーバの構築には不向きであるIaaS上でのシステム構築に対応している。また、FAXサーバと接続する通信ハードウェア(FAXモデム)だけを各拠点(オンプレミス)に設置でき、拠点ごとの電話番号をそのまま使用し、一拠点集中のFAX送受信に比べて通信コストの削減が可能だ。クライアント機能にWebクライアントを採用しており、パソコン1台1台にインストールする手間が省けるなど管理者、およびユーザーの導入負担を軽減できる。さらに、ERPやOCRなどの業務ソフトと連携するための機能を標準搭載しており、業務ソフトが出力した帳票を指定された宛先へのFAX送信や取引先からFAX受信した帳票を業務ソフトへ電子ファイルで渡すなど業務ソフトと連携したFAX送受信を自動化できる。一方、NTTは固定電話サービスの提供に使用している公衆交換電話網(PSTN=Public Switched Telephone Network)を2020年ごろから2025年ごろにかけてIP網へ移行することを発表している。移行後も基本的な音声サービス(FAXを含む)は設備や機器などの変更なしに利用が可能とされており、新製品も移行後に使用できるほか、IP電話での動作確認を行い、将来的には回線環境の選択肢を拡大していく予定だ。
2016年03月09日京浜急行電鉄(京急)、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、ブリックスの3者は2月17日、多言語音声翻訳サービス及び電話通訳サービスの共同研究を開始し、京急の12駅の構内での実証実験を開始した。同研究は、駅の改札窓口などで駅員が外国人に鉄道の利用案内などを行う場面を想定し、機械翻訳と電話通訳のハイブリッド・サービスの有効性などを検証することを目的としているという。NICTの多言語音声翻訳アプリケーションである「VoiceTra」(ボイストラ)をベースに、ブリックスが提供する電話通訳サービスを利用する共同研究用アプリケーションである「鉄道通訳」を作成した。これをタブレット端末にインストールし、駅員が外国人とのコミュニケーションに用いる。実証実験は、羽田空港国際線ターミナル駅や同国内線ターミナル駅、品川駅、横浜駅など12駅で実施する。また、鉄道通訳の対応言語はVoiceTraと同じく、日本語・英語・中国語・韓国語を始めとする29言語。同サービスの導入により、訪日及び在日外国人からの問い合わせ内容に応じてNICTの多言語音声翻訳技術とブリックスの電話通訳サービスを組み合わせて利用可能になり、駅における乗換案内や料金の確認などを、多言語で迅速に可能になると期待できるという。例えば、外国人とのやり取りが比較的簡単な場合にはVoiceTraの音声翻訳を利用し、難しい場合には人の通訳に代わるというように、通訳者による丁寧な対応が必要な場面を絞り込むことにより、助けが必要な全ての外国人に対する案内と、外国人1人1人とのコミュニケーションの質の向上との両立を目指すとしている。
2016年02月18日三菱地所と三菱地所プロパティマネジメントは2月10日、商用接客に特化した翻訳アプリの開発に着手したことを発表した。訪日観光客や外国人就労者に向けたサービスを強化するのが狙い。アプリ開発のための試験期間として、まずは、丸の内と横浜の商業テナント1000店舗を対象に、2016年2月下旬より既存の多言語音声翻訳アプリ「VoiceTra」を店舗で使用し、接客現場でのニーズを収集する。その後、各テナントでの商業状況を検証し、「和食ならではの調理方法」や「商品の特徴」の説明など、接客シーンで活用しやすい表現をアプリに反映し、三菱地所グループ商業施設のオリジナル版翻訳アプリを新規に開発、商業テナントへ本格的に提供していくとしている。なお、同社では、三菱地所グループの他エリア商業施設や、ホテル、美術館への活用に加え、他社の商業施設でも利用できるよう検討していくとしている。
2016年02月12日サンワダイレクトは3日、水洗いできるソフトフォームクッション入りのマウスパッド「アームレスト付きマウスパッド 200-MPD018」を発表した。同日から、直販サイトで販売開始する。価格は税別1,833円。首や腕を包みこむ、リストレスト&アームレスト付きマウスパッド。アームレストにはクッション性を持たせ、デスクの天板や角に手首や腕が触れないため、長時間のマウス操作でもストレスを感じにくいとする。材質はポリエステル素材で、水洗いが可能。本体サイズはW195×D415×H24mm、重量は72g。対応マウスは光学式、レーザー式、ブルーLED式。
2016年02月05日デジタルインファクトは2月3日、「クラウド型会計ソフト」に関する調査結果を公表した。「クラウド型会計ソフト」に関する調査は、2014年11月から実施されており、今回が3回目。今回の調査の対象は、国内事業所勤務者14,922人で、2015年11月~12月にWebアンケートで実施されたもの。調査の結果、回答者が所属する事業所において、平成26年度の確定申告/青色申告/白色申告に利用したパッケージ型会計ソフト・クラウド型会計ソフトを合わせた会計ソフトを実際に利用したのは31.8%。また、会計ソフト利用事業所のうち、クラウドサービスの利用率は全体の11.1%となった。また、所属する事業所で主に利用されているクラウド型会計ソフトの提供事業者別シェアは、1位が「freee(43.7%)」、2位が「弥生(青色申告オンライン、白色申告オンライン)(28.4%)」、3位が「マネーフォワード(10.5%)」だった。クラウド会計サービスを選ぶときに最も重視する点については、過去2回の調査と同様に「簡単(61.1%)」が最も高い結果となった。2位は「動作が速い・安定している(49.3%)」、3位は「データの保全性(44.1%)」。クラウド型会計ソフトに関する要望については、「セキュリティに関する情報を充実してほしい(35.8%)」が最多で、これに続き「データを活用したアドバイスやコンサルサービスを利用したい(31.4%)」というニーズも顕著だった。同社は、クラウド型会計ソフトは、経理・会計機能にとどまらず、今後さまざまなクラウドサービスや金融サービスなどとの連携により、公共性を伴う社会インフラとして発展していくことが期待されており、セキュリティの堅牢性の担保だけでなく、ユーザーとのコミュニケーションを図りながら、クラウド会計ソフトに対する理解を深めてもらうことが、さらなる普及拡大に寄与すると予想している。
2016年02月04日スマイルワークスは1月20日、同社が提供するクラウド統合業務ソフト「ClearWorks」の給与計算ソフト「給与ワークス」を全面的にリニューアルした新バージョンをリリースした。新バージョンでは、マイナンバー管理機能を標準搭載し、マイナンバーの収集・利用・保管・廃棄までをすべてクラウドで管理することが可能となった。また、画面デザインが刷新されたほか、Web給与明細書の発行機能や新たに労働保険年度更新など、社会保険・労働保険・年末調整など各種業務にかかる負担を削減する機能が搭載。マイナンバー関連機能としては、「マイナンバー収集(従業員本人によるマイナンバー登録、修正、確認など)」「マイナンバー管理(専任管理者登録、一覧表示、修正、削除、操作履歴管理など)」「マイナンバー関連帳票(源泉徴収票/算定基礎届/月額変更届/賞与支払届)」「本人確認書類のアップロード・保管(オプション機能)」の4点が追加され、さらに、データの暗号化、個人番号の伏字化、印刷制限機能なども搭載された。給与業務方面では、「所得税の集計」「被保険者負担分と事業主負担分の集計(健康保険・介護保険・厚生年金保険・児童手当拠出金など)」「給与支給日・給与明細が異なる『支給日カレンダー』の複数設定(給与明細書レイアウトも複数設定可)」「法定調書合計表作成」「離職証明書作成」「労働保険年度更新申告書作成」「住民税集計表の従業員一覧」「健康保険・厚生年金保険等級の設定支援機能」「設定内容の経年対応(変更履歴)管理」の9機能が新たに搭載された。利用料金は、初期費用が1万円、月額使用料が3000円(2ID付属)。また「WEB給与明細機能」「マイナンバー"じぶんで登録"機能」「本人確認オプション」といった各種オプションも用意されている。
2016年01月21日ログバーは1月6日、米ラスベガスにて開催中の「2016 International CES」(CES 2016)において、ウェアラブル翻訳デバイス「ili(イリー)」を発表した。2016年夏から全世界で使用できるとアナウンスしている。iliは、Wi-Fiや3G回線などインターネットに接続することなく音声を翻訳できるスティック型のデバイス。第1段階として英語と日本語、中国語に、第2段階としてフランス語とタイ語、韓国語に、第3段階としてスペイン語とイタリア語、アラビア語に対応する。旅行に特化した翻訳辞書を搭載。たとえば英語で「What’s up?」と話しかけると、iliがマイクで音声を拾って翻訳し、日本語で「ねぇ、元気?」という音声を発する。今後はiliを用いた新規ビジネスモデルの構築など旅行関連事業者と連携していく。
2016年01月06日マイナビ出版は12月26日、Apple専門誌『Mac Fan』2月号を発売した。特集は、「本当にいいMacソフト200」と題して、Mac向けのソフトを大きくクローズアップ。全68ページにわたり、2015年のMac App Storeベストアプリ、できるビジネスパーソンが活用するMacソフト、iPhone×Mac最強連係ソフト、定番 vs 新定番のソフト比較……など、無料ソフト70本を含む充実した内容となっている。Macをもっと便利に使いたい、そんな人はぜひ購入しておきたい保存版の1冊。絶対手放したくなくなる、あなただけのMacソフトに出合えるはずだ。また、2月号では日本でもサービスを開始したApple SIMの深掘り考察、「GANTZ」や「図書館戦争」で知られる映画監督・佐藤信介氏のiPad Pro活用といった充実記事のほか、「乃木坂46」の若月佑美さんの新連載「Wakatsuki Works World」がスタートしている。なお、Mac Fanでは12月19日よりムック本『はじめてのマック 2016 ~Windowsとは違うMacのキホン~』も発売開始。そろそろ自宅のパソコン(Windows)も古くなったので、アップルのMacを使ってみようかな。きっとMacならもっとiPhoneやiPadが便利で快適に使えるんじゃないかな。でも、今どきのMacは初めて使うし……。そう思っている人に必読のムックだ。Macの基本操作から、Windowsからのデータ移行、従来使っていた周辺機器&ソフトウェアの代替、Macを使い始めたら真っ先に使いたいソフト、iPhone&iPadとの連係まで、これさえ読めば「Macの使い方には困らない」。Mac Fan最新号ならびに、ムック本の詳細は、マイナビBooksから確認できる。
2015年12月26日バッファローは24日、動画再生ソフトやバックアップソフトなど豊富な付属ソフトをそろえたBDXL対応外付けブルーレイディスクドライブ「BRXL-16U3V」を発表した。1月中旬に発売し、価格は税別20,100円。USB 3.0対応の外付けブルーレイディスクドライブ。最大16倍での書き込みが可能なほか、BDXLメディアへの書き込みや長期保存を目的としたメディア「M-DISC」に対応する。4K解像度での動画再生に対応した「CyberLink PowerDVD 12 for BD」や、ライティングソフト「CyberLink Power2Go 8」、バックアップソフト「CyberLink PowerBackup 2.5」、RAW現像ソフト「CyberLink PhotoDirector 4 LE」、480p→1080pのアップスケーリングに対応した映像編集・変換ソフト「CyberLink PowerDirector 10(体験版)」、低解像度ディスプレイ向けの映像編集ソフト「CyberLink MediaShow 6」といったソフト群が付属する。主なメディアの最大書き込み速度は、BD-R XL(3層 / 4層)が6倍速、BD-RE XL(3層) / BD-RE (2層) / BD-RE(1層)が2倍速、BD-R (2層)が12倍速、BD-R(1層)が16倍速、BD-R LtHが6倍速、DVD-R(1層) / +R(1層)が16番速、DVD+RW / DVD-R(2層) / +R(2層) / DVD+RWが8倍速、DVD-RAMが5倍速。インタフェースはUSB 3.0で、電源はAC 100V。本体サイズはW160×D220×H50mm、重量は1.2kg。
2015年12月24日アクロニス・ジャパンは12月11日、バックアップソフト「Acronis True Image Cloud」と「Acronis True Image 2016」のアップデート版をリリースした。Web経由の更新によって最新版となる。今回のアップデートでは、主にAcronis True Image Cloudのクラウド機能を強化。もともと、バックアップ元となるPC、Androidデバイス、iOSデバイスのデータを、クラウドストレージ「Acronis Cloud」へアップロードする機能を備えていたが、最新版では以下のような強化が行われている。4GBより大きいファイルのサポート100,000個を超えるファイルのアーカイブをサポートアーカイブ時にAcronis Cloudデータセンターのカスタム選択をサポートユーザーインタフェースを改善し、アーカイブ機能の説明や簡単な操作方法を表示ここでいう「アーカイブ」では、バックアップ元の端末から任意のデータをAcronis Cloudへアップロードし、バックアップ元から削除することによって、バックアップ元の端末で内蔵ストレージの容量を回復できる。また、オンラインバックアップでのデータアップロード速度と、アーカイブ進行の推定時間を表示するようにもなった。Acronis True Imageシリーズのラインナップと税別価格は以下の通り。■Acronis True Image Cloud(容量無制限のクラウドバックアップとアーカイブ機能を利用可能)・年間 9,980円(1コンピュータ、3モバイルデバイス)・年間 15,980円(3コンピュータ、10モバイルデバイス)・年間 19,980円(5コンピュータ、15モバイルデバイス)■Acronis True Image 2016(ローカル環境のみバックアップと復元が可能)・年間 4,980円(1コンピュータ)・年間 7,980円(3コンピュータ)・年間 9,980円(5コンピュータ)
2015年12月16日NTTドコモは30日、スマートフォンやタブレット上に書いた文字を翻訳できるアプリ「てがき翻訳」を公開した。Google Playよりダウンロードでき、価格は無料。対応OSはAndroid 4.3から5.1。「てがき翻訳」は、タブレットやスマートフォンに書いた文章を翻訳するアプリ。タブレット版では、イラスト描画や写真の挿入が可能となっている。対応言語は英語/中国語(北京)/中国語(台湾)/韓国語/フランス語/スペイン語。それぞれ日本語との間で相互に翻訳が行える。利用にあたり申し込みは不要で、ドコモユーザー以外も利用できる。
2015年11月30日ちょっとした英文を翻訳したいとき、インターネット上の翻訳ツールを利用する方も多いのではないでしょうか。ところが問題は、「翻訳がひどすぎて使いものにならない」ということ。でも『英文“秒速”ライティング Yahoo!翻訳でミスのない文章を書くルール』(平田周著、日本実業出版社)の著者は、「あるひとつの工夫」をすれば問題は解決できると主張しています。■英語と文章構造がよく似ている「中間日本語」とは?大切なのは、英語にしたい日本語を「中間日本語」になおしておくこと。聞きなれない言葉ですが、中間日本語とは「英語的な構造をした日本語」。日本語と英語の文章構造が違いすぎるからコンピュータが誤訳してしまうわけで、だったら直訳してもきちんとした英語になるように、日本語の方を変えてしまおうという発想です。たとえば「彼は北京駐在になった」という日本語をコンピュータに訳させた場合、表示されるのはAs for him, Beijing become to it.という意味不明の英語。しかし日本語を「彼は北京勤務の任命を受けた」にするだけで、He received appointment of the Beijing duty.と正しく訳してくれるのです。自動翻訳が使いものにならないのなら、使えるようにこちらが細工をすればいいという考え方です。しかし、そうだとしたら、コンピュータがよく間違えやすい点をおぼえておいた方がより効率的です。いくつかのポイントをチェックしてみましょう。■修飾句が2つ以上の名詞にかかっている文は要注意!コンピュータがうまく訳せない文章の一例が、修飾句が2つ以上の名詞にかかっているもの。【原文】新幹線や自動車、自転車のヘルメットのような物体の流線型は、すべて水中の魚の研究に由来している。×The Shinkansen and a car, the streamline of the object such as the helmet of the bicycle come all from the study of the underwater fish.流線型(たとえば新幹線、自動車、そして自転車のヘルメット)。×Streamline(For example, it is the helmet of the Shinkansen, a car and the bicycle)↓【中間日本語】私たちは、流線型について魚から学んだ。それは、新幹線、自動車、自転車用ヘルメット、そしてその他に応用された。We learned from a fish about a streamline. It was applied to the Shinkansen, cars, a helmet for the bicycle and others.コンピュータは、すぐ隣にあるものだけを修飾していると勘違いすることがあるのだそうです。たしかに、ひとつ目の翻訳では、自転車のヘルメットだけが流線型となり、2つ目の翻訳では、新幹線、自動車、自転車のすべてがヘルメットになってしまっています。つまりこの場合は、「流線型を魚から学んだ」ことと、「流線型が新幹線、自動車、自転車用ヘルメットなどに応用されている」ことを分ければいいわけです。コンピュータは、ひとつの文のなかに項目が3つ以上並んでいる場合、なぜか翻訳に苦労するのだといいます。【原文】その家族は、父と母と、彼らの子どもで構成されていることを私たちは発見しました。×We found that the family consisted of the child of father and mother and them.(Yahoo!)×Their families, and the father and mother, we have discovered that it is composed of their children.(Google)■Google翻訳はうまく訳すのにYahoo!翻訳ではイマイチな日本語ところが「その家族は、父と母と、彼らの子どもで構成されている」にすると、GoogleはThe family is consisted of father and mother and their children.とうまく訳せたそうです。しかしYahoo!はそれでも、The family consists of the child of father and mother and them.となってしまうのだとか。そこで、「彼らの子ども」の「彼らの」を取ると、Yahoo!も次のように正しく訳せるのだそうです。We found that the family consisted of father and mother and the child.(Yahoo!)このように、3つ以上の項目が並んでいる文を英訳するときは、それらにかかる修飾が邪魔になるというわけです。*翻訳ツールを利用して文章を翻訳しないなら、「2」「3」を意識しておぼえておくとよさそうです。(文/書評家・印南敦史)【参考】※平田周(2015)『英文“秒速”ライティング Yahoo!翻訳でミスのない文章を書くルール』日本実業出版社
2015年11月25日プラダ(PRADA)が11月中旬より、新作ウィメンズアイウエアコレクション「ソフト ポップ」を順次発売する。“美しさ”を様々なバリエーションで表現した同コレクションは、フェミニンなスタイルと大ぶりなフォルム、テーパードになったリムが特徴的。コレクション全体に使われたパステルカラーが、オーバーサイズのフレームをフェミニンに仕上げている。バタフライシェイプのモデル「SOFT POP PR05SSF」(3万4,000円)は、15AWコレクションに登場したサングラスにインスピレーションを受けて製作されたもの。フレームにはブランドのレタリングロゴが施された。大ぶりかつフェミニンなフロントを、スリムなテンプルで強調。カラーはランウェイショーに登場したオリジナルモデルを想起させるピンクやアルミニウムグレーの他、ブラック、トータスを用意した。また、ソフトに仕上げたバタフライシェイプの「SOFT POP PR25SVF」(3万1,000円)も同色で展開される。六角形シェイプのモデル「SOFT POP PR06SSF」(3万4,000円)も、15AWコレクションに登場したアイウエアのスタイルを採用。アセテートの大ぶりかつ幾何学的なフォルムとスリムなテンプルが絶妙なバランスを実現している。カラーはブラック、トータスとピンク、アルミニウムグレーの他、ミディアムハバナも用意された。70年代を想起させる丸みのあるモデル「CINEMA PR51SS /PR52SS」(3万4,000円)は、アセテート仕上げのリムと、メタルフレームが特徴のモデル。ダブルブリッジを施したフロントのカラーには、ブラック、ホワイトハバナ、ダークハバナなどのクラシックなカラーが採用された。
2015年11月23日Googleは20日、動画共有サービス「YouTube」の動画投稿者向けに、新しい翻訳機能を発表した。追加された翻訳機能は、コミュニティによる字幕作成や、動画のタイトル・説明の翻訳機能、有料の「翻訳マーケットプレイス」の3種類。多彩な分野の専門家がプレゼンテーションを行なう「TED」のYouTube動画などで先行実装されていた機能となる。コミュニティによる字幕作成は、ユーザー(コミュニティ)の協力で字幕を翻訳し、動画に追加できる機能。ユーザーの視聴設定に沿った字幕が表示されることで、世界中の視聴者が動画を楽しめるようになる。この機能を利用するには、設定から「字幕への協力」を「有効」にする必要がある。コミュニティメンバーにより字幕が投稿されると、YouTubeやユーザー、動画投稿者により、適切かどうかの審査が行われたのち公開される。動画投稿者は字幕に対し、編集、公開、報告、不承認の操作で管理できる。なお、承認された字幕は動画所有者のものとなるが、投稿した字幕は投稿者が管理ページで管理できる。動画のタイトルや説明を翻訳する機能では、動画タイトルやチャンネル説明、再生リストのメタデータを、メニューの設定で翻訳できるようになる。こちらは人的な作業ではなく、機械翻訳となる様子だ。また、翻訳マーケットプレイスでは、動画の管理画面で翻訳したい言語を選び、翻訳ベンダーを選択し規定の料金を支払うと、プロの翻訳者に発注できる。翻訳後はYouTubeが自動的にコンテンツをアップし、投稿者に確認メールを送信する。
2015年11月20日KDDI、KDDI研究所は2015年11月18日、鳥取県鳥取市の訪日外国人向け観光タクシー「1000円タクシー」において、多言語音声翻訳システムを活用した社会実証を開始した。「1000円タクシー」は「鳥取観光マイスター」として認定されたタクシー運転手が鳥取市の各観光地を案内する、鳥取市を訪れる外国人観光客向けサービスで、2011年1月より提供されている。乗客1人あたり3時間で1000円(税込)と安価で利用できることが特徴だが、タクシー運転手と外国人観光客のタクシー内でのコミュニケーションが課題となっていた。多言語音声翻訳システムは、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発した技術を活用し、KDDIが構築。英語と中国語、韓国語の翻訳に対応している。KDDIは同システムを「1000円タクシー」に搭載し、従来課題となっていた言葉の壁に起因する社会サービスの差を克服することを目指す。また、KDDI研究所は、音声翻訳精度の更なる改善のため、位置情報や利用者のスマホなどの情報を活用した「翻訳精度向上技術」の研究開発を進めていく。
2015年11月19日KDDIとKDDI研究所は11月18日から、鳥取県鳥取市の訪日外国人向け観光タクシーである「1000円タクシー」において、多言語音声翻訳システムを使用する社会実証実験を2016年3月末までの予定で開始した。1000円タクシーは2011年1月より提供している、鳥取市を訪れる外国人観光客向けの観光タクシー。「おもてなし」の心や観光地の歴史・文化などを学び「鳥取観光マイスター」として認定を受けたタクシー運転手が、鳥取市の各観光地を案内するという。外国人は3時間で乗客1人あたり1,000円(税込)で利用できるため、外国人観光客が鳥取の観光を気軽かつ安価に楽しめるとしている。今回の実験では、KDDIは多言語音声翻訳システムを1000円タクシーに搭載し、従来課題となっていたタクシー運転手と訪日外国人のタクシー内でのコミュニケーションを実現させることで、言葉の壁が原因となる社会サービスの差の克服を目指していくとのこと。KDDI研究所は音声翻訳精度のさらなる改善のため、位置情報や利用者のスマートフォンなどの情報を利用する翻訳精度向上技術の研究開発を進めていくという。なお、多言語音声翻訳システムは、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発した技術を使用してKDDIが構築しており、11月18日現在で英語・中国語(簡体字)・韓国語の翻訳に対応しているとのこと。また、1000円タクシーへの多言語音声翻訳システムの搭載には、トヨタIT開発センター及び富士通テンの技術協力を受けているとのことだ。KDDIとKDDI研究所は今後も、訪日外国人旅行者の満足度や安心感の向上、旅行者数増加やリピート率の上昇、観光などによる地域経済への波及に寄与するためとして、ICTを利用した「おもてなし」の実現に向けた取り組みを進めていくとしている。
2015年11月19日株式会社健康ビジネスインフォ株式会社健康ビジネスインフォは、販売中の「黒ツヤソフト」をリニューアル。11月25日(水)より販売を開始する。「黒ツヤソフト」は、同社が展開中の和漢メディカルブランドの白髪対策サプリメントだ。「黒ツヤソフト」黒ツヤソフトは2007年3月に販売を開始。以来、40代~50代に支持される一品となっている。漢方理論をもとに、体の内側から髪の健康を維持、「アキョウ」をはじめとした和漢成分を16種類、髪の健康成分を27種類配合している。男女兼用で、白髪・薄毛・髪やせなどに効果がある。保存料・着色料・香料は使用していない。アキョウの秘密アキョウとは、ロバの皮を煮込んで作る漢方の素材。楊貴妃も飲んでいたといわれるもので、コラーゲン、19種類のアミノ酸、27種類のミネラルなどを自然含有している。リニューアルの内容今回のリニューアルでは、「女貞子(じょていし)エキス」と「冬虫夏草(とうちゅうかそう)」の二つの和漢素材を新配合。美髪力をアップし、アンチエイジングにも効果がある。また、「ピペリン」「海藻カルシウム」も新配合しており、髪のつやをアップさせている。「黒ツヤソフト」は、180粒、1日6粒程度を目安としており、約1ヶ月分で4,740円(税別)だ。(画像はプレスリリースより)【参考】株式会社健康ビジネスインフォ
2015年11月18日ライフボートは10日、Lamantine Software製のパスワード管理ソフト「Sticky Password プレミアム」を発表した。11月20日からメガソフトを通じて発売する。価格は5,800円(税別)。PC、iPhone、iPad、Androidスマートフォン/タブレットなどで使えるパスワード管理ソフト。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Android 2.3以降、iOS 7以降。ショッピングサイトやアプリなどのログイン時に、様々な形式で入力が必要となるユーザーIDやパスワードを一元管理し、自動入力で認証を行う。パスワードやID情報は暗号化して保存されるので、ユーザーは「Sticky Password プレミアム」のマスターパスワードのみを管理するだけで、一括管理できるようになる。マルチデバイスに対応しており、1ユーザーであれば台数無制限で利用可能。PCでは指紋認証とPIN認証以外すべての機能を利用できるが、デバイスによっては利用できない機能もある。全デバイスで共通の機能は、ID/パスワードの閲覧と編集、クラウドやWi-Fiを経由して各デバイス間の情報同期、ローカル同期、自動ロックの時間設定、マスターパスワードの変更など。クラウド以外にも、USBメモリなどにログイン情報を保存できる。個人情報を安全に保管する「セキュアメモ機能」や、パスワードの自動生成機能なども搭載。発表時点では、Windows 10のWebブラウザ「Edge」での使用は現時点では非対応。
2015年11月10日マネーフォワードは11月9日、同社が運営するクラウド型会計ソフト「MFクラウド会計・確定申告」において、クリニックに特化したクラウド型会計ソフト「MFクラウド会計・確定申告 for クリニック」をリリースした。新ソフトは、パナソニック メディコムネットワークスの提供するレセコン「メディコム」からエクスポートした売上データ(CSV形式)を「MFクラウド会計・確定申告」にインポートできるようになっており、これによりレセコンから紙でデータ出力する必要がなくなり、会計ソフトへ手入力する作業も不要となる。自動仕訳を適用することで、売上の自動計上も可能となっている。また、医療材料通販サイト「アスクルメデトモ」や「メディカルサプライグッズ」の日々の購入履歴を自動取得することで、仕入の自動計上もできるようになっている。さらに、クリニックに特化した勘定科目がデフォルトで設定されているため、勘定科目をカスタマイズする必要はないという。価格は月額5,000円。対象は「MFクラウド公認メンバー」のゴールドメンバーおよびシルバーメンバーの会計事務所となっている。
2015年11月10日パナソニック、日本電信電話(NTT)、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、パナソニック ソリューションテクノロジー、KDDI研究所、みらい翻訳の6社・法人は10月26日、これら各社・法人に8社を加えた14団体で「総務省委託研究開発・多言語音声翻訳技術推進コンソーシアム」を設立した。同コンソーシアムは、訪日外国人などが言葉の壁を感じることなくコミュニケーションが可能な多言語音声翻訳技術について、5年を目途に技術研究・開発を実施し、2020年までに社会実装の実現を目指す。同コンソーシアムは、総務省が平成27年度情報通信技術の研究開発である「グローバルコミュニケーション計画の推進 -多言語音声翻訳技術の研究開発及び社会実証- I.多言語音声翻訳技術の研究開発」の委託先として、上記6社・法人を選定したことを受けて設立したもの。この他に、東日本電信電話(NTT東日本)、日立製作所、パナソニック システムネットワークス、KDDI、富士通、富士通研究所、エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ(NTT-AT)、エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所(NTTデータ経営研究所)の8社が加わる。主な活動内容は、「多言語音声翻訳技術を実用レベルで利用するための各種技術の研究開発」「多言語音声翻訳技術を2020年までに社会で実用化するための社会実証」「多言語音声翻訳技術が2020年以降も社会に根付き、利活用されるモデルの検討と試行」の3分野。各種技術の研究開発のうち雑音抑圧技術の研究開発では、音声入力デバイスにおける雑音抑圧のための集音技術をパナソニックが、多様な環境における雑音抑圧最適化技術をNTTが担当する。この他、翻訳自動学習技術の研究開発をNICTが、特殊文字認識技術の研究開発をパナソニック ソリューションテクノロジーが、位置情報を利用する翻訳精度向上技術の研究開発をKDDI研究所が、各研究開発技術を利用可能とする多言語音声翻訳プラットフォームの開発をみらい翻訳が、それぞれ担当する。社会実証では、防災分野をNTT東日本とNTTデータ経営研究所、鉄道分野を日立、ショッピング分野をパナソニック システムネットワークス、タクシー分野をKDDI、医療分野を富士通と富士通研が、それぞれ担当する。モデルの検討と試行では、NICTが開発し技術的に世界トップクラスの評価を得ているという「多言語音声翻訳システム」を、実用レベルで利用するための各種技術の研究開発を実施すると共に、実社会の各場面において社会実装に向けた実証を実施するとのこと。同コンソーシアムによる研究開発を通じて、2020年までに多言語音声翻訳技術を用いたサービスを病院・ショッピングセンター・観光地・公共交通機関などの生活拠点に導入し、日本語を理解できない外国人が日本国内で言葉の壁を感じることなく、生活で必要なサービスを利用できる社会の実現を目指すという。こうした社会の実現は、訪日外国人旅行者の満足度や安心感の向上、旅行者数増加やリピート率の上昇、さらには観光などによる地域経済への波及につながることが期待できるとしている。
2015年10月27日シマンテックは15日、セキュリティソフト「ノートン セキュリティ」の最新版を発売した。「ノートン セキュリティ スタンダード」、「ノートン セキュリティ デラックス」、「ノートン セキュリティ プレミアム」の3モデルを用意する。価格はオープンで、店頭予想価格は3,980円(税別)から。○ノートン セキュリティ スタンダード「ノートン セキュリティ スタンダード」は、Windows / Mac / Android / iOSの端末に対応したマルチプラットフォームのセキュリティソフト。1台の端末にインストールでき、1年間の利用期間で3,980円(税別)。対応OSは、Windows XP(SP2) / Vista(SP1) / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.8.x以降、Android 2.3以降、iOS 7以降。最新版では、PC起動時(ぜい弱な状態)への攻撃に対する「アグレッシブ Boot-Time 保護モード」を搭載した。「ボットネットスキャン」では、外部のネットワークとの不正な通信を検知して通知。正規のPing通信と不正なPing通信を判断し、不正な通信の場合はブロックする「Pingデータ漏えい保護」機能も搭載する。「アプリアドバイザー」では、個人情報の漏えいやポップアップ広告を表示する可能性のあるアプリをインストールする前に、警告を発する。そのほか強化ポイントは、さまざまなアプリの動向を24時間365日チェックして脅威を検知し、無効化するなど。ウイルス駆除ツール「ノートン パワーイレイサー」もチューニングされ、危険なファイルのみを検知して駆除する。「ノートン インサイト」機能はユーザーからのファイル情報をもとに、安全なファイルと危険なファイルを識別。「ダウンロードインサイト」と「IPアドレスインサイト」では、ファイルをダウンロードする際に、Webサイトの評価(安全性)を確認し、評価が低い場合は警告を発する。アプリをインストールする際も安全性を通知し、危険なアプリから保護する。○ノートン セキュリティ デラックス「ノートン セキュリティ デラックス」は、3台までの端末にインストール可能。税別価格は、利用期間が1年間で6,480円、2年間で10,980円、3年間で11,880円。機能的には上記の「ノートン セキュリティ スタンダード」とほぼ共通。○ノートン セキュリティ プレミアム「ノートン セキュリティ プレミアム」は、5台までの端末にインストール可能。税別価格は、利用期間が1年間で9,240円、2年間で13,880円、3年間で14,880円。主な機能は「ノートン セキュリティ スタンダード」と同じだが、オンラインストレージや選択したドライブへの自動バックアップ機能(暗号化対応)が追加されている。加えて「プレミア機能」として、保護機能の監視対象が増加。動画の検索状況、デバイスの場所、モバイルアプリ、テキストメッセージなどを監視し、不適切な使用をしていないかを管理できる。活動履歴も把握可能。
2015年10月15日カスペルスキーは13日、Windows、Mac、Androidに対応する個人向け総合セキュリティソフト「カスペルスキー 2016 マルチプラットフォーム セキュリティ」を発表した。ダウンロード版を10月15日に、パッケージ版を11月12日に発売する。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista(SP1) / 7(SP1) / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.7以降、Android 2.3以降。Windows版は「Webトラッキング防止」機能を搭載し、インターネット利用時におけるWebサイト閲覧行動に関する情報送信を防止。行動履歴にひも付いたユーザーのプライバシーを保護する。また、インターネット上の追跡サービスを検知し、その数をレポートする機能を搭載した。何らかのアプリケーションをインストールするときには、ユーザーが意図しないブラウザの設定変更を監視する。監視対象は、ホームページとして設定しているURL、登録している検索エンジン、各種ツールバー、デフォルトのブラウザ変更など。Mac版には、Windows版に搭載されていた「ネット決済保護」機能を採用。パスワードやクレジットカード番号を入力する際に、こうした個人情報の流出を防ぐ。Android版では、Windows版とMac版に搭載されていた有害サイトへのアクセスブロックを追加。子供に見せたくないジャンルや、特定のWebサイトを指定できるようになっている。また、カスペルスキー製品の各種操作やデバイス状態の確認など、リモート管理も可能になった。なお、現在「カスペルスキー マルチプラットフォーム セキュリティ」を利用中のユーザー、および10月15日以降に店頭で「カスペルスキー 2015 マルチプラットフォーム セキュリティ」を購入したユーザーは、今回の最新版「カスペルスキー 2016 マルチプラットフォーム セキュリティ」へと無料でアップグレードできる。最新版のラインナップと税込価格は以下の通り。■ダウンロード版・1年1台版3,980円・2年1台版6,980円・3年1台版8,980円・1年5台版4,980円・2年5台版9,250円・3年5台版12,150円・1年プレミアライセンス6,980円・2年プレミアライセンス11,250円・3年プレミアライセンス14,150円プレミアムライセンス版は、購入者本人、または同一世帯の家族・同居人であれば、何台のデバイスにもインストールできる。■パッケージ版・1年1台版4,860円・3年1台版9,720円・1年5台版6,080円・3年5台版12,960円
2015年10月13日名優モーガン・フリーマンとクライヴ・オーウェンが共演する映画『ラスト・ナイツ』の特別映像が公開になった。翻訳家で、これまでに数々の名監督、名優と行動を共にしてきた戸田奈津子が本作の魅力について語っている。『ラスト・ナイツ』特別映像本作は、権力に取りつかれた非道な大臣からの不正の誘いを断り、反逆罪で処刑されたバルトーク卿(フリーマン)の愛弟子で後継者のライデン(オーウェン)が、忠誠を誓ったバルトーク卿の仇を討つべく決戦に挑む姿を描いた作品。『CASSHERN』『GOEMON』の紀里谷和明監督が5年の歳月を投じて作り上げた作品だ。翻訳家として様々な大作、名作の字幕翻訳を行い、スターの来日時には通訳として二人三脚で行動を共にしている戸田は、紀里谷監督の過去作品についても多くを知らず、“白紙状態”で作品を観賞したという。観終わった彼女は「普通の日本の監督がつくる映画とはまったく違うスケールだし、題材も非常にユニーク。一流の俳優を使いこなして、あれだけ大きなスケールのものを撮った。日本の観客として、こういう監督が出て良かったなという印象」とコメント。映像には本作の字幕制作作業の模様や、戸田と紀里谷監督が談笑する場面も収録されており、作品への期待が高まる内容になっている。『ラスト・ナイツ』11月14日(土) TOHOシネマズスカラ座ほかにて全国ロードショー
2015年10月08日みずほ銀行は10月1日、NTTドコモと連携して、タブレット端末を使った自動音声翻訳サービスの実証実験を開始した。○外国人の顧客とのコミュニケーション支援のツールみずほ銀行では、〈みずほ〉ハートフルアクション(※)の取り組みの一つとして、タブレット画面を通じてオペレーターが外国人への通訳サービスを行う「スマイルコール」を都内5拠点で導入しているという。IT技術を活用して、より迅速、便利に利用してもらえるサービスとして、自動音声翻訳の活用の検討を進めており、このたび実証実験を開始することになったとしている。(※)〈みずほ〉は経済・社会を支えるOnly Oneの存在を目指し、世の中の役に立つさまざまな活動「〈みずほ〉ハートフルアクション」を推進している。具体的には以下のとおり。(1)みずほ銀行の有人拠点を「子ども110番の家」に登録、(2)外国人への通訳サービス(スマイルコールの活用)、(3)タブレット端末を活用した伝票への記入サービス、(4)地域でのボランティア活動。このたびの実証実験では、NTTドコモの協力を得て、店頭に備え置くタブレット端末に搭載した自動音声翻訳アプリを用いて試行するという。ボタンを押してタブレット端末に話しかけるだけで、外国語と日本語を自動的に翻訳するもので、両替などで銀行を訪れた外国人の顧客とのコミュニケーション支援のツールとして利用する。翻訳結果をタブレット上にテキスト表示するほか、音声での読み上げもでき、簡単、便利にコミュニケーションを取ることが可能だとしている。外国人の顧客の来店が多い都内5拠点で2ヶ月間試行し、利用した顧客の声も参考にした上で、今後の本格活用を検討するとしている。○試行内容試行期間:10月1日~11月30日試行店:銀座支店、銀座中央支店、浜松町支店、青山支店、八重洲口支店対応言語:英語、中国語、韓国語みずほ銀行は今後も優れたIT技術を積極的に活用し、様々な顧客に支持されるサービスの実現に取り組んでいくとしている。
2015年10月05日大日本印刷(以下、DNP)は9月30日、タブレット端末のカメラに商品をかざすと、商品名や説明文などを外国語に翻訳した商品パッケージを画面上に表示する「DNPパッケージ翻訳ARシステム(店頭用)」を開発したことを発表した。同システムでは、まず、店頭に設置するタブレット端末に翻訳された商品パッケージのデータを登録。AR技術の活用により、閲覧者は、タブレット端末上であたかも中・英・仏・国語などの外国語で印刷されたパッケージを手にしているかのような臨場感を体験できる。また、同システムが利用された時間や場所、閲覧された商品・言語などのデータは各端末に記録されるため、店側は、同データをマーケティング活動などに活用することも可能だ。同社は今後、食品や日用品、化粧品メーカーを中心に同システムを販売し、2018年度までに10億円の売上を目指す。
2015年10月01日ソースネクストは30日、アクロニス製のバックアップソフト「Acronis True Image Personal」を発売した。インストール可能なPCの台数によって、1台用と3台用を用意。価格(税別)は1台用が3,480円、3台用が6,960円。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / 10。システムイメージのバックアップや、ファイル単位でのバックアップを行うソフト。低価格版としてソースネクストから発売される。Windows 10に正式対応し、通常版の「Acronis True Image Cloud」からいくつかの機能を省略して価格をおさえた。対応するバックアップは、ディスクやパーティションのイメージバックアップ、ファイルやフォルダのバックアップなど。通常作業をしながらでもバックアップが可能で、バックアップ先には外付けHDDやCD/DVDなどの光学メディア、USBメモリなどを使用できる。スケジュール設定は週単位でのみ可能。新しいHDDへのイメージ復元や、ファイル単位への復元、4KセクタHDDにも対応する。制限されている機能は、増分バックアップ、5分間隔のバックアップ、クラウドへの容量無制限バックアップ、バックアップ専用パーティションの作成、FTPサーバへのバックアップ、別PCへの復元、ディスクやパーティションのクローンなど。
2015年09月30日EaseUS Softwareは、パーティション管理ソフト「EaseUS Partition Master ver.10.8」を発売した。個人向けとして1モデル、企業向けに3モデルを用意。価格は4,980円から。○EaseUS Partition Master ver.10.8HDDのパーティション管理を行うためのソフト。個人向けの価格は4,980円。最新バージョンでは、システムディスクをMBRからGPTに変換する機能を追加。Windows 7のシステムをサポートし、NativeやWindows PEでの操作が可能になった。変換後、データを失わずにシステムを起動することも可能(製品版のみ)。主な機能は、パーティションの管理 / 拡張 / 移動 / コピー / 結合 / 変換 / フォーマット / 削除 / データ消去などで、起動ディスクの作成もサポート。Windows PEもしくはLinuxのブータブルディスクも作れる。HDDのクローンをSSDで作成したり、パーティションを復元したりも可能。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10。○EaseUS Partition Master Server「EaseUS Partition Master Server」は企業向けモデルで、価格は17,480円。対応OSにWindows Server 2003 / 2008 / 2012が追加されている以外、機能は共通。○EaseUS Partition Master Unlimited「EaseUS Partition Master Unlimited」は企業向けモデルで、価格は42,800円。対応OSにWindows Server 2003 / 2008 / 2012が追加され、社内での使用回数が無制限となっている。そのほかの機能は共通。○EaseUS Partition Master Technician「EaseUS Partition Master Technician」は企業向けモデルで、価格は73,800円。対応OSにWindows Server 2003 / 2008 / 2012が追加され、社内での使用回数は無制限。さらに、顧客に技術サポートを提供するサービスが付加されている。そのほかの機能は共通。
2015年09月30日金沢21世紀美術館で、「同時代」を問いなおす展覧会シリーズ「ザ・コンテンポラリー」が始まった。前回の「われらの時代:ポスト工業化時代の美術」に続き、9月19日から始まる「誰が世界を翻訳するのか」では、異なる文化背景をもつ11組の現代美術作家をフィーチャーし、彼らが属する共同体を取り巻く世界の有り様をどのように捉え、伝えようとしているのかを探っていく。テキスタイル、版画、彫刻、インスタレーション、映像など手法も素材も異なる表現は、現代の現代美術の多彩な魅力を楽しむことができる。ガーナ出身でナイジェリア在住の2015年ヴェネチア・ビエンナーレ栄誉金獅子賞受賞作家エル・アナツイの新作も発表される予定で、ポーランド出身のアルトゥル・ジミェフスキや中国のチウ・ジージーエ、アルゼンチン生まれのリレーショナル・アートを代表する作家であるリクリット・ティラヴァニなど、世界的に活躍する現代作家の作品が揃う。異文化間を移動、横断することが常態化する現代社会において、あらゆる関係が流動的であり、これまでに描かれた歴史や価値観も、誰がそれを伝えるかによって、さまざまな意味を浮き彫りにする。作品は作り手から発せられる言葉や振る舞いであり、作り手が自信を取り巻く世界をどのように認識しているかの表れだとすると、ポスト・コロニアル批評を経た現在、文化的背景が異なる土壌から生まれる表現について、私たちはどのようにアプローチすべきなのか。12月には、「人々の国連総会」と題した、出品作家ペドロ・レジェスによる2日間にわたるワークショップも開催される。本展覧会やワークショップに足を運び、感じ、作家の試みに参加することで、様々な国から参加する表現者の表現との関係性を創造し、世界を翻訳しようとする試みを自らも体験してほしい。【イベント情報】ザ・コンテンポラリー 2 誰が世界を翻訳するのか会期:2015年9月19日~ 12月13日営業時間:10:00~18:00(金・土曜は20:00まで)休場日:月曜(ただし9/21、10/12、11/23は開場)、9/24、10/13、11/24会場:金沢21世紀美術館 展示室料金:一般 1,000円、大学生 800円、小中高生 400円、65歳以上 800円
2015年09月23日