情報処理推進機構(IPA)は2月20日、ネット上の翻訳サービスで入力した文章が他ユーザーも閲覧できる状態になっていたことを受けて注意喚起を行った。これは同日、翻訳サイトの検索結果が閲覧できる状態になっているという報道を受けて発表された。クラウドサービスでは、サービス提供者側に多くの情報を送ることになるため、「信頼できるサービスであるか慎重に検討し、機能や仕様を十分に確認」するように呼びかけている。○なぜ情報漏えいに繋がった?ただ、Webサイトがどれほど信頼できるかについては、ネームバリュー以外で判断しづらいのが現状だ。今回漏えい問題を起こしたWebサイトは、中国人が運営しているとされており、実際にWebサイトを閲覧すると不自然な日本語タイトルが目につく。セキュリティ会社「ラック」の広報部によると「なぜ検索結果を保持していたのかわからないし、(検索エンジンから)クロールできるようにしたのかもわからない」としており、技術力自体に疑問符がつくサービスでもある。その上、実際に翻訳サービスを利用した人物は日本企業の海外現地スタッフとされており、大手メディアが加熱報道するほどの問題ではない向きもあるようだ。しかし、最低限の知識として、サービスを利用する場合には利用規約を確認し自分が送信した情報が勝手にほかのサービスで利用されないかデータを保持しなくても良いようなサービスにも関わらず、データを保持する記述があるかといった点を確認する必要があるということを覚えておく必要がある。○過去の情報漏えいとは異なる問題?また、今回の報道やIPAの資料には「Googleのサービスで過去に保存した情報が公開された」という2013年に起きた問題が記載されている。しかしながら、これらの問題は今回のケースとはやや性質が異なる。Googleのケースでは、利用者がグループの公開設定を「Webに公開する」という設定ミスから、同サービスの検索機能を利用して、官公庁をはじめ、様々な企業・組織のグループ情報が公開されていたことが発覚した。一方で、今回のケースでも「Involved in the translation results improvement plan(Save the results to a server)」、つまり、「翻訳サービスを改善するために、サーバーに検索結果を保存します」というデータ保持のチェックボックスは用意されていた。しかし、一般的に検索アルゴリズムの改善に繋がるデータは外部公開しないものであり、利用者も意図していなかった可能性が高い。「サービスを利用する際に、情報を保持するのか」という点では、Googleのケースと今回の翻訳サイトは似通っているものの、後者は情報の公開範囲について特に規定されていなかったため、Googleのケースとは異なり、サイト運営者が悪質、もしくはずさんなサイト設計であったということになる。その点で言えば、利用者が完全に悪かったとは言いがたいのだが、今回のケースでは企業の資料を翻訳するために外部サービスを利用したという報道がある。会社として資料を作成する場合には、出自のわかるサービス・ソフトウェアを利用することが適当ではないだろうか。また、「情報の公開範囲」で言えば、先のGoogleの件にかぎらず、TwitterやFacebookなどのSNS利用でも問題となったケースが多く見られる。利用するサービスが安全かどうかというだけではなく、自身のネットリテラシーを過信せず、情報の公開範囲を今一度確認してみてはいかがだろうか。
2015年02月20日フリーウェイジャパンは18日、無料ソフト「フリーウェイ確定申告」の2014年度版をリリースした。同ソフトは、無料で使えるクラウド型の確定申告ソフト。初年度だけでなく、次年度以降も無料で使用でき、データ保存期間も無制限となっている。インターネット環境があれば、場所や時間を問わず申告作業を行える点が特徴で、確定申告でよく使う確定申告書A・B、青色申告決算書、収支内訳書などの帳票は、全て「申告(提出)用」「控え用」で印刷することができる。2015年2月26日より、無料の会計ソフト「フリーウェイ経理Lite」との連動機能を提供予定で、2つのソフトを合わせて利用すると、帳簿づけから申告まで全て無料で済ますことが可能になるという。フリーウェイジャパンは1991年設立。創業時より、財務会計ソフトウェアの販売や開発を行っている。主要顧客は会計事務所で、2011年に「フリーウェイプロジェクト」を打ち出し、企業や個人向け基幹系システム「フリーウェイシリーズ」の提供を開始。同シリーズは、中小企業や個人事業主を対象としたクラウド型の業務系システムとなっている。
2015年02月19日freeeは4日、クラウド会計ソフト「freee」の登録事業所数が20万事業所を突破したと発表した。同ソフトは、個人事業主・中小企業向けの会計ソフト。銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込み、記帳を自動化する。2013年3月のリリース以来、「簿記の知識がいらない」「自動で会計帳簿が完成」「領収書等の管理なども含め、会計ソフトの枠を越えて経理業務効率化できる」などの点が好評で、個人事業主や中小企業に幅広く利用されているという。リリースから1年11カ月の期間に様々な新機能を発表。多くの外部サービスとの連携を実現したほか、士業向けアドバイザー制度の拡充や関連書籍も販売されている。また、リリース後、2度目となる2015年の確定申告では、昨年の知見を活かしたプロダクト改善を行うとともに、ユーザー向けの手厚いサポートを準備。同社によると、これらが特に好評で、チャットサポートやオンラインセミナーの利用者が急増しているという。同社は、今後も「バックオフィス最適化」につながる機能開発に注力し、「スモールビジネスに携わるみんながより創造的な活動にフォーカスできるように」というミッションの実現を目指すとしている。
2015年02月05日ネットジャパンとPFUは2月3日、ニフティクラウド上で展開するソリューションにおいて協業し、ネットジャパンの自社開発バックアップソフト、「ActiveImage Protector」を提供すると発表した。今回、ネットジャパンは、ニフティクラウドパートナープログラムにおいてニフティと、ニフティクラウドのインテグレーションパートナーであるPFUと協業し、「バックアップ・システム移行 for ニフティクラウド」と呼ばれるソリューションにおいて、自社のバックアップソフト「ActiveImage Protector」を提供する。ActiveImage Protectorは、自社開発のイメージングバックアップソリューション。WindowsとLinux環境で、プラットフォームには拘らずに使用することができる。また最新のOSアップデート等、ハードウェアにもいち早く対応している。また、標準で搭載している重複排除圧縮機能のデータ圧縮は、高い縮小率とパフォーマンスを誇っていて、高い評価を得ている。販売形式は、ライセンス販売となっており、使用状況に応じてネットジャパンが提供する。主な特長は、以下の通り。重複排除圧縮機能により保存容量を大幅に縮小ホット/コールドイメージングでのバックアップセクター単位の高速バックアップ、復元増分バックアップ、スケジュールバックアップに対応遠隔地にデータを保存できるため、災害対策が可能ファイルやフォルダーを個別に復元可能ウィザード形式で、簡単操作。バックアップ作業のための専任エンジニアは不要自社開発製品ならではのきめ細かく、安心できるサポート大手SEベンダーでOEM採用。官公庁や研究機関にも導入実績多数GUI付きのLinux Editionを提供
2015年02月05日NTTデータは1月27日、NTTが開発した機械翻訳エンジン「多言語統計翻訳プラットフォーム」を採用した技術文書の翻訳サービスの提供を2015年4月より開始すると発表した。NTTデータは、これまで中国語・韓国語の特許文献を対象とした翻訳サービスを提供してきたが、今回提供を開始するサービスでは、新たに対象言語に英語を追加するとともに、対象文書も特許文献に加えて、製品マニュアル、設計書、学術論文等の技術文書に拡大する。同サービスを利用することで、技術文書における翻訳コストの削減ならびに人手翻訳作業の期間短縮の実現が可能となる。また、同サービスではNTT研究所の機械翻訳技術を活用しており、NTT独自の世界最高水準の構文解析技術や文法に基づく語順変換技術により、技術文書に現れる長い文に対しても高い品質で翻訳することが可能となっている。製品マニュアル等の翻訳にあたっては、これまで利用者にて保有・蓄積された対訳データ(言語間で対応付けられた文のデータ)があれば、カスタマイズされた翻訳サービスの利用もできる。
2015年01月27日Twitterは22日、外国語のツイートを自動で翻訳する機能を追加した。同機能は、twitter.com、Twitter for iOS/Android、TweetDeckにて利用できる。追加されたのは、外国語のツイートを自動的に翻訳する新機能。Bing翻訳と連携した機能で、40を超える言語に対応している。翻訳が可能なツイートには、地球アイコンが表示され、タップすることで元のツイートの下に翻訳されたツイートが表示される。ツイートの翻訳を表示するオプションの有無や、翻訳言語は「アカウント設定」の「ツイートの翻訳」から変更可能だ。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月23日NTTドコモは、日本語と外国語の間での会話を可能とする訪日外国人向け翻訳アプリ「はなして翻訳 - Jspeak」のiPhone版を19日より提供開始した。訪日外国人や海外在住の日本語話者向けのため、日本のApp Storeからはダウンロードできない。5月までは無料で利用できるが、以降は有料(価格未定)となる。「はなして翻訳 - Jspeak」は、訪日外国人や海外在住の日本語話者向けの対面型翻訳アプリ。アプリをインストールしたスマートフォンを介して、対応しているそれぞれの言語と日本語が音声翻訳されることで、スムーズな会話をすることができる。対応言語は訪日旅行者が多い、英語、中国語、タイ語、インドネシア語と日本語間。対応端末は、iOS 7.0から8.1を搭載したiPhoneとなる。
2015年01月21日ワッセイ・ソフトウェア・テクノロジーは、主に教育機関向けに、iPadを利用するための環境復元ソフト「iRecovery」を発売すると発表した。「iRecovery」は、不具合時に復旧するための用途ではなく、一度、授業やセミナー等で利用したのち、その間の更新を無効にし、次の生徒ために元の状態に戻すためのソフト。iTunesやiCloudなどを利用して1台ずつバックアップや復元を行うことは可能だが、1台ずつバックアップ・復元する手間や時間を考えると実用的ではない。「iRecovery」では、Windows PCからすべてのiPad端末を管理でき、iPadをUSB接続すれば1クリックで復元が可能。複数の復元ポイントを設定することができ、ファイルやアプリケーションソフトのほか、OSの設定も復元できる。1台のWindows PCで127台までのiPadを管理できるという。また、iPad用収納キャビネットと併用することによって充電中に復元を完了することもできるという。
2015年01月20日●「Word Lens」は日本語利用できないが……1月15日、Googleが翻訳アプリ「Google翻訳」をアップデートした。この最新バージョンの特徴は、看板や書き文字などにカメラを向けると文字を認識して自動的に翻訳できる「Word Lens」と、写真からテキストを抽出して翻訳できる「カメラ翻訳モード」、そして音声会話モードで言語が自動検出できるようになったことだ。旅先やコミュニケーションに使えそうなこれらの新機能、どれだけ使えるのだろうか?○英語と6か国語間の翻訳に対応した「Word Lens」カメラを向けるだけで被写体の文字をアプリの画面上で自動的に翻訳する「Word Lens」だが、この機能は残念ながら現時点では日本語では使えない。今のバージョンで翻訳できるのは以下の通り、英語と6カ国語間のみだ。英語-フランス語英語-ドイツ語英語-イタリア語英語-ポルトガル語英語-ロシア語英語-スペイン語翻訳言語を設定してから、実際にアプリ内のカメラアイコンをタップして映してみると、すぐに翻訳結果が原文にオーバーレイされる形で画面に表示される。手ブレや画面のチラつきで画面の見え方が変わるたびに翻訳できる場所・できない場所とムラが出てしまい、文章翻訳には向かないがちょっとした看板や見出しだったら難なく翻訳できる。●日本語も使える「カメラ翻訳モード」○日本語も使える「カメラ翻訳モード」とは同じ映像をつかった翻訳でもリアルタイムで翻訳できる「Word Lens」に対し、「カメラ翻訳モード」は映した画像から訳したい箇所を指定することで翻訳できる。こちらは日本語を含む36カ国語で利用可能だ。使い方は「Word Lens」同様、「Google翻訳」のカメラアイコンをタップして対象にカメラをかざしたのち、画面右下のスキャンアイコンをタップ。すると画面が読み込まれ、テキスト部分がハイライト表示されるので、翻訳したい部分をなぞると即、テキストボックスに翻訳文が表示される。画面の読み込みや訳したい部分の指定など、「Word Lens」のようにかざすだけの翻訳はできないものの、対応している言語なら自動検出して訳せる。●新しい会話モード○言語の切り替えをせずに使える新しい音声会話モード「Google翻訳」はこれまでも会話のやりとりの音声を聞き取ってテキスト表示と音声の再生で翻訳できたが、やりとりのたびにボタンをタップしていた。しかし、新しい音声会話モードではあらかじめ2つの言語を指定しておけば、アプリ側で会話の言語を自動的に認識して翻訳するため、アプリの操作に気を取られることなく会話ができるようになっている。利用するには、言語を指定してからアプリ内のマイクのアイコンをタップし、音声会話モードへ移動。画面内の会話ボタンをタップすると会話の聞き取りと翻訳がスタートする。ノイズが入る場所や多人数のおしゃべりでは言葉の認識は難しいが、音声が入りやすい位置にデバイスを持っている状態で1対1で話すならスムーズな会話が可能だ。海外旅行にとっての言葉の悩みどころは、会話はもちろん看板や標識といった目に入る文字の意味がわからない点もある。Google翻訳の新機能では、テキストやWEB翻訳では解決できない悩みもカバーされているだろう。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月16日米Googleは1月14日(現地時間)、Android/iOS向けアプリ「Google翻訳」の最新アップデート版を無料で提供開始した。スマートフォンなどのカメラで読み取ったテキストをリアルタイムで翻訳できる「Word Lens」機能などを追加した。このたび追加された新機能は、「Word Lens」機能と会話の同時翻訳機能だ。Word Lens機能とは、看板や文字にスマートフォンやタブレットのカメラをかざすことによって、アプリがリアルタイムで翻訳してくれるというもの。使用の際にインターネットに接続する必要はない。提供開始時の対応言語は、英語-フランス語、英語-ドイツ語、英語-ポルトガル語、英語-ロシア語、英語-スペイン語。会話の同時翻訳機能は、音声入力での翻訳時にアプリが自動で2つの言語を識別してくれるというもの。これまでは言語を選択してから音声入力する必要があったが、新しく追加されたマイクアイコンをタップすることによって、話し手が変わるたびにいちいち言語を選択しなくてもよくなった。また、これまでAndroid版でのみ利用できた「カメラ翻訳モード」をiOS版にも実装した。写真のテキストを読み込んで翻訳する機能だ。カメラ翻訳モードは36言語に対応する。
2015年01月15日米Googleは14日(米国時間)、翻訳アプリ「Google Translate」の最新版を発表した。写真撮影なしに翻訳を画面に重ねて表示する「Word Lens」、会話モードの強化などが特徴となっている。AndroidとiOS向けに今後数日内にリリースする。「Google Translate」はこれまで、端末のカメラ機能を利用して標識や案内、レストランのメニューなどの写真を撮影し、テキスト抽出とそれを翻訳する「カメラモード」を提供してきた(36言語に対応)。今回この機能を強化して、「Word Lens」としてカメラに捉えた道路案内などの対象物の翻訳が瞬時に画面上にオーバーレイされるようになった。デモでは、ロシア語で書かれた道路案内にカメラを向けると、同じ案内の上に英訳が表示されている。この機能は、インターネット回線なしでも利用できるという。Word Lensは、英語/フランス語/ドイツ語/イタリア語/ポルトガル語/ロシア語/スペイン語との間の翻訳に対応する。もう1つの強化点が会話モードで、2013年より提供しているリアルタイム音声翻訳が改良されている。翻訳元と翻訳先の言語を設定後、マイクアイコンをタップして話す。終了後にマイクアイコンを再度タップすると、Google Translateがどの言語が話されたのかを自動判別し、翻訳を開始して読み上げる。同時に、画面にはテキストが表示される。その後の会話ではマイクのタップは不要で、会話がよりスムーズになるという最新の機能は数日中に公開されるAndroidとiOS向けのGoogle Translateアプリで利用できる。なお、iOS向けではカメラ翻訳や会話モードが初めて利用できるようになる。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月15日クラウドソーシングを活用した人力翻訳サービスConyac(コニャック)を運営するエニドアは、バリュープレスと提携し、プレスリリース配信サービスValuePress!に「海外配信コース(β版)」を追加し、英文プレスリリースの作成と海外300メディアへ配信可能なサービスの受付を開始した。「海外配信コース(β版)」では、Conyacに在籍する翻訳者約80名が、英文プレスリリースのライティングを担当。翻訳分量の多い依頼や業界用語を多用する特殊な翻訳の依頼についても柔軟に対応する。サービスは、ValuePress!にログイン後「海外配信コース」を選択し、商品・サービス内容についての質問に回答する形式でプレスリリースの情報を日本語で入力。情報を基に英文プレスリリースの原稿が作成され、3営業日以内に提出される。原稿を確認後、ValuePress!より配信を行うことが可能だ。β版は、1配信あたり3万円(税別)で、従来の海外配信サービス料金のおよそ半額で提供する。
2014年12月26日12月15日~12月21日までの1週間に発表された、PC関連の注目ニュースをダイジェストでお届けする。先週は16日、Skypeの会話をリアルタイムに翻訳する「Skype Translator」のプレビュー版が発表され注目を集めた。同機能はビデオ・IMのチャットでリアルタイムに言語が翻訳されるという驚きの機能。5月に開催された米IT系メディア「Re/Code」の技術カンファレンスで米MicrosofのSatya Nadella氏がデモンストレーションし、2014年内の登場が予告されていた。17日には、日本ヒューレット・パッカードが早くも2015年春モデルPCを発表。同社初の「ゲーミングノートPC」を歌う15.6型ノートPC「HP OMEN 15」、鮮やかなカラーの11.6型モバイルノートPC「HP Stream 11」、水冷式のハイエンドPC「HP ENVY Phonix」など、個性的なモデルが登場した。また、15日にはPCソフトウェアの開発・販売で知られるイーフロンティアが、民事再生手続の申し立てを発表。負債額は約23億5,000万円。円安による収益低下やShade開発元の代理店契約解除などにより、資金繰りの見通しが立たなくなったという。同社は事業の継続を表明しており、商品の受注、出荷及びサポートを従来通り続けていく。
2014年12月22日米Microsoft傘下のSkypeは15日(現地時間)、Skypeの会話をリアルタイムに翻訳する機能「Skype Translator」のプレビュー版を発表した。ビデオチャットでは英語、スペイン語に対応。IM(インスタントメッセージ)チャットでは日本語を含む40以上の言語に対応する。Skype TranslatorのWebページを通じたメールアドレス登録により、登録日や登録言語に応じて順次利用可能になる。対応環境はWindows 8 / 8.1、Windows 10テクニカルプレビュー。Skype Translatorは学習機能プラットフォームをベースに構築されている。同社は、プレビュー版の時点で多くのユーザーが実際に会話することで、提供される話題、言語のアクセントや種類などについて、より高度な認識、翻訳を学習できるようになるとする。同機能は、5月に開催された米IT系メディア「Re/Code」の技術カンファレンスで米MicrosofのSatya Nadella氏が初めて披露。その際にはドイツ語・英語間のリアルタイム翻訳がデモンストレーションされており、2014年内のリリースが予告されていた。
2014年12月16日米Microsoft傘下のSkypeは現地15日、リアルタイム翻訳サービス「Skype Translator」プレビュー版の開始を発表した。通話相手の言語に関係なくSkypeでコミュニケーションができることを目指すもので、まずは口語ではスペイン語と英語をサポートする。IM(インスタントメッセージ)の書き言葉では、日本語を含む40以上の言語をサポートする。Skype TranslatorはMicrosoft Researchが開発した「Microsoft Translator」を利用したリアルタイム翻訳サービス。5月に同社のCEO、Satya Nadella氏が明らかにしており、11月には早期プレビュー版の受付を開始していた。今回のパブリックプレビュープログラムのスタートは、当初の予定に沿うものとなる。同サービスは、神経回路網ベースの音声認識技術を利用して話者の言語を分析し、言語翻訳と読み上げを行う。学習機能プラットフォームを土台に構築されていることから、利用が増えるほど精度が増していくという。第一弾として、音声によるSkype利用では英語からスペイン語とスペイン語から英語をサポートする。インスタントメッセージでは日本語を含む40以上の言語に対応する。対応言語は将来的に拡充していく。対応OSは「Windows 8.1」または「Windows 10」の技術プレビュー版のみ(デスクトップとタブレット)。利用にはSkype Translatorクライアントが必要。プレビュープログラムに参加するには、専用サイトから招待をリクエストする必要がある。
2014年12月16日ブレインパッドとソフトバンクグループで企業のデジタルマーケティングを支援するジェネレイト、ソフトバンクテレコムの3社は12月3日、企業の効果的なデジタルマーケティングの支援サービスで協業すると発表した。各社の持つデータ分析機能やレコメンド機能を組み合わせた新しいデジタルマーケティング支援ソリューションを提供する。ブレインパッドは、最適化技術による独自のアルゴリズムからウェブサイト訪問者一人ひとりへ最適な情報提供(レコメンデーション)を実現するWebプラットフォーム/レコメンドエンジン「Rtoaster(アールトースター)」を提供。多彩な機能で広告・ウェブサイト・メールなどさまざまなシーンで顧客とのコミュニケーションを高度かつ精緻化する手段として活用されている。ソフトバンクテレコムは、実店舗に設置・運用するクーポン発券機(クーポンゲート)を使ったO2Oサービス「ウルトラ集客」を2012年から展開。Webサイトの大量告知で商品やブランドの認知・関心を高めるとともに、キャンペーン告知と特典を受け取るクーポンなどをメールに送信することで、ネットから実店舗への誘導を行っている。ジェネレイトは、キャンペーン履歴やアクセスログなどのオンラインデータのみならず、リアル店舗における来店情報やPOSデータなどの購買履歴といったオフラインデータなど、さまざまなデータを取り込み統合管理する。これにより、データから導き出された仮説に基づく効果的なキャンペーンを実施し、企業のマーケティング活動におけるROI(Return On Investment)の最適化を図る。今回3社が協業することで、「ウルトラ集客」を利用している企業の来店情報を統合管理するジェネレイトのデータプラットフォーム「GENERATE DMP」と「Rtoaster」の連携が可能になる。この仕組みをベースにECサイト(オンライン)と店舗(オフライン)間の情報を統合したデータに、高度なレコメンド機能を組み合わせることで、効果的なデジタルマーケティング活動を支援するオムニチャネル環境の構築が安価に利用できる。
2014年12月04日ウエディングパークは28日、イーフロンティアとのコラボレーションとして、結婚披露宴やパーティーにぴったりの動画を作成できるソフト「写真で可愛くプロ並に! Wedding movie produced by ウエディングパーク」を発売した。価格は15,984円。ウエディングパークとイーフロンティアのコラボレーションソフト。ウエディングパーク編集部がデザインテンプレートをプロデュースし、イーフロンティアのビデオ編集ソフト「Corel VideoStudio Pro X7」と連携。結婚披露宴やパーティーに合わせた動画を作成できる。動画は、スマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真をPCに取り込み、CUTE / ナチュラル / POPという3種類のテンプレートを選択して作成する。ウエディングパーク編集部の女性スタッフがテンプレートを考案し、女性の視点から見ても満足できる素材をそろえたとしている。対応入力フォーマットは、ビデオが、AVI / MPEG-1 / MPEG-2 / AVCHD / MPEG-4 / H.264 / BDMV / DV / HDV / DivX / QuickTime / RealVideo / WindowsMediaFormat / MOD / M2TS / M2T / TOD / 3GPP / 3GPP2。オーディオがDolby Digital Stereo / Dolby Digital 5.1 / MP3 / MPA / WAV / QuickTime / WindowsMedia Audio / Ogg Vorbis。静止画がBMP / CLP / CUR / EPS / FAX / FPX / GIF / ICO / IFF / IMG / J2K / JP2 / JPC / JPG / PCD / PCT / PCX / PIC / PNG / PSD / PSPImage / PXR / RAS / RAW / SCT / SHG / TGA / TIF / UFO / UFP / WMF。対応出力フォーマットは、ビデオがDV / AVI / MPEG-2 / AVCHD / MPEG-4 / H.264 / BDMV / HDV / QuickTime / RealVideo / Windows Media Format / 3GPP / 3GPP2 / Webm。オーディオがDolby Digital Stereo / Dolby Digital 5.1 / MPA / M4A / WAV / QuickTime / Windows MediaAudio / Ogg Vorbis。静止画がBMP / JPG。
2014年11月28日ムラタソフトウェアは11月21日、解析シミュレーションソフト「Femtet」に新しい機能を追加した「Femtet2014.1」をリリースすると発表した。「Femtet」は、村田製作所で約30年前から改良を重ねてきた解析シミュレーションソフト。新バージョンでは熱伝導解析、応力解析、電磁波解析、磁場解析、電場熱解析ソルバの機能向上に加え、解析モデルをブラックボックス化する機能を世界で初めて搭載した。ブラックボックス機能により、ノウハウ(材料定数、構造など)を隠しながら、解析データの提供が可能となった。また、ユーザーインターフェースを改善し、他社のCADモデルがインポートしやすくなり、同社の高周波インダクタ、マジックストラップ(RFID)のデータも追加され、より実機に近いシミュレーションが可能となったという。
2014年11月21日人の言葉を猫語に訳す「人猫語翻訳機」というアプリが話題となっている。アプリをインストールしたスマートフォンのマイクに向かって、人の言葉を話すと、入力された人間の音声に従った猫の鳴き声を出すという。25匹以上の猫から声のサンプルを集めたとのことだ。今回、この人猫語翻訳機を自分のiPhoneにインストールしてみた(Android版もある)(※なお、公式サイトによれば、「翻訳された猫の声を聞いた愛猫が苦痛や攻撃の兆候を見せたら使用を止める必要がある」ので注意が必要だ。また、アプリ制作にあたり、動物に一切の危害を加えていないとのことだ)○まずはインストールインストールしたアプリを起動すると、マイクへのアクセスを求められる。OKを押すと、翻訳の画面が出てくる。中央の赤いボタンを押しながら日本語を話す。もう一度ボタンを押すと、今度は入力した音声が猫語で出てくるというわけだ。○猫に話しかけてみるということで、実際に猫に対して使ってみることにした。「こんにちは」の挨拶から始まり、「可愛いね」と褒めてみたり名前を呼んだりと、様々な人語を猫語に翻訳してみた。撮影した動画は、合計で2分強。実際に見ていただきたい。○実際の映像※うまく動画が再生できない場合はこちらから。(You Tubeサイトに飛びます)○まとめいかがだっただろうか。確かに、入力された音声ごとに、異なった猫語が発話されていたと思う。声のトーンも様々で、猫の様子から判断しても多少は……言葉が通じたかもしれない(笑)。しかしながら、動画でも紹介した通り、やはり一番通じるのは、アノ日本語三文字だった。もしかしたら、日本全国にいる全ての猫達に通じる言葉……なのかもしれない。<作者プロフィール<うだま猫好きの人妻アラサー。猫の漫画や日常の漫画をよく書く。猫ブログ「ツンギレ猫の日常-Number40」は毎朝7時30分に更新している。ツイッターでは常に猫への愛を叫び続けている。下ネタツイートは最近控えるようにしている。
2014年11月21日リコーは11月13日、リコーの複合機とクラウドを連携した機械翻訳サービス「RICOH ドキュメント翻訳サービス」を開始すると発表した。同サービスは、翻訳や通訳、翻訳ソフト開発などの事業を展開するクロスランゲージの翻訳エンジンを採用しており、紙文書を複合機でスキャン、あるいはPCから電子ファイルをクラウドにアップロードすることで、9ヵ国語を翻訳することが可能。日本語、英語、中国語(簡体字/繁体字)、韓国語、欧州5ヵ国語(ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語)の翻訳に対応している。クラウドサーバで翻訳処理を行うので、PCへのソフトウェアのインストールは不要で、すぐにサービスを利用開始できる。クラウドサービスとの通信はSSL暗号化が行われた形で行われ、翻訳結果のファイルには事前に登録してある利用者しかアクセスできない仕様となっている。電子文書のファイルをアップロードするだけで、文書全体の内容を翻訳することができ、PCで作成したMicrosoft Officeの文書は、元データのレイアウトを維持したまま翻訳が可能。年間利用料(税別)は4万6800円(3ユーザーID)から。
2014年11月14日NTTドコモは、Android搭載のスマートフォンやタブレットを利用して、日本語と外国語の間での会話を可能とする翻訳サービス「はなして翻訳」の海外向けサービス「Jspeak」の提供を11月10日から開始すると発表した。サービスは、英語や中国語など10か国語に対応し、訪日外国人や海外在留邦人の顧客がアプリケーションをインストールしたスマートフォンやタブレットを共用しながら、異なる言語による会話が可能となる。また、従来の音声翻訳機能のほか、旅行や生活でよく使う700以上の文例を会話集として搭載し、本会話集を利用することで、利用者は発話しなくても文例を参照できるため、利用する周囲の環境等に左右されることなく、安心して会話できる。さらに、気に入った文例や繰り返し使いたい翻訳された文章を登録することができ、利用シーンに合わせていつでも呼び出せる。利用条件は、対象国・地域(アメリカ/イギリス/インドネシア/オーストラリア/韓国/シンガポール/タイ/台湾/ニュージーランド/フィリピン/ブラジル/香港/マレーシア)の携帯電話事業者を利用し、Android OS 4.0から4.4搭載のスマートフォンとタブレット対応機種を持っているユーザー。料金は、1週間利用プラン(0.99USドル)と月額利用プラン(2.99USドル)の2種類を用意し、利用シーンに沿って選択できる。
2014年11月07日ジャングルは、富士ソフトの開発によるMac用はがき作成ソフト「筆ぐるめ Classic for Mac」の販売を、各種ダウンロードソフト販売サイトで開始した。価格は3,500円(税別)。「筆ぐるめ」は、「たのしく・かんたん・きれい」をコンセプトにしたMac用はがき作成ソフトである。宛て名面」、「デザイン面」がタブのクリックで切り換えられ、左から順に進むことで印刷までできるユーザーインターフェイスを採用し、初心者でも年賀はがきなどの作成が行える。年賀状用の十二支素材のほか、暑中見舞いや残暑見舞い用素材も収録し、一年を通じて利用できる。素材は、イラスト、背景、レイアウト、例文など5,090点を収録。フォントは有澤太楷書/有澤楷書/有澤行書/祥南行書体/正調祥南行書体/魚石行書/恋文ペン字/麗流隷書/AR 丸ゴシック体Mの9書体が入っている。また、住所録入力に便利な各種辞書を搭載し、デジタルカメラで撮った素材を編集する機能を装備。さらに他社製の年賀状作成ソフトの住所録読み込みにも対応する。対応OSはMac OS X 10.8 Mountain Lion以降。最新のOS X Yosemiteにも対応している。なお、日本語OS環境のみのサポートで、Java SE 1.8 JDKの動作保証が必須となっている。
2014年11月06日スイスのミドクラは11月3日(現地時間)、Infrastructure as a Service(IaaS)に適したネットワーク仮想化ソフト「MidoNet」のソースコードを無償で提供し、自由に入手・改変が可能なオープンソースソフトウェアとすると発表した。MidoNetは、ネットワーク処理をエッジ(コンピュートノード)で処理するアーキテクチャを特徴としており、導入や運用が簡易で拡張性や耐障害性にすぐれている。また、他のネットワークサービスとの間にスイッチ、ルーター、DHCP、NAT、ロードバランサー、ファイアウォールを作成することができ、IaaSクラウド上でL2-L4の仮想分散ネットワークサービスを実現する。同社の共同創業者兼CEO/CTOであるダン・ミハイ・ドミトリウ氏は、「現在、OpenStack Neutronのコミュニティは、ネットワークベンダーが各社のプロプライエタリ製品を販売するために多数のプラグインがバラバラに存在しており、デフォルトとなるべきオープンソースに力を入れることができていない。結果、オープンソースのOpenStack Neutronは商用利用に耐えるレベルに至っていない。ミドクラはMidoNetをオープンソース化し、コミュニティドリブンのプロジェクトとすることでこの問題を解決する」と語っている。今回の発表をもって、MidoNetのすべてのコードはApache 2.0に準じてオープンになり、ユーザーはMidoNetを自由に利活用、ディストリビュートし、さらには開発に貢献できるようになる。同社は今後もMidoNetの商用版を「Midokura Enterprise MidoNet (MEM)」という名称の下、サポートや管理ツールを付加して提供する。MidoNetのコードはコミュニティサイトから無償でダウンロードできる。
2014年11月04日インフィニシスは、Mac OS X用のバックアップとファイル同期ソフト「Synchronize! Pro X」の最新版となるバージョン6.7の販売を開始した。価格は7,800円。同社運営のインターネット通信販売サイト「Shop Infinisys」を通じて、オンライン販売(ダウンロード版)のみの提供となっている。また、体験版のダウンロードサービスも同時に開始している。同ソフトは、起動ディスクのバックアップ、差分バックアップ、古いファイルのアーカイブ化、タイマーによる自動バックアップ、ネットワーク経由のバックアップなどに対応している。今回のバージョン6.7では、最新のMac OSであるOS X Yosemiteに対応したほか、より新しいファイルに書き換える際、書き換えるファイルのファイル名が「コピーするファイル」ウインドウに太字で表示されるようになった。
2014年10月30日ロゴヴィスタは、OS X Yosemiteに対応した英日・日英翻訳ソフト「コリャ英和!一発翻訳 2015 for Mac」の販売を11月28日より開始する。通常版のほか専門辞書パックにより3バージョンを用意する。価格は9,334円(税別)より。同製品は、ハーバード大学の久野名誉教授の理論に基づき開発された「高精度 LogoVista翻訳エンジン」を搭載したMac用の英日・日英翻訳ソフト。最新のMac OSであるOS X Yosemiteに対応している。Web/Mail/Officeアプリケーションからの翻訳や、本格的な翻訳編集作業が行える「翻訳エディタ」も搭載し、実務レベルでの利用に対応する。翻訳辞書は、586万語(英日321万語、日英265万語)を搭載し、金融/経済、情報一般、電気電子通信、機械などを含む英日32分野、日英37分野の「分野辞書」を標準で装備する。通常版のほか、日外アソシエーツ「ビジネス・法律」、「機械・工学」など5つの専門辞書を標準搭載した 「ビジネス・技術専門辞書パック」(779万語)、南山堂「医学英和大辞典」、日外アソシエーツ「バイオ・メディカル」などの専門辞書を搭載し、医療分野の翻訳にフォーカスした「医歯薬ベーシック」(808万語)を用意している。製品ラインナップは以下の通り。「コリャ英和! 一発翻訳 2015 for Mac」(DVD-ROM) 9,334円(税別)「コリャ英和! 一発翻訳 2015 for Mac ビジネス・技術専門辞書パック」(DVD-ROM) 18,858円(税別)「コリャ英和! 一発翻訳 2015 for Mac 医歯薬ベーシック」(DVD-ROM)23,620円(税別)対応OSはMac OS X 10.7以上。
2014年10月30日芝浦工業大学は、同学・情報工学科の米村俊一教授と、同学・工業経営学科の卒業生で作家の中村航氏が、小説執筆の支援ソフト「ものがたりソフト」を共同開発したことを発表した。「ものがたりソフト」は、芝浦工大と中村航氏が共同で開発を始めた小説執筆の支援ソフト。2012年から二者による共同研究がスタートし、のちに小説家・中田永一氏も参画した。開発にあたり、米村教授が認知心理学で用いられる「プロトコル解析法」という手法を用い、中村氏の発話内容を書き出して思考の規則性を整理。こうした手順により、小説家の思考をシステム化した。また、このソフトは書き手の頭の中にある断片的な思考をつないで、ひとつのあらすじを作る過程をサポートする機能を持つもので、画面に出る質問項目に沿って答えを入力していくと、小説を全く書いたことのない人でもあらすじを作ることができる仕組みとなっている。ヘルプボタンを使えば、あらかじめソフト中にデータベース化されている文言がランダムで表示され、書き手の発想を広げる役割を果たすという。なお、同ソフトは現在も改良中で、公開予定は未定。今後、インターネットとの連携により、時代背景の調査を補助する機能の追加などを検討しており、最終的には小説本体の執筆までサポート可能なものを目指していくとのことだ。ちなみに、ソフトの公開に先駆け、11月1日、同ソフトで作成したプロット(小説の設計図)をもとに執筆された、中村航氏と中田永一氏の合作青春小説「僕は小説が書けない」が発売される。
2014年10月28日アドビ システムズは、「The Forrester Wave:エンタープライズ マーケティング ソフトウェア スイート, 2014年第4四半期」において、同社が「リーダー」に選ばれたことを発表した。この独立系レポートは、アドビ以外にも、Forrester社から参加の招待を受けたマーケティング クラウド ベンダー企業が名を連ねている。「Adobe Marketing Cloud」は、現行の製品、戦略、市場におけるプレゼンスにおいて最高の得点を獲得し、全46の評価項目のうち21項目で満点を獲得した。今回のレポートでは、同社に関して、「2014年初頭に発表されたAdobe Marketing Cloudを構成する6つのソリューションを統合するコアサービスは、アドビの存在を際立たせています。製品ロードマップとエンタープライズ マーケティング ソフトウェアの包括的ビジョンはこのコアサービスの成功の上に成り立っています。さらに顧客への照会では、複数のソリューションを組み合わせて活用しているのは、アドビの顧客だけでした。これはアドビのメッセージと製品戦略を裏付けるものです」 と評された。アドビ のデジタルマーケティング事業部門担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのブラッド レンチャー氏は、「多くの評価項目における高得点の獲得は、Adobe Marketing Cloudの完成度の高さと、コンテンツの制作から管理、配信、最適化まで、全てのワークフローにおいてマーケターを支援することができるという、他にはない強みを裏付けるものです」とコメントしている。なお、「The Forrester Waveエンタープライズ マーケティング ソフトウェア スイート, 2014年第4四半期レポート」(日本語版)の全文は、同社のWebページより無償でダウンロード可能となっている。
2014年10月24日BBソフトサービスは10月6日、開発者、クリエイター向け開発ツールの専門ストア「Developer Tools Store powered by LICENSE ONLINE」を開設した。同ストアでは、昨今注目を集める「モバイルファースト」の方針をサポートする開発ツールを中心に販売。社内稟議に必要な見積書がWeb上で作成でき、法人で購入する際のさまざまな要望に細かく応えるという。今後はソフトウェアに限らず、ハードウェアやその他各種サービスもラインアップに加え、開発者のニーズをトータルでサポートするとしている。
2014年10月08日ジャストシステムは8日、オリジナルプリント作成ソフト「ラベルマイティ15 プレミアム」を発表した。11月14日より発売する。価格(税別)は9,800円より。○「ラベルマイティ15 プレミアム」用紙やデザインを選んでいき、多彩なオリジナルアイテムを作成できるソフト。価格(税別)は、通常版が9,800円、書籍セットが10,800円、バージョンアップ版が4,900円、バージョンアップ版書籍セットが5,900円、「JL-Standard ラベルマイティ15 プレミアム」と「JL-Excellent ラベルマイティ15 プレミアム」が8,000円(各1ライセンス)、「JL-Government ラベルマイティ15 プレミアム」がオープン、インストールメディア(DVD)が2,000円。CDやDVDなどのラベルを作成できるほか、名刺、カレンダー、名前シールなども作成可能。新たに「ブルーレイディスク専用ケース」「着せ替えタンブラー」「コラージュ写真」をジャンルに追加している。用紙メーカー100社、用紙数18,000種以上に対応し、グラフィック文字として「透過文字」を新たに収録。42種類のテンプレートの中から中抜き、ワイヤーフレームなどの文字表現を選択できる。「画像のフチ取り」機能も搭載し、絵や写真に好みの色や太さでフチ取りも行えるようになった。絵や写真の背景など特定の色を透明にできる「透明色設定機能」も新たに搭載する。落書きペンで自由に文字やデコレーションができる「落書きデコレーション機能」を搭載。タッチパネルにも対応しているので、紙に描くように操作が可能。ほかにも、空枠を使って写真を配置していく「空の枠追加機能」や、「風景、花」「人物」「明るく」「色あせ補正」などの12種類の写真補正が行える「きれいカメラLE」などを搭載する。収録素材は、サンプルデザインテンプレートが約6,300点、イラストが約4,200点、フォント / 和文フォント41書体、欧文フォント54書体。約4,500点のテンプレートを収録した「15周年記念サンプルDVD」が同梱されている。対応OSはWindows Vista(SP2) / 7 / 8 / 8.1。○ラベルマイティ15機能を限定し、「15周年記念サンプルDVD」が同梱されないバージョン。価格(税別)は、通常版が5,800円、書籍セットが6,800円、バージョンアップ版が3,000円、バージョンアップ版書籍セットが4,000円。収録素材は、サンプルデザインテンプレートが約3,200点、イラストが約2,200点、フォント / 和文フォント31書体、欧文フォント54書体。
2014年10月08日freeeは10月6日、給与関連ソフト「クラウド給与計算ソフト freee」を正式リリースした。料金は3ユーザーまでは月額1980円または年額1万9800円。ユーザー1人追加ごとに月額300円が加算される。すべての機能を1カ月無料で使えるお試しプランも用意している。クラウド給与計算ソフト freeeは、2014年5月にβ版の提供を開始したソフトで、給与計算に関する知識がない人でも迷わずに使える直感的なユーザーインタフェースが特徴。給与額や税金、保険料の計算など、給与関連の業務を1クリックで行えるという。従業員専用のアカウントを作成することで、各従業員がfreee上で勤務情報の記録や給与明細の確認が可能。毎月の給与締め日には「給与明細確定ボタン」を押すだけで、給与明細の発行や人件費の算出、会計取引としての記帳が完了する。クラウド型で提供するので、税制や保険料率の改定などにも自動で対応。機能改善や新機能の追加も即座に反映するので、経営者は管理コストを大幅に削減できる。○開始4カ月半で1万3000事業所が登録クラウド給与計算ソフト freeeは、β版開始から4カ月半で、既に1万3000件の事業所が登録しているという。ユーザーは半数以上が設立から2年未満の事業所で、うち9割以上が専任の担当者なしで使用している。導入した企業からは「経営者や経理担当者の目線に立ったサービスで、全体的に使いやすい」「従来の給与計算ソフトは一般の人には難しい仕様になっているが、freeeは使いやすさと必要充分な機能を両立させている」といった声を得ている。
2014年10月06日