マキノ出版はこのほど、新刊「腰痛はヤンキー座りで治る」(戸田佳孝/著)を発売した。2010年の国民基礎調査によると、有訴者率が最も多い疾患は「腰痛」で、全国に約1,329万人もいると推定されている。しかし、医療機関を訪れても、レントゲン検査で異常が見つからない場合は、湿布薬や痛み止めを処方されるだけというケースが多い。異常が見つかり手術となっても、腰の周辺には神経が密集しているため、大きな危険を伴う場合もある。同書は、明石家さんまさんが司会を務めるフジテレビ系の人気番組「ホンマでっか!? TV」のコメンテーターでもある医師・戸田佳孝さんが「腰痛を自分で治す方法」を紹介した書籍。テレビでも評判となった「戸田式トリック・ストレッチ」を公開している。ストレッチの中でも中核をなすのが、タイトルにもなっている「ヤンキー座り」を用いたストレッチ。ヤンキー座りの姿勢から腰をこぶしでこすれば、脊柱の背側に位置する「脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)」のこわばりが伸ばされ、腰痛がやわらぐという。そのほか、中殿筋(ちゅうでんきん)に効く「太ももかいかいストレッチ」、大腿直筋(だいたいちょっきん)に効く「ズボンのシワ伸ばしストレッチ」、腹圧を高める「パンスト呼吸」など、ユニークなセルフケアを紹介している。価格は1,404円(税込)。
2015年05月19日ベッドと布団、あなたはどっち派ですか?どちらも快適な睡眠を実現できる物ですが、好みは人によって分かれます。しかし腰痛が気になる場合には、布団を選ぶことがおすすめという意見も。でも、どうして布団がよいのでしょうか?ベッドvs布団はベッド派の勝利?あなたは、布団とベッドのどちらで寝ていますか?実は、ベッドで寝ている人のほうが多数派というデータがあります。「家に帰ってすぐに寝られるから便利」「床に溜まったホコリが気にならない」など、さまざまなメリットからベッドを選んでいるようです。一方、布団は、「部屋のスペースを活用しやすい」「すぐに干せる」といった理由で選ばれています。ほかにも、「引越しするときにラク」という声もあるのだとか。ベッドに比べると少数派ですが、一定の支持を得ているようです。ベッドと布団、どちらもメリットがあるので、一概にどちらがよいとは断言できません。でも、少数派の布団ならではの強みもあるんです。腰痛が気になる人は布団がおすすめ!?もし、あなたが腰痛で悩まされているなら、ベッドよりも布団のほうがおすすめ。その理由は、布団のほうが硬いからだそうです。ベッドは、身体の重みが分散されやすく、一見すると腰への負担が軽くなると感じるかもしれません。しかし、身体に合わないと深く沈み込んでしまうため、骨盤が変形してしまうということも。そのため、ベッドを選ぶときは、慎重に決めなければなりません。一方、布団は背筋がまっすぐになりやすく、腰への負担がかかりづらいことが強みという専門家の声も。寝心地はフカフカのベッドに負けるかもしれませんが、腰痛の人にはおすすめなんです。適度に硬い寝具で腰痛を防ごう腰痛が気になるというあなた。ベッドと布団を選ぶとき、適度な硬さがあればどちらでも構いませんが、ベッドの場合は購入時に硬さにこだわる必要があります。そのため、布団を選んだほうがよいとも考えられます。特に、おすすめなのは畳の上に布団を敷いて寝ること。背筋もまっすぐ伸びますし、日本人の身体に合うので、しっかり眠れると思います。なお、畳で寝るときは、布団の下にすのこを敷いておくと、寝ているときの汗や湿気が逃げるのでよいでしょう。疲れを取るために寝るのに、腰痛で悩まされたら元も子もないですよね。寝具選びにこだわって、ぐっすり眠るようにしましょう。Photo by lauren rushing
2015年05月16日アッヴィはこのほど、腰痛に関する調査結果を発表した。同調査は10月、全国の20~40 代の若手ビジネスマン8,745名を対象にオンライン調査を実施したもの。また、そのうち3 カ月以上続く腰痛を訴える1,236名より、日常の対処や仕事への影響について回答を得た。3カ月以上長引く体の不調について聞いたところ、働き盛りのビジネスマンの29.9%が腰痛を抱えていることがわかった。「長引く腰痛」を抱える人のうち、一般的な腰痛とは異なる痛みがある「炎症性腰背部痛」(以下IBP)を有する人は25.9%にものぼった。その診断基準は、「腰痛の発症が40歳以前」「発症が緩徐」「運動で軽快する」「安静では軽快しない」「夜間痛(起き上がると軽快)」の5つのうち4つ以上にあてはまる場合に疑われるとのこと。「強直性脊椎炎」は、初期ではIBPが現れ、長期では脊椎の硬直などが生じることもある難病だが、「名前も知らなかった(初めて聞いた)」と回答した人が81.5%にも及んだ。実際に、10~20代から発症するものの確定診断に至りづらく、単なる腰痛症や坐骨神経痛と間違われることも少なくないそう。また、初期症状とされるIBPが現れている人でも、強直性脊椎炎については約6割が知らないことが判明。さらに実際に、強直性脊椎炎と診断されたことのある人は40人もいることがわかった。「長引く腰痛」の痛み程度(つらさ)を聞いたところ、全体の76.5%が「かなりつらい/つらい」と訴え、痛みに悩まされる日々が続いていることが示唆された。また、IBPの疑いがある人では、86.8%にのぼった。「『長引く腰痛』の診断・治療のために医療機関を受診したことがあるか」を聞いたところ、ビジネスマンの38.5%は未受診ということが判明。「かなりつらい/つらい」状況の人でも33.1%が未受診ということがわかった。腰痛の中には進行すると深刻な状態をもたらすものもあるため、適切な対処の遅れが懸念されるという。「長引く腰痛」の診断・治療のために現在、医療機関を受診している人は1割(10.1%)のみだった。未受診理由は、「我慢しようと思えば我慢できるから」(46.0%)「お金がかかるから」(43.1%)「面倒だから」(36.8%)の順に多くあがった。腰痛のイメージを聞いたところ、「姿勢など生活習慣により生じる病気」(79.0%)が最多。続いて「職業病」(66.2%)「年寄りくさい」(30.4%)の順に回答が多かった。「長引く腰痛」が日常生活に及ぼす影響について聞いたところ、最多支障は「長時間座っていること」(48.0%)だった。仕事への影響において「大幅に低下/低下」することは「スピード感」(23.9%)「モチベーション」(22.5%)「集中力」(21.9%)という結果に。また、「長引く腰痛」が原因で、仕事を休んだことのある人は29.4%となり、休みたいと思ったことのある人を含めると約7割にのぼった。「長引く腰痛」に関しての相談相手を聞いたところ、「家族」が55.3%で最多だったのに対し、3人に1人(31.8%)は「相談相手は特にいない」と回答した。同様に、「長引く腰痛」を心配・指摘してくれる人も「家族」が最も多かった一方で、36.2%は「特にそういう存在がいない」と回答した。同調査結果を受けて、東京大学医学部整形外科・脊椎外科講師の門野夕峰氏は、「今回、強直性脊椎炎のスクリーニングポイントとなる、一般的な腰痛と異なる痛み(炎症性腰背部痛)を有する方は意外にも多く出現したことから、強直性脊椎炎は日本でもわれわれの想像以上に潜在している可能性があります。詳しい診断は、整形外科やリウマチ科で受けることができます。治療は、『NSAIDs』などの鎮痛薬が基本となりますが、最近では、生物学的製剤と呼ばれる新しい種類の治療薬も使えるようになっています。長引く腰痛がある場合には、適切な専門医に相談していただき、これからのご自身のパフォーマンス向上に生かしていただければと思います」とコメントした。
2014年12月08日ファイブリングはこのほど、スイス生まれの健康シューズ「Joya(ジョーヤ)」の新作を発売した。同商品は、歩行時に膝や腰にかかる衝撃を吸収し、負担を軽減させるという特殊なソールを採用した健康靴。膝や腰に痛みを抱える人にストレスなく歩くことを楽しんでもらいたいとの思いから、2008年にスイスで誕生し、現在は世界25カ国で販売されている。5つの層を重ね合わせたアッパーからなる同社独自の「やわらかいソール」は、歩行の際に足裏にかかる圧を均一に分散し、膝や腰への負担を軽減。そのため、長時間歩いても疲れにくく、前後左右360度の足の動きをサポートすることで、自然と姿勢を良くするなど、人間本来の理想的な歩き方を実現するという。なお、ソール内のエアーポンプが空気穴に作用することで、靴内の湿度を快適に保つ効果もあるとのこと。2014年秋冬の新作では、従来モデルの新デザインに加え、従来品よりも安定感を高め、軽量化したという新しいソールが登場。カジュアル・スニーカーなどのタイプ別に、全国の専門店「Joya shop」11店舗と、百貨店にて展開中の期間限定ショップにて販売する。
2014年10月27日「虫の知らせ」という言葉は悪いニュースを意味します。背中の腰の辺りでセミがうるさく鳴いている夢を見た女性がいつの間にか持病の腰痛を悪化させていたり、また、ある男性は口から大きな芋虫が出てくる夢を見た後、胃潰瘍が発覚したそうです。このように虫の夢は主に蓄積したストレスや疲労、慢性的な疾患を象徴するネガティブなイメージですが、まれに幸運を招く虫のイメージがあります。では、そのいくつかのシンボルをご紹介します。■キリギリスの夢大きな緑色のキリギリスを見る、または捕まえる夢は、ひらめきや才能の開花を暗示します。緑や黄色の動くものは基本的にアイデアやひらめきを象徴するシグナルになります。あっという間に跳んでいってしまうキリギリス、それを捕まえるイメージは得がたいひらめきや創造的なアイデアを得ることを暗示します。また、鮮やかな色彩と体の大きさ、美しい鳴き声のキリギリスは隠れた芸術的な才能を象徴します。■カブト虫やコガネムシの夢黒く大きなカブト虫を捕まえる夢は思いがけない利得を暗示します。また、輝くコガネムシのイメージも利益や金運アップを暗示します。ただし、花壇にいるようなコガネムシではなく、吉兆判断のポイントは丸く大きいもの、カナブンのように美しいかたちをしたイメージになります。もっとも良いイメージは大きな樹に集まるカブト虫を捕まえるイメージになります。樹木の蜜(=利益)に群がるカブト虫の光景とあわせ、受益というニュアンスを強めます。■蝶々の夢蝶々のイメージは夢の世界では基本的に人間の魂を象徴します。蝶々がひらひらと舞っている夢は一種の霊夢になっていることがあります。夢を見る人をどこかへ誘うように舞う光景は、霊的な世界との接触をあらわします。そもそも「心」を意味する英語“サイキック”の語源は「蝶々のようにひらひらと舞うもの」という意味です。したがって、蝶々を捕まえる夢は運命的な再会、思いがけない出会いを暗示します。ただし、捕まえられない蝶々の夢は事故や災難を暗示する警告サインになっていることがあるので要注意です。■てんとう虫の夢ナナホシテントウ虫のイメージなら吉兆です。暖色系の丸い虫のイメージは誰かの引立てや支援、人気を得る暗示になります。てんとう虫の中には実際に害虫として植物を腐らせるものがあります。ナナホシテントウのようにアブラムシを食べる益虫であることがポイントです。■虫の夢の吉兆は色彩と形がポイント!花の夢と同様に暖色系のオレンジ、黄色、緑の色彩の虫のイメージは植物につく虫のイメージになります。また、丸い形の虫ほど良い暗示になります。ただし、色彩が同様でも群れをなしている黄色のアブラムシなど、半透明で気色の悪いイメージだと生理的な警告夢になります。基本は見つけるのがまれか、発見の喜びがある昆虫であることです。(梶原まさゆめ/ハウコレ)
2014年08月27日ダイエットをがんばり、お腹がぺったんこに痩せても、「あれ?私のくびれはどこへ……」なんてことありませんか?「痩せる」と「くびれる」は、似て非なるもの。そして美腰とは、ウエストの細さだけでなく、ヒップから腰まわりまで、全体をコーディネートすることで完成されるのです。実際に短期間で魅力的なくびれをゲットした芸能人やハリウッドスターの実体験を、まとめてご紹介しましょう。じぶんには難しい、だなんて思いましたか?いいえ、みんな同じ人間です!あなたも必ずできる方法をご紹介します。【17kg太ったミランダ・カー】産後たったの2ヶ月でランウェイに復帰した方法モデルとしての大人気のミランダ・カー。スタイルキープの秘訣として語られた彼女の産後ダイエットの方法が、「血液型ダイエット」です。その名から連想できるように、血液型に合った食材の摂取や運動を選択するダイエット方法のこと。例えば以下のように。・A型肉が消化しづらい体質なので野菜中心の食生活がオススメ。まじめでストレスをためやすいからハードなトレーニングよりヨガやウォーキングに向いている。・B型消化がいいから肉を食べても太りにくく、乳製品も合う。炭水化物は体にためやすいので量を減らし、激しい運動とリラックスできる運動の組み合わせがオススメ。・O型B型同様に消化がいいので脂肪の少ない肉類を食べて炭水化物を減らす。乳製品は体に適していない。激しい有酸素運動や筋トレがオススメ。・AB型消化に関してはA型よりいいけどB型より良くない。だから肉類は避け、炭水化物も減らすべき。野菜中心の食生活で、運動はヨガよりハードでのんびりもできるゴルフがオススメ。ちなみに、ミランダはA型。ストレスなくダイエットに成功したのは誰もが認めるところです。ウエスト17センチ減! 神田うのが実践した食事制限なしのダイエット法もともと太らないという、超絶うらやましい体質だった神田うのさん。出産前に+19キロと驚愕の数字をたたきだし、産後も体重が落ちなかったといいます。そこで頼ったのがダイエット界のカリスマ・樫木裕実さん。「食事制限はしたくない」と言い放つうのさんに「数字にとらわれちゃうと、毎日のエクササイズがつまらなくなる。ダイエット中は体重計ではなく、鏡に映る変化をチェックする」というアドバイスを伝授しました。激しいエクササイズは続きません。「うりゃー!50回!」と回数をこなすのではなく、空気を押すイメージで丁寧に動くことでダイエットには十分な効果が期待できるそう。美尻とウエストに効くエクササイズを中心に、レッスンを週1回受け続けたうのさんは、半年後、見事カムバック!ウエストは-17センチ、ついでにヒップや脚のラインもかつての美ボディを取り戻す結果になりました。ストレッチだけでなんと-10kg減! SHIHOの産後ダイエット第一子を出産、復帰してからも変わらないと称されるモデルのSHIHOさん。そんな彼女が産後ダイエットに必要としたのは「姿勢を正す」こと。産後、骨盤のゆるみ、授乳で猫背、腰痛……といった不調の時期があった彼女。特に骨盤のゆるみは体のシルエットを決定づけるため、モデルの彼女にとっては死活問題だったのではないでしょうか?食事のあとは少なからず、下っ腹がでてしまうもの。SHIHOさんはこの悩みに、背骨と骨盤を支える3つの筋肉「腸腰筋」を意識しながら姿勢を正すというダイエット法をとりいれ、ほとんどお腹が出なくなりました。「姿勢を正す」たったこれだけで、体重が同じ人でも断然痩せて見えるくらい、ボディラインが変わるそうです。自分の体質やクセを見抜き、見合った対応が体型維持に必要、とするSHIHOさん。彼女が続けてきたことは著書『トリニティスリム“全身やせ”ストレッチ』にて詳しく知ることができます。くびれというメリハリを手に入れるだけで、体型コンプレックスはやわらぎます。女性の女性らしさたるや、「腰」にあるといってもいいかもしれません。キュッとしたくびれを目指すことで、彼の視線はいつもより熱くなるかもしれません!※参考: 『MSNライフスタイル』 - 神田うの、ウエスト17センチ減! 食事制限なしの「うの樫木やせ」Photo by Pinterest
2014年08月24日みなさんはひどい肩コリや腰痛になった時、どのように対処していますか? 肩コリや腰痛対策用に市販されている商品を家で使ったり、マッサージや温泉に行ったりする人も多いと思います。これらの対策は、その場ではリラックス効果が得られ、なんとなく楽になったような気にはなるものの、それほど大きな効果がでなかったりしますよね。そこでオススメなのが鍼。鍼は即効性があり、肩コリや腰痛を根本から改善することが期待できる上に、女性と関わりの深い婦人科系の症状への効果や、美容効果も期待できます。いろいろ試したけれど、なかなか肩コリが治らない…という人は、一度鍼治療を試してみては? ■鍼治療とはどんな治療法なのか鍼治療は、長さ約40mm~80mm、太さ直径0.17mm~0.33mmのステンレス製の鍼を複数の経穴(ツボ)に挿入して行います。傍から見ると少々グロテスクで痛そうに見えますが、痛みはほとんどありません。それぞれの症状に効くツボに鍼を刺すので、施術を行う部位は症状によって違います。鍼治療そのものをする前に、軽くマッサージを行う場合もあります。鍼治療は、中国に起源をもつ漢方医学のひとつで、明治時代の初期までは漢方薬とともに、日本の医療の主流だったそうです。鍼治療が日本に伝わったのはなんと飛鳥時代なのだとか。実は、とても歴史の古い治療法なのですね。■どこで受けることができるのか鍼治療は一般に「鍼灸院」とよばれる施設で受けることができます。注意して探してみると、鍼灸院はあなたの家の近所にも思いのほかたくさん存在すると思います。ホームページや口コミをチェックして、入りやすそうな鍼灸院を探してみましょう。コースや症状にもよりますが、本気で治療したいなら1週間に1回ぐらいのペースで通うのが理想ですが、即効性があるので、肩コリや腰痛なら1回でも、ある程度の効果は感じられるのではないかと思います。■どんな症状に効くのか一般には肩コリや腰痛、神経痛などへの効果が広く知られていますが、その効果は実に多岐にわたります。低血圧や頭痛をはじめ、食欲不振や便秘などの内臓の症状、不眠やノイローゼなどの心の病にも効果が期待できます。女性と関わりの深い婦人科系の症状、生理痛や月経不順で悩んでいる方も多く受診されています。また、不妊治療や、妊娠前のデトックスとしても注目を浴びているようです。これからの季節が憂鬱な、花粉症の改善にも導いてくれるとか。鍼灸院によってそれぞれ得意とする分野があるので、施術を受ける前に、自分が治したい症状を得意としている鍼灸院かどうかを確認してから受診しましょう。最近では、鍼治療の美容効果も認知度が高まってきており、鍼美容を行うエステサロンを併設した鍼灸院なども増えています。内側も外側もきれいに、健康にできる可能性を持っている鍼治療。いざという時に駆け込める、自分に合った治療院をひとつ知っていると、何かと重宝するのではないでしょうか。
2014年03月06日今回のテーマは、腰痛一言に腰痛と言っても、症状も原因もさまざまで、非常に難しいんです。一生のうち、60~80%の人は腰痛を生じるそうです。人間が2本足で生活している以上、人間と腰痛は切っても切り離せない関係にあるのかもしれません。今日はそんな腰痛とうまくお付き合いするための方法を紹介します。原因、予防法確かに言えることは、働く女性にとって、「職場環境」が非常に大切だということ。良くないことは、①物を持ち上げる、押す、引くなどの動作これはみなさんもご存知かと思います。前かがみになって重い荷物を持つことは、腰には体重の何倍もの力が作用します。重い荷物を運ばなければならないときは、たくましい男性にお願いするのも良いかもしれませんね。②長時間座り続けるなど、同じ姿勢で仕事を続けること。これも腰痛にはよくありません。デスクワークの人は、ちょくちょく立ち上がって歩き回ることを意識しましょう。③心理的、精神的要因実は腰痛には心理的、精神的な要因も多大に関与していることが最近わかってきました。知らず知らずのうちにストレスを抱えていませんか?疲れたときはリフレッシュして、時には休むことも大事です。腰痛になってしまったら?腰痛になったら安静が一番!と信じられてきましたが、最近では、安静にしすぎることも腰痛には良くないことがわかってきました。ある程度痛みが落ち着いたら、「痛みの範囲内で動く」ことが大事なんです。あとはお風呂にゆっくりつかって血行をよくして、かつリフレッシュすることも大事。月単位で長引く頑固な腰痛の場合は、整形外科医にご相談ください。時々「椎間板ヘルニア」や「すべり症」など、器質的な原因がある場合もあります。また、そうでなくても痛み止めや湿布、コルセット、ブロック注射などで思ったより楽になる方もたくさんいらっしゃいます。クリニックでは牽引療法や電磁波治療などをしているところもあります。腰痛は慢性化してしまうと、なかなか治すのが困難だと言われています。以上を踏まえて、普段から腰に優しい生活を心がけてみてください。【PROFILE】お名前(ふりがな):石倉久年(いしくらひさとし)先生専門科:整形外科年齢:29歳勤務先:都内総合病院好きな女性のタイプ:明るい人初デートに連れていく場所は?:おいしいご飯が食べられるところなぜドクターを志したのですか?:人の役に立つことができて、感謝もされる。一生を捧げるに値する職業だと思ったからです女性たちからイケメンドクターといわれることにどう思いますか?:お世辞かな?って思っちゃいます<2013年7月17日現在>
2013年11月01日ただの腰痛、と侮っては危険!年だから仕方ない、とあきらめてはいけない。高齢者の腰痛の原因のひとつは、骨粗鬆症による背骨の骨折(椎体骨折)によるもの。そして介護が必要になった10人に1人は「骨折・転倒」がきっかけという。さらに寝たきりはうつ病や認知症になる可能性も高くなり、家族にとっても大変なこと。腰痛・骨折を予防するためにも、毎日の食事に“骨を強くする”工夫をしたい。高齢なお母さんでも安心して作れる高齢の母親の腰痛の原因を知りサポートするウェブサイト「イタみる」では、5月1日より人気料理研究家・川上文代先生考案の『母と一緒に作りたい!火を使わない骨にいいレシピ』を公開している。レシピには2つのポイントがある。1.カルシウムやたんぱく質などの栄養素を含んだ食材中心に考案されていること。2.高齢な母親でも安心して作れるよう、電子レンジなどを使ってできる“火を使わない”調理法を採用していること。ガスコンロを使わず電子レンジなどで調理することで、ヤケドなどの事故も防ぎ安心して料理を楽しめるよう工夫されている。5月はチーズやしらすを使った見た目もおいしい春の彩りレシピ特集。お母さんの腰痛と骨折予防を考えた“愛情レシピ”と“一緒に料理をする楽しさ”を母の日のプレゼントにしてはいかが。元の記事を読む
2013年05月15日整体師の大山奏です。デスクワークの方などは長時間同じ姿勢でいるため、お尻や腰に負担がかかってしまいます。以前紹介しました「腰痛を未然に防ぐお尻『大殿筋』のストレッチ」とあわせてできる、お尻の中にある梨状筋も伸ばせるストレッチを紹介します。Step1:片膝を立てて横になりますStep2:立てた膝にもう一方の脚のアキレス腱辺りをひっかけますStep3:両手を組んで、Step1で立てた方の脚膝を自分の胸に近づけるように引きます筋肉が固まっている人は、Step2の状態でもお尻が伸びている感覚がすると思います。その状態でストレッチされていれば、無理やり引っ張る必要はありません。じわじわと効いているのを感じながら少し左右に動くなどすると、伸びている場所がよく分かります。Step3の時には大きく息を吸って吐きながら膝をひきつけます。息を吐ききったらゆっくりと息を吸いながら元の姿勢に戻してください。片方ずつ3~5回を目安にするといいでしょう。ストレッチする環境ですが、あまり下が柔らかすぎるとよくありません。スプリングが強く反発力の高いベッドなら問題ありませんが、姿勢を変えると身体が沈み込んでしまう柔らかさだと、狙った場所以外の筋肉を緊張させてしまう場合があります。フローリングだと少し冷たすぎるかもしれないので、できれば畳かカーペットの上でやってみてください。背骨や尾てい骨が床に当たって痛い場合は、布団の上でも構いません。梨状筋は骨盤の近くにあり、固まりやすく腰痛の原因になる筋肉です。スポーツなどでも固まり、坐骨神経を刺激するので、坐骨神経痛のような症状が出ることが多いのです。股関節を外側に回す運動でも筋肉を柔らかくできるので、脚を上げて大きく後ろ回りをするストレッチも、腰痛改善に効果があります。骨盤周りは神経が多いのでよくほぐすことが必要です。ふだんから少しでも動かそうと意識しておくと、腰の痛みにも効果的ですよ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月23日整体師の大山奏です。年齢を重ねるごとに、身体の肉も増えている……。寂しい悩みを正しい筋トレで解消してみませんか?今回はハムストリングス、腸腰筋を鍛えるランジという筋トレを紹介します。ハムストリングスや腸腰筋を簡単に言うと、腿(もも)の裏側や脚の付け根の筋肉のことです。この筋肉を鍛えることで、毎日の階段の上り下りが楽になったり、バランス感覚がよくなったりします。また、代謝を高めることもできるので、ダイエットにも有効です。Step1:両足を肩幅ぐらいに立ち、手は下ろすか頭の後ろに添えるようにしますStep2:片脚を一歩前に出して膝が90度になるまで身体を下げますStep3:もう一度Step1の姿勢に戻り、反対の足を前に出します膝が外に開いてしまうとNGランジで気をつけたいのが重心移動です。身体の真ん中に重心がくるように意識して行わないと、せっかくの筋トレの効果が台無しになってしまいます。注意するのは、「骨盤が平行に動いているか」と「重心が自分の中心線上にあるか」です。NGな例でありがちなのは、腰を落とした時に後ろに残している足が外側に開くというものです。足は両足とも平行になるように意識しましょう。両足・膝が同じ方向を向いて入ればOK一番下まで下りた時に、両足が同じ方向を向いているのが正解です。また、後ろ足は床ギリギリまで下げましょう。左右交互に30回ずつから始めてみてください。普段あまり歩かない人は、10回目ぐらいから腿が痛くなってくるかもしれません。痛いのに無理を重ねると膝を悪くしてしまうので、膝に負担を掛けないよう気をつけてください。楽にできるようになると、歩行中の疲労が軽減されるので、疲れにくくなりますよ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月26日佐藤製薬は2012年9月、肩こり痛や腰痛を持つ全国の20~59歳の有職男女880名を対象に、肩こり痛・腰痛に対する調査を実施。このほど、調査結果を発表した。まず、肩こり痛や腰痛についての意識を尋ねたところ、「慢性的な病気」と認識している人が回答した人が44.9%と最も多かった。肩こり痛や腰痛は「ひどくなる前の対処が大切」(38.1%)と考えている人が多い一方で、「仕事をしている限り、肩こり痛や腰痛はなくならない」(26.9%)と思っている人がいるようだ。さらに、「まだ我慢できる」(26.7%)、「治療や改善を後回しにしてしまう」人も26.0%もいることが分かった。次に、「肩こり痛や腰痛がひどく感じる時の、あなたの仕事の効率は何%くらい低下すると思いますか?」と質問。実際に痛みがある人の低下率は、全体で平均34.7%となった。これは、2,009時間(※1)を年間労働時間とすると、697時間のロスが生まれていることになる。つまり、日本人の平均年収で考えると412万円(平均年収、※2)×34.7%で、ひとりあたり年間で143万円のロスが発生している計算となる。※1 毎月勤労統計調査/厚生労働省平成24.7.9 発表※2 公的年金加入者等の所得に関する実態調査/厚生労働省平成21年度また、実際に行っている肩こり痛や腰痛への対処方法を聞いてみると、肩こりにおいては、「自分で首や腰をまわすなど、ストレッチ、マッサージをする」が45.1%、腰痛においては、「塗り薬・貼り薬がつける」が31.6%となり、それぞれ最も多い回答となっている。しかし、「ほとんど良くならない・悪化することが多い」などと回答した人が全体の57.1%を占めており、その効果を感じる人は案外少ないようだ。さらに、鎮痛薬と肩こり痛や腰の痛みに関しても質問。すると、肩こり痛や腰の痛みの改善に鎮痛薬が効くことを知らない人は、54.3%と過半数となった。すでに肩こり痛に鎮痛薬を使っている人にその理由を聞くと、「即効性がある」(71.2%)、「肩こり痛・腰痛を忘れさせてくれる」(36.4%)、「肩こり痛は頭痛とも関連している」(25.8%)などが挙がった。症状が悪化して「痛みの連鎖」が起こる前に、即効性のある鎮痛薬を利用している傾向があるようだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日日本シグマックスは3日、腰用サポーター「マックスベルトCHライトスポーツ」「つけて安心腰用ライトスポーツ」を発売した。今回発売の腰用サポーター2商品は、高い固定力と快適性を両立しており、日常生活で重い荷物を運んだり、ウオーキングなど軽い運動したりする際に気軽に使用できるという。本体は、胃を圧迫しないスリムな形状。使いやすい一体型補助ベルトと背部をサポートする”硬質メッシュワッペン”でサポート性を確保するとともに、薄く通気性に優れたメッシュ素材と、汗を素早く蒸散させる「クールマックス」の採用で快適性を高めた。サイズはS~3L。購入した商品のサイズが合わなかった場合、購入後1週間以内なら返却時のみ送料負担で適合サイズと交換(保証書とレシート添付が必須)する。「マックスベルトCHライトスポーツ」は主にドラッグストアで、「つけて安心腰用ライトスポーツ」は主にホームセンターでの販売となる。ともに価格は4,935円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月06日ひどい腰痛とまではいかなくても、なんとなく腰が重くてだるいと感じることがあるかと思います。特にデスクワークで長く座っていた後や、あまり動かずにじっと立っていた後などに、腰が固まってしまったように動かしにくくなっていた、ということがあります。座り姿勢を保持しながら手作業をしたり、立ち姿勢を続けたりといったいつも当たり前に行っていることは、筋肉を正常に機能させるように神経系が働き、筋肉の本来のパワーが発揮されることで可能となっています。こうした筋肉のパワーに対して、体重を支えるための接地面や重心などの外側から体へかかる力があるのですが、双方の力のバランスがとれていないと、腰部を支え、姿勢を保持する筋肉に負荷がかかってしまうということになります。腰が固まってしまったように動かしにくくなる人は、このバランスがうまくとれていない可能性があります。そこで、「どっこいしょ」と言わんばかりにいすから立ち上がり、腰を伸ばすことがツライという人の腰が楽に伸ばし反らせるようになるかもしれないプチワザをご紹介しましょう。筋肉の負荷のかかり方や腰の状態により実感できる個人差はあるかもしれませんが、すぐに実感できなくても何度かお試しください。始める前に、違和感なく腰を後ろにどの程度、後ろに反らすことができるかチェックしておくと、行った後との比較になります(腰を反らせるときは、ひざは曲げず行います)1.足場の安定する場所に立ちます(オフィスでもできます)2.両手を握りグーをつくり左手は左もも、右手は右ももに当てます。3.脚の付け根近くからひざ上あたりまで、上下に握りこぶしを動かし往復させこすります。4.「ご~しご~し」とゆっくり言いながら、一定のリズムを保ちながらこすると行いやすいです。5.10往復くらいこすったら、再度腰を反らせて、先ほどよりも動かせる角度が増えているか確認してみましょう。違和感減少、角度が増していれば、このプチワザの適応状態ということになります。(文檜垣暁子)■著者プロフィール檜垣 暁子(ひがき あきこ)オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学s士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。
2012年07月29日ぎっくり腰を何度も経験している人や日ごろ腰痛に悩み、いつも腰の動きや負担を気にしている人は、腰痛用のベルトや骨盤に巻くベルトを使用した経験があるかもしれません。専門家の指導を受けて購入したのではなく、ご自身の判断で購入したといった場合に、ご自身の腰痛の原因・症状に合っていないものを選び、症状が楽にならず…といった話をよく聞きます。腰痛とひとことで言っても、その人にとっての「腰」が背中の中央より少し下であったり、骨盤の中央部分であったりとさまざまです。痛みを訴える部位によっても、痛みをどのような時に感じるかによっても、腰痛の原因箇所が異なる可能性があります。そうなると、腰痛予防・緩和のためのベルト選びも違ってくるわけです。そこで、ベルトをこれから選ぼうとしている人も、ベルトを選ぶ予定はないけれど、腰の違和感や痛みを楽にしたいという人も試すことができる方法をご紹介しましょう。用意するものは、幅の広い布かさらしです。1.骨盤の横に左右それぞれ手をあて、手を下肢の方へすべらせてみましょう。足の付け根の高さに骨の出っ張りがあると思います。その骨がかぶるように、布をぐるりと巻いていきます。2.緩まないようにしっかりと布を巻いてください。5巻きくらいでも大丈夫です。その状態で腰痛が楽になったり、安定感を実感できれば、骨盤の問題による腰痛の可能性があります。ベルトを検討するときは、骨盤用のベルト(幅の狭いものが多いです)が適しています。ベルトを検討していない場合は、腰に負担をかけそうな時にこの位置に布を巻きぎゅっと締めておくと、姿勢の保持が安定されやすくなると考えられます。3.上記に当てはまらなかった人は、ウエストより少し下の位置(骨盤の上部)から背中の下部の範囲を布でギュッと巻いていきましょう。「1」よりも巻く範囲が広いです。その状態では、腰の動きが制限されますが、巻くことによって腰が安定し、腰痛が楽になれば、腰痛ベルト(幅の広いタイプ)が適しています。ベルトを検討しない人は、腰への負担が心配な時に巻くことで、腰部の筋肉の代わりとなり、補強されることになります。(文檜垣暁子)■著者プロフィール檜垣 暁子(ひがき あきこ)オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学s士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。
2012年07月29日薄着になる季節、そして水着になる機会も増えてくるころだと思いますが、特に女性は腰のくびれが気になるところ。おなかや腰回りにお肉がたっぷりついてしまって……というお悩みはよく聞きますが、もうひとつ、腰のくびれが美しくない・キレイではない、といった嘆きも多いです。鏡に映したかのように、左右きれいな対称性がみられる腰のくびれにお目にかかることは、ほとんど無いのですが、くびれの差が大きくてそれが目についてしまうと、とても気になり始め、コンプレックスにつながるケースもあります。こうした腰のくびれは、骨盤の傾きが影響している場合があります。骨盤は背骨の土台という重要な役割を担っていますが、脚(下肢)とも関節をつくりつながっているため、全身的に影響を受けたり与えたりする部位になります。そのため、骨盤に付着している複数の筋肉が緊張し続けたりと、バランスを崩す状態になると、骨盤の傾きに変化をきたし、腰のくびれの左右差が大きくなることがあるのです。鏡に向かい、ウエスト部分に手を当ててみると、左右の手の位置(高さ)の違いがはっきりわかる人も中にはいると思います。腰のくびれの左右差は、急には改善されにくいため、やはり日々の取り組みが必要になります。★腰ふりリズムエクササイズ1.腰を振る前に……両脚を前後に開いてひざをまげていきましょう。後ろの脚は、ひざを床に近づける意識で。10~20秒ほどキープして、後ろに位置している脚の付け根や骨盤の奥が気持ちよく伸びればOKです(反対側も行います)2.次に立ち姿勢なり、両足は軽くそろえます。腰(ウエスト)のくびれの真横より少し後方部分(筋肉の硬い部分)に、左右それぞれの親指を当てます。指を当てたまま、腰を左右に振ったり、骨盤をぐるりと回したりと、繰り返し動かしてみましょう。親指を当てた筋肉部分が気持ちよく指圧されればOKです。3.親指を当てる位置をお尻に変えましょう。お尻のほっぺた部分に、親指を当てたまま、「2」と同様に腰を左右に振り揺らしたり、骨盤をぐるりと回したりしてみましょう。お尻の筋肉が気持ちよく指圧されればOKです。テレビを見ながらでも、職場のちょっとしたスペースでもできますのでお試しください。(文檜垣暁子)■著者プロフィール檜垣 暁子(ひがき あきこ)オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学s士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。
2012年07月29日日本イーライリリーは、高齢の母親の腰痛の原因、危険度、骨折による日常生活への影響を知り、正しい診断・対応をサポートするウェブサイト「イタみる ~母の腰痛、骨折かも~」を開設した。同サイトでは、高齢者の腰痛は骨折が原因の可能性があり、放置することで介護が必要な状態となる可能性があること、家族の負担増につながるリスクがあることを伝えている。また、骨折によって生活が大きく変わってしまった患者による体験談や、腰痛の原因を診断してくれる医療機関の検索機能を備えている。同サイトを監修した公益財団法人・骨粗鬆症財団理事長/国際骨粗鬆症財団理事の折茂肇氏は、「骨折は要介護の大きな原因のひとつですので、腰や背中に痛みを感じた時点で、骨折の有無を専門医に診断してもらうことが重要です。本サイトは、高齢の母親が抱える腰痛の背後に、もしかしたら骨折が原因として潜んでおり、要介護になる可能性があることを、多くの方に気づいていただくことを目的に監修しました」とコメントしている。同社は、「イタみる」サイトを通じて、腰痛に悩む方が一人でも多く痛みから解放され、周りの家族の負担も軽減されるよう、啓発活動を推進していくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月05日腰痛の時、痛い部分に意識が行くのは当然のこと。腰の気になる部位に湿布をはってみたり、おして気持ちが良い部分をマッサージしてみたり……。しかし、それらを続けてみても、全く緩和されないケースがあります。腰痛の原因は、腰だけにあると思いがちなのですが、その思い込みで回復を遅らせてしまうと、腰への負担が長引くことにもなり、良いことではありません。腰痛につながる腰部へのしわ寄せとのかかわりが深い部位として、フトモモ前面の筋肉の状態がどうか?ということが挙げられます。フトモモ前面の筋肉には、股(こ)関節を曲げる働きがありますが、おなか側にある腰や骨盤に付着している別の筋肉と協調しあい、その機能のバランスを保っています。これは、腰部を支える働きや、姿勢の変化とも深くかかわることになります。そのため、フトモモ前面の筋肉が疲労するなどして、硬く緊張した場合や、働きが低下した状態が続いた場合などでは、日常生活の中で、地に足を付けた状態でお辞儀をするといった、ごく普通の動作でさえ、腰を支えるための負担が増す可能性があります。フトモモ前面の状態が悪くなることで、おなか側にある別の筋肉の状態も悪くなっては、筋肉だけではなく、腰の関節の動きも制限されたりと、腰の不調を長引かせることにもなりかねませんし、姿勢のアンバランスが気になり始めるかもしれません。無症状でも、時々フトモモ前面の緊張度をチェックしてみましょう。■チェック方法1.床の安定した場所に立ちます。2.右足首を右手でつかみ、カカトがお尻につくように、ひざを曲げます。(ひざの正面が床と向きあう状態になります。)※反動をつけると痛めるかもしれませんので、ゆっくりと行ってください。また、ひざに痛みのある人は行わないでください。左右、行いますが、この際にフトモモ前面の突っ張り具合の左右差がある場合は、日ごろ、体を支える際にも負荷のかかり具合に左右差が出ている可能性があります。また、ひざのお皿周囲に違和感がある場合、フトモモ前面の複数の筋肉バランスが悪くなっている可能性があります。また、フトモモ前面の緊張がとても強い場合は、四つんばい姿勢から、かかとをお尻につけるように、正座姿勢へ移行する途中で、自覚することができます。■フトモモ前面メンテナンス上記のようなフトモモ前面のつっぱり感やひざのお皿周囲の違和感があった場合は、フトモモ前面のメンテナンスが必要です。そのままにしておくと、腰痛以外にも、ひざの痛みを起こす可能性があり要注意です。メンテナンス方法として普段、行いやすいものは、ストレッチにです。ご自身でストレッチの強度を変化させながら、安全に行いやすいものをご紹介しましょう。1.片足立ちになるので、安定した場所、かつ壁など捕まるものがある場所が適しています。2.チェック方法と同様に、右足首を右手でつかみ、カカトがお尻につくように、ひざを曲げます。そのまま10~20秒間キープします。3.手でつかんだ足首を後方へ引いてみましょう。少し強めのストレッチになります。そのまま10~20秒間キープしましょう。4.いったん、足をおろして休憩してもかまいません。次に再度、「2」のポーズから、足首を体の右後方向へ引きます。その角度や位置により、フトモモ前面の内側がストレッチされます。気持ちよく伸ばされる感覚があればOKです。(角度の調整は、少し難易度高めです。)そのまま10~20秒間キープ。5.「4」とは反対に、足首をつかみ、内側へ動かしていきます。フトモモ前面の外側がストレッチされます。そのまま10~20秒間キープ。こちらも、足の角度や位置がやや難しいため、ご自身で筋肉がストレッチされたと感じる位置を探しながら、動かしていくことになります。(文檜垣暁子)■著者プロフィール檜垣 暁子(ひがき あきこ)オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。
2012年05月09日鍼灸(しんきゅう)師で太子橋鍼灸整骨院院長の丸尾啓輔(まるお・けいすけ)先生は、「腰痛はその原因を知ることが大事です。ここではいつも腰がだるくて痛い、姿勢によっては常に痛むという慢性腰痛を対象に、デスクワークや作業などの仕事中でも、誰もが簡単に自分でさっとケアできる方法とツボについてご紹介します」と話します。■たたく、回す、反る、指圧する「腰がだるい、重いと感じたら、すぐに、『腰のあたりをたたく』、『腰を回す』、『後ろに反る』、その後、『ツボを指圧する』と試みてください」と丸尾先生。以下は、丸尾先生談です。1.腰をトントンとたたく腰に疲れを感じても座ったり休んだりできないときには、まずは背筋を伸ばしてから、両手のこぶしで腰のあたりをトントンとたたきます。血流が促されるため、腰の重だるさを瞬間的に緩和することができます。デスクワーク中などは、椅子に座ったままで行います。歩き疲れ、運動時の疲労には、腰からおなか、脚全体をたたくと、すっとだるさがとれます。また、「強めに速くたたく」と、さらに効果があります。2.腰を回す腰の痛みは、座ったまま、立ち仕事などで、腰を動かさないことで起こることが多いのです。両方の腰骨の出っ張ったところに両手をあて、ゆっくりと回します。左右に各20~100回を1セットとして何度でも行ってください。3.腰を反る腰痛の原因の一つに「猫背」があり、骨盤などにもゆがみが起こります。「背中の左右の腎臓あたりにこぶしをあて、鼻から息を吸って、口から細く息を吐きながらゆっくりと後ろに反り、体の前面をストレッチして背中には力を入れる」という姿勢をとります。反るときに、首を急に後ろにぱたっと倒さないようにしましょう。また、腰に違和感以上の痛みが走る場合は、神経やほかの原因が考えられますので、反るのを中止してください。4.ツボを指圧する筋肉の疲労、姿勢に問題があって腰が痛む場合は特に、ツボを指圧するととても効果があります。次に紹介する特効ツボを、押しやすい指で、ひと押し10秒~1分を数回、繰り返し指圧しましょう。しこりがあるときは、ほぐすようにじっくりと押します。・膀胱兪(ぼうこうゆ)下半身の血流を促す働きがあるツボで、腰痛、坐骨神経痛、冷え性や膀胱炎、便秘の改善に効果があります。ここにカイロを貼ると、これらの症状にとても有効です。ツボの位置と指圧法:お尻の上、仙骨(せんこつ・腰の平らな部分の骨)の中央(背骨の延長線)にある上から2番目のくぼみから、左右の外側へ自分の親指の幅1本半ほど向かったところ。仙骨のくぼみは、ひざを抱えて背中を丸めて座りながら触ると見つけやすいでしょう。・殷門(いんもん)「殷」とは、「大きい、真ん中」、「門」は「邪気の出入り口」という意味があります。座骨神経痛の特効ツボで、慢性腰痛や背中のこわばり、足のしびれなどを訴える患者さんにはここにお灸(きゅう)、鍼(はり)をするとよく効くと言われます。こむら返りにも効果があります。ツボの位置と指圧法:太ももの後ろの中央あたり。いすに座って手を太ももの下に差し入れ、指圧しながら、しこりや違和感がある場所を探します。中指でひと押し10秒~1分を数回、繰り返します。・委中(いちゅう)腰からお尻、足にかけて痛みがあるときの特効ツボで、足のしびれ、ひざの痛みにも効きます。ここを押すと飛び上るほど痛む人もいます。その場合は優しく、指の腹でなでるように指圧しましょう。ツボの位置と指圧法:ひざの裏の関節の真ん中。中指でひと押し10秒~1分を数回、繰り返します。いすに座ってひざを両手で包み込み、中指で委中を押しながら足を前後に振るとより刺激が伝わります。(トップの写真参照)丸尾先生は、次のアドバイスを加えます。「とにかく腰を動かし、ツボ押しで血流増進効果を高めるようにしますまた、ツボには、お灸(きゅう)や鍼(はり)での刺激もお勧めします」どれも日常的に簡単にできる腰痛対策で、ありがたい情報です。痛みが出てからではなく、疲れそうと思ったらすぐに「腰をトントン」から始めて予防しておくのが得策です。監修:丸尾啓輔氏。鍼灸(しんきゅう)師。柔道整復師。太子橋鍼灸整骨院院長。太子橋鍼灸整骨院:大阪府守口市京阪本通1-3-10TEL: 06-7176-6289地下鉄谷町線・今里筋線太子橋今市駅から徒歩1分藤井空/ユンブル)
2012年04月15日肩こり・腰痛は、原因は人それぞれですが、結果として起こる状態としては、筋肉の過剰な緊張(ぐりぐりした硬い筋肉やピンと張ったような筋肉)、姿勢の変化などがあります。また、症状が慢性化すると不快感がいつもつきまとい、気分もスッキリせず仕事にも集中できない、といったことも起こります。ぜひ、オフィスや通勤時間を利用して、筋肉に刺激を入れて血流を改善させましょう。普段、体を動かすために時間を費やすことができない、という人には、おすすめです。■少し早起きして下半身強化を少し早起きができれば駅やバス停まで歩いてみましょう。通行人が少ない歩道や迷惑のかからない場所であれば、あるべく大またで歩き、お尻や足の筋肉を使っていることを意識します。鞄があると難しいかもしれませんが、少し腕を前後に振ることができると、ウエスト部分も動かしやすくなり、腰を支える筋肉に刺激が入ります。お尻や下肢の筋肉の働きが低下すると、腰部の支えが不安定になりやすく、少しのことで腰部の疲労感や下肢のむくみなどが出ることがあります。また、階段は、太ももを意識してのぼります。可能であれば2~3段とばしてのぼると、筋肉をしっかり使うことができます。下肢の機能が低下していると、足を上げたつもりでも、思ったより上がっておらず、階段にひっかかることもあるため運動を久しぶりに行うという人は、要注意です。■信号待ちの時には、スっとした姿勢を信号待ちでは、姿勢を意識する時間をつくりましょう。日常生活の中で疲労しやすい、背中側の筋肉ですが、疲労が続くと、背スジを伸ばそうとすると、違和感や痛みを感じるようになることもあります。姿勢が一時的にでも伸びると、体が楽に感じ、頭がすっきりするといった声も。★信号待ちの間にできるストレッチ1. 顔は正面向きで。2. 鼻からゆっくり息を吸いながら、お腹をへこませ、胸郭が空の方向へ引上げられるイメージで(きついジーンズのジッパーを上げるときの、お腹のへこませかた)3. このとき、胸の位置が高くなり、両肩も少し後ろへ引く意識をもちます。4. 腰部が伸びて、軽く胸を張った状態を息を吸い込む間行い、「これ以上吸い込めない」と思ったら、口からゆっくり息を吐いていきます。5. 信号待ちの間、数回繰り返しましょう。次にふくらはぎをストレッチしましょう。腰の負担を減らすためには、ふくらはぎの血流UPがオススメです。★ふくらはぎのストレッチ1. 足は軽く閉じます。姿勢も猫背になっていないことを意識して下さい。2. まず、右の足先を可能な限り空の方向へ持ち上げます。このとき、右ふくらはぎがストレッチさせます。3. つま先を上げたまま、3~5秒キープ。急激にストレッチをすると筋を痛めることや、つってしまうことがあるので、ゆっくり動かします。また、ストレッチの最中は、左足に体重が偏るような重みをかけないように、体の軸は中心部を意識してください。4. 右を1回のばしたら、次は左ふくらはぎというふうに、交互にストレッチをしましょう。空いた時間など、ぜひ意識してやってみてくださいね。(文檜垣暁子)■著者プロフィール檜垣 暁子(ひがき あきこ)オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。
2012年04月14日特許を活用したオリジナル商品を製作している香川県の山本縫製工場は、お腹の内部の圧力(腹圧)を高めて腰椎を保護し、腰痛を防止・軽減する「腹圧健康ベルトアセット」を開発した。吸汗機能の高い素材を速乾性素材で挟んだ3層構造で、汗をかいても快適に使用できるという。同社では、約10年前から携帯メガネケースやトイレットペーパーホルダー、ウイークリーお薬ホルダーなど独自の工夫を凝らした商品を開発し、特許取得を進めてきた。今までの腰痛ベルトは、汗をかくと汗疹(あせも)が出てかゆくなり、長くは着けていられないという問題点があったため、それを解消する商品として開発をスタート。長時間着用しても汗疹(あせも)や蒸れがなく快適に過ごせることを目指して、吸汗機能の高い素材と速乾性素材という異なる2つの素材を採用し、3層構造の腰痛ベルト「アセット」が誕生した。同商品は現在、特許申請中。熟練した技術者が一枚ずつ丁寧に縫製して仕上げているとのこと。また、同商品は一般的な腰痛ベルトのように、プラスチックなど固い骨材で腰を固定するのではなく、柔らかい素材でも腹圧を高める工夫をしたことで、腹部の筋力を補い合理的に腰椎を支えることができるという。腰のラインにフィットする立体構造で、圧迫感や前屈時の食い込みが少ないのも特徴とのこと。「腹圧健康ベルトアセット」は同社通販サイトfive apple(、または楽天広場(でも購入可能。サイズはS、M、L、LLの4タイプ。色はブラックとホワイト。価格はソフトタイプ6,900円、ハードタイプ7,900円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月05日腰痛が心配な人からよく聞く「くしゃみをするのが怖い」という言葉。痛い思いをしたことのある人も多いのではないでしょうか。くしゃみの瞬間に、上半身の筋肉に力が入り、少しだけ前かがみになる人もいれば、大きく上半身を揺らし前傾姿勢になる人もいます。どの程度かがむかは、人それぞれですが、いずれにしても、上半身の筋肉に力が入った瞬時の、その衝撃はとても大きく、日ごろから背中や腰の筋肉が緊張して硬くなっている場合は、痛めるきっかけとなることもあるのです。実際に腰痛の強い痛みがある時は、小さなくしゃみでもかなり響いてしまい、腰痛が緩和されてからも、くしゃみをする際に、腰を気にしてしまう、という声も少なくありません。背中や腰の筋肉が疲労し、姿勢を支える働きが低下している場合、筋肉の血流が滞りがちになります。すると、本来の自然な背骨のカーブと骨盤の角度が、筋肉の過剰な緊張により、変化することがあります。変化が起こると、腰を安定させる筋肉の緊張が高まり、その状態でくしゃみをすると、負担が大きかった部分を痛めてしまうということにつながります。完全にくしゃみの衝撃から逃れることは難しいのですが、腰への負担が軽減されるくしゃみの方法をご紹介しましょう。1.両ひざを軽く曲げます。そうすることで、上半身をかがめた際の骨盤の角度と背骨のカーブの変化を軽減させます。2.もし、壁などがあれば、骨盤を安定させるために、お尻を壁につけます。3.片手でも良いので、ひざに手をつきます。ひざに手をつくことで、腰への負担が軽減されます。反動をつけて、上半身を揺らし、くしゃみをする人もいますが、なるべくそれは避けましょう。また、連続するくしゃみの場合は、しゃがんだ姿勢で、片ひざを床につき、片手を床についたひざの上にのせるか、床に着いて、姿勢を安定させます。(文檜垣暁子)■著者プロフィール檜垣 暁子(ひがき あきこ)オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。
2012年02月13日慣れない肉体労働をしたり、あまり動くことなくデスクワークが続いたりした日など、ひと息ついたら「腰が重い」、「腰に疲労感が…」と感じたことはないでしょうか。腰痛とまではいかなくても、なんとなく腰に負担をかけてしまったように感じたら、なるべく早めにその疲労感から脱することができると理想的です。腰が重いと感じたときは、腰部の筋肉の血流が滞り、過度に緊張をしてこった状態になっており、これは、同じ部位の筋肉を使い続けたり、席を立つ回数が少なかったりで体を動かす機会があまりなかった場合に起こります。また、精神的なストレスからの緊張が、影響する場合もあります。そのため、普段忙しく、ゆっくり入浴する時間がとれない人でも、腰痛予防のために努めて入浴時間をとるようにしましょう。やり方を下記に記しますので、ぜひ参考にしてみてください。【腰が重いときの半身浴の方法】・おへその上にぎりこぶし1個分(みぞおちの下)まで、38℃~40℃くらいのぬるめの湯に浸かる。20~30分の半身浴で体の芯からポカポカしてきます。★副交感神経系が優位に働き、リラックス効果がえられ、毎日継続することができれば、代謝が改善され体が温まりやすくなります。・半身浴は休憩をはさみ2~3回くりかえしても体への負担は少ない。・半身浴が嫌いだ、という人は、肩までつかっても良いですが、温度は上げないようにします。漬かっている時間も、苦しいようであれば、短時間にして休憩をはさみ、こまめに入るように(ぬるめのお湯であれば、首元まで漬かっても心肺機能への負担は少ない)。・半身浴の最中にストレッチなど体操をすると、筋肉がほぐれやすく効果が得られやすい。・就寝の1~3時間前にぬるめのお湯で温まると、筋肉の温度が上がり、それが下がり始めるころに眠くなり、ぐっすり眠ることができます。●注意点・ぎっくり腰など急性の痛みの時は、温まることで悪化する場合があるので、バスタイムは、シャワーで軽く済ませたほうが無難です。・半身浴では、全身に掛け湯をすると上半身が冷えてしまうため、水滴をよくふいて、肩には乾いたタオルをかけるなどして冷え予防をしましょう。・入浴で温まると、胃の働きが低下するので、食後すぐには入浴しないように。・入浴の姿勢で腰痛が気になり始めるケースもあるので注意しましょう。●得られる効果・体の深部、腰痛にかかわる腰部や臀部(でんぶ)などの部位も温まり血行が促進される。・新陳代謝が活発になり、疲労物質や老廃物が流される。・熱くない湯温では、リラックス効果が得られる。・入浴中に腰を浮かせてストレッチなどを行うと、腰への負担が少ない。(文檜垣暁子)■著者プロフィール檜垣 暁子(ひがき あきこ)オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。【関連リンク】【コラム】猫背=背骨・骨盤のゆがみは間違い。気にしすぎは危険【コラム】危険がいっぱい!肩こり・腰痛の正しい対処法とは?【コラム】肩こりでおでこにシワが増えるのは、なぜ?
2012年01月13日腰痛から解放されるために、自宅で一生懸命腹筋の筋力トレーニングを続けている人がいますが、これは本当に効果があるのでしょうか?今回も、カイロプラクティック理学士の檜垣先生に「腹筋と腰痛」の関係についてお聞きしました。(以下、檜垣先生)腹筋の筋力トレーニング方法にも、強度に応じていくつかの種類がありますが、軽度の負荷をかけるトレーニングにもかかわらず「かえって腰が痛くなってしまいました」と腰痛を悪化させてしまうケースもあります。これは、腹筋に力が入ることで、腰椎(ようつい)の背部にある筋肉の圧力が上昇してしまい、負荷が強まるためです。すると、一時的に筋肉の血流低下が起こり、もともと腰痛のある人は、痛みが誘発されやすくなる可能性があります。また、姿勢が変化すると、腰椎(ようつい)の本来有る自然なカーブが損なわれ、腰椎(ようつい)の背部にある筋肉への負担が増します。その姿勢とは……★あおむけで寝た状態で足を上げる★お辞儀は60度前傾までは、筋肉の頑張りがメインとなり、それ以上曲げると腰椎(ようつい)の関節や靱帯(じんたい)に負荷がかかります★いすに座ったり、あぐらをかいたりといった座り姿勢も負荷が強く、最も負荷が低いのは正座になります。★デスクワークでは、自然と前傾姿勢になりやすいですが、30~60度傾くだけでも負荷が上昇しますこのような負荷がかかりやすい姿勢は、腹筋よりも腰椎(ようつい)の背部にある筋肉とのかかわりが強いと言われています。つまり、腰椎(ようつい)の背部にある筋肉が疲労して、姿勢を支える働きが低下してしまい、腰部がしっかり安定せず、ぎっくり腰など腰痛発症につながってしまうというわけです。腰痛発症を予防するためには、腹筋の筋力トレーニングで、疲労した背部の筋肉にさらなる負荷をかけるよりは、背部の筋肉の働きを回復させましょう。下記にやり方を記します。●背部の筋肉疲労をためない方法★デスクワークや屈(かが)んで作業をすることが多い人は、同じ姿勢を続けないようにして、長くても1時間ごとに、歩いたり伸びをしたりするなどして、姿勢を変えてみる★帰宅したら、お風呂に浸かり、腰を温める★市販のホットパックを10分間ほど腰にあてて、腰部の血流を回復させる★丸めたバスタオルを腰にあててあおむけになり、バンザイ姿勢で10秒間ほどのびをする★布団の上にうつぶせに寝て、両手をバンザイし、両足を伸ばすポーズをした後、両手両足を交互に、バタバタさせて、背部の筋力をUP(プールの基本練習で、バタバタさせるような動作)ぜひ、腰痛持ちの方は、腹筋を鍛えるのではなく、上記のポイントに注意しながら、生活してみてください。●著者プロフィール檜垣 暁子オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。【関連リンク】【コラム】食欲の秋からエクササイズの秋に! 毎日たった5分の腹筋プログラム [無料]【コラム】鍛えるのは腹筋?!ビリーのネタ動画が人気急上昇中【コラム】北川景子が、減量に成功。「腹筋われました。」
2011年12月18日肩こり、腰痛など、体が痛いというのが悩みという人は、多いのではないでしょうか?ただ、痛いからといって、必要以上に休ませるのは誤った理解のようです。今回は、カイロプラクティック理学士の檜垣先生にこんな時、どう対処したらいいか教えていただきました。(以下、檜垣先生)腰痛や肩こり、背中の痛みなど、気になる部位があるとき、体を必要以上に休ませてはいないでしょうか?肩こりのある人から、次のような言葉をよく聞くことがあります。「肩を回してみたけど、うまく動かないから、動かさないようにしています」「肩こりが強くなると、体もだるくなって何もする気になりません。ひたすら部屋でのんびり過ごします」また、腰痛・背中のこり、痛みのある人からは、「腰に負担がかかりそうなので、なるべく体は動かさないようにしています」「悪化しそうなので、運動は避けています」こうした言葉の裏側には、症状を感じるうちは、「動かすと長引いてしまうのではないか」、「悪化するのではないか」という心配や不安があるようです。特に腰痛では、体を起こすことも、歩くこともできないほどの激痛を経験したことのある人や、しつこい慢性的な痛みに悩まされ続けている人は、「腰痛恐怖症」に陥りやすい傾向にあります。つまり、重いものを持ったり、座ったり、かがんだり…という日常的な動作でさえ、常に腰痛悪化に見舞われる不安感がつきまとい、自身で動きを制限してしまいがちです。実際に症状があるわけですから、動作によって痛みを感じると、それを回避しようと体を休める方向へ意識が働くのは当然ではあります。しかし、そこには落とし穴があります。肩こり・腰痛・背中のこり、痛み⇒なるべく体を休めて負担をかけないという図式が必ずしも当てはまらないのです。回復が遅いどころか、状態が悪くなってしまう可能性もあります。体を休めて安静にするべきなのは、腰や背中にギクっと急激な痛みが走る急性痛の場合です。いわゆる「ぎっくり腰」という状態です。この場合は、炎症が起きている可能性も考えられるため、2~3日は患部を冷却して無理のないよう安静に過ごします。ただ、その時期が過ぎたら、多少痛みが出ていても、少しずつ動かし始めたほうが、回復が促されます。慢性的な腰痛・背中のこり、痛み、肩こりのある人が、体をいたわりすぎて動かすことを避け続けた場合、筋肉の状態に変化が表れます。それは「廃用性萎縮(いしゅく)(いしゅく)」と呼ばれ、筋肉が萎縮(いしゅく)し、本来の力も発揮できず機能が低下する状態を言います。機能が低下することで、筋肉への血流はさらに滞り、全身における筋肉の機能的なバランスも乱れ、ほかの部位に負担がかかることになり、股(こ)関節痛やひざ痛などへつながるケースもあります。さらには、見た目、姿勢の変化となって表れることも。もっと言うと、徐々に関節の動かせる範囲も狭くなっていき、肩こり体操をしようと思っても、腕が上がりにくい、回しにくいといった問題も起こる可能性があります。また、体を動かし筋肉の血流を促さないと、酸素も運ばれにくくなるため、痛み物質が産生されることになり、痛みを感じる機会が増えるかもしれません。痛みを感じる機会が増えると、それが刺激となって、体が緊張を起こし、慢性的な肩こり・腰痛が悪化することがあります。ちなみに、1週間ほど、体を動かすことを避け、筋肉を使わなかった場合、筋力が10~20%ほど低下すると言われています。低下すると、筋力を取り戻すためのトレーニングも、重くつらく感じやすくなり、挫折しやすくなるという人もいます。廃用性萎縮(いしゅく)を予防するために、体を動かす際、症状が悪化するのではと恐怖感のある部位は、はじめは避けるようにし、ウォーキングなどの全身運動から始めましょう。そして、いきなりウェイトトレーニングをするのではなく、ストレッチや体操で、筋肉に刺激を入れていきます。それだけでも、低下しつつあった筋肉の機能が回復していきます。筋肉を使わなかったせいで、やせ細ってしまった部分を戻すには、軽い負荷での筋力トレーニングが必要になりますが、すぐには効果が表れないため、焦らずコツコツと地道に行ってください。筋肉の機能低下が回復すると、関節の動く範囲も改善され、痛みも軽減されていくようになります。心理的な影響も受けるため、動かすことに怖がり過ぎないことがポイントです。(文檜垣暁子)●著書プロフィール檜垣 暁子(ひがき あきこ)オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。【関連リンク】【コラム】専門医に聞く。野菜ジュースは野菜と同じ栄養効果があるのか?【コラム】専門医が教える。太りにくいデザートの食べ方とは?【コラム】パソコン疲れ!?眼科医に聞く目、肩、心身の疲労ケア
2011年10月31日肩こりや腰痛で悩んでいる人って多いですよね。でも間違った対処法をしている人も多いのが事実。そこで、今回はカイロプラクティック理学士の檜垣先生に正しい「肩こり・腰痛」の対処法を教えてもらいました。(以下、檜垣先生)肩こりや腰痛は、程度はさまざまであれ、多くの人々が経験する不快な症状です。訴えのある症状の中では、男女ともに上位を占めるのですが、肩こりも腰痛も慢性化しやすい傾向にあり、長年に亘り悩まされているという人も多いのが現状です。肩こりや腰痛持ちの方からも、対策として、筋力トレーニングをしたけど……という話を伺います。ただ、例えば、首の痛みや腰痛が誘発されてしまったり、肩こり・腰部の張り感を悪化させてしまったり、というケースがあるのです。そうなる原因の一つに、肩こりにかかわる筋力トレーニングは、頭や首、腕を支える筋肉にポイントをしぼることが多いのですが、肩こりのある人のこれらの筋肉は、働きが低下しているにも関わらず、そこへ、頭や腕を支える力が増すようにと、筋力トレーニングをしまい、ただでさえパワーが不十分なところに、余計に負荷がかかり、パワーダウンしてしまというものです。また、「今は肩こりが無いけど、予防のために筋肉を鍛えておこう。」という場合も要注意です。負荷をかけたところ、筋肉が痛くなり「筋肉痛かな?」と様子をみていたらそのまま肩こりの症状が誘発され、首の痛みへ変わってしまうという話もあるからです。腰痛も同様です。とはいえ、ただしく、筋肉トレーニングをすれば、肩こり・腰痛予防に役立てることができますので、以下のポイントに注意して行ってください。1.筋肉の働きを正常に近づけ、トレーニングでの少しの負荷にも耐えられる状態にすることが大切です。そのためには、いきなり筋力トレーニングから始めるのではなく、硬く緊張している筋肉がほぐれるように、マッサージ、ストレッチから始めましょう。この際、スポーツトレーナーからポイントを絞ったストレッチ指導を受けたり、施術院で筋肉や関節の可動域が改善させるよう施術を受けたりしても良いと思います。2.セルフマッサージやストレッチを行う前に、体の深部から温まるように、軽いウォーキングやその場で腕をふりながら足踏みを行うと、筋肉への血流もUPします。筋肉をほぐし滞った血流を回復させ、痛みの起こりにくい状態にしておくことを優先させたほうが安全です。3.当然のことですが、いきなり重たい負荷からではなく、軽い負荷で筋力のトレーニングをはじめてください。筋肉をつけるというよりも、働きを回復させることをイメージしながら行いましょう。4.ひとつの筋肉ばかりストレッチやトレーニングをするのではなく、満遍なく行いましょう。複数の筋肉が協調し合って正常に働くことで、頭や腕、腰の支えがしっかりなされ、あらゆる動作にも耐えられる状態になります。いかがでしょうか。肩こり・腰痛の症状を和らげ、予防効果をあげるには、効果を急がずにこつこつとストレッチやその後のトレーニングを続けることが大切です。また、心の緊張も大きく影響していると言われています。日ごろから心身共にリラックスできる時間をつくっておくことも、肩こり・腰痛の予防につながると思います。(文檜垣暁子)●著者プロフィール檜垣暁子(ひがきあきこ)オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。【関連リンク】【コラム】パソコン疲れ!?眼科医に聞く目、肩、心身の疲労ケア【コラム】漢方医が教える。便秘プラス「ほかの何か」を治す方法【コラム】ヒールの履きすぎで外反母趾(ぼし)に!予防法は?
2011年10月17日