第41回日本アカデミー賞の授賞式が2日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、俳優の菅田将暉が俳優部門、映画『君の膵臓をたべたい』が作品部門を受賞した。同賞は日本アカデミー賞で唯一、一般投票によって選ばれる賞となる。プレゼンターは、昨年俳優部門を受賞した岩田剛典が務めた。一言求められた菅田は「菅田将暉です」とはじめ、西田が「知ってます」とツッコミ。菅田は改めて、「『帝一の國』という映画は、同世代のみんなが集まりました」と、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大らについて語る。「本当に高校生とかから知ってるみんなで集まって、僕ら世代の話題になるものを作ろうとしていたので、すごく嬉しいです。みんなで飲みたいと思います」と撮影時の野心を明かし喜びを表した。また、『君の膵臓をたべたい』企画・プロデュースを行った臼井央は、「このインパクトのあるタイトルの原作に出会ったのは、東宝の入社1年目の若いプロデューサーでして、絶対に映画にすべきだと言ったのが始まりでした」と明かす。興行収入30億円を超える大ヒットとなったが、新人賞を受賞した浜辺美波&北村匠海、新鋭の月川翔監督の名前を挙げ「若い力が原動力となってこの話題を作ったんじゃないかと思います」と語った。
2018年03月02日2.5次元の舞台やミュージカルをはじめ、映画やドラマでも活躍中の俳優・黒羽麻璃央による「ニコニコ生放送」の月1レギュラー番組「黒羽麻璃央の僕ん家おいでよ」。その第2回放送では、俳優・佐伯大地をゲストに迎える。「黒羽麻璃央の僕ん家おいでよ」は、“麻璃央の家”をコンセプトに、黒羽さんがお笑いタレントの星野卓也や俳優友達の麻璃央’s matesと共にアットホームな雰囲気で繰り広げるトークバラエティー番組。初回放送では、季節にちなんだ料理企画として「恵方巻」作りに挑戦。ユーザーアンケートで決まった“付き合いたてのバカップル風”というシチュエーションで、視聴者とコメントを通して盛り上がっていた。第2回目の放送では、ミュージカル「刀剣乱舞」でも共演している佐伯さんをゲストに、さまざまなチャレンジ企画をお届け。麻璃央’s matesには阿部快征、加藤将を迎える。その放送に向けて、黒羽さんからはニコ生にてメッセージ動画が公開中。「恵方巻たのしかったよん♪」「楽しみにしてます」といった声とともに「(その)部屋に行きたい」といったコメントも寄せられている。「黒羽麻璃央の僕ん家おいでよ #2」は3月3日(土)21時~ニコニコ生放送にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年02月24日タレントのヒロミが、10日に放送されたTBS系料理バラエティ『新チューボーですよ!』(毎週土曜23:30~24:00)にゲスト出演。長男で俳優の小園凌央への"演技下手"という酷評について「ありがたいと思わないと…」と話した。ヒロミは凌央について聞かれると、「本当に申し訳ないなと思いながらね。みなさんにも気を遣ってもらって」とコメント。「舞台に出させてもらってて、ネットとかでは下手クソとか言われ続けて」と凌央への酷評に触れると、堺正章が「"下手"とか"良くない"って言われるのは注目されているってこと」と話した。するとヒロミも「そうなんです」と返し、「そのことさえ、言われることはありがたいと思わないとダメだよ」と凌央に話していると告白。堺が「一時のヒロミなんか、何も言われなかったもんな。10年間」と言うと、「あんたのせいだよ!」とツッコみ、この日「本当」と認めた"堺正章に干された"説をネタにして笑わせた。また、長男の凌央と高校生の次男について、「お兄ちゃんはママ似。雰囲気も性格も。弟はまったく俺」と明かし、「昨日も兄弟げんかしてたんですけど、ずっと(弟が)兄貴に向かって『おいっ二世芸能人! コノヤロー!』『お前なんかクソ芸能人なんだ』って(笑)」と暴露。次男は「俺はもし芸能界いくとしたらママのコネなんか一切使わないから。二芸芸能人みたいになんねぇから。俺はパパのコネしか使わねぇんだ」と言ったそうで、ヒロミは「お前も一緒じゃねぇか!」と笑いを誘った。
2016年12月11日俳優・小園凌央が10日、舞台『あずみ~戦国編』の公開ゲネプロ及び囲み取材に、川栄李奈、鈴木拡樹、早乙女友貴、小園凌央、有森也実、星田英利、構成・演出の岡村俊一とともに登場した。同作は小山ゆう原作の同名漫画を舞台化。幼い頃より刺客として育った美しい少女・あずみ(川栄)が、運命に抗いながらも、戦いに身を投じていく。小園は、あずみを敵と知らず好きになってしまう豊臣秀頼を演じた。タレント・ヒロミと松本伊代の息子というサラブレッドの小園だが、演出の岡村は「小園は下手です。ものすごい下手です!」と酷評。しかし「独特の味とかがあるし、舞台上で成長する役」と、期待をかけられていた。小園は「毎日今のようなことを言われ続けて、この1カ月間メンタルも強くなりました」とタフな姿を見せ、秀頼の母・淀君役の有森は「この初々しさは今しか見られないので!」とフォロー。小園は「秀頼成長記という感じで見てもらえたら嬉しいです」と希望を語った。川栄から「すごく天然な人、不思議な人です」と評された小園は「ずっとバカにしているんですよ僕のこと!」と憤慨。殺陣については、早乙女から「独特の個性があっていいんじゃないでしょうか」、鈴木から「必死に練習してる姿を見てますので、素晴らしいなと思います」と見守られていた。また小園は両親の来場について、母・松本は「多分毎日来るんじゃないですかね」と予想した。しかし父・ヒロミについては「父君は僕には予想できないですね。来てくれたら嬉しいんですけど、どうなることやら」と懐疑的な様子を見せた。
2016年11月10日大竹しのぶや豊川悦司ら豪華キャストが集結する映画『後妻業の女』。この度、本作映画公開を記念して、8月20日(土)より「ビッグコミックオリジナル」(小学館)にて、漫画連載されることが決定した。婚活大国ニッポンにおいて、現在結婚相談所は全国に約4,000社、利用者は60万人と言われている。長寿化、核家族化に伴い結婚観は変化し、年金制度改革による熟年離婚件数は急増。65歳以上の1人暮らしは約600万人。65歳以上の男性の5人に1人、女性の2人に1人が独身という昨今、熟年婚活の倍増に目を付けて、金持ち男の後妻に入り財産を奪うのが“後妻業の女”。本作は、そんな後妻業の女をテーマにした、直木賞作家・黒川博行による小説「後妻業」を原作に、ドラマや映画で多くの社会派作品を手掛けてきた名匠・鶴橋康夫が監督を務め映画化した。キャストには、金持ち男をだます主人公・小夜子を演じる大竹さん、小夜子と共に老人をだます結婚相談所所長・柏木役の豊川さん、小夜子のターゲットとなる不動産王・舟山役に笑福亭鶴瓶。そのほか、永瀬正敏、尾野真千子、風間俊介、津川雅彦ら豪華俳優陣が集結している。今回漫画化を担当するのは、読者の心を抉る描写の中に滲む人間賛歌のストーリーを紡ぎあげることで定評のある村上たかし。村上氏といえば、祖父と孫娘の日常を描いた4コマ漫画「ぱじ」で第4回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞、「漫画アクション」(双葉社)誌上で自身初のストーリー作品である「星守る犬」を発表し、54万部を超えるセールスを記録している。また「星守る犬」は、「書店員が薦める一冊」として話題となり、西田敏行を主演に迎えて映画化もされている人気作となっている。村上氏が小説や映画のコミカライズを手掛けるのは今回が初の試み。映画プロデューサーの臼井央は今回のコミカライズにあたって村上氏が決まった経緯として、「関西弁によるつばぜり合いで構成されていく話なので、作者が関西出身という点はできれば外したくない。その中で人間喜劇を描ける方なら尚良いですが…、と小学館さんにお願いしたところ、これ以上ない方に筆をとって頂けることになりました」とコメントしている。『後妻業の女』は8月27日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月27日子役の鈴木梨央、歌手でタレントの錦野旦が16日、東京・台場のデックス東京ビーチで行われた「お台場イルミネーション"YAKEI"『リトルプリンセス 星の王子さまと私』ver.」点灯式に出席した。昨年の点灯開始以来、家族連れやカップルなど多くの来場者が足を運ぶなどお台場の冬の風物詩として人気を集めている同イルミネーション。今年の点灯式は、11月21日に公開される映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』とのコラボ企画で、本作でアニメ声優初挑戦を果たした人気子役の鈴木梨央が登場し、関係者とともに点灯式に登場した。点灯されたイルミネーションを目の前にした鈴木は「夢の中にいるみたいです!」と目を輝かせながら「家族と一緒に来たいと思いました」と満面の笑顔。お台場といえば、カップルのデートコースとしても人気のあるスポットだが、将来は「海で夜景を見てワインで乾杯するのが理想のデートです!」とおませな一面を明かしながら「海もあるしお台場は(デートコースに)ピッタリですね!」と関係者を喜ばせる場面も。また、王子様を探して冒険する女の子の声を担当した本作について「すごく楽しかったですが、難しいところもありました」と本音を漏らすも「笑いや涙、ハラハラドキドキするシーンもあって、目が離せません! 自分の声も流れて感動したし、映像もすごくキレイでした」と満足げ。役柄にちなんで「憧れの王子様は?」という質問には「三浦春馬さんに阿部寛さん、ジャニーズJr.の岸優太さん!」とイケメンの名前を挙げて観客を沸かせた。イベント途中からは、星の王子様を探すキャラクターを鈴木が演じたということで、スターの錦野旦が登場。錦野の衣装についていた星の形の電球にスイッチを入れた鈴木は「まさに"星"のおじさまですね!」と無邪気に感想を述べると会場は大盛り上がり。そんな鈴木について錦野は「映画を試写で見ましたが、もうビックリしましたよ!梨央ちゃんが出ている感じで感動しました。本当、あなた天才だね。どっちが子どもかわからないよ。そろそろハリウッドデビューかな」と大絶賛。錦野に褒められた鈴木は「うれしいです」と笑顔を見せながら「オーラがあってすごくて素敵な方だと思いました」と錦野を喜ばせた。
2015年11月17日11月16日(月)日本テレビ系列で21時より放送予定の「人生が変わる1分間の深イイ話」にフランク・ワイルドホーンと和央ようかが出演することが決定した。フランク・ワイルドホーン&フレンズジャパンツアー チケット情報今年7月にハワイで挙式した、世界的作曲家のフランク・ワイルドホーンと元宝塚宙組トップスターの和央ようか。宝塚時代は第一線で活躍していた和央だが、現在は世界中を飛び回る夫に同行し、献身的にサポートしている。番組では「有名人の妻は本当に幸せなのか?SP」と題し、元宝ジェンヌならではの深イイ理由に密着した内容になっている。そんなラブラブ新婚生活をおくるふたりが出演する、「フランク・ワイルドホーン&フレンズジャパンツアー」は、ブロードウェイを代表する作曲家フランク・ワイルドホーンの楽曲を中心に、有名ミュージカル作品の楽曲を、世界のミュージカルスター、ミュージシャンの歌唱で披露する公演。出演は、作曲家フランク・ワイルドホーンのほか、ヨーロッパのミュージカル界で活躍するトーマス・ボルヒャート、サブリナ・ヴェッカリン。ブロードウェイ版『ウィキッド』のエルファバ役の最長出演記録をもつジャッキー・バーンズ。さらに、『RENT』オリジナルプロダクションの主人公・ロジャー役を務めたブロードウェイのトップスター、アダム・パスカルも出演するという、豪華な顔ぶれとなっている。「フランク・ワイルドホーン&フレンズジャパンツアー」は12月23日(水・祝)より大阪・梅田芸術劇場メインホールで開幕。チケットは発売中。■フランク・ワイルドホーン&フレンズジャパンツアー12月23日(水・祝)梅田芸術劇場メインホール(大阪府)12月26日(土)東急シアターオーブ(東京都)12月27日(日)東急シアターオーブ(東京都)
2015年11月13日怪獣特撮映画の金字塔『ゴジラ』シリーズの完全新作が、東宝制作で2016年に公開されることが明らかになった。2014年に63の国と地域で公開され、全世界興行収入は570億円以上、日本国内興行収入32億円を記録し、世界中を席巻したハリウッド版『GODZILLA』。10年ぶりの復活となったゴジラはその存在感を世界中に知らしめ、この大ヒットを受けて東宝制作による日本版『ゴジラ』の復活が决定したという。東宝は、2004年の『ゴジラ FINAL WARS』以来、休眠していたゴジラを完全復活させ、映画に限らず広範囲のゴジラ戦略を討議・意思決定する機関として「ゴジラ戦略会議(GODZILLA CONFERENCE)」(通称:Godzi-con ゴジコン)を、2014年10月1日に発足。このゴジコンが、キャラクターとしてのゴジラの中心、主導的立場に位置することとなり、ゴジラをさらに世界中から愛されるキャラクターにするべく、プロジェクトを進めていくという。さらに2015年4月には、新宿に実物大の「ゴジラヘッド」が出現。1992年の『ゴジラVSモスラ』に登場するゴジラをモチーフとして、夜間はライトアップされ、ある時刻になるとゴジラの目と口、背びれが発光し、鳴き声を発する予定。東宝が制作するゴジラ像としては、日比谷シャンテねむの広場、成城・東宝スタジオ前に設置されているものに続き3体目で、過去最大のゴジラ像になるという。外国人観光客数も最も多く、世界中の人々が集まる新宿に日本を代表するランドマークとして登場する。設置場所は、新宿東宝ビル8階 屋外テラス内で、1954年公開の『ゴジラ』の身長と同じ50メートルの高さに建設される。また、2014年5月にギネスワールドレコーズ社は、『ゴジラ』を"Longest continuously running movie franchise"(もっとも長く継続しているフランチャイズ映画)というカテゴリーにて、ギネス世界記録に認定。同社は、選定の理由として「ゴジラは、東宝スタジオによって、1954年11月に公開されたオリジナル作品『ゴジラ』から、本年公開された『GODZILLA ゴジラ』まで、60年にわたり現在にいたるまで継続して活用されている、同一の会社による最も長いフランチャイズ映画(長編)である」とコメントしている。■「ゴジラ戦略会議(ゴジコン)」現在の会議構成ゼネラルマネージャー:千田諭(代表取締役副社長)プロジェクトマネージャー:市川南(取締役)プロジェクトマネージャー:大田圭二(取締役)プロジェクトリーダー:上田太地(映像本部映画調整部次長)プロジェクトメンバー:吉田充孝 (映像本部映画営業部シアターマーケティング室長)、是枝宗男(映像本部宣伝部映画宣伝企画室プロデューサー)、臼井央(映像本部映画調整部映画調整室長)、川村元気 (映像本部映画企画室映画企画室長)、有田武将 (映像本部国際部国際営業室勤務)、岡村和佳菜(映像本部映像事業部映像企画室アニメ事業グループ制作チーム勤務)、齋嘉孝(人事部人事管理室勤務)、広瀬真(映像本部映像事業部映像戦略室ライセンス事業グループリーダー)(C)TOHO CO.,LTD.
2014年12月08日20世紀に実在したドイツの伝説的女優マレーネ・ディートリッヒの半生を、和央ようか主演で描く舞台『ディートリッヒ』が10月29日、東京・青山劇場にて開幕した。和央が主演した2010年の初演から2年ぶりの再演。演出や脚本、共演者、楽曲は一新され、新しい作品として生まれ変わっている。20世紀初頭、サイレント映画からトーキーへと、映画そのものが大きく変わっていった時代。『嘆きの天使』のヒロインに抜擢されたディートリッヒは、母と娘をベルリンに残して、ハリウッドへと進出。その挑発的な態度と妖しい魅力で、一躍映画界のスターへと上り詰める。アメリカで次々と成功を収めていく彼女だが、祖国のナチス・ドイツは彼女の影響力を利用しようと圧力をかけるようになる。表現の自由を奪うナチスに反発したディートリッヒは、愛する母を残してきたことに心を痛めながらも、祖国のためにあえて反ナチスを掲げることを決意。第二次世界大戦中はアメリカ国民として、自ら慰問団に志願して前線に赴き、そのとき兵士たちに歌った「リリー・マルレーン」は、多くの人々の心を揺り動かすことになる。激動の中にあっても、自分の選んだ道をひたむきに信じて真っ直ぐ生きていくディートリッヒを、宝塚で男役を極めた和央が強くしなやかに演じる姿が印象的な舞台だ。開演前に行われた記者会見で和央は「ディートリッヒはひとことでいうとカッコいい女性。その生き方とともに、裏にある彼女自身の葛藤や哀しみなども描き出したい。私もこの役を演じながら強くなれたと思う。観終わったあとに、勇気や希望そして温かいものを感じていただける作品」とコメント。ディートリッヒの女優としての輝きや信念の強さといった言葉では表しきれない部分を、生身の女優・和央ようかを通して体感できるのは本作の醍醐味だ。ディートリッヒの母、ヨゼフィーネを演じる今陽子が「テーマは“愛”。マレーネ役のたかちゃん(和央の愛称)とは本当の親子のように仲良しなのでステキな母娘を演じたい」と語ったように、娘のマリア役の新垣里沙を含めた親子3世代のドラマも見どころ。そのほか奔放なエディット・ピアフとの友情や、俳優ジャン・ギャバンとの恋など、さまざまな角度から見えるディートリッヒ像。その生き様からは、誰しも信念をもって強く生きていくことへの勇気をもらえることだろう。11月4日(日)まで青山劇場で上演した後、11月16日(金)から18日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて公演を行う。取材・文:大林計隆
2012年10月30日様々な問題が山積する高校を舞台に、教師が生徒を大殺戮するという衝撃的な題材を扱う三池崇史監督×伊藤英明主演の話題作『悪の教典』。このたび、本作の主題歌が国民的人気グループ「EXILE」から生まれた新ユニット「THE SECOND from EXILE」のデビュー曲「THINK ’BOUT IT!」に決定した。2010年に発売された貴志祐介の同名ベストセラーを原作に、いじめやモンスターペアレンツ、セクハラ、淫行などの問題がはびこる現代の学校を舞台に、一人の教師による生徒の惨殺事件を描くサイコサスペンス。主演の伊藤さんを筆頭に、二階堂ふみ、染谷将太、林遣都、そして山田孝之に吹越満と個性豊かな実力派俳優陣が顔を揃え、“日常の崩壊”というテーマに挑む。本作の主題歌を担当することになったのはEXILEのメンバーであるKENCHI、KEIJI、TETSUYA、NESMITH、SHOKICHIの5人から成る新ユニット「THE SECOND from EXILE」。EXILEに加入する2009年3月以前に活動していた「二代目J Soul Brothers」の7名のメンバーのうち、現在「三代目J Soul Brothers」に参加しているNAOTO、NAOKIを除く5名から成るグループである。今回の映画主題歌決定を受け、「『悪の教典』が大ヒットすることを願い、僕らなりにできることを精一杯頑張らせていただきます!!」(KENCHI)、「新曲『THINK ’BOUT IT!』には夢を諦めようとしていたり、何かに迷っている方や悩んでいる方に勇気やパワーを与えられるような楽曲になっています。映画のイメージにも合ったダンスミュージックで、音楽的にも新しく、いままでの僕たちを知っている方にはさらに刺激を与えられると思います!」(KEIJI)と続々とメンバーからの熱いコメントが到着。さらに、「原作の本も読ませていただき、伊藤英明さん演じる蓮実先生の奥底にある暗部や葛藤をメンバーやプロデューサーの方たちと本編のラストで流れるのを想像しながら作り上げ、音楽として表現できたのではと思っています」(NESMITH)とその出来栄えに自信の程をうかがわせる。また、本作のプロデューサーであり、一足先に楽曲を試聴した臼井央氏は「観終わった後、この主題歌を無意識に口ずさんでしまう観客がいたら、それは僕らの勝ちです(笑)」とニヤリ。「この素晴らしい原作に、映画スタッフ・キャストがまた新しい解釈を与えたように、主題歌としても新たな切り口でこの物語をエグッてくれた。この壮絶な衝撃作の最後を華々しく飾るにふさわしい主題歌、誕生です」と大満足のコメントを寄せている。THE SECOND from EXILEのデビュー曲「THINK ’BOUT IT!」は11月7日(水)より発売。彼らの楽曲が、血に染まった“衝撃の問題作”にどのような色を添えてくれるのだろうか?『悪の教典』は11月10日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:悪の教典 2012年11月10日より全国東宝系にて公開© 2012「悪の教典」製作委員会
2012年09月07日誕生以来、妖艶な悪の色香で世界中の人々を魅了し続ける“ドラキュラ”。その憂いを帯びた男性キャラクターを女優の和央ようかが演じることで話題のミュージカル『ドラキュラ』が8月20日夜、東京国際フォーラムで開幕した。『ジキル&ハイド』などで日本でも著名なフランク・ワイルドホーン作曲による本作は、2001年に初演。その後2004年にブロードウェイ、2007年にオーストリアで特別上演され、今回はオーストリア・グラーツ版での上演となる。和央の宝塚退団公演を手掛けたワイルドホーンたっての希望で、世界初の女性が演じるドラキュラが誕生。加えて、ドラキュラの運命の女性・ミーナを演じるのは、和央との黄金コンビで知られる元宝塚娘役トップスターの花總まり。圧倒的完成度を誇る伝説のコンビが、血生臭くも美しい愛の物語を演じる。出演は他に鈴木綜馬、安倍なつみ、小西遼生ら。演出は吉川徹が手掛ける。チケット情報青年弁護士ジョナサンをトランシルヴァニア城に出迎えたドラキュラ伯爵は、彼の婚約者ミーナの写真に心を奪われる。ジョナサンの生血を吸い若々しい姿に生まれ変わった伯爵は、ミーナの親友ルーシーへの誘惑を手始めに、徐々にミーナに接近。その行く手に、ヴァン・ヘルシング教授とその仲間たちが立ちふさがる……。ゴシックでロマンチックな世界観にどっぷり酔える3時間だった。その一番の要因はやはり和央演じる中性的なドラキュラにあるだろう。最初は老いた姿のドラキュラが若さを手に入れ颯爽とした姿で現れたとき、現実離れしたものの存在感に目を見張った。自分本来の人間らしさ、女性らしさを排除し、ここまで非リアルな存在を体現できるのは、やはり6年もの長きにわたり宝塚男役トップスターに君臨した和央ならではであるだろう。その非リアル性に大きく貢献したのは言わずもがな、盟友・花總まりの存在。気高く賢い、いわゆる理想的な女性でありながら、ドラキュラの倒錯した魅力に本能的に惹かれてゆくミーナの愛と苦悩を演じきる。ドラキュラとのキスは、まるでラブシーンのお手本のような美しさだった。またワイルドホーンといえば、聴く者の心を激しく揺さぶるドラマチックな楽曲で知られるが、本作でも印象的なナンバーが次から次へと押し寄せる。歌、ダンス、ビジュアルなど大事な歯車がすべてピタッと噛み合うことにより、極上の陶酔感が味わえた。東京公演は9月11日(日)まで。その後、9月15日(木)から9月18日(日)まで梅田芸術劇場 メインホール(大阪)にて上演される。チケットは発売中。取材・文:武田吏都
2011年08月22日和央ようか主演のミュージカル『ドラキュラ』の製作発表が7月21日、都内で行われ、和央をはじめ花總まり、安倍なつみ、鈴木綜馬、小西遼生らが登壇した。和央がドラキュラ伯爵役を女性として世界で初めて演じ、また宝塚退団後初の男役に挑むとあって、注目を集めた。ミュージカル『ドラキュラ』他の写真本作はブラム・ストーカーによる怪奇小説を原作に、『ジキル&ハイド』で知られるフランク・ワイルドホーンが作曲を、ドン・ブラックとクリストファー・ハンプソンが作詞・脚本を手がけたミュージカル。2001年での米国カリフォルニア州で地方プレミアを皮切りに、2004年にはブロードウェイに進出、その後2007年に行われたオーストリアのグラーツで1か月上演されたものを、今回日本版として本邦初演する。ワイルドホーンが和央の宝塚退団演目『NEVER SAY GOODBYE』の作曲を手がけている縁もあり、和央版ドラキュラのために新曲「I HAVE ACHOICE(選ぶべきもの)」を新たに書き下ろしている。製作発表では和央が新曲「I HAVE A CHOICE(選ぶべきもの)」を、花總は「IF I HAD WINGS (翼があれば)」を歌唱披露した。いずれも切なくドラマチックなメロディラインで綴られており、和央は役作りに関して「今回はドラキュラのシンプルなストーリーですが、素敵なフランクさんの曲が乗っているので、その曲に自分の感情を上手く合わせていけばいい」とし、「『ドラキュラ』という作品は世界中にさまざまなバージョンがあるが、あまり何かの作品のドラキュラを真似しようとは思っていない」と語った。また今回、和央はミーナ役の花總、ルーシー役の安倍、ジョナサン役の小西の血を吸い、ヴァン・ヘルシング役の鈴木と対峙するが、そんな和央に花總は「稽古場でルーシーを襲っていく姿が第三者として見ていてドキドキする」とコメント。一方、和央は「毎日いろんな方の血を吸わせていただいて、とても楽しくクセになりそう」とおどけて見せた。「人の血を吸って生きることは、愛する人を食べちゃいたいくらい愛おしく思ったり、もしかすると愛を与えたりすることかもしれない。世界初、女性が演じるドラキュラだからこそ、その内面に迫ってみたい」と語るのは演出の吉川徹。中性的でミステリアスな和央版ドラキュラは、8月20日(土)から9月11日(日)まで東京国際フォーラム ホールCにて。その後、9月15日(木)から18日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演する。チケットはいずれも発売中。なお東京公演は7月30日(土)まで、特製クリアファイル付チケットの発売キャンペーン(S席)を実施中。
2011年07月25日