有限会社ロッドは、80年代の「ロックの女王」白井貴子の母の日スペシャル・イベント「第2回 白井貴子「ありがとうMama」」を2024年5月12日(日)に日本民家集落博物館(大阪府豊中市)にて開催いたします。白井貴子公式Webサイト: 『ありがとう Mama』第2回 白井貴子 母の日スペシャルイベント日時:2024年5月12日(日)13:00 start会場:日本民家集落博物館 椎葉の家(大阪府豊中市 服部緑地)料金:大人 2.000円/高校生 700円/中学生・小学生 500円障害がある方 無料 *障害がある方の付き添い介助者 無料(200名様限定)イベント申込URL 10数年間リュウマチの痛みに苦しんだ母の介護生活と看取りから葬儀までを家で執り行った体験を綴った白井貴子、初の執筆本『ありがとうMama』(カラーフィールド出版)。昨年2023年の母の日、Mamaの故郷服部の大地より出版することができました。2回目の今回は広く日々の暮らしや、また、介護に奮闘する「お母さん」に「ありがとう」の日として開催させていただきます。介護のお話は勿論、介護を通じて学んだ「食べることは生きること!」今年も豊中「あぐり」の皆さんの新鮮野菜マルシェも出店。地元の「歌声広場」で「歌うこと」を楽しみに集ってらっしゃる皆さんも駆けつけてくださいます。そして今年は「摘み菜」の先生でもある書籍編集者、藤井文子さんにもご参加いただき、昨年お亡くなりになったベニシアさん(イギリス・ロンドン出身:ハーブ研究家・英会話学校経営者)の暮らしを紹介した『ベニシアの「おいしい」が聴きたくて』の出版秘話をお伺いします。「日本民家集落博物館は17世紀~18世紀の見事な「茅葺屋根の家」を全国から11棟集め移築された「人類の文化遺産」と言える大変貴重な野外博物館。日本の江戸時代の人々の暮らしがありありと感じられる、公害も何もなかったであろう美しい時代にタイムスリップできる素晴らしい場所です。是非、沢山の皆さんにご参加いただき「母なる大地」素晴らしい地球に生きている「今」を満喫しに来ていただけるとうれしいです。大空の下、みんなで歌いましょう!」2024年 春 吉日 白井貴子<1部>13時~14時【対談】白井貴子(シンガーソングライター)勝部麗子 豊中市社会福祉協議会、藤井文子 元「山と溪谷社」編集長・野草コーディネーター<2部>14時15分~15時10分白井貴子「ありがとうMama」豊中スペシャルミニライブライブ終了後 豊中「あぐり」マルシェ&白井貴子サイン会(16時終了予定)主催 有限会社ロッド協力 豊中市社会福祉協議会/豊中市老人介護者(家族)の会、日本民家集落博物館■著書 『ありがとう Mama』『ありがとうMama』書影一昨年5月に他界した母、一昨年3月に他界した父、そして7年前に認知症とALSを併発し亡くなった叔母――。介護から看取り、自宅で執り行った葬儀まで、リアルな体験を元に綴った本『ありがとうMama』。たくさんの思い出とともに、介護の現実や、それを支える50~60代の「わたしたち世代」の奮闘と葛藤。そして「ひとりで辛く苦しい介護」は「介護新時代」へと動き出す!「ウルトラ身内のお話」が母の愛の尊さを伝え、「わたしたち世代」を勇気づけるメッセージに。白井貴子、生まれて初めての著書。タイトル:『ありがとう Mama』定価 :2,500円+税発売日 :2023年5月14日出版社名:カラーフィールド出版装丁 :表紙、見返しに越前和紙を採用した特別仕様。帯文 :「読み進むうちにMamaへの愛が、美しいファンタジーのような心地よさに思えてくる」―― 俳優・榎木孝明購買はこちらから ■新曲「Mama」シングルおよびミュージックビデオの配信リリースシングル「Mama」配信リリース シングル「Mama」&Music Video作詞・作曲・ピアノ:白井貴子80年代、「ロックの女王」白井貴子のステージ衣装を手作りしてくれた母へ、感謝を込めて捧げた歌「Mama」。初披露は2019年1月19日。MVは同年、箱根ロープウェイなどで撮影し、白井の初の個展「母 TSUNAGU 未来」展(京都沸立ミュージアム)で上映された。■白井貴子(しらい・たかこ) プロフィール1981年CBSソニーよりデビュー。1984年「Chance」のヒットを機に「渋谷ライブイン10DAYS」「新宿厚生年金会館5DAYS」「西武球場ライブ」を成功させ「ロックの女王」と呼ばれ、女性ロックの先駆者的存在となる。1988年から2年間、ロンドンへ移住。帰国後、2014年(文科省)「ESD世界会議」テーマソング「僕らは大きな世界の一粒の命」など子供達の歌を多数発表。 2016年フォーククルセダーズの作詞家で現在は精神科医の北山修氏より「次世代に北山作品を歌い継ぐ歌手」に抜擢され共作の新曲3曲も含むアルバム「涙河」発売。 2023年5月14日「母の日」に長年、難病の母を介護し、昨年、看取り~葬儀までを家でやり遂げた日々を綴った著書「ありがとうMama」初出版。楽曲「Mama」とMVも配信された。昨年11月1日、38年前の白井貴子 & THE CRAZY BOYSのアルバム「FLOWER POWER」アナログ盤を「リマスター&リカッティング」で音も輝きを増し再リリース。2024年1月20日KT Zepp Yokohamaにてアルバム完全復刻ライブ開催。5月12日、母のふるさと豊中の服部緑地にある「日本民家集落博物館」にて母の日イベント「ありがとうMama」開催予定。10月5日~11月25日、京都佛立ミュージアムにて2回目の「母 TSUNAGU 未来」展開催予定。2025年1月19日、KT Zepp Yokohamaで2回目の白井貴子 & THE CRAZY BOYS「未来へ咲かそう!フラワーパワー」ライブ開催予定。神奈川県環境大使 環境省3R推進マイスター・文部科学省ESD(持続発展教育)オフィシャルサポーター(2012年~2014年)・2024年日本認知症協会アンバサダー就任。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月02日吉高由里子主演大河ドラマ「光る君へ」の公式サイトでは、藤原道隆役の井浦新、高階貴子役の板谷由夏、2名の“君かたり”が公開中だ。以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。紫式部の人生を描く、大河ドラマ第63作目「光る君へ」。井浦さん演じる道隆は、道長(柄本佑)の兄。映像では「道隆の人間臭さだったり、文化芸術に造詣のある道隆以外の顔がしっかりと描けた」「『光る君へ』の世界の中での藤原道隆という人物を豊かに描くことができたなとは思いました」と演じきった感想を明かす。また、演じる上で“家族”を常に大事にしていたという井浦さん。「一族をいかに続けていくか、栄華を続けていくということが、道隆にとっては一番大事なことなんですよね」と説明し、「家族、一族というものが、道隆のすべてだったんだろうな」と最期に思いを馳せた。そんな道隆の最期のシーンについて、道隆の嫡妻・高階貴子を演じた板谷さんは「なんてロマンチックなんだろう。すごくやっぱりお互い情熱的な恋愛をしていたんだな」とふり返り、「悲しいんだけど、二人で共有する思い出を話し合えるっていう幸せ感もあったし、すごくほわんとしました」とある種の理想の最期だったとも語る。ほかにも映像では、道隆の変化についても話している。第17回「うつろい」あらすじ一命をとりとめたまひろ(吉高由里子)。乙丸(矢部太郎)から道長(柄本佑)が夜通し看病してくれたことを知らされる。道長は民を救うべく疫病患者を収容する小屋を建てようとしていた。そのころ、道隆(井浦新)は体調を崩し衰弱し始める。定子(高畑充希)は兄・伊周(三浦翔平)が関白に準ずる職につけるよう一条天皇(塩野瑛久)に働きかける。対する詮子(吉田羊)は…。そんな中、意外な人物がまひろを訪ねてくる。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~NHK BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~NHK BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月28日元メジャーリーガーの上原浩治氏が14日、自身のインスタグラムを更新し、TBS系『サンデーモーニング』(毎週日曜前8:00)の前司会者・関口宏、後任の膳場貴子らとのショットを公開した。大畑大介氏を加えた4ショットを投稿し、「関口さん、膳場さん、大介と」と報告。この日の放送では、上原氏の御意見番出演はなく「今日のサンデーモーニングはどうだったんだろうか?あれ?気にしてる自分がいる」とつづった。自宅のあるアメリカに帰国中で、「#気になる」「#しばらく休み」と添えた。ファンからは「ご意見番不在で槙原さんが頑張ってましたよー!井口さんは控えめでした!」などと反応が寄せられている。
2024年04月14日現在、愛知県で活躍している医師の新開貴子さん(58)は、異例の経歴の持ち主だ。彼女が医師になったのは、なんと53歳のとき。まだ、5年目の医師なのだ。そんな彼女が医師になるまでのドラマを追う(全2回の1回目)。■「7浪して医学部に入学。53歳で医師免許を取得」「こんにちは。お体の加減はいかがですか」「それがね、先生。2日前に歩行器に手をかけた途端にダーッと転んでしまって、腰が痛いのよ」1月末の月曜午後2時過ぎ。愛知県春日井市でひとり暮らしをする84歳の女性宅。要介護2で呼吸器疾患の持病もある女性は、訪問医の到着を待ちわびていたかのように、一気にしゃべり始めた。やがて医師は、横たわる女性患者の隣にしゃがみこむと、「めまいはどうですか」「やっぱり立ち上がるときが、いかん。でも、今日はめまいも腰も少しラクになって、大好きなラーメンを食べられたよ」「寒い日は、あったかいラーメンがおいしいですよね」聴診器を胸や背に当てる間も、会話を途切れさせることなく診察するのは、医師の新開貴子さん(58)。今日も所属する同市の勝川よろずクリニックから、看護師とふたりで車で20分かけて在宅診療にやってきた。女性患者の顔から当初の不安げな表情は消え、笑顔で続ける。「診察もていねいだし、何でも話せる貴子先生が大好きだよ」その後も、血圧測定や服薬の指示など1時間弱の診察を続け、「また来ますからね。お大事にしてください」往診用のカバンを手に車まで向かいながら、貴子先生が言う。「私が話しやすいというのは、きっと娘さんと同世代だからでしょう。私自身も、自分の母親と会話するような気持ちで向き合っています。今日のように、患者さんが元気になる姿に接するたびに、ああ、医師になってよかったと思うんです」快活な口調で話す貴子先生は、異色の経歴の持ち主だ。58歳にして、まだ医師歴5年というキャリアが、その事実を物語る。医師を目指したのが32歳のとき。その後、7浪して40歳で医学生となり、3人の子供を育てながら、53歳で医師免許を取得した。当時をふり返って言う。「小中学校を通して成績もずっとクラス最下位だった自分が、まさかお医者さんになるなんて、夢にも思っていませんでした」意外にも、少女時代の貴子先生は、「劣等感と孤独感のかたまり」だったというのだ。■「劣等生だった小学校時代。東京での生活に疲れ、郷里に戻り……」「物心ついたときには、母がクラブや薬局を経営していて、すごく繁盛させていました。父はもともとバーテンダーで、その後は母の仕事を手伝ったりしていました」1965年(昭和40年)3月17日、島根県松江市に生まれた貴子さん。「自宅1階がクラブで、その2階が私たちの住居でしたが、両親はいつも不在で、私と2つ年上の兄は生後3カ月から近所に住む子守りのおばあさんに育てられ、しつけもしてもらいました」幼稚園から小学校、中学校と、島根大学教育学部の附属校へ。「まわりは親が大学教授や医師など教育熱心なご家庭ばかりのなか、うちは勉強に集中できるような環境ではなかった。『水商売の家の子と付き合うな』と親から言われてる同級生もいて、私はつらくて、母に『クラブをやめてくれ』と訴えたことも。先生からもほったらかしの私は、クラス42人中41番目か42番の成績で、もうひとりの男子といつもビリを争ってましたね」家庭にも学校にも居場所がなかった。「劣等感と孤独に苦しみ、4歳ごろから始まった自分の毛を抜くクセがずっと続いてました。のちに抜毛症という病気だと知るんですが。きっと、母が夜もいなくて寂しかったんでしょう」中学卒業後は周囲の同級生たちが進学校に進むなか、「偏差値が足りず」に私立の女子高へ入学。両親の離婚は、その直後だった。「母は家にはおらず、父も外に女の人がいたりで常に両親はいがみ合っていたので、娘の私でも、離婚は当然の結末と思いました。高校を出ると、地元での暗い生活を何とか断ち切りたいと思って、上京します。とにかく、あの家から、島根から出たかった」東京女学館短期大学では、かろうじて好きだった英語を専攻した。「まわりはお嬢さんだらけで自家用車での送り迎えもあるなか、たぶん自転車通学は私だけ」家賃9千円のアパート、弁当販売店でのバイトなど苦学生の生活だったが、家族の煩わしさから解放されて充実した毎日だった。卒業後は東京でレナウンの海外事業部に就職し、3年後には日本航空に転職して羽田空港でグランドホステスとして勤務する。「大好きな高倉健さんのチェックインを3回ほど担当したのは、忘れられない思い出です」しかし、短大を出て社会人になって、順調に過ごしているように見えるが、実際は違っていた。「もう上京してすぐから、拒食と過食を繰り返す摂食障害が始まっていました。一時は、体重も一気に15キロくらい落ちてしまって」心身に限界を感じ、帰郷を決意した。そして、「摂食障害になったり、人間関係をうまく築けない自分の心の空洞の正体を知るために、心理学を学ぼう」そう思い、26歳のときに島根大学教育学部にAO入試(総合型選抜)で入学。以降、実家の薬局を手伝いながら、臨床心理士を目指した。「勉強を続けるなかで、私の根っこには“母に見捨てられた”という消化できないままの感情があると、改めてわかってきました」座学に加えて、2年間にわたりアルコール障害や摂食障害のセルフミーティングに関わるなかで、ある思いに至る。「私の理想とする医療をやろうと思ったら、自分自身が決定的な判断を下せる立場にならなければできないのではないか、と。そのとき初めて、医師になりたい、という思いが芽生えました」32歳の決心を「応援するよ」と誰より喜んでくれたのが、父親の邦洋さんだった。当時、邦洋さんは近所で中華料理店を営んでいた。しかし、そのわずか半年後の1997年9月半ば、貴子さんは顔見知りの酒店店主から、父の店が2日間も閉まったままだと聞かされる。「胸騒ぎを覚え合鍵で店に入ると、父が倒れていました。救急車を呼びましたが、私は意外に冷静で、もうダメだなと思っていました。60代半ばだった父は持病の糖尿病があったうえに酒浸りだったし、なにより私や家族と離れて、ひとりで暮らす寂しさも大きかったのでしょう」そして、貴子さんは思う。「お父さんが苦しんでいるのに、私は何もしてあげられなかった。父のように病に苦しみ、自ら死を選ぶ人を救いたい。患者さんに寄り添い、体も心も支えたい」医学部受験のため、最初に始めたのは、中学の数学からやり直すことだった。(取材・文/堀ノ内雅一)【後編】7浪して医学部、国会試験に2回落ちて53歳で医師になった女性「それでも諦めなかった理由」へ続く
2024年02月25日有限会社エルステュディオインターナショナル(代表:さかより のりこ)がメディアプロデュースをする桂乃貴メンタルヘルスケア株式会社 代表取締役 渡部貴子氏。地域ニーズに応えるべく、心の不調を予防する「メンタル保健室」を2024年2月に開設しました。コロナ禍で精神疾患の数は400万人から600万人に急増し、「体だけではなく心の健康をいかに維持するか」に注目が集まった。現在も、高齢者の認知症や、学生の不登校、会社員のメタルケア等々……世代問わず、誰もが生活の中で心の病に関わる機会が増えている。後期高齢者が急増する2040年に向けて「訪問看護・在宅医療」の準備が進む中、「心の病の複雑化」にも注目が行く。既に「精神科看護の不足」も指摘される。国の推進で【地域の医療】として精神科の訪問看護を増やすべく【拠点】が次々と立ち上げられる状況で、「あくまで関わる人材の育成(中身)が大切だ」と説く渡部貴子氏。予期せず経営者に就任した彼女が、そこから更に、難易度の高い精神科の訪問看護医療へ転換を決めた理由とは何か。メンタルヘルスを身近にするための新しい試み、「メンタル保健室」に至るルーツを探る。渡部貴子氏 (C)Benjamin Lee〇訪問医療への「土壌づくり」全世代の在宅療養者を対象とした訪問看護が始まったのが1994年。その後、2000年から介護における訪問看護が始まった。渡部貴子氏が「訪問医療」に関わったのは、1997年。千葉のがんセンターでの勤務を経て一次的に休職していた際、医療従事者である妹の務め先(整形外科)で「往診の補助についてくれる看護師がいない」とお呼びがかかったのだ。「前職で家に帰れず亡くなる人々を看取っていたこともあり、地域での医療に興味はありました。今でこそ訪問看護は当たり前ですが、当時はとても珍しかったのです。外来に来られない患者さんの家を訪ねるうちに、訪問看護の必要性を実感するようになりました」折しも、訪問看護の制度が出来ていく段階―訪問看護ステーションを作るに当り、国から予算が付き始めた時期のことだ。4年勤め、辞める頃には大学や専門学校での講師経験も出来ていた。次を考えるタイミングで、医療コンサルを手掛ける社長から声が掛かった。「在宅医療を教えてほしい」必然的な在宅医療の訪れだった。渡部氏はコンサルタントとして参加し、クリニックの中に訪問看護ステーションを立ち上げ、自ら直接看護もする「プレイングマネージャー」へと。その後2017年に至るまで、同所に務める傍ら、外部でもヘルパー養成、教育などの福祉部門の講師を務める。〇ホスピタリティと「場づくりの重要性」多忙な生活を楽しみ、「看護は自分の使命」と語る渡部氏。そのホスピタリティの源泉とは何か。渡部氏は、一度挫折しかけた看護師の夢を諦めきれず、CAの内定を辞退して看護学校に入学した経緯がある。たどり着いた修道院起源の環境は、彼女を優しく育んだ。そこで「その土地で生活する人々が作る場の力」「場づくりの重要性」を知る。だからこそ、訪問看護ステーション立上げ以降の15年間、気力体力ともにハードな状況でも、アグレッシブに「訪問看護の場づくり」と「医療関係者・患者・患者の家族の関係づくり」に取り組めた。しかし、いよいよ、自分で一から『土壌になるような場』作りを課せられることになる。〇やるしかない!突然の経営者転換転機は2013年。社長が「医療法人を売る」と言い出した。訪問看護は儲からないと思われたのだろうが、切り捨てられた形だ。更に渡部氏は「独立して、代表になれ」と促される。「70人も患者さんがいて、行き場もない状況。急に(別の医療機関へ)捌くのは無理でした。当時は、経営のことなんて何も分からない、一介の看護師です。それでも、人に恵まれるタイプだから、助けてくれる人は必ず出てくる……やるしかないと思いました」結果、友人の紹介の税理士に助けを得、時間のない中で法人登記を終えた。だが、閉鎖が決まったクリニックをそのまま借りることはできない。幸い、何とか物件は見つかったが、今度はお金がない。自力で何とか資本をかき集めて、開設にこじつければ、「お金の心配はするな」と言っていたはずの元社長に危うく負債まで引き受けさせられかけた。これも税理士の助言で免れた。「開設は忘れもしない2013年10月1日。看護は一日も休めない為、引っ越しも同時でした。大変だったけれど、患者とスタッフは全員ついてきてくれました」なかば強制的に始まった「場づくり」から10年たった今、社会もだいぶ様変わりした。訪問看護ステーションはすっかり増えて、定着を見せる。〇精神科の訪問看護と、「地域」の関わり2023年8月に心機一転、渡部氏は会社名を「桂乃貴メンタルヘルスケア株式会社」と改めた。本当の意味での独立――「精神科の訪問看護」の質を高めると同時に、「メンタルヘルスケア活動の拡充」へと舵を切ることにしたのだ。実は、訪問看護ではベテランで、大方のことを経験してきた渡部氏だが、過去には苦い思い出もある。「精神科の患者に対して、何もできなかった……それどころか実際に会うまでは『簡単にケアできるのではないか』という過信をしていたのです」「精神科認定看護師」という国家資格がある。渡部氏は仕事をしながら学び直し、2年かけて取得した。全国で有資格者は800人程度。そのほとんどが病院所属だ。通院できず地域で困っている患者や、リスクのある未病の状態では到底届かない。精神科と一口に言っても、認知症のような高齢者から、メンタルケアを必要とする不登校の若者まで様々なケースがある。ニーズは増える一方。渡部氏は、今では教育する側だ。「精神科の看護できる看護師を増やしたい。日本の精神科医療は遅れています。国も勧めようとしていますが、医療報酬目当てに『拠点』だけを増やそうとする医療業界以外の参入も多い。けれど、必要なのはやっぱり『人』。場所が増えるだけではよくならず、かえって疲弊するだけです」参入者が手を引いた後を引き受けてきた渡部氏の言葉は重い。専門的な学び直しによって、「自信をもって精神科看護に当たれる人材」を増やしたい。渡部氏の狙いは明確だ。「現状、地域でしんどい思いで暮らしている患者さんは多くいます。生きづらさを家族にすら理解されないまま、他人事のように扱われている状況。看護師の理解すら追いついていない……そんな事態を改善するために、まず現場の訪問看護師が学び直し、正しく理解する必要があります。『桂乃貴(このき)』ではそんな看護師を育て、地域医療の土壌を作ります」高い能力が求められ、責任も重い「在宅の精神科看護」は大変だが、高齢者社会に向けて必要不可欠。急増が予期される認知症の方に向けても、自社の看護教育にも力が入る。この先の高齢化社会では、地域でのケアがより求められていく。社会での共存実現に向けて、企業向けの取り組みも強化する。精神科には歴史的に排除されてきたり、隠されてきたりした流れもあり、偏見を無くす為に「多くの人に実態を知ってもらう必要がある」と、渡部氏は言う。人の在り方に対し、視野を広げていくこと――これこそが自分自身でのメンタル予防にも繋がっていく。「企業には産業医や外部のカウンセラーがいると思いますが、利用する必要がない段階の人向けに『自分自身の心の取り扱い方を学ぶ機会』があってもいい。看護の中でも『自分の対処スキルを上げる』ことを教えますが、体の病気だけでなく、心の病気に対しても未病・予防の考え方は重要です」例えば、医者や薬に頼る前に、学校や職場でより早く違和感を見つけてあげられれば……自分の対処スキルを上げることは、看護の中でも重要なことだ。ダイレクトに医療環境を整えること、同時に「地域」に対し、理解の場を整え、自分ごととして「メンタルケア=メンタル予防」できる土壌を、企業や教育の場を通じ提供すること。渡部氏の、大きな「場づくり」への挑戦が始まる。2024年2月に、【メンタル保健室】を開設。「心のモヤモヤを、もっと気軽に専門家へ相談してほしい」という思いで、まずは月一回・第一土曜日に、個人・地域と医療を繋ぐ。心の不調、その予防に繋がる場所を、もっと身近なものへ。メンタル保健室ご案内【渡部貴子 プロフィール】桂乃貴(KONOKI)メンタルヘルスケア株式会社 代表取締役精神科認定看護師リッツカールトン東京にて (C)Benjamin Lee<略歴>鹿児島県生まれ、千葉育ち。三育学院短期大学(現 三育学院大学)看護学部卒。千葉県がんセンターにて、ICU.脳外科、整形外科での最先端治療に携わると同時に多くの方を看取る。三幸福祉カレッジにて、ヘルパー養成講座の講師として従事しながら、街にある小さな整形外科内科クリニックへ勤務。往診の同行をして行く中で、もっとご本人、家族のサポートをしたいと思い、訪問看護部を立ち上げる。株式会社ソシオン(現 株式会社ソシオンヘルスケアマネージメント)にて、本格的に在宅医療を実践。訪問看護ステーションの立ち上げに尽力する。<独立>2013年7月 株式会社ハートフルを設立精神科、認知症専門の訪問看護ステーションを立ちあげ、地域との連携強化を図る。2023年8月 法人名を桂乃貴メンタルヘルスケア株式会社と変更。現在に至る。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月22日1月20日、白井貴子&THE CRAZY BOYSの<『FLOWER POWER 2024』再現ライヴ&SDGsカーニバル>がKT Zepp Yokohamaで行われた。昨年11月1日に、最高傑作と誉れ高い1984年のアルバム『FLOWER POWER』が実に38年ぶりにアナログレコードで復刻され、この発売記念として行われたものだ。このレコードは、リマスターでブラッシュアップされたサウンドと、白井自身による入魂の長文ライナーノーツが付くなど、こだわりの仕上がりとなっている。同様に今回のライヴも、タイトルに<SDGsカーニバル>とあるように、白井が音楽と共に長年に渡って活動してきた自然と環境問題に関する様々な展示が会場のロビーで行われるなど、白井ならではのこだわりに満ちたものだった。ライヴは二部構成で、第一部は『FLOWER POWER』再現ライヴだ。SEと共にメンバーが登場し、1曲目の「It Must Change」、最大のヒット曲「Chance!」と続くと、お客さんはいきなり総立ちで拳を突き上げる。80年代には学園祭の女王と呼ばれた白井だが、客席までその時代を再現したかのようだ。黒いタイトなアウターにスリムジーンズと膝丈ブーツの白井は、まるでクリッシー・ハインドのよう。曲間で「ようこそ、白井貴子&THE CRAZY BOYS、FLOWER POWER 2024へ!」と白井が挨拶し、ライヴは走り出した。メンバーは、本田"ホンチ"清巳(G)、南"ナンチ"明朗(G)、片山"ポッポ"敦夫(Key)、河村"カースケ"智康(Ds)、という80年代当時からのメンバーたち。そして一昨年に亡くなった春山"ハルボー"信吾(B)に替わって加入した岡部晴彦(B)には、奇しくも同じ"はるちゃん"というニックネームが与えられた。アルバムの曲順通りに演奏は進み、5曲目には平和への祈りを込めて「Foolish War」が演奏された。シンプルだが重厚、メッセージがストレートに心に届く名曲だ。驚くべきは白井のヴォーカルで、声のトーンや歌い方、MCのタイミングまで当時とほとんど変わらない。バンドもアルバムのもつスケール感を見事に再現していて、キャリアを積み重ねた余裕とシブ味がほのかに加わっているのは、理想的な進化といえるだろう。第二部は、前日に誕生日を迎えたばかりの白井を祝って、自然発生的にお客さんが「ハッピー・バースデイ」を歌うサプライズからスタート。そして、白井の環境活動の話へと続く。小さな活動の中から、自然との共生やそこに生きる人々とのつながりが生まれ、その中で奏でる音楽がある。ただエコが大事という話ではないのだ。ここで歌うのはそういった人と人の繋がりの中で生まれてきた歌たち。本田のギターで歌った「倉田小学校校歌」は予定になかったアドリブだろう。後半はバンドでの代表曲を披露。ライヴ終盤の定番曲「今夜はIt’s All Right」では、お決まりの"今夜は今夜しかないのさ"のコール&レスポンス。白井は「年を重ねるとこの言葉が真剣に響く」と嘯くが、同様にそれなりの年齢層のはずのお客さんたちが、驚くほどよく歌って腕を振り上げ、今の一瞬を全力で楽しんでいるのが伝わってくる。きっと次の日は筋肉痛だろう。本編の最後は、きたやまおさむと作った「涙河」で締めた。演奏終了後はお客さんと記念撮影。「未来へ咲かそうフラワーパワー!」の掛け声でシャッターを切った。白井が言う〝エコとロックのハイブリッド〟が結実した一夜だった。<公演情報>『FLOWER POWER 2024』再現ライヴ&SDGsカーニバル1月20日(土) 神奈川・KT Zepp Yokohama【セットリスト】■第一部01. It Must Change02. Chance!03. Shining Dance04. Checkしてしまった!!05. Foolish War06. MY Glory Road07. Japanese-Girls & Boys(inside song)HAPPY NEW YEAR08. Back Again09. 遥かなる想い-it must be changed10. Talk To Me■第二部01. Mama02. 竜馬の夢03. 花は咲いている04. Good Wishes05. Theme for Next Gate06. Time Limit07. Stand Up Boy08. Make Up09. PRINCESS TIFFA10. 今夜はIt’s All Right11. Rock Tonight12. 涙河(NAMIDAGAWA)■ENCORE01. Theme for Next Gate 202202. Chance! (Long Ver.)
2024年01月27日白井貴子の名盤『FLOWER POWER』のアナログレコードが最新の技術でリマスター&リカッティングされ、2023年11月1日にリリースされたのを記念して、アルバム完全再現ライブが1月20日(土) KT Zepp Yokohamaにて開催される。そのライブ開催を記念して、『FLOWER POWER』がリリースされた1985年渋谷公会堂で行われたライブから「Chance!」と「Foolish War」の映像がYouTubeで公開された。また、白井は新たな時代へと進む「FLOWER POWER PROJECT」を発足。ライブ会場ホワイエでは、「エンタメと健康〜環境」をつなぐ活動をしているエコロジーオンラインの上岡裕をコーディネイターに迎え、「SDGsカーニバル」を開催。88年のロンドン移住以降、30数年の取り組みに共感した仲間が全国各地から集結する。白井がファンと学びそれぞれの地域で行う、自然に親しむ「PEACE MAN CAMP」をベースに、大石田「ふるさとの風プロジェクト」(山形)、陸前高田(岩手)復興支援「AID TAKATA」、小谷村(長野)、丹南地方(福井県)、南伊豆(静岡)、白井が環境大使を務める神奈川県の「脱炭素推進室」地元横浜で環境に尽力している人の展示などを実施。さらに、世界的に活躍する花絵師、藤川靖彦による『FLOWER POWER』のシンボルマーク「花音符」作品も展示する。そのほか、白井のオリジナルグッズも「環境仲間」とのコラボグッズのほか、白井の「鉄分不足を解消してよりファンの皆さんと一緒に元気な未来へ!」という想いから、鉄のフライパンを製作。地元・横浜の中華街の鍋シェア85%を誇る、一枚一枚手作業で作り上げる「打出し」製法の山田工業所(金沢区)と作り上げたオリジナルフライパンは今回のイベントで初披露。アナログレコードと並んで“フラワーパワー・フライパン”が限定販売される。白井貴子&THE CRAZY BOYS「Chance!」- Live at 渋谷公会堂 1985 -白井貴子&THE CRAZY BOYS「Foolish War」- Live at 渋谷公会堂 1985 -<イベント情報>白井貴子&THE CRAZY BOYS『未来へ咲かそう!「FLOWER POWER 2024」アルバム完全再現ライブ&SDGsカーニバル』1月20日(土) 神奈川・KT Zepp Yokohama開場 15:00 / 開演 16:00■白井貴子&THE CRAZY BOYSVo 白井貴子 / Gt 本田清巳 / Gt 南明朗 / B 岡部晴彦 / key 片山敦夫 / Ds 河村“カースケ”智康【チケット料金】(税込)一般:7,800円中学生以下:3,000円※全席指定※ドリンク代別※未就学児入場不可チケットはこちら:()『FLOWER POWER』特設サイト:
2024年01月15日1981年にデビュー、80年代に「ロックの女王」としてライブシーンを牽引した白井貴子。学園祭クイーンとして、さらには日本武道館、西武球場など大きな会場のステージに立ち、自身のバンド、CRAZY BOYSと共にシーンを駆け抜けた。1985年にリリースされた5thアルバム『Flower Power』が、2023年11月1日に38年の時を経てアナログ盤『FLOWER POWER』として蘇った。そして2024年1月20日(土) にはKT Zepp Yokohamaで「アルバム完全再現LIVE & SDGsカーニバル」が開催されることも決定。そんな彼女に今の心境を語ってもらった。――横浜で伝説のバンド、THE CRAZY BOYSと共にステージに立つことが決定しましたが、その経緯から教えてください。白井まず会場が自分の故郷、横浜だということは私にとっては大きくて。実は20数年前に今回のようなライブを開催したくて事務所をわざわざ横浜に移転したくらいなんです。でもそのときは残念ながら力及ばずで、今に至っていた。今回、二代目のマネージャーだった関野(一美)さんから声をかけてもらって、「ソニーでアナログ盤を出す動きがあるから貴子もどうだ」と言ってくれたんです。今、CDの売れ行きも下がっている中でアナログが海外ではスゴイという話を聞いて、いずれ日本にもその流れは来るんだろうなって思いましたし、私にとってアナログ、手作り感を大切にしてずっとやっているので、とてもうれしいことで。そこでアナログ盤のリリースだけじゃなくてライブもやろうぜっていう話になった。60歳を過ぎて独唱できるアーティストはそんなにいないからやろうって。生きているうちに頑張ろうっていう感じです(笑)。――THE CRAZY BOYSは、各メンバーがその後の日本の音楽シーンで重要な役割を担う重鎮として活躍中です。Gt. 本田清巳[白井貴子自主レーベルROD代表、ECHOESのラストツアー参加]Gt. 南明朗[工藤静香、杉山清貴らの活動に参加]Ba. 岡部晴彦[真心ブラザーズらの活動に参加]Key. 片山敦夫[サザンオールスターズ、桑田佳祐ソロなどの活動に参加]Dr. 河村”カースケ”智康[星野源、福山雅治、藤井フミヤ、桑田佳祐ソロなどの活動に参加]白井残念ながらTHE CRAZY BOYSのメンバー、春山信吾さん(Ba)が亡くなってしまって。それも昨年11月1日、私のデビューの日、「僕の名前を忘れてないでね」と言わんばかりの日に亡くなったんです。実はTHE CRAZY BOYSって6人中4人が湘南出身で。なので余計に神奈川でやりたいということで決まりました。――もうこのメンバーでリハーサルには入っているのですか。白井(取材日の)明後日から入ります。バンドのメンバー、みんな硬派な奴らばっかりだから、あまりメールとかやらないんですよ。頑固なオヤジたちなんで(笑)。――歌謡曲、ポップス、アイドル全盛の時代に女性アーティストがロックに踏み出したのは、貴子さんがパイオニアだと思うので、このメンバーが支えていたからこそ、ツアーや西武球場というスタジアムでも熱狂的なパフォーマンスが実現したのではと想像します。リハーサルさえ観たいくらいの豪華な布陣ですね。白井若い時から力あるミュージシャンだったんだなということは、申し訳ないんだけど今頃になってすごくよくわかる(笑)。そういう人たちを私が、引っ張ってきたとは言えないけど、焚きつけて、もっとああして、こうしてってよく言ったもんだなって思いますね、今振り返ると。――今、改めてライブハウスという会場でロックなパフォーマンスをすることに意義を感じます。今回はスタンディングですか。白井今回はスタンディングではないです。これまでの周年ライブではファンの感想で「貴子のライブはやっぱり疲れる」って(笑)。エンタテイメントとしては疲れさせてもいけないな、リフレッシュして楽しんで帰ってもらわなきゃ。私が促してますから、「そろそろ疲れたんじゃない?座って観ていいよ」って(笑)。――「SDGsカーニバル」と掲げた理由は?白井時代が21世紀になって、私たちが幼い頃は例えばベトナム戦争があってジョン・レノンが反対したっていう時代を音楽を聴きながら育った。今まさか地球でたいへんなことが起こるなんて考えてもいないし、未来は良くなるって思いたいんだけど、どんどん悪い方向に行っていると思うんですよね。だから私が30年やってきた環境のことも大きく伝える良いきっかけなんじゃないかと思って「SDGsカーニバル」と名付けた。FLOWER POWER実行委員会を立ち上げて、みんなで向かっていこうと臨む1日になりました。――「Foolish War」という曲を1986年の西武球場ライブで演奏する際のMCで「今日は西武球場の日だけど、長崎に原爆が投下された日でもあるので祈ろう」という言葉が今も心に響いていて…。白井よく覚えてますね!私も今も覚えています。世界ってその昔はとても大仰な感じに聞こえてましたけど、今ネットの時代になって、実際に世界中の人たちに音楽が届けられる状況になっていますから、望み大きく、世界の人たちに横浜の港町から届けるくらいの意気込みでやってもいいと思うんですよね。私たちは滾々とやるしか手がない。現地に行って食い止めるような力はないのはわかっているけど、でも何も言わないよりはちゃんと発信するということは大切だと思っています。――SDGsという観点から発信していきたいことはありますか。白井今年の6月にバイク冒険家の風間深志さんからご連絡いただいて、「バイクは自然と一体になるスポーツなのに、バイク乗りの人たちが意外と環境のことを考えてないので、貴子さんから言ってやってくれ」って言われたんですよ(笑)。私にとっては「NEXT GATE」というバイクの曲(編集部・注:80年代「鈴鹿8時間耐久レース」のテーマソング)を、2022年にエコとロックのハイブリッドなサウンドに仕立て直して配信していたので、これは良いチャンスだと思って、喜んで出させてもらった。そこで東北大学名誉教授の石田秀輝さんにお会いしました。石田先生は「地球は人間があと12年でちゃんと環境のことを考えた生き方をしないと、酷いところに手をかけることになる」と学会で発表された。私にとって「あと12年」という数字が響いて、「よし12年は続けよう」という意気込みで自分の中のモチベーションの大きな力にしたいと思ったんです。――5月には初の著書「ありがとうMama」を出版されましたね。白井私にとってはコロナ禍が幸いしたというか、歌うこともライブすることも止められる3年間でしたけれども、母がたいへんな状況を迎えていたので「介護をやれ」ということだなと思って専念したんです。母は私の活動の初期にステージ衣装を作ってくれてたんですよ。私、男所帯の事務所に入ったものですから、スタイリストの「ス」の字も知らないような人たちで(笑)。私が10代のときピアノの発表会とか大学入ってからも合唱団の衣装を母に作ってもらっていたので、ライブ衣装も私がデザインして、母と一緒に生地屋さんに行って。母の介護のことはファンには発信してこなかったけど、2019年、私が還暦のとき開催したライブでピアノの横にその衣装を並べて、「Mama」という曲を弾き語りで歌いました。親孝行と思って。素晴らしいメッセージをたくさんFacebookでいただいて、それを参考に母を介護して、痛むことも苦しむこともなく息を引き取ったんです。お通夜もお葬式も実家でやって。やり遂げたときに、本当にシンプルにそこで亡くなってお花いっぱい添えて、スッと玄関から出ていった姿をみて、ストレートでいいなって、「こういう一生って最高だよね、ママありがとう」と拍手する想いだった。在宅介護のことを知らない人も多いから伝えてほしいですって言われたのもあって、皆さんに助けてもらった気持ちにお返しすることも含めて本にしたいと思ったんです。――今後、どのような活動を展開していきたいと思っていますか。白井いつまで現役で音楽活動をできるかわからないけれど、まだまだ生み落としたい曲のストックが山のようにあるのです。曲は作ってもCDにしてない、配信もしてないとか、やらなきゃいけないことが山積みで。できればTHE CRAZY BOYSでもまた新しいことができればいいなって思いますけれど、今回のライブは1回で終わってしまうのか、続いていけるのか、分岐点になっていくと思うので、願わくば続けていけるようにしたいなって思います。35周年の頃は(メンバーのお子さんも加えた)「THE CRAZY BOYS+Jr.」を作りました。カースケの息子さん(河村吉宏)にドラムを叩いてもらった。その頃から自分の中ではずっと「SDGsカーニバル」のような気持ちで、次世代の子たちを想ってメッセージが届くように「Jr.」を作ったんです。周りのスタッフももっと発信したほうがいいよって今回、神輿を担いでくれたんだと思います。SNSの力で市民力もアップしてきているときに、アーティストにファンがついてくるだけではなくて、みんなで良いエネルギーを作ってタッグを組んで、良い方向に行こうという船出の時になったらいいなと思ってます。私は80年代のときにもっと大人が若い世代を牽引してくれたらいいのに、言ってくれる人が少なかったなと思う。自分は若い世代に向けて、未来に向けて言うだけじゃなくて自ら実践しなきゃと思っています。Text:浅野保志(ぴあ)Photo:吉田圭子ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★白井貴子サイン入り色紙を3名様にプレゼント【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<公演情報>『白井貴子&THE CRAZY BOYS 未来へ咲かそう!「FLOWER POWER 2024」アルバム完全再現ライブ』日時:2024年1月20日(土) 開場15:00/開演16:00会場:KT Zepp Yokohama出演:白井貴子&THE CRAZY BOYS(Vo.白井貴子Gt.本田清巳Gt.南明男Ba.岡部晴彦key.片山敦夫Dr.河村“カースケ”智廉)料金:一般7,800円、中学生以下3,000円※全席指定※入場時ドリンク代が必要※未就学児入場不可チケット情報:()<リリース情報>白井貴子&THE CRAZY BOYS『FLOWER POWER』(アナログレコード)発売中価格:4,070円(税込)白井貴子&THE CRAZY BOYS『FLOWER POWER』(アナログレコード)ジャケット【収録曲】■SIDE A -Green Side-1. It Must Change2. Chance!3. Shining Dance4. Checkしてしまった!!5. Foolish War■SIDE B -Growing Side-1. My Glory Road2. Japanese -Girls & Boys3. Back Again4. 遥かなる想い~It must be changed5. Talk To Me特設サイト:<その他>初著作本「ありがとうMama」発売中詳細:公式サイト:
2023年12月27日女優の高島礼子さんが、同じく女優のとよた真帆さん、常盤貴子さんといっしょにランチ会をした様子を自身のInstagramに投稿しました。豪華な女子会を報告 この投稿をInstagramで見る 高島礼子(@reico.official)がシェアした投稿 高島さんは、とよたさんと常盤さんの名前、さらに「女子会ランチ」や「楽しい会話」「美味しい食事」というハッシュタグをつけて投稿。「会話が途絶えません。やっぱり楽しいですね。頼もしいとても良い刺激を受けました」と素直な気持ちを綴っています。 投稿を見たファンからは「すごいメンバー」「豪華な女子会」「超〜美女トリオ」「皆さん変わらずお綺麗」「美人3人組」などの声が集まっています。 女子会の会場となったのは、とよたさんが今年8月に開いたレストラン「ロジエ」。高島さんのInstagramに再び、とよたさんと常盤さんが登場する日が楽しみです。
2023年10月23日OverviewMEDEL GALLERY SHUでは、8月29日より9月10日まで湯浅万貴子の個展「肯う地平」を開催いたします。「湯浅万貴子の作品は点描の密度と色箔の面の空間の対峙で構成されている。しかし、近年は対峙/拮抗だけではく、双方の時間軸の関係性をより見出す為、より鑑賞者を基点にした時間軸を取り入れようとする試みが見える。「普遍的なものや能動的なもの(身体のモチーフ)をデフォルメするということは、言葉にすると無茶な気がするが、アートに関して言えばとてもイージーなものになる。」と湯浅は語っている。前回の弊廊での個展は2021年12月でした。およそ1年半ぶりに出会う、静寂とダイナミズムが共存する作品の数々をお楽しみください。湯浅万貴子個展「肯う地平(うけがうちへい)」会期:2023年8月29日(火)〜2023年9月10日(日)会期中無休時間:11時〜19時(最終日は17時まで)会場:MEDEL GALLERY SHU住所:東京都千代田区内幸町1-1-1帝国ホテルプラザ東京2F*入場無料展示告知ポストカード出品作品個展に寄せて湯浅万貴子は、点描と箔で構成された絵画を制作するアーティストである。点描画として描かれる図像は、《さようならの亡骸》(2019)などに顕著に示されるように、しばしば人間の身体をデフォルメした形象をモチーフにしている。いくつかの外見的特徴から、その人物は女性であると推測することができる。だが、湯浅の作品に現れる人体のようなイメージは多くの場合で顔を欠いていることもあり、そのアイデンティティは意図的に不明瞭にされている。そうした行為には、これまで絵画の領域のなかで女性の身体、特に女性のヌードが暴力的に男性の視線によって——男性芸術家には制作の対象として、そのほか多くの男性には鑑賞や窃視の対象として——領有されてきた歴史を踏まえると、ひとりの女性作家が女性の身体を点描というユニークな手法で描くことに意義を見出すことができる。だが、芸術において女性自身が自らの身体を奪取することの重要性だけではなく、湯浅の実践はより普遍的な美術史的・芸術学的考察に刺激的な示唆を与える。例えば、アクリル絵の具と色箔で作られた背景と点描画の図像を備えた彼女の絵画は、「図と地」の構図を形成しているとみなすことができる。いわゆる「ルビンの壺」に象徴されるように、20世紀前半に発展したゲシュタルト心理学の重要概念とされる「図と地」だが、学術的な概念として言語化される以前から絵画の構図として至るところに見られる。そのひとつが、湯浅自身も影響を受けていると語る、グスタフ・クリムトらを代表とする「ウィーン分離派」における「ジャポニズム」の絵画である。クリムトが1895年に制作した《愛》という絵画では、縦長の外面の両サイドに金箔を想起させる金地が施されており、明らかに日本画の様式的影響が感じられる。湯浅はウィーン分離派のジャポニズムを自己流で再解釈しており、ウィーン分離派のジャポニズム自体が日本画を自己流で再解釈したものであると考えると、そこには「再解釈の再解釈」という創造的な連鎖を発見することが可能だ。加えて、不明瞭なデフォルメ化された形象が前景化するとき、湯浅の絵画においては「図と地の逆転現象」とでも呼べる事態が起こることは視覚文化研究の観点から眺めて非常に興味深い。今回の個展に際して、湯浅はこれまでの取り組みを軸に据えながらも、いくつかの新しい試みに挑戦しているという。そのひとつが、人体的なモチーフを微妙にずらして重ね合わせ、まるで「連写」のような視覚効果を生成させる試みである。美術史的な視座から分析すれば、そこにはイタリア未来派の画家たち——ウンベルト・ボッチョーニ、ルイジ・ルッソロ、ジャコモ・バッラなど——が挑んだ、動的ダイナミズムの静的メディア(すなわち、時間を含む4次元性を表現することのできない媒体としての絵画)における描出の試みとも近接性を見出すことができる。あるいは、類似の関心になるが、キュビズムの画家たち(特に、ジョルジュ・ブラック)が試みた、4次元性の平面における再構築への探究とも共鳴するように思われる。このように、湯浅万貴子の芸術実践が問いかける地平は限りなく広い。山本浩貴(文化研究者、金沢美術工芸大学講師)参考作品参考作品Profile湯浅万貴子|Makiko Yuasa1988年新潟市出身2011年東北生活文化大学家政学部生活美術学科退学主な個展2014年Shounandai MY Gallery MY Gallery2020年s+arts「静かな荒野」2021年s+arts「不変の前兆」2021年MEDEL GALLERY SHU「身に悖ること勿れ」2022年金沢アートグミ 「eimi ousia」主なグループ展2011年GEISAI♯15ランキング展/ Hidari Zingaro gallery2012年Roppongi a Art Week/ Shounandai MY Gallery2015年「MY duo」/ Shounandai MY Gallery2016年「WILL」/ Shounandai MY Gallery2018年「Composition」/ Shounandai MY Gallery2019年「amrta」/ s+arts2020年「荒地のアレロパシー」/ Mitsukoshi Contemporary Gallery2021年「ストレンジャーによろしく」/ 金沢市内各所2022年「s+arts summer exhibition」/ s+artsアートフェア2012年ULTRA005(東京)2015年 YOUNG ART TAIPEI(台湾)アワード2011年YOUNG ARTIST JAPAN vol.4 TOGBOAT/山本美知子賞2011年GEISAI #15 来場者ポイントランキング第3位レジデンス2021年金沢市「CORN」山本浩貴、齊藤恵汰・招待作家掲載2012年月刊アートコレクター9月号「新人アーティスト300人」2018年美術の窓5月号「新人大図鑑2018」2020年Webレビューとレポート(みそにこみおでん)家船参加作家インタビュー2021年月刊アートコレクター7月号「ヌード 愛の美のちから」2021年中日新聞にてレジデンスインタビューGallery InformationMEDEL GALLERY SHU|愛でるギャラリー祝東京都千代田区内幸町1-1-1帝国ホテルプラザ東京2F info@medelgalleryshu.com 11:00〜19:00(最終日は17時まで)MEDELとは、日本語で「物の美しさをほめ味わうこと」を意味する「愛でる」からきています。唯一無二のアートを賞美し、慈しむという行為を介して、アーティストと鑑賞者、ギャラリーの間に喜びの行き交いが成立してほしいという想いを込め名づけました。“時代を共にする人々にとっての財産であり、未来の社会を照らす火である”とアーティストの活動・作品を定義し、人々の心に残る独創性に富んだスタイルの作品を鑑賞者と共に愛でつつ、次世代に残るようなマーケットや美術史的評価を確立してゆくことが当ギャラリーのミッションです。そのような私たちの活動を通して、独創的な表現を受け容れる多様な社会的風土の醸成に資することができれば、これに勝る喜びはありません。The word “MEDEL” is from the Japanese word “めでる,” which means "to praiseand appreciate beauty" in Japanese.We named the gallery MEDEL to create a pleasant exchange between the artist, and the appreciator,through the unique artwork.We define artists’ activities and works of art as "an inheritance for the people who share the same era and a fire that will light up the society of the future”, and we hope to establish a market and an art historical reputation that will last for the next generation while appreciating works of art with the viewers, which are full of originality and style that will remain in people’s minds.Through our activities, we are more than happy to contribute to the development of a diverse social culture that accepts creative expression.: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月02日モデル・女優の若月佑美が2日、都内で行われた1stフォトエッセイ『履きなれない靴を履き潰すまで』発売直前記念イベントに出席し、「すべての思いを詰めた」というエッセイについて「誰に何と言われても100点でいいかな」と笑顔で語った。本書は、2019年8月より『週刊SPA!』で約3年半連載してきたエッセイに、連載時未掲載カットに加え、若月自身がコンセプトを考えた撮り下ろし写真、さらに新作エッセイも収録されている。発売から1週間が経過し、いろいろな反響をもらっているという若月。「昔から応援してくださっているファンの方には『若月の言葉がずっと好きだったから、こうして一冊の本にまとまるのがうれしい』という声をいただきました。また最近好きになったと言ってくださったファンの方からは『女優として役柄としてしか見ていなかったので、内面まで知ることができてうれしい』という言葉をいただきました」と報告した。本の帯には、ドラマ『アンラッキーガール!』で共演した福原遥から「苦しんでいる時ほど自分を好きになってあげる事の大切さ。難しい事だけど若ちゃんの言葉で心が軽くなる優しさが詰まった素敵な一冊!」と言葉が寄せられた。若月は「はるちゃんは、私のこと若ちゃんって呼んでくれるのですが、はるちゃんの言葉をそのまま載せてくださったことがとてもありがたいですし、関係性をファンの方にも伝えられたことも、すごくうれしいです」とにっこり。さらに若月は、福原と同じくドラマで共演した高梨臨と3人でグループLINEを作り、交流が続いていることを明かすと、高梨の自宅で、3人でご飯を食べた時のエピソードなどを披露していた。43の言葉が詰まった本作。若月は「1番を目指さないで下さい」と綴られたページを開くと、「どんな時でも1番を目指して努力するというのは、スポーツの世界でも学問の世界でも言われがちで、私もずっとそうあるべきだと思っていたんです。でもある方に『1番を目指さないでください』と言われ……。なぜかと聞いたら『あなたは1番を目指して1番になれなかったことに対して、負の感情がそれまでの努力を上回ってしまうから。自分を許せなくなるのはもったいない。あなたは1番じゃなくても、1番ぐらい輝ける2番になれるから』という言葉をいただいて。それが心に来たんです」と印象に残っている言葉を明かす。珠玉の言葉と自身のありのままを綴った本書。若月は「3年半、自分の個人としての思いのすべての思いを詰め込んだ一冊。誰に何と言われようとも100点をつけてあげたいです」と胸を張ってアピールしていた。
2023年07月02日カラーフィールド出版は、歌手・白井貴子 初の著書『ありがとう Mama』を2023年5月14日に発売いたします。また、書籍の発売と同日には新曲「Mama」シングルおよびミュージックビデオの配信リリースを実施いたします。白井貴子オフィシャルWebサイト: 白井貴子 著書『ありがとうMama』■著書『ありがとうMama』昨年5月に他界した母、昨年3月に他界した父、そして6年前に認知症とALSを併発し亡くなった叔母――。介護から看取り、自宅で執り行った葬儀まで、リアルな体験を元に綴った本『ありがとうMama』。たくさんの思い出とともに、介護の現実や、それを支える50~60代の「わたしたち世代」の奮闘と葛藤。そして「ひとりで辛く苦しい介護」は「介護新時代」へと動き出す!「ウルトラ身内のお話」が母の愛の尊さを伝え、「わたしたち世代」を勇気づけるメッセージに。白井貴子、生まれて初めての著書。タイトル : 『ありがとう Mama』定価 : 2,500円+税発売日 : 2023年5月14日出版社名 : カラーフィールド出版装丁 : 表紙、見返しに越前和紙を採用した特別仕様。帯文 : 「読み進むうちにMamaへの愛が、美しいファンタジーのような心地よさに思えてくる」―― 俳優・榎木孝明購買はこちらから: ■初著書『ありがとうMama』発売と同日、新曲「Mama」シングルおよびミュージックビデオの配信リリースを実施白井貴子 配信シングル「Mama」<同日配信リリース シングル「Mama」&Music Video>作詞・作曲・ピアノ:白井貴子80年代、「ロックの女王」白井貴子のステージ衣装を手作りしてくれた母へ、感謝を込めて捧げた歌「Mama」。初披露は2019年1月19日。MVは同年、箱根ロープウェイなどで撮影し、白井の初の個展「母 TSUNAGU 未来」展(京都沸立ミュージアム)で上映された。<白井貴子(しらい・たかこ) プロフィール>シンガーソングライター。1984年、『Chance!』のヒットを機に「ロックの女王」と呼ばれ、日本の女性ポップロックの先駆者的存在となる。1998年、ロンドンに移住。帰国後、音楽活動再開。第61回全国植樹祭神奈川大会の歌『森へ行こう』、ESDユネスコ世界会議の歌『僕らは大きな世界の一粒の命』を作詞・作曲。2016年、白井貴子「北山修/きたやまおさむ」を歌うアルバム『涙河』リリース。2019年、京都佛立ミュージアムにて初個展「母 TSUNAGU 未来展」開催。2022年、「Cheer Up RV Fes.」with 白井貴子「茅刈り PEACE MAN CAMP」を長野県小谷村にて開催。神奈川県環境大使。環境省3R推進マイスター。文科省 ESDオフィシャルサポーター(2012年~14年)。今秋、80年代の楽曲をアナログレコードで再リリース予定。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月11日俳優の堺雅人と女優の常盤貴子が出演する、日本マクドナルド・サムライマックの新CM「宇宙への挑戦」編が、4月4日より放送される。新CMでは、堺と常盤が宇宙飛行士役で登場。地球に代わる新たな居住地と資源を求めて、宇宙船「SAMURAI号」に乗船し、突破不可能な旅に挑む。今回の撮影で2007年の舞台以来、約15年ぶりの共演となった堺と常盤。宇宙服を身に着けると、「このボタンが要なんでしょうね」とヘソの上の辺りを指差しながら話しかける常盤に、堺が「そうですね。きっと生命の危険が訪れたら脱出できるような装置がついているんですよ(笑)」と返すなど和やかな雰囲気で撮影は進んだ。■堺雅人&常盤貴子インタビュー――久しぶりの共演はいかがでしたか?堺:常盤さんがマドンナ役を演じた舞台以来の共演ですが、今回も本当に凛々しくも美しい、「炙り醤油風 ベーコントマト肉厚ビーフ」のような華やかさ、力強さがある常盤さんとご一緒できて嬉しいなと思います。常盤:宇宙へ行かせていただくに当たって、堺さんとご一緒できるのであれば、もう怖いものはないなと。「炙り醤油風 ダブル肉厚ビーフ」のような堺さんに、喜んでついていきます! という感じでした。――撮影中はどんなお話をされていたのでしょうか?堺:宇宙のお話で、佐治晴夫先生という方の。常盤:数学者ですよね。堺:以前、現場で常盤さんからお借りした佐治先生のエッセイに、宇宙はすごく遠い世界でもあるけど、今の自分の生活をごく短く見ていったら、そこに宇宙の永遠を感じることができる、というような文章があって、まさに今回のテーマにぴったりですよね、という話になって。食べた瞬間のちょっとした動きが、ひょっとしたら永遠と繋がっているのかもしれないなと。すごく夢がある、フワーッと視点が遠くなるようなエッセイなんですよ。常盤:たまたま佐治先生のエッセイを持っていて、これは堺さんが好きそうだなと思って、「読みますか?」とお渡ししたという。堺:僕自身、別の機会で佐治先生と面識があって、こういう文章も書かれてるんだ、本当に素晴らしいと思います、といったような会話をしていました。――「宇宙に飛び立つ」というCMのテーマについて、どのような感想をお持ちになりましたか?堺:“宇宙に飛び立つ”いいんじゃないですか! どんどん飛び立っていけば! 僕は今回、宇宙に飛び立つシーンで、自動車教習所で初めて免許を取った時の感覚を思い出しました。常盤:免許持ってるんだ。堺:しかも、オートマではなく、マニュアルです。常盤:時代ですね。私もそうです。堺:撮影のために取ったんですけど、マニュアルの坂道発進の感覚を思い返しながら、操縦桿を握っていました。半クラッチでアクセルを踏み込んで、クラッチを離した瞬間、車が動く……。常盤:それが出来た時の喜びたるや(笑)。堺:あの坂道発進は、なんだか宇宙に飛び立つ感じがしました。――ワイヤーアクションはいかがでしたか?堺:素敵でしたね。常盤:もっと怖いのかな、痛いのかなと思ったら、スペシャリストの皆様がサポートしてくださったので、何も心配することなく。堺:一流のチームに吊られて、無重力を楽しめました。――空中浮遊しながら「サムライマック」を食べたことがあるのは、世界中でお2人だけなのでは?堺:これから増えてくるんじゃないですか。ぜひ宇宙ステーションでも「サムライマック」を食べていただきたいですね。――「サムライマック」を食べた感想をお聞かせください。堺:「炙り醤油風 ダブル肉厚ビーフ」は本当においしいですよね。ビーフの力強さがガツンとくる感じがとっても大好きです。常盤:「炙り醤油風 ベーコントマト肉厚ビーフ」は、フレッシュなレタスやトマトとかお野菜がたくさん入っているので、女性でもあまり罪悪感なくいただけるのかなと。バーガーをいただく時、女性はそれなり「よしっ」と思うじゃないですか。でも、これなら大丈夫だろうって。堺:野菜もたくさん摂れるし。常盤:だって、野菜も一緒に摂っているから、と思えるのはすごく救われますよね。堺:彩りもすごくキレイです。――宇宙に行く挑戦を描いたCMのストーリーにちなんで、人生で最大の挑戦だったと思うことをお聞かせください。堺:坂道発進ですかね。劇中でマニュアルに乗るから免許を取ることになったんですけど、撮影に間に合うのかというぐらい、なかなか上手くできなくて。マニュアル車は本当に挑戦でした。常盤:私は今回のCMで、宇宙に行こうと決めたことです。ハーネスで吊られるとか、結構な挑戦だったなと。なかなか宇宙に行こうという決断は普段できないですから。堺:どんな宇宙の旅になるのか、完成した映像を見るのが楽しみですね。実は、セリフも当初「宇宙でこんなこと言うの?」と思っていたんですよ。でも、実際に「人生半分か、いやいやまだ半分もある」とか、「挑戦しない自分を恐れるんだ」とか、操縦しながら言ってみると、案外ぴったりだなというか。宇宙の懐の広さに救われた感じがしました。常盤:さすが宇宙ですね(笑)。――宇宙を突破するぐらい熱量を持ってハマっているもの、好きなものは?常盤:私はガーデニングが好きで、お野菜もやっていて、今年はキンカンもできました。無農薬で作れるし、全然見た目は良くないけど、愛情をかければちゃんと育ってくれるのがすごく嬉しくて、愛情を持って熱量を持ってやっています。堺:僕は宮崎出身なんですけど、キンカンは宮崎の特産です。常盤:あ、そうですね。堺:そろそろ出始めて、知人に送っていただいたんですけど、おいしかったです。宮崎は庭に絶対キンカンがありましたね。常盤:宮崎の方々は、キンカンさえ食べてれば風邪ひかないみたいな。堺:それ、よく言ってた!常盤:そうでしょう。それでキンカンを植えたの。信じています、宮崎の人たちのこと。堺:たしかに。キンカンさえ食べておけば、大きな病気はしないんじゃないかと、ちょっと思っているところがあります。キンカンバーガーとか、出てくるといいのに。常盤:いいかも(笑)。柑橘系でサッパリして。――それでは最後に、視聴者に向けてメッセージをお願いします。堺:4月4日からサムライマックの新CMが始まります。常盤:今回は堺さんと私、常盤が、宇宙服に身を包んで、宇宙に飛び立つという壮大なストーリーになっています。堺:僕らは何歳だって挑戦できる。常盤:何かを始めるのに遅すぎることなんてない。堺・常盤:さぁ、新しい景色を見に行こう!堺:大人が満足する食べ応えを追求した「サムライマック」の味わいとともに、あなたも新しいことに挑戦して、大人を楽しみましょう!
2023年03月30日福田雄一監督作『ブラックナイトパレード』に佐藤二朗と若月佑美が出演することが決定した。本作は、“良い子のところには、欲しいプレゼントを持った赤いサンタが、悪い子のところには欲しくもないプレゼントを渡しに黒いサンタがやってくる”というサンタクロースにまつわる実在の伝承を基に描かれる、中村光の『ブラックナイトパレード』を実写化したコメディ作。中村光と、コメディ映画の鬼才・福田雄一が、実写ドラマ『聖☆おにいさん』以来のタッグを組み、何をやってもダメな情けない男が迷い込んだ世にも奇妙なサンタの仕事を描く。受験失敗・就活失敗・彼女無し、コンビニで3年間アルバイト生活をしていたところをスカウトされ、ブラックサンタとしてクリスマスの世界で大活躍を見せる日野三春を、本作が大河後初主演映画、更には福田監督作品初主演となる吉沢亮。三春の同僚で個性的なキャラクターたちを、橋本環奈、中川大志、渡邊圭祐が演じる。出演が決定した佐藤二朗と若月佑美が演じるのは、ポーソン練間北口店の“最凶”店長&店員コンビ。佐藤二朗が演じるのは、可愛い子には堂々とえこひいきをするブラック店長・吉川輝。可愛い子以外、従業員の言う事を全く聞き入れない傍若無人ぶりを、“佐藤節”全開で演じる。若月佑美が演じるのは、ポーソン練間北口店の元店員で、可愛いけど超自己中なトラブルメーカー・赤井稲穂。同じく練間北口店で働いていたカイザー(中川大志)の元同僚で、佐藤演じる吉川店長に可愛いからと溺愛されて、仕事もせずにやりたい放題。ある迷惑行為でカイザーをピンチに陥れる。今回の出演に佐藤は「久しぶりの福田組で慣れ親しんだ顔ぶれですが、ブランクもあったのでちょっと不安があったんですけど……、嘘です(笑)別に不安はありませんでした。」と、福田組参戦の想いを語り、若月は「普通のクリスマスでは物足りない皆様、是非、今年はブラックナイトパレードで新しいクリスマスをお過ごしください!」と、公開への期待を語たった。●佐藤二朗久しぶりの福田組で慣れ親しんだ顔ぶれですが、ブランクもあったのでちょっと不安があったんですけど…、嘘です(笑)別に不安はありませんでした。僕が若い時にもそうですけど、クリスマスに恋人がいない人はどうしたらいいんだと。私も悶々としたクリスマスをいくつか過ごしましたけども、今年はこの映画があります。ちょっと生きづらさを抱えている人への応援歌みたいな側面もありますので、今年は恋人がいる人もいない人も、是非この映画を映画館でご覧ください。真面目(笑)●若月佑美チャラ男のカイザー君をも翻弄する超自己中なトラブルメーカーの稲ちゃん!!そんな原作でも大切なキャラクターである赤井稲穂ちゃんを演じることが出来てとっても嬉しかったです。また福田組の温かさと和やかな撮影現場にお久しぶりに参加させて頂けたことも嬉しかったです!普通のクリスマスでは物足りない皆様、是非、今年はブラックナイトパレードで新しいクリスマスをお過ごしください!『ブラックナイトパレード』12月23日(金)公開(c)2022「ブラックナイトパレード」製作委員会(c)中村光/集英社
2022年10月20日女優の若月佑美が、「第106回 二科展(デザイン部)」で特選賞を初受賞したことが7日、わかった。日本の美術家団体のひとつである公益社団法人二科会が、毎年開催している同展。若月は、2012年の第97回二科展で初出品し、初入選。以降、2019年の第104回まで8年連続入選を果たし、今回3年ぶりに出品し、特選賞を初受賞した。受賞作品は、A部門(自由テーマによるポスター表現)に出品されたB1サイズの作品で、タイトルは「愛と美、人生を魅了したい(Love and Beauty、Iwant to captivate life)」。黒の背景に大輪の深紅のバラが描かれており、新聞のデザインからインスピレーションを受け、花びらや葉の中に文字をたくさん並べて1つのデザインになっている。上の花びらには「欲」「自我」などの強い言葉、下の葉には「夢」「慈愛」といったポジティブな文字が散りばめられている。制作期間は約2週間で、今年6月に仕事の合間を縫って仕上げたという。また、若月のこれまでの実績と今回の特選賞入賞により、デザイン部としては著名人初の会友となる「会友推挙」も決定した。コメントは以下の通り。■若月佑美今回は花言葉にこだわり、テーマに薔薇を選びました。赤色の薔薇の花言葉は愛情や美貌、美といった意味合いがあるそうです。人生と薔薇を照らし合わせたときに、ちゃんと自分の心の中にその花言葉を持っていれば、人と接する時も愛情を大切にするし、美しくいるというのも容姿だけでなく、人生そのものを美しくしようと、人としても素敵になれるのかなと思いました。そんな、薔薇から学んだ思いを今回、描かせていただきました。特選という賞をいただけたことは、率直にすごく嬉しかったです。これまでは入選をいただいており、それも嬉しかったのですが、今回はまた一つ上の段階で選んでいただけたことがとても嬉しかったです。今回の作品は自分の中で原点回帰というか……。いろいろなことを経験していく中で絵を描き、どういう作品が人に求められているか、どういう作品が評価されるのかというようなことを考え始め、絵を描くことを難しいと感じてしまう自分がいたので、今回は自分の描きたいものをただ描いてみようという作品にしました。その作品が特選という賞をいただけたことは、自分の中でもこれからの人生の誇りにできるなと思いましたし、もっと頑張りたいという励みにもなりました。私の作品で誰かの力になれるならなりたいですし、今後は自分の中の自分の思いだけでなく、いろいろな方の思いも絵にできるようにしていければと思っています。
2022年09月07日“笑わない男”こと、ラグビー選手の稲垣啓太選手(32)は、かねてよりお付き合いしていたモデルの新井貴子さん(31)と2022年1月に結婚。貴子さんは2012年にミス日本コンテストでグランプリを受賞。身長177cmのスラリと伸びた長い手脚に美しい黒髪が印象的で、パリコレをはじめとする数々のショーや広告でモデルとして活動しています。先日、自身のインスタグラムに見えそうで見えないセクシー水着姿を公開したところ反響を呼んでいるようです。早速チェックしてみましょう!美尻あらわ&超ハイレグなセクシー水着をカッコよく着こなす貴子さん この投稿をInstagramで見る Kiko Arai(@kikoarai)がシェアした投稿 「日陰を探しています。」とセクシーな水着姿の貴子さん。透き通るような白い素肌に黒い水着が映えますね。布の面積が小さく見えそうで見えないセクシーな水着をオシャレでカッコよく着こなす貴子さんにフォロワーはくぎ付けに。コメント欄には「きこさん、カッケー♡」「脚長っ」「スタイル激ヤバ」「おっふ」と素敵すぎる美ボディに羨望のまなざしが向けられておりました。貴子さんのインスタグラムにはオシャレなファッションはもちろんのこと、稲垣選手とのツーショット写真などバラエティ豊富で、普段見ることのできない笑っている稲垣選手の写真を公開したりとフォロワーを楽しませてくれます。次はどんな写真を投稿してくれるのか待ち遠しいですね!あわせて読みたい🌈お腹ふっくら?第1子妊娠の大島優子さん、オーバーサイズシャツ姿がキュート
2022年08月26日女優でモデルの若月佑美が、15日(19:00~)から自身のオンラインサロン「未開発区域」で、ファッションブランド「MAISON SPECIAL」とコラボしたTシャツを先行販売する。コラボ第2弾となる今回は、自身がデザインを書き下ろしたTシャツをプロデュース。花束とフィルムが描かれており、「今となってはほぼデータとという形でしか写真や動画は撮りませんが、私の頭の中や心の中はこのフィルムの形やデザインのように一連になっていてどれが欠けてもダメだし、プライベートも仕事も隣同士で良い作用をし合って、今の私が居るということを表しました」とデザインに込めた思いを明かした。また、デザインとともに4カ所に散りばめられた「N、E、E、D」という文字についても、「人に必要とされることは自分にとってとても意味のあることで、求められた時にちゃんと役に立てたという証を英字に込めました」と話した。カラーはホワイトとブラックの2色、サイズは0~2までの3サイズで展開。22日から一般販売を開始し、MAISON SPECIAL店頭でも購入可能になる。コメントは以下の通り。■若月佑美まず、MAISON SPECIALさんとのコラボ第2弾をやらせていただける事をとても嬉しく思います! アパレルのデザインは普段の絵画とはまた違った面白さや難しさがあり、今回は特に頭も心もフルに使って皆様に素敵だと思っていただけるような私らしいデザインを頑張って描きました。店頭販売もあるということで、たくさんの方に着てもらえたら嬉しいです。よろしくお願いします。
2022年07月14日女優・モデルの若月佑美が、ヨウジヤマモト社のファッションブランド「Ground Y」の「2022-23 Autumn/Winter Collection」のイメージモデルに起用され、15日にキービジュアルが公開された。「Ground Y」はジェンダーレスやエイジレスなスタイルでファッションの新たな可能性を提案するヨウジヤマモト社のブランド。7月22日より2022年秋冬シーズンの新作コレクションの展開がスタートする。今期のコンセプトは、書道家・武田双雲が書き下ろす“道-タオ-”から生まれ、東洋の造形芸術である“書道”とファッション“装道”の融合、その人の持つコア「光と闇、真実と偽り、相反する感情、二面性」がさらけ出され、人間の本質に訴えかける自己表現のフィロソフィー、「服を着る」「装う」ことの本質を問う……というもの。若月とはじめしゃちょーがイメージモデルに起用されたキービジュアルは、重要文化財建造物10棟、横浜市指定有形文化財建造物3棟を有する、実業家「原三溪」氏よって1906年(明治39年)5月1日に公開された庭園 三溪園を舞台に撮り下ろされた。このたびイメージムービーもYouTubeで公開された。また『No magazine』teamのphotographer 山城昌俊、stylist 水口貴司のディレクションにより撮影された「2022-23 Autumn / Winter Collection Book」が、7月22日より「Ground Y」直営店舗、及び「THE SHOP YOHJI YAMAMOTO」にて、「Ground Y」の商品購入者に先着でプレゼントされる。
2022年06月15日●“医療”テーマで新たな挑戦映画『劇場版ラジエーションハウス』(4月29日公開)に出演する女優・若月佑美。同作は『グランドジャンプ』(集英社)で連載中の同名漫画の実写化作品で、2019年と2021年にドラマ化された人気シリーズだ。放射線科・通称ラジエーションハウスを舞台に、五十嵐唯織(窪田正孝)ら放射線技師と、甘春杏(本田翼)ら放射線科医の活躍を描いている。妊娠中に交通事故に遭ってしまう高橋夏希役の若月を取材し、撮影秘話や女優業との向き合い方、そして自身の今後について聞いた。○■浅野和之が引き入れてくれたラジハチーム――ドラマから映画化された今作。すでに関係性が出来上がっているキャスト・スタッフのチームに参加されたと思いますが、現場はいかがでしたか?最初は緊張していました。続編ということもですが、医療ドラマなので現場も緊張感あるのかなと思っていて。でも皆さんが優しくて温かかったです。完成披露でもすごく仲の良さが伝わったと思うんですけど、本当に仲良し(笑)。しかも私を含め、ゲストもどんどんその輪に入れてくれるんです。クランクインは旦那さん役の山崎育三郎さんと2人のシーンだったんですが、病院のシーンでは皆さんとご一緒させていただいて、たくさんお話させていただきましたし、楽しかったです。――本田翼さんの生配信でも仲の良さが話題でしたね。撮影中、特に印象的だったエピソードはありますか?撮影の時期がちょうど私の誕生日に近くて、しかも私と本田翼さんが同じ誕生日で、遠藤憲一さんが1日違いなんです。本田さんは離島にいる役で私との共演シーンはなかったんですけど、遠藤さんは「誕生日近いねぇ!」と声かけてくださったり、現場でも皆さんにお祝いしていただきました。浅野和之さんとは以前舞台『恋のヴェネチア狂騒曲』でご一緒させていただいたことがありました。そのときにすごくよくして頂いて、今回また共演させていただけるということですごく楽しみにしていました! 浅野さんが覚えて下さっているか少し不安でしたが、現場入りしたら一番に声をかけてくださって、チームの皆さんの輪に引き入れていただいて本当に嬉しかったですね……。○■医療テーマで新たな経験「すごく貴重でした」――浅野さんが橋渡し役をしてくださったおかげで、チームにも馴染めたんですね。若月さんが演じた夏希は、妊娠中に交通事故に遭ってしまい、病院に搬送されてしまう役。横になっているシーンが多く、普段の演技と違った点もあったと思いますが、苦労はありましたか?ありましたね~(笑)。身体的に、ずっと横になっているって大変なことなんだなって思いました。ある撮影日では1日中ずっとベッドの上で、横になっているシーンの撮影だったんです。そのときは共演者の皆さんから「今、膝曲げときな!」とか「床ずれになってない? 大丈夫?」とか励ましてもらって(笑)。それこそ浅野さんからも「これ、そのうち寝ちゃうよ(笑)、寝ないようにね!」と声かけてもらいました。あとは、手術台に乗ったり、ストレッチャーやMRIなど普段経験しないことばかりだったので、そこでの自然な姿勢は難しかったです。ただ、医療監修のお医者さんが隣で指導してくださったので、アドバイスをもらいながらなんとかやり切ることができました。重症患者の夏希は自分で呼吸ができず人工呼吸器を使っているので、「普通の人とは呼吸の仕方が違う。無理やり空気が入ってきているとこういう呼吸になるんです」と教えていただいたり。自分の経験とか引き出しではどうにもできない領域だったので、すごく貴重でしたし、勉強になりました。――医療ドラマならではの演じ方が求められるんですね。また、夏希は結婚していて妊婦さんという、今まで若月さんが演じてきた役とは異なるライフステージの印象を受けますが、演じるにあたって意識したことはありますか?年齢的に私の同年代の友人もお子さんが生まれてお母さんになっている子もいて、妊婦さんになると顔つきがお母さんになるなぁという印象を持っていたので、そこは意識して演じました。旦那さんがいて恋をしている顔というよりは、子供を温かく尊く思う表情に見えるように意識して。山崎さん演じる夫・圭介との過去のシーンがあるんですが、そことの違いを感じてもらえたら嬉しいです。○■夫役・山崎育三郎と初共演「深いお話ができました」――そこも注目して観ていただきたいですね。先ほどからお話にも出ました夏希の夫・圭介役の山崎育三郎さんとは初共演ですが、どんな方でしたか?とっても優しい気遣いをしてくださる方ですね。撮影が夏だったんですが、山崎さんが「一緒に食べよう!」とアイスを買ってきてくださって。私自身、自分から積極的に話しかけに行けるタイプではないのですごく嬉しかったですし、そこをきっかけに役の話はもちろんですけど、俳優業についてなど深いお話ができました。山崎さんはもともとミュージカルや舞台から映像でも大活躍されている方なので、映像のお芝居の世界に踏み込む難しさとか、不安みたいなことを相談して経験談を聞かせてもらいました。●作品への向き合い方の変化○■今年28歳、ぶち当たった年齢の“壁”――今作では、キーワードとして“壁”という言葉が出てきます。若月さんが女優として活動している中で“壁”を感じたことはありますか?え~、いっぱいあります(笑)。すぐにぶち当たるタイプなので壁だらけですよ(笑)。特に私は直感派ではないというか、すごく頭の中で考えて答えを出したがるタイプ。頭で考えるより、行動したほうがいいこともあったりするので、特にお芝居では、フィーリングや相手からもらったことに自分で返すとか、その場の対応能力がないとだめだと思うんです。私は私生活でも計画を立てて行動したいタイプなので、そういう部分が仕事にも出てしまっていて、自分のなかで事前に組み立てていた演技プランが、現場に行ってみたら全然違う演出だったりすると、なかなかすぐに切り替えられなかったりするところで悩んだりします。――そこは経験値もあるでしょうし、なかなか難しいところですよね……。本当にそうです。今回の現場でも、遠藤さんもそうですし、丸山(智己)さん、八嶋(智人)さん、浅野さんもやっぱり皆さんアドリブに強いんですよね。今作は医療がテーマなのでそこまでアドリブがあるわけじゃないんですけど、コミカルなシーンで台本にないセリフを役として出せるというか、「この人はこの場面だったらそれ言いそう!」というセリフをちゃんと役の背景込みで考えて入れ込めるのが、本当にすごい。私だったら、「このタイミングで返事をするとしたら、私ならこうだけど、役だったらどうだ?」と考えてから口に出すので、間が一拍空いちゃうんですよ。皆さんそのフィルターがないというか、あってもそれを感じさせないスピードで返されるのでかっこいいですね。見習いたいです。あとは、最近だと年齢の壁にもぶち当たっていて。今年28歳になるんですが、今回の夏希もそうですが、30歳くらいの少し上の年齢の役が多くなって、もう学生とかではなくなってくるんですよ。それはすごく嬉しいことなんですが、自分の中での時が止まりがちというか、今までどうしても若く見られる努力をしてきた部分があったので、そこのギャップに悩んでいます。――年相応の振る舞いや大人の雰囲気のようなものを含めて役として説得力が出せているのかという不安があると。そうですね。役としての厚みが足りているのかなぁとか、そう見えているのかなぁと感じることが増えてきました。例えば会社員の役でも、一般社会での会社員経験がないので、この年齢の人がどのくらいの役職にいて、どういうポジションで会社の中で働いているんだろうとかがリアルに見えないので、そういうところは改めて勉強しなきゃいけないなと思っています。○■3年で得た“積極性”「作品にも私にも誰のためにもならない遠慮」――なるほど。女優として活動を開始してから約3年が経って、ご自身の中で成長を感じた部分はありますか?わからないところや疑問に思うことを聞きに行くことができるようになりました。今までは、考えられてできた台本に自分が納得することで終わっていたんです。でも、自分で消化していないセリフをそのままなぞるのはよくないし、自分が役として作りたい像があったら、そこに合わないセリフや「ここは役だったらこう言うかもなぁ」と思ったら積極的に監督に聞きに行くようにしています。そこでセッションして、新しいものになることもありますし、逆に監督の説明を聞いて自分の中になかった考えで「そういうことか!」って腑に落ちることもあります。今までは「言っていいのかなぁ」と思いながらも言えずにいましたが、それは作品にも私にも誰のためにもならない遠慮だなと感じるので最近は言えるようになりました。――なかなか言いづらいでしょうし、勇気がいりますね。自分の経験も少ないので、私なんぞが言っていいのかなという気持ちもありますが、そこはより良い作品作りのために振り絞って(笑)。――作品に臨む姿勢にも変化ができたんですね。この3年を振り返って、今までの女優としての転機となった作品はありますか?うわぁ~なんだろう……。女優として認知していただいたなと感じるのは『今日から俺は!!』(日本テレビ系・18)ですね。少し前の作品になってしまうんですけど、いまだに『今日俺』観てましたって言ってくださる方も多いですし、今作の出演が決まったときにも明美ちゃんやってた人だっていう声も多かったです。自分の女優人生の中でもいろんな人に知ってもらえた作品だったなと思いますね。○■女優としての経験から制作に意欲「いつか実現できたら」――では最後に、今後の目標をお聞かせください。いろんな経験をさせていただいて、いつか作品を作る側、制作に携わってみたいと思っています。これからもっといろんな作品に出演して、「こういう作品を作りたい」と提示できるような人間になったら挑戦してみたいです。――昨夏のインタビューでも演出助手をやってみたいとおっしゃっていましたよね。そうですね、言いました(笑)。プロデューサーさんや現場のスタッフさんとお話しさせていただく機会も増えて、作る側も本当に大変なんだと感じます。すごく気力も体力も使って作品に向き合ってくださっていて、作品にかける思いも本当に強い。そこがすごくかっこいいなと感じます。自分もいろんな作品に触れて、こういう作品をやってみたい、観てみたいというイメージが徐々に出てきたので、いつか実現できたら嬉しいですね。■若月佑美1994年6月27日生まれ、静岡県出身。2011年に乃木坂46の1期生としてデビュー、2018年11月にグループを卒業。その後は女優としてドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ)、映画『ヲタクに恋は難しい』、Netflix『桜のような僕の恋人』などに出演。ファッション誌『Oggi』で美容専属モデルを務め、モデルとしても活躍している。
2022年05月03日●役を突き詰めると、その人間として生きようとする自分が出る3月24日にNetflixで全世界独占配信開始を迎えた映画『桜のような僕の恋人』で、主人公の晴人が働くカメラスタジオの先輩・市川真琴を演じた、女優の若月佑美。『桜のような僕の恋人』は、自身初のNetflix出演作でありながら、「俳優人生を歩んでいく中でとても大きなターニングポイントになった」と力を込める。全世界配信を前に若月にインタビューを行い、役作りや作品への思い、そして主演の中島健人との共演について聞いた。原作は、宇山佳佑氏作の同名小説。美容師の有明美咲に恋した朝倉晴人が、美咲に相応しい人間になるべくカメラマンの道を再び志し、奮起する。しかし、美咲が「人の何十倍も早く老いていく」難病を患ってしまう……というストーリー。晴人を中島健人、美咲を松本穂香が演じた。若月が演じた市川真琴は、晴人が勤めるカメラスタジオの先輩で、「自分の夢を叶える」という確固たる意思を持つ女性。仕事上では晴人に厳しいものの、プライベートでは面倒見のいい一面を見せている。――演じた真琴に対してどんな印象を抱きましたか?似ているところもあるし、共感できる部分もたくさんありました。真琴は芯がある強い女性ですが、きっと周囲から「君は強い女性だよね」と思われることを自分でわかっている。そのイメージを持たれていることによって、より強い自分でいようとする自分がいるんじゃないかな。そういうところは、すごくよくわかるし、似ていると思います。真琴に似ているからこそ、演じていて苦しい部分もありました。――役作りはどのように取り組んだのでしょうか?真琴は、深川栄洋監督とたくさん話をしてできあがった人物です。あるシーンを撮影するにしても、そのシーンに至るまでの真琴の心情を深川監督が丁寧に教えてくれました。もちろん私もざっくり決めていた真琴像がありますが、深川監督のお話でよりリアルさを与えることができました。深川監督は演出がとても丁寧な方。真琴と晴人が2人で山登りするシーンがあるのですが、深川監督からは「真琴はこの山を登り慣れている。初めて登る山ではない」と言われ、さらに「慣れているから呼吸は口からではなく、鼻から。苦しくない呼吸法をわかっている」と。そこまで細かいレベルの演出でした。撮影も一発OKは絶対になく、「次はこうしよう」と別のパターンを求められることが多かったです。深川監督は細かい仕草、指先の動き、息遣い…そんなところまで指示をくれました。見ている人に伝わらないものも多かったです。だからこそ、演じていて新鮮でとても楽しかったです。――初めてのNetflix作品、初めての深川監督の演出。女優として吸収できることは多かったのではないでしょうか。この作品では「嘘と本当の境目の芝居」を教えていただきました。女優は、実際に存在しない人物、実際に経験していないことを表現する作業。でも、そこに自分の感情がお芝居に乗っかる瞬間がある。それを経験できたのが、『桜のような僕の恋人』の現場でした。――その感覚は「役と密接に重なる」あるいは「その人になりきる」ということでしょうか?そうですね、それに近いです。真琴が晴人に対し、とあるセリフを言うシーンの撮影で、私は一度泣いてしまったんです。泣いてほしいという指示を受けていないし、私自身も泣こうと思っていなかったのですが、その時に私は真琴になり過ぎていて「このセリフを晴人に言いたくない」と感じ、涙してしまいました。これまで感じたことのない不思議な感覚でした。役を突き詰めると、その人間として生きようとする自分が出るんだと、勉強になりました。それと同時に、もっともっと知りたい世界だと思ったし、お芝居が面白いと再認識できました。――大きな収穫ですね。私は今年、「俳優として芝居の仕方を考え直したい」と思っているんです。表現が固まっているというか、自分が知れる世界が狭まっていると感じていて。それは、コロナ禍で動けないのもありますが、やはり動かないと感性と感情はなくなってしまう。そういう意味では、撮影で得たあのときの感覚はこれから俳優人生を歩んでいく中でとても大きなターニングポイントになりました。これからもあの感覚を思い出す自分でいたいし、何度でもどこでも出せる俳優になりたいです。●中島健人の振る舞いを称賛「私もこういう俳優でいたい」――主演を務めた中島健人さんとはシーンも多く、たくさんの時間をともに過ごしたと思います。共演してみて、いかがでしたか?中島さんは以前、同じドラマに出演したことはあったのですが共演シーンはなかったので、この作品が初共演になります。中島さんはとっても真摯です。スタッフさんへの関わり方が丁寧ですし、座長としての在り方も頼もしくて、きっちりと現場を引っ張っていらっしゃいました。私もこういう俳優でいたい。そう思わせていただきました。――役について意見交換を行ったり、アドバイスを送りあったりはしましたか?役のことはお話させていただきました。真琴を真琴にしてくれたのは中島さんが演じた晴人がいたから。お芝居の面で助けていただき、ありがたかったです。中島さんは撮影中、別のお仕事もあったようで、体力大丈夫かなと心配でしたが、いつも笑顔。ただ、現場に入るとちょっと情けない感じの“後輩・晴人”がそこにいて、すごいなぁって思いました。――個人的には真琴と晴人が山に登る場面がとても印象的でした。1日がかりの撮影と聞きましたが、苦労したことはありましたか?実は、山での撮影で2人とも沢に落ちています(笑)。地面が滑りやすくなっていて、私がじゃぼって川に足を入れてしまい、その後に中島さんも。2人でビチョビチョになってしまいました。――同じカメラスタジオで働く柳俊太郎さん、有名カメラマン役の及川光博さんとも共演。現場ではどんな雰囲気でしたか?撮影のシーンで雨が多く、「この雨は誰のせいだ?」って押し付け合っていました(笑)。そんな他愛もない話のおかげでチームワークもグッとできたかなって思っています。――Netflix映画に初出演ということで、全世界配信も初体験。国外の方も作品を目にする機会が多くなりますね。自分が韓国のドラマや映画を視聴するように、この作品も見られるということですよね。それは不思議な感覚で、正直現実味がないです。でも、「『桜のような僕の恋人」』は言語の壁を越えて見てほしい作品。真琴の登場シーンはそんなに多くはないですが、重要な役を担っていると思っています。どんな反響が寄せられるのか、今からとても楽しみです!■若月佑美1994年6月27日生まれ、静岡県出身。2011年から乃木坂46で1期生として活動し、2018年11月にグループを卒業。その後は女優・モデルとして活動し、ドラマでは、『今日から俺は!!』(日本テレビ)、『私の家政夫ナギサさん』(TBS)、『共演NG』(テレビ東京)などに出演。『結婚できないにはワケがある。』(朝日放送)ではヒロインを務めた。映画は、『シグナル 100』、『ヲタクに恋は難しい』、『今日から俺は!!劇場版』などに出演。2022年公開映画『劇場版ラジエーションハウス』へも出演予定。また、2020年より女性ファッション誌『Oggi』で美容専属モデルを務め、オンラインサロン「未開発区域」、YouTubeチャンネルも開設。2021年9月には2冊目の写真集『若月佑美写真集 アンド チョコレート』を発売。二科展では8年連続入選するなど、アートの才能も発揮している。ヘアメイク:AYA衣装:蔵之下由衣ブラウス・パンツ/LE PHIL(LE PHIL NEWoMan 新宿店)シューズ/MANA(コンゴルディア)左手リング/carat a(ISETAN SALONE ROPPONGI)右手リング/スタイリスト私物
2022年03月24日窪田正孝が天才放射線技師を演じる『劇場版ラジエーションハウス』に、山崎育三郎、若月佑美、高橋克実、原日出子、キムラ緑子が出演することが分かった。窪田さんをはじめ、本田翼、広瀬アリス、山口紗弥加、遠藤憲一らTVドラマシリーズのお馴染みの面々が集結した本作。そんなラジハメンバーを取り巻く重要人物として、今回も個性豊かな新キャストが登場。お腹の子の健診で甘春総合病院へ向かう夫婦、高橋圭介と夏希を山崎さんと若月さん。放射線技術会会長で、遠藤さん演じる小野寺俊夫の同期・及川貴史を高橋さん。杏の母・弘美を原さん。杏が離島で出会う島民・野山房子をキムラさんが演じる。また、本作の主題歌を担当するのは、連続ドラマから引き続き「MAN WITH A MISSION」に決定。今作のために書き下ろされた疾走感溢れる楽曲「More Than Words」が、劇場版をさらに盛り上げる。Kamikaze Boyは「ドラマシリーズニ引キ続キ、『劇場版ラジエーションハウス』ノ主題歌ヲ作ラセテ頂キマシテ、本当ニ嬉シカッタデス!彼ラノ言葉ヲ交ワサナクトモ通ジ合エル、“想いと想い”トイウツナガリヲコノ「More Than Words」トイウ楽曲ニ込メマシタ。是非、映画ト一緒ニ楽シンデ頂ケタラ嬉シイデス!(「゜Д゜)「ガウガウ」とコメントを寄せている。新たに到着した予告編では、新キャストの姿や主題歌も挿入されている。感染症が蔓延する離島とその島で、孤軍奮闘する杏の姿、甘春病院では高橋夫婦がある決断を迫られ、緊迫感あふれつつも、涙腺を刺激する映像となっている。『劇場版ラジエーションハウス』予告映像さらに、朝焼け空が印象的な、ラジハメンバーが集結の最新ポスタービジュアルも到着した。『劇場版ラジエーションハウス』は4月29日(金・祝)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版ラジエーションハウス 2022年4月29日より全国東宝系にて公開©2022 横幕智裕・モリタイシ/集英社・映画「ラジエーションハウス」製作委員会
2022年01月12日女優・モデルの若月佑美が11日、都内で行われた『若月佑美写真集 アンド チョコレート』(小学館)発売記念記者会見に出席。先月、乃木坂46の1期生オーディションに合格してから10年を迎えたが、「とても幸せな10年」などと語った。9月8日に発売された同写真集は、持ち前のクールなかっこよさから、ふとした瞬間の素の表情や無邪気な笑顔、セクシーな一面まで、若月の美力をいろいろな角度から切り取った内容。プールや神秘的な雰囲気が漂う森の中、海辺でのロケなど様々なシチュエーションで撮影され、美腹筋や美尻など美ボディも披露している。若月は「今回は2冊目の写真集ということで、私にできるすべてを尽くした写真集となっています。アイデアもたくさん出させていただいて、衣装から打ち合わせに入らせていただき、一緒に作った一冊に。ファッションチックで、男装もしているので、普通じゃない写真集かもしれないですけど、自分らしい一冊ができたかなと思っています」と手ごたえを語った。2011年8月に乃木坂46の1期生オーディションに合格してから10年を迎えた若月。「10周年はすごくあっという間でした。大人で感じる10年は早いなと。でも、自分がなりたかった自分にちょっとずつ近づけているかなと思います。(この10年は)めちゃめちゃ満足です。とても幸せな10年。学びがある10年でもあり、みんなと仲良くいられた10年でもあり、すごく濃い、素敵な、誇れる10年だな思います」と胸を張り、「この職業は、何年というきりがない職業ですので、あと10年、20年と頑張っていけたらいいなと思っています」と語った。写真集カット撮影/嶌村吉祥丸
2021年09月11日女優・モデルの若月佑美が11日、都内で行われた『若月佑美写真集 アンド チョコレート』(小学館)発売記念記者会見に出席した。9月8日に発売された同写真集は、持ち前のクールなかっこよさから、ふとした瞬間の素の表情や無邪気な笑顔、セクシーな一面まで、若月の美力をいろいろな角度から切り取った内容。プールや神秘的な雰囲気が漂う森の中、海辺でのロケなど様々なシチュエーションで撮影され、美腹筋や美尻など美ボディも披露している。若月は、写真集のオファーを受けたときは「ありがたい」と感じたと心境を告白し、「2冊目の写真集を出せるのも貴重ですし、指名していただけるありがたさを感じているので、ありがとうございますという感じでした」と説明。また、「今回は遠くに行けないことを逆手にとって衣装数もすごい用意してくださって、メイクも衣装にあわせてバンバン変えて、たくさん撮らせていただきました」と撮影を振り返った。お気に入りのカットの一つとして、ベッドの上で撮影したカットを紹介。「この日の集合時間が朝6時で、『起きたまま来てください』と言われて。髪をとかしていただいただけで、驚くほどすっぴん。すっぴん風でなく、すっぴん。びっくりしました。『え! いいんですか!?』と思って」と振り返り、「寝起きの写真を撮られることなんてないので貴重になったかなと。『Oggi』で美容専属モデルをやらせていただいているんですけど、すっぴんへの抵抗が減りました」と話した。そして、浜辺で側転している姿や、陶芸に初挑戦している様子を写したカットなども紹介。二科展にて8年連続入選するなど、アートの才能もある若月だが、この写真集では絵を描いている姿も写しており、「私のすべてを詰め込ませていただきました」と語った。また、家族から「予約していたものが届いたよ」と報告を受けたことを明かし、家族の反応を聞かれると「お父さんは恥ずかしくて見られないって。お母さんが勧めたらしいんですけど、『お父さん恥ずかしいからいいや』って。実家に帰るタイミングがあったら見せようかなと思います」と答えた。写真集カット撮影/嶌村吉祥丸
2021年09月11日女優・モデルの若月佑美が、9月8日に『若月佑美写真集 アンド チョコレート』を発売する。このたび、本編から自身がトレーニングをして作り上げた美腹筋のカット1枚と、本編には掲載されていないドキッとする美尻カット2枚が公開された。同写真集は、『Oggi』美容専属モデル、女優として活躍の場を広げている若月佑美の新しい魅力を切り取った一冊に。通常版カバーの他、セブンネット限定と楽天ブックス限定のカバーデザイン3種類と、それぞれ違うカットの裏表紙をはじめとして、様々な表情の若月が収録されている。発売を目前に控え、写真集本編に掲載の美腹筋カット1枚と、本編には掲載されない美尻カット2枚が公開された。若月は「やっぱり自分なので恥ずかしい気持ちもありますが、それ以上にクールに美しく撮っていただけたことを嬉しく思っています。公開された写真の他にも素敵なカットが本編にはあるのでお楽しみに!! あと今回、良い機会だったので、おうちトレーニングをしてみました! 5分間ストレッチを毎日、2週間! 『結果はこんな仕上がりです!』というリアル感をお伝え出来たら面白いなとも思っていたので是非、見ていただけたらと思います!!』とコメントを寄せた。また、写真集発売を記念したオンラインサイン会の開催も決定。写真集をセブンネットショッピングから購入し、応募された人から抽選で20人を招待するプレミアムなイベントとなる。撮影/嶌村吉祥丸
2021年08月24日元乃木坂46で女優・モデルの若月佑美が、2nd写真集を9月8日に発売する。このたびランダムに封入されるポストカード6種のビジュアルが公開された。1冊に1枚ランダムでついてくる特典ポストカードは、「こんな若月佑美見たことない!」というビジュアルに。色っぽい若様、レディな若様、アートな若様、そして男装姿など、6種さまざまで、どれに出会えるかはお楽しみだ。同写真集は、持ち前のクールなかっこよさから、ふとした瞬間の素の表情や無邪気な笑顔、セクシーな一面まで、若月の“今”を切り取った内容。プールや神秘的な雰囲気が漂う森の中、海辺でのロケなど様々なシチュエーションで撮影された。
2021年07月12日2021年5月6日に放送されたトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、俳優の常盤貴子さんが出演。常盤さんが着用していた、一風変わった着物に注目が集まりました。常盤貴子の着物に「美しすぎる」の声番組の冒頭で、常盤さんが登場するなり、MCを務める黒柳徹子さんは「立ち止まって着物をよく見せてほしい」と声をかけます。常盤さんが着ていたのは、麻織物の一種である小千谷縮(おぢやちぢみ)でできた着物です。片袖にのみ付け外しが可能なケープがついており、アレンジが自在に楽しめるデザインで、帯には上品なインドの刺繍がほどこされていました。黒柳さんが「素敵ね」と感動の声をもらしていた、常盤さんの着物姿をご覧ください。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 常盤貴子(@takakotokiwa_official)がシェアした投稿 あわいシンプルな色の中からのぞく細かい刺繍や、片袖だけ麻が編んである独特なデザインが、常盤さんの上品な魅力を一層引き立てています。常盤さんは、同日にInstagramを更新し、次のような想いをつづっています。毎回、個性的なお着物を楽しんでくださる徹子さんの自由さが嬉しくて、希望でもあり。この儀式ともいえる着物談義は、私に「よし!また徹子さんに喜んでもらえるよう、励むぞ!」とやる気にさせてくれるのですtakakotokiwa_officialーより引用黒柳さんの反応を見るのが楽しみで、同番組に出演する際は、いつも着物を着ているという常盤さん。番組の視聴者からは、さまざまなコメントが寄せられています。・これは眼福すぎる。常盤さんが持つ柔らかい美しさとピッタリ。・めっちゃ素敵…。普段は着物を着る習慣がないけど、これは着てみたいと思った。・この着物を着こなす常盤さんはさすがだし、新しいスタイルを受け入れる徹子さんも素敵だなあ。「たまには着物を身にまとってみたい」と思わされますね。一風変わった着物を着こなす、常盤さんの姿は多くの人の心をさらったようです。[文・構成/grape編集部]
2021年05月07日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)が日本で感染拡大してから、2021年4月時点で1年以上が経過しています。事態は収束に向かうどころか、1日の新規感染者数が増加する一方。同月25日には、三度目となる緊急事態宣言が東京都、京都府、大阪府、兵庫県の4都府県で発令されました。日本はワクチンの接種実績もまだ少なく、コロナウイルスとの闘いは今後も続いていくと予想されます。膳場貴子アナ、政府の対策にズバリ同月24日に放送された情報番組『報道特集』(TBS系)でも、コロナウイルスの状況や政府の対策について特集しました。番組では同月23日に行われた会見で、丸川珠代五輪担当大臣が質問を受けている様子を放送。同番組に出演するジャーナリストの金平茂紀さんは「緊急事態宣言と五輪は無関係であるというバッハIOC会長の発言に、国民からは怒りの声が上がっているが、同じ認識か」と質問しました。問いに対し、丸川大臣は「IOCと東京都が話をした上での発言かは分からない。国民の安心安全を第一で、開催の準備を進めていく」と回答しています。ほかにも、質問を受けるたびにどこかはぐらかした返答をする丸川大臣。一連のやり取りを見た膳場貴子アナウンサーは、真剣な表情でこのようにコメントしました。政府がどれだけ当事者意識を持っているのか疑問に感じる局面が、とても多いんですけれども。丸川大臣の答えを聞いていても、「本当に五輪担当大臣ですか?」という印象でした。報道特集ーより引用「こんなにも他人ごとで、本当に五輪担当大臣なのだろうか」と、正直に疑問を明かした膳場アナ。会見に参加していた金平さんも膳場アナのコメントに共感し、「会見では逃げの体制をとっていたように感じた。なんのための担当大臣なのか」と述べました。忖度せずハッキリと物をいう膳場アナの姿はネットで拡散され、称賛する声が上がっています。・ほかの情報番組も、これくらいズバッといってほしい。膳場アナはさすがです。・「なんでこんなに他人ごとなんだろう?」とモヤモヤしていたので、スッキリしました。・膳場アナがかっこよかった。本来は、こういう指摘ができて当たり前だと思う。4月現在、東京五輪開催までおよそ90日。開催を不安視する声が相次いでいますが、現段階では実行が予定されています。コロナウイルスが終息する見込みがなく、感染者が増加している状況での開催は、不安視する人が多いでしょう。また、三度目の緊急事態宣言に対し「五輪を開催したいがために国民を振り回しているのではないか」という疑問の声が上がっているのは事実です。コロナウイルス感染や景気の悪化により、命を落とす人は少なくないはず。「国民の命と五輪開催が天秤に乗せられている」と感じる人も少なくないこの状況は、いつになったら終わるのでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2021年04月25日元乃木坂46で女優の若月佑美と俳優の竜星涼が、SHOWROOMのバーティカルシアターアプリ「smash.」の新CM「smash.窓キス」編に出演する。テーマソングはロックバンド・Novelbrightが書き下ろした新曲「フェアリーテール」に決定し、CMは19日より東京・大阪エリアにて放送される。本CMは「こういう時代だからこそ、新しい体験をしよう」をキャッチコピーに、コロナ禍でこれまでのようなコミュニケーションが叶わないカップルが、それぞれの自宅から同じコンテンツを視聴して感動したり、体験を共有することで、同じ空間にいるような安心感を覚える姿を描く。見どころは、CMタイトルにもなっている「窓キス」。マスクをしたまま窓越しにキスをする2人の「本当は直接触れ合いたいのに……」という思いが込められた切ない表情に注目だ。NovelbrightがCMのために書き下ろした新曲「フェアリーテール」は、未来への新たな一歩を歌う躍動感あふれる楽曲で、この時代を生きるカップルに向けた応援ソングとなっている。
2021年02月18日映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』(2021年1月8日公開)の完成披露試写会が21日に都内で行われ、東山紀之、常盤貴子、益岡徹、田口浩正、木南晴夏、淵上泰史、鈴木保奈美、光野道夫監督が登場した。同作はイタリアのアカデミー賞で作品賞・脚本賞に輝き、18カ国でリメイクされた『おとなの事情』(原題:Perfetti sconosciuti/17年公開)の日本リメイク作。世界各国共通の『おとなの事情』のルールはただ一つで、「スマホのロックを解除し、届く電話・メールの内容は全員に公開すること」。パーティに参加した全員が、バレたら夫婦関係も友情も即・崩壊の秘密を抱えながらゲームに参加する。東山は「今回リハーサルを重ねまして、フジテレビのリハーサル室で初めてお会いしたんですけど、鈴木保奈美さんと常盤さんが同じ空間にいるのは非常に感動的で、この二人と、みなさんといっしょにやるというのは、リハも含めて有意義な時間を過ごせたなと思います」と振り返る。言われた鈴木は「リハーサル室で東山さんが『は〜すごいなあ〜。鈴木保奈美と常盤貴子が並んでるなあ』ってしみじみおっしゃってたけど、私たちも『少年隊がいるなあ』と思って。テレビで見てた人がいるのですごいなあなんて、そういうものもありつつ、でも皆さんとリハーサルを重ねた」と互いに「すごい」と思っていた様子。常盤も東山について「ただただかっこいいですよ。もう、いつでもヒガシ! みたいな」と表すと、東山は「本当に、お互いそうやって褒めあって行った方が楽しいからね」と笑顔を浮かべた。スマホがテーマになった同作だが、東山は「僕はずっとガラケーだったんですけど、スマホにしなきゃいけないと思って、この作品でスマホにしました」と告白し、周囲を驚かせる。スマホにした感想について「字が小さいなと。意外と大変だなとは思っています」という東山には、鈴木が「字、大きく設定できますよ!」と的確につっこんでいた
2020年12月21日元乃木坂46で女優の若月佑美が、Novelbrightの新曲「ツキミソウ」のMusic Video(以下MV)に出演していることが11日、明らかになった。「ツキミソウ」は先立ってメンバーのSNSで歌唱動画が公開され、既にファンの間では「心に沁みる」「切なすぎる歌詞」「泣きそうになる」と話題になっていたラブバラードで、本日音源配信もスタートした。YouTubeで公開されたMVでは、テレビ東京系ドラマ『共演NG』の好演も記憶に新しい若月が、男女2人の共にした日々、その後訪れる別れを切ない世界観で表現している。合わせてジャケット写真のアザーカットも公開され、ジャケット写真の後ろ姿の女性も若月であることが明かされた。Novelbrightは「第62回日本レコード大賞」新人賞を受賞し、12月30日にTBSで生放送される『第62回輝く! 日本レコード大賞』(17:30~22:00)への出演も決定している。
2020年12月11日