父ががんで亡くなるとき、新型コロナウイルスの蔓延で病院に受け入れてもらえず、最後は自宅で介護をすることになりました。実際の家での介護は想像以上に厳しい環境です。家で介護をする際にいろいろ環境改善を試してみましたが、特に役に立ったものを紹介します。病人の声がなかなか聞こえない家族で自宅介護をしていて大変だったことはたくさんありますが、一番問題だなと思ったのは、病人の声が届かないということでした。介護ベッドの上の父が、何かしら用があって母のことを呼んでも、声もほとんど出ない、音を立てる体力もないので誰にも気付かれないような状態になってしまうことが何度もありました。介護ベッドは1階の部屋に置いてあったのですが、同じフロアの別の部屋にいても父の声はまったく聞こえません。声を出して叫んでいる父もそのたびに体力を削られました。それ以降、母が近くにいる、もしくは物音を立てずに1階の別の部屋にいるということになったのですが、あまりにも負担が大きく、また、眠ることもほとんどできなくなったため母の体力も限界に近くなってしまいました。そこで、私は父のベッド周りの環境を見直してみることにしました。自宅介護の必須アイテム「呼び出しチャイム」いろいろやってみましたが、一番役に立ったのは「呼び出しチャイム」の導入です。呼び出しチャイムは、本来、後付けできる玄関用のチャイムです。本体と子機がセットになっていて、本体のボタンを押すと子機からチャイム音が流れます。子機は、壁のコンセントに挿しておけばすぐに使え、電池はいりません。わが家では、子機を追加で1台購入して、1階のリビングと2階の廊下のコンセントに挿し、一番大音量でチャイムが鳴るように設定しました。病人は指で押す力も弱く、いちいち探すことも大変なので、介護ベッドのフレームにパスケースに付いているような伸縮性のある長いリールを結び、その先に呼び出しボタンをくくり付けたものを父の手元に置いておくようにしました。これだと、父もすぐに押すことができ、もし落としてしまうことがあってもすぐに引っ張り上げることができます。これで、父がベッドでボタンを押すと家中にチャイム音が鳴り、近くに誰もいなくても、誰かが必ず気付くという環境ができました。介護する側もされる側もラクにチャイムを導入して、家の環境は大きく変わりました。誰かが四六時中父の近くにいる必要がなくなり、夜は、誰か1人が起きていればいいので毎日母はきちんと眠ることができるようになりました。介護される側の父も、誰かを呼び出したいときにすぐに来てもらえるようになったので体力の消耗もなくなり、体調は安定状態になりました。チャイム1つでここまで変わるのかといったくらいの変化で、本当に導入してよかったと思えたものの1つです。まとめ介護は想像する以上に過酷な環境です。「人を呼ぶ」という普段当たり前にしているコミュニケーションですが、それが体力的にできなくなっていくとき、スムーズにコミュニケーションを取り続けられるかどうかで、その後のストレス量が大きく変わっていくと感じました。介護する側もされる側も、できる限り穏やかに日々を過ごせるような工夫が必要だと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/大木玲イラスト/やましたともこウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年01月20日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。義母が積極的に動かなくなってしまい、介護の負担は増すばかり……。なんとかならないものかと、何げなく介護福祉センターからもらった資料を眺めていると、そこに「要介護区分の変更」という一文を発見! これだと思い、早速手続きをしたところ、運良く訪問調査員がすぐに来てくれて、前回よりも悪化している状況をわかってもらえました。心身ともに、もう限界…!ある日、義母から食事に出したゆで卵はいつのものか聞かれ、先週買ってきたものだと答えると、それがあたって気持ち悪くなったと言われました。賞味期限まではまだ4日もあるのに……と、納得できずにいると、納戸の中にヨーグルトを発見……。どうやら、義母の中では冷蔵庫と納戸は同等みたいです。朝、義母の部屋に行くと、ちょうど着替えているところでした。勝手に手を出すと怒るのに、何もしなくても怒られるなんて……。そういえば、息子には最近の出来事を話していませんでした。想像力豊かな息子には、きつかったみたい……。ごめんね。すかさず夫がフォローに入ります。※王子:まる子さんの息子心身の限界を感じ、地域包括支援センターへ向かうために予約の電話を入れました。あれ? 担当者によって言うことが変わっている……?早速、義母への聞き取りがスタート。よかれと思ってしていることも、「大きなお世話」になっているなら、もう私は頼まれたこと以外はやらないと決めていました。でも、義母にとっては「大変なところは察して助けて」となるようで、結局を文句を言われてイライラしてしまいます。さすがにもう限界! ……そう思い、夫とともに地域包括支援センターへ行くことにして、予約の電話を入れました。その日はたまたま担当者がお休みとのことで、いつもと違うスタッフに話を聞いてもらったところ、なんだかトントン拍子に話が進んで、すぐに居宅介護支援事業所から担当者が来ることに。義母はドヤ顔ではって生活していることを話しましたが、聞いていた担当者は絶句……。今の状況を見ると「要介護2」に相当すると思うと話してくれましたが、ちゃんと認定が下りるまでは少し控えめのケアプランを立てることになりました。今困っているのはトイレとお風呂、そして洗面所までの移動。これが解決して、最低限の生活ができるようになればいいなと思います。--------------いつもと違う担当者だと、話が通じなかったらどうしようと不安になるかもしれませんが、まる子さんのように逆に話が進むこともあるかもしれないと思うと、とにかくいろいろな人と話をするのもいいかもしれません。介護区分が変更になって、大きな負担にならないようにサポートが受けられるといいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/まる子はじめまして。まる子です。アラフィフのアナログおばさんです。ブログを始めたくて一念発起。専門用語に四苦八苦しながらもマイペースに更新中です。一つ屋根の下の同居、完全同居している義母との嫁姑問題、介護がメインのブログです。似た環境の方々がストレス溜めすぎないようにクスッと息抜きできるような文章を心がけていきたいです。
2024年01月11日福祉教育の専門校である三幸福祉カレッジ(株式会社日本教育クリエイト:東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト7階、代表取締役:鳥居 敏)は、介護業界の人材不足解消と、介護職員のキャリアアップ支援を目的とし、2024年1月9日(火)から初任者研修と実務者研修の受講料割引キャンペーンを実施します。三幸福祉カレッジ■三幸福祉カレッジとは三幸福祉カレッジは、2000年の介護保険制度のスタートに伴い人材不足の介護業界に貢献するため、設立。実務者研修だけでも累計約18万人の方が当校で修了されています。「学びやすい」「通いやすい」「分かりやすい」学校を目指し、全国450教室(※1)で開講しています。受講生満足度は96.4%(※2)と高い評価をいただいています。※1 2022年度実績※2 2023年7月~11月の受講生へのアンケートにて、「授業内容が充実して役に立つ」と回答した方■キャンペーン概要《初任者研修》介護のファーストステップの講座で、介護の基礎から応用まで学ぶことができます。現場経験豊富なプロの介護福祉士や看護師が講師を担当します。介護経験がない方にも分かりやすいように、理解度に応じて基礎から丁寧に指導します。期間 : 2024年1月9日(火)~2024年3月31日(日)対象者 : 1月生~3月生価格 : 約40%OFF通常価格87,780円(税込)→キャンペーン価格49,500円(税込)キャンペーンページ: 《実務者研修》介護福祉士国家試験の受験に必須の資格です。国家試験受験のためだけではなく、介護過程の展開について学ぶことができ、より質の高い介護サービスを提供するための知識習得を目的とした資格です。期間 : 2024年1月9日(火)~2024年1月31日(水)対象保有資格 : 免除資格なし、初任者研修、ホームヘルパー2級価格 : 受講料30%OFF▼免除資格なし通常価格142,670円(税込)→キャンペーン価格99,869円(税込)▼初任者研修・ホームヘルパー2級通常価格109,670円(税込)→キャンペーン価格76,769円(税込)キャンペーンページ: ■会社概要株式会社日本教育クリエイト代表者 : 代表取締役 鳥居 敏所在地 : 〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト7階設立 : 1975年10月事業内容: <生涯学習事業>医療事務・介護職員初任者研修・介護福祉士実務者研修・登録販売者受験対策講座・保育士受験対策講座・カラーコーディネーター等、医療・福祉・薬剤・保育・カラーに特化した生涯学習事業<人材紹介・派遣>医療・福祉・登録販売者・保育に特化した人材紹介・人材派遣・委託事業の運営<法人向け研修事業>医療・福祉・保育に特化した法人向け研修事業資本金 : 5,000万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月09日私は夫と義母と3人で暮らす、アラフォーの専業主婦です。以前は介護施設でヘルパーの仕事をしていましたが、結婚を機に退職。今は義母の介護に追われる日々です。義母の介護を押し付ける夫私が介護の資格を持っているからか、夫は義母の介護を当たり前のように私に押し付けます。平日は、「残業だった」と言って夜遅くに帰宅し、土日も夫が家にいることは少なく、理由をつけてどこかへ出掛けていきます。そして、私が何か意見をすれば、「こんな高級マンションに住めているのは誰のおかげなんだ」と怒ります。義母との仲は良好ですが、私を気づかってくれない夫にはうんざりしていました。義母の遺書に書いてあったことある日、義母が高熱を出し、私はずっと側で看病をしていました。しかし夫は、「接待ゴルフだから」と言って朝早くから出掛けたのです。私は「信じられない」と思いながら、義母の看病を続けました。すると、義母があまりにも苦しそうな表情をしたので、私はすぐに救急車を呼び病院へ。病院で診てもらうも、すぐに義母は息を引き取りました。私は急いで夫に連絡をしたのですが、「お義母さん今息を引き取ったよ…」「お前帰ったら覚悟しとけよ」「え…?」私は夫が何を言っているのか理解できず……最初は義母を亡くしたショックが大きいのだろうと思いました。しかし、夫は「5千万円の遺産のことを知っていたのだろう」と言い、義母の遺書に、遺産はすべて私に譲ると書いてあったことがわかったのです。夫は「ふざけるな」と怒り狂い、いろいろな話を持ち出して私を責め立てました。その勢いで、この日は接待ゴルフではなく、浮気相手と一緒だったことも暴露したのです。夫と立場が逆転その後、遺書に書いてあった通り、遺産はすべて私がもらい、夫からは慰謝料をたっぷりもらって離婚しました。私は実家に戻り、両親のために実家をバリアフリーに改装しました。その一方で、高級マンションに住む夫は、アパートへ引っ越したようです。その1カ月後、私は実家の近くの介護施設に就職が決まりました。毎日、「天国にいる義母はどうしているかな」と考えながら、介護の仕事に励んでいます。--------------これまで義母に尽くしてきた恩返しが、意外な形で届きましたね。施設の人だけでなく、天国の義母からも、「毎日一生懸命介護してくれてありがとう」と言う声が聞こえてきそうですね。著者/ウーマンカレンダー編集室/トーク系読者からの体験談をお届けします。
2024年01月04日家族の介護をするのは当たり前だと考えていましたが、それが現実になるとすごく大変でした。祖母と祖父の介護を家族と一緒にしたことで、介護の大変さをわずかながら学ぶことができたのはとても良い経験だったと思います。そんな私の体験談です。自分ではない人を支える大変さ私が学生時代、祖母が急病で倒れてしまいました。当時はまだ学生だったので、完全に介護だけに集中することは私自身はできません。そのため、母と父が中心となって介護をしていました。私は授業が終わればすぐに帰宅して母と交代し、祖母の介護をできるだけ手伝っていたのを覚えています。祖母は下半身が動きにくくなってしまいベッドで横になっていることが多かったので、私はトイレの介助や立ち上がって移動する際の支えになるなど、主に負荷が少ないものでした。とはいえ、やはり自分以外の体を考えてあれこれと気をつかうのはとても大変です。母と父は交代で祖母の介護をしていましたが、夜などは特に大変だろうと感じました。自分の祖母といっても、やはり自分の体を自由に動かせなくてイライラしている人の介護は疲れます。家族だからこその甘えもあるのかもしれませんが、介護をされる現実を受け入れられずに傷ついているのだろうと考えると、祖母にひどいことを言われてもなかなか注意ができないことも……。祖母の後は祖父の介護が祖母の介護を手伝っている間に私は社会人になったのですが、その数年後に祖母が亡くなりました。それから数年後、今度は祖父が病気になって介護が始まったのです。祖母よりも自分で体を動かすことができるだけラクでしたが、母も父も大変そうでした。私自身は会社の仕事と介護の両立をするために忙しく、介護疲れでイライラしてしまうことも。家族の皆が疲れている状態だったので、家の中がぐちゃぐちゃだったことを覚えています。介護からの解放祖父が少しでも回復できるように食事にも気を付けて、動けなくなったときには夜中も交代で介護をしてトイレや食事の介助をしていた状態がずっと続きました。仕事と夜中の交代での介護、家族皆が協力をしているので自分ひとりが疲れているからといって休むこともできません。数年ほど続いた祖父の介護は、祖父が亡くなるまで続き、葬儀後には家族全員がぐったりしていました。祖母が亡くなったときも、祖父が亡くなったときも寂しさで涙が出ましたが、大変な介護から解放されたという感覚もあったことを覚えています。まとめ実際に介護を経験してみて、「介護は家族の精神を消耗する」ということがわかりました。ですが、介護をすることで小さいころは頼れる大人だった祖父母が今度は私を頼ってくれるのがうれしかったという思いもありました。家族がきちんと祖父母の介護に向き合えたので、いろいろとしてあげたかったという思いは今でもあるけれど後悔はしていません。祖父母の介護を通じて、改めて「介護は他人事ではない」と感じました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/黒川涼音ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年01月04日「高齢者が要支援・介護となると、長年守ってきた生活を維持するため、訪問ヘルパーが生活援助するわけですが、その訪問ヘルパーは深刻な人材不足。15社が求人を出しても、1人来るか来ないかという、ありえないほど不人気な職業となっています」埼玉県新座市で介護事業を展開しているNPO法人『暮らしネット・えん』代表を務める小島美里さんは警鐘を鳴らす。「訪問ヘルパーの不人気には、構造的な問題もあります。国は、一貫して訪問ヘルパーの仕事を“主婦なら、女なら誰でもできるだろう”と差別化してきたことが要因です」もちろん、訪問ヘルパーのなりてが少なくなっていることは国の不作為もあるが、そればかりではないと小島さんはいう。「介護スタッフの多くは『生活援助は身体介護よりも難しい』と口を揃えます。身体介護は技術を必要としているため、家族からのクレームが少ないのですが、生活援助となると、掃除機のかけかたとか調味料のしまい方とか、こまごまとしたクレームが多くなってくるのです。上野千鶴子さんが『(訪問ヘルパーは)社会の嫁か』と評したことがありますが、言い得て妙。懸命の中、頑張っている訪問ヘルパーを、社会全体が大事にしてこなかった結果が今、突きつけられているのです」そのため、高齢者の生活を支える訪問ヘルパーの新規利用申し込みを、人手不足のために断るケースも多いのが現状。「なかでも、介護報酬が低い要支援となると、ますます生活援助を受けることは難しくなります。ところが現在の要支援は、以前なら要介護でもおかしくない人も多くいるのです」じつは要支援や要介護の認定も、以前よりは格段に厳しくなってきているというのだ。「腰が90度に曲がり、いくつも持病がある90歳を超えた人も、要支援2のままということもめずらしくありません。国としては少しでも認定を軽くして、介護保険の利用額を安く済ませたいという思惑があるためでしょう」それほど介護保険財政を切り詰めようとしているが、実際にはずっと黒字なのだ。まず、40歳以上の人が誰もが支払う介護保険料も、年々、増加の一途を辿っている。たとえば1号被保険者(65歳以上)の介護保険料の基準額は、全国平均で月2千911円から6千14円と倍増している。実際に支払う介護保険料は、各自治体ごとに設けられた所得区分に応じて、基準額×0.3倍?1.7倍に設定されている。ところが2024年度の改定では、合計所得410万円以上の高齢者に関しては、基準額×1.8倍〜2.6倍となるあらたな所得区分が設けられる見通しなのだ。「さらに、現在は介護保険を利用する際の自己負担割合は原則1割(所得上位20%・単身世帯で年収280万円以上の人は2割負担で、さらに高ければ3割負担)です。一時期、これを原則2割負担とする案も出されていましたが、あまりにも反発があるので、24年度の改定では所得上位30%ほどに2割負担対象者を拡大するとみられていました。結果的には、それも現在の政治状況を考えてのことでしょう、見送られることになりました。ただし、今後も徐々に2割負担対象者を増やし、最終的には“原則2割負担”とする方針に変わりはないと思います」つまり、毎月の介護保険料は上がり続ける割には、要支援・要介護認定が取りづらくなり、いざ利用しようとしたときには自己負担割合が2倍になっている可能性もあるのだ。そして前述のように訪問ヘルパーの人材不足が続けば、在宅介護の家族の負担は増えるか、生活を維持できなくなる高齢者が増えることになり、穏やかな在宅死なんて夢物語になるだろう。「子供世代に不安を抱かせないためにも、介護保険制度の抜本的な見直しが必要です」
2023年12月27日「高齢者が要支援・介護となると、生活面から壊れていきます。長年守ってきた生活を維持するため、訪問ヘルパーが生活援助するわけですが、その訪問ヘルパーは深刻な人材不足で、有効求人倍率は15.5倍を超えています。15社が求人を出しても、1人来るか来ないかという、ありえないほど不人気な職業となっているのです」こう警鐘を鳴らすのは、埼玉県新座市で介護事業を展開しているNPO法人『暮らしネット・えん』代表を務める小島美里さんだ。「ともかく訪問ヘルパーになりたいという若い人はほとんどいないため、高齢化が進むばかりです。60代が中心で働いている職種なのです。70代も多く、うちの事業所ではいませんが80代のヘルパーさんも少なくありません」“80代でも活躍できる”と表現されれば聞こえはいいが、実際には人手不足で辞めたくても辞められない、辞めさせてもらえない状況なのだという。「80代の高齢ヘルパーのなかには、現場で紙オムツをして利用者の排泄介助をしているなんて、笑うに笑えないケースも、実際にあると聞きます」介護保険制度が始まった2000年当時、ヘルパー講座は人気で、来るべき親の介護のために資格取得する人も多かった。だが、賃金に見合わない過酷な職場環境が報じられるようになり、現場の人手不足も深刻化していったが——。「介護職全体の有効求人倍率は3.6倍。訪問ヘルパーが顕著に不人気なのは、構造的な問題もあるのです。そこには国は、一貫して訪問ヘルパーの仕事を“主婦なら、女なら誰でもできるだろう”と差別化してきたことが要因です」訪問ヘルパーの主な仕事である“生活援助”は、掃除や食事、家の中の整備など生活全般にかかわる仕事だ。「掃除機や食器、調味料を置く場所は家庭ごとに異なります。排泄に失敗すれば洗濯物や掃除も必要になります。さまざまな要望を聞きながら利用者の生活を整える仕事は、主婦なら誰でもできるものなのでしょうか」多病を抱えて緊急な入院などが頻繁な高齢者や認知症高齢者を相手にしているところも、訪問ヘルパーの仕事に影響を与える。「朝行ったら入院していたり、亡くなっているケースもあります。亡くなっていれば救急車を呼ばなければなりませんし、状況を説明しなければなりませんが、亡くなっている人は介護保険の対象ではないので請求できません。ご家族に言える場合は、自費で支払ってもらいますが、多くは“無収入”となってしまっているでしょう。認知症の利用者も同じで、約束を忘れられているなど、年中あります。こちらも当然、介護保険の対象とはなりません」自宅から現場へ直行・直帰するような場合でも、移動中の介護報酬はゼロだ。「たとえばAさん宅に1時間仕事をして、1時間移動して、Bさん宅で30分仕事をする。しかし1時間の移動はわずかな手当がつく程度です」かりにAさん宅が入院していた場合、その日の報酬はBさん宅のものだけになってしまう。「かなり収入が不安定になってしまうのです。一方でデイサービスなど通所介護や介護施設の場合は、8時間なり賃金を得ることができますし、安定した収入を得ることができます。今、こうした問題が起きるのは、労働環境や報酬に関して改善してこなかった国の不作為によるものだと“ヘルパー訴訟”が起きており24年1月に東京高等裁判所で結審します。一審は敗訴しておりますが、二審は良い結果が出るように期待しています」
2023年12月27日親の介護について検討し始めたきっかけは「介護できる人がいなかった」施設への入居を検討し始めるきっかけとなった出来事について尋ねたところ、「介護できる人がいなかった」が最も多くなっています。次いで、「看病が必要な病気を発症した」「物忘れがひどくなった」と続き、、発病や認知症の進行がきっかけで施設への入居を検討し始めた日とが多いことが分かりました。そのほかに、「住環境がバリアフリーに対応していなかった」「本人が入居を希望した」「1人でトイレに行けなくなった」などの回答も多く集まっています。次に、家族が施設に入居することに対して過去にどう思っていたか聞くと、49.5%が「前向き」と答えました。理由としては、「プロに介護を任せる方が良いと思ったから」「医療体制が整っているから」「一人暮らしより孤独ではないだろうから」「食事の世話や健康管理をしてもらえるから」などが多く挙げられました。一方で、「前向きではなかった」と回答した人は3割弱という結果に。理由は、「本人が嫌がっていたから」「本人が家庭での介護を望んでいたから」「自分たちで対応できると考えていたから」「発病するまで施設への入居が必要な状況になることを想定していなかったから」などでした。家族の施設入居を決断したことについて満足しているか尋ねると、8割が「満足している」と回答しました。「発作時にすぐ対応してもらえ、命を救われたと感じている」「体調の変化を見逃さずにケアしていただける」「本人が入居生活に満足している」という声が多く挙がっています。「どちらともいえない」や「満足していない」と回答した人の理由は、「施設への入居に葛藤がある」「入居が少し早かったと思うときがある」などでした。注意すべき家族の6つの行動「あじのさしみ」同社では、アンケート調査の結果を参考に、年末年始の帰省時に注意すべき家族の6つの行動を選定し、「あじのさしみ」という合言葉を作成しました。家族の介護について漠然と検討している人が、年末年始の帰省時に久しぶりに家族の様子を見て、より具体的に検討すべきタイミングかどうかを判断する基準として、参考にすることができるとのこと。あ……味付け(料理)が変わったじ……時間感覚が合わないの……(薬の)飲み忘れが多いさ……作業が並行できないし……食欲が低下しているみ……身だしなみに無頓着になった調査概要調査期間 :2023年11月13日(月)~2023年11月26日(日)調査対象/世帯数:ライクケアが運営する介護付有料老人ホーム等の入居者の家庭190世帯調査機関(調査主体):ライクケア調査方法(集計方法、算出方法):インターネット調査ライクケア(マイナビ子育て編集部)
2023年12月21日日々の生活に介護と育児の両立は、私にとってまるで綱渡りのような挑戦でした。私が体験した介護と育児のダブルケアの現実を率直にお伝えします。認知症と診断された父私の父が少しずつ日常生活に不安定さを見せ始め、医師から「認知症」の診断が下された瞬間、私たちの日常はがらりと変わりました。父は頼りにしていた存在であり、その変化は私たち家族にとって衝撃的でした。私は当時、小さな子どもを育てていました。育児自体が大変なのに、さらに父の介護が加わり、ストレスは日に日に増していきました。日中の育児、夜間の父のケア、そして仕事……。すべての責任を背負いながら、心身ともに疲弊していく過程がつらかったことを覚えています。介護と育児のダブルケア介護の道はトラブルや困難がつきものでした。施設探しの際には、安心できる場所を見つけることに難航しました。また、父の認知症の進行に伴う行動の変化や、医療面での問題にも直面。しかし、これらの問題に向き合い、解決策を模索することは、家族としての成長をもたらしました。困難な状況の中で、家族の絆も強化されたように感じます。兄弟姉妹や夫との協力が、私たちの日常を支えてくれました。認知症の父に対する理解と、子どもへの愛情を分けることは、私たちにとっての生きる力でした。最後の別れ父の最期が訪れた日は、私たちにとって忘れられない瞬間でした。病室には静けさが広がり、ただ時が過ぎるのを待つばかりでした。父は静かに息を引き取り、その瞬間、部屋には穏やかな平穏が広がったのです。私たちは手を取り合い、感謝の気持ちと深い悲しみに包まれました。父が苦しむことなく、家族の中で安らかに旅立てたことに、心からの感謝を捧げました。長い介護の道のりが終わり、父は苦しみから解放されました。その後、家族で父の遺体を整え、最後のお別れの準備をしました。心から感じる悲しみがありながらも、父への愛情と尊敬の気持ちが満ちていました。父の最期をみとることができたことは、家族全員にとって大きな誇りでした。葬儀の日、親戚や友人、父の友人たちが集まり、父の人生を称える言葉や思い出を分かち合いました。私たちは共に涙を流し、笑顔を見せながら、父の人生を祝福したのです。父が私たちに残してくれた思い出や教訓を胸に、私たちは前向きに生きる決意を固めました。まとめ介護と育児のダブルケアは大変な道のりでしたが、家族の絆とサポートが私たちを支えました。困難に立ち向かうことで、新たな力を見つけることができました。同じような状況にいる方々へ、希望と勇気を届けられたらと思います。文/桜井美咲※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年12月20日皆さんは、家族の介護をした経験はありますか?今回は義家族の介護を押しつけられた女性のエピソードと、感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!介護を手伝わない父両親と姉と暮らす4人家族の主人公。母は看護師として、夜勤のある生活を送っています。そんなある日の出来事です。父が突然、主人公にとっては祖母である父の母と一緒に暮らすことになったと言ってきました。祖母は思うように体が動かなくなっていたため、介護が必要な状況でした。母は祖母の介護のため、夜勤のない病院に転職するのですが、仕事をしながら介護をする忙しい日々に母はだんだん痩せていってしまい…。母からは笑顔が減っていって…出典:エトラちゃんは見た!主人公や姉も介護を手伝いますが毎日手伝うことはできず、母からは少しずつ笑顔が消えていきました。そして主人公が高校生になった年に、祖母は息を引き取ります。祖母との別れを悲しみながらも、母の負担が減ることに安堵する主人公。しかし次は父の兄が病気になり…。「介護には女手が必要だろう。親族で女手があるのはウチだけなんだ」と母に押しつける父。父は相変わらずまったく手伝わず、苦労が絶えない母なのでした。読者の感想介護はする人にとっては大きな負担ですよね。それが自分の親族ではなく義家族なら、精神的な負担はさらに大きいものになると思います。(30代/女性)父の家族なのにもかかわらず、まったく手伝わない父に怒りがわきました。介護は抱え込んでしまいがちですが、つらいときはつらいと声をあげて、周りの人を頼ってほしいなと思います。(40代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(Grapps編集部)
2023年12月18日皆さんは介護の経験はありますか?今回は老人介護施設にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!入居者の女性が弱音を…主人公は老人介護施設で働いています。そこへ1人の新人が入ってきたのですが、言葉遣いが丁寧ではないため、主人公はいつもハラハラしながら見守っていました。そんなある日、主人公がお世話をしている入居者の女性が、体調を崩した後から急に弱音を吐くようになってしまったのです。女性を励ましたのは意外な人物出典:エトラちゃんは見た!主人公が優しく声をかけても、女性は寂しそうに俯くばかりです。しかしそんなある日、例の新人が女性のお世話をするために部屋に入ってきました。そして女性がいつものように「私はもうダメなんだね」とポツリと呟いたときです。新人は「100歳を超えてるんだから、体にガタが来てあたりまえじゃないですか」と返事をしたのです!そんな返答が帰ってくるとは思わず、主人公と女性は固まってしまうのでした…。読者の感想新人のまさかの言葉に、女性がこれ以上落ち込まないか心配になりました。あまりにもまっすぐな言葉で、ショックを受けてしまいそうですね。(30代/女性)新人教育は相性もありますが、難しいことが多いですよね…。こんなことを言われたら、誰でも驚いて呆然としてしまいそうだと思いました。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2023年12月14日介護にまつわる費用負担を軽減してくれる介護保険は、デイサービスや訪問介護サービスなどのほか、要介護者が安全に暮らすために住宅に手すりを付ける工事などでも利用することができます。数年前、私も介護保険を利用して母のために家に手すりを付けました。すると、母に思いがけない変化が……。このときのことをお話しします。もう待てない。言うこと聞いて!当時、母は紙パンツを嫌がって使用しておらず、ポータブルトイレ(持ち運び可能な簡易型トイレ)も拒絶。いつもふらふらしながら、母の部屋から少し離れたトイレに歩いて行っていました。調子が悪いときには、立ち上がれずに赤ちゃんのようにハイハイして向かって行きます。「もう手すりを付けないと、母はひとりでトイレに行けなくなる」と感じた私は、母に介護認定を受けてもらい、介護保険を使って早く手すりを付けたいと思いました。しかし母は「介護認定など必要ない」と、まったく聞く耳を持ちません。介護保険を使うにはまず介護認定を受ける必要がありますが、これから先の介護には、いろいろとお金がかかります。とにかく介護認定を受けてもらおうと、兄とともに、何度も何度も母を説得しました。その結果、しぶしぶですが、何とか母の了解を得ることができました。母の生活を180度変えた、手すりの力母の介護認定の結果は要介護2でした。早速、介護保険の住宅改修を使い、母がトイレに行くときのために、台所、廊下、洗面所、トイレの中に手すりを付けてもらいました。母の部屋の中の手すりは置くタイプです。さらに庭に出るための階段付きの手すりもレンタルしました。工事を伴わない移動可能な手すりは福祉用具貸与で、要介護2の場合は車椅子のレンタルも可能になるので、こちらもレンタルすることにしました。すると、あれほど介護認定や、手すりなど必要ないと拒絶していた母の態度が180度変化したのです。初めて手すりを使ったときの母のセリフは忘れられません。「ラクだねー、ラクだねー、お前が付けてくれたの? ありがとう」と、満面の笑みです。また、しばらくすると何年も屋内にこもりきりだった母が、手すりをつたって庭に降りるようになりました。さらに驚くことに、「車椅子があるから、どこかにお出かけしたい」とまで言うようになったのです。今まで何度誘っても、外出したがらなかったのに。もしかしたら、移動の不自由さや大変さをうまく私に伝えられなかっただけで、外に出たくなかったのではなく、出られなかったのかもしれません。私だけ? 介護保険はチンプンカンプンしぶる母を説得して介護認定を受けたかいがありました。今では手すりを使ってトイレに行くことが、母の毎日の運動にもなっています。現在は、要介護2から3に介護度が上がって、常時紙パンツをはいていますが、自分で手すりにつかまりながらトイレに行けるということは、母のプライドを保ち、また在宅での生活を可能にし、私の負担も減らしてくれています。ただ、初めて介護保険の相談をして感じたことは、素人には介護保険の仕組みを理解するのはとても難しいということです。今回の住宅改修にしても、介護保険外サービスになりますが、介護予防住宅改善というサービスもあるようでした。また、手すりも固定ではなく移動可能なものとなると、福祉用具として貸与できます。ケアマネジャーに詳しく説明を聞き、介護サービス利用の手引きをよく読み込まないと、理解できないことも多くありました。そして、仕方のないことですが、手すりを使える状態になるまでに、自治体への申請手続きなどがあり、自費での工事よりはるかに時間がかかります。これを高齢になってから利用しようと思うと、なかなか大変かもしれないと感じました。まとめ両親が安全に生活できるように、早く手すりを付けようと私は一生懸命でした。それなのに両親の強い拒絶にあって、「勝手にして!」と思ったこともありますし、本人たちの言うように、手すりも介護認定も必要ないのかと自信をなくしたときもあります。介護保険は素晴らしい制度ですが、時間もかかりますし、利用するほど金銭の負担も増えます。それでも、要介護2の時点で手すりを付けられたから、母は転倒もせず、寝たきりにもならずに済んでいるのではないかと思っています。介護される母、介護する私も、ともに介護初心者。周りの方の助けを借りながら、母には1日でも長生きしてもらいたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ころふじ(55歳)夫婦と義母の3人暮らし。 父が急死したため、実家でひとりになった母の元へほぼ毎日通ってお世話している。介護だけの毎日でうつになりそうなところを在宅ワークに救われていると感じる。
2023年12月05日皆さんは、家族とトラブルになった経験はありますか?今回は「親の介護」にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!親の介護主人公は妹と差をつけられ、母と妹に邪魔者扱いされて育ちました。しかし今は家を出て結婚し、幸せな生活を送っています。母と妹は大人になっても変わらず、主人公に対して冷たい態度をとりました。そして妹は主人公に「もう家に関わってほしくない。財産は私が引き継ぐかわりに、両親の面倒は見る」と言ったのです。主人公は妹の言葉に同意し、誓約書も作られました。そして数年後、主人公のもとへ親の介護に困った妹から電話がきたのです。主人公が実家へ行くと、部屋にはゴミが散乱し、ひどい有様で…。怒る妹出典:エトラちゃんは見た!妹は「親の面倒を見て!」と、主人公に親の介護を強制してきたのです。しかし主人公は冷静に、妹が親の介護をすると言ったこと、誓約書を書いたことを伝えました。さらに主人公は、今まで助けてくれなかった親や妹を助ける気はないと告げます。主人公は妹の言動に呆れるも、最後にケアマネジャーを手配するのでした。読者の感想妹は身勝手だと感じました。今までつらい思いをしてきた主人公のことを考えず、親の介護を強制しているように思えます。主人公が冷静に対応できていてよかったです。(20代/女性)主人公の冷静な反論にスカッとしました。今まで散々な扱いをしてきたのに急に頼ってくるのはひどいと思いました。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(Grapps編集部)
2023年12月01日義母が糖尿病で入院することになりました。そこから始まった義母の介護についてお話しします。ほぼ寝たきりの状態に義母は、突然血糖値が上がりました。それにより脱水症状がひどくなり、意識はもうろうとした状態に。ほぼ1週間寝て過ごしていました。おむつを替えるだけでもひと苦労入院中、義母は常におむつを装着する状態になってしまい、私よりはるかに体格が良い義母のおむつを、日に何度も替えることになりました。思い通りにおしりを上げてくれるわけではないので、体をあっちに向かせたりこっちに向かせたり、本当におむつ1つを替えるだけでも重労働でした。一筋縄ではいかない介護ごはんの時間は、ずっと寝ていたのでベッドを起こしても、また横になろうとするので、座らせるだけでひと苦労です。インスリンを打った後からの食事なので、ごはんを食べないといけないのですが、思うように口を開けてくれず、これまた大変で……。私は3人の子どもの育児をしてきましたが、義母は体格が良いし頑固な性格もあり、義母の介護は一筋縄ではいかないことだらけでした。まとめ介護をする上で、おむつを変えることも食事の介助をすることも、着替えをさせることも本当に大変です。さらに、床擦れしないように数時間ごとに体勢を変えてあげないといけないので、本当に心身ともに休まらず……。きちんと自身のケアもしないと、介護する側がダウンしてしまうものだと思いました。(30代女性)※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年11月30日高齢者を狙った犯罪が、新聞やニュースで毎日のように報道されています。要介護3の母が住む実家にも詐欺の電話がかかってきたり、知らない会社なのに「点検のために家の中を見せてください」という業者が来たり、危険を感じる出来事が何回かありました。その都度私が対応してきたので大事には至らなかったのですが、それでも防げなかった事件についてお話しします。何ごと? 兄からかかってきた緊急電話ある日の夕方、母の介護をしに行った兄が、実家から電話をかけてきました。「母が家に訪ねてきた業者に何かを売ってお金をもらったと言っている。私では何がなくなったのかわからない。お前が見てくれないか」と言います。私は慌てて実家に向かいました。心の中では、「やられた!」と叫んでいました。毎日、誰かが母のお世話をしに行くように気を付けていたし、住宅街で人目もあるから今回のようなことは起こらないだろうと思っていたのです。実家に着いて母に事情を聴いてみると、玄関からではなく、母のいる部屋の軒先まで来たそうです。「不要なアクセサリーがあれば買い取りますので、その鏡台の中にありませんか?」と言われ、話のじょうずな感じの良い青年だったらしく、母もなんの警戒もせず見せてしまったそうです。そこには私の結婚指輪がありました。母のお世話をするときは、どうしても汚れ仕事が多くなるので、汚さないように外してケースにしまっておいたのです。確認してみると被害に遭ったのは、私と母の指輪でした。要介護3の母は鏡台の中に何があるかよくわかっていないため、深く考えず、見知らぬ人に引き出しごと渡してしまったようです。110番したけれど、返ってこない結婚指輪迷わず110番しました。大切な結婚指輪です。何とか取り戻したい。事情を説明すると、今回の買い取りは明らかに違反だそうです。まず、出張買い取りの場合は、事前に相手方に家を訪ねる許可を得ないといけない。また身分証を携帯し、買い取った場合は売主に領収書を渡す必要があるとのことでした。許可なんて与えてないし、領収書などありません。テーブルに置いてあった現金2,000円だけです。そう訴えましたが、連絡先がわからなければ手の打ちようがなく、仮に領収書があったとしてもその会社が実在するとは限らないとのこと。こういった不用品買い取りのトラブルは頻発しているらしいのですが、なかなか取り締まるのは難しいそうです。幸い家の中には入って来なかったらしく、被害は指輪だけで済みました。母も無事でしたし、その程度で済んでよかったと思うしかありません。今後はできるだけこのような犯罪に巻き込まれないよう、警察の方に有効な防犯対策をお聞きして、私の結婚指輪は諦めるしかありませんでした。「良い人たちだったよ」 無邪気に笑う母母は昔のことはよく覚えていて、同じ話を何回もするのですが、短期記憶が低下しおり、毎日通っている私たちが来たこともすぐに忘れてしまいます。今回は、不用品買い取り業者が帰ったすぐ後に兄が来たので覚えていたらしく、うれしそうにもらった2,000円を見せてくれたそうです。もう少し行くのが遅れていたら母は何も覚えておらず、何があったか私たちにはわからなかったと思います。母が覚えていなければ、私の結婚指輪もまさか業者に渡っているとは考えないので、なくしたと思い警察に電話することはありませんでした。母の持ち物はほとんど把握していますが、警察に「その指輪はいつまでありましたか?」と聞かれたら答えられません。 今回、私の結婚指輪もなくなったので、自信を持って警察に相談できました。母の指輪だけだったら、母が自分でなくしたかもしれないので、110番はできなかったと思います。また、業者もお年寄り相手の話がじょうずらしく、母は感じの良いお兄ちゃんたちだったと言っていました。高齢者自身が犯罪に巻き込まれていると自覚していないことも多く、周囲も気付きづらいかもしれません。早い段階でわかったのは幸運でした。まとめまさか私の留守中に、知らない人が母のいる部屋まで庭を横切って来るとは想像していませんでした。24時間母のそばについているわけにはいきませんし、私が持ち物をすべて管理するのもためらわれます。高価な品ではなくても母にとって大切な思い出の品であり、本人の財産でもありますから。ただ、高齢者が巻き込まれる事件が頻発しているのも事実。高齢者の持ち物管理はなかなか難しい面もありますが、今回の経験を踏まえ、一層注意して母の介護を続けたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/きびのあやとらウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ころふじ(55歳)夫婦と義母の3人暮らし。 父が急死したため、実家でひとりになった母の元へほぼ毎日通ってお世話している。介護だけの毎日でうつになりそうなところを在宅ワークに救われていると感じる。
2023年11月08日数年前に実家の父が急死して、要介護3の母が家にひとりになってしまいました。ケアマネージャーと相談してデイサービス、ホームヘルパーなどの介護サービスを利用しようと思いましたが、本人が嫌がりました。父が急に亡くなって、母もショックを受けているのだろうと思い、私がしばらく同居することに。結局、私は同居に疲れ果てて家に帰るのですが、その原因は……。夜中に大音量でテレビを見る母と眠れない私母が要介護認定を受けていることはもちろん承知していましたし、同居する前も毎日のように実家に通って家事を手伝っていたので、自分では母の状態をほぼ理解しており、うまくやっていけると思っていました。しかし24時間一緒にいるとなると話はまったく別だったのです。母は昔からテレビが大好きで夜更かしタイプでしたが、同居を始めたときには昼間はうつらうつらしていて夜になると起き出すという完全な昼夜逆転生活になっていました。聴力もかなり低下していて、テレビの音量をどんどん上げてしまい、気付いたら音量が90を超えていたということもしばしば。ただでさえ、同じことを何度も聞かれたりささいなことで何十回も呼ばれたりしてイライラしていた私は、昼夜を問わず大音量のテレビの音を聞かされて、ますますイライラするようになりました。2階で眠っていても、夜中に目覚めた母が急に大音量でテレビをつけて、何度も起こされます。せめて昼間はデイサービスを利用してほしいと思っても、母は外に出たがりません。ひとまず、私の睡眠不足を何とかしなければ。そう思ってネットで調べてみると、高齢者の音に困っている人のためのスピーカーがあることを知りました。私は、早速近くの電器店に行きました。高齢者向けテレビスピーカーを購入全国展開している大きな電器店に行ってみると、目的のスピーカーはフロアの隅のほうに何種類か置いてあるくらいで、一度は通り過ぎてしまいました。あまり需要がないのかな?などと考えつつ売り場を見てみると、Bluetoothで連携するものやコードのあるもの、首に掛ける形状のものなどがありました。価格も数千円から数万円とさまざまです。電器や機械が不得意な私はかなり悩みましたが、結局、テーブルの上に置いてテレビとコードでつなぎ、ダイヤルで音量操作するタイプのスピーカーを選びました。コード式は足に引っ掛けて転んでしまう危ない側面もありますが、要介護3の母はほとんど歩けないので危険性は少ないと判断。音量をダイヤルで回すシンプルさと、昔からなじみのあるコード式、そして税込み3,000円ほどという価格の安さが購入の決め手となりました。家族だけでなく、近所も巻き込む音問題スピーカーを母の前のテーブルに置くと、音量は少し改善されました。しかし、気が付くと母がテレビのリモコンで音をさらに大きくしてしまったり、スピーカーのボリュームを動かしてしまったり。私がテレビとスピーカーの両方から音が出るように設定してしまったので、聞きづらかったようです。私も何とか夜眠れるように工夫しました。耳栓を装着したり、家の中でも静かな場所を探したり、夜は車で寝れば良いかと真夜中に布団を持って車で寝ようともしました。でもある日、あまりのテレビのうるささに、母を大声で怒鳴りつけてしまったのです。「もう限界」と、夜は家に帰ることを兄に相談したところ、朝と夕、介護に入ってくれることになりました。このままだと私が壊れると思ったようです。しかし、私が出て行った後にご近所から夜間のテレビの音で眠れないと苦情がありました。注意する私がいなくなったので、どんどん音が大きくなっていたようです。後からわかったのですが、スピーカーからのみ音が出るように設定すれば、本人だけに良く聞こえるようになるようでした。そこですぐに設定変更し、音量ダイヤルを固定しました。そのおかげで現在は騒音の問題はひとまず収まっています。まとめ介護というと、排泄や家事などを思い浮かべますが、私が今回苦しんだのは、思ってもいなかった「音」というトラブルでした。自分の家だけでなく、周囲の家にも迷惑を掛けてしまうため、音は大きな問題でした。私は何かあったときのためにご近所の方と電話番号を交換していたので、苦情が来た際、早めに対応できてよかったです。今回のことで、ひとりでは在宅介護は難しいと実感。自分が元気なうちから相談できる人をなるべく多く持つこと、日ごろから介護の情報に敏感でいること、いつか介護される自分のためにも、母を通していろいろなことを学んでいきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ころふじ(55歳)夫婦と義母の3人暮らし。 父が急死したため、実家でひとりになった母の元へほぼ毎日通ってお世話している。介護だけの毎日でうつになりそうなところを在宅ワークに救われていると感じる。
2023年10月29日みなさんは、介護のことで悩みはありますか?今回は同居している義母を介護している女性のエピソードを紹介します。義母の介護でストレス夫から予想外の言葉が…!激しい夫婦喧嘩に発展妻の怒りはピークに不満は募るばかり…義母の面倒を見ている主人公ですが、夫からは労いの言葉をかけてもらえなかったようです。怒りとショックのあまり、やりきれない気持ちになってしまうでしょう。周囲にも相談するといいかもしれません。※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。(Grapps編集部)
2023年10月28日要介護の一人親と同居中に転勤や結婚で家を出なければいけなくなったときあなたはどのような選択をする?老年介護を長年取材してきた太田差惠子氏が、みんなで投票できるメディアSurfvoteで意見投票を募集。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子氏が執筆、課題提起したイシュー「介護を要する親が1人暮らしになるが、転勤・結婚などで他県に移る?」について、10月24日にSurfvoteへ掲載、投票を開始しましたのでお知らせします。当社は社会デザインプラットフォーム『Surfvote』を開発・運営しているICTスタートアップ企業です。社会におけるさまざまな課題や困りごとをSurfvoteにイシューとして掲載しています。イシューは週におよそ3〜5件発行されており、どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票しコメントを書くことができるようになります。Surfvoteで集めたみんなの意見や結果は、適宜提言書などに取り纏め、関係省庁や政治家、関連団体に提出しています。 問題提起いただいたオーサー 太田差惠子氏京都市生まれ。1993年頃より老親介護の現場を取材。「遠距離介護」「高齢者住宅」「仕事と介護の両立」などの情報を発信。AFP(日本FP協会)の資格も持ち「介護とお金」にも詳しい。著書に『親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第3版』『高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本 第2版』(以上翔泳社)『遠距離介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)『知っトク介護弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』(共著,KADOKAWA)など。太田 差惠子氏太田差惠子氏の提起したイシュー親の介護を子どもが担うのは当たり前か? - Surfvote : 親に介護が必要になったとき、仕事との両立は可能か? - Surfvote : 子が同居していると特養入所が不利になるって、どう思う? - Surfvote : Surfvoteとは?当社が提供するプラットフォーム「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題や困りごとを提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家、首長にも執筆いただき発行しています。各イシューで投票・コメントしていただいた1人1人の意見を大切に扱い、社会を前進させるために寄与したいと考えています。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォーム【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で、自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月24日私は義母の介護するため、泣く泣く仕事を辞めました。いまは献身的に介護をしていますが、夫は感謝どころか偉そうな態度ばかりとってきて……。だんだんと介護疲れが増し、ひとりで面倒を見るには限界を感じ始めました。私は義母の介護するため、泣く泣く仕事を辞めました。献身的に介護をしていますが、夫は感謝どころか偉そうな態度ばかりとってきて……。自分の親なのに手伝うことすらせず、他人の手を借りることも許しません。しかしだんだんと介護疲れが増し、ひとりで面倒を見るには限界を感じ始め……。 夫のありえない態度にブチ切れ!このままでは自分がおかしくなると思い、介護サービスの利用をお願いしました。当初、夫は利用を拒否していましたが、私が不機嫌で態度が悪いと家庭を平穏に保てないのでは? と問うと、あっさり許可を出しました。自分が面倒なことはすべて避けるのです。 夫は介護の大変さもわからないのに、他人の助けに甘えるなどと言ってきます。その上、無職になった私に「自分が養っているのだから生意気を言うな」と暴言まで吐くのです。 それから1年。夫の態度はさらに悪くなっていきました。あるときは、山奥にある義母がかつて住んでいた家をリフォームすると言い出し……。私が片付けを拒否すると、自分の主張を受け入れられないのかと苛立ち始めます。「稼いでいる俺が一番偉いんだよ」「お前は黙って俺の言う事だけ聞いていろ」どこまでも奴隷のように扱ってくるため、さすがにキレました。「あんたより稼いでいるから聞かない」 あまりにも腹が立ち反撃スタートあまりにも「稼いでいる人間が偉い」 と強調するので、空き時間を利用して投資の勉強をしていました。今では夫より稼げるようになり、貯金残高は1000万以上に。仕事をしていたとき、金融関連の資格をとろうと学んでいたことも役立ちました。 私が外で働き、夫が主夫になって介護をしたほうがいいのでは?と提案しましたが、夫は断固拒否。仕事を辞めたくないなら離婚してほしいと迫ると、イヤイヤながらも離婚を選択しました。私はすぐ行動を起こし、家を出ることに。 その半年後に義母は他界。そのころ私は再就職し、バリバリ働いていました。株もまだすこし続けており、収入は離婚時よりさらに上がりました。夫も私の真似をして株に手を出しましたが、借金までしてつぎ込んだお金はすべて水の泡になったようです。 私が出て行ったあと…ついでに離婚後のことを聞いてみると、やはり自分で義母を介護することはできず、施設に入れたそうです。人には面倒をみさせておいて、結局はそういうことになるなんて……。今はあくせく働いて借金を返す日々だそうです。 私は仕事を生きがいに、楽しい毎日を送っています。次に出会うなら、自分を支えてくれるようなやさしい男性がいいですね。 ◇ ◇ ◇ 夫はいろいろと才覚のある妻に対して劣等感を抱いており、妻が仕事をやめた途端、威張り散らすようになったのかもしれませんね。気持ちよく生活するためにも夫婦協力し、お互いの良いところに目を向けながら生活したいものですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年10月23日現在、実家の実母(要介護3)と同居の義母(要介護1)2人の世話をしている私。2人とも可能な限り自宅で過ごせるよう、きょうだいと協力したり介護サービスを利用したりしながら生活しています。在宅でのお世話は、できないことが少しずつ増えていくのを見つめる日々でもあります。今回は、要介護1で基本的なことは自分でできる義母だけれど、やはり介護が必要な部分もあるのだと再認識させられた出来事についてお話しします。何事? 真夜中に義母の叫び声ある晩、「痛いよ~、痛いよ~、肩が痛いよ~」と、階下の義母の部屋から悲鳴のような声が聞こえてきて、眠っていた私はその声で目覚めました。義母はもともと大きな声で寝言を言う人で、義母の寝言で夜中に起こされたことも一度や二度ではありませんでした。ただ、今回ほどの大声は初めて。しかも、呪いのように同じ言葉を繰り返しています。様子を見に行こうかと思いましたが、何となくおっくう……。同居する義母への対応が実母と違うのは自覚しています。しかし、少し距離を取って接しているのは自分を守るためでもあります。これから長く介護していくことになる義母に善意だけで関わるのは無理。要介護1は入浴、排泄など基本的なことは自分でできますが、洗濯、料理などの家事はもうできません。よかれと思って手助けをすると、あれもこれもと用事を頼んできて、閉口することになるのは経験済みです。出来の悪い嫁で良いと思っています。義母の叫び声はしばらく続きましたが、じきに静かになったので私もそのまま眠りに就きました。叫ぶ原因は何? 今夜も夜中に起こされるところが話はここで終わりませんでした。その後、頻繁に義母は真夜中に叫ぶようになり、夫も私も夜中に頭を抱えることになりました。義母が腕や肩が痛いのは昔からで、いつも湿布を何枚も貼っていたのですが、昼間は叫ばないのに夜中だけ叫ぶなんて何かの嫌がらせかとまで思いました。隣近所の家が離れているから良いものの、街中だったら虐待しているのではないかとご近所から疑われるようなレベルの大声です。義姉も心配して義母を整形外科に連れて行ってくれたのですが、いつも湿布を処方されて終わり。違う整形外科で診察してもらっても、「もうお年ですからねぇ」のひと言です。離れて暮らしている義姉は、痛い痛いという義母の言葉を、電話で何回も聞かされるので心配を募らせていったようです。一緒に暮らしている私たちは、食欲もあるしけがもしていないことがわかっているので、それほど心配していませんでした。このギャップが原因で言い合いになることもありました。医師次第で、状況は変わるその後、叫ぶ原因がわかりました。 近所の個人病院ではどうにもならなかったので、夫が整形外科の専門医がいる総合病院に連れて行ったのです。「精神的なものかもしれないですね」と、医師に言われたようです。その日は大学病院から派遣されている女医さんが来ていて、その方が診察してくれたのもよかったのかもしれません。「夜中に誰か助けてと叫ぶほど痛いはずはないですね」と血液検査をしてくださり、血液中の鉄分の不足や夜間のドーパミン不足が原因かもなどと、今までと違う側面から診察、治療してくれました。現在は軽い精神安定剤が処方されています。おかげで、夜間の叫び声は随分少なくなり、私も不眠でイライラすることが減りました。また、これが精神科病院だと診察に連れて行きづらいのですが、総合病院の整形外科です。湿布と一緒に精神安定剤を出してもらえるので、本人も嫌がることなく通院してくれます。痛みを訴えるときは精神的なことが原因の場合もあるのだとわかりました。まとめ要介護1の義母は、自身の身体的なことは大体こなせるのですが、要介護という文字が付く通り、何かしら支援が必要な部分があります。それが精神的な問題だと、一緒に住んでいる私たちはかなり影響を受けるのに、原因がわかりづらいので対応が難しかったです。今回は知識のある医師に巡り合えてラッキーでした。まだまだ続く介護生活。私自身がまいってしまわないように、適度な距離を取りながら過ごしていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。介護カレンダー/ウーマンカレンダー編集室著者/ころふじ(55歳)夫婦と義母の3人暮らし。 父が急死したため、実家でひとりになった母の元へほぼ毎日通ってお世話している。介護だけの毎日でうつになりそうなところを在宅ワークに救われていると感じる。
2023年10月05日高齢になると、身体機能や運動能力が低下するため、家族からの介護や支援が必要になる場合があります。老人ホームなど、スタッフによる介護サービスが受けられる施設で暮らす人もいるでしょう。ひみつのうつ子ちゃん(@utuko_chan)さんが、X(Twitter)に投稿した、ある高齢女性とのエピソードをご紹介します。「私は介護施設にいってるねん」と語る、高齢女性だがある日、銭湯に行った投稿者さんは、70代ぐらいの高齢女性とその友人を見かけました。投稿者さんの隣で着替えていた高齢女性は、友人に「私は介護施設に行ってるねん」と話します。続けて「自転車で行き、喫茶店でモーニングを食べてな…」と、施設で過ごす朝のルーティンを、話したかと思いきや…。「ほんで施設に行って帰ってきて今や。運動もできてお金ももらえるし、年金もあんまり使わんでええ」なんと、高齢女性は施設で暮らしているわけではなく、施設で働く側の人だったのです!※写真はイメージしかも、朝から自転車をこぎ、モーニングを食べに行くという、なんとも活発で充実した暮らしぶり。隣で聞いていた投稿者さんも、高齢女性が語るまさかの事実に、ひとりで驚いたそうです。年齢を重ねていくと、心身の衰えを感じることがあるでしょう。高齢女性のように、日々の習慣として身体を動かし、いろいろな人とコミュニケーションをとることが、元気の秘訣なのかもしれませんね。【ネットの声】・パワフルすぎて憧れる!・元気で素晴らしいですね。ぜひ見習いたい。・私の、理想的な老後の姿が、まさにこれ!生き生きとした高齢女性の発言に、多くの人が「そっち?」と、心の中でツッコミをいれたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年09月28日「骨折は命にはかかわらないと思っていませんか?加齢により、骨が弱くなり転倒して折れてしまうと、寝たきりや要介護、そして認知症のリスクが高まります。高齢者で、足の付け根を骨折した2人に1人は、5年以内に死に至っています。骨を軽視すると怖いんです」そう語るのは『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)の著者で、光伸メディカルクリニック院長の中村光伸医学博士。特に、閉経を迎えた女性は、女性ホルモンが減少することで骨量が急激に減少する。60代になると、多くの女性が骨粗しょう症予備群になっているという。「閉経後の10年間で、女性の骨量は15〜20%減少してしまうのです。じつは骨には柱として体を支えるだけではなく、血液を作り、全身の新陳代謝をコントロールするという役割もあります。骨もまた、大切な“臓器”のひとつなのです」しかし、現代の生活は、この“臓器”を弱めるものだという。「100年ほど前までは、人間の基本の動きは『歩き』でした。しかし、自転車、電車、車が普及し、私たちの運動量は激減しています。骨は、負荷を与えて刺激すればするほど元気に強くなりますが、運動量が減れば刺激も減少し、骨も弱まってしまいます」特に、近年は骨を弱める出来事があった。新型コロナウイルスの流行に伴う自粛生活だ。「全身の骨は、約5年間で生まれ変わりますが、この5年のうち3年間はコロナ禍でした。在宅も増えましたが、1日に何歩歩いていましたか?私たちの骨は、今、確実に弱まっています。その解消のために、ぜひやってほしいのが、『ひざたたき』です」ひざを叩くときは以下のポイントに注意しよう。【1】手を軽く握ってタテにする。【2】ひざの皿とももの間あたりを上からまっすぐたたく。【3】ひざから下はなるべく床と垂直にする。【4】かかとも床に直角にし、足の裏をしっかりと床につける。「背筋は伸ばして行ってください。腕には力を入れず、胸の高さまで上げたこぶしを、自然と落とすようにすると、ちょうどいい刺激になりますよ」だが、なぜひざをたたくと骨が丈夫になるのだろうか?「人の体では、古い骨が溶かされて削られる『骨吸収』と、新しい骨が作られる『骨形成』が繰り返されていきます。運動不足や女性ホルモンの減少によって、両者のバランスが崩れると、骨吸収が優位になってしまいます。しかし、ひざをたたいて骨への刺激を与え続けることで、そのバランスがよくなって、骨を丈夫にすることができるのです」効果はそれだけではない。若返りホルモンも分泌されるのだ。「骨の中にある骨芽細胞は、骨に刺激があると反応して働きがよくなり、若返りホルモンの『オステオカルシン』を分泌します。これは骨ホルモンとも呼ばれていて、血管を通り、全身に運ばれて心臓、肝臓、腎臓、すい臓、腸など多くの臓器の機能を活性化させます。血液の代謝をよくして免疫力を上げ、筋肉量のアップも期待できるのです。さらに、血糖値の上昇を抑えたり、アルツハイマー型認知症を予防したりする効果があるとみられています」もう一つ「オステオポンチン」という免疫力を高めるホルモンも分泌されるという。「これまで、この2つの若返りホルモンは、骨が大量に作られないと分泌されないと考えられていたのですが、最新の研究によって、骨に刺激があるだけでも出ることがわかったんです」踏み台を使った昇降運動で骨を刺激すると、若返りホルモンが分泌することが、最初に確認された。「ならば、座った状態でひざをたたくことで同様の刺激を与えれば、同じような効果が期待できると考え、実験を行いました。その結果、ひざをたたくだけでも、若返りホルモンが出ることを確認したのです」中村先生が重視したのは、「かんたんに継続でき、安全な動きであること」。ひざたたきは、まさにその条件にぴったりだ。「骨を強くするには、継続が何より大事。テレビを見ながら、トイレで、電車でなど、座る機会があれば、積極的にやってください」10回1セットで、1日合計100回を目指そう。さらに、余裕がある人は、左の「足踏みトントン」もやってほしい。「人生100年時代。50代なら、まだ40年以上も人生は続きます。ひざをたたいて、体の土台である骨を強くして、いつまでも元気でいてください」ひざたたきで、100歳まで歩ける体を手に入れよう。
2023年09月15日祖父母ともに要介護状態となったとき、3人きょうだいのうち唯一祖父母と同じ町に住んでいた母が、自身も苦しみながらも祖父母を献身的に支えてきました。そんな母が、祖父母ともに他界した今、振り返って感じる介護をしている中でやっていてよかったこととは。★関連記事:父の介護で外出できない日々にひと筋の光が!憂うつな気持ちを軽くしてくれたものとは母が直面した介護のある生活私の母は、3人きょうだいの末っ子。生まれ育った田舎に残り結婚し、私を含む3人の子どもを育ててきました。やがて、祖母が認知症を患い始めたことにより、母に訪れた介護問題。祖母のサポートをしながら慣れない家事を頑張る祖父に、母も全面的に協力していました。そんな中、祖父がある日、外出先で突然倒れ、そのまま寝たきり状態に。そのときには既に介護施設で過ごす時間が多くなっていた祖母と、突然入院した上に祖母とは別の介護施設で過ごすこととなった祖父。母は祖父母の入所後も、祖父母の寝具や衣類の洗濯、各施設との打ち合わせ、祖父母宅の管理など、母自身もフルタイムで働きながら懸命に祖父母のサポートをする日々でした。末っ子の私は当時高校生でしたが、母は私の負担が大きくなるような手伝いはさせず、私が学校や部活に集中できるよう配慮してくれていたのだろうと思います。そんなふうに毎日祖父母のために忙しくしている母を間近で見ていたため、少しでも力になれるよう、祖父母の面会にだけは私も一緒に連れて行ってもらっていました。祖母はどんどん私たちのことを忘れていくし、祖父はほとんど声も出せません。それでも、大好きな祖父母が少し反応してくれるだけで母も私もうれしいものでした。そのころから10年以上たち、祖父母ともに他界した今、母には介護をしているときにやっていてよかったと思うことがあるそうです。介護中にやっていてよかったこと母が教えてくれたのは、次のような内容でした。・介護にかかった費用、収支の記録をつけておく母が祖父母の通帳を管理していたのですが、パジャマや毛布などの生活用品から、施設の利用料金まで細かく収支をつけ、祖父母のお金の動きがわかるようにしていました。それが親戚など周りからの信頼につながったと言います。「何にどのくらい費用がかかったのか」「計算は合っているのか」とわざわざ親戚が見返すことはないのですが、しっかり管理しようとする母の姿勢や、実際にきちんと記録してきた事実に、これなら信用できると親戚にも安心してもらえたのでしょう。・自分のきょうだいと情報共有をする大きな金額が動くときや、入所先が変更になったとき、体調に変化があったときは遠くにいるきょうだいにも母は情報をシェアするようにしていました。叔父や叔母からすると、離れているからこそ、今の祖父母がどんな状態なのか把握できるだけで安心するとのこと。さらに、きょうだいと連絡を取り合うことで、母自身もひとりで悩みを抱え込むのを回避できたそうです。距離があるため、物理的に助けることが頻繁(ひんぱん)にはできない叔父と叔母は、母のこまめな連絡や金銭管理に安心して任せることができ、「あなたに助けられた」と母の頑張りにとても感謝したと言います。一番大事なのは自分自身も大切にすること忙しい介護の中で、疲労やストレス、不安に恐怖などさまざまなものと闘っていた母。祖父が入院してからも、毎日仕事帰りに各施設を訪ねてから帰宅し、夕飯作りやその他の家事をしていました。 そんな生活が続き肉体的にも精神的にも疲れ果てている中、母の友人から、「自分の時間も作っていいんだよ」という助言が。それからは、意識して自分の趣味に費やす時間を増やしていったことで、自身の心の健康を守ることができたと母は言います。その体験があったからこそ母も、知人がかつての自分と同じような境遇だと知ったとき、「自分のことも大切にしてあげてね」ということを伝えたそう。その知人もまた、母のその言葉に救われたのか涙を流したと言います。介護で悩む方はたくさんいて、やるべきことをしていたら1日が終わってしまった……という多忙な毎日を過ごしている方も少なくないのだと思います。そういった境遇の方一人ひとりが、意識して自分をいたわる時間を作っていけたらいいよね、とよく母と話しています。まとめ祖父母の介護を通じて、寂しさや焦り、不安などさまざまな葛藤を抱えながら、とても苦しい思いをした母。自分のきょうだいが近くにいないならなおさら、しっかり金銭管理をし、きょうだいとこまめに連絡を取り合うことが重要だと言います。 身内間のトラブル防止になるのに加え、厳しい状況を理解してくれる人がいるだけで、介護する側の精神的な安定にもつながるのだと教えてくれました。そして何より重要なのは、自分自身をいたわる時間を作ること。精神的にも肉体的にも大きな負担がかかる介護。私も介護問題に直面したときには、自分のできる範囲で、周りにもうまく頼りながら、サポートしていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/RIka.航空業界に勤めた後、3人の子どもをのびのび育てるべく田舎にUターン。子どもたちと一緒に、実家の採れたて野菜でピザを作ることに夢中なライターです。
2023年09月06日ずっと気になっていた介護脱毛をするために、動き始めました。やらなくてはと思っていたものの、先延ばしにしていた介護脱毛についての私の体験談をお話しします。★関連記事:蒸れによる湿疹や悪臭対策に!「おまたの悩み」が劇的に減ったVIO脱毛【体験談】介護脱毛は「今のうちに」介護脱毛とは、将来介護されるときを見越して、排せつ物などの拭き取りで介護者の負担にならないようにデリケートゾーンであるVIO脱毛をしておくことをいうそうです。きっかけは保険の見直しをしてもらったときに言われた「40代で若いと思っていても、元気な人が脳卒中になり、倒れてからは寝たきりになった人を知っている」の言葉です。前日まで元気だった人でも、寝たきりになるリスクがある……。私はアラフォーで、まだまだ元気なものの、前に健康診断で再検査になって大学病院に行った過去もあり、老後準備は早めにしておかなくてはいけないことを実感しました。アラフォーやアラフィフで、ムダ毛が白髪交じりになってしまうと、美容脱毛やレーザー脱毛の効果が薄れます。理由は、黒いメラニン色素に反応できなくなってしまうからだそうで、そういったこともあり、早めに動かなくてはと思っていました。かといって、一気に高額な出費は無理な話です。そんなとき、介護脱毛ができるサロンの予約サイトを見ていたところ、「都度脱毛」の文字があり、これなら通えそうだと感じました。「都度脱毛」の初回料金は安かった選んだのはエステサロンの美容脱毛で、種類は光脱毛。そして、料金形態は1回ごとに料金を支払う都度払い形式。私はこれまで、脇、腕、足の脱毛は独身時代に完了しているため、なんとなくの相場を知っています。脱毛は、エステサロンでだと割安ではあるものの、コースで契約するとどうしても金額が高くなってしまうイメージがありました。しかし、1回ごと支払う都度払いなら、そこまで家計負担にならず、いいように思いました。また、初回は安く「顔を除く全身脱毛」は12,980円が6,900円とお試し価格でできました。この都度脱毛は、脱毛コースを一気に契約するほどお金に余裕がないことをカバーできることはもちろん、白髪になったら通えなくなるので都度払いがよかった点。脱毛を始めるなら早めがいいと聞いていたこともあり、見つけてすぐに申し込み。決断は早かったです。初回の施術が終わって次は2回目久しぶりに施術を受けた光脱毛、過去に脱毛経験がある私は、事前にシェーバーでムダ毛を剃っていきました。もしシェービングを忘れた場合などでサロン側でシェービングをすると有料になるそうです。その点は注意が必要だと思いました。気になっていた痛みはほぼなく、全身脱毛も約20分くらいで終了。過去には脱毛でゴムで弾く痛みを感じたので、1回目の効果が本当にあるのか不安ではあるものの、とりあえず無事に終了しました。まとめ都度脱毛を選び、介護脱毛をスタートさせたアラフォーの私、できる限りやっておこうと思っています。エステティシャンによると、VIO脱毛が完了すると、お手入れが不要になりラクになるとのこと。白髪になってしまうと、VIO脱毛に限らず、脱毛全般ができなくなってしまうため、注意も必要だと思っています。「あのときやっておけば」を防ぐため、今のうちから動いてみました。あとは、結果が出るのみ。次はいつ行くかはまだ決まってはいないものの、飽きずに通っていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/sawawa著者/Kumiko3(41歳)夫と小学生2人の4人家族。Webライター。子育てしながらの仕事は想像以上に大変。アラサーよりも疲れやすく、美容院では肩凝りを指摘され、夕方にはエネルギー切れ。白髪も生えてきて、毎日イライラするのはもしかして更年期!?それでも身だしなみは整えて、目指せナチュラル若見えキラキラ美人!
2023年09月06日自分の親やパートナーの親が要介護に、という現実はそう珍しくないでしょう。元気だった親が歩けなくなったり、認知能力が落ちたりする姿を見ると、「将来、要介護にはなりたくない」と思ってしまいます。健康寿命を延ばそうと国でもいろいろな施策をおこなっていますが、今回は国も注目する、日本人に不足しがちな栄養素を紹介します。産婦人科医の駒形依子先生にアドバイスをいただきました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。★関連記事:要介護にならないために!日本人に不足しがちな「たんぱく質」をうまく摂取するコツを解説【医師監修】知っておきたい「フレイル」とは?要介護になりやすい状態のこと最近、メディアで目にしたり耳にしたりすることが増えた「フレイル」という言葉。どんな意味を持つのでしょうか。「フレイルとは、虚弱という意味を持ち、加齢とともに心身の活力が低下し、将来的に要介護状態となる危険性が高くなった状態をいいます。健康と要介護の中間に位置し、放っておくと要介護につながる危険が高まります。しかし、早めに気付いて適切な取り組みをおこなうことで、その進行を防ぎ、健康寿命を延ばせます」(駒形先生)。要介護というと70代、80代のイメージが強く、40代、50代の自分たちにはまだ先という気もしますが……?「健康とフレイルの間には、プレ・フレイル(前虚弱)という期間もあります。心と体のちょっとした衰えを感じ始める時期のことです。フレイル予防は、このプレ・フレイルの時期に自分の心と体の衰えに気付き、自分事として捉えることが第一歩とされています」(駒形先生)。フレイルを予防するには?たんぱく質を積極的に摂取フレイル予防には「栄養」「運動」「社会参加」が3本柱が必要とされています。中でも「栄養」について、厚生労働省は2020年4月に生活習慣病やフレイル予防を目的に、たんぱく質摂取推奨量を1日50gとしました。「女性ホルモンのエストロゲンには筋肉の再生機能もあるのですが、更年期にエストロゲンが減ることで筋肉の再生が鈍く、遅くなります。 例えば、今までと同じ生活をしていて筋力が“1”衰えていたのが、更年期になると“5”衰えるイメージ です。筋肉は合成と分解を繰り返していますが、その合成の材料になるのがたんぱく質です。筋力が衰えやすい更年期こそ、意識的にたんぱく質をとる必要があります」(駒形先生)。たんぱく質の効率的なとり方は?間食をたんぱく質に置き換え!「たんぱく質による筋肉合成は上限があるため、とりだめはできません。3食になるべくたんぱく質を多く含む食品を加えることが望ましいですが、できる方とできない方がいると思います。そこで、間食にたんぱく質をとるようにするだけでも、摂取量を上げることができます。パンやケーキ、お菓子を、ヨーグルトやサラダチキンにするだけでも十分効果的です。コンビニでも買えるもので手軽にとるのが長続きの秘訣でしょう。そして最後に。気を付けて欲しいのは、たんぱく質をとっても運動しなければ筋肉量は増えず、肥満の原因になるということ。筋肉量低下の予防は、たんぱく質の摂取と運動のセットで考えてください」(駒形先生)。まとめたんぱく質をとるだけではフレイル予防にならない……。食べるのは大好きでも、運動はできればしたくないという私にとって耳の痛い話でした。20年後、30年後も元気で若々しくいるには、まずは要介護になる可能性が自分にもあるという現実を捉えることの大切さを実感しました!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/岩崎みどり(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年08月30日介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子氏が提起。自分の親が倒れて要介護となった場合、何が最も重要だと思うか?回答者の26.8%が「介護サービスなどの情報」、25%が「介護するためのお金」。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は当社が運営・開発する社会デザインプラットフォームSurfvoteで、2023年5月29日から7月31日までの期間、「親を介護するためにもっとも重要なことは?」というイシュー(課題)について、ユーザーの意見投票を行いましたので、その結果をお知らせいたします。Surfvoteは、社会のさまざまな課題や困りごとをイシュー(課題)として発行し、ユーザーが自分の意見を投票してコメントすることのできるプラットフォームです。投票詳細イシュー(課題):親を介護するためにもっとも重要なことは?実際のイシュー問題提起の背景:とある30代以上の男女に行った調査によると、3割以上が親を介護を将来行う「可能性がある」と回答し、さらに介護に備えてすでにやっていることについて、「何もしていない」と回答した人は全体の6割以上に上った。実際に介護が始まった人の中には、「何から始めたらいいのかわからない」という声もあり、これらの背景から問題提起を行った。調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス) 調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー投票期間:2023年5月29日〜2023年7月31日有効票数:56票投票結果投票結果各選択肢のコメント紹介(一部抜粋、コメントなしの選択肢は未掲載、原文ママ)介護サービスなどの情報お金、協力者、時間、専門家全てのことを考え決めるためには、まずは幅広い情報収集が必要だと思うから。確かに、いつ自分の親が介護が必要になるか、親の年齢に限らず、日頃から自分ごととしてアンテナを張っておかなければ!と気付かされました。ありがとうございます。(賛同数32)介護をするためのお金自分が労働力を提供するか、お金を払って確保した労働力が介護の実働を担うので、介護を提供しながら自分が仕事を続けるためにはお金が必要だと考えるから。(賛同数29)このコメントの全文はこちら→ 介護をおこなう協力者介護を一人でやるのは難しいと思います。 介護疲れで、鬱になってしまったり、 両親を殺害までしてしまったり。 協力者がいた方がいいと思います。(賛同数17)介護するための時間介護をしてあげたくてもそのためには時間や蓄えが必要。 仕事をしている人が多いと思うので なかなか介護に時間が取れないと思います。(賛同数22)相談にのってくれる介護や医療の専門家介護が必要になった時に、一つ一つ情報を集める時間も労力もありません。無料で総合的にアドバイスをくれて、不安などを誰でも気軽に相談できる地域の専門家が常に必要かと思います。 介護は、お金や時間の問題もありますが、それ以上に弱っていく自分の親の姿を見て不安になったり、孤独を抱え込んだりしてしまう介護する側の精神的サポートなどが、1番必要かと思います。(賛同数29)親がどういう介護を望んでいるのか、その希望を知ることこの状況では、主役は親であるはずなので、親の望みを丁寧に聞きたいと思いました。(賛同数29)その他前提として、認知だけではなく、物理的なものも含めてということに今更気づきましたが、 同じくどのように物理的な介護を行うか、様々な手続き、利用するにしても施設やサービスのタイプ、介護対象者はそれを利用できるか否か、想定する予算と乖離がないか、予算対効果といった前提知識面が重要となると考えています。(賛同数23)このコメントの全文はこちら→ 問題提起いただいたオーサー 太田 差惠子氏京都市生まれ。1993年頃より老親介護の現場を取材。「遠距離介護」「高齢者住宅」「仕事と介護の両立」などの情報を発信。AFP(日本FP協会)の資格も持ち「介護とお金」にも詳しい。著書に『親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第3版』『高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本 第2版』(以上翔泳社)『遠距離介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)『知っトク介護弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』(共著,KADOKAWA)など。太田差惠子氏Surfvoteとは?当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果はイシューの内容に応じて、適宜関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォームSurfvoteを運営・開発するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題や困りごとに特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月15日「フレイル」という言葉をご存じですか? フレイルとは、日本老年学会によれば“将来的に日常生活でサポートが必要な要介護状態になるリスクが高い状態”になることを指します。フレイルを予防するためには、十分なたんぱく質が必要とされていますが、世界でも日本人のたんぱく質摂取量は不足しがちだそうです。それはなぜなのでしょうか。美容専門医として栄養指導もおこなう黒田愛美先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。★関連記事:認知症患者は2050年には1000万人以上に! 40代から「認知症予防」のためにできる3つのこと日本人はなぜたんぱく質が不足しがち?日本人特有の理由は2つ厚生労働省は、2020年4月に生活習慣病やフレイル予防を目的に、たんぱく質の摂取目標量を引き上げました。その背景にはどんな要素が考えられるのでしょうか?「栄養外来のクリニックでは、血液検査で体内のたんぱく質の量を調べることができるのですが、8割くらいの患者さんは基準を満たしていません。その理由として糖質中心の食生活消化力不足が挙げられると思います。糖質中心の食生活とは?「欧米人はとにかく肉をたくさん食べます。それに対して日本人は肉を欧米人のようには食べず、特に年を重ねるごとに肉を多く食べられなくなります。日本のお米がおいしいというのも原因の一つ。また、ランチはそばやうどん、ラーメンやチャーハン、パスタなどで済ませる人が多いのもあるでしょう。糖質中心のメニューが日本人は大好きですから、たんぱく質の量が増えないのです」(黒田先生)。消化力不足とは?「一般的に日本をはじめアジア人は胃酸と消化酵素が少なく、腸が長いという特徴があるため、消化能力が高くありません。たんぱく質をたくさんとっているつもりでも、消化・吸収されていない可能性があります」(黒田先生)。フレイル予防に必要な栄養は?たんぱく質が筋力低下を予防先に挙げたフレイルを予防するには、「栄養」「運動」「社会参加」がポイントとされています。中でも「栄養」では、たんぱく質が重要だといいます。「筋肉は合成と分解を繰り返していて、合成の材料になるのがたんぱく質です。たんぱく質は体内でアミノ酸に分解されて体内に取り込まれます。アミノ酸は筋肉を作る以外にも、臓器・免疫機能・酵素・ホルモンの材料として、そして時にエネルギーとしても使われる大事な栄養素です。たんぱく質が足りないと、体は筋肉を分解してアミノ酸を確保しようとします。つまり、たんぱく質不足は筋力低下を招きやすくなるのです」(黒田先生)。たんぱく質の量をアップさせるためには?バランスの良い摂取&消化力を意識それでは、どうすればたんぱく質不足は解消できるのでしょうか。「ポイントは大きく分けて5つあります。毎日の食事でいろいろな種類のたんぱく質をバランス良くとる肉はステーキよりハンバーグしっかりかんで食べる砂糖、カゼイン、グルテン、加工食品は極力控える栄養補助食品を利用するのも一案消化力が低い日本人にとって肉は負担がかかりますが、食べるときはステーキなどの塊肉よりも、ひき肉料理やハンバーグなどこま切れ肉のほうが消化しやすいのでおすすめです。砂糖、カゼイン、グルテン、加工食品は腸内環境を乱すことがわかっています。腸内環境が乱れていると胃酸が出にくくなるので、できるだけ控えましょう。厚生労働省が定める摂取目標量は1日50gですが、食事だけでとるのは大変な方もいると思います。そんなときは栄養補助食品を利用しても良いでしょう」(黒田先生)。アミノ酸製剤を利用してもたんぱく質の栄養補助食品というと、プロテインが浮かびますが……。「プロテインは、消化力の強い方には良いと思います。消化力がないと、未消化のたんぱく質として滞留して腸内環境を悪化させる恐れがあります。私がおすすめしているのは、アミノ酸製剤です。牛乳や卵などのたんぱく質がアレルギーになりやすいのは、分子量が大きいため。大きい分子を分解したものがアミノ酸です。分解されているため吸収が良く、アレルギーになりにくいとされています」(黒田先生)。栄養補助食品やサプリは価格だけで選ばないで「アミノ酸製剤は市販されているものでも良いですが、安すぎるものは原料に不安が残るものもあります。信頼できるメーカーのものを選びましょう。栄養外来のクリニックで処方してもらうのが一番安全です。たんぱく質不足の患者さんには、消化力を上げる酵素を処方することも多いです。気になる方は一度受診されてはいかがでしょうか」(黒田先生)。まとめ黒田先生によれば、いくら大量にたんぱく質をとっても、消化力を上げないと体内に吸収されにくいと言います。自分の消化力について考えたこともありませんでしたが、たしかに昔よりは肉をたくさん食べられなくなったような……。皆さんも自分のたんぱく質のとり方について見直してみてはいかがでしょうか。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/岩崎みどり(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/黒田 愛美 先生美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic副院長(東京都中央区銀座4丁⽬2-17銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
2023年08月13日■前回のあらすじ華は自分の家が介護で、どうなったかを語りだす。仲の良かったふたりの仲がだんだんと険悪になっていく様子は耐えがたかったという華。そうはなりたくないから、施設を検討してほしいと訴えるが、義母は息子や夫に世話されるのは嫌だと再度話してくる。義母が施設への入所を嫌がる本当の理由…それは「家族に見捨てられるのではないかと不安だったから」。そんなことあるはずない!と家族みんなで伝えると、義母は安心したようでした。涙を流しながら、施設への入所を前向きに検討してみると言ってくれました。そしてーー。次回に続く(全8話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 玄米(監修:アトリエPP合同会社)
2023年08月02日■前回のあらすじ脳梗塞で倒れた義母の主張としては「介護は他人にはできない。身内がやるもの」「身内でも嫁がやるもの」「手が空いてるからといって男に介護はさせられない」というものだった。泣きながら介護をしてくれと言う義母に華は…。義父と義弟に言われ、「やはり私がつきっきりで介護をするべきか…でも…」と不安でいっぱいになる私の代わりに、夫はきっぱりと「華が引き受けなきゃいけない義務はない」と言ってくれました。しかし夫に叱られた義弟は何やら思いついた様子。嫌な予感がしたのですが、この予感は間違いではありませんでした…。次回に続く(全8話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 玄米(監修:アトリエPP合同会社)
2023年07月29日■前回のあらすじ脳梗塞で倒れた義母。義実家には仕事をしていない義弟がいた。そのことで大人の手があることに安心する華夫婦だったが、いざ病院に行くと、介護は長男の嫁である華に頼むと言われてしまう。泣き出してしまった義母に申し訳なく感じると同時に、なぜヘルパーさんを頼らないのか不思議に感じていました(その理由は後々分かることになるのですが…)。そんな中、今後の義母のサポートについて急遽設けた義父と義弟との家族会議では、義父と義弟の発言に私はさらに悩まされることになるのです…。次回に続く(全8話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 玄米(監修:アトリエPP合同会社)
2023年07月28日