こんにちは。ママライターのamuです。先日、趣味のバスケで中学生と話す機会があり、将来なりたい仕事を聞いていたときに「なくならない職業がいいよね」「ロボットが代わりにできる仕事は消えそう 」と興味深い意見が出たので、ご紹介いたします。今どきの中学生……いろいろ考えています!●現役中学生に聞いた「今後なくなっていきそうな職業」とは?●(1)声優『ボーカロイドの技術もすごいし、顔が見えないから機械で作り出す ことになりそう』(中3男の子)声が作り出せるなんて思わなかった時代の者です……。●(2)スーパーのレジ『だんだんセルフレジが多くなってきているから』(中2女の子)確かに、一度経験すると簡単で早いのでよく利用しています。昔のレジスターの玩具を見ても、今の子どもはハテナマークかもしれませんね。●(3)受付嬢『タッチパネルになりそう 。昔はいたらしいエレベーターガールもほとんどいないように』(中2女の子)どちらも憧れの職業だったはずなのに……。●(4)ネイリスト『まつげと違って指先だから危険を伴わない し、手を入れたらできるようになるかも』(中2女の子)これはできそう!人見知りの身としては、ありがたいような。●(5)窓口業務『今は高齢者がいるから説明などで必要性あるけど、若い世代ばかりになるころには必要なくなる と思う』(中3男の子)そうなんですよね。若い世代は幼少期から文明の利器を使いこなしているので、機械慣れしていますよね。逆に、コミュニケーションが苦手という若者は多く、ますます機械の需要は増えそうです。●(6)旅行代理店『ネットからの予約ばかりになりそう』(中1男の子)チケットレスも多い昨今。●(7)映画館の人『タッチパネルやネット予約で自動改札 みたいになると思う』(中2男の子)入り口でもぎる人はいなくなるのも早そうです……。●(8)ガソリンスタンド『親もセルフしか行かない』(中2男の子)洗車も自動だし、ゴミ箱もあるし、ガソリンと掃除だけならそうかもしれません。「オーライ!オーライ!」という声はもう聞けなくなってしまうのでしょうか?●(9)駐車場や有料道路の料金所の人『無人で十分やっていける』(中2女の子)昔はどちらも、絶対有人でしたよね。●(10)イラストレーター『人工知能が描いた絵を見て、人類負けた と思った』(中2女の子)遠近法、色彩バランス、すべてはロジックなのでしょうか。●(11)図書館司書『憧れたこともあったけど、近所の図書館もバーコードで読み取って借りるようになった。レンタルビデオショップみたいに』(中1女の子)私も憧れたことがありました。でも、本を元の場所に戻すなど、人手も必要ではないかなと思います。●(12)コールセンター『クレーム対応以外は、音声案内になりそうだから』(中3男の子)機械の声に慣れて久しいので、わかります。●(13)検査技師『ロボットになりそう。血液採取とかも、機械のほうが正確で痛くない とか』(中3男の子)3Dプリンターなど、画期的な機械が増えているので、ある程度機械化は進みそうです。●(14)事務『少人数しかいなくても大丈夫になりそう』(中3男の子)データ入力などはどんどん簡単になりそうです。----------以上は、全くなくなるわけではないけど、減少傾向になっていくはずとの声でした。逆に、残りそうな職業を聞いてみると、農業や漁業、冠婚葬祭関連、福祉関連、ペット関連、営業職、芸能人などのエンタテインメント、CA、運送・ドライバー、飲食店の店員が挙がりました。また、介護士、看護師、技師、保育士、教師、医師、美容師など「し」のつく職業なども挙がりました。なかには、「ママ 」という声もあり、中学生が母親業を職業として認めてくれていることに驚きと感動を覚えつつ、いつになっても人との触れ合いやコミュニケーションがとれる社会であり続けてほしいと思ったのでした。そういえば先日、ご老人が自動販売機に向かって、「だから機械は嫌なんだよなぁ」と言っていました。どうやら、小銭が戻ってきてしまって入らない様子でした。どんなに優秀なロボットより、臨機応変に動ける心あるパーフェクトヒューマン でいたいものですよね。●ライター/amu(ママライター)
2016年08月31日テレビで、ここまで知的なことができたのか。昨年アメリカで放映が開始された『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』は、テクノロジーや経済に触れる時事的な要素、細かいところまで考え尽くされた筋書き、新鮮で魅力的なキャスティングで、社会現象にまでなった。今年1月のゴールデン・グローブ賞は、TVドラマ部門と助演男優部門で受賞。9月のエミー賞にも6部門でノミネートされている。その他の写真このドラマの大成功で突然スターの仲間入りをしたのが、主人公エリオットを演じるラミ・マレク。昼間はサイバーセキュリティの会社に勤め、夜はハッカーとして活動する彼は、鬱に悩み、社交性が大きく欠如している。そんな彼が、ある秘密の革命運動に巻き込まれていくのだ。「脚本を読んだ時、『大胆だなあ。本当にこういうのを作ろうとしているのかな?』と思った。次に、『まさかね。やっぱり実現は無理だった、ってなるんだろう』と思ったよ。幸運にもUSAネットワーク(アメリカのケーブルチャンネル)がゴーサインを出してくれた。第1話を撮っている時にも、僕は、このドラマはすごく特別になると感じたけど、見てくれる人がいるかどうかは疑問だった。うれしいことに、人々の反響は、すぐに伝わってきたよ。そして、このドラマは、ただ娯楽を与えるだけじゃなくて、人々にさまざまなことを考えさせるものなんだと、あらためて実感したんだ」舞台はニューヨーク。外ロケも多い。番組がヒットするにつれ、街でファンに声をかけられることも多くなった。「(双子の)弟と一緒の時に誰かが声をかけてくると、弟が、『こいつはエリオットだぞ。近寄ると怖いぞ』と脅したりする(笑)。あるいは、『もしかして、今ここで、あの番組を撮影しているのかな』と、カメラやクルーがどこかにいるか、見渡す人もいるね(笑)」第1シーズンの盛り上がりに自信をもったUSAネットワークは、第2シーズンを全話いっぺんに撮るという、テレビ界ではありえない撮影をすることに決めた。経済的な効率は良いが、同じ日に第3話と第8話のシーンを撮ったりするのだから、演じるほうにとっては、かなり大変なことだ。「第2シーズンでは、いろんなことが明らかになる。この革命の発想がどこから来たのかなどね。ほかにも数々の答を見つけることができるよ」『MR.ROBOT/ミスター・ロボット』シーズン1Amazonプライム・ビデオにて見放題独占配信中シーズン2本日よりAmazonプライム・ビデオにて見放題独占配信取材・文:猿渡由紀
2016年07月29日プラダ(PRADA)が6月下旬、ロボットがモチーフとなったバッグ&レザーグッズの新コレクションを発売する。デニムのトートバッグやナイロンのバックパック、レザーのチェーンバッグ、財布などに、人気のバッグチャームを思わせるロボットモチーフが大胆にあしらわれたこのコレクション。プラダの伝統的な素材、「サフィアーノ」レザーを使用した長財布やナイロン素材のコインケースなども様々なバリエーションのロボットモチーフで展開される予定だ。
2016年06月26日プラダ(PRADA)から、ロボットモチーフのバッグとレザーグッズが2016年6月下旬より発売される。遊び心にあふれたポップなロボットを、デニムトートバッグの中央やナイロンバックパックのフラップにあしらった。また、プラダの伝統的な素材“サフィアーノ”レザーを使用した長財布や、ナイロン素材のコインケースにも大胆に姿を見せる。さらに、楽しくハッピーなモチーフには、お馴染みのメタルロゴを忍ばせた。ある時はロボットの一部に、ある時は星の中に…茶目っ気いっぱいのデザインに注目したい。多種多様に展開されるアイテムは、どれもこの夏の主役となってコーディネートを彩ってくれそうだ。【商品詳細】ロボットモチーフのバッグ&レザーグッズ発売時期:2016年6月下旬予定アイテム例:・トートバッグ 152,000円+税・バックパック 180,000円+税・ラウンドジップ長財布 94,000円+税・フラップ長財布 91,000円+税※全て予定価格。【問い合わせ先】プラダ ジャパンカスタマーリレーションズTEL:0120-559-914
2016年06月20日育児に疲れてしまったときや、ちょっとホッとしたいとき、また、ママ友との集まりで、親子カフェを利用したことはありますか?最近は子連れで入れるお店も増え、親子カフェもさまざまな場所にオープンしていますよね。親子カフェとひと口に言っても、その特徴はカフェごとにさまざま。それぞれコンセプトが違うところも、親子カフェめぐりの楽しいところではないでしょうか。今回は、西船橋にある「西船橋Hedgehog the Rainbow」(以下親子カフェHtR)という親子カフェを紹介します。こちらのカフェのコンセプトは「赤ちゃんとママのちょうどいい距離を応援する」というもの。親子カフェといえば「親子で気兼ねなく食事ができる」というイメージですが、親子カフェHtRにはそれだけではない、新感覚の魅力があふれているのです。ママと赤ちゃんの“ちょうどいい距離”を応援する親子カフェ千葉県の西船橋駅から徒歩5分のオフィスビルの1室で営業している、親子カフェHtR。このカフェの大きな特徴は、(1)食べ物を提供しない、(2)見守りつき、(3)0~3歳児は無料の3つ 。食べ物を提供しないこの親子カフェは、食べ物を提供しません。利用者はお弁当を持参するか、お店からいくつかのお店に出前を頼めるようになっています。ドリンクはフリードリンクになっていて、お茶、ジュース、コーヒー、即席味噌汁がフリー。もちろんミルク用のお湯も、ウォーターサーバーでいつでも使うことができます。パーティースペースとしての貸し切り営業も行っており、ママたちが自由に食べ物を持ち込み、お店を貸し切って使うこともできます。親子6組からという手軽さなので、幼稚園や保育園のお別れ会やお誕生日会など、さまざまな機会に利用され、月間5、6回は貸し切りの日があるそうです。貸し切りでなくても、予約時に「お誕生日会です」と言うと、お誕生日会仕様の席をセッティングしてくれるのだそう。写真のようなかわいらしいセットも、無料でしてくれます。「見守り付き」カフェスタッフ は、赤ちゃんや子どもと積極的に遊んでくれる「思いやりスタッフ」と呼ばれています。一般的な親子カフェでは、スタッフは食べ物を提供したり、キッズスペースで大勢の子どもを、危険がないか見張るのが役割。しかしこのカフェは、食べ物を提供しない分、その場にいるすべてのスタッフが、思いやりスタッフとして子どもの相手をしてくれます。抱っこの赤ちゃんも、眠くてぐずっている赤ちゃんもOK。お店の抱っこひもで抱っこやおんぶをしてくれたり、寝かしつけも行ってくれます。ママがゆっくりと過ごせるよう、最大限手を貸してくれるお店なのです。ママが作業に専念したいときや、育児から解放されたいとき、その気持ちにこたえてくれるところが、ママにとってはうれしいですよね。0~3歳は「無料」0~3歳の赤ちゃんとママを応援するというコンセプトのもと、なんと0~3歳の子どもは滞在費無料。滞在費はママの分しかかかりません。4~6歳の子どもは、滞在費が390円かかりますが、延長料金はかかりません。「きょうだいが多くなるにつれて、どこに行ってもお金がかかる。それなのに、家ではどんどん手狭になってしまう」と困っているママにも嬉しいサービスです。今までのカフェにはありそうでなかったサービスを打ち出し続ける親子カフェHtR。カフェではママ向けのイベントや講座を開講するほか、子どもの一時預かりも対応しています。親子カフェHtR・ハリ店長に聞きました親子カフェHtRのオーナーである、村井店長(ハリネズミが大好きなことから、ニックネームは通称ハリ店長)に、なぜ見守り付きカフェを開設しようと考えたのか聞いてみました。ママが「ホっとできる場所」を「何か子育てをするママたちのためにやりたい、と思っていました。いろいろなカフェを参考にしましたが、食べ物を提供するのは、料理が苦手なのでやめました。でも、料理を提供しなくても、ママたちにとってほっとできる場所をつくることはできると考えて、今の見守りつきカフェにたどり着きました。『ママがいつでも来られる』『ホッとできる』ということを一番に考えています」また、「見守り」はあくまで希望するママに対してだけ行うもので、ママが赤ちゃんと一緒に過ごしたい場合には、もちろんママと赤ちゃんを引き離すことはせず、ママが休息したいときや、講座や作業に集中したいとき、赤ちゃんを積極的にお世話するのが「見守りスタッフ」の役割なのだとか。見守りスタッフは子育て経験者ばかりで、子育て相談にも乗ってくれるところが嬉しいところ。スタッフの中には、自分のお子さんを連れてお仕事をされている方もいます。「子連れで働くことは、ときに我が子を後回しにしなくてはいけない場面も多く、覚悟が必要」と語るハリ店長。取材日はハリ店長の4歳の息子さんもお店に来ていましたが、取材に来ている私の子どもたちと上手に遊んでくれるなど、とても優しいお兄さんでした。子どもとの距離が“うれしい”というママのリアルな声次に、利用しているママからはどんな反応があるのか聞いてみると、ママたちの感想を聞くことができました。「子どものあやし方がうまい」「まだ1人で遊べない赤ちゃんでも、スタッフの方と遊べるので、ママ友とゆっくりできた」など、子どもと少し距離を置いてゆっくりできることをうれしく思う感想が聞かれるそうです。今までの親子カフェでは、「気兼ねはしないけれど、子どもから目を離せず、あまりゆっくりすることはできない」と思っていたママにとっても、まさにオアシスのような場所となっているようです。カフェのホームページ上にも、たくさんのママ達からの「うれしかった」という声が投稿されていました。私自身もこのカフェも常連の1人ですが、子育てに煮詰まり「子どもと距離を取りたい」と感じるとき、ここに来ると本当に“ちょうどいい距離”でいさせてくれて、精神的にとても救われました。ママと子どもを常にセットとして捉える「親子」カフェではなく、ママと子どもにあえて距離を与えてくれるカフェは、新しく、そしてありがたい場所だと1人の母親として感じています。イベントも高評価!今後は「カフェで農業体験」もまた、ベビーマッサージやベビーサイン、授乳フォトなどのイベントも好評なのだそうです。イベントに関しては、外部の講師の方が行うものと、スタッフの方が行うものがありますが、外部のものについては、ハリ店長が、利用するママ達に求められている講座かどうか、しっかり見極めてから場所を提供しているとのことで、選りすぐりのイベントが開催されています。そして今後はなんと、カフェ近隣の畑と共同開催の「農業体験」をイベントとして取り入れるのだそう。6月からはすでに開催が決定しています。今までの親子カフェの常識にとらわれず、ママにとっても子どもにとっても楽しい時間を過ごすことができる、新感覚の親子カフェ。その裏には店長のママを支援したいという強いポリシーと、新たなチャレンジをしていく探究心がありました。カフェについて語るハリ店長の目は優しく、そして輝いていました。今後も親子カフェHtRには、子どもとママの笑顔があふれるのでしょう。<取材・写真協力>親子カフェHedgehog the Rainbowwww.oyakocafe-htr.com/<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年06月13日©ROBOT KITTY SINGAPOREシンガポールでも人気のハローキティが、ロボットになって登場! 展示&参加型ゲームイベント「ROBOT KITTY SINGAPORE(ロボット・キティ・シンガポール)」は、2016年6月11日~21日の期間、シンガポールのサンテック・シンガポール国際会議展示場で開催予定。 キティロボット製造工場が舞台©ROBOT KITTY SINGAPORE 世界中で人気のハローキティがロボットになって登場するゲームイベント「ロボット・キティ・シンガポール」は、キティロボットの製造工場が舞台。「デザイン部門」「部品部門」「品質管理部門」「修理部門」「エネルギー部門」の5つに分けられたエリアには、それぞれゲームコーナーが設置されている。 ©ROBOT KITTY SINGAPORE ゲームのナビゲーターとしてマイメロディーやケロッピなど、お馴染みのキャラクターが登場。コンピューターゲーム、バランスゲームなど、頭と身体を使うゲームを楽しみながら、キャラクターたちの可愛らしい世界観に浸ろう。 自分だけのキティロボットをカスタマイズ©ROBOT KITTY SINGAPORE このイベントでは、ゲームの他、自分だけのオリジナルキティロボットを作れるという楽しみも。入場券と一緒に購入できる「Robot K(ロボットK・キティロボットのフィギュア)」を購入し、5つのゲームを楽しみながら架空の通貨「Koins(コインズ)」を集めていく。そのKoinsを集めると、キティロボット専用のヘルメットや靴、アクセサリー等のアイテムと引き換えることが出来、自分だけのキティロボットにカスタマイズを楽しめるのだ。ちなみにフィギュアのサイズは、「ふじりんご2個分」の背丈(約20cm)だそう。6月20日には、ハローキティの第3代デザイナー・山口裕子氏が登場。サイン会、及び来場者の中から選ばれた数名には、直筆サイン入りイラストをプレゼント予定。 チケットは早めに購入がお得!©ROBOT KITTY SINGAPORE 会場となるシンガポールの巨大コンベンション施設Suntec Singapore Convention and Exhibition Centre(サンテック・シンガポール国際会議展示場)は、オフィスビルやショッピングモールなども併設する、シンガポール最大級の複合施設。MRTのEsplanade駅に隣接する、オーチャード・エリアからもタクシーで10分程度の便利な立地だ。 ©ROBOT KITTY SINGAPORE 2016年の日星外交関係樹立50周年記念キャラクターに選ばれ、ファストフードのおまけになれば売り切れが続出するなど、シンガポールの若者の間でも大人気のハローキティ。早期購入割引の期間(2016年4月11日~21日)は、入場チケットはもちろん、「ロボットK」のフィギュアもお得に手に入れることができる。 ROBOT KITTY SINGAPORE・会期:2016年6月11日~6月21日・時間:10:00~20:00・会場:Suntec Singapore Convention and Exhibition Centre, Hall 403・料金:大人/S$28、 子ども(3~11歳)/S$14、 Robot K/S$38・早期割引料金(2016年4月11日~21日):大人/S$22、 子ども/S$11、 Robot K/S$30詳しくはオフィシャルサイト、もしくはFacebookページへ
2016年04月04日オリックス・レンテックは4月1日、法人向けロボットレンタルサービス「RoboRen」を開始すると発表した。また、同サービス第1弾としてスイスABBの産業用ロボット「YuMi」をレンタルすることができる「YuMi検証パック」の予約受付を開始した。同検証パックでは、YuMiとその周辺機器を月額19万9000円(税別)で最大6カ月レンタルすることができる。また、検証後に引き続き利用を希望する場合は、継続プランとして24カ月、または36ヶ月の長期レンタルも可能。長期レンタルの料金(税別)は24カ月プランが月額22万1700円、36カ月が月額14万8700円となっている(ソフトウェアライセンス、PCは別途費用が発生)。YuMiは安全柵で囲うことなく人間と並んで作業か可能な協働型の双腕ロボット。スマートフォンの組み立てなど精密な作業が可能なほか、基本操作にプログラミング言語などの専門知識を必要としない。また、総重量が38kgと持ち運びが可能で、100ボルト電源で使用できるため、オフィスでも利用可能だとする。オリックス・レンテックは、今後高い需要が見込まれる産業用、コミュニケーショ用、介護用などの最新鋭ロボットのラインアップを拡充し、ロボット活用を支援する利便性の高いサービスを提供していくとしている。
2016年04月01日DMM.com、PwC コンサルティング(PwC)、ハウステンボスの3社は3月31日、長崎県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」において、スマートロボットの実証実験を開始すると発表した。ハウステンボスでは、メインスタッフがロボットの「変なホテル」をはじめ、園内にロボットを配置するなど、ロボットをエンターテインメントに活用する取り組みを進めている。今回の実証実験ではハウステンボスを「ロボットの実験場の場」と見立て、来場者と市場投入前の新作ロボットが触れ合える機会を創出する。DMM.comおよびPwCはロボットメーカーへの出展を呼びかけ、来場者のニーズに合ったロボットを選定し、現場への導入、ユーザー動向の把握、分析・評価を行う。ハウステンボスは、エンターテインメント、接客、移動サポートなど、さまざまな特徴を持ったロボットを園内各所に配置し、今後のパークづくりにおけるロボット活用の可能性を検討する。今後、4月上旬から5月中旬までロボットメーカーの公募し、5月下旬から展示ロボットの選定を進めていく予定。また、PwCは実証実験の結果をロボットメーカーにフィードバックし、機能改善や事業化検討をサポートする。市場導入が決まった際には、DMM.comが、ロボティクス部門「DMM.make ROBOTS」で培ったロボット開発のノウハウと販売プラットフォームを活用し、仕様検討ならびに量産販売を支援するとしている。ハウステンボスは今年7月に料理長がロボットの「変なレストラン」や体験型ミュージアム&ショップ「ロボットの館」などで構成する複合施設「ロボットの王国」のオープンを予定しており、同施設の展示運営にもDMM.comとPwCが共同で取り組むことになる。
2016年03月31日オムロンは3月30日、オムロンアデプトテクノロジーズの産業用ロボット3カテゴリ「スカラロボット Cobra」、「パラレルロボット Quattro/Hornet」、「垂直多関節ロボット Viper」の49モデルを、4月1日より世界39カ国150拠点で販売開始すると発表した。これに伴いオムロンは、視覚センサやマシンオートメーションコントローラなどといった制御機器とロボットとのシームレスな接続環境に加え、技術サポートやメンテナンスサービスを加えたソリューションを提供していくとしている。全ロボットシリーズは、共通の統合開発言語により制御することが可能で、またマシンオートメーションコントローラ「形NX/NJシリーズ」と簡単に接続することができる。さらに、統合型ソフトウェア「Automation Control Environment」を利用することで、ロボットと視覚センサなどを利用したアプリケーション構築に必要な機能を統合し設計・管理することが可能となっている。これにより、従来のロボット導入の障壁となっていたPLCや視覚センサ、安全対策機器などの制御技術との摺合せ作業、複数のプログラミング言語や設計用ツールの習得が簡単になり、生産現場への迅速なロボット導入や生産品目の変更に伴う段取り替えや生産ラインの変更が容易になる。オムロンは、「幅広い制御機器ラインアップと高度なオートメーション技術にロボット技術を融合することで、自動車や食品飲料品、デジタル機器などの生産現場における最先端の生産設備から、これまで人手に頼らざるをえなかった作業工程まで、幅広い用途に応じたロボットの活用を提案することで生産現場を革新します」とコメントしている。
2016年03月30日XYZプリンティングジャパンは3月28日、エデュテインメントロボット「XYZrobot Bolide」を発表し、教育向けロボット分野に参入すると発表した。同製品は自由に動く関節が18カ所あり、モーション編集ソフト「XYZrobot モーションエディター」を利用してモーションを自由に作成することができる。操作は付属のリモートコントローラーまたはスマートフォンアプリで行う。購入者自身が組み立てる「組み立てキット」と組立済みの「完成品」の2種類があり、楽しみながらものづくりやプログラミングを学ぶことができるとする。なお、3月28日~4月5日までの期間限定で先行予約販売を実施し、「組み立てキット」はデアゴスティーニ・ジャパン、「完成品」は同社Webサイト、楽天市場、Yahoo!ショッピングおよびデアゴスティーニ・ジャパンで予約を受け付ける。価格は「組み立てキット」が9万9800円、「完成品」が11万9800円となっている。正式販売は4月6日より開始する。
2016年03月28日米Appleは、3月21日(現地時間)に開催されたスペシャルイベントにて、iPhoneを分解するロボット「Liam」を紹介した。現在、Liamの作業風景を映した動画を、同社WebサイトやYouTubeで公開している。Appleはスペシャルイベントにて、製品リサイクルの取り組みを紹介。使用済みのiPhoneを分解するロボットとして、Liamを開発したと説明した。年間で120万台のiPhoneを分解できるという。Liamは、製品から再利用できる部品を検出し、分離させる作業を行う。たとえば、バッテリーからコバルトとリチウムを、カメラから金と銅を取り外すほか、メインロジックボードから銀とプラチナを抽出する。同社は使用済みのApple製品を下取りする「Apple Renewプログラム」を開始しており、MacとiPadはオンラインで、iPodとiPhoneはApple Store実店舗で下取りを受け付けている。
2016年03月22日ドミノ・ピザ・ジャパンの親会社であるドミノ・ピザ・エンタープライズは3月17日、商業用自動運転デリバリーロボット「DRU(Domino’s Robotic Unit)」を発表した。DRUは高さ922mm(最大約1185mm)、車幅740mm、奥行1030mm、重量約190kgの4輪ロボット。充電バッテリーで駆動し、スタート地点から目的地まで最適なルートを選び歩道を歩行する。現在は約20km先まで配達が可能だという。走行スピードは環境に合わせて制御し、センサで道中の障害物を検知して必要に応じて回避しながら進む。また、キャリーボックスを装備しているため"アツアツのピザと冷たいドリンク"を配達できるとしている。商品の受け取りは、目的地に到着後、注文時にメールで受け取ったコードを入力するとDRU上部のキャリーボックスが自動持ち上がり、商品を取り出す仕組みとなっている。現在、オーストラリア・クイーンズランド州の一部で試運転を行っており、今後さまざまな地域での利用を目指していくとしている。なお、日本での展開については未定。
2016年03月18日米Alphabetがロボットの研究・開発を手がけるBoston Dynamicsの売却に乗り出した。米国時間の3月17日にBloomberg Businessが報じた。Alphabetのロボティクス計画にBoston Dynamicsの活動がとけ込めず、研究成果を商業的な製品に結びつけることもできなかったという。売却先の候補として、トヨタ自動車が米国に設立した人工知能研究会社Toyota Research Institute (TRI)やAmazon.comが挙げられている。Boston Dynamicsは1992年にマサチューセッツ工科大学(MIT)でMarc Raibert氏が創業したロボット研究・開発スタートアップだった。荒れ地や傾斜のある山道、滑りやすい雪道など、車やロボット用に整備されていない環境下においても、バランス良く障害物を避けながら移動する機動力に優れたロボットを開発している。その動きはとてもなめらかで、犬とじゃれ合う4足歩行ロボットや、人に横から強く蹴られても転ばずにバランスを取る4足歩行ロボット、邪魔されても命令通りに荷物を整理し続ける2足歩行ロボットなど、同社が公開したロボット研究のデモ動画は大きな話題になった。2013年12月にGoogleがBoston Dynamicsを買収し、同社はReplicantグループに属して活動していた。昨年Googleが組織構造を一新して持ち株会社制に移行した際にReplicantグループの活動計画の見直しが行われ、Boston Dynamicsにも商業的な成果が求められるようになった。そこで低コストの4足ロボットの開発を試みたものの形にならず、昨年12月にReplicantグループはX (旧Google X)に組み込まれた。Xは未来の技術に投資する長期的な研究開発活動を行っているが、それらはAlphabetグループが目指す問題解決に沿ったものである。Replicantグループのロボット技術開発は、そのままではXの事業に適合せず、Xとしての再編の過程でBoston Dynamicsが売却されることになったという。2月にBoston Dynamicsが公開したYouTube動画「Atlas, The Next Generation」はネットから話題が広がり、ロボティクスにおけるAlphabetの先進性を広く一般に知らしめた。しかし、記事によると、Alphabetがヒューマノイドに注力しているようなイメージの拡散にGoogleの広報チームは不快感を示していた。
2016年03月18日ソニー・グローバルエデュケーションは3月8日、ロボット・プログラミング教育分野に向けた教育キット「KOOV」を発表した。KOOVは自由な形を作ることができるブロックと電子基板に、作った形をロボットとして動かすプログラムで構成されており、2016年夏の商品化を予定している。同製品は、同社が2015年秋に策定した教育カリキュラム「STEM101」を構成するThink(思考力)、Make(創造力)、Feel(探求力)の3つのプログラムのうちMakeを具現化したもの。開発は学校教材メーカーであるアーテックと共同で進めた。同社は「情報を察知し論拠を挙げながら種々の課題を解決する、21世紀型スキルを有するSTEM人材育成にKOOVが寄与するよう積極的に活動してまいります」とコメントしている。
2016年03月08日ソニー・グローバルエデュケーションは8日、ロボット・プログラミング教育分野の子供向け学習キット「KOOV」(クーブ)を発表した。学校教材や教育玩具を手掛けるアーテックと共同開発し、2016年夏に商品化する予定。「KOOV」は、自由な形を作れる透明ブロックと電子基板に、作った形をロボットとして動かすプログラムで構成されるロボット教育キット。ロボットやプログラミングなど、ものづくりを習得する創造力を具現化したものという。開発は、児童向けのロボット教材やプログラミング教室なども展開するアーテックと共同で行なう。両社はロボット、プログラミング教育の事業拡大に向けた活動を進める。
2016年03月08日子どものやることは奇想天外で驚かされることが多いものです。でも、子どもが楽しんでいるのなら見守って、最後までやらせてみましょう。自由にやれることで子どもには、自分で考え、決める能力が身についていくのです。「色は混ぜすぎるとキレイじゃない」私が小学校の教員だったとき、低学年の子どもたちに数種類のカラフルな紙粘土を与え、自由に作品をつくらせる、という図工の授業をしたことがあります。ところが、紙粘土の色混ぜを子どもたちがそれぞれ好きなようにやった結果、何色も混ぜすぎて最終的にくすんだグレーのような色になってしまい、その粘土は使えなくなってしまいました。その出来栄えにがっかりした子どもたちは、何色も混ぜると綺麗ではないということがわかったようで、その後は同じようなことをする子はいなくなり、2~3色をほどよく混ぜて好きな色を作り、作品を仕上げました。また、私の子どもは、カラフルな紙粘土をあれこれと混ぜ合わせできた色で色図鑑をつくり、私に見せてくれたことがあります。並べられたオリジナルの色に親子で「カステラ色」や「落ち葉色」などと名前をつけていきます。これは私も夢中になって遊ぶことができました。安全面をクリアしたものならば、自由にやらせてみよう文科省の小学校学習指導要領の一般方針では、「児童に生きる力をはぐくむことを目指し、創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で、基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力その他の能力をはぐくむとともに、主体的に学習に取り組む態度を養い、個性を生かす教育の充実に努めなければならない」と掲げています。紙粘土の経験のように安全面がクリアできたものであれば、子どもたちには素材を与えて、自由に試させてあげましょう。それが、子どもたちが自分で考え、やってみて、その結果どうするかを自分で決めることになるのです。また、自分で思うようにやれるということは、子どもの満足感を高め、さらにいろいろなことに挑戦したい気持ちを育てることにもつながります。大人は子どもを「見守る力」を身につけて子どもたちのすることは、予想外のことがたくさん。そんな子どもワールドをぜひ一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか? もちろん、自由にやらせることで、時にハラハラすることもあるでしょう。でも、そこはグッとこらえて見守りましょう。たとえ結果は失敗に終わっても、子どもたちは自分の思い通りにやってみた満足気な笑顔をママに見せてくれるでしょう。そして、そんな笑顔のわが子をみたら、ママもハッピーな気持ちになることができますよ。自由にやることで学べることはたくさんあります。子どもの力を伸ばすためにも、親はぜひ見守る力を身につけていってください。(のりこ<フォークラス>)
2016年03月05日日立システムズは3月1日、サービスロボット、作業補助ロボット、点検業務などに活用できるドローンの導入コンサルティングから、アプリケーション開発、設置、運用・保守までをワンストップでサポートする「ロボティクスサポートサービス」の販売を開始した。同サービスでは、多言語対応のコンタクトセンター、全国約300カ所のサービス拠点などのサービスインフラと、さまざまな業種・規模の企業にIT サービスを提供してきた実績・ノウハウを活用し、ロボットを活用した新商品・サービスの開発、接客サービスの向上、業務効率化などを支援する。同サービスでは、サービスロボットとして、ソフトバンクの「Pepper for Biz」とALDEBARAN Roboticsの「NAO」を活用する。例えば、「Pepper for Biz」を活用した場合、顧客を認識して接客を行うようなアプリケーションを組み込むとともに、店舗スタッフへの操作説明・問い合わせ対応や、アプリケーションの定期的な改修、万一の故障発生時には店舗に予備機を配送して交換するなど、導入から運用・保守までを一貫して支援することが可能だという。作業補助ロボットとしてはイノフィスの「マッスルスーツ」を、ドローンとしてはエンルートの「Zion」を活用する。NAOを対象としたサービスの参考価格は、ヘルプデスクが月額1万5000円(50インシデント)から、キッティング・設置作業が1台当たり2万円から、アプリケーション開発は個別見積もりとなっている。
2016年03月02日DMM.com(DMM)、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)、Sansanの3社は2月23日、スマートロボットとクラウド名刺管理を組み合わせたコミュニケーション改革支援サービスの提供を開始すると発表した。同サービスでは法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」と人工知能を搭載したロボットを連携させ、ロボットがユーザーインターフェースとなり音声会話やメールなどによる情報の伝達に加え、職場のコミュニケーションを活性化させる役割を担う。さらに、顔認識機能により担当顧客に関連する情報や訪問時に役立つ知識など、利用者のニーズに合わせた情報発信をロボット側から行うことも可能で、データが蓄積されるほどSansanの顧客データベース管理、情報共有機能をより効果的に活用できる環境が整うという。また、同ソリューションの基盤にはマイクロソフトのパブリッククラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」、統合型CRMアプリケーションサービス「Microsoft Dynamics CRM Online」、統合型情報共有クラウドサービス「Office 365」を活用し、日々の企業活動における情報利活用、業務効率化の促進が可能になるとする。同サービスは2016年3月1日より予約の受付を開始し、トライアル実施などの要望にも随時対応する。3社は今回の協業に関して「企業が抱えるコミュニケーションの課題を解決に導き、テクノロジーを活用した次世代の働き方を企業に浸透させることを目指します。」とコメントしている。
2016年02月23日ルネサス エレクトロニクスは2月21日、ロボット専門店などを展開する「ツクモ」と共催の形で、ルネサス製マイコン搭載の電子工作ボード「GADGET RENESAS(がじぇるね)」を用いたロボットイベントを開催した。同イベントは、「自動で歩く昆虫ロボット 競技大会」と銘打たれたワークショップで、タミヤ製のリモコン操作型昆虫(クワガタ/カブトムシ)ロボットに、GADGET RENESASボードを搭載することで、自動化し、自分で障害物を避けながら進むロボットへと進化させよう、というもの。ルネサスでは、こうした手動ロボットの自動化を「覚醒」と呼んでおり、ロボット系イベントのキーワードにもなっている。すでに2015年12月および2016年1月にも、「ロボット覚醒プロジェクト」として、ロボットの組み立てやGADGET RENESASボード、センサの取り付け、ロボットが自動で動くための電気回路やプログラミングの基礎などのワークショップを行っており、延べ70名の親子が参加していた。今回のワークショップは、そうして作成されたロボットの競技大会として開催されたもので、各々の自慢のロボットを、さまざまな障害物が設置された全長180cmのコースで走らせ、いかにセンサを活用して障害物を避けつつ、ゴールするかを競うものとなっていた。参加数は20名で、参加ロボットは8体。小学生以上対象のイベントながら、その年齢層の中心は小学3年生ということであった。優勝(1位)を勝ち取ったのは、小学6年生の小林奈和さんの手による「うさぎさんチーム号」。デザイン賞を狙って、旗をつけるなどの工夫を施したほか、その重量増の克服のために、電池を従来の2個から3個に増やすことで、駆動能力を向上させるなどの工夫が施されている。また、開発ノートには、電気回路などがしっかり記されており、考えたうえでの工夫であることが見て取れる。また、準優勝(2位)にはGADGET RENESASのマスコットである金魚型にロボットを"覚醒"させた「メカルミ号」が、デザイン賞にはレゴブロックを使って、操縦士が運転しているように工夫が施された「みさき号」がそれぞれ受賞した。なお、ルネサス グローバルセールスマーケティング本部の岡宮由樹氏によると、「今回のプロジェクトの狙いは、意図しない動きをするおもちゃから、子供が新しい発見や発想をしたり、改造によって可能性を広げる過程から、自分のものへのこだわりを深めるなど、ものづくりに必要な気質を養うこと」とのことであったが、「我々の想定以上の工夫やデザインの成果を見ることができたことからも成功と言える。今後は、夏休みに大会を開くことを目標に、ロボットキットの販売やScratchへの対応などを図っていきたい」としており、今後のさらなる発展を目指すとしている。
2016年02月23日JR西日本とHAMOLOは、ビーコンを活用した「見守り位置検索サービス」の事業化に向けた試験運用を2月22日より開始すると発表した。このサービスは子どもや認知症高齢者の位置情報を、保護者や介護者等が専用アプリをインストールしたスマートフォンから確認できるもの。子どもや認知症高齢者にビーコンをを持たせ、駅や学校等に設置した「専用レシーバー」や「見守りアプリ」をインストールしたスマートフォンで、ビーコンの位置情報を把握する。両社は、サービスの事業化に向けて、昨年11月から実証実験を行い、駅改札付近での機器の動作等を確認。今回は、次のステップとして、駅や学校等に専用レシーバーを設置し、実際に本サービスを利用した上での機能の確認や課題の把握を行う。HAMOLOは、3月に見守り位置検索サービス「キンセイ」の端末、及びスマートフォン用アプリを2016年3月中旬にリニューアルする予定で、今回はこれを利用して試験する。キンセイ端末は、レシーバーを設置した施設(駅、学校など)を通過すると、PUSH通知やメールにて、その施設を通過した情報が見守り者に通知されるほか、アプリをインストールしたスマートフォンを持つサポーター(地域の見守る人々)と子供や高齢者がすれ違うことで、位置情報が記録される。そのほか、アプリ内で迷子情報をあらかじめ登録しておけば、公開ボタンを押すだけで、キンセイ端末を持った子供や高齢者の周囲にいるサポーターたちに保護を求めることが可能。試験運用は2月22日~3月下旬までで、JR神戸線住吉駅、摂津本山駅、甲南山手駅、神戸市立住吉小学校で行い、モニター協力は神戸市立住吉小学校に依頼する。
2016年02月22日●東芝の「TORNEO ROBO」が2代目にゴミ捨てが月イチで済むロボット掃除機「TORNEO ROBO」東芝ライフスタイルが2月に入って発売したロボット掃除機「TORNEO ROBO(トルネオロボ) VC-RVS2」(以下、VC-RVS2)。2014年9月に発売された「VC-RCX1」の後継であり、シリーズの第2世代にあたる。2015年はiRobotが自ら「史上最高峰」と謳う「ルンバ980」に続き、ダイソンも初のロボット掃除機「ダイソン 360 Eye ロボット掃除機」を発売。ますます熾烈な競争が繰り広げられるロボット掃除機市場において、東芝ライフスタイルも国内メーカーとして負けじと新製品を投入してきた。東芝ライフスタイルのTORNEO ROBOシリーズは、ロボットが集めてきたゴミを充電台に備えられた掃除機が吸い取るという独自機能がウリ。掃除のたびにロボット側のダストボックスが空になるため、毎回ゴミ捨てする必要がない。新製品のVC-RVS2もこの機能を踏襲。より高性能化するとともに、新たな機能も追加されている。ロボット掃除機として、どのようにバージョンアップしたのか、家庭で実際に使用してみた所感をまとめてみたい。○見た目は変わらないが……まずはロボット掃除機の外観を見てみよう。直径35cm、高さ8.7cmと大きさは前モデルと変わらず。他社製品と比べると、直径は標準的だが、高さは若干低めである。他社製品が高さ約10cmを基準にしているのに対して、VC-RVS2はそれよりも0.5~1cm低い場所まで潜り込めそうなスペックだ。VC-RVS2は、壁際や家具の足もとにたまったゴミを集めるためのサイドブラシを、前方の左右2カ所に備えている。サイドブラシは本体に直接ではなく、アームと呼ばれるパーツに取り付けられている。障害物に当たると内側へ引っ込むため、サイドブラシは家具の足もとギリギリまでアプローチできる仕組みだ。ブラシの長さも6.5cmと長くなった。前モデルとのちがいは外観にあまり出ていない。東芝ライフスタイルによると、モーターは毎分最大12,000回転から14,000回転へパワーアップし、吸引風量は1.5倍に向上した。走行では70以上の行動パターンがプログラムされている。壁や家具、ガラスといった障害物を検知する27カ所の超音波センサーと、ゴミ量を検知するセンサーを組み合わせて、その場の状況に応じた掃除パターンを選ぶ仕組みだ。VC-RVS2では前モデルに比べて移動速度が20%高速になり、掃除時間も短縮されている。●充電台がゴミを回収○ダストステーションの進化次に、充電台の役割を兼ねるダストステーションの進化について。12気筒のサイクロン機構「バーティカルトルネードシステムCLEAR」を新たに採用した。見た目も中身も、キャニスター型掃除機のサイクロン部分がそのまま搭載されたようなイメージだ。集めたゴミの約99%を排気から遠心分離して約1/5に圧縮するため、毎日使っても約1カ月はゴミ捨てが不要だという(1日にゴミ1gを吸引した場合。使用環境によって異なる)。ここまでは前モデルとほぼ同様だが、VC-RVS2で新たに搭載されたユニークな機能が「ダストポケット」だ。ダストステーション上部にあるダストポケットボタンを押すと、側面にある細長い吸引部からゴミを吸い取れる。棚などを掃除したフローリングワイパーやハンディモップをダストポケットに押し当てて、ホコリを吸い取るといった使い方を想定している。掃除用品のレンタルなどでおなじみのダスキンが提供している「スタイルクリーナー」と似たような機能を設けたかたちだ。●壁際ピッタリ○自宅で動かすさっそく自宅のリビングでVC-RVS2を動かしてみた。走行パターンはランダム型。部屋を縦横無尽に走り回り、何度も何度も往復し、時間をかけてていねいに掃除していくスタイルだ。自らの位置を把握しながら無駄なく動くタイプのロボット掃除機が増えてきていることを考えると、非効率と感じることも少なくはない。「いつ終わるんだろう?」と思ったこともあったが、真摯に掃除してくれているという感じで、それはそれで好感が持てた。同じ場所をちがう走行パターンで再び掃除してくれていたため、ゴミの取り残しも少ない印象だ。特に壁際や家具の足もとへのリーチには目を見張るものがある。壁際にピッタリと沿うようにゆっくり走行しながらゴミをていねいにかき出し、角では何度も左右に首を振りながら念入りに掃除をしているその真面目さにはちょっと感動。イスやテーブルの足もとにも、長いサイドブラシでしっかりとアプローチする。○電源コードが苦手?ここまでは「賢い!」と大絶賛だったのだが、この後に問題点もいくつか発覚した。最も気になったのは家電製品などのコードを引っかけやすい点。コード自体を巻き込みそうになった際には、回転ブラシが逆回転するので、そのままコードを吸い込んでエラーということはなかったが、サイドブラシにコードが絡んでしまって身動きがとれなくなってしまうことが何度かあった。その様子を観察してみると、サイドブラシのリーチ力に大きく貢献しているアーム部分がおそらく原因のようだ。アームが内側へ引っ込む際に生じるすき間などにどうしてもコードが引っかかりやすい。サイドブラシの取り付け位置が地面からわりと高い位置にあるのも原因として考えられる。VC-RVS2を動かす際は、コードをなるべくどけておくよう推奨されているが、空気清浄機など常設している電化製品も多い。そもそもVC-RVS2のダストステーションにだってコードはある。ユーザーが使用条件を整えるのもある程度必要だが、この点はやはりロボット掃除機自体で解決してほしい。コードだけでなく、すき間から抜け出せなくなるという問題も。本体幅35cmギリギリのすき間に入り込む際は、前方を押すようにして進むのでアームは内側へ引っ込む。そのため、スッとすき間へ入り込めるのだが、いざ出る際にアームがもとの位置に戻ってしまい、引っかかって抜け出せなくなる。身動きとれずにもがいているというケースがあった。人間からすると「ちょっと方向転換してバックすれば抜け出せるのに……」ともどかしく思うが、しばらく辛抱強く見守っていた。しかし、ひたすら力任せに動こうとしているだけだったので、ついにはリモコンから手動操作して助けだすことに。こうしたトラブルを防ぐためには、進入禁止エリアを仮想的に作り出す「バーチャルガイド」を置けばいい。現在は別売だが、標準で付属してくれたら助かる。入り込めない高さのすき間なら最初から諦めがつくが、エラーとなってしまうのは悲しい。不在時に部屋をキレイにしてくれるというところにロボット掃除機の魅力を感じている人も多いはず。掃除機としての性能の高さや多機能さだけでなく、"エラーを起こさずにしっかり動く"のがユーザーの満足度にもつながるだろう。今後の改良に期待したい。○あると助かる「マナーモード」少々不満点について書いてきたが、VC-RVS2には他にない気の利いた機能が多数ある。いずれも実用的で捨てがたいものばかり。たとえば運転音を小さくする「マナーモード」は、夜間にどうしても掃除してほしい場合に便利だ。手動で自由に動かせるリモコンも使い勝手がよく、万が一エラーになったときも役立つ。こうしたところはやはり日本の家電メーカーならではの強み。今後も追求していきながら、同時にロボット掃除機としての性能アップに期待したいところだ。
2016年02月20日キーエンスはこのほど、産業用ロボットに関する基礎知識を集約した「FAロボット.com」を公開した。製造業の現場では、省人化や作業効率向上を目的として、産業用ロボットを導入する企業が増加している一方で、ロボットの使い分けなど、専門知識を理解することが難しく、導入へのハードルが高いことが大きな課題となっている。これに対し、「FAロボット.com」では、「産業用ロボットとは」という基本的な情報のほか、業界ごとの産業用ロボット活用事例などを紹介。さらに、画像処理総合メーカーである同社の強みを活かした「ロボットビジョン」がもたらす具体的なメリットも解説されている。同Webサイトは、「産業用ロボットとは」「産業用ロボットの活用事例」「ロボットビジョンについて」が主な内容となっているほか、ロボットビジョンに関するPDF資料も、無料でダウンロードすることができる。今後は、製造現場でのロボットビジョンの導入事例などを追加していく予定だ。
2016年02月09日岡山大学はこのほど、ロボット制御知能3D-MoS(3 Dimension Move on Sensing)を搭載した「自律制御型水中ロボット3D-MoS/AUV(ももたろう岡大1号)」を開発し、実海域での嵌合実験に成功したと発表した。同成果は同大大学院自然科学研究科(工)の見浪護 教授の研究グループと広和によるもの。ももたろう岡大1号は従来型の遠隔操作型水中ロボット(ROV)に、複眼カメラと3D-MoS制御知能を搭載した長時間潜行/作業対応自立制御型水中ロボット。複眼動画像に対する実時間認識、水中対象物の3次元位置・姿勢自動認識、海底での自動充電、移動対象物の追尾制御を可能とする3D-MoS制御技術により、自動制御化を実現している。同研究グループは、2015年12月に和歌山県の実海域(水深4~5mの港内)での嵌合実験を実施。海流と波による振動を3D-MoS技術で抑制することで自動嵌合に成功した。今後、3D-MoS技術を搭載したロボットの開発が進めば、自動給電による長時間の自律化連続運転作業が行えることから、水中放射線汚染物の回収や深海底資源探査、機雷撤去などへの利用が期待される。
2016年02月09日バスキュールとプログレステクノロジーズは8日、iPad Proのタッチスクリーンと連動して動くロボット「タブレットボット・TABO」を発表した。iPad Pro専用に設計された、ステッピングモーター×2個を内蔵する自走型ロボット。3本の足によって自分の位置をiPad Proに伝達し、iPad Proのスクリーン上を自在に走行。物理的に動くTABOと、iPad Proのスクリーンの動きを同期させたコンテンツ開発が可能となっている。iPad ProとはBluetoothで接続され、最高移動速度は330mm/s、最高回転速度は1080度/sで動く。電源は内蔵バッテリで、充電用のmicroUSB端子を備える。連続動作時間は約30分。内蔵するLEDは、RGBの3色を17階調で調整できる。アプリはiPhone用の「TABO コントローラー」とiPad Pro用の「TABO アプリ」を用意。本体サイズはW32×D38×H37mm、重量は約35g。対応OSはiOS 9.1以降。なお、2016年2月26日に虎ノ門ヒルズで開催される「SENSORS IGNITION 2016」のエキシビション会場にて、実機デモが行われる予定。提供予定のデモコンテンツは、TABOがユーザーとスクリーン内のピンポンゲームで対戦する「TABO PONG」、ゲームを通じてプログラミングの概念を楽しく学べる「TABO MAZE」。また、□□□(クチロロ)の三浦康嗣氏を迎えて企画開発し、「00:00:00」のトラックに合わせて世界のニュースを語る音楽作品「TABO NOW」なども予定している。
2016年02月08日JALと野村総合研究所(以下、NRI)は2月9日~18日まで、サービスロボットを活用したサービス向上の実証実験を実施する。サービスロボットとは、工場の生産現場などで使われる「産業用ロボット」と区別されたオフィスや家庭で使われるロボットの総称。家庭向けの「お掃除ロボット」や危険な現場で活躍する「警備ロボット」、また、大手インターネット小売業の配送倉庫で活躍する「搬送ロボット」まで多岐にわたる。今回の実証実験は、羽田空港第1旅客ターミナルビル南ウィングのJALインフォメーションカウンターと保安検査場Cの前で行う。JALインフォメーションカウンターではサービスロボットと併設したデジタルサイネージ(電子看板)とを連動し、空港施設の案内や航空機の運航状況、行き先の天候・口コミ情報などを対話形式で利用者に提供する。また、保安検査場前での締め切り時間をアナウンスする業務において、空港スタッフが装着しているスマートウォッチからサービスロボットへ指示を送るほか、サービスロボットからの通知を空港スタッフが受けるといった、空港スタッフとサービスロボットが連携することで得られる効果を検証する。加えて、多言語(英語・中国語)による訪日外国人へのロボット活用の可能性も検証する。今回の実証実験は、NRIが進めている新たなビジネスやサービス共同創出のプログラム「NRI未来ガレージ」を活用し、JALとNRIが共同で新たな付加価値サービスの創出を目指して行う。NRIはサービスロボットを活用したシステムの開発を担当するほか、自然なユーザインタフェースに関する実用レベルの検証、および多様なセンサーやシステム間のインタフェースに関わる新しい開発手法の研究を行う。実証実験では、動きの自由度が高く多言語への対応が可能という観点から、仏アルデバラン社製ロポット「NAO」を使用する。JALは今回の実証実験を通じ、空港現場でのロボット導入における課題抽出や、デジタルサイネージなどの表示機器とは一線を画するロボット活用の意義検証を行い、サービスの新たな価値創造を目指す。それと同時に、空港スタッフの業務支援としての利用可能性も探索する。なお、羽田空港国際線旅客ターミナルでは現在、3月31日までの期間限定でNTTなど4社が「情報ユニバーサルデザイン高度化」の共同実験を実施している。
2016年02月08日人工知能を活用することで英語教育を可能としたロボット「Musio」の開発を手がけるAKAは2月5日、成基およびGLOBAL VISIONの2社と 「教育効果の実証実験並びに教材開発実施に関する協力覚書(MOU:Memorandum of Understanding)」を締結したと発表した。今回のMOUは、2016年6月に予定しているMusioの正式販売前に成基およびGLOBAL VISIONが日本で蓄積してきた英語教育に関する知見やノウハウをもとに、 Musioを日本の英語教育向けに最適化していくことを目指したもの。具体的には、 成基が運営する英語学童教室「GKC(グローバルキッズ倶楽部)」ならびに個別指導塾「ゴールフリー」などにおけるMusioのパイロット導入および実証実験を通じて、 Musioを活用したより効果的な学習方法を開発するとしている。 また GLOBAL VISIONは、 実証実験で得られた知見をもとにAKAと共に英語学習コンテンツの開発を行い、同社のネットワークを通してMusioを公的・私的教育的機関へ販売する予定としている。なお、MusioはすでにAKAのWebサイトにて予約受付を開始している。
2016年02月06日「セクシーロボット」シリーズ、ソニーの「AIBO」のコンセプトデザインなどで知られるイラストレーター、空山基(HAJIME SORAYAMA)の新作個展「女優はマシーンではありません。でも機械のように扱われます。」が1月30日より、渋谷のギャラリーNANZUKAでスタートした。空山基はエアブラシを駆使したイラストレーションで、70年代よりフリーのイラストレーターとして活動を開始。78年のサントリーの広告を最初に、80年代を代表するエアブラシ手法で知られ、女性美をメタリックなロボットやフェティッシュな表現で国内のサブカルチャーシーンのみならず、海外でも伝説的な存在。1999年にはソニーのAIBOでグッドデザイン賞、メディア芸術際グランプリを受賞し、初代AIBOはスミソニアン博物館&MOMAのパーマネントコレクションに収蔵されている。海外のアートスクールでは空山の作品の制作過程を図解した作品集が教科書として使用されていることも多く、ハイパーリアリズムの巨匠。エアロスミスの「Just Push Play」のCDジャケットのカバーが有名だが、ア ベイシング エイプ、ナイキ、 ビームス、ステューシーなどとのコラボでも知られ、ファッション界でもファンが多い。今年1月に行われたピッティ・イマージネ・ウオモ89でも、韓国人デザイナーのジュン・Jが空山基をメインテーマとしたコレクションをランウェイショーで発表。グラフィティアーティストのKAWSとのコラボフィギュアなど、ストリートアート、ネオ・ジャポネスクのブームと共に、海外での再評価が高まっている。今回の展覧会では、空山が敬愛するマリリンモンローをロボットとして書き起こした新作ペインティング10点と、立体作品のセクシーロボットを等身大、1/3スケールの2体が展示されている。【イベント情報】空山基新作個展「女優はマシーンではありません。でも機械のように扱われます。」会場:NANZUKA住所:東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビルB1F会期:1月30日~3月5日時間:11:00~19:00休館日:毎週月曜日、日曜日、祝日料金:無料Text: 野田達哉
2016年02月02日神奈川県は1月25日、生活支援ロボットの実証実験を行うと発表した。同県では「さがみロボット産業特区」を設けており、生活支援ロボットの実用化・普及を通じた「地域の安全・安心の実現」を目指している。2015年5月に「ロボット実証実験支援事業」の公募を実施し、3件の実証実験を1月26日~31日、2月1日~10日、2月16日に行う。なお11日には、先行して2件の実証実験も発表されている。○実証実験11つ目の実証実験は「バイタル感知センサー」で、ミオ・コーポレーションによるもの。マイクロ波を照射して、被介護者の体表の動き(運動量)をセンシングし、脈拍・呼吸に選別して計測する。脈拍・呼吸の異常や離床を検知した場合に、介護者へ通知する機能も用意する。体表の動きから脈拍・呼吸を抽出するには、対象者ごとに最適なパラメーターを調整し、計算処理を行う必要があるため、実証実験で複数の高齢者のデータを収集し、それぞれのパラメータを洗い出して共通点などを検証するという。合わせて、体表の動きと行動記録表の記載を比較し、計測の正確性を確認する。○実証実験22件目の実証実験は、「屋内移動支援ロボット」で安川電機によるものとなる。ロボットは、屋内での移動、特にトイレで必要となる動作をサポートする。立ち座りアシスト機能や自動ブレーキ機能、コンパクト旋回機能、操縦機能などを搭載する。この機能を活用することで、各動作の筋力負担や姿勢負担などが、どの程度軽減されたと感じるかについてヒアリングを行い、さらなる開発に応用するとしている。○実証実験33件目の実証実験は、排泄の自立支援を行う水洗トイレロボットで、積水ホームテクノによるものとなる。このロボットは居室内に設置・使用するもので、移乗・姿勢保持を補助する可変式アームレストや、移動キャスタを備える。リモコン操作でポンプ駆動と電磁弁の開閉を行って、汚水・臭気を真空で排出するほか、「大」「小」ボタンの操作記録も行う。実験では、プロダクトデザイナーや理学療法士などが、従来のものと比較して、移乗などの要素動作を試し、使いやすさなどについてヒアリングを行うという。
2016年01月26日営業課題解決サービスを提供するソフトブレーンは1月25日、ソフトバンクロボティクスと仏ALDEBARAN Robotics SASが共同で開発する人型ロボット「Pepper」を使った受付システム「eレセプションマネージャー」を開発したと発表した。同社では2015年8月にロボットを使った営業活動データの新しい活用方法を模索するため「ロボティクス推進チーム」を設立。eレセプションマネージャーは同チームの最初の開発プロダクトとなる。新システムは単なる受付システムではなく、スケジュール・名刺・顧客管理ができ、顧客情報とPepperが連動し、個別に来客対応をする。スケジュールに登録するだけで、来客時にPepperのタッチパネルにアポイント情報が表示され、それをタッチすることで受付対応と来客履歴の登録、担当者の呼び出しまで完了する。また、担当者が来るまでの間、顧客ごとにコミュニケーションをとることができ、その内容も担当者にリアルタイムに通知されてアイスブレイクの話題を提供していく。販売開始日や価格などの詳細は、引き続きソフトバンクグループと協議を進め、決まり次第別途発表する方針だ。
2016年01月25日エコバックスジャパンは12日、窓用ロボット掃除機「WINBOT W930」(以下、W930)を発売した。エコバックスダイレクトでの直販価格は税別59,800円。WINBOTシリーズは、スイッチを入れると真空ポンプで強力に窓に張り付き、高い場所も自動で掃除する窓用のロボット掃除機。新製品であるW930は、清掃用のモップ部と窓を移動する動作部が独立した「スマートドライブシステム」を採用。これにより、窓掃除にかかる時間を短縮できた。モップの面積は従来の「W710」「W730」に比べて2倍以上に拡大したほか、水汚れをかき出すワイパーを360度に配置することで洗浄力がアップ。さらに、掃除を一時停止した場合は、未掃除部分から掃除を再開するレジューム機能も搭載している。本体サイズはW307×D307×H124mm、重量が2.3kg。幅60cm以上、高さ35cm以上、厚さ3mm以上の窓で使用できる。フレームのない窓にも対応。ただし凹凸のある窓では使えない。リモコンとスーパークリーニングリキッド(専用の洗剤)、そして安全ポッドが付属する。
2016年01月12日