ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』の主題歌「Presence」を手がけたことで、改めてその音楽的センスと才能に多方面から注目が集まったトラックメイカーでMPCプレイヤーのSTUTS。自身の制作はもとより、他アーティストへの楽曲提供なども精力的に行ってきた彼が、4年ぶりとなるフルアルバム『Orbit』をリリースする。「自分は自分でしかいられない」。その思いを18人の豪華客演陣と表現。「前作を作り終えた頃から、次のフルアルバムをどうしようかとずっと考えていたんです。そのテーマが、『Contrast』(’20年発売のミニアルバム)を作っている最中に、ふわっと思い浮かんで。そこから『Orbit』というタイトルを思いついて、あとは一気にアルバムの組み立てができたという感じです」今作を貫くテーマとなっているのが、“結局、自分は自分でしかいられない”ということ。「『Orbit』というタイトルは、なんとなく同じところをぐるぐる回っていて、その間、光が当たっている時もあれば、闇に呑まれる時もある。その繰り返しで、変わっているようで自分の芯は変わらない、というより変わりようがないんだっていう考えから思いつきました。フルアルバムは、その時どきに感じたことがパッキングされたようなもの。スパンの長い日記みたいな感じです」そのテーマのもとに18人の豪華客演陣がリリックを手がけ、ビートに乗せる。今作には、5lackやJJJ、BIMなど、STUTS作品おなじみの顔ぶれから、初コラボのアーティストもいる。「お声がけするのは、自分がすごく好きなアーティストさんです。あとはトラックを作った時に『これにはあの人の声が合うな』みたいなところも考えます。例えば今回初めてコラボしたAwichさんの『タイミングでしょ』は、2年くらい前にAwichさんが自分のスタジオに来てくれた時に原型ができた曲です。それが今回のアルバムにぴったりだと思ったので、ギターやトランペットを足したり、トラックをブラッシュアップしたりして収録しました」また、注目はDaichi Yamamoto、Campanella、Ryugo Ishida、北里彰久、SANTAWORLDVIEW、NENE、仙人掌、鎮座DOPENESSの総勢8人による「Expressions」。「このトラックができた時に、マイクリレーができたら絶対に楽しいだろうなと思ったんです。それで誰にお願いしようかと考えた時に、曲のタイトルが『Expressions』なので、表現することとか、表現せずにいられない、というテーマに合致する方がいいなと。全員ラッパーさんでいくのもありだったんですけど、途中でメロディが入ったら面白いかも、みたいなことを考えて、北里彰久さんにもお声がけさせてもらいました」実は、プレイヤーとしての初期衝動はトラックメイカーではなくラッパーだったというSTUTSだが、『Contrast』からラップとボーカルに取り組み、今作でも2曲でその歌声を聴くことができる。「『Driftin’』は、遊びで作ったトラックにこういうボーカルが乗るといいかも、と自分でふにゃふにゃ歌っているうちにできた曲です。歌詞は、16曲目でもご一緒したKMCさんと一緒に作りました。17曲目のアウトロまでいろいろやりきった感があるので、最後の『Driftin’』はボーナストラック的に聴いてもらえたらと思っています」今作では、初めて全曲のミックスを自身で行ったという。「アルバムのテーマ的にも、自分で完結したいという思いがあったんです。自分としては、曲間や流れも含めていろいろ考えて作ったので、最初から最後の曲まで通して楽しんでもらえたら嬉しいです」3rdフルアルバム『Orbit』は10月12日発売。初回限定盤のBlu‐rayには、昨年、新木場「STUDIOCOAST」で行われたワンマンライブの模様が収録されている。【初回限定盤(CD+Blu‐ray)】¥5,170【通常盤(CD)】¥2,970(Newhere Music)スタッツ1989年生まれ、愛知県出身。2016年に1stアルバム『Pushin’』、’18年に2nd『Eutopia』をリリース。近年はバンドセットでのライブも盛況で、昨年はフジロック、今年はサマソニへの出演を果たす。※『anan』2022年10月12日号より。写真・Nae.Jay取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2022年10月11日森七菜、奥平大兼が共演する映画『君は放課後インソムニア』が2023年に公開することが決定。監督をテレビドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(21)の池田千尋が務める。原作は、2019年より「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて連載中、「富士山さんは思春期」「猫のお寺の知恩さん」で一瞬のきらめきのような思春期を描ききったオジロマコトが手掛ける同名漫画。石川県七尾市を舞台に、不眠症に悩む高校生・中見丸太(なかみ・がんた)が、文化祭の準備を抜け出して入った物置になっている天文台で、同じく不眠症の曲伊咲(まがり・いさき)と出会うことから始まる青春ストーリー。2019年に放送されたNHKの情報番組で「大人だってキュンキュン心が潤う青春漫画」と大絶賛され、「KANA-BOON」のフロントマン・谷口鮪やお笑い芸人のケンドーコバヤシもテレビ番組でおススメの青春漫画として紹介するなど、各方面から熱い眼差しが注がれる注目の作品。2023年に放映予定のTVアニメ版はライデンフィルムが制作、若手気鋭の池田ユウキが監督を務め、すでにアニメファンからは放送を待ち望む声が高まっている。W主演を務めるのは、2019年の映画『天気の子』(新海誠監督)でヒロイン・天野陽菜の声を務め、是枝裕和監督が総合演出・脚本を担当したNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」(22)で主演を務める森七菜。不眠症に悩む女子高生・曲伊咲を演じる。そして、同じく眠れない夜を過ごし、偶然にも天文台で伊咲と出会う男子高生・中見丸太を演じるのは、『MOTHER マザー』(20)で第44回日本アカデミー賞新人俳優賞、第63回ブルーリボン賞新人賞など新人賞を総なめし、第72回ベルリン国際映画祭でアムネスティ国際映画賞を授与した『マイスモールランド』(22/川和田恵真監督)で聡太役を演じたことも記憶に新しい奥平大兼。映画の主演は自身初となる。いま最も注目を集める若手俳優の2人が、物語の舞台でもある石川県七尾市を中心に撮影を敢行。訪れの早い夏空と、海や山に囲まれた土地に流れる空気感の中、初々しさと芯の強さを兼ね備えた若き才能が池田監督演出のもと、細かく揺れ動く主人公の心情を体現していく。池田監督は、黒沢清監督と共同脚本を務めた『クリーピー 偽りの隣人』(16)や、『空に住む』(20)では青山真治監督と、また『Red』(20)で三島有紀子監督とそれぞれ共同脚本を担当するなど脚本家として活躍する一方、昨年放送されたテレビドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」で第59回ギャラクシー賞テレビ部門での優秀賞受賞や日本民間放送連盟賞など数多くの賞を受賞し、次回作が待ち望まれる監督となっている。W主演・森七菜×奥平大兼のコメント到着森 七菜/曲伊咲役中見や伊咲をはじめとする魅力的なキャラクターが過ごす時間は自分にとって憧れや理想のようなもので学生時代からずっとファンでした。もしこの作品を実写化するなら絶対参加したい。という気持ちが当時からありました。お話をいただいた時は驚きと、撮影が待ち遠しくてたまりませんでしたが、石川県七尾市での1ヶ月は想像を遥かに超える魅力的な毎日でした。とにかく景色が美しく、キャストのみなさんは漫画から飛び出てきたようで、私には眩しすぎました。あの子達が歩いた道を、みんなで辿ってきました。とにかく原作を大切に抱いて進んだ1ヶ月でした。16歳のちっぽけな輝きが大きなオーラを纏う、そんな瞬間を感じていただけると思います。奥平大兼/中見丸太役まず一番最初にこのお話を聞いて台本を読んだとき、僕が演じる中見丸太だけでなく、登場人物全員に惹かれるものがありました。物語の雰囲気も色があって、とてもお芝居するのが楽しそうだなと思っていました。そしてクランクインして石川県の七尾市にお邪魔させていただいて、地域の皆さんがとても優しく、温かくて、すぐに七尾市が好きになりました。自分の学生生活では体験出来なかった事を撮影を通して体験でき、他のキャストの皆さんもほんとにそのキャラクターが存在してるかのようにピッタリで、お芝居するのも楽しかったです。2023年にはアニメも放送されるということで、“君ソム”の世界を漫画、アニメ、そして実写映画とそれぞれの良さを楽しんでいただけたら嬉しいです。池田千尋監督この夏、七尾市という海沿いの街で、伊咲と丸太と共に生きました。森七菜さんと奥平大兼くんは、私の想像など軽々と超えて大きく膨らみ、伊咲と丸太として生きた時間をカメラに焼き付けてくれました。原作に感じた、今この瞬間にしかない奇跡のようなものが、二人が体現することで本当になっていく。そんな日々から生まれた映画です。世界へ繋がる扉を開こうと、もがき駆け抜けた伊咲と丸太の物語が、多くの人へとさらに繋がり開いていくことを願います。『君は放課後インソムニア』は2023年、公開予定。(text:cinemacafe.net)
2022年09月07日見た人が思わず感想を語り合いたくなるような、今までにないドラマを次々と世に送り出す佐野亜裕美さんに、根掘り葉掘りインタビュー。“面白いドラマ”が生まれる源とは?テレビドラマプロデューサー佐野亜裕美さんに尋ねるドラマの作り方。ドラマ作りは自分が本当にやりたいと思うかが第一。最近、話題になっているドラマや映画のクレジットに、女性クリエイターの名前を見る機会が増えていて、その活躍と勢いが感じられる。なかでも佐野亜裕美さんは、秘密を抱えた男女4人のコミカルな会話劇で視聴者を惹きつけた『カルテット』や、旧来的な枠組みに囚われない登場人物たちの関係性や生き方に共感が広がった『大豆田とわ子と三人の元夫』(以下、大豆田とわ子)、SFに現実社会の歪みが投影された『17才の帝国』など、ドラマ好きの間で語られることの多い作品を手がけてきたプロデューサー。ドラマ作りの根幹となる企画を考える立場でもあるが、その選定はどのようにしているのだろう。「気になる題材は常に自分の中に複数あって、そのどれが花開くのかは、作家さんなど人との出会いや、自分の人生のステージによっても変わってきます。でも一番大きいのは、それを自分が本当にやりたいと思うかどうか。私はドキュメンタリーを見るのも好きなのですが、そこで取り上げられていた問題を、ドラマのテーマとして掘り下げることもあります。これまであまり注目されてこなかった問題が、より多くの人に伝わるように、切り口を“面白く”工夫する。それはエンタメだからこそできることだと思います」自分がやりたい企画をもとに、佐野さんは脚本家とたくさんの意見交換を行うが、その結果、物語のカギとなるエピソードが生まれることもしばしば。坂元裕二さんと初めてタッグを組んだ『カルテット』にもそれはあり、SNSでも話題になったあるシーンは、佐野さんの体験談が元になっている。「唐揚げにレモンをかけるのが当たり前かどうか、登場人物たちがモメる場面です。私の場合は水餃子にパクチーみたいな話だったんですけど、こういう個人的な経験が、作家の手によって広く届くようなエピソードになることがある。心に響く物語って、万人向けみたいなところからは生まれなくて、むしろ個人的であるほど強いと思うんです」坂元さんと2度目のタッグとなった『大豆田とわ子』にも、個人的な経験が生かされている。「ヒロインのとわ子には、かごめという親友がいるんですけど、かごめのモデルになったのは、私の仲のいい友人です。彼女は美人でオタク。たぶん結婚する気がなくて、本人はそれでいいのに、周りからは『早く結婚しなよ』とか言われてしまう。すごく生きづらそうだなと思ったんです。そういう話を坂元さんにして、彼女が生きやすくなるような社会になってほしいという思いを伝えたら、それをどう表現できるか考えて、キャラクターに込めてくれました」確かにかごめは“誰もが恋愛するもの”という考え方の加害性を、浮き彫りにするような存在だったといえる。そんな作風とはガラリと変わるのが、『17才の帝国』。「もともと“アニメと実写の間のようなSFを作る”というコンセプトがあったので、それまで私が作ってきたドラマらしさみたいなことをあえて外した作品です。17歳の少年・真木が、AIによって実験都市の総理に選ばれるという物語ですが、真木の理念は、このキャラクターならこう考えるだろうという、あくまで劇中での思考実験の結果。そこに作り手の『こんな国になってほしい』みたいなメッセージは込められていませんし、この作品に限らず、登場人物に自分の思いを代弁してほしい、みたいなことは全然ないんです」万人ではなく実態のある誰か一人に届いてほしい。佐野さんが何を描きたいかというと、それは、「単純に言語化できない問題意識や、ひと言では表せない複雑な感情」なのだという。「連続ドラマは、10話とかある程度長い時間をかけられるからこそ、そういう繊細な部分も描き切れると思うんです。単純なメッセージを伝える、というようなことはあまり考えたことがありません」ただ繊細ゆえに、視聴者に気づいてもらえないこともあるのでは。「どう受け取られるかは自由なので、たとえ気づいてもらえなくても、残念に思うことはありません。でも一つだけ、これを達成できたら御の字という目標があって、それは“一人でいいから、何か届いた”と実感できること。例えば『大豆田とわ子』は、生きづらそうにしている友人が、面白がってくれたらいいなと思って作ったし、『17才の帝国』は、若い人に政治に興味を持ってほしいと思って作ったんですけど、私の友人の小学2年生の子どもが、これを見て、『総理大臣って何をする人?』とか聞いてくるようになったと。もうそれだけで、このドラマを作った意味があると思います」そんな佐野さんが新たに取り組んでいるのは、実際の冤罪事件をモチーフにした社会派ドラマ『エルピス』。10月期に放送開始予定で、脚本は朝ドラ『カーネーション』などで知られる渡辺あやさん。「5年ほど前から渡辺さんと温めていた企画ですが、題材となっている冤罪事件を初めて知った時の衝撃が大きくて、これはフィクションで伝えるべきではと。今作でプロデューサー人生悔いなしと思うほど頑張って作っているので、ぜひ見てもらえたら嬉しいです」SNSが考察で沸いた、大人の恋愛×ミステリー。TBS『カルテット』(2017)松たか子、松田龍平、満島ひかり、高橋一生が演じるのは、それぞれ弦楽器をたしなむ演奏家。4人は偶然出会い、カルテットを組むことになるが…。「伏線というより、坂元さんは当て書きの方なので、役者さんの芝居で描きたいものがどんどん変わっていくんです」とわ子と身近な人たちとの緩やかな関係が心地いい。カンテレ『大豆田とわ子と三人の元夫』(2021)ヒロインは、松たか子演じるバツ3のとわ子。元夫たち(岡田将生、角田晃広、松田龍平)との緩やかで愉快で、時に面倒くさい関係が愛おしいドラマ。かごめを演じるのは、市川実日子。「『カルテット』以降、坂元さんとまた一緒にドラマを作りたいと話し続けて実現」社会を変える可能性への気づきを、若者に提示。NHK『17才の帝国』(2022)NHKが世界への発信を目的に制作したドラマ。脚本はアニメでの活躍が知られる吉田玲子。主演は神尾楓珠。「この作品で、若い人が政治に興味を持ってくれたらいいなと思うと同時に、政治に主体的に関わることで、社会を変えられる可能性があることも提示したかった」さの・あゆみ1982年生まれ、静岡県出身。テレビドラマプロデューサー。2006年、TBSに入社後『99.9‐刑事専門弁護士‐』『カルテット』など手がける。’20年にカンテレへ移籍し『大豆田とわ子と三人の元夫』をプロデュース。次回作『エルピス』は、カンテレ・フジテレビ系で10月放送予定。長澤まさみ、眞栄田郷敦、鈴木亮平ほか。※『anan』2022年8月10日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)イラスト・Green.K取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2022年08月04日「Mother」「Woman」「大豆田とわ子と三人の元夫」など、数々のヒットドラマを書き下ろした脚本家・坂元裕二とその製作陣が新たに描く土曜ドラマ「初恋の悪魔」が7月16日(土)よりスタート。林遣都と仲野太賀がW主演し、さらに松岡茉優、柄本佑という人気俳優の共演で早くも話題を呼んでいる。物語の舞台は、境川警察署。失態をして停職処分中の刑事・鹿浜鈴之介(林遣都)、総務課・馬淵悠日(仲野太賀)、生活安全課・摘木星砂(松岡茉優)、会計課・小鳥琉夏(柄本佑)という4人がひとりひとり、こじれた事情を抱えながらも刑事とは違った感性と推理で難事件を解明する。友情や恋が芽生えるだけでなく、やがてより大きな真実と運命に飲み込まれていく、ミステリーで、コメディーで、そしてラブストーリーでもある青春群像劇(?)となるらしい。10代のころからお互いを知る林さんと仲野さんに、松岡さんと柄本さんの初共演など、それぞれのケミストリーが楽しみな俳優たちが、クセ強めのキャラクターを演じ、ひと筋縄ではいかない展開を予感させている。★林遣都「デビューの頃から知っている太賀と一緒」停職処分中の刑事・鹿浜鈴之介を演じる林さん。15歳の時に家に引きこもり、シャーロック・ホームズに憧れたのを皮切りにミステリー小説を読みあさり、凶悪犯罪オタクの推理マニアに。やがて刑事になったものの、思い描いていた捜査とは違う。もしかして自分が憧れていたのは刑事ではなく、凶悪犯人だったのではないか、というやばい考えまで頭の中をよぎりはじめている。最近は挙動不審で奇異な行動を見せる隣人の森園(安田顕)を嬉々として観察している、という少なからず闇を感じさせるキャラクター。林さんは1990年12月6日生まれ、滋賀県出身。主演映画『バッテリー』(07)で俳優デビューし、仲野さんと共演した。2018年のドラマ「おっさんずラブ」の牧役で広く注目を集めたほか、「HiGH&LOW」シリーズ、映画『闇金ウシジマくん』『しゃぼん玉』『犬部!』『私をくいとめて』などで多彩な役柄をこなしてきた。NHK連続テレビ小説「スカーレット」で共演した大島優子との結婚も話題となった。坂元さんによる「朗読劇2021」にも参加したが、今回の役柄は坂元さんがあて書きしたという。「普段、心に隠している部分、出さないようにしている部分、そういう僕の本質や、いろんなことを坂元さんには見抜かれているんだなって思いました(笑)」と林さん。また、仲野さんによれば、「遣都くんって何回売れるんだよ!」と同世代の俳優の間でよく話題になるとか。「今回の林遣都って僕の中で第4章くらいになるんです(笑)。『バッテリー』から始まって、そのあと『火花』『おっさんずラブ』があって、『いつまで売れ続けるんだろうな、この人』っていう感じですごいなと思っています」と明かしている。★仲野太賀、林遣都とのW主演は「光栄」仲野さんが演じるのは、総務課の馬淵悠日。総務課は暑中見舞いはがきの作成・送付から、コピー用紙の補給も電球の交換も任される、捜査とは無縁の仕事だ。刑事だった優秀な兄(毎熊克哉)を亡くしている。悠日は自分自身に期待をしておらず、出世も興味なし。自己犠牲型の平和主義者。そんな中、署長の雪松(伊藤英明)から鹿浜鈴之介の監視を命じられることに。「おまえなら相手も油断するはずだ」と言われるのだが…。1993年2月7日生まれ、東京都出身の仲野さん。林さんのデビュー映画『バッテリー』撮影当時は、林さんが14~15歳、仲野さんが12~13歳だったそう。「こうやって並んで主演でやらせてもらえる時がきたのは光栄」と感慨深げだ。2012年の映画『桐島、部活やめるってよ』では“桐島”と同じバレー部で、桐島の突然の退部に翻弄される1人を演じた。2016年、今作「初恋の悪魔」の水田伸生監督が手がけた宮藤官九郎脚本のドラマ「ゆとりですがなにか」の“ゆとりモンスター”・山岸役が大反響を呼び、スピンオフ「山岸ですがなにか」も生まれるほどに。「今日から俺は!!」「この恋あたためますか」から映画『南瓜とマヨネーズ』『泣く子はいねぇが』『すばらしき世界』などまで縦横無尽にこなし、現在、主演ドラマ「拾われた男」がNHK BSプレミアムにて放送中、ディズニープラスにて配信中と波に乗る。今作には、「この先、全話を通してこの役(悠日)の奥行きが見えてきて、膨らんできて、入り口と出口が違うような人間になっていくのかな、と思っています。とにかく坂元さんの描く人間は熱いので、それがとても楽しみ」と期待を込める。★松岡茉優、坂元脚本には「必ず答えが入っている」松岡さんが演じる摘木星砂は、生活安全課で万引きなどを担当する刑事。かつては県警捜査一課に所属し、果敢に凶悪事件にも向き合ってきたこともあってか服装はいつも同じスカジャンスタイルで、言葉使いも乱暴でぶっきらぼう。しかし、実はそれは彼女の本当の姿ではなく…。1995年2月16日生まれ、東京都出身。2008年より「おはスタ」のおはガールを務める。『桐島、部活やめるってよ』で校内一の人気女子の“親友”役で注目を集め、以降も連続テレビ小説「あまちゃん」やドラマ「コウノドリ」、映画『ちはやふる』シリーズ、『万引き家族』『蜜蜂と遠雷』『騙し絵の牙』などに出演。2017年、大九明子監督のもと初主演を務めた『勝手にふるえてろ』が第30回東京国際映画祭観客賞を受賞し、松岡さん自身も「東京ジェムストーン賞」を受賞した。坂元脚本のドラマは「問題のあるレストラン」(15)以来2度目。「役作りにおいて、坂元さんの脚本の中には、必ず答えが入っている」と言い、今作の「星砂という役にもとことん向き合おうと思います」と意気込みを語る。柄本さんとは初共演となるが、「林遣都さんとは18歳のときに時代劇(『銀二貫』)でご一緒したのが初めてで、錚々たるキャストの中で、若くして主演を務められていて、その中で座長としての勇ましさを感じていました」と松岡さん。「仲野太賀さんとは、16歳の時に初めて共演して、縁が深くて、もう3、4回ご一緒していると思います」と、旧知の仲。林さん演じる鈴之介と恋が生まれる可能性もあるらしい!?★柄本佑が演じると、役が「生き生きして血がめぐる」メインキャストの最後の1人は、偏屈で堅物の会計課の職員・小鳥琉夏を演じる柄本さん。刑事たちの精算にも非常に厳しい。その一方で空想癖もあり、よく持論を説くところがあるので署内ではやや敬遠されている。そんな折、自分の話をいつも真剣に、親身に聞いてくれる新人刑事・渚(佐久間由衣)に想いを寄せるようになる。1986年12月16日生まれ、東京都出身。柄本明&角替和枝を両親に持ち、弟・時生は名バイプレイヤー、妻は安藤サクラという俳優一家。2001年、オーディションから選ばれた主演映画『美しい夏キリシマ』が高く評価され、数々の映画に出演し、連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」や「心の傷を癒すということ」、映画『きみの鳥はうたえる』ほか、舞台でも広く活躍。特に2020年、吉高由里子主演「知らなくていいコト」で人気を掴んだ。今年も「ミステリと言う勿れ」『ハケンアニメ!』『犬王』など活躍し、庵野秀明監督による『シン・仮面ライダー』(2023年3月公開予定)にも出演する。林さんにとって柄本さんは「尊敬する先輩」だと言い、仲野さんも「きちんと共演するのは初めて」という。「佑さんがこれまで演じてきた役は、他の方では想像が出来ない印象があって、佑さんがやるとその役が生き生きして血がめぐる感じがしていました。今回演じられる小鳥琉夏役もとても楽しみです」と初共演の松岡さんも語るように、今作でも柄本さんにしかできないキャラクターを作りあげてくれそうだ。第1話あらすじとある病院に長期入院中の少年・新(柴崎楓雅)が病院の中庭で遺体となって発見された。飛び降り自殺かと思われたが、新と同室だった入院患者の少年・大希(高橋來)が事情聴取で、新は担当医師の堂島(川原田樹)に殺されたと証言。その後、大希は病状が悪化して危篤状態に陥った。新の死は、医師による殺人の可能性も出てきた。境川警察署の総務課職員・悠日(仲野太賀)は署長の雪松(伊藤英明)から、ある失敗をして停職処分中の刑事・鈴之介(林遣都)の監視を命じられる。刑事だった悠日の兄は、捜査中の事故で殉職したのだが、雪松は鈴之介がその死に関わっているかもしれないと告げる。思いがけない命令で、悠日は鈴之介の家を訪ねることに。鈴之介は大きな洋館に一人で住んでいた。悠日は、署内で行っているアンケート調査と称して鈴之介から話を聞く。過去に起こった世界の猟奇的犯罪について、熱っぽく語る鈴之介。彼は、凶悪犯罪愛好家の推理マニアだった。そんな折、悠日は会計課の琉夏(柄本佑)から、頼みごとをされる。現在所轄で捜査中の病院での転落死事件の真相を突き止めてほしいというのだ。そんな中、刑事課の新人刑事・渚(佐久間由衣)に密かに心を寄せる琉夏は、刑事課内でポンコツ扱いされる渚に手柄を立てさせたいと考えたのだった。突拍子もない申し出に、またしても戸惑う悠日。彼は断ろうとするものの、鈴之介のことを思い出す。悠日は、琉夏を連れて鈴之介の屋敷を訪ねる。事件の概要を聞いた鈴之介は、医師がシリアルキラーである可能性が高いと興味津々。3人は、捜査会議を始めるが…。悠日と琉夏は独自で捜査するため、捜査資料管理室に侵入。すると、なぜか生活安全課の刑事・星砂(松岡茉優)がいた。悠日と琉夏は、星砂も病院の転落死事件を調べていると思い込み、彼女に協力してほしいと頼む。かくして、捜査権のない4人が事件解決に乗り出した。少年の転落死は自殺なのか、それとも殺人なのか?事件の裏に隠されていた秘密とは!?そしてこの妙な4人の組み合わせが、思いがけない事態を巻き起こしていく――。「初恋の悪魔」は7月16日より毎週土曜日22時~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年07月16日穏やかな笑顔のこの方は、ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』のエンディング曲を作ったSTUTSさん。音楽ファンに“天才”と目されてきた存在が、一般層からも注目を集めています。STUTSさんは、ヒップホップのトラックメーカーであり、MPCプレイヤー。その名を広く知られるきっかけとなった初期の名曲「夜を使いはたしてfeat. PUNPEE」(’16年)といった自身の楽曲制作はもとより、他アーティストのプロデュースや、テレビ、CMへの楽曲提供など多方面で才能を発揮。最近はなんといっても作編曲・楽曲プロデュースを手がけたドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』のエンディング曲「Presence」が大きな話題に。――STUTSさんはMPCという機械を使って作曲や演奏をされていますが、そもそもMPCとはどういったものなのでしょう。STUTS:サンプラーと呼ばれる機械の一種で、ヒップホップのビートや、ハウスとかテクノとかクラブミュージックを作る時によく使われるものです。曲を作るための機械なんですけど、演奏にも使えるので、僕はそれで演奏もしている、という感じです。――音楽には、子どもの頃から親しんでいたんですか?STUTS:そうですね。でも、音楽をすごく好きになったのは、やっぱりヒップホップと出合ってから。小6とか中1の頃で、友達が貸してくれたCD‐Rに、CHEMISTRYさんの曲(「BROTHERHOOD」)が入っていたんですけど、そこにラッパーのDABOさんがフィーチャリングされていて。その時に初めてヒップホップに触れたので、「何だこれは!」という感じで、しばらくこの曲ばっかり聴いていました。それから日本のコアなヒップホップとかアメリカのヒップホップも聴くようになって…。中学時代はヒップホップしか聴いていなかったです。――すっかりハマったんですね。聴くだけではなく曲を作るようになったのは、いつ頃から?STUTS:中3です。気づいたらラップの歌詞を書いているぐらい、最初はラップをやりたいと思っていたんですけど、それにはビートが必要で。じゃあ自分で作ろうと、ヒップホップ雑誌のトラックメーカー特集みたいな記事を読んでみたんです。そしたらそこにMPCのことが詳しく書いてあって、これだと思って買いました。――STUTSさんは、中高一貫の超進学校出身とのことですが、身近にヒップホップを楽しむ仲間はいましたか?STUTS:それが全然いなくて…。レゲエが好きな人はいたので、その人に無理やり「ラップやって」って言ったことはありましたけど、それぐらいヒップホップを共有できる人はいませんでした。布教のために、おすすめの曲と、自分の曲も入れたMDを配りまくったりもしてみましたが、ガッツリ、ハマってくれた人はいなかったです(笑)。――そんな中でも、STUTSさんのヒップホップ熱は変わらず。その頃からミュージシャンになりたいと思っていたんですか?STUTS:いえ、そんなことできないだろうって勝手に思い込んでいました。ただ、音楽は別の仕事をしながらでも、ずっと続けていきたいと思っていたんです。実は、音楽にハマる前まで、お医者さんになりたいと考えていたんですけど、高1ぐらいの時にそれだと音楽を続けられないかもしれないと思い進路を変えました。――では、どのタイミングでミュージシャンになろうと?STUTS:大学院を出て、就職して、2年近く経った頃です。音楽だけで生活できるなんて思わずに、働きながら1stアルバム『Pushin’』(’16)を作ったんですけど、 同時に転職も考えていた時期で。ただ、どんなに行きたい会社でも一番にくるのは音楽だったし、アルバムを出せて以前よりも多くの人に聴いてもらえるようにもなったので、「もしかしたら音楽だけでも生活できるかもしれない」と、1回挑戦するつもりで会社を辞めました。――それを親御さんに相談した時、びっくりされませんでした?東京大学の大学院卒とのことですし、就職もして、ある意味、堅実な人生を歩んでいたと思いますが。STUTS:びっくりはしていなかったですね。「覚悟ができているならいいのでは」と。すごく応援してくれています。ただ客観的に考えると、やっぱり申し訳ないような気もしますよね。大学院まで行かせてもらって、学んでいたことと全然関係ないことをしているわけですから(笑)。でも、自分の中ではすべてが今につながっているので、そういう経験も全く無駄にはなっていないのかなと思います。――最近のお仕事といえば、やはり『大豆田とわ子~』のエンディング曲「Presence」シリーズが話題でしたね。気鋭の5人のラッパーを迎え、ボーカルは松たか子さんが担当しています。STUTS:それまで自分が作ったことのないようなバランス感の曲でしたし、テレビドラマで使われる曲ということで、あまりヒップホップになじみのない方々にも聴いてもらえる機会になる。しかも松さんに歌ってもらえるということで、作っている時はけっこうプレッシャーがありました。発表後にどんな反応があるのか想像できず、よくわからない音楽で終わってしまったら悲しいなと。でも、放送が始まってからネットを見てみると、わりと好意的に受け取ってもらえているんだなという印象で。テレビで流れる曲とはいえ、ビートもラップも大衆に寄せていなくて、自分が今までやってきたことの延長だったので、それを一般の方にも受け入れてもらえたのは、すごく嬉しいことだなと思います。――現行の日本のヒップホップの最前線といえる曲が、従来のファンだけでなく、多くの人の耳に届いたのは意義深い気がします。STUTS:メディアでは、自分の感覚とはちょっと違ったふうにヒップホップを紹介されてしまうこともあったので、そうじゃない感じでやれたらいいなと思って作ったところはあります。今回、こういう機会を任せてもらえてすごく光栄でしたし、あれをテレビでやろうとしてくださったスタッフのみなさんに、感謝の気持ちでいっぱいです。10月27日、USEN STUDIO COASTにて単独ライブ「“90 Degrees”LIVE at USEN STUDIO COAST」が開催。オフラインでのチケットは完売していて、配信チケット(前売り¥2,500)が発売中。ゲストはKID FRESINO、JJJ、NENE、PUNPEE他。もしかしてあの曲も披露?と期待が膨らむラインナップ。見逃し配信は11月7日まで。スタッツ1989年生まれ、愛知県出身。トラックメーカー、MPCプレイヤー。2016年、1stアルバム『Pushin’』を発表。以降、’18年の2ndアルバム『Eutopia』、’20年のミニアルバム『Contrast』など、コンスタントに楽曲をリリース。最新作となるSTUTS&松たか子 with 3exes名義のアルバム『Presence』が、CDとアナログ盤で発売中。※『anan』2021年10月27日号より。写真・下屋敷和文インタビュー、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2021年10月21日ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』のエンディング曲「Presence」で、サビのメロディと詞をトラックメーカーのSTUTSと共作したbutaji。その別バージョンで、全編butajiが作詞と歌唱をしている「Presence Reprise」がまた素晴らしく、そんな彼のエモーショナルな歌声や詞世界に没入するなら、新アルバム『RIGHT TIME』は必聴だ。今を十分生きるために…。切なる思いが込められた歌声が心に響く。「前作の『告白』が内省的な側面を掘り下げたアルバムだったので、今作はその反動というか、目の前にある大切な何かを見逃さないために、今の瞬間を十分に生きるにはどうしたらいいかということが大きなテーマとなりました」なかでも「挑戦したい/改めて後悔したい」というフレーズが印象的な「free me」は、今回のアルバムを象徴する楽曲とも言えるという。リアレンジをtofubeatsが手がけている。「この曲については、クラブとか現場で鳴っているような曲にしたかったんです。そこにリアル感があると思ったので」また、STUTSがアレンジで2曲参加。折坂悠太と共作した「トーチ」が収録されているのも、聴きどころ。そして「free me」と呼応し合っているという、表題曲の「RIGHT TIME」へ。アルバム全体を通して、心地よく、時に感傷的に引き込まれること間違いなし。全10曲収録。「トーチ」は折坂悠太作詞、butaji作曲。アコースティックから、バンドサウンドにアレンジ。STUTSは「YOUNEVER KNOW」「I’m here」で参加。『RIGHT TIME』¥3,080(SPACE SHOWER MUSIC)ブタジシンガーソングライター。2015年、1stアルバム『アウトサイド』、‘18年、2ndアルバム『告白』を発表。ライブでは弾き語り、バンド、デュオなどで活動中。ちなみにbutajiとは、学生時代のニックネームに由来する。※『anan』2021年10月20日号より。取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2021年10月17日先日最終回を迎えた松たか子主演の連続ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ・フジテレビ系)の第5話と第10話の最終回エンディングでO.Aされた主題歌「Presence V(feat. T-Pablow)」が6月16日(水) 0:00より各配信サイトにて展開、同時にオフィシャルオーディオも公開された。トラックメーカー・MPC PlayerであるSTUTSがトラック制作及び楽曲プロデュースを担当。T-Pablowをフィーチャリングに迎え、メイン・ヴォーカルは松たか子、3exes(=3人の元夫)岡田将生、角田晃広、松田龍平がコーラス参加している。そして、今作を収録するSTUTS & 松たか子 with 3exesによる主題歌5曲のほか、今回フィーチャリングで参加したT-Pablow、Daichi Yamamoto、NENE、BIM、KID FRESINO豪華5名のラッパーが参加した「Presence Remix」に加え、歌メロをSTUTSと共に制作したbutajiをfeatした「Presence Reprise」。そして、STUTSによるインスト・トラックも収録した全10曲収録したアルバムの全貌が明らかとなったCD「Presence」は6月23日(水)に発売される。さらに、定額制音楽ストリーミングサービス「AWA」“LOUNGE”にて6月15日(火)22:30~24:30まで松たか子を特集中。LOUNGEは、音楽を聴きながらユーザー同士でコミュニケーションができ、流したい曲をリクエストしたり、チャットや簡易的なリアクションを送りながら、コミュニケーションをするという楽しい機能となっているので、ぜひ参加してほしい。■T-PablowコメントT-Pablowです。初めてドラマの主題歌を制作させていただいたのですが、普段活動しているBAD HOPや自分自身のソロで作っている音楽とはまた違うコンセプトがある楽曲に携わることができ、良い刺激を頂きました。松さんと一緒にレコーディングや撮影をさせて頂き、松さんのラップへの対応力や周りの方達への配慮などといった人間力を間近で見れて学んだ事も多く、凄く勉強になりました。また一つアーティストとして成長できた現場でした。ありがとうございました。■「AWA」“LOUNGE”はこちら■「Presence Ⅰ(feat. KID FRESINO)」Official Music Video【リリース情報】■「Presence V(feat. T-Pablow)」6月16日(水) 0:00より、iTunes、レコチョク他にて配信スタートダウンロードはこちら: オフィシャルオーディオ: ■STUTS & 松たか子 with 3exes「Presence」6月23日(水) 発売価格:2750円(税込) / 全10曲収録<収録曲>1. Presence I (feat. KID FRESINO)2. Presence II (feat. BIM, 岡田将生)3. Presence III (feat. NENE, 角田晃広)4. Best Party of My Life5. Presence IV (feat. Daichi Yamamoto, 松田龍平)6. Presence V (feat. T-Pablow)7. Presence Remix (feat. T-Pablow, Daichi Yamamoto, NENE, BIM, KID FRESINO)8. Shapes9. Presence Reprise (feat. butaji)10. Presence (instrumental)発売元:ソニー・ミュージックレーベルズ各CDショップはこちら: 【ドラマ情報】カンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』放送:4月期毎週火曜21:00~スタッフ:脚本 坂元裕二 / 音楽 坂東祐大 / 演出 中江和仁、池田千尋、瀧悠輔 / プロデュース 佐野亜裕美出演者:松たか子、岡田将生、角田晃広、松田龍平 他公式Webサイトアドレス:
2021年06月16日松たか子主演、坂元裕二が脚本を手がけた「大豆田とわ子と三人の元夫」の最終回が6月15日放送。SNSではゲスト出演した風吹ジュンの名とともに“最高のドラマ”というワードがトレンド入り。放送終了後も本作への賛辞がタイムライン上にあふれ続けている。本作はこれまでに三度結婚し、三度離婚している大豆田とわ子と、とわ子が好きな三人の元夫たちによるたまらなく愛おしいロマンティックコメディー。キャストは3回結婚して3回離婚したバツ3で子持ち、住宅建設会社「しろくまハウジング」の社長のとわ子を松さんが演じるほか、とわ子の最初の夫で奥渋谷でレストラン「オペレッタ」のオーナー兼ギャルソンをしている田中八作に松田龍平。ファッションカメラマンをしている二番目の夫・佐藤鹿太郎に角田晃広(東京03)。「しろくまハウジング」の顧問弁護士をしている三番目の夫・中村慎森に岡田将生。とわ子と八作との間に生まれた娘の唄に豊嶋花。ナレーションには伊藤沙莉。またとわ子の親友で亡くなってしまった綿来かごめに市川実日子。とわ子の“4番目の夫”になるかもしれなかった小鳥遊大史にオダギリジョー。三ッ屋早良に石橋静河。古木美怜に瀧内公美。小谷翼に石橋菜津美。高橋メアリージュン、斎藤工らも出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回ではとわ子が亡くなった母・つき子の遺品から、旺介(岩松了)と離婚する前の母が書いた“ラブレター”を発見。そこに書かれた「なぜあなたのことを選ばなかったのか」「夫と娘の面倒を見るだけの人生なんて」という母の嘆きの言葉にショックを受けつつ、唄から送り先の人物に会いに行こうと提案され、母が手紙を送ろうとした“マー”に会いに行く。母が“マー”と呼んだ相手は女性だった。マー(風吹さん)は「(つき子の)恋人だったの?」と聞く唄に、つき子と想い合ってたことを認め、どうして母がマコトを選ばず父と結婚して自分を産んだのかと問うとわ子に「あなた、不安だったんだよね。大丈夫だよ、つき子はあなたのことを愛してた」と語る…というストーリーが展開。「風吹ジュンさん、瞳の中の光までお芝居できるの感動した。なんて優しい光を放つんだろう」「マーさんに風吹ジュンさん、女性であり、すごいキャスティングであり、とわことかごめの関係性に似てたり最後まですごいなあ」「風吹ジュンさんくるなんて聞いてないのよ…しかも展開が予想外過ぎて、どこまで楽しませてくれるの、このドラマは…」など風吹さんのキャスティングとその演技に絶賛の声が集中。“風吹ジュンさん”がTwitterのトレンド入りを果たす。その後はハワイから帰国した慎森と、八作、鹿太郎がとわ子の自宅に集結。慎森のおみやげである英字新聞シャツを全員で着て“家飲み”。3人の元夫たちの“愛に囲まれた”とわ子の姿と、これまで登場した早良、美怜、翼らのその後も描かれ物語は幕を閉じた。とわ子と3人の元夫たちに「こんな関係をお互いに築けるこの4人は超最強」「元夫はみんな、別れたとしても、恋愛して結婚してた時のとわこの愛に今もまだ満たされてる」といった声が送られるとともに「大豆田ほんっとに素晴らしいな…偏見なく真っ新な気持ちで色んな人に見てほしい」「最高の人生賛美ドラマだったな。こういう最終回を希望してたし予想してた」「3人の元夫に愛着が湧きすぎて、結末が思いつかないけど、とわ子には3人の元夫と幸せになってほしい、と思っていたら、その通りの結末になって、大満足」など最終回の展開に触れたコメントも。「この流れなら言える大豆田とわ子と三人の元夫最高ドラマでしたありがとう」「どの登場人物も愛おしいドラマでした」「前向きに人生を楽しめばいいと背中を押す素敵なお話だった」など様々な感想が投稿され“最高のドラマ”というワードもトレンド入り。本作の終了を名残惜しむ声がネットにあふれている。(笠緒)
2021年06月16日いよいよ15日に最終話を迎える注目作「大豆田とわ子と三人の元夫」(カンテレ・フジテレビ系)。本作は坂元裕二オリジナル脚本にプロデューサー・佐野亜裕美という「カルテット」コンビが再度タッグを組んでいることでも話題だ。佐野亜裕美氏に本作でのこだわりや最終話の見どころ、ドラマ作りへの想いなどについて話を聞いた。「観てもらう価値をちゃんと考えながら作っていきたい」――SNSでの盛り上がりや色んな考察記事、深堀記事などの反響をどう受け止めていらっしゃいますか?番組を愛してくださることはとてもありがたいことだと思っています。色々な考察記事も拝見していますが、そんな風に読み解くのかとこちら側が意図していないことももちろんあります。ただ、観ている人を無理やり誘導したくはない、あまり感情を規定したくないという思いがプロデューサーとしてはずっとあるので、その“余白”を大事にしてきたからなのかなと思います。観る人によって印象が違ったり響く部分が違ったりするのは、狙い通りという訳ではなく、自分がポリシーとしてやっていることがそういう結果を生んでいるんだなと思ってます。――ここ数年、インターネットの普及によって作り手に“よりわかりやすいもの”や“より反応しやすいもの”が求められやすくなっているように思うんですが、どのようにお考えでしょうか?テレビはどうしても“ながら見”が前提ということもあって、耳だけで聞いてもわかりやすいとか途中から観てもわかるというわかりやすさからは逃れられない宿命みたいなものがあると思っています。ただ一方で、集中して1時間番組を観てくださる視聴者の方もいるので、私は後者の集中して観てくださる方が楽しめるようなドラマにしたいなと思っています。それでも今回は、いろんな伏線を張ったり長い会話劇の中で読み解いていくようなことはあまりせず、1話完結型で観てもらえるようにしようと坂元さんとも話し合っていました。わからないものが素敵なものだとも思わないし、わざとわかりにくくするというようなこともないですが、情報の密度というか“1時間の密度”みたいなものは個人的には意識しています。「1時間あっという間だったし、1時間濃かったなぁ~」と思ってもらえるように、1時間、人の時間を使って観てもらう価値をちゃんと考えながら作っていきたいと思っています。――佐野さんは最近のドラマの特徴をどうお考えですか?ドラマ評論家ではないので俯瞰して語れる立場ではないですが、深夜帯や配信ドラマも含めて連続ドラマってかなり数が増えていて選択肢が多い分、早々に“すごく求心力の強いもの”と“ダメの烙印を押されてしまったもの”の二極化が進んでいると思います。連続ドラマって最終話まで観てもらうからこその連続ドラマなので、そこはジレンマを感じます。ただ、見逃し配信のプラットフォームが増えた分、リアルタイム視聴できなかった人にも観てもらえて、かつその指標が作品の評価の一助となるような空気感になってきているのは、作り手としてはありがたいなと思います。どうしてもリアルタイムの視聴率だけで判断されてきた過去に比べていろんな指標ができるようになるといろんなドラマがあって良いという自分のポリシーにも繋がってくるので。海外ドラマも参考に「もっともっと自由で良いんだな」――作品を制作する過程で、国外の作品を参考にされた部分はあるんでしょうか。海外ドラマは大好きで、毎日1本は観てから寝るようにしているんですが、テンポ感や音楽は参考になりました。例えば、泣けるシーンに泣かせるような音楽をかけない、笑いのシーンにいかにも笑って下さいっていうような音楽をつけなかったり。例えば韓国ドラマってオリジナルサウンドトラックがあって毎回曲が違ったりするじゃないですか。それも良いなと思って。今回エンディングを変えたのには色んな経緯があるんですが、多少なりとも影響は受けていますね。もっともっと自由で良いんだな、決まりみたいなことをもっと破っていけば良いんだなと思わせてくれた気がします。――その他にも、何か日本ドラマとの違いを感じられることはありますか?海外ドラマは衣装についてもキャラクターの年収設定や生活水準を気にせず割と自由だなと思います。「梨泰院クラス」でも、パク・セロイはお金を全部店に費やして這い上がっていく話のはずなのに、ダウンだけで何着持ってるんだろう?と思ったり。「サイコだけど大丈夫」でもコ・ムニョンはいつも寝るときにメイクを落としていなくて大丈夫かな?って思ったりするんですが、そういう細かい設定やリアリティーよりもキャラクターとしていかに魅力的に見えるか、素敵に見えることの方が大事っていう精神が特に韓国ドラマには強く見られるなと思います。繋がりやリアリティーよりも“エンターテイメントとして素敵に見える”ってことの方が大事なんだなと思って勉強になっています。印象的な食事シーン&話題のナレーション――本作では、食事のシーンもとても印象的です。フードスタイリスト飯島奈美さんとはどのようにイメージのすり合わせをされているのでしょうか。基本的には台本に詳細が書かれているので、そこから逆算してどんな形状の料理なのか話し合っています。おいしいご飯が並んでいるではなく、どんなご飯が並んでいるかイメージしやすいように坂元さんが書いて下さっています。奈美さんに対しては絶対的な信頼があるので、こちらから特に事細かに指定はしていないですし、奈美さんが台本をしっかり読んで下さり、とわ子像について考えて下さっています。第1話で脚本に “赤ワインを飲むとわ子”と書かれていて、演出陣がその後もずっと“赤ワインを飲む人”という設定で進めようとしてしまっていたのですが、奈美さんが「それは違いますよね。だんだん季節も変わるし、とわ子はキリっとした白ワインとかロゼが飲みたくなるときもあるだろうし」と提案して下さり、軌道修正して下さったこともあります。――本作では、伊藤沙莉さんによるナレーションも話題になっていますが、オファーされた理由を教えていただけますでしょうか。最初から坂元さんから「ナレーションを入れたい」という希望があって「ちびまる子ちゃん」のキートン山田さんのような“ツッコむ”ナレーションが良いというお話まで出ていました。ドラマのテイスト的に“女性の声が良いな”と話し合い、アニメ「映像研には手を出すな!」が坂元さんも私も好きで、浅草みどり役の伊藤沙莉さんの声がイメージしやすいですねとなり、彼女一択でした。「1人じゃないと思えるドラマにしたい」――本作は“1人で生きていく人を応援するようなドラマにしたい”という思いから作られたと伺いました。本作も終盤に差し掛かったところで佐野さんは“1人で生きていく”ということを改めてどのように捉えていらっしゃいますか?“1人で生きていく”と聞くと、どうしても独身男性、独身女性など、戸籍上、家族構成など物理的に捉えられがちだと思うんですが、特定のステータスや婚姻関係をイメージしての“1人”という意味に限定した話ではないですね。コロナ禍で家族がいても最期は誰とも会えず亡くなられたおじいさんの映像を観て、1人だけれども1人じゃないし、1人じゃなくても1人というような状況って誰しもに起こり得ることで誰でも最期は1人だし、人は1人で生きていて1人で死んでいくけれど、でも1人じゃないと思えるドラマにしたいと思っていました。1人で生きているようで、実は色んな繋がりの中で生きているということが伝わればと思っています。――最終話の見どころを教えて下さい。ドラマ放送初期の頃は「モテるとわ子が羨ましい」という感想の方が多かったんですが、今は「とわ子の4人目の夫になりたい」という声も聞かれるようになって良かったなぁと思っています。それくらい言語化できない魅力がある、ただただ魅力的、というのがとわ子だなと思います。松たか子さんが作って下さったとわ子の、とわ子なりの答えが見つかる回を見守っていただければ嬉しいです。(佳香(かこ))
2021年06月15日6月15日(火)本日ついに最終話が放送される「大豆田とわ子と三人の元夫」。この度、主人公大豆田とわ子役の松たか子と、その夫たちに扮した岡田将生、角田晃広、松田龍平から、撮影をふり返るコメントが到着した。脚本家・坂元裕二が完全オリジナルで描く本作は、バツ3の主人公・大豆田とわ子が、3人の元夫に振りまわされながら、日々奮闘するロマンティックコメディー。全ての撮影を無事に終え「ホッとしています」と安堵した松さんは、「三人の元夫たち、そして通り過ぎていった男性たち(笑)、それにかごめや家族や職場の人たちと、いろいろな役やその役を演じる俳優の皆さんのおかげで、私は“とわ子でいさせてもらえた”と思いますし、すごく感謝しています」とコメント。4人での撮影については「中盤は四人揃うことが少なかったので、終盤で再び集まると何とも言えない安心感がありました。お芝居は難しいけれど、みんな揃うと楽しい。いるだけで大変なシーンも目配せしながら頑張れる。本当に良いメンバーだったなって思います」と語る。また、「とても楽しかったですし、やりがいがある役」「こんなにも人間的に成長し、変化があった役はなかったのでは」と撮影を終えた感想を語ったのは、3番目の夫・中村慎森役の岡田さん。「芝居してる時間は楽しい日々で…もうできないとなると寂しいです。お互いがお互いを尊重し、役として現場で自分を自由にさせていただいた日々は本当に楽しかったです。また、どこかで会いたいなあ。なんて思いがアップした次の日から訪れるなんて」と寂しい気持ちを明かした。2番目の夫・佐藤鹿太郎役の角田さんは「本当に全てを出し切った」と述べ、「本当に三人の元夫が揃ってしゃべり始めると、周りが『撮影始まるよ』ってなっているのに気づかないくらいの時もあったので、本当にスタッフさんたちは迷惑したと思います(笑)。そんな我々を温かく笑ってくれるのが松さん。大らかな雰囲気で我々を自由にさせつつ、包みこんでくれるんです。良い雰囲気だったのはやはり松さんのおかげだと思います」と4人での撮影をふり返る。そして最初の夫・田中八作を演じた松田さんは「時が経つのを忘れるくらい楽しかったです。自然体になり過ぎて、途中で『ダメだ!』と思ったくらいです(笑)」と居心地の良い現場だった様子。さらに4人での撮影については「八作だけ離婚の理由が明かされないまま始まりましたが、とわ子とのわだかまりが後半にかけて解消されていって、そこから本当の意味で鹿太郎や慎森と同じ温度でとわ子を囲んで、良い関係性を築けたと思います。最終話の四人のシーンはその完成形だと思いますし、そこにたどり着けたことがすごく印象的でした」と語っている。さらに4人から視聴者へ「みんなすごくチャーミングですし、相変わらずの人たちってことは裏切らないので、最後まで楽しんで見て欲しいです」(松さん)、「『視聴者に向けてメッセージって必要かな?』で始まったと思うんです、慎森って。そんな慎森を最後まで見届けてほしいです」(岡田さん)、「最終回、とにかく楽しみにしていてください!」(角田さん)、「最終回も、とわ子と元夫たちの素敵なフォーメーションを楽しんでください」(松田さん)とメッセージも寄せられた。今夜の最終話は、考えた末、4度目の結婚には踏み切らず、一人で生きていく道を選んだとわ子は、「オペレッタ」で初恋の甘勝岳人(竹財輝之助)と偶然再会。またある日、とわ子は亡き母の荷物が詰まった段ボール箱から、旺介(岩松了)と離婚する前の母が書いた一通の手紙を発見する…というあらすじ。予告編では、甘勝と再会しハグする場面に居合わせる元夫たちの姿や、母について父と向き合うシーンも登場している。「大豆田とわ子と三人の元夫」最終話は6月15日(火)21時30分~カンテレ・フジテレビ系にて放送(サッカー中継延長に伴う変更の可能性あり)。(cinemacafe.net)
2021年06月15日「今朝、『大豆田とわ子と三人の元夫』を録ってきたんですけれど、“楽しい~っ!”って思いながらやっていました。ナレーションなので、お芝居とは少しベクトルは違うけれど、誰かの代弁者になったり、自分以外の人生を生きたりできるって、すごくツイているなと思います」弾んだ声に実感がこもる。それは観る側も同じ。これに限らず、伊藤沙莉さんが出演すると(たとえ声のみでも!)、作品が2割増し、3割増しに面白く感じるのはなぜだろう。蓬莱さんから生まれた言葉を、自分の口から出せることが嬉しい。「作品や役にめちゃくちゃ恵まれているんです。それに、直感って意外に合ってるんだなと思います。面白そうだなって飛び込んだ作品が、自分的に楽しかったと思えるのは、ちょっとした快感ではあります」そんな伊藤さんの“直感”を大きく刺激するのが、人と人とが関わることで起きる軋轢や機微を、リアルに描く蓬莱竜太さんによる舞台『首切り王子と愚かな女』だ。「蓬莱さんの作品を何作か拝見していますが、人にはあえて言わない些細なことだけれど、自分にとってはたいしたことなんだよね、というようなところを丁寧に描いてくださっていて、観ていて救われる気持ちになることが多いんです。すっきりと終わる話ばかりじゃなく、現実を突きつける展開も多いけれど、視点に温かみを感じますし、些細なところを掬い上げること自体が優しいですよね。どんなにカラッとしている人にも何かしら背負っているものはあるし、何も考えていないわけじゃない。そういう想像力を持てないのって、すごく怖いことだと思うんです。それを蓬莱さんの作品はちゃんと教えてくれるから好きですし、そんな蓬莱さんから生まれた言葉を自分の口から出せることが嬉しいです」タイトルの“愚かな女”が、伊藤さんの役。“首切り王子”と呼ばれる傍若無人の王子が、死を恐れない彼女と出会い、召使いにするところから始まるダークファンタジーだ。「ファンタジーに自分があまり触れてこなかったので、絶対にできないってビクビクしていたんです。でも、描かれているのは、人間味のある人たちのリアルな物語で。むしろ、とある国のとある時代の話になっているぶん、制限がなく広い視野で見せられるのかなという印象です。現代劇だったらヒリヒリするようなこともファンタジーにすることで、考えたくないようなことも自分に投影して考えられたり、響いたりするようになっているんだなと感じました」舞台は「観るのが好きで、憧れでもある」が、同時に怖さもあるという。ピンチに強そうなイメージだけに意外です、と伝えると、「舞台に限らず、新しい作品や役をいただくたびに“できない”って思っています」と思いもよらない返答が。「『大豆田~』のナレーションにある『できるかな、いや絶対に無理。いつもそう思う。…できた』って、ほんとそんな感じです。これまでの現場は、本当にまぐれが積み重なっただけで(笑)。でも舞台は、やり直しがきかない怖さのぶん、携わる方々が作品に対して一回一回に命をかけているのが伝わって、そこが好きでもあるんです。観ていても演じていても作品自体が呼吸をしているのが感じられて。そんな場で、作品や役と丁寧に向き合えることは贅沢ですし、恵まれているなと思います」『首切り王子と愚かな女』第二王子・トル(井上)は、国の反乱分子鎮圧のために容赦なく処罰することで首切り王子との異名をとっていた。彼は、処刑場で死を恐れないヴィリ(伊藤)と出会い、興味を持つが…。6月15日(火)~7月4日(日)渋谷・PARCO劇場作・演出/蓬莱竜太出演/井上芳雄、伊藤沙莉、高橋努、入山法子、太田緑ロランス、石田佳央、和田琢磨、若村麻由美ほか全席指定1万2000円ほかサンライズプロモーション東京 TEL:0570・00・3337(月~金曜12:00~15:00)大阪、広島、福岡公演あり。いとう・さいり千葉県出身。2003年のデビュー以降、数々の話題作に出演。’21年に第63回ブルーリボン賞助演女優賞、第45回エランドール賞新人賞を受賞。現在、ドラマ『いいね!光源氏くん し~ずん2』(NHK総合)に出演中。Netflix『全裸監督2』が6月24日から配信。6月10日にフォトエッセイ『【さり】ではなく【さいり】です。』を出版。※『anan』2021年6月16日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・吉田あかねヘア&メイク・AIKOインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年06月14日《text:西森路代》2021年4月から、様々なドラマがスタートしている。個人的に注目しているのは坂元裕二脚本の「大豆田とわ子と三人の元夫」であるが、昨今のドラマは、王道のラブ・コメディと、ラブ・コメディではないが、その中にひとつではない愛の形を問うような作品とが存在しているように思う。王道のラブ・コメディの昨今の特徴としては、今まで、ラブ・コメディには出演しなかったような、もしくは20代前半には出演していても、その後はそれ以外の作風のものに多く出演していた人が、ここへきて、王道のラブ・コメディに抜擢されるということがあるように思える。例えば、この昨今の流れの原点にあるのは、佐藤健がTBSの「恋はつづくよどこまでも」で、ヒロインの恋する毒舌でドSな医師を演じたことで、彼がラブコメのど真ん中の役を演じると発表があったときには、その意外性に驚かされた。同じTBSの火曜日の枠では、その後も「私の家政夫ナギサさん」で大森南朋がヒロインの家にやってくる家政夫のナギサさんを演じて、またもやその意外性に驚かされた。その後もこうした傾向は続き、今期は、TBSの「リコカツ」で永山瑛太がヒロインとお互いに一目ぼれしたことにより結婚、そして離婚に向かう自衛官を演じているほか、フジテレビの「レンアイ漫画家」には、大河ドラマ「西郷どん」の西郷隆盛役や、「銭形警部」で銭形を演じたりと、ラブコメのイメージのない(「東京タラレバ娘」にはその要素はあったが)鈴木亮平がヒロインと不器用ながらも恋に落ちる漫画家役を演じている。また、日テレの「恋はDeepに」には、「MIU404」の刑事役や、映画『ホムンクルス』の主演が記憶に新しい綾野剛が石原さとみと共にラブコメに挑戦した。石原さとみで日テレのドラマというと、「高嶺の花」の峯田和伸の出演も思い出される。こうした、意外な俳優がラブコメに出演するのには、さまざまな理由があるだろう。ひとつは、俳優もシリアスな役や、自分のイメージにあった役ばかりをやっていたため、新たなことに挑戦してみようと思っているというタイミングもあるのではないか。それに加え、やはりこの流れの元にある「恋つづ」の佐藤健の成功に続けという思いもあるだろう。そして、世の中にラブコメのファンというのが幅広く存在していて、そのニーズに応えたいということや、制作側としても、意外性のある俳優をキャスティングすることで、注目してほしいということもあるだろう。しかし、その一方で、その効果だけを期待して、ラブ以外の部分でのテーマをはっきり持たせず、俳優の魅力を活かし切れていないと、高視聴率にもつながりにくかったりもする。ラブコメ人気があるからこそ、こうした企画が今後も毎クール生まれるとも考えられる一方で、ラブコメの企画が頭打ちであるということも感じさせられてしまう。今後も様々な俳優がラブコメに参入するのは楽しみであるが、せっかく俳優がこうした企画に挑戦するからには、演者も視聴者も納得のいく企画が生まれることを期待したい。冒頭に挙げた「大豆田とわ子と三人の元夫」はロマンティックコメディとうたわれているが、そのテーマは多岐にわたっていて、主人公の大豆田とわ子と三人の元夫の関係性のほかにも、突然現れたオダギリジョー演じる外資系ファンドの本部長との恋も描かれる。この作品では、決してラブコメの主人公の恋愛が成就すればよいとは描かれず、主人公のみならず、登場人物が迷ったり別れを経験したりしている姿を描いている。特に、主人公のとわ子の幼なじみであり、彼女のことをずっと想ってきた、生きることに不器用な、かごめの突然の死のシーンを見て、世の中には、筋書き通りにいかないことがある、ままならないことがあるということに、どう向き合って生きていくのかが描かれているように思われた。また、NHKの「半径5メートル」「今ここにある危機とぼくの好感度について」などのような、テーマは恋愛ではないが、ときに恋愛が印象深く描かれる作品も多い。「半径5メートル」は、芳根京子演じる、とある女性週刊誌の編集者が、取材を通してさまざまな真実に真摯に向き合う姿を描いている。このドラマでは「恋はつづくよどこまでも」で広く注目されるようになった毎熊克哉が、主人公の先輩記者を演じており、どこかつかみどころがないけれど、主人公がその魅力に振り回されている様子が描かれている。その時間はドラマ全体の中でもたった数分にしかすぎないが、全編がラブコメディなものよりも、ラブコメパートの印象が強く残るものがある。どこかつかみどころのない男性キャラクターと言えば、先述の「大豆田とわ子」のオダギリジョーも同様で、仕事ができて、公私がはっきり別れていて、恋愛には意外と疎い(と本人は言っている)キャラクターながらも、やはり、主人公のとわ子と近づいていく様子は、ロマンティック・コメディの色が強く出ていた。「今ここにある危機とぼくの好感度について」については、架空の国立大学内で起こる危機に対峙していくうちに、松坂桃李演じる元アナウンサーの広報部員の主人公が成長していく姿を描いたブラック・コメディであるが、やはり主人公が、鈴木杏演じる非正規の研究者の生きる姿勢を見て、初めて愛というものを知る過程が描かれていて、社会派のドラマの中に描かれる恋愛模様が印象に残った。こうしてみてみると、昨今のドラマは、王道のラブコメディと、テーマはそれぞれに違うがその中に微量の恋愛が描かれていて、それが印象に残るというものとが同時に存在しているように思えるのだ。(text:西森路代)
2021年06月11日ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」をはじめ、独特の存在感と振り幅の広い表現力で、日本の映画、ドラマに欠かせない俳優・オダギリジョーが初めての連続ドラマを脚本・演出。主演の池松壮亮を筆頭に、豪華すぎる俳優陣が集結した。オダギリさんは映画監督としても、初長編『ある船頭の話』がヴェネチア国際映画祭に正式出品されるなど、その才能を発揮しているが、今回、温め続けたオリジナル企画を基に初めての連続ドラマの脚本・演出を手掛けることに。石井裕也監督の最新映画『アジアの天使』では兄弟役を演じている池松さんを筆頭に、永瀬正敏、麻生久美子、本田翼、岡山天音、玉城ティナ、くっきー!(野性爆弾)、永山瑛太、染谷将太、仲野太賀、佐久間由衣、坂井真紀、葛山信吾、火野正平、村上淳、嶋田久作、甲本雅裕、鈴木慶一、國村隼、細野晴臣、渋川清彦、我修院達也、宇野祥平、松重豊、柄本明、橋爪功、佐藤浩市といった縁のある俳優や主役級の超豪華な俳優陣が出演。かつてない規模で、予測不可能な物語が展開される。あらすじ鑑識課警察犬係に所属する警察官で、この物語の主人公である青葉一平(池松壮亮)と、彼の相棒である警察犬オリバーが次々と発生する不可解な事件に挑んでいくのだが、様々な思惑が入り乱れ…。脚本・演出 オダギリジョー「繰り返し自問しながら書いた作品」今、我々が生きているこの世界は、不確かなもので一杯です。何が真実で何が正義なのか、ますますわからなくなってきています。1年前の緊急事態宣言の中、巣ごもりと言われる生活を送りつつ、この時代に描くべき作品は何か?と繰り返し自問しながら書いた作品です。もちろん優等生なものになるはずはなく、賛否の大波紋を広げるであろう、世に『挑む』作品が生まれました。そして素晴らしいスタッフ、キャストが共に立ち上がってくれました。今、この世界で、共有してみて下さい。面白いかも知れません。世の中の何が真実で、何が虚構か。世界はとても不確かなものです。オダギリジョー主演 池松壮亮「お祭りのように撮影しました」忘れられない年となった昨年末に、リスクを減らしつつもフィジカルに、お祭りのように撮影しました。オダギリさんの生み出す可笑しな世界に魅了され、嫌なことやウンザリすることだらけの世の中から逃れ、この可笑しな世界にのめり込みました。可笑しさとは時に、人生において大きな支えとなります。困難に打ち勝つための力を秘めていて、そこにはパンクな要素があります。可笑しくて自由でパンクで優しいオリバーな犬、ご期待下さい!「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」は9月17日(金)、24日(金)、10月1日(金)NHK総合にて毎週金曜22時~放送(全3回)。(text:cinemacafe.net)
2021年06月10日松たか子主演「大豆田とわ子と三人の元夫」の9話が6月8日放送。今回は岡田将生演じる慎森の行動に“かわいい”の声が集まるとともに、八作とかごめとの“三角関係”にも様々な反応が。またとわ子が口ずさんだ歌にも注目が集まっている。3回結婚して3回離婚したバツ3子持ちの住宅建設会社「しろくまハウジング」社長、大豆田とわ子と、3人の元夫を中心とした物語が綴られる本作。とわ子を松さんが、とわ子の最初の夫・田中八作を松田龍平が、二番目の夫・佐藤鹿太郎を角田晃広(東京03)、三番目の夫・中村慎森を岡田さんがそれぞれ演じるほか、とわ子と八作の娘・唄に豊嶋花、とわ子の“新恋人”小鳥遊大史にオダギリジョー。ナレーションは伊藤沙莉が務めている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。大史がマディソンを辞めマレーシアの会社に転職することを決断。現地で建築士としてとわ子の仕事も見込めるとして、とわ子に「人生を一緒に生きるパートナーになってくれませんか」とプロポーズをする。そのことを八作に伝えた唄は慎森には内緒にしておくようお願いするが、運悪くそこへ慎森が現れ…その後、バッティングセンターで大史と待ち合わせていたとわ子の元に、なぜか八作、慎森が現れる。そこに遅れてきた大史が現れ、バッティング合戦が始まり…というのが今回のストーリー。バットを振る3人を見ながらとわ子が口ずさんだのがアニメ「タッチ」のオープニング曲「愛がひとりぼっち」。視聴者からは「愛がひとりぼっち」を歌う大豆田とわ子のセンスの良さ」「松たか子からまさか愛がひとりぼっちを聴けるなんて思ってもなかった」「タッチの歌でもあえての愛がひとりぼっち歌うあたりが良い」など多数の反応が寄せられる。その後、慎森はとわ子の自宅に押しかけ、大史と会えないようにスマホを奪うと部屋に立てこもる。「元夫だけど誰より君のことを想ってる」と率直な想いをとわ子にぶつけ、その後料理を作ろうとしてパスタをこぼし、粉まみれになってしまう…そんな慎森に「慎森は、回を追うごとにストレートな物言いになってきたな。心さらけ出しすぎて切ない」「慎森本当にかわいいな笑 回を追う毎に可愛くなってる…」「視聴者全員で中村慎森を抱きしめに行きませんか???行きましょう、すぐに行きましょう」と“かわいい”の大合唱が。結局、とわ子は大史のプロポーズを断る。そして八作の店を訪れ、かごめ(市川実日子)と「3人で生きていこう」と想いを伝えるとわ子。「3人で恋愛はできないよ。→だから1人ずつで生きよう。じゃなくて、3人で生きようよ。になる大豆田とわ子と八作……ここにはもういないのに、ずっとふたりと一緒にいるかごめ……」「かごめの恋愛したくない主義に「しょうがないなぁ」と付き合うことにした大豆田とわ子と八作こんな三角関係かぁ」など、とわ子と八作、かごめの“関係性”にも様々な反応が送られている。(笠緒)
2021年06月08日松たか子主演、松田龍平、角田晃広、岡田将生ら共演の「大豆田とわ子と三人の元夫」の8話が6月1日オンエア。オダギリジョーに「全てをかっさらっていった」などの反応が上がるとともに、大史の過去に「感情の行き場を失った」などの反応も多数上がっている。脚本家・坂元裕二が手がける完全オリジナル最新作となる本作は、松さん演じる3回結婚して3回離婚したバツ3子持ちの大豆田とわ子と、彼女の三人の元夫たちとのロマンティックコメディー。松さんのほか、とわ子の最初の夫・田中八作に松田さん、二番目の夫・佐藤鹿太郎に角田さん、とわ子が社長を務める「しろくまハウジング」の顧問弁護士でもある三番目の夫、中村慎森に岡田さん。とわ子の娘・唄に豊嶋花、松林カレンに高橋メアリージュン、とわ子の会社を買収する小鳥遊大史にオダギリジョーといった俳優陣が出演。ナレーションを伊藤沙莉が務める。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。しろくまハウジングを買収した外資系ファンド・マディソンパートナーズの責任者は、最近親しくなった大史だった。ビジネスとプライベートは別だと言い切る大史は、プライベートでは今までと変わらずとわ子と親しくしたいという。“人生のない期間”があった自分を拾ってくれた社長に恩義を感じ、その命令を絶対だと言う大史は、社長の娘と結婚するよう言われ、どう親しくなればいいかとわ子に“恋愛指南”を求める…というのが今回のストーリー。セリフなどで名言されないものの、回想シーンで大史がヤングケアラーであったことが描かれると、視聴者からは「ヤングケアラーだった小鳥遊さん」「ヤングケアラーだったの??…もうつらいわ、もうつらいよ」「怖い!と思っていたのに、ヤングケアラーだったことを出されて感情の行き場を失った」などの声が上がる。社長からカレーを振る舞われその部下となった大史を解放するため、「そんな恩着せがましい社長のカレーよりおいしい」と自分が作ったカレーを食べさせるとわ子。その姿に「恩着せがましいたった一杯のカレーに縛られてるなら、カレーで解放してあげる大豆田とわ子…」「話だけ聞くとヤ◯ザの親分のやり口とたいして変わらないのよね。あとは思い通りに働く駒としてこき使う。その呪縛から残り物のカレーで解き放とうとする大豆田とわ子」といった投稿も。結局大史は社長の娘との結婚を辞める決意を固め、その後とわ子宅に現れた元夫たちから身を隠すためにベランダに潜伏するのだが、そこでとわ子を抱きしめてしまう…というラストだった。放送後には「全てをかっさらっていったオダギリジョー」「今日のは間違いなく神回。オダジョーありがとう」「まじでオダギリジョーがまじでまじでかっこよ過ぎるまじでぇぇ」など、SNSにはオダギリさんに心奪われた視聴者からの投稿が殺到している。(笠緒)
2021年06月01日現在放送中のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ・フジテレビ系)に世間の耳目が集まっている。脚本を手がけたのは、今年1月の公開からロングヒットを記録した映画『花束みたいな恋をした』や、放送終了後も視聴者からのラブコールが止まない人気ドラマ『最高の離婚』『カルテット』『スイッチ』などで知られる坂元裕二。また『カルテット』の松たか子と松田龍平が再びタッグを組んだ本作は、放送開始前から“間違いない”作品との呼び声を高めていた。しかし、この『大豆田とわ子と三人の元夫』において目を引くのは、これまでの人気作における定石を踏襲するのみにとどまらず、作中に新たな試みを打ち出すことでお茶の間から寄せられる高い期待値を超えてみせているところだ。建設会社の社長で一児の母親でもある大豆田とわ子が、3人の元夫に振り回されながら奮闘する日常をロマンティックコメディーのタッチで描く本作は、先述の通り『カルテット』出演陣の松たか子と松田龍平に加え、ドラマ『太陽と海の教室』(脚本・坂元裕二)に出演の岡田将生、そして今回で坂元作品初参加となるコントトリオ・東京03の角田晃広といった面々がメインキャストを固めている。ユニークで魅力的な豪華出演陣によって繰り広げられる軽妙かつ人間味あふれる会話劇は、これまでにない新たな風を送り込んでいる。ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』よりそんな『大豆田とわ子と三人の元夫』に表れる斬新なポイントとして、最も特筆すべきは何といってもエンディングシーンだろう。本作では、毎週異なるラッパーが作中にカメオ出演し、STUTS & 松たか子 with 3exesによるエンディングテーマにも参加している。第一話では、とわ子を演じる松たか子がラッパーのKID FRESINOと楽曲『Presence I (feat. KID FRESINO)』でコラボ。続く第二話では、とわ子の三番目の夫・慎森を演じる岡田将生がラッパー・BIMと共に『Presence II (feat. BIM, 岡田将生)』でラップパートを担当するなど、各話で異なるアーティスト共演が見られることで、毎放送後に大きな反響が寄せられている。STUTS & 松たか子 with 3exes ©seiji shibuyaエンディングテーマのリリックは、本編にさり気なく登場するラッパーとメインキャストによる共演で、各話の内容をイメージさせる含みがあるという演出。そしてラップや歌唱のパフォーマンスをみせる登場人物たちの姿がドラマティックに映し出されるエンディング映像では、役者本人とキャラクター、物語と音楽、暮らしとカルチャー、現実性と非現実性の輪郭が緩やかに混ざり合い、まるでミュージカルを見ているような感覚へと導く。見る者に高揚感と没入感を与えるこの演出には、本作プロデューサーの佐野亜裕美氏が「コロナ禍だからこそ、思いっきりステキな楽しいドラマを作りたいと思った」と語るように、制作側による現在の時流をくんだクリエイティビティとチャレンジ精神が反映されているのではないだろうか。「Presence II (feat. BIM, 岡田将生)」Offcial Audioドラマを機にさらに存在感を増した次世代ラッパー達また、それぞれのエンディングテーマに参加するラッパーのラインナップも注目すべきポイントとなっている。リリースごとに絶えず作品性を変化させるフリーフォームな魅力と、そのリリックに織り込まれる日常性が大きな存在感を放つKID FRESINO。“鬼才”とも称される独自のワードセンスできゃりーぱみゅぱみゅ、染谷将太ら著名人のファンを多く抱えるBIMに加え、自由度の高いスタイルでジャパニーズラップの現在と未来を映し出す存在であるNENE(ゆるふわギャング)。HIP HOPやレゲエ、ハウスなど多様な音楽的バックグラウンドで活躍の場を国内外に持つDaichi Yamamoto。そして高校生ラップ選手権で優勝、フリースタイルダンジョンで初代モンスターを務めるなど、その確かなスキルで幅広い層から絶大な支持を受けるT-Pablow(BAD HOP)といったそうそうたる顔ぶれが揃う。長年のHIP HOPフォロワーもさることながら、これまでラップに触れてこなかった層をも魅了しているようで、SNS上では「ストリーミングサイトでチェックしてみよう」という声が散見される。彼ら次世代の日本音楽シーンをけん引するラッパーの起用は、これまで各時代を映し出す文化的要素を作中へ落とし込みながら強烈なパンチラインのように人々の心を捉える名セリフを生み出し続けてきた坂元裕二作品ならではの魅力とも共鳴するものである。第二話と第七話のエンディングテーマとなった「Presence II (feat. BIM, 岡田将生)」は2021年5月26日より各ストリーミングサイトにて配信がスタートしているほか、これまでエンディングにてO.A.されたSTUTS & 松たか子 with 3exesによる主題歌など全10曲を収録曲とするCDが6月23日に発売されることが決定した。「Presence Ⅰ (feat. KID FRESINO)」MVまたクラシックや現代音楽の分野で活躍するとともに、宇多田ヒカル、米津玄師らの作品参加で注目を集める音楽家・坂東祐大による劇伴や、グラミー賞ノミネート歌手グレッチェン・パーラト、METAFIVEやKIMONOSで活躍するLEO今井らトップアーティストの面々が織りなす挿入歌を収録した本作の音楽集「Towako’s Diary – from “大豆田とわ子と三人の元夫”」が6月9日にリリースされることもアナウンスされており、発売前からドラマファンのみならず音楽ファンからも待望の声が上がっている。ドラマ本編の展開はもちろんのこと、その物語にさらなる奥行きをもたらす劇中の音楽、そして各話ごとにサプライズが施されるエンディングによって放送終了まで目の離すことができない『大豆田とわ子と三人の元夫』に、今後よりいっそう夢中にさせられていくことだろう。文 / 菅原 史稀『大豆田とわ子と三人の元夫』第七話よりドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』毎週火曜日21時よりカンテレ・フジテレビ系にて放送中公式サイト: <リリース情報>STUTS & 松たか子 with 3exes「Presence」「Presence」CDジャケット6月23日(水) 発売価格:2750円(税込)【収録曲】Presence I (feat. KID FRESINO)Presence II (feat. BIM, 岡田将生)Presence III (feat. NENE, 角田晃広)Presence IV (feat. Daichi Yamamoto, 松田龍平)Presence V (feat. T-Pablow)ほか全10曲収録各CDショップはこちら: II (feat. BIM, 岡田将生)5月26日(水) 午前0時より、iTunes、レコチョク他にて配信スタートダウンロードはこちら:
2021年05月29日松たか子主演、坂元裕二脚本による「大豆田とわ子と三人の元夫」の7話が5月25日オンエア。オダギリジョー演じる大史がとわ子にかけた言葉と、その“正体”のギャップに恐怖を感じる視聴者が続出している。3回結婚して3回離婚したバツ3子持ち、住宅建設会社「しろくまハウジング」社長でもあるとわ子に松さん。とわ子の最初の夫・田中八作に松田龍平。二番目の夫・佐藤鹿太郎に角田晃広(東京03)。三番目の夫・中村慎森に岡田将生。とわ子と八作との間に生まれた娘・唄に豊嶋花。前回突如亡くなったとわ子の親友、綿来かごめに市川実日子。「しろくまハウジング」営業部の松林カレンに高橋メアリージュン。ナレーションは伊藤沙莉が務める本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。かごめの葬儀から1年後、とわ子は朝のラジオ体操で“謎の男X”と出会う。その頃しろくまハウジングのオーナーが外資系ファンドに会社の株を売却しようとしており、とわ子は外資傘下になりリストラが進み、コストカット優先になることを避けたいと思い悩む。そんな折とわ子は“謎の男X”とバスで再会する。数学の話になると夢中になり、我を忘れてしまう…そんな“謎の男X”にとわ子はかごめのことを話し始める。急逝から1年を経て、時々かごめのことを忘れてる時があるというとわ子は、「今あいつのこと忘れちゃってた。またひとりにさせちゃった、って思います。誰にも話せないし、すごく孤独です。こんなんだったらそっちにいってあげたいよって思います」と、かごめの死のショックから立ち直り切れてない自らの想いを吐き出すとわ子に、“謎の男X”は「人生には2つルールがある。亡くなった人を不幸だと思ってはならない。生きてる人は幸せを目指さなければならない」と自らの考えを語る。その後、「しろくまハウジング」がファンドに買収されることに。なんと買収を指揮していたのは“謎の男X”=大史(オダギリジョー)だった。大史はとわ子の解任を要求。だが翌日、ラジオ体操で会った大史は穏やかな口調で話しかけてくる。驚くとわ子だが大史は「昨日お会いしたのはビジネスじゃないですか、これはプライベートでしょ」ととわ子に食べ物を勧め…というのが今回のストーリー。視聴者からは大史の“2つのルール”に「言ってること凄いわかる。僕もそんな思いで今まで生きてきたつもり」といった反応が寄せられる一方、「オダギリさんが話すたび心臓がぎゅっ、ぎゅっ、としぼんでいく感じ」などといった声も。「第7話のオダギリジョーほどサイコパスみを感じるキャラクターはいなかった。脚本に演技、映像、全てにおいて凄かったし、何より怖かった」「たった60分に演技力詰め込んでくる」「両極端の演技できるからこそのオダギリジョー、適任です!」など、その演技を絶賛する投稿も多数。一方、紙コップでワインを飲みながら、今までなら絶対言わなかったであろう言葉を発するなど、これまでにない一面を見せる慎森。岡田さんの演技にも「久々の岡田将生がかっこ良すぎる回」「大豆田の岡田将生しぬっっっっっっほど可愛くない!?」「大豆田の岡田将生どんどんよくなってく」などの反応が集まっている。(笠緒)
2021年05月26日松たか子主演「大豆田とわ子と三人の元夫」の6話が5月18日オンエア。とわ子の自宅で女性陣から“叩かれまくる”3人の元夫に多くの反応が集まる一方、後半では親友・かごめの運命と、オダギリジョーの登場に視聴者の間に衝撃と混乱が巻き起こっている。キャストは3回結婚して3回離婚したバツ3で子持ち、住宅建設会社「しろくまハウジング」の社長の大豆田とわ子に松さん。奥渋谷でレストランのオーナー兼ギャルソンをしているとわ子の最初の夫、田中八作に松田龍平。女優の古木美怜と親密になっていく二番目の夫、佐藤鹿太郎に角田晃広(東京03)。とわ子の会社の顧問弁護士をしている三番目の夫、中村慎森に岡田将生。とわ子と八作との間に生まれた娘の唄に豊嶋花。八作が想いを寄せ続けきたとわ子の親友、綿来かごめに市川実日子。八作に想いを寄せる三ッ屋早良に石橋静河。不倫を隠すため鹿太郎と接近した女優の古木美怜に瀧内公美。慎森の暮らすホテルの清掃員で、公園で偶然出会ったように見せかけ慎森に近づいた小谷翼に石橋菜津美といった顔ぶれが出演。ナレーションは伊藤沙莉が務める。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。とわ子と連絡が途絶え、誕生日を祝うため八作の店に集まっていた八作、鹿太郎、慎森は彼女を身を案じるが、そこに早良、美怜、翼が偶然来店。6人での飲み会が始まる。さらに元義父の旺介(岩松了)から呼び出され。6人はとわ子のマンションに。男性陣がギョウザを作っていると、早良は八作の、美怜は鹿太郎の、翼は慎森の“ダメなところ”を愚痴りはじめる…というのが今回のストーリー。女性陣のトークにSNSには「男ぶった斬り具合がすさまじい…名言のオンパレードや。」などのコメントが。女性陣に“叩き斬られた”鹿太郎は“反撃”しようと提案するが、慎森は自分たちがとわ子に甘えていたと反省する。そんな慎森のセリフに「みんなが当たり前のように感じていたけれど、振り返ってみればめちゃめちゃ懐が深くて器デカい女、大豆田とわ子」といった声も送られる。飲み会が解散したあと店に戻った八作は、スマホを見て驚いた表情を見せると自転車に乗り込んでどこかに急ぐ。ついた先は救急病院で、そこには悲しみに暮れる唄ととわ子が。そしてドラマはかごめの葬儀のシーンに移る…。突然のかごめの死に「大豆田とわ子がいなくなったのは、病院に行ってたから?」「待って、大豆田とわ子についていけなすぎて…」「大豆田とわ子の展開とbgmについていけない」など視聴者にも衝撃が走る。さらに物語の舞台はかごめの死から1年後へ。ラジオ体操をしているとわ子は隣の男性と目が合う…その男性を演じているのはオダギリジョー。「かごめの喪失からの一年後からのオダギリジョー 怒涛の展開」「すごいビックリしたし、最後のオダジョーにもビックリした」「かごめちゃん、なんで死んじゃったの…と思ってたらオダジョー!!!!!!」など、急展開した今回のエピソードに視聴者も驚きが隠せない様子だ。(笠緒)
2021年05月18日2021年4月23日から放送を開始したテレビドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)のTwitterの投稿が反響を呼んでいます。同ドラマは、松たか子さん演じる大豆田とわ子と、元夫3人の関係をユーモアを交えて描いた大人のラブコメディ作品。ドラマのTwitterでは、告知や撮影現場のオフショットなどを更新しています。しかし、同年5月17日に「通常このようなお知らせはいたしませんが」とし、異例ともいえる投稿をしました。【お知らせ】通常このようなお知らせはいたしませんが、明日発売のある女性週刊誌に、鹿太郎のキャスティングについて書かれた記事が掲載されます。すべて事実無根、根も葉もないデマですので、全力で無視を宜しくお願いします。鹿太郎は角田さんしかいないし、角田さんだから鹿太郎です。 #まめ夫 — 大豆田とわ子と三人の元夫 第6話5/18(火)放送 (@omamedatowako) May 17, 2021 投稿の中で触れている週刊誌の記事の内容とは、大豆田とわ子の元夫の1人、佐藤鹿太郎のキャストに関するもの。佐藤鹿太郎役は、お笑いコンビ『東京03』の角田晃広さんが演じていますが、当初は違う俳優がキャスティングされる予定だったと伝えています。しかし、記事が出る前に、ドラマ側が「すべて事実無根、根も葉もないデマ」と否定したのでした。「鹿太郎は角田さんしかいないし、角田さんだから鹿太郎です」とつづり、角田さんへの愛と思いやりにあふれる投稿内容に応援の声が寄せられています。・鹿太郎役は、角田さん以外考えられません!・公式がちゃんとこうして否定コメントを出すあたりに、出演者への配慮を感じる。・「誰でも演じられそうな役だけど、絶妙に角田さんしかだめだよね」と話したところでした。角田さんの好演が光る『大豆田とわ子と三人の元夫』は、視聴者の心に刺さる名言などがたびたび話題に。また、出演者同士のチームワークのよさは、ドラマTwitterで公開されるオフショットからも伝ってきます。制作陣の絆の強さもまた、同作が人気の理由の1つなのかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2021年05月18日坂元裕二脚本の軽妙な会話劇が話題のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ・フジテレビ系にて火曜21時〜)。松たか子(43)演じる主人公・とわ子は、中3の娘を持つバツ3の社長。離婚後もなぜか三人の元夫に振り回される愛すべきキャラクターだが、そんな彼女の魅力を引き立てるのが華やかなコーデだ。とわ子ファッションは、TPOに合わせてオシャレを楽しむのがポイント。オフィスシーンではシャツやジャケットできちんとした印象を与えるいっぽう、ラフになりがちな部屋着も高級感のあるガウンを羽織るなどして大人のカジュアルスタイルを実践している。■オフィスのラウンジでひと息つく大豆田とわ子首回りがスッキリとしたエレガントな雰囲気のワンピース。ゆったりとしたラインも縦のドレープで細見え効果抜群。■住宅建設会社で社長を引き継いだ大豆田とわ子白いブラウスに淡いベージュのジャケットを合わせた定番コーデ。差し色に黄色のボトムスを合わせればワンランク上の着こなしに。■網戸が外れるのが戦争より嫌いな大豆田とわ子部屋着としてシルクのガウンを無造作に羽織るとわ子。オフの日のカジュアルスタイルにもこなれ感をプラス。■靴の中の小石が気になる大豆田とわ子公園でのラジオ体操に同色のパーカーとジャージを着用。コートと高級ブランドのバッグを合わせれば外出スタイルに早変わり?一見、主張が強く見える原色も、肩肘張らず、ナチュラルに着こなすのがとわ子流。アラフォー世代がお手本にしたい大人コーデに挑戦してみよう!「女性自身」2021年5月25日号 掲載
2021年05月15日松たか子主演、坂元裕二脚本による「大豆田とわ子と三人の元夫」第5話が5月11日放送。今回は松田龍平演じる八作に様々な反応が寄せられるとともに“4番目の夫候補”として登場した門谷には怒りの声、彼を演じる谷中敦の演技には多数の賞賛が集まっている。3回結婚して3回離婚したバツ3で子持ち、住宅建設会社「しろくまハウジング」の社長の大豆田とわ子を松さんが演じ、とわ子が三人の元夫たちに振り回されながらも、日々奮闘するたまらなく愛おしいロマンティックコメディーとなる本作。奥渋谷でレストランのオーナー兼ギャルソンをしているとわ子の最初の夫、田中八作に松田さん。ファッションカメラマンで二番目の夫、佐藤鹿太郎に角田晃広(東京03)。とわ子の会社の顧問弁護士で三番目の夫、中村慎森に岡田将生。とわ子と八作との間に生まれた娘の唄に豊嶋花。破天荒な人生を歩んできたとわ子の親友、綿来かごめに市川実日子。八作の親友の彼女、三ッ屋早良に石橋静河、古木美怜に瀧内公美、小谷翼に石橋菜津美。松林カレンに高橋メアリージュンといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。しろくまハウジングに話題のイベント会社からアートイベントの仕事が舞い込む。華やかな仕事に若手が盛り上がるなか、先方の社長・門谷(谷中敦)が“バツ3”であることを告白、とわ子と意気投合。一方、門谷は予算の事になると話をはぐらかすのだった。そんななか、とわ子は自分のバースデーサプライズを社員たちが準備していることを知ってしまう。さらに門谷からプロポーズされ、離婚の原因となった八作の“片思い”の相手がかごめであることにも気づいてしまう…というのが今回のストーリー。唄はとわ子のために元夫たちのメッセージ動画を撮影。そこで八作は「大豆田とわ子はずっと最高です」と語る一方で、かごめにずっと片思いもしていた…「"大豆田とわ子が最高"なのは本音なんだろうな、でもかごめちゃんを好きなんだろうな。」「八作はかごめが好きか~~~。でもとわ子のことも別のベクトルで好きだし、尊敬もしてる。」「八作がかごめちゃんのことを好きなのだとしても、「大豆田とわ子はずっと最高です」って言う言葉にも嘘はないように見える」など、SNSには八作の気持ちを慮る視聴者からの声が続々と投稿される。一方、追加予算の話をはぐらかし1億に及ぶ損害をしろくまハウジングに与え、とわ子を「可哀想な女性」呼ばわりし「僕にとって離婚は勲章だけど、あなたにとっては傷」と侮辱する門谷には「け!い!や!く!し!ろ!!!」「大豆田とわ子はかわいそうなんかじゃないです!」「結婚前にモラハラがわかってよかったね大豆田とわ子!!!でも会社の契約はどうなるの大豆田とわ子!」「何なんだ、この男。何故勝手に人の人生決めつけることができるんだろ」など怒りのコメントが殺到。そんな門谷を演じるのは「東京スカパラダイスオーケストラ」の谷中さん。大豆田とわ子と三人の元夫 第5話 を御覧頂いた方々、本当に本当にありがとうございました。 @omamedatowako pic.twitter.com/TlmP8BxFTd— 谷中敦 (@a_yanaka) May 11, 2021谷中さんのTwitterには「めっちゃカッコ良かったです ちょっと引きましたけど」「ドラマでのレアな谷中さん 性格悪い役でもカッコ良かったです」「俳優谷中敦さんの悪役が冴えてました!」など、その演技を讃える声が多数送られている。(笠緒)
2021年05月11日松たか子主演「大豆田とわ子と三人の元夫」の4話が5月4日オンエア。松田龍平演じる八作に対する親友の“オーガニックなホスト”という表現に「めっちゃわかる」「ぴったりの言葉」などの声が続出している。松さん演じる大豆田とわ子と、彼女の三人の元夫たちとのロマンティックコメディーが展開する本作は、『花束みたいな恋をした』も話題を呼んだ脚本家・坂元裕二が手がける完全オリジナル最新作。3回結婚して3回離婚したバツ3子持ちで、住宅建設会社「しろくまハウジング」の社長でもあるとわ子に松さん。とわ子の最初の夫で、親友の彼女からアプローチされる田中八作に松田さん。とわ子と結婚するためにファッションカメラマンになり、今は女優に翻弄されている二番目の夫、佐藤鹿太郎に角田晃広(東京03)。「しろくまハウジング」の顧問弁護士でもある三番目の夫、中村慎森に岡田将生。とわ子の中学3年生になる娘、唄に豊嶋花。とわ子の親友、綿来かごめに市川実日子。八作に想いを寄せる三ッ屋早良に石橋静河。不倫を隠すため鹿太郎を利用しようとする女優の古木美怜に瀧内公美。慎森が公園で偶然出会う小谷翼に石橋菜津美といった顔ぶれが出演。またナレーションを伊藤沙莉が務める。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は“モテすぎる”八作が早良から猛アプローチを受けるなか、彼女の浮気を疑い始めた彼氏で八作の親友でもある俊朗から3人での食事に誘われることに。早良に嫌われようと汚らしいふるまいをする八作だが、早良からは「そういうことでは嫌いにならないよ」と言われてしまう…という展開に。食事の際に俊朗が八作のことを「オーガニックなホスト」と表現するセリフがあるのだが、このワードに視聴者からは「なにこの松田龍平にぴったりの言葉」「オーガニックなホストってめっちゃわかる気がする」「松田龍平の代名詞じゃん…」などの反応が殺到。早良にわざと嫌われようとする振る舞いにも「鼻をほじってもお洒落なポーズに見えるな 恐るべし松田龍平」といったコメントが。また、とわ子とかごめが子どもの頃、マンガ家を目指していたこと、かごめが両親を亡くしていたという過去も発覚。「ただただ恋愛が邪魔」と言うかごめ。その後、八作の口から別に好きな人がいたがとわ子と結婚、それが原因で離婚したことが明かされる。「僕が好きになった人は、恋はしないと決めてる人だった」という八作の言葉に「え、え、かごめちゃんってこと!???」と視聴者も驚きを隠せない様子。「とわこと結婚すればかごめちゃんとずっと一緒にいられるもんな…」「大豆田めちゃくちゃ面白くなってきちゃったじゃん…」など予想外の展開に、今後のストーリーが気になる視聴者も続出している模様だ。(笠緒)
2021年05月04日「カルテット」を生みだした主演・松たか子×脚本・坂元裕二の再タッグによるロマンティックコメディー「大豆田とわ子と三人の元夫」では次回、いよいよ松田龍平が演じる“最初の夫”・田中八作にスポットが当たるようだ。松さんにとって15年ぶりとなるカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ主演となる本作は、映画『花束みたいな恋をした』で話題の坂元さんによる完全オリジナルストーリー。松さんが3回結婚して3回離婚した主人公・大豆田とわ子に扮し、3人の元夫たちが彼女の日常に入り込んできては“わちゃわちゃ”を繰り広げている様子がたまらなく面白い。特に、とわ子と最も付き合いが長そうな八作を「カルテット」でも共演した松田さんが演じているのが絶妙だ。とわ子&三人の元夫で“カルテット”結成!?知らず知らずのうちにできた指のささくれに物が引っかかるような、日常のささやかな“思い当たる節のある”出来事やその違和感を、坂元脚本ならではの会話劇やナレーションで描いている本作。松田さんが演じる八作は、とわ子の最初の夫で、中学3年生の娘・唄(豊嶋花)の父親であり、奥渋谷にあるレストラン「オペレッタ」のオーナー兼ギャルソン。「けんかはしない」「嫌いな人とかいない」という、とにかく誰にでも優しい天然モテ男の八作だが、それゆえに時々面倒なことにも巻き込まれてしまう。第1話では、災難続きのとわ子が工事中の道路の穴にはまってしまったことがあった。そこに救世主のように「やっほー」と現れたのが八作であり、そのまま彼の部屋に泊まることになると、もしや早々に関係再燃かと視聴者をやきもきさせることに。ストレスから解放されたとわ子が、風呂場で「ロマンティックあげるよ」を熱唱する(松さんの美声!)のも優しく見守り、柳川風うどんを振る舞う八作。余計な勘ぐりをしないスマートさがいい。そのとき、亡きとわ子の母から「一生大事にしてやって」と言われたことを八作は打ち明け、ほかにも何か言いたそうにするが、安心しきったとわ子は寝入ってしまった。かつて「カルテット」では、松さん演じる第1ヴァイオリン奏者・巻真紀に密かに想いを寄せる第2ヴァイオリン奏者の別府司を松田さんが演じており、2人の距離感の近い共演はやはりキュンとくる。だが、器が小さくて愛らしい2番目の夫・佐藤鹿太郎(「東京03」角田晃広)、理屈っぽくひねくれ者なのが愛おしい3番目の夫・中村慎森(岡田将生)までも八作の部屋に大集合。その後も自然と「オペレッタ」に彼らが引き寄せられてしまうことに。お互いに持論を展開し、「ねっ」「何の“ねっ”ですか」と同意を求め合う3人の元夫の姿は微笑ましいというのか、同じ女性を愛して一度は結婚したのだから親友になってもおかしくない親和性があるのだと思えてくる。スピンオフドラマ「チェインストーリー 大豆田とわ子を知らない三人の男たち」では、そんな彼らが大豆田とわ子と出会っていないパラレル・ワールドを舞台に“わちゃわちゃ”している様子が描かれている。つかみどころのないキャラクターがハマりすぎる故・松田優作を父に持ち、母は松田美由紀、弟・翔太も俳優で、妹・ゆう姫も「コントが始まる」でドラマデビューと、芸能一家育ちの松田さん。10代で出演した『御法度』(99)や『青い春』(02)などで注目されたことで、どこか尖っていて近寄りがたい映画俳優のイメージがあった、という人もいるかもしれない。その後、永山瑛太(当時は瑛太)とバツイチ男2人の便利屋を描いた『まほろ駅前多田便利軒』(11)のつかみどころのない、素性もよく分からない行天春彦役が話題となり、連続ドラマ「まほろ駅前番外地」と続編映画『まほろ駅前狂騒曲』にも出演。朝ドラ「あまちゃん」のマネージャー・水口琢磨役が“ミズタク”と呼ばれてお茶の間の人気を集め、映画『探偵はBARにいる』シリーズでも大泉洋演じる“探偵”のバディ・高田として、やけに喧嘩が強い自由すぎるキャラクターもハマり役に。日本アカデミー賞最優秀主演男優賞ほか各賞を総ナメにした『舟を編む』の辞書編集者役でも幅広い層のファンに親しまれることになった。そんな中、2017年の「カルテット」では、割と“面倒くさい”キャラクターは高橋一生に任せ、松田さん演じる別府はいたってニュートラルに4人の調整役を担っていたのが印象的。今作でも松さん演じるとわ子と、角田さん演じる鹿太郎、岡田さん演じる慎森と“カルテット”を形成しているが、集う場がレストランということもあり、それぞれの間を取りもつような立ち位置といえる。だが、ほかの2人のように、とわ子にまだ未練があるのか否か、いまひとつ真意は読み取れない。しかも、親友・俊朗(岡田義徳)の彼女・三ッ屋早良(石橋静河)からもモテてしまっているのだ。松田龍平「とわ子に対する気持ちが4話から徐々に解き明かされる」第2話では慎森、第3話では鹿太郎がクローズアップされたが、第4話からはつかみどころのないキャラクターの八作の内面や過去が徐々に明らかになっていく。本作のこれまでを振り返り、松田さんは「すごくムードがある作品だと思います。とわ子が本当にキラキラして、素敵で、明るくて、面白い。とわ子を中心にそれぞれ個性豊かな人たちがいることで、より煌めくような作品だなって思います。一言で表現するのは難しいですけど、映像の雰囲気も含めて、“ロマンティック”っていう言葉はすごく合うなと思っています」と語る。さらに、「鹿太郎や慎森も、2人で言い合っているかと思えば、急にカッコいいことを言いますよね。それに2話3話と、2人とも最終的にはとわ子に支えられている感じが、個人的には好きなところですね」と彼らの関係性について話し、「八作に関しては、とわ子に対する気持ちが4話から徐々に解き明かされていって、見えてくるものがあるんじゃないかと思います。僕自身もこれから楽しみです」と気になるコメントを寄せている。第4話隠されていた三角関係が明らかに!?とわ子の親友・かごめ(市川実日子)に恋の兆しが。オーケストラ指揮者の五条(浜田信也)から食事に誘われるかごめを見て、自分のことのようにウキウキするとわ子だったが、当のかごめは最近夜道を誰かにつけられたり、意識的にスマホの着信を無視したりと、何か隠し事がある様子。はたして、自由に人生を送るかごめにいったい何が?さらに、親友の俊朗の彼女・早良から猛烈なアプローチをかけられた八作。俊朗や早良との食事会では鼻をほじくったり、口元を汚したりとわざと行儀が悪いふるまいをしてなんとか早良に嫌われようと試みる八作だったが、早良の行動はより大胆になっていき…。なお、ドラマのこれまでをまとめたダイジェスト動画も公開。波乱が起きそうな第4話に向け、個性豊かな登場人物たちのキャラクター説明を名場面と共に振り返る内容になっている。とわ子と3人の元夫の“カルテット”に、何やらひと悶着が起こりそうな予感大。「モテたい人にモテなきゃ意味ない」と語った八作の思いが、ついに明らかになるのかも!?「大豆田とわ子と三人の元夫」は毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。(text:Reiko Uehara)
2021年05月04日松たか子主演、坂元裕二脚本による「大豆田とわ子と三人の元夫」の3話が4月27日オンエア。今回は角田晃広(東京03)さん演じる鹿太郎フィーチャー回となり、松さんとのダンスシーンやエンディングでのラップなど角田さんの演技に絶賛の声が集中している。『花束みたいな恋をした』「カルテット」など数々の映画、ドラマで知られる脚本家・坂元裕二の完全オリジナル作となる本作。住宅建設会社「しろくまハウジング」の社長で、3回結婚して3回離婚したバツ3の大豆田とわ子に松さん。とわ子の最初の夫、田中八作に松田龍平。二番目の夫、佐藤鹿太郎に角田さん。三番目の夫、中村慎森に岡田将生。とわ子と八作の娘で中学3年生の唄に豊嶋花。鹿太郎に好意を寄せている女優の古木美怜に瀧内公美。八作の親友の彼女だが八作に惹かれていく三ッ屋早良に石橋静河。慎森と接近する小谷翼に石橋菜津美。市川実日子や高橋メアリージュンも出演。ナレーションを伊藤沙莉が務めている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回の3話は若手建築士の仲島登火(神尾楓珠)による大学図書館の設計を一旦は絶賛したとわ子が、松林(高橋さん)から採算度外視のプランだと指摘され、その設計を却下したことがきっかけで仲島が退社してしまう。鹿太郎は部屋に飾っていたとわ子の写真についてカメラアシスタントに聞かれ、とわ子とダンス教室で出会ってからプロポーズするまでの思い出を語る。鹿太郎は自らをファッションカメラマンと嘘をついて仲良くなり、その後本当にファッションカメラマンになっていた。離婚後もとわ子に未練がある鹿太郎だが、自分に好意を寄せてくれている美怜も気になる…だが美怜から聞かされた身の上話が、彼女の過去の出演作の設定だと判明。さらに別の男性と車内で親密にしている姿を見てショックを受ける鹿太郎。美怜に別れを告げる鹿太郎だが、美怜は交際相手が鹿太郎とそっくりだと明かし、自分たちを守るために鹿太郎に身代わりになるよう頼んでくる…というストーリー。冒頭で見せる“小物”ぶりから、とわ子との社交ダンスシーンまで鹿太郎をメインに据えた今回のエピソード。角田さんの演技に「角田さんの役はあてがきかな?」「角田さんの表情の演技大好きだよ!」「角田さんが素敵なんですけどおおおお!!」「台詞のテンポが良すぎるの流石だわ」などの声がタイムラインに溢れる。「寂しい背中をさせたら世界一」「面倒くせぇ感じの役似合い過ぎ」など角田さんの演技を讃える声も多数。またエンディングではラップパートも担当し、角田さんのラップにも「角田ラップうまwwwかっこいい」「角ちゃんのラップが聞けるとは思わなかったー!」などの声が多数寄せられている。(笠緒)
2021年04月27日松たか子主演、松田龍平、角田晃広(東京03)、岡田将生共演による「大豆田とわ子と三人の元夫」の2話が4月20日オンエア。慎森を演じる岡田さんに「最高の演技」と絶賛の声が集まる一方、前回と違う“第2話主題歌”にも大きな反響が集まっている。『花束みたいな恋をした』などで知られる脚本家・坂元裕二の最新作にして完全オリジナル作となる本作は、松さん演じる大豆田とわ子と、彼女の三人の元夫たちとのロマンティックコメディー。レストラン「オペレッタ」のオーナー兼ギャルソンをしているとわ子の最初の夫、田中八作に松田龍平。とにかく器が小さいファッションカメラマンをしている二番目の夫、佐藤鹿太郎に角田晃広(東京03)。とわ子が社長を務める「しろくまハウジング」の顧問弁護士で理屈っぽくてひねくれ者な三番目の夫、中村慎森に岡田将生。とわ子と八作との子どもで中学3年生の唄に豊嶋花。また八作の親友の彼女、三ッ屋早良に石橋静河。鹿太郎に接近する女優の古木美怜に瀧内公美。派遣切りで仕事と家も失った小谷翼に石橋菜津美。市川実日子、高橋メアリージュンらも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2話では、とわ子が財界きってのグルメ社長から“すき焼き用卵”をプレゼントされ、それが引き金となってとわ子の家に元夫3人が集まりすき焼きパーティーが開かれることに。とわ子の部屋にやってきた慎森は結婚当時の思い出が詰まったソファーが処分されていることに気づきショックを受ける。とわ子と2人きりになったタイミングで、慎森はその理由を問いただす…という展開に。他にも結婚後、司法試験に3度不合格となり、仕事で成果を上げていくとわ子に嫉妬。追い詰められていった過去など慎森の色々な面が明らかに。視聴者からは「思い出のソファ捨てられた3番目のあがきがかわいい」「こじらせ岡田将生がめちゃめちゃ親近感……」「理屈っぽくてめんどくさくて未練タラッタラな役でかわいすぎてあまりにも最高すぎる」「岡田将生の最高の演技は、告白と思ってきたけれど、大豆田とわ子で、更新した気がする」など、慎森を演じる岡田さんに絶賛の嵐が巻き起こる。一方、1話で流れたエンディング曲「Presence I(feat. KID FRESINO)」に続き、2話では岡田さんもフィーチャーされた「Presence II(feat. BIM, 岡田将生)」がエンディングを飾った。放送後には「大豆田ED毎回変わる感じオサレすぎる」「もしかしてエンディングが毎回違うの?」「エンディング楽しみ過ぎ」「エンディング毎回違うんか…オシャレにオシャレ重ねてオシャレ」などの声が殺到、「もしかして次もエンディングかわる?」など今後の“エンディング”に注目する声も多数寄せられている。(笠緒)
2021年04月20日4月13日より東京・よみうり大手町ホールで上演中の「坂元裕二 朗読劇2021」。ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』、映画『花束みたいな恋をした』などのヒットで知られる脚本家の坂元裕二が作・演出を手掛け、高橋一生×酒井若菜、千葉雄大×芳根京子、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳の6組が読み手となることも話題の本公演。この度、4月22日(金)の東京公演と、4月30日(金)~5月2日(日)の大阪公演に出演する福士蒼汰を招いて、合同取材会が行われた。参加が決まったときは「嬉しかった」という福士だが、「朗読劇が初めてなので、どんな感じになるのか、僕にできるのか」という不安もありつつ、「挑戦してみたい気持ちが強くて。是非やりたい」とオファーを快諾。あとわずかとなった本番に向けて、「緊張もするし、どうなるかわからない」と話しながらも、「稽古1日を通して楽しみになってきました」といまの心境を語った。共演する小芝風花については、「凄くナチュラルではつらつとした方。彼女の持つ声質は本当にきれいで、一緒に心地よくお芝居ができる人」、作・演出の坂元については、「厳しい方かなと思っていたんですが、フラットでナチュラルな印象を受けました。一緒に居て相談をしやすい環境を作ってくださる方です」と、それぞれの印象をコメント。今回上演する「忘れえぬ忘れえぬ」「不帰の初恋、海老名SA」「カラシニコフ不倫海峡」では、境遇も年齢も異なる3人の男性をそれぞれで演じるが、「人間の本質を描いたような作品なので、捉え方が色々ある。捉え方が人によって違うであろう作品を、この瞬間に朗読劇としてできることが嬉しいという感覚が大きいです」と意気込んだ。舞台を楽しみにしている観客に向け、「本当にありがたいなと思います。朗読劇や舞台をやってほしいという声があって、実際にやることができて、ありがたいです」と感謝の気持ちを述べた。小芝風花とのタッグで、個性豊かな3作の朗読劇をどのように展開するのか、期待が高まる。【公演情報】『坂元裕二 朗読劇 2021「忘れえぬ 忘れえぬ」、「初恋」と「不倫」』出演:高橋一生×酒井若菜、千葉雄大×芳根京子、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳(出演日順)●東京公演公演期間:2021年4月13日(火)~25日(日)会場:よみうり大手町ホール上演作品 :1.「忘れえぬ 忘れえぬ」、2.「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」、3.「カラシニコフ不倫海峡」チケット料金:全席指定 6,800円(税込) ※未就学児入場不可チケット発売日:3月28日(日) 10:00~主催:フジテレビジョン / MA パブリッシング / サンライズプロモーション東京お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日 12:00~15:00)●大阪公演公演期間:2021年4月28日(水)~5月2日(日)会場:松下IMP ホール上演作品 :1.「忘れえぬ 忘れえぬ」、2.「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」、3.「カラシニコフ不倫海峡」チケット料金:全席指定 6,800円(税込) ※未就学児入場不可チケット発売日:4月10日(土) 10:00~主催:関西テレビ放送 / サンライズプロモーション東京運営協力:キョードー大阪お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(月~土 11:00~16:00)●札幌公演公演期間:2021年5月7日(金)~5月8日(土)会場:道新ホール上演作品 :1.「忘れえぬ 忘れえぬ」、2.「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」、3.「カラシニコフ不倫海峡」チケット料金:全席指定 6,800円(税込) ※未就学児入場不可チケット発売日:4月15日(木) 10:00~主催:道新文化事業社 / 道新スポーツ / エフエム北海道お問合せ:道新プレイガイド 0570-00-3871(月~土 10:00~17:00)公式サイト:
2021年04月20日先日、ついに放送がスタートした松たか子主演ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」でナレーションを務め話題となった女優・伊藤沙莉からコメントが到着した。今期のカンテレ・フジテレビ系火9ドラマは、バツ3・子持ちの社長の大豆田とわ子が、“三人の元夫”に振りまわされながら日々奮闘する、脚本家・坂元裕二が完全オリジナルで描くロマンティックコメディー。主演の松さんをはじめ、元夫役には松田龍平、角田晃広、岡田将生がキャスティングされ、放送前から話題となっていた本作だが、ついに第1話が放送されると、斎藤工演じる船長さんの登場、「STUTS & 松たか子 with 3exes」による主題歌やエンディング映像など未発表のサプライズが話題に。とりわけ注目を集めたのが、伊藤さんのナレーション。Twitterのトレンドワードに名を連ね反響を呼んだ。子役から着実にキャリアを重ね、近年ではアニメ「映像研には手を出すな!」に出演し、声優やナレーターとしても活躍の場を広げている伊藤さん。坂元裕二作品としては、「わたしたちの教科書」以来となる今作では、登場人物たちに寄り添い、時にツッコミを入れながら、その心情を巧みに伝えてくれる。オファーをふり返って伊藤さんは「中学生の頃、一度だけ学園モノの生徒役で出演させていただいて以来の、念願の坂元裕二さんの作品で、オファーしていただいた時は、一ファンとしては作品に携わることができるということが幸福すぎて叫びました。今は連載を待っているようなワクワクした気持ちで、台本がくるのを毎回楽しみにしています」と今回の参加を喜び、「作品(登場人物など)と視聴者さんの間にいられたらいいなと思っています。もちろん存在として作品寄りではありますが、ナレーションのセリフも、せっかくおかしみのある、時にあたたかい言葉をいただいたからには、そういう空気を大切にしつつ、かゆいところに手が届く感じになるといいなと密かに思っています」とコメント。そして「連続ドラマはきっとそういうものだとは思いつつも、やっぱり毎週火曜が来るのが楽しみで仕方なくなる。そうなることでちょっと視界がワントーン明るくなる。そんなドラマだと思います。登場人物のおかしくも愛おしい言動を、かと思いきや、突然胸が“キュウ”ってなる感じを、ぜひナレーションと共に楽しんでいただけたらいいなと思います」とメッセージを寄せている。また、松田龍平が演じるとわ子の最初の夫・八作の友人で、レストラン「オペレッタ」を一緒に立ち上げた心配性のシェフ・持田潤平役として、音楽家・長岡亮介が登場し話題に。「ペトロールズ」の活動に加え、浮雲名義で参加する「東京事変」のギタリストや、数多くのアーティストのサポートギタリストと、ミュージックシーンで活躍を見せる長岡さんだが、俳優としての映像出演は今作が初めて。「『なんでだろう?』と思いました。でも『ぜひ長岡さんで』とオファーをいただいたのでお受けしました」とオファー時をふり返り、「監督さんからあまり何も言われないので、『これでいいのかな?』と思いながらやっています(笑)」と撮影の様子も明かす。またドラマ公式Twitterは「台本ではイケメンシェフと書かれていたので、龍平さんと並んでほしい、こんな2人がいるお店があったら行きたいと思うシェフ潤平役をギリギリまで悩み、突然閃いた長岡亮介さん。ダメ元でオファーしました。レギュラーです。めちゃくちゃ素敵です」と出演秘話を投稿している。なお、「オペレッタ」には第2話以降、とわ子、慎森、鹿太郎をはじめとした様々な登場人物が訪れるという。「大豆田とわ子と三人の元夫」は毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。「チェインストーリー大豆田とわ子を知らない三人の男たち」はGYAO!にて配信中。(cinemacafe.net)
2021年04月19日昨日4月13日にスタートしたドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の主題歌、「STUTS & 松たか子 with 3exes」による「Presence I (feat. KID FRESINO)」が、各配信サイトにて配信がスタートした。『花束みたいな恋をした』を手掛けた脚本家・坂元裕二の最新作で、完全オリジナル作品となるドラマは、松たか子扮するとわ子が、三人の元夫たち(岡田将生、角田晃広、松田龍平)に振り回されながら日々奮闘するたまらなく愛おしいロマンティックコメディー。配信がスタートした今回の主題歌は、トラックメーカー/MPC PlayerのSTUTSがトラック制作及び楽曲プロデュースを担当し、KID FRESINOをフィーチャリングに迎え、ドラマ主演の松さんがメインヴォーカル、3exes(=三人の元夫)と名乗る岡田さん、角田さん、松田さんがコーラスで参加。松さんによる歌のメロディー・歌詞は、シンガー・ソングライターbutajiとSTUTSが制作。歌だけでなく、KID FRESINOのリリック&ディレクションでレコーディングされた松さんのラップパートも必聴だ。松さんは「STUTSさん、そして彼のもとに集まる才能豊かな皆さんと、ドラマの主題歌、エンディングの映像を作れたことをとても誇りに思います」とふり返り、「ドラマを観てくださった皆さんへの、毎週のお楽しみになるかと思います。どうぞお見逃しなく!」とメッセージを寄せている。なお、「Presence I (feat. KID FRESINO)」Official Music Videoが本日20時にYouTubeプレミア公開される。「大豆田とわ子と三人の元夫」は毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。(cinemacafe.net)
2021年04月14日松たか子主演、坂元裕二脚本による「大豆田とわ子と三人の元夫」が4月13日から放送開始。SNSでは伊藤沙莉のナレーションにざわめきが走るなか、映画のようなテイストの映像に松さんと坂元さんがタッグを組んだ「カルテット」を思い出す視聴者が続出している。これまでに三度結婚し、三度離婚している大豆田とわ子が、三人の元夫たちに振り回されながらも、日々奮闘するたまらなく愛おしいロマンティックコメディーとなる本作。3回結婚して3回離婚したバツ3で子持ち、住宅建設会社「しろくまハウジング」の社長のとわ子を松さんが演じ、とわ子の最初の夫で、現在は奥渋谷でレストラン「オペレッタ」のオーナー兼ギャルソンをしている田中八作に松田龍平。業界でも認められたファッションカメラマンで、とわ子のことが今でも好きで好きでたまらない二番目の夫、佐藤鹿太郎に角田晃広(東京03)。とわ子が社長を務める「しろくまハウジング」の顧問弁護士で理屈っぽくてひねくれ者な三番目の夫、中村慎森に岡田将生。とわ子と八作との間に生まれた娘で中学3年生の唄に豊嶋花。とわ子の親友の綿来かごめに市川実日子。「しろくまハウジング」営業部の責任者、松林カレンに高橋メアリージュン。八作の親友の彼女、三ッ屋早良に石橋静河。鹿太郎と撮影をきっかけに出会う女優の古木美怜に瀧内公美。慎森が公園で偶然出会う小谷翼に石橋菜津美といった顔ぶれが出演。1話には斎藤工もゲスト出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話では社長就任と同時期に亡くなった母親のパソコンを開こうとしたとわ子が、パスワードが設定されていることに気付く。別れた夫のうちの誰かが設定したものらしく、唄から元夫たちに確認して欲しいと促され、とわ子は一人ずつ元夫のもとを訪ねていく…というのが1話のストーリー。放送が始まるとナレーションの声に「このナレーション好き!誰だろう?伊藤沙莉さんみたい」「さてはナレーション伊藤沙莉!?!?」「大豆田見始めたらナレーションが映像研の主人公の声」など、伊藤さんの声だと気づいた視聴者からの反応が殺到。「沙莉ちゃんの声聞けるだけでも幸せ」「伊藤沙莉ちゃんのナレーションも最高にマッチしてた!声が素敵」など、伊藤さんのナレーションにタイムラインが盛り上がりを見せる。また「坂元さんの脚本節炸裂」「冒頭からナレーションの洪水、セリフの応酬合戦をきいて坂元ドラマ観てる~って喜びを実感」「大豆田とわこ、音楽から坂元裕二さんのドラマ感あって最高」などの声とともに、「松たか子と松田龍平とかカルテットやん、絶対おもろいやんって思ったら脚本も坂元裕二さんやったんやな!!確実におもろいやん!!」「カルテット最高だったけど大豆田もさいこぅさいこぅッ!」など松さん、松田さんが共演し坂元さんが脚本を手がけた「カルテット」を連想する視聴者からの声も多数寄せられている。また、STUTS&松たか子 with 3exesによる「Presence I(feat. KID FRESINO)」の主題歌にも「大豆田めちゃくちゃ面白いし、主題歌情報ぜんぜん無かったからぶっ飛んだ」「主題歌はSTUTSくんと松たか子さんとのコラボだし、長岡亮介さんは俳優さんで出てるわ、 大豆田とわこと三人の元夫のラスト3分ぐらいで絶叫2連発!!」と驚きの声が集まっていた。(笠緒)
2021年04月13日松たか子主演ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」のスピンオフドラマ「チェインストーリー 大豆田とわ子を知らない三人の男たち」が、毎週ドラマ本編のテレビ放送終了後から「GYAO!」にて独占配信されることが決定した。脚本家・坂元裕二の完全オリジナルとなる「大豆田とわ子と三人の元夫」は、松さん演じるバツ3・子持ちの社長の大豆田とわ子が、“三人の元夫”に振りまわされながら日々奮闘するロマンティックコメディー。離婚してもなお、とわ子のことを忘れられない元夫を、松田龍平、角田晃広、岡田将生が演じる。“物語と視聴者をより深くつなげる”というコンセプトのもと制作される今回の配信ドラマは、「元夫たちがとわ子と出会っていないパラレルな世界」で生活していたら…という設定で、本編にも登場するレストラン「オペレッタ」を舞台に物語が展開。本編では「オペレッタ」のギャルソンの八作(松田さん)、弁護士の慎森(岡田さん)、カメラマンの鹿太郎(角田さん)が、“こちらの世界”では「オペレッタ」の日替わりシェフとして働き、3人はとわ子を知らない。また、本編ではとわ子の部下・松林カレン(高橋メアリージュン)が、配達員として店に出入りするなど、ほかの登場人物たちも“個性的なキャラクターを活かした別の設定”で登場。3人のもとで働くスタッフ・丸田タカト役として小泉光咲が出演。本作は、坂元さんが教鞭をとる東京藝術大学大学院映像研究科の卒業生で、坂元のゼミで鍛え上げられた若き脚本家、市之瀬浩子と兵藤るりが物語を紡いでいく。「チェインストーリー 大豆田とわ子を知らない三人の男たち」はGYAO!にて独占無料配信。初回は4月13日(火)ドラマ本編のTV放送終了直後から配信開始。「大豆田とわ子と三人の元夫」は4月13日より毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2021年04月12日