明治学院大学経済学部の中野暁専任講師と赤松直樹准教授らの研究グループは、消費者の購買やメディア接触の実行動が記録されたパネルデータと、アンケート調査によって取得した心理データを統合したシングルソースパネルデータを用いて、消費者セグメンテーション・アプローチによる探索的な分析を実施し、パニック購買する消費者の特性を明らかにしました。本研究成果は、2022年12月14日に日本商業学会の欧文誌International Journal of Marketing & Distribution (IJMD)にて“Consumer panic buying: Understanding the behavioral and psychological aspects”(消費者のパニック購買:その行動的・心理的側面の理解)としてオンライン掲載されました。また、2023年5月27日に行われた日本商業学会第73回大会にて、学会賞論文部門『IJMD』優秀論文賞を受賞しました。◆概要新型コロナの感染拡大初期、日用品・食品の過度な買い占めといった消費者によるパニック購買現象が全国各地で問題とされました。パニック購買は、地震や感染症などの災害の後によく起きる消費者行動として古くから観測されてきました。しかしながら、どのような性質を持った人たちがそうした行動をとるのかについては必ずしも十分に理解されてきませんでした。特に、実際の購買行動と消費者の心理を結びつけて解釈する取り組みはあまり行われてきませんでした。本研究では、2020年2月の政府による小中学校の休校宣言と4月の第一回緊急事態宣言の後に、2度のパニック購買機会があったことを、日用品・食品の消費者の購買金額の時系列波形から観測しました。このときに、2度にわたり通常時より大幅に買い溜めを行った強くパニック購買をする人たち(全消費者の5.8%)、日頃から購買経験が豊富でこれら機会にはパニック購買せず、通常時より少し多くの備蓄を行った人たち(39.2%)、1度目の波ではあまり多く買いませんでしたが、2度目には合理的に多くの購買を行った人たち(15.0%)といった特徴的な5つのセグメントを特定しました。強くパニック購買する人たちは、普段あまり日用品・食品を買わない男性が多く、その心理には不安感や衝動性が関係していることが示されました。この人たちは、ウェットティッシュを日頃の約22倍、ペット用品を約12倍、トイレットペーパーや米を約7倍買うなど極端な買い溜め行動が見られました。また、消費者の大部分を占める通常よりも少し多くの備蓄を行った人たちには、女性で家族人数が多い、購買経験が豊富な人たちが含まれていました。これらの結果は、一部の極端な人たちが大量に買い占めていることを実証的に示しています。そのため、小売業者にとっては、一人あたりの購入数量の制限を行うなど、消費者全体に商品を行き届かせる施策が重要であることがデータからも示唆されました。◆本研究のポイント・新型コロナの感染拡大初期、2020年2月の休校宣言と4月の第一回緊急事態宣言の後の2度の機会に、日用品・食品の過度な買い占めといった消費者のパニック購買現象が確認されました。・本研究では、実際の消費者の購買が記録された行動データとアンケートによる心理データを統合した分析を行い、パニック購買する消費者の特性を明らかにしました。・2度にわたり通常時より大幅に買い溜めたパニック購買者(全消費者の5.8%)は、普段あまり日用品・食品を買わない男性が多く、その心理には不安感や衝動性が関係していました。・この人たちは、第1波時にウェットティッシュを日頃の約22倍、ペット用品を約12倍、トイレットペーパーや米を約7倍買うなど極端な買い溜め行動が見られました。・一方で、消費者の大部分である日頃の購買経験が豊富な人たち(39.2%)は、パニック購買を行っているのではなく、通常よりも少し多くの備蓄を行っているだけであることが確認されました。・一部の極端な人たちの買い占めを制限する施策を行うことが、消費者全体に商品を行き届かせる上で重要であることが示唆されました。◆研究内容■背景パニック購買は、災害の後によく見られる消費者行動であり、新型コロナの感染拡大初期には、店舗の棚が空になる現象が世界中でみられるなど、大きな社会問題になりました。通常、消費者は将来の消費を見越して備蓄を行いますが、パニック購買は予想される消費量の不足水準を大幅に上回るような買い溜め行動であり、不安感などのネガティブな感情がそれを引き起こすことが知られてきました。しかしながら、実際にどのような商品がどの程度多く、誰にパニック購買されるのか、その特性を行動的側面から理解した研究は限られていました。また、そうした行動には、どのような消費者の心理が関係するのか、実際の購買行動と消費者の心理を結びつけて解釈する取り組みはあまり行われてきませんでした。そこで、本研究では複数のデータソースが統合されたシングルソースパネルデータを用いて、パニック購買する消費者の行動的・心理的特性を探索的に検証する実証研究を行いました。■データと研究手法データには、株式会社インテージが運営するi-SSP(R)(インテージシングルソースパネル(R))※注1におけるSCI(R)(全国消費者パネル調査)※注2、モバイル調査、テレビ視聴調査、アンケート回答を利用しました。このデータでは、購買行動と情報接触行動、消費者心理の関係を捉えることができます。分析は図1の手順で行われました。まず、データ内の全消費者の購買を集計した金額前年比(7日移動平均)の時系列波形から一時的な購買増加が起きたタイミングを把握しました。波形の特徴を記述・分類する手法を用いて、特定期間に(1)購買の増加が起きたが、(2)その後、一定の水準に戻った、一時的に購買が増加した商品カテゴリ群を特定しました。続いて、それら商品カテゴリ群を個々の消費者が、第1波と第2波の際に、新型コロナ以前の通常時と比べてどの程度多く購買しているかを指標化しました。この指標を使って、消費者セグメンテーション分析を行いました。また、セグメント所属に対して影響する要因を特定する統計解析を行いました。図1. 分析手順■本研究で得られた結果・知見本研究では、図2の購買金額の前年比(7日移動平均)の時系列波形にみられるように、小中学校の休校宣言と第一回緊急事態宣言といった政府の介入直後に2度の購買が増加する機会を確認しました。一方で、この傾向は商品カテゴリ毎に異なっています。また、特に第2波ではStay homeの影響で恒常的に需要が増加した商品カテゴリが含まれます。そこで、商品カテゴリ毎に一時的な購買増加が起きているもの(急激に購買量(金額)が上がって、その後下がったもの)を抽出しました。これらの商品カテゴリには、ティッシュやトイレットペーパー、石鹸などの衛生品や乾麺、パスタ、小麦粉といった主食、缶詰やインスタント食品など保存のきく食品、ペット用品などが含まれています。消費者セグメンテーション分析を行った結果、通常時と比べた買い溜め傾向の度合いに応じて、5つの消費者セグメントに分類されました。具体的には、強くパニック購買する人たち(5.8%)、弱くパニック購買する人たち(15.8%)、合理的に買い溜める人たち(15.0%)、無関心な人たち(24.3%)、通常より少し多くの備蓄をする購買経験の豊富な人たち(39.2%)です。強くパニック購買する人たちは、普段あまり日用品・食品を買わない男性が多く、子供の人数が多い人たちが含まれました。また、その心理には不安感や衝動性が関係していることが示されました。情報接触の傾向としてはモバイルニュースをよく見る人たちであり、商品の買い方はECをあまり利用しない実店舗派の人たちでした。この人たちは、第1波時にウェットティッシュを日頃の約22倍、ペット用品を約12倍、トイレットペーパーや米を約7倍買うなど極端な買い溜め行動が見られました。その一方で、消費者の大部分は、通常よりも少し多くの備蓄を行っただけに過ぎないことも確認されました。こうした人たちには、女性で家族人数が多く、日頃から日用品・食品を買っている経験豊富な人たちが含まれていました。これらの結果は、パニック購買が大部分の人たちに生じているのではなく、一部の限られた消費者セグメントで起きていることを示唆しています。図2. 日用品・食品の購買金額の前年比(7日移動平均)の時系列波形 縦線は休校宣言(2020年2月)と第一回緊急事態宣言(4月)を表す。データソース:インテージSCI。■今後の研究展開および波及効果パニック購買する消費者は、消費者全体からみれば、必ずしも大部分ではありません。そのため、一部の消費者が過度に買い占めることを防ぐことができれば、全体への供給が安定することが示唆されます。また、日頃から日用品・食品の購買経験が少ない人は、危機時の買い溜めを行いやすいことがわかりました。不安感や衝動性にかられた購買は避ける心がけが必要になります。その際、家庭内でも日頃から日用品・食品を買っている主たる家事担当者が購買量の調整を行うなど、家族の中で注意喚起していくことが有効だと示唆されます。※注1【i-SSP(R)(インテージシングルソースパネル(R))】SCI(R)(全国消費者パネル調査)を基盤に、同一対象者からパソコン・スマートフォンからのウェブサイト閲覧やテレビ視聴情報に関するデータを収集するもの。パソコン・スマートフォン・テレビそれぞれの利用傾向や接触率の他、同一対象者から収集している購買データとあわせて分析することで、消費行動と情報接触の関係性や、広告の効果を明らかにすることができる。※注2【SCI(R)】全国15歳~79歳の男女53,600人の消費者から、継続的に収集している日々の買い物データ。消費者を起点としたブランドマーケティングや店頭マーケティングに活用できる。◆研究者所属・研究者氏名中野暁専任講師研究者情報: 赤松直樹准教授研究者情報: ◆掲載誌名・DOI・掲載誌名International Journal of Marketing & Distribution (IJMD) 日本商業学会・DOI ・論文タイトルConsumer panic buying: Understanding the behavioral and psychological aspects (消費者のパニック購買:その行動的・心理的側面の理解)・著者中野暁(明治学院大学)、赤松直樹(明治学院大学)、水野誠(明治大学) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月20日株式会社実業之日本社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩野裕一)は、貫井徳郎の作家デビュー30年と小社の創業125周年を記念して、2022年6月より貫井徳郎文庫作品連続刊行プロジェクトをスタートいたします。貫井徳郎氏近影(写真/近藤篤)6月発売予定『プリズム』(1999年小社単行本刊)、8月発売予定『追憶のかけら』(2004年小社単行本刊)は、豪華クリエイター陣による新たなビジュアルで実業之日本社文庫として刊行いたします。『プリズム』は、カバーデザイン・川谷康久×カバーイラスト・青依青。『追憶のかけら』は、カバーデザイン・坂野公一(welle design)×カバーイラスト・げみ。プロジェクトのラストを飾る10月は単行本刊行時にも大きな反響を呼んだ『罪と祈り』を待望の初文庫化いたします。単行本に引き続き、カバーデザイン・岩郷重力が担当します。また7月には小社好評既刊の『微笑む人』をカバーデザイン・円と球による新たなビジュアルカバーにて展開いたします。作家・貫井徳郎の30年目、そして連続刊行プロジェクトにぜひご注目ください!【貫井徳郎コメント】作家デビュー30年の節目の年に連続刊行できること、大変嬉しいです。今回の作品群はそれぞれ方向性が異なり、ぼくの作風を網羅した4冊になっています。これまで貫井徳郎作品を知らなかった方々にとっての入り口になるといいなと思っています。『追憶のかけら』は旧字旧仮名遣いだった作中作を現代語にし、『罪と祈り』は主人公たちに感情移入しやすいよう加筆しました。新しいカバーがかかりますので、新しい気持ちで読んでいただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いします。・各作品について『プリズム』ぼくは物事を決めつけるのが嫌いで、多面的な見方を提示することが多いです。そういったスタイルの原点となったのが、この『プリズム』でした。ミステリーとしても薄味から濃いものまで書いていますが、これはかなり濃い方です。ミステリーの面白さを味わいたい人に、ぜひ手に取ってもらいたいです。『追憶のかけら』ぼくは後味が悪い作品を書く小説家というイメージがあるかと思いますが、そうでもないものも書いています。その代表格が、この『追憶のかけら』です。とはいえ、単にいい話ではなく、話が二転三転、いや四転五転六転する、ぼくには珍しい緻密な構成のミステリーです。旧字旧仮名遣いだった作中作を現代語にし、読みやすくしました。『微笑む人』『追憶のかけら』とは一転、後味が悪い貫井徳郎を代表する一冊です。事件の渦中の人物を、過去に遡って調べるという形式の作品をいくつか書いていて、これもそのひとつです。ラストではかなりぶっ飛んだことをやっているのでミステリー上級者向けと言えますが、むしろ「ミステリーはこういうもの」という決めつけをしていない人にお薦めしたいです。ミステリーの限界の向こうを見てもらいたいです。『罪と祈り』上記三作のように、実業之日本社では実験的な作品を書かせてもらっていましたが、初めて王道の作風に挑みました。前例のない誘拐のアイディアを盛り込み、かなり力を込めて書いた作品ではありましたけれども、読者に理解してもらう努力が足りなかったという反省が残りました。そこで、文庫版では主人公の心情を丁寧に描き、納得してもらえるものに磨き上げたつもりです。今度こそ、より多くの読者に届くことを願っています*実業之日本社 創業125周年記念ムック「THE FORWARD Vol.3」(5/31発売予定)で、貫井徳郎氏インタビュー「作家デビュー30年の結晶(仮)」を掲載します。【商品詳細】貫井徳郎著『プリズム』実業之日本社文庫 A6判 本体予価720円+税(発売予定日)2022年6月3日貫井徳郎著『追憶のかけら』実業之日本社文庫 A6判 本体予価1,165円+税(発売予定日)2022年8月5日貫井徳郎著『罪と祈り』実業之日本社文庫 A6判 本体予価860円+税(発売予定日)2022年10月7日(好評既刊)貫井徳郎著『微笑む人』実業之日本社文庫 A6判 本体価格620円+税※発売日は変更の可能性があります。あらかじめご了承ください。【販売ページ】実業之日本社 公式HP ほか全国書店およびネット書店【販売に関するお問い合わせ】株式会社実業之日本社 販売マーケティング本部〒107-0062 東京都港区南青山5-11-9 レキシントン青山4F担当: 加藤・大田TEL : 03-6809-0770(代表)MAIL: sokushin@j-n.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月08日「乱反射」の貫井徳郎による大ヒットミステリー小説「微笑む人」が、松坂桃李主演でドラマスペシャルとして映像化決定。秦建日子が脚本を担当し、ドラマオリジナルの展開も盛り込まれる。貫井徳郎の“最恐”ミステリーが待望の初映像化!原作は、2010年に「後悔と真実の色」で第23回山本周五郎賞、「乱反射」で第63回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した貫井氏が、2012年に発表した小説。誰もがうらやむエリート銀行員が、妻子を殺害するという世間を騒がせた事件を追ううちに、彼の過去に隠された衝撃の真実が判明。次々と明らかになっていく事実と、ラストには驚愕の展開が待つ…というあらすじ。ドラマ化では、「刑事・雪平夏見シリーズ」や「天体観測」「サマーレスキュー~天空の診療所~」脚本の秦建日子が脚本を担当し、「世にも奇妙な物語」シリーズや『呪怨 終わりの始まり』の落合正幸が監督を務める。「映像化不可能」と言われた本作を、テレビドラマの“巧者”とも言える秦氏がドラマオリジナルの衝撃的な結末を用意し、落合監督の作り出す独特の世界観と融合。視聴者を物語の世界へと引き込む。ストーリー「本の置き場所が欲しかったからです」。妻子を殺害した罪で起訴された仁藤俊美(松坂桃李)は、公判で衝撃の動機を明かす。1年半前、神奈川県相模原市の西北部を流れる安住川で、仁藤が妻の抄子(かんこ)と娘の亜美菜(池谷美音)を溺死させたとされる「安住川事件」。被告人の仁藤は、日本最難関の大学に現役合格し、大手都市銀行に就職。結婚後は順風満帆な生活を送っていた。そんな仁藤がなぜ妻子を殺害するという凶行に至ったのか。事件前から仁藤とは面識があった週刊海潮の記者・鴨井晶(尾野真千子)は、その真相を明かすべくデスクの井上肇(生瀬勝久)に直談判。巻頭特集を約束された晶は仁藤の関係者に取材を続け、彼の人物像を掘り下げていく。だが知れば知るほど、仁藤への疑念を深めていく晶。自分が以前から知っていた仁藤と、捜査関係者から聞く仁藤、いったいどちらの姿が本当の彼なのか…。やがて仁藤にまつわる衝撃の過去が明らかになり、これまでに彼に関わる何人もの人間が不審な死を遂げていたことを知る――。松坂桃李、母子殺人事件の容疑者役に『孤狼の血』の若き刑事、『娼年』の娼夫、『新聞記者』の官僚と、近年役柄の幅を広げてきた松坂さんが今回演じるのは、妻子を殺害したエリート銀行員・仁藤俊美。一流大学を卒業後、大手都市銀行に就職し、妻子と共に幸せな生活を送っていたはずが、突然妻と娘を溺死させた罪に問われる役どころ。「不思議な感覚」「今回のような役柄は初めて」柔らかな微笑みの裏には思いもよらない顔も…。そんな謎多きエリートサラリーマンを怪演する松坂さんは「仁藤という男がやってきた行為は、もちろん許されるものではないのですが、台本を読んだ最初の印象では、なぜか嫌な感じがしなかったんです。彼の振る舞いや言動は、ある種の正論を言っている部分もあるので、不思議な感覚でした」とキャラクターの印象を明かす。また「仁藤はどの局面、どんな場面においてもフラット。だからあまり『こうだ』と決めつけることなく、そのフラットであるという部分だけを心に留めていました。作品の全編を通して感情の揺れ動きやテンションが一定、という今回のような役柄は初めてだったかもしれません」とこれまでとはまた違った役柄だったと語る。さらに「この作品に出てくる言葉には、心に刺さるものがすごく多い。『自分だったらどうするだろう』ということを考える時間ができるような作品なのではないかと思っています。現場でもとても熱量を感じた落合正幸監督がどんな風に料理して完成させてくれるのか、ぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです」とメッセージを寄せている。尾野真千子がドラマオリジナルキャラクター! 事件を追う女性記者にドラマオリジナルキャラクターとして登場する、週刊誌の女性記者・鴨井晶は、「週刊海潮」の契約記者で夫に家事を任せ、再び第一線の記者として活躍しようと奮闘。ドラマ内で仁藤の事件は、“晶の目線”で語られていく。そんな晶役を演じるのは尾野真千子。「この世界の片隅に」以来2度目の共演となり、姉弟役から一転、殺人事件の被告人と彼を追う週刊誌記者という立場で相対することに。「異様だな」尾野さんは「この作品を読んで、まず湧き上がったのは『異様だな』という感情でした」と本作の第一印象を語り、「完全に理解できるわけではないのだけれど、『あぁ結局人間っていうのはこういうものなのかな』と思わせるような、とてもリアルな人間の感情が描かれている気がしました」とコメント。演じる役柄については「私が演じる鴨井晶という女性は、いわゆる“ジャーナリスト”なのですが、ごく普通の主婦だった女性が、家事を夫に任せ、外に働きに出ている――特別なことは何もない女性でいたいと考えて現場に入りました」と言い、「この作品で仁藤が語る『殺害の動機』って、一見しただけだと『え、それってどうなの』というものだけれど、実は誰しもが心の中に持ち得る感情なのかもしれないと思うんです。感覚というものは、人それぞれである、という面白さと、現実世界においても理由付けが難しい事柄が起きている怖さを、お見せできたらなと思いました」と他人事ではないのでは、と話している。脇を固めるキャストに注目ほかにも、晶の上司である「週刊海潮」のデスク・井上肇役を生瀬勝久。晶とは旧知の仲で、仁藤の事件を担当した所轄の刑事・佐藤役を福田転球。拘置所の刑務官・滝沢役を田中要次。阿部亮平、薬丸翔、小久保寿人、佐藤乃莉らも出演する。ドラマスペシャル「微笑む人」は今春、テレビ朝日日曜プライム枠(毎週日曜よる9時)にて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年01月09日女優の深田恭子が1日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催された第42回日本アカデミー賞の授賞式に出席。その模様は同日21時から日本テレビ系で放送され、ネット上では深田の艶やかな衣装が話題になった。深田は、『空飛ぶタイヤ』で赤松徳郎(長瀬智也)の妻役を演じ、優秀助演女優賞を受賞。同賞は初で、過去には『下妻物語』(04年)で優秀主演女優賞、『死者の学園祭』(00年)で新人俳優賞を受けている。司会・西田敏行とのやりとりでは、「男性陣がそれぞれが正義を持って戦っていて、みんなが自分のことだけを考えているわけじゃないという本当に心苦しさはありました」と胸の内を明かし、「旦那さんの後姿がすごく物悲しく、切なく、そして力強く」と長瀬の演じる姿を絶賛していた。深いスリットからの美脚と、谷間もあらわなセクシー衣装でレッドカーペットに登場した深田。抜群のスタイルを惜しげもなく披露し、ツイッター上では「今夜の最優秀ドレス賞を差し上げるべき」「圧倒的な凄さ」「峰不二子みたい」「セクシーすぎ」「綺麗」「とてもお似合い」「女神みたい」のほか、「ドロンジョ様」と『ヤッターマン』(09)でのドロンジョを思い出す声もあった。
2019年03月02日アイドルグループ・TOKIOの長瀬智也が主演を務める映画『空飛ぶタイヤ』のBlu-ray&DVD(2019年1月9日発売)の、特典映像ダイジェストが7日、公開された。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。動員数140万人突破という大ヒットとなった同作。公開された映像には、長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生が自身の役どころについて語るインタビューや、他キャストの撮影の裏側が見れるメイキング、長瀬が同作を「その時代の誰かに響いてくれていたら嬉しいなと思う」と語る、大ヒット御礼舞台挨拶の模様など各種イベントの模様が収められている。更に、サザンオールスターズによる主題歌「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」を使用したスペシャルムービートレーラーや、未公開シーン集の一部も公開。本編では語られな かったキャラクターの様子は、豪華版Blu-ray&DVDに収録される。「初回限定生産」豪華版には特典映像のほか、外装・封入特典の特製アウターケース、ブックレット、先着購入特典のオリジナルBIGしおり3種セット(※豪華版のみ対象、なくなり次第終了)が付く。
2018年11月07日映画『空飛ぶタイヤ』(公開中)が、興行収入15億円を突破したことが17日、わかった。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。6月15日より公開し、7月16日で興行収入15億2,637万400円、動員数123万5,781人を記録した。7月17日時点で、Yahoo!映画レビューでは4,06点(5点満点)を獲得し、SNSでは「息つく暇もない程引き込まれる」「配役が気持ちいい程ドンピシャ」「弱い者が強大な敵に立ち向かう姿は応援せずにいられない」など、共感の輪・口コミが広がる。今夏もさらなるロングランを期待させる大ヒットとなっている。また、サザンオールスターズが同作のために書き下ろした主題歌「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」は、13日にフルバージョンのミュージックビデオが解禁され、公開から4日目にして再生回数80万回近くを獲得。サザンオールスターズ史上初の全編アニメーションで表現された世界観は、現代社会の光と闇を描き、矛盾を感じつつストレスを抱えながらも社会で働くすべての闘う戦士たちへの讃歌となっている。さらに20日にはテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』(毎週金曜20:00〜)で、8月1日発売のアルバム『海のOh, Yeah!!』収録曲から「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」「壮年JUMP」を披露する。
2018年07月17日映画『空飛ぶタイヤ』(公開中)が、観客動員数100万人を突破したことが9日、わかった。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。6月15日より全国公開し、公開初週の週末興行ランキング・新作第1位の大ヒットスタートを切った同作。7月8日までの累計興行収入は1,316,100,700円、動員数1,066,928人を記録し、興行収入13億円&観客動員数100万人を突破した。30~50代男女を中心に幅広い層が来場し、アンケートでは全体の約90%が「満足」と回答。Yahoo!映画レビューでは4,07点(5点満点、7/9現在)を獲得している。SNSでは「原作の面白さを上手く凝縮していて分かりやすかった」「逆転の爽快感がたまらない」「社会のしがらみと葛藤の中で闘う姿に感動した」など、老若男女から支持を集め、「10回以上見た!」というリピーターも続出しているという。サザンオールスターズが本作のために書き下ろした主題歌「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」は、6月15日の配信開始からiTunes、moraの週間ランキングで2週連続1位を獲得。同グループは7日に放送された日本テレビ『THE MUSIC DAY 伝えたい歌』にて40周年イヤーとして初のテレビ出演を果たし、「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」と三ツ矢サイダーテレビCMソング「壮年JUMP」2曲をテレビで初披露した。さらに8月1日にプレミアムアルバム『海のOh, Yeah!!』の発売も決定している。
2018年07月09日映画『空飛ぶタイヤ』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が26日に都内で行われ、長瀬智也、ディーン・フジオカ、本木克英監督が登場した。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。公開10日間で動員65万人、興行収入は8億円を突破と、まさに「大ヒット」中の同作。ヒットを記念して、スクリーン入り口では、長瀬と本木監督が観客にサプライズで大入袋を配布した。まさか2人がいるとは思っていない観客は、長瀬の姿が見えると「うそ!」「ヤバイヤバイ!!」「すごくない!?」と絶叫、驚きすぎてしゃがみこんでしまう人もいた。一方で、長瀬に気づかずに袋だけを受け取ってしまい、本木監督に促され「ええっ!?」と漫画のように驚きを見せる人や、振り返って改めて驚く人も。長瀬はそんな観客にも「後で行くから!」と気さくに声を掛ける。握手を求める人も多かったために、スタッフが思わず「お触り禁止です!」と言うと、そのフレーズが気に入ったようで、自ら「お触り禁止! あとでゆっくりね!」と声をかけるなど、"神対応"を見せた。舞台挨拶では、「手渡す時に笑顔になると、キュンとしますね」と振り返った長瀬。スケジュールがギリギリで参加できなかったというディーンは「僕も、もう少し早く来れば長瀬さんからもらえたわけですね。キュンとできたのに」と羨ましがり、長瀬から「一緒に配ろうよ!」とつっこまれていた。作品のヒットについて、長瀬は「いろんな会社の人が喜んでいてよかった」と照れ笑い。「やれるべき事だけをやったつもりでしたが、ちゃんと観てくださってるんだなと伝わったんで、感謝しています」と語る。ディーンも、「だいぶフーテンみたいな人生を送ってきたので、大企業でちゃんとした社会の中で定職についているキャラクターを演じさせてもらえたことが、すごい意外だった」と振り返り、「人間は揺れてしまうけど、自分の中で消えない正義感や信念もある。車線変更を繰り返している沢田はすごく人間らしい。自分が演技をやらせていただく中で、すごくいい経験をさせてもらったと思います」と演じた役への思いを明かした。間近で長瀬とディーンを観た観客は興奮冷めやらぬ様子で、あちこちから「ディーン!」「智也!!」と声援が上がると、長瀬は周囲の女性観客に「まだ独身でございます」とアピールしていた。
2018年06月26日映画『空飛ぶタイヤ』(公開中)が、公開から3日間で累計興収約3.4億円の大ヒットスタートを切った。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。平日の金曜初日にも関わらず、初日は約7,000万円の大入りに。土日も好調に数字を重ね、3日間の累計興収で約3.4億円(3億3,534万8,800円)、動員26万6,810名の大ヒットスタートを切った。週末興行ランキングでは新作の1位を記録しており、最終興収20億円超となる見込みのペースとなっている。主題歌のサザンオールスターズ「闘う戦士(もの)たちに愛をこめて」も、 15日に配信開始されると、各配信サイトのリアルタイム・デイリーランキング1位を席巻した。また原作も映画化発表前が120万部のところ、映画化発表後から65万部増刷、累計発行部数185万部を突破するなど、大きな話題を呼んでいる。観客の男女比は6:4、メインターゲットである40代以上のカップルをボリュームゾーンに20代後半~シニアまで幅広い層が来場。内容も高評価となっており、Yahoo!映画レビューで4.13点、ぴあ映画初日満足度92.1点を記録した。SNSでは「組織と闘う一人の男の葛藤、勇姿が描かれていた。痺れました。 久しぶりに飽きない2時間だった」「高い技術と誇りを持って立ち向かっていくプロのおっさん達の姿は、本当にかっこよくて惚れる」等とクチコミが波及している。○3日間の動き6月15日:動員 5万8,179名、興収 6,963万4,000円6月16日:動員 11万1,358名、興収 1億4,106万1,000円6月17日:動員 9万7,273名、興収 1億2,465万3,800円
2018年06月18日ジャニーズJr.内のグループ・Love-tuneの阿部顕嵐が出演する、映画『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)の場面写真が4日、公開された。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。ジャニーズ界で熱い注目を集める阿部は、同作が映画デビューとなる。ジャニーズJr.内のグループ・Love-tuneのメンバーとして活躍する一方、2014年に放送したSexy Zone佐藤勝利主演ドラマ『49』で俳優デビューを果たし、翌年にはドラマ初主演となる『近キョリ恋愛〜Season Zero〜』にて、映画『近キョリ恋愛』に登場する櫻井ハルカ(山下智久)の高校生時代を演じ、恋と友情に悩むリアルな高校生の姿が若者を中心に人気となった。その後、舞台『何者』でも主演を務めるなど、俳優界でも目を引く存在となっている。同作では、先輩である長瀬演じる赤松徳郎の下で働く、若手整備士・門田駿一を演じる。態度の尖った、目つきの鋭い金髪の青年という、阿部にとって初めてのキャラクターの挑戦に。今回公開された場面写真でも真剣な表情で長瀬と向かい合っている。映画出演発表時には「事務所に入った時から10代の内に絶対映画に出演したいと言い続けていたのですが、ついにひとつの夢が叶いました。映画出演を初めて聞いたときは、まるで空を飛んでいる気持ちになったのを今でも鮮明に覚えています」と喜び溢れるコメントを寄せた。また、「長瀬くんをはじめとした大勢の憧れのキャストとご一緒できて、また同じ空気を吸いながらお芝居ができて学ぶことが多く、とても刺激を受けました。本木監督やスタッフさんからも色々なアドバイスを頂きながら、自由にのびのびと素敵な環境でお仕事ができました」と振り返る阿部。4月に行われた完成披露試写会の舞台挨拶では、「外見は金髪で、だけど点検は人一倍やっているというできる男なんですけど、若さとか関係なく、何かに立ち向かって戦っている姿を、共感していただけると僕は嬉しいですね」と緊張気味に役柄について語った。長瀬、岡田准一らに続く、演技派ジャニーズの卵として注目が集まっている。映画『空飛ぶタイヤ』特集はこちら!(C)2018映画「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2018年06月04日漫画家・弘兼憲史による『島耕作』シリーズの主人公・島耕作が24日、TOKIOの長瀬智也主演の映画『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)に、コメントを寄せた。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。今回コメントを寄せた島は、漫画家・弘兼憲史により1983年にコミック誌『週刊モーニング』(講談社)にて開始されたサラリーマン漫画の主人公。電機メーカーの「課長」から始まり、現在は「代表取締役会長」に就任している。そんな島が赤松社長にエールを送ったのは、兼ねてから池井戸作品に親しんでいたという漫画家・弘兼憲史が同作をいち早く鑑賞し、共感したためだという。弘兼は「社長としての気骨を感じる、いい演技」と赤松社長に扮する長瀬を改めて絶賛した。さらに、闘う男たちの姿を描いた同作にちなんで、「生存競争はつらいよ 闘う戦士たちへ」川柳コンテストを開催。「“しんどいね 生きていくのは”と思った瞬間」をテーマに川柳を募集し、応募した人の中から優秀作品者を、6月12日に実施するイベントに招待する。当日は最優秀賞を発表、プレゼントを贈呈する予定だという。○島耕作 コメントトップに立つ者は部下からそっぽを向かれたら終わりです。その気骨と情熱で得た信頼を失わないよう頑張ってほしい。応援しています!テコットホールディング代表取締役会長島耕作※映画『空飛ぶタイヤ』特集はこちら!
2018年05月24日池井戸潤の大ベストセラーを、「TOKIO」長瀬智也主演で映画化する『空飛ぶタイヤ』。本作には豪華俳優陣が集結していることでも話題だが、今回は主演の長瀬さんはじめ、ディーン・フジオカ、高橋一生といったアラフォーの3人に注目!第136回直木賞候補作にもなった池井戸氏の同名小説を原作に描く本作は、ある日、突然起きたトレーラーの脱輪事故によって整備不良を疑われた運送会社社長が、大企業に立ち向かいながら真実を追求する…というストーリー。そんな本作で注目なのが、それぞれ“熱い男”を演じる長瀬さん、ディーンさん、高橋さんという、人気・実力を兼ね備え、幅広い年代から支持を集めるほぼ同年代の3人。■長瀬智也、大企業の闇に立ち向かう熱血漢まず主演の長瀬さん(39歳)が演じるのは、運送会社の社長・赤松徳郎。整備不良ではなく車両に欠陥があることに気づき、製造元である大手自動車会社に対して調査を開始する。クランクイン前に長瀬さんは、「役の年齢と近いこともあり、共感できる部分がたくさんありました。社会へ勇敢に立ち向かう役をいただき、とても光栄に思います。そして、僕はいつも通り本気でやるだけです」とコメントを寄せていたように、劇中では諦めない熱血漢を演じきっている。■ディーン・フジオカ、大企業内部から真実を追うまた、現在放送中の主演ドラマ「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」での熱演も話題となっているディーンさん(37歳)が演じるのは、大手自動車会社・ホープ自動車に勤め、赤松(長瀬さん)と対峙することになる沢田悠太。表向きはクールだが、内に秘めたる熱い思いを持ち、大企業内にいながら真実を突き詰めるべく調査を進めていくという役どころだ。■高橋一生、冷静沈着に独自の調査を開始そして高橋さん(37歳)が演じるのは、ホープ自動車のグループ会社であるホープ銀行の銀行員・井崎一亮。グループ会社内のいざこざに巻き込まれるも、冷静沈着に本質を見失わず、心に熱い正義を持っている男で、ホープ自動車の経営計画に疑問を感じ、自らも調査を開始する。そんな3人と共演した記者・榎本優子役の小池栄子は、舞台挨拶で「長瀬さん、ディーンさん、高橋さんという、世の女性が憧れる最高のイイ男・イイ役者さんと過ごせて嬉しかったです!」とコメント。若手俳優には出せない、“大人の色気”を持った3人の熱い魂がぶつかり合う姿は見逃せない。『空飛ぶタイヤ』は6月15日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2018年05月13日5人組ロックバンド・サザンオールスターズの3年ぶりの新曲が、映画『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)の主題歌に決定したことが18日、わかった。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。今年6月25日にデビュー40周年を迎えるサザンオールスターズ。2015年に発表されたアルバム『葡萄』以来、約3年ぶりとなる新曲「闘う戦士たちへ愛を込めて」が、『空飛ぶタイヤ』の主題歌に決定した。過酷な現代社会を切りとった痛烈な歌詞をポップスに昇華した、書き下ろし楽曲となる。今回の主題歌をオファーするにあたり、松竹の矢島孝プロデューサーは「二面性、いや多面性のあるドラマに乗る曲はサザンオールスターズしかないと思った」と熱く語る。同曲は、映画の公開と同様6月15日から配信リリースされることも決定し、配信リリースに先駆けて、全歌詞がサザンオールスターズ公式サイトで公開される。また、主題歌入りの最新予告映像も公開。度重なる悲劇に追いつめられる赤松社長(長瀬)が「最後まで闘う」と覚悟を決めた強い表情が映し出される。ディーン・フジオカ、高橋一生ら豪華キャスト陣がそれぞれの正義に立ち向かっていく様子を鼓舞するような主題歌となっている。○長瀬智也コメント社会で、日々戦っている汗臭さみたいなものを感じました。そして、頑張れと言われているような気持ちにもなりました。感謝と感激です。○池井戸潤コメントサザンオールスターズは、学生時代から僕のアイドルでした。40周年という記念すべき年に桑田さんに主題歌を書いていただけるとは、とても光栄です。次回コンサートには必ず駆け付けます!○本木克英監督コメント映画の内容を繊細に鋭く捉えた歌詞、深刻な本質をからりと奏でるオリジナリティ溢れた曲に鳥肌が立ちました。長く熱狂し、敬愛してきたサザンオールスターズの原点を感じる主題歌にただただ感激いたしました。
2018年04月18日東京・新宿のミヅマアートギャラリーは、赤松音呂の個展「Chozumaki / Chijikinkutsu」を2018年4月4日(水)から4月28日(土)まで開催する。赤松音呂は、デバイスを用いたメディアアートの作品を制作し、インスタレーションやパフォーマンス、ビデオ、立体、絵画など様々な形式で発表しているアーティスト。普段の生活の中では意識から零れ落ちてしまうような、世界にひそかに脈打つリズムを掬い上げ、様々な作品を制作している。今回展示される《チョウズマキ》は、ガラス器の水の中に発生する渦巻きのゆらぎの音を用いたインスタレーション。作品は水を入れるガラス瓶とホーン形状に繋がる管で構成されており、瓶の中の磁石が、磁力で渦巻きを発生させる。常に変化しながらゆらいでいく渦巻きが、複雑な音を生み出していく。《チジキンクツ》は、「地磁気」と「水琴窟」を組み合わせた造語。渡り鳥や蜜蜂の行動には影響を与えながらも、人には感じることができない「地磁気」を表現した作品だ。水が注がれたコップにはあらかじめ磁化された縫い針が表面張力で浮かび、無数の小さな針先が磁場に引き寄せられて微細な音を立てる。密やかな力の動きが、空間にリズムを生み出す不思議な感覚の作品となっている。【詳細】赤松音呂展「Chozumaki / Chijikinkutsu」会期:2018年4月4日(水)~28日(土)時間:11:00~19:00 ※日・月・祝日は休廊会場:ミヅマアートギャラリー住所:東京都新宿区市谷田町3-13神楽ビル2FTEL:03-3268-2500
2018年03月06日俳優の高橋一生が長瀬智也主演の映画『空飛ぶタイヤ』(2018年公開)に出演することが21日、わかった。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。高橋が演じるのは、大手ホープ銀行の本店営業本部で、ホープ自動車の担当をしている井崎一亮。ホープ自動車の経営計画に疑問を感じ、調査を開始する。冷静沈着に本質を見失わず、心に熱い正義を持っている男という役どころで、物語の大きな軸の一つとなる。長瀬とは『池袋ウエストゲートパーク』(00)、『ハンドク!!!』(01)に続き3度目の共演、また池井戸潤原作作品への出演も3度目となった。矢島孝プロデューサーは、高橋の起用理由について「沈着冷静に物事を判断しようとする眼力の強さと佇まいで、登場しただけで鮮烈な印象を残せると思い、オファーさせていただきました」と明かす。また、本木克英監督は「作らない演技によって強烈なリアリティーを打ち出す、独自の境地を得た俳優だと思います」と高橋の良さを表現。「低音の美声と不意に見せる笑顔に、世の女性たちが魅了されている理由がよくわかりました」と、魅力に気づいた様子だった。高橋は池井戸作品に対して「勝手にご縁を感じてしまっています」と語り、「池井戸さんの描く社会的な要素や人間の本質だったりするものが、社会を通して浮き彫りになっていく作品が多いので、出演させていただくことは役者冥利につきます」と熱弁。役については「秘めたる熱量がとても強い男」と説明した。すでに撮影は終了しているが「外向きはそこまで見えないですが、本質は熱い信念を持っているので、そのあたりをしっかりと演じ切れたんじゃないかなぁ……という過大評価はできないですが(笑)」と自信を見せる。「でも監督がOKと言ってくださったのでそれを信じます!」と語った。(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2017年06月22日俳優のディーン・フジオカが、長瀬智也主演の映画『空飛ぶタイヤ』(2018年公開)に出演することが17日、わかった。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。ディーンが演じるのは、ホープ自動車のカスタマー戦略課課長・沢田悠太。赤松からの再調査要求を疎ましく思いながらも、調べていくうちにリコール隠しに気づいてしまう。自分の正義と、サラリーマンとしての立場に揺れる役どころで、原作にはない赤松との対峙シーンも描かれていく。矢島孝プロデューサーは、ディーンの起用理由を「表面のクールさと内に秘めた熱さ、繊細さと大胆さ、組織の理論と個人の価値観、そんな二面性を持つ沢田を演じられるのはディーン・フジオカさん以外にいないと確信し、オファーいたしました」と説明。また、本木克英監督も「男から見ても溜息が出るほど美しい容姿と、鍛え抜かれた肉体から発するキレの良い所作に、往年の日本映画の二枚目俳優が彷彿とさせられました」と絶賛した。主演の長瀬は、ディーンについて以前から「音楽好きなんだという印象があった」と明かし、「クランクインした日からずっと音楽の話をして盛り上がっています」と撮影中の様子を語る。「感覚的に自分に近いものを感じています!」と印象を話した。一方ディーンは長瀬について「本当に気持ちの良くて楽しい方です。スカっと晴れた日のカリフォルニアみたいなイメージ」とコメント。初共演となるが、2人が絡むシーンはあまりなく、長瀬は「お互いのお芝居を想像しながら…ということが多かったのですが、その分対面するシーンにエネルギーを溜めて挑むことができました」と撮影を振り返った。またディーンも「もっと一緒にお芝居をしたかったです」と残念がりつつ、「こういう人たちがいたら世の中いい方向に行くんじゃないかなと、希望を感じながら演じることができました。きっといい画が撮れていると思います」と自信を見せた。
2017年05月17日長瀬智也が主演を務め、池井戸潤の小説を初めて映画化する『空飛ぶタイヤ』。長瀬さんが演じる整備不良を疑われた運送会社社長・赤松と対峙する、ホープ自動車の沢田課長役にディーン・フジオカが決定。撮休日に行われた2人の特別インタビューの模様も到着した。ある日、突然起きたトラックの脱輪事故。整備不良を疑われた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、トラックの欠陥に気づき、製造元・ホープ自動車に再調査を要求。だが、遅々として進まない調査に苛立った赤松は、自らの足で調査を開始するが、そこには大企業がひた隠しにするリコール隠しがあった――。第136回直木賞候補作にもなった120万部突破の大ベストセラーの池井戸作品を、初めて映画化する本作。ディーンさんが演じるのは、ホープ自動車のカスタマー戦略課課長・沢田悠太。赤松からの再三の再調査要求を疎ましく思いながらも、自らも調査内容を疑問に思い調べていく内に、会社がひた隠す、重大な事実に気づいてしまう。過去にも行われていた“リコール隠し”。それは2度とあってはならないことだった。自らの心の内の正義と、大企業のサラリーマンとしての自分の立場に揺れていく沢田。ディーンさんはこれまでにない難しい役どころで、俳優としての新境地を開く。今回の映画では、原作にはない赤松と沢田が“直接対峙”するシーンを、映画オリジナルとして描いていく。立場の違う2人が、それぞれの正義を胸に、お互いに気持ちをぶつけ合う緊迫したシーンは、本作の大きな見どころの1つとなった。ディーンさんの起用理由について、本作の矢島孝プロデューサーは、「表面のクールさと内に秘めた熱さ、繊細さと大胆さ、組織の理論と個人の価値観、そんな二面性を持つ沢田を演じられるのはディーン・フジオカさん以外にいないと確信し、オファーいたしました」とコメント。また、本木克英監督も、「男から見ても溜息が出るほど美しい容姿と、鍛え抜かれた肉体から発するキレの良い所作に、往年の日本映画の二枚目俳優を彷彿とさせられました。『エリートの沢田ここにあり』と思えるストイックさと知性も溢れて、ただただ見惚れるばかりでした」と、絶賛を贈っている。長瀬さんとディーンさんは、本作が初共演。ともに本木組・池井戸作品へ初参加となった。撮休日に行われた2人の特別インタビューは、それぞれ造詣の深い音楽の話で盛り上がり、互いに「もっと一緒にお芝居したかった」と称え合うなど、本編の緊迫した雰囲気とは一転、非常に和気あいあいしたものとなった。まず、お互いの印象について長瀬さんは、「以前に音楽番組でギターを弾いている映像を観て、音楽好きなんだという印象があったので、ディーンさんのクランクインした日からずっと音楽の話をして盛り上がっています」と明かす。「全然気取らないし、お芝居に集中するときはしっかり集中するし、とても楽しい人です。感覚的に自分に近いものを感じています!」と言うと、ディーンさんも「本当に気持ちの良くて楽しい方です。スカっと晴れた日のカリフォルニアみたいなイメージ」と膝を打つ表現でコメント。「今回の赤松という役は、まっすぐで情熱的で、長瀬さんはベストキャスティングだなと隣で日々感じています」と語った。そんな本作の撮影現場は「スタッフのクオリティと経験値が素晴らしく、撮影もスムーズで楽しい」と長瀬さんがいえば、ディーンさんも「スムーズで無駄がなく、チーム一丸となって素晴らしい作品を作ろうとする気概を感じています」と語り、現場での充実感を覗かせる。赤松徳郎と沢田悠太。立場は違えど、心に熱い正義を持つ2人の男の熱い闘いが実現した本作。「ディーンさんと(直接)絡むシーンはあまり多くなく、お互いのお芝居を想像しながら…ということが多かったのですが、その分、対面するシーンにエネルギーを溜めて挑むことができました。沢田は大企業に勤めるエリートサラリーマンですが、彼にも彼なりの正義感があるような印象を抱いています」と、手応え十分といったところ。一方、ディーンさんも「赤松と沢田は立場が全く違いますが、正義に対して近い価値観を持った2人がぶつかり合い、最終的にはそれぞれの戦いを全うしていく…こういう人たちがいたら世の中いい方向に行くんじゃないかなと、希望を感じながら演じることができました。きっといい画が撮れていると思います」と同調。お互いに「もっと一緒にお芝居したかった」と語り合った。そして、池井戸作品初の映画化に、「すごく意外でしたが、プレッシャーにはならないよう、変わらず本気でやれればいいかなと思っています。素晴らしいメッセージを持つ作品ですし、映画にしか出せない良さを出していきたいです」と語る長瀬さん。「いまの社会を描いている作品です。社会人として、という前に1人の人間として、とても考えさせられる内容になっていますので、是非楽しみにしていただければと思います」とメッセージを贈る。ディーンさんも「『正しさとは何か』という物事の根底にある大切なものを考えさせてくれる作品です。観た後きっと爽快な気持ちになると思う」と語っている。『空飛ぶタイヤ』は2018年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定。ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2017年05月17日アイドルグループ・TOKIOの長瀬智也が、映画『空飛ぶタイヤ』(2018年公開)に出演することが6日、わかった。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。池井戸作品が映画化されるのは、今回が初となる。『ゲゲゲの鬼太郎』『超高速!参勤交代』シリーズの本木克英がメガホンを取り、3月にクランクイン、4月のクランクアップを予定している。赤松を演じる長瀬は、「役の年齢と近いこともあり、共感できる部分がたくさんありました。社会へ勇敢に立ち向かう役をいただき、とても光栄に思います」と喜びを語る。「そして、僕はいつも通り本気でやるだけです」と、熱い思いを表した。池井戸は「人の命を軽視し、社会を欺き、自らは保身に走る――巨大企業の腐りきった内情と、会社の常識は世間の非常識を地でゆくエリート社員たち。そんな彼らに挑むのは、四面楚歌の運送会社のオヤジ、赤松徳郎です」と作品を説明。2006年に発売された同作には、「ぼくはこの物語から、『ひとを描く』という小説の根幹を学んだ」というほどの思い入れを持っているが「主演の長瀬智也さん始め、出演者の皆さんの演技がいまから楽しみです」と期待を寄せた。本木監督は「池井戸作品の最高傑作と言われる本作を映画化する機会を得られて、とても興奮しています」と喜びのコメント。「主演の長瀬智也さんは、情熱や男気を発散するだけでなく、内に秘める表現もできる稀有な俳優です」と称賛し、「彼の深みのある演技に大いに期待しています」と撮影への思いを語った。(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2017年03月06日貫井徳郎の大人気3部作を、玉山鉄二、谷原章介、渡部篤郎ら豪華俳優陣を迎えドラマ化することが決定。東海テレビとWOWOWが初タッグを組み「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 犯罪症候群」を放送。シーズン1は玉山さんを主演に4月より「オトナの土ドラ」枠にて、シーズン2は谷原さんを主演に6月より「WOWOW 連続ドラマW」として放送されるろいう。原作は、累計45万部を越える貫井徳郎の3部作「失踪症候群」「誘拐症候群」「殺人症候群」。Season1では「失踪症候群」「誘拐症候群」を基に、Season2では「殺人症候群」を基に、シーズンごとに主役を入れ替えるという手法で初のドラマ化に挑む。警視庁内には捜査課が表立って動けない事件を処理する「裏稼業」ともいえる存在がいた…。警察組織が扱いにくい事件を捜査し、真相を追い求めるのが特殊任務担当の彼らの仕事。本ドラマは、「特殊任務」につくことになった男と、その男の親友である現役刑事、そして特殊任務を指揮する男の3人を軸に“誘拐”“失踪”“殺人”3種類の事件を重厚に描く社会派サスペンスだ。ドラマ全体を通しての共通テーマは「復讐の是非」。主役は、同じ大切な女性を殺された2人の男、早くに両親を亡くし親代わりにかわい がってきた妹を殺された男・武藤と、天涯孤独の身で唯一愛した恋人を殺された男・鏑木。Season1では、心のうちの復讐心に苦しみながらも復讐を選ばず、妹のような犠牲者を二度と出さないように犯罪を追い続けようと決意する武藤、Season2では一線を越えた復讐に囚われていく鏑木、また特殊任務の指揮役であり事件解決のためなら手段を選ばない非情の男・環、この3人の男の物語を軸に、特殊で興味深い誘拐事件や殺人事件を取り上げ、男たちの対照的な生き様を通して「復讐の是非」の表裏を描く。そんなSeason1で主役・武藤隆を務めるのは、連続テレビ小説「マッサン」以来2年ぶりの地上波連続ドラマ主演となる玉山さん。武藤は、正義感が強く熱い元刑事で妻と娘がいる。1年前、親代わりにかわいがっていた妹を殺害されてしまうが、犯人は未成年者だったため相応の罰を受けることなく社会復帰できることに。そんな犯人に憎悪を燃やした武藤は、いっそ自らの手で殺そうと思いつめるが、結局犯人は自殺。しかし武藤は自分の中に人をも殺しかねない“獣”がいたことに恐怖し、それを封じ込めるために警察を辞め「復讐をしない」道を選ぼうとする。1年後、生活のために調査員をしていたところ警視庁人事課の環からとある未成年者犯罪の捜査を依頼され再び犯罪捜査に身を置くことに。だがそれは、時には超法規的手段を使ってでも犯罪者を逮捕することが要求される警察の裏稼業だったのだ…。そしてSeason2の主役・鏑木護には谷原さん。鏑木は、武藤の先輩であり捜査一課の刑事。殺された武藤の妹は鏑木の恋人でもあり、鏑木もまた心から愛した女性を未成年に殺害された過去を持っていることになる。しかし、鏑木は刑事の仕事に打ち込むことによってその過去を乗り越えようとしており、復讐心に苦しむ武藤を諌め、忘れろと説くという役どころだ。また、警視庁人事二課に所属し、刑事部長から極秘で特命を受け、警察が表立って動けない事件を退職した元警察官を使って超法規的手段で捜査している環敬吾役には渡部篤郎が扮する。玉山さんは「谷原さん、渡部さんこの3人だからこその説得力や大人の魅力を出して、見応えのある作品を届けられたら」と話し、谷原さんは「今回の作品は、罪を取り締まる側のモラルが試されます。同じ罪に相対したとき登場人物たちは各々違った向き合い方をしていき、そこに人間の切なさ、業のようなものを感じます」と本作について語る。また渡部さんは「いままで映画、ドラマにならなかったのが不思議なくらいです。素晴らしい原作の映像化は原作のファンの方々の期待を背負う、大変プレッシャーのかかることだと思います。今回、私も作品作りに参加させて貰うことなり、心より感謝しております」とコメントしている。「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 犯罪症候群」Season1は4月8日(土)より毎週土曜日23時40分~東海テレビ・フジテレビ系にて、Season2は6月11日(日)より毎週日曜日22時~WOWOWにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月28日