Instagramで3歳上の夫との日常を、エッセイ漫画にして発信しているサクライさん。子宮頸がん検診を受けたところ、右側の卵巣が7cmくらいに腫れていることが判明し、手術を受けることになりました。無事手術が終わったあと、サクライさんは……。 手術を経験して※作中でサクライさんは「らっこ」という名前で描かれています。 子宮頸がん検診で卵巣のう腫が見つかり、手術を受けたサクライさん。「もっと早く婦人科に行っておけばよかった……」と思ったそうでーー。 サクライさんは自身の体調の変化に気づきながらも、「生理ってこんなもん」という強い思い込みで、生理痛がひどくても婦人科に行くことはなかったそう。さらに、頻尿や腰痛、排便痛などの症状もあったそうですが、まさか卵巣の異常と関係があるなんて思っていなかったと言います。 子宮頸がん検診で卵巣のう腫が見つかったときには、卵巣の大きさは7cm。手術を避けられない大きさになってしまっていたため、サクライさんは「何かおかしいと思ったらきちんと病院に行ったほうがいい」と教訓を得たそうです。 サクライさんが言うように、体に異変を感じたときはしっかり病院で診てもらうことが大切ですね。さらに、婦人科疾患を早期に発見できるよう、定期的に婦人科を受診することも大事です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 サクライさんのマンガは、このほかにもInstagramで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター サクライ
2023年11月25日まぎさんは、夫と長女のうなちゃん、次女いろちゃんと4人家族。まぎさんが「上の子可愛くない症候群」という言葉を知ったのは、次女を妊娠中のことでした。しかし、まぎさんは自分にはまったく関係ないことだと思っていました。次女の出産後から、赤ちゃん返りが始まったうなちゃん。うなちゃんの赤ちゃん返りが本格化してきてまぎさんは、イライラが止まりません。やさしく声をかける祖母に向かって、きらいなどと言ううなちゃんへついにまぎさんのイライラが爆発し、怒りにまかせて叱ってしまいます。まぎさんは罪悪感を覚え反省しましたが、ある日、赤ちゃんを連れて別の部屋に行こうと立ち上がった瞬間、うなちゃんがまぎさんの足を掴みます。イライラがピークに達し、冷たい言葉をうなちゃんに言ってしまい……。 「ママがいい!」かんしゃくは激しくなる一方で…長女の気持ちに寄り添ってあげたいのに、私はどうしてあんなに冷たくしてしまったんだろう……。 まぎさんの足を掴んだことを謝ろうとしているうなちゃんに、さらに冷たくしてしまったまぎさん。 本当は前みたいにやさしくしたいのに、うなちゃんへの愛情が心の穴からサラサラと落ちていくような感覚を覚えます。そのころからうなちゃんは、夕飯時に「ママ食べさせて」などと言うように……。そして、今までできていたことの大半を自分でしなくなり、気に食わないことがあるとかんしゃくを起こすようになりました。毎回「ママがして、ママがいいの」と言われるので、祖母や夫は手を出せず、まぎさんはさらにイライラを募らせていくのでした……。 まぎさんの苛立ちが加速しているからなのか、うなちゃんのかんしゃくが激しくなっているからなのか、お互いにしんどい状態に陥ってしまっていますね。 うなちゃんの言動には、ママに手をかけてもらいたい、ママと一緒にいたい、そんな気持ちがうまく伝えられず「ママがいい」という言葉に集約されているようにも思えます。 時間がかかることもあるかもしれませんが、赤ちゃんのお世話をママひとりでするのではなく、お着替えや沐浴など、うなちゃんと一緒に赤ちゃんのお世話をしてみるというのもいいかもしれませんね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター まぎ.
2023年11月25日2児の母であるシオリさんは、20代半ばのごろ、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)を切除する手術を受けました。婦人科受診のきっかけは生理不順でしたが、検査の際に卵巣嚢腫があることがわかり、シオリさんは妊活を見据えて切除手術を受けることにしました。そして、入院日を迎えて……。 結構、恥ずかしい…※入院前日の流れは、病院によって異なります。 手術前日である入院日。検査などをいろいろとおこなう中で、シオリさんが特に印象に残ったのは、剃毛とおへその掃除だったそう。手術のためにおこなうことで、看護師さんは慣れているとはいえ、やっぱり人に見られるのはちょっぴり恥ずかしいものですよね。看護師さんにおへその掃除をしてもらう際、「汚くて嫌な気持ちにさせたら……」という不安もあったと言うシオリさんですが、「同性だし、全然汚くないよー」と看護師さんから声をかけられたそう。「看護師さんってやっぱりプロだなあ」とこのときも改めて感じられたようです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 シオリさんのマンガはこのほかにもInstagramやブログにも掲載されています♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター シオリ二児の母。 妊娠、出産、育児、病気など体験談を漫画にしています。
2023年11月25日まぎさんは、夫と長女のうなちゃん、次女いろちゃんの4人家族。まぎさんが「上の子可愛くない症候群」という言葉を知ったのは、次女を妊娠中のこと。しかし、そのときのまぎさんは自分にはまったく関係ないと思っていました。出産後、退院して家に帰ると、とても喜んで次女ちゃんをかわいがってくれるうなちゃん。「今まで寂しい思いをさせた分、長女を優先してあげよう」と、まぎさんは心に決めますが、現実はそう甘くありません。次女のお世話をしようとすると、嫌がってまぎさんから離れないうなちゃん。今まで自分でできていたこともしなくなり、甘えん坊になってしまいました。 わがまま放題の長女を受け入れられない…夜間のお世話もあって寝不足だけど、新生児期は貴重な時間。 赤ちゃんのお世話も長女のことも私が頑張らないと……と思っていのですが……。 赤ちゃんのお世話で寝不足なまぎさんはフラフラ。そして、うなちゃんはというと、赤ちゃん返りが本格化してきました。寝不足が原因なのか、うなちゃんのわがままにイライラしてしまうまぎさん。うなちゃんにやさしく声をかける祖母に向かって、「ばぁばきらい!」とうなちゃんが言ったことでまぎさんのイライラが爆発! 怒りにまかせてうなちゃんを叱ってしまい、まぎさんは罪悪感を覚えました。 しかし、その後もを祖母を拒否し続けるうなちゃん。ある日、うなちゃんの声にイライラしていたまぎさんは赤ちゃんを連れて別の部屋に行こうしました。すると、「ママそっち行かないで!」とうなちゃんがいきなりまぎさんの足を掴みます。まぎさんは心に強い怒りが沸き起こるのを感じ、「それでママが転けたらいろがどうなるか分かる?」と、冷たく言ってしまったのです……。 赤ちゃん返りをする長女に対してストレスが増えていったまぎさん。まぎさんもうなちゃんの気持ちがわからず、解決策や終わりがみえないつらさに、よりイライラしてしまったのではないでしょうか。 「新生児期は貴重だから」と赤ちゃんのお世話を頑張るまぎさんですが、すべてを自分で頑張ろうとせず、実母に赤ちゃんのことを少し任せて長女と向き合う時間を作ってみるのもいいのかもしれませんね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター まぎ.
2023年11月24日2児の母であるシオリさんは、20代半ばのごろ、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)を切除する手術を受けました。婦人科受診のきっかけは生理不順でしたが、検査の際に卵巣嚢腫があることが判明。その後、結婚したシオリさんは妊活を見据えて切除手術を受けることにしました。手術のための検査を終え、手術と入院時の話となり……。 入院期間…意外と短い! シオリさんの場合は、腹腔鏡手術で卵巣嚢腫を切除します。腹腔鏡手術はおなかに小さな穴を複数個所空け、その穴から器具を入れる方法。開腹手術に比べて手術痕が小さく術後の回復も早いため、体への負担が軽いとされています。そのため、様子を見ながらですが、術後次の日には歩行練習が始まることが多いよう。この術後の歩行練習がつらかった……と言う腹腔鏡手術を経験された方が多い印象です。例に漏れず、シオリさんもとても大変だったのだとか……。 また、シオリさんは入院期間が約1週間と、想定していたよりも短いことに驚いたそう。病院によって異なるものの、助産師さん曰く「腹腔鏡手術の場合、入院期間は3~4日、開腹手術の場合は1週間程度の施設が多いイメージ」とのこと。手術と聞くとかなり大がかりに感じますし、たしかにシオリさんが感じたように「それくらいの入院期間でいいんだ」とも思ってしまう気持ちもわかりますね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 シオリさんのマンガはこのほかにもInstagramやブログにも掲載されています♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター シオリ二児の母。 妊娠、出産、育児、病気など体験談を漫画にしています。
2023年11月24日まぎさんは、夫と長女のうなちゃん、次女いろちゃんの4人家族。まぎさんが「上の子可愛くない症候群」という言葉を知ったのは、次女を妊娠中のこと。出産後のホルモンバランスの影響や、余裕のなさから感じられる気持ちの変化のようですが、そのときのまぎさんは自分にはまったく関係ないと思っていました。 上の子を優先するのって難しい…「上の子可愛くない症候群…まぁ私は大丈夫」そう楽観的に考えていました。 下の子が生まれたら、上の子のことをかわいいと思えなくなる「上の子可愛くない症候群」。「(長女は)こんなにかわいいんやから大丈夫」と、まぎさんは次女を出産する前は思っていました。出産後、退院して家に帰ると、とても喜んで次女をかわいがってくれる長女・うなちゃん。「今まで寂しい思いをさせた分、うなを優先してあげよう」と、まぎさんは心に決めました。しかし、現実はそう甘くはなく……。次女のお世話をしようとすると、うなちゃんは嫌がってまぎさんから離れようとしません。うなちゃんは今まで自分でできていたこともしなくなり、甘えん坊になってしまいました。上の子を優先するのは想像以上に難しく、まぎさんは対応に困ってしまっていました。 長子の赤ちゃん返りは、2人のお子さんを持つママであれば経験したことがある方も多いのではないでしょうか。「自分だけのお母さん」を赤ちゃんに盗られた気がして寂しく感じているのかもしれませんね。ただ助産師さん曰く「ママは大好きだよ」とママからの愛を伝えたり、また「一緒に生まれたばかりの赤ちゃんを守ってあげようね」と伝えてあげたりすることで、長子としての気持ちも芽生えるそうです。しかしまぎさんは、産後直後。無理せず周りに頼りながら過ごしてほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター まぎ.
2023年11月23日私には4人の子どもがいますが、3人目の次女と4人目の次男は乳児健診で先天性股関節脱臼の疑いがあると言われ、現在も毎年経過観察のため病院へ通っています。先生によると股関節脱臼は遺伝する可能性があるとのこと。私の遺伝かと、私もエックス線検査をして診てもらいました。特に異常はなく、安心しているとまさかの私の母が手術することに。乳児健診から見つかる股関節異常3人目の次女が1歳の乳児健診のとき、両足の長さに少し差があるからと精密検査を受けるように小児科から勧められました。2人目の長女と次女は9歳差。長男、長女のときにはなかった検査で、新しく導入されたとのことでした。次女は股関節がきれいにはまっておらず、かといって外れてもいないので抱っこの仕方に気を付けるように指導されました。そのとき、先生から「股関節脱臼は遺伝することがあります。お母さんは大丈夫ですか?」と聞かれたのです。私の検査は異常なし、ところが…私も念のため検査することになり、エックス線検査をして診てもらいました。私は異常なしでひと安心。次女は年1回、毎年経過観察をしてもらうことになりました。その後、次男が生まれ、乳児検診でまた同じく精密検査へ。次女ほどひどくはなかったのですが、同じく経過観察となりました。先生からは「股関節の経過観察は今のためだけじゃなく、将来年を重ねたときに手術しなくていいように診ているので」と言われました。すると、その後まさかの私の母が66歳で股関節を人工関節にする手術をすることになってしまいました。やっぱり遺伝?母のことがある前から子どもたちの股関節を診てもらっていたので、母が手術したことを先生に話すと「遺伝の可能性もあります。寿命が昔に比べて長くなってるから、年を取って股関節に異常が出て手術が必要になることが多くなってきています。そうならないための経過観察です」と。私にできることは、子どもたちは抱っこを横抱きではなく、縦抱きで両足がМ字になるように意識するくらい……。保育園の先生方にもお願いして、抱っこのときはできるだけⅯ字でしてもらうようにしていました。まとめ股関節が変形して手術前の母は本当に大変そうでした。今のところ異常のない私も、遺伝する可能性があるならいつかそうなるかもしれないという不安は拭い切れません。子どもたちはまだ成長過程なので、私も一緒に体のストレッチをしたり運動したりと、今予防できることをやっていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。著者/松田 みさと(42歳)長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年11月22日2児の母であるシオリさんは、結婚が決まっていた20代半ばのごろ、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)を切除する手術を受けました。婦人科受診のきっかけは生理不順でしたが、検査の際に卵巣嚢腫があることが判明。その後、結婚したシオリさんは妊活を見据えて切除手術を受けることにしました。この日は手術前検査を受けるために病院へ……。 最初は憂うつな気持ちだったけれど… 以前、全身麻酔での手術を受けたことがあったと言うシオリさん。そのときの大変だった思いから「またあの大変さを経験しなければいけないのか」とちょっぴりげんなりする気持ちもあったそう。しかし、手術前検査でさまざまな医療従事者の方と触れ合う中で「頑張れそうな気がする」と前向きな気持ちに。「医療従事者の方々の安心感」を改めて実感され、「『頑張れ』と応援されたら頑張れそうな気がする……本当にすごい!」とこのときの気持ちをつづっています。 日々、さまざまな患者さんと向き合っている医療従事者の皆さん。たしかに不安なとき明るく話しかけてくれたり、応援してくれたりすると、不安な気持ちがスッと軽くなりますよね。これには同じ経験をされたことがあるという方も多いのではないでしょうか。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 シオリさんのマンガはこのほかにもInstagramやブログにも掲載されています♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター シオリ二児の母。 妊娠、出産、育児、病気など体験談を漫画にしています。
2023年11月21日2児の母であるシオリさんは、結婚が決まっていた20代半ばのごろ、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)を切除する手術を受けました。婦人科受診のきっかけは生理不順でしたが、検査をすると卵巣嚢腫があることが判明。その後、結婚したシオリさんは妊活を見据えて切除手術を受けることに。手術のため病院を移り、そこでシオリさんは、患者に寄り添ってくれる「仏田先生(仮名)」と出会いました。 無駄のない対応に 今回シオリさんが受けるのは、右側の卵巣にできた皮様嚢腫(ひようのうしゅ)を切除する手術。皮様嚢腫とは、腫瘍の中に髪の毛や骨、歯などが含まれているもので、ほとんどが良性とされていますが、最終的な判断は手術で切除してからの病理検査でわかります。作中の医師が語っているように、ごく稀にがん化することもあるようです。ほとんどが良性だと言われても、「がん」と聞くとやはり驚いてしまいますよね。 ちなみに、シオリさん曰く、手術をおこなってから再発はしておらず、現在は年に1度子宮がん検診の際に卵巣も診てもらっているのだとか。卵巣嚢腫は自覚症状がないことがほとんどだからこそ、定期的な検診はとても大切なことです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 シオリさんのマンガはこのほかにもInstagramやブログにも掲載されています♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター シオリ二児の母。 妊娠、出産、育児、病気など体験談を漫画にしています。
2023年11月19日2児の母であるシオリさんは、結婚が決まっていた20代半ばのごろ、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかり切除する手術を受けました。婦人科受診のきっかけは生理不順でしたが、検査をすると卵巣嚢腫があることが判明。手術を急ぐ大きさではなかったため経過観察となり、シオリさんが結婚した約半年後、シオリさんは妊活を見据えて切除手術を受ける決意を固めたのでした。 紹介された医師は… これまでお世話になった医師から紹介状を書いてもらい、この総合病院の婦人科長であるという「エラ医師」(仮名)の診察を受けることとなったシオリさん。 しかし、エラ医師から「私のような(偉い)医師が診る病気ではない」と言われ、新しい医師を紹介されることとなりました。まさかの言葉に圧倒されるシオリさんたち。イライラも募り、「紹介される先生が微妙だったら転院してやる!」と憤っていたのですが……。 エラ医師から紹介された「仏田医師」(仮名)は、シオリさんが「仏」と仮名をつけるほど、いい先生だったのだとか。わかりやすいように丁寧に症状を説明してくれ、患者や家族の不安を取り除こうとしてくれる姿に、シオリさんもシオリさんの母もとても感動したと言います。 病気や手術には不安がつきもの。自分が今どのような状態なのか、どのような症状なのか、どのように手術をするのかというのは、しっかり理解しておきたいですよね。そういう意味でも、信頼できる医師との出会いはとても大切なことだと感じます。シオリさんが安心し、信頼できる医師と出会うことができて本当によかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 シオリさんのマンガはこのほかにもInstagramやブログにも掲載されています♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター シオリ二児の母。 妊娠、出産、育児、病気など体験談を漫画にしています。
2023年11月18日2児の母であるシオリさんは、結婚が決まっていた20代半ばのごろ、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかり切除する手術を受けました。きっかけは生理不順でしたが、婦人科を受診した際に「卵巣に異常がある」と言われ、MRI検査を受けることに。そして、結果を伝えられるときが……。 奇形…ですか? ※皮様嚢腫(ひようのうしゅ)とは:卵巣嚢腫の一種で、腫瘍の中に髪の毛や骨、歯などが含まれています。若年の女性に多く、良性である場合がほとんどです。 医師の話は続きます。 MRI検査の結果、右側の卵巣に嚢腫ができていることがわかりました。シオリさんが医師から告げられた「成熟嚢胞性奇形腫(せいじゅくのうほうせいきけいしゅ)」とは、皮様嚢腫(ひようのうしゅ)とも呼ばれる卵巣嚢腫の一種で、腫瘍の中にドロドロとした脂肪や毛髪、歯や骨などが溜まっているもの。良性であることがほとんどで、シオリさんの場合は、このときまだ急いで摘出が必要な大きさではなかったとのことです。そのため、一旦は経過観察をすることとなりました。 その後、シオリさんはギンジさんと結婚し、妊活を見据えて切除することを決意。マンガ中の医師も言っているように、直径が5〜6cmほどになると、卵巣が捻じれて激痛を伴う「茎捻転(けいねんてん)」のリスクが高まります。加えて、もし妊娠中の場合には、子宮が大きくなるにつれて茎捻転が起こると緊急手術になるということも。妊娠を希望する際には、医師とよく相談をしながら今後の方針を決めていくことが大切ですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 シオリさんのマンガはこのほかにもInstagramやブログにも掲載されています♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター シオリ二児の母。 妊娠、出産、育児、病気など体験談を漫画にしています。
2023年11月16日女性がかかるがんの中で、最もかかりやすいと言われている乳がん。自分の胸にいつもとは違う異変が現れたら、困惑してしまいますよね。そこで今回のMOREDOORでは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Pさんの場合……肌着のちょうど胸のところに茶色いシミみたいなのがついていました。お風呂の中で何でだろうと思い、胸を見ていたら、授乳中のような痛みとともに茶色の液体が乳頭から出てきました。胸を触ってもしこりのようなものはありません。これは乳腺炎なのではないかと思いつつ、乳がんの検診をしてくれる病院に行きました。一通り検査を受けたものの、とくに心配はないとのこと。3年後、入浴中にたまたま胸をさすったときにコリっとした手ごたえを感じました。前回の検査のときに、しこりがあれば明らかにわかると言われていたので、すぐに同じ病院に行き検査。マンモグラフィやエコーなどで診てもらった結果、「がんの可能性も考えて検査をしましょう」と言われ、大学病院を紹介されました。結果、乳がんでした。どんな治療を受けましたか?運よくキャンセルの空きがあったため、1ヶ月後には手術となり、片方の乳房を全摘しました。脇のリンパにも転移があり、そちらも切除。検査の結果、ホルモン治療が有効ながんだったことが判明し、ホルモンの薬を飲み生理を止めるための注射を定期的に打つことになりました。世の女性陣へ伝えたいことは?最初に乳頭から分泌物が出たとき、それ自体も検査されて、血液でないから大丈夫だと言われました。これは病院側の落ち度ではなく、当時の医療の認識ではそういうものだったのだと思います。数年後、妹が乳がん検診に行ったとき、乳頭からの分泌物の有無を聞かれたそうです。分泌物があれば高確率でがんであると言われたようです。医療側もさまざまな症例を分析して知識を蓄積しているのがわかります。ネットや他人の話を鵜呑みにせず、おかしいと思ったらまずは検査に行ってください。読者の感想は『早めの受診とセカンドオピニオンの重要性も大事だと感じました。』『気になる症状が出たときに、検査で問題がなかったとしても、試しに他の病院も受診してみることも大事なのではないかと思いました。』『乳がんの特徴の一つとして胸から液体というのは初めて知りました。出たことはありませんが注視したいと思いました。胸を切除したのは辛かったと思いますが癌から解放されて良かったですね。』など、早期発見の大切さに対するコメントが寄せられました。違和感を覚えたときは婦人科へPさんは肌着についた茶色いシミに違和感を覚え病院へ受診すると、乳がんが原因だったということが判明しました。幸いにもキャンセルの空きがあり1ヶ月後には手術を受けることができ、現在ではホルモン治療を続けているようですね。皆さんも、少しでも気になることがあれば、早めに病院へ受診することをおすすめします。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年11月16日2児の母であるシオリさんは、結婚が決まっていた20代半ばのごろ、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかり切除する手術を受けました。きっかけは生理不順でしたが、婦人科を受診した際、「卵巣に異常がある」と医師から告げられることに。大きい病院で検査することとなり、検査当日……。 彼と一緒に大きな病院へ… 最初に受診した婦人科では詳しい検査をすることができず、シオリさんは大きな病院へ紹介状を書いてもらうかたちで、MRI検査をすることになりました。このときMRI検査は2度目だったというシオリさん。慣れと横になっての検査ということもあり、検査中は夢うつつの状態だったのだとか。 これまでムーンカレンダーで紹介してきた婦人科系でMRI検査をしたという方の中には、閉鎖空間であることや大きな音で緊張してしまったり恐怖を抱いたと言う方も多く、シオリさんはとてもリラックスして受けられていたようです。ただ、検査後はめまいやふらつきがあったよう。シオリさんの場合は、検査後休んだことで症状は落ち着いたとのことですが、検査を受けた際、もし不調が続くようであれば、我慢せずに病院のスタッフに相談してくださいね。 また、シオリさんの場合は、後の夫となるギンジさんが付き添ってくれていたことにとても助けられたそう。「付き添いのありがたさが身に染みた」とのことで、可能であれば、シオリさんのように誰かに付き添いにきてもらうと安心かもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 シオリさんのマンガはこのほかにもInstagramやブログにも掲載されています♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター シオリ二児の母。 妊娠、出産、育児、病気など体験談を漫画にしています。
2023年11月14日年に1回、自治体や勤め先の保健事業で受けられる「子宮がん検診」。子宮がんとはどんなものなのか、よくわからず受けている人が多いのではないでしょうか。実は子宮がんは2種類あり、そのうち1つは50代以降に患者が急増する特徴があるそうです。そこで、産婦人科医の駒形依子先生に40代~50代女性が知っておきたい子宮がんについて聞きました。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。子宮がんにはどんな種類がある?できる場所によって「子宮頸がん」と「子宮体がん」に分かれる子宮がんは、できる場所と原因によって2種類あると言います。「子宮の奥には、妊娠すると胎児が宿る体部があります。この体部にできるのが子宮体がんです。主な原因は女性ホルモンのバランスの乱れで、閉経後の50代が発症年代のピークです。一方、子宮の入り口付近の細くなった部分の頸部にできるのが子宮頸がんです。性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)感染で起こり、現在は20~30代が発症年代のピークになっています」(駒形先生)。それでは、40代・50代女性が特に注意しないといけないのは子宮体がんということになりますか。「子宮体がんは早期発見が重要なので、どんな症状があるかは知っておいてほしいですね。女性ホルモンの影響を強く受けるので閉経している月経不順妊娠・出産の経験がない肥満ホルモン補充療法を経験しているといった方は注意が必要です。未産と肥満が高リスクの理由妊娠・出産経験がないことがなぜ高リスクになるのでしょうか。「子宮内膜は、エストロゲンにさらされればさらされるほど炎症を起こしやすくなります。妊娠・出産・授乳中は生理がなく、生理があるときに比べて子宮内膜がエストロゲンにさらされる機会が減ります。一方、妊娠・出産経験のない女性はそれだけ子宮内膜がエストロゲンにさらされる機会が増えるので、リスクが高いと言われるのです」(駒形先生)。肥満はどのように関係しているのでしょうか。「エストロゲンはエストロン、エストラジオール、エストリオールの3種類で構成されていますが、このうちエストロンは脂肪細胞から分泌されることがわかっています。つまり、脂肪細胞の面積が大きければ大きいほど、つまり太っていれば太っているほどエストロンが分泌されやすくなります。閉経後、エストロゲンに敏感に反応しやすくなった子宮内膜にこのエストロンが反応して炎症を起こし、がんに変化する可能性が考えられます」(駒形先生)。また、40代、50代でも子宮頸がんを発症する女性はもちろんいるので安心はできません。子宮頸がんは性交渉で感染してから、およそ10~20年かけて発症することが多いので、30代や40代に感染して、40代、50代で発症することは十分あり得ます」(駒形先生)。「子宮がん検診」では「子宮体がん」は検査しない!?多くの集団検診で検査するのは「子宮頸がん」のみ子宮体がんは50代以降から急増するということですが、「年に1回の子宮がん検診では陰性だから大丈夫」と思っている人も多いでしょう。しかし、なんと子宮がん検診では、子宮体がんは検査していないことがほとんどなのだそうです。「一般的に、子宮がん検診では頸部の検査しかしません。つまり、子宮体部の検査はしないのです。理由としては生理には子宮体がんの予防効果があり、閉経後はリスクが高まるが、その時期は個人差があるから子宮体部の検査は頸部よりも痛みが強く気軽にできないから子宮体がんは閉経後にかかる人が多く、初期症状である不正出血で異変に気付きやすいから子宮頸がんの発症年齢は幅広いから子宮頸がんは生理がある人も多くかかり、初期症状が不正出血でわかりにくいので検査する必要があるからなどが挙げられます。一部の自治体では不正出血のある50代以降の女性に限って子宮体がん検診をオプションで受けられるところもあるようですが、多くは、子宮がん検診といえば頸部のみの検査です」(駒形先生)。「子宮体がん」にはどんな症状がある?不正出血があったら早めに受診を「子宮体がんの初期症状は不正出血です。子宮体部からの出血は茶褐色や黒っぽいのが特徴です。また、おりものに血が混じる場合もありますが、これも不正出血です。おりものの変化は軽視されやすいのですが、出るべきでないときに出る血液は不正出血、と心得て欲しいですね。閉経後、時間がたっている場合は受診する人が多いのですが、まだ生理がある場合や月経不順の方は様子を見てしまうこともあるようです。ほかにも、性交時に下腹部が痛む、常に下腹部が張っている感じがする、といった症状にも注意です。子宮体がんは初期で発見できれば予後が良いがんとされています。早期発見がとても大切です。不正出血が1度でもあれば、婦人科を受診することをおすすめします」(駒形先生)。まとめ子宮頸がんは年に1回の検診でチェックができますが、子宮体がんは自分で気を付けておかないと早期発見ができません。いつもと違う出血やおりものが出る場合は、がんではなくてもほかの病気が潜んでいることもあります。早めに受診するようにしましょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/岩崎みどり(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。イラスト/村澤綾香著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年11月13日2児の母であるシオリさんは、結婚が決まっていた20代半ばのごろ、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかり切除する手術を受けました。受診のきっかけは生理周期が異様に短いこと。生理不順はストレスの影響だろうと言われたものの、「卵巣に異常がある」と医師から告げられ、大きい病院で検査をすることとなりました。 突然、彼氏が涙を流し始めて… 婦人科近くで待っていた夫となるギンジさんに受診の結果を伝えたところ……ギンジさんは「しーちゃんに何かあったら、俺はどうしたらいいんや」と大号泣! シオリさん曰く、ギンジさんは「涙もろいタイプ」とのことですが、「詳しい検査が必要になった」と言われたら「そこまで大変な状態に?」と不安になってしまいますよね。ギンジさんのシオリさんを心配に思う気持ちにも共感してしまいます。 その後の詳しい検査にもギンジさんが付き添ってくれることとなりました。心配し気づかってくれる存在が近くにいるというのは心強くもありますね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 シオリさんのマンガはこのほかにもInstagramやブログにも掲載されています♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター シオリ二児の母。 妊娠、出産、育児、病気など体験談を漫画にしています。
2023年11月12日2児の母であるシオリさんは、結婚が決まっていた20代半ばのごろ、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかり切除する手術を受けました。受診のきっかけは生理周期が異様に短いこと。そのことを婦人科で相談し、診てもらうと……? 生理が1カ月に2回くるワケは… 生理周期が短く、1カ月に2回生理がくる状態になっていたシオリさん。そのことを婦人科の医師に相談し診てもらうと、「ストレスが原因でしょう」と話をされました。ホルモンの働きによって起こる生理は、ちょっとしたストレスでも影響を受けてしまうもの。多忙や寝不足などでホルモンバランスが崩れると生理不順となってしまうことも多いのです。生理不順はこのとき以降起こることはなかったとのことで、シオリさんの場合は忙しかったこともありホルモンバランスの乱れによるものだったもかもしれませんね。 ただ、婦人科医であるこまがた医院の駒形依子先生によると、慢性的な生理不順の場合は、卵巣に病気が潜んでいることもあると言います。そのため、もし生理不順が続く場合は、婦人科を受診し医師に相談してみてくださいね。 シオリさんの場合は、子宮に問題はなかったものの、このとき右側の卵巣に3cmほどの卵巣嚢腫が見つかりました。詳しく検査することとなり、あれよあれよと話が進んでいきます。生理不順の原因がわかり安心したのも束の間。医師からの突然の言葉に、シオリさんは追いつくので精一杯だったそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 シオリさんのマンガはこのほかにもInstagramやブログにも掲載されています♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター シオリ二児の母。 妊娠、出産、育児、病気など体験談を漫画にしています。
2023年11月11日「子宮頸がん」というがんを知っていますか? 子宮にできるがん、ということくらいはわかっていても、どのように発症するのか、どんな人がかかりやすいのか、といったことはまだ知られていないかもしれません。最近は20~30代女性の発症が増えているということですが、40~50代女性も発症しており、油断はできません。40~50代女性が子宮頸がんについて知っておきたいことを産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。子宮頸がんとは?性交渉により、子宮頸部にできるがん子宮頸がんとはどんな場所にでき、なぜできてしまうのでしょうか。「子宮頸がんは、子宮の入り口付近の細くなった部分の頸部にできるがんです。性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)感染によって起こります。男性性器がウイルスに感染した状態で、避妊せずに交渉することで女性性器に感染するのです。ただ、HPV感染は性交渉による“風邪”のようなもので、珍しいものではありません。女性の50%以上が一度は感染するウイルスとされており、感染しても90%以上は免疫力により自然治癒します。しかし、自然治癒できなかった残りのウイルスが持続感染して細胞ががんに変化することで発症してしまうのです」(駒形先生)。およそ10~20年かけてがんに変化「HPV感染してから、がん細胞に変化するには、一般的には10~20年かかるといわれています。ですから、20代や30代のとき、避妊ナシで性交渉した経験がある女性は40代や50代で発症するリスクがあると言えます。また、40代や50代の夫婦は避妊ナシの性交渉が多いと思います。パートナーがHPV感染していないとは言い切れないので、誰でもリスクがあるのです」(駒形先生)。不正出血やおりものに変化が子宮頸がんにかかると、どんな症状を感じるようになるのでしょうか。「初期症状は見られないという表現をよく見ますが、正確には初期症状がわかりにくいと言えます。主な症状は不正出血ですが、量がとても少ない場合があります。おりものに少し血が混じるというケースも多いです。他に性交渉のときに下腹部が痛む、下腹部が張って鈍痛がするなどの症状があります。おりものに血が混じる程度なら大丈夫と思っている方も多いのですが、おりものに血が混じっている=不正出血です。血液が出るべきでないときに出た場合は、量や色に関係なく、なるべく早く婦人科を受診してください。不正出血を放置すると、がんが進行してしまう恐れもあります」(駒形先生)かかりやすいタイプはある?ストレスが多い環境の人は要注意「避妊ナシの性交渉をしたことがある人すべてがかかる可能性がありますが、中でも以下のような場合はリスクが上がります。出産回数が多いストレスフルな環境にある喫煙者性交渉の数が多くなればなるほど、かかる可能性が高くなるため、出産回数が多い人はリスクが高まります。また、ストレスフルな環境と喫煙という要素は、免疫力と関係があります。免疫力が高ければ、ウイルス感染しても自然治癒させることができます。ストレスや喫煙は免疫力を下げることで知られています。ちなみによく“セックスパートナーが多い”ということが子宮頸がんのリスク要因として上がります。たしかに性交渉の数が多くなればなるほどリスクは高くなりますが、たとえパートナーが1人であってもその人がHPV感染していればかかります。必ずしも相手の人数だけが理由ではないと思います。同様に、“初交年齢が低い”ということも挙げられますが、初交年齢が低くてもその後性交渉が多くなければリスクは低いので、これも一概には言えません。そのような風潮から受診控えをする女性もいるようですが、気にせず受診してほしいと思います」(駒形先生)。予防はできる?ワクチンがあるようだけど?40代以降は検診による早期発見が有効「自治体や企業の検診に“子宮がん検診”がありますが、これは子宮頸がんを検査するものです。40歳以降の女性に推奨されることが多いと思います。検診で早期発見されれば、子宮頸がんは予後が良いがんとされています。進行すると全身に転移する可能性もある怖いがんです。年に1回は必ず子宮がん検診を受けて欲しいですね。子宮頸がんはワクチンで予防できる唯一のがんですが、最も有効な接種時期は初交前とされています。40代、50代はすでに感染しているケースがあり有効性は低くなります。3回接種が必要で、合計4万5000円ほどというコストの課題もあります。現実的には年に1回の子宮がん検診を受け、ストレス回避をして免疫力を上げる努力をすることが子宮頸がん予防につながると思います」(駒形先生)。まとめ不正出血を放置している人はすぐに受診&ない人も年に1回は子宮がん検診を必ず受診。この2つを守れば子宮頸がんの進行は防げるようです。なお、駒形先生から「今の40代、50代女性は体力と仕事量が合っていない」という指摘がありました。家事でも手を抜けるところは抜いて、ストレスをためこまないようにしたいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/岩崎みどり(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。イラスト/村澤綾香著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年11月10日生理やPMS(月経前症候群)などの女性特有の不調。見て見ぬフリをするのではなく、正しく理解すれば、もっとラクにつきあえるんです。まずは、周期を把握するために生理管理アプリやサービスはマスト。セルフマネジメントの第一歩として、自分の体に向き合うキッカケに。Day1~6月経期Day7~12卵胞期Day13~16排卵期Day17~28黄体期1回の生理周期の間には、生理が起きる月経期の後、卵子が育つ卵胞期、その後排卵期を経て、妊娠に備える黄体期に入る。周期を把握して生理日を予測しておけば、対策も立てやすい。知識をつければ、もっと生理とラクにつきあえる。生理痛やPMSなどの女性特有の不調。長い間つきあっているうちに、「つらいけれど、ガマンするのが当たり前」と諦めている人も多いのでは?産婦人科医として、こういった不調を抱える女性たちに長年向き合ってきた福山千代子さんは、次のように話す。「生理痛やPMS=仕方がないことと思い込んでいるかもしれませんが、100%解決することは難しくても、痛みやつらさを軽減するなど、対処法はいくらでもあるということをまずはみなさんに知ってほしいです」そのためには、まずは自分の生理周期を把握して、いつどのようなトラブルが起きるのかを予測しておくことが大切だと言う。「女性である以上、女性ホルモンの影響を受けながら生活することは避けられませんが、不調が起きる原因を理解し、事前に対処することで、もっと生理とラクにつきあえるように。生理による不調に振り回されることを決して当たり前と思わず、積極的に不調を“マネジメント”する気持ちを女性たちに持ってほしいなと思います」婦人科の受診にも記録したデータが役立つ。自分の生理周期やそれに伴う不調について把握することが悩み解消への第一歩。アプリなどを活用し、生理周期を把握することから始めよう。婦人科を受診する際も、データがあると診察がよりスムーズに進むと福山さんは話す。「記録がなくても診察はできますが、医師はその日の状態しか診ることができません。排卵期や黄体期など、生理周期の中のどの段階に今いるのかがデータで分かると情報が増え、診断の参考になるので、より正確に診察ができます」生理日だけでなく、腹痛、頭痛、むくみ、イライラや気分の落ち込みなど症状も入力しておくと。「お薬の処方をする際には、長期的な症状や体の状態を参考にすることもあるので、3か月分以上のデータがあると理想的ですね」さらに基礎体温もアプリなどに入力しておくと、排卵のタイミングなどの把握に役立つという。「体温を入力するのが面倒だという人は、体温計と連動しているアプリを使うのもオススメ。体温を測るだけでアプリに自動的に入力されていくので、その都度入力する手間がかからず便利ですよ」ライフスタイルに合わせて機能をチョイス・シンプルな操作がいいか?・パートナーと共有したいか?・PMSについて記録したいか?・妊活の情報は必要か?etc…様々なアプリやサービスがあるので、何を選んだらいいのか分からないという人も多いのでは?生理管理+αでどんな機能が欲しいのか、事前にチェックしておくのがオススメです。編集部オススメ!目的別生理管理アプリ・サービス【目的1】シンプルに使いたいソフィ 生理日管理&生理不調ケアワンタップで生理周期を記録できるから簡単!一度のタップで生理日や体調を記録でき、画面を切り替えることなく生理・排卵の予定日を把握できるシンプルなデザインが魅力。操作が簡単なので、生理管理アプリ初心者にも使いやすい。【目的2】パートナーと共有したいPAIRCARE(ペアケア)体の状況を間接的にシェアしたいなら。アプリのダウンロード不要で、LINE公式アカウントを友だち追加するだけで利用できる。家族やパートナーと、生理周期など自分の体の状況を間接的に共有できる機能があり、シェアしたい人に!【目的3】PMS症状が気になるpoi(ポイ)PMSの悩みに特化した生理管理アプリ。PMS予測や、ブルーデーに気分を明るくしたり、痛みを和らげることを目的とした「マインドフルネス音声ガイド機能」も搭載。他に「睡眠導入ガイド」などもあり、PMS症状に悩む人に最適。【目的4】妊活に使いたいLalune排卵日や妊娠の可能性をホーム画面で確認できる。生理周期の管理はもちろん、「排卵日」や「おすすめ仲良し日」「妊娠可能性」のバロメーターをホーム画面で確認ができ、妊活を考えている人に特にオススメ。ユーザー同士で交流できる機能も。福山千代子さん産婦人科医。MET BEAUTY CLINIC院長。20年以上にわたり、女性特有の体の悩みや不調に向き合い、生理痛やPMSなどの治療にも積極的に取り組んでいる。表参道にある同院には、若い世代の患者も多い。※『anan』2023年11月8日号より。イラスト・そばまる取材、文・音部美穂(by anan編集部)
2023年11月05日生理期間中は心身ともに不調を起こしてしまう方も多いですよね。なかには、不調が人間関係に影響する人もいて……。生理前に精神的に不安定になり、PMS(月経前症候群)だと診断された体験談を描く漫画家みわ柴(@miwashibachan)さん。今回は、そんなみわ柴さんの体験談を描いた漫画『生理で別れた話』のワンシーンをお届けします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」※こちらのお話はあくまでもみわ柴さん個人の体験談です。実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。情緒不安定は性格のせい?……彼氏と同棲を始めた、主人公のみわ柴さん。しかし、みわ柴さんは毎月生理前に情緒不安定になることから、パートナーと不仲になってしまいました。病院を受診したところ、月経前症候群(PMS)と診断されます。しかし、診断結果を説明しても、彼氏は理解を示さず、みわ柴さんを責めるのでした……。※生理前症候群は、正しくは月経前症候群です。PMSに対して理解を示さない……医者にも言われたのに……怒り狂う彼氏……この漫画に読者は『体調不良を性格のせいにするのは恋人という関係を差し引いたとしても良くないと思いました。』『これはひどいですね。PMSになったことがないから分からないと思いますが、これは酷すぎです。』『気持ちがわからないのも仕方ないけど、相手を理解しようとする気持ちも大事だと思う。』など、パートナーの立場に理解を示しつつも、みわ柴さんに同情する声が寄せられました。なかなか理解してもらえないPMS……パートナーに自分の症状をわかってもらうために勇気を出して話すも、人格否定される始末……。あなただったら、自分のパートナーに症状を理解してもらえなかったらどうしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@miwashibachan)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年11月05日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、PMSと前向きに付き合うためのアイテム。PMS=月経前症候群の諸症状、毎月やってくる“当たり前のこと”として諦めていませんか?もっと前向きに付き合うためのTIPSを、産婦人科医の先生に伺いました。PMSと前向きに付き合うためのアイテム【Tea】リラックス効果のある温かいお茶を休息時間に。1、EAT BEAU‐TEA~MY FAVORITE THINGS~ 66g¥2,680(DAYLILY)【Supplement】規則正しい食事にプラスし必要な栄養素を補給。2、SONNENTOR 月のお茶 ビューティフルマジックムーンティー 28袋¥1,512(ビープル TEL:03・5774・5565)3、女性特有の心身の変化を穏やかにする4つの成分が一度に摂れる複合型サプリ。トコエル 1日 1袋(3粒)目安×7袋¥1,296(大塚製薬お客様相談室〈トコエル〉 TEL:0120・008・018)【Warmer】足&お腹まわりを温めて不調を和らげる!4、ルームソックス¥4405、冷え対策には、お腹を温めることも重要。オーガニックコットンレーストリムHARAボーイ¥2,100(共にピーチ・ジョン TEL:0120・066・107)専門家に聞く!!PMSの特徴と気持ちがラクになる知っておきたい対処法。近年のフェムケア意識の高まりにより、徐々に浸透してきたPMS=月経前症候群という言葉。生理開始前3~10日ほどの間続く、精神的・身体的な不調のことで、生理が始まると軽快するのが特徴だ。頭痛、イライラ、むくみや気分の落ち込みなど症状はさまざま。そんな生理前の不調との前向きな付き合い方と、用意しておくと気持ちがちょっとだけラクになる“お守り”的なアイテムを産婦人科医の八田真理子さんに伺った。「月経時はエネルギーを必要とするので、エネルギーを十分にためておかなくてはいけないのがその時期。月経前はできるだけストレスをなくし、リラックスして過ごすのが理想です。そのため、睡眠をしっかりとり、1時間でも早くお布団に入ること。普段以上に食生活に気を配ることも大切です」自宅でよりリラックスした環境を作るために効果的なアイテムはあるのだろうか?「ハーブティーやイソフラボンの豊富な黒豆茶など、リラックス効果のある温かいお茶を生活に取り入れるのはオススメです。私はクラシック音楽を流しながら、ティータイムをとることも。またスマホの電源をオフにし、SNSから離れる時間を作ってみるのも。月経前はイライラしたり、嫉妬しやすい時期なので、静かな時間を作ってみてください」また生理前は体を冷やさないよう注意することも大切だ。「体の冷えは心身のゆらぎに影響するので、月経前は普段以上にケアが必要。ふくらはぎや足の裏には、体を温めるツボが集まっているので靴下などで温めましょう」サプリメントなどで、心身をケアするのもオススメだという。選ぶ際のポイントを聞いてみた。「最近、PMSの症状軽減にγ(ガンマ)‐トコフェロール、γ‐トコトリエノール、エクオール、カルシウムが有用であるという研究結果が。これらの成分を意識して補うといいでしょう」カルシウムはなじみ深いが、その他はどういった成分なの?「γ‐トコフェロール、γ‐トコトリエノールは大豆油や米油に多く含まれているビタミンEの一種で、ナトリウムをゆるやかに体外に排出し、むくみを軽減する働きを持つと考えられています。エクオールは、大豆を食べると腸内で生成される成分。月経周期に伴う女性ホルモンの変動を整えるように働くことで、不調を和らげることが期待できます。PMSは“外界からの刺激を避ける母性本能”ではないかと思っています。まずは食事や睡眠、運動など生活習慣に留意し、自分の体をいたわってください。そしてライフプランを立て、婦人科医を味方につけ、女性として素敵に生きてほしいです」※『anan』2023年11月1日号より。写真・石沢義人(by anan編集部)
2023年10月30日ネフローゼ症候群とは?原因や症状などネフローゼ症候群とは何らかの原因によって尿内にたんぱくが多く出てしまうことで、血液中のたんぱく質が減り、身体にむくみなどの症状が表れる病気の総称です。ネフローゼ症候群では顔や下肢にむくみが出現することが多いほか、お腹や胸に水がたまる(腹水や胸水)こともあります。また、腸がむくむことによって、吐き気や腹痛などの症状を訴えることもあります。ネフローゼ症候群には特発性(一次性)ネフローゼ症候群と続発性(二次性)ネフローゼ症候群という種類があり、子どもの場合は約90%が特発性ネフローゼ症候群と言われています。本コラムでは、子どもに多い特発性ネフローゼ症候群を中心に解説していきます。ネフローゼ症候群の原因は種類によって異なっています。明確な原因がないものは特発性ネフローゼ症候群、糖尿病などの全身性疾患が原因となるものは続発性ネフローゼ症候群と呼ばれています。ネフローゼ症候群の症状としては主にむくみが見られます。むくみは、体内において正常な範囲を超えて水分が溜まることにより生じます。ネフローゼ症候群では、血液中にあるたんぱく質の中でもアルブミンと呼ばれる物質の減少が多く見られます。アルブミンは血液内の水分をとどめておく働きをするため、アルブミンが減少することで水分が流出しむくみが生じやすくなってきます。ネフローゼ症候群のむくみは顔や下肢に生じることが多いほか、皮膚だけでなく胸部や腹部にも水が溜まる(胸水や腹水)場合もあります。また、腸内にむくみが発生することで、吐き気や嘔吐、腹痛、下痢などさまざまな不調が表れます。加えて、急激な血液中のたんぱく質の減少により、循環不全によるショックを引き起こすこともあります。ほかにも、敗血症、腹膜炎、肺炎などの感染症や、急性腎障害や静脈血栓症などの合併症の可能性も指摘されており、適切な治療を行うことが重要です。小児特発性ネフローゼ症候群は、子どもに多く見られる原因が明確でないネフローゼ症候群のことで、日本における小児腎臓病の領域で重要な位置を占める疾患とされています。日本においては16歳未満の小児の10万人に6.5人の割合で発症すると言われていて、これは欧米に比べて約3倍という高い数値になっています。2~5歳までに発症することが多く、男児の方が女児に比べて1.1~2倍の頻度で発症すると言われています。小児特発性ネフローゼ症候群ではむくみを主な症状としているほか、急性腎障害、血栓症、感染症などのリスクもあり、生活に支障が出ることも珍しくありません。自然に治ることはほとんどないため、ステロイドなどを用いた治療を行っていきます。また、小児特発性ネフローゼ症候群は小児慢性特定疾患にも指定されていて、申請することで医療費の助成を受けることが可能です。経済的な負担を減らすためにも、活用していくといいでしょう。小児特発性ネフローゼ症候群は治るの?治療のガイドライン小児特発性ネフローゼ症候群は自然に治ることはほとんどないため、病院を受診し適切な治療を行っていくことが重要です。治療にはガイドラインが確立されており、多くの場合はステロイドを用いた薬物療法が行われます。小児特発性ネフローゼ症候群はステロイドを用いた治療が効果が高く、治療においてはまずはステロイドを用いた治療が試されます。ステロイドを服用することで、約90%の方が尿たんぱくがなくなって症状が改善されていくとされ、この症状が落ち着いた状態を寛解(かんかい)と呼んでいます。寛解とは症状が落ち着いている状態のことを指して使う言葉で、完治とは異なり何かのきっかけで再度症状が表れることもあります。また、対症療法としてむくみが激しい場合には利尿薬を使用して尿の量を増やすことで、水分量の調整を行うこともあります。そのほかにも、血液量の循環が少ない場合にはアルブミン製剤という血液製剤を使用することがあるなど、症状に合わせてさまざまな治療法を行います。小児特発性ネフローゼ症候群は再発が多い疾患として知られており、約70~80%の方が一度寛解しても再び症状が表れることがあります。また、30~40%の方は再発を繰り返す頻回再発型とも言われています。さらに、約20~50%の方は、成人後も引き続き治療を継続していくと言われています。頻回に再発を繰り返す場合、再発を防止するためには免疫抑制薬が使われることが多く、それでも再発がある場合にはリンパ球に対する抗体である生物学的製剤を用いた治療などが行われることがあります。なお、ステロイドが効きづらいステロイド抵抗性ネフローゼ症候群の場合にも、ステロイドだけでなく免疫抑制薬も組み合わせたさまざまな治療を行います。ステロイド抵抗性ネフローゼ症候群の方は、以前は人工透析や腎移植を行う方も多くいましたが、現在では治療方法の進歩などで症状の改善が見込まれるようになりました。しかし、治療による効果が薄く、末期腎不全に陥る可能性もあります。いずれにしても、小児特発性ネフローゼ症候群は長い期間の治療と経過観察が必要な疾患であり、ステロイドや免疫抑制薬を用いた治療を2年以上継続しなくてはならない方も少なくありません。日常生活でどんなことに気をつける?医師QA小児特発性ネフローゼ症候群の再発を防止するためにも、日常生活で制限や気をつけたほうがいいことがあります。ここでは、よく聞かれるポイントを小児科医の室伏佑香先生に解説していただきます。(質問)小児特発性ネフローゼ症候群では、食事に制限などありますか?(回答)寛解時には食事制限をする必要はありません。ただ、ステロイドを引き続き服用している場合は副作用として食欲の増進や体重の増加が考えられるため、カロリーの過剰摂取にならないように気をつける必要があり、確認のために定期的に体重測定を行います。たんぱく尿が出ている再発時にはむくみの悪化防止として、食事の塩分を控えめにする必要があります。たんぱく質の制限は基本的に行われません。ステロイドだけでなく、シクロスポリンやタクロリムスなどの特定の免疫抑制薬を服用している場合は、血中濃度に影響するためグレープフルーツ類など一部の柑橘類の摂取を避ける必要があります。Upload By 発達障害のキホン(質問)運動に制限などはありますか?(回答)小児特発性ネフローゼ症候群では運動を制限する必要は基本的にありません。運動会などの学校行事への参加も可能です。ただし、再発時にむくみが強く現れているときには運動を控えるように医師から告げられることがあります。ほかにも、長期間ステロイドを使用している場合は骨がもろくなる可能性があり、骨密度の低下が強い場合には身体をぶつけ合うラグビーなどの激しいスポーツは制限されることもあります。Upload By 発達障害のキホン(質問)どんな症状が見られたら、病院を受診すべきでしょうか?(回答)身体にむくみが生じる、尿量が減少する、体重が急に増加するといった症状が見られたときは、病院で小児科を受診するようにしましょう。小児特発性ネフローゼ症候群は再発を繰り返すことが多い疾患です。しかし、早めに受診し、見つけることができれば、感染症などの合併症が生じる前に治療を開始することができ、お子さんの負担も少なくなります。そのため、一度寛解していても定期的に自宅で尿検査や体重測定をすることが推奨されています。定期的な受診も重要です。Upload By 発達障害のキホン(質問)小児特発性ネフローゼ症候群の再発とストレスは関係あるのでしょうか?(回答)小児特発性ネフローゼ症候群の再発は、精神的なストレスと関係があるとされています。患者本人とそのお母様を対象としたあるアンケート調査では、精神的ストレスによって再発した経験があるという方が61%いらっしゃったとの結果が出ています。また、このうち44%の方が精神的ストレスがなくなったことで再発しにくくなったと答えています。こういった調査から、小児特発性ネフローゼ症候群の再発には精神的ストレスが関係していると考えられていて、再発防止のために精神的ストレスを回避することが推奨されています。精神的ストレスとなるものとしては、学校や家庭での出来事などが挙げられています。治療を行うことももちろん大事ですが、再発防止のためにも子どものストレスへのケアも合わせて取り組んでいくことが大事です。Upload By 発達障害のキホンまとめネフローゼ症候群とは、身体のむくみといった症状が現れるほか、感染症など合併症のリスクもある病気の総称です。ネフローゼ症候群には種類があり、原因が不明で子どもに発症するものは小児特発性ネフローゼ症候群と呼ばれています。小児特発性ネフローゼ症候群は治療のガイドラインも確立しており、ステロイドを用いた薬物療法で多くの方に症状の改善が見込まれます。また、小児慢性特定疾病として指定されており、医療費の助成を受けることも可能です。子どもにむくみや尿量の減少、体重増加など気になる症状が見られたら、早めに小児科を受診するようにしましょう。ガイドラインライブラリ(運営:公益財団法人 日本医療機能評価機構)小児特発性ネフローゼ症候群診療ガイドライン2020|日本小児腎臓病学会※トップページの検索窓より診療ガイドラインのタイトルを入れて検索してください参考:医療費助成|小児慢性特定疾病情報センター参考:エビデンスに基づくネフローゼ症候群 診療ガイドライン 2017|東京医学社
2023年10月28日がんは現代社会で『国民病』と呼ばれており、一般的に2人に1人が生涯で罹患するとされています。医療の発達によって治療方法はありますが、抗がん剤での治療は心身に大きな負担がかかるもの。多くの患者が、苦しい闘病生活を送りながら、生きるためにがんと闘っているのです。がん乗り越えた秋野暢子、個展の売り上げをがん治療に寄付俳優の秋野暢子さんは2022年7月に、3か所にできたステージ2~3の頸部食道がんを治療するため、芸能活動を休止。苦しい闘病生活を乗り越え、2023年2月に寛解を受けたことを明かしています。2023年10月24日、秋野さんは『ご報告』と題してブログを更新。自身の個展の売り上げから、公益財団法人がん研究会と日本対がん協会に寄付したことを報告しました。同年7月に、東京都渋谷区で個展『色彩の希望秋野暢子作品展』を開催し、25点の絵画とアートフラワーを展示した、秋野さん。個展について、売り上げの一部を、がん研究のために寄付することを明かしていました。秋野さんは、感謝状を公開するとともに、「個展に足を運んで下さり、お買い求めいただきましたみな様への感謝状です」とコメントしています。秋野さんは、個展に来場した人へ感謝の気持ちを述べるとともに、「これからもこの活動を続けて行きます。どうぞまた、お力添えをよろしくお願いいたします」と協力をあおぎました。自身が、がんの闘病生活のつらさを知ったからこそ、同じように闘っている人たちの力になりたいと思ったのでしょう。闘病中も、ブログを通して前向きな姿を発信してきた、秋野さん。たくさんの人を勇気付ける行動に、多くの人から称賛と感謝の声が上がっています。・ただひたすら、感謝の気持ちでいっぱいです。こんなにも貢献できる人は、そうそういないと思う。・身内ががんで闘病しているからこそ、ありがたい。秋野さんの強さを見習いたいです。・謙虚なコメントにも感動した。本当に素晴らしいです!前述したように、国民病と呼ばれるほどのがんは、現代に生きるすべての人に関係のある病気といえます。秋野さんの優しさが詰まった寄付金は、がんに苦しむ人を救ったり、がんになる人を減らしたりするために使われるのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年10月25日生理前の精神的、身体的な不調で悩む方もいるのではないでしょうか。生理前に精神的に不安定になり、PMS(月経前症候群)だと診断された体験談を描く漫画家みわ柴(@miwashibachan)さん。今回は、そんなみわ柴さんの体験談を描いた漫画『生理で別れた話』のワンシーンを紹介します!監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」※こちらのお話はあくまでもみわ柴さん個人の体験談です。実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。生理がきっかけで喧嘩となり……彼氏と同棲を開始した、主人公のみわ柴さん。そんなある日、みわ柴さんは生理痛で苦しんでいるにもかかわらず、彼氏は外食に連れ出し、喧嘩をすることに。収まったはずの喧嘩ですが、翌月も生理前に不安定になり、彼氏と喧嘩します。後日謝るものの、彼氏は受け入れてくれる様子はなく……。彼の様子が変……彼氏がキレて……言われた言葉は……この漫画に読者は……『生理の時の感情って自分でもどうしようもない、モラハラと言われたらキツいですね。彼氏に理解してほしい、でも男性には分かりにくいもの。そして、彼氏の気持ちもわからなくない。どうにかしたいですね。』『いや、キレ方が怖い。自分に非があるとしてもあのキレ方がこれからも続くと思うとちょっと無理。』『男の人には生理のことは分からないとは思うけど、相手に対する優しさが感じられませんでした。生理の時の症状がひどいなら余裕がなくあたってしまうおそれがあるので一緒に住まないほうがいいと思います。』など、カップルに同情する声や、同棲解消などの声が多く集まりました。喧嘩ばかりかと思ったらPMSで……みわ柴さんは彼氏から“モラハラ女”と言われてしまいました……。後日、みわ柴さんはこの状態を知り合いに相談し、婦人科へ行くことを決意します。あなただったら、こんな時どう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@miwashibachan)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年10月21日mamagirl読者の皆さんは乳がん・子宮頸がん検診って受けていますか?先日、都内で開催された日本がん・生殖医療学会『乳がん・子宮頸がん検診促進』メディア向け発表会に、アンバサダーとしてタレントで3児のママでもある藤本美貴さんが登壇。その会見で出たママならではのエピソードを編集A野がちょこっとご紹介します。朝から疲れてるのはママの宿命!?「朝起きたときからすでに疲れてますよ(笑)」アラフォーになって体に変化はあるかと質問された藤本さん、即答で返して会場を笑いに包んでくれました。いやはや、目の前でこの言葉を聞いた瞬間、「同じ悩みを分かち合える人がここにもいたか~」とうれしく、勝手に親近感すら覚えてしまったほどです。事実、ママ同士が顔を合わせれば「睡眠の質が低下した」「朝からクタクタ」という会話は日常茶飯事ゆえ、目の前にいる笑顔のミキティも、自分たちと同じように毎日、謎の疲れと格闘しているんだと知り、ちょっとホッとしました。さて、会見ではその目覚めの疲れをどうやって乗り越えているのかと質問された藤本さんでしたが、きっぱり「気合です!朝、目を開けても閉じてくるのをどうにか開けて、学校の準備をして子どもを送り出します」と苦笑いしながら、日々の様子を披露。これにもうんうんと頷くばかり。世のママたちほぼ全員が体験するといっても過言ではない「朝起きたときから疲れている現象」これはもうママの宿命なのかも。具合が悪くても動かなきゃいけないからこそ、健康第一!ママの宿命といえば、もうひとつ。お母さんって具合が悪くても、熱があっても、なんだかんだ家のこと、子どものこと、家族のために動かなきゃいけないことだらけですよね。そんな話から藤本さん自身も「健康維持のためにとにかくちゃんと食べて、ちゃんと寝るようにしています!」と日頃の心構えを教えてくれました。夫である品川庄司の庄司智春さんとはよく一緒にウォーキングもするそう。「子どもたちのためにも健康でいなくっちゃね、って歩きながらよく2人で話しています」なんてほっこりエピソードも!その夫の勧めもあって、30歳を過ぎてから人間ドックを受け始めたという藤本さん。アラフォーになり、体の変化を実感するとともに、健康への意識もより強まっている様子。「やっぱり私自身が、検診を受けることで安心を得られているので、とにかく身近な人たちにも、ちゃんと検診に行きなよ~って、どんどん声をかけていきたいと思います」と力を込めて語ってくれました。後悔しないよう検診に行こう!日本がん・生殖医療学会『乳がん・子宮頸がん検診促進』メディア向け発表会にてメッセージパネルを手に、検診の大切さを伝えてくれました。専門医の先生たちとのトークセッションでは、現在、日本人のがん罹患率が2人に1人と聞かされ、「それってつまり、夫婦のうちどちらかってことにもなりますよね」と、もはや他人事ではない実態に驚いていた藤本さん。さらに乳がんだと10人に1人が罹患していることや、子宮頸がんは先進国のなかでは日本の罹患率が非常に高いことなどにも話が及び、会見の最後は検診の重要性を自ら文字にして伝えてくれました。「後悔しないよう検診にいこう!」「がんになってしまったとき『検診に行ってたら違ったのかな』と思うのが辛いと思うので、後悔しないように自分も検診に行ってます」というミキティの言葉は印象的でした。そして単に検診を受けるだけでなく、娘をもつ母としても婦人科検診の大切さを感じるという藤本さんのメッセージ、若い女性に届くことはもちろん、mamagirl読者である多くのママたちにも伝わるといいなと思います。気づけば10月も後半。今年中にやりたいことは?と聞かれた藤本さん。「1日と1年が本当に早くて…あと2か月あると思っていても、瞬きを3回くらいしたら終わっちゃうんだろうなって。だから焦って何かをするというより、落ち着こうかなって思ってます(笑)」この気持ち、ママあるあるですね。つい自分のことは後回しになってしまいがちですが、ママが健康であることは何より家族にとっても大事なこと。いつまでも笑顔で元気に過ごしたいからこそ、体をきちんと労ってあげることも忘れないでくださいね。これを読んでくれているmamagirlの皆さん、一緒にママ業を頑張りましょ♪日本がん・生殖医療学会『乳がん・子宮頸がん検診促進』応援アンバサダー・藤本美貴さんのママトークは共感できるエピソードがいっぱいでした。
2023年10月20日現在、2児のお子さんを育てるすぶたろうさんは24歳のころ、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかり手術を受けました。それから3年、結婚を経て婦人科を受診した際、再び卵巣嚢腫ができていることが判明。経過観察をしていたところ、妊娠がわかり第一子を出産しました。その後、産後婦人科を受診したとき、経過観察だった卵巣嚢腫は4.5cm強ほどまで大きくなっていて……。 今、手術する?しない? 卵巣嚢腫の大きさが4.5cm強になっていたこともあり、手術をすすめられていたすぶたろうさん。以前の手術のときの負担、現在の状況といろいろなことを考えたすえ、すぶたろうさんの中で「再度手術をするなら、最後の手術となるようにしたい」という答えに辿り着きました。そして、もともと「子どもは2人欲しい」と考えていたことから、「2人目を出産する」か、「2人目を諦める」か、「2人目ができないまま年を重ねた」場合、「卵巣ごと切除する」。「そのため、今は手術をしない」それがすぶたろうさんがした決断でした。 その後、想像していたよりも早く妊娠がわかり、2022年の12月にすぶたろうさんは第二子を出産しました。自身の経験を通して、「男女、年齢問わず生き物である限り病気のリスクはあるからこそ、定期的に体の状態を知っておく」ことの大切さを実感したと語るすぶたろうさん。現在は家族と過ごしながら、時期を見て婦人科を受診する予定だと言います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 すぶたろうさんは自身のイラストをX(旧Twitter)などにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター すぶたろう2児(3歳と0歳兄弟)の母。 いぬとろというキャラクターの絵日記と、日々の育児絵日記を描いています。
2023年10月16日ある日、長男がダウン症候群のお友だちと仲良さそうにしているのを目にした私。私は2人がどのようにしてコミュニケーションをとっているのか気になり、長男に聞いてみることに……。すると、長男の思わぬやさしさに気付き、大人の私が長男から大切なことを学びました。今回はそのときの体験談をご紹介します。 ダウン症候群の子と仲良さそうな長男長男が6歳になったころの話です。その日は降園のとき、長男がおそらくダウン症候群と思われるお子さんと手を繋いで帰ろうとしていました。長男は私に「いつも一緒に遊んでるんだよ」と言います。 私はその言葉を聞いて「家では次男とよく喧嘩しているのに、きっとまだ話せないであろうダウン症候群のお子さんとうまく遊べているのかな、何か失礼なことはしていないかな」と少し不安になりました。 2人のコミュニケーション方法は…次の日、登園する車中で前日のことが気になり、私は「◯◯ちゃん(長男)、昨日帰るときに手を繋いでいたお友だちは何ていうお名前なの?」と聞いてみました。すると長男は「わかんない。あの子喋れないから」と言います。私はやはりそうか、と思い「そっか、喋れないお友だちもいるよね。どうやって一緒に遊んでるの?」と聞きました。 すると長男は「一緒にサッカーとかしてる! あの子喋れないけどサッカーできるんだよ!」と言ったのです。私は「……そうだよね、喋れなくても一緒にいろんなことできるよね」と言いながらも、何だか胸に込み上げてくるものがあり、運転中にもかかわらず泣きそうになってしまいました。 長男の純粋な気持ち恥ずかしい話、私はそのお子さんが喋れなければ2人はうまくコミュニケーションを取れないだろうと、勝手に思い込んでいました。しかし長男はただ「一緒に遊びたい」という純粋な気持ちでそのお子さんに接していたのです。私は長男のこの気持ちがうれしく、その日の連絡帳に一連の出来事を記入しました。 すると先生曰く、そのダウン症候群のお子さんはよく長男のクラスに遊びにきて、一緒に相撲をしているとのことでした。その際長男はそのお子さんが倒れたりけがをしたりしないよう、力加減を工夫して相撲をしているというのです。そしてそのお子さんもまた、長男のことを慕っているとのことでした。 長男はダウン症候群のお子さんに対して「人と違う」 ではなく、「こんなところが素敵だよね」という気持ちで、分け隔てなく接することができていたのです。たとえ2人の間に言葉はなくたって、2人は大切な友だちなのです。長男にはこれからも思いやりの気持ちを持ったまま、みんなと力を合わせてあらゆる差別のない社会を築いていってほしいなと思った出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 REIKOイラストレーター/CHIHIRO著者:今岡めい
2023年10月12日自然妊娠を望むもなかなかできず……。多嚢胞性卵巣症候群で排卵ができない状態から、自然妊娠をするまでの実体験を描く漫画家おかゆ(@o_____0o0ky)さん。今回は、そんなおかゆさんの漫画『PCOSだった私が自然妊娠に至るまで』よりワンシーンをお届けします。※こちらのお話はあくまでもおかゆさん個人の体験談です。ついに陽性反応が……!多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で排卵していなかったおかゆさん。そこで、PCOSの症状改善のため、食事や運動、イノシトールというサプリメントの摂取などを試します。すると、のびおりがでたり、自力で2ヶ月連続で生理が来ます。さらに妊娠検査をすると、陽性反応が出て……!妊娠が判明し……予想外の結果で……夫も妊娠に驚き……!ちなみにタンポンを生まれて初めて挑戦しようとしていたおかゆさん。しかし、妊娠していたため事前に購入した大量のタンポンは、しばらく使わずじまいでした。この漫画に読者は『とても喜ばしいことですね。頑張りが報われてよかったです。』『おめでとうございます。ただでさえ妊娠することは奇跡です。奥さんも旦那さんもよりこの奇跡を噛み締めてると思います。素敵な家族を築けますように。』『いい意味での衝撃の出来事で良かったと思いました。あまりプレッシャーを与えず、気ままに性生活をしていたのが良かったのかもしれませんね。』など、ついに自然妊娠ができたおかゆさんを祝福する声が多く集まりました。夫婦全体の2.6組に1組が……おかゆさんと夫は、気ままな性生活を送っていた中での突然の妊娠が発覚しました。厚生労働省の令和4年の発表によると、日本では、不妊を心配したことがある夫婦は39.2%で、夫婦全体の約2.6組に1組の割合になります。(厚生労働省HPより引用)もしあなたやパートナーが不妊だと判明したら……皆さんはどうしますか?監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@o_____0o0ky)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年10月05日日本人の2人に1人がかかるがん、置き去りにされがちなのが外見の変化に対する患者さんの悩みです。サンテビューティー(所在地:大阪府大阪市西区、店長:高野 麻衣花)では、ピンクリボン月間に合わせ、乳がん患者に対し、まゆ毛エクステ、まつ毛エクステを初回無料で施術します。施術風景【乳がん患者は外見の変化に最も苦痛を感じている】10月はピンクリボン月間、期間中にピンクリボンフェスティバルが行われます。このフェスティバルは各地で乳がんの早期発見・適切な治療の大切さを伝える活動で、今年で21年目を迎えます。乳がんの患者数は年々増えており10万人に達しようとしています。それにもかかわらず、乳がん検診の受診率は年々やや増加しているものの、諸外国と比べると極めて低い状態です。治療も日々進歩していますが、一方で置き去りにされがちなのが、抗がん剤などによる外見の変化に対する患者の悩みです。国立がん研究センターの報告でも、乳がん女性苦痛度の1位は「髪の脱毛」ですが、「まゆげの脱毛」が6位、「まつげの脱毛」が7位となっています。それにともない、アピアランスケアといわれるがん患者の外見のケアに取り組む企業やサービスが活発になってきています。【乳がん患者にまつ毛、まゆ毛エクステを無料で施術】サンテビューティーでは、ピンクリボン月間に合わせ、乳がん治療で脱毛した患者様に向け、まつ毛エクステ、まゆ毛エクステを初回無料で行っています。まゆ毛エクステとは自分のまゆ毛や肌に直接1本1本人工のまゆ毛を付けるものです。まつ毛エクステはポピュラーになってきましたが、まゆ毛エクステを行っている施術サロンは多くありません。今のところまだ一定の期間で落ちてしまうので集まりごとなど特別なシーンで利用される方が多いです。乳がん闘病中のお客様からは「頭はウィッグ、まつ毛はエクステで隠していました。まゆ毛は描いていたのですが、どうしても自然にならなくて気になっていました。まゆ毛エクステを受けたら、すごく自然で病気前の自分に戻ったようで嬉しいです。」という声をいただいています。まゆ毛写真1まゆ毛写真2【監修医師と連携し、乳がんのセルフチェックを推奨】当店監修の古谷医師は、元東京都がん健診センター乳腺科の医師で、長年乳がん検診に携わってきました。乳がんは比較的治りやすいがんですが、女性にとって大切な乳房を切除することもあります。また、抗がん剤による副作用で見た目が変わってしまうということで、引きこもりがちやうつになったり、その結果自殺する人もいます。美は女性が生きていく上で最も大切な要素だと考え、当店でもそれを少しでもサポートできる体制作りを医師とともに進めています。また、大阪市保健センター、日本対がん協会と連携し、乳がんのセルフチェック推奨の活動も行なっています。店長の声「がん患者様からのご要望で始めたまゆ毛エクステですが、女性は見た目でこんなに表情が変わるんだと知って、すごくやりがいを感じています。」今後も、乳がん患者がより健康でキレイになる施術を、開発、導入していく予定です。日本対がん協会乳がんセルフチェックおもて日本対がん協会乳がんセルフチェックうら《乳がん患者様まゆ毛、まつ毛エクステコース 施術概要》施術価格:無料施術時間:90分施術内容:(1)カウンセリング(10分)(2)まつ毛エクステ(40分)、まゆ毛エクステ(40分)《サンテビューティーeye&spa 店舗概要》所在地 : 〒550-0003大阪府大阪市西区京町堀1-10-19 ロッカベラアパートメント202電話番号: 06-6447-9956営業時間: 12:00-23:00(定休日:木曜日)事業内容: ヘッドスパ、まつ毛パーマ、まつ毛エクステ、まゆ毛ブロー、まゆ毛エクステURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月04日乳がんとは乳がんは乳房内にできる悪性の腫瘍です。「乳管」という母乳(乳汁)を運ぶ器官から発生する「乳管がん」が多いですが、母乳をつくる「小葉(しょうよう)」から発生する「小葉がん」もあります。乳がんは「非浸潤(ひしんじゅん)がん」と「浸潤(しんじゅん)がん」に分けられます。非浸潤がんは、がん細胞が発生した場所にとどまっていますが、浸潤がんになると、がん細胞が増殖して乳房の周りの組織に入りこみ、血管やリンパ管を通って全身に移行します。乳がんになりやすい人とは?日本では乳がんが増えており、2016年には9万人の女性が乳がんにかかったといわれています。乳がんによる死亡数も増加傾向にあり、2016年は約1万4千人となりました。乳がんは30歳代から増え始め、40歳代後半から50歳代前半でピークを迎えますが、どの年代でも発症する可能性はあります。乳がんの発生には女性ホルモンのエストロゲンが深くかかわっています。エストロゲンの分泌量が多い期間が長く続くほど、乳がんの発症リスクが高く、「初潮の年齢が早い」「妊娠や出産の経験がない」「閉経が遅い」という人は注意が必要です。また、遺伝的な要因もあるとされ、乳がんにかかった家族がいる人も発症のリスクが高まります。乳がんの症状とは?検診の流れは?乳がんの症状乳がんのおもな症状は乳房にできる「しこり」です。このほか、「ひきつれる」「乳房や乳首がえくぼのようにくぼむ」「湿疹」「ただれ」「乳頭の先から血の混じった分泌液がでる」といった症状もあります。乳がんのセルフチェック乳がんは自分で発見できる可能性が高いため、月に1回は乳房のセルフチェックをしましょう。乳房の表面を指4本でさわってしこりがないか確認したり、鏡の前に立って目で乳房の様子を観察したりします。生理前は乳房が張りやすいため、生理が始まって1週間後くらいに行います。乳がんの定期検診を受けよう乳がんは早期に発見できれば、ほとんどが治るといわれています。普段からセルフチェックをするだけでなく、2年に1回は定期検診を受けましょう。検診では、乳房を見てさわって診断する「視触診」、乳房に超音波をあてる「超音波検査(エコー)」、乳房専用のX線装置を使う「マンモグラフィ検査」が行われます。マンモグラフィ検査によって、乳腺内に石灰化(カルシウムの沈着)があるかどうかを確認できます。石灰化の原因にはさまざまなものがあり、石灰化が良性なものか、がん細胞によるものなのかを精密検査で調べることになります。乳がんの精密検査の内容は?マンモグラフィや超音波検査でがんが疑われる場合には、精密検査をします。乳がんが疑われる箇所に細い針を刺して細胞を採取する「細胞診」、やや太めの針で組織の一部を採る「組織診」などがあります。乳がんの診断乳がんは進行の程度によって病期(ステージ)が決められています。「しこりの大きさはどれくらいか」「周囲のリンパ節(せつ)に転移しているか」「乳房から離れた臓器に転移しているか」という要素を総合的に判断し、ステージ0からステージ4までに分類されます。ステージ0はがん細胞が乳管内にとどまっている極めて早期の「非浸潤がん」で、ステージ4は肺や脳、骨などの臓器に転移している状態です。乳がんの治療法乳がんは治療法がどんどん進歩しており、しこりの大きさが2cm以下でリンパ節への転移がないステージ1ならば、約90%の人が治るとされています。早期がんの場合には、乳房温存手術で乳房を部分的に残せる場合が多いようです。また、治療後に妊娠・出産をしても乳がんが再発しやすくなることはありませんし、赤ちゃんに何か異常がでる可能性が高くなるということもありません。乳がんの治療は手術、放射線治療、薬物療法の中から、患者の希望やステージにあった方法を選んで組み合わせて行います。手術乳がんの治療は手術でしこりを取り除くのが基本です。手術法は「乳房温存術」と「胸筋温存乳房切除術」に大きく分けられます。「乳房温存術」はしこりと乳房の一部分、リンパ節を切除します。乳房を残せるため、最近では手術の6割がこの方法で行われているようです。「胸筋温存乳房切除術」は胸の筋肉を残し、乳房とリンパ節を切除する方法で、「全摘」「乳房切除」とも呼ばれます。手術と同時に「センチネルリンパ節生検」という検査を行うことがあります。センチネルリンパ節とは、乳房からがん細胞が転移する際に、最初にたどりつくリンパ節のことです。検査でそこへの転移がないとわかれば、乳房周囲のリンパ節を切除する「リンパ節郭清(かくせい)」を行わず、リンパ節を残すことができます。乳がんの手術を行うと、「腕や肩を動かしにくくなる」「腕や手がむくむ」といった症状があらわれることがあります。「手術の傷あとをみるのがこわい」「乳房の形が変わってつらい」など、精神的なショックや苦痛を感じる女性も多いようです。手術で乳房が失われた場合、患者の脂肪・筋肉またはシリコンなどの人工物を使って新たに乳房を形成する「乳房再建術」を希望することもできます。放射線治療温存した乳房やリンパ節でがんが再発するのを防ぐため、その部分に放射線を照射して、がん細胞の増殖を抑えます。副作用として皮膚の炎症や食欲不振、肺炎のような症状がでることがあります。薬物療法薬物療法は、手術前にがんを小さくしたり、手術で取りきれなかったがん細胞の増殖を抑えたりするために行います。他の臓器への遠隔転移がある場合や再発した際には、延命や症状を緩和するのが目的です。「ホルモン療法」、抗がん剤を使う「化学療法」、がん細胞にピンポイントで作用する「分子標的治療」があり、がん細胞の特徴によって分類される「サブタイプ分類」をもとに、どの薬剤を使うか決めていきます。女性ホルモンのエストロゲンの影響で増殖が活発になるがん細胞に対しては、ホルモン療法でエストロゲンの働きや生成を妨げます。使われるホルモン剤はLH-RHアゴニスト製剤や抗エストロゲン薬で、副作用として更年期障害のような症状がでる場合があります。化学療法は、抗がん剤を使って全身にちらばっているがん細胞を死滅させたり、増殖を抑えたりする療法です。作用が異なるいくつかの抗がん剤を組み合わせると、がん細胞をより効果的に攻撃できます。抗がん剤は正常な細胞も傷つけてしまうため、白血球の減少による感染症、脱毛、吐き気などの強い副作用を伴います。分子標的治療は、がんの増殖にかかわっている特有の因子の働きを薬で阻害する治療法です。乳がんには、HER2(ハーツー)というタンパク質の働きを妨げる「トラスツズマブ」という抗がん剤が使われます。正常な細胞にはほとんど影響を与えないため、副作用は一般的に軽度ですが、発熱や悪寒があらわれることがあります。乳がんを治療しない選択はできる?乳がんの女性の多くは、たとえ部分的であっても自分の乳房が切り取られてしまうことや、抗がん剤の強い副作用などに心も身体も苦しみます。治療がうまくいったようにみえても、数年後に再発するのではないかと不安に感じながら暮らす人もいるでしょう。そんななか、最近では乳がんの治療をしない女性もいるそうです。乳がんを治療しないと決めた女性たち乳がんと診断されても、手術、放射線治療、薬物療法の3大治療を行わない「無治療」を選択した女性は少なからずおり、ネット上ではそうした女性のブログがいくつか公開されています。緩和ケアを受けて痛みをやわらげている人や代替療法を行っている人もいますが、無治療を数年間続けたのち3大治療を開始したというケースも多いようです。彼女たちが治療しない選択をした理由は「がんが悪いものだとは思えず、共存しようと思った」「抗がん剤に抵抗を感じた」「手術で乳房をなくしたくなかった」「延命するのが自然ではないと思った」など人によってさまざまです。乳がんを治療しないとどうなる?乳がんの無治療で有名な女性に吉野実香さんという方がいます。2009年にステージ3で余命2年と宣告された吉野さんは、「副作用に苦しんで、再発におびえるくらいならこのまま普通に生活して自分らしく最期を迎えたい」という思いから無治療を選択しました。彼女のブログは多くの人に読まれる人気ブログとなり、テレビにも出演するなど、彼女の生き方は大きな反響を呼びました。吉野さんは2017年6月現在、月に1回ホスピスに通い、モルヒネで痛みを抑えていると言います。がん細胞が皮膚から飛びだし、大量に出血するといった症状とも付き合いながら、自分で納得して選んだ生き方を貫いています。吉野さんのように、自分のライフスタイルを優先して無治療を選択することは不可能ではありませんが、がんの進行が早まるなどデメリットが多くあることは否めません。もしも治療しないと決めた場合は、がんの進行の程度を常に診てもらえて、悩みをすぐに相談できる主治医は見つけておくべきでしょう。乳がんと向き合う方法を考えようもしも自分が乳がんだとわかったら、どんな女性でも「今後どうなってしまうのだろう」と不安に感じるでしょう。治療の方法にも悩むかもしれませんが、決断を焦らないでくださいね。乳がんは比較的進行が遅いがんだといわれています。がんに関する情報をしっかりと収集し、主治医以外の医師の意見もセカンドオピニオンとして聞くなどし、自分が本当に納得できる方法を見つけましょう。現在のがん医療は、患者の生活の質(QOL)を維持・向上すること、つまり、がんに伴う心や身体の苦痛をやわらげ、その人らしく暮らせるようケアすることを重視しています。「抗がん剤は使いたくない」など特定の治療法を避ける人から無治療を選択する人まで、がんとの向き合い方は人によってさまざま。「自分は何を大切にしたいか」ということを考え、医師に伝えていってくださいね。ままのて限定!無料相談でプレゼントがもらえる万が一がんにかかってしまった場合、できるだけ治療に専念したいですよね。がん保険や医療保険のなかには、女性特有のがんに備えることができるものもありますよ。「保険見直しラボ」や「保険見直し本舗」では、がん保険をはじめとする保険選びの相談をすることができます。それぞれにメリットがあるので、どちらも利用してみて最終的に自分に合ったほうを継続しても良いですね。特選グルメギフトが選べる!保険見直しラボ「保険見直しラボ」は、自宅や勤務先、近所の喫茶店などどこでも来てくれるので、遠出できない妊婦さんや子どものいるママでも安心です。ままのてのキャンペーンページから無料相談予約をし、面談後にアンケートに回答すると、選べる特選グルメギフトが必ずもらえます。面談日程は最短10分で決まるので、気軽に申し込むことができますよ。・店舗来店不要。自宅や勤務先・近所の喫茶店などどこにでも来てもらえる。・平均業界歴12年以上のベテランコンサルタントに相談できる。・約30の保険会社から、一番お得な保険プランを比較検討できる。・何度相談しても無料なので、納得がいくまで検討することができる。ストローボトルがもらえる!保険見直し本舗「保険見直し本舗」では、手続きから加入後のアフターフォローまでしっかりサポート。今、キャンペーンページからの相談予約で子どもに嬉しい「SKIP HOPのストローボトル」がもらえます。無理な勧誘はなく、現在加入している保険がぴったりの場合は、継続をおすすめされることもありますよ。・取扱保険会社の数は業界No.1。たくさんの保険の中からぴったりのものを提案。・すべてのサービスを無料で利用でき、保険料も高くならないので安心。・多くの店舗にキッズスペース完備。自宅で相談も可能。
2023年10月04日自然妊娠を望むも、不妊体質で……。多嚢胞性卵巣症候群で排卵ができない状態から、自然妊娠をするまでを描く漫画家おかゆ(@o_____0o0ky)さん。今回は、そんなおかゆさんの漫画『PCOSだった私が自然妊娠に至るまで』よりワンシーンをお届けします。※こちらのお話はあくまでもおかゆさん個人の体験談です。排卵していないと知り……多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で排卵していなかったおかゆさん。しかし、最終的には自然妊娠し、お子さんを出産できたようで……。結婚前、妊娠を望むおかゆさんでしたが、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)により自力での排卵が難しいと判明。そこで、PCOSの症状改善のため食事や運動を改善し、効果があると言われるリンゴ酢やマイタケを試します。しかし、マイタケの味に飽きてしまいます。次に、おかゆさんはビタミンDも体に良いと聞き、サプリメントの摂取を始め……。ヨガを始め……ヨガの体験は新鮮で……おかゆさんはお気に入りの動画を見つけると、朝と寝る前にヨガをしました。体調が整ってきて……!?この漫画に読者は『ヨガや筋トレをすると妊娠だけでなく体の健康にもとてもよいと思います。ゆったりした気持ちになることでストレスが改善されてよい方向にいくと思います。PCOSを改善することをやってみるのは体のためにもなると思います。』『日頃ストレスがないと思っていても、実はストレスを感じていたりするので、強制的にリラックスする環境に身を置くのもよいと思いました。』『食事や運動でPCOSが改善するものなんだと驚きました。きっとそれだけの努力をしたんでしょうね。その努力を褒めてあげたいです。』など、この漫画を読んで精神面や日々の生活習慣を整える重要性を実感する声が多く集まりました。改善の方向に……おかゆさんはヨガの影響で、体調が整ってきたと感じている様子。即効性はなくとも、自分の体調がよくなったり少しでも症状が改善されていたら嬉しくなりますよね。もし子どもを望んでいるのに、自分が不妊体質だとわかったらどうしますか?監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@o_____0o0ky)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年10月03日