カゴメは12月5日、「酔い覚ましに飲む飲料に関するアンケート調査」の結果を発表した。同調査は11月26日~28日、20代~60代の男女1,000名(各世代男女各100名)を対象に、インターネットにて実施された。調査実施機関はマクロミル。「お酒の酔い覚ましに飲んだことがある飲み物」(複数回答可)について聞いたところ、1位は「お茶飲料」(57.5%)だった。2位「水・ミネラルウォーター」(56.9%)、3位「コーヒー飲料」(29.9%)、4位「スポーツ・機能性飲料」(28.4%)、5位「トマトジュース」(15.6%)という結果となった。中でもトマトジュースは、60代男性においてもっとも高い29.3%の人が、酔い覚ましに飲んでいたという。60代女性は24.7%、50代女性でも24.1%と、もっとも低い20代男性の5.6%と比べて高い値を示した。カゴメではこの結果について、「健康意識の高いシニア世代は、トマトジュースが持つ効果についても知識が豊富であることが理由と思われる」、と分析している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月06日東京と地方を長距離バスやフェリーでよく往復するという知人が悩んでいるのは、乗り物酔い。市販の予防薬を服用しているけれど、頭重感、めまい、だるさなど、時差ボケの感覚に似た不調を感じると言います。そこで、鍼灸(しんきゅう)師で太子橋鍼灸整骨院院長の丸尾啓輔(まるお・けいすけ)先生に、その対策ツボを教えていただきました。■自律神経がバランスを崩している丸尾先生は、乗り物酔いに伴う不調について、こう説明します。「大人の乗り物酔いは、乗り物から降りたらすぐに改善するというものではなく、しつこく吐き気やだるさが続くことがあります。二日酔いと似た症状ですが、お酒を飲んでもいないのに『酔う』のは、乗り物の振動、揺れによって自律神経のバランスが崩れている、耳の奥にある平衡感覚を保つ機能が不調だと考えられます」では早速、それらに効果があるツボを教えていただきましょう。1.築賓(ちくひん)「賓」は「大切なお客」を意味し、築賓とは、足の働きを築く大切な場所という意味があります。足がむくむときにリンパの流れを促すため、乗り物酔いの特効ツボとして知られ、吐き気やだるさに効果があります。長時間の乗車前におきゅうをする、磁気の粒を張るなど、予防のために覚えておきたいツボです。ツボの位置足の内くるぶしから、内側のすねに向かって、自分の親指の幅5本分を上がったところ。骨のきわで、押すと痛みを感じる部分を探しましょう。ツボの刺激法ひと押し10秒~1分を数回、もみ込むように指圧します。また、写真のように、片方の足をもう一方の足のふとももに乗せ、2の「地機(ちき)」と同時に両手の親指で指圧するという方法もあります。2.地機(ちき)「地」は「土地」を、「機」は「変化・重要なこと」を意味します。東洋医学では、「土地」とは脾(ひ)の臓・胃の腑(ふ)を表すので、内臓の働きに何か異常が起こったときに調整するツボと考えましょう。吐き気、消化不良、だるさ、けんたい感に効果があります。ツボの位置1の築賓から、すねの内側の骨に沿って親指の幅5本分ほど上がったところ。骨のきわで、押すと痛みを感じる部分を探しましょう。ツボの刺激法ひと押し10秒~1分を数回、もみ込むように指圧します。1の刺激法同様、写真のように、片方の足をもう一方の足のふとももに乗せて、1の「築賓」とこの「地機」を同時に両手の親指で指圧する方法もお勧めします。■地震酔いにも効果がある、めまいや立ちくらみ対策ツボ3.風池(ふうち)頭重感、頭痛、めまい、立ちくらみ、だるさなどの症状に効果があります。風池とは「風邪の邪気が池のようにたまる場所」という意味で、風邪の特効ツボとしても知られています。ツボの位置首の後ろの髪の生えぎわで、2本の太い筋肉の両外側から、さらに外へ自分の親指の幅1本分ほど離れたくぼみの部分。ツボの刺激法両手で頭を抱え、親指でこのツボを、ひと押し10秒~1分を数回、強弱をつけながら指圧します。4.頭竅陰(あたまきょういん)「竅」とは、「骨に空いている穴、すなわち耳」の意味で、その「陰」にあたる「耳の後ろ」にあるツボを指します。竅陰は足にもあり、区別するために、頭部を頭竅陰と呼んでいます。乗り物の振動で、三半規管や耳石器といった平衡感覚にかかわる内耳(ないじ)が影響を受けて起こる酔いに効きます。頭重感、頭痛からくるめまい、立ちくらみ、耳が聞こえにくいとき、また、血圧の不調を感じるときの特効ツボです。ここを中心に、耳の周辺をゆっくり押すのも効果があります。ツボの位置側頭部の、両耳のすぐ後ろ、頭がい骨の下のへこんだ部分。ツボの刺激法左右のツボを、中指と人さし指の両方で少し強めにひと押し10秒~1分を数回、繰り返します。そのとき、猫背や前かがみにならずに、背筋を伸ばして上半身をまっすぐに立てて押しましょう。丸尾先生は、こうアドバイスを加えます。「1の築賓、2の地機は、酔いの予防に適しています。3の風池、4の頭竅陰は、車酔いや地震酔いなど、今いる場所の振動が原因で起こるめまいや立ちくらみに効果があります。使い分けるといいでしょう」「足のすねの内側を押すことで乗り物酔いの予防になる。また、酔いを感じてからは後頭部を指圧すると効果的」という情報は覚えやすく、押しやすく、ありがたい情報です。監修:丸尾啓輔氏。鍼灸(しんきゅう)師。柔道整復師。太子橋鍼灸整骨院院長。太子橋鍼灸整骨院:大阪府守口市京阪本通1-3-10TEL: 06-7176-6289地下鉄谷町線・今里線太子橋今市駅から徒歩1分藤井空/ユンブル)
2012年07月30日紫外線の高い今の季節。ちゃんと日焼け止め対策をしていないと、後々シミやシワを作ることになり後悔してしまうなんて悲しいです。いつの間にかシミが出来てしまってる~…と、そんな後悔なんてしたくないですよね。実は、日焼け止め以外にも紫外線の悪影響を防いでくれることが可能なのはご存じでしたか?●日焼け止め以外にも紫外線をケアできる方法とは?日焼け止め以外に、紫外線の悪影響を防ぐポイントは、「抗酸化効果の高い食事をとること」です。紫外線を浴びてしまうと、体内で活性酸素が生まれます。その活性酸素は、酸素が体内で変質したもので、体やお肌をサビさせてしまうという体に良くないものなのです!したがって、活性酸素の悪影響を抑えるために抗酸化作用のあるものを摂取して体や肌の老化を防ぎましょう。免疫力も高まるので病気になりにくくなりますし、肌の代謝が上がりシミやシワのできにくい体になるのです。抗酸化作用の高いものと言えば、ビタミンA、C、Eが含まれる食べ物です。紫外線のダメージから細胞を守ってくれます。ビタミンAにんじん、かぼちゃ、小松菜、ホウレンソウ、ニラビタミンCパセリ、レモン、キウイ、イチゴ、赤ピーマンビタミンEいくら、たらこ、うなぎ、ナッツ類このような食品をできれば単品で摂取するのではなく、いくつか合わせてとる方が酸化を防ぐ効果は増します。日頃から上記のような食べ物を進んでいただきましょう。(平野宏枝)
2012年07月09日4月20日、新宿パークタワー内・日本ロレアル株式会社本社「カフェ・ドゥ・ロレアル」において、「紫外線の落とし穴!日焼け止めの選び方、使い方の勘違い」と題されたメディア向けセミナーが開催された。地上に到達する紫外線のひとつであるUVB(紫外線B波)を防ぐ「SPF」表示が一般的になってきた昨今であるが、シミやシワの原因となるUVA(紫外線A波)、ならびにUVAの遮断率の表示である「PA」への意識は、一般的にはまだまだ低いといわれている。日本ロレアルは、このことを懸念して、正しい知識を知ってもらいたいとの思いから、本セミナーを開催することにしたという。開会の挨拶後登場したのは、名古屋市立大学大学院・医学研究科、加齢・環境皮膚科学学科の森田明理(もりたあきみち)教授。名古屋市立大学病院において、総合研修センター長も務める教授は、患者の症例を挙げながら、紫外線が肌に及ぼす影響を説明した。それによると紫外線は、日焼けや皮膚がん、光老化のほか、白内障や免疫抑制などを引き起こす原因にもなるという。そして、それを予防するためにも、日焼け止めを正しく使用することが必要だと解説した。教授によると、理想的な日焼け止めの条件は主として5つある。・UVAとUVBの双方を、長時間にわたって防御してくれること・成分の構造が、熱や湿気などの条件に左右されず、安定していること・紫外線を吸収しても光安定性が高く、化学変化を起こさない・多量に使用しても、皮膚にストレスを与えない・白浮きせず、日常的に使いやすいこれらの条件を備えた日焼け止めを常用することで、肌の老化をある程度まで防ぐことができるとし、日々のケアの重要性を訴えた。また、日焼け止めに表示された「PA」については、下記のように説明。PA分類にも着目した上で、日焼け止めを選ぶことの大切さについて語った。・PA+=UVAの防止効果がある・PA++=UVAの防止効果がかなり高い・PA+++=UVAの防止効果が非常に高い続いて行われたのは、日本ロレアル株式会社・副社長兼リサーチ&イノベーションセンター所長、井上美香氏によるプレゼンテーションだ。「UVAからあなたの肌を守るために」をテーマに、日焼け止めに対する正しい理解を深めてほしいと訴えた。それによると、日焼け止め製品を塗る際のポイントは、「手にとったら顔の5カ所(=両頬、額、鼻、あご)に置いてムラなくのばすこと」と「2~3時間おきにこまめに塗り直すこと」。一度に手に取る量の目安は、乳液タイプの場合は1円硬化大、クリームタイプの場合はパール粒1コ分。地面からの照り返しが当たりやすいあごの下にもたっぷりの量を塗布することが必要だという。また、室内で過ごす際にも、十分な量の日焼け止めを塗布しておくことが必要だそう。紫外線は窓ガラスを透過するため、室内にいようとも肌への影響は変わらないという。同社はこうした正しい知識を世の中に発信するため、フェイスブックページPA+++日本ロレアルUVA革命を3月末に開設。9つの診断に答えることでUVモンスターを生成できるゲームアプリ等、さまざまなコンテンツが用意されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月23日スキンケア発想の日やけ止め「肌研」UVシリーズロート製薬は、スキンケア発想の日やけ止め「肌研(ハダラボ)」ブランドの日やけ止めシリーズから、ジェルタイプの日やけ止め「肌研 ヒアルロンUVクリーミージェル」(50g1,050円)と、しっかりUVカットしながら美白もできる「肌研ヒアルロンUV薬用美白乳液」(38mL1,050円)を、2月8日に全国の薬局・薬店等で発売する。*画像はニュースリリースより高いUVカット効果とうるおいにこだわったクリーミージェル「肌研 ヒアルロンUVクリーミージェル」は、高いUVカット効果とうるおいにこだわったクリーミージェル。スーッと伸びて、肌に負担をかけない軽いつけ心地で、3種類のうるおい成分ヒアルロン酸を配合し、日中も角質層深部まで、しっとりうるいを保つという。「肌研ヒアルロンUV薬用美白乳液」は、強力紫外線から肌を守り、美白有効成分「ビタミンC誘導体」を配合。メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ。元の記事を読む
2012年01月14日「え? 今の揺れは地震? めまい?」……地震ではないのに揺れを感じ、吐き気やめまいなどを訴える「地震酔い」に悩む人が後を絶ちません。地震の影響なのか、めまいなのか、原因は耳なのか、心因性なのか、それともほかの病気なのか。めまいにまつわる悩みは多岐に及びます。めまいの原因とその対処法について、耳鼻咽喉科専門医でとおやま耳鼻咽喉科(大阪市都島区)院長の遠山祐司先生におたずねしました。■地震酔いは正常な反応――余震のたびに、船酔いのような感覚が続くのはなぜでしょうか?遠山先生人間は過去に経験をしたことのない加速度を感じると自律神経が緊張し、めまいや浮遊感を覚えることがあります。いつもと違う状況下にいる、ということを感知しているわけです。例えば、車、船、飛行機、それにジェットコースターなども含め、一定の速度にいたるまでの加速度と、振動の幅や持続時間、スピードなどが予測できない状態になると、脳が混乱して酔いやすくなるのです。いわゆる乗り物酔い(動揺病)を起こします。そのメカニズムは後で述べますが、これは病気の症状ではなくて、生理的な反応です。誰しも乗り物から降りた直後は、まだ乗り物に乗っている感覚やフワフワした感じがあるでしょう。しばらくすると元に戻ります。地震のあと、しばらくの間「地震酔い」を感じるのはこれと同様で、正常な反応ということになります。――不快感を伴うので、つらいのですが。遠山先生そうですね。余震がこう長く続くと、地震酔いも治まりません。「体が異常なのではないか」と心理的に不安になることもあると思います。余震が沈静化するとたいていの人の地震酔いは治まると予想できますが、それまでの現実的な不快感を緩和する方法は、後に紹介する10のポイントを試してみてください。■一過性ではない場合、耳鼻科で原因を探る――乗り物酔いと地震酔いのメカニズムは同じなのでしょうか。遠山先生個人差や例外はありますが、基本的には同じだと考えていいでしょう。乗り物酔いは、「視野からの情報」と、三半規管からの回転情報、耳石器からの傾きや直線加速度情報による「内耳情報」とが、予想外の情報に至ったときに第一段階として発症します。それらの情報が脳(大脳辺縁系)で不快だと判定されると、その下位にある視床下部のホルモンが分泌されて自律神経系の不安定な症状を誘発して起こります。――地震酔いなのか、めまいという病気なのか、どこで見分ければよいでしょうか。遠山先生地震酔いは、一過性の症状である場合がほとんどです。ただし、浮遊感やそれに伴う不快感に加えて、「立っていられないほど目が回る」、「倒れた」、「耳鳴り、難聴がある」、吐き気だけではなくて実際に吐いた」、「頭痛がひどい」、「呼吸困難」などの症状がある場合は、地震以外の原因によるめまい、もしくは何らかの疾患ということもあります。すぐに医師に相談してください。一過性ではなくて、ほかの機能の疾患であることも考えられます。――どこの科に行けばいいのでしょうか。遠山先生基本的には、耳鼻科です。人間の平衡感覚については、耳の奥にある内耳(三半規管や耳石器)が大きな役割を果たしていますが、そこに異常があるとめまいが起こることがあります。内耳が原因であるめまいかどうかは耳鼻科の検査でわかります。ただし、めまいの原因は多岐にわたるため、耳鼻科に限るわけではありません。内臓疾患が疑われる場合は内科へ、心因性の場合は心療内科や精神科、神経内科などになる場合もあります。耳鼻科で該当しなければ、ほかの科を紹介します。■地震酔い・めまいを自分でケアする10の方法――地震酔いやめまいを少しでも自分で緩和する方法はありますか。遠山先生「目から入る情報を変えてみる」などの方法をご紹介します。数字は優先順位を表します。<地震酔いやめまいの直後に行うケア>1 目を閉じて、深呼吸をするめまいがきたと同時に、座って、ゆっくりと目を閉じてください。数秒でいいので、目から入る情報を遮断します。そして、鼻から大きな息を吸って、口から吐くという深呼吸をします。立ったままだと、よろけたり転倒する、壁などに頭をぶつけたりする場合があるので気をつけてください。2目で確認する落ち着いたら、「視覚情報を意識する」ようにしてください。また、めまいがあっても比較的状況把握ができる状態なら、周囲のカーテン、植木の葉などを見て、揺れているかどうかを確認します。揺れていなければ、自分のめまいが原因だとわかります。原因を確信して不安にならないことが大事です。3 鏡のなかの自分の目を見る一点を見つめることで揺れや回転を制御するよう、脳へ働きかけます。「視覚性抑制」といいます。4 人さし指をみつめる人さし指を立てて、遠くから目の中央に向けて近づけます。人さし指に焦点を合わせて目で追ってください。3同様の働きがあります。5水、お茶を飲む身体の機能を飲むという行為に集中させると、症状も気分も落ち着くことがあります。<普段から心がけることで予防になる>6不眠を解消する震災の現場ではこれが一番難しいのですが、めまいは、睡眠不足のままだと治りません。処方された睡眠導入剤や精神安定剤を服用することで、めまいが改善することもよくあります。7肩こりを解消する平時にめまいを頻繁に起こす、また地震酔いがひどいときは、肩が凝っていることがよくあります。めまいの診察に何件も病院を回った結果、「原因は肩こりだった」ということも多いのです。首と肩のストレッチ、マッサージなどを試してください。誰かと肩をさすりあうことは、緊張やストレスを和らげるという意味でもお勧めです。8ウォーキングやストレッチをする日中に軽い運動をすると、体の機能のバランスを保つこと、また睡眠の質を上げるにも効果があります。特に、外気に触れるウォーキングはおすすめです。9好きな音楽を聴くなどリラックスをするテレビやネットなど目から入る情報より、耳から柔らかく入る情報のほうが脳への刺激が穏やかになります。ほかにも、自分に適した方法でリラックスすることが大切です。特に、地震酔い対策として効果的です。<地震酔いがひどくて以上の方法でも改善が見られない場合>10市販の乗り物酔いの薬を試す効果があるかどうか、3日ほど服用して様子を見ます。効果がなければ、医師の診断を受けてください。「乗り物酔いの場合は、外の空気に触れる、目に入る景色を変える、睡眠をとると楽になるでしょう。そこに地震酔いやめまいの緩和のヒントがあります」と遠山先生。耳と目は脳でつながっているといいますが、視覚情報を変えることと緊張を解くことが重要なポイントであるようです。監修:遠山祐司氏。耳鼻咽喉科・気管食道科専門医。医学博士。とおやま耳鼻咽喉科(大阪市都島区)院長。(阪河朝美/ユンブル)【関連リンク】【コラム】常に揺れてる!? そんな不快な"地震酔い"の対処法は「遠くを見ること」【コラム】続く余震!地震の揺れによる酔いをさます方法は?【コラム】ハグするようにモミモミする「ハグモミ」で大切な人を癒そう!
2011年04月12日