こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。「離乳食を時間かけて頑張って作ったのに、思うように食べてもらえない」など、赤ちゃんが食べてくれないことで、悩んでいるママがいます。そうなると、頑張ってきたことが報われていない感じがして、離乳食を作ることへの自信や意欲をなくしてしまうこともあると思います。 そんなママへ、赤ちゃんが離乳食をあまり食べてくれなかったときに、ママができることは何かを話します。 離乳食は食事をする練習の期間離乳食とは、食事の練習期間だということをもう一度思い出してみましょう。離乳食をスタートしたころはきっと「練習」と思っていたと思います。しかし離乳食が進むにつれ、食べる量や栄養のことも気になり始めます。親としてそれらが気になることは当然のことで、悪いことではありません。ですので、少し思考の転換をしてみましょう。 離乳食期は、その月齢や発達に応じた食べる量や栄養(さまざまな食材)、食べ物の大きさに慣れるための練習をしている、ととらえるのです。そうすると毎日の離乳食の見え方が変わってきます。 離乳食期の赤ちゃんの食べ方にムラがあるのは当たり前昨日はよく食べたのに、今日はあまり食べてくれないなど、赤ちゃんの食べムラに悩んでしまうこともありますね。好きなメニューを用意したのに今日は全く食べてくれなくて「なんでだろう?」とママが悩んでも、赤ちゃんは食べない理由を話してくれるわけではありませんので、ママは理由が分からずモンモンとしてしまいます。 でも、この離乳食期の食べムラは、あって当たり前なのです。私たち大人も、食欲があるときとないときがありますね。好きなメニューのときはいっぱい食べますし、苦手なメニューのときは少ししか食べないこともあります。赤ちゃんも一緒です。毎日毎回同じ調子では食べられないと思って大丈夫です。 食べなくても「まあいいか」が大事食べなくても「まあいいか」「次の食事に食べてくれるかな」というくらいの気持ちで取り組みましょう。もちろん、生きていく中で大切な「食」。簡単に考えるというわけではなく「そんな日もあるよな」と思うことも時には必要ということ。 「まあいいか」と思うことで、気持ちを食事から切り離して、次の場面にサッと切り替わることができます。あまり食べなければ、離乳食終了後、母乳やミルクで満足させてOKです。 次の離乳食の時間までにママができることとはいえ、赤ちゃんにはパクパクと離乳食を食べてほしい! と思います。ですので、ママが次の食事までにできることをお話します。 活動するおなかを空かせるためには、活動することが大切です。外遊びで体を動かすだけではなく、おもちゃ(型はめやぽっとん落としなど)で手や指を使う遊びを取り入れることも効果的です。夏場なら、沐浴や水遊びを取り入れてもいいですね。 よく寝る大人も睡眠が足りないと食欲がないことありませんか? 十分な睡眠をとることは、食欲にもつながります。夜は9時までに布団に入り、朝は7時台に起きる。など、睡眠のリズムをつくります。夜に寝ることもそうですが、昼寝もぜひ取り入れましょう。「お昼寝しない」赤ちゃんの場合、赤ちゃんのペースではなく、同じ時間にママが寝かしつけをする習慣にすることで、徐々にお昼寝するようになります。 おやつを食べ過ぎない離乳食をあまり食べなかったから、せめておやつを食べさせることもあると思います。そのとき、おやつを食べすぎないようにすることも大切です。次の食事にひびかない程度の量を与えます。おかわりを欲しがっても「おしまい」と言って終了してOKです。 赤ちゃんが離乳食を食べてくれないと「元気に活動できるのだろうか?」「大きくなれるのかな?」など、心配になると思います。食べない子が、突然食べるようになる特効薬があればいいのですが、そうではありません。ママの離乳食へ向かう気持ちを少しだけ変えて、今できることをできることから始めてみてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年05月09日0歳から活躍忙しくても離乳食だけはちゃんとしたい『ストウブの10cmピコ・ココット ラウンド』子育ても仕事も家事も忙しいからこそ、優先順位をつけて、手を抜くところは抜き、力を入れるところは入れる。そんなメリハリが大事!働くママたちの間で、これだけは妥協したくないという声が多いのが子どものごはん。レトルトや出来合いの惣菜やら、いろいろとお助けアイテムはあるけど、せめて離乳食のうちは出来る限り手作りしてあげたい。そんな切実なママの声に応えてくれるのが、今回紹介する『ストウブの10cmサイズのピコ・ココット ラウンド』です。《 紹介者 》ライター吉岡 美奈さんファッション誌やライフスタイル誌など多くの雑誌やWEBサイトで、編集・ライターとして活躍。昨年の夏に、第一子となる男の子を出産。最近は、寝かしつけ後に、夜な夜なAmazonプライムの海外ドラマを観て、リフレッシュタイムを楽しんでいるそう。いまから「ビッグ・リトル・ライズ」シーズン2が待ち遠しいんだとか。ギフトカタログで選んだ小さいサイズのココットが大当たり無水調理で一躍有名になったストウブの鍋。この10cmサイズのココットが、いただいたギフトカタログにたまたま載っていて選びました。一人暮らしの頃から、同シリーズの22cmサイズを愛用していて、小さいサイズもあると便利かなと思って。当時はまだ結婚すらしていませんでしたが、赤ちゃんが出来たときに使えるかも!?なんて妄想をしながら選びました。そうして数年後、妄想通りに(笑)、離乳食で大活躍しています。完璧は無理!優先順位をつけることが大切▼購入はこちら『ストウブ』10cmピコ・ココット ラウンド我が家は、平日はほぼ私のワンオペ育児。どう頑張っても時間と体力が足りなくて、家事全般を完璧にするのは無理だなと、優先順位をつけるようになりました。夫婦のご飯は簡単に済ませる日もあるのですが、子どもの離乳食だけはきちんと作るようにしようと。また、息子は私に似て食いしん坊で、おいしいものが大好き!そこで、時短かつ本物の味を、というワガママに応えてくれたのが、この小さなサイズのココットでした。時短 大好き♡ズボラな私にぴったり毎日、料理をきっちりするなら、大人の分から取り分けるのもいいと思います。現に、私も料理ができる日は取り分けることも。でも、子どもがいるからといって毎日 “子ども在りきの献立” にするのは難しいですよね。これがあれば、パパ&ママも食べたいものを我慢する必要がなく、ストレスが溜まりません。そして、大きな鍋だと煮込み時間がかかるけど、小さいとあっと言う間!かなりの時短に。素麺やうどん、肉じゃがやパン粥などもさっと作れます。味も大きいストウブと変わりなく、煮込むだけで素材の甘みや旨みが際立ちます。息子はトマトの酸味が苦手でしたが、ストウブでトマト粥にすると甘みが出るようで、パクパク食べるようになりました。Text:Kyoko Isobe
2019年05月09日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、保育士・離乳食インストラクターの中田さんからメッセージです。 こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。上の子がいると、離乳食と幼児食の両方を作らなければいけない時期があります。私も、娘の離乳食がスタートしたとき、息子はまだ4歳。いかにカンタンにおいしく、短時間で家族全員の食事を作るかを考えて調理していました。 今日は、幼児食と離乳食の両方をラクに作れるコツを話します。 食材は下の子が食べられるものを選ぶメニューを決めるときに、下の子が食べられる食材を選びましょう。例えば、5~6カ月ごろ(離乳食初期)の赤ちゃんがいる場合は、1~2品は5~6カ月ごろ(離乳食初期)の赤ちゃんが食べられる食材中心に考えます。 食材が決まったら、幼児食からのとりわけ離乳食を作りましょう。 【どの時期にも共通する食材選びの3つのポイント】・主食(おかゆ、麺など)があること・豆腐、魚、肉などがあること・野菜があること 幼児食からのとりわけ離乳食の方法では、具体的に幼児食から5~6カ月ごろ(離乳食初期)の離乳食を取り分けるにはどうすればいいかをお伝えします。 【メニュー例】・ご飯・みそ汁(豆腐、にんじん、たまねぎ)⇒離乳食に取り分ける・かぼちゃの煮物(かぼちゃ)⇒離乳食に取り分ける・唐揚げ⇒幼児食のみ・ブロッコリーのサラダ⇒取り分けられる食材だが今回は幼児食のみ こうして、離乳食期に食べられる食材を幼児食メニューから取り分けるのです。 幼児食からのとりわけ離乳食のポイント赤ちゃんが食べられない食材を入れることと味つけは最終工程にします。例えば、肉じゃがを5~6カ月ごろ(離乳食初期)の離乳食用に取り分ける場合は下記のようにします。 【1】牛肉は2cm幅に切る。じゃがいも、にんじんは一口大に切る。たまねぎは縦半分に切り繊維に沿って1cm幅に切る。 【2】鍋に昆布だし、じゃがいも、にんじん、玉ねぎを入れ沸かし、やわらかくなるまで弱火~中火で煮る。⇒ここで、5~6カ月ごろ(離乳食初期)の離乳食用に取り分ける。裏ごしして煮汁でなめらかにして完成。 【3】牛肉と調味料(しょう油、きび砂糖)を入れ、味がしみこむまで煮る。 肉じゃがの場合、5~6カ月ごろ(離乳食初期)に食べられるのは、じゃがいも、にんじん、玉ねぎのみなので、それ以外の牛肉、調味料は取り分けたあとに入れるのです。 大人は幼児食と同じものを食べる手順2つを見ていて「あれ?これって大人にも使えるのでは?」と気づいた人もいるのではないでしょうか? もちろん、大人のメニューも同じ手順で作ることができます。とはいえ、離乳食・幼児食・大人の食事の3種類を作るとなると毎日大変です。だからこそ私は、3〜4歳のお子さんに大人と同じものを食べさせるのではなく、大人が幼児食と同じものを食べることをおすすめします。 最初は「薄い」と感じるかもしれませんが、徐々にだしと食材そのものの風味や味がおいしく感じられるようになります。離乳食や幼児食を通して、普段の私たちの味つけや調理方法の見直しにもなります。また、数年後に赤ちゃんが幼児食を食べるようになったときも、メニューを大きく変えることなく、家族みんなが同じメニューを食べられます。 毎日の食事作りを少しでもカンタンに作れると、ママもラクになりますよね。取り入れられるところからでもいいので、ぜひチャレンジしてみてくださいね! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年05月07日こんにちは。離乳食インストラクターの中田 馨です。だんだん暖かくなってきて、春が近付いてきましたね。家族で赤ちゃんと一緒にお出かけしたりやお花見でお弁当を持って行く機会もあると思います。今日は、お出かけのときの赤ちゃんの離乳食についてお話しします。 お出かけのときの離乳食は?赤ちゃんとお出かけするときに悩むことの1つが離乳食。何を食べさせようかとお出かけ前から、ある程度計画しておかなければいけません。選択肢はいくつかありますね。 ・お弁当を持っていく・市販のベビーフードを持っていく・外出する前に食べさせる・帰宅後食べさせる・スーパーで買う・外食する、など たとえば、栄養のメインが母乳やミルクだったら、その日は授乳だけでもOKです。 お弁当を持っていくときの注意点お弁当で気を付けたいことは食中毒を防止すること。以下を心がけてみてくださいね。 ・その日に作ったもの用意・粗熱を取ってからフタを閉める・保冷バックに入れる・早めに食べる とくに食材が痛みやすい、梅雨や夏、長時間のお出かけの場合は、市販のベビーフードが安心です。 また、外出時は服が汚れるのも困ります。食事用のエプロン、濡れぶきんなどを用意するといいですね。メニューはおにぎり、ふかしいも、おやきなど、手でつかんで食べられるようなものをおすすめします。 外食するときの注意点私が自分の子にしていたことは、スーパーでバナナや焼きいもなど、手軽に食べられる食材を調達していたこと。また、1歳過ぎてからは、お店でうどんを注文し、麺だけとりわけてお湯をかけて食べさせていました。 近ごろは、ベビーフードを置いているお店もありますね。 外食時の注意点ですが、大人の食事もテーブルに並びますよね。赤ちゃんが食べたことのない食材や、家よりも熱々メニューもあるでしょう。赤ちゃんの手が伸びないように注意が必要です。 食事を外でできることは、赤ちゃんにとっても楽しいことです。家族で楽しめるといいですね! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年05月05日みなさんは離乳食の便利グッズ「モグフィ」を知っていますか? ある日、義姉からモグフィについて教えてもらった私はすぐに購入! モグフィは子どもの月齢に合わせて種類があるのですが、娘が生後7カ月になる直前だったので「モグフィプラス」を購入しました。実際に使ってみると、とっても便利! 今回はモグフィの良いところを紹介します。 「モグフィ」の使い方はとっても簡単!キッズミーのモグフィは、赤ちゃんが自分の手で持って離乳食が食べられる便利グッズです。使い方は簡単! まずはシリコンサックを本体にセットし、月齢に合わせて調理した食材をシリコンサックに入れます。パチンと音がするまでフタを閉めたら準備は完了です。赤ちゃんにモグフィを持たせて、離乳食の入ったシリコンサックをカミカミしながら食べてもらいます。 取っ手は赤ちゃんの小さな手でも持ちやすい形で、シリコンサックは赤ちゃんの手では外れないようにロックできるので、中身が漏れることもなく安心ですよ。 「モグフィ」は自発的な食事を応援モグフィのシリコンサックはおしゃぶりに似た形なので、わが家の娘も嫌がることなくスッと口に入れてくれました。モグフィを使っていて「これはいいな!」と思ったことは、“赤ちゃんが受け身ではなく自発的に離乳食を食べてくれる”ということです。 娘を見ていると、どうやったら中身が出てくるか自分で試行錯誤しながら食べている様子にビックリ! 商品説明に書いてあった「自分で食べる力を育てます」という言葉に納得です。 「モグフィ」を使えばママも一緒に食事ができる!わが家の娘はもうすぐ生後7カ月。モグフィを使って離乳食を食べてもらっている間は、私も一緒に食事ができるので本当に便利です。 また、ハイハイができるようになり、ますます目が離せなくなった娘。なかなか家事も進みません。そんなときもモグフィの出番! おやつの時間に、小さく刻んだバナナなどを入れて娘にモグフィを渡すと、静かに座って食べてくれます。様子を見ながらではありますが、食べている間にささっと家事をすることもできて、とても助かっています。 ▲kidsme「モグフィプラス」 自分で食べる力を育ててくれる「モグフィ」。気になった方はぜひチェックしてみてください! 子育て中の忙しいママは便利グッズをフル活用していきたいですね。 著者:春野心花子育て中のママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。 ※本記事の内容は公開時に確認した情報のため、商品によっては変更となっている場合があります。
2019年05月05日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、離乳食作りがラクになったという便利アイテムをママが紹介します。 わが子の離乳食が始まったとき、筆者は慣れない離乳食作りにあたふたしていました。5~6カ月ごろ(離乳食初期)はおもゆやおかゆくらいでよかったけれど、だんだんいろいろなものを細かくしたり潰したりする手間が増え……。試行錯誤するなかで、自分がラクに離乳食を作れる道具を見つけることができました。 すり鉢とすりこぎ 娘が生後2カ月のころから2年間、栃木県宇都宮市に住んでいた筆者。せっかく栃木に来たのだからと県内の観光をしているときに出合ったのが、この益子焼のすり鉢です。 ちょうどいい大きさと持ち手があるこのすり鉢は、特に5~6カ月ごろ(離乳食初期)に活躍してくれました。すりこぎのゴツゴツとした手作りの感じも気に入っています。すり鉢もすりこぎも見た目がとても好みなので、楽しく離乳食を作ることができました。 ミニソースパン 7~8カ月ごろ(離乳食中期)になると少しずついろいろな具材が食べられるようになりますが、具材は細かく刻む必要があったり味付けを薄くしなければならなかったりするため、大人の料理とは分けて調理をしていました。そのときに活躍してくれたのがミニソースパンです。 少ない量を調理しやすい片手鍋なので、スープ作りにもおかず作りにも活躍してくれました。離乳食作りだけでなく、1食分のお味噌汁を作ったり冷凍したご飯を蒸して解凍したりとさまざまな場面で使える便利な鍋です。 マジックブレット 以前プレゼントでもらったまま、棚の中で眠っていたわが家のマジックブレットでしたが、離乳食作りに使えると気づいてからはフル活用! 離乳食のおかゆやおかずを大量に作るときは、マジックブレットで一気に細かく刻んで製氷皿に分けて冷凍保存していました。 5~6カ月ごろ(離乳食初期)のころは毎食おかゆを作ったり野菜をすりつぶしたりしていましたが、だんだん食べる量が増えてからはマジックブレットを利用することが多かったです。離乳食が終わった今でもスープ作りやドリンク作りに使っています。 料理自体があまり得意ではなく苦手意識が強い筆者は、栄養バランスや調理法に特に気をつけなくてはならない離乳食作りが苦手でした。しかし、自分に合った道具を使ってラクに作れる方法を知ってからは楽しく作ることができるようになったのでよかったです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 著者:ライター 吉川麻和一児の母。娘の出産を機に仕事を退職し、現在は子どもの成長に合わせた働き方を模索中。不妊治療の経験や子育て経験に基づき執筆中。
2019年04月13日こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食をスタートしたてのママからよくある質問は「離乳食が始まってからうんちに変化があるんですが大丈夫でしょうか?」というもの。 離乳食スタートする前よりもやわらかいけど、病院に行ったほうがいいのか? 赤ちゃんは機嫌よくしているので、病院に行くまでもないのか? などと迷ってしまうママもいるようです。そんなときにママが判断できるうんちのポイントを話します。 うんちがこんなときはどうすればいい?大丈夫?では、離乳食を始めたころの「うんち」に関することでよくある質問を4つ紹介します。 Q1 うんちのにおいが変わった離乳食が始まって間もなく気になるのがうんちのにおい。今まで母乳やミルクしか飲んでこなかった赤ちゃん、食べたことのないものが体の中に入ってくるのですから、うんちのにおいが変化するのは普通のことです。赤ちゃんに食欲があって機嫌が良ければ大丈夫です。 Q2 うんちがゆるくなった5~6カ月ごろ(離乳食初期)の赤ちゃんのうんちがゆるくなることはよくある話です。ですので、離乳食をストップしなくても良い場合もあります。ひどい状態でなければ、おかゆを中心にして離乳食を与えて様子を見ます。下痢がひどくなり一日何度も出るようなら、医師に相談しましょう。病院に行く場合は、おむつを持っていくと「うんち」の状態を説明しやすいですね。 Q3 便秘になった離乳食を始めるまでは毎日2~3回出ていたうんちが、離乳食を始めたら数日に1回になってしまった! なんて話をよく聞きます。まだこの時期の赤ちゃんの腸が未熟なことや、離乳食を食べ始めたことで、母乳やミルクの量が減るなどして便秘になるのです。 便秘になったときは、さつまいも、りんご、バナナ、ヨーグルトなどの繊維のある食べ物を離乳食に取り入れたり、おなかを優しく時計回りにマッサージするなどしてみましょう。 Q4 食べたものがそのままの形で出てきた「おむつを開けたら、にんじんが形そのままに出てきたんです」これも初めてだとちょっとびっくりしますよね。でもよくあることなので大丈夫。消化できていなくて問題はないのかと思ってしまいますが、ひどい下痢になったりしていなければ離乳食は続けて様子を見ていてください。にんじんがそのまま出てきていても栄養はとれているので心配しなくてもOK。もし、にんじんが消化されないのが気になる場合は、細かく切る、裏ごしをしばらく続けてみるなど調理方法を工夫してみましょう。 体にとってお便りでもある便が出ないと、やはり心配ですよね。便を見るときの判断になるのは、赤ちゃんの機嫌や食欲です。機嫌が悪い、下痢が続いている、おなかが張っている、うんちをするときに長く気張っている、食欲がないなど、いつもとは違う様子があれば医師に相談しましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年04月11日注文住宅を建てるには、長い期間を要します。ハウスメーカーだと半年から長い人では1年かかります。そのためには、家づくりの流れとスケジュールを把握する必要があります。「いったい何からどのように始めていけばいいの?」「何がどこで必要?」など頭の中がパニックになってしまうのではないでしょうか?最初は楽しく思えた家づくりも、いつの間にかストレスになってしまう人も少なくありません。そこで今回は家づくりの流れとスケジュールについて前編・後編の2回に分けて、ご紹介していきたいと思います。■ 【1〜2か月】ハウスメーカー選び最初の1〜2か月はハウスメーカー選びです。cba / PIXTA(ピクスタ)ここでの判断がどんどん伸びてしまうと完成時期も遅くなってしまいます。子どもの学校などで完成時期が決められている人は、特にここで時間を割いてしまうのはオススメできません。そしてハウスメーカー選びの際にしておくべきことは、以下の3点です。ファイナンシャルプランナーに住宅資金だけでなく、生活費などの見直しの相談をする実際の入居者見学実際の構造体の確認確認することはたくさんありますが、この3つは必ず確認しましょう。■ 【3〜4か月】周辺調査・プラン確定などハウスメーカー選びをしたら、ここで請負契約を済ませます。請負契約を終えたら、さっそくプラン確定のための打合せです。花火 / PIXTA(ピクスタ)プランを確定させるために改めて家を建てる土地の広さや地盤の強さなどの調査をします。YNS / PIXTA(ピクスタ)土地の広さや高低差など確定したら、間取りのレイアウトの微調整や確認です。ハウスメーカー選びの段階で間取りの打合せをしてるので、大方は決まっています。ここである程度、街中の住宅やカタログから外壁のイメージをしておきましょう。間取りを確定させたら、今度は窓や扉の位置や大きさ、天井の高さなどを決めます。実際に窓や扉などのサンプルも確認できます。ですが、全体的なイメージやお部屋の大きさがこれで良いのか気になる、などあれば、ここでも実際の入居者を見学させてもらう、など担当者に相談してみましょう。■ 【4〜5か月】内装打合せプラン打合せの途中から内装の打合せにも入ります。設備関係や壁紙、床材、カーテン、照明、エアコンなどについてです。phonlamaiphoto / PIXTA(ピクスタ)キッチンやお風呂などの設備関係は、ショールームに実際に足を運んで間取りを確認しながら見学します。Ushico / PIXTA(ピクスタ)その際にキッチンの色味や仕様など決めるといいでしょう。1回で済む人もいれば、2回確認したい人もいるでしょう。だいたい1〜2回が平均です。ちなみにショールームはいつでも行けるので、希望があれば契約前やプラン確定の際にも事前に見学できます。内装に関しては、後付けのものもあるので、窓や扉などと比べて、変更が聞きます。担当のコーディーネーターに、何をいつまでに決めたら良いのか確認しておきましょう。■ 打合せだけでも6か月程度はかかる前編では打合せのスケジュールをご紹介しました。bee / PIXTA(ピクスタ)ハウスメーカー選びからプラン確定、内装確認まで約半年程度かかることが、おわかりいただけたかと思います。上記のスケジュールはあくまでも目安なので、これ以上時間を要する人もいれば、もっと短い人もいます。ですが、おおよその目安がわかれば、逆算して家づくりを進めることができますね。また、打合せの際のポイントもご紹介しているので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
2019年03月29日0歳から活躍普段の料理にも離乳食にもOKコストコのアップルソース赤ちゃんの離乳食の代表といえば、すりおろしリンゴ!離乳食初期から使えるのはもちろん、消化がいいので体調が悪いときの子どもの食事として、お医者さんに勧められることも多いですよね。ただ、正直すりおろすのって大変。すりおろしてるそばから変色しちゃうし。新鮮なすりおろしリンゴを手軽に用意できたら……。そんなママのささやかなる願いを叶えてくれるのが、今回紹介するコストコのオリジナルブランドKIRKLAND Signature(カークランド シグネチャー)のアップルソースです。《 紹介者 》FROM FIRST Museeプロデューサー春名亜美さん読者モデルユニット「JAM」の元メンバーで、現在はアパレルブランド「FROM FIRST Musée」のプロデューサーやママモデルとして活躍。プライベートでは4歳と1歳の男の子のママ。読者モデル時代から支持されるセンスの良さはそのままに、リアルなママ目線も加わったライフスタイルブログ(やインスタグラム(@amiharunaami)が人気です。]コストコで見つけた掘り出し物ママ友がコストコで見つけた掘り出し物!ちょうど次男の離乳食が始まった頃に、「KIRKLANDのアップルソースが便利でオススメだよ」と教えてもらって、コストコに行った際に購入しました。1パウチ90gのアップルソースが24パック入って、1500円ちょっとくらい。一番気になる原材料は、有機オーガニックのリンゴとビタミンCだけ。砂糖や余計な添加物も入っていなくて、ママとしては安心です。離乳食から料理の隠し味までいろいろ使えるアップルソースとパッケージにはありますが、実際はすりおろしリンゴのような感じです。自分でおろすよりもなめらかな舌触りのように思います。リンゴの自然な甘みもあって、我が家の子どもたちは大好きです。必死で飲みます(笑)。離乳食としてはもちろん、ヨーグルトやパンケーキに混ぜたり、カレーの隠し味に入れたり、普段の料理にも使えるのでとても重宝しています。コストコの商品って、大容量なので期限までに使い切るの大変ですが、これは毎回ちゃんと使い切れます。外出時のおやつや旅行にも便利さらに、このアップルソースの魅力は、持ち運びやすいところ。パウチに入っているので、飲むゼリー的な感覚でそのまま口にすることもできます。お出かけや旅行のときのおやつとして、いつも持ち歩いています。一見、小さく見えるこのサイズが、子どもの手にはぴったりで!そんなところも気に入っています。自宅にストックしておくと、急に風邪をひいたときや災害時など、いざ!というときに役立つと思います。Text:Kyoko Isobe
2019年02月24日■食事のたびに大騒ぎ! 食欲旺盛な娘娘の離乳食完了期…苦労しました。食べるんです。モリモリ食べるんですが「食べ過ぎ」で苦労しました。人が食べてるのを発見すると「とにかく欲しい! 私にもよこせ」とギャン泣きです。おかげでこちらが自由に食べることができず大変でした(´;ω;`)どうしても帰宅時間の関係で一緒に食事できないパパはもっと大変です。「娘がバナナ食べてる間に食べなければ!」という感じで、早食い競争になってました。■パパは「バナナ」!? パパ本人の反応は…?そして…ついに「バナナ」だと認識されるパパ。 帰ってくるなり「こいつはバナナだ!こいつがいるとバナナがもらえる!」とバナナ連呼です。仕事から帰ってきて開口一番、バナナだと言われて落ち込むかなと思ったのですが…すっごいポジティブでした。育児にはポジティブさも必要なんですね。私も落ち込まないでなんでも笑える方向にもっていきたいです。
2019年01月25日寒さや乾燥が気になる時季、気にかかるのが風邪やインフルエンザなどの予防対策。手洗いうがいなどの基本の予防以外にも、食の面での予防策について考えたことはありませんか?予防のための食品として有名なのが、「ヨーグルト」。ヨーグルトは、牛乳に乳酸菌や酵母を入れて発酵させた食品。乳酸菌によって、乱れた腸内環境が整い、健康に導いてくれるといわれています。そんなヨーグルト、もちろんスーパーやコンビニどこでも手に入りますが、手作りすると、自分好みのものを経済的に作ることができるんです。そこで今回は、手作りヨーグルトのお助けアイテム「ヨーグルトメーカー」をお家で実際に使っているインスタグラマーさんの使用感をご紹介します。見た目がすっきりしていて、コンパクトサイズ可愛らしい雑貨がポイント使いされていて、シンプルでありながらも明るい印象のインテリアが素敵なインスタグラマー @ak__ie__ie さんのアカウント。風邪予防の一環としてヨーグルトメーカーを使用し始めたそうです。牛乳パックと大差ないサイズなので小さいスペースにもひょいっと置けるのが良いところ。出しっぱなしにしておいたほうが便利な家電だから見た目がすっきちしていてコンパクトサイズというのはポイントが高いです出典: @ak__ie__ie ヨーグルトは1Lパックでも500mlパックでもどちらでも作れます。種菌はふつうのR-1ヨーグルトですが甘みが減るのでむすめはハチミツをかけて食べるのがお気に入りです。楽しく続けて感染症の季節を乗り切りたいな。出典: @ak__ie__ie <写真・コメント @ak__ie__ieさま>お気に入りのヨーグルトを手作りして、節約!参考になる収納術や、落ち着いた色合いでまとまりのあるインテリアが魅力のインスタグラマー @cafe_closet02 さんのアカウント。毎朝家族で飲んでいたR1のドリンクによる出費を節約するために、ヨーグルトメーカーの購入に至ったとのこと。「最近買ったヨーグルトメーカーが大活躍です。毎朝みんなR1のドリンクを飲んでいたのですがそれがかなり家計を圧迫しておりまして...泣ドリンクタイプもムリやり作っています」<写真・コメント @cafe_closet02さま>ヨーグルトだけでなく、発酵フードや低温調理もおてのもの25-70℃の間で1℃刻みで温度調節が可能なため、プレーンヨーグルト、カスピ海ヨーグルトなどの乳製品から、塩麹、甘酒、ピクルスなどの発酵食品、鶏ハム、温泉卵、ローストビーフなどの低温料理も手軽に作れます。朝食はもちろん、なかなかお家で作るのには腰が重かったメニューも簡単にできるので、お料理のレパートリーも増え、楽しい食卓が作れそうです。見た目や安全面にもこだわった、キッチンの邪魔をしないヨーグルトメーカー、ぜひチェックしてみてくださいね。・ご紹介したアイテム⇒ VitantonioヨーグルトメーカーVYG-11/ビタントニオ【送料無料】 インスタグラマーさんの話 ■食のはなし
2019年01月13日クリスマスの色と言えば赤。食事にも赤い食材を取り入れて、クリスマスシーズンを盛り上げましょう。どれも簡単にできて、離乳食への応用も可能です。ミニトマトでちっちゃいカプレーゼトマト、モッツァレラチーズ、バジルで作るカプレーゼはイタリア料理の定番の前菜です。彩りも鮮やかでクリスマスカラーそのものです。◆大人用今回はミニトマトを使って大人がつまんで一口で食べられるようにしました。モッツァレラチーズは切れているタイプの商品を購入すれば切る手間も省けます。(材料)ミニトマトモッツァレラチーズバジル(作り方)1. ミニトマトのおしり側から切り込みを入れる2. モッツァレラチーズとバジルを適当な大きさに切って、ミニトマトの切れ込みに挟む3. オリーブオイル、塩、こしょうをかける◆離乳食後期~完了期この時期の子どもはトマト、チーズ、バジルともに食べられますが、トマトの皮が苦手な場合は湯むきしてください。モッツァレラチーズが不安な場合はカッテージチーズや1歳から食べられるチーズを使うと安心です。バジルは香りが強いため嫌がる場合があるので、サラダ菜や茹でた小松菜など他の野菜と入れ替えてもOK。写真では枝豆を使っています。(作り方)具材をすべて一口サイズに切って和えます。お好みにより調味料を加えてください☆離乳食期の注意初期はチーズを使わない方がよいでしょう。代わりの白い食材には豆腐や白身魚を。またバジルは刺激が強いのでほうれん草や小松菜を使いましょう。パプリカで鮮やかなゼリー寄せ赤い色が鮮やかな赤パプリカのほか、切り口がかわいいオクラやヤングコーンを使ったゼリー寄せです。食材は何を入れても大抵おいしくなります。◆大人用・離乳食完了期食べるときに切り分けることで具材が子どもの一口サイズになるので、子どもも一緒に食べられます。また、パプリカはピーラーで皮をむいておくと子どもも食べやすいです。ゼラチンの使い方は商品パッケージなどで確認してください。今回はクリスマス用ということで、大根で雪、きゅうりとにんじんでツリーを表現してみました。切り口がツリーになるように重ねて配置します。上にのっている雪だるまは大根とにんじんです。また、容器は牛乳パックを切って、内側にラップを敷いて利用。容器の大きさを自由に変えられることと、完成後に取り出しやすいというメリットがあります。(材料)コンソメキューブ粉ゼラチン赤パプリカオクラヤングコーン大根きゅうりにんじん(作り方)1. 食材を切る。オクラやヤングコーンはそのままでOK、その他の食材はオクラ等に合わせて細長く切る2. 食材を茹でて、取り出す3. ゆで汁にコンソメキューブなどで味を付ける4. 茹でた食材を容器に並べ入れる5. コンソメスープにゼラチンを溶かし、食材を入れた容器に流し入れる6. 冷蔵庫で冷やし固める※コンソメを入れるときに同時に牛乳を入れてクリーム味にすると全体が白くなって、それもクリスマスらしくてかわいいです◆離乳食中期~後期ゼラチンは完了期以降に食べられるようになるので、スープとして完成させます。パプリカ、オクラ、ヤングコーンは中期から食べられます。(作り方)大人用の工程の3が済んだら、別の鍋にスープを取り分け、食材を小さく切って鍋に入れ、水を加えて味を整えながら食材が柔らかくなるまで煮る。☆離乳食の注意初期はパプリカを使わない方がよいでしょう。オクラの種も除きましょう。ヤングコーンは通常のコーンのように薄皮を気にしなくていいので使いやすいです。ただし、水煮缶などを使用する場合は塩分が加えられている場合があるので注意してください。イチゴでかわいいサンタさん子どもが好きなイチゴとバナナを使った、見た目がかわいいデザートです。大人用はバナナの代わりに生クリームを使ってもおいしいです。また、顔をチョコペンで描くのも楽しいと思います(私は絵心がなくて断念しました)。◆大人用・離乳食完了期(材料)イチゴバナナ黒ゴマまたはチョコペン(作り方)1. イチゴのヘタ部分を切り落とし、さらに頭と胴体部分に切り分ける2. バナナを切って、イチゴの間に挟む3. バナナの顔部分に黒ゴマの目を付け、イチゴの切れ端で口を付ける4. バナナの切れ端を帽子のポンポンとして一番上にのせる☆離乳食期の注意イチゴ、バナナは初期から食べられます。一口サイズやすりつぶしなど、月齢に合わせてください。家族みんなで素敵なクリスマスを迎えられますように!<文・写真:フリーランス記者nekotaaya>
2018年12月10日ウーマンエキサイトで人気連載中のなきりエーコさんの記事 「“食べない”問題は解決したけれど…離乳食の“後ろめたさ”に悩む日々」 で、離乳食に関するアンケートを実施。アンケートのコメント欄には、ベビーフードを子どもに与えることに“後ろめたさ”を感じるママ、“手作りしなきゃ”とプレッシャーを感じているママの声など、離乳食期にママが抱える複雑な想いが語られました。■62%のママがベビーフードに抵抗あり今回実施したアンケートで「離乳食期に市販のベビーフードをあげることに抵抗がありましたか?」と質問したところ、「ややある(あった)」が41%、「とてもある(あった)」が21%と、合わせて62%のママが「ある」と回答しました。Q1.離乳食期に市販のベビーフードをあげることに抵抗がありましたか?ややある(あった) 41%ほとんどない 22%とてもある(あった) 21%全くない 16%その他 0%市販のベビーフードへの抵抗が「ほとんどない」22%、「全くない」16%と、「ない」と答えた方は合わせて38%。市販のベビーフードしか食べてくれないという場合には、「抵抗がある」と感じているママにとって離乳食期はつらい気持ちを抱えやすい時期とも言えるかもしれません。■ベビーフードに後ろめたさを持つのはなぜ?なぜママたちは「ベビーフードに抵抗をもってしまう」のでしょうか。アンケート結果から、ベビーフードに不信感があるのではなく、「離乳食は手作りするもの」という強い想いを持つママが多いことがうかがえます。子どもが離乳食だった頃、「絶対手作りでないといけない」という思いを持っていました。いま、考えると不思議ですが、当時の情報で「手作りママさんの子どもは好き嫌いがない」といった話をよく目にしたからかも。ベビーフードにしたら手作りを食べなくなってしまうくらいに考えていました。いまは当時の自分に「大丈夫だから」といってあげたい。子育て支援センターのランチタイム、離乳食のお弁当がうまく作れなくていつもベビーフードでした。周りの子たちはママの手作りのお弁当をモリモリ食べていて、これでいいのかな…私は母親として手抜きなんじゃないかな…と悩んだ時期がありました。いまは「食べてくれるならなんでもええわい」と開き直ってます。出産前、栄養士で離乳食や幼児食を作っていたので、わが子にも作ってあげるんだと思っていました。けれど、育児は想像以上に大変でベビーフードのお世話に。でもどこか罪悪感と作ってあげたい思いで葛藤しましたね。少しの時期ですがたくさん悩みました。■抵抗あったママが、ベビーフード使ってみたら…手作りにこだわりを持つママが多い一方で、ベビーフードに抵抗があったけれど、いざ使ってみたら「イメージが変わった」、「メリットを感じた」と言うママのコメントも。ベビーフードへマイナスの想いを抱いていたママが、どんなことを感じたのか。ご紹介します。料理が苦手な私は、ベビーフードに頼ることが多く後ろめたい思いをたくさん持っていました。ですが、あるブログで「子どもの月齢=母親歴のママより、研究しつくされて工夫されているベビーフードの方がおいしくて当たり前。いきなりそれを超えるものが作れなくて当たり前」という意見を見て、とっても救われました。ママは、ベビーフードで離乳食の勉強をしてるんだっていうくらいの気持ちになることができました。初期は抵抗がありました。専用調理器具を購入して、レンジで10倍がゆ作ったりと、必死で手作りしてました。だけど私が風邪をひいたり、外出先や旅行先で必要だったりで、手作りを持って行くよりは衛生面で安心だと思い…。娘に試しに少しだけ食べさせてみたら、本当に薄味で心配がほとんどなくなりました。私は復職してから市販の離乳食に頼ることが多くなりました。娘もよく食べてくれたのですが、やはり罪悪感が…。しかし夫の「最近の市販の離乳食は栄養があるし、衛生面も安心だし、なにより妻(私)の負担が少しでも減るならいいと思う」という言葉に助けられました。世のお母さん方の抵抗感が少しでも減ればなぁと思います。ほかにも、離乳食を作る間に子どもに泣かれていたママが、「ベビーフードを使うことで、その分子どもと遊ぶようにしたら親子の笑顔が増えた」というエピソードも。ベビーフードは離乳食期の子どもとママをサポートしてくれる心強いアイテムとも言えそうですね。■ベビーフードばかり食べてもいいの?なきりエーコさんのお子さんは、「離乳食中期までベビーフードしか食べなかった」そうで、ベビーフードばかりあげる自分を「母親失格なのでは?」とまで責めていたそうです。しかし、お子さんが離乳食後期になると、ママお手製のおにぎりやおかずを食べてくれるように…! アンケートでは、子どもの現在の様子を交えながら、そんな離乳食期の苦労や思い出を振り返るエピソードも寄せられました。離乳食を始めて1ヶ月です。いまだにおかゆしかたべません(笑)。でも2人目なので、ただただかわいいです。 1人目は薄味を心がけ、白米に慣れさせたいなど、いろいろがんばってました。しかし4歳のいま、煎餅にソースをかけるわ、なんでもケチャップつけりゃおいしいって言うし…。白米なんて、味のりかふりかけがないと、文句言います。当時の苦労はなんだったんでしょう? 「もう好きなように食べてください」と思いますね。1人目のときは、一食毎にすべて手作りにし、本どおりにグラムを計り、消毒をして主食と副菜などとにかくがんばって作ってました! 2人目になると、そんな余裕はなくて初期はほぼベビーフード。手づかみ食べになったら、蒸しただけの野菜とかあげてました。いまは8歳と4歳ですが、2人とも健康だし味覚に差も感じません! だから少量しか食べない時期はがんばりすぎずに、ベビーフードでいろいろな味をあげて楽しむのもありだと思います。ちなみにいま3人目が離乳食始めたばかりですが、手作りよりダノンが好きみたいです…こうした体験談を見ると、ベビーフードも「いろんな味の経験」ぐらいの気持ちで試してみるのもいいかもしれません。■“食べる”ことの練習は始まったばかり離乳食期の子どもはまだ“食べる”ことの初心者。何を食べるのも未知の体験です。だからこそ、「食べない」理由が、そのまま“好き嫌い”や“ママが作ったから”などの理由でくくれるものではないような気がします。なきりエーコさんのお義母さんは「今は食べる練習してるんだもんね。慣れたらママの手作り食べるもんね~」と温かい言葉をかけてくれます。ママたちは、どうしても「手を抜く」ことに抵抗感を持ち、うまくできないと自分を責めてしまいます。でも「食べる練習中」という言葉は、そんな罪悪感を持つママの心を救い取ってくれる気がします。まだ“食べる”ことに慣れない子どもたちに、“食べる”楽しみを教えたい。そして“健康に育ちますように”とママたちの試行錯誤している様子が伝わってきた今回のアンケート。子どもが食べるか食べないかで、ママの気持ちも喜んだりがっかりしたりすることもあると思います。でも、まずは目の前の子どもを見て、元気で過ごしているのであれば、それが一番大切。ママも少し力を抜いて、子どもに寄り添いながら、食事の時間を楽しんでいけたらいいですよね。Q1.離乳食期に市販のベビーフードをあげることに抵抗がありましたか?回答数:339Q2. 離乳食について、ご意見やエピソードなどがあれば教えてください回答数:108アンケート集計期間:2018/9/21~9/25
2018年10月05日生後5、6カ月頃から始まる、離乳食。月齢が進むにつれて食べられる食材や量が増え、食のバリエーションも広がっていきますよね。でも同時に「必要な栄養を与えられているのだろうか」と悩むママも多くなってくるようです。そこで今回は「バランスのとれた離乳食期の食事」はどんな栄養素を意識すればいいのか、不足しがちな栄養素はなにかについて、小児栄養学の専門家・上田玲子先生にお話をうかがってきました。お話をうかがったのは…管理栄養士 上田玲子先生帝京科学大学こども学部幼児保育学科教授・学科長。小児栄養学、母性栄養学、栄養教育学、公衆栄養学などさまざまな栄養に関する学問を学び、栄養コーチングの手法を開発。食を通して子どもの幸せに関わりたいと活動している。■赤ちゃんの離乳食「栄養バランスの整った食事とは?」――息子の離乳食では、食材を増やしたり変えたりするタイミングがわからなくて、離乳食スタートから1カ月間ずっとおかゆばかりをあげていました。野菜など新しい食材はどのタイミングであげていけばよかったのでしょうか?上田玲子先生(以下、上田先生):離乳食がスタートするのって大体、生後6カ月くらいですよね。その最初の1週間くらいはもちろんおかゆで大丈夫。おかゆに慣れてきたな~と思ったら次の1週間はちょっと野菜を足してみるといいですね。そして、また1週間くらいして野菜にも慣れてきたと思ったら、今度はお豆腐を入れてみる。そんな感じで食べられる食材を少しずつ増やしていくといいでしょう。――慣れれば1週間くらいでお野菜やお豆腐などを足していって良かったんですね…! 1つの食材に慣れさせるためには1カ月くらい期間をあけたほうがいいのかと思っていました。上田先生:そんなことはないんですね。様子を見ながらであれば、1週間ごとに新しい食材にトライして問題ないですよ。それで7カ月以降になってからは、栄養バランスを意識しはじめるといいと思いますね。――栄養バランスですね…。よく「栄養バランスの整った食事」って聞くんですが、離乳食の場合、具体的にはどんな栄養素を含んだもののことをさしているのでしょうか?上田先生:そうですね。これは大きく分けて3つあります。1つめは、パンやごはんのようなエネルギー源となる炭水化物。これは体と脳を動かしてくれます。2つめは野菜やきのこ、果物といったビタミン・ミネラル源。これは体の調子を整えてくれます。そして3つめは、大豆やお肉、お魚、卵などのたんぱく質源。これは体をつくる材料になってくれます。――離乳食が始まったばかりの頃のおかゆは、エネルギー源の炭水化物。そこからビタミン・ミネラル源である野菜を少しずつ足していって、そのあとでお豆腐などのたんぱく質源を足していく…。少しずつ3つの栄養素がそろうようにしていけばいいんですね!上田先生:そうです。栄養バランスのことを考えたら、この3つを思い出せばいい。とてもシンプルなんですね。7カ月以降の離乳食をつくるときも、この3つの栄養素が入っているかを確認してみましょう。■離乳食の栄養バランス「1日ではなく1週間単位」で考える――でも先生…。毎日バランスの整った食事をつくるのがプレッシャーになるときもありそうなんですが(涙)。上田先生:もちろんそうですよね。私自身もそうでした。疲れたからおっぱいやミルクだけですませちゃう日だってありますよね。でも、それでも大丈夫。栄養は1日単位ではなく、1週間というスパンで考えればいいんですよ。今日は、バランスの整った食事をつくるのが面倒で、ごはんと納豆だけだった。だけど、次の日は野菜たっぷりのスープをつくった。そうやって調整していければ問題ありません。1週間という単位で見たときに、栄養が整っていればいいんですよ。――本当ですか? 1週間単位で考えればいいと言われると、だいぶプレッシャーがやわらぎます。つくれなかったときも罪悪感に必要以上にとらわれずにすみそうです!上田先生:そう。1日のなかの食事だけで落ち込む必要なんかないんですよ。1週間単位で考えて、体重が順調に増えていっていれば大丈夫なんですね。■赤ちゃんの離乳食「月齢別、不足しがちな栄養素」――月齢別に栄養面で注意したほうがいいことなどはありますか?上田先生:そうですね。生後5~6カ月頃、赤ちゃんは母乳やミルクから8~9割、離乳食からは1~2割の栄養をもらっています。この時期はおかゆがメインの離乳食となります。7~8カ月に入ってからは、先ほど説明したようにエネルギー源、ミネラル・ビタミン源、たんぱく質源といった3つの栄養素がバランスよくとれる食事にシフトしていく必要がありますね。そして9~11カ月目から意識してほしいのが、カルシウム不足と鉄分不足です。――カルシウム不足と鉄分不足…。上田先生:そうです。まずカルシウム不足について説明しますね。カルシウムは骨や歯の材料になったり、神経や筋肉の働きを調整したりと成長に欠かせないものです。母乳やミルクの時期は不足しませんが、1歳過ぎから幼児期に不足しやすいとされているので、食事から積極的にとるように意識していきましょう。手軽に摂取できる方法としては、1~2歳であれば牛乳を1日3~400ml、牛乳が苦手な場合は、スライスチーズやヨーグルトなどの乳製品をとりいれるといいですね。――カルシウム不足には乳製品。なんとなくイメージがわきやすいですね。牛乳が苦手な子はチーズですね。上田先生:そうです。それからもうひとつ注意してほしいのが鉄分不足。鉄分は、不足すると病気にかかりやすくなってしまう傾向があります。鉄分不足になっているかどうかは判断が難しいのですが、症状のひとつとして、発育・発達の遅れがあります。たいてい保育士さんなどが「ちょっと発達がおそいかな」と気づき、そこから貧血検査をして鉄分不足が判明するケースが多いようです。この場合、医師の指示により食事療法や鉄剤の服用等により、改善していくことになります。――そうなんですね…。発育・発達の遅れを感じたとしても「この子の個性だろうから」と見逃してしまうこともありそうですね。上田先生:鉄分不足は、鉄剤をとっていれば1カ月程度で改善されます。ただし、鉄分不足の状態がどれくらいの期間続いていたかによって、発育・発達に影響があるようです。例えば、貧血を発症して1カ月で鉄分不足が判明した場合と、発症して6カ月たってから判明した場合では、後者のほうが発育・発達への影響が大きいのです。特に、2歳未満の貧血はその発見が遅れるほど、成長後も心身に大きな影響を及ぼす可能性があるといわれています。――早くに見つけて、早くに対処することが大切なんですね…上田先生:そうなんです。だから生後5~6カ月の頃は、小さな鉄鍋で小松菜やほうれん草などの青菜をやわらかく煮たり、7~8カ月に入ったら赤身の肉や魚、9~11カ月からはレバーやかきなど、鉄分を豊富に含む食材を離乳食に活用して、常に補給することを習慣づけていきましょう。こうした食材をとり入れていくことで、鉄分不足は予防できます。不足しがちな栄養素を知っておくのと知らないのでは大きく違いますからね。子どもの離乳食は、エネルギー源、ビタミン・ミネラル源、たんぱく質源の3つをとり入れることを意識する、不足しがちな栄養素があることに注意するなどのお話をうかがったことで、シンプルながら大切な栄養素について知ることができました。上田先生のアドバイスを元に、正しい知識を持つことで栄養面から子どもの成長をサポートしていきたいですね。最終回となる次回は、栄養や量が足りているかどうかのチェック方法や、子どもが食べない理由は実は「かむ力」にあったなど、離乳食に疑問や不安をもつママに役立つお話を引き続き、ご紹介していきましょう。参考図書: 『マンガでわかる離乳食のお悩み解決BOOK』 (主婦の友社)監修/上田 玲子 イラスト/あらい ぴろよ 1,296円(税込) 子育て中に遭遇する離乳食の「どうしたらいいの?」にわかりやすくマンガで答える一冊。乳幼児栄養についての第一人者である上田玲子先生が監修し、ゆるかわ、ポップ系を得意とするイラストレーター・あらい ぴろよさんのイラストでママたちの素朴な疑問を解決してくれます。マニュアル通りにはいかない離乳食のリアルなモヤモヤ、不安にもあたたかく寄り添う、悩めるママの離乳食解決本。
2018年09月27日生後6カ月頃から増えるママのお悩みのひとつといえば、離乳食に関するものではないでしょうか? 「正しい与え方がわからない」といった疑問や「食べてくれない」といった不安など、離乳食を与えるたびにうろたえ、迷って悩むママは少なくありません。そこで今回は、小児栄養学の専門家として子どもの栄養に関する書籍を数々監修され、つい最近 『マンガでわかる離乳食のお悩み解決BOOK』 (主婦の友社)を出されたばかりの上田玲子先生に、子どもの離乳食についてうかがいました。お話をうかがったのは…管理栄養士 上田玲子先生帝京科学大学こども学部幼児保育学科教授・学科長。小児栄養学、母性栄養学、栄養教育学、公衆栄養学などさまざまな栄養に関する学問を学び、栄養コーチングの手法を開発。食を通して子どもの幸せに関わりたいと活動している。■赤ちゃんの離乳食「ママたちの“モヤモヤ”」がきっかけ離乳食のお悩みをシチュエーション別にまとめ、その対処法や心構えなどを教えてくれる『マンガでわかる離乳食のお悩み解決BOOK』。コミック形式で描かれている部分が多いので、文章を読むのが苦手な人もとても読みやすくなっています。本のなかでは、上田先生もキャラクターとして登場。赤ちゃんが言葉で伝えられないこと、離乳食における大切なポイントをママたちに寄り添いながら、やさしくわかりやすく伝えてくれています。――上田先生、よろしくお願いいたします。先生はこれまで子どもの栄養に関する本をたくさん監修されていらっしゃいますよね。今回、『マンガでわかる~』を監修することになったきっかけは?上田玲子先生(以下、上田先生):私は普段、管理栄養士としてお母さんたちから離乳食のお悩みを聞くことがあります。でも、私のような管理栄養士に相談するほどの深い悩みではないけれど、お母さんたちは離乳食について日々「モヤモヤすること」を抱えている。それが、出版社の担当者さんとのお話のなかで分かったんです。そうした「相談するほどではないけどモヤモヤ」といったお悩みに寄り添えるような本ができないか、ということでお話をいただきました。そもそも、お母さんたちがモヤモヤするのは、離乳食について知らないことが多いからだと思うんですね。離乳食期の栄養や赤ちゃんの行動の理由などについて、書籍にしろウェブメディアにしろ、伝えるものが意外と少ないと感じます。だから、そこを伝えられたらいいなと思ったんです。漫画家さんがとても優秀な方で、お話をわかりやすくするために私自身を本のなかに登場させてくれました(笑)。■赤ちゃんの離乳食「それが知りたかった!」あるあるお悩み事例――本書では「10倍がゆの定義って?」「離乳食ってどうやって進める?」「ひとさじってどのくらい?」「市販のおやつ量の目安は?」といったお悩みが紹介されていますよね。まさに「そうそう、それが知りたかった!」というママが多いと思います。上田先生:そうなんですね。なんとなくわかっているような気もするけれど、本当のところはどうなの? 正解かどうかわからない…というのが本音でしょう。「これで大丈夫」と自信を持って取り組めるママたちのほうが少ないのかもしれないですね。――本当にそうです。私の息子はもう離乳食期を終えていますが「なんとなく」でかけ抜けてしまったような気がしています。上田先生:そうなんですね。この時期、悩みすぎているお母さんもたくさんいらっしゃると思います。だからそこは「大丈夫」と言ってあげたいですね。1日ではなくて1週間、1カ月と長期的な視点でとらえてみると、少し気持ちに余裕が持てるかもしれないですね。――本のなかには大切な栄養素のお話もありますが、離乳食期の子どもたちの栄養を考えるうえで、特に知っておいてほしいことはなんでしょうか?上田先生:ママたちに知っておいてほしいのは、母乳だけで育てている赤ちゃんの鉄分、たんぱく質不足です。母乳にはさまざまな栄養素が含まれているのですが、初乳(生まれたばかりの赤ちゃんにあげるおっぱい)を100とすると、1年後の母乳のたんぱく質は50、鉄分は60くらいに減ってしまうんですね。減っていっていることに気づかず、母乳をあげているから栄養は大丈夫と過信していると、不足しがちな栄養素が確実に出てきます。だから、その分を離乳食で足していこう、というわけですね。母乳の栄養は、生後6カ月を過ぎてからは過信せず、足りない栄養素は離乳食からとれるようにシフトしていく意識、特に鉄分、たんぱく質が不足しがちになることを覚えておいてほしいですね。――大人でも栄養バランスに気づかう必要がありますが、赤ちゃんの場合、栄養が不足することでどんな影響を受けてしまうのでしょうか?上田先生:そうですね。特に、生後9カ月以降に鉄分が不足してしまうと「鉄欠乏性貧血」になる恐れがあります。つかまり立ちや言葉が少し遅れるといった特徴がありますが、見逃しやすいんですね。早めに発見できればすぐに遅れは取り戻せますから、意識して見守る必要があるでしょう。――子どものこれからの成長のためにも、これは知っておきたいですね。 ■赤ちゃんの離乳食「悩んだ分だけ子どもを理解」――離乳食作りって、やっと子育てのリズムがつかめてきたところで、また新たな壁が立ちふさがるというか…。正解がわからなくて「どうしたらいいの?」と、ひとりで悩んでしまっているお母さんも多いような気がしています。上田先生:子育てって本当に悩みがつきないです。離乳食は「食べること」で実際に目で見えるから、余計に気になって悩んでしまうママも多いのかもしれませんね。――先生にもお子さんがいらっしゃいますが、離乳食期はどんな感じだったのでしょう?上田先生:私も子どもの離乳食期には「今日は口から出した…」「今日は機嫌がいいから食べた!」とか一喜一憂した毎日を過ごしていました。感情の変化が激しいし、そのときはしんどかったです。でも、その毎日があったから、子どもを愛せるようになったんだと今なら思うんですね。どうやったらいいのかな、どうやったら受け入れてもらえるんだろうか…。そんなことを離乳食が始まって考えるようになって、子どものことを理解できるようになった気がしたんですね。もし、離乳食期にあれほど悩まなかったら、今はもっと冷たい親子関係だったかもしれません(笑)。――悩んだからこそ、子どもとの関係が深まったということでしょうか?上田先生:そうかもしれません。赤ちゃんは、おっぱいやミルクなら夢中で飲んでくれますよね。だから「私がいなきゃダメでしょ?」のような、上から目線だった(笑)。でも、離乳食になったら子どものことが宇宙人くらいにわからなくなった。食べなくて暴れて、私も意地になって怒ったりして、格闘しっぱなし。でも、このぶつかり合いがあったから、次の幼児期にうまくすべりこめたかなって思うんですね。試行錯誤して子どもが受け入れてくれたら、一緒になって喜んだり、おいしいねって笑いあったり。どんどん関係が深まっていきました。もし、子どもがなんでもひょいひょい食べてくれていたら、また違った親子関係だったと思います。一人ひとりの食の個性と向き合い、理解しようと務めることは並大抵のことじゃありません。でも、上田先生のお話から「離乳食でとことん悩むことは、親子の絆を深めていることと同じ」と気づきました。そう考えると「どうしたらいいんだろう」と悩むことも、ずっと前向きにとらえられるようになりますね。次回は、引き続き上田先生に、「バランスのとれた離乳食期の食事」はどんな栄養素を意識すればいいのか、不足しがちな栄養素はなにかについてうかがいます。参考図書: 『マンガでわかる離乳食のお悩み解決BOOK』 (主婦の友社)監修/上田 玲子 イラスト/あらい ぴろよ 1,296円(税込) 子育て中に遭遇する離乳食の「どうしたらいいの?」にわかりやすくマンガで答える一冊。乳幼児栄養についての第一人者である上田玲子先生が監修し、ゆるかわ、ポップ系を得意とするイラストレーター・あらい ぴろよさんのイラストでママたちの素朴な疑問を解決してくれます。マニュアル通りにはいかない離乳食のリアルなモヤモヤ、不安にもあたたかく寄り添う、悩めるママの離乳食解決本。
2018年09月23日家事や育児に忙しく、パパの食事と赤ちゃんの離乳食作りを負担に感じているママも多いのではないでしょうか。そんな方には、“取り分け離乳食”がオススメ! 大人のメニューと同じ食材を使ったり、調理途中のものを取り分けたりすれば、離乳食作りが楽になります。今回はお魚離乳食通販サービスのmogcookで見つけた取り分け離乳食レシピをご紹介します。大人用には調味料をプラスするだけ! 「魚とごぼうのコロッケ」お魚離乳食通販サービスのmogcookには、お魚を使ったさまざまな離乳食のレシピが掲載されています。その中から、取り分け離乳食の「魚とごぼうのコロッケ」をピックアップ! お肉の代わりにお魚を使った、ごぼうの風味を感じられるコロッケ。普段なかなか摂取しにくいごぼうも、コロッケの具と混ぜ込む事で無理なく繊維質が摂れます。ベビーはこの他に大根と人参の煮物、野菜スープや味噌汁などの汁ものをつけると栄養バランスが良くなります。【材料】(調理時間:約25分/完了期から)魚 10g(離乳食用)、80g(大人用)※このレシピに使われている魚は「わらさ」です。じゃがいも 大3個(約300g)ごぼう 1/2本玉ねぎ 1/2個無調整豆乳 大さじ3~4(じゃがいもの水分量により加える量を加減)オリーブオイル 大さじ1塩こしょう、ナツメグ少々(大人のみ)揚げ油 適量●衣の材料米粉 適量卵1個水 大さじ1〜2パン粉 適量■付け合わせ(大人)レタス・水菜・黄パプリカ・トマト・パセリ(離乳食)コーン・プチトマト・パセリ【作り方】1.大人用と離乳食用の魚は解凍し皮ごとほぐします。2.じゃがいもは皮ごと蒸すか電子レンジで加熱して柔らかくし、皮を剥いてマッシュ状にします。3.ごぼうはよく洗って細かく刻み、耐熱容器にごぼうとひたひたの水を入れラップをかけ、電子レンジで加熱しておきます。4.玉ねぎはみじん切りにして耐熱容器に入れラップをし、電子レンジで加熱しておきます。5.フライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、ごぼう、玉ねぎを加え炒めます。次に、ほぐした魚とじゃがいもを加え、無調整豆乳を入れて柔らかさを加減しながら混ぜます。ここで離乳食用60gを取り分けておきます。6.大人用は塩こしょうとナツメグを加え、味を調えます。7.離乳食用は食べやすいように小さめの団子状に形を整え、米粉、卵と水を混ぜた卵液、パン粉をつけ油で揚げます。8.大人用は形を俵型にし、米粉、卵と水を混ぜた卵液、パン粉をつけ油で揚げる。9.それぞれお皿にコロッケと付け合わせを盛りつけて出来上がり。岐阜で初開催! 『栗原友×藤岡操×mogcook 三重の魚を使った“大人も美味しい”離乳食教室』東京や大阪を中心に開催されてきたmogcookの人気イベント「“大人も美味しい”離乳食教室」が、2018年9月29日(土)に岐阜県で開催されることが決定しました。講師を務めるのは、2015年3月よりmogcookの監修をしている料理家の栗原友さん。mogcookのお魚を使ったオリジナル離乳食レシピ3品のデモンストレーションに加え、栄養士・藤岡操さんによる栄養解説トークもあり、離乳食のコツを分かりやすく学ぶことができます。イベント名にある通り、離乳食教室で紹介されるレシピは大人も美味しいと思えるものばかり! 取り分け離乳食の参考にもなること間違いナシです。離乳食の試食の他に、質問コーナーや特別価格での販売会、離乳食本へのサイン会など盛りだくさん。協賛企業からの豪華なお土産もついていますよ。岐阜近郊のママさん、ぜひ参加されてみてはいかがでしょう。【日時】2018年9月29日(土)午前の部10:00~11:45「初期~完了期までの基本レシピ」午後の部13:30~15:15「後期からの手づかみ食べ中心レシピ」※どちらの部に参加されるかお選びいただきます。※イベントは最大1時間45分です。早く終了する場合があります。【場所】なんカフェ(やすらき苑内)岐阜県羽島郡岐南町野中8丁目75【参加費】3,600円(お土産付き、お子様連れOK)【参考】mogcook
2018年09月11日仕事のモチベーションを保てない理由は、トラブルメーカーの同僚のせいかも…。あなたのモチベーションを下げる同僚には注意が必要です。そこで今回は、トラブルメーカーの代表的な行動をご紹介します。トラブルメーカーに要注意!出典:byBirth家族よりも長い時間を過ごす可能性もある、職場の同僚。そんな同僚は、あなたの良き理解者になることもあります。しかし、反対に仕事のモチベーションを下げる同僚がいることも忘れないで。そこで今回は、あなたの仕事のモチベーションに関わる同僚がトラブルメーカーであるか見極める方法をご紹介します。トラブルメーカーの代表的な行動を理解して、困った同僚とは距離を置きましょう。1. 口を開けば愚痴ばかり出典:byBirth上司の愚痴に、仕事への不満…。口を開けばマイナスな言葉ばかりの同僚は、あなたのモチベーションまで下げてしまうでしょう。そんな愚痴や不満にいちいち頷いていたら、あなたまでトラブルメーカーだとみなされてしまう可能性があります。もちろん、誰もが上司や仕事に対して愚痴や不満を抱えているでしょう。しかし、だからといって同僚を巻き込んでよいことにはなりません。トラブルメーカーは、マイナスな言葉を並べることでストレスを発散しているのかもしれませんが、一緒に働く身としては困ったものですよね…。トラブルメーカーは、たとえ初対面の人であっても愚痴や不満を漏らします。ときには、誰かひとりを悪者に仕立て上げるなんてこともあるのです。そんな同僚がいたら「私には分からないから」と迷わず席を外しましょう。極力関わらないようにするのが吉です。2. 責任を押し付ける出典:byBirth責任を押し付けるわりには、成功は自分のものにしようとする同僚はトラブルメーカーであると断定できます。そんな同僚と付き合い続けたら、そのうち必ずあなたにも良くないことがふりかかってくるはずです。余計なストレスを感じないためにも、トラブルメーカーを同僚とは思わずに“困った隣人”程度に思っておきましょう。本来、同僚というのは考えを共有したり、同じ目標に向かって一緒に走ったりできる関係であるべきです。ときには衝突することもあるかもしれませんが、そのことと責任を押し付けることは全くの別物です。それにしても人に責任を押し付けたり、成功を横取りするなんて、可哀想な人生ですよね。3. 頑張る人の足を引っ張る出典:byBirthトラブルメーカーは、頑張る人や一生懸命な人を放っておきません。確実に、足を引っ張るために近づくのです。そこで引っ張られるか、振りほどくことができるかはあなたにかかっているのです。職場というのは、ある種独特の社会です。学校のように自由ではないけれど、ある程度は力を抜くこともできます。そのため、頑張る人がいると自分まで頑張らなければいけないと不平不満を漏らすトラブルメーカーは、どうにかしてその人のやる気をそごうとするのです。子ども染みた考えだと驚く方もいるかもしれませんが、こういう人は意外とどこにでもいるものです。負のエネルギーは、とても大きなものです。あなたのモチベーションが下がる前に、負のエネルギーを感じずに済むところまで一気に駆け上がりたいものですね。4. 秘密を漏らす出典:byBirthトラブルを作り出すトラブルメーカーは、秘密を守るということができません。そのため、秘密を知ったら尾ひれをつけて情報を漏らす可能性が高いため、注意しなければなりません。あなたの秘密はあなた自身で管理し、トラブルメーカーが話すうわさ話には耳を貸さないことが賢明でしょう。もし、誰かのうわさを言いふらすトラブルメーカーの同僚に出くわしたら「それは、直接本人に確認してもいいの?」と返してやりましょう。だって、うわさ話を放っておいたら職場が良くない方向に進むことなんて目に見えているのだから。良き同僚に出会えますように出典:byBirth悲しいことに、トラブルメーカーによって退職や転職を考える方は少なくありません。人間関係の悩みというのは、仕事内容に対する悩みよりも大きな割合を占めているのです。トラブルメーカーの困った行動を注意したり、話し合いによって解決しようと試みたりしたところで、負のエネルギーを持ち過ぎている人に近づくとあなたまで毒される可能性があります。1番の対処法は、極力距離を置いて関わらないようにすることです。あなたが困ったトラブルメーカーの同僚に悩まされることなく、良き同僚に出会えますように。
2018年07月21日こんにちは。フリーママライターの横山かおりです。最近暑くなり手作りの離乳食を持ち歩くのは食中毒などの心配にがありますよね。かといってレトルトの離乳食を使用するのは抵抗があるかもしれません。そこで今回はレトルト離乳食との上手なつきあいかた や、私がレトルト離乳食をそこまで嫌厭していない理由についてお話します。レトルト離乳食との距離感レトルト離乳食に手を出しにくいという人は添加物の心配があるかと思うのですが、実は、しっかりと基準がなされた上で作られています。それを踏まえてわが家はレトルトの離乳食と適度な距離をとって、上手くつきあってきたつもりです。レトルトの離乳食は使用していましたが、使用「しすぎないように」もしていました。2人の育児中、わが家がよく使っていたのはお弁当タイプのレトルト離乳食。実際に使用していたのは以下のようなとき です。・外出するとき・パパに子どもたちを見ていてもらうとき・どうしても食事(離乳食)を作る気力や体力がなかったとき外に食事に行くとき、離乳食が置いてあるお店はかなり少ないですし、自分で離乳食を持参するのも面倒で…。レトルトの離乳食は野菜もタンパク質も必要な分がしっかり入っていましたし、子どもたちもよく食べたのでかなり助かっていました。でも注意したのは「レトルトばかりあげない」ということ 。「体に悪い」とか「添加物が気になる」という問題よりも、私の手作りの味をしっかり覚えて欲しかったからです。母の味=レトルトの味と勘違いされたら嫌だったし、レトルトに慣れて手作りのものを食べなくなってしまったら嫌だったのでレトルトは必要なときだけにしていました。しっかりパックされているので外出時も食中毒の心配がありません。疲れたときに無理して離乳食を作らなくても大丈夫。精神的に大きな余裕ができるので、レトルトの離乳食はママやパパをきっと助けてくれる存在になるはずです。レトルト離乳食の添加物が気になるママたちへレトルト離乳食は安全面がしっかり保障されています。添加物が気になっているママたちも、しっかり基準値内で管理されている と分かれば安心なのではないでしょうか?大切なわが子の体を作る食事。「体にいいものをあげたい。悪いものはあげたくない」と思うのは当たり前です。私もレトルト離乳食に含まれる添加物などが気になったので、調べたことがあります。多くのレトルト離乳食は「日本ベビーフード協議会」(ホームページはこちら)というところの基準にもとづいて作られているようです。塩分や残留農薬、食品添加物などもすべて管理されています。赤ちゃんが口にするものなので、レトルトでもこだわって作られています。ほとんどのレトルト離乳食は安全が保障されているので、個人的には「そこまでレトルトを嫌厭しなくても」という理由がこれでした。(もちろん考えかたは人それぞれですよ!)それでもわずかな添加物も気になる人には、オーガニックの離乳食 をオススメ します。多くのオーガニック離乳食はネット販売や自然食品を取り扱うお店で購入できます。最近では多くのお店から色々な種類のものが販売されているので、赤ちゃんの口にあうものを試してみるのもいいかもしれませんね。添加物を一切排除するのも難しいレトルトの食事や外食の食事を一切絶つと、新たな問題も出てくるようです。これは私のママ友の話なのですが、手作りにこだわった末に出てしまったアレルギーのお話 です。私の友人で、離乳食や幼児食にとてもこだわり、3歳頃まで手作り以外ほとんど与えていなかったママがいます。それはとても徹底していたので、私も尊敬の眼差しで見ていました。でもあるとき外出時にレストランで作られたものを与えてみたら、蕁麻疹のようなものが体中に出てしまったとのこと。色々試したり調べたりした結果、添加物に反応してしまったようなのです。生まれてから3年間一切添加物をとってこなかったため、体が添加物を拒否したのです。これが良いのか悪いのかは判断できませんが、ママ友は「大人になってから生きにくい体にしてしまった」とも言っていました。現在は少しずつ、外の食事にも慣れさせていっているようです。現代の食事はありとあらゆるところに添加物があふれています。もちろん不要な添加物は体に与えたくないですが、生き抜くためには気にしすぎないほうがいい のかな、とも思ってしまいます。----------以上、いかがでしたでしょうか?添加物などを気にしてレトルトの離乳食を使用していないママは多くいます。また「手作り」が誉められる世の中なので、レトルトに罪悪感を持ってしまうママも多くいます。手作り離乳食が苦になっていないのならいいのですが、たまに「食にこだわりすぎて疲れているママ」 も見かけます。離乳食がストレスになってしまうなら、少し縛りをゆるめて、心に余裕をもたせてみるのもいいのではないでしょうか。レトルトの離乳食もしっかり管理されています。レトルト離乳食をオススメしているわけではありませんが、困ったときの救世主にはなってくれる はずですよ。●ライター/横山かおり●モデル/赤松侑里
2018年07月19日こんにちは、ライターのホコリです。0歳児を子育て中のみなさん、離乳食の食べ具合はいかがでしょうか。今や食いしん坊2歳児の娘も、離乳食完全拒否! の時期がありました。そこで、今回はホコリ的離乳食拒否の乗り越え方を紹介したいと思います。料理が得意じゃないわたしにとって離乳食は結構なハードルだったので、本当は6ヶ月すぎてゆっくりスタートしようと思ってました。しかし、子育て初心者ゆえに「生後6ヶ月に5ヶ月用メニューからスタートしたら、7ヶ月になった時に市販の7ヶ月用のベビーフードが食べれない?」と頭の固いわたしはなぜかそう思ってしまったのです。今思えば、そんなことないんでしょうけれども…。なので、5ヶ月過ぎに産院で貰った離乳食の進め方表に律儀に倣ってやっていました。「なんだ、食べてくれるじゃないの!作り甲斐あるわ〜!」そう思ったのもつかの間…離乳食を始めて3週間が過ぎ、わりと順調かと思っていた離乳食タイムもやがて苦痛の時間になっていきました。スプーンを拒否!口に入れたと思ってもブーッ!と吹き返され、しまいには泣かれて終了!…心が折れます 。一生懸命作った離乳食のストック…ゴミ箱行き。今日は食べてくれるかも?!今日は!今日は…と思い続けて数日、わたしの心は完全に折れたのでした(涙)わたしはインスタグラムに育児絵日記や心境をアップしているので、「離乳食だめだー(泣) 」という投稿をしてみました。そうすると、「うちもです!」「上の子の時そうでした!」といったコメントをたくさんいただき、中には「1歳や2歳までほぼ母乳やミルクで育ったけど、今はよく食べるし元気です!」という声も。「確かに、食べない子は本当に食べないし、これは離乳食を用意しようとしまいと、結果同じなのでは…?」そう思ったわたしは離乳食休止を決心 しました。また、小児科を鼻風邪で受診したらちょうど離乳食の話になり、「5〜6ヶ月スタートでは早すぎるくらいなので、9ヶ月くらいから始めても大丈夫!」とお医者さんに言われ、(いろんな観点から諸説あると思いますが。)心が軽くなったのでした。考えてみたら、離乳食は栄養をとるためのものではなく、食べる(噛む・飲み込むなど)練習のためのものであり、食べなきゃ育たないわけではないんですよね。うちは結局9ヶ月まではほぼ母乳 、たまに気まぐれで果物を与えると手掴み食べしてました。そして9ヶ月、再スタート。メニューは5ヶ月の子と同じ10倍粥。と、手掴み用の柔らかく茹でた野菜!なんともちぐはぐな献立ですが、手掴みに興味があったのでよく食べてくれました。お粥も通常のペースよりだいぶ早く軟飯になっていきました。ここで心配になるのが、ちゃんと噛めているのか?水で流し込んでいるのでは? というところ。うちでは少し歯ごたえが残るかな、くらいに茹でた野菜やおやきを作って与えていました。2歳になった今もしっかり口を動かして食べています。うちは育児書には載っていない離乳食の進め方をしましたが、結果とても楽な道でした。離乳食食べなくっても、いずれ食べるようになるんです。ずっと母乳やミルクを飲んでいる子どもはいません。初めての育児はつい頭が固くなりがちで、周りの同月齢の子と比べがちですが、我が子と自分自身に合ったやり方があると思います。「うちの子、離乳食食べなくて…」「月齢が若いよその子は食べてるのに…」「せっかく用意したのに、悲しい…」なんてお悩みの方、一度思い切って離乳食お休みしてみてはいかがでしょうか?母親がやりやすい育て方も大事だと思います。●ライター/ホコリ
2018年07月09日コーヒーメーカーを購入しようと、あれこれ調べてみると「デロンギ」社製の商品が数多いことに気づかされます。日本でもよく目にするようになった同メーカー。どんなブランドか知っていますか?コーヒーメーカーではなくデロンギは薪ストーブからデロンギとは、イタリアのトレヴィーゾに本社を置く家電メーカー。その歴史は古く、創業は1902年。当初は薪ストーブとその部品などを受託生産する会社でした。その後、時代とともにブランドは進化していき、70年代には空調部品の下請け生産を、80年代にはメーカーへと転身し、現在のように様々な商品を展開するようになります。日本に進出したのは1993年。現在は世界30カ国以上で活動し、コーヒーマシンや調理家電、空調家電機器において世界有数のリーディングメーカー。国際的な競争力が強く、イタリアの国内市場売上よりも、諸外国での売り上げの方が多くなっています。コーヒーメーカー以外も統一!デロンギのデザインコレクションデロンギ社の家電といえば、デザイン性の高さを思い浮かべる人も少なくないでしょう。デザインにこだわるデロンギ社の商品の特徴を表すもののひとつに、デザインコレクションが上げられます。これは、エスプレッソメーカーと電気ケトル、ポップアップトースターなど、異なる家電同士を共通するデザインにすることによって、キッチンやリビングの統一感を演出できるというもの。50年代のイタリアをインスパイアした「アイコナコレクション」や滑らかな曲線と清潔感あふれるホワイトが特徴の「ブラン」など、様々なコレクションがあるから、せっかく購入するならそれらコレクションを揃えつつ…。パンフレットなどを参考にお部屋をDIYすると、スッキリ上手に模様替えができるかもしれませんよ。(文・団子坂ゆみ/考務店)
2018年06月06日無印良品が2017年の2月に発売した「豆から挽けるコーヒーメーカー」は、大きく話題となり、一時は予約待ちの人も現れるほどの人気となりました。「まだコーヒーメーカーが壊れたわけじゃないし…」と、心では思いつつも大のコーヒー党である私。評判を聞きつけ、ずっとこの商品が気になっていたんです。そしてついに最近決心をし、「豆から挽けるコーヒーメーカー」の購入に踏み切ることに。実際購入し利用してわかったことをまとめます。豆から挽ける=コスパがいいとは限らないそもそも、無印良品の「豆から挽けるコーヒーメーカー」を購入する前は、ネスレの「ネスプレッソ」シリーズを利用していました。飲みたいときに素早く淹れられるし、いつでも風味が変わらず、おいしくいただけるので満足度は高かったのですが、独自のコーヒーカプセルを購入できる場所が少なく、補充における使い勝手の悪さが気になっていたんです。1杯単価が安いとはいえ、大量にネスレのコーヒーカプセルを購入すると、すぐに数万円を超えてしまいます。そこで、買い替える決心をしたというわけです。豆からも粉からもコーヒ―を淹れることができるのが、この商品の特徴。ともなれば、せっかくなら豆から挽きたくなるというのが世の常人の常というもの。「どうせならおいしいコーヒー豆が良い」と思い立ち、コーヒー専門店でコーヒー豆を買って淹れていると、結果としてランニングコストがあまり抑えられていないことに気づきました。スーパーやホールセール等で安価に購入せず、豆にこだわってしまうと、結果割高になってしまいそうです。豆から挽ける=音は結構うるさいし挽けないこともとはいえ、実際豆から挽いてみるとコーヒーのよいアロマが部屋の中にただよい、リラックスムードを演出してくれる点は他には変えがたいものがあります。実際、挽いてみると音は結構大きめ。壁の薄い集合住宅などは、配慮が必要かもしれません。また、豆の粒の大きさにもよるのか、実際ミルの箇所に豆を入れ作ってみると、うす~い茶色のコーヒー水のようなコーヒーが出来上がっていることも。見て見ると、豆の粒が大きいからか、コーヒー豆の注ぎ口でミルに砕かれることなく、そのまま溜まったままの豆たちが…。ミル稼働は時間で動作の制御を行っているからか、挽き残りがあっても挽き直してくれたりはしません。ゆえに、入れてから挽き終わるまで、じっと眺めては、時々指でチョンチョンとして、コーヒー豆をミルに押し込んでいくという日々が続いております。ミルが挽き終わってから、水を煮沸し、そこから淹れていくので、コーヒーを淹れるのにかかる時間は大体4~5分といった印象。決して、長くはないけれど、以前利用していた「ネスプレッソ」シリーズと比べてしまうとどうしてもイライラすることも…。ゆっくりとしたコーヒータイムを楽しむ時間があり、習慣がある。そういう家庭にはおすすめしますが、私のようにバタバタとした毎日を過ごしている人にはストレスを感じることがあるかもしれません。以上、あくまでも私一個人の利用した感想でしたが、購入検討の参考まで。残念な点、新商品で解消してくれたらパーフェクトなんだけどなぁ…。(文・団子坂ゆみ/考務店)
2018年06月03日生後約5〜6ヶ月をすぎると、離乳食スタートの時期。こどもを産む前は、「赤ちゃんの食事」というと、離乳食をぐちゃぐちゃにして食べている姿がイメージされ、お母さんたちは本当に大変そうだなあと思っていました。けれど、実際自分の子が離乳食を始めると、一生懸命食べている姿は愛おしくて仕方ないもの。いろんな便利アイテムを使って少しでも負担を少なく、そして前もって知識をつけておくことでスムーズに、親子でより離乳食を楽しめたらHAPPYだなと思います!区の3〜4ヶ月検診で、離乳食講座を受講離乳食スタート前、まだ小さな体で色々なものを口にしていくと思うと、正直不安な気持ちもありました。なので、離乳食を始める2か月前くらいから一冊まるごと離乳食の本を買って、食材や調理法のことなどのリサーチを開始。また、私の地域ではちょうど3〜4か月検診で離乳食講座を開いていたので、参加することに。サンプルの離乳食を試食(親が)してみたり、絶対にやってはいけないことなどの注意事項もしっかりと覚えてきました。書籍や雑誌などで読む情報だけでなく、講座に聞いてイメージをつかむことができました。いつから始めたらいいの?また、厚生労働省の離乳食ガイドラインでは5〜6ヶ月をスタート期として推奨しているそう。我が家では、月齢だけでなく下記の5ポイントを踏まえて、スタート時期を決定。少し遅めの6ヶ月過ぎた頃に始めることにしました。①ひとりでおすわりができる!抱えたままの食事でもいいのですが、おすわりができる時期をスタートの目安とするという話を聞きました。②歯が生えてきた最初は噛むことはしませんが、歯が生えてくるのも、ひとつの目安。歯が生えると、ムズムズして噛み癖がついてしまったりで、お母さんたちの授乳も大変に…。③規則正しい生活になってきた夜中の頻回授乳が減り(または時間が決まり)、朝は起きて、夜は寝る、と生活リズムがついてきたら。④大人の食事に興味がありそう大人の食事している姿を興味深そうに見ていたり、モグモグと食べ物を食べる真似をしたりしてきます。赤ちゃんの「食べてみたいよ〜」のサインなのかもしれないですね♪⑤離乳食アイテムが揃ったら子どもの準備や成長はもちろんのこと、お母さんにとっても一大イベント。我が家では離乳食に使うアイテムを調べ、しっかりと準備をしてからスタートしました。用意しておくべきアイテムは、こんなものまず、どこで食べる?最初に、家のどこで食べさせるか?を考えました。座布団に座らせたり、抱っこして食べさせるという人も少なくないかと思いますが、我が家は元々あったスイングの背もたれを立てて、椅子として使用することに。ですが、スタートしてすぐ、体がフィットしないのか、立ち上がろうとしたり、後ろを向いてしまうなど危険なことが多々ありました。また、成長と共にどんどん動きたがるようになってきたので、以前から気になっていたトリップトラップのベビーセットを購入することに。ベビーセットをつけて、トリップトラップに座って食事することに。今のところ、座り心地が良いのかご機嫌で離乳食タイムを送ってくれています♪まだ歩き回る時期ではないですが、「食事のときはココに座る」という定位置を決めておくと行儀のためにも良さそう。トリップトラップは長く使えそうなので、思い切って買い換えて大正解でした!どんな格好で食べる?初めから離乳食を綺麗に食べられる赤ちゃんはいないので、スタイやエプロンは必須アイテム!布製スタイだと汚れたら洗濯しないといけないので、二回食、三回食になってくるとものすごい量ですよね。なので我が家ではシリコン製のお食事スタイを何枚か用意してます。受け皿がついてるので、たくさんこぼしてもスプーンですくってあげられます。ただ、シリコン製だとどうしても布製スタイよりフィット感が落ちるので、汁物だと首元に垂れてきてしまうことが。そういう時はマールマールなどの首元が詰まった布製スタイの上にシリコン製お食事エプロンをつけています。お洋服が汚れてしまうのは大変ですが、汚しながら美味しそうに食べる姿は今しか見られないとっておきです。何で食べる?我が家では、食べる量や成長に応じてトレイやカトラリーを買い足そうということに。最初は応募者全員サービスでもらえた小さな離乳食トレイなどあるものを使ってみて、量が増えてきたり、使い心地のよさそうなものを見つけたら都度買い足していくスタイルにしました。初めてベビー食器を買ったのは離乳食を始めて1ヶ月半頃。食べる量と品数が増えたことがきっかけでした。主食のお皿とおかずが2品入るお皿の2つを買い足して、離乳食を始めて4か月が経とうとする今、十分間に合っています。ですが、解凍に時間がかかったり、レンジ後の器が熱くて持てないから分けておきたいなどがあるので、もう2つくらいお皿を買い足してもいいかなと思っています。今気になっているのが、ファンファンの竹食器!ワンプレートになっていると、色んなおかずをバランスよく三角食べさせやすそうです。天然素材のぬくもりと、お手入れのしやすさなども良さそうです。どうやって作る?私の場合は自炊に慣れているので、野菜や鶏肉などはお鍋で茹でてすり鉢で潰すという古典的な方法で作っていますが、レンジで調理できる離乳食キットのようなものが一つあると便利そうです。また、ほぼ毎食出すおかゆですが、炊飯器で大人ご飯を炊くと同時に作れるカップが重宝します。我が家では週に3回くらい、おかゆや野菜をまとめて調理してフリージングしています。1週間分まとめて作っても良いのですが、大人用にポテトサラダやおひたしを作るのに合わせるなどして、効率よく食材のレパートリーを増やせるため、この頻度です。自分と赤ちゃんに合ったやり方を見つけて、限られた離乳食期間を楽しめますよう♪
2018年03月08日こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食初期、初めてのひとさじはおかゆから始め、その次にビタミンミネラルの野菜に進みました。さて、野菜を食べて1カ月ほど過ぎたら今度はたんぱく質を食べさせます。さて、何から始めればいいのでしょうか? たんぱく質ってなに?たんぱく質を多く含む食材たんぱく質を多く含む食材の代表は、豆製品、卵、鶏肉、豚肉、牛肉、乳製品などがあげられます。 たんぱく質の働きたんぱく質は、血、皮膚、髪の毛、爪、臓器などを作ってくれる大切な栄養素です。人間の体や歯の形成に欠かせません。 離乳食初期、まずはどんな食材から?さて、たんぱく質ですが、食べさせるときの注意点です。たんぱく質が多く含まれる食材の中には、アレルギー表示27品目に分類するものもあります。たんぱく質に限らずどの食材もそうですが、与えるときは小さじ1から始めてください。初めての食材を食べさせるときは体調に変化がないか見守ることも大切です。 まずは豆腐からスタートしよう!離乳食初期の最初の食材におすすめなのが豆腐。それも、なめらかな絹こし豆腐がいいでしょう。豆腐に慣れたら白身魚チャレンジです! そのほかの注意点は?赤ちゃんが食べる量5~6カ月ごろ(離乳食初期)の赤ちゃんの食べる量の目安は、豆腐なら30gを超えない程度、白身魚は赤ちゃん用スプーン1さじから10gを超えない程度、卵黄は耳かき1さじから卵黄1個を超えない程度です。最初は赤ちゃん用のスプーン1さじから(卵黄は耳かき1さじから)徐々に増やしていきましょう。※2021年1月7日 目安量を変更しました。 おすすめ調理方法5~6カ月ごろ(離乳食初期)は食材を裏ごしします。なめらかにしてだしや湯冷ましでのばし、食べやすくします。 加熱をしよう大人が生で食べられる食材も加熱しましょう。たとえば豆腐。大人は冷ややっこなどで温めず食べることもありますが、赤ちゃんは必ず加熱しましょう。また、魚の刺身を生で与えることも厳禁です。必ずよく加熱してから与えてくださいね 5~6カ月ごろ(離乳食初期)は、さまざまな食材と初めて出合う時期です。月齢に合ったさまざまな食材にチャレンジして離乳食を楽しんでくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2018年01月05日育児アプリなどの離乳食レシピでよく見かけるオートミール。欧米では一般的に親しまれている食材ですが、日本ではあまり馴染みがなく、とっつきにくい印象を持つ人もいるのでは?オートミールは栄養価が高く、調理が簡単なので、離乳食にぜひ取り入れたい食材です。「オートミールダイエット」と呼ばれるダイエット法も知られており、産後になかなか体重が戻らないママの食事にもぴったり。今回はそんなオートミールの魅力に触れつつ、おいしい食べ方や購入方法などを紹介します。そもそもオートミールって何?オートミールがどんな食材なのか、よく知らない人も多いと思います。日本であまり浸透していないせいか、スーパーで買い物していてもほとんど見かけませんよね。オートミールとはずばり、オーツ麦を食べやすく加工したもの。紙のように薄くて軽く、玄米に似た薄茶色をしています。グラノーラに使われているため、実は気づかないうちに食べている人もいるかもしれません。注目すべきは、オートミールが持つ高い栄養価。食物繊維、タンパク質、鉄分など、いずれも白米や玄米といった日本でお馴染みの穀物よりも豊富であることが知られています。とりわけ食物繊維の含有量についてはほかのどの穀物をもしのぎ、便秘で悩みがちな人にとっては魅力的な食材であること間違いなし。離乳食づくりをしているママとしても、栄養たっぷりのオートミールを赤ちゃんに食べさせてあげたいですね!産後ママのダイエットにもおすすめ!ハリウッド女優のアン・ハサウェイが実践して10キロ以上減量できたという「オートミールダイエット」。その方法は朝昼夕の毎食、あるいは1~2食の代わりにオートミールを食べるという、いわゆる置き換えダイエットです。オートミールは決して低カロリーの食材ではありませんが、ダイエットで重要視されるGI値が低く、さらに少量でも腹持ちが良いのが特長。実際にオートミールを朝食に食べると、私は昼の時間を過ぎてもほとんどお腹が空きません。空腹に耐えきれず間食が多い人や産後の体重を気にしている人は、離乳食だけでなく自身の食事にも取り入れてみては?簡単レンジで作れるオートミールの離乳食!オートミールは加熱することでおかゆのように柔らかくなり、とろみがつきます。鍋を使ってもいいですが、手っ取り早いのは電子レンジを使った調理。15gのオートミールなら水100mlを入れ、600Wで1分ほど加熱すれば柔らかくなります。水の代わりに牛乳や粉ミルクを使っても構いません。オートミール自体にはほとんど味がないので、カボチャやサツマイモ、果物のような甘い食材をトッピングすると食べやすくなります。赤ちゃんが好きなようであれば、ヨーグルトと合わせるのもおすすめ。朝食シリアルのイメージが強いオートミールですが、和洋中のさまざまな料理に利用できます。スープに入れたり、米の代わりに使ってリゾットにすれば、ママの本格的なランチメニューにもなりますよ!オートミールはどこで買える?オートミールは海外食品を多く扱っている「コストコ」や「業務スーパー」で買うことができます。見つけられない場合は「Amazon」や「楽天市場」などのネットショップが便利。有名どころはアメリカの「クエーカー」や国産メーカーの「日食」ですが、いくつか食べてみたところメーカーによって粒の大きさや食感が違うように感じました。いろいろ食べ比べして、自分好みのオートミールを見つけるのも良いかもしれません。魅力たっぷりのオートミール。今まで食わず嫌いしていた人はぜひ試してみてくださいね!<文・写真:フリーランス記者奥 汐紀>
2017年12月20日こんにちは。ママライターのましゅままです。母乳やミルクばかり飲んでいた赤ちゃんが、大人と同じごはんを食べるための練習となるのが、離乳食です。早くすすめてあげたい反面、メニューがマンネリしがちで、レシピのアイデアもなかなかわいてこないもの。今回は、お宅の離乳食レシピを離乳食の段階ごとにご紹介します。●①離乳食初期・人参がゆ10倍粥5g+にんじん5g・じゃがいもと玉ねぎ各5g・麦茶小さじ5程度こちらは離乳食開始12日目のメニューです。マンネリしがちなおかゆに、にんじんの色味を加えることで赤ちゃんも喜んでくれそう。じゃがいもと玉ねぎの組み合わせも、甘くて食いつきがよさそうですね。じゃがいものおかげで適度にとろみがつく ので、赤ちゃんもゴックンしやすそうです。・トマトがゆ35g(トマト5g+玉ねぎ5g+7倍がゆ25g)・ほうれん草の豆乳ポタージュ20g(ほうれんそう10g+じゃがいも5g+片栗粉少々)・にんじんの洋風煮10g(にんじん5g+野菜スープ5g+片栗粉少々)・白湯30mlこちらは離乳食開始34日目・2回食のレシピ。おかゆは7倍がゆとなり、少しずつ水分の少ないとろとろした状態のものを口にするようになります。すっぱくて、苦手な赤ちゃんも多いトマトも、玉ねぎの甘味とおかゆのとろみでマイルドになり食べやすく なっています。パサつきがちなほうれん草は、豆乳とじゃがいもでまろやかにしてあげることでゴックンしやすくなるようです。片栗粉の量が赤ちゃんの好みの決め手かも 。大人が飲むポタージュより、すこしモッタリさせてあげたほうがいいかもしれません。豆乳をはじめて口にする赤ちゃんは、大豆アレルギーの可能性もありますので、まず小さじ1から与えてあげてくださいね。またコンソメのイメージで、野菜のだしスープでにんじんを洋風煮にしてあげるのもいいアイデア。●②離乳食中期・チンゲンサイがゆ50g(チンゲンサイ10g+7倍がゆ40g)・しらすとかぼちゃ10g(しらす5g+かぼちゃん5g)・白菜のミルクスープ20g(白菜10g+粉ミルク+とろみ粉少々)・りんごペーストこちらは、離乳食開始50日目の2回食のメニューです。品数も増えて、少しずつ量や粒も増えてきました。離乳食初期からOKなチンゲンサイをおかゆに混ぜ込んで色どりも鮮やかに。葉野菜はほうれん草などに偏りがちなので、スーパーで安いときに取り入れるといいですね。豆腐や卵などのたんぱく質と相性がよく、効率よく栄養が吸収できる ようです。そのままでは少しクセがあるしらすも、かぼちゃの甘味ととろみで食べやすくしてあげるといいですね。粉ミルクも離乳食に活用できるので余ったものは積極的に取り入れて。さつまいものミルク煮が筆者の長女は大好物でした。・ブロッコリーがゆ70g(ブロッコリー5g+6倍がゆ60g+野菜スープ5g)・にんじんとほうれん草の白和え30g(豆腐20g+にんじん5g+ほうれん草5g)・かぶのささみあんかけ50g(かぶ10g+ささみ5g+昆布だし5g+片栗粉少々)こちらは離乳食開始72日目、2回食でもぐもぐ期への移行メニュー。野菜スープのうまみで、おかゆの風味もアップしますね。白和えは口当たりがいいので赤ちゃんから幼児までウケが良く、完了期以降の幼児食にも適しています。かぶのフルーティな甘味とささみのあんかけの相性はバッチリです。パサつきがちで赤ちゃんには飲みこみにくいササミも、とろみをつけてあげることで食べやすくなります。あんかけでもささみが食べにくいときは、ひき肉でカバーすればOK。●③離乳食後期・野菜と鶏肉のうどん100g(かぼちゃうどん60g+野菜ミックス15g+ネギ5g鶏むね肉5gわかめ少々ベビーフードの和風あんかけ15g)・鮭と小松菜のチーズ焼き25g(鮭10g+小松菜10g+チーズ5g)・さつまボール30g(さつまいも+牛乳+きなこを冷凍ストック)・にら玉10g(にら+卵白)・ヨーグルト45gこちらは離乳食開始107日目の、もぐもぐ期のメニューです。おうどんは赤ちゃんがだいすきなメニュー。とろみをつけてあげることで、具もおいしくいただくことができます。ベビーフードも上手に取り入れて いますね。鮭と小松菜のチーズ焼きは、ほんのり塩味がきいて小松菜のクセがやわらぎます。チーズが固くなるのが嫌がるようなら粉チーズを使っても◎。さつまボールは、おやつや手づかみ食べにもってこいですね。卵白にも挑戦しメニューの幅が広がっています。・野菜と高野豆腐のおやき(冷凍ストック)(玉ねぎ+じゃがいも+にんじん+高野豆腐+片栗粉)さつまいもとかぼちゃのおやき・かぼちゃのシチュー85g(かぼちゃ20g+スイートコーン10g+野菜ミックス20g豚肉10g牛乳10mlホワイトソース15ml)・レバープリン50g(ベビーフードのプリンの素+レバーペースト+水)こちらは離乳食開始120日目のメニュー。冷凍ストックやベビーフードをうまく活用しているメニューです。和風に偏りがちな離乳食メニューも、甘くて食べやすいシチューでマンネリ回避。なかなか取り入れづらいレバーをペーストでプリンにしてしまうアイディアには脱帽 しました。ぜひマネしたいです。●離乳食メニューは冷凍ストック、ベビーフードも活用----------いかがでしたか?離乳食は、赤ちゃんの気分や体調によっても食べる・食べない日が出てきます。せっかく力を入れて作ったものも残されてしまうとママも悲しくなってしまいますよね。3回食になると食べる量も増え手作りも追いつかなくなりますので、冷凍ストックやベビーフードもうまく活用して、乗り切っていきましょう。●ライター/ましゅまま
2017年11月28日最近の私の一番の悩みは、離乳食が思うように進まないこと…。我が子の“お食事椅子”が悩みのタネでした。最初は、出産前に購入したハイローチェアに座らせて離乳食を開始。しかし、背もたれに顔をうずめたり、肩ベルトを舐めたり、なかなか落ち着かないようで、一口食べさせるのが大変。友人にもらったバンボでも食べさせてみましたが、バンボは高さがないので、ダイニングテーブルを使用している我が家では、どうしても離乳食をあげにくい…。そんな時にファストの存在を知り、使ってみることにしました!ファストってどんな椅子?イタリアのベビーブランド、イングリッシーナのお食事椅子。テーブルの天板に装着するだけで、大人と同じ目線で食卓を囲むことができます。足つきのお食事椅子よりもコンパクトで、お手入れも簡単そう。そして、イタリアブランドなのでデザインやカラーがかわいい!実際に使ってみると、細部までいろいろな気遣いがされていることに気がつきました。①パパママと同じ目線が嬉しいはじめてファストに座らせたときは嫌がるかなぁと思いきや…、大人と同じ高さにいることが嬉しいのか、新鮮なのか、足をバタバタして楽しそう。一緒に食卓で座れるということがなにより嬉しいよう!また、ファストには背もたれがないので、こどもが横を向いてしまっても、スプーンをスムーズに口に持っていくことができました。大人もこどもと同じテーブルで食事の補助ができるので、とっても楽。子どもももちろん、パパやママにとっても同じテーブルで一緒にご飯を食べられるというのは嬉しいことでした。②お手入れをラクにする、細かな配慮椅子だけダイニングテーブルに装着して使うこともできますが、付属されている、小さな子用の専用トレーがとっても便利。ドリンクのホルダーが付いていたり、万が一食べこぼしや飲み物をこぼしたとしても、トレーの外には広がらない設計になっています。トレーに縁がついているとついていないのでは、食事後のお掃除の大変さが何倍にも違います。食後は、トレーのみ、さっと取り外しして洗えばお手入れ完了!そして娘も、このトレーがお気に入り。楽しそうにトレーを叩きながら、正面を向いていて座ってくれます。これから手掴み食べが始まったら、食後の掃除が大変になりそうですが、ファストならそのストレスも少なさそうです。また、ファストは宙に浮いているので床掃除がしやすいのも魅力。我が家には、足つきのお食事椅子よりもファストが合っているなぁと思いました。③立ち上がらず、すっぽりおすわり!最初はテーブルに取り付けるだけなので安定感が気になりましたが、しっかりとした作りで、テーブルに装着しても心配なし!また、ウエストベルトのバッグルを囲むように更にスナップ付きのベルトがあるので、装着後、子供の力では簡単に外すことができません。椅子自体が安定して座っていられるので、ベルトをしても嫌がることがありませんでした。椅子の上に立つこともできず、抜け出す心配もありません。④本体に収納袋つき!収納袋つきのベビーグッズはたくさんありますが、ファストはエコバッグの様な収納袋が、なんと本体に付いています。コンパクトに畳んだら、持ち運びにとってもスムーズ。収納袋の生地もしっかりしているので、中にファストが入っているとは思えない見た目!本体の重さは2㎏ほどしかなく、どこへでも気軽に持って行けるのがファストの魅力♪わざわざ他の袋に入れる必要がないので、収納袋が付いているのはとても便利でした。…どんなテーブルにでも使えるの?私は頻繁に実家に帰りますが、実家ではまだベビーチェアを用意していません。離乳食タイムは、母に娘を抱っこしてもらい、私が娘に食べさせる…という二人がかりの大仕事でした。そこでファストを持って早速実家へ。しかし、装着しようとしてショックな事実が判明…。実家のテーブルでは使用できなかったのです。テーブルの厚みが20~85㎜である、という条件には当てはまっていたのですが、テーブル下にフレームがあり、固定つまみが奥まで入らなかったのです。フレーム付きでもファストを傾ければ使用できる例もあるそうですが、実家のテーブルではNG。これは、完全に私のリサーチ不足でした。公式サイトでは、原寸大のファストの設計図と注意書きの「取り付けチェッカー」があるので、気になる方は先にチェックしてみると良いと思います!ファストで楽しい離乳食タイムを♪大人の食事時にもファストに座らせていると、隣で娘も口をモグモグしてご機嫌でいてくれます。15㎏、3歳になるくらいまで使えるファスト。娘も座り心地を気に入ったようなので、なかなか思うように進まない離乳食が少しでも楽しい時間になればいいなと期待しています♪
2017年07月10日「子どもの食事はだしの旨みや素材の甘さを生かして塩分控えめ!」。離乳食のときは真面目にそのおしえを徹底していたのに、幼児食になり、さらに大人と同じ食生活になってからは、塩分への意識が遠のいているわが家。もう一度襟を正して、塩分控えめの食生活を大切にしようと思い立ちました。だしと素材の旨みを生かす調理法に加え、さらなる減塩が目指せるおいしくてありがたい商品をみつけたので紹介します。5種の野菜味がおすすめ!永谷園「減塩ふりかけ」6歳と2歳の息子は、それぞれふりかけが大好き。特に2歳の息子はイヤイヤ期の真っ最中で、ふりかけをかけないとごはんを食べてくれない日もあります。おかずがあるので、ふりかけをかけると塩分が多くなり過ぎるのではないかと心配していました。そんなとき塩分25%カットのふりかけを発見!特に、ニンジン、キャベツ、ゴボウ、カボチャペースト、ホウレン草ペーストを使用した「5種の野菜」は子どもにぴったりです。他にも「すき焼き」と「梅じそ」の味があり、家族みんなで楽しめます。子ども専用しょうゆ!ホシサン「キッズかけしょうゆ」一般的な濃口しょうゆと比較して塩分40%カットした低塩、さらにビタミンB1などの栄養を強化したしょうゆです。パッケージがとてもかわいく、後ろには名前を記入できる部分もあって「ぼく専用」感が子どもにはとてもうれしいようです。自分でしょうゆをかけたがるので、このような子どもしょうゆは、サイズ的にも子どものモチベーション的にも非常に重宝しています。しょうゆがドバドバ出ず、少量ずつ出てくる工夫もポイントが高いです。大人も満足のコク!マルコメ「丸の内タニタ食堂の減塩みそ」毎日使うみそは塩分と素材に気をつけたい食材のひとつです。「減塩みそ」はタニタ食堂で使用しているみそで、だし無し、無添加の粒みそ。マルコメの標準品と比べて100gあたり20%の塩分をカットしているそうです。減塩なのに味がしっかりしているので、おみそ汁だけでなく、肉や魚の調理に使うとヘルシーな一品になりそうです。甘みとコクがあり、子どもも気に入っています。「減塩商品」は、味が薄かったり、パンチがないのかな?と思っていましたが、どの商品も旨みやコクがしっかりあって、「減塩」と感じさせないおいしさがあります。家族の健康のためにも、ぜひ一度試してみてください。永谷園 ホシサン マルコメ <文:フリーランス記者飯作紫乃>
2017年05月30日こんにちは、ママライターのましゅままです。離乳食期の赤ちゃんを育てているママさん。赤ちゃんとの外食へ行く際、赤ちゃんのご飯を外食先へ持ち込んでいる、という方は少なくないと思います。ママ側からすると、『お店には離乳食は置いていないし、赤ちゃんが食べられるものはないし、周りのママさんを見ても赤ちゃんの離乳食を持ち込んでる人をよく見かけます』(20代/男の子ママ)『外食のときくらい離乳食づくりをお休みしてレトルトを持ち込み、後片付けもサボりたい』(30代/女の子ママ)などの理由から、“お店に離乳食を持ち込むこと”が当たり前な風潮になっています。しかし、離乳食をお店に持ち込むことを“当たり前”と思わない方も多数いるのです。今回は、離乳食をお店に持ち込むことについての賛否意見をご紹介します。●離乳食をお店に持ち込むことについての賛否『わたしは非常識だと思います。まだ大人と同じごはんを食べられないような赤ちゃんを連れて、お店にわざわざ離乳食を持ち込んでまで外食したいのか?なんて思ってしまいます。お子様ランチがあるお店はお子様OKなんでしょうが、離乳食メニューのないお店は赤ちゃんの食事は基本的にNGなのでは? 』(20代/会社員)『わたしは、離乳食のドロドロした見た目や匂いが苦手です。お店に入って赤ちゃんに離乳食をあげている人を見るといい気持ちにはなりません 。お店の人は何も言わないのかなあ、と思います』(10代/学生)『場所を選び、きちんとお店の人に断りを入れればOKじゃないでしょうか。親だってたまには外食したいですよね。いつも家でピリピリしながら食事するより、少しでも楽できるなら。わたしは持ち込んだ際はゴミは必ず持って帰りますよ。ただ、高級レストランはたとえあらかじめ断りを入れたとしてもナシかなあ ……子連れ歓迎な個室のお店ならまだ良いと思います。フードコートでよくレトルトの離乳食をあげているママを見かけますが、フードコートならギリギリOK、かな……』(20代/2児ママ)『わたしは離乳食の持ち込みは抵抗があるのでしません。でも外食はしたいので、家で子どもたちのご飯をすませてから出かけ、デザートを一緒に食べるようにしています。あるいは、和食屋さんやおうどん屋さんなら取り分けができるので、器をいただき、つぶして子どもに与えることもあります。大人と同じご飯が食べられるようになっても2歳くらいまでは落ち着いて食べられないので、家ですませて親が外食する 、というのがわが家の一番楽な外食テクニックでした』(30代/2児ママ)●離乳食を持ち込む際はマナーを守っていかがでしたか?筆者も第1子の離乳食期は、あまり周りが見えておらず、息抜きのためにあえて外食をして子どもにレトルト離乳食をあげることがありました。しかし、いろいろな意見があることに気づき、現在第2子が離乳食期ですが、なるべく子どもに取り分けできるメニューを選ぶようにして、極力離乳食を持ち込むことを控えています。小さい子を連れての外食は何かと制限がかかってしまうのが現実ですが、これも子どもが幼児期のころ限定のことですね。良識あるママになるため、離乳食期の赤ちゃんを連れ外食する際は、十分マナーを守って食事を楽しみたいですね。●ライター/ましゅまま(ママライター)●モデル/藤本順子(風悟くん)
2017年02月27日離乳食をスタートさせるタイミングや、どの時期に何を食べさせたら良いのか、ママは悩みますよね。赤ちゃんの離乳食は早いと5ヶ月からスタートさせることが出来ます。ですがそのタイミングが分からない、というママも多いかもしれません。個人によってスタートの時期は異なりますが、大まかな流れや理解しておきたい点を紹介します。離乳食の役割離乳食はなぜ必要なのか知っておきましょう。一般的に『飲む』ことから『食べる』ことへ移行する期間のことを離乳期と言います。この離乳期に食べるもののことを、私たちは離乳食と呼んでいます。赤ちゃんの機能の発達によって不足してしまいがちな栄養分を補充していく役割の他に、『噛む』『飲み込む』といった機能の発達を促す目的もあります。さまざまな味、舌触り、食感を覚えていくことで、赤ちゃんの食生活の基盤を作り出すことにもなっていくでしょう。このように、離乳食はさまざまな役割を担っています。ただ食べさせたら良いというのではなく、食べる楽しさや、味の美味しさ、好きな味、苦手な味を赤ちゃんも学んでいく必要があります。無理をせず赤ちゃんのペースに合わせて進めていくことが大事なのです。知っておこう!離乳食の時期と月齢区分離乳食の時期や、月齢ごとの特徴、どのような食事をする必要があるのかを詳しく紹介していきます。離乳食準備期生後5ヶ月、そろそろ離乳食を始めてみようかと考えている方は、始める前の準備も忘れずに。離乳食を始める前に、赤ちゃんがその状態に来ているのかをチェックしていきましょう。まずはフルーツの果汁や麦茶といった液体をスプーンで1杯与えてみることから始めてください。母乳やミルク以外の味に少しずつ慣れさせていく必要があるためです。量や味を除々に味を調整していきましょう。また適した時期になると、パパやママの食事を見つめたり、よだれを垂らしながら口を動かすような仕草が見られます。これは離乳食スタートOKの合図です。離乳食初期離乳食をスタートさせてすぐの時期が初期です。目安としては生後5〜6ヶ月です。最初は液体から始めていきます。この時期では、舌から送った食べ物を飲み込めるようになります。噛まずに飲むことができるどろっとした食事を進めていきましょう。調味料もダシ以外は使用しないようにしましょう。ポタージュやおかゆ、フルーツを絞ったジュースなどがおすすめです。離乳食中期離乳食中期は7〜8ヶ月を目安としています。舌の動きが徐々に活発になる時期です。上顎と舌で食べ物を潰すということを覚え始めます。そのため、初期と比べ少し硬めのものも食べられるようになります。豆腐くらいの固さのものを意識して離乳食を続けるようにしましょう。鳥のひき肉や赤身の魚も食べられるようになるので、食事のメニューも広がります。調味料も使うことは出来ますが、基本的に使用しないほうが良いです。離乳食後期9〜11ヶ月のことを離乳食後期と一般的に呼びます。この頃は食べ物を歯茎で噛み潰すことができる時期と言われています。豆腐よりも固いもの、バナナくらいの固さがベストです。またこの時期から手づかみ食べが見られます。赤ちゃんが食事に意欲的になるのは良いことです。野菜スティックやホットケーキ、柔らかめのご飯などが良いです。大人の食事からも取り分けできる時期に入ってきています。離乳食完了期完了期は11〜15ヶ月の時期と言われています。歯が生えてきて、食事が意欲的になる時期です。固さとしては肉団子くらいのものがベストで、大人と同じような食事をすることが出来ます。ただし薄味を忘れずに。色々な味に挑戦して、好き嫌いしないように食事を工夫してみるのも良いでしょう。離乳食の時期とポイント離乳食を始める際にはタイミングが難しく、いざ初めて見ても赤ちゃんが食べてくれないと悩む方も多いです。そんなときは離乳食のステップと赤ちゃん自身のステップが一致していない場合が多いです。味付けや、赤ちゃんの様子に注意しながら食事を考えるようにしましょう。また人より遅いからと言って気にする必要はありません。赤ちゃんにも個性があり、個人差があります。5ヶ月を過ぎてまだ離乳食が始められなくても恥ずかしいことではありません。毎日の様子を見ながら少しずつミルク以外の味に慣れさせることから初めてみましょう。また離乳食を進める上で、排泄を様子をチェックするのも大事です。特に赤ちゃんはまだ消化機能が弱く、未発達ですから、うんちをよくチェックしておきましょう。
2017年02月14日こんにちは、姉妹を育てるママライターのましゅままです。現在、筆者の末の娘は離乳食期です。5か月半ばで離乳食を開始し、離乳食中期にさしかかって離乳食にもだいぶ慣れ、先日つかみ食べにも挑戦し始めました。日ごろは上の子の幼児食から取り分けて簡単な離乳食にしてしまうことが多いですが、離乳食のストックが切れてしまったときや、食事の内容に変化が欲しいとき、実家にお世話になるときなどに非常に重宝しているのが、市販のレトルト離乳食。“レトルト”というと何だか赤ちゃんに与えるのは抵抗があるような響きですが、売っているものの中身をきちんと見てみると実に優秀なものばかり。忙しいママには大変助かる代物なので、困ったときはぜひ活用することをオススメします。今回は、レトルト離乳食が販売されている主な場所と、おすすめ離乳食をご紹介します。●レトルト離乳食の売っている場所レトルト離乳食は、全国のドラッグストアや大型スーパーのベビーコーナーに置かれています。とくに赤ちゃん本舗やベビザらスなどは品揃えが豊富です。また、百貨店のベビー休憩室でも売られていることがあり、現地調達も可能なので大変便利です。24時間営業のスーパーでも置いてあることがあるので、翌日の朝の離乳食がないことに気づき夜中に調達しに行ったことがあります。●おすすめレトルト離乳食4選●(1)キューピー/北海道産コーン(裏ごし)5か月から使えるコーンの裏ごしの瓶詰め。家庭では扱いづらいコーンの裏ごしを簡単に与えることができます。キューピーの瓶詰めシリーズは、1度開封してもキャップを閉めてそのままの容器で冷蔵庫に保存できるため、少量しか食べない時期は非常に便利 です。『野菜スープやコンソメで伸ばしてコーンスープにアレンジもできますし、蒸しパンやホットケーキなどにそのまま入れてコーンの甘みを生かしたおやつにもアレンジしてます』(30代/女の子ママ)●(2)キューピー/ハッピーレシピ(鶏レバーのトマト煮込み)鶏レバーを食べやすく野菜のうまみで煮込んだおかず離乳食です。鉄分や亜鉛など栄養たっぷりのレバーですが、赤ちゃん用に鶏レバーを扱うのは臭みをとるのが大変で手間がかかります。しかし、このレトルト離乳食なら手軽においしく食べさせることができます。『袋詰めなので器に開けて食べさせます。じゃがいもと片栗粉を加えて混ぜて焼けば、赤ちゃんがつかみ食べで楽しく食べられるお手軽なレバー入りおやき にして、上の子と一緒に食べさせることもできます』(20代/男の子2児ママ)●(3)和光堂/栄養マルシェ(鮭のホワイトシチュー弁当)栄養マルシェシリーズは、スプーン付きで外出先の離乳食にピッタリのお弁当タイプの離乳食。器ごと電子レンジで温めることもできます 。その中でも『鮭のホワイトシチュー弁当』は、“まぐろと野菜の炊き込みごはん”と“鮭のホワイトシチュー”の和風と洋風のセットになっていてオススメ。離乳食メニューは和風食が多いので、洋風のホワイトシチューは赤ちゃんも新鮮に感じてくれるかもしれません!『外出先で、離乳食を与えるときはこのシリーズと決めてます。ホワイトソースは家で赤ちゃん仕様に作るのは大変なので、助かります。上の子はこのシリーズが大好きで家でも与えていたほど。手作りより味付けが濃いめかな?と思うときもありますが、食材のうま味やコクを生かした自然な味付けだと思うので、そこまで気にしてません』(30代/女の子2児ママ)●(4)BabyOrgente/冬瓜&モロヘイヤスープとことん離乳食の素材にこだわるママにおすすめなのがこちらのシリーズの離乳食。有機無農薬の野菜と天然だしだけの味付けで無添加にこだわった離乳食メニュー 。原材料は、シンプルにモロヘイヤ、冬瓜、椎茸だし、昆布だしのみ。レトルト離乳食では珍しい、離乳食初期から後期まで使えるシリーズです。一食分540円と大人の食事並に高価ですが、それだけの価値が凝縮されています。赤ちゃんの味覚をしっかり培えるレトルト離乳食です。『試食してみると本格的なだしの味にびっくり。子どもは味覚が敏感なのでベビーフードもこだわったほうが良いかな、と。手作りに疲れたときはこのベビーフードなら安心して頼れます』(20代/女の子ママ)●レトルト離乳食を買って与えることも、愛情のひとついかがでしたか?ごくまれに、「レトルト離乳食は悪だ」というような考え方を持つ方もいますが、レトルト離乳食は子育てママの強い味方。離乳食を手作りすることは素晴らしいですが、夏場は汁気の多い離乳食は傷みやすく、安全性で見ると殺菌されたレトルト離乳食の方が安全ということもあります。また、手作りでは栄養や使う食材に頭を悩ませるものですが、市販のレトルト離乳食だと気軽にさまざまな栄養・食材のものを選ぶことができます。赤ちゃんの成長を願う上で、レトルト離乳食を選ぶことは決して“手抜き”の悪い行為ではなく、愛情のこもった選択 であると言えます。月齢に合った形状、味付け、食材を正しく与えることのできるレトルト離乳食。手作りの参考にもなりますし、ママもぜひ味見してみてくださいね。●ライター/ましゅまま(ママライター)●モデル/杉村智子(まさとくん)
2017年02月13日