今月の人。Illustration:Hidemi Ito作家・マンガ家小林エリカさん1978年、東京都生まれ。2014年、長編小説『マダム・キュリーと朝食を』(集英社刊)で第27回三島由紀夫賞候補、第151回芥川龍之介賞候補。その他の著書に、アンネ・フランクと実父の日記をモチーフにしたノンフィクション『親愛なるキティーたちへ』(リトルモア刊)、作品集『忘れられないの』(青土社刊)、“放射能”の歴史をめぐるコミック『光の子ども1、2』(リトルモア刊)、短編小説集『彼女は鏡の中を覗きこむ』(集英社刊)など。主な展覧会は個展に『野鳥の森1F』(2019、Yutaka Kikutake Gallery、東京)、グループ展に『更級日記考—女性たちの、想像の部屋』(2019年4月6日~7月15日、市原湖畔美術館、千葉)、『六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声』(2016年、森美術館、東京)など。2019年8月28日~11月11日に東京・国立新美術館にて開催予定の6人のグループ展『話しているのは誰?現代美術に潜む文学』に参加。2019年9月5日よりロンドン、Yamamoto Keiko Rochaixにて個展『父たちの冒険 Adventures of fathers』開催予定。種というミクロな世界が広大な世界につながる感動親子ともに大好きな絵本『わたしたちのたねまき―たねをめぐる いのちたちのおはなし―』作:キャスリン・O・ガルブレイス絵:ウェンディ・アンダスン・ハルパリン訳:梨木香歩¥1600/のら書店強い風はさまざまな植物の種を遠くへ飛ばします。太陽の光は植物のさやを温め、乾かし、種を弾け飛ばします。雨つぶは種を別の場所へと洗い流していきます。太陽、風、雨、川の流れ、鳥、動物、そして人間……私たちはともに広くて大きな庭にたくさんの種をまいてきました。繰り返し、繰り返し、命がつながり、地球という大きな庭が作られていく様子を描いた美しい絵本。翻訳を手がけた作家の梨木香歩さんによるあとがきも必読です。「アスファルトの道路の隅に咲いている花とか、人間が植えたはずのない植物があちこちから生えているのはなぜなのか。本当にさまざまな方法で種まきが繰り返されてきたことに気づいた瞬間、自分の今いる“ここ”と、ずっと遠くにあった植物の生がつながっていることを実感して、とても感動しました。絵もすごく丁寧で繊細で、ちょっとマンガ調にコマ割りされているのも素敵。これからの名作になっていく、読み継がれる絵本だと思います」目の前にある日常の中での気づき抒情と科学のバランスに惹かれるマンガ、小説、アート活動など、ジャンルの枠を軽々と超えて、自由な表現活動を続けている小林エリカさん。小説『マダム・キュリーと朝食を』で放射性物質を研究したキュリー夫人を扱い、コミック作品『光の子ども』では放射能と人類の関わりの歴史を描くなど、科学的なものを大切なテーマのひとつにしている彼女が、今、3歳の娘とともに夢中になっている絵本が『わたしたちのたねまき ‐たねをめぐる いのちたちのおはなし‐』だ。「最初は図書館の新入荷で手に取ったんです。読んでみたら、本当にすばらしい内容だったので、即、買って。あまりにもいいから『みんな読んで!』みたいな感じで、まわりの人にもどんどんプレゼントしています(笑)」したたかに子孫を増やすべく、より遠く、条件のいい場所へ向かうための工夫がギュッとつまっている植物の小さな種。植物も、私たち人間を含む動物も、互いに協力し合いながら、この地球という生命体を作っていることに気づかせてくれる絵本である。「そういえば、子どもの頃、オナモミの果実がいつの間にか服についていたなぁとか、懐かしい記憶もよみがえってきて。娘は2歳のはじめの頃、言葉もあんまり分からないうちから、この絵本が大好きでした。ウサギがピョンと跳んでいく場面を楽しんだり、外でどんぐりを見ると『リスがうめていったのかなぁ』と言ったり。ちょっと年齢が上がると、オウゴンヒワが出てくるページで “ピーチクリー!パーチクリー!” という鳴き声のフレーズを繰り返すようになったりして。ディテールをどんどん読み込んでいける本ですね。Illustration:Kashiwai描かれている植物や動物の絵も、すごく正確なんだけど、単に写実的というわけじゃない。科学的であると同時に、ドラマティックで抒情的でもあるんです。ワクワクするような楽しさと、科学的な正確さの絶妙なバランス。抒情と科学!そういうのが私、好きなんだなぁと、絵本が気づかせてくれました。やっぱり、どこかに分析的な目がないと、日常も流れちゃうから。そのバランスが大事なのかもしれないですね」これが大好き!というピュアな想いこそが胸を打つシャーロック・ホームズ研究家として知られた精神科医、小林司氏を父に、同じくシャーロキアン(シャーロック・ホームズの熱狂的なファン)として、東山あかねという筆名で活動していた母を両親にもつ小林さん。シャーロック・ホームズ関連の共著や翻訳本を数十冊も刊行する両親と4人姉妹が暮らす家の中は、まさに本の山。本棚だけではおさまりきらず、階段やテーブルにまで本がうずたかく積まれていた。「父と母が本好きだったから、家族全員、本がない生活は考えられないというか。本にかこまれて育ちました。もうあらゆるジャンルの本が何の分けへだてもなく、それこそポルノ雑誌も転がっているみたいな状況で(笑)。私は4人姉妹の末っ子で、長女の姉とは18歳、3番目の姉とも12歳離れていたので、姉たちの本もたくさんあって。私が幼い頃から、姉たちそれぞれが好きな本を勧めてくれて、絵本を読んでくれるという環境でした。両親から『こういう本を読みなさい』と言われたことは特になかったですね。二人とも大人なのに、それこそ『ひとまねこざる』シリーズのジョージみたいに、好奇心のおもむくままに生きていて、常に自分たち自身がおもしろいことを学んでいるっていう感じでしたから。あ、でも、シャーロック・ホームズだけは子どもたち全員、強制的に読まされていました。バイブル的に。だから私、“練馬区ヴィクトリア朝育ち” って言っているんです(笑)」「自分はこれが大好き!」という情熱は、純粋でエネルギーが強いぶん、他の人に伝わりやすい。小林さんの両親は、本のおもしろさを教育の一環として子どもに教えるというより、本を通して自分たちが感じる幸せを全身で体現している人たちだった。子どもの頃に読んだ絵本が今の自分を形成してくれた「科学にしても、好奇心や探求心にしても、『世界を知るって、こんなにも楽しくて、エキサイティングなんだ!』っていうことを、子どもの頃に読んだ絵本に教えてもらっていたんだと、最近気づきました。こざるのジョージの『失敗を恐れなくていい』っていう気持ちとか、かこさとしさんの科学的なことをベースにした絵本の楽しさとか、小さい頃に読んだものがいまだに深く根づいていて、今の自分を形作っているんだと思います」小林さんが作家になりたいと思ったのは、もう少し大きくなってから『アンネの日記』を読んだことがきっかけ。子ども時代に出会った本は、ときに後の人生を左右するほどの影響力を持つこともある。「そこまで自分に深い影響を与えてくれていた存在が実際には会ったこともない他人だった。しかも、すでに亡くなっている人だったりするわけで。そういう人たちが私の人生を変えてくれていると思ったら、胸を打たれて、泣けてきました。と同時に、子育てもすごく気が楽になったというか。なにも血縁とか家族だけが子どもに影響を与えるわけじゃない。私にとっては、本から受けた影響も、家族から受けたそれと同じくらいある。親だからって『自分だけががんばらなきゃ!』と気負う必要はないのかなって。世の中には、すばらしい本がいっぱいあるんだと思うと、それだけでなんだか安心します」小林さんの両親が、何より自分たち自身が好きな本に夢中になっていたように、母となった小林さんもまた、今は再び絵本の魅力にとりつかれている。「とにかく自分が読みたい!っていう(笑)。子どもがいなかったときは、読書といえば、自分の好きな本しか選んでこなかったんです。でも、子どもは、どんな絵柄が好きかも、どういう話が好きかも分からないから、はじめの頃は、それこそ図書館に行って、片っぱしから借りるというのをやっていて。最近だと子どもも大きくなったので、本人が持ってくる絵本はそのまま借りますし。ロングセラーだけじゃなく、新しく出版されたおもしろい絵本に出会えることも多いから、自分が楽しくて、絵本をいっぱい買っちゃっています(笑)。自分だけが読むなら選ばなかったような絵本も、読んでみたら、すごくおもしろくて、子どもも大喜びしたりする。思いもよらなかったおもしろさを発見できるのが、すごく新鮮!子育てを機に、新しい絵本をいっぱい読めることが、今、嬉しくてしょうがないです」【小林エリカさん、これもオススメ】「虫が好き!」という愛情が力強い絵と言葉からあふれている『てんてんむし』作・絵:あべ弘士¥1400/童心社体に丸いテンテンのある虫、しましまの虫、ハートやダイヤ、スペードなどのトランプ模様、三角、ひし形、漢字、アルファベット、さらには人の顔に見える模様まで……不思議な虫たちが大集合!虫は体にさまざまな模様を持っています。虫の模様はすなわち “虫の言葉” 。虫はこの言葉を使って、ずっと昔から私たちに話しかけてきたのです。虫好きな子はもちろん、それまで虫に興味がなかった子も、きっと虫が大好きになってしまう一冊。「あべ弘士さんが描く虫の絵は、ラフに見えて、繊細に正確に描かれているところがいいですね。虫を見つめる視線が優しくて、虫へのあふれんばかりの愛情が伝わってきます。うちの子は特に、人の顔に見える模様のページがお気に入り。『かわいいね』とか『こわいね』ってちっちゃく書いてあるところも好き。絵だけでなく、色や図形にこだわって読んだり、虫の名前に注目したり、年齢によって読み方が変わってくる楽しさもあります」素敵な絵とともに詩を味わう絵本を開くたびに優しい気持ちに『くまさん』絵:手島圭三郎文:藤村久和¥1500/絵本塾出版自然に口ずさみたくなる、まど・みちおさんの優しい詩に、ましませつこさんが心をこめて描いた絵。「はるがきてめがさめてくまさんぼんやりかんがえたさいているのはたんぽぽだがええとぼくはだれだっけだれだっけ……」春の暖かさに誘われて、冬ごもりの穴から出てきたこぐま。まだ覚めない頭で「ぼくはだれだっけ」と考えますが……。草木が芽吹く春の喜び、こぐまの生きている嬉しさが伝わってきます。「私が出産したとき、ましませつこさんとお友達のアーティストの山田愛子さんがプレゼントしてくださった絵本です。『くまさん』は小学校の教科書にも載っている有名な詩ですが、こうしてページごとに一語一語、味わいながらじっくり読んでいくと、一語一語に新しい発見がある。詩だけサラッと読むのとは、また全然違う読み方ができるんです。ゆったりしたテンポと、かわいい絵のバランスも絶妙。読み聞かせにもすごくおすすめです」好奇心を恐れない気持ちは幼い頃ジョージに出会ったおかげ『ひとまねこざるびょういんへいく』文:マーガレット・レイ絵:H.A.レイ訳:光吉夏弥大型絵本版¥1400/岩波書店※この本には2種類の判型があり、岩波の子どもの本版は¥800ですパズルのかけらをキャンディと間違えて飲み込んでしまったこざるのジョージは、具合が悪くなり、さあ大変!病院でレントゲン写真を撮ったジョージは、急きょ入院することに。無事、手術でかけらを取り出してもらったら、すっかり元気になって、たくさんいたずらをします。ジョージのいたずらが、ただ騒ぎを巻き起こすだけでなく、入院中の他の子どもたちを元気にしてくれたように、失敗にも力が秘められているのだと教えてくれる名作。「私自身、好奇心が旺盛で、おっちょこちょいだから、まわりに迷惑をかけちゃうことも多いんですが、そこで『おもしろいね』って笑ってくれる人がいるんだと思うと、すごく安心して、勇気がわいて、好きなことを追求して生きられる。そう思えるようになった“原点”がジョージです。また、親にとって子どもの入院は、考えただけで心配で胸がいっぱいになるもの。親も子も不安なとき、この絵本があったら、すごくいいなぁと思います」Illustration:Hidemi Ito/KashiwaiText:Keiko IshizukaConposition:Shiho Kodama
2019年05月31日俳優の山本耕史が30日、都内で行われた「ティファール 新商品発表会」にスペシャルゲストとして出席。妻で元女優の堀北真希さんとの間に誕生した第2子について「奥さんに似てほしい」と話した。4月に行われたイベントで第2子誕生を明かした山本は、「もうすぐ3カ月になります」と報告。発表会では電子ケトルなどの新商品が紹介されたが、「毎日何十回もケトルを使ってミルクを作っている。毎日奮闘しています」と同社のティファールを愛用しているそうで、「『ティファール!』って言っていました。僕はいつも俳優業をやっているので、いつもとは違う言葉にすごい反応していました」と堀北さんの反応も明かした。第2子の性別は明かさなかったが、夫婦のどちらに似ているか聞かれると「こんなこと言うと怒られるかもしれないけど、僕と奥さんが割と目が大きい方なので、どっちにも似ているんですよね。日によって、今日はこっちに似ているとか、日々変わっている」と返答。「僕はできれば奥さんに似てほしいですけどね」と笑った。また、「慣れている部分もあるし、1人いた状態でもう1人を見るのは初めてなので」と話し、「2人目のときって、大切にしていた几帳面にしていたところが、いい意味でおおざっぱになる。そういった意味で2人目はたくましく育つのかなと感じます。僕も兄がいて2人目なので要領がいいのかなと」と分析。「やっと声を出して笑ったり、日々人間になっていくっていうのが画期的な気がしています」と笑顔で語った。第3子への思いを聞かれると、「自分たちの心にゆとりがあって、時間もあって…。無理することでもないし」と答えるも、「僕はもう43になりますけど、彼女はまだ30なので、考えてないわけではないですが、今すぐということではない。もしまたそうなったらうれしいです」と話した。
2019年05月30日日本テレビの青木源太アナウンサー(36)が自身の誕生日である5月7日にSNSを更新。高校1年生の頃の写真を公開したところ、イケメンすぎると反響が殺到している。青木アナはTwitterとInstagramの両方に、「本日5月7日は僕の36歳の誕生日。写真はちょうど20年前。愛知県立岡崎高校1年生、16歳の僕はガリ勉のテレビっ子でした。この頃はめっちゃ可愛いでしょ?」と教室で同級生と撮影した制服姿の写真を公開した。つづけて「20年経ちおじさんになったけど、大好きなTVの世界で仕事ができていることに日々感謝。今年は挑戦の1年にします」と気持ちを新たにした。以前よりジャニーズの大ファンとして知られる青木アナだが、高校時代は甘めの犬顔イケメンだ。フォロワーからは「完全ジャニーズ」「若い時のタッキーみたい!」「絶対モテましたよね!?」「絶対ジャニーズ入れるお顔」とコメントが殺到している。
2019年05月08日おうちでできる「おもてなし」。前回は料理家のシャルル律子さんに簡単なテーブルコーディネートのコツを教えて頂きました。⇒ 料理家さんに教えてもらうおもてなし〜簡単テーブルコーディネート 今回も引き続き、おもてなし料理のポイント&揃えて便利なアイテムを教えて頂きました。前菜&乾杯でおもてなしスタートお客さまがいらっしゃったら、まずは前菜をお出しして乾杯を。準備するグラスはお酒の種類にあわせて変わりますが、1種類のワインであればお水とあわせて2つのグラスを。向かって左側がチェイサー。右側がワイングラスになります。お水用のグラスはフランスで購入されたというもの。白ワイン用に使っているのはアンジェの 「Bormioli Roccoワイングラスレゴロ」 。強化ガラスなのでカジュアルなパーティーでも使いやすいのが特徴です。背の高いグラスと複数使いしても、小ぶりであわせやすいサイズ感です。〜アミューズブッシュ〜茄子のペーストのタルティーヌAmuse-bouche : Tartine de beurre dʼaubergineフランスで別名「貧乏人のキャビア」と呼ばれる茄子のディップ。茄子の種の食感がまるでキャビア!?ということで名付けられているそうです。前菜は大皿の上の小皿によそっていただきます。〜冷たい前菜〜サーモンマリネサラダ添えディルを添えてApéritifs : Saumon mariné avec salade et anethお次は冷たい前菜。分厚く食べごたえのあるサーモンマリネは手作りならでは!先程の小皿を下げたら、透明のお皿にのせて大皿の上にサーブします。冷たい前菜にあう美しいコーディネートです。サラダ用には大きなボウルが一つあれば便利。フランスでは大きめのサラダボールの底で、ビネグレット(オリーブオイルのドレッシング)を作り、その上に生で食べられる葉物をいれます。食べる直前に下から上にまんべんなく混ぜていただきます。大皿をベースにすすむ、おうちフルコースお次は季節の野菜を味わう温かいスープ。前菜が終了したら小皿を下げ、大皿の上にスープボウルをのせていただきます。〜温かな前菜〜春キャベツとマッシュルームのポタージュHors dʼœuvre chaud : Potage aux champignons et chou de printemps隠し味はクミンパウダー。マッシュルームを贅沢につかった温かな前菜です。こちらもバゲットと一緒にどうぞ。グリラーで作るメイン料理2種〜主菜〜シーフードグラタンPlat principal : Gratin de fruits de mer付け合わせの温野菜Plat principal : Légumes braisésメイン料理は 「グリラー」 を使った料理2種。シーフードをタップリと使ったグラタンに温野菜は、オーブンでなく直火を使った仕上げたもの。ベースにしていた大皿はメイン料理に使います。取り分けたらバゲットを添えていただきます。生のソースが贅沢な季節のデザート〜デザート〜クリームダンジェ、いちごソースを添えてDessert : Crème dʼange avec sauce aux fraisesしっかり泡立てたメレンゲとヨーグルトを混ぜ合わせたクリームダンジェ。スライスした苺を裏ごししたいちごソースは、香り高い春ならではのスイーツです。使用したデザートカップは 「Bormioli Roccoボデガカップ」 こちらも強化ガラスで、デザートはもちろん、前菜に使える万能ガラス容器です。ホストもゲストも楽しい時間をレシピを教えていただくことはもちろん、出来上がった料理をみんなでゆっくり楽しめるのが律子さんのお料理教室の特徴。お料理教室というよりは、ホームパーティーにお呼ばれしたかのような、楽しい時間を過ごすことができます。慣れないと自宅で再現するのは難しく感じますが、おうちのおもてなしに揃えておくと便利なのが以下のアイテム。・ワイングラス・カトラリー(ディナースプーン、ナイフ、フォーク、ティースプーン)・26センチ程度の大皿・15センチ未満の小皿・スープボウル・デザートカップどれも日常使いできるものばかりなので、何セットか揃えておくと来客時に応用できますね。前菜用のプレートなど、気に入ったものを柄違いで集めるのも楽しそうです。最終回となる次回は、グリラーを使った直火レシピを2種ご紹介します。【料理家さんに教えてもらうおもてなし〜全3回】⇒ 【第1回】簡単テーブルコーディネート ⇒ 【第2回】おうちフルコースの楽しみ方 ⇒ 【第3回】グリラーで作るメイン料理2種【ご紹介したアイテム】 全面強化ガラス製の安心品質。スタッキングして収納できます。⇒ Bormioli Rocco色々使えるワイングラスレゴロ227cc6個セット【送料無料】 ■食のはなし おもてなし料理 大西佳葉アンジェ編集部。フードコーディネーター。夫と娘の3人暮らし。家族が笑顔になるレシピを考案中。今日も美味しく、楽しく過ごせますように。
2019年05月08日気軽に作れる 「フランス風おもてなし料理」 レシピで人気の料理家、シャルル律子さん。アンジェでも 前菜レシピ 、 洋風おせち などたくさんのお料理を教えていただきました。この数年、生活の拠点をフランスに移されていたため、日本でのお料理教室はお休みされていたのですが、先日帰国された際に久々のお料理教室を開催されるとこのこと。しかも生徒さんからの要望で 「グリラー」 を使ったお料理を作られるというので、教室にお邪魔させて頂きました。手軽に作れるグリラーレシピと、おもてなし料理のポイントをレポートします。おもてなしはまずテーブルセッティングから律子さんのお料理教室は、前菜からデザートまでのフルコースを作ります。「身近な材料で気軽に作れること」がモットーですが、人をお招きする場合、テーブルセッティングを完了させておくことがポイントとか。まずは大皿を人数分セッティング。次にカトラリーを。この日使用したのはなんと「クリストフル」のもの。シルバーカトラリーの最高峰!?ですが、こちらはご主人の実家(フランス)から譲り受けたのだとか。こんな立派なクリストフルのカトラリーセットを使えるだけで、私はテンションがあがりました。銀食器のメンテナンスは大変なようですが、こんな素敵なカトラリーなら逆に磨いてみたいと思えるもの。孫の代まで使えるものを大切に受け継ぐのは、とても素敵な文化ですね。テーブルナイフ、フォーク、スプーンをお皿の横に、上にデザートスプーンをセッティングします。飲むお酒の種類によってグラスの数は変わりますが、左側にチェイサー用、右側にワイン用と2つのグラスをセッティングします。大皿の上にセッティングした小皿はフランス「ジアン」のもの。前菜用に使用しますが、お料理、季節によって変化を加えると、お客さまにも喜んで頂けるとか。夏場はガラス皿をあわせるのも美しいですね。お客さまが来る前にここまでセッティングをして、前菜だけ事前に準備しておけばOK!というのが律子さん流。アペリティフを楽しみながら、メインのお料理を仕上げるのがゲストもホストも楽しい時間を過ごす秘訣だとか。次回は簡単に作れるグリラー料理レシピと、おおてなし料理を楽しむ秘訣を引き続きお伝えします。お楽しみに。 ■食のはなし おもてなし料理 大西佳葉アンジェ編集部。フードコーディネーター。夫と娘の3人暮らし。家族が笑顔になるレシピを考案中。今日も美味しく、楽しく過ごせますように。
2019年05月05日実家は築90年超線路沿いの道から敷地に入ってその先の階段を10段ほど上がると、そこには一瞬言葉を失うほどの風景が現れる。なだらかな傾斜地に見事な具合に草木が配置され、その背後には登録有形文化財「旧坂井家住宅」の和館と洋館が控えているのだ。和館は昭和2年に建てられたというから築90年以上。かつて別荘地として整備された土地は今もその趣を十分に残している。H邸はその南側に隣接した敷地に立つが、実はこの旧坂井家の家屋と土地は以前は奥さんの実家が所有し相続に際して寄付をしたものだ。階段をのぼるとこの風景が目の前に広がる。元は別荘地として整備された敷地は草木の配置も素晴らしく目を楽しませてくれる。左上に見えるのがH邸の玄関庇。土地と建物を寄付「父が10年ほど前に倒れて、世話をしながら維持管理をすることになったんですが、これがとにかく大変で、相続しても自分ではとてもできないのではないかと。それで父とも話をして公のところにお願いしようという話になって鎌倉の風致保存会に建物と土地を寄付することになりました」お父様が亡くなられてお母様の世話をされたときに当時住んでいた土地と行ったり来たりの生活になったが、その頃に家を建ててこの地に暮らすという話が持ち上がったのだという。夫のHさんはそれまで20年近く住んだ土地に骨を埋めるつもりだった。しかし「幸い土地もあったので建てようかという話が突然出てきたんです。環境もいいし、終の住処をつくって鎌倉で終わるのもいいなということでこちらに移ることになりました」と話す。駅から道すがら見てきた風景とは一変して目を癒してくれるが、一方で維持管理にはとても手間がかかり、個人では手に負えないことから建物と土地を寄付することに。和館の2階からH邸を見る。H邸の外観デザインはその前に広がる風景との関係を重視してスタディが重ねられた。終の棲家をつくる奥さんにはその終の住処は「鎌倉という土地に調和し、かつ前のお家とも調和するような家であってほしい」という思いがあった。「別荘地として立った風情にあまりにもアンマッチなものを建ててはいけないだろうなと。そうしたことを考えたら、色合いも形も決まってくるのかなという感じでしたね」設計を依頼したのはナフ・アーキテクト&デザインの中佐さん。奥さんの従兄の息子さんである中佐さんは、夏休みなどにこの地を何度か訪れたことがあるという。終の住処ということからバリアフリーであること、そして、面積は以前の家と同じくらいで100㎡くらいというイメージを夫妻は持っていた。依頼を受けた中佐さんは「以前の暮らしぶりをあまり変えることなく自然に継承できるような方向で考えて、間取り的には6畳と8畳の組み合わせでいこうと。それに打ち合わせを重ねる中で要望をうかがいながらまとめたものを提案させていただいた」と話す。敷石がわりのコンクリートのPC板がH邸の玄関まで導く。北側から玄関付近を見る。玄関の左手に階段がある。外壁の素材はメンテのしやすさも考慮して決められた。西側の斜面の上から見る。手前の紫の花はショカッサイ。奥さんは家の周囲に自然に広がって咲く様を見てとても癒されるという。北側は旧坂井家を訪れる人がいるため、プライベートな庭は南側に設けた。外壁はグレーから途中でベージュに色を切り替えている。フレキシビリティを仕込む中佐さんからの提案のひとつは建物にフレキシビリティをもたせることだった。夫妻は「いずれ子どもたちに別荘にしてもらってもいいし、住めるのだったら住んでもらってもいい」という考えだった。そこでお子さんたちの好きなようにできるようにと間取りと面積が変えられるようにした。間取り的には現在部屋を仕切っている壁は取ることができるし、また逆に壁をつくって新たに空間を仕切ることもできるように。そしていま吹き抜けている部分に2階をつくることで面積を増やすこともできるようにしたのだ。このような仕組みを支えているのは特徴的な形をした構造システムである。柱と梁の間に斜めの材(方杖)を使っているのだが、通常であれば耐力壁を入れて空間を仕切らないといけない箇所にこれをダブルで設置しさらにその間に板を渡すことで耐力壁と同様の働きをしてもらうというものだ。「天井が高くて生活に対する圧迫感はまったくないし、また、南側もクリアに見えて向こうの空間が共有できているのですごく開放感がある」。このように夫妻は空間的な広がりの気持ちの良さを指摘するが、これも中佐さんからの提案から生まれたもの。「立体的な多様性があったほうがいいだろう」と考えた断面のデザインによって、南側の部屋であっても立てば北側につくったハイサイドから旧坂井家の庭へと視線が気持ちよく抜けていく。吹き抜けになっている部分に床を張り2階を増築することも可能。現在は2階へ上がることができないが、最近、お子さんの家族が泊まりがけで来たがることから階段をつくることを考えているという。高窓からは旧坂井家の家が見える。建物奥から玄関方向を見る。玄関を入ってすぐのスペースは廊下兼納戸。右に仕切られた部屋が並ぶ。新たな挑戦新しい家で生活を始めて1年と5カ月。Hさんはこの家が気に入っているし「こうした機会にこのような環境のいいところに住めて非常に幸運」だと思っているという。さらに「鎌倉に恩返しというか、なにかできたらいいなと思ってます」とも。そのHさんが目下「意欲的に取り組んでいる」というのが鎌倉の歴史。散歩好きでよく出かけるというHさんが、途中で出会った観光客に「鎌倉に点在するお寺の歴史などを紹介するようなことができればはげみにもなるんじゃないかな」と話す。築90年を超える家とも調和するように考えられながらもどこか清々しさの漂うH邸。そういった雰囲気も、Hさんのこの新たな挑戦を後押ししているのだろう、そんな印象を持った。夫妻ともに理系出身のため、中佐さんは構造や全体の構成が把握できるつくりにすることを意識したという。各部屋の柱の上の戸に棒状の取っ手が付けられていて開閉ができるようになっているが、これは北側の高窓と南側の窓との間で換気を行うためのもの。柱から続く斜めの部分が方杖。これを奥に見えるものとダブルとしかつ梁の間に板を渡すことで耐力壁のかわりとしている。以前、橋脚の仕事をされていた奥さんはこの柱梁の形が橋脚に似ていて気に入っているという。右上の棒は換気のための取っ手。玄関からダイニングを見る。中央に見える天井部分もその両脇の柱梁とともに構造の役割を果たしている。寝室からもショカッサイのきれいな紫色の花を楽しむことができる。西側の斜面に咲くショカッサイの花を眺めるH夫妻。H邸設計中佐昭夫/ナフ・アーキテクト&デザイン所在地神奈川県鎌倉市構造木造規模地上1階延床面積102.12㎡
2019年04月22日2020年春にグランドリニューアルオープンする京都市京セラ美術館(旧京都市美術館)の新館長に、4月1日付で建築家の青木淳が就任した。同氏は同館の再整備事業の設計段階から関わってきており、今回の基本設計者として西澤徹夫氏と名を連ねている。同氏はこれまで水戸芸術館(磯崎新アトリエ所属時代)、潟博物館、青森県立美術館など数多くの文化施設を手掛け、その知見と国際的な知名度に京都市から期待が寄せられた。全景 京都市京セラ美術館(イメージパース)青木氏は「未来に向けて現代のアーティストが活動できる器を設計する役割から、運営自体を行う館長の打診に当初は戸惑ったが、これから美術館が進むべき道、目指すべき方向性が建築設計と似通っており、任をお受けした」と就任の会見で説明した。同美術館は1933(昭和8)年に竣工した日本に現存する最古の公立美術建築。前田健二郎の設計による帝冠様式の建物は東山を借景として京都市民に愛されてきた。今回のプロジェクトは老築化に伴う耐震化などさまざまな問題に対処するために行われるもので、「白紙に戻すスクラップビルドではなく、同館が重ねてきた長い年月の像の層を引き継ぎ、そこにもう一枚のレイヤーの像を重ねることを考えた」と青木氏。ガラス・リボン具体的には西側玄関の前庭に切り込みを入れスロープを設置。エントランスを地下に移設し、流線型のガラス・リボンと命名されたシンボリックなファサードを設けることで、美術館の内と外を一体化させた。「この前庭の広場では現代美術作家の野村仁がダンボール建築の風化の展示などを行い、京都の街の中でも価値ある空間であり、広場として残したかった」と青木氏は話している。本館は歴史的な意匠を可能な限り保存し、設備をアップデート。これまで同館になかった常設展示室が南回廊1階に新設され竹内栖鳳、上村松園など京都画壇の名品を展示。南回廊2階は創建当初の意匠を残し自然光で鑑賞できる空間となる。また、70年代にクリストが包み覆った本館中央に位置する天井高16メートルの旧大陳列室は、地下1階メインエントランスロビーから大階段によってつながる中央ホールとして各フロア、回廊へのハブの役割を果たす。本館 南回廊・北回廊本館 中央ホール特に今回、現代アートの展示スペースとして「東山キューブ」が新設されたことで東西の軸線が強化された。多様化する表現形態に自由度の高い対応できるこの新館が生まれることで、これまで展示の難しかった現代美術、サブカルチャーなどのジャンルの作品やイベントを積極的に取り上げていくことが可能となった。また、この新館には屋上庭園が設けられ東山も望める。東京六本木の国際文化会館の庭園も手掛けた七代目小川治兵衛が作庭に加わった日本庭園では、音楽・光・アートなどのイベントも提供しいく方針。東山キューブこの東山キューブとともに地元の美大出身の作家の活動の場としての機能として北西のエントランス部分に「ザ・トライアングル」を新設。新進作家のためのスペースとしての活用が予定されている。ザ・トライアングル今後のスケジュールは今春にミュージアムショップ、カフェなどの事業者が決定。今年10月末に竣工し、プレイベントを開催。2020年3月21日にリニューアルオープンを予定している。Text by Tatsuya Noda
2019年04月11日今月の人。Illustration:Hidemi Ito漫画家古泉智浩さん1969年生まれ。’93年、ヤングマガジンちばてつや賞大賞を受賞してデビュー。代表作に『ジンバルロック』、『ワイルド・ナイツ』など。そのほか『青春★金属バット』、『ライフ・イズ・デッド』、『死んだ目をした少年』、『チェリーボーイズ』が実写映画化されている。DVD『渚のマーメイド』原作・脚本担当。2015年に刊行した子育てエッセイ『うちの子になりなよある漫画家の里親入門』が話題を呼ぶ。2017年に続編となるコミック・エッセイ『うちの子になりなよ 里子を特別養子縁組しました』を刊行。現在、池袋コミュニティ・カレッジで第2・4月曜日に初心者マンガ教室を開催中。ブログ:古泉智浩の『オレは童貞じゃねえ!!』子どもへの愛が生まれる瞬間里親になろうとしたときにとても勇気づけられた作品『おまえ うまそうだな』作・絵:宮西達也¥1200/ポプラ社大昔、卵からアンキロサウルスの赤ちゃんが生まれました。まわりには誰もいません。赤ちゃんが泣きながら、ひとりぼっちで歩いていると、おそろしいティラノサウルスが現れました。「おまえうまそうだな」と言って、ティラノサウルスがとびかかろうとした時、なんとアンキロサウルスの赤ちゃんは「おとうさーん!」とティラノサウルスにしがみつきました。ティラノサウルスはとまどいながらも、赤ちゃんの父親としてふるまいます。「肉食恐竜のティラノサウルスが、草食恐竜のアンキロサウルスの赤ちゃんと出会うんですね。もちろん最初は赤ちゃんのことを “食べ物” としてしか見ていないんですが、自分になついてくる赤ちゃんに対して、いつしか保護者みたいな気持ちになっちゃうっていう心の変化の描写がすごいなぁと。息子の1歳の誕生日のときには映画版の『おまえうまそうだな』のDVDも買いました。将来ぜひ見せたくて。こちらもすばらしい感動作です」赤ちゃんを前にしたとき、わきあがる熱い感情を描いた里親ストーリー6年間で600万円を費やした不妊治療を経て、里親制度で男の子の赤ちゃんを預かり、その後 “特別養子縁組” をするまでのいきさつについて、正直に、ユーモラスに綴った子育てエッセイ『うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門』が大反響を呼んだ古泉智浩さん。2017年には新たに女の子の赤ちゃんが加わって、現在は、古泉さん、奥さん、長男、長女、古泉さんのお母さんの5人家族で暮らしている。そんな古泉さんが、まだ里親になる気持ちもなく、不妊治療をしていた頃に運命的に出会った作品が『おまえ うまそうだな』だった。「映画化もされている絵本で、最初は妻と一緒に劇場に映画を観に行ったんです。当時、映画好きが『傑作だ!』と、ものすごく騒いでいたので、気になって。そうしたら、口コミどおりで、本当に感動しました。原田知世さんがお母さん恐竜役で声の出演をしていて、すばらしかった。当時は物語を、まったく自分に引き寄せてはとらえていなかったんですけど、後に里親になろうとするときに、とっても勇気づけられた作品でした」Illustration:Kashiwai原作の絵本を最初に手に取ったのは、生後数ヵ月の長男を里子として引き取り、小児科に通っていたとき。待合室に『おまえ うまそうだな』の絵本と、パペットの恐竜のぬいぐるみが置いてあったのだ。「あ、これが原作かぁ!と思って。“ウマソウ” っていう名前をつけられたアンキロサウルスの赤ちゃんと、その赤ちゃんが “おとうさん” と呼んで慕うティラノサウルスの物語です。もちろん絵本のストーリーだけでも感動的なんですが、映画のほうは時間がさかのぼって、ティラノサウルスが卵のときからの話になっているんですよ。草食恐竜に育てられた肉食恐竜が、後に草食恐竜の親になるという構成。つまり里子が里親になるっていう、すばらしい脚色だったことにビックリしましたね」息子の2歳の誕生日プレゼントにと初めて作ったオリジナルの絵本実は古泉さん、自分の子どものためだけに、完全オリジナルの絵本を手作りしたこともある。長男が2歳の誕生日を迎えたときに作った絵本のタイトルは『バスとねこと2さいのうーちゃん』。絵もストーリーも装丁も、市販の絵本に負けないくらいのクオリティの高さだ。「僕は漫画家のはしくれでありますので、息子の誕生日の記念に何か作りたいなと思いついたんです。将来、子どもがグレたときとかに役に立つかなと(笑)。血のつながりがないですから、こんなにかわいがっていたんだぞ!というアリバイ作りというか(笑)。絵本には、息子が2歳の時点で好きだったものをぜんぶ入れました。乗り物が好きなので、バスやパワーシャベル。あとは猫も出てくる。パソコンで作画したものをプリントして、白紙のボードブックに貼っていきました。たあいもない話ですよ~。でも、息子はふだん、新幹線とか車の図鑑ばっかり読んでいるのに、この絵本はすごく気に入ってくれて。もう暗唱するくらい見てくれたんです」バスが町並みをゆっくり進みながら、海に行くまでの物語。バスの運転手さんはパパで、男の子の他にもママやおばあちゃん、家族みんなが一緒に乗っている。「3歳のときも、また絵本を作ろうと思って、下書きまでは描いたんですが、なんか忙しくなって中断しちゃいました(苦笑)。やっぱり息子が好きな新幹線が出てくる話で、新幹線に乗っているうちに、みんなが眠くなっちゃうっていう、寝かしつけにピッタリのストーリー。今はね、下の娘にも絵本を作ってあげなきゃなぁと思うんですけど、2人目あるあるで、気合がなかなか入らない。2人目の子育てって、ついつい雑になっちゃいますね(笑)」子どもが来てくれたおかげで自分本位の苦しさから解放された長男が3歳のとき、女の子の赤ちゃんを里子として迎え入れた古泉家。長男と一緒に乳児院を訪れていたので、彼には妹ができることは分かっていたはず。とはいえ、やはり、いざ可愛い赤ちゃんが家にやって来て、みんなの注目が赤ちゃんに集中するという状況は、甘えん坊の男の子にはきつかった。「保育園で出会った絵本『ちょっとだけ』は、子ども心にも『これはまさに我がことなり!』って思ったみたいです(笑)。主人公の女の子のような健気さはないんですよ。でも、それまで一人っ子だったのが、下の子ができて注目されなくなるのって、つらいことじゃないですか。赤ちゃん返りもすっごくする。だから、今は息子を最優先にするようにしています。たとえば、息子は保育園では自分で服を着ているくせに、家ではぜったいにひとりで着ないんですよ。妹が来る前は『抱っこ』なんて、そんなに言わなかったのに、僕が帰宅して、妹が寄ってこようとすると、ダーッと妹を追い越して、僕に『抱っこ!』って言う。そこで無下にしちゃいけないなぁと思って、息子を先に抱っこしています(笑)。だから、この前、初めて息子と娘が一緒におもちゃで遊んでいる姿を見て、びっくりしました(笑)」里親には守秘義務があるなど、いろいろ細かい規定も多い。一人を育てるだけでも大変なことなのに、さらにもう一人、赤ちゃんを引き取ろうと決意した理由とは?「それはですね、僕自身が一人っ子で育って、一人っ子の負の側面の塊のような感じだったんですよ。つまり、とことん自分本位で、そのことが苦しかった。だから息子にはきょうだいを作ってあげたかった。僕自身ずっと自分本位で生きてきて、そのことで胸を苦しめていましたが、子どもが来てくれて子どもと日々接して、自分以上に大切にできる存在だって、心から実感することができるようになったんです。前のような自分本位のまま、年寄りになっていたらと思うと、ぞっとしますね。50歳手前になって、やっと一人前の感覚が持てた気がするんですよ。今は子どもたちのおかげで、そういう気持ちを抱けているので、とても幸せです(笑)。」【 古泉智浩さん、これもオススメ 】コントラストの強い配色で展開する楽しい世界に赤ちゃんも大喜び!『いっしょにあそぼしましまぐるぐる』絵:かしわらあきお¥880/学研プラス赤ちゃんが注目する黒、白、赤を中心に、2ヵ月児にも見やすいカラフルな色とくっきりした絵でデザインされたベイビーブック。赤ちゃんが生まれながらに反応する “顔” や、反応がいいとされる “しましま” と “ぐるぐる” の絵がいっぱい。紙が厚く、しっかりしていて、角も丸く処理されているので、赤ちゃんがひとりでページをめくることができます。パパ、ママと赤ちゃんとのコミュニケーションにも最適な、かわいくてキレイな絵本です。「赤ちゃんだった息子が家に来たときに、母の友達のおばさまがプレゼントしてくれたんですよ。今は下の娘が喜んで見ています。やっぱり、色がハッキリしているところが、赤ちゃんも見ていて楽しいのかもしれないですね。うちの子たちはページをめくるのが大好きで、こちらが読んでいる途中でも、どんどんめくっていく(笑)。妻の実家で猫を3匹飼っていることもあって、この絵本でも猫が出てくるページが特にお気に入りみたいです」ぴよちゃんとかくれんぼめくって楽しい、しかけ絵本『NEWぴよちゃんとあそぼ! めくってばあ!』てんとうむしが『ばあ!』作:いりやま さとし¥880/学研プラス©Satoshi Iriyama/Gakkenフェルトでできた四つ葉をめくると、てんとうむしが『ばあ!』、チューリップの花びらをめくると、ありさんが『ばあ!』、レタスの葉っぱをめくると、あおむしが『ばあ!』……めくってワクワク、発見が楽しい、手触りも温かいフェルトめくりしかけ絵本。子どもたちにとって身近な昆虫や動物がたくさん登場するのも嬉しいポイントです。フェルトは破れにくく、扱いやすいので、赤ちゃんが手指を動かすトレーニングにもなります。ありさんが『ばあ!』「子どもたちも『ばあ!』って言いながら、フェルトをめくるのが好きで。『ここにいるのは、かたつむりだよ』って、丸暗記しているくらい。フェルトがすごくしっかり貼られていて、子どもが引っ張っても取れたりしないのがさすがですね。絵本の最後、ぴよちゃんがいなくなって、いろんなものをめくるページが一番盛り上がります。最近、娘が歩くようになったんですけど、ドアをバーンと開けては『ばあ!』って言うんですよ(笑)」上野の森親子ブックフェスタ20195月5日(日・祝)13~14時上野恩寵公園中央噴水池広場周辺学研ブースにてぴよちゃんの新刊にちなんで、ワークショップといりやまさとし先生のミニサイン会を開催します。妹という存在ができた長男が共感!ママが読んでも涙がこぼれる感動作『ちょっとだけ』作:瀧村有子絵:鈴木永子¥900/福音館書店弟が生まれ、なっちゃんはお姉さんになりました。お母さんは赤ちゃんのお世話で忙しいので、なっちゃんはいろんなことを自分ひとりでやってみます。「ちょっとだけ」しかできないけれど、お姉さんだからと、がんばるなっちゃん。でも、眠くなったときだけは、どうしてもお母さんに甘えたくなって……。姉になったことで感じるせつなさ、そして、それを乗り越えることで成長していく子どもの姿を、母親の深い愛情とともに描いた物語。Illustration:Kashiwai「この絵本は、ちょうど下の娘が家に来た頃に、たまたま息子の保育園の先生が読み聞かせの時間に読んでくださったんです。息子は主人公のなっちゃんの気持ちにすごく共感したらしくて、先生に『もう1回読んで!』って、せがんだそうなんですよ。その話を聞いて、うちにも1冊ほしいと思って買いました。息子はなっちゃんみたいに立派じゃ全然ないんですけどね。赤ちゃん返りするところだけ共通している(笑)」里親制度や養子縁組についても学べる古泉さんの作品!『うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門』著:古泉智浩¥1296(税込み)/イースト・プレス『うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門』著:古泉智浩¥1296(税込み)/イースト・プレスIllustration:Hidemi Ito/KashiwaiText:Keiko IshizukaConposition:Shiho Kodama
2019年04月08日4月7日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」で歴代アシスタントの集合するVTRが放送され、ともに同局アナウンサーだった青木裕子アナ(36)と田中みな実アナ(32)の“不仲ぶり”が明らかになった。以前、同番組でよく共演していた青木アナと田中アナ。MCをつとめる爆笑問題の太田光(53)は「最初、青木がもう田中みな実と全然合わなくてバッチバチなんだよ。田中みな実がスタジオに来るって言ったら、青木は来ないって言い出すしね。それを俺が仲裁してるって。俺はいったい何の立場なんだよ!」と暴露したのだ。相方の田中裕二(54)は「すごかったね~」と太田に同意。田中アナは「青木さんがメイクルームで一切顔を合わせてくれない。目を合わせてくれない」と振り返ると、青木アナは「ホントに嫌だった」とあっさり不仲を認めた。「青木アナも田中アナもフリーになって大人になったのか、2人でキスして仲直りしたことを暴露。なんとか“オチ”をつけましたが、現在のアシスタントをつとめる山本里菜アナ(24)はどん引きでした……」(芸能記者)青木アナや田中アナをはじめ、同局ではこれまでに小林麻耶アナ(39)や小林悠アナ(33)らが続々と退社。今年に入ってからも吉田明世アナ(30)や宇垣美里アナ(27)が相次いで退社し、フリーに転身していた。「退社したのは将来のエース候補ばかり。アナウンス部の中の雰囲気がギスギスしているとも報じられていました。今回の放送をみて『やっぱり……」という声も上がっていました」(TBS関係者)当時と比べて、職場の環境が変わっていればいいのだが……。
2019年04月07日シャッターは風雨をふせぐだけでなく防犯対策としても大いに役立ちます。新しい車を買った、奥さんや娘さんが家で1人過ごすことが多い、家が古くなってきたという方はガレージや窓にシャッターをつけるリフォームを検討してみてください。リフォームの内容や費用についてご紹介します。シャッターを選ぶ人が増えていますすぐに思い浮かぶのは風雨を防いでくれるから。ここ数年の自然災害の規模が大きくなっているところもあり、台風などの被害から家を守るためにシャッターを選ぶ人が急増しているのも納得ですね。シャッターを雨戸と言い換えてもほぼ間違えはないのですが、その名の通り昔は雨風を避けるためのものとして雨戸と呼ばれていました。戦前にまで遡るとガラスの品質が低かったので強い風雨の下ではガラスが割れることがあったのです。現在では風でガラスが割れることはないのですが、台風時の暴風雨では看板や何か大きなものが飛んできて室内に飛び込んでくる危険性があります。もう一つの理由は防犯。お客さんが多く訪れる住宅展示場では、シャッターを要望する方が増えています。そして、その理由として挙げるトップがこの防犯となります。とくに奥様が専業主婦として日中自宅にいるケースや娘がいる場合などではシャッター設置は必須事項とお考えください。筆者がかつて取材したご夫婦は転勤族だったのですが、過去2回泥棒に入られた経験をもっていました。しかもそのうち1回は、リビングで泥棒と奥さんが鉢合わせ。ご主人の退職を機に富士山のふもとの土地を購入して新居を建築したのですが、奥様の最優先事項は「強固なシャッターが欲しい」というものだったのです。シャッターが使われる場所当然ですがシャッターがもっともよくつかわれるのは窓です。取り付ける動機は風雨を防ぐことになります。また、前述したように、台風時に強い風雨を防ぐだけではなく、風に飛ばされたものが窓にあたることを防ぐという意味も持っています。近年の台風では風に吹き飛ばされた商業看板がマンションのベランダから窓を突き破って室内にとびこみ、住人が死亡するという悲しい事故もありました。インナーガレージなどと一般的には呼ばれますが、屋外の車庫ではなく室内に入り込んだ造りをした車庫が増えています。主には盗難防止と車体を風雨から保護することが目的なのですが、決してお金持ちのみの特殊なものではなくなってきました。電動のシャッターがおすすめ!シャッターをリフォームしようと決断したら、手動にするか電動にするかの選択があります。もちろん電動シャッターは値が張るのですが、私は躊躇なく電動を選びます。昔と違い手動シャッターであっても比較的少ない力で上げ下げはできます。しかし、そうは言っても下から上げるときには力が必要ですし、上から下げる場合には手が届かないという問題も発生しかねません。寝室のシャッターをリフォームしたとしましょう。清々しい朝を迎えて朝陽を浴びようと思うのですが、ここで手動シャッターだとベッドから出なくてはなりません。こんな時、手元にリモコンがあったらどれだけ快適でしょう。しかもこれが毎日繰り返されるのです。たしかに電動シャッターは手動シャッターより価格は高くなります。しかし、その費用は無理して出しても十分に見返りがあるとは思いませんか?【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!シャッターの主な種類とリフォームにかかる費用大きく分けると風が通る隙間を確保したシャッターか否かということになります。とにかく風雨と光を遮られればOKという方ならば安価なものがあります。それとは逆に、風雨と侵入者をブロックしたいが風通しも確保したいというのでれば、少し高くはなりますがスリットが入った商品もたくさんあります。では、今お住まいの住宅についているシャッターをリフォームした場合の費用目安を書いておきましょう。現状が手動シャッターでそれを電動シャッターに交換するのであれば、おおよそ20万円は必要になります。ただ、通常の窓に電動シャッターをつけるのであれば10万強くらいからだと思います。素材は鉄、アルミ、ステンレスの3種類があるのですが、一般的には鉄だと思ってください。「鉄は錆そうな感じが・・・」と言われそうですが、シャッター独特の形状を造り出すには鉄が素材としてもっとも優れているからです。形状としては完全に覆い隠す形のシャッターか前面を封鎖するゲートシャッターの2種類が考えられます。ゲートシャッターとは外から車は見えているものの、仕切りとしてしっかり機能している形状とお考えください。また、完全に外とガレージを遮蔽する形状のシャッターであっても、シャッターボックスを設けて巻き込んでいくものと、オーバースライド方式と言って屋根に沿って室内に入り込んでいくものがあります。まずはもっとも安価なケースでお話をしましょう。手動式かつシャッターボックス仕様の場合です。車1台分を想定しますが、30万円〜50万円程度でしょう。これが電動になると50万円~100万円となります。さらに材質や意匠性にこだわり、かつオーバースライド方式にすると150万円~250万円という価格になっていきます。シャッターのリフォームにかかる費用を抑えるポイント上を見ればきりがないシャッターリフォームの価格ですが、費用を抑えるには、ゲートシャッターをおすすめします。強い雨風などには対応できませんが、防犯観点からは大きな意味を持ちます。また、意匠性に対するこだわりを押さえて機能性だけに着目すれば、かなり安価な金額でシャッターリフォームが実現できます。シャッターの耐用年数次に気にかかるのは耐用年数ですね。2年程度で壊れてしまうのではたまりません。その耐用年数ですが、1日あたり2回の上げ下げをした場合で約10年となっています。一般住宅のシャッターであればこれ以上頻繁に使うことは考えにくいので、10年はほぼ使えると思って大丈夫です。シャッターをリフォームして快適な住まいに気候がいい時は窓を開放して過ごすことをおすすめしますが、厳冬期と酷暑期、さらには荒天時にはしっかり戸締りをすることで快適な環境が実現します。窓もこの一翼を担う大きなアイテムではありますが、やはりシャッターの効果にはかないません。「小さなころに住んでいた家にはシャッターなんてなかったわ」「今の古いシャッターのままでもいいかな」こうお考えの気持ちもわかりますが、今後の日本においてシャッターは必要不可欠な必需品と肝に銘じましょう。雨戸と言われていた時代ははるか昔のこと。現在のシャッターは、風雨を防ぐだけではなく不審者の侵入も防ぎます。夜に忍び込む泥棒は昼間に下見をするというのですが、その際に目をつけるのがシャッターの有無。シャッターがある家には簡単に忍び込めないと泥棒は考えるのです。防犯観点からも老朽化しているシャッターがついている一戸建てにお住まいの方は、早急なリフォームを強くおすすめします。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!このアイデアの監修者森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)
2019年04月01日青木豪の書き下ろし新作を、河原雅彦が演出。ジョン・スタインベックの小説『エデンの東』をモチーフに、舞台を1990年代の長崎に置き、ある家族の姿を描き出す。そこで脚本の青木と、主人公の双子の兄弟、勇と光を演じる松下優也と平間壮一に話を聞いた。【チケット情報はこちら】2005年の舞台『エデンの東』でも脚本を務めた青木。だが今回の執筆にあたり、当時とはまた違った点に着目したという。「全4巻の小説ですが、多くの人が知っている映画版ではその4巻だけが描かれていて、3巻まではわりと父母の話がメインになっているんですよね。僕はそこが書く上で面白いところだなと。ある程度大人になった人間が、両親がどう生きてきたかを知っていく。今回はそこから物語を組み直していきました」松下と平間の共演は、『THE ALUCARD SHOW』(2013年、2014年再演)以来今回で2作目。お互いの印象について「当時、同世代の俳優さんのことはほとんど知らなかったんですが、こんなに踊れる人がいるんだってことに驚いて」と松下が切り出すと、平間は「僕は優也の歌を聴いた瞬間、この人の後ろで踊りたいって気持ちになりました」と明かし、それぞれ出会いが鮮烈だったことを振り返る。さらにその後もお互いの活躍は大いに刺激になっていたようで、久々の共演に「嬉しい!」と声をそろえる。また風間杜夫や高橋惠子ら大御所との共演にも、「壮ちゃんがいることでだいぶ不安が和らいでいる」との松下の言葉に、「僕も!優也がいるからわりと落ち着いているかも」と平間も続く。演出の河原とのタッグは、青木は『八犬伝』(2013年)で、松下と平間は『THE ALUCARD SHOW』で経験済み。青木は「河原さんの演出は、作品をすごく“エンタメ”にしてくれるという印象。自分が演出しない時は、“絶対そんなこと出来ないだろう”ってことを書くんですが(笑)、今回河原さんがこれをどう舞台化してくれるのか。すごく楽しみ」と期待を寄せる。「河原さんの演出は思いっきり乗っかれる感じがあって、今回も安心して挑めそうです」とは松下。また平間は「ちょっとピリついた稽古場も経験しているんですが(笑)、それはお芝居に対して河原さんが本気だから。こちらも全身でぶつかっていかないと通用しないという点で、大好きな演出家さんです」と絶大な信頼を寄せる。青木と河原の手により、俳優・松下優也、俳優・平間壮一がいかなる顔を見せてくれるのか。その開幕が待たれる。6月7日(金)よりシアターコクーンにて開幕する東京公演を皮切りに、兵庫、愛知、長崎、福岡と各地を巡る。東京公演は現在、チケットぴあにてプレイガイド最速抽選を実施中。取材・文:野上瑠美子
2019年03月27日写真家の青木柊野(アオキシュウヤ)が、東京・神田のテラススクエアで写真展「autonomy」を開催している。1998年、秋田県出身で現在20歳の青木柊野。高校卒業後、東京工芸大学写真学科を中退し、現在は写真家の山谷佑介に師事している。昨年は19歳という若手ながら、アンダーカバー(UNDERCOVER)や音楽と映画の祭典「ムージック・ラボ(MOOSIC LAB)」のビジュアルを手がけ、幅広い業界で活躍中。その傍で自身の作品制作も精力的に行い、これまでにZINE『shell』の発刊や、みどり荘、湘南 蔦屋書店、渋谷の写真セレクトショップzakuraでの展示なども開催してきた。現在開催中の写真展「autonomy」は、テラススクエアが2016年から行っている「テラススクエアフォトエキシビション」の第12回目となるもので、これまでには、高橋マナミ、川島小鳥、大森克己などが展示を行ってきた。12人目の青木柊野が本展でみせるのは、自ら撮影した写真を、AIによる自動画像生成により制作した新たなイメージ群。作家にとって無意識とも言えるコンピューターの中で生まれた非現実的なイメージは、撮影という行為そのものを考えさせるとともに、デジタルノイズの中に埋没しているように見えながら、むしろ鮮明に浮かび上がり強度を増す。同時に、インターネットやスマートフォンを通じて世の中に飽和する画像の中から、自らの写真をろ過する行為であり、画像とは、写真とはなにか? を問いかける。会期中の22日には森岡書店の森岡督行、ジャーナリストの加藤考司を招いてのトークイベントが行われた。展示の期間は5月17日まで。【イベント情報】青木柊野「autonomy」会期:2月19日〜5月17日会場:TERRACE SQUARE 1階 エントランスロビー住所:東京都千代田区神田錦町3-22時間:8:00〜20:00休館日:土・日曜日、祝日
2019年02月26日日本テレビの青木源太アナウンサーが3日、自身のツイッターを更新。2020年いっぱいでの活動休止を発表したアイドルグループ・嵐の会見で見せた涙などについて、一部スポーツ紙で“責任放棄”と指摘されたことを受けて謝罪した。スポーツ紙の記事では、嵐の会見で「無責任では」と質問した記者に対して、「報道の自由」を守るべき立場である報道機関が批判するのは、自らその責任を放棄していると指摘。そして、青木アナがツイッターで「それはさすがに違うかと。あの場にいてとても悔しくて悔しくて」と吐露したことについて疑問視し、また、青木アナが泣きながら質問したことについても苦言を呈した。青木アナは、ツイッターでこの記事のリンクを貼って、「私の言動で不快な思いをされた方々、申し訳ありませんでした」と謝罪。「ご批判やお叱りの言葉をしっかりと受け止めたいと思います」とつづった。青木アナのツイッターでの発言について、嵐ファンからは「私も悔しい!」「ファンみんなが言いたかったことですこんな公の場で言ってくださって本当にありがとうございます!」「青木アナ。ありがとうございます。ファンの皆さんの声を代弁していただいて」といった声が寄せられていた。
2019年02月04日今月の人。Illustration:Hidemi Ito音楽家/文筆家寺尾紗穂さん1981年、東京都生まれ。大学時代に結成したバンド“Thousands Birdies’ Legs”でボーカル、作詞作曲を務める傍ら、弾き語りの活動を始める。2007年、ピアノ弾き語りによるメジャーデビューアルバム『御身』を発表。大林宣彦監督作品『転校生 さよならあなた』、安藤桃子監督作品『0.5ミリ』(安藤サクラ主演)の主題歌を担当したほか、CM、エッセイの分野でも活躍中。2010年よりビッグイシューサポートライブ『りんりんふぇす』を主催。2019年まで10年続けることを目標に取り組んでいる。2017年に最新アルバム『たよりないもののために』を発表。坂口恭平バンドや、あだち麗三郎、伊賀航と組んだトリオバンド“冬にわかれて”でも活動中。著書に『男装のエトランゼ 評伝 川島芳子』(文春新書)、『愛し、日々』(天然文庫)、『原発労働者』(講談社現代新書)、『南洋と私』(リトルモア)、『あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々』(集英社)、『彗星の孤独』(スタンド・ブックス)など。2018年より朝日新聞書評委員。主人公が悪いヤツという設定が好き!さんざん悪いことをしても、最後には受け止めてくれる存在がいる幸せ『あくたれラルフ』作:ジャック・ガントス絵:ニコール・ルーベル訳:いしいももこ¥1500/童話館出版セイラが飼っているネコのラルフは、とてもあくたれ。毎日いろいろな悪さをしては、セイラだけじゃなく、お父さんやお母さんもこまらせています。それでも、セイラはラルフが大好き。そんなある日、家族みんなでサーカスを観に行きました。しかし、そこでも、あくたれのかぎりをつくしたラルフは、とうとうサーカスに置き去りにされることに……。「主人公のラルフがめちゃくちゃ悪さをするところが、おもしろいんですよね。子どもなら、ちょっとやってみたいことを好き放題やっているので、見ていて気持ちいい(笑)。小さい頃に読んだときは、絵のカラフルな感じにすごく惹かれました。特に好きなのは、ゴミ捨て場で一夜を過ごしたラルフが“なまごみねつ”にかかってしまったシーン。“なまごみねつ” っていうネーミングが絶妙で、うちの子どもたちも、ここで必ず笑っていました(笑)「大きな愛を持ちなさい」という温かいメッセージをもらえる絵本ミュージシャンとして、また原発労働者や日本統治時代の南洋諸島を知るために取材し本を書く作家として、ジャンルやテーマを越え、自由に表現活動を続けている寺尾紗穂さん。いわゆる表舞台には出てこない人たち、ひとりひとりの多様な声に耳を傾けてきた彼女のスタンスは、実は子どもの頃から変わっていない。「もともと主役にはあんまり興味がなくて。学芸会でも、幼稚園のときの『オズの魔法使い』では、西の悪い魔女役でしたし、小学2年生のときは山姥の役をやっているんです。どちらも自分から立候補して(笑)」物語でも、どこか社会になじめないような、風変わりなところのあるキャラクターに惹かれてしまう。そんな寺尾さんにとって、子どもの頃から家で読んでいた『あくたれラルフ』は、まさに好みの絵本だった。主人公のネコが、とにかく悪さばかりする悪いヤツなのだ。「世の中には『悪いことをしていたら、悪い結果になって当たり前だよ』という話が多く語られていると思うんですけど、この話は逆なんです。とにかくラルフの飼い主である女の子、セイラの愛が大きいんですよね。いい子だから好きというのではなく、ラルフがどんなに悪さをしても『大好き』と言ってくれる。セイラだけじゃなく、一度はラルフのことを『サーカスに置いていく』と言ったパパも『おまえがいなくてさびしかったよ』と言って、家に迎え入れてくれる。悪いことばっかりしていた人でも、ハッピーエンドになれるんだよ、っていう救いがあるんです。ラルフみたいな感じの子って、今だと、じっとしていられないとか、ちょっと発達障害っぽい子に通ずる部分があると思うんです。でもそれって、当人の問題って距離をとるのではなくて、まわりがどう接するかが大事なんですよね。また、大人になって読めば『社会から一度はずれちゃった人をどうするのか?』という問題ともつながっている話だと感じられる。この絵本からは『すごく大きな愛を持ちなさい』って言われている気がします」絵本に出てくる歌を歌う場面はピアノを弾きながら、実際に歌って現在、小5、小3、小2の三姉妹のお母さんでもある寺尾さん。お子さんたちがもっと小さい頃は、たいてい3人一緒に、絵本の読み聞かせをしていた。最近は絵本を読み聞かせる機会はだいぶ少なくなったものの、一番下のお子さんは、今もたまに「読んで」と言って、寝る前に絵本を持ってくることがある。「絵本って、歌を歌うシーンがけっこうありますよね。たとえば『ぐるんぱのようちえん』だと、幼稚園を開いたぐるんぱが、ピアノを弾いて歌う場面が出てくるんですが、その歌詞の部分は、私も自分で歌にしていました。メロディもなんとなく定まってきて。子どもたちからも『あれ歌って』とリクエストされて、歌っていましたね。Illustration:Kashiwai以前、隠岐諸島の海士町の図書館で開いたライブでは、長い歌詞が出てくる『だれをのせるの、ユニコーン?』という絵本の読み聞かせをしたこともありました。図書館のスタッフの方に朗読をしてもらって、エレクトリックピアノがあったので、歌の部分はピアノでBGMをつけて、私が歌って。もともと娘たちに作って歌ってあげていた作品でした。音楽って記憶に残るので、うちの子どもたちが大人になっても、私が作ったメロディは何となく覚えているんじゃないかなと思いますね」深みのある色調の美しい絵の世界母が読んでくれた時間も良き思い出寺尾さん自身が小さい頃、お母さんに読んでもらった思い出の絵本は『ラ・タ・タ・タム− ちいさな機関車のふしぎな物語 − 』。ヨーロッパの名画をしのばせるような美しい絵は、子どもから大人まで、読むものの心に静かに訴えかける力を秘めている。「この絵本の英語版を母が持っていたんです。それで、物語の流れを私に教えつつ、母なりに訳しながら読んでくれたんですね。文字のない見開きページの場面は、色の感じも、不思議な風景もすごく印象に残っていて。大人になってから、ふと思い出して、母に『あの絵って、なんの絵本だったっけ?』って聞いたくらい。母に『この絵本よ』ってその絵本をもらって、今度は私が子どもたちに読んでいました」母から娘へ、そしてまたその子どもたちへ。三世代にわたって、読み継がれていく大切な絵本は、母と子の絆を自然に結びつけてくれる存在だ。「絵本は親子で読むものですよね。絵本を子どもに贈るっていうのは、ただ物をあげて終わりではない。自分が読んであげる、その一緒に過ごす “時間” を含めて与えることだなと、あるとき気づいたんです。親と子どもで、一緒の時間が生まれるきっかけ。子どもへのプレゼントとして、それはなかなかいいものだなと思っています」【寺尾紗穂さん、これもオススメ】画集のような感覚で味わえる丹念に描きこまれた幻想的な絵『ラ・タ・タ・タム−ちいさな機関車のふしぎな物語−』文:ペーター・ニクル絵:ビネッテ・シュレーダー訳:矢川澄子¥1800/岩波書店機関車が大好きな発明家のチッポケ・マチアスは、ある日、ちいさな白い機関車を完成させました。しかし、ちいさな機関車を気に入った工場長は、自宅の庭園に飾るために、マチアスから機関車を取り上げてしまいます。がっかりして町を出て行ったマチアス。彼の後を追って、ちいさな機関車のふしぎな旅が始まります――。ドイツ人の絵本作家ビネッテ・シュレーダーが絵を、彼女の夫である法律家のペーター・ニクルが物語を書いた絵本。「絵がとてもきれいなので、小さい頃はストーリーよりも、画集みたいな感覚でよく見ていました。ずっと記憶に残るような印象的な風景の絵がいくつもあって、その世界に入り込むという感じですね。色調が美しい幻想的な絵で、ユーモラスなのに、ちょっと怖さも感じられる。ちいさな機関車が工場長の家から逃げ出して、山をぐるぐるとまわりながら越えて走っていくシーンでは、ずっと続く線路を迷路みたいに指で追うのも好きでした」自分を生かせる場所が必ずある!じんわり勇気をもらえる一冊『ぐるんぱのようちえん』作:西内ミナミ絵:堀内誠一¥900/福音館書店ぐるんぱはひとりぼっちの大きなゾウです。ビスケット屋さん、靴屋さん、ピアノ工場、自動車工場……。ぐるんぱは、いろいろな仕事場で一生懸命に働きますが、いつも作るものが大きすぎて失敗ばかり。そんなとき、ぐるんぱは、子どもがたくさんいるお母さんに出会います。子どもたちの世話を頼まれたぐるんぱが開いた幼稚園は、子どもたちを喜ばせ、大成功するのでした。時代を超えて愛され続ける、初版1966年のロングセラー絵本。「ひとりぼっちで、さびしくて、ちょっとのけ者にされていたゾウの主人公が、働きに出て修業をする。自分の体が大きすぎるせいで、行く先々でズレたものを作っちゃうんですが、『それを生かせる場所があるんだよ』というメッセージが伝わってくるお話です。私は食いしん坊だったので、一番好きなページは、ぐるんぱが大きなビスケットを作る場面。ぐるんぱが開いた幼稚園に行って、このビスケットを食べたいなと思っていました(笑)」自分を受け入れて生きていくこと斬新なテーマに取り組んだ意欲作Illustration:Kashiwaiひとりぼっちのおおかみが「け」という、含みのある台詞をつぶやきながら、仲間を探して町をさまよっています。「おれに似た子はいないかな?」。うさぎ、やぎ、ぶた、しか……いろいろな動物たちがいますが、どこへ行っても、おおかみは満足することができません。仲間に入りたいようで、入りたくないのです。とうとう、おばけがたくさんいる墓場までやってきたおおかみですが、はたして仲間を見つけることができるのでしょうか?『やっぱりおおかみ』作・絵:佐々木マキ¥900/福音館書店「これも居場所探しの話ですね。最後におおかみが、自分は乗らないまま、気球をつないでいた綱をはずして、気球を空に放すんです。気球は別世界に連れて行ってくれるかもしれない乗り物ですよね。つまり現実逃避しない、自分はここで生きていくという意思表示であって。究極ですよね、この悟りは。子どもの頃は絵柄に惹かれていましたが、大人になって読み返すと、すごく深いことを描いていると気づかされる。大事な絵本ですね」Illustration:Hidemi Ito/KashiwaiText:Keiko IshizukaConposition:Shiho Kodama
2019年01月31日ジャニーズ好きで知られる日本テレビの青木源太アナウンサーが27日、自身のツイッターを更新し、2020年12月31日をもって活動休止すると発表したアイドルグループ・嵐について言及した。嵐は27日、ジャニーズ事務所の公式ホームページ内にあるファンクラブサイトで活動休止を発表。同日、都内で5人そろって会見し、決断までの経緯や心境を語った。青木アナはツイッターで、「この日、会見から帰宅。『5ー1=0』学校では教わることのない嵐の定理を、誠実に丁寧に教えていただきました。理解できるよう頑張ります」と会見の感想をつづった。続けて、「あとすみません。今夜は初めて愚痴を言わせてください。無責任という言葉が会見で出ましたが、それはさすがに違うかと。あの場にいてとても悔しくて悔しくて」と、会見で「無責任ではないかという指摘もあるのでは?」という質問が上がったことについて苦言を呈した。この意見に、「私も悔しい!」「ファンみんなが言いたかったことですこんな公の場で言ってくださって本当にありがとうございます!」「終始素晴らしい会見のなかで、そこだけが引っかかりました。青木さんが代弁してくださって嬉しいです。ありがとうございます」「青木アナ。ありがとうございます。ファンの皆さんの声を代弁していただいて」と賛同の声や感謝の声が寄せられている。
2019年01月27日彼には「いい彼女」だけでなく、「いい奥さんになりそう」と思ってもらいたいですよね。そこで、普段のちょっとした行動で、さりげなくアピールしてみましょう。彼が結婚を意識するきっかけになることも。彼氏に結婚相手に向いているなと思ってもらえる方法をご紹介します!デート中や連絡を取り合う中で、意識してみてくださいね。子どもが好きな素振りを見せる街中を歩いていると、小さな子どもに出会う機会がありますよね。そんな時は、子どもが好きなことを彼に知ってもらえるチャンス。「小さくて可愛いね」と彼に話しかけたり、子どもに「バイバイ」と声をかけてみたりと、何らかのアクションを起こしてみましょう。話しかける勇気がない場合は、エレベーターで一緒になった子どもを見てニコニコしているだけでもOK。あなたの表情を見て、「子どもが好きなんだな」と感じとってもらえるでしょう。彼の体調を気遣う彼が疲れている、顔色が悪いと感じたら、すぐに「大丈夫?」と声をかけてあげましょう。デート中なら「今日は早めに帰ろう」と切り出して、彼の身体を休ませて。彼の体調を優先することで、「いざという時に頼りになる」「状況に応じた行動ができる」ことがアピールできます。また、「何か手伝ってほしいことはない?」「食べたいものはある?」と聞いてあげると、さらに喜んでもらえますよ。弱っている時に支えてあげることで、「これからも一緒にいてほしいな」と思ってもらえるでしょう。とっさに料理力を見せる料理ができるところをアピールする、というのは定番の方法ですよね。より一層「奥さんにしたいな」と思ってもらえるには、とっさの料理力を見せることが有効です。例えば、「彼の家に行った時、冷蔵庫にある材料で料理をする」「彼からの急なリクエストに応える」など、応用力が試されるパターン。「材料もレシピも揃えた状態」よりも難易度が高いため、「あり合わせのもので、こんなにおいしいものが作れるなんて!」とビックリされるでしょう。まとめ一生を共にする結婚相手。「この人と一緒なら、うまくやっていけそう」と思ってもらえることが大切です。また、いつかは子どもが欲しいと思っている彼なら、子ども好きのパートナーであることは重要な要素。子どもが好きと知ってもらう、家庭的な一面を見せることで、あなたが奥さんになっている光景をイメージして、「いい奥さんになりそう!」と彼氏に思ってもらえるでしょう。
2019年01月21日こんにちは。格闘家の青木真也です。AbemaTVの人気番組『格闘代理戦争』。推薦人である有名ファイターの推薦選手同士が、賞金300万円と格闘技団体「ONE」との総額1000万円契約を賭けて争うリアリティー番組です。現在放送のシーズンは女子選手で行われており、女子選手ならでは感情の出やすさで視聴者はもちろんのこと、関係者の感情までをも揺さぶっています。第5回目の今回は、『格闘代理戦争』決勝戦に進出している平田樹選手を取り上げます。1.柔道で培った身体能力の高さ彼女を見ていて、身体の軸(体幹)が強いなと最初に感じました。「身体が強い」と大まかな言葉で語られることが多い平田選手。体力的な強さはもちろんですが、自分が力を発揮する力、相手に力を伝える動作が上手な選手だと、僕は思います。力を持っていて、それをスムーズに出すことができて、相手に伝えることができます。力はあっても格闘技の中で出力できなかったり、伝えることができなかったりして、苦労する選手は少なくありません。キャリア初期で、それらができているのは武器だと思います。12年間闘ってきた柔道での経験で、彼女は身体の強さを獲得したといえるでしょう。柔道の名門クラブ「春日柔道クラブ」で柔道を始めて、高校は強豪校「創志学園」で活躍。高校総体に出場するなど柔道での実績も十分にあります。子どもの頃から組み合ってついた力はわかりやすく、誤解を恐れずに言うのであれば「使える筋肉」です。2.勝負の世界で生き抜いてきた勝負勘がある日本柔道の競技人口の多さは、他の格闘技系スポーツの中では群を抜いています。子どもの頃から試合を繰り返してきているので、勝負の世界を肌感覚で理解しているのだと思います。MMAに初挑戦したときも、極度に緊張することなく、落ち着いて試合に臨んでいた印象を受けました。さすがだなと感じました。自分ごとにして考えてみてください。観衆の前で手袋を少し厚くしたような素手同然のグローブで金網の中で殴り合う。そのときを冷静に迎えることができる“勝負度胸”のすごさは、格闘技経験のない方にも理解してもらえると思います。3.若さと可能性に満ちている彼女は19歳です。格闘技業界に限った話ではありませんが、若い世代は貴重です。これからのキャリアや業界の未来を考えると、35歳の僕よりも19歳の将来ある選手に投資した方が健全です。今から10年選手を続けても30歳に達しない。この若さに期待しないのはちょっと変。選手としての可能性も短いスパンではなく5年、10年単位で見ることで、彼女への期待感も増すのではないでしょうか。女子格闘技、格闘技の未来の一端を担っていると言っても言い過ぎではないと思います。4.SNSで見せる素顔と試合時とのギャップ格闘技選手と聞くと、男勝りな女性を思い浮かべる方も少なくはないでしょう。実際に格闘技界にいると、彼女たちは驚くほどに女性的です。格闘技をしていない一般女性よりも女性的なのではないかと思うくらいです。彼女のSNSを見ると、試合後にカレーを食べたり、同世代の女性となんら変わらない年頃の女の子、という感じ。練習が終わればメイクをして外に出るし、髪が傷まないようにケアを欠かさない。格闘技をすることで、女性らしく過ごす時間が限定されるからこそ、女性であることの意識を強く持っているように感じます。そんな姿と試合で見せる強さと荒々しさとのギャップが魅力的です。■勝負だから必ず、勝者と敗者に分かれる平田選手は、12月29日放送の『格闘代理戦争』内で、青木真也推薦の古瀬美月選手と決勝戦を闘います。17歳と19歳のふたりが争う決勝戦は、日本格闘技の未来を思い描かせるもの。ここでの結果の答え合わせはこの先にあるでしょう。どちらかが勝者、どちらかが敗者になります。どちらも勝者にしてあげたいのが本音なのだけども、勝負の世界は緩くなく、必ず明暗を分けます。僕の推薦選手である古瀬美月には、もちろんがんばってほしい。対戦相手の平田選手にもがんばってほしい。世の中を驚かせるような新時代のMMA。そして最先端、新時代に反するようなエモーショナルな伝統的な格闘技を魅せてほしい。主役は僕たちではない。主役はあなたたちなのだから。
2018年12月27日こんにちは。格闘家の青木真也です。ここ数年、女子格闘技がテレビ放映され、知名度を得ています。ただ、「RIZIN」「RENA」など、団体や個人の名前は知っていても、他の団体や選手を知っている人の数はガクンと落ちるのではないかと思います。大きな団体、表に出る選手の裏には、その何倍もの数の選手がいて、小さな会場で闘っています。第4回目の今回は、女子格闘技団体「JEWELS」のアトム級(47.6kg以下)チャンピオン黒部三奈選手を取り上げます。1.パフォーマンスを維持する気持ちの強さと覚悟があるトレーニング、技術、医療などの進化でアスリートの競技寿命は伸びています。一昔前であれば20代中盤を過ぎたらベテランであったのが、今は30代の選手はよく見かける光景になったし、40代の選手も存在する世界になりました。格闘技においても同じことがいえて、競技寿命は確実に伸びています。これを書いている僕も35歳で、キャリア50戦を超えるベテランですが、まだ終わりが見えてこないほど。黒部選手は1977年生まれの41歳です。男女差を持ち込むのは好きではありませんが、他の競技を見ても、男子選手に比べて女子選手は引退の年齢が早いです。体力の問題だけではなく、環境的な問題もありますが、男性に比べて体力的に厳しいと自覚する年齢は早いと思います。32歳のときに格闘技を始め、35歳でプロデビューと遅咲きなのもあるとは思うのですが、41歳でパフォーマンスを維持する取り組みと気持ちは、同じファイターから見ても並大抵のものではないでしょう(年齢の話を持ち出すのは、本人からすると気持ちのいい話ではないとはわかるのですが、本当にすごいと僕は思う)。2.逆境に打ち勝つ粘り強さを持つ彼女のファイトスタイルは体力と気持ちを担保にした粘りのファイトスタイルです。彼女の試合で圧倒されたのは、2018年3月に行われたJEWELSアトム級防衛戦。最強の挑戦者といっても過言ではない、SARAMI選手を相手に1Rにダウンを喫して劣勢を強いられるも、2R、3Rと進み、打撃で押し切っての判定勝ち。ダウンを喫したところから盛り返すすごさは、会場で熱狂する観客以上にファイターである僕たちに響きます。格闘技に限らず、完全に不利な状態に陥ってから、盛り返す強さは実力はもちろんのこと、気持ち、取り組みが揃わないとできないことなので、格闘技以外の仕事に置き換えるとわかりやすのではないかと思います。男女関係なく、この試合を見たときから、僕は彼女を「ファイター」として認めています。3.いま、自分の人生を本気で生きているファイターとはいっても、ひとりの女性です。恋もするし、結婚もするし、仕事でのキャリアも考えます。男性に比べて、女性は競技生活で失うものが大きいと思います。出産して選手を続けるキャリアもあるけれど、スポーツ選手の1年は他の仕事の1年に比べて大きいです。社会の圧力もあるから、余計に難しいし、だからこそどのような葛藤があり、あったのかを彼女に尋ねてみたいと思いました。現役のトップファイターが発する言葉が残ることで、社会の役に立つように思うし、それが格闘技の価値なのではないかとお節介にも思っている部分もあります。彼女に失礼を承知で聞いてみました。清々しい返信が来たので原文で味わってほしいです。現役を続ける続けないで結婚できるかどうかは関係ないと思ってます。むしろ格闘技をやってる方が私の良さがでるので結婚の可能性はあがるんじゃないかとも思ってます。ぶっちゃけて言いますと結婚したいというよりは、私が好きになった人が私のコトを好きになってくれて一緒の時間を過ごせたらいいなぁぐらいにしか、考えてませんけど...41歳でこんなこと言ってるからダメなんですね!!出産に関してはすでに諦めているというか、そんなに願望がないんだと思います。多分本当に子供が欲しかったらもっと早い段階で婚活なりしてたと思いますがそれをしないでここまで来たので...不躾な質問にも丁寧に清々しく答えてくれました。彼女は本気で自分を生きています。多様性とか男女問題を謳って理屈をこねくり回しがちだけども、個々が自分の人生を懸命に生きていけばそれでいいじゃないかと思います。なにかと生きづらい世の中ではあるけれども、格闘技を通じて生き方を提案してくれているように感じました。ファイターは試合を見せる仕事ではなく、生き方を見せて行く仕事なのだと改めて思います。たった一度の格闘技人生、胸を張って満喫してほしいです。黒部選手の次戦が決定しています。AbemaTVでの放送もありますので、彼女の生き方をご覧ください。【大会概要】開催名:AbemaTV Presents DEEP JEWELS 22日時:2018年12月1日(土)18:00開場 19:00開始場所: 新宿FACE DEEPJEWELSアトム級5分3R タイトルマッチ黒部三奈(MASTER JAPAN)VS 前澤智(リバーサル立川ALPHA)abeamTV 放送予約
2018年12月01日結婚して数年も経つと夫との関係はマンネリ化。恋愛感情もなくなるけれど、とりあえず惰性で結婚生活を続ける夫婦も多いと思います。お互いに空気のような存在になる夫婦もいいけれど、女性だったらやっぱり夫に愛されて生きたいものですよね。男性は妻が理想的な女性だといつまでも興味を失わずに、愛することができるものです。男性が思う理想の奥さん像とはどのようなものなのでしょうか?今回は、結婚後も夫から愛される方法についてご紹介します。1. いつまでも若々しい妻男性が思う理想の奥さん像は、いつまでも若々しく美しい妻です。結婚した当初は、美人だったのに、段々と太ってしまったり、メイクをしなくなる、いつも適当な部屋着を着ている…など、見た目に手を抜いてしまう女性は多いでしょう。もう結婚したから、見た目はどうでもいいやとなるのではなく、主婦になってからも独身の頃と同様にファッションや美容に手を抜かずにいることが大切です。若作りをした方がいいということではなく、夫のためにいつまでもフレッシュに若々しくいようと努力する姿やがんばる気持ちが一番大事です。 (1) プロポーションを保ついつまでも若く見える妻でいるために重要なことはプロポーションを保つことです。太り過ぎず痩せ過ぎないちょうど良いバランスの体型を維持することが若さを保つ秘訣です。プロポーションを保つためには、日ごろから体を動かして筋肉をつけたり、柔軟をして痩せやすい体を作ることが必要となります。また、食事にも気を使うことで美しい体型を維持することができます。理想的なプロポーションは、下着姿になっても恥ずかしくない体型です。お風呂あがりなどに鏡の前で自分の姿を毎日確認しておくようにしましょう。いざ夫に体を見せるときに、美しいスタイルの妻であれば思わず抱きしめたくなるでしょう。 (2) 美容や服代をケチらない結婚をすると自分にかけるお金は節約して、家庭のため子供のためにお金をかける人が多いと思います。美容院には半年に1度しか行かない、新しい服をほとんど買わない、メイクをしないなど妻が自分にかけるお金を節約すればするほど、美しさも残念ながら損なわれます。過度にお金をかける必要はありませんが、妻が若さを保つためにお金をケチりすぎるのもよくないですね。安い美容院でもよいのでこまめに髪のメンテナンスをしたり、服もプチプラ服でかまわないので、シーズンごとに流行のものを取り入れるようにするとよいでしょう。いつまでも若々しくいるためには必要最低限、お金をかけることも必要なのです。2. 向上心がある妻夫が理想とする奥さん像は、常に向上心を持っていてやる気があり輝いている妻です。結婚して家庭に入ると特に目標もなく、ただ漫然と生活してしまう女性もいるかもしれません。目標ややり甲斐がないと生活がだらしなくなってしまいますよね。夫はいつまでも輝いている妻を見たいと思いますし、周りの人にも自慢したくなるような妻でいて欲しいと感じています。夫にいつまでも愛される妻になるには何かしらのやり甲斐や向上心を持って生きることが必要です。 (1) 仕事をしている仕事をしている女性は社会とのつながりを持ち、向上心を持って毎日を過ごしていると思います。家庭を大事にしながら仕事もこなす妻は夫からするとまさに理想の奥さん像です。共働き家庭では、夫と家事を分担している家庭がほとんどだと思いますが、実際は妻のほうが負担が大きくなることが多いです。毎日忙しい状況で家事や育児、仕事もこなしてしまう女性は夫から感謝されますし、いつもがんばっている姿を見て尊敬し素敵だなと感じるでしょう。専業主婦で生活にハリがなくなってしまった人は、仕事を思い切って始めてみるのもよいでしょう。 (2) 趣味を持っている夫の収入に余裕がある場合は無理に仕事をする必要はないという考えの家庭もあるでしょう。夫から仕事はせずに専業主婦でいて欲しいとお願いされることもあると思います。家庭中心の生活になったとしてもいつまでもキラキラしている妻でいるためには趣味を持つことが大切です。たとえばお料理の腕を磨いたり、手芸や洋裁など自分の趣味でありながら、夫や家族のためにもなる趣味は夫からの評価も高いです。現在、専業主婦で夢中になれるものがないと感じている人は、何かしら家族にもメリットがある趣味をはじめてみるとよいと思います。夫が思う理想の奥さん像は、いつまでも綺麗で輝いている女性です。夫が思わず男友達に紹介したくなるような自慢の奥さんでいるためには、それなりの努力が必要です。結婚すると女性は、生活に落ち着いてしまい生活がだらけてしまう人も多いです。夫からずっと愛される女性でいるためには、心身ともに向上心を持って行動することが最も重要です。最近、夫からの愛を感じられないと思ったら是非参考にしてみてくださいね!
2018年11月13日こんにちは。格闘家の青木真也です。AbemaTVで放送中の『格闘代理戦争 3rdシーズン』が注目を集めています。昨今の女子格闘技の盛り上がりもあり、3rdシーズンは女子格闘技で行われます。番組をご存知ない方のために説明すると、同番組は優勝賞金300万円と格闘技団体ONEとの総額1000万円の契約を賭けて、有名選手が推薦する若手たちが闘うリアリティショーです。第3回目で取り上げるのは、青木真也推薦選手として出演する古瀬美月選手です。高校3年生の17歳。1.感情をさらけ出すことができる彼女は感情表現が素直です。躊躇なく自分自身をさらけ出せる人。番組でも試合敗戦後に悔しくて、涙するシーンがありました。試合に負けて泣く選手は珍しくありませんが、彼女は子どもが駄々をこねるように泣きます。感情を出すのは恥ずかしい、とする風潮もどこかにありますし、がんばる姿を見せるのが恥ずかしい世代でもあると思いますが、彼女は一切の躊躇なく感情を露わにするのです。若さがそうさせるのか、持って生まれた才能なのか、僕にもわかりませんが、ここまで感情を出せる選手は男女問わず、他に浮かんできません。感情表現が豊かな選手はそれだけで魅力的ですし、想いの強さは力に変わると僕は考えています。僕の試合を生で見ても涙を流すことがある彼女は、自分の中で湧き上がる感情に対して素直。そんな彼女は美しいと思うのです。2.自分の言葉を獲得している彼女の存在が僕の視野に入ってきたのは、番組が始まる半年前の3月です。彼女は女子格闘技団体「DEEP JEWELS」で試合をしていました。対戦相手は現役アイドルグループ「仮面女子」のメンバーである川村虹花選手でした。川村選手が勝つことを期待してマッチメイクされた試合で、負け役として組まれた試合。その試合ではスイングした試合を見せ、古瀬選手が勝ちます。その後のマイクで、当時負け続きだった古瀬選手は、「(私を)見捨てないでください」とリング上から発信します。試合自体に魅力を感じたわけではありませんでした。でも、この言葉を聞いたときに、魅力のある選手だなと感じました。言葉を獲得している選手が少ない中で、17歳にして自分だけの言葉を手にしている。そのことに驚きましたし、魅力的に見えたんです。以降、SNSをフォローして彼女の言葉を追っています。3.SNS発信が巧みで、人を惹きつける僕は35歳です。若い世代のSNSの使いこなしっぷりに、ついていこうと試行錯誤するものの、インスタグラムに悩み、動画SNS「ティックトック(Tik Tok)」に足踏みしています。若い世代の感性、文化を否定すると成長が止まると考えているので、触れてみるものの、イマイチうまく使いこなせていない気が。彼女のインスタグラムやツイッターを見ていると、写真の撮り方が上手なだけではなく、動画を編集して載せたり、言葉の選び方が上手かったりして、見入ってしまうことが多々あります。プロ格闘技選手をしている以上、SNSの運用は避けて通れないので、彼女の投稿を見ながら勉強しています。一緒に番組をやっていくからには、彼女の感性を少しでも理解しようと、彼女の好きなミュージシャン「レペゼン地球」を聴いていますが、これもどうも頭に入ってきません。「世代が違うしな」で片づけそうになるのをぐっと堪えて、今日も聴きます。4.異常なほどの集中力と繊細な気分屋古瀬選手を見ていると、自分が熱中することには、他を圧倒する集中を見せる一方で、興味のないことには一切触れなさようなタイプだなと感じました。僕も自分の興味があること以外にはやる気が出ないタイプです。実際に「そういうタイプだよね」って話をしましたし、自分に似ているぶん、彼女の気持ちもよくわかります。唯我独尊のように見えても、実際は繊細で傷つきやすい人。歪な人間とも言えますが、歪なものは魅力的です。出演が決まったときに、放送期間中の3カ月だけでいいからがんばってみようと伝えました。それから今に到るまで、彼女の格闘技への集中度は、前のめり気味に見えるほど高い。■古瀬美月選手の未来「格闘代理戦争」を通じて、彼女は今までにないくらい、格闘技ファンの間での知名度を高めるはずです。僕は世に出ることが必ずしも幸せだとは思っていません。いいこともあれば悪いこともあります。いい思いもすれば、嫌な思いもします。彼女を世に出すことに対しての責任も感じているし、彼女にとっていいのかどうか、否定と肯定を繰り返しています。彼女がやると言った以上、彼女を全力で担いで、行けるところまで行かせてあげるのが僕の仕事だと思っています。優勝するに越したことはないのですが、優勝できるのは出場選手のうち、ひとりだけです。一番になるのはどんなスポーツでも争いでもひとりだけです。一番を目指してやるし、一番になるように必死にサポートしていきます。ただ、僕には彼女に豊かになってほしいし、幸せになってほしいとの想いがあります。格闘技は一番になるためのものではなく、豊かになるものであり、幸せになるためのものだから。格闘技も一生懸命やって、勉強もして、恋もして、遊んでと好きなことを一生懸命にやってほしいです。それが格闘技での強さや厚みにつながります。彼女の結果がどうなるかは誰もわかりません。どんな結果になろうとも、必死に関わって、挑戦して良かったとお互い思えるように、懸命に愛を持って接するつもりです。彼女の格闘技人生に幸あれ。
2018年10月20日こんにちは。格闘家の青木真也です。女性の格闘技が盛り上がりを見せ、女性だけの団体も誕生し、男性がメインの「RIZIN」や「PANCRASE」の中でも、女性がセミファイナルやメインイベントを務めるようになってきています。格闘家、表現者として女性が力をつけて、着実にファンを増やしてきています。女性の格闘技人気を一過性のものではなく、根付かせていきたいとの思いで、この連載を書いています。第2回目で取り上げるのは三浦彩佳選手です。三浦選手は格闘家として、表現者として優れています。彼女は飛び抜けた才能もあり、格闘技選手としての戦績も出ていますが、不器用で精神的に不安定なときがあります。バランスがよく、完成された選手よりも、ひとつの部分が突出していて、どこか危うさを持ち合わせている選手の方が魅力的に感じてしまうものです。表現者は歪で極端であればあるほどに、人を惹きつけると僕は思っています。彼女は僕が練習場のメインにさせてもらっている「TRIBE TOKYO MMA」に所属しています。一緒に練習をする機会は稀ですが、話をすることは多いです。繊細で気が小さいところがありながらもどこか大胆な点が、僕に似ている部分があると感じています。今回もエモい文章になりそうです。1.泥臭い稽古に挫けない心を持つ彼女には「戦う西内まりや」とキャッチがつけられています。ルックスと愛嬌も相まって、人気を集めている選手です。計量や試合でも男子を押しのけてニュースになることも多いです。しかし、彼女の師である「TRIBE TOKYO MMA」の長南亮さんは、彼女に「ゾンビ」の愛称を付けました。「戦う西内まりや」と「ゾンビ」の落差がすごく、戸惑う方もいると思います。彼女が長南さんから「ゾンビ」と呼ばれるようになった経緯は、練習でどんなにやられても「お願いします」と挑み、練習を止めることがないから。やられたら退いてしまう選手が多い中で、それでも挑んでいけるのは格闘家として必須の資質です。技術や体力は後からついてきますが、気質だけは持って生まれた部分です。後から変えられません。彼女の気持ちの部分と練習に真面目に取り組む姿勢があるからこそ、長南さんも周りも彼女を応援するのではないかと思います。僕も彼女の練習での挫けない心は好きです。2.感情の浮き沈み、不安定さを認めながら前進している彼女のSNSや練習を見ていると、気持ちの浮き沈みがある人だなぁと感じます。多少の浮き沈みがあるのは、格闘技選手ならば当然です。彼女の場合はその割合が大きいような気がします。一喜一憂の理由が何かはわからないし、個々違うものだと思います。競技のことなのかもしれないし、仕事のことなのかもしれないし、お金のことかもしれないし、恋愛のことかもしれません。理由は人それぞれだけど、悩み、苦しんでいるのは全員に共通しています。ただ、彼女はその振り幅が大きい選手だなと感じています。なぜ、彼女の気持ちの浮き沈みに、他人である僕が気づくのか。それは僕も感情の起伏が激しく、何も手がつかないほどにふさぎ込んでしまったり、世界がすべて自分中心に動いているかのように舞い上がってしまったり、周囲が扱いに困るタイプの人間です。メンヘラといわれることは日常で、自覚もあります。それでも生きていかないといけないから、向き合って、理解して、取捨選択してなんとかやっています。だから、彼女の抱える悩みも理解はできるのです。揺れ動いても前に進む姿勢は、格闘家として表現者として魅力的です。大多数の選手が表現できないものを確実に表現しています。3.女子選手には珍しい、過酷な減量と向き合っている格闘技は体重制競技なので、規定の体重に合わせるために減量が存在します。格闘技で行う減量とは、数日で身体の中にある水分を減らして、規定体重に合わせるものです。ここでいう減量はダイエットとは違います。ダイエットは試合1週間前までに済ませて、計量までの最後の数日で、着込んで運動したり、半身浴やサウナで発汗して、体の水分を絞り出します。このときは水分の摂取を体重計を見て、減り具合を見てなので、ほぼ制限しているといってもよいです。女子選手は月経の周期で水分を含みやすいこともあり、男子と比べると水分での減量をコントロールしづらいです。そのため男子選手に比べると、水分での減量の幅は少ない傾向にあります。しかし、彼女は男子選手顔負けの水分での減量をします。多いときは水分での減量が5kgを超えることもあるほどです。男子選手の僕から見ても、想像を絶する過酷な減量。それを敢行する彼女の無鉄砲さと気持ちの強さは本当にすごいと思います。しかし、水分での減量の量を読み間違えて規定体重を越えて、計量に失敗したこともあります(決して誇れたことではないですが)。直近の試合は水分での減量幅を少なくして、スムーズな減量を見せて、グッドコンディションで試合をしています。普段のダイエット方法や減量方法は格闘技選手だけではなく、一般女性のダイエットにも応用可能なので、発信していってほしいところです。自分の好きなようにキャリアを描く彼女のこれからの格闘家人生がどうなるかは予想がつきません。もしかしたら嫌になって明日にでもやめてしまうかもしれないし、ずっと続けていくかもしれない。ただ、いつやめてもいいし、いつ戻ってきてもいいと思っています。格闘技は許容の幅が大きく、多くの人を救うものであってほしいというのが僕の希望でもあります。彼女の格闘技人生に幸あれ!
2018年09月29日ものまねアーティスト青木隆治が芸歴20周年を記念した全国ツアーを開催する。17歳でNHK「のど自慢」に出場し、24歳でものまね番組に出演。精巧な模写と圧倒的な声量、そして端正な顔立ちで瞬く間にスターへの階段を駆け上がった青木。今やメディアやステージでなくてはならない存在だ。「青木隆治」チケット情報「ツアーは集大成でもあり、始まりでもあります。今までやってきたものすべてを出し切って、次に向かっていく姿を見せたいですね」と青木。振り返れば、ものまねに挑戦したのは先輩からの勧めだった。「最初に出たテレビのものまね番組ではポルノグラフィティさんの曲を歌わせていただいたのですが、ものまねではなく、ほとんど地声でした。でもそれからは現場でいろんな方のショーを見て感銘を受けて、真剣に取り組み始めました」。過去の自分を赤裸々に語る青木。意識の変化を含め、ターニングポイントは他にもあったのかと尋ねると、「今がその渦中かもしれない」と答えた。「20年の節目に一度、初心に戻ってみようと考えたとき、僕は歌をやりたかったんだと。しかも世界に行ってみたい。そしてニューヨークのアポロシアターに出てみたいと思ったんです」。2017年、実際にアポロシアターに挑戦した。「世界でエンタメをやるのは甘いものではないということも分かりました。ただ、100%通用しないわけではないことも分かりました」と、手ごたえも感じた。「やってみないと分からないし、やった人にしか分からないことがある」と、経験がもたらすものは大きいと青木。今回の自身の20周年ツアーでは、歌やダンス、ものまね、漫才などオールジャンルのエンタテインメント選手権『アオキシアター~アマチュアナイト~』と称し各会場でオーディションを開催し、新人発掘のコーナーも設けた。「ぜひ、挑戦してほしい」と、その一歩をいざなった。詳細は公式サイトまで。「青木隆治 20th Anniversary Tour」は開催中。このあと、青森・兵庫・大阪・石川・滋賀を経て、東京・中野サンプラザでファイナルを迎える。チケットは発売中。取材・文:岩本和子
2018年09月13日はじめまして、格闘家の青木真也と申します。女性の格闘技が盛り上がりを見せるなか、彼女たちの魅力を伝えていけたらと思っています。良いものは性別関係なく良いはずだし、必ず伝わるはずだと信念を持って書いていきますので、よろしくお願いします。第1回目で取り上げるのはSARAMIという女性の格闘家です。本名、高野聡美。SARAMIは格闘技者として優れています。というのも、彼女は格闘技者として必要なものすべてを備えているから。練習への姿勢はもちろん、肉体の強さや闘志、人を惹きつける表現者としての力。彼女は僕の盟友であり、国内トップファイターである北岡悟選手が運営する格闘技道場「パンクラスイズム横浜」に所属しています。北岡悟選手への想いも重なって、初回からエモい文章になりそうです。1.女性ではなく、一格闘家として闘ういつからそうなったのか定かではありませんが、女子格闘技大会では主催者の意向で選手が水着で計量をするのが定番になっています。水着で計量すればメディアで話題になるのは当然わかります。ただ、「セクシー」「色っぽい」といった「女性」を売りにして盛り上げるのは長続きしないし、フェアではありません。むしろ試合そのものが話題になるようにしてほしいし、それこそが選手へのリスペクトだと思っています。SARAMI選手は水着で計量をしません。ここに「私は格闘技者である」とのプライドを感じるし、僕はその姿を見て格好いいと感じます。彼女はインタビューなどで、「自分は他の女子格闘技選手と違う」と吐き出すことがあります。これは優秀な格闘技者であるのだけれども、まだ結果が出ていないことからあふれる悔しさを表現していると思います。では、何が違うのかと聞かれれば、その違いを答えられるのは少数でしょう。彼女の技術力の高さや取り組みをわかる目を持った人間は、当然だけれども少ない。どうしても女性性を強調した選手に注目が行くことになるからです。ただ、そんな彼女の葛藤が僕には魅力的に映ります。SARAMIは表現者としても魅力的です。格闘技選手として女を売りにすることはないSARAMIだけれども、普段の彼女は服やヘアメイクに気を使っている女性です。いつもは素敵な女性ですが、格闘技に女性らしさを持ち込まないところがフェアですし、格闘技者として尊敬を持って接することができます。2.女子格闘技ではなく、格闘技に取り組んでいる北岡悟選手は「彼女には女子格闘技ではなく格闘技をさせている」と公言しています。彼が求める格闘技は、並の男子選手では続かないくらいハードなものです。というと、「女子格闘技ではなく格闘技」という言葉の重みをわかっていただけるでしょうか。女子格闘技というとどうしても柔らかいイメージがありますし、技量や取り組みが伴わない選手もいます。彼はSARAMI選手に対して、男子選手と同じ格闘技を伝えていますし、男子選手と同じ練習体系にしています。「女子だから」と特別扱いしないところに女子格闘技、彼女へのリスペクトを感じています。彼女の取り組みもすごいのです。彼女は地元・富山で格闘技を始めて、強くなりたいという一心で上京してきました。だからこそ格闘技にかける想いも人一倍強いし、練習への取り組み方にも圧倒されます。男子選手に混ざり、彼らと遜色のない練習をします。その中で北岡悟選手が投げかけるアドバイスが男子選手と変わらず、それを受け止め、実践する様が心地よいのです。格闘技者としての尊敬を感じます。3.運命に抗う強さがある2018年3月10日、格闘技団体「JEWELS」アトム級タイトルマッチにSARAMI選手は挑戦しました。北岡悟選手がジム開設後、初のタイトルマッチをしたのがSARAMIでした。彼女の初戴冠したい気持ち、北岡悟選手のジムに初のチャンピオンベルトを持ち帰りたい、という気持ちはSARAMIも応援していた僕も一緒だったと思います。試合は1Rにダウンをとるものの、追い上げられて判定負け。運命がはじめから決まっているものだとしても、それを受け入れず戦う姿は魅力的に映ります。この試合が終わっても、彼女は運命に抗うことを続けています。いつか必ずベルトを掴んでほしいし、掴めると信じています。■楽しみながら闘い続けてほしい女子格闘技の世界で、選手活動を生業にしている選手は、数えるほどしかいません(男子も大して変わりませんが)。彼女も例に漏れず、他に仕事を持ってやっています。スポンサーがいるわけでもないし、スポンサーに気に入られるほど器用にもなれないはずです。仕事をしている時間を練習時間に充てたいと考えるのは当然ですし、彼女が師事する北岡選手は選手活動を生業としています。それに憧れるのは当然のこと。ここまで格闘技が好きで探求しているのであれば、格闘技で生きていってほしいと心から思うし、僕自身も業界を厚くしていかねばと感じています。これから彼女の歩む格闘技人生がどのようなものになるか誰にもわかりません。わからないから不安なのだろうし、わからないから楽しいのだと思います。望むものが手に入らなかったとしても、厳しい結果になったとしても、納得して闘いを終えてほしいし、楽しかったと心から感じて闘いを終えてほしいです。格闘技に携わったすべての人がやってよかった、楽しかったと思ってくれることを心から望んでいます。写真/SARAMI選手に提供いただきました。
2018年09月01日アラサー世代の既婚者の女性の悩みで多いのは「旦那が最近冷たい」というもの。でも、何もないのに急に不機嫌になる人間はいませんよね。男性の性質として、口下手で相手に言葉で不満を伝えるのが苦手なところがあります。そのため、態度で不満を表すしかなくなってしまい、「冷たい態度」として伝わっている可能性も十分あります。旦那が口には出せない不満の原因は、奥さんの行動にあるかもしれません。1. セックスできない寂しがりやな男性は、肌を合わせる事で愛情を確認したいと考える人もいます。子育てなどで疲れて、旦那のセックスに応じてあげられていないと「俺ってないがしろにされてる?」と不満を持ち、不機嫌な態度になってしまう男性もいるようです。女性は「だったらもう少し早く帰ってきて、家の事を手伝ってよ」と思うかもしれません。でも、男性は「俺を大切にしてくれたら、家事だって手伝うよ」なんて思っているかも。どちらが先に行動を起こすかだけの話ですが、男性はプライドが高く自分から折れることが苦手なので、まずは女性のほうから手を差し伸べ、優しくしてあげると二人の関係は改善していくはず。2. 家事をしっかりしてほしい奥さんの家事に対して不満を持っている場合も、不機嫌な態度に出るケースは多いと言われています。「自分なりに必死にやっている」と思う女性もいるかもしれませんが、男性は意外に小さい事を気にしているみたい。例えば、会社から帰ってきたら冷めたご飯がテーブルにドンと置かれているだけとか、取り込んだ洗濯物が山のように積み重なったまま放置されているとか、そういう小さい不満の積み重ねが不機嫌な態度となって表われる場合も。奥さんが子育てに追われ家事まで手がまわらない状況を男性は深く理解できないため、「家にいるのになんでいつも部屋が散らかってるんだ」なんてイライラする事も多いようですよ。大変さはそれぞれ違くても、家族のために仕事をしてお給料を稼いでくるのも、家族のために家事・育児をするのも大事なことですよね。まずは「いつもお仕事頑張ってくれてありがとう」と奥さんから感謝の気持ちを伝えるようにしてみると、自分の頑張りを認めてくれたと感じ、奥さんを思いやる余裕が出てきます3. 見た目を気にしなくなった結婚して家事や育児に追われると、自分の事は二の次、三の次にしてしまう女性は多いもの。可愛い奥さんと子供に囲まれて幸せな生活を送るイメージを思い浮かべていたのに、奥様がどんどん変わっていく姿に「女を捨てた」なんて苛立ちを覚える男性は多いです。子どもが最優先になるのはわかりますが、だからと言って自分や夫婦のことを疎かにしないようにしたいですよね。男性は、ダイエットに励む女性の姿を見るだけでも「前向きで可愛い」と機嫌を良くする事もあるので、ウソでもダイエットしている素振りを見せたり、週に1回リッチな美容マスクでケアしたり、化粧をバッチリする日を作るなど、自分磨きにも力を入れましょう。妊娠出産を経て女性の優先順位は子どもになりますが、男性は変わらないことが多く、女性が思っているよりも本当に些細なことで不満を持ち、奥さんに冷たく当たってしまいます。でも逆に言えば、ちょっとの努力で旦那の冷たい態度は変わるという事ですよね。夫婦は長い道のりを共に生活していく大切なパートナーです。女性ががんばるだけでは成り立ちませんが、女性から手を差し伸べてあげることで、すんなりと物事は進みやすくなります。今のうちに改善を目指して、仲良く素敵な結婚生活を送って行ってくださいね!written by 亀ぱんだ
2018年08月04日結婚後の浮気に悩まされる奥さんはたくさんいます。浮気をしてもばれないように必死で隠す男性もいますが、やはりそこは女性が一枚うわて。旦那のいつもと違う不審な行動に「ピン!」と来ちゃう人が多いもの。でも、旦那の浮気にずっと気が付かないで、そのうち旦那が浮気相手に本気になり離婚を切り出されるなんて悲しい結末を辿るパターンもあるようですよ。そんな悲しい事態をさけるためにも、旦那の浮気の芽は若いうちに摘み取ってしまうのが大切。浮気をしている旦那が見せる不審な行動について、実際に浮気被害者の奥さまに話を聞いてきました。1. 浮気をしている旦那が見せる不審な行動 (1) お金遣いが荒くなる毎月のお小遣いを足りないと頻繁に言うようになったり、急にお金遣いが荒くなったと感じたら、浮気をしている可能性が高いです。男性は、気になる女性ができるといい格好をしたいもので、プレゼントを買ったり食事に連れて行ったりするのでお金がドンドン出て行きます。 (2) 急に仕事が忙しくなる仕事が忙しいと家に帰る時間が遅くなったり、休日出勤する日が増えるのも浮気の兆候なんです。女性と会うために、怪しまれずに時間を作る口実として「仕事」を使う男性は多くいます。今まで一緒に生活していて「このタイミングで仕事が忙しくなるっけ?」と不信感を持ったあなたの勘は正しいかもしれませんよ。 (3) 携帯にロックをかけはじめる今まで携帯にロックをかけていなかった男性が、急にロックをかけるのも浮気をしている時に見せる行動のひとつです。携帯は無造作に置きっぱなし状態だった旦那が、ある日を境に携帯を持ち歩くようになったり、携帯を触ろうとするとパッと横から手を出すような仕草が見えたら「あやしいな」と思ったほうが良いでしょう。 (4) 身なりを気にし始めた今では、服になんの興味も無く「適当に買ってきて」なんて言っていた人が、自分で服を買いに行くようになったり、下着などにもこだわり始めるのは浮気をしているサインとして捉えることが出来ます。浮気相手とデートをする時に、適当な服は着ていけなく、少しでも格好良く見せたいという思いからこのような行動にでるようです。 (5) 電話をしても折り返しが増える旦那が仕事中ではない時、例えば同僚や友達と飲みに行っているという時に、電話をかけてみましょう。今までは、飲んでいてもあなたからの電話がかかってくれば出てくれていたのに、その電話には出ずに折り返ししてくるのは浮気をしている可能性が高いです。浮気の真っ最中だったりすれば、隣で喋っている女性の声が電話口からするかもしれないと警戒し、その女性と別れてから電話をかけたり、トイレに駆け込んで折り返し電話をするという男性もいるようですよ。2. 旦那に不審な行動があったらどうするべき?旦那にこのような不審な行動が頻繁に現れたら、奥さんとしてどう対処するべきなのでしょうか? (1) バレてることを遠まわしに伝える「最近お金遣い荒いけどどうしたの?」「もしかして違う女性と会っているのかな〜」と冗談ぽく旦那に話してみます。旦那が逆ギレし始めたらますます怪しく、不倫の確信を持つ事ができますし。そして相手にも「やめないとどうなるかわからないぞ」というプレッシャーをやんわり与える事もできます。男性は、鈍感なので「浮気はバレていない」と感じると行動がどんどんエスカレートする事も。このような一言が「これ以上はまずい」と浮気のストッパーになるのだとか。 (2) 浮気の証拠を突きつけて話し合うある奥さまは、浮気の証拠を徹底的に探し、旦那に突きつけ裁判を起こしたとのこと。旦那が乗っている車に、自分じゃない髪の毛が落ちていないかをコロコロをして探し、それを袋に入れて保存。LINEにもロックがかかっていたそうですが、パソコンからパスワードを推測して、やり取りを全て画像で残したそうです。 財布の中やスーツのポケットをくまなくチェックし、レシートや証拠になりそうなものは1つのファイルに全て貼り付けるという探偵並みの作業を1年続けたそう。証拠がいくつもそろっていたので、裁判はもちろん奥さまの勝利。多額の慰謝料をゲットし、今は新しい恋愛を楽しんでいるようです。 (3) 子供を使って探りを入れる子供を使って旦那に探りを入れる奥さまもいます。「パパの携帯でゲームがしたいと言ってきて」と子供に促します。そうなれば、旦那さんは警戒心無く携帯のロックを外して子供に渡します。その状態の携帯にすかさずアプローチ!隙をついてスマホチェックします。奥さんが直接携帯に触ろうとすると警戒するので、子供を使って無防備な状態にさせるのです。 でも、携帯を子供に貸してくれるのも長くて10〜15分程度が限界なので、バレないように細心の注意が必要。男性の浮気を見て見ぬ振りしてしまうと浮気へのハードルが下がり、何度も浮気を繰り返す、浮気大魔王に変身してしまいます。浮気をしていても、初期の段階であれば家庭崩壊の危機も免れますし、浮気を繰り返す心理状態になる前に旦那を自分の元へと引き寄せる事も可能。旦那に怪しい行動が見えたらしっかりチェックして、これ以上状況が悪化する事がないように行動していきましょう。written by 亀ぱんだ
2018年07月19日7月21日発売の『住まいの設計9月号』より、家好き芸人、アンガールズ・田中さんが建築家の自邸を突撃取材する新連載がスタートします。アンガールズ・田中さんは広島大学工学部第四類建築学部卒業。大学では建築の構造を研究し、得意分野は日本建築だそうです。今回は東京・渋谷区で築40年、158.8㎡(48.12坪)、鉄骨造3階建ての建物をリノベーションしたPuddleの加藤匡毅さん宅を取材しました。■ 音楽を奏でるキッチン?渋谷の奥= “奥渋” と呼ばれるおしゃれエリアに、建築家・加藤匡毅さんの事務所兼自宅があります。「築40年ほどの鉄骨3階建ての空き家をリノベーションしました。改修前は壁がピンク色だったんですよ」と聞いて、「ピンク!?それはローセンスだわ~」と驚く田中さん。グレーに塗り替えられた外壁に緑が映える、モダンな外観に生まれ変わっています。1階が事務所で2・3階が住居になっており、2階LDKの中心には存在感のあるアイランドキッチンが配されています。キッチンの天板には、妻・奈香さんの要望により銅板を採用。「銅板は病院などでも使われていて、衛生的で用途にも合っています。味噌やレモンなどをこぼすと、すぐシミになりますけど(笑)」と奈香さん。下部は収納で、なんとスピーカーまで内蔵されています。■ 光と風がめぐるオープンなテラス2階への外階段を上がるとテラスがあります。緑いっぱいのテラスは「本当にカフェのテラスみたい。気持ちいいわ~」と田中さん。友人の引っ越しの際にもらってきたというテーブル& ベンチも絶妙にマッチしています。上の写真はキッチンからの眺め。「テラスにいると外を感じられるけど、一歩中に入ると、外からの視線はまったく気にせずにくつろげるところもいいですね」と田中さん。■ まるでリゾート?のようなサニタリー階段で緩やかに仕切られたリビング北側は、長男ソラくんの遊び場。「ここは、以前はキッチンでした。日本の家は北側に水回りを配置して南側で過ごすというのが一般的だったので。トップライトを設けて光を取り込んでいます」と加藤さん。その奥には、トイレ、洗面、バスルームが一体化した水回りを配置。トイレにもトップライトが設けられ、ブルーの壁が爽やかです。■ ガレージだった1階は街に開かれたオープンな設計事務所に「街に開いた設計事務所をつくり。同時にお店の奥で家族がちゃぶ台を囲む昔の商店のような暮らしを実験的にやってみたかった」と加藤さん。オフィスのキッチンスペースにはシアトルのメーカーにセミオーダーしたいとうエスプレッソマシンも。もっと詳しく見たい方は、「住まいの設計2018年9月号」をご覧ください!【取材協力】Puddle代表の加藤匡毅さんが、隈研吾建築都市設計事務所、IDÉE などを経て2012年に設立。「%Arabicaコーヒー」や「DANDELION CHOCOLATE」など、世界各地で話題のショップの設計を手掛ける。巻頭特集は「木の家、自然素材の家は居心地がいいんです。」。第二特集「わんこと暮らすなら、こんな家!」では犬も人も暮らしやすい家をたっぷりとご紹介します。また、家好き芸人、アンガールズ・田中さんが建築家の自邸を突撃取材する新連載「アンガールズ・田中が行く!建築家の自邸探訪」がスタートします。
2018年07月13日いけないことと分かっていても既婚者の上司や同僚に心惹かれて不倫の関係になってしまう女性も多いようです。「もう離婚する」という彼の言葉を信じて関係を続けているけれど、なかなか行動に移してくれないと「本当は奥さんと別れるつもりなんてないんじゃないの?」と彼の気持ちを疑ってしまいますよね。実際、浮気を続けるために本当は奥さんを愛しているのにも関わらず、甘い言葉で女性を都合よく使おうとする既婚男性もいます。彼は本当に私を愛してくれているの?それとも奥さんを愛しているの?今回は、不倫中に本当は奥さんを愛している男性が見せる態度についてお届けします。1. 土日は会えない事が多い既婚男性にとって、土日は家族とのふれあいタイムにあてる時間。子供の学校の行事だったり、奥さんの買い物に付き合ったりと、既婚男性にとって休みは休みでも色々忙しい日でもあるのです。でもそれは、家族円満を保つために彼が頑張っているということ。奥さんを大切に思っている証拠でもあります。本当に奥さんのことを愛していない男性、もう別れようとしてる男性は、土日だろうが祝日だろうが自分の時間を好きなように使うもの。土日のデートに誘っても絶対に乗ってこないという時は、あなたよりも奥さんを愛しているのかもしれません。2. 家族の話を頻繁にする人は、無意識のうちに愛している人の話をしたがるものです。彼と会っている時に、家族や奥さんの話が出る時は、あなたよりも家庭や奥さんを愛しているかもしれません。奥さんの愚痴や不満、子育ての話なら、あなたに自分の気持を理解してもらいたいという行動ですが、失敗談やドジ話などを笑いながらしている状態なら怪しいです。どうしようもない嫁だけど、そのドジや失敗を笑って許せるくらい愛してるという証拠になるからです。3. セックスなしのデートで不機嫌になる奥さんの事を本当は愛しているのに、不倫を楽しむだけの男性は、セックスなしのデートをすると必ず不機嫌になります。なぜなら、彼の目的は愛情ではなくセックスだからです。その目的が果たせないのに、バレるリスクを背負っている俺の気持はどうなるの?と自分勝手な思いを抱いてしまうみたい。セックスができなければ奥さんを裏切るリスクを背負ってまで会う意味がないと、怒りが滲み出てしまうのです。4. 不倫がバレた言い訳を準備している彼に「もし、この関係がバレたらどうする?」と1度聞いてみてください。彼が、アレコレ言い訳を準備しているようなら黄色信号と捉えるのが正解です。言い訳がすぐに出てくる男性は、日ごろから不倫がバレた時の備えや準備をしているという事。奥様にバレた時、上手に言い逃れをして家庭に戻る気満々でしょう。口では離婚する離婚すると言っていても、彼の本心の中には「家庭を壊したくない」「奥さんを傷つけたくない」という気持があるという事です。このような男性はいざとなったら、あなたをさっさと切り捨てて家庭へと帰って行ってしまいます。5. 具体的な未来の話をしない本当は奥さんの事を愛していて、あなたをただの浮気相手としてしか見ていない男性は、いくら「離婚する」と口で言っても、その具体的な内容を全く決めていないことが多いです。いつ離婚になりそう?と聞いても「いずれ」「そのうち」という言葉で逃げるようなら怪しいです。奥さんと別れて一緒になりたいと本気で思っている男性は、離婚の話をする時、具体的にその内容を話します。「子供があと5年で成人するからそのタイミングで離婚を切り出すつもりだよ」とか「2年後に奥さんの実家で同居する話が出ているけど、そのタイミングで離婚話を進めるよ」と言う具合に、年数や自分の状況などを細かく話してくれます。6. 奥さんにバレる事を極端に恐れている人目を避けるようなデートばかりで、会った後の匂いや洋服の乱れなどを執拗に気にしたり、奥様にバレる事を極端に恐れているような態度が彼から見えたら、奥様を愛しているのかもしれないと思ったほうが良いかもしれません。離婚調停中などで、浮気がバレると慰謝料が追加請求される等の理由があれば仕方が無いと思いますが、別れる準備もまるで無いのにひたすら妻バレを恐れるようなら、このままずっとセカンド女扱いされると思った方がいでしょう。男性は、本当に好きになった女性に対しては「全てのしがらみを捨ててでも一緒にいたい」と思います。浮気がバレることを心配しているのは、まだ家庭にしがみついている証拠として受け取ることができます。7. イベントデーに会ってくれないクリスマスやバレンタインデーなどのイベントデーに、彼がどうにか都合をつけて会おうとしてくれるのも本気度を確かめるひとつの方法として使えます。家庭を大切に思い、奥さんとの関係を壊したくない男性は、そういう特別な日に「家族と過ごさないと、嫁が怖いからさ」と奥さんを優先させようとします。子供がいれば、仕方が無いと諦めも付きますが、子供がいない夫婦でイベントデートを奥さんと過ごすようであれば、夫婦仲は悪くはなく、奥さんが絶対的1番の存在で、不倫相手は二の次と考えていいでしょう。「離婚する、離婚する」と「するする詐欺」の既婚男性ってかなり多いです。彼のことが好きだから、独身を守って彼を待っているのに・・・本当は奥さんを愛していて離婚するつもりが無かったなんて結末になったら貴重な人生の数年間が全て無駄になってしまうかもしれません。自分を本当に愛しているのか、それとも奥さんの方が好きなのか、しっかり見極めて今後の付き合いを決めていきましょう。written by 亀ぱんだ
2018年07月12日ジャニーズ好きで知られる日本テレビの青木源太アナウンサーが10日、自身のツイッターを更新。開設から1週間でフォロワー25万人を突破し、感謝の思いをつづった。今月3日に「【テストツイート】あー、あー、テスッ、テスッ、届いてますか?こちらA・O・K・I、青木アナです。チキソーソー、チキソーソー」と初ツイートしてから1週間。嵐の楽曲の良さを熱く説明したり、山下智久のアルバム発売を喜んだり、音楽特番『THE MUSIC DAY』でのジャニーズのタレントの名シーンを振り返ったり、愛あふれるツイートでジャニーズファンの心をつかんでいる。そしてきょう10日、「『チキソーソー』と初ツイートをしてから、今日でちょうど1週間。25万人以上の方にフォローをしていただき、本当に恐縮しております。リプも、返信はできませんが全てに目を通しております。温かい言葉、笑ってしまう言葉、勉強になる言葉、ありがとうございます」と感謝し、「今後ともよろしくお願い致します」と呼びかけた。この投稿に「青木アナはジャニーズ好きなら是非とも見習うべきジャニオタの鏡です」「青木アナのツイートはもうさすがっていう感じで、リスペクトです」「青木アナのジャニーズ愛満載のツイート大好きです!」「青木さんは、私達ファンの気持ちを代表して本人達に伝えてくれる方だと、私は勝手に思っております。いつも感謝しかありません!」「青木アナのツイートで勉強になることもあるので、これからもどんどんツイートしてください!」「青木アナほんとに ツイートが楽しみです!!青木ファンにもなっちゃいました(笑)」「こちらこそ今後ともオタクの鏡として、見習わせていただきます」などと感謝の声が続々と寄せられている。
2018年07月10日既婚者男性とお付き合いしている女性って、嫉妬したり、奥さんと別れて欲しいのかと思いきや、実は「不倫」という関係を楽しんでいる人も多いんだそう。その理由とは?文・三谷真美【みんなの恋テク】「不倫」という関係を望む理由とは?もうすぐ私が結婚をするから「彼と付き合ってもうすぐ4年になります。最初は彼に離婚して欲しいって思っていたけど『子どものことがあるから離婚はしない』って言われていたんです。もうそれは受け入れたままお付き合いをし、30を過ぎたころ結婚相手を探しました。とにかく結婚がしたかったので手堅いタイプの男性を選び、無事にスピード婚が決まって今は婚約中。ですが最近になって彼が『嫁と別れるかも』なんて言い出したんです。私が結婚相手を探す前に何度も彼に離婚の意思がないことを確認していたのに……今は婚約者の彼と進むつもりでいるので、彼には離婚してほしくない。だから彼の愚痴を聞きながら、奥さんとうまくいくようにアドバイスをしています。お互いが結婚していればうまくいくと思うので、彼とも今まで通り関係を続けるつもりです」(31歳・自由業)お互いが不倫同士だからタイミングや求めるものが合い、うまくいっている場合もあるようです。その関係を続けたいからこそ奥さんの相談を聞いたり、純粋にアドバイスをする……それで成り立つ不倫カップルがいるんですね。家族のことをきちんと報告「私と彼はお互い結婚しています。もちろん離婚なんて考えていないので、彼と奥さんとの関係に嫉妬することはありません。割り切った大人の関係&友人のような何でも話せる相手なんです。だから奥さんのことや子どものことも聞くし、私も旦那のことや子どものことなど聞いて欲しい話をします。そんな頻繁には会わないけど、昔からの友人のようなLINEのやりとりをしています」(36歳・主婦)不倫関係ではあるけど、それよりも友人として頼っていることが多いとのこと。昔から異性の友だちが多く、何でも異性に相談していたから、結婚したいまでもその習慣は変わらないそうです。「不倫」という現状維持を望んでいる人もいる略奪をしたいわけではないし旦那さんと別れるつもりはないけど、不倫をやめる気もない。そんな現状維持を望んでいる人がいるようです。©Vasyl Dolmatov/Gettyimages©svetikd/Gettyimages
2018年06月02日日刊Sumaiで「丁寧な暮らしを楽しむ木の家つくり」を好評連載中のaipooow さん。でもお馴染みのほのぼのとしたイラストは、aipooow さん自身によるものです。取材当日の模様や家族の様子も、イラストで紹介してくれました。左は、イラストが得意でお掃除が好きなaipooowさん。すっきり片付いた家で、レモンのシロップ漬けをつくったり、子どもと遊んだり。家族との時間を大切にしているそうです。右は、朝早く出勤して夜遅く帰るため、寝ている子どもを起こさないように気遣いする家族思いの夫。魚釣りが好きで、休みの日は朝4時から近くの川に出かけるそうです。お子さんは、4歳と2歳の姉妹。長女はお絵描きや歌がとっても好きで、妹とも遊んであげるやさしいお姉ちゃん。次女は何でもまねするくらいお姉ちゃんのことが大好きで、家族の中でいちばんの食いしん坊です。まず今回は、依頼先との運命的な出会いや突然始まった土地探しなど、心温まるエピソードをダイジェストでお届けします。■ ステップ1.家づくりの現実味が増した“工務店”との出会い「都会を離れて田舎暮らしを」と考えていたaipooow さん夫妻は、長女の入園を機に群馬へ引っ越しをすることにしました。「いつかは木の家に」と思っていたので、地元の展示場見学をしつつも、その頃はまだ家を持つことに現実味を持てなかったと振り返ります。そんな夫妻を後押ししたのが、偶然目にした小林建設の施工写真でした。「建具なども既製品がほとんどない木の家で、どの家も住む人のことを考えてつくられていることが伝わりました。実際に会って相談すると、営業担当はいないようで、どの人も丁寧で謙虚。そんな人柄にも惹かれて依頼しました」。■ ステップ2.見つけた土地は◯◯のすぐ近く!早速、家づくりを相談したところ、「まずは土地を見つけましょう」と、アドバイスされた夫妻は、その日のうちに土地探しをスタートしました。わずか1、2 か月で候補を4件に絞り、検討の末に購入。決め手は、駅近で日当たりがよく、夫の通勤や子どもの通園・通学がしやすい環境だった点でした。それに、近隣の住人がやさしかったことも大きな魅力になったそうです。「ただ、線路に近かったので電車の通過音が気になって」と、購入を決める前に、時間帯を変えて電車の音などを確認。「許容範囲でひと安心! 逆に、電車を身近に感じる暮らしを楽しもう」と、胸が弾んだと言います。■ ステップ3.やる・やらない?“地鎮祭”をして気づいたことたくさんの夢を詰め込んだ設計プランが完成し、いよいよ地鎮祭の日を迎えます。期待を胸に、敷地に張られた地縄を見ると、「思っていた以上に狭くて、不安を感じるほど驚いた」と苦笑いを浮かべるaipooow さん。でも気を取り直して、夫妻は地鎮祭を粛々と執り行ってもらったそうです。「やっぱり地鎮祭をしてよかったです。ご近所にきちんとご挨拶するきっかけになりましたから」。これを機に近隣とのコミュニケーションはますます深まり、今では互いに挨拶するのはもちろん、庭で収穫した野菜をいただくなど、心温まる交流が続いています。■ ステップ4.何事も体感が大事!楽しいショールーム巡り工事が進む中、水回りの設備機器を決めるためにショールーム巡りも行いました。システムバスでは、スタンダードからゴージャスな仕様まで幅広く見るうちに、「こんなお風呂に入れたら」と贅沢な路線に心が奪われかけたそう。しかし優先したいのは、掃除のしやすさと居心地の良さだと思い直します。「床の程よいやわらかさやヒンヤリしない点が、体験を通してよく分かり、カウンターなどが掃除しやすい点も気に入って」と、TOTO のサザナに決定しました。また、システムキッチンでは、「油性ペンでホーローに落書きしてもサッと拭き取れる実演を見て、タカラスタンダードに決めました」とaipooowさん。浴室もキッチンも、“体感”がひとつの判断材料になったようです。次回は、完成した住まいのこだわりポイントや住み心地などを紹介します。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2018年1・2月号」も参考にしてみてくださいね。山田耕司=撮影「住まいの設計2018年1・2月号」こちらの記事は、「住まいの設計2018年1・2月号」にも掲載しています。豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン【巻頭特集】「ハウスメーカーで建てる家」「平屋ハウスで暮らそう」
2018年05月18日