「ぴあ」調査による2020年2月7日、2月8日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、スポーツドキュメンタリー『侍の名のもとに~野球日本代表 侍ジャパンの800日~』が第1位になった。ベスト10は以下の通り。1位『侍の名のもとに~野球日本代表 侍ジャパンの800日~』93.7点2位『劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー/魔進戦隊キラメイジャー エピソードZEROスーパー戦隊MOVIEパーティー』91.3点3位『37セカンズ』89.9点4位『プロジェクト・グーテンベルク 贋札王』86.2点5位『ファンシー』85.8点6位『グッドライアー 偽りのゲーム』84.7点7位『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』84.1点8位『ヲタクに恋は難しい』83.9点9位『ハスラーズ』83.5点10位『グリンゴ/最強の悪運男』78.9点1位の『侍の名のもとに』は、2017年7月31日に稲葉篤紀が野球日本代表・侍ジャパントップチーム監督に就任してから “2019WBSCプレミア12”で10年ぶりの世界一に輝くまでの800日に密着した作品。選手選考の過程や、試合前のミーティング、ベンチ内での選手の様子など、これまで知ることがなかった場面が次々に登場する。シーズン中はそれぞれが自分の好きなチームを応援しているファンも、この日は“侍ジャパン”の姿を見守るべく映画館に集結。家族連れや、カップル、友達同士、同じチームを応援するグループなど様々な観客が集まったが、20代の女性が多いのが特徴。上映後の出口調査では「すごく貴重なシーンが多い。なにげないシーンにも重みを感じて涙腺がゆるむ」「改めて日本代表監督の重圧を感じた」「世界一になった実際に観に行くことはできず、テレビで観戦したのですが、あの感動を映画館のスクリーンでもう一度感じられたのは野球ファンとしてうれしかった」「普段はプレイヤーの技術が注目されがちだが、この映画では選手ひとりひとりのキャラクターを見ることができた」などの声が寄せられた。会場には自分の応援するチームの帽子やユニフォームを着て来場する人も多かったが、上映後には自分の応援しているチームの所属ではない選手について熱く語る人が多く、観客も“ひとつのチーム”になって鑑賞している印象。調査は100点満点で満足度を聞いているが、多くの観客から「120点!」「200点!」の声がとんだ。(本ランキングは、2/7(金)、2/8(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)■1月31日、2月1日公開作品のランキング1位『淪落の人』93.8点2位『前田建設ファンタジー営業部』93.7点3位『ゴブリンスレイヤー -GOBLIN’S CROWN-』89.7点4位『バッドボーイズフォー・ライフ』89.3点5位『AI崩壊』88.3点6位『嘘八百 京町ロワイヤル』87.6点7位『男と女 人生最良の日々』86.6点8位『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』86.4点9位『母との約束、250通の手紙』84.8点■1月24日、25日公開作品のランキング1位『サヨナラまでの30分』92.7点2位『プリズン・サークル』91.8点3位『his』91.2点4位『ロマンスドール』90.0点5位『彼らは生きていた』89.2点6位『イーディ、83歳はじめての山登り』87.9点7位『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』87.3点8位『風の電話』86.1点9位『キャッツ』85.8点10位『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』84.4点■1月17日、18日公開作品のランキング1位『メイドインアビス 深き魂の黎明』92.6点2位『ジョジョ・ラビット』92.5点3位『mellow』92.0点4位『花と雨』91.7点5位『太陽の家』91.1点6位『オルジャスの白い馬』90.8点7位『記憶屋 あなたを忘れない』90.2点8位『劇場版 ハイスクール・フリート』88.8点9位『リチャード・ジュエル』88.3点10位『ラストレター』87.9点
2020年02月10日「ぴあ」調査による2020年1月31日、2月1日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、名優アンソニー・ウォンが主演を務める感動ドラマ『淪落の人』が第1位になった。ベスト10は以下の通り。1位『淪落の人』93.8点2位『前田建設ファンタジー営業部』93.7点3位『ゴブリンスレイヤー -GOBLIN’S CROWN-』89.7点4位『バッドボーイズフォー・ライフ』89.3点5位『AI崩壊』88.3点6位『嘘八百 京町ロワイヤル』87.6点7位『男と女 人生最良の日々』86.6点8位『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』86.4点9位『母との約束、250通の手紙』84.8点『淪落の人』は、事故で半身不随になり、妻とも離婚し、息子ともはなればなれになり、人生に何の希望を見いだせなくなってしまった中年男と、住み込み家政婦としてやってきたフィリピン人女性との交流を描く感動作。言葉がうまく通じないふたりが少しずつ心を通わせていく過程を、香港を代表する名優アンソニー・ウォンと、新人女優クリセル・コンサンジが見事に演じている。本作は香港電影金像奨など多くの映画祭で高く評価された作品で、出口調査で訪れた劇場ロビーは涙を浮かべながら作品の感想を話す人であふれた。「とても抑制のきいた映画だった」と語る60代の観客は「観ながら心が温かい気持ちになった。これからの日本も外国人労働者が増えてくるだろうけど、そんな状況を楽しさを交えて描き出していた印象深い」とコメント。「香港映画が好き」だという観客は「ふたりのふれあいが作品の見どころだと思う。終始、イヤな気持ちにさせられることなく楽しめた。仕事などで悩んでいる人には、励ましや癒しを与えてくれる映画に感じるかも」と分析でした。またタイトルの通り、本作は“淪落(おちぶれてしまう)の人”が主人公だが、家政婦のエヴリンに共感する観客も多く「自分も夢を追いかけているので、家政婦の女性に共感した。夢を追いかけることの大切さに気づかせてくれる映画でもあるので若い人にぜひ観てほしい」との声もあった。観客層は40~60代が最も多かったが、若い観客の姿も多く、男女比はほぼ同じ。感動のあまり、泣きながら出口調査に応じてくださる方もいるなど、作品に深く感動している人の姿が目立った。また、映画祭の上映で感動し、公開初日に“リピーター”として来場した人もおり、今後も“根強い人気”を誇る作品になりそうだ。(本ランキングは、1/31(金)、2/1(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)■1月24日、25日公開作品のランキング1位『サヨナラまでの30分』92.7点2位『プリズン・サークル』91.8点3位『his』91.2点4位『ロマンスドール』90.0点5位『彼らは生きていた』89.2点6位『イーディ、83歳はじめての山登り』87.9点7位『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』87.3点8位『風の電話』86.1点9位『キャッツ』85.8点10位『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』84.4点■1月17日、18日公開作品のランキング1位『メイドインアビス 深き魂の黎明』92.6点2位『ジョジョ・ラビット』92.5点3位『mellow』92.0点4位『花と雨』91.7点5位『太陽の家』91.1点6位『オルジャスの白い馬』90.8点7位『記憶屋 あなたを忘れない』90.2点8位『劇場版 ハイスクール・フリート』88.8点9位『リチャード・ジュエル』88.3点10位『ラストレター』87.9点■1月10日、11日公開作品のランキング1位『KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-』94.3点2位『音楽』93.0点3位『ダウントン・アビー』91.0点4位『フォードvsフェラーリ』89.9点5位『パラサイト 半地下の家族』89.6点5位『フィッシャーマンズ・ソングコーンウォールから愛をこめて』89.6点7位『カイジ ファイナルゲーム』88.7点8位『マザーレス・ブルックリン』85.1点9位『劇場版巨蟲列島』83.4点10位『明日、キミのいない世界で』83.1点
2020年02月03日「ぴあ」調査による2020年1月24日、25日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、新田真剣佑、北村匠海が主演を務めた青春ラブ・ストーリー『サヨナラまでの30分』が第1位になった。ベスト10は以下の通り。1位『サヨナラまでの30分』92.7点2位『プリズン・サークル』91.8点3位『his』91.2点4位『ロマンスドール』90.0点5位『彼らは生きていた』89.2点6位『イーディ、83歳はじめての山登り』87.9点7位『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』87.3点8位『風の電話』86.1点9位『キャッツ』85.8点10位『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』84.4点『サヨナラまでの30分』は1本のカセットテープをきっかけに、出会うはずのなかったふたりの青年が出会うところから始まる物語。1年前にこの世を去ったミュージシャン・アキは、そのテープが再生されている間だけ、大学生・颯太になることができる。彼は颯太の身体を借りて恋人や友人に会いに行く。出演作の続く若手実力派・新田、北村が単に共演するだけでなくそれぞれの役を理解し、時に演じているところが大きなポイントだ。出口調査では本作で重要な役割を果たす“音楽”を高く評価している観客が多く、「新田真剣佑、北村匠海が入れ替わって、ふたりがそれぞれ歌っている場面が印象的。耳に残る楽曲で心に響いた」「見どころは友情ドラマとライブの場面。音楽が好きな人や20代の人におすすめしたい」などの声があがった。また、タイトルの通り、主人公ふたりの“入れ替わり”はいつかは終わってしまうもの。観賞した観客からは「せつなかった。颯太の身体を借りて語ったりはするけれど、自分だとは思われていない。自分の言葉として届かない設定がせつない」「物語を観ていると、いつかはふたりの入れ替わりが終わってしまうとわかっているけど、それでも前に進んでいく感じがとてもよかった」などの感想が出た。青春、恋愛、少し変わった設定、若手俳優の熱のこもった演技、そして感動の結末……注目ポイント満載の作品で、劇場は10~20代の観客を中心に盛況。今後も口コミでさらに動員を増やしそうだ。(本ランキングは、1/24(金)、1/25(土)に公開された新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2020年01月27日「ぴあ」調査による2020年1月17日、18日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、人気TVシリーズのその後を描いた新作『メイドインアビス 深き魂の黎明』が第1位になった。ベスト10は以下の通り。1位『メイドインアビス 深き魂の黎明』92.6点2位『ジョジョ・ラビット』92.5点3位『mellow』92.0点5位『太陽の家』91.1点6位『オルジャスの白い馬』90.8点7位『記憶屋 あなたを忘れない』90.2点8位『劇場版 ハイスクール・フリート』88.8点9位『リチャード・ジュエル』88.3点10位『ラストレター』87.9点『メイドインアビス』の原作はつくしあきひとの人気漫画で、謎に満ちた不思議な秘境“アビス”を舞台に、孤児のリコと人間そっくりのロボット・レグが、その謎を解き明かそうと冒険を繰り広げるダークファンタジー。2017年にTVシリーズが放送され、2019年には総集編が前編と後編にわけて劇場公開された。後編はPG12指定がついたが、今回の劇場版はR15指定になった。劇場にはTVシリーズを見ていた人や原作を読んでいると話す作品のファンが集結。出口調査を行ったEJアニメシアターでは満席の回がでる盛況ぶりだった。観客からは「原作を読んでいて、本当に映像化できるのか半信半疑だったが、期待以上の出来だった」「困難を乗り越えていく姿は応援したくなるしワクワクするが、辛い部分もある」「気を抜けない。ずっとハラハラしっぱなし」「すべてがヤバかった。最後は感情がグチャグチャになった」「“愛”とは何かを考えさせられる」などの感想が寄せられた。また「印象的なシーンがありすぎてひと言では表せない。R15指定作品だが、確かにそうでないと描けないと納得した」「やりすぎなくらいの理不尽さとエグさがあって、一回観ただけでは全容をつかめないくらいおもしろい」と話す人もいた。ベスト10に入った作品の中で、20代から70代までの観客から多くの感想が寄せられたのがクリント・イーストウッド監督の新作『リチャード・ジュエル』。本作は、1996年に起こった爆破テロ事件の実話を基にした作品で、爆破テロを未然に防ぐも、容疑をかけられ、国中から疑いの目を向けられる主人公のリチャード・ジュエルと、彼をとりまく人間模様が描かれる。観客からは「今だったらSNSなどで拡散されそうなメディア・リンチを描いていて、20年前の出来事だがタイムリーな話で怖いと思った」「司法はみな平等に同じ権利があるが、日本はほんとうにそうなのか考えさせられた」「過剰でなく淡々とした物語の運び方がイーストウッド監督らしくてよかった」「冤罪をテーマにした作品で、現実から乖離しておらず脚本に無駄がない」などの声があがった。(本ランキングは、1/17(金)、1/18(土)に公開された新作映画17本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2020年01月20日「ぴあ」調査による2020年1月10日、11日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、『KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-』が第1位になった。本作はファン投票で順位を決定したプリズムショーを集めた総集編で、観客からは「夢にみた映画」「ファンが待望していたのがやっと実現した」など歓喜の声が続出。シリーズ最高の満足度94.3点を記録した。プリズムショーの世界でプリズムスタァを目指す少年たちの姿を描いた『KING OF PRISM』シリーズ(略称“キンプリ”)は、フィギュアスケート、歌、ダンス、プリズムジャンプを組み合わせて展開されるエンタテインメントショーが新作を重ねるごとに進化し、観客の注目を集めている。本作はこれまでに彼らが披露したプリズムショー全29曲の中から投票で決定したベスト10を上映する特別な1作で、劇場には「シリーズが好きでぜんぶ観てきた」と話すファンが集結した。上映後の出口調査では「毎回、好きなキャラのプリズムショーで泣いちゃうし、明日からも頑張ろうって気持ちになれる」「コール&レスポンスがあるので黙って観るのがしんどかった。みんな心の中で叫んでいたと思う」「キンプリの良いところはワケのわからないおもしろさだと思うので、それを堪能できた」など熱い声が続出。一方で、「過去に何度も見た映像でもスクリーンで改めて観ると尊くて泣ける。ここで終わらず新しいものを作り続けてほしい」「ここまで泣けて、こういう表し難い気持ちになるのはKING OF PRISMだけなので、続編を作ってほしい」と訴える人もいた。本作は応援上映が実施されているほか、惜しくもベスト10に入らなかったプリズムショーを週替わりで上映する分岐ルート上映(『Over The Rainbowルート』、『ストリートルート』、『ハッピールート』の3つのルートを週替わりで上映)も決定しており、観客の中には「今回は好きなキャラクターの出番が少なかったので別ルートも観たい」「毎週見に来ます!」「応援上映のための予習として観にきた」と話す人もいた。1位『KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-』94.3点2位『音楽』93.0点3位『ダウントン・アビー』91.0点4位『フォードvsフェラーリ』89.9点5位『パラサイト 半地下の家族』89.6点5位『フィッシャーマンズ・ソングコーンウォールから愛をこめて』89.6点7位『カイジ ファイナルゲーム』88.7点8位『マザーレス・ブルックリン』85.1点9位『劇場版巨蟲列島』83.4点10位『明日、キミのいない世界で』83.1点(本ランキングは、1/10(金)、1/11(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2020年01月14日「ぴあ」調査による2019年12月27日、2020年1月2日、3日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、韓国で大ヒットしたアクション・コメディ『エクストリーム・ジョブ』が第1位になった。本作は、捜査のためになぜかフライドチキン店を営業することになってしまう麻薬捜査チーム5人の奮闘を描いた作品で、韓国では1600万人を動員するヒットを飛ばし、歴代興行収入ランキング第1位になった。日本では1月3日に封切られた。上映後のアンケート調査では「後味がよくて初笑いにピッタリ」「みんなが笑っていたので気にせずに大笑いできた」「楽しくて人情味あふれる映画だった」「アクションシーンもよかったし、たくさん笑わせてもらった」「5人の人柄が見どころ。ひとりひとり個性があって、そこに魅力が詰まってる」などの声が寄せられ、高い満足度をつける人が続出。中には評判を聞いて足を運んだという人もおり、「韓国の映画ってこんなにギャグをぶっ込んじゃうんだっていう驚きと面白さにやられた。韓国で大ヒットした理由が観てわかった」「韓国映画を観たことがなかったけれど、これは本当におもしろかった!」などの声も。また「老若男女楽しめる映画なので、上映をもっと拡大してほしい!観れないなんてもったいない!」と熱く語る人もいた。1位『エクストリーム・ジョブ』93.3点2位『男はつらいよお帰り 寅さん』93.0点3位『新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』92.6点4位『FOR REAL-戻らない瞬間、残されるもの。-』92.1点5位『だれもが愛しいチャンピオン』91.9点6位『さよならテレビ』86.2点7位『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』85.3点8位『尾崎豊を探して』83.0点9位『マニカルニカ ジャーンシーの女王』82.1点10位『燃えよスーリヤ!!』67.9点(本ランキングは、12/27(金)、1/2(木)、1/3(金)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2020年01月06日毎週、都内の映画館で実施している「ぴあ映画初日満足度」の年間ランキングの集計が行われ、2019年度はマーベルの超大作映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』が第1位に輝いた。出口調査では公開を待ちわび、期待と不安を抱えて劇場にやってきた観客の絶賛コメントが続出。多くの観客が“ありがとう”のフレーズを残す調査史上最も“熱い”結果になった。ぴあでは毎週、都内の映画館に調査隊を派遣し、実際に映画館に足を運んで鑑賞した人の“生の声”を対面で聞き取り、調査を行っている。2019年度は合計514作品、のべ2万6672人の方にご協力いただき、年間満足度ランキングが決定した。『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、『アイアンマン』から始まった壮大なドラマのフィナーレを飾る作品。前年に公開された『アベンジャーズ/インフィニティウォー』でヒーローたちのチーム“アベンジャーズ”は最強の敵サノスに敗退。全宇宙の生命の半数が消える衝撃的な状況ながら、打開策がまったくないまま、完結編の内容は公開まで一切明かされず公開初日4月26日を迎えた。アベンジャーズに勝ち目はあるのか? 10余年に渡って展開されてきたシリーズの結末はファンが納得のいくものになるのか? 調査隊は観客の感想がまったく予想できないまま終映を待ったが、観客から寄せられたのは絶賛、笑顔、感動の涙、そして感謝の声だった。「前作の衝撃的な終わりから今回はどんな結末になるのか、考えるだけでハラハラしていた」と語った観客は「観終わった今は“ありがとう”という言葉をアベンジャーズひとりひとりに言いたい」とコメント。「最後にふさわしい内容」「ずっと追いかけてきて本当によかった」「ひとりひとりのストーリーがとにかく熱かった!」などのコメントが飛び出し、「こんな体験をさせてくれて本当にありがとう!」と語って劇場を去る観客の姿もあった。長い歴史の中でマーベル映画は観客層を拡大しており、公開初日の劇場には10代の若いファンから往年の映画ファン、カップル、友人たちのグループなど多彩な観客が集結。彼らが出した満足度=96.1点は、1998年3月から開始した満足度調査史上最高の得点。ちなみに本作は全世界興行収入でも歴代記録を更新するヒットを飛ばしており、ビジネス的にも、観客の満足度でも“歴史を塗り替える”結果を残した。なお、マーベル映画は今後も新しいフェーズに突入して新たなキャラクター、新たな物語を描きながら続いていくことが決まっており、“マーベル・シネマティック・ユニバース”と呼ばれるシリーズ以外にもフィールドを広げている。本年度のランキングで2位を記録した『スパイダーマン:スパイダーバース』もそんな1作だ。複数の並行世界で活躍するスパイダーマンが一堂に会して危機に立ち向かう様を描いたアニメーション映画で、第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞するなど映画賞を席捲。満足度調査でも1位と僅差の結果を叩き出した。本年度のベスト10はマーベル関連作品が3作品、その他のアニメーションを含めディズニー配給作品が5作品ランクイン。小さな子どもから大人まで幅広い年齢層から支持を集めた作品が結果として高い満足度を記録した。■ぴあ映画初日満足度 2019年度ランキング1位『アベンジャーズ/エンドゲーム』96.1点2位『スパイダーマン:スパイダーバース』95.0点2位『アラジン』95.0点4位『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』94.4点4位『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』94.4点6位『グリーンブック』94.3点7位『アナと雪の女王2』94.2点8位『映画刀剣乱舞』94.1点8位『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- IV ルヰ×シン×Unknown』94.1点10位『トイ・ストーリー4』94.0点10位『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』94.0点■過去5年間の映画満足度ランキング1位2014年 『永遠の0』93.9点2015年 『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』94.4点2016年 『この世界の片隅に』95.2点2017年 『美女と野獣』94.6点2018年 『ボヘミアン・ラプソディ』95.2点※本ランキングは、2018年12月から2019年11月に公開された新作映画514作品を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの。『アベンジャーズ/エンドゲーム』MovieNEX発売中デジタル配信中販売元: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社『スパイダーマン:スパイダーバース』デジタル配信中/BD&DVD発売中発売元・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2019年12月29日「ぴあ」調査による2019年12月20日、21日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、片渕須直監督が2016年の大ヒット作に新たなエピソードを追加し、再構成した“新作”映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が第1位になった。本作は、こうの史代の漫画を原作に戦中の広島で暮らす人々の生活を描いた作品。オリジナルの『この世界…』は制作時に資金難に陥るも、クラウドファンディングを通じて支援者が集まるなど、公開前からファンの期待値が高い作品だった。そして小規模で公開をスタートすると、その完成度の高さ、メッセージ、声優陣の演技を絶賛する観客が続出。公開規模を驚異的なスピードで拡大していき、DVD発売、テレビ放映された後も上映を続ける劇場が出るなど、観客の熱い支持によって成功をおさめた作品になった。そんな『この世界の…』の長尺版を観客はどう観たのか? 出口調査でわかったのは、前作を上回る満足度の高さだ。観客からは「今回は人にスポットが当てられているので、心情がより伝わってきて泣けた」「新シーンが多くて新しく感じた。前回はさらっと描かれていた部分も感情移入して観ることができて、いろいろ感じることがあった」「前作ではわからなかったところや、明かされなかった部分が今作を観たことで理解できた」「原作の忠実度はこちらのほうが高かった。空襲のシーンの描き方や、音の演出が良い。やっぱりすごい映画だなと感じた」などの声があがり絶賛が相次いだ。また「戦争が普通の人たちの日常に与える影響が描かれていて、視点が私たちに近く親近感をおぼえた」「広島出身なので他人ごとではなく、自分のことのように感じた」「時代は違っても、現在に続いているものが描かれている。普通の生活の場面が印象的だからこそ、ショッキングなシーンが心に刺さった」「また違った新しい物語として観ることができたし、すずさんに会って素直な気持ちになれた」などの声も。本作も前作同様、口コミで支持を広げ、息の長い興行になりそうだ。なお『この世界の片隅に』(2016年公開)は満足度95.2点を記録。その年の年間満足度ランキングで第1位になったが、本作はその点数を僅かに上回る満足度95.3点を記録している。1位『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』95.3点2位『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』93.1点3位『ヒックとドラゴン聖地への冒険』92.3点4位『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』92.1点5位『THE UPSIDE/最強のふたり』88.8点6位『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』88.0点7位『サイゴン・クチュール』86.3点8位『テッド・バンディ』83.6点9位『冬時間のパリ』78.5点(本ランキングは、12/20(金)、12/21(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年12月23日「ぴあ」調査による2019年12月13日、14日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、周防正行監督が“活動弁士”を題材に描く成田凌主演の人情劇『カツベン!』が第1位になった。本作は『Shall we ダンス?』『舞妓はレディ』などを手がけた周防監督が、映画がサイレントだった時代に活躍した弁士たちの人間模様を描いた痛快エンタテインメント・コメディ。成田凌は一流活動弁士を夢見る青年を演じており、黒島結菜、永瀬正敏、高良健吾、音尾琢真、竹中直人、渡辺えり、井上真央、小日向文世、竹野内豊ら豪華キャストが出演している。上映後の出口調査では「成田凌さん演じる主人公の活弁がどんどん成長していく感じが印象的だった」(50歳)、「成田さんの活弁は発声やアクセントなどに、当時の活弁士のテクニックなどを良く勉強している事が伺い知れ、本当に感心した」(60歳)など絶賛の声が相次いだ。また「笑っちゃうシーンが多くて楽しかったし感動もあった。活弁をよく知らなかったので昔のものに触れて勉強にもなった」(23歳)、「昔懐かしいノスタルジックな雰囲気にほっこりした」(40代)、「恥ずかしながら、活弁という芸風が立派なエンターテインメントを提供していた事をこの映画で知りました」(60歳)、「俳優さんがみんなハマリ役だった。城田優さんなど、ちょっとしたシーンにあっ!となる人たちがたくさん出てくるので探しながら観るのも楽しい」(45歳)、「高良健吾さんなどいつもとは違う一面を見せている俳優さんが多くておもしろかった」(40歳)、「落語が好きなので活弁には馴染みがあったが、家族で楽しむ正月映画として素晴らしい出来だと思う」(50歳)などの声もあった。1位『カツベン!』93.4点2位『つつんで、ひらいて』92.6点3位『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』92.1点4位『映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか』91.9点5位『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』90.9点6位『家族を想うとき』90.5点7位『ジュマンジ/ネクスト・レベル』90.0点8位『スピード・スクワッドひき逃げ専門捜査班』86.6点9位『ぼくらの7日間戦争』85.0点10位『屍人荘の殺人』84.8点(本ランキングは、12/13(金)、12/14(土)に公開された新作映画14本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年12月16日「ぴあ」調査による2019年12月6日、7日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは『ルパン三世THE FIRST』が第1位になった。本作は山崎貴監督が監督と脚本を務めた、シリーズ初の3DCGアニメーション映画。ルパン一世が唯一盗み出すことに失敗した因縁のお宝“ブレッソンダイアリー”の奪取に挑むルパン三世と一味の活躍が描かれる。上映後の出口調査では「ルパン復活!って感じで楽しかったし、謎ときがおもしろかった」(40代)、「アクションがカッコイイ!CGはリアルで自分がルパンと同じ世界にいるような感じがした」(19歳)、「臨場感があるので、ルパンなんだけどちょっとルパンじゃないみたいで、観ているこっちがルパン大丈夫かな?ってソワソワヒヤヒヤした」(24歳)、「ストーリーは王道だったけれど、いつもとは少し違った展開があったり、各々が能力を発揮する姿が観られてよかった」(51歳)、「ピンチから抜け出すところは感動した。女の子が元気で努力しててカッコイイなあと思った。元気が出た!」(12歳)などの声があがり、小学生から60代までの幅広い層から高い満足度を集めた。また中には「子供が観たがっていたので一緒に来ました。すごく懐かしかったです。時代設定が70~80年代で自分の世代だったから、当時の事件とリンクして楽しかった」(52歳)、「CGは自然だし、ルパンがすぐそこにいて生きてるって感じでよかった!ルパンは徐々に変わってるから今のルパンという感じでまったく違和感がなかったし、続きがあるなら観たい!」(40代)と話す人もいた。1位『ルパン三世THE FIRST』91.5点2位『ゴーストマスター』90.7点3位『午前0時、キスしに来てよ』90.5点4位『ラスト・クリスマス』86.7点5位『“隠れビッチ”やってました。』85.4点6位『私のちいさなお葬式』85.3点7位『ジョン・デロリアン』81.5点(本ランキングは、12/6(金)、12/7(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年12月09日「ぴあ」調査による2019年11月29日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、北条司の人気コミック『シティーハンター』をフランスで実写映画化した『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』が第1位になった。『シティーハンター』はアニメ版が1987年に放送開始。その後シリーズ化され劇場版が作られるなど何度も映像化されており、今年の2月には20年ぶりの新作長編アニメーションが公開になった。アニメ版はフランスでも放送されており、小学生の頃に観て熱狂的なファンになったという『世界の果てまでヒャッハー!』のフィリップ・ラショーが本作の監督と主演を務めた。なお、本作はフランスで動員168万人を突破する大ヒットを記録している。劇場には原作漫画やアニメシリーズのファンの姿も多く、出口調査では「漫画よりもキャラがしっかりしていてわかりやすい。かなり笑った」(50代)、「漫画やアニメへのオマージュがあって、製作陣の原作への愛がしっかり伝わってきた」(30代)、「アニメの再現度が高く、マンガチックな画もあって、その手があったか!と思った」(20代)、「アニメより過激! もちろんアニメにしかできないこともあるけれど、うまく実写化していて期待以上!」(50代)など大好評。アニメ世代ではないがネット配信で観て好きになったと話す人もおり、20代から60代までの観客から高い満足度を集めた。中には「最初は日本の漫画をフランスで実写化するのはどうなのかな? って思ってたが、違和感なく気軽に観られたし、漫画を知らない人でも楽しめると思う。もし続編があったら絶対に観たい!」(50代)、「正直、実写はどうなのかな・・・って思っていたけど、原作好きにはたまらない内容だった」(30代)と話す人も。なお本作は、山寺宏一、沢城みゆきら実力派声優陣が声を務めるデラックス吹替版で上映されており「ベテランの声優さんがどのように演じるのか興味があったので観にきた。決してがっかりさせない実写化なので、アニメファンの人たちも楽しめると思う」などの感想もあった。1位『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』92.8点2位『ファイティング・ファミリー』92.1点3位『幸福路のチー』87.7点4位『マリッジ・ストーリー』85.5点5位『ドクター・スリープ』82.8点6位『ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』82.7点7位『KIN/キン』82.2点8位『HUMAN LOST 人間失格』81.8点9位『読まれなかった小説』81.3点10位『THE INFORMER/三秒間の死角』79.8点(本ランキングは、11/29(金)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年12月02日「ぴあ」調査による2019年11月22日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、ディズニー最新作『アナと雪の女王2』が第1位になった。大ヒットした前作から5年。劇場には公開を楽しみに待っていた人々が足を運び、アナやエルサと同じような服装をした子どもたちの姿も。また、家族3世代で観にきたと話す人たちもいた。前作で強い絆で結ばれたアナとエルサ。ふたりは幸せに暮らしていたが、不思議な歌声に導かれ未知の世界に足を踏み入れることに。そこで姉妹はエルサの持つ魔法の力の秘密を解き明かすため冒険に出る。子どもたちからは「楽しかった! 歌って帰る!」(4歳)、「エルサが歌っているところが可愛かった」(7歳)、「一緒に冒険しているような感じがした」(10歳)、「エルサの子どものときのことがよくわかった。わたしもお姉さんだからエルサの気持ちがわかった」(11歳)、「ドレスがすごくキレイで、服のレパートリーにビックリしました」(13歳)などの声があがった。また「エルサが大好き!」と話す子どもが多かった。一方、大人からは「歌も多くて今回のほうが感動した」(20歳)、「ふたりの核心に迫った物語だった。ある人物が物語にとても大きな影響を与えていて驚いた」(37歳)、「前作は愛がテーマだったけれど、今作は今の時代にあったいろいろなテーマが入っていて深みがある。今日は子どもたちと観にきたけれど、感情移入してポロポロ涙が出てしまった」(43歳)、「音楽のスケールの大きさと映像がリンクしていて、かなりの迫力だった。歌のデュエットなど前作よりもみどころがたくさんある」(53歳)など好評。前作は出口調査でその年の年間総合ランキング2位に入る満足度93.7点の叩き出したが、今作はそれをさらに上回る満足度94.2点を記録した。1位『アナと雪の女王2』94.2点2位『EXIT』91.9点3位『草間彌生∞INFINITY』89.5点4位『フラグタイム』88.8点5位『テルアビブ・オン・ファイア』87.5点6位『ゾンビランド:ダブルタップ』87.4点7位『ライフ・イットセルフ未来に続く物語』84.5点8位『決算!忠臣蔵』82.3点9位『爆裂魔神少女 バーストマシンガール』80.2点(本ランキングは、11/22(金)に公開された新作映画9を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年11月25日「ぴあ」調査による2019年11月15日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、東京新聞社会部記者・望月衣塑子の姿を通して現代日本の真の姿に迫る『i-新聞記者ドキュメント-』が第1位になった。本作は、オウム真理教を題材にした『A』やゴーストライター騒動の佐村河内守を題材にした『FAKE』などの作品で、一方的なメディアの報道のあり方に疑問を投げかけてきた森達也監督が、望月記者の活動を追う中で“日本社会が抱える問題点”を浮き彫りにしていく。劇場には20代から70代までの観客が足を運んでおり、「ジャーナリズムのあり方について考えさせられた」「このままではダメだと改めて感じた。タイトルに“i”とあるが、流されるのではなく自分に何ができるのか、自分で考え行動することが大切だと感じた」「望月記者の仕事に対する姿勢や哲学に感銘をうけた」「事実を鵜呑みにすることで自分も犠牲になるかもしれない。他人事ではないと強く感じた」「仕事への情熱と共に、彼女を支える人がいるプライベートでの姿を見ることができて印象的だった」など、さまざまな感想が寄せられた。望月記者は、シム・ウンギョンと松坂桃李が主演した映画『新聞記者』のモデルになった人物でもあり、上映後に実施した出口調査では『新聞記者』も観たと話す人も。中には「受け手である私たちの考え方も問われているような気がした」「ぜひ若い世代に観てほしい。今の社会に興味を持って、選挙に行ってほしい」と話す人もいた。1位『i-新聞記者ドキュメント-』92.3点2位『殺さない彼と死なない彼女』92.2点3位『影踏み』90.8点4位『わたしは光をにぎっている』89.9点5位『アイリッシュマン』86.7点6位『アンドレア・ボチェッリ奇跡のテノール』86.6点7位『ベル・カント とらわれのアリア』85.3点8位『エンド・オブ・ステイツ』84.2点9位『地獄少女』83.6点10位『ブライトバーン/恐怖の拡散者』82.5点(本ランキングは、11/15(金)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年11月18日妊娠中の準備=育児期の満足度のカギ?リクルートブライダル総研の「出産・育児調査2019」の調査結果によると、妊娠中と比べると育児期は男女ともに満足度が低下する傾向にあります(※)。妊娠中の満足度を産後も保つためには何が必要なのでしょうか。「育児期満足度」が高い女性を調査すると、妊娠期間を利用して、育児に向けた準備をしている人が多いようです。具体的にどのような準備をしているのか、実際の体験談をまじえながら見ていきましょう。1.出産・育児へ向けた部屋の模様替えや情報収集出産・育児に備えて部屋の掃除や模様替えを行った人は、育児期に満足度が高い傾向がありました。育児において「家事動線」はとても重要です。たとえば赤ちゃんのおむつ替えのあとは手を洗ったりおむつを捨てたりしなくてはいけませんよね。それらが効率よくできるような間取りや物の配置をしておくと、育児をする人のストレスを減らすことができます。室内はなるべく視界を良くし、ガラス製のテーブルなど危ないものは片付けましょう。赤ちゃんを抱っこしたまま座れる椅子やソファーがあると便利です。赤ちゃんの安全性を確保したうえで、ママが休める環境をつくることが大切です。出産後はゆっくり掃除や模様替えをする時間が取りにくいので、妊娠中に準備しておくのがベストですね。また、出産・育児に関する事前の情報収集も「育児期満足度」に大きく関わってきます。特に第一子の育児は初めてのことばかりで、ママは不安になりがちです。気軽に相談できる人や、赤ちゃん連れでも楽しめる場所を調べておけば安心ですよね。赤ちゃんの病気や発達のことも、育児に必要な基礎知識として勉強しておきましょう。ママたちの体験談部屋の模様替え子どもが生まれる前に家具の位置や小物の位置を変更して、動きやすい動線を設計しました。子ども部屋を作るために引っ越し1部屋多い家に引っ越し、子ども用にスペースを空けておきました。里帰り出産だったので、産後に広い新居で生活できて良かったです。2.ママ自身の身体のメンテナンスママ自身の身体のメンテナンスも、育児期の満足度に影響します。出産後は体力や筋力が落ちていますし、ひとりでゆっくりできる時間も少なくなります。事前にできるケアはやっておきましょう。しばらくはヘアサロンに行く時間がなかなか取れないかもしれません。事前に美容院で髪を整えておくと良いでしょう。乾かす手間を省くために、短くするママも多いようです。歯医者に行っておくことも大切です。赤ちゃんがいると、歯が痛くなってもすぐに診察に行けない場合があります。治すべき歯がなくても事前に歯科検診に行き、チェックしておくと安心ですよ。マッサージやエステなどでゆったりと心身をリラックスさせるのもおすすめです。施術を受けるときは、妊娠中でも問題ないかどうかを事前に医師に確認すると良いでしょう。ママたちの体験談出産前に髪をばっさりとカット産後は赤ちゃんのお世話が忙しく美容院に行く余裕もなさそうだな、と思い美容院に行っておきました。黒髪ボブにイメチェンして楽ちんヘアに。おかげで半年以上美容院に行けなくても平気でした。歯の治療は早めに居住地によっては健診が無料になる券をもらえるため行きました。産後はなかなか治療に行けず、妊娠中はむし歯があっても治療中に麻酔がかけられなくて大変だと聞いたので。妊娠を考えるなら歯医者には早めに行くことをおすすめします。3.パパと家事・育児について相談「育児期満足度」が高い女性は、産後の生活プランをパパと事前にすり合わせしている割合が高くなっています。出産後に話し合うことも大切ですが、産前からじっくりすり合わせを行うことが育児期の満足度に大きく影響するようです。ママは産後に手伝ってほしい家事、担当してほしい育児をパパに相談してみましょう。自分の意見だけではなく、相手の意見も聞く姿勢を持つことが大切です。内容を相談するだけではなく、実際に練習しておくとよりスムーズでしょう。ふたりで楽しみながら家事の流れをおさらいしたり、お互いの得意な家事を確認したりして、分担を決めていきたいですね。とくに育児に関しては、パパはママに比べると知識や経験が不足しているケースが多いようです。ママが「教える」というよりは「一緒に勉強する」という姿勢でいけばパパも受け入れやすいようですよ。家事・育児に関しては、一番身近であるパパ以上に頼もしいパートナーはいません。信頼関係をもとに積極的に分担していきましょう。ママたちの体験談産後の仕事や家事分担の相談臨機応変に対応することを前提にしつつ、夫婦で仕事復帰時期の調整をしたり、家事・育児の分担をひと通り決めました。里帰り出産に向けた予定調整里帰り出産だったので、パパはいつこちらに来るのか、出産に立ち合うかなどを事細かに確認しました。保険の見直しなどお金関係の相談子どもが入る学資保険をたっぷり下調べし、あわせて夫婦の保険も見直しました。子ども手当をどう貯めるかを夫婦で話し合いました。【ママの声】妊娠中にしておいて良かったことは?先輩ママが実際に「妊娠中にしておいてよかった」と感じた体験談は、この他にもたくさん寄せられました。メガネの度数調整普段はコンタクトですが、産後は外出もせずメガネで毎日を送っていたので、事前にメガネの度数を確認しておきました。出産直後に備えてマツエク出産直後はすっぴんヘトヘトの状態で親族や友だちが来るので、出産の前にまつ毛エクステに行きました。家電の購入「子どものためにも」と、空気清浄機とオイルヒーターを買いました。思い切ってマンションを購入家族で生活するのにゆとりのある間取りの新築マンションを思い切って購入しました。ただ、引っ越しの時期にもよりますが、引っ越しで区が変わると保育園問題に悩まされる可能性もあるので注意したほうが良いかもしれません。お昼にパパに会いに行き、産後の話を私が産休に入ってからは、お昼に夫の会社の近くまで散歩して、ふたりでランチをしました。お弁当を持って行って外で食べたり、気になるお店に入ってみたりして、夫婦の時間を過ごしました。夫は毎日帰宅が遅いので、お昼に話せる時間は貴重でした。お腹の赤ちゃんの状況を伝えたり、産後の話をしたりしました。子どもが生まれると平日にゆっくりランチすることは難しいので、やっておいて良かったです。夫婦でのんびりと旅行子どもが生まれると、夫とふたりで旅行というのはしばらくは難しいと思います。特に温泉は赤ちゃん連れではゆっくりできないので、行っておいて良かったです。ただし、妊婦が控えたほうが良いお湯もあるのでその点は注意が必要です。また、花火大会などのイベントは赤ちゃん連れでは難しいので行っておいてよかったです。花火の大きな音は赤ちゃんには刺激が強すぎるかも、という気持ちもありました。自分だけの時間をゆっくり過ごす旅行のアルバムなどたまっていた写真の整理をしたり、マンガをたくさん読んだりしてゆっくりと自分だけの時間を過ごしました。産後は時間に余裕がなくなると思ったので、平日の空いているときに美術館めぐりをしました。パパの家事分担が少しずつ進んでいる?家事を女性が9割以上負担している家庭の割合は、2018年では53.0%でした。この割合が2019年には48.8%と減少しています。育児においても、9割女性が負担している割合は2018年で47.5%だったのが、 2019年には44.0%と減少しました。女性の高すぎる負担が少しずつ減り、男性が家事や育児に参加している兆しといえるでしょう。「家事や育児は女性がするもの」という偏見が減るのは、嬉しい変化ですよね。データをよく見ていくと、興味深い事実が出てきます。男性の育児負担の割合が年々増えるにつれ、育児期に満足している男性も年々増えているのです。つまり、家事や育児に積極的にかかわることは、男性にとって不満につながらないわけですね。パパに家事をお願いするのは気が引けるというママも、パパの満足度につながるを思えば頼みやすいのではないでしょうか。【ママの声】パパが担当している家事は?洗濯物をたたむのが苦手で、かなりのストレスでした。乾いた洗濯物をたたまずに毎回放置しているのを見て、パパが自然とやってくれるようになりました。私よりも几帳面なため、こまごまとした洗濯たたみはパパにぴったりでした。テレビを見ながら、空いた時間にきれいにたたんでくれます。妊娠中の準備で「育児期満足度」の向上を目指そう出産後、赤ちゃんに出会えた喜びは絶大ですが、家事や育児の負担はじわじわとママにのしかかってきます。不満をためてしまうまえに、産後の生活を見据えた準備をしていきましょう。家具の配置替えをしたり、育児の知識を得たり、自分の身体のメンテナンスをしたりしておくと満足度が保てるようですよ。パパとの連携も大切な準備のひとつです。産後のライフスタイルの変化や家事の分担について話し合い、赤ちゃんの親としての信頼関係を互いに築いていけると良いですね。
2019年11月14日「ぴあ」調査による2019年11月8日、9日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、人気キャラクターが絵本の世界で不思議な冒険をする『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』が第1位になった。“すみっコぐらし”は2012年にリラックマなどで知られるサンエックス株式会社から発売された人気キャラクター。グッズ以外にも書籍化やゲーム化もされており、劇場版アニメは初になる。映画は、すみっこが好きな“しろくま”“ぺんぎん?”“とんかつ”“ねこ”“とかげ”などの個性的なキャラクターたちと、新キャラクターの“ひよこ?”が、吸い込まれた絵本の中で冒険を繰り広げる。劇場には大好きなすみっコたちに会いたい子どもたちが多く来場。出口調査では「ひよこすみっコが一番かわいかった」(6歳)、「しろくますみっコのブルブル震えているところが可愛くて好き」(8歳)など楽しそうな声も。中には「すみっコが泣いてるシーンがあってかわいそうだった。ずっと一緒にいてあげたかった」(9歳)、「だんだん感動するようなストーリーになってきて、泣いてしまった。せっかくの可愛いすみっコの前では泣かないようにしてたけど、ダメだった。すみっコの優しいところをたくさん見れてよかった」(10歳)、「すみっコがみんな優しくて感動しちゃった」(8歳)、「ひよこすみっコがさみしがるとみんなで助けてあげるところに感動した」(6歳)など感想をじっくり話してくれる子どもの姿もあり、すみっコたちの世界に夢中になった子どもたちから高い満足度を集めた。1位『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』92.1点2位『夕陽のあと』91.8点3位『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』89.0点4位『ターミネーター:ニュー・フェイト』87.3点5位『ラフィキ:ふたりの夢』85.6点6位『ひとよ』84.4点7位『国家が破産する日』83.8点8位『永遠の門 ゴッホの見た未来』82.7点9位『残された者-北の極地-』81.4点10位『グレタ GRETA』81.2点11位『スペインは呼んでいる』77.1点12位『マイ・フーリッシュ・ハート』67.1点(本ランキングは、11/8(金)、9(金)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年11月11日「ぴあ」調査による2019年11月1日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、Sexy Zoneの佐藤勝利が主演を務め、King & Princeの高橋海人と初共演した青春映画『ブラック校則』が第1位になった。出口調査では特に学生から「勇気をもらった!」「スッキリした」など熱い声があがった。本作は、高校生たちが髪形や服装などを厳しく取り締まる理不尽な“ブラック校則”で生徒を縛る大人たちと闘う姿を描いた作品。佐藤と高橋は校則に苦しむ女子生徒のために奇想天外な方法で立ち向かう生徒を演じている。劇場には10代、20代の姿が多く見られ、上映後に行ったアンケート調査では「スピーチのシーンが印象的で、勇気をもらった!」(14歳・中学生)、「私の高校は校則がゆるいけれど、今の自分がどんな状況でも“自由”と“校則”についていろいろ考えるきっかけになったから観てよかった」(18歳・高校生)、「自分の学校にも似たような校則はあったので観ていてモヤモヤしたけど、最後にはスッキリした」(19歳・大学生)、「想定外の行動に出る佐藤勝利さんがカッコよかった!」(19歳・大学生)、「校則が厳しいとか先生が怖いとかリアルだったので感情移入しやすかった」(20歳・大学生)などの声が寄せられた。一方で「子供の付き添いで観にきた」と話す大人からは、「特に期待していなかったけれど、引き込まれるところが多くて、学校の問題とか、学生が抱えている悩みをこの映画で理解出来たし、グッときて心を揺さぶられるシーンもあった。学生はもちろん、大人にも観てもらいたい」という声もあった。1位『ブラック校則』92.3点2位『NO SMOKING』92.2点3位『マチネの終わりに』91.7点4位『最初の晩餐』90.5点5位『喝風太郎!!』88.8点6位『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』87.5点7位『人生、ただいま修行中』85.8点8位『閉鎖病棟―それぞれの朝―』84.5点9位『マイ・ビューティフル・デイズ』80.1点10位『CLIMAX クライマックス』76.4点(本ランキングは、11/1(金)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年11月05日「ぴあ」調査による2019年10月25日、26日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、人気TVアニメの劇場版『冴えない彼女の育てかた Fine』(通称:冴えカノ)が第1位になった。原作は丸戸史明のライトノベルシリーズで、TVアニメは2014年に第1期、2017年に第2期が放送された。丸戸史明はTV版に引き続き劇場版の脚本も手がけており、同人ゲーム制作に取り組む高校生の安芸倫也と、彼を支えるヒロイン加藤恵、澤村・スペンサー・英梨々、霞ヶ丘詩羽が織りなす青春模様が描かれる。劇場には原作やTV版のファンが多く来場。観客からは「めちゃめちゃ泣けた」「ヒロイン3人の性格とか、ちゃんと恋愛していく姿が2時間にしっかり描かれていてよかった」「原作通りだし、作品的にネタが盛りだくさんで笑えるシーンも多くて、原作やTVアニメを見ていた人からしたら望み通りの内容だったと思う」などの声があがり高い満足度をつける人が続出。中には「アニメと違って感情豊かなキャラがいて、冴えないヒロインが冴えてるヒロインになった。自分もあんな奥さんがほしい!」「小説、アニメとずっと応援してきた。映画は作画のクオリティーが格段に上がっていて驚いた。今まで好きだったキャラクターの新しい魅力を発見できた」など劇場版ならではの見どころを熱く語る人も。一方でTVアニメは観ていなかったと話す観客からは「ベタなラブストーリーを変化球なしの王道で描くというのが刺さった。この作品だけで1から10を語っているので、前提を知らなくてもこの映画だけで十分楽しめた」という感想もあった。1位『冴えない彼女の育てかた Fine』93.0点2位『Thunderbolt Fantasy 西幽げん歌』92.7点3位『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』90.7点4位『風水師 王の運命を決めた男』90.2点5位『キミだけにモテたいんだ。』85.3点6位『ロボット2.0』84.8点7位『キング』83.8点8位『108~海馬五郎の復讐と冒険~』83.6点9位『ジェミニマン』82.1点10位『ゴッホとヘレーネの森 クレラー=ミュラー美術館の至宝』81.1点(本ランキングは、10/25(金)、26(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年10月28日「ぴあ」調査による2019年10月18日、19日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、アンジェリーナ・ジョリーが『眠れる森の美女』のヴィランを演じ大ヒットしたディズニー実写映画の続編『マレフィセント2』が第1位になった。前作では“邪悪な妖精”として恐れられていたマレフィセントの本当の姿が描かれたが、今作では、さまざまな試練を乗り越えて穏やかに暮らしていたマレフィセントとオーロラ姫の絆を引き裂く出来事が。そして再び人間界と妖精界の争いが起こる。上映後のアンケート調査では「ハラハラドキドキして面白かった!」(15歳)、「エル・ファニングの透明感とアンジェリーナ・ジョリーの演技が素晴らしかった」(21歳)、「子供と一緒に観にきたので、平和的に解決しているところがディズニーらしいなと思った」(46歳)、「“母の愛”が描かれていて見応えがあった」(50歳)、「新しい物語なので前作よりワクワクしながら観た。マレフィセントの人物背景がよりわかった」(52歳)などの声が寄せられた。またディズニー作品が好きと話す人たちからは「実写化すると世界観が崩れることが多いけれど『マレフィセント』はブレないところが好き」「ディズニー作品の楽しさや精神が実写になっても受け継がれていて、ファンタジーの見せ方や心の優しさを描いているのがよかった」などの声もあがった。さらに前作を観ていない人も「想像してない展開に驚いた。キャストの演技はさすがだなと思った」と好評。出口調査では2014年公開の『マレフィセント』の満足度89.9点を上回る点数を記録した。1位『マレフィセント2』93.4点2位『映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』92.5点3位『ガリーボーイ』92.0点4位『世界から希望が消えたなら。』91.7点5位『フッド:ザ・ビギニング』87.9点6位『スペシャルアクターズ』84.7点7位『アダムズ・アップル』84.5点8位『駅までの道をおしえて』84.2点9位『楽園』76.6点(本ランキングは、10/18(金)、19(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年10月21日「ぴあ」調査による2019年10月11日、12日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、『あの花』『ここさけ』のクリエイターチームが手がけたオリジナルアニメーション『空の青さを知る人よ』が第1位になった。劇場には20代の観客の姿が目立ったが、出口調査を行ったところ10代から40代まで幅広い層から熱い支持を集めている。本作は、長井龍雪監督、岡田麿里(脚本)、田中将賀(キャラクターデザイン・総作画監督)ら“超平和バスターズ”が再集結した作品で、両親を失いふたりで暮らす姉妹、姉の元・恋人、過去からやって来たもうひとりの“彼”の不思議な四角関係が描かれる。劇場には“あの花”や“ここさけ”のファンも多く集まっていたが、本作も過去の映画に負けない完成度のようで、観客からは「音楽、映像、ストーリー、声優、どれをとっても最高!」「ひとりひとりの心情が繊細に表現されていた」「独特の世界観だけど共感しながらストーリーを追っていけた」など絶賛コメントが続出。また、小学生、年配の観客など幅広い層が集まっており「周りは大人が多かったけど感動したので小学校の友達にもオススメしたいです」(12歳)、「過去を思い出し切ない気持ちにもなった。30~40代の人に“刺さる”作品だと思う」(35歳)、「登場人物の年齢や視点が様々で、どんな年代の方でも楽しめると思う」(40代)など好評。ある観客が「切なかったり、前向きだったり……いろいろな感情の涙が流れた」と語る通り、年齢やそれぞれの状況によって“感動ポイント”が異なる作品になったことが高い満足度につながったようだ。1位『空の青さを知る人よ』91.9点2位『最高の人生の見つけ方』91.6点3位『イエスタデイ』90.6点4位『トスカーナの幸せレシピ』88.0点5位『真実』85.5点6位『クロール ―凶暴領域―』82.4点7位『第三夫人と髪飾り』80.4点8位『ブルーアワーにぶっ飛ばす』79.5点9位『天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~』77.4点10位『英雄は嘘がお好き』76.8点(本ランキングは、10/11(金)、12(土)に公開された新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年10月15日「ぴあ」調査による2019年10月4日、5日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、人気シリーズ最新作『HiGH&LOW THE WORST』が第1位になった。劇場には「前売り券を買って公開を待ちわびていた」と話す作品ファンが集結し、「やっぱりこれがHiGH&LOWだよね!っていう要素がつまっていて大満足!」と熱い声があがった。本作は、高橋ヒロシの伝説的な不良コミックス『クローズ』と『WORST』とのクロスオーバー作品で、映画化にあたり高橋ヒロシが脚本を手がけ、HiGH&LOWシリーズの“鬼邪高校”と、『クローズ』『WORST』シリーズの“鳳仙学園”の頂上決戦の行方が描かれる。観客からは「コラボすると聞いて正直、どうなのかな?って思ったけど、やっぱりこれがHiGH&LOWだよね!っていう要素がつまっていて大満足!」「男の熱い友情を感じた!」「両校のぶつかり合いがいい。アクションシーンに迫力と派手さがあってとても満足」「セットがすごい! 絶望団地のおどろおどろしい雰囲気とか、鳳仙学園、鈴蘭高校の再現度が高い」など熱いコメントが続出。中には「映画の見どころは、カメラワークと音の使い方。カメラワークはどこから撮ってるんだというくらいすごい。音は主に登場曲がすごくて、キャラが登場するときや喧嘩が始まるときにイメージの曲が流れて非常に盛り上がるので、注目ポイント!」と話す人もいた。また、「今までのHiGH&LOWとは違って、新しい時代の幕開けのように感じた。これからがもっと楽しみになった」と次回作を熱望する声もあった。【ぴあ映画初日満足度ランキング】1位『HiGH&LOW THE WORST』93.4点2位『牙狼〈GARO〉-月虹ノ旅人-』92.8点3位『ジョーカー』90.7点4位『毒戦 BELIEVER』88.5点5位『ジョン・ウィック:パラベラム』88.2点6位『蜜蜂と遠雷』86.8点7位『“樹木希林”を生きる』86.3点7位『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』86.3点9位『BLACKFOX』84.9点10位『典座 -TENZO-』82.3点(本ランキングは、10/4(金)、5(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)※高橋ヒロシの「高」は、はしごだかが正式表記
2019年10月07日「ぴあ」調査による2019年9月27日、28日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、『宮本から君へ』が第1位になった。本作は人一倍正義感が強い不器用な男“宮本”の生き様を描いた新井英樹の漫画が原作。上映後の出口調査では原作ファンから「最高だった!」「熱量がすごい!」と熱い声が続々と届いた。映画は、文具メーカーで営業マンとして働く宮本浩が、愛する人との間に立ちはだかる“愛の試練に”全身全霊で挑んでいく姿が描かれる。原作の前半部分“サラリーマン篇”は2018年4月にドラマ化されており、池松壮亮が引き続き宮本を演じ、ドラマを手がけた真利子哲也が監督を務めた。観客からは「ドラマを見ていたので、宮本の成長にはかなりグッときた」「とても熱い映画で、ひとりの男の成長を目撃できる素晴らしい映画!」「“人間”を感じたい人にはうってつけ。熱量がすごい作品だった」「宮本賛歌というか、スタッフみんなが宮本を全力で愛しているような作品で圧倒された」など絶賛の声が相次いだ。本作は特に原作ファンから絶大な支持を集めており、観客の中には「僕、原作の大ファンなんですが、原作の大ファンとして言うなれば、もう完璧!ですね。主役ふたりの鬼気迫る演技が原作通りで素晴らしかったです。原作の人物をあんなふうに表現できるなんて!っていう感じです。付き合いの長いカップルにオススメの映画です。なんか熱くなります!」と話す人も。原作ファンをとにかく熱くする内容になっているようだ。(本ランキングは、9/27(金)、28(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年09月30日「ぴあ」調査による2019年9月20日、21日公開のぴあ映画初日満足度ランキングはドキュメンタリー映画『人生をしまう時間(とき)』が第1位になった。本作は患者と家族に向かい合い、最後の日々を一緒に過ごす在宅医療チームに密着した作品で「これほどまでに人の人生に真正面から向き合った映画はないのでは」と熱く語る観客もいた。本作が追うのは埼玉県新座市の堀ノ内病院に勤める小堀鴎一郎と、志を共にする医師や看護師、ケアマネージャーたち。彼らは“ひとりの人生の終わりに医療に何ができるのか?”を問いかけながら人生の終わりに立ち会っていく。映画はテレビのドキュメンタリー番組を基に新シーンを加えたもので、小堀医師らに200日間密着して作品を完成させた。公開初日の劇場には「番組を見た」と話す人もいて「テレビで見たときは辛い気持ちになったが、映画館の大きなスクリーンで観ると現実的に感じた」「映画には別の家族の深い話が出てきたので観に来てよかった」という声があがった。また人生の最後を描いた作品だけに「すぐに感想を言うのは難しい」と語る人も多かったが、そんな中でも「実話なのですごく胸に迫ってくるものがあった」「死に方や、送り方について、自分の経験を踏まえて改めて考える時間を与えてもらった感じ」「病院で働く看護師なのですが、家で家族を看取ることの大切さを感じました」「老人が増えていく時代なので、こういう機会も同じように増えるのだと思った」など真摯なコメントが続出。年齢層を問わず高い評価が集まった。(本ランキングは、9/20(金)、21(土)に公開された新作映画15本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年09月24日「ぴあ」調査による2019年9月13日、14日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、強い絆で結ばれた一匹の犬と飼い主の奇跡を描いた感動作『僕のワンダフル・ジャーニー』が第1位になった。本作は、飼い主のイーサンのために何度も生まれ変わりを繰り返す犬ベイリーの姿を描いた『僕のワンダフル・ライフ』(2017年公開)の続編。新たな家族が加わったイーサンから、ある願いを託された犬のベイリーの奮闘と転生がドラマチックに描かれる。出口調査では「前作を観たので気になって」と話す人が多く、中には「他の作品を観にきたときにたまたま予告が流れて、それだけで泣けたから」と話す人も。観客からは「今回は人間模様をメインに描いていて、より感情移入しやすくて涙がでた」「動物のまっすぐな愛が伝わってくる素敵な映画だった」「イーサンとベイリーの関係に憧れる」「飼っている犬に会いたくなった!」などの声が寄せられ、「思い出すだけで涙が出ちゃう…・・・」と声を詰まらせる人もいた。また「愛するとはこういう事なんだと。見返りを求めない愛に感動した」「犬目線での人間関係が描かれているのが面白い。私も犬を飼っているので、こういう風に見られているのかなって思った」「犬好きじゃなくても愛にあふれた作品なので幸せな気持ちになれると思う」「犬は人間よりもかしこい動物だなって感じた。生まれ変わったら犬になりたい」などのコメントもあった。(本ランキングは、9/13(金)、14(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年09月17日「ぴあ」調査による2019年9月6日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、暁佳奈のライトノベルを原作にした人気TVアニメ作品のその後のストーリーを描く『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』が第1位になった。本作は、感情を持たない元軍人の少女ヴァイオレットが“自動手記人形”の仕事を通して、さまざまな人たちと出会い愛の意味を知っていく姿を描いたファンタジー群像劇。2018年に放送されたTVシリーズの演出を手がけた藤田春香が監督を務め、京都アニメーションが制作を手がけた。上映後の出口調査では「観たばかりですぐには言葉が出てこないけれど感動した」「愛というものの素晴らしさが全体的に滲み出ていて、涙が止まらなかった」「観たいものが観られた」などの声が寄せられ、涙ぐみながら感想を話す人も。また「さすが京アニ! 映像がとても美しかった」「淡くて儚げな色彩がとてもキレイで、まるで絵画のようだった」という声や「心情を丁寧に描いていて、人間同士の関係性の繊細さが際立っていた」「ストーリーが美しいというのが率直な印象。映し出される絵が細やかで、表現の仕方が素晴らしい」「ヴァイオレット自身もとても魅力的なキャラではあるけれど、今回は周りのキャラの心情の変化が見どころだと思う」などの声もあった。(本ランキングは、9/6(金)に公開された新作映画13本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年09月09日「ぴあ」調査による2019年8月30日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、暁なつめのライトノベルを原作にした人気TVアニメシリーズの劇場版『この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』(略称“このすば”)が第1位になった。出口調査では原作やアニメ版のファンから「最高!」「何回笑ったか覚えてない」など熱い声が多くあがった。本作は、不慮の事故で命を落とし、ひょんなことからRPGのような異世界へ転生した主人公カズマが、仲間の少女3人と「生まれ変わったらファンタジー世界で勇者のように大活躍する」という理想とはかけはなれた冒険者生活を営む様子を描くファンタジーコメディ。原作はシリーズ累計発行部数650万部を突破する人気作で、アニメ版は2016年に第1期、2017年に第2期が放送された。上映後のアンケートでは、10代から50代までの男性から特に好評で「ところどころに仕込んでくるギャグが最高!」「何回笑ったか覚えてないぐらい笑った」「ギャグのクオリティがTVシリーズと変わらない」「劇場内で笑いが起こるくらい笑えた!」と話す人も。そのほか「キャラクターが好きというよりは作品が好き。とても楽しかった」「いつもどおりの『このすば』で、いつもどおりのおもしろさ!」「テンポよく話が進んでいくのと、声優同士の絡み合いもあってこの作品らしい」「画が崩れることもなく、長編という尺の利点を活かした内容になっていた」「異世界ものってわりと多くあるけれど、一番ギャグ寄りで笑える」などの感想もあった。(本ランキングは、8/30(金)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年09月02日「ぴあ」調査による2019年8月23日、24日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、田中圭が主演を務める『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』が第1位になった。出口調査では「ドラマが好きなので続きが観たかった!」「ハッピーエンドの後がどう描かれるのか気になった」など、公開を待ちわびていたファンから熱い声が数多く寄せられた。本作は、2018年に放送された人気ドラマを映画化したラブコメディ。田中圭、林遣都、吉田鋼太郎に加え、沢村一樹、志尊淳が新キャストとして登場。一度は結末を迎えたはずの“おっさん同士の恋愛”に新たな展開が訪れ、三角関係ならぬ五角関係の恋模様が描かれる。出口調査では「笑いあり、涙あり、アクションありで想定外のことがたくさん起こった!」「ドラマではできない演出があり派手で楽しかった」「スケールが大きくなっても主人公たちの日常がしっかり描かれていてバランスがいい」「たまにハラハラするけれど、終始ハッピーで、ドラマ以上にパワーアップしたおじさんたちのラブが観られた」「新キャストの登場で刺激が加わった」「ドラマのファンが映画で見たいと思っていたことを全部見せてくれた感じ。恋、仕事、人生のことが掘り下げて描かれていたのがよかった」などの声が寄せられた。またキャストについて熱く語る人も多く「春田の心情がより丁寧に描かれていて、田中圭さんの周りの俳優を引き立てるような演技が素晴らしかった」「林遣都さんが演じる牧くんはケンカのシーンなのにコメディになっちゃうところが好き」「吉田鋼太郎さんは相変らず、カッコイイのに面白いことをしていて笑えた」などの声も。そのほか「幸せってなんだろうってことを考えさせられる。幸せの形はいろいろあるんだということが伝わってくる」「ドラマからさらにたくさんの幸せの形が増えていた」と話す人や、「どんな形でもいいから続きが観たい!」と続編を熱望する人もいた。(本ランキングは、8/23(金)、24(土)、に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年08月26日「ぴあ」調査による2019年8月16日、17日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』の矢口史靖監督、三吉彩花主演の『ダンスウィズミー』が第1位になった。上映後の出口調査では「今すぐにでも踊りたいです!」など熱いコメントが殺到。ラストの“爽快感”が好評を集めているようだ。本作は、本当はミュージカルが苦手なのに睡眠術によって音楽を聞くと勝手に踊りだしてしまう身体になった主人公が、ところかまわず歌って踊ってしまうことで巻き起こす騒動を描くミュージカルコメディ。観客からは「みんなが歌って踊って、観ているこっちも楽しい気持ちになれた!」「主人公とその友達が明るくて観ていて元気が出てきた!」などの声が寄せられた。注目は、日本で上映される機会の少ないセルビア映画『鉄道運転士の花束』。不慮の事故を避けられない運命にある鉄道運転士の不運と人生を描き、モスクワ映画祭など各国の映画祭で多数の賞を受賞したブラックコメディだ。東京・新宿のシネマカリテで行った調査では「鉄道運転士と事故をよくある描き方ではなく、逆の見方で描いていてユニークだと思った」「ブラックユーモアがたくさん詰まっていて面白かった」「この国の映画はまったく知らないが、素晴らしい俳優がたくさんいるんだなと思った」「とぼけた笑いと非常に美しいセットデザインに心奪われた」などの感想が集まり、満足度ランキングで3位になった。(本ランキングは、8/16(金)、17(土)、に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年08月19日「ぴあ」調査による2019年8月7日、9日、10日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、15歳の少女が夢に向かって突き進む姿を描いたインド映画『シークレット・スーパースター』が第1位になった。本作は、インド最大の音楽賞のステージで歌うことを夢みるインシアが、父親から猛反対されながらも夢を叶えようと奮闘する姿を描いた作品。日本でヒットを記録した『ダンガルきっと、つよくなる』でも共演したザイラー・ワシームと名優アーミル・カーンが、主人公と落ち目の音楽プロデューサーを演じている。出口調査では「夢を持つこと自体が難しい中でも、夢を持ってもいいんだよと伝えている」「夢を叶えたい人にすすめたくなる素晴らしい映画。貧富の差やカースト制度などインドの現実を描きながら、その中でも夢を持ち続けることの美しさを描き出していた」などの感想が寄せられ、「感動した」「笑って泣いた」「勇気を与えてくれる」と力をこめて語る人の姿が目立った。注目は2位の『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』。ルフィたちは世界中の海賊たちが集う“海賊万博”の会場で、海賊王(ロジャー)の遺した宝の争奪戦に参戦し、その背後に仕組まれた恐るべき脅威に立ち向かっていく。出口調査では特に20代から圧倒的な支持を集めており、熱いコメントが続出。観客からは「最初から最後まで目が離せない展開!」「今までの内容が全部つながって、納得できるところが多かった」「物語の面白さも含めて期待以上!」「ルフィのリーダーとして頑張っているところがカッコよかった!」などの声があがり、満足度はこれまでに劇場公開されたシリーズ作品の中では最高の93.3点を記録した。『ONE PIECEワンピース』(2000年) 88.4点『ONE PIECEワンピースねじまき島の冒険』(2001年) 90.1点『ONE PIECEワンピース珍獣島のチョッパー王国』(2002年) 87.1点『ONE PIECEワンピースTHE MOVIEデッドエンドの冒険』(2003年) 90.7点『ONE PIECEワンピース呪われた聖剣』(2004年) 88.5点『ONE PIECEワンピースTHE MOVIEオマツリ男爵と秘密の島』(2005年) 88.1点『ONE PIECEワンピースTHE MOVIEカラクリ城のメカ巨兵』(2006年) 87.9点『ONE PIECEワンピースエピソード オブ アラバスタ砂漠の王女と海賊たち』(2007年) 86.8点『ONE PIECEワンピースTHE MOVIEエピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜』(2008年) 90.0点『ONE PIECE FILMワンピースフィルムSTRONG WORLD』(2009年) 91.9点『ONE PIECE FILM Zワンピース フィルム ゼット』(2012年) 92.0点『ONE PIECE FILM GOLD』(2016年) 93.0点(本ランキングは、8/7(水)、9(金)、10(土)、に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年08月13日「ぴあ」調査による2019年8月2日、3日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、14歳の少年が起こした奇跡の実話を基に映画化した『風をつかまえた少年』が第1位になった。本作は、2001年に大きな干ばつが襲ったアフリカのマラウイを舞台に、少年ウィリアム・カムクワンバが図書館で出会った一冊の本を元に、独学で風力発電を作り上げ、家族と自身の未来を切り開いていく様を描いた感動作。監督は『それでも夜は明ける』で主演を務めたキウェテル・イジョフォーで、長編初監督になる。また脚本も手がけており、父親役で出演もしている。この少年の体験は書籍になり、世界23カ国で翻訳されベストセラーになった。原作本を読んだと話す男性は「どんなふうに映画になるのか見てみたかった。よく出来た作品で、ボロボロ泣いた。ウィリアム少年はせめぎ合いと軋轢の中でよく我慢してがんばったと思う」とコメント。出口調査では「児童労働や女性の自立といった社会問題が盛り込まれていて考えさせられた。目的のために行動し、夢を忘れずに進んでいく姿がよかった」「社会問題のひと言では語ることのできないアフリカの現実をリアルに描いていた」「感動的な作品で、アフリカに対する今までの先入観がぶち壊された」「マラウイの情勢を正確に描いているところに良い印象を持った」などの声も寄せられた。また「子供に観てほしい。より積極的に行動できるようになると思う」「目的をもって学ぶことの大切さや、教育に対する意識を考えなおすきっかけになる」と話す人もいた。出口調査は新宿武蔵野館で実施されたが、同館で上映中の『存在のない子供たち』をこの後に観る、または、最近観たと話す人が数人いた。『存在のない…』は中東の貧困とそこで暮らす子供たちを描いた作品で、『風をつかまえた…』と直接的な関連はないが、厳しい状況の中に置かれても前へ進んでいかざるをえない子どもたちを描いた作品を連続して鑑賞することで、さまざまな想いや考えを抱いた観客もいたようだ。(本ランキングは、8/2(金)、8/3(土)、に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年08月05日「ぴあ」調査による2019年7月26日、27日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、平成最後のライダーが活躍するシリーズ20作目『劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzer』と、同時上映の『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』が第1位になった。『劇場版仮面ライダージオウ』は、“最高最善の魔王”になると宣言し、仮面ライダージオウとして戦い続ける主人公ソウゴの冒険を描いた作品だ。出口調査では、親子でライダーが好きだと話す家族連れの姿もあり、映画を観終わったばかりの子供たちからは「オーマジオウが一番好き!戦っているところと変身してるところがカッコいい!」(6歳)、「ライダーのお目めがかわいいところが好き。強くてカッコよかった」(3歳)、「好きなライダーが出てきて楽しかった!」(4歳)など元気いっぱいの声があがった。『仮面ライダージオウ』は、2018年9月から今年の8月まで放送されるテレビシリーズで、9月1日からは『仮面ライダーゼロワン』がスタート。平成最後のライダーとなる。大人からは「ジオウの本当の最後が観られてよかった。特に最後の戦闘シーンは、平成ライダー20年の歴史ってこんなにも長かったんだなと感慨深かった」(26歳)、「サプライズが多くてまさか!とビックリした」(40歳)、「ライダー作品は演出やCGが豪華で迫力がある。いつまでも色あせない魅力や良さを改めて感じた」(29歳)などの声が寄せられており、「子供だけじゃなく、一緒に来た親たちも十分楽しめる内容だった」(31歳)と話す人もいた。(本ランキングは、7/26(金)、7/27(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年07月29日