フランス発の人気フロマジェリー「ベイユヴェール(beillevaire)」が日本初上陸。2017年8月5日(土)、東京・麻布十番にチーズケーキとバターサンドの専門店をオープンする。ベイユヴェールとはベイユヴェールは、フランス西部の玄関都市ナント近郊のマシュクール村に、高級チーズと発酵バター専用工房やアトリエを構える老舗ブランド。パリで人気No.1フロマジェリーとも言われる確かな味は、ミシュラン星付きシェフたちからだけではなく、パリの名だたる超高級ホテルの数々からの絶大な支持を受けるほど。現在(2017年7月)は、フランス中西部に約80店舗のフロマージュブティックを展開している。日本でのメニューラインナップメゾンの現当主パスカル・ベイユヴェールは、酪農家でありチーズ熟成士でもある。そんな彼の手から生み出されるのは、地元マシュクール村のテロワールが生み出す豊潤でコク深い発酵バターとプレミアムなチーズを活かした、一度口にすると忘れられない商品の数々。今回オープンする麻布十番店では、低温でじっくり焼き上げた半生タイプの「ガトーフロマージュ ミキュイ」と、“高貴な青カビ”と呼ばれる「フルム・ダンベール」を使用した、独特のクセが病みつきになる「ガトー・フロマージュ・フルム・ダンベール」などのチーズケーキと、発酵バターを使用したバターサンド「サンド オ ブール」を看板メニューとして提供。そのほか、アイスクリーム感覚で楽しめるフリージングチーズケーキ「スフレ・グラッセ・フロマージュ」や、5種のチーズを組み合わせたリッチな風味のパウンドケーキ、チーズやバターを使用したソフトクリーム、ベイユヴェールブランドの発酵バターやチーズなども用意されている。【店舗詳細】ベイユヴェール(beillevaire) 麻布十番店オープン日:2017年8月5日(土)住所:東京都港区元麻布3-11-8TEL:03-6447-5471営業時間:10:00~20:00定休日:なし
2017年07月16日泊まれるギャラリー 「ニブンノ(NIBUNNO)」が、2017年6月10日(土)より4年間限定で麻布十番にオープン。「ニブンノ」は、ビル全体をアートスペース見立て、その中に客室や食事ができるラウンジスペースを用意した”泊まれる”ギャラリー。麻布十番の東京タワーを間近に望む立地で、ちょっと変わったユニークな東京観光にはもちろん、アートに囲まれながら食事をとり眠る、という非日常的な体験をすることができるギャラリーだ。コンセプトは、その名前の通り「2分に(半分に)解体された空間」だ。客室の下半分は、ベッドから、テーブル、ランプまで全て白一色で統一。一方で、部屋を上下に分けるように壁の途中から天井までコンクリートがむき出しになっている。2つの異質な空気感が混ざり合う不思議な空間を演出した。そして、東京藝術大学を中心とした美大生の作品や台湾人デザイナーによるクリエーションなど、日台発の作品をいたるところに展示。作品と”一緒に暮らす”ことで、美術館などとはまた違った身近なアートの姿が見えてくるかもしれない。【詳細】ニブンノオープン日:2017年6月10日(土) ※4年間限定住所:東京都港区東麻布1-8-2■オープニングイベント開催日:6月10日(土)会場:ニブンノ※申し込み不要13:00-14:00 内覧会14:00-15:00 トーク15:00-17:00 交流会、内覧会【問い合わせ先】TEL:03-6823-2496
2017年05月31日5月3日に開幕した團菊祭で、寺島しのぶ(44)の長男・眞秀くん(4)が初お目見えを果たした。長男の華々しい梨園入り。それは寺島にとって母の野望が叶った瞬間だった――。 音羽屋の第一子に生まれたが、女性だから歌舞伎役者になれなかった寺島。跡継ぎは、弟・尾上菊之助(39)。“女を呪った”日々について、彼女はこう振り返っている。 《弟が6歳で初舞台を踏んだ時、「どうして年上の私が舞台に立てないの」と腹が立つやら悲しいやらで、それに男中心の梨園ですから、我が家は弟を中心に回っていて、私一人が取り残されていく気がして……》(『週刊現代』15年10月17日号) それから30年以上、母になった彼女は長男・眞秀くんの梨園入り実現に向けて動いてきた。15年2月に菊五郎が大量吐血し入院すると、寺島は「父の目が黒いうちに眞秀を後押ししてもらいたい」と本格的に“外堀”を埋め始めたという。 「彼女の夢の実現には、他の家元やお歴々への根回しが不可欠。それができるのは、父・菊五郎さんに他なりません。そのため寺島さんは菊五郎さんのもとに足しげく通うように。公演があるときは必ず眞秀くんを連れていくようにしていました」(歌舞伎関係者) 菊五郎との仲を深めていった結果、15年5月の團菊祭で驚きの“事件”が起きた。千穐楽の際、眞秀くんが菊五郎の腕に抱かれながら舞台初登場を果たしたのだ。 「寺島さんは、この團菊祭で海老蔵さんの楽屋にも眞秀くんを連れて行きました。そこで『眞秀があなたの大ファン。iPadの写真を見せると、いつもあなたのところで手が止まる』と伝えると、海老蔵さんは大喜びに。以来、家族ぐるみでも交流。眞秀くんは海老蔵さんの長男の勸玄くん(4)と同い年で、すぐ仲良しになったそうです」(前出・歌舞伎関係者) 菊五郎と海老蔵。梨園最強の後ろ盾を得たことで、眞秀くんの梨園入りは実現へと動いた。昨年4月に行われた取材会では、菊五郎が「(娘が眞秀を)どうしても歌舞伎役者にしたいっていうのでね。ならせるなら、ゆくゆくは梅幸を継がせるかね」と明言したのだ。 梅幸とは、もともと初代菊五郎の俳名。音羽屋の中で菊五郎に並ぶほど格式の高い名跡だ。父は、寺島の長男・眞秀くんにこの名跡を継がせる意向を示したことになる。菊之助の長男・和史くん(3)をさし置いてのこの発言は、“大逆転”として世間に伝えられた。 「もちろん音羽屋の本流は菊五郎を継ぐ和史くんです。ただ寺島さんの長男・眞秀くんは、音羽屋のなかでは女系。さらに父親が外国人という“不利”な条件下がそろっていました。そうした中での菊五郎さんの発言は、眞秀くんの将来に強力な“お墨付き”を与える意味を持つと思います」(前出・歌舞伎関係者) そして実現した、眞秀くんの初お目見え。寺島の胸には熱いものがこみあげたことだろう。 「眞秀くんがいま歌舞伎座の楽屋で使っている鏡台は、曾祖父にあたる亡き尾上梅幸さん(享年79)の使っていたものだといいます。それだけ眞秀くんの将来も嘱望されているということでしょう」(前出・歌舞伎関係者)
2017年05月13日「男の子ができたら歌舞伎役者にしたい」と結婚会見で語っていた寺島しのぶ(44)。その言葉が現実のものとなった。5月3日に開幕した團菊祭で長男の眞秀くん(4)が初お目見えを果たしたのだ。 『魚屋宗五郎』の丁稚役で眞秀くんが花道から登場すると、会場から「かわいい!」と歓声が。そんな姿を客席後方で見守っていた寺島とフランス人夫のローラン・グナシア氏(49)、そして祖母の富司純子(71)らは涙にむせんでいたという。 「ローランさんはアート・ディレクターとして海外で活動していましたが、日本を拠点にすることを決断。また寺島さんも眞秀くんが2歳のときから日舞を習わせるなど、早くから英才教育に乗り出しました。さらに夫妻は眞秀くんのために専用のシッターさんを雇っており、文字通り家族一丸となってデビューを支えてきたのです」(歌舞伎関係者) 長男の華々しい梨園入り。それは寺島にとって母の野望が叶った瞬間だった――。 音羽屋の第一子に生まれながらも、女性であるがゆえに歌舞伎役者にはなれなかった寺島。跡継ぎになれるのは、弟・尾上菊之助(39)だけ。“女を呪った”日々を、彼女はこう振り返っている。 《弟が6歳で初舞台を踏んだ時、「どうして年上の私が舞台に立てないの」と腹が立つやら悲しいやらで、それに男中心の梨園ですから、我が家は弟を中心に回っていて、私一人が取り残されていく気がして……》(『週刊現代』15年10月17日号) そのため人間国宝の父・尾上菊五郎(74)や女優の母・富司らに反発したこともあったという。そんななか、女優業に自らの居場所を見つけた寺島。下積みは長かったが、“芸への飢え”が彼女をトップ女優へと押し上げていった。 だが、彼女の梨園への憧れは消えなかった。07年にローラン氏と結婚すると、冒頭のように“息子を歌舞伎俳優にしたい”と発言。12年に眞秀くんが誕生すると、思いはより強くなった。 「ハーフの眞秀くんが梨園入りしようとすることに対して、陰口を叩く人も少なくありませんでした。それでも寺島さんは、めげなかった。まだ言葉も話せないうちから眞秀くんに父や弟の舞台映像を見せ続け、歌舞伎のイロハを叩きこんできた。その甲斐もあって、眞秀くんは才能の一端を見せ始めた。大人でも難しい文言が続く歌舞伎の『髪結新三』のDVDを、ずっと大人しく見ているんですよ。これには菊五郎さんも舌を巻いたといいます」(前出・歌舞伎関係者) また今でこそ眞秀くんの習い事は日舞だけだが、今後は義太夫や三味線や鼓の稽古も始めるつもりだという。 「習いごとだけで1週間埋まってしまうほどのハードスケジュールです。かかるお金も相当なものになるでしょうが、彼女はそれも覚悟の上だといいます。すべては、梨園関係者らに文句を言わせないため。自分が継げなかった音羽屋の名跡を、何としても息子に継がせたいのです」(前出・歌舞伎関係者) 寺島自身も2月に海老蔵からオファーを受け、六本木歌舞伎『座頭市』の舞台に立った。正調ではないが、海老蔵が新設したこの歌舞伎は女人禁制の梨園に大きく風穴をあけたことになる。40年を経て、寺島の闘いは報われようとしている――。
2017年05月13日和食の代表格、天ぷら和食の代表格とも言われる天ぷら。野菜や魚介など素材本来の味わいを引き出し、味はもちろん鮮やかな色みも魅力のひとつです。高温で一気に揚げる天ぷらは、栄養をぎゅっと閉じ込めることができ、実はローカロリーな料理なのです。「喜久や」の食材は、築地で名だたる腕利きから買い付けた一流のものを扱っています。食材だけでなく、油や調理器具にもこだわり、食材本来のみずみずしさが生きるジューシーな天ぷらに仕上げていきます。立呑み&天ぷらBar「喜久や 麻布十番」のおすすめメニュー5選をご紹介。あの芸能界のグルメ王も太鼓判!一度はいただきたい一品!試行錯誤を繰り返し開発された、おでんの大根をアレンジした天ぷら(200円)。お箸を入れると、ほっこり炊きあげた大根から鰹ベースの出汁がじゅわっと溢れ出します。大根とともにとろけるとろろこんぶが、さらなる旨みを引き立てます。天ぷら専門店の自信作!海老の天ぷら(300円)は火の入れ時間の調整が難しく、料理人の技術が光る逸品です。一口いただくと、優しい海老の香りとともに、サクっと軽い食感の衣、ぷりっと柔らかい海老の風味を味わえます。ふきのとう・たらの芽・こごみの春の三姉妹♡ふきのとう・たらの芽・こごみ…春野菜の旨みをたっぷり楽しめる「山菜盛り」(550円)。三種三様の食感の違いを楽しみつつ、ほろ苦い後味とともに、春の香りが口いっぱいに広がります。2日間漬け込んだ味玉が天ぷらに変身!2日間漬け込んだ半熟玉子を天ぷら(200円)に。このままでも十分美味しいですが、トリュフ塩に付けて贅沢にいただきます。燻製のような香り高い玉子は、酒の肴にぴったり。白ワインとも抜群の相性です。女性に一番人気!イタリアンのフリットをイメージして生み出されたアレンジメニュー、「トマトとモッツアレラのカプレーゼ」(200円)。サクッとジューシーな衣からは、甘みを増したジューシーなトマトと、とろりとしたモッツァレラチーズがお目見え。ジェノベーゼソースに絡めていただきます。これらのメニューは全てアラカルト。1本から注文でき、バールのように使い方を様々に選べる気軽さも人気の秘密のひとつです。料理人のこだわりやアイデアが込められた天ぷらの数々から、お気に入りの一本を見つけましょう。取材・文/中野さゆみスポット情報スポット名:喜久や 麻布十番住所:東京都港区麻布十番1-5-20 1F電話番号:03-6721-0557
2017年03月22日沢口靖子が警察の科学捜査研究所=通称・科捜研の研究員を演じて人気のミステリー「科捜研の女」の正月スペシャルが、新キャストに渡部秀を迎え1月3日(火・祝)今夜、テレビ朝日系で放送される。京都府警科学捜査研究所、通称・科捜研の法医研究員・榊マリコを沢口さんが演じ、マリコを中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く「科捜研の女」シリーズ。99年の第1シーズン以来現在放送中の第16シーズンまで、17年の間人気を集め続けてきた。第16シーズンではさまざまな分野の“大物スペシャリスト”たちがゲストとして登場。尾美としのり演じる“微表情”研究のエキスパート・矢萩修武をはじめとしたバラエティーに富んだスペシャリストたちとマリコとの対峙や協力も見どころになっているが、そんななか2011年の放送から科捜研で銃器鑑定、機械・建造物の破損。交通事故解析などの物理担当をしていた長田成哉演じる相馬涼が、カナダの科学捜査センターで研鑽を積むことを決意し、惜しまれつつも科捜研を退職。今回の正月スペシャルとなる第9話から、新たな物理担当として渡部秀演じる橋口呂太が着任することになる。現在25歳の渡部さんは高校在学中の2008年に「第21回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」準グランプリに輝き、その後「仮面ライダーオーズ/OOO」の主人公・火野映司を演じて注目を集めると、連続テレビ小説「純と愛」の狩野剛役や映画『進撃の巨人』のフクシ役などで着実にキャリアを重ねてきた期待の若手俳優。そんな渡部さんが今回演じる橋口呂太は、誰にでもタメ口でマイペースだがかわいげがあって憎めない性格。しかし鑑定の腕は抜群で物理研究員としては超優秀というキャラクターだといい、本編での活躍が楽しみだ。そんな渡部さんを迎えて送る今夜のストーリーだが、バイク便会社社長・間山悟(羽場裕一)の1歳の息子が何者かにさらわれる事件が発生。現場からバイクの痕跡が発見されマリコら科捜研のメンバーは犯人らしきバイクの男の行方を追うことに。滋賀県警刑事・岩内剛(六平直政)らと合同捜査を開始した直後、科捜研の新人研究員・橋口呂太(渡部さん)が国道で犯人のタイヤ痕を発見。近くからは犯人が落としたと思われる緑色の粘着テープも見つかり、テープから誘拐された赤ちゃんと間山の指紋が検出される。彼と妻・圭子(森尾由美)のやりとりに不自然なものを感じていた土門刑事(内藤剛志)らは父親の間山の犯行を疑いはじめる。ほどなく間山の会社に3000万円の身代金を要求する電話が入り、通話を分析した結果犯人は琵琶湖近くの公衆電話ボックスからかけたことがわかる。それを聞き激しく動揺する岩内。なんと今回の事件、24年前に起きた未解決の誘拐事件と酷似。未解決だったその事件、当時容疑者として浮上したのはなんと間山夫妻であり、岩内はその誘拐事件の捜査員だったという…。そんななか犯人からの2度目の指示が入り、マリコと呂太は身代金を運ぶ間山の車を極秘追跡する…というもの。果たして24年前の誘拐事件の真相は?そして赤ちゃんは無事救出できるのか!?新たな物理担当が加わった科捜研の活躍に注目。「科捜研の女 正月スペシャル」は2017年1月3日(火・祝)21時~テレビ朝日で放送。(笠緒)
2017年01月03日東京・麻布十番にある複合施設(東京都港区麻布十番2-9-2)内に12月9日、日本初上陸となるフランスのオーガニックスーパー・ビオセボン(Bio c' Bon)と、日本3号店目となるフランス発の冷凍食品専門店・ピカール(Picard)がオープンした。ビオセボンは、“セボン(おいしい)”な商品を幅広い品揃えと手頃な価格で提供するフランス・パリ生まれのオーガニックスーパーマーケット。今回オープンするアジア1号店では、食品から生活雑貨まで1,000種類以上のビオ認証商品を展開する。同店を入ると、入り口から有機JAS認証農産物を中心とした色とりどりの新鮮な野菜が陳列されている。すべての野菜には、出荷場所が表記されており、他ではなかなか手に入らない珍しい野菜などもそろう。使いたい分だけ単品購入が出来るのも嬉しい。芋類や根菜類は土がついている状態で販売。購入の際、店内で洗浄してから持ち帰ることが可能となっている。その他、海外から仕入れたワインやチーズ、調味料やお菓子、日本の食材などもそろい、ビオ商品を手軽に試せるキッチンのデリコーナーも設置。出来立ての惣菜やサンドイッチを提供し、その場で楽しめるイートインコーナーや、カフェインレスのセルフ式のコーヒーサーバーも用意された。さらに、店内奥では、生活雑貨なども展開。天然材料を使用した洗濯洗剤から化粧品、女性に嬉しい天然コットンの衛生用品や子供服まで充実のラインアップとなっている。ピカールは、「365日、いつでも誰でもおいしさ溢れる食卓を」がコンセプトのフランス発冷凍食品専門店。日本3号店となる同店では、素材の味を活かした野菜料理やスープ、フランスブランドならではの美しいアペリティフやデザートなど約200種類ものバラエティ豊かなメニューを展開する。その他、同施設内にはウエルシア薬局の新店舗や、話題の“空中ヨガ”を体験出来るヨガとダンスの融合スタジオ・avitystyleなどの施設も併設している。
2016年12月11日俳優の渡部秀が、テレビ朝日系ドラマ『科捜研の女』(毎週木曜20:00~20:54)に新メンバーとして加わることが11日、明らかになった。来年1月3日(21:00~)の正月スペシャルから登場する。主演の沢口靖子演じる京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員・榊マリコを中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く同作。今月15日の放送で、物理担当研究員・相馬涼役を演じてきた長田成哉が卒業するが、この後任として渡部が加わることになった。渡辺演じる橋口呂太は、誰にでもタメ口で話しかけるマイペースな若者だが、物理研究員としては超優秀という設定。初登場する正月スペシャルは、父親が公衆トイレに入った一瞬の隙に赤ちゃんがさらわれるという事件が起こるが、急きょ科捜研に呼ばれた呂太は「あ、ボク遅刻しちゃった? ごめんなさーい。だって急に呼び出されたんだもん!」と、おにぎりをほおばりながら現れ、マリコたちをあ然とさせる。このほど、初めて東映京都撮影所内のセットを訪れた渡部は「ずっと受け継がれてきた作品に加わる緊張感は、とても大きかったです」とプレッシャーを感じた様子。それでも、沢口から温かく迎え入れられ、「呂太は突拍子もないキャラクターですが、皆さんから呂太への愛情を感じることができて、とてもうれしかったです」と感激していた。沢口も「渡部秀くんは現場で監督にいろいろ質問して、的確な芝居をしようと努めていらっしゃいました。頼もしい新メンバーを迎えた『科捜研の女』、引き続きご期待ください!」とコメントを寄せている。
2016年12月11日「the CONSTRUCTORジャン・プルーヴェ:組立と解体のデザイン」展が、東京・南麻布にあるフランス大使公邸で開催される。会期は、2016年10月22日(土)から10月24日(月)までの3日間。本展では、20世紀を代表するデザイナー/建築家のジャン・プルーヴェの芸術に、家具と建築の両面から迫る。ジャン・プルーヴェを積極的に紹介してきたことで知られるパリのパトリック・セガン・ギャラリーの協力のもと、彼が手掛けた家具約60点と日本初公開の組立住宅《F 8x8 BCCハウス》、そしてデザインの過程で生まれたドローイングや建築写真などの資料を一挙に展示する。素材や工法からこだわり、生産工程をも制作過程とみなした徹底したものづくりの果てに生まれる、研ぎ澄まされた美しい形は、家具にも建築にも共通するジャン・プルーヴェ最大の魅力。日本では約10年ぶりの大規模な展覧会に是非足を運んでほしい。家具と建築建築、それぞれにフォーカスする展示第1室は家具デザインにフォーカス。代表作「スタンダード・チェア」や「シテ」シリーズを始めとした象徴的なチェアやテーブルの数々を展示する。続く第2室では、建築デザインにフォーカスし、プルーヴェ建築の特徴的な建物全体を支える門型・コンパス型のフレーム、壁パネルなどの建築部材を、縮小モデルや資料写真とともに紹介する。また、同室には代表作のひとつであるテーブル「トラペーゼ」を、彫刻家アレクサンダー・カルダー本人からプルーヴェ宛てに贈られたとされる作品とともに配置する。日本初公開となる組立住宅《F 8x8 BCCハウス》会場となるフランス大使公邸の庭には、日本初公開となる組立住宅《F 8x8 BCCハウス》を展示する。本作は、1941~43年の戦時下に制作された、ジャン・プルーヴェと親交の深かった建築家ピエール・ジャンヌレとの協働による。プレファブ工法の早期実践例であり、本展で展示されるのは世界に2点しか現存しない貴重な作品だ。内部デザインは建築家/デザイナーのシャルロット・ペリアンが手がけ、プルーヴェ、ジャンヌレ、ペリアンが本作のためにデザインした家具が並んでいる。そして、ここでは実際に室内に入って鑑賞が可能。本作の縮小モデルやアーカイブ資料も同時に紹介されているので併せて観賞してほしい。なお、700名分のチケットは即完売するほどの人気。完全事前予約制となっており200名分の追加を受付する。【開催概要】the CONSTRUCTORジャン・プルーヴェ:組立と解体のデザイン会期:2016年10月22日(土)~24日(月)開館時間:10:00~17:00(最終入場16:30)会場:フランス大使公邸住所:東京都港区南麻布4-11-44入場料:無料※完全予約制チケット:700名<完売済>のため200名(各回50名)を追加受付予約方法:オンラインチケット・サービス「Peatix」から申し込み2016年10月14日(金) 19:00頃から発売予定。追加チケット:23日(日) 17:00~17:30(50名)24日(月) 10:00~12:30(150名)
2016年10月16日麻布十番、広尾、六本木それぞれの駅のちょうど真ん中に位置し、インターナショナルスクールが点在する元麻布。この辺りは閑静な住宅街のためか、カフェやショップがほとんどないエリアですが、その中でオアシスのような存在感を放っているのがMEISTERWERK FOODS(マイスタヴェルクフーズ)元麻布店です。お店への期待をぐんと高めるオシャレな外観東京メトロ麻布十番駅から大黒坂を上り、広尾方面に歩くこと約10分、氷川神社の近くに白壁のオシャレな外観がひときわ目を引くお店が見えてきます。こちらがMEISTERWERK FOODS元麻布店です。MEISTERWERK FOODSは、「世界各国・日本各地から美味しいものを集めた食のセレクトショップ」。道路から少し奥まった入り口までのデッキが素敵で、店内に入るまでの期待を高めてくれます。どきどきしながらショップに入ると、所狭しと並ぶ調味料や食材、加工品の数々に圧倒されます。商品ひとつひとつを手に取ると、それぞれにストーリーが感じられ、時間を忘れてしまいそうになります。商品の見せ方も「セレクトショップ」だけに魅力的。私が初めて来店したときは、チリより自社輸入したというエキストラバージンオリーブオイルが大きなテーブル一面に無造作に並べられ、ひとつのアート作品のようになっていました。「おいしい」を追求するスタッフとのコミュニケーションが楽しいオリーブオイルというと、イタリアやスペインを思い浮かべますよね。「チリ産でそれほど高品質のオリーブオイルがあるんですか?」とマイスタヴェルクのスタッフの方にお聞きすると、スタッフの方が丁寧に説明をしてくれました。チリ産のオリーブオイルが良い理由は、最高品質のものを最高のコストパフォーマンスで楽しめる点、スパイシーさとまろやかさは欧州産よりもチリ産が勝る点、そしてチリにはオリーブ栽培での害虫がおらず、実は最適な自然環境という点など、たくさんのポイントがあるそうです。それらを嬉々として熱く語ってくれるスタッフの方の、食材についてのこだわりは相当なもの。お店の方との商品を通した会話が楽しめるのは嬉しいですね。併設のカフェはテラスがおすすめ併設のカフェでは、ドリンクはもちろん、ショップで販売されている商品と関連したメニューやデザートを楽しむことができます。店内は木の温もりが感じられる空間で、ほっこりすることもできますが、これからのシーズンはテラスがおすすめ。元麻布の静かな雰囲気の中で、週末のお散歩途中にカフェ休憩をすると気分がリフレッシュできそうです(ワンちゃんもOK)。食にこだわるママ友へのちょっとしたプレゼントにも使えそうなMEISTERWERK FOODS 元麻布店。駐車場があるので、遠方からのお客様も多い様子。おいしい食材を探して、または週末の息抜きとして訪れてみてください。■子連れOKカフェ MEISTERWERK FOODS元麻布店東京都港区元麻布1-4-27tel. 03-3451-7705open. 火~土9:00~19:00/日・祝10:00~18:00月曜定休 公式サイト
2016年03月31日東京都・麻布のMITSUOKA麻布ショールームは、企業コラボアートをプロデュースするZELSが運営するMDP GALLERYキュレーションによる「サイトウ・P・ヒロヒサ"Pの眼"コレクション展」を開催する。会期は2月17日~3月13日(毎火曜・第一水曜休廊)。開廊時間は10:00~19:00。入場無料。同展は、膨大なサイトウ・P・ヒロヒサのコレクションの中から、光岡自動車のショールーム向けにセレクトしたアート作品やビンテージフォトを、ヒロヒサ氏自身のコラージュ作品を交えて展示するもの。サイトウ・P・ヒロヒサは、ペプシマンやアンディ・ウォーホールのTDKビデオカセットテープ等、数々のヒットCM作品を世に生み出してきたCFプロデューサーであり、何十年にもわたるアートコレクターとしても知られ、近年ではそのコレクションの延長ともいえるコラージュ作品を制作発表するアーティストでもある。そのコレクションは単にアート作品に限らず、玩具やノベルティグッズ、古今東西のガラクタとして売られていたようなモノから、さらには拾ったものまで、サイトウ氏の「面白がり」という審美眼にかなったものすべてが対象となっているという。同展では、その中から、伝説的なグラフィティライターのバリー・マッギー(Barry McGee)の作品やマーク・ライデン(Mark Ryden)、日本では観る機会の少ないビル・ブラント(Bill Brandt)等のビンテージフォト等の展示が予定されているということだ。なお、サイトウ・P・ヒロヒサ(斎藤洋久)は1954年生、CMを中心に、TV、アート他のプロデューサーとして活動し、2009年にプロデュース事務所「Pの眼。」を設立。主なプロデュースCMは、ウディ・アレン「おいしい生活」シリーズ(西武百貨店)、アンディ・ウォーホール(TDK)、ホーキング博士シリーズ(NTTデータ)、「すったもんだがありました」(宝酒造)、きれいなおねえさんシリーズ(松下電工)、ペプシマンシリーズ(サントリー)、明治製菓メルティキッス 坂本龍一・今井美樹、明治チョコレート 森高千里など。
2016年02月11日大日本印刷(DNP)は12月24日、日常のさまざまなシーンで利用されている秀英体の魅力をより多くの生活者に発信していくため、大正3年に発行した『活版見本帖 Type Specimens』のイラストと最新の秀英体デジタルフォントを組み合わせて、明治期に活版印刷で使用していたオリジナル書体『秀英体』を、LINEで使えるスタンプ「レトロな活版印刷秀英体見本帳」(全40種類、税込120円)に加工して発売開始した。秀英体は、同社が明治時代から100 年以上にわたり開発を続けているオリジナルの書体。同社は、創業130 周年(2006年)の記念事業の一環として、秀英体リニューアル事業「平成の大改刻」 に取り組み、デジタルフォントである「秀英細・中・太明朝」の改訂、金属活字で使用されていた「秀英初号明朝」のデジタル化、 新書体としての「角ゴシック」や「丸ゴシック」の開発を行ってきた。その成果である最新のデジタル書体をより多くの方に利用してもらえるよう、2009年からDTP (Desk TopPublishing) 環境のほか、 ワープロソフトやWebフォントサービスなどに提供している。『活版見本帖 Type Specimens』は、DNPの前身の秀英舎が発行した活字の総合見本帳で、秀英体のほか、さまざまな欧文書体や飾り罫、地紋、イラストなど、当時の印刷物で使用していたデザイン素材が400ページ以上にわたって収録されている。今回、その中から秀英舎が明治期より使用していたイラストをピックアップしてLINEスタンプにした。同社は今後、レトロでユニークなイラストとともに秀英体の認知向上を図るという。
2015年12月24日大日本印刷(DNP)は、明治期に活版印刷で使用されていたイラストとDNPのオリジナル書体秀英体」を組み合わせたLINEスタンプ「レトロな活版印刷秀英体見本帳」を発売した。発売形態は「クリエイターズスタンプ」で、価格は120円(全40種類)。このスタンプは、大正3年に発行された「活版見本帖 Type Specimens」のレトロなイラストと、最新の「秀英体」デジタルフォントを組み合わせて制作されたものだ。「秀英体」には「秀英初号明朝」、「秀英角ゴシック金/銀」、「秀英丸ゴシック」などがあり、スタンプの種類ごとに異なる書体が採用されている。なお、「活版見本帖 Type Specimens」は、DNPの前身である秀英舎が発行した活字の総合見本帳。秀英体の他、さまざまな欧文書体や飾り罫、地紋、イラストなど、当時の印刷物で使用していたデザイン素材が400ページ以上にわたって多数収録されている。
2015年12月24日麻布十番駅から徒歩2分の距離に昨年オープンし、近隣の外国人を含めた住人はもちろん、車でわざわざやってくる感度の高いファンに愛されているサラダ専門店があります。ベビーカーで来店するママやファミリーにも人気のお店「CRISP SALAD WORKS 麻布十番店」を今回はご紹介します。アメリカのカフェテリアのようなオシャレな店内「CRISP SALAD WORKS 麻布十番店」は、麻布十番駅から赤羽橋駅方面に少し歩いたビルの1Fにある、ガラス張りのオシャレな外観のお店です。駅前の喧噪を抜けて住宅街に入った場所にあるため、駅から近いのに落ち着いた雰囲気を醸し出しています。店内はコンクリート打ちっ放しのシンプルな造り。入り口からフラットのため、ベビーカーでもスイスイと入れるので便利です。また、店内のテーブルは、カフェテリアのように、大きなテーブルが用意されており、お客様同士が交流しやすいように工夫されています。ベビーチェアも複数用意してあり、安心です。フォークではなくスプーンで食べる! 新感覚のサラダCRISP SALAD WORKSのサラダの特徴は、ボリュームたっぷりで、サラダだけでも充分食べごたえがあり、お腹いっぱいになること。オーダー方法は、お店おすすめの「シグネチャーサラダ」と、自分で野菜とトッピングを選ぶ「カスタム」の2通りがあり、とことんカスタマイズしたい方も満足できるはず。サラダの食材を選んだら、スタッフが目の前でメッザルーナという半月状のナイフを使い、目の前で、鮮やかな手さばきで細かくチョップしてくれます。一般的なサラダはレタス、具材、という風に食材をひとつずつフォークで食べるイメージですが、細かくチョップされたCRISP SALAD WORKSのサラダは、スプーンですくっていただきます。スプーン1杯に、サラダに含まれる食材全体がぎゅっと凝縮されて、深い味わいを楽しむことができます。手作りへのこだわり手作りにこだわっているのもママには嬉しいポイント。トッピングとして人気のグリルドチキンは時間をかけてスパイスに漬け込み、店内で焼いているほか、クルトンは手間をかけてカリッカリの状態までローストするので、食感がたまりません。化学調味料や添加物を子どもにできるだけ摂らせたくないママも、安心して子どもと一緒に食事ができます。また、鮮度を保つために手間を惜しみません。たとえば、女性に特に人気のトッピング、アボカドは、注文を聞いてからカットしてくれます。このように、サラダのおいしさにとことんこだわる専門店ですので、開店直後、ランチタイム、ディナータイム、閉店直前は、混雑することもしばしば。テイクアウトもできますので、麻布十番にお立ち寄りの際は、ぜひ訪れてみてください。■子連れOKレストラン CRISP SALAD WORKS 麻布十番店東京都港区三田1-10-10 三田グリーンハイツ 1Ftel. 03-6435-4386open. 11:00~22:00 公式サイト (今西敦子)
2015年10月30日グルメな街、麻布十番。オトナが満足できるお店があるイメージですが、そのオトナたちが結婚し、子どもが生まれ、「家族で本物の味を楽しみたい」となった時、その願いを叶えてくれるレストランが麻布十番にはあります。今日はそんなレストランのひとつ、ビストラン エネレスクをご紹介します。ビストロの気軽さで、でも味は本格フレンチビストラン エレネスクは、麻布十番駅1番出口から徒歩2分。2Fのお店まではエレベーターがあるので、ベビーカーもOK(予約時に連絡をしておけばスムーズです)。店名になっている「ビストラン」とは、「ビストロのように気軽にレストランに来てほしい」という想いから作った造語とのこと。一見すると隠れ家のようなお店に見えますが、店内は、広々したカウンターと片方がベンチシートになっているテーブル席、ボックス席があり、アットホームな雰囲気も。リピーターが多いというのも頷けます。お料理は、ブルゴーニュワインとシャンパーニュが150種あるというだけに、ワインに合うように考えられたお料理をコース仕立てでいただくスタイル。千葉と能登の契約農家から送られてくる野菜をふんだんに使ったお皿が並びます。基本的に、ディナータイムは小学生以下のお子様はNG。土曜と祝日のランチタイムが子ども連れOKです。 子ども連れOKなランチを始めたきっかけとは本格的なフレンチレストランに子ども歓迎のランチタイムを作ったきっかけは、オーナーである大瀧さんにお子様が生まれたことでした。時を同じくして、出産されたお客様からも「子どもがいてもエレネスクで美味しいご飯が食べたい」というリクエストをいただいたのだそうです。お客様とご自身の実体験に基づきスタートした土曜と祝日限定ランチは、プリフィクスコース(編集部注:料理を数種類の中から選べるコース)で5,000円(税込)。ディナーと同等のコース内容でいただけるのでとってもお得! 常連ファミリーや、ご近所のママたちにとても好評です。 キッズディナーやチャリティ活動もランチ以外にも、お客様のリクエストに応えて、不定期でキッズディナーを開催。本物のフランス料理を子どもたちに味わってもらいたい、というオーナーの想いがこめられたイベントで、この日は特別に小学生以下の子どももディナーOK! 大人はコースメニューですが、小学生はアラカルトでメニューを選ぶことができます。また、東北の被災地に向けてのチャリティ企画も不定期で開催。お店でカレーを作り、被災地に届ける前日に、お店で子どもたちとカレーを食べたそうです。乳幼児はもちろん、小学生のお子さんと来店してもさまざまなことが学べるお店「ビストラン エレネスク」。週末のランチにおすすめしたい一軒です。■子連れOKレストラン(土曜・祝日限定)ビストラン エレネスク 東京都港区麻布十番3-3-9 COMS AZABUJYUBAN2Ftel. 03-6459-4629open. 【ランチ】土曜、月曜以外の祝日12:00〜15:30定休日:日曜日・祝日にあたる月曜日 公式サイト
2015年08月29日東京都・麻布のKaikai Kiki Galleryは、福岡に住み続け、独自の絵画世界を展開する画家・菊畑茂久馬の個展「春の唄」を開催する。会期は9月26日~10月23日(日・月・祝日休廊)。開廊時間は11:00~19:00。入場無料。同展は、2011年の「菊畑茂久馬回顧展」の際に発表された《春風》につながる、約2m×6mの新作《春の唄》シリーズ4点が発表されるもの。菊畑氏は、57年に福岡市で結成された前衛美術家集団「九州派」の主要メンバーであり、日本の敗戦とそこに生きた人間の在り方を問う事を、作品制作や様々な活動で行ってきたという。東京と相対化される形での「九州=辺境」という設定を冠にしたムーブメントは、辺境故に、トレンドにさいなまれること無く、独自の芸術探索を続けてこられたと分析されている。また、菊畑氏は、教育者として現代美術の学校「美学校」での教育に従事し、炭鉱画家・山本作兵衛の作品の発見とその流布に全力で取り組み、藤田嗣治を軸とした戦後の美術と社会との距離感の検証を行うなど、敗戦に生き残った人間の心の在りかを探してきた。そうした行いが、これまでの菊畑氏の表現そのものであったということだ。しかし、そうして戦争と人間と芸術という太いテーマを貫徹してきた菊畑氏だが、敗戦後70年の時を経てその呪縛から解き放たれ、「人間にとって、美とは芸術とか何物であるのか?あるべきなのか?」への自問自答を経た解答として同展での新作が発表されるということだ。3年の歳月が制作に費やされたという同作品について、菊畑氏は次のように語る。「僕も年をとってから、喧嘩ごしの絵はもういいや、と思うようになってね。それよりも、もっとも弱い中に、ふくよかな人間の気持ちがあふれるような、優しさの極致みたいな世界を作りだそうと。でもね、難しいんですよ、ものすごく。難しいから、現代美術ではみんな避けて通ってきた。そんな、崇高で気品のある、夢をみるような、堂々たる叙情。タイトルも童謡のような《春の唄》にして。僕の最後の大作です。音楽で言ったら、エンディングの第四楽章の最後のあたりかな。」なお、菊畑氏は青年期より福岡のデパートで絵皿や似顔絵を描きつつ、夜は共同アトリエで制作し絵画を独学。57年に福岡市で結成された前衛美術家集団「九州派」の主要メンバーであり、後に反芸術運動を代表する作家となった。61年には「現代美術の実験展」で、10kgの5円玉をばらまいた作品《奴隷系図》を発表。そして64年の第二回の個展には《ルーレット》約30点が出展され、生活世界の内面を表現するべく、菊畑は廃品や人歯といったさまざまな素材を材料に作品を制作し、注目作家となっていった。その後、一度美術界の表舞台から身を引いたものの制作は続けられ、その一方で太平洋戦争記録画に関する論考を発表するなど、日本における近代以降の「美術」のあり方を批判的に検証してきた。83年には約20年ぶりに美術界に復帰して注目され、以降、大作の絵画を連作形式で発表してきたということだ。
2015年08月26日MHD モエ ヘネシー ディアジオは9月2日、「グランド モルト テイスティング2015」を「Palazzo Ducale AZABU(パラッツォ ドゥカーレ 麻布)」(東京都港区)にて開催する。同イベントでは、同社が取り扱っているシングルモルトの全ラインナップをテイスティングできる。ゲストとして、グレンモーレンジィおよびアードベッグの蒸留・製造最高責任者を務めるビル・ラムズデン博士を迎えるほか、「初めて宇宙を旅したウイスキー」と言われる、アードベッグのスペース・ウイスキーを公開する。テーマは、「秋の夜長とシングルモルト」。「Talisker/タリスカー蒸留所」「Glenmorangie/グレンモーレンジィ蒸留所」「Ardbeg/アードベッグ蒸留所」「Lagavulin/ラガヴーリン蒸留所」「Caol Ila/カリラ蒸留所」「Glenkinchie/グレンキンチー蒸留所」「Dalwhinnie/ダルウィニー蒸留所」「Mortlach / モートラック蒸留所」「Cragganmore/クラガンモア蒸留所」「Glen Elgin/グレンエルギン蒸留所」「Knockando/ノッカンドゥ蒸留所」「Clynelish/クライヌリッシュ蒸留所」「Oban/オーバン蒸留所」の全13店が出店する。申し込みは、専用ウェブサイトで受け付けている。参加費は、男性が4,000円、女性が3,500円、カップルが7,000円。また、今回は15人限定のVIPシートを1万円で用意している。価格は全て税込。募集定員は、300人(定員に達した時点で、募集は終了)。
2015年08月11日大日本印刷(DNP)は、明治から続く同社のオリジナル書体「秀英体」の新しいラインアップとして、「秀英角ゴシック金 M」、「秀英角ゴシック銀 M」、「秀英アンチック」、「秀英四号かな」、「秀英四号太かな」の5書体のデジタルフォントをリリースする。このたび「秀英体」の新ラインアップに加わる5書体のうち、「秀英角ゴシック金 M」と「秀英角ゴシック銀 M」は、ディスプレイに表示した際に読みやすい太さに調整されたゴシック書体。「秀英角ゴシック」にはこれまで、L(ライト)とB(ボールド)の2種類の太さが用意されていたが、今回ユーザー評価をもとに電子書籍等でも読みやすいLとBの中間の太さを持つ「M」が追加される。また、「秀英アンチック」、「秀英四号かな」、「秀英四号太かな」は、昭和初期から中期の金属活字のデザインを復刻したかな書体。辞書の見出しやコミックのふきだしに使用されてきた「秀英アンチック」は「秀英角ゴシック金 B」の、現在の秀英明朝のルーツとなる「秀英四号かな」は「秀英明朝 M」の、見出しや児童書の本文に用いられていた「秀英四号太かな」は「秀英初号明朝」のそれぞれの漢字や英数字・記号と組み合わせた総合書体となっている。なお、同社では秀英体の利用範囲を拡げるため、DTP用フォントのほか、Webサイト用のクラウドフォント、電子書籍、デジタルサイネージなど、多様な分野へのライセンス提供を推進していくという。また、これらの新書体を7月1日~4日に東京ビッグサイトで開催される「第22回 東京国際ブックフェア」に出展するということだ。
2015年06月25日ドトールコーヒーはこのほど、パティシエ・吉田守秀(よしだもりひで)氏のブランド「MORI YOSHIDA」とのコラボスイーツ第2弾を「エクセルシオールカフェ」にて発売した。同企画は、「五感で楽しむ」をテーマに、吉田氏がプロデュースしたスイーツを「エクセルシオールカフェ」のみで提供するというもの。吉田氏は2013年4月、フランス・パリにパティスリー「MORI YOSHIDA」を開店。2014年の「サロン・デュ・ショコラ」では、フランス国内部門の「外国人ショコラティエ賞」を受賞している。同企画で販売するスイーツは、全部で3品。「タルト・シトロンベール」(税込530円)は、ライムとレモンが香るタルト。中には、ライム果汁とレモン果汁を使ったレモンクリームを詰め、トップにバーナーで焼き色をつけたイタリアンメレンゲをあしらった。「シブーストパッション」(税込560円)は、パッションフルーツの甘酸っぱさと、ふんわりとしたシブーストの食感が楽しめる商品とのこと。パイタルトの中にはパッションクリームとパッションフルーツのコンフィチュールを詰めている。ビターチョコレートを重ねた「エクレアショコラ」(税込460円)は、豊かな風味が特徴とのこと。中にビターチョコレート、カスタードクリーム、マスカルポーネをホイップしたクリームを入れた。ビターチョコレートのプレートを上に飾っている。なお、「ベージュ」「タルトシトロン」「ガトーショコラ」は販売を終了している。
2015年06月09日東京・麻布十番の人気ラーメン店「新福菜館 麻布十番店」のオリジナルドンブリ(税込2,500円)が6月4日に発売される。デザインオフィス「れもんらいふ」の代表でアートディレクターの千原徹也がデザインを、「ジョージ クリエイティブ カンパニー」の天野譲滋がプロデュースを手掛けた。「新福菜館 麻布十番店」は、連日長蛇の列が出来るほどの人気を誇る、京都の老舗ラーメン店「新福菜館」の東京1号店。今回、発売されるドンブリは、千原徹也と天野譲滋が同店と同じく京都出身で「新福菜館」の大ファンであったことから制作が実現したとのこと。ビジュアルポスターには秋元梢をモデルとして起用した。また、発売日当日の6月4日19時から21時までは「新福菜館 麻布十番店」で、発売を記念したローンチパーティーを開催。オリジナルドンブリの他、限定のオリジナルTシャツの販売やラーメンの試食会なども行われる。なお、雨天の場合は6月10日に延期となる。
2015年06月03日日本橋三越本店では、5月20日~26日まで「ヨウジヤマモト」のクリエーションと三越伊勢丹エクスクルーシブの大麻布「麻世妙 majotae(まよたえ)」が融合してスタイリングを提案する“YOHJI YAMAMOTO ×「麻世妙」”が同店本館1階中央ホールで開催されている。麻世妙は、日本に古来からあった大麻布を、現代に甦らせた新素材のことで、エイベックス・グループと近世麻布研究所所長の吉田真一郎氏、京都帯匠誉田屋の十代目であり日本の布の魅力を知り尽くす山口源兵衛氏によって開発された。綿と比較して速乾性があり、保温性が高く、強靭さがありながらも使用を重ねると柔らかくなじむのが特徴だ。会場では“夏の麻世妙”としては初めて披露されるレディスライン合計6型が披露された。襟元には華やかなレースがたっぷりとあしらわれたエレガントなジャケット(10万6,000円)のほか、麻世妙の柔らかな手触り感が特徴のシンプルなロングジャケット(11万2,000円)などが紹介されている。このほか、マニッシュなシルエットながらフロントタックに麻世妙が使用され、そのやさしい素材感が印象的なブラウス(5万6,000円)やスカート(11万2,000円)など。これらはいずれも三越伊勢丹限定アイテムだ。また通常、同店で取扱いのない「ヨウジヤマモト」のメンズラインも3型が登場。1987年のコレクションで好評を得たパネルデザインのモノトーンジャケット(12万円)が麻世妙素材を使用し復活したほか、数シーズン前から人気の高いサルエルパンツ(6万円)、シャツ(5万8,000円)も展開。会場中央には15SSコレクションで紹介されたものと同じデザインのウェディングドレス(400万円)が麻世妙を赤く染めた形で展示販売されている。このイベントについて、同店婦人子供服担当部長の亀田真理氏は、「ヨウジヤマモトの美しいフォルムと三越伊勢丹の麻世妙の素材が掛け合わさることで、これからの日本の夏の気候にも合う清涼感があり、見た目も美しい“新しい価値”を生み出すことができた」とコメントを寄せている。
2015年05月21日ドトールコーヒーは2日、「エクセルシオール カフェ」(52店舗限定)にて、パティシエ・吉田守秀氏のブランド「MORI YOSHDIA」とのコラボスイーツを発売した。○新進気鋭のパティシエ・吉田守秀氏が「五感で楽しむ」をテーマにプロデュース今回は、パリで活躍中の新進気鋭のパティシエ・吉田守秀(MORIHIDE YOSHIDA)氏との初のコラボレーションが実現。吉田氏が「五感で楽しむ」をテーマに、フランス本場の味を再現しながらも、日本人の口にも合うようプロデュースを行った。「エクセルシオール カフェ」の限定店舗でのみ味わえるスイーツとなる。吉田守秀氏は1977年、静岡県生まれ。2013年4月、パティスリーの首都とされるフランス・パリに「MORI YOSHIDA」を開店。2014年「サロン・デュ・ショコラ」では、「Award du Chocolatier Étranger en France」(フランス国内部門の外国人ショコラティエ賞)を受賞するなど、高い評価を得ている。パリの人々がこよなく愛するスイーツの定番「タルトシトロン」は、アーモンド・ヘーゼルナッツパウダーの入ったタルト生地に、イタリア産レモン果汁を使用したレモンクリームを使用し、仕上げにイタリアンメレンゲをトッピングしている。価格は、単品560円(税込)。「ガトーショコラ」は、プラリネでグラサージュした、オレンジの香りが楽しめるガトーショコラ。手間のかかる湯せん焼きを選択することで、今までにない口どけのよいガトーショコラに仕上げているという。価格は、単品570円(税込)。「ベージュ」は、アールグレイ(紅茶)と、ライム・オレンジ2種の香りを楽しめるムースタルト。アーモンド・ヘーゼルナッツパウダーの入ったタルト生地、アールグレイムースでオレンジの香りのミルクチョコガナッシュとフォユティーヌプラリネをサンドし、フォユティーヌのサクサク感も食感のアクセントになっている。紅茶と柑橘系が絶妙なバランスで香り立つ仕上がりになっているという。価格は、単品580円(税込)。
2015年04月05日情報処理推進機構 セキュリティセンターおよびJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月2日、テキストエディタ「秀丸エディタ」にバッファオーバーフローの脆弱性があると発表した。「秀丸エディタ」には、細工された.hmbookファイルの処理に起因するバッファオーバーフローの脆弱性が存在し、細工された.hmbookファイルを「プロジェクトを開く」で開いた場合、 任意のコードが実行されるおそれがあるという。細工されたhmbookファイルを一度開くと、以後、ファイルマネージャ枠を表示しようとするだけで毎回保護違反で落ちてしまうが、問題のhmbookファイルを削除すれば、保護違反は出なくなるとのこと。「秀丸エディタ」の開発元のサイトー企画によると、「ファイル」メニューの「開く」で細工された.hmbookファイルを開いた場合、この問題は生じないという。サイトー企画は、この問題の対策として、信頼できない.hmbookファイルは開かないように注意する」「秀丸エディタをVersion 8.52β9以上に入れ替える」ことを推奨している。
2015年04月02日エイベックスが3年半の開発期間を経て開発した大麻布「麻世妙 majotae(まよたえ)」を使ったアイテムが3月25日から伊勢丹新宿店本館・メンズ館各階で展開される。「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」「マメ(mame)」「ミナ ペルホネン(mina perhonen)」「ケイタマルヤマ(KEITA MARUYAMA)」らが、日本古来の布の魅力を活かした限定アイテムで表現する。ヨウジヤマモトは、女性らしいシルエットのロング丈ブラウス(5万6,000円)のパターンを新たに引いた。同アイテムはフロントタックに麻世妙を使用し、その素材感を際立たせている。メンズアイテムとしては、1987年のコレクションで好評を得たパネルデザインのモノトーンジャケット(12万円)を、麻世妙でリバイバルさせた。同ジャケットに数シーズン前から人気の高いサルエルパンツ(6万円)をスタイリングすることで、麻世妙を軸に過去と未来を繋げるルックに仕上げている。デザイナーの山本耀司も「伝統を未来に繋げる」という麻世妙のコンセプトに共感し、今回の限定品製作に至ったという。マメは、麻ならではの透け感を活かしたチュニック(7万1,000円)、トップス(3万8,000円)、ワンピース(7万5,000円)の3アイテムを製作。ワンピースの前面には、14-15AWコレクションにも採用されたスズランモチーフの刺繍が施されている。デザイナーの黒河内真衣子は、日本各地の伝統的な技法にインスピレーションを受けたコレクションを発表しており、今回のコラボレーションが実現した。ケイタマルヤマは、麻世妙でドレス2型(8万5,000円から)とスカーフ1型(3万3,000円)を製作。デザイナーの丸山敬太は「麻は保温性もある一方、涼感も与えてくれる素材。環境に寄り添う素材を活かすため、着る人の肌に近いアイテムを作りたいと思い、着るごとに肌になじむようなシルエットのシャツワンピースをデザインした」と同店の公式動画内でコメントする。ミナ ペルホネンは、麻世妙を使った新生児のためのおくるみ(2万円)と帽子(1万5,000円)をデザイン。ミナ ペルホネンを代表する鳥や草花のモチーフが連なる「forest parade」のレースが施されている。いずれも肌触りのよい麻世妙を赤ちゃんの肌に触れる内布に、外布にはオーガニックコットンを採用している。また、同モチーフのレディスアイテムとして、ドレス(6万5,000円)とブラウス(3万8,000円)の2型も製作した。4月1日から6日には、同店本館7階催物場で「麻世妙~日本人が忘れていた布」が開催される。同展示では、麻世妙が持つ魅力と未来への可能性について、貴重な自然布コレクションやファッションアイテム、インスタレーションアート作品などを通じて伝えていく。
2015年03月25日4月19日(日)大阪・ROCKTOWN、5月4日(月・祝)東京・CLUB QUATTROでライブを開催する俳優・歌手の斉藤秀翼がぴあのインタビューに答えた。【チケット情報はこちら】斉藤秀翼はテレビ朝日スーパー戦隊シリーズ『獣電戦隊キョウリュウジャー』でのキョウリュウブラック/イアン・ヨークランド役などで知られる。そうした俳優活動の傍ら、今年の2月にミニアルバム『PARTY!』でCDデビュー。「音楽活動は念願だったので、凄く嬉しかったです。色々な巡り合わせが良い方向に重なった結果ですね。自分の性格的に長期的な計算とかができるタイプではないので、その場その場で人との縁というのを大切にしているんですが、それが様々な方が参加してくれたこの作品に出ているかなと思います」と話した。リリースして1か月経った同作の印象について聞くと「CDを出すというのが初めてだったので、何もかも勉強になりました。その点は次の作品に活かそうと考えています。この作品を出して何度かライブをやったのですが、そこで気づいたのは“自分はライブをやりたかったんだ!”ということ。戦隊のショーをやっている時も思っていたのですが、その空間はその時しか感じられないものだし、そこに来て下さるお客さんと共有できるのが楽しい。今の時代にCDを出せるという喜びはもちろん噛みしめつつ、ライブは1回1回大事にしていきたいし、これからもっと上手くなりたいですね」と語った。今後については「芸能活動をはじめてすぐ位の話なんですけど、僕の叔父がボソッと僕に“今は自分で自分を作っていく時期だ。ある程度まで行ったらそこからは周りが作って行ってくれるから”って言ってくれたのが印象に残っていて。ファンの方や多くのスタッフの方の力をお借りしたという意味で、今回の音楽活動はまさにそれだなって。ただそこに甘えず、例えばCDについては作曲であったり、プロデュースであったりとかもっと自分の占める割合を増やせていければと思っています。あと、東京以外でライブをやるのは4月の大阪が初めてになるので、これから先はもっと違う地域にもライブをやりにいけたらなって思います」と意気込んだ。斉藤秀翼のライブは4月19日(日)大阪・ROCKTOWN、5月4日(月・祝)東京・CLUB QUATTROで開催。チケットは発売中。
2015年03月23日プロジェクト始動から3年半、江戸時代に劣らぬ大麻布が誕生明治以降は機械紡績がもたらされたことで、機械向きではない大麻布は市場から追いやられていく。さらに第2次大戦後にGHQの指示下で制定された大麻取締法により、大麻生産や流通が許可制となり国内生産は激減。自然と世の中から大麻布が消えていった。古大麻布を調査する中で、近世麻布研究所・所長吉田真一郎さんは「速乾性にすぐれ保温性も高い。そして強靭なのに柔らかである。調べれば調べるほど、大麻布の良さが見えてきました。そして、なぜこんなにすばらしい素材を作らないのか?」との疑問を持ち始めた。そして“作らないのか?”という吉田さんの声が、京都帯匠誉田屋十代目・山口源兵衛さんやエイベックスに届いたことで“大麻布を甦らせる”という夢のあるプロジェクトへ繋がったのだ。夢をかたちにするため、大麻布作りから流通などの管理に関わったのがエイベックス・グループ・ホールディングスの麻世妙プロジェクトリーダー・山嵜竜司さんだ。「初めて吉田さんの所有する江戸時代の晒した大麻布を触った時、これが大麻!?と柔らかさにすごく驚きました。一片の大麻布を頼りに、夢や想いを形にするのは、非常に困難であると同時に大きなやりがいがありましたね」と山嵜さん。大麻の紡績工場が少ないため、柔らかな大麻糸作りは紡績工場にとっても初めての経験。山嵜さんや工場スタッフは、何度も打ち合わせを重ね、通常の紡績方法ではない技術で大麻糸作りに臨んだという。「大麻から出来た糸で織った試作品を、吉田さんや山口さんと共に精査。改善して欲しい点をまとめて、ふたたび工場へと再依頼する。試作し再調整、それを何度も何度も繰り返しました」と山嵜さん。そしてプロジェクト始動から3年半、ようやく江戸時代の大麻布に優るとも劣らない生地が完成する。甦った大麻布は、麻世妙(まよたえ)と名づけられた。平安時代より「妙」とは布を指す言葉。また妙には、不思議なほどすばらしいという意味もある。日本人の暮らしと密接な関係があった大麻布を再現するにあたり、麻の世の中は不思議であるという意味を込めた名前だとか。吉田さんは「多くの自然布がありますが、大麻布は、日本人にとって身近であり、特別な存在でもあった布。脈々と続いてきた歴史のある大麻布をこれからも尊重していきたい。麻世妙として日常生活に取り入れられていくことで、今の時代の人にも良さや特性が浸透することを期待しています」と締めくくった。前編に戻る。【プロフィール】吉田真一郎さん麻布研究の第一人者。奈良県立民俗博物館「奈良晒」展、滋賀県愛荘町立歴史文化博物館・東近江市立能登川博物館「高宮布」展、新潟県十日町博物館「四大麻布」展など、主に江戸時代の苧麻布、大麻布の繊維と糸の研究を発表してきた。共著に『別冊太陽 日本の自然布』(平凡社/2004年)などがある
2015年03月22日日常生活から神道儀礼まで、日本人に欠かせない存在だった“大麻”四季折々の豊かな自然に恵まれた日本。昔から人々は、身の周りの植物や山に自生する草木の皮や茎の繊維を採り、績み、紡いだ糸で布を織って、暮らしに役立ててきた。「昔から、日本では葛や藤、和紙の材料とされる楮(こうぞ)、芭蕉などの植物繊維を用いて布を織りあげてきました。素朴で独特な風合いの自然布は、今なお人々に愛され、受け継がれています」と近世麻布研究所・所長の吉田真一郎さんは話す。吉田さんは、30年にわたり日本の自然布を研究、中でも主に江戸時代の大麻布と苧麻布の繊維と糸の研究に取り組んできた。「縄文時代の遺跡からも大麻の編み生地や紐などが出土しているように、大麻は日本人の暮らしに欠かせない素材として用いられてきました。木綿が普及する江戸時代前までは、日本各地で栽培できる大麻や苧麻が衣料素材の主流でした」また衣料素材としてだけではなく、大麻は「聖なる植物」として特別視されていた。神道の祭祀では「おおぬさ」と称され、樹皮から採った皮を束ね神様への捧げものにしていた。また聖域を囲む結界の麻紐や神殿に吊るす鈴の縄として今でも大麻が使われている。「古来より大嘗祭などの祭礼や伊勢神宮の神事には、大麻布で織られた装束を身につけて執り行われています。また伊勢神宮のお札は、神宮大麻(じんぐうたいま)と呼ばれています。昔から人々は、大麻に秘めた力が宿っていることを感じていたんでしょうね」。大麻は日常生活だけではなく神道儀礼に至るまで、あらゆるシーンで役割を担ってきた素材だったのだ。長年、大麻は庶民向けの衣料素材であり、上布といわれる高級布は苧麻(ちょま、ラミー)で織られたもの、と考えられてきた。実際、徳川家康の上意によって長幅丈尺が定められ、検査合格品にのみ「南都」の朱印が押されてきた「奈良晒(ならさらし)」、また越後の「越後縮(えちごちぢみ)」はどちらも苧麻で織られている。「これまで上布といえば苧麻、と言われてきました。しかし集めた古布を調査研究する中で、高級な着物から大麻糸が見つかりました。さらに、江戸時代の彦根藩では、苧麻製の上布とは別に大麻100%の晒布(さらしぬの)も製織していたことが判明。私自身、大麻布に触れた時『こんなに柔らかいものだったのか』とこれまでの説を覆す風合いに本当に驚かされました」この大麻で織られた近江の晒布との出合いが、現代へ“大麻布”を蘇らせるきっかけになっていく。後編に続く。
2015年03月22日麻布十番は国際色豊かなグルメの宝庫! 和食、中華、イタリアンなど様々なジャンルの名店がありますが、子どもNGのお店が点在する街でもあります。その中で、子連れOKのおいしい手打ちパスタが食べられるイタリア料理店が『pasta coh』です。『pasta coh』は、麻布十番の商店街からすぐの広場『パティオ麻布十番』に面したビル2階にあります。(パティオ麻布十番にある有名な『赤い靴の女の子』の『きみちゃん像』のすぐ近くのビルです。)店内は開放的なテラスがあり、テラスから広場が見下ろせるロケーション。席数は27席と決して広くはないですが、ガラス張りの開放感が気持ちよいお店です。カウンターには大きな生ハム原木や食材が置かれ、カウンターで食事をすれば調理のライブ感や食材を目の前にすることができ、子どもの食育になりそうです。レストランのオーナーシェフ、阿久津 浩一さんは、創業40年以上の老舗レストランで修行後、イタリアン、フレンチなど数々の西洋料理店を渡り歩き、その中で生パスタの可能性に魅力を感じたそうです。そして、「究極の生パスタを提供したい」という想いから、2011年1月、「pasta coh」を開店しました。気になる手打ちパスタですが、厳選された数種類の小麦粉を配合し、新鮮な全卵を使った自家製平打ち麺。パスタの風味を大切にするため、簡易的な押し出し式製麺機ではなく、生地に熱が入りにくい方式を採用。数々の行程と熟成期間を経て作られる自家製パスタは、強いコシともちもち感、そして粉の風味があり、乾麺とは違う豊かな味わいに。一般的な製法よりも手間のかかる方法をあえて行うシェフの心意気に共感します。このようにして提供されるランチのパスタセットは、おかわり自由のサラダバーとフォカッチャがついて1200円(税込)ととてもリーズナブル! 「自家製パスタの味をお子様と気軽に楽しんでほしい。」というシェフの気持ちが出ているメニューです。ベビーチェアはキッズ用のクッションタイプのものが2つ。お店のある2階までは階段のみであることと、以前はベビーカーでそのまま入店OKでしたが、スペースの都合上、現在はランチタイム時のみベビーカーでの入店を控えることになっています。(ディナータイムはベビーカーOK)子連れランチをするなら、ランチタイムはベビーよりもキッズ向きのお店です。■子連れOKレストランpasta coh東京都港区麻布十番2-8-8 2Ftel..03-6435-0239open. 11:30~14:30、17:30~23:00 公式サイト
2014年07月21日(画像はプレスリリースより)フィンランド式「ロウリュ」で徹底デトックス5月14日、東京・麻布十番にあるボディメイキング施設「ISEA BODY STYLE-Hot Core Studio」の「ホットスタジオ」に蒸気&アロマ&熱風&ヨガで徹底デトックスできるフィンランド式「ロウリュ」が導入された。(画像はプレスリリースより)全レッスンで「ロウリュ」導入「ロウリュ」は、石加熱方式の蒸気浴で、熱したサウナストーン(焼石)にアロマハーブを散水し、潤いと香りのあるスタジオの中、レッスンを行うという内容だ。また、「ロウリュ」導入と同時に大きなうちわで、空気を循環させて活気と体感温度を上昇させるレッスンも新設される。従来は銀イオンスチームによる身体への負担の回避だけであったが、「ロウリュ」導入により、目と鼻(香り)で体感できる水蒸気がプラスされ、心地よい発汗を促し、快適で満足度の高いレッスンを実現している。体験参加は1,900円となっている。是非、「ロウリュ」を体験あれ。【参考】・ISEA BODY STYLE-Hot Core Studio
2014年05月15日(画像はプレスリリースより)元・気象キャスターがレッスンを考案東京麻布十番にあるボディメイキング施設「ISEA BODY STYLE-HotCoreStudio」では3月より、新クラスの「ニューヨークスタイルヨガ」を導入することになりました。元・気象キャスターで高校理科教師の資格を持つ「斉木美佳」さんによる考案のレッスン内容は、通常のヨガのイメージとは異なり、クラブミュージックをバックに一連のポーズの連鎖を行っていくものです。アクティブな60分を体験して、日々のストレスを発散しましょう。ニューヨークスタイルヨガ「ニューヨークスタイルヨガ」とは聞き慣れない名ですが、ポーズの多さも特徴の一つだそうです。「太陽礼拝」と呼ばれる、太陽へ祈りを捧げるようなヨガの基本のポーズを元に40以上のポーズをとり、その内容はコンディションやレベルによっても変化させることができます。「ニューヨークスタイルヨガ」は、斉木さんが実際にニューヨークでレッスンを受けたさまざまなヨガがベースとなっています。斉木さんはニューヨークでヨガを体験し、その楽しさとレベルの高さに驚き、「学んだヨガをぜひ、日本人向けにアレンジして伝えたい!」と考えたそうです。「ヨガ+音楽」というコンセプトの新感覚のヨガ、ぜひ一度体験してみてください。【参考サイト】▼PR TIMES▼ボディメイキングスタジオ イセヤボディスタイル
2014年02月28日