特定非営利活動法人黒島観光協会(佐世保市黒島町・理事長:山内 一成、以下 黒島観光協会)は、電動低速で公道を走る移動手段「グリーンスローモビリティ」を2021年12月2日に出発セレモニーを行い、運用を段階的に開始します。世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つである「黒島の集落」を、過ごすように巡るモビリティを通して、コロナ後の旅行者の利便性を担保するとともに、島の産業・環境・地域の需要と経済に配慮した持続可能な観光を推進します。黒島天主堂とグリーンスローモビリティ※写真:実証中のグリーンスローモビリティと黒島天主堂■島民と旅人をつなぐ「グリーンスローモビリティ」とは電動低速で公道を走る4人乗り以上の移動手段「グリーンスローモビリティ」は、黒島の豊かな自然環境を保全しながら、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つである「黒島の集落」をめぐる新しい移動手段です。団体旅行から個人旅行へトレンドが変化するコロナ禍・コロナ後において、安心・安全に旅行者の移動を担保するだけではなく、ゆっくりと島を周遊する機会を提案することで、島民や豊かな自然環境・歴史文化とより触れ合う契機を醸成。また、公共交通機関のない島の新たな足として観光だけでなく、将来的には地域のコミュニティモビリティとしての活用も目指します。■島の日々の営みが「世界文化遺産」、黒島の歴史と文化黒島は、九十九島に浮かぶカトリックの島。禁教期の厳しい時代、2世紀に及ぶ厳しい弾圧を耐え忍んだ信徒と彼らを受け入れた仏教徒の末裔が暮らす島でもあります。集落のシンボルは、1902年に建立された黒島天主堂。莫大な資金と信徒たちの勤労奉仕に支えられ建立された天主堂は、現在にいたるまで、敬虔な信徒たちによって「神聖な祈りの場」として、守り続けられてきました。2018年、島の営み自体が文化的に価値あるものとして世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つに認定されました。■島の滞在満足度を担保するアクティビティ開発とおもてなし勉強会黒島観光協会は、今回グリーンスローモビリティの導入を契機に新たな観光客誘致ための、新たな体験プログラムを開発します。また、来訪者の再訪を促すため、島の滞在満足を担保する2021年度内4回の「おもてなし勉強会」を開催。コロナ禍で激減した団体周遊旅行とは異なる旅行需要を喚起するとともに、持続可能な受け入れ態勢を島民や島の事業者と連携して構築します。■観光型MaaSへの発展へグリーンスローモビリティの導入を契機に、非接触型の予約システムをもとにした、位置情報に基づく観光客への情報提供を開始。島の事業者・商店などの販売促進を図り、島内消費の拡大を目指します。また、予約のデジタル化により、観光客の動態を把握し、事前事後の観光客へのマーケティング活動を行うことで、より効率的で高い付加価値のある事業運営を進めます。今後は佐世保市観光課や佐世保観光コンベンション協会・関係事業者とも連携を図り、都市部からのシームレスな移動サービス(観光型MaaS)への発展を目指します。グリーンスローモビリティ■グリーンスローモビリティ概要・登録 :小型自動車(運転時に普通自動車免許必要)・全長 :3,960mm/全幅:1,355mm/全高:1,840mm・定員 :7人・駆動方式:電動(リチウムイオンバッテリー)・予約 :黒島観光協会ホームページにおいて(2021年12月2日より段階的開始)■グリーンスローモビリティ出発セレモニー・日時:2021年12月2日14:30~・場所:黒島天主堂前駐車場(長崎県佐世保市黒島町)・出席:佐世保市長(朝長 則男)・黒島観光協会理事長(山内 一成) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月24日健康や美容とどんなふうに向き合い、何を大事にするかは人それぞれ。「玄米を食べるようになってから腸の調子が良くなったのを実感」と話す女優の黒島結菜さんの“ヘルシー”の源をお伺いしました。好きなことがたまたまカラダにいいことでした。映画『明け方の若者たち』では物語のカギを握る重要な役を好演し、ヒロインを務める朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』の撮影もスタート。そんな多忙を極める毎日の中でも体調不良とは無縁で、「自分でも健康なほうだと思います」と微笑む黒島結菜さん。「実は3年くらい前まで、すごく風邪をひきやすかったんです。ごはんも外食が多かったですし、夜は3時に寝て10時に起きるような生活で…。いま考えると本当に信じられないくらいです」そんな不規則な生活も、3年前に犬を飼い始めたことで変化が。「家にいる時間が増えたので、食事も自炊が多くなりました。よく食べているのは玄米。専用の炊飯器が気になって、買ってみたのがきっかけです。そこからいろいろ調べてみたら、白米より栄養価が高くて、玄米に味噌汁と少量のおかずさえあれば必要な栄養素が摂れるという記事を見て、これはいいなって。食べ始めてから2~3か月くらいで腸の調子が良くなったのを実感できました」さらに愛犬の散歩は、黒島さんがいま一番大事にしている“カラダにいいこと”なのだそう。「中型犬なので、毎日2回散歩に行かないといけないんです。30~40分は歩くのでいい運動になりますし、朝起きて1時間以内に30分以上の散歩をすると太りにくい体質にもなるらしくて。心と体のいいリフレッシュにもなっているので、今はこの時間が何より大切。だからどんなに仕事で朝が早い日でも必ず散歩に行ってます。本当に犬と暮らすと、めちゃくちゃ健康になりますよ(笑)」また、毎晩のブリッジとヨガの逆立ちのポーズも黒島さんの日課。「ブリッジって、小さい頃よくやってませんでしたか?(笑)大人になっていざやってみようと思うとなかなか大変なんですけど、腕も足も背中も使う全身運動ですし、体一つでできるからすごく手軽。携帯を見たり、前かがみになることによって縮こまりがちな胸を大きく広げるのも気持ちがいいんです。壁を使わずに頭で全身を支えるヨガの逆立ちのポーズは、ヨガの本にも“このポーズは絶対やるべき”って書いてあるほど集中力が高まるし、頭もすっきりするんです。今では5分間キープできるようになりました」こんなふうに家でも体を動かすほど、アクティブなタイプという黒島さん。休日はキャンプに出向き、帰りにサウナを楽しむことも。「サウナーの友達に誘われて行ってみたら、すごく気持ちよくて。リラックスもできるし、サウナに行った日はぐっすり眠れます」黒島さんが実践しているカラダにいいことはどれも「健康のために無理してやっているわけではなくて、好きなものがたまたまカラダにいいことだっただけ」という。そんな中、苦手意識を持ちつつも挑戦したいと思っているのが…。「美容。日焼け止めさえ塗らないくらい興味がなくて…(笑)。でもいい加減、ちゃんとケアしないとなって思っているので、もっと美容に詳しくなりたいです」Yuina’s Favorite Items玄米おうちごはんの主食は栄養満点の寝かせ玄米。「できるだけ無農薬や減農薬の特別栽培米を選ぶようにしています。炊く時は、黒米、小豆、お塩も投入。炊飯器に入れておくと自動で温度や湿度を調整してくれるので、日が経つほど発酵が進んで栄養価もアップ。きのこやベーコン入りの温かいサラダとお味噌汁で食べています」サウナしきじのサウナマット聖地で手に入れたマイ・サウナマット。サウナーの聖地とも謳われる静岡の『サウナしきじ』のマット。「サウナの良し悪しもわからない時に友達に誘われて初めて行ったのがしきじで、あとから凄さを知りました(笑)。サウナに行く時は必ずこのマットを持っていってます」。各¥1,000(サウナしきじ TEL:054・237・5537)湯乃泉東名厚木健康センター一日中いても飽きないお気に入りスポット。草津温泉の源泉を楽しめる露天風呂や美肌に効果的な塩サウナも。「サウナーの友達に絶対行くべきと勧められたサウナ。お風呂の種類も多いし、ごはんも美味しいし、漫画も読めるし、最高です」。神奈川県厚木市岡田3‐17‐10TEL:046・227・412610:00~翌9:00無休くろしま・ゆいな1997年3月15日生まれ、沖縄県出身。主演する映画『明け方の若者たち』が12月31日全国ロードショー。2022年春に放送がスタートするNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』では、ヒロイン・比嘉暢子を演じる。ベスト¥41,800ワンピース¥74,800(共にフミエタナカ/ドール TEL:03・4361・8240)イヤカフ¥29,700(エネイ/エネイ松屋銀座 TEL:03・3566・2139)※『anan』2021年11月10日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・伊藤省吾(sitor)ヘア&メイク・ナライユミ取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2021年11月07日来春放送予定の連続テレビ小説「ちむどんどん」において、10月5日(火)にヒロイン役の黒島結菜がクランクインしたことが分かった。沖縄本土復帰から50年となる2022年。朝ドラ第106作目となる本作は、沖縄で4人兄妹の次女として生まれ育ったヒロインと兄妹たち家族を、「昭和元禄落語心中」「マッサン」の羽原大介オリジナル脚本で描いていく。キャストには、ヒロイン・比嘉暢子役の黒島さんのほか、兄・賢秀を竜星涼、姉・良子を川口春奈、妹・歌子を上白石萌歌。仲間由紀恵、大森南朋、宮沢氷魚らの出演が決定している。黒島さんが演じる暢子は、幼いころからおいしいものを食べること、作ることが大好きで、明るくのんきな性格。高校卒業とともに故郷を離れ、沖縄出身者が多い横浜市鶴見で暮らし、東京のレストランの厨房で働き始める。これまで、沖縄で家族と暮らす暢子の高校生時代の場面などが撮影された本作。黒島さんは「ヒロインの発表から半年くらい経っていることもあり、気持ち的にはもう折り返した気分です」とクランクインした感想を語り、「今は主人公の生家である比嘉家のセットで撮影をしていますが、沖縄に住んでいる私の島のおばあちゃんの家のつくりとほとんど一緒なので、懐かしい気持ちになりました。渋谷のど真ん中にいるはずなのに、沖縄に帰ってきたような気持ちになりますし、とてもリラックスして現場にいることができるのでとてもうれしいです」とコメント。また「撮影では『沖縄そば』など食べるシーンがたくさん出てきます。私が演じる暢子は、おいしいものを食べるのが大好きなので、おいしそうなものを見ているだけで自然と笑みがこぼれてくる人です。そういう暢子の気持ちをひとつひとつ大事にしながら、演じていけたらいいなと思っています」と意気込み、「良い作品が作れるように頑張りますので、みなさん楽しみに待っていてください!」とメッセージを寄せている。連続テレビ小説「ちむどんどん」は2022年春、NHKにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年10月11日北村匠海と黒島結菜が<僕>と<彼女>を演じる20代の青春譚『明け方の若者たち』。この度、本作の予告編が公開された。北村さんのナレーションで始まる今回の予告編では、デートを重ね、距離を縮めながら、<僕>はどんどん<彼女>に惹かれていく。<僕>と<彼女>の楽しそうなシーンが映し出されていく一方で、社会人となり、同期の<尚人>(井上祐貴)と出会い、「人を楽しませる仕事がしたかったんだよね」と夢を語るも、<彼女>の「楽しいこと全部やっとかないと、何だっていつかは終わるよ」という言葉と共に消えていく花火が、それまでの幸せな毎日が一変することを予感させる。また<彼女>を想い、泣き叫ぶシーンは必見。「いくら好きでもハッピーエンドは望めねぇよ」と、親友として何とか励まそうとする<尚人>の思いとは裏腹に、自分の気持ちには嘘を付けず、<彼女>の匂いがついたタオルを抱きしめながら、風呂場で自暴自棄になり、行き場のない感情を吐き出す。仕事に、恋愛に、葛藤しながらも、成長していく彼らの気持ち、そして希望とともに明け方の高円寺を疾走する彼らの背中を押すような、エモーショナルな映像だ。『明け方の若者たち』予告映像なお主題歌は、ロックバンド「マカロニえんぴつ」が本作のために書き下ろした楽曲「ハッピーエンドへの期待は」(※リリース未定)に決定。メンバーのはっとり(Vo/Gt)が持つ心地よい歌声と、キーボードの多彩な音色を組み合わせたバンドサウンドに、真っ直ぐなメッセージが乗り、映画の世界観を表現。原作ファンでもあるはっとりさんは「下北沢を、明大前を、期限付きの恋人ごっこを、どうにもならず掻きむしった夜のことを、想いながら思い出しながら書いた歌です。原作から大好きな作品にこうして携われたことが嬉しいです」とコメントした。『明け方の若者たち』は12月31日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:明け方の若者たち 2021年12月、全国にて公開予定
2021年09月29日情報が頭の中で書き変わる、集中している対象以外の情報が脳に届かないUpload By 発達ナビ編集部牟田暁子LITALICO発達ナビ編集長(以下――)小島さんはご自身にADHDの特性があると公にされていますが、ご自身の特性を感じるエピソードについて教えていただけますか。小島慶子さん(以下、小島):今日も、リアルの取材だってわかっていたのに、家で原稿を書いているうちに、オンライン取材だと頭の中で予定が書き変わっていたんです。昼過ぎにマネージャーから「15時から中目黒での取材、頑張ってくださいね」と連絡が入って、「あ!リアル取材だった!」と思い出してあわてて支度するという。スケジュール管理が難しくて、何重にもリマインダーを用意しておかないと、こんな風に情報が書き変わったり、抜け落ちたりするんです。――それは子どものころからですか。小島:そうです。なんで間に合わないんだろう、どうして勘違いしたんだろう、これは魔法?と思うくらい。情報がすぐ書き変わってしまうのはもしかしたら、ワーキングメモリーが弱いからかもしれません。そして、過集中になっているときには、集中している対象以外のことについて横から何か言われても、脳に届かない状態なんです。ただ、過集中のときも、私はどうやらリアクションは普通らしくて、何か言われると「わかりましたー!」と返事をしている。それで相手はこれで伝わったと思っているけれど、私の頭には入っていないという具合です。見たもの聞いたものが目と耳で止まっていて、脳まで届いていない感覚です。――今はスマホなどでさまざまなリマインダーがありますが、子ども時代や学生時代はどうされていましたか。小島:大事なことは紙に書いて壁に貼ったり手に書いたりしていましたけど、それでもうまくいかないこともありました。私が子どもだった1970年代から80年代当時、まだ発達障害はほとんど知られていなかったので、とにかく困った子どもだと思われていました。面白そうなことを見つけると、後先考えずにそっちに行ってしまったり、不用意な発言で友達を傷つけたり、場がシーンとなっちゃったり。いわゆる空気が読めない子どもだったから、いじめのターゲットになったこともありました。もちろん、いじめは発達障害の特性があったからというだけでなく、転校生だったことや背が高いことなど、複合的な要因によるものだと思いますが。そうした経験があって、「どうやら、思いついたことをそのまま言ってはいけないらしい」などと、うまくやっていくための工夫を、傷だらけになりながら学習してきました。「助けて」と言えない環境だった子ども時代――そんな小島さんは、家庭の中でどんなふうに育てられたのでしょうか。小島:私の親は1930年代生まれで、子育てしていたのは1960~90年代。発達障害のことなんて知られていないし、私みたいな子どもを育てるのはほんとに大変だったろうと思います。だけど、あとから思うと、子どもが発達障害であろうとなかろうと、「なんで普通にできないの?」と聞かれるのはかなり重たいことでした。私は、“わがままでひねくれていて、すぐご機嫌ななめになってしまう子ども”。母は、「どうして慶子はこんなに育てにくいのかしら」と悩んだのでしょう。よく「なんで普通にできないの」と言っていました。母も苦しかったでしょうし、両親を責めることはできませんが、適切な言葉がけではなかったと思います。子どもの私にしてみたら話を聞いてほしいのに、「ひねくれている」といわれて話を聞いてすらもらえなくて、ますます機嫌が悪くなるという悪循環でした。――「普通」って重い言葉ですよね。小島:今考えると、両親が「普通」と呼んだものは青い鳥みたいなものでした。多分、みんながニコニコ笑っていつも仲良く、何のトラブルもない家庭を「普通」とイメージしていたんだと思います。両親は東京の貧しい家庭に育ち、家族との関係でも苦労していました。戦争で空襲や疎開を経験し、戦後は日本の経済成長とともに、一歩一歩豊かになってきた人たちです。あんなに貧しかった自分たちが、マイカーやマイホームを手に入れることができたという喜びがあったのだと思います。だからこそ、ホームドラマに出てくるような絵になる素敵な家庭への憧れが強くあって、あの時代の集団幻想みたいなものを「普通」と呼んだのかもしれません。暗黒の中学時代、生まれ変わろうとした高校時代Upload By 発達ナビ編集部――中学校、高校時代は、どのように過ごしてこられましたか。小島:人間関係がうまくいかなかった中学3年間は、暗黒時代でした。自分も世界も全部消えればいいのにと思っていました。私が通っていたのは私立の中高一貫校で、当時はいわゆるバブル全盛期。とにかく周りのみんなが眩しく見えたんです。お金持ちのうえに、可愛くておしゃれで成績もよくて、あげくに性格もいい、そんな子たちが羨ましくて。授業中に前に座る友人のセーラー服の四角い襟をジーっと見つめて、じっとり鬱々としていました。「妬ましい…」って。でも、中学3年生になるころには妬むのに疲れちゃって。一貫校だったんですが、高校になったら校舎も移るし、「よし、生まれ変わろう」と決意しました。で、人に好かれる友人の会話をじっくり観察したんです。ほほう、このタイミングで笑うんだ、ここでそういうリアクションするんだ…と学習しました。高等科になって、学習したことを実践。まずは挑戦しやすそうな、“無口な人”になる。生来のおしゃべりである私にとっては新鮮な体験でした。とにかく黙る。誰かに話を振られるまでは口を開かない、ニコニコしてただ「おもしろーい」と言うだけ。たった1ヶ月、無口チャレンジをやったところで、「慶子ちゃん、おとなしいよね」なんて言われるようになったんです。中等科3年間の私のトンガリぶりを見ていたはずの同級生たちが、たった1ヶ月で私を「おとなしい子」だと信じてしまう。人はこんなに簡単に、評価を変えるものなのかと思いました。そこで次に、笑い方や発声、リアクションも変えてみました。古典芸能と同じ。「型」から入って、次第に自分のものになっていくのですね。あとから思うと、これは衝動性をコントロールするためのひとつの効果的な方法だったんじゃないかと思います。無口な人とかふわふわした人とか、どの型もうまくいくようになって、そうか、相手や状況によって使い分ければいいんだ!と学びました。1年が終わるころには、いちいち考えずに今と同じように普段の自分を出しても、トラブルが起きなくなって、友人たちに受け入れてもらえるようになりました。自分の特性をコントロールするコツをつかんだということかもしれません。働き始めて、自分と向き合う――働くようになってからはどうでしたか。困っていたことだけでなく、認めてもらった経験についても聞きたいです。小島:私が選んだアナウンサーという仕事は毎日が変化に富んでいて、単調な仕事が苦手な性分に合っていました。油断すると喋りすぎるという特性については、アナウンサーの研修や現場での失敗を経験して、過剰な部分を刈り込んでととのえて調整することができるようになりました。テレビやラジオの仕事は、自分がしゃべる姿や声を後で客観的に観察できるので、特性を把握するのにとても役立ちました。当時はスマホなんかないですから、自分の姿を画面で見る機会があるのは、せいぜいホームビデオくらい。テレビ画面で客観視することで改善すべき点がわかり、だんだん人への伝え方が洗練されていきました。勤めていたTBSには、テレビだけでなくラジオがあります。声だけのメディアでは、台本ナシでもとめどなくおしゃべりができるという、いわば過剰な部分がかえってプラスになりました。ラジオで「この人おもしろい」と認められて自信をつけるという経験をもとに、映像がある場合のしゃべり方、つまりテレビでは何を言葉で伝え、何を仕草や表情で伝えるといいのかを研究しました。最初は荒削りだし、面白いけど弾け過ぎとも言われましたが、それを大目に見てくれたりアドバイスしてくれたりする人がいました。放送局には極端な人がたくさんいましたし、それを面白がるおおらかな空気もありました。アナウンサーという仕事は、自分の特性をプラスに転化しやすい環境だったのですね。とても幸運だったと思います。――アナウンサーになろうと思ったのはいつごろですか。小島:大学1年生まではいわゆる“玉の輿”に乗るつもりでいたんです。でも、当時付き合っていた年上の彼氏にふられて大失恋しました。銀行に内定していた人だったんですが、気づいたら「どうしよう、次は商社の人かな、広告代理店かな」と相手の肩書きばかりを気にしている自分がいて、浅ましさにうんざりして。じゃあ、年収と社会的信用は、男の人に頼らず自分で手にしよう!と思ったんです。それなら思い切り純粋に恋ができると(笑)そこで、当時はまだ少なかった女性が男性と対等に働けるマスコミ業界、その中でも学科試験より実技試験重視のアナウンサー、という選択になりました。テレビに出るのは楽しそうでしたしね。いちばんの理由は経済的自立でしたが、子どものころから国語の音読が好きで、学芸会のナレーターをやったら楽しかったという理由もあります。目立ちたいけど主役は恥ずかしいという、屈折した自己顕示欲ですね(笑)自己嫌悪感の強さから病気を経験し、それが発達障害の診断を受けるきっかけに――そんなふうに活躍されていた小島さんが、発達障害の診断を受けようと思うまでのことを教えてください。小島:私は長い間、摂食障害という病気でした。親の過干渉がしんどくて15歳ごろから始まり、18歳の失恋で悪化。もともと自己肯定感が低かったのが、さらに自己嫌悪が強くなってしまった。一人でいるときは、つい自分のことを考えてしまうでしょう?それは嫌いな人とずっといるのと同じこと。それで、自分を忘れるために食べてしまう。食べていると無心になれたんです。過食で太り、これではアナウンサーの試験も受けられないと思って、今度は吐くようになった。過食嘔吐を繰り返しながら、アナウンサー試験を受け、就職後も食べ吐きしながらテレビに出ていました。給料は食費に消え、そんな自分に嫌気がさしてますます悪化。今思うとあれは、自分と折り合いがつかない生きづらさをやり過ごすための自傷行為でした。アナウンサーの仕事を選んだのには、実はもうひとつ理由があります。アナウンサーになって有名になって、たくさんの人に褒められるようになったら、自分のことを好きになれるかもしれないと思ったんです。見た目も性格も、自分で自分を好きになることは無理だけど、他人が好きになってくれたら認めてやることができるんじゃないかと。でも、人前に出れば出るほど自分がすり減っていくのです。仕事では、メンタルの渇きを癒すことはできませんでした。30歳で出産してからは、過食嘔吐している暇がなくなって摂食障害はおさまりました。でも、育児の過労や仕事復帰の不安、実家との関係、夫婦関係などが積み重なり、33歳で不安障害という病気を発症しました。そのときからお世話になっている精神科の主治医からは、摂食障害も不安障害も根っこにあるものは同じだと言われました。平たく言えば、生まれ持ったさまざまな特性に加えて、安心できる居場所がない中で育ったことが影響しているということでしょうか。人間は複雑な生き物ですよね。不安障害の症状がほぼ寛解してからも、折に触れて主治医のカウンセリングを受けていました。主治医は発達障害が専門でもあったことから、生育歴などを話すううちに「もしかしたら」と気付いてくださったんです。それで、最終的に41歳のときに診断を受けました。――周りの人にもオープンにしようと思ったのはどうしてですか。小島:家族やマネージャーには、初めから話していました。自身の障害についてエッセイで書いたのは、発達障害という言葉がなんだか雑に使われているなと感じたからです。発達障害という言葉が世の中に広まるにつれ、「うちの子のクラスに発達障害の子がいるんだけどね」と眉をひそめる人や、「うちの子がそうだったらどうしよう」と不吉なことのように恐れる人に出会うことが多くなり、かと思うと自己診断で、発達障害は天才の証拠!みたいにアピールする人もいて……。なんだか“雑”だなあと思ったのがきっかけです。発達障害の一つであるADHDにもいろいろな人がいる。私の場合はこうだけど、みんながみんな私みたいではない。10人いたら10人違う発達障害を、不吉なものとか天才とか極端な話で括らないでほしい、と。そうしたら、思いのほか反響が大きかったです。Upload By 発達ナビ編集部大人になって上手になった、助けを求めること――小島さんが、今のように強く生きられるようになったのは、どうしてでしょうか。小島:けっして強くはなっていないですよ。私は大嫌いな自分が許せなかったけれど、もうしょうがないと思うようになって、それで折り合いをつけたのです。嫌いな自分、すぐ死にたがる自分と友達になったというか……、ずっと二人三脚です。今も、ずいぶんいろんな人に頼って、話を聞いてもらっています。いちばん話を聞いてくれるのは夫。カウンセラーや友人、子どもたちもよく話を聞いてくれます。「今日さあ、どんよりしちゃって、元気ないんだ」とか「また時間を間違えちゃったんだよ」なんてこぼすと、励ましてくれます。大人になって、助けを求めることが上手になりました。不安障害になったときに、臨床心理士さんや精神科医の先生に恵まれて、たくさん助けてもらった経験から、つらいときには「頼れば誰かが助けてくれる」と学習したのです。頼っていいんだな、って。子どものころの方がつらかったですね。家族の中では、相談して弱みをさらして受け入れてもらうという関係は難しくて、根っこのところでは誰にも頼れなかったから。ネガティブ思考の沼に落ちたときときは、「こんな状況で思いっきり不幸な未来ばかりを思い描いているんですけど」と誰かに言ってみる、すると「それは認知がゆがんでいますよ」と返してくれる。そうかなあ、この人がそう思うだけかもしれないぞと思って、違う人にも相談してみると、「ちょっと妄想に振り回されてない?」と言われる。何人かから同じようなことを言われるうちに自分を俯瞰する視点を得て、沼から這い上がれる。こういうことの繰り返しです。――SOSを出せるのは大事なことですよね。小島:本当にそうですね、助けてと言えばちゃんと助けてくれる人っているんだ、という経験から学んだことです。もし今つながっている人が助けてくれなくても、ほかの人は信用できるかもしれない。一つずつは何気ない言葉でも、いろいろな人の言葉がだんだん集まって、自分を支えてくれることもある。一人のスーパー救世主に頼るのはその人に完全に依存することになってしまうので共倒れのリスクがあるけれど、気軽にちょっとずつ頼れる人をたくさんつくると、生きやすくなるのだそうです。「自立とは依存先を増やすこと」という言葉を、今悩んでいる人には伝えたいです。頼っていいんです。生身の人間でなくても、本や映画や音楽の中にも、ちょっとずつ自分を支えてくれる言葉は見つかるはずです。――子どもも「助けて」のサインを出せるようになることが大事かなと思います。小島:そうですね。息子たちには、「助けて」と言える技術を伝えてきました。親はいつも全力で子どもたちの力になりたいけれども、思春期の子どもなどは、親には言いたくないこともあるでしょう。だから、「つらいときはつらいと言っていいんだよ。私たちはいつでも力になるけど、もし親以外の人がいいときは、学校の先生でも友達の親でもいい、スクールカウンセラーや、この人だったらと思える信頼できる大人に、相談していいんだよ。お医者さんもいる。必要ならいつでもつなぐよ」と伝えてきました。――うちの息子はすぐに私を頼ってくるんですが、それは息子のいいところだったのかもしれないですね(笑)。私は恥ずかしくて親に頼ることはできなかったから、余計にそう思います。小島:素晴らしい!信頼されているんですね。安心して弱みを見せられる場所って、子どもにも大人にも必要ですよね。読者には、日本ではまだ発達障害に偏見があって心ないことを言う人もいるけれども、助けてくれる人もたくさんいるし、必ず助けてくれる人につながる方法がある、と伝えたいです。お子さんに「困っていることはない?助けてほしいときはいつでも言ってね。一緒に考えて、頼れる仲間を探してあげるからね」と常日頃から声をかけるだけでもいいと思います。もし、今タイムマシンがあったら、子どものころの自分のそばに行って「私でよければ話を聞くよ」って言ってあげたいですね。Upload By 発達ナビ編集部取材・文/関川香織撮影/鈴木江実子(注釈)摂食障害や不安障害は、発達障害のある人は併存のリスクは高いですが、発達障害がすべての原因ではありません。(監修:井上雅彦先生鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授)
2021年07月30日黒島結菜がヒロインを演じる2022年度前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」で、先の「エール」のロカビリー歌手役も記憶に新しい宮沢氷魚が幼なじみ役に決定、コメントが到着した。タイトルの「ちむどんどん」とは、舞台となる沖縄のことばでチム(肝=心胸・心)が“どんどん”と高鳴る様子を表し、前むきで肯定感に満ちた、わくわく感、という意味合いで沖縄では若者たちまで知られているもの。ふるさと沖縄の料理に夢をかけたヒロインと、支えあう兄妹たち。“朝ドラ”第106作となる本作は、個性豊かな沖縄四兄弟の、本土復帰からの歩みを描く笑って泣ける朗らかな50年の物語。そんな本作で宮沢さんが演じるのは、ヒロイン・比嘉暢子(黒島結菜)の幼なじみで、東京からやってきた青柳和彦。父親の仕事の都合で、子どもの頃に暢子たちの暮らす村に滞在。やや繊細なところがあり、当初は沖縄になじめない気持ちで暮らしていたが、やがて比嘉家の友人となっていく。暢子に再会を約束して、東京に帰っていくが、その後、海外留学を経て新聞記者となり、暢子と東京で再会を果たす、という。2017年に俳優デビューした宮沢さんは、ドラマ「偽装不倫」、映画『騙し絵の牙』などに出演。初主演映画『his』では第45回報知映画賞新人賞、第42回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞など多数受賞した。「BOAT」「豊饒の海」「CITY」「ピサロ」と舞台での活躍も目立ち、2021年秋にはドラマ「ソロモンの偽証」を控える。2020年に放送された「エール」では、ロカビリー歌手・霧島アキラ役で“朝ドラ”に初出演し注目を集めた。沖縄は宮沢さん自身にとっても縁が深い地でもある。「青柳和彦を演じさせていただくと初めて知ったときに、自分にすごく近いものを感じました」と宮沢さん。「僕は生まれがアメリカで、生後すぐに日本での生活が始まりました。幼少期からインターナショナルスクールに通っていたこともあり、近所の子どもたちや、環境に馴染めない経験もあります。新しい環境に馴染む難しさを知っているからこそ和彦の気持ちはとても理解できます」と明かす。「だからこそ自分から何かを発信したいという気持ちもあります。和彦が大人になり新聞記者になったのもそういう想いがあったからだと感じています。過去の自分、そして成長した僕自身を参考することによって、より和彦という人物に深みを生み出せたら」と、思い入れを込めて語っている。連続テレビ小説「ちむどんどん」は2022年春、NHK総合ほかにて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年06月08日黒島結菜と井上祐貴が、北村匠海主演映画『明け方の若者たち』に出演することが決定。コメントも到着した。2022年放送開始予定の連続テレビ小説「ちむどんどん」でヒロインを務めることも決定している黒島結菜が演じるのは、北村さん扮する明大前の飲み会で<僕>が一目ぼれする<彼女>。“LINEよりも手紙が似合いそうだし、パスタよりもそばが似合いそう”な<僕>のタイプドストライクで、恋と仕事、そして秘密をまとったキャラクターとなっている。「ウルトラマンタイガ」で主演し注目された井上祐貴が演じるのは、新入社員の<僕>の同期で後に親友となる<尚人>。高いポテンシャルと意識を持ち優秀だが、希望とは程遠い部署に配属される人物。同じく現実と理想のギャップに悩む<僕>を近くで支える役どころだ。黒島さんは「台詞を言葉にするのがとても難しくてわからないことだらけでしたが、今のわたしにできる精一杯ができたと思います」と撮影をふり返り、「北村くんとは3回目の共演だったので、安心して現場で過ごすことができ、井上くんは初めてなのに初めてじゃないような不思議な人でとても楽しくお芝居ができました。松本監督の演出は常に新しくて、ニヤッとしてしまうくらい面白かったです。撮影が終わって少し経ちますが、今思い出すとすごく純粋で美しい時間でした」とコメント。脚本を読み、同世代の登場人物に共感したという井上さんは「撮影合間の北村くんや黒島さんとの他愛もない会話も、まるで劇中の1シーンに感じる様な現場で、撮影中はそんな感覚で過ごしていました」と語る。本作の監督・松本花奈は、2人について「冒頭、沖縄料理屋での飲み会のシーンで、皆の輪に混ざろうとせず時間を持て余したように、ただそこに”いる”だけの『彼女』の姿をモニター越しに見たとき、思い描いていた『彼女』像とあまりに一致していて心臓がバクバクした」「尚人という役柄は、友達想いで仕事への意欲もあり、良いときも悪いときも常にその時々のベストを追求できる男です。一見何でも出来すぎて嫌な奴にも見えそうですが、井上さんはそんな尚人をとても人間味溢れる人物として演じてくれました」と撮影した印象を明かしている。そんな2人に加え、全出演者が発表。<僕>の母・知子役を高橋ひとみ。<僕>と<彼女>の出会いの場、沖縄料理屋の女将役を濱田マリ。<僕>が友人に連れられて訪れた風俗で出会う風俗嬢・ミカ役を佐津川愛美。<僕>の上司・中山役を山中崇。<僕>と尚人の同期・黒澤役を菅原健。<僕>が物語冒頭で参加する明大前での「勝ち組飲み」の主催者であり、同級生・石田役を楽駆が演じる。『明け方の若者たち』は2022年お正月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:明け方の若者たち 2022年全国にて公開予定
2021年04月23日端正な顔立ちに、美しい黒髪のショートヘアが印象的な黒島結菜。’22年度前期の朝ドラヒロインが、ボーイッシュな空気を纏ったミックススタイルで登場!オーバーサイズを、シンプルかつ大胆に!ヌードベージュが春らしいボリュームジャケットに、同素材のジレとボディスーツをセット。そこに絶妙な色落ちのワイドデニムを合わせ、思い切りゆるっとしたルーズな着こなしが完成。気取らずデイリーに着る、カジュアルダウンしたジャケットスタイルが今の気分。ジャケット¥123,200ジレ¥55,000ボディスーツ¥33,000パンツ¥50,600サンダル¥59,400(以上エムエム6 メゾン マルジェラ/エムエム6 メゾン マルジェラ オモテサンドウ TEL:03・3408・8681)少年のような、スポーティなシャツスタイル。スタンドカラーや細かなタック、太めにデザインされた七分袖など、オリジナリティが光るシャツを主役に。フェミニンなテーパードパンツなどではなく、あえてスウェットパンツとハイカットスニーカーでボーイッシュに仕上げて、遊び心を覗かせたスタイリングに。シャツ¥62,700(クリスチャン ワイナンツ/ショールームリンクス TEL:03・3401・0842)パンツ¥77,000(ジ エルダー ステイツマン/サザビーリーグ TEL:03・5412・1937)スニーカーはスタイリスト私物ユニセックスに着こなすジャンプスーツ。メンズとして発表されているジャンプスーツだけれど、女性人気が殺到中!秋冬のイメージが強いグレンチェックを使用しつつも、さらっとした薄手のリネン100%で、着心地は春夏らしく軽やか。ウエストに施されたロープでブラウジングしたり、シースルー素材のシューズで女性らしさもプラスして、小気味よいバランスに。ジャンプスーツ¥59,400(ETHOSENS of white sauce TEL:03・6809・0470)フラットシューズ¥29,700(フォート/ハルミ ショールーム TEL:03・6433・5395)ワークミリタリーの要素を品良くちりばめて。パッと目を引く爽やかなサックスブルーで魅了。オックスフォード生地のシャツワンピースに、トランスペアレントなオーガンジーのスリーブがあしらわれたハイセンスな一着。大きめの胸ポケットがついたミリタリー風のデザインと、ドレッシーな印象のボリュームスリーブの相性も抜群!同系色のパンツで、ブルーの美しいグラデーションを楽しんで。シャツドレス¥42,900パンツ¥28,600(共にハイク/ボウルズ TEL:03・3719・1239)くろしま・ゆいな1997年3月15日生まれ。沖縄県出身。代表作に、NHKドラマ『アシガール』や映画『カツベン!』など。2022年度前期のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』のヒロイン・比嘉暢子役として出演が決定している。※『anan』2021年4月7日号より。写真・Nobuko Baba(SIGNO)スタイリスト・伊藤省吾(sitor)ヘア&メイク・奥田新菜(by anan編集部)
2021年03月31日黒島結菜(23)が2022年前期のNHK朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」でヒロインを務めるとわかった。3月3日、同局の情報番組「あさイチ」で発表された。故郷・沖縄の料理に夢をかけたヒロインとその兄妹たちによる、沖縄本土復帰からの歩みを描く50年の物語。タイトルの「ちむどんどん」は沖縄の言葉でチム(肝=心胸・心)が高鳴る様子を現しているとのこと。前向きで肯定感に満ちた、わくわく感という意味合いがあるという。番組に沖縄からの中継で出演した黒島は「朝ドラ3本目なんですけど、『いつか自分も(ヒロインを)できたらいいな』と心のどこかにあったのも本当なので……。すごくうれしい気持ちでいっぱいです」と語った。「黒島さんは沖縄出身。2022年は沖縄本土復帰50年の節目の年とあって、絶好のキャスティングとなりました。また黒島さんはデビュー間もないころからNHK Eテレの番組に出演。さらに朝ドラは『マッサン』『スカーレット』、大河ドラマは『花燃ゆ』『いだてん~東京オリムピック噺~』に出演しています。着実にNHKでのキャリアを重ねてきたこともあり、今回のヒロイン起用となったようです」(テレビ局関係者)そんな黒島には、デビュー時から背中を追い続ける女優がいるという。「14年にTBS系ドラマ『ごめんね青春!』で共演した満島ひかりさん(35)です。当時の黒島さんはまだキャリアが浅かったのですが、満島さんは同郷の彼女に優しくいろいろと教えてくれたそうです。15年夏のインタビューでも、黒島さんは『ひかりさんの自然体で飾らない演技が好き』と絶賛。憧れの存在であることを明かしていました」(芸能記者)沖縄が舞台の「ちむどんどん」。満島との再共演があるかも!?
2021年03月04日沖縄県出身の黒島結菜が、2022年度前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」のヒロインを務めることが、本日3月3日(水)放送の情報番組「あさイチ」中に発表され、黒島さんが沖縄から生中継で登場した。2022年は沖縄本土復帰から50年。沖縄本島の北部「やんばる地方」で4人兄妹の次女として生まれ育ったヒロイン・比嘉暢子が、初めて食べた西洋料理に感動し、1972年の本土復帰の年に料理人を目指して上京。横浜市の鶴見に下宿し、東京のレストランで修業を積みながら運命の出会いをし、やがて「東京で沖縄料理の店を開きたい」と願うようになる、というストーリー。これまで連続テレビ小説(朝ドラ)のヒロインは記者会見で発表されてきたが、コロナ禍ということもあり、今回は史上初めて「あさイチ」内での発表となった。黒島さんは物語の舞台となる沖縄から登場し、タイトルの「ちむどんどん」とは「心がワクワク、ドキドキするという意味」と説明。好きな沖縄の郷土料理として、甘い味噌が特徴のイナムルチを「豚汁みたいなイメージ」と紹介した。同作中にはほかにも沖縄の郷土料理がたくさん登場するという。朝ドラでは2014年の「マッサン」、2020年の「スカーレット」で印象的な役柄を担ってきた黒島さん。3本目でヒロインに選ばれ、「いつか自分もできたらいいなっていう気持ちが心のどこかにあったので、すごくうれしい気持ちでいっぱいです」と心境をコメント。演じる暢子は「活発で、喜怒哀楽のはっきりした、食べることが大好き」な女性と語った。「マッサン」を手がけた羽原大介によるオリジナル脚本で、沖縄料理に夢をかけるヒロインと、強い絆で結ばれた4兄妹の笑いと涙の物語となる。同じく沖縄出身のジョン・カビラが語りを担当。いまの時代だからこそ、大好きな人とおいしいものを食べて笑顔に、という思いが込められている。朝ドラは現在、杉咲花主演の「おちょやん」が放送中、清原果耶主演の「おかえりモネ」が5月17日(月)よりスタート、2021年度後期は上白石萌音、深津絵里、川栄李奈の3人がヒロインを務める「カムカムエヴリバディ」が予定されている。2022年度前期 連続テレビ小説「ちむどんどん」は2022年春、放送予定。2021年秋ごろクラインクイン予定。(text:Reiko Uehara)
2021年03月03日黒島結菜、葵わかな、佐藤勝利、田中麗奈、上田竜也の5名を主演に迎え、「桐島、部活やめるってよ」「何者」の朝井リョウの短編小説をドラマ化したWOWOWオリジナルドラマ「世にも奇妙な君物語」。3月5日(金)からの放送・配信を前に、第1話が公式サイトにて期間限定で無料配信されることになった。本作は、1話完結のオムニバスドラマ。第1話「シェアハウさない」では、フリーライターとして成功を求める田上浩子(黒島結菜)が、自立した社会人同士が“シェアハウス”する理由を深く掘り下げるため、見知らぬ男女4人が暮らすシェアハウスへの潜入取材を試みる。しかし、その4人の共同生活には、彼女の想像を遥かに超えた真の目的があり…。そして、「コミュニケーション能力促進法」という法律のもと、大学生の谷沢知子(葵わかな)が能力調査会に挑む「リア充裁判」、幼稚園教諭の金山孝次郎(佐藤勝利)が子どもが生き生きとする幼稚園作りを目指して奮闘する「立て!金次郎」、ネットユーザー向けのニュースライター・本田香織(田中麗奈)が、これまでの自分を肯定しようと必死にあがく「13.5文字しか集中して読めな」、役者の淳(上田竜也)が、見た目も年齢も性別もバラバラな6人の男女と、ある大物演出家の主演オーディションに挑む「脇役バトルロワイアル」の全5話。異様な世界観、複数の伏線、先の読めない展開。想像を超えた結末と、それに続く恐怖…。奇妙で怖くておもしろい、どんでん返しだらけの世界に迷い込んだ5人の物語に注目だ。WOWOWオリジナルドラマ「世にも奇妙な君物語」は3月5日より毎週金曜0時~WOWOWプライムにて放送、WOWOWオンデマンドにて配信(全5話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2021年02月26日1991年生まれのアーティスト宮川慶子さんの個展「宮川慶子展―生命は自分自身だけでは完結できないようになっているらしい―」が開催される。移ろう陽光の中で味わう、作家の優しい作品世界。宮川さんは東京造形大学を卒業後、奈良美智氏による若手作家選抜プロジェクト「PHASE 2014」に選出。2014年に青森県立美術館で個展を開催した。‘16年には同大学院を修了、現在までジャンルに縛られることなく精力的に活動を続けている。本展では、展示の中心である立体作品との繋がりが感じられるような詩作も展示される予定だ。舞台となるテーマホールは、湘南の光が燦々と降り注ぎ、時間とともに様相が変化する大空間。「メインとなる鹿の剥製を用いた作品も、すでに命はないながら身体から耳のような芽が新たに生まれていて、人工の光よりも自然光の中で映える作品だと考えています」(展覧会担当・勝山滋さん)。まさに「場」と作品が纏う空気の調和が感じられるだろう。生とは、死とは。剥製や石塑粘土を素材とした宮川さんの作品は、私たちにそんなことを考えるきっかけを与えてくれるのかもしれない。宮川慶子展―生命は自分自身だけでは完結できないようになっているらしい―宮川慶子《ちっちゃいひと(謎のいきもの)》2018年 個人蔵宮川慶子《わたしがわたしとあなたのためにお祈りしているとき》2014年 photo by Masako Kakizaki 作家蔵宮川慶子《わたしが歩いているあいだに》2014年 photo by Masako Kakizaki 作家蔵平塚市美術館神奈川県平塚市西八幡1-3-3開催中~2021年4月4日(日)9時半~17時月曜(1/11は開館)、年末年始(12/28~1/4)、1/12休観覧無料TEL:0463・35・2111※『anan』2020年12月23日号より。(by anan編集部)
2020年12月19日2020年夏からNetflixで配信されるオリジナルシリーズ『呪怨:呪いの家』に、荒川良々と黒島結菜が出演することが決定した。2000年にビデオ版が発売されてから、20年もの間続いてきた大人気ホラーシリーズ『呪怨』。近年では、海外でもハリウッドリメイク版『THE JUON/呪怨』や『呪怨 パンデミック』が公開され、全米興行収入1位を獲得。2015年には、『呪怨 ーザ・ファイナルー』で最終章を迎え、話題となった。そんな中、昨年初のドラマ化が発表され、Netflixで配信されることが決定。主演キャストが注目されていた。荒川良々が演じるのは、心霊研究家の主人公・小田島泰男。黒島結菜演じる新人タレントの本庄はるかに相談を受け、夜中に聞こえる足音について調査する。そこから恐怖の物語が始まる。柄本時生や井之脇海、倉科カナなど、豪華な俳優陣たちも出演し、呪いの連鎖に巻き込まれていく。なお、監督は2018年の映画『きみの鳥はうたえる』で数々の映画賞を受賞した三宅唱が務める。また、荒川、黒島、三宅監督、一瀬隆重プロデューサー、坂本和隆エグゼクティブ・プロデューサーより、下記のコメントが寄せられている。●荒川良々実は中学1年の時にコックリさんが流行っててその時にシャープペンシルの中にコックリさんに入ってもらい中間テストを解いてもらおうと企んでた矢先に隣りのクラスの女子数人がコックリさんに取り憑かれるという事件が起き、シャープペンシルのキャップを速攻で外し「ごめんなさい!ごめんなさい!お帰り下さい!」と教室の窓を開けコックリさんを放ちました。今思えばこの体験がこの呪怨という作品に出演するキッカケに繋がったと勝手に思ってます。現場では、本読みリハーサルの時に三宅監督から細かく演出していただきました。いつも自分が出演している映像作品とは違い笑いの要素が1つもありません!そうです!ホラーです!呪怨です!果たしてどんな作品になってるのか自分自身が楽しみでなりません。ホラー作品ですから部屋を薄暗くして独りで観てもらい、一緒に呪怨の世界観を体感してもらいたいですね。●黒島結菜『呪怨 -終わりの始まり-』は、私が初めて役名をいただいた大事な作品だったので、また呪怨シリーズに参加できることはとても嬉しかったです。今回は人や時間が複雑に絡み合っていて、これは丁寧にやらなければいけないなという緊張も感じましたが、私の演じるはるかがすごく自分好みの子だったので、早く現場に入りたいという気持ちが強かったです。現場ではお芝居のリアルさはもちろん、ひとつのカットでも様々なパターンを撮影し、色々な気持ちと向き合うことが多くあって、面白かったです。特に三宅監督と「歩きながらのお芝居って良いよね」という話をしたことが印象に残ってます。ホラー作品は呼吸や目線で表現できることが多くあるので、細かいところのお芝居は気をつけました。現場ではOKでも編集で気付くところもあるので、アフレコの作業もとても大切だと感じました。また撮影中に、日本語だとこのセリフで意味は伝わるけど、翻訳されるとニュアンスが変わって本来の意味が伝わらなくなるから、しっかり伝わるセリフに変えよう。といったことがあり、この作品は世界にも向けられて作られているんだと実感しました。日本のホラーが好きな方はもちろん、初めてでも楽しめる作品になっていると思います。●三宅唱監督最初にシナリオを読んでいた最中の「怖いのに、手が勝手にページをめくっちゃう」現象が忘れられません。またそれ以上に、読み終えた瞬間の「あ、これは自分も呪われてしまったな」という感覚が忘れられません。もうとりかえしがつかない……。となれば、前のめりでやるしかありません。また、Jホラーを牽引してきた方たちと一緒に仕事ができるチャンスが訪れたことは大きな喜びであり、身が引き締まりました。初めてのホラー作品ですが例えて言うならば、凶悪な事件報道に携わることになったプロのリポーターのように、私情抜きで、冷静かつ正確に「現場の生々しさ」をお届けしようと努めました。また、荒川良々さん演じる主人公も、ホラーというエンターテイメント作品に携わる上でのモデルになりました。荒川さんがどこか一点をじっとみつめはじめる……ただそれだけで部屋の空気がじわじわと変化します。次の瞬間なにが起きてもおかしくない。一瞬たりとも彼の一挙手一投足から目を離さないでください。荒川さんが世界中で人気者になることを予感しています。そして黒島さんの凛とした芯の強さ、芯のしなやかさがこの作品に確かなリアリティーをもたらせてくれました。この作品世界の最深部へと足を進めるにあたって、僕だけでなく多くの人にとって、最後の最後まで彼女の存在が大きな支えになると思います。毎朝撮影に向かう際、地球上のいろんな街のありとあらゆるタイプの人が恐れ慄く姿を想像していました。ある朝は地球の裏側の暇を持て余したカップル、ある朝はアジアの働き詰めの会社員、どこかの映画好き、どこかの不良、などなど。ある日、アリアナ・グランデが友人と『呪怨』シリーズのどれかを観て大騒ぎしたという類のニュースを読みました。ぜひ、アリアナさんはじめ世界中の多くの方に最後まで楽しんでサバイブしてほしいと思います。●一瀬隆重(共同脚本、プロデューサー)呪いの家が長い時間の中でいろんな恐怖を産み出し拡散させていくという、一本の映画では描けない物語をドラマシリーズで描きたいという思いは以前からありました。ただ、日本のテレビでは規制が多すぎてできなかったんですね。過去にテレビでホラーを作ったときも、やっていくうちに「あんまり怖くしないでくださいね」とか言われたりして。だから、Netflixから『呪怨』のドラマシリーズをやりませんか?と声をかけていただいたとき「ぜひやりたい!」と即答したんです。今回は実話感を大切にしたかったので、人間ドラマの演出に優れた監督を起用しようと考えました。『きみの鳥はうたえる』が近年の日本映画の中でずば抜けて素晴らしかったので打診してもらったところ、挑戦したいと言ってもらえました。作品を観てもらえばわかりますが、完璧なチョイスだったと思います。主人公の小田島は、すごく難しい役です。誰が演じればリアリティを損なわず、しかも主役というスター性を出せるのか。ポンッと頭に浮かんだのが、荒川さんでした。黒島さんは『呪怨 -終わりの始まり-』に出てもらったんですが、演技がナチュラルだったし、凜としたところがとても良かったんです。その後、たくさんの映画やドラマで活躍されてますが、『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(NHK)の彼女の演技が素晴らしかったので、はるか役は黒島さんしかいない!と確信しました。これまでの『呪怨』との共通点は、呪いが一軒の家に端を発していること、そして、半端なく怖いところでしょう。細かい共通点は全編に散りばめていますが、それは作品を観て見つけてください。新しい点は、『呪怨』のベースになった実際にあった出来事を描いていること。これって、言わば日本の恐怖の歴史なんです。そして、実際にあったことだからこそ、マジで怖いんです。呪いの家は世界中のどこにでも、目立たずひっそりとあります。あなたの街にもあるかもしれない。隣の家がそうかもしれない。いや、あなたの家がそうなのかも。そんなことを楽しんでもらえればと思います。ホラーを作るときに大切にしていることは「恐怖がどれだけ持続するか」です。作品を観た後、シャワーを浴びているときやベッドに入ったときに恐怖が蘇ってくる。そんな恐怖を存分に楽しんでもらえるシリーズなので、今まで日本のホラーが公開されたことのなかったエリアの人にも楽しんでもらえたらとってもハッピーです。●坂本和隆(エグゼクティブ・プロデューサー/Netflix コンテンツ・アクイジション部門 ディレクター)ジャパニーズホラーの代名詞とも言える『呪怨』は、世界においても沢山のファンがいる知名度の高いホラー作品のひとつです。今回は『呪怨』の原点に立ち返ったことで、一本の映画では語りきることのできない恐怖の歴史を、『呪怨』初となるドラマシリーズとして、世界の方に楽しんで頂きたいです。Netflixオリジナルシリーズ『呪怨:呪いの家』(全6話)2020年夏、Netflixにて全世界配信予定
2020年04月13日心地よいベッドルームで一日の終わりにリラックス。深く眠って翌朝はしゃっきりと――。『anan』の眠りの色気論で“ぐっすり女子”を演じてくれた黒島結菜さん。「いつでもすぐに寝られる」のが特技だそうで、「移動中など、どこでも寝てしまいます(笑)」。黒島さんに睡眠について聞きました。寝入るのも起きるのもスムーズ。あまり悩まないタイプです。ドラマやCMに立て続けに出演し、昨年はヒロインを務めた映画も。注目の女優として多忙な日々を送りながらも、自然体でヘルシーオーラに満ちている黒島さん。魅力の秘密は、その眠り方に?「実は半年ほど前から、着るものにこだわっています。それまで適当なTシャツとジャージーで寝ていたら、寝汗をかくようになって。カレーの沼で泳いだりとかヘンな夢をよく見るので(笑)、そのせいかな、と思っていたのですが…」そこで、オーガニックコットンのTシャツを試してみたそう。「すごく肌触りが良くて、お気に入りに。寝汗もかかず快適です」そしてもうひとつ大切にしているのが、3年前に迎えた愛犬のコハダちゃんとの散歩の時間。「季節を感じながら一緒に歩く、大事なひととき。どんなに疲れていても必ず行きます。この散歩も、快眠の理由のひとつかな」来月スタートのドラマでは、コンサルティング会社の新入社員を演じる。撮影の調子も、日々の上質な睡眠のおかげで上々のよう。「現場の雰囲気が大好き。撮影用のラーメンがおいしくて、いつも完食しています(笑)。しっかり眠って体調を整え、臨みます!」くろしま・ゆいな女優。1997年3月15日生まれ、沖縄県出身。4月20日スタートのドラマ『行列の女神~らーめん才遊記~』(テレビ東京系、毎週月曜22:00~)で、ラーメン店のコンサルティング会社の新入社員を演じる。トップス¥11,000中に着たタンクトップ¥8,500(共にJAMES PERSE/JAMES PERSE 青山店 TEL:03・6418・0928)靴下¥1,600(SOCK DREAMS/ぽこ・あ・ぽこ TEL:03・3477・5006)『ハンス J ウェグナー』ソファ¥1,180,000テーブルの上の鉢(受け皿付き)¥2,000(共にタイトルズ)ショートパンツはスタイリスト私物※『anan』2020年4月1日号より。写真・大辻隆広(go relax E more/黒島さん)スタイリスト・赤石侑香(辻事務所/黒島さん)中根美和子(プロップ)ヘア&メイク・奥田新菜取材、文・新田草子撮影協力・AWABEESTITLES(by anan編集部)
2020年03月29日4月期の田中圭主演ドラマ「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」のヒロインとして倉科カナと松坂慶子の出演が決定。さらに渡辺いっけい、中田圭祐の出演も明らかになった。「DNAは嘘をつかない」が口癖で、32億桁の遺伝子配列を記憶するという天才遺伝子科学者が、熱血刑事や科捜研の美女と共に難事件や未解決事件を解き明かし、遺伝子捜査の裏にある人間の業に迫るミステリー漫画「らせんの迷宮―遺伝子捜査―」(作:夏緑、画:菊田洋之)をドラマ化する本作。すでに、その天才遺伝子科学者・神保仁を田中さんが、彼と事件解決のためタッグを組む熱血刑事・安堂源次を安田顕が演じることが決定している。そんな中今回、2人を取り巻く個性豊かなキャラクターを演じるレギュラーキャストが発表された。まず、倉科さんが演じるのは、警視庁科学捜査研究所の美女・乱原流奈。優秀で明るい性格の彼女は、研究所にいるだけでなく、源次たち刑事と共に現場にも臨場する行動派。神保と源次の捜査に進んで協力する人物だ。「原作のキャラクターとは色合いが少し違いますが」と明かす倉科さんは、「新しい乱原流奈を作り、生きていけたらなと思います」と意気込み、「脚本以上に新しいものが次々と生まれていくのではないかと思えるキャストのみなさんとご一緒させていただけることが、今から楽しみでなりません」と期待を寄せている。また、松坂さんが演じるのは、スナック「ゲ呑ム」のママ・馬場ゆかり。神保に「ゲ呑ム」の上の階にある部屋を間借りさせ、食事などを作ってあげたり何かと面倒をみており、「ゲ呑ム」をたまり場とするようになった源次たちにとっても、良き相談相手となっていく。また何らかの過去を抱えているようで、大人の謎めいた女性でもある。「脚本がとても面白く、引き込まれました」と話す松坂さんは、「田中圭さんとご一緒にお仕事ができる事も楽しみです。役のイメージをふくらませているところです」と撮影が楽しみだと話している。さらに、原作にはないドラマオリジナルキャラクターとして、警視庁捜査一課・課長で安堂の上司・栗原四郎役を渡辺さん。警視庁捜査一課・巡査で安堂班の若手刑事・瓜生夏樹役を、「花のち晴れ~花男 Next Season~」や現在放送中の「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」にも出演する中田さんが演じることも決定。源次の勝手な行動にいつも頭を悩ませている課長・栗原四郎。今回この人物について渡辺さんは「僕はヤスケン演じる安堂の上司役。叩き上げで熱い安堂の長所と短所を知り尽くしている設定なので、その空気感をうまく出せたらなと。きっとヤスケンはググッと役に入り込みますからね、なるべく現場では話しかけないようにしようと思います。久しぶりの共演だから積もる話もあるし話しかけたいけどね、我慢しますっ!」とコメント。「自身初の実年齢より年上の役なのと、なんと警視庁捜査一課の一員。正直、期待と不安でいっぱいです」と心境を明かした中田さんは、「瓜生は、事件の詳細や、現場の状況など大事な情報を伝える大切な役だと思いました。そして、主任(安堂刑事)の右腕としての関係性をしっかりと築いていきたいです。僕は、プライベートでも主任みたいなアツイ人が大好きなので勢いに負けずしっかりと食らいついていきたいです」と力強く意気込んでいる。金曜8時のドラマ「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」は4月24日より毎週金曜日20時~テレビ東京ほかにて放送(初回2時間SP)。(cinemacafe.net)
2020年03月10日“働く人々”を通して現代社会を描く「ドラマBiz枠」。4月クールの同枠では、鈴木京香主演、黒島結菜を共演に迎えた「行列の女神~らーめん才遊記~」を放送することが決定した。本作は、ラーメン業界をけん引する「清流企画」社長の芹沢達美が、苦境にあえぐラーメン店を救うフード・コンサルティング物語。2009年から2014年まで「ビッグコミックスペリオール」で連載された久部緑郎・作、河合単・画の「らーめん才遊記」を原作に、ビジネスを切り口にコメディタッチで味つけた新たな食テーマ作品を放送する。鈴木さんが演じる主人公・芹沢達美は、連日大行列ができる人気ラーメン店のカリスマ店主でフード・コンサルタント。奇抜なアイディアと計算し尽くされた手法で、街のラーメン店を次々に繁盛店へと導いていく。クールで毒舌、仕事では周りにも自分にも超厳しい芹沢を演じる鈴木さんは「芹沢はもともと男性の役ですから、あえて女性の役としてオファーくださった理由を考えてみたりしました。今はフード・コンサルタント業とラーメンに、どれだけ夢中になれるかが大切だと思って取り組んでいます」と意気込み。役作りとして、ラーメンを作る練習をしているそうで「協力してくださるラーメン界の先生方のおかげで、ラーメン作りが日々上達しています。私オリジナルのラーメンが完成する日がくるよう励みます」と話し、「観終わった後、ラーメンがきっと食べたくなります。一話一話、おいしい一杯を極めます」とコメントしている。また、現在放送中の連続テレビ小説「スカーレット」にも出演し話題になった黒島さんが演じるのは、料理の才能には秀でているが、天然で空気が読めない「清流企画」新入社員・汐見ゆとり。ラーメンにかける情熱は本物で、美味しいラーメンをたくさんの人に食べてもらいたいという夢を持つキャラクターだ。黒島さんは「ラーメン屋さんのコンサルティングという仕事の面白さはもちろん、ほんの些細なことだけれど私たちが日々生活していく中で、とても大事なことが詰まっているお話だなと感じました」と台本を読んだ印象を明かし、「私の演じる汐見ゆとりは、ラーメン大好きで、良いも悪いも思ったことを素直に口に出して言ってしまう人です。そして、料理が天才的に上手という特技も持っています。面白いキャラクターを持った人を演じるのは難しさもありますが、楽しんで演じたものはみなさんにも伝わると思うので、一所懸命ラーメンバカになって楽しんで頑張ります」と役柄を説明した。そんなド天然のゆとりを、それでも育てようと課題を与える芹沢と、それに文句を言いながら必死で取り組むゆとり。2人の凸凹な関係性も見どころのひとつ。脚本には「LIAR GAME」「イノセンス 冤罪弁護士」の古家和尚、演出は「世にも奇妙な物語」創始者のひとり、池澤辰也が担当。芹沢やラーメン店で働く人々の悲喜交々、人間ドラマを通じて、ラーメン店だけでなく様々な飲食店にも通じるフード・コンサルティング、起業、経営のノウハウをも描く。「行列の女神~らーめん才遊記~」は4月、毎週月曜日22時~テレビ東京系にて放送予定。地上波放送終了後、BSテレ東で放送、Paraviで配信。(cinemacafe.net)
2020年01月28日宮崎あおい、永山瑛太、松坂慶子、松重豊らが共演する「渡る世間は鬼ばかり」の石井ふく子プロデューサーによる新春ドラマ特別企画「あしたの家族」が1月5日(日)、TBS系で放送される。昨年、宮崎さんと大泉洋が共演した「あにいもうと」に続く石井プロデューサーの特別企画となる本作。小野寺理紗は、4年前の結婚式当日に新郎に逃げられたという過去を持つが、今は立ち直っている。理紗の父・俊作と母・真知子は、娘夫婦と同居するために大きな二世帯住宅を建てるも思惑が外れ、広い家に両親と理紗の3人で暮らす毎日を送っていた。製菓会社の営業部長だった俊作だが人事異動で別の部に配属されることに。そこに兵頭幸太郎が新部長として着任する。かつての俊作の部下だった幸太郎が上司になったことに俊作の心境は複雑だ。ある日理紗がプロポーズされたと言って恋人の兵頭幸太郎を連れてきた。なんと、幸太郎は俊作の職場の元部下で、しかも現在は自分の上司だった…というのが本作のストーリー。理紗役には大河ドラマ「篤姫」で主演を務め、『舟を編む』や『怒り』では日本アカデミー賞に輝いた宮崎さん。幸太郎役には『余命1ヶ月の花嫁』『ディア・ドクター』などの映画から「ハロー張りネズミ」「anone」といったドラマまで幅広く活躍する永山さん。理紗の父・俊作には大人気の「孤独のグルメ」シリーズや大河ドラマ「いだてん」、映画『引っ越し大名!』などの松重さん。母の真知子に『蒲田行進曲』から『人魚の眠る家』まで数えきれないほどの作品に出演してきた名女優、松坂さん。この4人を取り巻く登場人物として一路真輝、六平直政、渋谷飛鳥、近藤芳正、田村健太郎らも共演する。新春ドラマ特別企画「あしたの家族」は2020年1月5日(日)21時~TBS系で放送。(笠緒)
2020年01月05日「King&Prince」永瀬廉、北村匠海、岐洲匠、小越勇輝、黒島結菜ら注目若手俳優が集結、男性CA、女性パイロット…“空”を目指す若者たちを描くスペシャルドラマ「FLY! BOYS,FLY! 僕たち、CAはじめました」が9月24日(火)今夜、カンテレ・フジテレビ系でオンエアされる。これまで女性の花形職業とされてきたキャビンアテンダントの世界に挑む青年たちを描く本作。“空オタク”の主人公、朝川千空には昨年「King&Prince」としてCDデビュー、音楽活動も精力的にこなす一方で、春クールのドラマ「俺のスカート、どこ行った?」や5月公開の『うちの執事が言うことには』などへの出演で俳優としても注目を集める永瀬さん。千空と同じ男性クルーで元モデルの早乙女薫には、こちらもダンスロックバンド「DISH//」としての活動とともに『君の膵臓をたべたい』や「グッドワイフ」など多数の作品に出演する北村さん。また元自衛官の郷田勇一にはドラマ版「チア☆ダン」や「僕の初恋をキミに捧ぐ」『青夏 きみに恋した30日』などで若手俳優としての存在感を高めている岐洲匠。ゲイの黛正太郎にはミュージカル「テニスの王子様」や舞台「弱虫ペダル」「刀剣乱舞」など2.5次元界で絶大な人気を誇り、「サバイバル・ウェディング」「腐女子、うっかりゲイに告る。」など映像作品でもその演技に熱い視線が注がれる小越勇輝。千空が恋する女性パイロット候補生の高山つばさには、2016年放送の「時をかける少女」でヒロイン役を好演、その後『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』や『十二人の死にたい子どもたち』といった作品で着実に実績を積み、放送中の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」も好評だった黒島さん。そのほか、大倉孝二、真飛聖、寺脇康文、キムラ緑子などのキャストが出演する。CAを志す新人訓練生の朝川千空は、同じ男性クルーの早乙女薫、郷田勇一、黛正太郎とともに、これから始まる訓練に胸を躍らせていたが、機内清掃やセキュリティチェックなどCAの業務は膨大。薫以外の3人は研修初日からあたふた、それを見た大島彩花(高橋春織)たち女性クルーから辛辣な言葉を浴びせられてしまう。そんななか、千空は偶然知り合ったパイロット候補生・高山つばさの訓練に出くわし、その真剣な表情に目を奪われる。つばさもまた、女性パイロットという狭き門に挑んでいたが、副操縦士の試験を前に壁を越えられず苦しんでいた。それでも前を向くつばさの姿に、千空は負けられないと意を決し、その気持ちはいつしか恋心に…。2か月後、晴れてCAになった千空たちはついに初フライトを迎える。一同は順調に業務をこなすが、薫は研修後に指導教官の霧沢麗子(真飛聖)から指摘された、CAとして自分に欠けている“あるもの”について模索していた。「千空とフライトすれば、いい勉強になる」その言葉の意味を考える薫。やがて飛行機は、フライトを終えて目的地に到着。降りていく乗客を見送っていた千空は、一人の女性が座席のまわりで何かを探していることに気づく。娘の人形の首についていた小さなネックレスがなくなったと聞いた千空は――という物語。「FLY! BOYS,FLY! 僕たち、CAはじめました」は9月24日(火)今夜21時~カンテレ、フジテレビ系で放送。※放送時間が繰り下がる場合があります。(笠緒)
2019年09月24日ダンス&ボーカルグループ・EXILEのメインボーカルTAKAHIROが11日、主演映画『僕に、会いたかった』(5月10日公開)の公開記念舞台挨拶に、松坂慶子、山口まゆ、柴田杏花、秋山真太郎、錦織良成監督と共に登場した。同作は、島で一二を争う凄腕の漁師の主人公・池田徹(TAKAHIRO)が、とある事故をきっかけに記憶を失い、島の人々の優しさに触れるうちに、新しい自分を見つけ出す家族の絆と再生を描く感動の物語。島根県隠岐の島を舞台にした作品を多く手がける錦織良成監督がメガホンを取り、劇団EXILE所属の秋山真太郎が、プロデューサー兼共同脚本を務める。TAKAHIROは、母親役の松坂に手を伸ばし、エスコートしてステージへ。「ジェントルマンなんで!」と胸を張った。松坂は「こんな素敵な息子の母ということで、どきどきしちゃうんですけど、隠岐島に入り、日に焼けて無精髭もはやして、精悍な漁師さんになられてて、びっくりしました」と撮影を振り返った。また「誰とこの作品を見たいか」と聞かれた山口に、「彼氏?」とジョークを飛ばすTAKAHIROだが、山口が「彼氏ですかね」と乗っかると、「お父さん、許さないぞ!」とご立腹。さらに柴田の衣装には「島にはここまで背中の空いてる子いないですね」とつっこみ、「風邪ひかないでね」と心配する。TAKAHIROは、島留学生役の2人に「心配なんですよ、布は。これから夏ですし、あんまり布が少なくなってくると、露出が増えるので、できるだけ布は使って欲しい」と渋い顔。「全体の舞台挨拶の時は背中に思いっきり穴が空いていたので、洋服買ってあげないとなと思って。親心がすごくあふれ出します」と愛を見せていた。さらに、イベントの翌日が「母の日」のため、TAKAHIROから松坂へサプライズでカーネーションの花束をプレゼント。「これからも息子でいさせて欲しいという一心で!」というTAKAHIROは、松坂と熱いハグを交わす。松坂は「すごい! ありがとうございます。感激です」と喜び、降壇時もTAKAHIROからのエスコートを受けていた。
2019年05月11日女優の松坂慶子(66)が5月7日公開の日清食品・袋麺シリーズ新CMに出演した。3月まで放送されていたNHK朝ドラ「まんぷく」で安藤サクラ(33)演じる立花福子の母・今井鈴役として出演し人気となった松坂は、CMでも天真爛漫な“おばあちゃん”役に。さらに孫役として同じく「まんぷく」に出演した深川麻衣(28)、二宮輝生(12)、三宅希空(10)が起用。“まんぷく尽くし”のCMは、早くもネットで話題を呼んでいる。日清の袋麺シリーズといえば「チキンラーメン」「出前一丁」「日清焼そば」でお馴染み。CMで松坂はそれぞれの袋麺を美味しそうに食べる孫たちに「おいしいのは、一口目だけよ」「ごまラー油が手に付くやない」「歯に青のりが付くからいや」といったイジワルな反応をしてみせる。しかし結局おなかが鳴ってしまい、“てへぺろ”を照れ隠しに披露。最後には空っぽになった皿やラーメン鉢を前に、みんなで「あ~、まんぷく!」と満足そうに声を揃える。各メディアによると松坂は、今回のCM出演について「こういう役どころも、板についてきたかなと実感しています」とコメントを寄せたという。Twitterでも《鈴さんそのものじゃないですか 好き~》《鈴さん再来!これは日清さん、やってくれましたね!最後に「まんぷく」という台詞を言うのもいい》《素敵なCMありがとうございます。なんかこの4人に会えたのが嬉しくて涙出ました》と喜ぶ声が上がった。松坂といえば79年のドラマ「水中花」(TBS系)に出演し、ドラマ主題歌「愛の水中花」も歌唱。セクシーな歌声で大ヒットを記録し、以降も色気を発揮する役柄が続いた。しかし近年はチャーミングで魅力的な大人の女性役を務め、評判を呼んでいる。10年の朝ドラ「ゲゲゲの女房」(NHK総合)で演じた貸本屋の店主・田中美智子は、その暖かな人柄が評判だった。「まんぷく」の鈴も魅力的で、「私は武士の娘です!」という台詞は視聴者に強い印象を残した。しかしがどこかお騒がせな役どころであり、ときに“うざ可愛い”と評されることも。そんな鈴を演じることに当初、松坂は苦戦したという。「松坂さんにとって鈴はコミカル過ぎたようで、『面白さはわかるけど、どう演じれば……』と悩んだそうです。しかし松坂さんは制作側から渡された関西弁の方言指導の音源を聞いて猛特訓することで、大阪の女性がどういった気質であるかを理解。そうすることで、次第にキャラが開花していったといいます。見事キャラは大ハマリとなり、放送後にはNHK大阪放送局の局長も『最後までドラマを引っ張っていただいた』と大絶賛するほどでした」(ドラマ制作関係者)「まんぷく」で新たなファンを獲得した松坂。“アラ70”となり、その魅力は増すばかりだ。
2019年05月07日令和へと持ち越された、眞子さまと小室圭さんのご結婚延期問題。タレントでエッセイストの小島慶子さんは、お二人の結婚に「賛成」だという。その理由とは?■報道を見る限り、もしかしたら小室さんは、多くの国民が諸手を挙げてお祝いできるお相手ではないのかもしれません。だけど、望ましい結婚の形でないとしても、本人が幸せであれば、それでいいと思うのです。もとよりひとりの人間として、眞子さまには「結婚に失敗する自由と権利」もあるのではないでしょうか。私は、眞子さまが、ご自分とお相手の方の意志のみでご結婚なさるということには賛成です。当人同士が思い合っているのであれば、その合意のみで結婚する権利があります。家族であっても止めることはできません。たとえ「結婚後に苦労しそうだな」と周りが思ったとしても……。象徴天皇制のもとでは、天皇の基本的人権が制限を受けるという考え方がありますが、眞子さまは結婚されれば皇籍を離れるお立場ですし、お相手も一般の方。人権の制限は最小限に留まると考えてよいのではないでしょうか。日本の国民にはどこか「象徴天皇制のもと、税金で生活しているのだから、皇族は国民が納得する生活をしなければならない。ご結婚相手もふさわしい人を選ばなければならない」という考えがあるように思われます。しかし、「象徴」とはそもそも何なのでしょうか?社会の皇室へのまなざしが変わり、皇族自身が生き方を模索されるようになっているにもかかわらず、国民が象徴としての今の皇室に何を求めるべきか、ほとんど議論されてこなかったのではないでしょうか。皇室をめぐる報道において、メディアは「家族の問題」として報道し、論じてきました。たとえば雅子さまについて言えば、外交の第一線でキャリアを積んできた女性が、結婚を機に皇太子妃となり、深刻な不調から適応障害に……。それは国民から見て「現代女性の葛藤の象徴」でもありました。新しい時代の皇室は、これまでよりも「個人」を尊重されていいと私は思います。秋篠宮さまが悠仁さまの学校としてお茶の水女子大学の附属校を選ばれたのは興味深いことです。皇族教育の伝統がある学習院を離れ、しがらみなく民主的な学風のお茶の水で学ばれる悠仁さま。成長されるにつれ、将来の天皇であるご自身には職業選択の自由もなく、制約だらけの人生であることに強い疑問を抱かれることもあるでしょう。時代が変わりゆく中で皇室を存続させるために、秋篠宮さまがあえてその選択をされたということでしょうか。「眞子さまは皇族として世の中の期待に応えるべき」なのか。それとも「ご自身の意志で自由な選択をすべき」なのか。象徴としての皇室に「現代の家族の形」をみるのであれば、親が苦渋の中で我が子に失敗する自由を与えるという、自立した親子の関係を選んでもよいのではないかと思うのです。
2019年05月04日●ひねくれてるし、共感もできない!?冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化し、公開前から話題を呼んでいる映画『十二人の死にたい子どもたち』(公開中)。「12人全員一致」をルールに集団安楽死するため、廃病院に集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れる…という衝撃的な展開を見せる。さらに、堤幸彦監督のもとに杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗と若手の実力派が集まったことで、さらに注目度が上がっている。今回マイナビニュースでは、新田、北村、高杉、黒島、橋本の5人にインタビューを決行し、それぞれの同作にかける思いを聞いていく。今回話を聞く黒島が演じたのは、インパクトの強い6番のメイコ。自ら「嫌われ役」と言うメイコについて、黒島はどう捉えていたのか。○■撮影は「しびれる感じ」――かなり特殊な設定の物語で、しかも同世代が集まって……という作品ですが、最初に内容を聞いたときはどういう印象でしたか?これだけの同世代が集まって、それぞれの見せ場もあって……最初、プロデューサーさんに「演技対決になるよ」と言われ、「どうしよう」と思いました(笑)。ピリピリした感じになるのかなと思ってドキドキしてたんですけど、私が演じるのは嫌われ役のようなキャラクターだったので、自由にやれば面白くなるのかな、と思って、楽しみでもありました。――メイコは表情も鬼気迫るようで、少し狂気を感じるような部分が印象的でした。「本当にひねくれてるな」と思いましたし、あまり共感できるところもなくて……でもみんなとの会話で成り立つものだと思ったので、現場で相手のセリフをちゃんと聞いて、その時の気持ちを演じればいいかな、と。考えすぎずに臨みました。――自分が未成年の頃と比べて、気持ちがわかる、というようなところはあったんですか?本心じゃないことを思わず言ってしまうようなところは、「もっと言い方を考えればいいのに」と思いました。もっと違う言い方をすれば相手に伝わるし、ギクシャクしないですむのにな、と。自分もそうなんですけど、思ったままを言ってしまったりすると、良くない方向に行ってしまうこともあるから。――12人しか出てこなくて、一室で、相手と対峙する場面がすごく多かったように思いますが、それは楽しかったですか? それとも、難しかったですか?お芝居はすごく楽しかったんですけど、ワンシーンワンシーンがとても長くて、集中力を保つのが大変でした。途中で何度も「やばい、これは大変だぞ」と思いましたし。でも、みんな同じ環境で演じているし、弱音もなく一生懸命だったので、「私も頑張らなきゃな」という気持ちでした。カメラも5台あって、何十分も長回しでなかなかカットがかからないし、終わった時はみんな「は~っ」となってましたね。誰かと目が合ったら、「これやばいね、頑張ろう」とアイコンタクトをする感じ。「こんなになると思ってなかったあ」って、結構しびれてました(笑)。だから、逆に、楽しんでできました。――共演者の皆さんとは、濃密な時間を過ごした、戦友みたいな感覚だったんでしょうか。最初は、もう少しライバル意識が出てきたりするのかな? と思ったけど、全然そんなことなくて、「頑張ったよね!」という雰囲気でした。みんなで一生懸命頑張った作品だと思います。●北村匠海の印象は…「大人子どもな人」――新田さんは、男子チームでごはんに、という話もされてました。男子メンバーはみんな仲が良くて、ゲームしたりお弁当を食べたりしていました。新田さんのおうちに何人か泊りに行って、台詞を練習してるという話も聞きましたし、結構、新田さんがお兄さん的な感じだったのかな。――ここが難しかった、印象的だったというシーンを教えてください。セイゴ(坂東龍汰)に向かって、自殺しに来た理由を早口で言うシーンは、自分でも「よく噛まなかったな」と思いました。噛んだりつっかえたりしたら面白くないですし、瞬きもしないで、口だけペラペラ動かせるようにしたかったんです。犬の散歩をしながら、ブツブツセリフを覚えました(笑)。――あの過激なセリフを、犬の散歩しながら!以前は目の前にセリフを貼って、家でごはんを作りながら覚えていたりもしたんですけど、実際はカメラの前で動きながらセリフを言っているので、意外と動いていないとダメなんですよね。私には、歩きながらセリフを覚えるのが合っていて、散歩の甲斐もあって、長台詞を頑張れたと思いました。あと、作品を見て、「私、こんなに眉毛が動くんだ!」と驚きました(笑)。おでこを出していて、顔が全部出ているから、自分でも発見ができて面白かったです。○■北村匠海への印象は?――それは新発見ですね。今回インタビュー連載として、くじで引いた方へのメッセージをお願いしているので、ぜひ1枚引いていただければ。ええ~! ……これ! 9番、ノブオ君(北村匠海)ですね。――北村さんを「〇〇な人」と表すと、どんな方ですか?……大人子ども、な人!(笑) 演じていたノブオとリンクする感じもして、年の割には大人だと感じる部分もあるんですが、時々見せる子どもらしさみたいなところが印象的でした。――黒島さんは大学で写真を学ばれてますが、北村さんもカメラが趣味ですよね。そうなんです。前から「素敵な写真を撮る方だな」と思っていました。でも、そう言うのも、恥ずかしいじゃないですか(笑)。カメラの話、一切しませんでした。向こうもきっと私が写真をやっているのは知ってるだろうし、もう少し話してみたかったという、微妙な距離感でした。2回目、3回目の共演があったら、話せるようになるかもしれないですね(笑)。■黒島結菜1997年3月15日生まれ、沖縄県出身。2012年から芸能活動を開始した。2013年、『ひまわり~沖縄は忘れない、あの日の空を~』で映画デビュー。『あしたになれば。』(15)、『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?』(18年)で主演、『サクラダリセット』(17)でヒロイン役。堤幸彦監督作品ではSPECサーガ完結篇『SICK’S 恕乃抄 ~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~』(18)、『SPECサーガ黎明篇 サトリの恋』(18)に出演している。公開待機作に『カツベン!』(2019年12月公開)がある。
2019年01月26日元TBSアナウンサーで、現在はタレント・エッセイストの小島慶子さん(46)が今夏、インターネットで発信したある手記が注目を集めた。それは連載中の『日経DUAL』7月2日付の記事。そこには、40歳を過ぎて発達障害の1つである、ADHD(注意欠如・多動症)と診断されたこと。そして子どものころはもちろんのこと、女子アナ時代も、子育てに励むいまも、常々生きづらいと感じてきたその根っこに、自らの発達障害の特性があると知って、得心がいったと、こうつづっている。《もっと早く知りたかったよ!》「知ってホッとしました。他人と同じようにできないのは、心がけの悪さが原因か、能力が低いからか、と悩み続けていたから。でも、それが、脳の機能的な問題だとわかったわけです。『私は牛乳を消化できない体質』というのと同じですよね。そうと知っていたら、無理やり牛乳を飲むこともなかったのに。いつか飲み慣れると無理し続けて、これまでの私はずっとおなかを壊していたようなものですから。だから、対処の仕方がクリアになってよかったなと思えました」小島さんは’72年、オーストラリア・パースに生まれた。父は商社マン、母は専業主婦で、9歳上に姉が1人いる。3歳までオーストラリアで過ごし帰国。その後、小学1年生のときに父の転勤に伴いシンガポール、翌年には香港へと一家で移り住んだ。帰国し、日本に腰を落ち着かせることができたのは、小学4年生になってから。「私は家でも学校でも、ひどい問題児でした。まず、落ち着きがない。常にもじもじして、じっとしていられない。声を出してはいけないところで出したり、グネグネしたり(笑)。それから、嫌なことに耐性がまるでなくて、受け流すことができずにすねて周囲を困らせたり、かんしゃくを起こしたり、駄々をこねたり」中学から大学までは学習院で学んだ。’95年、TBSに入社。’00年、仕事で知り合った7歳上の夫と結婚。2人の子宝にも恵まれた。’10年7月、アナウンサーとして籍を置いたTBSを退社しフリーになる。「’05年に次男を出産した後、心の底が抜けたようなパニック発作が起きてしまって。理由もなく全てが怖くなった。居ても立ってもいられない恐怖心と過呼吸と……」不安障害と呼ばれる症状だった。小島さんは臨床心理士のカウンセリングを受けた。そこで、改めて目を向けることになったのは、わが子との問題ではなく、自分と実家の家族、とくに母親との相克だった。「カウンセリングを受けて思い出したのが、幼いころの家族の関係でした。私は友達が1人もいなくて。人付き合いが下手な母と私は“母子カプセル”状態。母は『言葉遣いがよくないからあの子たちと遊んじゃダメ』などと、私を大事にしすぎて囲い込んでしまったんです。理想の子育てをしようと必死だったのでしょう」以来、母と娘の間には過度な干渉と執着、それに対する極端な反発が繰り返されてきた。「自分がイメージする『いい子』とわが子とが結びつかない、そんな感じだったと思います」小島さんはそのころ、9歳上の姉から言われた言葉がいまでも耳に残っている。姉は、両親の目ができの悪い妹ばかりに注がれることにいら立っていた。「あるとき、姉から『あんたは小島家の失敗作、あんたは本当にママをいじめている』って。そう言われてしまって。姉は寂しかったんだと思います。どうして自分はいい子にできないのだろうと、ずっと後ろめたかった。もう、呪縛のように。自分はダメ人間で厄介者なのだと。そして、その呪縛は女子アナという型に自分をあてはめようともがいた、TBS時代も同じだったんですよね」カウンセリングを受け、不安障害とどうにか折り合いをつけながら、小島さんは仕事に、子育てにと奮闘した。そして’14年。小島さんたち家族は、夫の退職を機に思い切った行動に出る。小島さんが生まれ、幼いころを過ごしたオーストラリアに移住したのだ。以来、小島さんは仕事のある日本と、夫や息子たちが暮らすオーストラリアを行き来する生活を続けてきた。「私が41歳のころですから、ちょうどオーストラリアに行く前後だったと思います。長いこと不安障害を診てもらってきた主治医の先生の問診を受けるなかで、こう診断されたんです。『小島さんは軽度のADHDでしょう』って」医師の説明によれば、小島さんが抱えてきた不安障害も、ADHDの二次障害と見ることもできるという。診断を聞きながら、小島さんは目からうろこが落ちる思いだった。「自分自身がそうだとわかって、いろいろ本を読みました。そこで改めてわかったのが、ADHDなど発達障害の特性を抱えた子がいる家族は、いろいろな苦労があるということ。崩壊してしまう家庭もある。いけないとわかっていても子どもに対して声を荒げてしまったり、手を出してしまったりすることがあると。家族も当人も、追い詰められてしまう。発達障害が知られていなかったころの育児はなおさらですよね」小島さんは「あくまで私の場合は、ですけど」と前置きして、こう続ける。「発達障害の特性が出やすいのって、親密な間柄の場合が多いんです。仕事先など公の場より、気が緩んでるプライベートで。衝動が抑えられず、しゃべりすぎたり、きつい表現になったり。たとえて言うなら高圧洗浄機みたい。上手に扱えば少し距離を置いた壁の汚れはきれいに落ちますけど、近くの人に向けようものなら『イタタタッ』となる。そう、私の家族もつらかったはずです」だから、あの日、ひどい言葉をぶつけてきた姉の心情も、いまなら小島さんは理解できる。かつて、『解縛』(新潮文庫)という自伝的エッセイで、過去のエピソードを紹介し、一時的とはいえ「毒母」のレッテルを貼ってしまった母のことも、いまでは思いやる気持ちが強い。「母もつらかったと思います。当時は情報もゼロですし、わが子が発達障害であることも知る由もなかったでしょうから」かつては距離を置き、7年もの間、顔を合わせなかった母を、いまでは小島さんはこうして、おもんぱかることもできていた。「父も母も姉も、そして私も、みんな困っていたんですよね。普通でなくちゃいけないと思い込むとしんどい。でも普通の家族とか普通の育児って、なんでしょう?」かつて、ともに暮らした家族とは、心の清算が進みつつある。では、現在進行形の家族との関りはどうなのだろうか。気になるのは、2人の息子との関係だ。「人との距離感がつかめないというのは、相手がわが子でも同じなんです。以前は上手な叱り方ができなかった。激しく怒りすぎた後で、謝ったことも何度もあります。『ごめんね、ママ、上手な怒り方ができなくて』って。息子たちもつらかっただろうと思います」小島さんはいま、息子たちには「ママにはADHDが理由でとても苦手なことがいくつかある」と説明している。「彼らもこれからたくさんの人と出会い、付き合うことでしょう。そのときのために、自分の母親が発達障害や不安障害など、困り事を抱えて生きているのを間近で見られたのはいい経験だと思う。『ママはその一サンプルだよ』と話しています。『同じ障害でも、困り事は人それぞれなんだよ』と念を押して」現在、オーストラリアで「家事全般を担ってくれている」という夫は、妻がADHDという診断を受けても動揺しなかった。「慶子はそもそもそういう人だから、別に驚かないよ」と。「それでも、彼もいっぱい本を読んで勉強してくれて。でもね……そうなると、こちらとしてはまた、過剰に期待しちゃって。『言わなくても、もっと私をわかってよ!』って(笑)。夫は高圧洗浄機のいちばんの被害者ですね。苦労も多いと思うんだけど、なぜか私を好きみたいです」自分の“個性”をしっかり受け止める家族がいる――。小島さんは前を向いて、穏やかな笑顔を浮かべた。
2018年12月10日小島慶子(46)が7月の「日経DUAL」に寄稿した記事を11月3日にTwitterで再掲。大きな反響を呼んでいる。小島は、自身が発達障害の1つ・ADHDであると公表。経験談や、ADHDの子を持つ親へのアドバイスを綴っていた。小島は11月6日にも改めて反響に触れ、「ADHDこそがあれやこれの原因だ!と安易に考えることには違和感があります」とコメント。さらに「その人が誰であるかはいろーんな要素で成り立っているものだし、しんどいなと思うことも原因は複数あるもの。一つの診断名や属性で人間を説明することは出来ないですよね」と考えを述べた。「同じ診断名でも身体は個別のものだし、誰でも自分の人生しか生きられません。だから、わかるよと言われたい時も、言われたくない時もあると思います。障害の有無と関係なく、その人がその人であることはこの世に一度きりの出来事。それを大切にしたいです」こうつづった小島に、Twitterでは賛同の声が上がっている。《ADHDなんて、多様性の中の単なるひとつの特徴でしかないよな。みたいに世の中の多くの人が考えるようになれればいいかな》《この人はこれが苦手なんだと考えを改めることで、発達障害の方が生きやすくなると思います》《障害を公表したりされたりすることが 人と人との間の快適なコミュニケーションのきっかけになる時代に なっていけばいいと思う》小島は不安障害を先に診断されており、その主治医からADHDと診断されたという。そのため同記事では「もっと早く知りたかったよ!」と当時の心境を明かしていた。というのも小島は子供のころから周りに馴染めない自分を責めることがあったようで、「それが私の生きづらさにつながって、摂食障害やら不安障害やらの要因になった」と分析していた。小島同様に、ADHDであると大人になるまで気づかず苦しむ人もいる。Twitterでは《そうそう発達障害と知る前は自他共に自分が悪いと思う、自分への誤解の辛さ。障害が原因と知ると、そうではなかったと腑に落ちる》など共感の声もよせられていた。
2018年11月06日人気若手俳優・成田凌が、周防正行監督の4年ぶりとなるオリジナル最新作『カツベン!(仮)』で映画初主演を務めることが分かった。併せて、ヒロインに黒島結菜、共演には永瀬正敏や高良健吾など豪華俳優陣が発表された。■周防監督4年ぶりの新作の舞台はおよそ100年前の映画界『カツベン!(仮)』と題される周防監督最新作は、いまからおよそ100年前、「映画(活動写真)」がまだサイレントでモノクロだった時代を描く。楽士の奏でる音楽とともに独自のしゃべりで物語をつくりあげ、観客たちを映画の世界に誘い、熱狂させる【活動弁士】通称“カツベン”を主人公にしたストーリー。ほかにはない日本独自の文化が花開き、映画を観に行くよりも活動弁士のしゃべりを聞きに行くほど注目を集めるカツベンにあこがれる青年が、とある小さな町の映画館に流れついたことから全てが始まる【アクション】×【恋】×【笑い】の要素を織り交ぜたノンストップエンターテインメントだ。周防監督は「日本映画の無声映画時代には“活動弁士”という存在がいて、映画を解説しながら上映していた時代があり、これは世界でも日本独自の文化でした。日本映画の始まりの物語をエンターテインメントとしてみなさんに知っていただき、日本映画の歴史というものを感じてもらいたかったという気持ちが一番強かった」と、作品に対する熱い思いをコメントしている。■主人公には映画初主演となる成田凌が抜擢!今回、主人公に抜擢され本作が映画初主演となるのは、モデルとしての活動のほか、大ヒットとなった『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』へ出演するなど、様々な分野で活躍する若手最注目俳優の成田凌。ヒロインには映画『サクラダリセット』に出演するなど若手実力派女優の黒島結菜。周防監督は、成田さん、黒島さんを抜擢した理由について「ふたりともオーディション(3カ月にわたり男女100名ずつ実施)で選びました。日本映画のはじまりの頃はまだみんなが初々しく、そのような初々しさを2人に感じました」と明かすと、「成田さんは会った時の素直な感じ、そして活動弁士として映画を解説している姿がオーディションを通じて想像できたので、その才能を信じてキャスティングさせてもらいました。黒島さんは役でも駆け出しの女優を演じる、その役柄にふさわしい初々しさと可愛らしさを感じました」と、それぞれの魅力についても語った。また、脇を固めるのは、永瀬正敏、高良健吾、井上真央、音尾琢真、竹野内豊などの豪華俳優陣。また、竹中直人、渡辺えり、小日向文世をはじめとする周防作品お馴染みのキャストも登場する。■成田凌&黒島結菜のコメントも到着本作で映画初主演となる成田さんは「映画初主演を周防組で行えるということで、この世界にいる人間としては誰もが羨むようなことだと思っており、もちろんプレッシャーも感じておりますが、何より安心感と信頼があるので、何があっても、這いつくばってでも真ん中に立っていようと思っています」と、本作に対する熱い思いを語った。本作の役所については「活動弁士に憧れる青年で、真っ直ぐに、素直に、でもやんちゃな部分も持ちつつ、愛するものに突き進んでいく役です」とコメントした。黒島さんも「女優に憧れる女性で、非常に素直で純粋で、小さい頃に活動写真というものを見て、女優になりたいと思う一途な女の子です」と自身の役所を説明。さらに本作での豪華な共演陣に関して成田さんは「錚々たる方々がいる中で、主演という形で携わらせていただきますが、主演だからと変に気構えることなく、監督を信じ、共演者の方々を信じて一生懸命やっていきたいです」と、心の内を告白。黒島さんも「日本映画界の中でもオリジナルで、珍しい作品になると思っており、キャストの方々も素晴らし方々ばかりなので、みなさまの足を引っ張らないようにしがみついていきたいなと思っています」と意気込みを語った。周防作品史上、「一番映画愛に満ち溢れた、笑えて、泣けて、ハラハラドキドキする!」最高傑作が遂に動き始める。『カツベン!(仮)』は2019年12月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年09月28日8年にわたり新国立劇場の芸術監督を務めてきた宮田慶子の任期最後の作品となる『消えていくなら朝』が7月12日(木)に幕を開ける。脚本は、宮田が「全幅の信頼を置く」と語る蓬莱竜太による書き下ろしで、18年ぶりに顔を揃えた一家の様々な秘密が徐々に明らかになっていくさまが描き出される。6月中旬、稽古場に足を運ぶと、詩的なタイトルとは正反対の、家族の、家族ゆえの修羅場が繰り広げられていた。【チケット情報はこちら】芸術監督就任時より「複雑に枝葉を広げていった日本の演劇の歴史を体系的に捉える」というコンセプトの下、シェイクスピアからイプセン、さらには現代の海外作品の翻訳、昭和の日本の戯曲まで「時代」という縦糸を常に意識しながら作品を選定してきた宮田。だからこそ「現在地を確かめるのが目的であり、最後の作品は書き下ろしの作品で“いま”を描くと決めていた」という。そこで“いま”を描くべき脚本家として白羽の矢を立てたのが、同劇場で『まほろば』『エネミイ』を執筆し、高い評価を得た蓬莱だ。宮田は様々なキーワードを伝えながらも、最終的には「蓬莱竜太がいま、考えていることを書いてほしい」とオーダーし、そこで上がってきたのが本作。恋人(吉野実紗)を連れて久々に帰省した作家(鈴木浩介)と、彼を迎える父(高橋長英)、母(梅沢昌代)、兄(山中崇)、妹(高野志穂)のひと晩の物語である。この日の稽古場では、重点的にクライマックスのシーン稽古が行なわれていた。宗教活動に身も心も捧げてきた母が、実は家族を裏切っていた――。妹によるそんな告発から、家族それぞれが長年胸に秘めてきた思いを爆発させていく。腹をくくって母を追求する妹だが、当の本人はここでも宗教の話を持ち出し、頑として裏切りを認めない。彼女の宗教活動に人生を狂わされたと感じている父と兄は、積もりに積もった不満や怒り、やるせなさをついに爆発させる。さらには、唯一の部外者であったはずの作家の恋人までもが参戦し……。一方、終始どこか醒めた目でこの家族を観察しているかに見えた作家もまた、長年にわたり抱えてきた家族へのある思いを口にする。「家族だからって、無条件に愛さなきゃいけないの?」――劇中のそんなセリフが“呪い”のようにヒリヒリと心に響く。稽古を通じ、宮田がたびたび指摘していたのが、各人のリアクションのニュアンスと強度。父の「なんだ?」という短いひと言に対し「“聞き逃した”のではなく、“聞き捨てならない言葉が耳に飛び込んできた”感じで」と注文。また、蓬莱の脚本で特徴的な、たびたび登場する語尾の“(笑)”についても、「笑えない“(笑)”こそ蓬莱節」と語り、ショックや怒り、哀しみの大きさが伝わる発言にこそ付いている“(笑)”のニュアンスを繊細に調整しながら丁寧にシーンを作り上げていく。開けてはいけない「家族の秘密」というパンドラの箱を開けてしまった一家。最後に箱の中に残るものとは……?『消えていくなら朝』は東京・新国立劇場 小劇場にて7月12日(木)より上演。取材・文:黒豆直樹
2018年06月28日今月のヒトサラは・・・・・・西麻布【肉割烹 上】極上のステーキを食べ比べ!肉割烹のメイン『炭火焼きステーキ』うまい牛肉とは、なんだろう。ふと、そう考えることがある。昭和の日本人にとって、それは、最上級の霜降り肉だったろう。とろけるようなその口当たりに魅了され、すきやきにしろ、ビフテキにしろ、“霜降り肉”が贅沢な美食の証だった。分厚いサーロインステーキは、高度経済成長に沸いた時代の富と権力の一つの象徴だったのかもしれない。だが、飽食の時代を経て、霜降り信仰は下火となり、変わって赤身至上主義が頭角を現わし始める。 赤身肉の方が身体に優しいし、何より肉本来の旨味を味わえる。そんな嗜好が時代と共に高まってきたからだ。そして、今や肉(牛肉)ブームは爛熟期。牧草牛あり、経産牛あり、フランスを始め欧米諸国の舶来牛あり等々、まさに百花繚乱状態。黒毛和牛の霜降り肉は、もはや美食のトレンドから取り残されたかのような感があったことは否めまい。けれども、やっぱり黒毛和牛は美味しい! 霜降り肉だって決して捨てたものじゃない。そう、つくづく得心させられたのがご覧のヒトサラ。西麻布「肉割烹 上」の炭火焼ステーキである。肉が乾かぬよう牛脂を塗る。手前から時計回りにサガリ、サーロイン、ヒレなど牛肉のプロも一目を置く生産者、兵庫の「川岸牧場」と「田村牧場」。この二ヶ所の牛肉しか使わないという“生産者指定”のスタンスで、去年の8月3日、人知れずオープンした同店。だが、「最近は、兵庫『勢戸牧場』の牛も扱うようになりました。先日、神戸『あら皮』で頂いた勢戸さんのステーキがとても美味しかったので」とは、料理長の大久保丈太郎さん。今回、披露して頂いた見事なサーロインとヒレも勢戸牧場の肉だ肉割烹と謳うだけに、コースにはしゃぶしゃぶや肉寿司など様々な肉料理が登場、バラエティに富んだ味を楽しませてくれる。しかし、真骨頂はやはりコースの掉尾を飾るステーキ。これに留めをさす。最初に両面を焼き固めた後、両面のみに火を入れる。「側面は、肉が縮むので焼きません」 とは大久保料理長「美味しく焼き上げるには、指3本の厚さでないとダメなんです」そう言いつつ、大久保料理長が取り出したのは、大きな肉塊。勢戸牧場のヒレとサーロイン、そしてサガリ(横隔膜の肉)だ。この勢戸牧場は、田園風景も長閑な三田市に位置し、澄んだ空気や肥沃な土地、更には、武庫川水系の伏流水等々牛を育てるには最適な場所にある。また、餌も、三田米の小米や地藁など添加物の少ない地産地消の飼料を使用、ストレスなく育った牛たちは、健康そのもの。しかも、月齢34ヶ月の長期肥育(通常は27~28ヶ月)。だからだろうか、大久保料理長によれば、「妙な言い方かもしれませんが、生きている間に熟成している……。そう思うほど、肉にこくがある」のだとか。最後に、強火の火に近づけ、焼き目をしっかりつけ、香ばしさをプラスこれを、特注のレンガの窯で、じっくり焼きあげるのが「上」のスタイル。熱源は炭。もちろん、火力の最も強いウバメガシの備長炭だ。常温に戻す間に乾かぬよう牛脂を表面に塗った肉3種は、特注のレンガの窯で約20分、最初は強火で肉の周りを焼き固めるように焼き、後は、時折肉を返しながら、両面から均一に火が入るようじっくりと焼き上げる。最後に場所を変え、周りに焼き目をつけるように強火で香ばしく焼きあげる。肉によって焼きあがり時間に差があるため、時間差で火にかけたり、肉を置く場所を移すことで、火の強弱を調整しているそうだ。ミディアムレアに焼き上げた肉の断面は、見るからにしっとり。食欲をそそる一瞬だ焼いていくうちに鼻先を擽ぐる黒毛和牛ならではのかぐわしい香りも美味しさの一つ。カウンターの目の前で調理されるしずる感もご馳走だ。焼き上がった肉塊に刃を入れれば、濃い深紅の断面が美しい。表面にうっすらと滲み出た肉汁にコーティングされた肉片は、潤いに満ちた光沢を放ち、肉ラバーのハートを鷲掴み。その美しさに思わず見惚れてしまいそうだ。手前から、サガリ、サーロイン、ヒレ。付け合わせの薬味は、山わさび、山椒味噌、ゲランドの塩血の味が濃く、力強い味わいのサガリに対し、ヒレはあくまでも上品。口にすれば、しっとりと舌に馴染みつつ、きめ細かな肉の繊維がたおやかにほぐれていく。と、共に澄んだ旨味の肉汁が味蕾の奥まで広がっていくよう。対して、サーロインはエレガントな猛々しさが醍醐味。いわゆるとろけるような霜降り肉ではなく、カシッと噛みしめる歯ごたえの中、芳醇な脂の風味が口中を凌駕する。どこかプルプルとした食感は、肉汁をたっぷり内包している証拠だろう。とはいえ、しつこさは皆無。健やかな牛なればこそのピュアな味わいが何といっても魅力だ。目の前で肉を焼くのを見ることができるカウンターは特等席。ほかに個室もありこうして3種類を食べ比べられるのも“肉割烹”たる同店ならでは。最後の一切れは、ご飯とどうぞ、と炊きたての山形天日干しのコシヒカリが、自家製のタレと一緒に出されるのも、嬉しいサプライズだろう。「黒毛和牛は、霜降りの肉が美味しい牛。だから、脂の融点が低い、美味しい霜降リ肉になるよう、餌や環境に気を配りつつ育てているんです」ステーキを頂きながら、以前、取材した生産者さんの言葉が頭をよぎった。世界に類を見ない日本独特の牛、黒毛和牛。この、日本の食文化の粋を、大切にしたい。舌に残る余韻を反芻しつつ、しみじみとそう思う。大久保丈太郎シェフより一言「外はカリッと、中はしっとりジューシーに焼きあがるよう火加減を調節しながら焼いています。軽く塩を降ってあるので、まずは、一口何もつけずに召し上がってほしいですね」【肉割烹 上】住所: 東京都港区西麻布2-24-14電話: 03-3486-2929営業時間:17:30~23:30要予約*肉の種類は日により変わります定休:日曜日、祝日おまかせコース 18,000円または25,000円 写真のステーキは25,000円撮影/岡本裕介この記事をつくった人森脇慶子「dancyu」や女性誌などで活躍するフードライター。綿密な取材と豊富な経験に基づく記事は、読者のみならずシェフたちからも絶大な信頼を得ている。日々おいしいものを探求すべく新旧問わず様々な店を訪問。選者を務める「東京最高のレストラン」(ぴあ)も好評発売中。
2018年06月22日女優の黒島結菜と、アイドルグループ・ジャニーズWESTの小瀧望が、W主演を務める映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』(2018年3月3日公開)の撮影エピソードが2日、明らかになった。同作はいくえみ綾による漫画『プリンシパル』を映画化。アニプレックス配給にて全国公開する。母親の再婚相手とギクシャクし入学した女子校でも馴染めず、実の父親を頼って札幌に引っ越してきた住友糸真(黒島)は、学校で一、二位を争うモテ男子・館林弦(小瀧)と、桜井和央(高杉真宙)に出会う。主人公・糸真を演じた黒島は、篠原監督のワークショップで演技指導を受けた経験から「いつか篠原監督の作品に出たい」と熱望していたという。撮影では、練習を重ねてダンスシーンにも挑んだ。劇中では、東京でバレエを習っていたけど途中で挫折してしまった糸真が、「いつか人生のプリンシパルになりたい」と憧れを口にする。ダンスシーンは、雪の中、弦の前で踊る冬パートと、未来の自分のために一人で踊る夏パートの2シーンとなった。最後のダンスシーンは札幌市内を見下ろすことができる旭山記念公園で撮影。最後のカットを撮り終えた黒島は「やったー!」と満面の笑みを見せる。改めて「篠原監督に見守られながら、北海道のロケーションの中で踊ったシーンは、とても気持ちよかったです」と撮影を振り返った。
2018年03月02日女優の黒島結菜と、アイドルグループ・ジャニーズWESTの小瀧望が28日、北海道・東海大学付属札幌高等学校で行われた、映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』(2018年3月3日公開)サプライズイベントに、森崎博之(TEAM NACS)とともに登場した。同作はいくえみ綾による漫画『プリンシパル』を映画化。アニプレックス配給にて全国公開する。母親の再婚相手とギクシャクし入学した女子校でも馴染めず、実の父親を頼って札幌に引っ越してきた住友糸真(黒島)は、学校で一、二位を争うモテ男子・館林弦(小瀧)と、桜井和央(高杉真宙)に出会う。今回イベントが行われた東海大学付属札幌高等学校は、原作者であるいくえみの母校となる。生徒たちには、北海道を拠点に全国で活躍し、同作では黒島演じる糸真の父親を演じた森崎が特別講師として「好きなことを伝える大切さ。」についての講義を実施すると伝えられていた。しかし森崎が「実は映画からシークレットゲストで主演を務めた黒島結菜さん、小瀧望さんを呼んじゃいました!」と話すと、生徒たちのボルテージはマックスに。大興奮となり、悲鳴混じりの歓声が沸きあがった。北海道で行った撮影について、黒島は「どこも景色が綺麗でした。特に冬に教会でバレエを踊ったシーンは丘から見える札幌の夜景がとっても綺麗でしたね」と振り返り、小瀧は「北海道庁前で撮影したバッグハグのシーンですね! あそこはもう景色がすごく綺麗でしたし、とても寒かったですね」と語る。また森崎は「僕はうちの近所で家から歩いて行ける場所で撮影しました(笑)」と明かした。高校時代はどんな生徒だったか聞かれると、黒島は「地味でしたね(笑)。教室の端でずっと寝てるような生徒でした」と意外な事実を披露。また小瀧は「僕は優等生でしたね」と笑顔を見せ、「高校3年生のときにデビューが決まったので、最後の方はあまり学校に行けなかったですが学校は好きでした」と語った。さらに生徒たちはそれぞれ「好きなこと」を発表。「バレーボールが好きで部活を頑張っているが、大会ではミスしてしまう」という2年生の女子生徒に、小瀧は「成功のイメージを持つことは大事なことだと思います」とアドバイスする。「小学校のころサッカーをやっていてPKをするときは成功するイメージを持って挑んでいました。心配事は80パーセントは起こらないらしいんです。だから勝気で挑んだらいいと思います!」と力強く語りかけると、生徒もうっとりしていた。
2018年02月28日3月3日公開の映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』の完成披露試写会が24日、東京・新宿バルト9で行われ、ダブル主演の黒島結菜と小瀧望(ジャニーズWEST)が、高杉真宙、川栄李奈、篠原哲雄監督とともに登場した。映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』の完成披露試写会に登場した黒島結菜2010年に少女マンガ誌『Cookie』(集英社)で連載され、累計120万部(全7巻)を突破したいくえみ綾の大人気コミックを映画化した本作。東京の女子高でハブになり、逃げるように札幌へ引っ越した住友糸真(黒島結菜)が、転校先で出会った俺様系モテ男子の舘林弦(小瀧望)とゆるふわモテ男子の桜井和央(高杉真宙)の間で揺れ動く、というストーリーとなっている。完成披露試写会が行われたこの日は、役衣装の制服姿で登壇したキャスト陣。主演の黒島が「最初は東京でハブられて逃げてきたネガティブなところから入りました。新しい環境で自分の居場所を探したいという強い思いと、ちゃんと好きな人や友だちと向き合う強い女の子だったので、演じていて役もそうですが自分も成長できたと思える役でした」と達成感を感じている様子。その黒島とダブル主演を果たした小瀧は、原作でも人気のキャラクターを演じているが、「1位をとったキャラクターなので、プレッシャーをすごく感じました」と告白しつつ、「突き放す言い方をしますが、あまりムキにならないように注意したり、たまに垣間見せる優しさも優しすぎないようにと、バランスが難しかったですね。何かあったら黒島さんにお任せすればと思っていました」と他力本願な発言も。とはいえ、黒島が「小瀧くんが色々と引っ張ってくれました」と小瀧に感謝し、高杉も「同い年だけど優しいお兄さんで、全部便乗しました(笑)」と小瀧がムード-メーカー的な存在だったことを明かした。恋愛や友情を描いた本作にちなみ、この日はイベントの最後に観客の恋愛を応援するメッセージを絵馬に書いて発表するコーナーも。「みんながヒロインになれますように」と書き記した黒島は「この作品のメッセージとも同じで、自分が主役だという気持ちで恋に頑張って欲しいと思います」とエール。一方の川栄は「大丈夫」とシンプルなメッセージを発表して隣にいた小瀧から「無責任!」と揶揄されるも、「これだけ聞くと無責任だと思いますが、恋愛で悩んで、なんて言葉を掛けられたら良いかと考えたら、『大丈夫』という言葉だと思うんです」と説明すると、隣の小瀧から「簡単ですね」とダメ出しされるも、「『大丈夫だよ!』という言葉は大きいと思うんです。『大丈夫』と言って欲しい自分もいるので、皆さん大丈夫です!」と強引にまとめていた。映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』は、3月3日より全国公開。
2018年01月24日