有村架純と中村倫也が演じる“石羽コンビ”が、身近な珍トラブルに挑むリーガルエンターテインメンドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」が放送中。この度、8月26日(金)放送の第7話に小林星蘭と片岡凜がゲスト出演することが分かった。第7話は、石子と羽男がキッチンカーを破損させた人物を捜してほしいという依頼を受けやってきた、居場所を求める若者たちが集まる繁華街で、ある少女たちと出会う。小林さんが演じるのは、そこで石子と羽男が話を聞こうとする家出少女・東美冬。今回のオファーに「すごく驚きましたし、すごくうれしかったです」と喜んだ小林さんは、「美冬は地雷系のお洋服を着るのですが、今まで着たことがなかったのでちょっとワクワクしました。家出少女という設定なのですが、彼女の一人で決断していくところは自分にもちょっと似ているなと思いました。セリフ自体は決して多くないですが、心に秘めているものがすごく大きいんだろうなと、そういう面でも共感するところがありました。美冬は言えないことが多いので、ぜひ放送を見て楽しんでいただけたらと思います!」と役柄について語っている。また、同じく繁華街に集まり、美冬とひょんなことから意気投合し、行動を共にする川瀬ひな役で、片岡凜がドラマデビュー。昨春に開設したTikTokとInstagramが注目され、昨年末に芸能事務所に所属したばかりの片岡さんは、コミック誌の表紙やアーティストのMVへの出演経験はあるものの、ドラマへの出演は今回が初めて。「初めての地上波のドラマということでうれしくて、この役でいろんな方に私の名前を知っていただけるように、100%の気持ちで臨みたいと思いました」とコメントしている。第7話は、石子と羽男が2人に出会ったことで、思わぬ方向にストーリーが展開していく。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年08月20日有村架純&中村倫也が共演する「石子と羽男」第6話が8月19日放送。大庭の告白に対する石子の“答え”に「恋愛に対する素直さと誠実さと面倒くささが愛おしい」などの反応が集まる一方、石子が「本心を隠してる気がしてる」といった声も上がっている。本作は「MIU404」「着飾る恋には理由があって」「最愛」と話題作を手掛けてきたスタッフが再集結、東大卒崖っぷちパラリーガルと高卒弁護士のコンビが、誰にでも起こりうる身近な珍トラブルに挑む異色リーガル・エンターテインメント。パラリーガルとして父親が営むマチベン「潮法律事務所」に勤めている石田硝子(石子)役に有村さん。自分が周りからどう見られているかのブランディングを何よりも気にしている弁護士・羽根岡佳男(羽男)役に中村さん。また石子に告白し返事待ち状態になっている大庭蒼生には赤楚衛二。お金にならない案件ばかり請け負って石子に呆れられている父の潮綿郎にさだまさしといったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。6話の依頼人は家族で分譲賃貸マンションに越して来た高梨拓真(ウエンツ瑛士)。幼い双子の息子を抱え育児ノイローゼ気味だった妻の文香(西原亜希)が、匿名の手紙で「孤独死があった部屋だ」と知らされ幻覚や幻聴を訴えるようになり、拓真は不動産会社に引っ越し費用の請求と違約金発生の契約を無効にしてほしいと申し出る。石子と羽男は不動産会社へ赴くが一筋縄ではいきそうもなく、匿名で手紙を送った人物を探し出し慰謝料を請求する作戦に切り替えるが…というストーリーが展開。マンションの監視カメラ映像を見ながら、“古畑任三郎”のモノマネで手紙を投函した人間が同じマンションの住人ではないかと推測する羽男。しかしモノマネを石子に完全スルーされ微妙な表情に…。視聴者からは「古畑任三郎wと思いきや「羽根岡任三郎」でした」「古畑のモノマネ出た!いつかやると思ってたw」「古畑モノマネやめwwwしかも中々のクオリティwww」「まさか羽男の古畑任三郎が見られるとは!お上手でした」などの反応が。一方、終盤では石子が大庭の告白を受ける展開に。「先日告白していただいた件ですが…」と切り出し、大庭の性格や細かな気遣いなどを素敵だと評価、説明がまわりくどいところも誠実さの表れだと感じていると続け、それを理由に交際に踏み切っていいものか悩んだが、一緒に過ごす中で想いを積み重ねていけばいいと考えるようになったと自身の想いの変遷についても、事細かに説明。そのうえで「ぜひ告白をお受けさせていただきたく存じます」と回答する…。この石子の回答に「宣言して告白する大庭くんも硬いけど、石子ちゃんの返事はもっと硬かった。でも、それが可愛い!」「告白の返事、2人の恋愛に対する素直さと誠実さと面倒くささが愛おしい」などの声が。「てっきり石子はお断りするかなって思ってたから嬉しい」「大庭さんの恋も実って本当に良かったです」など喜び視聴者からの投稿でタイムラインが盛り上がる一方、「告白を受けて抱きしめられた石子の表情が、本心を隠してる気がしてる」といった反応も寄せられている。【第7話あらすじ】石子と羽男は停車中のキッチンカーを破損させた人物を捜してほしいという依頼を受け、丸来町の繁華街にやって来た。ここは居場所を求める少年少女が集まる場所で、少年たちは聞き込みをしてもまともに話も聞かない。石子と羽男は川瀬ひな(片岡凜)と東美冬(小林星蘭)にも話を聞こうとするが無視されてしまう…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22:00~TBS系で放送。(笠緒)
2022年08月20日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。人間はいつかこの世にさようならを言う日がやってくる。大切な人に想いを伝えられないまま、朝日を出迎え、夜を受け入れることを繰り返し、老いていく。きっと今日もどこかで誰かが、自分には「もう遅い」と夢を諦めていくのだ。第5話では『相隣紛争』の裏に隠された想いを描くと共に、この時代を生きる全ての年代の人へのエールが送られた。今回の依頼人は行きつけのそば店で働く塩崎(おいでやす小田)。綿郎(さだまさし)のおしゃべり仲間だが、今回は重大な相談事を抱えているようだった。話を聞くと、塩崎の叔父・重野義行(中村梅雀)が、隣の家の木が自宅にまで伸び、毛虫が大量発生して困っているという。早速、石子(有村架純)と羽男(中村倫也)はその隣人・有森万寿江(風吹ジュン)に枝を切除することをお願いしに行くも、有森はすんなり了承し、この案件は一件落着かと思えた。しかし後日、塩崎が事務所に駆け込むなり叫んだ。「おじさん、裏の人に訴えられたって!」なんと万寿江から、重野のピアノの騒音に悩まされたことへの謝罪と慰謝料を要求する書類が届いたのだ。確かに騒音問題はよくある相隣紛争の事案で、普通の生活音ですら訴えられることもある。だがこれは、自らの穏やかな暮らしを守るための訴えだと考えると、決して見過ごせない問題だ。しかし今回は、虫への苦情が来たことへの腹いせのように思えてくる。石子は、万寿江に相当なプレッシャーを与えた代償ではないかと、頭を抱え悩んでいた。そんな時、羽男からまさかの言葉をかけられる。「君、もういいよ。マジで。出しゃばりすぎじゃない?」石子は弁護士の方針に従うべきパラリーガル。だが、ようやく息が合ってきたと思い始めたときに告げられ、ショックを受ける。相棒となった石羽コンビにまさかの『相棒紛争』の危機が訪れるのだった。しかし、羽男に「事務所で経理をやれ」と言われて大人しくしていられる石子ではない。お金をもらう以上は依頼者のために尽くす、それが『私のルール』なのである。石子は早急に事務を済ませ、大庭(赤楚衛二)が頼まれた調査に同行したが、その帰り石子が突然腹痛を訴える。大庭に担がれ向かった病院で、卵巣のう腫の疑いがあると診断される。しかし、人に余計な心配はかけたくないという石子の優しさと頑固さで、冷房の当たりすぎと嘘をついてしまう。それを聞いて安心する大庭は、カイロを持つタイプと貼るタイプの両方を買ってきたり、レンタカーを借りたり、石子を目に見える優しさで包み込む。石子は笑みを浮かべ、素直に感謝を伝えた。そんな大庭の逆の優しさを見せるのが、羽男だ。言いつけを守らず調査に出る姿を見て、呆れた顔をする羽男だったが、石子が体調を悪くしていることにとっくに気づいていた。出勤が遅れるという置き手紙で病院に行ってきたことも察するくらいだった。そんな不器用な優しさに気づくことができるはずもなく、石子は同行を認めようとしない羽男を言葉でまくし立てる。初めは「やだ」と駄々をこねる子どものように断る羽男だったが、嘘をつき続けるのも限界だった。「休め」と言っても絶対に聞かない石子に無理させないため、わざと厳しい言葉をかけていたのだ。羽男が心配してくれていたことを知って、石子は溢れ出す涙を拭う。相手のことを考えた優しさは目に見えるものだけじゃない。大丈夫じゃないのに、大丈夫だという遠慮によって、相手にかえって申し訳ない気持ちさせないための気遣いだって、優しさだ。そして、検査の結果、良性の腫瘍だとわかった石子はいつも通りのやる気満々な姿を見せる。それに「元気なら元気で面倒くさいなぁ」と笑う羽男だったが、石子の言う通り、天才を象っていた髪も服もいつの間にかラフに変わっていた。お互いの足りない部分を補い合い、傷ついた心も癒す二人は、誰がなんと言おうと『相棒』だろう。いつも罵り合いつつも、二人らしく解決するのが最強の石羽コンビなのだ。そして今回の訴えは、司法書士だった町内会長が内容証明を作成したことが判明。これには法的な拘束力はないものの、重野は、万寿江が話す気がないなら満額を払うと言い出す。実は二人には面識はないと言っていたが、一緒に映画を見に行くほどの仲だったのだが、疎遠になり、数ヶ月会っていない状態だったのだ。重野が敷地に侵入する枝葉や虫をずっと放置していたのは、今更会わす顔がないと思っていたからなのであろう。一方の万寿江は違った。万寿江は、何も口に出さない重野の優しさを誰よりも知り、心惹かれていた。だがたとえ疎遠になったとしても、弁護士を介してではなく、直接伝えに来て欲しかったのだ。今回の訴えも、会長に不本意に進められていただけだった。こうして無事に内容証明は取り下げられたのだが、石子と大庭は、想い合う二人がこのまま疎遠でいることを心残りに思っていた。そして羽男も巻き込み、3人は重野が万寿江に会わなくなった理由を探り当てたのだった。重野は慢性腎不全を患っていた。万寿江に会わなくなったのも、これから衰えていくだけの自分が迷惑になると感じていたからだ。「高齢者が恋なんてみっともないでしょう?」重野はそう言い、寂しそうに笑う。そこで一番に声をかけたのが、今、全力で石子に恋をする大庭だ。「好きな人には好きって言っていきましょうよ。何歳だろうがいいじゃないですか!」誰にだって健康診断の結果を知るのが怖くなる日がやってくる。お酒に弱くなり、朝の目覚めが謎に良くなって、物忘れが多くなるのを感じる日が来る。そういった歳を重ねることへの恐怖が、いつの日か、愛おしく思えるようになれたら。そう願う人々が、いくつになっても自分らしく楽しく生きている人を素敵だと感じるのは、自分の未来こそ、年老いた者達の今だからなのだろう。大人のはずの羽男が、大庭の恋の行方を中学生の修学旅行の夜みたいに思いっきり楽しんでいたように。子供のようにはしゃぐのも、恋を楽しむのも、新しい日々を受け入れ、新たな気持ちと出会うのに、遅すぎるということはないのだ。「高齢者の方々は人生を楽しむ義務があるんじゃないですかね?」羽男の言葉に、重野は生前整理を進める事を決意する。重野は一歩踏み出す。何度も練習した、万寿江が大好きな曲を奏で、やってくる素敵な未来を想像するのだ。救いの手はそこにある、何歳でも遅くはない。歩む道や時代、一歩を踏み出す歩幅が違くても、エンドロールはまだまだ先だ。そして大庭も、石子に想いを伝える。第5話で描かれた、大切な誰かに、今、想いを伝えること、何も言わない優しさ。依頼人と主人公達の関係性がこのテーマで上手く交差し、私達へささやかな希望を与えてくれただろう。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年08月19日映画『ちひろさん』が、2023年2月23日(木・祝)より、新宿武蔵野館にて劇場公開される。主演は有村架純、監督は今泉力哉。人気漫画『ちひろさん』を実写映画化映画『ちひろさん』は、月刊漫画誌『Elegance イブ』で、2013年から2018年にわたって第一部が連載された同名人気コミックを実写化するもの。元風俗嬢のお弁当屋さん・ちひろの常識にとらわれない言動が多くの読者から支持を得て、彼女の発する名言がSNSなどで話題となった。“孤独を謳歌する”元風俗嬢ちひろさんを描くストーリーは、元風俗嬢の主人公・ちひろが、とある海辺の町の小さなお弁当屋さんで働きながら、心に傷や悩みを抱えて上手く生きることができない人々と交流する様子を描くもの。ちひろの言葉や行動が、それぞれの人々の生き方に影響を与えていく。なにが正しくて、なにが間違っているのか―?のびのびと心のままに孤独を謳歌するちひろが、急スピードで変わり続ける時代を生き抜く人々にヒントを与えてくれる。主演は有村架純■主人公・ちひろ...有村架純フラリと立ち寄った海辺の町で、あるお弁当屋の味に魅了されて、そこで働き始めた元風俗嬢。風俗で働いていた過去も隠さず、心のままに日々を営む。あっけらかんとした笑顔に、くだけたお喋りで、彼女の周りには次第に人が集まってくるように...。主人公・ちひろを演じるのは、『花束みたいな恋をした』や『前科者』に続き主演を務める有村架純だ。瀬尾久仁子(通称・オカジ)役...豊嶋花自由にイキイキと生きているちひろの姿に心惹かれ、ちひろと出会うことで次第に自らの殻を打ち破っていく高校二年生。ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」で、主人公とわ子の娘・大豆田唄を演じた豊嶋花が担当する。佐竹マコト役...嶋田鉄太シングルマザーの母親と暮らす小学三年生の男児。近所の公園で心の寂しさを埋めるようにイタズラを仕掛けたことをきっかけに、ちひろと仲を深めていく。バジル役...vanちひろの友人でショーパブで働く美しい歌姫。内海役...リリー・フランキーちひろが務めていた風俗店の元店⻑。『万引き家族』『前科者』のリリー・フランキーが演じる。多恵...風吹ジュンちひろが働く“のこのこ弁当”の店⻑の妻。現在は病気で視力をほぼ失い、入院している。尾藤役...平田満“のこのこ弁当”の店⻑。⻑井役...根岸季衣“のこのこ弁当”のパート主婦。谷口役...若葉⻯也“のこのこ弁当”の常連客で、なにか闇を抱えた建設作業員。『街の上で』『愛がなんだ』など、今泉作品に多数出演してきた若葉⻯也が務める。ヒトミ役...佐久間由衣マコトの母親で夜のお店で働くシングルマザー。宇部千夏役(通称・べっちん)...⻑澤樹オカジの不登校気味の同級生。浮浪者のおじさん...鈴木慶一もう一人の「ちひろ」役...市川実和子ちひろが幼い頃に偶然出会い、その後の人生に大きな影響を与えた、もう一人の「ちひろ」。監督は『愛がなんだ』『街の上で』の今泉力哉監督を務めるのは、『愛がなんだ』『his』『アイネクライネナハトムジーク』『街の上で』などの話題作を手掛け、2022年11月に『窓辺にて』の公開も控える今泉力哉。原作漫画を読んで、「ああ、この寂しさを知っている。なんだろう、この懐かしい気持ちは」と感じたという今泉力哉監督。恋愛映画の名手が、最新作では“恋愛を必要としない主人公”を描き出す。主題歌はくるり&岸田繁が劇伴音楽を担当映画『ちひろさん』の主題歌は、くるりの書き下ろしによる新曲「愛の太陽」。また、くるりの岸田繁が、映画全編を彩る劇伴音楽を担当した。<映画『ちひろさん』あらすじ>彼女に会えば、世界が変わる。元・風俗嬢のちひろは、フラリと立ち寄った海辺の町で、あるお弁当屋の味に魅了されて、そこで働き始める。あっけらかんとした笑顔に、くだけたお喋り。彼女は風俗で働いていた過去も隠さない。軽やかに、そして心のままに日々を営む彼女の周りには、いつしか“生きづらさ”を感じた人間たちが集まってくる。家族との関係を上手く築けず、周りとも上手く馴染めない女子高生、伝えたいことを伝えられず暴力に訴えてしまう少年、父親との過去に悩みながら、いつ暴発する分からない凶暴な自分を抑え込もうとしている青年・・・。やがて彼女に影響を受けた者たちは、彼女を慕っていくようになるがー【詳細】映画『ちひろさん』公開日:2023年2月23日(木・祝)Netflix全世界配信&新宿武蔵野館にて劇場公開出演:有村架純、豊嶋花、嶋田鉄太、van、若葉⻯也、佐久間由衣、⻑澤樹、市川実和子、鈴木慶一、根岸季衣、平田満リリー・フランキー 風吹ジュン原作:安田弘之『ちひろさん』(秋田書店「秋田レディース・コミックス・デラックス」刊)監督:今泉力哉脚本:澤井香織、今泉力哉製作:Netflix、アスミック・エース配給:アスミック・エース制作プロダクション:アスミック・エース、デジタル・フロンティア
2022年08月13日有村架純&中村倫也W主演「石子と羽男」の5話が8月12日放送。大庭の“告白宣言”からの“告白の告白”に「なんてフェアでピュア」などの声が相次ぐなか、告白の結果を知りたがる羽男にも「やり取りサイコーカワイイ」など“可愛い”の声が続出している。4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガルと、司法試験に一発合格した高卒弁護士のコンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む異色リーガル・エンターテインメントとなる本作。キャストは学生時代から真面目でコツコツ積み上げていく、石のように頭が固い性格で「石子」と呼ばれてきた倹約家の東大卒パラリーガル・石田硝子に有村さん。高校卒業後米国の大学へ進学したものの自主退学、フォトグラフィックメモリーを駆使して司法試験も一発合格した弁護士・羽根岡佳男=羽男に中村さん。石子の高校時代の後輩で彼女に想いがある大庭蒼生に赤楚衛二。根っからのお人好し&人情派なためお金にならないトラブルを格安で請け負い、事務所の経営を逼迫させている石子の父・潮綿郎にさだまさしといった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。そば店の塩崎(おいでやす小田)が相談にやって来る。叔父の重野(中村梅雀)の隣家の木が自宅まで伸びてきて、毛虫が大量発生して困っていると言う。石子と羽男が重野家の隣人・万寿江(風吹ジュン)を訪ね、伸びた枝を切ることをお願いすると万寿江はすんなり了承するが、後日、逆に万寿江から重野へピアノの騒音による慰謝料を要求する書類が届く…というのが今回のストーリー。事務所からの帰り道、大庭は羽男に「俺、石子先輩のことが好きです」と伝える。「なんでそれ俺に教えてくれたの?」と聞く羽男に、大庭は「告白の結果が良くても悪くても気まずい空気になるのがあれなんで…」と答え、いつ告白するのかと問う羽男に、時期はまだ決めてないと返す大庭。「言ったら教えて」と言う羽男に大庭は「結果はどうであれ、告白したら…鼻を触ってサイン出します」と伝える。「ライバル(かもしれない人) に告白を宣言するなんてなんてフェアでピュアな子なんでしょ」「まっすぐで不器用で若くて可愛い」「大庭くん一途で可愛いな告白がんばれ~」などの声が上がるなか、大庭は石子を呼び止め「ちょっと先輩に話があって…」と切り出す。察した羽男が先に帰ると、大庭は就職の面接で手ごたえがあったことを明かし「就職決まったら石子先輩に告白します。今はしませんけど…」と“告白の告白”。視聴者からは「それはもう告ってるのと同意では?笑」「告白しますって告白したら告白やん」などのツッコミが続出する。その後、大庭は羽男の前でつい鼻を触ってしまうのだが、それを見た羽男は立ち上がり小声で「いまのこれ、そういうこと!?」と興奮状態に。「かゆかったんで」と答える大庭だが、羽男は「隠すなよ(笑)、それならそれでいいんですけど」とニヤニヤ。「違うとも言い切れないんですけど」と思わせぶりな答えを返す大庭に「意味深~どっちどっちどっち!」と、告白の結果について迫る…。そんな羽男と大庭のやり取りに「羽男と大庭っち乙女」「ちょーっと!なにこのふたりのやり取りサイコーカワイイ」「羽男女子な反応、可愛すぎる」「どっちどっちどっち?!って盛り上がってるの可愛い」など、SNSは羽男に対する“可愛い”の声が溢れる状態となっている。【第6話あらすじ】幽霊物件と知らずに家族で分譲賃貸マンションに越して来た高梨拓真(ウエンツ瑛士)。幼い双子の息子を抱え育児ノイローゼ気味だった妻の文香(西原亜希)だが、匿名の手紙で「孤独死があった部屋だ」と知らされたことで幻覚や幻聴を訴えるように。拓真は潮法律事務所を訪ね、不動産会社に引っ越し費用の請求と違約金発生の契約を無効にしてほしいと申し出るが、不動産会社社長の六車瑞穂(佐藤仁美)にも言い分があり…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22:00~TBS系で放送。(笠緒)
2022年08月13日女優の有村架純が主演を務めるNetflix映画『ちひろさん』が、2023年2月23日にNetflix にて全世界配信&劇場公開されることが10日、発表された。月刊漫画誌『Elegance イブ』(秋田書店刊)で2013年から2018年にわたって第一部が連載された傑作漫画『ちひろさん』を原作とする本作は、元風俗嬢の主人公・ちひろが、とある海辺の町の小さなお弁当屋さんで働きながら、心に傷や悩みを抱えて上手く生きることができない人々と交流し、彼女の言葉や行動がそれぞれの人々の生き方に影響を与えていく物語。スピードで変わり続ける時代の中で、なにが正しくて、なにが間違っているのか―。のびのびと心のままに孤独を謳歌する主人公・ちひろは新たな時代の生きるヒントとなる。WEB上のレビューでは、「この漫画に救われた」「こんな風に生きていきたい」といった声や、「まるで絵のある哲学書」「読む者の自意識が問われる極めて恐ろしい書物」といった形容もされ、熱烈に支持されている。主人公・ちひろを演じるのは、昨年大ヒットした『花束みたいな恋をした』や今年公開した『前科者』に続く主演映画作品となり、Netflix作品には今回が初出演となる有村架純。「元・風俗嬢」という、これまでのイメージを覆す役柄を演じる。監督は、『愛がなんだ』、『his』、『アイネクライネナハトムジーク』など数々の話題作を手掛け、昨年スマッシュヒットを飛ばした『街の上で』、2022年11月に公開を予定している『窓辺にて』など、今若者を中心に熱狂的な支持を集めている今泉力哉氏。原作漫画を読んで、「ああ、この寂しさを知っている。なんだろう、この懐かしい気持ちは」と感じたという恋愛映画の名手が、“恋愛を必要としない主人公”を全身全霊で描き出す。有村、今泉監督らのコメントは以下の通り。○■主演:有村架純(ちひろ役)原作の漫画と脚本を読んだ時、純粋に面白いと感じました。息詰まった何かを優しく掬い取ってくれる、じんわりじんわり染み渡るお話で、まるで“ちひろさん”のドキュメンタリーを見ているかのような感覚になり、新しい視点で物語に参加することができました。とはいえ、自分がちひろさんを演じさせていただいたわけですが、撮影が終わるまで“ちひろ”と呼ぶことができず、“ちひろさん”がしっくりくる役どころで、それがどうしてなのかは、物語をご覧になっていただけると嬉しいです。永遠にちひろさんの背中を追いかける、初めての経験でした。今泉さんとは「有村架純の撮休」以来となりましたが、印象変わらず非常に穏やかな撮影現場でした。1カット1カットをストイックに、モニターでチェックするだけでなく時に現場で芝居を目視しながら、最後まで丁寧に切り取って下さいました。今泉監督の戦い方が、この作品にとても合っているように思いました。この世界には、一人漂うように生きることを愛する方もいます。この作品はまさに、一人を愛する人間を主人公に迎えた物語です。誰にも、何にも邪魔されない、干渉しない、影響を受けない、ただただ思うままに生きることを選べたら。そんな生き方が出来たらどれだけ楽だろうか。しかしながら、生きるそばには必ず誰かがいるのも事実です。一人の時間を大切にする日常の根底には人の温もりがあるということに、改めて気づける作品でもあるのではないかと思います。各々呼吸のしやすい場所で好きに生きていいじゃないの、と認め合える世界がたくさんありますように。“ちひろさん”という新しい物語を是非、楽しんで頂けたら嬉しいです。○■監督:今泉力哉漫画『ちひろさん』にはじめて触れた時、この人物を生み出した作者に会いたいと強く思い、プロデューサーに頼んで安田さんと会わせていただきました。その場では、映画化に向けての話し合いというよりも、なんだか人生相談のような、また、ちひろをはじめとする登場人物たちの寂しさや生きづらさ、しあわせのかたちはひとつじゃないこと、変わった大人に出会うことの意義などについて、たくさん話し合ったことを憶えています。有村さん演じるちひろの寂しさはとても美しいです。私は生きるのがあまりうまくないのですが、そんな誰かに届いたら嬉しいです。○■原作:安田弘之この作品が大好きだ!という制作の方々からの依頼。巷にいるなんでもない人たちを見つめる目線が大好きな今泉力哉監督。目の奥に読み切れない静けさを持つ女優の有村架純さん。『ちひろさん』がとうとう実写化されました。海辺の街の撮影現場に一度だけお邪魔した時に感じた(あ。これはいい作品になるな)という手ごたえ。完成品はまだ観ていませんがそうなっているはずです。○■プロデューサー:山野晃(アスミック・エース)漫画『ちひろさん』を最初に読んだときのことは、忘れられません。ちひろという人物が、笑ったり、怒ったり、涙を流したりしながら、作品の中でまるで本当に息をして生きているような感じがしたのです。今泉監督で映画化というアイデアを中里プロデューサーからお聞きし、このちひろという女性を表現できるのは今泉さんしかいない、彼の描くちひろさんにどうしても会ってみたいという一心で企画を進め、Netflix さんとご一緒に実現することが出来ました。そして、主人公・ちひろを体現していただいた有村架純さん。繊細で豊かな表現力と、揺るぎない人間的な魅力。撮影中、ちひろとして“生きて”いた有村さんの姿一つ一つが、今も目に焼き付いて離れません。作品はまだ完成前ですが、心の中の喜びも痛みもそっとなぞってくれるような、見終わった後、世界が少し広がって見えるような、そんな作品になりそうです。ちひろさんとの出会いを、ぜひ楽しみにお待ちください!○■エグゼクティブプロデューサー:岡野真紀子(Netflix)有村架純さんは今までもあらゆるお芝居や豊かな表情で人々を魅了してきた女優さんです。その中でも今回の「ちひろさん」は、新たな発見と驚きでいっぱいでした。温かくて厳しくて、近いようで遠くて、大人なようで少女のようで、妖艶で勇敢で。見たことのない有村さんがこの映画には存在し、そしてその姿は今、世の中が最も欲している魅力的なヒロイン像なのでは、と思わせてくれました。私もコロナ禍において、原作「ちひろさん」に心を救われた一人です。そして、今泉監督が丁寧に愛情を注ぎ続けて創り上げたこの映画を通して、一人でも多くの方に前を向いて生きていくことの美しさを感じていただきたいです。(C)2023 Asmik Ace, Inc. (C)安田弘之(秋田書店)2014
2022年08月10日有村架純主演、今泉力哉監督のNetflix映画『ちひろさん』が2023年2月23日(木・祝)からNetflixにて全世界配信&劇場公開されることが決定した。それに伴い、キャストとスタッフのコメント、特別映像が公開された。原作は、月刊誌「Eleganceイブ」(秋田書店刊)で2013年から2018年にわたって第1部が連載された同名マンガ。元風俗嬢のお弁当屋さん・ちひろの常識にとらわれない言動が女性を中心とした読者に支持され、劇中の名言がWEBやSNSで話題にもなった。WEB上のレビューでは「このマンガに救われた」、「こんな風に生きていきたい」といった声や「まるで絵のある哲学書」、「読む者の自意識が問われる極めて恐ろしい書物」といった形容もされている。著名人にも原作ファンが多い。例えば人気作家・島本理生(『ナラタージュ』等)も、TBS王様のブランチの中で“元気が出るおススメの本”として紹介。「完璧になんて、なろうとしなくていい」と優しく訴えかけたことも記憶に新しい。物語は、元風俗嬢の主人公・ちひろが、とある海辺の町の小さなお弁当屋さんで働きながら、心に傷や悩みを抱えて上手く生きることができない人々と交流。彼女の言葉や行動がそれぞれの人々の生き方に影響を与える、という内容だ。急スピードで変わり続ける時代の中で何が正しくて、何が間違っているのか。のびのびと心のままに孤独を謳歌する、ちひろの姿は新たな時代を生きるヒントとなるだろう。主人公・ちひろを演じるのは、Netflix作品初出演となる有村架純。昨年ヒットした『花束みたいな恋をした』や『前科者』に続く主演映画で「元・風俗嬢」という、これまでのイメージを覆す役柄を演じる。監督は『愛がなんだ』や『his』、『アイネクライネナハトムジーク』など数々の話題作を手掛け、昨年スマッシュヒットを飛ばした『街の上で』、11月に公開を予定している『窓辺にて』など、若者を中心に熱狂的な支持を集め、最も影響力のある映画監督のひとりである今泉力哉。原作を読んで「ああ、この寂しさを知っている。なんだろう、この懐かしい気持ちは」と感じたという恋愛映画の名手が“恋愛を必要としない主人公”を全身全霊で描き出す。コロナ禍を経て世界がいまだかつてないスピードで変わり続ける中で、心のままに生きることの大切さ、孤独と向き合うことの尊さを描く本作。心が浄化される様な、小さな奇跡の物語に期待しよう。有村架純、スタッフコメント<有村架純(ちひろさん役)・コメント>原作のマンガと脚本を読んだ時、純粋に面白いと感じました。息詰まった何かを優しく掬い取ってくれる、じんわりじんわり染み渡るお話で、まるで“ちひろさん”のドキュメンタリーを見ているかのような感覚になり、新しい視点で物語に参加することができました。とはいえ、自分がちひろさんを演じさせていただいたわけですが、撮影が終わるまで“ちひろ”と呼ぶことができず、“ちひろさん”がしっくりくる役どころで、それがどうしてなのかは、物語をご覧になっていただけると嬉しいです。永遠にちひろさんの背中を追いかける、初めての経験でした。今泉さんとは「有村架純の撮休」以来となりましたが、印象変わらず非常に穏やかな撮影現場でした。1カット1カットをストイックに、モニターでチェックするだけでなく時に現場で芝居を目視しながら、最後まで丁寧に切り取って下さいました。今泉監督の戦い方が、この作品にとても合っているように思いました。この世界には、ひとり漂うように生きることを愛する方もいます。この作品はまさに、ひとりを愛する人間を主人公に迎えた物語です。誰にも、何にも邪魔されない、干渉しない、影響を受けない、ただただ思うままに生きることを選べたら。そんな生き方が出来たらどれだけ楽だろうか。しかしながら、生きるそばには必ず誰かがいるのも事実です。ひとりの時間を大切にする日常の根底には人の温もりがあるということに、改めて気づける作品でもあるのではないかと思います。各々呼吸のしやすい場所で好きに生きていいじゃないの、と認め合える世界がたくさんありますように。“ちひろさん”という新しい物語を是非、楽しんで頂けたら嬉しいです。<今泉力哉(監督)・コメント>マンガ『ちひろさん』にはじめて触れた時、この人物を生み出した作者に会いたいと強く思い、プロデューサーに頼んで安田さんと会わせていただきました。その場では、映画化に向けての話し合いというよりも、なんだか人生相談のような、また、ちひろをはじめとする登場人物たちの寂しさや生きづらさ、しあわせのかたちはひとつじゃないこと、変わった大人に出会うことの意義などについて、たくさん話し合ったことを憶えています。有村さん演じるちひろの寂しさはとても美しいです。私は生きるのがあまりうまくないのですが、そんな誰かに届いたら嬉しいです。<安田弘之(原作)・コメント>この作品が大好きだ!という制作の方々からの依頼。巷にいるなんでもない人たちを見つめる目線が大好きな今泉力哉監督。目の奥に読み切れない静けさを持つ女優の有村架純さん。『ちひろさん』がとうとう実写化されました。海辺の街の撮影現場に一度だけお邪魔した時に感じた(あ。これはいい作品になるな)という手ごたえ。完成品はまだ観ていませんがそうなっているはずです。<山野晃(アスミック・エース / プロデューサー)・コメント>マンガ『ちひろさん』を最初に読んだ時のことは、忘れられません。ちひろという人物が、笑ったり、怒ったり、涙を流したりしながら、作品の中でまるで本当に息をして生きているような感じがしたのです。今泉監督で映画化というアイデアを中里プロデューサーからお聞きし、このちひろという女性を表現できるのは今泉さんしかいない、彼の描くちひろさんにどうしても会ってみたいという一心で企画を進め、Netflixさんとご一緒に実現することが出来ました。そして、主人公・ちひろを体現していただいた有村架純さん。繊細で豊かな表現力と、揺るぎない人間的な魅力。撮影中、ちひろとして‟生きて”いた有村さんの姿一つ一つが、今も目に焼き付いて離れません。作品はまだ完成前ですが、心の中の喜びも痛みもそっとなぞってくれるような、見終わった後、世界が少し広がって見えるような、そんな作品になりそうです。ちひろさんとの出会いを、ぜひ楽しみにお待ちください!<岡野真紀子(Netflix / エグゼクティブプロデューサー)・コメント>有村架純さんは今までもあらゆるお芝居や豊かな表情で人々を魅了してきた女優さんです。その中でも今回の『ちひろさん』は、新たな発見と驚きでいっぱいでした。温かくて厳しくて、近いようで遠くて、大人なようで少女のようで、妖艶で勇敢で。見たことのない有村さんがこの映画には存在し、そしてその姿は今、世の中が最も欲している魅力的なヒロイン像なのでは、と思わせてくれました。私もコロナ禍において、原作「ちひろさん」に心を救われたひとりです。そして、今泉監督が丁寧に愛情を注ぎ続けて創り上げたこの映画を通して、ひとりでも多くの方に前を向いて生きていくことの美しさを感じていただきたいです。『ちひろさん』2023年2月23日(木・祝)Netflix全世界配信&新宿武蔵野館にて劇場公開
2022年08月10日有村架純主演、今泉力哉監督による、Netflixとアスミック・エースが共同製作したNetflix映画『ちひろさん』が2023年2月23日(木・祝)よりNetflixにて全世界配信&劇場公開されることが決定。劇中映像と場面写真が解禁された。物語は、元風俗嬢の主人公・ちひろが、とある海辺の町の小さなお弁当屋さんで働きながら、心に傷や悩みを抱えて上手く生きることができない人々と交流し、彼女の言葉や行動がそれぞれの人々の生き方に影響を与えていく、という内容。原作漫画「ちひろさん」は、「凪のお暇」などを連載している月刊漫画誌「Eleganceイブ」(秋田書店刊)で2013年から2018年にわたって第一部が連載された傑作漫画。元風俗嬢のお弁当屋さん・ちひろの言動が女性を中心とした読者に強く支持され、ちひろの発する名言は共感を呼び、WEB・SNSでも話題に。著名人にも原作ファンが多く、有村さん出演で映画化された「ナラタージュ」などで知られる人気作家・島本理生が、TBS「王様のブランチ」の中で“元気が出るおススメの本”として「ちひろさん」を紹介。「完璧になんて、なろうとしなくていい」と優しく訴えかけ、各方面から熱狂的な支持を得ている。WEB上のレビューでは、「この漫画に救われた」「こんな風に生きていきたい」といった声や、「まるで絵のある哲学書」「読む者の自意識が問われる極めて恐ろしい書物」といった形容もされ、熱烈に支持されている。有村架純主人公「ちひろ」を演じるのは、昨年大ヒットした『花束みたいな恋をした』や今年公開した『前科者』に続く主演映画作品となり、ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」に出演中、Netflix作品には今回が初出演となる有村架純。「温かくて厳しくて、近いようで遠くて、大人なようで少女のようで、妖艶で勇敢で。見たことのない有村さんがこの映画には存在し、そしてその姿は今、世の中が最も欲している魅力的なヒロイン像なのでは、と思わせてくれました」とエグゼクティブプロデューサー:岡野真紀子(Netflix)が、その役柄を演じ切った有村さんを称える。監督は、『愛がなんだ』『his』『アイネクライネナハトムジーク』など数々の話題作を手掛け、昨年スマッシュヒットを飛ばした『街の上で』、2022年11月に公開を予定している『窓辺にて』など、いま若者を中心に熱狂的な支持を集め、最も影響力のある映画監督のひとりである今泉力哉。「彼の描くちひろさんにどうしても会ってみたいという一心で企画を進め、Netflixさんとご一緒に実現することが出来ました」と、プロデューサーの山野晃(アスミック・エース)は明かしている。今泉力哉監督原作漫画を読んで、「ああ、この寂しさを知っている。なんだろう、この懐かしい気持ちは」と感じたという恋愛映画の名手が、“恋愛を必要としない主人公”を描き出す。有村架純、今泉監督、原作者からコメント到着●有村架純(ちひろ 役)「各々呼吸のしやすい場所で好きに生きていい」原作の漫画と脚本を読んだ時、純粋に面白いと感じました。息詰まった何かを優しく掬い取ってくれる、じんわりじんわり染み渡るお話で、まるで“ちひろさん”のドキュメンタリーを見ているかのような感覚になり、新しい視点で物語に参加することができました。とはいえ、自分がちひろさんを演じさせていただいたわけですが、撮影が終わるまで“ちひろ”と呼ぶことができず、“ちひろさん”がしっくりくる役どころで、それがどうしてなのかは、物語をご覧になっていただけると嬉しいです。永遠にちひろさんの背中を追いかける、初めての経験でした。今泉さんとは「有村架純の撮休」以来となりましたが、印象変わらず非常に穏やかな撮影現場でした。1カット1カットをストイックに、モニターでチェックするだけでなく時に現場で芝居を目視しながら、最後まで丁寧に切り取って下さいました。今泉監督の戦い方が、この作品にとても合っているように思いました。この世界には、一人漂うように生きることを愛する方もいます。この作品はまさに、一人を愛する人間を主人公に迎えた物語です。誰にも、何にも邪魔されない、干渉しない、影響を受けない、ただただ思うままに生きることを選べたら。そんな生き方が出来たらどれだけ楽だろうか。しかしながら、生きるそばには必ず誰かがいるのも事実です。一人の時間を大切にする日常の根底には人の温もりがあるということに、改めて気づける作品でもあるのではないかと思います。各々呼吸のしやすい場所で好きに生きていいじゃないの、と認め合える世界がたくさんありますように。“ちひろさん”という新しい物語を是非、楽しんで頂けたら嬉しいです。●監督:今泉力哉「生きるのがあまりうまくない、そんな誰かに届いたら」漫画「ちひろさん」にはじめて触れた時、この人物を生み出した作者に会いたいと強く思い、プロデューサーに頼んで安田さんと会わせていただきました。その場では、映画化に向けての話し合いというよりも、なんだか人生相談のような、また、ちひろをはじめとする登場人物たちの寂しさや生きづらさ、しあわせのかたちはひとつじゃないこと、変わった大人に出会うことの意義などについて、たくさん話し合ったことを憶えています。有村さん演じるちひろの寂しさはとても美しいです。私は生きるのがあまりうまくないのですが、そんな誰かに届いたら嬉しいです。●原作:安田弘之「目の奥に読み切れない静けさを持つ女優の有村架純さん」この作品が大好きだ!という制作の方々からの依頼。巷にいるなんでもない人たちを見つめる目線が大好きな今泉力哉監督。目の奥に読み切れない静けさを持つ女優の有村架純さん。『ちひろさん』がとうとう実写化されました。海辺の街の撮影現場に一度だけお邪魔した時に感じた(あ。これはいい作品になるな)という手ごたえ。完成品はまだ観ていませんがそうなっているはずです。Netflix映画『ちひろさん』は2023年2月23日(木・祝)よりNetflixにて全世界配信&新宿武蔵野館にて劇場公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年08月10日純烈のメンバーが、温泉施設を守るヒーロー“純烈ジャー”として、温泉の平和を乱す悪と戦う特撮シリーズの第2弾『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』の完成披露上映会が8月9日、都内で行われ、出演する酒井一圭、白川裕二郎、小田井涼平、後上翔太、前作に続きメガホンをとった佛田洋監督が出席した。リーダーの酒井(純バイオレット)は「今回の主人公は、白川さん。前回は肩を故障していたが、手術もして万全の状態で、アクションシーンもふんだん。見どころは肉体美かな」とアピール。当の白川(純レッド)も「たくさんアクションシーンがあります!」と力強く宣言し、「パワーアップした作品なので、ぜひ一緒に盛り上げいただければ」とファンに呼びかけた。劇中では、宿敵を演じる女優の長澤奈央とのバトルシーンもあり「女優さんの顔を傷つけちゃいけないと思い、10回くらいNGを出しちゃった」と舞台裏も明かした。年内いっぱいでグループを卒業する小田井(純ブルー)にとっては、本作が“ラストバトル”となり「見どころしかない」と絶対の自信。「去年撮影をしていた段階では、(卒業を)事務所もメンバーも知らず、僕の心の中だけで。なので、卒業のことは忘れてもらって、純粋にパート2として楽しんでもらえれば」とアピールした。そんな言葉に、酒井が「ぜひパート3をやりたいんです。小田井さんはいませんが、新メンバーとも一緒に演じたい」と来年以降の展望を明かす場面も。「プロデューサーに聞いたら、映画の成績が良ければ、すぐにでもと(笑)。ぜひ、劇場に足を運んでいただければ」と語ると、後上(純グリーン)も「応援していただけると未来につながる。何回見ても楽しめるので、応援していただければうれしいなと思います」とパート3実現に意欲を燃やした。共演陣には八代亜紀、前川清、本宮泰風らに加えて、『仮面ライダー電王』の中村優一、『仮面ライダーゴースト』の西銘駿、『忍風戦隊ハリケンジャー』の長澤奈央と特撮作品で活躍した俳優も顔を勢ぞろい。謎の女トラッカーを演じる八代との共演について、後上は「現場でお会いすると、あの優しいお顔で『よろしくね』って。贅沢だし、ありがたかった」としみじみ。小田井はある時、八代から水彩画の指導を受けたそうで「おかげで(水彩画の技量を競う)番組で優勝できた」と感謝を伝えていた。取材・文・写真=内田涼『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』9月1日(木)公開
2022年08月09日有村架純と中村倫也が共演する「石子と羽男」第4話が8月5日オンエア。第2回公判での羽男の“アドリブ”に「がっつり心掴まれてしまった」などの声が続出。ゲスト出演した生見愛瑠の演技に驚きの声も寄せられている。本作は4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガルと、驚異的な記憶力で司法試験予備試験と司法試験に一発合格した高卒弁護士のコンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑むストーリー。パラリーガルとして父親が営むマチベン「潮法律事務所」に勤めているパラリーガル・石田硝子役を有村さんが。写真のように見たモノを記憶する「フォトグラフィックメモリー」の持ち主である弁護士・羽根岡佳男(羽男)役を中村さんがそれぞれ演じる。また潮法律事務所でアルバイトしている大庭蒼生役に赤楚衛二、お金にならない案件ばかり請け負って石子に呆れられている潮綿郎役にさだまさし、羽男の姉で東京地検の若手エースとして期待されている検事の羽根岡優乃役にMEGUMIが演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。潮法律事務所に堂前絵実(趣里)から弁護の依頼が舞い込む。妹の一奈(生見愛瑠)が運転する電動キックボードにぶつかり転んだ新庄隆信(じろう)が帰宅後、容体が急変。警察がひき逃げ事件として捜査し、一奈が逮捕されてしまったという。一奈から「すぐに男性に駆け寄った」と聞いた石子と羽男は示談の可能性を探るが、新庄の妻はひき逃げを主張。裁判で羽男は優乃と争うことに…というのが今回のおはなし。石子たちは新庄が事故の日、ひどく酔っていたという証言を得る。さらに事故の前に新庄がいた店が違法カジノだった事も判明。一奈に通報されると自分が違法カジノに出入りしてることも発覚してしまうと考えた新庄は、彼女に通報させないようにした…。証人探しのため絵実は綿郎らの力を借りてビラ配りをする。それが身を結び当日現場近くにいたトラックのドライブレコーダー映像が手に入り、それを裁判所に提出するにあたり石子が書いたシナリオに合わせ、石子と羽男は一芝居打つのだが、その際、石子の台本には「私のパラリーガル」と書かれていた部分を、羽男は「私の相棒のパラリーガル」と言い換える…。アドリブが苦手なはずの羽男が見せた石子への感謝と敬意に「相棒のパラリーガルです。」と言った羽男の揺るがない眼差しも全てが、温かくて身に染みる」「法廷のシーンで石子が作った台本に無かった[相棒のパラリーガル]って羽男が言ったとこグッと来た」「羽男が相棒のパラリーガルと言ったの良かった。石子も嬉しそうだったね」「パラリーガルが…というはずのとこで“相棒の”パラリーガルが、って言い直すの、なんかもうがっつり心掴まれてしまった」など感動の声が続出。またゲスト出演した生見さんに「めるるっぽさも見えない完全な堂前一奈を演じてた」「姿勢もいつものめるると違うし、一奈になりきってたね」「バラエティで観る時とはまた別の顔をもっていて驚いている」などの感想が多数寄せられている。【第5話あらすじ】そば店の塩崎(おいでやす小田)が相談にやって来る。叔父の重野(中村梅雀)が、隣の家の木が自宅にまで伸びて毛虫が大量発生して困っていると言うのだ。石子と羽男が重野家の隣人・万寿江(風吹ジュン)を訪ね、伸びた枝を切ることをお願いすると万寿江は了承。問題は解決したかに思えたが後日、逆に万寿江から重野へピアノの騒音による慰謝料を要求する書類が届く…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22:00~TBS系で放送。(笠緒)
2022年08月06日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。空を見上げる時間すら曖昧で無駄なひとときと感じてしまうぐらい、誰もが生き急ぐ現代。最近は、その作品の中身ではなく、表面が重視されることが多くなってきたように思う。そして『ファスト映画』もその一種だ。反省の色が見えない依頼人パラリーガル・石子(有村架純)と弁護士・羽男(中村倫也)のコンビに『国選弁護』の依頼が舞い込む。国選弁護とは、資金不足などで弁護士を雇えない人に対して、国が代わりに指定するという制度である。羽男は名を売るチャンスだと意気込み、早速接見に向かうが依頼人の口から飛び出したのは衝撃の言葉だった。「ファスト映画の何が問題なんですか?」今回の依頼は、映画を10分に短く編集した『ファスト映画』を動画サイトに無断アップロードし、著作権法違反で映画会社から告訴、逮捕された、映画監督を目指す大学生・山田遼平(井之脇海)の弁護。初めは周りに映画を共有するために投稿していたが、誤って通常公開すると再生回数がぐんぐん伸びた。その後、次々ファスト映画を投稿し、著作権法違反の罪で逮捕されたのだ。しかし、後悔していると思われた遼平は、少しも反省していなかった。金儲けのためではないし、映画離れが進む中で、見た人が「映画を好きになった」「時間がないとき助かった」と感想が寄せられると、自らの罪を正当化する。確かに今はコンテンツの大量生産、大量消費の時代であるが、娯楽に割ける時間はそう多くはない。それは大人だけではなく、子どもも同様だ。しかも話題の移り変わりは激しく、流行に置いてかれまいと、物事のあらすじだけ理解できればそれで満足してしまう人もいる。度々話題に上がる作品の『倍速視聴』もその例で、じっくり誠実に作品と向き合う時間は重視されない傾向にある。しかし、ファスト映画は断固として許されるべきものではない。羽男は少しも反省しない遼平の言い訳や法廷での態度に手も足も出なかった。事件が思わぬ場所に飛び火そんな中、新たな事件が巻き起こる。名前が似ているため、ファスト映画を投稿したと誤解された山田恭兵監督(でんでん)がSNSで炎上していた。丁度、新作映画公開前というタイミングだ。そんな山田監督のファンである大庭(赤楚衛二)は、石子を誘って最新作『穢れし曳航』の舞台挨拶を見に行く。しかし、炎上の影響を受けたのか、客足は乏しかった。そしてさらにひどい事態へと発展し、最新作のファスト映画がネットに出回った。「売名行為」「自作自演」、書き込みは根拠のない誹謗中傷で溢れた。ネットは話題性があり、一度燃えたものが何よりの好物だ。事実を知らず、袋叩きにする者ばかりだ。この状況を知った石子は、「山田監督を手助けすることで、監督のファンである遼平との関係の潤滑剤になり得るのではないか」という父・綿郎(さだまさし)の助言を受け、監督に弁護士を紹介することにした。そして石子はその夜、遼平にそのことを相談してほしいと羽男にお願いするため、電話をかける。すると、いつもは他人に一切の興味もなさそうな羽男が突然、石子に弁護士を目指す理由を尋ねてきた。「父親の影響?」と聞く訳には、羽男が法曹一家生まれであることが関係しているように思える。姉・優乃(MEGUMI)は検事、父は名高い裁判官。羽男は記憶力の才能を買われ、昔から「できる子」と言われ続けた。父の目の輝きはいつも才能への期待だけで溢れ、羽男は弁護士にならざるを得なかったのだ。それとは反対に石子は、自分から父の姿に興味を抱いた。依頼者の心の棘を抜き、再出発のお手伝いができる弁護士に憧れたのだ。それもあり、人の些細な変化に気づける石子は、羽男の普段とは違う振る舞いを心配する。二人は顔を見合わせれば言い合いばかりする凸凹コンビだが、電話越しには和やかな雰囲気だ。「人に物を頼むときはなんていうのかな?」という、いつも通りの上から目線な感じと、優しく笑う羽男のギャップも垣間見えた。そして「おやすみなさい」という石子の言葉に少し驚いた表情をする羽男。『才能』としてではなく、『一人の弁護士』として必要とされている実感が、羽男の中で形づき始めていた。そして依頼を諦めかけていた羽男だったが、フォトグラフィックメモリーの能力で、ファスト映画内で制作陣しか知り得ない未使用のカットが使われていることに気づく。石子はそれを山田監督に伝えに行くと、監督は既に制作スタッフ・諸星(今井隆文)であることに気づいていた。炎上した原因でもあるファスト映画という罪に手を出してしまったのだ。監督は、諸星の再出発の芽を摘まないよう、訴えは起こさないことを決めた。見物人だった『私たち』が『当事者』へと変わる瞬間そして残るは遼平だ。何も聞き入れない遼平に、石子は罪と向き合ってもらうための秘策を思いつく。それは、山田監督の最新作のファスト映画を見せることだった。接見に訪れた羽男に、動画を予告なしに見せられた遼平は、「こんな編集をされたら、よさが伝わらない」「本編を見る楽しみを奪われたも同然」と激怒する。そんな遼平に、羽男は一言。「それがあなたのやっていたことなんですよ」最新作は上映打ち切りとなったが、映画を見ずに誹謗中傷する人、ファスト映画だけ見て評価する人で溢れた。たった10分の動画だけで映画を『見た気になる』のだ。これは中身までは知ろうとしないまま、記事の見出しだけで意見し、判断することと同じ、現代の悪き風潮だ。罪とは知らずに、これは誰かのためになっているという自己中な正義感。ゼロから長い時間かけて創り上げた作品を一瞬で潰し、関わる全ての人を苦しめる行いに知らぬ間に加担しているのだ。「あなたが加担した、ファストの世界が、どれほど罪深いものか。少しはわかっていただけましたか」いつもの石子と羽男の掛け合いが、この台詞で重なり合う。その声は右から、左から、視聴者を包み込む。今この一人の少年の物語に触れるただの『見物人』だった私たちが『当事者』だったみたいに…。『石子と羽男』第3話が描いた『許されざる罪』裁判の結果、執行猶予がつき、出所した遼平は、その日、山田監督に土下座し、謝罪する。「また映画に関わって生きたい」と思う遼平。彼が映画を愛する心に嘘はないだろうし、切った豆苗もまた伸び始めるように、一度ゼロになったとしても、人は何度だってやり直せる。今作は、そうしたやり直したいと願う人の声にも寄り添ってきたのだ。山田監督に肩をたたかれ、赦しの言葉が返ってくると期待した表情で顔を上げた遼平に告げられたのは、尊敬する監督からの、何よりの制裁の言葉。「未熟で申し訳ない、どんなに謝罪をされても、受け入れることはできません」一度間違えてしまったことを無しにはできない。今は法律以外にも社会的制裁を受け、そしてデジタルタトゥーとして一生治らない傷を負う。だがその背景には、それ以上に傷ついた者たちがいる。大きな声を上げる者たちに隠れた、声を上げられない多くの者たち。今作の『声をあげることが大切だ』というテーマの中で、今話が描いたのは『許されざる罪』。一人の青年の悲しい結末は残酷でもあった。だが、ファスト映画が、縮めた時間に詰まった誰かの大切な時間を奪う行為という揺るがない姿勢を貫いたことに大きな意味がある。誰もが忙しなく生きる時代。無駄や曖昧な時間が淘汰される時代。「最近、空見上げる余裕もなかったな」羽男のひとことが、今、どう響いて聴こえるだろうか。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年08月04日有村架純と中村倫也W主演の「石子と羽男」の3話が7月29日オンエア。視聴者からは羽男と父親の関係に「前向きなプレッシャーが強い」「辛過ぎる」などの声が寄せられるとともに、羽男の「よろしくお願いします」の言い方も話題となっている。4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガルと、司法試験予備試験も司法試験も一発合格した高卒弁護士コンビが、誰にでも起こりうる生活の中にあるトラブルに挑む本作。パラリーガルとして父親のマチベン「潮法律事務所」に勤めている石田硝子を有村さんが、写真のように見たモノを記憶するフォトグラフィックメモリーの持ち主である羽根岡佳男(羽男)を中村さんがそれぞれ演じ、石子の高校時代の後輩で潮法律事務所でアルバイトしている大庭蒼生に赤楚衛二。お金にならないトラブルを格安で請け負って石子に呆れられている、石子の父で弁護士の潮綿郎にさだまさしといったキャストも共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は羽男に国選弁護の依頼が舞い込む。案件は映画を短く編集した“ファスト映画”を動画サイトに無断でアップロードし、 著作権法違反で映画会社から告訴、逮捕されたという大学生・山田遼平(井之脇海)の弁護。しかし国選弁護は資金不足などが理由で弁護士を雇えない人に対して国が弁護人を立てる制度であり、石子はあまりお金にならない国選弁護の依頼に乗り気ではない。一方羽男は「注目されている事件だ」とやる気満々。しかし接見してみると遼平は、全く反省しておらず、想定問答を用意するも公判で自らの主張を繰り広げる。裁判所で羽男は検事をしている姉の優乃(MEGUMI)と遭遇。そこで石子は羽男の父親が裁判官であることを知り、以前「受験は親のためにした」と羽男が口にしたことを思い出す…というストーリーが展開。その後羽男の父・泰助(イッセー尾形)の誕生会で、羽男がマチベンで働いていることが話題に上る。自分が前の事務所をクビになったことを話す羽男だが、泰助は「君は誰にも負けない。小さい頃から君の才能を目の当たりにしてきたんだよ。君は天才だよ」と聞く耳を持たない…。「身内からの前向きなプレッシャーが強いパターンか…つらいな…」「貶すタイプじゃなくてひたすらに期待してくるタイプか…本当に信じ込んでるぶんタチ悪いな」「これ辛過ぎるな、お父さんからの期待と、お姉ちゃんからの悪意のない弄り」など、羽男の辛さに共感するコメントが寄せられる。そして遼平を反省させる良い方法を思いついた石子は「聞きたいですか?」と羽男に迫る。無言で小さくうなづく羽男に「人にものを訊ねる時は、なんて言うんですか~?」と問いかける石子。それに対し羽男は小声で「よろしくお願いします…」と口にして頭を下げる…。「よろしくお願いしますの声wwwwwwwwちっちゃ」「よろしくお願いしますって言い方が小さすぎる笑」「世界一かわいい「よろしくお願いします」「弱気のよろしくお願いしますかわいい」など、羽男の「よろしくお願いします」の言い方にも多くのコメントが投稿されている。【第4話あらすじ】潮法律事務所に堂前絵実(趣里)から弁護の依頼が。妹の一奈(生見愛瑠)が電動キックボードで新庄隆信(じろう)と衝突。その後、新庄の容体が急変。警察がひき逃げ事件として捜査し一奈が逮捕されてしまったという。「すぐに男性に駆け寄った」という一奈に、新庄の妻はひき逃げを主張。裁判となり羽男は姉で検事の優乃(MEGUMI)と争うことに…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22:00~TBS系で放送。(笠緒)
2022年07月29日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。ガチャをする時、なんとも言えないドキドキとワクワク感を味わえるだろう。欲しいもののためについ何度も回してしまうものだ。だが近頃は、『親ガチャ』という、人生で一度しか回せないガチャの名前をよく聞くようになった。第二話ではその『親ガチャ』という言葉が大きなテーマとなっていく。『石子と羽男』第2話のテーマは『親ガチャ』「息子が無断でゲームに課金してしまったんです!」パラリーガル・石子(有村架純)と弁護士・羽男(中村倫也)、バイトとして新しく仲間に加わった大庭(赤楚衛二)が務める潮法律事務所の法律相談会に訪れたのは、母・相田瑛子(木村佳乃)と、息子・孝多(小林優仁)の親子。塾へ通うための連絡手段用のスマホでゲームに無断で高額課金してしまい、返金請求するも、親会社がそれに応じてくれない…という相談だった。小学生であっても自分用のスマートフォンを持つのが当たり前になってきた時代、こうした未成年者による無断の課金が増えており、身近な事案だろう。早速この案件を請け負うことにした羽男達は、ゲーム運営会社の顧問弁護士を訪ね、強気な姿勢で『未成年者取消権』を主張する。しかしその担当弁護士は羽男の元同僚・丹澤文彦(宮野真守)だった。いかにも曲者全開の丹澤は、成人だと自ら偽ったことに落ち度があると主張。二人を圧倒し、またも羽男は何も言い返すことができなかった。そして石子達は顧問弁護士との話し合いの結果を伝えに相田家を訪れる。説明の間、瑛子の隣でただ黙っていた孝多だったが、突然、受験が嫌で課金をしたと言い出す。「そんなこと嘘でしょ!」と瑛子に強く問い詰められ、顔を背ける孝多。家中、受験に向けた張り紙で溢れている。孝多が「良い学校に入って楽をさせたい」と言ったと瑛子は話していたが、もしかしたら自分の願望を押し付ける『お受験ママ』の毒親なのではないかと疑ってしまう。その後二人は塾を訪れ、孝多から「受験が嫌だと主張するために課金をしたというのは本当だ」と聞く。中学受験を経験していた羽男は、受けたくなくても、親のために受験する子どもの気持ちが痛いほどわかっていた。塾に通う生徒達の中にも自分の意志には反し、親からのプレッシャーをかけられている子ども達が多いだろう。『親ガチャ』という言葉を小学生が軽く使っているのには驚くのだが、気軽に使われるようになった今だからこそ、子どもでも自分の生まれた落ちた環境に憂うのだ。高額請求を仕組んだ真犯人とは返金のため調査を続けていた石子達だったが、事態は思わぬ方向に進む。事務所に突然駆け込んできた相田親子から告げられたのは、ゲームアカウントの乗っ取りと25万円の高額請求の発覚だった。直ぐに警察の協力を要請したが、情報開示を待つ傍ら、石子は調査を続ける。気になるのは母・瑛子の生活だが、石子が見たのは、ダブルワークで夜まで懸命に働く瑛子の姿だった。一方の羽男は、ドロパズで遊んでいると見せかけて、孝多のアカウントを乗っ取った人物とゲーム内でコンタクトを取ることに成功する。その人物は意外にも塾に通う孝多の友人だった。話を聞くと模試でカンニングをダシにされ、孝多のアカウントで課金し続けろと脅迫されていたという。このことから、カンニングとパスワードを知り得ることのできる人物に絞り込まれる。そしてお互いの得意を生かして、石子と羽男がお互いにヒントを見つけ、25万円の高額請求を仕組んだ真犯人を突き止めた。『石子と羽男』第2話で改めて気付く根幹のメッセージ事務室で友人が誤ってパスワードを口にしたのを耳にし、授業中預かっているスマホのロックを解除できた人物は一人だけ。その時スマホを管理していた塾の職員・深瀬(富田望生)だ。深瀬は以前、勤めていた塾で同じような問題を起こしていた。その動機は、自分は親から高校を出たら働けと育てられ大学にも行けなかったその腹いせだという。受験する子どもの足を引っ張っても、何も生まれないし、自分の過去は変えられるはずもない。だが、深瀬は自分のこの行いを正当化し、満足しているような態度でこう言い放った。「みんな親ガチャで当たり引き当てた勝ち組でしょ?」生まれ落ちたその瞬間から、他人と何かしら差がついているのは否定はできない。人は生まれながらにして経済力や容姿による様々な格差を感じずにはいられないのである。だからこそ誰しも『親ガチャ』を盾に、人生における失敗を『全て』生まれ落ちた環境のせいにしたくなってしまう。ひどい親が存在するのも事実、経済格差で学びの機会の幅に差があるのも事実。簡単に変えることのできない現実がそこにはある。だが石子の言う通り、生まれ落ちた環境を受け入れる必要はないし、家族であっても無理して家族でいなくて良い。だが、ガチャが当たりだ外れだと言い訳をしても何も生まれない。だったら、その前に自分だけの価値を見出せるよう行動を起こすことの方が、きっと自分の人生のためになる。たとえそれが誰かを頼る行動でも良いのだ。そのために石子や羽男という、暮らしを守ってくれる存在がいる。自分や誰かを恨む前に声を上げること。二話でも物語の根幹にあるメッセージを強く感じることができた。相手に抱く第一印象は、切り取られた1ページにすぎないそして返金の目処が立ったことを親子に報告しに行った石子達だったが、瑛子から返金は求めないと言われる。我が家のルールとして、お互いの罰と責任として受け止めることにしたのだ。母を幸せにするために決めた受験が、かえって負担になっているのではないかと孝多はずっと悩んでいた。そして、自然に塾をやめるため思いついた最善の方法が『受験ノイローゼ』だったのだ。取り返しのつかないことをしたのはもう変えられないと、受験を諦めると言う孝多に瑛子は、「孝多がしたいならやっていいんだよ」と笑顔で伝える。初め瑛子に感じた不穏は、切り取られた1ページにすぎなかった。仕事の合間を縫って一人でも寂しくないように動画を撮るなど、孝多のためを思い『母親』を頑張っていた。そして孝多もそれを受け取り、自分のため、そして親のために前向きに中学受験に取り組もうと頑張ってきた。石子はそんな親子を見て、一人で自分を育てくれた母親を重ねていた。石子は瑛子に母子家庭を支援する制度があることを紹介するのだった。今話も重いテーマとなったが、重くなりすぎず、後味良く終われるのは、『声を上げる』というメッセージがブレずにあるからなのだと思う。一番欲しいものであっても、簡単に手に入るくらい人生は上手くいくものではない。だが、だからこそ、土砂降りの雨が降っても傘を差し出してくれる存在と共に、『出会い』という素敵なガチャで、価値ある何かと出会う人生を送っていきたいと思わせてくれる第二話だった。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年07月28日有村架純×中村倫也W主演「石子と羽男」第2話が7月22日オンエア。赤楚衛二演じる大庭に「週末の癒やしになりそう」などの声が続出。“癒しキャラ”ぶりが好評のなか、ゲスト出演した宮野真守には「また出てくれないかな」と再登場を願う声も寄せられている。4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガルと、驚異的な記憶力で司法試験予備試験と司法試験に一発合格した高卒弁護士のコンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑むストーリーが展開する本作。キャストは学生時代から「真面目でコツコツ積み上げていく、そして石のように頭が固い」ことから「石子」と呼ばれ、少しの無駄も許さない倹約家な東大卒パラリーガル・石田硝子役に有村さん。高校卒業後米国の大学へ進学したが半年で自主退学、フォトグラフィックメモリーの持ち主で、その能力を駆使し司法試験も一発合格した高卒弁護士・羽根岡佳男役に中村さん。共演には石子の高校時代の後輩で、前回、カフェで携帯を充電して訴えられ潮法律事務所に依頼に来たことがきっかけで、再就職先が見つかるまで潮法律事務所でアルバイトすることになった大庭蒼生に赤楚さん。困っている人を放っておけない、根っからのお人好し&人情派で、お金にならないトラブルを格安で請け負っているため、事務所の経営がいつも赤字状態で、石子から「ほどほどにしてください」と厳しく釘を刺されている石子の父・潮綿郎にさだまさし。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2話は大型ショッピングモールで無料法律相談会を開いていた石子と羽男のもとに、相田瑛子(木村佳乃)と小学生の息子・孝多(小林優仁)親子がやってくる。相談は孝多が内緒でスマホゲームに課金、ゲーム会社から高額請求され、返金してもらいたいというもの。羽男らはゲーム運営会社の顧問弁護士を訪ねるが、相手方の担当弁護士は羽男の元同僚・丹澤文彦(宮野さん)だった…というもの。丹澤役で出演した宮野さんに「上半身しか映ってないのにそこでもうスタイル良いの分かっちゃうの最高」「大きな窓の前でぽっけに片手つっこんで珈琲を淹れる逆光丹澤弁護士 絵になりすぎててあかん」といった声が。「願わくば羽男さんの元同僚役のマモの出番もまた見たい…」「また出てくれないかなマモちゃん」など“再登場”を願う声も多数。孝多が課金を止めたにも関わらず、その後も瑛子の元に高額請求が続き、何者かが孝多のIDとパスを知って不正アクセスを行っている可能性が浮上。事件は予想外の展開を迎えていく。一方、石子に対する大庭の行動にも視聴者の注目が集まる。雨の中、ジャケットを傘替わりにして事務所に急ぐ石子とすれ違った大庭は、自分の持っていた傘を差し出す。大庭が濡れると言って断る石子に「一緒ならいいですか?ちょうど今、事務所に忘れ物あったの思い出して」と伝え、石子を自分の傘に入れ一緒に事務所に向かうのだが、そこでジョークを話そうとして先にオチを口にしてしまう…。そんな大庭にも「傘をほぼ石子さんに差してあげる蒼生くん優しい。惚れる」「大庭くんって不器用だけど天然かな?と思ってたら、天然すぎて笑った」「まっすぐで優しくて、たまに天然発言?しちゃう大庭蒼生くん、週末の癒やしになりそう」「大庭さんが癒しキャラになってますね 来週も楽しみです」など、大庭の癒しキャラぶりにも多くの反応が集まっている。【第3話あらすじ】羽男に「国選弁護」の依頼が舞い込む。ファスト映画を動画サイトに無断アップして、著作権法違反で映画会社から告訴、逮捕された大学生・山田遼平(井之脇海)の弁護だった。お金にならない国選弁護の依頼に乗り気じゃない石子に対し、羽男は「注目されている事件だ」とやる気満々だったが、遼平は反省どころか悪態をつき羽男は振り回されることに…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22:00~TBS系で放送。(笠緒)
2022年07月23日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。日々の生活は、小さなトラブルで溢れている。その問題は、誰かに相談するまでもない小さなものばかりではあるが、普通の毎日を過ごすために解決しておきたいし、予期せぬところで訴えられるなんて御免である。とある青年・大庭蒼生(赤楚衛二)も「そんなコトで訴えます?」と、街の弁護士事務所『潮法律事務所』に駆け込んでいた。「カフェで充電していたら訴えられたんです!」そんな相談に向き合うのは、パラリーガル・石田硝子/石子(有村架純)と、ぎっくり腰になった硝子の父・潮綿郎(さだまさし)の弁護士代理でやって来た羽根岡佳男/羽男(中村倫也)。『真面目で石のように頭が固い』石子は自分のルールを堅く持っており、型破りな方法で切り込む羽男とはそりが合わない。話し合いにギリギリ到着する羽男に二度と会いたくないと思っていたところに、弁護士として本格採用されたのだ。だが、石子も負けてはいられない。石子はカリスマ的振る舞い方が書かれた羽男のメモを見つける。影に隠れタイミングを見て登場したことを見破られてしまった羽男。『クセつよ』な羽男の一強の関係かと思いつつ、堂々言い返す石子とのバランスの良さを既に感じる。型破りな天才弁護士を演じる『羽男』と弁護士になれない崖っぷちパラリーガルの『石子』の、真面目に生きる人々の暮らしを守る傘になる、リーガルストーリーが幕を開けた。有村架純と中村倫也の掛け合いが光る『石子と羽男』第1話依頼人のカーキャプテンの会社員・大庭の話を聞き、二人は早速カフェを訪れ、羽男は自信満々に余裕な表情を浮かべ店長(田中要次)と対面する。しかし引き下がらない店長を前にして、羽男は急に黙り込んでしまう。怒鳴る声、机を叩く音、羽男の中で全ての音が次第に小さくなっていく。羽男はこの案件を諦めると言い出した。一瞬見ただけで覚えられる『フォトグラフィックメモリー』という能力ゆえ、羽男は高卒ながら司法試験も一発合格。しかし、請け負う案件は失敗だらけだった。決められた予定が崩れる不測の事態への対応できず、途端にフリーズしてしまうのだ。そんな羽男の記憶力をヒントに、石子は店長が資金繰りに困っていることを一人で調べ上げていた。請求を考え直すならば、相談に乗るという提案を思いつく。石子がパラリーガルとしてできる最大限のことを尽くし、弁護士の羽男が膨大な知識量で提案を行う。互いの足りない部分を補い合って解決まで導く、二人の掛け合いの演出が光っていた。これで一件落着かと思ったが、羽男は大庭が務める整備工場の本社・カーキャプテンの支店が、カフェの目の前にあることに気がつく。「本当の狙いは、別にあるんじゃないですか?」羽男はこう切り出し、大庭は初めの訴えの奥に隠された問題を二人に話す。大庭は元々は本社で働いていたが、支店長(丸山智己)によるパワハラを超えた、職場いじめが行われていた。大庭は仕事を押し付けられ、連日の叱責や物理的被害も受けていた。そして同僚の沢村(小関裕太)が業務を助けたことをきっかけに、その標的は沢村に向かった。いじめを目撃した大庭が会社に告発するも、いじめと判断されずに大庭はそのまま左遷されてしまったのだ。未だに会社でのいじめが指導の一環やただのパワハラだとされ、いじめと認められず根本的な解決がなされないことも多い。しかし、侮辱罪、名誉毀損、強要罪、暴行罪…いじめはれっきとした犯罪である。「いじめは法律で裁かれるべきです」ここでまたはっきりと名言してくれたことに、大きな意味を感じた。二転三転とする展開に引き込まれる調査を進めていた石子達だったが、社員からパワハラをしていたのは大庭だと聞かされる。暴言を含めたプレッシャーを与えるパワハラメールの送信者は大庭で間違いないようだった。話が二転三転とする展開が視聴者を、様々な人の思惑に踊らされる石子達と同じような感覚にさせてくれる。しかし、この依頼が本当に復讐ならば、危険な橋を渡りたくない羽男にとってはやっかいな展開だった。だが、今救いを求める人を見捨てるわけにはいかない。羽男は大庭が撮影してきた動画を一人眺め、ついに解決の糸口を見つけ出した。羽男が大庭に真相を確認すると、沢村が支店長に脅され、退席した隙にパワハラメールを書き込んだようだった。そして大庭が本支店のヘルプに入る日に、計画性に長けた羽男は考えた作戦を実行する。沢村が録音していたボイスレコーダーを証拠として提出すれば上手く行く。そう思っていたが、沢村は様々な圧に負け、決断しかねていた。予想外。計画が崩れてしまった羽男はまたフリーズしてしまう。そしてバトンを貰って前へ出たのは石子だ。「なぜ、声を上げないんですか?」石子のこの言葉が重く響く。誰しも声を上げることが情けないと感じてしまう。自分よりも大きな存在を動かすことなど、自分にはできないし、誰かに頼ったところで現状が変わるとは考えられないのだ。弁護士に相談するのは最終手段でしかない。だが、石子はこう続け、私たちに大切な法律への向き合い方を教えてくれた。「声を上げていただかなければ、お手伝いできません。ぜひ法律を上手に活用し、幸せに暮らしていただければと存じます」まず声を上げなければ、自分の人生を守るために皆に平等にある法律が意味をなさない。人間関係を円滑にするためのルールを活用することは、何も間違っていないのだ。そして、沢村はその再生ボタンを押すのだ。いつも近くにある法律というセーフティーネット、そして近くにいる大切な仲間である大庭を信じて。夕日の裏で二人を映すカットに言葉はなかった。声を上げる大事さを描いた後だからこそ、言葉は必要ない確かな友情が形として際立っていたように思う。ただ『おもしろい』だけで終わらせない魅力がある『石子と羽男』『そんなコトで訴えます?』がサブタイトルの今作。だが、どんなに些細なトラブルでも、その裏にある大切な生活を、そして心を守るために声をあげても良いのだ。美味しいお酒を飲んで、夜風にあたる…なんていう、何気ない毎日の幸せを守るためにある法律を使うことへのハードルを下げてくれた初回。そして、羽男が支店長に対しても「あなたはあなたで声を上げればいいじゃないですか」と伝えていたのが、どんな人にも平等に、法に守られる権利があることを強調していたのがさらに素敵だった。お互いの足りない所を上手く補い合う『石羽コンビ』と大庭を新たに仲間に加えた『潮法律事務所』が、ついに動き出した。人々の小さな問題から始まり、様々な視点で現代社会の問題へ切り込んでいく物語に期待が高まるばかりだ。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年07月21日ダチョウ倶楽部と純烈によるユニット“純烈♨️ダチョウ”が、純烈の代表曲「プロポーズ」を6人で歌唱したバージョンを8月10日に配信リリースすることが決定した。5月にダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが亡くなり、リーダー肥後克広の「ダチョウ倶楽部は解散しません!2人で純烈のオーディションを受けます」という追悼コメントに純烈のリーダー酒井一圭がTwitterで「合格ですよ!推すなって?純烈は推しますよ!」と「押すなよ」のネタに絡めて応えてから話題になっていた、「熱湯風呂」のダチョウ倶楽部と「スーパー銭湯」の純烈という“お風呂繋がり”の2組。同曲は、2019年にフジテレビで放送された『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』で上島さんが酒井に、肥後が小田井涼平に、寺門ジモンがLiLiCoに扮して歌唱していた。肥後は「これは悲しみのどん底にいる2人に純烈が手を差し伸べて合体したという、壮大なハートフルコントです。」と語り、長身の純烈に合わせて厚底ブーツを履いて撮影に挑んだ寺門は「長年一緒に仕事をしていた人間が急にいなくなり、これからどうなるんだろうというときに新しい光が見えたのは嬉しかったです。」とコメント。また酒井は「熱湯風呂と健康センターが合体したら、ご覧の通り丁度良い湯加減になりました!ピンクとイエローのメンバーカラーに身を包み、お二人とも完璧なスーパー銭湯アイドルです!どんなステージになるのか!?楽しみです!」と語っている。<リリース情報>純烈♨️ダチョウ「プロポーズ」2022年8月10日(水) 配信リリース関連リンクダチョウ倶楽部 HP:純烈 オフィシャルファンクラブ:
2022年07月20日純烈とダチョウ倶楽部が20日、6人でのユニット「純烈 ダチョウ倶楽部」の“アーティスト写真”を公開し、純烈が初めて「NHK 紅白歌合戦」出場を果たした時の代表曲「プロポーズ」を6人で歌唱して8月10日に配信リリースすることを発表した。5月にダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが亡くなり、リーダーの肥後克広が「ダチョウ倶楽部は解散しません! 2人で純烈のオーディションを受けます」と追悼コメント。そのコメントを受け、純烈リーダー・酒井一圭がTwitterで「合格ですよ! 推すなって? 純烈は推しますよ!」と「押すなよ」のネタに絡めて応え、話題になっていた。そして今回、「熱湯風呂」のダチョウ倶楽部と「スーパー銭湯」の純烈という“お風呂繋がり”の2組の“合体”がついに実現。6人が配信リリースする「プロポーズ」は、2019年にフジテレビ系『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』で、上島さんが酒井に、肥後が小田井に、寺門がLiLiCoに扮して歌唱披露していた楽曲でもある。■ダチョウ倶楽部・肥後克広コメントこれは悲しみのどん底にいる2人に純烈が手を差し伸べて合体したという、壮大なハートフルコントです。■ダチョウ倶楽部・寺門ジモンコメント長年一緒に仕事をしていた人間が急にいなくなり、これからどうなるんだろうというときに新しい光が見えたのは嬉しかったです。■純烈・酒井一圭コメント熱湯風呂と健康センターが合体したら、ご覧の通り丁度良い湯加減になりました! ピンクとイエローのメンバーカラーに身を包み、お二人とも完璧なスーパー銭湯アイドルです! どんなステージになるのか!? 楽しみです!
2022年07月20日有村架純と中村倫也がW主演するTBS新金曜ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」が7月15日からスタート。視聴者からは羽男のキャラに「新鮮」という声が多数。石子とのコンビぶりには「パワーバランス面白い」などの反応も上がっている。西田征史がオリジナル脚本を担当、プロデュースに新井順子、演出に塚原あゆ子という「MIU404」「着飾る恋には理由があって」「最愛」と話題作を手掛けてきたスタッフが再集結。東大卒崖っぷちパラリーガルと高卒弁護士のコンビが、誰にでも起こりうる身近な珍トラブルに挑む異色リーガル・エンターテインメントとなる本作。学生時代から「真面目でコツコツ積み上げていく、そして石のように頭が固い」ことから「石子」と呼ばれ、東大法学部を首席で卒業。だが司法試験に4回落ち、5回目も落ちるのが怖くてパラリーガルとして父親が営むマチベン「潮法律事務所」に勤めている石田硝子に有村さん。写真のように見たモノを記憶する「フォトグラフィックメモリー」の持ち主で、司法試験も一発合格。自分が周りからどう見られているかの“ブランディング”を何よりも気にし“型破りな天才弁護士”を装おうとする羽根岡佳男に中村さん。カフェで携帯を充電していたら訴えられてしまい、潮法律事務所に依頼に来る石子の高校時代の後輩・大庭蒼生に赤楚衛二。石子の父で潮法律事務所の所長でもある弁護士の潮綿郎にさだまさしといったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話は羽男が綿郎の采配で「潮法律事務所」に採用され、そこにカフェで携帯電話を充電していたら店から訴えられたと大庭が相談してくる。実は大庭の行動には裏があって…という展開。放送が始まると視聴者からは羽男のキャラクターに「天才弁護士に憧れてる主人公って新鮮!」「リーガルドラマの主人公として新鮮な魅力」「できる弁護士風だと思って見てると羽男おもろwww」などの声が上がる。また彼の持つフォトグラフィックメモリーという能力には「フォトグラフィックメモリーすごい能力なんだけど」といった驚きの声と共に「羽男のフォトグラフィックメモリー能力を存分に発揮できる案件望む」など、羽男が能力を生かすシーンに期待の声も。「しっかりきっちりしていて頭脳な石子となんだかんだ一緒に行ってくれる口と表が上手な羽男くん、二人のパワーバランス面白い」「努力で生きてきた石子と、自分の能力に気づかずひ弱になってる羽男がいい塩梅で補い合って成立してる」と石子と羽男のコンビぶりも好評を博している模様。また1話の依頼者として登場、ラストでは潮法律事務所でアルバイトを始めることになる大庭を演じる赤楚さんには「赤楚くんは笑顔も最高だけど、ちょっと憂いを帯びた表情も秀逸」「電車のドアが閉まる時のあの表情とか、一気に心が持ってかれる」「内に溜めたものが堪えきれずに表情に出てきてしまうの上手いな…と今日再認識」等々、その表情に触れた投稿が数多く寄せられている。【第2話あらすじ】大型ショッピングモールで無料法律相談会を開いていた石子と羽男のもとに一組の親子が。母・相田瑛子(木村佳乃)によれば小学生の息子・孝多(小林優仁)が内緒でスマホゲームに課金し、ゲーム会社から高額請求され困っているという。返金してもらいたいと相談された羽男たちがゲーム運営会社の顧問弁護士を訪ねると、担当弁護士は羽男の元同僚の丹澤文彦(宮野真守)だった…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2022年07月16日本日からスタートした有村架純&中村倫也W主演ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」の第2話(7月22日放送)に、木村佳乃と宮野真守がゲスト出演することが分かった。本作は4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガル・石子(有村さん)と、司法試験予備試験と司法試験に一発合格した高卒の弁護士・羽男(中村さん)という“石羽コンビ”が、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む異色のリーガルエンターテインメント。このコンビの元には、毎回様々な依頼人がやって来るのだが、第2話では、木村さん演じる12歳の息子・孝多(小林優仁)と暮らすシングルマザーの相田瑛子が依頼人。息子が無断でゲームに課金してしまい、ゲーム運営会社に返金を要求したが応じてもらえず困っている…という内容だ。一方、人気声優であり、歌手や俳優としても活躍する宮野さんが演じるのは、「リック&ベンジャミン法律事務所」で羽男と同期だった弁護士・丹澤文彦。羽男は瑛子から依頼された案件で古巣を訪ねることになり、丹澤と再会。バチバチと火花を散らす2人に注目。「成人が18歳になったことも含めながら、ゲーム課金についての知識がスッと入る脚本で大変面白かった」と物語の印象を語った木村さんは、「撮影では倫也くんのキメ顔がいろいろあったりして、面白かったですね。倫也くんの役と架純ちゃんの役が全く違うタイプで、天才肌タイプと努力しているタイプの頭の良い2人のマッチングがすごく面白いです」とふり返る。宮野さんは「ドラマへの出演はとても緊張するのですが、オファーをいただけてとてもうれしかったです」と喜び、「難しい言い回しもありつつだったので、集中力を高めながら撮影に臨みました。皆様に楽しんでいただけたら幸いです」とコメントを寄せている。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年07月15日RADWIMPS(ラッドウィンプス)が新曲「人間ごっこ」を2022年7月22日(金)に配信リリース。有村架純と中村倫也のダブル主演による金曜ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』の主題歌となる。RADWIMPSの新曲「人間ごっこ」2021年は、映画『キネマの神様』の主題歌「うたかた歌」のリリースや、菅田将暉やiriとのコラボ曲も収録したアルバム『FOREVER DAZE』の発売などで注目を集めたRADWIMPS。2022年には、小松菜奈&坂口健太郎主演の映画『余命10年』に主題歌「うるうびと」を書き下ろしたことでも話題となった。バンド初、連ドラ主題歌に書き下ろしそんなRADWIMPSの新曲「人間ごっこ」が、有村架純と中村倫也のダブル主演ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』の主題歌に決定した。なお、RADWIMPSが民放連続テレビドラマの主題歌を書き下ろすのは今回が初。野田洋次郎がドラマの台本を熟読し、『アンナチュラル』など数々のヒットドラマを手掛けた演出家・塚原あゆ子らと打ち合わせを重ねたうえで主題歌「人間ごっこ」を完成させたという。“目”モチーフのジャケットを公開また今回、ジャケットビジュアルと楽曲のティザー映像が公開。「目」が印象的な今回のジャケットビジュアルは、野田洋次郎の目を撮影し、光彩などを合成加工してデザインされたもの。世の中を、自分自身を、そして物事の本質を見つめる眼差しを彷彿させる「眼球」をモチーフに、楽曲がもつ鮮烈な煌めきを表現したビジュアルとなっている。“人間模様”を表現したミュージックビデオまた、8月19日(金)21:00には、映像作家・演出家の山田健人が監督を務めたミュージックビデオも公開。楽曲の根幹のメッセージである“人間模様”を表現した映像に仕上がっている。テレビドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』金曜ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』は、有村架純と中村倫也がW主演するリーガル・エンターテインメントだ。4 回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒のパラリーガル・石田硝子と、司法試験予備試験と司法試験に1回で合格した高卒の弁護士・羽根岡佳男。正反対のようでどこか似た者同士の2人が、人々の生活の中に潜んだトラブルに挑む中で自らのコンプレックスに向き合い成長していく姿をオリジナル脚本でコミカルに描く。<RADWIMPS 野田洋次郎コメント>このドラマは爽快で明るくテンポ感のある作品でありながら、今の時代の現実もしっかりと映す役割を果たしたいというお話を塚原監督との打ち合わせでお聞きしました。現実に今日本で起きている裁判などの話を聞き、それを頭で反芻する中で歌詞の断片を紡いでいきました。この曲がドラマ「石子と羽男」と一緒に育っていってもらえたら幸せです。音楽的にもふんだんに挑戦をさせてもらいました。是非週末の入り口に、頭をブンブン振りながら気持ちよく聞いてもらえたらと思います。【詳細】RADWIMPS 新曲「人間ごっこ」配信日:2022年7月22日(金)※TBS金曜ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』主題歌。■テレビドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』放送日時:2022年7月15日(金)より毎週金曜よる22:00~22:54(初回15分拡大)※当初7月8日(金)予定だったが延期となった。放送局:TBS系主演:有村架純 中村倫也
2022年07月11日法医解剖の観点から人間の生と死に向き合った『アンナチュラル』。現代社会を映し出した新たな刑事ドラマとして話題を呼んだ『MIU404』。そしてサスペンス的展開と過去の恋とを交差させラストまで目が離せなかった『最愛』。テレビ離れが叫ばれる時代に、毎週SNSを賑わせ、放送終了後も話題に上ることの多い名作ドラマたち。それを手がけているのが、演出の塚原あゆ子さんと、TBSプロデューサーの新井順子さんのコンビ。このふたりが新たに手がける連続ドラマが『石子と羽男』。このタイトルロールである石子と羽男に扮するのが有村架純さんと中村倫也さんだ。中村倫也:おふたりの手がけた作品は僕も楽しく拝見させていただいていて、ドラマ『MIU404』なんて「出してよ」って言っていたくらい(笑)。演じるという意味では、どんな方との仕事も同じですけど、今、現場に入って一緒にお仕事してみて思うのは、お客さんが楽しみにしてくれるものを作ろうとしている現場だなということ。有村架純:私は『中学聖日記』でご一緒していますが、おふたりが現場でああでもないこうでもないと言い合いながらドラマを作る姿を拝見して、すごく気持ちがいいなと。お互いを信頼し合っているのも感じて、またご一緒できるのが嬉しかったです。中村:塚原さんって、全登場人物…ひと言ふた言だけの役にも愛情を持って掘り下げようとしているのを感じるんだよね。有村:役者以上にそれぞれの役について考えていらっしゃいますよね。演出を受けるたび、自分はそこまで台本を読み込めていなかったと思わされます。中村:しかも芝居にとどまらず、カメラや照明…現場のあらゆるものを、顕微鏡みたいな目で見ている気がする。些細で微妙なニュアンスにこだわられるから、それが水に起こる波紋のように見てる方の中で徐々に増幅されていく感じがあるのかなって。有村:現場ではいつも作品のサントラを聴いていらっしゃるんですが、きっと音楽だけじゃなく、そうやっていろんなものをいったんご自分の中に取り入れてからシーン全体を構築されているんだろうなと思います。――石子は、東大卒ながら司法試験に何度も落ちたパラリーガル。羽男は高卒ながら司法試験に一発合格の弁護士。凸凹のふたりがバディを組み、誰にでも起こりうるトラブルに対峙していく。中村:シリアスもコミカルも、ドラマティックも疾走感も、閉塞感も…いろんなものが矢継ぎ早に来るような、すごく振れ幅の広い、いい意味で先の読めないドラマだと思います。彼らはヒーローではないけれど、一生懸命な姿が、滑稽ながらも、どこかヒーローのように見える瞬間があったりしたらいいなと。有村:物語はテンポよく進んでいきますが、その中に繊細な部分がある。塚原監督がそこもしっかり考えてくださっているので、コミカルなだけじゃない部分も見えてくるといいですよね。中村:わりと好き勝手にやっちゃう僕に対して、架純ちゃんは自由にやらせてくれながら、たまに付き合って一緒に遊んでもくれる。たぶん合わせてくれているんだろうけど…なんかその感じが、今回の芝居の呼吸にも出てる気がする。本質的に甘やかしてもらっているんだろうな。有村:…そんなこと全然ないですよ。ただ中村さんは引き出しがものすごい多い方なので、リハーサルからドライ、本番が始まっても、カットのたびに目まぐるしく表情や表現が変わっていくのがすごいなって思って。私もなんとかそこに乗っかれるときには、石子として乗っかろうとしているだけです。しかも、こちらの芝居を受け取る、その器の大きさがすごくて…。中村:ヘぇ~、器デカイんだって。これ大きく書いてください。――ドラマのスタイルも多様化していっている今、エンターテインメントとしての連続ドラマの魅力をおふたりに聞いた。中村:演じる側としては、ぶっちゃけ違いはないですけどね。有村:そうですね。ただ映画と比べると撮影期間が長いので、3~4か月、みんなでひとつのところを目指して頑張るっていうチーム感はありますよね。中村:そういうとこ!架純ちゃん、ほんとちゃんとしてる。なかむら・ともや1986年12月24日生まれ、東京都出身。秋には、出演ドラマ『仮面ライダーBLACK SUN』配信、主演ミュージカル『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~』上演が控える。ありむら・かすみ1993年2月13日生まれ、兵庫県出身。冬公開の映画『月の満ち欠け』に出演しているほか、来年放送の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)への出演も決まっている。ドラマ『石子と羽男─そんなコトで訴えます?─』東大出身ながら司法試験に4回落ち、父・綿郎(さだまさし)の法律事務所に勤めるパラリーガル・石田硝子(通称“石子”/有村)は、高卒ながら一発で司法試験に受かった弁護士の羽根岡佳男(通称“羽男”/中村)とコンビを組むことに。さっそくある依頼を担当することになるのだが…。正反対のようでどこか似た者同士のふたりが、身近なトラブルに挑みながら成長していく姿を描く。7月8日(金)22:00 ~TBS系にて放送開始(初回15分拡大)。※『anan』2022年7月13日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・金 順華ヘア&メイク・百地優里子(有村さん)永野あゆみ(中村さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2022年07月07日ムード歌謡グループ・純烈(酒井一圭、白川裕二郎、小田井涼平、後上翔太)が6月28日、東京・東蒲田の銭湯「大正湯」で行われた主演映画『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』のPRイベントに、タオル1枚の入浴スタイルで登場した。純烈が創立26(ふろ)周年を迎える川崎フロンターレのオフロサポーターに就任したことがきっかけとなり、7月1日から川崎市と大田区の全銭湯68か所で実施するスタンプラリーの目玉として、東蒲田の大正湯と、川崎の千年(ちとせ)温泉に銭湯ペンキ絵の作成が実現した。純レッドを演じる白川は「今にも飛び出してきそうな絵。家から近いので、湯船からゆっくり見たい」とペンキ絵の迫力に圧倒された様子。一方、純ブルー役の小田井は「マスクの造形やスーツのデザインを絵で描くのは本当に大変だと思う」とフィギュア好きならではのマニアックな視点で、ペンキ絵に感激しきり。「湯船にゆっくり使って、のぼせながら眺めてもらえれば」とアピールした。「光栄な気持ちでいっぱい」と喜びを語るのは、純グリーン役の後上。純バイオレットを演じる酒井は「実現したのは、フロンターレさんのおかげ。家族で来て、子どもたちに自慢したい」と意気揚々だった。純烈のメンバーが、憩いの場である温泉施設を守るヒーロー“純烈ジャー”として、温泉の平和を乱す悪と戦う特撮シリーズの第2弾。昨年、前作『スーパー戦闘 純烈ジャー』が公開され、ファンの間では映画を2回以上鑑賞する「追い焚き」というワードが誕生。このワードが今回、タイトルに採用されている。劇中には“銭湯巨神・純烈王”と名付けられた巨大ロボも登場することになり、酒井は「巨大ロボが、ついに登場です」と誇らしげ。「前作で小林幸子さんを倒したんですけど、今回は相手が巨大化するものですから、こっちもいよいよ巨大ロボを出さないと」と不敵な笑みを浮かべ、「バカバカしいなと思いながら、楽しんでいただければ」とファンに呼びかけた。年内いっぱいでグループを卒業する小田井にとっては、本作が“ラストバトル”で「撮影中に卒業は決めていたけど、メンバーには知らせていなかった。この頃は誰も(卒業を)知らなかったんだという見方もできる」と告白。「パート3は『小田井は死んだ』というテロップで始めてもらえれば」と気の早い“妄想”を披露すると、酒井は「LiLiCoさんが墓前で手を合わせながらね」と具体的なシーンを提案していた。取材・文・写真=内田涼『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』9月1日(木)より公開
2022年06月28日純烈が主演を務める映画『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』のオリジナル・サウンド・トラックが、9月7日にリリースされることが発表された。9月1日公開予定の同映画は昨年9月から全国81劇場で公開された純烈初主演『スーパー戦闘 純烈ジャー』の続編で、世を忍ぶ仮の姿を持つ純烈が皆の憩いの場である温泉施設を守るヒーロー・純烈ジャーとして温泉の平和を乱す悪と戦う姿を描く。今作は純レッドの白川裕二郎がメインで、特撮ファン垂涎の巨大ロボ・純烈王が登場するなど前作を超えるスケールで物語が展開される。サントラには、本作の為に書き下ろされた劇中歌が3曲とそのカラオケ、そして純烈のオリジナル作品を含めた全14曲が収録される。<リリース情報>『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免 ~オリジナル・サウンド・トラック~』2022年9月7日(水) リリース価格:3,000円(税込)【収録曲】・君を奪い去りたい(純烈ジャーver.オープニング曲)作詩・作曲:幸 耕平編曲:萩田光雄・来た道行く道(エンディング曲)作詩:及川眠子作曲:幸 耕平編曲:坂本昌之・君がそばにいるから作詩・作曲:幸 耕平編曲:萩田光雄・真っ赤な2人(映画用新曲)作詩:酒井一圭作曲:高取ヒデアキ編曲:籠島裕昌・レッツゴー!ラブユーチェンジ!(映画用新曲)作詩:酒井一圭作曲・編曲:岩崎貴文・銭湯巨神純烈王(映画用新曲)作詩:酒井一圭作曲・編曲:NARASAKI・星降る街角(2022)(純烈ジャーver.)作詩・作曲:日高 仁編曲:矢田部 正・純烈一途(2022)(純烈ジャーver.)作詩:酒井一圭、高取ヒデアキ作曲:高取ヒデアキ編曲:籠島裕昌・真っ赤な2人(オリジナル・カラオケ)・レッツゴー!ラブユーチェンジ!(オリジナル・カラオケ)・銭湯巨神純烈王(オリジナル・カラオケ)ほか、全14曲収録予定(曲順未定)※純烈ジャーver.:本作品用にボーカルを追加録音、新録音を施した既発作品とは別バージョン。純烈「君を奪い去りたい」MV純烈「NEW (入浴) YORK」MV「君を奪い去りたい」配信リンク:「スーパー戦闘 純烈ジャー」サントラ配信リンク:<作品情報>『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』2022年9月1日(木) 新宿バルト9ほか全国公開『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』ティザービジュアル『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』特報<コンサート情報>2022年純烈コンサート 心・技・体※終了分は割愛6月29日 旭川市民文化会館 大ホール6月30日 カナモトホール(札幌市民ホール)7月9日・10日 とうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター)7月10日 いわき芸術文化交流館アリオス8月26日 川口総合文化センター・リリア9月16日 習志野文化ホール10月6日 宇都宮文化会館11月1日 神奈川県民ホール11月7日 高崎芸術劇場 大劇場関連リンク純烈 オフィシャルウェブサイト純烈 オフィシャルファンクラブ
2022年06月27日「夢は紅白!親孝行!」をスローガンに2010年にデビューしたムード歌謡グループ・純烈。2021年9月にはもう一つの悲願であった主演映画『スーパー戦闘 純烈ジャー』が公開されたが、この度、映画第2弾となる映画『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』が2022年9月1日(木)より公開されることが決定した。前作では、彼らが世を忍ぶ仮の姿を持ち、皆の憩いの場である温泉施設を守るヒーロー・純烈ジャーとして、温泉の平和を乱す悪と戦っているという設定が話題となった。ファンの中で映画2回以上観る「追い焚き」をいうワードが誕生するなど、ステージからスクリーンに場所を変え、観客を熱狂させる純烈現象を全国各地で引き起こした。あれから1年。ファンの声から生まれたワードもサブタイトルに加え、ストーリー、スケールもさらに進化した映画『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』が公開となる。監督は、前回に引き続きスーパー戦隊シリーズや仮面ライダーシリーズを現在も手掛ける特撮研究所の佛田洋が務める。特報では「彼らが帰ってくる―」のテロップ後からBGMにあわせ、駆け出してくる純烈の姿が。敵を斬って斬って斬りまくり派手に戦うアクションシーンから始まり、純レッドの白川と女性2名が登場し、何かが起きる予感を漂わせている。そして、現れる巨大ロボは、その名も“銭湯巨神・純烈王”。純烈の「純」という文字が前立てとなったカブト型ヘッド、胸部には、雄たけびを上げるライオンが配置されたレリーフ、右手には「烈」とプリントされた巨大タオルを肩掛けし、左手には黄金の風呂桶を脇に抱えている。なんと左肩には特設ステージが。まさに“スーパーロボットメカ”を彷彿させるような、神々しいシルエットが浮かび上がり、前作を超える壮大さを感じさせる映像となっている。公開にあたり、純烈リーダー・酒井一圭は、「小田井さんが今年で卒業してしまうので、この4人での純烈ジャーはラストです」と寂しさを滲ませるも、「東映特撮の粋を集結したロボ戦、アクションは大注目です!日本アカデミー賞いただきます!!」と意気込むコメントを寄せている。<コメント全文>純烈リーダー 酒井一圭小田井さんが今年で卒業してしまうので、この4人での純烈ジャーはラストです。今回も強力な敵が登場します。迎え撃つ純烈ジャーに強力な味方、巨大ロボが登場します。その名も純烈王!東映特撮の粋を集結したロボ戦、アクションは大注目です!日本アカデミー賞いただきます!!佛田洋監督今回はドラマのみならず曲数も特撮シーンも更にスケールアップしてこれぞ“歌謡特撮”と言える作品に仕上がりました。笑って泣ける歌謡シーンは勿論の事、クライマックスの巨大ロボ「純烈王」と大物ゲストの大特撮は日本映画史に残ると自負しています。もはや解説は不能。見て感じる映画です。ファンの皆さま、追い焚き御免!『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』9月1日(木)より公開
2022年06月20日●小田井、紅白初出場が決定した頃に卒業を決意心地よいムード歌謡や気さくな人柄で幅広い世代に愛され、4年連続で『紅白歌合戦』に出場しているスーパー銭湯アイドル・純烈。4月1日にメンバーの小田井涼平が年内で卒業することを発表し、リーダー・酒井一圭はその後、小田井卒業後に新メンバーを加えて活動する意向を表明した。今後の展開に注目が集まっている純烈を直撃し、小田井ラストイヤーへの思い、そして、小田井卒業後の純烈をどのように思い描いているのか話を聞いた。酒井はこれまでに、新メンバーについて「増やすのは1人か2人」「オーディションではなく酒井フィルターを通して探す」「夏までには結論を出したい」などと話し、タレントのJOYやものまねタレントのニッチローらが名乗りを上げて話題に。今月9日にはグループのYouTubeチャンネルを更新し、新メンバーの基準について「愛される人柄」「素朴な人」などと語っていた。――小田井さん卒業発表はファンに衝撃を与えましたが、メンバーの皆さんかなり前から聞いていたということで、もう落ち着いた気持ちでしょうか?酒井一圭:全然衝撃は。だいぶ前からわかっていることですから。小田井涼平:事務所の社長に話したのは2018年の1回目の紅白出場決定あたり。そのときに50歳くらいで辞めたいって話をしているので。僕の中では、紅白は1回出られたら自分の夢も果たせたことになるからそれでいいと思っていて。でも運よく2、3、4回と続き、期せずして何回も出られたみたいな気持ちがありました。ほとんど歌ってないので、本気で目指して頑張っている人には申し訳ない気持ちでいっぱいですけど、グループだったらこういう出方もあるということですよね。1回目、僕、「シュワシュワ」だけで出たんですよ。酒井:僕も「シュワシュワ」しか言ってない(笑)。後上も「あげたい」しか言ってないよね。後上翔太:4文字くらいでした(笑)――小田井さんはソロで紅白を狙うということは?小田井:狙わないですよ(笑)。ソロで出たら国民全員、敵に回すことになるのでそれはないです。――卒業後については具体的にまだ話されていないですよね。小田井:今の段階で辞めてからの話をするとそっちに向かっている人になってしまう。最終的に12月31日の紅白で終わらせたいというのが僕の希望で、5回連続出て、紅白の終わりと同時に自分の純烈ライフも終わるというのが一番きれいな終わり方だと思うのでそれを目指すと。今、来年こういうことをやりたいって話すと、次を見ていることになる。まあ、見ているんですけどね(笑)。酒井:食わなあかんから!白川裕二郎:頑張ってほしいな。――グループとしても年内は4人の活動に全力という思いではあると思いますが、酒井さんは新メンバー探しという大事な任務が進行中です。酒井:小田井さんを見送るという大切なテーマが大前提だけれども、小田井さんもその後の個人の活動も考えないとあかんし、マネージャーも「まだ内緒ですが小田井が脱退することになっていて……」では営業しづらい。それやったら4月1日ド~ンと発表しようぜって。オープンに一個一個丁寧に積み重ねて、いい人いないかなって動いていることをインフォメーションしながらやっていきたいと思います。――隠し事がないほうが活動しやすいですよね。小田井:吉本の芸人さんと共演させてもらう『ユーラン・ルージュ~笑いの源泉かけ流し!~』(6月3日・4日)も、僕が卒業しますというのをネタ的に扱われるのであれば、いじったあなたが純烈メンバーになって、この4人で1曲歌ってもらいます、というのをやってみたいよね。酒井:やってみたい!小田井:斎藤(司)さんや河本(準一)さんが入ったら歌唱力バーン上がるで!白川:「ペッ」ってやってくれるかな(笑)酒井:意外と馴染むかもしれない。そして、ほんまに入ってほしい。トレンディエンジェルと純烈、次長課長と純烈の掛け持ちで。小田井:横で見ていてあまりにもぴったりハマっていたら、ジェラシーで「やっぱ辞めるの辞めるわ」ってなるかも(笑)●来年の人数は“4人”の方向「今現在は…」――小田井さん脱退後の人数は4人か5人とのことですが、メンバーやスタッフさんに希望を聞いたところ後上さんだけ「4人」、後上さん以外全員「5人」と答えたそうですね。後上:奇数になるとセンターがしっかりできて、フォーメーションとしてきれいになりすぎる。純烈って、“そろわないダンスでお馴染みの味”みたいのがあるんですけど、フォーメーションがきっちりしすぎると、“そろわない味”が、ただの“そろってない”にならないかなと。酒井:ええこと言うわ! 僕もそれ同感やねん。小田井:後上くんの発想でいくと、センターを作って踊れる体制にしてガチャついているほうが面白い。酒井:あかん! だいたい4人の方向やねん。小田井:でも、後上くんのこれは表向きの理由で、本当は5人にしたらギャラの分け前が減るから。後上:シー! それは魂の叫びのほう(笑)――酒井さん的に、4人の方向なんですね。酒井:今現在は6:4で4人のほうがええと思っています。2人教育していくって普通の会社でもむずくないですか? 5人にするんだったら、4人のあとにもう1人とか。同時に2人は、双子ちゃん生まれるようなもんですから。小田井:5人目はイヌとかね。酒井:あほみたいなこと言うな(笑)小田井:よう見たら背中にファスナーついていて、80歳くらいのおじいちゃんが中に入っていたら面白いやろ(笑)酒井:もう言いたい放題! 腹立つわ(笑)。でも小田井さんは小田井さんで、自由にしゃべれるけど、一人で生きていくって新しい冒険やからね。小田井:それこそ、卒業後に例えば番組でレポーターみたいな仕事がしたいって言っても、吉本の芸人さんたちいろんな番組でいろんなレポートの仕事をやられていて、そこと1人で勝負していかなあかんから。大変ですよ。●“第2の純烈”構想も新グループのリーダーは後上!?――純烈さんの今後についてですが、モーニング娘。さんやAKB48さんのように、今後も誰か卒業したら新メンバーを加え、永遠に続くグループを目指すのでしょうか。酒井:永遠には続かないです。今、40~60代の方を中心に、もっと高齢の方も見に来てくれていて、後上とかがバラエティに出る機会も多いので若いファンも増えています。ジャニーズさんを見ていても、先輩のグループがあって、後輩のグループがあって、30代、20代、10代の方向けといろいろある。僕らは40代ぐらいになったら楽しめる、昭和歌謡とか落ち着いて聞きたいというジャンルですが、一個下のグループを作るというマインドになっています。白川:第2の純烈ということかな。――後輩グループを考えられているんですね。酒井:小田井さんを送り出し、新しい人を定着させ、自分はこのグループにいるけど、新しいグループを作る。お風呂屋さんかわからないけど、純烈みたいにおじいちゃんおばあちゃんからも拍手してもらえるような身近なグループというイメージです。そして、後上が次のグループのリーダーになればいいと思っています。ラーメン二郎、大勝軒ののれん分けみたいな。純烈のメンバーでありながら新メンバーのリーダー&メンバーという兼任で。後上:そうなるとギャラはどうなるんですか?(笑)酒井:それはお前が経営せえよ! スープの味だけ分けてあげるから。後上:ゼロから。やぶさかではないですね。経営者として頑張りたいと思います!――前向きですね!酒井:後上のほうが才覚はあると思う。俺らは普通の庶民やけど、後上はおじいちゃん医者、お父さん銀行員、自分は東京理科大学中退、帝王学はあるからね。純烈の15年もすごい経験だと思うし。後上:最後オチで「中退」ってついてる(笑)――さらにその先、第3の純烈もできるかも!?酒井:そこらへんまでやな。――永遠ではないけれど、魂を受け継いだ新グループが誕生していく可能性があると。酒井:そう。だってお風呂屋さんも盛り上げなあかんからね!小田井:僕も、ソロになって「小田井涼平 from 純烈 TRIBE」ってなりますから。後上:TRIBEって言っちゃったじゃん(笑)。でも我々、TRIBEではなく、純烈一家とか、そういう感じじゃない!?●3人はできる限り活動将来は“スーパー線香アイドル”!?――純烈さん自体は、基本的には同じメンバーのまま、ファンの方と一緒に年齢を重ねていくわけですね。後上:70代になった純烈が90代の方に向けて歌う「プロポーズ」とか、ちょっと見てみたいですね。――年齢的な不安などはありますか?酒井:俺らは割とほんわかしているので。小田井さんは欲の塊。売れたいし、まだまだいきたいしって。小田井:年齢に対する焦りが人一倍あるから。体力的にキツいと思っても、みんな僕の年齢に達してないから共有できず、それに対しての焦りはずっとありました。45歳過ぎてからやばいくらい体力が落ち、疲れ方や疲れの抜けなさが半端ない。それが年々ひどくなってくるから、続けるのはしんどいなって。辞めるという決断は勇気がいりましたけど、これ以上いてもメンタル的にも体力的にも自分がしんどいやろうなと。小田井さんのせいで足引っ張られているやんって思われる前に辞めようと思ったんです。ポカも増えてきて。酒井:でも小田井さんより後上さんの若年性ポカがひどい。年間何回財布なくすねん問題(笑)小田井:一昨日、財布をなくしたばかりで、昨日今日は心ここにあらずだと思う。後上:それが、財布なくしすぎて全く焦りがないんです。次は財布にチップを入れようって。なくしても見つかるようにしておけばOKでしょって。酒井:もともとのキャラもあるけど、ここ最近多発しているね。白川:でも、リーダーも落とし物多くない!? 財布や携帯を落としたり、衣装忘れちゃうとか。けっこう落としているイメージ。後上:裕二郎さんが本当にないから。酒井:僕は新メンバーで頭いっぱいだから(笑)――お三方は、体力の限界を超えても、できる限り活動していきたいという思いでしょうか。酒井:そう。最後は「ファンのみんなありがとう」って、ファンの方が天に昇っていくのを歌いながら手を振る“スーパー線香アイドル”でいきたいと思います。白川:決まったね(笑)酒井:決まったかな(笑)――白川さんと後上さんも同じ思いですか?後上:長く続くってすごくありがたいことだと思うし、続けられるだけ続けられたらいいなと思いますね。白川:できればそういう風になればいいかなと。最後は骨までも拾ってあげたいです。――ファンの方への愛がすごいですね。後輩グループもいずれはそういう風になってほしいですか?酒井:世代が違うので、彼らは彼らの、同世代や上の世代に可愛がっていただける感覚・距離感で楽しくやってもらえればと。なり手がいるのかもまだわからないですし、芸能界は水物の世界なのでわからないですけど、若いファンの皆さんを見たときに、下のグループも作ってあげたほうが喜んでくれる人が多いなという手応えを、純烈をやりながら感じました。●小田井の純烈ラストは「紅白で区切りをつけられたら」――先のビジョンを教えていただいたところで、小田井さんラストイヤーの2022年をどのようにしていきたいかお聞かせください。酒井:僕らは「夢は紅白! 親孝行!」というキャッチフレーズで、今もファンの皆さんと同じ夢を見ながら進んでいるグループ。12月31日は『紅白歌合戦』のステージで、今歌っているシングルを小田井さんと一緒に歌って区切りをつけられたらという気持ちです。小田井:僕の中ではこれまでと変わらないスタンスで、同じことを同じペースでやろうと思っています。それが今まで自分がやってきたことに対する答えだと思うし、特別感というのは、ファンの方々が卒業することに対して特別な思いで見てくれていると思っています。だからこっちが過剰に何かをするというより、これまでと変わらず、汗だくで踊って終わろうかなと。それが最終的に紅白につながって、紅白のステージの汗が一番最後になればいいなと思いますが、それはあくまで希望ですから。その結果にならなかったとしても、そこまでやってきたことに対しては後悔しないので、受け止めるつもりです。どっちに転がっても年内いっぱいは純烈のメンバーとして楽しんで終わりたいと思います。――白川さんと後上さんは、小田井さんとやっておきたいことはありますか?白川:15年間一緒に過ごさせていただいて、我々スーパー銭湯アイドルと言われていますが、小田井さんの大きな背中をお風呂で洗ってあげたい。酒井:すごい!(拍手)白川は高齢のお母さんと一緒にお風呂に入って洗ってあげているから。白川:もう動けなくなってしまって僕は入れられないんですけど、その前までは入れてあげていたので。酒井:介護やな。小田井:お母さんの話からこっちに来たら完全に介護やね(笑)。ちゃんとお尻の穴も洗ってね。白川:もちろん(笑)――後上さんはいかがでしょうか?後上:やってなかったことという意味では、4人だけで乾杯は1回もやったことないのでやってみたいです。酒井:恥ずかしい(笑)。事務所が変わるわけでもないし。――今まで4人だけの乾杯がなかったというのは意外です。後上:リーダーが飲めないというのもあって。白川:「エイエイオー!」もやっちゃう!?後上:円陣はDVD収録のときにやったけど絵にならないからカットされていましたね。酒井:「よっしゃー!」「行くぞー!」とか、気合を入れるというのをこのグループでは禁止していて。それ言う人、ろくなヤツおらん。白川:そんなことない(笑)酒井:「よっしゃー!」ってやると力が入って音を外したり……そうではなく、常に60点でいいよって。純烈はそういうグループやから。■純烈元戦隊ヒーロー出身の俳優を中心に結成されたムード歌謡コーラスグループ。メンバーは酒井一圭、後上翔太、白川裕二郎、小田井涼平の4人。2010年6月「涙の銀座線」でメジャーデビュー。2017年にリリースした「愛でしばりたい」がオリコン演歌チャート初登場1位、総合チャート5位を獲得。“スーパー銭湯アイドル”として注目を浴びる。2018年に目標に掲げていた『NHK紅白歌合戦』初出場を果たし、以降4年連続出場中。今年4月1日に、小田井が年内でグループを卒業し、来年以降ソロで活動していくことを発表。その後、酒井が新メンバーを1人か2人加えることを発表し、新体制にも熱い視線が注がれている。■スーパー銭湯LIVE『ユーラン・ルージュ~笑いの源泉かけ流し!~』有楽町のど真ん中に突如現れたスーパー銭湯「ユーラン・ルージュ」を舞台にしたノンストップコメディLIVE 。6月3日・4日の2日間、東京・有楽町よみうりホールにて開催(全3回)。6月4日の2公演はオンライン配信も実施。
2022年05月26日7月スタートのTBS系金曜ドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』に有村架純の父親で、法律事務所の所長弁護士役として出演することが発表されたばかりのさだまさしが、本日5月21日(土) より今年の全国コンサートツアー『さだまさし コンサートツアー2022~孤悲~』を千葉県・市川市文化会館よりスタートさせた。この日のコンサートではエレキギターを抱えたさだがステージに登場すると、“若い頃は随分嫌われたもんだった……”そんな歌いだしが印象的な新曲「偶成」からスタート。アップテンポナンバー3曲を披露しての最初のMCでは「市川の皆さん、初日ですよ!市川は長いこと暮らしてきたから地元みたいなもんでいいですね!今日のこのスタートの3曲、さだまさしのコンサートじゃないみたいでしょ?さっきのエレキギターはTHE ALFEEの高見沢くんからもらったものです。」と紹介。続けて、「孤独の“孤”はさみしいって意味。悲しいの“悲”は心が張り裂かれそうってこと。ひとりぼっちで心が張り裂けそうなのは、この2年間のコロナを体験してきた私たちの想いそのものではないでしょうか?そんな想いを、今回アルバムのタイトルにしました。」とニューアルバムについて触れつつ、最近発表されたばかりの連ドラ初出演についても語り、「TBSの7月期の金曜22時ドラマに出ることになって。有村架純さんのパパですよ!“生さだ”(NHK総合『今夜も生でさだまさし』)が4月から金曜日に変わりましたから、この7月からは最終週の金曜はプレミアムフライデーですよ、ドラマが終わってすぐに“生さだ”ですから!」と会場を沸かせた。そんなコンサートはニューアルバム収録曲を中心に「道化師のソネット」などの代表曲から「パンプキンパイとシナモンティー」といった久々披露の名曲まで、さらにふんだんのトークをもって大盛況のうちに幕を閉じた。そんなさだの次回の公演は5月24日(火) 神奈川県・カルッツ川崎(川崎市スポーツ・文化総合センター)で、その後6月1日(水) には今回のツアーのセットリストの軸を飾るニューアルバム『孤悲』をリリース。6月3日(金) 19時からは配信番組『アルバム「孤悲」発売週だから生でさだまさし』をLINE LIVE / YouTube Liveにて生でお届けすることも本日発表となった。ニューアルバムのことはもちろん、今年のツアーや来たるドラマの撮影秘話?などもぜひ期待したいところだ。また、さだまさしオフィシャルレーベルサイトではニューアルバム『孤悲』の全曲視聴もスタートとなったので、アルバム発売までまずはこちらもチェックしていただきたい。<番組情報>配信番組『アルバム「孤悲」発売週だから生でさだまさし』2022年6月3日(金)19時~生配信LINE LIVE: Live:さだまさしオフィシャルレーベルサイト音源視聴:<リリース情報>New Album『孤悲』2022年6月1日(水) リリース価格:3,850円(税込)『孤悲』ジャケット【収録曲】01. 孤悲02. 抱擁03. 詩人04. キーウから遠く離れて05. 緊急事態宣言の夜に06. 風を贈ろう07. 偶成08. OLD ROSE09. 鷽替え10. 歌を歌おう【店舗別特典】■ビクターオンラインストア「デビュー50周年カウントダウン・カレンダー付ポストカード」絵柄A■山野楽器CD / DVD取扱い店舗(一部店舗を除く)およびオンラインショップ「デビュー50周年カウントダウン・カレンダー付ポストカード」絵柄B■WonderGOO / 新星堂(一部店舗を除く)「デビュー50周年カウントダウン・カレンダー付ポストカード」絵柄C■五番街「デビュー50周年カウントダウン・カレンダー付ポストカード」絵柄D■楽天ブックス「デビュー50周年カウントダウン・カレンダー付ポストカード」絵柄E■その他店舗・オンラインストア※タワーレコード各店舗(タワーレコードオンライン含む)/ HMV各店舗(HMV&BOOKS online含む)/ TSUTAYA各店舗(TSUTAYAオンラインショッピング含む)/ ネオ・ウィング / セブンネットショッピング(他対象店舗はオフィシャルサイトにて追加発表いたします。)「デビュー50周年カウントダウン・カレンダー付ポストカード」絵柄F■Amazon.co.jp「メガジャケ」※特典付きカートをお選び頂きます様お願いします。※各特典ともに数には限りがございます。ライブ作品『さだ丼~新自分風土記Ⅲ~ さだまさしコンサートツアー2021 ほぼソロコンサート4500回ぐらい記念公演 アオハル入り』2022年7月6日(水) リリース●CD:4,950円(税込)●Blu-ray:8,800円(税込)※特典映像収録●DVD:7,700円(税込)※特典映像収録【収録内容】・春夏秋冬・誰もいない海・北の国から~遥かなる大地より~・案山子・道化師のソネット・無縁坂・桃花源・天までとどけ・にゃんぱく宣言・関白宣言・空に星があるように・傘がない・あなたが好きです・聖夜・しあわせについて・SMILE AGAIN・奇跡2021・いのちの理由【映像特典】※DVD&Blu-rayのみトーク「八丈島の“体当たり追っかけ娘”とちょっと久米島(2021.6.15 ウェスタ川越)」【店舗別特典】「直筆メッセージ・プリント・ミニ色紙 」(4500 version)■山野楽器(CD / DVD取扱い店舗)/ 山野楽器オンライン■WonderGOO / 新星堂(一部店舗を除く)/ 新星堂WonderGOO楽天市場店■TSUTAYA全国各店 / TSUTAYAオンラインショッピング■五番街■タワーレコード / タワーレコード オンライン■HMV / HMV&BOOKS online■楽天ブックス ※特典付きカートをお選び頂きます様お願いします。■ビクターオンラインストア「ビジュアルシート / メガジャケ」■Amazon.co.jp※特典の数には限りがございます。<配信情報>配信限定シングル「証城寺の狸囃子 ’22 ~COME COME EVERYBODY~」配信リンク:<ライブ情報>『さだまさし コンサートツアー 2022』詳細はこちら:
2022年05月22日この夏のTBS新金曜ドラマは、有村架純×中村倫也のW主演で贈るリーガルエンターテインメント「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」を放送。この度、本作にさだまさしが出演することが決定した。本作は、4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガル・石子(有村さん)と、1回で司法試験予備試験と司法試験に合格した高卒の弁護士・羽男(中村さん)の“石羽コンビ”が、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む物語。さださんが演じるのは、2人が働く「潮法律事務所」の所長で弁護士・潮綿郎。困っている人を放っておけない根っからのお人好しで、誰とでも友達になり、綿のようにふわふわとした性格。無料で相談を受けてしまうため、娘の石子からいつも小言を言われているキャラクター。羽男を事務所にスカウトしたのも綿郎で、誰にも弱音を吐けない羽男が唯一、心を開く相手でもある。俳優として連続ドラマにレギュラー出演するのは、今作が初となったさださんは「全部が新鮮で撮影現場のスタッフさんの動きを見ているだけで楽しいですね。スタジオに置いてある小道具を見たり、積んである本を読んで面白いこと書いてあるな、と感じたりしています」と撮影に参加した感想を明かし、「温かな小さな町の人情ドラマなので、安心して楽しんでいただけるかなと思います。僕も楽しみに参加させていただきます」とコメントしている。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は7月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月20日7月スタートのTBS新金曜ドラマは、有村架純と中村倫也がW主演する「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」を放送。東大卒の崖っぷちパラリーガルと高卒の弁護士のコンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む、西田征史のオリジナル脚本で描く異色のリーガル・エンターテインメントとなっている。嘘のようだが本当にあった珍トラブル――「カフェで充電していたら訴えられた!」、「コンビニでお釣りを多く受け取ったら訴えられた!」など、一見、些細なことだと思えるが、どんな小さなトラブルでも、その裏には誰かの“大切な暮らし”があるはず。本作では、そういった問題を抱えてマチベン(町の弁護士)の元にやってくる人々の人生や社会にひそむ問題、またそれに関わる人間模様を描く。そんなトラブルに向き合うのは、有村さん演じる4回司法試験に落ちた東大卒の崖っぷちパラリーガル、“石子”こと石田硝子と、中村さん演じるフォトグラフィックメモリーの持ち主で、司法試験予備試験と司法試験に一発合格した高卒弁護士、“羽男”こと羽根岡佳男。様々なトラブルに挑む中で、自らのコンプレックスに向き合い成長していく。また、プロデュース・新井順子、演出・塚原あゆ子という、「MIU404」「着飾る恋には理由があって」「最愛」と話題作を手掛けてきたスタッフが再集結する。<キャスト・スタッフコメント>●有村架純石子は、自分自身が演じたことのないパラリーガルという役どころです。頭が固いんですけど、石子の持っているチャーミングさや無邪気さみたいなものを、羽男さんとの掛け合いの中で、いろんな表情を見せながら表現できたら面白くなるのかなぁと思っています。羽男さんと石子の凸凹コンビが、物語を追うごとにどう噛み合っていくのか、それも物語を見ながら見守っていて欲しいです。また、毎話ゲストでいらっしゃる方々との話数ごとの空気感など、そういうものを見ながら楽しんでいただけたらなと思います。がんばります!●中村倫也新井さん・塚原さんのチームで、有村さんと一緒に凸凹コンビで、身近なところにある事件をピックアップした弁護士さんのお話と聞いて、それだけでだいぶワクワクするというか楽しそうだなと思いました。ドラマに出てくるトラブルは、もしかしたら皆さんの身近に起こる、もしかしたら起こったことのある出来事かもしれませんし、いろんなところで感情移入できるところが多いと思います。そして軽い気持ちで軽快に楽しめるものになったら良いなと思います。これから撮影を頑張って、ぜひともテレビの前のみなさんに毎週楽しみにしてもらえるようなドラマを作りたいなと思います。がんばるぞ!●プロデュース・新井順子先日、有村さんと中村さんによって石子と羽男に息が吹き込まれました。活字や頭の中で想像していた石羽コンビが現実に目の前に現れ、感情豊かに躍動し始めています。初日からおふたりの絶妙な掛け合いにワクワク! その姿は、可愛いでもカッコいいでもなく「とても愛おしい」という表現がぴったりなコンビなんだと感じました。キャラクターに俳優さんが息を吹き込み、監督を始めとする制作・技術・美術のプロによって『石子と羽男』の世界観ができあがっていく様に毎日ワクワクが止まりません。今回はリーガル(法律)ものといっても、主人公たちにもたらされるトラブルは日常に起こりそうなものばかり。「それ経験あるかも」という珍トラブルに、石羽コンビが挑んでいく姿にぜひご期待ください!新金曜ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は7月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月03日スーパー銭湯アイドル・純烈が、4月24日に関西の拠点としていた大阪・箕面温泉スパーガーデンで約2年2カ月ぶりに有観客ライブを開催した。純烈が関西でライブを開催するのはコロナ禍以降では今回が初。ライブでは数秒で売り切れたというチケットをゲットした約200人のファンを熱狂させた。オープニングは2月9日に発売され、今年も年末の大舞台での歌唱を目指している新曲「君を奪い去りたい」からスタート。昨年秋に公開され、すでにパート2が公開されることも発表されている映画『スーパー戦闘 純烈ジャー』の挿入歌「勇気のペンライト」、そして同映画の主題歌「NEW(入浴)YORK」と激しいロック調の曲を続けた。東京理科大学中退で数学が得意な後上が「792日ぶり」という数字を言うと、リーダーの酒井は久しぶりにこの場所に帰ってこられた喜びを語りつつも「ここは戦場。1番勝負しなきゃいけない場所。ここで負けたらスーパー銭湯アイドルじゃなくなる。」と、関西のお客さんを喜ばせる意気込みを語った。続いて、シングル『君を奪い去りたい』Aタイプのカップリング曲「来た道行く道」、そして映画『スーパー戦闘 純烈ジャー』のエンディング曲「心のままに」と続け、久しぶりの再会を果たしたファンと心を通わせあった。また、4月1日に今年いっぱいで純烈としての活動を終了すると発表した小田井涼平の話題にも触れ、当人もメンバーも最後の日をなんとか紅白歌合戦の舞台で、という決意を語った。そして昨年、第54回日本作詩大賞を受賞した「君がそばにいるから」に続けて初めて紅白歌合戦出場を果たした「プロポーズ」、そして『君を奪い去りたい』Bタイプのカップリング曲で、しばらく訪れることができなかった同所や地元ファンへの想いを表すかのように、《会えない時間がただ強くしてくれた~》の歌詞で始まる「愛は大丈夫」と3曲続けた。ここですでに予定時間を過ぎていることに気付くも、久しぶりに同所でのライブを再開できた喜びの方が上回ったようで、トークのペースも落ちないながらも再び歌いだす。今年で20周年を迎え、白川裕二郎が主要キャストであるカブトライジャー・霞一甲役で出演していた『忍風戦隊ハリケンジャー』で、その10年後を描いた『忍風戦隊ハリケンジャー10YEARS AFTER』の挿入歌「しのび哀」を歌唱した。同曲はシングル化されていないがファンの中でも人気が高く、うっとりとした表情でステージを見つめるファンが続出した。最後に、会えなかったこれまでの時間を埋めるように「ひとりじゃないから」で幕を閉じた。また終演後の囲み取材で、酒井は「3人で純烈をやることはない」といい「ファンの人たちに意見を聞くと、30代~50代で身長は高い方がいいというので、175センチから2メートルまでの人を探します」と構想を明かしつつも、夏までには具体的にしていかないと、と話した。<リリース情報>純烈 シングル『君を奪い去りたい』タイプA・B発売中●Aタイプ:1,350円(税込)純烈『君を奪い去りたい』Aタイプジャケット1. 君を奪い去りたい作詩・作曲:幸 耕平編曲:萩田光雄2. 来た道行く道作詩:及川眠子作曲:幸 耕平編曲:坂本昌之3. 君を奪い去りたい(オリジナル・カラオケ)4. 来た道行く道(オリジナル・カラオケ)●Bタイプ:1,350円(税込)純烈『君を奪い去りたい』Bタイプジャケット1. 君を奪い去りたい作詩・作曲:幸 耕平編曲:萩田光雄2. 愛は大丈夫作詩:及川眠子作曲:幸 耕平編曲:坂本昌之3. 君を奪い去りたい(オリジナル・カラオケ)4. 愛は大丈夫(オリジナル・カラオケ)純烈「君を奪い去りたい」MV配信リンク:純烈 シングル『君を奪い去りたい』タイプC・D2022年6月8日(水) リリース●Cタイプ:1,350円(税込)1. 君を奪い去りたい作詩・作曲:幸耕平編曲:萩田光雄2. 本牧マーメイド作詩:松井五郎作曲:幸耕平編曲:坂本昌之3. 君を奪い去りたい(オリジナル・カラオケ)4. 本牧マーメイド(オリジナル・カラオケ)●Dタイプ:1,350円(税込)1. 君を奪い去りたい作詩・作曲:幸耕平編曲:萩田光雄2. ためいきエレジー作詩:松井五郎作曲:幸耕平編曲:坂本昌之3. 君を奪い去りたい(オリジナル・カラオケ)4. ためいきエレジー(オリジナル・カラオケ)DVD『純烈 温泉ライブ in お台場THE FINAL』発売中●初回限定版【DVD+グッズ】5,980円(税込)●通常版【DVD】3,980円(税込)純烈 オフィシャルウェブサイト
2022年04月25日女優の有村架純、松本穂香が出演する、伊藤園「お〜いお茶」の新CM「本物のおいしいを、茶畑から。」編が14日より放送される。新CMは「お〜いお茶 緑茶」のリニューアル発売にあわせて企画・制作されたもの。事務所の先輩後輩の間柄でプライベートでも仲の良い有村と松本によるTVCM初共演作となる。CMのコンセプトは“本物のおいしいを、茶畑から”。飲む時点で一番おいしい状態を目指すための「おいし さの秘密」から生まれた同商品の特徴を、雄大な茶畑の風景を前に有村と松本の息のあった掛け合いの中で表現している。なお、CM撮影の裏側を描いたWEB CM「タイムトリップ」編が同日公開。○■有村架純、松本穂香インタビュー――CM撮影の感想を教えてください。有村:まつもっちゃんと一緒に(TV)CM撮影ということが初めてだったので、どんな感じで仕上がるのかすごく楽しみです。松本:前回のWEB CMの流れからなのか、私のキャラが結構すごいものになっていて、新鮮で楽しかったです。――「お〜いお茶」では「タイムトリップ」をテーマにしたキャンペーンを展開していますが、もしお二人が 「タイムトリップ」できるとしたら、いつに戻ってどんなことがしたいですか?有村:あんまり過去に戻りたいと思ったことないけど、強いて言うなら、高校2年生で地元の高校から東京の高校に編入したので、修学旅行とか卒業式とか、もうちょっと地元のみんなと一緒に過ごしたかったなって思います。松本:私は幼稚園児です。何の悩みもなく、ただ走り回って、食べたい時に食べたいものを食べて、寝たいだけ寝て。すごい疲れてる人みたいな答えを出しちゃったけど(笑)。有村:(松本は)自由を求めてるみたいです(笑)松本:はい。――松本さんは、撮影日(2月8日)の3日前の2月5日がお誕生日でしたが、25歳の目標はありますか?松本:もっと自由に生きたいなと思いますね(笑)。将来に向けて、楽しい方向に行けたらいいな。安定に向けて。有村:大事大事(笑)。――有村さんは、撮影日(2月8日)の5日後の2月13日がお誕生日ですが、29歳の目標はありますか?有村:最後の20代ということで、気楽に変わらずひとつひとつに向き合っていければなと思うんですけど。30歳になってから逆にどうしていこうかなっていうのはあって。29歳はあまり深くは考えず、最後楽しめたらいいなと思います。松本:30代楽しみですか?有村:めっちゃ楽しみ。なんかね、老いってやっぱり怖いけど、でもみんなが来るものだし、それが美しいなと思うから楽しみです。――このCMが公開されるのは3月14日ホワイトデーですが、お二人はホワイトデーに何か思い出がありますか?有村:小学校の時に3年間好きだった人がいて、4年生のときに渡そうと思って渡せなくて、5年生のときに渡したら初めてその人からホワイトデーのお返しをもらったんですよ。で、6年生のときに渡したら何も返ってこなかった(笑)。松本:私も、幼稚園の時に、好きな男の子がいて。初めて好きになった男の子で、クラス全員その男の子が 好きみたいな。それでバレンタインにチョコレートを渡したら、お返しをくれるってなって、コンビニの前 待ち合わせということになったんです。親と一緒に(笑)。有村:お返しをくれたのはまつもっちゃんだけ?松本:多分、(彼は)私が好きだった(笑)。
2022年03月14日