「上の子かわいくない症候群」という言葉を初めて聞いたとき、娘をでき愛していた自分には関係ないことだと感じました。しかし、2人目を出産して少ししたころ、その言葉を思い出し、悩むようになってしまったのです。そんな私の体験談をお伝えします。 5年間ひとりっ子だった娘わが家の娘は、弟が生まれるまで5年間ひとりっ子でした。パパ、ママはもちろん、両家の祖父母からもとてもかわいがってもらい、愛情たっぷりに育てましたが、わがままになることもなく、素直でやさしい女の子に成長しました。 母娘であちこちお出かけしたりして楽しく過ごしていたので、このまま子どもは娘ひとりだけでもいいかなあ……と思ったことも。ただ、やはりきょうだいがいたら楽しいだろうし、妹か弟が欲しいという娘の希望もあったので、2人目を考えることにしました。 上の子かわいくない症候群2人目を妊娠したことで、先輩ママたちから通称「上の子かわいくない症候群」という、2人目が生まれたことで上の子をかわいいと思えなくなる現象の話を度々聞きました。ですが、自分についてはまったく心配はしていませんでした。 むしろ下の子が生まれたあと、今までと同じように娘に手をかけてあげられなくなることが心配だったのです。妊娠中、娘はいつもより少し甘えん坊になりましたが、それもかわいく思え、残された2人だけの時間を愛おしく感じていました。 下の子が生まれて起こった気持ちの変化下の子が生まれると、娘はさらに私に甘えるようになりました。パパは仕事が忙しく、退院直後からワンオペ育児で余裕のなかった私は、娘の甘えに対していつしかイラッとするようになってしまったのです。 それでも、2人目が生まれたときは上の子優先!という先輩ママのアドバイスもあり、できるだけ娘の甘えを受け入れるようにしていたのですが……。そこには完全に無理している自分がいました。特にハグなどのスキンシップには、強い拒否反応を感じてしまいました。 上の子をかわいく思えず悩んだ日々私に限ってそんなことはない!と思っていましたが、残念ながら明らかに「上の子かわいくない症候群」でした。相談した先輩ママたちからは、「今だけだよ、自然に直るよ」と言ってもらったものの、毎日が苦しくて、娘に申し訳なくて、自己嫌悪に陥り悩みました。 ただ不思議と、下の子が寝ている間は出産前と同じように娘にやさしくなれたのです。下の子が起きているときは、仮面をかぶって娘と向き合っているようでつらかったですが、下の子が大きくなるにつれて、不思議と少しずつ、娘への気持ちは戻っていきました。そして今は完全に元に戻りました。 あの日々の葛藤はつらかったですが、これまで娘には手をかけすぎたかもしれない、過保護気味だったかなと思うこともあり、2人目が生まれたことで、ほどよい親子の距離感になったようにも思います。これから先も親子のあり方に悩むこともあると思いますが、その都度、より良い関係に変化していけたらいいと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/山口がたこ著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。夫は別居中のため、完全ワンオペ育児奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年06月17日第二子不妊治療を始めてから約3年の時を経て、2人目を妊娠した私。妊娠が判明したとき、長女は4歳で不妊治療にも付き添ってくれていたため、赤ちゃんがおなかにきてくれたことを一緒に喜んでくれました。ところが、妊娠判明から1カ月経ったころに長女の様子が変わり始め……。やっと赤ちゃんがきてくれた!長女が1歳2カ月のころからスタートした第二子不妊治療。第一子不妊治療のときに、「顕微受精でないと妊娠は難しいでしょう」 と先生に言われていた私。けれど、奇跡的に3回目の人工授精で長女を授かったため、2人目も治療をすれば1年くらいで授かるだろうと安易に考えていました。 ところがなかなか赤ちゃんを授からず、やっときてくれたのが治療を始めて3年が経ったころ。治療のための通院に何度も付き添ってくれた長女に赤ちゃんができたことを伝えると、「赤ちゃんきてくれてよかったね!」と一緒になって喜んでくれました。 なんだか落ち着かない妊娠が判明してから1カ月が経ったある日、昼寝から起きた長女をお風呂に入れようとしたところ泣き叫び始め……。たいていお風呂に入り始めれば泣き止むのに、この日はどんどん激しさを増して浴室で暴れるのを必死で抑えるほどに。 30分以上泣き叫んだあとに少しだけ落ち着いたので話を聞いてみると、「なんだか落ち着かない!」と泣き続けるのです。私が「赤ちゃんができてうれしいけれど、ママをとられちゃうみたいで寂しい?」と聞いてみると「うん」と教えてくれました。ぎゅっとして娘のことを大好きだと伝えると、落ち着きを取り戻しましたが、長女もいろいろと感じていたようです。 夜中に突然泣き叫ぶ娘長女がお風呂で暴れてから数日。落ち着いたと思ったら夜中に突然「ねぇママ、一緒に死のうよ! まだ一緒にいたい! 私が死んだらおなかの赤ちゃんに私の名前をつけて育ててあげて!」と泣き叫んだのです。あまりにも衝撃的な言葉で私もパニックになり、そのときは抱きしめて「ずっと一緒だよ、おなかの赤ちゃんは赤ちゃんだし、あなたはあなただよ」と伝えるのに精一杯でした。 翌日娘と話してみると、赤ちゃんができてから一緒に走り回ったり、自転車に乗ったりということができなくなり、「ママは自分よりも赤ちゃんのほうが大事なんだ」と思って寂しかったようでした。 長女の不安を知ってからは、何度も繰り返し「長女も赤ちゃんもどちらも大切」ということを伝えて、抱きしめるようにしました。現在おなかの赤ちゃんは6カ月。今では娘も赤ちゃんの誕生を心待ちにしてくれています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子 著者:ライター 吉川麻和
2023年06月04日ただでさえ大変な新生児育児。それが2人となると、その大変さは2倍…いや、それ以上なのです。双子は交互に泣く…朝までエンドレスお世話!双子の女の子を出産したかもめさん。退院と同時に4歳の長女と双子の新生児の育児がスタートするのですが…双子育児の大変さは想像を絶するものでした。例えば、夜中のおむつ替えの場合は…?ほとんど眠れないのです。退院後、母と義母に手伝ってもらっていた期間が終わると夫だけが頼りでしたが…長女に異変が! 追いつめられていたのは、自分だけじゃなかった!?「頼るのが苦手」なため上手に夫に助けを求められず、寝不足も相まってどんどん正常に考えられなくなっていったかもめさん。しかし、その生活のツケは、思わぬところに現れるのです…。言い返そうにもこの時は疲れ果てていて何の感情もわきませんでした。しかし、追いつめられていたのはかもめさんだけではありませんでした。双子の育児に手いっぱいで、十分長女にかまってあげることができない…その結果、長女に数々の異変が起きたのです。長女の様子に気づきながらもいっぱいいっぱいで思わず声を荒げてしまったかもめさん。果たしてどうなってしまうのか…。こちらは作者かもめさんの経験を元に2022年6月21日よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に対する読者からのコメントをご紹介します。双子育児の過酷さに読者も涙・今もうすぐ4歳の息子と、1歳の双子を育てています。 記事に共感し過ぎて涙が止まりませんでした。私の場合は実母が生後7カ月まで近くに住んでくれて手助けをしてくれたことと、旦那は今も協力的ではないけど外面はいいなと違いはありますが。 本当双子大変で。それより長男と双子には本当申し訳ない気持ちがいっぱいでしたが、なんだか救われました。・1年3カ月違いで、年子の下の子どもが双子で3人育てました。読んでてあの日々を思い出してしまいました。3年ぐらいまともに寝てませんでした。・私も長男と双子育児中です。とっても共感できることばかりで涙が出てきました。・19歳で結婚し20歳で双子の娘を出産しました。このお話とは違い双子のみの子育てでしたが、24年前の自分と重なり、色々な過去を思い出しました。 その娘たちも大きくなり、もう少ししたら結婚する予定です。双子で育った私も双子を産みたい! と言っている娘たちですが、「双子に生まれて幸せだった」と過去の未熟な母の私を認めてもらえてるような気がしています。・ 私にも3歳の双子の男の子がいます。今はとても楽になりましたが、2人が新生児の時はそれはそれは大変で、この記事を読んであの頃を思い出しました。わたしは幸い実母と仲が良かったので里帰りし、産後2カ月ほどは実家で過ごすことができましたが、それでも大変でした。 本当に寝られないし、帝王切開の傷は痛いし、抱っこしないと寝ないし、泣き声を聞くだけで涙が止まらない日もありました。「新生児の時は一瞬だよ」と言われても、その頃はどうしてもそう思えず、とにかく寝たいと思いました。 今子どもが3歳になり、意思疎通もできてトイレもご飯も自分たちでできるようになってふと新生児の頃を思い出しますが、正直今の方が可愛いです笑 でもあの頃もかけがえのない日々だったと今なら思えます。(とてもありきたりですが) 双子育児は本当に大変ですが、双子を産んでよかったと心から思えるわたしは幸せだと感じます。 この記事を読んでそんな思いを改めて感じることができました! ありがとうございます!・8年前の自分と似た境遇で、記事を読みながら色々思い出しました。 双子が生まれて一変した長女との関係を何度も取り戻したいと思っても未だにできていません。長女を抱きしめたり抱っこすることが難しくなったままです。子育てには日々悩んでばかりで、何も解決できないままです。・私も同じように、長男と下の双子が4歳差で、実母との関係に悩んでて、まるで我がことのように思って読んでいます。 その上、義実家はまだ若く、フルタイムで仕事しているので誰にも頼れなくて、とても苦しかったです。 年齢差が同じなので、とても親近感を感じます。当時の気持ちも似ていて、私の苦しさを言語化してもらって、少しスッキリしました。また、双子育児を経験していない読者からも、「涙が出た」と感動と共感のコメントが届いていました。・胸がギュッと苦しくなるようなシーンがいくつもありました。 上の子も下の子も可愛いのに、どうしても手のかかる下の子に構う時間が多く、上の子の気持ちに寄り添えないこともあったことなど、年齢差的に、自分の子供たちの時と照らし合わせて読んでしまいました。・3番目の次男が生まれて、半年過ぎた頃から、2番目の長女(5歳)からほぼ毎日、「寂しい」と言われ、「ママは私のこと、好きじゃない?」と聞いてくるように。ワガママ放題の長男に比べて、言うことを聞いて、お手伝いもしてくれる長女。でも、本当はきっとお兄ちゃんのようにワガママも言いたいし、弟のように泣いてママに抱っこしてもらいたかったんだろうな、と改めて思わされました。今からでも遅くない。沢山抱きしめて抱っこしようと思います。・私も先日年子のワンオペ育児でキレ散らかしてしまった日があり、その日は一日涙が止まらない状態でした。 他のお母さんもあるんだ…と、安心とは違いますが、仲間がいたという感覚になりました。・すごく共感しました。私も今年2人目が産まれました。上の子は3歳。気持ちがいっぱいいっぱいで、上の子が食べこぼしやお漏らしした時には強く怒ってしまいます。余裕ができた時に、上の子に対して申し訳なくて泣いて心の中で謝っています。・一人でも大変な育児、私も夜泣きで寝られず、新聞配達の音(ポストに落ちる時の)を聞いて、「寝てないのにまた朝が来る…」とむなしくなったことを今でも思い出します。・3歳半離れた娘が2人いて、今は小中学生です。 双子ではありませんが、表情が出るまでの育児は特に辛かったことを思い出し、私も涙してしまいました。 相談しても助けてくれる夫ではなかったので、ただただ辛かったです。・自身も第一子が居るなか双子を妊娠中です。同じような境遇の中での産後の大変さや喜びがわかって、この作品を読むことができて良かったです。 辛い話も描いて下さってありがとうございました。辛い時は、周りにSOSを発信することの大切さをとても感じました。 うちは男女の双子です。産後どうなるのか不安もありますが、何とか周りと協力して乗り切りたいなと思います。そもそも双子育児が過酷なのは、周りの理解が足りないことや、制度が行き届いていないことに原因があるという声も。・ここで一番腹が立つのはもちろん夫さんですね。 子育て相談の人もダメですね。大体4歳児+双子のお母さんが相談申し込みしてきてるのに、片付いてるからとかで10分で帰っちゃうんですかね。 夫が長女さんの面倒を全面的に見るのが当たり前なのに、育児に積極的には見えませんね…。お母さんはスーパーマンではなく、限界があるのだと知って欲しい。妻が妊娠した夫には勤め先などで父親学級を受けるよう義務化して欲しいです(勤め先以外だと逃げるから)・人に迷惑をかけないと無意識に思い込んで、なかなか頼れない。つい頑張ってしまうのが産後ですよね。これが仕事なら先輩に手取り足取り教えてもらうのに…、1人でも大変なのに双子ならさらに完全に手が足りない。睡眠不足はもう精神病みます。こういうことがもっと広く知られて、行政のサポートがもっと幅広く気軽に受けられるようになって欲しいです。・ ワンオペにならざるを得ないこの世の中の仕組みがおかしいと思います。夫が早く帰ってきて一緒に育児できればこんなにおかしくなることも、子どもに悲しい思いをさせることもないのになと思います。双子を持つ家庭にもっと余裕ができるような制度作りと周囲の理解が急務だということを痛感します。▼漫画「長女+双子育児が過酷すぎた話」
2023年05月29日2歳と生後4カ月の男の子を育てている私。長男のときは、長男が1歳になるまでつきっきり育児だったため、「いつこの疲労から解放されるのだろう」とばかり思っていました。しかし、次男が生まれ、長男と同じように育児をしているはずなのに、次男はよく寝てよく飲み、まったく手がかからないのです! そこには、本人の性格だけでなく、長男の大きな存在があったからでした。そんな私の気づきを紹介します。 長男の育児は常にヘトヘト長男は生まれたときから泣いてばかりで、夜間の授乳も頻回。日中もそんなに長く寝てくれないため、私自身がクタクタで1歳を境に断乳しました。当時の長男は私から離れると大泣きをしてしまうので、いつも抱っこひもで抱っこしながらの家事。 初めての育児で緊張感も続き、断乳ができるまで「ずっと眠たいし疲れているし、何もする気が起こらない」と、毎日ヘトヘトだったのを覚えています。そして、次男出産後は「またあの恐ろしい日々が来る」と私は身構えていました。 驚くほど大人しい次男身構えていた次男の育児。しかし、次男は長男とまったくの反対! 生後2カ月には夜間起こさないといけないほど朝まで熟睡してしまうし、日中はいつもニコニコなのです。抱っこひもは時々使う程度で、バウンサーに乗せればひとりで静かに遊んでいるほど。 「この差は一体何!?」と思うほど、「次男は親孝行だな」と私は感じていました。同じ2歳差の男の子を育てている姉に次男の様子を話すと、「次男が大人しいのは長男がいるからよ」と意外な言葉が返ってきたのです。 実は長男のおかげだった!?姉は「気づかないところで長男は次男と遊び、長男のおかげで規則正しい生活ができているからよく寝るんだよ」と。私はまったくそのことに気づかず、個人の性格だとばかり思っていました。 その後、2人をよく観察すると、たしかに長男は次男を気にかけて一緒に遊び、次男はいつも長男を目で追いかけていたのです。次男の日中は長男を見て楽しみ、いつも家の中はにぎやかなので眠れても浅い眠り。そのため、夜間にしっかり寝てくれることに気づきました。 子どもの性格や2回目の育児で私の心に余裕があることも次男の育児がラクに感じる要因なのかもしれません。しかし、長男が大きな役割を果たしていたということに気づき、改めて長男の存在の大切さや、お互いに与える兄弟間の影響の大きさを感じました。育児は大変ですが、子どもたちから学ばされることも多いので、2人の成長をしっかり見守っていこうと思っています。 監修/助産師 REIKO作画/大福著者:岩見 エリ2男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2023年05月29日私には3人の子どもがいます。年の近い子どもたちを育てる日々の中で、家事や育児から疲れが溜まり、体力も落ちてきました。そして私たち夫婦は、3人目を妊娠してからおよそ2年間近く夫婦生活がありません。夫の「もう1人欲しい」の声も、私には届かず……。第3子出産後、性欲減退…私たち夫婦は、結婚当初から2歳差で3人の子どもを授かることを望んでいました。長男が誕生し、1年半後に2人目、さらに1年半後に3人目を授かり、家族計画は夫婦の希望通りに。 3人目を妊娠するまでは、子どもを授かりたいという気持ちがあり、性欲もあったのですが、もともと妊娠中に性欲が減退してしまう私は、3人目を授かった後は一度もそういった行為に至ることはなく……。そして3人目を出産後も、家事と育児の両立で心身ともに疲弊し、夫からの誘いをやんわりと断る日が続きました。 寝る場所にも原因があるように思います。私たち夫婦は、夫の十分な睡眠のために別の部屋で寝ています。そのため、3人目の出産後から1年が経っても、私たちは合計2年間のセックスレスの期間が続きました。 セックスレスではありますが、夫婦仲は非常に良く、夫も私もお互いを愛している気持ちは伝わっているように思います。しかし夜になると、育児を終えて寝かしつけをするうちに子どもと寝落ちしてしまい、気づいたら朝になっていることも多い私。セックスに対して、気持ちが乗らないのが現状です。 時々「今日はどう?」と誘われますが、夫は子どもと一緒に寝落ちしてしまう私を見て「疲れているから仕方ないよね」と許してくれます。セックスレスについて夫婦で話し合ったことはありませんが、夫に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 幸い、セックスレスで夫婦の仲が悪くなることはなく過ごしています。今は子育てに追われ心身ともに休養を求めているのだと、自分自身を責めすぎずにゆっくり過ごしていけたらいいのかなと思うようにしています。 イラスト/ななぎ著者:中田優子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年05月23日義母との関係に、悩んでいる人もいるのではないでしょうか……。もし義母が、娘の目を二重にしたらと、突然提案してきたら……?義母のトンデモ行動をリアルに体験談として発信する漫画家みぃ子(@miico_no_kurashi)さん。今回はそんなみぃ子さんの大人気マンガシリーズ、「ウチのトンデモ義母さん」第2話をご紹介します!【前回までのあらすじ】ある日、自宅に義母が訪ねてくると、長女の目が一重であることを指摘します。突然の指摘に困惑していると……?二重を勧められ……夫の目を二重にした……!?恐る恐る聞くと……?義母は、夫の目を二重にしたと言い出します。詳しく話を聞くと、どうやらつまようじを使って、二重にしたとのことで……!?※つまようじで整形はできません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@miico_no_kurashi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年05月21日長男が2歳のときに、2人目を妊娠。コロナ禍ということもあり「里帰り出産をするか、しないか」とても悩みました。実家までは、新幹線と電車を乗り継いで片道3時間半。悩んでいると、母から「帰っておいで、大丈夫だから。上の子はこっちの保育園に行けばいい」と電話がありました。母の力強くやさしい言葉に、里帰り出産を決心。そんな中、イヤイヤ期真っ只中だったはずの息子は……。 イヤイヤ期に大きな成長を遂げた息子 コロナ禍ということもあり、帰省後の自宅待機期間も含め、産前、産後の4カ月子どもと帰省することにしました。もともと通っていた保育園は、里帰り中はお休みすることに。 帰省してから1週間後、新しい保育園での園生活がスタート。最初は慣れない環境に戸惑う息子は、行きたくないと繰り返していました。ついに、来たお産の日。予定日前日の夜に陣痛が来て、私が入院すると、私がいないことに気づいた息子は大泣きしたそう。しかし、母が「ママは病院だよ。赤ちゃんを連れて帰ってくるから一緒に待っていようね」と言うと、納得してまた眠りについたそうです。翌朝になると「ママは病院だから、ばあばと頑張る!」と保育園の準備を始めたのだとか。 それから、私が帰宅するまで一度も泣かなかったそうです。息子に出産報告のため、テレビ電話をすると「赤ちゃん来たらぎゅーするね!」とニコニコする息子の姿が画面越しに見られました。里帰りをしていたからこその安心感。息子の頑張りもあり、入院中も赤ちゃんのお世話に専念できました。 退院して帰ると、服や靴下の着脱がじょうずになっていた息子は「赤ちゃんにも靴下を履かせてあげる」と手伝ってくれるまでに成長。里帰り期間中に目標としていたトイレトレーニングも、母や保育園の力を借りながら成功しました。「僕、お兄ちゃんだから!」と自分からトイレに行くように。たくさんできることが増えた里帰り期間。周りに支えられてお兄ちゃんになることができたようです。息子の成長にも支えられた2人目出産の思い出でした。 作画/Pappayappa著者:井島りほ
2023年05月21日気になる相手と2回目のデートまで進んだら、お付き合いまであと少し!と期待に胸をふくらませることもあるでしょう。でも、初めてのデートとは異なり「2回目」だからこそ気をつけたいポイントも。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、「2回目のデートで避けたいデートプラン」を3つご紹介します。長い行列に並ぶ場所にいく「気になっていた彼と、2回目のデートで某テーマパークに行きました。でも、思った以上に混雑していて、何をするにも何時間も行列に並ぶ羽目に…。最初のうちはおしゃべりの話題にも困らなかったのですが、並ぶことに疲れて会話も途切れがちに。デートが終わった後は“とにかく疲れた”という感想だけ。疲れて不機嫌になった彼の顔を見るのも嫌だったし、きっと自分も同じ感じだったんだろうと思うと、アプローチするのが面倒になって自然消滅しました」(31歳女性/アパレル)人気のテーマパークや話題の飲食店など、長い行列に並ばないといけない場所での2回目デートは避けた方が無難です。なぜなら、まだ打ち解けていない相手と立ちながら会話をしなくてはならないシチュエーションは、思っている以上に負担がかかるもの。「楽しい」よりも「疲れた」が強くなってしまうのは悲しいですよね。ダブルデートまたはグループデート「片思い中の彼との2回目のデートで、私の友人カップルとのダブルデートを企画しました。友だちに彼をジャッジしてもらいたいと思ってのことでしたが、結果的に大失敗…。帰り際に『知らない人たちと一緒にいて疲れた』と言われ、その後は一切デートに誘われなくなりました。あのときダブルデートをしていなければ、今ごろは付き合えていたかも、と思うと後悔しかありません」(29歳女性/エンターテインメント関係)友人カップルを交えて遊ぶダブルデートは、友だちに恋人候補を見定めてもらうのにはいいチャンス。けれど、2回目デートではまだ避けた方が安心です。“自分の友だちに会わせる=交際を急いでいる”という印象を相手に与えてしまったり、第三者がデートの場にいることで二人の相性を見極めにくくなる恐れもあります。自分の家で「おうちデート」「飲み会で知り合った男性との2回目デートで、スタート時間が遅かったこともあり、私の家でご飯でも食べようと家に招きました。その日はそれなりに楽しく過ごしましたが、付き合おうという話に進展しなかったので私の気持ちもだんだんと冷めていき。ところが後日、彼が何度も家に押しかけてきて『付き合ってよ!』『家に入れてよ!』と騒がれて…。結局、警察に相談する事態にまでなったのですが、付き合う前の人に気軽に家を教えるべきではないと学びました」(33歳女性/秘書)よく「深い仲になるのは3回目のデートから」という言葉も聞きますが、早い段階でのおうちデートは避けた方が安全でしょう。相手のことをよく知らないうちに自宅に招き入れてしまうと、予期せぬトラブルを招く場合もあります。2回目のデートは、まだまだ二人の時間を大切にしながら相性を見極めていきたいタイミング。必要以上に疲れたり、予想外の展開になったときにトラブルを招いたりしないように、ぜひ参考にしてみてくださいね。©d3sign/Motortion/gettyimages文・並木まき
2023年05月19日私は現在、小学生と中学生の男の子の母をしています。長男がまだ小さかったころ、夫は仕事で家におらず、私には頼れる親がいなかったため、ひとりで試行錯誤しながら子育てをしていました。孤育てなので、休む暇がなく心に余裕がありませんでした。しかし、時が過ぎて2人目を出産すると、状況は変わっていったのです。 赤ちゃんとの生活は休む暇なし!?長男を出産してまず感じたことは、「休む暇がない……」でした。赤ちゃんとの生活はミルク、おむつ、寝た隙に家事の繰り返し。睡眠不足が続き、心に余裕がありませんでした。 そんな私が変わったのは、2人目が生まれてから。「子育ては体力勝負。自分の体を休めることを大事にしていこう」。そう心に決めたのです。子どもがお昼寝する時間は子どもと一緒に横になる。これだけで体がとてもラクになったことを覚えています。 家事をやってみたいと言い出した長男2人目を出産したとき、長男は幼稚園の年中さんでした。赤ちゃん返りもあり、私に甘えたい時期。子どもの世話をしながら家事を進めていくことの難しさを痛感していました。 そんなある日、長男が私がおこなっている家事を「やってみたい」と言い出すように。完璧を求めずできたことを褒めると、子どもはとてもうれしそうでした。家事と並行して子どもと関わることができるので時間の効率化になり、とてもいい方法だと気が付いたのです。 私の子育てを支えた強い味方は…さらに、家事によっては家電に頼って効率よくこなすことも大切だと感じました。たとえば野菜スープを作りたいときは、切った野菜を電気圧力鍋に入れて、味を整えるだけで完成です。野菜の大きさや固さなどを変えれば月齢に合わせた栄養豊富な離乳食ができます。 他にも、食洗器や乾燥機付きの洗濯機は、ボタンを押すだけで洗浄から乾燥まで全自動。家事にかかる時間を減らし、子どもとの時間を増やしてくれる家電は子育てを応援してくれる強い味方でした。 今は子どもたちも大きくなり、手のかかる時期は過ぎましたが、家事に終わりはありません。いかに効率よく、家事を時短で終わらせるかを今も考えています。時間のゆとりは心のゆとり! 頑張りすぎずに家族みんなが笑顔でいられるように過ごしていきたいと思っています。 イラスト/さくら監修/助産師 松田玲子著者:岡本 美香2児の母で元ナース。 発達障害の子育て経験をもとに、「読者の気持ちに寄り添った」記事作りを意識して執筆している。
2023年05月13日わが家には4人の子どもがいます。今では育児に協力的になった夫ですが、第1子、第2子出産後は、共働きでも私のワンオペでした。育児と仕事で余裕もなく、夫の考えが理解できずに涙することもありました。そんな夫が協力的になってくれたきっかけとは……。子どもが病気になっても夫は…長男は1歳になると、私の仕事復帰のため保育園に通い始めました。すると、私の職場に保育園から「息子くん、お熱があります」と電話がかかってきました。私は早退し、保育園にお迎え、そして小児科を受診。次の日は、病児保育に預け、少し遅刻して出勤することに。それが、毎週のようにありました。 まだ時短制度などが整っておらず、フルタイム正社員で復帰していた私は、職場に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。あまりにもお迎え要請続くので、夫に迎えにいけないか連絡すると、「仕事だから無理!」のひと言……。 私は、「もういい!」と電話を切って、「こんな思いをするくらいなら、連絡しなければよかった」と涙があふれました。この件をきっかけに、もう夫に頼るのはやめようと思い、ひとりで何でもこなすようになりました。 話し合い、夫の本音がわかった!子どもの育児、仕事、家事に精いっぱいだった私。その当時は、夫に頼るのはやめようと思う一方で、「なんで協力してくれないの?」と思ってしまう日もしばしば。夫の気持ちを考える余裕がありませんでした。 良くない状況を変えるべく、家の購入と同時に義両親との同居を決意した私。間もなく第3子を出産して、義両親や子どもたちとの関わり方について夫と話す機会が増えました。夫は「子どもにどう接していいかわからなかった」「仕事を頑張っていればいいと思っていた」と、これまで考えていたことを話してくれました。 「子どもに手がかかるのは今しかないから、関われるときに一緒に関わってほしい」と私の気持ちを伝えると、それから夫は、子どもとの時間を作ってくれるようになったのです。また、第3子が1歳になる前くらいから自営業を始め、仕事に関しても夫婦で協力し合うように……。 話し合ったことで、夫は以前よりも協力的になってくれましたが、「子どものことは○○(私)のほうがわかっているから、病院へは○○が連れて行くように」と言います。その代わり、私の仕事を代わってくれたり、上の子たちの送迎をしてくれたりと、私のサポートをしてくれるようになりました。ただ、まだ通院などは母親がするものと思っているようなので、今後も話し合いを続けて、どんなことも協力しあえるようになりたいと思っています。 監修/助産師 松田玲子著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年05月11日27歳で長女を出産し、2人目が欲しいと思いながらも草食系の夫にちゃんと伝える勇気がなく、ずるずる32歳になった私。そんなとき、不妊治療をしていた上司から言われた「本当に2人目が欲しいなら迷っていないで早いほうがいいんじゃない?」のひと言に刺激を受け、2人目計画を始動したお話です。夫は草食系夫はいわゆる草食系で、もともと営みがなくてもいいタイプの人。結婚前から健全なデートがほとんどで、「ピュアな人なんだな」と私は感じていました。そのため、結婚してから長女を妊娠するのにも、排卵日などを考慮しながらで1年ほどかかりました。 私も夫も「子どもは2人欲しい」と思ってはいましたが、2人目が欲しい=営みが必要、というのが私たちにとっては大きなハードルでした。 2人目計画を言い出せないそれでも2人目は欲しく、漠然と「2人目欲しいね」と私が言い「そうやね」と夫も言いますが、それ以上は続かないのです。長女の妊娠が判明してから営みをしていないので、もうそういう雰囲気にもなれません。 私たちが2人目を作るとなると、基礎体温を測り排卵日を考え、「今日、排卵日だよ」と伝えなければなりません。それらを考えただけでおっくうになり、夫に2人目計画を言い出せずにいました。 このままではマズイそんなこんなで5年が過ぎ、私は32歳になりました。そんなとき、職場の3つ上の上司が不妊治療を始めたそうで、こんなことを言われました。「加齢と共に卵子も老化するから妊娠しにくくなるんだって。だから本当に2人目が欲しいなら、迷っていないで早いほうがいいんじゃない?」と。 卵子の老化、聞いたことはありましたが改めて言われると年齢的にも焦りを感じ、「夫に2人目計画を伝えよう!」と決心しました。 2人目計画始動その夜、この気持ちが収まらないうちにと思い、上司に言われたことを夫に伝えました。「今、重い腰を上げないとあとから2人目が欲しいと思ってもできないかもしれない。まだ可能性があるうちに頑張ってみようよ」と。 2人目が欲しいという思いは夫も同じなので、納得してくれました。それから私たちは2人目に向けて始動したのです。 2人目計画を始動してから1年半ほどの34歳で妊娠し、35歳で次女を出産しました。夫に2人目計画を伝えるのはとても勇気がいりましたが、無事に次女を妊娠~出産し、今、家族4人で本当に幸せです。あの上司の言葉がなければまだ重い腰が上がってなかったかもしれないので、心から感謝しています。 監修/助産師 松田玲子著者:石井ゆうき9歳と1歳の姉妹を持つママ。秘書として時短勤務。1人目出産直後に夫が転職に失敗したことを機に、お金にまつわることに興味を持ち、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている。
2023年05月08日次男を妊娠したばかりのころのことです。私は次男の妊娠がわかってすぐ、義母に妊娠の報告をしました。以前から2人目が欲しいということを義母にも話していたので、義母は喜んでくれて、義父や義妹にも伝えてくれました。するとその後、ご近所の男性に「2人目できたんだってね~。おめでとう」と声をかけられたのです。さらに夫は会社の同僚から祝福されたと言います。安定期まで家族以外の人に報告するつもりはなかったので戸惑う私。夫が同僚に、誰から聞いたのかと問いただすと……?義母に妊娠を報告私が次男を妊娠したのは、長男が2歳のとき。もともと子どもは2人欲しいと思っており、義母にもそのことを伝えていたため、妊娠がわかってすぐ報告しました。義母も喜んでくれて、すぐに義父や義妹にも伝えてくれた様子。 すると、義母に妊娠を報告した5日後、私が長男と2人で近所を散歩していると、近隣に住んでいる高齢の男性に「2人目できたんだってね〜。おめでとう〜」と声をかけられました。私は「なんで知っているの!?」と驚きましたが、その男性は義父と知り合いであるため、すぐに義父が言ったのだとわかりました。 まさか会社でも…!?私はどちらかというと慎重な性格で、安定期に入るまでは家族以外の人に妊娠の報告をするつもりはありませんでした。そのため、義父が勝手に近所の人に妊娠したことを伝えたことに、私はすごく腹立たしい気持ちになりました。 さらに、義母に妊娠報告をした1週間後のこと、夫が職場の同僚に「2人目できたんだって? おめでとう〜」と言われたそう。誰から聞いたか問いただすと、やはり犯人は義父でした。義父と夫は同じ会社に勤めており、社内の人にも妊娠したことを言い歩いているようでした。 義母に相談したところ近所だけでなく会社でも言い歩いていることを知り、私は義母に「まだ安定期じゃないし、何があるかわからないので、近所の人や会社の人には言わないでほしかったんです……」と相談しました。すると義母は「お父さん、そんなにいろんな人に言ってるの? 知らなくてごめん! 怒っとくからね!」と言ってくれました。 後日、義母に用事があったため義実家へ行くと義父もおり、「〇〇(私の名前)ちゃん、ごめんね。また孫ができるのがうれしくて、ついつい言っちゃって……」と反省している様子。義父も悪気があって言ったわけじゃないことがわかったので、「できれば安定期になってから報告したいので、これ以上は言わないでもらえると助かります」と伝えると、義父も納得してくれた様子でした。 夫の会社や近所の人に、勝手に妊娠報告をされた事実は正直腹が立ちます。しかし孫の誕生を楽しみにしている義父の気持ちは理解できます。前もって、「家族以外の人には安定期に入るまで言わないでください」と伝えておけば義父も言わなかったと思います。「言わないだろう」ではなく、きちんと自分の意思を伝えておくことが重要だと感じた出来事でした。 著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
2023年05月04日私には6歳と2歳の子どもが2人いますが、下の子を妊娠して以来の約3年間、夫と性生活がありません。私としてはもう一生しなくても良いかなと思っています。まだ夫とそのことについて話したことはありません。 性生活のない状態になった理由付き合い始めたころから、夫はあまり性行為に関して積極的ではありませんでした。頻度は月に1回ぐらい。夫はガツガツ感がまったくない草食系、理系男子です。その後結婚し、長女を妊娠するまで月に1回ぐらいのペースは続きました。私は多くないなと思っていましたが、特に不満もありませんでした。もともと2人とも淡白でしたが、2人目の妊娠を望んだときはなかなか赤ちゃんができず、頻度を増やすしかない状態に。完全に排卵日周辺を狙った作業で、前戯もほとんどなく痛かったです。妊娠がわかったときには、「もう毎月頑張らなくても済む」といううれしい気持ちにすらなりました。 不満はないが不安はある私自身は性行為がないことに納得しています。しかしながら、たまにネットや雑誌で夫婦の夜の営みの大切さを謳う記事をみると、少し焦ります。性行為をしないことは夫婦として健全ではないのか、夫は私を女として見られないのではないかと不安になってしまうのです。しかし、性行為をしないからといって私たち夫婦は仲も良く、夫はとても誠実な人なので、他の人と……ということも絶対にありえません。お互い不満はなさそうなのでこれはこれでありなのかなとも思っています。 今後もきっと性生活はないけれど完全に性行為がないことについて、夫にどう思っているのか聞いたことはありません。それで「しようか」ということになるのも微妙だし、「もう一生する気はありません」と宣言されても傷つくからです。夫の性格からして、この先夫から何かを言ってくることもないでしょう。 このまま一生女として求められることがないかと思うと少し寂しい気もしますが、求められたとしても戸惑うと思います。 現在、私は下の子と、夫は上の子と寝ているので、寝室を共にすらしていません。私たち夫婦は今後もずっと性生活はないと思いますが、ずっと仲良しではいたいです。手を繋いだり肩を揉み合ったり、ちょっとしたスキンシップはできるだけとっていきたいなと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 作画/まきこんぶ著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年05月03日2人目の育児は10年ぶりということもあり、夫も私も1人目のときの記憶を思い出しながらの出発でした。生後9カ月を過ぎ、娘は元気いっぱいに成長し、育児の感覚もだいぶ戻ってきたなあと慣れを感じてきたある日、衝撃的な事件が起きてしまいました。 娘の口から「ポロン」と落ちてきた物はある日のこと、夕食を食べ終え、食器を片付けようと娘の横を通り過ぎると、何かが「ポロン」と娘の口から落ちました。最近何でも口の中に入れてしまうので、今度は何を口に入れていたのだろうとよく見ると、「何だこれ?」と目を疑いました。なんと、ボタン電池ではありませんか! 「危ない、飲み込むところだった」と胸を撫で下ろし、一件落着と思って夫に話すと、突然夫の顔色が変わりました。 どうしたんだろうと思っていると、「そのボタン電池、朝見たときは2個あったんだけど、もう1個はあった?」と言うではありませんか! 慌てて長女と2人でそこら中を探しましたが見つからず、夫は「見つからないなら絶対飲み込んでるよ!」と言うので、念のため小児救急の電話相談に連絡しました。すると、「万が一飲み込んでいたとしたら大変だから、可能性があるなら早めにレントゲンで確認したほうがいい」と救急の受診をすすめられ、紹介してもらった病院を受診することにしました。 ※赤ちゃんがボタン電池を誤飲した場合、気管を塞ぐなどして窒息を起こす危険のほかに、ボタン電池が粘膜などに接触して「化学やけど(化学熱傷)」を起こす危険があります。また、飲み込んだボタン電池が胃に達すると、酸性の胃液によって電池が腐食し、中身(電解液)が漏れ出す可能性があります。アルカリマンガン電池などでは、中身のアルカリ性物質が漏れて胃などの内壁を損傷する危険があります。もし、お子さんがボタン電池を飲み込んでしまったら、重症になるおそれがあるので、直ちに医療機関を受診しましょう。参考:政府広報オンライン「ボタン電池や医薬品、タバコなど 子供の誤飲事故にご注意を!」 病院で事の重大さを認識娘はいつもと変わらず元気だったのが救いでしたが、内心は不安でいっぱいでした。21時ごろ病院に着き、レントゲンを撮ると、確認のために持参した娘の口から出たボタン電池と同じ物が写っていました! 「よかった! あった!」となぜか思わず安堵の言葉を口にすると、先生に「いや、お母さん、あまりよくないです。胃で止まっていたら内視鏡の先端に磁石をつけてすぐに取れたのですが、レントゲンに写っている場所から見て小腸まで届いているので、うんちで出るのを願うしかないです」と言われました。さらには、「1日待って出てこなかったら途中で引っかかっている可能性があるので、そのときは手術になります。2日後にまた受診してください」とのこと。そのまま受診の予約をして帰宅することとなり、事の重大さを実感しました。 「親の不注意で、しなくてもいい手術の傷が付いてしまったらどうしよう」と胸が張り裂けそうでした。レントゲンで押さえつけられ、顔の毛細血管が切れるほどギャン泣きした娘は、疲れ果てて帰りのタクシーの中で寝てしまいました。※誤飲したものが胃より先の腸にまで流れた場合、原則として経過観察となります。ほとんどがおよそ2週間以内には自然排出されますが、ときに腸に穴が開くこともあるため、異物が排泄されるまでは、腹痛、発熱などがないこと、その間に出た便の中に異物が含まれていないかを確認してください。参考:一般社団法人 日本小児外科学会「小児外科で治療する病気」−消化管異物 帰宅後、夫婦で反省会を実施帰宅後夫に報告をし、2人で反省会をしました。そもそもなぜしまってあるはずのボタン電池が外に転がっていたのかを話しました。使い終わったボタン電池はビニール袋に入れて開閉式のゴミ箱の隅に入れていたのですが、開閉しているうちにそのビニール袋がズレて半分外に出ている状態になり、それに興味を持った娘が引っ張って袋に穴が開き、そこからボタン電池が外へ出てしまったことがわかりました。 また、夫がなぜボタン電池が2個あったことを知っていたかというと、朝掃除機をかけていたときに、落ちそうなボタン電池が入ったビニール袋を「落ちたら危ないな」と目視しながらも、時間がなくて慌てて仕事につき、私にも言いそびれてしまったようでした。 長女のときは細心の注意を払い、そんな出来事はなかったので「2人目だから大丈夫」とどこかで油断していたことも要因の1つになったと思います。反省会のあと、すぐにボタン電池と電池類は廃棄の方法を変え、缶に入れて娘の手の届かない場所に置くことにしました。そして、危ないなと思うことはすぐにその場で改善すること、改善できなければできる人にお願いしてでも改善するようにコミュニケーションをとることを心がけることにしました。 娘の無事を祈って…次の日、朝から夫も私も娘がうんちをするたびにソワソワして落ち着かず、神様、仏様に祈り続けました。このときばかりはうんちが出るようにと、離乳食や育児用ミルク以外にも娘の大好きなバナナにゼリー、赤ちゃん用のお菓子など食べさせました。するとその甲斐あってか、やっと夕方ごろになり、うんちと一緒に無事ボタン電池が出てきました。うれしくて思わず夫と抱き合って喜んでしまいました。大事に至らず本当によかったです。妊娠中、婦人科の廊下に掲示してある「乳幼児による異物の誤飲が増えています!」というポスターを目にしたり、母子健康手帳内にも異物誤飲の注意書きがあったり、産後に配られた冊子にも誤飲事例が増えていることが書かれていたりと、誤飲についてはよく知っているつもりでいましたが、まさか自分が経験するとは思ってもいませんでした。 長女のときは大丈夫だったことが、次女も大丈夫ということにはならないと学びました。娘は生後11カ月を迎え、ますます行動が活発になり、ハラハラさせられっぱなしです。今は、夫も長女も協力してくれて、今まで以上に危険を回避するよう努力しています。これからも、事故や怪我なくすくすくと育ってくれることを願うばかりです。 ※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲するおそれがあります。赤ちゃんに渡さないでください。飲み込むと危険なので、お子さんの手の届かない場所へ保管しましょう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:YOU11歳と生後11カ月の娘をもつ母。10年ぶりの育児に奮闘中。現在は専業主婦、時々クラウドソーシングでスキマ時間にお小遣い稼ぎ。
2023年05月02日皆さんは、出産したときのことを覚えていますか?今回は、産後のイラッとエピソードを漫画で紹介します。無事に出産が終わった義母が登場もう2人目の話!?夫も激怒!産後で疲れている中、デリカシーのない発言をする義母。孫の数に勝ち負けも何もありません。自分の事情だけでなく、相手の事情を気遣って発言することは大切ですよね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています
2023年05月02日美容部員で活躍していた芸子。2人の女の子を出産し、育休を取得したものの、保育園に全落ちして仕事を退職することに。そして育児中のママたちが満足するスキンケアを作ることを決意し、会社を設立しました。前回、ようやく商品が完成したけれど、匂いに変化が生じることが発覚し、改良を決意します。今回は販売価格を決めるために信用金庫へ。しかし、芸子の相談を聞いて絶句してしまう信用金庫の店長と担当のTさん……。芸子の相談とはいったい……!? 意気揚々と私の案を伝えたが…!? 改良がうまくいってホッとした私。ますます商品に愛着が沸いた。 そして今度は販売価格などお金のことを決めなくちゃ。 いざ、信用金庫へ! いろいろ話し合って、私の意向にも信用金庫の方たちも理解を示してくれて、お金のことも順調にいきそうだと思った。 けれど、「無料ミニボトル」のアイデアを伝えたら、2人ともとてもびっくりした表情で固まってしまった。 それはミニボトルを使って肌に合わなかった場合、本体が未開封であれば全額返品するというもの。 え!? え!? なにかまずかった!? 芸子の太っ腹なアイデアに、信用金庫の方たちは心配と不安と驚きで言葉を失ってしまいました。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター 芸子
2023年04月22日1人目が1歳半のころから緩めに極短時間で仕事復帰をした私。保活では家から近い大規模な保育園ばかりを希望したところ玉砕。保育園に入園することができなかったため、やむを得ず大規模保育園の一時預かりを利用していました。2人目では、1人目のときには敬遠していたビルの1室にある小規模保育所に入所。2つの保育園生活を経験し、今は1人目の保育園選びを後悔しています……。大規模園ばかり希望した1人目保活1人目の保活をしていた当時は、「保育園はある程度規模の大きな園のほうが安心」という固定観念がありました。近所に2歳児クラスまでの小規模保育所が2、3カ所ありましたが、いずれもビルの1室にあり園庭もなく、子どもを預ける環境としていかがなものかなあという不安があり、そのときはまったく視野にありませんでした。 しかし、勤務時間が短く、フリーランスという働き方の私が、人気のある大規模保育園に入り込めるほど保活は甘くなかったのです。仕方なく、希望していた大規模保育園の一時預かりを利用することにしたのですが……。 一時預かりのスケジューリングに四苦八苦私が利用していた保育園の一時預かりは結構な人気ぶりで、希望した日にすんなりと予約を入れられるわけではありませんでした。フリーランスで基本的には家で仕事をしていましたが、月に数日は会社へ行かなければならない日があった私。その数日の一時保育を確保するのもひと苦労という月もあったのです。 さらに、四苦八苦しながら手に入れた一時保育の時間で精一杯仕事をしても、一時預かりの料金はとても割高。1カ月の給料と預かり保育代がトントンになってしまうときもよくありました。仕事を入れすぎれば時間が足りず、仕事と子育ての両立にアップアップになってしまう、とてもストレスフルな日々だったのです。 2人目では視野を広げ、小規模園を希望その後2人目妊娠を機に再び休職し、下の子が1歳を過ぎたころからまた仕事復帰を考え始めました。まだ下の子が小さかったので、なるべく子育て優先の生活ができるように仕事量は抑えめにするつもりでした。そして、1人目のときの失敗を踏まえ、余裕をもって仕事と育児をこなすためには、やはり毎日通える保育園に入所するのが必須だと考えました。 私の勤務時間と勤務形態ではきっとまた大規模保育園入所は厳しい……と感じていたところに、ふっと近所の小規模保育所が頭に浮かびました。さっそく見学に行くと、ビルの一室ではあるものの園内の雰囲気はとても明るく、先生方もアットホームな雰囲気。ここなら良いかも! と感じて第1希望で申し込みをしました。 手厚くきめ細かい保育に大満足希望が通り実際に入所してみると、小規模ならではの手厚くきめ細かい保育を受けることができました。基本的に0・1・2歳児クラスが同じフロアで保育されているので、他の学年の子とも交流することができます。担任の先生以外にも勤務しているすべての保育士さんがわが子のことをよく把握してくださっていて、毎日温かく声をかけてくれます。 1人目の一時預かりのときには、週に2、3回利用していてもどこか通常保育の子と一線を引かれているように感じていました。そのため園に子どもの居場所があるという感覚はありませんでした。しかし、2人目の小規模園は子どもの居場所がここにあり、保育士さんたちにも一緒に子育てを共有してもらえているという感覚があります。そして何より、毎日安心して子どもを預けられる場所ができたことで、仕事をする自分の心に余裕が持てるようになりました。 今思えば、1人目のときには保育園選びに慎重になりすぎて選択肢を狭めてしまい、結果自分の首も締めてしまっていました。2人目で視野を広げ、小規模事業保育所に入所できたことで、子育てにも仕事にも良い状態で日々を送ることができるように。3歳児クラスからは転園しなければならないのが残念なほど、今の園に出会えて本当によかったと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:澤崎 凪1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。
2023年04月22日1人目が生後10カ月を過ぎたころ、2人目を考え始めた37歳の私。夫の意見や周りのアドバイスを聞くたびに、2人目妊娠のタイミングがわからなくなりとても悩みました。しかし、助産師の姉の言葉で不安や迷いが消えました。そんな私の体験談を紹介します。2人目に対する夫婦の考えもともと生理不順で産婦人科に通院していた私は、1人目は予想外の自然妊娠で喜んでいました。しかし産後10カ月を過ぎるころ、私が37歳であることや、産後に再開した生理が今まで以上に不順だったこともあり、2人目も自然妊娠できるか心配になってきたのです。 夫は「1人目が自然にできたんだから2人目も大丈夫だよ!」と楽観的。私たち夫婦は2人目も強く希望していたのですが、「年の差は関係なくきょうだいをつくってあげたい」という私と、「3歳は年を離さないと子育てが大変」という夫と意見は異なっていました。 他人の言葉に揺れる私2人目をどのタイミングで考えればいいか悩んだ私は、友人や姉妹に相談してみました。上の子と5歳差で2人目を妊娠した妹は、「意外にも2人目不妊は多い。特に年が離れると。私も不妊で通院した」と話していて、私は「やっぱり早めに2人目考えなきゃ」と焦り始めました。 また、2歳差の2人の子どもを持つ友人に相談してみると、「2歳差は育てるのが本当に大変! 私があなたの年齢なら3歳は間隔をあけるわ」と。アドバイスを聞くたび、どうしたらいいのかわからなくなりました。 助産師の姉の言葉悩み始めた私は、一旦2人目を考えることをやめることに。ある日、助産師の姉と何気ない会話の中で「赤ちゃんは授かりものだから。来てくれたときがタイミングよ」と話してくれ、私は目が覚めた思いがしました。 「私はいろいろ自分たちの都合を考えていたけれど、そのこと自体間違っていたのかも」と思うようになったのです。それから2人目計画を立てることをやめ、避妊もせず、すべて自然に任せることにしました。 2人目妊娠判明! 夫は…2人目妊娠を意識することをやめた矢先、まさかの自然妊娠が判明! 避妊はしていないものの、生理不順でいつ排卵しているかわからなかった私自身、こんなに早く妊娠するとは驚きでした。 3歳差を希望していた夫は、「えー! 早すぎ」と報告したときは若干焦ったようですが、「2歳差でも3歳差でもそんなに変わらないよね」と今では家族が増えることを楽しみにしています。 私は2人目妊娠のタイミングについて、私自身の状況や上の子との年の差を考えてたくさん悩みました。しかし私の場合、「赤ちゃんを授かったときが私たちのタイミング」と考えることで2人目妊娠に対する不安や悩みが軽減され、結果的に今赤ちゃんを授かれたことを夫婦2人でとても喜んでいます。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2023年04月21日引っ越した先で出会った隣に住むママ。お互い妊娠中ということもあり、意気投合。1人目を妊娠していた私は、2人目妊娠中の隣のママのアドバイスを頼りにしていたのですが、出産後、関係が変化していったのです……。 子育ての先輩は頼もしい半面、少し上から目線で… 妊娠を機に引っ越しを決意した私たち夫婦。引っ越し先で出会ったお隣家族も、私たちの入居数日前に引っ越してきたようでした。年齢も近く、お互い妊娠中ということもあり、すぐに意気投合。お隣のママは2人目の育児だったため、おすすめの子育てグッズを教えてくれるように。初めての妊娠に不安を感じていた私にとっては、ありがたい存在です。お隣のママは、すでに小学2年生の子どももいたため、私は育児の先輩として頼りにしていました。 その後、お互いに無事子どもを出産。ところが何回か会ううちに、子育てについて少しずつマウントをとってくるようになったのです。これまでお隣のママの言葉を頼りにしていた私は、次第に彼女の意見が正しく、子どものためになるだろうと思いこむようになっていました。あるとき私が、離乳食初期から市販のベビーフードを活用していたことを話すと「子どもがかわいそう! 私はイチからすべて作ってる」と言われたのです。私は、月齢に見合ったものを食べさせて安心していましたが、彼女に言われると自分が間違っていた気持ちに。 一瞬で私は息子に対して罪悪感を持ち、そのことを帰宅した夫に話しました。しかし夫は「息子は元気に育ってるから大丈夫。いつも頑張ってくれてありがとう」と言ってくれたのです。夫の一言で「人は人、自分は自分」と前向きに考えられるようになりました。変わらずお隣のママとは交流を続けていますが、自分の考えや気持ちを大切に、楽しく育児を頑張っています。 作画/Pappayappa著者:山吹雅
2023年04月20日私は2児のママですが、下の子を出産後は里帰り出産もなく、退院直後からワンオペ育児でした。2人育児がハード過ぎて徐々に母乳育児から遠ざかり、下の子が生後2カ月のころには完ミ育児に。そんな私が感じた「ミルク育児のメリット」をお伝えします。ママが気兼ねなく服薬できる上の子の授乳では混合育児をおこなっていた私の実体験なのですが、母乳を飲ませている時期に風邪や病気にかかってしまった場合、服薬のことで非常に悩んだ記憶があります。 下の子が生後2カ月のときから私の疲れがピークに達し、目が腫れたり咳が止まらなかったりと心身の過労からくる症状に悩まされました。病院を受診しお医者さんに服薬をすすめられても、完ミ育児のおかげでお薬の種類で悩む必要はなかったです。子どもが2人になると横になって休んでる時間がほぼないので、さまざまな不快症状もお薬のおかげですぐに治ったのは本当にありがたかったです。 上の子と2人きりの濃密な時間を過ごせる私は退院直後から親戚などに頼れず、日中はひとりで育児をおこなっていました。上の子は、私の産後直後は特に退屈さと寂しさで情緒不安定になっていました。そこでいろいろな方に相談したところ、どの方からも「上の子と2人きりの時間をなるべく取りなさい」とアドバイスを受けました。 そして私は思い切って、上の子と濃密な時間を過ごすべく遊園地などの遠出を決行。上の子とおでかけの際は、下の子はパパに預けました。完ミ育児だからこそ、授乳のことを気にせず他の人に預けることもできたのです。そして、1日中ママと2人で過ごせる時間をたっぷり取ったおかげで、徐々に上の子の気持ちも落ち着いてきました。 下の子の生活スケジュールが整う下の子を完ミ育児にしたおかげで、授乳後は毎回「いくら飲めたか」が数値ではっきりとわかります。これが、下の子の生活リズムを整えるのに非常に役立ちました。上の子のときは混合育児で育てていたので、一体どれだけ飲めたかが確認できず、オロオロして昼寝のタイミングを失い、気付けば夕方……なんてこともありました。 下の子はしっかりと飲んだ量が確認できるので、泣いていても「さっきは遊び飲みしていつもの半分量しか飲まなかったな」などと理由がわかり、そんなときは育児用ミルクを足したりと臨機応変な対応ができました。満腹になると良く寝てくれるので、自然と生活リズムが整いました。 赤ちゃんを育てていくうえでさまざまな授乳スタイルがありますが、2人目を出産後しばらくはどうするべきかと悩みました。そのなかで、「自分が本当に大切にしたいことは何か?」と考えたことで、授乳スタイルが定まったように思います。特に2人目以降の出産は上の子もいますので、人と比べたりひとつの方法にこだわったりすることなく、柔軟に対応することが大切だと学びました。 イラスト/おんたま監修/助産師 松田玲子著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年04月17日2人目を希望しているけれど、2年間レス状態が続いていた私たち夫婦。「〇月になったら妊活をしよう!」と会話はあるものの、一向にレスを解消できませんでした。そんなときに思わぬことがきっかけでレスを解消することができたのです。産後セックスレスに私は、産後1年間実家に里帰りをして、娘が1歳ごろに自宅に戻りました。夫の帰りは、ちょうど娘を寝かしつける時間と重なることが多くありました。娘はパパの気配に気がつくと遊んでほしくて起き上がってしまい、結局寝るのが遅くなってしまうことが何度も。 1歳過ぎたばかりの子どもの寝る時間が22時を過ぎてしまうのはまずいと考え、私と娘の寝室を別の階に移動させました。これを機に、娘の寝かしつけはうまくいくようになりましたが、夫とのスキンシップは一切なくなってしまいました。 2人目の希望はお互いあるけれど…夫と私はどちらも2人目の子どもが欲しいという気持ちがありました。話し合うこともあり、「〇月ごろから妊活を始めよう」などと話題には何度も上がりました。 しかし、寝室が別なこともあり、結局スキンシップがないまま、妊活を始めようと話していた時期は過ぎていったのです。妊娠期間も含めて2年近くレスだと、なかなかスキンシップをとるのも恥ずかしいと私は感じていました。 エアコンが突然壊れて8月に、私と娘が寝ている部屋のエアコンが突然壊れてしまいました。さすがにエアコンがない部屋では暑くて眠れないし、熱中症も心配だったため、私と娘は夫が寝ている寝室で一緒に寝ることに。すると、寝室が一緒になったことで、徐々にスキンシップをとれるようになったのです。 妊活開始予定から半年も過ぎてしまいましたが、スキンシップをとれるようになったことから、ようやくレスを解消することができました。はじめはお互い恥ずかしい気持ちもありましたが、やはり子どもがかわいくてもう1人欲しいという気持ちのほうが強かったため、なんとか歩み寄ることができました。エアコンが壊れなかったら今もレスのままだったと思います。 2人目の子どもが欲しい。夫婦の意見は一致しているのに寝室が別なことでスキンシップをとる機会を完全に逃していました。2年間レスが続くと、再開するきっかけが難しいと私は感じました。わが家では、たまたまエアコンが壊れたことがきっかけでしたが、2人目について夫婦でよく話し合っていたこともレス解消につながったのかなと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:山田はるか自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年04月05日私は19歳で息子を出産し、39歳で2人目となる娘を出産しました。1人目のとき、母や祖母にもらった育児の助言が2人目の寝かしつけにとても役立ちました。自分自身にも余裕ができ、実践してよかった育児法をお伝えします。若いころに言われた祖母の言葉を思い出す1人目の出産は19歳で、そのときに祖母から「赤ちゃんのころから寝る時間をしっかり決めて寝かせたほうがラクだからね」と言われていました。 2人目のとき、私が実際におこなった寝かしつけは決まった時間に布団へ入ること。そして午前も午後も出かけることを心がけました。支援センターに行ったり、公園に行ったりして疲れさせることに必死になっていました。 早く寝る習慣をつけることで、2人目である娘は時間がまだわからないのに、寝かしつける時間になると自然と眠そうにしていました。 生後6カ月から2歳までは19時に就寝娘は生後6カ月から2歳まで、お昼寝をしっかり2時間ほど寝てくれていたので、夜は遅くても19時ころには寝てくれていました。 娘を寝かしつけることで苦戦したことは指で数えるほど。そのおかげで、寝かしつけてから残っていた家事をおこなう時間や自分の時間を持つことができていました。 2歳になった途端昼寝なし娘は2歳になった途端にお昼寝はまったくしなくなりました。一緒にお昼寝していたので、はじめは私のほうが正直つらかったです。しかし、お昼寝をしない分、夜寝る時間がさらに早くなり、18時には寝るようになりました。早いときは17時半くらいに寝ることもあり、習慣づけることはとても大切なんだと感じています。 現在3歳になった娘ですが、相変わらずお昼寝はせず、寝る時間も18時から19時には寝てくれるので、こうして現在はライターの仕事もできるようになりました。 若いころは母や祖母の言葉を「いちいちうるさいな……」と思っていました。しかし、子育てを実際に経験してきた母や祖母の言葉は、間違いないなと思っています。3歳になった娘の子育てはまだまだ続くので、覚えているかぎりの母や祖母の言葉を実践していきたいと思っています。 監修/助産師 松田玲子著者:のろ ゆうこ結婚3回目にして幸せを手に入れた北海道出身ライター。23年前に息子を出産し、20年ぶりの出産を経て現在は3歳の女の子をワンオペで育てています。美味しいものを食べ歩くことが大好きなアラフォーです。
2023年04月03日私には今4歳の息子がいますが、今のところ2人目妊娠の予定はありません。しかし息子が2歳のころは、周囲の2人目妊娠ラッシュに焦り、2人目をつくったほうがいいのかかなり迷い、悩みました。そんな私が、「今はひとりっ子がいい」と思えるようになったのはあることがきっかけでした……。 周りからの2人目報告で徐々に焦りが息子が2歳になったころ、平日の日中はよく子育て支援センターに出かけ、息子を遊ばせていました。息子と同じ年齢の子もたくさんきていましたが、ママたちが次々と2人目を妊娠したり、2人目の赤ちゃんを一緒に連れてきたりするようになったのです。 また、SNSでもママ友の「2人目妊娠しました」や「2人目出産しました」報告があとを絶たず、私も2人目をつくったほうがいいのかなと焦るようになりました……。 2人目、つくる? つくらない? 迷う日々…2人目をつくることは、私にはハードルが高かったのです。私には持病があるのですが、妊娠するには今飲んでいる薬をやめなければなりません。でも飲まなければ日常生活もままならなくなります。 また、妊娠しながら息子の育児をすると、私の体調が悪化する可能性が。体調が悪くなるのを我慢して2人目をつくるか、2人目をあきらめるか……。とても悩みましたが、答えはなかなか出ませんでした。 親友のある言葉に目を覚ますそんな中、学生時代からの親友が遊びにきてくれました。その親友はまだ独身で、バリバリ働いています。息子のことはもちろんかわいがってくれます。私が2人目をどうしようか悩んでいることを何気なく話してみると親友は……。 「悩むよね。でも私はまだ子どもはいらないかな。周りの子育てしている友だちを見ると大変そうだし、それにまだまだ働きたいんだよね」 と言いました。親友は自分がどうしたいかはっきりしていて、周りが結婚しようが子どもを育てていようが、流されず自分の強い意志をもっていたのです。 悩んだ末にだした私の結論は…周りに流されずに強い意志をもっていた親友をみて、私は目が覚めました。よくよく考えたら、誰かに2人目を産んでほしいと頼まれたわけではありません。ただ私がひとりで周りに流され悩んでいたのです。 それからは、「今はひとりっ子育児を楽しもう」と思えるようになりました。また、夫とも改めて話し合い、2人目は完全にあきらめることはせずに私の体調が良くなったら考えることに。 周りの2人目報告が増えてかなり焦っていましたが、親友の言葉にハッとしました。自分の生き方なのに周りに流されそうになっていたことに反省し、自分や家族にとって1番いい方法を考えることができました。これから息子はずっとひとりっ子かもしれないし、年の離れた弟か妹ができるかもしれない。どうなるかはお楽しみということで、今はひとりっ子育児を楽しもうと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/Michika監修/助産師 松田玲子著者:岡田 うた4歳男児のママ。精神疾患の治療しながら、子育てに奮闘中!趣味は読書。
2023年03月26日私は4人の子どものうち、3人目と4人目を11カ月差で出産しました。1人目と2人目は5歳差、2人目と3人目は6歳差と、上の子たちはそれぞれ歳が離れていたので、今回初めて年子を経験することに。11カ月差の兄弟を産んで、実際に感じたことをご紹介したいと思います。妊娠初期と後期がきつかった!私は妊娠初期に眠気が強く現れるタイプなのですが、ちょうどその時期に3人目である次男は、授乳間隔がまだ3時間おき。なおかつ夜泣きが始まりだしたことなどもあり、体力的にも精神的にもつらかったです。また、つわりのピーク中に離乳食作りをしなくてはならず、お粥のにおいが非常につらかったです。 妊娠後期になると大きいおなかで、まだ歩けない体重10kg弱の次男を抱っこしなければならず、腰痛が悪化しました。それに加えておなかの赤ちゃんが下がり始めてしまい、自宅安静を指示されてしまったのです。しかし、1歳前の子がいては安静にしていることも難しく、妊娠後期もかなり苦労しました。 産後は同時に泣き出しカオス状態に…4人目である三男が生まれたとき、次男はまだ生後11カ月。どちらかが泣くともう一方も泣き出してしまい、夫が仕事でいないときなど、ひとりで2人をあやすのはひと苦労。三男はまだ新生児のため、2人を同時に抱っこすることもできず、まずは次男、次に三男と、代わる代わる抱っこをしたりあやしたり……。 2人の泣き声が部屋に響き、家の中はまさにカオス状態でした。また三男と次男の授乳時間が重なると、2人の泣き声に急かされながら、育児用ミルクを2本調乳しなければならず、地獄のような産後を経験しました。 弟に興味を持つ兄と、兄が怖い弟次男が1歳を過ぎたころ、弟である三男に興味を持つように。生後2カ月の三男に近づきしばらく見つめたあと、三男の口や鼻の穴に指を入れようとしたり、突然叩いたりといった行動をとるようになりました。 三男はその都度大泣きし、次第に次男が視界に入るだけで泣いてしまうようになってしまいました……。常に2人の行動から目が離せず、神経をすり減らしていました。 次男にお兄ちゃんの気持ちが芽生え始めた?次男が1歳3カ月になり、三男が生後4カ月になったころ、次男が三男をかわいがるようになりました。頭をなでたり、抱きしめてみたり、時には顔にチュッとするようなしぐさをしたり。そして三男が泣き出すと、いないいないばぁをしてあやそうとしたり、おしゃぶりを持って行ったりと、お世話をしようとするようになりました。 そのころから三男も次男に心を開き始めたのか、次男を見ても泣かなくなりました。次男はまだ1歳3カ月なのに、もう立派なお兄ちゃんなんだなぁと感心してしまいました。歳が近い兄弟だからこそ、こういった経験もできたのだと思います。 3人目まではそれぞれ歳が離れていたので、同時に手が掛かることの大変さを経験していませんでした。今回11カ月差での妊娠、育児を経験し、年子の大変さを痛感しました。でもそれと同時に、歳が近い兄弟ならではの成長を見られ、年子っていいなあと感じています。これからも下の子2人の成長を、家族みんなで楽しみながら見守っていこうと思います。 イラスト/sawawa監修/助産師 松田玲子 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2023年03月25日長男の育児が落ち着いてきたとき、夫婦の間で2人目はどうしようかという話になりました。長男のときは「夫婦2人の子どもが欲しい」と素直に思えたのに、2人目のときはすぐにそうとは思えませんでした。その理由と実際に2人目を産んで感じたことをお伝えします。 「次は女の子!」勝手な言い分に唖然長男が生まれたとき、近所のおばさんがお祝いを持って訪ねてきてくださいました。「元気な赤ちゃんね」と言ったあとで、「次は女の子がいいわね。女の子はいいわよ」と自分の子育ての話を始めたので、私は唖然としてしまいました。なぜなら、私を産んだ母が「男の子を産めなかった」と祖母から責められているのを何度も見てきたからです。母の代わりに男の子を産めたとまでは思っていませんが、男の子だったからそういうことを言われずにすむだろうとは思っていたのです。ですが、勝手な他人の言い分に私は2人目に対するプレッシャーを感じてしまい、素直に産みたい!とは思えなくなってしまいました。 2人目を同じようにかわいがれるのか?初めての育児で、思った通りにならない息子にイライラしてしまうこともありながら、すくすくと成長して笑顔を見せてくれるようになった息子に、私たち夫婦はもうメロメロ。 この子にきょうだいがいたら、一緒に遊べるだろうなぁとは思うものの、「遊び相手」として生まれてくる2人目のことを思うと、なんだかかわいそうになってしまい、2人目を産むということがさらにハードルが高いものとなってしまいました。 そんな葛藤の末に生まれた第2子は…!私がきょうだいと年齢が離れていることもあり、年齢の近いきょうだいがいいと思っていたので、悩みながらも2人目を計画し、すぐに妊娠しました。生まれたのは次男。女の子ではありませんでした。でも……信じられないぐらいにかわいかったです。大きく生まれた長男に比べて小さな次男は、まるでぬいぐるみを抱っこしているような重さで、その次男を抱っこしたり、ほっぺたをツンツンしたりする長男もまたかわいい……! 感覚としては別の生き物のようでした。 「案ずるより産むが易し」という言葉がありますが、産んでからも悩みは尽きません。とはいえ、私たち夫婦のところにやってきた赤ちゃんをかわいいと思えるかどうかというのはいらぬ心配でした。2人の子どもが元気に育ってくれていることを自信に変えて、堂々と男の子のママに勤しんでいきたいと思っています! 監修/助産師 松田玲子作画/やましたともこ著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年03月24日1人目出産時は4時間のスピード出産だった私ですが、陣痛はすごくつらい思いをしました。その約1年後、再び陣痛がやってくることに。しかし、1人目のときと比べると「こんなにラクでいいの?」と拍子抜けしてしまった、2人目出産時の陣痛体験をお話しします。 1人目の出産がとにかくつらかった!私は痛みに弱く、採血ですらすごく嫌です。そんな私は、出産という未知の体験を控え、少しでも予習しておこうと出産のYouTubeを見たり、SNSで出産レポを見たりしました。しかし痛そうな様子を見て、逆に出産に対する恐怖心が強くなりました。 1人目のときは陣痛時間が4時間でスピーディーに出産を終えましたが、そのときは急激に猛烈な痛みに襲われ、いきみたい感じが非常に強く、痛みといきみ逃しがすごくつらかったことを覚えています。会陰裂傷や痔もひどく、産後、痛みのない日常生活を送れるようになるまで3カ月もかかったので、2人目の出産に対する恐怖心はさらに倍増していました。 2人目の陣痛開始そんな中、年子となる2人目を妊娠。1人目の出産経験をまだ鮮明に覚えていました。出産予定日も超過し、いつ陣痛がくるのか毎日ビクビク過ごしていたとき、その日はやってきました。 毎日前駆陣痛があり、陣痛に気づけるのか心配に思っていましたが、その心配はなく「あ、いつもと違うな」とわかった私。深夜の2時に病院へ向かい、病院に着いた時点ではまだ子宮口は3cmでした。痛いというよりもおなかの張りが強いなという感覚でした。 順調に経過していく…お産まであと少し時間が経つにつれて徐々に痛みも強くなっていきましたが、1人目の経験からまだまだだなと感じていました。1人目の出産が早く進んだこともあり、助産師さんは頻繁に様子を見にきてくれ、その都度子宮口も確認してくれました。まぁまぁ痛いけどまだだなと思いながらの計測で、子宮口は8cmまで開いている様子。 前回いきみ感も痛みも強くて悶えていたのに、今回はかなり余裕がありました。そんな感じで入院から5時間が経ち、やっと分娩台に上がりました。 なかなか出ない赤ちゃん陣痛がきているときには痛みがありますが、いきみたい感じがまったくなく、「もう全開大ですか? いきみたい感じが全然ないんですけど」と助産師さんに聞くと、「もう全開大ですよ」と言われました。どうやら赤ちゃんの頭の向きが悪いらしく、いきみ感がなかったようです。陣痛に合わせて助産師さんの手が入ると、そこでようやくいきむことができました。 そこからは時間もかからずに出産。会陰裂傷も痔もひどくならず、「2人目はラクだったな」と実感しました。ただし、経産婦にはあるあるの後陣痛は結構痛かったです。 一度経験している分、1人目出産のときに植え付けられた陣痛への恐怖心がありましたが、私の場合は2人目の出産での陣痛は非常にラクなものでした。出産はその時々でまったく異なることを実感しました。2人目のときの陣痛の痛みのレベルだったら、いつか3人目もあってもいいかなと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/まっふ監修/助産師 松田玲子著者:雨宮春季13カ月差の年子姉妹、1歳児と2歳児の母。前職の看護師を辞めて現在は育児に専念中。次女が重くなってきて2人を連れての外出に限界を感じてきた今日この頃。最近は家に引きこもりがち。
2023年03月17日第一子である長男が2歳のときに、2人目を里帰り出産することに決めました。実家は当時住んでいた家から車で2時間ほどの距離です。私は住んでいた自治体が定める一時保育のルールに従い、出産前2カ月と産後1カ月の計3カ月間、長男を実家近くの保育園へと通わせました。今回は、里帰り出産先で保育園の一時保育を利用した経験とそのメリット、デメリットをご紹介します。 ※保育料に関してはお住まいの各自治体にご確認ください 一時保育を利用することにしたきっかけ当時、実家の両親は2人とも仕事をしていました。里帰りで実家のお世話になるとはいえ、日中は私が長男の面倒をみなければなりません。そのことを心配した母が、「長男を保育園に預けてみてはどうか」と提案してきたのです。 妊娠中に何かあったとしても私ひとりなら対処できるし、産後はゆっくり赤ちゃんのお世話に専念できるのではないか、そう考えた私は母の提案に乗ることにしました。一時保育の手続きは私の住民票のある自治体でおこないました。無事に実家近くの保育園で空きが見つかり、私が妊娠9カ月に入ったころから3カ月間、長男を保育園へと通わせることになりました。 出産における一時保育利用のメリット出産のために一時保育を利用して感じたメリットは、なんと言っても長男を保育園に預けることで私の肉体的、精神的負担が減ることでした。妊娠後期から産後1カ月は思うように体も動かず、長男を思いっきり遊ばせることもままならない状態でしたが、保育園ではたくさん体を動かして帰ってきます。 少しずつお友だちとも関わりを持つような様子も出てきたと、お便り帳に書いてありました。タイミング良くお遊戯会に参加する機会もいただけ、貴重な体験ができたと思っています。一時保育を利用した3カ月間、長男は一度も嫌がることなく保育園に通うことができました。 デメリットはやっぱり…!一時保育を利用して感じた一番のデメリットは、金銭的負担が大きいということです。まず、タオルや手提げバッグに巾着など保育園で必要な物は多く、それなりに出費がかさみます。次に、保育料の負担です。第一子である長男は保育料の減額はなく、3カ月で15万円ほど支払いました。 保育料はその家庭の所得額に基づいて決まるとはいえ、さすがに15万円はかなり厳しかったです。また、おむつや、使用済みおむつ持ち帰り用の袋一つひとつに名前つけをするような面倒な作業も多くありました。 実際に一時保育を利用してみて感じたのは、母親の負担が軽減されるいい制度だなということです。私の場合、臨月は実家でゆっくりと過ごせましたし、産後はゆとりを持って赤ちゃんのお世話をすることができました。日中は赤ちゃん中心に、夕方以降は長男中心にと、それぞれに愛情をかけられたことも大きかったです。結果、利用してよかったと思える制度でした。 作画/きょこ監修/助産師 松田玲子著者:小山田ちよえ2男1女の母、アラフォー主婦。夫の仕事が忙しく平日はワンオペ育児に奮闘中。チョコレートとパンが大好き。復職に向けて資格取得を目指している。
2023年02月27日「つわりが怖くて2人目に踏み切れない話」第4話。Instagramにて自身の体験談マンガを投稿されている、松本ぽんかんさん。松本ぽんかんさんは娘さんを妊娠時にかなりひどい「妊娠悪阻」になったそう。今回は、そのときのトラウマを乗り越えるために描かれた、娘さん妊娠時から出産後までのお話をご紹介します!つらいつわり期間を抜け出し…!?妊娠16週になってもつわりがひどく、トイレとベッドを往復する日々で……。 妊娠16週になっても、一向に治らないつわり。 そんな状況に苛立ちを感じながらも、徐々に食べられる物やできることが増えていった。 そして妊娠18週と5日目。ようやくつわりがなくなり、「つわりがおわったらやりたいリスト」を夫に渡して、私は真っ先に大好きな牛タンを食べに行った。 しかし、そんな快適な日々も長くは続かなく……。 ◇◇◇ ようやく、つわりの気持ち悪さから解放された、松本ぽんかんさん。そして、大好きな牛タンを食べに行き、やっと好きなものを食べられる生活が戻ってきました。 助産師さんによると、つわりの時期が終わると、自然に食欲も回復いくため、これまで食べられなかった分「赤ちゃんに栄養を!」と言って食べ過ぎてしまい、一気に体重が増加してしまう方も少なくないそう。また、妊娠中に体重が増え過ぎてしまうと、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病の発症や難産などのリスクが高まってしまうこともあるのだとか。 助産師さんからのアドバイスとしては、つわりが終わったあとのご褒美として食べたい物を食べるのもよいのですが、妊娠中の体重増加の目安や栄養バランスなどを考えて食事をとるようにする意識を持っておいたほうがいいようです。また、無理せず徐々に活動量を増やすようにしていくことも必要とのことでした。 とはいえ、長いつわり生活が終わって、妊婦さんの「今日ぐらいは好きな物を……」という気持ちも分かります。そのため、食を楽しみつつも、万全な状態で赤ちゃんを産むために運動や栄養バランスにも気をつけていけたらいいですよね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 松本ぽんかんつわりが忘れられないアラサーマンガ家。夫・娘との3人家族。
2023年02月19日「つわりが怖くて2人目に踏み切れない話」第4話。Instagramにて自身の体験談マンガを投稿されている、松本ぽんかんさん。松本ぽんかんさんは娘さんを妊娠時にかなりひどい「妊娠悪阻(にんしんおそ)」になったそう。今回は、そのときのトラウマを乗り越えるために描かれた、娘さん妊娠時から出産後までのお話をご紹介します!「迷惑をかけてはいけない」そんな思いがあり…妊娠12週のころ。限界を感じている私の姿をみた夫は、「病院にいこう!」と言ってくれ……。 トイレからフラフラと出てきて、ベッドに寝込んでいる私を見た夫は、病院に行くことをすすめた。 「つわりは病気じゃない」「つわりごときで病院に迷惑をかけてはいけない」と思っていた私は「ヤダ」と言ったが、夫は無理やり連れて行ってくれた。 病院に到着すると、実際私が思っていたことを言う人は1人もおらず、逆に「なんでもっと早く来なかったのか」と叱られた。 そして、たくさんの検査を受け、医師からは「妊娠悪阻(にんしんおそ)」と診断。 脱水がひどく、体の飢餓状態を示すケトン体が出なくなるまでは点滴が必要なのだそう。 医師から「入院」をすすめられたが、入院生活はきっと大変だという妄想が頭をよぎり「通院」することを決めた。 妊娠悪阻と診断され、身体的にはつらかったが、「甘えじゃなかった」「母親失格じゃなかった」「弱音を吐いてもよかったんだ」と感じることができて、精神的に救われる部分があり、「もう少し頑張ろう」と思えた。 ◇◇◇ 「つわりは病気じゃないから耐えるしかない」と思っていた、松本ぽんかんさんですが、旦那さんが病院に連れて行ってくれたおかげで、体だけでなく、精神的な負担も軽くすることができました。 助産師さん曰く、重症悪阻の原因はつわりと同様に、はっきりとわかっていないそうです。発症のリスクには、初めての妊娠、多胎妊娠(双子や三つ子を妊娠すること)、母体の肥満、摂食障害の既往などがあると考えられているとのことですが、妊娠・出産への不安やストレスなどの精神的な要因も症状を悪化させる一因と言われているそうです。 つわりは個人差があるもの。今回の松本ぽんかんさんのように、つわりがひどくても病院に行くのがに気が引けてしまう方もいたり、我慢してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、助産師さんからは「こんなことで……と思わず気軽に相談してほしい」という言葉をいただきました。 気にせずに相談してもいいと言われると安心できますね。それでも病院にいくのは気が引けると感じる方は、ベビーカレンダーにて無料で専門家相談をおこなっていますので、まずそちらで相談してから病院に相談しに行くのを考えてみるのもいいのではないでしょうか。ぜひ、活用してみてくださいね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 松本ぽんかんつわりが忘れられないアラサーマンガ家。夫・娘との3人家族。
2023年02月18日わが家に娘が誕生したのは、息子が2歳5カ月のとき。私は2人育児が始まることに少し不安がありました。それでも、息子はよく寝る穏やかな赤ちゃんでしたし、2人目の育児はラクだとよく聞いていたので、きっとなんとかなると考えていました。しかし2人育児が始まると、おなかの底から声を張り上げ泣き続ける娘と、イヤイヤ期の息子を相手にする毎日。「なんとかなる」という考えは甘かったと、すぐに思い知らされたのです……。よく眠ってくれた生後2週間出産後の分娩室で、家族に見守られながら過ごす、赤ちゃんとの触れ合いの時間。そのときから、娘はずっと大声で泣いていました。助産師さんに「ずっと泣いてるね! 気が強そう!」と言われたのを覚えています。 しかし、家に帰ってからは本当によく寝てくれました。授乳のとき以外はほとんど寝ていて、毎日静かで、赤ちゃんがいることを忘れてしまうほど。息子はパパっ子で赤ちゃん返りもなく、楽しい2人育児がスタートしたと思っていました。 大音量で泣く娘とイヤイヤ期の息子そんな眠り姫のようだった娘が、生後2週間を過ぎたころから、よく泣くようになりました。その声は近所中に聞こえる大音量! 夕飯前の黄昏泣きで声量が上がる娘に、イヤイヤ期真っただ中の息子が耐えられるはずがありません。 イライラした息子がおもちゃを投げ、夕飯が始まるころには2人とも大号泣! 大泣きのピークの時間帯に帰宅していた夫が、「何から手をつけたらいい!?」と言いながら、リビングまで走ってくる日々が数カ月続きました。 兄妹のやりとりにほっこりな日々気がつけばてんやわんやの日々は過ぎ、今では娘が1歳半になり、息子はもうすぐ4歳。娘は言葉がわかるようになり、息子はイヤイヤ期が落ち着き、良いお兄ちゃんっぷりを見せるようになってきました。 とはいえ、おもちゃの取り合いでケンカをする毎日。そんな中でも時々、息子が娘に絵本を読んであげたり、2人で追いかけっこをしたりする姿を見ると、かわいくてたまりません。慌ただしくも、1年前の私には想像ができない幸せな瞬間です。 今思えば、てんやわんやだった日々がいつごろ落ち着き始めたのか覚えていないくらい、毎日必死でした。最近の娘はイヤイヤ期が始まる時期で、0歳のころとはまた違う大変さがあります。これからも年齢に応じて悩みは尽きないでしょう。しかし、大変な日々もきっと乗り越えられると信じて、私も子どもたちと成長していきたいと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:境まいこおちゃめな3歳男児と声が大きい1歳女児を育てるナースママ。ライターとしてさまざまなジャンルの記事を執筆している。
2023年02月14日