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デザインの視点で日常におけるさまざまな物事や出来事を紐解く企画で知られる東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで、「ラーメンどんぶり」に光をあてた企画展が3月7日(金)から6月15日(日)まで開催される。美術館でラーメンどんぶりを見るのは意外な感じもするかもしれないが、焼き物の歴史に注目すると同時に、現代アーティストやデザイナーたちによる個性豊かなラーメンどんぶりが並ぶ、目にも楽しい展覧会となっている。実は日本のラーメンどんぶりの90%は、岐阜県の多治見市や土岐市、瑞浪市を中心とした地域でつくられる陶磁器「美濃焼(みのやき)」だという。私たちの身近な食品のラーメンだが、どんぶりの産地についてはあまり知られてこなかった。同展は、この美濃焼に注目して2012年からプロジェクトを展開してきたグラフィックデザイナーの佐藤卓とライターの橋本麻里がそのプロジェクトのひとつとして開催した『美濃のラーメンどんぶり展』(2014-15年〜)をきっかけとするもので、今回の展覧会ディレクターもこの両名が務めている。美濃焼曼荼羅©TSDO『美濃のラーメンどんぶり展』は、ラーメンどんぶりを多様な視点から見ることで、1300 年以上の歴史をもつ美濃焼の歴史や背景、つくり手たちの活動、そして日常食の器が私たちの生活にもたらす豊かさについて掘り下げてきた。今回の展覧会でも、美濃焼の伝統を受け継ぐ作家のラーメンどんぶりなどの展示も通じ、その歴史やつくり手の活動に触れることができる。もうひとつ、同展の大きな見どころは、プロジェクト開始から様々なジャンルのデザイナーやアーティストらがデザインしてきたラーメンどんぶりとレンゲのセット「アーティストラーメンどんぶり」に新作10点が加わり、全40点のオリジナルラーメンどんぶりが展示されることだ。また今回は、プロジェクト初の試みとして、建築家とデザイナー3組の設計による「ラーメン屋台」が登場するのも楽しみなところ。さらに、身近な製品を「デザインの視点」で解剖し、その成り立ちを徹底して検証する「デザインの解剖」の手法によって、「ラーメンと器の解剖」を試みるコーナーなど、デザインに特化したこの館らしい展示もある。ラーメンの解剖/具材今や国民食とも言える「ラーメン」を「器」からひもとくことで、 慣れ親しんだ日常の世界がどのような要素で成り立ち、そこに人やデザインがどのように関わっているのかを改めて発見する楽しみも味わえる展覧会となっている。<開催概要>21_21 DESIGN SIGHT企画展『ラーメンどんぶり展』会期:2025年3月7日(金)~ 6月15日(日)会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2休館日:火曜(4月29日、5月6日は開館)時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)料金:一般1,600円、大学800円、高校500円公式サイト:
2025年02月26日一度聞いたら忘れられないタイトル。『ゴミうんち展』が21_21 DESIGN SIGHTで2025年2月16日(日)まで開催中だ。館長でグラフィックデザイナーの佐藤卓が、文化人類学者の竹村眞一と共同ディレクションし、「ゴミ」や「うんち」という概念をきっかけに、デザインを通じて世界の循環を考察する。「循環」をテーマとして、アーティストの井原宏蕗、発酵デザイナーの小倉ヒラクら20人を超えるデザイナー、クリエイター、アーティストらと取り組んだ。筆者にとっても生きることに直結するテーマである。自治体の設備、予算、人口によってゴミの分別が異なるため、東京では「燃えるゴミ」になるものも、私の住む街では細かい分別が必要だ。自ずと「ゴミ」の認識や作業にも違いが出る。また、母を介護するなかで「排泄」は切実な課題でもある。近年は被災時についても気になる。プレス内覧会で佐藤はこの展覧会の動機を語った。「日本では、江戸時代までは堆肥として循環するなど、自然界ではゴミもうんちも残り続けるものではほとんどありませんでした。人は一生で4トントラック分うんちをするそうなんですが、現代社会では、もともと自分の体内にあったものなのに、いったん体の外に出ると汚いものとして排除する、あるいはトイレに流せば消えてしまうので簡単に“ないもの”となってしまう。考えるきっかけをつくりたいと思いました」。佐藤卓《TIME-B》。オレンジ色のボールを外さないとひっくり返せない砂時計で、一人ひとりの手でしか地球環境を循環に導けないことを表す。黒い砂は産業廃棄物の焼却後に残るスラグを砕いたもの人類学的な視点から地球環境に関する研究・開発活動を行う竹村はポジティブに語る。「日本文化には包丁塚や針塚など使い古したものの供養や、金継ぎのような修繕など、ものを循環させる仕組みがあります。江戸の歴史からさらに地球の歴史を見ると、エネルギー資源・有用な資源としてゴミもうんちも存在しない。それを“pooploop”の環と捉え、本展にはクリエイティブな視点の転換を多数用意しました」。竹村眞一《未来を覗く窓》。使用した水の98%以上を再生して循環利用できる手洗いスタンドなど「循環」の取り組みを紹介まずギャラリー1は、「驚異の部屋」ならぬ「糞(くそ)驚異の部屋」。リサイクル資源、化石や貝殻、190種を超える土、廃棄物・排泄物からつくられるプロダクトなど、身近なものから宇宙まで、700種を超える膨大な「ゴミうんち」にまつわるものを展示。岡崎智弘、北千住デザイン、ザック・リーバーマンらの映像作品も組み込まれている。「糞(くそ)驚異の部屋」撮影:木奥恵三提供:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー2では、「ゴミうんち」という新しい概念をもとにリサーチを経て新しい循環や価値の提案、人間と自然の関係性を再考した作品などを展示。デザインや展覧会制作の過程で出るゴミの循環も意識し、会場デザインではリースパネルを化粧せずに展示台として積み上げるなどしている。松井利夫《サイネンショー》。捨てがたい陶器を、高い焼成温度で再度焼き上げ、新たな価値を生み出した作品作品単体に留まらず、それらが生まれてくるサイクルにも注目したい。アーティストの中山晃子は、顔料や染料を溶いた液体を流し、色が混ざり合い、粒子がぶつかり合う様子をビデオカメラにマクロレンズを取り付けてスクリーン上に映す《Alive Painting》を展示。その発想源は、子どもの頃の習字の授業後に排水溝に流れる墨の記憶にあるという。さらにライブ後には廃液となる液体を濾過し、再び色彩を取り出したのが《Still Life》だ。今回は、デザイナー・狩野佑真による錆の作品《Rust Harvest|錆の収穫》制作時に出る廃液も一部利用した。中山晃子《Alive Painting》中山晃子《Still Life》狩野は廃棄物の有効活用を複数提案しており、LIXILと共同で行った《下水汚泥タイルプロジェクト》もそのひとつだ。トイレから流れ出た水は下水処理場へ集まり、微生物が分解してきれいになった水だけが川や海に放流されるが、その処理の最後に「汚泥」が残る。その汚泥を焼却した汚泥灰でタイルを制作。汚泥の配合率や温度変化に応じた焼成実験、釉薬の開発などを研究した。狩野佑真+LIXIL《下水汚泥タイルプロジェクト》また、グラフィックデザイナー・編集者・プリンターの吉田勝信は、近隣の山で採取した植物からインクを作成。そのインクで紙に刷る過程で出たゴミを培地にしてキノコを栽培。育ったキノコを食し、キノコが分解した培地や胞子をインクに活用するというサイクルをつくった。併せて人類学者3人による経緯の観察記録も展示。吉田勝信《Observing Looping Doodling》さらに、アメリカのアートシーンに大きな影響をもたらしたマイク・ケリーの作品《Life Cycles》も見られる。製造中から空港で働く様子、「飛行機の墓場」と呼ばれるアメリカ・モハーヴェ空港に運ばれ解体されるまでをヘリコプターから撮影した作品。ケリー自身が購入したブラックボックスを写真と共に展示している。マイク・ケリー《Life Cycles》会場には音が流れ、五感でも感じられる。音楽家・芸術家の蓮沼執太は《pooploop un-compositions》と題して4作品を発表。例えば、地下一階のトイレ入口にセンサーを設置し、出入りすると会場の3つの真鍮による音響彫刻から音が鳴る。また、植物センサーの開発で知られる蔭山健介教授(埼玉大学)の協力を得て、サンクンコートの樹木が吸い上げるときの小さな音を採集。1日の開館時間に当たる9時間分の音楽が会場で再生されている。同じサンクンコートでは、生物学者・片野晃輔と造園家・西尾耀輔の造園ユニット「veig」が、空中部分に透水シート(造園で使用される使い捨て素材)を浮遊させ、日陰に生育する植物を配置した。蓮沼執太《pooploop un-compositions》より。手前は蓮沼執太、増田義基 《フィードバック”variation“》撮影:木奥恵三提供:21_21 DESIGN SIGHTveig(片野晃輔、西尾耀輔)《漏庭》なお、近年、現代アートの世界でも「ゴミうんち」を連想する作品は散見されるが、今後もさまざまな分野で試みが続くテーマだと思われる。地球全体の規模で考えつつ、政治や産業、あるいは個人個人ができることからやってみるヒントのある展覧会だ。<開催概要>『ゴミうんち展』2024年9月27日(金)~ 2025年2月16日(日)、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2にて開催公式サイト: 取材・文・撮影:白坂由里
2024年10月11日デザインを通じてさまざまな出来事やものごとについて考え、提案する場「21_21 DESIGN SIGHT」で、9月27日(金)〜2月16日(日)、企画展『ゴミうんち展』が開催される。一瞬たじろぐタイトルだが、地球環境問題を考える際に避けては通れない廃棄物や排泄物に関するイシューに向き合ってみようという企画だ。21_21 DESIGN SIGHT館長を務めるグラフィックデザイナーの佐藤卓が、かつて『water』『コメ展』で共同ディレクションした文化人類学者の竹村眞一と再びタッグを組み、「循環」をテーマとして20人を超えるデザイナー、クリエイター、アーティストらと取り組む。そもそも自然界ではゴミもうんちもそのまま残り続けるものではなく、江戸時代までは堆肥など循環するものとして扱われていた。あらためて身の回りから宇宙までを見渡し、「ゴミうんち」を含む世界の循環を「pooploop」として捉えてじっくり観察してみると、社会問題だけでなく、語りきれないほどの不思議や好奇心にも出会えたという。『ゴミうんち』という新しい概念をきっかけとして、人工物のデザインも同じようにできいないかと考えた本展は、世界の「循環」に向き合う実験の場にもなる。veig 《漏庭》撮影:田川紘輝 / nando inc.参加作家は、生物の習性や生きる中から生み出される痕跡や副産物などに着目して彫刻をつくる井原宏蕗、造園ユニット「veig」、発酵デザイナーの小倉ヒラク、アーティスト・研究者・教育者として他者に驚きをもたらす活動を行うザック・リーバーマン、色彩と流動のもつエネルギーを用いて有機的な絵画や映像を制作する中山晃子、音楽家・芸術家の蓮沼執太など、実に多彩だ。狩野佑真《Rust Harvest》撮影:Gottingham「難しいテーマをいかに面白くできるか。そこにデザインが試される」とディレクターの佐藤は語る。資本主義で便利になった社会が見落としてきたものを見直すこの機会。鑑賞者でもある私たちも自分ごととして一緒に考えたい。参加作家:井原宏蕗、veig、岡崎智弘、小倉ヒラク、Alternative Machine、狩野佑真、北千住デザイン、ザック・リーバーマン、佐藤卓、清水彩香、STUDIO SWINE、高尾俊介、竹村眞一、TatsuyaM、角尾舞、デイブ・ホワイト、中山晃子、蓮沼執太、マイク・ケリー、松井利夫、山野英之、田勝信、吉本天地ほか<開催概要>企画展『ゴミうんち展』会期:2024年9月27日(金)~ 2025年2月16日(日)会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2時間:10:00~19:00、9月27日(金)、28日(土)は22:00まで(入場は閉場30分前まで)休館日:火曜(2月11日は開館)、12月27日(金)~ 1月3日(金)料金: 一般1,400円、大学800円、高校500円公式サイト:
2024年09月06日今年で2年目を迎える、周遊型エリアイベント「Osaka Art & Design 2024」が過去最大級の規模として、全55カ所、約200コンテンツで5月29日よりスタートしました。開催事務局として、阪急阪神マーケティングソリューションズ株式会社(以下「hhms:」)は、イベントの企画および運営、PRを担当。また、hhms:内のクリエイティブユニット ahd osaka が去年に引き続き、アートディレクションを担当しました。OsakaArt&Design2024について「Osaka Art & Design(以下「OAD」)は、大阪の街を巡りアートやデザインに出会う周遊型エリアイベント。大阪の梅田からなんばまで、南北に縦断する主要エリアにある55カ所のギャラリーやショップを舞台に、気鋭のクリエイターが多彩なアートやデザインを展開。美術館を巡るようにアート作品や家具、ファッションなどを鑑賞、気に入った場合は購入いただける作品も。大阪で過去最大級のアート&デザインの祭典、ぜひお楽しみください。OAD紹介動画: About名称:Osaka Art & Design 2024 (大阪アート&デザイン 2024) 会期:2024年5月29日(水)~6月25日(火) 4 週間コンセプト:Resonance~共鳴の拡張~開催エリア:梅田、堂島、中之島、天満、京町堀、南船場、心斎橋、なんば 他大阪市内(55カ所)会場:オープンスペース、ギャラリー、ショップ、百貨店、商業施設、ホテル など主催:大阪アート&デザイン 2024実行委員会大阪ターミナルビル株式会社/株式会社大丸松坂屋百貨店/株式会社高島屋 大阪店(※1)/株式会社阪急阪神百貨店/南海電気鉄道株式会社/阪急電鉄株式会社(業務代行:阪急阪神不動産株式会社)/一般社団法人梅田1丁目エリアマネジメント出展者:国内外から集まるクリエイター(アーティスト、デザイナー)、ブランド、ギャラリー、ショップ、その他施設・企業など総合プロデュ―ス:青木昭夫(DESIGNART)コンセプト:Resonance~共鳴の拡張~今年のテーマは「Resonance~共鳴の拡張~」。大阪の生命力溢れる街で、個々の力が相互に作用し、思いがけない化学反応(シナジー)を引き起こすことを目指します。率直な信念、抑圧からの解放、そして、逸脱を恐れない連帯が、新たなエネルギーを創出するでしょう。来たる2025年の大阪・関西万博の開催を前に、大阪の街はかつてないほどの活気に満ち溢れています。大阪ならではのアイデンティティを発揮し、関西圏を中心に全国からクリエイターが集結。年に一度、キタからミナミまで百貨店やアートギャラリー、インテリアショップなどが連帯し、大阪のカルチャーを世界に発信するイベントを開催していきます。長年続けていくことでの世界に誇るクリエイティブシティ大阪を目指します。Programs望月虹太「“GREEN SEED” 最終章 ~大樹とともに、また踏み出す。~」会期:開催中~6月25日(火)会場:大阪梅田ツインタワーズ・ノース 1階 南北コンコース(梅田エリア)大阪梅田という都会における「心地よく歩きたくなる空間づくり」=プレイスメイキングの取り組みのひとつであり、コンコースを大阪梅田エリアへの回遊拠点として人と人、人と街がつながり文化を育む場所となることを目指して、2022年にスタート、毎年初夏に展開してきた巨大装飾「GREEN SEED」。3年目の今年「SEED=種」は「大樹」へと育ち、最終章(フィナーレ)を迎えます。鬼頭健吾「LINES」会期:開催中~※会期はOAD2024サイトをご覧ください。会場:なんばカーニバルモール(なんばエリア)布やリボン、ひも、鏡などの既製品を大量に用いた大規模なインスタレーションで知られる現代美術作家の鬼頭健吾。「LINES(ラインズ)」は、87本のカラフルなスティックが整然と並べられた、鬼頭にとって重要なテーマのひとつである「せん」についての考察を重ねさせるインスタレーション。工藤玲「VAPID」会期:開催中~6月25日(火)会場:W大阪(船場エリア)ネオンの光を使った作品を制作する新進気鋭のアーティスト、工藤玲。ネオンサインのとりことなり、アメリカとウクライナでネオンの技術を習得した後、ネオンと鉄とアクリルなど様々な素材を組み合わせたアートを発表。懐かしさや妖しさなど様々な表情を見せるネオンを題材に、新たな光の表現を模索。鈴木雅明「Follow the Reflections」会期:開催中~6月15日(土)12:00 - 19:00※休館日:日曜日・月曜日・祝日会場:TEZUKAYAMA GALLERY(心斎橋エリア)TEZUKAYAMA GALLERYではおよそ18年ぶりとなる鈴木雅明の個展。鈴木が描くのは、夜の住宅街に人工の光が差す風景。それは誰もが通ったことのあるような既視感と共に、その夜の闇の中に入り込んでいくような感覚を鑑賞者に与えます。本イベントは、大阪のクリエイティブな魅力を世界に向けて発信し、人と作品、人と人、作品と作品との出会いや交流を通じて、共鳴やつながりを育んでいくことを目的としています。大阪が誇るクリエイティブシティのさらなる発展を目指して、みなさまのご参加、ご来場を心からお待ちしております。イベント全般に関するお問い合わせ大阪アート&デザイン2024 実行委員会事務局 平井 info@osaka-artanddesign.com ・商号阪急阪神マーケティングソリューションズ株式会社hankyu hanshin marketing solutions Inc.・設立2019年12月26日・資本金1,000万円・株主阪急阪神ホールディングス株式会社エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社・企業サイトURL (※1)高ははしごだか。阪急阪神マーケティングソリューションズ株式会社 リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年06月11日クリエイターたちが未来に対して思いを寄せるとき、そこに生まれるであろう驚きにあふれた魅力的な世界。デザインエンジニアの山中俊治を展覧会ディレクターに迎え、そうした未来のデザインに注目して企画された展覧会が、3月29日(金)から8月12日(月・祝)まで、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催される。幅広い工業製品のデザインを手がけてきた山中俊治は、2001年以降は先端技術の研究者たちとともにちょっと先の未来を感じさせる様々なプロトタイプ(試作モデル)をつくってきた。2013年に東京大学に教授として着任してからは、まだ実用化されていない先端技術に形を与えることで、研究者とともに未来を探るプロジェクト「Design-Led X(価値創造デザインプロジェクト)」をスタートさせている。稲見自在化身体プロジェクト+遠藤麻衣子 「自在」©︎ 3 eyes films, jst erato inami jizai body filter project山中のそうした活動を核とする今回の展覧会は、今まさに起こっている科学とデザインの出会いによって芽生えつつある「未来のかけら」を探るものだ。と同時に、最先端技術の研究者たちとクリエイターたちの新たな出会いを集めるものでもある。同展で紹介されるのは、山中が大学の研究室で様々な人々との協働によって生み出してきたプロトタイプやロボット、またその原点となる山中のスケッチだ。これに加え、専門領域が異なる7組の科学者や技術者とデザイナーやクリエイターたちとのコラボレーションによる多彩な作品群が登場する。A-POC ABLE ISSEY MIYAKE+Nature Architects「TYPE-V Nature Architects project」©️ ISSEY MIYAKE INC.最先端のロボット工学、積層造形(3Dプリンティング)、構造形態学、身体拡張、バイオエンジニアリングなどの研究における先駆的な眼差しとデザインが出会った今回の「実験室」で生まれた作品は、オブジェ、ロボット、インスタレーション、映像、衣服、骨格模型、デザインプロセスを体験できるソフトウェアなど多岐にわたる。SFのような架空の世界の中のものではなく、質感や動きを伴ってリアルに体験を共有できる作品が並ぶのが大きな魅力だ。多様な視点が交わる会場は、観る者の想像力がかき立ててくれる場でもある。科学とデザインが織りなす無数の可能性を目撃し、その「未来のかけら」にふれることで、まだ見ぬ未来の世界に向かうデザインの楽しさを体感できる興味深い機会となるに違いない。<開催概要>企画展『未来のかけら: 科学とデザインの実験室』会期:2024年3月29日(金)~8月12日(月・祝)会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2休館日:火曜時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)料金:一般1,400円、大学生800円、高校生500円公式サイト:
2024年03月22日有限会社村中金属は、アートコレクターが始めたデザインプロダクトブランド「sight」からGFP(グランドファイヤーピット)を2024年2月14日にWebで販売開始いたします。DFP 1【「sight」について】sight(サイト)は、使えれば何でも良いではなく「姿・形」を優先する人に向けて誕生したデザインプロダクトブランド。機能とコストによって縛られていた大量生産から脱却し美を上位概念に置いた台数限定のプロダクトを手掛けています。sightはDesigned Your Precious Life timeをブランドスローガンに日常の中に少し特別な瞬間を演出するプロダクトを提供します。あなたの日々のリラックスタイムを少し特別な時間に変えてみませんか。EC : Instagram: DFP 2【ブランド始動の背景】全ての形状が機能とコストによって縛られていた製品生産から脱却し洗練と無駄によって構成される美しいプロダクト製作を目指してデザインプロダクトブランドとしてsightを立ち上げました。現在、精密機械部品を国内メーカーに供給する傍ら、ブランドの運営を開始。デザインの段階から最終製品になるまでの工程のほとんどを自社工場で完結。蓄積された技術とノウハウは素材の選定、金型の構成、工程の構築まで隅々まで生かされています。【プロダクトについて】プロダクト名:GFP(グランドファイヤーピット)価格 :398,000円(税込)素材 :スチール製サイズ :ファサード 120×120×高さ37cmインナーピット 直径74cm×高さ37cmアッシュトレイ 51×51×高さ6cm重さ :83kg(ファサード 51kg、インナーピット25kg、アッシュトレイ7kg)付属 :ファサード、インナーピット、アッシュトレイ、エディションナンバー入製品証明書GFP セットアップ【デザインについて】工業素材の三次元的な立体構造であり、等間隔に積み重ねられたプレートにより構成されたオブジェクトはドナルド・ジャッドにインスパイアされ生み出されました。作品でもなく製品でもないそれ自体が自律した物体として存在する純粋プロダクトを目指して製作されました。【プロダクトの構造】ファサード、インナーピット、アッシュトレイの3点から構成される大型のファイヤーピット。薪はインナーピットの中に設置されたアッシュトレイの上で燃える設計にすることにより、別体式のファサードは熱を持たないのでドリンクやフードを置くことができテーブルとして使用できます。ファサードが熱を持たないことで他のファイヤーピットに比べお子様にも安全に楽しんでもらうことができます。プレートの隙間より空気が流入することで燃焼効率も良く、炎もきれいに見え、アッシュトレイも別体式で灰捨てが容易。【使用シーン】グランピング、ホテル、ルーフトップカフェ、キャンプ場、自宅庭等。ホテルでは特別な時間を過ごすお客様のエンターテインメントの道具として。グランピングではデザインされた空間でお客様ひと時を演出するの一部として。カフェ、バーでは炎を楽しめるテーブルとして。自宅のお庭では洗練されたインテリアの延長として片付けずに置いておくだけで空間に溶け込むように。ソリッドな質感とミニマルなデザインはそれぞれのシーンの時間、空間をデザインします。既に某ホテルでの採用実績もあります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月14日企画展「もじ イメージ Graphic 展」が、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTにて、2023年11月23日(木・祝)から2024年3月10日(日)まで開催される。グラフィックデザインと文字の関係性を紐解く日々大量のビジュアル情報が飛び交い、つくり手も受け手も効率性を重視せざるを得ないことの多い現代において、国際的にも均質化が進んでいるといえるグラフィックデザイン。だれもが同じアプリケーションを用いて、情報整理やそれによる問題解決の効率化を図っている。しかしながら、デザインは論理では説明できない感性的な側面を持ち、アートと技術の間で発達してきた。企画展「もじ イメージ Graphic 展」では、近代以降のグラフィックデザインの歴史を辿るとともに、特に出版物や印刷物のデータ制作におけるデジタル化が進んだ1990年代以降のデザインに着目し、文字とデザインの関係性を紐解いていく。本展で起点となるのは、日本の文字だ。日本語は、漢字や仮名の使い分け、縦書き、横書きといった特有の表現方法を持つ。そんな文字と図像が混ざり合った日本のグラフィックデザインが、グローバル時代においてどれほどの可能性を秘めているのかについてもフォーカスする。たとえば、日本の携帯電話発祥の絵文字が「EMOJI」として世界にも浸透していったことは、様々な文化が混ざり合い、言語を必要とせずに異文化を翻訳して解釈するダイナミズムがあってこそ成り立ったものだ。そこにデザインの可能性を見出すならば、文字とデザインの関係性を見つめ直すことが必要なのである。本展では、「造型性」「身体性」「メディア」など13のテーマに分けて、日本の文字を起点に国内外約50組のグラフィックデザイナーのクリエイションの数々を紹介。会場では、ポスターや書籍、看板の実物展示に加えて、壁面を使った大型出力展示など、様々な手法で250点以上のグラフィック作品を展示する。展覧会概要企画展「もじ イメージ Graphic 展」会期:2023年11月23日(木・祝)~2024年3月10日(日)会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン開館時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)休館日:火曜日(12月26日(火)は開館)、年末年始(12月27日(水)~1月3日(水))入場料:一般 1,400円、大学生 800円、高校生 500円、中学生以下無料■参加デザイナー明津設計、秋山伸、アドビ、有馬トモユキ、石塚俊、上西祐理、Experimental Jetset、M/M (paris)、大島依提亜、大原大次郎、岡﨑真理子、葛飾出身、上堀内浩平、川谷康久、菊地敦己、北川一成、小池アイ子、 佐々木俊、佐藤可士和、佐藤卓、John Warwicker (Tomato)、鈴木哲生、Sulki & Min、祖父江 慎+コズフィッシュ、大日本タイポ組合、立花ハジメ、立花文穂、The Designers Republic、投票ポスタープロジェクト、戸田ツトム、中島英樹、仲條正義、永原康史、名久井直子、野田凪、Noritake、服部一成、原研哉、羽良多平吉、BALCOLONY. 、平林奈緒美、廣田 碧、松田行正、松本弦人、三重野龍、水戸部功、みふねたかし、宮越里子、山田和寛、吉田勝信、米山菜津子、寄藤文平、王志弘、ほか■展覧会ディレクター室賀清徳、後藤哲也、加藤賢策■グラフィックデザインLABORATORIES■企画協力西山萌【問い合わせ先】21_21 DESIGN SIGHTTEL:03-3475-2121
2023年10月23日大阪の街を巡りアートやデザインに出会う周遊型のエリアイベント「Osaka Art & Design 2023」を2023年5月31日(水)から6月13日(火)まで開催致します。阪急うめだ本店を擁する梅田エリアを中心に、中之島・天満橋・京町堀・本町・心斎橋の各エリアより20箇所33プログラムのギャラリーやショップが参加し、アートやデザインに触れ合う企画を展開しながら、大阪ならではの“感性の共鳴”を創出します。阪急うめだ本店では、ビョークの衣装や六本木アートナイトの名和晃平とのコラボレーションでも知られるデイジーバルーンのインスタレーションが1階のコンコースウィンドーと9階の祝祭広場に登場。また「Create from nature自然から生まれるデザインマーケット」と題し、現代建築の巨匠ノーマン・フォスターが新たにデザイナーとして参画したカリモクケースタディやイギリスのデザイナー、マックス・ラムがデザインするTAJIMI CUSTOM TILESのオブジェなど、五感を揺さぶるクリエイションの数々が並ぶイベントを開催します。Osaka Art & Design 2023のプロデュースは、日本最大規模のデザイン&アートフェスティバルDESIGNART TOKYOを運営するDESIGNART代表の青木昭夫が担当。会期中には、アンリアレイジを主宰する森永邦彦氏や建築家の永山祐子氏、スマイルズの遠山正道氏らを招いたトークイベントも企画しております。グランドテーマである「感性百景」は、アーティスト、デザイナーが内に秘めるクリエイティブの多様性、その人間味から醸し出される作品や展示の美しさを景色として見立てたもの。日本百景ならぬ関西ならではのアイデンティティで大阪、京都、神戸などの関西圏を中心に日本全国、世界からクリエイターが集結します。旅をするように作品や作家と新たに出会い、参加したすべての人の想像力を掻き立てる将来のパートナー(作品やクリエイター)を見つけだす機会となるでしょう。2025年大阪関西万博。この好機をとらえます。年に一度、梅田・大阪エリアの事業者が連携し、アートとデザインを通して、大阪のクリエイティブカルチャーを全国・世界に発信するイベントを継続開催し、世界に誇るクリエイティブシティ大阪を目指します。AboutOsaka Art & Design 2023名称:大阪アート&デザイン2023会期:2023年5月31日(水)~6月13日(火)エリア:梅田・中之島・天満橋・京町堀・本町・心斎橋参加ギャラリー・ショップ:20箇所33プログラムプロデュース:DESIGNART主催:大阪アート&デザイン2023実行委員会実行委員会メンバー:株式会社阪急阪神百貨店、阪急阪神不動産株式会社、一般社団法人梅田1丁目エリアマネジメント、大阪市協賛:八光自動車工業株式会社 / 八光エルアール株式会社Osaka Art & Design 2023公式サイトはこちら ConceptCulturescapes ー感性百景ーこれは、大阪の街を巡りながら、アートやデザインに出会う周遊型エリアイベント。大阪という土地を象徴する、ユーモアに富み、コミュニケーションを楽しむ、人間味あふれる感性。そこに、アートとデザインが掛け合わさり、新たなムーブメントが始まる。そんな大阪ならではの“共鳴”を創出するべく生まれたのが『Osaka Art & Design』。日々の暮らしに躍動感と彩りを与えてくれる作品との出会い。創造力を掻き立ててくれるクリエイティブなパートナーとの出会い。多彩な感性が広がり、つながることで、美しい風景と出会うように人生が豊かになっていく。大阪が持つパワーと、限りなく広がるアイデアで、世界に誇るクリエイティブシティ大阪を目指します。ProgramCreate from nature 自然から生まれるデザインマーケット会期:2023年5月31日(水)~6月12日(月)場所:阪急うめだ本店 9階 祝祭広場※催し最終日は午後6時終了Concept海、山、土、石、植物。そんな自然のエレメンツとクリエーターたちの感性が融合。そこから生まれるのは、自然と調和し、私たちの五感を揺さぶるクリエーションの数々。インテリア雑貨や家具、オブジェなど、暮らしに取り入れられるアーティスティックな写真を集めました。Programs(出展一覧)カリモクケーススタディ(ノーマン・フォスター)、西川茂、雨 / ame(亀井紀彦)※5月31日(水)~6月6日(火)まで出展、Ambientec、TOU、JICON 磁今(大治将典)、Artek、アットアロマ、COSONCO QS(倉本仁)、supernova / pirkamonrayke、TAJIMI CUSTOM TILES(マックス・ラム)、勝木杏吏 ※6月7日(水)~12日(月)まで 出展暮らしの石(武田清明)、MOTONOsaka Art & Design 2023 トークイベントOsaka Art & Design 2023の関連イベントとして、クロストークイベントを阪急うめだ本店9階祝祭広場にて開催します。(詳細は後日発表予定)5月31日(水)11:05-12:30遠山正道(smiles)龍崎翔子(株式会社水星 / HOTEL SHE)5月31日(水)14:30-16:00服部滋樹(graf代表)NOMA(モデル・アーティスト)6月10日(土)14:30-16:00森永邦彦(アンリアレイジ主宰)永山祐子(建築家)参加ギャラリー・ショップ阪急うめだ本店 1階 コンコースウィンドー・コトコトステージ11 / 3階 コトコトステージ31 / 7階 コトコトステージ71・コトコトステージ72・コンフォートQ・リビングフロア / 8階 「ADA LAB UMEDA」前レストスペース・GREEN AGE EDIT / 9階 祝祭広場 / 11階 コトコトステージ111、阪急メンズ大阪 3階 コンテンポラリーアートギャラリー / 1階 メインステージB・プロモーションスペース11、graf porch、TANYE Gallery、Ritzwell 大阪ショールーム、チグニッタスペース、アートアンドクラフト大阪オフィス&ショウルーム、howse / BuddyOptical、アルコストア、COTO MINO MICHI AT PARK SIDE STORE、ARTCOURT Gallery、カンディハウス大阪、トーヨーキッチンスタイル大阪ショールーム、TEZUKAYAMA GALLERY、ギャラリーソラリス、アクタス・心斎橋店、エスパス ルイ・ヴィトン大阪、アートエリアB1、1000000人のキャンドルナイト@OSAKACITY 茶屋町スロウデイ2023 / 大阪梅田ツインタワーズ・ノース 1階コンコース“GREEN SEED” / アートリエ梅田エリア中之島エリア京町堀エリア心斎橋エリアProfile出展アーティストDAISY BALLOON(デイジーバルーン)バルーンアーティストRie Hosokai(細貝里枝)とアートディレクター・グラフィックデザイナーのTakashi Kawada(河田孝志)からなるアーティストユニット。2008年の結成以来“感覚と質”をテーマに掲げ、バルーンで構成された数々の作品を制作。それらは繊細さが細部まで行き渡った建築物を思わせ、多くの人々を魅了している。展示場所:阪急うめだ本店 1階 コンコースウィンドー / 9階 祝祭広場プロデュース青木 昭夫 DESIGNART 代表1978年東京生まれ。クリエイティブディレクター。株式会社デザイナート代表取締役。2005年~2009年デザインイベントDesignTide Tokyoをディレクション。デザイナー、アーティスト、メーカー、メディア、ショップなどのネットワークを活かし、企業のブランディングや展覧会、商品開発の企画、プロデュースを行う。2017年、デザインとアートを横断するイベントDESIGNART TOKYOをプロデュース。6回目の開催となった2022年度は、参加企業・施設数92展示、参加アーティスト・デザイナー約300組、動員数のべ20万人を記録するまでに成長。今年も10月の開催に向けて様々なプロジェクトを進行中。Contact企画に関するお問い合わせ大阪アート&デザイン2023 実行委員会 info@osaka-artanddesign.com 阪急阪神不動産株式会社 リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月28日有限会社村中金属は、アートコレクターが始めたデザインプロダクトブランド「sight」のコーヒードリッパースタンドを2023年1月6日からWEBサイトにて予約販売開始いたします。JTD シングル 使用イメージ【「sight」について】sight(サイト)は、使えれば何でも良いではなく「姿・形」を優先する人に向けて誕生したデザインプロダクトブランド。機能とコストによって縛られていた大量生産から脱却し、美を上位概念に置いた台数限定のプロダクトを手掛ける。EC : Instagram: 【ブランド始動の背景】全ての形状が機能とコストによって縛られていた製品生産から脱却し洗練と無駄によって構成される美しいプロダクト製作を目指してデザインプロダクトブランドとしてsightを立ち上げた。現在、精密機械部品を国内メーカーに供給する傍ら、ブランドの運営を開始。デザインの段階から最終製品になるまでの工程のほとんどを自社工場で完結。蓄積された技術とノウハウは素材の選定、金型の構成、工程の構築まで隅々まで生かされている。ファーストリリースとしてファイヤーピットを2022年にリリース。今回のコーヒードリッパースタンドはブランドとしてセカンドリリースとなる。【プロダクトについて】プロダクト名 JTD(コーヒードリッパースタンド)JTDJTD(シングル)限定1,000台価格 :36,000円(税込、送料込)素材 :ステンレス製サイズ:16×16×23cm重さ :約2.3kg付属 :エディションナンバー入製品証明書JTD シングル 使用イメージJTD(ダブル)限定1,000台価格 :68,500円(税込、送料込)素材 :ステンレス製サイズ:16×48×23cm重さ :約6.6kg付属 :エディションナンバー入製品証明書JTD ダブル 使用イメージJTD(アウトドア)限定1,000台価格 :39,000円(税込、送料込)素材 :ステンレス製サイズ:16×16×19.5cm(組立)/17×17×25.5cm(収納ケース)重さ :本体 約2.3kg、ケース約0.7kg付属 :ステンレス製専用ケース、エディションナンバー入製品証明書JTD アウトドア 使用イメージ<オプションパーツ>JEX(3.5cmエクステンション)価格:3,900円(4本)、4,400円(5本)(税込、送料込)素材:ステンレス製付属:―JDC(ドリップキャッチャー)価格 :3,800円(1個)、5,100円(2個)(税込、送料込)素材 :ステンレス製サイズ:4×4×2cm【プロダクトの特徴はデザインと質感と機能】■デザイン立体の連続的な並列配置や等縮していく穴など、プロダクトのデザインはドナルド・ジャッドやジェームス・タレルにインスパイアされた。コーヒードリッパースタンドにしては類を見ないフォルムはそれぞれのシーン、空間の中で存在感を放つ。■質感ステンレスに特別な処理を施し黒くマットでソリッドな質感を付与した。周囲から制約を受けずプロダクトのみで自律し空間に立体作品のように存在するよう設計された佇まいは、自宅やカフェなどシーンを選ばない。■機能錆びにくいステンレスに特殊処理を施すことにより、さらに耐食性を向上させより錆びにくいプロダクトとなっている。シングルとダブルは組立不要。ドリップスケールを置けるようドリッパー下の空間を17.7cm設計。アウトドアはドリッパー下の空間を3.5cm低くし、17cm角のケースに納まるように設計され、持ち運びが容易。組立はシンプル。別売りオプションパーツのエクステンションを使用しドリッパー下の高さを広げることも可能。【使用シーン】自宅、カフェ、アウトドアと様々なシーンでお使いいただけるようシングル、ダブル、アウトドアの3シリーズをリリース。オプションパーツのエクステンションを使用することにより背の高いサーバーにも対応可能。ドリップ後テンテンと落ちてくる雫をキャッチするためにドリップキャッチャーもオプションパーツとしてリリース。【今後の展開】コーヒー関係のエクイップメントを準備中。2023年6月頃ブランドから初めてとなるアパレルもリリースが決定している。【「sight」代表 村中 良暢(ムラナカ ヨシノブ)】大阪生まれ。大学卒業まで大阪で過ごしその後イギリスへ。ロンドン在住時にアートと出会い、帰国後家業に入る傍らで企画アート展を京都、大阪を中心に始める。現在は村中金属の取締役として企業を経営しながら大阪のギャラリーのディレクターとして様々なアート表現に携わっている。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月26日現代美術作家、クリストとジャンヌ=クロードによる60年越しのプロジェクト「L’Arc de Triomphe, Wrapped, Paris, 1961ー2021(包まれた凱旋門)」が2021年9月に実行された。これは、フランスはパリの象徴、エトワール凱旋門を16日間にわたり布で包むというもの。21_21 DESIGN SIGHTでは、このプロジェクトの制作背景と実現に向けた道のりに焦点を当てる企画展『クリストとジャンヌ=クロード “包まれた凱旋門”』が6月13日(月)に開幕。2023年2月12日(日)まで開催されている。ブルガリア出身のクリストと、モロッコ生まれのフランス人、ジャンヌ=クロードはともに1935年6月13日生まれ。ふたりは1958年秋にパリで運命的に出会い、アーティストとして活動を開始する。21_21 DESIGN SIGHT エントランスこの展覧会は、ふたりが1961年に構想し、60年の年月を経て2021年9月実行に移されたパリのエトワール凱旋門を包み込むプロジェクト「包まれた凱旋門 」に焦点を当てるもの。残念なことにジャンヌ=クロードは2009年、クリストは2020年に鬼籍に入ってしまったが、彼らの意思を受け継ぐメンバーが、プロジェクトを成功に導いた。展覧会ディレクターはフランスと日本で映像作家として活躍するパスカル・ルランがつとめている。展示風景より展示風景より。クリストとジャンヌ=クロード展覧会は、ふたりの出会いから始まり、プロジェクトの構想、準備や設営、実現までを写真や映像をふんだんに使い、直感的に理解できる構成で紹介していく。エントランスから地下へ降りる階段では、クリストとジャンヌ=クロードの出会いを、地下ロビーではこれまでの大規模プロジェクトを紹介、「包まれた凱旋門」に至るまでの道程をたどっていく。展示風景より。パリの凱旋門周辺の模型とクリストとジャンヌ=クロードが手掛けた過去の作品映像過去の作品を紹介する映像では、パリで一番古い橋、ポン・ヌフを布で覆った「包まれたポン・ヌフ、パリ、1975–85」や、同じくベルリンの帝国議会議事堂を布で覆った「包まれたライヒスターク、ベルリン、1971–95」などの歴史的建造物を布で覆うプロジェクト、カリフォルニアに1760本の黄色の傘を、日本の茨城県北部に1340本の青色の傘を同時に立てた「アンブレラ、日本=アメリカ合衆国、1984-91」などが紹介される。ふたりのプロジェクトは、完成した姿だけでなく、構想段階から交渉、準備にいたるまで全てのプロセスを作品としていることも特徴だ。そして、メインとなる展示会場では「包まれた凱旋門」を多彩な角度から紹介する。ギャラリー1では凱旋門を包むための巨大な布の製作過程や、ロープの強度実験などを紹介する動画、緻密に作られた凱旋門の模型、ドローイングのレプリカなどが展示される。ふたりの構想に忠実なものにするために、様々な角度から各分野のプロフェッショナルたちによる検証が緻密に行われていたことが伺える。凱旋門を包む巨大な布は、ポリプロピレン製で再生可能な銀色のコーディングが施された青い布。巨大な凱旋門を包むため、25000㎡以上にも及ぶ布を、ドレープを折り出したり、運搬の準備のために丸めたりと、作業も非常に大掛かりだ。また、凱旋門に刻まれたレリーフ(浮き彫り彫刻)や凱旋門の角などが損傷しないよう、さまざまな形で保護されれていたこともわかる。展示風景より展示風景より展示風景より、クリストによる「包まれた凱旋門」のドローイング(レプリカ)会場には凱旋門を実際に包む際に制作されたポリプロピレン製の布や強度の高いロープを用いたインスタレーションも展示されている。実際のプロジェクトを見ていなくとも、現地の雰囲気を感じ取ることができるだろう。展示風景より16日間という短いプロジェクト期間ではあったが、「包まれた凱旋門」は朝から深夜まで、あらゆる角度から美しい映像に収められた。ギャラリー2ではその模様や、プロジェクトに関わったスタッフたちのインタビューなどの映像、そしてクリストとジャンヌ=クロードのアイデアを実現するための技術的資料などを展示している。展示風景より展示風景より展示風景より世界的な美術プロジェクト「包まれた凱旋門」は、新型コロナウイルス流行の影響で、実際に現地でその姿を見ることができた日本人はそう多くはなかっただろう。それゆえに、現地の雰囲気を可能な限り体感できる同展はとても貴重なものだ。歴史に残るこのプロジェクトの記録を、しっかりと目と心に焼き付けておこう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『クリストとジャンヌ=クロード “包まれた凱旋門”』2022年6月13日(月)- 2023年2月12日(日)、21_21 DESIGN SIGHTにて開催
2022年06月24日昨今、自宅での時間をより心地よく、豊かに過ごせるような空間作りに興味を持つ人が以前よりも増えたように感じます。今回の【EDITOR’S PICK】では、そんな最中に出会った「オオグチデザイン(OGUCHI / DESIGN)」の生きた花を“絵”にする花瓶「Picture」をご紹介します。花はつぼみの状態から、咲いて、枯れるまですべてが美しい。その一瞬一瞬を映し出す装置としての“花瓶”をOGUCHI / DESIGN「Picture」(税込 1万9,800円)“生きた花を生きたまま絵にできないか”というコンセプトから生まれた「Picture」。陶磁器のようなマットな白地は、まるでキャンバスのよう。象徴的な背景板は、“花を魅せるため”に考えられた造形で、これは、円形に切り取られたわずか0.8㎜厚のスチールの板を曲げて象られています。背景板より小さな円形の板を曲げて作られた前面板の内側には、ガラス瓶が収納されており、この瓶に花を生ける仕様。水の入れ替えや掃除もしやすい。間口は牛乳瓶くらいの大きさなので、小さめの剣山を入れて花の位置を固定してもいいかも。この花瓶を手がけたのは、「オオグチデザイン(OGUCHI / DESIGN)」を主宰するインダストリアルデザイナーの大口 進也さん。大口さんは、大阪芸術大学のデザイン学科を卒業後、企業デザイナーとして勤務。のちにデンマークのデザイン事務所で経験を積み、2016年、東京に自身のデザイン事務所を構えました。本作「Picture」について、大口さんはアーティストは花の絵をよく描きます。ゴッホのひまわりや、モネの睡蓮など、上げたらきりがないほど。花に同じものはないですし、状態によっても見え方が変わってきます。そして、なにしろ人は花をしぜんと美しいと感じる。だからアーティストにとって魅力的な題材なのだろうと思います。アーティストは筆で花をキャンバスに定着させますが、この花瓶では生きた花を生きたまま絵にできないかと考えましたとコメント。さらに、自身がプロダクトデザインを行う際、どんな内容でも掲げる信条として、“機能と構造と美しさ”の3点のバランスが最も取れるところをねらうことを掲げているという。現在、大口さんは、自身のレーベル「オオグチデザイン」を運営しながら、様々な企業のプロダクトデザインを手がけており、海外でのプロダクトの販売やイタリア・ミラノで開催される世界的なデザインの祭典「ミラノデザインウィーク」に出展するなど、精力的に活動を行っています。直近では、東京ビッグサイトで、10月28日より行われる「インテリアライフスタイル(Interior Lifestyle Tokyo)」展にも出展されるそうなので、気になる人は、こちらも、ぜひ、チェックを。今回紹介の花瓶「Picture」の購入はこちらからURL:【お問合せ】OGUCHI / DESIGN(オオグチデザイン)URL:
2020年07月08日企画展「トランスレーションズ展 ─『わかりあえなさ』をわかりあおう」が、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2にて、2021年6月13日(日)まで開催される。なお、4月25日(日)から6月1日(火)までは休館し、6月2日(水)より再開。“トランスレーション=翻訳”の不思議や不完全さにフォーカス学際情報学博士のドミニク・チェンがディレクターを務める「トランスレーションズ展 ─『わかりあえなさ』をわかりあおう」では、他国語と自国語のあいだだけでなく、感情と言葉、聴覚から視覚といったさまざまな情報間で行われる“トランスレーション=翻訳”がテーマ。本展では“翻訳”を、分かり合えないはずの他者同士が意思疎通を図るためのプロセスであると解釈。普段から何気なく使っている言葉の不思議さや、誤解や誤訳によりコミュニケーションからこぼれ落ちる意味の面白さを実感できる展示を用意する。様々な“翻訳”のカタチを展示通常、ある言語で書かれたり話されたりする言葉を、別の言語に変換する事を指す“翻訳”というワード。しかし本展ではそれに限らず、手話などのボディランゲージ、言葉にしにくい感覚をその場で絵にするグラフィック・レコーディングなど、2者間のコミュニ―ケーションにおいて言葉や感情を別の要素に変換する行為まで“翻訳”の意味を押し広げる。会場では、手話の世界を探ったり、“翻訳”という観点から言語と食文化の文化的混交を考察したりする映像作品や、音の特徴を振動と光に変換して身体に伝えるインターフェースなどを展開する。また、視覚障がい者のために文字を代わりに読み上げるメガネや、ぬか床の中に棲む無数の微生物たちの発酵具合を音声で伝えるロボットなども展示。現代に生まれた新たな“翻訳”のカタチを体験することができるだろう。展覧会概要トランスレーションズ展 ─「わかりあえなさ」をわかりあおう会期:2020年10月16日(金)〜2021年6月13日(日)※4月25日(日)〜6月1日(火)は休館※当初は2020年5月29日(金)~9月22日(火・祝)の会期を予定していたが変更、また会期終了は3月7日(日)から延長会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデンTEL:03-3475-2121開館時間:平日 11:00〜18:30 / 土日祝 10:00〜18:30(いずれも入場は18:00まで)※2021年6月2日(水)以降は、11:00〜17:30(入場は17:00まで)休館日:火曜日(11月3日(火・祝)、2月23日(火・祝)は開館)、12月26日(土)〜1月3日(日)、4月25日(日)〜6月1日(火)入館料:一般 1,200円、大学生 800円、高校生 500円、中学生以下 無料※事前予約は不要※会期や開館時間、入場方法などは変更となる場合あり
2020年01月20日パルミジャーニ・フルリエ(PARMIGIANI FLEURIER)は、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTにて2020年3月26日(木)から開催予定だった、モーリス・サンドコレクション特別展覧会「Mechanical Wonders|機械じかけの生命」(メカニカル ワンダーズ|機械じかけの生命)を延期。なお、正式開催日は追って発表となる。「メカニカル ワンダーズ|機械じかけの生命」は、スイスの時計ブランド・パルミジャーニ・フルリエの創設者であるミシェル・パルミジャーニが修復を手掛けた、時計や機械式人形“オートマタ”を紹介する展覧会。ぜんまいを動力源とする時計やオートマタは、時間を経るとともに風化し錆びつき、やがて動かぬものとなる。パルミジャーニは、あくまで作者の意図を尊重し、製作当時の素材や技法を使用することで、過去の作品へと再び息吹を吹き込むのだ。本展では、19世紀末にスイス人のモーリス=イブ・サンドが集め、のちにパルミジャーニが修復した機械式作品のコレクションを日本で初公開。優美な彫刻を施した扇窓の時計、針が伸縮する楕円型時計、あるいは白ねずみやかえるといった精巧なオートマタを展示し、機械の裏側や修復のプロセスへと光をあてる。【展覧会概要】パルミジャーニ・フルリエ主催モーリス・サンドコレクション特別展覧会「メカニカル ワンダーズ|機械じかけの生命」会期:新型コロナウイルスの影響で開催延期。正式開催日程は後日発表となる。会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3住所:東京都港区赤坂9-7-6 (東京ミッドタウン)料金:入場無料開館時間:10:00〜19:00
2020年01月13日建て替えの為休業中だった渋谷パルコがグランドオープン、sacaiの2019クリスマス限定アイテムが登場、21_21 DESIGN SIGHTで普段めったに見られないデザインの原画に焦点を当てた展示を開催etc...週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け!NEW OPEN◆建て替えの為休業中だった渋谷パルコがグランドオープン! 気になる見所は? (11/22オープン)建て替えのため2016年8月より休業中の渋谷パルコがついにグランドオープン。「FASHION」「ART&CULTURE」「ENTERTAINMENT」「FOOD」「TECHNOLOGY」の5本柱を軸に、商業施設初出店店舗、新業態店舗を多くそろえた約180のショップが出店する。>>詳しくはこちらFASHION◆メゾン マルジェラにジョン・ガリアーノによるアーティザナルコレクションの展示ギャラリーが出現(11/23〜12/11)メゾン マルジェラ(Maison Margiela)の「アーティザナル」コレクションのエキシビションを、恵比寿のメゾン マルジェラ トウキョウにて開催。2019年春夏「アーティザナル」Co-edコレクションの主要なランウェイピースの展示などを行う展示スペースと、ショップスペースを融合させたミュージアムのような空間が登場する。>>詳しくはこちら◆sacaiからポーターやシャルロット・シェネとコラボした2019クリスマス限定アイテムが登場 (11/23〜)サカイ(sacai)から、2019年ホリデーコレクションが登場。ポーター(PORTER)とコラボレーションしたショルダーバッグや、フランス発のジュエリーデザイナー、シャルロット・シェネ(Charlotte Chesnais)とのコラボレーションによるイヤーカフなど、様々なスペシャルアイテムが、サカイ直営店にて発売される。>>詳しくはこちらART◆隈研吾や佐藤卓などデザイナー達のめったに見られないマル秘原画の展覧会が開催(11/22〜3/8)日本のデザインに貢献してきた日本デザインコミッティーに所属するメンバーたちの、デザインの過程において生み出してきたスケッチ、図面、模型の数々を展示。デザインの大切なエッセンスが刻まれているが、あまり光が当てられない「秘められた部分」に焦点を当て、刺激と示唆にあふれた体験を提示する。>>詳しくはこちらGOURMET◆有名店による新麦を使ったパンやラーメンが集結! 「麦フェス」が天王洲アイルで開催(11/24)小麦の祭典「麦フェス2019」では、日本を代表するシェフが集結し、今年とれた新麦を使ったパンやラーメン、ピザといった、この日だけの特別メニューを提供。料理のワークショップなども開催され、新麦の美味しさを思う存分味わい楽しむことができる。>>詳しくはこちら◆あんこスイーツ大集合! 日本橋三越であんこ好きのためのイベント“あんぱく”が今年も開催(〜11/25)日本橋三越本店で開催中の“あんぱく”こと「あんこ博覧会」では、伝統的な味わいから新しいスタイルまで、あんこの新しい可能性を様々なテイストで紹介。こだわりのあんこで人気の匠あんこ堂の日本橋三越本店限定「あんこスタンド」もバージョンアップし、今年はどら焼き皮の他にトーストが登場する。>>詳しくはこちら
2019年11月22日今週末に楽しめるニューなトピックスをまとめてチェック!カウズ史上最大となる規模のアートワークが富士山の麓に出現、都内最大級のシネマコンプレックスが池袋にオープン、虫から着想を得た作品を展示する「虫展 −デザインのお手本−」を21_21 DESIGN SIGHTで開催etc...週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け!◆KAWSの全長40メートル巨大フィギュアがついに日本へ! 富士山麓のキャンプ場で展示イベント開催(〜7/24)カウズ(KAWS)の人気キャラクター「COMPANION(コンパニオン)」の巨大フィギュアが、日本の自然美の象徴である富士山の麓に出現! nk7◆池袋に日本最大のスクリーンを有するシネコン「グランドシネマサンシャイン」がオープン! クリーン数12、座席数2,443席からなる、都内最大級となるシネマコンプレックス「グランドシネマサンシャイン」が池袋にオープン。◆ルイ・ヴィトンのウィメンズポップアップがGINZA SIXにオープン(〜8/4)ルイ・ヴィトンのアイコニックな“モノグラム”と“ダミエ”を融合させた、今シーズンを象徴するバッグやウォレットなどが登場。◆佐藤卓ディレクションの「虫展 −デザインのお手本−」、六本木21_21 DESIGN SIGHTで開催(〜11/4)展覧会ディレクターにグラフィックデザイナーの佐藤卓、企画監修に解剖学者の養老孟司を迎え、虫から着想を得たさまざまな作品を展示。水江未来「inside the cocoon」◆『スイミー』の原画が初来日! 絵本作品など約200点を展示する「みんなのレオ・レオーニ展」開催(〜9/29)ヨーロッパとアメリカを移動し続けた絵本作家、レオ・レオーニの波乱の生涯を、約200点の作品と重ね合わせながら紹介。「マシューのゆめ」1991年 鉛筆、水彩、コラージュ、紙 51×63.6cm Matthew’ s Dream ⓒ1991 by Leo Lionni / Knopf Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family◆ベトナム発の新感覚かき氷「チェー」の専門店が学芸大学にオープンベトナムのローカルスイーツ“チェー”の専門店がオープン。チェーの他にも日本ではまだ馴染みのないベトナミーズ・スイーツが楽しめる。
2019年07月19日東京・六本木にある21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2では、企画展「虫展 −デザインのお手本−」を7月19日から11月4日まで開催。デザイナー、建築家、構造家、アーティストたちが、虫から着想を得たさまざまな作品を展示する。「虫展 −デザインのお手本−」は、知れば知るほど不思議な虫たちを「デザインのお手本」にする試み。展覧会ディレクターにグラフィックデザイナーの佐藤卓、企画監修に虫好きとしても知られる解剖学者の養老孟司を迎える。自然を映し出す存在である、虫。私たちの身近にいながら、実はそのほとんどの生態はわかっていない。虫の色、質感、構造、また習性には、私たちの想像をはるかに超える未知の世界が広がっている。人類よりもずっと長い歴史のなかで進化を続けてきた多様な虫の姿からは、さまざまな創造の可能性が浮かび上がってくる。隈研吾建築都市設計事務所+江尻憲泰 新作イメージ小さな身体を支える骨格を人工物に当てはめてみたり、翅(はね)を上手にしまう仕組みをロボットに応用してみたり、幼虫がつくり出す巣の構造を建築に当てはめてみたり。会場では、デザイナー、建築家、構造家、アーティストたちが、虫から着想を得たさまざまな作品を展示する。関連イベントとして、7月21日の14時からは養老孟司と佐藤卓によるオープニングトーク「虫はデザインのお手本」、8月25日の14時からは、隈研吾、佐藤卓らによるトーク「建築家の巣」が開催される。詳細は21_21 DESIGN SIGHT公式サイト()にて。クリエイターが、そして訪れる一人ひとりが、虫の多様性や人間との関係性を通して、デザインの新たな一面を虫から学ぶ展覧会にぜひ足を運んでみては。【展覧会情報】虫展 −デザインのお手本−会期:7月19日〜11月4日会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2住所:東京都港区赤坂9-7-6時間:10:00〜19:00(入場は18:30まで)休館日:火曜日(10月22日は開館)料金:一般1,200円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
2019年05月30日無印良品が、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTにて開催中の「民藝 MINGEI –Another Kind of Art 展」に合わせ、企画展「民具 MINGU 展」を、同館内のギャラリー3にて12月14日から2019年1月14日まで開催する。渋沢敬三によって昭和の初期につくられたことば、「民具」。それは、長い時を経て庶民の日常を支えた生活道具を指す。必要に駆られ、知恵と工夫がそのままかたちになった道具。手から手へ引き継がれた無駄のないかたちは、自然と共存する日本のくらしの原風景を感じさせる。その後、産業の構造が大きく変化し、次々と新しい素材が開発され、生産技術、流通が進化する中で道具も多種多様になった。その一方で、使い手としての生活者の立場に立ち、商品のあるべき原点を今一度見直そうと生まれた無印良品。その佇まいは、現代の民具になり得ているだろうか。同展は、民具と無印良品双方の展示を通して、その問いの意味を考えていく企画となる。【展覧会情報】民具 MINGU 展会期:12月14日~2019年1月14日会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン時間:10:00〜19:00休館日:火曜日(ただし12月25日は開館)、12月26日〜1月3日入場無料
2018年12月06日今週末に楽しめるニューなトピックスをまとめてチェック!伊勢丹新宿店の「イセタン サロン ド パルファン」に世界各国のフレグランスブランドが大集結、21_21 DESIGN SIGHTで民藝にクローズアップした展覧会が開催、世界初となるバカラによるシャンパンバーが恵比寿ガーデンプレイスにオープンetc...週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け!ーー今週のお出かけ情報の詳しい内容はこちらからーー
2018年11月02日東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTにて、プロダクトデザイナー・深澤直人がディレクションを行った「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」が、11月2日から翌2月24日まで開催される。1925年、民衆の用いる日常品の美に着目した柳宗悦が、無名の職人たちによる民衆的工芸を初めて「民藝」を名付けた。民藝の特徴でもある風土や風習を生かしたものづくりは、世代を超えて受け継がれていくなかで、素材・色・工程・用途・形などの独自性が際立ち、革新的で衝動的な、枠に捉われない創意工夫へと発展して行った。地域ごとの特色が失われ、ものへの愛着が希薄になりがちな時代だからこそ、民藝に宿る無垢な美意識と精神性は使い手のみならず、ものづくりに携わるすべての人々に大きな衝撃を与え、新しいエネルギーを生み出すきっかけとなる。染付網目文角皿 中国 景徳鎮窯 明時代 17世紀〈日本民藝館蔵〉同展では、21_21 DESIGN SIGHTのディレクターでもあり、日本民藝館館長を務める深澤直人が、同館の所蔵品を中心に、新旧さまざまな100点余りの民藝を選び抜き紹介する。深澤氏は、「芸術家でも職人でもない人の無我な手から生み出されたものには、えも言われぬ魅力が潜んでいる。実直な創作者たちは、とかくカテゴライズされることを嫌う。型にはめられそうになると、思わずそこからはみ出したくなってしまう。形式や様式にしばられない飄々とした態度。一定の仕上がりを求めない自由さが民藝にはある。私たちは民藝を愛し、尊敬し、民藝に心を動かされる。作者が誰かとか、いつどこでつくられたのかといった情報は必要はない。ただ純粋にその魅力にくぎ付けになる」と語る。撮りおろしインタビューや制作現場の映像、民藝の新たな表情を映し出す写真、日本民藝館設立時の貴重な資料なども展示し、これからのデザインのインスピレーションとなる「Another Kind of Art =民藝」を紐解いていく。【展覧会情報】民藝 MINGEI -Another Kind of Art展会期:11月2日〜2019年2月24日会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー 1&2住所:東京都港区赤坂 9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン時間:10:00〜19:00(入場は18:30まで)料金:一般1,100円 大学生800円 高校生500円 中学生以下無料休館日:火曜日(12月25日は開館)、年末年始(12月26日〜1月3日)
2018年09月14日東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTにて、企画展「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」が開催される。会期は、2018年11月2日(金)から2019年2月24日(日)まで。本展は、人々の生活に根付く”日常品の美”に着目した展覧会。無名の職人達によって作り出され、それぞれの土地の暮らしの中で、その機能性やデザインが磨かれていった民藝には、“Another Kind of Art”ともいえる、独自の美しさが宿っている。生活が育んできた民藝は、現代のフラットな文化の中を生きる私たちにとって、ハッと驚かされるようなアイデアの宝庫だ。会場では、日本民藝館館長でありプロダクトデザイナーの深澤直人が同館の所蔵品を中心に、新旧さまざまな100点余りの民藝を選りすぐり、紹介。江戸時代の厨子や燭台、中国明時代の皿などを展示する。また、撮り下ろしインタビューや制作現場の映像、民藝の新たな表情を映し出す写真、そして同館設立時の貴重な資料なども公開する。【詳細】「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」会期:2018年11月2日(金)〜2019年2月24日(日)会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2住所:東京都港区赤坂 9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン定休日:火曜日(12月25日は開館)、年末年始(12月26日〜1月3日)開館時間:10:00〜19:00 (入場は18:30まで)入館料:一般 1,100円、大学生 800円、高校生 500円、中学生以下無料【問い合わせ先】21_21 DESIGN SIGHTTEL:03-3475-2121
2018年09月13日今週末、6月30日、7月1日のニューなトピックスをまとめてチェック!スタートする展示や、今だけ味わえる“おいしい”イベント、話題のコラボアイテムなど...今週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け。週末スタートする話題の展示・イベント・映画◆三菱一号館美術館、「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界―1780年パリに始まるエスプリ―」展がスタート(〜9/17)「皇帝ナポレオン一世から 教皇ピウス7世へ贈られた教皇冠」アンリ・オーギュスト(金銀細工職人)、マリ=エティエンヌ・ ニトとフランソワ=ルニョー・ニト、 1804-05年頃 ゴールド、シルバー、金箔、エメラルド、ラインストーン、真珠、 合成石、カット・ガラス、絹ベルベット、金ラメ、金属糸、木と紙 教皇聖具室、ローマ / © Chaumet / Régis Grman◆さわって楽しむフランスの手作り絵本とポスターの展覧会、無印良品 有楽町で開催(〜9/2)◆コーネリアス小山田圭吾の新曲を気鋭作家が映像化、21_21 DESIGN SIGHTで「音のアーキテクチャ展」がスタート(〜10/14)◆河内洋画材料店が京都・祇園のy gionでポップアップ! サイとのコラボで限定ペインターコートも登場(〜7/12)◆モトーラ世理奈×保紫萌香が主演、映画『少女邂逅』公開! 弱冠23歳の枝優花監督(6月30日から全国順次公開)映画『少女邂逅』、6月30日から新宿武蔵野館ほかにて全国順次ロードショー / ©2017『少女邂逅』フィルムパートナーズ「おいしい」メニューやイベントが盛りだくさん◆野村友里や福田里香、山本千織による食のイベント開催、ビームス×「ゴードン・マッタ=クラーク展」連動企画(〜9/17)レストラン「フード」の前で、ゴードン・マッタ=クラーク、キャロル・グッデン、ティナ・ジルアール 1971年 個人蔵 Photo: Richard Landry© The Estate of Gordon Matta-Clark; Courtesy Richard Landry, The Estate of Gordon Matta-Clark and David Zwirner, New York/London/Hong Kong.◆あと引く辛さがクセになる! モダン・タイ・レストラン「ロングレイン」の夏限定スパイシーグルメ(〜9/30)◆東京駅グランスタで駅弁祭り開催! 駅弁記念日にあわせて「出張応援駅弁」が登場(7/1〜7/31)◆三ツ星レストランの最高級食材を屋上で味わう! 生産者指定のBBQ場がオープン話題のコラボアイテムが発売◆UT×カウズ×セサミストリートのトリプルコラボ! 夏発売の全アイテム公開カウズXセサミストリートグラフィックT(半袖)1,500円 / © KAWS TM / © 2018 Sesame Workshop. All Rights Reserved.◆アディダスとカニエ・ウエストのコラボレートコレクション「YEEZY BOOST 350 V2」にニューカラー登場
2018年06月29日東京・六本木にある21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3では、デンマークのインテリアプロダクトブランド、ヘイ(HAY)による5日間の期間限定ストア「HAY 5 DAYS LIMITED STORE」を5月23日から27日まで開催。Wood Mug whiteヘイは、2003年にデビューして以来、北欧デザインというカテゴリーにこだわらず、インターナショナルな視点を持ち、家具、インテリアアクセサリーからデコレーションアイテム、ステーショナリーなど、ライフスタイル全体をコーディネートすることが出来るコレクションを展開している。Paper Porcelain Vase Family今回の5日間限定ストアでは、デザイン性の高い小物から人気の家具まで、普段他のショップでは未展開のアイテムも含めて展示販売される。なお、ギャラリー3では同イベント終了後、6月2日から7月2日まで、芸術家としての顔も持つフランスのショコラティエ、パトリック・ロジェ(Patrick Roger)による日本初となる展覧会「TRAVELS TRAVEL(LER)」が開催される。【イベント情報】HAY 5 DAYS LIMITED STORE会期:5月23日〜5月27日会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3住所:東京都港区赤坂9-7-6時間:10:00〜19:00(5月26日は23:30まで)
2018年05月22日21_21 DESIGN SIGHT企画展「写真都市展 -ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち-」が2月23日から6月10日まで、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2で開催されている。前日の22日にはプレスプレビューが行われ、内容が公開された。写真、映像、デザイン、ファッションのジャンルを超えた表現と、ニューヨーク、ローマ、モスクワ、東京、パリなどの世界の都市を捉えた作品で、現代の視覚文化に影響を与えたウィリアム・クライン(William Klein)。今回の展覧会は20世紀を代表する写真家ウィリアム・クラインの都市ヴィジョンとともに、日本やアジアの写真家たちを紹介するもの。20世紀から21世紀へ至る都市ヴィジョンの変貌をかつてないダイナミックな写真の見せ方で提示する展覧会となっている。会場に入って最初に登場する地下ロビーではクラインの写真と映画、グラフィック、コンタクトプリント、写真集、巨大な写真などの多種多彩なイメージ、使用したカメラなどを一同に集めて展示。ジャンルを横断したクラインの活動を凝縮して紹介した展覧会のイントロダクションとなっている。続く、ギャラリー1ではクラインとTAKCOMのコラボレーションによる「ウィリアム・クライン+TAKCOM,2018」を紹介。ギャラリー1の空間全体を使い、200点あまりの過去の写真作品やタイポグラフィーとアブストラクト、映画のスティル写真も組み合わせ、クラインが捉えた各都市を映像作家TAKCOMが万華鏡や空飛ぶ絨毯のように表現する約10分のマルチ・プロジェクションを行っている。また、ギャラリー2を中心に、「チャプター2.22世紀を生きる写真家たち」として安田佐智種、多和田有希、沈昭良、西野壮平、勝又公仁彦、須藤絢乃、石川直樹+森永泰弘、水島貴大、朴ミナの作品を紹介するほか、藤原聡志の作品をは屋外でのインスタレーションとして展示。写真や映像のインスピレーションとして大きな影響を与えてきたクラインとともに新しい写真家たちの作品を紹介することで新しい写真の世界を体感できるようになっている。22日に行われたQ&Aセッションにはクライン自身も出席。1961年以来の来日というクラインは「六本木の大通りを歩いたが、東京は巨大なおもちゃやゲームのよう。その姿を撮りたいと思った」などと語った。また、展覧会ディレクターの伊藤俊治は「写真と都市の関係性と共に写真の可能性を感じて欲しい」と話している。【イベント情報】写真都市展 −ウィリアム・クラインと 22 世紀を生きる写真家たち−会期:2018年2月23日〜6月10日会場:東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー 1、2住所:東京都港区赤坂 9-7-6時間:10:00〜19:00料金:一般1,100 円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料休館日:火曜日(5月1日は開館)
2018年02月23日ドウシシャが、d-designの新しいデザインの加湿器2機種、①ハイブリッド式加湿器(DKHS-351/SHKD-351)、②ハイブリッド式加湿器(DKHS-352/DKHS-3521/SHKD-352/SHKD-3521)を9月に発売しました。床濡れを防ぎ、効率よく加湿!d-designとは、「インテリアと調和する家電」をコンセプトとした家電のブランドです。洋室、和室問わずどんな生活空間にも自然に溶け込み、一見すると加湿器に見えないオブジェのようなインテリアにマッチするデザインが特長です。本加湿器2機種は、背の高いデザインにこだわっっています。昨今フローリングでの生活が主流となっていることから、床置きする場合には出来るだけ高いところから加湿することで床濡れを防ぎ、効率よく加湿する為です。①d-designハイブリッド式加湿器(DKHS-351/SHKD-351)つややかなボディとのびやかなラインが空間を演出。高さ89cmから加湿することで効率よくお部屋を加湿します。アロマケース付きでお好みの香りが楽しめます。①ハイブリッド式加湿器(DKHS-351/SHKD-351)②d-designハイブリッド式加湿器(DKHS-352/DKHS-3521/SHKD-352/SHKD-3521)スリム&トールで端正な佇まいのソリッドデザイン。リモコン付きで離れた位置からも操作が可能です。高さ91.5cmから加湿することで効率よく加湿します。アロマケース付きでお好みの香りが楽しめます。②ハイブリッド式加湿器(DKHS-352/DKHS-3521/SHKD-352/SHKD-3521)商品概要①名称:d-designハイブリッド式加湿器型番:DKHS-351/SHKD-351希望小売価格:15,880円(税抜)加湿量:4段階(強350/中250/弱150/微弱100ml/h)本体+水タンク容量:約3.0.L連続加湿時間:約8.5時間(強運転時)適用畳数:プレハブ10畳/木造6畳サイズ:W20×D20×H89cm質量:2.2kg色展開:ホワイト(WH)/ブラウン(BR)機能:切タイマー(2・4H)、アロマケース付き販売開始日:2017年9月末日②名称:d-designハイブリッド式加湿器型番:DKHS-352/DKHS-3521/SHKD-352/SHKD-3521希望小売価格:16,880円(税抜)/木目17,880円加湿量:4段階(強350/中250/弱150/微弱100ml/h)本体+水タンク容量:約2.6L連続加湿時間:約7時間(強運転時)適用畳数:プレハブ10畳/木造6畳サイズ:W23×D23×H91.5cm質量:2.7kg色展開:パールホワイト(PWH)/ナチュラルウッド(NWD)/ダークウッド(DWD)機能:切タイマー(2・4H)、アロマケース付き販売開始日:2017年9月末日問い合わせ先株式会社ドウシシャお客様相談室Tel:0120-104-481〔受付時間〕9:00~17:00(祝日以外の月~金曜日)
2017年10月13日東京ミッドタウン内のデザイン施設・21_21 DESIGN SIGHTにて10月20日から、思想家・人類学者の中沢新一をディレクターに迎えた企画展「野生展:飼いならされない感覚と思考」が開催される。本展は、人間の文化や生活、心の土台となる「野生」の能力に着目。皆が同じ世界に生き、同じような体験ができる現代において、まだ管理され尽くしていない=飼いならされていない心の領域を「野生」と定義し、現代の表現者たちのもつ‟野生の魅力”に触れながら、さまざまな作品や資料を通して、人間の内に潜む‟野生の発見方法”を紐解いていく。参加するのは、青木美歌、井上嗣也、大森克己、ステファニー・クエール(Stephanie Quayle)、黒田征太郎、しりあがり寿、鈴木康広、立花文穂、西村裕介など、国内外で活躍する現代作家たち。人間の本能であり、知性でもある「野生」は、私たちの創造力に大きな刺激を与えるきっかけになることがあるという。チベットで仏教を学び、人類の思考について時代や領域を横断した研究を行う中沢新一は、「この‟野生の領域”に触れることができなければ、どんな分野でも新しい発見や創造は不可能だ」と話す。理性や合理性が重んじられる現代における「野生」とは何か。どうすれば私たちは心の中の‟野生の領域”に触れることができるか。どうしたらそこへの通路を開くことができるのか。本展では、そんな疑問の答えへと導くユニークで多彩な作品群が、私たちの中に潜む「野生」への気付きを与えてくれるはずだ。【展覧会情報】21_21 DESIGN SIGHT企画展「野生展:飼いならされない感覚と思考」会期:2017年10月20日~2018年2月4日会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1、2住所:東京都港区赤坂 9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)休館日:火曜日、年末年始(12月26日~1月3日)入場料:一般1,100円、大学生800円、高校生 500円、中学生以下無料
2017年10月11日「安藤忠雄 21_21の現場 悪戦苦闘」が、2017年10月7日(土)から10月28日(土)まで六本木・東京ミッドタウン内の21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3にて開催される。日本が世界に誇る建築家、安藤忠雄。彼の"デザイン"への想いがつまった21_21 DESIGN SIGHTの建築プロセスにフォーカスした本企画。2007年に開催された特別企画「安藤忠雄 2006年の現場 悪戦苦闘」で紹介された建築の初期アイデアやスケッチ、建設現場の写真や映像の一部を再び展示する。また、本建築に関連するオリジナルグッズや安藤忠雄に関する書籍を販売する期間限定ショップもオープン。常識にとらわれない大胆な空間を数多く生み出してきた安藤忠雄が、三宅一生と共に"日本のデザインの未来"を考えた時、21_21 DESIGN SIGHTの建築は生まれた。建築するにあたり、三宅の服づくりの根底にある「一枚の布」という考えから、「一枚の鉄板」を折り曲げたような屋根の建物を設計した。三宅一生の服づくりの考え方を、建築そのものに盛り込んだ安藤忠雄のデザインは、大変高度な技術を要し、日本の優れた建築技術だからこそ成し得たプロジェクトであった。本展示は、2017年9月27日(水)から12月18日(月)までの期間、国立新美術館で開催される「国立新美術館10周年 安藤忠雄展―挑戦―」との連動企画。安藤忠雄の"デザインのこれから"に対する想いを感じ、同時に彼の半世紀に及ぶ"挑戦"の軌跡をたどることの出来る企画だ。【概要】「安藤忠雄 21_21の現場 悪戦苦闘」開催期間:2017年10月7日(土)~10月28日(土)開催場所:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン休館日:火曜日開館時間:10:00~19:00入場料:無料【問い合わせ先】TEL:03-3475-2121
2017年08月10日企画展「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」が、21_21 DESIGN SIGHTにて2017年6月23日(金)から10月1日(日)まで開催される。クリエイターたちが、綿密な計画を練り、多くの人たちと賛同を得ながら「壮大なプロジェクト」を実現する様子は、その作品を見るものに「そこまでやるか」という驚きに似た感情を呼び起こす。本展は、既存の表現方法の垣根を超えた大胆な発想を実現するクリエイターによる、そうした「壮大なプロジェクト」との出会いの場だ。クリストとジャンヌ=クロードによる、3kmにわたって水面に浮かぶ布でできた桟橋「フローティング・ピアーズ」は注目作品のひとつ。2016年6月、イタリアのイセオ湖に出現したこの浮き橋は風景を一変させた。本展では、同作の製作現場に迫るドキュメント映像を世界初公開するほか、彼らの50年を超える創作活動をニューヨークのスタジオで撮り下ろしたインタビュー映像の上映を実施。写真・映像の3面をマルチプロジェクションで紹介する。「自分たちが見てみたいから」そんな単純な理由から完成したとは思えない、壮大なスケールを体感できる。また、会場には、日本作家たちの作品も多数出展されている。その一人である石上純也は、独自のアプローチでランドエスケープなどを手掛けてきた建築家。本展では、中国山東省の渓谷で現在進行中の幅1.35×高さ45mの教会のプロジェクト模型を通して彼の創作活動を追う。また、泥や絵具などを用いて絵画を制作する淺井裕介は、この土地ならではのクリエーションを試みる。本展にて出展される新作は、これまで各地で採取した土に加え、東京ミッドタウン内の土を利用した、過去に手掛けた泥絵の具による作品に新たな命を吹き込むようなダイナミックな作品だ。こうした型破りなプロジェクトは、時にはバカバカしいと思えるかもしれない。以上にあげた3名のクリエイター以外にも、ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァによる500人が入れる風船、長さ3,200メートルに及ぶダニ・カラヴァンの彫刻などを紹介するが、いずれも人知を超える発想と膨大な作業によって作品が形となっている。しかしあらゆる常識を逸脱したプロジェクトだからこそ、私たちに新たな体験を促し、これまで思いもつかなかった楽しさと価値観を気づかせてくれる。【詳細】企画展「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」会期:2017年6月23日(金)~10月1日(日)会場:場所:21_21 DESIGN SIGHT住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン休館日:火曜日開館時間:10:00~19:00※六本木アートナイト特別開館時間(予定) 9月30日(土)10:00~24:00(入場は23:30まで)入場料:一般 1,100円、大学生 800円、高校生 500円、中学生以下無料TEL:03-3475-2121
2017年06月12日身近な製品を“デザインの視点”で解剖する「デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法」が、10月14日から17年1月22日まで東京ミッドタウン ガーデン内の21_21 DESIGN SIGHTにて開催される。あたり前の存在として日常に溶け込んでいる様々な製品は、素材や味覚、パッケージなど、製品が手に届くまでのあらゆる段階で多様な工夫が凝らされている。グラフィックデザイナーの佐藤卓が01年より取り組んでいるプロジェクト「デザインの解剖」では、身近な製品を“デザインの視点”で解剖し、各製品の成り立ちを徹底して検証している。これまでに、ロッテの「キシリトールガム」やタカラ(現:タカラトミー)の「リカちゃん」、ISSEY MIYAKEの「A POC BAGUETTE」といった製品のロゴやパッケージのレイアウト、印刷などのグラフィックを解析し、製品の内側の仕組みまで細かな分解や観察を重ねてきた。同展では、これまでに蓄積されてきた解剖の成果を紹介するとともに、新たに株式会社 明治の5つの製品に着目。そのうち、「きのこの山」はパッケージの素材から印刷の情報、商品の原材料、流通時の箱の中の動きや製造過程で生まれる個体差まで30項目以上で解剖。「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン」は、密封ができるように形成されたパッケージやヨーグルトの物性を考慮して運搬できる仕組みなどを解剖し、さらには腸内の善玉菌、悪玉菌に対する製品の働きについても紹介する。加えて「明治ミルクチョコレート」、「明治おいしい牛乳」、「明治エッセルスーパーカップ」を合わせた5製品が解剖される。参加作家には様々な分野で活躍する若手クリエイターを招いており、子どもから大人まで楽しめる展覧会となっている。【イベント情報】「デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法」会場:21_21 DESIGN SIGHT住所:東京都港区赤坂9-7-6東京ミッドタウン ガーデン内会期:10月14日~17年1月22日時間:10:00~19:00(10月21日、22日は22:00まで、入場は閉場の30分前まで)料金:一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料休館日:火曜日、12月27日~17年1月3日
2016年07月31日多彩な作品で楽しく“土木”を学ぶ「土木展」が、6月24日から9月25日まで東京・六本木の東京ミッドタウン・ガーデン内にある21_21 DESIGN SIGHTにて開催される。道路や鉄道などの交通網、携帯電話やインターネットなどの通信技術、上下水道、災害に対する備えなど、快適で良質な毎日の生活には必要不可欠な存在と言える“土木”。現在の土木は、古来の伝統技術、近代における研究と技術の発展など、多くの努力と工夫が積み重なった上に形成されている。同展は、生活と深くつながっているにも関わらず、それを実感する機会が多くないことから、そのきっかけになるようにと開催されるもの。ディレクターには、土木と建築分野に精通する西村浩を迎える。イントロダクションでは、自然と向き合う日本の名土木をマップで紹介する他、プロジェクションやドローイングを通して暮らしにおける土木の背景を見つめる。「土木オーケストラ」と題された展示空間では、高度経済成長期から現代に至るまでの土木の歴史を振り返りながら、その迫力を音と映像で表現する。また、ライゾマティクスリサーチ、403architecture [dajiba]、公益社団法人 日本左官会議+挾土秀平らが道路や橋などの土木施設を「ほる」「ためる」「つむ」「ささえる」などの行為を通して分析し、多彩な参加作家によるインスタレーション作品を通して、楽しく、わかりやすく伝えていく。参加型作品も取り入れるなど、様々な作品を体験して楽しく土木に触れられる機会となっている。【イベント情報】「土木展」会場:東京ミッドタウン・ガーデン 21_21 DESIGN SIGHT住所:東京都港区赤坂9-7-6 会期:6月24日~9月25日時間:10:00~19:00(8月23日は17:00まで、入場は閉場の30分前まで)料金:一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
2016年06月12日現在、六本木の21_21 DESIGN SIGHTにて、“雑貨”にフォーカスした企画展「雑貨展」が開催されている。同展では、日常生活のいたるところに存在する“雑貨”のというものの定義の曖昧さに着目。時代時代で多様な生活様式や新しい習慣を柔軟に受け入れ、その変化に応じて暮らしの中に様々なモノを取り込んできた日本人の生活史を象徴するものを“雑貨”と捉えた。雑貨をめぐる環境や感性を世界的にもユニークなひとつの文化として俯瞰し、その佇まいやデザインの魅力に改めて目を向ける。「デザインやアート、民藝などとは異なるもう一つのカテゴリーとして“雑貨”の美学に焦点を当てて魅力を語り合う展覧会」と話す、普段は作り手である同展のディレクター深澤直人。参加作家と出展者には、ナガオカケンメイ+D&DEPARTMENT、松野屋、studio noteの寺山紀彦、フィリップ・ワイズベッカー、ヤエカ(YAECA)の井出恭子、森岡書店の森岡督行、スタイリストの岡尾美代子など様々な分野の人物が関わる。本展の核となる「12組による雑貨」は、デザイナーやスタイリスト、店主など様々な分野の出展者12組が、それぞれの感覚に基づいて集めたものを個性的に展示している。例えば銀座で1冊の本を売る森岡書店の森岡は、1954年当時の銀座中通りを写したアルバム『銀座八丁』を用い、今も現在する店舗から“雑貨”を集め、ジオラマのようにディスプレイしている。1950年生まれの町田忍は小学生の頃から収集してきた飲食店の爪楊枝や、醤油差し、銘菓のパッケージなどを所狭しとぎっしり並べ、「(自身の持ち物に)捨てたいと思うものは何一つない」という群言堂の松場登美は、石見銀山の暮らしの中で選んできた雑貨を集め、YAECAの井出は自身に無くてはならない、とめどなく愛用品を公開している。「人はものに疲れているし流れの速い時の移り変わりに戸惑っている。今回はあえて分析せずヒエラルキーを無意味にし、雑多に雑貨を置くことにした」と深澤。“雑貨”を集めたその人の生活感やセンス感じて刺激を受け、時に忘れ去られていたものの懐かしさに浸り安堵感を得る。日本の歴史や文化的背景を通して、雑貨がいかに普段の暮らしに根付いているのかをリアルに感じることができるだろう。また雑貨展で展示している雑貨の一部を公開している公式Sumallyアカウント()も開設中。【展覧会情報】「雑貨展」会場:21_21 DESIGN SIGHT住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン・ガーデン内会期:2月26日~6月5日時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)休館日:火曜日料金:一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
2016年05月13日