子育てに家事、そして仕事に奔走しているパピマミ世代の皆さん、近頃体調はいかがですか?長時間にわたる抱っこで肩はバキバキ、いつまでも続く夜泣きに振り回されて寝不足、気づけばいつもグッタリお疲れ……なんてことないでしょうか。ただ疲れているだけだから大丈夫、まだ頑張れるとムリをするのは禁物です。たまった疲れを放置しておくと、いつか取り返しのつかない大きな病気の原因となることも。疲労はためこまず、こまめにリセットしていくのが非常に大切なのです。今回は、若林理砂さんの著書『安心のペットボトル温灸』より、ママにもお子さんにも試せるペットボトルを使ったお手軽健康法をご紹介しましょう。目次1 準備するのは、ホット専用ペットボトルだけ!2 大人は数回、子どもは1回、ペットボトルでツボを温めていく3 バキバキ肩こりには、4つのツボを温めよう!4 疲労回復に効くツボは3つ! じっくり温めるべし5 しつこい夜泣きにも効果的!●準備するのは、ホット専用ペットボトルだけ!ペットボトル温灸術では、必ずホット専用のペットボトルを使用します。中に入れるお湯の温度は70℃〜80℃が目安 です。温度計がなくても大丈夫。ペットボトルの中に、水を3分の1、お湯を3分の2の割合で入れるとちょうどいい温度になります。なお、お店で売っているホットのペットボトル飲料をそのまま使うときは、冷めないうちに手早く行うのがポイントです。●大人は数回、子どもは1回、ペットボトルでツボを温めていくこのペットボトルを、ツボ付近に押し当てて体を温めていきます。大人なら1回につき3~5秒。ペットボトルを当てて「アチッ!」と思ったら離します。これを3回〜5回程度繰り返してください。子どもに行うときは、ツボ1か所につき1回のみ、時間は1秒 です。物足りないように感じるかもしれませんが、子どもはのぼせやすいためこれでじゅうぶん。ヤケドの恐れもあるので、手短に行いましょう。●バキバキ肩こりには、4つのツボを温めよう!肩こりに悩まされているとき、温めるべきツボは全部で以下の4つです。順番通りに刺激していくと、より高い効果を実感することができます。●(1)合谷(ごうこく)合谷は親指と人差し指の間にある、水かき部分 にあります。ここをペットボトルの縁で刺激します。親指と人指し指の間にボトルを挟みこむようにするとよいでしょう。●(2)千三里(てさんり)ヒジを曲げたときに、横ジワができますね。その外側の端から手の方向に指3本ぶんのところにあるのが、“手三里”です。指で押すと非常に強い痛みが走る のですぐに分かるはず。ここにペットボトルを押し当て、じんわりと温めてあげましょう。●(3)肩井(けんせい)首を前に倒し、出っ張った骨の真下と肩を結んだ真ん中。ここは“肩井”と呼ばれる肩こりのツボ です。首まわりのデリケートな場所なので、くれぐれもギュッと押し当てないように注意しましょう。●(4)風池(ふうち)耳の後ろの出っぱっている骨から2~3cm首側、髪の生え際よりも少しだけ上 のところ。ここには“風池”というツボがあります。こちらもボトルの縁をうまくつかって温めていきましょう。●疲労回復に効くツボは3つ! じっくり温めるべし疲労回復で温めるツボは全部で3つ。以下に紹介していきます。●(1)関元(かんげん)おへそから、指4本分下 にあるツボです。ここに数回ボトルを押し当て、しっかりと温めます。●(2)仙骨(せんこつ)お尻の真ん中あたり、尾てい骨の上の平らな逆三角形になっている部分が“仙骨”です。ここは美と健康にとって非常に重要なツボ 。深呼吸しながら温めていきましょう。●(3)足三里(あしさんり)膝のお皿の外側にあるくぼみから、指4本分下に降りたところにある”足三里”。体全体のバランスを整えるツボ です。しっかり温めてください。寝る前のリラックスタイムに行えば、次の日の目覚めも快適ですよ!●しつこい夜泣きにも効果的!このペットボトル温灸、最大の特徴は“子どもに行ってもOK” なこと。温度や当て方をしっかり加減する必要はありますが、赤ちゃんに施術することもできるのです。赤ちゃんといえば、困るのが夜泣き。あまりに続くとママやパパも参ってしまいますよね。そんな夜泣きにも、ペットボトル温灸が効果的です。次のような順序で刺激していきましょう。(1)まず、子どもの両肩にペットボトルを当てます。(2)首の後ろの背骨が出っ張っている部分を温めます。(3)肩甲骨の間を2~3か所あたためます。様子を見ながら、気持ちいいところを探してあげてください。(4)最後に、おへそや足の裏を温めます。ペットボトル全体を使い、じんわりとやさしく刺激するのがポイントです。背中や首の後ろを温める場合は、子どもを抱きしめながらやると安心します。あまりの気持ちよさにフニャ〜っとなり、眠ってしまう子も多い ようですよ。----------いかがでしたか?ペットボトル1本あれば簡単にできる“ペットボトル温灸術”。季節の変わり目、なんとなく体調がすぐれないときにはうってつけの回復法です。ぜひ一度、親子でためしてみてくださいね。【参考文献】・『安心のペットボトル温灸』若林理砂・著●文/パピマミ編集部
2016年09月13日忙しいママにとって、限られた睡眠時間を活用し、しっかりと1日の疲れをリカバリーし、心身ともにメンテナンスを行い、さらに翌日頑張るためのエネルギーを充電するためには、「眠る空間」を整えることがマスト。ぐっすり眠る空間づくりの基本となるキーワードは「安心感」。睡眠は健康と美、そして元気の源となる大切な習慣ですが、主観的に「この場所は安全だ」と思えるところでなければ、どんなに高級な寝具であっても深い眠りに入ることはできません。「安心・安全」と思える空間であること動物にも「ねぐら」がありますが、人間にも眠るための特別な空間である「寝室」が存在します。眠ると意識レベルと体温は著しく低下し、全身の筋肉もゆるむので、「どんなことが起こっても我が身は安全」と心底思える場所でないと、脳は緊張状態を維持し続けることになり、睡眠は抑圧されてしまうのです。知らない人たちとの雑魚寝や、幽霊屋敷での睡眠では、いい眠りが得られないことは容易に想像できますよね?身近なところだと、「地震がきたら倒れてしまわないか?」と不安なら、大きな家具にはストッパーをつけるとか、「物騒な世の中で怖い」と感じるなら窓はしっかりと閉じたことを就寝前に確認するなど、物理的にも心理的にも安心できるよう、自分なりの安全保障を行いましょう。シンプルな空間であること赤ちゃんの夜泣きなどで夜間頻繁に起きることも多いと思いますが、その際、頭がボーッとしていて転んでしまった…なんてことにならないように十分気を付けたいものです。毛足の長い絨毯は足を取られて転倒してしまう可能性があるため、寝室にはラグマット等を使うようにしたほうがベターでしょう。さらに、下に滑り止めマットを敷くなどの工夫もプラスアルファするとより効果的です。また、床に物が置いてあったり、部屋の中に物が散乱したりしていると、ぶつかったり転んだりする原因になり危険。寝室は眠ることに集中できる空間であるべきなので、なるべく余計なものは片付けてシンプルにキープしてください。日本の女性は睡眠時間が足りない!?日本人女性は睡眠時間が海外と比較してとても短く、また質も悪いことが特徴です。今日の疲労が明日へ残り、明日の疲労がさらに上乗せされて明後日に残ってしまうと、どんどん疲労が蓄積されて、心や体への負担は雪だるまのように大きくなっていってしまいます。赤ちゃんの1番の喜びはママの笑顔。眠る空間を整えることでその日の疲れをその日のうちに取り除き、明日へ持ち越さないよう心がけましょう。
2016年09月03日睡眠の浅い息子に付き合うも、寝不足で辛い…出典 : 乳幼児を育てていると、夜なかなか寝てくれなくて困る、というお母さんもいると思いますが、息子の寝付きの悪さは、困るというレベルではありませんでした。現在発達障害と診断されている息子は、小さい頃から眠りが浅く、ドアを閉める音や、別の部屋で使用しているドライヤーの音でも、目を覚まして泣いてしまうことが多かったです。随分敏感だなぁとは思いましたが、第1子だったのもあり、乳幼児なんてそんなものだろう、と思っていました。ところが、成長しても寝付きの悪さは変わらず、付き合わされる方の私も、寝不足で辛かったので、児童館・ショッピングモールの赤ちゃん育児相談・市の親子イベントなど、色々なところの育児相談で睡眠の改善について相談する回数が増えていきました。「朝起きたら日光を浴びましょう」「日中体をたくさん動かしたら、夜は眠くなるわよ」「毎日朝起きる時間を決めましょう」などなど、思いつく限りのアドバイスをもらっては、全て実践してきましたが、なかなか効果はみられず…。昼寝などの寝かしつけは、多動の傾向が出ていたのか、お布団に一緒に入っても動いたり、脱出したり、上手に寝かしつけるという感じにはなりませんでした。子どもも親も辛い。些細なことで涙がでるほど精神的に不安定に。出典 : 歳頃までは、夜泣きも2,3時間に1度のペースあり、1度起きると、30分以上泣くこともあったので、私もきちんとした睡眠が取れず、疲れ果てていました。息子も夜うまく眠れないせいか、日中はいつも不機嫌で、しょっちゅう泣いては、あやしてもなかなか泣き止まず、親子でしばらく辛い日々が続きました。私自身も朝起きると、気分が落ち込み、ほんの少しのことでも涙が出るなど、精神面も少し不安定な状態だったと、今振り返ってみて思います。悩んだ末に始めた服薬は、息子が2歳のとき。その決め手は医師の一言。出典 : そんな日々の中、2歳のときに小児精神科のお医者様に、睡眠の診察をして頂く機会がありました。診察の結果、息子は睡眠障害であることがわかりました。先生からは、人間の体の中で作り出されるホルモンで、睡眠導入の効果がある薬を処方しましょうか?とご提案がありました。お話を伺うと、睡眠のリズムが整うと、脳の発達にも良いということだったので、幼児の睡眠薬については服用を悩みましたが、処方してもらうことにしました。息子が処方してもらった薬は、睡眠薬と違い、人の体内でも作られるホルモンと同じ物質なので、お医者様の処方の量をきちんと守れば、副作用もほとんどないそうです。処方の量が多いと、翌日眠くなる副作用もあるそうですが、適量で処方してもらったので、息子に関しては、副作用は感じられなかったです。こちらの薬は保険適用外でしたが、通院していた病院では、自費で3ヶ月1,500円弱と、それほど高額ではありませんでした。就寝前の1時間ほど前に飲用すると、ぐずりはするものの、眠気が早く来るようで、夜中まで寝付けず辛そうな様子がなくなり、早めに寝てくれるようになりました。夜泣きも0にはなりませんでしたが、回数が減っていき、まとまって眠れる時間が長くなりました。飲み忘れると11時くらいまで起きてしまうこともあるので、息子には確かに効果があったようです。睡眠時間が増えると共に、日中の不機嫌も減っていき、親子で穏やかな時間が増えていきました。睡眠薬の適正な使⽤と休薬のための診療ガイドライン息子が眠れるようになったら、子育てが変わっていった出典 : 処方されてしばらしくし、また診察に行った時のことです。「薬を飲んでから、夜しっかり眠れる分、息子さんの顔つきが良くなってきた」と、お話がありました。私も息子の睡眠改善により、夜しっかり眠れる分、精神的にも元気になっていきました。療育に通っていたこともあって、子育てを少しづつ楽しめるようになってきました。保育園に通うようになった3歳頃からは、上手にお昼寝もできるようになりました。小学2年生の現在も、転院して薬は変わりましたが、保険適用の睡眠導入剤を服用しています。困っていたら、まずは相談だけでも!親子の時間がきっとラクになっていく出典 : 生まれたときから眠りが浅い、睡眠リズムが整わない、上手く寝付けないなど、睡眠の問題がありましたが、小さい頃なら誰でもそうだろう思い、息子の辛さに長い間、気が付くことができませんでした。小さい頃から睡眠の問題で困っている場合、もし大きくなっても問題が改善されないときは、一度小児精神科で睡眠について、相談するのも1つの方法かもしれません。
2016年08月23日睡眠には身体、心、脳を育む作用があり、子どもの成長においてとても重要な役割を果たすことが様々な研究から明らかになっています。新生児の睡眠時間は長く、1日に平均して16時間~18時間程度眠ります。月齢1ヶ月~3ヶ月で15時間~16時間、4ヶ月~1年で14時間~15時間、1歳で13時間~14時間、2歳で13時間、3歳で12時間と、赤ちゃんの個性にもよりますが、徐々に体力がついてくるにしたがって、睡眠時間も短くなっていきます。■赤ちゃんの睡眠特徴に合わせる人間は皆一様に眠りますが、睡眠の特徴は本人の性格や置かれている状況などによって変わり、かなり個人差があります。これは大人に限らず、赤ちゃんにとっても同じこと。市場には睡眠指南本や快眠グッズが溢れていますが、赤ちゃんの睡眠にはその子の個性や気質、文化的背景などが関係してくるので「これが絶対に正解ということはない」と、ノースウェスタン大学 小児科学・神経学のスティーブン・シェルドン教授は言っています。赤ちゃんは睡眠を「学習」して身に付けるわけではなく、体内時計などが少しずつ「調整」されていくことでサイクルやパターンが安定してくるのです。赤ちゃんのペースで眠る力もついてくるので、焦らず見守ってあげましょう。とはいえ、赤ちゃんひとりですべて調整できるわけではありません。昼寝を短くしたり、起床後の授乳は明るい環境で行ったりするなど、昼間の睡眠量や光の環境をママが整えることで、赤ちゃんが健やかに眠れるようになるためのサポートをしてあげてくださいね。■眠る訓練を急がない赤ちゃんの夜泣きに悩まされているママも多いと思いますが、睡眠周期がまだ短く、浅い眠りのレム睡眠が多い赤ちゃんにとって、夜中に目がさめることはとても自然なことです。こういった生理学的な側面以外にも、「おむつが濡れている」「お腹すいた」「暑い」などの身体的な不快感や、「怖い」「近くにママがいるか心配」などの心理的な不安感などの刺激も夜泣きにつながります。0歳から3ヶ月の赤ちゃんは夜泣きの際にママとの触れ合いを必要としているので、この時期に無理に赤ちゃんをひとりで寝かしつけるなどの「眠り訓練」はしないほうがベターです。こういったプレッシャーは赤ちゃんの眠りを育む力を妨げてしまう可能性も。生理学的な観点から、赤ちゃんにはすぐそばに頼れる人がいるということを認識する必要があると、作家で育児コラムニストのピンキー・マッケイさんも言っています。赤ちゃんの眠りには個性があり、千差万別。親が穏やかでいることこそが赤ちゃんの気持ちを穏やかにし、安心してぐっすり眠れる環境をととのえてあげられることにつながります。夜泣きが続くとママも疲れが蓄積しイライラしやすくなりますが、ママも仮眠をとったり、家事を手抜きしたり、頑張り過ぎないように心がけることで赤ちゃんにたくさんの笑顔を見せてあげてくださいね。Information新刊『やすみかたの教科書』(主婦の友社)発売中! 詳しくは こちら から
2016年08月05日離乳期の赤ちゃんや小さな子どもには、何でもよく食べる子もいれば、なかなか食べてくれない子がいますよね。昨日はパクパク食べていた食べ物なのに、今日は一口も食べてくれない、なんてことも。3歳くらいまでは言葉も未発達な時期なので、本人から理由を聞くこともできず、悩んでしまうママは多いはず。そこで、私自身や周囲のママの経験を元に、考えられる原因を紹介します。■おかゆはイヤ!離乳期の赤ちゃんの主食であるお米のおかゆ。アレルギーの心配が少ないことから離乳食のファーストステップとされているため、これを食べてくれないとママはなかなか次のステップに進めません。ところが中には、おかゆの食感が嫌いな赤ちゃんがいます。我が子もそうでした。炊き方や水の分量を変えたり、炊いたご飯を煮てみたり、塩味を付けても食べてくれず…。ところが、1歳を過ぎてから試しに大人と同じごはんを与えてみると、茶碗一杯分をみるみる完食。我が子の場合、お米以外の野菜や果物も、すりつぶしてベチャッとしたものはあまり好きではないようで、固形の食べ物を与え始めるとよく食べるようになりました。■味付け、料理のしすぎ離乳食本のレシピを見ると、白身魚のグラタンや豆腐入りのチキンナゲット、とうもろこしのポタージュなど、離乳食とは思えないほどおいしそうなメニューがたくさん載っています。実際に作ってみると、薄味だけど味もばっちり。それなのに子どもは、ちょっとかじっただけでプイ。ちらっと見た後、まったく手を付けないことも…。その場合は、もしかしたら、味付けや料理のしすぎが原因かもしれません。小さな子どもには、ただの塩味やダシだけなどシンプルな味を好む子が多く、大人にはおいしい洋風のバター味や甘辛醤油味は、薄味でも口に合わないことがあるようです。また、いろいろな食材や調味料を混ぜ合わせた複雑な味わいが苦手で、野菜なら茹でただけ、魚なら焼いただけの方が、食が進む場合もあります。 ■同じ果物でも酸味が強いとダメ果物や野菜は、ものによって食べたり食べなかったりすることがあります。イチゴが大好きだからせっかく買ってきたのに、一口で口からベーッと出してしまった、という場合は、買ってきたイチゴがちょっとすっぱかったのではないでしょうか?赤ちゃんや小さな子どもの味覚は、一般的に、大人よりずっと鋭いといわれています。大人は気にならない程度の酸味や苦味でも、子どもには思わず口から出してしまうほど強い味に感じられるのかもしれません。■冷たすぎるものは苦手大のうどん好きだったのに、夏場になったら急に食べなくなったという場合は、うどんが嫌いになったわけではなく、冷やしたうどんが苦手な可能性があります。子どもの舌は敏感なので、熱さだけでなく、過剰な冷たさも嫌がることがあります。冷やしうどんやそうめんを食べさせる場合は、氷を使わずに水だけで冷やすと食べてくれるかもしれません。もちろん、あくまで温かいうどんが好きで、うどんは温かくないと食べないという子もいます。子どもにも大人同様に好みがあり、味覚や嗅覚の敏感さもその子によって違います。誰にでも当てはまるわけではありませんが、子どもが食べてくれないときは、上記を参考に、一度、味付けや調理法を工夫してみましょう。
2016年07月23日赤ちゃんや小さい子どもの夜泣きがひどいとつらいですよね。毎晩毎晩わが子の泣き声で寝不足になってしまうママも少なくありません。「どうしたら寝てくれるの?」「いつになったら寝るの?」とイライラしてしまう前に、寝つきがよくなる方法を実践してみましょう。■寝る前の習慣を変えてみる子どもはなぜ夜泣きをするのでしょう。はっきりとは解明されていませんが、生活習慣の乱れや日中の大きな刺激、運動不足が原因のひとつといわれています。就寝前の習慣が原因になることも。寝る前に添い乳をして寝かせたり、音楽を聴かせながら寝かせたりすると、夜中睡眠が浅くなったときに「あれ、おっぱいがない!」「音楽が聴こえない!」と不安になるそうです。寝る前の習慣を変えてみると夜泣きが改善するかもしれません。■入浴は就寝時間の1時間前に子どもの寝つきをよくするためには、昼間の生活習慣も大切。親は早寝早起きを心がけましょう。夜ふかし、遅い起床はNGです。子どもの入浴は寝る1時間前に済ませることが理想的だと言われています。入浴で温まった体温が下がっていくにつれて眠くなるのがその理由だとか。ゆったり落ちついて睡眠に導くことが、夜泣き改善の一歩になるようです。昼間に興奮させすぎないことや、寝る前に遊ばないことも大切です。パパの帰宅時間が遅いと、つい寝入りばなに遊んでしまうことも。パパにも理解を得て、夜遅く帰宅したときは、かわいい寝顔をそっと見守ってもらうようにしましょう。■気持ちが落ちついてリラックスする食事を生活習慣だけでなく食事も気をつけてみてください。意外と知られていないのが、寝つきをよくする食材です。赤ちゃんの離乳食にぜひ取りいれてみてください。離乳食がはじまった赤ちゃんや小さい子どもにおすすめなのは、次の3つ。バナナチーズ、ヨーグルトみそ汁バナナはリラックス効果のあるカリウム、乳製品は神経を落ちつかせてくれるカルシウム、みそ(大豆)には、快眠を促すメラトニンが含まれています。食べやすくて栄養もあるので、積極的に食べさせてみるといいでしょう。かわいいわが子とはいえ、夜泣きは本当につらいものです。寝る前の習慣や昼間の生活習慣をふりかえり、リラックス効果のある食事を取りいれながら、夜泣きの改善に働きかけることをおすすめします。(marimari)
2016年06月04日幼稚園入園ごろの年齢になってくると気になる「習い事」。2歳ごろまでは、ママと遊びながらいろいろな経験をする「育児サークル」のような習い事も多くありますが、3歳を過ぎると、ママと離れて、子どもだけで行う習い事が増えてきますよね。「なるべく多くの経験をさせてあげたいけれど、母子分離でわが子がきちんとやれるか不安…」「みんなは何歳ごろから母子分離の習い事をさせているの?」そんな疑問を、あんふぁん読者のママたちにアンケート形式で聞いてみました(196人が回答)。約半数が3歳までに母子分離の習い事を体験母子分離の習い事を体験した年齢は、3歳未満が24%、3歳は29%、4歳では23%、5歳以上は14%という結果に。約半数のママが、3歳までに母子分離の習い事を子どもに経験させていることがわかりました。体験をした教室の内容は、「めばえ」や「公文」などの幼児教育や英語教室などの学習系や、体操、スイミング、ダンスなどの運動系、工作教室や美術教室などの芸術系など様々。そのときの子どもの興味や関心に合わせてママが選んでいたり、友だちとおでかけ感覚で体験を楽しんでいるケースもあるようでした。しかし、まだまだ甘えたい時期の子どもたち。慣れない環境での習い事に、きちんと参加できるか不安なママも多いのではないでしょうか?実際に体験した子どもたちの反応を聞いてみました。最初から楽しめたのは過半数初めて母子分離の習い事体験をした子どものうち、最初から楽しんでいたのは35%、最初は様子を見ていたが、途中から楽しめた子は20%と、楽しめたと答えたのは過半数を占めました。ほか、表情は硬いが泣かずに参加したのは25%、ママと一緒なら大丈夫でも、離れると泣いてしまったのは13%、ママがいても環境の変化で泣いてしまった子は6%でした。やはり、初めての場所で体験する初めてのこと。子どもの中にも戸惑いはあるようですね。では、子どもが泣いてしまったとき、ママはどのような対応をすればよいのでしょうか?体験したママの、実際の対応を聞いてみました。「明るく励ます」「厳しく諭す」が半数ずつに割れ、一部は「あきらめる」子どもが泣いてしまったとき、明るく励ますママは45%、厳しく諭すと答えたママも45%。意見が2つに割れる結果になりました。その他、あきらめて退出したというママも5%いました。(残り5%は「まだ習い事をさせていない」と、未回答)わが子が泣いているとき、明るく励ますとやる気が出るタイプなのか、厳しく諭した方が奮起するタイプなのかにもよりますが、ママの対応はどちらが正解、ということではないようです。最終的には8割が「泣き止んだ」習い事の体験で泣いてしまった子(63人)のうち、約40%の子はすぐに泣き止み、41%の子は最後には泣き止んでいたそう。最初は戸惑いもあり涙が出てしまった子どもたちも、最後には習い事の内容に興味が出たり、楽しさを感じられるようになったようですね。しかし、約1割強の子どもたちは、最後まで涙が止まらず…。3%のママは、あきらめて退出したのだそうです。その場に慣れるまでの時間は子どもにより個人差がありますよね。体験した習い事に入会したのは約7割母子分離の習い事を体験させたママのうち、入会を決めたのは約74%。しないと答えたのは18%、検討中は8%という結果になりました。「体操教室の見学後、絶対やる!と言うので入会」(くるみさん3歳)という力強い子どもの感想を聞いて入会させたママもいますが、実際には子どもの体験の様子を見て慎重に判断するママが多い結果でした。子どもが体験を楽しめた場合は、ママも前向きに考えられるケースが多いようですが、最後まで泣いていたり、本人が行きたくないと言う場合には、体験はしても入会はしないという選択をするママもいます。「5日間のスイミング体験。結局5日間とも始めはぐずぐずで、あまり楽しんでいるように見えなかった。本人にやる気がないなら今無理矢理やらせる必要はないかな…と入会をやめた」(ゆかさん4歳)という声も。親が気になる習い事と、子どもの性格に合う・合わないはギャップがあるもの。また、本人がやりたいと言った習い事でも、行ってみると本人のイメージとギャップがあることもあり、習い事は、体験をしてから決定するのがベストなようです。入会後は8割が「楽しんでいる」と回答また、入会後の感想として「子どもが楽しんでいる」と答えたママは80%。楽しんでいない・どちらとも言えないと答えたのが20%でした。最初に泣いていたと答えた人の中にも「英語の体験で、ママから離れられず、みんなの輪に入れず…。でも私が英語をやらせたかったので、入会させました。入会後は楽しく通ってます!」(ななさん3歳)という、入会後に楽しめるようになったという体験談もありました。母子分離での習い事は、子どもにとってはもちろん大きな経験ですが、見守る親にとっても「入会させるのか」「本人は楽しめるのか」を見極めることは大きな課題。わが子にとって良い経験になり、本人が大きくなってからも「やっていて良かった」「楽しかった」と思える習い事を、一緒に選んでいきたいですね。<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年05月23日産褥(さんじょく)期とは、産後6〜8週間の時期で、妊娠・出産により変化した体が元の状態に戻るまでの期間のこと。この時期のママは体調が優れないことも多く、赤ちゃんの夜泣きなど子育てのストレスとあいまって非常に大変な時期となります。そんな中注目を集めているのが、『産褥シッター』 の存在。一般的なベビーシッターと違い、育児だけでなく料理、洗濯、買い物などの家事全般を行ってくれるのが特徴です。今回は、そんな産褥シッターを利用した経験のあるママたちの話を聞いてきました。●産褥シッターを利用したママたちの声『初めての出産で、とにかく子どもの世話に追われる毎日。家のことまで手が回らず、旦那と険悪になることも少なくありませんでした。そこで、知り合いのママに教えてもらった産褥シッターを利用してみることにしたんです。普段できないような部分の掃除を中心にお願いしましたが、家がキレイになるだけで気持ちも明るくなった気がします! 』(20代のママ)『子どもが生まれてからは、長時間眠ることがほぼ不可能になっていました。このままでは倒れてしまうと思い、シッターさんを頼って家のこと全て をおまかせしました。産後初めて熟睡できたのではないかと思えるぐらい、思いっきり眠ることができましたよ。ほんと天使に見えましたね』(20代のママ)『子どもの面倒だけを見てもらっても、結局それ以外の家事に追われて自分が休むということはできないんですよね。その点、産褥シッターさんなら全てをおまかせして完全に自由な時間が手に入れられる ので、思いっきりリフレッシュすることができます』(30代のママ)『私は子どもの夜泣きもそれほどひどくなく、家事を含め一人でなんとかこなしていました。ただ、生まれたばかりの子がいると出かけられないし人と会話することがほとんどないんですよね。それがストレスで……。子育てで不安なことがあったから、慣れている人に話でも聞いてほしいと思って頼んだら、いい気分転換になりました。毎日の育児にも前向きに取り組めるようになりましたね』(20代のママ)『産褥シッターさんは時間制なので、あらかじめやってほしいことを具体的に伝えておくことが大事です。シッターさんにも得意分野がありますし、それ以外にも“年配の方”“会話上手な人”などの要望を伝えておくことで、自分に合った人を紹介してもらいやすくなる と思います』(30代のママ)『両親が近くに住んでいたので頼もうと思えば頼めるのですが、そう何度も呼ぶのはやはり気が引けて……。産褥シッターさんなら心置きなくやってほしいことを頼めるので、気が楽でしたね。悩んでいるなら一度試してみるといいと思いますよ!』(20代のママ)自分だけの手には負えなくなり、産褥シッターに望みを託す人も少なくない様子。業務内容の自由度が高いため、ママたちの要望に細かく対応できる というのも大きなメリットです。また、時間単位で頼むことができるため、子育て中の不規則な生活にも柔軟に対応してもらえるのも人気の秘密と言えそうですね。----------子育てとなると、人の手を借りることに対して「自分でできないなんてママ失格なのでは」 なんて思ってしまう人も少なくありません。しかし、ストレスをためて疲弊した状態で子育てを続ければ、それは赤ちゃんにも伝わってしまうはずです。笑顔で子どもと向き合うためにも、無理しすぎない程度に人の手を借りるということが必要なのではないでしょうか。●文章/パピマミ編集部●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2016年05月16日赤ちゃんにとって睡眠は健康な脳と心、そして身体を育むとても重要な行いです。同時に、ママにとっても睡眠はストレスの緩和や心身の健康維持に欠かせない大切な習慣といえます。赤ちゃんが安心して気持ちよさそうにスヤスヤ眠っている寝顔が見られれば、ママも安心してぐっすり快適な眠りが得られますよね。今回は親子で安らげる眠り空間をつくるためのポイントを3つご紹介します。その1. 「紐」をぶらさげない赤ちゃんを事故から守るためには寝室空間内を取り巻く危険をしっかり把握し、事前にそれらを取り除いておくことがマスト。東日本大震災以降、寝室内に大きな家具は置かないようする、あるいはどうしても置く場合にはストッパーをつける配慮をするなどのリスクマネジメントができているご家庭が増えています。こういった心がけに加えてもう1点、赤ちゃんの安全を守るために気を付けたいのが紐のぶら下がりです。ブラインドのコードやカーテン・照明の紐など、首に巻き付く可能性のあるものは短くまとめるなどして、怪我や事故が起こらないよう常に確認をしましょう。赤ちゃんも4ヶ月が経つ頃には寝返りがうてるようになったり、手に届くものを掴むようになったりするので、紐やコードだけでなく、ぶつかったら痛いもの、誤って口に入れたら危険な小さめのおもちゃなどは、すべて赤ちゃんの眠るエリア内に置かないよう、くれぐれも注意してください。その2. 「ホワイトノイズ」をかける通常、快眠を得るためには図書館並の静けさが必要だといわれており、45デシベルを超えると覚醒反応が引き起こされるといわれています。しかし、赤ちゃんの場合、静かすぎる環境はかえって熟睡を妨げることがあるといわれているのです。実は、赤ちゃんは「ホワイトノイズ」と呼ばれる「ザー」という大きな音をお母さんのお腹のなかで聴き続けていたため、大人にとっては雑音でも赤ちゃんにとっては心地よく安心できる音色だといわれています。最近ではホワイトノイズを再現するCDなども販売されているので、3歳頃までは赤ちゃんの安心感を高めてあげる方法のひとつとして活用することがおすすめです。タイマーをセットして1時間くらいで切れるようにすると良いでしょう。その3. 徐々に明かりを暗くする赤ちゃんにとってもママにとっても就寝前の明るい光は快眠を妨げる大きな要因になります。生後4ヶ月を過ぎると生体時計も徐々に整ってくるので、明るい昼と暗い夜のメリハリをつけることがとても重要になるのです。とはいえ、いきなり就寝のタイミングで真っ暗になると怖くなってしまう赤ちゃんもいると思うので、就寝1時間前から少しずつ少しずつ明かりを落としていきましょう。明かりが暗くなっていく過程が、赤ちゃんの中で「ねんねの時間がきた」という認識として確立されれば、眠りがとてもスムーズになります。さらに赤ちゃんが安心して眠れるように、ボディタッチをしたり、優しくささやいてあげたりしてママの愛情をフルに届けてあげてください。今夜のぐっすりが赤ちゃんの、そしてママの明るい明日へとつながります。寝室を心安らぐ空間へと近づけて、快適な眠りと快適な目覚めを手に入れてくださいね。
2016年05月09日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。子どもが夜しっかりとぐっすりと眠れるかどうかは、子どもの成長や心と体のバランスを保つために大切な要件です。それと同時に、ママやパパの翌日の体調にも影響を与える重大案件でもあります。なぜなら、子どもがよく眠れなければ大人だって眠っていられないから。子どもが睡眠不足になる原因といわれるのが夜泣き と夜驚症 です。特効薬はなく、医師も「大きくなれば治る」ということの多い症状ですが、漢方が優しくなだめてくれるかもしれません。●夜泣き・夜驚症ってどんなもの?子どもの多くが0~2歳くらいのあいだに夜泣きを、そして1~5%程度が3~8歳くらいのあいだに夜驚症を経験するといわれています。小学校に上がるころまでの多くの子どもとそのママ・パパが睡眠不足に陥っていることが分かりますね。夜泣きは不安や不快からくると考えられています。一人で長く眠っている、お腹がすいた、お尻が気持ち悪いなどが原因になります。夜驚症には特別な原因がない といわれていますが、睡眠中に突然奇声や叫び声をあげて起き上がり、泣きわめいたり歩き回ったりします。ある程度大きくなった子どもに起きるため大人のほうがビックリしてしまうことも多いのですが、本人はまったくの無意識で、しばらくして眠りに戻れば翌朝にはすっかり忘れてしまっています。●解決策はないの?特効治療法や治療薬はなく、親しい人が一緒に眠ったり、早寝早起きや日中にしっかりと体を動かして疲れさせたりするなど生活習慣を改めることが、症状を減らしたり軽くしたりするといわれています。それでも、完治するには時間がかかることもあり、子ども本人は無意識でも毎晩起こされるママやパパにはつらい日々となります。そこで試してみたいのが漢方です。気持ちを落ち着かせる作用のある漢方や、心身のバランスを整える漢方などが、過敏に反応しがちな神経を落ち着かせて深い眠りへと導いてくれます 。●まとめとして漢方薬は必ずすぐに効くわけではありませんが、小さな子どもの胃に負担が少なく、優しく作用するという特徴を持ちます。漢方ということで、苦みなどで飲ませにくいのではと考えがちですが、顆粒タイプでジュースやお茶に溶かしてスポイトで飲めるものもあり、西洋薬となんら変わりありません。また、一つの漢方が効かなくても、違う種類を試すこともできます。ママやパパとしても、何の対応もできずに心配と寝不足でイライラし続けるよりは、漢方を試すという選択肢がある と思えるだけでも不安が少しは減るのではないでしょうか?漢方薬の使用は、かかりつけの小児科医や漢方医と相談の上でご利用ください。【参考リンク】・夜泣き・かんの虫・寝ぼける子供の漢方 | 水戸部クリニック()・夜鳴きと夜驚症 | 京都南病院グループ()●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
2016年04月29日わが家の長男は3月生まれ。妊娠中、予定日を告げるたびによく言われたのが「3月生まれなの? 大変ね~」という言葉。では、3月生まれは本当に損なのか? 3月&早生まれの子を持つママたちに聞いてみました。■メリット(1) 3月生まれは早く手が離れる3月生まれが大変と言われるのは、ほかの子どもたちよりも小さいうちに幼稚園や小学校に入らなくて行けないから。でもそれは見方を変えれば、ほかの子よりも早く幼稚園や小学校に行くことができ、早く手が離れるということでもあります。4月生まれの子が4歳近くなるまで幼稚園に入れないのに対し、3月生まれの子は3歳ちょっとで幼稚園に入れる。仕事を持つママや2人目がいるママたちにとって、この約1年の差はかなり大きいそう。■メリット(2) 「3月生まれだから」と大目に見てもらえる幼稚園に入ってみると、「体格や成長に差を感じることは実はまれ。月齢よりも個人差」という印象を持つママが多いよう。また、何かできないことがあった場合でも「3月生まれだから」と、先生から大目に見てもらえるケースも。(1月、2月生まれのママからは「ずるい!」との声も)とはいえ、できないことが多くてイライラし、幼稚園嫌いになってしまわないためにも、事前の準備や練習は大切。服を脱ぎきしやすいものにしたり、お弁当のふたやカバンの開け方を練習したりしておくといいかもしれません。 ■デメリット(1) プレに入れるには少し小さい幼稚園や小学校になると3月生まれでもあまり差を感じませんが、プレだとさすがにその差は歴然。プレ開始時、すでに3歳近くになっている4月~5月生まれの子はいろんなことを話して、おむつが外れている子もいるのに、まだ2歳になったばかりの3月生まれの場合は言葉も片言。早生まれのママたちの中には「幼稚園入園に有利なのは知っているけれど、さすがに小さいのでプレは見合わせた」という人が何人か見られました。■デメリット(2) 運動能力には差がある?生まれ月の話のときによく出てくるのが、「サッカーや野球の選手には早生まれの選手が少ない」というデータ。小さいうちから始めるサッカーや野球などのスポーツではどうしても発育のいい4月~5月生まれの子がレギュラーになることが多く、早生まれの子は興味を失っていくからなんだとか。ただし、もちろん例外も多数存在し、高校生ぐらいから始める柔道やラグビーでは早生まれの選手のほうが多いというデータもあるので、それほど悲観することはなさそう。デメリットもあるけど、メリットも多い3月生まれ。のんびり構えてお子さんと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?
2016年04月22日「怒る」ことと「叱る」ことは、まったく違います。子どもは怒られても、何について怒られているのか、実はわかっていません。どうしたら子どもにわかってもらえるでしょうか? 感情に任せることのない、上手な叱り方について考えていきましょう。■子どもを怒っていますか? 叱っていますか?(A)「うちの子ったら、何度言っても同じことを繰り返すし、言うことをぜんぜん聞いてくれない」。そんなママはもう、イライラは頂点に達して、大声で怒鳴りつけるばかり。スーパーでも、公園でも。そういった光景を昔から見かけることがあります。(B)いつも元気な子がしょんぼりしてうなだれていたり、はしゃいでいた子が急に何かを思い出したように神妙な態度をしてみたり。よくよく事情を聞いてみると、お母さんに叱られた…と。この違いは大きいですよね。(A)のお母さんは怒っています。(B)の子どもは叱られました。では、(A)の子どもはどうでしょうか?小さな子なら泣き叫んでしまいますし、ある程度成長し、怒られることに慣れている子なら、嵐が通り過ぎるのを待つように、黙って下を向いていたり。(B)のお母さんはどうでしょう?恐らく、けっして大声を上げることなく子どもに反省を促し、二度と間違ったことを繰り返さないようにしっかりと言い聞かせたのではないでしょうか。■怒っても子どもの心には響かない子どもは親の感情にとても敏感です。特に接触する時間、一緒に過ごす時間が長い母親に対して、その傾向が強くなります。小さな子ほど母親への依存が強いですし、その顔色をうかがって、感情を推し量る知恵も備わってきます。母親が感情をむき出しにして怒った場合、子どもは「自分が怒られている」ことよりも「母親が怒っている」ことを認識します。そうなると、なぜ怒られているのかがわからなくなってしまうのです。人は、強い怒りの感情を向けられると、パニック状態に陥ってしまいます。耳には届いていても、その言葉をなかなか理解することできません。子どもが怒られて泣くのは、怒られることが不快か、大きな声に驚いたか、怒りの矛先から逃避するかのどれかです。「怒り」を「暴力」に置き換えてみれば明らかです。しつけと称して子どもに手をあげる人がいますが、論外です。子どもは殴られたことで理解するのではありません。理解はしていないけれども、殴られたくないから言うことに従っているだけなのです。■叱っていることを理解させる叱る場合は、子どもに「どこが間違っているのか」をきちんと理解させましょう。そのとき、母も子もお互いに冷静でなければなりません。真っ直ぐに向き合って、きちんと話をするという場を設定しましょう。できれば声を低めにして、なるべくゆっくり話してみてください。そのほうが、いつもと違う状況であることを子どもが察しやすくなります。そして、しっかり話を聞こうとします。そのような状態になってから、何がいけないのか、何が間違っているのかをわかりやすく、かみ砕いた平易な言葉を使い、ゆっくりと説明していきます。ときどき質問を交え、確実に理解をしているかどうかを確認してみてください。しっかり理解してくれたと判断すれば、くどくならないように、そこで打ち切ります。ただし、十分な理解をしていないうちに途中で止めるべきではありません。わかるまで粘り強く話していくしかないのです。世の中に完ぺきな親などいません。その子が最初の子(第一子)であれば、あなたは初めて親になったのです。初心者なのですから、間違うことがあって当たり前です。思い通りにならないことなどいくらでもありますが、これから親子ともども学んでいけばよいのです。けっして子どもを怒ってはいけないのではありません。叱ることと混同しないということです。むしろ感情をぶつけ合うからこそ、親子関係が深く築かれていくものでもあるのです。(DENT.たいろう<フォークラス>)
2016年04月09日■目下の悩みは子どもの「食べムラ」と「ながら食べ」子どもとの食事の時間、どのように過ごしていますか?私の娘は、先日2歳になりました。おしゃべりも上手になり、ごはんも自分で食べてくれて、赤ちゃんからすっかり「子ども」という感じになってきましたが、食事の悩みは尽きないものですね。私の目下の悩みは、「食べムラ」と、「食べながらテレビを見たがってしまう」こと。娘は、主食のごはんだけ食べて、おかずを食べないことが多々あります。しかし、日によってはごはんもおかずもしっかり食べてくれることもあり、食べる量や内容にムラがあるのが悩みです。毎食、試行錯誤しながら食事を作っています。そして、その食べムラともつながってくるのが、「ながら食べ」です。食事が始まってすぐは、調子良くパクパクしているのですが、ごはんを食べて終えてしまうと、「テレビ見たい~」と、グズることもしばしば。「テレビは食べ終わってからね~」と言い聞かせてもダメなときは、根負けしてテレビを見ながら食べさせてしまうこともありますます。おそらく、同じような悩みを抱えているママさんは決して少なくないでしょう。そこで今回は、私自身の反省+「少しずつでも良い食習慣を子どもに身につけさせていきたい」という目標の意味を込めて、「心と体のためになる食べ方」についてお伝えします。■「何を食べるか」と同じくらい「どのように食べるか」は重要食事では「何を食べるか」という栄養面と同じくらい、「どのように食べるか」という、食事の仕方も大切です。これは、子どもだけでなく、大人にとっても言えること。「人は脳で食べている」とも言われます。 食べ物を体に取り入れるの、食事の第1段階。そこから、咀嚼して、胃や腸といった消化器官を働かせ、体にとって本当の栄養になるように、しっかり消化吸収していかなくてはなりません。このときに大切なのが、「きちんと意識して食べる」こと。そして、「楽しく、おいしく、豊かな気持ちで食べる」ことです。食べることに意識を集中させると、唾液が分泌されて消化も良くなります。テレビを見たり、スマートフォンをいじったり、考え事をしたりしながら食べると、十分に唾液が分泌されません。また、こうした「ながら食べ」は、噛む回数も少なくなりがちです。しっかり食事に集中して、よく噛んで食べることで、唾液も分泌され、脳も消化モードに入って、食べ物をきちんと栄養にすることができます。■嫌いな食べ物を無理に食べても身にならないさらに、「おいしいなぁ」とか「ごはんの時間が楽しいなぁ」といった、リラックスした豊かな気持ちで食事をすることもポイントです。楽しい気持ちでおいしく食べると、体の消化機能もしっかり働かせることができますし、食事による満足感も得られます。たとえば、いくら「健康に良い」と言われる食べ物でも、食べる本人が好きでなければ、あまり唾液が分泌されず、消化不良を起こしてしまうそうです。無理に食べても、脳と体がしっかり反応して消化し、栄養にするということができないのですね。もちろん、極端な偏食はよくありません。しかし、まだまだ味覚や食経験が発達中の子どものうちは、嫌いなものを無理強いし過ぎたり、食べないことを叱ったりするよりも、食べられたときに褒めてあげたり、パパやママがおいししそうに食べる姿を見せたりして、苦手な食材にも興味を持たせてあげることのほうが大切です。「いろいろな食べ物があっておいしそうだな」とか、「食べてみたいな」という気持ちをなくさないよう、「食事は楽しく味わう!」という習慣をつけてあげられたらいいですね。楽しくおいしく、しっかり味わい、食べ物に感謝する。シンプルで当たり前のことですが、それが何よりも、心と体を強くする食事になります。私も、「せっかく作ったのに食べてくれなかったなぁ…」などと、あまり気に病み過ぎず、娘と一緒にモグモグおいしくごはんを食べよう!と、リラックスして食事の時間を楽しんでみようと思います。
2016年04月05日子どもの情緒を育てるために、また親子のコミュニケーションとして、積極的に行いたい「読み聞かせ」。でも、いざやってみようとすると、本選びに迷ったり、子どもが興味を示さなかったり、とうまくいかないことも。絵本の読み聞かせは、子どもに非常に大きな幸福感を与えると言われています。コツをおさえて、親子の時間をもっと楽しみたいですね。■読む絵本はどうやって決めればいい?「子どもに読み聞かせをしよう」と思ったとき、まず悩むのがこの問題。とくに赤ちゃんのうちは、どんな絵本を読んだらいいのか迷ってしまいますよね。まだ言葉を覚える前や、おしゃべりが上手にできないうちは、絵や色がはっきりしているもの、リズミカルな言葉で表現されているもの、シンプルな繰り返しが出てくるもの、などを中心に選んでみましょう。絵本に記載されている対象年齢を参考に、大きくなるにつれてストーリーのある絵本に移行していきます。子どもの年齢が上がってくると、徐々に本人の好みもあらわれてきます。でも、「この本は好きそうだな」と思って買ったのに、あまり喜ばなかった…というケースも。書店で何を買うか迷ったら、まずは図書館を利用してみましょう。子どもは、気に入った本があれば、何度も読みたがるはず。そうやって、お気に入りを見極めてから購入するようにすれば、子どもが本当に好きな本を与えてあげることができます。また、親が与えたい本と子どもが欲しがる本が食い違った場合は、交互に買うというルールを作るのもよいですね。■読み聞かせは膝の上で読み聞かせをするときに多いのが、子どもと向かい合って本を広げるスタイル。何人もの子どもを相手に読むときは、このような紙芝居スタイルになりますが、親子での読み聞かせは膝の上にすわらせて行うのがおすすめです。読み聞かせとは、ただ本の内容を伝えるだけでなく、子どもと本の世界を共有するということ。触れ合いながら、同じ目線で読み聞かせをすることで、絵本の世界により入り込めるはずです。■説明やアドリブを加えない少し難しい言葉が出てきたり、ストーリーがわかりにくそうだと感じたりしたとき、つい「これはこういう意味なのよ」と説明を加えたくなりますよね。子どもの理解を深めようとしてやりがちなこの行動、実はNG。話を中断することで、本の世界への感情移入や集中力を途切れさせてしまうのです。同じように「これはどういう意味だと思う?」「登場人物はどう思ったかな?」などと質問を投げかけるのも避けて。子どもから質問がない限りは、大人が先回りして働きかけをしないようにしましょう。もし子どもがわからなさそうな言葉が出てきた場合は、本を読み聞かせながら、その言葉があらわす絵を指差しましょう。こうすることで、話を中断せずに子どもの理解を促すことができます。そして、読み聞かせのもっとも大切なポイントは、自分も楽しむことです。子どもは「ママと一緒に楽しむ」ことが大好き。そして、ママの気持ちをとても敏感に感じ取ります。絵本の世界を親子で一緒に楽しみながら、素敵な時間を過ごしてくださいね。
2016年04月05日丸善・丸の内本店はこのほど、『ミキティが東大教授に聞いた赤ちゃんのなぜ? 』の刊行を記念したトークイベントを開催。赤ちゃんを対象に認知科学を研究する「赤ちゃん学」の専門家・東京大学大学院の開一夫教授と、2児の母でありタレントの藤本美貴さんが、赤ちゃんに関する疑問や悩みについて語った。○「夜泣きを放っておくと諦めの早い子に育つ」は本当か会場: 子どもが夜泣きをした際に、放っておいた方がいいという説を聞いたことがあります。また、そんなことをすると、諦めの早い子に育ってしまうという人もいます。どちらがよいのでしょうか。開教授(以下、敬省略): 日本は添い寝をするお母さんが多いですよね。一方でイギリスに行くと、うまれた赤ちゃんはお母さんとは別の部屋で寝ます。そうすると、日本のお母さんは赤ちゃんが泣くとすぐに気づきますが、イギリスではすぐに気づかないということが起こります。だからといって、イギリス人の子どもが諦めの早い子になっているかというとそうでもないです。その点で、「夜泣きの対応」と「諦めの早い子に育つ」ということは因果関係がないのではと思います。一方で、赤ちゃんがどの程度泣いたところで、親がそれに気づくかというのは、実はまだわからないことが多いです。研究では寝ている間、赤ちゃんがぐずりだしたときに、親がどのようなタイミングで起きるかというのを、センサーをつけてデータをとり、蓄積しています。藤本さん(以下、敬省略): 夜泣きを放っておいても寝られる子、放っておくと寝られない子がいますよね。うちも男の子と女の子がいますが、兄弟によって夜泣きの回数やその後ちゃんと寝られるかというのは全然違います。赤ちゃんによって、対応を変えていくのがいいのかもしれませんね。○「いないいないばぁ」はコミュニケーションの本質を突いた遊び藤本: 家にいてできる実験・遊びみたいなものは何かありますか。開: 赤ちゃんが鏡の仕組みを理解しているかどうか、確かめる方法がありますよ。赤ちゃんを鏡に映す前に、赤ちゃんの頭にステッカーを貼るのです。もし鏡の仕組みを理解していれば、鏡に顔を映したときに、鏡ではなくて自分の頭にあるステッカーをとります。理解していないと、鏡の方をとりに行こうとするといった具合です。これはいまだに研究としてよく実験で使われます。人間では1歳半くらいから、鏡の仕組みを理解すると言われています。これが、人間だけではないことがわかってきていて、ゴリラやチンパンジー、像でも鏡の役割を認識できるそうです。藤本: 「いないいないばぁ」もよくするのですが、この遊びはどのように分析できますか。開: これはコミュニケーションの遊びだと思っています。「いないいないばぁ」は相手が自分のことを見ていないときに「いないいない」と注意をひき、そのあと「ばぁ」と言いますよね。そして、赤ちゃんが笑う。これって会話を開始するときの流れとほぼ一緒です。短い間ですが、「やりとりのきっかけ」と「中身」と「結果」がフィードバックされるという意味で深いのです。言葉は違いますが、同じような遊びはフランスにもタイにもあります。世界で「いないいないばぁ」のような遊びがない場所はないと言われているくらいです。チンパンジーでもそのような遊びをするということがわかっていて、けっこう本質的な遊びなのではないかと思っています。○おしゃぶりをすると言葉が遅くなる!?藤本: おしゃぶりは将来とれにくいし、指しゃぶりのほうがいいと聞いたこともあるのですが、実際はどうですか。開: 基本的にはおしゃぶりがとれなくなるということはなく、心配する必要はありません。現に、大人になっておしゃぶりをしている人はいませんよね。欧米に行くとほとんどの赤ちゃんがおしゃぶりをしていますが、おしゃぶりはとれています。気にする必要はないと思います。また、おしゃぶりをしていると言葉が遅くなるという説もあるようですが、これも誤りです。おしゃぶりを1日中しているということはありませんよね。反対におしゃぶりを外したからといって言葉が早くなるということもありません。会場: 赤ちゃんの右脳教育に効果的なツールや勉強方法はありますか。開: 右脳、左脳の話はよく聞くことがあると思うのですが、基本的に「右脳だけ鍛える」ということはできません。右脳だけにこだわる必要はなくて、バランスが重要です。例えば左脳の領域は言語処理、右脳の領域は感情を処理するといったことが言われますが、左脳だけで言語を処理しているわけではないし、右脳だけで絵を描いているわけではないのです。右脳を鍛える方法としては、左視野にだけ物を置くとか、左手を使うといった方法があります。しかし、小さな頃からそのようなトレーニングをしていいかという点においては、私は疑問に思います。右脳とか左脳とかだけをとりあげるのは、ナンセンスなのではないでしょうか。
2016年04月04日「ネイティブ並みの英語力が身につく」と人気のインターナショナル・プリスクール(以下プリスクール)。実際、どんな雰囲気で、どんなことをしているのでしょう? 日本の幼稚園とはどんな違いがあるのでしょう。プリスクールで英語が身につく理由プリスクールとは、主に英語で保育を行う施設のことです。0歳から小学校に入る前までの子どもが通い、英語で生活をします。「プレスクール」「プリ」「プレ」「キンダーガーテン」「インター」などいろいろな呼び方があります。英語力を早く確実に身につけるには、英語イマージョン教育がいいと言われています。イマージョンとは「浸す」という意味で、文字通り「英語漬け」の状態で学習することです。ただし、単に1日中英語を勉強するのではなく、英語で何かを体験したり別の教科などを勉強したりすることを指します。プリスクールは、日本にいながらにして英語イマージョン教育を実践できるため、英語が身につくと人気なのです。実際、プリスクールではどんなことをするの?幼稚園や保育園が園ごとに特色があるように、プリスクールも施設によって指導方針やカリキュラムがそれぞれ違います。一例として、ソレイユ広尾インターナショナルプリスクールについて、学長の山田日弓さんにお話をお聞きしました。「当スクールは、コアタイムが10:00~14:00。朝8:30から夜18:00まで延長可能です」ほかのプリスクールでも、コアタイムは4~5時間というところが多いようです。「朝、スクールに来てから、子どもたちは遊びもレッスンも先生とのコミュニケーションもすべて英語で行います」まさに、英語イマージョン教育ですね。「当スクールでは、子どもたちが楽しく英語を学べる環境を用意しています。楽しく学べることは、とても重要です」脳科学的にも「好きなことや楽しいと思うことは身につくのが早い」と言われています。「リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングをていねいに伸ばしつつ、サイエンスの要素を取り入れたテーマ学習や、算数、ミュージック、アート・クラフト、外遊びや運動もバランスよく取り入れたカリキュラムを用意しています。野外授業もあるんですよ。自然に触れて、いろんなことを体験しながら学びます」1日の過ごし方(ソレイユ広尾インターナショナルプリスクールの場合)10:00 Circle time サークルタイム(朝の挨拶と歌など)10:15-11:45 Learning Program 学習11:45-12:00 Lunch preparation ランチの準備12:00-12:30 Lunch time ランチタイム12:40-13:40 Outside play 外遊び13:45-14:00 Story time 絵本の読み聞かせこうして見ると、時間の過ごし方は日本の幼稚園と似ています。ただし、すべてがネイティブの先生との英語で進められること、少人数制でアットホーム、自由で開放的な雰囲気などが日本の幼稚園との違いとして感じられました。(※スクールや園によります)気になる授業料は?(ソレイユ広尾インターナショナルプリスクールの場合)●週1回コース 月謝3万2,000円●週2回コース 月謝4万8,000円●週3回コース 月謝7万2,000円●週4回コース 月謝9万6,000円●週5回コース 月謝10万円※延長1時間1,000円(月極めの長時間の延長は割引あり)※スクールランチ1回500円(お弁当持参可)上記のほか、15:00から16:30までのアフタースクール(放課後授業)もありますので、日本の幼稚園に通いながらプリスクールで英語を学ばせることも可能です。また、多くのプリスクールで、体験コースを用意しています。お子さんが英語に興味を持つかどうか、まずは体験コースやアフタースクールなどを利用してみてはいかがでしょう。お子さんが英語を好きになって楽しんでいるうちに、いつの間にか英語を話せるようになるといいですね。(佐々木月子)今回取材に協力してくださったのは山田 日弓(やまだ ひゆみ)さんソレイユインターナショナルスクール学長。東大法学部卒。米国デューク大学ロースクール修士。米国コロンビア大学プロフェッショナルフェロー。外資系企業(GE)などを経て現職に。自身の経験や、バイリンガル研究の成果を元に、バイリンガル育児コンサルタントとして活躍中。■0歳からのバイリンガル育成スクール Soleilis(ソレイユインターナショナルスクール) ■ブログ「 年収3000万円以上の子供を育てる方法 」
2016年03月04日小さい頃は素直だったのに、大きくなるにつれてだんだん親の言うことを聞かなくなってきた…。それはもしかすると、親の気持ちがうまく伝わっていないために、子どもの心が閉じかけている状態なのかもしれません。子どもに声をかける前に思い出して欲しい、たった1つのこと振り返って考えてほしいことがあります。それは「子どもをちゃんと1人の人間として尊重しているかどうか?」ということ。そういうと「子どもを尊重? 甘やかすってこと?」と誤解されがちなのですが、そうではありません。しつけもろくに行わない「甘やかし」ではなく、子どもの素質そのものを認める「尊重」のすすめなのです。子どもには小さな頃から好き嫌いや「自分はこうしたい」という意志、人を思いやる気持ちがちゃんと備わっています。それは子どもと生活していく中で実感することが多いでしょう。それらは「教えたことなんてないのに」と親が首をひねるような、周囲の誰にも似ていないものもあります。生まれつきの子ども独自の人格、とでも考えなければ説明はつきません。生まれたての赤ちゃんをよく、純粋無垢のたとえにすることがありますが、生まれたてとはいえ意志は備わっているので「まっさらで何もない」と捉えるのは、ちょっと違うかもしれません。わが子は「異国から来た大切な取引先」と捉えてみる子どもには生まれたときからすでに、1人前の人格があります。そう考えると、子どもの悪いところを直そうとか、自分が思う通りの人間に育てようという試みは無謀であるとわかります。親ができることはせいぜい、世の中のルールを教えること。そして、子どもの優れたところをみつけて、習い事をさせて伸ばす方法を提供すること、くらいかもしれません。そこでひとつ、提案したい方法があります。それは、子どもを「異国から来た大切な取引先」と思って接してみることです。子どもを「異国ですでに成功している1つの完成されたカンパニー」と考えてみましょう。「わが国では家に上がるときは靴を脱ぐのです」と日本の常識を教えつつ(しつけ)、相手の長所をほめたたえながら、わが社に力を貸してほしいと説得(長所をみつけてほめ、やる気を引き出す)します。親は異国の取引先の優れた能力を、わが国(社会)に貢献してもらえるように、橋渡しとなり力を尽くすというイメージです。すると、子どもは親を「自分の能力を認めてくれている」と理解し、心を開いてくれるようになります。親が困っていれば、普段自分にしてくれているのと同じように、子どもなりに力を貸してくれるようになり、親が自分を叱っても「自分のために言ってくれているのだろう」と理解し、耳をかたむけるようになってくれるのです。子どもの力を信じる子どもの力を評価し尊重して接すれば、子どもはとても嬉しくなって親の期待に応えたい気持ちでいっぱいになり、よりいっそう励むようになります。子どもは生まれつき素晴らしい素質をたくさん持っています。親はそれらを見つけ出し「いいね、すごいね」とスポットライトを当てるだけでいいのです。そうすることで、子どもはどんどん伸びていきます。親が態度を変えれば、子どもも敏感に変化を察知して徐々に心を開いてくれます。イソップ童話『北風と太陽』にたとえるとわかりやすいでしょうか。子どもの年齢が低いほど効果が現われるのも早いですよ。今日から子どもに声をかける前に、その言葉は子ども自身の力を信じているものか、せっかくの素質を押さえつけるものでないかを考えてみてはいかがでしょう。(あとりゆうか<フォークラス>)
2016年03月03日NHKは1月31日、「ママたちが非常事態!? 最新科学で迫る ニッポンの子育て」と題したNHKスペシャルを放映した。母親たちが抱えている子育ての悩みや不安を、科学の視点からひもといた同番組。Twitter上では、番組内容に共感する声や、実際に子育てを経験した親ならではの指摘が数多く寄せられていた。○子育てのつらさは「ホルモン」が原因!?同番組は、日本の母親たちが抱える子育ての深刻な悩み、不安などの原因を最新科学で探るというもの。「子育てが孤独で耐えられず、不安ばかり募ってしまう」「子どもの夜泣きやイヤイヤ期はどうして起こる? 」「出産後、夫に対してイライラがとまらない」などのテーマについて、ホルモン分泌や脳の働きからその理由を解説している。番組によれば、産後の母親が孤独や不安を感じやすいのは、「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンの分泌が、出産後に急減するからだという。また、人類の進化の過程において、母親は「みんなで協力して子育てする」=「共同養育」のスタイルをとるようになっていると指摘。母親は本能的に「仲間と共同養育したい」という欲求を感じているにも関わらず、核家族化が進む現代環境でそれがかなわない、という事態に陥っているそうだ。また、子どもの夜泣きやイヤイヤは、生まれたときの子どもの脳が成人に比べて非常に未発達なことが原因であり、「子育て方法が間違っている」ということが理由ではないとした。さらに、出産後に夫に対してイライラしてしまう原因も、「オキシトシン」と呼ばれるホルモンにあるとのこと。出産時や産後の授乳時、自分の子どもと触れ合っているときなどに多く分泌され、愛情を強める働きをするが、同時に「他社への攻撃性」を強める作用もあるという。○結局、子育てにおける最後の砦は母親これらの内容について、Twitter上では多くのツイートが見られた。「番組内容もすごく勉強になったし、心が軽くなったけど、何より隣で主人も真剣に見て考えてくれていたのがうれしかった」との声や、「夫が録画予約をしてくれていて驚いた」といったように放送前から注目している人も多かった様子だ。また、不安や悩みの理由がわかったことで、救われたという意見も目立った。過去の育児を思い出し番組に登場する母親たちの思いに共感する人、人間や母体の仕組みに感動する人、それに「子育ては助け合いが必要」といった親以外の人の声もあった。一方で、母親以外の人の育児協力について言及が少ないといった批判も多かった。「協力して子育てができないから苦しい」「結局、子育てにおける最後の砦は母親」「イライラする原因はホルモンだけでなく、睡眠不足や夫が協力しないことにもある」といったような意見だ。○夫や家族、社会に理解してほしいさらにこれらの指摘から派生し、母親たちが周囲や社会に求めているものを浮き彫りにするような声も散見された。父親の育児については、「父親に番組をみてほしい」「父親も含めた解決策が知りたい」「母親が非常事態なのは、父親が長時間労働で育児をしないから」という趣旨のツイートが続いている。加えて、「日本の子育ての現状は、生き物としての本能や進化の過程と逆行している」「夫や家族、社会に対しての言及がないので何も解決しない」といった社会に対しての訴え、それに「義務教育で教えて誰もが理解すれば、社会全体も子や母に優しくなれる」という内容の提言もあったのだ。母親の抱えるつらさ、その背景については母親自身だけでなく、周囲や社会の理解も求められている。社会全体が理解したうえで何ができるのか、考え行動する人が少しでも増えてくれたらと願う。※写真と本文は関係ありません
2016年02月01日名古屋港水族館(愛知県名古屋市)では8月2日、ベルーガ(シロイルカ)の「ミライ」が満3歳の誕生日を迎えた。○飼育の難しいベルーガの赤ちゃんが満3歳にベルーガは、哺乳綱クジラ目イッカク科シロイルカ属の海生哺乳類で、大きく丸く膨らんだ「頭」が特徴。この日、3歳の誕生日を迎えたのは、2012年8月2日生まれのオスの「ミライ」。母「グレイ」、父「ホドイ」の間に誕生し、体重は、生まれたときの60kgから300kgになった。"ザ・マイペース"で堂々としており、少々のことでは動じない肝っ玉の持ち主だが、実は繊細なことが最近わかってきたという。同館では、2004年に日本で初めてべルーガの出産に成功。その後2007年に2頭、2010年に1頭、2012年に1頭、べルーガの赤ちゃんが誕生した。しかしながらべルーガの赤ちゃんが順調に育つのはとても難しく、現在生きているのは、2007年に産まれた「ナナ」と2012年に生まれた「ミライ」の2頭のみとなる。「ナナ」は水族館産まれのべルーガとして、日本での最長飼育記録を月々更新中。「ミライ」はそれに続く、"未来"を期待されている。
2015年08月10日「夜泣き」「寝ぐずり」「昼寝が短い」「夜中遊びだす」などなど…。赤ちゃんの眠りを専門に扱う私たちの元には、日々、さまざまなお悩みが寄せられます。「赤ちゃんは何もしなくてもスヤスヤ眠ると思っていた」「赤ちゃんの眠りについて、産む前に知っておきたかった」夜泣きを経験したママたちからよく聞かれるこれらの言葉。出産後、心の余裕をもって赤ちゃんの眠りに向き合えるように、妊娠中に知っておきたい「出産後の夜泣き予防に役立つ2つのポイント」をご紹介します。まず、夜泣き予防ポイントは2つ。(1) 赤ちゃんとの生活は朝・昼・夜のお日さまリズムをつくること(2) 夜泣きの予防には「ママのメラトニン」まずは赤ちゃんの眠りの成長の流れを知ろう私たちの体には「体内時計」があり、24時間より少し長いリズムで生活しています。そして私たちが暮らす「地球」のリズムは24時間。「地球」と「人間」のリズムのズレをそのままにしておくと昼夜逆転となり、昼行性の動物である私たちは慢性時差ボケ状態になるなど、健康に害を及ぼすことになりかねません。それを防ぐために、私たちの体内時計にはズレを修正する調整機能が備わっていて、朝の光を浴びることなどで地球のリズムに合わせてリセットできるのです。しかし、生まれたばかりの赤ちゃんの体内時計は大人のようには働いていません。赤ちゃんは生まれた直後から、毎日の光や親の関わりなどの刺激を感じながら眠る練習を重ねて成長します。そして、生後7週前後には昼夜を区別するホルモンの分泌が整い、体内時計を調整することができるようになり、昼夜の区別のある生活に移行していくのです。しかし、生後7週までどんな生活でもよいというわけではありません。親が赤ちゃんの眠りの成長をサポートする必要があります。夜泣きを予防するにはどんなことに気を付けたらいいの?赤ちゃんとの生活は朝・昼・夜のお日さまリズムでつくってあげることが大切です。意識的にお日さまのリズムに合わせて生活することで、赤ちゃんは体内時計を調整する力をつけていきます。体内時計が整ってくると、生活リズムの乱れによる「ぐずり」「夜泣き」などの悩みの割合が減り、育児が楽になります。お日さまリズムのポイントは以下の通り・朝は7時頃までにはカーテンを開けて朝の光を浴びママも赤ちゃんも起きる・昼は光の入る明るい場所で活動的に過ごす・夜は暗く、静かに眠る赤ちゃんの就寝時間の目安は7時。遅くても8時までにはお布団へ。眠る1時間ほど前から、日中より照明を落とし、テレビは消してゆったりと過ごし、眠る時には寝室はなるべく暗くします。(豆電球はつけずに、手元の明かりも直接赤ちゃんの顔に光が当たらないように。スマホの光も眠りにはよくありません。)次回は、夜泣きの予防に必要な「ママのお日さまリズム生活とメラトニン」に続きます。 妊娠中に知っておきたかった…! 「赤ちゃんの眠り」出産後の夜泣き予防に役立つ2つのポイント~後編
2015年07月02日出産後に心の余裕をもって赤ちゃんの眠りに向き合えるように、妊娠中に知っておきたい「出産後の夜泣き予防に役立つ2つのポイント」。今回は後編をお送りします。 妊娠中に知っておきたかった…! 「赤ちゃんの眠り」出産後の夜泣き予防に役立つ2つのポイント~前編 はこちら。夜泣き予防でもう一つポイントになるは「ママのメラトニン」。妊娠9カ月くらいから、ママが「お日さまリズムの生活」をすることが大切です。お腹の赤ちゃんの眠りを知ろう人間の眠りは胎児期の「脳を創り、脳を育てる睡眠(動睡眠※)」から始まります。※後にレム睡眠に発達する睡眠状態。レム睡眠は脳を修復し体を休ませる役割があり、体はあまり動きません。それに対して動睡眠は脳が覚醒し体をよく動かすので「動睡眠」と呼ばれます。お腹の赤ちゃんは、生まれてすぐに生きるのに必要な感覚や動作(おっぱいを飲んだり、不快を感じ泣いて知らせたり)を発揮できるように、動睡眠時に神経回路を創っていると言われています。妊娠9カ月ごろになると激しい胎動に驚くことがありますが、神経回路がつながっているか一生懸命に手足を動かして確認をしている最中なのかもしれません。そのころには睡眠リズムが整い始め、脳や眠りの発達にとても大切な時期に入ります。妊娠10カ月ごろにはさらに発達が進み、睡眠リズムが体動・心拍・呼吸などと連動し、いよいよママやパパに会いに行く準備が整うのです。「ママのメラトニン」とは?この時期はママにできる夜泣き予防にも大切な時期。妊娠9ヵ月頃から、ママも意識してお日さまリズムで生活しましょう。それは、眠りと関係の深いホルモン「メラトニン」が関係しているからです。ママが質の良い睡眠をとって正常に分泌されたメラトニンは、胎盤を通してお腹の赤ちゃんに伝わり、光を感じられないお腹の中での昼夜の判断の手掛かりになっているのです。その経験が生まれた後の生活リズムにも影響している事が分かってきました。(参考文献:Hiroshi Tamura et al.. Melatonin and pregnancy in the human. Reproductive Toxicology. 2008;25:291ー303)メラトニンは体内時計の働きによって、朝起きてから約14時間後に分泌量が増えていき、それにより眠る準備を始めます。分泌は「光の環境」にも左右されていて、眠る前に明るい部屋にいたり、テレビやスマホを見たりしていると分泌が抑制され眠りの質が下がってしまいます。お腹の赤ちゃんの眠りが発達する時期に、ママがお日さまリズムで生活し質の良い睡眠をとることで、お腹の赤ちゃんの眠りの成長をサポートすることができ、出産後の夜泣きの予防にもつながるのです。まとめ出産前も後も「朝・昼・夜のお日さまリズム」がとても重要なポイント。ぜひ、家族で眠りの話しを共有して、協力して可愛いわが子を迎えてください。また、発達の目安として時期を上げましたが、眠りの成長は個人差があります。目の前のわが子をよく見て、数字にとらわれ過ぎないことも夜泣き予防のひとつです。
2015年07月02日マイナビは5月16日、『riccarinちゃんのおしゃまファッションBOOK』(税込1,188円)を発売する。○"大人もまねしたくなる"コーデが満載同書は、3歳のファッショニスタ・riccarin(りっかりん)さんのコーディネートブック。riccarinさんは、ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイ提供のファッションコーディネートアプリ「WEAR」で、最年少の公式ファッションリーダー「WEARISTA(ウェアリスタ)」に任命された。そのスタイリッシュでどこかノスタルジックな雰囲気を持つコーディネートには、「神の領域!」「完璧!!」「おしゃれすぎる!」「大人でもまねしたい!」「子供ができたらこんな格好させたい」などのコメントが寄せられる。タレントや、青文字系モデルなどもそのコーディネートのセンスの高さを絶賛しているという。同書では、そんなriccarinさんのコーディネート約230コーデを掲載。春夏秋冬のコーデから、「モノトーン」「ボーダー」などのキーワード別コーデまで網羅している。「WEAR」で絶賛されたもののほか、撮り下しも多く掲載。子供がいるママだけでなく、おしゃれ好きも参考になるスタイルが満載という。また、ママの手作り講座や、簡単にかわいくできるヘアアレンジなどのコラムも収録されている。
2015年05月14日赤ちゃんの夜泣きなどでお母さんが睡眠不足、はたまたうつ病気味になったというケースをネットでもよく見ます。深刻化する前に、なにか打つ手立てはないのでしょうか?赤ちゃんの睡眠リズムは変化する生まれたばかりの赤ちゃんは昼夜を問わず、1日中、寝たり起きたりを繰り返します。母親の授乳回数は、夜中も含めて1日約10回とも言われています。考えただけでもお母さんは大変ですよね。でも、この状態がずっと続くわけではありません。その後、生後1~3カ月で授乳が約8回、4~6カ月で約6回とだんだん減っていき、赤ちゃんも少しずつまとまった睡眠をとることができるようになっていきます。1歳になる頃には成人と同じように、夜間にまとめて眠るようになると言われています。人間の成長って凄いですね!ファーバー方式とは?生まれたばかりの赤ちゃんの夜泣きなどで、お母さんが睡眠不足になり体調を崩してしまったり、ストレスで夫婦仲が悪くなるという話もよく聞きます。そのような悩みを現在進行形で抱える方のために今回は「ファーバー方式」という方法を参考のためにお伝えします。これは米国の小児科医、ファーバー博士が開発した乳幼児の寝かしつけの方法です。夜泣きをしてもすぐにあやしに行かないようにして、赤ちゃんに自分で寝入ることを学習してもらうのです。共働きの夫婦が多い現代この方法には賛否両論あると思います。でも、現在は両親が共働きで仕事もしながら育児もするという家庭が多いので、無理をすると結局は全てがうまくいかなくなるということも考えられますよね。この方法を実際に取り入れた夫婦は、最初は赤ちゃんが泣いているのにすぐに駆けつけられずに辛い思いをしたそうですが、1週間が経過した頃には夜泣きもなくなり、ぐっすり眠るようになったそうです。これはもちろん1つのケースで、全ての赤ちゃん、夫婦に当てはまるものではありません。ただ、このような方法もあるということを頭の片隅に置いておくと何かの役に立つかもしれませんね。Photo by David Clow
2015年03月03日10年ぶりに大幅改良を加えたP&Gの紙おむつブランド「パンパース」は20日、医療法人社団スリープクリニックとともに、乳幼児の睡眠についての集中講義「ママのための“脳育眠”セミナー」を開催した。○「お日さまのリズム」と「安心」が睡眠のカギ「寝る子は育つ」という言葉があるように、赤ちゃんの健やかな成長には睡眠は欠かせないもの。だが、夜泣きや寝ぐずりなど、赤ちゃんの睡眠について悩みを抱えるママは少なくない。そこで、パンパースでは、赤ちゃんの健やかな脳の成長のための質の高い睡眠「脳育眠」を提唱。今回は専門家を招いて、赤ちゃんの眠りについてレクチャーが行われた。まず、夜泣き専門保育士の清水悦子氏が、赤ちゃんの寝かしつけでよくある悩みの解消方法を紹介。赤ちゃんの睡眠を考えたとき、寝かしつけをする夜に意識が向かいがちだが、清水氏は「実は、赤ちゃんの良い睡眠の準備は朝から始まっている」と話す。赤ちゃんが夜に自然と眠くなるようにするには、お日さまに合わせて生活リズムを作り上げることが大事。しっかり朝に光を浴びて、お昼寝は午後早めの時間に終える。そして、夜の寝かしつけの30分前には落ち着いたオレンジ色系の照明にして、寝るときには真っ暗にすると良いという。こういったサイクルの習慣づけが赤ちゃんの安心につながり、継続することで寝つきが良くなるのだ。また、人は睡眠中、浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)を繰り返すが、赤ちゃんの睡眠サイクルは大人に比べて短く、浅い眠りのときによく動いたり泣いたりするという。「大人でいえば、夢を見て寝言を言っているような状態ですが、赤ちゃんの場合は泣いてしまったりしているので、覚醒しているように親は思ってしまう。でも、実は浅い眠りの状態なので、おむつ替えや授乳が不要なことも多い」“夜泣きは赤ちゃんの寝言”とおおらかな気持ちで赤ちゃんを見守り、神経質になりすぎずに親もしっかり睡眠をとることが重要だ。○睡眠が心も体も育てるでは、赤ちゃんにとっての睡眠とはどういうものだろうか。医療法人社団スリープクリニック理事長で「キッズすいみんクリニック」の医師、遠藤拓郎氏は「睡眠は体を休めるためだけでなく、成長に重要な役割を果たしている」と話す。「深い睡眠のときに成長ホルモンが分泌される。またレム睡眠(浅い睡眠)のときに心が成長すると考えられている。大きく、たくましく成長するためには、よい睡眠が必要です」睡眠時間の目安は、生後1カ月で3~4時間、生後12カ月で8時間。赤ちゃんがスムーズに睡眠に入れるようにするためのポイントは体温だという。上がった体温が下がるときに赤ちゃんは眠くなるので、適度な運動や入浴などで体温を上げた後にお布団でクールダウンさせると寝つきがよくなる。そこで、赤ちゃんの体温を上げるために、遠藤氏は「脳育眠体操」を勧める。「赤ちゃんの頭が温かくなっていると『そろそろ眠るのかな?』と感じるお母さんが多いと思います。脳育眠体操を行なうことで体温が上げることができるので、ぜひ実践してみてください」さらに、赤ちゃんは眠りに入った直後にすぐにおしっこをしているという。「大人でも寝る前にトイレに行くが、赤ちゃんもそれと同じように睡眠に伴っておしっこをしている。さらに朝までに数回、おしっこをする。五感は睡眠の妨げになるので、眠るときのおむつもすばやく吸収して長時間サラッと過ごせるものがよい」深夜の無用なおむつ交換は、赤ちゃんを起こしてしまうことになる。快適なおむつ選びも、よい眠りのポイントのひとつだ。○史上最高評価を得た新しい紙おむつP&Gのパンツ型おむつ「パンパース さらさらパンツ」は10年ぶりに大改良され、2月上旬より発売されている。この新製品は、長年の研究開発によって誕生した「さらさらスリムジェル」をはじめて採用されたもの。おしっこをした直後のムレまでも吸収してしまい、最長12時間もさらさらを持続。発売に先駆けて行なわれた日本のお母さん方の試用ではパンパース史上最高評価を得たという。この日、集まったお母さんたちの前でもその吸収力を試す実験を行い、その性能を検証。「パンパース独自の構造ではないおむつ」と比較して、倍近いスピードで着色された水を吸収し、吸収後に紙を当てても湿らないほどのサラッと感を維持していた。実際に触ってみたお母さん方は「紙ナフキンで触っても湿らないなんて、スゴイ!」と驚きの声を上げた。ほか、高い吸収力をしながらも従来製品と比べてスリム化。バッグの中でもかさばらずに持ち運べるようになっている。コットンのような「やわらかベルト」の採用で、締め付け感のない「360度のびのびフィット」を実現している。P&Gブランドマネージャーの林陽子氏は「スリム化しているけれども、おしりのカバー力は旧モデルよりも高くなっている。ニーズの多かった大きなサイズも販売するので、活用してよりよい赤ちゃんの睡眠につなげてほしい」と語った。赤ちゃんの心と体を健やかに育てられるよう、「脳育眠」をぜひ実践してみてほしい。
2015年02月23日私は日頃エステティシャンとしてお客様のケアをしていますが、サロンは30代後半以上の方が多く、60歳以上のかたも多くいらっしゃいます。エステティックのケアをしているので、美しいのはもちろんなのですが、60歳になっても綺麗を保っているかたに、共通していることがあります。いつまでたっても美しいのは、女性なら誰しも憧れること。そこで今回は、実際に60歳になってもキレイを保っているかたの「3つの美意識」をお伝えします!■若々しい心「美意識」という言葉のように、キレイを保つためにはまず意識から。私は「過ぎる美学」という、やり過ぎるくらいがちょうど良い! というモットーがありますが、基本となっているのは、「美は日常生活にある」という考えです。毎日の積み重ねが美しさにつながります。その中でもとても大切な「若々しい心」とは?■1.ファッション後ろから見ると20代に見えるようなミニスカート、前を見たらびっくり…というような、若い服装をするべきという意味ではありません。ファッションで一番大切なのは「清潔感」です。そしてファッションを気にするという気持ちを持ち続けています。これは年齢関係なく、例えば、家の近所のコンビニに出かける時に、ラフな服装のまま出てしまうこともあるかもしれませんが、若々しい心を保っている方は、場所や時間は関係ありません。外に出て、人目がある場所には必ず、ファッションを気にして出かけます。どんな状況でもキレイにするという意識を持ち、清潔感のあるファッションが素敵ですね。■2.鏡を見るお客様の中には「私は1日絶対30回は鏡を見るの!」という方がいらっしゃいます。これは、自分を常に意識するということです。人と会っていて鏡ばかりみてしまうのはいけませんが、常に鏡をみて、化粧崩れがないか・お肌状態が良好か等をチェックすることが、美意識につながります。初めてサロンに来られるかたに多いのが「気がついたらシミができていた…」「気がついたらほうれい線が深くなっていた…」という方が多いのですが、常に鏡を見ていると、少しの変化に気づくことができるので、早めの対策ができます。■3.活動する「今日は趣味の仲間とランチなの!」「明日は朝からプリザーブドフラワーのレッスンに行って、お昼からはパン作り教室なの!」と、キレイな方は、とても活動的です。若々しさは行動に現れますね。行動するこいうことは、沢山の人と会うということなので、刺激にもなりますね。常に人から見られているという意識を持つことが大切です。今はまだ若いから大丈夫、という油断は禁物! いつまでたってもキレイを保つために、今日から美意識を保つ習慣を身につけましょう。
2014年12月03日昼夜関係なく泣く新生児期を経て、夜にまとめて眠るようになった……と思ったら今度は夜泣き。ママもパパも睡眠不足でつらい、という声をよく聞く。夜泣きの予防法はあるのだろうか。また、赤ちゃん自身も睡眠不足で成長に悪影響が出たりはしないのだろうか。小児科医の田村幸子先生に赤ちゃんの夜泣きについて解説していただく。○お母さんの不安ひどい夜泣きで夜はほとんど寝ません。成長に影響はない? 夜泣きを予防する方法はある??○田村先生の回答夜泣きは、昼夜の区別がつくようになる生後6カ月頃から始まることが多いようです。みんながみんな夜泣きをするわけではなく、ほとんどしない赤ちゃんもいれば、夜泣きをする時期が長く続く赤ちゃんもいます。夜泣きが激しくてあまりに寝ないと「寝不足なのでは? 」と心配になるかもしれませんが、夜泣きのせいで発育状態が悪くなるようなことはありません。睡眠の長さは、赤ちゃんによって違うもの。短い睡眠時間で元気にしているなら、その時間がその子に合っているのです。夜泣きの原因ですが、寝る前に興奮しすぎたり、日中の遊びや外出時に強い刺激を受けることだったり、寝る直前に熱いお風呂に入ることなどではないかと考えられていますが、現在はこれといった原因が解明されていません。よって確実な予防法はないのですが、赤ちゃんがよく眠れるように寝る1時間前までにぬるめのお風呂にさっと入れて、寝る前にはあまり興奮するような遊びをしない、寝るときは部屋を暗くするなどの工夫をしてみるといいでしょう。夜泣きをしたら、母乳やミルクをあげ、おむつを替えて、室温が適温かといったことをチェックしましょう。抱っこしたりあやしたりしてもなかなか泣きやまないときは、いったん照明をつけて遊んであげてもいいのです。外の空気を吸うと気分が変わることもあるようです。夜泣きは永遠に続くものではなく、必ずいつかおさまるもの。その子に合うやり方を探しながら、気長に付き合っていきましょう。夜泣きがひどくてパパやママがへとへとになってしまったら、かかりつけの小児科医や保健所に相談してください。病気が隠れていないか診察し、睡眠障害と考えられるほどの状況には漢方薬を使うこともあります。行き詰まる前に小児科医に相談してもらいたいと思います。○回答者プロフィール田村幸子(ゆきこ)先生小児科学会専門医、医学博士。1992年群馬大学医学部卒業。東京大学病院分院小児科、都立府中病院(現都立小児総合医療センター)、国立感染症研究所などを経て、現在、東京都練馬区の田村内科小児科医院で小児科を担当。二児の母。
2014年10月03日マイナビニュース会員のパパ&ママ199名にとったアンケートによると、「我が子と接していて、イライラしたりカッとしたりしたことがある」と回答した人は56.3%と過半数となった。その理由に関しては、「熟睡してくれないとき」「夜泣きがひどいとき」といった眠りに関する内容を挙げている回答者が目立った。赤ちゃんと眠り。今回はこのことについて考えてみるとしよう。生まれたばかりの新生児の睡眠時間は、1日に20時間前後といわれ、1日の大半を寝て過ごす。その後、赤ちゃんの睡眠リズムが確立されるのは一般的には生後半年ほどといわれてきた。月齢が低いと夜間も3時間おきの授乳をするケースが大半で、昼間に赤ちゃんが寝付くと、「やっと私も寝られる……」とダラダラと一緒に昼寝をしてしまい、ハッと気づけば外は薄暗くなっていた……というママも多いだろう。実はそんな日々が続いてしまうのは危ない。今回は、「眠りの専門医」こと「スリープクリニック調布」院長・遠藤拓郎先生に赤ちゃんの睡眠について解説していただく。遠藤先生によると、赤ちゃんは生後5日目で「夜寝て朝起きる」といった睡眠サイクルができあがるのだというのだ。○「夜8時に寝かせて朝8時に起こす」が基本赤ちゃんの成長にとって睡眠は非常に重要だが、「昼夜関係なくダラダラと寝かせてしまうのは、効果的な睡眠といえません。睡眠を支配する体内時計は癖がつきやすく、悪い癖がつくとなかなか治りません」。ここからは、赤ちゃんの体内時計や生活リズムを整え、ぐっすりと眠るための具体的な方法を紹介していこう。遠藤先生によると、基本は「夜8時に寝かせて朝8時に起こす」。この生活リズムを確立させることで、赤ちゃんの体内時計が正常化するという。体内時計は光に影響されるため、まずは朝起きるとしっかりと太陽の光を浴びさせることが重要。夜になっても明るい部屋にい続けると、体内時計が狂ってしまうので、夜8時までには天井の照明から間接照明などに切り替え、薄暗くした寝室で寝かせてあげよう。赤ちゃんがぐずってなかなか寝ないときは、赤ちゃんの手足を触ってみよう。もし冷たくなっていたら、手で握って温めてあげて血行を促進すると眠りやすくなるという。また、赤ちゃん自身がかんしゃくを起こしていると興奮してますます眠りにくくなるため、注意をそらしてあげることも効果的。子守歌などを聴かせているうちに落ち着き、寝付きやすくなる。○見逃しやすい「オムツ」の存在その他、「吸収性の高いさらさらのオムツの使用も重要」と遠藤先生。その理由は、寝ている間にお尻がぬれた状態になると、それが原因で赤ちゃんが目を覚ますことがあるからだ。「赤ちゃんはおしっこをする15分前からおしっこ後の10分までの間に体を顕著に動かすという調査データがあり、つまりはおしっこ前後で目を覚ましやすい状態にあります。この時にお尻がぬれた感覚がプラスされると、はっきりと目を覚ましてしまう可能性が高くなります」。赤ちゃんがおしっこをするとすばやく吸収。しかも表面に逆戻りしにくいオムツが理想というわけだ。赤ちゃんの夜泣きに悩むパパ&ママは睡眠不足に陥り、「根本的な原因を探る! 」という心の余裕すらなくしがち。まずは昼夜のメリハリをつけ、寝室環境を整える。そして、オムツも見直してみる。それで赤ちゃんの眠りが改善されるかもしれない。また遠藤先生によると、「乳児期の悪い睡眠習慣が影響し、成長しても朝起きることが苦手となり、将来の不登校の原因となってしまう可能性もあります」とのこと。質の悪い眠りは、乳幼児期だけの問題ではないのだ。
2014年06月30日お腹は空いてなさそう、うんちとおしっこも問題がないし、具合が悪いわけでもなさそうなのに…理由もなく夜泣いて泣き止まない「夜泣き」。約7割近くのママが「夜泣き」に悩まされた、というデータがあるほどです。泣いている理由がわからないので決定的な解決策がなく、ついにはママ自身も寝不足になってしまうことも。では、夜泣きはなぜ起きるのでしょうか?■「夜泣き」のメカニズムレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)という言葉を耳にしたことはありませんか?大人の場合、眠ってからノンレム睡眠→レム睡眠を90分周期で約4~5回繰り返し、レム睡眠は全体の20~25%と言われています。それに対して、新生児~生後1歳ぐらいまではレム睡眠が約半分を占めると言われています。言い換えれば浅い眠りの状態が多くあるということなので、なかなかうまく眠れずにすぐに起きてしまうということはごく自然なことと言えるでしょう。また、このレム睡眠とノンレム睡眠の切り替えもなかなか上手にできない、と言われています。例えば、起きている間に受けた多くの刺激や体験を夢に見ると、ビックリして泣き出してしまうのです。決してママの育児方法や対処の仕方が悪いから「夜泣き」が起きるわけではありません。できるだけ、毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きる、だらだら寝かさないようにするなど、赤ちゃん自身の睡眠サイクルを確立していくことが夜泣き改善の最大のポイントになります。■先輩ママに聞いた! 「こうやって“夜泣き”を乗り切った」とはいっても、すべての赤ちゃんが同じスピードで睡眠サイクルを整えられるわけでもありません。また、夜泣きの仕方も赤ちゃんによってさまざま。これがパーフェクトな解決法!というのはないのですが、先輩ママの体験談は参考になるかと思いますので一部をご紹介します。・抱っこをしてとにかく安心させる/抱いて静かにゆらゆらする・お雛巻をして、子宮にいる時の姿勢にしてみる・おっぱい(ミルク)をあげる・寝る前にマッサージをする/触って身体を温めてあげる・かかとや腰の骨を温めてリラックスさせる・気分を換えるためにベランダに出てみる/近所を散歩する/車に乗せてドライブする・一度起こして遊ばせてからまた寝かしつける・落ち着けるような音楽や子どもが好きな音楽を流す・「赤ちゃんが泣きやむ音」(例:ドライヤーの音、掃除機の音、ラーメンをすする音など)アプリを使う。■“寝る子は育つ!”は、本当?お子さんの成長を促す“成長ホルモン”、実は寝ている間に分泌されます。主に、傷ついた細胞を修復するほか、筋肉を増やして骨を伸ばす働きをしてくれています。最近では、乳児期のレム睡眠が脳の神経回路づくりを手助けしていると発表した、専門家もいるそうです。そして、この成長ホルモンは、眠りはじめの3時間に大量分泌されることがわかっています。大人の睡眠サイクルを見てみると、入眠から最初にくるノンレム睡眠が最も深い眠りが訪れて大脳のメンテナンスが最も進むそうなので、眠りはじめからの睡眠の質=いかに深い睡眠をとるか? というのは、乳児期のみならず生涯の睡眠の礎となるといえるでしょう。■夜泣きを改善するためには「睡眠環境」を整えるでは、夜泣きを改善し、望ましい睡眠をお子さんが得るためにママができることはなんでしょうか?寝る前は、テレビや明るい電気はつけない、激しい音楽やスピード感ある絵本の読み聞かせを避けるなど視覚や聴覚をなるべく刺激しないこと。また、触覚的な負担もなるべく減らす方がよいので、寝ている間におしっこをしても快適なオムツや着心地のよいパジャマや肌着、肌触りのよいお布団などにも配慮するとよいでしょう。オムツについては、赤ちゃん雑誌たまひよの赤ちゃんグッズ大賞おむつ部門で、1位に選ばれている 『パンパース』 は安心。たくさんオシッコとウンチをしても、通気性も良くサラッとしているので最長12時間お肌さらさら、しっかり密着しているのでモレることもないので、寝ている間に頻繁にオムツ替えをしなくていいのが人気の理由のようです。さらに、パンパースの公式サイトで「夏の睡眠環境チェック」というのがあるので、お子さんの睡眠環境が整っているのかを一度チェックしてみてはいかがでしょうか。 夏の睡眠環境チェック
2014年06月30日夫婦は一緒に寝るのが常識? 最近話題になる夫婦別寝もアリ? 仕事や子育てなどライフスタイルとも大きく関係してくる夫婦の寝室の問題、マイナビニュースの既婚男性会員200名からその実態を探った。「夫婦の寝室は一緒ですか。別ですか。」という問いに、「一緒」と答えた人は70.5%、「別」と答えた人は28.0%、「その他」が1.5%だった。その理由と、現状に対する不満を、以下見ていこう。>>女性編も見る■寝室は「一緒」派の意見・「一緒のベッドで寝るのが当たり前だと思っているので」(43歳男性/電機/事務系専門職)・「夫婦円満の秘訣」(34歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「他に部屋がないんですよ(笑)」(34歳男性/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)■対して、寝室は「別」派の意見・「プライバシーは必要」(22歳男性/電機/事務系専門職)・「妻はベッド、自分は布団が好きだから」(33歳男性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「私のいびきがうるさいのと、寝起きの時間がずれているため」(52歳男性/電機/技術職)・「子供の夜泣きがうるさいから別にした」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)■「別」派にはこんな寂しい理由も…・「仲が悪い」(27歳男性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「気がついたら別になっていた」(28歳男性/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「おじさん臭いそうです」(50歳男性/その他/技術職)■「一緒」だと、ちょっとした不満も・「相手の歯軋りがたまに気になる」(28歳男性/情報・IT/技術職)・「結婚した当初から特に不満はないが、寒いときは布団の取り合いになる」(44歳男性/医療・福祉/専門職)・「妻が暗くないと眠れないので、布団の中で読書をすることができない」(33歳男性/マスコミ・広告/事務系専門職)■総評妻と寝室が「一緒」と答えた人は、「夫婦だから当然」「別にする理由がない」というような回答がほとんどだった。中には、「寝る直前までおしゃべりできる」「仲良しだから」なんてラブラブな人もいたが、大半の男性は夫婦同室に関しては特にコレといった考えもなく、それが自然な状態だと感じているようだ。同様の女性編アンケートでは、夫婦同室という回答者から「いびきが」「物音」という不満を吐露する妻が続出だったが、男性の場合は不満もほとんど見られなかった。……幸せだ。寝室が「別」の人は、「夫の都合というよりは妻側からの要望? 」と思われるような理由が多かった。「子どもが夜泣きするから」「寝室が狭くて家族全員で眠れないから」「いびきがうるさいから」「仕事で帰りが遅いから」などなど。自らの希望で、自分1人になりたいから寝室が別という人は、ごく少数に限られていた。子どもの成長とともに違う部屋に追いやられていくお父さん……どことなく切ない。「その他」を選んだ人の回答には、「部屋がいくつもあるからその日の気分で寝室を変えている」というセレブな意見もあった。「(文・アリウープ 中嶋絵里) 調査時期: 2012年11月6日~2012年11月12日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性200名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月07日こんな質問が編集部に寄せられていました。■娘に「おとーさんのこと好き?」と聞くと、「きらいじゃない」と答えます30歳男性です。3歳の娘がいて、ものすごくかわいいです。でも、「おとーさんのこと好き?」って聞くと、はっきりした口調で「きらいじゃない」と答えます。(それすらもとってもかわいいです)。ただ、僕はお父さんとしてあんまり好かれていないのでしょうか?妻には「だいしゅきー!」と素直に言っています。しかし、僕が聞くと必ず「きらいじゃない」という返答がきます。ちょっと悲しいです。お子さんがいらっしゃる方、ご意見などをお聞かせください。⇒原文はこちらから。とってもかわいいです!ご本人もおっしゃっていますが、「きらいじゃない」という返答すらもかわいいですね。なので、今のままでも十分。で、終わらせてもいいのですが、悲しいという気持ちもわかります。そういえば昔、TVコマーシャルで、電話に出た小さな女の子が、「お父さん、いる?」と尋ねられ、「……いらない」と答えるというものがありました。とても切ないCMでしたが、相談者さんの娘さんはそんなことない……はずです。さて、娘さんの意図はどのようなものなのでしょうか。マイナビニュースの読者からの回答を見てみましょう。■そんなものじゃないでしょうか(タロウさん)はい、そんなものじゃないですかね(笑)。むしろ、3歳にしては文法的にも高度な言い回しであり、お子さんの賢明さの証明でもあるような気がいたします。かわいいですし、お父さんを手玉に取っているような感じも、とてもキュートな印象です。次の方も、同様の見解です。■好かれていると思いますよ。「きらいじゃない」と言うのもかわいいと思います(そらさん)そうそう、やっぱりかわいいですよね。一方で、娘さんの真の意図を読み取ろうとする意見も寄せられています。■「好き」の否定は「好きではない」と思われます。よって「きらいじゃない」という表現は答えになっておらず、そういう質問に面と向かって答えたくないという意思表示ではないでしょうか?(X-001さん)相談者さんにとっては、娘さんとの関係性に不安がよぎるようなご意見です。面と向かって答えたくないって、いったい何があるのでしょうか。また、娘さんの大人びた物言いに着目し、実は誰かに教えられた表現なのではないか、との見解も寄せられています。■父親はそんなものです。もしかしたら、奥さんが仕向けているのかも!?(kazさん)■そんなもんです。というか、そう言えと奥さんが教え込んだのでは? あまりしつこく言うと嫌われますので気を付けてください(cloverさん)もし、この「奥さん首謀者」説が真実だとすると、相談者さんが顧みるべきは娘さんとの仲ではなく、奥さんとの関係性であるということになります。なんだか俄(にわか)に心配になってきました。とはいえ、あまり疑心暗鬼になって気に病んでもいいことはありません。ちょっとクールでツンデレな娘さんの言葉遣い。これもきっと成長の一環です。優しくて頼もしいパパとして、ここはおおらかに、目を細めながら見守ってあげるのも良いかもしれませんね。■この質問にアドバイスをするにはこちらから(文/エボル)
2012年11月14日