JSRは6月10日、同社の子会社であり、ディーメックが国産機では最大の造形サイズを可能とする光造形3Dプリンタ「ACCULAS BA-85S」の販売を開始したと発表した。「ACCULAS BA-85S」はディーメックが開発・販売してきたACCULASシリーズの最新機。造形精度を決めるレーザー出力や照射速度などのパラメーターをユーザーが用途に応じて設定することができ、従来の中型向けBA-45Sと変わらない高精細な造形が可能となっている。造形エリアは850mm(幅)×650mm(奥行き)×300~500mm(深さ)で、積層ピッチは50~200μm。なお、同製品は6月24日~26日にかけて、東京ビッグサイトで開催される第26回設計・製造ソリューション展で展示される予定となっている。
2015年06月10日ナカバヤシは9日、立体アートの製作に向いた3Dプリントペン「3Doodler 2.0」を発表した。発売は6月17日で、希望小売価格は税別13,800円。3Doodler 2.0は、プラスチック立体アートを製作する3Dプリントペンの新製品。重さは従来品「3Doodler」の半分以下で、サイズは75%スリム化している。専用プラスチックフィラメントを本体にセットし、電源を入れると、熱でプラスチックが溶けペン先から押し出される。操作ボタンをダブルクリックするとプラスチック樹脂を10分間自動で押し出す機能と、プラスチック樹脂を溶熱する温度の調整機能(+5度/-5度)を新たに備える。このほか、本体内蔵の冷却ファンを改良し、作業時の動作音を軽減した。ペン先の温度は最大約240度。本体サイズはW18×H160×D18mmで、重量は50g。
2015年06月09日ナカバヤシは、米・WobbleWorksが開発した世界初の3Dプリントペン「3Doodler」の新デザインとなる「3Doodler 2.0」を、2015年6月17日に発売する。直販サイトおよび一部の小売店での販路限定販売で、価格は1万3,800円(税別)。「3Doodler」は、空中に文字や絵を描くような感覚で立体アートを製作できる3Dプリントペン。米国のクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で集めた資金を元にWobbleWorks社が開発したもので、国内ではナカバヤシが独占販売権を取得している。ペン先から溶け出たプラスチックフィラメント(プラスチック性樹脂)がすぐに固まることで、直感的に立体アートを製作できる仕組みとなっており、一般的な3Dプリンタの様な立体データや特殊なソフトは不要。プラスチックフィラメントの色を使い分けることで、誰でも色彩豊かな作品を製作することができる。今回発売される「3Doodler 2.0」は、この3Doodlerをスリム化・軽量化した新型商品。本体重量が約50gと従来品に比べ半分以下の軽量化に成功したほか、サイズも75%ものスリム化を実現し、より筆記具に近い形状になった。本体には、触り心地の良いアルミボディが新たに採用され、強度、使い心地、安定感のすべてが向上している。さらに、ユーザーの要望に応えた様々な機能を実装。操作ボタンのダブルクリックで、プラスチック性樹脂を10分間自動で押し出す機能が追加され、面を塗りつぶす際などの連続使用が快適に行えるようになった。また、プラスチック樹脂を溶熱する温度が±5度の範囲で調整可能となり、室温などによる溶熱速度の変化に対応できるようになった。このほか、本体内蔵の冷却ファンの改良により作業時の動作音も軽減。また加熱システムの効率向上により、消費電力も50%カットした。ペン先ノズルの形状も改良され、より細かな作業が行えるという。付属品は、ACアダプタ、クリーニングツール、リムーバルツール、ミニスクリュードライバー、専用プラスチックフィラメント50本(PLA樹脂25本、ABS樹脂25本)。プラスチックフィラメントは追加購入も可能(1,500円~)。詳細は商品サイトまで。
2015年06月09日ムトーエンジニアリングは6月8日、パーソナル3Dプリンタ「MF-2200D」の販売を7月より開始すると発表した。「MF-2200D」は昨年発売した「MF-2200」の造形サイズ(300×300×300mm)をそのままに、溶解積層能力を高めた高速ヘッドを開発することで、より精密な造形を可能としている。また、成形テーブルを一定の温度に保つヒーター付成形テーブルや、ダブル冷却ファンなども高精度な造形に貢献している。さらに、XY軸を固定しZ軸でテーブルを上下移動する駆動方式に変更することで造形の安定性と静粛性を向上した。外寸は705(長さ)×675(幅)×680(高さ)mm、重量は57kgとなっており、価格は50万円(税別)。さまざまなカラーのABS樹脂・PLA樹脂・PVA樹脂・SB樹脂の純正フィラメントが用意されており、新色も随時リリースされる予定だ。
2015年06月08日COMPUTEX TAIPEI 2015では、あちこちで3Dプリンタが出展されていたが、コンパクトPCでお馴染みのICOP Technologyのブースで見ることができたのは、非常にコンパクトな「86Duino Enjoy」という製品。造形可能なサイズは10×10×15cmだが、5万円程度という低価格が魅力だ。日本でも8月くらいに発売する予定だという。開放型の3Dプリンタで、サイズはW24×L27×H33mm、重量は6.0kg。Mini-ITXケースほどの大きさしかなく、机の上でも使いやすい。いままで「3Dプリンタはちょっと大きさがなあ…」と思っていた人には良さそうだ。面倒なキャリブレーションは不要。誰でも簡単に利用できるようになっているという。ノズル直径は0.3mmで、積層ピッチは0.1mm。フィラメントは1.75mm径のPLAが利用できる(ABSは非対応)。インタフェースとしては、SDカードスロットとUSBポートのほか、LANポートも用意されており、ネットワーク経由での出力にも対応する。3Dプリンタは低価格化が進んでおり、先日も、台湾XYZprintingが約5万円の「ダヴィンチ Jr. 1.0」を発売したばかり。低価格モデルは造形サイズが小さいものの、これだけあれば十分という人も多いだろう。5万円を切ると買いやすいということもあり、当面、この価格帯で販売競争が激化しそうな勢いだ。
2015年06月08日フォステクスカンパニーは、優れた再生能力により豊かな音楽性を表現するパーソナルアクティブスピーカー「PM0.4d」(ブラック/ホワイト)「PM0.5d」(ブラック)を、6月上旬より発売する。価格は、PM0.4dが税抜1万2,800円、PM0.5dが税抜1万8,800円。同製品は、パーソナル・レコーディングからDTM、 ホームシアター再生用など幅広い用途に活用可能なアクティブスピーカー。自然な響きを生み出すスリム&コンパクト設計の木製エンクロージャーに、迫力あるサウンドを生み出すアップロールラバーエッジをウーハーに搭載。サイズを超えた重低音を実現するリアバスレフ、高性能デジタルアンプなどに加え、本体のパワーインジケーターには視認性の高いブルーLEDを採用する。さらに、エコデザイン指令と呼ばれる欧州の環境配備設計ErP指令に対応し、無信号入力状態が約15分間続くと自動的にスタンバイモードに切り換わり、消費電力を約0.5Wまで下げる機能を備える。なお、PM0.4dでは口径100mmのウーハーと19mmのソフトドーム・ツィーターそれぞれを、最大出力25W/16Wのバイ・アンプ方式で駆動、PM0.5dでは口径130mmのウーハーと19mmのソフトドーム・ツィーターそれぞれを、最大出力35W/23Wのバイ・アンプ方式で駆動する。
2015年06月05日世界中で愛され続ける“スヌーピー”初の3D映画『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』の新画像が公開され、スヌーピーが恋するマドンナ、フィフィが登場している。その他の写真“スヌーピー”は、チャールズ・シュルツによる連載漫画『ピーナッツ』の中で誕生したキャラクター。1950年からアメリカの新聞に連載された『ピーナッツ』は、コミカルな描写の中に哲学的な台詞が多く登場し、愛らしいキャラクターの人気とあいまって、世界で2000紙・75か国・21か国語に訳され、時代を越えて愛され続けている。このほど公開されたのは、エッフェル塔をバックにスヌーピーとフィフィが小屋に乗って飛んでいる場面を描いたもの。フィフィはフランス生まれのプードルで、愛らしい見た目と活発な性格が特徴で、冒険が大好きなキャラクターだ。劇中ではスヌーピーが魅力的なフィフィに恋をするそうで、ふたりの恋の行方も気になるところだ。『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』12月4日(金)2D・3D全国ロードショー(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.Peanuts (C)Peanuts Worldwide LLC.
2015年06月04日ダッソー・システムズ(ダッソー)は6月1日、人間の心臓とその挙動を忠実に再現する3Dシミュレーションモデルの商用化を発表した。これは同社が2014年から進めてきた「リビング・ハート・プロジェクト」の最初の成果となるもので、ダッソーの3Dエクスペリエンス・プラットフォーム上のリアリスティック・シミュレーション・アプリケーションを使用して作成された。科学的に検証され、一般に提供されるものとしては初の3Dシミュレーターだという。同モデルは実物の心臓そのままの形状と挙動を再現しており、ソフトウェア・エディタを用いて形状や細胞特性に変更を加えることで、先天的欠損症や心疾患について学習することができる。また、シミュレータに医療機器を挿入し、機器が心臓に与える影響やその有効性を検証することも可能だ。同社は、「今後も生物医学コミュニティやパートナー企業とのコラボレーションを継続し、心疾患をもつ患者さんのエクスペリエンスを向上させるようなテクノロジーやアプリケーションの提供に努めていきます」とコメントしている。
2015年06月01日ディオール(Dior)が、最新のランウェイショーのバックステージを3D映像で視聴出来るヘッドセット「Dior Eyes」を発表した。一部のディオールブティックに設置されるこのヘッドセットは、ディオールにおける最新のレディ トゥ ウェア ファッションショーのバックステージを、音声と画像が紡ぎ出す迫力の3Dで体感することが出来る。なお、ディオールは今回の制作にあたって、イメージ図を起こす段階から製品化に至るまでの全工程に携わっている。伊勢丹新宿店では6月17日よりイベント期間中、「Dior Eyes」が体感出来る。
2015年05月27日京都大学は5月26日、3D映像などを観ているときに発生する「映像酔い」時では、右脳と左脳の活動が乖離する現象を発見したと発表した。同成果は同大学大学院人間・環境学研究科の山本洋紀 助教とキヤノンの宮崎淳吾 研究員、明治国際医療大学らの研究グループによるもので、国科学雑誌「Experimental Cell Research」に掲載される予定。「映像酔い」は3D映像やドローン映像などを観て、目の痛みや吐き気、めまいといった症状が発生する状態のことで、医学的には車酔いや船酔いと同じ動揺病の1つとされている。その発生原因はよくわかっていないが、映像の動きを検出する脳部位であるMT+野が関与していると考えられている。今回の実験では14名の被験者に映像酔いを起こしやすい動画と起こしにくい動画を6分ずつ見せ、その間の脳活動を測定した。その結果、映像酔いを訴えた8名の被験者のMT+野では、右脳と左脳の活動が乖離していることがわかった。一方、映像酔いにならなかった6名の被験者のMT+野では特に乖離は見られなかった。MT+野は映像の動きの検出だけでなく、映像酔いの前兆である眼や身体の動きの制御・検出にも重要な部位であることから、今回の結果はMT+野が映像酔いに深く関わっていることを強く示唆するものとなった。今後、研究を進めることで、映像酔いだけでなく動揺病が生じる仕組みの解明が期待されるほか、MT+野の乖離を減少させることで快適な映像を提供する技術の開発につながる可能性がある。
2015年05月26日ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市此花区)で20日、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」の世界最高ライドの世界初3D化を発表する記念セレモニーが行われ、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン大使のSMAP、ドラコ・マルフォイ役の俳優トム・フェルトン、チョウ・チャン役の女優ケイティ・リューングが登場した。セレモニーは、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」のシンボル、ホグワーツ城の前で開催。特別招待されたハリポタファン約300人がホグワーツ魔法魔術学校のマフラーを巻き、オリバンダーの杖を持って待ち構える中、特設ステージにSMAPが登場すると大歓声が巻き起こった。SMAPのメンバーからの紹介で、ドラコ・マルフォイ役の俳優トム・フェルトン、ハリーのファースト・キスの相手であるチョウ・チャン役を演じた女優ケイティ・リューング、そしてユー・エス・ジェイ代表取締役社長グレン・ガンペル氏が登場。ガンペル社長から、"新たな魔法体験"として、エリア内の世界最高ライド(アトラクション)を早くも進化させ、世界初、そして世界唯一となる「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー 4K3D」として翌5月21日にオープンすると発表されると、驚きと歓声が上がった。その後、アトラクションの中にも登場する守護霊を呼ぶ「エクスペクト・パトローナム」という呪文をホグワーツ城にかけると、鷹、ウサギ、イタチ、牡鹿といった映画に登場した動物たちの守護霊が城壁に出現。さらに、華やかなパイロが打ち上げられた。ひと足早く「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー 4K3D」を体験したSMAPのメンバーは、「迫力が半端ない。まさに世界最高を超える世界最高」(木村)、「世界でここでしか体験できない。ここまでやるか、と驚いた」(中居)、「2年めの魔法はもっとすごい!」(香取)などと大絶賛。「ゴールデンスニッチが目の前に。つかめたと思ったよ」(草なぎ)、「ドラゴンに襲わそうになって、思わず叫んでしまった」(稲垣)と楽しんだようだ。海外から駆けつけたトム・フェルトンも「前に体験した時も楽しかったけど、もっとスリリングになっています」と語り、「こんな体験をできるのは、世界ではここだけです。本当にすばらしい体験」と絶賛。ケイティ・リューイングも「自分でも信じられないくらい、ハリー・ポッターの世界に心底浸ることができました」と魅力を伝えた。写真提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(br)HARRY POTTER, characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc. Harry Potter Publishing Rights (C) JKR.(s15)
2015年05月20日コトブキヤが展開するデフォルメプラモデルシリーズ「D-STYLE」(ディースタイル)より、『D-スタイル スタースクリーム』と『D-スタイル スカイワープ&サンダークラッカー』が、2015年9月に発売されることが決定した。昨年30周年を迎えた『トランスフォーマー』シリーズだが、今回はデストロンの航空参謀「スタースクリーム」に加え、同型の航空兵「スカイワープ」と「サンダークラッカー」がセットで「D-スタイル」に登場。これまで「D-スタイル」では、「コンボイ」「メガトロン」「ブラックコンボイ」が商品化されたが、それに続きデストロン軍団における航空部隊「ジェットロン」のメインキャラクターがまとめて立体化される。『D-スタイル スタースクリーム』は、「お、お許しください、メガトロン様~!」の声が聞こえてきそうな表情パーツを多数用意。通常顔、ニヤリ顔、叫び顔の3種類で、叫び顔は発売済みのメガトロンと組み合わせると「怒られている時」の表情としても使えるほか、攻撃時の叫び顔としても使用できるという。胸部ハッチは展開してミサイルポッド発射シーンを再現でき、ビークルモードをイメージしたジェット機も付属。成型色と一部塗装済みパーツにより、組み立てるだけでイメージに近い仕上がりとなる。そのほか平手パーツ(右)やデストロンのエンブレムも同梱される。『D-スタイル スカイワープ&サンダークラッカー』は2体セットとなり、基本仕様は『D-スタイル スタースクリーム』と同様。スカイワープはブラックとパープル、サンダークラッカーはブルーとグレーを基調にした設定カラーを成型色と塗装済みパーツ、付属のシールで再現される。商品価格は『D-スタイル スタースクリーム』が3,456円(税込)、『D-スタイルスカイワープ&サンダークラッカー』が6,264円(税込)。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、商品の発売および発送は、2015年9月を予定している。(C)TOMY
2015年05月18日NTTデータは5月18日、米DigitalGlobe社の衛星画像を活用した、2m解像度の高精細版3D地図の提供を開始すると発表した。同社はこれまでリモート・センシング技術センター(RESTEC)と2014年2月から、宇宙航空研究開発機構(以下:JAXA)と連携して、JAXAの陸域観測技術衛星「だいち(ALOS:エイロス)」によって撮影された約300万枚の衛星画像を用いた5m解像度の数値標高モデル(DEM)の「全世界デジタル3D地図提供サービス」を、1平方キロメートルあたり300-500円程度で提供してきた。すでに2015年3月末現在で全世界の約6割のエリアへをカバーし、来月には75%まで対応エリアを拡大する。衛星写真を利用した「全世界デジタル3D地図提供サービス」は、従来の航空写真を用いた手法と比べ、1/10のコスト、かつ最短1週間の短納期で精細な3D地図データが入手でき、既存の30m~90m解像度の世界3D地図から大幅に精度が向上したことから、特にアジアやアフリカをはじめとする新興国において、地図整備、防災対策、電力分野の発電計画、資源分野の鉱区探査、衛生分野における疫病の感染拡大の対策など、すでに世界34カ国、18の分野へ利用が広がり、需要が高まっているという。一方、都市部における都市計画や施設管理等の分野においては、これまでの5m解像度以上の高精細な地図データが必要とされることから、今回新たに2m解像度の高精細版の提供を開始することにした。2mの解像度高精細版3D地図は、米DigitalGlobe社の衛星画像を活用したもので、従来の5m解像度では再現が難しかった、「建築物」レベルの細かな起伏を表現することが可能だという。さらに数週間から1カ月前という、直近に撮影された衛星画像から、高精細かつ鮮度の高い3D地図の提供が可能となるため、地形と比べ変化の著しい、都市など特定エリアの都市計画分野や施設管理分野での詳細な3D地図の活用や、大規模災害等で発生した地形変化を反映したかたちでの3D地図データの更新が可能となる。3D地図は任意のエリア(最低25平方キロメートル~)に対し提供を行い、価格は1平方キロメートルあたり、11,000円~。発注から2-3週間で納品可能だという。今回NTTデータは、2m解像度高精細版3D地図提供開始にともない、3D地図製品ブランドとして「AW3D」を立上げ、"さらに使える3D地図"として全世界への提供を進めていくという。また、3D地図データを実際の立体模型として利用したいという、精密造形や各種設計、防災分野等におけるニーズに応えるため、3Dプリンタに利用可能な地図データについても提供を行う。データは3Dプリンタが直接読み込むことが可能なSTL(Standard Triangulated Language)ファイルフォーマットで3D地図データを提供。価格は3D地図の費用に加えて1ファイルあたり、50,000円~。両社では今回の追加サービスによって、世界各国における、さまざま需要に対応していくと同時に、新ブランドを展開していくことで、2015年度中に累計15億円の売り上げを目指す。
2015年05月18日NTTデータとリモート・センシング技術センター(RESTEC)は5月18日、衛星画像を活用した世界最高精度の「全世界デジタル3D地図提供サービス」に、2m解像度高精細版3D地図と3Dプリンタに利用可能な3D地図データ提供サービスを追加すると発表した。また、3D地図製品ブランドとして「AW3D」を立上げることを明かした。「全世界デジタル3D地図提供サービス」は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の陸域観測技術衛星「だいち」で撮影した約300万枚の衛星画像を用いた世界最高5m解像度の3D地図として、NTTデータとRESTECが2014年2月に提供を開始したもの。航空写真を用いた従来法に比べ低コスト・短納期で精細な3D地図データが入手でき、アジアやアフリカの新興国で地図整備や防災対策に活用されている。今回、2m解像度の高精細版の提供が開始されたことで、都市計画などの分野での利用も可能となった。また、オプションとして3D地図データを直接3Dプリンタへ読み込むことが可能なSTL形式での提供も開始する。価格は2m解像度高精細版3D地図が1km2あたり1万1000円~で、STL形式での提供は1ファイルあたり5万円~となっている。NTTデータは「今回の追加サービスによって、世界各国における、さまざま需要に対応していくと同時に、新ブランドを展開していくことで、2015年度中に、両社で累計15億円の売り上げを目指していきます」としている。
2015年05月18日サードウェーブデジノスは13日、静岡県静岡市の静岡ホビースクエアで開催される「3Dプリンターでマイミニ四駆をつくろう! 親子工作体験教室」への協賛と機材提供を発表した。「3Dプリンターでマイミニ四駆をつくろう! 親子工作体験教室」は、一般社団法人3Dデータを活用する会・3D-GANが主催するイベントで、タミヤの協力の下、3Dプリンタを使って「ミニ四駆」用のオリジナルボディを製作する。サードウェーブデジノスでは、イベントへの協賛に当たって、3Dモデリング用のノートPCを提供する。主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4710MQ (2.5GHz)、チップセットがIntel HM87 Express、メモリがPC3-12800 8GB、ストレージが500GB SATA2 HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce 940M 2GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイが15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)非光沢液晶、OSWindows 8.1 64bit。なお、「3Dプリンターでマイミニ四駆をつくろう! 親子工作体験教室」は事前申し込みの段階で定員に達しており、すでに募集を締め切っている。
2015年05月13日7月11日(土)より全国にて公開となる、撮影期間430日を要した驚異と神秘の3D昆虫ドキュメンタリー映画『アリのままでいたい』の主題歌に、福山雅治の「蜜柑色の夏休み 2015」が決定した。私たちの最も身近にいながら、未だに多くの謎に包まれている昆虫。世界唯一の特殊カメラ“アリの目カメラ”を使用し、従来の技術では不可能であった昆虫たちの超クローズアップ映像の撮影を世界で初めて実現させ、まるで昆虫になったかのようなその未知なる世界を撮影した。今回、本作の主題歌として決定した福山雅治の楽曲は、もともと2001年に発売されたアルバム「f」に収録されている「蜜柑色の夏休み」を、福山が本映画のために改めてスタジオに入り、「蜜柑色の夏休み 2015」として完成させたもの。“カブトムシ”や“クワガタ”などが歌詞に登場し、福山自身が故郷・長崎で過ごした子供の頃の夏休みの思い出が綴られた、ファンの間で根強い人気がある楽曲だ。本作の監督である世界的昆虫写真家・栗林慧が、昆虫や動物のみならず自然に造詣が深い福山さんと同郷であり、「蜜柑色の夏休み」の楽曲の世界観が本映画にぴったりだということから、ぜひ主題歌に使用したいとの熱いオファーを送り、福山さんが快諾。今回の主題歌決定が実現した。福山さんからは、「歌の舞台は、僕が小学生だった頃の長崎。ある夏休みの1日、電車に乗って祖母の家に遊びにいく風景を歌った楽曲で、まさに『夏休みの日記』といった感じです。15年近く前の楽曲でもあったので、今回歌は新たにレコーディングしました。楽器もダビングして、MIXも新たに行いました。基本のアレンジは変えていないので、建築で言えば“リノベーション”という感じでしょうか」「この映画は、僕自身も子供の頃、地元長崎で蝉やクワガタやカブトムシなどをつかまえて遊んでいたことを思い出します。自然の厳しさと美しさを、この映画で感じていただけたら」とのコメントが届いている。『アリのままでいたい』は、7月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月12日新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は5月7日、NEDOプロジェクトにおいて3Dプリンタで成形するカスタムメイド人工骨「CTボーン」を開発した医療技術ベンチャー企業のネクスト21が蘭XillocとEU諸国における製造・販売に関するライセンス契約を締結したと発表した。この「CTボーン」は、患部のCTスキャン画像から作成した3次元CADデータをもとに、カルシウム粉体で患部にぴったりな人工骨を3Dプリンタを用いて造形するというもの。3Dプリンタを利用することで、0.1mmの形状再現が可能となる。従来の人工骨と異なり熱処理を必要としないため、患者自身の骨と癒合が速く、優れた治療効果を得られるという。今回の契約では、ネクスト21が欧州での製造販売登録に必要なテクニカルドキュメンテーションを含む製造適合性資料をXillocに提供し、登録完了後、XillocがEU諸国での製造・販売を開始する。
2015年05月07日ボンサイラボは28日、3Dプリンタの普及に伴い多様な材料へのニーズが高まってきたことから、米・Polymaker社製高機能フィラメントの新製品で、フィギュア造形に適した「Poly Support」、「Poly Wood」などを発売。これに伴い、ボンサイラボの3Dプリンタ「BS01+」を擬人化したキャラクター「びーえすいち子たん」を認定した。「Poly Support」(500g/6,580円)は、フィギュアや繊細な造形をプリントする際、材料が垂れるのを防ぐため使用するサポートに特化した製品。造形後に手で簡単に取り外すことができるのが最大の特徴で、デュアルノズルの場合はサポート専用として使用するほか、従来のシングルノズルでも造形後の処理が格段に改善するという。一方、「Poly Wood」(300g/4,980円、600g/7,980円)は、PLAベースでありながら、本物の木材を使用したような質感の再現性が特徴のフィラメント。木の風合いを楽しむことができ、試作や玩具、インテリア小物など幅広い用途で使用することができるとのことだ。そして、同社ではかねてからの懸案だったサポート除去の問題を軽減できる製品を発売したことで、これまでは出力専門サービスを利用していたフィギュア愛好家が3Dプリンタを使って自分自身でフィギュアを作るきっかけになればということで、公式キャラクター「びーえすいち子たん」を認定した。同キャラクターは同社の3Dプリンタ「BS01+」を「萌え擬人化」したもので、同機種のユーザーであるフィギュア原型師・R66氏が作成した。ユーザーコミュニティに公開したところ、3Dプリンタの特徴と「BS01+」の個性がマッチしていると人気を集めたことから、公認キャラクターとして活動することになったという。同キャラクターは、外見が似ているもののサイズの異なる3人のキャラクターを展開。それぞれ見た目の幼い方から、「びーえすいち子たん」、「びーえすいち子ちゃん」、「びーえすいち子」となっている。今後は、それぞれのキャラクターをステッカーにして広く認知されるキャラクターに育てていく方針。すでにTwitterアカウントも開設しており、「BS01」の進化に合わせてキャラクターも楽しんでもらえる存在を目指していく。ちなみに、同社は5月17・18日(現地時間)に米・サンフランシスコで開催される「Maker Faire」にPolymaker社と共同出展を予定しており、その場でもこの擬人化キャラクターを用いて「メイドインジャパン」の存在を強くアピールする予定ということだ。
2015年04月28日オークロンマーケティングは、自社ブランド「ショップジャパン」から、人気SF映画「スター・ウォーズ」のキャラクターが壁から浮き出る「3Dデコライト」3種を発売した。価格は税別4,900円。3Dデコライトは、スター・ウォーズの人気キャラクター「ダース・ベイダー」「ヨーダ」「ボバ・フェット」の形をしたライト。付属のひび割れシールと合わせてディスプレイすると、キャラクターが壁から飛び出ているように見える。ライトはオン/オフできるので、補助ライトや寝室の常夜灯としても使える。本体サイズと重さは、ダース・ベイダーが約H305×W250×D115mm / 約460g、ヨーダが約H215×W315×D115mm / 約270g、ボバ・フェットが約H320×W225×D135mm / 約395g。
2015年04月24日スヌーピー初のCG・3D映画『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』の日本公開日が12月4日に決定し、最新予告編が23日、公開された。ビジュアルのかわいさだけでなく、予想外の言動や破天荒ぶりが話題を呼び、今では子供から大人まで幅広い世代に愛されるキャラクター、スヌーピー。CG・3D映画化された本作では、毛の一本一本までリアルにキャラクター表現されながらも、ポップな色使いと違和感のない立体表現を実現した。そして、空想好きのスヌーピーが織りなす壮大な空想物語と親友チャーリー・ブラウンの大冒険、さらに、今まであまり知られていなかったスヌーピーや親友チャーリー・ブラウンをはじめとする「ピーナッツ」の仲間たちの性格や感動的なストーリーが描かれる。公開された最新予告編では、空想の世界でパイロットになり、空の冒険を繰り広げるスヌーピーがコミカルに描かれており、"もふもふ"スヌーピーのやんちゃぶりが伺える内容となっている。(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved. Peanuts (C)Peanuts Worldwide LLC.
2015年04月23日アテックスは、中高年層に向けた新ブランド「TOR(トール)」の第一弾として、たたき機能を搭載した「マッサージクッション タタキもみ(AX-HCT208)」と「トール マッサージシート たたきもみ(AX-HXT)」を4月20日より発売する。両者ともカラーバリエーションはグレー、ブラウン、レッドの3色。店頭予想価格はマッサージクッションが19,800円、マッサージシートが29,800円(いずれも税別)。マッサージクッション タタキもみは、腰や背中などの凝った部分に当てて使うマッサージクッション。一方、トール マッサージシート たたきもみは、肩から腰にかけてを刺激する座椅子タイプのマッサージグッズ。いずれも、3種類の刺激でコリをほぐす。「リズムたたき」は、4つのもみ玉がビートを刻みながら、コリをリズミカルに刺激。たたくスピードに緩急を付け、より人の動きに近づけた。「ひねりもみ」は、立体的なもみ玉の動きで、ひねりをともなった、人の手の動きを再現している。「タタキもみ」は、上下に動きながら、リズムたたきとひねりもみを同時に行う動き。もみ玉にはヒーターが付いており、温めながらコリをほぐしてくれる。医療機器認証を取得しており、「あんま、マッサージの代用、疲労回復、血行を良くする、筋肉の疲れをとる、筋肉のこりをほぐす、神経痛・筋肉痛の痛みの緩和」に効果があるという。本体サイズと重さは、マッサージクッション タタキもみが約W370×H200×D550mm / 約5kg、トール マッサージシート たたきもみがW440×H750×D500mm(座面サイズは約W420×H40×D375mm) / 約5.9kg。
2015年04月17日●急速な普及が期待される3DプリンタXYZプリンティングジャパンは16日、パーソナル/ファミリー向けの3Dプリンタ「ダヴィンチ Jr. 1.0」を発表した。価格は税込49,800円。4月17日に予約販売を開始し、4月27日に発売する。発表に合わせて、都内で記者発表会が開催された。発表会場では新製品の実機も用意され、実際に3Dプリントされているところや、出力物のサンプルなどを確かめることができるようになっていた。本稿では、その発表会の様子をお伝えする。XYZプリンティング、税込49,800円の個人向け3Dプリンタ「ダヴィンチ Jr.」○急速な普及が期待される3DプリンタXYZプリンティングは、台湾に拠点を置くプリンタ専業メーカー。低価格なパーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ」やプロシューマー向け「ノーベル」シリーズなどで知られており、3Dプリンタメーカーとして国際的に知られている。発表会では、まず新金宝グループCEO兼XYZプリンティングジャパン代表取締役のサイモン・シェン氏が登壇して挨拶を行った。シェン氏は、「これまで『ダヴィンチ』シリーズや『ノーベル』などの機種を発表してきましたが、今回は家庭や学校向けの熱溶解樹脂積層方式の3Dプリンタを紹介します」と発表会の趣旨を説明。また、「今後はフードプリンタや3Dスキャナ、よりハイエンド向けの3Dプリンタの開発にも取り組んでいきたい」と今後の抱負も語った。シェン氏によると、先月開催された「ボアム・アジアフォーラム2015年」で、中国の習近平主席が今後の産業革命に3Dプリンタが果たす役割の重要性について言及したとのこと。フォーラムには中国の工業情報化部部長も出席し、「中国政府が金属プリンタの開発をサポートしていく。またクリエイティブな若い世代を生み出すためにも、3Dプリンタを活用してもらう。そのためには、すべての学校に3Dプリンタを導入できる体制にしていきたい」と語ったそうだ。シェン氏はこうした中国政府の動きもあり、「今後3Dプリンタが急速に一般に浸透していく」と期待感を見せた。●誰もが3Dプリントを楽しめる時代に○誰もが3Dプリントを楽しめる時代に続いてXYZプリンティングジャパンのゼネラルマネージャーを務める吉井宏之氏が登壇し、新製品「ダヴィンチ Jr. 1.0」の特長を紹介した。吉井氏によれば、同製品は既発売の「ダヴィンチ」の性能を引き継ぎながら、「3Dプリンタを誰もが簡単に楽しめる」をコンセプトに、より小型軽量・低価格を実現したとのこと。また、製品の位置づけとしては「ダヴィンチ」シリーズよりも下の入門機となるが、積層ピッチが「ダヴィンチ」と同等の0.1~0.4mmで、出力サイズも各辺15cmという比較的大きな出力が可能になっている特徴などを説明した。なお「ダヴィンチ Jr. 1.0」には、新しいオープンリールタイプの専用フィラメントが用意されるが、NFCを利用して本体側でフィラメントの種類や残量を管理することが可能。さらに、このフィラメントを使うことで、各積層間のずれが小さくなめらかな表面を持った造形物の作成ができるという。ちなみに、専用フィラメントはトウモロコシがベースの地球に優しいPLA(ポリ乳酸)樹脂でできており、地中で二酸化炭素と水に分解される。しかも融点が低くヒーターが不要なため、これまでの「ダヴィンチ」シリーズと比較して最大70%の消費電力をセーブできるそうで、吉井氏は"地球に優しい"製品であることをアピールした。●安全面にも配慮した設計○安全面にも配慮した設計吉井氏はさらに、「ダヴィンチ Jr. 1.0」がSDカードからの印刷に対応していることや、樹脂の射出部のパーツであるエクストルーダがワンプッシュで取り外せてメンテナンスが容易であると説明。また、駆動部がカバーされた安全設計のため、家庭で気軽に使用できることも特長のひとつとしてあげた。吉井氏の言葉通り、会場に設置された実機を見ると駆動部分がカバーで覆われており、子どもが近くにいても安心して使用できそうだった。またプリントプラットフォームが熱くならないのも好印象。出力サンプルを確認すると、「ダヴィンチ」シリーズと同等の精度が確保されており、5万円を切る価格を考えるとコストパフォーマンスはかなりよいと言えそうだ。なお、製品は全国の家電量販店や同社直販サイト、アマゾンや楽天などのECサイト、販売代理店などを通じて4月27日より正式販売される予定。製品には、ガイドチューブや各種メンテナンスツール、SDカード、USBケーブル、電源アダプタ・ケーブル、製品フィラメント(300g)などが同梱され、購入してすぐ使い始めることが可能だ。
2015年04月17日XYZプリンティングジャパンは16日、パーソナル向け3Dプリンタの新製品「ダヴィンチ Jr. 1.0」を発表した。直販サイトの販売価格は税込49,800円。同シリーズを取り扱う家電量販店やネットショップなどで4月下旬より発売する。同社が展開している3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズから大幅な小型化・低価格化を果たした新製品で、CES 2015でも展示されていた。2015年2月に発表した「ノーベル 1.0」はプロシューマー向け、2014年3月に発表した「ダヴィンチ 1.0」はエントリーユーザー向けの製品となるが、今回の「ダヴィンチ Jr. 1.0」は個人およびファミリーユーザー向けに位置付けられる。本体サイズはW420×D430×H380mmと、「ダヴィンチ」シリーズと比べ、きょう体サイズが約半分、体積比が約50%に縮小。重量は12kgで、重さも約半分に軽量化した。一方、最大出力サイズはW150×D150×H150mmで、「ダヴィンチ」シリーズから奥行きと高さが約5cmほど狭まっている。対応素材は、他シリーズと互換性のないPLAの専用フィラメント。カートリッジ内部にNFCタグを格納し、残量管理が行える。このほか、操作インタフェース上部にSDカードスロットを搭載。最大16GBまでのSDHCカードが使用でき、ファイルデータの格納に加え、PCからプリントする際のキャッシュとしても利用する。このため、SDカード単体によるPCレスのプリントは可能だが、PCと接続した場合でも本体にSDカードを挿入している必要がある。操作インタフェースはプッシュボタンを採用。中央にQRコードを備え、現時点で具体的なコンテンツは未定だが、スマートフォンやタブレットなどで読み取ると専用アプリケーションなど、関連情報が表示されるという。主な仕様は、印刷方式が熱溶解樹脂積層(FFF:Fused Filament Fabrication)、ヘッドがシングル、積層ピッチが0.1/0.2/0.3/0.4mm、対応データがSTL、XYZフォーマット(独自)。インタフェースはUSB 2.0、SDカード(最大16GBまで、市販品対応)。対応OSはWindows 7以降、OS X 10.8以降。販路は、家電量販店、ECサイト、販売代理店。家電量販店では、ビックカメラ、ソフマップ(ビックカメラグループ)、ヤマダ電機、ノジマ、コジマ、ベスト電器、ケーズデンキ、ジョーシン、アプライド。ECサイトでは、amazon.co.jp、楽天市場、Yahoo! JAPAN。代理店はソフトバンク コマース&サービス、加賀ハイテックで取り扱う。
2015年04月16日ゼンリンは13日、実際の都市を基にしたゲーム開発用3D都市モデルデータ「ZENRIN シティアセットシリーズ」に、大阪市の一部エリアのデータを追加し、「Unity アセットストア」で無料提供を開始した。ゼンリンは、以前よりカーナビケーションシステム向けに整備してきた東京23区や大阪市全域、その他政令指定都市の中心部などの地図データを、3DCG関連ソフトウェアで利用可能なフォーマットである「FBX形式」に変換した3D都市モデルデータを保有している。「ZENRIN シティアセットシリーズ」は、ゼンリンが持つ3D都市モデルデータの一部を、ゲーム開発者向けダウンロードサイト「Unity アセットストア」にて無償で提供する。これにより、現実に存在する街のデータをゲームやシミュレーションの開発などに活用できる。2014年8月に東京・秋葉原のモデルデータを公開し、今回新たに大阪市・なんば付近のデータを追加した。ゼンリンでは、3D都市モデルデータを多くの開発者に使ってもらうことで、今後同社が提供するデータやサービスの向上につなげたいとしている。また、2015年5月には札幌市・時計台付近と福岡市・天神付近のデータを提供するという。
2015年04月14日ニコンは4月10日、ニコン D4SおよびD810、D750において、HDMIで接続した映像制作・編集用外部レコーダーと録画開始・停止の同期を可能とする新ファームウェアを開発中であることを発表した。新ファームウェアは今夏公開予定。今回、開発を表明した新ファームウェアは、映像制作に関わるプロフェッショナルの現場でデジタル一眼レフカメラによる撮影が広がってきたことに対応するためのもの。ニコンは4月11日~16日の期間、米・ラスベガスで開催中の放送機器展覧会「2015 NAB Show」において、新ファームウェアのデモンストレーション展示を行う。
2015年04月14日オリックス・レンテックは4月14日、NTTデータエンジニアリングシステムズと連携して日本で5台目となるEOS製の金属3Dプリンタ「M290」を導入し、2015年5月より造形受託サービスを開始すると発表した。同サービス「M290」を活用し、試作品などを造形する。鋳造などの工法よりも工程が少なく短時間で造形できるため、同サービスを利用することで製品開発の効率化につなげることができる。また、オリックス・レンテックは東京都町田市に「Tokyo 3D Lab.」を開設し、「M290」の見学スペースや打ち合わせコーナーを設置する。「M290」の造形サイズは250×250×325mmで、同サービスではマルエージング鋼、ステンレス合金、ニッケル基超合金(インコネル)の計3種類の材料を扱う予定。
2015年04月14日山陽トランスポートは13日、手描きで立体物を作れるペン型3Dプリンタ「EEX-3DPEN01」を発売した。同社の通販サイト「イーサプライ」での価格は税込9,980円から。ペンのように持って手描きで立体物を作れるペン型3Dプリンタ。ノズル先端から柔らかい樹脂が出て数秒で硬化する。フィラメントは3色が付属し、何色が封入されているかはランダム。付属のフィラメント以外にも、ABS / PLAフィラメント(直径1.75mm)が使用可能。フィラメントを出すスピードは8段階で調節でき、温度を調整できるボタンとモノクロ液晶モニタを備える。本体サイズはW31.64×D38.94×H178.77mm、重量は約63.7g。電源はACアダプタ。
2015年04月13日XYZプリンティングジャパンは10日、パーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズ専用のABSフィラメントに、新色「スノーホワイト」を発表した。同日より発売し、価格は税込3,280円。パーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズ専用のABSフィラメント。今回発売されるスノーホワイトは、従来のホワイトよりも品質が向上しており、より滑らかできめの細かい造形が可能となっている。重量は600g。なおスノーホワイトの発売によりホワイトの生産は終了される。
2015年04月10日キヤノンITソリューションズは、3D PDFドキュメント制作サービスを4月7日より開始すると発表した。3D PDFは、CADなどで作成した3Dデータを、Adobe Reader上でインタラクティブに操作・再生できるように埋め込んだPDFドキュメント。ユーザーが見たい角度で3Dデータを表示したり、3Dデータにアニメーションを加えて再現するなど、3Dデータを活用したコンテンツを、Adobe Readerだけで閲覧することができる。また、データ容量も非常に小さいため、さまざまなシーンで3Dデータの活用が可能だ。同サービスを利用することで、設計・製造部門で作成された3Dデータをサポート部門や商品企画部門などで活用することができるため、サービスマニュアルや商品カタログの制作など、従来は他のグラフィックソフトで作り直すなどしていた非効率的な業務を改善することができる。同社は3D PDFの制作および関連サービスで3年後に3億円の売上を目指すとしている。
2015年04月07日凸版印刷は4月6日、車載ディスプレイ向けに静電容量方式の3D銅タッチパネルモジュールを開発したと発表した。同製品は微細な銅メッシュ配線技術により、車載ディスプレイの樹脂カバー越しでも高感度マルチタッチに対応し、スワイプや拡大縮小などのディスプレイ操作を実現したもの。また、ワンダーフューチャーコーポレーションの技術協力のもと、銅タッチセンサーフィルムを3次元曲面に成型しモジュール化したことで、センターコンソールへの対応が可能となった。さらに、ディスプレイとコントロールパネルの回路の一体成型が実現したことで、センターコンソールのデザイン性向上にも貢献する。同社は今後、2015年7月にサンプル出荷を行い2017年度に約30億円の売上を目指すとしているほか、同技術を活用した3D曲面タッチパッドの開発も進め、ゲームコントローラーなどアミューズメント市場向けへ展開するとしている。
2015年04月07日