日本HPは1月8日、1月1日付けで日本HPの新社長に就任した吉田仁志氏の就任会見を都内のホテルで開催した。この中で、米HP シニアバイスプレジデント エンタープライズグループ&マネージングディレクター アジアパシフック&ジャパン担当 ジム・メリット(Jim Merritt)氏は、米HPと同様、日本HPも分社化すると明言した。米HPは昨年の10月、会社をエンタープライズ向け事業の「Hewlett-Packard Enterprise」と、パーソナルシステムおよびプリンタ事業の「HP Inc.」に分割する計画を発表している。同氏は分社化の背景を、「今年は分社化を予定しており、日本HPにとって、非常に重要な年になる。日本においても分社化を行う。そして、今後も組織に対して投資し、増員していく。業界ではビッグ、データ、クラウド、モビリティ、セキュリティというメガトレンドが起こっており、これらは企業に対してスピード、ROIの面でプレッシャーをかけるようになっている。分社化は加速化のために実施する。分社化によりITの変革のスピードについていけ、よりお客様にフォーカスしていける。そして、さらなるバリューを提供できる」と述べた。「Hewlett-Packard Enterprise」には、インフラストラクチャ、サービス、ソフトウェア、クラウドが、「HP Inc.」にはパーソナルシステムズとプリンティングが事業領域として含まれる。
2015年01月08日米HPは5日(現地時間)、ボックス型の小型デスクトップPC「HP Pavilion Mini Desktop」および「HP Stream Mini Desktop」を発表した。米直販サイトでは2015年1月14日に、米国小売店では2015年2月8日に発売予定。価格は179.99ドルから。○HP Pavilion Mini Desktop2.06インチ四方(約52mm)、約1.6ポンド(約725g)の重量となる手のひらサイズの小型デスクトップPC。OSはWindows 8.1を採用し、500GB HDDのIntel Core i3-4025U搭載モデルと、1TB HDDのIntel Pentium 3558U搭載モデルの2モデルをラインナップする。端子類はDisplay Port、USB、HDMI、LANなど。カラーはスノーホワイトのみ。価格はPentiumモデルが319.99ドル(約38,000円)から、 Core i3モデルが449.99ドル(約53,600円)から。○HP Stream Mini DesktopHP Pavilion Mini Desktopとほぼ同サイズながら、より廉価な小型デスクトップPC。スペック詳細は未公表だが、ストレージは32GB SSDに加え、Microsoftのクラウドサービス「OneDrive」200GBが2年利用できる。端子類はHP Pavilion Mini Desktopと同じく、Display Port、USB、HDMI、LANなどを搭載。カラーは鮮やかなコバルトブルーを用意する。価格は179ドル(約21,300円)から。
2015年01月06日日本HPは12月25日、x86サーバ「HP ProLiant サーバー Generation 9(以下、HP ProLiant サーバー Gen9)」において、コスト重視のワークロード向けエントリーシリーズとして「HP ProLiant 10シリーズ」のラックマウント型製品2機種を含む計6機種を発表した。同日より出荷が開始される。新たに発表されたのは、HP ProLiant DL60 Gen9、HP ProLiant DL80 Gen9、HP ProLiant DL120 Gen9、HP ProLiant ML150 Gen9、HP ProLiant XL740f Gen9、HP ProLiant XL750f Gen9の6機種。今回、新たに発表された「HP ProLiant DL60 Gen9」と「HP ProLiant DL80 Gen9」の「10シリーズ」は、クラウド、ソーシャルサービスのITインフラストラクチャのワークロード分野に対するエントリー製品。HP ProLiant DL60 Gen9は、仮想化・クラウド環境ワークロード向けに最適化された1Uラックマウントサーバ。HP ProLiant DL80 Gen9は、ファイルサーバーやHadoopなどの大規模データを扱うワークロード向けに最適化されたコストパフォーマンスに優れた2Uラックマウントサーバ。いずれも最大12コアのIntel Xeon E5-2600 v3プロセッサーを2基搭載、メモリは8個のDIMM スロットに最大256GBのDDR4メモリを搭載できる。ストレージは12Gb/s SAS に対応し、処理性能の向上を実現している。また、ASHRAE環境基準A3に適用、最大40度の環境を保証する。HP ProLiant DL60 Gen9の価格は21万7,000円(税別)~。HP ProLiant DL80 Gen9の価格は28万2,000円(税別)~。HP ProLiant DL120 Gen9は、1Uラックマウント型の1ソケットサーバで、NonSQLのデータベースサーバや中位の仮想化環境ワークロード向けに最適化された製品。最大12コアのIntel Xeon E5-2600 v3プロセッサーを1基搭載でき、メモリは8個のDIMM スロットに最大256GBのDDR4メモリを搭載できる。ストレージは12Gb/s SAS に対応し、処理性能の向上を実現している。また、ASHRAE環境基準A3に適用、最大40度の環境を保証する。価格は25万7,000円(税別)~。HP ProLiant ML150 Gen9は、コストパフォーマンスに優れた2ソケットタワー型サーバで、高負荷ワークロードに最適化。25dBAでオフィス環境に適した静音設計を実現した。最大12コアのIntel Xeon E5-2600 v3プロセッサーを2基搭載、メモリは16個のDIMM スロットに最大256GBのDDR4メモリを搭載できる。16台の2.5型ドライブおよび8台の3.5型ドライブの搭載可能で、1Gb2ポートのネットワークアダプターを標準搭載、6PCIe拡張スロットを装備する。ストレージは12Gb/s SAS に対応し、価格は26万円(税別)~。HP ProLiant XL740f Gen9とHP ProLiant XL750f Gen9は、高度な演算処理能力と画期的な水冷設計を組み合わせた超低消費電力のスーパーコンピュータである「HP Apollo 8000 System」用のモジュラー型サーバトレイ。HP ProLiant XL740f Gen9は、HPCやサービスプロバイダーなど高密度実装を求めるワークロードに、HP ProLiant XL750f Gen9はHPCにおけるさらに高度な科学技術計算のワークロードに最適な製品。また同社は、HPサーバ、HP StoreServe 3PARを含むプラットフォームを単一のコンソールから管理できる統合管理ソフトウェア「HP OneView 」の最新バージョン「HP OneView1.20」をリリースした。HP OneView1.20は、サポート対象機種の拡大や、Virtual Connectマイグレーションツールの提供、レポーティング機能、ダッシュボードカスタマイズ機能、アラートの自動転送機能などの拡張を行っている。
2014年12月25日ヒューレット・パッカード カンパニー(HP)は12月22日、企業のセキュリティ対策計画における経営幹部の関与の重要性を説く調査の結果と、経営幹部が現在の社内セキュリティ対策レベルを把握するための無料のオンラインツールの提供を発表した。HPがスポンサーの「2014 Executive Breach Preparedness Research Report」によると、70%以上の経営幹部が自社でセキュリティが侵害された場合の情報漏えいリスクについて十分に理解していないことがわかった。さらに、半数以上の経営幹部レベルや取締役会レベルの役員層が、セキュリティ侵害があった場合の対応プロセスについて知らされておらず、自分たちがインシデント対応プロセスの責任を負っていると感じている人は45%に留まった。また、回答者の57%が、機密情報や極秘情報を含む記録の紛失や盗難が1万件を超えた場合、コスト面ではデータ漏えいの金額換算値が平均して200万ドルに及ぶと深刻な問題と考えることがわかった。HPエンタープライズセキュリティサービス担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャのアーサー・ウォン(Arthur Wong)氏は、「綿密な計画の策定や、組織全体に向けた適切なガイダンス、トレーニング、プロセスの導入を怠ると、万が一機密データが漏えいし、世間からの厳しい批判にさらされた場合に、経営幹部は足元をすくわれることがある。どんなに労力を注いでも極めて高度なサイバー攻撃から完全に組織を守ることは不可能。しかし、セキュリティ侵害が起こった場合、少しブレーキをかけるだけで済むのか、それとも企業の大惨事につながってしまうのか、その境界を分けるのは、組織による事前の対策にかかっている」と述べている。こうした結果から、セキュリティ対策において経営幹部を支援するために、組織が抱えるリスクの程度や、セキュリティ対策に向けた準備について判断できる無償のオンラインツールをHPが開発した。このオンラインツールでは、サイバーセキュリティ攻撃に備えて300社のグローバル企業・団体がどのような計画を立てて、ベストプラクティスを採用しているかの調査結果と「HP breach response assessment(HPセキュリティ侵害対応評価)」「HP executive breach response playbook(HPエグゼクティブセキュリティ侵害対応向けプレイブック)」などが提供されている。また、経営幹部がセキュリティ対策計画を作成、導入する際に役立つオンラインセミナーも実施するという。
2014年12月24日日本HPは12月18日、「HP IceWall SSO」と「HP Vertica Analysis Platform(以下、HP Vertica)」を組み合わせたWeb利用分析ソリューションを積極的に販売していくと発表した。「HP IceWall SSO」はシングルサイオンとアクセスコントロールを実現するソリューションで、企業での利用が多い。国内では40%シェアがあり、業界No.1だという。 「HP IceWall SSO」は、リバースプロキシ型で、通過するアプリやサービスのログを採取できるのが特徴だ。従来はイントラでの利用が多かったが、最近はSaaSや外出先からのモバイルユーザーにも利用が広がっているという。ただ、ログの量が膨大であり、多いユーザーではその量は数百億行に上るという。また、朝の始業時などピークがあり、多い場合は毎秒1万行のデータが発生していたという。今回Web利用分析ソリューションは、このログデータをリアルタイム分析DBソフト「HP Vertica」に格納し、Tableauなどのツールを利用して分析しようというもの。そのため今回同社は、「HP IceWall SSO」のログを定期的に「HP Vertica」にロードするETLツールを新たに開発した。「HP IceWall SSO」ログの特徴は、ユーザーIDを出力できる点で、これによりグループやユーザーの特定ができ、ユーザーIDをキーとして、他のデータとの連携も可能となる。また、レスポンス時間やコンテンツサイズなど、従来のアクセスログに含まれない情報を出力できるほか、顧客固有の情報も追加可能だ。これにより、従来は不可能であった詳細で高度な分析が可能となる。たとえば、ユーザーのプロファイルや購買履歴などと連携させた分析も可能だという。「HP Vertica」は、構造化データを分析するためのカラム指向型データベースソフトウェア で、必要な列だけをメモリを格納することや超並立処理(MPP)で高速化を実現。また、自動チューニングも可能だ。これにより、大量のログデータの分析もリアルタイムで分析が可能だという。同社では、まずは、すでに「HP IceWall SSO」を導入している企業に働きかける予定だ。日本HP エンタープライズグループ事業統括 テクノロジーコンサルティング事業統括 IceWallソフトウェア本部 本部長 小早川直樹氏は、「企業内情報のメールとWebを分析すると社内の情報はほとんどわかる。従業員の動きがわるので、生産性や問題点をあらい出せる」と、導入のメリットを説明する。日本HP HPソフトウェア事業統括 ビッグデータプラットフォーム部 プリセールス部 部長 相澤恵奏氏は他社に対する優位性については、TableauもHPが販売しており、「HP Vertica」と「HP IceWall SSO」にHPのSIを付けて、オールインワンで提供できる点や、200万円からと安価にスタートできる点を挙げた。
2014年12月19日日本ヒューレット・パッカード(HP)は12月9日、ミッションクリティカル環境のワークロードに最適化したサーバ新製品「HP Integrity Superdome X」の提供を開始した。インテルXeonプロセッサE7 v2ファミリーを最大16CPU/240コア搭載可能で、メモリは最大16ソケット12TBまでサポートする。さまざまなRAS機能により、信頼性を一般的なx86サーバの20倍にまで高めた。最小構成価格(税別)は2,397万1000円から。HP Integrity Superdome Xは、"ワークロード特化型"を掲げるHPサーバ製品のなかでも、汎用Linuxが稼働するミッションクリティカル環境向けに提供するサーバプラットフォーム製品。同社ではミッションクリティカル環境を持続的成長が求められる既存のミッションクリティカル環境と、企業の成長のための原動力となる新しいミッションクリティカル環境の2つに分けて製品を展開する。前者の領域で展開するのがHP UX、HP NonStop、OpenVMSといった製品で、後者で展開するのが、今回のIntegrity Superdome Xとなる。HPサーバー事業統括本部 事業統括本部長の手島主税氏は、新しいミッションクリティカル環境について「ビッグデータ/HPC、公共/社会インフラ、異業種間融合/連携、メールやコラボレーションなど、企業の新たな成長のエンジンとなる世界であり、今後、ミッションクリティカル性が高まっていくと考えている。こうした環境を支えるプラットフォームには3つの要素が必要だ。それは、大量のデータ処理、解析を行うための『異次元の性能』、可用性を追求するための『圧倒的な信頼性』、さまざまなワークロードとアプリケーションを稼働させるための『オープン性』だ」とし、新製品がこれら特徴を備えた新しいプラットフォームであることを強調した。続いて、米HPでミッションクリティカルサーバ事業の責任者である、エンタープライズサーバービジネス バイスプレジデント 兼 ゼネラルマネージャ リック・ルイス(Ric Lewis)氏が登壇。HP Integrity Superdome Xの狙いと特徴を解説した。ルイス氏は、新製品の特徴のうちパフォーマンスについて、「ビジネストランザクションに耐える画期的なパフォーマンスを実現した。eコマース処理でのJavaのベンチマーク(SPECjbb 2013)ではProLiant DL580 Gen8と比較して4倍の性能差があった」と説明。また、信頼性については「エラー予測やフォールトトレラントなどの新しい機能により、一般的なx86サーバと比較して20倍の信頼性を実現した。ダウンタイムは60%削減できる」とした。さらに、汎用LinuxとOSSを稼働できるオープン性を持ちながら、競合のUNIX環境と比較して32%のTCO削減ができるなど、投資の保護と経済性を高める製品に仕上げたと強調した。発表会には、ハードウェアを共同開発したNECのITプラットフォーム事業部長、西村知泰氏が参加し、NEC/HP開発協業の取り組みを説明した。NECでは、1995年にHP UX領域で協業を開始し、以降、HP社製サーバのOEM、ハードウェア/OSの共同開発、NEC社製サーバの開発など、広範囲な協業関係を構築してきた。2013年7月には、HP-UXサーバだけでなく、Linuxサーバを対象としたエンタープライズサーバの製品技術、製品開発に関する包括的な協業関係に拡大。今回の製品発表は、その協業の成果だとした。「20年におよぶ両社の協業経験と実績を生かし、密なチームワークによって開発することができた。業界最高レベルの高拡張性Xeonプラットフォームとなっている。NECでは、2014年度第四半期にNEC社製品として出荷を開始する。適用分野としてはビッグデータ活用、大規模システム統合化仮想化基盤、科学技術計算を想定している」(西村氏)製品の機能詳細については、HPサーバー事業統括本部 HPサーバー製品統括本部 エンタープライズサーバー製品ビジネス開発部 部長の中井大士氏が解説した。パフォーマンスについては、4ソケットのHP ProLiant DL580 Gen8、8ソケットのHP Superdome X、16ソケットのSuperdome XをSPECjbb2013の測定したところ、ソケット数が倍になるとパフォーマンスが2.3倍、ソケット数が4倍でパフォーマンスが4.4倍と、"リニア以上"に向上するとの結果を示した。大規模データ分析でも、Superdome Xの240コアで、他社の640コアのサーバと同等の性能を実現しており、コアあたりの性能は約5倍に達すると説明した。信頼性については、障害検知から障害の封じ込め、原因自動分析、自動切り離し、自動リカバリなど、HPがミッションクリティカルな領域で蓄積してきた技術とノウハウを適用した。具体的には、HP Superdome 2 HP-UXで提供してきたような、メモリ保護機能「Double Device Data Correction」、OSと連携したメモリの障害復旧「HP Memory Quarantine」、OSと連携したコアの障害復旧「HP Advanced Error Recovery」、I/Oエラーの封じ込め「PCI Live Error Recovery」、物理パーティション「nPars」、セルフヒーリング・ファブリック、クロックの二重化(動的切り替え&ホットプラグ)、故障箇所(CPU、メモリ、ブレード)の自動切り離し、ファームウェアによる自己診断機能「Analysis Engine」などを提供する。国内展開としては、「ビッグデータ、HPC、基幹システムの3つのワークロードを中心として、新しいミッションクリティカルワークロードに向けて、パートナー、アプリケーション、ミドルウェア情報、検証情報などをWebや媒体などで紹介し、協業でのビジネスを推進する。オープンならではの柔軟性を生かし、新しいソリューション開発とパートナーエコシステムを拡大させる」とのこと。「HP プロアクティブケア アドバンスト」「HP データセンターケア」などのサポートサービスも提供する。
2014年12月10日米HPは2日(現地時間)、業界最薄・最軽量をうたうBTO対応のビジネスノートPC「HP Elitebook Folio 1020」シリーズを2モデル発表した。標準モデルは2015年2月、特別モデル(Special Edition)は2015年4月の出荷予定で、価格は未定。HP Elitebook Folio 1020シリーズは、本体サイズがW310×D210×H15.7mmの薄型ノートPCで、ファンレスの仕様。重量は標準モデルが1.2kg、Special Editionが1kgだ。Special Editionでは、マグネシウムリチウム合金と再生カーボンファイバーを採用することで、重量1kgという軽量化を実現した。主な仕様は、CPUがIntel Core M-5Y51(1.1GHz)またはCore M-5Y71(1.2GHz)、メモリがDDR3L-1600 8GB、ストレージが128GB~256GBのSSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 5300(CPU内蔵)、OSがWindows 8.1 Pro・Windows 7 Professional・Ubuntu・FreeDOSとなっている。12.5型の液晶ディスプレイは非光沢(ノングレア)タイプで、解像度は標準モデルが1,920×1,080ドット(フルHD)、Special Editionが2,560×1,440ドット。タッチには非対応だが、標準モデルのみ、2,560×1,440ドットでタッチ対応の液晶ディスプレイが選べる。インタフェース類は720p HD Webカメラ、HDMI出力、USB 3.0、microSDカードスロットなど。バッテリ駆動時間は最大で約9時間。そのほか、米国MIL-STD 810G準拠の耐久性テストをクリア、各種セキュリティ機能、ユーザーテストとフィードバックに基づく新設計のキーボード、高品質なサウンド機能といった要素を備えている。
2014年12月03日サイオステクノロジーは日本HPとの共同サイトをリニューアルしたと発表した。同サイトは、LifeKeeperの最新情報や日本HPとの各種連携ソリューションに関する最新情報を掲載している。また、同サイトからホワイトペーパーなどの各種資料閲覧、並びに問い合わせや各種相談を行うこともできる。共同サイトはこちら。
2014年11月17日日本ヒューレット・パッカードは10月30日、企業内のデータを把握・管理し、その活用を支援する「HPビジネスインテリジェンス・モダナイゼーションサービス」を発表した。同サービスは、企業がビッグデータ分析を既存の環境に統合することにより、新たな分析要求に対応できるように設計された、サービス・アーキテクチャ・テクノロジーの統合製品。同サービスには、「ディスカバリー」「アセスメント」「モダナイゼーション」「トランスフォーメーション」が含まれ、多様な展開および加工、分析オプションを通じて、新たな分析戦略や継続管理を実現する。具体的には、サービス型、プライベートクラウド、ホスト型およびオンプレミス型のデータ加工・分析モデルが提供され、同社および技術パートナーによる主要なソフトウェア(Hadoop、HP Autonomy、VerticaおよびHPエンタープライズセキュリティ製品を含むHP HAVEnビッグデータプラットフォームなど)が活用される。
2014年10月31日米HPは10月29日(現地時間)、Sproutシステムを搭載したオールインワン・デスクトップPC「Sprout by HP」を米国で発売した。Sproutは、2D/3Dオブジェクトのキャプチャ機能を備えたプロジェクタとマルチタッチに対応するタッチマットを用いて、実際のモノとデジタルの世界を結び、コンテンツに手で触れるように作業できるようにする。同社はSprout by HPをクリエイティビティ・ステーションと呼んでいる。Sprout by HPは、PC、10ポイントのマルチタッチをサポートする23"フルHDディスプレイ(1920×1080)、「HP Illuminator」というDLPプロジェクタ(1024×767)、「HP Touch Mat」という20ポイントのマルチタッチをサポートする20"タッチマットの4つで構成されている。磁石を用いたUSB接続でTouch MatをPC本体に接続。一体化したディスプレイとPC本体の上からIlluminatorが突き出ている。ディスプレイ上のIlluminatorから手元のTouch Matに画像が投影され、Sprout by HPはマルチタッチ対応デュアルスクリーンのデスクトップPCになる。デスクトップPCのディスプレイはコンテンツを閲覧しやすいが、細かいタッチ操作には適していない。Touch Mat側のスクリーンでは、机の上にコンテンツを広げて触れるように作業できる。HPはデュアルスクリーンを結ぶ「HP Workspace」というSprout用のソフトウエア・プラットフォームを用意している。デスクトップPCのディスプレイでイラストや写真などをブラウズし、そのうちの1つに触れて下に移動させるようなジェスチャーをすると、Touch Mat側のスクリーンにコンテンツが移動する。Touch Mat側のスクリーンにキャンバスを広げ、デスクトップPCのディスプレイで選んだ写真やイラストをTouch Mat上で組み合わせてコラージュを作るというような使い方が可能。HPはSprout用のソフトウエアを開発するためのSprout SDKを提供し、またユーザーがSprout向けにデザインされたソフトウエアを見つけられるようにSprout Marketplaceを用意した。Illuminatorは最大14.6メガピクセルのカメラとIntelのRealSense 3Dカメラも搭載し、Touch Matの上に置いた2D/3Dオブジェクトを簡単にキャプチャして取り込める。例えば、ディスプレイに部屋の写真を表示し、Illuminatorでキャプチャした壁紙のサンプルを壁に貼り付けて雰囲気を確認できる。タッチスクリーンは、Adonit Jot Proを使った手書きに対応。キーボードとマウスも付属しており、普通のPCのように操作することも可能だ。PC部分はプロセッサがIntel Core i7-4790S、メモリは8GB DDR3(最大16GB)。ストレージは1TBのSATA HDDと8GBのフラッシュメモリを組み合わせたハイブリッドドライブだ。10/100/1000 Base-T Ethernet、Bluetooth 4.0、Wi-Fi (802.11a/b/g/n)、USB 3.0ポート×2、USB 2.0ポート×2、3-in-1メディアカードリーダーなどを搭載する。OSはWindows 8.1。HPのオンラインショップでの価格は1899.99ドルだ。
2014年10月30日日本HPは10月24日、SAPのインメモリデータベース「SAP HANA」向けの「HP ConvergedSystem」(垂直統合システム)として、「HP ConvergedSystem 900 for SAP HANA Scale-up Configurations(以下、HP CS 900)」を発表した。同日より販売開始する。SAP HANA向けのHP ConvergedSystemとしては、同社は今年の4月に中小規模向けに「HP ConvergedSystem 500 for SAP HANA」を発表しており、今回の「HP CS 900」は、これに追加するもので、大規模ERPやビッグデータ分析用途を想定している。「HP CS 900」は、シングル・メモリ・プールで最大12TBのデータを提供できるSAP認定を取得しており、CPUも最大240コアをサポート、同社によれば業界最大のスケーラビリティだという。「SAP HANA」向けの垂直統合システムはすでに多くのベンダーから提供されているが、今回の「HP CS 900」は、HPとSAPによる共同開発プロジェクト「Project Kraken」によって生まれている。日本HP 執行役員 エンタープライズグループ事業統括 HPサーバー事業統括本部 事業統括本部長 手島主税氏は、「SAPとHPは『Project Kraken』というプロジェクトを立ち上げ、戦略的な提携があった。開発レベルで提携しシステム開発した唯一のアプライアンスだ。単純なコンバージドシステムではない。これが他社にない強みだ」と述べた。具体的には、OSやパフォーマンスチューニングなどソフトウェア面で改善されているという。「HP CS 900」には、管理サーバとして「HP ProLiant DL380p Gen8 Server」、ストレージとして、 HP 3PAR StoreServe 7400シリーズ、サーバとして、HP ProLiant and Superdomeを搭載。参考価格はメモリ6TB/CPU 8ソケットモデルが2億9,515万円~、メモリ 12TB/CPU 16ソケットモデルが5億5,913万9,000円~、メモリ2TB~96TBのスケールアウトモデルが7億7,721万円~(いずれも導入作業と3年間の保守サービスを含む、SAP HANAライセンスは含まず、税別)。「HP CS 900」は出荷前に工場内で事前構成し、最適化と検証を済ませることで、システムの注文からインストール、運用までの時間を30日に短縮する。手島氏は、「HP CS 900」のポイントとして、業界最大のスケーラビリティ、業界最速のパフォーマンス、業界最高クラスの高可用性、高信頼性を挙げた。スケーラビリティでは、メモリ最大12TB、最大CPU 16ソケット(240コア)の拡張性を確保したこと、パフォーマンスでは、「HP CS 900」がベンチマークで世界記録を更新したこと、高可用性、高信頼性では、DIMM上のDRAMが2つ故障してもメモリ上で吸収され、システムに影響しないメモリ保護機能やメモリエラー詳細ログの取得、SAP HANAに最適化されたクラスタリングソフト「HP Serviceguard for SAP HANA」を搭載している点を挙げた。発表会でゲストとして登壇したSAPジャパン バイスプレジデント ビジネスソリューション統括本部長 堀田徹哉氏は、「SAP HANAは3年前から提供し、インメモリの高速性を活かしたビッグデータアナリティクスからスタートしたが、昨年から『SAP Business Suite powered by SAP HANA』を提供し、基幹系システムも動作するように進化してきた。今後は、アナリティクス、ERP、M2MなどさまざまなミッションクリティカルシステムがHANA上に載るようになる。そのような基盤を支えるには、強力なハードウェアが必要で、HP CovergedSystem 900はまさにベストタイミングだ」と述べた。
2014年10月24日(画像はプレスリリースより)HPローション2014年8月20日、医薬品を製造販売しているノバルティスファーマはOTC医薬品の乾燥性皮ふ炎治療薬「HPクリーム」の新剤形として「HPローション」を8月25日から発売すると発表した。HPローションが配合している「ヘパリン類似物質」が優れた保湿力を保ち、繰り返す乾燥症状や乾燥からくる炎症や肌荒れを治療し、うるおいのある肌を取りもでしてくれる。ヘパリン類似物質「ヘパリン類似物質」は50年以上前から医療の現場で処方が行われていた成分。安全性も確認されているので、2011年には薬局でも販売が可能となった。最初の製品は「HPクリーム」、今回は使いやすさに考慮して「HPローション」という新剤型を発売した。このクリームはべとつかないクリアローションタイプだが、エタノールを含んでいないことから適度なとろみをもつ。夏場の仕様にも適している。乾燥性皮ふ疾患のセルフメディケーションとしてまた、うるおいを失った肌にうるおいを取り戻すために効果がしっかりと記載されている医薬品を選ぶ選択肢もある。価格は50mL1,648円。【参考】・ノバルティスファーマプレスリリース
2014年08月28日日本HPは4月24日、ミッションクリティカル向けのハイエンドストレージ「HP XPディスクアレイファミリ」の新製品として、「HP XP P9500」の後継機で、第7世代モデルとなる「HP XP7 Storage」を発表した。価格は6,899万円(税別)~。HPは、新たなビジネスに対応する「HP 3PAR StoreServ」と、従来型の進化系である「HP XP7 Storage」の2つのラインナップがあるが、「HP XP7 Storage」はミッションクリティカルな基幹業務用途を想定。高い可用性やセキュリティ、リスク軽減などを重視している。「HP XP7 Storage」の目玉の新機能としては、複数アレイの仮想化を実現する「マルチアレイバーチャリゼーション」を提供。複数の「HP XP7 Storage」間で仮想アレイ層を作成することで、1つのストレージに見せ、物理アレイ全体にわたり透過的なデータアクセスを実現する。これにより、オンラインデータマイグレーションを実現する。また、物理アレイと仮想アレイで別々に管理することも可能。なお、本機能は2014年夏以降の提供予定している。そのほか、コントローラの処理能力向上とフラッシュ最適化設計により、0.6ミリ秒以下の応答時間で300万IOPSを実現し、既存モデル「HP XP P9500」と比較してディスク搭載本数を12.5%向上させている。これにより、2モジュール構成で2.5インチHDDを最大2304台、3.5インチHDDを最大1152台、SSDを最大384台搭載できる。また、ホストポートが16Gbファイバーチャネル接続に対応し、FIPS 140-2準拠の暗号化に対応する。米HP エンタープライズグループ HPストレージ データセンター・デベロップメント・ユニット バイスプレジデントのクリス・パワーズ氏は「可用性の設計上の目標は99.9999%だが、これまでの実績を考えると十分実現できる」と自信を見せた。同社では、旧製品からの置き換えをメインのターゲットにしているという。
2014年04月24日米ヒューレット・パッカード(HP)は、Chrome OS搭載の小型PC「HP Chromebox」の紹介ページを同社Webサイト上に公開した。米国で2014年春に登場予定。メールアドレスや氏名などの情報を入力すると、販売情報を通知する専用フォームが設けられている。価格やスペックなどの詳細情報は未公開ながら、「クラウドで何でもできる、大きなパワーを持った小型のボックス」と紹介。126mmの小型PCで、DisplayPortやHDMI端子を装備。VESAマウントにも対応し、ディスプレイ裏への設置も可能だ。パーツ構成は選択できるようで、「第4世代のCore i7プロセッサ搭載モデルも用意する」とのこと。製品はビジネス用途を意識し、Webベースの管理構成ツールでソフトウェアの自動更新などが行え、多層ウイルス保護やTPMセキュリティなども組み込まれている。
2014年02月07日日本ヒューレット・パッカードは10日、液晶一体型のオールインワンPCとして、20型の「HP 20-2030jp」と18.5型の「HP 18-5040jp」を発表した。前者は量販店を通して2月上旬より発売し、店頭予想価格は70,000円前後。後者は直販モデルで価格は45,990円より。○HP 20-2030jp「HP 20-2030jp」は、本体の奥行きが13.5cmのスリムタイプオールインワンPC。解像度が1,600×900ドットの非光沢(ノングレア)20型ワイド液晶ディスプレイとの一体デザインを採用する。ただしタッチ操作には対応していない。主な仕様は、APUがAMD E1-2500(1.4GHz)、メモリがPC3-12800 4GB(4GB×1)、グラフィックスがAMD Radeon HD 8240(APU内蔵)、ストレージが1TB SATA HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、OSがWindows 8.1 64bit。主なインタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、USB 3.0×2、USB 2.0×4、HD Webカメラ、マルチカードリーダーなど。本体には2W+2Wのデュアルスピーカーを内蔵しており、USBマウスと日本語キーボードが付属する。本体サイズは約W495×D135×H335mm、重量は約5.2kg。○HP 18-5040jp「HP 18-5040jp」は、液晶ディスプレイの解像度が1,366×768ドットの非光沢(ノングレア)18.5インチワイド液晶ディスプレイとのオールインワンモデル。主な仕様は、APUがAMD E1-2500(1.4GHz)、メモリがPC3-12800 4GB(4GB×1)、グラフィックスがAMD Radeon HD 8240(APU内蔵)、ストレージが500GB SATA HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、OSがWindows 8.1 64bit。主なインタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、USB 3.0×2、USB 2.0×4、HD Webカメラ、マルチカードリーダーなど。本体にデュアルスピーカーを内蔵しており、USBマウスと日本語キーボードが付属する。本体サイズは約W470×D135×H325mm、重量は約5.1kg。
2014年01月10日クックパッドが社員食堂にメニューを提供する…しかも充実したメニューで有名、あの半沢直樹のロケ地にもなった日本ヒューレット・パッカード(以下日本HP)の社食だという。試食会が開催されるというので、わくわくしながら伺った。○クックパッド上位メニューの中から更に投票で決定特別メニューは4種類、11月5日~15日の期間に提供される。社員食堂なので、もちろん関係者以外の人間は入ることができないが、「今回はコラボレーション第1弾として、今後提供社を増やしていく予定」(クックパッド 広報)だという。気になるメニューは、「里芋と秋鮭のグラタン」「秋鮭のムニエル~タルタルレモンソース」「かぼちゃの肉味噌ゴマ風味グラタン」「唐揚げ 梨の擦りおろし漬け」の4種類。「鮭」「梨」「秋刀魚」「かぼちゃ」「いちじく」といった秋の食材をベースにしたレシピの中での人気上位各7種、合計35種を選定したものから、更に日本HPの社員にアンケートを採り、決定した。「里芋と秋鮭のグラタン」は、弾力のある里芋ソースがチーズや鮭と相まって濃厚な味わい。見た目は洋風だが、口に入れるとどこか和を感じるメニューだ。「秋鮭のムニエル~タルタルレモンソース」は、ボリュームあるタルタルソースが支持を受けたのか、男性票が多かったそう。一見重たそうなタルタルも、レモンソース仕立てになっているためさっぱりしつつも満足のいく食べごたえ。ほぼ女性からの支持だったという「かぼちゃの肉味噌ゴマ風味グラタン」は、ほくほく甘めのかぼちゃと甘辛の肉味噌が絶妙に絡み合い、ゴマの香ばしさがきいた一品だ。「唐揚げ 梨の擦りおろし漬け」は、下処理時に梨に漬け込むことでやわらかくジューシーに仕上がり、かすかな梨の酸味が爽やかな後味となっていた。○おいしい家庭料理をオフィスにも届けよう!料理レシピサイト「クックパッド」は20代~40代の女性が中心ユーザーで、ITソリューションを手掛ける日本HPとは、あまり関わりがなさそうに見えるが…。「日々家族のためを考えて作られているおいしいレシピを、オフィスにも届けたいんです」そう語るのは同社広報。社員食堂への提供を企画、オフィス・学校・病院などの給食事業大手のエームサービスに相談したところ、取り引きのある日本HPとのコラボレーションが決定したそうだ。日本HP広報の方も「最近は"社食がすごい会社"として有名になってきましたが、社食からでも弊社のことを知ってもらえたらうれしいです」と笑顔で語り、良い雰囲気で企画されていることが伝わってくる。○「社食がすごい会社」は本当にすごかった。実際にその「すごい社食」を拝見させてもらった。本社8Fをまるまる使った食堂は11カ所の提供口を設け、内部席とテラス席を合わせて1,100席にも及ぶ広さ。入り口にあるデジタルサイネージでその日のメニューを確認、各々好きなものを取り、席に集まることが多いという。「丼」「パスタ」「和食」「中華」「ラーメン」「うどん・そば」「カレー」「エスニック」など分類によって分かれる提供口のほかに、サイドメニューやカフェメニューも充実。「EVENT」スペースは、週2日在宅勤務が認められている同社社員の働き方にあわせ、食べ逃しのないよう、日替わりではなく週替わりでメニューを提供している。この日は営業社員が考案、ブレードサーバーをイメージした「ぶれーどん」だった。ビュッフェスペース、カウンタースペース、フルサービスで運んでくれるおもてなしスペースなど、1つの会社の食堂とは思えないほどのスペースがあり、お店を選ぶ感覚で食事を楽しめそう。○「社食がすごい会社」は本当にすごかった。大ヒットドラマ「半沢直樹」のロケ地となったシーティングスペースは内定式・入社式でも使用。大型プロジェクター完備で、社内の様々な用途に対応ができる。窓際の席には電源やセキュリティワイヤーが用意されているが、これはフリーアドレス制の同社の働き方に合わせて、社員食堂でも仕事できるように設置されているとのこと。味けないオフィスでなく、こんな場所でなら仕事もはかどりそうだ。テラス席からはスカイツリーを眺めながら食事できて、夏場はビアガーデンにも変身する。更に和洋の個室もあり、フルコースや懐石料理も注文可能で、宴会や役員の会合にもぴったり。更に更に歓送迎会の需要にあわせて、花束を手配することも可能! ひとつの食堂で、ここまでの機能があるとは…。食べ終わったら、食器を機械に乗せるだけで値段とカロリーが計算され、電子マネーで支払うというハイテクぶり。なかなか見ないほどの「すごい社食」だが、もちろんクックパッドのメニューも負けてはいない。残念ながら関係者でなければ中に入ることはできないが、いつか会社に提供される日を待とう。
2013年10月30日ビー・エム・ダブリューはこのほど、1,000ccの4気筒クラスで最も軽量のスーパースポーツバイク「HP4」を発表した。燃料タンクに90%のガソリンを充てんし、Race ABSを装備した状態で200kgを切る199kg。乾燥重量では169kgとなっている。HPシリーズは「ハイパフォーマンス」を意味し、そのままでもサーキットで十分なパフォーマンスを発揮する高性能なモデルのシリーズだ。「HP4」は4気筒エンジンを搭載していることを意味する。これまでのHPシリーズである「HP2 Enduro」「HP2 Megamoto」「HP2 Sport」に続くモデルであり、HPシリーズ初の4気筒モデルでもある。「HP4」は「BMW S 1000 RR」をベースとしてチューニングされており、排気量1,000ccのエンジンは最高出力193PSを発揮する。極太のアルミフレームやフロントの倒立サスペンションなど、メカニズムも「S 1000 RR」そのままだ。左右で形状の違う非対称のヘッドライトも継承する。「S 1000 RR」はスーパーバイク世界選手権のホモロゲーションモデルとして開発されたモデルで、当然ながら非常にレーシーな性格を持つ。「HP4」はさらにそれを上回るほどサーキット向けのチューニングが施されており、公道よりもむしろモータースポーツでの使用を意識したモデルとなっている。標準仕様ではパッセンジャー用のシートやステップは装備されず、タンデムツーリングを楽しみたいならオプションのパッセンジャーパッケージを注文しなければならないほどだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月28日日本HPは、CPU以外に画面転送処理専用チップ(DSP)を搭載した手のひらサイズのコンパクトなシンクライアント端末「HP t410 Smart Zero Client(以下、t410)」を発表し、販売を開始した。対応プロトコルは、Citrix ICA 12 with HDX、RDP 7.1with Remote FX、VMware View 5.0 with RDPで、価格は26,040円。また、これらのプロトコルに加え、Teradici PCoIPに対応したモデルも用意され、こちらの価格は31,290円。どちらもハードウェアは同一だ。「t410」では、従来CPUで処理していた画面転送プロトコルを、専用プロセッサ(DSP)「Texas Instruments TMS320DM8148」で行うことにより、高速/高解像度化を実現。また、DisplayPortとVGAの2ポートを備え、フルHD解像度の2画面出力が可能となっている。プロトコルに対応するためのソフトウェアは入れ替え可能で、ブラウザを後からインストールこともできるという。CPUはARMベースのプロセッサを搭載し、ローカルでデコードするケースが増えているため、メモリは1GBと、シンクライアントとしては比較的大容量のメモリを搭載する。インタフェースは、DisplayPort、D-Sub、USB 2.0×4、マイク、ヘッドフォン、内蔵スピーカー、10/100/1000 Gigabit Ethernet。外形寸法はW14.8×D18.5×H3.2 mm、重量は0.63 kg。そのほか、「t410」には、同社のシンクライアント端末としては初めて、ネットワーク品質を改善するソフト「HP Velocity」を標準搭載。QoS機能を搭載し、パケットロスや輻輳のほか、無線環境の問題を解決する。具体的には、パケットを複数のセグメントに分割して送信し、それぞれにパリティビットを追加し、パケットロス時の再送パケット量を減らすことにより、性能を改善している。同社によれば、90%以上のロスを削減可能だという。一方無線LANについては、衝突回避のために行うバックオフ時間やACKによる確認応答によるスループット低減を解決し、最大15%性能を改善する。今回、「HP Velocity」を搭載した理由について、日本HP プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括 クライアントソリューション本部 本部長 九嶋俊一氏は、「シンクライアントはネットワークを利用して画面転送を行っているため、ネットワークの帯域が品質に与える影響が大きいから」と説明した。また、ビデオ会議、Webキャスト、ビデオストリーミングなど、映像そのものがリッチ化しているという側面もあるという。同氏は、「ハードウェアだけで解決するのが難しくなってきている」と語った。そのほか、「t410」は、起動と同時にWebサーバ(IIS)に格納された設定情報を読み込み、クライアント仮想化環境に接続できる「HP Smart Zero Client Service」にも対応。端末に対しての設定が不要となる。また同社は、販売中のフラッグシップモデル「HP t610 Thin Client」、「HP t610 PLUS Thin Client」に、新たに「Windows Embedded Standard 7P」搭載モデルを追加。「Windows Embedded Standard 7P」は、マルチタッチや他国の言語に切り替えられる「マルチリンガルインタフェース」に対応し、Applocker、Windows Defenderなどの機能をサポートし、単体利用時のセキュリティ機能も強化されている。
2012年08月23日ブログかHPの運営者が対象2008年5月に営業を開始した、ペット向けの保険を手がけるペットメディカルサポート株式会社(通称PS保険)が、12月20日から明年1月31日までの期間で、「ペットブログコンテスト」を開催中だ。これは愛犬・愛猫と同居をしていて、かつブログかHPを持っている人が対象となり、テーマに沿った日記を書いて必要事項を記入の上、応募フォームへ送信することが必要。PS保険の契約者でなくても参加できる。ペットになり切る?それともエピソード?今回のテーマは下記の3つとなる。・ペットが言いたい事(ペットになり切って下さい)・ペットと家族(ペットとあなた・家族とのエピソード)・ペットの特技(例得意の可愛いしぐさ・ご飯のおねだり)大賞にはクオカード3万円分が、準大賞・特別賞にはそれぞれ同2万円分と1万円分が贈られる。各賞の発表は2月中旬頃の予定。愛くるしいペットたちの姿に、さぞかし萌え転がるコンテストとなるだろう。
2010年12月24日