Appleは13日、同社の直営店Apple Storeで12.9インチタブレット「iPad Pro」の店頭販売を開始した。取り扱いが始まったモデルは、Wi-FiモデルとSIMフリーのCellularモデルで、価格は税別(以下同)94,800円から。Apple Store 表参道では、1階にiPad Proを展示するコーナーが設けられており、ストアの開店時間と同時に、人だかりができていた。iPad Proは、米Appleが9月に開催したスペシャルイベントで発表し、11月の発売を予告していた新型iPad。iPad史上、最大となる12.9インチのディスプレイを搭載しながらも、厚さ約6.9mm、重量約713g(Wi-Fiモデル)と、見た目以上にスリムなボディとなっている。性能面では“Pro”と名が付くだけあって、「iPad Air 2」の2倍近いCPUパフォーマンスを誇るA9Xチップを搭載する。これにより、3Dデザインの作成・レンダリング、4Kビデオのマルチストリームの編集といった作業でもスムーズに行えるという。さらに、専用のアクセサリとしてスタイラスペン「Apple Pencil」、キーボードカバー「Smart Keyboard」も別売りで用意される。こちらも、iPad Proの隣に展示されており、Apple初の純正スタイラスペンやキーボードカバーをいち早く試してみたい人が集まっていた。Apple Store 表参道の地下1階には、「Smart Cover」や「シリコーンケース」などおなじみのアクセサリも数多く並んでいた。iPad Proの価格は、Wi-Fiモデルの32GBが94,800円、128GBが112,800円、SIMフリーのWi-Fi+Cellularモデル(128GB)が128,800円となっている。
2015年11月13日米Appleは11月10日(現地時間)、Google Playにて音楽配信サービス「Apple Music」のAndroid用アプリを公開した。アプリはベータ版で、バージョンは0.9.0、Android 4.3以上に対応となっている。Apple Musicは、3,000万曲以上を再生できる定額制音楽配信サービス。料金は個人プランで月額980円、最大6人がアカウントを共有できるファミリープランで月額1,480円となっている。利用開始後3カ月は無料トライアルが適用される。これまでApple Musicが対応していた環境は、iPhone、iPad、iTunesソフトなどだったがAndroid端末でも利用できるようになった。Android用「Apple Music」(バージョン0.9.0)では、「For You」「New」「Radio」「Connect」「My Music」などの主要機能を利用できるが、ミュージックビデオ機能には対応していない。また、ファミリープランの新規契約や個人プランからのアップグレードはサポートしておらず、iOSやMac用のアプリを利用する必要がある。
2015年11月11日Appleは11月10日、Android用「Apple Music」アプリのベータ版の提供を開始した。Google Playから入手できる。Apple Musicは、Appleが提供するサブスクリプション型の音楽サービスだ。Apple製品以外ではWindows PCで利用できたが、Apple製品以外のモバイルデバイスへのサービス提供はAndroidが初めて。すでにApple Musicを契約している場合は、サインインするだけですぐに利用できる。Androidアプリ版からサービスを新規契約し、3カ月の無料トライアルを開始することも可能。ベータ版(バージョン番号: 0.9.0)では、音楽ビデオが「まもなく登場」になっており、またファミリーメンバーシップの契約またはアップグレードを行えないが、「For You」「New」「Radio」「Connect」「My Music」といったApple Musicの主な機能は揃っている。
2015年11月11日Appleは、第4世代「Apple TV」を発売した。Apple Store実店舗でも、本日30日より販売が始まっている。テレビと接続して利用する端末で、「Netflix」や「Hulu」などの動画配信サービスをテレビの大画面で楽しむことができるほか、専用のゲームアプリなども用意される。そんな新型Apple TVを欲しいと思うか、マイナビニュース会員421人を対象にアンケート調査を行った。○欲しいと思うのは約1割結果は、「はい」(欲しい)と回答したのが421人中12.3%となる52人。「いいえ」(欲しくない)と回答したのが87.7%となる369人だった。「いいえ」と回答した人の方が圧倒的に多かったが、「はい」と回答した人に、新型Apple TVをどのように使いたいのかも聞いてみた。大多数は、「ネット動画をテレビで見たい」という意見。同じような機能を持ったデバイスは、「Chromecast」や「Fire TV」「Nexus Player」などがあるなか、Apple TVを欲しいと思う理由として「Appleファンだから」「デザインがオシャレ」など、Appleが持つブランド力に魅力を感じているという人が多かった。ほかには、「ゲームを楽しみたい」「家族で楽しめそう」「Siriでテレビを操作してみたい」などの意見もあった。一方、「欲しくない」と回答した人にもなぜそう思うのか聞くと、「ちょっと高い」「その価格を出してまで欲しくない」など値段を理由に、購入をためらうという意見が多かった。また、「テレビや動画を見ないから必要ない」「テレビを持っていない」など、テレビの機能を拡張するデバイスを必要と思わない人も多いようだった。調査時期:2015年10月27日~2015年10月29日調査対象:マイナビニュース会員調査数:421件調査方法:インターネットログイン式アンケート
2015年10月30日Apple Watchの使い道については、まだまだ悩ましく、もどかしい点も多い。Appleを含むアプリを作り出す開発者が、Apple Watch向けに「これがないと生きていけない!」という生活を変えるようなアプリを作り出すに至っていないからである。Appleもそれは分かっている。まずは時計を毎日身につける「習慣」を定着させなければならない。もしも生活を劇的に変えるアプリが登場しても、人々が手首にApple Watchをつけ続けていて初めて意味がある。話はそれからだ。そこで、Apple Watch初期では、イチオシ機能としてエクササイズにフォーカスした。既にスポーツトラッキング、アクティビティトラッキング向けのウェアラブルデバイスとして、FitBitやMisfits、Jawboneなどが市場を開拓してきた領域だ。別の回で詳しく触れるが、Appleのその力の入れようは、研究機関を1つ立てるほど。Apple Watchの登場によって、初期市場形成に貢献してきた企業にも変化も生まれている。FuelbandをリリースしているNikeはデバイス分野には積極的ではなくなっているようだ。加えてUPバンドシリーズをリリースしているJawboneについても、デバイスメーカーからの脱却を図っている。特に後者は、あれだけデザインにこだわるデバイスを作ってきたにもかかわらず、デバイスを辞めて、アプリやデータ分析の分野にスイッチする用意があるという。戦略のダイナミックさに驚かされる。○通知のマジックApple Watchが腕にあることで、多くの人が始めに感じるメリットは、「通知」だ。Apple Watch内にアプリが入っていなくても、iPhoneに通知を送ることができるアプリであれば、Apple Watch上に同様な通知を送れる。iPhoneの画面が消灯している状態、つまりiPhoneをユーザーが見ていない時に届いた通知は、何も設定をしなければ、すべてApple Watchに届く。まず始めのカスタマイズは、どのアプリの通知をApple Watchで受け取りたいか、という選別になる。個人的には、そもそもアプリを日頃から整理していることもあり、あまり通知を選ばずに利用しても特に気になることはない。ただ、入れているアプリや好みに応じたカスタマイズはすべきだろう。例えばメールは受信したくない、ニュース系はiPhoneを開いたときに見たい、といった使い方をしたいならば、iPhoneのApple Watchアプリの「通知」設定で、個別のアプリからの通知のON、OFFを行うことができる。ここは、Apple Watchで分かりにくいポイントの1つではあるが、通知とApple Watchにインストールされるアプリとは別だ。例えば、Instagramの場合、Apple Watch対応のアプリも用意されているが、これをインストールしなくても、自分の写真に「いいね」がついた際には通知が送られてくる。○通知アクションが便利Apple Watchに通知が届く際、通常はそのことが知れれば終わりだ。もしApple Watchアプリが用意されていない場合は、通知をただ閉じるしかないが、アプリがインストールされている場合、そのアプリで通知の内容を詳しく確認することもできる。小さな画面で詳細な情報を見るならば、手元にiPhoneがあればそちらの画面で見た方が良いと思う人が多いだろう。もしApple Watchの通知センターで内容を確認すると、iPhoneのロック画面からもその通知が既読として消えてしまうため、すぐに確認しない場合は忘れてしまうかもしれない。また、iPhoneのアプリによっては、「アクション付き通知」が設定されているものもある。これらのアクション付き通知はApple Watchからも操作することができ、ちょっとした操作を手首だけで返すことができる仕組みは非常に便利だ。例えば、Dropbox社の「Mailbox」というメールアプリには、「ゴミ箱」「明日」というアクションが設定されている。「ゴミ箱」は届いたメールをその場で削除、「明日」は、今すぐに必要ないメールを明日再び通知するよう設定できる。「Facebookメッセンジャー」の場合、通知アクションに「いいね」アイコンが用意されており、届いたメッセージに対してApple Watchですぐに反応を返しておける。○セキュリティのお供に最近、ウェブ系のサービスの多くに導入されているのが「2段階認証」。Apple Watchはこの2段階認証でも便利である。2段階認証の方式は色々あるが、最も多くのサービスが採用している手順が、パソコンやアプリの画面でユーザー名とパスワードを入力(1段階目)。すると、既に登録してある携帯電話番号にSMSで認証コードを送信し、これを入力(2段階目)、という方式だ。パソコンでログインする場合、SMSが届く携帯電話が手元になければ、ログインすることができない。そこでApple Watchに届くメッセージの通知活用だ。パソコンで1段階目のログインをすると、SMSが発信されるが、Apple Watchが手首にあれば、iPhoneがデスクの周りになくても、通知で認証コードを知ることができるので、おおよそキーボードのホームポジションから手を離さずに2段階目のログインまで済ませることができる。メッセージの通知は通話着信と同じように、Apple Watchの非常に基本的な機能ではあるが、特に最近に段階認証が増えていることもあって、筆者にとっては、「2段階認証の認証コード確認」が、Apple Watchで頻度の高い使い方になっている。たいていの場合、6桁程度のコードになるが、こうした短い情報を確認して利用する場面は他にないだろうか。Apple Watch活用の1つのヒントになるだろう。松村太郎(まつむらたろう)ジャーナリスト・著者。米国カリフォルニア州バークレー在住。インターネット、雑誌等でモバイルを中心に、テクノロジーとワーク・ライフスタイルの関係性を執筆している。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、ビジネス・ブレークスルー大学講師、コードアカデミー高等学校スーパーバイザー・副校長。ウェブサイトはこちら / Twitter @taromatsumura
2015年10月28日Appleは10月21日(米国時間)、iOS 9のアップデート「iOS 9.1」をリリースした。150以上の新しい絵文字が加わり、Live Photosの動作が改善されている。新しい絵文字の追加によってUnicode 7.0および8.0の絵文字に完全対応した。これに伴って絵文字キーボードのカテゴリ分けが見直され、「人々」が「スマイリーと人々」になり、「自然」が「動物と自然」に、「物」「記号」が別々になった。Live PhotosはユーザーがiPhoneを上げ下げする動きを感知し、インテリジェントに録画を回避する。Live Photosは写真撮影の前後1.5秒ずつをビデオとして記録するが、たとえば撮影してすぐにカメラを下げた場合、撮影後の1.5秒に乱れた映像が記録されてしまう。そうした録画を自動的に避けて、写真が動くようなビデオのみが残るようになると思われる。これらのほか、iOS 9.1では、CarPlay、ミュージック、写真、Safari、検索などの安定性と、マルチタスクUIのパフォーマンスが向上した。また以下のような問題が修正されている。カレンダーが月表示で応答しなくなることがある問題一部のユーザがGame Centerを起動できない問題一部のアプリの内容が拡大表示される問題POPメールアカウントの未開封メール数が誤って表示されることがある問題新しいメールまたはメッセージから最近追加された連絡先をユーザが削除できない問題メールの検索結果で一部のメッセージが表示されない問題オーディオメッセージの本文内にグレイのバーが残る問題一部の通信事業者でアクティベーションエラーが起きる問題一部のAppをApp Storeからアップデートできない問題
2015年10月22日米Appleは10月15日(現地時間)、「ResearchKit」を用いたプログラムを通じて、自閉症、てんかん、メラノーマの研究が始まったことを発表した。ResearchKitは、医学・医療研究用のiPhoneアプリを開発するためのオープンソース・ソフトウエアフレームワークである。医学・医療研究の進歩は研究データの量が多いほど加速する。Appleは人々が身近なiPhoneを使って、プライバシーを保護しながら安全にデータを提供できる環境を整えることで、より多くの人たちから頻繁に健康状態や症状、活動状況などのデータを収集できるようにした。すでにパーキンソン病、ぜんそく、乳がん、心臓血管疾患、糖尿病などの研究にResearchKitが活用されており、Appleによると100,000人以上がプログラムに参加してデータを提供している。自閉症研究は、デューク大学のDuke Medicineが「Autism & Beyond」というアプリを開発した。子供たちにiPhoneでビデオを見せて、その反応を前面カメラで記録し、独自のアルゴリズムで発達障害の可能性を検出する。てんかんには、ジョンズホプキンス大学が「EpiWatch」という医療アプリを開発した。これはApple Watchアプリを用いる。発作の兆候を感じた時に、コンプリケーションからワンタッチでEpiWatchを起動し、加速度センサーと心拍センサーでデータを記録、近親者にアラートを送信する。発作が治まるまでアプリはデータの記録を続ける。アプリはまた、薬の使用のトラッキングや副作用のスクリーニングといった管理もサポートする。メラノーマについては、オレゴン健康科学大学がiPhoneで撮影したデジタルイメージから痣の大きさの変化とメラノーマのリスクの関係を調査し、早期の対処に役立てる。 研究参加者は痣の変化のデータを自身の医師とも直接共有して、治療に役立てることが可能。
2015年10月16日Appleは、15日12時30分頃から17時過ぎまで、iTunes StoreなどすべてのStoreサービスに一部のユーザーがアクセスできない障害が発生していたことを明らかにした。原因などの詳細についてはアナウンスしていない。同障害は、App StoreやiTunes StoreなどのStoreサービスにおいて、アクセスや購入ができないというもの。Appleのシステム状況を報告するページによると、17時50分時点では復旧したとしている。ただし、Twitter上では未だにアクセス出来ないとするツイートも見られるため、一部ユーザーには影響が出ていると思われる。
2015年10月15日米Appleは「セキュリティ上の懸念がある」として、同社の提供するApp Storeから一部アプリを削除したことを認めた。これらアプリはコンテンツブロッカー(広告ブロッカー)と呼ばれるもので、iOS 9で導入された新機能と組み合わせることでSafariで表示されるWebページから広告など一部コンテンツを除去することができる。今回報告されたのは、このブロッカーの一部にルート証明書を導入するものが含まれており、ユーザーの暗号化通信に危険を及ぼす可能性があるという。同件はReutersやTechCrunchなどが報じている。今回削除されたアプリの1つは「Been Choice」だと報告されている(現在はページ削除済み)。iOS 9で導入されたSafariの新機能である「コンテンツブロッカー」では、Safariの持つ拡張機能を利用して広告や一部コンテンツ(動画など)、読み込みに時間のかかるウィジェット、ユーザーの動向を追跡する仕組みなど、Webページの要素を適時無効化することでページ表示を高速化させたり、ユーザーのセキュリティ対策を高める役目を持っている。コンテンツブロッカーの有効化にあたっては、App Storeから同機能を提供するアプリをインストールする必要があるが、通常はSafariの拡張機能を使う関係で同Webブラウザで表示されるページにしか効果を発揮できない。ところが、つい数日前にApp Storeに登場したBeen ChoiceはiOS上で実行されるネイティブアプリ上の広告についても削除が可能という点をうたっており、「なぜApp Storeの審査を通過できたのか」ということで大きな話題となっていた。一部コンテンツブロッカー削除措置を受けてのAppleの声明によれば、今回対象となったのはルート証明書をインストールするタイプのアプリで、これによりユーザーのネットワーク通信内容監視が可能になるという。一般に、こうした電子証明書はWeb技術において暗号化通信に用いられ、WebブラウザにおけるSSL/TLS通信(「https://~」で始まるサイトのアクセス)の根幹を成している。SSL/TLS通信を使ったWebアクセスでは、ユーザーの使うWebブラウザとアクセス先のサーバの間の通信がすべて暗号化され、第三者に覗き見られることはないが、今回のケースのようにWebブラウザに介在するアプリがルート証明書を導入することで、結果として通信傍受が可能になる恐れがあるという。そのため、ルート証明書を導入するコンテンツブロッカーを一時的にすべて削除して、開発者らとの話し合いでできる限り早急にApp Storeへのアプリ復帰を目指していくとAppleでは説明している。ただ、Been Choiceは本来Appleの意図したコンテンツブロッカーの機能の範囲を逸脱しているとみられるため、仮にアプリがApp Storeに復帰しても「アプリ内コンテンツブロッカー」の機能は無効化される可能性がある。
2015年10月13日Apple傘下のBeats by Dr. Dre (Beats)は10月7日(米国時間)、小型Bluetoothスピーカーの新製品「Beats Pill+」を発表した。Beatsならではのパワフルなサウンドが向上、バッテリー動作時間が初代Pillの最大7時間から最大12時間に延びた。米国での価格は229.95ドル、11月の発売を予定している。気軽にバッグに入れられるサイズだった初代Pillに比べると、Pill+はわずかに大きく、そして重い。初代Pillと同様にシンプルなデザインだが、安定して設置できる形になっており、持ち歩くのではなく、自宅で好きな場所に置いてパワフルなサウンドを楽しむのに適したポータブルスピーカーになった。操作性も向上した。上面に、オン/オフ・ボタン、再生/停止+マルチ機能の「b」ボタン、音量ボタンが並び、素早く再生をコントロールできる。カラーはブラックとホワイトの2色。ウーハーとツイーターのセットがそれぞれアンプを備えた2-wayアクティブシステムを採用。広いダイナミックレンジで、あらゆるジャンルで明瞭かつインパクトのある音を実現する。スピーカー機能は、スマートフォンやタブレット、PCなどと接続するだけで簡単に利用できる。マイクを内蔵しているので、ペアリングしたスマートフォンのスピーカーフォンとしても使用可能。Beats Pill+アプリ(iOS、Android)を使用すると、1つのBluetoothソースで2つのBeats Pill+を鳴らしたり(増幅またはステレオ)、逆に1つのスピーカーの再生リストを友達と2つのBluetoothソースで共有するなど様々な追加機能を楽しめる。背面にLightningポート(充電)とUSBポートを装備する。充電時間は3時間。最大12時間の再生が可能な内蔵バッテリーは給電に対応し、Pill+をモバイルバッテリ-のように使用できる。スマートフォンのバッテリー残量が少なくなってきたら、音楽を再生しながらPill+にケーブル接続して充電できる。
2015年10月08日インターブランドはこのほど、グローバルのブランド価値評価ランキング「Best Global Brands2015」 を発表した。○Googleを抑えてAppleが首位に同ランキングは、グローバルな事業展開を行うブランドを対象に、そのブランドが持つ価値を金額に換算してランク付けするもの。その上位100ブランドを公表している。価値評価手法は「財務力」「ブランドが購買意思決定に与える影響力」「ブランドによる将来収益の確かさ」という観点からみたブランド価値の評価で、「将来どれくらい収益を上げると予想されるか?」という視点に基づき分析・評価している。第1位、2位は、昨年に引き続き3年連続でAppleとGoogleがランクイン。Appleのブランド価値は1,702億ドルとなり、昨年に比べ43%増加した。2位のGoogleは同12%増の1,203億ドルとなっている。3位はCoca Cola、4位はMicrosoft、5位はIBM。今回、Amazonが初めて10位に入り、379億ドル(前年比29%増)にブランド価値を上昇させた。国内のランクインブランドを見ると、TOYOTAが2008年以来の同ブランド最高位である第6位(490億ドル)まで順位を上げた。日本からはTOYOTAのほか、Honda(19位)、Canon(40位)、Nissan(49位)、Sony(58位)、Panasonic(65位)の計6ブランドがランクインする結果となった。韓国からは7位のSamsungを筆頭に、計3ブランド(Hyundai、Kia)がランクイン。中国からはHuawei(88位)とともに、Lenovo(100位)が初登場し、中国ブランドとして2社目のランクインを果たした。なお、今回の調査で初めてトップ100したのは、Lego(82位)、PayPal(97位)、MINI(98位)、Moet&Chandon(99位)、Lenovo(100位)の計5ブランドであった。セグメント別では、Top100ブランドのうちテクノロジーと自動車関連部門で合計28のブランドがランクインした。特にテクノロジー部門全体(13ブランド)のブランド価値は、全体の33.6%を占めている。※「Moet&Chandon」の正式名称は、「Moet」のeにアクセント記号が付く
2015年10月07日先日行われたAppleの発表会では、Apple Watchに新たなカラーとバンドのデザインが加わりました。最初に発売されたものも含めて、Apple Watchのバンドは単体で購入が可能。どのモデルでもバンドを交換して使うことができます。メタル系やレザー系をお使いの方は、スポーツバンドが1本あると運動やアウトドアでも素材を傷める心配なく使えます。逆に普段スポーツバンドの方は、素材を変えるとビジネスシーンやフォーマルな場面にも合わせやすくなります。バンドの取り外し・取り付け方はとっても簡単。バンドの色や素材でイメージがガラっと変わるので、ファッションや用途に合わせてコーディネートを楽しんでください。○バンドの取り付け方○バンド交換しなくても、たまには外してクリーニングをバンド交換をしない場合でも、時々外して本体・バンドともにクリーニングしましょう。毎日使うものなので、汗や皮脂で実はけっこう汚れています。Appleのサポートサイトによると、クリーニングの基本は「糸くずのでない柔らかい布」で拭くこと。めがね拭きや薄手のマイクロファイバータオルを使うと、汚れ落ちが良くおススメです。
2015年10月06日厳しいアプリ審査で知られるAppleのApp Storeでマルウエアに感染したアプリが配信された問題で、Appleが同社の中国のサイトで「XcodeGhost Q&A」というQ&Aページ(英語・中国語)を公開した。マルウエアに感染したのは、XcodeGhostというツールを用いて作成されたアプリである。AppleはMac App StoreでXcodeの正式版を、同社のサイトからベータ版を提供しているが、中国では国外のサーバとの通信速度が遅く、数GBのXcodeのダウンロードには長い時間がかかる。そのため短時間でダウンロードできるように国内のサードパーティのサーバに置かれたプログラムを入手する開発者が増えていた。そうした非公式配信の中にXcodeを改竄したXcodeGhostが含まれていた。同社はGatekeeperなどを用いて不正ツールの使用を防いでいるが、そうした保護の無効化にXcodeGhostは成功していたという。Appleはマルウエアに感染していたアプリをApp Storeから取り下げ、また同じマルウエアに感染したアプリの申請をブロックしている。報道ではiCloudアカウントのパスワードを盗み取る可能性などが指摘されているが、同社の調査ではマルウエアはシステムの一般情報に触れているのみで、これまでのところ悪意のある挙動は確認していない。Q&Aページでは感染が確認されたアプリで、人気が高い25個のアプリのリストを公開している。WeChatやAngry Bird 2などが含まれ、マルウエアの影響を受けるユーザーの多くが、これら25個のアプリのユーザーだという。Appleは開発者と協力して問題解決に努めており、感染が確認されたアプリのApp Storeでの提供が再開された後に最新版にアップデートすることで、それらのアプリのユーザーはマルウエア感染の問題を修正できる。Appleは中国においてXcodeのベータ版をより速くダウンロードできるように改善し、中国の開発者をサポートする。同社はまた、「Validating Your Version of Xcode」というサポートページを用意し、開発者が使用しているXcodeの安全性を確認するステップを説明している。
2015年09月25日米Appleは「watchOS 2」の配信開始を9月16日(現地時間)に予定していたが、これを延期することとなった。同社からは「watchOS 2 開発中にバグが見つかり、当初の予測よりも修正に時間がかかっています。watchOS 2は本日はリリースしませんが、間もなくご用意できる予定です」との声明が出されている。watchOS 2では、Apple Watch単体でアプリをネイティブに動作させることが可能となる。また、フェイスに写真やフォトアルバム、タイムリープを表示したり、サードパーティー製のコンプリケーションを常駐させられるなどカスタマイズの幅が広がるという。
2015年09月17日Appleは17日、iTunesの最新版となる「iTunes 12.3」の提供を開始した。iOS 9やMac OS X El Capitan、Windows 10に対応している。Mac版の「iTunes 12.3」では、「VoiceOver」使用時のApple Musicの操作性が向上している。また、Mac版、Windows版ともに、「次はこちら」の曲順が変更できない不具合などを修正した。そのほかの変更点は以下の通り。「最近再生した項目」に一部のラジオステーションが表示されない不具合の解消iOSでラブを付けた曲がiTunesでラブ済みにならない不具合の解消Apple IDを守る二段階認証をサポートなお、今回のアップデートには全体的な安定性やパフォーマンスに対する改善も含まれている。対応OSはWindows 7以降、Mac OS X 10.7.5以降。
2015年09月17日Appleは17日、「iTunes 12.3」の提供を開始した。iOS 9やOS X El Capitanに対応したほか、Apple Musicにおける不具合を修正している。iTunes 12.3では新OSに対応したほか、画面の読み上げ機能「VoiceOver」使用時におけるApple Musicへのアクセスを向上させた。また、「次はこちら」の曲順を変更できない問題を解消。加えて「最近再生した項目」に一部のラジオステーションが表示されない問題や、iOS端末で登録した「ラブ」がiTunesに反映されない問題を修正している。Apple IDの二要素認証もサポート。このほか、全体的な安定性やパフォーマンスも改善している。
2015年09月17日米Appleは16日(現地時間)、AndroidデバイスからiOSデバイスへのスムーズな移行を支援するアプリ「Move to iOS」を、Google Playにて公開した。アプリのダウンロードは無料。対応OSはiOS 9以降、Android 4.0以降。Move to iOSは、AndroidデバイスからiOSデバイスにWi-Fi経由でデータ移行するアプリ。アプリの概容は6月に発表されており、公開が待たれていたが、iOS 9の提供に合わせて正式リリースされた。移行できるデータは、連絡先、メッセージの履歴、メールのアカウント、写真、動画、Webサイトのブックマーク、カレンダーのデータなど。このほか、Androidデバイスで使用していたアプリの移行もサポート。FacebookやTwitterなど、iOS向けにも提供されている無料アプリを使用していた場合は、App Storeからのダウンロードを促される。有料アプリの場合は、iTunesのウィッシュリストに追加される。
2015年09月17日Appleは17日、「iTunes 12.3」の提供を開始した。iOS 9や次期OS X「El Capitan」に対応したほか、いくつかの不具合を修正している。iTunes 12.3では、画面読み上げ機能「VoiceOver」使用時におけるApple Musicへのアクセス向上に加えて、「次はこちら」の曲順を変更できない問題を修正。また、「最近再生した項目」に、一部のラジオステーションが表示されない問題や、iOS上で曲に「ラブ」を付けてもiTunesに反映されない問題を解消した。Apple IDの二要素認証もサポートしている。このほか、今回のアップデートには、全体的なパフォーマンスの向上と安定性に対する改善も含まれている。
2015年09月17日Appleは16日、Android端末からiOS端末へのデータ移行をサポートするアプリ「Move to iOS」をGoogle Play上に公開した。価格は無料。「Move to iOS」は、同社が6月に発表したAndroid端末からiOS端末へのスムーズな移行を可能にするアプリ。同アプリを利用することで、Androidデバイスで利用していた連絡先、メッセージの履歴、写真、動画、ウェブサイトのブックマーク、メールアカウント、カレンダーなどをiOSデバイスに移すことができる。Androidデバイスで利用していたTwitterやFacebookといった無料アプリの移行もサポートされる。有料アプリについては、iTunesのウィッシュリストに追加される。対応OSは、Android 4.0以降、iOS 9以降となっている。
2015年09月17日Appleの音楽イベント「Apple Music Festival」の開催が近付いている。Appleは、これまで8年間ロンドンで「iTunes Festival」の名称で音楽フェスティバルを開催していたが、今年はApple Musicのスタートを祝して、同イベントの呼称を「Apple Music Festival」と改めた。ロンドンのライブハウスThe Roundhouseにおいて現地時間の9月19日から28日までの10夜連続でパフォーマンスが披露され、ファレル・ウィリアムズ、ケミカル・ブラザーズ、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、ワン・ダイレクションらの出演が決定している。ーーマイナビニュースでは、iTunes InternationalのバイスプレジデントであるOliver Schusser氏から、今回のイベントについて話を伺うことができた。「Apple Music Festival」に寄せる氏の想いはどんなものなのだろう?Oliver まずはフェスティバルをまたロンドンで開催できることを嬉しく思っています。「iTunes Festival」の時代から数えると9年目への突入ですね。「Apple Music Festival」と名称が変わったということで、今年はもっと大きく、もっと良いものにしていきたいと考えています。英国各地からファンが集まってくるだけでなく、世界中のファンが、iPhone/iPad/iPod touchおよび、Mac/PCのApple Music、もしくはApple TVを使って「Beats 1」からオンデマンドで楽しむことができるんです。しかもそれが無料で。ニュースのアップデートもApple Musicを通じて行われます。現場でのサウンドや照明などの演出はもちろんですけど、ストリーミングに関してもかなりの時間とエネルギーを費やしています。この体験をフルHDと出来るだけ高いビットレートでのオーディオで味わっていただきたく。ーー10日間の各ヘッドライナーも豪華なメンツだ。「Apple Music Festival」として第一回目となる今回は、どんなラインナップになっているのだろう。Oliver ファレル・ウィリアムズ、ケミカル・ブラザーズ、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、ワン・ダイレクション、そしてWWDC 15の基調講演でスペシャルゲストとして登場したカナダ出身のザ・ウィークエンドもパフォーマンスを披露します。ジェームズ・ベイやレオン・ブリッジズ、NAOといった新しい才能も紹介していきますよ。とてもエキサイティングなショウになると期待してます。ーーでは、これまでの「iTunes Festival」とは何が変わったのだろう?Oliver 名前もブランドも変わったわけですけど、それだけでなく、特別なものにしていきますよ。「Beats 1」とSNS機能である「Connect」をフルに使っていき、バックステージのニュースやアーティストから直接届けられる映像などをお届けします。ショウが終わったあともいろいろと楽しめる仕掛けを作っていくつもりです。「Beats 1」では生のインタビューも予定してます。フェスティバル全体を完全に楽しめるような工夫をしていますね。ーーその上で、このフェスティバルは参加するミュージシャンにとってどう評価されているのだろうか?Oliver 音楽家にとってのプロモーションプランの中に確実に組み込まれるような存在になっていると言えます。毎年開催されていることもあるので、音楽産業において主要な位置を占めているはずです。沢山の音楽家に参加してもらっていて、パフォーマンスのその日に新作が発売されるということも珍しくはありません。例えば9月25日出演(現時時間)のディスクロージャーは、同日にアルバムをリリースします。ショウを通じてニューアルバムのプロモーションをするという形ですよね。フローレンス・アンド・ザ・マシーンとファレル・ウィリアムズ(N*E*R*D)はこれで3回目の出演となるのですが、彼らのようなビッグネームにも何度も出たいと思ってもらえるフェスティバルに成長しています。ーー昨年までは「iTunes Festival」用のiOSアプリが配布されていたが、今年は「iTunes」と「ミュージック」アプリに集約してコンテンツを届けるという。これについては。Oliver 今回から別なアプリは提供しません。基本的に全てのコンテンツに「iTunes」と「ミュージック」アプリからアクセスできるので、他のアプリは必要なくなります。ーー中でも「Beats 1」と「Connect」が大きな役目を果たすと言う。Oliver 「Beats 1」はLA、NY、ロンドンにスタジオを構えていますが、今回は会場のThe Roundhouseとを結びます。先ほどもお伝えしたとおり、生のインタビューも予定してますが、とてもワクワクしてますね。「Connect」ではイベントがアップデートされるほか、視聴者からの投稿も受け付けます。ショウの前も後もアップデートが続くので、すごく「ライブ感」があると思いますよ。ファンとアーティストをまさに「繋ぐ」役割を担うんです。ーー実はこの取材にOliver氏が応じてくれた日、「Google Play Music」の提供が始まった。キャンペーン期間を設定していて、その間に加入すると「Apple Music」よりも月額は安くなる。しかし、個人的にはこの手の音楽サービスが価格競争に入るのは間違っていると考えている。運営サイドの収益を減らせないのであれば、ミュージシャンへのロイヤリティを減らす以外に良い手立てはあるのだろうか? それよりもサービスの内容で勝負すべきではないだろうか?Oliver これは公式な声明を出していますが、ユーザーがトライアル期間にあったとしても「Apple Music」は全てのミュージシャンに分配を行います。我々にとってはプロダクトが何よりも重要で、それは質の高いものでなくてはならなく、市場で最も愛されるものを提供したいと考えています。ーーその質の高いプロダクトであることを自負し提供されてきた「iTunes」は、日本でのサービスインから今年で10年を迎えた。まさしく人々に長く愛されているプロダクトだ。Oliver 8月4日に日本での10周年を迎えました。これは非常に誇りに思っています。日本は我々にとって本当に重要なマーケットであると認識しています。ローカライズも上手くいきましたし、エディターも素晴らしい仕事をしてくれています。10周年を迎えるタイミングで「Apple Music」を展開するという流れになったのですね。ご存知かと思いますが、日本でのiPhone人気はかなりのものですよね? iPhoneで楽しめるあらゆるポテンシャルを持っているのが「Apple Music」なのです。ーー過去、「iTunes Festival」は、テキサス州オースティンでSXSW 2014の期間中開催されたこともあったし、ドイツのベルリンで「iTunes Live: Berlin Festival」が行われたこともある。日本での開催も、待望、というところではあるが、まずは生まれ変わった「Apple Music Festival」に参加してみようではないか。Oliver氏の言葉を繰り替えすが、全てのパフォーマンスをiPhone/iPad/iPod touch、Mac/PCのApple Music、もしくはApple TVを使って「無料」で楽しむことができるのだ。詳細は詳細はapplemusicfestival.comかapplemusic.com/festivalをチェックして欲しい。
2015年09月17日米Appleが9月16日から提供開始する予定だったApple Watch用OSの新版「watchOS 2」のリリースを延期した。公式発表はないが、同社はThe VergeやTechCrunchなどの問い合わせに対してリリース延期を認めている。Appleのコメントによると、開発期間中に見つかったバグを修正する作業が長引いたため16日のリリースを見送った。リリース予定については「間もなく」としている。Appleは昨年iOS 8をリリースした際にもHealthKitで見つかったバグの修正が間に合わず、iOS 8.0.1でHealthKit対応アプリを利用できるようにした。watchOS 2は、Apple Watch初のOSメジャーアップグレードだ。コンプリケーション(文字盤での情報表示)がサードパーティのアプリもサポートし、写真やタイムラプスビデオを文字盤のバックグラウンドに設定できるなど、ウオッチフェースのカスタマイズ機能が向上する。標準アプリにもたくさんの新機能が加わり、またサードパーティもApple Watch上で単体動作するアプリを提供できるようになるなど、Apple Watchを大きく進化させるOSアップグレードになる。
2015年09月17日米Appleが改装工事で一時閉店中だった「The Company Store」(以下カンパニーストア)を9月19日に再オープンする。カンパニーストアは、Appleの本社(カリフォルニア州クパチーノ)に設けられた小売ストアだ。Apple製品の周辺機器やiPodのほか、Appleのロゴが入ったTシャツやマグカップなどを販売しており、Apple社員だけではなく、シリコンバレーのお土産を買う人たちで賑わっていた。今年6月、WWDC 2015が終わった後からリニューアルのために閉店されていた。再オープンの告知に新しいカンパニーストアの内容は記載されていない。チーフデザインオフィサーに就任したJonathan Ive氏が小売店のデザインにも関わっていると報じられており、9to5Macによると新しいカンパニーストアはモダンな空間に生まれ変わる。最終案に盛り込まれたかは不明だが、Appleの歴史的な製品も展示して博物館的な要素を加える計画があったという。
2015年09月16日アップル(Apple)が10月5日、エルメス(HERMES)とコラボレーションしたApple Watchの新コレクションを発売する。Apple Watchのデザインと機能はそのままに、エルメスのアイコニックなシンプルトゥール、ドゥブルトゥール、カフといったレザーベルトを備えたステンレススティール製のスマートウォッチ。シンプルトゥール(38mm 13万8,000円)はフォーヴ色の「ヴォー・バレニア」、黒の「ボックスカーフ」、カピュシーヌ色の「ヴォー・スウィフト」の3色から、シンプル トゥール(42mm 14万5,000円)はフォーヴ色の「ヴォー・バレニア」、黒の「ボックスカーフ」の2種から選ぶことが出来る。また、ステンレススティールケースとペアになっているドゥブルトゥール(38mm 15万8,000円)はフォーヴ色の「ヴォー・バレニア」、「ブルー・ジーン」、「カピュシーヌ」、エタン色の「ヴォー・スウィフト」の4色から選択可能。カフ42mm(18万8,000円)は、フォーヴ色の「ヴォー・バレニア」のみの展開となっている。なお、全モデルのステンレススティールケースに、エルメスの刻印が入っている。カスタマイズ可能な文字盤には、エルメスの腕時計「クリッパー」、「ケープコッド」、「エスパス」からインスパイアされた、同モデル限定の3つのデザインがセットアップされている。
2015年09月11日9月9日(現地時間)、米国・サンフランシスコのBill Graham Civic Auditoriumで開催されたAppleのスペシャルイベント。キーノートスピーチの終了後、発表された製品のハンズオンが会場内で行われた。本稿では、実際に触ってみての新製品のレポートをお届けする。昨年と同じく9月9日(クックの日?)の開催となったAppleのスペシャルイベントだが、今回はApple Watch Sportモデルの新カラーであるローズゴールドとゴールド、スポーツバンドに(PRODUCT)REDの追加、エルメスとのコラボモデル、iPad Proに、Smart KeyboardとApple Pencil、ひっそりとアナウンスされたiPad mini 4、Apple TVにiPhone 6s/6s Plusと、多くの製品が発表された。基調講演で紹介された順に見ていこう。○老舗メゾンとコラボしたApple Watchまず、Apple Watchだが、エルメスとのコラボレーションモデルが登場した。ベースとなっているのはステンレスケースのApple Watchだ。通常のApple Watchと異なるのは、ケースの裏蓋部分とバンドの裏側に"Hermès"と刻まれているところと、このモデルのみで使用できるWatchフェイスが存在するという点だ。バンドは"Simple Tour"、"Double Tour"、"Cuff"の3タイプがラインナップされている。二重ループタイプのバンドはエルメスの定番ウォッチでも採用されているので見覚えあるという人も多いのではないだろうか。エルメスの時計で使われているバンドと素材の質感は一緒なので、一瞬、デザイン手掛けたのは、クリストフ・ルメールに代わるクリエイティブディレクター、ナデージュ・ヴァニー=シビュルスキーに依るものか? と思ったのだが、そういうことではなさそうだ。"Double Tour"は38mmモデルのみで、フォーヴ、エタン、カプシーヌ、ブルージーンの4色、"Simple Tour"は38/42mmモデルに、フォーヴまたは黒のレザーバンドの2種、38mmモデルはカプシーヌレザーバンドと組み合わせることもできる。"Cuff"は42mmモデルとフォーヴのレザーバンドの組み合わせのみ。いずれのモデルもバンドとケース部の別売はされない。○さらに新色の追加もSportモデルには新たにローズゴールドとゴールドという新色が追加された。共に、最高級モデルである18KのApple Watch Editionでラインナップされていたが(ゴールドは正確に言うとイエローゴールド)、今回アルミニウムで表現されることとなった。実機を見た感じでは嫌らしくない品のある仕上がりになっており、チープな感じは全くない。スポーツバンドに(PRODUCT)REDも加わった。ステンレスケースのモデルとの組み合わせは上品でクールな印象だ。ハンズオンのコーナーには、このほか、Apple Watchスペースブラックステンレススチールケースにブラックのスポーツバンドを組み合わせたモデル、新色のスポーツバンドなどが陳列されていた。○文字通り大きな発表となったiPad Pro続いてはiPad Proと新しい入力デバイスを。以前より発売が噂されていたiPad Proだが、名称もそのままでの発表となった(名称はiPad Plusとなる説もあった)。12.9インチというディスプレイは丁度、iPad Airを二枚並べたのと同じサイズとなる。iOS 9で画面をスプリットして、2つのアプリを行ったり来たりできることは6月のWWDCの発表で判っていたが、そう言われてみると、なるほどと、納得のいく大きさではある。実機を見てまず、デカいと思ったのだが、手にしてみると、非常に薄く、そして軽いのに驚く。画面サイズの収納スペースは必要だが、これならバッグに入れて運ぶのも全く苦にならないだろう。初代iPadが680gだったのに対し、iPad Proは713g(Wi-Fiモデル)、その差はわずか30g強だ。iBMやCiscoとの提携が話題になったこともあって、企業向けにフォーカスした製品なのかなと予想していたが、さにあらず、コンシューマー向けでもあるし、もっと向いてると期待したくなるのが教育の現場での用途だ。幅広いユーザーに支持されるプロダクトではなかろうか。4Kの動画を3ストリーム同時処理できるというパワフルなプロセッサを搭載しているので、個人的にはモバイル用の動画編集デバイスとして使いたくなった。8MPのiSightカメラに、スピーカーも強化されているので、これ一台で、それなりの制作環境を構築できるのではないだろうか。○iPad Pro用に入力デバイスが2つそしてiPad Pro用に、入力デバイスが2つ用意された。一つ目は外部の物理的なキーボードであるSmart Keyboardだ。サードパーティ製のiPadキーボードはBluetooth接続で使用することが殆どだが、Smart Keyboardは新採用のSmart Connectorポートを利用して使用する。これにより、キーボード用に別途バッテリーを用意する必要もなく、電源のオンオフやBluetoothのペアリングもせずに、一瞬でiPad Proにアクセスできるのだ。こちらも薄型で軽いので、携行も苦痛にはなるまい。さらにこれは、従来のSmart Coverと同じ機能があって、iPad Proの液晶画面を保護してくれる。二つ目はドローイングをより自然な操作で行えるApple Pencilというペン型のデバイスだ。iPad Proのディスプレイ上でペンの位置や圧力、傾きを検出するようになっており、とても滑らかな描き心地で作業できる。iPad Air 2のタッチの追従性、精度もかなりのものであったが、iPad Pro+Apple Pencilの組み合わせは、その比ではない。本当に紙と鉛筆や筆で書いているようなフィーリングなのだ。これまでのスタイラスペンでは微妙なレイテンシーにイラッとさせられることが多かったのだが、そういったストレスから解放されることは間違いないはずだ。○ひっそりと陳列されていたiPad mini 4iPad Proのプレゼンテーションの終盤に、価格のみがアナウンスされたiPad mini 4については、時間切れで、残念ながらiPadシリーズの大きさ比較の写真を撮る際に並べただけで、詳細なルック&フィールをチェックすることはできなかった。陳列されていた製品も実際にiPad mini 4であったかどうかも定かでない。ただ、スタッフの話によると、プロセッサはiPad mini 3のA7からA8に、指紋認証機能のTouch IDの反応速度が倍になっているなど、確実に機能強化は図られている模様である。○別のスペースでデモを行っていたApple TV3年振りの新モデル投入となったApple TVは、ホールを挟んで下手側方向奥にデモブースが設置されていた。ここでは、基調講演でピックアップされた機能が紹介されていた。Siriを使っての番組やアプリの検索、2台のリモコンを接続しての対戦型ゲームの体験、天気予報やスポーツの結果を表示させるなどの体験ができた。しかしながら、ブース内のディスプレイの下方向に設置されたApple TV本体の接写は禁止となっており、少し離れた位置から形状、大きさを確認するに留まった。ところで、Siriなのだが、筆者のようなジャパニーズイングリッシュでも、結構な精度で認識してくれることが判った。完璧な発音でなくても、デタラメでなければ聞き取って貰えるようである。日本でも同様のサービスが受けられるかどうかとなると疑問ではあるが、Apple Musicのように映像コンテンツも定額配信へという流れが形成されつつあるので、今後の展開に期待したい。○iPhone、「唯一変わったのは、そのすべて。」さあ、最後はiPhoneだ。発表されたiPhone 6sとiPhone 6s Plusは、前モデルのiPhone 6/6 Plusと見比べてみると、新色のローズゴールドが追加された以外はほとんど変わらないように見える。画面サイズも4.7インチと5.5インチのままだ。だが、基調講演でのティム・クック氏の発言にある通り「唯一変わったのは、そのすべて。」に今回のアップデートは集約される。まずは筐体から見ていこう。本体には航空宇宙産業で使われているものと同じグレードである7000シリーズアルミニウムが採用された。iPhone 6/6 Plusが発売された時「薄過ぎて曲がる」などという都市伝説も生まれたが、それよりもっと重要な理由で耐久性の向上を図ったようだ。カバーガラスもより丈夫になっている。カメラは遂に4Kの撮影に対応した。解像度が高くなっただけでなく、タイムラプス撮影での光学手ぶれ補正に対応し、にわかには信じられないレベルの動画撮影が可能になっている。続いてチェックしたいのは3D Touchという感圧タッチ技術を使った機能だ。Apple WatchやMacBookで採用されたものとは異なり、基本的にはショートカットの役割を担う。AppleはPeekとPopと呼んでいるが、この2タイプの操作から、様々なショートカットが利用できる。例えば、受信ボックスに格納されているメールを軽く押し込むと、それぞれのEメールをPeekで「チラ見」できる。詳しく内容を知りたい場合は、そこからさらに深く押し込む、すると今度はPopで中味が表示される。「チラ見」で済ませたいときは指を離せば、「チラ見」表示のポップアップが消える。写真アプリでは、撮影した写真のサムネールを押し込むとスクラブバーが現れ、撮ったものの「チラ見」ができる。見たい写真があったら、そこで深く押し込む。するとPopで中味が表示され、そこから編集や共有が行えるといった具合である。これが本当に便利で、一度使ったらこれまでの何手も必要な操作には戻れなくなる。とはいえ、最初は躊躇した。長押しとどう違うの?という疑問が湧いた。しかし、深押しと長押しを完全に区別しているのだ。例えば、アプリのアイコンを軽く数秒「触る」と長押しの状態になり、アイコンがプルプル震えだす。そうでなく、アイコンをぐいっと深押しすると、こっちはiPhoneがブルっと震え、Peekの状態に入る。さらに深く押すとまた種類の違う震えがiPhone本体で起こり、Popに入ったよと伝えてくれる。このiPhoneが震える仕組み、感覚的な理解を促すだけでなく、視覚が不自由な人にとっても嬉しい機能なのではなかろうか。判ってる限りでもう一種震えのパターンがあり、それは3D Touchに対応していないアプリを深押しすると「自分はその機能に対応してないですよ」というサインを送ってくれるというものだ。これなら、誰もが同じ感覚でショートカットの操作が行える。先に、本体とカバーガラスを強化したと述べたが、その理由がこれである。ちょっと強く押したぐらいでは壊れない耐久性が必要だったのだ。3D Touchはカメラの新しい機能であるLive Photosでも使用する。Live Photosとは、スチール撮影をする際に、その前後の瞬間の動きや音を捉えて、非常に短い動画のようにしてくれるというものだ。「動画のように」と表現したのは、動画のそれとは少し体験として異なっていると感じられるからである。バーストモードで撮った一番良いカットを残したい、という使い方をするユーザーは少なくないだろう。Live Photosはそこをもう一歩進めて、確かにこれは良いカットだけど、この前後にも同じくらい良いカットがあるんじゃないだろうか、それに、この貴重な瞬間を記憶として留めておきたいんだという発想のもとで作られたもののように見えるのだ。これはある種の記憶補助ツールなのである。前述したようにLive Photosの再生には、見たい写真を深押しすればそのカットの前後の様子を見ることができる。カメラロールの写真を送ったり戻したりするときもこのアクションは適用される。ただし、Live Photosのモードで撮影されている必要がある。Live Photosの撮影は簡単だ。写真アプリの上部中央にボタンがあり、それをタップすればLive Photosの撮影モードに入る。ここで注意するのは、あー撮ったっと、すぐにカメラを仕舞わないこと。その動作がLive Photosとして記録されてしまうからだ(それはそれで、その瞬間起こったことだから良しとしても、もちろん構わないのだが)。ハンズオンで気になったiPhone 6sとiPhone 6s Plusの機能はざっとこんなところだが、冒頭の「唯一変わったのは、そのすべて。」発言に対応する感想を述べると、これはスマートフォンの体験そのものを変えてしまう、次のスタンダードを提示する機能満載だと思った。それができるのはハードからソフトまで全てを自分たちで開発を進めているからだろう。iPad Pro+Apple Pencilのコンビネーションもそうだが、これはAppleだから実現できたことであり、また、彼らの強みでもある。かつてiPhoneが登場した時、Multi-Touchが世界を驚かせ、以降、スマートフォンの操作法の典型モデルとなった。それと同じことが起きようとしていると言って過言でないアップデートなのだ。スペックだけ追いかけても分からない、新しいユーザー体験が我々を待っている、あと二週間後に。
2015年09月10日米Appleは9日(現地時間)、サンフランシスコで開催されたAppleスペシャルイベントにて、Apple Watch用OS初のメジャーアップデートとなる「watchOS 2」を発表した。9月16日より提供開始する。これまでのApple Watchアプリは、iPhoneアプリの補助的な位置付けとなっており、iPhoneと接続していないと動作しなかった。しかし、watchOS 2からは、ネイティブアプリやWi-Fi接続に対応し、Apple Watch単体でも動作可能になる。そのほかにも、世界各地のタイムラプス動画や好きな画像を「文字盤」に表示できる機能や、デジタルクラウンを回して過去や未来の予定を確認できる「タイムトラベル」など多数の機能が追加されている。watchOS 2の発表に合わせ、Apple Watch Sportの新色として、「ローズゴールド」「イエローゴールド」の2色を追加。価格は従来モデルと同額となる。また、スポーツバンドについても新色が追加され全16色を展開する。いずれも同日より販売を開始した。
2015年09月10日米Appleが9日(米国時間)に開催したスペシャルイベント後、Appleオンラインストアでの製品ラインナップからiPhone 5s/6/6 Plusのゴールドモデルが消え、同ストアでの販売を終了している。iPhone 5s/6/6 Plusの紹介文には、カラーバリエーションについて「シルバーとスペースグレイの2つの仕上げから選べる」と記載されており、ゴールドは選択できなくなっている。日本時間10日19時30分時点で、AppleオンラインストアからiPhoneのゴールドモデルを購入したい場合は、最新のiPhone 6s/6s Plusを選ぶしかない。なお、ドコモやau、ソフトバンクのオンラインストアでは、iPhone 6/6 Plusであればこれまで通り全カラー購入できる。
2015年09月10日●新型iPhoneをチェック米Appleは9日(米国時間)、スペシャルイベントを開催し、iPhone 6s/6s Plus、iPad Pro、新型Apple TV、Apple Watchの新モデルなどを発表した。本稿では、Appleが発表した新製品を写真でチェックしていく。○iPhone 6s/6s Plus「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」は、それぞれ4.7インチ、5.5インチの新型iPhone。前モデルにあたる「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」からデザイン面では大きな変化はないが、最新のA9チップや12メガピクセルのカメラなど性能面が大きく向上している。また、指の押す力によって異なる操作が行える「3D Touch」機能に対応した。そのほか、アプリの頻繁に使う機能にホーム画面のアプリアイコンからアクセスできる「クイックアクション」機能も搭載している。カラーバリエーションは、iPhone 6/6 Plusにも用意されていたシルバー/ゴールド/スペースグレイのほか、新たにローズゴールドを追加している。●新型iPadをチェック○iPad Pro「iPad Pro」は、12.9インチのディスプレイを搭載した新型iPad。ディス例の解像度は2732×2048ピクセル。サイズ/重量は305.7mm×220.6mm×6.9mm/約713g(セルラー版は723g)というiPad史上最大のモデルだ。12.9インチというサイズで、クリエイティブな作業にも適しているとし、専用アクセサリとしてスタイラスペン「Apple Pencil」も用意されている。Apple Pencilは、筆圧やペンの傾きも検出するため、極細の線から太い線、濃淡まで様々な表現を描き分けられるという。そのほか、専用のキーボードカバー「Smart Keyboard」も提供する。マグネットにより接続できる同キーボードカバーは、画面を隠すことなくフルサイズキーボードを利用できる。また、折りたたみ方を変えることで、スタンド状態でノートPCのようにiPad Proを使うことも可能となっている。iPad Proのカラーバリエーションはシルバー/ゴールド/スペースグレイの3色。●新型Apple Watch/Apple TVをチェック○Apple Watch Hermes「Apple Watch Hermes」は、Apple Watchとフランスのファッションブランド「エルメス」とのコラボレーションモデル。エルメスの職人による手作りの革バンドと、エルメス仕様のウォッチフェイスがセットになっている。バンドは、二重巻きになる「ドゥブルトゥール」や、馬具からヒントを得たという「カフ」などユニークなものが用意されている。そのほか、「Apple Watch Sprot」には新色としてゴールドとローズゴールドのモデルが追加された。またエラストマー製のバンドにはPRODUCT(RED)やアンティークホワイトなどの新色が加わっている。○Apple TV第4世代となる新型Apple TVは、音声アシスタント機能「Siri」を搭載しているほか、タッチ操作が可能な専用リモコンが付属する。本体の外観は、前モデルよりも大きくなっているが、IEEE802.11ac(2×2 MIMO)に対応し、最大867Mbpsの通信が可能となっている。リモコンにはマイクを内蔵し、タッチ操作でスワイプ可能な「Siri Remote」機能を搭載している。
2015年09月10日米Appleは現地9日(日本時間9月10日)、新製品発表会を開催し、Apple Watchに仏エルメス社と共同開発したApple Watch用バンドを組み合わせた「Apple Watchエルメス・コレクション(Apple Watch Hermés)」を発表した。10月5日から販売される。エルメス・コレクションは全3モデルで、いずれもエルメスの既存の腕時計と同じネーミング・デザインのレザーバンドを装着。専用デザインの文字盤が用意されるほか、本体裏側にはエルメス社のロゴがレザー刻印される特別モデルになっている。現時点で日本での販売価格は未定。日本ではApple Store銀座、表参道、大阪心斎橋の各店とエルメスの銀座、大阪店、伊勢丹新宿店でのみの扱いとなる。
2015年09月10日米Appleは9日(現地時間)、iPad miniシリーズの新モデルとなる「iPad mini 4」を発表。同日より販売を開始した。iPad mini 4は、iPad miniシリーズの第4世代モデルとなる製品。従来モデルであるiPad mini 3と比べ、プロセッサが「A7」から「A8」、グラフィックスが「M7」モーションコプロセッサから「M8」モーションコプロセッサにバージョンアップ。それに伴い、CPU処理速度が30%、グラフィックス処理が60%高速になった。また、本体サイズが18%薄くなったほか、最大37gの軽量化を図っている。ソフトウェア面では、iOS 9から追加されるiPad向けマルチタスク機能「Split View」に対応している。ディスプレイはIPS方式の7.9型Retina(2,048×1,536ピクセル、326ppi)を採用。8メガピクセルのiSightカメラ、1.2メガピクセルのFaceTime HDカメラ、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2、Touch IDなどを備える。ラインナップは、Wi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルを用意。カラーはいずれのモデルもシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色から選択できる。Wi-Fiモデルの価格は、16GBが42,800円、64GBが53,800円、128GBが64,800円(いずれも税別)。Wi-Fi+Cellularモデルの価格は、16GBが56,800円、64GBが67,800円、128GBが78,800円(いずれも税別)。
2015年09月10日米Appleは9日(現地時間)、サンフランシスコで開催されたAppleスペシャルイベントにおいて、Apple Watchとフランスのラグジュアリーブランドである「エルメス」のコラボレーションモデル「Apple Watch Hermes」を発表した。10月の発売を予定しているが、限られた店舗のみで取り扱う。エルメスとのコラボレーションモデルは、エルメスの職人によるレザーストラップと、Appleのデザイナーが設計した文字盤を組み合わせた特別なモデル。エルメスの時計である、クリッパー、ケープコード、エスパスからインスパイアされたという文字盤デザインを採用した。エルメス仕様の特別パッケージで提供される。米国での価格は「ドゥブルトゥール」が1,250ドル、「シンプルトゥール」が1,100ドル、「カフ」が1,500ドル。○ドゥブルトゥールドゥブルトゥールは、手首に二重巻きで装着するデザイン。ケースサイズは38mmのみ。ストラップは、フォーヴ(薄茶色)、エタン(焦げ茶)、カプシーヌ(赤色)、ブルージーン(ターコイズブルー)の4色から選べる。○シンプルトゥール馬用ガースベルトの留め具を彷彿させるバックルが特徴的なデザインを採用。ケースサイズは、38mmと42mmを用意。ストラップは、フォーヴ(薄茶色)または黒。38mmのみカプシーヌ(赤色)も用意している。○カフ乗馬用の馬具からインスピレーションを得た太めのデザイン。心拍センサーが常に手首に接するようにデザインされている。ケースのサイズは42mm、カラーはフォーヴ(薄茶色)のみ用意。○日本国内の取り扱い店舗日本の取り扱い店舗(9月9日時点)は、Apple Store 表参道、Apple Store 銀座、Apple Store 心斎橋、Apple Watch at Isetan Shinjuku、Dover Street Market Ginza、「Hermes」銀座、「Hermes」大阪御堂筋。
2015年09月10日