インバースネットは、「FRONTIER」ブランドからAdobe Creative Cloudソフトウェアの動作確認済みデスクトップPCを8モデル発売した。BTOに対応している。ラインナップは、デザイナー向けモデルが4機種、映像制作向けモデルが4機種という内容。デザイナー向けモデルは、Photoshop CC、Illustrator CC、InDesign CC、Dreamweaver CCの動作を確認済みで、映像制作向けモデルはPremiere Pro CCとAfter Effects CCの動作を確認済み。いずれのモデルも、グラフィックスカードにNVIDIA Quadroシリーズを採用した。USB日本語キーボード(黒)とUSB光学式スクロールマウス(黒)が付属するが、ディスプレイはオプション。OSは、Windows 7 Home Premium SP1 64bit版か、Windows 8.1 Update 64bit版が選べる。○FRGBX918/CC1 クリエイターシリーズ(デザイナー)Windows8.1モデル標準構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5820K(3.30GHz)、チップセットがIntel X99 Express、メモリがPC4-17000 16GB(8GB×2)、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA Quadro K620 2GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が1000W 80PLUS PLATINUM。本体サイズはW234×H533×D558mm。本構成での価格は税別176,800円。○FRGAZ918/CC1 クリエイターシリーズ(デザイナー)Windows8.1モデル標準構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-4460(3.20GHz)、チップセットがIntel Z97 Express、メモリがPC3-12800 16GB(8GB×2)、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA Quadro K620 2GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が600W 80PLUS BRONZE。本体サイズはW191×H424×D468mm。本体構成時での価格は税別102,800円。○FRGEH918/CC1 クリエイターシリーズ(デザイナー)Windows8.1モデル標準構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-4460(3.20GHz)、チップセットがIntel H97 Express、メモリがPC3-12800 16GB(8GB×2)、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA Quadro K620 2GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が600W 80PLUS BRONZE。本体サイズはW210×H440×D460mm。本構成時での価格は税別97,800円。○FRGXH918/CC1 クリエイターシリーズ(デザイナー)Windows8.1モデル標準構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-4460(3.20GHz)、チップセットがIntel H97 Express、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2)、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA Quadro K620 2GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が600W 80PLUS BRONZE。本体サイズはW174×H365×D392mm。本構成時での価格は税別85,500円○FRGBX918/CC2 クリエイターシリーズ(映像制作)Windows8.1モデル標準構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5820K(3.30GHz)、チップセットがIntel X99 Express、メモリがPC4-17000 16GB(8GB×2)、ストレージが256GB M.2 SSDと1TB SATA HDD×2台、グラフィックスがNVIDIA Quadro K2000 4GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が1000W 80PLUS PLATINUM。本体サイズはW234×H533×D558mm。本構成時での価格は税別239,800円。○FRGAZ918/CC2 クリエイターシリーズ(映像制作)Windows8.1モデル標準構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4790(3.60GHz)、チップセットがIntel Z97 Express、メモリがPC3-12800 16GB(8GB×2)、ストレージが256GB M.2 SSDと1TB SATA HDD×2台、グラフィックスがNVIDIA Quadro K2200 4GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が600W 80PLUS BRONZE。本体サイズはW191×H424×D468mm。本構成時での価格は税別176,800円。○FRGEH918/CC2 クリエイターシリーズ(映像制作)Windows8.1モデル標準構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4790(3.60GHz)、チップセットがIntel H97 Express、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2)、ストレージが256GB M.2 SSDと1TB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA Quadro K2200 4GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が600W 80PLUS BRONZE。本体サイズはW210×H440×D460mm。本構成時での価格は税別156,800円。○FRGXH918/CC2 クリエイターシリーズ(映像制作)Windows8.1モデル標準構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4790(3.60GHz)、チップセットがIntel H97 Express、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2)、ストレージが256GB M.2 SSDと1TB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA Quadro K2200 4GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が600W 80PLUS BRONZE。本体サイズはW174×H365×D392mm。本構成時での価格は税別146,800円。
2015年07月13日ZMPは、人間の動作と作業対象の動きを同時に計測可能なモーションキャプチャシステム「ZMP IMU-Z Body Motionセンサパッケージ」を開発、販売を開始したと発表した。同システムは、3軸加速度・3軸ジャイロ・3軸地磁気センサを搭載した小型モーションセンサを17個と、任意の対象物に取付可能なセンサ1個(最大3個)、専用全身スーツ、計測用機器、およびソフトウェア開発環境から構成されたもの。例えば、自動車分野では、ドライバーの全身とステアリングにセンサを取り付けることで、ドライバーの運転動作とステアリングの動きを同期して計測することを可能とするという。また、各センサにIDが付与されているため、計測点の取り違いが発生しないほか、17個のセンサから取得した姿勢データと運動学を組み合わせ、各部位の位置を特定して表示することができる。さらに、モーションキャプチャシステム構築に必要な機能(3D表示、信号フィルタリング、姿勢推定器、運動学、行列、クォータニオン演算)がソフトウェア開発環境として提供されており、任意のモデルの構築も可能となっている。価格は、センサ17個、電源・ケーブル、開発環境(IMU-Z SDK)、全身スーツ、計測機器(Windows PC)をセットにしたバージョンで、一般が250万円(税別)、アカデミックが200万円(同)、センサ18個(全身用17個+任意取付用1個)、電源・ケーブル、開発環境(IMU-Z SDK)、全身スーツ、計測機器(Windows PC)をセットにしたバージョンで、一般が259万8000円(同)、アカデミックが207万8000円(同)としている。また、上半身モデルや下半身モデルのセット販売も行っているという。
2015年07月10日サードウェーブデジノスは9日、セルシス製イラスト・マンガ制作ソフトウェア「CLIP STUDIO PAINT PRO」動作確認済みの15.6型ノートPC「Raytrek debut! CLIP STUDIO動作確認済み Critea DX4 FHD」を発売した。全国のドスパラ店舗、およびドスパラ通販サイトで販売する。BTOに対応し、標準構成時の価格は税別76,980円。「CLIP STUDIO PAINT PRO」は、セルシスのイラスト・マンガ制作ソフトウェア。画面内で拡大や縮小を行っても品質が劣化しないベクタ描画、繊細なタッチの水彩やセルアニメ風の塗りなどのペイント表現、画面内でポージング可能な3Dデッサン人形といった機能を備える。今回の動作確認済みノートPCは「CLIP STUDIO PAINT PRO」自体をはじめ、ワコム製ペンタブレットとの接続なども動作を確認済み。標準構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i3-4100M(2.50Ghz)、チップセットがMobile Intel HM86 Express、メモリがPC3-12800(4GB×2、最大16GB)、グラフィックスがIntel HD Graphics 4600(CPU内蔵)、ストレージが500GB SATA HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、ディスプレイが15.6型のフルHD非光沢液晶(1,920×1,080ドット)。OSはindows 8.1 Update 64bit。主なインタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LAN×1、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、USB 2.0×2、USB 3.0×2、HDMI×1、D-Sub×1、ヘッドホン出力、マイク入力、Webカメラ、SDカードリーダーなど。バッテリ駆動時間は約7.2時間。本体サイズはW388×H25.3×D265mm、重量は2.4kg。
2015年07月09日東京大学(東大)は、ナノワイヤ量子ドットレーザの室温(300K)での動作に成功したと発表した。同成果は、同大ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構の荒川泰彦 教授、舘林潤 特任助教らによるもの。詳細は「Nature Photonics」に掲載された。ナノワイヤレーザは、従来の半導体レーザと同様の動作原理ながら、1万~10万分の1の体積でレーザ発振が可能なほか、出力先の方向・形状を制御しやすいため、次世代半導体技術として期待される光電子融合集積回路へオンチップで実装することが可能だ。これまで、さまざまな材料系でのレーザ発振が報告されてきたが、それらのほとんどがバルク材料の光利得を用いてきたが、今回、研究グループでは、量子ドットを活性層に持つナノワイヤレーザ(ナノ量子ドットレーザ)を作製し、共振器構造の最適化を行うことで室温でのレーザ発振を実現したとする。実際にデバイスの評価を実施した結果、光励起による室温発振を確認。性能の指標となる特性温度は133Kと、従来のナノワイヤレーザに比べても高く、これについて研究グループでは、量子ドット導入によるキャリアの効率的な閉じ込めが起きていることが示唆されると説明する。なお研究グループでは今後、ナノレーザ光源の高性能化や多機能化が見込めることから、成長・プロセス・評価技術のさらなる開発による低しきい値動作化や長波長化、実用化に向けた電流駆動によるレーザ発振動作を目指すとしいている。
2015年06月30日サードウェーブデジノスは28日、統合開発環境「Unreal Engine 4」の動作を確認したデスクトップPC「GALLERIA XK-E Unreal Engine 4 動作確認済モデル」を発表した。PCショップ「ドスパラ」で同日より販売開始する。基本構成の価格は税別469,980円。「GALLERIA XK-E Unreal Engine 4 動作確認済モデル」は、「Unreal Engine 4」の開発元であるEpic Gamesの日本法人、エピック・ゲームズ・ジャパンが監修したPC。8コアのCore i7-5960X Extreme Editionや、GeForce GTX TITAN Xを採用し一定の基準を上回るパフォーマンスを満たす仕様となっており、開発時に安定した動作が見込めるとする。基本構成の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5960X Extreme Edition(3.00GHz)、チップセットがIntel X99 Express、メモリがPC4-17000 32GB、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX TITAN X 12GB、ストレージが3TB SATA3 HDD/250GB SATA3 SSD、光学ドライブがブルーレイディスクドライブ、電源が80PLUS PLATINUMの860W電源、OSがWindows 8.1 Proなど。本体サイズはW207×D520.7×H450.2mm、重量は約13.9kg。ケースはオリジナルのGALLERIA専用KTケースのブラックを採用する。
2015年05月28日メカトラックスは23日、小型ボードコンピュータ「Raspberry Pi」に低消費電力動作や死活監視機能を実装できる電源管理モジュール「slee-Pi」を発表した。価格は11,800円。slee-Pi本体のほか、電源ハーネスと設定ツール入りmicroSDカードで構成される。slee-Piは、Raspberry Pi用の電源管理基板。「Raspberry Pi Model B+」または「Raspberry Pi 2 model B」に組み込むことができる。RTC(Real Time Clock)を搭載し、通常動作時において「Raspberry Pi」に接続されたRTCとして機能。ユーザーが設定したスケジュールで「Raspberry Pi」本体への電源供給や遮断が可能になる。RTCのクロック源には「TCXO」を採用。周囲温度変化などによる時計のズレを±10秒以内に抑える。常時動作させるため、「Raspberry Pi」本体の電源・電圧の監視も可能。電源供給用に高効率DC/DCコンバータを搭載しており、太陽光パネルやバッテリーなど、6V~35Vまでの入力電圧に対応する。「Raspberry Pi」単体ではOSシャットダウン後も通電されたままになるが、slee-Piを接続することで待機時の消費電力を抑えるほか、「Raspberry Pi」単体では行えなかったスリープ動作も実現できる。コールドブートにも対応し、動作をスケジューリングすることでも消費電力を抑えられる。
2015年04月23日サードウェーブデジノスは15日、同社のゲーミングPC「GALLERIA」より、Epic Gamesが開発するゲームエンジン「Unreal Engine 4」の動作検証を行ったゲーム開発向けPCを発表した。デスクトップPC2モデル、ノートPC2モデルをそろえ、PCショップ「ドスパラ」にて販売を開始した。「Unreal Engine 4 動作確認済モデル」は、Epic Gamesの日本法人であるエピック・ゲームズ・ジャパンによって設定された検査方法で、一定の基準を上回るパフォーマンスを満たしたPC。また、VRヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift DK2」を使った検証も合わせて行っており、Unreal Engine 4に用意された環境を幅広く活用した開発が可能だという。○デスクトップPC「GALLERIA XG-E Unreal Engine 4 動作確認済みモデル」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5820K (3.3GHz)、チップセットがIntel X99 Express、メモリがPC4-17000 16GB(4GB×4)、ストレージが250GB SATA SSD + 2TB SATA3 HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 980 4GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、電源が750W 80 PLUS SILVER、OSがWindows 7 Professional 64bit。本構成での価格は税別263,980円から。「GALLERIA DM Unreal Engine 4 動作確認済みモデル」の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-4590 (3.3GHz)、チップセットがIntel B85 Express、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2)、ストレージが120GB SATA SSD + 500GB SATA3 HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 750 Ti 2GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、電源が500W 80 PLUS BRONZE、OSがWindows 7 Professional 64bit。本構成での価格は税別109,980円から。○ノートPC「GALLERIA QF980HG Unreal Engine 4 動作確認済みモデル」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4710MQ (2.5GHz)、チップセットがMobile Intel HM87 Express、メモリがPC3-12800 16GB(8GB×2)、ストレージが250GB SSD + 1TB SATA2 HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 980M 8GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイが17.3型フルHD(1,920×1,080ドット)、OSがWindows 8.1 Pro 64bit。本構成での価格は税別250,980円から。「GALLERIA QF960HE Unreal Engine 4 動作確認済みモデル」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4710MQ (2.5GHz)、チップセットがMobile Intel HM87 Express、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2)、ストレージが120GB SSD + 500GB SATA2 HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960M 8GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイが15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)、OSがWindows 8.1 Pro 64bit。本構成での価格は税別145,980円から。
2015年04月15日セイコーインスツル(SII)は3月3日、高耐圧36V動作の車載用250mA LDO レギュレータ「S-19212シリーズ」を製品化し、受注を開始した。LDOレギュレータは、出力電圧を一定に保つよう制御する半導体で、S-19212シリーズは±2.0%の出力電圧精度で、2.5V~16.0Vの範囲の出力電圧を0.1Vステップで選択可能。6.5μAの低消費電流のためバッテリー直結システムの暗電流削減に適しており、4種類のパッケージラインアップと合わせて幅広いニーズに対応する。入力電圧36V、定格45Vの高耐圧製品のため、直接12V鉛バッテリーに接続できる。動作温度は125℃まで可能であり、エンジン周りなど高温対応が求められる用途に適応する。三温度テスト(低温、常温、高温)を実施し、車載電子部品評議会(AEC)による各種の信頼性・品質評価試験である「AEC-Q100」に対応予定。また、PPAP(生産部品承認プロセス)にも対応し、自動車などの過酷な環境下での使用が可能となっている。パッケージは、HSOP-8A(6.0mm×5.02mm×1.68mm)、SOT-89-5(4.5mm×4.5mm×1.6mm)、HSOP-6(6.0mm×5.02mm×1.75mm)、SOT-23-5(2.8mm×2.9mm×1.3mm)の4種類で、鉛フリー・ハロゲンフリーとなっている。熱シミュレーションサービスにより、熱抵抗値や推奨配線率などを考慮し最適なパッケージを提案する。販売目標は2015年度で年間200万個となっている。
2015年03月04日東京工業大学(東工大)は、A/Dコンバータ(ADC)を用いた新方式のデジタルクロック生成器を開発し、従来のデジタルPLLに比べ、低消費電力かつ低ジッタで動作することを確認したと発表した。同成果は、同大大学院 理工学研究科の松澤昭教授と岡田健一准教授らによるもの。詳細は、2月22日から米国サンフランシスコで開催されている「国際固体素子回路会議ISSCC 2015(IEEE International Solid-State Circuits Conference 2015)」にて発表される。今回、位相同期を電圧差の検出によって行うという新たな発想に基づき、発振器出力を直接、標本化する電圧サブサンプリング技術により実現したという。従来のデジタルPLLは位相同期のために時間差検出による帰還(フィードバック)制御を行っていたが、時間差検出の分解能を高くできないことが課題だった。これに対し、新技術はこの課題を解決する成果で、最小配線半ピッチ65nmのシリコンCMOSプロセスで試作した新型デジタルPLLは、2.2GHzのクロックを生成可能であり、クロックの揺れが発振周期の0.08%と非常に良好なジッタ特性を達成した。また、消費電力も4.2mWと低く抑えられている。同技術が実用化されれば、身のまわりのあらゆる電子機器に超小型バッテリレスセンサを組み込むことが可能になるとコメントしている。
2015年02月24日セイコーエプソンは2月18日、1.2Vで動作する低消費電力16ビットフラッシュメモリ内蔵マイコン「S1C17W00」シリーズに小型パッケージの「S1C17W03/04」2品種を追加したと発表した。同シリーズは消費電力が特徴で、小型・小容量のコイン型電池などで駆動する携帯電子機器への組み込みに最適な製品であり、幅広いセンサへの対応も可能である。また、従来はデジタルウォッチやプライスタグ(電子棚札)などを主要ターゲットとし、その表示用途のために液晶ドライバ回路を内蔵していた。しかし近年では、産業分野や住宅設備に使われるガス警報機、人感センサ、電子鍵などのセンサ端末や、スマートフォンとの連携を前提としたウェアラブル機器向けに、表示機能を持たないシンプルで小型化された低消費電力マイコンのニーズが高まってきている。そこで今回、表示機能を割愛することで、従来品に比べ、表面積を削減した小型パッケージ品を同シリーズに追加した。具体的には、電源電圧1.2V~3.6Vの広範囲駆動で、ボタン型の酸化銀電池からリチウムイオンコイン電池まで、多種多様な電池に対応できるだけでなく、独自の低リークプロセスと電源回路技術により、待機時消費電流を電圧に関わりなく0.15μAに抑えている。さらに、12ビットA/D変換器と温湿度計測に最適化されたR/F変換器やUART、SPI、I2Cの各種シリアルインタフェースを内蔵しており、さまざまなセンサとの接続が可能であるため、センサノードコントローラとして幅広い分野に応用することができる。なお、パッケージは「S1C17W03」が32ピンSQFN5。また、パッケージだけでなくベアチップでの出荷も可能となっている。サンプル価格は「S1C17W03」が160円(税抜き)。両品種とも月産20万個を予定している。
2015年02月19日ルネサス エレクトロニクスは1月22日、煙、ガス、人感、振動など、防災・防犯検知器向けに、CPUを動作させずに検知処理を行うスマートなスヌーズモードを搭載することにより、システム全体の待機時の低消費電力化を実現するマイコン「RL78/I1D」グループを発表した。同製品は、スマートなスヌーズモードにより、検知器システム全体の待機時消費電力約3割を削減できる他、1MHz動作時に124μAと業界トップクラスの低消費電流を実現している。さらに、微小なセンサ信号の検知に必要な周辺アナログ機能を内蔵することにより、検知器の省電力化、コスト削減および小型化に貢献する。また、検知器の待機時にはスマートなスヌーズモードにより、CPUを動作させずに、DTC(データトランスファコントローラ)、ELC(イベントリンクコントローラ)、DOC(データオペレーションサーキット)、およびロングインターバルタイマの周辺機能だけで検知処理を完結することができ、CPU起動時間の最小化を実現する。そして、CPU動作時には低電力動作モードでの動作電流が他社同等品と比べ極めて小さく、さらにサスペンド状態からの高速復帰により、システムの総合消費電力の最小化に大きく貢献するという。この他、システムのコスト削減および小型化の取り組みとして、汎用オペアンプや12ビットA/Dコンバータ(ADC)、コンパレータを内蔵し、微小なセンサ信号の検知に必要な周辺アナログ機能を1チップで実現している。なお、同グループは20~48ピンのパッケージ、8/16/32KBのフラッシュメモリを内蔵する13品種がラインナップされており、今年中に月産40万個体制で量産を開始する予定。
2015年01月22日サイコムは18日、同社のクリエイター向け水冷ワークステーション「Lepton WS」シリーズが、3DCG作成ソフト「LightWave 11」の正式動作確認済みモデルの認定を取得したと発表した。「Lepton WS」は、グラフィックスにNVIDIA Quadroシリーズを搭載し、3DCGやCAD、映像編集などのなプロフェッショナルニーズに応えるBTOワークステーション。ミドルタワーモデル2機種と、ミニタワーモデル1機種、キューブモデル1機種の合計4機種をラインナップする。ミドルタワーモデル「WS2400X99」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5820K (3.3GHz)、チップセットがIntel X99 Express(ASRock X99 Extreme4)、メモリがPC4-17000 8GB(4GB×2)、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA Quadro K620 2GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、電源が650W 80PLUS GOLD(Seasonic SSR-650RM)、OSがオプション。本構成での価格は177,780円から。ミドルタワーモデル「WS2450Z97-A」の主な仕様は、CPUがIntel Xeon E3-1226 v3 (3.3GHz)、チップセットがIntel Z97 Express(ASRock Z97 Pro4)、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2)、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA Quadro K420 1GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、電源が650W 80PLUS GOLD(Seasonic SSR-650RM)、OSがオプション。本構成での価格は119,730円から。ミニタワーモデル「WS2400Z97-M」の主な仕様は、CPUがIntel Xeon E3-1226 v3 (3.3GHz)、チップセットがIntel Z97 Express(ASRock Z97M Pro4)、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2)、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA Quadro K420 1GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、電源が600W 80PLUS BRONZE(Corsair CX600M)、OSがオプション。本構成での価格は109,700円から。キューブモデル「WS2400H97-I」の主な仕様は、CPUがIntel Xeon E3-1226 v3 (3.3GHz)、チップセットがIntel H97 Express(GIGABYTE GA-H97N-WIFI)、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2)、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA Quadro K420 1GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ(スリムタイプ)、電源が300W 80PLUS SFX電源、OSがオプション。本構成での価格は102,600円から。
2014年12月18日STMicroelectronicsは12月16日、ARM Cortex-M4を搭載し、最高動作周波数180MHzで動作する32ビットマイコン「STM32F446」を発表した。同製品は、強化された処理性能、256/512KBのコンパクトな内蔵フラッシュメモリ、128KBのRAM、メモリ拡張インタフェース、および強化された通信インタフェースを組み合わせており、新たな選択肢を提供する。具体的には、浮動小数点ユニットとDSP機能を持つARM Cortex-M4コアは、独自のフラッシュアクセラレータであるART Accelerator、スマートアーキテクチャおよび先進的な90nmフラッシュメモリ技術の活用により進化した。その結果、内蔵フラッシュメモリから180MHzで実行した場合、225DMIPSおよび608CoreMarkというARM Cortex-M4コア搭載デバイスの中で最高の性能を実現している。さらに、先進的なペリフェラルと、複数のインタフェースで効率的な同時通信をサポートする機能により、産業機器、医療機器およびIoT(Internet of Things)向けアプリケーションのスマート化やインタラクティブ化を加速させる。ペリフェラルには、カメラインタフェース、7個のI2Sオーディオインタフェース、CEC(Consumer Electronics Controller)、S/PDIFデジタルオーディオ接続、ディスプレイパラレルインタフェースなどが含まれている。そして、専用電源を持つUSBインタフェースは、コア全体の電源範囲が最小電圧1.7Vに低下しても連続動作が可能となっている。また、フレキシブルメモリコントローラ(FMC)とデュアルクアッドSPI(QSPI)インタフェースを搭載しており、外付けメモリを使用したシームレスなシステム拡張が可能。90MHzで動作するFMCは、内蔵コントローラにより、外付けのSRAM、SDRAM、NOR/NANDフラッシュメモリ、もしくはLCDの制御を簡略化するとともに、性能向上に向けたメモリリマッピングモードに対応する。デュアルQSPIは、FMCから独立して動作し、最大2個の外付けNORフラッシュメモリ(SPI)へのSDRまたはDDRでの直接接続、メモリマップ接続を可能にする。加えて、電圧をダイナミックにスケーリングする先進的な90nmプロセス技術から、広範なクロックゲーティングおよびSRAMを全て保持したままSTOPモードでの消費電流を50μAまで低減する柔軟な低電力モードなど、独自の低消費電力機能を搭載しており、消費電力が重要視される機器に適している。この他、「STM32F446」を使用することにより、広範な「STM32」開発エコシステム、ピン配置、ソフトウェア互換性を持つ600品種以上の「STM32」マイコンにアクセスすることができる。開発エコシステムは、使用しやすいオープンソフトウェアプラットフォーム「STM32Cube」、拡張可能な開発ボード「STM32 Nucleo」、評価ボード「STM32 Discovery」で構成され、IAR EWARM、Keil MDK-ARM、GCCベースのIDEなど、一般的な統合開発環境で利用可能となっている。なお、パッケージは、3.728mm×3.85mmサイズのWLCSP81から20mm角のLQFP144まで用意されている。現在、サンプル出荷中で、2015年第1四半期に量産を開始する予定。サンプル価格は、内蔵フラッシュメモリが256KB、SRAMが128KB、パッケージがLQFP64の「STM32F446RC」で約3.75ドルとなっている。
2014年12月18日サードウェーブデジノスは21日、Adobe Photoshop CCの動作を確認したPCのラインナップに、ノートPCの各モデルを追加。全国のドスパラ各店舗およびドスパラ通販サイトにて販売を開始した。いずれもBTOに対応する。代表的なモデルの構成、および標準構成価格は下記の通り。各モデルとも、OSはWindows 8.1 Update 64bit版かWindows 7 Home Premium 64bit版が選べる。○Raytrek-V Adobe Photoshop動作確認済みモデル VH-AECPUはIntel Core i7-4710MQ(2.5GHz)、チップセットはMobile Intel HM86 Express、メモリはPC3L-12800 8GB(4GB×2、最大16GB)、ストレージは1TB SATA HDD、グラフィックスはIntel HD Graphics 4600(CPU内蔵)、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ。15.6型の液晶ディスプレイは非光沢(ノングレア)タイプで、解像度は1,366×768ドット。通信機能はGigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、バッテリ駆動時間は約4.3時間。本体サイズはW383×D249.5×H37.6mm、重量は約2.5kg。標準構成価格は88,580円(税別)。○Raytrek-V Adobe Photoshop動作確認済みモデル QF840HGCPUはIntel Core i7-4710MQ(2.5GHz)、チップセットはMobile Intel HM86 Express、メモリはPC3L-12800 8GB(4GB×2、最大16GB)、ストレージは1TB SATA HDD、グラフィックスはNVIDIA GeForce 840M 2GB、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ。17.3型の液晶ディスプレイは非光沢(ノングレア)タイプで、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)。通信機能はGigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、バッテリ駆動時間は約3.6時間。本体サイズはW417.8×D269.3×H39mm、重量は約3.5kg。標準構成価格は110,980円(税別)。○Raytrek-V Adobe Photoshop動作確認済みモデル QF860HGCPUはIntel Core i7-4710MQ(2.5GHz)、チップセットはMobile Intel HM87 Express、メモリはPC3L-12800 16GB(8GB×2、最大16GB)、ストレージは1TB SATA HDD、グラフィックスはNVIDIA GeForce 860M 2GB、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ。17.3型の液晶ディスプレイは非光沢(ノングレア)タイプで、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)。通信機能はGigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、バッテリ駆動時間は約4.6時間。本体サイズはW417.8×D269.3×H39mm、重量は約3kg。標準構成価格は139,980円(税別)。○Raytrek-V Adobe Photoshop動作確認済みモデル QK3100HECPUはIntel Core i7-4710MQ(2.5GHz)、チップセットはMobile Intel HM87 Express、メモリはPC3L-12800 8GB(4GB×2、最大32GB)、ストレージは1TB SATA HDD、グラフィックスはNVIDIA Quadro K3100M 4GB、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ。15.6型の液晶ディスプレイは非光沢(ノングレア)タイプで、解像度は2,880×1,620ドット。通信機能はGigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、バッテリ駆動時間は約5.5時間。本体サイズはW395×D278×H45mm、重量は約3.2kg。標準構成価格は249,980円(税別)。
2014年11月21日米Microsoftは14日(米国時間)、Webブラウザで動作する「Skype for Web」ベータ版を発表した。ブラウザ上でサインインすることで、Skypeのチャットや音声通話機能が利用できるようになる。Skype for Webは少数の既存・新規ユーザー向けにSkype.com上で今後数週間かけてロールアウト。全世界向けには数カ月かけてロールアウトしていく。このブラウザ版の提供により、従来のクライアント型より手軽にチャットやビデオ通話が行えるようになり、例えば出先のカフェやホテルなど、Skypeのクライアントをダウンロードできない場合でもSkypeでコミュニケーションをとることができる。リリース時点では、利用に小さなプラグインをインストール必要があるが、現在行っているReal-Time Communications (RTC)の実装作業が進めば、今後プラグイン不要でSkypeの機能が利用できるという。対応OSは、Windowsの場合Internet Explorer 10、Google Chrome最新版、Firefox最新版。Macの場合Safari 6以降。なお、ビデオチャット時に接続に時間がかかる場合があること、Macで使う場合にバッテリ消費が大きくなることなどの問題が確認されている。
2014年11月17日Spansionは、車載グレードのシリアルNORフラッシュメモリ「Spansion FL-S」ファミリの新製品として、動作温度範囲を125℃まで拡張した「S25FL128S/256S」2品種を発表した。128MBの「S25FL128S」と256MBの「S25FL256S」は、-40℃~+125℃の幅広い温度範囲での動作が保証されている。同社では、今回の2品種が動作温度を拡張しながら、AEC-Q100に準拠するなど、車載品質と性能基準を満たしており、4MB~1GBの既存のシリアルフラッシュメモリポートフォリオが強化されたとしている。なお、パッケージはSOIC、WSONもしくはBGA。すでにサンプル出荷を開始している。
2014年11月14日情報通信研究機構(NICT)は11月11日、他者の動作を予測することと、自分の動作を行うことには共通した脳内プロセスが関与していると発表した。同成果は、NICTの脳情報通信融合研究センターと、フランス国立科学研究センターの共同研究によるもので、11月11日付け(現地時間)の国際科学誌「Scientific Reports」に掲載された。脳がどのようにして他者の動作を理解し、予測しているかについては、今まで、ほとんど解明されておらず、「他者の動作を予測する場合には、自分が同じ動作を行う場合と同じ共通した脳内プロセスが使われる」とする仮説が有力視されるに留まっていた。同研究グループはこの仮説を検証するために、ダーツのエキスパートに対し、エキスパートが素人のダーツ結果を予測する予測課題とエキスパートがダーツボードの中心を狙ってダーツを投げる運動課題を実施。エキスパートの(素人のダーツ動作に対する)予測能力が変化する場合(実験1)と変化しない場合(実験2)で、エキスパート自身のダーツパフォーマンスにどのような影響が出るかを調べたという。その結果、予測課題では、エキスパートは、最初は、正確に予測することはできなかったが、徐々に、素人の動作を観察するだけで、ダーツの命中場所を予測できるようになった。これは、予測課題の学習を通じて、他者動作の予測に関わるエキスパートの脳内プロセスに変化が生じたことを意味する。もし、この脳内プロセスが、自分が運動を行う場合にも関与していれば、このエキスパートの運動にもその影響が現れると考えられる。実際に、この予測課題の前後にエキスパートに運動課題を行ってもらうと、予測能力向上後は、予測能力向上前に比べて、エキスパートのダーツパフォーマンスが悪化するという結果が得られた。一方、実験2では、エキスパートの予測能力はほとんど向上せず、この予測課題の前後におけるダーツパフォーマンスにも変化は見られなかった。このように、他者動作の予測能力の変化が、因果的に自己の運動能力に対して影響を与えるということは、他者動作の予測と自己動作の生成の基盤となる共通した脳内過程の存在を反映していると考えられる。同研究チームは「今後、他者動作に対する予測能力を改善させることによって自分の運動を改善させる、あるいはその逆の改善的変化を誘導するような、他者動作の予測と自己運動の間の相互作用を生かしたリハビリテーション法や認知・運動トレーニング法の開発を目指してく」とコメントしている。
2014年11月12日日立製作所は10月23日、従来よりも立ち座り動作の負担を軽減することができる通勤電車向けシートをプロダクトデザイナーの川上元美氏と共同で開発したと発表した。従来の通勤電車シートは、低く、深く腰掛ける形状であるため、高齢者などは立ち座り動作に負担を感じていた。この課題を解決するために、従来のシートより座面の高さを約100mm高くするとともに、座面の奥行きを従来よりも約100mm浅くし、座席間に仕切りとなるひじかけを設けるなど、動作に関わる身体的負担の軽減を考慮した新しいコンセプトの車両用シートを開発した。同シートを車両の一部に導入することで、利用者はそれぞれのニーズに合わせてシートを選択できるようになる。また、座面を浅くすることにより、足を投げ出して座ることが抑制されるため、車内の空間が広がり、快適性が向上するとしている。今回開発したシートのデザインは、世界各国で数多くの椅子をデザインしてきた川上デザインルーム代表の川上元美氏と共同で開発され、美しく座り心地のよい基本形状を追求したものになっているという。すでに、試作シートでのモニター調査を実施して改良を重ねており、車両への搭載試験などを経て今後製品化していく予定。
2014年10月23日サイオステクノロジーは10月10日、「LifeKeeperとU-Cloudの動作検証レポート」を公開したと発表した。同レポートは「LifeKeeper for Linux」及び「LifeKeeper Single Server Protection」と「U-Cloud」の組み合わせで実際に行った動作検証をまとめた導入ガイド。事前準備からインストール、設定までの構築が行えるハンズオンマニュアルとなっている。レポートのダウンロードは下記リンクよりダウンロードすることができる。LifeKeeper for LinuxとU-Cloudの動作検証レポートLifeKeeper Single Server ProtectionとU-Cloudの動作検証レポート
2014年10月14日Analog Devices(ADI)は10月9日、従来の2倍を超える高速性能を実現しながら、最高175℃の周辺温度で誤差のない動作を提供する16ビットA/Dコンバータ(ADC)「AD7981」を発表した。同製品は、サンプルレートが最高600kSPSで、広帯域幅の音波や振動の測定から、狭帯域幅の圧力や温度のセンシングまで、幅広いアプリケーションに最適となっている。また、消費電力はサンプルレートによって線形にスケーリングすると、600kSPSのフルスピード時で4.65mW、10kSPSでは70µWと低消費電力を実現している。そのため、過酷な環境でもバッテリ寿命を最大限に延長することができる。さらに、INLが±0.7LSB(typ)、SNRが91dB(typ)であり、高いダイナミックレンジとより優れた精度および確度を提供する。この優れた性能の組み合わせは、ダウンホール(垂直坑)石油掘削や天然ガス掘削、高温対応が必要な測定器、さらに産業用や航空電子機器といった、過酷な高温環境で高精度測定が求められるアプリケーションに不可欠な性能基準を満たしているとしている。なお、パッケージは10ピンMSOP。すでに量産出荷を開始している。
2014年10月10日東芝は10月6日、人間らしい容姿で腕や手が自然な動きをするコミュニケーションロボットを開発したと発表した。現在は、お辞儀や簡単な挨拶・手話などの動作を行うだけだが、2020年には同社のセンサ技術、音声合成技術、音声認識技術、ロボットメカ制御技術などの技術を組み合わせて、高齢者・認知症患者の話し相手、遠隔カウンセラー、手話ロボット、高齢者見守りロボットなど福祉・ヘルスケア分野での活用を計画している。同ロボットは、大阪大学などの協力のもと開発されており、43カ所の駆動装置が滑らかに動く多関節ロボットの動作アルゴリズムを新しく開発したという。また、芝浦工業大学、湘南工科大学のロボット駆動技術とモーションセンサーを採用することでより自然な動きを実現した。容姿・表情づくりの面ではエーラボと大阪大学の技術が採用された。来年度には受付窓口や展示会の案内係用のロボットとして実用化を目指すという。
2014年10月07日OVERCLOCK WORKSは3日、Haswell-E世代のCPU、Intel Core i7-5960X Extreme Edition(3GHz)の動作クロックを、4.4GHzまでオーバークロックしたBTO対応PC「OCW-EXTREME for 2011v3 XA-E OCTA」を発表した。10月上旬より発売し、標準構成価格は298,000円。高品質なG.SKILL製メモリを使用しており、24時間の負荷テストを行った上で出荷する。テストの内容は、「定格動作設定にてCPUとメモリのストレステスト(24時間)」「オーバークロック動作設定にてCPUとメモリのストレステスト(24時間)」「CPU、メモリ、GPUへのストレステスト(6時間)」など。標準構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5960X Extreme Edition(定格3GHzをオーバークロックで4.4GHz動作)、マザーボードがASUS X99-A(Intel X99 Expressチップセット)、メモリがG.SKILL製のDDR4-2400 16GB(4GB×4)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 750 1GB、ストレージが256GB SATA SSD(Crucial MX100)。光学ドライブは搭載しない。ケースはSilverStone製「SST-FT05B」、電源はSilverStone製で80PLUS GOLD認証の750Wタイプ。本体サイズはW221×D483×H427mm。OSはオプションとなり、Windows 7、Windows 8.1の各エディションを選択可能。
2014年10月03日普段はあまり気づかないかもしれませんが、「言われてみればそうかもしれない」「確かにこの動作はあまりしていないかも…」という動きがあります。その動作の減少こそ、近い将来、いわゆる四十肩・五十肩になってしまうモトである可能性も。40歳でも50歳でもない、それよりも若い年齢の人たちの中に、四十肩・五十肩予備軍やその症状を発症して、着替えですら困ってしまうというケースもあります。その減りつつある動作とは……それは、腕を上に上げる動きです。試しにこの動きを行ってみてください。両腕を体の横に下げた状態から徐々に両腕を挙げていきます。ひじを伸ばしたまま、両手を頭の上で合わせようとすると、肩周りが痛かったり、ツッパリを感じたりと、違和感があるかもしれません。肩周りの筋肉が硬くなりつつあると、この動作では違和感を生じます。日ごろからヨガやストレッチを行っている人は、難なくこなせるかもしれませんが、腕を上に上げるという動作は、日常生活の中ではとても少なくなっていることに気づくと思います。この動作が減少すると、先ほど違和感の出た部分を含め不具合があらわれます。腕を安定させて動かし肩関節に負担をかからないようにバランスをとる機能が損なわれ、特にきっかけもなく、肩が痛みはじめ腕を動かすことのできる範囲が狭くなる症状が出てしまいます。痛みの強い時は睡眠も妨げられてしまうので、精神的にも耐えがたいと思います。こんなことになる前に、出勤前やランチ時に寄ったコンビニで買ったお茶などのペットボトルを使った簡単エクササイズをご紹介しましょう。用意するペットボトルは、中身の入った状態で2本。1.両手にそれぞれペットボトルを持ち(フタの付近を握る)、先ほどのチェックと同様に、体の横から頭上に向かい、ひじをなるべく伸ばして挙げていきます。2.ペットボトル同士が頭上でくっついたら、ゆっくり3回ペットボトル同士をポンポンとぶつけあいます。3.そのまま、左右のひじを曲げ背中にペットボトルを下げた状態で10秒間キープ。腕の後ろ側を伸ばしましょう。4.左腕はそのままで、右腕を下から背中へ回し、左手に持ったペットボトルと右手に持ったペットボトルが背中で並ぶように動かします。そのままペットボトル同士をこすり合わせ、肩関節周りの柔軟性UP!ちなみに、空のペットボトルにお湯を入れて「3」を行うと、肩甲骨の内側あたりの筋肉を温め血行促進効果も。(文檜垣暁子)■著者プロフィール檜垣 暁子(ひがき あきこ)オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学s士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。
2012年07月29日結婚の話題や収入の話題など、誰しも少なからず、聞かれたくないような「NGワード」があったりするもの。マイナビニュース読者の皆さんに「NGワード」をお聞きしました。調査期間:2011/9/28~2011/10/3アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)■友達いないの?「高校時代に知らない後輩から言われてとても傷ついた」(25歳/女性)友達がいないことで寂しい人間だと思われたくないという気持ち……共感する人も多いのでは?■ぽっちゃり「嫌みのように聞こえる」(23歳/女性)確かに太っていることをオブラートに包んで「ぽっちゃり」と言うことがありますよね。■だらしない「できるだけ人に隠そうとしている事実なので、バレて指摘されると頭にくる」(23歳/女性)分かっていても、直せないことってあります。■その洋服お似合いですよ「自分が洋服を手に取る度に、その言葉を連発する店員がいた。取りあえず売っとけ主義の店員が嫌い」(32歳/男性)僕は店員さんの「その服、今、売れてますよ」も苦手だったりします。■最近、髪薄くなった?「非常に気にしていることなので……」(34歳/男性)確かに、頭皮を見られるのはつらいかも……。■さげぽよ「ばかっぽくないですか?」(28歳/女性)「テンションが低い」ことを指して言う「さげぽよ」。反意語は「あげぽよ」だそうです。語感的にイライラする人はいるかもしれませんね。「NGワード」は地雷原のようなもの。「あ、これはNGワードかな?」なんてムードを察したら、さっと話を変えるなど、機転を利かせた対応をしたいものですね。(フルタジュン/劇団フルタ丸+プレスラボ)【関連リンク】【コラム】転職活動前に必読!?面接で言ってはならない「NG発言」【コラム】サウナはNG、シャワーはOK効果的な二日酔い対策とは【コラム】女性必読!男をデレデレにする「さしすせそ」の法則とは?
2011年11月18日