5月15日についに最終回を迎える朝ドラ『おちょやん』(NHK)。ヒロインの竹井千代を演じた杉咲花(23)は撮影だけでなく、方言指導などを受けるためクランクインの10カ月も前から大阪に通い準備に励んだ。そんな大阪での彼女の大きな楽しみは、やはり食。「ご飯がとても楽しみで、大阪に行く前から食べたいものリストを作っていたくらいです(笑)。コロナの影響もあってお店巡りはほとんどできませんでしたが、撮影の合間にお好み焼きの出前をできたことは、うれしかったです」なかでも、大阪名物のたこ焼きの話になると、よほど衝撃的だったのか、興奮気味に続ける。「大阪でいろんな店のたこ焼きを買ったのですが、食感がふにゃっとしていて、『これが本当のたこ焼きなんだ!』とすごくうれしくなってしまって。いちばんのお気に入りはポン酢とマヨネーズとねぎがのってるたこ焼きです」大阪での楽しい思い出を語る杉咲だが、昨年4月のクランクイン直後にコロナ禍による緊急事態宣言発出によって、約3カ月間も撮影が中断。そんな苦境に立ち向かう杉咲の癒しとなったのが、故郷・東京で暮らす母親だった。「撮影の休止期間中は、毎日のようにご飯を作っていました。食べたいものを作って、母に食べてもらうのが幸せでした」撮影が再開し、ふたたび離れ離れになったあとも母は遠くから娘を支え続けた。「母がよく段ボールに食べ物とかを詰めて送ってくれて。時間がないときにおかずが作れるタレのセットとか、私が好きなお漬け物とか。マスクやトイレットペーパーも送ってくれて。ちゃんと一人暮らしするのは人生で初めての経験でしたし、住み慣れてない大阪ということもあって本当に助かりました。別の仕事で東京に帰ったときは、ご飯を作っておいてくれて。撮影中は出前が増えてしまうので、母の味ってこんなにホッとするんだなと改めて感じました」「女性自身」2021年5月25日号 掲載
2021年05月14日「共演者のみなさんやスタッフのみなさんに会えなくなると思うと、もう寂しくて仕方がないです。これだけの作品をやり遂げたという感慨もありますが、今は寂しいという気持ちのほうが強いですね。そのくらい大好きな現場で、毎日がとても充実していました」晴れやかな表情でこう振り返るのは、連続テレビ小説『おちょやん』(NHK)でヒロイン・竹井千代を演じる杉咲花(23)。約1年にわたる撮影を終え、5月15日、ついに『おちょやん』が最終回を迎える。4月14日のクランクアップ時には笑顔で「いまの自分にできることは精いっぱいやりきれた」と胸を張った杉咲だが、苦楽をともにした共演者との別れには涙をこらえることができなかった。「みなさんがクランクアップするたびに泣いていました。(千代の父・テルヲ役の)トータス松本さん(54)が、クランクアップのときにウルフルズの『バンザイ~好きでよかった~』を歌ってくださったんです。みんなで、“お父ちゃん、行かないで~!”って盛り上がって、最高でした!」主人公の妹を演じた『とと姉ちゃん』(’16年)を経て、2度目の朝ドラ出演でヒロインの座をつかんだ杉咲。しかし肩肘張ることなく、自然体で撮影に臨めたようだ。「一つの作品のなかでお芝居をするということに関して、ヒロインであっても、そうでなくても、特別に何かが違うという意識はなかったです。でもやっぱり、撮影期間の最初から最後まで現場にいて、共演者のみなさんやスタッフのみなさんといちばん長く過ごすことができる。しかも、みなさんがアップする瞬間を一つずつ見届けていくことができる幸せは、ほかの現場では味わえない特別なものがありました」明治末期に生まれ、昭和の激動のなかで喜劇女優として成長していく千代。常に明るく早口で話すキャラクターが印象的だったが、モデルとなった昭和の名女優・浪花千栄子さん(享年66)をひたむきに研究したたまものだった。「私が演じるのは竹井千代という人物なので、まったく同じにしようという意識ではありませんでした。ただ、浪花さんの昔の出演作品を見たり、自伝を読んだり、私が調べられることは敬意をもってやりたいと思い、取り組みました。ラジオドラマのシーンなどは特に、早口な部分を意識していました」全115話を通して、17歳から44歳までを演じた杉咲。「全部が大切なシーンだった」と振り返るが、なかでも成田凌(27)演じる夫・天海一平が二代目天海天海を襲名披露する場面は胸に強く刻まれているという。「一平の口上のなかで千代との結婚も発表されて、『こんな幸せな瞬間ってあるんだ!』と感動しました。同じお芝居を何回も撮ったのですが、常に新鮮な気持ちが巡り続けているような感覚があって。(大山鶴蔵社長役の)中村鴈治郎さん(62)は、一平に羽織のさばき方やお辞儀をするときの作法を直接アドバイスしてくださって、とてもぜいたくな時間でした」「鶴亀新喜劇」をともにリードする存在でもあった一平。杉咲にとって夫婦を超えた“同志”のような存在だったようだ。「この2人は、結婚する前からお互いにとって魂の片割れのような存在だったのではないかなと思っていて。ある意味、恋愛というものを超越した2人だったのではないかなと思います」そんな成田との共演は『おちょやん』で5回目だけに、抜群の信頼関係を築いていた。「まなざしがとても温かくて、慈愛に満ちているというか。撮影中、私が“うまくやれるかな”と緊張しているときに一平と目を合わせるだけで気持ちが落ち着きました。そこにいてくれるだけでものすごく説得力がある方でした」カメラが回っていないところでも成田の“気配り力”に助けられたようだ。「休憩中、“寒くなっちゃうから”って、女性キャストにシルクのレッグウオーマーを配ってくださいました。ほかにも“おいしそうなお菓子があった”と言って差し入れをしてくれたり、いつも気遣いを忘れない優しい方でした」「女性自身」2021年5月25日号 掲載
2021年05月14日「ゴールデンエイジ」という言葉をご存じでしょうか。ゴールデンエイジとは、一生に一度だけ訪れる「運動神経が伸びる黄金期」。このゴールデンエイジ期をどう過ごすかで、その後の運動能力に違いが出てくるそうです。そして、ゴールデンエイジ期に運動神経を伸ばすためには、その前の「プレゴールデンエイジ」の時期に多種多様な動きを経験しておくことが重要となってきます。お子さまの運動神経をよくしたいと考えているのであれば、プレゴールデンエイジとゴールデンエイジの最適な過ごし方について知っておいたほうがいいかもしれません。プレゴールデンエイジ・ゴールデンエイジの年齢は?プレゴールデンエイジ、ゴールデンエイジの年齢については、専門家によって1~2歳の幅があり、順天堂大学スポーツ健康科学部長の吉村雅文氏は、以下のように定義しています。プレゴールデンエイジ・・・5~9歳ゴールデンエイジ・・・9~12歳「うちの子はもう9歳を過ぎてしまったからプレゴールデンエイジが終わってしまった……」と考えてしまうのはもったいないことです。5~12歳頃の子どもの発達は、子どもによってかなりの差があります。ですから、上述した年齢はあくまでも「~歳頃」という目安です。とはいえ、5~12歳頃に子どもたちの運動能力が急激に伸びることには違いありません。早稲田大学スポーツ科学学術院教授の広瀬統一氏も、「子どもが低年齢のうちに多様なスポーツや遊びの経験をすることは、その後の運動能力向上や競技パフォーマンス向上にも有用である」と言っているように、プレゴールデンエイジ・ゴールデンエイジの過ごし方次第で、将来の子どもの運動能力に違いが出てくるのです。プレゴールデンエイジ・ゴールデンエイジについて、次項より詳しく見ていきましょう。【プレゴールデンエイジ期】5~9歳プレゴールデンエイジとは、ゴールデンエイジ前の5~9歳頃のことで、神経系(神経回路)の発達が著しい時期です。この神経系の発達について、『子どもの身体能力が育つ魔法のレッスン帖』の著者・髙橋宏文氏(東京学芸大学教育学部准教授)は以下のように説明しています。脳と体、あるいは体の部位と部位の「神経回路」がしっかり連係しているほど、電気信号は速く、正しく伝わります。これによって体がスムーズに、そして自分の思い通りに動かせるようになるのです。(引用元:高橋宏文(2018),『子どもの身体能力が育つ魔法のレッスン帖』, メディア・パル.)神経系は、5歳頃までに成人の80%、12歳頃までにほぼ100%まで発達するとされています。ですから、プレゴールデンエイジの子どもにはさまざまな動きを経験させ、神経系により多くの刺激を与えることが重要なのです。【プレゴールデンエイジ期】おすすめの運動遊びプレゴールデンエイジの子どもは、多種多様な動きを経験することで神経系が発達していきます。投げる・打つ・走る・跳ぶ・蹴るなどの基本的動作ができるような運動遊びが◎です。また、プレゴールデンエイジ期の子どもは、とても高い集中力をもっていますが、その集中力は長続きしません。子どもが飽きてしまったときは、次の運動遊びに移りましょう。それでは、プレゴールデンエイジ期におすすめの運動遊びをいくつか紹介します。■キャッチボールキャッチボールは「神経に刺激を与える最高のトレーニング」と話すのは、前出の髙橋氏。野球ボールだけではなく、ドッジボールのように大きなボール、または小さくて軽いビニールボールなど、さまざまな大きさ、重さのボールを使ってみましょう。キャッチボールは、「相手やボールとの距離感」「ボールを離すタイミング」「投げるときの安定したフォーム」などの感覚をつかめますよ。■私は鏡「合図にすばやく、正確に対応する力」を高める運動として、髙橋氏の著書に掲載されている「私は鏡」。やり方は簡単。向かい合った相手と同じ動きをするだけです。小さな動きよりも、真似がしやすい大きな動きのほうがよいでしょう。20~30秒続けてください。ポイントは、相手が動いてからワンテンポ遅れて動くのではなく、相手が動いた瞬間にパッと動くこと。相手の動きにすばやく反応できれば、どんなスポーツでも活躍できるはずです。■お手玉を落とすな!体育座りをして、頭の上にお手玉を乗せます。お手玉を落とさないように、ゆっくりと立ちましょう。コツは、自分の体に意識を集中させること。動きに慣れてきたら、お手玉の数を増やしてみましょう。頭と肩にお手玉を乗せて、ゆっくり立ち上がってみてください。また、おでこにお手玉を乗せて、仰向けの状態から起き上がるのもおすすめ。この遊びはかなりバランス感覚が磨かれますよ!■新聞じゃんけん「運動嫌いな子どもでも積極的にカラダを動かせるプログラム」を提案している、公益財団法人 日本スポーツ協会のアクティブチャイルドプログラム。このプログラムのひとつ、「新聞じゃんけん」では、楽しく遊ぶなかでバランス感覚などの多様な動きを身につけることが可能です。まず、2人組になり、それぞれが新聞紙の上に乗りましょう。じゃんけんをして負けた人は新聞紙を半分に折り、その上に乗ります。これを繰り返し、新聞紙に乗れなくなった人の負けです。じゃんけんに勝ったら、新聞紙を1回分もとに戻せるルールにしてみたり、人数を増やしてみたりしても盛り上がります。イラスト提供:公益財団法人 日本スポーツ協会■運動系の習い事プレゴールデンエイジ期に運動系の習い事をスタートさせるお子さまも多いでしょう。しかし、公益財団法人 埼玉スポーツ協会のホームページには、「神経系が発達している時期に、基礎反復練習やフォーメーション練習だけをしているのはもったいない」とあります。ゴールデンエイジ期に突入したお子さまが、サッカーやバスケットなど特定のスポーツを始めたとき、技術を存分に吸収できるよう、プレゴールデンエイジ期には「全身を使う動き」ができる習い事がおすすめです。もしお子さまがすでに運動に苦手意識をもっているのであれば、『スポーツひろば』のような運動が苦手な子ども向けの運動教室を探してみるのも手です。最近は、オンラインレッスンを提供する教室も増えていますので、一度利用してみてはいかがでしょう。【ゴールデンエイジ期】9~12歳ゴールデンエイジとは9~12歳頃のことで、一生に一度だけ訪れる、あらゆる動作を短時間で覚えられる時期。なんとゴールデンエイジでは、新しい動作を何度か見ただけですぐに身につけること(即座の習得)も可能。しかもこの時期に覚えた動きは一生忘れません。ただし「即座の習得」は、「プレゴールデンエイジに多種多様な動きを経験している」ということが前提条件。プレゴールデンエイジに張り巡らされた神経回路があるからこそ、ゴールデンエイジで運動能力が一気に伸びるのです。次に、ゴールデンエイジ期に運動神経をググっと伸ばす、おすすめの運動遊びを紹介します。【ゴールデンエイジ期】おすすめの運動遊びゴールデンエイジ期になると、子どもは自分自身の体を自由自在に動かせるようになります。新しい動作がすぐに習得できる時期なので、いろいろな運動、複数のスポーツにどんどん挑戦させてあげてください。■なわとび体育の定番であるなわとびは、体をバランスよく発達させる全身運動です。そして、リズム感覚とバランス感覚を同時に鍛える運動でもあります。体育指導のプロフェッショナルである西薗一也氏も「片脚跳びや二重跳び、腕を交差させるあや跳びなどとなると、かなり細かい体の動作が要求されますから、小さい子どもが体の使い方を学ぶにも最適な運動である」と話しているように、いろいろな跳び方をすることで、体をイメージ通りに動かせるようになりますよ。■おにごっこ公益財団法人日本サッカー協会、公益財団法人 日本スポーツ協会がすすめている、運動能力を向上させる遊びは、おにごっこ。その理由は以下です。遊びのなかにいろいろな「動き」の要素がある。自分からの「動き」と、なにかに反応しての「動き」がある。おに、相手と味方、スペースなどに対して、「見る」ことへの意識づけができる。さまざまな駆け引きがある。判断する能力を養うことができる。おにごっこは、全力で走るだけでなく、急に止まったり、切り返したりという動きが必要とされます。タオルをしっぽに見立て、おににタオルをとられないように逃げる「しっぽとりおに」もおすすめです。■ブレイブボード『スポーツ動作の科学』著者・川本竜史氏(大東文化大学教授)が、ゴールデンエイジ期の子どものバランス感覚向上に効果があると推しているのが「ブレイブボード」。ブレイブボードとは地面をけらなくても前に進む次世代ボードです。スケートボードとの大きな違いは、従来のスケートボードが1枚のボードに4つの車輪が付くのに対し、前後2枚のボードそれぞれに車輪が1つ付き、パイプでつながっていること。この革新的な構造によって、横乗り姿勢で足を前後させるとボードがしなり、ダイナミックに加速してサーフィンやスノーボードのような動きを平地で楽しむことができるのです。(引用元:ブレイブボード公式サイト|ブレイブボードとは)また、川本氏によると、ブレイブボードは軽いジョギングと同じ有酸素運動ができるため、30分ほど遊ぶだけで汗が出てくるのだそう。体幹も鍛えられるので、ゴールデンエイジ期の子どもにぴったりですね。■運動系の習い事運動系の習い事はひとつに絞らないほうがいい――という事実をご存じでしょうか。元メジャーリーグ日本担当スカウトであり、現在はジュニア育成活動に力を入れている小島圭市氏は、活躍するトップアスリートのほとんどが幼少期に2~3種類のスポーツを経験していると話しています。八村塁氏(プロバスケットボール選手):野球、空手※バスケットボールは中学から大谷翔平氏(プロ野球選手):野球、水泳、バドミントン錦織圭氏(プロテニス選手):テニス、水泳、サッカー、野球ちなみに、ゴルフ以外にスポーツ経験がないというプロゴルファーの松山英樹氏は、キッズゴルファーに向けて「子どものうちにいろいろなスポーツをやったほうがいい」とメッセージを発しています。その理由は、「野球で速い球を投げられる子は、ゴルフでもヘッドスピードを上げる動きができる。投げる動きは手先の感覚も出るだろうし、スイングの動作につながる。サッカーだったら足腰も鍛えられる」から。たくさんのスポーツを経験することによって、さまざまな身体機能が鍛えられるのです。まずはお子さまが興味を示したスポーツをいくつか習わせてみてもいいかもしれません。■スポーツが育む非認知能力「リベルタサッカースクール」■子供たちの「心に体力を。」ポルテベースボールスクール■「認めて、褒めて、励まし、勇気づける」ハーツバスケットボールスクール■ティップネス・キッズスイミング***今回この記事で紹介した運動遊びをすべて、小学4年生になる娘と一緒にやってみました。感想はというと――公園での本気おにごっこは、10分もたたずに親のほうがギブアップ。また、30分程度でブレイブボードの上に立つことができた娘に対し、親のほうは購入して1ヶ月がすぎてもまったく乗りこなすことができません。逆に、親世代のほうが上手にできたのは、キャッチボールとお手玉遊びでした。子どもの運動神経がよくなったかどうかはまだわかりませんが、この1ヶ月間、親子で公園に行く回数が増えたのは事実です。親子コミュニケーションもうまくとれるようになった気もしています。お子さまの運動神経をアップさせるべく、ぜひ親子で運動遊びをしてみてくださいね。(参考)高橋宏文(2018),『子どもの身体能力が育つ魔法のレッスン帖』, メディア・パル.中村和彦(2013),『運動神経がよくなる「からだ遊び」』, PHP研究所.遠山健太(2014),『ママだからできる運動神経がどんどんよくなる子育ての本』, 学研プラス.きのこらぼ|ゴールデンエイジが発育発達のカギ(前編)読売新聞オンライン|早期スポーツエリート教育は「悪」か公益財団法人 日本サッカー協会|JFAキッズ(U-8/U-10)ハンドブック東京都バスケットボール協会 U12 カテゴリー部会|フレッシュ・ミクロミニバスケットボール指導マニュアルJSPO 日本スポーツ協会|保護者・子どもたちへベネッセ 教育情報サイト|どんな運動が子どもの成長を促す?小学校高学年のときにやらせておきたい運動公益財団法人 埼玉スポーツ協会|はじめにNHK|短時間で効率的!全身を鍛える”縄跳び”トレーニング 完全版STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「跳べた!」という強烈な体験が自己肯定感を押し上げる。“プロ直伝”縄跳び練習方法ブレイブボード公式サイト|ブレイブボードとはAERA dot.|錦織圭の育て方カギはいち早く世界を見据えた父?ベースボールチャンネル|「ボール投げ」の能力低下は必然――大谷翔平選手から考える、ジュニア年代に求められる〝アスリート教育〟【元ドジャーススカウト、小島圭市の禅根夢標】スポニチ|バスケ八村塁、才能持て余した少年時代に運命変えた恩師の一言遠かった夢すぐそこにNumber Web|松山英樹が他競技経験者に羨望!?「ゴルフしかやってこなかったから」
2021年05月13日TEAM NACSの5人とのコラボレーションでananが「君たちはどう生きるか」特集を組んだのは3 年前のこと。それから時は経ち、時代の転換期を迎える中で我々はまた新たに、この問いを投げかけられている。およそ1年の間に、仕事や生活のスタイル、価値観などが大きく変わり、そのことで新しい悩みも生まれてきた。私たちが生きるのに欠かせない本質的(コア)なテーマについてより充実した毎日を送るためにはどうあるべきか、再び考えてみました。“今”を生きる君たちへ。~TEAM NACSからのメッセージ周囲で起こる様々な変化に、正直戸惑っている人は多いはず。激動の現代を生きる読者へ、人生の先輩たちの言葉を送りたい。人は一人では生きられない。支え合うからこそ、強くなれるもの。――大泉 洋昨年痛感したのは、僕らの仕事は、スタッフや関係者などがいてくれて初めて成立するものだ、ということ。改めて感謝をしましたし、再開したら、ファンも含め、人のために頑張ろうと思えた。でもたぶんそれは、仕事だけではなく生きるという意味でも同じですよね。不安に苛まれる中でも、周囲への感謝の気持ちを持つことが、己を強くしてくれるのでは、と思います。生活の変化といえば、ランニングをするようになりました。もともとは全然好きじゃなかったんですけれど、走ってみたらそれが気持ち良くて。煮詰まったら走るって、意外と悪くないですよ。コロナ禍になってどこにも出掛けられなかった時に娘が、「私も走りたい」と言ってきて。今はたまに娘とも走ってます。難しく考えて遠慮したりしなくていい。自分が好きなことは存分にやろう。――音尾琢真いま改めて感じているのは、好きなことは存分にやったほうがいいということ。ドラマ『青のSP』で共演した石井正則さんと現場で意気投合したんですが、石井さん、中古のチープなフィルムカメラを収集しているそう。その話をしている時、石井さんが本当に楽しそうで幸せそうで、素敵だなぁと思ったんです。好きなことに没頭する時間って嫌なことも忘れられるし、こんなふうに人を幸せにするんだなって、単純なことに気づかされました。もちろん金銭的な面や現実的に無理なこともあるとは思うけれど、どんな時だって楽しんじゃいけないってことはない。難しく考えないで、自分が幸せだって思うことをしていい。そこから前向きな未来が開ける気がするんですよね。大変な世の中ではあるけれど生きてるだけでいいじゃん、て思う。――戸次重幸昨年は2か月間、仕事がなくなるなどコロナ禍の影響も受けたけれど、一番の変化は第2子が生まれたことでした。単純ですが、人数が増えたことで責任感の度合いも増し、もはや「どう生きるか」ではなく、「家族が食うに困らないために生きるのみ」です。素直にそう思える自分が嬉しかったし、家族に迷惑をかけないよう、物を減らしたり、終活も始めました。人はどうしても現状に不満を抱きがちだけど、生きているだけでいいじゃん、って僕は思います。今は大変な世の中ですが、すごく前向きにとらえると、健康な自分が当たり前じゃないと気づける、いい機会になったのかなと。“風邪をひいて健康のありがたみを知る”を、一生心がけていれば、ハッピーだと思うんですよね。みんながスーパーマンじゃない。弱音を吐いても、逃げてもいいんだ。――安田 顕僕らも、そして50代、60代、70 代の僕らの先輩たちも、みんな同じようにどこかで今を生きている。だから“君たち”だけではなく“今を生きる僕”から何か言葉を残すとすれば、自分自身を否定しないこと。くよくよしてもいいし、周りに支えられてもいい。辛かったら一人で抱え込まずに、辛いということを誰かに打ち明ければいい。弱音を吐いたり逃げたりすることは、決してカッコ悪いことではないと思います。消極的なメッセージではあるけれど、みんながスーパーマンじゃないからね。そして、誰もが“今”を生きているわけだから、無理をせずに自然に生活していればその社会で必要となるものを取り入れて生きていけるはず。流れに沿っていればいいと思うんですよね。僕らおじさんが頑張る姿を見て、一歩踏み出す勇気を持ってもらえたら。――森崎博之今は本当に大変な時代になってしまいましたよね。最初は僕も辛かったし、憂いたりもしましたよ。でも、そうやって下を向いていても状況は良くならない。だんだんと限られたルールの中で、どうやって楽しむのかという方向にシフトしました。その一つが料理をすること。昨年のステイホーム期間中に始めたら、どハマりしまして(笑)。味噌やドレッシングなど、調味料の類から手作りしています。一方で、なかなか気持ちを切り替えられない人もいるでしょう。そんな時こそエンタメの出番。演劇も打撃を受けましたが、息を吹き返してみんなに力を与える時が今来ていると思うんです。僕らおじさんが頑張る姿を見て、一歩踏み出す勇気を持ってもらえたら嬉しいなって思います。チームナックス北海学園大学時代に結成された演劇ユニット。3年ぶりとなる本公演『マスターピース~傑作を君に~』は全国11会場を回る。大千穐楽では全国の映画館でのライブ・ビューイングのほか特典映像付きのストリーミング配信も実施。WOWOWオリジナル『がんばれ!TEAM NACS』6/20(日)本放送・配信スタート。おとお・たくま1976年3月21日生まれ、北海道旭川市出身。WOWOWのドラマ『華麗なる一族』、映画『るろうに剣心 最終章 The Final』に出演。待機作に映画『孤狼の血 LEVEL2』。おおいずみ・よう1973年4月3日生まれ、北海道江別市出身。主演映画『騙し絵の牙』が公開中。2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では源頼朝を演じる。とつぎ・しげゆき1973年11月7日生まれ、北海道札幌市出身。ドラマ『おっさんずラブ‐in the sky‐』や『監察医 朝顔』などに出演。『SONGS』(NHK総合)ではナレーションを担当。やすだ・けん1973年12 月8日生まれ、北海道室蘭市出身。放送予定のドラマ『らせんの迷宮~DNA科学捜査~』(テレ東)に出演。主演映画『ハザードランプ』が2022年公開予定。もりさき・ひろゆき1971年11月14日生まれ、北海道東川町出身。チームナックスのリーダー。北海道を拠点に活動し、HBCの食を見直す番組『あぐり王国北海道NEXT』に出演中。※『anan』2021年5月19日号より。写真・SASU TEI(W)スタイリスト・九(Yolken)ヘア&メイク・西岡達也岩下倫之(共にLeinwand)横山雷志郎諸橋みゆき(共にYolken)菊地弥生(ひつじ)取材、文・保手濱奈美若山あや重信 綾望月リサ(by anan編集部)
2021年05月12日コブクロ・黒田俊介(44)の不倫疑惑が5月11日に報じられた。『文春オンライン』によると、妻子ある黒田は30代女性と親密な関係が続いたとのこと。だがその後、関係が悪化。女性は精神的に不安定となり、LINEのやり取りなどを黒田の自宅ポストに投函。さらに自殺未遂もはかったという。黒田側は“女性の行ったことはストーカー行為である”としたものの、不倫関係については回答しなかったという。コブクロはかつて、相方の小渕健太郎(44)にも不倫疑惑があった。『週刊新潮』16年10月27日号によると小渕は既婚者であることを隠しながら、当時30代前半の女性と交際。さらに、大阪・北新地で働く女性とも一夜をともにしたという。コブクロといえば04年10月にリリースした『永遠にともに』が大ヒット。NHK『みんなのうた』にも起用された同曲は、添い遂げることを誓う“純愛ソング”だ。そのため、現在は結婚式の定番曲となっている。そんなコブクロに相次ぐ不倫報道――。ネットでは困惑する声が上がっている。《コブクロがロッカーとかラッパーならまだ支障なかった気はするけど、あんな重たい純愛ソング歌ってるから、もうなんの説得力もなくて、白々しく聴こえるのも致し方ない…》《コブクロ、2人とも不倫ってすごいな。数々の曲は純愛っぽいのに、それを裏切るよね。ある意味プロね(褒めてない)》《コブクロってどっちも不倫経験者なのか 永遠にともにってなんやったん》《永遠にともにとは》
2021年05月12日二宮和也(37)が4月8日に立ち上げた公式YouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」が破竹の快進撃を繰り広げている。「開設から21日間で登録者数は200万人を突破。これは日本史上最速で、嵐の公式チャンネルが持つ記録を塗り替えました。動画の総再生回数もすでに5千万回を超えています」(ITジャーナリスト)二宮がチャンネルの“相棒”に選んだのが、KAT-TUNの中丸雄一(37)、Hey! Say! JUMPの山田涼介(28)、Sexy Zoneの菊池風磨(26)という3人の後輩。一人ではなく、グループの垣根を越えた“チーム”を結成したのには理由があった。「インドア派であまり後輩とつるまないイメージを持たれている二宮さんですが、嵐休止後は“役立てるなら後輩のプロデュースをやりたい”と話しているそうです。番組で共演した後輩が演技について悩んでいると、『全体を俯瞰で見ることが大切だよ』とアドバイスを送っているといいます。二宮さんは役者として現在、主演作の撮影に臨まれているそうです。多忙ななかYouTubeにも力を入れていますが、チャンネルを立ち上げるにあたり、プライベートでも交流があった3人と一緒にやる必要性を力説したそうです。自ら先頭に立ち、後輩の魅力を広めていきたいという思いがあるのでしょう」(テレビ局関係者)そんな二宮に立ちはだかる強大なライバルが。オリエンタルラジオ・中田敦彦(38)だ。「中田さんの公式チャンネルの登録者数は約380万人。現在、オリジナル動画を投稿する芸能人では中田さんが日本のトップです」(前出・ITジャーナリスト)■YouTubeで松潤との“共演”も計画二宮は“打倒中田”に向けてプロデューサーとしての才能を発揮しているという。「最初の動画では二宮さんのシルエットだけを見せ、徐々に詳細を明かしていく方式でしたが、二宮さんの提案によるものと聞いています。最初はなかなか発見されず、不安だったそうですが(笑)。今後はファン以外の登録者数も獲得するために、ゲームの実況配信も計画中で、同じくゲーム好きの山田さんの友人のプロゲーマーをゲストに招くことも考えているそうです」(芸能関係者)休止後に“新天地”で躍動する二宮。いっぽう、同じく演技派として名高い松本潤(37)は『99.9‐刑事専門弁護士‐THE MOVIE(仮)』、『どうする家康』(NHK)と2つの大作に出演するなど役者業に邁進している。別々の道を歩む2人だが、その思いは一つのようだ。「二宮さんはかねて『仕事のモチベーションは嵐に還元すること』と語っているように、今回のYouTuberデビューも再集結するまでに自分の幅を広げるための活動と捉えているそうです。嵐の活動期間中はできなかったことをお互いにやることで、“パワーアップした嵐を見せたい”という思いで2人ともいるのでしょう」(前出・テレビ局関係者)そして、近い将来に松本と二宮が“合流”する可能性も!?「今はYouTubeの方向性を模索している最中ですが、二宮さんは落ち着いたタイミングで松本さんをゲストとして招くことも考えているそうです。松本さんも4月30日に有料ブログで《YouTubeのオファー来なかったな。。笑もう少し待ってたら来るかな。。?》と綴っていましたし、実現は近いかもしれません」(前出・芸能関係者)指針は違えども、2人の“絆”は休止後も不滅だ。「女性自身」2021年5月25日号 掲載
2021年05月12日「ミヤさんを呼んできて」監督から指示され、走るスタッフ。その数分後、日の光に照らされながら公民館から現れたのは松本潤(37)。日傘をさそうとするスタッフに、松本は笑顔で「大丈夫!」と優しく断り、撮影場所まで颯爽と歩いていく。5月上旬のこの日、都内の下町エリアでは松本が主人公・深山大翔を演じる人気ドラマシリーズの映画『99.9‐刑事専門弁護士‐THE MOVIE(仮)』の撮影が行われていた。「弁護士役ということで難しい法律用語が頻出するのですが、松本さんは『懐かしい!』と楽しみながら役作りに励んでいるそうです」(映画関係者)映画化に際し、松本は映画の公式HPでこう意気込みを見せる。《先の見えない大変な日々が続いていますが、観てくれる人の笑顔を想像しながらスタッフ一丸となって真面目に楽しんで制作していきたいと思います!!》嵐が活動を休止してからあまり表舞台には姿を見せていなかったが、本格的に再始動した松本。“新たな代表作”の準備にも余念がないと、NHK関係者は言う。「主演を務める’23年放送の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)の役作りとして一時は髭を伸ばし、親友の中村七之助さんや尾上松也さんに和服での所作などを教わっていたそうです」かつてないほど俳優業に邁進する松本だが、コロナ禍前には別の“未来予想図”もあったようだ。「嵐や後輩の演出も手掛けていた松本さんは、休止後にNYで演出の勉強をすることも考えていたそうですが、コロナ禍で断念。大河のオファーを発表直前まで悩んだのも、そのことが頭にあったからなのでしょう」(舞台関係者)そして、松本は“退路”を断つ決断を下したという。「嵐の休止中、松本さんは俳優活動に専念する考えでいるそうです。バラエティや情報番組を中心に活躍する櫻井翔さん(39)と相葉雅紀さん(38)など、それぞれのフィールドで奮闘するメンバーの姿から刺激を受け、『自分は俳優で天下を取る!』と決意したといいます」(前出・舞台関係者)「女性自身」2021年5月25日号 掲載
2021年05月12日松坂桃李(32)主演の『あのときキスしておけば』(テレビ朝日系)で、ヒロイン役を熱演している井浦新(46)。その“憑依ぶり”が話題だ。本ドラマはNHK連続テレビ小説『ふたりっ子』や『家売るオンナ』シリーズ(日本テレビ系)、『恋する母たち』(TBS系)といった話題作を手掛けてきた脚本家・大石静氏のオリジナルストーリー。麻生久美子(42)演じる人気漫画家・唯月巴の作品に夢中な青年・桃地のぞむ(松坂桃李)は、ひょんなことから巴の身の回りを世話するアルバイトになる。ある時、巴と桃地の搭乗した飛行機が事故に遭ってしまう。巴の死亡が確認されたいっぽう、彼女の魂が同乗していた清掃員のオジサン(井浦新)に憑依してしまったのだ。「井浦さんは“オジ巴”として、第2話まで麻生さんが演じていた大胆な女性役を見事に体現しています。松坂さんとの“胸キュン”な掛け合いは、視聴者の間で大好評です。井浦さんは麻生さんと『2人1役』を担っていますが、お二人はこれまでも共演経験がありました。井浦さんは今回を機に、麻生さんのクセや話し方を研究。“共演者を目標にする”という未知の領域を楽しんでいるといいます。最近では『こんな表情したらどうなるかな?』など積極的に取り組んでいるそうで、麻生さんとは演技の“パス合戦”になっているそうです」(テレビ局関係者)■「天国と地獄」の高橋一生を彷彿させる井浦が顔全体を涙で濡らしたり、大声で「ママ〜!!!」と叫んだりする喜怒哀楽の表現は「麻生久美子にしか見えない」とSNSで大反響。そんな井浦の演技は、前クールで人気を博した『天国と地獄〜サイコな2人〜』(TBS系)で綾瀬はるか(36)との“入れ替わり”を好演した高橋一生(40)を「彷彿させる」といった声も上がっている。《井浦新の麻生久美子を見て、高橋一生の綾瀬はるかを思い出します》《『天国と地獄』での綾瀬はるかと高橋一生の「演技力モンスター」ぶりもすごかったけど、井浦新もすごい》《入れ替わりものって演技力が相当ないといけない気がするけど高橋一生さんや井浦新さんは流石だなぁ》今クールにもラインナップされた“入れ替わりドラマ”。その注目度が高いのは、理由があるようだ。「過去にも’03年『ぼくの魔法使い』(日本テレビ系)や’07年『パパとムスメの7日間』(TBS系)、’15年『民王』(テレビ朝日系)といったドラマが生み出されました。入れ替わった両者の立場が大きく異なるほど、インパクトの強いドラマとなります。『あのキス』の脚本を書いた大石さんは、連続ドラマの醍醐味を『結末に向かう展開への期待』と語っています。複数人の人生が交差する“入れ替わり”は、演出プランを膨らませやすく、連続ドラマとの親和性が高いといいます。最近では、漫画などを原作としたドラマが増加傾向にあります。『天国と地獄』もそうでしたが、結末がわからないオリジナルストーリーはそういったドラマとの差別化を図りやすいでしょう。予測がつかない展開に、視聴者間で考察が広がるなど興味を増す要素になっているのです」(テレビ誌ライター)先の見えない展開に、“オジ巴”はどうなっていくのだろうか?視聴者の期待が膨らむばかりだ。
2021年05月11日女優の杉咲花が、松本潤主演の映画 『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』(今冬公開)の新ヒロインを務めることが11日、明らかになった。同作はTBSテレビで2016年、2018年に放送され人気を博した松本主演の連続ドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』の映画化作。個性豊かな弁護士たちが、ぶつかり合いながらも99.9%逆転不可能な刑事事件に挑んでいく、新感覚の痛快リーガル・エンタテインメントで、松本演じる超型破りな弁護士・深山と、香川照之演じる敏腕弁護士・佐田の名コンビがスクリーンに登場することとなる。監督は木村ひさしが務める。杉咲が演じるのは、司法修習を終えたばかりの新米弁護士・河野穂乃果。弁護士として担当した初めての刑事事件で深山と出会い対立するが、あることがきっかけで刑事事件ルームの一員になり、0.1%の事実を求めて奮闘する。ドラマSEASONIでヒロインを演じた榮倉奈々、SEASONIIでヒロインを演じた木村文乃に続く「新たなヒロインは誰だ!?」とヒロイン予想がSNS上で白熱、数多くの考察が繰り広げられており、その行方に注目が集まっていた。杉咲は、17年に映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で銭湯を営む一家の娘役を演じ、第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞と新人俳優賞をW受賞。18年4月放送のTBS系ドラマ『花のち晴れ~花男NextSeason~』で、連続ドラマ初主演を果たすと、まもなく最終回を迎えるNHK連続テレビ小説『おちょやん』の主演でも話題となっている。本作が『おちょやん』後初の映画撮影で、昭和の喜劇女優から一転、令和の新米弁護士に扮することになる。杉咲自身は本作で初の弁護士役に挑戦し、松本とは映画初共演、香川とは『劇場版MOZU』(15年)以来の共演となる。劇中衣裳を身にまとった杉咲の写真も公開され、これまでシルエットだったビジュアルも塗り替わり、松本、香川との3ショットビジュアルも解禁となった。○杉咲花コメントもともと拝見していた好きな作品で、私も現場に参加してみたいなという思いがあったので今回お話をいただけてすごく嬉しかったです。何年もかけて過ごされてきたチームの中に参加する緊張感もありますが、『99.9』という作品のテンポ感や温度感を自分なりに汲み取って、楽しみながら頑張りたいと思います。撮影現場では監督や松本さん、香川さんを筆頭に、どうしたらもっと面白くなるか? とアイデアが次から次へと生まれていくのがすごく新鮮です。面白いシーンばかりで、次の展開がはやく観たくなるような作品になっていると思いますので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。(C)2021「99.9-THE MOVIE」製作委員会
2021年05月11日今週最終話を迎えるNHK連続テレビ小説「おちょやん」でヒロインを務めた杉咲花が、松本潤主演のドラマの映画化『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』に新たな風を吹き込むヒロイン役に決定。松本さん、香川照之との3ショットビジュアルも解禁となった。TBSテレビで2016年、2018年に放送され大人気を博した松本さん主演の日曜劇場「99.9-刑事専門弁護士-」は、個性豊かな弁護士たちが、ぶつかり合いながらも99.9%逆転不可能な刑事事件に挑んでいく、新感覚の痛快リーガル・エンターテインメント。先日の映画化発表時から、ドラマSEASONIでの榮倉奈々、SEASONIIでの木村文乃に続く「新たなヒロインは誰だ!?」とSNS上では予想が繰り広げられ、注目が集まっていた。杉咲花が演じるのは、司法修習を終えたばかりの新米弁護士・河野穂乃果。弁護士として担当した初めての刑事事件で深山と出会い対立するが、あることがきっかけで刑事事件ルームの一員となり、0.1%の事実を求めて奮闘する。杉咲さんは、2017年に映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で銭湯を営む一家の娘役を演じ、第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞と新人俳優賞をW受賞。18年4月放送のTBS系ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」で連続ドラマ初主演を果たし、まもなく最終回を迎える「おちょやん」の主演でも話題となり、国民的女優としていままさに最も勢いに乗っている。本作が「おちょやん」後初の映画撮影となる杉咲さん。昭和の喜劇女優から一転、令和の新米弁護士に。弁護士役を演じるのも初めてとなる。松本さんとは映画初共演、香川さんとは『劇場版MOZU』以来の共演。これまでドラマでも松本さん演じる深山とヒロインとの絶妙な掛け合いが話題となっており、映画では果たしてどのような掛け合いが生まれるのか、そして穂乃果は斑目法律事務所にどのような影響をもたらすのか、今後発表されるストーリーも見逃せない。杉咲さんは「もともと拝見していた好きな作品で、私も現場に参加してみたいなという思いがあったので今回お話をいただけてすごく嬉しかったです」と喜びを明かし、「『99.9』という作品のテンポ感や温度感を自分なりに汲み取って、楽しみながら頑張りたいと思います」と意気込みをコメント。「撮影現場では監督や松本さん、香川さんを筆頭に、どうしたらもっと面白くなるか?とアイデアが次から次へと生まれていくのがすごく新鮮です」と語る。また、穂乃果の劇中衣装を身にまとった杉咲さんが加わった3ショットビジュアルも解禁されている。『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』は冬、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE(仮) 2021年冬公開予定©2021「99.9-THE MOVIE」製作委員会
2021年05月11日【連載】玉置妙憂の心に寄りそう人生相談<第75回>数々のメディアにも紹介され大反響を呼んでいる新書『死にゆく人の心に寄りそう~医療と宗教の間のケア~』(光文社)の著者・玉置妙憂さんが毎週、読者の悩みに寄りそい、言葉を贈ります。【今回の相談内容】今年は修士2年の私にとって就活の年です。今は就職試験に向けて毎日、机に張り付いて勉強しています。希望の就職先はコロナ禍もあってか今年は倍率が高く、受からなかった場合は就職浪人して、もう一度だけ試験を受けようと考えています。ただ、周囲を見渡すと学生なのは、もう自分しか残っていなくて……このまま進んでいいのか不安になります。学部を卒業した友人はすでに私よりも1年以上社会人としての経験を積んでいます。高校卒業と同時に就職した友人にいたっては、社会人経験5年以上で、子どもを授かった人もいて、私よりはるかに人生経験豊かです。そうした中、客観的な視点で俯瞰してみると、私は周囲から置いて行かれているようにしか見えません。この不安を拭い去って覚悟を決めるにはどうしたらいいのでしょうか。(24歳・女性・学生)【回答】就活ですか。新型コロナウィルスに翻弄される昨今の状況下では、さぞ大変でしょう。お察しいたします。現在は修士課程に在籍中でいらっしゃるのですね。修士では何を研究なさったのですか。研究はうまくいったでしょうか。手ごたえを感じられる修士論文は書けましたか。さて、学部卒業生や高校卒業と同時に就職された方々と比べて焦っていらっしゃるようですけれど、そもそも、あなたとその方々とは目指すところが違っているのですから比べる必要はまったくありません。あなたは極めたい学問があって、大学に残ったのですものね。あなたよりも早く社会に出ることを選んだ方々とは、歩いている道が違うのです。あなただって、カエルとハトを比べたりはしないでしょう?とはいえ、不安が拭い去れずにいらっしゃるのですから、なんとかしなくては!ご参考になればと願いつつ、ひとつの考え方をご紹介しようと思います。「自分を顧みるとき、『can』で考えずに『state』で考える」です。あなたの場合で言えば、“社会人経験がない”“人生経験を積んでいない”“子どももいない”と「できる」「できない」で考えるのではなく、“もっと勉強したいと思って修士に進学した”“就職浪人してもチャレンジしようとしている”自分の今の姿勢をよしと考えるのです。「できる」「できない」はその姿勢の先にくっついてくるだけのものです。しかも、その結果に対する善し悪しの評価は、時代や文化や人によって変わってしまうあやふやなものです。だから、今在る自分の姿勢をきっちり評価してください。なあに、ちょっと考え方を変えればいいだけです。大丈夫、頑張って!【プロフィール】玉置妙憂(たまおきみょうゆう)看護師・看護教員・ケアマネ-ジャー・僧侶。「一般社団法人大慈学苑」代表。著書『死にゆく人の心に寄りそう』(光文社新書)は8万部突破のベストセラー。NHK『クローズアップ現代+』、『あさイチ』に出演して大きな話題に。現在、ニッポン放送『テレフォン人生相談』のレギュラーパーソナリティを務める。
2021年05月07日来週、いよいよ最終回を迎える「おちょやん」と、もうすぐスタートする「おかえりモネ」でそれぞれヒロインを務める杉咲花と清原果耶が登場した、連続テレビ小説バトンタッチセレモニーが本日5月6日(木)午前に行われた。「おちょやん」のヒロイン・竹井千代を演じた杉咲さんが、「おかえりモネ」のスタジオ(渋谷・放送センター)を訪れた今回。本日のセットは、東京・汐見湯 コミュニティスペース。気象予報士として働くために東京にやってきた百音(清原さん)が暮らす銭湯兼シェアハウスだ。撮影をふり返り「とても楽しかったです」と語った杉咲さんは「俳優としても、1人の人間としても成長できた気がしていて、一生の宝物になる作品に携わらせていただけたことを、幸せに思います」と改めて思いを語る。一方、清原さんは「いま、まさにモネとして突っ走っている真っ最中です。昨年9月末にクランクインしてからあっという間に7か月経って、キャスト、監督、スタッフの皆さんとわいわいしながら撮影できているので、毎日撮影に来るのが楽しいです!」と順調に撮影が行われていることを報告。また、恒例のプレゼント交換も行われ、杉咲さんからは「おかえりモネ」特製デザインの“のれん”が、清原さんからは宮城県登米市の木工職人による手作りのお盆が贈られた。のれんが大好きだという清原さんは「『おちょやん』と『おかえりモネ』の作品の世界観が素敵に組み合わさっていてとても嬉しいです。さっそく飾りたいです!」と喜び、手料理に興味がでてきたと話す杉咲さんは「お盆があるだけで食卓が豊かになるなと思っていたので、すごく嬉しいです。大事に使います!」とコメントした。大阪・道頓堀を舞台に、そこに生きる人々の泣き笑いの物語を描く「おちょやん」は、5月15日(土)まで放送が続く。最終週のみどころについて杉咲さんは「千代は本当に壮絶な経験をしながらも負けずに生き抜いてきた女性ですが、そのなかで出会えたたくさんの家族とどう進んでいくのか。そして、離縁した一平との関係性が今後どのように変化していくのか、見届けていただけたらと思います」とアピールし、心の温まる最終回になっていると説明。そして、5月17日(月)から始まる連続テレビ小説第104作「おかえりモネ」は、宮城県・気仙沼に生まれ育ち、登米で青春を送るヒロイン・永浦百音が、“気象予報”という仕事を通じて人々に幸せな未来を届けていく希望の物語。清原さんは「百音が生きていく中で出会う人々との関係性や、百音自身の成長に注目して見ていただければ、ドラマを楽しんでいただけるのかなと思います」と見どころを話している。連続テレビ小説「おちょやん」は放送中。連続テレビ小説「おかえりモネ」は5月17日(月)より放送開始。毎週月~土曜日8時~NHK総合、7時30分~BSプレミアム・BS4Kにて※土曜は1週間をふり返り(cinemacafe.net)
2021年05月06日「女性週刊誌といえば、芸能スクープを扱う『一折班』のイメージでした(苦笑)。生活情報を扱う『二折班』の存在は、今回初めて知って。雑談が飛び交う二折班は、アットホームな職場だなぁ、と」自然体の笑顔でそう語るのは、ドラマ10『半径5メートル』(NHK総合・4月30日22時〜)で女性週刊誌『女性ライフ』の名物記者・亀山宝子を演じる永作博美(50)。“半径5メートル”にあるような、身近な問題から誌面を作る二折班の記者を演じていくなかで、永作の頭の中にも“記事プラン”が湧いてきているのだとか。「自分の時間を捻出するために、生活の中で何を減らすべきかという“時短”についてはとても関心がありますね」そんな永作が、本誌記者に「これまでで最高だと誇れる記事は何ですか?」と逆取材!本人が今まで語ることがなかった秘密が初めて明かされた、とある芸能人へのインタビュー記事を答えると……。「私も最近、人への興味がすごく湧いてきていて。人の性格や、宝子の鋭い視点をより理解できるように、心理学の本も読んでいます」何事にも興味を絶やさない永作が、週刊誌記者の“素質”をのぞかせた!「女性自身」2021年5月11日・18日合併号 掲載
2021年05月06日続々とスタートしている春ドラマ。4月20日現在、放送が開始したもので最も高い視聴率を記録したのは、玉木宏主演『桜の塔』(テレビ朝日系・木曜よる21時〜)で13.5%。続いて井ノ原快彦主演『特捜9 season4』(テレビ朝日系・水曜21時〜、13.2%)、内藤剛志主演『警視庁・捜査一課長 season5』(テレビ朝日系・木曜20時〜、12.8%)が高視聴率を記録した(視聴率はビデオリサーチ調べ)。いずれも“テレビ朝日系×刑事もの”。その根強い人気が明らかになったかたちだ。しかし、「まだまだ“大人女子に刺さる”ドラマはたくさんあります」と話すのは、アラ50ドラマウオッチャーの田幸和歌子さんとさっちゃんはね♪さん。本誌記者も合わせアラ50女性3人で、今春ドラマについて語り合った。さっちゃんはね♪(以下、さ♪)「イチオシは吉田羊さんの主演2作品!國村隼さんとのW主演作『生きるとか死ぬとか父親とか』(テレビ東京系・金曜深夜0時12分〜)は、ラジオパーソナリティ「人生相談の名手」のジェーン・スーさんの半生を描いたドラマ。自由奔放な父に振り回される、中年の娘のエッセイを読むような心地よさを感じるドラマです」田幸「もう1作は、ダークファンタジーの『きれいのくに』(NHK・月曜22時45分〜)。容姿コンプレックスなど、社会派テーマなだけに目が離せません。吉田さんって、“大人の女性の悩みの代弁者”のように思います」さ♪「オトナの女性といえば、江口のりこさんの『ソロ活女子のススメ!』(テレビ東京系・金曜深夜0時52分〜)は、本当はやってみたいけどできない、“ひとり○○”を疑似体験できるガイドブックみたいですよね」記者「ひとり焼き肉、ひとりラブホ、ひとり工場見学……どれもやってみたくなった!“オバハン”として共感できるのは、『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系・火曜21時〜)の松たか子さんかな」さ♪「伊藤沙莉さんによるナレーションが秀逸。《オシャレなパン屋にジャージで入れる大豆田とわ子》《口内炎ができてることに気づいた大豆田とわ子》など、誰にでもあることについて、とわ子が悩んだりする。着眼点のセンスが抜群だと思います」田幸「松さんが演じる“オバハン”は、気品と華やかさのなかにかわいさがありますよね。私、『カルテット』(TBS系・’17年)の大ファンだったので、松田龍平さんと松さんの共演がまた見られることが何よりうれしいです。さらに、脚本家も『カルテット』と同じ坂元裕二さん!」さ♪「私は、大地真央さんの『最高のオバハン中島ハルコ』(フジテレビ系・土曜23時40分〜)が大好き。大地さん演じるバツ2の美容外科医・ハルコが、ズバッと容赦なく人を“切る”姿は、週末の夜に元気をもらえます!かわいさのある松さんに対して、大地さんは元タカラジェンヌならではの華やかさと美しさを持っている。2人の“オバハン”役が、今期を盛り上げそうな気がしています」記者「週刊誌の記者としては、永作博美さんが“オバハン記者”を演じる『半径5メートル』(NHK・金曜22時〜)にも注目しています。私たちアラ50は、胸キュンものより“オバハンドラマ”を求めているのかも」定番の恋愛ドラマや刑事ドラマは飽きてきた……という人にぴったりなドラマは、この春たくさんあるかも!「女性自身」2021年5月11日・18日合併号 掲載
2021年05月05日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデル・女優の岡本夏美さんです。「看護師や弁護士など専門的な役柄にも挑戦してみたいです!」と語る岡本さんの素顔に迫りました。映画、ドラマに引っ張りだこ!清純派から曲者まで演じきる!NHKよるドラ『きれいのくに』に出演中。「見る人によって受ける印象が違う新感覚のドラマです。初めて台本を読んだとき、不思議な気持ちでした。物語にからくりもあって、どんどん面白くなりますよ!」。4月末公開の『映画 賭ケグルイ』にも出演。「ほぼずっと目を閉じているんですが、たまに目が開いたり、表情の変化が面白いので注目してください!」。最近、人生初の陶芸に挑戦。「先生に褒めてもらえたのが嬉しくて、つい何皿も(笑)。他にも塗り絵をしたり夢中になることが好き」プロジェクターで一日中映画観賞!ベッドに寝転んでお菓子をつまみながら(笑)、おうち時間を楽しんでます。家族でドライブを楽しんでいます。昨年免許を取得したので、家族と一緒に自然を見に行ってリフレッシュ!ピピ君が自己肯定感を上げてくれます。教えてないのに「なっちゃん可愛いね」って言ってくれるのが嬉しい~!おかもと・なつみ1998年生まれ。放送中のドラマ『きれいのくに』(NHK総合)に出演中。4月29日から公開の『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』では西洞院百合子を怪演。※『anan』2021年5月5日-12日合併号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2021年05月04日東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が、日本スポーツ協会公認スポーツドクターを200人程募集していると報じられた。各紙によると大会開催期間中に競技会場などで熱中症や新型コロナ感染の疑いがある人、体調不良を訴えた観客などの対応に従事してもらうという。応募締め切りは今月14日までとのこと。公認スポーツドクターとは医師免許取得後4年が経過し、必要な講習を受講して得られる資格。いっぽうで五輪大会への従事はボランティアとなり、交通費などを除いて報酬は支給されないという。五輪の医療従事者をめぐっては、組織委が日本看護協会に医療スタッフとして看護師約500人の確保を要請したことも明らかになったばかり。また看護師への待遇も交通費や食事の提供は規定されているが、肝心の報酬については明記されていないというのだ。菅義偉首相(72)は4月30日に、「看護協会の中で現在、休んでいる方もたくさんいると聞いている。可能だと考えている」と要請を容認していた。「国内ではインド由来の変異株も発見され、パンデミックが深刻化しています。新規陽性者数の高止まりが続いている大阪では、重症病床使用率が99.7%にまで達している状況です。兵庫県ではコロナ対応にあたる看護師が、全国各地から46人派遣されると決まったばかり。医療逼迫が喫緊の課題となっているなか、『五輪を開催すべきでない』という声は高まっています」(全国紙記者)NHKによると立憲民主党は、「五輪開催に必要な医療従事者の確保よりも感染者の治療とワクチンの接種に充てることを優先すべき」と大型連休明けに提言すると報じられている。五輪開催まで残すところ80日と迫るなか、医療従事者を無償でかき集めようとする組織委に批判が殺到している。《看護師に続いて今度は医師をただ働きさせるとは!どれだけ五輪搾取をやれば気がすむのか》《なんでスポーツドクター資格者が「新型コロナウイルス感染症の疑いがある人への救急対応」を無償でやらなあかんのん?》《このご時世にこれをボランティアで募集とは、どこまで人を見下す政府なのか…》
2021年05月04日あなたの凸凹にハマる生き方が必ずあるーー『リエゾンーこどものこころ診療所ー』『モーニング』で連載され、累計30万部を突破した児童精神科医を描いた医療漫画の新機軸!日本で『発達障害』と診断されている人はおよそ48万人。子どもの10人に1人は何らかの発達特性や障害があると言われています。児童精神科医・佐山と、そこにやってきた、自らも発達障害がある研修医・志保は、人知れず学校や家庭でトラブルを抱え、孤独や苦痛に耐えながら生きる人たちと向き合っていきます。児童精神科医 三木崇弘先生による監修も入っており、『発達障害』『虐待』『ネグレクト(育児放棄)』など、重いテーマをリアルに描く半面、志保の発達障害特有のおっちょこちょいさがありながらも明るく奮闘していく姿や、同じく発達障害のある佐山先生、クリニックの仲間たちなどと繰り広げるどこかゆるさのあるほほえましい会話にはクスリと笑ってしまいます。NHK、共同通信、文春オンライン、ママリなど各メディアでも話題沸騰中の児童精神科医の物語。発達障害の当事者、当事者家族だけではなく、幅広い方に読んでいただきたい一冊です。当事者の不安を解消する「7つ道具」を紹介『応用行動分析に基づくASD(自閉スペクトラム症)の人のコミュニケーション支援 当事者の不安を解消する「7つ道具」とアセスメント 』ASD(自閉スペクトラム症)の標準的な支援法(合理的配慮)を体系化して、初心者にもわかりやすくまとめたASDの人をより理解できる方法を解説。応用行動分析に基づく『環境調整』『見える化』がすぐに実践できる道具と個性に合わせた効果的な支援のためのアセスメント法が満載です!第一章ではASDについての基礎知識や支援のポイント、第二章では理解、意思表示、動機づけと社会性と段階別に支援を行う『ABCモデル』と、問題点を解消する『7つ道具』の紹介、第三章では実際にその『7つ道具』でさまざまな問題点を見える化し、ASDの人の不安の解消方法の提案をしていきます。ASDのある子どもたちとのコミュニケーションを円滑にする道具がイラストなどを使いわかりやすく説明されており、療育や支援のシーンでも役立つ情報がたくさん載った一冊です。豊富な解決事例で学べる!『保育者ができる 気になる行動を示す幼児への支援 応用行動分析学に基づく実践ガイドブック』応用行動分析学を専門とする著者2人がこれまで保育者に対して行ってきた助言、アドバイスの成果をまとめた本になります。専門家がどのような視点で子どもの行動を理解し、支援のアイデアを出しているのかが分かり、保育の質の向上に繋がります。子どもの行動を分析する方法『ABC分析』を活用し、子どもとの関わりのヒントの見つけ、学ぶことができます。『登園時に泣いてしまう』『遊びに消極的』『友だちの玩具を取ってしまう』など、園児の行動の疑問を解決する過程と、実際に解決に導いた支援支援の事例なども多数記載されています。応用分析学の理論についての大切なポイントも分かりやすく説明されているので、理論を学ぶことで実際の保育場面での園児への支援にも応用することができます。保育者はもちろん、これから保育者をめざす学生の方々や特別支援教育を学ぶ学生の方々にも読んで頂きたい一冊です。本人と家族が自立していける社会へーー『発達障害の子どもたちの進路と多様な可能性』障害を家族が背負う社会から、できるだけ大勢の人の多様な支援と伴走により、本人と家族が自立していける社会へ…明蓬館高等学校校長兼SNEC(すねっく、スペシャルニーズ・エデュケーションセンター)総合センター長の日野公三さんが教育の最前線の現場から提言します。前半では障害に対する教師の過剰反応、障害のカミングアウト、二次障害や三次障害、感覚過敏問題など、障害を持つ子どもを取り巻く教育の現状やその問題点、不登校問題などの問題提起や配慮の仕方などの説明、後半はインターネットを活用した授業やeラーニングでの勉強の利点、SNECの開設や発達の課題を持つ人に高校の選択肢についてが記されています。実際に起こっている問題を例に出し、どのような支援を行えばいいのか、教育環境を提供すればいいのか、「学びにくい」お子さんにどんな選択肢があるのか分かりやすく紹介。支援教育のしくみに関しても説明されているので、お子さんの進路に悩む保護者、教育に関わる方におすすめの一冊です。
2021年05月03日「凪のお暇」で知られるコナリミサトの人気漫画を実写ドラマ化した「珈琲いかがでしょう」で、主人公の“移動珈琲屋さん”を演じる中村倫也が話題となっている。以前から、原作ファンの間では移動珈琲屋・青山のビジュアルや仕草、佇まいが「中村倫也にしか見えない」と話題に上っていた本作。柔和な雰囲気ながらもタダ者ではない過去を匂わせる、中村さんが演じる青山は「漫画の中から飛び出たみたい」「シンクロ率がビックリするほど高すぎ」と言われ、中村さん自身「僕以外の役者が演じていたら何よりもまず僕が文句を言っていたと思う」とコメントするほど。中村さんはまた新たな代表作を手にしている。コナリミサト・ワールドにハマる“ゆるふわ”存在感テレビ東京などで放送中の「珈琲いかがでしょう」は、中村さん演じる素敵な移動珈琲屋「たこ珈琲」の店主・青山一が、街から街へと行く先々で、一杯一杯、丁寧に、誠実に、心を込めて珈琲を淹れながら、人生に少し傷ついた人たちの心を癒していく“幸せを運ぶ珈琲物語”。脚本・監督を『かもめ食堂』や『めがね』『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子が務めており、“丁寧に、誠実に”がきちんと映像化されているのも見どころとなっている。中村さんは、2019年夏にドラマ化されたTBS系「凪のお暇」に引き続いての、コナリ作品への出演。「凪のお暇」では誰にでも優しい天性の“人たらし”で、“メンヘラ製造機”ともいわれたイベントオーガナイザー・安良城ゴン役に扮し、毎週タイムラインを沸かせた中村さん。原作でも人気の高い、けだるい色気と癒しの空気を同時にまとうゴンを実写化できるわけがない、というファンの懸念も何のその。中村さんが演じたことで、ドキドキときめきながらも一緒にいて居心地よく、隣にいれば安心して“息ができそう”なゴンは実在した!と思わせてくれた。そんな中村さんには、原作のコナリさんも「ゴンが素晴らしすぎたので青山も素晴らしすぎる未来しか見えません」と大きな期待を寄せる。この満を持しての再タッグは、愛でる要素しかないのだ。珈琲屋・青山のダークな過去にも興味津々…作品中での振り幅は必見2005年に映画『七人の弔』で俳優デビューした中村さんが、一気に花開いたのが2018年ごろ。妻に浮気をされたモラハラ夫役の「ホリデイラブ」に、シェフ役の「崖っぷちホテル!」など話題作出演が相次ぎ、その変幻自在ぶりが注目を集めた。特に、永野芽郁がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「半分、青い。」で演じた、佐藤健演じる律の友人“マアくん”こと朝井正人役は強烈なインパクト。肩に子猫を乗せたセーター姿で登場し、微笑みだけで間を持たせる“マアくん”は中村さんの魅力を炸裂させることになった。また、ディズニー実写映画『アラジン』のプレミアム吹替版をはじめ、のん主演『私をくいとめて』では主人公・みつ子の“心の拠り所“となる脳内相談役“A”を担当するなど、声の仕事にも定評があるだけに、その癒しボイスも“幸せを運ぶ”移動珈琲屋にハマっている。中村さんが演じる青山のゆっくりと穏やかな口調と、柔らかな笑顔で悩める人たちのために丁寧に、誠実に珈琲を淹れていく所作はいちいち絵になり、画面からいまにも立ち上ってきそうな淹れ立て珈琲の香りも相まって観る者を心地よくさせていく。かと思えば、第2話、山田杏奈演じる雅のピンチを助ける際には一瞬の殺気が宿り、第3話では金髪姿で暴れるシーンも。映画『孤狼の血』の血気盛んな若手ヤクザのダークさを彷彿とさせた。第4話でも、過去を知るゴンザ(一ノ瀬ワタル)に「あの青山が珈琲屋なんて」と言われるほど。スイーツが苦手なコンビニチェーン社長を演じた「この恋あたためますか」や映画『ファーストラヴ』の弁護士役といったスマートなイメージも記憶に新しい中で、“ワル”時代の青山の姿はまさに衝撃。第5話「ほるもん珈琲」では、青山を追うぺいこと杉三平(磯村勇斗)がついに目の前に現れ、しかも、第1話で出会った垣根志麻(夏帆)とも再会することになる。青山の元仕事仲間だと自己紹介したぺいが、「静かなところで3人で話そう」と提案する。だが、ぺいの目的は青山を花菱(渡辺大)のもとへ連れていくこと。垣根を巻き込みたくない青山だが、ぺいは“垣根は保険だ”と逃がそうとしない。移動中、垣根から青山の前職について尋ねられたぺいは、「強いて言えば清掃業」と答える。そして血や泥にまみれながら“清掃業”をしていた当時について語ることになるが…。また、「初恋珈琲」では、ある理由でぺいは花菱らから殴る蹴るの暴行を受けることに。一方、青山は、垣根に珈琲にハマるきっかけになった、ホームレスのたこ(光石研)との出会いを打ち明ける。青山の過去とは?なぜ、青山は移動珈琲店で各地を転々としているのか?右手の手袋の意味は?青山とぺいの関係とは?気になることだらけの今作は次回が1つのターニングポイントとなりそうだ。「珈琲いかがでしょう」は毎週月曜日23時6分~テレビ東京ほかにて放送中。地上波放送終了後、Paravi・ひかりTVにて配信。(text:Reiko Uehara)
2021年05月03日吉沢亮が近代日本の礎を築いた渋沢栄一を演じている大河ドラマ「青天を衝け」から、いま話題の板垣李光人演じる徳川昭武のキャストビジュアルが公開された。「プリンス・トクガワ」の名で知られる徳川昭武は、第9代水戸藩主・徳川斉昭(竹中直人)の十八男。慶喜(草彅剛)の異母弟にあたり、幼名は松平昭徳(あきのり)。将軍となった慶喜の名代としてパリ万国博覧会へ出向くことになり、随行した栄一(吉沢亮)と特別な絆を結んだ。パリで幕府の終焉を知り、大政奉還によって帰国を余儀なくされた昭武は、最後の水戸藩主となる。板垣さんは2015年の「花燃ゆ」以来2度目の大河ドラマへの出演。「仮面ライダージオウ」で一躍注目を集め、映画『約束のネバーランド』にてメインキャストのノーマン役に抜擢、映画『ゾッキ』やドラマ「ここは今から倫理です。」ほか、現在放送中の「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」ではドラマ初主演(吉川愛とW主演)を務めており、いま飛ぶ鳥を落とす勢いだ。今回の昭武役に、板垣さんは「日本を背負いパリに立ち、何を目にして何を感じるのか。そして、日本に戻った栄一と昭武は祖国といかに向き合っていくのか。自分自身もどう描かれていくのかを楽しみにしています。皆さまも、ぜひご期待ください」とコメント。6月13日放送の第18回から出演する。大河ドラマ「青天を衝け」は毎週日曜20時~NHK総合ほかにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2021年05月02日【連載】玉置妙憂の心に寄りそう人生相談<第74回>数々のメディアにも紹介され大反響を呼んでいる新書『死にゆく人の心に寄りそう~医療と宗教の間のケア~』(光文社)の著者・玉置妙憂さんが毎週、読者の悩みに寄りそい、言葉を贈ります。【今回の相談内容】最近、亡くなった父と話がしたいと思うことが多くなりました。子どもの頃、私は父と仲が良く、学校や友達、進路のことまで日常のあれこれを父に話していました。父からのアドバイスはどれも参考になり、振り返ると、そのときの心の支えであったとも思います。しかし、大学進学や就職をする中で、それまで聞かされていた父の話が、必ずしも正しい内容でなかったり、偏見のある内容であることに気づいて。父から心が離れ、それから相談したり腹を割って話したりすることもなく、父は亡くなってしまいました。それから3年。一転して、父ならどうアドバイスするだろう、自分の気持ちを聞いてほしい、と思うことが増え、大人になってから父と素直に接することができなかったことに後悔するようになりました。父なき今、どうすることもできないことは分かっています。ただ、このやるせない気持ちと折り合いをつける方法はないものでしょうか。(58歳・女性・主婦)【回答】私も、去年の春に父を送りました。だからと言うわけではないのですが、あなたさまの寂しさ、後悔、なんとも言えないやるせないお気持ちが我がことに重なり、沁みてきました。本当に、この寂しさたるや、どんな言葉を使ってもあらわしきれないものがありますね。私たちはそれがあまりに苦しいので、少しでも楽になる「折り合いをつける方法」を探してしまいますが、私は、そんなのないと思っているんですよ。もう二度と会えない人を思い出し、あれこれ考えてしまうことは、たしかにどうしようもなく辛いです。考えれば考えるほど会いたくなるのに、会いたくなった端からもう二度と会えないという現実を突きつけられる。でも、それが故人を「悼む」ということなのではないかと思うようになりました。「悼む」というのは、なにも死を悲しみ嘆くばかりではありません。その人の残した言葉を思い出し、その人の一瞬一瞬の表情を懐かしみ、その人の生きてきた時間を丸ごと慈しむ。その人がここに存在していたということを、決して忘れないでいつづける。それが「悼む」ということだと思います。だから私たちは、積極的に悼んでいるのです。あなたさまが覚えていなくて、誰があなたさましか知らないお父さまを覚えているでしょう。いつまでも忘れず、繰り返し想うこと。それが残された私たちにできることなのではないでしょうか。そしていつか、私たちも誰かに悼まれる時が来るのです。すべては回り、巡り、流れていきます。それを止めることは、誰にもできない。「折り合いをつける方法」を探して、もがき苦しむより、流れに身をまかせてみようではありませんか。【プロフィール】玉置妙憂(たまおきみょうゆう)看護師・看護教員・ケアマネ-ジャー・僧侶。「一般社団法人大慈学苑」代表。著書『死にゆく人の心に寄りそう』(光文社新書)は8万部突破のベストセラー。NHK『クローズアップ現代+』、『あさイチ』に出演して大きな話題に。現在、ニッポン放送『テレフォン人生相談』のレギュラーパーソナリティを務める。
2021年04月30日俳優の柳楽優弥が主演を務める映画『太陽の子』(8月6日公開)の場面写真が30日、公開された。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。このたび本作の場面写真9点を一挙解禁。戦争が終わった先にある人生を考えている世津に背中を押され、「いっぱい未来の話、しよう」と3人で手を取り合うカットや、原子核爆弾の開発という極秘任務に携わる科学者・修が一科学者として目の前の研究に没頭し、黒板をはみ出してガラス戸にまで数式を書き連ねる姿などが解禁された。他にも、教授を囲み実験に臨んでいる研究室の様子、戦地から戻ってきた笑顔の裕之、海辺で修と裕之を抱きしめる世津の姿、戦地へと向かう息子の頬に優しく触れる母・フミの切ない表情など、時代に翻弄されながらも毎日を生きている修たちの、様々な表情と揺れ動く気持ちに迫った場面写真になっている。
2021年04月30日2021年4月7日に朝日新聞出版より、NHK「きょうの料理」「趣味どきっ!」でお馴染み、カレー研究家・水野仁輔氏監修の『ビリヤニとびきり美味しいスパイスご飯を作る!』が発売されます。ビリヤニとは、スパイスを使った炊き込みご飯のこと。最近ではミシュランガイドでも紹介されるほど注目されており、「スパイス×ごはん」の総合芸術のような料理は、一度食べるとやみつきになります。カレーライス、スープカレーの次に流行るのは、このビリヤニです!NHK「きょうの料理」「趣味どきっ!」でお馴染み、カレー研究家・水野仁輔氏が監修。サザンスパイスの渡辺玲氏、ビリヤニハウスの大澤孝将氏、NeoCultureの曽我部智史氏、エリックサウスの稲田俊輔氏など、スパイス界の大御所が大集結しています。本書の特徴は、「be動詞に始まり、仮定法過去完了まで網羅する英文法の参考書」のような、すべてを包囲網する「ビリヤニ大全」です。レシピが5段階レベルになっているので、初心者から上級者まで、誰もおいしいビリヤニを作ることができます。ビリヤニ料理の基礎、シンプルな「チャレンジビリヤニ」から始まり、炊飯器、カレーレトルト、日本米でも簡単にできる「入門編ビリヤニ」、プロフェッショナルが何度も試作して完成させた、食べた人を唸らせる「本格的なビリヤニ」まで全25品を、レシピと詳細なプロセスカットで説明していきます。その他、一度は行ってみたいビリヤニレストランの紹介、バスマティ米やスパイスの解説、ライタ・ビリヤニマサラの作り方、余ったスパイスの活用法、おススメの市販ビリヤニセット紹介など付録も盛り沢山。ビリヤニバイブル、オールカラー160ページ、完全保存版!公式サイトはこちら『ビリヤニとびきり美味しいスパイスご飯を作る!』定価:1980円(本体1800円+税10%)発売日:2021年4月7日(水曜日)『ビリヤニとびきり美味しいスパイスご飯を作る!』企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2021年04月30日4月中旬のお昼どき。東京都内にある駅の改札付近に、約20人の通行人役エキストラが静かに待機していた。そこに姿を現したのは、岡田准一(40)だ。この日、主演作品の撮影が行われていた岡田。ひげを蓄え、渋い表情。黒のスーツ姿で、シャツの上からでもぶ厚くなった胸板がうかがえる。共演俳優とともに走って改札を飛び出すシーンを撮影していた岡田。V6の解散発表から1カ月半がたち、その表情は、真剣そのものだった――。もともとアイドルとしてデビューした岡田。初めて映画作品に出演したのは、’03年のこと。「そこで演技の楽しさに気づいた岡田さんは、どんどん映画の世界にのめりこんでいきました。’15年には『永遠の0』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。これは、ジャニーズ事務所史上初となる快挙でした。今年6月には『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』、そして10月には『燃えよ剣』と立て続けに主演を務める映画が公開されます。これらを合わせた主演映画の数は、ジャニーズ最多とも報じられています。その演技力は映画界でも高く評価されており、ギャラもトップクラス。彼より高いのは渡辺謙さん(61)や役所広司さん(65)など一握りだといわれていますね」(映画関係者)今やジャニーズきっての名優となった岡田。’14年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』や、’19年の『白い巨塔』(テレビ朝日系)などドラマでも好演。舞台でも’03年には故・蜷川幸雄さん(享年80)の『エレクトラ』に出演している。だが、あくまで“主戦場”は映画と考えているという。そこには、同じジャニーズ事務所内にいる“2人の才能”が深く関係していた。「同じV6のメンバーである森田剛さん(42)は以前から舞台方面で存在感を発揮していました。そのため、岡田さんは『舞台は剛くんに任せて、自分は映画で頑張ろう!』と決意。お互い違うフィールドですが、意識し合い切磋琢磨するようになったそうです。いっぽう、映画界では嵐の二宮和也さん(37)の存在が刺激になっているといいます。ともに実力派俳優と称される2人は、認め合っているよきライバル関係。岡田さんが日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞に輝いた翌年に、二宮さんは同じ賞を受賞しました。受賞式のスピーチで、二宮さんは岡田さんから前年に『次(受賞するのは)はおまえだから』と言われていたことをうれしそうに明かしていました。岡田さんも撮影の現場でよく『二宮も頑張っているから、俺も頑張らないと』と語っているそうです」(前出・映画関係者)■平手友梨奈も弟子入りした岡田道場そんな強い思いで映画作品に出演してきた岡田。だがV6の解散発表によってさらに火がつき、ジャニーズ俳優の頂点を目指し始めているという。今回の撮影現場では、“本気”になったのか、以前とは違う姿がたびたび目撃されている。「これまでの岡田さんはどちらかといえば“背中で周りを引っ張っていくタイプ”だといわれていました。しかし今回の現場では、共演者に自らアドバイスをする姿が目撃されています。あくまで控えめにではありますが、『自分だったらこうする』といったアクション指導をしているそうです。岡田さんといえばプライベートでいろいろな人に格闘技を教えていて、その集まりが“岡田道場”ともいわれています。最近だと『ザ・ファブル』で共演した元・欅坂46の平手友梨奈さん(19)も弟子入りしたそうですからね。そうした先生としての経験があるからか、現場での教え方も上手なんです」(制作関係者)自身の演技に、さらにこだわるようになっていると制作関係者は続ける。「監督とも積極的にコミュニケーションをとっています。ワンカットごとに意見をすり合わせていて、常に真剣勝負といった雰囲気です。体作りにも余念がないみたいで、自宅にトレーニングルームを作っていると話していました。かなり本格的な設備がそろっているらしく、あまりのストイックさに共演者らから驚きの声が上がっていましたね」V6の解散発表以後、さらに俳優の道を探求していく岡田。日本映画界を背負って立つ日も近いだろう。「女性自身」2021年5月11日・18日合併号 掲載
2021年04月30日2021年4月29日、俳優の河野洋一郎さんが肝硬変で亡くなっていたことが分かりました。60歳でした。河野さんが所属する劇団『南河内万歳一座』の公式ウェブサイトはこのように報告。どうしようもない無念です。河野洋一郎君が、先週の土曜日に亡くなられました。昨年の12月、肝臓を患い一週間の加療と検査を行ったと本人から連絡がありました。その後、治療と静養に専念しておりましたが、先週の土曜日、4月24日に肝硬変で救急搬送先の病院で、その日のうちに亡くなられたそうです。御家族の話しでは、苦しむことなく、安らかな最後であったそうです。葬儀は、新型ウィルスの状況下でもあり、すでに御家族で済まされております。南河内万歳一座ーより引用【南河内万歳一座】 スクリーンショット河野さんは舞台で活躍するほか、NHK連続テレビ小説『すずらん』や大河ドラマ『武蔵MUSASHI』をはじめ、テレビドラマ『半沢直樹』(TBS系)、『HERO』(フジテレビ系)などの作品にも出演していました。ファンからは「ジローさん」の愛称で親しまれた、河野さん。突然の訃報に、ネット上では悲しみの声が相次いでいます。・そんな…早すぎる。優しくてかっこいいジローさんが大好きでした。・僕の大好きな役者さんでした。どうか安らかに。・ショックです。舞台上の、クールでひょうひょうとしたジローさんをもっと見たかった。舞台やテレビドラマなどで活躍した河野さん。心からご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2021年04月29日「恋愛ドラマは難しい」と言われる昨今の風潮をものともせず、話題のラブストーリーを次々と世に送り出している脚本家・吉田恵里香。映画『ヒロイン失格』にアニメ「思い、思われ、ふり、ふられ」、そして“チェリまほ”こと「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」など映画、アニメ、ドラマとメディアを問わず幅広い活躍を見せている。そんな彼女のオリジナル脚本による新ドラマ「ブラックシンデレラ」がABEMAにて配信中。この作品、ド平凡なヒロインと2人のタイプの異なるイケメンが…という、シンプルなラブストーリーのように見えて、いわゆる“ルッキズム(=外見至上主義)”をテーマにするなど、非常に挑戦的な作品となっている。「映画お仕事図鑑」第7回では吉田さんにロングインタビューを敢行! なぜABEMA配信の若者向けのラブストーリーであえてルッキズムをテーマにしたのか?といったことから、現代のラブストーリーの在り方、魅力的なヒロインの描き方までたっぷりと話を聞いた。様々な経験が今の仕事に繋がった――まず、吉田さんが脚本家になろうと思ったきっかけについて教えてください。もともとは小説を書きたくて、いまも小説の仕事もしているんですが、そんな中で大学時代から西田征史(※「とと姉ちゃん」などで知られる脚本家)さんのアシスタントをしていたんです。そこでいろんな作品のプロット協力であったり、ラジオドラマをやらせていただくようになり、「脚本の仕事ってすごく面白いな」と思うようになりました。西田さんとの出会いで沢山素敵な経験をさせていただき、人生が変わったと言いますか……それで以前から映像作品も好きだったこともあり、だんだんそちらが主軸になっていった感じですね。なので明確に「脚本家になろう!」と思ったことはないというか、いま自分が脚本家なのかというのも正直、曖昧で…(苦笑)。大きな意味で物語を書く“作家”というイメージで仕事をさせてもらっています。――実際、映画やドラマの脚本だけでなく小説、漫画原作など幅広くお仕事をされていますね?そうなんです。とにかくお話が書ければ何でもいい…と言うと言葉が悪いですが(笑)、実際に絵本や漫画もやりたいなと思ってますし、“お話”に携わる仕事がしたいんですね。――そもそも、そうやって「お話をつくる仕事をしたい」というのは小さい頃から?そうですね。幼稚園の頃から絵本を描いてましたね。両親が映画や本が好きで、小さい頃から読み聞かせをしてもらっていて、絵を描くのも好きで、自分で“連載”していました。「バイオハザード」だったり、ジブリだったり、『フック』、『ジュマンジ』など、いろんな作品の要素を混ぜてパクッて(笑)、200話以上の物語にしてました。読者は親と数人の友達なのに、キャラクターの人気投票をしたり、手塚治虫先生に憧れて、手塚漫画みたいに作者を作中に登場させたり(笑)。お話の世界に生きていたい子でした。そういう意味ではずっとその頃の延長線上で生きている感じですね。――大学時代から西田さんのアシスタントをされていたとはいえ、大学卒業にあたり普通に就職しようという気持ちはなかったんですか? ご両親に反対されたりは?ありましたね。実際、大学で教員免許も取ってまして、子どもの教育に興味があったので、もし(脚本家の道が)ダメでも…と言うと教師の方に失礼ですが、先生をやりながら小説を書いたりしてもいいかなと考えてました。一番大きかったのは父から「3年やってみて、何かしらの手応えが得られなかったなら、それを主流にするのはやめなさい」と言われたことですね。当時は実家に住んでいたんですが、3年は何も言わないから好きなことをやればいいと。――この世界でやっていけるかどうかを試すための3年の時間を与えられて…。“手応え”ということに関しては(アシスタントではなく)私個人のお仕事をもらえるようになればいいんじゃないかということで、結果的に3年の間に一応、自分の仕事をもらえるようになったんですね。具体的には「シャキーン!」というNHKの教育番組の構成の仕事、西田さんが書いたドラマ「実験刑事トトリ」のノベライズ、それから学生時代から西田さんと共同で脚本を書いていた「TIGER & BUNNY」もオンエアが始まりました。その後、日本テレビの「恋するイヴ」というSPドラマのオファーもいただけて、ポツポツとですが、未来のスケジュールが埋まるようになってきて、それで私自身「もうちょっと頑張ってみよう」となりましたし、親も「頑張れ」と言ってくれました。ちなみにそれまでは「誰かに報告しないと人は怠ける」ということで毎月、両親に「こういう仕事をいまやっています」「こういう仕事でいくらもらいました」「こんな企画をつくったけど通りませんでした」とか報告書を提出することを義務付けられていたんです(笑)。いま考えるとありがたいですが、当時は「大学も卒業したのに何でこんなことを…」と思ってましたね。報告をしないといけないので、通らなくてもドラマの企画書をとにかくいっぱい書いてみたり。――アシスタント時代も含めて、初期の頃から脚本だけでなく、ノベライズから番組の構成まで様々な分野の仕事をされていたんですね。そうですね。最初から希望通りに小説を書かせてもらえてたら、そうなってなかったと思いますが、事務所の社長からも「小説を書きたいなら、賞を獲るか、仕事を積み重ねていくしかない」と言われていましたし、そうやって何でもやっていくうちにいろんなお仕事をもらえるようになった感じですね。――そうやっていろんな仕事をされる中で、作家として鍛えられ、成長につながったのはどういう業務ですか?まず「最初から最後まで書く」という作業ですかね? 当たり前ですけど仕事なので必ず最後まで終わらせないといけないので。学生時代は途中で放置している作品が沢山あり、物語を作るアプローチの仕方は明確に変わりました。終わりまで書き切らないとそれが面白いのか? 駄作なのかもわからないですから、それはどの仕事でも言えることだと思います。“鍛えられた”という意味では、自分が素人の時はドラマを見ても安易に「つまらない」「私には合わない」とかで終わってたんですが、そこで終わらず「なんでつまらないのか?」「自分ならどうしてたか?」ということを考えることは、この仕事を始めてからやるようになったことですね。そうやって自分で考えてみると「こうやればいいんじゃない?」と思いついても「いや、それじゃ主人公が全然輝かないな」といったことが見えてくるんですね。それで「そう考えるとこの作品、あまり面白くはないけど、やろうとしてるテーマは間違ってないな」とかわかるようになってくるんです。そうやって見ていくと、実は世の中、そこまでつまらない作品ってないんだなと思いますね。もうひとつ、具体的に鍛えられた仕事は「TIGER & BUNNY」のコミカライズの脚本ですね。これがすごく大変で毎月短編を1本書かないといけなかったんです。どうやって切り口を変えながら、いろんな話を書いていくかという勉強をさせてもらいました。この3つが、いまの自分を作ってくれたのかもしれないですね。――ちなみに、吉田さんがアシスタントをされていた西田さんは、あまり恋愛作品を書くイメージがないのですが、吉田さんは映画やドラマでラブストーリー、少女漫画の実写化の脚本を書かれることが多いですね。吉田さん自身、もともとラブストーリーを書きたいという思いはあったんですか?結果として得意になったというところはありますね。私、もともと向田邦子さんの作品が好きで、いまでも向田さんみたいになりたいんです。ファミリードラマも恋愛ドラマも書きたいし、エッセイも書きたいなぁと。事務所に所属した時は年齢が若かったこと、恋愛作品を観るのが好きだったこと、そして西田さんが恋愛ものをあまり書かないことから、私はそっちの分野を仕事を頼まれる脚本家になろうというのもありました。自分の転機となった作品で『ヒロイン失格」という映画があったんですが、あの作品を評価していただいたことで、そこから恋愛作品のオファーをいただくことがグッと増えましたね。「ルッキズム」の問題をいかに説教臭くなく伝えるか――ここから具体的に、ドラマの脚本の作り方、書き方についてお話を伺ってまいります。例えば今回の「ブラックシンデレラ」は、どういう経緯で企画され、どの段階から吉田さんは参加されたのでしょうか?「ブラックシンデレラ」はABEMAの池田克彦プロデューサーと一緒に作った作品なんですが、前作の「フォローされたら終わり」というドラマも池田さんとやらせていただいてまして。そもそも前作の段階で「ラブコメやりたいね」という話をしてたのが、紆余曲折あって「フォロー…」はサスペンスドラマになったんです(笑)。なので「次こそは恋愛ものをやろう!」と決めていて「フォロー」が終わった直後から、何をやろうかと話はしていたんです。若い世代、特にティーンにどんなメッセージを伝えられるか? それをラブストーリーでどう表現できるか? というのを考えたとき、どうしても“外見”というものに囚われて傷つき傷つけてしまう世の中で、いわゆる「ルッキズム」の問題をいかに説教臭くなく伝えることができるかというのを私がやりたかったんですね。テーマとして難しいと分かっていたんですが、どうしても挑戦したかったんです。それを池田さんとブラッシュアップしていくという作業でした。――目立たないヒロインが、なりゆきで高校のミスコンに出場することになるというところから物語は始まります。ただ単にヒロインがミスコンのために頑張る…という物語ではなく、第1話でヒロインは事故により、顔に一生消えない傷を負ってしまうという衝撃的な展開が描かれます。私がもともとミスコンという、おそらく今後なくなっていくであろう「これぞルッキズム!」ともいうべきイベントを題材にしてみたいと考えていたんですね。最初は大学を舞台にしたミスコンで、自分の美に自信を持っていて信念のある女性の話を考えていたんですが、そうするとティーンよりもちょっと年齢層が上がってしまうかなというのがあって、やっぱり高校を舞台にしようとなりました。分かりやすく外見でクラス分けや学校での地位も決まってしまうようなぶっ飛んだ設定も一度は考えましたが、ネタに走りすぎる危険性があるので、このアイディアもやめました。何度も企画を練り直して、ルッキズムというのは凄く難しいテーマなんだと改めて痛感しました。どうすれば説教臭くなく、単純にラブコメを楽しみたい若い子にも、このテーマが伝わるか? ということを池田さんといろいろ考えていく中で、現実と地続きの世界観で、現実に同じような悩みを抱えている女子高生を主役にしようということで、いまの「ブラックシンデレラ」に落ち着きました。――企画およびストーリーを執筆される上で、特に気をつけたことや大切にしたのはどういったことですか?繰り返しになりますが、説教臭くならないこと、暗くなり過ぎないこと、正解を決め付けないことです。企画段階で池田さんが中心となり、ミスコンに実際に参加された方にも沢山取材を行いました。自分自身のミスコンへの偏見にも気づかされ、反省もしました。やっぱり私は手放しに「ミスコン」というものを賛成はできないけれど、でもコンテストに出場する為に頑張る子たちを一刀両断したり、その頑張りを否定するようなこともしたくないなと。それに、いまの世の中、私たち大人がルッキズムに囚われているのに「ルッキズムNO!」「絶対ダメ!」みたいな描き方をして、若い子に響くわけがないんですよね。大人が現状を変えられていないわけですから。そういう意味で、いろんな価値観がある中で、「やってはいけないこと」を見極めることができるようなお話にしたいなと思いました。――ちなみに今回はゼロから企画に携わられたとのことですが、作品によっては携わる段階や深さなどは変わってくるのでしょうか?それは作品ごとに全て異なりますね。既に原作が決まっていたり、主演の俳優さんが決まった段階でオファーをいただく場合もあります。ただ私の場合、ここ数年はオファーをいただいた段階で、原作があろうとなかろうと「どういうテーマで何を軸に作品を作るのか?」ということはきちんと企画としてまとめさせていただいて、それにGOサインをいただいてからストーリーを書き進めるというやり方をしています。例えば、原作に明確なテーマがなかったとしてもドラマでは「自己肯定」だったり、「嘘をついてはいけない。嘘をつくと自分がしんどくなるよね」ということだったり、必ずテーマを決めて書くようにしています。そうしないと、単なる原作のダイジェスト版になってしまったり、何を書いているのか一貫しない物語になってしまうので。――今回の「ブラックシンデレラ」に関しては、キャスティングに関しても吉田さんが意見を出されたりしたのでしょうか?企画の段階から「イメージとしてはこういうひと」といった意見は出していました。コロナ禍ということでオーディションなどには立ち会っていないのですが、結果的に理想的なキャストがそろったと思っています。主演の莉子ちゃんとは以前、Y!mobileの放課後ドラマシリーズ「パラレルスクールDAYS」という作品で仕事はしてたんですが、すごく魅力的で、他の現場でも「莉子ちゃん、いいよね」という話はよくしてたんです。正直、こういうテーマの作品の主演を引き受けてもらえると思ってなかったのですごく嬉しいです。――連ドラの場合、企画会議の段階で、物語の最後の結末まである程度、決めてしまうものなのでしょうか?基本的には最後までだいたい固めてからスタートするものですが、とはいえ書いているうちに変わることもありますし、ラストで伝えたかったメッセージが、既にきちんと作中で十分に伝えられているので、その上でラストをどうするか? という具合に変わることはあります。ただ大きなメッセージは変わらないですね。――先ほど「ルッキズムというテーマは難しい」という話がありましたが、このテーマをドラマにするということに関して、企画自体はすんなり通ったんですか?思いが強かったということもあって、最終的に「やってみようか」とはなったんですが、最初に企画を伝えた段階では「話を聞けば面白いってわかるけど、それを1~2行で伝えられるの?」といったことはよく言われましたね。“外見”や“本当の美しさ”って人によって価値観が異なるので、それをどう伝えるかというのは最後の最後まで悩みましたね。――ルッキズムという非常に現代的なテーマをABEMAのドラマで描くというのが驚きでした。ABEMAさんは、実際はいろんなジャンルを扱っているんですが、どうしても恋愛番組などのポップなイメージが強いので「そのテーマどうなの?」「見てもらえるの? 重すぎない?」ということはよく言われました。ただ、だからこそABEMAを見ている子たちにこの作品を見てほしいなと思います。それこそNETFLIXで海外の作品や「クィアアイ」を見ている人たちがこの作品を見ても「うん、そりゃそうよ」って思うだろうと思います。自分で「外見至上主義ってどうなの?」とか「本当の美しさとは何か?」と考えられる人、「他人に何を言われても自分が好きなことを変える必要はないし、『痩せろ』とか『化粧しろ・そんな化粧をやめろ』なんて声は気にしなくていいんだよ」と思える人が、自分で選択して見られるドラマは既にたくさんあると思います。そうじゃなくてただ「カッコいい俳優さんが出るキラキラした恋愛ドラマが見たい!」という人、「ポップな作品が見たい」という人が、このドラマを見てちょっとでも「あぁ、そうか。私が抱えていた息苦しさって、こういうことだったんだ! 気にしなくてもいいんだ!」と思ってもらえたらいいなと。むしろ「ルッキズムって何?」「そりゃかっこいい・可愛いほうがいいに決まってるじゃん!」という子に見てほしいなと。決して外見にこだわったり、他人からよく見られたいと思うこと自体を全否定するつもりはないんです。それはティーンには酷だと思うし、私自身も他人によく思われたいという気持ちはあります。ただ外見で他人を評価したり、差別したり、外見の美しさがないと魅力的じゃないと考えたりするのは間違っているんだという、本当にルッキズムの問題の初歩の初歩の初歩の部分だけでも伝えられたらいいなと。ちょっとでも生きやすくなる子が一人でもいてくれたらいいなという気持ちで作っています。説教臭く「人間は見た目じゃなく中身だ!」と訴えるんじゃなく、ゆるく段階的に伝えつつ、そこで興味を持った子がネットで「ルッキズム」とか「ボディ・ポジティブ」といった情報に行き着いたり、別の作品も見てみようとなったりしてくれればいいかなと思っています。――ちなみに、劇中に「ルッキズム」という言葉は登場するんでしょうか?少なくとも脚本の段階で私は書いてないですね。もちろん、ワードを使うことでカテゴライズされて、可視化されて安心できることって世の中にたくさんあると思うんです。例えば自分のセクシャルに揺れを感じる人が“Xジェンダー”とか“セクシャルフルイド”という言葉を知ることで自分を説明できるようになったり安心することができたり。ただ、このドラマで“ルッキズム”という言葉を使って説明してしまうと「あ、お勉強だ」と感じて、途端に見たくなくなってしまう人がいるんじゃないかなと思って、あえて使わないようにしました。恋愛ドラマのヒロインをどう描くか――続いて、この作品のもうひとつの重要な要素である“恋愛ドラマ”の部分に焦点を当てて、お話を伺ってまいります。まず、魅力的なキャラクター、ヒロインはどのように生まれるのか? ということを教えてください。そうですね、まず作品のテーマにいかに沿った人物にするかということですが、前提として、私自身が嫌いじゃないということが一番大事かなと思いますね。「こいつ、嫌いだな」「このひと、いやだな」と思うような人物は、書いてても愛情を持てないんですよね。嫌なヤツであってもいいんですけど、そうである理由や背景というのはきちんと考えますね。今回で言うと、恋愛ものなのでヒロインですけど、ヒロインを嫌いになるような作品だと見ていてしんどくなってしまうんですよね。もちろん欠点や完璧ではない部分はあります。「応援したくなる」と言うと平たくなってしまうんですが「この子が頑張っている姿を見ていたいな」と思える“熱量”とか根っこの部分の良さ、信念みたいなものは大事にしていますね。その人が絶対に守っている信念みたいなものを決めると、「動き出す」とまでいかなくとも「あぁ、こういう行動はしないな」と言うことは見えてきますね。――恋愛作品だと、ヒロインを巡る三角関係、ライバル関係みたいなものも重要になってくるかと思いますが、そういう関係性を作る上で大事にしていること、意識していることなどはありますか?いまの時代性なのかもしれないですが、“恵まれすぎているヒロイン”に対して見る側はすごく厳しくなるところがあるんですよね。あまりにヒロインがいろんな男の子から言い寄られると「モテモテじゃん!」みたいになってしまうので、その塩梅は意識しますね。理想は“一方通行”ですけど、それができない場合は「でも、この子はこんなつらい問題を抱えている」とか「こういうことがあるから上手くいかない」といった設定は作るようにしますね。それがリアルだとも思うんです。どんなにモテている人でも実は自信がなかったり、周りの目を気にしてうまく動けなかったりするのが現実だと思うので。――まさにいまおっしゃった“現実”との兼ね合いで言うと、恋愛ものはちょっと浮世離れした設定やありえないシチュエーションを求め、楽しんでいる視聴者もいるかと思います。そうですね。やはり視聴者が見たいもの、恋愛ものに求めるものは、見せたいという思いは常にあります。男性キャストにキュンとしたり、ヒロインの健気さとか頑張りを応援したくなったり。王道から外れて、テーマ性を声高に叫んでも、見てもらえなきゃ意味がないですから。そういう意味で、自分が恋愛ドラマを見る上で何を求めるか? という部分での王道感は外さないようにしています。ただ、いまの時代、相手からもらってばかりの受け身のヒロインなんてみんな、そこまで見たいのかな? と思いますし、男性側にしても「男性だから完璧じゃなきゃ」とか「男性だからリードしなきゃ」という“マチズモ”的な男性観に男女共に縛られるのも違うんじゃないかなと思うんです。それをしないからといって“草食”という言い方をするのもまた違うと思いますし、女性の方から積極的に行くからってそれを“肉食”と言うのもそうじゃないよねと思います。そもそも恋愛を食性に例えるのはどうなの?とずっと思っています。自分がどうしたいか? 自分がいかに不快じゃないか? 自分がいかにハッピーになるか? というのが大事だと思ってて、第1話のきっかけとして、相手からもらうばかりになってしまったとしても、それを今後の展開でどう返していくか? どう見せていくか? ということ――いま私が見せたいこと、いまの時代にやるべきことというのは、すごく意識していますね。やっぱり塩梅ですよね。偏ったらお客さんは離れていってしまうので。――若い視聴者、登場人物を意識して、いわゆるイマドキの若者の流行や文化をリサーチされたりはするんでしょうか?SNS上のやり取りを見たり、マクドナルドに行って若い子たちの言葉遣いを研究するというのは以前はやっていましたね。ただ、会話を盗み読み・盗み聞きするというのも失礼じゃないですか。なのでいまは、時代に乗り遅れないようにトレンドを見たり、実際に若い子たちとLINEでやり取りをさせてもらったり話を聞いたり、その子たちが熱中しているものをフラットに見るようにしたりということですかね…?流行を追いかけようと思っても、オンエア時期ともズレるし、「これが若者に流行っているだろう」みたいなことしてもどうしてもダサくなっちゃうんですよ。一番駄目なのは見下す・媚びることなので。基本的には「普遍的なものを“いま”の感性でやる」ということを大事にしていますね。「これ流行ってるからやるぞ」なんてやり方したら絶対に失敗するので。流行を取り入れるなら、自分もまずやってみるようにしてます。言葉遣いにしても、変に若者に寄せすぎないようにしています。言葉のブラッシュアップはしますけど、感覚に関してはそこまで意識してないですね。特に恋愛ものは、誠意さえ持っていれば伝わるのかなと思っています。恋愛ドラマは「いまの時代に合ったものを」――最近では「いま恋愛ドラマヒットさせるのは難しい」という声もあったり、フィクションよりもリアリティショーに魅力を感じるという人が増えているとも言われています。吉田さん自身は、恋愛ドラマの変化、現代の恋愛ドラマについて、どんなことを感じていますか?「恋愛ドラマは難しい」という声に関して言えば、これだけスマホが普及してしまえば、昔のトレンディドラマみたいな、待ち合わせをしていたのにすれ違って…みたいな展開は無理ですよ(笑)。でもその時代ごとにやれることはあるし、恋愛ものの難しさみたいなものを私はそこまで感じないですね。どちらかというと、自分が昔好きだったドラマも含めて、そこで描かれている女性像が、リアルというよりも男性から見た「女ってこうだろ?」みたいなイメージだったり、「ちょっと自虐しすぎじゃない?」と感じるものだったりする部分はあるので、そういう違和感を持つ部分を変えていくだけかなと思いますね。私自身が嫌なんですよ。まだ付き合ってもない相手に頭をポンポンとかされたくないし、「お前」とか言われたくないし、急に無理やりキスされたくもないし、知らない人に抱きしめられたくないし(笑)。そういうルール(=恋愛ドラマの文法)が変わってきているだけだと思います。もちろん(そういう行為の中にも)ドキッとしたりキュンとしたりするものもあるし、私自身が好きだったものもあるので、全部を否定する気はないんですけど、単純に自分がやられたら不快なことはやめていきたいなと思っています。10代の子で「全然、そんなの気にしないよ」という子もいるとは思います。けれど今は平気でも年を重ねて色々経験すると気づきや変化がある。例えば、急にキスしてきて「気持ちを抑えられなかった」みたいなシチュエーション(笑)。私自身も昔は好きだったし、好きな役者さんがやっていると当然ドキッとする。でも「あれ? よく考えたらそれって相手側の勝手な都合じゃない?」と段々気づいていくんです。自分の作品でそういうことはなるべく起きてほしくない。だから私は特にここ数年、メッセージとして「嫌なものは嫌」「無理やりなことはしない」というのは気をつけていますね。それが「つまんない」と言われたら、終わりだと思いますけど、いまのところそうはなってないので、やはり工夫次第じゃないですかね? それを作る側が放棄したら、ラブストーリーも何もできないなと思います。私はラブストーリーが好きなので、書いていきたいし、いつか自分の感覚がニブくなって「吉田の描くものはもう時代遅れだ」と言われるかもしれませんが、いまのところそうなってはないと思うので、いまの時代に合ったものをどう描いていくかということをやっていきたいですね。――お話を伺っていると「ラブストーリーが変わった」のではなく、社会の中での女性(そして男性)の在り方が変わってきて、そうした変化をごく当たり前のこととして、作品に反映させようとされているのかなと感じます。そうですね。「社会が変わった」とか「時代が変わった」じゃなく、ずっとみんなが抑えていたことを声に出してもよくなったし、正しいことと認められるようになったんです。それは素晴らしことだとクリエイターはポジティブに受け止めて、いまの時代に何ができるのか、知恵を絞って考えていけばいいのかなと思います。それは決して、みんなお利口な優等生ばかりの作品を作るということじゃなく、もちろん誰しも欠点はあるし、完璧ではないことも受け入れていかないといけないと思います。「相手が嫌なことをしない」というのは前提ですが、仮に嫌なことをしてしまった/されてしまった時にどうするか? もちろん「好きだからOK」というのは絶対にダメで、この人はちゃんと謝ったね、反省したねというのをきちんと作品の中で見せていくというのも必要だと思います。――脚本家を目指している人に向けて、吉田さんからアドバイスやメッセージがあればお願いします。テクニカルな部分に関しては仕事をしていけばついてくるものだと思います。まずは書きたいものを、粗くてもいいので最後まで書いてみると、その中にある“パッション”みたいなものは必ず伝わります。自分が審査員の立場で脚本を読んでても、支離滅裂だったり、意味がわからなかったり、物語として破綻してる作品でも「セリフが面白い」とか「ものすごい熱量だ」とか伝わってくるんです。とりあえず書いてみて、それから他人の意見を聞く――その意見は怒らずにきちんと聞くということですかね? 4コマでもペラ2でもいいからまずは書いてみるのがいいと思います。2分のお話でいいんです。もし、他人に見せるのが恥ずかしければ、10日くらい置いて、冷静な頭で読んでみて、いいところ3つとダメなところ3つを書いてみてください。とにかく書いてみて、その作品を自分でちゃんと「好き」と思えることが大事だと思います。これは「ブラックシンデレラ」のお話にもつながることですけど、自分のことを簡単に嫌いになれてしまう世の中、時代ですが、自分のことを「好き」と思える心をどう作っていくかということが、すごく大事だと思います。――最後に第2話以降、本作がどうなっていくのか? 見どころをお願いします!1話で「え? これからどうなっていくの?」と思った人への“答え”が2話以降で転がってきます。恋愛面はもちろんですが、ヒロインの愛波が、自分の意思とは関係なくやってきた悲劇、苦しみとどう向き合い、成長していくのか?愛波だけでなく、それぞれの登場人物たちの悩みや価値観も見えてくるので「この人、こういう人なのね」とか「こういう人にそばにいてほしいな」とか感情移入しながら楽しんでもらえたらいいなと思っています。愛波がミスコンでの事故をきっかけに傷を負ってしまったように、人によっていろんな“傷”やコンプレックスを持っていると思います。そういう不条理にできてしまったものにどう向き合っていくのか? を描いたドラマです。これが絶対的な「正解」だと言うつもりはないけど、そこに誠実に向き合った作品です。恋愛も盛り上がっていきますし、神尾楓珠さんも板垣瑞生さんも本当にお芝居が素晴らしいです!恋愛ドラマが好きな人を満足させられる自信はあるので、2話以降もぜひ楽しんで見てください。(text:Naoki Kurozu)
2021年04月29日ベビーカレンダーが5月生まれの男の子8,252名の名前を調査! 5月生まれは力強く安心感のある「と止めネーム」が大人気! 5月生まれの男の子に人気の名前ランキングTOP10をご紹介します。 1位蓮(主なよみ:れん)2018年、2019年、2020年と3年連続名前ランキング首位を獲得した「蓮(主なよみ:れん)」。蓮(はす)の花は泥水の中から育ち美しい花を咲かせることから、周囲に染まらない清らかさを感じさせる名前です。「れん」というよみからは、涼しげで洗練されたイメージを受けるようです。また、「蓮」という漢字は国民的大人気アニメ「鬼滅の刃」の主題歌「紅蓮華」にも用いられていることから、これからもますます注目の名前です。 2位蒼(主なよみ:あおい、あお)2019年名前ランキング8位から、2020年は2位へと大きくランクアップした「蒼(主なよみ:あおい、あお)」。草木が生い茂ることを意味する「蒼」には植物が生い茂るようなイメージがあり、すくすくと育つよう願いが込められているようですね。草木が生い茂るこの季節らしい名前です。 「蒼」は2019年・2020年と2年連続漢字ランキング9位にランクインしており、近年男の子に人気の漢字です。 3位悠真(主なよみ:ゆうま、はるま)2019年名前ランキングでは6位、2020年7位にランクインした「悠真(主なよみ:ゆうま、はるま)」。はるか遠い・のんびりしている様を表す「悠」に、正直で真心のある人という意味のある「真」を組み合わせた名前です。 「明るく素直な子に育ってほしい」「真面目で落ち着いた男の子になるように」といった意味が込められているようですね。 4位陽翔(主なよみ:はると、ひなと)2019年・2002年と2年連続で名前ランキング3位にランクインした「陽翔(主なよみ:はると、ひなと)」。あたたかい太陽や明るさを表す「陽」に、大空を羽ばたく意味のある「翔」を組み合わせた名前です。 大空へ羽ばたくような壮大な印象を感じさせる、希望に満ち溢れた「翔」を用いた「飛翔ネーム」の一つでもあります。五月晴れの空の下、大きく羽ばたくようなさわやかな印象を受けるようですね。 5位樹(主なよみ:いつき、たつき)2019年、2020年と2年連続名前ランキング4位の「樹(主なよみ:いつき、たつき)」。「樹」は「生えている木」を意味することから壮大な自然の「大樹」「樹木」を思い浮かべるよう。生い茂る樹木のように豊かで伸びやかに育って欲しいという願いを込めて名づけてもいいですね。 賢くシャープでかっこいい印象の「き」止めネームであり、近年男の子の名づけでトレンドとなっている「一文字ネーム」でもあります。 6位湊斗(主なよみ:みなと)2019年名前ランキング14位から、2020年は8位へ大きく順位を上げた「湊斗(主なよみ:みなと)」。船や人が集まる場所を指す場所を意味する「湊」に、北斗七星を連想させ美しく神秘的な雰囲気のある「斗」を組み合わせた名前です。 「人を引き付ける魅力のある輝く人になりますように」と願いを込めて名づけてもいいでしょう。 7位新(主なよみ:あらた、しん)2019年名前ランキングでは12位、2020年は16位にランクインした「新(主なよみ:あらた、しん)」。「物事の始まり」「最初」を意味し、新鮮で生命力に溢れているイメージの漢字です。「しん」は潔く、「あらた」は明るくフレッシュな印象を受けるよう。 先がなかなか見えないこの時代だからこそ、「エネルギッシュで、希望ある未来を切り開ける子になりますように」という願いを込めて名づけても素敵ですね。 8位悠人(主なよみ:はると、ゆうと)2019年は13位、2020年は12位にランクインした「悠人(主なよみ:はると、ゆうと)」。「悠久」「悠然」「悠々自適」などに使われ、はるか遠くスケールの大きさを感じさせる「悠」に、男の子の止め字として人気で安定感のある「人」を組み合わせた名前です。 落ち着きがあり安心感のある人になるよう願って名づけてもいいですね。 9位伊織(主なよみ:いおり)2019年の名前ランキングでは21位、2020年は18位にランクインした「伊織(主なよみ:いおり)」。賢くてオシャレな印象を受ける「伊」に、細やかな模様が織り込まれたやわらかい絹織物を意味する「織」を組み合わせた名前で、「人に優しくこまやかな気遣いのできる人になってほしい」という願いを感じるようです。 どことなく和をイメージさせる「レトロネーム」の一つでもあります。 10位湊(主なよみ:みなと)2019年は2位、2020年は5位にランクインした「湊(主なよみ:みなと)」。2019年、2020年と2年連続漢字ランキング14位にランクインしています。 水上航路の集まってくる「みなと」を意味する「湊」には、「人や物が集まる」という意味があることから、人気者になるよう願いを込めて名づけてもいいですね。 10位悠斗(主なよみ:ゆうと、はると)2019年名前ランキングでは26位、2020年は23位にランクインした「悠斗(主なよみ:ゆうと、はると)」。力強く安心感のある「と止めネーム」の一つです。 スケールが大きく落ち着いた印象の「悠」に、「北斗七星」を連想させることからどことなくロマンチックな印象になる「斗」を合わせた名前です。 10位陽向(主なよみ:ひなた、ひゅうが)2019年20位から2020年は11位にランクアップした「陽向(主なよみ:ひなた、ひゅうが)」。太陽や温かさを意味する「陽」に、ある方向に進行するという意味の「向」を組み合わせた名前。 「太陽のようにあたたかな心を持ち、志を高く持った人になりますように」という願いを込めて名づけてもいいですね。ぽかぽかと暖かくなってくる5月にもぴったりです。 10位律(主なよみ:りつ)2019年名前ランキングでは40位、2020年は37位にランクインした「律(主なよみ:りつ)」。2018年の上半期に放送されたNHKの朝ドラ『半分、青い。』で人気俳優・佐藤健さんが演じた役名で使われてから、人気のある名前の一つとなりました。 「律」には「おきて」「お手本」という意味があり、「真面目で精神的に強い男の子」という印象を受けるようですね。 5月は、「陽翔」「湊斗」「悠人」「湊」「悠斗」と、力強く安心感のある「と止めネーム」がTOP10に5つもランクイン! また、この時季らしく緑が生い茂る様子をイメージさせる「蒼」や、あたたかな太陽を意味する「陽」も名づけに多く用いられています。これから男の子の名前を考えられる方、参考になさってくださいね!<調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方調査期間:2020年5月1日(金)~2020年5月25日(月)調査件数:男の子(8,252件) 文/福島絵梨子
2021年04月29日2021年4月26日放送のドキュメンタリー番組『ファミリーヒストリー』(NHK)に出演した、俳優で歌手の福山雅治さん。福山家のルーツをたどる過程で、祖父母や両親のエピソードなどが明らかとなり、福山さんはもちろんファンも感慨深かったようです。同日に、福山さんは1枚の写真をInstagramで公開。そこには、福山さんが幼い頃に撮影された、家族4人の姿が写っていました。 この投稿をInstagramで見る 福山雅治 Masaharu Fukuyama(@masaharu_fukuyama_official)がシェアした投稿 笑顔で写る両親と、父親に抱っこされたお兄さんの姿。温かみのある家族写真に、多くの人が心奪われました。また、幼い福山さんを抱っこする母親を見た人たちからは、「お母様そっくり」との声が続出!ネット上で話題をさらいました。・ましゃ、生まれて来てくれてありがとう!・福山家の歴史が感じられる1枚ですね。感動しました!・ちょっととがっていた若い頃の福山さんは、お父様にも似ている気がします。・見た瞬間に涙が…。貴重なお写真を公開してくださり、ありがとうございます。今の福山さんがあるのは、命のリレーをつないできた家族がいたからこそ。そう思うと、込み上げてくるものがありますね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月28日フリーアナウンサーの登坂淳一(49)が28日、自身のブログを更新し、第1子となる女児が誕生したことを報告した。「【ご報告】生まれました!」と題してブログで、「元気に生まれてきてくれました」「女の子です」と報告し、娘を抱いた写真を公開。「これで本当に“白髪のパパ”になりました。こんな幸福感は、初めてです」と幸せいっぱいにつづった。また、「無事に出産させて下さったドクター、助産師さん、看護師さん、そして妻に 感謝です」と感謝の気持ちもつづり、「これから、娘の子育てを 明るく前向きに頑張ります」と決意を新たにした。登坂は2018年1月にNHKを退職し、フリーアナウンサーに転身。2019年3月に一般女性と結婚した。
2021年04月28日無意識のうちについやってしまう癖は誰にでもあるもの。ただし、見ている人によくない印象を与える癖は、できるだけ直したいですよね。自分の子どもであればなおのこと、早い段階で修正してあげたいと願うのは当然です。今回は、子どもの “困った癖” のなかで特に多い「指しゃぶり」「爪かみ」「鼻ほじり」について、解説していきます。「子どもの困った癖」の原因はストレス?愛情不足!?「こら、何度言ったらわかるの!」「汚いからやめなさい!」と、しょっちゅう叱っているにもかかわらず、繰り返される子どもの “困った癖” 。なかでも、不衛生に見える癖や、周りの人を不快にさせる癖は、たとえ子どもであっても厳しく注意するべきだと考えて当然でしょう。子育て中の母親向けメディア「あんふぁん」が2019年に実施したアンケートでは、「子どもの困った癖」の1位は「鼻ほじり」、2位は「爪かみ」、3位は「指しゃぶり」という結果でした。また、子育て情報誌「kodomoe」のアンケートでも同様に、これらの癖が上位にランクイン。「鼻をほじって、さらにそれを食べちゃう……」「もうかむところがなくなるまで爪をかんでしまう」「爪の周りの皮膚までかんでしまい、やめてと言っても効果なし」といった回答者の声からは、多くの親がこれらの癖に悩まされ、わが子のためにもどうにか改善してあげたい、と切実に願っていることが伝わります。そんな親たちをさらに追いつめるのは、「子どもが指しゃぶりをやめないのは親の愛情不足」「ストレスを感じているから爪をかむ」といった言葉の数々です。「指しゃぶり」「爪かみ」「鼻ほじり」をし続けるのは親のせいーー。そのような心無い言葉やネットの噂に傷つき、悩んでしまう親御さんにとって、子どもの癖は「絶対に解決しなければならない重大な問題」として重くのしかかっていることでしょう。しかし近年では、これらの癖の原因が「愛情不足」でも「ストレス」でもないことがわかっています。小児科医の秋山千枝子氏は次のように述べています。ひと昔前は『子どものクセはストレスが原因』と言われていたこともありました。でも、何が原因かは結局のところ分からないことが多いのです。ストレスがかかるとクセが強く出る、ということはありますが、決して『愛情が足りないせいだ』などと、ママが自分を責める必要はありません。(引用元:kodomoe web|爪かみ・指しゃぶり・鼻ほじり……気になる行為・行動子どもの“このクセ”大丈夫?)ただし、はっきりとした原因はわからなくても、子どもの身体的な成長過程において、これらの行動が出やすくなるという傾向はあるそう。次に詳しく見ていきましょう。子どもが「指しゃぶり」「爪かみ」「鼻ほじり」をする理由子どもの「困った癖」の原因のほとんどは、身体的に不快な状態を解消した経験がきっかけとなっています。つまり、「すっきりして気持ちよかったからまたやろう」と記憶に刻まれている快感を得ることが目的です。また、単純に「これをすると落ち着く」「何もすることがなくて退屈」など、大人が考えるほど深い理由がないことも。ここでは、専門家の意見をもとに「指しゃぶり」「爪かみ」「鼻ほじり」の原因を考えていきます。■子どもが指しゃぶりをする原因乳幼児の癖のなかで特に多いのが「指しゃぶり」です。エコーの画像からも、胎児の時点ですでに指しゃぶりをする姿が見られることが知られています。お茶の水女子大学名誉教授で小児科医の榊原洋一氏は「おそらく指をしゃぶる感覚が安心するのでは?」との見解を示しています。指をしゃぶっていると情緒が安定する、不安や緊張が緩和されるという面からも、無理にやめさせてしまうほうが悪影響である場合も。多くの専門家が「3歳頃までは特に禁止する必要はない」と回答しています。■子どもが爪かみをする原因小児科医の細部千晴氏は、爪かみの原因として「数本程度なら、爪をかむ感覚がおもしろいのかも」と論じています。最初のきっかけは、爪先がガタガタしているのが気になる、ささくれが引っかかるなど、ささいなことかもしれません。ただし、すべての爪を極限まで深くかむようであれば、イライラしていたり不安が強かったりする可能性もあるそう。毎日のスケジュールに無理がないか、友人関係や勉強面で悩んでいないかなど、子どもが過度にストレスを抱えていないか気にかけてあげるといいでしょう。■子どもが鼻をほじる原因単純に「鼻の中に鼻くそがあって、かゆいから指でほじる」ことが原因として考えられます。それだけなら誰もがすることですが、癖にまで発展してしまうのはどうしてでしょうか?横浜市立大学付属病院児童精神科の見解によると、「鼻くそが引っかかってとれず、やっとのことで取り出せた。そのときに感じた “すっきり” を、心のバランスをとるために体や心(脳)が必要として続けることになっている」のだそう。つまり、「以前体験した刺激や快感」を求めて同じ行動を繰り返すことが、癖につながっているというわけです。■ほかに考えられる原因「鼻ほじり」の別の原因として考えられるものに、「鼻になんらかの病気がある」ことが挙げられます。JCHO東京新宿メディカルセンターの石井正則氏によると、「癖を直すというより、まず鼻の病気を治すことを考えるべき」とのこと。鼻の病気とは、代表的なものとして風邪や花粉症、アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎などが挙げられます。これらの病気が治れば鼻をほじることもなくなるはずなので、病院に連れて行って様子を見てあげましょう。「指しゃぶり」が癖になるのも、しゃぶって皮膚が硬くなり、たこができて、たこが乾くと痛くてなめる……という悪循環によって引き起こされるケースが考えられます。心理的な要因よりも、このように鼻のなかや指に不調を抱えていることが癖につながっていると考えると、解決への糸口が見えてくるのではないでしょうか。「困った癖」を厳しく叱るのはNG!子どもの癖は一過性のものが多く、ほとんどはその時期のブームに過ぎません。「癖が出やすいのは、ほかにすることがないときが多い」と前出の秋山氏が指摘するように、手持ち無沙汰になっているときや退屈しのぎで出てしまう癖については、あまり深く悩む必要はないでしょう。しかし、「あまりにも長く続いている」「衛生面が心配」「お友だちから嫌がられそう」など、親御さん自身の心配やストレスにつながるようなら、すぐにでも改善したいですよね。まず、すべての癖に共通した対処法として「叱らずにほめること」が挙げられます。子ども本人は、親を困らせようとしてわざとやっているわけではありません。前出の榊原氏によると、「自分は悪いことをして叱られている」と思わせないことが大事なのだそう。そのうえで、「癖をしているときに叱るのではなく、しないでいたら『えらいね。指しゃぶりしてなかったね』というようにほめてあげて」とアドバイスしています。「我慢できたことをほめられた子どもは、我慢することに意味があると気づくようになります」と語るのは、東京都市大学人間科学部教授の井戸ゆかり氏です。親からほめられることで、子どもの達成感は高まります。さらにその体験を経て、子どもは自信をもって「次も頑張ろう」と思えるようになるのです。叱りたい気持ちをぐっと抑えて、子どもを追いつめるような言葉をぶつけるのは避けましょう。■指しゃぶりへの対処法指しゃぶりで心配されるのが「歯並びが悪くなる」こと。歯科医が指摘しているのは、長い時間ずっとしゃぶり続けることと、寝ているあいだの指しゃぶりが、歯並びに影響を与えるという点です。それを避けるためにも、寝かしつけのときに子どもの手をにぎったり、絵本の読み聞かせをしたりして、指しゃぶりをしなくても安心できるようにするといいでしょう。また、物理的に指しゃぶりを避けられるアイテムに頼ってもいいですね。「チュチュ BYE BYEスキンクリーム」は、「子どもの指しゃぶりの回数が減った」「指しゃぶりをするときにためらうようになった」という使用者の声からもわかるように、子どもの指しゃぶり防止に効果を期待できる商品です。グリセリンやスクワランなどの肌を優しく潤わせる成分や、なめると苦味を感じる成分を配合しています。親子で楽しく指しゃぶりを卒業できると評判の「指しゃぶり卒業キット たこたこおにおにおんころぽい」は、子どもが自らの意思でやめようと決意できる工夫がほどこされています。指しゃぶりにまつわるミニ絵本と、そのおはなしに連動した指シールがセットになっており、視覚・感覚的に指しゃぶりを抑制する効果が期待できるでしょう。■爪かみへの対処法なかなか直らない癖に対して、「癖と置き換える “拮抗行動” を子どもに教える」ことをすすめるのは秋山氏です。拮抗行動とは、その動作をしているときには癖ができない動作のこと。特に決まりはありませんが、「1~2分間維持できる」「まわりの人から目立たない」「ほかの動作の妨げにならない」条件を満たしていることが好ましいでしょう。具体的には、爪をかみたくなったとき、手のひらに指先をぎゅっと握りこむなど、指を口元にもっていかないように意識させます。最初のうちはうまくいかないかもしれませんが、子どもにとってプレッシャーにならないように、粘り強く練習させるといいでしょう。口に入れると苦味を感じるマニキュアタイプの商品も、爪かみ防止には効果的です。爪噛み防止の苦ぁーいマニキュア「かむピタ」は、たくさんの使用者から「子どもが爪かみをやめられた!」と嬉しい声が続出するほど、爪かみ防止のベストセラー商品。人体に無害な植物由来の成分を配合していることからも、安心して使用できますね。■鼻ほじりへの対処法小さな子どものなかには、大人の反応がおもしろくてわざと鼻をほじる子もいるでしょう。その場合、過剰な反応は避けて、冷静に「人前ではやめようね」「かっこ悪いよ」と諭してあげてください。ほかに夢中になれることを見つけたり、指先を使った遊びに集中するよう促したりすれば、自然と鼻ほじりへの執着は薄れていくでしょう。ただし、前項で説明したように、鼻になんらかの異常がある可能性もあります。鼻水がたまると鼻くそができ、それをとろうとして鼻ほじりに発展するのであれば、上手に鼻をかむ方法を教えてあげて。何も出てこなくなれば、鼻をほじることはつまらないと感じてやめるようになるはずです。子どもの癖に悩んだら読みたい本最後に、子どもの困った癖の解消に役立つ本をご紹介します。癖の原因や、癖がやめられない子どもの気持ちに対する理解が深まることで、みなさんの悩みが少しでも軽くなりますように。◆『指しゃぶりにはわけがあるー正しい理解と適切な対応のために』新日本医師協会の会長を務める歯学博士・岩倉政城氏による、指しゃぶりへの適切な対処法を示した本著。さまざまな具体例をもとに、禁止したり強制したりせずに、指しゃぶりを改善へと導く方法を解説しています。いま現在、子どもの指しゃぶりに悩んでいる保護者にとって、心配や不安が軽減される一冊になるでしょう。◆『ゆびたこ』指しゃぶりがやめられない少女の親指には、立派な「たこ」ができてしまいました。もうすぐ1年生になるのに、指しゃぶりなんてはずかしい、このたこ消えないかなぁ……。すると突然、「指たこ」がしゃべりだした!「これからも、もっと指しゃぶりして、わいのこと大きくしてや〜」だなんて、ちょっと怖くてとびきり愉快なストーリーにぐいぐい引き込まれます。実際に「子どもの指しゃぶりに効果あり!」という感想も続出しているそう。◆『なっちゃうかもよ』子どもならではの「困った行為」を、叱らずにやめさせるのにぴったりのしつけ絵本です。「はなくそをほじると……」「はをみがかないと……」「おやゆびをしゃぶっていると……」、はたしてどうなってしまうのでしょうか?視覚的効果が高く、子どもでも理解しやすい内容になっています。「ついやってしまうこと」と「やってはいけないこと」が明確に示されているので、困った癖をスムーズに直す一助になるでしょう。***癖というものは、無理にやめさせようとすると逆に意識しすぎてやめづらくなることもあります。イライラして叱ったり、力で押さえつけたりするのは絶対にやめましょう。ほかのことに興味を向けさせるなど、癖が出る機会を自然に減らしていくのが理想ですが、なかなか直らないようなら、今回ご紹介した対処法を試してみてください。(参考)あんふぁんWeb|どうしたらいい?子どもの癖kodomoe web|爪かみ・指しゃぶり・鼻ほじり……気になる行為・行動子どもの“このクセ”大丈夫?NHK すくすく子育て情報|動画で見る!子どものクセ横浜市立大学付属病院・市民総合医療センター 児童精神科|親子のこころのとまり木|くせ(爪かみなど)について。小児科と小児歯科の保健検討委員会|指しゃぶりについての考え方いこーよ|子供はなぜ、よく鼻をほじる?止めさせる方法は?STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「辛抱強い子」を育てるヒント。「我慢する力」を伸ばすのは“○○上手な親”だった!
2021年04月28日映画『キャラクター』(6月11日公開)の完成披露報告回が27日に都内で行われ、菅田将暉、Fukase、小栗旬、高畑充希、中村獅童、長崎尚志、永井聡監督が登場した。同作は長崎尚志、川村元気、村瀬健のヒットメーカー3人が10年の歳月をかけて練り上げたオリジナル作。漫画家として売れることを夢見る主人公・山城圭吾(菅田将暉)は高い画力があるにも関わらず、お人好しすぎる性格ゆえにリアルな悪役キャラクターを描くことができず、万年アシスタント生活を送っていた。ある日殺人事件とその犯人(Fukase)を目撃した山城は、犯人をキャラクターにサスペンス漫画を描き、異例の大ヒットとなるが、作品を模した事件が次々と発生してしまう。そして、山城の前に再び男が現れ「両角って言います。先生が描いたものも、リアルに再現しておきましたから」と告げる。山城を陰で支える恋人を演じた高畑は「結構後半は菅田君とFukase君と血まみれの撮影が多くて、体験したことのない量の血のりに興奮して、みんな血だらけで(待ち時間に)しりとりしてました」と振り返り、菅田は「嬉しそうに写真撮ってましたよ。『血だらけ~』って言いながら」と明かした。菅田とはNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』(13年)、ドラマ『問題のあるレストラン』(15年)以来3度目の共演となるが、高畑は「けっこうちょっと時間が空いて。昔はよく顔が似てると言われてたので、『顔がかぶるから相手役が来ないんじゃないかな』と思ってたら、今回呼んでいただいて良かったです」と感謝する。「すごくいい人の役でどんどん巻き込まれていっちゃうんだけど、いい彼女の役ってそんなになかったので、『こんな奥さんがいたらいいな』と思ってもらえたらいいなと思って演じていました」と語った。
2021年04月27日