DVDレンタルショップやコンビニ、ドラッグストアなどで利用できるポイントカード。会計時にカードを利用してポイントを貯めると、お得なクーポンをもらえたり、割引してもらえたりと嬉しい特典があります。しかし、ポイントカードを何枚も持ち歩くのは面倒ですし、お財布もかさばりますよね。そんなときは、お手持ちのスマホにカードをまとめてみてはいかがでしょうか。ポイントカードをまとめて管理するアプリまずは、ポイントカードをお財布に入れるように、ひとつのアプリでポイントカードをまとめて管理できるアプリをご紹介します。> スマホサイフアプリをインストールして簡単な利用登録を済ませれば、持っているポイントカードのアイコンをタップして、画面の指示に従って情報を登録していくだけ。使える店舗の多い「T-CARD」をはじめ、「マツモトキヨシ」や「SHIDAX」、飲食店では「つぼ八」や「マクドナルド」「一風堂」など、ファッション関係では「GAP」や「URBANRESEARCH」といった様々なカードがまとめられます。会計時にアプリを提示することでポイントがたまっていき、ポイントがたまるとクーポンの利用などに使えるのはポイントカードと同じ。アプリを利用することで使えるクーポンが毎日更新されるという、嬉しい特徴もありますよ。> Stocardアプリをインストールした後、カード追加ボタンからポイントカードのバーコードをカメラでスキャンすると、ものの数秒でカードの登録が完了します。登録できるポイントカードの企業も多く、「nanaco」や「Rポイントカード」「dポイント」などのショッピングから、「ANA」「BEAMS」「IKEA Family」「Starbucks」などのポイントカードを登録可能。幅広いジャンルに対応していることが、このアプリの大きな特徴でしょう。 会員証アプリ・公式アプリポイントカードをこれから作る予定だったり、すでにポイントカードは持っているけれどアプリに変えようか迷っているかたにおすすめなのが、会員証アプリです。公式アプリならではの特典などもあって、楽しく便利にお買い物できますよ。> ビックカメラビックカメラは公式アプリの利用登録をすると、ネットショップでの買い物や写真のプリントがスムーズにできます。他にも、最新のチラシやクーポンをその場で確認したり、配送日の変更や忘れがちな長期保証の加入日がわかるサービスも。またアプリ会員特典として、店舗で購入した商品の無料配送が可能になります。もちろんポイントカードとしての機能もありますよ。> ヨドバシカメラヨドバシカメラはヨドバシ・ドット・コムの会員登録後、ゴールドポイントアプリをダウンロードして利用登録すると、ゴールドポイントを共通化して使うことが出来ます。また、おサイフケータイ機能のついている端末では、会計の際にアプリを起動しなくても、かざすだけでゴールドポイントカードの利用が可能に。ゴールドポイントをより便利に貯められます。ゴールドポイントアプリからもクーポンの利用が出来るので、買い物がより便利になりますね。> ヤマダ電機ヤマダ電機の公式アプリは、ダウンロードして利用登録を済ませると、同じ情報で登録したポイントカードのポイントを自動的に同期してくれます。ポイントカードは持っていても会員登録がまだだったり、ネットでの買い物のポイントも一緒に使いたいという場合でも、このアプリに登録することでポイントが共通に。会計の際もポイントを使いやすくなり、お得に買い物ができる便利なアプリです。> ハニーズハニーズでは公式アプリを使って無料会員登録することにより、会員特典としてお得なクーポンや割引を受けられます。新着情報が届いたり、オンラインショップでのポイント利用も可能です。店舗の買い物もオンラインショップの買い物も共通してポイントを使えるので、ポイントカード要らずですよ。> マツモトキヨシマツモトキヨシの公式アプリに利用登録すると、会員証・ポイントカード・クーポン利用がアプリ1つでできます。アプリ内のゲームでクーポンを取得できたり、商品選びに迷った際には、バーコードをスキャンすることでその商品のレビューを閲覧したり、機能も豊富。買い物と同じくらいアプリの利用が楽しくなりそうですね。> ブックオフブックオフの公式アプリでは、利用登録後、会計時にバーコードを提示することでポイントを貯めたり使ったりすることができます。カードを忘れる心配もなく、ポイントの失効期限が近づくとアプリが知らせてくれる便利機能も搭載。お気に入りの店舗を登録すると、セール情報のお知らせもしてくれますよ。 まとめポイントカードをたくさん持ち歩くよりも、いつも持っているスマホで管理するほうがだんぜん便利。クーポンやポイントなど、身軽に賢く買い物を楽しむためにも、ぜひアプリを使ってみてくださいね。
2018年08月22日感謝の気持ちを伝えるのに、ハンドメイドのオリジナルカードを渡してみませんか?今回はどのご家庭にもある、つまようじと画用紙を使ってできるオリジナルカードの作り方をご紹介します。単純作業の組み合わせでできるので、ペーパークイリング初挑戦の私でも、お店で買ったようなかわいいカードが作れました!ぜひ順を追って作ってみてください◎特別な道具はなくても大丈夫!今回はペーパークイリングで、かわいらしいお花のモチーフのオリジナルカードを作っていきます♪ペーパークイリングは、細長い紙をくるくる巻いてパーツを作って、それらを組み合わせてモチーフにするペーパークラフトのことです。特別な道具が必要なイメージもありますが、今回はおうちにあるもので作れる方法をご紹介していきます♪用意するもの●カードの台紙となる紙(1枚)●ボンド●カッターまたはハサミ●つまようじ●画用紙●定規つまようじを加工して道具を作ります!一般的にペーパークイリングをする際には、1本700円〜1,000円ほどするクイリングツールと呼ばれる道具が必要ですが、今回はそれをつまようじを加工して作ってみます!加工はとっても簡単です◎カッターでつまようじの頭を少し切り落として、切り落とした先端にタテ方向に切り込みを入れたら完成です。写真のような感じになればOKです◎切り込みを入れるとき、つまようじが割れてしまわないように注意してください。次は巻くための紙を準備します画用紙を5mm幅に切って、ペーパークイリングに使う帯状の紙を作ります。クイリングペーパーというペーパークイリング用の紙も市販されているので、この工程が少し面倒な方は購入してもいいと思います◎今回は、カーネーションの花びら用にピンク色の長さ25cmの帯を10本、葉っぱ用に緑色の長さ15cmの帯を9本準備しました。さっそく作っていきましょう♪材料の準備ができたのでカーネーションに必要なパーツを作っていきましょう!まず葉っぱのパーツです。先ほど作ったつまようじの割れ目に紙をはさんで、くるくると巻いていきます。巻き終わったら下の写真のように少し緩めて、つまようじから外して帯の端をボンドで接着します。接着できたら、巻いた紙の円の中心をずらして、片側を指でつまんだら葉っぱパーツの完成です。カーネーションの花びらも同じ手順で作っていってください♪巻く紙の長さや緩め具合によってパーツの大きさが変わるので、作りたい大きさに合わせて調節してみてくださいね。たんぽぽの作り方次にたんぽぽの作り方をご紹介します。カーネーションだけでも十分かわいらしいカードになるので、こちらはたんぽぽが好きな方や余力のある方向けです◎たんぽぽ用に、幅1cm、長さ20cmの黄色の帯を準備します。まず、帯の半分のところまで細かく切り込みを端から端まで入れていきます。切り込みを入れ終わったら、切り込みが入っていない側をつまようじにはさみ、先ほどと同じようにくるくる巻いていきます。そして、巻き終わったら緩めずにそのままボンドで端を接着します。こんな感じになります。接着したら、上の部分を中心から外側にほぐすようにして広げたらたんぽぽの完成です!切り込みを入れる作業が少し手間ですが、そこからはあっという間です。花びらを広げる作業が楽しいですよ♪組み合わせていきましょう♪できあがったパーツにボンドを塗ってカードに貼っていきます。カーネーションは花びらのパーツを5つ並べて、下に葉っぱを2つ置きます。茎部分は、巻いていない帯を立てるようにしてくっつけます!パーツを全部使ってかわいく花が咲かせられたら完成です♪空いているスペースにメッセージを加えてもいいです◎まとめ今回はペーパークイリングというペーパークラフトを使ったオリジナルカードの作り方をご紹介しました。気持ちのこもったカードをもらうととってもうれしいですよね♡5月には母の日もあるので、日頃の感謝の気持ちを込めて手作りカードを送ってみるのはいかがでしょうか?
2018年04月10日株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、電子マネー「iD」および「dポイントカード」機能が一体となった、おトク・便利・安全にご利用いただけるクレジットカード「dカードGOLD®」を展開中。この度、「クレジットカードの選び方・使い方」をテーマに、日本全国の20歳から69歳までの男女・合計4,700名を対象にした、世代・地域別の比較調査を実施した。【世代別比較】すべての世代で「ステータス」よりも「おトクさ」を重視する傾向にまず、クレジットカード選びにおいて、「ステータス」と「おトクさ」では、どちらをより重視しているかを聞いたところ、すべての世代で「おトクさ」を重視しているという結果に。「おトクさ」を重視していると回答した人は、20代以外ではすべて9割前後にのぼっている。【地域別比較】「おトクさ重視県」ランキング…1位は「岩手県」また今回は世代別に加えて、地域別の比較調査も実施。クレジットカード選びにおいて、ステータスよりも「おトクさ」を重視する人が多い「おトクさ重視県」としては、「岩手県」がトップとなった。ただし、47位となった「大分県」でも、「おトクさ重視」の割合は77%と約8割にのぼっており、全国的に「おトクさ」を重視する傾向自体は変わらないようだ。そして、クレジットカードなど、現金以外で買い物をおこなう人の割合が高い「キャッシュレス県」ランキングで1位となったのは「三重県」。三重県は、大阪商人、近江商人と並んで日本三大商人と言われる伊勢商人の地であるだけに、買い物における文化も発達しているのかもしれない。とはいえ、47位の大分県でも「キャッシュレス率」は7割を超えており、全国的に「キャッシュレス化」が進行している様子がうかがえる。dカード GOLD今回の調査結果からは、「ステータス」よりも「おトクさ」を重視する傾向は、どの世代・地域でも共通であることが明らかになっている。「dカード GOLD」は、ドコモユーザーにとって、圧倒的に「おトク」なクレジットカード。ご入会いただくと、dポイントクラブの「ゴールドステージ」へご優待。ドコモの携帯電話のご利用料金およびドコモ光のご利用料金の10%がポイント還元されるなど、さまざまな特典が用意されている。クレジットカードになによりも「おトクさ」を重視するという方、豪華な特典が盛りだくさんの「dカード GOLD」で、おトクなお買い物を楽しんでみてはいかがだろうか。【参考】※dカード GOLD
2018年03月15日川崎市では発達障害児の生活支援ツールのひとつとして「サポートカード」を発行しています。川崎市健康福祉局から発行されているこのカードは、発達障害により日常生活のさまざまなシーン(学校、医療機関、美容院など)でうまくコミュニケーションがとれずに困っているお子さんが、特性に応じた配慮を受けられるよう提示するものです。このカードを作ったのは、川崎市通級親の会・前会長の今村優子さん。普通の主婦であり母である今村さんがどのように行政を動かしたのか、話しを聞きました。発達障害児への無理解や偏見が誕生のきっかけに今村さんは、サポートカード誕生のきっかけとなった辛い体験を次のように話してくれました。当時小3だった息子さん(DAMP症候群=外的刺激に対して健常児よりも過敏または鈍感。感情のコントロールが困難。口頭でのルール説明などの理解が困難)が、学校の耳鼻科健診の結果を持参して受診したときの体験です。診察室に入り、今村さんは、息子さんが発達障害児で、耳の中の刺激に過敏で耳かきをさせてくれないこと、ピンセットで耳垢をはがす処置にも過剰反応を示すこと、そのため点耳薬でふやかして洗浄する処置を望むことを医師に伝えました。しかし、医師は聴覚過敏と早合点したのか、途中で話をさえぎり「聴覚過敏と耳垢は話が別だ!甘やかすな!」と一喝。看護師を呼び、4人ががりで息子さんの両手・両足・頭を押さえるように指示し、ピンセットを用意。突然のことに息子さんが驚き頭を動かそうとすると「ばかたれ!」と言って息子さんの頭をげんこつで殴りつけました。耳垢をはがすだけだったため、息子さんが恐怖で固まっている数秒で処置は終わり。医師に「終わり。大騒ぎするな」と言われて診察室をあとにしたそうです。待合室に戻っても息子さんは興奮状態。「あんなに大きい子が大騒ぎして…」と言いたげな周囲の視線も辛かったといいます。「私は息子に『あなたは何も悪いことはしていないけれど、これからもきっと同じ思いをする。だから世の中の無理解にもっと慣れていく必要がある』と話しました。ですが、私自身も納得がいかず、悔しくて涙が止まりませんでした」と今村さん。親の会で知り合った友人に相談したところ、同じような経験をしているお母さんたちがたくさんいることに驚いたそうです。「友人と話しているうちに『発達障害は目に見えにくい障害だけど、医療の現場ですらその特徴が受け入れられずにいるのはおかしい』と思うようになりました」。ある出会いで活動が大きく前進今村さんは、在籍校の校長、区役所福祉課、通級指導教室、川崎市発達相談支援センター、総合教育センターにアポを取って経緯を説明。「学校健診後のしばらくの間だけでも、特別なニーズのある児童も受診の機会が増えることを医師会に通達してほしい」と相談しましたが、いずれも「医師会には直接的な繋がりがないから難しい」という回答。医師会とのコンタクトを試みて相談窓口を探し始めてから1年が経過。話を聞いてもらえる場所すら見つからない状況が続いていました。そこで“窓口探し”や“医師会とコンタクトを取る方法探し”を中断。別の方向から改善に向けて声を上げてみようと考えました。「発達障害を社会に広く認知してもらうきっかけになり、無理解者が支援者に変わるような、または、支援者と要支援者をつなぐようなツールを発信できないか。イメージは妊婦さんのマタニティバッジでした」。ここで誕生したのが「サポートカード」というアイデア。今村さんが自身の高校時代の恩師にこの話をしたところ、市議会議員の田村伸一郎議員を紹介されました。田村議員は自身も難病を抱える子どもを持ち、障害者支援に力を入れていました。今村さんの辛い経験から2年。この出会いが活動を大きく前進させます。田村議員の力添えで、市民・こども局こども福祉課長と今村さんの面談が叶いました。田村議員同席のもと、今村さんは発達障害児の医療機関受診時の現状を訴え、カードの必要性・実現化・医師会へのアプローチを切望。田村議員も行政に働きかけてくれました。今村さんはさらに、自身が会長を務める川崎市通級親の会本部に協力と応援を要請。さらに2年後、ついに現在のサポートカードが完成し、川崎区役所保険福祉センター、発達相談支援センター、療育センターなどでだれもが無料でこのカードを受け取れるようになりました。サポートカードの認知と普及はまだまだこれから!発達障害児を抱える家庭の悩みのひとつが“病院探し”。今村さんは、無理解から来る不適切な対応により、子どもたちの病院嫌いが強化される悪循環を断ち切り、発達障害についての社会認知が広まってほしいという一心で、4年に渡ってこのカードの必要性を訴え続けました。川崎市通級指導教室親の会本部では今後もカードの普及・浸透に向けた活動を展開していく予定とのこと。「現在はまだ、サポートカードの存在を知らない人がほとんど。カードが認知され、実用性・有効性が本当の意味で決まってくるのは、ユーザーである私たちがどのように利用するか、その姿勢に関わってくると考えています。カード発行の際は、川崎市の医師会・歯科医師会・理容協議会・美容連絡協議会にも健康福祉局を通じて連絡をしました。相手側にすべてを期待するのではなく、無理解者を理解者に変えるきっかけとして、積極的に活用していきたいと思っています」取材協力:川崎市通級指導教室親の会前会長・今村優子さん<文・写真:フリーランス記者森藤理絵>
2017年10月07日こんにちは。FPライターのyossyです。カードといえば“クレジットカード”を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、“デビットカード”というものも存在します。「何それ?」と思うかもしれませんが、実はあなたももう持っている可能性が高いです。銀行などの金融機関が発行するキャッシュカードに、「J-Debit」「VISA」「JCB」などの記載はないでしょうか。あれば、デビットカード機能がついています。●デビットカードを使うと、即銀行から引き落とされるクレジットカードとの大きな違いは、お金が出ていくタイミング。クレジットカードは“クレジット(信用)”と名がつく通り、“後払い”です。買い物をし、後からカード会社にお金を払うことになりますね。でも、デビットカードを使った場合、使った分がすぐにその金融機関の口座から引き落とされます。タイムラグが発生しない のです。●デビットカードのメリットは管理のしやすさでは、デビットカードのメリットは何でしょうか。まず、銀行口座にお金がある分しか使うことができません。クレジットカードは、管理をしていないとうっかり「お金がないのに、カードを使って買い物をしてしまった」という事態に陥る人も……。でも、デビットカードならその心配はありませんね。すぐに口座の残高に反映されるので、家計管理もしやすい といえるでしょう。また、ATMからお金を引き出す場合、手数料がかかることもありますよね。デビットカードを使って支払えば、こまごまと手数料をかけてお金を引き出す必要がなく、あまりたくさんの現金を持ち歩く必要もなくなります。よく海外に行く人は、海外ATMから現地の通貨を引き出すことができる場合もあるので、それもメリットになるでしょう。銀行口座を開設できるのであれば、クレジットカードのような審査も基本的に必要ありません。そういう意味でも手軽に利用できるのがうれしいですね。●クレジットカードよりはポイント還元率が劣るデビットカードは、店舗によっては使えないケースもあります ので注意が必要です。また、クレジットカードの魅力は、ポイント還元にもありますよね。もちろん、デビットカードでも何らかの還元がされるケースもありますが、クレジットカードに比べると劣るケースが多いでしょう。そういった部分をデメリットと感じる人もいます。----------クレジットカードとデビットカード、どちらもメリットがあります。片方のみと決めるのではなく、もちろん併用してOK。クレジットカードの使いすぎが心配なら、デビットカードの比重を重めにするといいかもしれませんね。【参考リンク】・みずほJCBデビット | みずほ銀行()・デビットカードなら三菱東京UFJ-VISAデビット | 三菱東京UFJ銀行()●ライター/yossy(フリーライター)●モデル/香南
2017年07月16日人気カードゲームを原作にした舞台「カードファイト!! ヴァンガード」~バーチャル・ステージ~リンクジョーカー編 が、4月1日に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて開幕。それに先がけ公開ゲネプロが行われた。舞台「カードファイト!! ヴァンガード」チケット情報本作は、TVアニメや漫画でも人気を集めるカードゲーム「カードファイト!! ヴァンガード」の舞台化第2弾。昨年1月に上演された第1弾は、カードゲームの世界をさまざまな手法で魅せた熱いファイトシーンに、ヴァンガードファンをはじめさまざまな層から好評を博した。続編となる今作は、原作でも人気の高い「リンクジョーカー編」。原作者・伊藤彰監修のもと、一部オリジナルシーンを追加した舞台オリジナルストーリーで、個性豊かなキャラクターたちの活躍を描く。また、前作に引き続きTVアニメ版で声優を務める三森すずこと森嶋秀太が同キャラクター役で出演。同じく前作に続いての出演となる能條愛未(乃木坂46)や染谷俊之など、俳優、声優、アイドルとさまざまなジャンルのキャストが集まった舞台となっている。上演に先がけ、脚本・演出・作詞を手掛ける堤泰之は「今回の舞台はアニメ59話分を2時間に凝縮した、きわめて中身の濃い作品です。第一の見どころは、アニメ原作の伊藤彰先生全面協力の下、アニメとは違うオリジナルストーリーが随所にちりばめられていること。そして第二の見どころはカードから立ち上がったユニット達によって繰り広げられるエキサイティングなファイトシーン」と解説。先導アイチ役の大平峻也は「僕らは全力でこのヴァンガードの世界で生きますので、皆様!!笑える所は笑って、泣ける所は泣いて、この世界をご覧になってる瞬間はお仕事も、学校も、私生活も全部忘れて『感情に素直』にこの「カードファイト!! ヴァンガード」の世界をお楽しみいただければ」、櫂トシキ役の健人は「初演を経て、続編ができた事、そして再び櫂トシキとして皆様の前に立てること、大変嬉しく思っております。こうして初日を迎えられたのは、支えてくださっている皆様のおかげです」とコメントを寄せた。本来はテーブルの上で行われるカードファイト。カードに描かれたキャラクターが立体化して現れる華やかな戦闘シーンを観て、ヴァンガードを愛する人たちに見えている世界、そしてカードゲームの楽しさを知った気がした。アクションに映像、歌、ダンスと舞台ならではの演出で魅せる熱いファイト、その先にあるアイチたちの友情や絆をぜひ劇場で体感して!公演は、4月9日(日)まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて。撮影・取材・文:中川實穗
2017年04月04日お話が苦手な次男のために、保育園の先生が提案してくれたもの。それは…出典 : 発語がみんなより遅く、お話があまり得意ではない次男。生活のほとんどを「かして」「あけて」「ぎゅうにゅうちょうだい」で乗り切っています。さしづめ「ハロー」「センキュー」「マネー」「プリーズ」だけで海外生活をしているようなものでしょうか。そんな彼が、「よりスムーズに周囲とコミュニケーションを取れるように」「周りの状況を把握し、見通しとなるように」と、保育園の先生が絵カードを作ることを提案してくださいました。今や誰でも簡単に手に入る絵カード。手軽に作れるし、お願いしちゃおうかな出典 : 私が知っている絵カードといえば、インターネットなどで無料で配布されているイラストをプリントアウトしたものが定番です。私もよく、絵カード用イラストをスマートフォンにダウンロードしていました。このように、絵カードは買ったりしなくても手軽にすぐ手に入る時代です。先生にわざわざ保育園用の絵カードを作って頂くのは手間になるし、恐縮ではあったものの、まあプリントアウトして頂くだけなら甘えてもいいかな…と、お願いすることにしました。そうして出来上がったカード。見せてもらうと…出典 : しかし、出来上がった絵カードを見てびっくり…!なんと、先生の愛情がこもった手描きの絵カードだったのです。そして更に驚いたことに、色は同じクラスのお友達が塗ってくれたのだそうです。Upload By OKASURFERUpload By OKASURFERUpload By OKASURFERUpload By OKASURFER最後の「うがいカード」は、さすがに体調が悪そうなのでお蔵入りになりましたが…。(笑)先生とお友達の手によって完成した絵カードは、次男の「次の見通しをつけるために」活用できているそうです。また、次男以外のお友達も絵カードに興味を持ち、ときには一緒に活用しているのだとか。手作り絵カードがもたらした、暖かな気持ち出典 : 先生のご配慮で、心のこもった世界に1つだけの絵カードが出来上がりました。今はこちらの絵カードをコピーしたものを、私も自宅で使わせてもらっています。クラスのお友達にとって、「支援する」「支援される」という意識が芽生える前から「絵カードがあると、スムーズに生活できるお友だちがいる」ということを、なんとなく感じてもらえていたら…本当に嬉しいです。一方、次男の保育園のように理解のある先生がいらっしゃることは単にラッキーだっただけで、実際には協力的でない保育園や幼稚園もあるかもしれません。それでも諦めずに声を挙げてほしいなと思う一方で、私が特に気をつけていることは、「クレクレ星人」にはならないということです。「うちの子を支援してくれ」というだけの態度ではなく、「クラス・園単位でみんなが過ごしやすくなるように」という目線でいることが大切だな、と思っています。そういう立ち位置でいるうちに、いつのまにか協力者が増えていくような気がします。「自分も、相手も、無理なく。」それが合理的配慮の原則だと、私は感じています。日々のお忙しいお仕事の中でもこうしてクラス全体を見渡した暖かい配慮をして下さった先生には、感謝してもしきれません。寂しいけれどこれから先、健常のお友達と次男の人生が交差することは無いのかもしれません。それでもどこか心の隅で、「絵カード」の存在を覚えていて、それによって助かる人がいると知ってくれていたら、とっても素敵なことだな…そんなことを考えながら宝物の絵カードを眺めています。
2017年02月02日クリスマス、年末年始で、何かと出費がかさむ時期。少しでも節約したいと思っているママも多いのではないでしょうか。ドコモのスマートフォンやOCNなどのプロバイダ・格安SIM、またNTT東日本、NTT西日本の固定電話をご利用されている方は、特にお得な特典が受けられる「NTTグループカード(年会費無料)」の新規入会キャンペーンのご案内です。※お申込みに必要なキャンペーンコードは1番最後に記載しております。■ドコモのスマホやOCNのプロバイダ、格安SIMが1年間毎月500円キャッシュバック!家族の連絡手段として使われているのがスマートフォン。特に「子育て応援プログラム」など家族に優しいサービスが充実しているドコモのスマートフォンや、人気格安SIMのOCNモバイルONEをお使いのご家庭は多いのではないでしょうか。NTTグループカードで上記を含む対象料金※1をお支払いいただくとご利用料金の決済が確認できた月の翌月から、毎月500円を12回(12ヶ月)に分けてクレジットカードご利用代金よりキャッシュバックされます。年間6000円割引はとってもお得ですよね。また2017年3月31日までは、期間限定で「ご入会・ご利用キャンペーン♪」も実施中!カード入会後にキャンペーン応募していただき、ショッピング利用5万円以上で2500円がもれなくキャッシュバック!さらに、メルマガ配信希望など申し込みなどでキャッシュバック金額が追加されるなど、特典が盛りだくさんです。■選べる!あなたが選ぶのはおまとめキャッシュバックコース?ポイント・プレゼントコース?NTTグループカードには、前述の毎月500円キャッシュバックに加えて、「おまとめキャッシュバックコース」と「ポイント・プレゼントコース」の特典があります。※2おまとめキャッシュバックコースでは対象の通信料金をお支払いいただくと、ショッピング利用額に応じてキャッシュバックが受けられるというもの。NTTグループ料金をはじめ、対象の通信料金のご利用がある方は、お買い物額に応じてキャッシュバック率がアップしていくお得なプランです。ポイント・プレゼントコースは、日常のショッピングご利用や、電子マネーのチャージで溜まったポイントを、豪華な景品との交換や、使いやすいdポイント、ANA、ちょコム、VJAギフトカードなどご家庭でも利用しやすいポイントやギフト券との交換が可能です。■それだけじゃない! ほかにも特典がたくさん!その他にもご家族が使うサービスへの特典が満載! オンラインショッピングで購入した商品が破損、盗難した場合に損害額を補償する保険や、ガソリン代が最大40円/L安くなる出光キャッシュバックシステムなど安心で家計に優しい特典がたくさんあります。特典が満載の「NTTグループカード」ぜひ、みなさん今だけのお得な特典を利用してみてくださいね。キャンペーンコードは「905」です。詳細は 申し込み専用URL をご覧ください。※1「NTTグループご利用料金」をNTTグループカードでお支払いいただくと、NTTグループカードご利用代金のご請求時に、毎月500円を1年間キャッシュバックするお得なキャンペーンとなります。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ、いずれかのご利用料金をお支払いの場合に限ります。※2 「おまとめキャッシュバックコース」か「ポイント・プレゼントコース」の選択制です。
2016年12月15日マイルが貯まるカードといえば、ANAカードやJALカード、外資系航空会社のカードを思い浮かべる人も多いと思うが、今回は地方を拠点とするAIRDO、スターフライヤー、ソラシドエアのクレジットカードを紹介する。出張や帰省で対象路線を頻繁に利用する人は、ぜひチェックしてほしい。■AIRDO北海道に拠点を置くAIRDOには、「DOマイル」というポイントプログラムがあり、WEB会員サービス「My AIRDO」に登録するとAIRDOポイントを貯めることができる。AIRDOポイントは、搭乗ポイントとして、積算対象運賃での航空券購入金額100円につき1ポイント。ボーナスポイントとして、同一年度内(毎年4月1日から翌年3月末日)での搭乗6回ごとに100ポイント(上限500ポイント)が積算される。有効期限は搭乗ポイントの対象となる最終搭乗日の翌日から2年。定期的に搭乗していれば、実質無期限でポイントを貯められる。貯まったポイント数に応じて特典航空券に交換でき、東京~札幌であればレギュラーシーズンは片道1,600ポイント。ハイシーズンは+200ポイント、ローシーズンは-200ポイントとなる。また、特典航空券は会員本人以外でも利用できるが、一部利用不可の期間がある。AIRDOのクレジットカードは「AIRDO VISAクラシックカード」と「AIRDO VISAゴールドカード」の2種類。クラシックカードは年会費1,728円(初年度無料)で、AIRDOホームページから同カードで航空券を購入すると、搭乗ポイントとは別に150円につき1ポイント(1年度の合計金額に対して積算)、年度内に1回以上のAIRDO搭乗で100ポイントが貯まる(いずれも宿泊とセットになったAIRDOダイナミックパッケージは対象外)。また、入会でもれなく200ポイントのプレゼントもある。ゴールドカードは年会費1万2,960円で、航空券購入金額120円につき1ポイント、年度内に1回以上のAIRDO搭乗で200ポイント、入会で300ポイントとなる。どちらもショッピング利用時は三井住友カードのワールドプレゼントのポイントが貯まり、月合計1,000円利用につき1ポイント。前年および当年度の利用額に応じてボーナスポイントが貯まる制度もあり、最大でポイント還元率は1.3倍(ゴールドカードは1.6倍)。2016年夏頃からは、ワールドプレゼントのポイントをAIRDO ポイントに交換できるようになる予定だ。たとえばクラシックカードを使って片道1万円の航空券で3往復(6搭乗)した場合、搭乗ポイントが600ポイント、ボーナスポイントが100ポイント、ホームページからの航空券購入で400ポイント、年1回以上の搭乗に対して100ポイント、合計1,200ポイントが貯まる計算。カード入会時の200ポイントを足せば、1年間(4月1日から翌年3月末日)で東京~札幌のローシーズンの片道航空券が手に入る。■スターフライヤー北九州空港に拠点を置くスターフライヤーは、「STAR LINK MEMBERS」に会員登録するとマイルを貯められるようになる。マイル数は区間距離と運賃種別によって決まり、たとえば東京~福岡は普通運賃なら片道567マイル、前日までに購入する「STAR 1A」なら積算率75%で425マイル、21日前までに購入する「そら旅21」なら積算率50%で284マイルとなる。マイルの有効期限は搭乗日の翌々年12月末日まで、最長3年となっている。貯まったマイルを特典航空券に交換する場合、東京~北九州・福岡・山口宇部なら片道7,500マイル、往復1万2,000マイル、東京~大阪なら片道5,600マイル、往復9,000マイル。特典航空券は会員本人以外でも利用できる。スターフライヤーのクレジットカードは4社から発行されているが、マイルの貯めやすさを重視するならジャックスから発行されている「スターフライヤープレミアムカード」。ショッピング利用では月合計100円につき1ポイントが貯まり、2000ポイント=2,000マイルに交換できる。また、スターフライヤー航空券の値引きに充てられる「STARデポ」へ交換すると、2,000ポイント=2,500円分として利用することも可能だ。単純計算では1万2,000マイル貯めるには120万円の利用が必要だが、仮に東京~福岡の往復航空券が3万円だとすると還元率は2.5%。2万円で計算しても1.67%。STARデポへ交換した場合でも1.25%の高還元で利用できる。カードの年会費は2,160円だが、初年度無料で、年10万円以上利用すれば次年度も無料。入会時には1,000マイルのボーナスがあり、カード到着後3カ月以内の利用額に応じて、カード利用代金に充当できる「Jデポ」が最大5,000円分プレゼントされる特典もある。■ソラシドエア最後は宮崎に拠点を置くソラシドエア。同社のマイルを貯めるには、「ソラシド スマイルクラブ」への会員登録が必要で、搭乗で貯まるマイル数は区間距離と運賃種別によって決まる。たとえば東京~宮崎は大人普通運賃なら片道561マイル、前日までに購入する「特売り1日前」なら積算率75%の420マイル、14日前までに予約する「バーゲン14」なら積算率50%の280マイルとなる。マイルの有効期限は搭乗日の36カ月後の月末まで、約3年となっている。貯まったマイルは特典航空券に交換でき、東京~宮崎・熊本・長崎・鹿児島・大分なら片道7,000マイル、往復1万2,000マイル、沖縄~石垣なら片道5,000マイル、往復9,500マイル。特典航空券は会員本人以外でも利用できるが、繁忙期の一部期間は利用できない。クレジットカードは「Solaseed Airカード」および「Solaseed Airゴールドカード」が発行されている。どちらもショッピング利用では月合計1,000円につきワールドプレゼントの1ポイントが貯まり、200ポイント=2,000マイルに交換可。前年および当年度の利用額に応じてボーナスポイントが貯まる制度もある。このほかにも入会時に1,000マイル(ゴールドカードは2,000マイル)、毎年の継続時に500マイル(同1,000マイル)のボーナスがあり、機内販売は同カードでの支払いで10%オフになる特典もある。たとえば「Solaseed Airカード」を初年度に110万円使うと単純計算で1,100ポイント(1万1,000マイル相当)。入会ボーナスの1,000マイルと合わせれば、東京~宮崎などの往復航空券相当のマイルが貯まる。同航空券が3万円相当だとすると還元率は2.73%、2万円相当だとしても1.82%。2年目以降はボーナスマイルが500マイルとなるが、年間利用額に応じてポイント還元率は最大1.3倍(ゴールドカードは1.6倍)となる。カード年会費は「Solaseed Airカード」が1,350円(初年度無料)、「Solaseed Airゴールドカード」が1万800円。ゴールドカード保有者は1年間(毎年1~12月)に20回以上搭乗すると、翌年4月から1年間、「ソラシド ファーストメンバーズ」のサービスを受けられる特典もある。同サービスでは搭乗時の優先案内、空港での空席待ちの優先案内があり、年1回2,000マイルのボーナスもプレゼントされる。いずれのクレジットカードも、申し込みの前に各航空会社の会員登録が必要となっている。ゴールデンウィークに利用を考えているなら、早めに手続きをしておこう。公式サイトは以下の通り。AIRDOカードスターフライヤープレミアムカードSolaseed Airカード(※クレジットカードの用語などは以下を参照)『シーンで選ぶクレジットカード活用術 (1) 最低限知っておいてほしい基礎知識』※本記事で紹介したサービス内容は、消費税率8%を前提とした更新日時点の情報です。また、各サービスには一部対象外となるケースがあります。ご利用の際は公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。<著者プロフィール>タナカヒロシ(ライター・編集者)普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、過去に勤めていた会社の都合でクレジットカード本を作ったことをきっかけに、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなる。以降、定期的にクレジットカードのムック本を編集・執筆。3月7日発売の『最強クレジットカードガイド2016 本当にトクするカードの選び方・使い方=写真=』(角川マガジンズ)では、編集統括および記事の大部分を執筆している。
2016年04月07日日本電信電話(NTT)及びNTTコミュニケーションズは4月4日、総務省とフィリピン科学技術省、国際電気通信連合(ITU)に協力し、2013年11月の台風で大きな被害を受けたフィリピン・セブ島の被災地において、通信の即時回復を可能とする「移動式ICTユニット」を用いた実証実験を2014年12月から2016年3月にかけて実施したと発表した。移動式ICTユニットとは、大規模災害時に被災地に搬入・設置することで、避難所などのスポットを短時間でWi-Fiエリア化して通話やデータ通信の機能を提供可能なシステムであり、東日本大震災を契機に、NTT・NTTコミュニケーションズ・富士通・東北大学が総務省からの委託を受けて開発した。今回の実証実験を通して、移動式ICTユニットがフィリピンの台風被災地における通信ネットワークの応急復旧に有効であることの確認に加えて、巨大台風来襲を想定した新たなユース・ケースを創出するなど、サンレミジオ市の対災害体制整備に貢献したとしている。これを受けて同市は、NTTコミュニケーションズが提供した移動式ICTユニットの市内各地への配備拡大に向けて「アタッシュケース型ICT BOX」の実導入を2016年3月に開始した。同装置は、提供機能を絞り込むことで可搬性をさらに高めた移動式ICTユニット。通話機能を提供するアタッシュケースには、交換機能を持つPC、バッテリー、Wi-Fiアクセスポイントを搭載し、被災地に持ち込むことで即座に周辺の通話手段を提供可能という。なお、同市では災害復旧用途に限らず、同ユニットを平時のインフラとして利用する教育・医療などのサービス提供といった、同ユニットの利用用途拡大を計画している。
2016年04月05日NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は4月1日より、同社の企業向けクラウド・サービスである「Enterprise Cloud」において、SAPのインメモリ・データベースである「SAP HANA」をクラウド提供する「SAP HANAメニュー」を開始した。初期費用は無料、月額費用は27万6,800円から。新サービスにより、日本国内及びグローバルにビジネスを展開する企業が、SAP HANAを含む基幹システムをクラウド上で短期間かつ低コストに導入から運用まで実施可能という。初期費用無料・最低利用期間無しでSAP HANA環境をクラウド提供、SAPが規定するシステム性能などの各種基準値をクリアしたTDI(テーラード・データセンター統合)モデルによる提供、グローバル統一仕様によるサービス利用の3点が特長とのこと。同サービスは初期費用無料で最低利用期間がなく、利用期間に応じた料金で提供するため、ユーザー企業は従来必要だったSAP HANAアプライアンスの購入が不要となり、低コストかつ導入期間を大きく短縮してSAP HANAを利用開始できるとしている。同サービスでは、Enterprise Cloudのベアメタル・サーバ、NFS接続が可能で大容量ファイルを高速処理できるファイル・ストレージ、SAP HANAメニューを組み合わせて、TDI(テーラード データセンター統合)モデルに準拠した「SAP HANAセット」として提供する。これにより、TDIモデルをクラウド・サービスとして利用可能となり、開発・検証・本番環境のシステムとして迅速かつ安定的に利用できるという。同社は「SAP Outsourcing Operations Providers」として、「Hosting」「SAP HANA」「Cloud Services」の3つのカテゴリでグローバル認定を取得しているとのこと。今回、Enterprise CloudにSAP HANAセットを追加することで、SAPに関するクラウド・プラットフォームとマネジメント・サービスである「Global Management One」を、グローバルかつ一元的に提供するという。これにより、グローバルにビジネスを展開するユーザー企業のグローバル・ガバナンス統一とIT運用保守トータル・コスト削減が可能としている。搭載メモリ容量は256GBで、2016年5月以降に512GBを提供予定。料金にはOSライセンス費用及びハードウェアの監視運用費用を含むが、SAP HANA Enterprise Edition 1.0のソフトウェア・ライセンスはユーザーによる持ち込みが前提とのこと。当初は同社の東日本拠点で提供し、2016年中に海外拠点に順次拡大予定。
2016年04月04日NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションとエルテスは3月29日、企業のソーシャルメディアに関するリスクを低減し、解決するソリューションとして、同社の製品を組み合わせた「ソーシャルリスク対策ソリューション with BuzzFinder」の提供開始を発表した。同ソリューションでは、NTTコム オンラインのソーシャルメディア リアルタイム分析サービス「BuzzFinder」によるリスクの自動検知と、人手によるリスク対応と解決で実績を持つエルテスのソリューションを組み合わせることで、企業が直面しているソーシャルリスクへの対応と解決を、ワンストップで提供するという。具体的には、「BuzzFinder」が、企業に対する投稿の急増を数分内に検知し、その高精度の言語解析技術により、リスクの概要を捉える。把握されたリスクに対し、24時間365日体制で人が常駐する「ソーシャルリスニング・センター」で目視により、検知されたリスクの緊急性、重要性を迅速に確認する。もし、リスクが特定された場合、講ずべき対策を即座に判断し、解決に導くサポートを行うという。平常時に関しては、前日の企業やブランドなどに対する消費者の反応を自動でサマリーしたソーシャルリスニング日報をメールで送付。また、日報に気になる内容があった場合、BuzzFinderにログインすることで、投稿量の推移、投稿の本文やポジネガ量などが確認できるとしている。価格は、初期導入費用が10万円から、月額利用料金も10万円からとなっている(いずれも税別)。
2016年03月30日NTTデータは3月28日、米DellとDell Service部門を譲り受けることで合意し、契約を締結したと発表した。Dell Service部門には、米国にあるDell Systems、アイルランドにあるDell Technology & Solutions、シンガポールにあるDell Servicesの3社とDellグループの北米を中心としたITサービル関連事業が含まれ、3社の発行済み株式はDellより100%取得する。Dell Service部門は、Dellが2009年に約39億ドルで買収したPerot Systemsを中核としていいる。Perot Systemsは、米国大統領選にも出馬したことがある実業家であるロス・ペロー氏が1988年に設立したITサービスベンダーで、医療系や公共系のビジネスを強みとしていた。Dell Service部門は現在、北米を中心に、クラウドサービスやアプリケーション関連サービス、BPOサービスを提供しており、ヘルスケア・製造・サービス業・金融機関・連邦政府に強固な基盤を持っているとしている。Dellは昨年にEMCを総額670億ドルで買収することを発表しており、その負担を軽減するため、Dell Service部門を買収する意向があるとの報道が以前からされており、今回、正式発表となった。NTTデータは、Dell Service部門の譲渡を通じ、主に北米地域の事業を拡大すると同時にクラウドサービスやBPOサービスの強化を目指す。今回の買収により、北米・インド地位を中心とした約2万8000人の従業員を迎え入れることになり、海外約7万人を含む10万人超の体制となる。
2016年03月29日富士通は3月25日、NTTドコモが3月9日に商用開始した仮想化技術を適用し、モバイルコアネットワークのシステム構築支援を行ったと発表した。NTTドコモは仮想化ネットワーク技術を活用し、新たなサービス投入や通信サービスの継続性の強化だけでなく、災害などを原因とした通信混雑時における通信のつながりやすさの向上といった高品質な通信の充実に取り組んでいる。富士通は、大規模ネットワークのインテグレーション実績やノウハウをもとにキャリアネットワークの品質要件を満たし、オーケストレータとの連携を実現する仮想化ネットワークを構築。今回、活用したシスコシステムズの次世代SDNソリューション「Application Centric Infrastructure(ACI)」は大量のネットワーク機器に対する複雑なネットワーク構成定義の設定を自動化でき、迅速かつ容易に物理ネットワーク上に仮想ネットワークを構築することを可能とした。また、EPCソフトウェアを管理するノキアのVNFMソフトウェアを活用し、マルチベンダー環境における仮想化基盤とのインテグレーションを行った。処理性能や負荷状態に応じて柔軟かつスケーラブル対応可能なEPCソフトウェアの導入を含め、NTTドコモの仮想化技術を適用したネットワークの構築に貢献。富士通は、NTTドコモへの開発支援を通して培ったキャリアグレードの高品質な仮想化ネットワークを企業およびデータセンターネットワークに展開し、ネットワークの柔軟性を高めることで、国内のみならずグローバルにも通用するサービス創出を実現する。
2016年03月28日NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(NTTコム オンライン)とテラスカイは3月24日、これまで別管理されることが多かった企業のマーケティング活動と営業活動をセールスフォース・ドットコムが提供するマーケティングオートメーション「Pardot」、営業支援ツール「Sales Cloud」を簡易に連携させることで、営業結果につながるマーケティング施策を見える化し、同時に効率的な営業パイプラインの強化を図るソリューションを両社の連携により提供開始すると発表した。今回、提供する連携ソリューションでは営業支援ツール「Sales Cloud」の導入と活用支援で実績を持つテラスカイと、BtoBマーケティングで実績を有するNTTコム オンラインにより、二つのツールの連携を簡易に実現するととともに、個社ごとの業務に最適化した運用コンサルティングから、受注後の基幹業務までの一貫した支援や、周辺領域であるWebページやEメールなどの制作運営、マーケティングROI向上に向けての分析・コンサルティングまでをワンストップで支援する。同ソリューションの導入に向けて、マーケティングの観点から、顧客データベースの分析結果をベースに見込み客の行動パターン、業界特性を踏まえて最適なカスタマージャーニーを作成。また、営業の観点からも見込み客を営業に受け渡す最適なタイミングを見極め、合理的で効率のよい営業活動を行えるよう、シナリオの最適化、連携部分の設計を行う。そのほか、ローンチ後も自社での運用が可能になるまでコンサルタントが一緒に効果測定/改善に取り組む支援を行う。ツールの導入支援では、コンサルティングの結果を踏まえ、PardotとSales Cloudを最適に連携させた導入を行う。連携部分でもスムーズかつ、効率的にデータが受け渡され業務が流れるように、必要な開発をSales Cloud上で行う。運用支援では、導入コンサルティングで作成したカスタマージャーニーに基づき、見込み客のナーチャリングを行う。その際に重要となる顧客セグメントごとに最適化されたカスタマイズメールやWebコンテンツの作成を支援。さらに、Webサイトのマーケティングプレイス化を目指し、CMSを活用したサイトリニューアルや新規サイトの構築を支援に加え、営業活動の効率化のため見積作成、受注業務のシステムの見直し、在庫引当などのシステム化も支援する。なお、協業初年度の導入目標はNTTコム オンライン、テラスカイの2社で20社4億円を目標としている。
2016年03月25日NTTコミュニケーションズは、4月25日より、ソフトウェア型セキュリティ・アプライアンスを活用し、システムインテグレーター向けセキュリティサービス「WideAngle マネージドセキュリティサービスIVS(Integrated Virtual Security/統合仮想セキュリティ)」を提供開始すると発表した。同サービスは、仮想化環境で動作するソフトウェア型の不正侵入防御(IPS)、URLフィルタリング、WebやEmail向けアンチウイルス、スパムメール対策、Webアプリケーション・ファイアウォール(WAF)、独自のSIEMエンジンを活用したマネージドセキュリティ、これらのセキュリティ対策を組み合わせたワンストップで提供するもの。アマゾン ウェブ サービス(AWS)などのクラウド基盤へのシステム移行や構築に実績のあるシステムインテグレーターをパートナー企業として販売を開始する。同サービスでは、IPSやWAFの各種セキュリティ機能のON/OFF、ホワイトリスト/ブラックリストの選定、セキュリティ証明書の追加/削除、通信経路(ルーティング)の設定/変更などを、ポータルサイト経由で容易にセルフコントロールや運用が可能。また、WAFの利用開始時に課題となる設定内容の検討段階において、WAFの各防御機能を無効化/有効化した状態で試験運用し、それぞれの検知傾向をセキュリティレポートにて事前に把握できる。価格は個別見積りとなっている。
2016年03月25日NTTデータ経営研究所は3月24日、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションが提供する「NTTコム リサーチ」登録モニターを対象に、「企業グループのマイナンバーへの取り組み実態とその成否に関する調査」を実施し、結果を発表した。この調査は、企業グループに焦点を当て、マイナンバー対応への取り組み状況を調査したもの。調査は非公開型インターネットアンケートの形式で2016年1月22日~2016年2月1日に行われ、有効回答者数は736人。それによると、現時点で必要な対応が問題なく進められているのはおよそ半数にとどまっている状況と、親会社や中核会社がリードし、グループ内の間接業務を集約して行うシェアードサービスセンター(SSC)を全面的に活用している企業グループほど順調に進んでいる傾向が判明したという。現時点までに企業が対応していなければならない「関係事務の改修・整備」「関係システムの改修・整備」「関係者・従業員に対する教育、周知」「従業員のマイナンバーの収集」の4つ業務の対応状況の調査では、「十分もしくは概ね出来ている」のは「関係事務の改修・整備」が最も高く75%、「関係者・従業員に対する教育、周知」が最も低く63%で、4項目を総合してみると、「全項目で十分もしくは概ね出来ている」のは55%とおよそ半数だったという。いずれかの業務で対応が不十分である企業にその要因を聞くと、「リソース・ノウハウ不足の問題」が約6割で最も高く、次いで「グループ内のリーダーシップ・連携の問題」「制度・仕様の問題」が高かったという。特にグループ企業19社以下の小規模グループでは、「リソース・ノウハウ不足の問題」がグループ企業20社以上のケースよりも高く、小規模グループでは、リソース・ノウハウが不足していることによって、大規模グループよりも対応状況が良くないものと推測されるという。マイナンバー業務のアウトソーサーへの委託有無を聞いたところ、「委託している/委託予定」は4割で、委託する業務内容は「マイナンバーの保管・維持管理」が7割弱と最も多く、次いで「マイナンバーの収集」が約6割。一方マイナンバーを帳票に記載し、提出する業務については比較的少ないが、これらの運用はまだ本格的に開始されていないことが一因と考えられるという。
2016年03月25日ジェーシービーは3月24日、LINEの子会社であるLINE PAYと協業し、JCBブランドのプリペイド機能付きカード「LINE Payカード」の発行を開始した。○1,000ポイント以上チャージでJCB加盟店・銀行口座利用が可能LINE Payは、コミュニケーションアプリLINEで展開する"スマホのおサイフサービス"。LINEを通じてユーザー間の送金や、提携サービス・店舗での決済を行えるものとなっている。「LINE Payカード」の利用方法としては、事前にコンビニ端末や銀行口座からLINE Pay残高に入金し、国内・海外のジェーシービー加盟店での支払いが行える。申し込みは、LINEのユーザーであれば可能となっており、LINEアプリ内からの登録することができる。「LINE Payカード」は100円の利用につき2ポイントのLINEポイントが貯まる(還元率2%)。(LINEポイントは1ポイント=1円)。LINEポイントは、LINE STOREやLINE FRIENDS 公式オンラインショップで利用できる。さらに、LINE Pay残高に1,000ポイント以上チャージすると、ジェーシービー加盟店でのショッピングの利用や、ユーザー間の送金、指定の銀行口座への出金も可能となる。現在利用できるコンビニ端末は、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、サークルK、サンクス、セイコーマートに設置された端末。また現時点で利用できる銀行口座は、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行となっている。2015年9月時点でのJCB取扱店契約数は、国内が約959万件、海外が約2,006万件。(※高速道路など、一部の加盟店で利用できない場合がある)。「LINE Payカード」の年齢制限はなし(未成年者は親権者の同意が必要)。発行手数料・年会費は無料。
2016年03月25日三井住友カードとセールスフォース・ドットコムは、三井住友カードのデジタルチャネルでの顧客コミュニケーションを一元管理し、関係を築くための基盤としてSalesforce Marketing Cloudを導入したことを発表した。三井住友カードは、Web、メール、アプリ、SMSなど、さまざまなチャネルを一元管理したデジタルマーケティングを強化することで、利用者とのつながりをより強固にし、顧客ロイヤリティの向上を目指すという。Marketing Cloudの導入により、顧客行動の可視化が継続的に精緻化できるため、より最適なタイミングで、最適な情報を、最適なチャネルを通じてコミュニケーションを行っていくことが可能となるという。同社では、3月からMarketing Cloudを活用して、メールとSMSから段階的にデジタルマーケティングの強化を図っていくとしている。
2016年03月23日『おそ松さん』×NTTドコモ、第1弾エムアップは、NTTドコモと共同で、NTTドコモのスマートフォン向け音声エージェントサービス「しゃべってコンシェル」、および「dアニメストア」の認知度の向上・利用促進を目的としたコラボキャンペーン「おそ松さん×NTTdocomo ドコ松さんキャンペーン 第1弾」をスタートした。本キャンペーンは、『おそ松さん』の登場キャラクター「松野家の6つ子」をテーマとしたもので、NTTドコモの「しゃべってコンシェル」および「dアニメストア」内で展開される。キャンペーン期間は3月25日の16:59まで(参加期間は3月22日の9:59まで)。キャンペーン期間中、「しゃべってコンシェル」や「dアニメストア」にて、ユーザー参加型の企画で一定の条件を満たすと、「"一松"しゃべってキャラ」が無料で配信されるほか、訪問したNTTドコモ Androidユーザーを対象に、6つ子のマチキャラも無料で配信される。そのほか詳細はキャンペーンサイトをチェックしてほしい。(C)赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会
2016年03月19日NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は3月17日、インターネットを利用するWebの閲覧やメールの利用、特定の業務アプリケーションの利用のみを、NTT Comのクラウドサーバ上経由でセキュアに利用することができる「Enterprise DaaS アプリケーション仮想化機能」の提供を開始すると発表した。同社はクラウド上にあるデスクトップ画面全体を、利用者端末の画面に転送するサービス「Enterprise DaaS」を提供しているが、今回、特定のアプリケーション画面だけをクラウド上から参照する機能を提供する。同機能を活用して、Microsoft Internet Explorerを利用したインターネットへのアクセスを行うことで、重要な機密情報を扱う端末をインターネット経由のサイバー攻撃から隔絶することができる。Microsoft Officeなどの業務アプリケーションを外出先から利用する際に同機能を用いれば、モバイル端末内に情報を残さないようにすることが可能になるため、情報漏洩リスクを減らすことが可能。加えて、利用者の拠点と「Enterprise DaaS」の基盤間をNTT Comのセキュアな企業向けネットワークサービス「Arcstar Universal One」で直結し、ネットワークの利用料と接続料が無料であるため、、運用にかかるコストを削減できる。仮想化して提供されるアプリケーションは、Internet Explorer 8/ 9/11、Microsoft Office 2010 / Microsoft Office 2013 (2016年9月予定)、その他の業務アプリケーション (ユーザーによる仮想化設定が必要)。月額料金(税込)は、「サーバー利用料(サーバ台数ごと)」が6万4800円、「アカウント利用料(IDごと)」が540円、工事料金(税込)は、「サーバー工事費(サーバ台数ごと)」4万3200円。オプションとして、「ウイルス対策オプション(サーバ台数ごと)」が5400円、「追加CPU利用料(1コアごと)」が2160円、「追加メモリ利用料(1GBごと)」が2160円、「追加ディスク利用料(100GBごと)」が6480円、「Microsoft Office Professional(1アカウントごと)」が2160円、「Microsoft Office Standard(1アカウントごと)」が1620円となっている。
2016年03月18日●第1世代・第2世代・第3世代の人工知能の学習方法をカバーNTTデータはこのほど、人工知能とロボットにおける同社の取り組みに関する説明会を開催した。人工知能とロボットはいずれもIT業界における注目トピックであり、さまざまなベンダーが取り組みを開始している。同社の取り組みは競合と比べて、何が違うのだろうか。人工知能については、AIソリューション推進室 室長の城塚音也氏が説明を行った。城塚氏は「人工知能は第1世代から第3世代に分けることができ、各世代で学習方法が異なる。ただ、最新の第3世代が登場したからといって、旧世代が消滅してしまったわけではない。各世代が組み合わさることで、人工知能が実現しつつある」と述べた。各世代の学習方法の特徴をまとめると、ルールベースの第1世代は「データから専門家が特徴の抽出とルール作成を実施」、統計・探索モデルの第2世代は「データから専門家が特徴を抽出し、パラメータを自動で学習」、脳モデルの第3世代は「データから特徴の抽出とパラメータの学習を実施」となる。例えば、Appleが開発した「Siri」は第1世代と第3世代が組み合わさったものであり、Google傘下のGoogle DeepMindが開発した「Alpha Go」は第2世代と第3世代が組み合わさったものだという。城塚氏によると、同社はNTTグループの技術を活用することができ、研究所が有する技術も含めると、同社の人工知能研究がすべての世代をカバーしているという。そして、城塚氏は人工知能により、「仕事」「サービス」「社会」が変わっていき、その理由は日本の社会課題に対抗するためと説明した。例えば、国際競争が激化する一方で、経済が停滞している状況においては、人工知能が業務の効率化やノウハウの継承をサポートする。少子高齢化や労働力現状といった状況に対しては、人工知能が労働力の確保や高齢者のサポートを実現する。こうした変化を起こす人工知能は「情報・知識提供」「知識発見」「推論・思考」「インタラクティブインタフェース」「知覚・制御」となる。城塚氏は同社の人工知能における研究の強みについて、「IBMやマイクロソフトの人工知能がクラウドで学習するのに対し、われわれは個別に作りこんでいる。また、NTTの研究所は高度認識、日本語処理においてすぐれている」と語った。説明会では、NTTメディアインテリジェンス研究所が、意味理解型知識検索技術のデモを行った。同技術は、大語彙オントロジ(第1世代)、統計的言語処理(第2世代)、ニューラルネット言語も出る(第3世代)により構築された技術で、ユーザーが知りたいことをそのまま話しても正しく意味を理解し、検索結果を表示する。自然文によるFAQ検索においては、ユーザーがさまざまな言い方で問いかけるため、多様に表現される質問を理解する必要があるという。この課題に対し、意味理解型知識検索技術では、単語の意味を日本語解析技術をニューラルネットを用いて数値化し、ベクトルが近い単語は意味が似ていると判断している。●コミュニケーション力でマーケティングの効率を上げるロボットロボティクス事業への取り組みについては、ロボティクスインテグレーション推進室 室長の渡辺真太郎氏が説明を行った。NEDOの市場予測によると、国内のロボット市場は2035年には9.7兆円に達し、うちサービスロボット分野が4.9兆円を占め、高成長が予測されているという。同社はこうした市場動向を踏まえ、サービスロボットの普及に向けて、多種のセンサー/ロボット/家電などのデバイスを統一的に接続詞、サービスを実現できるシステム基盤「クラウドロボティクス基盤」を開発した。「クラウドロボティクス基盤とは、ロボットのさまざまな機能をクラウド基盤上に載せたもの。収集したデータをサービスロボットに渡す役割を担っている」と渡辺氏。同社はNTT研究所とヴイストンと共同で、各種デバイスやロボットを連携させた新たなサービスの実現性を探るため、さまざまな実験を行っている。その1つがりそな銀行と行った接客支援の実験だ。2015年11月・12月に、同行の豊洲支店(小人数の行員による週7日営業が特徴)で、ヴイストンのコミュニケーションロボット「Sota」がセンサーと連動して、音声対話による顧客対応を実施した。具体的には、天井に取り付けられた高感度センサーにより来店者を検知し、執務室にいる行員に通知することで店舗経営をサポートするほか、受付にコミュニケーションロボットを配置して会話内容により来店者にタブレット利用を促すなど、行員が行っていた案内業務をサポートしていた。渡辺氏は、代表的なロボット活用シーンの例として「インバウンド消費対応」「スマートハウス/スマートシティ」「オムニチャネル」を挙げ、各シーンにおける課題を説明した。インバウンド消費対応においては音声言語識別が、スマートハウス/スマートシティにおいてはマルチデバイス連携に伴う処理フロー技術・実行エンジンおよびデバイスの抽象化による統一的管理が、オムにチャネルにおいてはロボットシステム全体にわたるセキュリティの確保とプライバシー保護が課題になるという。渡辺氏は、こうしたシーンにおいてロボットの活用が推進される理由について「日本科学未来館と行ったアンケート収集の実験では、ロボットを用いたことで、アンケートの回収率が大幅に向上した。タブレットに比べて、人型ロボットのほうがコミュニケーションを促進することがわかった」と語った。
2016年03月16日NTTレゾナントは14日、同社運営のオンラインショップ「NTTコムストア by goo Simseller」においてSIMフリーAndroidスマートフォン「ZenFone Max(ZC550KL)」(ASUS製)の予約販売を開始した。SIMカード「OCN モバイル ONE」のパッケージがセットになって価格は税別27,800円。同端末は、タブレット並みとうたう大容量バッテリーが特徴の5.5型Androidスマートフォンだ。実際にZenFone Max (ZC550KL)のバッテリー容量は5,000mAhで、ASUSの10型タブレット「ZenPad 10 (Z300CL)」の4,890mAhを超越。バッテリー駆動時間はWi-Fi通信時で約22.6時間、モバイル通信時で約20.7時間。連続待受時間は3G接続時で約38日間 (約914.4時間)、LTE接続時で約28日間 (約683.6時間)に及ぶ。本体サイズはW77.5×H156×D5.2~10.55mm、重さは約202g。ZenFone Max (ZC550KL)をモバイルバッテリーとして、他の端末に"おすそわけ充電"することも可能だ (ASUSではリバースチャージ機能と呼ぶ)。メインプロセッサーはQualcomm Snapdragon 410。OSはAndroid 5.0.2。日本語IMEとしてATOKをプリインストールしている。カメラ機能では、最速0.03秒のAF「レーザーオートフォーカス」、フラッシュ撮影時に自然な色味を提供する「デュアルカラーLEDフラッシュ」を搭載している。そのほか主な仕様については過去記事を参照いただきたい。
2016年03月14日日本電信電話(NTT)とシダックス、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)、NTTソフトウェアの4社は3月4日、3月からの約2カ月間で、NTTが保有する「レーザガスセンシング技術」とクラウド環境を利用して食材の産地を推定し、結果をリアルタイム通知できるシステムの評価実験を実施すると発表した。「レーザガスセンシング技術」とは、ガスにレーザ光を照射することによって生じる光吸収で、吸収波長と吸収量を調べることによって、ガスの種類や濃度を調べる技術となっている。今回の評価実験では、この「レーザガスセンシング技術」を利用して食材の産地を科学的に推定するとともに、クラウド上でのデータの蓄積・処理・結果閲覧のリアルタイム化を図り、実際の流通過程において同技術を取り入れた場合の産地推定にかかる時間や費用など、一連の流れを検証・評価することが目的となっている。シダックスは、NTT厚木研究開発センタの社員食堂で使用している食材の中から、利用頻度の高い食材である「野菜」に対して、NTTソフトウェアがレーザガスセンシング技術を用いて「安定同位体比の測定」を行い、収集データから産地推定を行う。また、測定データを産地情報と関連づけて産地推定精度を評価するとともに、NTT Comのグローバルクラウドサービス「Enterprise Cloud」上のデータベースに検証データを蓄積する。さらに、測定データから推定した産地を、どこからでもリアルタイムに閲覧・確認できる環境を構築するとしている。
2016年03月04日TSUTAYAは3月25日、『弱虫ペダル』とコラボレーションしたTカード「Tカード(弱虫ペダルデザイン)」を「TSUTAYA」店頭で発行する。6月30日まで。一部の店舗では3月3日からカード発行事前受付を行う。『弱虫ペダル』(渡辺航原作)は、『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で2008年から掲載がスタートし、累計発行部数1,500万部を超えるスポーツ漫画。今回、キャラクターデザインのTカードとしては初の原作絵でデザインとなっている。そのイラストも2012年『週刊少年チャンピオン』でお披露目され、2015年2月発売の『原画集 弱虫ペダル COLORS』掲載中でも人気の原作絵を採用したという。カード発行手数料は500円(税別)。TSUTAYAレンタル利用登録料は別途かかる場合がある。TSUTAYAオンラインショッピング発行期間は3月3日~2017年3月24日。カード発行手数料500円(税別)の他に、カード発送料として300円(税別)がかかる。また発行は、3月25日以降となる。「Tカード(弱虫ペダルデザイン)」を持っている会員向けの限定特典として、3月25日~2017年3月24日に貯めたポイントとの交換でオリジナルグッズなども用意するという。○限定グッズの販売もまた、「TSUTAYA BOOKS」主要各店では3月25日~5月31日、原作イラストを使用したTSUTAYA限定グッズなどの雑貨販売も行われる。先行販売商品は、「スタンディングアクリルキーホルダー」「開閉式ロングホルダー」「パール紙缶バッジ」「マイクロファイバーミニタオル」。売り切れ次第終了。さらに、該当店舗で取り扱いの『弱虫ペダル』関連グッズを2点以上購入するとオリジナル特典ステッカーを先着でプレゼントするとのこと。キャラクターデザインのTカードは現在、『ハイキュー!!』『ラブライブ!』『AKB48 GROUP』など約20種を展開(2016年3月3日現在)。3月15日からは『銀魂』とのコラボTカードの発行も予定している。
2016年03月03日NTTカードソリューションは3月1日、 同社の「ギフトIDオンデマンドサービス」とクローバー・ネットワーク・コムが 提供する「Doc Mail」を利用して、電子ギフトの受取りが可能となる新たな「SMSギフト受取サービス」を提供開始した。ギフトIDオンデマンドサービスはAPI連携により電子ギフトを払い出すサービスで、Doc Mailは携帯電話へSMS(ショート・メッセージ・サービス)を一括送信できるサービス。これまで企業が電子ギフトを個人客に届ける場合は電子メール配信やWeb画面での表示が一般的だったが、新サービスを利用することで、より確実に送付できるようになるとしている。また、電子メール配信やWebシステムを自社で新たに構築することなく、電子ギフトを経済的に送付可能になったという。同サービスのメリットについて同社は、電子メールアドレスが不要で携帯電話番号のみで送信可能、封入・封函・発送(郵送)に関わる作業や費用などのコスト削減が可能、ギフトを受け取るまでのリードタイムを短縮可能、ギフトの供給から発送までワンストップでの一括管理が可能、送信ログの管理やギフト受取り率等の分析が可能、受け取り側はセキュアかつ簡単な操作で電子ギフトのスピーディな受け取りが可能といった点を挙げる。従来、企業が電子ギフトを電子メールで送る場合、送信先アドレスの誤りや携帯電話アドレスのブロック機能による受け取り客からの不達問い合わせなどの対応が発生していたという。また、店舗来店型のキャンペーンの場合は、メールアドレスを取得する際に手書きのため誤記が発生し、電子ギフトを送れないなどの課題もあったとしている。携帯電話やスマートフォンが広く普及している現在において、携帯電話番号でテキスト・メッセージを送信できるSMSを活用することで、 電子メール不達や顧客への対応稼働を回避するための新たなソリューションとして、 同サービスを提供することにしたとのことだ。なお、中古車の買取・販売事業を行うガリバーインターナショナルが、同社が運営するガリバー店舗での来店感謝クーポンなどにNTTカードソリューションの電子ギフトである「EJOICAセレクトギフトplus」と共に同サービスを採用したという。
2016年03月02日NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(NTTコム オンライン)が2月26日に発表した分析結果によると、2015年末から2016年始におけるツイートで東京の渋谷・原宿・表参道に関するものを分析したところ、渋谷に関するツイートが原宿の2.1倍、表参道の13.7倍と圧倒的に多かったことが分かった。同調査は、同社のソーシャル分析ツールである「BuzzFinder」を利用して、2015年12月28日~1月3日の期間におけるツイートから分析対象とした「渋谷」「原宿」「表参道」の3つのキーワードのデータを収集。取得したデータを、広告目的の投稿を除外するなど機械判定処理によるデータ・クリーニングを行ったうえで分析を行ったもの。なお、同調査は実践女子大学人間社会学部の斎藤明研究室による観光目的地(デスティネーネション)マーケティング研究の一部という。年末年始の1週間のツイート数は、渋谷に関するものが15万8059ツイート、原宿が7万3833ツイート、表参道が1万1528ツイートだった。渋谷が際立って多く、原宿の2.1倍、表参道の13.7倍となった。投稿者を男女別に見ると、渋谷は男性の割合がやや高く、原宿は女性の書き込みが7割弱を占めた。年代別では、原宿は20代未満が約4割、20代まで含めると7割を超える。一方、表参道は30代以上の割合が他と比較して高い。ツイート数の推移を日付別に見ると、渋谷は大晦日に大きく盛り上がり、カウントダウンイベントに出かける若者が多く見られた。なお、当日に渋谷駅周辺で行われた大規模な交通規制の様子について実況するツイートも散見されたという。原宿は1月2日・3日にかけてツイート数が上昇し、初売りやセールなどの買い物を楽しむ声が多く見られたとのこと。明治神宮へ初詣に出掛けた人も目立ち、初詣とセットでショッピングを楽しんだ様子が窺えるとしている。表参道は、日付別でのツイート数の大きな増減は見られなかった。各地区に関連するキーワードでは、渋谷はカウントダウン・ライブやクラブ・イベントを楽しむ若者が目立ったほか、タワーレコードやTSUTAYAなど音楽関連の専門店に関する話題が多く見られた。原宿は、ラフォーレ原宿などファッション関連の店舗の他、ジャニーズ・ショップでショッピングを楽しむ声などが目立ったという。また、クレープやパンケーキなどスイーツ系の話題も多く、竹下通りのクレープ・ショップの他、有名店の行列に並び、スイーツを楽しむ声も多く見られたとのことだ。表参道では表参道ヒルズに関するツイートが多く、街を代表するランドマーク的存在となっている様子が見て取れるという。また、カフェについてのツイートが目立った他、美容院やネイルなど美容に関連するツイートが多いことも、ほかの2地区には見られない特長だとしている。
2016年02月29日NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2月25日、VPNによるマルチクラウド環境を構築できるサービス「Arcstar Universal One Multi-Cloud Connect」において、日本国内で「ExpressRoute for Office 365」「ExpressRoute for Dynamics CRM Online」との接続を開始した。これにより、VPN「Arcstar Universal One」から直接「Office 365」や「Microsoft Dynamics CRM Online」に接続し、安定したネットワーク環境で安全に利用することができる。Office 365に接続するメニューの名称は「Multi-Cloud Connect for Office 365」、Dynamics CRM Onlineに接続するメニューの名称は「Multi-Cloud Connect for Microsoft Dynamics CRM Online」。いずれも帯域は50M、100M、200M、500M、1Gから選択可能だ。「Multi-Cloud Connect for Office 365」は、Office 365のライセンスを同社から購入し、50Mbps/1グローバルIPアドレスで利用する場合、月額33万5000円から利用できる(税別)。接続するクラウドサービスの利用料金は別途必要。
2016年02月25日NTTデータは2月24日、同社のオープン系システム開発を支える統合ソリューションの基盤となるアプリケーションフレームワークであるTERASOLUNAの「TERASOLUNA Server Framework for Java 5」の本格展開を開始した。同社ではOSSに独自の機能を追加し、それらをTERASOLUNAフレームワークとして提供することで、システムの生産性や開発品質の向上に寄与してきた。しかし、提供開始から約10年が経過し、新しい技術やアーキテクチャへの対応、およびタイムリーなセキュリティ対策など技術トレンドへの追従が困難だったという。また、独自のフレームワーク層を含むためグローバルにおける開発者確保が難しく、サポートやメンテナンスの負担が年々増加していることも課題となっていたため、新フレームワークの提供を決定した。新フレームワークでは同社独自のフレームワーク層の開発をやめ、IT業界の最新動向を踏まえて、米Pivotalが開発したSpring FrameworkといったOSS(オープンソースソフトウェア)を採用。また、高い信頼性が求められるエンタープライズ開発において、OSSを極力そのまま活用するための開発ガイドラインとサポートの提供に注力している。これにより、最新技術への追従やグローバルにおける開発者確保が容易となり、同社だけでなく世界中の開発者の知見やノウハウを活用することができるという。新フレームワークはポータルサイトで提供しており、提供資材一式はGitHub上でOSSとして公開している。今後もNTTデータでは、これまでのTERASOLUNAフレームワークの各種サポートを継続しつつ、新フレームワークの機能拡充や品質改善を行うことで、2017年度末までに国内外で200件の採用を目指す。そのほか、TERASOLUNAフレームワークの取り組みを通じて、国内外のOSSコミュニティへの参加やフィードバックを行い、コミュニティの活性化に貢献していく。
2016年02月25日スウェーデンのEricssonは2月18日(現地時間)、NTTと次世代のクラウドサーバに関する技術協力を開始したと発表した。この合意において、EricssonはNTTとハードウェア分離技術と管理・制御技術によるシステム運用やアプリケーションソフトウェア開発の効率の改善、特に新サービスの市場投入期間削減への効果について検討し、ハードウェア利用率や効率性、運用ならびにアプリケーションソフトウェア開発の簡易性などの向上を目指す。今回の技術協力を通じて、Intel Rack Scale Architectureに基づいたEricssonのHyperscale Datacenter System 8000の能力と機能の検証ならびにデモンストレーションを実施。また、Ericsson Cloud ManagerおよびEricsson Cloud Execution Environmentソリューションもその上に配備する。ハードウェア分離に関する検討の一部は2015年に開始しており、2016年にはHyperscale Datacenter System 8000を用いたコンセプト実証について検討を進める予定だ。今後、ユースケースや要件、ソリューションのコンセプトおよび将来に向けたより先進的なハードウェア分離のための発展的技術の検討へと対象を拡大していく方針だ。
2016年02月23日