「ドラマの撮影は進んでいますが、まだ全て撮り終わっていません。最悪、台本を変更して撮影を続行することも検討されているといいます」(TBS関係者)27日、所属事務所の公式HPで新型コロナウイルスに感染していたことが発表された稲森いずみ(49)。現在、鈴木亮平(38)主演のドラマ『TOKYO MER 走る緊急救命室』(TBS系)に出演中の稲森だが、同日には共演者の俳優・馬場徹(33)も感染していることが発表された。「医師や大学病院の指導のもと、制作している医療ドラマで出演者から2人も感染者が出たことで、局内では動揺が広がっています」(前出・TBS関係者)出演者から2人も陽性者が出たとなると、番組内でのクラスター発生も懸念されるが……。TBS広報部は一部メディアの取材に対し、稲森の感染発覚後にドラマの主要キャスト・スタッフがPCR検査を行い、全員陰性だったことを明かし、今後の撮影については様子を見ながら進めていくという。しかし、ある制作関係者は『TOKYO MER』撮影現場の厳しい現状をこう説明する。「主に都内のスタジオで撮影しているのですが、屋外でドラマ撮影を許可する場所が少なく、テントを使った撮影シーンもスタジオ内にテントを張って撮影しています。喫煙所も閉鎖されておらず、時には密状態になることも……。十分に換気をしているとはいえ、完璧な対策とはまだまだ言えないと思います」■テレビ局の感染対策は去年とほぼ一緒…新型コロナに感染した野々村真(57)の“感染源”が13人のクラスターを起こしたABCテレビ制作のドラマだったことは先週発売号の本誌で報じたばかり。昨年のコロナ禍以降、各局は対策マニュアルを作成し、感染防止に努めてきたが、最近では“ゆるみ”が出始めているようだ。「感染対策の中身は昨年からほとんど変わっていないのが実情。ある局が8月に更新したマニュアルは昨年のものからページ数は倍になっていますが、猛威を振るっているデルタ株についての記載は全くありません。昨年のマニュアルは飛沫感染をベースにしたものです。今までどおりの対策で空気感染を起こすと言われているデルタ株を完全に防げるはずがありませんよね」(前出・テレビ局関係者)そこにはテレビ局側の苦しい懐ろ事情もあるようで……。「対策を徹底すればするほど、撮影日数も長くなるので制作費がかさむことになります。各局の経営状況はただでさえ思わしくないので、ある程度の感染リスクを考慮したうえで撮影するしかない状況なのです」(前出・テレビ局関係者)今守るべきは制作費よりも携わる出演者やスタッフの“安全”なのではないだろうかーー。
2021年09月01日鈴木亮平主演「TOKYO MER~走る緊急救命室~」第9話が8月29日放送。賀来賢人演じる音羽が小声でささやいた「チョコ…ですかね」に「尊すぎ」などの声が集まるとともに、要潤演じる千住の活躍にも注目が集まり“千住さん”がトレンド入りする事態になっている。最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌(ERカー)で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施すモバイル・エマージェンシー・ルーム“MER”が設立。この「TOKYO MER」に集まった救命医や看護師たちの活躍を描いていく本作。海外でテロリストを助けたことで投獄されていた過去を持つTOKYO MERのチーフ・喜多見幸太を鈴木さんが演じるほか、TOKYO MER解体の命を受け厚労省から派遣されたが、喜多見に協力していく音羽尚に賀来さん。TOKYO MERの看護師・蔵前夏梅に菜々緒。弦巻比奈に中条あやみ。看護師のホアン・ラン・ミンにはフォンチー。麻酔科医・冬木治朗に小手伸也。臨床工学技師で救命士の徳丸元一に佐野勇斗。TOKYO MERを立ち上げた東京都知事の赤塚梓に石田ゆり子。TOKYO MER解体を企む厚生労働大臣の白金眞理子に渡辺真起子。厚労省医政局のトップである久我山秋晴に鶴見辰吾。東京消防庁ハイパーレスキュー隊の千住幹生に要さん。喜多見の元妻・高輪千晶に仲里依紗。喜多見の妹・涼香に佐藤栞里。東京都危機管理対策室室長の駒場卓に橋本さとし。与党幹事長・天沼夕源に桂文珍といったキャストも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回はパルナ大使館の地下駐車場で消火用の二酸化炭素が噴出。MERが出動しようとしたその時、心臓に持病を抱えた赤塚が倒れる。大使館に向かう喜多見たちだが、大使と連絡がつかず中に入れない。なんとか職員を説得し救出を開始するが外国人男性の手当てをしている最中、再び二酸化炭素が噴出し防火シャッターが閉じて、喜多見と千住は駐車場に閉じ込められてしまう。さらに赤塚のいない危機管理対策室に白金と久我山が乗り込んできて、赤塚の容態も急変し…というのが今回のストーリー。冒頭で涼香から「またお菓子作ってきますね。何がいいですか?」と聞かれた音羽は不愛想に「おかまいなく」と返答するが、「じゃあ、好きな味とかは?」とさらに質問され、少し考えてから「チョコ…ですかね」とささやくような小声で答える。そんな音羽に「おおお..お..音羽先生可愛い」「音羽先生はチョコ好き」「(超小声)の音羽先生尊すぎ案件」「音羽先生の「ちょこですね…」に萌え過ぎでよだれ飛ばしちゃった」などの声が。一方、二酸化炭素が充満する地下駐車場から逃れるため、酸素マスクもないまま防火シャッターの電源を切断し、自力でシャッターを開ける千住。「ガス爆発の現場で部下を助けてもらった借りがある。これでチャラにしてもらう」と言って決死の脱出作戦を実行するも心停止、喜多見たちの必死の蘇生措置で回復する…千住にも「千住隊長今度こそ危ないかと思った、良かった!今回も熱かった!」「千住隊長とってもかっこよかった!!」「千住隊長に惚れるしかないんだが」などの投稿多数。喜多見とのコンビネーションにも「喜多見チーフと千住隊長のタッグがアツすぎた」「喜多見チーフと千住隊長たまらん」「喜多見先生と千住さんの相棒感最高」などの声が続々と寄せられ、放送後には“千住さん”がトレンド入りを果たす状況になっている。(笠緒)
2021年08月29日天海祐希主演「緊急取調室」第6話が8月26日にオンエア。監物を演じる鈴木浩介に「かっこよすぎて眩しい」「鈴木浩介神回」などの声が続出。速水もこみち演じる渡辺のモツナベコンビ“解消”に「衝撃が大きすぎ」「スピンオフ作って」といった声も上がっている。可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーたちが、取調室という名の“密室の戦場”で繰り広げる“銃も武器も持たない生身の人間同士の死闘”を描く本作。女性初の捜査一課特殊班(SIT)の長として活躍したのち、キントリチームへとやってきた真壁有希子に天海さん。警察組織の階級主義や縄張り争いのしがらみに苦慮しながら出世も目論む管理官の梶山勝利に田中哲司。公安部出身の頭脳派で、徹底した洞察力を発揮して容疑者を追い込んでいく小石川春夫に小日向文世。刑事人生の大半をマル暴一筋で過ごし、海千山千の経験で被疑者を落とす菱本進にでんでん。キントリにも一時在籍していた玉垣松夫に塚地武雅。捜査一課の監物大二郎に鈴木浩介。監物大二郎とコンビを組む渡辺鉄次に速水もこみち。有希子のことを目の敵にしキントリ潰しに動く北斗偉に池田成志といったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。誘拐事件の捜査を担当する警視庁特殊犯捜査係の班長・鬼塚貞一(丸山智己)が朝一番、キントリに押しかけてくる。朝5時すぎに財務省勤務の諸星和彦(駿河太郎)から自宅で寝ていた6歳の息子・翼(有山実俊)が誘拐されたと110番通報があったという。だが事件発生時刻は昨夜10時すぎ、なぜ夜明けまで通報を待ったのかと和彦の行動をいぶかしがる有希子たちに、鬼塚は誘拐犯が別居中の妻・諸星麻美(瀧内公美)で、和彦によれば麻美はキッチンから包丁を取り出し暴れた挙げ句、息子を連れ去り連絡が取れなくなったというのだ。鬼塚が麻美の携帯に連絡すると彼女は思いつめた声で「息子を返すくらいなら、一緒に死にます!」と返答。有希子が和彦に詳しい事情を確認すると、もともと翼は麻美と暮らしており、先に連れ去ったのは和彦で、さらに彼には麻美と離婚したあと結婚するつもりの女性がいた。さらに和彦も行方をくらましてしまう。和彦が自ら命を絶つ可能性を危惧した監物は、独断で令状もないまま彼の自宅に踏み込む。するとそこには和彦の交際相手の遺体が。実は和彦は翼を虐待していて、麻美が子どもを取り戻すのに協力した交際相手を殺していた…というのが今回のストーリー。独断で行動すると責任を取らされると梶山に警告されると、「子どもに何事もなかったら、俺が喜んで責任取ってやるよ」と言い放ち、さらに逃走した麻美と翼のもとに追いついた和彦に警告なしで発砲してまで、麻美と翼を守り切る…そんな監物を演じた鈴木さんに「緊急取調室、鈴木浩介神回」「今夜の緊急取調室の鈴木浩介さん、なんやかっこええやん」「鈴木浩介がただかっこいいドラマとなっています」「鈴木浩介かっこよすぎて眩しい」などの反応が殺到。一方で「モツさん今日で最後とかじゃないでしょうね…って思いながら見てる」と、あまりのカッコよさを“不安視”する声も。その予想通りラストで監物は警告なしで発砲した責任を取って異動させられることに。この事態に「鈴木さーーん!いなくならないでよー!!(泣)」「えええええモツさんいなくなるの嫌だ」「モツさん異動とか キントリじゃなくなるやん」などの声が続出。速水さん演じる渡辺とのモツナベコンビ“解消”という事態に「まさかモツナベもとは思わなかったから衝撃が大きすぎた」「モツナベ解散が辛い…」「緊急取調室制作チームはモツナベのスピンオフ作ってくれていいのよ?」といった投稿が続々とタイムラインに流れている。(笠緒)
2021年08月26日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年夏スタートのテレビドラマ『TOKYO MER』の見どころを連載していきます。過去に不義理や過ちがある。誰かを傷つけたり、属していた組織にダメージを与えてしまった。その時はそうするしかなくて必死だったけれども、後で考えてみればもっと他にやりようはあったと思う。ずっと後になってそれを誰かに話すのも、言い訳に思え、都合よく許されたいみたいで何かが違う。そんな湿った後ろめたさは、誰の人生にもあると思う。心の片隅の消せない湿気も、自分の人格の大事な一部ではあるけれども。『TOKYO MER』8話の舞台は小規模病院最終章に入り、ストーリーが加速しているテレビドラマ『TOKYO MER』。第8話の今回、敏腕救命医にしてMERチーフ喜多見幸太の過去、『空白の一年』がいよいよ明らかになった。今回の舞台は土砂崩れで主電源を喪失した小規模病院である。非常用電源が数時間稼働している間に入院患者を他の病院に移送するという、当初は難易度が高くないと想定された今回の任務。その中で、MERチームの一員であり厚労省の医系技官でもある音羽(賀来賢人)は、かねてから疑念を抱いていた喜多見とテロ活動との関わりについて直接本人に斬り込む。「このメンバーには、正直に全てを話すべきです」それは喜多見の過去がどんな内容であっても、自分を含め「このチームであれば受け止めます」という意思表示の裏返しであったのだろう。しかし、チームの存続を天秤にかけた結果、何も語らない喜多見に音羽は失望してしまう。その失望が、喜多見がテロに加担している可能性の落胆よりも、自分たちを信用せず秘密を明らかにしてくれないことへの落胆だと表情や言葉に滲む音羽の真摯さが切ない。かくしてMERチーム最大の長所であるチームの連動性は損なわれたまま停電した病院にたどり着く。しかし、現場の病院は、続く小規模の崩落で非常用電源も損なわれてしまい、生命維持に必要な医療機器がほぼ使えない状態。MERは手足が縛られたような救命活動に突入する。パニックが畳みかけるスピードと密度でいえば今回が一番激しいかもしれない。そのくらい、電源を喪失すること、機器が万全に使えないということが医療行為にとって致命的だと分かるエピソードだった。思えばこのドラマはずっと、超人的な腕前の医者が1人いたとしても、救命医療はあくまでチームありきであること、チームの連動性こそが医療の質を上げるという姿を描き続けてきた。ここで更に、道具と環境あっての100%の医療だとシビアに描く。そして同時に、看護師という職業ゆえに子の登園を他の父母に渋られる夏梅も、短絡的な政治家の判断で治療を後回しにされそうになる妊婦も、多忙すぎて我が子と別居状態になっている麻酔科医の冬木も、医療機器不足なら自分の救命処置は必要ないと申し出る老人も、このドラマは、今、感染症と泥沼の戦いを続ける社会の写し絵だと分かる。『TOKYO MER』喜多見の空白の一年が明らかに暗闇の中、壊れた非常用電源を1人で復旧しながら、喜多見はイヤホン経由でメンバー相手に自らの過去を明かす。海外の紛争地帯で、1人のテロリストを患者として治療したこと、患者である以上、政府に引き渡さずにかくまったこと、結果、テロリストは病院から去り、隠匿(いんとん)した喜多見は逮捕され服役したこと……。喜多見の手で非常用電源は復旧するものの、引き換えに喜多見自身は重傷を追ってしまう。崩落の危険がある場所で、繰り返される退避命令に背き、MERチームの中でもとりわけ『もっとも命令に背けない男』の音羽が、真っ先に喜多見の救命に走る。ドラマとして『お約束』の展開かもしれないが、そうと分かっていてもやはり胸が熱くなる。まさにTBS日曜劇場の本領発揮ともいうべき名場面だった。どんな人間でも救いたいと願って自分が治療した相手が、野に放たれたあと、無差別に人を殺傷する。1をとったことで多数が失われる。決して医療は数の論理ではないけれど、あの1つの治療行為は果たしてそれで良かったのか、喜多見のような男が考え、悩まないはずがないと思う。その苦悩は時に喜多見を無謀すぎる救命に向かわせているようにも思える。厚労省の医系技官である音羽もまた、官僚として制度設計や今以上に大きな仕事をせねばならない使命感と、目の前の命を無心に救いたいジレンマに最初から悩まされている。ともに無情な心の天秤に翻弄される救急救命医のバディは、物語の最後にどこにたどり着くのだろうか。そして喜多見の過去は明らかになったが、テロリストであるエリオット椿が呟いた喜多見との『約束』の内容は、まだ明かされていない……。TOKYO MER/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送過去のTOKYO MERドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年08月26日鈴木亮平が救急救命医を演じる「TOKYO MER」の8話が8月22日放送。喜多見の“名言”を口にし、彼を助けるため“叫ぶ”…賀来賢人演じる音羽に今週も「胸熱」「一番熱い男」などの声が殺到。佐藤栞里演じる涼香との関係に注目する声も多数投稿されている。最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌(ERカー)で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、“一人も死者を出さない”ために負傷者にいち早く救命処置を施す救命救急のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」の活躍を描く本作。都知事の赤塚から任命されTOKYO MERのチーフドクターとなったが、テロリストとの関わりが疑われている喜多見幸太に鈴木さん。TOKYO MERを解体するため厚労省から送り込まれ、喜多見の過去を探る医系技官の音羽尚に賀来さん。喜多見の妹・涼香に佐藤さん。TOKYO MERの看護師、蔵前夏梅に菜々緒。研修医とMERを兼務する弦巻比奈に中条あやみ。MER看護師のホアン・ラン・ミンにはフォンチー。MERの麻酔科医、冬木治朗に小手伸也。MER臨床工学技師で救命士の徳丸元一に佐野勇斗。MERに指示を送る東京都危機管理対策室室長の駒場卓に橋本さとし。喜多見の元妻で医師の高輪千晶に仲里依紗。TOKYO MERを発案した都知事の赤塚梓に石田ゆり子といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。8話では停電で電源が喪失した病院にMERが出動する。その道中、音羽はMERメンバーがいるなか、喜多見がテロ組織と関係あるのでは?と問う。答えをはぐらかす喜多見に対し音羽は、今後は命令に従わず自分の判断で行動すると言い出す。その後、MERが病院に着くと豪雨で土砂崩れが発生、病院の非常用電源が使えなくなり、さらに病院までの道も土砂崩れでふさがり、患者の搬送が不可能になっただけでなく、病院自体にも土砂崩れの危険が迫る。土砂に埋まった非常用電源を復旧させようとする喜多見は、海外で医療活動をしていた際に銃撃された椿の手当てをしたこと。その後政府の人間が彼を探しに来たが、患者を守るために「ここにはいない」と嘘をつき、テロリストをかくまって逃がした罪で逮捕され、1年間投獄されていたことを告白…というのが今回のストーリー。非常用電源は復旧するが、その際喜多見は感電。喜多見を救出に向かおうとするMERメンバーを制止する駒場に対し、音羽は「待ってるだけじゃ、救えない命があります」と告げ、彼を救いに向かう…このシーンに「音羽覚醒 胸熱」「喜多見先生の名言を音羽先生がついに」「音羽先生がそれをいうのかーーー!!!」などの声が上がる。救出に向かった音羽たちだが、発見された喜多見は感電し心停止していた。そんな喜多見に音羽は心臓マッサージをしながら「ふざけんなよ!勝手に引っ張り込んで、さんざん無茶して、これで終わりかよ…戻って来いよ!」と叫ぶ。音羽の必死の手当てのかいもあって喜多見の脈が回復する…そんな音羽の“叫び”にも「音羽先生、喜多見チーフのこと好きすぎじゃん・・・・・・」「今日音羽先生が活躍しすぎてツンデレが溢れすぎた」「実は音羽先生が一番熱い男だよね」などの反応多数。そんな音羽のもとに現れた涼香は、喜多見から「秘密がバレたときには音羽先生の味方になれ」と言われたことを明かしたうえで、音羽が以前自らが救った妊婦に対し語った“過去”を聞いていたことを告白。自分は権力が欲しいだけの官僚だと話す音羽に、涼香は「ずっと音羽先生の味方ですから」と伝える…。そんな涼香の言葉にも「こんなに言われたら、好きになってしまうよね」「これは実質プロポーズ」といった感想が投稿されている。(笠緒)
2021年08月22日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年夏スタートのテレビドラマ『TOKYO MER』の見どころを連載していきます。弱い立場になってみれば、分け隔てなく、あるいは惜しみなくケアをしてくれる人は本当に心の底から有難い。医師、教師、コーチ、店員、なんにせよ人生の恩人だと思う。でも、それが職場の同僚である場合や、その人と成果が連動する立場で働いてみると、実は案外と大変だったりする。熱心すぎるあまり仕事の終わりが読めない、シワ寄せが周囲にくる。そして、時にそんな人々の熱意や愛情を利用しようとする悪意の人物が現れ、引き寄せられてくる。ボーダーレスな熱意や愛情が全てを解決する世の中ならどんなにいいか。『TOKYO MER』第7話、喜多見の『過去』が明らかに?「待っているだけじゃ、救えない命がある」を掲げ、MER(モバイル・エマージェンシー・ルーム)という最新医療の大型車で、真っ先に災害・事故現場に駆け付けて患者の命を救う医療チームの活躍を描いたテレビドラマ『TOKYO MER』。第7話からは、いよいよ最終章に突入する。ほのめかす程度で、これまで詳細が明かされてこなかったチーフの喜多見の『いわく付きの過去』が事件に連動して動き出す第7話は、外国人労働者が数人働いている工場での救急要請からスタートした。雇い主のあからさまな差別と事実関係の隠蔽から、苦しむ外国人労働者たちの病状の原因がなかなか明らかにならない上に、現場は警察に管理されており、喜多見たちは救命活動をことあるごとに阻まれる。事件の進展とともに、ビザのない外国人労働者たちが更に十数人も地下に閉じ込められていること、地下での有毒ガスの発生が事件の原因であることが明らかになる。そして警察は、テロリストの爆破予告の阻止のために現場に来ており、外国人労働者の中にテロリストの内通者がいると推測して彼らの救急搬送を拒んでいたのだ。博愛への信念をつらぬく『MER』チーム今回のエピソードで終始貫かれているのは、「見捨ててもいい命なんて存在しない」という、喜多見とMERチームのボーダーレスな博愛への信念だ。これまでも、どんな患者も救うという意思で危険を顧みず治療に当たったチームだが、テロの協力者である可能性を目の前にしても、救命したいと願う喜多見もチームも揺らがない。そして、その医療者の信念に立ち塞がるのが、現場で指揮を取る公安警察の月島しずかである。クールで厳格な警察エリートを稲森いずみが好演している。喜多見と対照的に、月島は明確な境界線を引くことで秩序と安全を守ろうと考えている。判断の速さ、部下への的確な指示。決して無能ではない。月島は「テロなど、この国には存在しない。国民の安心を守るために誰にも知られず未然に防ぐ」と断言し、病状の癒えないままの外国人労働者を容赦なく追い詰めて取り調べる(後になってテロ予告がはったりであること、月島はそれを推測していたことも明かされる。はったりと感づいてなお取り調べを緩めない月島の、むごいほどの厳しさが際立つ)。線を越えようとする者、線を厳しく引く者。相反する2つの価値観は、赤塚都知事の判断とMERチームの必死の訴えかけで何とか救命に舵を切る。おりしも、現実の外国人労働者の数々の問題と引き合わせて考えた時、ドラマは理想であるとしても、そのギャップにため息が出る。『TOKYO MER』第7話の手術シーンは特に魅力的最終章スタートの今回、いかにもMERチームらしい滑らかな連携の手術シーンが素晴らしい。手術の場面自体が医療ドラマでは見せ場だが、今作の手術シーンの魅力は常に群を抜いている。手術前の声かけ、器械出しから「もらいました」と落ち着いた声で受け取って処置をする喜多見の手さばき、チームが有機的に連動していく美しさはTOKYO MERならではだと思う。演者それぞれに、並々ならぬ事前の勉強があったであろうことは想像に難くない。外国人労働者は無事に救出され、予告されたテロは結局起きることなく、物語は一見めでたしで終わったところ、首謀者たるテロリストの目的は別にあったことが判明する。さらに、そのテロリストと、喜多見には何らかの友好的な繋がりがあるということも月島から示唆される。区別なく救いたい者が、区別なく殺傷する者と因縁で繋がっている。強すぎる陽光で足元に色濃い影が生まれるように。謎めいたテロリスト・椿を演じるのは城田優。凛とした公安警察の稲森いずみ演じる月島しずか、医療者としてブレない矜持を貫く鈴木亮平演じる喜多見幸太。役者はそろった。クライマックス待ったなしである。TOKYO MER/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送過去のTOKYO MERドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年08月20日天海祐希主演「緊急取調室」第5話が8月19日放送。恋人に母を殺害させたロボット企業の社長を演じた小池徹平の“豹変”に「狂気の演技上手い」「狂気な笑い最高」などの声が続出。ロボットの声を担当した榎木淳弥にも数多くの反応が集まっている。可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班」(通称・キントリ)メンバーたちの心理戦を描いていく本作。女性初の捜査一課特殊班(SIT)長を経て、キントリにやってきた真壁有希子を天海さんが演じ、有希子をキントリに抜擢した管理官の梶山勝利に田中哲司。公安部出身で頭脳派の小石川春夫に小日向文世。マル暴一筋の刑事人生を送ってきた菱本進にでんでん。サイバー犯罪対策室の玉垣松夫に塚地武雅。有希子のことを目の敵にし、キントリ解体を目論む公安部出身の北斗偉に池田成志といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。都内の民家で一人暮らしをする老人・村松和代(夏樹陽子)が頭蓋骨を骨折、亡くなっているのを隣家の主婦・土居マサエ(杉田かおる)が発見。そばにあった見守りカメラ搭載のAIコミュニケーションロボット「ハイリー」から、和代の頭部皮膚片が検出される。高い場所に設置していたハイリーが偶然落下したと思いきや、和代の傷は2か所。“ハイリーが故意に殺したのでは”ということでキントリに“ロボットへの取り調べ”という前代未聞の取り調べ要請が入る。有希子たちは長野に住んでいる和代の息子・村松彰(小池さん)に疑いの目を向ける。彰はマサエに様子を見に行くよう頼んだ張本人で、ハイリーを販売するIT企業の経営者でもあり、キントリは彰がリモートでハイリーを操ったリモート殺人なのでは?と考える。彰は幼少期、和代の再婚相手が事故死する原因を作っており、和代がそのことを利用して自分から搾取し続けるつもりだと疑心暗鬼になった彰は、恋人で逆上しやすい性格の秘書・飯塚万里(黒川智花)が和代を殺害するよう仕向けた…というのが5話のストーリー。有希子らに追い詰められた彰は、突然高笑いをはじめ“豹変”する…その変化に「小池徹平の狂気な笑い最高」「狂気の演技上手いよね」「小池徹平くん静かな狂気を内包する犯人役似合う」など絶賛の声が続出。また声優の榎木さんがハイリーの声を担当。こちらにも「地上波のドラマで榎木淳弥の声が!!」「榎木くんの声が可愛らしい。明るい声ですね」「榎木淳弥で優しい受け答えをしてくれるロボット、売れそう」などの反応が。以前榎木さんがバラエティ番組に出演した際、小池さんと似ていると話題になったこともあり、「テレビつけたら小池徹平が最初榎木淳弥かと思ってびっくりしていたらロボットから榎木淳弥の声聞こえて混乱しました」といった投稿も上がっている。(笠緒)
2021年08月19日自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿している、陸上競技100mで元日本記録を保持する桐生祥秀(きりゅう・よしひで)さん。100mで9秒98の自己ベストを持つ桐生さんが、50mを走った様子を投稿しました。桐生祥秀が、50mを走ると?多くの人が、体育の授業などで50mを走ってタイムを測定したことがあるのではないでしょうか。中学生や高校生が受験する『新体力テスト』の基準に従うと、男性なら8秒、女性なら9秒を切ると速いそうです。2021年8月16日現在における50mの日本記録は、2002年に朝原宣治(あさはら・のぶはる)さんが記録した5秒75。一般の人の感覚からすると、想像がつかない速さですね。桐生さんは今回、次の2種類のスタート方法で走りました。・立った状態で片足を前に出してスタートする『スタンディングスタート』・かがんで手を地面につけた状態からスタートする『クラウチングスタート』陸上の大会などで、スタート前にかがんだ選手が、足を器具にセットしている様子を見たことがないでしょうか。クラウチングスタートの時に使う、強く蹴って瞬発力をつける器具『スターティングブロック』(以下、スタブロ)と呼ばれるものです。「5秒7~8台を狙いたい」と意気込んでいた桐生さんの結果は…。スタンディングスタートだと5秒90、クラウチングスタートだと5秒83でした。日本記録にはおよびませんでしたが、さすがはプロの陸上選手。6秒を切る好タイムを出しています。桐生さんは、走り終えて次のように振り返りました。スタブロ使って、50m走ると少し速くなったので、0.0何秒が誤差と思われるかもしれないですけど。それでも僕ら(陸上選手)は0.01秒を競っているので、スタブロとスタンディングとでは全然違うと思いますし。50mの場合はそんなに差はないと思うんですけど、100mになるとスピードの乗りとかそれがスタブロがあるかないかで違ってくる。桐生祥秀 / Yoshihide Kiryu Channelーより引用短距離の場合、1秒以下のコンマ何秒台と激しい戦いを繰り広げるといいます。走り方によって、同じ秒台でも、コンマ以下が違うために順位が変わってくる…。短距離走の選手は、「どうやったら0.1~0.01秒を短縮できるか」を常に考えて日々、練習に励んでいるのでしょう。桐生さんの走りに、多くの人が驚いています。・速すぎます!50mってこんなに短かったっけ…と思ってしまうほどでした。・体育の授業で50mを走る、小学生にとっては、「こういうのが見たかった!」と興奮しそうですね。・あっという間に走り去っていく…。記録更新に向け、日々走り続ける桐生さん。今後の活躍から、目が離せないですね![文・構成/grape編集部]
2021年08月19日鈴木亮平主演「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の第7話が8月15日放送。有毒ガスの充満する現場に乗り込む喜多見たちに「アルマゲドン」「アベンジャーズ」を感じる視聴者が続出。城田優の登場にも「来週が待ち遠しい」といった反応が寄せられている。都知事の命で「TOKYO MER」が設立。ミッションは“一人も死者を出さないこと”という彼らだが、チーフドクターの喜多見幸太の経歴には謎の“空白の1年”があった――という展開の本作。喜多見を鈴木さんが演じ、厚労大臣からTOKYO MER解体の密命を受け「TOKYO MER」に参加する音羽尚に賀来賢人。喜多見をチーフに任命したTOKYO MER発案者で東京都知事の赤塚梓に石田ゆり子。赤塚をライバル視し「TOKYO MER」解体を目指す厚生労働大臣の白金眞理子に渡辺真起子。白金の後ろ盾で政界のドンと呼ばれる与党幹事長・天沼夕源に桂文珍。「TOKYO MER」のスタッフとして蔵前夏梅に菜々緒、弦巻比奈に中条あやみ、ホアン・ラン・ミンにフォンチー、冬木治朗に小手伸也、徳丸元一に佐野勇斗。東京消防庁ハイパーレスキュー隊の千住幹生に要潤。東京都危機管理対策室室長の駒場卓に橋本さとしといった顔ぶれが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。工場で多数の外国人労働者が原因不明の症状を訴える。出動する喜多見たちに駒場は今回の事案では警察に従うよう指示が下る。さらに集団食中毒事件と思われた現場には、事件に不釣り合いなほど多くの警察官の姿が。傷病者の処置を始める喜多見たちだが、病院に搬送しようとすると警察官に留められてしまう。音羽は「大きな力が動いています」と、喜多見に警察に従うよう促す。さらに現場には公安の刑事、月島しずか(稲森いずみ)らが現れる。警察とにらみ合いになったその時、大きな爆発が発生。工場の地下に大量の外国人労働者が取り残されてしまう。その頃赤塚は官邸に呼ばれ、天沼がテロ組織から犯行声明を受け取っていることを明かされていた…というのが今回のストーリー。有機リン系のガスが充満、次の爆発が迫るなか、防護服を身にまとい工場の地下に向かう喜多見たち「TOKYO MER」と千住らハイパーレスキュー隊。その姿に「千住さん達の登場シーン、アルマゲドン風味」「突入シーン、アルマゲドン感あるな」「防護服着て地下に向かうとこがもうアルマゲドンじゃん」と“アルマゲドン”を感じたという声とともに、「これまで現場を共にしてきた人たちが登場すんの、アベンジャーズみたいで鳥肌立っちゃった」「今日は最初からのアベンジャーズ感がすごい」「劇伴と相まってアベンジャーズ感満載」と“アベンジャーズ”風味を感じる視聴者も。一方「医療物というより医療系戦隊物ですよね」「もうね… 戦隊ヒーロー張りにカッコ良いです!」「ヒーローは5人組のカラフル戦隊とは限らない」と“戦隊モノ”を連想したという反応も多数寄せられる。ラストではテロリスト側の人間で、かつ喜多見ともつながりを持つ人物として、城田さん演じるエリオット・椿が登場。「ラスボス感が半端ねぇ」「城田優さん登場で、めちゃくちゃ興奮しました」といった感想とともに、「登場人物も新たに加わり今までとは違う展開の幕開けを予期する回でした」「謎の男と空白の1年、新たな展開が早く見たくて来週が待ち遠しい」など、今後の展開に期待する声も多数投稿されている。(笠緒)
2021年08月16日鈴木亮平主演の本格救命医療ドラマとなる、日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」。8月15日放送の第7話から新章に突入した本作に、城田優が主人公・喜多見(鈴木さん)の“空白の1年”に関わる世界的テロ組織のメンバー、エリオット・椿役で出演することが分かった。舞台となるのは、「TOKYO MER」という救命救急のプロフェッショナルチーム。“MER”とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略称で、最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施す。そして、“一人も死者を出さないこと”が、彼らに課されたミッションである。鈴木さん演じる主人公・喜多見幸太は「TOKYO MER」のチーフドクターで、驚異的な救命技術を持つスーパー救命救急医。「待ってるだけじゃ、助けられない命がある」という強い信念で、危険な現場であっても瀕死の患者の元に飛び込み、自らの命を顧みず勇猛果敢に突き進む。共演には、喜多見に反発しつつ、現場では最高の相棒となる医系技官の音羽尚を演じる賀来賢人や、循環器外科で研修中ながらMERチームを兼務するよう命じられた研修医・弦巻比奈役の中条あやみ、さらに菜々緒や仲里依紗、石田ゆり子など豪華俳優陣が出演している。8月15日放送の第7話からは新章に突入し、新たな展開を迎えて話題となっている。これまで喜多見の秘密として伏せられてきた、彼の経歴の“空白の1年”に何があったのかが明かされると共に、その秘密を巡って「TOKYO MER」は大きく揺れ、物語は一気に加速し展開していく。第7話からは、その喜多見の“空白の1年”を追う新章のキーパーソン、公安刑事・月島しずか(稲森いずみ)が登場。そして、喜多見に近づく謎の男の登場により、物語は大きく動きだす。第7話で喜多見たち「TOKYO MER」は、清掃会社で起きた集団食中毒事件の現場に出動。そこにいたのは不法就労で働く外国人労働者と、多くの警察官たちだった。さらに、救助中に起きた爆発事故により大勢の負傷者が出てしまう。その裏では、世界的なテロ組織・LP9が政府に無謀な要求を突きつけていた。政府が対応に苦慮する中、喜多見と「TOKYO MER」メンバーは、公安刑事・月島ら警察の制止を無視して傷病者たちの救命・救出を行い、1人の死者も出すことなく無事に事件は解決した。かと思いきや…事件現場には救急隊員に変装して喜多見に近づく謎の男がいた。城田さん演じるエリオット・椿だ。事件の後、喜多見に「約束は果たしますよ、喜多見先生」という意味深なメールを送り付けた椿。果たして、医師・喜多見とテロ組織の椿はどんな関係なのか?喜多見と椿が交わした“約束”とは何なのか?今後、椿は「TOKYO MER」の存亡を揺るがすキーパーソンとなっていく…。そんなエリオット・椿を演じる城田優は、テレビドラマや映画で活躍する一方でミュージカルやコンサートにも出演し、アーティストとしても高い実力を発揮。TBSのGP帯連続ドラマに出演するのは「表参道高校合唱部!」(2015)以来、また日曜劇場に出演するのは今作が初となる。「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」(2010)で怪しさを纏ったヒールキャラクターを演じた城田さんだが、本作で再び謎の男を演じる。日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」は毎週日曜21時~TBS系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2021年08月15日天海祐希主演の「緊急取調室」第4シーズンの4話が8月12日オンエア。集中治療室で取り調べを受ける犯人、頼子を演じた高橋メアリージュンの演技に「迫真の演技」「上手すぎる」などの声が殺到、甲本雅裕の共演にも「贅沢な配役」といった感動が送られている。可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(キントリ)」で、天海さん演じる叩き上げの取調官・真壁有希子らキントリメンバーが、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる本作。キャストは女性初の捜査一課特殊班(SIT)の長として活躍し、一匹狼タイプだったが事件の捜査を通してキントリチームの一員としての役割を大切にするようになってきた真壁有希子に天海さん。警察組織の階級主義や縄張り争いのしがらみに苦慮しながら出世も目論み、有希子の交渉能力に目を付け、キントリ・メンバーに抜擢した管理官の梶山勝利に田中哲司。公安部出身でキントリチームきっての頭脳派で、徹底した洞察力を発揮して容疑者を追い込んでいく小石川春夫に小日向文世。刑事人生の大半をマル暴一筋で過ごしてきて、海千山千の経験で被疑者を落とす菱本進にでんでん。有希子のことを目の敵にし、キントリ潰しに動く北斗偉に池田成志といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。画期的な食品廃棄物リサイクルシステム「SY21」を開発、注目を浴びる企業「スリー食品」の工場でガス漏れが発生。同社の専務・三上聡(内村遥)と20歳の若者の2名が死亡する。防犯カメラを確認すると「SY21」の開発にも関わったエンジニア・橘頼子(高橋メアリージュン)が装置をわざと故障させ、ガスを発生させる姿が映っていた。事件当日は頼子が依願退職する日で、彼女はSNSに「もう終わったのね。さよなら」と意味深な書き込みもしていた。集中治療室に収容された頼子の取り調べを行おうとする有希子たちだが、頼子の主治医・折原政人(甲本雅裕)は「治療が最優先」と事情聴取に厳しい姿勢を見せる…。三上と不倫関係で彼のためにSY21を開発したが、手柄を奪われたと主張していた頼子だが、逆に自分が主体的に開発したことにしたいと三上に持ちかけ、断られていたことを明かす…というのが4話の展開。自分の本心を告白したあと、有希子の胸で号泣する頼子…高橋さんの演技に「高橋メアリージュンさんが素晴らしくて、こっちも感情移入して泣きそうに」「演技久々に見たけど上手すぎる」「迫真の演技で全てもってかれた」など、彼女の演技に絶賛の声が殺到。また過去に被疑者の治療を担当した際に、取り調べを受けさせたことで被疑者を逃走させ、飛び降りさせてしまった過去を持つ折原を演じた甲本さんにも「主治医役の甲本さんも落ち着いた空気感が好きだったな。キントリいつもだけど贅沢な配役」「甲本さんの演技って他の人にはないレベルで引き込まれる。今日も魅入られてしまった」といった感想が寄せられている。(笠緒)
2021年08月12日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年夏スタートのテレビドラマ『TOKYO MER』の見どころを連載していきます。人生のどこかで、特異な才能の誰かに出会う。圧倒的な才能の持ち主が更に人知れず努力を重ねていることを知る。これは勝てないと痛感する。相対的に自分は凡庸な人間だと知る。大多数の人が経験するであろう、ヒーローにもゲームチェンジャーにもなれない自分を見つめ直したら、どうするか。「待っているだけじゃ、救えない命がある」をコンセプトに、数多の現場に直接駆けつけて救命活動を続ける医療チームの活躍を描き、好評の『TOKYO MER』。第6話は山林で発生した小学生の遭難事故。今回のエピソードで初めて、チームはルートごとに3つのチームで別行動を取ることになる。医師かつ医系技官である音羽(賀来賢人)は、戦力を分散することで医療行為そのものが行えなくなる危惧をチーフの喜多見に訴えるが、喜多見はメンバーの能力を信じて、より救命の可能性が高くなると判断した上で分散行動を採用する。その判断は当初は吉と出て、研修医として参加している比奈(中条あやみ)の頼もしい成長が描かれる。その場での手術を決断する比奈が、第2話で看護師の夏梅(菜々緒)に教わったように、大きな深呼吸ひとつの後に落ち着いて手術に取り掛かる様子は、個人的に嬉しくなった。『TOKYO MER』麻酔科医の冬木明かされたプライベート一見順調に見えた別行動での救命活動だが、遭難の理由がスズメバチに襲われて子供たちが分散して逃げたことにあると判明するあたりから、一気に暗転していく。子供たちの怪我に加えて熱中症、そして救命活動時にも襲いかかるスズメバチに、MERチームは一気に追い詰められていく。そんな中、遭難している子供の中にはMERチームの麻酔科医である冬木(小出伸也)の息子がいることが判明する。そして良き父として家庭がうまくいっているように見えていた冬木が決してそうではないこと、息子とは別に暮らす日々であることが明かされる。時折会う息子に、「自分はMERの副チーフとして立派な仕事をしている」と、存在しない役職を見栄で語ったと自嘲して詫びる冬木に、喜多見は微笑むがあえて何も語らない。かつて比奈が自分の未熟さに悩んだ時も、喜多見はそれらしい言葉を探そうとはせず、黙って見守っていた。それが喜多見なりの誠実なのだろう。今回はベトナム出身の看護師のミン(フォンチー)が、看護学校に通った頃の話もあり、無邪気に見えるミンもまた苦労人であることが示唆されている。冬木の家庭の話といい、喜多見の謎の過去といい、順調に生きているように見える誰かが実は痛みを抱え、表に見せない憔悴とともに生きているということなのだと思う。息子に、離れて暮らす理由を夫婦の不仲ではなく父親として自分の仕事にそれだけの価値があるからだと嘘をついてでも思ってもらいたい冬木の願いが切ない。仕事の現場では、もちろんサポート役としての自分に誇りを持っている。それでも麻酔科医という仕事はその難しさや重要さに比べて、どうにも世の中の認知度が低い。しかし重傷で運び込まれた冬木の息子の手術は、エースである喜多見1人の技術だけでは助けられない。あわやというところで MERチーム全員が集結して無事に切り抜けて終わる。クライマックスの魅せ方が光る『TOKYO MER』第6話1人で奮闘する喜多見の技術が卓越しているということを存分に見せてなお、やはりチームでなければ大きな仕事はなし得ないと痛感させるクライマックスの魅せ方は素晴らしかった。良い投手がいれば試合に勝つ確率はあがる。しかし捕手がいなければ投げようがない。そして内野、外野それぞれを守る野手がいなければ試合そのものが成立しない。自らもハチ毒に苦しみながら、息子の手術に現れた冬木は、力強く語った「オペ室の患者さんを守るのは、麻酔科医の仕事です」。あえて父子であることを排除したその言葉は、プロ意識と裏方の矜持(きょうじ)そのものだった。凡人ゆえの小さな屈折と、「分かるわかる」とホッとするような温かみと、裏方だからこその格好良さを見せてくれた小出伸也の熱演に惜しみない拍手を贈りたい。ここまでの6話を通して見ていると、医療者が『現場にいる』重要性と同じくらい、そこにたどり着ける体力や技術(レスキュー隊が補助することも含め)があることの難しさを描いているように見える。その意味で、知性と職人肌の誠実さと説得力のある身体作り、全てを表現できる俳優として喜多見幸太はまさに鈴木亮平のハマり役であると思う。そんな喜多見の、序盤からことあるごとに描かれていた『やばい過去』が徐々に明らかになる。どんな予想外の展開が待っているのか、ノンストップな日曜の夜を待ちたい。TOKYO MER/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送過去のTOKYO MERドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年08月12日TBSで放送中のテレビドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』に、俳優の稲森いずみさんが出演することが発表されました。救命救急のプロフェッショナルチーム『TOKYO MER』を舞台に繰り広げられる、医療ドラマである同作。『MER』のチーフ・喜多見を演じる鈴木亮平さんを筆頭に、賀来賢人さん、中条あやみさん、菜々緒さんら、新旧の豪華俳優陣が集結しています。『TOKYO MER』第7話から、新章突入これまで喜多見の秘密として伏せられてきた、彼の経歴の『空白の1年』に一体何があったのかが明かされる第7話。『空白の1年』を追う新章のキーパーソンとして公安の刑事・月島が登場し、物語は一気に加速し展開します。月島を演じるのは、俳優の稲森いずみさん。胸の奥にはどんな手段を使っても国民の安心・安全を守るという強い使命感を抱いている、という難役を演じます。稲森いずみコメント私が演じる月島しずかは警視庁公安部キャリアで80人の精鋭を率いている女性課長。クールな刑事ですが、とても使命感が強く、国民の安心・安全に全力を注ぎ、そのためには手段をも問わないハードボイルドな一面もあります。「国民を守ること」それが自分の使命だと思い、役に臨んでいきたいと思います。鈴木亮平さんとは初共演になりますが本当にヒーローのようでした!喜多見先生のような医師や救命救急チームが本当にいたら素晴らしいですよね。この物語の新しい展開となる、喜多見の空白の1年を知る人物として、どのように対峙して、どういう揺さぶりをみせるのか、その闘いを是非楽しみにしていただきたいです。喜多見の空白の1年を巡り、大きく揺れる『TOKYO MER』。稲盛さん演じる公安刑事・月島が物語にどのような影響を与えるのか、ますます今後の展開から目が離せません。TOKYO MER/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送過去のTOKYO MERドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年08月09日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年夏スタートのテレビドラマ『TOKYO MER』の見どころを連載していきます。経験を積めば人脈は増える。増えた人脈はよりレベルの高い仕事を可能にする。一方でそれはしがらみにもなってあなたを縛る。利害の調整、恩義、尖った意見は誰かを怒らせそうで、もう言えない。最初に理想はあったのに、いつしか遠くに流されてしまう。そしてほろ苦く思う、生きるってこういうことさ。多少なり誰にでも覚えがあると思う。でも、戻れないところに流されてしまう前に、確かに幾つかの分岐はあったはずだ。『TOKYO MER』第5話、大物政治家と妊婦の救出で揺れる音羽移動する手術室として、さまざまな災害や事件の現場に駆けつけてきた『TOKYO MER』。第5話の現場は、本拠地としている病院内のエレベーター。ここまで、鈴木亮平演じる凄腕救命医のチーフ・喜多見と対になる存在として描かれてきた、賀来賢人演じる、医系技官(厚労省の官僚であり医師でもある)の音羽尚が、大物政治家と臨月の妊婦、そして病院ボランティアの喜多見の妹とともにトラブルを起こしたエレベーターに閉じ込められる。さらにエレベーターには火災の煙が充満し、臨月の妊婦の容体が急変する。官僚として更なる高みで大きな仕事を成し遂げたい音羽は、政治家の意向には逆らえない。煙の中、目の前で苦しむ妊婦か、自分を真っ先に助けろと騒ぐ大物政治家(桂文珍演じるこの政治家が、また下劣かつ自己中心的で同情の余地がない)か、音羽は苦しい選択を迫られる。こんな多重危機が次から次に発生する確率を考えてしまうより前に、視聴者をジェットコースターのごとき物語のレールに乗せてしまうのが今作の巧さだ。名探偵がいれば事件が起こる、それと同じだと思う。災害現場でも事件でも常に真っ先に患者の元に走るチーフの喜多見が、エレベーター内という特殊な環境もあって今回は一向に現場に辿りつけない。イヤホンマイクの声と不鮮明なエレベーター内カメラの映像を頼りに、喜多見と音羽はやりとりを重ねてエレベーター内での緊急帝王切開を決断する。音羽の出世の道を閉ざしてでも妊婦を救う決断に向けて、決して焦らずに柔らかい口調で対話を積み重ねる喜多見のありようが興味深い。喜多見はこれまでのMERの現場の経験から、音羽がどちらを選ぶのかは分かっている。しかし、どこまでも本人の明確な意思で選んでほしいと内心願っている。やはり喜多見は医者であるのと同時に、卓越したチームリーダーであり、オーガナイザーなのである(その『人たらし』ぶりは、喜多見が現場に辿り着いた時に政治家まで巻き込み当事者にして、味方につけるあたりでも発揮される)。その喜多見が決断のために音羽に最後に投げかけた言葉は「(手術をするかどうかは)あなたの判断に任せます。あなたは、医者ですから」。喜多見の言葉で、音羽は官僚ではなく1人の『医者』として手術の判断を下す。その決意は、簡潔な一言だった。「命より大事なものなんか、この世にはないんです」。誰の人生にも、大小の分岐点がある。常に迷わずに選べるならば幸せだが、大抵はどちらの道にもメリットもデメリットも同じくらいあって、私たちは迷う。迷って誰かに背中を押してもらうなら、せっかくならば妥協ではなく、きれいごとで背中を押してもらいたい。そう思わせてくれるような心の震えるシーンだった。複雑な人間の心の機微を表現する、賀来賢人の演技テレビドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)で、金髪の悪魔・三橋をコミカルに演じて世代を超えた人気を得た賀来賢人だが、出世作ともいえる朝ドラ『花子とアン』(NHK)では、妹・花子の成功に屈折した思いを抱く軍人の兄を好演している。感情を殺しストイックさを前面に押し出しつつ、心の奥にある柔らかさを隠しきれない。そういう複雑な役もよく似合う。音羽が医師と同時に官僚になった動機は、貧しさで適切な医療にアクセスできなかった自分の母親への思いからであった。しかし、喜多見の妹の涼香に問われても音羽はその動機を明かさない。音羽は命を救った新生児の小さな手のひらに触れながら、その母親に懺悔するように静かな声で語りかける。そして、「新しい命を支援する仕組みを利用してほしい、自分は誰もが希望を持って生きられる国にしていくから」と、付け加える。そこで気づく。今回の話は医療従事者へのエールであるのと同じくらい、時に愚かな上からの指示や、矛盾した社会の状況に息苦しく縛られながらも、少しでもベターに制度を変えたいと日々激務をこなしている官僚たちへの熱いエールでもあったということを。あらゆる危険な現場とタイムリミットに疾走する今作も第5話にして折り返しである。毎回の濃密さに「まだ」と「もう」という思いが交錯する。この爽快な医療チームがどんな道をいくのか、後半も見守りたい。TOKYO MER/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送過去のTOKYO MERドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年08月07日鈴木亮平主演「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の5話が8月1日放送。大物政治家相手を手玉に取る喜多見の“話術”に絶賛の声が殺到。また“究極の選択”を迫られた音羽にも「めちゃくちゃ良い人」「究極のツンデレ」など賞賛の言葉が送られている。最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌(ERカー)で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施すモバイル・エマージェンシー・ルーム“MER”が東京に設立。この「TOKYO MER」に集った救命医や看護師たちの活躍と、TOKYO MERを巡る政治劇も描かれていく本作。優秀な救命救急医だが経歴に“空白の1年間”を持つTOKYO MERのチーフ・喜多見幸太を鈴木さんが演じるほか、TOKYO MER解体の命を受けながら医師としての使命感から喜多見に協力していく音羽尚に賀来賢人。初の女性総理大臣の呼び声も高い東京都知事の赤塚梓に石田ゆり子。赤塚をライバル視しTOKYO MER解体を企む厚生労働大臣の白金眞理子に渡辺真起子。白金のもとでTOKYO MER解体のため音羽に檄を飛ばす久我山秋晴に鶴見辰吾。またTOKYO MERのスタッフとして菜々緒、中条あやみ、小手伸也、佐野勇斗。レスキュー隊の千住幹生に要潤。喜多見の妹・涼香に佐藤栞里。東京都危機管理対策室室長の駒場卓に橋本さとしといった面々も出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。音羽が白金の後ろ盾で政界のドンと呼ばれる与党幹事長・天沼夕源(桂文珍)と乗ったエレベーターが火災により急停止する。エレベーターには涼香と妊婦も乗り合わせており、煙が充満し酸欠状態のエレベーターで妊婦の容態が急変する。出動したTOKYO MERには天沼の救出を優先するよう命令が下るが…というのが今回のストーリー。ロープもちぎれ傾き煙が充満してるエレベーター内で手術を始める音羽だが、酸素が足りず意識が朦朧としていく。このままでは妊婦も涼香も、そして音羽も命が持たない。そんな状況でも一切協力しない天沼だったが、そこに到着した喜多見は笑顔で「天沼先生、協力してくれたら一躍ヒーローじゃないですか」と協力を求める。それを聞いた天沼はエレベーター内の防犯カメラで自分の様子が外部に映し出されていることに気付き、協力したほうが得策だと翻意する…。「人を使うのが上手い!!モノは言いようよなぁ」「喜多見チーフのせかた上手い 一躍ヒーローね」「政治家動かしたんやばすぎるって笑笑」など、喜多見の“話術”に視聴者から喝采の声が上がる。音羽がエレベーター内で手術したことで母親と赤ちゃんは両方無事に助かる。助かった母親のもとを訪れた音羽は赤ちゃんの顔を見ると微笑みを浮かべ、自分の母親が貧困のなか若くして亡くなったことから、医療の不平等を是正するために医師免許を持ちながら官僚になったことを告白。出産一時金をはじめとした医療制度の活用を勧める…そんな音羽にも「音羽先生の涙とか表情…言葉…全部グッとき過ぎ」「音羽先生ずっと謎だったけど、めちゃくちゃ良い人で感動」「音羽先生の妊産婦への医療制度に関しての言葉に泣きました」「音羽先生、究極のツンデレだよ本当に!!!」などの声が殺到している。(笠緒)
2021年08月02日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年夏スタートのテレビドラマ『TOKYO MER』の見どころを連載していきます。厚労省の上司に、「わざと失敗してMERを潰せ」と圧をかけられるたび、「やってみせます」と神妙に誓うものの、いざ喜多見たちと現場に出れば救命治療に没頭して結果的に「死者、ゼロです!」でMERの株を上げてしまう…。毎度お約束の、賀来賢人演じる、医系技官の音羽尚が、だんだん不憫でキュートに見えてきた『TOKYO MER』。ドラマの内容も、評判もノンストップで走り続けている救命ドラマの4話目である。現実離れした設定にも視聴者を引き込む絶妙さ毎回、「なるほどこういうクライシスで来たか」と唸る本作。第4話の現場は天井が崩落したトンネルの事故。しかも、崩落で閉じ込められた車には、移植手術のための心臓を預かり、運んでいた医師が乗っているという状況だ。崩落で重傷を負ったその医師自身の命と、移植手術用の心臓、それぞれにタイムリミットが迫る危機(当然、移植を待つ患者の命も手術室内で危機にさらされている)が、事故現場と病院の手術室の2か所で同時進行する、スリリングな展開になった。それは確率論的に見れば現実離れした設定なのだろう。しかし、見る側をスッと引き込んでしまうのが、ERカーのリアリティ含め、このドラマのロケーションや小道具等のセッティングの上手さだと思う。『MER』を潰したいはずの音羽が放ったひと言これまで放送された第1~3話と決定的に違うのは、今回は病院の手術室との連携であるという点で、しかも移植手術の執刀はMERのチーフ・喜多見の離婚した妻であり、有能な心臓外科医の高輪千晶(仲里依紗)。離婚の理由は未だ明かされず、喜多見と高輪の間の空気は微妙にギクシャクしている。互いにあまり未練はなさげだが、冷え切っているという雰囲気でもない。そこに移植の心臓を預かったまま重傷を負い、瓦礫の下で気力を振り絞って生命を繋ぐ医師の思いと、救助をはやる気持ちと二次被害の可能性の間で判断せねばならないレスキュー隊のもどかしさが交錯しながら、移植用の心臓は命のバトンとしてぎりぎりで繋がっていく。崩落事故現場から受け取った移植用の心臓の無事を確認して、タイムリミットから手術を諦めかけた高輪に手術を続けるよう叱咤(しった)したのは、本来ならMERを潰したいはずの医系技官の音羽で、それでもなお可能性に迷う高輪の背中を押したのは元夫である喜多見だった。音羽がMERに対して悪意があると喜多見も高輪も気づいている一方で、医師としての音羽の判断にはきちんと信頼をおいているのだと分かる描写が面白い。音羽は官僚としてより高みに上り、そこから制度改革をして、より『大きな船』で人を救いたい野心と、今目の前で危機にある『激流の小さな船』の命を救いたい願いで、常に大きく揺れている。熱い気持ちを押し殺しても、ふとした拍子に漏れでてしまう賀来賢人の演技がいい。人間味あふれる喜多見の一面が垣間見えた『TOKYO MER』第4話対する喜多見はここまで揺れず、誰に対してもブレていない。しかしそんな喜多見が4話目にしてわずかにブレた。誰に対しても丁寧かつ親切に、しかし緩やかに一線を引いているかのような喜多見が、移植手術を迷う元妻である高輪にかけた励ましの言葉は「大丈夫。千晶ならやれる!」。いつも、「~できますよ」「~しましょう」と他者に柔らかく語りかける喜多見が、半歩踏み出したファーストネームの呼び方とラフな言葉の激励。瓦礫の下で鳴るスマホの振動をとらえる一瞬、一向に戻ってこない心電図の音の変化に願いを込めて耳をすませる一瞬。誰にもフラットな男が僅かにはみ出した、別れた妻への距離感。それは微妙な変化に耳をすます第4話だった。喜多見と高輪、互いに尊敬や理解はあるようで、しかし離婚の理由はまだ明かされない。互いに高度な技術と信念を持ったプロフェッショナルの同業夫婦だと思えば、オンオフ一緒にいて、常に相手の技術と職業観を自分と比べながら暮らすのは案外辛いことかもしれないと思う。喜多見の実妹の言葉から、喜多見が無鉄砲に海外に医療活動に行ってしまうことも離婚の要因のように思えるが、初回から繰り返し示唆されている喜多見の過去の『やばいこと』も含め、まだ謎は多い。物語を貫く縦糸として、これから徐々にほぐれ明らかになっていくのだと思う。楽しみである。TOKYO MER/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送過去のTOKYO MERドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年07月31日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年夏スタートのテレビドラマ『TOKYO MER』の見どころを連載していきます。連続ドラマの序盤の2回は自己紹介。挨拶のようなもの。本当に面白いかは中盤に入ってから。第1話、第2話と好評を維持している『TOKYO MER』。勝負の第3話は、このドラマのコンセプトである『医療従事者への敬意と感謝』が色濃くにじむストーリーとなった。菜々緒演じる蔵前夏梅にフォーカスがあたった『TOKYO MER』第3話今回のエピソードのメインは、菜々緒演じる、有能な救命看護師の蔵前夏梅。冒頭でシングルマザーであることが描かれている。このドラマでは、今のところ明確にはコロナ禍の描写はない。しかし、夏梅が娘を保育園に送り届けるシーンで、感染症を不安がる、ほかの親たちからのクレームが夏梅に伝えられ、医療従事者に対する差別が存在する社会であることが分かる。そんな中での今週のMERの出動は、元妻・娘へのDVを発端とした男の銃撃・たてこもり事件であった。男は無理心中をはかり、元妻に一方的に重傷を負わせた上、一型糖尿病とアレルギーの持病をもつ幼い娘を人質に立てこもる。低血糖発作とアナフィラキシーを併発し、生命の危機が迫る人質の少女を救うべく、夏梅は看護師として凶暴な立てこもりの犯人の人質となり対峙する。この立てこもり犯を演じる、川島潤哉の狂気を帯びた演技が凄まじい。小心な男の自我が傷つき肥大した挙句、暴力性に歯止めが効かなくなったおぞましさに満ちていた。重傷を負った元妻が「暴力が酷くて(逃げた)」と簡単に説明する以外、この男の来歴についても詳しい描写はない。ただただ情けなさとそれ故の自暴自棄さが恐ろしいのである(今回はこの犯人役の川島潤哉も、警察の特殊部隊の職人気質な隊長を演じた山田純大の演技も素晴らしかった。スポットの演技が活きるドラマは強い)。コロナ禍の社会状況と医療従事者にシンクロした描写何とか粘り強い交渉の果てに、時機を見て人質の少女を逃した夏梅だったが、今度は特殊部隊の隊員の1人を犯人の銃撃から守るため、再び1人で人質に戻っていく。個人的には、今週の放送で一番印象的だったのは、夏梅が人質として戻る直前にその隊員の重傷を判断し、チーフの喜多見に「あと30分ほどです!」と救命可能なリミットを絶叫して伝えた場面だった。患者に触れて即座に得た情報とトリアージして下した判断が、救急の初動においてどれほどの重要な価値を持つか、まざまざと伝わるシビアな場面だった。そして再び人質として戻る恐怖を押し殺し、「必ず助けが来ますから」と重傷を負った隊員に労りの声をかけるシーンの痛ましさには息苦しくなった。今作ではチーフの喜多見も、とにかく救命治療の最中に患者の暮らしや人柄にまで届くような励ましの言葉をかける。それだけ救命救急にはスピードと同時に患者自身の気力が重要だということなのだろう。最後に自らも重傷を負い、「殺せ」とウソぶく犯人に、夏梅は「ぶん殴ってやりたいけど治療が面倒だからやめとく」と怒りを抑えて応じる。報われないことも届かないこともあるが、どこまでも彼女は『治したい』看護師なのだった。それは彼女が聖人君子だからではなく、確固たるプロ意識の持主ゆえなのだと思う。どんな人格の相手でも、そこに至った状況など知らなくても、危険の中でも目の前の命の危機には手を差し伸べる。いうまでもなくコロナ禍の社会状況と医療従事者にシンクロした描写なのだ。プロ意識とは、「かくありたい」と自分に課する姿にどれだけ妥協なく添えるかどうかだと思う。夏梅が憧れるフローレンス・ナイチンゲールは、献身的な看護だけでなく統計学を駆使して、医療のためのよりよい環境を勝ち取ろうとしたタフなネゴシエーターといえる。フローレンス・ナイチンゲールは、「天使とは美しい花をまき散らす者ではなく、苦悩する者のために戦う者である」という言葉も残している。夏梅もまたストイックに戦い続けている。そんな彼女のプロ意識に呼応して、同様に人を守るプロフェッショナルである警察の特殊部隊の面々は、最大の賛辞をMERの面々に贈るのである。今回のエピソードにおいて警察もMERも弱者を守るために危険を顧みない現場に踏み込むことになるが、規律の厳格さの分だけ警察の判断は鈍く硬い。その硬直した枠を「では警察官は死んでもいいのですか。みんな同じ命です」というピンポイントの言葉で、するりと外してしまう都知事のありようも興味深かった。エンターテイメントのフィクションとはいえ、政治の役割というものについて考えさせられる一幕である。これまでの1、2話で危機のシーンで鋭く高いピークを作って緩急で魅せてきた今作は、第3話では「重苦しい危機が延々と続く」という方法で私たちを魅了してきた。おそらくこれからもあの手この手で週末終わりの1時間、私たちの頭を空っぽにして、手に汗を握らせて勇気づけてくれるに違いない。心して待ちたい。TOKYO MER/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送過去のTOKYO MERドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年07月24日天海祐希主演「緊急取調室」第4シーズンの3話が7月22日放送。ボクサー役でゲスト出演した岡山天音の揺れる心情を表現した演技に絶賛の声が相次いで寄せられる一方、対戦相手を演じた神尾楓珠にも多数の反応が集まっている。“妥協を許さないプロの取調官”真壁有希子を天海さんが演じ、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班」(通称・キントリ)メンバーたちの心理戦を描いていく本作。初回と2話では“時代錯誤のテロリスト”を桃井かおりが演じ、天海さんとの演技対決が大きな反響を呼んだ。女性初の捜査一課特殊班(SIT)長を経て、警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」に配属された真壁有希子に天海さん。有希子をキントリに抜擢した管理官、梶山勝利に田中哲司。公安部出身で頭脳派の小石川春夫に小日向文世。菱本進にでんでん。以前キントリだった経験もある玉垣松夫に塚地武雅。有希子のことを目の敵にする北斗偉に池田成志。捜査一課の監物大二郎には鈴木浩介。大二郎のバディ、渡辺鉄次に速水もこみち。警乗警察官の山上善春に工藤阿須加といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。大卒の現チャンピオン・加賀見光一郎(神尾さん)と、元不良少年・石倉衆ニ(岡山さん)が対戦するボクシングのバンタム級タイトルマッチが目前に迫るなか、対戦1週間前の会見が開かれた直後、会見に出席していた週刊誌記者・梅本マサル(松本実)が川に転落して溺死。亡くなる前に顔面を殴られていたことが判明。石倉と一緒に事件現場付近を歩いている姿をとらえた防犯カメラ映像も見つかる。刑事部長の北斗は石倉が元不良少年だということで犯人だと決めてかかり、キントリのメンバーに石倉を取り調べて自供させるよう命令するが、有希子らは先入観を持たないで取り調べようとする。警察を敵視する石倉の態度に有希子らも彼が犯人ではと思い始めるなか、梅本の銀行口座に不審な振り込みがあったことが発覚。それは加賀見からのもので…というのが今回の展開。視聴者からは石倉を演じた岡山さんに「岡山天音くん、見るたびに演技が上手になってるのだが……!」「いいなぁ~怒りを抑えながら静かに、でも激しい怒りの芝居」「細かい表情とかの演技面が良すぎてそっちが気になってしまったよ……」と、その演技力に絶賛の投稿が。岡山さんと同様に、石倉の対戦相手になるはずだった加賀見役の神尾さんにも「悪い神尾楓珠もなかなかよかった」「悪役だったのに神尾楓珠くんがかっこよすぎ」「神尾楓珠と岡山天音。俳優陣がいつもほんとうに素晴らしいね。」といった反応が多数送られている。(笠緒)
2021年07月22日鈴木亮平主演の本格救命医療ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」3話が7月18日放送。SIT隊員を演じた濱正悟の出演に「子供らが感激してます」などの反応が集まる一方、菜々緒演じる夏梅がTOKYO MERを志願した意外な理由に数多くの共感の声が寄せられている。“MER”=モバイル・エマージェンシー・ルームは、最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌(ERカー)で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施すチーム。本作は“一人も死者を出さないこと”をミッションにした救命救急のプロフェッショナルチームである「TOKYO MER」の活躍を描いていく。海外の紛争地やへき地で医療に従事し、どんな状況でも諦めない救命救急医で、謎の“空白の1年”を経てTOKYO MERのチーフドクターとなった喜多見幸太を鈴木さん。成し遂げたい理想の医療政策を持つ厚生労働省の官僚で、厚生労働大臣の命でTOKYO MERを潰すために派遣されたスパイ的な存在でもある音羽尚に賀来賢人。救命救急の知識と経験が豊富な看護師で、保育園に通う娘を持つシングルマザーでもある蔵前夏梅に菜々緒さん。循環器外科の研修医だったがTOKYO MERを兼務することになる弦巻比奈に中条あやみ。TOKYO MERの看護師・ホアン・ラン・ミンにフォンチー。TOKYO MERの麻酔科医の冬木治朗に小手伸也。TOKYO MERの臨床工学技師、救命士の徳丸元一に佐野勇斗。喜多見の元妻だった医師の高輪千晶に仲里依紗。初の女性総理大臣の呼び声も高い、TOKYO MERの発案者で喜多見をチーフに任命した東京都知事の赤塚梓に石田ゆり子といった面々が出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。銃を持った男が飲食店に立てこもる事件が発生。警察の制止を振り切り多くの負傷者をトリアージしていく喜多見。負傷者の中に犯人の元妻もあり、妻の証言で人質に取られている幼い娘が1型糖尿病で危機的状況にあることがわかる。発作の危機が迫る少女の命を守るため、夏梅が自ら身代わりを志願する。一旦は救出されたものの、犯人の銃撃で一緒にいたSIT隊員の中野が撃たれてしまい…というのが今回のストーリー。負傷する中野を演じたのは「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」ルパンブルー/宵町透真役で注目を集めた濱さん。濱さんの出演に「ルパパトファンのうちの子供らが感激してます~」などの声が上がるとともに、「ルパンブルーな中野隊員(濱正悟さん)の出番がちょっとあって嬉しい。通信室にはキラメイピンク(工藤美桜さん)がいる」と工藤さんとの共演に触れたツイートも。今夜、出演させて頂いております。SITも出動いたします!是非ご覧くださいませ。#tokyomer — 濱 正悟 (@unpre_) July 18, 2021その後事件は無事解決、夏梅は保育園に娘を迎えに行き、一緒に自転車で帰宅するのだが、そこで夏梅が“ナイチンゲール”に憧れてTOKYO MERを志願したことが判明。夏梅の意外な志願理由に「夏梅さんナイチンゲールに憧れてか泣けるなー」「ナイチンゲールに憧れてMERに入った菜々緒さま最高すぎる」「ナイチンゲールに憧れて看護師なった私も菜々緒になれるかな?」「動機が同じだし災害看護に興味があるから親近感湧いちゃった」など様々な反応が集まっている。(笠緒)
2021年07月19日唐沢寿明主演、「ボイスII 110緊急指令室」の2話が7月17日放送。増田貴久演じる石川透の“キスシーン”に「動揺が止まらない」「全くラブシーンじゃない」など様々な反応が集まる一方、石川の“苦悩”にも不安の声が広がっている。2019年夏クールに放送された前作に続き、通報から「3分で現場到着、5分で現場確認、10分で検挙」することを使命とするECU(Emergency Call Unit)を舞台にした本作。前作では妻の命を奪った連続殺人犯・本郷雫を追い、その後は病を抱える息子・大樹の治療のため現場を離れていたが、大樹の治療が終わり横浜に帰ってきた樋口彰吾を唐沢さんが演じ、現在のECU班長・重藤雄二と交際しておりプロポーズを受けていたが、前回、重藤を“白塗り男”に奪われた橘ひかりに真木よう子。父を脅した犯人の命を奪ってしまった過去を持ち、警察官を辞職しようするがひかりに慰留され復帰、現在は生活安全課に勤務する石川透に増田さん。警察大学校を主席で卒業したキャリアで、上昇志向が強い山城早紀に宮本茉由。一見大人しくみえるが、常に冷静で肝が座っている小松知里に藤間爽子。ECU古株のホワイトハッカーで、情報分析官として活躍する緒方拓海に田村健太郎。1話で“白塗り男”に命を奪われた重藤雄二の兄で、ECUや樋口を快く思わない重藤通孝に藤本隆宏。重藤の相棒となる捜査一課の片桐優斗に中川大輔。ECUの捜査員である足達大輔に遠藤雄弥、島田康彦に福澤重文、佐伯和則に宮田佳典、香川俊太に松本博之。ECUの全国展開を強く進める神奈川県警トップの小野田則親に大河内浩といった面々も共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。白塗り男と共犯の二ノ宮純名は樋口の息子・大樹を連れて逃走する。ひかりが犯人の足音に金属音が混じっていることに気づき、白塗り男を追いつめていく。犯人たちを追跡するなかで乗り捨てられた犯行車両が見つかり、樋口と石川は手分けして犯人を追うことに。石川は純名を追い詰めるが、その時純名は体に巻きつけた爆弾を見せると、すぐ後ろにいた園児の集団に向かって走り出す…というのが今回のストーリー。園児に危険が及ぶのを避けるため石川は純名を撃つ。倒れた純名のもとに駆け寄った石川に、純名は「ようこそ、こちら側に」と言い、キスをして息絶える…。SNSでは「まさかのキスシーン」「あのタイミングでキスシーンはまさかまさかだった」など驚きの声が上がるとともに、「全くラブシーンじゃない」「動揺が止まらない」などそのシチュエーションにも衝撃が走っている模様。前作で人を殺めてしまったことに苦悩していた石川だが、再び純名を撃ってしまったことでその苦しみはさらに増しているようで、夜のビルの屋上で大量に服薬するシーンも。こちらにも「屋上で苦し苦しみもがいて薬を飲んで…そんな透ちゃんを見て苦しく思った」「透ちゃん、このあとダメージ受けて悩み続けるのかなぁ…」「薬飲んでたのまじ心配で心配で力になってあげたい」など、苦悩する石川に寄り添うコメントが多数投稿されている。(笠緒)
2021年07月18日2年ぶりに帰ってきた「緊急取調室」第4シーズンの2話が7月15日オンエア。田中哲司、小日向文世、でんでんによる“おじさんウインク”に「可愛すぎる」といった反応が集まるとともに、桃井かおり演じる塔子の“再登場”を予想する声も多数投稿されている。可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(キントリ)」で、天海さん演じる叩き上げの取調官・真壁有希子らキントリメンバーが、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる本作。以前は一匹狼タイプだった真壁有希子を天海さんが演じ、キントリの管理官・梶山勝利に田中哲司。公安部出身の小石川春夫に小日向文世。海千山千の経験で被疑者を落とす菱本進にでんでん。キントリにも一時在籍していた玉垣松夫に塚地武雅。捜査一課の監物大二郎に鈴木浩介。監物大二郎とコンビを組む渡辺鉄次に速水もこみち。1話のハイジャック事件現場で真壁と出会った警乗警察官、山上善春に工藤阿須加といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。大國塔子(桃井かおり)のハイジャック事件に裏があると考え、自ら捜査しようとする有希子が邪魔な、刑事部長・北斗偉(池田成志)は、彼女に辞表を書かせることを交換条件にキントリによる取り調べを1時間だけ許可する。その矢先、大國塔子が50年にわたりなりすましていた小暮しのぶ(円城寺あや)が遺体で見つかる。有希子はしのぶ殺害の容疑で塔子の逮捕状を別途請求し、取り調べ時間を延ばそうとするが北斗は許可しない。有希子は50年前に7分間の名演説で名を馳せた塔子を相手に、不退転の覚悟で立ち向かっていく…というのが2話の展開。辞表を書く羽目になり「私をそんなに辞めさせたいですか」と言う有希子に、「誰も辞めろなんて言ってねえ」「辞表を書けと言ってるだけ」と語り、笑顔でウインクする小石川と菱本。梶山もウインクしようとするが両目をつぶってしまい、「できないなら、やらないで」と有希子にあきれられる…。「ウインクできない最高キュートな梶山勝利は永久保存」「春さんと菱やんのウインク可愛すぎる。ウインク出来ない管理官最高。笑笑」「田中啓司さんの下手くそウインク可愛かったなぁ」など、田中さん、小日向さん、でんでんさんらによる“おじさんウインク”に視聴者からの反応が集まる。その後物語は有希子と塔子の直接対決へ。桃井さん演じる塔子の存在感に「桃井かおりさんかっこいい!「本物」って感じする!!!本物の大國塔子って感じ」「きっとこんな感じで、こんなふうに考えて、生きていたのかと思わせる怪演。最高だったな」「激昂、恫喝、すかし、おとぼけ、と云った緩急ある凄まじい演技にすっかり魅了された」といった声が送られるとともに、「この話、最終話で完結する形かなぁ。このまま終わるとは思えないなぁ」「黒い女神が何者なのかわからないままだったたぶん最終回くらいに再びの対決が見られるのだろう」「桃井さん大谷さん再登場するだろうな」「2話で決着着くのかと思ってたら、シーズン通した軸になるのかも…」など、塔子が今後のシリーズでも重要な存在になっていくのではと予想する声が、SNSに数多く投稿されている。(笠緒)
2021年07月15日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年夏スタートのテレビドラマ『TOKYO MER』の見どころを連載していきます。社会人になった新人の頃、あるいは転職直後、はたまた部署替えの後。自分の使えなさ加減がつらくて「どうせ私じゃなくてもいいのに。なんで私が」と惨めさに涙した経験は、多くの人があると思う。そんな誰にでもありそうな傷口をえぐり、更に塩を塗り込んでくる『TOKYO MER』(主演・鈴木亮平、脚本・黒岩勉)である。自分の存在価値を見いだせない研修医第1話から大好評だったこのドラマ。注目の第2話は、ハードな現場の職業における新人のありようを問いかける回になった。ノンストップの危機と、驚愕の疾走感あふれる医療シーンで視聴者の度肝を抜いた1話に続き、2話目の序盤の医療シーンも素晴らしくテクニカルで速かった。序盤の事故現場は鉄骨が落下した工事現場。ここで手練ればかりのMERメンバーの中で唯一の研修医・弦巻比奈(中条あやみ)は、判断ミスで患者の命を危険に晒し、さらに、いい訳を重ねたことで自己嫌悪におちいってしまう。チームの中で自分の存在価値を見いだせず気持ちが揺らぐ比奈。また、MER創設時、リーダーの喜多見が履歴書から研修医の自分を指名してピックアップしたことを聞き、理由が分からずにさらに悩むことになる。指名の理由は、比奈が履歴書に書いた「人の命を救いたいからです」という一文だったと後になって明かされるのだが、実際のところ、広い意味で喜多見は「誰でもよかった」のだと思う。今ある技術や才能ではなく、シンプルに意欲がある研修医ならそれでよかったのではないか。新人を1つの組織に迎え入れるとはそういうことで、スタートの「誰でもいい」を「この人でなければ」に変えていくのは、結局、苦楽をともなう成功と失敗の経験だけである。それが分かっているから喜多見は落ち込む比奈を前に多くを語らないし、周囲がすすめる慰労の食事会にも乗り気ではない。そんな状況で発生する後半の山場、祭りで起きた燃料タンクの爆発事故で、喜多見は比奈に一人前の救急医としての判断と医療行為を求める。不安と恐怖に尻込みしていた比奈が、今作の象徴ともいえる。傷病者の重症度などを示すトリアージタグに一瞬視線を落とし、意を決して事故現場に駆け出すシーンの数秒のタメは見事で、鳥肌の立つような名場面になった。そして思いもよらぬ事態で比奈は単独で手術を行うことになるのだが、その手術のテンポが実に『遅い』のである。第1話、第2話の序盤と、私たち視聴者が喜多見の手術の速いテンポを見慣れたからこそ、はっきりと遅さが分かる。しかし、比奈の迷いや未熟さ、それでももがきながら患者を救おうとする懸命さが際立ち、ここもまた、うなる演出だった。周囲の連携が光る『TOKYO MER』第2話高度な技術と判断力を必要とする専門職を育成する現場はどのようにあるべきか。厳しい判断を孤独に耐えながら下すための訓練とはどのようなものか。それは繰り返し、成功と同じくらいの失敗を経験し、苦い思いに耐えながら会得するものだろう。未熟な比奈に寄り添うように手術前に二度深呼吸をうながし、手術の準備に足りないものを喚起し「任せてください」と力強く応える、菜々緒演じるすご腕看護師・蔵前のたたずまいが実によい。そしてチーフの喜多見は、比奈が決定的なミスに至る前に駆けつけて、「新人としての芽」をつぶさぬようにしっかり守る。賀来賢人演じる厚労省医系技官の音羽は、組織の中で生きる自分自身の弱さやずるさを比奈のそれと重ねてしまい、おそらく彼女を案じてはいるのだろうが、きつくあたってしまう。しかし、現場で尻込みする比奈を決定的に動かしたのは、「お前は医者だろう。だったら全力で患者を救え」と、音羽がげきを飛ばしたことだった。それは迷いなく患者を救うことに集中したいという、音羽自身の内心の願いの裏返しのような言葉だったのかもしれない。危険で消耗の激しい専門職だからこそ、スタートラインから後進として新人を育てる必要がある。『育成の現場』の物語となったこのエピソードのてん末は、比奈にとっては必ずしも万事成功とはいかず、少しほろ苦いものになる。しかし、視聴後の印象はふわりと明るかった。悩める研修医は技術は未熟でも、少なくとも「なんで私が」は脱ぎ捨てたのである。それにしても、車椅子の危機管理対策室室長の駒場といい、堂々の胆力と軽やかな人たらしぶりを発揮する赤塚都知事といい、物語の脇を固める人物も魅力的なキャラクターぞろいである。物語は2話目、序盤。まだまだ極上の物語に酔える日曜夜9時が待っている。[文・構成/grape編集部]
2021年07月15日《緊急事態宣言の緊急って「切羽詰まった」って意味じゃないの?》《緊急事態宣言に緊急感無くなって久しいですよね…》《緊急感を微塵も感じられなくなってるんだよな》東京都は新型コロナウイルスに関して7月12日、4度目の緊急事態宣言期間に入ることとなった。しかし、ネットでは冒頭のように「もはや緊急事態感がない」との声が溢れている。21年の東京は年始早々、2度目の緊急事態宣言下にあった。それは1月8日から3月21日までの73日間。その後1ヵ月も経たないうちに4月25日から6月20日までの57日間、3度目の緊急事態宣言が発令された。そして今回の緊急事態宣言は今月12日から8月22日までの42日間を予定している。つまり1月1日から8月31日までの243日のうち、172日が緊急事態宣言下にあることに。その期間は21年の元日から8月末までの、実に7割にあたる。昨年4月に1度目の緊急事態宣言がなされた後、しばらくは感染者数が落ち着いた東京都。しかし、年末につれ感染者数は増え続け、12月31日には1,000人の大台を突破。そして2度目を発令する直前には2,520人もの新規感染者が出ていた。そして解除された日にも329人が感染し、以降横ばい気味に。時間が経つにつれ再び1日あたりの感染者数は日に日に増していき、そして3度目を発令した。「1度目から2度目の間には7ヵ月近くもの期間がありました。しかし2度目と3度目、3度目と4度目の間はわずか1ヵ月弱。1度目は国民の間にも緊迫感があったので、発令後も効果は持続しましたが、以降は短期間で発令されるために『またか』と平時のような感覚を抱く人も。発令するたびに危機感が薄まっているようです」(全国紙記者)■“緊急事態”という言葉の意味が形骸化していくそもそも専門家の間では緊急事態宣言の効果を疑問視する声も上がっていた。毎日新聞によると今年4月3日、政府の基本的対処方針等諮問委員会の会合で専門家から「ほぼ意味はない」との発言が。宣言の限界を指摘されたものの、政府は「効果はあった」と反論したという。「緊急事態宣言が行われる基準も曖昧で、結果的にどのような効果があったかも不明瞭。ですから、“とりあえず発令しよう”という風に見えてしまいます。また政府はワクチンを接種すれば感染拡大も落ち着くだろうと考えているようでした。しかし、変異ウイルスが発生。医療現場ではその感染スピードに危機感を募らせています」(前出・全国紙記者)いっぽうで今回の緊急事態宣言の期間中、東京五輪は開催される。しかし、すでに訪日した選手から陽性者もでている。「菅義偉首相(72)のメッセージは『安心安全のために全力で』など抽象的で似たものばかり。さらに会見では、安倍晋三元首相(66)同様に記者の質問が限られています。そういう所作を繰り返すたびに国民は疑念を抱き、緊急事態という言葉の意味が形骸化していっているともいえるでしょう」(前出・全国紙記者)日刊スポーツによると田村憲久厚生労働大臣(56)は今月2日、4度目の緊急事態宣言について「効果がなければ、次に打つ手は、もうそれよりきつい手はない」と話していたという。迷走からの“手詰まり”でないことを祈るばかりだ――。
2021年07月12日鈴木亮平主演「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の2話が7月11日放送。鈴木さん演じる喜多見の「ありがとう」に「重みある」「泣いちゃう」など感動の声が殺到。喜多見の“空白の1年”についてもタイムラインが大喜利モードで盛り上がっている。“MER”(モバイル・エマージェンシー・ルーム)とは、最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌(ERカー)で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施す救命救急のプロフェッショナルチーム。本作は都知事の号令で新設された「TOKYO MER」に集った医師や看護師たちのドラマとなる。TOKYO MERのチーフドクターで救命救急医の喜多見幸太に鈴木さん。内々にTOKYO MERを潰すよう指示を受けている医系技官の音羽尚に賀来賢人。喜多見のやり方に反発する研修医の弦巻比奈に中条あやみ。救命救急の知識と経験が豊富な看護師の蔵前夏梅に菜々緒。喜多見と衝突するハイパーレスキュー隊の千住幹生に要潤。喜多見をチーフに任命した東京都知事の赤塚梓に石田ゆり子。TOKYO MERの解体を目指す厚生労働大臣の白金眞理子に渡辺真起子。比奈の指導医で喜多見の元妻だった高輪千晶に仲里依紗。TOKYO MERの隊員役で佐野勇斗、小手伸也、フォンチー。さらに佐藤寛太、鶴見辰吾といった顔ぶれも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2話では工事現場で鉄骨落下事故が発生、比奈の判断ミスで患者が命の危険に陥る。自ら判断することから逃げた自分を悔やむ比奈だが、比奈の件がニュースとなり彼女はサポートに回されることになる。その後夏祭りで爆発事故が発生、サポートにまわるはずだった比奈だが、現場でさらなる事故が発生。喜多見からたった一人での重大オペを任される。恐怖に震える比奈だが喜多見から「あなた以外には、その人を救える人はいませんよ」と告げられ、自ら執刀する“覚悟”を決める…というのが2話の展開。手術を成功させた比奈だが、実際は喜多見に途中で交代しなければ患者を死なせてしまうところだった。そのことを喜多見に伝え「私にはMERは無理です」と話す比奈に、先に比奈が腸間膜を止血してくれたから助けられたと話し「比奈先生がいてくれてよかった。ありがとう」と感謝の言葉を送る喜多見。鈴木さん演じる喜多見のこのセリフに「鈴木亮平の「ありがとう」って重みあるな」「そんな励まし方されたら泣いちゃう」「あなたがいてくれてよかったって、そんなん言われたら確実に嬉しすぎて泣く」などの声が殺到。一方、音羽は喜多見の経歴に空白の1年間があることに着目、千晶が元妻であることも突き止め、喜多見の過去について聞き出そうとする…もちろん千晶は答えないのだが、喜多見の“空白の1年”についてSNSでは「喜多見せんせ、空白の1年はきっと漫画描いてたんだよ」「空白の一年間は漫画家してましたよ」「空白の一年間は変態仮面やってたんだな そら離婚だわ」など、鈴木さんの過去の出演作を引き合いにしたツイートが続々と投稿、タイムラインは“大喜利”状態となっている。(笠緒)
2021年07月11日唐沢寿明、真木よう子、増田貴久が共演する「ボイスII 110緊急指令室」が7月10日から放送開始。ネット上では“白塗りの男”の正体を巡り「横浜流星な気も」「山田裕貴くんに見えた」「口元が安藤政信さんぽい」など様々な考察が入り乱れている。唐沢さん主演、真木さん、増田さんらが共演、通報から「3分で現場到着、5分で現場確認、10分で検挙」することを使命とするECU(Emergency Call Unit)を舞台に、妻を殺された刑事と同じ事件で父を殺されたボイスプロファイラーの復讐劇を描いてきた前作から2年。今回も制限時間内に被害者を助ける緊急指令室「ECU」を舞台にした、通報からの10分間が生死を分けるタイムリミットサスペンスが繰り広げられる本作。「ハマの狂犬」と恐れられた敏腕刑事で性格は情熱的。妻を殺害した犯人を逮捕し、その後は病を抱える息子・大樹の治療のため現場を離れていた樋口彰吾に唐沢さん。幼少期の事故がきっかけで絶対聴感能力を獲得、ボイスプロファイラーとなり2年前、緊急指令合室の室長に就任、現在も室長を続けている橘ひかりに真木さん。樋口のことを兄貴と呼び幕いECUの捜査員となるが、父を脅した犯人の命を奪ってしまったことを連続殺人鬼に利用されてしまい警察官を辞職しようと決めるもひかりに慰留され、現在は生活安全課で勤務する石川透に増田貴久。樋口のあとを継いで緊急出動班の班長となり、ひかりにプロポーズした重藤雄二に増田昇太。ひかりにしばしば意見をぶつける山城早紀に宮本茉由。ECUに配属されたばかりの新人室員、小松知里に藤間爽子。ECU古株のホワイトハッカー、緒方拓海に田村健太郎。重藤の兄で樋口の同期でもある重藤通孝に藤本隆宏。通孝の相棒となる片桐優斗に中川大輔。樋口の息子、大樹に鳥越壮真。また遠藤雄弥、福澤重文、宮田佳典、松本博之らも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。重藤がフードを被った男に拉致される。一方妻の墓参りの帰り道で、女性への暴行事件に遭遇した樋口は、大樹に1人で帰るよう伝え、被害者を助け出し犯人の男を追うが、予め逃走経路を決めていた男は逃走。その直後先に家に帰したはずの大樹と連絡が取れなくなる。実はこの2つの拉致事件は同じ犯人によるもので、樋口は重藤のもとに向かうが、現場に到着してみるとすでに重藤は亡くなったあとだった。さらに樋口の前に、大樹を連れダンスを踊る白塗りの男が現れる…というのが1話のストーリー。ネットでは謎に包まれた“白塗りの男”の正体に話題が集中。「白塗り野郎が横浜流星にしか見えない」「横浜流星くんの指に見えるんですよ…ボイス2の犯人」「あの動きから推測すると横浜流星も有り得る」「松田翔太?って思って見ていたが横浜流星な気もしてきた」という“横浜流星派”が主流を占める一方、「白塗り野郎が下向き加減だった時、山田裕貴くんに見えた」「話し方や独特の動き?舞と口元が安藤政信さんぽい気がする」といった声も。なかには「実は重藤が生きてる説」を考えついた同志いますか?」と、死んだはずの重藤が実は真犯人だと考える視聴者まで、様々な声がSNSに投稿されている。また農家の男性役で関智一がゲスト出演。農家の男性から重要な証言が!農家の男性を演じているのは、第1話の声優ゲスト #関智一 さんです!#ボイス2 pic.twitter.com/spyNO003Ue— ボイスII 110緊急指令室【公式】第1話は7月10日(土)夜10時 (@voice_ntv) July 10, 2021「ボイス見てたら関さん出てきた」「え、ボイスに関さん?」「ボイス見てるけど、関さん出てきたぞ!」などSNSが沸き立っていた。(笠緒)
2021年07月11日天海祐希主演の「緊急取調室」第4シーズンが7月8日から放送開始。ゲスト出演した桃井かおりの演技に「凄かった」「震える」などの感想が続出する一方、天海さん演じる真壁との“直接対決”に「楽しみすぎる」「待ち切れない」といった声も上がっている。天海さんが“妥協を許さないプロの取調官”真壁有希子を演じ、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班」(通称・キントリ)のメンバーが、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる本作。女性初の捜査一課特殊班(SIT)の長として活躍したのち、警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」に配属された真壁有希子を天海さんが演じ、有希子の交渉能力に目を付け、キントリ・メンバーに抜擢したキントリの管理官、梶山勝利に田中哲司。公安部出身でキントリきっての頭脳派、小石川春夫に小日向文世。マル暴一筋の刑事人生を送ってきた菱本進にでんでん。警視庁「サイバー犯罪対策室」の刑事、玉垣松夫に塚地武雅。有希子のことを目の敵にする公安部出身の北斗偉に池田成志。ハイジャック事件現場で真壁と出会う警乗警察官、山上善春に工藤阿須加といったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。北海道警察へ出張することになった真壁は、羽田空港の保安検査場で持病の薬の処方箋が見つからずオロオロしている老女(桃井かおり)を手助けする。ところが出発時刻になっても飛行機は一向に離陸せず、離陸が遅れる旨を告げる機内アナウンスの声に動揺を感じ取った有希子がギャレーに駆けつけると、CAのひとりが「ハイジャック」と走り書きしたメモを見せる。ハイジャック犯は先ほどの老女で「私は国民青年派の大國塔子だ」と名乗る。爆弾を機内に持ち込んでいると言い、同じ便に乗っている国土交通副大臣・宮越肇を呼ぶよう要求する塔子。宮越の汚職疑惑の真相を本人に語らせ、現政権の責任を問うと宣言する…というのが1話の展開。SNS上には「桃井かおりはやはり凄かった」「なんだよ~あの説得力。涙出ちゃったよ!」「演技や世界観に凄く惹き込まれるし、迫力あるし、面白いし、カッコ良い」など、元カリスマ活動家、塔子を演じた桃井さんの演技に絶賛の声が殺到。塔子を説得する有希子だが、宮越の秘書が塔子に殺されてしまう。公安は有希子の責任を問おうとするが、有希子らキントリも塔子が過去に殺人を犯していた可能性にたどり着き、梶山が公安と交渉し取り調べ時間を設けることに成功するという展開に…有希子と塔子の対決は次回に持ち越された形だが「桃井かおり。天海祐希との激突が待ち切れない」「まさか初回から回跨ぎするとは思わなかった。来週は、桃井かおりを取り調べか~楽しみ」「来週は取調室で天海祐希×桃井かおりのひりひり感楽しみすぎる!!!」など、SNSには次回の“直接対決”に期待するコメントも多数投稿されている。(笠緒)
2021年07月08日緊急指令室の直轄チーム「ECU(Emergency Call Unit)」の活躍を描くドラマ「ボイスII 110緊急指令室」が7月10日(土)放送スタート。その撮影現場で、7月4日に35歳になった石川透役・増田貴久の誕生日サプライズが行われた。4日は雨で撮影が中止になり、一日遅れで行われた今回のサプライズ。撮影のリハーサルが行われる中、突然スタッフから「皆さん!昨日は増田さんの誕生日でした!」の声とともに大きな拍手と歓声が沸き起こると、増田さんは「予感はありました(笑)2年前もお祝いしてもらいましたから」と心の準備は出来ていた様子。そしてスタッフを代表して監督からプレゼントが贈られ、続いて“兄貴” と慕う主演の唐沢寿明からは自らが選んだというプレゼントが贈られた。増田さんは早速プレゼントを確認し、「兄貴からバッグをもらいましたー」と喜んでいたという。前作の撮影時、同じバッグをずっと使っていたという増田さん。「唐沢さんから『もっと小さいのは持っていないのか?』と聞かれ、『持っていないです』と答えていたのを覚えていてくれたのですね」と感激。また改めて増田さんは、「35歳になったので、兄貴を見習って格好いい大人になりたい。そして何より、この『ボイス2』を成功させたい」と意気込み。唐沢さんも「今回の透はとても難しい役柄だけど、すごく頑張っている。これからも頑張ってほしい」と激励していたという。「ボイスII 110緊急指令室」は7月10日(土)22時~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2021年07月06日鈴木亮平主演の日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」が7月4日から放送開始。主人公の喜多見を演じる鈴木さんに「医療系スーパーヒーロー誕生」などの声が続出中。共演の賀来賢人の“ギャップ”も話題を呼んでいる模様だ。都知事の命で「TOKYO MER」が設立される。“MER”とはモバイル・エマージェンシー・ルームの略称で、最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌(ERカー)で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施す。彼らに課されたミッションは、“一人も死者を出さないこと”――。本作は救命救急のプロフェッショナルチームである「TOKYO MER」の活躍を描いていく。海外の紛争地やへき地で医療に従事、「待っているだけじゃ、助けられない命がある」というポリシーを持ち、どんな状況でも諦めない救命救急医で「TOKYO MER」のチーフドクターを務める喜多見幸太に鈴木さん。都知事を敵視する厚生労働大臣の命を受け「TOKYO MER」を“潰す”ために派遣されたドクターの音羽尚に賀来賢人。研修医ながらTOKYO MERを兼務することになり不満を抱いている弦巻比奈に中条あやみ。救命救急の知識と経験が豊富なTOKYO MERの看護師、蔵前夏梅に菜々緒。ベトナム出身のホアン・ラン・ミンにフォンチー。麻酔科医の冬木治朗に小手伸也。臨床工学技師で救命士の徳丸元一に佐野勇斗。喜多見をチーフに任命した東京都知事の赤塚梓に石田ゆり子。現場で喜多見と対立する東京消防庁ハイパーレスキュー隊の千住幹生に要潤。厚労省医政局のトップとなる医政局長、久我山秋晴に鶴見辰吾。女性初の総理大臣を目指し「TOKYO MER」を解体しようと企む厚生労働大臣の白金眞理子に渡辺真起子といった面々が出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話ではTOKYO MERの発足記念式典の最中に、バス事故で重篤患者が出ているとの通報が入り、早速チームが現場に急行。喜多見は千住の制止を無視し救助隊より先にバス車内に入ると負傷者のトリアージを行い、比奈の反対を押し切ってバスに衝突したトラックの運転手をその場で手術する。喜多見のやり方が厚労省で問題視されるなか、今度はガス爆発事故の現場で多くの負傷者が発生。救出中に消防隊員が爆発に巻き込まれてしまう…というストーリーが展開。混乱した状況でも適格に指示を出し、危険な状況でも冷静さを失わない屈強な喜多見を演じる鈴木さんに「鈴木亮平くんだからこその説得力!!」「鈴木亮平には人を安心させる力がある」などの声が続出。「医療系スーパーヒーロー誕生」といった反応も。またTOKYO MERを潰すために送り込まれた“スパイ”ながら喜多見のピンチを救う音羽。彼を演じる賀来さんにも「ツンデレな賀来賢人すきだよ」「賀来賢人がふざけた顔しない!ただただかっこいい!」「今まで変顔の賀来賢人しか見たことなかったからギャップで悶えてる」といった感想が多数送られている。(笠緒)
2021年07月05日緑黄色社会の新曲「LITMUS」(読み:リトマス)が、7月8日に放送がスタートするテレビ朝日系木曜ドラマ『緊急取調室』の主題歌に決定した。『緊急取調室』は2014年に放送が開始された天海祐希主演の人気シリーズで、今回が第4シーズンとなる。「LITMUS」は同ドラマのために書き下ろされた楽曲で、作詞を小林壱誓(Gt)、作曲を小林壱誓・穴見真吾(Ba)が担当した。また、同曲を表題曲とした自身4枚目となるシングル『LITMUS』が8月25日にリリースされることが決定。シングルには「LITMUS」に加え、映画『都会のトム&ソーヤ』主題歌として書き下ろされた軽快なアップチューン「アーユーレディー」、『SEA BEEZE』CMソングで青春時代のきらめきを切り取った爽快感あふれるポップナンバー「これからのこと、それからのこと」が収録される。さらに初回生産限定盤は、2020年に開催されたワンマンライブ『SINGALONG tour –last piece-』を収めたBlu-rayが付属する。<新譜情報>緑黄色社会4th SINGLE『LITMUS』8月25日(水) リリース予約リンク:●初回⽣産限定盤【CD+Blu-ray】3,545円(税抜)●通常盤【CD】1,091円(税抜)※初回仕様のみメンバー⾃⽩⽂書封入(4種のうち1種ランダム)【CD収録】01. LITMUS02. アーユーレディー03. これからのこと、それからのこと04. LITMUS -Instrumental-05. アーユーレディー -Instrumental-06. これからのこと、それからのこと-Instrumental-【Blu-ray収録】※初回⽣産限定盤のみ『SINGALONG tour 2020 -last piece-』01. SINGALONG02. sabotage03. Mela!04. 想い⼈05. inori06. Shout Baby07. スカーレット08. ⼀歩09. 愛のかたち10. 幸せ11. Brand New World12. あのころ⾒た光13. 冬の朝14. Copy15. LADYBUG16. 始まりの歌17. Alice18. Re19. 夏を⽣きる<番組情報>(c)テレビ朝日テレビ朝日系 木曜ドラマ『緊急取調室』7⽉8⽇(⽊) よる9時よりテレビ朝⽇系にて放送出演:天海祐希 / ⽥中哲司 / 速⽔もこみち / 鈴⽊浩介 / ⼯藤明須加 / 塚地武雅 / 池⽥成志 / でんでん / ⼩⽇向⽂世公式サイト:<配信情報>緑黄色社会「アーユーレディー」7月3日(土) 配信リリース「アーユーレディー」配信ジャケット作詞:小林壱誓作曲:小林壱誓・穴見真吾編曲:横山裕章(agehasprings)・緑黄色社会映画『都会のトム&ソーヤ』主題歌配信リンク:<映画情報>『都会のトム&ソーヤ』(読み:まちのトムソーヤ)2021年7月30日(金) より全国ロードショー(C)2021マチトム製作委員会公式サイト:映画『都会のトム&ソーヤ』予告編■「これからのこと、それからのこと」『SEA BREEZE』CMソング『SEA BREEZE』公式サイト:緑黄色社会『1人の高校生に捧げる、ど青春スペシャルLIVE』by SEA BREEZE<ライブ情報>『リョクシャ化計画2021』(読み:リョクシャカケイカク ニーゼロニーイチ)※終了分は割愛『リョクシャ化計画2021』告知画像<日程>7月4日(日) 東京 東京ガーデンシアター開場 17:00 / 開演 18:007月11日(日) 宮城 仙台銀行ホール イズミティ21 大ホール開場 17:00 / 開演 18:007月16日(金) 北海道 カナモトホール(札幌市民ホール)開場 18:00 / 開演 19:00※5/30(日) 大阪公演は開催見合わせとなりました。<チケット>全席指定 5,500円(税込)■一般発売5月1日(土) 10:00~<リリース情報>「ずっとずっとずっと」『アサヒスーパードライ ザ・クール』CMソング6月4日(金) 配信リリース緑黄色社会「ずっとずっとずっと」配信ジャケット作詞・作曲:長屋晴子編曲:Naoki Itai (MUSIC FOR MUSIC)・緑黄色社会「たとえたとえ」ダウンロード・ストリーミングはこちら: SINGLE『結証』CD・ダウンロード・ストリーミングはこちら:『SINGALONG』CD・ダウンロード・ストリーミングはこちら:関連リンク緑黄色社会 オフィシャルホームページ緑黄色社会 公式Twitterアカウント緑黄色社会 公式Instagramアカウント緑黄色社会 公式LINEアカウント緑黄色社会 公式TikTokアカウント緑黄色社会 オフィシャルYouTubeチャンネル
2021年07月04日GReeeeNの新曲「アカリ」が本日7月4日より放送されるTBS系日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の主題歌に決定。7月26日に配信されることが発表された。『TOKYO MER~走る緊急救命室~』は重大事故、災害、事件の現場へ勇猛果敢に飛び込んでいく救命救急チーム“TOKYO MER”の活躍を描く医療ドラマで、彼らの活躍を医療従事者でもあるGReeeeNが主題歌でドラマチックに演出する。なお、GReeeeNがTBSのドラマ主題歌を担当するのは、大ヒット曲となった「キセキ」を書き下ろした『ROOKIES』以来となる。本楽曲には「人は誰もがヒーローになれる」というGReeeeNのメッセージが込められており、誰もが誰かのためのヒーローになれる、そんな力強くも優しい楽曲となっている。GReeeeNは、7月10日より全国ツアー『ツーナゲール 全繋大作戦 〜何処かに広がる大きな声が〜』を開催する。■GReeeeN コメント今回、この「アカリ」に込めた想いは、“みんな誰もがヒーローになれる”ということ。僕たちが生活している世界は、たくさんの「アカリ」に囲まれています。何か嫌なことがあったかもしれない学校や職場からの帰り道に見える夜景や電灯の包んでくれるような灯り、家族や仲間が待つ家に帰った時についているホッとさせてくれる明かり、テレビやスマホ、パソコンから発せられるありがたい明かり、自然災害が起きてしまった時に、停電や寒さに凍え、危機的な状況の時にも希望の祈りとして照らしてくれるひとすじの灯り。そして、誰かの頑張りで灯されたアカリはあなたを照らし、あなたの頑張りによって輝くアカリもきっと誰かを照らしています。憧れのあの人もヒーローですが、あなたも誰かにとってのヒーローです。ドラマの中でも鈴木亮平さん演じる主人公の喜多見幸太だけでなく、周りの仲間たちそれぞれがお互いを照らし合い、支え合っています。皆さんも同じです。だから、何があっても大丈夫。Everything’s gonna be alright !!■GReeeeN「アカリ」Pre-add / Pre-seveURL:lnk.to/AkariPR<配信情報>GReeeeN「アカリ」7月26日(月) 配信リリース<番組情報>『TOKYO MER~走る緊急救命室~』ポスタービジュアル (C)TBS日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』放送日時:7月4日スタートTBS系 毎週日曜よる9:00~9:54(初回は25分拡大)出演者:鈴木亮平 / 賀来賢人 / 中条あやみ / 要潤 / 菜々緒 / 仲里依紗 / 石田ゆり子<ライブ情報>GReeeeN 2021年ツアー『ツーナゲール 全繋大作戦 ~何処かに広がる大きな声が~』『ツーナゲール 全繋大作戦 ~何処かに広がる大きな声が~』ポスター【日程】7月10日(土) 愛知・日本特殊陶業市民会館 フォレストホール開場 16:00 / 開演 17:007月11日(日) 長野・まつもと市民芸術館 主ホール開場 16:00 / 開演 17:007月15日(木) 東京・TACHIKAWA STAGE GARDEN開場 18:00 / 開演 19:007月18日(日) 北海道・Zepp Sapporo開場 16:00 / 開演 17:007月24日(土) 福岡・Zepp Fukuoka開場 16:00 / 開演 17:007月25日(日) 福岡・福岡市民会館 大ホール開場 16:00 / 開演 17:007月30日(金) 京都・ロームシアター京都 メインホール開場 18:00 / 開演 19:007月31日(土) 滋賀・大津市民会館 大ホール開場 16:00 / 開演 17:008月29日(日) 山梨・山梨YCC県民文化ホール開場 16:00 / 開演 17:008月31日(火) 東京・Zepp Tokyo開場 17:30 / 開演 18:309月4日(土) 神奈川・厚木市文化会館 大ホール開場 16:00 / 開演 17:009月10日(金) 大阪・オリックス劇場開場 18:00 / 開演 19:009月11日(土) 大阪・オリックス劇場開場 14:00 / 開演 15:009月12日(日) 福島・いわき芸術文化交流館アリオス開場 16:00 / 開演 17:009月15日(水) 東京・中野サンプラザホール開場 17:30 / 開演 18:309月16日(木) 東京・中野サンプラザホール開場 17:00 / 開演 18:009月23日(木・祝) 宮城・東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)開場 16:00 / 開演 17:00【チケット料金】(全席指定)前売 VIP席:15,000円(消費税込み / 豪華プレゼント付き ※詳細は後日発表)前売 指定席:9,800円(消費税込み)※Zepp公演はドリンク代別途必要チケット発売中関連リンクGReeeeN 公式サイト: 公式Twitter:
2021年07月04日