TSUTAYAとカルチュア・エンタテインメントが、プロ・アマ問わず映像クリエイターと作品企画を発掘するプログラム「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」。受賞者には5千万円~の総製作費が用意され、4回目を迎える今年も4月5日から募集がスタートした。4月26日には応募者向けの説明会が開催される。このタイミングに合わせ、昨年の受賞者4名をインタビュー。3人目は、2014年に『1/11 じゅういちぶんのいち』(14)で長編商業映画デビューを果たし、有村架純主演の映画『夏美のホタル』(16)では脚本を担当した片岡翔氏に話を聞く。準グランプリを受賞した『ザ・ドールハウス・ファミリー(仮)』は、事故によって体を失った家族が脳科学者の父の手によって人形に生まれ変わる物語。町外れの洋館でひっそりと暮らしていたが、あるきっかけから家族の歯車が狂いはじめる。人形をメインキャストに描かれる本作には、片岡氏のどのような思いが込められているのか。○「ありがちな映画を作ってもしょうがない」TCPで準グランプリを受賞した片岡翔氏――準グランプリ受賞、おめでとうございます。ありがとうございます。まだこれから進めていくという状態なので、ソワソワというか。他の映画の仕事に関わっていると、プロデューサーさんから「おめでとう」と声を掛けていただくこともありました。やっぱり、TCPは業界内で認知されているんだとあらためて感じて、いいチャンスをもらえたと実感しています。――脚本や小説なども執筆されていますが、これからは監督業もさらに忙しくなりそうですね。監督作を2年ぐらい撮れていなくて、脚本や小説などいろいろやらせてもらっていますが、やっぱり映画を撮りたくてはじめたことなのでその機会をいただけてすごくありがたいです。活躍されている監督でもオリジナルはすごく難しいので、しっかりと実現しないと。これまでは進んでいた企画があっても頓挫してしまったり……。進まないまま滞っている企画もあります。――プレゼンでは「チャレンジングな企画。自信がなかった」とおっしゃっていましたね。ちょっと「変だな」と思われても印象に残るぐらいの企画じゃないと。それから、「ありがちな映画を作ってもしょうがない」という思いも、もともとありました。人形を使う作品なので難しいとは思っていましたが、失うものは何もないので。ダメ元での応募でした。○人形への偏ったイメージを変えたい――ご実家が人形店だそうですね。現代作家人形とアンティークドールをあつかっています。展示して販売したり、プロデュース的なこともやったりしています。――物心ついた時から身の回りには人形があふれていた。プレゼンでは、「日本人にとっての人形は怖いイメージがある」とおっしゃっていましたね。幼い頃、祖父の家にある人形は、確かに怖かったです。この作品も怖さを出していく企画ではあるんですけれど、日本の映画は怖がらせるために日本人形を使う作品が多いですよね。あるホラー作品のパッケージに、僕の父の人形の写真が勝手に使われたこともあって(笑)。それで父が怒ったこともありました。「見た目が怖いから怖い作品に使う」という安易な方法ではなく、そこには人間の感情が宿っていて、一見怖く見えても、かわいそうに見えたり、可愛く見えたり。美しくしっかり撮ることによって、今までにない人形の使い方ができるんじゃないかなと思っています。父からは「人形を使うのであれば、美しく撮れ」と言われました。――海外では、人形に対するイメージも変わるんですか?日本人と同じような感覚を持っていると思います。『チャイルド・プレイ』もそうですが、日本との大きな違いは「エンターテイメント化している」という点です。単なるホラー映画ではない作品が多いので、そこは見習わないといけないことだと思います。2次審査の時に「どんな作品?」と聞かれてなかなか答えられなくて、一応、「ティム・バートンの方向性」とは答えたんですが……今までにあまりない作品だと自分でもあらためて感じました。答えられなかったことは反省なんですが、そこがある意味での強みなんだと思います。その分、大変ですよね。「見たことがないもの」を追求しつつ、ちゃんと楽しめるものを目指したいです。――人形店を営んでいるお父さんはどのような反応でしたか?お祝いに焼き鳥をおごってくれました(笑)。この企画自体は何年も温めていたというわけではないんですが、幼い頃からずっとぬいぐるみが好きで。数年前にしゃべるぬいぐるみの小説を書いたりもしました。自分が好きなことを形にしていくことがすごく楽しくて、小説とは全く別の方向でぬいぐるみがしゃべる物語を作れないかと考えていて。小説は心温まる話だったので、それとはまた違うテイストにしようと思ったのが今回でした。兄弟が多いんですが、みんな幼い頃にぬいぐるみを相棒のようにしていて、それを大人になっても大切にしています。命の次に大事なぬいぐるみ。それを小説にして、その延長線上にあるのが今回の企画です。――大切にしていらっしゃるぬいぐるみは、お守りみたいなものですか?お守りというか、生きてはいないけど「家族」みたいな存在です。――誰かのプレゼントですか?父がイギリスに買い付けに行った時にゴミ箱に捨てられていたぬいぐるみだったそうです。だから、くたっとした感じなんですが、幼い頃の写真を見るといつも抱いていました。――貴重な思い出ですね。今作は人形の魅力と共に家族の大切さもテーマになっています。家族は大切ですし、かけがいのない存在であると同時に、家族だからこそ傷つけ合ってしまうこともあると思います。兄弟だからこそ、妬んでしまうとか。そういう負の感情も生み出すのが家族だなと。「家族っていいものだよ」という単純なメッセージではなく、家族だからこそ生まれる感情というものがあって、「それでも家族」というのを描きたいです。○『天空の城ラピュタ』すべてが入っている――みなさんにお聞きしているのですが、仕事をする上で最も影響を受けた映画は何ですか?1本に絞るのはすごく難しいんですが……『天空の城ラピュタ』ですかね。ベタ中のベタですよね(笑)。もう1本挙げるとするならば、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。――グランプリ受賞の針生悠伺さんも『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を挙げていました。そうですか(笑)。針生さんと好みが合うんですよね。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は幼い頃にテレビで観たんですが、大人になってから観ても、映画を学んでから観ても「完璧」なんですよね。『ラピュタ』もそうです。冒険やアクション、恋や悲しみや切なさも……そのすべてが入っています。「完璧」といえる映画がその2本です。原動力とまでは言わないですが、すごく好きな映画です。好きな映画ばっかり、何度も観てしまうんですよね。できるだけ新しい作品に触れないといけないんですが……。本当のところ、ジブリの映画さえあれば生きていけるような気がします(笑)。――話が分かっていても、ついつい観てしまう感覚。不思議ですよね。そうですよね。DVDを持ってるのに、テレビで放送されると観てしまう(笑)。そうやって子どもが観ても、大人が観てもいつまでも楽しめる映画をいつか作りたいですね。今回の企画は当てはまらないですが(笑)。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のことを悪く言う人っていませんよね? 業界内でも出会ったことがありません。そういう映画はなかなかない。他にも名作はいくつもありますが、近年では生まれにくいんじゃないでしょうか。でも、そこを目指さないとダメなんじゃないかなとは思っています。■プロフィール片岡翔1982年北海道札幌市出身。2014年に長編映画『1/11 じゅういちぶんのいち』で商業監督デビュー。そのほか、『たまこちゃんとコックボー』(15)、『バイバイ、ホーホ』(17)など。脚本家として『きいろいゾウ』(13)、『夏美のホタル』(16)などを担当。2016年には、初の小説『さよなら、ムッシュ』を発表した。
2018年04月20日TSUTAYAとカルチュア・エンタテインメントが、プロ・アマ問わず映像クリエイターと作品企画を発掘するプログラム「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」。受賞者には5千万円~の総製作費が用意され、4回目を迎える今年も4月5日から募集がスタートした。4月26日には応募者向けの説明会が開催される。ウエダアツシ氏このタイミングに合わせ、昨年の受賞者4名にインタビューを実施。2人目は、『リュウグウノツカイ』(14)で長編映画デビューを飾り、その後は山本舞香の初主演作『桜ノ雨』(16)、小芝風花主演の『天使のいる図書館』(17)などを撮ってきたウエダアツシ氏だ。ウエダ氏が準グランプリを受賞した『モータープール(仮)』は、横浜に住む小学2年生の新太郎が祖母のいる大阪でひと夏を過ごす物語。祖母が管理する「モータープール(月極駐車場)」で様々な人々と出会う中、両親が離婚することを知る。脚本を仕上げたのは、締め切り2日前。「夏休みの宿題のように泣きそうになりながら」と吐露するウエダ氏は、どこか誇らしげだ。○最後の最後で見えてくる"夏休みの宿題"――昨年末に小芝風花さんを取材したんですが、ウエダさんの受賞をとても喜んでましたよ(映画『天使のいる図書館』で小芝を主演に起用)。一応、報告はしました(笑)、大阪(小芝の出身地)で映画を撮ることになったよって。今のところの脚本には小芝さんぐらいの年齢の役がないのですが、彼女はとても優秀な役者さんなので、また何かの機会にご一緒したいと思っています。――準グランプリ受賞、おめでとうございます。周囲の反応はいかがですか?業界内の方はご存知の方も多いので「おめでとう」と言ってくださるんですが、実際のところ、映画作りとしてはスタート地点というか、まだ何も始まってない段階なので、実感としてはそんなに(笑)。でも監督業はとても不安定な仕事なので、「いずれやる仕事」が1つ決まっているというのは、精神的な安定にはなっています(笑)。――なるほど(笑)。二次審査の課題である脚本は締め切りの2日前に書かれたんですよね?そうです、本当にダメ人間なんですよ(笑)。そもそも応募のきっかけも、第1回TCPで準グランプリ(『ルームロンダリング』)を受賞した梅本(竜矢)が大学時代からの映画仲間なんですが、彼から「オリジナルを映画化できるこんな夢のようなコンテストがあるのに、なぜ出さない!?」とケツを叩かれたからで(笑)。脚本の締め切りが9月頭だったと思うんですけど、他の仕事もあったせいで書けないというか……書かないというか(笑)。結局は、8月末に2日間徹夜して必死に。小学生の夏休みの宿題を8月31日にやるように、泣きそうになりながら書きました(笑)。――頭の片隅には、「取り掛からないと……」という思いも。もちろんそういう思いはあるんですけどね。でも夏休みの宿題ってなぜかギリギリにならないとやらないじゃないですか。たまたま今回は小学生の夏休みの物語だったので、そういうニガい過去を思い出しながら書けたのが良かったのかな……と前向きに捉えています(笑)。――いつも締め切りギリギリタイプですか? その気持ち、すごく分かります(笑)。毎回そうですね脚本でも編集でも前もって作業してたとしても、結局最後の最後で見えてくるものもあるので、いつもだいたいギリギリに……。――でもこうして受賞されました。本当にね。書いてみるもんですねぇ(笑)。あの、ギリギリとは言え、もちろん努力はしたつもりですよ、そこは誤解のないように(笑)。○『探偵!ナイトスクープ』構成作家が協力――作品の題材になった「モータープール」。小さい頃に見ていた看板が発想のポイントになったそうですね。子どもの頃から、身近に「モータープール」がある環境で育ちました。先ほど話にも出た小芝さんとご一緒した『天使のいる図書館』の舞台が奈良で、撮影中に久しぶりに看板を見かけて懐かしくなったんです。そういえば東京で見ないなぁ……と。「モータープール」は東京の人は知らない言葉で、関西人にとっては当たり前の言葉。これをタイトルにすると面白いのかなと思って。タイトルが象徴するような、東京と大阪の文化の違いを映画の中で伝えられたらいいなと。――最終審査でのプレゼン映像は、『月曜から夜ふかし』のような個性的な人が登場する街ロケでした。大阪の方々があそこまで温かいとは、正直驚きました。もちろん小さい頃は新世界で昼間っからお酒を飲んでるおじさんたちは、近寄りがたくて怖かったんですけど(笑)、大人になってから話しかけてみるとすごく気さくな方ばかりで。テレビにもよく取り上げられますし、もはやみんなロケ慣れもしていますから(笑)。――取材を断った人がゼロだったんですよね?そうですそうです。あの5分の映像にはなかなか東京では出会えない見た目もお話も個性的な人がたくさん出てきましたが、実際ロケは2時間半ぐらいしかかかってないんですよ(笑)。『探偵!ナイトスクープ』の構成作家をしている 大学時代の同級生が1人いて、彼に連絡をしてロケを手伝ってもらいましたが、想像していた以上に今でも新世界は個性的な人で溢れていましたし、やっぱり大阪は人と人との距離が近いなぁと改めて思いました。――大阪の魅力以外に伝えたいことはありますか?大阪のことを知らない少年が大阪に来てなじめない中、触れ合いを通じて徐々に印象が変わりはじめる、というようなストーリーを思い描いていますので、「少年の成長」が物語のベースになってくると思います。――役者さんが重要になりますね。なんとなくのイメージキャストを考えながら本づくりはしていたんですけど、まだどのくらいの規模でやる映画なのかも分からないので(笑)。関西人キャストはたくさん出てもらいたいですし、一番重要なのは主人公となる8歳の少年。オーディションも含めてたくさんの子どもたちに会えればと思っています。○映画の入り口は音楽――受賞された皆さんにお聞きしているのですが、仕事上で最も影響を受けた映画はありますか?ハリウッド映画も好きだし、昔の邦画も好きなんですけど……今回の企画で影響を受けた作品を挙げるなら、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の『冬冬の夏休み』(84)です。都会の子が田舎のおじいちゃんの家に遊びに行く話で、僕は毎年夏になると観たくなる映画なんです。国も文化も違う台湾の「少年の夏休み」なんですけど、ものすごく自分の少年時代を思い出させてくれます。そんなにロケーションとしてはきれいでもない川で泳いでいるシーンがあるんですが、「でもまぁ、実際こんなもんだよなぁ」って思えるんです。めちゃくちゃキレイな川で泳ぐ少年時代なんて、なかなか過ごせないじゃないですか? そういう等身大の経験を映画にしてみたいなと思って、今回「モータープール」企画しました。思春期のモヤモヤとか衝動とかを描いた映画も好きです、『台風クラブ』(85)など。 相米慎二監督の作品はどれも好きですね。あと、学生時代はパンク映画が好きでした。石井聰互(岳龍)監督、塚本晋也監督、山本政志監督の映画ばっかり観て、真似事みたいな自主映画を作っていました(笑)。もともと音楽が好きで、自分の好きなバンドのメンバーが出演していたり、曲が使われている映画が、僕にとっての映画の入り口でした。今はいろんな映画が好きですし、自分自身も多ジャンルに挑戦したいと思ってます、すでに今まで撮ってきた映画もバラバラですが(笑)。■プロフィールウエダアツシ1977年生まれ。奈良県出身。2014年、『リュウグウノツカイ』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014オフシアター・コンペティション部門「北海道知事賞」を受賞し、劇場映画デビュー。その後、山本舞香主演『桜ノ雨』(16)、小芝風花主演『天使のいる図書館』(17)、片山萌美主演『TANIZAKI TRIBUTE富美子の足』(18)でメガホンを取った。
2018年04月13日FUDGE and STORE ~TSUTAYA美しが丘店編~ちょっと頑固に、Myスタンダードにこだわって、いつもお洒落することを愛してきたFUDGE。そんな大好きな世界を携えて4/14(土)~5/6(日)まで、FUDGE and STOREがTSUTAYA美しが丘店にお邪魔します。誕生から15年を数えるFUDGEのアーカイブ展示を併設し、FUDGEオリジナルアイテムからFUDGEセレクトのファッション雑貨まで、幅広く展開します。懐かしの創刊号やバックナンバーをめくりながら、FUDGEの愛するお洒落の楽しさをご一緒にシェアできたらうれしいです! FUDGEオリジナル缶バッジミラーをゲットしよう期間中、最新号FUDGE5月号またはFUDGEバックナンバーを購入された方に、缶バッジミラーをプレゼント。15周年限定のアイテムをこの機会にゲットして! お買い物を楽しんで!FUDGEオリジナルアイテムもスタンバイ!15周年を記念してつくったFUDGEオリジナルグッズも販売します。そのほかにもFUDGEのスタイリストがセレクトした素敵な雑貨や古着アイテムをラインアップ。お買い物を楽しんで! 歴代バックナンバーが勢ぞろい!FUDGEのアーカイブライブラリーで読書&記念写真FUDGEが創刊して15年。数あるバックナンバーの中から、編集部が厳選したFUDGEたちがあなたをお出迎え。その時代ごとに違った表情を見せるFUDGEをぜひ手にとってみて。読むだけではなくバックナンバーを背景にフォトジェニックな記念写真も楽しんで! 見つかる!あなたにぴったりの一冊!FUDGEの他にもレディース雑誌が続々登場今年の春はFUDGEの他にも三栄書房から、魅力的なレディース雑誌がたくさん登場します。FUDGEとはまた違うファッション雑誌、ビューティー雑誌をぜひ手に取ってみてください。ONKULvol.9 【4月20日発売】FUDGEからうまれたベーシックマガジン。“あたりまえ”なものにほどこだわりたい。独自の目線から“ベーシック”を追求する、ファッション&ライフスタイルマガジン。Lillou vol.2 【4月20日発売】流行のファッションにほんのり自分らしさ・個性を盛り込んだオリジナリティのあるお洒落を楽しむ20代前半の女性へ、次なるステージに向けた高感度なカジュアルを提案するファッションマガジン。マニッシュ、スポーティ、ガーリー、ヴィンテージシック…と異なるテイストを自由自在にミックスさせながら、今の気分を素直に反映させたフレッシュなスタイルを発信します。kiitos. Vol.8 【発売中】スキンケア、メイク、ヘアはもちろん、健康であることで内側からも美しく。トレンドに左右されずに、自分の心と身体が自然と求めるアイテムやスタイルを提案するHEALTHY & BEAUTY magazineファッションやライフスタイルの要素も織り交ぜ、トータルで自分自身を表現したい女性に向けて、ビューティ、ヘルスに関する情報をお届けします。Organic Beauty BOOK 【4月16日発売】オーガニックコスメセレクトショップ〈 Cosme Kitchen - コスメキッチン - 〉監修のBEAUTY magazineオーガニック&ナチュラルビューティーの魅力に迫るガイドブックです。≪ビューティブックでしか手に入らないオリジナル 2大特別付録 ≫◆ ナチュラルUVプロテクトクリーム◆ トーン ペタル アイシャドウ (6色セット)FUDGE and store ~TSUTAYA美しが丘店編~<期間限定ポップアップストア>期間:2018年4月14日(土)~ 5月6日(日)場所:TSUTAYA美しが丘店〒004-0813北海道札幌市清田区美しが丘3条4丁目1番10号電話::011-886-1111URL:営業時間:08:00~25:00※FUDGE購入特典の缶バッジミラープレゼントは、なくなり次第終了です。
2018年04月13日TSUTAYAとHONEY COFFEEのコラボ「HONEY COFFEE 志免店(ハニーコーヒー)」は、福岡・志免町にあるカフェです。特徴は何と言っても、TSUTAYA直営の大規模ブックストア「TSUTAYA BOOK GARAGE 福岡志免」内にお店があること。3つ入っている飲食店のうちの1軒がこのお店です。木の温もり感じる店内では、おいしいいコーヒーとともに、ゆったりと読書を楽しむことができます。福岡発スペシャルティコーヒーをじっくり堪能挽きたてのコーヒー豆の香りが漂う「HONEY COFFEE 志免店」。福岡ビル店と福岡空港店、サクラの森店(熊本市)と合わせて4店舗あるコラボカフェで、地元で人気の「HONEY COFFEE」が運営しているお店です。ここでは、評価の高い豆で作られるスペシャリティコーヒーがいただけます。店内壁面にデザインされた「Good Local, Good Coffee」のメッセージ。このメッセージには、地域に根付くお店とのコラボレーションを目指すTSUTAYAの新しい取り組みへの思いが込められています。季節を問わず不動の人気は「アフォガード」冬でも夏でも人気の「アフォガード」。濃厚なソフトクリームと香り高いエスプレッソが絶妙にマッチした1杯です。温かいエスプレッソでアイスが溶け、茶と白の織り成していく色合いは芸術的。後味はさっぱりとしているので男性にもおすすめです。このアフォガードに、別売りの「ルルさんのクッキー」を乗せるという裏技もおすすめ。サクサク食感を楽しめる上、フォトジェニックな1杯に早変わりです。購入前の本を持ち込める! 読書と休憩ができるカフェ新品の書籍と雑誌であれば、3冊まで持ち込むことができるこのカフェ。コーヒーを飲みながら、ゆっくりと購入前の本を吟味できます。おいしいコーヒー豆やかわいいカップなどの購入もできるので、プレゼントを選ぶのもおすすめです。サンドイッチなど食事のメニューも揃っています。休日の穏やかな時間をここで過ごしましょう。「長居できる本屋」でホッとしたひとときを「TSUTAYA BOOK GARAGE 福岡志免」の書籍の品揃えは、中古が約40万冊、新品が約15万冊と豊富。新品と中古は並んで陳列されていて、どちらもすぐに探せるのが魅力です。本屋で本を読んで長居してはいけないという常識を吹き飛ばした「長居できる本屋」。読書のお供に、「HONEY COFFEE 志免店」の香り豊かなスペシャルティコーヒーはいかがでしょうか。JR香椎線「須恵中央駅」から南西方向にあるこのお店は、県道68号線にあります。駐車場が完備されているので車のアクセスがおすすめ。「HONEY COFFEE 志免店」で、福岡発のスペシャルティコーヒーを飲みながら、読書を堪能しましょう。スポット情報スポット名:HONEY COFFEE 志免店住所:福岡県糟屋郡志免町田富1-1-1電話番号:092-935-0202
2017年12月24日TSUTAYA・CCC代表取締役社長の増田宗昭氏が16日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われた「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017」の最終審査会に出席し、同コンテストと映画への思いを語った。プロ・アマ問わず映像クリエイターと作品企画を発掘するTSUTAYA主催プログラム。今年で3回目を迎え、最終的に採用された3作品にそれぞれ5,000万円以上の製作費が用意される。今年は268企画の中から7企画に絞り込まれ、ファイナリスト7人のプレゼンテーションを経てグランプリ1作、準グランプリ2作、特別賞1作が選ばれた。受賞作発表後に登壇した増田社長は、「35年前に大阪の枚方でTSUTAYAを始めた時はビデオが700本しかありませんでした」「35年前は映画会社はありましたが、ビデオメーカーはありませんでしたのでアメリカのビデオレンタル店で使われていたVHS700本を買ってはじめた」と回顧。「昨年、(カルチュア・エンタテインメント代表取締役社長)中西(一雄)に聞きましたらTSUTAYAでビデオを借りていただいた方は2億数千万人、貸出しは6億枚を超える」と感慨深げに語る。そして、「映画は人の生き方にすごくインパクトを与えるし、2時間の中に一生のことを詰め込んだような作品だと思います。本も作家の渾身の作品でありますし、音楽もアーティストの渾身の作品」と敬意を表し、「今日はみなさんの本当の渾身の心を感じさせていただいた。僕も元気が出ました」とファイナリスト7人に感謝の言葉も。最後に、「来年も応募いただきたいですし、またみなさんぜひご参加いただいて、日本の世の中が楽しくなるような作品を応援していきたいと思います」と呼び掛け、今年のTCPを締めくくった。なお最終審査の結果は、グランプリが針生悠伺氏(任天堂・スプラトゥーンCMなど)の『2/1イチブンノニ(仮)』、準グランプリはウエダアツシ氏(映画『リュウグウノツカイ』監督・脚本・編集など)の『モータープール(仮)』と片岡翔氏(映画『1/11じゅういちぶんのいち』監督・脚本など)の『ザ・ドールハウス・ファミリー(仮)』、特別賞には土橋章宏氏(映画『超高速!参勤交代』脚本など)の『水上のフライト(仮)』。
2017年11月16日プロ・アマ問わず映像クリエイターと作品企画を発掘するTSUTAYA主催プログラム「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017」の最終審査会が16日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われ、これまでB’zのミュージックビデオや任天堂・スプラトゥーンのCMなどを手掛けてきた映像ディレクター・針生悠伺氏(33)がグランプリとIMAGICA賞をW受賞した。同プログラムは今年で3回目を迎え、最終的に採用された3作品にそれぞれ5,000万円以上の製作費が用意される。今年は4月20日から6月13日までの応募期間で268企画が集まり、7企画が最終審査に。この日、ファイナリストの7人はプレゼンテーションを行い、女優・原田美枝子ら審査員8人が各賞を選定した。今回は協賛社によるIMAGICA賞(副賞:ドローンカメラ)も設けられた。針生氏の受賞作『2/1イチブンノニ(仮)』は、主人公の医師・秀夫が、心臓移植が必要となった息子を救うために、ドナーとして培養された"クローン息子"を育てる物語。子育てを放棄していた秀夫にとって、突然はじまった息子との二人暮らしは悪戦苦闘の日々だったが、本当は愛してはいけないクローン息子への愛情が次第に芽生えてしまう。壇上で「ありがとうございます」と笑顔を見せる針生氏。3年前、今回と同じテーマでショートフィルムを企画し、完成後に子どもが生まれたという。「その時に作ったショートフィルムはちょっと暗くて。もっと命のことを深く考えて愛のあるテーマにしないといけないと思って、自分なりにがんばって磨き上げてきた大事な企画」と経緯を説明し、「子どもは1歳半なんですけど大きくなったら見せられるようにがんばって作りたいと思います」と父親としての抱負も述べた。そのほか、準グランプリはウエダアツシ氏(映画『リュウグウノツカイ』監督・脚本・編集など)の『モータープール(仮)』と片岡翔氏(映画『1/11じゅういちぶんのいち』監督・脚本など)の『ザ・ドールハウス・ファミリー(仮)』、特別賞には土橋章宏氏(映画『超高速!参勤交代』脚本など)の『水上のフライト(仮)』が受賞した。
2017年11月16日「TSUTAYA ベルパルレ国道1号線店」が、新コンセプトショップ「TSUTAYA BOOK GARAGE」として2017年11月1日(水)にリニューアルオープン。日本最大級、中古本を核とした複合施設TSUTAYAが手がける新コンセプトショップ「TSUTAYA BOOK GARAGE」は、外装・内装ともにアメリカ西海岸をイメージした、日本最大級の中古本を核とした複合施設。2016年7月には、1号店として「TSUTAYA BOOK GARAGE福岡志免」がオープンしており、本店は全国で2号店目となる。新古30万冊の書籍販売&従来のレンタルサービス店舗は、地域最大級の品揃えとなる、中古本約25万冊・新刊本約5万冊の約30万冊を取り扱う本館と、従来のDVD・CD・COMICのレンタル売場を持つレンタル館で構成。本館には、本以外にもDVD・CDの販売、GAMEの販売、リサイクル(販売・買取)に加え、BOOK&カフェとして、大阪の本町と日本橋に店舗を構える「おおきにコーヒー」を併設。1杯92円というリーズナブルなコーヒーを楽しみながら、ゆっくりと本を読んでくつろげる空間となっている。店舗情報TSUTAYA BOOK GARAGE 枚方ベルパルレグランドオープン日:2017年11月1日(水)住所:大阪府枚方市宮之阪4-28-12営業時間:9:30~25:30駐車台数:140台売場面積:約1,800㎡座席数:約80席(店内、テラス席合計)
2017年11月04日池袋のパルコミュージアムは、円谷プロダクション特撮番組「ウルトラセブン」と70人の人気クリエイターがコラボレーションした展覧会「70 CREATORS’ SEVEN」を2017年10月19日(木)から11月5日(日)まで開催する。「ウルトラセブン」放送開始50年を記念して行われる今回の展示では、70人の人気クリエイターが各々の「ウルトラセブン」への思いをオマージュ作品で表現。平面から立体、映像など多様な表現方法で作品を制作している。田名網敬一は、カラフルなイラストで「ウルトラセブン」の世界を描き、ポップなアート作品に仕上げている。サイケデリックなフォントで書いた歴代の怪獣達の名前が「ウルトラセブン」を囲う、ポスター風の作品は伊藤桂司が手掛けたものだ。また、片桐仁や天野喜孝、みうらじゅん、しりあがり寿など豪華なクリエイター陣の様々な作品が集結する。会場では、展覧会と連動した書籍『70 CREATORS’ SEVEN』が先行販売される他、クリエイター作品とコラボレーションした限定グッズも販売される。【詳細】ウルトラセブン放送開始50年特別企画展「70 CREATORS’ SEVEN」日時:2017年10月19日(木)~11月5日(日) 10:00~21:00(入場は閉場30分前まで※最終日は18:00閉場)会場:パルコミュージアム(池袋パルコ本館7F)住所:東京都豊島区南池袋1-28-2入場料:一般500円/学生400円/小学生以下無料■参加クリエイター朝倉世界一、姉川たく、天野喜孝、荒井良二、石黒亜矢子、伊藤桂司、今井トゥーンズ、上田三根子、牛木匡憲、瓜生太郎、エンライトメント、岡村優太、小田隆、開田裕治、影山徹、片桐仁、上條淳士、河村康輔、北沢夕芸、木村タカヒロ、倉科昌高、くるはらきみ、げみ、サイトウユウスケ、逆柱いみり、佐藤ブライアン勝彦、七戸優、澁谷忠臣、ジュン・オソン、しりあがり寿、スージー甘金、スカイエマ、須川まきこ、五月女ケイ子、高橋キンタロー、タカヤマトシアキ、田名網敬一、谷口広樹、谷田一郎、中村哲也、中谷日出、薙野たかひろ、西川伸司、秦直也、早川モトヒロ、早瀬マサト、羽山淳一、東泉一郎、ヒグチユウコ、福田利之、牧かほり、まるやまあさみ、みうらじゅん、水沢そら、水野健一郎、ミック・イタヤ、村上裕二、本秀康、矢吹申彦、山田雨月、やまだたかひろ、横井孝二、横田守、横山裕一、米澤稔&兵藤聡司、HAMADARAKA、IC4DESIGN、KYOTARO、RUKKIT、tupera tupera■関連グッズ例書籍『70 CREATORS’ SEVEN』価格:3,700円+税監修:高橋キンタロー発行:玄光社仕様:A4ワイド判・上製/160ページ
2017年10月06日「六本松蔦屋書店」は、六本松が福岡で最も住みたい街となるように、「GOODLOCAL」がスローガン。旅、食、子育て、音楽、ファッション、アートの6ジャンルに関する本、音楽と映画を取り揃えています。是非遊びに行ってみたいですね。「文化の地産地消」を目指す九州の新たな旗艦店店内では、地元出身者を中心とした、各分野に精通するコンシェルジュによるお客様への上質なライフスタイル提案が行われます。また、店内にある6つのイベントスペースにて、福岡出身のアーティストやクリエイターなどによるライブ、トークイベント、ワークショップやアート展示も開催。“文化の地産地消”を目指しているとのことです。六本松 蔦屋書店の特長この店舗には、以下の様な特徴があります。まさに新スタイルの書店です。1)朝7時からオープンスムージーや朝ヨガですっきり気持ちのよい1日のはじまり7時のオープンと同時に野菜ソムリエが提案する旬の大地の恵みを混ぜ合わせた「スープ」と「スムージー」が楽しめます。また、店内スペースにて、「朝ヨガ」を実施。曜日や日により、様々なジャンルのインストラクターが待っています。2)ココロもカラダも健やかに福岡といえば食の街。日々の食と暮らしに彩りを与え、日常のちょっとした贅沢に出会える空間を提案しています。薬院で「B・B・BPOTTERS」を運営するWEEKSが「六本松蔦屋書店」のためにセレクトした、雑貨コーナー「COOKTOOL&BOOK」では毎日の「食」の暮らしを豊かにする雑貨が選べます。3)大人とこどもが一緒に成長できる体験型キッズエリア大人にも懐かしさや新たな発見がある児童書の品揃えと、遊び心ある仕掛けで、「大人とこどもが一緒に成長」を実現。世界の知育ボードゲーム20種類がプレイでき、毎週土日の午後には体験会も実施されます。4)人生の参考書となる映画・音楽に出会える「毎日がレコード市」を謳い、有名レコード店と提携したコーナーを展開。DJブースやカスタムされたスピーカーの圧倒的音質で音楽の楽しみ方を提案しています。5)「MYSTANDARD」が見つかる究極のセレクトショップ大名で自身のお店を約10年運営した経験を持つファッションコンシェルジュ吉嗣直恭によるセレクトショップ「吉嗣商店」。日々を上質にするワンランク上のモノ・コトを提案。6)福岡のクリエイターが集う空間誰もが表現者として感性を磨ける空間、誰もが気軽にアートを感じる空間として展示場があります。7)旅する快感に目覚める世界120カ国を旅したコンシェルジュ森卓也が、お客さんをを世界旅行へご案内。次の旅の目的地探しから、生涯に一度は訪れてみたい旅先のご相談まで、次の旅の目的地探しを手伝ってくれます。8)多岐にわたるイベントを行う6つのイベントスペース店内には6つのイベントスペースを設置。ライブやトークイベント、ワークショップ、アート展示等、“文化の地産地消”の拠点です。テナント一覧・「BUYMESTAND」(サンドウィッチ)/営業時間8:00-23:00アパレルブランド「SONOFTHECHEESE(サノバチーズ)」のディレクター山本カイトが手掛けるホットサンドウィッチ専門店。焼き立てでボリューム満点、全メニューにチーズが入っているのが特徴。・「MaazelMaazel」(スムージー&スープ)/営業時間7:00-20:00無添加・砂糖、氷不使用で酵素摂れる「生こうじ」入り。濃厚で種類豊富なスムージーを楽しんで。・「cot’ejardin」(ドライフラワー)/営業時間10:00-20:00贈り物や日常に。「cot’ejardin」は、暮らしにドライフラワーを提案したい、ドライフラワー専門店です。・「CORNERSHOP」(文房具・雑貨)/営業時間10:00-22:00「ステーショナリーキオスク」をコンセプトに毎日を楽しくするアイテムや必需品をぎゅっと詰め込んでいます。六本松 蔦屋書店概要面積:売場坪数700坪営業時間:朝7:00~23:00不定休(営業時間は店舗により異なります)所在地:福岡県福岡市中央区六本松4-2-1電話番号:092-731-7760公式HP
2017年09月29日女優の鈴木京香(48)が、TSUTAYAが主催する映画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2016」(以下TCP)の最終審査員に抜てきされたことが23日、発表された。審査員は鈴木のほか、昨年に引き続き映画プロデューサーの阿部秀司氏、久保田修氏らも務める。TCPは今年で2回目を迎えるプロ・アマ向けのコンテスト。TSUTAYAがクリエイターの発掘から製作、レンタル、販売、配信までを総合的に支援する。今年6月公開の『嫌な女』で監督デビューを飾ったばかりの女優・黒木瞳(55)が、昨年の最終審査員を務めた。鈴木は「心躍る機会をいただきました」と意気込み十分。「女優として出演したいと思うもの、そして映画ファンとして観てみたい作品との出会いを楽しみにしております」と応募作品に早くも期待を寄せている。最終審査に残った応募者は、鈴木らの前でプレゼンテーションを行う予定だ。今年集まった企画は374。TSUTAYAのスタッフによる1次審査を経て、2次審査に進む作品がすでに決まっているという。今後は映画化に向けたシナリオ作成、映像業界で活躍するプロデューサー陣との面談などが10月上旬の2次審査で行われ、11月10日に東京・恵比寿ガーデンホールで最終審査会が開催される。
2016年08月23日7人組アイドルグループの東京CuteCuteが、「TSUTAYAで会えるアイドル」として、8月11日から関東近県のTSUTAYAでCD発売イベントを行うことが、このほど明らかになった。同グループは、3組のユニット「WenDee」「BABY☆STAR」「アモレカリーナ」からメンバーが集結し、2015年8月に初お披露目。振り付けはプロデューサーでもあるPaniCrewのYOHEYが担当し、楽曲には井手コウジら有名作家が参加するなど、一流クリエイターのサポートのもとで活動している。現在、TOKYO MXのアイドル育成シミュレーション番組『シンデレラアカデミー』(毎週火曜25:40~26:10)に出演中の東京CuteCute。CD・限定生写真7,000枚の手売り完売でCDデビューできる企画が同番組でスタートし、アイドルとファンのつながりに力を入れているTSUTAYAがこのタイミングに合わせてバックアップする。イベントは8月11日から、関東近県のTSUTAYAでミニライブと握手会が行われる予定(詳細は決定次第、同グループの公式ホームページにて順次告知)。また、8月から9月の毎週水曜日(20:00~21:00)には、TSUTAYA三軒茶屋店でレギュラーイベントが開催される(8月10日のみ11日に振り替え)。
2016年08月05日TSUTAYAが主催し、プロ・アマ問わず映画の企画を募るコンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」(以下TCP)で、2年連続の審査員を務める阿部秀司氏。制作プロダクション・ROBOTを設立し、独立後もプロデューサーとして、『RAILWAYS』シリーズ、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、『永遠の0』、『STAND BY ME ドラえもん』、『寄生獣』など数多くのヒット作を手がけてきた阿部氏は、今の映画界をどのように見つめているのか。「漫画原作」「テレビ映画」などの素朴な疑問から話は広がっていった。別記事は2016年7月15日に掲載(『ALWAYS』『寄生獣』を生んだ"説得力"とは? 名プロデューサーが、これからの映画人に期待するもの)。○マンガ原作ブームから思うこと――最近は、漫画を原作とした映画がたくさん作られるようになりました。本当に多くなりましたね。早く、このブーム去らないかなぁと密かに思っています(笑)。いや、そういうものもあっていいんですが、やはりそれだけではダメだと思うんです。例えて言うなら、「あるヒットをきっかけに柳の下を見に行ったら、たくさんのどじょうがいた」。そんな状況ですよね。ところが、売れた原作がそのまま映画のヒットにつながるかと言われれば、そうでもない。その点、少女漫画は安定しているので、小中高生向けの作品が増えることになるわけです。現時点ではそのマーケットがすごく盛り上がっています。一見良いことのようにも思えますが、大人を映画館からどんどん遠ざけることにならないでしょうか?私がTCP含めて「大人が楽しむエンターテイメント」を求めているのは、そういう理由です。映画館に行く大人が減るのか、子供のものになっていくのか。映画館も「店」ですから、そこに置いてあるものに魅力がなければ、当然行かなくなりますよね。――オリジナル作品を増やしていくためには、何が必要なのでしょうか。まず、ビジネス的に考えると、配給会社の見込みが立ちにくい。オリジナル作品をやってみても結局は役者次第ということになって、その人気に偏っていく。監督の名前でも客は呼べますが、それはごく一部。多くの人を動かすまでの力はありません。(映画監督の)山崎(貴)の第1作『ジュブナイル』(00年)、第2作『リターナー』(02年)は完全オリジナル。第3作の『ALWAYS』は漫画原作になりますが、最近の流れの作品とはちょっとテイストが違う。最近はより手堅く、安全なビジネスにシフトしていっているわけで、それをオリジナルに求めることは不可能です。ここで必要となってくるのは、「負け試合の覚悟」。うまくいけば10億の興行収入、5~6億ぐらいを及第点とする。また、製作費を逆算することも大切です。10億を見込むのであれば2~2.5億、6億ぐらいであれば1~1.5億。ただ、そうやってビジネス面を追求していくと、結果的にバジェットの小さい単館向けの作品が増えていきます。やっぱり、エンターテイメントは「大バジェット」でありたいですよね。○とんでもない"踊る"記録」――昨年の興行収入ランキングで、アニメ映画を除くと、1位は『HERO』。この「テレビ映画」の火付け役になったのが『踊る大捜査線』とも言われていますが、この「テレビ映画」というジャンルについては、現状をどのように受け止めていらっしゃいますか。視聴率が最低でも15~16%のドラマを映画化するような流れだったのが、最近ではそのラインをクリアすることも難しくなってきました。原作が売れているかどうかの話と同じですが、やっぱりここでも「見込み」がないと映画化には踏み切れないわけです。『踊る大捜査線』を映画化すると聞いた当時、私は懐疑的でした(制作プロダクションはROBOT)。でも、「仕事だからやろう」みたいな感じで。半信半疑だったんですが、完成した映画を観たら……これが面白かったんですよね。結果的にはそれが100億円超えの大ヒットへとつながります。これでみんなおかしくなってしまった(笑)。テレビドラマにここまでの可能性があったとは、誰も気づいてなかった。そんな時代でした。シリーズ2作目となる『レインボーブリッジを封鎖せよ!』は173.5 億円。これは日本実写映画の歴代興行収入で1位の記録です。これはもうね……驚いた(笑)。2作目は1作目より落ちると思っていたので、よくて60~70億ぐらいだと。きっと、これからも抜かれることのないとんでもない記録だと思います。――ヒットはある程度見込めるとしても、最終的に観客がどのような反応を示すかは全く分からないんですね。本当にこれは分からない。『永遠の0』は、『男たちの大和/YAMATO』(05年)を超えることをベンチマークにしていました。額でいえば、だいたい50億あたり。結果的に87.6億円の大ヒットでした。大雪の日が2日もあったんですよ。あれさえなければ90億円は超えてたと思います(笑)。結果論としてそんなことは言えますが、ここまでのヒットは想定外。公開したのが12月21日。公開2日間で5.5億ぐらいの初動でしたが、お正月が特にすごかった。時期的なことも良い影響につながったんでしょうね。――私もプライベートで観に行きましたが、館内はすごい混雑でした。あの盛り上がりはいいものですね。そうなんですよ。あれを経験してしまうと、もう1度なんとかならないかと思ってしまいます。『永遠の0』に続いて、2014年8月に公開された『STAND BY ME ドラえもん』。これも83.8億円のヒットでした。こうして振り返ってみると、本当にすごいことだと感じますね。まるで他人事みたいですが(笑)。○60歳で独立してから――ROBOTから独立して6年が経ちました。振り返ってみていかがですか。山崎と一緒に歩いてきた6年。今は『海賊とよばれた男』(2016年12月10日公開)、あといくつか動いています。ROBOTにいる頃は、まず現場に行くことができませんでした。映画の打ち合わせばかりで、会議会議の連続(笑)。もともとは私はクリエイティブ畑で、社長になりたかったわけではないんです。客観的な視点からROBOTという会社を作っていきましたが、25年である程度完成されてしまった。当時60歳になる頃だったので、この先自分がやることではないなと思ったんです。私は数字だけを重視するのではなくて「やってみないと分からない」という思いで映画とかかわってきました。だからこそ、今のROBOTがあると思う。数字のことだけを心配していたら、良い映画なんて作れません。「CMでうまくいってるのに、なぜ映画なんかやるんですか」みたいなことは当時の社員からも聞こえてきました。映画というものは、それほど分からない、計算ができない領域だったんですが、「やってみないと分からない」の精神で推し進めてきて、ある程度会社のブランド力もついたんだと思います。そういう意味では、独立してからは本当に映画と向き合うことができました。毎日毎日、多くのことを考えてきた6年間だったなと思います。――幸せな?半分は(笑)。100%幸せな人はきっといないと思います。やっぱり、半分は苦しい思いもしていますから。■プロフィール阿部秀司1949年8月7日東京都生まれ。1974年3月、慶応義塾大学法学部を卒業し、同年4月に広告代理店・第一企画(現アサツーディ・ケイ)に入社。コピーライター、CMプロデューサーなどを経て、1986年6月に独立してROBOTを立ち上げた。1994年、岩井俊二監督の『Love Letter』から映画事業に参入。本広克行、落合正幸、森淳一、羽住英一郎、小泉徳宏らの映画デビュー作を世に送り出した。ROBOTを退職後は2010年7月に阿部秀司事務所を設立。2015年、『STAND BY ME ドラえもん』(14年)の功績が認められ、映画製作者に贈られる映画賞・第34回藤本賞を受賞した。
2016年07月20日●製作費を「5,000万円以上」に増額した狙いTSUTAYAが主催し、プロ・アマ問わず映画の企画を募るコンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」(以下TCP)が今年も行われる。第1回となる昨年は474作品の企画が集まり、グランプリ・準グランプリ計3作の映像化が決まった。作家・北方謙三が、『週刊新潮』の連載で「よくぞ映画のためにひと肌脱いでくれた」「百倍の賛辞を捧げたい」と絶賛したTCP。他の映画コンテストとの大きな違いは、受賞作にはそれぞれ「最低5,000万円の製作費(※2016年度から)」が保証されること。つまり、選び抜いた作品は責任をもって観客まで届けるという"気概"が、他と一線を画している。このコンテストの発案者が、株式会社TSUTAYA取締役・根本浩史氏。2014年、東京国際映画祭のトークイベントに招かれ、邦画界で悲鳴を上げる作り手たちを目の当たりにする。「映画を作りたい」と願う才能の芽をいかにして救えばいいのか。そこには、宅配レンタルサービス「TSUTAYA DISCAS」を立ち上げた根本氏ならではの、「やりたくてもできない人々」に向ける"優しい眼差し"があった。企画の締め切りとなる6月13日を目前に控え、根本氏のエンターテイメント愛に触れた。○TCP誕生のきっかけはクリエイターの"叫び"――今年で第2回を迎えるTCP。前回は474作品が集まりました。1回目は何も分かりませんでした。果たして、どれだけ集まるんだろうと(笑)。テクノロジーが発達して誰でも手軽に映像が撮れるようになったので、「映画を作りたい」と思っている人は増えているはず。そんな仮説はありましたが……2カ月募集して、1カ月半は全然来ない(笑)。大丈夫か? 世間に伝わっているのか? と不安だらけでしたが、締め切り3日前に一気に集まりました。みなさん、やっぱりクリエイター。ぎりぎりまで時間を掛けて、少しでも良いものにしたいんですね。意外だったのは、思った以上にプロが多かったこと。助監督、CMクリエイター、ゴールデンタイムのテレビ番組のつくり手など、映像業界の第一線で活躍している方がたくさんいらっしゃいました。映画監督になることをずっと目指している人もいれば、それに近いところで働きながら映画への思いを抱いたまま働いている人もいる。前回を通して、映画を作りたい人がそれだけいるということを実感できました。――最終審査のプレゼン用の映像を作るために、数百万円の身銭を切った方もいたと聞きました。すごい熱意ですね。ものすごい人間がたくさん動いています。「すでに映画は完成しているんですか?」と思ってしまうほどのクオリティーの予告編でした。作品を温め続けて来た方が多く、周辺では応募者に共感して「お前のためなら」と協力してくれる人もいたそうです。――人生が懸かった474作品から、3作品の映像化が決まりました。それだけ絞るのは至難の業だと思いますが、「良い作品」「求める作品」の基準とは?本当に大変なことです。映画プロデューサーに審査に入っていただいて、一次審査にはTSUTAYAの編成を担当しているスタッフが100人参加しています。映画界の"川上"にいるプロデューサーさんから、店舗でお客様に映画を届けている"川下"のスタッフまで、全員総出で選んだという点において「TSUTAYAらしい」審査だったと思います。もう1つ。クリエイターを表彰するプログラムはほかにもありますが、「それで終わり」がほとんど。われわれは「製作面でバックアップし、プロモーションした上で、お客様に評価してもらうまで」を一貫して行うプログラム。映画に携わる人とみんなで作り上げたいという思いがありました。以前は映像化となると、パッケージにして店舗に並べなければならなかったのでそれなりのコストがかかりました。時代は変わり、われわれのTSUTAYA DISCASでネットを使って宅配したり、TSUTAYA TVだとデジタル作品をローコストでお届けすることができる。これまでは採算が見込めるものしか対応できなかったものも、環境自体がクリエイティブ方面に変化していることによって実現可能になったのです。――なぜそれが昨年だったのでしょうか。2014年の第27回「東京国際映画祭」のトークイベントで、スピーカーとして呼んでいただたことがありました。「映画が完成したものの」という少しさびしいテーマで(笑)。観客は、「作品を完成させても、それをどこに出せばいいのか分からない」という悩みを抱えた作り手の方々でした。劇場で公開できる作品は限りがあり、大作ばかりなのでハードルが高い。そういう議論の中で、「ネットから発信して、お客さまに評価していただいた上で広めていく作品があってもいいのでは」みたいなことを話しました。最後に質問コーナーが用意されていたのですが、あっという間の1時間半。皆さん、映画に対する思いや情熱はすごいんですが、マーケティングが苦手だったり、資金をなかなか集められなかったりすることが壁となっている方がたくさんいらっしゃいました。自分の作品をDVDに焼いて、ミニシアター系の劇場を回って売り込んでいる方もいて、時には映画館のカウンターにホコリをかぶったDVDが積み上がっていたこともあったそうです。すごくもったいないと思いませんか?その中に ひょっとしたら、映画『セッション』のように、ショートムービーから商業映画化されたような、すばらしい作品が眠っているかもしれない。ただ、最後にある方からこんなことを言われました。「だったら、僕はどうしたらいいんですか?」「僕の作品をTSUTAYAに置いてもらうためには何をすればいいんですか?」。確かに、当時その"道"はなかった。誰でもオリジナル映画を販売できるサービス「TSUTAYA TV INDEPENDENT FILM PROGRAM」は、そういったきっかけもあって生まれたものです。これは作品として形になったものの受け皿ですが、形にすらなっていないものを見つけ出すためにこのTCPを企画しました。――最終審査がプレゼンテーションというのも、映画コンテストでは珍しいですよね。映画に携わっている方はあまりプレゼンテーションをする機会がないと聞いていたので、少しだけ心配だったんですが、みなさんうまい上に、熱量がすごいのでかなり引き込まれました。見ていて楽しかったですし、「TSUTAYAがこれをやるべきだった」と実際に開催してみて再認識しました。――製作費として支援する「5,000万円」。かなり高額ですが、この金額にはどのような意味が?映画は数百万円で面白いものができることもあるし、数億円かけてその逆もある。適正な額かどうかは企画によっても変わりますので一概には言えませんが、TSUTAYAの店頭に並べたり、TSUTAYA TVで配信したりしてお客さまからお金をいただくので、ある程度のクオリティーは求めていました。その"目安"となるのが、5,000万円でした。――映像化が決まった3作品は、どれも映像として観てみたいと思う物語でした。これから撮影に入るそうですが、楽しみですね。そうですね。500近い作品はどれもいいものばかりで。今年は、締め切り間際じゃなくて、できれば満遍なく送ってほしいです(笑)。それから、昨年の製作費は「5,000万円まで」でしたが、今年は「5,000万円から」。――攻めましたね。10億の企画が来たらどうしましょう……(笑)。――可能性ありますよ(笑)。『スター・ウォーズ』のような作品(笑)? 前回送っていただいた作品を見て、やはり「ドラマ」系が多かった。金額に縛られず、自由な発想の企画が増えればと思い、下限を5,000万円とさせていただきました。――作家の北方謙三さんが、『週刊新潮』の連載でTCPを絶賛されていました。やはり反響はありましたか。そうですね。これで作品が完成し、お客様に観ていただいてビジネスとして成立したら、「新しい映画の作り方になる」というご意見は多くの方からいただきました。それから、プレゼンテーションという審査形式を褒めてくださる方もいました。映画化は密室で決まる。そんなイメージありませんか? 漫画の実写化、続編もの。現在のマーケットで回収が見込めるものとなると、そういうところに寄っていってしまう。だからこそ、純粋に「面白いもの」という基準で選び、みんなで作っていくことに意義がある。これを気に「自分も作ってみよう」というクリエイターが一人でも増えればと思います。●映画監督を諦めた過去、DISCAS誕生秘話○刻々と変化する映像業界の今――今の映像業界に対して、何か思うことはありますか?これからはさまざまな形態の作品が増えていくと思います。インターネットができたことでYouTuberといわれる人々が現れた。昔だとクリエイターになれなかった人が、今は簡単にクリエイターになることができます。劇場の回転を考えて映画は1時間半が主流とされていて、ドラマはCMを抜くと40~50分でそれが十数話分。これが映像作品のフォーマットでした。それが今ではYouTubeのほかにもタテ型動画まで登場し、1話15分の海外ドラマが増えたようにデジタルに合わせてコンテンツも変化しています。映像においては、いろいろなコンテンツがこれからも必ず生まれてきますので、映像作りにおけるチャンスは広がり続けると思います。――最近は動画配信サービスも熾烈ですね。TSUTAYAならではの強みがあれば、お聞かせください。TSUTAYAを30年やってきて、当初お店が少なかった時からすべての商品をコンピューターで管理していました。この「単品管理」は、たとえば10枚仕入れたDVDのうち何枚レンタルされたのかがすぐに本部で分かるようなシステムです。わざわざ店舗に足を運んで目的の商品がない場合が一番の機会損失。だから、商品が不足している店にはすぐに補充します。これは目利きのプロがやるわけでもなく、データをもとに動くわけですから誰でもできること。各店舗の品揃えの判断基準にもなります。何事もすべてはデータからです。このほかに映像作品の製作に関わり、版権にも出資する。ニーズを見ながら、廃盤になった作品も復刻させてきました。そういった映像に関するあらゆるデータが30年分蓄積されているので、それを駆使しながらいろいろな提案をさせてもらっているというのがTSUTAYAです。アメリカの大手レンタル店「ブロックバスター」はそれをやってこなかったのが、倒産してしまった原因の1つだと思います。その点、われわれはライフスタイルの提案。映画はデータを使ってマーケティングをし、本や音楽もそろえてお客さまに話していただくためにカフェをやる。データを基盤とし、サードプレイスを提供するのがTSUTAYAの特色だと思います。これからもいろいろなコンテンツが必ず出てくる。だからこそ、スマホを持ったらスマホで観たい、雨が降ったら家で観られるようにしたい。そういったニーズには全部答えていくべきだと思います。映像配信サービスのTSUTAYA TVや宅配レンタルのTSUTAYA DISCASはそのためのもの。今はサービスの過渡期なので、配信で好調のところでもまだまだ新作は少ない。大阪と埼玉の2カ所にあるTSUTAYA DISCAS配送センターには、日本で発売された音楽、映像素材がすべてそろえてあります。アーカイブにストックされていく、国会図書館のようなものだと思います。○宅配サービス誕生秘話――TSUTAYA DISCASがスタートしたのは2002年10月。根本さんが立ち上げに参加されています。店舗経営全盛の時代に、なぜ宅配レンタルをしようと思ったのですか?お店に来られる方の属性を見ていると、35歳ぐらいから少しずつ減っていくのが分かりました。レンタルは店に行って借り、返さないといけない。忙しいビジネスマンの中には、行けない人もいるのではないかと。通勤の導線に店がある人はいいんですけど、郊外になると行けない。たとえば、入院してしまった人も借りることはできません。お子さんが小さくて自由に出られない方もいます。そういう方々に向けてインターネットを使って宅配し、さらにレンタル期限もなくしてしまおうと。だからこそ、品揃えは"国会図書館並"であることが大切だったんです。実際にはじめてみると30~40代を中心に会員が増えていきました。――社内で反発はありませんでしたか? 来店人数が減るので、そういったことを危惧する声もあったのではないかと。確かにありました。やっぱり、新しいことはじめる時はみんな分からないから不安。もちろん、やろうとする時に仮説はありますが、実際のところどうなるのかは誰にも分からない。ところが、スタートしてデータを見てみると、店舗に来ている方の多くがTSUTAYA DISCASに入ったわけではなくて、今までご利用になられていない方が大半でした。それだけ店に来たくても来られない方が潜在的にいたということです。また、店舗に置かれていない商品を取り寄せる役目も果たすので、宅配レンタルは脅威ではなく、「武器」としてお客様により良いサービスを提供することができる。これはイノベーションのジレンマで、どのような業態でも新しいことをやろうとすると、必ずこういったことが生じます。途中でやめることもできるわけですから、まずはやる。そして動向をきちんとチェックし、理解することが大事なんだと思います。○根本氏の映画愛とTSUTAYAとの出会い――なるほど。あえて聞いてみたい質問があるのですが。好きな映画は何ですか? 人生に影響を与えた作品はありませんか。そういう質問、久しぶりです(笑)。一番最初に観てハマったのが、小学校5年生の時に観た『E.T.』でした。劇場に3回くらい行ったなぁ。あの頃の、"王道アメリカ映画"が結構好きなんです。スケールの大きさをスクリーンを通して感じ、以来、日曜洋画劇場などテレビでも映画を観るようになりました。そんな映画好きが周りに3人ぐらいいて、クリント・イーストウッドやスティーブ・マックイーンの話で盛り上がって。『ダーティーハリー』は15回ぐらい観ました(笑)。小学校のころ、ビデオデッキは裕福な家庭にしかなくて、レンタルビデオ店の入会金も数千円だったと思います。中学生ぐらいの時には普及しはじめて、家にビデオデッキが来た時は感動しましたね。好きな時間に、家で映画を観ることができる。テレビだと途中で寝てしまうこともあったので(笑)、レンタルビデオの普及は本当に感動しました。――そこから現在まで映画熱が続いているんですか?大学生の時に一度、映画監督になろうとしたことがありました(笑)。8ミリを回してみたんですが、2日ぐらいで「絶対向いてない」と確信。才能がないのはもちろんなんですが……たとえばビジネスに関する話だと1つずつ話せば周りも分かってくれる。でも、映画の魅力は完成した映像の中にあるものだから、話してみたところで周囲を引っ張っていくことはなかなかできない。自分のイメージを作るために多くの人を動かすことがどれだけ大変なことか。そのためには特殊な能力とか、映画への情熱とか何か抜きん出ているものがないとできないと思いました。だから、8ミリを折りました(笑)。――映画監督を諦めて、次は何をやろうと思ったんですか?京都木屋町出身で、好物はお酒。バイトをして終わったら朝までお酒を飲んで、貯めたお金で世界を放浪するバックパッカーでした。そんな生活だったので、仕事をするなら愛着のあるもの……旅行、酒、映画、この3つの業界に絞ってみましたが、どれもピンと来ないというか決め手に欠けていて。そんな日々の中、CCCというワケの分からない会社の説明会に行って(笑)、増田宗昭(現CCC代表取締役社長兼CEO)という人物の言葉を聞いて「ここに入ろう」と決めました。「レンタルだけをやる会社ではなく、企画会社であって、ライフスタイルの提案をする会社」という説明を受け、他社では聞けない方向性でした。なんか、CCCの宣伝みたいになってますね(笑)。今では珍しくないベンチャー企業ですが、当時は「なんだこの会社!」と衝撃を受けたのを覚えています。――2日で映画監督を諦めた根本さんが、まさかTCPを企画する立場になるとは(笑)。不思議ですね。私としては役割分担と考えています。だからこそ、クリエーターの方々が熱い思いでスピーチされているのを見ると期待すると同時に、責任も感じます。そして、その方々がうまくいくことによって、これからの若い層の刺激にもなる。これからも動画の需要は伸びて行くと思いますが、そこにはやはり良質なコンテンツが必要不可欠です。人の心を引きつける物語に才能豊かなキャストを当てる。そこを追求していくと映画は間違いなく進化しますし、これこそTSUTAYAがやる意義があるのだと思います。――根本"監督"として、TCPでリベンジしてみては?超優秀なスタッフを集めて……あっ……超優秀で優しいスタッフを集めることができたら(笑)。「お前は何も分かってない!」って言われるとすごくヘコんでしまうタイプなので(笑)。優しく褒めながら協力してくれるスタッフがいたら、考えたいと思います。■プロフィール根本浩史(TSUTAYA取締役)1996年4月カルチュア・コンビニエンス・クラブ入社、2006年10月ツタヤ・ディスカス取締役、2008年10月ツタヤオンライン執行役員、2012年4月 カルチュア・コンビニエンス・クラブ執行役員、2016年4月より現職。
2016年06月06日TSUTAYAは、「週刊少年マガジン」(講談社刊)にて2006年から掲載がスタートし、コミック総発行部数2,000万部を越える高校野球漫画で、寺嶋裕二氏原作によるTVアニメ『ダイヤのA -SECOND SEASON-』とコラボレーションをしたTカード、「Tカード(ダイヤのA デザイン)」を2016年2月1日(月)よりTSUTAYA店頭にて発行する。また、「Tカード(ダイヤのA デザイン)」の発行日と同日の2月1日(月)より、TSUTAYA BOOKS主要各店にて、『ダイヤのA』がデザインされた雑貨の先行発売や、当該店舗で取り扱いの本を含む『ダイヤのA』関連商品を2点以上購入するとオリジナル特典ステッカーが先着でプレゼントされるキャンペーンも実施される。さらに、「Tカード(ダイヤのA デザイン)」を持つT会員向け限定特典として、2016年2月1日(月)~2017年1月31日(火)の期間、「Tカード(ダイヤのA デザイン)」に貯めたポイントと交換できるオリジナルグッズや、キャストのサイン入り青道高校オーセンティックユニフォーム(ミズノ)が抽選で当る特典なども用意される。コラボグッズなどそのほか詳細は「Tカード(ダイヤのA デザイン)」サービス公式サイトをチェックしてほしい。(C)寺嶋裕二・講談社/「ダイヤのA-SS-」製作委員会・テレビ東京
2016年01月13日TSUTAYAは12月28日、独自のデータベースを集計分析した2015年の本の年間ランキングを発表した。上位TOP5については男女比率と平均年齢なども調査している。書籍総合ランキングで1位になったのは、第153回芥川賞を受賞した又吉直樹氏による『火花』(文藝春秋/2015年3月発売)。以下は下記のとおり。BOOK部 ユニットリーダー 安本朋幸氏は「2015年は『置かれた場所で咲きなさい』、『一〇三歳になってわかったこと』、『家族という病』といった、新たな生き方や家族の在り方を考える本の人気が高まりました。近年の“持たない”“シンプルライフ”などのキーワードが書籍のランキングにも反映されています。また、TSUTAYAでは女性へのライフスタイル提案として、料理、美容、エッセイといったジャンルをハッピースタイルランキングとして提案しています。中でも、『フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~』は、発売当初からランクインし、年間でも第3位なりました。キャラクター関連書籍では2015年は「妖怪ウォッチ」が席巻、2016年は「ポケットモンスター」が20周年を迎え大きな盛り上がりが期待されます」と総評している。
2015年12月29日TSUTAYAは、武内直子氏原作によるアニメ『美少女戦士セーラームーンCrystal』とコラボレーションをした「Tカード(美少女戦士セーラームーンCrystal デザイン)」を2015年12月21日(月)よりTSUTAYA店頭にて発行する。20周年プロジェクトを展開中の『美少女戦士セーラームーン』は、大人の女性にも喜ばれる商品開発や大手デパートでの期間限定ショップ、さらにテレビCMでは大人になった実写版セーラームーンの登場など、ますますの賑わいをみせ、幅広い年代に愛され続けている作品。今回のTカードは、そんな人々の心の中にいるキャラクターたちと重ね合わせられるようにセーラー戦士をシルエットでデザインしたものとなっている。さらに来年には、アニメ『美少女戦士セーラームーンCrystal』第3期<デス・バスターズ編>デザインのクレジット機能付Tカードの発行も予定されているという。また、TSUTAYAでANIME関連の雑貨を扱うサテライトショップでは、2015年12月1日(火)より、今回のフェアのために描き下ろした、セーラー戦士の絵画風イラストがデザインされた雑貨など「美少女戦士セーラームーンCrystal×TSUTAYA BOOKS コラボアイテム」の販売が行われているので、こちらもチェックしておきたい(一部TSUTAYA限定商品となる)。「Tカード(美少女戦士セーラームーンCrystal デザイン)」の発行は、2015年12月21日(月)。申し込み方法や特典などの詳細はサービス公式サイトやTSUTAYA店頭にて確認してほしい。(C) 武内直子・PNP・講談社・東映アニメーション
2015年12月07日ファミリーマートとTSUTAYAはこのほど、両社の一体型店舗の出店など新業態の展開に向けて包括提携契約を締結し、同契約に基づく第1号店を11月27日7:00にTSUTAYA創業の地である大阪府枚方市にオープンする。両社が締結した包括契約は双方の事業基盤の強化を目的とし、経営資源・ノウハウ・ブランドを相互に有効活用した新たな業態開発に向けたもの。これにより今後3年間で100店の展開を目標に、TSUTAYA直営店およびフランチャイズチェーン加盟企業が運営する全国のTSUTAYA店舗に、ファミリーマートとの一体型店舗の展開に向けた体制を構築していく。今回の包括提携における第1号店として開店する「ファミリーマートTSUTAYA 長尾店」は、既に営業をしている「TSUTAYA 長尾店」を改装し、映像・音楽の販売、レンタルや書籍・雑誌の販売を行うTSUTAYAエリアと、コンビニエンスストアエリアを一体化させた店舗。双方のエリアには間仕切りがないため自由に店内を行き来ができ、レジカウンターも併設されている。ファミリーマートスペースには通常の中食商品や挽きたてコーヒー「FAMIMA CAFE」をはじめ、アイスや菓子などの品ぞろえを充実させることでよりTSUTAYA店舗との親和性を高め、休憩等に利用できるイートインスペース(6席)を設置する。また、TSUTAYAスペースでは取り扱いアイテムや在庫数はそのままに、ファミリーマート店舗との一体型の売り場を実現し、営業時間を24時間に拡大する。なお、両社が共通して導入しているTポイントも使用できる。
2015年11月25日TSUTAYAは、2012年より「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載され、コミックス累計1,400万部を突破した古舘春一氏原作の次世代王道スポーツ漫画『ハイキュー!!』とコラボレーション。TVアニメ『ハイキュー!! セカンドシーズン』の放送を記念した「Tカード (ハイキュー!! デザイン)」を2015年10月30日(金)よりTSUTAYA店頭にて発行する。2015年10月3日よりセカンドシーズンの放送が開始するTVアニメ『ハイキュー!!』だが、今回発行される『ハイキュー!!』デザインのTカードは、名シーンを背景に烏野高校排球部9名がデザイン。Tカード(ハイキュー!! デザイン)所有のT会員限定でスペシャルな特典も用意される。さらに、TSUTAYAの一部店舗およびTSUTAYAオンラインショッピングでは、2015年11月1日(日)より、『ハイキュー!!』関連の文具、服飾雑貨、ストラップなどを販売する『ハイキュー!! TSUTAYA フェア』も開催(一部数量限定先行発売商品あり)。フェア開催中に対象商品2点以上を購入すると、先着で「オリジナルステッカー」がプレゼントされる。そのほか詳細は、「Tカード (ハイキュー!! デザイン)」サービス公式サイトをチェックしてほしい。
2015年09月28日ソフトバンク、すかいらーく、TSUTAYA、ファミリーマート、Tポイント・ジャパンはこのたび、顧客の利便性とサービス向上を目的に連携を図り、さまざまなシーンでお得にTポイントを貯めることができるようにしたと発表した。○日本全国14,000店以上でお得にTポイントを貯めることができるソフトバンク携帯電話を利用の顧客が、ファミリーレストラン「ガスト」や、書籍、DVD・CDなどのレンタルや販売のエンタテインメントストア「TSUTAYA」を利用した場合、10月9日より3倍のTポイントを付与するという。これにより8月4日から同様に3倍のTポイントを付与しているコンビニエンスストアの「ファミリーマート」に加えて、日本全国14,000店以上でお得にTポイントを貯めることができるようになるとしている。ソフトバンク携帯電話を利用の顧客が、ファミリーマート、ガスト、TSUTAYAで会計時にTカード(ソフトバンク取扱店やMy SoftBankでTカード番号の事前登録が必要)を提示することで、通常の3倍のTポイントが貯まるという。また、ソフトバンクカードで支払いの場合は、通常付与されるTポイントに対して4倍のTポイント、さらに同カードでオプションサービス「おまかせチャージ」契約の場合は5倍のTポイントが貯まるとしている。Tポイントは2003年のサービス開始以降、さまざまな業界のトップ企業との提携により、利用できる店舗数を増やしてきた。現在、会員数5,477万人、提携企業数125社、提携店舗数43万店舗となり、日本最大級の共通ポイントへと成長してきたという(7月末時点)。ソフトバンク、すかいらーく、TSUTAYA、ファミリーマート、Tポイント・ジャパンは、今後も各社連携による新たな取り組みを実施し、街のさまざまな生活接点でお得に利用できる、日本で最も顧客価値の高い共通ポイントサービスを提供していくとしている。
2015年09月10日ソフトバンクは7日、Tポイントを3倍付与する対象店舗に、ファミリーレストランのガスト、DVD・CDレンタル・書籍販売のTSUTAYAを10月9日より加えると発表した。ソフトバンクでは8月4日より、全国のファミリーマートで、ソフトバンク取扱店やMy SoftBnakで事前登録を済ませたTカードを会計時に提示することで、通常の3倍のTポイントを付与する取り組みを開始。10月9日からはファミリーマートに加え、ガスト、TSUTAYAもTポイント3倍付与の対象店舗となる。また、ソフトバンクカードでの支払いの場合は通常付与の4倍のTポイントが付与され、同カードでオプションサービスの「おまかせチャージ」契約の場合は5倍のポイントが付与される。なお、ガストのうち、ステーキガスト、Sガスト、宅配は対象外となる。
2015年09月07日TSUTAYAは7日、『進撃の巨人』をデザインした「Tカード(進撃の巨人デザイン)」の発行を開始した。併せて「Tカード(進撃の巨人デザイン)」を購入したT会員に初回特典を用意するエントリー受付も開始した。○「調査兵団お掃除セット」などのプレミアム特典を用意同カードは、2011年に第35回講談社漫画賞の少年部門を受賞し、コミック全世界累計5,000万部を突破している漫画『進撃の巨人』の劇場版『進撃の巨人 後編 ~自由の翼~』公開記念として、TSUTAYAで販売されるオリジナルグッズの描き下ろしイラストをデザインしたもの。購入したT会員は、貯まったTポイントで交換できる特典として、「調査兵団お掃除セット」、「調査兵団支給のじゃがいも 10kg相当」、各キャラクターがデザインされた「ブックカバー」や「カードケース」などのオリジナル特典に応募することができる。また、『進撃の巨人』のTVアニメや劇場版DVDのレンタル、コミックや関連書籍などの購入で、TSUTAYA限定のデジタル特典がもらえるキャンペーンも実施する。「Tカード(進撃の巨人デザイン)」の発行手数料は500円(税抜)。店頭受付期間は2015年10月31日、Web受付期間は2016年7月31日まで。なお、Webでの発行は発送料300円(税抜)が必要となる。
2015年08月07日ドワンゴおよびニワンゴは5日、両社が運営する動画サービス「niconico」とTSUTAYAの一部店舗が連携し、人気の歌い手や同人サークルなどによる「同人CD」の店頭レンタルを開始したと発表した。今回、同人CDのレンタルが解禁されたのは、SHIBUYA TSUTAYA、新宿TSUTAYA、TSUTAYA三軒茶屋店、TSUTAYAあべの橋店、TSUTAYA三宮店、TSUTAYA天神駅前福岡ビル店の計6店舗。まずは96banana、M.S.S Project、まふまふなど、niconicoで人気を集めているクリエイターらによる全100タイトル以上を取り揃え、順次ラインナップを拡大していくという。同社によると、これまで同人CDを手に入れるためには「THE VOC@LOiD M@STER(ボーマス)」や「コミックマーケット」などの同人即売イベントをはじめ、ネット通信販売、一部の量販店での店頭販売などを利用するしかなく、メインユーザーである小中高生などの若年層にとっては、気軽に作品を購入しづらい状況にあったという。今回のレンタル解禁を手始めに、同社は今後もより気軽に同人CDを楽しめる環境を作っていきたいとしている。なお「ニコニコ生放送」では、今回の取り組みを記念して、M.S.S Project、コゲ犬、黒田亜津、ダルビッシュPなど、今回レンタルが解禁された作品のクリエイターが出演する特別番組を放送。生中継は6月4日に行われたが、番組の模様はニコニコに開設されている「TSUTAYAチャンネル」にて視聴可能となっている。○CDレンタルが開始されたクリエイターATOLS / buzzG / dezzy(一億円P) / Diarays / Dios/シグナルP / EasyPop /koyori(電ポルP) / M.S.S Project / n-buna / otetsu / PolyphonicBranch /The Egoistic Garden / Tinkle-POP / TOKOTOKO(西沢さんP) / U-ske / Wonder-K /yksb feat.MiLO×31STYLE / yukkedoluce / アゴアニキ / 色白 / 鬱P / 傘音 /きくお / 黒田亜津 / 黒魔(じたばたP) / 触媒ファントムガール / すこっぷ /デスおはぎ / なぎ / ナナホシ管弦楽団 / ねこぼーろ / 猫虫 / ねじ式 / はりーP /ひとしずく×やま△ / ぽてんしゃる0 / 綿飴(季節P) / 96バナナ(96猫) / AISU & SHOOSE /cleanero / vip店長 / 赤ティン / あやぽんず* / 石敢當 / コゲ犬 / シャノ×40mP /蛇足 / はしやん / まふまふ
2015年06月05日カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は19日、店頭で対象商品を購入またはレンタルすると”デジタル特典”を無料でダウンロードできるサービス「TSUTAYAデジタル特典」を開始する。「TSUTAYAデジタル特典」は、全国のTSUTAYA対象店舗でTカードを提示し対象の書籍・CD・DVD・GAME・キャラクターグッズ等を購入またはレンタルすると、自動的に対象商品に関連する書籍や付録の”デジタル特典”が無料でダウンロードされるサービス。3月19日に販売されるアイドルカルチャー誌「OVERTURENo.002」(徳間書店)をTSUTAYA店頭で購入すると、本誌未収録写真の電子版(デジタル特典)がもれなくBookLive!で閲覧できる。また、対象書籍を購入すると自動的に電子版がダウンロードされる「Airbook」では、3月14日より対象誌を27誌57タイトル追加拡大する。雑誌に加え、ムック写真集「全国ツアー公式追っかけブックAKB48パパラッツィvol.3<完結編>」(主婦と生活社)や「るるぶ」(JTBパブリッシング)なども新たに対象となる。
2015年03月13日●業務提携ではなく「結婚」格安スマホのフリービットとTSUTAYAでおなじみのカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)は19日、戦略的資本・業務提携したと発表し、都内で記者説明会を開催した。これによりCCCのブランド・顧客基盤とフリービットのスマホ事業を活かした、新たなスマートフォンサービスを提供していきたいという。また、説明会ではCCCの新業態も発表された。○フリービットの事業とCCCの販売・マーケティング力を活用記者説明会ではまず、フリービットの代表取締役会長の石田宏樹氏が登壇し、今回の戦略的資本・業務提携を「結婚」と評しつつ枠組みについて説明。今回の提携で、CCCはフリービットのコンシューマ向けスマートフォンキャリア事業である「freebit mobile」を採用するという。一方、フリービット本体はCCCから出資を受け、フリービットはCCCモバイルに対してフランチャイズプログラムのマスターライセンスを譲渡する。今回の提携に先駆け、CCCとフリービットは2014年11月3日から21日まで、北海道・函館市の函館蔦屋書店でスマートフォン販売の実験を行った。5坪というスペースで知名度ゼロという状況にもかかわらず、日に日にお客さんが口コミで増えて30日換算で172台販売が新規で販売されたという。石田会長は実験の結果を振り返り、「フリービットの資本力では限界があるマーケティングや販売といった方面やブランドとしての展開も、提携することで非常に分かりやすい形で行うことができる」とコメントした。●「フリービットモバイル」から「トーンモバイル」に○フリービットモバイルが「トーンモバイル」に商号変更提携において、freebit mobile事業はフリービットから連結子会社であるフリービットモバイルが引き継ぐが、3月1日付けで社名を「トーンモバイル」に変更し、CCCおよびCCCモバイルを割当先とする第三者割当増資を実施するという。トーンモバイルの取締役会長にはCCCの代表取締役社長兼CEOである増田宗昭氏が、代表取締役社長には石田氏が就任する予定だ。トーンモバイルでは、freebit mobileと、CCCグループの「TSUTAYA」、「Tカード」、エンターテインメントコンテンツなどを垂直統合した事業を展開。CCCモバイルがfreebit mobileの販売代理店を開拓し、フリービットはトーンモバイルへネットワークと端末の調達をはじめとするバックエンドを提供する形になる。○家電販売店「蔦屋家電」を二子玉川にオープン説明会では、フリービットの石田会長に続いてCCCの増田宗昭社長が登壇。CCCが本を提供することでライフスタイルを提案してきたと説明しつつ、「石田さんとやろうとしているのは“手のひらTSUTAYA”です。手のひらにライフスタイルを提案できるプラットフォームができるんじゃないか、そう直感的に思った」と今回の提携について語った。また増田社長は今後のCCCの展開として、家電の小売販売のプラットフォーム「蔦屋家電」を発表した。その一号店として、二子玉川ライズに4月下旬にオープン予定の商業施設「二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケット」内に出店するという。増田社長によると、蔦屋家電は「世界に例をみない生活提案型の家電屋さん」とのこと。2,170坪という広い面積の売場に本と家電をシームレスに売り場をつなげ、ワクワクして家電を見に行くことができる場を目指しているという。説明の中で増田社長は、「僕らが目指しているのは"家電美術館"、"家電博物館"。こういうことをやる時に核になるのがスマートフォンだな、と。僕たちがやってきたCDレンタルでも音楽の行き先は今やスマホだから」、と家電小売におけるスマートフォンの重要性についてコメントした。●ライフスタイルを変える鍵がスマートフォン○MVNO・MVNE事業、家電小売……CCCのこれからとは?また説明会の中で増田社長は、「情報だけではなく、モノよってライフスタイルを変えることができる、というのがスマートフォンにあるのではないかと。単にスマートフォンだけではなく、スマートフォン周辺のデジタルテクノロジーの変化、あるいはビッグデータの活用等々考えた時に、僕らが作ってきた知的資本や顧客基盤、加盟企業のネットワーク、いろいろなデータベース、そういうものが活きるのでは……と直感で感じていた時に石田さんと出会ってフリービットの計画を知り、だったら一緒にやりましょうということになりました」と語っている。電子書籍やビッグデータなど様々なデジタルビジネスに参入しているCCCだが、今回のフリービットとの提携で新たにMVNO・MVNE事業の基盤を持つことになる。加えて、同時に増田社長から発表された蔦屋家電。スマートフォン販売と家電小売という本以外のフィールドにおいて、新たにプラットフォームを持つことになったCCCの今後の展開が気になるところだ。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月19日ソフトバンクモバイルは21日、同社が提供する割引サービス「家族の学割」に加入する25歳以下のユーザーを対象に、TSUTAYAのCDレンタルを実質半額にするなど2つの特典を追加した。「家族の学割」は、25歳以下のユーザーとその家族が、対象のスマートフォン/携帯電話の購入を伴う新規契約(MNPによる乗り換えを含む)をすると毎月の通信料金が540円割引されるキャンペーンだ。今回新たに追加された特典は、25歳以下のユーザーを対象とした「TSUTAYA CDレンタル実質半額」と「Tポイント付与率3倍」の2つ。「TSUTAYA CDレンタル実質半額」は、TSUTAYAでのCDレンタル利用料金(毎月月末締め)の半額分をTポイントで翌月末までに付与する特典。適用期間は、「家族の学割」加入月を含め最大4カ月間となっている。「Tポイント付与率3倍」は、ソフトバンク携帯電話の利用料金に応じて貯まる「Tポイント」の付与率を3倍にする特典。適用期間は「家族の学割」加入の翌請求分から3カ月間で、適用期間中に特典として加算されたポイントは、加入付きを含む6カ月目に一括付与される。これら2つの特典が適用されるには、携帯電話番号とTカードの番号登録の手続きすることと、登録されたTカードを使用することが条件となる。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月22日音楽・映像ソフトなどのレンタル・販売を行う「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社は、紙や電子にとらわれない新たな読書体験を実現する「Airbook」を2014年12月1日よりスタートさせると発表しました。この「Airbook」とは、全国のTSUTAYA対象店舗で、Tカードを提示し書籍を購入することで、購入書籍の電子版がダウンロードでき、無料で楽しめるサービス。なお、電子版は2014年6月30日にパートナーシップを結んだ株式会社BookLiveの電子書籍サイトより提供されるとのこと。気になる対象書籍は、「MEN’S NON-NO」、「東洋経済」、「オレンジページ」、「週刊サッカーダイジェスト」、「るるぶ」など、幅広いジャンルの中から集められた53の雑誌。なお、今後も対象誌を拡充させるとともに、雑誌以外の書籍への拡大も検討されているようです。近い将来には、自宅でゆっくり読みたい時は紙の感触を確かめながら行い、電車・バス等での移動時は電子書籍で身軽に読むというような読書スタイルが定番化されるかもしれません。サービスを利用するには、初回のみ「Yahoo! JAPAN ID(Tカード番号登録)」と「BookLive!会員」の登録および連携が必要となり、電子版は1アカウントでPC、スマホ、電子書籍対応端末など5つまでのデバイスで利用可能。一部端末では利用できない作品もあるようです。対応端末は以下の通り。・PCWindows:Vista / 7 / 8 / 8.1、ブラウザビューアMac:ブラウザビューア(ブラウザビューアはInternet Explorer 10以上、Mozilla FireFox 26.0以上、Google Chrome 32以上、Safari 6.1.1以上に対応)・スマートフォン/タブレットiOS 5.0以上、Android OS 2.2以上、ブラウザビューア(端末標準ブラウザ推奨)・電子書籍専用端末BookLive!Reader Lideo対象雑誌や本サービスの対象店舗については、TSUTAYAサイトにて確認ください。■ 記事提供:gooスマホ部3万件ものスマホやアプリ、タブレット等Q&Aをストック。あなたのお困りごとにスマホ部員が回答します!!
2014年11月30日ファミリーマートとワンダーコーポレーションは27日、茨城県ひたちなか市に、コンビニとエンタテインメント専門店の一体型店舗「ファミリーマートTSUTAYA那珂湊店」をオープンした。○ファミマとTSUTAYAが一体化同店は、両社が事業基盤の強化を目的とし、経営資源や経営ノウハウを相互に有効活用した新たなビジネスモデルの構築に向けて締結した包括契約の一環となるもの。「WonderGOO」「TSUTAYA」などとの一体型店舗の展開をはじめ、ワンダーコーポレーションが展開する店舗敷地内へのファミリーマート店舗の共同出店、グループ企業を通じた新たなエンタテインメント事業の創出などを共同で実施していくという。第1号店となる同店は、ワンダーコーポレーションが展開するブランドである「TSUTAYA」ブランドで出店。音楽ソフト・映像ソフトのレンタルおよび書籍や雑誌の販売を行うTSUTAYAエリアと、コンビニエンスストアエリアを一体化させた店舗となる。双方のエリアには間仕切りがなく、来店客は自由に店内を行き来できるとともに、カウンタータイプとテーブルタイプのイートインコーナーを設置する。場所は茨城県ひたちなか市田中後20-6。24時間営業。駐車場計60台。開店は27日10時。※情報は掲載時のもの
2014年11月28日(画像はプレスリリースより)「目もとエステ」と「頭皮エステ」が発売前に試せる!パナソニック株式会社は、レンタルDVD店「TSUTAYA」とのコラボレーションで、2014年9月1日発売予定の美容製品「頭皮エステ(サロンタッチタイプ) EH-HE96」と「目もとエステ(リフレタイプ) EH-SW30」を一足先に無料でレンタルする。「Panasonic Beauty 頭皮エステ&目もとエステ 新製品モニター 『おうちで“リフレッシュ”キャンペーン』」のキャンペーンをこのたび実施するの店舗は、東京都港区の「TSUTAYA赤坂店」と大阪府大阪市中央区の「TSUTAYA EBISUBASHI」の2店舗で実施する。レンタルを実施するTSUTAYA 2店舗の詳細[東京]TSUTAYA赤坂店東京都港区赤坂5-3-1赤坂BizタワーB1F営業時間 10:00~23:00[大阪]TSUTAYA EBISUBASHI大阪府大阪市中央区道頓堀 1-8-19営業時間 8:00~4:00対象者:18歳以上かつ貸し出し条件に同意できる人※レンタルはお一人様1商品、1回限り。2014年8月1日(金)よりそれぞれのTSUTAYA店舗でレンタルの受付を開始。両店舗とも各商品250台の限定レンタル。(プレスリリースより引用)『おうちで“リフレッシュ”キャンペーン』7泊8日無料レンタル一日中働き続けるビジネスマンが多い、東京と大阪のTSUTAYA2店舗で「頭皮エステ(サロンタッチタイプ) EH-HE96」と、「目もとエステ(リフレタイプ) EH-SW30」を7泊8日間無料でレンタルする。発売前の2014年8月1日(金)から2014年8月31日(日)までの期間限定でキャンペーンを実施する。リフレッシュ体験した人は、特設サイトへのレビュー投稿をレンタル終了後にすれば、その中から「BESTレビュー賞」に選ばれた人には、JTB旅行券10万円分をプレゼントされるという、うれしい特典もある。なお、近くに対象店舗が無い場合、パナソニックの会員組織「CLUB Panasonic」で、同商品を抽選で1,000人に無料でレンタルするキャンペーンも同時に実施する。参加条件等、詳細は下記特設サイトを参照していただきたい。【参考】・パナソニック株式会社プレスリリース/PR TIMES・「Panasonic Beauty 頭皮エステ&目もとエステ 新製品モニター『おうちで“リフレッシュ”キャンペーン』」特設サイト
2014年08月04日ファッションのユニクロと本のTSUTAYAがコラボしたライフスタイル提案型ストア『STETECO & RELACO “VIRTUAL TRAVEL” BOOK STORE』が、ゴールデンウィーク期間中の5月8日まで、SHIBUYA TSUTAYA 6Fで開催中だ。このストアは、ユニクロが展開する新リラクシングパンツ『STETECO& RERACO』を履いて、本を片手に連休を楽しむライフスタイルを提案することがテーマ。まずは、『STETECO&RERACO』のコンセプトからご紹介。■STETECO(ステテコ)古くから日本で親しまれて来たステテコを現代風のポップカルチャーと融合した、従来のハーフパンツとは一線を画すアイテム。2011年に試験販売を開始し、2012年には80柄以上のバリエーションを揃えて本格展開。吸汗性・速乾性・通気性に優れているので、ルームウェアはもちろん、カジュアルボトムスとしても活用できると大好評。丈は従来のステテコと同じひざ下。■RERACO(リラコ)2013年デビュー、ステテコに発想を得た女性向けのリラクシングパンツ。昨年STETECOを購入する女性が増えたことを受け、女性らしいシルエット・色・柄を考慮してデザインされている。丈はロングとハーフの2パターン。ご近所までのちょっとしたおでかけ着(ワンマイルウェア)にもおすすめ。現在、約250色柄の豊富なバリエーションを持つ『STETECO&RERACO』と、本のコラボはとても意外な組み合わせのように思えるが、SHIBUYA TSUTAYA店長・吉田孝広さんから発信された斬新なアイディアが元になっているよう。SHIBUYA TSUTAYA 6Fではこれまでにも色々なイベントを企画しているが、ファッションブランドとのコラボは初めて。なぜ今回の展開が発案されたのかを探ってみると…。「一番最初にユニクロさんとお話したのが去年の11月。新しい取り組みに挑戦し続ける企業さんというイメージがあり、新しい売り場を展開するにあたってご一緒できたらおもしろいなと思ったんです。カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社という企業として、というより、イチ店長としてユニクロさんの広報さんをご紹介いただきました」(渋谷店店長・吉田孝広さん)「私たちはステテコをTシャツ感覚で楽しんでもらいたいと思っていて。ゴールデンウィークを境にラインナップもさらに増えるので、若い人が多く集う渋谷で展開させていただき、多くの方に『STETECO&RERACO』を知ってもらえたらと思ってコラボレーションさせていただくことにしました」(株式会社ユニクロ グローバルコミュニケーション部 伊藤なつきさん)『STETECO & RELACO “VIRTUAL TRAVEL” BOOK STORE』開催中の店内では、ステテコを履いたスタッフがお出迎え。フロアには、『STETECO&RERACO』とTSUTAYAスタッフが厳選した連休の過ごし方の手引書として厳選した150種の『本』との組み合わせによる、10タイプの休日の過ごし方を提案。1.カメラを片手に街中を散策「マイトラベルプラン」2.家の中で旅行気分を満喫「イエナカトラベルプラン」3.料理を習得、ピクニックへ「ピクニック弁当プラン」4.3連休で映画を10本!「巣ごもリラックスプラン」5.音楽とエンタメに没頭しよう「おひとリラックスプラン」6.掃除と衣替えで心の洗濯!「心機一転プラン」7.アートと絵本で感性をUP!「カルチャー合宿プラン」8.気になるマンガを3日で読破「マンガ全巻大人買いプラン」9.夏のトレンドを先取りGET!「バーチャルショッピングプラン」10.溜まった仕事を3日で整理「ノマドワーキングプラン」自分に合ったスタイルを見つけて、連休中の過ごし方の参考にしてみては?・ユニクロ『STETECO & RELACO』 公式サイト 【店舗概要】店名:STETECO & RELACO “VIRTUAL TRAVEL” BOOK STORE期間:4月25日(木)~5月8日(水)場所:SHIBUYA TSUTAYA 6F開催場所:東京都渋谷区宇田川町21-6 Qフロントビル 6F営業時間:朝10:00~深夜2:00
2013年05月02日日本国内に1,472店舗展開する「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下CCC)は、「TSUTAYA」の台湾第1号店「TSUTAYA亞藝影音民権店(ツタヤ ヤイ インイン ミンチュアンティエン)」を12月27日にオープンした。今回の台湾への出店は、CCCと台湾・CMCグループ(中環集団)が6月25日に締結した国際的なエンタテインメント事業に関する戦略的資本・業務提携の一環で行うもの。CMCグループ傘下の台湾最大規模を誇るレンタル・チェーン店、「亞藝影音(ヤイ インイン)」が「TSUTAYA」に加盟。同社が台北市内に運営する「亞藝影音」の民権店を、台湾の「TSUTAYA」の1号店としてリニューアルした。このほどオープンする台湾1号店は、品ぞろえや作品提案のノウハウ、店舗内の質感、そして日本式のクオリティーの高い接客を取り入れる。これはTSUTAYAが日本で培ってきたデータベースマーケティングに基づくという。また、TSUTAYAの特長である「商品の品ぞろえ」については ”台湾にない商品はない”をかなえるべく、従来の1.5倍となる2万タイトル、3万2,000枚の品ぞろえを実現する。CCCはTSUTAYA店舗の展開だけではなく、カルチュア・パブリッシャーズレーベルにて映画配給やDVD発売など、コンテンツ調達から流通までを一貫したエンタテインメント事業を展開している。今後CCCとCMCグループは、アジア最大級のエンタテイメントチェーン「TSUTAYA」を背景に、コンテンツ調達分野で相互の連携を行っていく、としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月28日